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06月09日-03号
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  1. 瀬戸内市議会 2009-06-09
    06月09日-03号


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    平成21年 6月第2回定例会平成21年第2回定例会               瀬戸内市議会会議録            平成21年 6月 9日(火曜日)            ───────────────            出 席 議 員 ( 22 名 )     1番  厚  東  晃  央      2番  河    裕  志     3番  竹  原     幹      4番  森  下  博  志     5番  平  原  順  二      6番  島  津  幸  枝     7番  原  野  健  一      8番  茂  成  敏  男     9番  松    和  生     10番  小 野 田     光    11番  田  中  伸  五     12番  石  原  芳  高    13番  馬  場  政  敎     14番  小  谷  和  志    15番  堤     幸  彦     16番  廣  田     均    17番  日  下  敏  久     18番  室  崎  陸  海    19番  久 保 木     彰     20番  木  下  哲  夫    21番  中  村  勝  行     22番  柴  田     巧            ~~~~~~~~~~~~~~~            欠 席 議 員 ( 0 名 )            ~~~~~~~~~~~~~~~              説明のために出席した者   市長職務代理者副市長          教育長     日 下  弘 海           日 下  英 男   総務部長    佐 藤  伸 一    企画財政部長  盛    恒 一   市民生活部長  高 原  家 直    保健福祉部長  岡 崎  文 明   産業建設部長  福 間  和 明    上下水道部長  野 口  好 仁   病院事業管理者 谷 崎  眞 行    病院事業部長  景 山  忠 幸   教育次長    福 池  敏 和    消防長     柴 田  佳 明   会計管理者   森 川  誠 一    代表監査委員  山 口  俊 範   選挙管理委員会委員長          選挙管理委員会事務局長           竹 内    満            坪 井  裕一郎            ~~~~~~~~~~~~~~~            事 務 局 職 員 出 席 者   局長      山   正 顕    次長      松 尾  雅 行   主任      宮 谷  卓 志            ~~~~~~~~~~~~~~~            議 事 日 程 (第 3 号) 平成21年6月9日午前9時30分開議1 市長の退職の同意について2 一般質問            ~~~~~~~~~~~~~~~            本日の会議に付した事件日程1から日程2まで質問通告事項(発言順序1番~7番)            ~~~~~~~~~~~~~~~            午前9時30分 開議 ○議長(松本和生議員) 皆さんおはようございます。 ただいまの出席議員は22名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 議事の進行上、ここで暫時休憩いたします。            午前9時30分 休憩            午前9時35分 再開 ○議長(松本和生議員) 再開いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程1 市長の退職の同意について ○議長(松本和生議員) 日程1、市長の退職の同意についてを議題といたします。 お諮りいたします。 ただいまお手元に配付しております文書のとおり、昨日、島村俊一市長から6月8日付で早期に退職したい旨の申し出がありました。その申出書を職員に朗読させます。 局長。 ◎議会事務局長(山本正顕君) それでは、私のほうから朗読いたします。 退職申出書。 このたび、一身上の都合により瀬戸内市長を辞職したいので、地方自治法第145条の規定により申し出します。 なお、早期の退職についてのご配慮方、お願いします。 平成21年6月8日。 瀬戸内市議会議長松本和生様。 瀬戸内市長島村俊一。 以上でございます。 ○議長(松本和生議員) お諮りいたします。 本件はこの申し出に同意することにご異議ございませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本和生議員) ご異議なしと認めます。よって、島村俊一市長の退職に同意することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程2 一般質問 ○議長(松本和生議員) 日程2、一般質問を行います。 発言順序並びに各議員の質問の要旨については、一覧表にしてお手元に配付しておりますとおりでありますが、内容の重複する質問は極力排除していただきますようお願いいたします。 本日の一般質問は、発言順序1番から7番までを予定しております。 それでは、通告に従い順次発言を許可いたします。 まず初めに、発言順序1番、日下敏久議員の一般質問を行います。 17番日下敏久議員。            〔17番 日下敏久議員 登壇〕 ◆17番(日下敏久議員) それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきますが、先ほど市長の辞職ということで、穴があいたような質問になるかと思いますけれども、心のこもったご回答のほうをよろしくお願いいたします。 通告に従いまして質問に入らせていただきます。 質問事項の1としまして、瀬戸内市民病院の入院、通院患者及び関係者の安全・安心についてと。質問の要旨としまして、消防法による火災報知機の設置及び定期点検について、その2としまして、緊急時の消防署、警察への通報システムはということでお聞きいたします。 平成21年3月19日、群馬県の渋川市のほうで無許可の老人ホームで火災が発生して、大変な死傷者10人、負傷者1人という痛ましい事件が記憶に新しいところでありますし、我々の町でも最近非常に不審火が多発してきている中、消防団、消防署、警察、地域の皆さんと協力して安全・安心に向けてパトロールがなされているところでございます。 瀬戸内市民病院でも、牛窓病院、邑久病院等々の入院施設の統廃合もなされて、入院のベッド数も80床から110床と増加した経過もあります。そういった中で、施設の老朽化も進んでいる中で設備等もかなり傷んでいると思います。そういった中、火災報知機防火壁等消防設備緊急通報システムの点検等については、日ごろから防火管理者を中心に、職員にも徹底して避難誘導や初期消火、そういった訓練も含めて頑張ってやっておられると思いますけれども、そういったところが十分に安全対策ができてるのかどうかをお伺いいたします。その1番と2番の項目でお願いします。 そして、質問事項の2としまして、イベント補助金のカットについてということで、要旨としまして、市内の活気も気力も低下し暗くなっている。長年継続している、全国に根づいているイベントの復活はということでお聞きいたします。 長年、地域の伝統文化を守り続けて、皆さんが努力してやってこられたものが火が消えたようになって、もう一生懸命やってこられた皆さんに大変失礼じゃないかなと私は感じております。また、敬老会の補助金にしても、いろんなバルーン、喜之助、エーゲ海、いろんなイベントに対してもすべてのものをカットするということは、市民の皆さんが頑張ってやっていこうという気力を阻害するというような気持ちに私はなっております。 そういったことで、国のほうの地方を元気にするような政策も多々あると思います。そういった面で、何かしらの交付税を財源として、少しでも充てれるところがあれば充てていただければ、地域の皆さんと努力、協力、いろんな面で工夫をし合いやっていけるんじゃないんかなと私は思います。しかしながら、市長さんの考えでこういうイベントをカットされてるから、職務代理の方が復活をされるような返事ができないのであれば、もう幾ら質問してもいけないと思いますので、その辺も含めてご返事をお願いいたします。 そして、質問の3といたしまして、指名入札、随意契約及び契約関係についてということで、要旨としまして、地場産業を守り、育成する考えはということでお聞きします。 今やアメリカのサブプライム問題を含めて、それ以降非常に世界的大不況ということで、この我が瀬戸内市、また近隣も大変なことになっております。そういった中で、公共事業も大変少なくなってきてる中でありますが、我が瀬戸内市は下水道工事等々が多少あります。そういった中で、やはり地場産業、地場企業、そういった面で、我が町に税を納めている方を優先的に指名をしていくというお約束も市長のほうはなされておりましたけれども、先般の入札関係でも多少違う形がなされてるんじゃないんかなと思います。もうこれからは、やはり財政状況が非常に厳しい中でございます。我が市のものは我が市で、地産地消といいますか、すべてのものをそういった方向に向けて進んでいくのが私は道理じゃないかと思います。これも先ほどの件と同様に、今までの市長さんの考えで進めていっていただけるんであれば、約束を守って進めていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(松本和生議員) 病院事業管理者。            〔病院事業管理者 谷崎眞行君 登壇〕 ◎病院事業管理者(谷崎眞行君) お答えいたします。 まず、1番のご質問ですが、ご指摘のように我々の病院、院と牛窓診療所ともに非常に古い建物でありまして、安全管理の面ではかなりハード的には問題のある建物であるということは認識をしております。しかし、我々としては、消防法に定められた基準に基づいて、必要な火災報知機等の消防設備は完全に設置しておりまして、また毎年定められた定期点検を実施しております。 また、万一の火災発生時に、火災報知機の作動により自動で消防署へ通報できる自動通報システムを設置しておりまして、消防署と緊急時に通話ができる専用電話を設置しております。 また、定期的な職員訓練も実施しておりまして、患者様、特に入院してる患者さんの安全を第一とした消防設備の整備と防火対策を実施しております。 以上です。 ○議長(松本和生議員) 消防長。            〔消防長 柴田佳明君 登壇〕 ◎消防長(柴田佳明君) 失礼いたします。 消防本部のほうから、まずご質問の消防法による火災報知機の設置及び定期点検について、まずお答えいたします。 瀬戸内市民病院火災警報器自動火災報知設備は、昭和53年12月25日に設置されまして、消防法第17条の基準に基づき設置されております。また、市民病院にはそのほかにもスプリンクラー設備、誘導灯、避難設備、緩降機でございますけど、それから非常放送設備、消火器、火災通報装置が設置されておりまして、維持管理をされております。 定期点検につきましては、消防法第17条の3の3に基づきまして、すべての消防設備について消防設備士、または消防点検資格者により年2回の点検を実施しまして、消防本部に届け出を出されております。前年度におきましては、本年1月27日に届け出、受理をしております。また、平成19年11月14日には、消防本部と合同で、通報、消火、避難誘導等の合同訓練も実施しておりますし、防火管理規程上の年1回の訓練も行っております。 次に、ご質問の緊急時の消防署、警察署への通報システムについてでございますけど、緊急時の消防署、警察署への通報につきましては、通常の場合は119であり、110番でありますが、市民病院におきましては消防法施行規則第25条に基づきまして、火災発生時には消防機関へ通報する火災報知設備通常火災通報装置といいますけど、これが設置されております。この装置につきましては、火災通報の内容をあらかじめ記憶させておきまして、火災時には事務所に設置されている装置の非常ボタンを押すだけで自動的に119番通報をされるものでございます。通報内容につきましては一方的になりますが、通信司令室から逆信号を送りまして、同装置のベルを鳴らし、近くに人がいれば受話器をとれば普通に通話ができ、詳しい内容を聞き取ることもできます。 以上です。 ○議長(松本和生議員) 市長職務代理者。            〔市長職務代理者副市長 日下英男君 登壇〕 ◎市長職務代理者副市長(日下英男君) それでは、私のほうから2番、3番についてご答弁をさせていただきたいと思います。島村市長の無念さを思うとなかなか答弁しにくいんですけど、心を静めて頑張りたいと思います。 まず、この2番目のイベント補助金のカットについてでございますけど、ことしビッグイベントの補助金を休止してるということで、いろいろ皆さんにご迷惑をおかけしていることは承知いたしております。ことしの当面の市の対応といたしましては、実質的な事務はできないですけど、市職員を一事業所職員としてボランティアとして参加をさせていただきたいと、それから市施設の使用につきましては支援をさせていただいて、使用料減免申請書を提出してもらって減免扱いとしたいと考えております。それから、県有地等を使用する場合の使用許可手続は担当課で行いますが、道路使用等当事者でできる手続は行っていただきたいと思っております。それから、22年度以降の方針については引き続き検討したいと考えておりまして、ことしの対応につきましては、市の統一した方針として関係団体へお示しをしてきているところでございます。 この休止につきましては、振り返ると19年度に行政評価において休止という評価を出していたものであります。そして、それに基づいて、昨年度の場合は予算要求に従って、各部署当初予算要求しなかったわけですけど、市長の復活というなことで、多少減額してつけたというようなのが20年度の実態です。ほで、21年度については、各部署から予算要求はなくて、島村市長もそのまま要求なしのままで予算をつけたと、つけたというか、通したというようなことで、予算がつかなかったということでございます。 振り返ってみますと、19年度からいろいろな評価をした内容が、職員、あるいは市長までによる内部評価にとどまっていたのではないかというように考えるわけです。ですから、そういった段階ですね、外部の方の評価といいますか、そういったご意見を反映すべきであったのではなかろうかというようなことがあろうと思います。そして、関係団体、また住民の方によく説明をして、合意のもとでどういったことが考えられるのかということを探るべきだったという、その一連の作業が少し欠落していたのではないかというように反省をいたしております。 それから、長年各イベントを続けてきたことで、それぞれイベントには本来の目的があったはずなんですけど、その目的を忘れて、イベント実施が目的化していたのではないかというようなことも少し考えるわけなんです。合併をしまして、特に職員は人員がだんだん減員になってきておりますし、その中でイベントに駆り出されて、駐車場の係とか、そういうことにだけ携わるということであれば、そういった本来の目的をよく理解できないままに、今言いましたイベントが目的化してるというような判断から、ノーというような職員の反応も出たのではなかろうかというような感じもしております。したがって、イベントはそれぞれ本来の目的があるわけですけど、文化の向上とか、いろんな目的があるわけですから、イベントをすることはそれを実現するための手段ということでございます。それで、その目的が、それじゃ市民の税金で行うのがいいのかどうか、そういったことも評価をきちんとする必要があるというように考えます。 そして、先ほども言いましたけど、住民に内容を明らかにすることが必要で、サービスのカットと負担増について市民に選択権を示すことも要るというように考えますので、この点は大いに反省をして、抜本的な対策といいますか、検討を行いたいというように考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。 それから次に、3番目で指名入札、随意契約及び契約関係についてでございます。 昨年12月の議会でも議員さんご質問になられて、地場企業の育成等についてご質問され、また島村市長もそういったことを重視したいということでの答弁であったかと思います。そういったことも受けて、21年、本年6月から適用の年度の指名方針につきましては、昨年度から引き続き地場産業を守り育成するということで、市内業者を優先的に指名の機会を与えるよう配慮いたしております。 現在、業者については、市内業者、それから準市内業者、市外業者と3つに区分しているわけですけど、中でも準市内業者の指名については随意選択ということにしておるわけですけど、その回数を昨年度より減らしていくというようなことを考えております。 また、今年度については、平成20年4月に経営事項審査制度が大幅に改正されたことに伴いまして、各社の審査評定値が大幅に変動しておりまして、格付点数区分の点数を今回一律減点といいますか、下げさせていただいてランクづけをしたというようなことでございます。これは、改正前の従来の点数配分で格付した場合には業者数が非常に減少するランクが生じるということで、アンバランスが生じて、例えばよそから呼んでくる企業がふえるとか、そういったことになりかねないということでございまして、そういったことを是正するためにも、そのような措置をとらせていただいたわけでございます。そして、地場産業を守り育成するためにも、そういったことに考慮したということであります。 ただ、問題点は、ただいまのこのご質問では問題点がこれが1つなわけなんですけど、この入札制度の問題点は大きくは2つあると思います。それで、1つは今ご指摘のように、公共事業が減少している中、建設業者の経営が非常に厳しく、倒産の危険があるというようなことでございまして、中小企業を守り、地場産業を育成するという視点が要るということでございます。もう一つの課題は、公共事業費の低減を図って談合や汚職を排除すると、そして適正な価格競争を求めるというのがもう一つの大きな課題と言えようかと思います。したがって、この入札の制度改革と地元企業を守るという相反する2つの目的を果たさなければいけないというのが、この入札制度の課題になってるわけです。ですから、これはおいそれとなかなか実現できるものではないわけですけど、当面、ご質問のほうの課題については、ただいまのような措置をとって育成を図っていきたいというように考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(松本和生議員) 日下議員。            〔17番 日下敏久議員 登壇〕 ◆17番(日下敏久議員) ありがとうございます。 それでは、順を追ってさせていただきます。 まず、1点目の瀬戸内市民病院の入通院患者の関係の安全・安心についてということで、1番と2番と続いてやるようになると思いますけれども、年に2遍通報システムを、年2遍かぐらい点検はされてると思うんですけど、この年2遍というんが、その点検というのは一月に1遍ぐらいは、防火管理者のほうで毎日のようにチェックをされてると思います。そのチェックの中で、毎日のチェックがなかったら一月、そしてまた年の報告もできないと思いますけれども、毎月の点検等についてはどういう指示でやられておりますか。 ◎病院事業管理者(谷崎眞行君) 院内で定めたルールに従って定期的に行っております。院内ルールです。
    ○議長(松本和生議員) 日下議員。            〔17番 日下敏久議員 登壇〕 ◆17番(日下敏久議員) そりゃ、当然院内のルールでやっとられると思いますけれども、どういった形でやってますかということを聞いてるんです、具体的に。日々のそういったことが安全につながると思います。もう年に1遍、消防長のほうに報告だけであれば、毎月チェックしてるものをちょっちょっとチェックして、それを報告すれば十分書類的にはいくんでしょうけれども、やっぱり日々、防火管理者がおるわけですから、その方がチェックされてると思います。もう毎日のようにこれチェックしとんじゃないかと思いますけれども、そういったチェック、どういったものを項目に、法的に決められてますわね、こう、市民病院としてどういうふうな形でやられてるかというて聞いとんです。 ○議長(松本和生議員) 病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(谷崎眞行君) お答えいたします。 消防計画に基づいて、職員の分担を決めて、防火管理者の指示で実施しております。 ○議長(松本和生議員) 日下議員。            〔17番 日下敏久議員 登壇〕 ◆17番(日下敏久議員) どういった、チェック体制もあると思いますけれども、そういうチェック体制の紙があるんであれば、そのことの内容を示していただければいいと思います。 いろんな面で今、病院の事業管理者も経営面では非常に努力されてる、もう黒字の方向に向けて頑張っておられる、そういったことから努力されてるのはわかりますけれども、そういう安全・安心の面でも何ぼか不備があるようなことも耳に入ってきてる、そういったこともありますから、そのチェック体制もきちっとして私はチェックしていただきたい。 そしてまた、この通報システム、そりゃただ単に押したときは動くかもしれん、毎日動くかどうかもわからんし、長年もう、53年ですか、設置したものでしょう。そういったもののチェック体制がきちっとできてるのかどうか、それを私はお伺いしたいんですわ、毎日のチェックがきちっとできてるのかどうか。 ○議長(松本和生議員) 病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(谷崎眞行君) それを確認する目的で定期的な訓練を行っておるわけで、通報システムが毎日本当に動くかどうかはもちろんチェックしておりませんが、訓練のときには確認をしております。 ○議長(松本和生議員) 日下議員。            〔17番 日下敏久議員 登壇〕 ◆17番(日下敏久議員) 訓練のときに確認していただければいいと思いますけれども、新しくつけたもんであれば、すぐ即座に毎日でも何かあったときには作動するかもしれませんけれども、長年使ってる、電気、防火、電気配線、いろんな配線がありますわね、この辺ももう老朽化も進んでおりますので、その辺の日々のチェック、十分にやっていただきたいと思います。 やっぱり日ごろの訓練もともかく、チェックが一番大切だと思います。日ごろのチェックをしとけば、訓練のときにも十分作動するし、備えあれば憂いなしっていいますけど、やはりもう日ごろからの安全・安心に向けてやっていただかなければ、いろんな不備があるというようなことも聞いてますし、いろんな大きな火災が発生したときには、非常事態、いろんなことがありますが、先般の温泉の事故でも煙突のふたが閉まっとったとか、単なるもう単純なミスですが、そういうもんね。そういうことを日ごろからよく気をつけて、安全・安心な病院経営に向けて頑張っていただきたいと思います。日ごろ定期点検のチェック項目の中ででも不備のあることが何ぼかあるような話も聞いてますから、その辺をしっかりチェックしてやってみてください。最後にお願いします。 ○議長(松本和生議員) 病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(谷崎眞行君) ご指摘のことは十分理解できまして、またより精度の高い管理システムを構築して維持するように努力はいたします。一応、現在気になるところは、それに応じて改善、また機器の更新等は計画的に行っておるつもりであります。 以上です。 ○議長(松本和生議員) 日下議員。            〔17番 日下敏久議員 登壇〕 ◆17番(日下敏久議員) 管理者、気になる点があるんじゃったら完璧じゃねえからな。気になる点はやっぱり改善を早急にしていただかにゃいけんと思います。よろしゅうお願いします。 それでは、次のイベント補助金カットの件につきましても、職務代理者のほうがこれから検討し、考えるというて言われたんですけど、いつごろ考えられるんですか、ちょっとお伺いします。 ○議長(松本和生議員) 市長職務代理者。 ◎市長職務代理者副市長(日下英男君) ご案内のように、ことしは行財政改革を検討しておりますし、また総合計画の見直しも検討しております。これらが夏、秋にかけて具体的なものになってくるというように考えます。それにあわせて、この件についても一つ一つを検証して、そしてどうしていくかということの案を出し、皆さんにお諮りをしていきたいというように考えております。 ○議長(松本和生議員) 日下議員。            〔17番 日下敏久議員 登壇〕 ◆17番(日下敏久議員) それだったら、夏、秋以降のイベントに対しては幾らかの考え方もあるというお返事かと思いますけれども、それまでにあるイベントはどうなるんか私もわかりませんが、先ほどちょっと言わりょうたんですけど、今までにいろんな面で職員の方々にお世話になってやってきているものがありますわね。そういったことで、喜之助等々では、何か市民の皆さんが頑張ってやられるというお話も出ております。そういった中で、先ほども職員の皆さんのボランティアはもう間違いなしに、惜しまずみんなでやっていただけるというお返事がありました。 また、そういうイベントに対する職員のノウハウを、今までやってこられてるからな、そういうものを市民の皆さんと共同で考えて、出てきてやっていただけるようなお考えも同じでしょうか。 ○議長(松本和生議員) 市長職務代理者。 ◎市長職務代理者副市長(日下英男君) 冒頭に、ことしの分については補正をつけて対応ということにはちょっと難しいと考えております。基本的な問題としてとらえたいので、昨年までのやり方と同じような考え方で出すということではなくて、ここでひとつ立ちどまって考えるということにしたいと思います。 それから、職員のほうは、もちろんボランティア要請があれば、それに募集を行ってやりたいというように考えます。ノウハウについては、これは本当は経験しないとノウハウはなかなかできません。ですから、ノウハウの伝達というのは難しい件なんですけど、その辺は、喜之助にしても、今まで経験したことがあるような者が民間レベルの段階でやろうというようなことで立ち上がっておりますし、また花火あげ隊についても、これまで取り組まれてきた団体でありますし、そういった開催能力はあるというように考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(松本和生議員) 日下議員。            〔17番 日下敏久議員 登壇〕 ◆17番(日下敏久議員) ならあれですか、職務代理者、今年度はもうどれもだめということですか。 ○議長(松本和生議員) 市長職務代理者。 ◎市長職務代理者副市長(日下英男君) 市としては、今年度補助金を復活してつけるということは考えておりませんけど、地域づくり推進事業であるとか、そういった活用いただける補助金についてはご活用いただきたいということで、これはご案内もいたしているわけでございます。 以上、よろしくお願いします。 ○議長(松本和生議員) 日下議員。            〔17番 日下敏久議員 登壇〕 ◆17番(日下敏久議員) 国のほうでも地方を元気にするのにいろんな交付金も準備されてるような、そういったものを取得してでも、ちょっとでも援助をしてあげようかというような気持ちはないんでしょうか。もうないんでしたら、もうやめます、職務代理者に聞いてももういけませんから。 ○議長(松本和生議員) 市長職務代理者。 ◎市長職務代理者副市長(日下英男君) 交付金の対象事業にはなってないというように考えておりますし、先ほども言いましたように、根本に返っていろいろ協議をしてみたいというように考えておりますので、1年ちょっと休止状態になりますけど、ご理解をいただきたいというように思います。 ○議長(松本和生議員) 日下議員。            〔17番 日下敏久議員 登壇〕 ◆17番(日下敏久議員) 一たんやめたものを復活するというのは非常に難しいと思います。できれば、今、国のほうから来るお金も、きちっとしたものに当てはまらなくてもいろいろ弾力のあるような工夫もできると思います。そういった中で、やはりもう少し、前市長さんの意向を踏まえた中でのお返事でしょうから難しいんかと思います。そういった努力もしていただいて、少しでも出るもんがあれば臨んでいただけたらと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(松本和生議員) 市長職務代理者。 ◎市長職務代理者副市長(日下英男君) ことしの実施については、先ほども言いましたように、活用できるものは……            (17番日下敏久議員「わかった、もうええ」と呼ぶ) 活用していただきたいということと、今後の実施については、事業主体をどうするかということや、例えば時期的にもいろいろなイベントがそれぞれのばらばらな時期がいいのか、統合されたような時期がいいのか、そういったことも含めて検討したいと考えておるとこでございます。 ○議長(松本和生議員) 日下議員。            〔17番 日下敏久議員 登壇〕 ◆17番(日下敏久議員) もうよろしい。次の市長さんが来られてから考えることもあろうし、結構です。 次の3の入札、随意契約、契約関係についてということで、地場産業を守り育成する考えはということで、ほんなら最後にもう聞かせていただきます。 先ほども準市内業者とか、いろんなお話もされてました。今まで準市内業者で落札された方に、市内業者を下請に使いなさいとか、市内の物品購入、そういったものの行政指導をなされたことはありますか。 ○議長(松本和生議員) 市長職務代理者。 ◎市長職務代理者副市長(日下英男君) これは、準市内業者とか、市内業者というのはレベル的には同じようなレベルにあるわけです。ですから、そういう具体的な指導は多分してないだろうというように考えとんですけど、大きい事業になりまして、例えば下水道の日本下水道事業団とか、そういったところに対しては、市内企業を下請に使うようにとか、あるいは資材を市内でできるだけ調達するようにとか、そういったことは文書を出してお願いをしてきているところでございます。 ○議長(松本和生議員) 日下議員。            〔17番 日下敏久議員 登壇〕 ◆17番(日下敏久議員) 下水道事業団等の発注については、前々から私も地元業者に、地元物品の購入とかというのは言わせていただいてきておりましたけれども、やはりもうここまで来たら、市民の税金で運営する中、やはり市内業者を優先的にですね、いろんな入札関係については非常に難しい、談合の話や入札の金額の低価格、いろんなこともありましょうけど、やっぱり低価格であろうが、どういなもんになろうが、やはりもう市内の業者で争っていただくんなら争っていただいて、切磋琢磨していただいて経営のほうもしていただければ、私はやっていけるんじゃないんかと思います。しかし、税金も何も払ってない市外の業者が落札して、我が瀬戸内市に何か入ってくるメリットでもありますか。メリットのある人がおられるんじゃったら別として、今そういうメリットのある人はもうないでしょう。だから私は、市内の業者を大事にして、市内業者の指名をしてくださいというお願いをしてるわけです。市長さんのほうも、間違いなしにそういう方向でやっていこうというお話をされてました。イベントの補助金カットでそこまでもう副市長がきちっと今年度は無理じゃというて言われるんであれば、やはり市長がこういうふうにやっていきましょうと言われたことをしっかりと考えていただいて、市内業者を指名していただけるようにお願いをしたいと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(松本和生議員) 市長職務代理者。 ◎市長職務代理者副市長(日下英男君) そういったことを考えて、先ほど答弁させていただいたように、ランクづけの見直しであるとか、それからまた準市内業者が入る回数を今までよりももっと間をあけるとか、そういった措置をとろうということで決めさせていただいたわけでございます。 ○議長(松本和生議員) 日下議員。            〔17番 日下敏久議員 登壇〕 ◆17番(日下敏久議員) そりゃ、先ほど言われたことはわかってますよ。そりゃわかってますけれども、6月以降に発注されたものもそういう形にはなってないものもあるから、そういう形を言ってるわけで、準市内業者でよそに代表者がおられるとか、そういった方が落札せられたものには、市内で物品を買うたり、下請業者を使っていただいたり、いろんな工夫をしていただけるような行政指導はしていただけるんですか。今後、何遍かに1遍は入れられるというようなお話を今されてるわけでしょう、それだったら、そういう行政指導はしていただけるんでしょうか。 ○議長(松本和生議員) 市長職務代理者。 ◎市長職務代理者副市長(日下英男君) そういったことを踏まえて、指名委員会でも検討したいというふうに思います。 ○議長(松本和生議員) 日下議員。            〔17番 日下敏久議員 登壇〕 ◆17番(日下敏久議員) 必ずそういうことは実行してくださいよ、ほんま。いろんな面で、市内には農業、漁業、工業、商業、いろんな職種に携わってる人がおられます。そういった中で、市民の皆さんに税金をいただいとる中ですべてのものを運営してるわけですから、地産地消、食品もしかり、内部のこともしかり、職員の皆さんで努力していただかなければ、私は今の、非常にいろんな面でこの瀬戸内市大変な時期ですが、今、きょうも大変なことが起こって大変な時期ですわ。それを皆さんと一丸となってやらなければ私はいけんと思います。そういったことで、ほんなら努力していただけるということで質問を終わりますけれども、すべてのことに、市民の皆さんがここへ住んでよかったと思えるような行政運営をしていただきたいと思います。 一般質問を終わります。 ○議長(松本和生議員) 以上で日下議員の質問を終わります。 次に、発言順序2番、廣田均議員の一般質問を行います。 16番廣田均議員。            〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) 皆さんおはようございます。 若干、まだ声がかすれておりますんで聞き取りにくいとこがあるかもしれませんけど、ご容赦をお願いしたいと思います。 それでは、一般質問を行いたいと思います。 厳しい財政状況の中で、しかも市長不在ということで、執行部の皆さんの苦労ははかり知れないものがあると思いますが、頑張っていただきたいと思います。 本日は一般質問ということでありますけれども、政策的な判断についてはできない部分があると思いますので、踏み込んだ質問は極力避けたいと思いますので、できるだけの範囲で答弁をお願いしたいと思います。 1点目に、病院事業について。質問の要旨でございますけれども、瀬戸内市民病院では市民に信頼される病院を目指してを理念に医療の向上、あるいは安心・安全な医療、優しさのある医療を基本方針として取り組んでおられますけれども、その方策はどのようなものであるか。2点目に、平成20年4月から病院機能を集約した結果、20年度中の医療業務は実数でどのように変わったか。3点目に、病院改革3年目で赤字脱却、4年目黒字転換を目指している。3年が経過いたしましたけれども、財政はどのようになっているのか。4番目に、市民に信頼される病院を目指すのに、現在の施設、あるいは器械で充実していると思うか。答弁をいただく人は、病院事業管理者市長職務代理者、担当部長。 それから2点目に、老人ホームの入所待ちについて。1点目に、高齢化がますます進展する中で、高齢者の方々が老人ホームへ入りたくても入れないという声があると聞くが、状況をどのように把握しているのか。2点目に、現在の市内の施設で十分機能できるのか。3点目に、今後老人ホームの増設は公私設あるのか。以上であります。答弁を求める者は、担当部長と市長職務代理者ということであります。 1点目の病院事業については書いているとおりでありますけれども、2点目の老人ホームの入所待ちについて、この2点目の市内の施設で十分機能できるかということでございますけれども、現在の老人ホームには、特別養護老人ホームに3つあります、あじさいのおか牛窓、錦海荘、長船荘、それから介護老健施設で邑久ナーシングホームというのがありますけれども、こういった施設で十分機能ができるのか。 3点目の今後の老人ホームの増設について、瀬戸内市高齢者保健福祉計画を、平成21年3月でこういう冊子ができておりますけれども、この中に4期計画ということで、現在21年度、2年度、3年度ということで計画をされておりますけれども、こういった中で増設というのがあるのかどうか。そういったことを第1点目の質問としてお伺いしたいと思います。 ○議長(松本和生議員) 病院事業管理者。            〔病院事業管理者 谷崎眞行君 登壇〕 ◎病院事業管理者(谷崎眞行君) お答えいたします。 病院事業についてということでのご質問で、まず第1点が基本的な方策というお尋ねでございます。 理念に掲げました市民に信頼される病院になるということは、市民が必要であるときに、必要とする医療が提供できる病院ということが最も大切なことだろうと考えています。市民病院では、市民の命を守るということを第一と考えて、今我々ができることということで、1番に救急医療、2番目が休日、祝日の当番医の診療、3番目にやはり進取的な治療、いわゆる手術という3点に力を入れて昨年度は行動してまいりました。 2番目の医療業務の実績ということなんですが、昨年度平成20年度は、前年度に比べて救急車の搬入台数が476台で2.1倍、休日、祝日の当番医の来院患者が1,535人で3.2倍、手術件数は174件で1.6倍と大幅に増加しております。手術のうちで特に全身麻酔の手術件数は34件で、前年度に比べて11.3倍になっております。 3番目の財政のことなんですが、病院機能、いわゆる入院機能を院に集約して経営を改善して取り組んだ結果は、昨年度、前年度に比べて入院収益が約8,000万円の増加、給与費が約1億1,000万円減少等によりまして、前年度に比べて約1億6,000万円の経営改善の効果が出ております。それに基づいて、平成20年度の決算は、約3,000万円の黒字に転換する見込みであります。 4番目の施設、器械でありますが、これは非常に大変な状態でありまして、まず建物が非常に老朽化しております。2つの面で困っております。まず第1点は、昭和40年代の建物でありまして、その間に医療が随分変わってきております。現在の医療に対応できる建物ではないということが第1点であります。もう一点は、やはり耐震強度が甚だしく不安であります。そのことで、まず建物自体非常に不安を抱えての業務をこなしているということになります。 また、機器ですが、小さいものはいいんですが、大型の機器というのは、建物構造上、もう設置できないものが随分あります。大幅な改修を伴わないと設置できないというものが随分ありまして、小さい器械をいろいろ工夫しながらということで、その面では、非常に今後のことに対して不安を持っております。 我々としては、やっぱり10年後、また20年後の瀬戸内市の医療を見据えて、そのころ市民が必要とする医療を提供するためにどうするのか、やはり現時点では、建てかえということは避けて通れない道かなと考えております。 以上です。 ○議長(松本和生議員) 保健福祉部長。            〔保健福祉部長 岡崎文明君 登壇〕 ◎保健福祉部長(岡崎文明君) それでは、16番議員さんの老人ホームの入所待ちについてのご質問で、質問の要旨につきまして総括的にご答弁をさせていただきます。 まず、本市の高齢化の状況でございますが、本年4月1日現在、65歳以上の方は1万950人、率で申し上げると27.7%、これは前年比で0.9%上がっております。また、要介護認定者につきましても1,953人と、前年比で58人増加をしております。こういったことから、高齢化の進展、介護が必要な高齢者が増加しているという現状でございます。 また、市内には、先ほどありましたように特別養護老人ホームが3施設、介護老人保健施設が1施設、総定員で申し上げると290名となっております。いずれも、現在満床といった状況でございます。この4施設での現在、5月末でございますが、待機者は約700名と把握をしております。ただ、この待機者数につきましては延べ人数であり、お一人の方がそれぞれ複数施設へ申し込みをされておられるというケースも多く、また700名の方の中には市外の方も含まれております。そういったことから、本市の方で待機されている方というのは3分の1から4分の1といったところで、二百数十名といった状況と想定をしております。いずれにいたしましても、施設への入所希望をし待っておられる方が多いということは、十分認識をしておるとこでございます。 こうした状況の中にありまして、現在、ご承知のとおり邑久町福中に、民間において新たに50床の特別養護老人ホームの新設が予定をされております。来年度中には入所が可能となり、待機者の解消が図られるものと期待をしております。また、本年から向こう3カ年の第4期介護保険事業計画でも、さらに特別養護老人ホーム30床の増床を見込んでおります。しかし、こうしたことが現在の待機者をすべて受け入れをするということにはならないわけでございます。こうした状況の中で、住みなれた地域でサービスが受けられる地域密着型サービス、特に小規模多機能型居宅介護施設につきまして、第4期計画でも現在の定員24人から50人の増を盛り込んでおり、民間事業者の事業参入に期待をしておるところでございます。 高齢者介護につきましては、本市に限らず、我が国全体の問題であるわけでございますが、国においても介護予防の重要性をさらに推進しているところでございます。高齢化の進展は避けられませんが、高齢者になっても介護を必要としない元気な高齢者になっていただく、また介護が必要になっても軽度であり、重度化しないよう、医療、福祉連携の上、積極的に取り組んでいきたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。 ○議長(松本和生議員) 廣田議員。            〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) それでは、順を追ってお答えをお願いしたいと思います。 私はこの病院事業について、2月議会の一般質問でも取り上げたわけでありまして、その中で病院の将来について、市長のほうからアンケートを実施して市民の意見を調査したいという回答がありました。このたびの補正予算を組んでおられますので、今後のアンケートの結果を尊重したいと思っております。 現在、入院患者を邑久の市民病院に集約したということで、去年の4月からベッドも110床に増床されて運用がなされておられるということで、経営改善も約3,000万円の黒字が出るということに対して、その経営努力は並々ならぬものがあったとは思います。半面、従来の邑久の旧の町立病院ですから、ベッド数をふやしたといっても施設は同じ施設ですね。ですので、2人部屋が3人部屋になったとか、4人部屋になったとかということで部屋が窮屈になった、混雑をする、そういったところで、先ほども17番議員ですか、そういった火災とかあるときに整然としておる、そういったことにも混雑しておれば避難、誘導についても支障が出るのではないかというふうには懸念されるんですけれども、その点についてはどういうふうに思われておられるのかお聞きいたします。 ○議長(松本和生議員) 病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(谷崎眞行君) まず、部屋ですが、ご指摘のようにもともと80ベッドのところに130ベッドを入れております。幸いに、最初に建てられたときに…… ○議長(松本和生議員) 病院事業管理者、今130と言われたんですけど。 ◎病院事業管理者(谷崎眞行君) 失礼しました。110床です、失礼しました。 それで、幸いにかなり広くつくってくれていたもんで、医療法上は、実は法律の中で病床が確保できる面積だったんです。ただ、ご指摘のように随分狭いんで、途中で以前の会議室を改装して病棟に変換をして、それに伴ってできるだけ1人部屋をふやす、または3人部屋を減らすというふうな工夫をしております。 避難、誘導に関しては、それまでの防災計画と基本的には変えておりません。やはり患者さんの数がふえましたが、職員もそれに伴ってふやしておるわけですんで、一応従来どおりのこと、ただ当然場所が変わりましたんでそれなりの訓練はしておりますが、一応カバーできるように工夫をしているつもりであります。 以上です。 ○議長(松本和生議員) 廣田議員。            〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) 病院の建てられた年数も、先ほども申されましたように40年代、不安が相当あるということで、今後の10年後、20年後の医療を見据えたときに、建てかえをのけては考えられないと、こういうふうに申されたんですけれども、建てかえるというても経費がかかることですから、当面の間は既存の施設で頑張っていただかなければならないと思うんですけれども、こういった集約を、30床ふやしたということで、会議室をつぶしただけでそういった従来どおりの使用の形ができておるもんかどうか、それを再度お願いしたいと思いますけど。 ○議長(松本和生議員) 病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(谷崎眞行君) 会議室をつぶしても全部で12床しかとれておりません。したがって、残りは従来の病室、1人部屋を2人部屋に転換するというふうな形で、それぞれ面積は狭くなっております。ただ、全く人が通れないという、もう最初はかなり狭くて困ったんですが、12床を別にこしらえたおかげで少し余裕はできていると思っております。 ○議長(松本和生議員) 廣田議員。            〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) ベッドの部屋の1人がふえた、それから2人がふえた、そういった区分けにすると、1人がふえたのが何個、それから2人がふえたのは、すぐわかりませんか、わかりませんね。また、ほんなら後で結構です。 そういったことで、経営改善も経営改善でやっていかなければいけませんけども、住民サービス、患者のサービスからいえばそれだけ機能が低下するわけですから、十分そこら辺も考えていただきたいと思います。 それから、3番目の赤字脱却から3年が経過して黒字になったということでありますけれども、現在、私2月議会でも牛窓病院の診療所、これについては入院施設がそのまま残っておるということで、経費面からいうと物すごく維持管理に経費がかかるんです。そういったことを2月議会の答弁の中で、ある手法として、売却してコンパクトにまとめてもいいんだというふうな見解もあったと思うんですけど、そこら辺のことをもう一度、どのくらい経費が入院施設がある、かかっておるのか、そこら辺をわかれば、わかる範囲でよろしい。 ○議長(松本和生議員) 病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(谷崎眞行君) まさにご指摘のとおりでありまして、甚だ不経済なことをやっております。我々としては、やはり附属診療所ですからできるだけコンパクトなところでやりたいんですが、当然建てるとなるとそれなりにお金がかかりますんで、できたらどっかを利用させていただけないかと思っていろいろ工夫というか、お話をして回っております。当然、今のところでずっと診療所を運営するっていうのは、いろんな意味でぐあいが悪いことはもう目に見えているんですが、うまくコンパクトなところへ移転するのに時間がかかっているというふうにご理解いただきたいと思います。当然経費は、例えば冷暖房でいいますと全館一体型の冷暖房システムなんで、甚だしく不経済っていうのはもう非常にはっきりしてます。できるだけ早く移転したいと考えております。 ○議長(松本和生議員) 廣田議員。            〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) 4点目の信頼される病院を目指すのに施設、機器が充実していると思うかということで、不安材料があると先ほども言われたわけでありますけれども、機器がよければ患者さんもそれだけ信頼があって診察に来られるということは明白なわけでありますけれども、そういった中には、病院にMRIの器械とかというのを設置してもろうたらというふうな意見があるんですけれども、そういった機器の充実についてはどういうふうに思われておられるのかお願いしたいと。 ○議長(松本和生議員) 病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(谷崎眞行君) MRI等の診断機器、我々にとって非常に大きな武器でありますんで、市民の皆さんがお感じになるより我々のほうが非常に欲しいんです。ただ、現在の建物にはどうやっても入らない。というのが、MRIというのは、ご承知かと思いますが、巨大な磁石で診断に使うわけでして、その周りを保護するためにかなり大きな箱が必要になります。今の建物の中にはどうやっても設置できませんで、外につくるしかないということになるんですが、外へつくるにしてもいろんな法律の関係で、連絡通路その他かなり難しいことがありまして、苦慮しております。職員全員欲しいのはやまやまということです。 ○議長(松本和生議員) 廣田議員。            〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) 邑久の病院は敷地もかなりあると思うんで、ある程度の建て増しをしてそういったのを設置するとかという検討なんかはされとられるんですか。 ○議長(松本和生議員) 病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(谷崎眞行君) いろいろ図面を引いて工夫をしております。ただ、建物と渡り廊下があればいいっていうもんではなくって、重症の患者さんなんかをそこへ連れていかないといけないわけで、それなりの道具立て、ルート等を考えないといけないんで、今なかなかきれいな絵がかけなくて困っております。近くにはつくりようがないんです。そういう状況です。 ○議長(松本和生議員) 病院事業部長。 ◎病院事業部長(景山忠幸君) MRIの件なんですけども、先ほど管理者のほうから答弁させていただきましたように、設置についてもいろいろ検討してまいりました。ただ、問題になりますのは耐震強度の問題ありまして、本体のほうが耐震強度がないものですから、MRIの器械を設置する建物を増設するということが、本体の耐震補強工事をしない限りはちょっと今の建築基準法では難しいということで、今苦慮しております。 ○議長(松本和生議員) 廣田議員。            〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) 次に、これは保健福祉部と兼ね合いになると思うんですけれども、入院患者の中で、病気で最初高齢者の方が入られて、それで最初は何らかの病気で入院されるわけですね。骨折したとか、それから疾患があったりとかということで入院されて、その間長期的にベッドの上で寝られておれば筋肉も退化して動けなくなる、そういった方々が病気が治ったということで退院となるわけです。そういった場合に、すぐに動けないような状態の人を退院させても、先ほども入所待ちということで、今度は介護になるんですけど、介護施設とタイアップして、病院が、すぐ介護のほうへ回せるのかどうか、そういった検討というのが、これは後の質問の老人ホームでもちょっと聞いてみようと思うんですけれども、そういったことは連携があるのかどうか、その点お伺いしたいと思います。 ○議長(松本和生議員) 病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(谷崎眞行君) 院内的には、昨年度から医療ソーシャルワーカーを雇用しまして、そのソーシャルワーカーが非常に熱心に施設ですとか、保健の部門と連携をとって随分調整をしてくれています。したがいまして、1年前に比べて、医療が必要でないけれども病院におられるという患者さんの数は、昨年に比べて明らかに減っておりますが、まだおられます。我々のところ病院ですから、医療が必要な患者さんは当然我々が受け持つわけです。ところが、現実に今お話ししたように、中身として医療がなくなって介護だけに近い形になっておられる方がおられる、具体的に何名とは申し上げませんが、おられます。というのが、医療と介護ってのは境界がきれいに分かれるところと分かれないところがありまして、今お話ししたように、明らかに医療のほうが介護より少なくなってる患者さんはおられます。ほで、随分あちらこちらへお願いをして移っていただく努力をしておりますが、残念ながらまだ年単位の患者さんがおられるというのが現在の状況です。ただ、1年前に比べて随分動きはよくなっております。            (16番廣田 均議員「タイアップというのは」と呼ぶ) もちろん、当然タイアップはしております。密なミーティングは、個別にも、また全体としても定期的なミーティングをして入所調整に参加させてもらっております。 ○議長(松本和生議員) 廣田議員。            〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) ただ、今の件ですけれども、入院から退院となってすぐ引き受けてくれるかどうか、そこら辺のことが一番知りたいんです。 ○議長(松本和生議員) 病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(谷崎眞行君) 介護施設のほうにもいろいろご都合がありますし、先ほど話が出たように順番待ちっていうのが随分あるわけで、当然その中で優先順位が決まってきて、ある程度入所待ちということになるんだろうと思っております。 ただ、そういうコミュニケーションを図るという意味で、保健と医療と福祉の連携をする連絡会というものを立ち上げまして、実際に施設長の方なんかとひざを交えてお話をして、お互いに医療の実態、それから介護の実態、また保健の実態というのをディスカッションする場所をつくって、昨年から始めたんですが、昨年1年間かけて実情の調査をいたしまして、今年度から具体的な行動に移すという格好で、徐々ではありますが、そういうシステムとしても、また個々のケースについても、両方とも努力をして少しずつ改善は見られているのかなと思っております。ただ、先ほどお話ししましたように、年単位の患者さんがおられるのも事実です。 ○議長(松本和生議員) 廣田議員。            〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) 非常に難しいとこであろうと思うんですけれども、3カ月過ぎれば診療報酬も低くなりますから、病院の経営とすれば早く退院していただいたほうがええということはわかっておりますけれども、当の患者のほうはいろいろそういった、最初は病気で入ってもそういったことになるということで、患者の負担を少しでも軽減していただくように、保健福祉部ですか、そういったところとタイアップ、意思疎通してやっていただきたいと思います。 私、病院をずっと市民病院の形として思っておることがあるんですけれども、開業医があって、それから大型の市内には大型の大きなもう何でも機器がある病院がありますね、そういった間の機能をするのが私は市民病院のあり方じゃないかと思っておるんですけど、もう高度な医療をする場合は、市民病院から大きな病院にかわっていただくというふうなあり方を思っておるんですけれども、事業管理者、どういうふうに思われておりますか。 ○議長(松本和生議員) 病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(谷崎眞行君) それもうご指摘のとおりでして、我々のところで高度な先進的な医療を将来ともやるつもりは全くありません。これは、そういう高度先進的な医療というのは患者さんのほうを移送すればいいわけで、したがって我々のところは、高度な治療の道具を設置するつもりはないです。ただ、診断機器は設置しておかないと、動かすにしても非常にとんちんかんな動かし方になる可能性があるんで、診断としての精度は高めていきたい、だけど我々のところでできる医療というのは、それなりに縛りをかけていきたい。したがって、患者さんたちまちはお受けして、要するに必要で十分な搬送をしたい、また岡山市の高度先進的な医療の現場から、そういう施設でなきゃできないことが終わったのはまた我々が受けさせていただくという形で、ある程度中間的な病院のイメージを持っておりまして、人口約4万人の瀬戸内市ですから、そういう病院というのは必要なんだろうというふうに考えております。 ○議長(松本和生議員) 廣田議員。            〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) それから、もう一つ考えておるんですけれども、最近インフルエンザ、毒性の強い、風邪の一種でありますけれども、こういったことに限らず、いわゆる伝染力の強いそういった病気が同時多発して蔓延する可能性があるわけです。そういった場合に、市内でもそういった病院、多発するともう満杯となるわけです。そういった場合には、やっぱり自治体の病院が必要不可欠ということは思うんですけども、そういった伝染力の強いものにそういった機能で対処ができるもんか、これを病院の最後の質問にさせていただきたいと思います。 ○議長(松本和生議員) 病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(谷崎眞行君) 現時点の新型インフルエンザに関しては、我々のところも発熱外来ということで手を挙げまして、積極的に我々は受けております。ただ幸いに、現在の新型インフルエンザは伝染力は非常に強いんですが、いわゆる毒力としては余り強くないんです。したがって、我々のところで現時点では十分対応できると思っております。 問題は、新聞等でご存じかと思いますが、大正時代のスペイン風邪というのが半年ほどたってさま変わりをしたわけなんです。非常に最初の流行は伝播する力は強いけれども、毒力は大したことなかったのが、半年たったら非常に毒力が強くなっちゃったと、今専門家が非常に恐れているのはその状況であります。したがって、今度の冬に向かっていろんな問題が出てくるんですが、毒力がどの程度強くなるのかは見当がつかないんですが、非常に毒力が強くなりますと我々手に負えない可能性が出てまいります。そうなると、やはり専門病院にお願いする、今、岡山でいいますと大学病院に非常に高度なそういう施設があるんですが、ただその場合も非常に病床数限られてるんです。そうすると、もう何十人というところでそういうところは全部飽和になってしまいますので、その後は我々も受けざるを得ないのかなあと。現時点では、今我々は診断をするところで、我々が診えるのとどっかへお願いをするのとをきれいに分けるというのを、今行動の基準に考えております。 ○議長(松本和生議員) 廣田議員。            〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) 危機管理ですかね、こういったのもないとは限らないわけで、万全を期してそういったあたりも検討していただきたいと思います。 次に、老人ホームの入所待ちについて、1点目はどういうふうに把握するのかということでありましたけれども、これは把握してる、将来的にはふえていくということでございますけども、現在ですね、2点目の市内の施設で十分機能できるかということでありますけれども、特別養護老人ホーム、あじさいが90、それから長船荘が80、錦海荘が50ということで220と、それから老健の介護老人保健施設が邑久のナーシングホーム、これが70ということで、先ほど290ですね、説明があったとおりだろうと思いますけれども、700名の中で、先ほどもダブって申請されとるからこれが実数ではない、本当の実数はまだずっと下の実数であると思うんですけれども、それにしても入所人員がこれだけでは、賄いができないというのは先ほどの答弁の中でありました。 それで、今期中に来年度80床の施設が特別養護老人ホームでできるということで、特別養護老人ホームが300となるわけですね。それから、介護老人保健施設が70と変わらないということでありますけれども、今後これだけでもまだ十分ではないと思いますけれども、どういうふうに思われておるのか、再度。 ○議長(松本和生議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(岡崎文明君) 先ほどもご答弁を申し上げましたように、これは重複等がございますので明確な数字ではないんですが、現在二百数十名といった待機者数というふうに理解をしております。 第4期計画におきまして、特別養護老人ホームが80床増ということになっております。しかし、数字の上からいうとなかなか解決には至らないということで、先ほどもご答弁申し上げたように、こうした施設以外で小規模多機能施設というような施設、そういったところも非常に今国においても進めております。これにつきましては、月曜日ですか、一部の新聞にも報道されておりまして、市内の施設のことが出ておりましたが、非常に頑張っていただいてるというようなところで、地域に密着したそういう施設が今後そういうことにかわって、今の施設についてかわってもう少し頑張っていただきたいというふうに思っております。 また、この介護保険計画におきましては市が計画を定めていくわけですが、その計画の見直しにおいては、県の総合的な広域的な調整が行われるというようなことになっております。そういったことから、今後も年次的にそういうことは必要であるということは理解しておりますが、そういう施設にすべて頼るということはなかなか難しいなあというふうなところも思っております。 そういったことで、我々サイドといたしましては、介護保険の目的というのは基本的には住みなれた地域で生活をしていただくというようなことになりますので、在宅のサービス等の資質を上げながら、できるだけ介護が必要でない、またそれから重度化をしないといったような介護予防、こういったことに努めていきたいというふうに思っております。どうぞご理解をお願いします。 ○議長(松本和生議員) 廣田議員。            〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) 介護予防を言われましたけれども、小規模多機能型居宅介護施設、先ほども言われたんですけど、これは今現在1カ所だろうと思うんですけど、邑久町の虫明にある多機能ホームかおり、これがあると思うんですけれども、この4期計画期間中に5カ所50床、これが計画としてあるわけですけれども、23年度までにどれだけできる予測というのはありますか。 ◎保健福祉部長(岡崎文明君) 市といたしましては、この計画に基づいて、可能な限りすべてつくっていきたいと、お願いをしていきたいというふうに思っておりますし、またそうした取り組みも行いたいというふうに思っております。 ○議長(松本和生議員) 廣田議員。            〔16番 廣田 均議員 登壇〕
    ◆16番(廣田均議員) 隣に前の福祉部長がおられるんで、聞いてアドバイスをいただいたらと思うんですけれども。 それから、私が一番ニーズ的に、市民の介護を受けられている人のニーズとして一番思っておられるのは、介護療養型病床、これが今まであったと思うんですけれども、これは近くでは吉井川病院、これがあると思うんですけれども、これはもう20年度で減らすということでなっておるわけでありますけれども、病院が併設してそれに付随した老人ホーム的なもんがあるというのが、これは20年度でなくなると聞いておるんですけれども、廃止される方針で、もうその後はこの施設は全くないということになりますか。 ○議長(松本和生議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(岡崎文明君) こちらにつきましては、これまで医療と介護の機能分担を明確にするということで、この介護療養型医療施設につきましては、平成23年度末をもって廃止ということが国において決定をされております。            (16番廣田 均議員「経過措置はないん」と呼ぶ) ございません。 ○議長(松本和生議員) 廣田議員。            〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) 介護は、先ほども保健福祉部長のほうから言われたように、介護予防が一番だと。私も家で、おやじが倒れて介護をやっておるんですけれども、そういった在宅介護、これもやっていかなければならないと思っておりますけれども、そういった将来的なですね、これだけの施設で、今入所待ち、あるいは在宅介護の者が、もう最後にお聞きしますけれども、賄いができるのかどうか、そういったことについて答弁をお願いしたいと。 ○議長(松本和生議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(岡崎文明君) 現在の施設ニーズというのが高いということは、これは介護をする側の意向としてあるということは十分認識もしておりますし、そういう現状であるというふうに思っております。ただ、先ほども申し上げましたように、こういう計画策定においての高齢者の方々のアンケート等を見ましても、当事者である介護を受ける側においては、やはり自宅で介護を、サービスを受けながら生活をしていきたいという声がやはり多数でございます。そうしたことから、やはりこれまで以上に介護予防、こういう医療と健康づくり等と連携をしながらそういったことに努めていきながら、そしてそういいながらも、重度化したということになればやはり施設ということになるわけですから、そういうふうな両面で検討を進めていきたいというふうに思っております。 ○議長(松本和生議員) 廣田議員。            〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) 以上で終わります。 ○議長(松本和生議員) 以上で廣田議員の質問を終わります。 ここで10分間休憩いたします。            午前11時9分 休憩            午前11時19分 再開 ○議長(松本和生議員) 再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 次に、発言順序3番、堤幸彦議員の一般質問を行います。 15番堤幸彦議員。            〔15番 堤 幸彦議員 登壇〕 ◆15番(堤幸彦議員) それでは、1件質問をさせていただきます。 ごみ処理計画の再検討の準備をということで、質問の要旨でございますけれども、岡山県の指導により、現在赤磐市、備前市、和気町と共同で備前広域環境施設組合を設立し、赤磐市石蓮寺を建設予定地と定めて、平成26年4月からの稼働を目指して準備が進められている。しかし、瀬戸内市にとってごみの処理コストがどのようになるのか、検討の必要がある。 ダイオキシンの発生が防止できるならば、ごみの発生場所近くでごみを処理することが効率的で低コスト処理につながることは疑いの余地がない。最低のコストで最大の行政サービスの提供が原則であり、使命である。たとえ岡山県の指導によるものであっても、この原則をゆがめることはできないと考えている。したがって、あらかじめクリーンセンターかもめを改築した場合のごみ処理コストの算出を行い、備前広域環境施設組合におけるごみの処理コストの提示に備えておくべきではないか。市長職務代理者の所見を問うということでございまして、若干説明を追加でさせていただきたいと思います。 そもそもごみの広域処理は、平成10年に国の指導に基づいて岡山県が岡山県内を6ブロックに分けて処理しようという計画を打ち出されたわけでございます。当時はダイオキシン類の発生が非常に大きな社会問題、クローズアップされまして、これを防止するためには、ごみの焼却を大規模な施設で24時間連続運転、温度を下げないように800度から1800度ぐらいの間で焼却すると、そうすることによってダイオキシンの発生が抑えられると、こういうことでございます。そのためには大量のごみの量が要るわけです。そこで、広域という問題が出てきたと、このように私は理解をしているわけでございます。 ところが、平成10年から既に11年が経過をして、ごみの焼却処理の技術も相当格段に改善がされ、改良されているわけでございます。現在では、小規模な施設でもダイオキシンの発生を抑えながらごみを焼却することができるんではないかと、このように思っているわけでございます。これは引き合いに出してどうかと思いますけれども、ごく小さい焼却炉、事業所なんかが使います価格が400万円から500万円ぐらいの小さい炉ですけれども、これでもダイオキシンの発生を抑えながら焼却することができると。これは平成11年にダイオキシン類対策特別措置法というのがございます、その中に抑制をしなければならない数値というのが、これは処理施設の規模によっても多少数値が違うわけですけれども、示されております。これをクリアをして、現在そういった小さい炉でも市販がされておるという実態がございます。したがいまして、瀬戸内市程度の規模であれば、小規模とはいいながら、単独でも十分にダイオキシン類の発生を抑えながら焼却することができるんではないかと、このように私は考えているわけでございます。 コストの問題について、私は3年か4年前になりますけれども、この本会議の質疑の中でご質問を申し上げた経緯がございます。この広域をする場合と各自治体でそれぞれ別々にやる場合とコストがどういうふうになるのかという質問でございましたけれども、これに対して県のほうが、岡山県のほうは広域でやるほうが低コストになると、収集運搬のコスト増もありますけれども、それを含めても低コストでできるという回答をいただいたわけでございます。このことは現在の県のホームページでもその数値が出ておりますけれども、これはしかし、大ざっぱな話だろうと思うんです。瀬戸内市の場合にどれだけの規模でどれだけの建設コストがかかる、あるいはランニングコストがかかると、そこまで細かく計算したものではない、大ざっぱな全体的な見方だろうと思っております。したがいまして、どうしてもこれは、瀬戸内市自体でつくった場合にその建設コストなり、ランニングコストはどういうふうになるのか、きちっとした数値を手持ち資料として持っておく必要があると思うんです。 これから先、広域でそのままそれを進めていくのか、あるいは自前で炉をつくったほうがいいのか、あるいは自前でつくる場合でも、民間委託をしたほうがいいのか、あるいは民営化したほうがいいのか、その辺の検討も当然やる時期が来ると思うんです。ですから、その基本になる、もとになる資料になると思いますので、ぜひとも瀬戸内市で処理施設をつくる場合にどうだという数値が必要になってくると思います。今の制度では、自前でやる広域の場合以外は国の補助金がないと、こういうことにはなっておりますけれども、それらを含めて検討し、選択していかなきゃいけない。 そしてまた、一面では、いずれの選択をするにしても、市民の皆さんに説明をする責任があると思うんです。やっぱり数値を出してこうなりますからこうこうですと、こういうふうな説明ができなきゃいけない。そのためにもぜひとも必要であると、このように思っておりますから、その辺も含めて、市長職務代理者のご答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(松本和生議員) 市長職務代理者。            〔市長職務代理者副市長 日下英男君 登壇〕 ◎市長職務代理者副市長(日下英男君) それでは、お答えをしたいと思います。 これまで何回かこれに類するご質問もされてきたわけですけど、そのときにもいろいろ数字を上げて申し上げたこともありますけど、今回はお配り、机の上にさせていただいたように、備前広域での地域計画というようなもんもできておりますから、そういったことを踏まえた数字に見直して申し上げたいというように思います。 コストを考えますときに、内容的には施設の整備費、それから収集運搬費、それから維持管理費と、そういった大きくは3つの要素になろうかと思うんです。それで、まず施設整備費についてでありますけど、先ほど言いました平成21年1月30日に国へ提出した循環型社会形成推進地域計画において、組合で焼却施設を整備する場合、施設建設費に造成工事費、搬入道路工事費等を加えた整備事業費は、106億6,630万円という数字になっております。構成市町による負担額は、均等割、そして人口割により算出されまして、当市が負担する額は約29億3,000万円になろうかと思います。この負担割合は今までも報告させていただいておりますけど、参考までにもう一度申しますと、均等割が20%、人口割が80%ということでございますので、瀬戸内市の負担割合は、全体でいうと27.472%というようなことであろうかと思います。 それから一方、市単独で整備する場合は、県が平成19年3月に策定した新岡山県ごみ処理広域化計画の資料によりますと、1日当たり37トン規模の焼却炉が必要とされております。しかし、これには災害廃棄物を処理する能力は含まれておりませんので、組合で見込んでいる通常の処理量の15%、これは組合のほうはそういう災害処理もやろうというような対応を考えているわけでございまして、それが15%というようなことです。そういうのを単市でやる場合も考えると、1日当たり43トン規模の施設が必要だということになろうかと思います。この規模の施設を県が設定した条件で試算すると、建設費のみで40.6億円となりまして、さきに、説明をいたしました組合で整備する場合の当市負担額の29.3億円と比較しますと、約11.3億円単市のほうが高くなるということにはなるわけです。 それから次に、収集運搬費についてでございますが、私どもがやらせたコンサルの試算によりますと、単市で行う場合に比べて広域で行うほうが運搬距離が当然長くなりますから、年間約1億円余計にかかるという試算でございます。つまり、15年償却と考えて施設を利用した場合は、15億円高くなるというような試算になるわけです。 それからもう一つ、維持管理費についてでありますけど、施設整備費で説明しました、広域で施設整備する際の当市の負担割合となる約29.3億円と単市で施設整備する際の40.6億円を仮に建設費と仮定して算出をしてみると、広域での維持管理は15年間で約55.3億円となり、そのうち当市の負担額は約15.2億円ということになります。一方、単市の場合には15年間で約22.3億円となりまして、広域のほうが約7.1億円安くなるという結果になろうかと思います。 そして、施設整備費、収集運搬費、維持管理費をトータルした場合は、ごみ処理コストとして、15年間のスパンで考えると広域のほうが3.4億円安くなる結果と、これ1年にしたらわずかといえばわずかなんです。ですから、このくらいの差なら単市でやったほうが利便性などを考えたらいいんじゃないのというような考え方もできようかと思うんです。ただ、これは運搬コストが1億円余分にかかるという計算でのもとでございまして、私どもは、その収集運搬費を距離が長いところの町がそのまま負担するのは不公平だということを主張しているわけで、そんなことだったら、もしそのままでやるんだったら瀬戸内市は脱退するかもしれんよというふうなことも今まで言ってきとるわけです。収集運搬費のアップ分を他の市町含めて、みんなで負担していただきたいというようなことを申し上げているわけでございまして、それがそういうふうにされるんであれば、さっきの3.4億円の差というのは10億円ぐらい広域のほうが安くなるんかなという感じはいたします。 こういった急がなければならない検討材料があるわけで、これをもう早急に広域のほうで検討していただくように今お願いをし、また事務レベルでもそういった検討をされているというように聞いております。その進みぐあいでは、方向を考えなくてはいけないというように思うわけでございます。 それから、ご質問の中でダイオキシンの話が出ておりましたけど、ダイオキシンというのは、確かに大きいほうが低く抑えられるということでございます。ただ、小さいものでも基準そのものはクリアできるということなんですけど、ちなみにこの広域で焼却場をつくった場合のダイオキシンの度合いと今のかもめのダイオキシンの度合いを比べたら、広域の施設をつくった場合は、今のかもめのレベルからいうと5分の1ぐらいに抑えられるというようなものであるというふうには認識しております。しかし、かもめのそういった段階でも基準はクリアできとるわけですから、問題はございません。 ということで、今なかなか難しい時期にあるわけですけど、もろもろのものを要求すべきところはして、検討をしていただいて、比較検討をして結論を出していきたいというように考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(松本和生議員) 堤議員。            〔15番 堤 幸彦議員 登壇〕 ◆15番(堤幸彦議員) 大体、今わかりましたけれども、この40.6億円、自前の炉をつくった場合にかかるという積算ですけれども、これは概算設計になると思いますけれども、どういった手順でこれは出てきたんでしょうか。瀬戸内市でそういった調査をしたという記憶が私はないんですけれども、いつごろどういう業者に依頼をして、どういうふうな設計になったんでしょうか。 ○議長(松本和生議員) 市長職務代理者。 ◎市長職務代理者副市長(日下英男君) これは、先ほども一部申し上げましたけど、県が設定した条件、前に試算しとるね、県の設定した条件での試算ということで、担当部署で行ったものでございます。ですから、コンサル等へ頼んでつぶさに詳細を検討したというものではございません。 それから、以前、平成17年度でしたか、今のかもめを改修なり、長船なんかも含めて増設したらどのくらいかかるかとか、あるいはその次の更新の時期にはどのくらいかかるとか、そういうのは1度やっとることがあると思うんです。これらについては、その当時の議員の皆様にも結果をお配りしていると思います。 今回の試算については、以上のようなことでございます。 ○議長(松本和生議員) 堤議員。            〔15番 堤 幸彦議員 登壇〕 ◆15番(堤幸彦議員) 以前にコンサルへ依頼をして設計を頼んだというお話がありますけども、そのときは建設費は幾らになったんですか。やっぱり40億6,000万円、そんな数字になったんでしょうか。 ○議長(松本和生議員) 市長職務代理者。 ◎市長職務代理者副市長(日下英男君) ちょっと手元へ資料を持っておりませんので具体的な数値がわからないんですけど、たしか長船分も含めて処理するとした場合の改修費、そういったものが3億円ぐらいかかるんでしたかね、以前にご質問のときにもその関係をご説明したこともあるかと思うんですけど。それから改修費が、ちょっとあやふやなことも言えませんので、今ここへ持っておりませんのでちょっと数字は控えさせていただきたいと思います。 ○議長(松本和生議員) 堤議員。            〔15番 堤 幸彦議員 登壇〕 ◆15番(堤幸彦議員) かなりそれは前の数値だろうと思いますけれども、先ほどの数値からいきますと、これはもう広域のほうが完全にコストも安いという数字になるんですけど、どうもその辺が漠然と納得いかないんです。石蓮寺というあの山の上まで瀬戸内市から出るごみを持ち上げて、担ぎ上げてそこで焼却するという、非常にコストのかかる処理方法ではないかと思うんです、全体的に考えていかなきゃいけませんけれども。ですから、もう一度ここでコンサルに依頼をして、概算設計、どういうふうな設計になるかわかりませんけれども、設計をして、コストの算出、あるいはランニングコストの算出、それをなさるお気持ちはございませんか。 ○議長(松本和生議員) 市長職務代理者。 ◎市長職務代理者副市長(日下英男君) 今、担当部署のほうでは、かもめを建設し、管理のほうも一部担当してもらっとるところへお尋ねをするなどして、協議というか、そういったことはさせていただいております。それで正確なものがなかなかつかめないということになれば、予算をお願いして調査をすることになるかもわかりませんけど、そういったことで考えていきたいと思います。 ○議長(松本和生議員) 堤議員。            〔15番 堤 幸彦議員 登壇〕 ◆15番(堤幸彦議員) 今、職務代理者というお立場でございますけれども、この最終的な判断はやはり新しい市長がご判断なさると、このように思いますけれども、その事務的な準備を進めておく必要があるんじゃないかと私は思うんです。はっきりしたデータがなければ比較の検討をしようがないんですね。ですからそこは、政治判断ということじゃなくって事務レベルでやっぱり進めていく必要があると思うんです。新しい市長がご就任なさって、それらの資料と比較検討しながらやっていくと、検討していくと、こういうことになると思うんですが、このタイミングを失すると私は大変なことになると思うんです。 申し上げるまでもございませんけども、今回の当初予算で、備前広域環境施設組合へ4,1000万円拠出をしておりますね。その中には、この概算設計費も含まれているんだろうと思うんです。もう既にその設計の作業が進められているのではないかと思うんです。次に今度、平成22年度の予算には実施設計の段階に入っていくんではないかと思うんです。そうしますと、逆算していきますと来年度予算の大枠が固まるのはことしの12月ごろでしょうかね。ですから、それまでには今の広域での概算設計が出てくると、それをもとに来年度予算を組み、それを各市町へ割り当てると、こういうことになってくると思うんです。ですから、それまでに、広域のほうからデータが示されるその前に自前の検討資料というのを、かなり確度の高い検討資料というものを私は準備しておく必要があると思うんですが、その辺いかがでしょうか。 ○議長(松本和生議員) 市長職務代理者。 ◎市長職務代理者副市長(日下英男君) おっしゃるとおりだと思っております。ですから、今広域で今年度予算というのは、調査費であったり、計画費ということですけど、実際にまだ用地を買ったり、工事にかかっていくという今年度は段階ではないですから、ことしの協議模様では、もうやめたということも可能な今はまだ時期だと、今年度だというように思っているわけでございます。ですから、そういった判断材料が調うように、我々も整えますし、また備前広域でもしっかり議論していただくというように期待したいと思っているわけです。 それから、もう一つ申し上げておきたいのは、焼却場の比較だけでなくて、最終処分場を備前広域の場合はつくるという計画になっておりますから、それは瀬戸内市にはないわけでございまして、その点は、その施設が利用できるということになれば一つのメリットはあるというようには考えております。これらも含めて検討しなければいけないというように考えております。 ○議長(松本和生議員) 堤議員。            〔15番 堤 幸彦議員 登壇〕 ◆15番(堤幸彦議員) きょういただきました瀬戸内市一般廃棄物処理基本計画、この中に広域処理への対応という項目がございまして、本市にとって最も適切なごみ処理システムを構築しますと、こういう項目があるわけです。ですから、先ほど言いましたように、タイミングを失するともうこれずるずると入っていってしまう。途中から脱退するとかということになると大変なことになるわけで、タイミングがあるんです。ですから、実施設計が来年度であるとすれば、ことしじゅうにその辺はきちっと決めなければ間に合わないんじゃないかと思うんです。 ですから、再度申し上げますけれども、お金がかかることです、これはね。ですから、この今議会か、あるいは閉会後7月の初めでも臨時を開いてでも、それに対する補正予算を組むべきではないかと思いますけど、いかがでしょうか。 ○議長(松本和生議員) 市長職務代理者。 ◎市長職務代理者副市長(日下英男君) 検討するのに新たな予算が必要かどうかについては、それも担当部署とよく協議をして、必要ならば補正をお願いしたいというようには考えます。 ○議長(松本和生議員) 堤議員。            〔15番 堤 幸彦議員 登壇〕 ◆15番(堤幸彦議員) 以上で私の質問を終わらせていただきたいと思いますけども、非常に大きな問題で、一たん踏み切りますともう何十年ものスパンで続けていくわけでございますから、慎重に検討していく必要があると思っておりますので、よろしくお願いいたします。 以上で終わります。 ○議長(松本和生議員) 以上で堤議員の質問を終わります。 少し早いようですが、ここで昼食休憩に入りたいと思います。 再開は1時からとなります。            午前11時47分 休憩            午後1時0分 再開 ○議長(松本和生議員) 再開いたします。 午前中に引き続き一般質問を行います。 発言順序4番、平原順二議員の一般質問を行います。 5番平原順二議員。            〔5番 平原順二議員 登壇〕 ◆5番(平原順二議員) それでは、通告に従いまして一般質問を行わせていただきます。 瀬戸内市の観光、イベントの開催についてという題にしておりますけども、21年度の予算では各種のイベントがありません。各町で1つぐらいは伝統文化のそういうイベントを開催してはどうだろうかということで提案をしとります。今までのイベントは市が責任を持って主催でやっとりましたけども、地元主催で、地元の方が主役でそういうイベントを行いたいと私は思います。そのためには、やっぱり我々の子ども、孫にもその伝統文化をぜひ残していきたいと思いますけども、副市長並びに担当部長さん、よろしくお願いします。 ○議長(松本和生議員) 市長職務代理者。            〔市長職務代理者副市長 日下英男君 登壇〕 ◎市長職務代理者副市長(日下英男君) それでは、答弁をさせていただきたいと思います。 先ほどの質問の要旨の中で、これまでは市が主催してイベントが行われてきたけど、これからは住民主体で、そして市が応援するというようなことで伝統文化や地域行事等を守って子や孫に伝えるべきではないかというようなご趣旨かと思いますけど、私はそれについては大賛成というか、そのとおりだというふうに思っております。 それで、ことしの状況については、午前の答弁でも申し上げたとおりでございますけど、これからの検討の中身としましては、今言われたような住民主体で行われるようなイベントに持っていって、しかしそれにはやっぱり費用が伴うと思いますし、特に文化的なイベントなどはやっぱり市の助成が必要だろうと思いますんで、その辺は十分検討しなければならないというように考えておるわけでございます。 昔、地域振興の目玉事業としていろんなイベントが始まったと思うんですけど、時代が大いに変わってきたわけです。それで、イベントというのは人々の夢と希望を満足させる、そういった参加と共感ですか、そういったことが創造できるものだと思うんです。それですから、非常に地域の活力もそれによって高まることもあるだろうと思います。ということで、全くなくなってしまうというのは非常に寂しいことですので、今後いろんな方面から検討していきたいというように思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(松本和生議員) 産業建設部長。            〔産業建設部長 福間和明君 登壇〕 ◎産業建設部長(福間和明君) それでは、5番議員さんのイベントの開催についてということでご答弁させていただきます。 郷土の歴史文化を学び次代に伝えることは、自分が住む町の誇りにつながるということであり、非常に有意義なことと認識しております。地域の伝統文化を紹介、また実感してもらうイベントとして、産業建設部所管といたしましては、びぜんおさふね名刀まつり、牛窓エーゲ海フェスティバルなどございます。そういうイベントの中で実行委員会を組織して開催してまいりましたが、財政の逼迫に伴う予算の削減とか、マンネリ化、また運営組織の形骸化などから、本年は補助金の休止ということでございます。 これらイベントにつきましては、集客による経済効果を期待する一面もございますが、運営を通じての地域リーダーの育成や参加グループの交流から生まれるコミュニティ意識の醸成を目的に実施されてきたものと考えております。しかしながら、近年の社会経済の発展による生活環境の変化は、人と人のつながり、いわゆるコミュニティ意識を希薄にし、農村地域やその集落内においても例外ではございません。こうした社会情勢を背景として、地域それぞれの伝統文化を守ることは今非常に厳しい環境ではございます。しかし、そこに住んでいる住民の方々の日々営々とした暮らしの中で、社会環境がどのように変わろうとかたくなに守り通して伝えてきたものが、伝統文化であると考えております。 所管の文化伝習施設として、瀬戸内市寒風陶芸会館、牛窓海遊文化館等の資料展示施設で伝統文化を紹介しております。今後も市役所内、関係部署や観光協会など関連団体と連携をとりながら、歴史文化伝習のための周辺整備や地域支援を検討したいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。 ○議長(松本和生議員) 平原議員。            〔5番 平原順二議員 登壇〕 ◆5番(平原順二議員) 副市長にもう一度お尋ねをいたします。 午前中の質問では考えがないということでございましたけども、国からの予算でもある程度はそういう補正予算が来ておりますね。それをどういうふうに使うのかなと。瀬戸内市に我々が住んでいて瀬戸内市を宣伝するときに、こういう伝統文化のイベントがないと宣伝のしようもないんじゃなかろうかなと思います。例えば言うと、邑久町でいうかきまつり、かきまつりもそうでしょうね、地場産業という立派な瀬戸内市の資産なんです。その補助金もない。それではやっぱり市民がやる気がないと思うんです。年々やる気がなくなっていく。後継者もいなくなる。やっぱり市のほうもある程度の応援はぜひ必要なんかと思いますけども、副市長のお考えをお伺いをいたします。 ○議長(松本和生議員) 市長職務代理者。 ◎市長職務代理者副市長(日下英男君) 午前中に申し上げたように、イベントについてはどういった開催の仕方がいいのかということを根本的に検討したいということを申し上げました。そういう気持ちがあるものですから、今年度は休止、たまたまなっておりますので、ことしは考える年にしたいという気持ちでございます。 それから、かきまつりのお話もございましたけど、もともとかきまつりは、漁協さんが補助金なしでやられとった事業でございます。それで、旧邑久町で終わりごろから補助金をつけるようになったと思うんですけど、それは喜之助フェスの関係もあったと思うんです。独自でもにぎやかにやられとった事業でございまして、これは今でもそういった対応でできるのではなかろうかなというようにご期待してるとこでございます。 交付金等については、また補正もお願いすることになると思いますけど、次年度や23年度とか予定してる事業を前倒しでやるとか、新しい観点、太陽光であるとか、省エネ対策等々の事業に充当させるように今検討中でございまして、そういった面で使っていきたいというようには思っております。 ○議長(松本和生議員) 平原議員。            〔5番 平原順二議員 登壇〕 ◆5番(平原順二議員) 副市長さんが邑久町のときに、私も覚えとんですが、喜之助を一生懸命やられて、その思い入れはほかの職員さん以上にあると思うんです。ほれで、市長さんが新しくなって予算をカットしたときに、副市長さんがそれを何か進言をなさったのかどうか、これはやめちゃあいけませんよとか、これは残してくださいとか、どうでしょうか。 ○議長(松本和生議員) 市長職務代理者。 ◎市長職務代理者副市長(日下英男君) 私も残念だという気持ちはあったんですけど、午前に言いましたように、19年度に行政評価、内部評価にとどまっとったんですけど、されとったようなことで、予算要求がなされなかったということで、つけるつけないというより、つけるというそういう選択肢に上がってこなかったんです、このイベントについては。逆に、行政評価で保留になってなかった小さなものは多少あったんですけど、それについてはビッグイベントを全部休止するという観点から、それは同じように扱わないと今年度いけないということで、それもさっきのかきまつりのような小規模なものの予算要求はありましたけど、それは同じように休止をとりあえずしようということでさせていただきました。 ○議長(松本和生議員) 平原議員。            〔5番 平原順二議員 登壇〕 ◆5番(平原順二議員) 職員さんからそういうお話がなかったから副市長は何も言わなんだという、それはおかしいんであって、副市長さんがやっぱり市長さんにそういう進言をするとか、ぜひともお願いをするとか、自分がやっぱりやってきたもんでしょうから。これからもうよろしくお願いをしたいと思います。 それから、イベントの件でもう一点は、敬老会でございます。敬老会もイベントですからね。今75歳で、恐らく瀬戸内市で5,900名ぐらいがいるんですかね。今までは1,000円を一人頭出しとったと思うんです。これも市の報告では、もう……            (「1,300円じゃろう」と呼ぶ者あり) 1,300円。            (「1,000円じゃろう」と呼ぶ者あり) 私は1,000円だと思ったんですが、市のほうから一方的にことしは敬老会がありませんよと、費用がありませんよと言うんじゃあなしに、これは皆さんに前もってそういうご報告をする、これは私は市の義務だと思うんです。三役で決めたからもうそれはないんですとか、例えば1,000円出したものを半分にしてでもやっていただく、我々がお世話になった先輩方の労をねぎらうための敬老会ですから、それはぜひとも復興をさせていただきたいと思いますけども、副市長、どうぞよろしくお願いをいたします。 ○議長(松本和生議員) 市長職務代理者。 ◎市長職務代理者副市長(日下英男君) 敬老会の詳細については、担当部長からお答えさせていただきたいと思いますけど、敬老会も行革手法の手順としては、1つ住民合意を得るための手順を省いていると言えようかと思います。そういった面では大変申しわけなかったというように考えております。 一方、敬老会そのものは、地域の皆さんでお年寄りを敬おうと、お祝いしようという自発的事業で本来はあるわけですから、補助金がなくても実施は可能な事業だというようには考えております。現に、我々の補助金を使わないで地域で敬老会を行われてると、しかも長年にわたって行われとるという事例もございます。また、私らのとこでも、補助金はなくなったんですけど、敬老会やろうということで今計画いたしてるとこでございます。ということで、これについてもいろんな各地で創意工夫された敬老会が行われるのではないかというように思っているところでございます。 ○議長(松本和生議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(岡崎文明君) それでは、私のほうから、先ほどありました基準等につきましてご説明させていただきます。 20年度につきましては、75歳以上の方お一人1,500円という基準で出させていただいておりまして、20年度の実績といたしましては、52団体5,396人の方がこの敬老会の補助金で敬老会のほうを実施されているというような実績でございます。 以上でございます。 ○議長(松本和生議員) 平原議員。            〔5番 平原順二議員 登壇〕 ◆5番(平原順二議員) 1,500円は要りません。少なくても結構ですから、やっぱり皆さんのおられる先輩の労をねぎらうためにも、やっぱり補正を組んででもそういうことをやっていただきたいと思います。 それと、最後になりますけども、情報公開をきちっとして、前もって皆さんの市民の方にお知らせをする、お祭りも市民が主役でする、をぜひ副市長、答弁を最後によろしくお願いいたします。 ○議長(松本和生議員) 市長職務代理者。 ◎市長職務代理者副市長(日下英男君) この金額については、合併以来、毎年のように補助単価が変わったり、制度を変えたりとか、年齢を変えたりとか、変わってきたもんなんです。そのたびに多少の混乱を生じながら進んできたと思うんです。それで、これももっと根本を考えれば、それぞれの地域で、敬老会でお祝いをしたい年齢というのは違っとったわけです。ですから、それぞれの地域でその対象者の方を主催者で拾い出しをし、そして名簿もつくったり、いろんなことをされとった。それが補助金が出るようになって、補助金のリストができますわね、それに合わせてやったら省力化できると、地域でやるのに。というようなことで、補助金に合わそうというような動きが出てきたということが背景にあると思います。 そうした中で、情報開示が、個人情報ということもあってなかなか名簿をお出しできなくなったということもあって、市のほうへ開示請求をしてそういった名簿を写したりされる努力がここ数年続いたわけです。そうしたことから、担当部署へもかなりの不平不満が上ってきておったというようなこともございます。そうしたことから、そういうことじゃなくて、本来の敬老会のあり方のほうへ戻ったらどうかというのも担当部署も考えもあったということもあります。それで、私たちもそういうふうに思いまして、これは仮に補助金がなくても、本当にそういう気持ちがあればやれるんじゃなかろうかというように考えているわけでございますけど、何分にも、先ほど言いましたように手順を省いたもんですから、皆さんにご納得のいける開示ができなかった、また協議ができなかったということは重々おわびをいたしたいと思うわけでございます。 ○議長(松本和生議員) 平原議員。            〔5番 平原順二議員 登壇〕 ◆5番(平原順二議員) もう終わりますけども、3町で敬老会の費用は年齢によって違う年があったな、年齢が。瀬戸内市になって年齢が違うようなばかなことはないはずなんです。やっぱりきちっと情報公開をして、何歳から予算を組むということを決めるんであれば、きちっとそういうものを決めていただいて、町によっては65になったり、70になったりするのはおかしい。            (発言する者あり) うん。そういうことのないように、情報公開をきちっとして、予算をつけとは言いませんけども、できることならばそういう敬老の方には敬意を表するという意味でも、そういう予算をもしつけるもんならつけていただきたいと思います。 これで質問を終わります。もう答弁要りません。 ○議長(松本和生議員) 以上で平原議員の質問を終わります。 次に、発言順序5番、森下博志議員の一般質問を行います。 4番森下博志議員。            〔4番 森下博志議員 登壇〕 ◆4番(森下博志議員) 新人の森下と申します。よろしくお願いいたします。 ちょっと申しわけないですが、質問をさせていただく前にお許しをいただくことがございまして、実は志半ばで昨年10月病に倒れました私の中学、高校の同級生で、前議員の、皆様ご存じの山本博宣君について、私の選挙前に、霊前に必ず議場に連れてくるからという約束で選挙に臨んだ関係で、奥様にお許しをいただいて遺影を胸に持ってまいりました。ちょっと出させていただいてここへ置かせていただきたいと思います。済みません。 それでは、質問をさせていただきます。 私は選挙に当たり、一人一人の幸せのためにというスローガンで臨みました。この幸せのためにというのは福祉ということでございまして、実は平成17年、4年前に瀬戸内市地域福祉活動計画策定の公募委員として、2名のうちの一人として1年間参加させていただいた経緯がございます。また、このたび私の住んでおります福元グリーンタウンにおきまして、街頭演説、この1点でやりましたのが高齢化についてということでございまして、現在、グリーンタウンにおきましては、現在75歳以上の方が127名、それから私が当時60歳、今61になったんですけど、60歳以上の方が393名という数をいただきまして、それを訴えてまいりました。 それで、全市においては、多分65歳以上ということになるんだと思うんですけれど、どういう数字になっているかお聞かせいただきたいということと、将来高齢者問題についてということの中で、将来に向けての取り組みはどのような方法があるかということを教えていただきたいということが第1点ございました。 それから、私が訴えてきたのは高齢化ですけど、その途中で、いわゆる少子高齢化に関連しまして待機児童、私の近くにすぐ福田保育園がございますが、待機児童がいるんだということをお聞きしまして、何人いるのかなということがまだ把握できてません。その待機児童の方がいらっしゃるんですが、やむなく、今城のほうがあいてたので今城のほうへ通ってるんだということをお聞きしました。これ毎日のことなので、福田保育園ならば歩いていけるんですけど、今城っていうことになると、車が要るということになると大変な負担になってるんじゃないかなということがございまして、それをお尋ねしているわけでございます。 それから、3つ目に下水道があるんですが、ちょっとその前に福祉ということを、私は公共の福祉ということが非常にある年齢から私の生きるテーマになっておりまして、十何年前から。日本国憲法の中で、公共の福祉ということで12条というのがあるんですけど、国民の権利及び義務というとこで、10条から第3章が始まる中で12条にある、これちょっと申しわけない、大好きな条文なんで読み上げさせていただきたいんですが。第12条、自由、権利の保持の責任とその乱用の禁止というのがございまして、この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によってこれを保持しなければならない、また国民はこれを乱用してはならないのであって、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負うと、義務規定でございますので、義務規定となりますとこの第3章の中、26条、27条、30条と教育、それから勤労、それから納税の義務というのが、3大義務があるんですけど、もう一つ4大義務として、公共の福祉に対しまして自由を利用する権利を負うというのが私は4つの義務だと、国民の義務だと思ってずっとやってまいりました。要するに、福祉ということになりますと家庭が出発点でございまして、親が子を慈しみ、子が親に感謝し、それから地域を思い、それから国を思い、地球を思い、そういうことで、来し方行く末をにらみながら自分の位置を考えるという、人のために行動するということが私の訴えたいところでございます。 それをお話しさせていただいて、次に下水道事業についてということでございまして、皆様、私が下水のスペシャリストというふうに評価いただいてるわけですけど、実はその原点と申しますのが、昭和49年6月に岡山市役所の職員の採用試験を受けましたときに、試験問題の中に1問、合流式と分流式について述べよという設問がございまして、当時、学生の中では衛生工学においては水道はすごい勉強してたんですけど、下水はその当時はまだほんの数行しか教科書に書いていなくて、私はそれを見逃しておりまして、これは河川の問題だと思って、河川の用排分離のことを回答しました。それはもうとんでもない、後でとんちんかんな答えだったわけですけど。それが私は今までずうっとそれが心にひっかかっており、あのとき間違えたなというのがありまして、もう下水だけは一生懸命勉強させていただきたいと思っているんですけど、その間違った答えを書いたおかげで下水道部の建設課に配属されてしまいまして、7年間やらせていただいて、市役所生活33年の間、合計12年間下水道を、直接携わったのは12年間でございますけど、もうずうっと33年間がもうずうっと下水、あのとき間違った回答をしたという頭があって、ずうっと下水のことばっかり考えてきたように思っております。 ですから、要旨にございます全体計画と現状、それから将来の見通しについて概要を、後半といいますか、あす、あさってまた下水道について質問される方が先輩議員にいらっしゃいますので、とりあえず概要だけきょうはお聞かせ願えればと思っております。よろしくお願いします。 ○議長(松本和生議員) 保健福祉部長。            〔保健福祉部長 岡崎文明君 登壇〕 ◎保健福祉部長(岡崎文明君) それでは、私のほうから高齢者問題についてと保育園の待機児童についてのご質問についてご答弁をさせていただきます。 まず、高齢者問題でございますが、市内の高齢者の現状と将来に向けての取り組みをどのように考えるのかとのご質問でございますが、まず市の高齢化の現状ですが、16番議員さんにもご答弁をさせていただきましたが、65歳以上の方が1万950人、率でいうと高齢化率は27.7%といったように、高齢化は着実に進展をしているといった状況でございます。また、先ほどもありましたように、年齢別の人口を見てみますと、本市でも60歳、61歳の方が非常に多いと、いわゆる団塊の世代の方が非常に多いということで、この方々が数年先には65歳ということで高齢者の仲間入りとなり、高齢化の進展はますます高まっていくことになります。 こうした状況の中で、高齢者問題の大きな課題は、高齢者介護の問題でございます。先ほどもご答弁申し上げましたように、現在の介護保険では予防ということを重視しており、本市におきましても、要介護状態になる前の段階から予防重視型システムへの転換が必要であるということから、介護予防のほうに取り組んでいるところでございます。具体的には、介護予防健診等で要介護状態になるおそれのある方を選定し、その方々に対して、介護予防目的に運動機能、口腔機能の向上、それから食生活の改善等の事業を実施しているということでございます。 また、もう一方で、本市におきましてはひとり暮らしの高齢者が約2,400人、またご夫婦等高齢者のみの方が約3,600人ということで、高齢者の5割以上を占めております。また、認知症の高齢者の方々も約1,500人と推定をしております。このような方々の中には閉じこもりやうつ等になる傾向も強く、地域社会から孤立してしまい、詐欺などの経済的被害や介護放棄、高齢者の虐待等の被害や、また災害時の避難等につきましても危惧されているとこでございます。このため、こうした方々に対する生活全般における支援が重要であるということで、各種の高齢福祉施策を実施しているとこでございます。 しかしながら、地域で安心して暮らすためには、介護保険サービスや行政の福祉施策だけで日常生活のすべてを補うということにはならないということで、できる限り住みなれた地域でその人らしく暮らしていただくために、高齢者の孤立化を防止し、地域住民が見守りや支え合いの支援をしていく仕組みづくりが必要であります。現在、市、社会福祉協議会、介護の事業者等高齢者の生活全般にかかわる方、そして地域の住民の方々とともに、こうした仕組みづくりを各地域で展開をしているところでございます。今後も高齢者の方々が住みなれた地域で安心して元気で暮らせるよう、さまざまな角度から検討し、地域の実情に応じて、また時代に即した取り組みを実施してまいりたいというふうに思っておりますので、ご理解をお願いいたします。 続きまして、2番目の保育園の待機児童の問題でございます。待機児童の現状とその対策をどのように考えているかとのご質問でございます。 まず、待機児童の現状につきまして、国の考え方による待機児童というのは、本市においては受け入れ可能児童と入園希望児童との関係ということになりますので、本市においては定員を下回る保育園もあるということから、待機児童はいないということになります。しかし、保育を希望される方は、それぞれのお住まい、勤務地等からご判断され、市内9カ所の保育園のほうを選定されることになるわけですが、その際、やはり人口が集中する市内中心部の、先ほど出ておりました福田保育園等中心部の保育園への希望が非常に多いというような現状でございます。こうしたことから、希望する保育園ではなく、他の保育園へ入園していただくというようなケースも生じているというような状況でございます。年度21年度の当初におきましても、3名の方に第2希望の保育園へ入園をしていただいたというようなのが現状でございます。 また、今年度中途の入園対応につきまして、特に現在心配をしておりますのが、低年齢児の受け入れでございます。現在、市内中心部の保育園では、低年児については定員を満たしているような状況でありまして、今後入園希望があった場合には、順番待ちのそういった状況も生じるということも想定されます。 この待機児童が発生する要因といたしましては、まず施設の規模の問題とあわせて、保育士の確保の問題でございます。保育士につきましては、児童の年齢により配置基準が定められており、受け入れ児童数及び年齢等を勘案しそれぞれ配置をしておりますが、ご承知のとおり臨時保育士の確保が非常に困難な状況が続いておるところでございます。年度も保育士の産休、育休等もありまして、既にこれまで4名の臨時保育士を年度中途で採用し対応しておりますが、引き続き保育士の確保に努めていきたいというふうに思っております。 また、施設面では、市内中心部の園におきましては、これまでの入園希望者の増に対応するためにホールを利用しての保育を実施しておりますが、良質な保育環境を整備するためにも、その改善は必要であると認識しているところであります。 こうした現状を踏まえて、今後の対策でございますが、本年2月議会で、民間保育園の新設誘致案につきまして現在検討中である旨ご報告いたしましたが、今年度計画を策定する次世代育成支援地域行動計画の後期計画にその内容を盛り込み、よりよい保育環境の整備充実に努めたいと考えておりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。なお、新設保育園につきましては、より具体的になった段階、早い時期にお示しをし、ご説明をさせていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(松本和生議員) 上下水道部長。            〔上下水道部長 野口好仁君 登壇〕 ◎上下水道部長(野口好仁君) それでは、下水道事業について全体計画と経過、現状について、また将来の見通しについてということについて答弁させていただきます。 公共下水道全体計画ですが、5つの処理区がありまして、合計911ヘクタール、内訳といたしまして、牛窓が165ヘクタール、邑久が420ヘクタール、長船が61ヘクタール、長船中央が205ヘクタール、虫明が60ヘクタールでございます。 現在の事業認可区域は311ヘクタールとなっております。そのうち牛窓処理区、邑久処理区、長船処理区の3処理区で一部供用開始をしておりまして、平成21年4月1日現在の整備済み区域は144ヘクタールとなっております。3地区の内訳は、牛窓が23ヘクタール、邑久が70ヘクタール、長船が51ヘクタール、全体計画区域に対しまして約16%の整備進捗率となっております。 また、市の総合人口に対する普及率でいいますと、住民基本台帳人口3万9,281人に対しまして、下水道整備済み人口は4,856人で、12.4%の普及率となっております。 また、農業集落排水及び漁業集落排水で事業計画をしている7地区、これは西脇・子父雁、千手、東須恵、西須恵、磯上、尻海、美和・牛文地区でございますが、既に5地区について整備が完了しておりまして、残る2地区の美和・牛文と尻海についても今年度中の整備完了を目指しております。 現在の農業、漁業両方の集落排水事業整備人口が2,181人で、普及率が5.6%となっておりまして、公共下水道と農集、漁集両方合わせた下水道の普及率は、およそ18%となっている現状であります。また、今年度中に整備済みとなる予定区域で3,000人程度の増加を見込んでおりますので、今年度末にはおよそ25%の普及率となる見込みであります。 今後の整備の見通しですが、当初は平成35年ごろまでに全処理区において整備完了する全体計画を立てておりましたが、平成19年度財政健全化計画において平成50年度まで事業計画を延伸し、単年度の事業量と事業費を抑制する方針であります。今後の整備については、できるだけ投資効果の高い箇所を優先に整備していくようにしております。十分検討した上で、来年度以降の整備箇所を決定したいと考えております。 また、今年度は上位計画であります岡山県のクリーンライフ100構想の見直しが予定されております。今回の見直しにおける大きな変更点は、将来人口を適正に見据えた上で整備手法と計画区域を見直しするというもので、本市についても十分な検討が必要であると考えております。 以上でございます。 ○議長(松本和生議員) 森下議員。            〔4番 森下博志議員 登壇〕 ◆4番(森下博志議員) 私はちょっと福祉関係のことに関してはまだちょっと勉強不足でありまして、再質問はございませんけど、下水道についてパンフレットを見させていただいて、スローガンとして「やさしさと自然を結ぶ下水道」というのを掲げておられるらしいので、スローガンもそうですし、それから新しいパンフレットを見させていただいて、これは私も経験あるんですけど、職員の士気を上げる上では非常に効果があると思うので、これは評価させていただきたいなと思っております。 それで、恐らく後日またご質問があると思いますけど、見直しは必ず必要になってくるかと思いますので、その点よろしくご検討をいただければと思いますので、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(松本和生議員) 以上で森下議員の質問を終わります。 ここで10分間休憩いたします。            午後1時43分 休憩            午後1時53分 再開 ○議長(松本和生議員) 再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 発言順序6番、木下哲夫議員の一般質問を行います。 20番木下哲夫議員。            〔20番 木下哲夫議員 登壇〕 ◆20番(木下哲夫議員) それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 2点通告をいたしておりますが、2点目の市長の健康問題については市長が辞職されましたんで、若干不完全燃焼といいますか、情報公開の辺で少しお尋ねをしたかったんですが、副市長、恐らく2点目の反省点は多いかと思われます。発表の仕方とかね、その辺を若干言いたかったんですが、2点目はもう取り消します、1点だけ。 まず最初に、1点目の錦海塩業(株)の破産に伴う塩田跡地問題についてということでお尋ねをいたします。 4項目ほど書いておりますが、まず錦海の歴史です。錦海の歴史は山陽新聞のズームというところに書いてあったんですが、錦海塩業の前身の組合が1957年、これは昭和32年になろうかと思いますが、から、錦海湾の入り口に約2キロの締め切り堤防を築いて、約500ヘクタールを干拓したと。59年ということですから、昭和34年から工場製塩の転換で、72年に塩田は全面禁止となった。これ46年だと思います、46年か7年か、昭和の。それまでは塩田として使っていたということでございます。以後、錦海塩業が堤防、排水を管理しながらゴルフ場などへの転用を模索したが、実現せず、2006年に県が許可したしゅんせつ土砂による基盤整備事業も漁業者の同意を得られず頓挫し、自己破産をしたというのが、錦海塩業さんの4月1日付の自己破産でございます。 その間、その歴史を刻むこと半世紀余りになるんですが、その間昭和52年、1977年なんですが、3月12日に産業廃棄物処理業の許可を受けて、平成20年12月26日、昨年の12月26日まで産廃の処分業を行っておったという事実もありますし、長い歴史がありましたから、漁業者によるカキ養殖ですね、カキ殻の搬入も、昭和51年、1976年10月20日付で邑久町漁協との契約により、玉津処分のカキ殻の搬入が始まりました。その途中から牛窓漁協分も加わって、平成18年度の秋のカキ殻の異臭事件がありました。ご記憶の議員さんも職員さんもおられると思いますが、平成18年の秋にカキ殻の異臭事件があって、そこでとまりました。そのときに、かもめの6ヘクタールの埋立処分場へ609.2トンでしたかね、カキ殻を搬入して703万円ほど市の歳入で受け入れをしておりますから、その時点までカキ殻の搬入は塩業の中で続いておったと、30年間、という事実もあります。 また、昭和62年になるんです。これはもう私が知っとるぐらいでしょうかね、私も先輩の議員からですが、副市長がご存じでしょうか、昭和62年3月20日の議員発議の第2号ということで、錦海塩田跡地有効利用促進に関する決議というのをやっとんです。今から22年前です。よく名前を聞いていただきたいんですが、提出者が山下千春氏なんですよ、これはうちのお隣のおじさんでした。共産党から町会議員へ6期出られた方が発議者になられて、錦海塩田跡地有効利用促進に関する決議をなさっとんです。それから、同意者が松井孝、児玉照夫、長寿秀吉氏でございました。これは当然、ところの議員さんでしたから、それで発議をしてね、いろいろ書いております、塩田跡地有効利用促進に関する決議というのが。 そういうふうな歴史の中で半世紀の歴史を閉じたわけですから、地元に住む私としたら本当に残念なんです。にぎやかであった、男女の出会いもあってところに居ついた人もおられましたから、そういう歴史を考えたときに本当に残念だというものがあります。そういう思いを胸にしながら、順次質問に入らせていただきます。 まず最初に、破産管財人との交渉内容と市の対応についてということでございます。これ聞くまでもなく、4月17日付の全協の資料でいただきました。まだ選挙前でしたから5人の新人の議員さんはいただいてないと思うんですが、そのときに管財人さんとの交渉内容を報告をいただいたのが、1として、錦海塩田跡地に流れ込む生活排水や雨水の排水ポンプの維持管理について管財人さんにお願いをしたと。ポンプがとまれば水につかると、被害のおそれがあるということでお願いをしたと。それから、堤防の維持管理も管財人さんにお願いしたと。それから、瀬戸内市の一般廃棄物の最終処分場6ヘクタールについても、引き続き利用ができるようにということをお願いした。それから、市民スポーツの広場として利用しとる牛窓グラウンドの用地の使用貸借、これもお願いした。それから、錦海堤防に沿った道路の使用についてもお願いした。それから、産業廃棄物最終処分場、これは80ヘクタール、尻海側にあるんですが、160万トンから200万トン余りの産廃がそのまま適正閉鎖がされずに残っとると、これを適正閉鎖をお願いした。それから、塩田跡地での農業振興についても、これをお願いしている。 各いろいろご返事をいただいた、こん中で変わっとんが最終処分場、これについては、今年度は使用の更新をしないという返事を後からいただいたというふうに聞きました。それから、行政報告でも報告をいただいております。4月30日から5月2日付の文書で通知があり、財政上の理由から、やむなく排水ポンプの稼働と維持管理を6月5日をめどにもう停止するという通知をいただいて、同日、文書で引き続き稼働をお願いしたいという通知は出されたように聞いとんですが、その辺をはっきり文書で出されたんか、新聞報道でしたら電話でというような記載もあったわけですが、その辺を答弁のときにお願いしたい。 それと、一般廃棄物処分場については、先ほど言いましたように変わってきたと。途中から管財人さんが、もうことしは更新しませんよと、契約を、というふうに変わってきとんだと思うんですが、それ以外に管財人さんとの交渉の中で何かありましたら、報告まだ議会へしてない部分がありましたら答弁でお願いしたい。 堤防と排水ポンプの譲り受けについては返答を早急に下さいよとか、電気代とか、管理要員の人件費については早急に返事を下さいというのは管財人さんからあったようですが、その辺をどういうふうに回答なさっとんかという答弁がいただけたらと思います。 それから、2点目です。4月17日の全協でもいろいろ委員さんからご意見が出ました。私もそのときに思ったんですが、4万人足らずの小さな町がこれだけ大きな問題を抱えて、ほんならはっきり市が責任持ってやりますよというのは、私はかなり無理があると。排水ポンプの運転、堤防の維持管理、それから当面の最終処分場の適正閉鎖、それから午前中も出とりましたけど、最終処分場の契約ができなかったことによるごみ問題と最終処分場をどう今後運営していくのかということもあると思います。大きな問題ができとんですけど、市でできることはかなり限られてくるなという気がいたしております。 そういうことから、国や県に対してどういうふうに具体的に働きかけをされたかということです。助けてくださいというお願いというんですか、陳情になるんですか、具体的にどういうことをお願いしたのかということをお尋ねしたいと思います。 それから、4月1日以降かなり地域も混乱しとります。ということで、湾岸住民、企業等関係者からどのような意見とか、要望とか、申し入れがあったのかと、それに対してどう対応したのか。それから、どういうふうに会議の機会を持ったり、情報の提供をやったり、要望受け入れ等に対してどの程度対応ができたのかということでございます。それがわかりましたらお願いしたい。 それから、4番目の市の行政への影響と対応策について、とりあえず私が気がついたのをちょっと書き出したんですが、足らなんだらまた言うてください。 先ほど言いました、一般廃棄物処分場の使用ができなくなった。それに伴ってごみ行政の見直しが当然あってしかるべき、カレンダーへ書いとる埋立ごみの搬入ができない。実際に現場へ行ってお聞きしましたら、もうカキ殻等は埋立ごみへ回さずに炉の中へ入れとるというふうなお話も聞きました。実際に担当課がどの程度把握されとんか、埋立ごみができんわけですから、もう埋立処分場は入れんのですよ。ですから、もう燃えるごみの中へカキ殻等埋立ごみをほうり込んでしもうて、焼却灰で処置するというふうなことも聞きました。事実、どういうふうになっとるか、ごみ行政の見直しは大きく変わると思います。ごみカレンダーの見直し、それから出し方、分別収集、非常にこれから変わってくると思います、ごみの最終処分場がもう一切ないんですから、瀬戸内市には。どういうふうに、この辺は影響があると思います。 それから、先ほど言いました備前広域のごみ処理、これも午前中出ましたけど、これに参加する態度もおのずから真剣さが増してきますわね、そういうようなごみ問題が起きてくると。 せえから、不測の出費が重なったと。補正の2号にもありますが、排水対策の調査費1,000万円、せえから廃棄物のフレコンバックの撤去料2,651万3,000円、これもう早速補正の2号へ上がってますわね、早速お金がかかると。せえから、お金はどういうふうな処置されたのかようわかりませんけど、錦海塩田跡地周辺浸水想定図作成費、これは議会のしょっぱつの日に全協でいただいた小冊子です。あれもつくるのに幾らか要ったと思う。これらも不測の出費でしょう。それから、例えば部落の役員が市のほうへ言ってきとると思いますけど、外灯が消えた、文字どおり真っ暗になったと、尻海地区が7カ所、師楽が4カ所と聞いております。その外灯の電気代が塩業が倒産したことによって支払いがとまった、灯が消えたと、文字どおり灯が消えた町になりょんです。せえから、税の収納、これも減っとるでしょう、恐らく。どういうになっとんかわかりませんよ。せえから、倒産したことによって周辺環境が悪化する、環境悪化に伴う市の出費が予測されますね。 それから、産業振興の面ですけど、適正閉鎖がされない沖でカキの養殖をやっとる、魚介類の生産をやっとる、価格の風評被害、こういうこともことしは当然想定されますよね。まだいつになるかわからない、適正閉鎖が。そん中から流れ込む雨水等による風評被害、そういうことを反対された方は想定されとったんかどうかということもあるんです。 それから、全体としては、長浜、師楽、尻海を含む地域人口、安全・安心の面からこんなとけえ住んじゃおれんわということから、地域人口が減って過疎化に拍車がかかる。 私が考えとんのはその程度、まだほかにこういうこともありますよというのがあったらお示しいただきたいんですけど、一つもいいことないですね。ですから、物事を判断するときに、どこまで読んで判断し、どこまでを考えて行動するということはかなり難しいと、大きな問題が起きてる。私はとりあえず県への対応と国への対応、その辺と、もう事が大きいですから、瀬戸内市でこれだけのことはやります、これだけはできると言うても、言うてもうそになると思いますよ、相手があるし、財政負担必ず伴いますから。ですから、市が現状で今何を考えとるのか、どの程度あれができるのか。 それと、市だけでは私はこの問題は片づかないと、市も議会も一体となって、市民挙げて地域も、町全体、市民も議会も市の職員さんも全体で力を合わせてこの問題を乗り切っていかなけりゃならない。そのためには、情報提供を漏らさずいただきたい。職員さんだけでやる問題では私はないと。ですから担当は、恐らく企画財政部長を中心として産業建設部長、せえから市民生活部長、その辺も関連があるんだと思うんです。ですから、1回目の質問で順次お答えをいただきたい、そのように思います。 ○議長(松本和生議員) 企画財政部長。            〔企画財政部長 盛 恒一君 登壇〕 ◎企画財政部長(盛恒一君) それじゃ、木下議員のご質問にお答えをしたいと思います。 錦海塩田跡地の問題についてということで、1番として、破産管財人との交渉内容と市の対応はということで、いろいろ途中で質問があったんですけど、全部が全部答えられるかどうかということにちょっと私も疑問がありますんで、後からまたご質問をお願いしたいと思います。 それで、1番の破産管財人との交渉内容と市の対応はということでございますが、4月8日に岡山地方裁判所から破産法に従いまして破産会社の財産管理及び処分をする権限を有する破産管財人が選任されて以来、市として住民の安全・安心が守れるよう要望書を提出するなど、破産管財人との交渉を継続しておるところでございます。 その中で、破産財団の財政上の理由から、やむなく排水ポンプの稼働と維持管理を6月5日を目途に停止を予定をするということ、あわせてこれらの施設を市に寄附したいなどの申し出の文書を受けております。この文書の回答につきましては、6月1日に破産管財人に一番に電話連絡をとりまして、市長が病気療養中であるということ、それから議会についても改選後間もないということで、説明等も詳しくできてないというようなことも含めまして、回答の猶予をお願いし、了承ということで、また管財人からそのときに、今言われたこと、電話をしたことを文書にて送ってくださいというようなことでありました。 なお、排水ポンプにつきましては、それ以後現在も破産管財人によりまして継続的な稼働がされるということで、皆さんにご報告をさせていただきたいというように思います。現在も破産会社の所有地であり、浸水すれば土地の価値も下がるということで、破産管財人としても今後の売却にも大きな影響を及ぼすということにもなるはずでございます。市といたしましては、この土地が生まれた状況からすれば、排水ポンプ等の維持管理につきましては、会社の果たすべき社会的責任は重く、破産管財人の重要な責務と考えております。 また、たとえ無償であっても、長期的な維持管理に伴い膨大な経費の負担をするということを行政が負うということになるんで、現段階につきましては受けるべきではなく、ということを考えております。もし、破産手続が廃止になった場合であるとか、抵当権者、権利を放棄した場合とか、いろいろこれから今後あることだと思いますけど、最終的には国、県を含めた行政に託された場合に限り、対応すべきじゃないかなというようなことを考えております。 次に、県や国に対し、市はどのような働きかけをしているかということでございます。本年2月に錦海塩田跡地にかかわる堤防及び排水施設の管理に関して、国、県による事業支援がいただけるよう、市から岡山県知事に対して要望書を提出、市議会からも意見書を総務大臣、国土交通大臣、岡山県知事に対して提出をしていただいております。これを踏まえて、3月26日に瀬戸内市と岡山県の合同会議を開催しまして、排水ポンプや地域内の排水の現状等について県と協議をいたしております。その後も、破産手続の進捗状況や排水ポンプや堤防の管理を放棄された場合など最悪のケースを想定して、国への要望事項、また浸水影響範囲、ポンプ運転の経費、堤防の維持管理状況、堤防の沈下状況などを把握し、市、県として対応すべき事項を共有するため、随時県の河川課を窓口に連携を図っております。 また、5月20日付で、浸水被害想定やそれに基づく対策の比較検討を資料として活用するため計画しております、錦海塩田跡地の浸水予測の業務の実施に伴う経費の助成等を岡山県の県知事のほうに要望書を提出をいたしております。 次に、沿岸地域住民、企業からはどのような申し入れがあり、それに対してどのような対応をしているかということでございますが、4月22日に錦海塩田跡地周辺住民の代表者、これは錦海塩田跡地の基盤整備事業の対策協議会、師楽、長浜でつくってる協議会の方、それから尻海地区の環境対策の委員会、これは尻海地区でつくっとる委員会でございます。その方にお集まりをいただきまして、錦海塩業株式会社破産に伴う4月1日以降の経過報告及び地元と破産会社が交わしていた申し合わせ事項などについての確認を行うとともに、この問題に対する今後の取り組みについて協議を行いました。 この結果、会社の破産という状況になり、破産法に基づきその手続が進められることになった今、排水ポンプの継続稼働と堤防の維持管理が一番重要なことで、生活の安全・安心の問題は周辺住民の共通の課題ということで、3地区足並みをそろえて対応していこうということが最も重要じゃということで、意見をいただきました。今後、まだ提出はしとりませんけど、周辺住民の声として、主な内容は次のとおりでございます。錦海塩田跡地の基盤整備事業の撤退宣言、それから錦海の産業廃棄物の処分場の適正閉鎖、排水ポンプの継続稼働及び堤防の維持管理、錦海塩田跡地の周辺の環境衛生管理と、そのほか邑久町漁業協同組合から排水ポンプから海へ排出する水、これも市、県及び破産の会社による継続的な水質の検査の実施と結果報告についても要望をいただいとります。これにつきましては、市とあわせて、漁協の組合長名で県のほうへ要望書を提出をする予定にしております。 次の4番ですけど、市の行政に対しての影響と対応策ということにつきましては、市長代理のほうから答弁をしていただきたいと思います。 ○議長(松本和生議員) 市長職務代理者。            〔市長職務代理者副市長 日下英男君 登壇〕 ◎市長職務代理者副市長(日下英男君) 塩田跡地問題で、(4)番のご質問の中で細々としたご指摘もございましたけど、先ほどの部長の(3)までの答弁の中で相当部分をお答えをさせていただいているというように理解しております。 カキ養殖の風評被害であるとか、こういうのは、そういうことのないように産廃処分場の跡の適正閉鎖を進めていただくようにお願いするとともに、市独自でも調査をして、水質検査をしながらそれを公表していきたいというように考えておるわけでございます。 それから、県と国への対応ということですけど、先ほども出ておった状況と重なるかと思いますけど、今後これから動きが出てくると思うんです、管財人さんのほうも。債権者が債権を放棄されるのかどうかということがありますし、また債権者の説明会もありますから、そういった段階で、次の管財人からのいろんな提案なども起きてくると思うんです。そういった段階で、最終的にはちゃんとした会社が後をやっていただけて、管理もしていただけるということならそれはそれでいいんですけど、そうでない場合、最終的に全体を行政のほうに託したいというようなことが出てくるんなら、市といたしまして国、県の協力のもと、市民の安全・安心のために対応したいというように考えております。 それに当たっては、議会のほうも特別委員会をつくっていただいておりますし、特別委員会ともタイアップをし、また住民の団体の方もいろいろご心配もいただき、また独自の要望もされているわけでございますから、言われたように情報提供をしっかりして、みんなで力を携えて県、国のほうに要望していきたいというように考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(松本和生議員) 木下議員。            〔20番 木下哲夫議員 登壇〕 ◆20番(木下哲夫議員) ありがとうございました。 1番の破産管財人さんとの交渉内容、6月1日のこの行政報告いただいて、その後電話で回答して、ポンプとめないように猶予をお願いしたいと、せえから排水ポンプと堤防の譲り受けについては、議会が発足して間なしじゃし、市長が病気療養中ですからとりあえずもう少し時間をいただきたいというような返事を、これは文書でなさったという、返事ですね、私はそれでよかったんじゃないかと思います。だれが考えても、排水ポンプの運転を市が引き受けますよと、それから堤防も譲り受けますというて言うたら、その返事をしたほうが財政的に、譲るほうじゃというたって安心して譲れんわね。ですから、私はもう最初から、こういう事件が起きたときに市のできるところは少ないだろうと、そのように思っておりました。 6月1日にあのような行政報告いただいて、毎朝8時過ぎに堤防へ出ていくんが日課になりました。ここでもう何日ですか、何日か、きょうは回ってませんでしたけど、きのうは朝から夕方まで回ってましたからかなり水位が下がってましたから、きょうは午前中はちょっととめとったんじゃないんかと。1日ぐらいとめとってもそんなに上がらないというのがあります。初めて私もポンプが最近気になり出したという。以前は当たり前で通っとったですよ、塩業さんがくんでくださるのが。 ただ、そういうことですから、今後破産管財人さんと交渉するにしたってお金が伴うことですから、軽々に返事はできないというのが市の立場であろうかなと私は思っております。かといって、向こうも6月5日をめどにポンプをとめるんだと言われても、恐らく私はそのとき思っとりました、とめるんならとめてみろというのはあるんですよ、住民感情としてね、とめれるもんならとめてみろと。それから、虫明の間口のイルカを飼っとった業者がおったんです。数年前だったと思います、合併前後だったと思うんですけど。そのイルカを飼育しとる業者が倒産したときに、電気をとめればイルカが死ぬる、それこそ自然保護とかというふうな辺で中国電力が電気をとめなかったという事実を私知ってましたから、我々尻海、長浜、師楽の住民がイルカに劣るとは、イルカとどっちかなというはかりにかけられたときに、まあとめんだろうという判断をしとったんです。ですから、当分は今の市のご返事でいっていただいたらえんじゃないか。ただ、いつまでも続かない。ですから、どっかで国か県と相談しながら、場合によったら分担金、負担金あたりはひょっと発生するかもわかりませんけど、それは順次報告をいただいて、破産管財人さんと交渉していただけたらなと思います。その辺を顧問弁護士とよく相談してというふうなご報告もありますから、今までどおり慎重な対応で管財人さんと交渉していただきたいと。 4月30日及び5月2日付の返事は、この間それを済ませて、それ以後は何も言ってきてないということなんでしょうか、それだけ教えてください。 それと、最初4月14日に、最終処分場、ごみの、管財人さんが使ってもよろしいよというふうな返事をいただいたように私は理解しとったんです、4月17日の。それ以後、もうことしの契約はしませんよというのは、どういう時点で来たんか、それだけ教えてください。 ○議長(松本和生議員) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(盛恒一君) 一般廃棄物の最終処分場の適正閉鎖、一般廃棄物のことでございますが、これにつきましては、市のほうから破産管財人さんのほうへ、一般廃棄物の処理場をことしの契約をしてくださいということをお伺いに行きました。これは一年一年の契約ということで、以前につきましては錦海塩業との契約ということで、年間60万円ということで借りて、そこの土地へ貝殻とか、それから土とか、そういうふうなものを捨てさせていただいとりました。錦海塩業の自己破産というようなことで破産管財人さんが決まりましたんで、破産管財人さんのところへ行ってその契約はできないかということをお願いをしましたら、破産管財人さんのほうから文書がありました。協定の延長はいたしかねますというふうなことで、それからあと内容としては、一般廃棄物最終処分場の適正閉鎖計画についてということでのお尋ねがありました。それで、今回管財人のほうへ回答をいたしております。本年を含め、最低2カ年にわたる環境監視調査、周辺地下水、保有水、発生ガスの監視を実施し、その結果により、関係法令に従い判断を行いますというようなことで報告をさせていただいとります。            (20番木下哲夫議員「何日付」と呼ぶ) これは5月28日付で管財人さんに報告をさせていただいとります。 それから、6月1日からの管財人さんから連絡があったかということにつきましては、以後全然ありません。こちらといたしましては、電話連絡、また延期ということでお願いをしとることを文書の回答はしないといけないということを考えております。 以上です。 ○議長(松本和生議員) 木下議員。            〔20番 木下哲夫議員 登壇〕 ◆20番(木下哲夫議員) ありがとうございました。 私も、2番目の県や国に対して市がどのような働きかけをしているかという、まだ倒産して2カ月、事前に予測はしとったようですが、担当課のほうでもし万一のことがあったらというような、ということで想定図もつくられたんだと思うんですけど、具体的にまだ、要望は県知事へ出した、それから議会も2月25日付で議会からも県知事あてに意見書を出してますわね。ですから、それがまだ具体的に作用してない、とにかくお願いしますということを言うとってもまだ返事が来てないという。河川課が中心にということでしょうし、せえから市のほうも担当部長が、代表は企画財政部長かもわからんけど、相談しながら、部内で、それを県の河川課を中心にした担当のほうへ持っていくということで、まだ具体的なご返事、県としては具体的にこれだけの支援をしますよと、せえから県を通じて国に行くんか、アクション、例えば国の農林水産省になるんかどっかようわからんですけど、その担当のところへ、市長がああいう状態でしたから恐らく陳情にも行ってない、アクションも起こしてないというのが現実にあろうかと思うんですけど、今後の予定、それから実際にこういうことを考えとんだというのがありましたら、国や県に対する、あったらお知らせを願いたい。何か現時点で考えてますか。 ○議長(松本和生議員) 市長職務代理者。 ◎市長職務代理者副市長(日下英男君) 県のほうも河川課が今中心になってくれとるわけですけど、私たちの町は企画財政部を総合窓口にしとるわけです。県も、ですからそういった総合窓口を設置してほしいということは申し入れしております。河川課も自分のとこが管轄すべき問題かなあと思いつつやってくれとるわけなんです。ですから、いろんな部署の対応がありますからね、環境の問題とか、開発関係の絡みとか、ですから県のほうも総合窓口をきちんと決めてですね、それがはっきりしてないから、今回補正予算で我々は1,000万円調査費を計上しておりますけど、県のほうも県の調整費を半分つけていただけるということはお願いし、そういう見通しはついとるわけですけど、どこの部署のそれじゃ予算でつけるかというところまでいってないわけなんです。ですから、そういうことを整理していただかないといけないわけですけど、県のほうは、まだやっぱり民有地であるからなかなか乗り出しにくいというようなところだと思うんです。ですから、管財人さんのほうから、先ほど私も言いましたように、これはもうどうにもならんから公共のほうでとってくれんかとか、そういったお話が出てきたときに具体的に動けるんではなかろうかというようにも考えておりますので、そのときは皆さんにもご協議しながら、県、国のほうへ要望なり、協議なりしていきたいというように考えております。 ○議長(松本和生議員) 木下議員。            〔20番 木下哲夫議員 登壇〕 ◆20番(木下哲夫議員) 県や国に対する働きかけは、議会も発足して皆役職決まりましたから、議会のほうへも相談ができることがありましたらね、特別委員会もありますし、議会の担当常任委員会もあります。そういうことから、議会のほうへも相談かけていただきたいと、そのように思います。 大きな問題で、基盤整備事業が云々、これは平成15年からあったわけです。平成15年からこういうふうな基盤整備事業があって、事業がスムーズに進捗しとったら破産もなかったんではないかというように思いますけど、余りにも事業に対する時間がかかり過ぎていろんな反対運動も起こったということで、残念でならない部分がありますけど、起きたことですから、もう済んだことを言よってもしょうがないけど、今後は市と議会と住民とが一丸となって解決していかなければならない問題だと思っておりますので、一段の努力をお願いしたいと、そのように思います。 それから、3番目の住民や企業等、いろんなことを言うとる要望書もあります。会則があるんかないんかわかりません、それから何人おられる会かわかりませんけど、そういうな団体からも錦海塩田跡地処理についての申し入れとかというのも私も手元に持っております。真に住民としての不安を抱えとる団体を本気で私は相手にしてほしいと、そんなことを言うたら語弊がありますけど。本当に、先ほど言いましたように、いろんな考え方があります、そりゃ立場立場でね。ですから、私は本当に、聞いたら、自分は皆考えとると言われるかもわかりませんけど、本当に、反対された団体が倒産した途端に地域を心配して申し入れをする、本当にそんなことがあってえんじゃろうかなと、気はしますよ、正直な話。あの基盤整備事業に反対して倒産に追い込んだ、そればっかりが原因だとは思いませんけど、そういう団体が、倒産した途端、地域の安全・安心を守れ、こういうことをぜひ特段の配慮を願いたいというのを持ってくる。これが個人対個人でしたらねえ、いろんな考え方があると思いますけど。 先ほどご報告聞いたんですが、4月22日に代表者、師楽、長浜、尻海の3団体と情報交換して知っとることをお伝えしたということで、こういう進め方で今後もやっていただきたいと私は思います。情報提供ですね。それとこれは、今言いました師楽、長浜、尻海地区というのは運命共同体ですから、堤防の維持管理、排水問題、それからひいては適正閉鎖ができてない産業廃棄物の処分場からの排水問題、それから沖の漁場、これらにすべて関係しとりますよね。 ここで言うんですけど、企業誘致した会社の企業からは、この浸水を想定したアクションといいますか、そのような情報提供をいただきたいというのは、これはなかったですか。あそこへ数社、この間も開墾の中ちょっと通ってみたんですけど、ああここにもあったんじゃなあという、いろんな会社がありますよね、開墾の低地帯へ。マイナス0.5メートルで浸水する、20日余りで浸水する地域に数社ありますよね。会社からや、それから農協さんもありますわ、農協の出荷場はちょっとかさ上げて高いからでしょうけど、その辺からのいろんな問い合わせとか、相談とかというのは、文書に限らず何かありましたか。 ○議長(松本和生議員) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(盛恒一君) 企業からの問い合わせ、それからあと農業団体からの問い合わせ等はありませんでした。 以上でございます。 ○議長(松本和生議員) 木下議員。            〔20番 木下哲夫議員 登壇〕 ◆20番(木下哲夫議員) 心配なさっとんですけど、地域の役員さんに恐らくお任せしとんだと思います。地域の役員さんを中心にぜひ相談に乗ってあげて、情報提供、議会へ報告したのと同じように、やはり地域の役員さんには報告をお願いしたいと、それだけちょっと約束していただけますか。 ○議長(松本和生議員) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(盛恒一君) こちらのほうから会社のほうへお電話しまして、こちらのほうから何かご質問等があればというようなこと、またいろいろ文書等でもお知らせをしたいと思います。            (20番木下哲夫議員「会社じゃない、役員さん」と呼ぶ) ○議長(松本和生議員) 市長職務代理者。 ◎市長職務代理者副市長(日下英男君) 今のご質問、各地元の団体にということだと思いますので、そういったことで、地域住民の代表者の方と連携をとりながら進めたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(松本和生議員) 木下議員。            〔20番 木下哲夫議員 登壇〕 ◆20番(木下哲夫議員) その辺の配慮は、役員さんに限らず、お知らせしとったほうがいいというところへはお知らせを願いたいと、そのように思います。 それから、4番目の市の行政の影響と対応策なんですが、不測の出費が重なる、財政が厳しいのに大変なことだと思います。フレコンバックにしたって、燃えるものはかもめの中へ搬入して経費を節約しようというて思うとったのが、2,600万円も余分に要ってしまうということですから、思わぬ計算違いということにもなると思いますし、せえから集落が暗くなった、市が外灯代を、わずかなお金かと思いますけど、これも文字どおり灯が消えた町になるわけですから、これはつけるところはつけるというふうな返事を何かするか、間もなくしようというふうなことで、この辺は担当の職員さんが対応してくださるというふうに期待しております。 それから、私1つあれなのは、午前中もごみの焼却場の話をされましたわね、議員さんが。そのときに、副市長が答弁の中で最終処分場の話をされたから、それが出なんだらどねんなっとんかなあと思うたんですけど、今のごみの収集とそれから広域の関係があります。今後、ごみの減量化、リサイクル、それから今当面の最終処分場が使えない。それで前の旧施設の空き地がありますよね、かもめの場合は。あそこで金属類、それから粗大ごみ等を職員さんがユンボでたたいてつぶして、分類して燃えるもんと分けたり、かなり手間が要っとると思うんです。処分場の中へ、広いところへ置けりゃいいんですけど、狭いとこでやるから短時間で処理して片づけていかにゃいかん。かなりごみ行政に対する影響が大きいと思うんです。 担当は市民生活部になるんですが、影響として、今後旧の邑久、牛窓の市民に対するごみの行政をどうやって、こういうに担当としてもやむを得ずお願いするんだと。私も不勉強ですから、現場へ行って埋立ごみは早速どねんしょんならとこういうてお聞きしたら、もう釜へ入りょんですよと。燃えるごみとしてシジミの殻、カキ殻、アサリの殻、そのあたりは石灰質じゃからもう入れてしまよんだと。そうせなんだら埋立ごみができんわけですよ、埋め立てるとこがない。ということですから、ごみ行政を4月以降どういうふうに、4月の時点じゃ最終処分場を使ってもよろしいよという、せえから契約は、恐らく生活環境課が協定書を持っていったらそこで契約しないということだったんだと思うんです。毎年私も清掃組合へ行っとりましたから、協定書を書いてましたわね、塩業さんと協定結んで、借地を決めて1年間契約やっとりましたから。ことしは恐らく断られたということだと思うんですけど、ごみ行政どねえに変わります。どういうに変わってきますか、それから市民の周知。 ○議長(松本和生議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(高原家直君) それでは、(4)番につきまして、まず6ヘクタールの一般廃棄物処分場でございますけれども、こちらにつきましては、最終処分をする──ご承知のように平成17年から適正閉鎖に向けてずっと調査をしてまいりました。しかしながら、今ご指摘のあったように、カキ殻であるとか、いわゆる川泥等が入っておりました。したがいまして、適正閉鎖ができないままずっと来ていたというふうな状況です。 適正閉鎖をするならば、先ほど財政部長が申しましたように、何も入れずに最低2カ年間にわたる水質調査等を行って、安定したということになれば、そこで初めて適正閉鎖ができるという形が法律上の問題でございます。したがいまして、今回こういうふうな状況になりまして協定も結んでもらえないということで、カキ殻等につきましてはかもめのほうで燃やすというふうな、今までとは少し違う形をとらせていただいております。ただし、先ほど申しましたように、6ヘクタールにつきましては適正閉鎖をしなければならない一般最終処分場でございました。したがいまして、今が暫定処置とは申しませんけれども、本来の姿に戻ったと私のほうは考えております。 非常にかもめのほうも敷地が狭うございますので、金属混合類については1年間集積をして、その後業者さんのほうに持って帰ってもらってたというようなところが例年でございますけれども、今後につきましては、半期であるとか、四半期に分けてそれを持って帰っていただくというふうなところの処分方法は考えていかねばならないと。それから、カキ殻等につきましても、これは長船地域では岡山市のほうに燃えるごみとして出しております。したがいまして、家庭から出るカキ殻につきましては、同じような形で、かもめのほうでの焼却というようなところも当然しかるべき姿かなと思っておる次第でございます。 市民の方々への周知につきましては、今年度につきましてはもう既にカレンダー等が配布された後でございますので、できるだけわかりやすく、また方針が決まった段階で早急にお知らせをしてまいりたい、このように考えておる次第でございます。 以上です。
    ○議長(松本和生議員) 木下議員。            〔20番 木下哲夫議員 登壇〕 ◆20番(木下哲夫議員) ごみの行政もこれを契機に、やはり見直せるところは見直しをして、やはり減量化とリサイクル、これも図っていかにゃいかんのと、それからうちの台所へも張ってますけど、カキ殻あたりは埋立ごみということで、私はかなり手間が発生しとると思うんですよ。埋め立ての中で燃えるほうへ回す、これも恐らく目で見てはねる、識別するという作業が発生しとんだと思うんです。ですから、やはりタイミングを見て、経費の要らないように協力がいただけるような方法をぜひ見出してほしいなというふうに思います。 それから、これは生活環境課になるかと思うんですけど、毎年、塩業さんがまだ看板があったとき、ことしの3月31日までは塩業さんに対しては、蚊が発生する時期ですから、蚊が発生したらいろんなことを地域要望として言ってましたわね。そしたら、今回から管財人さんに恐らく言っても、言うのは勝手でしょうから、言うとは思いますよ、うちらの役員さんも。だけど、私は生活環境が保全されると思ってない、管財人さんの立場というのは、なるべく金にかえるものはお金にかえる、それから金はなるべく出さないという主義で整理するのが使命ですから。かというて、地域住民としたら恐らくいろんな問題が発生すると思う。従来どおり塩業さんにお願いしとった分は、塩業さんに毎年お願いしよった例えば地域の地先の草刈りとか、除草剤をまく場合もありましたし、それから塩田側へ向けて殺虫剤を噴霧したりとかというのが、恐らくことしは言ってもしていただけない。そしたら、矛先はだれに向かうかというて言うたら、恐らく市民生活部長を頭にする市民生活部へ回ってくると思うんです。それをどの程度対応する、せえから全部が全部対応できないと思うけど、そういうことも懸念されると思うんですよ。それがあったからフレコンバックの事件も発生したんじゃないですか。12月に行政代執行に近いような予算措置をしてフレコンバックを移動した、早速最終処分場が閉鎖になった、使えなくなった、2,651万3,000円が発生したということでしょう。そしたら、市民よく見てますから、安易に財政出動をしたら次から次へ出てきますよ。ですから、財政厳しいときですから、やはり市として当然負担せにゃいかんやつはあるでしょうけど、やはり慎重にしていただきたいなと思います。賢明なる部長がそろうとんですから、よろしくお願いします。 ○議長(松本和生議員) 3分前になりました。 ◆20番(木下哲夫議員) 今後、市でできることとできないことと、せえから希望と現実というのはかなり違います。私はもう市でできることはほんのわずかであろうと、そのように思っております。あとは国と県、せえから製塩業者であった錦海塩業さんの発生時点の原点に返ったら、もともと国策で発生した塩事業、それに伴う時間の経過とともにこういう結果になったという歴史があるわけですから、やはり原点に返って、市民の代表として職員さんができること、議会ができること、住民が協力できることというのをひとつ一まとめに、お荷物でしょうけど、私も地域に住む一人としてぜひお願いしたいと、そのように思っております。 これで私の一般質問を終わります。 ○議長(松本和生議員) 以上で木下議員の質問を終わります。 ここで10分間休憩いたします。            午後2時52分 休憩            午後3時1分 再開 ○議長(松本和生議員) 再開いたします。 次に、発言順序7番、河本裕志議員の一般質問を行います。 2番河本裕志議員。            〔2番 河本裕志議員 登壇〕 ◆2番(河本裕志議員) それでは、通告をさせていただきました2点について質問をさせていただきます。 選挙事務について、(1)投票率の向上を目指すことも選管の課題であると考えますが、今後、投票率向上へ向けてどのような方針や施策を考えているのか。 (2)投票所設置数には旧3町にばらつきが見られるが、どのような基準で設置場所、設置数を決めているのか。長船町の3カ所は少ないのではないか。 (3)選挙経費は削減していくことが望まれるが、今回の市議選は前回に比べ削減できたのか。また、削減できる例では、投票所入場券の送付料金削減として、①市の職員は自分の世帯の投票所入場券を持ち帰る、②同一世帯の複数いる有権者には封書で送るなど考えられるが、実施する予定があるのか。 2、JR長船駅整備について、(1)JR長船駅は瀬戸内市の玄関であり、瀬戸内市の顔でもあると思うが、バリアフリー、ユニバーサルデザインに則した整備計画はどのようになっているのか。 ①高齢者、障害者に優しい整備計画として、列車乗降口とホームとの段差の改修や陸橋のスロープ化、そして瀬戸内市唯一の複線駅であるため、西口を設置して、車いすの方でも乗降が容易にできるスロープ化などができるように、JR西日本へ強力に働きかけを瀬戸内市としてどのように考えているのか。 ②JR長船駅周辺の整備計画として、駐輪場の整備や放置自転車の撤去計画などはどのように考えているのかについてご質問させていただきます。新人でございますので、なかなか意に解せないことがあろうかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。 まず、1点目ですが、選挙事務についてご質問いたします。 今回、市議会議員の選挙が実施されましたが、前回の市議会議員の選挙に対し、約6ポイントの投票率が下がる結果となりました。投票率の向上を目指すことも選挙管理委員会の課題であると考えますが、投票率の向上へ向けて今後どのような方針や施策を考えているのか、選挙管理委員長に答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(松本和生議員) 選挙管理委員会委員長。            〔選挙管理委員会委員長 竹内 満君 登壇〕 ◎選挙管理委員会委員長(竹内満君) 瀬戸内市選挙管理委員会委員長の竹内でございます。 私のほうからは、ご質問について現状と方針をお答えさせていただき、細かい数値等につきましては選挙管理委員会事務局長より答弁をさせていただきます。 まず、投票率の向上についてのお尋ねでございますが、全国的に若者の選挙離れなどで各選挙において年々投票率が伸び悩む中で、瀬戸内市におきましても同様の状況が見られております。選挙管理委員会では、選挙に対する若者の関心を高めるため、瀬戸内市明るい選挙推進協議会と共同で若者への啓発活動を行っております。最近の投票状況を見ますと、期日前投票の投票率は年々アップしており、今後は、この期日前投票をさらに市民の方々にPRすることで投票率アップを図りたいと考えております。 投票所の設置数についてのお尋ねでございますが、投票所の数につきましては、現在は全部で16投票所があります。平成19年度までは牛窓地域に6投票所があり、邑久、長船地域と均衡を図るため、昨年の知事選挙から3投票所としました。現在のところ、公平で適正な数であると考えております。 続きまして、経費削減についてお尋ねでございますが、経費につきましては、市の財政状況も厳しいことから年々削減を行っておりまして、特に昨年からは、選挙事務従事者にある職員の方に無理をお願いをいたしまして、投票当日の8時半から5時15分までにつきましては無報酬で行っていただいております。ちょっと補足でございますけれども、選挙事務につきましては肉体的にも精神的にもかなりなハードな事務でありますが、正確、そして迅速を目標として頑張っておりますので、議員の皆様方におかれましてもどうぞご理解のほどよろしくお願いいたします。 それでは、細かい説明は事務局長より申し上げます。 ○議長(松本和生議員) 選挙管理委員会事務局長。            〔選挙管理委員会事務局長 坪井裕一郎君 登壇〕 ◎選挙管理委員会事務局長(坪井裕一郎君) 失礼します。 それでは、私のほうから詳細につきまして答弁をさせていただきます。 まず、投票率でございます。先ほどの質問の中で、市議選につきまして前回より6ポイント低下をしているというお話がございました。その前の市長選と比較しますと、平成16年の市長選では65.21%、昨年の市長選は59.5%ということで、市議選の結果は、17年の市議選は76.45%、今回の市議選は70.6%という結果でございました。 市選管におきましては選挙に対する若者の関心を高めるために、教育の一環としまして、小・中学校児童・生徒を対象に明るい選挙推進ポスター、また書道を募集をしております。また、成人式におきましては、明るい選挙推進パンフレットを作成しまして、それを配布しております。また、選挙ごとに選挙啓発用チラシを作成しまして、これは全戸配布させていただいております。 最近の投票状況を見ますと、委員長が申し上げましたとおり、選挙当日の投票率は低下しているものの、期日前の投票率は年々アップしております。これは期日前投票が投票区に関係なく、市内4カ所どこの投票所でも投票できること、本庁では午後8時まで投票できることが要因であろうと思われます。今後は、この期日前投票の広報、PR活動を充実しまして、投票率の向上を図っていきたいと考えております。 そして、投票所につきましてでございますけども、現在16の投票所がございます。牛窓地域が3投票所、邑久地域が愛生、光明を含めまして10投票所、長船地域が3投票所となっております。平成19年度までは牛窓地域に6投票所ありまして、邑久地域、長船地域との均衡を図るため、いわゆる旧村旧町単位に1つの投票所に統一しまして、昨年の知事選より実施しております。 長船町の3カ所の投票所は少ないのではないかというご質問ですけども、今回の市議選の当日有権者数は3万1,936人で、その中で特に行幸地区が5,522人と、全投票所の中では一番多い有権者数となっております。ただ、投票所の設置箇所につきましては、有権者数だけでなく、投票所が所管しております集落の範囲等も考慮する必要があるというふうに考えておりまして、現段階では現在の投票所の場所、数が適当であると考えております。ただ、今後につきましては、各集落の人口状況等見ながら検討していきたいと考えております。 それから最後に、選挙経費でございますけども、選挙経費の削減につきましては、今回と前回の比較ということにつきましては、候補者の方の数などによりましてかかる経費というものが大きく左右されるために一概にその金額を比較することはできませんが、前回の市議選は約3,300万円、今回の市議選は約2,500万円となる見込みです。特に、昨年の知事選から、投票日当日8時半から午後5時15分まで投票事務に従事している職員の手当については無給としまして、代休での対応とさせていただいております。これらが主な削減の要因となっております。 それから、ご提案の職員が自分の世帯の投票入場券を持ち帰るということにつきましては、市内在住職員約300人ございます。この300人の家族の投票入場券を約3万2,000人の投票入場券の中から抽出をしまして持ち帰らすという作業自体が、煩雑な選挙事務の中では非常に困難な業務で、ともすれば間違いを起こしやすい作業であると考えております。 また、次の同一世帯の複数いる有権者には封書で送るという件でございますけども、以前はこのような配布方法も実施をしておりました。ただ、これを実施している中で、世帯には届いているけども個人の手元になかなか入場券が届かないというような苦情が多くありまして、そのようなことから、現在は各個人へ郵送で配布をしております。 経費につきましては、選挙にかかる経費は昨年の市長選が約1,000万円、今回の市議選が約2,500万円と、市の予算の中でも大きなウエートを占めておりまして、今後もいろんな面で経費の削減に向けて努力していきたいと考えております。 ○議長(松本和生議員) 総務部長。            〔総務部長 佐藤伸一君 登壇〕 ◎総務部長(佐藤伸一君) それでは、私のほうからJR長船駅整備についての答弁をさせていただきます。 本市にございますJR赤穂線3駅、大富、邑久、長船の改修につきましては、旧町当時から電車とホームとの段差解消、あるいは便所の改修などを要望してきておりまして、大富、それから邑久駅のホームの段差解消につきましては改修工事が既に終わっておりますが、長船駅のホームの改修につきましてはいまだ改修されておりません。このことにつきましては、旧町から要望いたしておりますけれどもなかなか前に行かないということで、5月1日に島村市長みずからJR西日本の岡山支社に出向きまして、市長が行かれるということであちらも支社長が対応してくださいました。ホームの改修とトイレの改修でございますけれども、これを要望したところでございます。これにつきましては、JRのあくまでも整備計画の中で実施をしていきたいということで、早くても22年度以降の予定であると、具体的な年度のほうは言われませんでした。ただ、利用者の方が安全で安心な乗降ができるということにつきましては当然のことでございますので、これからも粘り強く要望をしていきたいというふうに考えております。 また、車いすの方でございますけれども、この方が多用されるスロープでございますけれども、これにつきましても、今現在ですと電話があった場合には邑久駅のほうへ来ていただくというようなことも何かされているというふうに聞いておりますので、これにつきましてもできるだけ早くそういったスロープ化も進めていただきたいということで、これにつきましてもJRさんとも協議をしていきたいというふうには考えておりますけれども、多分すぐには実施は難しいかなというふうには考えております。ただ、今後につきましても粘り強く要望していきたいというふうに考えますし、議会の皆様、あるいは地域の方々のご協力もいただいて事を進めていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いをいたします。 次に、駐輪場の関係でございますけれども、放置自転車等でございますが、これにつきましても駐輪場の近くにいろいろ場外駐車であるとか、そういったことも散見されているとこでございます。特に、自転車の盗難もかなり発生をしているのも事実でございます。 こうしたことで、市では、担当職員が青色防犯パトロールカーを使いまして定期的に巡回し、乱雑に置かれました自転車の整理整頓や清掃を行うとともに、たむろした少年たちには声かけなどをしておるところでございます。特に、長期間放置されている自転車につきましては、警告札をつけまして広報をした後、チェーンをかけて固定し、一定期間管理しその後撤去すると、これを3カ月ごとにやっておるところでございます。 自転車の盗難も多く多発していることから、昨年、これ前にご質問ございましたけれども、青色防犯灯を5基試験的に長船には設置いたしております。この青色防犯灯につきましては防犯効果があるということを聞いておりますけれども、こういったことも順次設置していきたいというふうに考えておりますので、ご理解をお願いしたいと思います。 ○議長(松本和生議員) 河本議員。            〔2番 河本裕志議員 登壇〕 ◆2番(河本裕志議員) まず、投票率向上に関しましては、期日前の投票がアップしてるのでしっかりPRしていきたいということでございましたが、やはり私が思うに、投票所が近くにあるというのも大きな利点ではないかなと思うんです。特に、旧長船町の中では、磯上の地域であるとか、それから西須恵の南側、一番南のほうであると美和小学校に非常に遠くて、要望があったわけなんですけども、近くのコミュニティとか、そういうところで投票所を設けていただければ、お年寄りの方が車を押してでも行けるんじゃけどなあという要望があったわけなんです。それで、ちょっと今回質問をさせていただきました。どうか高齢者、また障害者に優しいまちづくりを目指す瀬戸内市であるがゆえに、そういったご配慮をいただけるような投票所の設置も考えていただけたら非常にありがたいな。 先ほど行幸が一番、5,522人ですかね、多いということで、これも一つの、逆に言うたら集中し過ぎて大変だと思うんです。それは分散していくなり、例えば人口の比率じゃあないですか、そういったことも検討しますとおっしゃられましたが、早いうちにそういう集落の範囲、また人口密度じゃないですけども、基準をお示しいただいて、そして、だから長船は3カ所、牛窓3カ所、邑久は8カ所という、旧村とかそういう単位じゃなくって、ここは人口が多い、ここは人口少ない、だからこちらで投票していただきたいというふうな基準、距離も含めた、それを明確にお示しいただきたいんですが、そこのところはどうでしょうか。 ○議長(松本和生議員) 選挙管理委員会事務局長。 ◎選挙管理委員会事務局長(坪井裕一郎君) 場所の問題でございます。投票所をふやすということにつきましては、まずその場所の問題がございます。受付、記載台、それから投票管理者、立会人の席も考えますとかなりのスペースを確保する必要がございます。それからまた、駐車場も必要となってまいります。夏、冬に冷暖房の設備も必要ということで、それなりの場所があるかどうかは検討する必要もあるかと思います。それからまた、もう一つは、現在の投票区をどのように分けていくのかということも検討しなければならないと思います。 それからまた、現在投票所1カ所当たり約20万円から30万円の経費がかかっております。今はどこの投票所でも土足で入場できるように対応しておるため、場所によってはこれ以上の経費がかかることも予想されます。特に、市長選、市議選挙につきましてはすべて一般財源で対応しておりますので、経費削減の面からすれば、できるだけふやすことは避けたいというふうに思っております。また、各投票所におきましては、投票管理者、立会人の方が4名必要でございます。この方の選考につきましても、休日の長時間の従事であるということでなかなか選定できない状況でもございます。 このようなことから、できるだけ当面は現投票所を維持したいというふうに選管のほうでは考えておりますけども、先ほど申し上げましたとおり期日前投票の広報活動を充実して、投票率の状況を見ながら投票所の場所については検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(松本和生議員) 河本議員。            〔2番 河本裕志議員 登壇〕 ◆2番(河本裕志議員) 具体的な提示がなかったわけなんですが、じゃあ済みません、お聞きいたします。牛窓が3カ所、邑久10カ所、これは長島が2カ所あろうかと思います。であるならば8カ所だと思いますが、邑久の8カ所、長船が3カ所であるということで、邑久の8カ所、これは多くはありませんか。 ○議長(松本和生議員) 選挙管理委員会事務局長。 ◎選挙管理委員会事務局長(坪井裕一郎君) これは旧邑久町のときの旧町単位ということで、そのままの投票所の場所を維持をしております。 場所の問題、先ほどちょっとお答えから漏れておりましたけども、先ほどの議員さんのご質問の中で、磯上であるとか、そういった場所が遠いというお話がございました。こちらのほうでも把握しておりますのが、長船でいえば国府地区、長船公民館から磯上の距離、一番備前市に近いほうの距離が約5キロほどございます。牛窓地域におきましても、公民館鹿忍分館から子父雁地区まで、これは約6キロございます。それからまた、邑久でも裳掛コミュニティから布浜まで、これは約7.5キロということでございまして、このあたりの方につきましてはご不便をおかけしとるということでは思っております。 そういうことでございますけども、今現在邑久の8カ所、確かに人口的に見れば多いような感じはしますけども、地区的な状況を見ますとその8カ所が適当ではなかろうかというふうに選管のほうでは思っております。 ○議長(松本和生議員) 河本議員。            〔2番 河本裕志議員 登壇〕 ◆2番(河本裕志議員) 今後経費、先ほど1カ所につき20万円から30万円、また投票日4名必要ということでございますので、8カ所であれば2カ所削減していただくと40万円から60万円削減できると、また人員も8名ぐらい行かなくてもいいというような格好になります。そういった部分でしっかりご検討いただきたい。その部分、やっぱり市民にこたえるという意味で、要は数の問題じゃなくって、場所のというんか、地域のことをよく考えて、もう一度ご検討いただきたい。例えば、避難所にコミュニティなんかなってるわけです。西須恵のコミュニティ、これは駐車場もございますし、しっかりとそういう意味では検討していただける場所でもあるんじゃないんかなあと思います。 続きまして、JRの件でございますが、瀬戸内市の総合整備計画の中にもバリアフリーとかということがうたってありますし、しっかりと推進していく計画になってあろうかと思います。その上で、当然JR西日本の企業のことでございますので、企業の問題だからということで放置するとは考えてはおりませんが、そこのところをもう一度強力に、高齢者、障害者に優しいまちづくり、バリアフリー、ユニバーサルデザインのまちづくりということで整備計画を明確にお示しいただきたい。 また、駅周辺は駐輪場だけにとどまらないと思います。具体的に駐輪場を挙げさせていただきましたが、例えば駅前の県道の渋滞の緩和の施策であるとか、駅前、これは邑久も長船も、またもう一個ある駅も一緒だと思いますが、その辺のことはしっかりと……            (「大富」と呼ぶ者あり) 大富駅、ありがとうございます。大富駅も同じだと思いますが、しっかりと整備計画を明確にご教示願いたい、このように思います。 ○議長(松本和生議員) 市長職務代理者。 ◎市長職務代理者副市長(日下英男君) 駅及び駅周辺の整備、これにつきましては、長船の最初の構想は旧町時代ですね、長船で平成15年3月に長船駅周辺整備計画検討書というのをつくられております。そして、そのときの計画をいろいろ立派な計画ができとんですけど、費用的には約15億円かかるというような構想でございます。それからまた、邑久駅についても構想を、これは旧町のときからやっておりましたが、邑久駅、大富駅周辺、完成したのは、合併してから報告書はできたというようなことでありましたけど、どちらもやっぱり10億円から15億円ぐらいはかかるというような構想でございました。 それで、その後平成18年度だったと思いますけど、あしたのご質問にも合併の重点事業のプロジェクトのご質問もあるわけですけど、そういった中で駅周辺整備というのを掲げておりますから、行政評価を行った際に、もう少し計画を煮詰めて見直してみるべきじゃないんかということでございまして、またこのときは外部評価も受けておるわけなんですけど、外部の委員さんも開発計画を含め再検討することというような評価をいただいております。そうしたことで、これらを実施するに当たっては、計画そのものを見直していかなければいけないというような段階でございます。 また、昨今の財政事情を考えれば、すぐに着手は難しいんじゃないかというふうに思いますけど、これをだからといって民間とか、あるいは地域でできるというもんではございませんから、これについてはよく検討をしていく必要があろうというように考えております。 ○議長(松本和生議員) 河本議員。            〔2番 河本裕志議員 登壇〕 ◆2番(河本裕志議員) しっかりと高齢者、また障害者に優しいまちづくりをしていくためにも、しっかりと検討していっていただきたい、このように思います。 しかしながら、先ほどご答弁ありました平成18年度、これは当然外部の評価も含めて検討ということがあったと、これはそれでよろしいかと思うんですが、もう既に、18年であれば3年、何もできてないという格好になるんじゃないんかなあと今思ったんですが、その3年間のうちに、じゃあ具体的な計画というのは検討するだけで何も進んでないのでしょうか。 ○議長(松本和生議員) 市長職務代理者。 ◎市長職務代理者副市長(日下英男君) 開発計画を含め再検討することというのは、当面は実施は見合わせて、慎重にやりなさいよというようなことかなというようには理解しておるわけでございまして、その後余計、財政が破綻すんじゃないかというような心配も出てきましたから、具体的な検討は進んでないというのが実情でございます。 ○議長(松本和生議員) 河本議員。            〔2番 河本裕志議員 登壇〕 ◆2番(河本裕志議員) 当然、そういうことで全然進んでないというのは、もうこの3年間承知してるわけなんですが、要は上げた計画なり、そのことを市民の皆さんにはやはり明確にこういう理由だからこうなんだと、広報なり、具体的にできないにしても、今はこういうことで中止、中止ということはおかしいんですけども、検討中であるということはしっかりと訴えていただきたい、このように思います。情報開示という観点からも、計画は上がったが結局何もできてなかった、検討中であるというだけでは、市民の皆様も納得していただけない、このように思いますので、どうかそういった意味での広報活動もしっかりお願いしたい、このように思います。 以上で私の質問を終わります。 ○議長(松本和生議員) 以上で河本議員の質問を終わります。 以上で本日予定しておりました発言順序1番から7番までの一般質問が終了いたしました。 次の本会議は明日10日午前9時30分から、引き続き発言順序8番から14番までの予定で一般質問を行います。 それでは、本日はこれをもちまして散会といたします。 皆さんお疲れさまでした。            午後3時33分 散会...