新見市議会 2024-03-01
令和6年3月定例会(第3号) 本文
2024年03月05日:令和6年3月定例会(第3号) 本文 ▼最初のヒット個所へ(全 0 ヒット) 1 午前10時0分 開 議
◯議長(榎 日出男君) 皆さん連日御苦労さまでございます。
ただいまの出席15名でございます。これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、1件のみのため、配信を省略しておりますので御了承願います。
────────────────────────
日程第1 一般質問(個人質問)
2 ◯議長(榎 日出男君) 日程第1に入ります。
昨日に続き一般質問の個人質問を行います。
まず、1番土屋将君の登壇を願います。1番土屋将君。
〔1番 土屋 将君 登壇〕
3 ◯1番(土屋 将君) 議長よりお許しを得ましたので、通告に従い一般質問2日目、1番目の質問者として質問を行います。
私からは4項目お尋ねします。
まず、第1項目、デジタル化の推進についてお伺いします。
DXとは、デジタルトランスフォーメーションの略で、デジタル化による社会や生活の変化、変容を意味します。デジタル化によって社会や生活の形、スタイルが大きく変わることを意味し、経済産業省において
DX推進指標とそのガイダンスで、DXを次のように定義しています。それは、企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データと
デジタル技術を活用して顧客や社会のニーズを基に製品やサービス、
ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや組織、プロセス、企業文化、風土を変革し、競争上の優位性を確立することとされています。しかし、企業に求められるDXと自治体に求められるDXは異なっており、自治体DXにおいては市民の利便性及び
行政サービスを向上させるものであります。一言でDXと申しましても、その内容は大変多岐にわたります。
こちらのスライドを御覧ください。
本市の
DX推進計画です。本市のDX計画を確認しましても、
情報システムの標準化、
マイナンバーカードの普及促進、
行政手続オンライン化、AI、RPAの利用促進、テレワークの推進、
セキュリティー対策などその内容は大変多岐にわたります。その内容は本市が未来にわたって発展するために必要な内容であり、これについてさらなる取組の強化が必要です。市民一人一人が自分のニーズに合った
住民サービスを享受することができ、多様な幸せが実現できる社会、誰一人取り残さない人に優しいデジタル化が求められています。
以上を踏まえ、質問いたします。
1点目、本市におけるDX推進の成果と課題について見解をお示しください。
4 ◯議長(榎 日出男君) ただいまの土屋将君の1項目めの質問に対する執行部の答弁を求めます。
5 ◯総務部長(高瀬広視君) それでは、1項目め、デジタル化の推進についてお答えします。
DXの推進につきましては、住民票などのコンビニ交付、市税など公共料金のスマホ決済の導入や新たな
情報配信手段として新見まちナビをリニューアルするなど、
デジタル技術の活用による
住民サービスの向上に取り組んでおるとこでございます。
また、課題といたしましては、
マイナンバーカードの利用機会が少ないことから利用機会の創出と休日の証明書発行による
住民サービスの向上を目的として、本庁及び各支局管内へ
証明書等自動発行機導入事業の予算を本
市議会定例会に提案しているとこでございます。
以上です。
6 ◯議長(榎 日出男君) 再質問ございますか。土屋将君。
7 ◯1番(土屋 将君) 様々な状況のものが前に進んでおると思います。
ちょっと細かいところですけど、
マイナンバーカードの現在の進捗率、これについてお示しください。
8 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
9 ◯総務部長(高瀬広視君)
マイナンバーカードの交付率でございますが、令和6年1月31日現在で82.67%でございます。
10 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。土屋将君。
11 ◯1番(土屋 将君)
マイナンバーカード、いろいろございましたが82.67%ということで、こういった部分もしっかり進んでおると思います。こういったものを全て100%を目指して、しっかり取り組んでいただきたいと、このように考えております。
様々な分野において多くの取組が進められており、本市の
住民サービス、大きく向上しておるということで、未来につながるものと考えております。しかし、まだ多くの課題があります。
自治体DX推進の機運が高まる中、その恩恵をひとしく全住民に行き渡らせることが求められておりますが、高齢者をはじめとする一部住民の情報格差、いわゆる
デジタルディバイドをいかに解消するかが大変重要となります。一部の人間だけが得をするような
行政サービスを行うべきではありません。全ての人が恩恵を享受できる、誰一人取り残さない人に優しいデジタル化が求められています。以前の定例会においても提案をさせていただきましたが、市民全員に
スマートフォンを貸し出す
行政サービスを行ってはいかがでしょうか。
こちらのスライドを御覧ください。
備前市では、希望する全ての住民に
スマートフォンの貸出しを行うというユニークな施策を展開しております。備前市では、高齢者の
デジタルディバイド解消だけでなく、通信料の経済的負担を軽減したいという狙いもあります。今や
スマートフォンは重要な生活インフラの一部と考える備前市長の意向もあり、事業の対象を高齢者に限らず3年間希望する全ての市民に対応する方針としました。内容としましては、通話し放題機能を付加し、いわゆる
ガラケー利用の高齢者が安心して
スマートフォンに移行できるようにしました。また、悪質サイトにつながらないようにする
フィルタリング機能や遠隔で端末管理できるMDM機能なども搭載しました。この端末について
フィルタリング料を頂戴する名目で1台当たり月額209円、36か月で7,524円を先払いする形で対応を行っています。貸与希望者は60歳以上の高齢者が半数と最も多く、8歳から12歳が全体の20%を占めたとのことです。現在はスマホ教室を通じて使い方を教えながら住民の利便性や行政効率の向上を目指しています。これと同様の取組を行ってはいかがでしょうか。見解をお示しください。
12 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
13 ◯総務部長(高瀬広視君) 備前市の例をお示しいただきましたが、本市といたしましては、
スマートフォンだけでなく
マイナンバーカードを利用するなど、様々な手段を通じ
デジタル技術を利用した
行政サービスを構築しておるとこでございます。
デジタル技術をあらゆる場面で享受できる取組により、
デジタルディバイド対策が進むものと考えておりますので、
スマートフォンの貸与までは現在のところ考えておりません。
14 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。土屋将君。
15 ◯1番(土屋 将君) 状況は確認をさせていただきました。
スマホの有無により
住民サービスに差が出てはいけないと考えます。また、今後の将来予測としては、
住民サービスやお金の出し入れや振込、商品の購買、自動車の自動運転など、様々な生活上のことが
スマートフォンで完結する社会が来ると予測されております。全世代にスマホの活用がなされる施策がなされることを強く求めます。
次に提案したいのは、奈義町で行われている世代間によるスマホ教室です。
こちらのスライドを御覧ください。
時間の空いている育児中のお母さんに市から依頼して、スマホ教室の先生や補助をしてもらっています。当然給与等も発生しまして、育児中のお母さんがお金をもうけることができると同時に、地域の世代間の交流にもなっているとのことです。まさに二重、三重に効果の上がる内容であり、ぜひ本市も取り組むべきであると思います。本市も同様の施策を導入してはいかがでしょうか。見解をお示しください。
16 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
17 ◯総務部長(高瀬広視君) 本市におきましては、各公民館単位及び全市民を対象とした
スマートフォン教室を携帯電話会社や
高梁川流域連携中枢都市圏と協力し、随時開催しているとこでございます。参加者からは分かりやすかったと好評を得ておりますので、引き続き
スマートフォン教室を実施してまいりたいと考えております。
以上です。
18 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。土屋将君。
19 ◯1番(土屋 将君) 状況を確認をさせていただきました。
本市においてもスマホ教室で本当に成果は上がっておると思います。この奈義町の仕事は二重、三重に効果の上がる内容でもあります。ぜひ本市も取り組むべきであると思います。
本日確認できましたように、本市においてもDXによる変革は着実に進んでおると思います。この流れをさらなる高みに到達させるためにも、ぜひとも本日提案の内容を採用いただければと思います。DX化により本市の市民の皆様の
住民サービスが向上することを強く求めまして、1項目めの質問を終わります。
2項目めに移ります。
2項目め、林業振興における
ICTプラットフォームの活用についてお伺いします。
本市の総面積は793.29平方キロメートルであり、岡山県の11.2%を占め、面積の86%を森林が占めており、林業は本市の主要産業です。第3次総合計画にもありますとおり林業振興は本市の主要産業であり、成長産業とするために
スマート林業の導入が求められています。
スマート林業において
地理空間情報やICT等の先進技術を活用し、業務の効率化や安全性の向上を図るため、令和3年12月定例会におきまして
ICTプラットフォームの導入を提案をしたところ、令和5年度より本市も導入がなされました。
導入に際し、真庭市や国との調査研究について執行部の方々が大変な御努力、御尽力をされたことにつきまして、心より敬意を表します。ここまで迅速にスピード感を持って対応されましたことは、大変な御苦労があったことと推察いたします。
こちらのスライドを御覧ください。
森林ICTプラットフォームとは、これまでユーザーごとに管理されていた森林情報をGIS上で一元管理することで、共有や情報利用の効率化、高度化するシステムです。GISとは、地理的な情報を面と線と点に分類し、位置情報を経度、緯度で管理し、目的に応じて各種データを組み合わせ可視化するシステムのことです。
航空レーザー計測という航空機からのレーザー反射から起伏などの地形、樹木などの情報を得る技術や、ドローンに高性能カメラを搭載し上空から森や山の画像データを取得することで、正確な森林の情報を3Dで得ることができます。撮影した写真を解析し、樹木の本数、高さなど木材量の把握ができる技術も開発されております。これらの技術を活用することで林業は大きく発展すると思います。
以上を踏まえ、質問です。
1点目、
ICTプラットフォームの導入について現在の進捗状況をお示しください。
以上、2項目め、1回目の質問を終わります。
20 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
21 ◯産業部長(田辺仁志君) 2項目め、林業振興における
ICTプラットフォームの活用についてで、現在の進捗状況についてお尋ねでございました。
森林ICTプラットフォームにつきましては、先ほど議員から丁寧に御説明いただいたところでございますが、
各種森林情報を一元管理するための新見市
森林ICTプラットフォームの導入につきましては、本
年度情報ネットワーク整備及び
システム構築を進めているところでございます。現在は、航空写真や森林計画図などのデータ入力及び
システム構築がおおむね完了し、検証作業を行っているところでございます。
以上です。
22 ◯議長(榎 日出男君) 再質問ございますか。土屋将君。
23 ◯1番(土屋 将君)
ICTプラットフォームについて、入札とか様々そういったところの内容等も出ておったかと思います。その点、説明をお願いします。
24 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
25 ◯産業部長(田辺仁志君) 令和5年度におきまして、プロポーザルにより発注をいたしました。事業費は、国の
デジタル田園都市国家構想推進交付金4,800万円の2分の1の補助をいただいて、本市において整備を進めているところでございます。
以上です。
26 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。土屋将君。
27 ◯1番(土屋 将君) 状況等確認をさせていただきました。
令和5年度導入され、国の予算等の補助も得てしっかりと着実に進んでおると、このように考えております。
こちらのスライドを御覧ください。
こちら
所有者不明土地問題研究所の調査内容でございます。この調査によりますと、長期間未登記の土地が全国で約410万ヘクタールに上りまして、九州の面積368万ヘクタールを上回っていると言われております。また、2040年には長期的未登記の土地が北海道本島に近い約720万ヘクタールに増加すると予測されております。
次のスライドを御覧ください。
これらの土地を利用できないことによる機会損失は、累計で6兆円と試算されております。利用できない、売り買いできない土地は意味がないものであり、経済的な面から判断すると大変な損害が発生します。北海道本島の面積は日本の国土面積の2割を占めます。この問題を放置することは、我が国の経済に多大な損害をもたらすことになります。所有者が不明というのは、所有者がどこにいるか分からない場合や相続手続を長年放置したため権利者が何十人と子供、孫、ひ孫と増加をし、行方不明者もいるようなケースです。そのような中で、所有者不明の土地の大きな部分を占めているのは山林の所有者です。山林は、農地や宅地と違った重大な問題があります。それは境界線の未確定問題です。農地や宅地などは所有者が不明でも、取りあえず土地の範囲は把握できていることが多いです。町なかの土地なら建築物などから分かりやすく、農地もかつて耕していた土地なら痕跡は確認しやすいです。しかし、森林は隣との境界線がどこか分からなくなった土地だらけです。長年にわたり境界線を放置しておくと、森林の様子が変わったり境界を知る人が亡くなり相続が難しくなることがあります。これに対し国も動き、本年4月より相続登記が義務化されます。
こちらのスライドを御覧ください。
これが法務省のホームページの一部になっておりますが、3年以内に登記しなければ10年以下の過料の対象となります。例えば、祖父の登記のままだと子供や孫が協議して相続登記をしたり、行方不明者がおる場合は
家庭裁判所等で失踪届を行うなどして相続を行い登記を行う義務が発生します。
次のスライドを御覧ください。
法務省のホームページでは、司法書士に相談するように案内をされております。相続登記を司法書士に依頼をしたとしても相続人の中に
行方不明者等がいると、様々な法的手段を取らないと相続登記は完成せず、多くの時間とコストがかかることも想定され簡単な問題ではありません。土地を売買できない状態で放置することは、経済的に大変大きな損失であります。この問題をこれだけ放置してきたことは、我が国にとって大変な損失であります。本市においても大変重要な問題であり、早急に対処することが求められます。空き家バンクなど様々なところに影響を与えております。
これらを踏まえ、提案をさせていただければと思います。
まず、1点目です。
進捗状況をさらに迅速化するための手段です。本市における地籍調査の進捗率はまだまだ低く、全体を網羅するまでには多くの時間と労力が必要です。しかし、時間がたつほど境界を理解する者が亡くなっているという状況もあり、迅速化は非常に大きな課題です。これについて、さらなる取組強化のために森林の境界の明確化についてさらなる予算を組み、民間業者に外部委託も考えてはいかがでしょうか。見解をお示しください。またあわせて、地籍調査の進捗率をお示しください。
28 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
29 ◯産業部長(田辺仁志君)
森林境界明確化事業を外部委託する考えと、それから地籍調査の進捗率についてお尋ねでございました。
まず最初に、本市の地籍調査の進捗率でございますが、令和5年度末時点で約36%の見込みでございます。
次に、
森林境界明確化事業につきましては、令和6年度から新見市
森林ICTプラットフォームを活用し、外部委託により実施することとしております。
以上です。
30 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。土屋将君。
31 ◯1番(土屋 将君) 状況等確認をさせていただきました。
現状の進捗率36%ということでございますが、国の相続義務化の流れもあり、早急に取り組むべきであると考えます。ぜひとも今ある予算よりもさらに多くの予算を組んでいただいて、強力に推し進めていただきたいと、このように求めております。
もう一点、
ICTプラットフォームについての提案でございます。
真庭市においてデータを使用できる民間業者、これが森林業者だけと聞いております。しかし、せっかくこれだけのデータでございますので、多くの業者に利用して開発を進めることで経済的に大きな効果が期待できると思います。多くの民間業者がデータ利用できるように、門戸を開いてはいかがでしょうか。見解をお示しください。
32 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
33 ◯産業部長(田辺仁志君)
ICTプラットフォームのデータの公開についてお尋ねでございました。
新見市
森林ICTプラットフォームのデータの公開につきましては、個人情報などの一部データを除き境界が明確となっております森林境界や樹種の情報などをインターネット上で一般公開する予定としております。
以上です。
34 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。土屋将君。
35 ◯1番(土屋 将君) 状況等確認させていただきました。
インターネットで一般公開するということで、本当に多くの方が利用できるということかと思います。多くの業者が利用でき共同開発することなどにより、多くの相乗効果、シナジー効果が起こって経済が活性化することが期待されます。ぜひとも強力に進めていただきたいと思います。
繰り返しとなりますが、本市は86%を森林が占めており、林業は本市の主要産業と言えます。林業振興は本市の地場産業の活性化の重要な要素であり、さらなる取組が必要と思います。
森林ICTプラットフォームをさらに前へ進めていただき、放置された土地がないよう取り組むことで、経済的な面でも大きな成果につながってくると思います。さらなる取組を強く求めまして、私からの第2項目めの質問を終わります。
次に、第3項目め、介護ロボットの導入についてお伺いいたします。
本市の人口減少問題は深刻であり、各業種を支える人手不足はますます深刻となっております。特に、介護、福祉業界の人材不足は深刻さを増すばかりです。それに対して、本定例会における市長の施政方針演説でもありましたとおり、人手不足、人材不足への対応する施策が打たれたことにつきましては、大変評価されるものであると考えます。しかし、人手不足は慢性的な問題であると予測され、ほかにも打開策を考えなければなりません。
そこで、私から提案の内容は介護ロボット導入の支援です。様々な介護ロボットが既に実用的に導入されております。
以上を踏まえ、質問いたします。
1点目、介護ロボットの導入について市はどのように考えておられるか、見解をお示しください。
36 ◯議長(榎 日出男君) ただいまの土屋将君の3項目めの質問に対する答弁を求めます。
37 ◯福祉部長(古家孝之君) 3項目め、介護ロボットの導入についての1点目、市はどのように考えているかとの御質問でありますが、介護ロボットの導入につきましては、人材が不足している介護事業所などにおいて介護職員の負担軽減、生産性の向上など一定の効果があると考えております。
以上です。
38 ◯議長(榎 日出男君) 再質問ございますか。土屋将君。
39 ◯1番(土屋 将君) 見解等確認をさせていただきました。
そこで、私から岡山市の事例を提案をしたいと思います。
こちらのスライドを御覧ください。
岡山市において既に令和元年から介護ロボット導入支援を行っております。
次のスライドを御覧ください。
様々な介護ロボットといいますかシステムがございまして、簡単に御説明をさせていただきますと、1点目、TANOというシステム、これ左側になりますが、自然に体が動き出す自立支援モーショントレーニングシステムということで、TANOはコントローラ等を持たずにセンサーの前に立つだけで体の動きや音声に反応して直観して楽しめるものでございまして、180種類以上のプログラムでリハビリテーション、トレーニング、レクリエーションなど様々な分野で活用ができるというものでございます。
そして、この右側が2点目でコミューンというものでございます。話す側から聞こえる側の支援ができる全く新しい型の対話支援機器ということで、耳が聞こえにくい方が聞き取りやすいようマイクから入力された音声を分析し、聞き取りやすいクリアな声で変換をしていく機能でございます。介護施設での高齢者や難聴者との対話、コミュニケーションの際に活用できます。
では、次のスライドをお願いします。
3点目、ペイシェントウォッチャープラスということで、赤外線カメラセンサーによってバイタル、起床、離床等こういったものを把握して、介護者の負担軽減、利用者の睡眠の妨げを防ぐというようなことに利用できます。
4点目、右側、眠りSCANということで、マットレスの下にセンサーを敷き、睡眠状態、起き上がり、離床、在床を把握。眠りSCANは、ベッドに設置したセンサーにより体動を測定し睡眠状態を把握することにより生活リズムの改善や健康状態の把握などに役立てる機器ということで、こういった機器もあります。
では、次のスライドを御覧ください。
ダーウィンハコベルデというのでございます。まるで衣服のようなアシストスーツということで、これは様々な介護の状況で体位変換とかおむつ交換とか、様々な介護動作における中腰とか、こういったときの中腰姿勢の維持や体幹を起こす動作を補助し、腰部にかかる負担を軽減することで腰痛を引き起こすリスクを減らすということで、重さ約800グラムと軽量化されております。
こういった部分の紹介を岡山市でされておるということでございます。これらにつきましては人手不足を解決する特効薬とまではなりませんが、人手不足問題を緩和する施策であると思います。岡山市と同様の施策や介護施設、1施設1台を提供するなど、未来への投資として施策を展開してはいかがでしょうか。見解をお示しください。
40 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
41 ◯福祉部長(古家孝之君) ただいま岡山市の事例の御紹介をいただきましたが、本市におきましては、平成28年度に国の補助金を活用して介護ロボットを市内の3事業所が導入した事例がありますが、その後補助金を活用して介護ロボットを導入したという事例はなく、導入が進んでいないものと考えております。
人材不足が顕著になり、介護職員を取り巻く環境が変化してきておりますので、今後、事業所におけるニーズなどを調査してまいりたいと考えてございます。
以上です。
42 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。土屋将君。
43 ◯1番(土屋 将君) 状況を確認をさせていただきました。
今後の本市の状況を考え、未来への投資として先進的な技術を導入し、それに現場の方が慣れていくこと、これは大変重要なことであると思います。今後も介護業界については人手不足は慢性的な問題になると思います。国や県及び本市の施策、支援策など様々な施策を多面的に展開していくことを強く求めまして、第3項目を終わります。
では次に、第4項目に移ります。
太陽光パネルの廃棄についてお伺いをいたします。
太陽光パネルは我が国のエネルギー政策の上で大変重要な政策の一つです。東日本大震災を経て、原子力発電の危険性が取り上げられる中、当時の民主党政権によって強烈に推進されましたのが太陽光エネルギー政策であり、FIT、固定価格買取制度が始まったのが2012年であります。当時高額な固定買取り価格のおかげで太陽光パネルの導入は大変活発に行われ、山の斜面や河川敷や田んぼなど至るところで立てられました。本市におきましても、現在において、多くの土地に太陽光パネルが設置されております。しかし、パネルの寿命は約30年であります。そして、その後は廃棄するしかなく、2040年頃から大量の廃棄物が発生することが予測されております。
こちらのスライドを御覧ください。
経済産業省のホームページです。こちらでもこの問題について取り上げられております。問題となりますのが公害問題です。太陽光パネルの内部には、カドミウム、鉛、ヒ素、ポリシリコンなどが含まれている場合があります。これらは猛毒物質であります。人体への悪影響は計り知れません。太陽光パネルの廃棄事業は実際には県が行っており、市は直接廃棄に携わっているわけではありませんが、大変重要な課題であるため、周知の意味でも取り上げをさせていただきました。
以上を踏まえ、質問をいたします。
1点目、太陽光パネルの廃棄について市は県とどのような連携を行っているか。
2点目、太陽光パネルの廃棄について市は今後どのような将来予測を行っておるか。
以上、4項目め、1回目の質問を終わります。
44 ◯議長(榎 日出男君) ただいまの土屋将君の4項目めの質問に対する執行部の答弁を求めます。
45 ◯福祉部長(古家孝之君) それでは、4項目め、太陽光パネルの廃棄についての1点目、市は県とどのような連携を行って対応しているのかとの御質問にお答えをいたします。
太陽光パネルを廃棄する場合につきましては、太陽光パネルが産業廃棄物となるため、県の取扱業務になります。このため市民の方から問合せがあれば、県へ対応を依頼したり、また県から調査依頼などがあれば、協力を行うなど必要な連携を図っております。
続いて、2点目、太陽光パネルの廃棄について市は今後どのような将来予測を行っているのかとの御質問でございますが、太陽光パネルの廃棄につきましては、全国的に2040年頃にピークを迎えると言われており、本市でも同時期に廃棄が増えるものと考えております。本市といたしましては、廃棄する場合は産業廃棄物として適正に処理を行うよう周知に努めてまいりたいと考えております。
以上です。
46 ◯議長(榎 日出男君) 再質問ございますか。土屋将君。
47 ◯1番(土屋 将君) 状況等確認をさせていただきました。
これらの環境問題、大変憂慮される問題です。市民の皆様の声を聞きますと、環境への悪影響は計り知れないのではないかと心配しておられます。廃棄処分の主体は県でございますが、実際に設置されて損害を被るのは市民です。これらの問題に適切に予測を行い、対処していくことが重要です。特に、これだけ多くの太陽光パネルが展開されている状況でございますので、リサイクル業者、処分業者が利益を上げて適正な対応が継続できる、持続できる環境整備が大変重要となってくると思います。市としてリサイクル業者、処分業者への助成制度を新設してはどうでしょうか。見解をお示しください。
48 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
49 ◯福祉部長(古家孝之君) リサイクル業者や処分業者への助成制度を新設してはどうかとの御質問でございますが、太陽光パネルの廃棄につきましては、産業廃棄物ですので、必要があれば国や県に助成制度の創設を働きかけてまいりたいと考えております。
以上です。
50 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。土屋将君。
51 ◯1番(土屋 将君) 状況等確認をさせていただきました。
太陽光パネルを設置した業者にとって、処分料は大変大きな負担になると思われます。やはり今の状況まま放置しましては、今後パネルが無秩序に放置され、捨てられる可能性が大変高いと言わざるを得ないと思っております。無秩序に放置されると、豪雨などの災害が起こったときに壊れた太陽光パネルから有害物質が漏れ出て、河川や田畑の汚染を招くことも予測されます。実際に、水害により破損した太陽光パネルがそのまま放置されてるといったケースが、全国各地に散見されております。これらの環境への悪影響を考えた場合、人体への影響も出てくることが予想されます。水害などで太陽光パネルが破損し有害物質が河川に流れ出て、飲料水や様々なものに混入することも可能性としてはあります。水は本当に命の根幹です。水が汚れては生存権を脅かされます。市民の皆様は、本市の美しい豊かな自然をしっかり後世に引き継いでいかなければいけないと強い思いを持たれております。健康はお金では買えません。このような環境汚染につながる問題は市として市民の皆様の声をしっかりと聞いて、しっかりした対策を行っていただきたいと思います。
以上、強く求めまして、私からの一般質問を終わります。
52 ◯議長(榎 日出男君) これをもちまして土屋将君の一般質問を終わります。
次に、2番林司朗君の登壇を願います。2番林司朗君。
〔2番 林 司朗君 登壇〕
53 ◯2番(林 司朗君) 議長のお許しをいただきましたので、3月定例会の一般質問をさせていただきます。
同僚議員からもあったように、本年は1月1日に能登半島地震が発生し、大変な状況が続いています。2か月がたちましたが、まだまだ被災された多くの方が厳しい避難生活等を続けられておられます。また、復興には相当の日数がかかることが予想されます。大災害発生のときに、まず我々ができることは2つあると考えています。
1つ目は、その災害に遭った方や地域のことを思うことです。被災されている方は、その存在を忘れられてしまうことが一番つらいことです。ぜひ、事あるごとに思い続けていただければと思います。
2つ目は、同じような災害が自分の町に発生した場合に備えての準備をすることです。対岸の火事ではなく、自分事として対応できるよう準備をしておくことが大事になってきます。
そこで、本市においての大地震発生時に対する備えについてお尋ねします。
1項目め、本市の地震災害に対する備えはどのようになっているのかについてお尋ねします。
1点目、避難所の状況はどのようになっているのかについてお尋ねします。
1番目、現在、本市には災害時に開設される避難所がありますが、現在の避難所の数、場所について、その数、場所は適当と考えておられますか、お答えをください。
2番目、指定避難所の食料品の備蓄の状況は十分足りていると考えているかお答えください。
2点目、県内近隣自治体に被害がある場合の支援体制はどのようになっているのかお答えください。
3点目、災害時の学校との連携はどのようになっているのかについてお尋ねします。
1番目、地震発生時の学校における避難体制はどのようになっているのか。
2番目、小・中学生の地域の防災訓練への参加を促し、災害時の対応力を高めることはできないかについてお答えください。
4点目、建築物の耐震やインフラの地震に対する備えはどのようになっているかについてお尋ねします。
今回の能登半島地震では、住宅の倒壊が相次ぎ建物の下敷きになるなどして200人以上の方が亡くなっておられます。多くの専門家は、この要因として耐震化率の低さを上げています。
そこで、本市の状況についてお尋ねします。
1番目、住宅の耐震診断、耐震補強の補助の状況や内容はどのようになっているのかお答えください。
2番目、また能登半島地震では、断水も大きな問題となっています。
そこで、本市の水道管の耐震化率は幾らかお答えください。
以上で1項目め、1回目の質問を終わります。
54 ◯議長(榎 日出男君) ただいまの林司朗君の1項目めの質問に対する執行部の答弁を求めます。
55 ◯総務部長(高瀬広視君) それでは、1項目め、本市の地震災害に対する備えはどのようになっているかの1点目、避難所の状況はどのようになっているかの1番目、指定難所の数、場所は適当かの質問にお答えします。
現在、地震に対応した指定避難所は104か所でございます。災害対策基本法施行令で示されている指定避難所の基準を基に指定しておるとこでございます。
次に、備蓄品の状況でございますが、本市の備蓄品につきましては、南海トラフ地震を想定し、岡山県相互応援連絡協議会で定められております本市備蓄目標を上回る数量を確保しており、充足しているものと考えております。備蓄品の主なものでございますが、食料が3万2,156食、毛布が2,611枚、生理用品6,020枚などとなっております。
次に、2点目、近隣自治体に被害がある場合の支援体制の構築でございますが、近隣自治体に被害がある場合の支援体制につきましては、県及び県内各自治体が協力して被災市町村の応援を行えるよう岡山県及び県内各市町村災害時相互応援協定を締結しておるとこでございまして、相互に支援できる体制が整っておるとこでございます。
以上です。
56 ◯教育部長(山縣晴美君) 続きまして、3点目、学校との連携はどうなっているのかの1番目、地震発生時の学校における避難体制についての御質問でございますが、市内小・中学校においては、新見市立学校管理規則に基づき学校ごとに地震や火災、不審者侵入などの事態に対応できるよう非常変災等対策計画を策定し、地震発生時の避難体制を整えております。また、計画に基づき避難訓練を実施しております。
次に、2番目、小・中学生の地域の防災訓練への参加を促し、災害時の対応力を高めることはできないかという御質問でございますが、小・中学生における地域の防災訓練への参加につきましては、各地区の公民館だより等の情報を基に自主的に参加しているものと認識しております。今後も児童・生徒の防災への対応力を高めるため、引き続き学校、公民館、関係機関と情報を共有してまいりたいと考えております。
以上でございます。
57 ◯建設部長(石倉洋祐君) 続きまして、4点目、建築物の耐震やインフラの整備はどのようになっているかの1番目、住宅耐震診断、耐震補強の補助の状況や内容についての御質問にお答えをいたします。
平成18年度から令和5年度につきまして、住宅耐震診断改修事業の実績につきましては、耐震診断が52棟、補強計画作成が27棟、耐震改修工事が7棟及び建て替え工事が3棟となっております。また、補助の内容につきましては、いわゆる旧耐震基準と言われる昭和56年5月31日以前に着工された木造住宅が対象となっておりまして、例えば木造2階建て、延べ床面積200平方メートル以下の住宅の場合、耐震診断または補強計画作成に係る費用に対しましてそれぞれ6万円を補助しております。耐震改修工事につきましては、工事に係る費用の5分の4、上限50万円を補助してるとこでございます。
続きまして、2点目の本市の水道管の耐震化率についての御質問にお答えをいたします。
本市の水道管の耐震化率につきましては、令和5年3月31日時点で54.5%であります。
以上です。
58 ◯議長(榎 日出男君) 再質問ございますか。林司朗君。
59 ◯2番(林 司朗君) 1点目、1番目、避難所の状況について答弁をいただきましたが、避難所の状況というか場所、数等の見直しについては行われておられるんでしょうか。もし行われているとすれば、その期間はどのようになっているのでしょうか。
60 ◯議長(榎 日出男君) 答弁求めます。
61 ◯総務部長(高瀬広視君) 指定避難所の見直しでございますが、指定避難所につきましては、地域防災計画の見直しに合わせて毎年確認を行っており、施設の存廃やハザード情報の変更を踏まえ、必要に応じて見直しを行っているところでございます。
以上です。
62 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。林司朗君。
63 ◯2番(林 司朗君) やはり避難所、大事なものです。地域防災計画にのっとって見直しをされているということなので、随時状況に合わせて引き続き見直しをやっていただければと思います。
続きまして、食料品の備蓄、備蓄品のことについてでございます。
1点目、2番目の指定避難所などに置かれる備蓄品については、食料、毛布、生理品などのことを聞かせていただきましたが、指定避難所に配置されているほかのもの、例えば段ボールベッド、パーティション、発電機などの機材は十分なのでしょうか。お答えください。
64 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
65 ◯総務部長(高瀬広視君) 御質問いただきました段ボールベッド、パーティション、発電機などの個数でございますが、段ボールベッドが71台、パーティションが301枚で、いずれも本市備蓄目標を上回っております。また、機材につきましては、発電機が10台、大型送風機が30台などとなっております。
以上です。
66 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。林司朗君。
67 ◯2番(林 司朗君) 数も予定というか、目標は上回っているということですが、そうはいっても、また小さいところとか指定避難所以外等もあったりするので、そちらに向けても充実をしていただければと思います。
パーティションとか発電機などについてお答えをいただきましたが、もう一つというか、ほかにも大切なものとして簡易トイレがあると思うのですが、こちらについてはどのような状況になっているか、今後どのようにしていくかというのが分かれば教えていただければと思います。
68 ◯議長(榎 日出男君) 答弁求めます。
69 ◯総務部長(高瀬広視君) 簡易トイレ、携帯トイレでございますが、そちらにつきましては、2万3,680回分のトイレを備蓄してるとこでございます。
以上です。
70 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。林司朗君。
71 ◯2番(林 司朗君) 数の答弁いただきました。ありがとうございました。
続きまして、学校の関係になりますが、3点目、1番目、学校において避難体制について御説明をいただきました。避難の訓練でありますが、避難の訓練の内容とかというのがもし分かれば教えていただければと思います。
72 ◯議長(榎 日出男君) 答弁求めます。
73 ◯教育部長(山縣晴美君) 避難訓練はどのように行われているのかという御質問ですが、避難訓練につきましては、学校や地域の実態、児童・生徒の発達段階等を考慮いたしまして、地震のほか、火災、不審者対応などを含め年間4回程度行っております。また、関連した教科、総合的な学習の時間等におきましても、関連機関と連携しました防災教育にも取り組んでございます。
以上でございます。
74 ◯議長(榎 日出男君) 御質問ございますか。林司朗君。
75 ◯2番(林 司朗君) 年4回で関連機関と協力して行われているということでございました。
こうやって年数回訓練をされることも大変大事だと思いますし、引き続きやっていただければと思うんですが、例えばでありますが、今、小・中学校にはGIGAスクール構想がありまして、そこに向けてデジタル端末を配置されておると思います。このデジタル端末を利用したICTの体験型のような避難訓練というか配信による学びができるとなると、例えばそれは大がかりなものでなくても、月1回、1回10分程度でできるようなことになるので、継続的に防災の意識は保てると思うんですが、本市としてはそのことに関してどのような取組をされているでしょうか。
76 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
77 ◯教育部長(山縣晴美君) 関連した教科の中にもデジタル教科書を採用しているものがございまして、例えばですと、理科それから社会、保健体育等の防災に関連する授業の中でデジタル教科書に移行して、そちらでデジタル的に防災の関係を学ぶという形も行っておりますし、総合的な学習の時間等で、学校によってはアプリ等を導入して自分事として楽しく学びながら防災を学ぶという時間を設けている学校もございます。引き続き、防災教育の推進に取り組んでまいりたいと考えておるところでございます。
以上でございます。
78 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。林司朗君。
79 ◯2番(林 司朗君) せっかくそういう端末とかがありますので、いろいろなアプリを使っていただいて、恒常的に防災について学んでいただければと思っております。
続きまして、4点目、1番目についてですが、耐震診断等についての内容をお聞かせいただきました。耐震診断が52棟、補強計画が27棟、耐震補強工事7棟、建て替え工事3棟ということになっております。この数字に関してどのように考えておられるか、お考えをお聞かせください。
80 ◯建設部長(石倉洋祐君) この制度を創設しましたのが、平成18年度からでございます。今、答弁させていただきました数字が、18年度から5年度までのトータルの数字でございますが、傾向といたしましては全国的に大きな地震があった際に数字が伸びる、それがちょっと収まったところで数字が伸び悩むというな傾向がございます。ただ、まだ未耐震というところの家屋も十分ございますので、こういった市の制度を活用していただき、市民の皆様が安全で暮らせるような木造住宅を目指してまいりたいと考えてございます。
以上です。
81 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。林司朗君。
82 ◯2番(林 司朗君) 耐震化率について、少ないところもあるので今後も進めていきたいということですが、内容を見させていただきますと、耐震診断とか補強計画については、例えば費用7万1,200円のうち6万円を補助ということで大分補助率が高いと思われるんです。ただ、改修工事とかになってくると実際には多額の費用がかかってくるものと思われるんですが、今のところ補助率は5分の4ですが、金額でいうと50万円ということになっております。この金額がもう少し増額されることになれば耐震工事をされる方も増えるんではないかと思われるんですが、その補助金の増額について検討はされておられますでしょうか。お答えください。
83 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
84 ◯建設部長(石倉洋祐君) 耐震改修工事の補助額の引上げへの御所見でございます。
住宅の耐震化に要する費用につきましては、改修工事に係る費用の負担が大きいと考えております。このことから、補助限度額の引上げにつきましても今後検討してまいりたいと考えております。
以上です。
85 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。林司朗君。
86 ◯2番(林 司朗君) 地震が頻発しております。いつ起こるか分からないというのが実際の状況でありまして、起こったときに被害ができるだけ少なくなるように耐震工事ができるようということで検討していただくということですので、ぜひ、それを検討、前向きにしていただければと思います。
4点目の2番目ですが、水道管の耐震化率はということで、54.5%という数字でしたが、これからの計画について、どちらにしても早急に整備をしていないと頻繁に地震が発生してる状況でございます。今後の計画について、どのようになっているかをお答えいただければと思います。
87 ◯議長(榎 日出男君) 答弁求めます。
88 ◯建設部長(石倉洋祐君) 水道管の耐震化の今後の予定でございます。計画的に実施しております老朽管の更新工事におきまして、耐震性のある水道管に布設替えをしているところでございます。今後も引き続き、耐震化率の向上に努めてまいりたいと考えております。
以上です。
89 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。林司朗君。
90 ◯2番(林 司朗君) 本市の水道事業につきましては、広い面積のこともあったりとか老朽管のこともございます。そうはいっても、地震に遭った場合の耐震化は必要なものでありますので、早急に取りかかるというか、計画をしっかりと進めていただければと思います。そういった中でも、例えばどうしても財政の面が問題になってくると思うので、国などへ向けて補助を考えてでも進めていく考えはございますでしょうか。
91 ◯議長(榎 日出男君) 答弁求めます。
92 ◯建設部長(石倉洋祐君) 水道事業につきましては、原則公営企業でございますので、水道料金の収入を原資として運営をするというのが大原則でございます。ですので、現在、毎年大体1,500メートルほどの更新工事をやっておりますが、例えばこれを倍増するとかということになると、水道事業の経営自体に大きく影響しておりますので、現在の段階ですと、この程度の更新工事ということが妥当かなというふうに考えております。また、国が能登地震を受けまして新たな制度等が創設されるようでしたら、積極的にそっちに対応してまいりたいと考えております。
以上です。
93 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。林司朗君。
94 ◯2番(林 司朗君) 大きな地震が頻発をしておりますので、ぜひ国にもしっかり働きかけをしていただければと思います。
今回、上水道で質問をさせていただきましたが、下水道についても対策が必要になってくると思われますので、このことに関しても付け加えさせていただきたいと思っとります。
また、インフラのことでいえば、道路の整備も必要になってくると思います。今回は質問項目には上げてないんですが、特に道幅の狭い道路、土砂崩れなどの発生により通行止めになってしまう可能性が大きいと考えられます。主要道でいえば、山陰へ抜ける新見日南線の改良は喫緊の課題と思われます。今後機会を捉え、また質問をさせていただきたいと考えておりますので、そういうふうに思っております。
95 ◯議長(榎 日出男君) しばらく休憩いたします。
午前11時0分 休 憩
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
午前11時9分 開 議
96 ◯議長(榎 日出男君) 休憩終わり会議を再開いたします。林司朗君。
97 ◯2番(林 司朗君) さて、行政には教育や福祉、地域振興などの様々な課題があります。これらに取り組むことは当然ですが、大地震などにより市民の生活基盤が破壊されたとき有効な手が打てるよう、しっかりとした防災体制を構築しておく必要があります。
防災組織、地域防災計画、防災訓練などを検証することはできているのでしょうか。毎年行われている防災訓練の実施に当たり、幹部が集まり防災計画の点検を行えば、毎年点検することで他の被災地域の教訓を取り入れることができたり、防災部局以外の幹部が点検に加わることにより人事異動で人が替わっても災害時の自治体の役割を共有することができるのではないかと考えますが、いかがでしょうか。
98 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
99 ◯総務部長(高瀬広視君) 議員おっしゃるように、日頃からの備えは非常に大切だと考えております。本市におきましても、総合防災訓練であるとか水害時の災害対策本部であるとか、適宜対応しておるとこでございます。また、市民におかれましても日頃からの備えが大切だと考えておりますので、様々な場面を通じて災害への備えを周知してまいりたいと考えております。
以上です。
100 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。林司朗君。
101 ◯2番(林 司朗君) 災害対策は幾らやっても終わりはありませんが、やればやっただけ被害を少なくすることができます。今できる準備と未来へ向けての準備の積み重ねを継続していくことを重ねて求めておきたいと思います。
さて、そうは言いながら、大きな地震が起きることはまずないだろうと思ってしまう気持ちも分からないでもありません。しかし、いざ大地震が起きたときに何も知らず技術もなければ、起きること全てが想定外になってしまいます。知識と技術を持ち、訓練をしていれば、想定内の領域を広げることができます。南海トラフ地震は近い将来の発生が見込まれると言われています。自分の住む地域が巨大地震に襲われたらどう動くか、一人一人が我が事として備えられるよう、それを促すためにも行政には災害への備えについて繰り返し市民に周知を続けていただきたいと考えます。その周知につきましてお考えをお聞かせいただければと思います。
102 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
103 ◯総務部長(高瀬広視君) 先ほどもお答えいたしましたが、市民の皆様には、防災訓練や市報などを通じて様々な機会を持って災害の備えについて周知したいと考えております。
以上です。
104 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。林司朗君。
105 ◯2番(林 司朗君) 繰り返しになりますが、災害に対し、行政にはしっかりと準備をしていただき、市民の皆さんにも災害に向けた準備をしていただけるようしっかりと周知を行っていただくことを強く求めて、1項目めの質問を終わります。
106 ◯議長(榎 日出男君) 続いて。
107 ◯2番(林 司朗君) 続いて、2項目めの質問に移ります。
2項目め、副市長から見る本市の現状と今後の展望についてお尋ねをいたします。
前回、令和3年度末の令和4年3月定例会において、副市長から見た本市の課題と展望についてという質問をさせていただきました。2年が経過し、状況はどのように変わったと捉えられておるか、そして今後について、その思いを聞かせていただければと思います。
以上で2項目め、1回目の質問を終わります。
108 ◯議長(榎 日出男君) ただいまの林司朗君の2項目めの質問に対する執行部の答弁を求めます。
109 ◯副市長(野間哲人君) ただいまの質問にお答えいたします。
私は、令和3年4月の副市長就任以来、戎市長の下、市長の掲げる公約実現と本市が抱える課題解決に向けて、職員と共に全力で取り組んでまいりました。この間、3度の当初予算編成に携わってまいりましたが、一貫して移住・定住の推進を1つの柱とし、移住者だけでなく市民の皆様が住みやすい環境の整備に取り組んでまいりました。特に、本市の子育て支援については当初から手厚いと感じておりましたが、これを強みとしてさらなる充実に向けて取り組んでまいりました。その成果は、令和4年度の本市人口の社会増減の目標値を達成するなど着実に出てきていると考えております。
一方、どのような取組を行ったとしても、当面は本市だけでなく日本全体として人口減少が続いていくという状況にあります。それに伴う担い手不足が地域のコミュニティー維持だけでなく市内産業に大きな影響を与え得ることから、来年度当初予算案には大胆な対策を盛り込んだところでございます。
今後も市民の皆様が安全かつ安心して暮らしていくことができるよう取り組んでいく必要がありますが、そのためにはこれまで以上にヒト・モノ・カネが流入するまちにしていくことが不可欠であります。幸い本市には、基幹産業である石灰業、ピオーネや千屋牛を代表とするA級食材、満奇洞や千屋温泉、美術館を代表とする文化、観光施設、自然を生かしたアクティビティー、全国から学生の集まる公立大学など、他市に負けない魅力あるコンテンツが多くあります。私は、これらの魅力はまだまだ磨く余地があると感じておりまして、産業連関表なども活用して各種施策を行い本市の魅力をとがらせることにより、ヒト・モノ・カネが流入するまちにしていけるものと考えております。
以上です。
110 ◯議長(榎 日出男君) 再質問ございますか。林司朗君。
111 ◯2番(林 司朗君) 答弁をいただきました。
一点だけ再質問をさせていただいてよろしいでしょうか。
新見市において、一つだけ一番の魅力を挙げるとすれば何を思われるでしょうか。
112 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
113 ◯副市長(野間哲人君) 一つだけっていうのがなかなか難しいんですが……(「全部」と11番藤澤君の声あり)全部っていうのもあれなんですけど……(「質問が悪いよ」と11番藤澤君の声あり)あえて申し上げると、幾つか私も地方赴任をしたり、地元も愛媛県の田舎ということもありまして、それぞれ地域にはそれぞれの魅力がありまして、特に食という点でいいますと、各市町村でいろいろな特徴を持って、いろんなおいしいものがあって一生懸命地域おこしを頑張られてるっていう現状ではあるんですが、こうやって新見市に赴任させていただいて思うのは、先ほども申し上げましたが、千屋牛であるとかピオーネであるとか、こういった全国に誇る、しかもファンの多い食材がこれだけたくさんある市っていうのはなかなかないなっていうのが私の特に思っているところでありまして、これについては全国津々浦々いろんな市町村ありますが、非常に大きな強みだというふうに思っております。
それから、もう一つ挙げるとすれば、これは生活者としての実感でありますけれども、3年前、小学1年生に長女が上がるタイミングで赴任してきましたが、これは数値にできない部分ではあるんですが、地域の皆さんの温かさが本当に身にしみる思いで、安心して子育てをこの3年間やってこれたなというふうに思っております。
昨今、人口減少であるとか少子・高齢化なので地域力は弱まっているっていうのがよくよく言われるところではあるんですが、少なくとも新見市において、ほかの地域と比べてとりわけ弱いとかっていうよりかは非常につながりの強い地域だなっていうのが私の思いでありまして、これはある意味、移住者といいますか、外から来た人たちは安心して暮らしていける特徴なのかなというふうに思っておりまして、以上2点がとりわけこの3年間で身にしみて思ったところでございます。
以上です。
114 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。林司朗君。
115 ◯2番(林 司朗君) もう一点よろしいでしょうか。
多くの魅力を挙げていただきました。これをもってさらに新見市がよくなる方法というのが何かあれば、お答えいただければと思います。
116 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
117 ◯副市長(野間哲人君) よくなっていくっていうのをどういう意味で捉えるかっていうところはあるかと思うんですけれども、まず後で述べました地域の温かさという意味でいうと、これを何とか維持していくっていうのがまずは大前提なのかなというふうに思っておりまして、今今やっている市の施策で申し上げると、地域運営組織をしっかりとワークさせていくっていうのが一番重要だというのと、人が減ってくるとどうしてもそこの力が弱くなってくっていうのはしょうがないところなので、そこは移住・定住施策をしっかりと機能させていくっていうのが重要なのかなというふうに思っております。
それから、市長もおっしゃってるように、ヒト・モノ・カネを新見にという部分も非常に重要だと思っておりまして、冒頭申し上げましたが、A級食材、本当に全国に誇れるものだと思っております。こういった、世界でもそうですけれども、新見が誇れる分野で、ある意味で稼げるところでしっかり稼いでいくっていうのが一番重要なのと、外に出ていってしまっている部分、人にしても金にしても、その出血している部分をしっかり止めていくっていうのがまずは重要なんだろうというふうに思ってます。
そういった意味で、先ほど答弁でも産業連関表と申し上げましたが、そういったところの根拠をもって1つずつしっかりと点を取っていくということが重要かなというふうに思っております。
以上です。
118 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。林司朗君。
119 ◯2番(林 司朗君) 次々と急な質問みたいな感じになりまして申し訳なかったのですが、今言われたことを全庁に広げていただいて、しっかりつないでいただいて、新見市の発展のためにますます御尽力をいただくことを求めまして、私の今回の一般質問を終わりとしたいと思います。
120 ◯議長(榎 日出男君) これをもちまして林司朗君の一般質問を終わります。
次に、7番宮本英基君の登壇を求めます。7番宮本英基君。
〔7番 宮本英基君 登壇〕
121 ◯7番(宮本英基君) 7番宮本英基です。
議長のお許しをいただきましたので、令和6年3月定例会一般質問2日目、3番目の質問者として、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。
1項目め、小・中学校の統廃合の考えについて。
2項目め、新見高校の存続について。
3項目め、市内温泉施設の入浴料について。
4項目め、新見ふるさとまつりについて。
5項目め、市長の公約について。
以上、5項目について質問させていただきます。
1項目め、小学校の統廃合の考えについて。
こちらを御覧ください。新見市の出生数の推移です。
私は、令和5年12月定例会で、新見市の出生数が平成13年約300人、令和2年約100人、この20年間で3分の1の出生数になっております。実際、出生率は確かに上がってますが、出生数が大切だと考えます。その中、児童・生徒が減少している状況で小・中学校の統廃合についてどのように考えてるか一般質問をしました。統廃合について地元の希望があれば対応する、新見市では統廃合計画は今のところ考えていないと答弁ありました。また、私は、神郷北小学校、神代小学校、千屋小学校など、子供が減っている中、どこに統廃合するのか分からない状況です。前回の答弁では統廃合計画は出ませんでした。今後10年後、生徒数は確実に減るわけです。
他市は、公立小学校の再編について学識経験者や保護者、地域の代表で検討委員会をつくり、その中、生徒・児童が14人以下、中学生が9人以下の場合は人数によって基準を設け統廃合していく、また全体で小学校、中学校を何校にするのが望ましいという方向性も出ております。せめて新見市も検討委員会を設け計画をつくるべきだと考えますが、1項目め、小学校、中学校統廃合の考えについて、1点目、以前に示した小学校、中学校の統廃合の考えの変更はないのか、考えをお示しください。
以上で1回目の質問を終わります。
122 ◯議長(榎 日出男君) ただいまの宮本英基君の1項目めの質問に対する執行部の答弁を求めます。
123 ◯教育部長(山縣晴美君) 1項目め、小学校、中学校の統廃合の考え方についての1点目、以前に示された小学校、中学校の統廃合の考え方の変更はないのかという御質問にお答えいたします。
小学校、中学校の統廃合の考え方につきましては、12月
市議会定例会でお答えしましたとおり、統廃合に限らず最適な教育環境が整備できるような計画の検討を進めております。
以上でございます。
124 ◯議長(榎 日出男君) 再質問ございますか。宮本英基君。
125 ◯7番(宮本英基君) 統廃合の考えについてですが、最適な教育環境、できるようにすると答弁がありました。最適な教育環境とはどういうものか、具体的にお示しください。
126 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
127 ◯教育部長(山縣晴美君) 最適な教育環境とはどのような環境と考えるかという御質問でございますが、最適な教育環境につきましては、児童・生徒数の推移や通学方法、校舎設備の規模や教育内容、また地域的な結びつき等を踏まえ、検討しているところでございます。
以上でございます。
128 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。宮本英基君。
129 ◯7番(宮本英基君) 具体的にということで、生徒数や通学の方法など答弁がありましたが、私の考える最適とは、家庭から離れ、小学校ではたくさんの子供がたくさんの意見に触れることができ、そして中学校ではたくさんの友達と切磋琢磨することが中学校だと考えております。教育長のお考えをお示しください。
130 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
131 ◯教育長(正村政則君) 本市におきましては、学校規模に関わらず、リモート学習や他の学校と合同で行う遠隔授業等で切磋琢磨できる活動を行っております。今後、児童・生徒数の大幅な減少が想定される中、先ほど部長が答弁しましたとおり、児童・生徒数の推移、通学方法、校舎設備、地域的な結びつき等を踏まえ、最適な教育環境となるよう検討してまいります。
以上です。
132 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。宮本英基君。
133 ◯7番(宮本英基君) たくさんの子供が触れ合えることが必要だという質問に対して、小規模でもリモートとかで環境をつくっていきますという答弁がございましたが、小学校、中学校の統廃合について具体的に、現在の保護者だけではなく地域の人たちと話をして計画を出すべきだと思います。
来年、新郷保育所では、対象になる子供はいますが入園される方はゼロです。教育委員会は教育環境をつくる責務があると考えます。教育長のお考え、お示しください。
134 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
135 ◯教育長(正村政則君) これまでも、統廃合についての協議を行う際は、保護者だけでなく地域の方々の御意見を伺いながら丁寧に合意形成を図っております。今後も、児童・生徒及び地域を取り巻く様々な視点から、最適な教育環境に向けての検討を進めてまいりたいと考えております。
以上です。
136 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。宮本英基君。
137 ◯7番(宮本英基君) 教育環境をつくる責務があるという考えに対しまして、地域の方と検討しながらやっていくという答弁をいただきました。
教育長、本当に真剣に検討してください。小学校、中学校の統廃合化計画を踏まえて、次の項に入らせていただきます。
2項目め、新見高校の存続について。
まず、こちらを御覧ください。
新見高校の進学希望状況、1月10日現在です。普通科80人の募集に対しまして、推薦、一般で37人の希望が出ております。
次を御覧ください。
一般入試出願状況です。これは2月28日現在のもので、普通科一般入試募集人員44人に対して、出願1人、倍率0.02、前年倍率0.39。
私は、この状況を見て今回一般質問をし、原因そして今後の対策にどのような考えでいるのか質問させていただきます。
2項目め、新見高校の存続について、1点目、地元の生徒で新見高校に進学される生徒数の割合が令和3年は63%、令和5年は44%です。進学の生徒が減った原因は何と考えるかお示しください。
以上で1回目の質問を終わります。
138 ◯議長(榎 日出男君) ただいまの宮本英基君の2項目めの質問に対する執行部の答弁を求めます。
139 ◯教育部長(山縣晴美君) 2項目め、新見高校の存続についての1点目、新見高校に進学する生徒が減少した原因は何と考えるかについてお答えいたします。
新見高校に進学する生徒が減少した理由といたしましては、進学する学科や部活動がないことやそれぞれの御家庭の意向と把握しております。
以上でございます。
140 ◯議長(榎 日出男君) 再質問ございますか。宮本英基君。
141 ◯7番(宮本英基君) 執行部から、生徒が減った原因は学科と部活がなくなったという答弁がありました。
こちらを御覧ください。
新見市内の中学生が新見高校に進学した状況です。中学校の卒業者数、新見高校の進学者数。青色が卒業者数です。そして、赤色が新見高校に進学した数です。これ、この10年間を掲載したものでございますが、この10年間卒業された生徒の方は、中学生は200人から250人で推移されております。その中、新見高校に進学された数はこの2年間で激減しております。
こちらを御覧ください。
地元の生徒の進学割合です。新見高校に進学した割合、これも10年間ですが、ここ2年間43.5%、41.7%と激減しております。令和3年、62%でしたが、この2年間で40%になっています。20%の減少です。この数字をどう感じるか、市長、答弁求めます。
142 ◯議長(榎 日出男君) 答弁求めます。
143 ◯市長(戎 斉君) 新見高校生の進学率が急激に落ち込んでるという状況、数字を見て私の考えはということでございます。
地元の中学生の進学率向上に向けまして、これまで本市では、通学費の援助でありますとか高校生との交流学習等、新見高校の魅力化に向けた様々な取組を行ってきたところでありますが、進学率が伸び悩んでいる状況にあるということに大変危機感を感じているところでございます。
以上です。
144 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。宮本英基君。
145 ◯7番(宮本英基君) 市長から、20%削減になった、どう思うかということで、危機感を感じているという答弁がありました。
こちらを御覧ください。
学科ごとの推移です。これが、青色が普通科、そして赤色が生物生産科、緑色が工業技術科ですが、見てのとおり普通科だけが激減しています。1月10日の希望調査によると、今年の普通科は37人です。令和10年までは普通科は存在しますが、募集しても来ない可能性があります。近いうちに普通科はなくなります。
市長の公約では、人の流入する町ではなくて、高校生が流出する町になっています。市長のお考えをお示しください。
146 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
147 ◯市長(戎 斉君) 新見高校の普通科への進学者が激減しているということでございますけども、理由といたしましては、市外の専門科を選択する生徒の割合が増えてきたということに加えまして、新見高校以外の国際コースや理数系コース等を設置している高校への進学を希望する生徒が増えているということなどが考えられるとこでございます。こういった状況でありますが、引き続き新見高校の魅力を高める施策を充実させながら、市内中学校にしっかりと新見高校の魅力を伝えまして、進学を促してまいりたいと考えております。
以上です。
148 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。宮本英基君。
149 ◯7番(宮本英基君) 高校生が流出してる理由として、市外に専門科ができてそちらに行ってるとか、その後、高校に魅力があるようにしていくと答弁がありましたが、次を見てください。
これが岡山県内の普通科一般入試試験の一覧表です。1位が西大寺、一般入試178人、希望者数269人、倍率1.51。これを見てのとおり、岡山県内の普通科、3分の1以上が1.0%以上なんです。県内の普通科、平均1.05、新見高校が0.02、28校28番目です。
次に、こちらを御覧ください。
これが普通科一般入試試験の比較です。近隣の高校でいいますと、総社南1.37、総社1.05、高梁0.80、新見0.02。新見高校の志願者数0.02、28校28番目です。新見高校普通科は、昨年一般出願0.39から0.02になりました。
次を御覧ください。
これが新見高校の進学希望状況、1月10日現在、これが現在と一緒の数字になっておりますが、普通科、募集定員80人に対して希望者数37人、倍率0.46。特別推薦36人、一般入試1人、計37人。この2年間で普通科は激減しとります。これを見て、教育長、どう感じられますか。答弁求めます。
150 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
151 ◯教育長(正村政則君) 議員が言われるとおりで、もうデータが出てますので、データどおりだと思います。ただ、0.02という、一般入試に回ったっていうのは事情がありますので、全体的に言う普通科が0.46、ここの数字を見ただけでもこの2年連続減ってるということは間違いないというのは御指摘のとおりだとあります。
先ほどから市長も申しておりますとおり、魅力化を伝えていく。私が高校側から聞いてるところでは、新見高校の普通科は国公立の合格率が他校に比べて高い、そしてもう一つは、学年ごとに学力が非常によく伸びているということを新見高校からは聞いておりますので、決して新見の普通科は他校に劣ってるということはなくて、逆に他校の普通科に比べて今の2点だけでも本当に魅力のある学校だと思います。
ただ、人数がどんどん減ってきてるという部分、いろいろありますが、その点も含めましていろいろ検討はしなくてはいけませんが、新見高校、そしてこちらの行政、そういうものが一致団結し、そして保護者の方々、地域の方々に全力で新見高校のよさをお伝えするということが一番だというふうに思っております。
以上です。
152 ◯議長(榎 日出男君) 質問ありますか。宮本英基君。
153 ◯7番(宮本英基君) 教育長から、魅力のある、そういった学校にするという答弁がありましたが、私の考えですが、小学校、中学校の統廃合は当然計画すべきですが、高校に普通科がなくなるということは新見高校には2科しかなくなる。市民が不安になり、若い夫婦は今後の子供の教育を考え市外に出ていき、新見で働いている方は高梁市や総社市から通うようになると思います。さらに過疎化が進んでいくと考えますが、市長のお考え、お示しください。
154 ◯議長(榎 日出男君) 答弁求めます。
155 ◯市長(戎 斉君) 高校に普通科がなくなると、不安を持つ若い夫婦等が市外に出ていって過疎化が進んでいくということでございます。それに対する考えはということでございますけども、繰り返しになりますけども、引き続き高校の魅力を高める施策を充実させるとともに、新見高校との連携を深め、市内中学生が新見高校へ進学したいという気持ちになっていただくように全力で取り組んでまいりたいと考えております。
以上です。
156 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。宮本英基君。
157 ◯7番(宮本英基君) 魅力のある学校をつくりたいとまた答弁がございましたが、私は、このまま新見高校を衰退させていくのではなくて、新見には大学があります。例えば、新見大学附属高校をつくり、地域性や人気のある学科、例えばデザイン科、地域を生かしたワイン専攻科などが考えられますが、市立にする考えはないのか、市長のお考えをお示しください。
158 ◯議長(榎 日出男君) 答弁求めます。
159 ◯市長(戎 斉君) 市立にする考えはないかということでございますけども、新見高校の普通科がなくなるということは考えてもおりませんし、あってはならないことだというふうに考えております。今後とも、新見高校の学科存続に向けまして全力で取り組んでまいります。
以上です。
160 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。宮本英基君。
161 ◯7番(宮本英基君) 今、市長から、普通科がなくなるということはあってはならない、全力で取り組んでいくと答弁がありました。教育長、今後の考えがあればお示しください。
162 ◯教育長(正村政則君) ただいま市長が申しましたとおり、新見高校がなければ人口減少にさらに拍車がかかっていくようになりますし、大学はあるのに高校がなくなる、そんなことはあってはならないと思いますので、市長が申しましたとおり、全力を挙げて新見高校存続に向けて取り組んでまいりたいと思います。
以上です。
163 ◯議長(榎 日出男君) 宮本英基君。
164 ◯7番(宮本英基君) 市長そして教育長から、全力で残していくというお言葉をいただきましたが、地元高校に進学が減ると、新見市自体の存在に大きな影響を与えます。これ、喫緊の課題です。
私も新見高校100周年のPTA会長をしましたが、新見高校の国公立大学の進学率は高い。そして、学校の先生もすばらしい。私も一生懸命頑張ります。執行部、議会、地域が一丸となり、中学校の卒業生が100%新見の高校に行くようみんなで頑張りましょう。
次の項に入ります。
3項目め、市内温泉施設の入浴料について、今回ICOCAの提案をさせていただきます。
以前提案したモバイルICOCAが令和6年から携帯でできるようになります。また、市内循環バスでも利用できるようになります。市民の方が大変喜んでいるところです。
市内温泉の入浴料についてですが、私は、市民は税金を払っていて、市内利用者は温泉入浴料を市外と公平にするためにも半額にしたらどうかと提案させていただきます。
私の調べたところによると、近隣の真庭市では真庭市温泉条例を設け、入浴料を市内在住者と市外在住者に分け、市内在住者は半額で使えるようになっております。また、鏡野、津山など岡山県県北を調査しましたが、ほとんどの自治体で割引が行われております。
そこで、3項目め、市内温泉施設の入浴料について、1点目、新見市民を優遇するために神郷温泉や千屋温泉の入浴料を半額にできないかお示しください。
以上で1回目の質問を終わります。
165 ◯議長(榎 日出男君) ただいまの宮本英基君の3項目めの一般質問に対する執行部の答弁を求めます。
166 ◯産業部長(田辺仁志君) 3項目め、市内温泉施設の入浴料についての1点目、新見市民を優遇するために神郷温泉、千屋温泉の入浴料を半額にできないかという御質問でございます。県北他市町の状況の説明もいただきました。
入浴料を半額にすることにつきましては、指定管理者の収入減少につながるため、現時点では考えておりません。
以上です。
167 ◯議長(榎 日出男君) 再質問ございますか。宮本英基君。
168 ◯7番(宮本英基君) 現時点では考えていないという答弁がありましたが、ぜひ検討してもらいたいと思います。例えば、温泉入浴料、ICOCAのポイントにしてキャッシュバックすれば、必ず経済対策になると思います。ですので、入浴のときに1,000円払う、そしてICOCAを出したら500円キャッシュバックして、地元で経済になると思います。お考えをお示しください。
169 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
170 ◯産業部長(田辺仁志君) 温泉入浴料をにーみんポイントでキャッシュバックしたらどうかという御提案でございますが、議員からの御提案ありました入浴料の一部をにーみんポイントで還元することにつきましては、温泉利用者の増加と本市の経済循環にもつながるものと考えております。今後、指定管理者とも協議を行いながら、有益な実施方法などについて調査研究してまいりたいと考えております。
以上です。
171 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。宮本英基君。
172 ◯7番(宮本英基君) 部長から前向きの答弁をいただきました。
経済対策につながりますので、ぜひ検討していただきたいと思います。強く求めて、次の項に入ります。
4項目め、新見ふるさとまつりについて。
私は、以前から何度も一般質問をさせていただきましたが、新見郵便局前で実施されていた新見ふるさとまつり、新見市を挙げてのイベントだと考えております。市長は人口減少問題で様々な施策をされておりますが、私は、このふるさと祭りが人口減少対策の一つになると考えております。ふるさとまつりは地域の活性化になります。また、お盆に帰って地元の人に会う、子供たちの思い出づくりになります。そういったことで、Iターン、Jターン、Uターンを促す必要な事業だと考えております。年に1回でありますが、祭りのないようなところでは人は戻ってきません。以前、新見郵便局前で行っていた盛り上がり、熱気、興奮、躍動感を再度復活してみませんか。
4項目め、新見ふるさとまつりについて、1点目、今まで行っていた新見ふるさとまつりを新見郵便局前で実施できないか、市長のお考えをお示しください。
以上で1回目の質問を終わります。
173 ◯議長(榎 日出男君) ただいまの宮本英基君の4項目めの一般質問に対する執行部の答弁を求めます。
174 ◯市長(戎 斉君) 新見ふるさとまつりを以前の新見郵便局前で実施できないかというお尋ねでございます。
従来の新見ふるさとまつりは、規模が拡大する中で、会場設営、駐車場の確保、交通規制など様々な課題が生じてきたことや、新型コロナウイルス感染症によりまして2年間の中止があった影響から、同じ形態での開催が困難となったものでございます。現状として、踊りを望む市民の声があるということは承知をいたしております。なお、令和5年12月
市議会定例会で議員にお答えしましたとおり、令和4年度から、新見ふるさとまつり準備会が主体となって御殿町エリアを中心に取組をされております。市民パワーを感じるとともに、地域振興にもつながるすばらしい催しであると考えておるところでございます。
本市といたしましては、こうした民間の取組を歓迎し引き続き支援することにより、実施規模の拡大につながることを期待をしたいと考えとるところでございます。まずは準備会の皆さんに実情等確認をしてまいりたいというふうに考えております。
以上です。
175 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。宮本英基君。
176 ◯7番(宮本英基君) ぜひともやっていただきたい、そう思います。
市長、この夏なんですが、新見郵便局前でふるさとまつりを実施してみませんか。8月にふるさとまつりを実施するのに6月補正で対応できなければ、この定例会で追加してでも実施する価値はあると思います。野球でいう見逃し三振よりバットを振る年です。市長、答弁求めます。
177 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
178 ◯市長(戎 斉君) ふるさとまつりの開催に向けましては、いろいろと課題がある中での行事ということになりますので、即答ができませんけども、検討はしてみます。
以上です。
179 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。宮本英基君。
180 ◯7番(宮本英基君) 検討をしていくという答弁がありましたが、私は、夏祭りは地域を活性化し、そして思い出づくりになります。ぜひとも実施するよう強く求めておきます。
次の項に入ります。
5項目め、市長の公約について。
ヒト・モノ・カネが流入するまちと公約にありますが、市長の考えは、経済が好循環で回っていくところは賃金も上がるし消費も上がる、そういう場所には人が集まってくる、それがヒト・モノ・カネが流入するまちと考えます。
5項目め、市長の公約について、1点目、市長は公約でヒト・モノ・カネが流入するまちと示されていますが、具体的に流入するとはどういうことなのかお示しください。
以上で1回目の質問を終わります。
181 ◯議長(榎 日出男君) ただいまの宮本英基君の5項目めに対する答弁を求めます。
182 ◯市長(戎 斉君) それでは、5項目め、1点目、ヒト・モノ・カネが流入するまちについて具体的にお示しくださいということでございます。
私は、ヒト・モノ・カネの流れを変え、流失から流入するまちへの転換を図るため、各種施策に取り組んでいるところではございます。
ヒトにつきましては、定住促進と移住促進の両面から施策の展開をするとともに、出生祝い金の拡充、子ども応援にーみんポイントの付与など、若い世代が結婚、子育てをしやすい環境づくりを進めてまいりました。
モノにつきましては、安心で快適な生活のため、予約型乗合タクシーの導入や高齢者等タクシー利用助成事業を行うなど、都市機能の充実やサービスを将来にわたって確保するための施策を行ってまいりました。
カネにつきましては、稼げる地場産業の実現に向け、新見市オリジナルICOCAの事業、ブドウやトマト、リンドウなどの集出荷施設の整備、本市が誇るA級食材のPRを行うなど、あらゆる産業の成長に取り組んでまいりました。
引き続き、市民の皆様が市内に残りたい、住み続けたいと思っていただけるよう、様々な施策に全力で取り組んでまいります。
以上です。
183 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。宮本英基君。
184 ◯7番(宮本英基君) 市長より、全力で取り組んでいくと答弁がありましたが、こちらを御覧ください。
これが2010年の新見市の目標です。2025年は目標人口3万人を維持する。現在は2万6,000人で、20年後、確実に1万5,000人になります。人口動態は、特別なことがない限り増やすことはできません。20年後、確実に1万5,000人になります。このままいくと、水道料や保険料など、上げないと財政は維持できません。
次を御覧ください。
その中、市長はヒト・モノ・カネが流入するまち、人口は減るが市民の所得は増えることにより歳入が増える、新見市が維持ができると理解していますが、具体的にどのような施策をして市民の収入を増やすのかお示しください。
185 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
186 ◯市長(戎 斉君) 市民の収入を増やすための具体策はというお尋ねでございます。
市民の収入を増加させる具体的な施策についてでありますが、収入を増加させるためには、様々な事業や官民一体での取組を継続的に進めていく必要がございます。
本市におきましては、まずは各種分野での担い手確保が重要であることから、来年度は市内就職奨励事業などにより、担い手確保に一層の注力をしてまいりたいというふうに考えております。
以上です。
187 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。宮本英基君。
188 ◯7番(宮本英基君) 担い手の確保に力を入れていくと答弁がありましたが、お金を流入する事業は何があるのかお示しください。
189 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
190 ◯市長(戎 斉君) お答えをします。
農業をはじめとする地場産業の振興を図ることがお金の流れをつくる施策の一つであると考えておりますので、各産業分野におきまして、振興を図るような様々な施策を行っているところでございます。
以上です。
191 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。宮本英基君。
192 ◯7番(宮本英基君) 各産業分野で考えていくと答弁がありましたが、まずこちらを御覧ください。
産業の掛け合わせ例です。例えば、観光と採掘場の跡地、そして特産品の掛け合わせです。
金が流入する産業は、本市しかできない産業の掛け合わせだと考えております。先ほども副市長の言われたように、石灰、そしてA級グルメ、インバウンドの掛け合わせだと私は思っております。
詳細につきまして説明します。
次を御覧ください。
日本に来られとる外国人の旅行客です。インバウンド、外国人の旅行客ですが、3年前は300万人、現在3,000万人、10年後1億人、日本の人口と一緒になります。
次を御覧ください。
これが採掘現場、新見市は日本一の石灰の産地です。市内には、採掘場跡地はたくさんあります。
そして、次を御覧ください。
石灰の跡地を利用して石灰採掘跡地を観光地にした事例です。採掘場跡地は幻想的な地下空間になり、結婚式やイベントなどが行われておられます。
次を御覧ください。
これが特産品石灰レストランです。千屋牛やワインなどA級食材を楽しむ空間です。
そして、次を御覧ください。
これが石灰風呂です。石灰の中でお風呂に入り、リラックスできると考えます。
次を御覧ください。
これも石灰の風呂です。
次を御覧ください。
石灰の美術館、一定の温度が確保できるので、美術館も検討できるのではないでしょうか。
次を御覧ください。
新見市でしかできない産業の掛け合わせです。採掘現場の光景は洞内の中で一定の温度を保ち、その中、地元ワインや千屋牛を食べるなどといった新見ではないとできない大胆な仕掛けが必要だと考えますが、地元でしかできない産業、観光を掛け合わせた事業を考えるべきだと考えますが、市長のお考えをお示しください。
193 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
194 ◯市長(戎 斉君) 地元でしかできない産業と観光を掛け合わせた事業を考えるべきだというお尋ねでございます。
北海道での外国人観光客の状況などをニュースで拝見しておりますと、現在は高額なコンテンツに対する需要が高いというふうに感じております。議員御提案のインバウンドも含めた観光客に対する観光と地域資源を組み合わせたコンテンツの造成につきましては、本市内及び近隣市発着のツアーの造成、販売を行っております新見市観光協会と連携をしながら、今後調査研究をしてまいりたいというふうに考えております。
以上です。
195 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。宮本英基君。
196 ◯7番(宮本英基君) 先ほど言われたように、北海道で今インバウンドが始まっとりまして、うどん1杯が、この辺だと500円なんですが、ニセコに行くと2,500円、アメリカだと1,500円というふうに3倍から4倍、5倍に、外国人が来たらなっとる状況でございます。
今回は提案のみでございますが、金の流入をして、市民の所得向上のために一丸となって頑張っていきましょう。
以上で一般質問を終わります。
197 ◯議長(榎 日出男君) これをもちまして宮本英基君の一般質問を終わります。
しばらく休憩いたします。
午後0時0分 休 憩
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
午後1時0分 開 議
198 ◯議長(榎 日出男君) 休憩終わり会議を再開いたします。
次に、13番塩飽満路君の登壇を求めます。13番塩飽満路君。
〔13番 塩飽満路君 登壇〕
199 ◯13番(塩飽満路君) 13番塩飽です。
一般質問に入る前に、このたび1月に能登半島地震におきまして被災され、そしてお亡くなりになった方々に対して、心より哀悼の誠をささげたいと思います。そして、大切な家屋、また船舶等を失った方々には、心よりお見舞いを申し上げたいと思います。災害は、決して他人事ではなく誰の身にも起きることでございまして、常日頃から頭の片隅に置いておかなければならない重要なことだと思っております。何はともかく、一刻も早く行方不明者の方々が救出されますこととともに、災害に遭われた方々が通常の日常を取り戻されることを願っておるところでございます。
それでは、一般質問に入ります。
今回、3項目を質問させていただきますのでよろしくお願いします。
1項目めの森林公園牛丸大仙整備についてでございますが、公園及びその周辺を再整備し、市内外から自然を愛する人たちが多く訪れる森林公園とする考えはないかということですが、この森林公園再整備についてですが、この公園は金谷地区からと太田地区からと上がる登山道がございます。車では、現在は金谷から上がるのが通常多く使われているようでございます。この道路につきましても、なじみ深い道路でございます。せんだって久しぶりに公園に行ってみましたが、以前はたくさん松の木等も生えておりましたが、数年前の松くい虫でかなりの倒木があり、それを今はきれいに伐採をし、片づけております。市の担当の方々もいろいろな御苦労があるのではないかと思います。そういった中、あらゆる施設が老朽化し、見た目もあまり芳しくありませんでした。
この公園は、森林の持つ多様性の保全と、自然を楽しみ観察することで環境意識の向上を図り、すばらしい景観の森林の持つエネルギーを通じて都市、農村間の交流促進も目的に整備されたものだと理解しております。
そこで、質問いたしますが、現在荒廃してる公園を再整備するお考えをお聞きしたいと思いますので、以上で1回目の質問を終わります。
200 ◯議長(榎 日出男君) ただいまの塩飽満路君の1項目めの質問に対する執行部の答弁を求めます。
201 ◯産業部長(田辺仁志君) 1項目め、森林公園牛丸大仙の整備についての1点目、公園及びその周辺を再整備し、市内外から自然を愛する人たちが多く訪れる森林公園とする考えはないかというお尋ねでございます。
新見市森林公園牛丸大仙は、市街地から気軽に利用できる位置にございまして、市民の方々が自然に親しんでいただくとともに、都市と山村の交流促進を目的として平成9年度から12年度にかけて遊歩道や休憩小屋などの施設整備を行ったものでございます。施設整備後20年以上が経過しており、老朽化などの理由により、一部施設については廃止や解体を行っている状況でございます。また、金谷から牛丸大仙に通じる作業道につきましては、利用者の方が安全に通行できるようコンクリート舗装による路面整備を計画的に行っているところでございます。引き続き、来園される方が気軽に利用できるよう施設の維持管理に努めてまいりたいと考えております。
以上です。
202 ◯議長(榎 日出男君) 再質問ございますか。塩飽満路議員。
203 ◯13番(塩飽満路君) 先ほど、道路面につきましては計画的にコンクリート舗装でやっていくということでございます。
コンクリート舗装も、私が上がって見ますのに部分的にはやっておるようですが、雨水等で道路が掘れて大変荒れたようなとこもあります。これも予算を組んでやっとることだと思うんですが、コンクリート舗装の予算以外でも、例えば路面が傷むとか悪くなった場合に砂利を敷くとかなんとかというふうな舗装もされるんでしょうか。それと、公園に上がってみて、やはり管理棟付近の施設管理もしっかりやっていかないといけないんではないかなと思っておりますが、その辺のことをお願いします。
204 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
205 ◯産業部長(田辺仁志君) まず、作業道についてのお尋ねでございました。コンクリート舗装以外にも砕石などというお尋ねでございました。
安全に現場に行っていただくために、掘れたところにつきましては、コンクリート舗装だけでなく、場所によっては砕石などを敷いて整備をしたいというふうに考えてございます。
それから、管理棟とかトイレがございますが、そこも皆様方に気持ちよく使っていただけるように時々には管理に上がりまして、適切な維持管理に努めてまいりたいと考えております。
以上です。
206 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。塩飽満路君。
207 ◯13番(塩飽満路君) この条例の中にもあるんですが、都市との交流をというふうになっておりまして、以前は岡山市の興除地区との交流事業も行われていたようですが、最近コロナ禍で中止になっとるのかも分かりませんが、今後こういった交流をどのようにされるのかお尋ねします。
208 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
209 ◯産業部長(田辺仁志君) 都市との交流についてのお尋ねでございました。
牛丸大仙の管理につきましては、地元の牛丸大仙森林整備事業推進協議会というのがございまして、その方々に草刈りや植栽木の剪定などのボランティア活動を年2回行っていただいているところでございますが、都市との交流促進を目的とした事業につきましては、議員御紹介のとおり近年は実施できてない状況ではございますが、先ほど申しました推進協議会と連携してボランティア活動への参加を呼びかけるなど、都市との交流促進を図ってまいりたいと考えております。
以上です。
210 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。塩飽満路君。
211 ◯13番(塩飽満路君) 推進協議会との連携でございますが、現在も続いておるのでしょうか。今、ここ数年、交流といいますか、推進協議会との連携が取れとるのかどうか確認いたしますし、今後ともどういう形で進めていくのかお尋ねします。
212 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
213 ◯産業部長(田辺仁志君) 推進協議会との活動なんですけども、コロナの状況下ではボランティア活動も中止にした経緯もございますが、今、これをまた年2回に復活をしておりまして、参加して草刈りなどのボランティア活動をしていただいております。
都市との交流につきましては、このボランティア活動に併せてPRをして、一緒にこういったボランティア活動に参加していただければというふうに考えてございます。
以上です。
214 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。塩飽満路君。
215 ◯13番(塩飽満路君) 令和6年には岡山県において全国植樹祭の開催が予定されております。本市におきましても、大佐山で記念植樹が計画されているようでございますが、森林公園牛丸大仙には以前に植栽されたシャクナゲがきれいに咲く状況でもあります。全国植樹祭を記念いたしまして、牛丸大仙でも植樹を行うことは考えておりませんか。
216 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
217 ◯産業部長(田辺仁志君) 全国植樹祭を記念した植樹についてのお尋ねでございます。
これまでも、森林公園牛丸大仙では折に触れて記念植樹ということをやってきた経緯もございます。お尋ねの、森林公園牛丸大仙におきまして全国植樹祭を記念した植樹を行うことにつきましては、先ほど御説明いたしました推進協議会と協議してまいりたいと考えております。
以上です。
218 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。塩飽満路君。
219 ◯13番(塩飽満路君) 推進協議会と植樹をする方向でしっかり協議をするように求めておきます。この公園も、先人たちが残してくれた優れた森林資源を再活性化し、本市の魅力向上につなげていくすばらしい森林公園だと思っておりますので、この点の方向をしっかり整備もやっていただくことを求めて、私のこの項の質問を終わります。
2項目めに入ります。
2項目め、新見市処理センター最終処分場施設についてです。
最終処分場施設の現在の埋立状況はどのようになっているのか、また2点目、最終処分場施設の今後の整備計画についてはどのようになっているのかを御説明ください。
220 ◯議長(榎 日出男君) ただいまの塩飽満路君の2項目めの質問に対する執行部の答弁を求めます。
221 ◯福祉部長(古家孝之君) 2項目め、新見市処理センター最終処分場施設についての1点目、現在の埋立状況についての御質問にお答えをいたします。
新見市処理センター最終処分場施設につきましては、ごみ焼却施設で発生した灰と市内で回収及び持ち込まれる埋立ごみ、粗大ごみを受け入れ、本施設で破砕と埋立処理を行っております。現在、3層に分割された最終処分場施設に埋立てて処理をしておりますが、令和4年度に第2層目の埋立てが完了し、現在最終の第3層目の埋立てを行っている状況でございます。
続いて、2点目、最終処分場施設の整備計画についての御質問でございますが、次期最終処分場につきましては、現在最終処分場施設の埋立完了が近づいていることに加え、災害時の埋立ての対応も考えられることから、早期に整備を行うことが必要であると考えております。そのため、来年度、整備計画に必要なごみ処理計画の計画変更を予定しており、その中で災害廃棄物の処理を含めた本市に必要な次期最終処分場の施設規模などについて検討を行うこととしております。
以上です。
222 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。塩飽満路君。
223 ◯13番(塩飽満路君) 今、最終処分場の3層目に入っとるという御答弁でしたが、この最終の3層目は何年頃に埋立てが完了する予定でしょうか。
224 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
225 ◯福祉部長(古家孝之君) 3層目の完了についてのお尋ねでございますが、最終処分場施設の第3層目の埋立てにつきましては、現在のところ令和12年度末頃の完了を想定しております。
以上です。
226 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。塩飽満路君。
227 ◯13番(塩飽満路君) 令和12年度ですか。たしかこれが一番最初に稼働し始めたのが、市町が合併した後、平成19年頃からだったと思うんですが、それから今2層目が埋まって3層目に入っとるということでございまして、大体7年半か8年ぐらいで1層が埋まっていくというような計算になるんではないかなと思います。
それでは、次期最終処分場施設の整備計画についてはいつ頃策定されるのでしょうか。
228 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
229 ◯福祉部長(古家孝之君) 次期処分場施設の整備計画のお尋ねでございますが、整備計画につきましては、関係機関への協議など多くの時間を要するため、令和6年度中にごみ処理計画の計画変更を行った後、可能な限り早期に着手したいと考えてございます。
以上です。
230 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。塩飽満路君。
231 ◯13番(塩飽満路君) このごみ焼却場処理計画の変更というのは、平成29年度策定の新見市一般廃棄物処理基本計画の見直しということでよろしいんでしょうか。
232 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
233 ◯福祉部長(古家孝之君) 平成29年度策定の一般廃棄物処理基本計画を見直すのかというようなお尋ねでございますが、新見市一般廃棄物処理基本計画につきましては、本市のごみ及び生活排水を含めた一般廃棄物の処理に関する基本方針や現状、課題、将来的な目標値などを記載した内容となっております。この計画には一般廃棄物処理施設の処理能力なども掲載しているため、施設に変更があれば計画変更の必要が生じますけれども、令和6年度におきましては施設の概要が決定しておりませんので、この時点での計画変更は予定しておりません。ただし、令和6年度で変更する計画につきましては、循環型社会形成推進地域計画でございまして、一般廃棄物処理施設のハード整備に関する計画で、この交付金を申請するには必ず必要となる計画であるため、まずはこの計画変更を行いたいというふうに考えてございます。
以上です。
234 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。塩飽満路君。
235 ◯13番(塩飽満路君) このごみ処理場施設は非常に大切なことでありますし、冒頭申しましたように、災害が起きた場合の災害ごみというのは一瞬にして多く出ることがあると思います。こういったことの対応が十分できるような形で計画を練っていただきまして、また先ほど申しましたように、3層目も既に稼働しとるという状態ですので、市民の皆さんが安心して使えるような形で、早急にこの計画を立て直し、そして工事着手に向けていくように求めて、この項を終わります。
続いて、3項目めに入ります。
金谷土地区画整理事業について、3項目めですが、市長が就任し、当初から唱えられておりましたヒト・モノ・カネが流入するまちの実現のために重要な柱の事業である金谷地区の土地区画整理事業について、現在の状況や今後の取組について、様々お尋ねをしたいと思います。
この事業は、旧新見市の石垣市長の時代から、本市市街地における最重要な整備事業として位置づけられておられたことでございます。金谷地区でこの事業の推進を求めてきた住民にとっては、まさしく悲願とも言える事業でもあります。戎市長が公約で掲げて就任され、今日まで積極的に取り組んでいただいたことは、金谷の土地が安全・安心で快適な市街地に変貌することを望んできた我々にとっては、本当に心強く感じておられるということでございます。
そこで、質問をいたします。
1点目、この事業の意義について伺います。
1点目としての、この事業は本市にとって空前の大型事業だと思います。そのため、この事業が持つ大きな意義とか目的を改めてお尋ねします。この事業は、法に定める都市計画事業として行われる土地計画整理事業であることは理解しております。したがいまして、定めに基づき適法に進められるものと思いますが、あまり専門的な表現ではなく、平易で分かりやすい言葉でお示しいただければと思います。
続いて、2点目、今後のスケジュールについて。
2点目としては、現在どのような段階で、今後どのような作業段階や手順を経て事業を進めていかれるのかをお尋ねします。
もちろん、これほどの大型事業ですから、当初予定していなかった課題や計画の微修正などを要することは当然起こり得ると思います。今は、今の段階で考えておられる事業の進捗イメージをお示しいただきたいと思います。この事業の今後の進捗は、金谷地域の方々のみならず、新見市民の関心事でもあります。皆共通の認識を持っていただくために、明快で分かりやすい説明を求めます。
3点目、この事業に対する市長の思いについて伺いたい。
最後、3点目としては、これほどの大きな事業です。市長のこの事業にかける強い気持ちと実行する決意が必要だと思います。金谷の方々が市街地中心部の農地を管理し、営農を続けておられましたが、一方で時代の要請に即していないことも感じられております。我々、金谷に住む者たちも、大きな変革を意しております。それは、何より自分たちのためでもあり、新見市にとっても重要なことだと大きな期待を込めて意を決しております。市長も、今後の新見市が将来に向けて持続可能で活力ある町にしていくために、この事業の必要性を強く説いておられます。改めて、市長にこの事業にかける思いをお示しいただきたいと思います。
以上で1回目の質問を終わります。
236 ◯議長(榎 日出男君) ただいまの塩飽満路君の3項目めの質問に対する執行部の答弁を求めます。
237 ◯建設部長(石倉洋祐君) それでは、3項目めの金谷土地区画整理事業についての1点目、事業の意義と目的はについての御質問にお答えをいたします。
金谷土地区画整理事業の大きな意義、目的につきましては、本市の人口減少を抑制すること、市街地の防災幹線ネットワークの構築でございます。人口減少の抑制とは、魅力的な新市街地を整備することで市民の住宅建て替えの受皿とするとともに、市外からの移住の促進を図ることでございます。また、防災幹線ネットワークの構築とは、高梁川で二分されております本市市街地の両岸に幹線道路を整備し、災害に強い道路網を構築することでございます。
続きまして、2点目、事業の今後のスケジュールについての御質問にお答えをいたします。
この事業は都市計画事業であることから、施工区域や幹線道路を都市計画決定することとしており、現在都市計画原案の縦覧を済ませ、令和6年度中の本決定を見込んでおります。また、令和7年度の事業認可を目指し、事業の詳細な内容を示した事業計画案を令和6年度中に作成し、広く縦覧を行うこととしております。事業認可後は、仮換地の指定などを経て工事に着手する予定としております。
以上です。
238 ◯市長(戎 斉君) それでは、3点目、この事業に対する市長の思いについてお答えをいたします。
金谷土地区画整理事業につきましては、私が掲げております公約であるヒト・モノ・カネが流入するまちの基本となる事業でありまして、就任以来、強い決意で取り組んでいるところでございます。本市に限らず、人口減少は他の自治体でも重要な課題であり、本市におきましても、あらゆる施策に取り組まなければならないというふうに考えております。本事業は、その基本となる良好な居住環境の整備を行う事業でございまして、市街地の道路網のネットワークの強化と併せて様々な好環境を生み出す事業だと信じております。つきましては、地権者の皆様をはじめ市民の皆様の御賛同の下、早期にこの事業を完成させたいというふうに考えております。
以上です。
239 ◯議長(榎 日出男君) 再質問ございますか。塩飽満路君。
240 ◯13番(塩飽満路君) 1点目の再質問ですが、現在農地として使用している農地部分につきましては、いつ頃まで農地として耕作ができるんでしょうか。
241 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
242 ◯建設部長(石倉洋祐君) 現在あります農地の作付の時期、期間でございますが、現在の想定でまいりますと令和8年度の作付までが可能と考えております。
以上です。
243 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。塩飽満路君。
244 ◯13番(塩飽満路君) 2点目の再質問の中に入りますが、正田側の国道180号側から金谷側に架ける橋脚、これにつきましては金谷側の県道新見日南線につなぐ道路となると思うんですが、それの工事着手につきましては橋と両側から幹線をやっていくように計画しておるのか、それとも道路側だけで橋は後からするとかという、どういうふうな計画でやっておられるのかお示しください。
245 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
246 ◯建設部長(石倉洋祐君) 土地区画整理区域内に整備を見込んでいます道路と、それから国道180号と接続する橋梁につきましては、土地区画整理事業に併せて両方整備を進めることとしております。
以上です。
247 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。塩飽満路君。
248 ◯13番(塩飽満路君) この区画整理事業に入る区域内にJRの踏切があるわけですが、このJRの踏切は非常に危険を伴うような踏切でございます。これについて、どのようにJRと協議されているのかお示しください。
249 ◯建設部長(石倉洋祐君) 金谷踏切の御質問でございました。
金谷踏切につきましては、安全性を考慮いたしまして、移設に向けてJRと協議を行っとるとこでございます。おおむね同意をいただいたところでありますので、現在は移設位置についての検討を進めているところでございます。
以上です。
250 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。塩飽満路君。
251 ◯13番(塩飽満路君) この金谷の区画整理事業につきましては、一番最初にこの事業のお話が出だしたのが平成8年頃からでございます。また、それ以来ずっと出ておりまして、当初、市の計画では幹線道路が20メートルというふうな大きな道路の計画がありまして、そういう道路ではとても無理だということが地権者からも出ました。そういうことで、なかなかこの事業が進まなかったわけですが、ここへ来て戎市長の公約で急遽事業が早急に進むようになったところでございます。まずは、先ほどの市長の早期にこの事業を完成させるように考えておるというこの言葉を、市長の真摯で前向きな答弁を高く評価したいと思います。
金谷土地区画整理事業は、まさに市長が公約に掲げられてるヒト・モノ・カネが流入するまちの基本となる事業であります。市長の答弁を引用すれば、1点目に市街地中心部に良好な住環境整備を行うと、2点目に市街地の道路網のネットワーク強化を行うと、この大きな2つの柱を立てる事業であることがよく理解できました。特に、国道180号と対になる正田、金谷、駅前、上市の新たなゴールデンルートができるのに当たり、新見市民の多様な要望に応え、町に大きな可能性を生み出す大事業だと高く評価をいたします。この事業が早期に事業着手できるように求めて、私の一般質問を終わります。
252 ◯議長(榎 日出男君) これをもちまして塩飽満路君の一般質問を終わります。
次に、8番小河俊文君の登壇を求めます。8番小河俊文君。
〔8番 小河俊文君 登壇〕
253 ◯8番(小河俊文君) まずもって、12月定例会では私の体調不良により通告をしたにもかかわらず一般質問を欠席し、議長をはじめとする皆様に御迷惑をおかけしましたことをおわび申し上げます。
それでは、議長の許可をいただきましたので、今回は3項目について質問をさせていただきます。執行部におかれましては、市民目線を忘れず、市民に寄り添った前向きで実りのある答弁を期待しています。
まず、1項目めに、安全・安心についてお尋ねします。
1点目、危険木伐採に対する支援についてお尋ねします。
民家の裏の里山等に、大きくなり過ぎたり枯れたりして、今にも倒れてきそうな木が多々見受けられます。これらの木々は、大きくなり過ぎて、とても個人で処理することができず、業者に頼むしかない場所がほとんどだと感じます。若い人なら業者を頼んで処分しても負担を感じることも少ないと思いますが、高齢者の一人暮らしともなれば、精神的、経済的にも大きな負担となることは必至です。考えてみれば、特定空家に通じるものがあるのではないかと感じます。特定空家についても、いつ倒壊するのか分からずに、近隣住民はおびえながら暮らしています。しかし、特定空家であれば個人の所有にもかかわらず補助制度があります。そういった意味では、特定空家については撤去が徐々に進んでるように思います。特に、新見市は森林面積も広く、自宅の裏山の大きく育ち過ぎた危険木の脅威にさらされている方も県内他市に比べ格段にたくさんいると思います。人口減少が叫ばれる昨今、安全・安心に暮らせるようにするのは行政の役目だと思います。
そこで、1番目に、危険木に対する認識は持っているのかをお尋ねします。
2番目に、市内における危険木の状況の把握はしているのかをお尋ねします。
3番目に、他市の危険木の伐採に対する事業の状況はどうなっているのかをお示しください。
以上で1項目め、1回目の質問を終わります。
254 ◯議長(榎 日出男君) ただいまの小河俊文君の1項目めの質問に対する執行部の答弁を求めます。
255 ◯産業部長(田辺仁志君) それでは、1項目め、安全・安心についての1点目、危険木伐採に対する支援についての1番目、危険木に対する認識は持っているかというお尋ねでございます。
危険木につきましては、議員御紹介ございましたとおり、裏山で大きくなった木が宅地にという危険にさらされているような状況もあるというふうには感じておりますし、それから危険木の伐採につきましても、地理的条件などから費用が高額になる場合もあるというふうに認識をしてございます。
次に、市内の危険木の状況を把握しているかというお尋ねでございますが、市内の危険木の状況につきましては、全市的な調査などによる把握は行っておりませんが、本市が管理をしております施設や、市道など道路沿線などで危険木を把握した場合には適切に対処しているところでございます。
次に、3番目、他市の危険木伐採に対する補助事業の状況についてのお尋ねでございます。
倒木のおそれがある立ち木の伐採に対する補助制度につきましては、それぞれ内容や金額は異なりますが、県内では岡山市、倉敷市、真庭市の3市と吉備中央町が創設をしております。
以上です。
256 ◯議長(榎 日出男君) 再質問ございますか。小河俊文君。
257 ◯8番(小河俊文君) 1番目の危険木に対する認識は持っているのかですが、ちゃんと持っておられるということで安心はいたしました。
2番目の市内における危険木の状況の把握ですが、関連施設等については適宜ちゃんとやっていただいていると思います。しかしながら、市民のところからいろいろ話を聞くと、うちの裏山にもあるんだということはよく私の耳にも入ってきます。そういった意味で、市民から相談等があるのかないとか、その辺を教えてください。
258 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
259 ◯産業部長(田辺仁志君) 市への相談についてのお尋ねでございます。
令和4年度以降でございますが、市民の方からの相談につきましては、どこの業者へ頼んだらいいだろうかという伐採業者の紹介を求められた内容が3件ございました。それから、経費支援についての相談をいただいたことが1件ございました。合計4件ございました。
以上です。
260 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。小河俊文君。
261 ◯8番(小河俊文君) 市民から4件の問合せがあった、相談等があったということでありますが、そのときに紹介した業者から補助等の問合せといいますか、そういうことはないかというようなことはありませんか。
262 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
263 ◯産業部長(田辺仁志君) 経費支援についての相談のところですが、個人だったんだろうと思いますが、伐採に対する補助制度はないかということでの相談が1件あったように聞いております。
以上です。
264 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。小河俊文君。
265 ◯8番(小河俊文君) 1件だけ補助に対する問合せがあったということですが、3番目に他市の状況をお聞きしましたが、岡山、倉敷、真庭、それと吉備中央町ではこれに対する補助があるというような答弁でございました。そういった意味でも、新見市としてもこの事業に対して補助を出すべきではないかと思いますが、その辺についてどう思われているのかお考えを聞かせてください。
266 ◯産業部長(田辺仁志君) 補助制度の創設についてのお尋ねでございますが、個人が所有をされております立ち木につきましては森林所有者の財産管理でありますので、議員御提案の危険木の伐採に対する補助制度の創設につきましては現時点では考えておりません。まずは、森林所有者に適切な管理を行っていただくよう啓発に努めてまいりたいと考えております。
以上です。
267 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。小河俊文君。
268 ◯8番(小河俊文君) 個人に対する補助は考えてないということですが、先ほど言われました3市と吉備中央町、これについては個人への補助はされているんでしょうか。その辺を分かれば教えてください。
269 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
270 ◯産業部長(田辺仁志君) 3市1町でそれぞれ事業の内容が異なってはございまして、例えば倉敷市でありますと、個人の方は不可で町内会で申請をしてくださいというようなものもございますし、それから、それ以外のところについては森林所有者の個人からの申請も受け付けてるようでございます。
以上です。
271 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。小河俊文君。
272 ◯8番(小河俊文君) 個人からの申込みも受け付けている、または町内会等から受け付けているということでありますので、特に岡山、倉敷といえばあまり木もありませんが、真庭、吉備中央町、新見といったところは森林面積も大変広く、危ないところも多々あるんではないかと思います。そういった意味でも、もしものときのことに備えて、金額がどうのこうの、大きい市になれば大きい金額が出せるかもしれませんが、少ない金額でもいいので、そういったことを前向きに考えられるつもりはございませんか。
273 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
274 ◯産業部長(田辺仁志君) 先ほど来議員からも御説明をいただきましたが、本市は86%が山林でございます。そうした中で、森林と宅地が近接しているところというのは本当に多くあるというふうに考えてございます。それで、市では、先ほど御説明させていただきましたが、市が管理する施設、それから市道など道路の沿線など、市民皆様方が御利用いただいているところは常に安全に気を配って危険木伐採などは行っているところでございますし、それから災害などで倒木があった場合にも業者にお願いをいたしまして迅速に対応してきているところでございます。そうした観点からも、危険木伐採につきましては、先ほど来申し上げておりますとおり所有者の財産でございますので、適切に管理を引き続き行っていただきたいと思っておりまして、現段階では補助制度の創設につきましては考えてございません。
以上です。
275 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。小河俊文君。
276 ◯8番(小河俊文君) 創設の考えはないということであります。
他市では補助制度を策定しているところも多々見受けられ、本来なら森林面積の大きな本市が他市、他自治体に先駆けて行う事業であると思います。市民がおびえながら暮らしていくようなことのないよう、しっかりと今後も調査研究していただくことを求めてこの項目を終わり、2項目めに移ります。
次に、2項目めとして、ふるさと納税についてお尋ねします。
ふるさと納税は、地方と大都市との格差是正、人口減少地域における税収減少対応、地方創生を目的とした寄附金税制の一つで、自分の生まれたふるさとや自分が応援したい自治体を選んで寄附をするのが建前ですが、実際には各自治体が競って返礼品の内容によりふるさと納税を集めているのが実情だと思います。ふるさと納税には大きな問題点があると私は考えます。本来は地元に納めるはずの税の一部を他の自治体に寄附することにより、本来の地元に納める必要がなく、幾らふるさと納税が増えても自治体間での取り合いの側面が強く、多大な労力をかけてパイの奪い合いをしているにすぎません。さらに、自治体には返礼品や経費を考えれば半分程度しかお金が回らないという点も非効率で、勝ち組、負け組がはっきりする中、一部の自治体を除いては多くの自治体が負け組になっていると言っても過言ではなかろうかと思います。
昨年度のふるさと納税自治体ランキングでは、最も多い宮崎県都城市が196億円近い寄附金を集め、上位6位までが100億円以上の寄附金を集めています。人口規模で見ると、1位の宮崎県都城市が15万8,575人、2位の北海道紋別市が2万426人、3位の北海道根室市が2万2,924人、4位の北海道白糠町7,125人、5位、大阪府泉佐野市9万9,271人、6位、佐賀県上峰町9,483人と、都城市及び泉佐野市以外は本市より人口の少ない自治体であります。そういった意味でも、本市でも十分勝ち組になることは可能かと思います。上位の自治体には、返礼品にすばらしい食材などが豊富にあります。新見市においても、A級グルメの町を名のっているのですから、他自治体に負けない食材がそろっていると自負しております。どうか、この宝を生かしてふるさと納税の上位自治体を目指していただきたいものです。
そこで、1点目に、令和3年度から令和5年度途中までの本市へのふるさと納税の寄附件数の実績をお尋ねします。また、令和5年度のふるさと納税の寄附金額の目標額を1億2,000万円とされていましたが、達成の見込みはどうなのかをお尋ねします。
2点目に、新見市民がほかの自治体に対して行うふるさと納税の寄附額、または件数等を把握されているのか、過去3年間についてお示しください。
3点目に、ふるさと納税の返礼品についてお尋ねします。
1番目に、現在新見市のふるさと納税の返礼品の種類はどういったものがあるのかをお尋ねします。
2番目に、昨今の自治体においては墓掃除といったような役務提供を返礼品としてる自治体が見受けられるが、新見市ふるさと納税の返礼品として墓掃除の代行業務はあるのかないのかをお尋ねします。
3番目に、新見市オリジナルICOCAをふるさと納税の返礼品にすることはできないのかをお尋ねします。
他自治体ではハチペイなどの電子マネーをふるさと納税の返礼品としている自治体もあります。本市においても、にーみんポイントの入ったオリジナルICOCAを返礼品にすることで地域経済に寄与するとともに、新見市に足を運んでもらえるいい理由になり、来新していただければ関係人口の創出にもなり、経済効果も計り知れないものとなると思いますが、いかがでしょうか。
以上で2項目めの1回目の質問を終わります。
277 ◯議長(榎 日出男君) ただいまの小河俊文君の2項目めの質問に対する執行部の答弁を求めます。
278 ◯総務部長(高瀬広視君) それでは、2項目め、ふるさと納税についての1点目、新見市へのふるさと納税の状況でございます。
本市へのふるさと納税による寄附件数、寄附金額につきましては、令和3年度が3,222件、6,652万4,210円、令和4年度が5,382件、1億157万5,000円、令和5年度は、令和6年1月末現在でございますが、5,965件、1億2,043万7,000円でございます。本年度の目標額を達成したところでございます。
次に、2点目、市民がほかの自治体に行ったふるさと納税の内容でございますが、市民が過去3年間に他の自治体に行ったふるさと納税の人数、寄附金額につきましては、税の申告ベースでございますが、令和2年が252人、1,993万4,700円、令和3年が424人、2,941万8,100円、令和4年が529人、3,680万1,300円でございます。
3点目、ふるさと納税の返礼品についての1番目、現在の返礼品の内容でございますが、本市のふるさと納税の返礼品といたしましては、千屋牛やピオーネ、白桃などの農産品、餅、地酒、ワインなどの農産加工品、包丁や木製玩具などの製造品、また観光施設の観覧や宿泊なども含め、令和6年1月末時点で総務省の定める地場産品基準に適合した386品目を登録しておるとこでございます。
次に、2番目、墓掃除のような役務提供を返礼品にすることはできないかの質問の中で、墓掃除の代行業務を登録できないかという御質問でございます。
市内で提供される役務の提供であれば、返礼品として登録することは可能でございます。しかし、現時点で市内事業者等から墓掃除の返礼品登録はございません。
3番目、新見市オリジナルICOCAを返礼品にできないかということでございます。
総務省は、地場産品基準の適合が疑わしい返礼品が全国的に散見されることなどを踏まえ、昨年6月にふるさと納税の制度を見直し、厳格化したところでございます。新見市オリジナルICOCAに付与するにーみんポイントは、市内で一般的な商品購入に使うことができるため、地場産品基準を満たさないことから、返礼品として取り扱うことはできないものでございます。
以上です。
279 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。小河俊文君。
280 ◯8番(小河俊文君) 過去3年間、徐々にふるさと納税の額が上がっていき、また今年はもう既に予定していた金額を超えているということで大変安心をいたしました。しかしながら、他の自治体にふるさと納税を行っている市民もここ3年ほど徐々に上がっているということで、これがいつ逆転をしてもおかしくない状態までいったら大変なことですが、それをぜひとも回避するために、この新見のすばらしい食材をもっともっとアピールして、ふるさと納税をしっかり上げていっていただきたいというふうに思います。
本年度、1億2,000万円というような目標を立てていたわけでございますが、この額については今適正だと思われるか、それともやりようによってはもっとたくさん集めることができるんじゃないかというふうなお考えはあるかどうかお尋ねします。
281 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
282 ◯総務部長(高瀬広視君) 先ほども答弁させていただきましたが、総務省において返礼品の基準が見直され、厳格化されたところでございます。係る経費の内容につきましても、非常に厳格化されており、チェックも厳しくなったところでございます。本市におきましては、残念ながらちょっと出遅れた感がございまして、最近になりまして目標額を定め、1億円を超える額が寄附いただけるようになってきたところでございます。1億2,000万円が適当かと言われると、もっともっと寄附していただきたい思いで取り組んでおりますが、1つずつ目標をクリアしながら次のステップに進んでいきたいと考えてございます。
以上です。
283 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。小河俊文君。
284 ◯8番(小河俊文君) 少し出遅れ感があるということでありますが、1位が200億円近いふるさと納税を集めているということで、こういう言い方をしては何かと思いますが、やはりふるさと納税というあれがある以上は、しっかりとこれを集めることが行政としてやっていただきたいことだと思います。そうすれば、新見市としても財政的にも安定して、また人口減少にも歯止めのかかるようないろいろな施策が打てるんではないかというふうに思います。このふるさと納税、業務以外のことでやるので大変だろうと思いますが、ぜひともこれを少しでも増やす努力を今後も続けていっていただきたいと思います。
その中で、ふるさと納税については、さとふるやふるなびなどのふるさと納税のサイトを用いて納税をされているのが大半だと思いますが、それ以外にもふるさと納税をする方法というのはあるんでしょうか。
285 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
286 ◯総務部長(高瀬広視君) 議員が言われましたように、ふるさと納税のサイトを利用して本市のふるさと納税を利用される方がほとんどでございます。直接、本市宛てに寄附をしていただくことも可能でございます。最近でいきますと、Vチューバーという漫画、アニメのような形で、そこからサイトに飛んでいただいて寄附をいただくような仕組みを設けたり、いろいろ工夫して取り組んでいるとこでございます。
以上です。
287 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。小河俊文君。
288 ◯8番(小河俊文君) Vチューバー等いろいろなことを駆使してふるさと納税を集めているということであります。ふるさと市民もたくさん増えてきているようなので、ぜひとも、この人たちにもふるさと納税に対して応援をしていただければというふうに考えます。
初めに申しましたように、ふるさと納税には勝ち組、負け組がはっきりと存在しています。このことに踊らされるのもどうかと思いますが、今後は市内から他自治体にふるさと納税をする方も増えてくると思いますが、上位に来る自治体をしっかりと調査研究していただき、ぜひ勝ち組になるように求めて、この項目を終わります。
3項目めに入ります。
次に、3項目めに、市長の倫理観について質問をいたします。
1点目に、職員の定年後の再就職についてでありますが、昨日の、会派みんなのにいみによる代表質問でもありましたが、職員の再就職に当たって疑義の持たれる案件が私の所属する文教福祉委員会においての審査の中で発生いたしました。内容につきましては、所管をしている指定管理の施設の指定管理料を倍増させておいて、その指定管理者の会社に再就職をし、指定管理の業務を任されているという事例です。先日の答弁にあったように、地方公務員法では、再就職をした企業から、2年間は退職前の所管課への働きかけはできないようになっています。そうした意味では、法律に違反しているわけではありませんが、公務員として行政の私物化をしているとしか思えない行為だと思います。部長という立場を利用し、おのれの再就職の給料確保のために指定管理料を倍増させる、市民はどう思うでしょうか。
確かに、長年行政に携わった経験を生かして関係する業務に就き、力を発揮させるのは大変すばらしいことだと思います。これまでも行政経験を生かし、職員であるとか学校の先生が公民館長等に再就職することは多々あります。このことについても、現役時代に培った経験を生かせる適材適所の再就職先だとは思いますが、市民はそうは取りません。市職員や学校の先生の天下り先だと変に勘ぐる人も少ない人数ではないと感じております。国家公務員ではないので天下りという言葉は当たりませんが、市民の認識はそんなものだと思います。実際には、公民館長という再就職は、これまで培った経験を基に職務に当たらないとできないような大変な激務にもかかわらず、決められた決して高くない報酬で職責を果たされています。そういった意味でも、公平な再就職が望まれます。ひきょうな方法は許されません。(後刻取消P166)
そこで、1番目に、市長への報告義務はあるのかをお尋ねします。
2番目に、先ほど示したような退職前に所管する関係機関への再就職に対して、市長の見解をお聞かせください。
以上で3項目め、1回目の質問を終わります。
289 ◯議長(榎 日出男君) ただいまの小河俊文君の3項目めの質問に対する執行部の答弁を求めます。
290 ◯総務部長(高瀬広視君) まず最初に、議員がおっしゃいました在職中の職員が指定管理料を倍増させてそこに天下ったという御指摘でございますが、そのような事実はございません。文教福祉常任委員会におきましても、指定管理料の内訳について十分御説明をさせていただいとるわけでございまして、そこについては認識を改めていただきたいところでございます。
まず、定年後の再就職についての報告義務はあるかについてでございますが、定年後の職員の再就職先につきましては、市へ報告する義務はございませんが、人数が少ないこともございますので、個別に再就職の状況については把握できてる状況にございます。
291 ◯市長(戎 斉君) 関係機関への再就職についてどのように考えているかという御質問でございますけども、定年退職後の職員の再就職につきましては、職員個人と再就職先との間で決定をするものでございます。市が直接関与することではないことから、個別に意見を申し上げるものではないというふうに考えております。
以上です。
292 ◯議長(榎 日出男君) 再質問ございますか。小河俊文君。
293 ◯8番(小河俊文君) ただいまそういったことはないと、文教福祉常任委員会でも説明をされたというふうに言われます。しかしながら、それが法律に違反したことではないにしろ、指定管理料が倍増(後刻訂正P166「倍増に近い金額と」)された、この事実は変わらないというふうに私は思っております。それは、業務委託という形で出されたものなのかも分かりません。しかしながら、そのことを所管した部長がそこの会社に入って、しかもその業務に当たるというのは、私は普通の常識から考えたら違うと思いますが、その辺はいかがお考えでしょうか。
294 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
295 ◯総務部長(高瀬広視君) 文教福祉常任委員会に私は所属しておりませんので、どのような説明があったか正確には承知しておりませんが、業務の一部委託を行っていた金額に本市の職員がこれまで携わっていた人件費等を合わせた額で現在指定管理料を算出しているというふうに認識しておるとこでございます。直接担当だった部長が天下ったという御指摘でございますが、指定管理を行われたのは退職する以前でございまして、館長についても間に委託先の企業の方が就任されて、その後その会社の都合で新見市(後刻訂正P166「新見市内」)に誰かいないかということで探された結果、現在の館長が就任したというふうに認識しておるとこでございます。
以上です。
296 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。小河俊文君。
297 ◯8番(小河俊文君) 今説明がありました。
そんな言い訳は幾らでもできるんですよ。途中、ちょっと人を入れてかましたから、もう後はその担当者を入れてもいいだろうか、それでは多分市民は納得しないんじゃないかと思います。その辺について、もっと常識のある回答というのはないんでしょうか。
298 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
299 ◯総務部長(高瀬広視君) どのように理解されるかどうかというのは個々の感情でございますんで、こちらがコントロールすることはできません。これまでも委員会等を通じて御説明申し上げた内容を再度説明させていただいたところでございます。
以上です。
300 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。小河俊文君。
301 ◯8番(小河俊文君) それ以上のことは出ないということです。
市長にお尋ねします。
この元職員というのは市長の身内の方なんでしょうか。そういううわさがありますが。(後刻取消P166)
302 ◯議長(榎 日出男君) 暫時休憩します。
午後2時5分 休 憩
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
午後2時20分 開 議
303 ◯議長(榎 日出男君) 休憩終わり会議を再開いたします。
発言の訂正の申出がございますので、これを許可しております。小河俊文君。
304 ◯8番(小河俊文君) 皆さんに大変迷惑をかけました。訂正をお願いします。
指定管理料の「倍増」、これは「倍増に近い金額」ということで訂正をお願いします。それと「ひきょう」という言葉の削除をお願いします。(P164)それと、最後の質問は全て削除をお願いします。(P165)
305 ◯総務部長(高瀬広視君) 先ほどの答弁におきまして、新しい館長の探し方でございますが、「新見市に誰かいないか」という発言をさせていただきましたが、「新見市内に誰かいないか探された」というのが事実でございます。訂正させてください。
306 ◯議長(榎 日出男君) 質問続行しますか。尻切れとんぼになっとるようなんで。よろしいですか。小河俊文君。
307 ◯8番(小河俊文君) いろいろありましたが、こういう市民が不思議に思うような、疑義のないようなことを今後は望みたいと思います。そういった意味でも、昨日のみんなのにいみからの代表質問でもありましたように、市長、職員に対する倫理条例を制定する考えはないか、もう一度お願いします。
308 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
309 ◯総務部長(高瀬広視君) 先日もお答えしたところでございますが、退職する職員につきまして、その再就職先の報告を求める条例を制定している市町村はあるようでございます。本市におきましては、人数も少ないことから把握できておりますので、条例の制定までは考えてございません。
以上です。
310 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。小河俊文君。
311 ◯8番(小河俊文君) 条例の制定は考えてないということでありますが、今後二度とこういう行き違いといいますか、考えの違いといいますか、そういうことが起こらないためにも、倫理条例等の再発防止策をぜひともこれから調査研究していただくことをお願いをいたしまして、私の今回の一般質問を終わります。
312 ◯議長(榎 日出男君) これをもちまして小河俊文君の一般質問を終わります。
お諮りいたします。本日の一般質問はこれで打ち切りたいと存じますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
313 ◯議長(榎 日出男君) 御異議なしと認めます。よって、本日の一般質問はこれで打ち切ります。
次の本会議は3月6日午前10時に開きます。
以上で本日の日程は終了いたしました。本日はこれにて散会いたします。
午後2時23分 散 会
新見市議会
Copyright (C) NIIMI CITY Council, All rights reserved....