進捗状況、これまでの取組の成果や反省を踏まえ、今後、本市の
シティプロモーション事業をどのように展開しますか。考えを聞かせてください。
3番、そもそも新見市は何を
プロモーションしたいと思っているのか、市長の考えを具体的に聞かせてください。
2点目、来年秋、県北地域で開催の国際芸術祭、森の芸術祭晴れの国・岡山の準備状況はどうなっているかについてであります。
芸術祭は来年9月28日から11月24日まで行われるようであります。もう1年を切っております。
そこで、1番、この芸術祭の目的及び全体計画と新見市内での企画はどのような内容か。
続けて、2番、この芸術祭の新見市での
実施体制づくりやPRはどのように進めているのか。産業部長、本市での計画策定の経過を追いながら具体的に答弁ください。
3点目、岡山空港と吉備中央町、高梁、吹屋、新見を結ぶ
かんとり~バスの運行結果を聞きたいについてであります。
このバスは、7月22日から11月26日の間の土日、祝日の2往復、運賃無料で運行されました。
産業部長、1番、運行期間を終えた
かんとり~バスの全体利用者数及び吹屋-新見間の利用者数と1便当たりの利用者数は何人か答弁ください。
さらに2番、このバスで新見に訪れた人たちに何か特典を用意したかについても、産業部長、答えてください。
また、市長に尋ねます。
新見までの乗車人数と本市の取組に対する感想を聞かせてください。
4点目、満奇洞がよみほっと1面で取り上げられた紙面の活用についてであります。
冒頭で紹介のとおり全国紙の日曜版で取り上げられたことは、誠に快挙であり町の誉れであります。しかも、清川仁さんのすばらしい表現の紀行文は満奇洞の物語、魅力を余すとこなく伝えています。
そこで、提案します。
1番、この紙面をパネル看板にして満奇洞に設置してはどうでしょう。当然、読売新聞社への許諾が必要でありますが、市長、所見をお聞かせください。
1回目の質問は終わります。
4 ◯議長(榎 日出男君) ただいまの仲田芳人君の1項目めの質問に対する執行部の答弁を求めます。
5 ◯総務部長(高瀬広視君) それでは、1項目め、
シティプロモーションについての1点目、本
年度予算計上の
シティプロモーション事業の現在の状況と今後についての1番目、
シティプロモーションの定義は何か、本市のこの事業の進捗状況はどうかについてお答えします。
本市では、これまで情報発信に課題があると考えており、情報発信の先進地の多くが
シティプロモーションとして地域内外の方に向けて地域の認知度向上や魅力発信に力を入れていることから、本市もそれに倣った事業名としております。
本市の特徴といたしましては、ターゲットを新見市を知らない潜在層、本市に興味がある関心層、熱量の高いファンである
コアファン層の3層に分けている点でございます。それぞれに向けた効果的な情報発信を行っていくこととしております。
各事業の進捗状況でございますが、潜在層に対しましては、全国的に知名度のあるタレントを起用して市内観光地を巡る動画や記事を作成し、11月に
ウェブサイトにて公開しております。関心層に対しましては、民間サイトを活用し、空き家や移住相談会、
地域おこし協力隊の募集情報などを発信しております。
コアファン層に対しましては、7月に
ファンミーティングを開催しております。応募者の中からアンケート結果などにより選定したファン度が高い8名でワークショップを行い、ファンが感じる魅力や傾向を分析したところでございます。
次、2番目、進捗状況を踏まえて今後どのように事業展開するつもりかという御質問でございます。
今後の事業展開でございますが、ファンからいただいた意見を分析した結果を基に、まずは来年度
ふるさと市民と市内で熱意を持って活躍する方との交流ツアーを検討しております。本市にある地域資源などに触れ、さらに新見を好きになっていただくとともに
ふるさと市民からも情報発信を行っていただくことなどで新見ファンのさらなる拡大を図ってまいりたいと考えております。
6 ◯市長(戎 斉君) それでは、1項目、1点目、3番、そもそも新見市の何を
プロモーションしたいと思っているのかについてお答えをいたします。
本市の強みにつきましては、井倉洞や満奇洞、千屋牛といった観光資源はもちろんのこと、歴史や文化など多岐にわたります。そのような強みと農畜産物の生産者や文化、伝統を継承されている方、地域活動に取り組んでいる方の背景や熱い思いなどを関連づけて発信することで観光誘客やふるさと納税、関係人口の増加、移住促進へつなげてまいりたいというふうに考えております。
以上です。
7 ◯産業部長(田辺仁志君) 次に、2点目、森の芸術祭晴れの国・岡山の準備状況についてのお尋ねでございます。
1番目、この芸術祭の目的及び全体計画と新見市内での企画はどのような内容かについてのお尋ねでございます。
森の芸術祭晴れの国・岡山につきましては、
アート作品展覧会を核として観光、文化の両面から県北地域の振興、発展を図ることを目的としております。
昨年、令和4年10月31日に実行委員会が設立され、
アート作品設置会場と
参加アーティストなどを定めた実施計画は、本年10月30日に決定しております。計画では、県北部の5つの市町、6つのエリアでアート作品を設置することや国内外16組の
アーティストが参加することが盛り込まれたところであります。この中で
新見満奇洞エリアが
アート作品設置場所として決定しておりますが、現時点では担当する
アーティストや展示内容につきましては未定でございます。
次に、2番目、この芸術祭の新見市での
実施体制づくりやPRはどのように進めているかとのお尋ねでございます。
本市における実施体制につきましては、商工観光課を中心に
実行委員会事務局と連携し取り組んでいるところでございます。
また、PRにつきましては、市外向けには来年2月に大阪市内で旅行、
マスコミ関係者などに対して本市を含めた参加団体がプレゼンテーションを実施することとしております。市内向けには、これも来年2月中旬以降で
アートディレクターとの
トークイベントをふれあいセンター満奇で実施する予定としております。なお、新見、満奇洞エリアの
参加アーティストなど詳細が決定した時点で速やかに
本市観光ウェブサイトなどでPRしていくこととしております。
次に、3点目、
かんとり~バスの運行結果のお尋ねでございます。
まず1番で、運行期間を終えた
かんとり~バスの全体利用者数とそれから吹屋-新見間の利用者数1便当たりの利用者は何人かというお尋ねでございました。
かんとり~バスの全体利用者数は1,249人で、1便当たりの利用者数は7.6人でありました。それから、吹屋-新見間の利用者数は、新見駅で降車した方が102人、新見駅で乗車した方が116人でありました。
次に、2番目、このバスで新見に訪れた人たちへ何か特典を用意したのかというお尋ねでございました。
運行初日の岡山空港発第1便に乗車のお客様には、記念品といたしまして、にーみんボールペン、にーみん缶バッジなどのノベルティーグッズを贈呈したところでございます。また、乗客に観光案内を行うため、
おもてなしアテンダントが乗車いたしまして
観光パンフレットの配布など本市の観光PRを行っております。
以上です。
8 ◯市長(戎 斉君) それでは、3点目、新見までの乗車人数と本市の取組に対する感想を聞きたいにお答えをいたします。
新見駅で降車された人数は102人でございます。本市の取組につきましては、車内にて
おもてなしアテンダントによる観光資源などのPRを実施したほか、市報にいみ、
ウェブサイト、県外のイベントなどで利用促進を図るためのPRの実施をしたところでございます。
今回、高梁市、吉備中央町と共に広域連携で取り組んだものであったため、多くの停留所を経由して長時間の運行になったことなど課題もあったと考えております。
それでは、4点目、1番、この紙面をパネル看板にして満奇洞に設置してはどうかについてお答えをいたします。
全国紙であります読売新聞の連載記事に加え、デジタル版においても本市の満奇洞の魅力が発信されたことにより、大きな反響があったものと考えております。議員御提案のパネル看板の設置につきましては、新聞社の許諾が得られた際は実施してまいりたいと考えております。
以上です。
9 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。仲田芳人君。
10 ◯4番(仲田芳人君)
シティプロモーションの定義のことをお尋ねをさせていただいたんですけども、ちょっと気になるのは内外に向けて情報発信をするんだと、内外というのは外は市外のことを指し、内というのは市内のことを指してるというふうに理解をしてるんですけども、ここへ担当課から示していただいたいわゆる事業構想図というのがあるんですけども、これを見ると事業の仕分はそれぞれどこどこが担うんだということはあるんですけども、このピラミッドの下側がないんですよね。実は、ここに市民が、市内があると思うんですけども、そこへ向けては誰が何をするかが明確に書かれてない。市内に向けては何をされてるんですか、
シティプロモーション。
11 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
12 ◯総務部長(高瀬広視君) お渡しした資料につきましては、予算化した事業についてピラミッド型でお示しをしているとこでございます。先ほど申しましたように、本市の課題が情報発信が弱いということがございます。本市がどのような取組をしているか、どのように考えて事業を進めているかということを市民の方にも知っていただく、そういうPRというのは全庁的に行っているところでございます。
以上です。
13 ◯議長(榎 日出男君) 仲田芳人君。
14 ◯4番(仲田芳人君) 2,000万円の内訳を市民向けがあるのと市外向けを仕分して教えてください。
15 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
16 ◯産業部長(田辺仁志君)
シティプロモーションで予算化いたしました2,000万円でございますが、これは潜在層向けに
シティプロモーションの予算として使用したものでございまして、この2,000万円につきましては旅行電子雑誌、
旅色ウェブサイト内に電子雑誌、動画を公開したものでございます。これを公開したことによりまして、多くの市外の方に目に触れていただく機会を増やすとともに、当然、市内の方にも市内の観光地のことのPRにつながるものと考えております。
以上です。
17 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。仲田芳人君。
18 ◯4番(仲田芳人君) ウェブで公開を11月からされているそうですけど、視聴は何件ありますか。
19 ◯産業部長(田辺仁志君) 旅色で検索をいたしますと、最初のバナーのところに新見市、それから新見市が起用いたしました安斉星来さんのバナーが出てまいります。それから、ユーチューブにも動画として15秒、それから60秒、180秒の3パターン公開しておりますが、今ちょっと記憶しておるものは180秒のところで1万を超えたアクセスが現在ところはある状況でございます。
この旅色というのが2007年に創刊をされまして電子版のみ無料の旅行雑誌として発行されておりまして、月間500万人を超える読者数を誇っております。そこのトップページのバナーに今出ておりますので、今後しっかりPRにつなげていけるものと考えております。
以上です。
20 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。仲田芳人君。
21 ◯4番(仲田芳人君)
シティプロモーションについては、インターネットの中で様々な団体が定義をされてます。私は全ては見てないですけども主要なものは見させていただいてこれが正しいだろうなと思ってるのは、ジチタイワークスのウェブに載っている定義なんです。聞き取りのときにもそのことを示してますので、もう情報として入ってると思うんですけど、この
シティプロモーションは地域住民の人を対象にしてやる、地域の人が、住んでいる人たちがその地域を好きになってもらうことを前提にしとかないとうまくいかないって書いてあるんですよ。だから、しつこく何人の人が視聴したかとか、市民にはどういうふうなPR、好きになるための活動をしてるのかという話を聞いてるんですけど、もう一回その点で答弁をしてください。市民に向けての
シティプロモーションはどんなことがありますか、具体的に。
22 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
23 ◯総務部長(高瀬広視君)
シティプロモーションの定義はいろいろあるという御質問でございます。
本市が
シティプロモーションという言葉を使ったということで、
シティプロモーションは地方自治体における活動の総称でございまして、町の魅力を地域内外に効果的に発信することで交流関係人口、定住人口の拡大を狙う地方自治体の宣伝、広報、営業活動という定義もございます。
コアファン層に来ていただいて新見の魅力を語っていただく、それにつきまして本市に住んでて分からない、外から見たことで気づくことというのもございます。空き家、移住相談会等も人を呼び込むことで本市に来ていただいて、そこで交流をしていただくということもございます。
PR、具体的にどんな事業をしたかというのは、それぞれの事業の中で発展して市外の方と市内の方が交流していけばいいなということで、今後の展開に期待しておるところでございます。
以上です。
24 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。仲田芳人君。
25 ◯4番(仲田芳人君) 同じ答えしか出ないんで、よく私には分かりません。私はずっと長い
間地域づくりをやってきましたけども、三、四十年ぐらい前です。地方の時代が叫ばれ、さらには画一から個性という地域づくりの現場の中で私たちは活動をしてきました。その頃に盛んに現場で使われた言葉に
シティーアイデンティティーという言葉があるんです。それは直訳をすると、その町らしさを確立をしていくという話でありました。前提にあるのが、その町が持っている地勢であったり、立地であったり、風土であったり、気候であったり、自然であったり、歴史や文化を他の町のない特性を見つけて磨いて、そして他の町との違いを際立たせて、それを繰り返し発信することで町の個性やらしさ、
アイデンティティーを確立するというものであります。こういう活動をまちづくりの中でいろんな町が繰り返しやってきたんです。その結果、唯一無二の町として生き残ることができるという話であります。
市長、ここから市長に質問です。
我が町の個性や魅力を1時間、さらには30分でも語り続けられますか。私は、そういう子供たちを育てていくことが、この町を出ていくのをやめようか、流出するのをやめようか、あるいは一旦出ていってもUターンしてこようか、あるいはそこに住んでいても何か新見の助けをしようかという気持ちになるんじゃないかと思うんです。
シティプロモーションの前にやるべきは、私は新見学だと思います。どう思われますか。市長、答弁ください。
26 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
27 ◯市長(戎 斉君) 今回
シティプロモーションについての質問をいただきまして、市としては、これまで新見市が市外に向けて情報発信がうまくできてなかった、もっともっと新見を知っていただこうということのために3段階の層に分けて
プロモーションをやろうということで企画したものでございます。ですから、当然そういう方には新見市を知っていただこう、新見を好きになっていただくためにどうしたらいいかという施策を3つの層に分けて企画したものでございます。
今議員が言われてます市民へ新見市のことを30分話せるかと、私もいろんな分野がありますので、新見市について他市にPRできることというのはいろいろな分野のことがあろうかと思います。先ほど私が申し上げました自然環境、それから農畜産環境、文化、伝統、いろんな分野について、新見市について語るものはあろうかと思います。それを子供たちに伝承していく、それは当然、今を生きる私たちの責任であろうと思いますので、そういった支援には積極的に参加していかなきゃいけないというふうに思っております。まずは新見市を情報発信をしたいということで、この
プロモーションを行ったということは御理解いただきたいと思います。
以上です。
28 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。仲田芳人君。
29 ◯4番(仲田芳人君) 情報発信をしたいというのはよく分かります。日本国中で新見のことを御存じの方が何人おるかという話にもなってきたら本当に本当に僅かだと思うんで、それは大切だと思いますけども、今これだけ情報が氾濫をしてる時代の中でほんまもんをどうやって発信するかということが受信につながるという真理があると私は思ってるんです。そうなってくると、例えば新見市のホームページ、今フロントページで何が出てるか、市長御存じですか。一番最初に出てくるページは。
30 ◯市長(戎 斉君) ふるさと納税だったと思いますが。
31 ◯議長(榎 日出男君) 仲田芳人君。
32 ◯4番(仲田芳人君) そのとおりです。私、15市のホームページ全部調べました。一番最初にお金を取る話を出してるのは新見市だけです。
33 ◯市長(戎 斉君) ふるさと納税がお金を取る、ちょっと誤解をされても困るんですけども、ふるさと納税をしていただくためのこれも新見市のPRでございます。そのPRに共感していただいた方に納税をお願いするものであって、決して強制するもんではございませんので、そのあたりは十分理解をしていただきたいというふうに思います。
34 ◯議長(榎 日出男君) 仲田芳人君。
35 ◯4番(仲田芳人君) これは議論をしてると尽きませんので次回に譲りますけども、次の森の芸術祭について尋ねさせてください。
新見市内には在住をされてる方あるいは出身者の方に世界的な活動をされている
アーティストの方がいらっしゃいますけども、その方をプロデューサーの方に紹介されたとかというような、あるいは企画段階で検討の中に入れられたというようなことはありますか。
36 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
37 ◯産業部長(田辺仁志君) 市内の観光資源や飲食店などの情報提供依頼は実行委員会からございましたが、芸術家に関しましては実行委員会に対し情報提供する機会は設けられておらず、
アートディレクターに一任されているところでございます。
以上です。
38 ◯議長(榎 日出男君) 仲田芳人君。
39 ◯4番(仲田芳人君) ということは、これから先もないということですよね。
40 ◯産業部長(田辺仁志君) 現段階では、先ほどお答えしましたとおり16組の方が決定してるところでございます。
以上です。
41 ◯議長(榎 日出男君) 仲田芳人君。
42 ◯4番(仲田芳人君) ぜひぜひお二人とも自然とか、そういうふうなものをテーマにされてる作品もありますので、この森の芸術祭に合わせて本編ではなくても何か企画ができるようなことを考えていったら、私は新見のPRにもなるんじゃないかと思うんですけど、いかがですか。
43 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
44 ◯産業部長(田辺仁志君) まだ詳細が決定してないという状況の中ではございますが、今後詳細が決定された場合など関係機関と連携して積極的なPRに努めてまいりたいと考えております。
以上です。
45 ◯議長(榎 日出男君) 仲田芳人君。
46 ◯4番(仲田芳人君) 市内での実施体制は商工観光課を中心にという答弁だったんですけど、文化という範疇が入ってくると生涯学習課も関係してくるんじゃないかと思うんですけど、いかがなんですか。
47 ◯産業部長(田辺仁志君) この森の芸術祭というのが県北一体で連携して活動していきますので、本市といたしましてはPRをする絶好の機会と考えております。そのためには、商工観光課を中心に地元実行委員会の設立を今検討してる状況でございまして、その設立予定の実行委員会とも連携しながら全庁を挙げて取り組んでまいりたいと考えております。
以上です。
48 ◯議長(榎 日出男君) 仲田芳人君。
49 ◯4番(仲田芳人君) 分かりました。ちょっと映像を出してもらえますか。実は、議長に許可をいただいたんですけど、これは御承知のように森の芸術祭のポスターであります。
新見市内にはどこに貼ってあるんですかね。
50 ◯産業部長(田辺仁志君) 今お示しいただいております津山駅の告知の状況でございますが、こちらにつきましてはJR津山駅が独自に実施しているものと承知をしてございます。
本市におきましては、県内外で開催されるイベントにおきましてチラシの配布を行っているところでございます。
以上です。
51 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。仲田芳人君。
52 ◯4番(仲田芳人君) ということは、ポスターはまだ新見市内には貼られてないということなんですよね。
53 ◯産業部長(田辺仁志君) チラシなどは主要なとこには置いておりますが、今後
参加アーティストの詳細が決定された場合など、当然、JR新見駅など関係機関とも連携いたしまして機会を捉えて積極的なPRに努めてまいりたいと考えております。
54 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。仲田芳人君。
55 ◯4番(仲田芳人君) 駅前には観光協会もどんと構えておられるんですけど、その壁面を、ガラス面を見てもポスターありませんでした。これは写真を撮ったのはいつかっていったら8月の終わりですよ。もう4か月たとうかとしてる時期に、まだ新見市内にはポスターは一枚もない、チラシは商工観光課の状差しの中に私は見ただけであります。他にどこがありますか。
56 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
57 ◯産業部長(田辺仁志君) すいません、詳細を把握しておりませんが、今後、物事を決定していき次第に積極的にPRに努めてまいりたいと考えております。
以上です。
58 ◯議長(榎 日出男君) 仲田芳人君。
59 ◯4番(仲田芳人君) 分かりました。そういう状況だということなんで、市長はこの会の実行委員会の副会長をお務めのようでありますけども、副会長として今後この森芸をどのように進めていくのか、新見市の取組の決意を聞かせていただけたらと思います。
60 ◯市長(戎 斉君) 実行委員会の副会長として、この芸術祭を成功させるということはもちろんのことでございますけども、県北で初めてとなるこの芸術祭でございます。各会場を訪れていただいた皆さんが、各地域の持つ魅力をアートを通じて実感していただきたいというふうに感じております。
また、市民の皆様には、芸術祭を通じて地域により愛着と誇りを持っていただける、そのような芸術祭を目指してまいりたいというふうに考えております。
以上です。
61 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。仲田芳人君。
62 ◯4番(仲田芳人君) 実行委員会がどういう構成になるかもちょっと期待をしておるんですけども、ぜひぜひ幅広い人たちが関わりながらやっていけれるような体制を組んでもらいたいと思いますし、県はこの芸術祭のボランティアサポートスタッフの募集を始めました。そういうスタッフにも新見市の市民の方がたくさん応募がされるようにPRに努めてもらえればなというふうに思います。
次に、
かんとり~バスについてですけども、この運行が決まったときに目標は設定されました、新見にどれぐらい呼びたいというような。
63 ◯市長(戎 斉君)
かんとり~バスにつきましては、新見市にとりまして初めてのことでございまして、実証運行であったために新見駅での乗降者数についての目標設定というのは定めておりませんでした。
64 ◯議長(榎 日出男君) 仲田芳人君。
65 ◯4番(仲田芳人君) 目標があれば、それを達成するためにいろんな手法を考えられたと思うんですけど、私はもっと割引制度を設けたりとか、あるいはお食事券を出すとか、あるいは2時間しかないんならその2時間の中で何ができるかっていう提案を積極的にしたほうがよかったんではないかなというふうに思います。
何でこの話を取り上げたかといったら、要するに他の連携事業はどうやってそれぞれの団体が主体的になるかっていうことが問われてきてるんで、全ての物事、森芸もそうですし、それから今回の
かんとり~バスにしてもそうです。新見市が主体的に、どういうふうに旗を振るか、取り組むかっていうことが私は問われているんだと思います。
シティプロモーションは、お金をかけなくても私はできると思ってます。そういう意味では、今年度の
シティプロモーションの事業をしっかり検証してもらって、来年の裾野を広げていく活動につなげてもらいたいなというふうに思います。
次の質問に入りたいと思います。
2項目め、市民の移動、生活を支える公共交通について質問します。
まず1点目、視察をした京都府京丹後市の200円バスからの学びについてであります。
映像をお願いします。
京丹後市の市役所に入ると、吹き抜けロビーの正面に掲げられた丹後全域200円バス運行中の懸垂幕が目に飛び込んできました。視察のテーマは公共交通、AIオンデマンドモビリティー事業でありましたが、大変に興味を持ちましたので、この200円バス運行のいきさつや状況を質問しました。
バスの利用者が減少し路線維持のための補助金額が増え、何も対策を打たなければすぐにでも1億円を超えてしまうという危機感から、平成18年10月から2年間の実証運行を経ながら上限200円運賃エリアを丹海バスの市内全域の全ての路線バスに適用し、市営バスも上限運賃200円として運行しています。もう15年以上前のことであります。バスターミナルやバス停の整備、増設、パターンダイヤ化、フリー乗降区間も利便性に配慮して設けているといいます。ちなみに200円バス導入前は、路線バスの区間最大運賃は700円、市営バスの区間最大運賃は1,150円でありました。バス利用者は実証運行前の9万3,000人から15万1,000人と1.6倍になり、利用者が増えたため運賃収入も実証運行前の約95%を確保し、財政負担は当初見込みの年間9,300万円より500万円ほど少ない年間8,800万円にとどまっているといいます。
そこで、福祉部長に質問します。
1番、新見市内の路線バス、市営バスの年間総利用者数のここ5年間の年度ごとのそれぞれの推移、そして2番、新見市は路線バスを維持するための補助金を幾ら投じているか、ここ5年間の年度ごとの総額の推移を聞かせてください。
市長に尋ねます。
京丹後の事例に本市の状況を重ねながら、3番、本市でも一律低額のバス運賃制度を導入してはどうでしょうか。考えを聞かせてください。
2点目、福祉施設への送迎などあらゆる車両を活用した相乗りによる移動手段確保に取り組む考えはないかについてであります。
報道によりますと、10月25日開催の地域の移動手段確保を議論している政府の関係省庁会議は、学校や放課後児童クラブ、介護施設、障がい者福祉施設への送迎に使われている車両に一般利用者が相乗りするなどの活用策を全国の自治体に周知する方針を確認したとありました。実は、この取組の考えはちょうど1年前、当時の加藤勝信厚生労働大臣と市議会議員の意見交換会でも大臣から聞いており、過疎地域の住民の足を守る手段として大変興味を持ちました。市長、本市でも導入を考えませんか。所見を聞かせてください。
1回目の質問は以上です。
66 ◯議長(榎 日出男君) ただいまの2項目めの質問に対する執行部の答弁を求めます。
67 ◯福祉部長(古家孝之君) 2項目め、1点目、1番目、新見市内の路線バス、市営バスの年間総利用者数のここ5年間の推移についての御質問にお答えをいたします。
市内の路線バス、市営バスの年間総利用者数の過去5年の年度ごとの推移につきましては、まず路線バスは、平成30年度14万8,634人、令和元年度14万3,224人、令和2年度13万3,848人、令和3年度13万2,965人、令和4年度12万7,826人となっております。また、市営バスは、平成30年度4万594人、令和元年度3万6,960人、令和2年度3万2,289人、令和3年度3万2,425人、令和4年度3万2,916人となっております。
次に、2番目でございます。
路線バスを維持するための補助金の年度ごとの推移についての御質問でありますが、市内の路線バスに対する補助金の過去5年間の年度ごとの推移につきましては、平成30年度1億245万3,730円、令和元年度1億515万530円、令和2年度1億1,712万5,849円、令和3年度1億744万8,360円、令和4年度1億1,895万660円となっております。
68 ◯市長(戎 斉君) それでは、3点目でございます。
本市でも一律低額のバス運賃制度を導入してはどうかというお尋ねでございます。
地域公共交通の維持、確保につきましては、路線バスをはじめとする各種移動手段の連携、充実に向けて総合的に推進しているところでございます。
御提案の低額のバス運賃制度につきましては、地域公共交通の課題解決に向けて取り組まれている好事例であろうと思います。まずは、期間を定めた実証運行ができないか、交通事業者等と協議をしてまいりたいというふうに考えております。
それでは、2点目、福祉施設への送迎などあらゆる車両を活用した相乗りによる移動手段確保に取り組む考えはないかという御質問にお答えをいたします。
市民の移動手段確保につきましては、重要な課題であると認識いたしております。乗合タクシーをはじめ、公共交通対策に取り組んでいるところでございます。スクールバスの混乗化または路線バスとの統合につきましては、新見市地域公共交通計画の基本目標にも定めており、本年度実施した運行利用状況の調査結果等を踏まえまして実施に向けた検討を進めてまいりたいと考えております。
以上です。
69 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。仲田芳人君。
70 ◯4番(仲田芳人君) ありがとうございました。共通認識ができたような感じがします。ぜひぜひ、あらゆる車両という話になって、具体例出していいんかよく分かりませんけども温水プール、げんき広場へ通っているバスなんかもあるわけなんで、調査もちょっと広げて、ウイングを広げた形で調査をして実現をしてほしいなというふうなことお願いをしときます。
次の質問に入ります。
よろしいですか。
71 ◯議長(榎 日出男君) 3項目め。
72 ◯4番(仲田芳人君) 3項目めに入ります。
3項目め、インクルーシブ公園についてであります。
1点目、新見市内の公園遊具の安全点検の結果とその結果を受けた対応策を聞きたいについてであります。
所管の各部長にお尋ねをします。
市内の公園の安全点検はどのような頻度、方法でどの遊具を対象に行っているのか、その評価はどのような形、言葉で出されるのか、さらにその評価結果に基づく対応策はどのように講じられているのか、それぞれ答弁ください。
私は、10月下旬、まちづくりの勉強会に倉敷芸術科学大学デザイン芸術学科の柳田宏治教授を迎え、インクルーシブ公園──またの名前はみんなの公園と言いますけども──について講話を聞きました。インクルーシブ公園とは、障がいのあるなしにかかわらず全ての子供たちが共に遊べ、学べる公園を指します。柳田教授は、みんなの公園プロジェクト代表も務められています。国内外のインクルーシブ公園の事例、その遊具や装置、計画段階から様々な人が関わる公園づくりを話し、インクルーシブ公園づくりはインクルーシブな社会づくり、地域の拠点づくりと強調されました。
講話を聞いた1週間後、偶然にも私は愛知県豊川市内でこのインクルーシブ公園を見ることができました。写真を御覧ください。
どの子供たちにも大人気でした。特に、皿形のブランコには順番待ちの行列が出ておりました。皿形のブランコですね、送ってもらえますか、写真を。これは車椅子で入れるおうちです。送ってください。この行列がブランコに並んでる行列でありますし、右側の写真は手すりを使って上まで上がれる、どんな障がいがあっても上がっていけるという滑り台です。このような公園がありました。
そこで2点目、インクルーシブなまちづくりを進める観点からインクルーシブ公園を新見市内でも整備する考えはないか、市長の所見を聞かせてください。
1回目の質問を終わります。
73 ◯議長(榎 日出男君) ただいまの仲田芳人君の3項目めの質問に対する執行部の答弁を求めます。
74 ◯建設部長(石倉洋祐君) それでは、3項目め、インクルーシブ公園についての1点目、新見市内の公園遊具の安全点検の結果とその結果を受けた対応策についての御質問にお答えをいたします。
公園遊具の安全点検につきましては、遊具の日常点検講習を受講した職員が、月に1度、全ての遊具を対象に目視及び触診点検を実施しておるとこでございます。また、適宜、専門業者による点検も実施しております。点検評価につきましては、健全度をA、B、C、Dの4段階で評価を行い、対応が必要な遊具につきましては順次修繕を行っております。
以上です。
75 ◯教育部長(山縣晴美君) 学校の遊具につきましては、月に1度、教職員による目視点検を行っております。また、昨年度は専門業者による点検を実施いたしております。点検により対応が必要となった遊具につきましては、本年度中に修繕が完了する予定でございます。
以上でございます。
76 ◯福祉部長(古家孝之君) では続きまして、福祉部からお答えをいたします。
保育所、認定こども園の遊具につきましても同様に、月に1度、職員による目視点検等行っており、また昨年度は専門業者による点検を実施しているところでございます。点検により対応が必要となった遊具につきましては、本年度中に修繕が完了する見込みでございます。
以上でございます。
77 ◯市長(戎 斉君) それでは、2点目、インクルーシブなまちづくりを進める観点からインクルーシブ公園を新見市内でも整備する考えはないかについてお答えをいたします。
多様な人たちがお互いを尊重し、それぞれが能力を発揮しながら共に活動するというようなインクルーシブの考え方は大変重要なことであると考えております。今後、遊具の更新などの機会を捉えまして導入を検討してまいりたいというふうに考えております。
以上です。
78 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。仲田芳人君。
79 ◯4番(仲田芳人君) 映像を見せてもらえますか。
これは1週間ぐらい前に正田の憩いとふれあいの公園で撮った写真なんですけども、見通しとしてこの状態はいつまで続くんですか。
80 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
81 ◯教育部長(山縣晴美君) これは、昨年度の遊具点検のときに緊急な対応が必要ということで対応をさせていただいたんですけれども、その危険な箇所といいますのが、これの上にあります丘状になったところにヒューム管を設置しておりまして、そこから2メートルぐらい下に階段を設置して降りれる遊具を設置してございました。しかし、そのヒューム管に設置していた階段とヒューム管との間に子供が挟まる危険性があると、緊急な対応が必要だということで、階段を取ってその上にヒューム管の丸いところを覆うグレーチングを設置して、そのヒューム管の中には入れないように緊急対応を昨年度させていただきました。しかし、入れないようにした丸いグレーチングの留め金が3センチほど地面から浮き上がった状態で留めてありましたので、それでは下には降りれないけれども、子供たちが留め金につまずいてこける危険性があるということで、そこの部分を改善しないと難しいだろうなという判断で、今のところこのような形で上に上がれないようにここからはしているところではございますが、早急な対応が必要だと考えておりますので、今業者とその留め金を地面とフラットにする対応を検討しているところでございますので、早急に対応してまいりたいと考えてございます。
82 ◯議長(榎 日出男君) 仲田芳人君。
83 ◯4番(仲田芳人君) あそこはタイヤで渡るようになってる場所なんですけども、そこも関係してるんですか。この筒の状態のとこと。
84 ◯議長(榎 日出男君) しばらく休憩いたします。
午前10時53分 休 憩
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午前11時5分 開 議
85 ◯議長(榎 日出男君) 休憩を閉じ会議を再開いたします。
答弁を求めます。
86 ◯教育部長(山縣晴美君) 今こちらに出ております憩いとふれあいの公園の使用禁止にしている箇所につきましては、新たに月に1度職員が点検している際にタイヤの劣化等が発見されましたので、使用禁止にしてございます。先ほどのボルトと共に早急に安全に子供たちが使用できるよう対応してまいります。
以上でございます。
87 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。仲田芳人君。
88 ◯4番(仲田芳人君) よく分かりました。市長からも、遊具の更新等ではインクルーシブの公園を考えていきたいという前向きな答弁をいただいとるんで、ぜひぜひ。例えば、ここだって狭いという今本当に人気の遊び場なんで、遊具が、もうずっと同じものが置いてあるという。だから、子供たちが変化を求めて遊び場を楽しめるような状況もつくってもらえれば、安心した、子育てしやすい、あるいは子供たちに楽しめる新見市になれるんじゃないかなというふうなことを思います。
それと、1点だけ、若いお母さん方からインクルーシブの公園の遊具について話をしていたら、認定こども園にもぜひつくってほしいという要望を聞いておりますので、お伝えをしておきます。
4項目めに移ります。
4項目め、奈義町視察から学んだ子育て支援について質問します。
まず1点目、本年2月19日、奈義町を視察した岸田総理の奈義町の子育て支援の取組へのコメントに対する感想を聞かせてほしいについてであります。
奈義の視察を終え、岸田総理は報道陣の取材に対し、町ぐるみで子育てに取り組んでいるすばらしい雰囲気を感じたと感想を答えました。奇跡の町と言われ、2019年、全国トップクラスの合計特殊出生率2.95を誇る町、同町の取組情報は共有できていると思います。市長、この総理のコメントに対する感想を聞かせてください。
2点目、本市には町ぐるみで子育てに取り組み、互いの子育てを支え合う仕組みがあるかについてであります。
奈義町の事例であります。視察の冒頭、奥町長は町挨拶の中で、金銭面だけでなく精神的な支援による地域ぐるみの子育てができているのが奈義の強みと胸を張られました。例えば、なぎチャイルドホームでは子育てアドバイザーを配置しているほか、保護者が平日に子供を預けられる支援者をマッチングする一時預かりの仕組みがあり、保護者当番制の自主保育もあるなど住民が助け合って子育てをサポートしていることを聞きました。経済的支援と精神的支援の結果、安心して産み育てられる子育てしやすい奈義は、1子、2子の世帯が半分、3、4、5子が半分という多子家庭が多くなっていると聞き、本市との違いを感じました。
そこで、福祉部長に質問します。
1番、本市には町ぐるみで子育てに取り組み、子育てを支え合う仕組みがありますか。あれば具体的に事例を示してください。本市の若いお母さん方に聞いても、新見の経済的な子育て支援制度はそんなに悪くないと言います。でも、精神的支援がいいとは誰も言いません。具体的な事例を示してください。
3点目、奈義の意図して人と人をつなぐ仕組みづくりが本市でも必要と思いますが、所見を聞きたいについてであります。
奈義町の特色ある取組にしごとコンビニがあります。子育て世代から生まれたニーズで、在宅で子育てし、気分転換でというニーズにも応えているといい、法人が運営し、受注した仕事を290人の登録者に振り分けています。事例紹介を受けた町が発注した高齢者のスマホ教室のサポートを若いお母さんが請け負う話を聞きながら、奈義町の意図して人と人をつなぐ仕組みに感心をしました。
さきに紹介のなぎチャイルドホームでは、行政は口出ししない、行政アドバイザーも行政職員らしくない、世代を巻き込む力を持つ人が中心で運営していると聞きます。翻って我が町はどうでしょう。市長、奈義のように意図して人と人をつなぐ仕組み、市民活動社会を促していくための仕組みづくりが本市でも不可欠と思いますが、所見を聞かせてください。
89 ◯議長(榎 日出男君) 仲田芳人君の4項目めの質問に対する執行部の答弁を求めます。
90 ◯市長(戎 斉君) それでは、4項目め、1点目、岸田総理の発言に対して市長の率直な感想を聞きたいにお答えをいたします。
岸田総理大臣のコメントにつきましては、奈義町の町ぐるみでの子育て支援の有効性を感じられており、また首相官邸のホームページに掲載されている岡山県訪問等についての会見の中で、子供政策強化のための具体策づくりにおいて参考になるとのことであり、国においても先進的な取組として高く評価されていると感じております。
また、奈義町の合計特殊出生率にも触れられておりますが、それぞれの地方自治体によって置かれている状況も異なることから、奈義町の施策も参考にしながら、本市においても効果的な子育て支援策を講じてまいりたいと考えております。
以上です。
91 ◯福祉部長(古家孝之君) 次に、2点目、1番目、本市には町ぐるみで子育てに取り組み、子育てを支える仕組みがあるのかとの御質問にお答えいたします。
本市の子育てを支え合う仕組みにつきましては、育児の援助を行うにいみファミリー・サポート・センター事業があります。これは、保護者の休養や病気、急な仕事などのとき、育児の援助を受けたい人と援助を行いたい人が助け合う会員制の事業でございます。現在、援助を受けたい依頼会員が93名、援助を行いたい提供会員が82名登録されており、多くの子育て中の方に御利用をいただいております。
また、地域における一時預かりの仕組みといたしましては、にいみ子育てカレッジ「にこたん」で行っております。そのほか地域で取り組む子育て支援としましては、子育て広場や幼児クラブなどもあり、親子同士の交流などが深められております。
92 ◯市長(戎 斉君) 続いて、3点目、奈義町の意図して人と人をつなぐ仕組みが本市にも必要と思うが、所見を聞きたいにお答えをいたします。
社会が多様化する中、地域で多くの人が関わり、子育てをする環境を整えることは重要であると考えております。また、子育てに限らず、人と人がつながり支え合うことにより、市民福祉の向上や地域の活性化につながるため、本市におきましてもそのような視点を持ち、様々な施策を検討してまいりたいと考えております。
以上です。
93 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。仲田芳人君。
94 ◯4番(仲田芳人君) 多分「にこたん」のことであるとか子育て広場のことが対応策として出てくるんだろうなというのは想像してきましたけど、1つ確認をさせてください。
新見市の合計特殊出生率はここ何年かの経年で経過をどういうふうに移ってるかを教えてください。
95 ◯福祉部長(古家孝之君) 本市の合計特殊出生率でございますけれども、公表されている範囲でお答えをいたしますと、令和3年度までが公表されておりまして、過去5年間でいきますと、平成29年度が1.30、平成30年度が1.58、令和元年度が1.52、令和2年度が1.26、令和3年度が1.24でございます。
以上です。
96 ◯議長(榎 日出男君) 仲田芳人君。
97 ◯4番(仲田芳人君) 今は出生率で聞いたんですけど、今年度の上半期の出生数は何人ですか。
98 ◯福祉部長(古家孝之君) 今年度の出生数でございますけれども、4月から11月末でお答えさせていただきます。
11月末時点で現在50人でございます。
以上です。
99 ◯議長(榎 日出男君) 仲田芳人君。
100 ◯4番(仲田芳人君) 令和4年度が110人ということですから、100を切るんじゃないかなという心配な数字ではあります。そもそも、何で奈義と比べてみたら出生率は倍半分に違うんですけども、新見市と。原因をどのように分析されてますか。
101 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
102 ◯福祉部長(古家孝之君) 新見市でも様々な子育て支援策は実施をしてきているところでございますけれども、なかなかそれが功を奏していない、出生率に結びついていないというようなことはございますけれども、奈義町とは少し町の成り立ちといいますか、環境なんかの条件も違いまして、一概にこれがどうだからということで新見市が低いというような分析まではできておりませんが、これからも今言ったように令和5年度50人、現在50人という出生数でございまして、本当に喫緊で早急に対応すべき事業だと考えておりますので、本当に危機感を持って対応していければというふうに考えてございます。
以上です。
103 ◯議長(榎 日出男君) 仲田芳人君。
104 ◯4番(仲田芳人君) 分析ができてないというのは正直なお気持ちを話されたんだと思うんですけども、もうまさしく奈義の事例を比べてみよったら、新見市は当事者の方々が、経済的な支援はそんなに悪くない、新見市の昨日の答弁もそう、同僚議員に対する答弁もそうで胸を張られた。遜色はないと。遜色はない、だから悪くないというのを認めたとしても、完全に劣っているのは精神的な支援なんです。そこの部分を上げていかない限り出生率は上がらないというふうに思うんですけど、いかがですか。
105 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
106 ◯福祉部長(古家孝之君) 精神的支援ということでございますけれども、本市におきましても育児相談ですとかほほえみ発達相談などの各種相談には対応しておりますし、地域におきましても主任児童委員さんが家庭を訪問するなどしております。子育て支援拠点センターというのも健康医療課に設置をしておりますので、そうしたところで総合的に相談を受ける体制を整えておりますので、ぜひ困っている親子の方がいらっしゃいましたら、ぜひお越しいただいて相談していただければというふうに考えております。
以上です。
107 ◯議長(榎 日出男君) 仲田芳人君。
108 ◯4番(仲田芳人君) やられてる事例を次々に挙げられるのはいつもの答弁なんで、承知をしておりますけども、ぜひぜひ他の町との比較検証というのをやってみてください。新見にどこが欠けて、どうしてこういう数字になるのかということをきちっとエビデンスを持つというような言い方はおかしいかもしれませんけども、証拠をつかみながら政策を打ち立ててもらいたいというふうに思います。
市長、人を結ぶことはこの子育て支援にかかわらず地域の活性化、地域福祉の観点からも重要だということで政策も研究したいという前を向いたお話をいただいたんですけど、1つ、2つ、提案をさせてください。
ぜひ例えば、新見の町の住んでる方、企業、団体がどんな得意技を持ってるのかというのを調査をしたいわゆる人材登録制度というんですか、もっと言えば、我が町のタウンページのようなものをつくるということをやられませんかということが1つ。
2つ目は、まちづくり、地域づくりコーディネーターという制度、制度はないですけども、養成講座をやられてる町、あるいはNPO団体の中間支援組織はたくさんあります。そういうところからスタートしていったらどうでしょう。感想を聞かせてください、提案に対して。
109 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
110 ◯市長(戎 斉君) ただいま議員から提案をいただきました。
子育て支援の環境をはじめ、様々な分野で人材を育成して活躍していただくということは非常に大事なことであろうというふうに考えておりますので、議員御提案の制度などについても参考にさせていただきたいというふうに考えております。
以上です。
111 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。仲田芳人君。
112 ◯4番(仲田芳人君) 実は、人と人をつなぐという話をずっと突き詰めていくと、新見市が何を目指しているかというところにつながっていくと私は考えてるんです。ということは、市民活動社会をどういうふうにつくるかということで、日本国中、新見市の現状を見たときに市民活動が不活発ですよ。そのことが、新見市がもう一つ自信を持って全国で飛び抜けてるよと言えない背景にあるというふうに私は思っております。さらにもっと言えば、担当課がそれぞれの担当課で御尽力をされとってもうまく結果が出ない。そのところにつながってるんじゃないかと思います。お金を使わなくても少し工夫と知恵を出せばもっといい町になれると私は信じています。同じお金を使うんなら、部局を超えた横断的な取組で効果を2倍にも3倍にもできます。町として筋の通った政策になるということを念押しして、本日の一般質問を終わります。御清聴ありがとうございました。
113 ◯議長(榎 日出男君) これをもちまして仲田芳人君の一般質問を終わります。
次に、11番藤澤正則君の登壇を願います。藤澤正則君。
〔11番 藤澤正則君 登壇〕
114 ◯11番(藤澤正則君) 11番藤澤正則です。
12月議会の一般質問をさせていただきますが、今回は4項目、うち3項目は既に9月にも質問した分を再度、関連で上げております。
その中で、先ほどから同僚議員の質問を聞かせてもらって感じたこと、いろんなことを、質問の前に、自問自答とまではいきませんが、述べさせていただきます。御了承願います。
今回、私、自己都合で初日に休ませていただきました。資料を頂きまして、市長の行政報告も頂いて別な場所で見ておったんですが、行政報告も差し替えられたという中では、改めていいことをここに書いていただいたということで、本当に誇れることを報告にいただきました。しかしながら、私の感性の中ではまだ足りないものがあったと思っております。県が主催でやられた全国植樹祭の記事までない。この行政報告は誰がどうやってチェックをしてやっておられるのか、私と価値観が違うのか分かりませんが、全国植樹祭のプレ大会までここに書いておられんということは認識はないということ。緊張感がないんかな。まして先ほどの同僚議員の話を聞いてみても、まずスピード感はない。私は執行部に緊張感が見られないような気がします。一生懸命議員として市民の負託を得て、選挙を得て、こうやってバッジをつけて執行部と対峙して議論する中で、私も個人的ですが、今19年目です。これまでにない緊張感が私は感じられた。もっと執行部も緊張感を持って答弁してもらいたい。こんな私の感情でございます。
その中で、4項目質問に入ります。
まずもって、1番目、本市合併20周年記念事業ということで通告しております。
令和7年3月31日に新新見市になって20年目を迎えます。この合併20年を迎えるに当たり、記念事業等を計画されておると思いますが、現時点での計画案などをまずはお聞きしたい。
以上で1項目、質問を終わります。
115 ◯議長(榎 日出男君) ただいまの藤澤正則君の第1項目めの質問に対する執行部の答弁を求めます。
116 ◯総務部長(高瀬広視君) それでは、1項目めの1点目、合併20周年を迎えるに当たり、記念事業の計画案をということでございます。
本市は、令和7年3月31日に市制施行20周年を迎えます。この節目の年に、改めてこれまでの本市の歩みを振り返るとともに、新たなまちづくりのスタートとなるような事業を行ってまいりたいと考えております。
本年度、庁内の検討会議を開催し、20周年記念事業は10周年記念事業と同規模の事業を実施することや記念式典を令和7年3月末頃に開催する方向で進めることとしたところでございます。
来年度でございますが、4月に実行委員会を立ち上げ、記念式典をはじめ、記念事業、冠事業などについて具体的な内容を検討する予定としておるとこでございます。
117 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。藤澤正則君。
118 ◯11番(藤澤正則君) 私は、9月議会で合併20周年記念の市民の森構想、森の館ということを議会で提案させていただきました。その後、去る11月1日に地域内の活動団体が市長に要望書を提出しております。ぜひとも、先ほど言いました天皇皇后両陛下を迎えた全国植樹祭のプレ大会となった大佐山大日高原、備作山地県立自然公園大佐山の山麓に、できれば市の花であるアテツマンサクを生えているような状況で市民の森と、記念事業としてどうだろうかということを訴え、地域の方が賛同して市長に要望されております。加えて、その皆さんの来客、またそこにありますオートキャンプ場も含めた施設のさらなる利用増進をできればという中で森の館も要望されております。これについて、市長から、20周年の記念事業としての取り組む姿勢について、まずはお答えいただきたい。
119 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
120 ◯市長(戎 斉君) それでは、お答えをいたします。
先ほど総務部長が答弁しましたとおり、御要望いただいたアテツマンサクの植樹も含め、合併20周年記念の記念事業の具体的な内容につきましては、今後検討し準備を進めてまいりたいと考えております。
なお、市の花でありますアテツマンサクは、来年岡山県で行われる全国植樹祭において、皇后陛下にお手植えのされる樹種に選定されるなど注目も高まっており、様々な機会を通し、市民の皆様と御理解と御協力を得て守っていきたいというふうに考えております。
以上です。
121 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。藤澤正則君。
122 ◯11番(藤澤正則君) 所管課はどこになるか分かりませんが、具体的な準備というのはどういうふうなことをされるんかお答えいただきたい。
123 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
124 ◯総務部長(高瀬広視君) 今年度、会議を開いて……。(「今、市長の言うた準備であって、全体の、他の分のイベントを言ようらん。そう言うこと、市長の答弁の準備のこと。所管じゃったら産業部長。産業部長がええじゃねえ。答弁の締め」と11番藤澤君の声あり)
125 ◯産業部長(田辺仁志君) 全国植樹祭のプレイベントといたしまして、先ほど議員お話がありましたように、10月21日に大佐山山麓で開催をしているところでございまして、そういったアテツマンサクを用いました植樹事業につきましては、市制施行20周年記念行事の検討の中で考えていきたいと、検討していきたいと考えております。
以上です。
126 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。藤澤正則君。
127 ◯11番(藤澤正則君) 森の館も含めて全体的な考え方の方向性、準備と言うたんじゃけどそれがありゃへんが。
128 ◯総務部長(高瀬広視君) 施設整備の全体的な計画のことでございますので、私からお答えさせていただきます。
施設を建築する、もしくは地域を整備するということになりますと、具体的な計画であるとか財源の確保、もろもろ検討する必要がございます。20周年に間に合うかどうかも含めて今後の検討になろうかと考えております。
129 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。藤澤正則君。
130 ◯11番(藤澤正則君) 当然、何をするにも財源が要るが、私で見れば、幸いに森林環境譲与税も積み立てておられる。私がいつも提案するのは、常に財源も考えておりますので、そこら辺も十分に有効に活用されてええ準備をしていただきたいと思います。
さて、総務部長、ほかの準備というもろもろの記念事業等の具体的に例えば案として言えるようなものがあればお答えいただきたい。ありませんか。
私からほんなら提案しましょう。
20周年ということで、市民の多くの方と20年を祝うという中では、例えば老いも若きも立派な文化交流館がありますんで、この施設を使った経費の要らないイベントといえば、できればNHKののど自慢であるとか、ラジオ、テレビの公開録画等も考えられはしないかな。まして、また費用はどんなか分かりませんが、民放の笑点もあってもいいではないか、お年寄りの方が喜ばれるんではなかろうかなど思っております。
あるいは、市民こぞっての市民大運動会もやってもいいではないか、そんな考えもなきにしもあらず。加えて、合併20周年の翌年になりますが、2月13日はにいみの日です。条例で定めてはおりませんが、できるんならば千屋で全国雪合戦大会があってもいいではないか。1年間フルに20周年のいろんなことをやって、市民と多くの方が新見に来てもらえるようなほんな1年間になればいいかなというのを私は今期待しておりますが、そこら辺、それ以上に、まだ具体的に総務部長から考えとると、例えばこんなのあればです。実行委員会でこれから具体的に決められると思いますが、お考えがあれば総務部長から御答弁ください。
131 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
132 ◯総務部長(高瀬広視君) いろいろ御提案をいただきまして、今年度開催した検討会議の中でもどのような事業をどの時期にするかという検討をしたとこでございますが、具体的にこの事業をするということまでは決めておりません。
議員御提案のNHKの公開収録とかにつきましては、いろんな番組を見る中で市制施行何周年記念とかそういう冠をつけられた番組も多うございまして、費用面も市の持ち出しがないということで非常に有効かと思っております。
具体的な記念事業につきましては、その多くを令和7年度に考えておりますので、それに向けてということでしていきたいと考えておりますし、必要であれば補正予算で来年度対応するということも考えていかなければいけないのかなというふうに考えております。具体的な事業については、ここでは明言を控えさせていただきたいと考えております。
以上です。
133 ◯議長(榎 日出男君) 藤澤正則君。
134 ◯11番(藤澤正則君) 何にしても20年という歴史を振り返り、また歩みを始めるということで、この項目、20周年事業については今後委員会等でも具体的に企画されるんで、これは総務部所管のどこになるんですか。全てなんですか。それはうちの委員会でいえばどこの所管になるか、どこに担当課になるか、それだけ教えてください。
135 ◯総務部長(高瀬広視君) 記念式典につきましては、総務部の秘書広報課が担当課になろうかと思います。
冠事業であるとか記念事業につきましては全庁で対応することとなりますので、それぞれの事業が、細かい事業につきましては所管が分かれるところかと思いますが、総括につきましては総務部になろうかと考えております。
136 ◯議長(榎 日出男君) 再質問ございますか。藤澤正則君。
137 ◯11番(藤澤正則君) 十分な計画の中で有意義な20周年を迎える、そんな多くの記念事業を実施していただけたらというふうに思っております。
それでは、2項目めに移ります。
2項目め、JR芸備線の再構築協議会についてということでお尋ねいたします。
この2項目めの1番、国土交通省からのJR芸備線の再構築協議会設置についての本市の対応と今後予想されるスケジュールについてお聞きしたいということで、昨日、同僚議員からJRの関連の質問がありました。私から具体的に踏み込んだんがなかなか難しいかなと思いますが、これについて通告しておりますんで、今後予想されるスケジュール等も細かく御報告いただければと思います。
以上です。
138 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
139 ◯福祉部長(古家孝之君) 2項目め、1点目、JR芸備線の再構築協議会設置についての本市の対応と今後予想されるスケジュールについてという御質問にお答えをいたします。
昨日、橋本議員にお答えいたしましたとおり、JR芸備線の再構築協議会の組織に関する意見聴取につきましては、11月27日付で国土交通省中国運輸局長宛てに本市の意見を回答いたしました。
本市といたしましては、新見市地域公共交通会議において国に関与をいただきながら協議することを希望したものではありますが、国において再構築協議会を設置された場合は協議に参加していくこととしており、その協議体制や運営についての配慮も求めております。
今後のスケジュールでございますが、今後、国において関係自治体からの意見を踏まえ、協議の枠組みについて検討がなされるものと考えております。
以上でございます。
140 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。藤澤正則君。
141 ◯11番(藤澤正則君) 部長、国が行司軍配に入るわけですから、これからのスケジュールは年内に早ければ再構築協議会再開ということで来るんかなと思っております。これからそのスケジュール、新聞報道によりますと3年をめどになど書いておられますが、地元自治体としては大変厳しい問題でございます。特に岡山県と連携取って新見市長を筆頭に頑張っておられますが、隣の広島県とはちょっと温度差が違うような方向でございます。
ただ1点、新見市は法定協議会でできれば、やむを得ず再構築ならそれに従うという結果になっております。これまでのことを振り返ってみますと法定協議会もさることながら、その組織の中に一番利用してもらいたい市民、利用してもらいたい数の対象者の意見が入ってない。ここに今後のこの再構築協議会においても課題が残るという中で、また改めて新見市議会にはこの特別委員会を設立しておりますが、ぜひともそういうような組織に我々も入るべきではないかなという個人的な認識を持っております。
さてさて、長くなりますが、度々この新聞報道を見させてもらうと、結論的に言うと、JRを存続する場合というのはもうやむを得ん、上下分離しかない。廃線にしたらバスしかない、こんな選択肢しかないような報道がされとる。また、隣の真庭の市長は、JRに物申す。株を買いましょう。数億円程度。近隣の市町にも呼びかけて足並みをそろえようと、こんな記事も出ました。当然、市長はそれは御存じのとおりと思います。今言いました上下分離しかないにしても多額の費用が負担が要る。バス転換になると、これもJRが多分費用負担を求めてくるであろう。いずれにしても、財政厳しい中で自治体が財源を出して市民の足を守らなくてはならないというその課題がある中で、また物申すための施策として株を。これについて市長の今現在の思っておられる考え方をここで発表していただければと思いますが、いかがですか。
142 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
143 ◯市長(戎 斉君) 真庭市長がJR西日本の株取得について発言をされたということは報道等で承知をいたしておりますけども、残念ながら詳細な内容について不明でございますので、現時点では株については考えてないということでございますけども、今後正式に依頼等ございましてお話を伺って、またその方向性を考えていきたいというふうに考えております。
以上です。
144 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。藤澤正則君。
145 ◯11番(藤澤正則君) 市長、質問と答弁、全く違いますよ。
あなたの市長のJRに対する思いという中で、太田市長は自らが株を持って、そして物申すという意見を発意された。その内容が分からないから、今分からないという新見市の首長じゃあ私から言えば不足です。首長として、私どももぜひともJRの株を買ってでまで、いい発言だ、同感だ、そうやって進めていくんだという意志はないのかどんなか、それを尋ねたんですよ。太田市長は詳細がないから、国が通達がないから、こんな答弁をもらおうと思って質問しよるんではありません。市長、上下分離、バスも含めて明快な考え方をお示しください。
146 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
147 ◯市長(戎 斉君) ちょっと説明不足でございました。
今後、再構築協議会であろうという協議会において、いろんな方式が協議をされると思います。議員が言われてました上下分離の問題、それからバスに転換、いろんな方法があろうかと思いますけども、一番は、そのことが地域のためにとって何が一番いいのかということを一番に考えてやっていかなければなりませんし、加えて財政が伴う話でありますので、当然行司役の国と話をうまく持っていくということも大事なことだろうと思います。そういう中で、真庭市長がJRに物申すということで株を買って株主になってはという報道は聞いております。ただ、私が現時点で申し上げたのは、その株を持って、どの程度の株の取得を考えられとるのか分かりませんけども、JRに物申すという立場がいいのか、再構築協議会できちっと新見市としての立場として話をするほうがいいのか、そのあたりがはっきりまだ判断がつかないというようなことで、今、現段階では株については考えてないということを定例記者会見でも申し上げましたけども、今後、そこらは新見市の考え方もありますし、隣の真庭市の考え方も参考の中で株についてお考えは聞きまして、新見市としての方向性の参考にはさせていただきたいというふうに思っております。
以上です。
148 ◯議長(榎 日出男君) 藤澤正則君。
149 ◯11番(藤澤正則君) 市長から強い意志をいただけるかなと思ったんですが、今んところ、今のような御答弁です。
いずれにしても市長、これは今言われたように残すか残さないかでなくて、前日同僚議員が言ったようにJRがやめると言うたら終わりなんです。許可ではないんです。その認識から持ってもらわなくちゃいけん、その危機感を。本当に残す気があるんかないのか、市長。どこまでもJRを残していく、市民のためにという意志をきっちり持っておられて、財政負担も幾らかかるかという中で、これ政治判断ですよ。それを今まだどうなるかならないか、これから始まって、テーブルに行って、会議に座って考えるようじゃ、市長、これでは戦いはできませんよ、はっきり言って。こんなことじゃ昔のいわゆる戦はできませんよ。すばらしいスタッフがおるんです、優秀な。どうあるか想定問答じゃあないですが、今からでもしていただかないと遅いぐらいですよ。優秀な副市長までおりますがな、総務省から来られとる。今の段階でそんな考えを持っとったらこれからどういうふうにって言われるままですわ。はっきり言ってJRはのうなります。
上下分離しても多くの多額の負担が要るというのは市長も御存じでしょう。バスにしてもJRはただじゃ転びませんよ。ただ定時制がなくなる、バスでは。でも、市民からいえば、バスは無性に駅に行かなくても乗れるんですよ。メリットもあるんですよ。そこらも含めて考えなくちゃいけない。まして、今5,900円の株を何ぼか買うか、物申すというのは重みがあるんですよ、株主総会で。この株がJR、何ぼ株を発行されておるか知っておりますか。福祉部長、データがあれば言ってください。株価と株総数。ないん。なけりゃこっちで言うわ。
150 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
151 ◯福祉部長(古家孝之君) 現在、JR西日本の株価でございますけれども、1株5,868円、発行済みの株式数でございますけれども、2億4,400株程度でございます。
以上です。
152 ◯議長(榎 日出男君) 藤澤正則君。
153 ◯11番(藤澤正則君) 私も調べました。株も2億4,400株ですよ。こん中で一口株主になっても発言はできますが、当然株主は利益配当を求めて出資しとるんです。逆に言えば、株主の方はローカル線を早くやめて、赤字をなくなして黒字にしてもらいたい、こんな思いだろうと思うんです。当然そうでしょう、株に投資しとるのは。こういうことも含めて太田市長はあえて株に投資して、発言権を求めて、自治体のトップとして意見、物申す。この勇気を、この発案を重きを持ってもらわにゃあ。市長、今、真庭市から何も言うてこんけん考えるようじゃもう列車は出ておりますよ。そこら辺も含めて、すばらしい部長、職員がおるわけですから、知恵を出し合うて、トップとして走ってもらいたい、こんな思いでございます。
加えて、12月20日に報道発表されましたが、市長、御存じでしょう。新見駅の運輸管理係が1名減ると。伯備線もですよ。危機はその前に来ておるんです。どのようにJRに物申すか、糸口があるか。去年まではJRの職員が新見市に来ておりました。友好関係、今うちはICOCAまでしております。このつながりを持って、なおかつ株式を持って、財政調整基金もあるでしょう。いかに有効にお金を使ってビジネスをやるか、これが営業です。歳入歳出同額で決算でしょうるようじゃどうにもなりません。市長のリーダーシップをもって、率先してJR問題、私が大きな声で言うのは芸備線のみならず、隣の姫新線の真庭の市長がまだ再構築もないのにそうやって動いておられる。先般は智頭線までと、岡山県北の3路線全部ですよ。その危機感をひしひしと持ってやっていただかないと、我々は何を頼りにするのか。議会は何も言えないんですよ。どうですか、その辺。市長の強い思いを発してもらって、先頭に立ってこの問題に重きを持って取り組む。こんな姿勢を発意していただければ我々は安心しますが。
154 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
155 ◯市長(戎 斉君) JRローカル線問題は、新見市にとっても本当に大変重要な案件であるという認識は強く持っております。今後も不退転の決意を持ってリーダーシップを持たせていただいて、新見市のために全力で、結果的に存続が一番いいわけでございますけども、やはり地域のためにどの選択が一番よかったのかということについて、皆さんに御納得がいただけるように先頭を切って対応させていただきたいというふうに考えております。
以上です。
156 ◯議長(榎 日出男君) 藤澤正則君。
157 ◯11番(藤澤正則君) 頑張っていただきたい、こんなエールを送ります。
ただ、もう冒頭に言いましたように結論は見えとんです。上下分離するか、バスするか、廃線か、その中の財政負担をどうするかは市長の手腕です。どうですか、市長。法定協議会に広島県は近隣の市町も加えると。新見市は芸備線で我々だけですが、議会、市民をこの法定協議会に加えて議論をしたいというような国に申し出る意向はありませんか。部長が答えなくても市長に聞く。
158 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
159 ◯市長(戎 斉君) 再構築協議会が設置された場合には、委員について市からどういう人を推薦するかということになりますので、市としても議会の御意見も聞きながら推薦の方向で考えていきたいというふうに考えております。
160 ◯議長(榎 日出男君) 藤澤正則君。
161 ◯11番(藤澤正則君) 議会は、市民の代表として榎議長をトップに委員会全員で構成しとりますんで、議会も市民のために存続に向けて知恵を出し合っていかなくてはならない、このように思うとりますんで、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。
残り10分です。3項目めに行きます。
3項目め、国際交流のさらなる推進についてということで2点。
まず1点目、今年9月の新見市議会定例会での一般質問及び10月8日に催されたニューパルツ姉妹都市締結25周年記念式典において、我が戎市長は米国ニューパルツへの訪問に強い意欲を示されましたが、具体的に渡米の予定時期について等、先般配られました行政報告にも書いておられます。今のところどういうふうなスケジュール、大変お忙しい中だと思いますが、できればいつ頃を考えておられるかお答えいただきたい。
162 ◯市長(戎 斉君) それでは、渡米の予定時期について申し上げます。
令和6年4月から5月の間で訪米をしたいというふうに考えてるところでございます。また、訪米につきましては、ニューパルツのティム・ロジャース市長から御招待をいただいているということでございます。
以上です。
163 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。藤澤正則君。
164 ◯11番(藤澤正則君) 姉妹都市に、新見市になって来年20周年を迎える中で、交流25周年、令和6年4月から5月ということで発意をされました。本当に力強いな、国際交流が進むなと期待しております。そんな中で、今招待も受けたということで、いい交流が始まったんではないかなという期待をしております。
さて、この交流、市長のみがトップで行かれるか、訪問団の構成をどのように考えておられるか、そこら辺についても、今のところの考え方をお示しいただければと思いますが、どっちになるんかな、教育委員会かな、はい、どうぞ。
165 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
166 ◯市長(戎 斉君) 訪米の構成内容についてのお尋ねでございますけども、私を含め、市議会議長、教育長に加え、新見市国際交流協会から数名程度を考えているところでございます。
167 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。藤澤正則君。
168 ◯11番(藤澤正則君) 市長、議長、教育長、そして国際交流協会ということで編成される。10人以内だろうなと思っておりますが、国際交流協会については、どういうふうな方式で入られて、行かれることは個人で行かれるんですか。もちろん公人ではないんですが、そこら辺の経費負担等というのは細かく考えておられますか。
169 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
170 ◯教育部長(山縣晴美君) 国際交流協会に対しましては、補助金を今までも交付しておりますので、訪米につきましても検討をしてまいりたいと考えております、そういった形での。
171 ◯議長(榎 日出男君) 藤澤正則君。
172 ◯11番(藤澤正則君) 私も実はニューパルツには2度ほど訪米しております。国際交流協会の会員でございます。今までは、17、18年頃前ですかね、国際交流協会の中で中国にしろ、カナダにしろ、アメリカに行くにしても渡航費用の2分の1、限度額10万円、たしかそういうような記憶です。それが18年前ですよ、18年前。物も上がっとるという中で、聞くところによると、アメリカで、ニューヨークで1泊するにも10万円以上ぐらいかかるんじゃないかなというのもちゃらっと聞きましたが、その額は多額になるなという中でこれも見直ししなくてはならないなと思っております。片や、市長、議長、教育長は公費で行くようになるでしょう。これはおかしいと思います、私は。市民と同じように自己負担で行ってください。国際交流協会の方は2分の1出して、自己負担をしてです。公人であろうと三役は全て税金を使って行く、これじゃ市民は納得するでしょうか。市長、お考えどうですか。
173 ◯市長(戎 斉君) 渡米費用につきまして、まだ具体的に協議等はしておりませんけども、当然、今議員がおっしゃられたように公人、私人問わず負担すべきものは負担するという考え方は必要であると考えています。
174 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。藤澤正則君。
175 ◯11番(藤澤正則君) 私は国際交流協会ですから、できれば私も行きたいという気があります。同僚議員も行きたいという、前に議長された方は抜けたから国際交流をしたいという。ホームステイをしてアメリカのニューパルツと親交を深めたいという意向もあるわけですよ。できるならば、多くの市民もしくは高校生、中学生の代表ぐらいも行って、年代を超えた交流が一番いいんではないかなと思っております。いかがですか。その辺は検討の余地がありますか、ないですか。
176 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
177 ◯教育部長(山縣晴美君) 中学生、高校生等、学生を交えた交流につきましては、また別途検討してまいりたいと考えてございます。
以上でございます。
178 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。藤澤正則君。
179 ◯11番(藤澤正則君) 中学生、高校生、別途で今回は訪問団ということで、公人と協会何人かで、先ほど言いました10人ほどであろうということで、それはこれからまだ詰められると思いますが、ただ4月、5月となると時間がない。本当に早急な準備が必要であると思っております。準備、怠りなくやっていただきたいということを思います。
2点目に移ります。
せっかく市長、公務忙しい中に訪米されるわけです。この訪米を機に、できれば、私は以前から言っておりました県立新見高等学校の魅力化策とする高校生間の相互留学をニューパルツと協議されて、そういう成果の中でよかったなという土産も持って帰っていただければという大きな期待を持っておりますが、どうでしょうか。市長のお考えを。
180 ◯市長(戎 斉君) 新見高校の魅力化対策とする相互留学をしてはどうかというお尋ねでございますけども、議員御提案の新見高校とニューパルツハイスクールとの相互留学につきましては、生徒にとって英語力の向上だけでなく異文化に触れるなど、国際的な視野を身につけることができるため、高校の魅力化向上に取り組んでいく上で大変有効であるというふうに考えております。
本市といたしましては、新見高等学校の意向を伺いながら相互留学を行う前段階としまして、私が渡米する際に姉妹校締結に向けた提案を行いたいというふうに考えております。
以上です。
181 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。藤澤正則君。
182 ◯11番(藤澤正則君) 大賛成でございます。ぜひともいい話をしていただければと思います。
教育委員会においては、全国共通テスト、著しく英語が悪い。教育長、ふんどし締めて、ニューパルツへ行くわけですから、勉強ばっかしじゃないんですが、テストが悪うてもそこら辺よくよく耳に留めとりますんで、肝に銘じて頑張ってもらいたい。中学生、大勢新見高校に行ってもらう。新見高校の魅力化のためにしょうんですよ。そういう認識を持ってもらいたいと思います。
以上で3項目め終わって4項目めに移ります。もうしばらくお願いします。
183 ◯議長(榎 日出男君) ちょっと時間延長なりますが、4項目めまで終わらせたいと思います。どうぞ。
184 ◯11番(藤澤正則君) 最後の項目です。
本市土木事業の推進についてということで1項目、1点のみです。
これも9月に質問させていただきました市道管理の改善、提案させていただきました。市長とのフリートークの中で、どうしても草刈りがどうもできないという悲鳴を受けた。その当時の部長は、調査研究、その後どうなりましたか。部長どうぞ。
185 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
186 ◯建設部長(石倉洋祐君) それでは、4項目め、本市土木事業の推進についての1点目、1番目の、道路愛護会に対する除草散布機の貸出し、除草剤の提供とスマホアプリを活用した道路異常時の通報についての御質問にお答えをいたします。
近年、高齢化によりまして人手不足が進んでおり、道路愛護会活動が難しくなっているということは十分理解をしておるところでございます。議員から御提案のございました除草剤散布機の貸出し及び除草剤の提供につきましては、令和6年度に環境に配慮しつつ使用可能と思われる場所を限定しながら試験的に取り組み、その結果を踏まえて導入を検討してまいりたいと考えております。
また、道路管理におけるスマホアプリの導入につきましては、本市においても、国が示しておりますデジタル社会の実現に向けた改革の基本方針等に基づき、DX、デジタルトランスフォーメーションを推進しておるところでございますので、令和6年度から効果的な運用ができるよう、検討を進めておるところでございます。
以上です。
187 ◯議長(榎 日出男君) 藤澤正則君。
188 ◯11番(藤澤正則君) 十分な調査研究、ありがとうございました。
さて、令和6年度から試験的にと言われましたが、部長、具体的に、試験的にどこに拠点を置いてするんか、その始まる時期はいつ頃か、例えば4支局の中に置くんか、またその導入数、具体的なもう少し補足説明を今の中で求めます。
189 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
190 ◯建設部長(石倉洋祐君) 来年度に予定をしております試験的な取組の内容でございますが、現在、その候補地を選定しているというところでございます。
以上です。
191 ◯議長(榎 日出男君) 藤澤正則君。
192 ◯11番(藤澤正則君) 候補地選定。具体的にどういうふうな計画は、何か所候補地をするんか、1か所か、それを求めておる。
193 ◯建設部長(石倉洋祐君) 候補地の数でございますが、現在のところ1か所を選定するように進めておるところでございます。
194 ◯議長(榎 日出男君) どこの管内の。
195 ◯建設部長(石倉洋祐君) 失礼いたしました。大佐管内を予定しているところでございます。
196 ◯議長(榎 日出男君) 藤澤正則君。
197 ◯11番(藤澤正則君) 部長、私が発言して、大佐管内で1か所ではおかしいでしょう。政治的なことはないんかな、あんたらは。市民は怒るで。何で4支局せんのん、候補地でしょう。へえから、4か所やってみて。広いんですよ、新見市の面積は何ぼありますか、部長。市長、草間、豊永も要りますよ、どうですか。それを、候補地って1か所どこにするんですかっていったら大佐管内やって、こんな答弁をもらいてえというようなことはねえです。手前のことだけ言ようりませんよ。どうですか市長、危機感を持ってもうちっとやってもらわにゃ。議員が質問したらそこだけをするような政治をしてもらいとうねえです。どうなの部長、配慮というもんがないがな。市長に求めます、どうです、もう一遍答弁。
198 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
199 ◯市長(戎 斉君) この草刈りについては市に全域的な課題というふうに捉えておりますので、4支局とそれから旧新見市。旧新見市が広いですので、市民センター割りにするかどういう形になるか分かりませんけども、皆さんに不公平感のないような形で計画を進めてまいりたいというふうに考えております。
200 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。藤澤正則君。
201 ◯11番(藤澤正則君) 政治家です。当然そういうような答弁でございます。市民に優しく、そういう行政サービスを心細かくやってもらいたい。そういう願いもあって市長から最後の締めをいただきました。今回4項目、初めは苦口になりましたが、るる等述べてこれでいい年が暮れると思います。12月一般質問を終わります。
202 ◯議長(榎 日出男君) これをもちまして藤澤正則君の一般質問を終わります。
しばらく休憩をいたします。
午後0時9分 休 憩
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午後1時0分 開 議
203 ◯議長(榎 日出男君) 休憩を終わり会議を再開いたします。
次に、7番宮本英基君の登壇を願います。7番宮本英基君。
〔7番 宮本英基君 登壇〕
204 ◯7番(宮本英基君) 7番宮本英基です。
議長のお許しをいただきましたので、令和5年12月定例会一般質問2日目、3番目の質問者として、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。
私は以前この議場で、小学校、中学校の洋式トイレの設置について質問しました。その当時の市長は、この議場で洋式トイレを設置することを決断されました。来年全ての小・中学校の洋式トイレが完成します。
市長が就任されて4年に入っているわけですが、4年目に入り公約の仕上げに入る年だと述べられておられます。事業を決断できるのは市長だけです。野球でいえば、ツーストライクの後にバットを振る、バットを振らない、大きな違いがあります。市民の皆さんは、市長にバットを振ってもらいたいと思っているはずです。その結果、三振であろうがホームランであろうが、それは市民の皆さんは問わないと考えます。それを踏まえて、今回一般質問をさせていただきます。
一般質問の内容としまして、1項目め、生徒・児童が減っている中、小・中学校の統廃合の考え方について。
2項目め、新見駅前通りの夏踊りの考えについて。
3項目め、新見駅前に人があふれる計画について。
この3項目を一般質問させていただきます。
1項目め、小学校、中学校の統廃合の考えについて質問させていただきます。
合併当時、平成17年、小学校31校、中学校13校ありました。現在では小学校15校、中学校5校となっております。
こちらを御覧ください。
新見市の出生数ですが、平成11年、年に約300人、令和2年、約100人と、この20年間で3分の1の出生数になっています。児童・生徒の減少が続いている状況です。その中、文部科学省の考えとして、児童・生徒の減少による学校の小規模化に対する考えは、複数の学校を統合する方針や小規模として学校の存続を図る方針が文部科学省から出ております。
また、新見市の公共施設について、こちらを御覧ください。
新見市公共施設機能再配置計画です。将来にわたり約3分の1の施設を撤去もしくは譲渡しないと新見市の財政はもたないという計画もあります。その中、1項目め、小学校、中学校の統廃合の考えについて。
1点目、現在小学生は1年から6年生で約1,000人おられますが、10年後約600人になると推計されます。また、中学生約600人から、10年後約400人になると推計されます。その中、小学校、中学校の統廃合の考えをお示しください。
2点目、統廃合後に廃校となった学校施設の活用方法の考えをお示しください。
以上で1回目の質問を終わります。
205 ◯議長(榎 日出男君) ただいまの宮本英基君の1項目めの質問に対する執行部の答弁を求めます。
206 ◯教育部長(山縣晴美君) 1項目め、1点目、学校の統廃合の考え方についてお答えいたします。
現在、児童・生徒の少ない学校であっても、教職員の加配などにより児童・生徒の多い学校と遜色のない教育及び教育環境が提供できております。さらに、ふるさとキャリア教育により学校と地域とのつながりがより深まる諸活動が各地域で行われていることから、学校統廃合につきましては教育委員会からの提案はしておりません。しかしながら、保護者や地域住民等の総意で統廃合についての相談があれば、検討しております。
続きまして、2点目、統廃合後の廃校となった学校施設の活用方法についてお答えいたします。
統廃合によって廃校となる学校施設につきましては、保護者や地域の方々の御意見をお伺いし、その活用方法等について検討しております。その上で、その後の活用を決定している状況でございます。
以上でございます。
207 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。宮本英基君。
208 ◯7番(宮本英基君) 1点目の小・中学校の統廃合の考え方ということで、執行部から、保護者などから相談があれば検討するという答弁がありました。逆に、相談がなかったら検討しないと考えられます。例えば、神郷北小学校が統合すればどこに統合するのかお示しください。
209 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
210 ◯教育部長(山縣晴美君) 神郷北小学校の統合先でございますが、神郷北小学校区からは、現時点で統合に対する要望書の提出はございませんが、統合先につきましては通学距離や学校規模、地域的な結びつきなどにより判断されるものと考えております。
以上でございます。
211 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。宮本英基君。
212 ◯7番(宮本英基君) 結局、近くの学校と統合するという話だと思いますが、私の考えでは、神代小学校か上市小学校と統合するんではないかと考えます。
それでは、再質問します。
今後、小学生が減っていくと予想されます。例えば、千屋小学校、神代小学校、哲西地区の小学校など、統合するとすれば上市小学校になると私の中では予想できますが、施設の規模、物理的に難しい問題が出てくると考えます。
そこで、今後10年後、生徒数は減るわけですから全市的な統廃合計画をつくるべきだと考えますが、執行部のお考えをお示しください。
213 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
214 ◯教育部長(山縣晴美君) 現在、統廃合につきましては、児童・生徒数の推移や通学距離、学習環境等様々な条件をシミュレーションし、地域からの相談等に応じているところでございます。今後、児童・生徒数の大幅な減少が想定される中、最適な教育環境が整備できるような計画の策定を検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。
215 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。宮本英基君。
216 ◯7番(宮本英基君) 最適な環境で検討するという答弁がありました。私は、必ずこの計画は作成する必要があると考えます。一番に考えるのは児童・生徒のことです。1年生から6年生の間に2回も統合するようなことや、兄弟姉妹が別の小学校に行く、そのようなことにならないよう保護者や生徒・児童と話し、協議していくことを強く求めておきます。
次の2点目ですが、統廃合の施設の考え方をお示しくださいということで、統廃合後は地域とお話しして活用を考えていくと答弁がありました。
そこでお尋ねします。
今現在利用されてない小学校、中学校は幾らあるのか、お示しください。
217 ◯議長(榎 日出男君) 答弁求めます。
218 ◯教育部長(山縣晴美君) 今現在利用されていない廃校舎ですが、全く利用されていない施設は小学校3校、中学校1校でございます。
以上でございます。
219 ◯議長(榎 日出男君) 宮本英基君。
220 ◯7番(宮本英基君) 今答弁ありました小学校3校と中学校1校。それはどこですか。
221 ◯議長(榎 日出男君) 答弁求めます。
222 ◯教育部長(山縣晴美君) 小学校3校は足立小学校、明新小学校、足見小学校でございました。中学校1校は、神郷中学校でございます。
以上でございます。
223 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。宮本英基君。
224 ◯7番(宮本英基君) その廃校の基準もいろいろあるとは思います。実際使ってなくても、全体を借りてるとかそういういろんな問題もあると思いますけど、現在使われてない施設を再度見直して利用すべきだと思いますが、執行部のお考えをお示しください。
225 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
226 ◯教育部長(山縣晴美君) 廃校施設につきましては、地域内で活用のアイデアを模索していただいているほか、施設の有効利用を図るためホームページ等で新たな利用者の募集に努めているところでございます。未利用の施設につきましては、引き続き問題点の洗い出しや、解体も視野に入れた在り方の検討を行ってまいります。
以上でございます。
227 ◯議長(榎 日出男君) 質問ありますか。宮本英基君。
228 ◯7番(宮本英基君) 引き続き検討していくと答弁がありましたが、今ならまだ使える施設もたくさんあるわけです。例えば、不動産業者などに活用のアイデアをいただき再利用する方法もあると思いますが、お考えをお示しください。
229 ◯教育部長(山縣晴美君) 廃校施設の活用につきましては、他の優良事例等を参考にし、調査研究してまいりたいと考えております。
以上でございます。
230 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。宮本英基君。
231 ◯7番(宮本英基君) ぜひとも調査研究をしていただきたいと思います。施設の利用料金について調べましたが、学校の校舎を借りるのは高額な家賃になっております。これは皆さんも借りたくても借りられない。一般社会情勢に合った利用しやすい利用形態や料金を設定すべきだと考えますが、お考えをお示しください。
232 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
233 ◯教育部長(山縣晴美君) 廃校施設に限らず未利用の施設の利活用が図られるよう、どのような対応が可能か関係部署と協議してまいりたいと考えております。
以上です。
234 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。宮本英基君。
235 ◯7番(宮本英基君) ぜひとも関係部署と協議するよう強く求めておきます。
まず、生徒・児童が10年後にかなり減るわけです。その中、2回も統合することや、兄弟姉妹が別の学校に行く、そのようにならないよう強く求めておきます。また、施設に関しても、今後減らしていかないと新見市自体の財政がもたなくなるわけです。それを踏まえて、再利用もしくは撤去していく10年間の計画をしっかりつくるよう強く求めておきます。
次の項に入ります。
2項目め、新見ふるさとまつりについて。
私は冒頭にも言いましたが、事業を実施する、実施しないというのを決断できるのは市長だけです。また、今まで検討すると言って事業をできたもの、できなかったものもありますが、今回は検討する、研究するではなく、新見市全体の夏踊りを駅前通りなどでやるかやらないか、市長の御判断を求める一般質問をさせていただきたいと思います。
私は以前、一般質問で夏踊りの必要性を一般質問をいたしましたが、こちらを御覧ください。
今年、市長は高尾地区の夏踊りから市内各地の夏踊りに参加されました。
こちらを御覧ください。
高尾地区の夏踊りの様子です。たくさんの方で盛り上がっていました。その中、踊りは地域を元気にして、そして思い出づくりになります。高尾地区の夏踊りにしても、この日だけに帰ってくる子供たちもたくさんいます。そういったことが地域の活性化として、ひいては新見市にとっても、人口減少問題など様々な課題を解決するのではないかと思います。
2項目め、新見ふるさとまつりについて、1点目、今年、市長は各地域の夏踊りに参加されたと思いますが、夏踊りを目の前で見てどのように感じられたのか御感想をお示しください。
以上で1回目の質問を終わります。
236 ◯議長(榎 日出男君) ただいまの宮本英基君の2項目めの質問に対する執行部の答弁を求めます。
237 ◯市長(戎 斉君) それでは、2項目め、1点目、夏踊りを目の前で見てどのように感じたかという御質問でございます。
市民の皆様が主体となって開催されており、各地域の特徴を生かした地域振興につながるすばらしい活動ができているものというふうに考えております。
以上です。
238 ◯議長(榎 日出男君) 質問ございますか。宮本英基君。
239 ◯7番(宮本英基君) 今、市長から地域振興につながるすばらしい祭りと答弁ありましたが、私は各地域で市長にお会いしました。その中、お祭りは地元を元気にし、そして子供たちの思い出づくりになったと感じました。
駅前通りで十数年も行ってきたふるさと祭りがコロナ禍で自粛し、いろいろな事情でなくなったわけですが、地元の方や帰省された方も楽しみにしておられました。駅前通りの夏踊りがなくなり寂しい気持ちになっています。やはり新見市全体の祭りとして、新見駅前通りまたは近隣の中学校などで夏踊りをすることを楽しみにしています。駅前通りの夏踊りを実施することは必要だと感じます。また、駅前周辺のまちづくりなどの計画もあるわけです。ぜひ、今までの課題をクリアして実施すべきだと思います。
野球のバットに例えれば、見逃して三振するのか、バットを振って三振するのか、それは大きな違いがあります。現在、見逃してツーストライクになっているわけです。次の3球目を振るのか、それとも見送るのか、それは大きな違いがあると思います。夏踊りは成功すると思いますが、ぜひ市長にはバットを振っていただきたいと思います。市長の答弁を求めます。
240 ◯議長(榎 日出男君) 答弁を求めます。
241 ◯市長(戎 斉君) 令和4年度から新見ふるさとまつり準備会が主体となって御殿町エリアでの取組を実施されております。こうした民間での取組に大いに期待をしているところでございまして、引き続きこうした地域の活動に対しましては支援をしてまいりたいと考えております。
以上です。
242 ◯議長(榎 日出男君) 宮本英基君。