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  1. 新見市議会 2008-12-01
    平成20年12月定例会(第3号) 本文


    取得元: 新見市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-14
    2008年12月09日:平成20年12月定例会(第3号) 本文 ▼最初のヒット個所へ(全 0 ヒット) 1                             午前10時2分  開 議 ◯議長(杉 修次君) 皆さん、御苦労さまでございます。  ただいまの御出席24名でございます。これより本日の会議を開きます。          ──────────────────────── 日程第1  一般質問 2 ◯議長(杉 修次君) 日程第1に入ります。  昨日に引き続き一般質問を行います。  まず、6番小郷昌一議員の登壇を願います。6番小郷議員。               〔6番 小郷昌一君 登壇〕 3 ◯6番(小郷昌一君) 6番小郷です。皆様、おはようございます。この1週間ほど大変寒さが厳しくなりまして、私も風邪を引きまして夕べは卵酒で寝ましたところ、多少改善されたようです。インフルエンザも流行の兆しを見せております。予防注射接種等で対処され、皆様方も風邪など召されないようにこの忙しい12月を乗り切ってもらいたいと思っております。  それでは、通告に従い一般質問に入らせていただきます。  1点目、ラストワンマイルの成果と展望を問うでございます。  ラストワンマイル事業調査特別委員会も、この定例会に33回の審議をもって委員長報告となり、解散します。事業についても目標達成が見込まれ、一応の成果が出たものと思われます。  そこで、質問いたします。  (1)番目、通信・放送の接続状況と今後の課題と進展はということでございます。特に、課題はインターネットの加入者増であり、これにより市民への情報提供、また収集が飛躍的に進み、利用によって大きな進展が図れると思いますが、その方策をお尋ねいたします。  (2)番目、費用対効果で見た市民サービスは何か。この事業におきましては、基盤整備に約25億の一般財源を投入し、また維持管理には毎年約1.5億の一般財源が必要であります。そこで、これに見合う市民サービス、効果ができたかをお尋ねいたします。  (3)点目、この事業で最大のメリットであるインターネットの料金を安く見直し、利用拡大が図れないかということでございます。やはり、この事業はいろいろな市民サービスが行われるわけでありますが、やはり先ほど言いましたようにインターネットの利用、また接続が大きくなることによって大きなメリットが図れるのではないかと思います。その点をお伺いいたします。  2番目、地域の活性化と不況対策は、ということでございます。  (1)点目、神郷温泉と地域の思いの現状と見通しはということでございます。これにつきましては、ことしの6月の一般質問にも私は入れましたが、やはり修理を早くし、地元の指定管理によって地域の活性化を図りながらこの温泉を運営する。また、あの地域のいろいろな施設を総合的に活用することによって、人口が減る中で明るい展望が見えるのではないかと思っております。その点をお伺いいたします。  (2)点目、限界集落の調査と活性化対策。これにつきましては、先般新聞にも報道されておりましたが、集落の調査は終わったように聞いておりますが、どのような調査結果が出ているか、まだ対策については策定中と思いますが、この点をお尋ねいたします。
     (3)点目、世界同時不況が進行していますが、市の対応はということでありますが、これはきのうの同僚議員の質問の中にも多々出てきました。その中で、3つの事業があり、メーンは地域活性化事業補助金、座置きということでありますが、167万9,000円という数字が出ております。まことに思い切った施策ではないかと思っております。しかしながら、これについては、はてなというようなところもあります。やはり、発売制限とか利用制限、というようなものも必要ではないかと思いますが、その点についてお尋ねいたします。  3点目、教育委員会の移転について検討なされているか。これにつきましては、昨年9月の定例会に上げました。この時期は1事件があったときであります。そういった流れもくみまして質問いたしましたところ、市長は現在の教育委員会は部屋も狭いし、どうしようかと思っているところであると。一時的にこれを使っている、いい場所があったら、そこへ移ろうというようなことでありました。その後、どのような検討がなされているか、お尋ねいたします。  4点目、正田トンネル計画どおり進むか。このトンネルの重要性は、備北新線、また180号の代替、県南の西部への動脈である正田トンネルで、重要性につきましてはこれまでの答弁、また質問によって明らかにされております。  今年度の事業の進捗状況はどこまで行くものか。  また、完成予定がわかれば、その辺をお尋ねいたします。  1回目の質問を終わります。 4 ◯議長(杉 修次君) 小郷議員一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 5 ◯総務企画部次長(新持 正君) ラストワンマイルの成果と展望を問うの1点目の通信・放送の接続状況と今後の課題と進展はということでございますが、通信の管理状況につきましては、11月30日現在で1万2,500の計画世帯に対しまして、インターネットが2,488世帯、19.9%。また、IP電話につきましては2,350世帯、18.8%となっております。また、ケーブルテレビの加入状況につきましては、11月22日の無料キャンペーン終了時点で、同じく1万2,500の世帯に対しまして、8,596世帯、68.8%という状況になっております。吉備ケーブルテレビの当初計画では、3年間で70%の加入目標でありましたが、わずか1年足らずでこの目標を達成することができております。  インターネットにつきましても、補助事業上の目標でありました15%の加入は達成することができております。  今後、この運用ということでありますが、12月号の市報でもお知らせいたしておりますように、市民の皆さんが広くインターネットやパソコンに親しんでいただけますよう、e-マイホーム学習事業として、自宅でパソコン学習が無料でできるようソフトバンク社がサービス提供いたすことといたしております。  また、企業等につきましてもこの情報基盤を活用し、新規企業の参入や業務の効率化、販路の拡大等、高速大容量の情報通信を経済活動に役立てていただきたいと考えております。  次に、2項目めの費用対効果で見た市民サービスは何かという御質問でございますが、新市建設計画におきまして情報通信網の充実のため、ラストワンマイル事業を計画しまして、平成17年度から情報基盤整備を実施してまいったところでございます。  本事業の実施によりまして、新規企業の参入や既存企業の事業拡大などによる地域経済への波及効果や、それに伴います税収の増加など、全体的に見まして相応の経済効果が見込めるものと考えております。  さらに、大都市に負けない高速大容量の情報受発信がいながらにして享受できる環境が整えられたことは、住民・企業に対して、はかり知れない夢を将来にわたってもたらすことが期待できると考えております。  また、サービス利用料金についても、それぞれのサービス事業者プロポーザルにより、またその内容を十分吟味し選定しており、一般的な価格や他の地域と比較しても、利用料金は低価格でありまして、利用しやすい環境になっておろうかと思います。  携帯電話につきましても、ソフトバンクから全世帯で利用できるように整備が約束されておりまして、通信可能なカバー率は現在のところ96%という状況になっております。  インターネットケーブルテレビ利用希望者数もおおむね計画どおりになっておることから、費用対効果というのは十分あったものと考えております。  3点目のこの事業で最大のメリットであるインターネットの料金を安く見直し、利用拡大が図れないかということでございますが、先ほども御答弁しましたが、サービス事業者プロポーザルにより選定しておりまして、他の同様な事業を展開しております市町村とも対比しましても低価格であります。利用しやすい料金となっておろうかと思います。  また、ヤフーBBのみでなく、県内のプロバイダー等につきましても、メールアドレスを接続できるよう配慮いたしております。安定した高速大容量のインターネットを提供できておろうかと思います。  このようなサービス内容は、市民の皆さんの利便性を最大限に考慮した上で決定したことでありまして、他と比較しましても誇れる内容になっておろうかと思います。現在、サービスを提供している価格に問題はないというふうに考えております。価格の決定権につきましてはソフトバンク社にありまして、利用料、現在4,883円でありますが、これの減額により利用者の増加が見込まれるというのは、非常に考えにくいことではなかろうかと思います。利用料の見直しにつきましては、同社との協議は現在のところ考えておりません。  以上でございます。 6 ◯議長(杉 修次君) 再質問ございますか。小郷議員。 7 ◯6番(小郷昌一君) 細かくお尋ねいたします。市報も私は見ておりますが、e-マイホーム学習、この詳細をもう少し詳しくお尋ねいたします。やはり、これはインターネットを接続した人が、いろんな方向に使うというような事業内容で、その勉強をするというような内容であったと思いますが、細かくお尋ねいたします。 8 ◯総務企画部次長(新持 正君) このe-マイホーム学習でございますが、申し込み期間につきましては12月1日から19日までということでございます。1人原則1カ月の受講ということでございますが、これは従来のようにパソコン講座に出ることなく、自宅におきまして24時間、好きな時間にインターネット、パソコンに関する学習ができるというふうな事業であります。  パソコンのどんな講座があるかということでございますが、パソコンにつきましてはキーボードの練習講座でありますとか、ワープロソフトの初級編、それからデジカメ講座、そういった講座でございます。それから、イラストデザインでございましたらデザイン講座、それからペイント講座、そういったいろいろな講座が設定できております。  以上です。 9 ◯議長(杉 修次君) 小郷議員。 10 ◯6番(小郷昌一君) 多くの加入で勉強していただき、いかにコンピューター、またインターネットが使えるかということであります。しっかりコマーシャルして、せめて教室がいっぱいになるようにお願いしたいと思います。  しかしながら、この事業は今現在利用しておられる、もう接続しておられる方であって、これから入ろうかどうしようかという方の勉強にはちょっとなっていないんじゃないかと思います。そうした場合、やはりパソコンを持たなくても、あ、インターネットというのはこういうこともできますよ、パソコンで、コンピューターでこういうことができますよ、やはり入っておられない方の加入も大変重要じゃないかと思うんです。今現在の家庭でできるというのは、先ほど言いましたようにつないだ方であって、もうその必要がない、拡大の余地はないということです。その辺はどのようにお考えでしょうか。 11 ◯総務企画部次長(新持 正君) この点につきましては、従来から情報推進員2名置いております。こういった方に希望があれば、その希望されるところに出向きましてそういった指導といいますか、ことをやっておりますし、それから学校教育の分野におきましても、そういったところで子供たちにパソコンを教えておろうかと思います。そういった世代の方が順次この環境を、世代が高まってくれば、慣れ親しんでいる方がより多くなろうかと思います。そういったことで、世代間が移ればこの基盤を使いまして、十分な今後そういった加入もふえてくるのではなかろうかと思います。  以上です。 12 ◯議長(杉 修次君) 小郷議員。 13 ◯6番(小郷昌一君) わかりました。  2点目の方に入るわけですが、費用対効果。効果というのは、割合見えにくい、金額にあらわすことはできませんが、この計画の当初のアンケート調査があります。その中には、複数回答でありますが、18年3月の時点では、1番に健康・医療・福祉に関する情報54.4%、災害に関する情報51.5%、行政の情報50.0%、市内のニュース46.6%、約50%を超すものがこういう状況になっております。やはり、この大きい情報、こういったニーズにこの設備が施設が利用されて、ああ、そういう適切な情報が来たということによる市民の満足感、これを高くする。それによって、ああ、25億かけたけど、やはり新見市はよかったなと言えるんじゃないかと思います。金額的に見ますと、電話にしても比較といいますか、従前より500円なり1,000円でも安くなったということになれば、年間1億ぐらいはすぐ安くなると。全体で言いますと。これが市内通話が無料になるとか、同じ系列であったら無料とか、そういったものを計算しますと、そういったもんも見えます。  やはり、今言いますように、市民のニーズに合った施設になるかならないか。これを先ほどの4点を言いますと、健康・医療・福祉に関する情報、これにつきましては情報以外にも、昨日の民報でも出ておりましたが、100人ぐらいのチームで遠隔医療のモデル事業2,430万を組んだと。これも大きな明るい事業、これで命が1人、2人救われたら、これも金額にかえられない、よかったなという面ではないかと思います。そういった面で、医療・福祉、これに関するものにつきましては、これはやはりインターネットが必要です。  災害に関するもの、これはネットも必要ですが、テレビもありますけど、告知放送部分ではないかと。  行政の情報、やはり細かくダウンロード、申請用紙のダウンロード、それから市役所に行かなくても、今は納税はできませんでしょうけど、そういったものもこれからやれるというようなことであれば、これもインターネット。  市内のニュースで言いますと、46.6であったものが今現在では70%、地域によっては100%ということで、大変喜ばれておると思います。  やはり、この喜ばれておるのが何ぼの金額になる、そういったものは見えませんけど、大きな効果ではなかったかと思います。そういった面で見ますと、テレビ、告知放送では8割以上、私の思いではカバーできたと。できていないのがインターネットではなかろうかと思っております。  そういったこれからまだまだ使えるものを今考えておられるところでしょうが、何かございましたらお尋ねします。 14 ◯総務企画部次長(新持 正君) 今、議員がいろいろ言われましたように、現在のところそういった利用をやっているところでございます。  先ほどお話ししましたように、利用者側のこれらに対する熟度というんですか。それらが上がってくれば当然ながら、可能性としてはそういった環境が整っておりますので、そういう対応も可能性を十分含んでおろうかと思います。今後、これらについては、私どもの方でいろいろ具体的には検討してまいりたいと思います。  現在のところ、先ほど言いましたe-マイホームでありますとか、そういったものはありますし、それから医療・福祉・教育、そういったものもインターネットでありますとか、市のいろんな情報につきましても、市のホームページにアクセスいただければ、情報として提供できておりますし、またケーブルテレビでは行政放送によりまして、そういった話題でありますとか、市からの行政情報につきましても、行政放送の中で市民の皆さんに周知しているところでございます。  以上でございます。 15 ◯議長(杉 修次君) 小郷議員。 16 ◯6番(小郷昌一君) 先ほど出ましたテレビの方で、行政チャンネルですね。あれ、私も見ることは見るんですが、やはり表に番組が出ておらんということで、割合見にくいところがあるんですけど、その辺が何か改良できたらなとは思っております。  それでもう1点、告知放送で市全体の8時の放送、定時放送、それから8時10分は支局の放送となっております。8時20分にはJAを割り当てておるということでありました。やはり、農林省の予算ももらっておるわけで、これを有効に活用してもらわない手はないと思うんです。そこで、JAにもお尋ねいたしました。今、検討しておるということで、どういった内容のことを流すか。気象情報等大切なものかと思っております。  その中で1つありましたのが、JAは部会組織を多く持っております。その部会をまとめてページング放送、組合から情報を流す。また、組合の部長さんがグループへ流す。そういったことができたら、大きなメリットがある。1つ1つ封筒で渡さなくても、それによってできるということがございました。その点はどんなでしょうか。技術的な面、また有効なことはわかっておるわけです。クリアしなければいけないことがあるでしょうか。すぐできるものでしょうか。 17 ◯総務企画部次長(新持 正君) JAの放送につきましては、先ほど8時20分と言われましたが、これはJAとの協定の中で7時40分という設定にいたしております。  お尋ねのJAの各部会員宅の放送ということでございますが、これは全地域から独自の放送グループセンターサーバーに登録しまして、放送グループを新たに設定する作業が必要となってまいります。これにつきましては、個人情報の取り扱いというような、そういうような新たなルールも整備する必要がございます。そのグループを監視・管理するメンテナンス作業も当然発生してまいります。こういったことから、現実的には不可能であろうかというふうに考えております。  先ほど言いましたように、JAとは7時40分という放送時間を設定しております。部会単位で連絡ということでございますが、例えば桃部会の情報をトマト部会の方が聞かれても、何ら問題ないと思いますので、その放送の中で連絡事項があればやっていただければ可能ではなかろうかというふうに考えております。  以上です。 18 ◯議長(杉 修次君) 小郷議員。 19 ◯6番(小郷昌一君) わかりました。技術的に不可能というようなことも聞きましたけど、僕が思うのには、いろいろな難しい面はあろうかと思いますが、技術的にはできるのではなかろうかと思います。それは、対応的には個人情報の問題とかいろいろあるかと思いますが、やはりメリットはこれであるというのであれば、いかにそれを新しく開発してでも今するときであり、このたびサーバーを入れるということにつきましても、やはり市民ニーズにこたえるようにするために、サーバーをこの予算に入れておられると思うんです。そこら辺は、また御検討の上、より使いやすい告知放送に構築していただきたいと思っています。  3点目のこの事業での最大の、料金を安くして拡大が図れないか、卵が先か、鶏が先かの話になりますが、料金を安くしたら拡大できるんじゃないか。単純にはそうも思えるわけですが、私はこの料金設定につきましては、委員会でも終始言っていたわけですが、基本料金1,000円ぐらいとプロバイダー料1,345円、2,345円が妥当ではないか。これにつきましても、先ほど言いました18年3月のアンケートの中にもあります。このアンケートの中には、3,000円が一番安いアンケートでした。ということで、3,000円を選ばれた方が約半数に近い41.5%ということであり、やはりこういうところから言いますと、安かったら入れるんじゃないかと、入ろうかということも考えられるのではないかと思います。  その点、先ほども詳しくは要りません。このことにつきましては、もう委員会でも同じ答弁をもらっておりますので、簡単に簡略にお願いします。 20 ◯総務企画部次長(新持 正君) 料金を安くすれば加入率が上がるのではなかろうかということでございますが、私どもは一概にそうとは思っておりません。やはり、利用される方の価値観でありますとか、これを必要とされておるようであれば、当然加入はされるでありましょうし。先ほど申し上げましたように、料金そのものは他社に比べましても、他地域で他社が入られておるわけですが、そのあたりの地域と比べましても割安だと考えております。  さらに、その上に先ほど申し上げましたように、これを提案されたときに他のプロバイダーとも継続できるような、そういう努力もされております。そういった中でのこの料金設定でありますので、他に比べても非常に割安ではなかろうかというふうに考えております。  以上でございます。 21 ◯議長(杉 修次君) 小郷議員。 22 ◯6番(小郷昌一君) わかりました。今の答弁は決定権は事業者にあると。それから、ほかの地域に比べても割安であると。この論議は再々やってきておりますので、その域を抜けていないということであります。といいますのも、やはり基本料金1,000円、今の20%、これがテレビと同じぐらい70%にでもなれば、事業者の方は、接続回線がふえることが一番必要なんです。少ないのではだめなんです。多いことによってもうけになる。この基本料金がふえるからといってもうけにならない。もうけには直接つながらない。直接ありましょうけど、一番大きいのはプロバイダーへつないでもらって、そこで利益を上げるのがインターネットじゃなかろうかと思っております。そういった面からいいますと、7割になれば1,000円も不可能ではないかと。この点はまあよろしい。と思っております。  そこで、最後に市長にお尋ねいたします。やはり、合併以来の大事業で一応けりがついたと。これからは、ソフト面、運用面ということであります。当初、この新しい、かつては広域でやった事業もあります。それからいいますと、光ファイバーの新線は多少余裕があってもいいんだというような話もありました。  そこで、これからの未利用線の利用と利活用はどのように、市長、思っておられるのか。  それと、一番大きいことは光シティ新見の大きな看板が上がっております。これを実現するためには、やはりもう一つ市長の思い切った政策が必要ではないかと思っています。現在、ネット人口は、ある調査では人口的には6割、日本で6割、世帯では5割、世界で19.1です。ということは、当新見でも今現在でいいますと、世界並みにはなったかなと。だけど、日本の中ではまだこういったことで、日本の平均の半分以下というようなことです。これを少なくとも光シティ新見ということになれば、やはりテレビとラジオに7割、ああ、これで本当に人口もふえた、これから新見が何ができるか。今まででも県南の方は、ああ、新見はよく事業をやって、高速大容量のインターネットもできるか。情報格差はなくなった。そういって聞いております。ここは、これからの次期も出馬を予定されておる新見市を担います石垣市長であります。その点、一言お尋ねいたします。 23 ◯市長(石垣正夫君) 情報化につきましては、新見市は本当に岡山県のみならず、全国の自治体に先駆けて取り組もうということで、今まで取り組みました。さかのぼってみますと、広域時代に光ファイバーをやりまして、それを核にいたしまして、新しく新市になりまして情報化に取り組んだわけでございますが、もう本当に当初は合併した当時は50%の以下の人が、この光は必要ないというのが圧倒的でございました。しかし、今は70%以上の人が、もう必要だと、ぜひ今からこれがなけにゃあやっていけないので、接続がまだ非常に申しわけないんですが、おくれていると。これも早くしてほしいというような状況でございまして、私は一応今これをやったのは大成功であったというような気がいたしております。  そういう中で、今からまだまだこの線を利用して市民の方に教育とか医療とかいろんなものを提供しようというのを考えております。今、ようやく始めてよちよち歩きの子供ぐらいですか。今からいろんなものを取り組んでいこうという気がしております。  その中で、今までの広域でやった線も余っておりますし、いろんなことをしております。これはなぜそういうように余らせておるかというのは、行政で1回したら、後次にしようと言っても補助金はくれません。全部自前持ちでするということがもう原則です。これを残しておいて、今からは医療とか福祉、いろんなものに使えます。そういうことへ残ったものを次々使っていこうという考えを持っておりますし、また日本でも大体6割ぐらいの人が、先ほど言いましたが、皆さんが関心を持っておられるということですが、世帯平均して5割です。ですけど、先進国はもう80%も90%もいっているんです。ここまでいかなければ、本当にしたことにはならないと。それですから、今からそういうことを考えて、しっかり取り組んでまいりたいという気がいたしておりますし、今まででも新見市は情報化が進んだということで、企業の方も来ていただいたようなこともありますので、さらにこれを進歩させて市民がまず使える、使いやすい、よかったなというように今から持っていくということが一番でありますし、まだまだ世界的に負けないようにやっていこうという気がしております。  全国の市が今、806ありますけど、新見市が情報化に取り組んで本当にこれだけ通信が発達して、携帯と情報化が進んでいるのはもうわずかな市だけでございます。これは、今度はどう生かすかが大きな課題でございますので、我々市長の仲間やいろんなところで総務省や通産省、いろんなところと協議して少しでもこれがこの地域に役立ち、また多くの自治体の見本になるよう、今後も頑張っていきたいという気がいたしております。  以上でございます。 24 ◯議長(杉 修次君) 小郷議員。 25 ◯6番(小郷昌一君) わかりました。やはり、それ相応の大きな思いを市長は持っておられるということがよくわかりました。インターネットにつきましても、やはり光シティ新見ということであれば、市長の心の中には8割という大きな数字がある。今現在は、計画が済んだということで、計画はクリアできたということで結構でございましょうけど、やはり市長の8割を達成するための今後の努力をどうするかということで、また執行部の皆さん、考えていただきたいと思っております。  次をお願いします。 26 ◯議長(杉 修次君) 次に、2項目め、地域の活性化と不況対策について答弁を求めます。 27 ◯市長(石垣正夫君) 地域の活性化と不況対策でございます。  まず、1番に神郷温泉と地域の思いの現況と見通しでございます。これにつきましては、当初修繕をして復旧して再開するのにどのくらい費用が要るかということで、前回6,000万円という金を出しました。我々が最小限経費をかけないで運営できるかというのを調査いたしました。これは、私も当然行きまして、いろいろ指示しまして、またできたものを精査いたしまして、不必要なものは切って捨てると。最小限でやろうということでいたしましたら、皆さん御承知のように、1,700万円という経費になったわけでございます。これは、温泉も9つの浴槽があったのを、4つの浴槽を使用するようにいたしまして、後は一応休止というようなことにしておりますし、中のいろんなパイプ、いろんなものがありますけど、それも最小限かえてやっていこうということで、大体機能ができる、完璧に大体今のところできるようにしたものが1,700万円でございます。  そういう中で、神郷地域の人も、あれを一時休止いたしまして、特に高瀬の方は長年地域にある温泉、また支出等、自分らが非常に心配され、自分らも自費で掃除をしたり、非常に献身的に取り組んでおられました。そういう中で、去る5月26日に神郷温泉存続を求める会という方々が、どうしても地域の活性化等に必要なと、我々も一生懸命頑張ってやるからぜひ残してほしいという意気込みでございます。  本当に今までありまして、地域の方も大勢働いておられましたし、地域が多くの方々、よそから来られて交流人口があったというのは間違いないわけで、我々もそれだけ地域の人が頑張っていただけるようなら、今までの指定管理でなく、手づくりの地元の温泉として多くの皆さんをお呼びしようということで、今議会に予算を計上させていただいたような状況でございまして、これは必ず私は成功させなければいけませんし、また成功するのは間違いないと確信して、取り組んでいこうという気がいたしております。  2つ目の限界集落の調査と活性化対策でございますが、これは岡山県で本年9カ所実施しております。そういう中で、集落機能再編強化事業といたしまして、新見市として名乗りを上げまして、大井野地域をモデル地区にいたしました。何カ所かぜひしてほしいということがありましたけれど、我々は今言いました大井野地域が一番これに該当するのではないかということで選定し、県に認めていただきまして、今状況等を調査しておるような状況でございます。  現在の取り組み状況でございますが、当地区にはモデル事業といたしまして、2本の柱を持ってやっております。  1つといたしまして、土地の棚卸し。これは、土地の今の状況等を宅地から農地から山林から皆を調べて、今どういう状況になっておるか。荒廃しておるかどうかというものを今、調査しつつあります。また、地域住民にアンケートをとります。これは棚卸しでございます。住民のアンケートをとりました。そうして、皆さん方が今までこの土地を番地はいろいろ調べるんですが、その中で今さくまっておるか、将来何年ぐらいつくれるかというようなものをずっと調べておるような状況でございます。今後、5年、10年、20年後を見て、土地の利用状況に関するシミュレーションをやりまして、将来この地域が本当に生き生きして頑張っていけるようにやっていきたいということで、今調査段階でございます。  地域の皆さんは、本当に今までならそのままずっと過ごしてしまうわけでございます。今は、もう本当に高齢者から若い人まで一生懸命頑張って取り組もうということで、再々寄って県や市が行って、一緒に御相談しておるというような状況でございますので、私は恐らく岡山県の9地区ある中で、すばらしいものになるのではないかというような気がしています。  これは、やはり地元の熱意でございます。すべて地元の熱意なければ、物事はできないという気がしておりますので、こういうことも本当に地元にいたしましたら、危機感があって、立ち上がられたものと我々思っておるような状況でございます。  それから、3番目でございますが、世界同時不況が進行しているが市の対応はということでございます。これは、もう本当にきのうの一般質問いろいろ出ておりましたが、原油高、金融不安、いろんなことで日本だけで景気を支えていこうというのがやっていけないと。やはり、今は世界の皆さん方共通してすべてのものをやらなければ、日本だけやってもなかなか景気は回復しないというような状況でございまして、今政府も取り組んでおられます。  そういう中で、今省庁の方へ行きますと、今までは日本が外国に出て、外貨を稼いできておったと。いろんなもので稼いできたと。しかし、今からはそういう時代ではないと。やはり、内需拡大が非常に必要なのではないかと。だから、地域におっても農業とか林業とか、地域産業のいいものをピックアップしてやる時代になったなと。それから、今までのように好景気を夢見てやる時代はもうなくなったのではないかというようなお話を聞いております。しかし、これがどうかというのはございません。  ですけれど、我々が考えてみて、今の日本の状況あるいは新見市の状況にいたしましても、物価高で賃金は上がらないと。市民生活は大変でございます。そういう中で、どうしていこうかというのが、昨日も示したように、企業の方には700万までの融資を1,000万まで保証してあげるとか、また借入金に係る利子補給は従来の10分の2を10分の6にしたとか、また運転資金借り入れにつきましても、10分の2の利子補給を新設したというようなことで、いろいろやっております。また、新見の商工会議所、あるいは商工会が、賞品券を出しております。これにプレミアムを新見市がつけようと。5%の上乗せをしようということも考えておるような状況でございます。  だから、それをもって市民の皆さんも5%あれば、例えばガソリンを買います。今、130円にしても、50リットル入れば6,500円。そうしますと、325円ですよね。利益になるわけです。自分の。それですから、ガソリンでもそういう券を買ってもらってやるということになれば、市民の皆さんも今元気になってそういう物を使っていただけば、本人も市民の皆さんも利益がありますし、商店街も元気になるわけですね。それだけはけるということを狙って、市民の皆さん、商店の皆さん、いろんな方にもう今恩典ができるようにしております。肥料等も5%というものが値引きになります。また、太陽光とかいろんなものにも、うちが補助金をつけるようにしておりますし、あらゆる面で今出しておりますが、これを最大限利用していただいて、新見市の内需拡大をぜひやっていただければ、新見もよその地域よりやっぱり消費拡大になって、少しでも皆さんが頑張っていけるのではないかという気がいたして、あらゆる面に配慮したというような気がいたしております。  恐らくこれだけやった地域は、恐らくないと思いますので、それで見本になるように今度は消費する皆さん方で今度は頑張っていただかねば、予算をつけても意味がないという気がいたしておりますので、ぜひ市民の皆さん、全員で取り組んでいただきたい。予算が少ないような意見もありましたが、これは座置きでございますので、これは心配なくどんどんやっていただければ、商工会議所、商工会とすり合わせをして、そこでやっていこうと。新見市だけではやれませんので、そういうことを双方研究しながら進めていこうと思います。そういうことで考えておるような状況でございます。  以上です。 28 ◯経済部長(恩田 寛君) 地域活性化補助金、いわゆるたまがき・まんさく券でございますが、今市長が御説明したとおりで実施をするわけでございますが、御質問にありました利用・販売制限も必要ではないかという御質問でございますが、昨日面田議員の御質問にも、金額、枚数の上限は設けていないと申し上げております。そういう制限を設けておりませんが、御利用いただくためには、起こり得る問題点等を想定いたしております。今、商工会議所、商工会と協議を進め、詰めに入っている段階でございます。  以上でございます。 29 ◯議長(杉 修次君) 小郷議員。 30 ◯6番(小郷昌一君) それでは、1点目の方から入らせてもらいます。  まず、市長の説明にもありましたが、神郷温泉につきましては議会の方も右往左往した経過があります。温泉をやめざるを得ない。工事費が多く要るということで、幾ら要るんならということになりましたら、3,000万。その次は、6,000万。現在が、1,719万ということ。これについての経過を詳しくお尋ねいたします。 31 ◯経済部長(恩田 寛君) 漏水が発覚いたしましてからいろいろ調査をいたす中で、完全にこれを復旧するには6,000万円と申し上げた経緯がございます。この6,000万円につきましては、漏水が確認された箇所を修繕して、地下埋設化については新たな管を埋設し直すということで、すべて完全に復旧する場合の見積もりでございました。それが、6,000万円でございます。  このたび、先ほど市長が申し上げましたが、浴槽が、サウナを含めまして9つございます。男性、女性ともに9つございます。その中で、上がり湯の漏水量が非常に大きいんですが、こういうものを一応休止をいたします。そのほか4つの浴槽を使用しません。一応、砂あるいは砂利を詰めて景観上よくして、少し縮小をかけてこの温泉をやっていくということで、そうしますと温泉棟内の配管修繕が不要になったわけでございます。これが一番大きな原因で、1,700万という数字が出てまいったわけでございます。  以上でございます。 32 ◯議長(杉 修次君) 小郷議員。 33 ◯6番(小郷昌一君) 3,000万が6,000万。今、6,000万になったいきさつはわからんわけですが、1,719万。大変安くなって、これで開設できるということになれば、まことに結構なわけですけど、逆に言えば6,000万かかるものが3分の1足らずで直してもらって、受ける方はこれで大丈夫かなというような点もあるんじゃないかと思います。  それで、この修繕とかこれにつきましては、地域の方々の話というか、修繕計画については了解しておられるわけですか。どうでしょうか。 34 ◯経済部長(恩田 寛君) 御提案にもありましたように、指定管理は地元でやって早く修繕して活性化を生むべきだと御提案もいただきましたが、もう本当に私どももそういうここに再び活気を取り戻さなければならないということで、再開を決めたわけでございます。
     御提案のように、地元と協議を進めております。高瀬振興会とたびたび進めておりまして、いかに安定経営ができるかということも視野に入れながら進めてまいっておるわけでございます。そうした中においても、こういった浴槽を少しとりやめて、経費節減も図っていくのも1つの手であろうと、そういったことも了解もいただいておりますし、そういったもろもろのことをすべて協議を進めてここに至っておるところでございます。了解はいただいております。  以上でございます。 35 ◯議長(杉 修次君) 小郷議員。 36 ◯6番(小郷昌一君) 地元と協議して進めているということで、大変結構なことではないかと思います。高瀬地区はかっては合併する前のように聞きましたが、やはり都市との交流、この場合日生の方の小学校と交流があったということも聞きます。やはり、そういったことも生かし、やはりお客さんを誘致する。できれば、長期滞在ということも必要ではないかと思います。  先日、私たち議員グループで、和歌山を視察しました。和歌山県のすさみ町です。ここには、いろんなプロジェクトをやっておられました。これには、1つ紹介しますと、総務省、農林水産省、文科省の3省連携により小学校における農山村での長期宿泊体験活動を推進するとうことで、このプロジェクトは全国2万3,000校のうち1学年、6年生か5年生と思いますが、120万人を農村、漁村において体験活動を行うことを目指しているということで、20年度ことしからの5年間事業で、全国500地域を指定してやっておられますけど、これもうまくいけば全国に波及するという将来的にはなると思います。  こういったことで、地域間交流ということは、国としても相当考えておられるようであります。ほかにも、いろいろな事業がありますが、自治体が扱いにくいようなところもあるということも聞きました。そういったところはどういったことでするかというと、やはりNPOとか、外郭団体、そういった方々を主体にやっていく。市からは補助金は一切出さない。それでも、やはり小さい地域においては800万とかいうようなお金もあるようでございます。そういったものを活用するのも大変重要ではないかと思っております。  それからまた、先ほど市長、その下の項目にありますように、限界集落のこれにつきましても、いろいろな調査をしておる。まさしく、この高瀬地域にもこういった調査も必要ではないかと思うんですが、その2つをお尋ねいたします。 37 ◯経済部長(恩田 寛君) 指定管理をお願いするにいたしましても、そういった高瀬地区の持っておられるノウハウでやっていただく。行政としてもそういった指導も、おこがましいようですが、してまいらなければならない。そういう気はいたしております。  この1つ1つの内容につきましても、1つのメーンは持っておられるようでございますが、こういった今、確かにいい御提案であろうと思います。長期滞在、この事業を画期的なもので、市としましても教育委員会あるいは経済部等とも検討もいたしてまいりました。これは、この事業につきましては非常に長期な滞在であること、非常に大きな事業であります。そしてまた、これには御指摘もいただきましたが、NPO等の受け皿ですね。地元でそれだけの組織ができるかどうか。こういったことも十分検討してまいらなければならない問題でありますが、御指摘いただきましたように、地域間交流型をもっていくことも非常に大きなものであると思います。固定客を求めるということにつきましても、非常に重要な課題であろうと思いますので、こういったことも十分地元と協議をしながら、そして行政としてもできるだけのことを考え、一緒になって進めてまいりたいと、このように考えております。  以上でございます。 38 ◯議長(杉 修次君) 小郷議員。 39 ◯6番(小郷昌一君) ぜひとも成功してもらいたいと思っております。  2項目めの調査また活性化対策でありますが、活性化対策につきましては、定住促進それから限界集落ということになりますと、先ほど言いました視察の中でもありましたけど、長期に入ってもらう、移住してもらう前に短期滞在型の小さな住宅ですよね。教員住宅というか、3部屋ぐらいでそこで1カ月とか2カ月とか過ごしてもらって、ほんまにこの集落でいいか悪いか、そういったこともやっておられ、ほとんど75歳以上でもう10年もたんかなというところへ56歳ぐらい、五十何歳の女性が入ってこられる。1人ですけど。ああ、その人が1人入っただけで、これから10年はこの集落はたえるなというような話も聞きましたが、やはりそういった小さなこともやはり活性化につながるのではなかろうかと思います。  先ほど言いましたように、定住促進、いかに人に入ってもらうか。または、交流で入ってもらうかが大事になってくると思います。そういった政策も、地域地域に見合ったものをまた考えて、行政としても考えてもらいたいと思っております。何かありましたら、お尋ねいたします。 40 ◯総務企画部次長(新持 正君) 短期滞在型を含めて、地域に交流できるような施策と言われておるんですが、これにつきましても昨日も答弁させていただきましたように、住宅バンクの関係ですか。これらをひっくるめて市としましても、農業政策の中でも新規就農の他の地域、この大井野地域じゃございませんが、草間・豊永あたりではそういったこともやっておりますし、それから市の施策としましては、住宅を建てられて、それに対する補助制度を設けております。それから、哲多で申し上げますと、草月の農業団地ですか。そういったところにも住宅施設を持っております。そういったところにも、これまで何世帯かの方は、入られておりますし、それから先般豊永、草間地域のそういった方の地域へ溶け込まれて、地域活動にも参加されているようなテレビ放映もされておりました。今後ともそういったことで、各地域でそういったものがとられれば、当然市としても考えていかなければならないかと思っております。  以上でございます。 41 ◯議長(杉 修次君) 小郷議員。 42 ◯6番(小郷昌一君) わかりました。  3点目に移りますが、細かい説明をいただいたわけですが、今までの流れで疑問がある点があるわけです。と言いますのは、制限についてはないということでありますが、商品を伴った商品券のやりとり、これは原則と思いますが、これなしにでも買った売ったで1,000万であれば、それの換金だけで50万の利益が出るというようなことも発生する事態も考えられます。  その点はどのようにしとられるか。 43 ◯経済部長(恩田 寛君) あくまでも、経済対策でこれをやって、御疑問の点はよく認識するところでございますが、とにかくお買いいただいたら、利用いただくと、そういうところをもうとにかく私どもは啓発してまいりたいと、このように思っております。  以上でございます。 44 ◯議長(杉 修次君) 小郷議員。 45 ◯6番(小郷昌一君) きのうも議員さんもボーナスをこれにかえて使うてくださいというような話もありましたが、市の職員、我々がやった場合、8億以上の売り上げになると思います。それで、4,000万というような市費も必要になり、経済効果は大変大きくなるとは思いますが、今言ったような点は詰めておられるか、詰めておられんか。いわゆる空売りです。これが今の説明、今までの説明の中ではできるわけです。商品を伴わずに空売りして、50万とかもうけることもできると私は思うんですが、その点の制限はないわけですか。 46 ◯経済部長(恩田 寛君) できないこともないと思います。そういうつもりでお買いになれば、これを制限するのは非常に難しゅうございますので、申し上げましたように、いかにこれを認識していただいてお使いいただくように5%プレミアムつけるわけでございますので、それによって活性化を生むという市民の皆さん方に御協力いただいて、一緒になって盛り上げていくという機運を高める、そういった宣伝の仕方もやってみたいと思います。  それから、今おっしゃいましたけれども、ボーナスをということでございますが、これは5%のプレミアムをつけておりますので、それがふえるわけにもいきませんし、それを減したらこの事業にもなりませんし、そのあたりは御理解をいただきたいと思います。  以上でございます。 47 ◯議長(杉 修次君) 小郷議員。 48 ◯6番(小郷昌一君) やはり良心に任すというようなことでありますが、今も協議中ということでありますが、やはりその点は何も商品流通なしにもうけたというようなことのないような正常な形で活性化対策を行ってもらいたいと思います。  また、これから検討されております定額給付金、先ほどの内需拡大にということでありましたら、これを銀行振り込みしたらもう東京へ吸い上げられてしまうと。やはり、1回でも新見市内で回すようにすれば、これこそ商品券での配給というか、配るということも考えられますが、その点はいかがでしょうか。 49 ◯経済部長(恩田 寛君) 定額給付金につきましても、昨日ご答弁したとおりでございまして、これから全庁挙げて各部署とも皆携わってこれから検討してまいるということでございますので、御理解いただきたいと思います。  以上です。(「次、お願いします」と6番小郷君の声あり) 50 ◯市長(石垣正夫君) 先ほど、議員さんおっしゃいました商品券の売り買い、これはもう当然我々も想定して、まずそういう売り買いするような制限にしろ、いろんな問題があるわけですよね。物事をやればどうしても出る。それをどう制限するかというのを今、商工会議所、商工会と詰めておりますので、もうしばらく。当然そういうことは考えられません。我々。  以上です。 51 ◯議長(杉 修次君) 次に、3項目め、教育委員会の移転について答弁を求めます。 52 ◯教育次長(杉本 堅君) 教育委員会事務局の場所についてでございますが、検討を重ねた結果、結論から申し上げますと、まなび広場を利用していくのが一番よいと判断しております。  以上です。 53 ◯議長(杉 修次君) 再質問ございますか。小郷議員。 54 ◯6番(小郷昌一君) 次長の言われるのは、どの程度検討されたか。先ほど言いましたように、昨年の9月の一般質問では、今仮の住まいだと。やはり、教育委員会が入るにすれば、もうちょっとりっぱなというか、窓が1カ所しかないようなところでは僕もいけないと思います。その点で、どこかへかわろうかということで、検討されたと思いますけど、今のところへ置くという検討だったのかどうか。それからまた、今現在では、国・県の出先機関も整理内容はわかっておりませんが、そういったところもあくということでございます。その点はいかがでしょうか。 55 ◯教育次長(杉本 堅君) まず、検討の内容なんですが、市民が利用する上での条件、市民サービスとか学校教育の管理等でございます。それから、本庁舎との事務事業を進めていく上での条件でございます。本庁舎との連絡、相談、協議等が速やかにできるかどうか。現在スピードが要求される現今でありますので、これは重要な要件となります。それから、職員の事務執行上、環境はどうか、健康モラル等でございます。それから、まなび広場の管理等の条件も入ると思います。そういった中で、人、物、金、情報、時間等限られた資源で有効に活用して最大の効果を上げるためには、現在の場所が一番よいと考えております。  以上です。 56 ◯議長(杉 修次君) 小郷議員。 57 ◯6番(小郷昌一君) このことについては、相当協議されたということでありますが、また担当委員会でも聞かせていただきます。  次へ移ってください。 58 ◯議長(杉 修次君) 次に、4項目め、正田トンネルについて答弁を求めます。 59 ◯市長(石垣正夫君) 正田トンネルの計画、見通しはということでございます。これは、県が財政危機宣言を出されまして、地元の人、また議員さんも非常に心配をされておるような状況でございますが、知事の方にも地元なり我々も陳情に行きまして、これはもう計画どおりやるということで、今も従前の計画どおり進めておるというのがまず1点でございます。  本年度は、用地買収、水門調査等をして、これをすべて終了しようということで、今進めておるような状況でございます。  それから、来年に向けては、今度は本格的に工事を旧哲多側の方からもう着工しようということで、今進めておるような状況でございまして、平成22年からトンネル本体の掘削を行う計画でやっております。大体3年間でトンネルを開通いたしまして、すべて終了するのが、平成25年に大体完了して開通になる予定で、今進めておりますので、私はこの当初計画どおりやっていただけるものと、県とたびたび職員なり我々も詰めておるという状況でございます。  以上です。 60 ◯議長(杉 修次君) 再質問ございますか。小郷議員。 61 ◯6番(小郷昌一君) 進んでおるということで、県の方への要望もよろしくお願いしたいわけです。これにつきまして、残土処理の方はどのような予定がありますか。 62 ◯建設部長(定岡正幸君) この正田トンネルの工事におきましては、大量の残土が出てまいります。予測では、大体9万立方メートルの残土が見込まれておりまして、そのうちの2万立方メートルにつきましては、現在建設が進んでおります備北新線、この田津バイパスに使う予定になっております。残りにつきましては、まだ今後検討して処分を決めたいと、そういう状況でございます。 63 ◯議長(杉 修次君) 質問ございますか。 64 ◯6番(小郷昌一君) 終わります。 65 ◯議長(杉 修次君) これをもちまして、小郷昌一議員一般質問を終わります。しばらく休憩をいたします。                             午前11時16分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午前11時29分  開 議 66 ◯議長(杉 修次君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  一般質問を行います。10番土屋晋議員の登壇を願います。10番土屋晋議員。               〔10番 土屋 晋君 登壇〕 67 ◯10番(土屋 晋君) 10番土屋晋でございます。寒さも厳しくなってまいりました。雪もちらほらと降ってくるもう12月、いよいよ本年度も終えようとしております。しかし、このような中、我が国を見ますと、世界的不況の波にやはりさらわれておりまして、将来的国の成り立ちに不安を感じるようになってきております。岡山県も財政的苦境に立たされており、今後の見通しもはっきり見えてこない状態であります。  我が新見市もその影響を受けているわけでありますが、しかし地方、地域は今住んでいる人々が安心して暮らせる優しさと安らぎを感じながら生活できる。そういう地域を我々はつくっていかなければなりません。信頼性ある地域の創造であります。本日も幸いにして市民の皆さんは、この吉備ケーブルテレビを通して、この放送を通してこのカメラで多くの方々が見ておられます。政治を期待しながら信頼できるものかどうかを見続けながら、テレビを見ておられることだろうと思います。市当局も我々議会もその責任の重さを感じるところでございます。ゆえに、執行部におかれましては、的確なる答弁をお願いするものでございます。  項目を順次進めてまいりたいと思いますので、お願いいたします。  1項目め、「まちに優しさを!」とことん福祉のまちづくり。医療・福祉の充実と今後のビジョンについて問う、であります。このテーマについては、以前から伺ってまいりました。少しずつ市民の皆さんにも具体的に理解をしていただいてきておりますが、さらに市民の皆さんがよくわかるようにはっきりと理解をいただくために質問してまいりたいと思っております。  (1)地元医療(地域医療)の現状についてであります。9月定例議会での市長、部長の答弁では、新見市は現在高齢化率34%、1万2,000人を超える方が65歳を超えるという超高齢化社会を迎えておりまして、政府の医療費抑制による病院経営の困難、ベッド数200床以下の病院は、今後やっていけないのではないか。また、医師不足、看護師不足など、いろいろな面で困っているのが現状であると答弁されております。  さて、そこで医療の分類から我が新見市の現状、姿を定めていきたいと思います。  医療分類において、1、診療所などは1次医療。2、市民病院等が2次医療。3、高度医療の3次医療と分類されていきます。  そこで質問いたしますが、この地元我が新見市の医療というのはどの辺の位置にいるのでありましょうか。どこに位置するのでありましょうか。御見解を伺うわけであります。  次に、我が市でもこれからますます高齢化となって、がん、脳卒中、心筋梗塞、糖尿病など高度医療が必要となってくる。つまり、第3次医療も必要となるケースが増加してきますが、現在の位置をそういった意味でお示しをいただきたいと思います。  また、もう1点は、医療体系からその内容と姿についてはっきりしたいと思います。  次のことに答弁をお願いいたします。  1、夜間診療は今後できるかどうか。  2、24時間の医療体制はできていくかどうか。  3、救急搬送の現状で何か現在問題はないかどうか。新見では、救急搬送のたらい回しはないという回答はいただいておりますが、いろいろな問題点があれば挙げていただきたいと思います。  4、病院への行き帰り、通院のための高齢者の足の確保ができているかどうか。医師不足に大きな原因がありますが、できない理由はどこに問題点があるのかをあわせて御答弁をいただきたいと思います。  次に、(2)医療と高齢者福祉(介護福祉)の連携についてであります。この点も先般9月定例議会で触れておりますが、新見市の医療の現状、高齢者福祉の現状を見るとき、医療と高齢者、福祉の連携が切っても切り離せない状態にあることは言うまでもありません。脳卒中、心筋梗塞、糖尿病など、医療連携が重要であるとする国の医療制度改革の流れの中で、医療と介護の連携が重要視されており、我が新見市での一層の研究が必要となってまいります。9月定例議会での執行部の答弁では、医療、介護、保健と3つが連携をとる地域づくり、地域包括ケアの仕組みを構築していくと答弁がありました。  そこで、質問いたします。これを実践していくためにどのようなことが今後必要となってくるのか、課題として挙がっているのか、御提示を願いたいと思います。  2つ目は、これらをどのような機関で研究し進めていくのか、これもあわせて御答弁をいただきたいと思います。  (3)遠隔医療事業を含めた我が市の今後の医療・介護のあり方についてであります。高齢化率34.4%と高く、ひとり暮らしも多く、病院は中心市街地に集中しており、今後市の全域において在宅医療、在宅介護も増加してまいります。このような中で、ラストワンマイル、光ファイバー網を使用した遠隔医療事業を含めた今後の医療介護のあり方について伺いたいと思います。御答弁をお願いしたいと思います。  市民の皆さんは、遠隔医療事業についてはまだまだ具体的には理解をされていません。しかし、昨日12月8日備北民報紙面1面において、遠隔医療新見安心ネット事業を詳しく取り上げられておりました。一層の理解への努力が必要であると考えますが、この点についても御所見をお伺いしたいと思います。  2項目め、一級河川高梁川の堤防と市道金谷団地線との関係における行政の対応と認識について問うであります。この質問も続けて伺ってまいりました。今回は簡潔にお聞きしたいと考えており、次の3点について伺います。  (1)譲与された国有地の取り扱いについてどのようにされたか。これまでの経過と経緯についてお伺いいたします。平成15年3月18日、県に国有財産譲与申請を提出し、平成15年7月11日、国有財産譲与契約書を交わし、譲与された土地、新見市金谷968番地の3について、前回9月定例議会で河川堤防内の土地は一切譲与はできない。申請が間違っているのではないですかと指摘を私はいたしましたが、部長の答弁は、正当な申請している。県から譲与をされていると言っておられました。その後、どのように取り扱われたのか。その経過と経緯について、詳細に御答弁をいただきます。  次に、(2)河川管理施設と民地との境界について、(3)市道金谷団地線との関係についてをあわせて質問いたします。  市道金谷団地線の市道路線の供用開始告示が、昭和61年9月17日スタートいたしております。次に市道路線の区域変更の告示がなされたのが平成3年3月、2回目は平成11年3月、3回目は平成12年3月の3回であります。このときに市道の幅がだんだんと広くなっているのであります。市道拡張と市道路線変更の認定のときに、地権者との協議、立会確認はなされているとの執行部答弁がありましたが、それを実証する確定するあかしは何かあるのかどうか、答弁を願います。  2つ目は、市道は県の管理地上の市道であると考えられているようでありますが、それでは県の管理地上の範囲はどこまでかという事実をあかしする資料はあるのかどうか。この点を伺っておきたいと思います。  3項目め、岡山県備北青年の家閉鎖について問う、であります。県は構造改革プランの最終案で高尾の備北青年の家を平成21年3月閉鎖し、21年度で処分する考えを示しておられますが、新見市としての考えを伺うものであります。青年の家は、昭和45年6月、小中高校生の青少年の教育研修施設としてスタートし、39年目を迎えようとしております。平成18年には、新見市が指定管理者として管理運営をしているわけであります。大学合宿、企業の合宿、民間スイミングクラブ、他地域の住民利用など、多くの方々に愛されてきております。建設当時、土地提供者の方々や関係者の方々の思いもひとしおであります。  このように大変親しまれている備北青年の家が閉鎖されることは、あってはならないことだと考えております。ゆえに、次の3点質問をいたします。  (1)これまでの経過と経緯について、どのように働きかけをされてきたか。詳細に御答弁をください。  (2)新見市への譲渡は考えておられるのかどうか。  (3)指定管理者制度における管理運営は考えられるのかどうか、この3点であります。  この質問は、同僚議員の質問に対する答弁がありましたが、さらに執行部の考え方を深めてお聞きするものであります。  4項目め、中心市街地における土地、建築家屋、公的施設などへの対応と今後のまちづくりビジョンについて問うであります。昨日、中央商店街の活性化について同僚議員からも質問があり、市長が答弁されていました。商業都市の地域の商店街の再生よりも、住宅地としての再生しかないとする考えは、将来的には考えられていくかもしれませんが、現在において今頑張っている商店も含め、一致をして再生していこうとしている、またスタートしている状態であり、その方向性も見きわめず、支援もせず、住宅地としての区画整理事業に安易に移行することは問題であると私は考えます。商店街活性化を図り、支援もし、そしてそれ以外の方々のためにも生活環境の整備、都市整備としての区画整理事業ならば考えられていくことでありますが、今の時点では時期尚早であると考えます。  このような観点から、中心市街地における今後のまちづくりビジョンについて質問をいたします。  (1)中心市街地活性化、まちづくりから見た考え方について、町屋トラスト構想への対応とその経過はであります。中心市街地の活性化策として、昨年12月、議会にて提言を申し上げ、副市長からも答弁をいただいております。町屋トラスト構想へのこれまでの対応とその経過はどうなっているのか、質問をいたします。  (2)景観、文化史跡的価値、安全性、危険度、交通体系などから見た考え方についてであります。中心市街地を景観から見た考え方、また文化史跡的価値から見た考え方、3点目は安全性、危険度から見た考え方、4点目は交通体系から見た考え方で、それぞれ御答弁をいただきたいと考えます。  (3)現状と問題点及び今後のまちづくりビジョンの具体的方策はであります。中心市街地をいろいろな角度から見て考えを上げ、そこから今後のまちづくりビジョンとして、市当局としてどのような具体的方策が考えられるか、出てくるのか、現状と問題点を考えあわせながら将来ビジョンの図柄をぜひこの場で提起をしていただきたいと考えております。御答弁ください。  (4)中心地域巡回型バス構想及び小型バスターミナルの設置と駐車場の確保への提言についてであります。以前にこれは提言させていただいたことがございますが、現在はバス路線は新見市は放射線状に走っております。拠点施設はかなり網羅し拾っておるのでありますが、今回は中心市街地を中心としてぐるぐる回る、定額料金でぐるぐる回る巡回型のバス路線の計画はどうかという提言でございます。その中にも、各施設、各公共施設、商店街、学校、病院、そういったものを網羅するものであります。  また、あわせてその中心部に小型バスターミナルの設置を考えていったらどうかと思います。旧横内病院等また裏の駐車場あたりを一帯として小型バスターミナルを設置して、中心からバスが巡回をし、また放射線状に伸びていく、そういったコースの設定も考えられるのではないかと考えますが、御所見を伺います。  5項目め、個人情報保護法、情報公開法及び新見市情報公開条例に基づく情報公開の開示について問うであります。これは、陳情にも上がっておりますが、たび重なる陳情者の陳情で、この辺でこのあたりではっきりとしておいた方がよいと私は考えております。
     そうした意味で質問をいたしますが、(1)点目は同和問題解消に資する調査・研究報告(2)は、国の情報開示法または新見市情報公開条例のどの条項で開示されたものか。  (2)点目は、平成12年6月前教育長が、文教常任委員会で申請者が差別という言葉を6回使ったと委員会で答弁しておられますが、本人は使った覚えはないと主張しておられる点であります。実際、使ったのか使っていないのか、はっきりと御答弁を願います。  (3)西方多目的広場は、体育施設条例によって地元管理者へ委託をされておられますが、一方この公園はシーアイ化成建築当時、用地の3%を公園としてつくらなければならない開発公園でもあります。二重に重なっているところでございます。開発公園の委託はどこにしているのか。教育委員会の直接管理によるものかどうか、この点3点御答弁を願いたいと思います。  以上、1回目の質問を終わります。 68 ◯議長(杉 修次君) ただいまの土屋晋議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 69 ◯市民生活部長(吉田 彰君) まず、1項目めの医療・福祉の充実と今後のビジョンについて問うということで、地元医療の現状ということで御質問がございました。  現在、市内には4つの病院と26の医院、診療所など医療機関がございます。医師会、医療機関の皆さんの御努力、御協力によりまして、産婦人科であるとか小児科、皮膚科等の診療科目にも充実をしてまいっておる状況でございます。  そういう中で、御質問にございました医療体系の中で1次医療圏、2次医療圏、3次医療圏と、どの位置に属するかという御質問でございますが、これにつきましては県の保健医療計画がございまして、その中で高梁・新見医療圏域ということで、大体初期の医療につきましては第1次医療、それから入院とか必要なのは第2次の医療、それから救急、重篤な場合は3次医療というように分けられておりまして、新見につきましては4病院がございますしということで、1次・2次医療圏ということに属そうかというふうに思っております。  それから、夜間の診療、それから24時間体制はどうかという御質問です。夜間診療につきましては、議員御承知のように今新見医師会の協力を得まして、くろかみの中に準夜間の診療所、それから休日診療所も開設をいたしておる状況でございます。24時間の体制につきましては、全国的に医師が不足する中で新見市の病院で24時間の体制を行うというのはなかなか困難な部分もあろうかなというふうに思っております。  それから、救急搬送、今後の問題点ということでの御質問がございました。これにつきましては、平成18年12月から救急告示病院がなくなりました。これにつきましては、前の議会でも答弁をいたしておりますように、県の医療対策協議会等から医師派遣をお願いして、救急告示病院の再開に向けての4病院への御協力をお願いいたしております。救急搬送につきましては、市内の今の4病院の御協力を得まして、救急告示病院がなくなった以降につきましても、同様の受け入れを行っていただいているような状況でございます。  それから、通院の足の確保はどうかということでございますが、これにつきましては今現在市内の備北バス等がございますけど、幹線以外の公共交通機関のないところにつきましては、ふれあいバス送迎ということで送迎を行っております。全体的に市内全体の公共交通体制の見直しということで、今現在庁内で対策会議を持ちまして、今後そうした公共交通機関のないところの交通についても、足の確保についてもどうするかということも考えてまいりたいというふうに思っております。  それから、2番目の地域と高齢者福祉の連携についてという御質問がございました。地域包括ケア、課題連携について、どの機関と研究をしていくかというような御質問でございました。  高齢化社会が進む中で、保健・医療・福祉の連携は必要なものだと考えております。これにつきましては、現在保健所が主体になりまして地域医療連携推進会議というのを持っております。これは、医療関係だけじゃなしに、介護、それからリハビリのそういうところも含めての会議を持っております。そういうところと連携をしまして、今後地域の医療についてのそうした課題について研究をするということにしておりますので、そういう機関で研究をしてまいりたいというふうに思っております。  それから、3番目の遠隔医療の関係でございますが、議員も先ほど申されましたように、本年10月に総務省の地域ICT利活用モデル構築事業、遠隔医療モデルプロジェクトに新見あんしんねっと事業が採択されまして、遠隔医療に取り組んでいただいておるところでございます。今議会にも予算を補正予算で専決予算を報告させていただいております。この事業につきましては、ラストワンマイルを全戸に敷設しましたものを活用し、遠隔での医師と医師間、医師と看護師をテレビ電話で接続し、双方向の医療相談やコミュニケーションを図るという新見あんしんねっと、ソーシャルネットワークシステムを立ち上げ、医師会と訪問看護師の連携を図り、安心して在宅介護が可能なものとするための実証実験を行いまして、これは全国のモデル事業として構築をしていこうというものでございまして、市内の4つの病院と16の診療所、それから11の介護施設、そういうところが一緒になりまして、先ほど申しましたようにテレビ電話を通してそれぞれの医師と医師、医師と訪問看護師、それから医師と介護施設、専門病院の間の医療相談、こういうものを何回か全体で120回ぐらいを予定しているんですけど、そういう実証実験を計画していきたいというふうに思っております。  これにつきましても、今医師会を中心に中山間地域で本当に医療機関の少ないところですので、こうした遠隔医療は実効性があるんじゃないかということで研究をいただいております。今後とも、市としてもこれに支援をしていきたいというふうに考えております。  それから、(1)の医師不足でございますけど、これにつきましては、全国的に医師不足ということで、医療の全国平均で医師が、これは人口10万人当たりの医師数を見ますと、全国平均では217.5人、県では264.1人、新見市は106.9人でありまして、全国的に見ますと110.6人、県から見ますと157.2人少ないという状況であります。そういう状況です。これにつきましては、今いろいろと問題になっているように、県は全国平均より多いんですが、やはり偏在をしておるというところがあって、県北の病院には医師がなかなか来ていただけないというような状況でございます。  これにつきましては、国の方でもいろいろと医師確保に向けての政策等をされておりますけど、市としても医師確保に向けていろいろと努力はいたしております。努力はいたしておりますけど、なかなか来ていただけないということもありますが、今後とも関係機関と綿密な連携をとりまして医師確保、それから新見市の地域医療の充実について努力していきたいというふうに思っております。  以上でございます。 70 ◯議長(杉 修次君) 答弁漏れがございます。遠隔医療、市民に対する遠隔医療の理解を深めるための見解、方法がありましたらということで質問がございました。遠隔医療に対する市民の理解度を深めるための対策、検討はあるかという質問でございます。 71 ◯市民生活部長(吉田 彰君) 市民に対しての理解を深めるという対策ですけど、これにつきましては遠隔医療の実施についての市報での広報であるとか、それから各新聞等にも取り上げていただいたりしておりますので、そういう中でまた実際に実験が始まりましたら、在宅の患者さんのところと医師とを結ぶというテレビ電話を置いて結んで実験をするということがありますので、そういうところで市民にも理解をいただきたいというふうに思っております。  以上です。 72 ◯議長(杉 修次君) 再質問ございますか。土屋晋議員。 73 ◯10番(土屋 晋君) 再質問いたします。  1から3点言っていただきました。ある意味でどういう作業をしているかと言いますと、我々もそうですけど、市民の皆さんに非常に医療、介護も福祉も含めますが、非常に図柄としてどういうふうな形に、新見市は形であるのか、状態であるのかというのをわかりやすく的確に説明しようと私はしております。その点で、今言いましたように、新見は医療分類、1次医療から3次医療の中の2次医療のところでとまっている。これははっきりしてまいりました。多分そうでありましょう。まだ、高度医療の段階までなかなか入れないかもしれません。これは医師会についてどうのこうのという意味ではありません。状態であります。そういった状態。  または、事例について1点から4点をお伺いしました。夜間診療は今後続けられるか、24時間の医療は、救急搬送の問題点はないか等、病院への行き帰りの通院、足の確保はという。これはそういう状態ができているか、またはできていないか、どういうところに問題があるかというのをはっきりしますと、その対応策が出てまいります。医療に関することというのはある程度そういうことになってくるだろうと思います。  それで、先ほど部長も述べていただきました。医療と介護の連携が我が市ではどうしても必要であると。その作業は今一生懸命研究し、取り組んでいるという状態であると。まさにそのとおりであります。その状態に入っております。  そして、新たに入ってきたのが、この遠隔医療。ラストワンマイルの光ファイバーを使った遠隔医療がモデル事業で入ってきております。ですから、私はこのモデル事業は、モデル事業で本当に終わってしまうのか、それとも新見市の医療・福祉の根幹を成す政策としてこのモデル事業にまず取り組み、将来においても10年後も20年後もこの遠隔医療を中心とした医療・介護のシステムを構築していくのかどうか、その辺のところの市としての図柄をぜひもう一度はっきりと将来ビジョンを描いていただきたいと思います。  これは、市長か副市長か部長でも、お三者結構でございます。答弁願います。 74 ◯議長(杉 修次君) しばらく休憩をいたします。                             午後0時1分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後1時0分  開 議 75 ◯議長(杉 修次君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  引き続き一般質問を行います。  執行部の答弁を求めます。 76 ◯市長(石垣正夫君) 先ほど質問がありました遠隔医療でございますが、これは新見市は1次医療、2次医療というものは新見でできるというのは我々考えておりますけれど、3次になりますとなかなかそういう体制はとれないということで、市民の皆さんの医療に対する不安を解消するということになりますと、やっぱり新見市が以前から考えておりました光ファイバーを使ってやるというのがベストだと思います。  御承知のように、以前から新見医師会が中心になって病院等が今まで遠隔医療を実証実験しておりますし、このたびも国の支援を受けて医師会等がやっておられるということでございますので、また新見市におきましても救急車を利用して遠隔医療、あるいはいろんな面で今から遠隔医療をしてこの地域が安心して医療が早急に受け充実するように考えていきたいという気がいたしております。遠隔医療は、今後重要な課題と思っております。  以上です。 77 ◯議長(杉 修次君) 質問ございますか。土屋晋議員。 78 ◯10番(土屋 晋君) 続けて質疑をいたします。  遠隔医療が、今後新見市の医療・福祉の中軸、重要課題である、テーマであるというふうに市長、位置づけられました。我々もその認識を持って議会の中で論議してまいりたいと思いますが、1点、事例の中で4点ほど挙げた中に、救急搬送の問題も入れておりまして答弁をいただきました。今月12月に、救急搬送という意味合いの中で、中央病院が1次救急告示病院の指定を受けるという、その検討をされているということでお聞きをしておるんですが、それは事実でありましょうか。そのような経緯があるのかどうか。その点が1点と、それから先ほども触れました救急搬送の中での救急車の中の遠隔医療がありました。これが、どのくらいまで実証実験及び具体的に進んでいるのかを以前よりの経過を含めて、少しご説明いただきたいと思います。それから、もう1点、医療と高齢者福祉の連携についてでありますが、マンパワーの不足と言われておりますが、そのマンパワーの不足についての考え方も少し御答弁いただきたい。2点目は、医療と福祉の連携における働き人といいますか、ソーシャルワーカーの必要性についても御所見があられれば当局よりお願いしたいと思います。 79 ◯市民生活部長(吉田 彰君) 救急搬送の関係で、中央病院が告示病院を受けるという御質問でございますが、これにつきましては先ほども申しましたように、県の医療対策協議会から医師派遣を受けまして、中央病院がそれを受けておる状況でございます。そういう中で、医師の確保、実際には本当に足りないかと思うんですけど、中央病院が救急告示を受けるということで今そういう方向でやられております。12月中ぐらいには何とかなるのかなというふうな気はいたしております。  それから、救急車の関係につきましては消防長の方から答弁をいたします。  それから、マンパワーの不足についてはどうかということですけど、先ほども申しましたように、医師を初め、看護師、それからいわゆる理学療法士、作業療法士、言語聴覚士等のマンパワーの不足はあると思います。そういう中で、連携をしながら関係機関と協議をしながら、そういう確保に向けては努力をいたしていきたいと思います。  ソーシャルワーカーにつきましては、県南の病院でありますと病院にソーシャルワーカーがおりまして、退院されるとき今後の介護等を含めてのいろんな相談に応じていただけるという状況があります。これについても、先ほど申しましたように保健所を中心に地域医療の連携の会議を持っております。そういう中でもいろいろと話が出されておりますので、そういう中で今後研究をしてまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。 80 ◯消防長(高下瀧昇君) 今年度の救急搬送画像送信システムの社会実験でございますが、御存じのように経済産業省の外郭団体であります産業総合研究所並びにソフトバンクが提携をいたしまして、機器開発を行い、新見市内を会場にいたしまして社会実験をするという事業でございます。今月末までには、そういった機器の設置が終わる予定でございまして、具体的な社会実験につきましては年明けの1月から3月までにかけまして搬送実験を行うというふうなスケジュールで今のところ進んでいると、そういうふうな状況でございます。  以上です。 81 ◯議長(杉 修次君) 質問ございますか。土屋議員。 82 ◯10番(土屋 晋君) ありがとうございます。渡辺病院が1次救急の指定を取り消されてからいよいよこの12月に恐らく中央病院が医師派遣事業の中での指定を受けておるということで、この指定をまた再度していただくと。これはもう新見市にとって本当にありがたいことでありまして、敬意を表したいと思います。  それから、今申しましたように、マンパワーも含めてソーシャルワーカーの必要性も含めていろいろ問題点がありますが、そういった問題点を新見市は1つ1つやっぱり克服すべく努力をしていただき、この医療と福祉の連携の中にもぐっと足を踏み込んで力強く踏み出していただきたいと、この要望も含めてしておきたいと思います。  次に移ってください。 83 ◯議長(杉 修次君) 次に、2項目めの質問に対する答弁を求めます。 84 ◯建設部長(定岡正幸君) お尋ねの市道金谷団地線の件に関しましては、議員の方から毎回のように質問を受けておりまして、そういう案件でございますが、まず第1点でございます。譲与された国有地の取り扱いでございますが、これまでの経過と経緯についてということでございました。  まず、この土地につきましては結論から申しますと、河川敷ということで国に返還した、県に返還したという結論でございますが、その経緯について申し上げます。  これは地方分権推進計画によりまして、地方分権の推進を図るための関係法律の整備等に関する法律の制定がございまして、これの中で国有財産であります里道あるいは水路、こういう法定外公共物のうち、市町村に貸与、こういうものが市町村に無償で貸与されることとなりました。これに伴いまして、法定公共物であります道路法及び下水道法が適用される里道、水路等についてもあわせて譲与申請を行うこととなったわけでございます。  お尋ねの金谷の968番地3につきましては、道路法第90条第2項の規定に基づき、平成15年3月18日付で国有財産譲与申請を行いました。その後、平成15年7月11日に国有財産譲与契約を締結しておりまして、この時点で市に譲与されたということになりますが、この申請を行った折には、この筆だけではございません。市全体で1万筆以上の物を一斉に申請を行っておりまして、それの1筆という状況でございました。  その後、本年9月になりまして、岡山県の方から、この御指摘の番地につきまして調査した結果、河川法の適用がある県管理河川の区域であり、国有財産特別措置法の規定による非譲与財産、譲与できない財産に該当するので、譲与変更契約の申請を行っていただきたいというような申し出がありました。確認をいたしまして、河川区域であることが判明いたしましたので、平成20年ことしですね。10月6日付で国有財産譲与変更申請を行いまして、同月27日に変更契約が締結されまして、現在岡山県の所有となっておる状況でございます。これが経過と経緯でございます。  続いて、2項目め、3項目めの件でございますが、河川管理施設それと民地との境界をどのように決めたのか、あるいはその境界確定を証する物が存在するのかどうかというお尋ねでございました。境界が定まっている部分もございますし、境界のまだ特定、決定されていない部分もございます。まず、起点から金谷橋のもとからでございますが、市道金谷2号線分岐までの買収した箇所でございます。これは市の買収した箇所で、これについては地権者との境界が確定いたしております。それから、これはしたがって登記等に測量等もしておりますので、きちっと擁壁もあり書類等は存在しております。  それから、下流に向いてでございますが、金谷968番地の3を含めたこの金谷2号線分岐から下流に面した部分、それからそのずっと下流で、新見市の保健福祉センター入り口のあたりまでの区域につきましては、これは県の管理地、河川敷を占用いたしましての市道路線でございまして、県と民地の間で境界が確定されておりません。そういう関係で、もちろんその一部を市道と認定して占用しているというように認識しておりまして、地権者との境界確定は存在する物はございません。  それから、保健福祉センター入り口付近から下流につきましては、これは境界が県と民地の間で確定しておりまして、これは地籍調査において確定しており、その折の書類等は存在しております。こういう状況でございます。  以上です。 85 ◯議長(杉 修次君) 再質問ございますか。土屋晋議員。 86 ◯10番(土屋 晋君) この件につきましては、何度も質問をしてまいっております。なぜお聞きしているかというのも、当局においてはよく御存じだろうと思います。  先ほど968番地の3、金谷ですけれども、の土地が譲与されたのを返したという結論を聞きました。なぜ取り消されたのか、返されたのかということで、県からそういうふうに誤りがあるという指摘を受けたので気づいた。それからまた、そういう譲与地がたくさんあったので、なかなかそれは見つけることができなかった、知らなかったというような単純なミスのような言い方をされましたけれども、そういう認識でよろしいのでしょうか、部長。その点をお聞きしておきます。  それから、市道路線変更の認定のときに、地権者との境界を協議した資料はないということでありますけれども、これは県自体もそのような物を持っておりません。それで、情報公開によって市も当然そういった資料を持っていないという公文書が手元に私もありますけれども、請求のあった公文書は存在しない。ですから、協議した経緯というものがありませんので、市道が拡幅されていった、3回にわたって広がっていった根拠というのが、地権者との話し合いの根拠が何もないということになってしまいますが、そういう認識されますかどうか、まず。答弁願います。 87 ◯建設部長(定岡正幸君) まず、譲与された土地を返したということの誤り、単純な誤りであったのかという認識かどうかということでございましたが、これは先ほど申しましたように、道路法の規定により、市道上の、市道の敷地の番地を申請をいたしておりまして、それが全市にわたって1万筆以上はございまして、これは業者委託をしております。業者委託で申請書類を作成しておりまして、そこまでのチェックができなかったこともありますし、それから申請をした折に県の方でこれをきちんと調査をして意見を述べるということも、これも怠ったといいますか、確認できておりません。そういうこともあって、契約が成立していたという経緯がございます。  それから、市道の境界を確定せずに、市道認定しているのではないかという認識かどうかということでございますが、これは先ほど申しましたように県においては、県の管理する河川敷ののりじりをこれは河川占用申請の折にきちっと官民の境界確定をしております。その官民界の官の分以内で市道認定でございますので、県との市道占用の確認ができれば、そういう認識でおります。 88 ◯議長(杉 修次君) 土屋晋議員。 89 ◯10番(土屋 晋君) 先ほどから言っている場所というのは、もちろんこの黄色のところでありますけれども、この土地の譲与に関しての行き来を見ているわけですが、ただチェックができなかった、県も確認ができなかったと言われますけれども、申請書には間違いなく担当所管の名前もあり、これは消さなきゃいけませんが、市が確認をきちっとして申請書を出しております。ここにありますけれども。大きくしておりますが。それから、それを受ける県側も、代理部長、維持管理課長、それから課長補佐、それから係、担当係まで全部捺印をしながらチェックをして、契約を結んでいるわけで、確認されていないわけがなくて、プロである皆さんがそんなことを知らないわけがないじゃありませんか。堤防の下に敷かれている土地があって、それが道路ですと言い切れる、そんな単純なミスをするようなプロの皆さんではないと思います。  ですから、何らかのそれが単純なミスで知りませんでしたで済むような内容ではない文書、契約書でありましょう。それをそういう言い方で部長が端的に多くあったからミスりました、向こうも確認しました、そんなところで行われている行政なんですか。間違っていましたので、返しました。県から指摘を受けましたので返しましたというようなレベルなんでしょうか。私は、到底信じられません。  ですから、それは何らかのお考えがあったり、理由があったりすると思いますけれも、再度お聞きしますが、もう一度そのような観点でしっかりとした理由があったのではないでしょうか。お伺いをいたします。  それから、県は境界確定の資料は持っておりません。地権者との境界を確定したという事実の書類は持っていないというふうに私はいただいております。その点の認識はございますか、部長。 90 ◯建設部長(定岡正幸君) まず、譲与でございますけれども、議員はいかにも何か工作したのではないかというような言い方をされます。本当にこれは間違いでございまして、そういうことがはっきりしたわけでございますから、きちっとお返しをしたという何物でもございません。これは、市と県の所有物、これを譲与する折に確認が不十分であったと。これはまことに申しわけないと思っておりますが、そういう意図があったということはございませんので、御理解いただきたいと思います。  それから、県においては境界を確定する書類は存在しないというようなことでございましたが、私の方で資料提供を受けておりますのは、先ほど申しましたように、河川占用を申請した折の写真でありますとか、そういうものがございまして、堤防ののりじり、田んぼの部分と接した部分を垂直に上げた部分が境界と官民界として確定されたというように認識しておりまして、そういう説明を県からも受けております。そのようにできたものだというように認識しております。  以上です。 91 ◯議長(杉 修次君) 土屋晋議員。 92 ◯10番(土屋 晋君) それはその部分があるというのは、私も認めます。ただ、それは家を新築された建っているところの箇所で、国調の未確定地というのはもっと長く幅が要ります。そういう部分もあれば、そうでないところもある。全部が確認がとれているわけではなく、全部の箇所を県は確認文書を持っておりません。その点は間違っておると思いますが、再度確認いたします。 93 ◯建設部長(定岡正幸君) 議員が申されました部分は、一部分であります。私の方も一部分だと認識しておりますし、すべてが県に書類が整っているというようには認識しておりません。一部あれば、それより以前の古い部分が恐らくないんだろうと思いますので、そのようにしてきたというように考えております。  以上です。 94 ◯議長(杉 修次君) 土屋晋議員。 95 ◯10番(土屋 晋君) 部長、認識が違う。それは、一部分の人の確認書はある。それは認めます。ただ、私が言うのは、地権者の中にはそういう交渉をしていない人もおられますよと前回も言いました。その方の確認書なんか県は持っていません。だから、持っていないところがあるんです。全部あるわけじゃない。それをもってして全部が決まりますとは言えませんよということを言ようるんです。もう一度確認、答弁を願います。 96 ◯建設部長(定岡正幸君) ですから、先ほど言いましたように、県の所有地といいますか、管理地を市道認定しておるわけですから、民地と直接すべての土地について確認して、境界を確認して市道認定をしているわけではございません。それは、先ほどから当初から申し上げているとおりで、そのように認識しております。  以上です。 97 ◯議長(杉 修次君) 質問ございますか。土屋晋議員。 98 ◯10番(土屋 晋君) くどいようですが、県も県の管理地上といいますか、その県の管理地上の範囲はどこまでかという質問をしました。地権者と管理地との境界をあかしする資料はありますかとお聞きしたら、県は持っていないんです。ある地権者において。だから、その部分はありませんということなので、まだおわかりになりませんか。 99 ◯建設部長(定岡正幸君) それですから、先ほどから申し上げましたように、ある部分もありますが、すべてあるとは思っておりません。  以上です。 100 ◯議長(杉 修次君) 質問ございますか。土屋晋議員。 101 ◯10番(土屋 晋君) 質問というよりも、きょうは2点確認がとれました。一歩前進しておると私は認識しております。県がどういう状態であるかというのがだんだんよくわかってきたと思います。確認とれないところがあるということで、それがまさに国調で未確定地のところであります。今後そこの部分に今後移っていくと思いますので、随時質問をしていきたいと思います。  次の項目に移ってください。 102 ◯議長(杉 修次君) 次に、3項目めに対する答弁を求めます。 103 ◯教育次長(杉本 堅君) 岡山県備北青年の家についてですが、議員の発言にありましたように、これまで多くの方に愛されてきた施設でございます。青少年健全育成の施設として、重要な施設であると考えております。  1番目の県との協議内容でございますが、山本議員にお答えしたとおり、新見市としましては備北青年の家は県の施設として存続のみで協議中であります。  それから、2番目、3番目については、存続を協議中であり、それ以上のことは考えておりません。  以上でございます。 104 ◯議長(杉 修次君) 再質問ございますか。土屋晋議員。 105 ◯10番(土屋 晋君) それではちょっと角度を変えますが、存続を求めて市長も答弁されましたけど、存続できる可能性は高いんでしょうか、低いんでしょうか。 106 ◯教育次長(杉本 堅君) あくまでも存続ということで要望、協議を行っております。  以上でございます。
    107 ◯議長(杉 修次君) 土屋晋議員。 108 ◯10番(土屋 晋君) それでは、協議内容についての経緯、経過を詳細に述べてください。 109 ◯教育次長(杉本 堅君) 最初に、県の方から財政構造改革の発表がございまして、それに対しまして新見市といたしましては、市長会を通じて強く県の方に要望をして、県の施設として存続を強く要望してまいったところでございます。その後、県の方から発表がございましたが、その後も新見市といたしましては、県の施設として存続ということで強く要望、協議をしてまいったところでございます。これにつきましても、市長会を中心に県の方に協議してまいったところでございます。  以上でございます。 110 ◯議長(杉 修次君) 土屋晋議員。 111 ◯10番(土屋 晋君) 市長会を通してということで、市長が動かれたのは経緯としてよく理解できますが、教育委員会としては県とはどういう協議の進め方、または直接会って依頼をするとかいう動きはあったんでしょうか。教育委員会としての立場です。 112 ◯教育次長(杉本 堅君) 教育委員会といたしましても、市長会と同じように県の教育委員会の方に要望、協議をしております。内容は、市長会と同じように、県の施設として存続ということでございます。  以上でございます。 113 ◯議長(杉 修次君) 土屋晋議員。 114 ◯10番(土屋 晋君) 市長、青年の家のことですが、力強く前回同僚議員に答弁をされておられましたが、譲渡についての協議を進めているということで、教育委員会、こういう答弁をされますけれども、どのくらい市民としては議会としても可能性があるのかというのが、判断なかなかしかねます。市長としての手ごたえとか、感じられるところというのはどういうところを感じておられるのか、その辺のところをお聞きしたいと思います。 115 ◯市長(石垣正夫君) 青年の家は、新見市にとりましても、岡山県にとりましても、生涯学習の重要な拠点でございます。我々も知事を市長会に呼びまして再三、これだけでなく幅広く協議をいたしております。これがまず1つこれを挙げてみますと、我々が市長会で全然なしに教育サイドで進めていると、知事へどういうことですかと言いましたら、知事はまだそこまでいっていないということで、新たに協議しましょうということで協議をしております。我々といたしましても、県が廃止するにしても残すにしても、ああいう施設は重要なということで、形を変えて新見も存続しなければならないという過程でございます。  だから、あくまでも残してほしいというのを今言って、具体的にやめるとかやめんとかどうするとか一切言っておりません。そういう状況でございます。残るか残らんかもまだわかりません。もし、廃止するような方向で、我々もあそこへ生涯学習の施設として重要な課題ですから、考えていかなければならないという気がしておりますけれども、今そこまでいってないということなんです。  以上です。 116 ◯議長(杉 修次君) 土屋晋議員。 117 ◯10番(土屋 晋君) ひょっとして県が本当にここで切られるかもしれません。わかりません。今の積極的にぜひ維持していただけるように努めていただきたいと思いますし、もし切られるとするならば、その受け皿である新見市も積極的に対応を考える、その準備も必要かなというふうに本日は感じました。わかりました。結構でございます。  次へ移ってください。 118 ◯議長(杉 修次君) 次に、4項目めの質問に対する答弁を求めます。 119 ◯経済部長(恩田 寛君) 4項目め、中心市街地における土地、建築家屋、公共的施設等への対応と今後のまちづくりビジョンでございますが、その一番としましての中心市街地活性化まちづくりから見た考え方、町屋トラスト構想への対応とその経過でございますが、現在市街地中心部で進めております太池邸の改修事業につきましても、同所を含めた広域的まちづくり事業の1つとして位置づけ、実施しているものでございます。  御質問にあります倉敷市で進められている町屋トラスト事業といった具体的事業名ではございませんが、本市におきましても市街地中心部のまちづくりを進める上で、倉敷町屋トラスト、このような自分たちのまちの歴史、文化を愛し、まちづくりに向けた活動に個人の利害関係を超えて携わっていく、かかわっていく自立組織と、こういうものを参考にいたしまして、事業を進めてまいったわけでございまして、そしてその結果としまして、地域の皆さんと協議を行った結果、昨年にまちづくりを考える地域住民組織、にいみ御殿町振興会が設立されたわけでございます。それ以後、同組織での検討結果を受けまして、太池邸の改修事業を進めている段階でございます。  次に、2項目め、3項目めでございますが、景観、文化史跡的価値、安全性等々から見た考え方、そしてまた現状と問題点及びまちづくりビジョンの具体的方策という御質問でございますが、今1項目めでお答えしたとおり、今地域住民の方と協働してのまちづくりに向けて協議が始まったばかりでございます。具体的構造といったものは、そういうことでまだお示しできませんが、今後協議を重ね進める中におきまして、お尋ねの点につきましても地域住民の方の意見を反映した具体的方策を見出してまいりたいと、このように考えておるところでございます。そしてまた、建物の安全性、危険性等につきましては、個人の所有でありまして、市の方で方針を出すわけにはまいりません。あくまでもこういった組織と連携を持ちながら進めてまいりたいと思っております。どうぞ御理解をいただきたいと思います。  それから、4項目めでございますけれども、中心地域巡回型バス構想でございます。これの御答弁としまして、現在市内の路線バスは新見駅を中心に放射状に運行しておりますが、このすべての起終点が新見駅となっているわけではございません。北部方面行きの起点が市役所発の路線がありますし、南部方面行きの起点が長谷川病院前となっている路線もございます。いずれの路線も新見中央商店街内は運行しておりませんが、金谷を経由する路線、そしてまた180号線を経由する路線、これによりまして商店街地域へのアクセスは確保できていると思っておりまして、民間バスの営業阻害等にもなってもまいりませんし、今御提案の小型バスターミナルにつきましては、現在では考えていないというところでございます。  以上でございます。 120 ◯議長(杉 修次君) 再質問ございますか。土屋晋議員。 121 ◯10番(土屋 晋君) 町屋トラスト構想と言われるようにそういった町並みを整えていこうというような動きの中で、中央商店街及び中央市街地域、市街化地域の皆さんがある意味ではそういった意向を持ちながら進めてスタートを切られたと今認識されておられましたが、そのとおりだろうと思います。そして、やっと歩き始めたぐらいの認識だと私も思います。  先般、冒頭で触れました私はそこにその辺の一帯の区画整理事業を一挙にするように持ってくるというようなことは暴論だろうと私は今の時点では思っております。ですから、やっとスタートしたこういった商店街の活性化事業及びそういったものを見ながら、多く地元の皆さんに御協力いただいて進めていく。  ただ1点、私は行政の主導、行政の指導、主導、行政がもっと1歩も2歩も入りこんで、ある程度のリーダーシップをとりながら地元の方々と協議をして進めていくというこの1点が私は欠けているんだろうと思います。非常に距離感を持った市長のスタンスというのはわからないでもありません。地元がやってくださらなければわからないでもありませんが、その積み重ねがこのようになってきたと言っても仕方がないんではないでしょうか。長年にわたって。ですから、行政も今一歩踏み込むということが必要になってくる時期と考えますが、その点1点お聞きします。  それから、バスターミナルまたは巡回型バスですけれども、確かにくるくるくるくる回るバスもそろそろ新見もという提案をしました。提案です。それで、中心のところに小さいバスターミナルをつくったらどうか。というのが、やはりあそこの旧横内病院を以前挙げましたけれども、やはり火事の心配なんかが非常に皆さん、住民が持っておられる。それで、周りの人たちは心配している。ああいう物を行政がやっぱり踏み込んで何か確保するなりして、更地にするなり、またバスのそういうターミナルの拠点なんかにしてみる。また、裏の駐車場も一体としてみる。そういった発想もいいのではないかなと思って提言しています。1点は、安全と危険度、そういった面からもあの旧横内病院なんかも非常にそこに皆さんが心配しているターゲットであります。いろんなことをあわせて……。               〔質問時間終了のベルが鳴る〕 122 ◯議長(杉 修次君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 123 ◯経済部長(恩田 寛君) 行政主導、ある意味で私どもそうとらえてもいいわけでございますけども、主導ということには私はそれは地元のためにもよくないと思っております。  このにいみ御殿町振興会におきましても、行政主導までいかなくても一緒に歩んでいけるということで、事務局は市の観光課が持っております。ですから、こういったことで、主導ならずとも一緒に考えていける組織だろうと思っておりますので、住民の皆さんの意見は十分吸い上げることもできます。  したがいまして、主導とまではいかなくて、一緒に歩んでいきたいと、このように考えておるところでございます。御理解を賜りたいと思います。  そしてまた、バスターミナルの件でございますが、先ほど私ちょっと触れましたが、民間バスの営業問題もございましょうし、そうした安全面の面からも考えるべきでもありましょう。そういったことも含めてこういった今の振興会の方々と含めて協議を進めてまいりたいと、このように思っております。  以上でございます。 124 ◯議長(杉 修次君) 次に、5項目めの質問に対する答弁を求めます。 125 ◯教育次長(杉本 堅君) 情報公開でございますが、最初の情報公開の根拠条項はどうですかということですが、平成15年1月17日に公文書開示請求書を受理し、新見市情報公開条例第7条第1項により開示したものでございます。  それから、2番目の前教育長の発言でございます。平成12年6月の常任委員会での前教育長の発言につきましては、常任委員会での発言でありますので、この場での答弁は控えさせていただきます。  3番目の西方多目的広場については、西方ふれあい振興会を指定管理者として管理運営を行っております。  以上でございます。 126 ◯議長(杉 修次君) これをもちまして、土屋議員の一般質問を終わります。  しばらく休憩をいたします。                             午後1時40分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後1時50分  開 議 127 ◯議長(杉 修次君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  一般質問を行います。5番林光和議員の登壇を願います。林議員。               〔5番 林 光和君 登壇〕 128 ◯5番(林 光和君) 議長のお許しが出ましたので、一般質問をさせていただきます。  今回は、南部地域の救急体制についてと医療関係を主にやっていきたいと思います。  1項目めの南部地域、井倉、草間、豊永地区の救急体制についてお尋ねをしていきたいと思います。この地域は、新見市の南部で、高梁・真庭両市に隣接しておりますけれども、市街地から遠く、特に消防署本署からは遠くて救急体制、また医療体制においても、私の考えとしては過疎地域だと言っても過言ではないと思っております。その点に立って、次の2点についてお尋ねをしていきたいと思います。  (1)現在の南部地区への救急車等の所用時間はという点でございます。今、私たちの経験からよりますと、救急車、新見の消防署へ救急の依頼をいたしまして20分以上はかかっていると思います。20分以上かかって来られて、救急車が到着いたしましていろいろな処置をとってまた病院の方へ引き返しますと、大体1時間以上かかるような状態でございます。市街地では、6分か7分で救急車が到着してすぐ病院の方へ搬送ということになりますけれども、この南部地域では消防の広域合併以来、そういう状態がずっと続いているような状態でございます。  今、消防署としては、理想的な消防車の到着時間は理想時間は何分ぐらいか、お尋ねをしていきたいと思います。  また、都会の、都会といっても市街地とか隣接する他市の救急車の到着時間との差は、どれぐらいなのか、お尋ねをしておきたいと思います。  また、今、国の指針で県から出されております消防署自体の広域合併の後、市長は、新見市はこの広域合併には参加しないというような意向を示されておりますけれども、今の救急体制で真庭・高梁と消防相互応援協定を結んでおりますけれども、もし新見市がこの広域に入らない場合、この協定がまた同じように結ばれていくのかどうかをお尋ねしていきたいと思います。  次に、(2)の南部地区に分署を置くことはできないかについてお尋ねをいたします。今、言いましたように消防署の広域合併がなされてからずっと先輩議員方も次々に南部地域に分署を置いてほしいという要望を出してきております。私も、平成16年、この新市の統合前に質問をした覚えがございますけれども、この地域にできないか。新見市の消防の対応の管内図を見ましても、草間地域そして井倉地域をあわせても、4,000人余りの人が住んでおります。草間地域、豊永地域をあわせても2,700人超の人間が住んでおるような状態でございます。その地域において、消防体制が不備、また医療体制も不備というような点では本当に安心安全の地域ではないと思われます。  新規就農とかいろいろ市長の農業関係の力入れで人もふえておりますけれども、学校はなくなる、医療関係もお粗末、救急体制はない。このような状態ではなかなか新規就農者への対応もできない。また、都会に出ている若者が帰ってこれない状態だと思っております。  この点について、南部地域に分署を置くことはできないかをお尋ねしておきます。  次に、2項目め、湯川診療所及び井倉診療所についてお尋ねをいたします。井倉診療所が平成18年6月に閉鎖をいたしまして、以降2年余りの休診が続いておりますけれども、井倉診療所につきましては、井倉、そして荻尾、草間地域、多くの方々が診察に訪れていた診療所でございます。なぜ、ここまで長く2年間もほっておけるのか。本当に医療体制、医療を考えるのなら、早急に手を打って、医師が少ない少ないと言っても、診療所、新見市の全体の診療所の数を見ると、集中的に固まっているところもございます。それをなぜ、広範囲に広げていくようなことはできないのかと思いますけれども、ここでは井倉診療所は今後どうするつもりなのか、お尋ねをしておきます。1日でも早い再開を望むのが、地元民の考えであります。  それから、もう1点は、2年以上休診をしているわけですけれども、今、この再開をしたとき、医療器具等は本当に使えるんだろうかという心配もございます。この2年間の間、医療器具の手入れ等はやってこられたのか。高額な医療器具もあると思いますけれども、その点についてもお尋ねをしておきます。  (2)の湯川診療所に常駐の医師を置けないか。この点についてお尋ねをいたします。湯川診療所は、新しく改築されるときには、常駐の先生も置くということで、本当にりっぱな診療所を建っていただきました。そのときは、常駐の先生がおられまして、金谷の健康管理センターの所長を兼ねられて、今と同じように週3日の診察ではございましたけれども、夜間は先生がおられて、子供の発熱とか、年寄りの心筋梗塞、脳梗塞、その点についても夜間でも気さくに電話すればすぐ往診に来られたり、その状態だったらすぐ連れてこいということで、多くの方が夜間の診察を受けたように思います。そのときの、今哲西におられるんですか、中先生とかいわれる先生もおられましたけれども、西先生、中先生、佐藤先生、本当に夜間診療ということで、いろいろやっていただいておりました。  現在は、渡辺病院からの派遣ということで、月、火、金、週3日の診療でございますけれども、よくやっていただいております。往診もそのうちに入って、1日を本当に丸1日働いておられるんですけれども、夜間は渡辺病院の方へ帰られて、渡辺病院の方で対応ということでやっておられます。  もともと、医師を派遣するということで医師住宅、建てるときに医師の住宅も整っております。今後、この診療所を夜間、診療日は週3日でもいいんですけれども、夜間医師が常駐することができないか、その点についてお尋ねをいたします。  次に、3項目め、観光・農業関係の指定管理についてお尋ねをいたします。  (1)の指定管理施設の指導等はどうなっているかについてお尋ねをいたします。指定管理の問題、指定管理の施設の問題でいろいろと問題が出てきております。それは、経済建設の中でもいろいろな問題が起きておりましたけれども、管理契約の内容が確実に行われているかどうかについて、確認等は所管の部で行われているのか。どういう方法で行っているのか。施設周辺の整備とか、また営業時間とか営業日数とかいうのを、本当にきめ細かに指導、監督が行われておるのか、その点についてお聞きしておきたいと思います。  次に、指定管理料も含めた施設の見直しを行う気はないか。いろいろありまして、途中で指定管理をやめられるようなところもございますし、長久牧場とか紙の館とか、いろいろ問題がございました。我々も横目で見て、指定管理料がもう少し出ていたら指定管理者ももう少しはやれたんではないかというような気もいたしております。  この点についても、今指定管理を受けて契約しているところは無理かもで知れませんけれども、指定管理期間が終わって契約が終わって、新たに指定管理をするときには、もう一度見直しをかけて、1市4町でそれぞれの思惑でつくられた施設でございますので、1日も長くその地域の役に立つような施設になるように、見直しをかけるべきではないかと思いますけれども、お考えはどうか、お尋ねをしておきます。  1回目の質問を終わります。 129 ◯議長(杉 修次君) 林議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 130 ◯消防長(高下瀧昇君) まず、1点目の南部地域への救急車の到着時間の差をということでございました。救急車の現場到着につきましては、総務省消防庁におきまして6分以内という目標時間が設けられているところでございます。これを平成19年消防年報により各消防本部の状況を比較してみますと、東京消防庁におきましては6分30秒、岡山市消防局におきましては6分30秒、倉敷市消防局におきましては6分48秒、高梁市消防本部におきましては7分、真庭市消防本部におきましては7分45秒、新見市消防本部におきましては7分40秒、これはいずれも平均をした時間でございます。  ただいま申しましたように、都市部に比較いたしまして、中山間地域でございます新見市におきましては、若干時間を要しているという現状でございます。しかしながら、これはあくまで消防の統計年報による時間でございまして、その年の救急の搬送状況によりまして、この時間は年度ごとに変動するというふうに御理解をお願いしたいというふうに思います。  それから、高梁市が7分に対しまして新見市が7分40秒ということで、多少時間がかかっておりますが、これは議員もおっしゃられましたように、新見市消防本部のエリア内の法曽、草間、7集落を高梁市に持っていただいておりますし、高梁市消防エリア本部内の備中町西山であるとか、成羽町坂本など、高梁市の方のエリアを18集落持っておりますので、高梁の方におきましては周辺部の搬送が比較的少なかったというふうなことが原因として考えられる状況でございます。  次に、具体的に南部地区の平均到着時間でございますが、井倉の一部、草間谷合地区につきましては平均で12分、豊永地区につきましては平均で27分、草間地区につきましては平均で23分というふうな状況でございます。  なお、これらの時間を要する地区につきましては、豊永地区の11集落につきましては、真庭市消防本部、法曽の4集落、草間の3集落につきましては、高梁市消防本部と相互応援協定をいたしまして、業務の円滑化を図っているという現状でございます。さらには、ドクターヘリの運行も行っていると、このような体制で取り組んでいるような状況でございます。  次に、広域合併後の南部地域の市境周辺の救急対応はということでございました。御存じのように、平成24年度末までに県下の消防本部を1本化するという推進計画が県の方で策定されたところでございますが、これに係ります具体的な運営計画の作成、こちらの方がいまだもって未着手の状況でございます。したがいまして、合併後の対応がどうなるのかということにつきましては、今の段階でお答えすることはできません。  しかしながら、議員おっしゃられましたように、合併後においても相互応援協定は必要ではないかと。この件につきましては、消防本部といたしましても、継続して守っていくように努力しなければならないというふうに考えているような状況でございます。  次の2点目でございますが、南部地区に分署を置くことはできないかという御質問でございました。これにつきまして、今までの経過を調べてみましたが、昭和52年から53年ごろの旧新見市議会におきまして議論がなされておるようでございまして、当時の消防長といたしましては、阿哲郡4町と協議を行うよう答弁がなされている状況でございますが、実現されていないというのが今の現状でございます。  しかしながら、平成に入りまして、平成14年3月に真庭市消防本部並びに高梁市消防本部と相互応援協定を締結いたしまして、それぞれ円滑化を図っているという現状でございます。  また、今後の救急体制につきましては、川崎医科大学のドクターヘリに加えまして、今後岡山県の防災ヘリが運行されるということになっております。この防災ヘリも救急搬送を行うわけでございまして、新見市消防本部におきましても隊員を派遣することといたしております。したがいまして、脳卒中患者であるとか、心筋梗塞が疑われるような患者につきましては、現場から最寄りのヘリポートを利用いたしまして直接搬送するというふうな搬送体制を確立していきたいというふうに考えているような状況でございます。  以上でございます。 131 ◯議長(杉 修次君) 再質問ございますか。林議員。 132 ◯5番(林 光和君) 救急の豊永地区が27分、草間地区が23分とあります。これは、聞くところによりますと、豊永地区で27分というのも結局新見の病院へかかっている人は、新見の病院へ連れていくということを聞いております。また、真庭の希望の方は真庭の方へ搬送するということで、豊永から新見の病院へ行かれる方が27分、真庭の消防署は北房にありまして、豊永に上がるのには、そんなに時間はかからないと思います。  大体、豊永の真庭市の境の方は北房の方の病院にかかられている方が多いと思いますけど、豊永地区中心の方々は、やっぱり新見、湯川診療所、新見の大きい病院というようにかかっておられるので、どうしても時間が27分から30分はかかってしまう。病院まで行く中には1時間以上かかるというようなことで、どうしても時間的に相当のハンディーがあるように思われます。  今、消防長が言われましたように、ドクターヘリによる搬送ができるということでございますけれども、ヘリポートとして今のままで十分なのか。また、夜間のヘリができるのか。その体制について1つお聞きしておきたいのと、2番目の分署は置くことはできないんじゃないかというような答えでございますけど、その点について市長はこの本当に医療の我々遠くの市街地から外れた地域の救急体制について、どのように考えておられるのか、その2点についてお尋ねをしたいと思います。 133 ◯消防長(高下瀧昇君) ヘリポートにつきましては、現在、草間、豊永地区におきまして3カ所設けられておりますが、この相互応援協定のエリア内にまだヘリポートが設けられておりません。したがいまして、このエリア内にもヘリポートを設けるような候補地をこれから調査を行い、選定をしていきたいなというふうに考えているような状況でございます。  それから、夜間運行につきましては、現在国の方でそういうふうな動きになっているというふうな状況でございまして、具体的に夜間運行ができるような状況では今の現状ではございません。これからの課題ということになろうかというふうに考えております。  以上でございます。 134 ◯市長(石垣正夫君) 分署の問題でございますが、これはもう以前からいろいろと協議をしたりいろんなことをしておりますし、旧新見市のときも元助役等も答弁しております。そういう中で、なかなか本当に必要なということはよくわかります。設置が難しいというような状況でございます。今まで広域でも何回か話したこともありますし、いろんなことで非常に難しいという状況でございます。  それと、今は先ほどもお話がありましたように、県下一円で消防署としてやるというような状況で、我々はあくまでそれは余り賛成しないということにしておりますけど、今の分署でもなくなろうかというような時代でございます。それですから、そういう方向、いろんなことを見つめてまた検討してまいらなければならないという気がしております。これは、消防庁だけでなく、どうしても総務省ともかかわりがありますので、そういうことを踏まえてやっていかなければ、なかなか今簡単に今の時期に非常に難しいと思いますが、非常に今までできなかったということを残念に思っております。  以上です。 135 ◯議長(杉 修次君) 林議員。 136 ◯5番(林 光和君) 本当に残念なことでございますけれども、防災へリがまた1つふえるということで、本当にもしヘリポートが草間、豊永地区にまた3カ所ふえれば、6カ所、ヘリポートが6カ所になるので、その点病院との協議で心筋梗塞、脳梗塞等の緊急を要する場合、また大けがとかいう場合は、南の大きな病院でも搬送できるように早急にしていただきまして、その点を強く求めておきます。  次、お願いします。 137 ◯議長(杉 修次君) 次に、2項目めの質問に対する答弁を求めます。 138 ◯市民生活部長(吉田 彰君) 井倉の診療所は今後どうするつもりかという御質問でございます。議員も申されましたように、井倉の診療所は平成18年6月から医師が不在となりまして休診の状態になっております。この間、ほっておいたのかというような御質問がございましたが、市といたしましても県内の病院を訪問したり、また市のホームページや県の医師会のドクターバンクで医師の確保に向けての募集等を行っております。  そういう中で、二、三の医師から問い合わせはあったんですが、医師の確保ということにはなっておりません。  今後におきましても、今、全国的に医師が不足している状況でございますが、引き続き医師の確保に向けて努力をしていきたいというふうに考えております。  それから、医療器具は使えるのかという御質問ですけど、診療所の中にあるX線テレビ装置でありますとか、超音波の診断装置等大きい機械ですけど、これにつきましては既にもう耐用年数も過ぎておりますし、実際に使えるかどうかというのは、ちょっとまだ試しておりませんけど、もう耐用年数も過ぎているというような状況でございます。  それから、2項目めの湯川の診療所に常駐の医師は置けないかという御質問でございます。湯川の診療所につきましても、現在は岡山県僻地診療機構から僻地医療拠点病院である渡辺病院に派遣されました医師を週3日派遣していただいて診療を行っている状況です。  以前におきましては、県から健康管理センターへ派遣された医師を湯川診療所が受けて診療を行っておられ、夜間でも常駐して診療を行っておられました。現在は、そういうことで僻地医療拠点病院から派遣を受けておりますので、渡辺病院の夜間診療や準夜間診療所のローテーションに組み込まれております。そういうこともありまして、夜間に常駐することは困難な状況にあります。  今後、市が医師を確保するのはなかなか難しくて、県の今の僻地の医療支援機構、派遣病院から派遣されるということになりますれば、常駐でなくて、こういうような形態になるのかなと思っております。
     御要望はありますが、市としましても医師確保に向けていろんな診療所がございますけど、医師確保に向けて努力いたしております。そういう中で、常駐できる医師がおりますれば、またそういう医師の確保に向けて努力してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 139 ◯議長(杉 修次君) 林議員。 140 ◯5番(林 光和君) 井倉診療所につきましては、本当に長い間休診の状態が続いております。職員によると、石蟹の上江洲さんがあるんじゃないかとか、新見までバスですぐじゃないかとかいう職員もおられました。そういう話を聞くと、本当に腹立たしい気持ちです。本当に行政として本当に一生懸命やっているのかというような気もいたしますけれども、ぜひともこの井倉診療所の医師確保には市長も力を入れていただきたい。  また、湯川の診療所につきましても、本当に今まで皆さんずっと多くの先生方にお世話になってきて、地域の医療に貢献していただきました。本当に今相当な高齢化が進んでおりまして、年寄りも多く住んでおります。草間地域だけでも、2,700人余りの人口です。それで、診療所が夜はだれもいない、救急車を呼んでも30分はかかる、医者まで行くのに1時間かかる。自分ところで自分の車で連れていけばそれは30分で済むかもしれませんけれども、動かしていいのかわからない年寄りだけの家が多いような状態で、本当に地区の皆さんは不安な医療体制で不安に思われております。  どうか、井倉診療所、湯川診療所、どっちとも市長、力を入れていただきますようお願いをするんですけれども、どうでしょうか。市長の考えをお聞かせください。 141 ◯市長(石垣正夫君) 先ほども部長が答弁したように、ずっと我々も医師を探しております。常駐で泊り込みをやっていただければ、これはもう最高だと思いますが、医師確保ができないというのが一番の悩みでございます。そういう中で、新見のある医療関係の先生に直接私も会いまして、週1日でも2日でも井倉へ行ってもらえないだろうかと言ってお願いしても、もう新見でも先生が満杯でもう時間が余裕がないと。大概かけ持ちでいろんなところへ行ってもらっておるというような状況でございますので、我々も粘り強く先生を探すよう努力して、もしいい先生がおられましたら張りつけてやりたいという気がしております。  林議員も一生懸命探していただいて結構だと思います。遠慮なく探して、情報あれば提供していただきたいと思います。  以上でございます。(「次、お願いします」と5番林君の声あり) 142 ◯議長(杉 修次君) 続きまして、3項目めの質問に対して答弁を求めます。 143 ◯経済部長(恩田 寛君) 3項目めでございますが、観光・農業関係の指定管理について。  まず1番目の指定管理施設の指導等はどうなっているのかという御質問でございますが、観光・農業関係の公の施設のうち、施設管理を指定管理者にお願いしているものにつきましては、当然指定管理者と施設の運営並びに設備・備品を適切な状態に管理しなければならないと規定した基本協定書を作成して、常に締結をいたしておるところでございます。  そしてまた、営業時間そして使用料金等も御質問でございましたけれども、この施設につきましてはすべて条例がございます。設置条例がございまして、それも遵守するということになろうかと思います。そういったものを皆織り込みまして、基本協定あるいは年度協定で運営をお願いしているところでございまして、しかもこれの管理につきましては当然経済部の職員なり、それから支局における支局管理の施設もたくさんございます。支局にある施設は、ほとんど支局で管理を行っておるところでございますが、こういったところの職員とそれから指定管理者と十分な連携はとっておると思っております。そして、規定どおりの運営をいただいておると確信をいたしておるところでございます。  そして、次に2番目で、指定管理料も含めた施設の見直しを行う気はないかという御質問でございますが、御指摘のとおりまず結論から申しまして、本当に重要な課題であろうと思っております。指定管理を行っておる施設につきましても、指定期間が切れるときにどのように進めていくか、存続も含めまして考えてみなければなりませんし、継続するならどう、そしてまた年々老朽化も施設も進んでまいっております。そういった施設も多うございます。また、入り込み客の落ち込み等によりますところの指定管理者の窮屈な面も出てまいる施設もございます。  そういったところで、指定管理の切れる時期には十分にそのあたりも精査しながら御指摘いただきました指定管理料等含めまして施設そのもののあり方等を見直してまいる。こういった考えでおるところでございます。  以上でございます。 144 ◯議長(杉 修次君) 再質問ございますか。林議員。 145 ◯5番(林 光和君) 指定管理の指導等は適時にやっているということでございました。また、指定管理も十分にやっていただいているという部長の答弁でございますけれども、月に何回というか、年に何回ぐらいの指導に行っているのか。本当に部長、うまくいっていると責任を持って言えますかね。周辺整備の作業とかいうのも入っておる。まして、管理者もおられますけれども、草刈りもできていないような状態であったとか、いろいろなことが目にも入るし、耳にも入るし。本当に月に何回ということはないけど、年に何回か決めてちゃんとその施設の周辺の指導とかいうのはやられとるんかな。それをちょっと聞かせてください。 146 ◯経済部長(恩田 寛君) 施設によって全く異なりますが、年何回と申しますと、定期的にここが何回というようなお示しはできませんが、常時、先ほども申し上げましたように、連携は密にしておるつもりでございますし、それから協定にうたっていることはすべてやっていただいていると思っておりますし、やっていただいております。  ただ、修繕等が出てまいります。そうした修繕等につきましては、甲乙、いわゆる指定管理者と市との協議で行うということにしておりますので、そういうときには速やかに出かけていきまして協議を重ねる。それで、周辺からのそういった、市民の皆さんからの声があるようであれば、そういうときには私どもも出かけていって、注意を促すなり、そういったことは常にやっておるつもりでございますが、これもそういう声の出ないように気をつけて、これからも十分注意を払っていきたいと、このように思っております。  以上でございます。 147 ◯議長(杉 修次君) 林議員。 148 ◯5番(林 光和君) 今、部長、答弁していただきましたけれども、本当にここでは個々の施設は言いません。ですけれども、本当に協定書の中に周辺整備とかいう項目がある施設が本当に草刈りをしたのだろうか、周辺の設備をきれいにしとるんじゃろうかという施設もございました。その点は、部長、気をつけて、支局なら支局の管轄なら支局の者がそこの施設へ行って指導するぐらいのことはしていただきたい。本当に1カ月の間1回も来ないような、支局からも来ていないよという声もありました。そういうことがないように、指定管理料を出している以上は指定管理、無料で指定管理しているところでも、指導をするようにしていただきたいと思います。  (2)の指定管理料を含めての施設見直し、また部長、見直しをしていくと言われましたけれども、これを本当に合併前の1市4町でそれぞれの地域のそれぞれ必要な施設をということでつくった施設でございます。本当に地元で大事にしていくためにも、指定管理に渡した施設であっても、地元の人も大切にしていると思います。1つでもつぶさないように、長くその施設を使えるように指定管理料見直し、そして施設の修繕とかいうのをやっていかなければならないと思いますけれども、副市長、どうですか。今度の傷んだ施設とか、また指定管理料を上げるような施設があると思いますけれども、そういう点で市としてまたそういう方向へ持っていく考えはございますか、ありませんか。 149 ◯副市長(柴田 仁君) 指定管理料の見直しをして、上げていく施設で今念頭にあるのはございません。しかし、指定管理は期限が必ずございますから、その節目で公募によるか否かを問う検討委員会も今年度から設置されました。それから、さらに従前どおりの選定の委員会もございます。そういった中で、やはり個々に議論すべきものだと思います。  今の段階で、どこに増額、どこを減額と、そういう考えはございません。やはり、そういった公正な委員会において決定していただければと思います。  以上です。(「終わります」と5番林君の声あり) 150 ◯議長(杉 修次君) これをもちまして、林光和議員の一般質問を終わります。  次に、19番四木満男議員の登壇を願います。19番四木議員。               〔19番 四木満男君 登壇〕 151 ◯19番(四木満男君) 新しい市ができまして4年を迎えまして、4年目のかなり終盤に差しかかってきておりますが、我々市長、そして議会議員も残す任期が4カ月と25日かなと今計算しております。そうした中で、新市になって選挙区も統一して新たに今度電子投票で選挙をするということが先日記者発表もされておりますし、我々議会の方にも報告等がございました。そういうことの中で、選挙事務はいずれにいたしましても、公正でそして正確で適正に行わなければならないと思っております。  平成14年6月23日に、この新見市におきまして全国で初めて市長そして市議選の電子投票による投票、これは大変全国に有名になりまして、おみやげ等もたくさん売れたというお話も伺っておりますが、続きまして平成16年10月24日には、これも全国で初めての県知事の選挙が自治体の運用という初めての方式によってまた新見市で運用されております。  そうした中で、20年ことしの2月までに全国の10の市町村でこうした電子投票が計18回行われておるようでございます。そうした中で、17年度までに大体これも同じく10市で13回の電子投票が行われまして、その中には電子投票機器のトラブル、いろいろな故障等が相次ぎまして、選挙が無効になった事例等もございます。そして、その当時は電子投票の機械というのが4機種ぐらいあったようでございますが、こうしたトラブルが発生したこと、そして運営コストが非常に高くつくということで、以後4市ですか、この電子投票をもう取りやめたというような事例もあるようでございます。  機器の方は総務省もそうした事故が起きたり、問題が起きたりしたのを受けまして、平成19年の3月末までに、その機器に対する認証制度というのを設置いたしまして、厳重なチェックをしております。それ以後の電子投票においては、ここに手元にある資料では4つの市町村が行っておりますが、非常に結果もよくてトラブルもなく終了したとの資料等もございます。  そうしたところで、新見市も21年4月12日に選挙期日、そして4月5日が告示、投票箇所は75カ所、うち新見支局が43、大佐が10、神郷が8、哲多が8、哲西が6、時間は午前7時から午後6時まで。開票は4月12日の午後8時15分から思誠小体育館ということになっておりまして、機器の台数の方も120台ぐらいを以前は使用しておったようでございますが、それが今度広域なって投票所もふえた関係等で200台ぐらいを用意するとのことであります。  そこで、質問をさせていただきたいと思いますが、まずこの機器の安全、信頼性の面におきまして、前回2回この新見市で電子投票が行われ、若干の障害が発生しておりますようでございますが、その原因は何であったか。また、その解消に向けての検証とその対策はどう講じられて現在おられるか。  そして、投票機器でございます。200台からにわたる機材の調達方法です。いわゆる購入するのか、借り入れによるいわゆるレンタル、そういったものに、どちらの方法でやるか。購入をした場合の費用的なもの、そしてレンタルしたときの費用、これを示していただきたいと思います。  そして、電子投票によりますメリットとデメリット、そして投票条例の第4条2項にあるところでございますが、いわゆる、ちょっと読ましていただきます。  「候補者の氏名等の表示は、選挙人が文字を正確かつ容易に認識できるものとするとともに、パネル等または画面にすべての候補者の氏名等を同時に表示し、かつ選挙人が選択した候補者の氏名等を画面に表示する方法によるものとする。ただし、候補者が多数のため画面にすべての候補者の氏名等を同時に表示した場合、文字が小さくなるなど選挙人が正確かつ容易に認識できない恐れがあると新見市選挙管理委員会が認めるときは、次の各号に挙げる方法のいずれかを委員会が指定するものとする。」として、3通りの方法が括弧で3項までしてあります。  1つが50音によりその音で始まる候補者の氏名等を同時に表示させる方法、2番目がスクロール等で、3番目が画面の大きさですべての候補者の氏名等を複数に分散して編集校正し、操作によってというようにございますが、事務局におきまして、この画面等で表示が小さくなるという候補者の数ですね。候補者数。何人ぐらいをまず想定しておられるか、伺いたいと思います。  この画面は、大体15インチの画面ということで、かなり大きな画面で、我々も模擬体験をさせていただいて、この電子投票、本当に簡単によくできているなという感じは持っておりますが、こうした場合、どういうふうになるかということの考えを伺いたいと思います。  次に、予算でございます。電子投票にかかる費用は、電子投票でない場合のいわゆる自書式による投票の場合の費用と両方の費用をお示しいただきたいと思います。  また、国の方といたしましてもこの電子投票を奨励するといいますか、最初の特例法をつくって普及を図ろうとした経緯がありまして、最初はかかる費用のレンタル費用とかの2分の1は国庫の補助金があった。以後、交付金による制度に変わっているようにも聞いておりますが、その内容的なものを示していただきたいと思います。  また、開票作業で職員の配置、電子投票の場合は何人ぐらいを想定して費用がどれぐらいかかるか。自書投票の場合は何人ぐらいを職員配置して、どのぐらいの費用がかかるかといったことを示していただきたいと思います。  次に、投票所についてでございますが、先ほど申し上げましたように、市内に75の投票所がございます。その投票所の中で、有権者の最も多い投票所というのが新見第1投票所、2,024人ですか。最少というのが新見第26投票所、これ26人。非常に有権者の数が各投票所によって多い少ないが目立つわけでございまして、こうしたときに電子投票の機器をいろいろ配属する。決まった台数が要ると思います。投票所の整理、合理化、統廃合等も考える必要があるかなと思いますが、そうした中で合併によりまして、以前は自治体が本当何百メートルという距離で離れていたものが、今度は1つの選挙区でやるということで、そういった統廃合が可能ではないかなと考えられるところが若干あります。  新見第22投票区と大佐第7投票区。これは私なりの考えでございます。新見第41投票区と神郷第1投票区。新見42投票区、ここは37名ほどの有権者でございますが、これと新見第43投票区。こうしたところもございますので、将来的に、たちまち今回の4月の選挙には間に合いません。そういうところもあるということを念頭に置きながら、将来考えていく必要があるのではないかなと思っておりますので、そこら辺の考えを伺いたいと思います。  次に、これ一番重要なことだと思いますが、いわゆる啓発そして周知でございます。新見市におきましては、既に2回の実際の電子投票も体験された方、そしてそれに至るまでにもいろいろな模擬投票等を体験された方がおられます。ところが、旧阿哲郡の4町におきましては、全く皆さん初めてでございます。特に、高齢者の方とこうした電子機器等扱い慣れていない方が多数おられると思います。そうした方々に、本当に模擬投票等の体験を周知して、徹底してこうした投票に参加していただける環境づくりというものが非常に必要だと思いますので、そこら辺の考えを伺いたいと思います。  次に、2項目めでございますが、林政。おかやま森づくり県民税でございます。森林の持つ公益性をかんがみ、その健全性を確保するためにはその恩恵を享受しているすべての県民に理解と協力を求め、岡山の森を県民全体で支えていくためのシステムとして全国で2番目、これは最初は高知県でございましたが、岡山県森づくり県民税が平成16年に5年間の課税期間を設けて創設されております。そして、ことしが最終年度ということでありまして、県の税制懇話会の方でもこれまでの成果等について、また今後について検討を重ね、森林税の導入以降、これは19年まででございますが、以降合計で約19億円の税収があり、台風の風倒木被害の復旧や荒廃林の整備、担い手育成に大きな成果が得られたとして、森林を県民共有の財産と位置づけ、保全を推進するための貴重な財源として今後5年間徴収を続けることを答申しておられます。  中でも新たな税の使途として、市町村の提案する森林整備事業への補助を盛り込んだとされておりますが、この岡山県民森づくり県民基金から新見市への交付金といいますか、補助金、どういう形で何年度にどういうふうに交付されておるか、示していただきたいと思いますし、いわゆる目的税であります。目的は3つほど大きな項目で決められておりますが、その内輪で具体的な市の実績がどういうふうに上がっておるか。いわゆる健全な人工林の整備の成果、また多様な森づくりの成果、そして担い手の実情、いわゆる担い手確保、木材の利用促進に関する成果、そして各種情報の提供と森づくり活動の推進の成果、また新たな税の使途として市町村が提案する森林整備事業等は例えばどういうことを考えられるかということを示していただきたいと思います。  次に、林道、作業道でございます。林道の果たす役割は、森林の保育、伐採、間伐はもとより農畜産業、観光、レクリエーションに果たす役割は幅広く、適切な管理が求められておりますが、日常的には市道、県道のような管理が行き届かないのが実態であると思います。また、作業道については、昨今の林野事業、特に伐採、間伐、搬出を進める上では、必ず必要であり、新見市においても開設に伴う費用の一部助成も行っております。現状を検証してみたいと考えます。  1つ目に質問させていただきますが、新見市林道維持管理規定が適用される路線数はどのくらいの路線数がありますか。  また、新規路線計画の計画路線の有無は、これは聞きましたがないということでございますが、現在開設中は何路線あるか。  また、林道愛護奨励規定に該当する報奨金申請の実情はどの程度あるか、伺いたいと思います。  2番目に新見市作業道開設事業に基づく路線は、どのくらい要望があるのか。これは上限が80万円と定められた林道開設事業でございます。それの要望、事業の実情等を示していただきたいと思います。  また、メートル300円の補助が出せる作業道の開設、これ毎回のように補正予算が計上されております。それだけ林家の方が本当によく使っていただいて事業が進んでおるものと思いますが、これの年間事業数、申し込み件数、補助金の交付状況、そして1件当たりの交付額、これは2.5ヘクタール、いわゆる1ヘクタールについて200メートルの上限がございますので、2.5ヘクタールといいますと、500メートル、そして補助金が15万円、これで限度というようにとらえさせていただいていいかなと思いますが、こうした上限を設けることも必要かと思います。  また、作業道、これは国とか県とかの縛りのない、みんなでユンボとかパワーショベルとかで掘っただけで開通できる作業道でございます。それゆえに、逆にいろいろな問題が生じることもあるかなというような気もします。例えば、横断溝とかがないがためにその路面が局地的な大雨等で荒れて流れて土砂が市道とか県道に流れて出るとか、また河川の方に堆積すると、そういったことを防ぐために、簡易な横断道的な物をこしらえることを義務づける必要はどうかなということを感じておりますし、またこの制度ができて以来、燃料等も非常に値上がりしたということで、補助金の増額をしてほしいというような要望もあるように伺っておりますが、どう受けとめておられるか、伺いたいと思います。  1回目の質問を終わります。 152 ◯議長(杉 修次君) しばらく休憩をいたします。                             午後2時50分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後3時1分  開 議 153 ◯議長(杉 修次君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  引き続き一般質問を行います。四木議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 154 ◯市長(石垣正夫君) 電子投票でございますが、議員もおっしゃるとおり、新見市が全国初の電子投票を行いました。それ以後我々は、地方だけでなく国政へということをたびたび国会等に陳情してきたような状況でございます。  20年の通常国会で与野党を問わず衆議院では認めようというようなことがありましたが、参議院で一部反対ということで、残念ながら国政でできなかったというような状況でございまして、今も国政にぜひ電子投票を導入してほしいというのをお願いしておるような状況でございまして、また今度の通常国会でこれが議題になるものと思っておるような状況でございます。  なぜ、この電子投票が普及しないかということは、国政ができないから普及しないというようなことでございます。地方は電子投票でやります。国政でありましたら、自書式でやります。こういうことは、本当に国民、市民にとりましても非常にギャップがあって、問題が大きいです。そういう中で、国政1回すれば大体900億ぐらい選挙したら要るわけです。私はこれを一遍にすぐ電子投票に変わりませんから、何年かして変わったらもう時間も短縮になりますし、経費ももう今の金額の半分以下になるのは間違いないと。今は、我々が目指しておるのは、わずかな自治体でもうどうしても国政までやろうと言って頑張っておるような状況で、経費も機械をつくるのでも何しても、本当にわずかで経費もかかっております。国も支援していただいておりますけれど、そういう状況でございます。  今後も、粘り強くやってこれを国政でやりますと、本当に経費も少なくなり一緒に皆様も時間をかけて選挙事務を日本全体しなくてもよくなるわけですから、そういう方向に持っていこうという気がいたしております。  また、故障、いろいろな事故が起きました。それも、機械が複数あるわけですよね。それで、新見市がやっておる機械は、若干の故障はありましたけれど、投票に左右されるようなものは全然ありません。何遍やってもありません。ただ、違う機種、よその会社がやった分でしたのが今まで問題を起こした。それを始めから我々もわかって、総務省に言っておいたんです。そのときには、先ほど議員がおっしゃいましたように、認証制度がなかったわけです。自由に自治体が選んだと。それをかなり我々も指摘しまして、今は国が認証してその機械しかできないということでございますので、どの機械を使っても安全じゃないかなという気がしておりますけど、まだ実際は我々がほかの機械を見ておりません。不安があります。ほかの機械には不安がありますけど、我々がやった機械はまずそういう大きなトラブルはないと。自書式でももうたびたびトラブルがあるわけです。問題が起きると。それよりやりますと、確率、問題が起きるトラブルはないと確信しておりますので、今後も国の方へ国政を早く導入していただくのをお願いしていきたいという気がしております。  あと詳細の答弁につきましては、担当部長等が答弁させていただきます。  以上です。 155 ◯総務企画部次長(新持 正君) 何点か御質問があったことにお答えをさせていただきます。  前回、前々回の障害発生の原因でございますが、これは今市長が概略を申し上げしたように、いずれも選挙を左右するような事故ではなくて、機械が、具体的に申し上げますと、投票カードが機械本体の中にローラーで送り込まなかったというようなことでございました。これにつきましては、その後その不良な部分の箇所についての改善が既になされております。そのときの対応としましては、いずれの場合でも予備機というものを準備しておりまして、それの代替をいたしております。  それから、あと人為的な簡単なことなんですが、起動時の操作ミスであったというようなことで、これにつきましても職員研修会等をその後も開きまして、こういったことの改善を図っているところでございます。  それから、機器の調達方法でございますが、新見市としましてはレンタル方式によって調達を考えております。機器の賃貸契約につきましては、投票を行う場合と投票がなかった場合がありますので、その2本立てでの提示をお願いしておるところでございます。  それから、電子投票のメリット・デメリットは何かということでございます。  メリットとしましては、開票が迅速化することによりまして、選挙結果を迅速かつ正確に把握できると同時に、有権者の皆さんにもいち早く周知できることであろうかと思います。また、誤記等による無効票がなくなりまして、有権者の意思が正確に反映されることではなかろうかと思います。また、自書することが、困難な方でもみずから機械を操作しまして、投票機を操作しまして投票ができることのほか、音声投票が可能ということで、投票のバリアフリー化が図られるものと思っております。  デメリットはございませんが、先ほど市長が申し上げましたように、課題としましてはいち早く国政選挙でこれを取り上げていただくことが課題ではなかろうかと思っております。  それから、電子投票機をどのように設置するのかということでございますが、これは投票所の大小がございます。これを2台から6台程度、その有権者数に応じた配置の仕方を予定いたしておりますし、そのうち1台につきましては音声投票が可能な機器を設置したいと考えております。  また、市内5カ所に期日前投票所を設けますが、これにつきましても2から3台程度の投票機を設置していきたいというふうに考えております。  それから、電子投票条例第4条第2項に規定することでございますが、これは最終的には選挙管理委員会が決定することでございますので、極力一画面での対応ということで御理解いただきたいと思います。  それから、自書式選挙と比較して経費はどれぐらいかかるのかということでございます。現在75のこれまでの75の投票所で考えてまいりますと、約200台の機器のレンタルが必要となってまいります。また、それに伴います投票の支援委託料でありますとか、それから関連機器の借り上げも発生してまいります。これらを含めまして、別途総額で3,740万円程度を見込んでおります。  それから、職員の配置ですが、これも投票所に関連してくることでございます。現在、まだ十分な張りつけを検討はしておりませんが、10月に行われました県知事選挙でいきますと大体総数350人程度であったろうと思っております。  それから、選挙事務に係る経費削減のために投票所を減らすことにつきましても、これも選挙管理委員会での決定事項になろうかと思いますので、御答弁の方は控えさせていただきます。  また、周知につきましてもこれも選挙管理委員会なり、それから選挙管理委員会の中には明るい選挙を推進する団体もございます。そういったところで周知啓発に努めていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 156 ◯議長(杉 修次君) 再質問ございますか。四木議員。 157 ◯19番(四木満男君) 調達方法はレンタルということでございました。聞き取りのときに、機器のリースは3段階でいろいろな方法を考えておるというようなこともございましたが、周知のための模擬投票、問題はここですけれど、啓発周知、全選挙民に100%周知されなければならないと思います。いつからどこでどのような方法でされるか、それに充てる機器の台数とかも示していただきたいと思いますが、バリアフリーに使う音声ガイダンスのついた機器というのもそうしたときに対応ができるのかどうか、そうすると模擬投票するのに2台設置しなきゃならないようなことにもなりますが、そういったところの考えはどう考えておられるか、伺いたいと思います。  それと、この3,740万円は電子投票に係る人件費を込めた総費用ということでしょうか。機械の機器のリース料ですね。これ200台購入、いろいろなリースの段階があると思うんです。模擬投票体験用もあるかと思いますし、期日前投票用もあるかと思いますし、当日用もあるかと思いますが、そうしたものをひっくるめて借り入れ、1台当たりが大体どれぐらいすると。それと、仮に購入するとしたらどれぐらいの機械のものか、伺いたいと思います。  そういうところで、とりあえず。 158 ◯総務企画部次長(新持 正君) まず、周知の方法でございますが、これは事前に特に4支局の方というのは初めての方が多うございます。  それから、全体的にも高齢者の方も非常に多うございますので、事前周知としましては、直近ではこちらで考えておりますのは、年が明けまして1月2日ですか。成人式が早速ございます。そういったところで、手始めにそこらあたりで周知してまいりたいと思います。  その後につきましては、各種会合等が各地域で開かれておろうかと思います。そういったところに出向きまして、まずこの機器を体験していただく、体感していただくというのが一番であろうと思います。こちらの方から出向きまして、そういった啓発をしていきたいというふうに考えております。  それから、レンタルの方法なんですが、先ほど言いましたのは、投票があった場合と無投票の場合がございます。そういった2ケースが考えられるということと、事前に啓発用の機器を借り上げるという3段階方式で現在考えております。したがいまして、年明けからそういう周知をしていくわけですが、当面そういう各支局1台ずつとそれから本庁部分に1台程度。あと予備機、それからそういったものも考えて7台程度借り上げて周知をしていきたいというふうに考えております。  それから、もちろんバリアフリー化ということで、先ほど言いましたように、音声を聞き取るガイダンスがあるもの、これも先にこれを借りまして、同時にできるような方法をとっていきたいというふうに考えております。それから、1台当たりの機器の価格でございますが、大体単純に割りますと、187万程度の投票機本体と当然自家発電装置でありますとか、そういった物も必要になってまいりますので、それらひっくるめまして単純に割りますと187万程度であろうかと思います。  それから、買い取りの場合はということでございますが、買い取りは全く考えておりませんので、あくまでレンタルで考えております。  今申し上げましたように、買い取りは考えておりませんので、そういった見積もりも徴しておりません。  レンタルの場合は1台で大体、すべての機器をひっくるめて附属の機器もひっくるめて187万というような、単純なこれは計算でございます。 159 ◯議長(杉 修次君) 質問ございますか。四木議員。 160 ◯19番(四木満男君) それでは、人員配置というのは大体聞きましたら、投票立会人は3人が最小限、事務も最低が3人、事務職は最大で7人まで置くことを考えておられるようですが、そうした自書式といわゆる電子投票機器を使った投票の経費というものは、大体ちなみに自書式の場合はどれくらい費用がかかるか、比較はしておられませんか。 161 ◯議長(杉 修次君) 答弁は求めますが、選挙管理委員会の範囲の中は答弁は結構でございます。
    162 ◯総務企画部次長(新持 正君) そこに従事する張りつけの人数につきましては、これも選挙管理委員会の決定事項でございますので、答弁の方は控えさせていただきたいと思います。(「予算もわからんな」と19番四木君の声あり) 163 ◯議長(杉 修次君) 先ほど申し上げたとおりで御理解を願います。四木議員。 164 ◯19番(四木満男君) それでは、ちなみにこの前10月に県知事選挙が行われました。そのときは自書投票でございましたが、そのときの経費は幾らかかったか。 165 ◯総務企画部次長(新持 正君) 10月の知事選挙につきましては、2,671万円という状況でございます。 166 ◯議長(杉 修次君) 四木議員。 167 ◯19番(四木満男君) 1回目の質問でちょっと答弁漏れかなと思いますが、最初の電子投票が行われたときには、国の方から特別補助金として経費の2分の1があったというように伺っておりますが、その後その制度は交付金制度に変わったように聞いております。現在もその交付金というのは生きておるかどうか。生きておるとしたら、どういった交付率でこれに参入されるか示していただきたい。 168 ◯総務企画部次長(新持 正君) 当初は全国初ということでありましたので、そういった国の方も十分整備できていなかった、そういう制度が十分整備できてなかったんだろうと思います。現在のところ、これは特別地方交付税で算入されてまいります。特別地方交付税というのは、具体的にこれこれが幾らかかるからというような積算方法ではございませんので、電子投票をすることについて、特別交付税に算入されるというふうなことでございます。  以上です。 169 ◯議長(杉 修次君) 四木議員。 170 ◯19番(四木満男君) その算入率とか算定率とかいうのは、あるのはあると。特別交付金の中にあるのはあると。じゃ、幾らあるかということは全然定かでないというわけですか。 171 ◯総務企画部次長(新持 正君) 一応の算定基準のようなものが設けられておるんですが、特別地方交付税、ちょっと確かな数字ではないんですが、ことしの予算、昨年度の予算でいきますと、大体12億ぐらいが新見市に入ってきておろうかと思います。その中で全体的な、これに限らず全体的な数字の中で包括されたような形で交付されますので、具体的にこれこれが幾らというようなものが十分示されておりませんので、御理解いただきたいと思います。 172 ◯議長(杉 修次君) 質問ございますか。四木議員。 173 ◯19番(四木満男君) これがはっきりどれくらいという算入率がわかると非常にいろいろ電子投票の有利さというものがわかるかなとは思っておりましたが、全く不明瞭的なあれなんですが、要するに自書式に比べて約1,000万ぐらいがよざんにかかる。しかしながら、この中に幾らかでも交付金算入があるとすれば、自書式に似たような費用がかかると。これが県の関係する選挙とか国政選挙であれば、すべてそうした方からの費用が出るということで、非常に楽なわけなんですが、そこが認められていないというのも市長も言われましたが、機器の大量生産ができないために非常にコスト高になっておるという、ネックになっているかと思います。  市長、言われましたように、本当にこれ国の方にも働きかけて、ぜひ国政でも県の選挙でもできるように働きかけていただきたいと思います。外国の方におきましても、いろいろな諸外国でももうこうした電子投票も取り入れられております。せっかく電子自治体を標榜しておりますので、ぜひやっていただいていいかなと思っております。  市長、そこの考え、ちょっとひとつお願いします。国政選挙、県の選挙に関する最初も答弁いただきましたが、今一度ちょっと心意気のほど。 174 ◯市長(石垣正夫君) 電子投票は、我々は地方だけとは全く考えておりません。もう、国政があって初めてこれが経費も節減できますし、事務も簡素化になるということで進めております。また、世界的にも自書式は数カ国でございますので、情報化メディアにもおくれておるというようなことで進めたいという気がいたしております。  それから、交付税の話が出ておりましたが、こういう新しい物はかなりカウントしてもらえるわけなので、これは私は数字は出ておりませんけど、ほとんど認めてくれるのではないかという気がしております。精力的に交付税にかえていって、こういうのも頑張ってまいりたいという気がしております。  以上です。 175 ◯総務企画部次長(新持 正君) 先ほど私1台当たりサポート料、機器類の借り上げリース料187万と申し上げました。これは1けた間違っておりまして、18万7,000円の間違いで、失礼しました。 176 ◯議長(杉 修次君) それでは続きまして2項目め、林政について答弁を願います。 177 ◯経済部長(恩田 寛君) 2項目めの林政について、その一番初めでございますが、おかやま森づくり県民税の検証につきまして、まず16年から19年度に新見市に入ってくる金額でございますが、新見市に関係しますのは平成16年度から年度ごとに申し上げてみますと、平成16年2,639万3,000円、同17年4,641万3,000円、18年度6,471万5,000円、平成19年7,539万8,000円、20年度は見込みでございますが、5,509万2,000円。総額で約2億6,801万1,000円でございます。  次に、施策の3つの分類、その額等でございますが、これは19年度実績で申し上げますが、まず1つの柱の森林の持つ公益的機能を高める森づくり、これが6,548万9,000円。配分率で見てみますと、16.3%が新見市でございます。2つ目の柱、担い手の育成確保と木材利用の促進、これには950万8,000円で配分率を見てみますと8.0%でございます。3本目の柱、森林林業情報の提供、森づくり活動の推進、これは40万1,000円で配分率1.3%でございます。  以上のように、新見市におきましては、間伐経費の助成、森林災害復旧事業に対する助成等に多く使わせていただいております。  それから、使途の具体的な事例としましては、主な奥地林等の杉、ヒノキの人工林の間伐経費の助成の森林機能強化事業が事業の多くを占めておるところでございます。また、ソフトとしましては、新見おかみさん会によるフラワーポットの設置や森づくりボランティア団体の組織化としております、美しい森づくりの会、そこへの委託事業、ボランティア事業を実施するなどソフト事業にも使われておるところでございます。  次に、これまでの実績を生かして新県民税をどのように活用していくかでございますけども、先ほど3本の柱を申し上げましたが、これを基本といたしまして、岡山県新見市森林組合と協力しながら最大の効果が上がるよう努めてまいりたいと思っております。これにつきましては、特に具体的な内容はまだ決まっていないようですが、新おかやま森づくり県民税では、市町村の提案による多様な森林づくりに対する支援という施策が新たに加わってくるようでございますので、これも活用して森林振興を進めてまいりたいと、このように思っております。  続きまして、2項目めの林政のうちの林道作業道につきましてでございますが、まず1番目の路線数等でございます。本市の林道路線数及び延長の民有林の林道台帳に掲載されているものは270路線でございます。総延長が27万9,124キロメートルとなっておるところでございまして、この林道を地元の林道受益者団体により、林道の維持保全のため草刈りや側溝の清掃を行っていただいた場合、100メートル当たり500円の林道愛護会報奨費が支払われることになっておるところでございまして、19年度で12件、作業延長1万8,753メートル、支払い金額が9万3,765円でございます。そして、平成20年度につきましては、11月末現在で11件、作業延長が1万3,870メートル、支払い金額6万9,350円でございます。年2回を限度としておりますので、これからも林道愛護の目的をもって維持管理を行っていただきたい、このように思っておるところでございます。  次に、作業道の開設事業、80万円作業道でございますが、平成20年度の実績見込みにつきましては、5件で400万円でございます。それから、林内作業道の開設費用、俗に言います300円作業道でございますが、平成20年度の実績見込みにつきましては48件で435万円でございます。  それから、林内作業道開設事業の山林所有者1人の最高受け付け額につきましては、1ヘクタール当たり200メートル、施工延長500メートル上限を設けております。御指摘のように、この上限を見てみますと、御指摘のとおり15万円が限度でございます。そして、作業道の開設事業の有効な利用により、山林の手入れが行えるようにこれでも支援していきたいと考えております。  それから、公道への接続で少し単価を上げてはということでございましたが、作業道が接続する公道への土砂の流出を防ぐためには、現在1メートル当たり300円の補助、先ほど申し上げたものでございますが、1メートル当たりこれを増額してという御提案でございましたけども、上げて簡易横断溝を布設する等の条件をつけることが可能かにつきましてでございます。これにつきましては、事業申請時にその施工についての説明を十分に行い、公道から分岐、そしてまたは公道沿いに開設する場合の土砂の流出は申請者において十分注意をするよう説明いたしております。そういうことでありますので、これは御理解もいただいておると思いますので、どうぞ御理解のほどいただきたいと思います。  そういうことでありまして、限りある財源の中でより多くの森林所有者の方に作業道の開設をしていただきたい。こう思っておりますので、現在の単価で現行の単価で今後も行ってまいりたいと考えておるところでございます。  以上でございます。 178 ◯議長(杉 修次君) 再質問ございますか。四木議員。 179 ◯19番(四木満男君) まず、森づくり県民税ですが、交付額、健全な人工林、ハード事業ですね。間伐等の森林育成強化事業ですか。そういったものを16.3%の県からの配分率、担い手が8%、情報提供等が1.3%。こうした事業費の充当額というのは積算的なものは、どういった形で県の方に申請してそれが採択されておられるか。特にハード的なものを重点的に申請されたようにも思えますが、そうした積算を見積もるときどういう事業をどうしたいからというものは、どこらの森林組合でやられるのか、また行政の方でやられるのか、そこらどういうふうにして県の方に申請しておられるのか、ちょっと伺いたいと思います。  また、担い手の実情というのをちょっと伺いたいと思っておりましたが、専業林家の戸数、そういったものがわかれば、また事業所の数とか、担い手がどのくらいおられるか、把握しておられたら示していただきたいと思います。  こうした担い手に対するこうした基金の助成というのも有効な方法ではないかなと考えておりますので、ぜひお願いします。 180 ◯経済部長(恩田 寛君) その前に申しわけございません。私が申し上げました先ほどの林道で、総延長は27万9,124キロメートルでございます。(「27万9,124キロメートル言うたが」と19番四木君の声あり)済みません。と申し上げましたが、申しわけございません。ちょっと桁が違いました。279.124キロメートルです。申しわけございません、ちょっと桁が。  先ほどの御質問で、事業はこれはほとんど森林組合が申請するものでございまして、そこで計画を上げてまいります。査定を受けるわけでございまして、例えば森林機能強化事業では、間伐査定事業で補助率が10分の4、作業道の補助の基本額が2分の1というようなこういう規定がございます。それを申請をいたしまして決まってまいるわけでございまして、この森林機能強化事業では、配分率が県全体の新見市では20.8%と、このように大きいものをいただいておるということで、個人も森林組合に申請をして計画を上げていただくということで、ほとんどが森林組合の事業になる。森林組合の申請と思っていただければと思います。  それから、担い手の育成でございますが、専業林家の状態、それから林業の戸数とこれらの県民税の活用につきましては、岡山県が事業主体で平成16年度から毎年ニューフォレスター創造事業といたしまして、健康の森において新規就業者を対象に間伐等の実施をいたしております。そしてまた、ニューフォレスター育成事業として新見市森林組合が事業主体で、現場研修経費の助成を受けながら、ニューフォレスターを育成していると。このような担い手対策事業を今活用して、林業労働者の確保に努めていきたいとこのように思っておるところでございます。  それから、林家数は1,151戸でございます。それで、専業でこれに従事しているのは個人を含めまして推計でございますが、30者(社)程度ということでございます。  以上でございます。(「30者(社)は事業所じゃな」と19番四木君の声あり) 181 ◯経済部長(恩田 寛君) 個人を含めまして30戸・者(社)とおとりいただければと思います。 182 ◯議長(杉 修次君) 質問ございますか。四木議員。 183 ◯19番(四木満男君) 県民税の方はわかりましたが、この林道愛護奨励規定に関する報奨金の申請が非常に路線数に比べて少ないように思います。270路線あって、年間多くても12件とか11件とかいう数字でございます。これはなかなかそうした林道の受益者に、そして制度が徹底していない面もあるかと思いますし、これ非常に100メートルが500円という報奨金、これは市道の場合に比べても半額とかいうような御説明も聞きましたが、市道の場合だったら路面が舗装してありますので、非常に路面の修復とかはないと。林道の場合はもう砂利道なので、そうした修復等を考えますと、費用の方は市道に比べますと非常に高くコストがつくんじゃないかと思います。  そういうところも考慮して、少し上げることも考えながら、これ林道は本当にまた局地豪雨とかでは本当に逆に土砂、そうした敷き詰めてあるバラス等が流れ出て災害等にもつながりかねませんので、横断溝の整備とか草刈り作業というのは本当に重要な作業ではないかと思います。そういうところも考慮する必要があるのではないかと思います。  300メートル道路につきましては、いろいろな要望が出とるとの声も聞きましたが、そうしたものを実際所管課の方でも把握しておられると思いますが、結構要望も多いようなので、それはなかなか予算もふえることかと思いますが、この下作業道があってこそ間伐等の山林の手入れが行き届くものでありますので、ぜひそうしたところも考慮する必要があるのではないかと思いますが、そういうことを踏まえてもう一度答弁していただきたいと思います。 184 ◯経済部長(恩田 寛君) 林道につきましては、一般市道のように受益者が不特定多数と申しますか、ではございません。限られた一定の方の受益な道ということも言えるわけでございまして、また生活道を兼用されている地域の林道につきましては、こうして申請が出てやっていただいておるというようなこともございます。できれば、この金額で受益者において守っていただく、そういった地元の姿もぜひ見せていただきたい。行政もできる限り応援をしてまいりたいと、このように考えるところでございます。  以上でございます。 185 ◯議長(杉 修次君) 四木議員。 186 ◯19番(四木満男君) 受益者が少ないから管理する人も少ない、逆に考えたらそういうことにもなります。そして、手入れができないということにもなりますので、ぜひそうした高齢化が進む地域のことも考えてやっていただきたいと思います。               〔質問時間終了のベルが鳴る〕 187 ◯議長(杉 修次君) これをもちまして、四木満男議員の一般質問を終わります。  次に、12番井山基議員の登壇を願います。12番井山議員。               〔12番 井山 基君 登壇〕 188 ◯12番(井山 基君) 12番井山でございます。2日目の最後のバッターとして御質問をしたいと思います。また、傍聴者の皆さん、長時間にわたりまして御苦労さまでございます。  1、神郷温泉についてお尋ねをいたします。改修方法と運営計画について当局の考えをお聞きいたします。  去る11月17日に神郷地域審議会と神郷温泉存続を求める会、地元選出議員がグリーンミュージアム神郷温泉の早期再開を求め、市長に要望したとのことでございます。この要望のてんまつとその要望を受けた上での市としての支援、今度の展開における市のかかわり方について問いたいと思います。  さきの9月の議会においても、私を初め同僚議員からも神郷温泉の改修、営業再開については費用の面、今後の神郷地区の観光への波及の面など、心配の声が多くあったように思っているところでございます。9月の議会での同僚議員への答弁では、改修整備費が温泉棟の施設内及び屋外埋設パイプの修繕に約6,000万円の費用がかかるとのことでございました。しかし、今回の予算においては、その改修費が必要最低限の改修にとどめ、その6,000万円を大幅に下回る1,719万円で対応するとのことでございます。まず、この6,000万円と根拠づけたときの経費の内訳と1,719万円に削減した暁に削ったものとはどのようなものがあるか、お伺いをしたいと思います。  神郷地域の皆様の要望といいますのは、神郷地域の目玉であるこの施設が簡単に消すことはできない、そういう切実な思いから動いているものだと思います。地域住民の思いを大事にしていただき、市当局として公の施設、設置者として今後どのように支援や行政としてのかかわり方を考えておられるのか、お考えをお聞かせ願いたいと思います。  2項目めに入りたいと思います。支局区域及び新見市周辺地域の活性化についてお尋ねをいたします。先般6月、そして9月でも質問をさせていただいているところでございますが、今一度お聞かせいただきたいと思います。それは、我が市の急激な過疎化についてでございます。過疎化が進む我が市の現状は、とても憂慮すべき事態と言えます。過疎化を食いとめるためには、若者が定住するための策としては、雇用問題、経済対策、住宅基盤整備、子育て支援、学校教育問題、結婚推進問題などなどがあります。また、お年寄りが生きがいと暮らせるためには、緊急通報整備、地域内公共交通機関の整備、医療整備でございます。現役世代が快適に暮らせる策としては、雇用問題、地域内の交流の参画などがすべてが新見市が積極的に取り組んでいる、また可及的に取り組むべき策ばかりでございます。  また、過疎化問題にあいまって、昨今の全国的な財政問題や国会の政局混乱などにより、今までのような中央集権的な政治、行政の手法では市民の行政離れは深刻の一途をたどるばかりと考えます。集権的な考えといいますと、新見市の現状を見るには従来の行政から市民への一方的な施策の伝達がちらほらと垣間見えます。また、市民と行政の関係に問題が生じた場合、要求、要望、陳情でその問題を実現してもらう姿というのは、まさに市民が顧客的な立場にある感じさえ感じます。  地方分権社会を持続可能なものにしていくためには、さきに述べたような非常に多くの諸問題を官民一体となり、協働し、一丸となって取り組む仕組みを構築する必要があると考えますが、そうした中で当局として市民が行政活動に積極的にかつ気軽に参画できる事業をお考えがあるか。市民団体が参画していただける事業の実例をお聞かせ願いたい。  また、私がこういう地域を歩いてみて率直に思いますのは、合併してから旧新見市の周辺部、ことさら支局区域が元気がなくなったと申しましょうか、行政に対してのあきらめともとれるというような雰囲気が充満している点であります。  1つは、行政、行財政の効率化、スリム化を追求する余り職員数も減少傾向にあり、なかなか1つの困り事があれば職員が出向いて話を今まではしてくれていたが、今はなかなかそうはいかなくなっている。過疎に拍車がかかり、周辺部の小売業やサービス業は閉塞感に包まれています。さきに申したような官民一体となって取り組む1つとして、周辺地域の総合的な活性化策を当局としてどのようなものを考え、今いる現在の職員をどのように生かして政策を行おうとしているのか、どう行動しているのかをお伺いをいたしたいと思います。  3項目めに入ります。新見市として目玉となる地場産業の開発、育成についてお尋ねをいたします。  (1)の1)でございますが、新見市を全国に発信ができ、定住人口、来客人口が増加する施策は、ということでございます。  2)でございますが、景気後退の中で民間活力も停滞している今こそ職員が率先して地域に出向き、地域づくりに取り組み貢献する策はないかとお尋ねをいたします。  1に対しまして、2の項目に引き続き同じですが、過疎化の進む我が市の中で、新見市ここにありというきらりと光る施策が必要だと考えます。合併以前には、全国初の電子投票のまちとして成功を収め、次期市長選、市議選でこの電子投票を復活するということでございます。また、第1回全国ブランド牛交流会を開催し、国産牛の交流と国産牛振興を図る大会を先駆けて開催されたことは、新見市を全国に発信する契機と考える重要な施策だと考えます。  そういった中においても、定住人口、来客人口が増加する施策としては、地場産業の育成が肝要だと考えます。数でいうと、最近ではピオーネ、トマト、花木では小菊やリンドウは市場でも新見市ブランド化が定着しつつあります。高齢化に伴う休耕地が目だっている昨今、定着しつつあるものの育成、発展策はもとより新規需要の開発も必要なことと考えます。  地場産業の育成、開発、新見市を活性化するという観点から、どのようなものを考えておられるか、市当局の考えをお聞かせください。  2、また全国的に景気後退、経済不況により民間活力もなかなか明転が見込めないところでございます。我が市も例外ではありませんが、地域の活力低下を食いとめる策を市民と地域から出ている職員とが相互に知恵を出すような場を設けることが、私は大事だと考えます。  先ほども申しましたように、職員の数も年々減ってきています。合併して職員の数も多い今こそ、金はなくても知恵は出せる、汗は出せる職員を育成することを目標として、総合的な地域づくり懇談会のようなものを提案するわけでございますが、当局の考えをお聞かせ願いたいと思います。  市長さんには、去る東京へ出張の折、麻生総理大臣、石破農林水産大臣と懇談ができたときがあったと思いますが、市民への東京出張の手土産として、その際の懇談内容をかいつまんでお聞かせ願いたいと思います。  4項目めといたしまして、長寿医療制度の対象者への短期ドック・脳ドックの費用の一部助成策についてお尋ねをいたします。来年度以降も必要な事業であると考えるが、当局の考えを問いたいと思います。  去る6月補正予算において、緊急的に提案され、実施された後期高齢者医療、いわゆる長寿医療制度の対象者に対しての短期人間ドック・脳ドックの助成ですが、この制度の全般については春から全国的に報道されたわけですが、75歳以上の方についてのドック助成は当初、国においては助成されないことになったわけですが、石垣市長の判断において助成を決断されたところでございます。  現在、我が市の長寿医療制度の対象者、75歳以上となるわけでしょうが、対象者数はいかほどなのか、そして短期人間ドック・脳ドックの受診者数、そして対象者数とドックの受診希望割合はいかほどだったのか、教えていただきたいと思います。  そして、今年度は緊急的対応であったために、なかなか広報が行き届かなかった方もおられると思うんですが、来年度についても本年度と同様、高齢者の重篤症状になる前の早期発見、健康保持のためにぜひともドック助成を継続していただきたいわけですが、市長のお考えをお聞かせいただければと考えます。いかがでしょうか。  以上、1回目の質問を終わります。 189 ◯議長(杉 修次君) しばらく休憩をいたします。                             午後3時56分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後4時10分  開 議 190 ◯議長(杉 修次君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  引き続き一般質問を行います。  井山議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 191 ◯経済部長(恩田 寛君) まず、1番目の。神郷温泉につきまして、改修方法等6,000万円が1,700万円になったこと、これから行政としてのかかわり方の御質問でございますが、この神郷温泉の再開につきましては、小郷議員の御質問にお答えしたとおりでございます。  今、高瀬振興会と協議を重ねておりまして、地元振興会にもこの開始に当たっても御理解をいただいておるところでございますし、これからの運営方法も安定的なものをどのように持っていくかということを先ほど申し上げましたように、小郷議員に申し上げましたように、そういった点を十分に詰めながら進めております。  新年度に向けて、指定管理を地元の方にやっていただくべく進めておると御理解をいただきたいと思います。  以上でございます。 192 ◯議長(杉 修次君) 再質問ございますか。井山議員。 193 ◯12番(井山 基君) 先ほど答弁の中で、同僚議員の中でほとんど説明したということでございますので、私もあえてほかの方面からお聞きしたいと、このように思うわけでございます。  この改修方法、6,000万円が1,700万円、これが大幅に減少した根拠ですね。これをどういう形か、先ほど同僚議員の中の説明にあった温泉棟の中を削るというようなお話でございます。そういう中で、温泉棟を削ったら、6,000万円が1,700万円。私、先般いろいろ説明をさせていただきました。この明細書を見る中では、温泉棟だけで約5,800万の工事費がかかるような状況でございます。ほとんど温泉棟の中には、もう今までの設備はなく、薬草湯、あるいはサウナはあるんですかね。ちょっとその辺の中身のどういう状況か、もう一度何々がなくなったか、何が残るのか教えていただきたいと思います。 194 ◯経済部長(恩田 寛君) 小郷議員の御質問でもお答えしましたが、地下埋設管を大きくやらなくて済むということが最も大きい減額の要素でございます。  浴槽でございますけども、これもご説明申し上げましたが、サウナを含めて9つあると申し上げておりますが、露天ぶろ、それからサウナ、水ぶろ、泡ぶろ、中温全身湯、それから高温全身湯、部分湯、上がり湯、薬草湯、これらでございます。この9つのうち、残す物から申し上げますと、露天ぶろ、中温全身湯、それからサウナ、水ぶろ、この4つを残します。  そして、あとの泡ぶろ、高温全身湯、部分湯、上がり湯、薬草湯。部分湯というのはたたき湯でございますけども、この浴槽を砂であったり砂利であったり、当面これで中止にしておくということで、また入り込み客、またお客さんの要望がありましたら、運営が順調にいくようになりましたら、またこういうものも再開がすぐできるような形に持っておきたい。当面は、ここの部分は非常に埋設管をすべて掘り起こしてやらなければならないということもございますので、一応中止にさせていただくと、こういう形をとらせていただこうと思います。  以上でございます。 195 ◯議長(杉 修次君) 井山議員。 196 ◯12番(井山 基君) そういうことで、一番大事なおふろの中がたくさん節約されたという感じでこの経費が出たというふうに受けとめれば結構ですか。 197 ◯経済部長(恩田 寛君) そのとおりでございます。  以上でございます。 198 ◯議長(杉 修次君) 井山議員。
    199 ◯12番(井山 基君) しかし、今後経営されていく中では、やはり温泉が好きな方はこういう設備がなかったらなかなか人が来ない。このことが、私は懸念されると思うわけでございます。ただ、おふろに入るだけでは、ここの温泉は冷泉でございます。冷泉といいますと、湯を沸したり、いろいろな経費が要ります。これをすることによって、この燃料の経費が削減できたり、また市長も先般この新聞を見ますと、冬場は休館したらいいじゃないか、こういうお話もございました。その辺が、経費節減のためにやるのか、ただこのおふろを立ち上げるだけのことで意味があるかないか、市長、いかがなものですか。 200 ◯市長(石垣正夫君) 浴槽等々いろんなものがあった方が、これは来られる人は非常に喜ばれると思います。しかし、経営ができないということは意味がないので、最小限でやって経営がうまくいけば、次々また復帰しようという考えで地元と協議して、今の現状のように復帰するということでございます。 201 ◯議長(杉 修次君) 井山議員。 202 ◯12番(井山 基君) それでは、そこのおふろの部分以外は皆、例えばバンガロー、屋外活動センター、みどりの館、この辺の配管はどうなりますか。 203 ◯経済部長(恩田 寛君) すべて周辺施設、水道漏れ等全部修理をいたしまして、すべての施設が使えるようにいたします。  以上でございます。 204 ◯議長(杉 修次君) 井山議員。 205 ◯12番(井山 基君) 今、全部施設が使えるということで、おふろ以外はそんな安くつくのであれば、なぜ早く早急に5月、6月ごろにそういう案を出してあげなかったか、その辺についてお尋ねをいたします。 206 ◯経済部長(恩田 寛君) 以前から申し上げておりますように、これが温泉棟の地下を走っている送湯管ですか。これがすべて埋設いたしておるものを掘りうがしてやらなければならない。そうすると、必然的に金額いかんにより相当の期間がかかってまいります。設計もやり直さなければなりませんので、そういうことでやむなく中止をしたところでございまして、これを順次検討してまいって、これが経営上もこれからさきの経営上もいいだろうと、地元とも協議をいたしまして、こういうことを打ち出したわけでございます。  以上でございます。 207 ◯議長(杉 修次君) 井山議員。 208 ◯12番(井山 基君) 今、説明がございました。こういう結果で、来年の4月にはオープンというような形でございます。そこで、今後経営される方、地元の神郷地域審議会の皆様というふうなお話を高瀬地区の皆様というようにお話を聞いております。まず、この運営に当たってどういう方法でやられるか。委託料は幾らか。運転資金が例えば地元のされる方によって運転資金が必要であるか。今までバスがあったり、いろいろな備品があったりいたします。そういうバス、車両はなくなっておるような状況でございますので、その辺を市としてのかかわり方、どういうふうに見てあげるか、その辺についてお尋ねをいたします。 209 ◯経済部長(恩田 寛君) 指定管理者を今地元の団体にということで、一応公募によらないということで説明をさせていただいております。これも、これから選考会に諮るわけでございますけども、一応そういう形で進めさせていただいておりまして、地元とこういった指定管理料もこれから協議に入っていきたいと思っております。今、こういうことで、これによりまして以前よりは市からの指定管理料も少なくなるのではないか。要するに、湯をそれだけ沸さなくて済むと、経費が要らないということからして、そのあたりも御理解を賜って以前よりは少し安くなるのではないかと想定をいたしております。そういう形でお話を進めさせていただいておると思っていただきたいと思います。  以上でございます。 210 ◯議長(杉 修次君) 井山議員。 211 ◯12番(井山 基君) 一番地元の人がやるやらんについても、問題は委託料の問題だと私は思います。委託料が何ぼであるか、委託料があるかないかによって、また地域の人も考えられると思いますし、やはりその辺の委託料を提示されたか、されないかを説明をお願い申し上げます。 212 ◯経済部長(恩田 寛君) 委託料の提示につきましては、根本的なことではありますが、まだ正式なものは提示いたしておりません。 213 ◯議長(杉 修次君) 井山議員。 214 ◯12番(井山 基君) 一番の問題は、私はこの委託料ではないかなと、かように思うわけです。この委託料によって、やっぱり地域の人もまた振興会の人が要望しています、地元の方の要望、というのが地域の皆さん全員が一致しておるのか。ただ、振興会だけの要望なのか。その辺をお聞きしたいと思います。 215 ◯経済部長(恩田 寛君) これにつきましても、再三申し上げておりますように、地元、皆さんの熱意であろうと思います。そしてまた、これを受けまして行政、市としましても、本当にここにもう一度活気を、再び活気が出るようにと再開を決めたわけでございます。どうぞ、御理解をいただきたいと思います。 216 ◯議長(杉 修次君) 井山議員。 217 ◯12番(井山 基君) 活気とか何とかやはり経営に当たって、私も大佐時代の折に風の聖域という第3セクターで経営を株主としてやっておりました。そういう中で、本当に経営がうまくいかなったら地域の人もコミュニケーションがなかなかとれなくなる。この状況を私は心配しておるわけです。運営がいかなくなって金の手出しをしなければならない、こういう事態が発生した場合のことを考えたら、市としての支援をはっきりしないと、私は今後進めていくわけにはいかない、このように思うわけです。  このことによって、初めはこの温泉を再開してほしい、再開をしてほしいという気持ちはわかります。しかし、何年後かたつにつれて、本当に赤字経営になって市が神郷温泉の場合は補てんがきくというようなこともありますので、補てんをされれば問題はないですけど、赤字を個人負担、振興会が負担するような事態が起きた場合に、その想定を考えられておるかおらないか、市長、いかがなものですか。 218 ◯市長(石垣正夫君) 今まで旧町時代にいろいろな施設をしております。ほとんどその時代にも一般財源をつぎ込んでいっておるような状況でございます。それも、地域の活性と雇用対策という大きな名目を負っていろんな施設をやられておるんですね。それが、ほんなら果たして今言われるように、公費を全然使わなくすぐできるかというたら、これは難しいわけです。だから、我々は最小限公費を抑制すると。地域の皆さんも頑張ってもらうということで、地域の皆さんに見積もりを今お願いしております。そういう中で、双方合意していこうと。そうか言って今まで以上に運営するのに市費が要るというのは、私は市民も認めないということでございます。その辺もよく相談しながら、運営できるようにやっていこうと。  今まで、私がかかわっていろんなことを旧町時代にやられたものでも、かなり復帰しているんですよね。意識が変わっている。だから、私も今回やれば、意識が変わって地元があれだけ頑張ってやろうという気ですから、恐らくうまくいくと確信しております。確信しない、つぶれてもいいようなものは出しませんので。その辺をよく地元と相談して、市も経費ができるだけ少なく、また向こうも出費をしない、またお客さんも大勢来ていただくよう、また雇用もできるように双方で相談して、いい接点を見つけたいという気がしております。  井山議員が言われるのはよくわかります。破産するようなことになったら、大変なことになります。その辺も十分我々も注意してチェックしながら、うちも積算していこうと思います。御理解いただきたいと思います。 219 ◯議長(杉 修次君) 井山議員。 220 ◯12番(井山 基君) 今、市長の答弁でわからないこともないんですが、私が先ほど言いましたように本当にこの地域の人が経営するに当たって、この1年間のブランクあるいは燃料高騰によっていろいろな問題が発生しているわけでございます。そういう中で、地域の人に負担のかからないような支援、いろんなものを考えてあげてやっていかなければならない。このことが大切なんだと思います。そういう意味で、経費は最少の経費で最大の効果を出していただくようにしっかりと頑張った御指導をしていただきたいと、かように思うわけでございますが、その辺部長、どう思いますか。 221 ◯経済部長(恩田 寛君) 肝に銘じて取り組んでみたいと思います。そしてまた、この御心配の向きでございますけども、本当に私どもも委託料を単純に出すのではなく、これも十分に入り込み客等、地元の方とそういった付加価値をつける施策もいただいておりますし、そういったことを積算しながら適当な委託料も必要かと思っております。十分にそういった本当に無計画なことでなくして、十分地元と協議を進めながらこれを進めてまいりたいと、このように思っております。  以上でございます。 222 ◯議長(杉 修次君) 井山議員。 223 ◯12番(井山 基君) 最後の1つの質問といたしまして、地域の振興会の皆さんだけではなく、神郷地域の一帯のアンケートをとっていただいて、そのアンケートの結果によって本当にあるべきかないべきかを考えていただきたいと思います。  この件はこれで終わり、次に入ってください。 224 ◯議長(杉 修次君) 一般質問の途中ですが、申し上げます。本日の会議時間は、会議規則第9条第2項の規定によりあらかじめ延長いたします。  井山議員の2項目めの質問に対する執行部の答弁を求めます。 225 ◯市長(石垣正夫君) 2項目めの項目ですが、支局区域及び新見市周辺の活性化策、御質問があったように合併いたしまして、周辺が非常にさびれておるというような状況をお聞きしました。我々といたしまして、そういうことのないよう今まで努力しておりますが、全国的に聞きましても、やっぱりそういう地域はさびれておるというのは間違いないと。国も、合併して周辺地域がさびれたということを非常に感じて、今議論になっております。また、全国的に見ても都市だけがよくて我々の地方、田舎はよくないと、こういうことも関連しておるわけですよね。この合併をだれが勧めたかいうたら、国なんですよね。だから、我々も今地方の今のような合併をして、周辺部がさびれておると、何とかしてほしいということも言って提案もしております。だから、今のこともよくわかりますので、我々も頑張っていきたいと。  それと、国に言いましても、ものをやれやれ言うのではなしに、やっぱり我々の基礎自治体も物を考えて、提案しなければもう今してくれません。だから、地元もやっぱり地元で考え、我々いろいろ要望していただいて、一緒になっていくということを行政の我々も考えていくということをしなければならないと。  たまたま新見市は、地域審議会を各支局につくっておりますし、また支局には調整金も配分しております。また、いろんなことがありましたら、またそれ以外でも我々予算をつけようということをしておりますので、そういうことを踏まえてやっていかなければいけないと。しかし、合併しても本当にかえって元気が出るような地域もあるんです。新見市でもあります。どこと言いますといけませんが、皆さん、察していただければ、物すごい元気を出しておられるんです。なぜかいいますと、合併しますと、吸収されてしまうというようなことで、本気でやろうということでやってかえって今相乗効果があって、市もいろいろ支援をしております。だから、逆の見方もあって、元気になっておるという地域もありますので、我々といたしましても、各地域が疲弊するということは非常に残念なことで、議員もおっしゃったように一緒になって今度考えて、少しでも地域が活性化するよう努力してまいりたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上です。 226 ◯議長(杉 修次君) 再質問ございますか。井山議員。 227 ◯12番(井山 基君) 市長に伺いをしたいと思います。まず、現在の支局の雰囲気というのは、各課とも本庁からの予算配分を受けながら事業執行となっており、市民が1つの相談に行ってもなかなか即決できず、従来よりも時間を要する組織体制となっているような状況でございます。それは、出張所的な事業権限、予算権限しか与えられていない現状が大きく起因するのではないかと私は考えております。  今後の支局のあり方をどう考えられておられますか。また、合併してからの支局のあり方を存続させるのか、1つの権限を持たせた支局の充実策を展望しておられるのか、またまた今後ますます本庁重視志向にシフトをするのか、その辺についてお尋ねをいたします。 228 ◯総務企画部次長(新持 正君) 今御質問のありました職員数につきましては、現在行財政改革集中改革プラン及び定員適正化計画に基づきまして、平成22年度までに消防・短大職員を除き、対16年度比20%の削減というふうなことで行財政改革を進めております。実際に平成16年度から20年度までに一般職員は80名の減員になっております。その減員分を本庁ですべてカバーするということは非常に事務量的に不可能でございます。18年度に支局の体制を見直しておりますが、19年度以降現在まで18名の体制ということで取り組んでおります。  それから、予算面につきましても、これも合併当初からの予算配分の方法でありまして、当然本庁で予算を持っておるものを支局に配分しております。そういったものもございます。ただ、内容によりましては、当然支局だけでは対応できない部分がございます。それは、本庁が出向きまして、それぞれの問題に対応しておろうかと思っております。  以上でございます。 229 ◯市長(石垣正夫君) 支局の体制でございますが、これは合併協議会で決めまして、20%削減ということで削減していっておるというような状況で、当然先ほど言いました20%ほど減っております。しかし、支局を今どうする、こうするというのは全然考えていません。従来どおりで今進めていこうという考えを持っております。  それから、予算等でなかなか届かないということは、私はちょっとないと思います。そういうことがあれば、具体的に、今でなくてもいいんですけど、言うていただきゃ我々がまた指示します。だから、今回の補正予算、例えば土木の修繕でも、もうこっちが行ってもしいろんなことがあれば言いなさいと。市民の皆さんも、道路を直したいとか、水路を直したいとかいろんなことがあるから言うて、支局へかなり我々が指示しまして予算もつけたようなことで、だから、規制をしょうるとかいろんなことは決してしませんので、言うていただければスムーズに物事を順調にやっていきたいという気がしておりますので、御指摘いただければと思います。  以上です。 230 ◯議長(杉 修次君) 質問ございますか。井山議員。 231 ◯12番(井山 基君) 市長のお話を聞きました。そういうことで、今度は過疎化を食いとめるための策として、若者が定住するための策、雇用問題、経済対策、住宅基盤整備、子育て支援、学校教育問題、結婚推進問題、それぞれ担当課の部長さん、この中の今後について説明をしていただきたいと思います。雇用問題にはどういうような対策があるか。経済問題にはどういうような対策があるか。基盤整備は今後どういうふうなところでやるかいうことがあれば、教えていただきたいと思います。 232 ◯市長(石垣正夫君) 財政やいろんなことが出た、基本的には私が考えておるのは、もう分権改革をして基礎自治体へ権限と財源をもらうと。これが基本なんです。今の状態で、ほんなら新見市が岡山県がよくなるかいうたら、今の税制改革のようなものなら私はならないと思います。今は、1局集中で東京しかこのままの形では生きていけないと。大阪でもやっていけないというような状況なのでね。だから、分権改革をきちっとして、こういう周辺にも権限と財源をもらってやらなければいけないと。  きのうも、テレビで皆さん見られておりますように、丹波市さん等々も二重構造になっております。まさになっとるんですわね。そういうことを改めなければ、何ぼ地方で元気を出せと言っても、今の状態ではならないという気がしておりますので、今後も新見市は精力的に分権改革に取り組んで、権限と財源を移譲していこうという気がいたしております。  詳細なこまかい部分は担当部長が説明させていただきます。  以上です。 233 ◯経済部長(恩田 寛君) 市の活性化でございますが、経済対策としましても、これまでも本議会にも計上させていただいております支援策等、こういったことでも緊急な面、計画をいたしております。そしてまた、特産品の振興につきましても、あらゆる補助対策を設けておりまして、県のこうした動向を見ながら農協等ともタイアップしながら、農業振興も図ってまいりたい、そしてまた観光開発につきましても関連の方々と十分な協議をして市に来ていただける施策をあらゆる手立てを講じていかなければならない、このように思っておるところでございます。  いずれにしましても、あらゆる面でそれぞれ分野ごとに活動を計画いたしておるところでございます。また、そういうことで議員の皆さん方にもいろいろ御協力をお願いしたい、このように思っておるところでございます。  以上でございます。 234 ◯建設部長(定岡正幸君) 御質問がございました基盤整備でございます。新見市におきましては、中山間地域ということでまだまだ都会に比べて道路の改良とか水道水、こういうもののそれから環境整備の下水道整備、こういう基盤整備もまだまだおくれた地域でございまして、積極的に改善に向けて事業を実施してまいりたい。そのためには、財源を確保することが一番でございまして、国等に対してもこの辺を特に要望して、基盤整備の確保に改善に向けて頑張っていきたいと、そのように考えております。  以上です。 235 ◯市民生活部長(吉田 彰君) 子育て支援の関係で出ましたから答弁をさせていただきますけど、少子化が進む中で市の出生数も今のところ大体230人前後が生まれてきておりますけど、そうした中で子供を産み育てやすいそういう環境をこれからもつくっていって、そういう支援の策を講じてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 236 ◯教育長(藤野浩吉君) 教育の面でございますが、先ほどの11月の市報にも教育の元気を出しますという報道をさせていただきました。そういった中で、1つは認定こども園等としての子育ての支援と幼児教育の両立というような面で取り組んでいきたいと。そして、いち早く国際化を目指しての英語教育というようなものを小学校から中学校まで一環したコミュニティ能力の育成を目指して取り組んでいきたい。そして、二学期制等を導入しながら、またそういった子供たちにいろいろな体験活動、それから交流学習、そういった面、あるいは中学生あたりは広く海外にも目を向けて短期留学というようなことも考えられるので、そういった面で活性化というのが学校教育の中にはあると思います。  それから、もう一つは地域の力、こういうものを人材を学校支援、地域人材学校支援事業というようなものがございます。地域に子供がおります。少子化といえども、我が家におらなくても近所におります。そういった子供たちを通して、学校へも地域の方の目を向けていただくと、そういう学校教育の面ではあります。  それから、もう一つは地域にはすばらしい文化と伝統があります。この文化と伝統を守る地域の方で子供たちを含めてそれを活性化にぜひ使っていただきたい。交流人口をふやすというようなことじゃなくて、地域は元気だぞというのを子供たちとともに見せる、そういった地域づくりをしていっていただきたい。iチャンネルで見させていただきますと、すばらしい伝統行事がございます。自然もございます。そういうものを使って、ぜひ地域が元気を出していただきたい。こういうことを強く思っております。  そういうことで簡単でございますが。 237 ◯議長(杉 修次君) 質問ございますか。井山議員。 238 ◯12番(井山 基君) そういうこと聞いて、本当に若者がこういうことを望んでいる。このことによって過疎化がだんだんと少なくなる。1つの問題は結婚推進問題です。これはだれも説明がございません。もうこの結婚推進問題も、本当に説明があってほしかったと私は思うわけですが、これはなかったから仕方がない。やはり、そういう若者が定住するため、過疎化がなくなるためには、こういう問題を新見市はアピールして若者がここへ住んでいただけるような状況づくりをしっかりとしていただきたいと思います。  そういう中で、副市長さんにお尋ねをいたします。職員の今後の取り組み、こういう形でどういうふうな取り組みをしていくのか、その辺についてご説明をいただきたいと職員の指導、ここが大変なんだ、これから大切なのではないかなとかように思うわけです。職員をしっかりと本当に金はなくても、汗は出せ、知恵は出せます。そこら辺のことをどういうふうに思われているか教えていただきたいと思います。 239 ◯副市長(柴田 仁君) 今、図らずも回答までいただきましたけれども、知恵を出すか、汗を出すか、そういった職員になってほしいと思います。  今、御承知のように行財政改革を進めておりまして、定員の削減を行っております。そういったことで、本当に支局のみならず、本庁の各課におきましても、かつかつの状態で日々の業務の精度は年々上がりを求められる。そういった中で職員数はどんどん減っていく。本当にきゅうきゅうとした各部署でございます。そういった中で、いかにモチベーションを高く保つか、そういったことは常に心がけてまいりたいと思いますけれども、行財政改革定員削減もほぼ限界に達しておりますので、これからはそういった今の定数の中で部局間の見直しを行って、効率的にそういった行政の運営を行ってまいりたいと。いずれにいたしましても、職員が職員みずからが健康で元気でなかったら、支局本庁地域を含めて元気にはなりません。そういったことで、そういったことに配慮をしながら、一丸となって地域の活性化に取り組んでいけるような職員づくりを目指してまいりたいと思います。  どうぞよろしくお願いいたします。 240 ◯議長(杉 修次君) 井山議員。 241 ◯12番(井山 基君) ちまたの市民の声は、支局に行ってもなかなか愛想はよくない、あいさつはない、サービスは悪い、こういう声をたくさん私は聞きます。そういうことのないように、職員も出向いてはっきりと物が言えるような職員になっていただいて、市民サービスをしっかりとしていただけるような状況づくりをしっかりと御指導いただきたいと思います。  市長、その辺を御指導できるかできないか、お願いを申し上げます。 242 ◯市長(石垣正夫君) 新見市の職員は本当に皆さんは気づかれないかと思いますけど、優秀なんですわね。それは皆さん、ほんなら15市あっていろんなことを競争したらどこが勝つか。新見は圧倒的なんですわね。情報化でも技術的でも、本当にもうすばらしい技術を持っとるんですね。だから、そういうことも皆さん知っていただいた上で、ただ支局がどうこういうても我々はわからんわけですわね。それは具体的に言っていただかにゃいけません。だれがどこで悪い言わにゃ、総論的にはちっともわからんですわね。だから、具体的にどういうふうに悪いいうて、そうじゃない、いいところもあるわけですから。悪いいうのは、私は初めて聞いたんですわね。いや、いいのはずっと聞いておる。だから、こういうようなことが悪いんですよというのを具体的に言ってもらわにゃ、総論的に言われるのはこれは、おい、どこが悪かったのと言や、いえいえ、そういうことはありませんいうてみんな言います。だから、そういう具体的にこういうところが悪いとかいうことをぜひどういう対応が悪いとか、こういうようにしてほしいいうのをね。  私はいつも言うんですが、支局長は、もう今まで町長や助役がおられたり、教育長がおられていろんな人が来らりょうたと。今、それがおられんいうて非常に寂しいいうのはわかっているんです。だから、そういうお客さんが来たらぜひ対応したり、また皆さん来られたら声をかけて来てもらって話をして、お茶ぐらいは出すようにいつも言っております。しかし、本当に寂しいという状況はあるのは間違いございません。  また、そういうことがあれば、具体的に教えていただきたいいう気がしております。  以上です。 243 ◯議長(杉 修次君) 井山議員。 244 ◯12番(井山 基君) 具体的にお示ししてと、私もそういうことはなかなか言いにくうございまして、私も議会議員として市民の代表としてお聞きをしたものを今この場でお知らせをしたということで、今後そういうことを聞きましたら、その人に対してお聞きしましてまた市長の方にご連絡いたしますので、その節はよろしくお願いをいたしまして、次の項目に入っていただきたいと思います。 245 ◯議長(杉 修次君) 続きまして、3項目めの質問に対する答弁を求めます。 246 ◯経済部長(恩田 寛君) 3項目めでございますが、新見市として目玉となる地場産業の開発・育成についてということで、その中に特産品の生産支援ということの御質問がございましたが、ピオーネ、桃、トマト、そしてリンドウ等につきましては、新見市を代表する特産品でありまして、その維持・拡大につきましては生産者の高齢化、担い手確保、耕作放棄地等の課題もありますが、これらを解消いたしまして、農業と地域の活性化を図るためにふるさと特産物育成対策事業補助金、これによりまして各助成を行っておるところでございます。  今後も、新規就農者を中心といたしまして、担い手の確保、そして育成に取り組み、産地の規模拡大を図り、支援につきましても先ほど申し上げましたが、岡山県の動向を見ながら岡山県にも十分なお願いをしながら農協と連携を図り、できるだけの支援を行って地域の活性化を図ってまいりたいとこのように思っております。  以上でございます。 247 ◯市長(石垣正夫君) 麻生総理、あるいは石破農林水産大臣と会った感想ということでございますが、これはこの前もほかの議員さんから質問がありまして答弁したとおりですが、非常に好感を持って支援してやろうということを言っていただいておりますので、我々も今後農林水産省へ行って協議をして、この千屋牛のブランド化等につきましても振興しますけど、全国的なレベルの和牛振興にもつなげるものと確信しております。  以上です。 248 ◯議長(杉 修次君) 井山議員。 249 ◯12番(井山 基君) 10月30、31日と第1回全国ブランド牛の交流会がございました。これの成果というのは、どのようなものがございますか。 250 ◯市長(石垣正夫君) 成果いいますと、本当に各有名のブランド牛、9地区が寄りまして我々が考えておったものが、例えば上物率が3%しか出ないと。100頭に3頭しか出ないような肉でも、皆で我が地域だけでなく共有して物を考えていいものをつくろうと。競争ではなく、共有していいものをして上物率を出して、国民の皆さんや海外へ売ろういうようなものや、いろんなことが今後の交流の仕方、和牛に対する認識ができました。  ですから、1回目でございますので、初顔合わせでございますので、今後はこれを核としてさらに輪を広げていきたいという気がしております。大変な成果がありました。  また、東京等でも本当に報道関係が大勢押しかけていただきましたり、農業新聞とかいろんな経済新聞でも出ております。かなりPRになったという気がしております。  以上です。 251 ◯議長(杉 修次君) 井山議員。 252 ◯12番(井山 基君) ありがとうございます。私も先般6月に質問させてもろうた中で、限界集落の中で農業の企業参入ということで説明をいたしました。その話がだんだん進んで、荒廃地を借りてコンニャクをつくって、コンニャクをつくった中で今後コンニャクの製造加工、例えばこのコンニャクをハンバーグの中に入れて加工してカロリーの少ない低カロリーのものをつくるというような会社が来てやろうというお話があるわけなんです。  そこで、新見市としても協力していただけねばならないんですが、そういう生産をするような農家、あるいは荒廃地の土地をどうにかして借りるとか、借り上げるとかいうようなお話があるんですが、その辺についてわかる範囲で結構でございますが、その辺はどうなんですかね。 253 ◯経済部長(恩田 寛君) 経済部で農地をあっせんするというようなことはいたしておりませんが、十分にそういった情報は入れておりますので、ぜひお越しいただければと思っております。  以上でございます。 254 ◯議長(杉 修次君) 井山議員。 255 ◯12番(井山 基君) そういうお話も9月以降も進めてまいっておるわけですが、その辺を行政としてなかなか前に進んでいないような状況でございますので、早急にまたこの施設をお借りしたり、そのようなこともあると思います。その辺を協力していただけるような状況づくりをやっていただければと思うんですが、その辺は副市長さん、いかがですかね。 256 ◯副市長(柴田 仁君) 井山議員さんからそういうお話をお聞きして、あそこの料理道場あたりもそういった広範に使えるように条例改正を出さしていただいたところでございます。
     1点、逆にお願いになりますけれども、そういったコンニャクをつくる過疎地の荒廃を食いとめる、そういうすばらしい企業が来てやるんだというところまでをお聞きしておりますけれど、ぜひ早目に会わせていただきたいと、このようにお願いをしておきます。 257 ◯議長(杉 修次君) 井山議員。 258 ◯12番(井山 基君) そういう副市長の前向きなお答えをいただいたので、本当に私はあしたでも呼んできますので、またお会いしていただいて早急に解決をしていただいて、本当に地域の活性化ということでやっていただきたい。これが今回、私の質問する民間活力、地域づくりの最高の策ではないかなというように思うわけです。その辺をしっかりと今後頑張っていくように、私自体もしますので、市の方にも御協力のほどをお願いして、この件を終わりにしたいと思います。  次に入っていただきたいと思います。 259 ◯議長(杉 修次君) 続きまして、4項目めの質問に対する答弁を求めます。 260 ◯市民生活部長(吉田 彰君) 長寿医療制度の対象者への短期人間ドック・脳ドック費用の一部助成について、来年度以降も必要な事業であると考えるがどうかということでございます。  長寿医療制度につきましては、本年4月から施行されました。これによりまして、これまで国保の保険者として人間ドックを受診されておりました75歳以上の方が人間ドックを受けることができなくなったという状況が起きました。  こういう状況の中で、対象者を75歳以上の希望者全員に拡大をいたしまして、県下の他の市町村に先駆けて市独自の事業として実施をいたしました。人間ドックを受診することによりまして、疾病の予防、あるいは早期発見、早期治療が期待できますので、来年度も事業を実施するように計画をいたしております。また、周知の方法につきましてでございますが、多くの方にこの制度を知っていただいて受診をしていただきたいというふうに思います。市報でありますとか、あるはケーブルテレビ行政チャンネル等を通じまして広く広報を行うようにいたしたいというふうに思います。  以上でございます。 261 ◯議長(杉 修次君) 井山議員。 262 ◯12番(井山 基君) この制度は本当に市長の決断によってすばらしい決断ではないかと思います。高齢者の方が少しでも1年でも2年でも長生きをしていただいて、早期発見をしてもらえば1年でも2年でも長生きができるのではないかなと。また、医療費も要らないのではないかなと、このように思うわけでございます。  ほかの岡山県でほかの市町村、他市はどのような状況でございますか。その辺だけ教えていただきたいと思います。 263 ◯市民生活部長(吉田 彰君) 調査をいたしましたところ、75歳以上の人間ドックを実施しているのは、総社市と新庄村とそれから新見市ということでございます。  以上です。 264 ◯議長(杉 修次君) 井山議員。 265 ◯12番(井山 基君) すばらしいこの制度でございますので、来年度もしてやるという市長の決断でございますので、こういう面をしっかりとしていただき、私の一般質問を終わらせていただきます。 266 ◯議長(杉 修次君) これをもちまして、井山基議員の一般質問を終わります。  お諮りいたします。本日の一般質問はこの程度で打ち切りたいと存じますが、これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 267 ◯議長(杉 修次君) 御異議なしと認めます。よって、本日の一般質問はこれで打ち切ります。  次に、明10日の本会議は午前10時に開きます。  以上をもちまして本日の日程は終了いたしました。本日はこれにて散会いたします。                             午後4時59分  散 会 新見市議会 Copyright (C) NIIMI CITY Council, All rights reserved....