高梁市議会 > 2018-12-11 >
12月11日-03号

  • "防災情報メール"(1/1)
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  1. 高梁市議会 2018-12-11
    12月11日-03号


    取得元: 高梁市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-25
    平成30年第7回12月定例会        平成30年第7回高梁市議会(定例)会議録(第3号) 平成30年12月11日(火曜日)            〇議   事   日   程             午前10時開議第1 一般質問            ~~~~~~~~~~~~~~~            〇本日の会議に付した事件日程第1 一般質問     2番 森  和之君     5番 三村 靖行君     8番 石部  誠君            ~~~~~~~~~~~~~~~            〇出   席   議   員1番  伊  藤  泰  樹 君          2番  森     和  之 君3番  平  松  賢  司 君          4番  森  上  昌  生 君5番  三  村  靖  行 君          6番  黒  川  康  司 君7番  石  田  芳  生 君          8番  石  部     誠 君9番  石  井  聡  美 君          10番  内  田  大  治 君11番  宮  田  好  夫 君          12番  森  田  仲  一 君13番  倉  野  嗣  雄 君          14番  川  上  修  一 君15番  宮  田  公  人 君          16番  川  上  博  司 君17番  大  月  健  一 君          18番  小  林  重  樹 君            ~~~~~~~~~~~~~~~            〇出席した事務局職員事務局長     加 藤 幹 生          次長       川 上 秀 吉議事係長     河 邉 一 正            ~~~~~~~~~~~~~~~            〇説明のため出席した者〔市長部局〕  市長      近 藤 隆 則 君      副市長     藤 澤 政 裕 君  政策監     前 野 洋 行 君      政策監     土 岐 太 郎 君  総務部長    竹 並 信 二 君      産業経済部長  丹 正 鎮 夫 君  市民生活部長  三 上 武 則 君      健康福祉部長  宮 本 健 二 君  病院事務長   久保木 英 介 君      会計管理者   西 平 英 生 君  総務課長    赤 木 和 久 君〔教育委員会〕  教育長     小 田 幸 伸 君      教育次長    大 場 基 成 君〔消  防〕  消防長     渡 辺 嘉 久 君       ~~~~~~~~~~~~~~~            午前10時0分 開議 ○議長(小林重樹君) 皆さんおはようございます。 ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しておりますので、これより平成30年第7回高梁市議会(定例)3日目の会議を開きます。 本日の議事日程につきましては、お手元に配付いたしておりますように一般質問であります。 質問の順序は、通告質問一覧表のとおりであります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 一般質問 ○議長(小林重樹君) まず、森和之君の質問を願います。 森和之君。            〔2番 森 和之君 質問席〕 ◆2番(森和之君) 皆様おはようございます。 まず、7月豪雨災害により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。被害に遭われた皆様の心の傷が一日でも早く癒えるようお祈り申し上げます。 新人議員として、災害対応における力量のなさを改めて痛感し、じくじたる思いできょうまで過ごしてまいりました。本日の通告質問が、これからの高梁市の防災、復興の手助けになるようにと、12月議会、7月豪雨災害だけに絞って質問をつくってまいりました。市長を初め執行部の皆様には、誠意ある御答弁よろしくお願いいたします。 それでは、平成30年7月豪雨災害について7つの項目を用意していますので、順を追って質問させていただきます。 まず、(1)水源池についてであります。 一部の地域では断水が続き、大変な思いをされた方もいました。しかし、我が高梁市においては何カ所かの水源池が無事であったため、給水車などの給水活動や復旧作業のプラス要因となったのは間違いないと考えます。被害を受けた水源池の復旧検証とともに、無事であった水源池も今後の災害に対し安全性に問題はないか検証する必要があると考えますが、どうでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 丹正産業経済部長。 ◎産業経済部長(丹正鎮夫君) それでは、森議員の最初の質問に対して私のほうからお答えさせていただきます。 高梁市の水道でございますけど、水道事業としまして上水道が1つ、それから簡易水道が20の事業であって、全体では21事業の体制で水道業務を行っているということでございます。 今回の豪雨によりまして、上水道につきましては3つの水源が浸水をいたしました。また、簡易水道につきましては、5つの簡易水道で8カ所の水源が被災をして、長期間にわたりまして断水をするということで市民の方に大変御迷惑をおかけいたしたところでございます。 言われますように、水道水の水源というのは、地下水の豊富な場所、要するに河川の近くなどに設けておりますので、被災するリスクは非常に高いということでございます。現在、今回被災した、仮復旧で運転をしております被災施設の災害復旧事業を最優先に行っていくということで、浸水対策もそれによってその後やっていこうというふうに思っております。 御質問でありました今回被災をしていない施設につきましても、そういった点検が必要でないかということでございます。そういった今回被災しなかったところにつきましては、山間部でありますとか、山間部でありましても水源というのは先ほど言いましたように消火栓の近くでありますとか、あるいは広域水道企業団のほうから水源を求めているところもありますし、それからダムからの水源というところもあります。そういったことで、今回被災はしておりませんけど、浸水以外の部分につきまして、今後災害を受ける可能性は当然あるわけでございますから、そういったところにつきましても確認はして、それなりの点検によっては対応を考えていかなければいけないというふうには考えています。以上でございます。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) 答弁を聞きますと、しっかりと安全であったところもこのままで本当に安全なのだろうか。次の水害に備えてしっかりと安全検証を行っていただけるという答えでよろしいんでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 丹正産業経済部長。 ◎産業経済部長(丹正鎮夫君) 今回これだけの豪雨の中で被災しなかったというのは幸いではございますけど、一つ間違えればそういった被災に遭う可能性もあったというところもございます。それから、先ほど言いましたように浸水対策、浸水以外の部分でそういった危険性があるとすれば、そういったところも考えなくてはいけないというふうには思っておりますので、まずは今回被災した箇所を優先的に復旧していく。そして、被災の可能性が非常に高かったわけでございますから、そういったところは対策を講じていかなければいけないというふうに思っておりますし、繰り返しになりますけど、それ以外のところにつきましても点検は行っていく必要はあるということで、確認はしていきたいというふうに思っております。以上でございます。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) 力強いお言葉が聞けたので安心しました。 本当に高梁市の水、自分も大好きであります。素で飲んでも本当においしいと感じる水であります。安心・安全な水、そして災害にも強い水、こういったものは市民の中からも高いと不満を聞く水道料金の付加価値にもつながるものでありますし、しっかりと計画を持って行ってほしいと思います。 それでは、次の項目に移ります。(2)番、吸水土のうについてであります。 7月6日の夜、消防団員として紺屋川の氾濫に備えて土のうを組み、積みました。それを設置したと同時に、本町、または川端町で住居に対して浸水しているとの報を聞いて、また改めて土のうをつくり直したんですが、消防団員で急遽つくる土のうの数はたかが知れております。土のうができて運んだときには、ひどかった地域にはもうかなり床下まで水が入っておりましたし、当然浸水した地域の全戸をカバーするなどとてもできませんでした。従来の土を詰める土のうは、つくり運ぶという面で利便性に欠けているところがあります。 そこで、最近では(資料掲示)こういった吸水土のうと呼ばれるものがあります。平常時は普通の麻袋なんですけれども、水を含むと大体3分から5分、泥水なんかでは少し時間がかかるかもしれませんけれども、大体このタイプのものであれば20キロ程度の土のうができ上がります。こういった流れてくる川に対しても、こういったような形で重ねると水がとめられる。なおかつ、この土のうのいいところは軽い。各家庭に置いといておいても邪魔にならない。なおかつ再利用ができる。吸水性ポリマーを使用しておりまして、天日で干すと、この膨らんだ土のうが4分の1ぐらいに縮まります。しかも再利用できる。なおかつ、これのまたいいところは、雨が降っているところに出しとってもそこそこ膨らむし、水が来たらまずその水を含んで膨らみます。 そこで、こういったものが例えば各家庭に10枚、20枚、浸水が予想される地域にあれば、軽度な浸水であれば防げるんではないだろうかと僕は考えます。また、消防団が到着するまでその土のうで防いで、消防団の重たい土のうをその上に載せればさらに堅固なものになります。こういった便利な吸水土のうでありますが、なかなか高価なものであります。この土のうを町内会支援制度を活用して購入の補助、または配布などをメニューに加えられないかと思います。お答えをお願いいたします。 ○議長(小林重樹君) 渡辺消防長。 ◎消防長(渡辺嘉久君) 吸水土のうについてのお尋ねにお答えいたします。 今言われましたように、吸水土のうの性質としましては、水を含んで20キロぐらいな重さになるというふうな利点がございます。ただ反面、水を吸水するということは、水の比重と同じになりますので、どっぷりつかってしまった場合は、余り重みがない、20キロの重みは持たないというふうな弱点もございます。消防車にも幾らか積んではおりまして、簡易的な水損防止とか、それから油の流出阻止とかそういうものには使っております。 現在、そういうものを買う手段としましては、自主防災組織の活動支援をする補助制度を設けてございます。地域町内会で構成されます50世帯に、自主防災組織に対しては資機材の補助費として10万円、それから20世帯以上で構成される町内会には5万円を限度として補助金を用意してございます。そういうものを御活用いただければと思います。 それから、ことし6月に市内全域で消防団、高梁市合わせて防災訓練をしております。そのときに、土のうを消防団員の皆さんが積んだ後のものを町内の皆さんでお持ち帰りいただいて、出水期を前に準備していただくというふうな取り組みをしております。そういうものを御活用いただく、あるいは町内で土のうをつくったものを、集会所なりごみステーションにおいてもらって、いざというときに使うというふうな災害に備える意識の醸成にもなりますので、そういうことで吸水土のうも活用あるいは普通の土のうも使っていただければ、地域の防災力は高まると思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) 消防長のほうから今答弁をいただきました。 きのう、僕も消防署のほうへ出向いて、消防署が配備している吸水土のうの現物を見て、少しタイプの違うものだなとは思いましたが、本当に便利なものだとその場で感じました。 先ほども言われましたが、自主防災組織で申し込めば10万円、町内会であれば5万円となっております。全員が全員この制度を活用してそれを自宅に置くなどということはかなり難しいかもしれませんが、本当に希望する方、または高齢者でそういった地域に住まれて不安を持たれている方に、市のほうが率先して吸水土のうというものがありますよ、10枚ぐらい用意されたらどうですかみたいなことがあれば、軽度な浸水であれば防げると考えます。すぐにすぐどうこうせえというものではありませんが、本当に利便性の高いものなので、ぜひ吸水土のうが市民の皆様に気軽に手に入るように努力していただきたいと思います。 それでは、次の質問に参ります。(3)災害時の広報についてであります。 今回の豪雨災害では、市民の多くが防災メールで情報を受け取っていました。我が高梁市の防災メールには、配信情報の中にダムに関する項目はありません。放流量とともに、どれぐらい水位が上昇するのか、予測値でもいいので防災メールでは配信できないでしょうか質問します。 ○議長(小林重樹君) 竹並総務部長。 ◎総務部長(竹並信二君) お答えをさせていただきます。 防災メールへダムの放流量をということでございますが、現在高梁市の防災計画では、避難準備の情報として河川の水位を一つの基準に設けておるところでございます。河川水位と申しますのは、先ほど議員おっしゃいましたがダムの放流量もかかわってはまいりますけれども、それだけではございませんで、河川下流における集中的な豪雨でありますとか、前日までの降水量によっても河川水位というのは変わってくるということでございます。ですからダムの放流量によって河川水位を想定するというのはなかなか困難であろうと思います。そういったことから、放流量だけをメール配信するということはできますけれども、それでかえって水位がどのくらいになるんならという問い合わせがあったときに、それは関係性がなかなか難しいということがございますので、市といたしましては河川水位の情報をもってお知らせをしていきたいということでございます。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。
    ◆2番(森和之君) 河川水位の情報をもって市民のほうへ周知していくと今言われましたが、意外にそうではないんじゃないかと僕は思います。 ダムの下流に住んでいる方は、どれぐらいの放流量であればどれぐらい水位が上がってくるというものを大体想定している方もおられました。また、近年の情報の蓄積などからすれば、ある程度の水位上昇、もう大ざっぱでいいと思うんですけど、5メートルか6メートルであっても6メートルと言ってしまえばそれで僕はいいんじゃないかなと思います。メールで配信することによって、何トンでどれぐらいふえる、何トンでどれぐらいのものなのかというのは市民の方はわからないんです。これは消防団で出ていて、落合の合流地区の上におったときに、森さん、何トンと言われてどれぐらい水がふえるんとかというのが全くぴんとこん。結果的にこの前は逃げおくれたと言われた方がおられました。すぐ何トンだけではなく、メールにも何トン、何メートルぐらいふえるかもしれませんみたいな形でもいいので、もしそれを伝えれば、避難する方の早い誘導にもつながると思うので、ぜひこれを検討願えませんでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 竹並総務部長。 ◎総務部長(竹並信二君) お答えをさせていただきます。 今回の災害におきましても、黒鳥ダムのすぐ近くにあります地域につきましては、防災ラジオ等で放流量はお知らせをしております。これは以前からでございますけれども。ただ、先ほど申しますように、放流量によって水位がどれぐらい大ざっぱでもいいので判断をということではありますけれども、先ほど申しましたように前日までの降水量によって河川の高さも変わっておりますし、実際のところ7月豪雨災害と9月30日に来た台風24号の関係でも比較をしておりますけれども、同じ降水量、放流量であってもかなり河川水位が違っておるということも事実でございますので、ダムの放流量で推測して河川水位をということはなかなか難しいということは御理解いただきたいと思います。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) では、水位が何メートル上がるというのはかなり難しいと。それでは、今ダムの放流量をどうやって知るかというと、きのう伊藤議員も言いましたが、おかやま防災ポータルのおかやま防災情報メールに加入するか、個人でダムのサイトをのぞくしかありません。水位の上昇が予測値でも難しいというのであれば、せめてこの何トンが放流されるというのを高梁市の防災メールには加えてもらえないでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 竹並総務部長。 ◎総務部長(竹並信二君) お答えをさせていただきます。 ダムの放流量につきましては、市のほうで情報を把握しております。それをお知らせするというのは可能でございます。ただ、先ほどからございますように、それによって市民の方がどのくらいふえるんですか、危険度はどのぐらいですかと言われたときには、それぞれの状況によって違うということがございますので、その辺の御理解がいただけるかどうかというのもあって、かえって混乱するということは避けなければなりませんし、お知らせするというのは技術的には可能でございます。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) 危険を感じて避難していただく。避難したけど何もなかった。これで不満を持たれたら次の災害ではまた痛い目に遭うわけです。避難誘導の面から見ても、ダムの放流量というもの自体を高梁市の防災メールに加えることは有効な一手であると考えておりますので、ぜひ検討していただきたいと思います。 それでは、次の質問に移らせていただきます。 きのうの質問の中で、ダムの放流サイレンについて触れる場面がありました。続いての質問は、その放流サイレンについてであります。 ②夜間雨が激しく降る中でも、ダムの放流サイレンは聞こえていました。メールなどを利用していない市民にも、危険であるとの情報は伝わっていると思います。ただ、若い世代などには、この放流サイレンの認知度が低い気もしております。今後改めて周知すべきではないかと考えますが、どうでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 竹並総務部長。 ◎総務部長(竹並信二君) お答えをさせていただきます。 ダムの放流サイレンでございます。これにつきましては、昨日も御質問がありました。ダムの設置者により注意喚起をされるということで決まっておりまして、これにつきましては若い世代に認知が薄いということでございますので、改めて市のほうからもダムの設置者に対して周知を図るようにということは申し添えさせていただきたいと思いますのとあわせまして、市のほうといたしましても、広報紙等で掲載する機会を通じてこういうような運用ですよというのは載せていきたいということでございます。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) それでは、もう一つ。こういったものを本当に危険であると認識するには、小さいころからこういったものに取り組む必要があるんじゃないかと僕は考えます。 ダムの、大体小学校の近くなんかの河川敷には、ダムの放流サイレンはこういう形で鳴りますよみたいな看板があるんですけども、それを小学生の子供で見て理解する子供は少ないと思います。こういったものを小学校の防災学習としてサイレンというものはこういう形で鳴りますよ、このサイレンが鳴ったときには川には近づいてはいけませんよというようなことは行えないでしょうか。質問します。 ○議長(小林重樹君) 小田教育長。 ◎教育長(小田幸伸君) お答えいたします。 それぞれの小・中学校のある位置等で、あるいは子供たちが住んでいるところ等で、防災に対して地域性があると思います。川のほとりであれば川の水位が非常に影響してくるし、山沿いであれば道が崩れたりとかそっちのほうだろうと思います。当然、それぞれの地域に合った学習を各学校でやるべきだろうと思います。ダムの放水のときのサイレン等の合図が、道のほとりにあるようでありましたら、そこはやっぱり危ないということで、子供たちにもしっかりやらなければいけないというふうに考えられると思います。そういう教育はしていくべきだろうと思っております。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) ありがとうございます。 子供のときからそういった感覚を身につけるというものは非常に大事なことだと思います。やっぱり、不気味だなあ、危険だなあという感覚が災害対応においては必要なことでないかと自分は思っております。 また、このサイレンですが、やはりサイレンが鳴ると、市民の皆様は何事かなと、何か危ないことがあるんじゃないかというふうなことを本当に認知する面では、非常に重要なツールだと思っています。こういったツールはアナログほど僕は強いと自分では思っております。市民の何人かからは、高梁の市内で火災のサイレンが聞こえないと。何で森議員、聞こえないんですかと。昔みたいに鳴るようにできないですかというようなことももらったりします。このことに関しましては、また別の件で質問させてもらうこととしまして、次の質問に移らせていただきます。 議長、まことに申しわけないんですが、質問の(4)番と(5)番を入れかえさせていただきたいと思うんですが、よろしいでしょうか。(4)と(5)の順番を入れかえる。 ○議長(小林重樹君) (5)を先にして(4)を後回しにするということですか。 ◆2番(森和之君) はい。 ○議長(小林重樹君) ダム防災関連があるからダム防災を続けるということですね。 ◆2番(森和之君) はい、そうです。よろしいでしょうか。 ○議長(小林重樹君) よろしいよ。 ◆2番(森和之君) それでは、順番を入れかえてもらった、ダム防災について質問いたします。 このたびの水害の一番の原因は、ダムの放流によるものではないかとの声は市民の中で依然根強いものがあります。今回の状況を踏まえて、高梁市に関係するダム、大きいダムでいえば河本ダムと新成羽川ダムでしょうが、そのダムの管理者との協議をいつどのような形で行うのか御説明ください。 ○議長(小林重樹君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) お答えをいたします。 いつ協議をするのかということでありますが、その前にダムの放流、確かに非常に大きい放流がなされました。その管理がどうであったのかというのも含めて、これから協議とかいろいろ検証とかになるんだろうというふうに考えているところでございます。 今事実として言えるのは、降水量が非常に多かった。特に、県北部等で非常に多かったことによって、ダムへの流入量が非常に水量が多かった。そのため、その入ったものがそのままダムから放流されたというのが事実でございます。 ただ、じゃあその前にダムはどうにかできなかったのかということに関しては、これからの検証というふうに私は考えております。一概にそれが原因だったということをおっしゃられる方もいらっしゃるわけでありますが、今そこで原因がこうだったということを証明できるものがあれば私もいただきたいと思いますが、できない以上、それを原因と申し上げることは不適切であるというふうに考えているところでございます。 その上で、検証については行います。これは、高梁川水系大規模氾濫時の減災対策協議会というのがございますが、この会を通じて流域の7市3町、それから広島県の2市1町がこういったことになるんですが、岡山県内でいえば、その自治体プラス関係する中国電力さんもそうでありますが、県、国、そしてさまざまな関係機関、例えば情報関係の機関であるとか、そういったものも全て入るわけであります。いわゆるライフライン的なものも全て入ります。そういったところでの議論もなされるということでございますし、もちろん中国電力さんからもお申し出をいただいて、9月には既にダム管理に関する説明を含む協議というものも1回は行っております。これは高梁市でありますが。あと、10月にも施設の概要ということで、ダムがどういう状態のものであるかというのも含めて、研究勉強会をさせていただいているところでもございます。 そしてまた、県の河川もそうでありますが、これは大雨のときにはどうするんだという先ほど申し上げましたが、事前にどうできとったんかということも含めて、一度はそういったことを検証するようにということを要望もさせていただいています。それが今実現するであろうということで進めておられるようでありますので、1回ではないと思います。数回にわたってこれが行われるというふうに私も理解しておりますので、そうした場でしっかり検証させていただく。もちろん皆様方のお声というものも私もよく伺っております。いろんなお声を伺っておりますので、そういったことをしっかりとお伝えをする。ただ、それにはどういった事実があったよというのをまずは押さえていく必要があると思っておりますので、そういった事実を押さえてやっていきたいなと考えているところでございます。以上であります。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) ありがとうございます。 市民の多くはダムに原因があったんじゃないかなと思うのは、恐らくこのことだろうと思います。(資料掲示)これが7月6日の5時22分、自分はこの前の7月5日の深夜からふえた水がどれぐらい減るのかなということでたびたび川を見に行っておりました。一番ふえたときはこのラインのところです。これが一気に朝の5時22分にはここまで落ちて、要するに川の上のほうにはごみが余り流れておりません。要するに、これはダムがほとんど放流を絞っているという状態です。これが、(資料掲示)5時22分からずっとこうきて、夕方の5時まで、この辺から雨が激しくなってくるんですけども、ここから一気に放流量が上がります。この緊急放流、ほとんど例がないぐらいの放流らしいんですけども、これが行われて、この前後ぐらいから高梁市の浸水が激しくなってる。市民の恐らく多くは、なぜこの朝の5時から午後5時ぐらいまでの水位が低かったときに、これぐらいたまってる水を排出しなかったのか。ここのタイミングが間違ってたんじゃないかなというのが市民の疑問の一番起因になっているところだと思います。 市長は恐らくこういったことも耳にされて、こういったことも強く訴えていくんでありましょうが、1つだけ言えることがあります。僕も本当にその意見に賛同なんですが、ダムの放流規定に問題はなかったと。でも、水害が起こったと。とすれば、ダムの放流規定に問題があるんではないかと。そういったことをやはり高梁市は強く、被害を受けた高梁市、倉敷市、総社市、総社市の市長なんかはかなり強い言葉で言われておりました。そういったことを高梁市として訴えてもらいたいんですが、どうでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) 確かに、6日の朝ぐらいから水位が下がってます。日中はほぼ同水位の推移で、高梁川の水系でいけば220トン前後だったと思います。成羽川水系で400トン前後だったと思います。それが流れておりますが、夕方雨が強くなってきた時期から、一気に放流量がふえてきたというのが事実でございます。 一旦、5日の晩から6日にかけて危険な状態にもなったというのも事実でありますので、それじゃあその間どうしておけばよかったのかというのは、多分これは課題になる、議論になるところだと思っております。その認識は十分持たせていただいております。 これは平成19年でちょっと前にはなるんですが、今高梁川に生きてる基本方針として、高梁川水系の河川整備基本方針というのがあります。この基本方針に基づいて今高梁川水系の整備が行われているところであります。この中によると、上流のダムによって最大の放流のときから、たしか1万3,700トン毎秒が船穂のところの出口のところが設定水量ですよと。それを抑えるために、上流のダム、これは治水のダムであります。利水ではありません。治水のダムによって、1,500トンは抑えようという計画であります。これが現在生きている計画なんです。 そうすると、やはり治水というのは、放流量を調整する機能はここでも想定されているんだろうというように理解をいたします。ですから、新見市内にある今示された河本ダムとかそういったところの治水はどうだったのかというのは当然検証されるべきだと思っております。ただ、中国電力さんの利水によるダムというのは、この中の想定に入っておりません。したがいまして、そこは誰がどう指揮をしていくのがよかったのかということになると思います。 今おっしゃったように、ダムのコントロールに問題があったんじゃないかという御指摘でございます。私も御指摘は真摯に受けとめたいと思っております。こういう計画がある以上、これを見直してくれというのは私が主張しているところでありまして、先般も県のほうへ参りまして、この見直しをということで申し上げてきたところでもございます。これは議長さん以下も同席をいただいたところでございますが、その中で、県のほうからは、これの見直しに今着手をもう既にしておるということでございます。これは、全体の放流量というか水量がどのくらいあるのが想定されるのかで、それによって護岸とかそういうところをどう対策すればいいのかというのが基本方針なんです。ですから、この基本方針の中で水量というのをちゃんと次の対策のために見定めてもらわないと、今これで超えたわけですから、この計画で超えちゃったわけですから、ですからちゃんとそれは見直しましょうという主張はしてまいりたいと思っております。県もそれは認識をされております。 管理は総社の豪渓秦橋から南は国が直轄管理、そこから上は県管理でありますが、基本的にはこれは河川を管理する大もとは国でありますので、国に向けて県のほうでもいろいろ資料をつくり、そしてそれが国において承認をいただいて基本計画を変更していくということになろうと思います。ぜひ、そのときに私も今おっしゃったような見直しをしっかりしてほしい。それには中国電力さんのダムも含めて検討していただく。もちろん、これは検討ではなくて昭和47年もそうであったわけでありますし、その前の昭和9年もそうであったわけでありますから。再度また46年ぶりに起こったということに関しては、これは重く受けとめる必要があると。高梁市もそうでありますし、ダムの調節機能というのは本当に大事でありますので、利水ダムに治水の機能をということは大きく叫ばれているところでありますので、当然のことだろうと思っております。 ただ、一つ申し上げておきますのは、高梁川水系には120の支川が流れ込んできております。したがいまして、もちろんダムの上流にも流れ込んできております。ですから、ダムの放流イコールそれが全部ということではない。いわゆる各支川でどう水が出てくるのかというのも全て計算をしないといけないという非常に難しさはあるということは御理解をいただきたいと思っているところでございます。これもやはり専門家の方の視点も入れながらになろうと思いますが、市民の皆様には全体の情報というのをお知らせをした上で、その情報に基づいてこれからこういう方向で取り組まれますよということをお知らせをする責務が私にあるというふうには考えております。いましばらくお時間をいただきたいとは思いますが、必ずそうしたことを会議の中で私のほうから申し上げたいと考えておるところでございます。以上であります。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) 御丁寧な答弁ありがとうございます。 本当に今回の水害によって、国と県と用途の違うダム、中電と県のダムが1つのテーブルに着いて協議を行えるというのは画期的なことじゃないかと僕は思っております。その中で、高梁市が強くそういった意見で要望していただけるというのは本当に喜ばしいことであります。 これから進めていく復興計画も、すぐにすぐ完成するものではありません。そして、完成後もこれまでとは違うダムの放流規定とダム同士の連携による放流で、水害を防ぐしかないと僕は考えております。高梁市として、ダム管理者と国、県、しっかり協議して、市民の疑問がもし間違いであるのならば、丁寧な説明を行ってほしいと思います。ありがとうございました。 それでは、次の質問に移らせてもらいます。 これは、僕の友人から強くこれを訴えてくれんであろうかというので、質問を上げてみました。(4)他の市には設置されている危機管理室についてであります。 今回の豪雨災害を受けて、復興対策課が新設されました。しかし、これからも起こるであろう自然災害に対応するためには、市役所内に危機管理室が必要じゃないかと考えますが、どうでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) お答えをいたします。 危機管理課というのはどういう職務をするかということにもよると思います。ただ単に水防だけを、いわゆる災害のためのことをしておけばいいというふうには、どこの市の危機管理課もなっていないと思っております。一つには、国民保護計画であるとか、そしてまた県南であれば漂流物の対応であるとか、そしてもう一つは大規模火災、そうしたあらゆる危機に対応するための準備をしておくのが危機管理課であろうと思いますし、いざというときに対応の主となるのも危機管理課であるということで理解をしております。 お尋ねのように危機管理課を設けてはということでございます。いろんな課題が山積してきた、また危機管理対応ということに対してもさまざまなジャンルが出てきておるというのも理解しております。したがいまして、今回、災害対策本部でとった行動、さまざまなことについて今検証を行うべく情報収集等も行わせていただいておるところでございます。 そうしたことを踏まえて、今総務課でやっておるわけです、高梁市の場合は。これが果たして機能をこれからいいようにうまくいくかどうかというのも、おのずと検証の結果が出てくると思いますので、その結果をもって設置についても判断してまいりたいと考えているところでございます。以上であります。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) 危機管理にもいろいろあると市長はおっしゃりました。 この水害を受けて、僕は水害防災、そういったものに特化した危機管理室が高梁市にはあるべきじゃないかなと思います。高梁川流域では、新見市、高梁市だけに危機管理室がありません。倉敷市などには新聞紙面やニュースで御承知でしょうが、危機管理室の中に防災推進課、危機管理課を新設するなど、今回の豪雨災害を受けて、防災に対して前向きな姿勢が感じられます。少ない職員の中で、どれぐらいの人数を割けばいいのか、また危機管理室を設けることによって、職務に負担がかかるんじゃないかという心配もありますが、ここ10年ぐらいはそれに特化した危機管理室があってもしかるべきじゃないかと僕は思います。負担は外部から専門的知識を有する人を抜てきしてもよろしいですし、また危機管理室を設ければ倉敷市、総社市とも連携して災害に向き合えるんじゃないかと僕は考えます。なかなか市長難しいと言われましたが、もう一遍考えをお聞かせください。 ○議長(小林重樹君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) 難しいとは言うとりません。おっしゃるとおりに、危機管理課も、これは私の思いですけど、公務員である以上、人事異動というのを行わねばなりませんが、危機管理で果たして人事異動が適切かどうかという課題はあるんだろうなと思っております。過去の状況、今誰も昭和47年災害のときのことを知ってる人間はおりません。もう46年前ですからそれは無理な話ですが、それを伝聞していくことは大事なんですが、たちまちの対応ということに関しては、直近の災害の状況、例えば平成25年に起こった七地地区を中心に大雨が降りました、たしか橋が2本ぐらい飛んだと思いますが、そういったときの対応はどうだったかということも含めて、経験というのは非常に大事になると考えておるところでございます。したがって、今おっしゃいましたように、外部からの招聘というのも一つの手法なんだろうと思いますし、いかにそうした危機情報、危機管理に関する情報をコントロールができるかというのは非常に大切な視点だろうと思っております。 確かに、今おっしゃいますように異動によって交代をした。引き継ぎはしますけど、大事な部分はどうだったのかということになってもいけません。ただ、それがゆえに市の職員が全員がそういうふうに対応できるようになるかというと、それもなかなか難しいものもあろうと思いますので、そうしたことを勘案しながら設置について判断したいというふうに考えているところでございます。もちろん、危機管理対応に担当する職員というのも高梁市でも置いてはおりますが、その権限等も含めて考えていく必要があるんだろうというふうに今思っているところでございますので、総括をさせていただいた後、判断させていただきたいと思っております。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) 市民感情からすると、そういったものを求める考えや声があるのに、人事異動などと言われるとどうなのかなというふうなことも思います。でも、次の災害に備えるためにも、僕はこの危機管理室、危機管理課なるものは必要だと考えますので、前向きに検討していただきたいことであります。 それでは、次の質問です。(6)ききょう緑地グラウンドについてであります。 現在策定中の復興計画で、どのように復旧工事を行っていくのか、御説明ください。 ○議長(小林重樹君) 大場教育次長。 ◎教育次長(大場基成君) この件につきましては、私のほうからお答えいたします。 ききょう緑地グラウンドの復興計画でございますが、まず今はききょう緑地グラウンドにつきましては災害ごみ等の置き場になっております。この多くのごみとか土砂とか山積み状態のものをまずは処理するというのが第1段階になろうかと思っております。このごみの搬出につきましては、高梁地域事務組合等が実施をいたしますが、このごみの搬出後、表土のすき取り、そしてその埋め戻し作業を行います。その後、教育委員会のほうがグラウンドの整備、それからフェンス、防球ネット等の復旧工事を行うというふうな計画でおります。以上でございます。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) 災害ごみを受け入れた場所でありますから、しっかりと土は入れかえてもらえるという認識でよろしいでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 大場教育次長。 ◎教育次長(大場基成君) お答えいたします。 先ほど申し上げましたように、高梁地域事務組合のほうがまず今置いておりますごみの下の表土のすき取りというのをやります。その後埋め戻しといいまして、その上に少し表土を送ります。こういった作業まで行いますけども、その後の転圧でありますとか、そういったものにつきましては、グラウンド整備とかそういうのは教育委員会で行うというふうになっております。以上でございます。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) ききょう緑地グラウンドに僕は少し思いがあって、何遍か質問にも上げましたし、市民が憩えるような公園にしてもらえないかなというような提案もしました。山田方谷が備中松山藩の財政改革をなし遂げたときに、ここで藩札を燃やして、これから財政改革に取り組むという強い意志を示した場所であります。それが今、災害ごみの受け入れ先になって、見るも無残な状態になっております。ただ、ここが、このごみが片づくことが復興への強い一歩を踏み出すことだろうと僕は思っておりますので、しっかりと原形復旧よろしくお願い申し上げます。 最後になりますが、このグラウンドの改修を急げとは言いません。ただし、グラウンドを使用している市民からいろいろな相談がありましたら、代替えのグラウンドの調整など、スポーツ振興課、教育委員会、力を合わせてサポートしてあげてください。 それでは、最後の質問になります。(7)復興計画についてであります。 これ、復興計画資料です。地域にも入られて、少しずつ説明も行っているところではありましょうが、僕もこれ、策定中であるので余り文句は言えませんが、これを読んで見ても、具体的な復旧、復興方法や新たな防災手段などが見えないと感じます。予算との兼ね合いもあるでしょうが、特に被害の甚大であった地区、土砂崩れも含みます。早急に具体的な実施計画は示せないものでしょうか。御質問します。 ○議長(小林重樹君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) お答えをいたします。 復興計画、もう既に御説明はさせていただきましたが、4つの柱を立てて復興に対する計画というものに取り組んでいこうと考えているところでございます。もちろん、一日も早くというのは我々もそうしたいという思いも持っておりますので、決してじりじりというつもりはございません。前回の説明のときにも申し上げましたが、年度末というのを目標にしておりますので、3月の議会ではそれなりに事業についてもお示しができるというふうにも理解をしておるところでございます。 今、情報収集をさせていただき、どういう形でこれをお示しするのがいいのかということもございますし、その計画に計上するということに当たっては、例えば国や県の事業というものも載せていく必要があるかどうかということになるんです。私はあると思っております。ただ、それを最終の詰めまでしたもので載せていくことはできないだろうと思っています。国や県との調整を最後までした上で載せるというのは、これはなかなかできないだろうと思っております。といいますのは、さっき言いました高梁川の河川整備基本方針も最終が詰まる予定ではありません。今一生懸命やっていただいておるとは思いますが、そうしたことも関連づけて受けないといけません。だったら、例えば河川をどういうふうに国、県は考えて持っていくのかというのを受けないと、じゃあこうしましょうねというのが明快には申し上げることができない。と同時に、市がやれる事業と国、県が進めないと行けない事業というのはあると思います。国、県に対しては、もちろん私どももしっかりとそこら辺は主張し、また強い要望、要求をしてまいる、そのことは当然のことだと思っております。ですから、そうしたものも含めての表現にはなろうと思いますが、復興計画の中でお示しができればと今考えているところでございます。 また、市の施設等については、当然将来予測を考えたときに、どうあるべきかというのはお示しをしないといけないと考えているところでございます。その中で、これは他の県の事案等で学んだことでもありますが、やはり災害に強い強靱な国土づくりというのが岡山県においてはややもすれば若干おくれがちだったのかなという感じは私もしておりますし、高梁市においても当然新しい道をつくったり、それから道路を改良したりするときには、当然その水量、災害がどのくらい起こるであろうというのを想定した水量というものを計算しながら、道路であったり側溝であったりというものはつくっております。今でもそうしておりますが、そうしたものが今見直されようとしているわけなんで、そうしたら見直されたら見直されたでそれに合ったものをしていくというのは当然のことだと思っておりますので、財源のことも御心配をいただいております。当然財源も必要でありますし、そこは国・県の支援も持ってこなければできないと私も思っておりますので、さまざまなことを含めながら最終的な形に持っていこうと考えております。 今現在でお示しをできないというのは非常に心苦しゅうございますが、そういった今申し上げたようなことを復興計画の中に盛り込んでいきたいという考えでございますので、いましばらく御理解をいただきますようにお願いを申し上げます。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) 市長、国と県との兼ね合いがあってなかなかそういったものを示さないと申しましたが、1つ聞かせてください。 災害の復旧は原形復旧が主たるものでありますが、当然それをしたことでその地区の人間が満足いくとは思いません。その地区は恐らく昭和47年の水害と同じ地域がかなり多いと思います。この地域からは、恐らく内排水の問題であったり、いろいろな面で市のほうへ何とかしてくれないか、困っとるんだけどというような相談を投げかけている地域が主だと思います。その地域が、くしくも今回また同じような被害を受けたと。それを原形復旧で済ますのであれば、森さん、俺はどうやってここへ住み続ければいいんだろうかと不安になるというような声も聞きました。示せるものはないかもしれませんが、市長の気持ちとしては原形復旧ではありませんよと。改良復旧で、さらにこの前の水害に対して想定するものは築き上げますとは考えているんでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) お答えをさせていただきます。 もし改良復旧が認められるんであればやりたいところはたくさんあります。 それから、ちょっと私の言い方がまずくて理解を少しいただけてないところがあったかもしれませんが、国、県も一所懸命今その対応を考えてくださってますんで、国、県に同調するような形で市も復興計画の中に国、県のこういうことをしてほしいというのは盛り込むということでありますんで、そこは御理解をいただきたいと思います。ただ、具体にじゃあ何メートルどうしますというまでは国、県の事業でありますんで、調整がついたものは盛り込むと思いますが、調整中のものまでは盛り込めないと思ってます。それは次の、今復旧期というふうに位置づけをしておりますから、その次の総合計画策定時の前までには調整できると思っております。当然そんなに長くはかけないと思いますので、その上で計画を上げていきたいと思っております。 今おっしゃいましたように、復旧だけではいけないというところはたくさんあると思ってます。昭和47年の豪雨災害、その前の昭和9年の豪雨災害を受けて、順次改定され、そしてその改定に基づいてさまざまな対応がとられてきたというのも過去の経緯が示しているとおりであります。昭和47年のときの被害を受けて、この新しい河川の基本計画が出され、どのくらいの水量というのが示され、改定も行ってこられましたが、今あるその計画に基づいて河川の堤の整備であるとか樋門の整備であるとかそういったことが進められてきたということでございますので、ですから昭和47年以降、高梁川、成羽川は堤防が非常に整備はされてきたと思っております。それは、集中的には昭和51年ごろだったと思いますが、前後に整備がなされております。したがいまして、今回はもっとスピーディーになるとは思いますが、河川に対しての対策というものがこれからもとられてくるんだろうと思いますし、河川でないところ、例えば市が担当する事業については、財源の確保をしながら、できるだけ早急に取り組みたいという考えでございます。 ですから、これは財政の手法にもなりますが、災害の復旧というのは原形復旧、これは大原則であります。私も何度か財務省に赴き、この変更をしてくれということは申し上げましたが、やはり大原則を変えるというのは相当程度の利益がないと改良復旧はできないということの答えでございました。それはそれでわかる気もするんですが、じゃあ、その代替えの事業にそういった災害の事業を使わせてくれということも申し入れはいたしました。そのお答えはまだいただいてはおりませんが、思いとしては改良復旧をしてさし上げたいというのは当然であります。ただ、どこまで改良すりゃあええんかというのは、何らかのデータがないと、さっき言いましたが、じゃあ、道路をつくる、側溝を、僕は専門家じゃないんで、今道路側溝を入れとるのが、これじゃ水量が足らんよということが言われるんであれば大きいのをしないといけないと思いますけど、その判断をどこでするんですかというたら、今は今の基準しかないんです。ですから、その基準というものも大切なことだと思います。 もちろん、森議員がおっしゃることは私もよくわかります。したがって、将来的な復興期のときには、その復興のための財源を確保して、その次の今の災害が起こらない、要は未然に防ぐための対策というのはしていく必要がある、またそれを盛り込んでいく必要があるという認識でございます。以上であります。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) 被害に遭われて、それでも高梁市に残って生活していくんだという決意を持った人には希望が必要であると思います。市長に夢を語れとは言いませんが、行政の長として、本気で災害防止にこれから取り組む気持ちを市民に示すときだと今は思います。原形復旧は当たり前のことであります。しっかりと検証し、協議し、思いを述べて、改良復旧をぜひともなし遂げていただきたいと思います。 市長の強い言葉をいただきましたので、次の質問に移ります。 復旧と復興をなし遂げるためには財源が不可欠であります。そこで、②の質問です。財政が厳しい高梁市にとって、国からの財源が復興を進めるに当たっての頼みの綱であります。努力しているとは思うが、現在の状況はどうなんでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) お答えいたします。 その前に、やはり災害に強いまちをつくるというのは大原則だと思ってますんで、そのことは今でもしっかりと申し上げることができます。そのために、今②番の御質問でありましたように、財源というのはどうするんだということの御心配も当然のことであります。高梁市の財政力からして、もし万一、近年のうちに同様な災害等が発生した場合に、もし今の現状であれば同じ災害程度になるんだろうと容易に想像するわけでございます。 そうならないためにということでありますが、先般も小林議長を中心として市議会の皆様方にも国への財源確保等の要望に行っていただいたところでございます。感触はまだわかりません。というのは、特別交付税というのは、12月はルール分でというか、特別交付税で見ますよというのをルール化してあるものについて算定がされますので、それはそれで来るんだろうと思いますが、そうじゃない範囲で、要は目に見えないところでたくさんお金が要っております。その分を何とか確保してほしいということで、陳情要望活動も一緒にさせていただいたと考えております。 先般、国では国の第2次補正予算に、特別交付税に700億円を上乗せするということが示されておりました。これの多寡というのについてはなかなか論評ができません。といいますのは、災害は高梁市だけではありませんので、積み上げられた結果のものだろうと想定をするわけでございますが、やはり財源なくしては何事もできないわけであります。したがいまして、これからも財源というものをしっかり確保していきたいというふうなことは常に課せられた使命だと考えているところでございます。 ことしの災害が、12月、今お願いしている補正予算、それからこれから先もう少し想定されるだろうのを見て105億円ぐらいになりそうであります。もう財調を24億円、その105億円で相当するんであれば24億円ぐらい取り崩すだろうという想定もしておるわけでございまして、非常に財政的には将来推計の中を見てもここまでなるという推定はしておりませんでしたので、災害のときの万一のときの一朝有事のときにはこの基金は重要なんだということを思ったわけでございます。 したがって、いかにこの基金を来年度のためにためておくことができるかということがこれからかかっておることだろうと考えておりますし、復興をする事業のためにも、こうした財源の確保が必要である。それには、さらなる国の支援策、といいますのが例えば過疎債の枠をふやすとかそういったことも必要であろうと考えているところでございます。全国ベースのこともありますし、市独自のこともありますが、いずれにしても財源の確保ということにこれからも懸命に努力をさせていただく。高梁市の先の未来に向けて、やっぱり住んでよかったと言っていただけるそういうまちをつくっていく、そのことを覚悟は持っているところでございます。以上であります。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) 山田方谷を生んだ我が高梁市であります。これぐらいのことでくじけては人が笑うといってはおかしいが、大河ドラマ化などなし得ません。しっかり努力していただいて、国からもしくはいろんな方面から財源の確保に努めていただきたいと思います。 ○議長(小林重樹君) 質問の途中ですが、ただいまから10分間休憩いたします。            午前11時7分 休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~            午前11時17分 再開 ○議長(小林重樹君) 休憩前に引き続き再開いたします。 森和之君。 ◆2番(森和之君) それでは、③の質問に移らせていただきます。 この災害によって、今まで進めてきた子育て支援、移住・定住などの重要施策が後退するのではないかと懸念しております。これらの重要施策に対する市の考えをお聞かせ願います。 ○議長(小林重樹君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) それでは、お答えいたします。 議員御懸念のところについては、御懸念は無用と考えます。しっかりやっていこうと思っております。ただ、どうしてもこれはちょっと待ってねというものがあると思います。災害復旧3年間ということでございますので、最大3年間我慢していただくところがあるというものもあると思いますが、重要施策についてそれを後退させるようなことは私はする考えではございません。以上であります。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) 3年間我慢していただくというのはどういったものなんでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) まだ計画段階である事業であるとか、そういったもの、それから事業実施に当たって、例えばこの2年間でやりますよと言ったのを4年ぐらいにしてくださいとか、そういう事業を今選定中でございますので、それについてはいま少し時間をいただいて明らかにさせていただきますが、我慢をしていただきたい。それは災害復旧を最優先させていただきたいという思いでございます。以上です。 ○議長(小林重樹君) 森和之君。 ◆2番(森和之君) ありがとうございます。 復旧、復興は10年先の高梁市を見据えて行うものであります。移住・定住、子育て支援、福祉といったものは、30年、40年先を見据えたものになるものと考えます。この災害を受けて、半歩ぐらいの後退なら許されますが、3歩、4歩の後退はあってはならないことであります。できの悪い、思いばかりの議員のざれごとと思わず、思いを酌んでしっかりと市民目線で職員一丸となって復旧、復興、その他のものに取り組んでいただきたいと思います。 最後に、頑張ろう高梁、めげんで高梁と言い添えまして、質問を終えさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(小林重樹君) これで森和之君の一般質問を終わります。 次は、三村靖行君の質問を願います。 三村靖行君。            〔5番 三村靖行君 質問席〕 ◆5番(三村靖行君) 5番の三村でございます。 まず最初に、ことしの災害で被災に遭われた方に改めてお見舞いを申し上げます。 私は今回の質問で、2点通告をいたしております。1点は、皆さんきのうから災害関連のことを聞かれておりますけれども、私も若干重複するところがあるかもわかりませんけれども、質問させてもらいたいというふうに思います。 では、ことしの平成30年7月豪雨についてでございます。 まず、7月豪雨の災害、この原因をどのように捉えておられるのか。そしてまた、46年前の昭和47年災害とどう違うのかをお聞きしたいと思います。 実は、ことしの災害は僕の見解では46年前の昭和47年災害より大きいというふうに感じております。なぜなら、その原因は玉川の沖ノ原で昭和47年災害以降に家を建てられて出られた方がおられて、その家を建てるときに、昭和47年の水位はここまでじゃったんですよと、それでつかったらいけんから高くして家を建てられておるという家がございまして、その家が今回、軽く浸水したというふうな状況でございますので、これは誰が見ても昭和47年災害より非常に水が多かったんかなというふうな気がしております。ですから、今回下流地域の玉川、広瀬、そして阿部地区、段町、それから市内いろいろなところで浸水しておりますけれども、非常に前の災害より大きかったというふうに感じております。 では、なぜこの被害が大きかったのかという原因なんでございますけれども、昭和47年の災害のときには、僕もちょうどおったんですが、雨が4日間ぐらい続いたんです。太陽が見たいなあ、いつになったら出るんじゃろうかなというふうな当時僕は記憶がございまして、当分晴れなんだんです。それが4日間ぐらい続きました。今回は、7月の5、6、7日ということで3日間でございまして、3日間フルではないんですけれども3日間じゃったと。前は4日間であった。大して変わらんのんです、日数的には。そしてまた、雨量的にも350ミリ、トータルですよ。350ミリから370ミリ降っております。高梁市の地域で多少の誤差はございますけれども、大体それぐらいの雨で、これも前と変わらんのんです。それから、時間雨量です。時間雨量は、20ミリから30ミリ。多くて28ミリか9ミリぐらいで、30ミリを超えたのはわずかじゃった。これも前と変わらんのんです。僕の見解ですよ。 とすると、どこが違うのかなというのが私の考えるところでございまして、まず1点目が皆さん言われていますけれども、私はダムの放流だろうと思っています。ダムの放流は7月5日から雨が降り始めまして、大体新成羽川ダムでいいますと400トンから500トン、600トン、まあ800トンぐらいを放流されておりました。一番被害の大きかった7月6日の11時ごろでは、毎秒2,497トンの水量を放流しております。すごい放流の量でございました。ちなみに、昭和47年のときにはマックスで、これはどれぐらい時間続いたかわかりませんけれども、2,800トンぐらいを放流しております。今回は2,500トンぐらいを放流しております。それによって、広瀬の駅の前にあります観測するところがもうそれ以上ははかれなくなったというふうなことで、以前の災害よりも非常に大きな災害だったというのは皆さんおわかりになると思うんです。これで、市内いろいろなところで工場を建てられて、起業されたり、そしてまた命がけで家を建てられておられる人もおられます。それが今回の被害で一瞬にしてなくなってしまったということなんです。ですから、大変な被害であったというのがうなずけると思うんです。 お尋ねしますけれども、今森議員の質問で言われましたけれども、ダムの関係者と市のほうでいろいろ話はされとると思うんです。放流が何トン放流しましたよ、何時に放流しましたよと逐次報告が来てると思うんですけれども、それはそれでええんです。ええんですけれども、高梁市が一番被害を受ける地域でございますので、ダムの管理者とどのように、毎年かわかりませんけれども、災害について話をされとるのか、もしわかればお聞きしたいと思います。 ○議長(小林重樹君) 竹並総務部長。 ◎総務部長(竹並信二君) お答えをさせていただきます。 今回の原因がどうであったかというのは、議員が申されたこともあるんだろうと思っておりますけれども、ダムの管理者との協議を今までどのようにしてきたかということでありますが、県管理のダムの管理者とは毎年1回、通常の管理に関する協議というのを設けております。中国電力とは2年に1回でありますが、ダムの操作説明会というのを設けておりまして、それで運用について協議をしているというところでございます。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) ダムも治水のダムがあったり、利水ダムもあります。ここ高梁市でいいますと、新成羽川ダムがございまして、新見には河本ダムとか小阪部川ダムとかというのがあります。千屋ダムとかありますけれども、千屋ダムは今回の災害でも100トンしか流してないんです、毎秒。大したことじゃないんです。前のときに、森議員のときに言われましたけれども、放流自体は河本ダムがちょっと大きいんです。これは僕の調べではやっても600トンほどなんです。毎秒600トンを出しとんです。ですから、高梁市の新成羽川ダムと比較しますと4分の1ぐらいしか流してないんです。それから、小阪部川ダムというのはまた5分の1か6分の1ぐらいの放流なんです。ですから、新見のダムは、原因がないとは言えません、流れてきておりますけれども、僕は1番には新成羽川ダムは2,500トンぐらい流しておりますから、それで最終的な水位のマックスははかれない状態ですから、それが2,500、3,000トンあるんかというのは僕もようわかりません。 ただ、雨が降ったから無尽蔵に2,000トン、3,000トンもぽんと流されたんでは、下流地域へ生活している者は大変なんです。命取られますよ。そういうふうなことが今回起こっとるわけなんです。ですから、私としては、高梁市とダム管理者の間で今後一定の量を放流します、それ以上の放流があった場合には、新成羽川ダム自体が水でもうけて、電気を売っとるわけなんですから、要するにお金もうけをしよるわけなんです。そういうことになれば、ある程度の線を決めて、それ以上放流したら、もしそれで放流して災害があろうがなかろうが、その補償していただくように要望してほしいんです。というのが、ようわかりませんけれども、ダムの管理というのは恐らく新成羽川ダムは倉敷でやっとると思うんです。高梁市の事情はよく知ってやられとると思うんですけれども、危機管理を感じながら、雨の状態を見て危機管理を感じたり緊張感を持って、慎重に僕は運転してもらいたい。慎重にしてもらいよるんかもわかりませんけれども、それが感じられんのんです。雨が降るといったらドンドーンと2,000トン、3,000トンとボーンと流すわけですから、どうも緊張感が見えない。ということは、ある程度の抑止として、これ以上ふえたら今度は何か考えてくださいよ、補償の対象になりますよというふうな損害を請求するようにしてもらえんかなと思うんです。 今は、被害を受けた人は住民だけが損害を受けたんでしょ。住民で負担しとるわけなんです。それはちょっと不公平じゃねえんかと思うんです。ですから、そこら辺を新たな見解として、企業と交渉してもらえないかという思いなんですが、いかがでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 竹並総務部長。 ◎総務部長(竹並信二君) お答えをさせていただきます。 現在のところ、市では今回の豪雨については未曽有の短期間による集中豪雨であったということが大きな原因ということは変わっておりません。先ほど市長が申しましたけれども、今回ダムについては操作規定に基づいて運用されておったわけですけれども、その中でこういったことが起きてしまった。異常放流があったということが事実でありますので、高梁川水系大規模氾濫時の減災対策協議会というものがございまして、これについて今後検討がなされていくと思います。この中には、申しましたように高梁市も入っておりますし、中国電力ももちろん入っておりますし、情報関係各社、いろんなところが入っておりまして、改めて今後の対応についてはそこで協議がなされるものというふうに考えております。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) 今、操作規定に基づいてやられておると。これは確認されたんですか。 ○議長(小林重樹君) 竹並総務部長。 ◎総務部長(竹並信二君) はい。それぞれのダムの操作規定によって放流はされておったというのは確認しております。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) 400トンから800トン流れておったのが、雨の都合によって一気に2,000トン、3,000トン、それを超える水量が流れておるんですから、規定に乗っとると僕は思えんのです、やはり。それが1,000トン、2,000トンの辺でとまるんならいいですよ。それが一気に3,000トンになったりそれがはかれませんよと。そんなことをやられたら下流地域はもちません。ですから、きょうの新聞に出ておりましたけれども、高梁市の浸水は4メートル50センチでありましたと出ておりましたが、確かにそうなんです。今までにない高さで来とるなというふうに記憶してるのは、恐らく僕はダムのせいだろうというふうに考えております。引き続き検証をしていただきたいというふうに思います。 そして、2つ目は土砂の堆積で、河川の断面が小さくなった。よって今まで流れようた高梁川の水、成羽川の水が流れなくなって、越流して浸水したというのが原因じゃないかなというふうに思っております。 高梁川の河川を見ていただいても、成羽川の河川を見ていただいても、どこの河川を見ていただいても河原になっております。それは長年、経年にわたって大雨が降って、この高梁、成羽、そして新見も急峻でございますから、どうしても土石が出るんです。それが流れてきて、川で堆積して、本川と河川が突き当たるところ、そこへ流速が落ちますから、そこで堆積して、どんどん激しくなっていくというふうなことでございます。特に、高梁川と有漢川が合流するところがございます。これは数年前から物すごい土砂がたまって、これが川かなというふうな状態で、高梁川の中が採石で島になってしまって、それに樹木が生えて、非常に河川の美しさというのはございません。その影響で、結局今回大雨が降って対岸の右岸側ですか、大瀬地区のほうは田んぼのほうへ浸水しましたと。これは河床が上がったから仕方がないんです。家がなかったからまだいいんです。あれが農地ですから、家まで行かなんだんですけど、農地は完璧につかっています。そういう状況であるので、これは長年にわたってしゅんせつが行われていないんだろうと思います。 国道へかかっております幡見橋なんかは桁下からいうたら手の届くところに桁があるような感じで土砂が物すごく埋まってます。この状態が続いて、またことし雨は何回も降らんと思いますけれども、僕は少しの大雨でも今度は浸水するんじゃねえんかなという気がいたしておりまして、早く土砂を取り除かんと大変なことになるというのが私の思いでございまして、今回の雨で県南のほうはいち早く伐採をしたり、土砂のしゅんせつをされとるようでございます。進んどる。これは国の河川でしょうから国がお金を出してやりょうてんですけれども、高梁市においては一部しておりますけど、なかなか、5カ月たっても全然できてないというふうな状況でございます。しゅんせつを、これは県管理でございますから、しゅんせつと合わせて樹木の伐採を県のほうへ強く要望してもらいたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 竹並総務部長。 ◎総務部長(竹並信二君) お答えをさせていただきます。 確かに河川について、しゅんせつが十分でなかったということはあろうと思っております。現在も、市長から県に対しても強くその点については要望をさせていただいているところでありますし、一部玉川地区については樹木も伐採していただいたということでございますし、しゅんせつについても一部ではございますが入っていただいておるということであります。引き続きこれについては要望を重ねてまいりたいと思っております。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) ぜひとも要望していただきたいと思います。 それから、3つ目の理由としまして、今回の雨はどうしてこれだけの被害が起きたかと。今ダムと堆積を言いました。もう一つは、高梁市で何ミリかの雨が、30ミリぐらいの雨が降りましたと。高梁市と新見市が一緒に雨が降った場合には、新見市の雨が高梁市に届くのには3時間から4時間かかるわけなんです。ですから、同時に降った場合には高梁川の水だけが水位が上がっていくという状況なんです。ですから、今回はそれが新見市の地区は7月6日の夕方5時か6時ごろに30ミリぐらいの雨が降っとんです。それで、その時間が一番多くて、それから二、三時間続いとんです。その雨が到達するのが、高梁市へ来るのが9時か、わかりませんけれども10時ごろじゃと。それを、高梁市に雨が降っとるのは9時か10時ごろなんです。そこがちょうど一致した。だから、一気に高梁川は2メートル上がっております。そういう状況であったんかなというふうに私は推測いたしておるんです。 ですから、高梁の駅前の歩道橋では、夜の10時には6メートル7センチの水位でございました。成羽川は5メートル79センチ。若干成羽川と高梁川の河川幅は違うと思いますけれども、単純に計算しまして、それを2つ足すと11メートル86センチになるんです。高さが11メートル86センチです。3階より長くなりましたね。そういう状況であって、下流の広瀬の地区では、計算したら11メートル86センチになります、それがちょっと下流でございますので、記録に残っとるのは広瀬は12メートル90センチでございます。ですから、おおむねこの数字と1メートルほどですけど大体合うんかなというふうな気がいたしておりまして、2つの川が一緒になっていく、広瀬は、玉川は大変なことなんです。ですから、12メートル90センチというても、はかれとるのが12メートル90センチでございますので、観測不能になっておりますから、それが13メートルなんか14メートルなんかようわかりませんが、そういうふうな雨であったんです。そういうことであったにもかかわらず、新しい玉川橋は、高いところにかかっとんでしょうね、全然問題ないんです。ということは、それを想定されてかけとったんかなという気もするんですが、全然あの高さまですれば災害にならんのです。そんなことはできませんよね、広瀬の地区、玉川で。全然低いんですから。そこら辺も検証せにゃいけんのじゃねえんかなという気がいたしております。 高梁の市街地につきましては、平成16年ごろに高梁の駅前付近から河川の中を伐採したんです。樹木の伐採をしておりますから、国体の前に。ですから、今回は町内は辛うじて浸水がなかった、少なかったんじゃと思うんです。もしこれがあった場合には、多分僕はある程度の浸水があったんじゃねえんかなという気がいたしております。 玉川につきましては、玉川の真ん中を流れておる玉田川というのがあります。玉田川が本流にはけなんだと。はけなんだからバックがかかって浸水した家もあります。確かに本流が流速早くなりますからはけません。ですから、あそこへ企業誘致もしとりますけれども、あそこらも全部浸水したというふうな状況なんであります。 先日の11月21日に参議院災害対策特別委員会で、小野田紀美議員が岡山県は真備町ばっかしが災害災害というて報道されとると。いや、違うんですと。もっとひどいところがあるんですというふうに委員会で言われました。それは上流の高梁市なんですと。高梁市は、国道180号が冠水して、長い間通行どめになったと。そして、高梁市にある斎場、ごみ処理場がつかったということで大きな被害を受けとんですというふうなことを言われました。ぜひとも真摯に受けとめて、早目にしゅんせつするお金を出してもらいたいというふうに思いますんで、よろしくお願いをしたいと思います。 あともう一点は、玉田川の河川が流れている法線を下流に振ってもらうように県へ要望してもらいたいんです。今の角度が悪過ぎて。下流へ振るように改良要望をお願いできんでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 丹正産業経済部長。 ◎産業経済部長(丹正鎮夫君) お答えさせていただきます。 玉田川の、玉川の裏を流れている川のことだろうと思います。これらにつきましても県の管理でございます。全体的な河川のことも含めまして、県にも要望なりをさせていただいておるところでございますし、全体的にはそういった河川整備につきましても県に要望していく、あるいは調整をさせていただきたいというふうに思っております。以上でございます。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) よろしくお願いします。 続きまして、7月と9月の雨で津川、巨瀬地域の簡易水道が断水を2回もしました。この原因についてお聞きしたいと思います。 ○議長(小林重樹君) 丹正産業経済部長。 ◎産業経済部長(丹正鎮夫君) 7月と9月の豪雨によりまして、津川、巨瀬地域の簡易水道が断水したということでございます。 これにつきましては、大雨によりまして水源の井戸の中に入ってくる地下水が濁った。そのためによりまして断水をせざるを得なかったということでございまして、河川の増水によって水源池が冠水、浸水したものではないということでございます。以上でございます。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) 地下水なんですか。伏流水を取ってるはずなんですけど。伏流水は濁らんと思うんだけど、地下水が入ったというのは、表面水が入ったということでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 丹正産業経済部長。 ◎産業経済部長(丹正鎮夫君) 基本的には伏流水だろうというふうに思っておりますけど、私が地下水と言いましたのは、地下水は伏流水も含めて山のほうから出る水も含めての地下水でございますので、そういった水も入っているんだろうということでございまして地下水という言い方をさせていただきました。以上でございます。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) 山の水も入ることになれば、それは濁るのは当然でございます。 7月の雨で10日間か11日間の断水だったんです。あの暑い時期に、風呂も入れない。まともに水も使えない状況が続いたわけでございますが、それで10日か11日かぐらいで復旧いたしまして、ああ、よかったな、水のありがたさがわかりましたという人が非常に多かったんです。 そうした中で、9月の台風ではまた断水したわけなんです。7月の災害が起きて2カ月間たったわけでございますが、2カ月たってまた断水したんです。ですから、7月に復旧されとるときに、7月の時点ですからこれからまだ雨も降る可能性がある、台風も来る可能性がある、そうした場合には今の状態じゃいけんと。例えば改良を考えにゃいけんのじゃねえんかなというふうな思いがあったのかどうか。とりあえずもう7月の時点で水が出るようにしときゃええんじゃと。また断水したら断水したときじゃというような考えじゃったんか、改良も含めて7月の時点で復旧されとんのかどうかお聞きしたいと思います。
    ○議長(小林重樹君) 丹正産業経済部長。 ◎産業経済部長(丹正鎮夫君) お答えをさせていただきます。 7月の豪雨を受けて、簡易水道もそうでありますけど、上水道も含めていろいろ浸水被害を受けて断水したということがございます。その後につきましては、まず仮復旧ということで、まず水を供給することに専念をさせていただいた。その期間が10日から2週間程度かかったということでございます。当然、まず仮復旧した後につきましては本復旧に向けての災害対策ということで、災害復旧事業に取り組ませていただいてきたところでございます。当然、今後のことにつきまして、そういった対策は講じていかなければいけないということは思っておりましたけれど、いかんせん短期間の中で9月の台風に遭ったということで、しかもその原因が冠水ではなくて地下水の濁水ということでございますので、結果的には津川、巨瀬の簡易水道につきましての対策は講じられなかった。ただ、そういったことは考える中で復旧作業に向かっていたということで御理解をいただきたいと思います。以上でございます。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) 2カ月時間があったわけですから、僕としたらそれに備えて、例えば応急処置、これぐらいの雨じゃったらもう濁らささんぞと。山瀬の水が入るようなこともさせんぞと。応急対応はしてもいいんじゃねえんかなという気がしたんです。ですから、土のうを積むとか、やったんですけれども、なかなか大がかりな工事になって、2カ月じゃできんのですと言われりゃ、これは仕方ない。ですから、その努力をされたかどうかというのが問題なんです。 今、前にも言いましたけれども、河川が堆積しておりますから、だんだん山瀬の水も入る可能性も高くなっているわけでしょ。だから、来年また断水するかもわからんわけです。そういうようなこともあるんで、河床も高くなっとる中で、例えばプロの技術者から見たらこうしたほうがええんじゃねえんですかという提案もいただいて、対応するべきじゃねえんかなと思う。工事費がたくさんかかるんでしたらそりゃ仕方がないんですよ。時間的にも長うかかるんじゃ仕方ないんですけれども、ある程度の応急処置、今度はここまで来たときには、もう水を絶対濁さんぞという努力をしてほしいというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(小林重樹君) 答弁よろしいか。 ◆5番(三村靖行君) よろしいです。時間が少ない。次に行かせていただきます。 3番目の断水の件でございますが、有漢町では実は県の広域水道から受水されておりますから、全然断水はなかったんです。有漢町と接しとる巨瀬はそういうことで2回もの断水があったということで、いろいろな町民の方から聞きまして、断水はもう懲り懲りだと、また来年からもあるかもわからんがと。そうしたら、有漢はねえんじゃけ、有漢の水道をつないで広域水道をとればええが。そうしたら断水がなくなるんじゃねえんかというふうな意見をたくさんいただきまして、実際にそうしてもらえれば断水がなくなるんかなと単純に思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 近藤市長。 ◎市長(近藤隆則君) この御質問には私からお答えをさせていただきます。 広域水道企業団からの受水、今高梁の和田配水池が高梁への給水地点となっておりますし、あと有漢、成羽、それぞれの簡易水道に広域水道企業団から受水をいたしております。 御質問にありましたように、有漢の簡易水道から巨瀬簡易水道へといったことに関しましては、これは管路統合、要は接続するということです。そうしたことを行う、そのときにどのくらいの管をどのくらい入れにゃいけんのかということと、あとは配水池の容量も影響すると思うんです。当然流されてきます。どこかにためて流下させにゃあいけませんので、そういったこともあると思いますんで、効果的な対策としてこれからどういう形でできるかということを考えていきたいと思っておりますし、それは平時の話だと思うんです。 今度緊急時のときにどうするかということも、これもやっぱり一つの方法だとは思いますので、緊急対応ということに関してもこれは取り組みとしてはすぐにできる話でありますから、対応を考えていきたいと思っています。よろしくお願いします。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) 緊急時の対応もぜひ必要でございます。要するに、断水がなければええんです。どの水が来てもよろしいですから、いろんな方法を考えていただいて、断水がなくなるようによろしくお願いしたいと思います。 次に、4番目として、成羽川にかかっています備中町にある用瀬橋、赤い橋がありまして、その幅員が1メートル80センチの橋が無残にもこの雨で流されてしまいました。1メートル80センチといいますと、もちろん緊急車両も通れません。災害で流れたわけでございますので、災害復旧の対応になろうかと思うんですけれども、私が聞く範囲では災害だから原形復旧でやりましょうというふうに聞いとんですが、原形復旧といいますと、今の現状が1メートル80センチしかないわけですから1メートル80センチの橋をかけるということでいいんでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 藤澤副市長。 ◎副市長(藤澤政裕君) お答えをさせていただきます。 用瀬橋でございますが、幅員が2メートルでありまして、延長は78メートル余りの橋でございます。これは昭和48年、昭和47年災害の後に架橋されたというふうに確認をいたしております。議員もよく御存じのように、流れた橋を復旧するというのは基本的にはというか原則中の原則が原形復旧でございます。こういった国の指針に基づいての補助を得て復旧をしたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) 災害復旧は建前は原形復旧でございますが、これはあくまでも建前なんです。道路とか河川は原形復旧オーケーですよと。橋になりますと、永久橋でございますので、ちょっと考え方が違うんです。マニュアルを見ますと、ちょっと言いますと、災害復旧事業の原則は施設を原形に復旧することであるが、原形に復旧することが著しく困難または不適当な場合において、これにかわるべき必要な施設とすることを目的とするものは災害復旧事業とみなしていいということを書いてあるんです。 昭和48年に橋をかけられました。その当時は、車の台数も少なかったし、車も小さかったから、そりゃあ1メートル80センチでも通れたかもわかりません。今、車も大型化しておりますし、普通に考えて今の時代に1メートル80センチが流れたからまた1メートル80センチをするんですよと。それは聞いたことはございません。少なくとも緊急車両の通るくらいな幅員にやってもいいんじゃないかと思うんです。なぜ原形復旧にこだわるのかというのがようわからんですが、ただ、2メートルの橋が3メートル、4メートルにすればそれなりの負担が要ると考えられたのかどうかわかりませんけれども、これが補助対象になったら、全額補助対象、普通の対象になったらどうされますか。 ○議長(小林重樹君) 藤澤副市長。 ◎副市長(藤澤政裕君) お答えをさせていただきます。 全額補助対象になったらという以前に、基本的に、これは地元の方には失礼な言い方になるかもわかりませんが、交通量が少ないということを第一に国のほうは言います。確かに、対岸には8戸の対象のおうちがございますけれども、その交通量というのは推して知るべきの話だろうと思います。これを一番に言われます。それと、1キロ下流に吉木橋という4メートルの橋がございます。そちらを回っていったらどうというふうな話、橋の復旧以前の話もされたというふうにはお聞きいたしておりますけれども、ただ市としては地元の強い要望を受けて原形復旧であろうが、やはり現在の橋を再建築するという方向で今調整をいたしておるものでございます。その中でありましても、これを改良復旧というかどうかわかりませんが、あそこの橋が越水を、橋を越えて水がつかったということでありますので、それは50年、100年先を見ると、その高さで復旧をするというのは不合理でありますので、1.85メートルのかさ上げ、上側につけていくというふうなことでは今国と調整ができておるところでございます。以上です。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) 戸数は8戸なんですけれども、8戸も2戸も変わらんと思うんです。ですが、交通量が少ないから。何なら交通量が少ないところは道路改良はせんでいいですか。はっきり言うて。ですけど、市の原則としまして、2戸以上ある場合には制度事業を入れていろんなことをやってきております。それが、8戸だから少ないから、もう2メートルでいくんですと。だけど、社会通念上非常に不適切ですよこれ、2メートルで復旧するのは。2メートルで復旧しても、ちょっと委員会で聞きましたけれど、概略で2億5,000万円ぐらいかかるというふうなことなんです。2メートルして、もうやめりゃあいいですよ、それだったら。原形復旧するんじゃったら。それで1キロ下にあるわけですから、それを通りゃよろしいと。交通量が少ないからそれをつくりました、やればいいですよ。ですけど、災害でかけるということになれば、原形復旧なんです。ですとこういう制度があるから、私はこれを活用してやられるべきじゃねえんかなと。広うしても交通量が少ないから、それは僕はほかの事業に当てはまらんと思うんです。1戸でも2戸でもせにゃいけんのじゃねえか。災害ですから、今せんとこの橋は永久に直りません。まして、今回は激甚災害でございますので、今乗らんともうずっとできません。あそこの用瀬の方は、買い物に行くというたら確かに下のほうに行ってるかもわからんですけど、行政の地域局へ行くとなればあの橋を渡って右行きますよね。物すごく近いです。1キロ離れたところから行きゃあ遠くなりますが。ですけど、あったんですからそれは復旧せにゃいけんのじゃねえんでしょうかと。もう100%補助であろうが何であろうが、今回原形復旧するということでいいんですか。 ○議長(小林重樹君) 藤澤副市長。 ◎副市長(藤澤政裕君) お答えをさせていただきます。 我々も議員の気持ちというのはよく理解できるわけでありまして、国や県と協議する際、そういった可能性というのも協議をしてまいりました。しかしながら、これは市が決めたルールでなしに、国、県が決めたルールであります。やはり交通量が少ない、代替の橋が近くにあるというときに、拡張、拡幅をするという選択肢は国や県は持っておりません。極めて困難ということで回答を既にいただいているものでございます。 しかしながら、あそこを復旧しないままでおるということは、地元の方々の御意見を聞きますと、橋の先というか県道側にはバス停等もございますので、これを原形復旧での、改良復旧でなしに原形復旧もやむを得ないというふうな御意見はいただいているところでございますので、そういった方向で整備をしてまいりたいというふうに思っております。以上です。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) 拡幅するというのは県のルールに基づいているということですか。県がもう2メートル以上は無理ですよと。交通量も費用対効果があるんかどうかわかりませんけれども、それは無理ですよということをもう県が示したわけですね。それでしたら、私も研究させていただいて、僕もある程度、何ぼか研究してこれができるじゃろうか、できんじゃろうかという知識はある程度持ってここへ立たせてもろうとるわけなんです。ただ、費用対効果を言われて、例えば交通量が少ないからもうだめなんですよということになれば、それは災害復旧の原則からちょっと逸脱すると思うんです。そこら辺が最近変わったんかどうかようわかりませんけれども、もう一回調査してみたいと思いますけど、よろしいでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 藤澤副市長。 ◎副市長(藤澤政裕君) ちょっとお断りをしておきますけれども、改良復旧ができないわけではありません。ただ、補助を受けて災害復旧をやる場合は、国の考え方に従わないと、市単独ではできないということを御説明したわけでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) もちろんそうですよ。ですから、僕が言ようるのももちろん補助です。補助もらわんといけません。補助をもろうた上で、補助ができるんでしたらあれを広くされてんですかという話なんです。だから、広うした部分だけは市で持ちなさいよ、これは考えるのもあると思います。ですけど、それが補助対象になったらするべきじゃねえんかということを私は言うとるわけなんです。少し研究させていただきたいと思います。 ○議長(小林重樹君) 質問の途中ですが、ただいまから午後1時まで休憩いたします。            午後0時6分 休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~            午後1時0分 再開 ○議長(小林重樹君) 休憩前に引き続き再開いたします。 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) 5番目の川面町市場の件でございますけれども、市場地区は高梁川の左岸側にありまして、あそこが非常に土砂が堆積して、水衝部が市場の方面になっているわけなんです。あそこも流速がありまして、大雨が出たら堤防が決壊しそうなんです。そのしゅんせつをしていただくのと護岸の改修工事、永久構造物で改修できないか。そうすれば、市場の人の安全が守れるんじゃないかと思うんです。その2点と、それからもう一点は、あそこの内水ははけません。そうしますと、浸水するのにからみすみすその状況を見守らにゃいけんという状況になるわけなんです。ですから、移動式の排水ポンプを常備していただければ少しは緩和できるんかなと思うんですが、その点をお聞きしたいと思います。 ○議長(小林重樹君) 藤澤副市長。 ◎副市長(藤澤政裕君) お答えをさせていただきます。 川面町市場地区の対策ということでございます。しゅんせつ、それから護岸整備ということでございますが、これは一級河川でもあります。県管理にはなっておりますから、そういった意味では国会議員の方々、それから県当局へ今までもやっておりますが、今後も実施いただくように要望をしてまいりたいというふうに思っております。 また、可搬のポンプの設置につきましては、有効な方法だとは思っておりますが、今回の災害の検証をする中で検討してまいりたいというふうに思っています。以上です。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) ぜひよろしくお願いしたいと思います。 対岸の高梁自動車学校のほうのしゅんせつも今されよるようなんですけれども、あのペースが遅いような気がしますので、それもあわせて早急にしていただくようによろしくお願いしたいと思います。 次に、(6)番のことでございますけれども、これから災害復旧を本格化して発注されると思うんですが、近年建設業者も大分廃業されて、そして従業員さんも非常に急激に減少しておる。そういう中で、こういうふうな災害が起きて、果たして対応できるのかなというのを非常に心配しております。市長も3年以内には復興するというふうな予定でやりよるということなんですけれども、3年はまあ4年かもわかりませんけれども、なかなかうまいこと発注せんと、というのがいろいろ技術的な問題があるし、現場代理人の問題があって、何件以上は持てませんとかというのがございますので、そこら辺を市内業者で対応できるように改めてもらうか考えていただいて対応してもらいたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 藤澤副市長。 ◎副市長(藤澤政裕君) お答えをさせていただきます。 議員御存じのように、今回の災害は大災害でございます。2,000件を大きく上回る件数と50億円を超える公共災害、単独災害、土木関係の工事がそれだけございます。こういったことから、我々も同じ思いでありますので、できるだけ市内の業者の方に受けていただきたいということは思っております。 1つは、その対策として9月18日でしたか、それ以降の入札については、主任技術者であるとか現場代理人、こういった件数の緩和をいたしております。これは一つでありますし、それから原則は3年というふうに市長申し上げましたが、現年と過年の比率というのは現年が圧倒的に多いのが今までの通例でございました。これにつきましては、県と協議をさせていただきまして、3年なら3年の中で平準化をできるだけしていく。こうすることによって、いっときに工事が集中して、市内の業者の方が受けてもらえなくなるというふうな事態は避けていきたいと思っておりますし、議員言われましたように、繰り越しという制度もございます。こういった制度を十分活用しながら、市内の業者への配慮というのは行ってまいりたいというふうに思っております。以上です。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) いろんなことでそういうふうにやられるということなんですが、1点、材料が間に合わんことがあるんです。県の工事、国の工事、市の工事、町の工事があって、材料がありませんよと。ですから、仕事ができん場合が起きてくるんです。そういうことが何回かございました、以前に。もう製品が間に合わんから、違うことをしよらなきゃいけないんですよね。そしたら、復興が進まん。工期がおくれるということになったときに、そういうことも想定しとかんと、市は発注すれば業者がひとりでに直してくれるんじゃということじゃなしに、いろいろな状況を加味してもらいたいと思うんです。例えば今言ったように、材料屋さんとか、仲買人さんとか、いろいろなところへ情報を張っていただいて、これならもう3年以内にできる、4年以内にできるというふうなことをお願いしたいと思うんです。多分、これだけ件数があったら、材料が間に合わんと思う。ですから、コンクリートの強度の出ん、ほやほやのブロックを積むようになると思うんです。そうしたら、強度が出ませんから本当はそれペケなんです。そういうことが多分起きてくる可能性があるんです。それも考えていただいてやらんと、僕はいけんのじゃねえんかと思うんですけど、そういうことでよろしくお願いしたいと思います。 次に、最後の学童保育の件につきましての質問でございます。 実は、学童保育の条例施行規則では、夏休み、休みの日には預けるのに8時半から5時までとなっとるわけなんです。8時半から5時ということは、親御さんがそこへ連れていくのに8時半に連れていって迎えに行くのが5時前に行かないといけない。そうすると、働こうと思うてもそれに手をとられて働けないというふうな状況になるんです。ですから、これを8時半をもう少し早めていただく。5時をおくらせていただく。そういうふうなことにできないかなというふうに思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 宮本健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(宮本健二君) 学童保育の開設時間についてお答えをいたします。 先ほどおっしゃったとおり、高梁市学童保育条例施行規則にその開設時間について規定をしております。月曜日から金曜日の平日は原則4時間、そして学校休業日につきましては原則8時半から午後5時までと定めております。しかし、学校休業日については、開設時間が午前8時半から午後5時では、先ほどもおっしゃいましたが利用する保護者の就労時間等に影響することも考えられます。各学童におきまして保護者の要望を聞きながら、開設時間の延長や変更もしているところでございます。具体的には、学業休業日に午前8時から午後6時まで開設している、この学童が14の中の12ではこのようにしております。このように、各学童が運用の中で柔軟に運用しているという状況でございます。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) ですから、柔軟に対応していただくんですが、規則を8時から5時半までに変更することはできませんか。 ○議長(小林重樹君) 宮本健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(宮本健二君) 規則を技術的に変更することは可能かと考えております。しかしながら、現在の規則の運用の中でも支障はないというふうに考えておりますので、現状で御了解いただけたらと思っております。 ○議長(小林重樹君) 三村靖行君。 ◆5番(三村靖行君) 私が調査した中では、8時半からになっとんです。預けに行ったら、8時に預けに行っても、いや、門扉をあけるのは8時半ですよということで8時半まであけてないんです。そういって言われるんです。ところが、いろいろ聞きょうたら、いや8時からあけとりますよと言うてんですけれども、なかなかその食い違いがあるんです。ですから、もうここでぴしっと8時に決めていただければ、そうなるんかなあという思いがあるわけなんです。うちは8時にあけよります。いや、行ったらあいてないんです。8時半にならなあかんのんですという食い違いがあるわけなんです。そこがちょっと気になったもんで質問させてもろうたんですけれども、柔軟な対応、働きやすい対応でよろしくお願いしたいと思います。以上で終わります。 ○議長(小林重樹君) これで三村靖行君の一般質問を終わります。 次は、石部誠君の質問を願います。 石部誠君。            〔8番 石部 誠君 登壇〕 ◆8番(石部誠君) 日本共産党の石部誠です。 まず最初に、7月の豪雨災害の被害も大きく、国道を通りますと一見平穏を取り戻したようにも見えますが、まだまだ自宅に帰れず、みなし仮設や市営住宅に入居されている方もたしか80軒近くあるというふうに聞いています。また、国の支援で家屋解体を待っていらっしゃる方、まだ家の掃除はしたけれども、ここへ戻ってきて住もうか、それともここでまた事業を進めようか、こういったことで悩んでいらっしゃる方もいらっしゃいます。裏山の崩落などもあって、自宅に戻っても大丈夫か、こういった不安を持っていらっしゃる方もたくさんいます。地域の方だけでもなく、また市の職員の皆さんも直接被害を受け、そして大変な苦労を仕事でもされたという話も聞いています。あの災害時に何が起きたかをきちんと検証し、皆さんと力を合わせて被災者支援と復興のために頑張る、こういった角度から質問をさせていただきます。 さて、平成30年7月豪雨災害の被害が拡大した原因について、市はどのように考えるのかということであります。平成30年7月豪雨災害が拡大した原因は、大きく分けて私自身は成羽川、高梁川のダムの放流のあり方、過疎、高齢化による山林、農地、宅地の荒廃や道路や水路の管理ができなくなったことによる土砂災害、3つ目には現在ある防災計画や災害時の対応が現実に即さず被害が大きくなった、この3点と考えていますが、市はこの原因についてどのようにお考えでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 竹並総務部長。 ◎総務部長(竹並信二君) お答えをさせていただきます。 今回の7月豪雨で甚大な被害が発生しております。これは繰り返しの答弁になりますが、特別警報が発令されるなど、記録的な豪雨が原因であるとこのように考えております。 ○議長(小林重樹君) 石部誠君。 ◆8番(石部誠君) 災害が起きたら最初に支援があって復旧、そして復興へと進むわけですけれども、豪雨が原因であるということであれば、これについてどう支援、復興していくのかというところへきちんと結びつかないと私は思うんです。ですから、ここの本当に市の原因はどこにあるのかというのをもう一度お話ししていただきたいと思います。 ○議長(小林重樹君) 竹並総務部長。 ◎総務部長(竹並信二君) 復興については現在考えておりますけれども、あくまで原因としましては、記録的な豪雨であったということでございます。 ○議長(小林重樹君) 石部誠君。 ◆8番(石部誠君) じゃあ、少し前回質問したときにそのように市長が答弁されました。私自身が今回少し変えたのが、原因は、大きくなった原因ですよ。ですから、雨が降ったんだったら、じゃあ雨が降らないように天に祈るのをみんなでするのが復興計画の中に入るわけじゃありませんので、今までも何人もの方が質問されました成羽川や高梁川のダムの問題、過疎や高齢化のことについては今回質問がなかったかもしれませんけれども、防災計画や災害時の対応が現実に即してなかったんではないかという質問がありました。ここについてはどのようにお考えですか。 ○議長(小林重樹君) 竹並総務部長。 ◎総務部長(竹並信二君) ダムの放流量も大変大きなものであったということも事実としてございますし、山林あるいは農地の荒廃が進んでいるというのも事実でございます。また、地域防災計画の対応が非常に現実に即していなかったということについては、我々としては地域防災計画にのっとって適切に情報伝達なりをさせていただいたということでございます。 ○議長(小林重樹君) 石部誠君。 ◆8番(石部誠君) これから後、原因があって私自身は先ほども言いました復旧、復興へと進んでいくわけですから、この後の段階でまたこの原因についてはお話ができるかと思います。 今まで高梁市が各地で、例えば町内会等で災害のことで地域と懇談会を開いたり、それから旧1市4町でまちづくりの関係なども含めて懇談会を開いています。こういう中で、どうも話を聞いていると、個人や地域に防災、個人や地域が自分の命は守るんだよ、地域はみんなで頑張って防災計画を立てて頑張ってほしいというところがよく強調されています。私はそりゃそのとおりだろうと思ってますし、現実にそういうことで今まで市民の方や地域は動いてきたというふうに感じています。ただ、行政として、そのために個人や地域に防災意識を高めるとか、そういったことについて強調をされるわけですけれども、市は何がここでできるのか、何をしようとしているのかというのをお示しください。 ○議長(小林重樹君) 竹並総務部長。 ◎総務部長(竹並信二君) お答えをさせていただきます。災害に対して、市の責務としてはもちろんのこと、人命を守るということ、生命、財産を守るというのが第一義でございまして、その責務は市にもあるということでございますけれども、今回の大災害のようなことが発生いたしますと、たちまち道路の寸断であったり交通網がどうかということがございまして、まずは御自身で身を守っていただきたいというのが一つ。それから、御近所なりその地域で助け合っていただきたいという思いで申しておるところでございます。 ○議長(小林重樹君) 石部誠君。 ◆8番(石部誠君) 個人の方や地域の方は一所懸命頑張っていると私は思ってます。災害時のときに、自分の命や地域だけではなくて、他の方に対して支援が何ができるかまで考えて行動されていました。私自身が今回の災害で、これは6日の夜大きな雨が降って、私自身は落合ですからそこに四方からの道路が寸断されて出れないという状況の中で、市民センターへ避難所が設けられたところへ、私は基本的に常駐させていただきました。そこで見たものは、市民の皆さんが本当に助け合って頑張っている姿です。ボランティアセンターに登録して活動をされている方だけではありませんし、企業や吉備国際大学の学生やまた高校生が支援でも復興では頑張ってくれました。また、例えば落合の市民センターなどでは、避難所ではトイレの掃除、シャワーや入浴の送迎、コインランドリーへの送迎、炊き出し、コーヒーなどの提供、また皆さんの避難されている方の慰労ということでは整体なども行って、リラックスしていただこう、こういった提供もあったわけであります。 こういう中で、高梁市が今まだ繰り返し人命、生命を守るのは個人の責務で、道路の寸断や地域のことはすると言いながらも、具体的にこのことがきちんと説明できない。高梁市はこれこれをするから皆さん頑張ってくれと、このことで皆さんを応援するということがないということに私は憤りをも感じるところであります。きちんともっと説明してほしいと思いますが、いかがですか。 ○議長(小林重樹君) 竹並総務部長。 ◎総務部長(竹並信二君) お答えをさせていただきます。 避難所運営にかかわりましては、多くの方、ボランティア精神で大変お世話になったと思ってございます。繰り返しになりますけど、行政としての初動につきましては、まずは早急な避難を正しく正確にお伝えするということでございます。その後の支援につきましては、時系列でいろいろあると思うんですけれど、今回のようなことにつきましては、まずは避難を呼びかけて命を守っていただくということに尽きるんではないかと思ってございます。 ○議長(小林重樹君) 石部誠君。 ◆8番(石部誠君) 最初の1問目のところに竹並さん、きちんと市は予定どおり、災害が起きたのをマニュアルどおりやれたと言いましたけれども、これは本当にやれたというふうに執行部の皆さんは認識されているわけでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 竹並総務部長。 ◎総務部長(竹並信二君) お答えをさせていただきます。 情報伝達についてはできたと思ってございます。しかしながら、想定しておりました避難所開設というのには、なかなかたどり着けなかったというところも事実でありますし、自主避難された方についても十分な確認が当初はできていなかったということはございます。 ○議長(小林重樹君) 石部誠君。 ◆8番(石部誠君) じゃあ、情報伝達はできて、ほかのことは思うようになかなか想定以上の災害が起きてできなかったというようなことの認識なんだろうと思います。 それで、次の質問に移ります。 高梁川は国、県の管理でありますが、国や県、民間ダムを含めた一元的管理が必要と考えています。また、国、県を交えた高梁川流域全体で豪雨時のダムの放水を想定した防災訓練を行うことができないかと私は考えています。国や県内、他自治体と中国電力に申し入れを行い実現ができないでしょうかと思っています。このダムの放水については、今までも何人かの議員の方に対して市長が丁寧に答弁されておりました。私自身は一元管理を行って、降雨時の状況やダムの水位をきちんと把握し、放水については下流域の状況をきちんと判断して、安全な放水を行うことが災害を低く抑えることができるというふうに考えています。 現在、ダム管理が基準どおり行われて下流域に災害が起きているということならば、基準や運用に問題があると考え、早急な見直しを図るべきだと私は考えております。このことは、市長もそのとおりだというふうに言われておりました。今回のダムの放水と河川から各地域の増水との因果関係を明らかにすることが必要で、特に成羽川、高梁川の合流地域の被害は本当に大きいものでした。ダムの放流により水位が上がり、周辺からの水を排除できず、逆流し、他の地域などでも冠水をしています。こういったことは県の検証委員会でも取り上げられました。8月と10月にたしか中電の関係者も呼んで、この会議も開かれていると聞いています。また、総社市長が流域の自治体の首長にこういったことを相談してやっていこうという話も聞いています。ぜひこの問題ではしっかり取り組んでいただきたいと思います。 このダムの問題で言えば、前の議員さんの質問の中で市長が言われたのは、ダムが原因かどうか事実に基づいて検証するべきだというふうに一つは市長が言われて、原因であるかどうかはっきりわからないというように言われたと思います。それから、もう一つは、国や県に対しては基準運用に問題があると考えているので、申し入れをしていると言われましたが、これはこういうことでよかったでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 竹並総務部長。 ◎総務部長(竹並信二君) お答えをさせていただきますが、まずは訓練をすべきではないかというような御質問もあったと思うんですが、これにつきましては、中国地方整備局が中心で、中国5県持ち回りで大きな水防訓練というのをやっておりまして、最近では平成28年5月に開催されておりまして、伝達情報でありますとか、水防工法、人命救助、避難訓練等を行っております。これには、そういった民間の企業等も参加しておるところでございます。 また、先ほどありました原因についてというのは、今から検証されていくところでありますので、今それが原因であるというのは申し述べることはできないと思いますし、国や県に対して、その運用について検証していく、要望していくというのは市長が申したとおりでございます。 ○議長(小林重樹君) 石部誠君。 ◆8番(石部誠君) 強く要望していただきたいということと、それから防災訓練については、中身を私ここでまた話すと長くなるんですけれども、決して今回の災害や豪雨に対応しているような内容とも言えませんし、各地方自治体の持ち回りになっておりますので、高梁市を中心にできるかどうか、また内容についてはしっかりと充実していただけるようにお願いをいたします。 次、3番の質問に移ります。 私自身が考えるダムの放水の問題、そして2つ目の防災の観点から、過疎や高齢化に対する地域荒廃への支援が必要ではないかと思っています。過疎、高齢化により地域の維持や管理が難しいことが災害の遠因の一つになっていると思います。山の荒廃や耕作放棄地、空き家がふえて、水路や道路、ため池などの管理がなかなかできなくなっています。土砂災害の原因になっている場合が多々あり、こういったことの原因究明と住居が減ることによっての荒廃防止の対策を立ててほしい、このように考えています。過疎高齢化で地域づくりが本当にできていない問題もあります。 例えば、この間私の住んでいる落合町阿部の北山地域では、自主……何でしたっけ、ごめん。            (「防災」と呼ぶ者あり) 自主防災組織ができて訓練も行いました。北山にはため池が5つも6つもある中で、例えば今地域の方でこのため池の管理を一生懸命されている方がいらっしゃいますが、例えばその一つ、一番上の右上にあるため池などは、本来水路でないところを水が流れています。そのことによって、大変だということでわざわざ水路でないところから出た水をもとの水路へ戻すというようなことも地域の方が一生懸命頑張っていらっしゃいます。また、こういう中で、この方などがもしもこういった管理ができなくなったときには、北山の地区でどんなことが起きるのかというようなことも私考えられています。 また、反対側の藤倉の地域などでは、空き家が谷の上のところへ2軒あるわけですけれども、そこの水の管理ができないことによって、その下にある家の中から下の田んぼ、畑へ水が流れて、住居の下へ大雨が降ったときには床下に水がたまるというようなことも起きています。今回の台風だけではこれはありません。こういったことが現実にいろいろなところで、高梁市の阿部の地域でも起きているわけですから、もっと周辺で人がいないところでは大変なことが起きているということは考えられるわけであります。ここについての原因究明、荒廃防止の対策について、地域支援はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 竹並総務部長。 ◎総務部長(竹並信二君) お答えをさせていただきます。 農地の荒廃であるとか、なかなか人が少ないので地域で大変困っておられると。こういったことが原因になっているのではないかというような御質問だろうと思います。確かに、山林の管理でありますとか、農地の荒廃化というのは多くなっているのは事実でございます。直接災害に起因するかどうかというのはまだわかっておりませんけれども、市といたしましての支援策ということでございますが、現在、そういった地域の活力をという狙いで、町内会支援制度というのを立ち上げておるところでございます。この中には、一つには災害にかかわるものとしましては、道路の維持管理作業に係る側溝清掃等を含んだ報奨金というものも用意しておりますし、農用地の荒廃、遊休化の防止に向けましては、農地集積促進事業補助金でありますとか、私道に係る生活道の補助金、これは側溝整備も含めての話ですけれども、そういったメニューもございますので、そういったことで支援をしていってまいりたいということでございます。 ○議長(小林重樹君) 石部誠君。 ◆8番(石部誠君) 町内会支援制度だけでは、やはり市長が言われました未曽有の災害だということですから、未曽有の災害に対応できるように町内会支援制度、町内会自身が維持できていない地域や町内会が次々と出てきていますから、そこをちゃんとどのようにするのかということが市の責任だろうというふうに私は考えます。そのことはよろしくお願いいたします。 それでは、④の質問に移ります。 今回の災害により、今までの防災計画では対応ができていないことがはっきりした。しっかりしていたというふうには言われたんですけれども、特に水門や陸閘の管理と運営、市職員など人的配置、情報の伝達や内容、避難所運営などの問題点と改善点をどのように考えているでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 竹並総務部長。 ◎総務部長(竹並信二君) 地域防災計画でございますけれども、これにつきましては、現在与えられておる環境の中で、どうやって被害を最小限に食いとめるかというところの計画でございますので、災害を全くなくすというわけにはなりません。これは、地域防災計画の基本理念のところにもありますけれども、災害の発生を完全に防ぐことは不可能であるということは書いてございます。そういった中で、具体に水門や陸閘の管理、市職員など人的配置、情報の伝達や内容、避難所運営といったことで問題点があるということをおっしゃられました。この中でも、市が管理する部分、あるいは県が所管する部分というところもございます。その情報共有がどうだったのかということもあるかもわかりませんけれども、そういったことも含めまして、現在までのところ、市の対策本部では初動についてはきちんと伝達ができておったというふうに申し上げましたけれども、後に申しました避難所がどうだったのかということを含めまして、今検証しているところでございますので、そういったことを見定めてまいって改めるところがあれば、今後に生かしてまいりたいというところでございます。 ○議長(小林重樹君) 石部誠君。 ◆8番(石部誠君) 県と市、どちらに管理責任があるのかというようなことは、例えば水門とか陸閘などもどちらが閉めるべきかと、どちらが管理しているのかというようなことが一つ一つ水門全てについてどうだったのかということの検証をしなくてはいけないことなんだろうと思っています。閉めれなかったり、それから鍵を持っていったら違ってたりとか、そういったことがあったというようなことも聞いております。 こういう中で、情報伝達が本当にきちんとできていたのかということでいいますと、私は市の職員の方々それぞれ一生懸命頑張られていたと思っています。避難所に私自身が常駐しておりまして、そのときにただあれは日曜日だったか月曜日だったかはっきり覚えていないんですが、民生委員の方が、私がいたところは市民センターです、市民センターへ訪ねてこられて、きょうやっとお年寄りやそういった方の全ての確認ができたんですよというてこられたんですけれども、民生委員さんがそういうことをしてたことを市民センターとしてはつかんでませんでしたし、それからきのう晩、社会福祉協議会がボランティアセンターを立ち上げましたという話も知りませんでした。 それから、私自身はそこの現場にいて、例えば吉備ケーブルテレビが通常放送だったのを、NHKのようにL字放送にして、もっと災害のことを見やすくしてくれっていう話を市役所に電話したら、これは割と早く改善した。私以外にもきっとこのことを言われた方はたくさんいらっしゃるんだろうと思います。 それから、落合の市民センターには、高梁市全体には配備されていませんけれども、防災ラジオがありました。これは一言もしゃべりませんでした。一言もしゃべらない防災ラジオが市民センター、避難所にあっても役に立たないので、少なくとも例えば給水所とかトイレとか、どこへ行ったらシャワーがあるとか、それから消毒液はどこにあるとか、体育館に行ったら物資がもらえるとかといった情報を流してほしいという話をしましたら、1回だけ流れました。1回だけ流れたということは、流すことができるということなんだろうと私は思ってます。 ですから、こういったことが本当に、まだまだしゃべりたいことはいっぱいあるんですけれども、またこういった連絡を私が市の災害対策本部へ連絡しましたら、1時間置きにとにかくいろんな要望や要求は集約していると。1時間置きに寄せられた意見や要望についてはそこで精査をして、緊急度を有するものからやっていくふうにしていると電話では言われたんですけれども、そのことはほかの市の職員の方は知らなかったんです。そういったことが行われていたことを。ですから、本当に今いろいろ精査してほしいという中で、情報伝達のことなんか本当に大切だろうと思います。ぜひ行っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 竹並総務部長。 ◎総務部長(竹並信二君) お答えをさせていただきます。 私が申しましたのは、情報伝達の中でも初動の中における気象情報の伝達であるとか、避難準備情報、避難勧告の情報伝達のことでございまして、今議員いろいろおっしゃっていただきました。横の連絡、また民生委員の役割、それから職員間同士の情報共有ということが不十分であったんではないかということ、また支援物資の配布についてはどうだったのかというような個別の案件につきましても、今いろいろ意見をいただいております。それも含めまして、災害対策本部の見直しの中で今検討をしていきたいと思ってございます。 ○議長(小林重樹君) 石部誠君。 ◆8番(石部誠君) しっかり検証していただきたいということで、これは小冊子に載ってる市の職員の今回の災害体験ということで出ているのを少し紹介させていただきます。 私の個人的な意見ですが、反省ばかりです。7月6日の夕方避難指示が出され、最終的には市内全域に避難指示が出されました。私の課には土砂が崩れていると電話がかかってきました。今土砂が崩れてきている、どうしたらいいか、すぐ見に来てほしい。こんなときなのに市役所は見にも来てくれないのか。助けを求める電話に、身を守るために避難してくださいとしか言いようがありませんでした。そして、翌日から苛酷な業務が待っていました。7月の超過勤務は、福祉課の職員は100時間を超え、私の係の超過勤務は200時間を超えました。食事をとる時間もない、トイレに行く時間もない中で、被災者の方から悲痛な訴えを受けとめ、時にはどなられ、時には泣かれる方もあり、心身とも疲弊していきました。3週間を超えるころには誰かが倒れてからじゃないとわからないんですか、私たちを殺す気ですかと職場で訴えることが多くなっていました。 また、こういったことをほかにも経験された市の職員の方が、災害のたびに活躍される消防署員や自衛隊員の出動回数ゼロ、これを望みながらも、もしもに備え、日々訓練を頑張っていても、もしものときに頑張れている。それと同じように、自治体は日ごろから緊急事態を想定して市民の命と暮らしを守るため、人員確保を含めた万全の態勢を備えておくべきです。それは住民にとっても職員にとっても一番よいことだからと結ばれています。 今、市の職員1,000人の職員のうち4割を超える職員が非正規雇用になっています。今回の災害の中で本当に苦労されている職員さんもいらっしゃいます。私がいた落合の市民センターでも、消防署の職員さんが奥さんと一緒に避難されてきて、奥さんはたしか身重だったと思うんですけれども実家に帰り、本人は避難所へ避難、そこから仕事に行かれるということが最初のうちありました。また、他の職員さんで同じこのローソンの近くに住んでいる方は、奥さんと子供、この方が水がふえる中で2階に逃げられ、ここの市の職員さんはそのまま市民センターへ配備されて家の様子も見れない中、2日間にわたって避難所で皆さんの援助をするというようなこともあったわけであります。本当に大変なことが起きていたというふうに考えています。ぜひとも地域と一体でこういった問題を検証して、検証委員会をつくって、計画の見直しと改善を求めますがいかかがでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 竹並総務部長。 ◎総務部長(竹並信二君) お答えをさせていただきます。 地域防災計画の策定に当たりましては、市の内部だけで計画策定するものではございません。県の指導をいただきながら、県、市、気象台、警察署、消防団、医師会、あるいは民生委員、児童委員会の協議会、それから民間のJRとか通信事業者を含めまして策定するものでございますので、広く意見を聞きながら、見直すべきところは見直していきたいということでございます。 ○議長(小林重樹君) 石部誠君。 ◆8番(石部誠君) 災害を受けられた方なども含めて、公募枠みたいなのをつくっていただいて、ぜひやっていただき、きちんと災害全体を見通していただくことが今後の復興につながっていくというふうに考えています。 それでは、2番目の質問に移ります。 今回の災害の被害は甚大であります。復旧だけでなく、その後の復興計画を見越した計画策定を求めるということで、現在の被害状況と金額はどのぐらいか。また、公的支援ができず個人で復旧を余儀なくされた件数や被害総額はどのくらいあるのか。これはこの間市からいろいろな資料が出る中、基本的には罹災証明や被災証明を持った方たちや、いわゆる公的な建物などの被害は出てくるんですが、それ以外も含めてどのくらいあるだろうというのがわかれば教えていただきたい。 ○議長(小林重樹君) 土岐政策監。 ◎政策監(土岐太郎君) お答えします。 市で把握しておりますのは、罹災証明の発行件数、それから公共施設の災害件数、これはもう既にお伝えしておりますとおり、罹災証明発行件数が529件、うち浸水によるものが470件、それから公共施設災害につきましては2,494件、金額にして80億8,821万7,000円となっております。それ以外のものにつきましては、把握するすべがございませんので、一方で公的な支援に結びつけていくためにも、罹災証明を取りに来てください、こういった支援がありますよということは発災直後から周知に努めてきたと思っております。 ○議長(小林重樹君) 石部誠君。 ◆8番(石部誠君) 罹災証明の相談に来たけれども罹災証明が出なかった件数ってわかるんですか。 ○議長(小林重樹君) 土岐政策監。 ◎政策監(土岐太郎君) 出なかった件数というのは把握していないですけれども、要は申請があって対象でなかった方ということですか。            (8番石部 誠君「それでわかれば」と呼ぶ) 基本的には、来た方は対象になっている方だとは思いますけれども、床下まで出してますので。 ○議長(小林重樹君) 石部誠君。 ◆8番(石部誠君) こうやって私、議員をしていますけれども、いろいろな方から相談を受けて、うちは対象にならないという話をたくさん聞くことがあります。災害の大小なんかじゃ私ははかれない。ちっちゃいからだとかということじゃなくて、やっぱり場所とか地理的な問題とか、個人の土地の中の問題であるとかということで、本当にそういったことが起きているところもたくさんあるように感じています。国や県や高梁市でも特別、高梁市独自の制度なんかもつくったりして対応はしてますけれども、まだまだ大変だという話は聞いていますので、ぜひここについても支援ができるようにアンテナを高く上げて、相談があったら真摯に乗っていただいて、お願いをしたいと思います。 それでは、2つ目の質問に移ります。 他市との被災者支援にいろいろ差があるんですけれども、これは何ででしょうか。大きく漠然と聞かさせていただきます、最初に。 ○議長(小林重樹君) 土岐政策監。
    ◎政策監(土岐太郎君) 被災者支援いろいろございますが、一つは災害救助法に基づく、法律に基づく発災直後の応急的、一時的な救助、これはどこの自治体でも当然法律に基づいてやってますので、同じような支援を行ってきているところです。加えまして、高梁市独自の事業としては、やはり土砂災害が多数発生しているということもありますので、家屋への崩土の除去、それから応急復旧に係る支援制度を充実させていることですとか、あるいは市の見舞金の金額、こちらも今回に限り通常の3倍に引き上げる。それから、義援金を活用しまして住宅再建に多額の費用が生じる世帯に対しては、市独自で義援金の追加配分というものも行っておりますし、従来から若者定住促進事業として住宅新築助成金、それから住宅リフォーム助成金というのがございますが、それについて被災者の住宅再建に対する交付の特例を設けて、子育て世帯に対しては追加的な支援を行うなど、市独自のメニューも設けております。 ○議長(小林重樹君) 石部誠君。 ◆8番(石部誠君) 国の制度に基づいてやるから同じだと言われたんですけれども、実はそうじゃないと私は思っているんです。国の制度はあるんですけれども、災害救助法というのは、地方自治体がこれをしますからいかがですかということで県に言う。県がそれをもとに国に言うという形で、例えば倉敷市真備のように、平面で大きく水害に遭った地域にはそこにあったやり方がある。それから今回の高梁市のように中山間地域での土砂災害が起きているところでは、それぞれ独自の災害救助法の活用があるわけだろうと私は思っています。 一番に私自身が感じるのは、例えば義援金とか募金とか、まちの財政規模とか、そういった被害に今まで遭ったことがあるかどうかの経験とかということでいろいろ違いは出てきてもしょうがないですし、地域差もあってもしょうがないと私は思っているんですけれども、例えば、子供さんのランドセル、体操服、制服、文房具などでは、倉敷市では制服や体操服、文房具、ランドセルのようなところまで支援をしていただける。高梁市の場合は、4,400円の規定がありまして、文房具以外のもので言えば、これは所得の関係もあるんだけれど、それを超えるものはできないというふうになってます。 それから、例えばほかにもあるんですけど、被災した場合、災害救助法で寝具や炊飯器がいただけるようになっています。これ、高梁市はいただいた方1世帯も、一方もいらっしゃいません。これは高梁市が災害救助法を活用して、この寝具や炊飯器を被災した人にあげるということを失念していたのか知らなかったのか、わざわざしなかったのか、私よくわかりませんけれども、そういったことも起きています。倉敷市では、寝具や炊飯器以外にも、照明、エアコン、テレビ、洗濯機、冷蔵庫、ガスこんろ、電子レンジ、電気ポットなど9品目の中から、6品目がいただけるような制度もあります。ですから、それはやっぱり例えば日本財団とか学生服の会社がとかいろいろあるんですけれども、最低の災害救助法でもらえたはずの寝具や炊飯器がもらえないなんていうのは私はおかしいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 土岐政策監。 ◎政策監(土岐太郎君) 災害救助法のメニューとしては、基本的には内閣府が定める基準に従って現物支給で行うことになってまして、今議員がおっしゃったのは、被服、寝具、その他生活必需品の給与というものに当たるかと思うんですけれども、確かに高梁市、災害救助法の適用を受けたのが初めてであったということ、それから議員も先ほど職員のコメントを紹介していただきましたが、そういった状況の中で市民対応を行っておりましたので、なかなか全てのメニューを網羅的に御案内することができなかったという面はあるかとは思います。 ○議長(小林重樹君) 石部誠君。 ◆8番(石部誠君) それだけではないんです。私はこれはけしからんからどうにかしろという話をしているんでなく経験を積んでいくこと、それから今後のことに対してどうかということなんですけれども、例えば、高梁市には約80世帯、正確にはもうちょっと今減っているんだろうと思うんですけれども、県の運営しているみなし仮設、それから市の市営住宅に入られていらっしゃる方がいらっしゃいます。県のみなし仮設でいえば、民間のアパートの借り上げですから、エアコンがあったりカーテンがあったり、網戸があったり、電灯があったり、もっといろいろなものがある場合もあるわけですけれども、例えば市の旧雇用促進市営住宅や7階建てのところに入る方は、カーテンはない、網戸もない、電灯もない、もちろんお年寄りだろうが赤ちゃんだろうが入られてもエアコンもない、鍵を渡されて行ったら何もなかったから避難所でもらった毛布で一晩過ごして次の日に買いに行ったという話も私聞いてます。ですから、こういったことが本当に経験として積まれていくべきだと思うんですが、こういった問題はどのようにお考えですか。 ○議長(小林重樹君) 丹正産業経済部長。 ◎産業経済部長(丹正鎮夫君) お答えをさせていただきます。 災害時における一時避難、一時入居ということで市営住宅等を提供させていただいたということでございます。基本的には、災害が発生しました翌日7月7日から相談業務を開始しまして、翌日7月8日から順次一時入居の許可をさせていただいて入居を開始したということでございます。説明に当たりましては、それぞれ被災の状況が違う、家族構成も違うということでありましたので、とりあえずまず避難所よりかゆっくり寝れるところが必要というようなこともあったと思います。そういった中で、申しわけないんですけれど、そういった今言われたような設備は備えておりませんということは御紹介した中で、それでも一時的にゆっくり寝たいということもあったかというふうに思いますし、水道につきましては断水をしておりましたので、場所によったらそういったところも不自由さもありますよという中での御紹介であったというふうにさせていただきました。また、エアコンにつきましては、これは少し後になってからでありますけど、国のほうもそういった冷暖房施設、夏ですから冷房器具につきましては、整備された場合はそれは補助するというふうなことがありましたので、8月の下旬からではありますけど、市営住宅に入居された方につきましては、そういった対応、希望をとっていただきまして、事後であってもそれを認めていくというふうなことで、結果最終的には61世帯対象のうち、48世帯の方もエアコンを設置されたということでございます。そういった対応をさせていただいたということでございます。以上でございます。 ○議長(小林重樹君) 石部誠君。 ◆8番(石部誠君) 倉敷市で被災されて、高梁市出身の方でこちらに戻られた方が、例えば子供さんがいて、その方の支援のことと高梁市にそのまま住んでいる方の支援が違うというようなことが現実起きてきました。また、同じ高梁市で被災して、市営住宅へ入った人とみなし仮設に入った人というと、本当に雲泥の違いがあります。 1点だけ確認したいんですけれども、市営住宅の駐車場、被災された方が入っているんです。1,500円の1カ月の駐車場料金を当初取っていたので、これは取らないようにしていただいたらどうかという申し入れをしたんですけれども、これについては今現在どうなってますでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 丹正産業経済部長。 ◎産業経済部長(丹正鎮夫君) お答えをさせていただきます。 駐車場料金等につきましては、規定によりまして頂戴するということでございます。以上でございます。 ○議長(小林重樹君) 石部誠君。 ◆8番(石部誠君) 被災された方がみなし仮設だったら要らないお金、それも市営住宅へ入ったら何もないところで家賃は払わんからええんじゃろうということではあるんかもしれませんけれども、駐車場料金の1,500円を徴収するのはいかがなものかと私思いますので、これはぜひ今後考えていただきたいというふうに思っています。 (3)番の質問に移ります。 今回、公的支援ができていないということがされた方についても、支援が行われないことにより、離業、商売人さんなど、住んでる土地を離れることに拍車がかかるのではないかと心配しています。農業者や特に中小零細業者を含めた支援の幅を大きくしてほしいということであります。特に、中小企業、自営業者の方は、災害時に例えばボランティアセンターから片づけの派遣があったときでも、まず個人の方からということで後回しにされました。また、事業所関係の災害ごみについては、自分でお金をあげなくてはいけないということにたしかなっているはずで、いろんな意味で苦労をなさっています。小規模農家の方は、年金などで暮らしながら農業を営んでいる方など、本当にちょっとのことでも自己負担分が大変だから、これを機会にやめようかというようなことも話を聞いています。こういった問題で、支援の幅、高梁市は次々新しい制度をつくる中であるんですけれども、大きくしてほしいと思うのですが、いかがでしょう。 ○議長(小林重樹君) 丹正産業経済部長。 ◎産業経済部長(丹正鎮夫君) お答えをさせていただきます。 中小企業者の方々とあるいは農業者の方々ということで、それ以外に言われましたけど、私のところでありますと、まず最初に、中小企業の方々でございます。先ほどボランティアの方でありますとか、ごみの搬出等についても言われたわけですけど、こういった中小企業等の再建に関しましては、国あるいは県の支援もあるわけですけど、市の支援といたしまして、補助率3分の1で限度額30万円という市独自の被災事業者に対する補助制度を設けさせていただいた。そういった形で支援をさせていただいたと。現在も申請を受け付けているという状況でございます。 それから、農業者につきましては、これも国の制度にのっとって行っておりますけど、農産物の生産加工に必要な施設、わかりやすく言えば、機械でありますとトラクターでありますとかそういった農業をするための設備、そういったものの修繕、更新等につきましても、被災農業者向けの経営体育成支援事業ということでございまして、これは国、県の補助と合わせまして、実質1割の負担で修繕等ができるということでございます。これは一口に農業者ということでありますけど、この定義につきましても、いろいろ農家の定義はございますけど、本市の場合でおきますと、経営耕地が5アール以上または販売実績がある。これは販売の金額を問わず、小さな畑でつくった野菜を道の駅等へ出荷されたそういった実績のある方についても対象にするということで、そういった面ではほとんどの農家の方を今回の場合、高梁市としては網羅したということで支援をさせていただいているという状況でございます。以上でございます。 ○議長(小林重樹君) 石部誠君。 ◆8番(石部誠君) 高梁市独自の制度なども本当に中小企業支援ではつくられていただいているんですけれども、まだまだなかなかそれでも間に合わない方、たくさんいらっしゃいます。国の制度もグループ補助金や持続化補助金などもありますが、グループ補助金はなかなか申請は難しい、持続化補助金についてはそんなに難しくはないんだけれども金額は少ないというようなこともあり、結構皆さんチャレンジしていますけれども、大変な状態であろうというふうに思っています。また、この農地かどうかということで、今耕作をしていないけれども、草刈りだけはしているといったところが、1年以上農作物をつくってないということで農地と認定されずに、支援が受けれないというようなことも起きています。こういったところへも支援の輪を少し広げていただいたらというふうに考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 丹正産業経済部長。 ◎産業経済部長(丹正鎮夫君) お答えをさせていただきます。 農地というふうなことも言われたわけでございますけど、基本的には農業者に対するできるだけの支援というふうなことで、先ほど申し上げましたように、いろいろな形全てに対応できればいいんですけど、そこまでは全てに対応できない。ただ、そういった中で、先ほども言いました農業をするために必要な機械でありますとかそういった設備などにつきましては、1割分の負担は要りますけど、市としてそこまで拡大した中での制度というふうなことで対応させていただきました。なお、農地等につきましては、現在の制度の中でいきますと、例えば公共災害にかからない40万円以下というふうなこともございますけど、こういったのは一定の条件はございますけど、1割の負担をしていただく中で対応できるという部分もございますので、そういった制度も御案内したり活用していただくということで御理解をいただきたいというふうに思っております。以上です。 ○議長(小林重樹君) 質問の途中ですが、ただいまから10分間休憩いたします。            午後2時0分 休憩            ~~~~~~~~~~~~~~~            午後2時10分 再開 ○議長(小林重樹君) 休憩前に引き続き、再開いたします。 執行部より発言の申し出がありましたので、この際許可します。 丹正産業経済部長。 ◎産業経済部長(丹正鎮夫君) 失礼します。 先ほどの石部議員への答弁の中で、被災者農業者向け経営体育成事業につきまして、対象者の方でございますけど、経営耕地面積を私5アールと申し上げましたけど、10アールの間違いでございました。訂正させていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(小林重樹君) 石部誠君。 ◆8番(石部誠君) それでは、(4)番の質問を行います。 斎場、し尿処理場、ごみ処理場、これは高梁川に隣接し、被災したわけですけれども、これは復旧等はもちろん行わなくてはいけないということで今12月20日ごろまでには稼働できるというふうに聞いているんですけれども、国会でも取り上げられましたが、立地場所を含めた計画を持つべきではないかと考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 土岐政策監。 ◎政策監(土岐太郎君) 斎場とクリーンセンターの件についてお答えいたします。 まず、斎場とクリーンセンターが被災して、市民の皆様に多大な御不便、御迷惑をおかけしたことについてまずおわびを申し上げます。被災後直ちに復旧に着手しまして、斎場については10月26日から、し尿施設は10月22日から、それから粗大ごみについては11月5日から受け入れを再開しております。可燃ごみの再開予定は、今月25日を目標に復旧工事を進めているところでございます。 立地場所についての御質問でしたけれども、こういった施設、いわゆる迷惑施設にも当たりますので、場所の選定には周辺住民の理解が必要になることですとか、環境アセスメント調査何かも必要となってくるので、かなりの期間を要する話になってくるのかなとは思っています。もちろん今の場所にそのままあってはまたつかってしまうということは我々としても認識しておりますので、時間はかかるかもしれませんが、検討はしていきたいというふうに思っております。 あと、斎場につきましては、厚生労働省にも確認をしたんですけれども、新設の補助メニューがないので、もしやるとなると全額単市ということになってまいりますので、その点も留意しておかなければいけないことかなと思っております。 ○議長(小林重樹君) 石部誠君。 ◆8番(石部誠君) 高梁市だけで決められる問題でもありません。高梁地域事務組合等との相談も必要だろうと思います。ぜひ、そういった長期の展望を持った計画を持っていただきたいというふうに思います。 5番目の河川からの浸水による被害が大きかったわけですけれども、河川堤防のかさ上げができないかということであります。 具体的に、私自身が今イメージできているのは、阿部の落合橋からローソンの陸閘までの区間、また成羽大橋から総門橋に向けてのあそこも水を越えているということらしいので、ここにかけて堤防のかさ上げができないものでしょうか、いかがでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 丹正産業経済部長。 ◎産業経済部長(丹正鎮夫君) お答えをさせていただきます。 災害を防ぐ対策事業として河川堤防のかさ上げは重要である、必要であるというふうなことで思っておりますので、要望もしていきたいというふうに思っておりますが、まずは復旧事業、そして河川のしゅんせつ事業を最優先として進めていきたいというふうに思っております。 御指摘の落合橋から鹿介の公園までの右岸側のかさ上げにつきましては、岡山県としても検討中であるというふうなことを聞いておりますので、引き続き要望はしていきたいというふうに思っております。以上でございます。 ○議長(小林重樹君) 石部誠君。 ◆8番(石部誠君) 河川堤防だけのかさ上げで水害が防げるかどうかということで言えば、先ほど三村議員からもありましたけれども、土砂撤去、それから河川内の立木や竹の伐採などとあわせて、そしてダムの放水管理、この3つがうまくミックスすることによって、被害が最小限にとめられるというふうに考えています。ぜひ実現できるようお願いいたします。 それでは、大きい3番の質問に移ります。 高梁市では行財政改革が推進されています。今回の災害により未執行の事業の一部が取りやめとなったわけですけれども、この事業を取りやめた件数、削減された金額、またそれぞれの大きなもの、理由を教えていただけたらと思います。それから、本来なら補正予算が組まれる予定であったような事業についてもあわせてお願いいたします。 ○議長(小林重樹君) 竹並総務部長。 ◎総務部長(竹並信二君) お答えをさせていただきます。 災害復旧、復興を優先する中で、事業見直しを行ってまいりました。このことは補正予算のところでも申したところでございまして、事業の数ということでございますけれども、これは予算管理をしている数ということで申しますと101事業ということでございまして、予算ベースでいえば5億3,000万円余ということでございます。 また、本来であれば補正予算をというようなこともお尋ねがございましたけれども、これについては予定はありませんでした。 特に大きなものといいますと、事業費ベースで申しますと道路の改良事業というところが大きなところでございます。以上です。 ○議長(小林重樹君) 石部誠君。 ◆8番(石部誠君) この間の説明だったか、市長との地域の懇談会だったかはっきり覚えていないんですけど、イベントや急がない事業など120の事業の見直しをしたと言われていました。道路改良事業などもそうですけど、成羽の花火、松山踊り、ヒルクライム、歌舞伎等の大型事業以外にも、例えば特色ある学校事業ということで、1校10万円を持っていたこういった小さな事業まで削られてきています。この120の事業見直しが全てどんなものかというのは私自身もわからないんですけれども、見直しをするときに成羽の複合施設、これは今までも出てきていました。議会の一般質問の中にも出てきておりました成羽の複合施設や例えば図書館、CCCへの1億6,000万円、吉備国際大学への5,000万円の広報費なども対象として聖域をつくらずに見直しを行っていただきたいと思います。市長が言われておりました未曽有な経験をしたわけですけれども、過去の経験を乗り越えるような対応をしていただけたらと思いますが、いかがでしょう。 ○議長(小林重樹君) 竹並総務部長。 ◎総務部長(竹並信二君) お答えをさせていただきます。 見直しにつきましては、補正予算のところでも御説明をさせていただきましたけれども、まずは復旧、復興を優先する中で、緊急性はどうかというのを考えたところでございますし、または各種イベントについては、既に縮小されて実施が行われていたものもあるということでありますし、計画策定につきましては後年度以降に送れるという判断でございます。今申されましたような事業につきましても、それぞれ検討はしてまいりましたけれども、ここの見直しの中には上がっていないということは、既に計画が進んでおるもの、あるいは相手があること、いろんな理由がございますので、そういったことで御理解いただきたいと思います。 ○議長(小林重樹君) 石部誠君。 ◆8番(石部誠君) そういった見直しのときに聖域をつくらずに、本当にこういった大きな災害を受けたとき用の対応をしていただきたいと思います。また、補正予算が本来組まれるということで、準備していた方などもいらっしゃいますが、その補正が組まれなかったということで申し込みができなかったような話も相談を受けています。こういったことはどうなんでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 竹並総務部長。 ◎総務部長(竹並信二君) 補正予算と申しますのは、当初予定し得なかったもの、災害もそうでありますけども、そういったことでございまして、一般事業につきまして補正予算を前提にというような考えはございませんし、要求もございませんでした。 ○議長(小林重樹君) 石部誠君。 ◆8番(石部誠君) また具体的にお話をするとどんどん話が長くなってくるので、現実にはそういった相談もあったということでお話だけをさせていただきます。 ②番に移ります。 来年度以降の予算編成において、事業の凍結などは考えているのか。また、高梁市行財政改革プラン実施計画には、実施予定年度が明記されています。例えば、水道料の引き上げ2020年、市の窓口を民間へ委託2019年、し尿くみ取り業務委託2021年、上下水道業務の委託2021年、もちろんこれは計画ですからそのとおりにするということではないんだろうと思うんですけれども、こういったことが私は市民サービスの低下だと思っています。こういったことが今回の災害を理由にとはならないでしょうけれども、前倒しで行うようなことはないのか、あるのかお答えください。 ○議長(小林重樹君) 竹並総務部長。 ◎総務部長(竹並信二君) お答えをさせていただきます。 災害を理由に行政サービスの低下というのはあってはならないことではあろうと考えておりますけれども、何分にも財源の確保が図られた中での事業の執行ということになります。優先する事業としましては、新年度におきましても災害に関する復旧、これも32億円程度の要求も出ております。片や地方交付税については段階的な縮減が続いておりまして、歳入の確保が大変厳しいというのは事実でございます。そういった中で、行革につきましては、7月の被災を受けて、内部での行革本部会議というのもとまっておりました。改めて今後スタートしていきたいということがございますけれども、あくまでも計画は計画ということを議員おっしゃいましたように、見直しができるものであれば早期に見直しをするものもありますし、そうでないものもまだあるということで、ここは具体には決まっておらないというところでございます。 ○議長(小林重樹君) 石部誠君。 ◆8番(石部誠君) 現実には行革プランの見直しが必要なんだろうと私も思っています。最低限として見直しを行うわけですけれども、このときにも聖域をつくらずに市民サービス向上のため、復興計画を加速させるための見直しをしていただくようにお願いいたします。 それでは、最後の質問です。 市は災害復旧に取り組んでいますけれども、定住促進を見越した復興を行うように求めるであります。3・11津波被害による福島第一原発の被害後、高梁市は地震や台風が少ないということで、たくさんの方に移住をしてきていただいていました。高梁市でも今回災害が起きたわけでございますが、復興には原因究明があって、そして支援計画や復興計画がつくられるわけであります。今後の防災計画や復興計画を加速させるためにも、ぜひこの大雨が原因だということを声高に言わずに、本当に何が問題であったのかをきちんと吟味していただくことが必要だと思っています。ぜひとも最初の質問に戻りますけれども、検証委員会の設置と多くの地域市民の方から話を聞いて、計画を立てていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(小林重樹君) 前野政策監。 ◎政策監(前野洋行君) この件については私のほうからお答えします。 まずは、市長のほうが森議員のときにお答えさせていただいたように、定住対策については市の最重要課題ということでこれは引き続き進めていくということでございます。しかしながら、災害復旧を最優先ということでございますので、この3年間はそういった形になるということで、当然重点施策につきましても、事業の繰り延べとか若干の期間の延長、そういったことでの御不便、御迷惑をおかけするかもしれませんが、御理解いただきたいということで、引き続き施策は推進していくということでございます。 そういった観点を入れた復興計画でございますが、今総務部長も再三申し上げておりますとおり、災害対策本部でも今回の災害の検証もしておりますし、市内5会場で皆さん方との意見交換もし、いろいろな意見もいただきました。また、今回のこの議会でもいろいろ皆様から意見もいただいておりますので、そういった検証も当然行いまして、検証した上で復興計画を立てて、元気のあるまちをつくりたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(小林重樹君) 石部誠君。 ◆8番(石部誠君) 1つは私自身も今回この質問をつくるに当たって、かなりいろいろメモをしていたんですけれども、やっぱり忘れているんですよ。本当に市民の方が苦労なさってた現実、まだ今も頑張っていらっしゃる現実、こういったことがきちんと記録にとどめられるぐらい、写真などを集めていらっしゃるような話は聞いているんですけれども、皆さんのお話を本当にしっかりと受けとめていただいて、次の50年後に同じような災害が起きるのかどうかわかりません。来年ひょっとしたら起きるのかもわかりませんけれども、ぜひともあのときしっかり話をしていて、それが生かされたねというまちづくりをしていただきますように、心からお願いして、質問を終わらさせていただきます。以上です。 ○議長(小林重樹君) これで石部誠君の一般質問を終わります。 以上で本日の議事日程は終わりました。 念のため申し上げます。次会は12日、通告による一般質問を行います。発言順位の8番から10番までの諸公にお願いいたします。 本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでした。            午後2時26分 散会...