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06月12日-03号

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  1. 笠岡市議会 2014-06-12
    06月12日-03号


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    平成26年  第 3回 6月定例会        平成26年第3回笠岡市議会定例会会議記録(第3号)             平成26年6月12日(木曜日)〇議事日程   午前9時30分開議  日程第1 一般質問(個人質問)       ・13番  原 田 てつよ 君       ・ 3番  竹 原   泉 君       ・ 4番  東 川 三 郎 君       ・18番  山 本 俊 明 君        ──────────────────────〇本日の付議事件  上記議事日程と同じ        ──────────────────────〇出席議員(22名)   1番  齋 藤 一 信 君         2番  三 谷   渡 君   3番  竹 原   泉 君         4番  東 川 三 郎 君   5番  大 本 益 之 君         6番  田 口 忠 義 君   7番  仁 科 文 秀 君         8番  大 月 隆 司 君   9番  蔵 本 隆 文 君        10番  馬 越 裕 正 君  11番  藤 井 義 明 君        12番  樋之津 倫 子 君  13番  原 田 てつよ 君        14番  妹 尾 博 之 君  15番  坂 本 公 明 君        16番  森 岡 聰 子 君  17番  齋 藤 重 雄 君        18番  山 本 俊 明 君  19番  天 野 喜一郎 君        20番  奥 野 泰 久 君  21番  栗 尾 順 三 君        22番  金 藤 照 明 君        ──────────────────────〇欠席議員(0名)        ──────────────────────〇説明のため出席した者の職氏名  市長    三 島 紀 元 君      副市長   天 野 美 彦 君  教育長   淺 野 文 生 君      政策部長  野 田 英 亨 君  危機管理部長赤 迫 圭 太 君      総務部長  竹 井 賢二朗 君  市民生活部長塩 飽 和 人 君      健康福祉部長藤 井 一 男 君  建設産業部長田 中 早 苗 君      上下水道部長三 縞 忠 宏 君  会計管理者 城 戸 良 夫 君      市民病院管理局長                             三 宅 啓 介 君  消防長   柳 本 一 重 君      総務課長  鈴 木 健 文 君        ──────────────────────〇事務局職員  局長    原 田 恵 吾 君      次長    高 田 千恵子 君  主事    天 野 浩 久 君        ──────────────────────            午前9時30分 開議 ○議長(金藤照明君) ただいまの出席は22名です。定足数に達しておりますので,これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は,お手元に配付しておりますので御了承願います。 これより日程に入ります。        ────────────────────── △日程第1 一般質問 ○議長(金藤照明君) 日程第1,一般質問を行います。 通告順により個人質問を許可します。 質問時間は1人30分以内です。 13番原田てつよ議員。 ◆13番(原田てつよ君) おはようございます。個人質問の2日目,議長の許可をいただきましたので,通告に従いまして2項目質問させていただきます。しばらくの間おつき合いよろしくお願いいたします。 1項目めの質問5点につきましては,今まで何度となく質問を重ねてまいりました。言い方をかえれば,おまえ,それ知らんのんかと言われるかもしれませんが,障害者施策につきましては私の政治信条でございますので,市長さんを初め執行部の皆さん,しつこいと思われるかもしれませんが,今まで御答弁いただいておりますことを踏まえて,今回いま一歩進んだ御答弁をいただけますようによろしくお願いいたします。 平成18年4月,障害者自立支援法の施行に伴い策定が行われた笠岡市障害福祉計画(第1期)も3年ごとに見直しが行われ,本年度には平成27年度からスタートする笠岡市障害福祉計画(第4期)の策定に向けて動き始め,今月1回目の福祉施策審議会が開催されると聞いています。 また,障害者自立支援法が障害支援区分の創設,重度訪問介護の対象拡大,グループホーム,ケアホームの一元化,相談支援の仕組みの変更などの内容だけでなく,名称も障害者の日常生活を総合的に支援するための法律,いわゆる障害者総合支援法と改称され,平成25年4月より施行されています。第4期障害福祉計画に係る国の基本方針の中では,平成29年度までの目標として4つの成果目標を定めることとし,各成果目標に対して活動指標の数値を定めることとしています。こうした状況を受け,現計画である笠岡市障害福祉計画(第3期)における実績を踏まえた見込み等をもとに5点お尋ねいたします。 1点目は,障害者福祉等利用計画,いわゆる計画相談についてお尋ねいたします。 この計画相談は,平成24年の法改正により,障害福祉サービス障害児通所支援を利用する全ての人を対象にサービス等利用計画障害児支援利用計画を作成し市町村に提出することとなり,3年間の経過措置の中で残す期間はあと一年を切っております。平成25年12月末時点での都道府県別計画相談実績で,岡山県は47都道府県中,総合支援法分,いわゆる者の部分が45位,児童福祉法分,児の部分が43位となっております。そのうち笠岡市は県下27市町村中,総合支援法分が23位,児童支援法分は5位となっています。現時点での進捗状況及び今後の計画,お考えについてお尋ねいたします。 2点目,相談支援ファイルについてお尋ねいたします。 1点目の計画相談を作成するに当たり,障害のある子供の状況や成長過程,また関係機関からの支援の経過や今後の方針等を記録するための相談支援ファイル,笠岡市の「かけはし」でございますが,このファイルを活用するのが効果的だと思います。現時点での活用状況についてお尋ねいたします。 3点目,平成24年7月に雇用され成果を上げていました障害者就労促進プランナーが退職され,一般就労につなげた人の支援について心配していましたが,新しい方が雇用されました。新しいプランナーさんも企業訪問等積極的に動いてくださっていますし,経験のある方とお聞きしています。一般就労及び就労後の支援の現状をお尋ねいたします。 4点目,支援学校卒業後また福祉的就労の場から一般就労に向けて職業訓練的な場,実習の場が必要ではないかと思いますが,お考えをお尋ねいたします。 5点目,私が知っている限り市内では最重度ではないかと思う,医ケアも必要とする小学校3年生の子供を西備支援学校の訪問教育を受けながら必死で島で育てている家族がいます。子供が成長するにつれ,母親一人の介護では大変になりヘルパー等の福祉サービスの利用について相談を受け,平成24年11月30日,相談支援専門員地域福祉課担当職員重度訪問介護事業所の職員,西備支援学校教諭等の関係者が出席し,ケア会議を行いました。島で生活し,重度の障害があり,ましてや医ケアが必要となれば島しょ部担当の社協のヘルパーさんも難しいということで,平成24年4月に重度心身障害児・者を抱える親たちで立ち上げたすまいるパートナーズのスタッフが島という船の時間の制約,ロス時間の発生する時間のある中,週3日は入ってほしいとの母親の希望どおりの計画は立てられませんでしたが,痛みのわかる者同士,事業所としての立場より,半分はボランティアでもいいとの思いから利用日数週1日から始め,現在週3日は入って支援していますが,身体介護の支援だけでなく,月2回の通院時と月2回のスクーリング時の経費の問題等まだまだ支援の必要な状況にあります。このような在宅で生活する重度心身障害児の支援について,行政としてどのようにお考えかお尋ねいたします。 以上で1項目めの質問を終わります。御答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(金藤照明君) ただいまの原田てつよ議員の質問に対し,執行部の答弁を求めます。 藤井健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(藤井一男君) 原田議員さんの御質問にお答えします。 まず,1項目めの1点目につきまして,本年5月末時点の進捗率は障害者総合支援法分が5.12%,平成25年12月比3.3%増,児童福祉法分が51.28%,同じく8.97%の増となっております。まだまだ低い数字ではございますが,市内の相談支援事業所及び障害児相談支援事業所の努力もいただく中で着実に前進しているものと考えております。 今後の計画,考えにつきましては,第1に新たな相談支援事業所の開設に向けて関係法人等への働きかけを行ってまいります。第2に既存の相談支援事業所及び障害者相談支援事業所に対しまして,6月補正予算に緊急雇用創出事業として計上させていただいております障害者相談支援事業所サポート事業の活用により進捗率の引き上げを目指したいと考えております。 ○議長(金藤照明君) 淺野教育長。 ◎教育長(淺野文生君) 続きまして,2点目につきましてお答えいたします。 現在,相談支援ファイル「かけはし」をお渡ししているお子さんは,小学生を中心に32人でございます。幼稚園,小学校,中学校には校園長会等で紹介をし,保護者への紹介を依頼しております。具体的には,参観日,学年懇談,学級懇談等で全体の保護者への紹介を初めとして,個人懇談の機会を利用して個別に紹介するなど周知を図っているところでございます。 また,活用状況につきまして保護者の御意見を伺ったところ,学年がかわる際,保護者の思いや現在の状況を新しい担任に知ってもらうために利用されたり,医療機関で出される診断書等の書類を保管しながら,成長のまとめとして使われている方もおられます。 相談支援ファイルは,学校にとりまして保護者の思いや願いを知り,具体的な状況を把握する手だてとして重要なものと認識しておりますので,今後も教育のみならず福祉,医療等のさまざまな関係機関,関係部局との密接な連携協力のもとに,より一層の普及啓発を図ってまいります。 ○議長(金藤照明君) 藤井健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(藤井一男君) 続きまして,3点目につきましてお答えいたします。 まず,一般就労の現状でございますが,平成24年7月から地域福祉課に専任職員として障害者就労促進プランナーを配置して以降では,5月末現在,16人の方が一般就労されております。 また,昨年度から経済観光活性課との連携の中で,笠岡市内41事業所,笠岡商工会議所及び笠岡市で構成する笠岡市企業等人権推進協議会において,障害者雇用の先進事業所への見学や担当者を講師に招いての研修会の実施,さらには西備支援学校の就労担当教職員の話をお聞きする取り組みを実施しております。その結果,市内事業所における障害者雇用に対する理解と環境整備が進むことにより,より一層障害者の一般就労機会の拡大につながるものと考えております。 就労後の支援につきましては,障害者就労促進プランナーはもちろんのこと,倉敷障害者就業生活支援センターの支援員,そして井笠圏域障害者相談支援センターの相談員等の連携により,雇用先への定期的な連絡や本人との定期的な面接,さらにはトラブルが発生した際には雇用先及び本人との調整等を実施しております。 また,就労後の事業所に対する経済的支援といたしまして,経済観光活性課所管の笠岡市障害者雇用奨励金制度がございます。この制度は,国の特定求職者雇用開発助成金の支給対象期間の満了後,引き続き障害者を雇用している事業所に対して奨励金を交付するものでございます。こうした制度も活用して事業者が障害者雇用に積極的に取り組めるよう制度の周知,利用促進を図ってまいりたいと考えております。 続いて,4点目につきましてお答えいたします。 一般就労に向けた職業訓練的な場といたしましては,岡山障害者職業センターによる職業評価,職業準備支援,ジョブコーチによる支援が考えられます。また,雇用前の実習の場といたしましては,事業主と障害者の双方の不安の解消,軽減を図る障害者試行雇用事業トライアル雇用の活用が考えられます。障害者雇用に関しましては,雇用する側と雇用される側にさまざまな不安等があることが多いため,さきに挙げさせていただきました制度を活用することで一般就労につながるものと考えております。 続いて,5点目についてお答えします。 在宅で生活する重度心身障害児・者への支援といたしましては,まず,御本人への支援といたしまして障害福祉サービスの支給がございます。重度の方の場合に基準を超えるサービス,支給量が必要な場合がございますが,その際にはケースごとに認定審査会での審議を参考に決定することとしております。また,在宅で介護する御家族に対する支援といたしましては,現状では具体的な対応ができておりませんが,今年度見直しを行う笠岡市障害福祉計画(第4期)の策定に関する関係諸団体及び当事者等からの意見聴取を行う中で,現状把握と今後の課題,支援について検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(金藤照明君) 原田てつよ議員,再質問ありますか。 原田てつよ議員。 ◆13番(原田てつよ君) 御答弁ありがとうございました。 まず,1点目の計画相談についてなんですけど,この計画相談が全ての障害のある人にとっていいものであるかどうか,100%私は思いませんけど,やはり将来を考えて本人を支援するための計画というのは本当に必要だと思うんですが,さきの件数では25年12月末より若干増えてはいますけど,絶対数からいえば,あと残る1年でできるのかどうかなという不安もあります。 そういう中で隣の井原市においては,26年1月末現在で者の部分が46.47%,県下2位。児の部分が88.71%,県下3位ということになっております。この相談支援事業所の数は余り変わっていないと,笠岡市の場合が児の部分が1カ所,井原も1カ所。それと者の部分が,これ井笠管轄になるんですけど,笠岡が3カ所と井原が2カ所と浅口が1カ所ということになってて,笠岡にある事業所は3市2町を担当してますので大変になっているとは思うんですけど,井原との達成率の差,進捗状況の差というのは何だと部長はお考えですか,その辺お尋ねいたします。 ○議長(金藤照明君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(藤井一男君) 笠岡市の指定事業所につきましては,笠岡発達生活サポートのほうが24年4月1日から者と児とやっております。それから,常盤の相談事業所が26年1月,それから神島荘の障害者相談支援センターが26年4月と,若干そこが出おくれたかなというふうな認識でおります。 先ほども申し述べましたけれども,緊急雇用というふうなことも含めまして,ちょっとおくれた感はあるんですけど,これから1年間で頑張ってまいりたいと考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(金藤照明君) 原田てつよ議員。 ◆13番(原田てつよ君) ありがとうございます。 この井原市との差は事業所の問題ではないと私は把握しております。例えば身体の場合は,神島荘が1期に井笠管内,管轄になってます。ほかの事業所が特にないということで,最近専門員を神島荘さんも募集してくださってるんですけど,これ以上は言いません。事業所の問題ではございませんと私は思っております。それで,あと半年ほどなんで,意識を変えて頑張っていただきたいと思うんですけど。 それと,言われました補正でも上がっております。相談支援事業所のサポート事業として,多分事務員関係の方を雇用すると県の支出金の中であるんですが,一つ事務員さん,サポートする方がついてくださるのは助かるとは思うんですけど,この事務員さんを雇用するに当たって,障害についての知識のある人なのかどうか,全く知識がない人であれば,私は下手をすれば専門員さんにかえって助けるどころか,ひょっとしたら指導が要る人であれば困ると思うんですけど,その辺どのようにお考えかお尋ねいたします。 ○議長(金藤照明君) 藤井健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(藤井一男君) 今回,県の事業で募集するといいますか,各事業所のほうに雇用していただくような形にはなりますけれども,計画相談の事務補助というふうなことになろうかと思いますけれども,相談員さんの補助ができるというふうなことが一番重要だと思います。先ほど言われたように,足を引っ張るのでは何にもならない,かえって相談がおくれてしまうというふうなこともありますので,そこら辺は適切な選考といいますか,雇用にしていただくように努めてまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(金藤照明君) 原田てつよ議員
    ◆13番(原田てつよ君) ありがとうございます。相談支援専門員さんも残す人数のほうが多いんで大変だと思いますので,その辺,行政のほうの協力もよろしくお願いいたします。 それともう一点,計画相談についてお尋ねしたいんですけど,今月の広報かさおかにサービス等利用計画障害児支援利用計画を作成しましょうと載ってました。これなぜ今なんですか。その点お尋ねいたします。3年の経過措置の中で,残すあと本当に半年というところで,なぜ今これを広報に載せたのか,そこら辺の真意をお尋ねいたします。 ○議長(金藤照明君) 答弁願います。 藤井健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(藤井一男君) 計画相談が今年度いっぱいというふうなことがありますし,それからこの4月,今年度といいますか,26年1月とか4月とか,これから緊急雇用等で職員を募集していくというふうな最後の追い込みというふうな意味合いで,今月の広報というふうなことで載せさせていただいております。 以上でございます。 ○議長(金藤照明君) 原田てつよ議員。 ◆13番(原田てつよ君) ありがとうございます。 最後の追い込みで保護者の人にこういう計画相談,計画を立てなければいけませんよというお知らせをするというのが間違ってませんか。まず,こういう計画相談を立ててくださいというて,始まったときにまず家族の方たちにこういうことが始まりましたというのを説明するべきじゃないんですか。その辺のところ市長,対応をどのように思われますか。 ○議長(金藤照明君) 三島市長。            〔市長 三島紀元君 登壇〕 ◎市長(三島紀元君) 原田議員さんの御指摘のとおりだと思います。ただ,そのあたりが行政がおくれてる面ではないかなと今反省しているところでございまして,そのあたりの対応については,部長は最後の追い込みと言いましたが,私はこれが最後ではないというふうに考えておりますので,今後の継続的なものも考えての今後の対応を図っていかなければならない,このように考えているところでございます。 ○議長(金藤照明君) 原田てつよ議員。 ◆13番(原田てつよ君) ありがとうございました。 決して全ての人にこの計画相談,計画が立てられなければ支給決定が認められないということではないと,多分行政の担当の方も思ってますし,私もそれは最悪の事態は招かないと信じておりますが,本人の思いを実現するための計画なんです。中には例えば重度の障害のある人たちにとっては,この計画がかえって使いにくいものになるかもわからない人もおるとも思いますが,本当にこの計画を立てることによって自分の将来について夢を持つことのできる障害のある人たちのためには,きちっとした計画を本人に寄り添って立てていってほしいと思います。 それと,最後にこれお願いなんですが,今後第4期の計画が立てられます。その中で,計画と現実,計画の数値と現実のはるかな差というのと,やっぱり計画を立てた中で障害施策に対することを,親御さんたちも法に関しても施策に対しても疎いところもいっぱいあります。親たちも勉強していかなければいけないというのはよくわかっているんですけど,やっぱり行政のほうから親たちに啓発をしてもらうということも大切なことだと思いますので,その辺のところ,このたびの計画相談があと半年になって慌てて前に進まないんで広報へ載すという。実は私たち,申請は本人,親たちがするものだとは認識してなかったんですね。最初の1年,2年は行政のほうで,例えばば更新のときとか,更新のときでなくてもこれから皆さんこういう計画が必要なんですよということを行政のほうから申請してくださいと順次言ってくださるとは把握してました。ところが,ことしぐらいになってだんだん親たちが申請するものですよという情報が流れて,えっ,私たちの認識は何だったんだろうという話を何人かともしたんですけど,そういう中でこの広報の啓発なんで,今後こういうことにならないように,やっぱりサービスの提供については親御さんたちに親切に広報していただくようにお願いいたしまして,1点目は終わります。 続けて,相談支援ファイルについてでございますが,昨年質問しましたときよりは人数的にはるかふえていっております。というとこでここは安心したんですが,やっぱり先ほどの計画相談とか立てる中でも,今までの成長の記録とかをとっておくということは,本当に大切なものになってきますので,健康福祉部長さんできるだけ啓発をして一人でも多くの方に使っていただけるようによろしくお願いいたします。 それでは続きまして,3点目,4点目についてでございますが,3点目,4点目同じようなあれなんで,まとめて質問させていただきます。 支援の大切さは,私は最近娘の件で支援が大切だとは思ってましたけど,つくづく私,身をもって感じております。障害のある人も年をとれば体調も崩すし持病も出てくる,そういう中で親の支援はもちろんのこと,通っている作業所とかバックアップしてくださるグループホームの方たちの支援がどれだけ大事なことか,声かけ一つで本人の体調も変われば,仕事をするという意欲も湧いてくるというのを身をもって感じましたので。一般就労の人数もふえてますし,企業開拓も着々とやっていってくださってるようなので,私は企業開拓も必要という中で,やはり支援というのが一番大切だと思ってますので,プランナーさんであり,就業支援センター倉敷のほうからお願いしたりとか,忙しい相談員さんにお願いするのも必要だとは思いますけど,やっぱり支援,チームを組んでその人の生活面からサポートできるような体制を今後は考えていってほしいと思いますので,よろしくお願いいたします。 それと,研修の場についてですが,一人一人の能力を開拓したりするためにも,現在県がやっている障害者の職場研修のような事業が私は必要ではないかと考えますが。県がやっている事業に,これ平成19年から始まった委託事業ですが,昨年度までに年に3名程度,3カ月の研修期間を県庁とか県民局で実施しております。そういう中で,一般就労につながった方も大勢いらっしゃいますし,昨年で3名研修を受けた中で2名の方が一般就労につながっております。やっぱりそういう職場体験をすることで,自信を持って一般企業に就職できるという仕組みになっていると思うんですが,この辺,笠岡市独自でやるのは厳しいかなとも思うんですけど,その辺のお考えはございませんか。 例えば総合支援法では,やっぱり一般就労への移行,地域支援への移行というのが数値的にもこれからふえてくると思いますし,法定の雇用率も上がってきております。本人たちは一般就労をしたいという思いを持ってる方たちもいっぱいおります。自立支援協議会の中で研修した後でも研修もやりましたし,本人の参加も大勢いらっしゃいました。でも,その中で一般就労と福祉的就労の場の差,どれだけ一般就労というのが厳しいか,給料は欲しいけど厳しいんだという現実をわからない人が私は最後の質問の中で大勢おられるなあとすごい感じました。やっぱりその人たちに一般就労の場の厳しさというものを体験した上で一般就労へつなげるというのは大変大事なことだと思いますが,その1点お尋ねいたします。 ○議長(金藤照明君) 藤井健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(藤井一男君) 岡山県のほうでは,先ほど原田議員さんが言われたように,障害者の職場研修事業というふうなことでやられております。いきなり一般就労というのはなかなか難しいというのも理解しております。そうした中でこうした中間的な雇用,トライアル雇用ではありませんけども,実地研修といいますか,そういった場も必要ではないかなあと思っております。そうした中で本市でやるとすればどこがよいのか,どういうふうなことができるのかということにつきましては,関係部局と連携しながら検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(金藤照明君) 原田てつよ議員。 ◆13番(原田てつよ君) 最後の5点目の重度心身障害児についての支援について,先ほど部長,本人へのサービス,ケースごとに認定審査,当たり前のことなんですよ,これは。本当に欲しいのは家族への支援なんです。一人でお母さんがこれだけの重度の障害のある子供を一生懸命見ている,通院するのもスクーリングに行くのも,お父さんの協力なしではお母さん1人では行けないんですよ。その中で島から車に乗って経費をかけて,お父さんも仕事休んで行かなければならない現状,でも彼女がスクーリングに行くことによって彼女の生活の質は上がってくるんです。そしたら,家族への支援をどのようにやっていくのか。4期の計画で検討ではないんですよ。今までずっとこの重度の心身障害児のことについては,私は訴え続けてまいりました。4期の計画で検討してたら,あと一年で計画ができ上がって,その後になってくるんです。今すぐにでも,この一人一人の個別のケースから検討していっていただきたい。 実はきのう私,議会が終わって社協へ行く途中で偶然にもこの本人さんと家族に会いました。フェリーを待っていたんですけど,車に乗ってない。バギーカーで医療機器を全部つけて,本人で体温管理もできない子供さんに,あの暑い中でも体温管理ができないから毛布をこっぽりかぶせてバギーでフェリーを待ってる。えっ,どしてって言ったら,経費がかかり過ぎるから,通院するのも島から車で来れないんです。そういう現状があるんですよ。例えば24年にケア会議に担当の人も入っていただきました。聞けば,その後全く訪問もしてない。例えば保健師さんとかと連携とって訪問,そしてお母さんの悩みを聞いてあげる。今一番何が必要なのか,そこら辺を把握して相談員さんとかにつないだり,事業所へつないだりするのも私,行政の一つの役目ではないかと思いますので,答弁は要りません。一日も早くこういう人への支援を本気で考えていっていただきたいと思います。よろしくお願いいたしまして,1項目めの質問を終わります。 ○議長(金藤照明君) 以上で1項目めの質問を閉じます。 続きまして,2項目めの質問を求めます。 原田てつよ議員。 ◆13番(原田てつよ君) ちょっと興奮しております。気持ちを静めて2項目め,介護保険法の改正についてお尋ねいたします。 平成27年度4月の施行に向けて,介護保険法を初めとする社会保障制度改革の関連法案が国会で審議されています。一番気になるのは,要支援者の予防給付の一部を地域支援事業に移行させる部分でございます。受け皿は,平成24年度に導入された介護予防・日常生活支援総合事業をベースとした新しい総合計画とされています。この予防給付の見直しは,平成29年3月末までの猶予が設けられているようでありますが,全ての市町村で実施するものとされています。高齢化率の上がる一方の本市において今現在どのように対応されようとしておるのか,お考えをお尋ねいたします。 ○議長(金藤照明君) 藤井健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(藤井一男君) 2項目めについてお答えいたします。 現在,地域医療介護総合確保推進法案が参議院で審議されている介護保険法の改正において,一番心配されている要支援1,2の通所介護,訪問介護サービスは,介護予防給付から市町村事業である地域支援事業の新総合事業へ平成29年4月までに移行することとなっております。笠岡市の現状でございますが,平成26年3月末時点で,人口が5万2,273人,高齢者数1万6,940人,高齢化率32.4%となっております。こうした状況の中で今年度は,平成27年度から3か年間の介護保険事業計画と高齢者福祉推進計画を一体的に作成するゲンキプラン21-Ⅵの策定をすることとしており,このゲンキプランの見直しの中で方向性を示す予定としております。現在,庁内の関係部署と地域包括支援センター,社会福祉協議会も含めた策定チームを立ち上げてから検討を進めております。 新たな総合事業につきましては,岡山県の指導のもとで現在要支援者の現状分析を行っております。その後は地域の社会資源調査等を行い,新たな総合事業の内容を検討していく予定でございます。 また,審議会につきましては,笠岡市福祉施策審議会と介護保険運営協議会の合同協議会を立ち上げ,6月19日に市長からゲンキプラン21-Ⅵを諮問する予定でございます。現時点では,介護保険制度の中で保険給付から地域支援事業への移行をした場合でも笠岡市が地域の実情に応じた支援,サービス提供体制の構築を目指し,高齢者が住みなれた地域で生活を継続できる,持続可能な地域支援事業となるよう検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(金藤照明君) 原田てつよ議員。 ◆13番(原田てつよ君) ありがとうございました。 ゲンキプランで計画を立てるということで,先日,浅口市の「福祉あさくち」という2014年5月号をたまたま見る機会がありまして,そういう中に,お互い支え合うまちづくりのために高齢者支え合いサポーターが地域で活躍しています。ひょっとしたら介護予防・日常生活支援総合事業のモデル的な取り組みの中を浅口市がやってるんかなとも思ってるんですけど,予防サービスのところは別として,生活支援サービスのところは,要支援1,2の方のために今から試行的に多分やってるんだと思うんですけど,サポーターを登録しまして,元気な高齢者が要支援の方,二次予防対象者の日常生活支援サービスを提供するということで,65歳以上の方を市がサポーターの養成講座をやってるんですね。それで,サポーターの方にはポイント制で年間最大5,000円の交付金が出るということで,この取りまとめは包括がやっているようでございます。やっぱり制度が始まる前からこういう事業を始めるというのは大切なことだと思います。 笠岡市の場合は多分予防サービスで通所型,今,現にもうサービスを使っている方は別として,今後の方たちのためには例えばこのたび島で始まった愛らんど事業とか,ヘルスアップリーダーの方たちが中心になって地域でやってるいきいき百歳体操の介護予防とか,それと浅口でやってる運動教室とか,お元気教室,なかよし会というのはいきいきサロンで取り組んでることかなと。それと,まちづくり協議会,地区によってはそういう取り組みしてるところもあるとも思うんですけど,やっぱりこういうそれこそ高齢化率が上がっていって高齢者が増える中で,支える側の生きがい,支えられるほうももちろんなんですけど,高齢になっても支えることのできる立場としての生きがいを見出すためにもこれは必要,今浅口でやってる高齢者支え合いサポーターサービスというのが私はすごくいい取り組みではないかと思ってるんですけど。今26年4月現在で登録者数が金光,鴨方,寄島含めて男女合わせて111人という数が上がっております。その辺のところ,今後の笠岡市の介護予防についてどのようにお考えか,部長,お尋ねいたします。 ○議長(金藤照明君) 藤井健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(藤井一男君) 浅口市さんではそういうふうな高齢者の支え合いサポーターというふうな,多分モデル事業ではないかなと思うんですけれども,支えられる側でありながら,支える側にというふうなことで,笠岡市では健康長寿愛らんど事業,島地部は結構高齢化率も高くて,今現在実際には同じような状況になってるんではないかなというふうな思いもあります。実際には支えられる側でありながら,交流事業とか居場所づくりとかを地元の方がやっていただいているというふうなこと事体が,今度ゲンキプランで中心的になってくる地域包括ケアシステムの介護予防であり,生活支援というふうな一端を担うものというふうに考えております。こういった,先ほどもありましたけども,各地区でもいろんなボランティアの方が支え合いというふうなこともやっていただいております。そういったことも含めましてから計画のほうをつくってまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(金藤照明君) 原田てつよ議員。 ◆13番(原田てつよ君) ありがとうございます。 最後に質問ではないんですが,愛らんど事業について,今時点での私の思いを述べさせていただいて終わりたいと思います。 最初は心配しておりました。どうなることか,それこそ老老介護なんですよね。利用する年代の人が支えなくてはならないという中で,私もこの議場の場でもたびたび相互扶助,言葉はきれいだけど現実がわかっているのかというたびたび言い続けてきました。各島によって現状が違うんで取り組み方も全く違うんですけど,まだ私も全部の島を回ってみようと思いつつなかなか日程が合わなくて行けてはないんですけど,いろいろ聞いてますと,ボランティアでお手伝いをする人も利用されてる方も結構楽しくやってるみたいです。それと,一つありがたいのは,例えば地域担当の包括の職員さん,社会福祉士さん,市の雇用のPTさんという中で,このPTさんも若くてハンサムなんで,おばちゃんたちにすごく人気がよくて喜ばれているようでございます。彼もすっと高齢者の方の中へ入っていって,いい感じでフォローしているなというのを私も見てるんですけど,ますますこの愛らんど事業が各島々で個性を見出しながらいい取り組みになっていくように行政のほうの協力もお願いいたしまして,このたびの質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(金藤照明君) 以上で13番原田てつよ議員の質問を終結します。 約10分間休憩します。            午前10時27分 休憩            午前10時35分 再開 ○議長(金藤照明君) 休憩を解いて会議を再開します。 続きまして,3番竹原泉議員。 ◆3番(竹原泉君) おはようございます。希望クラブの竹原です。議長の許可をいただきましたので,質問をさせていただきます。 さて,世の中が物騒になってまいりました。国外を見ると,欧州においてはウクライナ問題,近くでは我が国の尖閣問題を初め,南シナ海においては海洋権益をめぐっての中越衝突など緊張感が増しております。陰りの見え始めました欧米先進国と台頭する発展途上国による複雑な絡みとせめぎ合い,さらに中東における民主化の紛争内乱が相次いでおります。これまでの世界の秩序とパワーバランスが大きく変化し,かつてない不安定な国際情勢となってきています。世界の統治の概念が変化の節目に差しかかっています。こうした極めて不安定な国際情勢を背景に,国や自治体は何を基盤としてどう活動していくのかが今真剣に問われていると思います。 それでは,通告書に基づき質問をさせていただきます。 私は,これまで自分の議員としてのテーマの流れに沿って質問をさせていただきました。市政に対しては,いわゆるテクニカルな議論に終始するのではなく,問題を本質的な角度から捉え,そしてそれを行う人間の心や意識次第でその事業の質は大きく影響を受けるという視点をベースにこれからも質問をさせていただきたいと思っています。 1項目め。前回の質問では,高齢化し収縮しつつあるこの笠岡市の人口減少に何とかして歯どめをかけ,さらに増加に持っていくための定住促進政策の重要性とその中身をお聞きし,受け入れ態勢についてもお尋ねいたしました。その中で,このたびお試し住宅の設置が決定し喜んでおりましたが,早速移住検討者の予約が入ったということであります。この施設がさらに活用することを願っています。 次に,この笠岡市を知っていただく努力や発信の重要性を訴えさせていただきました。いわゆるホームページやパンフレットなどの媒体や移住相談会だけでなく,話題となり得るスケールの対外的アクションが人々の注目を集める上で大きな効果を果たすことを訴えさせていただきました。そして,8月に行われます「ひまわりプロジェクト」もその一つであります。 人が物事を認知する一番効果的な方法は,何と言おうと百聞は一見にしかず,すなわち体感,実感であります。一度体感した印象というものは,顕在的にも潜在的にも人の意識に残ります。ならば,最高によい印象を受けていただくことが次のリピートやひいては移住にもつながる可能性を開くということで,観光事業が極めて重要な意味を持ってまいります。観光事業は,いわばその自治体を印象づける顔となるものです。笠岡は隣接する福山のようにショッピングタウンにはなり得ません。私は当市においては,倉敷とは趣を異にする笠岡ならではのストーリー性を持った観光事業がこの町の活性化を牽引する役目を果たすと思います。 前回も取り上げましたが,全国における岡山県の認知度が大変低かったと言われる中で,5万人都市の笠岡がその存在を対外的にアピール,PRしていくことが定住促進を初めあらゆる問題解決の切り口となります。その重要性は,国においても海外からの観光客誘致に本腰を入れている現状からも察せられます。人の嗜好も,これまでのいわゆるメジャーな観光地中心の観光から,地方の古い文化や手づくりの素朴な文化の体験や趣味性を求めて多様で流動的な傾向が見られます。こうした中,笠岡市は持っている観光資源をどう活用し,打ち出していくのか,以下お尋ねいたします。 1,対外的発信としての一番効果的な観光事業は何だと思われますか。また,それに対する受け入れ態勢はどういったものかをお聞きしたいと思います。 2,有している干拓地と,その中にある農道離着陸場は,他の近隣自治体にはないもので,差別化の意味でも大きなアドバンテージを持っていると思いますが,この空港の現状は今生かされているのか。これをもっと活用することが市の認知度や発展に大きな有効性を持っていると思いますが,これに対する答弁をお願いいたします。 3,この質問は昨日の田口議員の質問に取り上げられましたので,重複部分は質問はいたしませんが,笠岡市はもっと県外の自治体との交流を促進すべきだと思います。官民問わず,他の都市との交流は関わる地域間の認知につながり,互いが必要とするものを提供し合うことによって相互の理解が深まれば事業発展につながるだけでなく,災害非常時においてもこのきずなが生きてまいります。既に民間では以前から,あるいは3・11以来,NPOを初めとするたくさんの団体が活動しております。行政としてもこれを積極的に支援,応援していくことが大切だと思いますが,将来,厳しい予想をされる流動化の社会において自治体として生き残り,発展につながる基盤であると思いますが,この辺の認識をお伺いしまして,最初の質問を終わります。 ○議長(金藤照明君) ただいまの竹原泉議員の質問に対し,執行部の答弁を求めます。 三島市長。            〔市長 三島紀元君 登壇〕 ◎市長(三島紀元君) 竹原議員さんの御質問にお答えいたします。 まず,1項目めの1点目につきまして,効果的な観光事業を実施するためには,マスツーリズムなどのハッチ型観光ではなく,笠岡諸島や干拓地など地域資源を生かした着地型観光に取り組むことが効果的であると,このように考えております。そのため現在瀬戸内海国立公園指定80周年記念,国指定名勝70周年記念をテーマとした地域資源を生かしたツアーを計画いたしております。 一方,笠岡市を訪れていただくためには,自然環境や歴史,文化,人材などの地域資源も含めて掘り起こし,笠岡市全体のブランド化を進めていく必要があります。そのため,ことし4月に民間主導で発足いたしました笠岡ブランド協議会のメンバーの方々と行政が連携して地域資源を見出す作業を始めております。また,観光コーディネーターも市内の地域資源の調査,分析に取り組むこととしております。これらの活動により,多くのお客様が喜んで笠岡市を訪れていただけるよう積極的に情報発信し,今後市内の移動手段の確保や観光案内の充実など受け入れ態勢の充実に取り組んでまいりたいと,このように考えておるところでございます。 次に,2点目につきましてお答えいたします。 笠岡農道離着陸場は,岡山県が整備し協定書を交わして笠岡市が管理を受託しております。笠岡湾干拓地で収穫した農産物を空輸するフライト農業を設立目的として,平成3年に整備されましたが,高速道路の整備や冷蔵技術の発達等に伴い飛行頻度が減少したため,現在は多面的な活用を行っているところでございます。 これは平成9年度から岡山県,笠岡市,JA,土地改良区等の団体で構成する農道離着陸場笠岡地区多面的活用検討委員会で活用方法について十分に検討し,国と協議を重ねた結果,平成10年度に認められ,岡山県の使用承認を受けて,笠岡市が管理して多面的に活用しているところでございます。 現在の利用状況は,県警,消防航空隊,ドクターヘリによる防災基地としての機能や,松くい虫の防除事業の空中散布基地としての利用のほか,航空ショー等のイベント,人力飛行機の飛行テスト,空力発電試験,さらにラジコン愛好者によるラジコン飛行や自動車メーカーによる車両走行試験など多種多様でございます。この施設の利用率は,平成25年度は年間で約74%となっており,その大半をこのような多面的活用が占めております。これらの利用者は,中国地方に限らず,九州,近畿はもとより遠くは関東地方からの遠方からも来られており,全国への情報発信に大きく寄与していると,このように考えております。また,空と大地のカーニバルのように干拓地で開催されるさまざまなイベントでは,道の駅やJA倉敷かさやの青空市等,他の施設と連携して干拓地産の農産物販売や情報発信に貢献しているところでございます。 今後も活性化に向けて情報収集に努めるとともに,笠岡市を挙げまして,干拓地内にある農道離着陸場の特徴を生かしたより有効的な多面的活用を推進していくよう努力してまいります。そして,笠岡市の知名度を高めていきたい,このように考えているところでございます。 次に,3点目につきましてお答えいたします。 自治体との交流には,一時的な会議等での交流や中期長期的な職員派遣による交流などがございます。どのような交流におきましてもコミュニケーションを必要とし,情報の発信や収集ができる場として非常に大切だと,このように考えております。 例えば,自治大学校へ職員を派遣しておりますが,ここでの経験は全国から集まった自治体職員との交流により,全国規模のネットワークを持つことができる大変有意義なものと考えております。県外自治体の交流は,各自治体の抱えている課題も地域性や特性を持ち,打ち出されている施策も独自性があり,それに取り組む職員の姿勢も特色があるものが多くございます。そのような新たな風に吹かれることで職員が刺激を受け,笠岡市に新しい風を吹かせることは笠岡市に活力を生み出す原動力になるものと考えております。私は,常々職員に笠岡市をよくしようとする情熱を持って何事にも挑戦してくださいと言っております。笠岡市人材育成基本方針にも,挑戦する職員として市が求める職員像を掲げております。常に志を高く持ち,さまざまなことに挑戦することが市の活性化には不可欠なものであると考えておりますので,積極的に交流を進めてまいりたいと,このように考えております。 ○議長(金藤照明君) 竹原議員,再質問ありますか。 竹原泉議員。 ◆3番(竹原泉君) 1点目について質問します。 内容は御説明いただきましてわかりました。もちろん観光事業の重要性は御認識されていることだと思います。昨日の馬越議員の質問にもありましたが,観光コーディネーターを配するとありました。近隣の自治体も知恵を絞ってこの観光事業に力を入れております。いずれにしても,知名度の低いこの笠岡が,他の都市と同じようなことをしていてはとても生き残ってはいけないと思います。それだけ本腰を入れて取り組む課題であると,私はこれから先のことを思うと,思います。ならば,訪れる人たちに対しての窓口となる受け入れ態勢にもっと工夫があってもよいのではないかと思います。細かいことかもしれませんが,例えば役所,本庁入り口1階あたりに観光案内コーナーを設置して,パンフレットやその他来庁の皆さんに情報提供の場所をつくってはいかがでしょうか。 これは提案でございますが,今のように,観光のパンフが欲しいなと思うと2階にどんどん上がっていって,何かその隅にあるパンフレットの中から抜く,これは一般の来庁者の方はわかりません。その顔となる,そして観光事業をこれから打ち出していこうというんであれば,まずイメージ的にも本庁の正面入り口に明るく大きいコーナーでばんと打ち出すということです。それと,対応に対しては職員さんが随時それに対応するということでいいと思います。今の植木や生け花が決して悪いというわけではありませんが,例えばそのバックに季節の大きいポスターパネルを配して,笠岡の観光の持つ明るさや楽しさを発信するぐらいな演出は必要だと思いますが,いかがでしょうか。 ○議長(金藤照明君) 田中建設産業部長。 ◎建設産業部長(田中早苗君) 今御提案いただきました市の玄関にと。玄関,非常にいいアイデアではないかと私思いますので,今後前向きに検討させてもらいます。また,それ以外にも情報発信をする場所があれば前向きに今後検討してまいります。 以上です。 ○議長(金藤照明君) 竹原泉議員。 ◆3番(竹原泉君) よろしくお願いいたします。 2点目のふれあい空港は,もともと農業振興を目的に,1988年に農水省の農道離着陸場整備事業としてスタートし,1991年,全国8カ所の空港の最初に建設された1号と聞いております。ちなみに一番最後,8番目は福島のスカイパークということでありますが,97年に,社会経済情勢の変化を理由に整備事業が廃止となったということであります。抱える問題としては,先ほど市長が語られましたが,輸送コストの上昇や非効率的な運用形態であるとか,そのときに高付加価値を持つ産品の創生難,あるいは市場の辺境化などなど挙げられますが,2001年に条件緩和によって農産品輸送以外の目的で使用ができるようになったと聞いております。規模は全国8カ所同一規格で,長さ800メートル,幅25メートル,VFRといって,これは有視界飛行方式をとると。管理者は今笠岡市ということで,お聞きしようと思ったんですけれども,教えていただけましたんで結構です。 現在,これを蘇生,再利用するためのさまざまな試みは先ほども承りました。ただ,この空港の持つ意味というのを市民の皆さんがいまいちまだよく理解されてないのではないか。一般的な概念としては,フライト農業が終わっちゃったからあれはもう要らんもんでと,何かその辺にあって1年に1回空と大地の航空ショーぐらいなものでというふうな,まだ認識が非常に行き届いてないような気もいたします。そして,いろんな試みや意見もあるでしょうが,忘れてならないのは空港を持っていることの強み,他の都市が持とうにも持てないものを持っているということだと思います。どこへ行っても滑走路800メートルの空港をつくるということは,そらすぐにはとてもじゃないけど不可能,それを笠岡市は今現在持っている。ある人が言われましたんですが,これは表現はどうかわかりませんが,いわゆる制空権を持っているということの強みを生かしていくことが,今後他の自治体のまねのできない活性化につながりますよと。また,この空港を人として捉えるなら,いわゆる里子であると。その始まりには国民の税金が投入されていることを忘れてはなりません。その誘致には精いっぱいエネルギーを注いでおきながら,本来の使い道に頓挫してしまうとその里子がお荷物になり,結果,親としても教育もしなくなり,また愛情もなしと厳しい指摘もあります。こういった御意見に対する御認識はいかがでございましょう。 ○議長(金藤照明君) 田中建設産業部長。 ◎建設産業部長(田中早苗君) 議員さんが農道空港のことをよく御存じだということがよくわかったんですが,確かに過去におきましては公金を投入して,なおかつ今は税金を投入して管理をしております。現在は,過去の管理をいろいろな検討に基づいて多目的利用で,当面の管理費は賄うぐらいの利用収入をいただいております。先ほども市長答弁にありましたように,ある一定の範囲の方には全国からお客さんに来ていただいてるということで,情報発信には一部のことで寄与しておると思っております。ただ,議員さん御指摘のように,今の現状の利用状態が一番最大限のもんであるかというと,それは言い切れません。当然,まだアイデア次第でもう少し他の利用方法もあるのではないかと思いますので,今後他の農道空港の利用状況でありますとかいろいろな方の御意見をお伺いして,より有効な活用方法を模索していこうと思っております。 以上です。 ○議長(金藤照明君) 竹原泉議員。 ◆3番(竹原泉君) わかりました。農道空港,今行われております空と大地のカーニバル,航空ショー,これは聞くところによるとすごい集客で2万人を超える集客。私はその前に福島に行きましたが,あそこのスカイパークっていうのは非常に手入れがされまして,どこの空港も農道空港は非常に曲がり角に差しかかっておりまして,当初の目的から新しい生かし方に皆必死でやっていると,そこを市民のボランティアでもっていろいろと整備して,今非常にきれいな空港にはなっております。そこでいろんなイベントをやっております。そこで,その航空ショーも向こうでやってるんですが,笠岡市はそれと比べ物にならないぐらいの集客なんですよ,すごいスケールが大きい。2万人集めるイベントっていうのは本当にほかに余りないですから,こういうものっていうのも本当に大事にして生かしていかなきゃならないし,ほかの分野に関してもこの空港の有効性を生かす方法はいろいろあると思います。時代の変化は加速しています。いつこの空港が,必要性が高まる状況が生まれてくるかわからないような世の中となってきております。そういう時代となっていると思うんです。もう一度この空港の意義を大きな視点から考え直すことを要望して,2点目を終わります。 それと3点目,先ほど言いましたように,自治体の広域連携制度にはもう触れません。触れませんが,人は,目に見える事物や事業においては直接的な利益や効果を最優先に案件,物事を処理する嫌いがあります。しかし,その背景にある見えない事情やニーズ,さらにはその相手の持っているポテンシャルの大きさも見落としてしまう事例が多くあると思います。民間でもそうですし,行政もまたしかりだと思います。被災地支援もその中の一つだと思います。支援というと,同情と同時に何か重たいものという感覚で捉えられがちですが,決してそればかりではありません。心からの支援は必ず相手に伝わりますし,そこから本当の意味での交流が始まり,双方にとって活力と弾力あるさまざまな事業に発展する可能性を秘めております。それは,交流を通じて互いの心の共感,信頼から始まるからであると思います。組織であろうと個人であろうと,接点は人間です。実は,これを一番わかっているのは民間活動団体ではないかと私は思います。 いずれにしても,これからの地方行政は,交流を通じてつながり,連携していかなければ成り立たなくなると思います。私が訴えたいのは,知り合う,理解し合うという一見物的でない目に見えない分野,波動のエネルギーの,そのキャパシティーの拡大がその後に来るもののかかわりに大きく影響するということを訴えたいわけです。その意味で,笠岡市はもっと県外に目を向け,民間活動団体による交流事業に対しても積極的にこれを支援,応援をしていっていただきたいと要望いたしまして,1項目めを終わります。 ○議長(金藤照明君) 以上で1項目めの質問を閉じます。 続きまして,2項目めの質問を求めます。 竹原泉議員。 ◆3番(竹原泉君) 2項目めは,衰退を続ける駅前商業地域についてであります。 この質問は2年前にもさせていただきましたが,その後,商店街はますます地盤沈下が進み,商店の営業者のさらなる高齢化とも相まって,今や商店街としての機能を喪失していると言っても過言ではありません。前回の市長の答弁では,駅前商業地域は笠岡市の顔であり,この地域の衰退は重要な問題として捉えている。空洞化の対策を講じる必要があり,現在市と商工会議所,事業者間で構成するネットワーク委員会で協議されているが有効な結論には至っていない。空き店舗再利用など,専門家の意見を取り入れたり起業支援対策は行っているが,商店街に対しては効果が余り見られない。地域産業ビジョンも策定中であり,専門家の意見も取り入れながら検討していきたいが,商店街に特化したコンサルティングの設置は考えてはいないということでありました。 その後,この地域の現状は残念ながら対策の効果は全く見られずどころかさらに疲弊が進行しているありさまであります。いわゆる線引き廃止以来,商業者だけでなく一般住居もふえており,今後廃業の店もふえて,このままでいくと5年を待たずして商店街は消滅するのではないかとの臆測も流れております。2年前にも質問しましたが,こうした背景を踏まえ,市としては今の実情から,この地域の将来をどういう角度で捉えてどう認識しているのかを聞きたいという声が町なかでも上がっております。これに対する御答弁をお願いいたします。 ○議長(金藤照明君) 2項目めの質問に対し,執行部の答弁を求めます。 三島市長。            〔市長 三島紀元君 登壇〕 ◎市長(三島紀元君) 2項目めにつきましてお答えいたします。 笠岡駅前商店街の現状といたしましては,いちょう祭りなどのイベント開催時には多くの来客がありますが,平日は少ない状況でございます。昨年7月に実施いたしました買い物アンケート調査の結果によりますと,耐久消費財や趣味品,さらには生鮮食料品,加工食品などに至るまで,市内での購買依存度が低下しておりまして,福山市など市外での依存度がますます高くなっております。また,人口が減少する中で消費者が減少していくことも予測されております。こうした社会経済情勢の変化に対応した商業の振興を進めていくためには,商業者みずからが時代の流れ,消費者動向などの社会的ニーズを的確に把握し,経営革新,創造的な事業への転換など,生産性や販売力強化に取り組み,近県にないオンリーワンの店舗づくりも一つの手段ではないかと,このように考えております。これまで,先ほど御指摘がございましたように,商店街,商工会議所,行政が月に1度ネット─ワーク会議を持ち,情報交換を行い,連携,協力して駅前地区のにぎわい創出に努めてまいりました。引き続き一体となって取り組んでいくとともに,新たな支援も進めてまいります。そのため,今年度より産業振興ビジョンでは,商業振興に当たって経営の安定を図る保証融資制度の拡充や創設,新たな事業展開,創業に向けた取り組みをできるだけ支援する制度,例えば販売促進に関する制度や商品デザインに関する支援制度強化などにより,商業の活性化に取り組むことといたしております。 以上でございます。 ○議長(金藤照明君) 再質問ございますか。 竹原泉議員。 ◆3番(竹原泉君) 商店街に対するいろんな制度であるとか取り組みというのは今お聞きしましたが,これには世の中の流通業界の流れによる小売商業環境の大きな変化があると思うんです。ちなみに,この6月5日木曜日の山陽新聞に,13年度岡山県内の企業休廃業,解散,3%増,446件,2年連続で増えているというのがあります。景気が回復基調の中で逆に休廃業などがふえているという現状で,業種別に見ると,例えばサービス業99件,35.6%,そういう廃業であるとかそういうものが増えていると。小売業は,95件で37.7%,約4割近い増加になっている。どんどんそういうふうに廃業とかそういうものが増えていっているというのが,この中国地方の今の現状ではないかと思います。決して,今ニュースがそんなところで景気回復基調で,わあわあ言っとるのは,あんなのは本当に都会のいいとこだけをとってますよ。現実に,本当に地方都市っていうのはそんなものはかけらも感じられないというよりも,ますます格差によって厳しさが増してるんじゃないかと思わざるを得ない現状となっていると私は思います。 先ほどいろいろな策,応援であるとか,あるいは提案であるとか,いろんな形でもって支援していこうという姿勢は本当にわかっております。ただ,どっちかといいますと腰砕けと言っちゃあ本当に言い方は悪いかもわかりませんが,そういう何とかしようというエネルギーを上回る,主にハード面から来るもんだと私は思うんですけれど,落ち込みのエネルギーがそれを上回ってると。したがって,何やってもなかなか,その緒につけないというふうな現状まで既に,いわゆる喫水線を切っているんじゃないかという状況になってる。これ本当の話です,現実の。ハード面においての環境変化は民間努力だけでは限界がありまして,営業を継続していく予測が困難となっているんじゃないかと私は思うんです。それゆえに,廃業して生き方を切りかえて残りの人生設計を立てられている人も多くなってきていますし,逆に利便性を求めてこの地に住居を構えて進出されている方もおられます。そして,それぞれに生活する目的も,あるいは権利も有しておられます。このような厳しい商業環境の中で,必死に営業を続けられている商店もまたあるわけです。線引き以来ここまで進んでしまった今の深刻な現状からは,もはや商業活性化の努力も,その効果に疑問を感じるのは私だけではないと思うんです。そのことで行政の支援が足らない,何だかんだというて文句を言っているわけではありません。そうではなくて,今の現状はもうここまで来てますよと,現実に。例えば,ちなみに今の商店街に立ってみますと,多分私は思うんですけど,笠岡で一番静かで一番動きのないエリアなんですよと感じてなりません。ほとんど人の行き交いもないしということで,要するに人間の活動性というんですか,それを全く感じられないような地域にもうなっちゃったということです。皮肉なことに,それが商店街だけに余計に寂しさを感じるわけでありますが,この現状を踏まえて市として,行政としてはどう見てますかと,もう正直でいいんです。この地域は,例えば消滅の方向はやむなしというふうに捉えて,今のように部分的なサポートを続けていくのか,あるいは包括的な角度,つまり今までの商店街でお店がずらっと並んで商品が並んでいるというのは,そら私はもうそういうことはあり得ないと思う。あの地域をいろんな多目的な開発の仕方というか,あそこを今までの商店街とはちょっと形の違うものにしていく,そういうふうなことも含めて,もうそろそろ耳ざわりのいい希望的観測だけじゃなくて,市としての本音の展開を示してもらいたい。例えば,市はここをどう捉えとんじゃろうかというふうなことをよく最近聞くんです。そら多分私は思うんですけれども,そのお話をお聞きして,やっぱりそれぞれそこに住んでおられるいろんな立場の人が,自分の将来的なものの指針にしたいんかなというふうにちょっと感じられるんですが。寂しい話で申しわけありませんけれど,これ今の現状なんで。市長は,駅前商店街はやはり笠岡の顔であるって,にぎわいが必要であるというふうに言われます。でも,消滅の方向で,今何の指針も示さずそのままいくと,私も思いますけど商店街は多分消滅いたします。そうすると,市長の言われるその顔はなくなるわけです。そうじゃなくてああいう形の商店街ではないけれど,ここのエリアは,例えば住居も含めてこういうふうなイメージでというものがおありかどうか,あるいはそういうことを考えられる予定があるかどうか,私はもうそろそろその時期が差しかかっていると思います。ちょっとそこの辺のところの御見解をお伺いしたい。 ○議長(金藤照明君) 三島市長。            〔市長 三島紀元君 登壇〕 ◎市長(三島紀元君) 顔である商店街を消滅させてはならないというふうに思います。 ただ,今御提案がありましたように,全体をという捉え方をするのか,いや部分的にという捉え方,これはもう非常に貴重な意見だろうと思うんです。ただし,そこには商店街に住んでおられる方がおられるわけですから,その方々との意見交換は十分するべきであろうと,それから土曜夜市が始まっております。あのとき,子供たちの喜ぶ顔というのは,私はこれは消滅させてはいけないものであると,それが商店街としての本当の顔ではないかなと,このようにも考えておりますので,顔は消滅させてはならない,このように思ってるところでございます。 以上でございます。 ○議長(金藤照明君) 竹原泉議員。 ◆3番(竹原泉君) そのとおりだと思います。消滅させてはいけないと思います。ただ,実情は今までの商店街という形ではなかなか難しくなってきていると,だから新しいエリアとしての,商店街をなくしてしまえということじゃないですが,いろんな複合的なそういう捉え方は,私はもう必要じゃないかという時期に差しかかっておりますし,前回の質問で栗尾議員が取り上げられておりましたが,例えば高齢者の老人施設的なものを持ってくるというて,そんなあほなと思うかもしれませんけれども,それも一つの方法じゃないかと思うんです。高齢者になってまいりますと,買い物に行くにしてもどこに出かけるにしても足が要ります。公共交通はこういう状態でありますが,若い者はなかなか連れていってくれんとかそういうこともいっぱいありまして,高年齢になりゃあなるほど,どっちかというと市街地のほうが住みやすいという,そういうふうな傾向もやっぱり。これは都会もそうですし,そういう傾向も見られると思うんです。だから,そういうふうなニーズをもっと探って,持続可能でこれだったら続けていかれるんではないか,それがかえってそのエリアの繁栄につながるということだってあるわけです。ですから,精神論で何とか頑張ってやりましょう,とにかく以前のような商店街にしましょうと,誰も信用しませんし,そんな現状ではありません。ですから,ここのところは基本的に市としては見解はこうであります,その地域の方々と,市のほうとしてはこういう展開も持ってますが御意見をお伺いしたいという格好で,基本的なそういう面においての,私はもう話し合いは必要な時期が来ているんじゃないかというふうに思います。でないと,今商業活動をやってて売り出しにしても何にしてもいろいろと世話をやいておられる方,本当についていくお店も少なくなって,やってもやりがいがないわということで非常に気の毒にも私思ってますし。だから,そういうところはもっと基本的なところから始めていかなきゃならないと思います。 そういうことを要望いたしますので,これはぜひ,このままでもってまた次にというふうなことじゃなくて私は喫緊の課題だと思いますんで。そうしないと本当にちょっとひどい状態です。ですから,そこら辺のところをぜひひとつ御検討をお願いいたしまして,質問を終わります。 ○議長(金藤照明君) 以上で3番竹原泉議員の質問を終結いたします。 続きまして,4番東川三郎議員。 ◆4番(東川三郎君) きのうから質問が始まっておりますが,暗い話ばっかしでちょっとくたびれる感じがいたしますが,私も景気のいい話じゃありません。特にまた難しい話で,私には似合わんかなというような御質問でございますけれど,道徳教育についてお尋ねいたします。 学習指導要領にあるように,小学校1年生から中学3年生まで道徳の時間は週1時間組み込まれております。道徳教育の充実(笠岡市独自)のものができるかどうかお尋ねいたします。 ○議長(金藤照明君) ただいまの東川三郎議員の質問に対し,執行部の答弁を求めます。 淺野教育長。 ◎教育長(淺野文生君) 東川議員さんの御質問にお答えをいたします。 1項目めにつきましてお答えをいたします。 道徳教育でございますが,学習指導要領に道徳の時間が新設されたのは昭和33年の学習指導要領改訂時でございます。それ以来,日本の小・中学校では週1時間の道徳の時間が実施されてまいりました。指導に当たりましては,多くの場合さまざまな出版社が発行している副読本に掲載された題材が活用されております。近年は,文部科学省が「心のノート」,そして今年からは「私たちの道徳」を発行し,指導の充実が一層図られているところでございます。道徳の時間は学校における道徳教育の要ではございますが,御質問いただいております道徳教育の充実は,学校の教育活動全体を通じて図っていくものでございます。笠岡市では,豊かな心を育む総合推進事業を長年実施してきております。具体的には,子供が花や野菜を栽培する活動,協力して環境美化に取り組む活動,総合的な学習の時間等にゲストティーチャーを招いて,地域の伝統や文化について調べたり実際に体験したりする活動など,さまざまな取り組みを実施しております。こういった活動や体験を通しながら道徳性を養っていくことが重要であると考えておりますし,これらの取り組みは笠岡市独自の道徳教育の充実に資する教育内容であると考えております。 以上でございます。 ○議長(金藤照明君) 東川三郎議員。 ◆4番(東川三郎君) この指導要領の中に書いてありますが,道徳教育を充実いたしますということで,先人の伝記,自然などの魅力的な教材を使用します,挨拶,規範意識,自他の生命の尊重,社会への主体的な参画などについて指導しますと書いてあります。これが,早く言えば全国版ですよね,多分。そのどの本を選ぶか,ただ道徳というようなるものは本で学ぶんじゃないと私は思います。それは,今の先生方が本がなかったら指導することができないと私は思います。これは決して先生をばかにしたことじゃありません。そういう教育を受けてきとると思います。私は,笠岡独自のというのは校長先生の退職者とか,それから有識者,会社経営をした苦労した経験のある方が行って子供の意見を聞いてあげる。僕が小さいころよく思っていたのは,何で勉強をせにゃいけんのじゃろうかとか,これの疑問を持っとる生徒,子供はたくさんいると思います。これをしっかり答えてあげられる道徳教育。それと,中学生になると何で20歳になるまでたばこや酒は飲めんのんじゃろうか疑問に感じるんです。こういうことから,納得させてあげる教育ができるのが,私は道徳教育だと思います。今どんなことをやってるかわかりませんが,私の場合は会釈の仕方,雨の降る日なんか廊下へ出て,先生が目上の人になりまして,生徒一人一人に会釈の仕方を教えておりました。そういうことが私は非常に大切なことになるんじゃないか,社会に出て大いに役立つことになるんじゃないかと思います。 きのうは仁科議員の質問に対しても教育長が答弁なさったんで,余り追及してやることはないと思うんですけれど,全国の共通の学習指導要領に従っての道徳の本だけの授業ではなく,私今さっき言いましたように,退職した校長,有識者が子供たちの質問,疑問に対して答えてやることが非常に大きな授業だと思います。社会に出て一番大切なのは,挨拶だったり目上の人への会釈だったり時間を守ることだったりすると思います。よく,外国の人が日本人は時間を守らんと,時間を決めたのに早く来とると,時間を日本人は守らんというようなことを言う外国人がおるそうですけれど,これも教育の一環だったと思います。日本人は,相手を待たすことは失礼,無礼ということで時間より必ず早く行きます。これは,外人からしたら時間を守らんということになっとるそうでございますけど,そういう話もあります。 学習指導要領の解釈として,教育委員会としては難しいんかもわからんですけれど,私が今さっき言ったように,校長の退職した方とか有識者を招いて道徳の時間に指導ができるかどうか,一つお答えください。 ○議長(金藤照明君) 淺野教育長。 ◎教育長(淺野文生君) 今の再質問で,校長の退職者あるいは有識者を招いて指導ができるのかどうかということでございますが,その前に,小学校の学習指導要領,道徳には4項目ございます。 1つは,主として自分自身に関すること,これは粘り強くとか,あるいは節度節制とか勇気とか自分のよさとか,そういったことを自分の中へ,胸の中へため込んでいくと,落としていくというような,自分自身に関することがございます。それから,2項目めとしましては,主としてほかの人とのかかわりに関すること,これが礼儀とか親切とか信頼とか友情とかというものがございます。それから,3項目めとして,主として自然や崇高なものとのかかわりに関すること,これが生命のとうとさ,自然のすばらしさ,不思議さ,美しいもの,気高いものに感動する心。そして,4項目めが主として集団や社会とのかかわりに関すること,これは約束や社会の決まりを守るとか働くことの大切さ,協力して楽しい学級,学校をつくっていく,みんなのためにと,そういった事柄がございます。全部で大きくは4項目ございまして,それらの内容について,学校ではそれに基づいて指導を進めております。 先ほど,私も活動とか体験を通しながらということが非常に大切だという話をしましたし,総合的な学習の時間にゲストティーチャーを招いてというようなことも行っております。子供たちは4年生以上になれば,どうすることが正しいことかというのは大体知っております,わかっております。だから,これについていろいろ指導しても,子供たちの心の中にすとんと落とし込むような授業を組んでいかなければいけない。そんなん先生わかっとるよ,会釈するのは当然だよと,6年生になったら平気で言います。じゃあ,実際やってるかと,できていないというようなことがありますので,先ほどお話にありましたゲストティーチャー,これは特に学校長とか教頭も道徳の時間に行って話をしなさいというような指導も進めております。それから,当然,体験をもとにして話を聞く,これは子供にとって非常に重要なことだろうというふうに思います。授業の中ではそういう道徳的な実践力となるものを,水道の蛇口をひねれば水がじゃっと出ますけれど,ひねればすっと出るような状況にしておくのが道徳教育ということでございます。今全国的に課題になっとるのは,笠岡も同じですけれども道徳的実践ができる,つまりひねれば水が出ると,席をさっと譲れるとか外から来た人に挨拶ができるとか目上の人に会釈ができるとか,そういった事柄をこれから進めていかなければならないというふうに思っております。 各学校では道徳の時間,「私たちの道徳」という副読本に限らず自分たちの学校に合ったものとして,投げ入れ教材というのが自由にできますので。例えば,神島でしたら神島八十八カ所というのがございます。それを教員の手で教材化して,そして中心になってよく世話をしてくださっているよく知っている地域の方,有識者を招いてお話を聞くと,そういうこともできるわけでございます。そういったような活動を現実行っておりますし,今御提案いただきましたゲストティーチャーを招いてというあたりも,これも積極的に進めていきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(金藤照明君) 東川三郎議員。 ◆4番(東川三郎君) 私は日本語で言ったんですけど,ゲストティーチャーということで非常によくわかります。できるということでしたらどしどし進めていってやってください。お願いします。 子供の役に立つ,岡山県は私が小さいころは教育県でした。岡山県と私の記憶では静岡県,これが1,2を争う教育県だということで,私小学校時分じゃったかな,それがいつか,今逆転されて岡山県は,けつから勘定したほうが早いということでございますが,それは勉強のことでございまして。道徳,余り追及すると宗教に近くなってしまいますんで,余り言うことは言えませんけど,おっ,この子はなかなかしつけがいい,なかなかいい子だというようなことでいいと思います。笠岡の子供は明るくてとてもいい挨拶もできるしと,いうような教育をぜひともやっていただきたいと思います。 ということで,この項を閉じます。 ○議長(金藤照明君) 以上で1項目めの質問をとじます。 続きまして,2項目めの質問を求めます。 東川三郎議員。 ◆4番(東川三郎君) 2項目めなんですが,またこれ難しいんですよね,国民健康保険についてですが。 毎年国民健康保険が値上げしている状態です。今回は高所得者に絞られているような感じがするんですが,今後の見通しについてお尋ねいたします。 ○議長(金藤照明君) 三島市長。            〔市長 三島紀元君 登壇〕 ◎市長(三島紀元君) 2項目めにつきましてお答えいたします。 今年度,消費税増税に伴い中間低所得者層の日常生活への影響が大きいことから,中間低所得者層の軽減措置の拡充を行い,また高額所得者層においては所得階層別の負担ができるだけ公平になるような地方税法の改正に伴い,賦課限度額を上げさせていただいたところでございます。また,本市の国保税の税率でございますが,国民健康保険税医療分の所得割,均等割,平等割については平成22年と平成23年の2カ年に引き下げを行っておりまして,それ以降据え置いているのが現状でございます。 現在の笠岡市の国民健康保険事業の状況を申し上げてみますと,まず1つ目といたしまして被保険者数の減少がございます。平成25年度と平成24年度とで比較いたしますと,135人減となっております。毎年100人から200人が減少しております。2つ目でございますが,被保険者数の減少により保険税額全体も減収しております。3つ目でございますが,被保険者の高齢化比率の増加や医療の高度化に伴い,治療費に当たる保険給付費が伸びている傾向がございます。4つ目といたしまして,歳入と歳出の差が年々大きくなっている状況でございまして,この差額を埋めるために繰り入れを行っている準備基金につきましては,平成23年度当初には約7億5,400万円ありましたが,近年2億円以上の取り崩しを行っており,平成26年度予算見込みで約1億9,000万円の残高となっております。 以上のことから,来年度以降の国保会計は大変厳しい状況であると,このような予測を立てておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(金藤照明君) 再質問はありますか。 東川三郎議員。 ◆4番(東川三郎君) 今の財政状態はわかりました。 私ちょっと知りたいのが,国からの補助,県からの補助がありますよね。あとは市からも出しておりますけど。その国からの補助がどういう推移に至っているか,総務部長,データありますか。ここ2年ほどで結構でございます。 ○議長(金藤照明君) 塩飽市民生活部長。 ◎市民生活部長(塩飽和人君) 国から,あるいは県からの補助ということですけれども,今その数字を持ち合わせておりませんので,後ほど回答させていただきたいと思います。 ○議長(金藤照明君) 東川三郎議員。 ◆4番(東川三郎君) 推移と言ったのは増えているかということなんです。去年までのデータですとどっちでもいいんです,どっちでもええと言ったらおかしいんですけれど。 消費税が8%に上がりましたよね。当然医療費は上がるわけでございます,薬代も上がるわけですから。ただ,国からの補助を増やしてもらわなければいけません。消費税を上げるのは社会保障に使うということで上げとるわけですから。市長も市長会なんかで全国から行くんでしょう,市長。そしたらそこら辺の手当てを増やしてもらうように交渉したらどうですか。そこら辺,お願いします。 ○議長(金藤照明君) 三島市長。            〔市長 三島紀元君 登壇〕 ◎市長(三島紀元君) 消費税増税に伴う社会保障税という,これは先ほど東川議員さん御指摘のとおりでございまして,市長会で言う前に当たり前のことだというふうに思っております。国保税につきましては,都道府県各市町において非常に厳しいのが,これが現状でございます。ですから,いろんな機会を捉えて国保税の広域化,県でやるような方向性という,こういったことを今市長会では取り上げて,ぜひとも県で広域化して国保税というのをやってもらいたい。この場合にもいろんな問題がございます。問題がございますが,それだけ市町村の国保税というのは非常に逼迫してるんだということで要望はいたしておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(金藤照明君) 東川三郎議員。 ◆4番(東川三郎君) ちょっと調べたら,笠岡市はそんなに高くないんですよ。福山市と比べても安いですよね,安い部類に入っとんですが。 この国民健康保険とかというのは組合がいろいろあります。組合でつくっとる,そこらの組合はものすごく運動するんですよ,国に対して補助金を。去年3億円だったやつをことしはふやしてくれ,3億5,000万円にしてくれえというように,陳情に東京まで行きます,年に1遍は行きます。それから,請願はがきも書きます。みんなが,組合員が一人一人,課長に対して書きます。そういうようなことで一生懸命努力しておられます。笠岡市も市長,代表として陳情に行って,ぜひとも命にかかわる保険のことですし。それは払えるときはいいですし非常に苦労して払っている人もおります。停止している方もおります,払えんで。そういうことを,一人もそういう方がおられんように努力,陳情へ行って少しでも上げてもらえるようにして,今の現状の保険料が維持できるように努めていただきたいと思います。 以上でこの項を閉じます。 ○議長(金藤照明君) 以上で2項目めの質問を閉じます。 3項目めの質問を求めます。 ◆4番(東川三郎君) 協働のまちづくりについてですが,前回までは非常に質問が多かったんですが,今回に限って協働のまちづくりを質問するのは私だけになっとりますが,何でかなと不思議に思うんですが。 協働のまちづくりを実施して2年が過ぎました。執行部が考えている方向に進んでいるかどうかお尋ねいたします。 ○議長(金藤照明君) 3項目めの質問に対し,執行部の答弁を求めます。 野田政策部長。 ◎政策部長(野田英亨君) 3項目めにつきましてお答えいたします。 市内全域で24のまちづくり協議会が発足して2年が過ぎました。まちづくり協議会の目指すところは,自治組織の活動を活発化させ,地域コミュニティを充実させることだと考えておりまして,そのためにはまず地域の皆様にまちづくり協議会について知っていただきまして,次に何らかの形で協議会にかかわっていただいて,人と人,人と地域がつながるということが重要でございます。 これまでの間,地域の皆様が協議会に集まり話し合って,地域の課題解決に向けた,また魅力を高めるための活動に取り組んでいただいております。それぞれの取り組みには地域差はございますが,まちづくりに向けた市民の皆様の力というものを感じているところでございます。しかし,まちづくりというものには時間がかかるものでございます。しばらくは試行錯誤が続くと思っておりますが,時間をかけながら自治のトレーニングを積み,取り組んだ事業の検証を行うなど試行錯誤のプロセスを経なければ前に進むことはできないのではないかと考えております。 現在,新しいまちづくりへの挑戦が始まって意識というものが芽生えてきているのではないかと考えておりまして,課題もございますけれども,行政も全体で協働のまちづくりに取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(金藤照明君) 再質問ありますか。 東川三郎議員。 ◆4番(東川三郎君) 協働のまちづくりも準備期間から入れればもう数年になります。 私の実感ですが,全部がそうではないと思いますが,予算がつくから仕方なく何か探してやらにゃいけんということで,探してやっているところもあります。これは笠岡市の目玉商品といっちゃおかしいですけど政策でございましたんで,市の指導でそういう遅れとる,進んどるところもあります,たくさん。ちょっと遅れとるところは行ってこうようにしたほうがええんじゃないか,ここの町内はこういうところがちょっとしたほうがええんじゃないんかというような指導,任すのもいいですけれど執行部の指導も必要じゃないかと思います。というのが,金額が多いか少ないかわかりませんけど6,000万円ぐらいの予算つけるんでしょ,そしたらそれを無駄にしたらおかしいでしょ,やっぱり。任しとんじゃからやってくれればええわとか,へえで進んどるところも,へえから遅れとってもそらしょうがねえわ,あれらが本気でやらんのじゃけえじゃなしに,執行部の思うとる方向に引っ張ってやってくれんと,やりょうるとことやりょうらんとこが差がどんどん広がっていったら,これはもうかえって悪い方向に,悪法になってしまうんで,みんなが平均的に上がるような指導をしてくれんとこの協働のまちづくりの意味がないと思いますんで,それを要望して,この項を閉じます。 ○議長(金藤照明君) 以上で3項目めの質問を閉じます。 続きまして,4項目めの質問を求めます。 東川三郎議員。 ◆4番(東川三郎君) 4項目めでございますが,岡山県は岡山県建設労働組合岡山支部と災害協定を結びました。岡山市も岡山県建設業協会と協定を結びました。笠岡市は岡山県の施策に乗るのか,笠岡市独自の方向性を打ち出すのか,お尋ねいたします。 ○議長(金藤照明君) 4項目めの質問をに対し,執行部の答弁を求めます。 三島市長。            〔市長 三島紀元君 登壇〕 ◎市長(三島紀元君) 4項目めにつきましてお答えいたします。 まず,岡山市が岡山県建設業協会と結んだ協定について御説明をいたします。 この協定の趣旨は,市内で災害が発生し,または発生しようとしている場合に応急措置等を速やかに実施するために,その協力に関して必要な事項を定めているものでございまして,平成19年3月に岡山市管内5つの支部と締結をしておるところでございます。 一方,笠岡市では同様な趣旨で,平成17年8月に岡山県建設業協会笠岡支部と,災害時における応急対策業務の実施に関する協定書を締結しており,災害時応急措置等の速やかな対応を実施しているところでございます。 次に,岡山県が岡山県建設労働組合と平成26年2月に結んだ,災害時における被災住宅の応急修理に関する協定書でございますが,先ほど御説明いたしました笠岡市や岡山市の協定とは趣旨が異なっております。 まず,災害救助法が適用されるような大きな災害が発生した場合,仮設住宅等の供与や食品,飲料水の供給,生活必需品の貸与,埋葬などの救助,都道府県が実施機関となります。当該協定書においては,災害救助法が適用された災害の場合,岡山県が実施することとなる被災した住宅の応急修理に関して,その協力を求めるに当たり基本的な事項を定めております。したがいまして,災害救助法に基づき,実施機関となる岡山県の責務に伴う協定書となっておりますので,各市町村がそれぞれの支部と個別に協定をする必要はないと考えております。ただし,災害救助法の規定により,被災した住宅の応急修理を初め救助の一部を県知事から市町村長へ委任することができますので,仮に笠岡市が委任された場合は,岡山県が締結した当該協定書に従い上部団体と同じ効力が各支部に発生することになり,笠岡市も岡山県建設労働組合笠岡支部に対しまして,被災した住宅の応急修理に関する協力を求めることになると考えております。 以上でございます。 ○議長(金藤照明君) 再質問ありますか。 東川三郎議員。 ◆4番(東川三郎君) ここで,質問の中にも書いてあったんですが,岡山県建設労働組合というのと岡山県建設業協会というのはまるで違うんです,よう似とるんですけど。 この岡山県建設業協会というのは,どっちかというたら,わかりやすく言うたら大手ですよね,会社は大きな会社です。だけど,この岡山県建設労働組合というのは,昔でいう一人親方,今でもそうですが。そういうようなもんです。だから,在来の大工,今はもう建築もツーバイフォーになってしまって在来の大工さんの仕事がなくなりました。そういうことで,そういう一人親方の集まっとる組合です。左官もおりますし電気屋もおります。ほとんど出来ます。そういうことで,ここと結んどったほうが話が早いんじゃないんかと私は思います。内容のしっかりした会社もいいんですけれど,すぐ動ける,そういう会社と結んどったほうがいいかと思います。 岡山県は,また笠岡市は特に災害の少ないとこでありますけれども,平成21年8月には台風9号によって美作市,また平成23年9月には台風12号によって玉野市に,それぞれ災害救助法が適用されてます。これも災害救助法が適用しないと動けんということでございますけれど,両市ともに500世帯以上の住宅が床上浸水などの被害に遭っとります。 笠岡市もそういった被害があるかもわかりませんが,そのときのマニュアルはできとんですか。そこをちょっとお尋ねいたします。 ○議長(金藤照明君) 赤迫危機管理部長。 ◎危機管理部長(赤迫圭太君) 失礼します。 災害救助法が適用される災害というのは大変大きな災害となることで,単純に言えば住家の滅失した世帯数が基本になってるんですけれど,笠岡市の人口規模でいけば80世帯という基準はございます。それと,長く大雪が降った場合に継続して助けが要る場合も,滅失世帯とはまた別に適用をされます。この2つが基準になってます。 笠岡市の適用された場合というのは,当然かなり時間的に前から災害対策本部の設置をしなければいけません。それで,本部が設置された以後は本部規程に基づいて,あるいは地域防災計画に基づいての仕事分担というか,各部に仕事を割り当てられております。その手順に沿って本部から,まずは災害の避難,避難準備情報あるいは避難勧告,避難指示という段階で進んでいくし,それぞれの災害の状況も随時情報発信して,そうなった場合はまた本部が中心となってマニュアルどおり,計画どおりに動いていくということになろうかと思います。 以上です。 ○議長(金藤照明君) 東川三郎議員。 ◆4番(東川三郎君) いつ災害が起きても,いつでも対処できるような体制を整えておいてください。 それから,この災害救助法が適用されたら,被災住宅に応急修理として52万円を上限に負担されます。この手続が物すごく,ここら辺が僕の嫌いな役所の手続なんですけれど,難しい,行ったり来たり行ったり来たりせんにゃあいけんです。まず,被災者が応急措置の申し込みをします,これは市にするんですよ。そしたら,その修理のリスト,こういう業者がおりますというてリストをその被災者に渡します。そっから被災者がこの業者がいいということで,また市にどこどこ会社にお願いしますということですよ。そうしますと市が,登録組合業者ですけど,そこに修理依頼の作成をしまして見積もりをする,それを,行ってそれを被災者に渡して,それでえかったら修理依頼かけるというような。もう応急措置ですから,屋根が飛んで雨がだあだあ漏れとる,それをざっとコンパネでも張ってブルーシートを張るというその応急処置のことですんで,それをこういう手続,どれぐらい日にちがかかると思います,これをやるのに。そこんところを部長,お願いします。 ○議長(金藤照明君) 赤迫危機管理部長。 ◎危機管理部長(赤迫圭太君) 手続につきましては私も経験がないんで,そこら辺,議員さんのほうが非常に詳しいんじゃないかと思います。現場主義が第一と考えますんで,少々の跡片的な処理というのはいつでも後でできますんで,現場優先で。先ほど言われたように,金額も応急部分だけが県が責任を持ってやって,それが現実問題市のほうへ委託されますんで,実際は受け付け業務とか取りまとめとか請求とかは市の業務になってくると思います。そのときは,さっき言いましたように現場優先で,即それは応急修理ですからすぐ直さないと生活できないわけです。 そういうふうな考えで,書類的にはもう非常に柔軟な対応をしていきたいと思います。 以上です。 ○議長(金藤照明君) 東川三郎議員。 ◆4番(東川三郎君) 大変いい答弁,ありがとうございました。 そういうことで,いつ災害が来ても,地震が来ても応急処置はすぐできると,仮の住まいは避難場所へ行かんでも自分とこの家でできるというようなことで,ぜひとも,本当にいつ来るかわかりませんので,いつ来てもいいような心構え,対策を立ててあげてください。 これで私の質問を終わります。 ○議長(金藤照明君) 塩飽市民生活部長。 ◎市民生活部長(塩飽和人君) 国民健康保険のときの,国の補助の金額がわかりましたので御報告させていただきます。 平成23年度,国の支出金は約14億4,700万円,24年度が約13億4,400万円,25年度が約11億4,100万円,下がりぎみの傾向にありますというところでございます。 以上です。済みません,遅れました。 ◆4番(東川三郎君) 年々下がるて,年々上がらにゃいけんのよ。そこんところを聞きたかって言うたんですが,市長よろしくお願いします,だんだん上がるようにお願いします。 以上。            (市長三島紀元君「わかりました」と呼ぶ) ○議長(金藤照明君) 以上で4番東川三郎議員の質問を終結します。 午後1時まで休憩します。            午前11時45分 休憩            午後1時00分 再開 ○議長(金藤照明君) 休憩を解いて会議を再開します。 引き続き,一般質問を行います。 18番山本俊明議員。 ◆18番(山本俊明君) 個人質問2日目の最終ということで,きょうはちょうど御飯を食べて非常に満腹感の中でやりますんで,パワーがみなぎっておりますから,ちいとボリュームを上げていきたいと思います。御飯を食べてちょっと眠くなる人もおります,眠気を覚ますような,ボリュームを上げていきたいと思います。 平成26年度の予算も新しい人事のもとで,「市民協働で築くしあわせなまち 活力ある福祉都市」を目指して,本格的に後期基本計画に沿って順調にスタートしていると思います。市長も第6次笠岡市総合計画後期基本計画の巻頭の言葉の中で,世界で例を見ない速度での高齢化の進行,人口の継続的な減少,少子・高齢化社会の到来による地域活力の低下と社会保障費の増大,大規模災害への備えなど環境問題の対応等,地方自治体は多くの克服すべき課題に面していることを示した上で,地方分権の進展により地域を中心としたまちづくりを進めていくと述べています。 昨日の議員の質問とダブるところがありますが,非常に大切なことであると思いますので,そのことを御了解いただいた中で申し上げておきたいと思います。 5月9日の新聞報道によると,地方から大都市への人口流出が現在のペースで進めば,2010年をベースに2040年までの30年間で20代から30代の女性が半分以下に減る,このような自治体は全国で896市区町村になる。岡山県では27市町村のうち14の市町村が含まれる。昨日の仁科議員の質問の中では,笠岡市は下から4番目になると,大変なことだなあというふうに思われてる方も多いと思います。これらの自治体は,自治体運営が難しくなり将来消滅する可能性もあるとも,有識者でつくる日本創成会議は指摘していると報じています。 さらに,次のような記事を読みました。瀬戸内の島を取材したとき,高齢者のひとり暮らしの割合が他より際立って高い集落があると。不思議に思って尋ねたら年寄りが教えてくれた。あの家の息子は官僚,そちらの家の息子は大企業のお偉いさん,うちの集落は勉強ができる子が多かったから今はみんな東京だ,そう言って地域の誉れを語りつつもその目は寂しげだったと。この記事は,教育,東京一極集中,将来消滅する地方,そんな姿が見えるように感じました。一方では,地方はそれでは何をすればいいのか,そのスタートにしなければならない記事だなあとも思いました。このことは笠岡においても決して他人事ではないと考えます。現在や将来の展望など的確に分析し,市長,議会が共通の認識を持ち,事業を決定し進めていく,そのことの大切さを申し上げまして質問に入ります。 1項目めの市民病院についてお尋ねいたします。 笠岡市民病院は,昭和27年,笠岡市誕生とともに金浦町立金浦病院を改称して,笠岡市民病院としてスタートして62年の歴史を刻んできました。その時代に応じて診療内容,診療規模,それらを整え,市民の生命と健康を守るため,笠岡市のみならず井笠地域における中核の総合病院として各種の医療を支えてきたことは間違いありません。しかし,時代の流れの中で,公立病院も新臨床研修医療制度などを契機に深刻な医師不足が問題になり,経営環境や医療提供体制の維持が極めて難しい状況になったことから,平成19年に国は公立病院改革ガイドラインを示した上で,平成20年度内に自治体公立病院改革プランを策定し実施させました。笠岡市も平成21年3月,笠岡市民病院改革プランを策定し実施いたしました。平成25年3月28日には,笠岡市民病院事業あり方検討委員会から笠岡市民病院事業のあり方についての答申があり,その答申を受けて平成26年3月31日付で,市長は「市民病院の今後のあり方」について(基本方針骨子)として回答されました。 回答された7項目についてお尋ねいたしますが,特に2項目めの病院施設の老朽化を中心に尋ねていきたいと思います。その中で,市長は,市民病院施設は建築時の建設基準や老朽化により耐震性が不十分なため建てかえを行うとしています。 そこで,次の3点を質問いたします。 まず1点目は,建てかえの具体的な作業に入るのは何年度を考えているのか。2点目として,現在考えられる場所があれば候補地を示されたい。3点目として,公的病院として政策医療を行う地域の医療機関としての笠岡市民病院を,市長はどのように思い描いているのかお尋ねして,1項目めの第1回目の質問といたします。 ○議長(金藤照明君) ただいまの山本俊明議員の質問に対し,執行部の答弁を求めます。 三島市長。            〔市長 三島紀元君 登壇〕 ◎市長(三島紀元君) 山本議員さんの御質問にお答えいたします。 1点目につきまして,建てかえの具体的作業でございますが,先日の環境福祉委員会協議会で申し上げましたが,建てかえの検討は早急に行うことといたしておりますが,国から示される新たな公立病院改革ガイドライン,岡山県が策定する保健医療計画及び地域医療ビジョンとの整合性を図ることといたしております。具体的には,現在国会で審議中であります医療介護総合確保推進法案が成立した場合,今年度10月ごろに予定されております病床機能報告制度をもとに,2次医療圏ごとに各医療機能の必要量等を含む地域の医療体制の将来の目指すべき姿を示すものとして,平成27年度中には岡山県が地域医療ビジョンを策定することが予定されております。この地域医療ビジョンを踏まえまして,基本計画等の策定に着手したいと,このように考えております。 次に,2点目につきましてお答えいたします。 建てかえの候補地につきましては,基本計画を策定する中で検討してまいりたいと考えております。 次に,3点目につきましてお答えいたします。 市民病院は笠岡市民の生命と健康を守るため,笠岡市における中核病院として救急受け入れ,在宅医療,島しょ部医療,災害時医療などの政策医療を受け持つこと,治療のみならず保健予防や介護や福祉サービスに積極的に関与し,地域全体で地域住民をサポートする地域完結型の病院を目指すため,各医療機関や介護施設との連携拠点であること,今後の高齢化社会の進展を踏まえ,地域における医療・介護連携において地域包括ケアシステムの確立に寄与するなど,責任ある役割を果たすことが今後の市民病院のあり方ではないか,このように考えているところでございます。
    ○議長(金藤照明君) 山本議員,再質問ありますか。 山本議員。 ◆18番(山本俊明君) まず,場所について。これからこんなことでは私はだめで。国や県のプランが立ってやって,これも正当なごく常識的なスタンスであることは間違いありません。もっと進んでる地域はそういうことになってない。私は,去年の10月に島崎藤村文学賞を調べるというか,視察に長野県の小諸市に行きました。たまたま,山本さん,小諸は市庁舎を建てかえるんで,悪いけどここでお願いしますって。普通業務する2階のがらあんとした,もう取り壊し前だから片づけてる部屋へぽつんと椅子を置いて,説明してくださる方が5名ほど来て,詳しく島崎藤村文学賞について説明を聞きましたが。そのときに,私ほうは,市庁舎を建てかえるんですが,隣にある市民会館も取り壊して,実は病院を隣に建てるんですと,こう言ってる。そのときは何の気なしに,ああそうですかと言うて帰りましたが,その後よく調べたら小諸市総合病院新病院事業計画と。違うんですよ,やっぱり。中心市街地活性化法とこれをひっかけてる。もう既に私ほうは何回も東京へ,担当省へ行って交渉しているんです。ここへ市庁舎と病院とやるんですと,こう言ってる。そいで,この書類を見ますと大体それでやると最高で45%,国の補助が。通常でも通ると40%の補助がある。市庁舎と病院をひっくるめて七十数億円のんが三十億円台でできると。 私も議員になったときにはベイシティー構想でやると,住吉港を埋めて市庁舎を移すんだと,その後立ち消えになりましたが。私は,これはこの市庁舎もぶち壊して,全部ぶち壊して市庁舎と,そして病院をここへやっていただきたい。市庁舎を高層にすれば土地はあくし,道から向こうの山際は十分病院を建てるスペースがある。非常に便利のいい,中心市街地も活性化するし,利用する者は駅からすぐ来れるしバスの便もいい,島からも来やすい,ぜひそれをどう思ってるか,その件についてお尋ねします。 ○議長(金藤照明君) 三島市長。            〔市長 三島紀元君 登壇〕 ◎市長(三島紀元君) 今御提案いただきました案につきまして,貴重な御意見というふうに伺っておきますが,これからのあり方という中で病院の規模というものが一番重要になってくると思うんです。ですから,そのあたりを検討していかないと,じゃあ病院の建てかえの規模はどれぐらいにするのかというところからまず始まっていかないと。まず,基本のそこがまだはっきり決まっておりませんので,そういったところを決めた後に,今山本議員さん御提案のような案が可能であるかどうか,これらについても検討してまいる,このように考えております。 以上でございます。 ○議長(金藤照明君) 山本俊明議員。 ◆18番(山本俊明君) あのね,市長。病院だけじゃない。笠岡のまちづくりに,ここでやりますと,それだけの国の補助もある,市庁舎もやりかえられるいい機会なんですよ。病院だけやったんじゃ三十何億円かかる。府中の150床の病院が37億円か何か,この間できたばっかりだ。 もう一度お願いします。市庁舎も一緒にやりますよと。 ○議長(金藤照明君) 三島市長。            〔市長 三島紀元君 登壇〕 ◎市長(三島紀元君) 庁舎の移転問題とか庁舎の建てかえ問題というのは,これは市民の皆様の御意見が非常に強いと思うんです。ですから,そのあたりを一方的に私がやりますよということではなくて,そのあたりは,総合的な考えというのは,庁舎と病院の合同がいいのか,いや別々がいいのか,それから庁舎の建て替えについては非常に経費が必要となってまいります。ですから,そのあたりを今本当にこの時期にやるのがいいのかどうかというのは,これは皆様方の意見合意を図って初めてできることではないかなと,このように考えておりますから,先ほど申し上げましたように,御提案として受けとめさせていただきたい,このように思います。 以上でございます。 ○議長(金藤照明君) 山本俊明議員。 ◆18番(山本俊明君) 提案として受け止めますよじゃいけない。今竹原議員も,中心市街地駅前の活性化はどうするんだ,こうしますというものを市長は言われなかった。これをやると言える,現実に。はっきりしたものができてる,やりますとは言わなくても検討に入りますと。どうです,ぜひこれを検討したいと。 ○議長(金藤照明君) 三島市長。            〔市長 三島紀元君 登壇〕 ◎市長(三島紀元君) 提案として受けとめさせていただきます。 以上でございます。 ○議長(金藤照明君) 山本俊明議員。 ◆18番(山本俊明君) 過去に病院の問題を質問したときに,一体笠岡市民病院はどの地域から何人来てるんですかというのを聞いた覚えがあります。井原から幾ら,今の浅口から幾ら,矢掛から幾ら,笠岡から幾らというのを大体聞いたことがありますが,当時はほとんどの地域から笠岡市民病院に来てる。総合病院を目指さないと,総合病院だから来とる。総合病院を目指さないで今言うそれぞれの連携の中でやっていくと,最初からこんなことはわかってたよ。最初から市役所をぶちめいでやりますよと,一緒にやりますよと,総合病院でいきますよと言ったらこんなことにならなかったと思う。なぜ総合病院を,ほんなら江草先生が194床が160床になったら大丈夫ですよと言ったのはどうように分析したんですか。まず,それをお尋ねします。 やれたんじゃないん。 ○議長(金藤照明君) 三島市長。            〔市長 三島紀元君 登壇〕 ◎市長(三島紀元君) 総合病院を目指すという方向性で動いておりました。それについては,まず医師の確保というのが一番のもとでございます。その医師の確保が現状では非常に困難な状況になっとる。特に,今の現状では外科医師等の不足が生じておるわけですから,そういったことについて岡大等へ依頼に行きますが,なかなか派遣してもらえないと。こういったことから,総合病院よりはこれからは地域のそれぞれの病院,診療所との連携でもって地域完結型の病院を目指す方向というのが,この間の基本方針の中に掲げておるものでございます。 ですから,その時代時代によってのそれぞれの方向性というのは,私は変わってもこれはもうやむを得ないのではないかと。ましてや今度は人口減少が始まりますと,外来診療の外来患者さんが少なくなるという,これも見込まれております。そうした中で,本当に総合病院という一つの旗印を掲げていくのがよかったのかなあと,このような考えでございまして,江草管理者がおられたときに病床数の減少というのをやって,そのときは回復リハビリに力を入れようと,当時の状況はそういう考えでございました。ですから,その後の医師の確保というのが非常に困難であると,だから地域医療という地域完結型医療に向かっていくんだと,このような理解を私はいたしておるとこでございます。 以上でございます。 ○議長(金藤照明君) 山本俊明議員。 ◆18番(山本俊明君) それは市長違う。総合病院を目指してやりませんかと,井原と連帯して300床以上なら医師は派遣しますと,それ以下のものは今言った完結型の方向へ進んでくださいよと言うたときの,ほんなら市長はみずから,今まで総合病院として井原からも浅口からもどんどん来てたんですから,うちが総合病院を継続してやろうと思いますが協力しますかと言いましたか。そういうものをしっかりと積み重ねた中でだめだったと言うんならともかく,もう笠岡はやる気はないわと,外科はもう福山市民病院に集中すると,もうやる気がないんだから笠岡の外科医は福山市民病院に持っていけえと,こういうことになってると聞きます。ほいで,福山市民病院は井原も笠岡も含めた総合病院でいきますというから医師がどんどんどんどん幾らでも来るという,笠岡や井原へやらんでもええんじゃけえ。そのかわり規模もきっちりいく,人もふえる,利益も上がるという形になる,じり貧になってしまう。内科だけなら,笠岡の市民病院は風邪を引いたなあと,ちょっと行ってみるかぐらいの病院になってしまうような気がしますが,どうでしょうか。 ○議長(金藤照明君) 三島市長。            〔市長 三島紀元君 登壇〕 ◎市長(三島紀元君) 外科の医師につきましては,福山の市民病院でなくて,現状のことを申し上げますと井原の市民病院に行ってると。ですから,医療圏の中での動きがまずあるんではないかなと,このように考えております。もちろん福山市民病院の病床数とか医師の数,これはもう大変な数でございますから,じゃあ井原や笠岡の市民病院がなくていいのかと,私はそうでないと思うんです。地域医療としての核としての,それぞれの病院との位置づけというのは私はあるものだと,このように考えております。 以上でございます。 ○議長(金藤照明君) 山本俊明議員。 ◆18番(山本俊明君) そうすると市長,診療科目は内科中心でいきますよと,こういう今答申の中,あるいは答えの中で出してますが,診療科目は笠岡市民病院はどう考えているんです。 外科はないんです,小児科もないんですという……。 ○議長(金藤照明君) 三島市長。            〔市長 三島紀元君 登壇〕 ◎市長(三島紀元君) 現行の診療科目,これは私は維持していかなければならないな,ただ外科については常勤の医師がいないということだけでございまして,週3日の診療が入っとるわけです。ですから,外科相当の患者さんが来られても何も診れませんよということではないというのは御理解いただきたい。ただ,先に申し上げますと,小児科と産婦人科というのができた経過がございますが,ここについての医師確保はちょっと難しいんではないかなと思いますが,私はそれを継続するための努力はしていきたいと,このような考えでございます。 以上でございます。 ○議長(金藤照明君) 山本俊明議員。 ◆18番(山本俊明君) 答申によると,小児科,産婦人科は倉敷中央,それから川崎医療へ救急可能というようなことを書いてますが,当然この面についても,常勤でなくても確保はできるということでいいんですね。夜間の場合はともかくとして。 ○議長(金藤照明君) 三島市長。            〔市長 三島紀元君 登壇〕 ◎市長(三島紀元君) 現行の小児科については,毎日担当医師が替わっておりますが,常勤化ではなくてもそれぞれの小児科に対する対応はできてると,このように思っております。ただ,これが完全な,充足してるかと言われればそれはなかなか充足してる状態ではないと,このように考えております。 それから,産婦人科につきましても,今嘱託医でお願いしとる先生と岡大から婦人科の先生に来ていただいておりますので,これらについても今は現状での対応はできてると,このように考えております。 あと,外科につきましては,先ほど申し上げました井原市民病院からの医師の派遣をいただいて対応してると,こういう状況でございます。 以上でございます。 ○議長(金藤照明君) 山本俊明議員。 ◆18番(山本俊明君) 大切な問題なんですよ,この問題は。中心市街地の活性化,今私の言うように市役所と一体化した,この中央で便利になる方法。岡山県下で4番目に子供を産む女性が少なくなってる,もう目に見えてる。学校の統廃合でいやあ笠岡市はもうどっかへ,何年度から福山と統廃合するということになりかねないような状況に。これはしっかりとしたものを,大丈夫なんですよと,非常に大切なことなん。その辺も全てが関連してくる。これは,単に国が言うから県が言うから,ほいでそれに合わせていくんですって,それも大切なことなんです。だけど,もっと一般市民に情報をどんどん出して,議会へももっと出して。それができるまで何も言えんのです,国や県のあれが出て,それから言いますそれから言いますじゃあ,もうその中に,もう先にありきになってしまう。もうそのとおりしかできない,それのありきになる。その前に市民や議会が知恵を出そうとしても出せない状況になってる。それをどのように市民やそして議会が,そういう大きな問題に知恵を出せる情報と土俵をつくるのも私は市長の役目だから,その辺はどう考えていらっしゃいますか。 ○議長(金藤照明君) 三島市長。            〔市長 三島紀元君 登壇〕 ◎市長(三島紀元君) 全体構想というのは非常に大きな問題でもありますし,今山本議員さんがおっしゃいましたように,いろんな層の意見を聞かなければいけない,そして知恵も出していただく。それが一番私は基本であると思う。ですから,でき得れば基本構想を掲げる段階で市民の皆様,議会の皆様から御意見をいただいて,それをまとめるような手法も一つの考え方ではないかなと。ですから,具体案ができたからじゃあこれでお願いしますというやり方は,今はもう古いんではないかなと,このような考えでございますので,いろんな知恵を出していただくには情報の提供というのが必要ではないかな,それが市民合意になるのではないかな,このような考え方で進めてまいりたいと,このように思っております。 以上でございます。 ○議長(金藤照明君) 山本俊明議員。 ◆18番(山本俊明君) 働く場所の問題,一番大切な。このごろは50%以上が大学に進む時代になっとる。我々の時代はほとんど50%以上が中学を出たら働いていた時代,とんでもない違いがある。そうすると,就職する,その思いが全然子供が違う。大学出た子供たちが,市長が考えてるような訪問先へ就職するというような気持ちを持ってる大学生はほとんどいない。目指してるのはもっと大きい会社,その会社は全部県外,大都市中心の企業になっとる。そこへみんな行ってしまようる。ほいで,大きな会社が来ても,そういう人が行きたいと思ったら東京本社で採用されなきゃ来れないという,地元採用ということにならないんだから。その辺もしっかりと分析して活性化,人口の減少,あるいはそういった福祉施設の充実,考えていただきたいということをお願いして,もう時間が,これはもう2人でやりょうたらあしたの朝までかかってもいけませんからもうやめますが。市長もよく理解して,言ってること間違いない,これは私もわかる。県や国の指針で,これはもう常道なんです。だけど,それとは別に考える力やみんなの思いの力が先に行くことも大切だから,よろしくお願いいたします。 ○議長(金藤照明君) 以上で1項目めの質問を終わります。 続きまして,2項目めの質問を求めます。 ◆18番(山本俊明君) 2項目めの笠岡市立小・中学校規模適正化についてお尋ねをいたします。 今日の日本が対処すべき極めて重要な問題の一つである少子化は,4月1日付の人口推計によると14歳以下の子供は33年間連続で減少している。人口に占める割合は12.8%,先進7カ国中最下位となっています。また,女性が生涯に産む子供の推定を示す出生率も2012年は1.4人で,人口規模の維持を必要とする2.07にはほど遠くなっています。 そんな社会状況の中で,笠岡市も例外でなく,人口減少に伴い児童数が減少しており,さらに今後の笠岡市の児童・生徒の推移を見込み,教育委員会は笠岡市立小・中学校規模適正化計画に基づいて,該当小・中学校保護者及び地域住民への説明会を5月23日の白石小学校,白石中学校からスタートし,陶山小学校,大島東小学校,真鍋小学校,真鍋中学校,北木小学校,北木中学校と済ませてきたわけですが,保護者や地域の住民の適正化に対する反応,そして理解,さらには思いについて教育長はどのように感じたかお尋ねします。 次に,教育委員会としてはいつまでに適正化規模を実現するという,児童・生徒の数から見た統廃合は何年ごろに行われますよという目途は示されておりますが,地元合意という問題に対しても同じような設定で行うのか,このことをお尋ねいたします。 ○議長(金藤照明君) 2項目めの質問に対し,執行部の答弁を求めます。 淺野教育長。 ◎教育長(淺野文生君) 2項目めにつきましてお答えをいたします。 現在,平成26年3月26日に公表いたしました笠岡市立小・中学校の学校規模適正化計画書に基づきまして,5月23日から該当小・中学校の保護者や地域住民の皆様への御説明を行っているところでございます。 教育委員会といたしましては,まずは計画書に示しております適正化の必要性やその年度等を中心に,教育という観点から御説明をさせていただくとともに,それに対する保護者や地域住民の皆様の御意見をお聞きすることを中心に進めております。 保護者や地域住民の皆様の反応,理解,思いについてでございますが,該当する小・中学校や地域の実態,実情によって若干の差はございますが,主な意見といたしましては,地域から学校がなくなることでこれまで以上に地域が衰退してしまう,地域の活性化や定住促進について具体策を提案してほしい。笠岡市として地域振興や離島振興をどう考えるのかをきちんと示してほしい。小規模校には小規模校ならでのよさがあり,異学年の子供たちが力を合わせたり保護者や地域が協力したりして頑張っているので統合の必要はない。子供たちが新しい学校へ統合された場合,その学校になじめるか,いじめられないかとても不安である。統合となった場合,通学の手段はどうするのか,具体案を示してほしい。通学にかかわる安全をきちんと確保してほしいといった御意見を頂戴しております。 教育という観点からの説明をさらに具体化していく必要性を感じましたし,地域の活性化という面については厳しい御意見をいただいたというふうに感じております。 次に,適正化に向けた時間設定でございますが,計画書にお示ししたとおりの年度,すなわち平成29年度から平成31年度を目途に,該当校の保護者や地域住民の皆様の御理解,御協力を得るべく努めてまいる所存でございます。 以上でございます。 ○議長(金藤照明君) ただいまの答弁に再質問ございますか。 山本俊明議員。 ◆18番(山本俊明君) わかりました。教育長がそのように感じた中で,設定した中でできるという確信が持てましたか,そのことをまずお尋ねします。 ○議長(金藤照明君) 淺野教育長。 ◎教育長(淺野文生君) 今現在は,教育委員会として子供たちの教育という観点から御説明をさせていただき,御意見をいただいている段階でございます。したがいまして,こっから後,私どもは,市長部局あるいは地元,さらにほかの保護者等の意見をしっかり聞き,みんなで子供たちの将来のことを,これからどうしていくかと,そういう段階に入っているというふうに考えております。 したがいまして,まだ1回目でございますので,後その校舎をどのように活用するとかといったあたりの構想は私自身は持っておりますけれど,まだそれについての公表ができない。それから通学方法,この辺のところも,よしわかった,じゃあ統合しようというような話になった場合にまた出てくると。もちろんそれは事前に考えていく中で,決定すればその方向で動いていくということになると思いますので,たちまちはまず1回目でございますので,そこまで深くは,これでこのままいくかどうかというあたりは今のところはまだわからないという状況が本当のとこでございます。 以上でございます。 ○議長(金藤照明君) 山本俊明議員。 ◆18番(山本俊明君) そうすると,当然全員がもろ手を挙げてということにはならないから見切り発車をするんでしょうか。そういう気持ちがあるんでしょうか。絶対合意を得るまで少々時間のずれは,その時間の幅はどれぐらいを思ってるのかお尋ねします。 ○議長(金藤照明君) 淺野教育長。 ◎教育長(淺野文生君) 学校によりましては若干の修正が必要なところもございます。私どもが提案した内容につきまして,若干の修正をしなければいけないなと感じたところもございますが,基本的にはお示しした29年度から31年度を目途にということで進めていきたいというふうに考えております。その方向で進めていきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(金藤照明君) 山本俊明議員。 ◆18番(山本俊明君) いろんな考えや要望はあろうが,それは必ずその示している31年度までには,それぞれ新山小学校は30年度以降検討とかいろいろ書いてるんですが,この予定どおりしっかりといきますよということで,それがだめだと言いながら進むわけにいきませんが,そのように思っていると。それから,随時そういう状況について議会への報告はどのようになります。例えば,1回目説明して,各地区,白石はこうだった陶山はこうだったというような,あるいはその状況の中で議会への報告はあるんでしょうか。 ○議長(金藤照明君) 淺野教育長。 ◎教育長(淺野文生君) 基本的には,まずは総務文教委員会で報告をしたいというふうに思っております。5月23日が白石中,24日が陶山小,25日が大島東小,6月3日が真鍋中,6月10日が北木中と来ておりまして,あすが今井小でございます。そこまでの流れをくみ上げて,幾らかの概要を御報告させていただきます。 それからあと,この6月19日に受け入れ校としての大島小学校,それから6月21日に神島外中学校,ここへ出向いて,今こういう思いを持たれとるということも伝えて,そういった事柄についても報告をしていきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(金藤照明君) 山本俊明議員。 ◆18番(山本俊明君) このたびの適正化規模に神島は入ってないから直接神島の人から聞いておりませんが,陶山とか,あるいは今井とか,私は多くの人が青天のへきれき,ええっ,私ほうかと,私はよそのあれではありますが陶山が,吉田がそんなことになってるからびっくりしとる。議員として恥ずかしいのかもしれませんが,そういう人が多いんじゃないですか。 ほいで,私どもも議会としては,笠岡市が学校規模の適正化をやるということで,総務文教で視察をいたしました。その中にはこういう地区もある。あと5人いたら統廃合から免れるんだなあと,その地域の人が一体になってその5人を確保してきた。例えば,福山にいる息子が,もうそんなんなら,わしの母校がなくなったらいけんから今井へ帰って子供を学校へ行かすわと,例えばの話ですよ。そういうことが起きてる。教育委員会が早くからそういうことを,例えばそういう地域に流してたら,結婚したら,あるいは小学校へ上がるときには陶山へ帰る,あるいは今井に帰るという人がいたんじゃないかと。そこらも意外と冷たいというか,もう火がついてから,おまえ方統廃合になっとるけえ数はこうじゃあこうじゃあって,余裕がない。こんなものは10年ぐらい前からわかってるはずですから,これまでずっと。こういうことになったらいけんから今井の人へはこうようにしてくださいよとあれば,そこへ来てここなら比較的みんなも検討してスムーズにいくかわからんけえど,青天のへきれきでええっという,そりゃあ困るなあということになる。よそではそうなってる。 この前,妹尾議員にお世話いただいて離島で隠岐の島へ行きましたが,高校がなくなる,島中が力を入れて高校の進学率を上げた。どこどこ大学へ何人,どこどこ大学へ何人,どこどこ大学へ何人ってなったら,ええって,そんなに進学率のいい高校かというて。都会からもどんどん来たりして。そいで塾もつくってる,進学率を上げるために。 隠岐の島で,それも視察して帰りましたがね,これは高校でありませんからそういうことにはならんでしょうが。そういう心のある行政をしていただかなきゃ,地元の人は,学校へ行かしてる人も困るし,これからと思ってた人も困る。うちの息子は,今度は小学校へ上がるけえ今井に帰らせてから今井の小学校へ行かしゃあええわというて話をしょうたら,えっ,なくなるのとこうなったら,何だったんだろうかと。今だけのあれじゃない,こういうものは長いスパンで情報提供し,そういう少子化を食いとめ,住民の減少を食いとめる,そういうことが私は必要だと思いますが,どうですか。 ○議長(金藤照明君) 淺野教育長。 ◎教育長(淺野文生君) 3月26日の時点で学校規模適正化計画書を作成し,ちょうどここの全員協議会で御報告をさせていただきました。それまでの流れは,昨年の11月25日の教育審議会の答申を受けまして,そして教育委員会の基本方針,それからパブリックコメントを募集をかけまして24件参りました。そして,それぞれお返しをしていると。そのパブリックコメントにつきましては,総務文教委員会でも御報告をしております。 全員へ,自分の学校は少なくともないだろうという意識があったというふうに思いますし,そこの広報はまだ不十分な面があったのではないかなというふうに思います。ただ,26日の適正計画書が出るまでは,なかなかこちらのほうも十分伝え切れませんので,そこから後,いわゆる寝耳に水だというような話もお聞きしました。 小学生の場合はゼロ歳から5歳までという,読みが非常に短期間でございますので,もう10年も前からというようなことはなかなか厳しいというのも現状でございます。 そういうことを含みながら,変則複式学級がいかに厳しいかと,そしてこれが今後このように推移していきますよというのが初めて計画書の段階で出せるわけでして,その前から,こういう状況ですからなかなか難しいですよといったあたりは,学校を通してきちっと保護者の方へ伝えていくべきことは伝えていっておく必要があったのかなということは思います。 以上でございます。 ○議長(金藤照明君) 山本俊明議員。 ◆18番(山本俊明君) 時間がないから終わりにはなりますが,最近の新聞報道によると5歳児から義務教育と,これは教育長,そのことも言ってもらわなきゃ。今は6歳からだからと思ってるけど5歳児からになったら,ええっと,笠岡小学校へ通わにゃいけんのは5歳からかと,こういうことになる。その辺の理解も今から言ってもらわなきゃならないと思いますが,どうです。 ○議長(金藤照明君) 淺野教育長。 ◎教育長(淺野文生君) 5歳児から義務教育というのは,私も実はつい最近新聞報道を通しまして驚いたところでございます。無償化するから義務教育なのかという,ここが一番懸念を私はしたところでございます。小1プロブレムをなくすためにそういうものを導入するんだと,これはちょっと唐突な感じがいたします。じゃあ,5歳児の教育を誰がするのか,幼稚園の先生がするのか,教員配置の問題もございます。だから,具体化を考えたときにその5歳児が,今は検討段階でございますので,それが実際に国がどのようなプランを作成するのか,これはもう注視せざるを得ない。今の段階で,それについて私のほうからどうのこうのというようなことはできないという状況でございます。 以上でございます。 ○議長(金藤照明君) 山本俊明議員。 ◆18番(山本俊明君) 私が持ってる情報が正確なもんかどうかわかりませんが,それが正確であれば,教育長,笠岡の教育委員会ばっかりも責められないなあという気がしますが。全国的に統廃合が岡山県は非常におくれてると,どうしたんだということで国からけつをたたかれたということも聞くんですが,それで急遽県が市町村の教育委員会にいくもんだから,このようにばっと降って湧いたようなことになったのかなあという気はしますが。それが本当なら大変だったなと思いますが,しかしそれがそうであっても,今言ったように,こういう問題は早くから情報が,情報が大切だ大切だ,情報は出します出しますと言いながらなかなか出さない,この体質は変えていただかなければ,考えるほうも時間がない,対応するほうも対応が十分にできないということになりますから,よろしく今後ともお願いして,時間がありませんから終わります。 ○議長(金藤照明君) 以上で18番山本俊明議員の質問を終結します。 以上で本日の議事日程は全て終了しました。 次の本会議は明日13日金曜日午前9時30分から開議します。 なお,議事日程は引き続き一般質問であります。 本日はこれにて散会します。            午後1時50分 散会...