笠岡市議会 > 1985-06-17 >
06月17日-01号

  • 部落(/)
ツイート シェア
  1. 笠岡市議会 1985-06-17
    06月17日-01号


    取得元: 笠岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-05
    昭和60年  第 4回 6月定例会          昭和60年第4回笠岡市議会定例会会議記録(第1号)               昭和60年6月17日(月曜日)議事日程   午前9時開会  日程第1 会議録署名議員の指名について  日程第2 会期の決定について  日程第3 諸般の報告について  日程第4 報告第7号・報告第8号  日程第5 報告第9号~報告第12号  日程第6 報告第13号・報告第14号                    (提案理由説明)  日程第7 議案第58号~議案第61号  日程第8 議案第62号~議案第65号  日程第9 議案第66号・議案第67号  日程第10 議案第68号             (提案理由説明・質疑・討論・議決)  日程第11 議案第69号  日程第12 諮問第1号  日程第13 一般質問        ・7番 三 好 孝 一君        ・13番 谷 本 丞 作君        ・5番 栗 尾 順 三君          ──────────────────────本日の付議事件  上記議事日程と同じ          ──────────────────────出席議員(29名)    1番 三 好 幸 治君          2番 小 山 明 正君    3番 守 屋   忠君          4番 奥 野 泰 久君    5番 栗 尾 順 三君          6番 長 安 昭 男君    7番 三 好 孝 一君          8番 馬 越 昭 二君    9番 島 本 実 男君          10番 小 寺 康 司君    11番 幡 司 勝 治君          12番 酒 井 宏 侑君    13番 谷 本 丞 作君          14番 枝 木 一 徳君    15番 安 藤 輝 通君          16番 角 田 新 市君    17番 斉 藤   勇君          18番 明 護 教 人君    19番 明 石 和 巳君          20番 赤 瀬   光君    21番 藤 井 謹 爾君          22番 菅 本 國 一君    23番 石 田 英 夫君          24番 岡 田 伸 志君    25番 吉 井 照 典君          26番 山 本 憲 二君    27番 大 山 友 久君          29番 原 田 梁 作君    30番 内 田 健 児君          ──────────────────────欠席議員(1名)    28番 金 尾 政 雄君          ──────────────────────説明のため出席した者の職氏名    市  長  渡 邊 嘉 久君    助  役  藤 井 昭 和君    収 入 役  田 辺   務君    教 育 長  藤 井 英 樹君    企画部長  内 海 義 郎君    総務部長  山 下   坦君    民生部長  笠 原 昭 治君    建設部長  西   桂 一君    産業部長  安 藤 好 夫君    市民病院事務部長                            藤 井   寛君    水道局長  阪 田   惇君    総務課長  今 中 一 勲君          ──────────────────────事務局職員    局  長  福 家 年 明君    次  長  高 田 行 則君    庶務調査係長谷 本 嘉 彦君    議事係長  山 部 明 道君    主 事 補  石 田 輝 宏君          ──────────────────────              午前9時2分 開会 ○議長(内田健児君) おはようございます。 うっとうしい毎日でございます。このところ梅雨の中休みといった感がいたしますが、田植えもほとんどの地域で終わっているようでありますが、皆様方には時節柄何かと御多用のところ、多数の御出席をいただきましてありがとうございます。 ただいまの御出席は26名であります。 これより、昭和60年第4回笠岡市議会定例会を開会いたします。 開会に先立ち御報告を申し上げます。 去る5月29日東京において、全国市議会議長会の定期総会が開かれ、私と副議長が出席いたしたのであります。この総会において永年勤続議員の表彰が行われ、当市議会から金尾政雄君が25年以上の永年勤続による特別表彰を受けられ、この表彰状と記念品を私が受領して帰り、御本人に伝達いたしております。この機会に御披露申し上げますとともに、このたびの受賞に心からお喜びを申し上げ、永年にわたる御精励に対し、衷心より敬意を表するものでございます。 なお、不肖私も正・副議長4年以上の特別表彰並びに産業経済委員長として感謝状をいただいております。これもひとえに皆様方の御支援と御協力によるもので、心から感謝しておる次第であります。 以上、簡単ではございますが御報告といたします。 これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付いたしてありますので御了承願います。          ────────────────────── △日程第1 会議録署名議員の指名について ○議長(内田健児君) これより日程に入ります。 会議録署名議員の指名を行います。 会議規則第108条の規定により、23番石田英夫君、24番岡田伸志君を指名いたします。          ────────────────────── △日程第2 会期の決定について ○議長(内田健児君) 日程第2、会期の決定についてを議題といたします。 今期定例会の日程につきましては、去る11日に議会運営委員会をお開き願い御協議いただきました結果、別紙お手元に配付いたしてありますような日程案を得たもので、これに基づき運営させていただきたいと思いますので、何分の御協力をお願い申し上げます。 お諮りいたします。 今期定例会の会期は、本日から28日までの12日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内田健児君) 異議なしと認めます。よって、会期は12日間と決定いたしました。          ────────────────────── △日程第3 諸般の報告について ○議長(内田健児君) 日程第3、諸般の報告を行います。 諸般の報告は監査報告であります。 監査委員の執行した定期監査及び60年2、3、4月分の例月出納検査の結果について報告があったもので、これはその写しをお手元に配付いたしておりますので、これにより御了承をいただきたいと存じます。 以上、諸般の報告を終わります。          ────────────────────── △日程第4 報告第7号 市長の専決処分した自動車事故に係る損害賠償額の決定について      報告第8号 市長の専決処分した自動車事故に係る損害賠償額の決定について ○議長(内田健児君) 日程第4、報告第7号市長の専決処分した自動車事故に係る損害賠償額の決定について、報告第8号市長の専決処分した自動車事故に係る損害賠償額の決定についての2件を一括議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 渡邊市長。              〔市長 渡邊嘉久君 登壇〕 ◎市長(渡邊嘉久君) 皆様おはようございます。 ことしは平年並みの梅雨入りとなりまして、先ほど議長おっしゃいましたように、農事の大変こう多忙な時期となりました本日でございますが、昭和60年第4回笠岡市議会の開会に当たりまして一言ごあいさつを申し上げます。 本議会は、本日から28日までの12日間にわたって開催の御決定をいただいたところでありますが、皆様方には御多用の中お繰り合わせ御出席を賜りましてまことにありがたく、心から厚くお礼を申し上げます。本市議会におきましては、一般議案4件、条例議案5件、補正予算議案2件、人事議案諮問も含め3件、そして報告8件の合わせて22件の御審議をお願いする予定でございます。これらの議案の内容等につきましては、後ほど御説明をさせていただきたいと存じますので何とぞよろしく御審議の上、御議決または御承認をお願いいたしまして、甚だ簡単でございますけれども開会に先立ちましてのごあいさつといたします。どうかひとつよろしくお願い申し上げます。 さて、ただいま一括上程いただきました報告第7号及び第8号でございますが、いずれも市長の専決処分した自動車事故にかかわる損害賠償額の決定についての報告でございます。この2件の事故について報告申し上げるわけでありますが、58年9月から約1年間ほど公用車による事故がなく、無事故がいつまでも続くことを願っておったわけでございますが、昨年9月から先月の2日までに5件の事故があり、うち1件は火災現場での消火活動中の事故ではありますものの余りの多発でありますことから、先週文書ではありますが職員に対して事故の再発防止についてはもとより、市職員は率先して交通ルールを遵守するよう強く求めたところでございます。 では、ただいまから説明に入りますが、本日お手元にお配りいたしております交通事故の概要とした参考資料によりまして御説明を申し上げます。 まず、報告第7号でありますが、この事故は、去る4月11日午前7時55分ごろ、環境整備課所管の車両によるごみ収集作業における事故でございまして、軒先の物件を壊し、その所有者に損害を与えたものでございます。なお、市側の車両には損傷はなかったものでございます。事故の発生原因でございますが、議案書の方に位置図を添付いたしておりますが、スサキ通りを作業車が北進中対向車と出会い、これを避けるため富士商工前の十字路まで後退したときに誤って後方頭上の富士商工の新調したばかりの同店ネーム入りの日よけテントにタッパー車の後部が接触し、損害を与えたものであります。この事故は、日よけテントの先端が側溝上に少し出ていたというものの、結果的には市側の不注意によることから、損害額17万5,000円に対する70%相当額の12万2,500円を賠償することにいたしたものであります。 次の報告第8号は、去る5月2日午後2時15分ごろ金光町の上竹地内で、青少年補導センター所管の車両による補導業務中対向車と接触し、双方の車両に損害を生じたものでございます。事故の発生原因でございますが、鴨方町での調査業務を終え補導センター金光分室に向かうため、広域農道から町道道木阿坂線に約30メートル入った所、添付図に位置を示しておりますが、この上り坂急カーブに差しかかったとき、カーブミラーで対向車を発見し停車いたしましたが間に合わず接触事故となったものでございます。市側の車両はセンターラインを割って走行していたものでございまして、全面的に市側の過失があることから、相手側の車両修繕の経費全額に当たる11万9,750円を賠償することにいたしたものであります。 以上が2件の事故についての概要でありますが、いずれも人身事故は伴わなかったことは幸せであったわけでございますが、市側の不注意によるものでありますことから、事故を起こした職員に対して厳重注意をするとともに、冒頭に申し上げましたように、全職員に対して安全運転の確保及び交通事故防止についての注意を促したところであります。交通安全の意識の向上事故防止について一層の努力を続けてまいりたい所存でございます。以上、両議案の概要につきまして御説明申し上げましたが、何とぞよろしく御審議の上御承認を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(内田健児君) 質疑以下は議事日程表のとおり19日に行うことになっておりますのであらかじめ御了承願います。          ────────────────────── △日程第5 報告第9号 昭和59年度笠岡市一般会計継続費繰越計算書      報告第10号 昭和59年度笠岡市一般会計繰越明許費繰越計算書      報告第11号 昭和59年度笠岡市一般会計事故繰越し繰越計算書      報告第12号 昭和59年度笠岡市下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書 ○議長(内田健児君) 次に、日程第5、報告第9号昭和59年度笠岡市一般会計継続費繰越計算書から報告第12号昭和59年度笠岡市下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書までの4件を一括議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 渡邊市長。              〔市長 渡邊嘉久君 登壇〕 ◎市長(渡邊嘉久君) ただいま上程いただきました報告第9号昭和59年度笠岡市一般会計継続費繰越計算書から、報告第12号昭和59年度笠岡市下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書までの4件につきまして御説明いたします。 それぞれの繰り越し手続にかかわります法的根拠につきましては、裏面に関係法令を添付いたしておりますので、それをごらんいただくことといたしまして、まず一般会計でございますが、継続費繰越計算書につきましては、昭和58年度から昭和60年度までの3カ年の継続費を設定して事業を進めております地下道建設事業におきまして、市単独事業として施行いたしております南側スロープ工事が移転交渉の遅延並びに天候不良により、昭和59年度分の事業が遅延いたしたことによりまして、その工事費三千二百九十余万円と事業実施に伴います補償費等の残額百五十余万円、及び58年度からの逓次繰越額八十余万円を翌年度へ繰り越しするものでございます。なお、繰り越しをいたしました工事につきましては5月末日に完成いたし、6月1日から歩行者のみの一部通行をいたしております。 次に、繰越明許費でございますが、去る3月定例市議会におきまして、その予定額の決定をいただきました笠岡西コミュニティハウス建設事業及び街路事業、この街路事業は市役所五番町線でございますが、その街路事業にかかわります繰越額が確定したことに基づくものでございます。これら事業につきましては早期完成に努めてまいるところでございます。 事故繰り越しにつきましては、昭和59年度で支出負担行為が終わっておりますものの年度内に竣工しなかったため、その支出ができないものについて事故繰り越し繰越計算書により議会に報告し、昭和60年度において支出しようとする手続でございます。この内容につきましては、繰越額八千九百九十余万円となっており、農林水産業費で5件4,830万円、及び土木費で2件四千百六十余万円とそれぞれ繰越計算書の説明欄の理由によります繰り越しでございます。なお、これら繰り越しをいたしました事業につきましては5月末日までにすべて完成をいたしております。 次に、下水道事業特別会計にかかわります繰越明許費でございますが、先ほど一般会計で御説明いたしましたが、公共下水道事業につきまして、去る3月の定例市議会において予定額の決定をいただきました繰越額が確定したことに基づくものでございます。繰り越しをいたしました幹線管渠布設工事及び雨水渠整備工事につきましては、早期完成に鋭意努力いたしておるものでございます。 以上、繰越計算書の概要につきまして御説明いたしましたが、何とぞよろしく御審議の上、御承認を賜りますようお願いを申し上げます。          ────────────────────── △日程第6 報告第13号 笠岡市土地開発公社の経営状況の報告について      報告第14号 財団法人笠岡総合福祉事業団吸江社の経営状況の報告について ○議長(内田健児君) 日程第6、報告第13号笠岡市土地開発公社の経営状況の報告について、報告第14号財団法人笠岡総合福祉事業団吸江社の経営状況の報告についての2件を一括議題といたします。 この際、職員をして議案を朗読いたさせます。              〔職員朗読(別紙添付)〕 ○議長(内田健児君) 市長から提案理由の説明を求めます。 藤井助役。              〔助役 藤井昭和君 登壇〕 ◎助役(藤井昭和君) ただいま一括上程いただきました報告第13号及び14号につきまして御報告申し上げます。いささか若干長くなりますかしばらくお聞き取り願いたいと思います。 まず、報告第13号笠岡市土地開発公社の経営状況について御報告申し上げます。 お手元にお配りいたしております59年度事業及び決算報告書をごらんいただきたいと思います。これは先月の5月31日に開かれました公社理事会において審議決定されたものでございます。それでは、内容について順を追って御説明を申し上げます。 まず、1ページでございます。1ページでございますが、昭和59年度笠岡市土地開発公社事業報告書でございますが、1の事業概要のうち(1)の工場用地等埋立造成事業でございますが、これは公社みずからが行っている茂平の臨海工業用地の造成事業でございます。御承知のとおり当該用地は、昭和57年3月に岡山県から譲り受けました茂平沖埋立地及び埋立権の約24ヘクタールのうち西半分につきましては、昭和57年、58年度で埋め立てが終わり、ダウ化工株式会社に4万7,441平方メートル、大和技研工業株式会社に1万1,413平方メートル、そして有限会社祝部ブロックに3万234平方メートル分譲いたしております。一方、東半分につきましては、58、59年度で粗造成を終わりまして岩瀬産業株式会社に1万6,507平方メートル、井笠鉄道株式会社に2万7,620平方メートル、センコー株式会社と丸十運輸倉庫株式会社にそれぞれ3,300平方メートルずつ分譲、それから奥田工業株式会社へ1万2,816平方メートル、岡山昭和運輸へ6,209平方メートル処分いたしております。したがいまして、残る4区画、面積にいたしまして4万3,938平方メートルを残すのみという状況でございます。 事業の内容でございますが、先ほど申し上げました粗造成と企業立地に伴います対応といたしまして、上水道管の布設工事及び舗装工事、並びに交通安全施設の整備工事等行ったものでございまして、これらに要した費用を合わせて4億8,740万5,000円となっております。 続きまして、(2)でございます。1ページの一番下でございますが、(2)の宅地等造成事業でございますが、これは笠岡市との委託契約に基づく美の浜、十一番町の造成事業でございます。両地区とも工事はほとんど完了いたしましたので、それに伴う上水道管の布設及び道路舗装工事等で、総工費は516万円でございます。 続きまして、2ページの中ほど(3)でございますが、これは島地部埋め立て対策事業でございますが、ごらんの3工区の施工によって一般海域金風呂漁港の背後地が完成いたしました。このことによりまして北木島の埋め立て問題も一部を残しほとんどが解決いたしましたが、残る問題につきましても本年度中、60年度中には解決の見通しであり、これに向けて鋭意努力を重ねる所存でございます。 続きまして、同じ2ページー番下の(3)の公共用地等取得造成事業でございます。御承知のとおり59年10月15日付で旧笠岡郵便局舎を買収いたしまして、その一部へ笠岡西コミュニティハウスを建設いたしますが、その建設予定地の整地工事並びに都市計画街路事業の促進を図るため、シンガー製糸跡地の整備を市から委託された事業をあわせまして1,215万円でございます。以上で事業概要を終わりまして、次に3ページから5ページにかけまして、理事会及び理事協議会の付議事項及び庶務概要を掲載いたしておりますのでごらんいただきたいと思います。 続きまして、6ページから7ページにかけましては、主な工事等請負契約の概要といたしまして、100万円以上の工事等の発注状況を参考として掲げております。ごらんいただきたいと思います。 それから、8ページから11ページにかけましては、借入金の概要を掲げておりますが、これらは14、15ページにあります財産目録のうち固定負債、それから長期借入金の明細でございまして、11ページの末尾にありますように、59年度期末の借り入れ残高は75億6,855万3,900円でございます。 それから、12ページは受託事業の概要でございまして、これは技術職を有しておらない部局または一部事務組合からの業務委託を受けまして測量設計、工事監督に当たった明細を掲げております。 以上が事業報告の概要でございます。 続きまして、決算報告について御説明申し上げます。13ページをお開きいただきたいと思います。 (1)は収入、支出の総括表でございまして、収入は予算総額46億2,028万円に対しまして決算額は43億724万1,501円で、予算に対しての割合は93.2%となっております。 続きまして、14ページから15ページは財産目録でございます。資産合計そして負債及び資本の合計がいずれも80億5,756万8,320円でございます。 それから、16ページは貸借対照表でございまして、資産の部、負債及び資本の部の合計がいずれも80億5,756万8,320円となっております。 次に、17ページでございますが、損益計算書でございます。御承知のとおり59年度から土地開発公社では、経理基準要綱に基づく様式に改めておりますので、これまでと若干様式が変わっております。内容は、事業収益、事業原価いずれも15億1,830万2,359円でありまして、事業外収益から事業損失を差し引いた額、つまり827万6,047円か当期利益ということになります。このことは18ページに準備金計算書として掲げてございますが、前年度残高が4,450万円。それから、当年度繰入金が241万8,251円。さらに、59年度当期利益剰余金が827万6,047円を加えました額5,519万4,298円が準備金の合計となります。 それから、19ページ以降30ページまでが収益費用の明細でございますが、説明は省略させていただきます。ごらんいただきたいと思います。 そして、31ページと32ページでございますが、これには監事によりますところの監査結果の報告並びに意見がございますのでごらんいただきたいと思います。指摘事項につきましては十分検討の上善処いたしたいと、このように思っております。 以上が報告第13号の土地開発公社の報告の説明でございます。 次に、報告第14号財団法人笠岡総合福祉事業団吸江社の経営状況の報告について御説明申し上げます。 これは、去る5月27日、財団法人笠岡総合福祉事業団吸江社の理事会におきまして審議決定されたものでございます。 まず、事業報告でございますが、1ページでございます。昭和59年度事業といたしましては、勤労者福祉増進事業と市の施設の受託事業とが主なものでございます。この1ページでございますが、自主事業としての勤労者福祉増進事業は、公の施設を活用して勤労者の福祉の向上とコミュニティ活動の普及振興を図ることを目的として、事業の概要といたしまして山が広報周知に関する事業、(2)として、自己啓発に関する事業、(3)として、余暇及び健康管理に関する事業でございます。 まず、広報周知に関する事業といたしましては、定期的な広報紙は諸般の事情によりまして発行し得なかったわけでございますが、諸事業の周知を広報紙、新聞及びパンフレット等を利用して実施いたしております。 次に、2ページに入りまして、自己啓発に関する事業でございますが、職員による求人、求職などの職業相談室を設置し、48名の就職のお世話をすることができたわけでございます。また、教養講座を実施いたしましてスポーツ教室、囲碁教室等開設いたしております。さらに、余暇及び健康管理に関する事業といたしましてトレーニング教室市民体育大会、囲碁大会を開催し、参加者の健康管理等図ってまいったところでございます。さらに、今後の運営につきましては、勤労者の福祉増進のために十分な成果が上がるよう図っていくことにいたしております。 次に、3ページから7ページにかけましては受託事業でありまして、労働福祉会館などの利用状況、さらにその他自主事業等を掲げておりますので説明は省略させていただきます。 8ページから9ページにかけましては、理事会の付議事項及び庶務概要を掲げておりますのでごらんいただきたいと思います。なお、60年度は青年の家、老人憩いの家は御承知のとおり3月31日で休館となっております。 続きまして、決算報告について簡単に御説明申し上げますが、1ページから2ページにかけての収入につきましては、予算総額が6,923万1,000円に対しまして、101%の6,961万1,602円となっております。決算額の内訳といたしましては、基金3,000万円の貸付信託利息218万1,000円、特定求職者雇用開発助成金といたしまして88万1,705円。さらに、受託金収入として6,431万7,000円。前年度繰越金が196万5,279円と、利息と諸収入が26万6,618円でございまして、おおむね予定どおりの収入となっております。 それから、3ページから13ページにかけての支出につきましてその概要のみを申し上げてみますと、予算総額が6,923万1,000円に対しまして551万3,786円の執行残を生じております。内訳といたしましては、勤労青少年ホーム事業費及び中・高年齢労働者福祉センター事業費が主なものでございまして、昭和60年度でこのうち退職積立金として300万円を積み立てる予定でございまして、なお残る額につきましても60年度において自主事業の積極的な取り組みを図り、利用者の増加を目指しながら勤労者の福祉向上対策を実施することに充てたいとしております。 次に、14ページの貸借対照表でございますが、資産の部、負債及び資本の部とも3,997万4,638円となっており、剰余金か589万4,388円につきましては60年度へ繰り越すことにいたしております。 続きまして、15ページの財産目録でございますが、資産の部の合計3,997万4,638円、負債の部合計208万250円の差し引き純財産が3,789万4,388円となっております。なお、この収支決算書は、去る5月18日天野、田邊両監事により事業報告及び決算報告書に基づきまして監査を受け承認いただいておりますことを申し添える次第でございます。 以上、報告2件について御説明を申し上げました。わかりにくかったと思いますが、何とぞよろしく御了承賜りますようお願い申し上げまして、ちょっと長くなりましたが御報告を終わらせていただきます。よろしくお願いします。          ──────────────────────
    △日程第7 議案第58号 工事請負契約の変更について      議案第59号 市道路線の廃止及び認定について      議案第60号 土地改良事業の施行について      議案第61号 字の区域・名称の変更について ○議長(内田健児君) 続いて、日程第7、議案第58号工事請負契約の変更についてから、議案第61号字の区域・名称の変更についてまでの4議案を一括議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 藤井助役。              〔助役 藤井昭和君 登壇〕 ◎助役(藤井昭和君) ただいま一括上程をいただきました議案のうちから、逐次4議案につきまして御説明を申し上げます。 まず、議案第58号工事請負契約の変更についてでございますが、この工事は昨年7月の臨時市議会におきまして請負契約の締結の承認をいただきまして、株式会社奥村組が施行いたしているものでございます。この工区は御承知のように、古城山が急勾配で海に迫っている海岸道路を迂回するところから大変複雑な地層を形成いたしておりまして、岩盤が予想されましたため市では初めての圧気併用開放型半機械式シールド工法を採用いたしております。12月末シールドの掘削に入りまして3月中ごろまで計画よりおくれながらも総延長約805メートルのうち3分の1を掘進いたしました。その後、予想以上の固い岩盤となりましたので、5月10日まで約3ケ月90日でございますが、3ケ月で約56メートルという状況でございまして、掘削機の刃先の摩耗が激しく岩を砕く破砕材を併用するなど施行業者は1日24時間にわたり懸命の努力と対策を行ってまいりましたが、激しいときは1日当たり3ないし40センチメートルという進みぐあいの状況となったものでございます。このため地元の皆さんに大変御無理をお願いいたしまして、低爆速の火薬を使用させていただくことにいたしまして、5月28日試験発破を行いましてから、火薬の併用により掘削に入っております。しかし、掘削位置により上の岩盤層が薄くときとしては砂層もあらわれる状況となり、作業員の危険な状態もあり、今後約300メートル続くと予想される硬岩あるいは軟岩の掘削をいかにして安全に、また早く掘進するかについて県の指導を得ながら奥村組と検討いたしているものでございます。したがいまして、今後の予想はまだ十分つかめておりませんが、危険防止と安全な工事の進捗を図るため8月25日の工期を翌年の3月25日まで7カ月延期いたしたいとするものでございます。現在、火薬を使用した場合でも1日当たり約70センチメートル程度の掘進状況でございますが、今後も岩層のかたさや掘削上の制約など悪条件を考えた場合、どの程度まで日進量がふやせるかが工期の長短につながっているのでございまして、工事費の増加にもかかわるものでございます。このような地質の変動の激しい場所での予測が困難でありますが、今後の対応も国、県と十分な協議をもって対処していきたいと考えておりますので、何分の御理解をいただきたいと思います。 以上が議案第58号の提案理由の説明でございます。 続きまして、議案第59号市道路線の廃止及び認定について御説明申し上げます。 提案理由にもございますように、笠岡駅東地下道がほぼ完成に近づき、既存の通称陸橋、陸橋を含みます市道石橋八軒屋線の市道路線の廃止をいたしまして、新たに新設をいたしました地下道部分を含めまして市道石橋八軒屋線として認定をお願いするものでございます。廃止路線の場所は、別添図面にだいだい色の線で示しております笠岡市字八軒屋町2388番地地先の陸橋の南側から、陸橋を通りまして山陽本線に沿い東へ字八軒屋町2261番地の1地先で八軒屋一時踏切まででございます。この部分を廃止いたしまして新たに認定をいたします路線は、その2とした別添図面に緑色の線で示しておりますが、これは差しかえてもらった図面でございますが、示しておりますが、今度は廃止路線とは逆に八軒屋一時踏切の所の字八軒屋町2261番地の1地先を起点にいたしまして、山陽本線に沿って西へ駅の方へ向かいまして地下道に入り、南出口に出て字未新田2445番地の20地先を終点とする間でございます。認定路線の延長は394メートルでございます。幅員は2メートルから4.9メートルの道路でございます。この地下道は御承知のように特定交通安全施設整備事業として、昭和57年度から取りかかったので、総事業費は5億九千八百十余万円でございまして、59年度末の進捗率は76.3%でございまして、完成いたしますのは61年3月の予定でございます。しかしながら、現在の陸橋を撤去いたしませんと地下道の次の工事ができないという部分がございまして、この際、廃止と認定を同時に御審議をお願いしようとするものでございます。よろしくお願い申し上げます。 続きまして、議案第60号土地改良事業の施行について御説明を申し上げます。 提案理由に掲げておりますように、老朽ため池の整備を団体営事業として行うに当たり、市が事業主体となるため、土地改良法第96条の2第2項の規定に基づき議会の議決をお願いしておるものでございます。西の森池は笠岡市東大戸の西端大山部落の西に位置するため池でございまして、集水面積が18.0ヘクタール、受益面積が8.0ヘクタールでございますが、堤体の老朽化が甚だしく漏水しており非常に危険な状態でありまして、これが決壊という事態によりますと、その被害区域は4ヘクタールにも及び大災害になる恐れが予想されるところからこれを改修し、用水の確保と下流地域の民生の安定を図ろうとするものでございます。改修計画等につきましては別添資料のとおりでございまして、これを団体営事業として国、県の補助を得ながら3カ年程度の継続事業として完成しようとするものでございます。 続きまして、議案第61号でございます。字の区域・名称の変更について御説明を申し上げます。 今回、字の区域なりその名称を変更しようとしております場所は、添付図その1にありますように茂平地内でございまして、広島県境に近い所でございます。これは昭和59年3月30日に岡山県知事から設立認可を得た笠岡市茂平梨本土地区画整理組合が施行いたしています土地区画整理事業の工事がこのほど完成の域に達したものでございます。これを受けまして字名の変更をしようとするものでございます。区域の内容について申し上げてみますと、区画整理事業の区域としては茂平地区内の坂里、梨本、西吉原の3つの小字名にまたがる6万5,482平米となっておりますが、そのうち西吉原にかかわる173平方メートルの部分は水路のみとなっておりますことから、この部分を除くことといたしまして添付その2で赤線で囲った6万5,309平方メートルの区域につきまして、笠岡市西茂平とした大字名に変更しようとするものでございます。なお、この提案に当たっては、当該区画整理組合茂平の地元自治会さらには法務局など関係者と協議を重ねてまいりました。その中で特に検討したことといたしましては、今回変更しようとする区域の面積の規模で大字とするのはどうかとした点であります。この区域には準工業用地を予定した区画を含む126区画でございまして、その数がいささか少ないのではないかとした感がありましたが、昭和54年3月の市議会で住居表示に関する請願が採択された趣旨を踏まえまして、住居表示に準じた付番ができます大字とすることを適当としたものでございます。以上が第61号の議案の説明でございます。 以上で議案第58号から第61号までの4議案につきまして簡単に御説明を申し上げましたが、何とぞよろしく御審議を賜りまして、適切な御決定を賜りますようお願いを申し上げます。          ────────────────────── △日程第8 議案第62号 笠岡市立中学校及び小学校に関する条例の一部を改正する条例について      議案第63号 笠岡市乳児医療費給付条例の一部を改正する条例について      議案第64号 笠岡市相生墓園条例の一部を改正する条例について      議案第65号 笠岡市における農業委員会の選挙による委員の定数及び選挙区等に関する条例の一部を改正する条例について ○議長(内田健児君) 日程第8、議案第62号笠岡市立中学校及び小学校に関する条例の一部を改正する条例についてから、議案第65号笠岡市における農業委員会の選挙による委員の定数及び選挙区等に関する条例の一部を改正する条例についてまでの4議案を一括議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 藤井助役。              〔助役 藤井昭和君 登壇〕 ◎助役(藤井昭和君) 説明ばかり続きましてまことに恐縮ですが、第62号から第65号までにつきまして一括上程いただきましたので、順を追いまして御説明を申し上げます。 まず、議案第62号の笠岡市立中学校及び小学校に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。これは金浦中学校の校舎新築でございますが、昭和59、60年度の2カ年の継続事業として鉄筋3階建て2棟4,175.88平方メートルを建築しておりますが、7月15日の竣工予定となり、2学期から新校舎で授業が行えるように計画いたしております。こうした状況にありますことから、条例についても8月1日から学校の設置位置について「笠岡市吉浜1399番地」からそれを「笠岡市吉浜1830番地の2」に改正しようとするものでございます。 続きまして、議案第63号笠岡市乳児医療費給付条例の一部を改正する条例について、その概要を御説明申し上げます。 今回の改正につきましては、提案理由にもございますように、岡山県乳児医療費補助金交付要綱の一部が改正されたことに伴い、所要の改正をしようとするものでございます。参考といたしまして改正の要点を添付いたしておりますので、これによりまして御説明させていただきます。 改正の1番でございますが、第2条第3項の改正でございますが、これは医療保険の各法がそこに掲げておりますように統合されたことに伴う条文の整備を行うものでございます。 次に、2番目としては、医療保険制度の高額療養費支給制度が昨年10月1日から改正され、世帯合算により支給されることとなりましたが、しかしこの制度におきましては、社会保険該当者の受給状況の把握が困難なために本制度の対象者のみの世帯合算をしようとする特例を設けるものでございます。といいますのは、社会保険の被扶養者が全員本制度の対象者に該当するとは限りませんので、該当しない人の医療費の把握が困難なため、このような方法をとろうとするものでございます。ついてこのことの規定を第5条として新たに設けるものでございます。以上、2点がこの条例改正の内容となっております。 以上で議案第63号を終わります。 続きまして、議案第64号笠岡市相生墓園条例の一部を改正する条例につきまして、概要を御説明申し上げます。 今回の改正につきましては提案理由にもございますように、相生墓園の永代使用の促進を図るために所要の改正をしようとするものでございます。改正の内容でございますが、参考といたしまして改正の要点を添付いたしておりますので、これにより御説明させていただきます。 まず、1番でございます。現行条例では笠岡市笠岡と字名のみで場所を規定しておりますが、相生墓園の位置についてこのたび地番をつけ加えることにいたしたものでございます。 次に、2番といたしまして、現行条例では一般墓域、特別墓域ともに1世帯1区画の使用としておりますがこの制限規定を削除し、永代使用の促進を図りたいとしたものでございます。 次に、3番としましては、代理人の選定範囲についてでございます。現行条例では、市外に住所を有する使用者については、市内居住者を代理人に選定することを義務づけておりますが、近隣市町に住所を有する者についてはその義務を緩和しようとするものでございます。 次に、4番目としては、永代使用料について現行の使用料は改正の要点に記載しておりますように、市内、市外が格差がございます。この使用料の格差をなくして市内の額に市外の人も統一しようと、一緒にしようとするものでございます。 次に、5番と6番については、永代使用料を納付することにつきまして分割納付ができるようにしようとするものでございます。なお、分割納付については使用料の5%の額を増加使用料として使用料と合わせて納付していただくという方法をとろうとするものでございます。 以上が議案第64号の説明でございます。 続きまして、議案第65号笠岡市における農業委員会の選挙による委員の定数及び選挙区等に関する条例の一部を改正する条例について、御説明申し上げます。 改正の内容から先に説明させていただきますが、まず第1に選挙による委員の定数を16人でございますが、それを14人に減ずる、2人減ずるということ。 2点としては、現行の2選挙区となっております神島外浦以南島地部の区域を1選挙区に統合し、同選挙区の定数を2人とすることにいたしております。したがって、この改正を行うことによりまして、島地部からの選挙委員が2人減員となるものでございます。なお、この改正条例は次の一般選挙、すなわち来年の3月に予定されますところの選挙から適用いたすことにしております。 次に、この条例案を提出するに至った情勢なり経過について申し上げてみます。提案理由にも書いておりますように、行財政改革の一環として取り上げたものでございます。市議会におかれましても行財政問題特別委員会で調査検討され、さらには全員協議会をやられる中で、農業委員の定数減員についての要望書を議長さんからいただいておるところでございます。この要望書の中には、学識経験を有する委員についても現在の3人を2人にするよう提案いただいていることでございまして、この機会に申し上げておきたいと思います。なお、今回統廃合の対象となりました2つの選挙区については、近年農業者の減少から現行の選挙区では、農業委員会等に関する法律施行令第5条に定める選挙区についての要件、区域内の農地面積500ヘクタール以上、または農業者数600人以上、こういう要件があるようでございますが、これを欠くに至ったという状況もあったわけでございます。 以上、4つの議案について御説明を申し上げましたが、何とぞよろしく御審議の上、適切なる御決定を賜りますようお願いを申し上げます。失礼しました。 ○議長(内田健児君) 約10分間休憩いたします。              午前9時57分 休憩              午前10時14分 再開 ○議長(内田健児君) 休憩を解いて会議を再開いたします。          ────────────────────── △日程第9 議案第66号 昭和60年度笠岡市一般会計補正予算(第1号)      議案第67号 昭和60年度笠岡市下水道事業特別会計補正予算(第1号) ○議長(内田健児君) 日程第9、議案第66号昭和60年度笠岡市一般会計補正予算(第1号)、議案第67号昭和60年度笠岡市下水道事業特別会計補正予算(第1号)の2議案を一括議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 渡邊市長。              〔市長 渡邊嘉久君 登壇〕 ◎市長(渡邊嘉久君) ただいま上程いただきました議案第66号笠岡市一般会計補正予算(第1号)及び議案第67号笠岡市下水道事業特別会計補正予算(第1号)につきまして、その概要を御説明申し上げます。 現下の地方財政をめぐる諸情勢は、本年度におきます国庫補助負担率の引き下げ、また今年7月に決定されます国の昭和61年度予算概算要求基準におきまして地方交付税の特例減額措置がなされようとしております。このような極めて厳しい財政環境の中での補正予算でございまして、国、県の補助事業にかかわる事業費の決定に伴いますもの、及び緊急かつ時期的に予算化の必要に迫られております諸事業に限って編成したものでございます。 まず、一般会計補正予算は、2億1,672万円の追加で総額137億7,672万円となっており、前年同期に比べ0.2%の増となっております。以下、主な事項につきまして御説明申し上げます。 総務費でございますが、広域圏をエリアに県営西部総合運動公園の誘致実現を図るための予備調査費50万円、神島外地区コミュニティハウス「外浦会館」の増改築費といたしまして500万円をそれぞれ計上しております。 民生費でございますが、田頭保育所を本年3月末日で廃止いたしましたが、その跡地を「地区集会所」として使用するため、その整備費相当額を笠岡市社会福祉事業会へ補助することとしまして120万円、城見保育所の移転建設を行うための用地取得費の追加523万円をそれぞれ計上しております。 衛生費でございますが、本年3月開催の全員協議会におきまして御報告申し上げ御協議いただきました斎場建設に伴います地元協力金200万円の計上でございます。 農林水産業費でございますが、農業用施設改良費につきましては、北川地区の土地基盤整備事業に伴います予備調査費500万円。団体営老朽ため池等整備事業につきましては、新規2カ所を含め、本年度4カ所の補助金が決定したことによります1,016万円の追加計上でございます。 漁港建設費につきましては、金風呂漁港改修事業の補助金の決定に伴います977万円の追加計上でございます。 商工費でございますが、企業誘致促進費につきましては「人間と豊かな自然と先端技術で築く吉備高原地域テクノポリス構想」の一環として、県下の中小企業が技術革新に的確に対応し、産業を高度技術に立脚した技術集約構造へ転換するため、「岡山県新技術振興財団」が昭和58年12月に設立されておりますが、今回県下の各市町村が財団に対し3年間分割出捐目にすることにしたものでございます。本市の総出捐額は90万1,000円でございまして、本年度分として30万1,000円の計上でございます。 観光費につきましては、神島地区の遊歩道整備費といたしまして300万円を計上しております。 土木費でございますが、まず道路維持費につきましては、本年4月中旬の降雨によりまして市道瀬戸寺間線の路肩が崩壊したことによります復旧工事費としまして1,060万円。橋梁新設改良費につきましては、大河地区吉田川にかかる河中橋が木橋で老朽化が激しく危険であるため永久橋に改良することにしまして1,700万円をそれぞれ計上しております。 次に、土地区画整理費でございますが、このたび本年度の補助事業費5億1,000万円が決定しましたことに伴います6,268万円の追加計上でございます。これと単独事業を合わせまして、本年度建物移転、街路築造、墓地移転等重点的に進め、笠岡駅から市役所に通ずるメーン道路等都市基盤の整備を図るとともに事業の早期完成へ取り組む所存でございます。街路事業費につきましては、国庫補助事業として五番町入江線、市役所五番町線をそれぞれ年次継続的に進めているものでございますが、本年度五番町入江線におきましては、車歩道の築造及び舗装等を、また市役所五番町線におきましては、用地取得及び水道管の移設を行い街路築造工事に着手いたしまして、本年末には部分開通を目途に事業を進め都市機能の整備を図るものでございます。これらの経費といたしまして1,274万円を追加計上しております。 教育費でございますが、まず小学校費につきましては神内小学校の校地拡張に伴いましてその周辺に植樹を行い、環境整備を図ることとしまして300万円を計上しております。 中学校費につきましては、金浦中学校の校舎完成を間近に控え、用地取得並びに整地工事を行うことといたしまして3,314万円の追加計上でございます。 補償補てん及び賠償金につきましては、北木中学校の校舎建設に伴い電波障害が生じましたので、その補償措置といたしましてテレビ共同受信装置を設置することとしまして200万円を計上しております。 青少年育成費につきましては、現在補導センターで行っております相談業務を休館中の老人憩の家の一部を利用し、従来の相談業務のほか登校拒否等問堰を持っている少年を通所させ指導に当たることとし、この諸経費といたしまして94万円の計上でございます。 カブトガニ保護費につきましては、現在分散しております展示室を休館中の青年の家の一部を利用して、一体的な展示室を設置することといたしまして50万円を計上しております。遺跡調査費でございますが、山陽高速自動車道の建設ルート内に7遺跡が確認され、59年度におきまして県教育委員会によりその確認調査が行われたものでございます。その結果、3遺跡今立の本谷遺跡、園井の諏訪神社裏遺跡、小平井の鍜治屋遺跡につきまして本格的な調査を行うこととなりました。しかし、この発掘調査につきましては、山陽高速自動車道が63年春の開通というタイムリミットがございまして、60年度中に調査を終了しなければならないものでございます。県教育委員会といたしましても専門職員等の不足もあり、3カ所を現態勢で対応できないところから、笠岡市に対しまして本谷遺跡の調査依頼があったものでございます。本谷遺跡の概要でございますが、時代は古墳時代から中世の集落跡が予想されておりまして、出土品といたしましては中世の柱穴、土師器、亀山焼と思われます。発掘調査面積につきましては1万1,000平米となっておりますが、今回一次調査といたしまして3,000平米を予定しております。この発掘調査費としまして2,830万円を計上しておりますが、経費はすべて建設省の負担で対応できるものでございます。なお、記録保存報告書の作成につきましては、61年度で対応いたす考えでございます。 次に、寄附金にかかわる予算でございますが、中学校備品購入費100万円につきましては、北木中学校校舎新築を記念しピアノ購入資金として北木島の牧野純男氏から御寄附いたたいたものでございます。また、カブトガニ保護費の文化財保護基金積立金200万円につきましては、故西井弘之先生の御子息西井保行氏からの御寄附によりまして基金積み立てを行い、カブトガニ保護対策のために今後活用したいと考えております。ここに厚くお礼申し上げる次第でございます。 以上、歳出の概要につきまして申し上げましたが、次にこれを賄います歳入につきまして簡単に御説明申し上げます。 歳出の各経費の充当すべき特定財源を充てました結果、いわゆる一般財源につきましてその所要額5,702万円となり、これは前年度繰越金を同額充当いたしております。 次に、議案第67号笠岡市下水道事業特別会計補正予算でございますが、このたびの補正予算は補助事業の決定に伴います汚水管渠整備工事費3,050万円を、また補助事業の増額に伴う単独の雨水渠整備工事費等5,250万円、合わせまして8,300万円を計上し、来年3月番町地域を中心に供用開始に向け、公共下水道事業の促進を図るものでございます。 以上、補正予算につきましてその概要を簡単に御説明いたしましたが、よろしく御審議の上、適切な御決定を賜りますようお願いを申し上げます。          ────────────────────── △日程第10 議案第68号 笠岡市監査委員の選任について ○議長(内田健児君) 日程第10、議案第68号笠岡市監査委員の選任についてを議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 渡邊市長。              〔市長 渡邊嘉久君 登壇〕 ◎市長(渡邊嘉久君) ただいま上程いただきました議案第68号笠岡市監査委員の選任について、簡単に御説明申し上げます。提案理由で述べておりますとおり、知識経験を有する者のうちから選任されている土屋委員の任期が今月21日で満了となりますために、後任者の選任に当たりまして地方自治法の定めるところにより御同意を得ようとしているものでございます。土屋委員さんは、過去4年間にわたりまことに複雑多岐な行財政の全般にわたる運営につきまして終始適切な監査をちょうだいいたしたわけでございまして、この際厚くお礼を申し上げる次第でございます。土屋委員さんの後任といたしましては皆様方御存じのとおり、本年3月31日産業部長を最後に市役所を退職されました秀弘行さんにお願いしようとするものでございます。秀さんの略歴等につきましては、参考といたしまして添付いたしており、また市職員としての業績につきましては皆さんよく御存じのところでございますので、私からの御説明は割愛させていただきたいと思うものでございます。 以上、大変簡単な説明でございましたが、何とぞよろしく御審議の上、適切な御決定を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(内田健児君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内田健児君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第68号は、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内田健児君) 御異議なしと認めます。よって、議案第68号は委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 御意見はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内田健児君) 討論を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第68号は、これに同意することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内田健児君) 御異議なしと認めます。よって、議案第68号はこれに同意することに決しました。 暫時休憩します。              午前10時29分 休憩              午前10時31分 再開 ○議長(内田健児君) 休憩を解いて会議を再開いたします。          ────────────────────── △日程第11 議案第69号 笠岡市公平委員会委員の選任について ○議長(内田健児君) 日程第11、議案第69号笠岡市公平委員会委員の選任についてを議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 渡邊市長。              〔市長 渡邊嘉久君 登壇〕 ◎市長(渡邊嘉久君) ただいま上程いただきました議案第69号笠岡市公平委員会委員の選任について御説明を申し上げます。 公平委員会の委員は、参考に掲げておりますとおり3名でございまして、このうち坂本勝太郎委員さんの任期が今月の30日で満了となりますため、留任していただくにあたりまして地方公務員法の定めるところにより御同意をいただこうとするものでございます。 今さら申し上げるまでもないわけでございますが、公平委員の任務は職員の給与、勤務時間、その他の勤務条件に関する措置の要求を審査し判定すること、また職員に対する不利益な処分についての不服申し立てに対する裁決をすること等、人事権が公平、適正に行使されるよう助言、審査を行うものでございます。 坂本委員さんは、昭和52年7月から2期、御就任いただいておるわけでございますが、人格は高潔でありますことはもちろん、識見も豊かで適任ではなかろうかと存ずるわけでございまして、引き続きお願いしようとしているものでございます。 以上、簡単でございますが、よろしく御審議の上、御同意を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(内田健児君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内田健児君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第69号は、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内田健児君) 御異議なしと認めます。よって、議案第69号は委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 御意見はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内田健児君) 討論を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第69号は、これに同意することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内田健児君) 御異議なしと認めます。よって、議案第69号はこれに同意することに決しました。          ────────────────────── △日程第12 諮問第1号 人権擁護委員候補者推薦について ○議長(内田健児君) 日程第12、諮問第1号人権擁護委員候補者推薦についてを議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 渡邊市長。              〔市長 渡邊嘉久君 登壇〕 ◎市長(渡邊嘉久君) ただいま上程いただきました諮問第1号人権擁護委員候補者の推薦について御説明申し上げます。 人権擁護委員の職務につきましては既に御承知と思いますが、憲法に保障されている基本的人権を擁護するという極めて重要な使命を持っていることから、広く社会の実情に通じ、すぐれた人格、識見が要求されているところでございます。その推薦につきましては、人権擁護委員法第6条第3項の規定によりまして、市議会の御意見をいただくこととなっているものでございます。 現在、本市の人権擁護委員は、参考に掲げておりますとおり8名でございまして、このうち天野、小薮、2人の委員さんが本年9月14日をもって任期満了となるものでございます。満了期日までにはかなりの日数がございますが、法務大臣から委員の委嘱に至る事前の諸手続等に期間を要しますことから、早目に後任候補者の推薦につきまして諮問申し上げるものでございます。 本案に掲げておりますとおり、天野委員さんは引き続きお願いしようとしているものでございますが、小藪委員さんには2期6年間、御活躍、お世話をいただいたのでございますが、辞意もかたく、御勇退いただくことにいたした次第でございます。小藪委員さんには、この場をおかりいたしまして厚く感謝申し上げる次第でございます。 その後任といたしまして、本年3月31日笠岡東中学校の校長を最後に退職されました、西大島在住の清水良雄さんをお願いしようとするものでございます。 御推薦申し上げました両委員さんの経歴等につきましては、参考といたしまして略歴を添付してございますので、私からの説明は割愛をさせていただきたく考えるものでございます。 以上、大変簡単な説明でございましたが、何とぞよろしく御審議の上、本案に御同意を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(内田健児君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内田健児君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております諮問第1号は、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内田健児君) 御異議なしと認めます。よって、諮問第1号は委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 御意見はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内田健児君) 討論を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております諮問第1号は、これに同意することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内田健児君) 御異議なしと認めます。よって、諮問第1号はこれに同意することに決しました。 暫時休憩しますが、どうしましょうかな。もうこれで一応、提案は済んだんですが……。言うだけ言わすかな、そうかな。              午前10時37分 休憩              午前10時37分 再開 ○議長(内田健児君) それでは休憩を解いて会議を再開いたします。          ────────────────────── △日程第13 一般質問 ○議長(内田健児君) 日程第13、一般質問を行います。 通告順により、質問を許可いたします。 7番三好孝一君。              〔7番 三好孝一君 登壇〕 (拍手) ◆7番(三好孝一君) 露払いをさせていただきます。無所属の三好孝一でございます。 平均設計速度が時速100キロメートル、笠岡から大阪まで2時間20分で結ぶ陸の大動脈笠岡市内9キロを通過します山陽自動車道路につきましては、6月に入り、1日と2日に集団調印も、市内3会場で順調に進み、今、建物等物件についての話も順調に推移していると聞いております。 思い返せば昭和49年以来、10年以上、市内27会場での設計協議、地権者会と、関係者職員におかれましては、自動車のフロントガラスが霜でいてついた極寒の深夜まで、あるいは真夏日の中の現地設計説明会等、連日連夜にわたる地道な努力がやっと今日を迎えたものと、同慶にたえないところでございます。 また、買収交渉も、よその市町村が1年半、2年とかかったものが、半年で大方の目安がついたということは、地権者会の役員方が日夜をいとわぬ御協力のあったことも、この際、御披露させていただきます。 中学校の国語に出てきます「徒然草」の一文に、素人が高い木に昇っているのを木登りの名人に、周りの人々が何とか注意してやれというけれど、名人は何も言わなかった。やっと軒の高さまでおりてきたときに、「心しておりよ」と言った。名人いわくに「高い所におるときは、本人は必死だから大丈夫だが、ああこれで安心と思ったところで思わぬ油断から大変なことになる」というような教訓の内容でございました。今、まさに山陽自動車道だけについてみますと、ちょうど軒上程度までと思われます。今後、関連アクセス道路等の問題を含め、緩めることなく関係職員の連携を持ち続けての努力を、この場をかりてお願いをしておきます。 さて、通告しております地域開発基金についてであります。本日は傍聴の方もございます。専門語のやり取りでお聞き苦しくなるとは存じますけれども、しばらくお許しをお願いいたします。 笠岡市内通過9キロの山陽自動車道路の必要用地のうち、笠岡市の市有地が31筆あるわけであります。内訳は、小平井3筆、東大戸4筆、大河3筆、西大戸5筆、入田11筆、篠坂3筆となっております。 本来、これら旧地区から笠岡市の合併のときに持ち込んだ旧地区財産については、笠岡市基金条例第10章第24条「基金は次の各号に定める収入金を一般会計歳入歳出予算に計上して積み立てるものとする。1、地域内の市の管理に属する財産を処分したとき、別の定めのある場合を除き、特に積み立てを必要と認める場合、その価格の7割以内とし、予算で定める額。2、この基金から生ずる収入金」となっております。 ここで言う「別に定めのある場合」とは、白石島管理会と神島財産区のことだそうであります。ところが当局の説明では、東大戸、西大戸、入田の20筆は土地台帳で本村総持ちでないので、積み立てが難しいという言い訳をされるので、私はこの本村総持ちとは何かと、土地台帳をつぶさに比較研究しました結果、当局の説明する本村総持ちでなければならないという理由は全くない。全くない理由が判明しましたので、皆様によく聞いていただき、条例を守るべき役所が役所側に勝手のよい判断で事を進めるやり方に対し、住民意思を代表するあるいは行政を見詰めていかなければならない議員の一人として、厳しく追及いたします。 私の土地台帳調査は、東大戸、西大戸、小平井、入田、走出、新賀、山口、大河、相生、笠岡、また、もと浅口郡はどうかということで、大島中、西大島の市有地126筆を見ました。その結果、地区によっては本村総持ちの表示を全然使ってない所が3地区もあります。しかも、入田898番地外3筆につきましては、本村総持ちをわざわざ半紙で上張りをして、割り印までして「入田村」と書きかえてある事例があります。また、小平井23番地の1は本村総持ちになっていても、明治24年分筆した23番地の3は、「大字小平井」になっております。こうした傾向は走出にも見られます。 このような表示が正しかったと裏づけるものとして、新賀1825の7番地は「新賀村総持ち」であったものを新山村合併のとき一後の部分「村総持ち」を赤線で消し、完全に墨の色の違う後から書き足したことがだれにでも判明できる書き方で、前に大字を入れ、「大字新賀」として残っております。 では、本村総持ちは古い時代、町村合併前、今の大字が村の時代の使い方だけかというとそうでない。例として、大河、相生については、「大字大河本村総持ち」、「大字木ノ目本村総持ち」という書き方をしている。明らかに隣接の「西大戸村」、「東大戸村」と表示した、あるいはさきに言いました入田の紙を張って改めて、総持ちを消して「入田村」と書いた時代より新しいわけであります。 また、大島中7531の1番地は明治38年、「大島中村総持ち」になっており、さらに分筆した7531の2番地は火葬場として、大正6年でも「大字大島中総持ち」の表示があります。このように地区ごとによるばらつきが見られますことは、今の大字が一つの村として成り立っていた時代の行政事務を、どれが正しくどれが間違いというわけにはいかないと思います。その一つをこれが正しいとする当局の考え方については、私はこの考えは正しくないと申し上げます。 かつて電電公社が、私たちが電話をとったとき、その日の係員の説明は「住所表示は部落名を書いてくれ」と言われましたので、私が質問して「番地は」と聞きましたが、「いや、小字だけで結構です」と念を押されました。今、電話帳を見て気づくことは、指導に二通りあり、「小字表示でよい」と、「番地を書くこと」が指導者に統一されてなかったことが、そのつもりで電話帳を見ていただければ、だれにでもすぐわかります。 今日、電話帳に名の出ない女性、子供を、番地がわかりながら、特に田舎で同姓の多い場合、捜せない大きな不便も、もとはといえば公社職員の一言によってであります。電話帳の番地の表示と小字の表示と、どちらが正しいか。後世の者が論議したところで、もとを正せばこのようなことであります。 ついでと言っては失礼ですが、もと笠岡南局の北木島、飛島、真鍋島ではもっと大ざっばで、大字での表示が多いようですし、六島が独立の大字となったのは、既に4年前でしたが、「真鍋島」、「六島」と表示されております。この際、その注意も含めたらと思います。 もとに戻ります。土地表示も、もとはといえば何かそのような気がしてなりません。通告しております質問1につきましては、当局は条例を勝手にいじくりまわさず、素直に条例を守りなさい。 質問2については、もう申し述べました通告どおり、NTT──日本電信電話株式会社に対し、全戸番地の表示をするよう、市長名をもって要望してほしいということで、私の第1回の質問を終わります。御清聴ありがとうございました。 ○議長(内田健児君) 約10分間休憩します。              午前10時50分 休憩              午前11時14分 再開 ○議長(内田健児君) 休憩を解いて会議を再開いたします。 渡邊市長。              〔市長 渡邊嘉久君 登壇〕 ◎市長(渡邊嘉久君) 休憩前の先ほどの三好議員さんの2項目にわたる御質問にお答えいたしたいと思います。 まず、第1項目の地域開発基金についての御質問でございます。これは御承知のように、地域開発基金は笠岡市基金の設置、管理及び処分に関する条例に基づくものでございます。3月末での基金積立額でございますが、総額が2億8,982万3,683円で15地区でございます。最も多額な地区を申し上げますと1億8,131万8,900円、最も少ない地区は8,518円というようにいろいろでございます。この制度の輪郭を申し上げますと、本市が15の町村を合併し今日に至っておりますことも御案内のとおりでございますが、先ほどお話がございましたように、合併の際それぞれの町村の旧慣を尊重するということから、市有の山林、原野等の処分をした場合、処分金の70%を地域の特別な公共事業に充てるため、その地域に基金として積み立てるというものでございます。この場合、原則的には土地台帳に記載している所有区分が本村総持となっているものに限っております。現在、本市は町村合併後、北川村25年、その他は30年以上経過しており、全体的に市としての公平な行政施策に努めておるところでございます。このような中で、旧町村の中にはこの制度の適用の機会のないところもありまして全体的と申しましょうか、行政施策の公平という見地からいたしますとアンバランスの感がなきにしもあらずでございます。このようなことからすれば、この制度について将来的に大所高所から検討する時期ではなかろうかというように私は考えております。そこで、お尋ねの基金積立金と土地台帳に記載されている所有区分でございますが、本村総持、大字持、大字、村というようなことについて区分、種別等の故事来歴が明確にわかりかねておりました。したがって、その由来と申しましょうか、故事来歴について調査を総務部長に命じておりましたので、総務部長から後ほど補足説明をさしていただきたいと思います。 続きまして、第2点目でございますが、NTTの電話帳の地番表示についてお答えをさしていただきたいと思います。この電話帳に記載されている事柄でございますが、当初記載されましたときの詳しい事情はわかりかねます。笠岡電報電話局へ照会いたしましたところ、電話加入者個々がそれぞれの都合など考慮して申し込みをし記載されるシステムであるようでございます。また、本人が希望する場合には、電話帳に記載しないこともできると聞いております。したがいまして、記載事項の訂正などは個々の都合や必要事項を考慮して、また記載についての制限項目もあるようでございますので、行政がタッチをすると申しますよりも直接電報電話局へ申し込みされるのが適切ではなかろうか、このように考えております。 以上でございます。 ○議長(内田健児君) 山下総務部長。              〔総務部長 山下 坦君 登壇〕 ◎総務部長(山下坦君) ただいまの地域開発基金の関係でございますが、若干補足をいたしたいと思います。 去る6月7日に総務文教常任委員会の協議会をお開き願いましていろいろ協議を願った中の案件の1件としまして、本件に対する今後の対処の仕方ということでいろいろ御意見を拝聴いたしましたが、そのときの結論といいますか、いわゆる本村総持という法的根拠がといいますか、故事来歴が明確にならないのに論議にならないと。したがって、本村総持の根拠をひとつ探究しろというふうな趣旨の結論になっております。そこで、私どもとしましてはいろいろ法務局等で調査をいたしまして、できれば会期中の総務文教委員会が開かれた日に協議会をお願いしまして調査の経過につきましての御報告をしたいというようなことから鋭意この調査をしております。そこで、本日ただいま申し上げますことは結論めいたことではなしに、私どもが今日まで調査をした経過ということで御理解をお願いしたいと思います。 先ほど三好議員さんは、本村総持ということに対して根拠がないというふうな断定のされ方をされておると思いますが、私どもといたしましては、その際引用されました電話番号簿でありませんが、任意に個人が電電の方へ申し込みすれば電話番号簿に登載されるこの名簿の問題と、不動産登記法という法律に基づいて個人かあるいは法人以外には名義を認めないという厳しい制約のある登記法とはそのような簡単なものではなかろうという前提に立っております。そこで、現在入手しております部落名義地の登記についてという、岡山地方法務局で入手した資料によりますと、表題部の登記名義人の表示、すなわち所有権保存の登記のない表示登記のみの表題部の登記名義人の表示としまして、大字名または字で表示されておるものは実態法上の所有者はだれかということにつきましては、財産区である場合におきましては市町村長の嘱託により財産区名義に保存登記ができます。それから、財産区の整理により市町村に帰属している場合、それから町村会、部落会の所有で昭和22年政令第15号第2条─いわゆるポツダム政令だろうと思います、の規定により市町村に帰属している場合、それからその村落が明治22年の市町村制施行前からの行政区画でもある場合、それから村落民の総有または共有である場合、こういったものにつきましてはおおむね市町村長あるいは財産区の名義で登記ができますということになっております。その次に、村中持、村中総持、村共有地等と表示されているものは、実態上の所有者はだれかといいますと、村落民の総有または共有である場合、この場合には村落民全貝に所有者の更正登記をしてそれらのものから保存登記ができますよと書いてあります。それから、財産区または市町村の所有である場合には、所有者の更正登記をした上保存登記をするというふうに書いてあります。それから、大字〇〇総持と表示されておるものにつきましては、大字〇〇部落民の所有であるものにつきましては、市町村長が〇〇部落民の所有であるという証明書をつけますと、その部落の代表者の名前で登記ができますというふうに書いております。そこで、先ほど申し上げました、村中総持ところの村落民の総有というのが出ております。そこで、若干研究したことを申し上げてみますと、所有権の区分としまして共有という言葉があります、共有財産、これは申すまでもなしに複数の所有者の共有財産です。その共有という場合に、民法学の大家であります東大の法学部長をしておりました我妻栄博士の「民法」という本にありますが「共有の中にはいわゆる共有とそれから合有、それから総有、3つの区分があります」と、先ほど申しました村中総持という総有というのは何かといいますと、こういうふうに解説しております。「多数人が一つの団体を組成し、目的物の管理、処分などは専ら団体の権限に属し、団体員は一定の範囲で各自収益をする権能を認められるにとどまる。これを総有と呼ぶ」と。例として「入会権の共同所有が総有の典型である」と、このように書いております。したがって、私どもが今日までに入手したさまざまな資料から類推いたしますと、いわゆる入会権の認められた山林、原野がいわゆる総有というふうなことになりますから、本村総持というふうな形で登記がなされておるんではなかろうか。それからさらにもう一つ、途中で名義を変える場合に、本村総持が大字名になっておるのもあります。さらにまた、本村総持として登記をしておるのもありますということにつきましては、この資料によりますと、証明書をつけて更正登記をする場合には大字に変わってきます。そうでなしに、単に分筆としますとそのままの名義で変わっておるんではなかろうかというのが現在までの研究の結果でございまして、この制度をどのようにするかということにつきましての論議がなされておりませんので、本村総持とは何かということについての、現在までの研究の状況を申し上げるにとどめておきます。 以上です。 ○議長(内田健児君) 三好議員。              〔7番 三好孝一君 登壇〕 ◆7番(三好孝一君) この問題は、深く論議すればするだけ皆さんにわからん方へわからん方へいくわけでございまして、私が聞いておるのは、さきに申しましたように根拠が非常に薄いと、既に電話帳とは違うと、こう言われるわけですが、私があそこで番地はええんですかといってその場で質問をしたんです。それじゃけ覚えている、普通なら覚えてねえんじゃけど。にもかかわらずそういうことをやったんで、昔もこういうことがあったんだなあということは、さっき申し述べましたようにばらばらであるということがどうも納得がいかない。入会権の問題が出ました。入会権といろいろありまして、総持であれ、大字のものであれ、それも調査しております。松の木材を出さにゃあなんのもあります。これも総持にもあれば大字持ちにもあります。芝草山、一番多いのは芝草山、そこで芝を刈ってと思うんですが、芝草山とう表示が多いわけです。土砂防止林、今でいう保安林です。それで北川で問題になっております水源涵養保安林、これは下に大きい池があったら大体その周辺をそういうふうに水源涵養のためにとってある。こうしたいろいろなもろもろなことがあるわけでございまして、この地域開発基金の制度自体がいけないということになれば、これは条例から変えにゃあいけんわけですし、そうなりますと今既に相当額積んであるところはどうするんか。それで、全く総持という言葉自体がかけら出てこない3地区はどうするのか。大きな差別が生じてくると思うわけです。開発基金にいうてありますことでいけば、読み上げてみますと第23条には「基金は、地域(市内の旧町村ごとの村域をいう。以下同じ)の特別な公共事業に充てる場合に限り、必要に応じ一般会計または特別会計へ繰り出して、それぞれ会計から支出するものとする」と「市内の旧町村ごとの村域をいう。市が管理しておるもの」これは総持も昔が大字であれ合併前に持ち込んだものは皆同等であるべきものがなぜされにゃあならんのか。水かけ論になりますので、私も研究しますし、執行部としても研究をされましてすっきりした形をとっていただきたいと思います。質問としては、これか要するに地域開発基金のこの条例を根本から変えるんか、変えずにいくんか、そこら辺をお願いします。 ○議長(内田健児君) 渡邊市長。              〔市長 渡邊嘉久君 登壇〕 ◎市長(渡邊嘉久君) 三好議員さんから重ねて地域開発基金の制度についてどうするのかという御質問でございます。 先ほど第1回目の答弁で私申し上げましたように、私自身の今の気持ちから申し上げますならば、各地区によってのアンバランスを生じてきているという実態、さらにまたその基金の使用の状況についていろいろのことも耳にするといったような状況があるわけでございまして、これは当然議会の皆様方にも御協議を申し上げるわけでございますが、いわゆる大所高所から検討をする時期ではなかろうかということをお答えをいたしたわけでございまして、そうした故事来歴についていろいろ調査をいたしまして、その結果をまって将来ぜひともそうした一定の方向づけをやりたい、このような気持ちを持っております。 御了承をお願いいたしたいと思います。 ○議長(内田健児君) 三好議員。 3回目ですからとりまとめて最後の質問にしてください。              〔7番 三好孝一君 登壇〕 ◆7番(三好孝一君) 地域開発基金には地域のバランスがとれないという市長の答弁でございますが、私はあながちそうばかりとはいかない。恵まれない村域が比較的多くの山なり原野を財産を持って合併しておる。そこへ行政の目を平等に笠岡の町の真ん中と同じように当ててくれといってもなかなか対応が仕切れない部分があると思います。道路1本をつけるのでも、まず農道をつけるとすれば──今は5%ですけども、5%にしかも土地をある程度無償で出さにゃあできんというような地区があるかと思えば、高額な金を出して買いながらやっていくと、バランスをいつまでたってもこれはとれるもんじゃあないと思います。地域開発基金の運用次第では、行政指導によっては市内をより平均化するものではないかと私は考えております。将来この質問によってそういうことを取り去るんだということよりも、それをいかに行政指導にもっていくかという回答がほしい。 それともう一点は、昭和51年にある地区から市長に覚書を取りつけた文書がございます。これは地域開発基金についてというよりも、総持であれ大字であれ、私の地区には70%を特別な公共事業に使わしてくれという内容をした覚書があります。そういうふうに個々に認めればそれでいいのかどうか。私は、すっきりした形でこの問題は解決、即答えを求めるということでなしに、このまま総持はいいんだ、昔の一今でいう大字が村当時、過去明治時代以前の問題をそこを差別することは許せない、あくまでもそれが平等になるように今後追及をしていきたい、かように思いますので、余りかっかっと血がのぼらんように私もしたいと思いますし、冷静にお答えをお願いします。まだまだ私としても調査段階が完全に終わっておりませんので、お互いに研究するということで、これは希望にとどめておきたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(内田健児君) 以上で三好孝一君の質問を終結いたします。 暫時休憩します。              午前11時25分 休憩              午前11時27分 再開 ○議長(内田健児君) 休憩を解いて会議を再開いたします。 13番谷本丞作君の質問を許可します。 谷本議員。              〔13番 谷本丞作君 登壇〕 (拍手) ◆13番(谷本丞作君) 大変お疲れのことと存じます。通告をいたしております4点について御質問をしてみたいと思います。私は、質問は先ほどの問題とは違いまして、余り議論がすれ違うというような問題ではないわけであります。執行部の対応についてその取り組みなり実態をお示しをいただいて、そして今後の取り組みに生かしていくという問題ばかりでございますので簡単に御質問をしたいと思います。 まず、通告をいたしております1点目でありますが、県営総合運動施設についてということであります。先ほど補正予算の中で市長の説明がありましたが、その中で広域圏として県営総合運動公園の調査費として予算計上がされております。私と同じ気持ちの方向で取り組んでおられるということがわかったわけでありますが、この件については過去私も五、六年前だったと思いますが、県知事とお会いする機会がありまして、県西部に県営の運動施設をぜひつくってほしいと、こういう要望をしてきた経緯があるわけであります。その後、市長さんにもそのことのお話をし、その後教育委員会の方から、私が総務文教委員の一員であった時代でありますが、教育施設として笠岡が抱える大干拓地の中に球場あるいは武道館をつくるという青写真が示された経緯があるわけであります。そういった県知事も県北部にこの県営施設があり、中央はもちろんのこと県東部についても予定がされておると、こういうふうに聞いておるわけであります。そうすると、県西部に当然のことながら県営のそういった運動施設というものが考えられて当たり前であると、こういうことから御要望申し上げたわけであります。そのときに知事も「今後十分検討して実現の方向を考えましょう」と、こういうお答えをいただいておったところであります。その後において、市当局、市長も当然としてそういう大干拓地が大きな土地ができるわけでありますから、そういった方向というのは反対の気持ちはないわけでありますから、私も市長とお話をしたときには前向きに検討しましょうというお答えをいただいておったところであります。そういう中で今回の補正予算で調査費が含まれておりますが、広域圏で取り組もうと、こういうことでありますから、どういう考え方を持ちながら実現の方向をとっていくのか、その辺について市長のお答えをいただきたいと思います。 2番目の非核都市宣言の問題でありますが、これはさきの3月23日に市長提案で議会決議がされた、このことはもう皆さん御承知のところであります。そこで、決議をされた後の取り組みについて、市内はもちろんのことあるいは日本、あるいは世界に向けてひとつ非核平和を求めて取り組むべきであろうと、こういう提案説明もあったわけであります。そこで、今後具体的にどういう取り組みを笠岡市としてやっていくのかと、こういうことであります。聞くところによりますと、市内のよく見える目抜き通りといいますか、そういったところに広告塔を建てるというような準備もされておるやに聞くわけでありますが、そういった外に向けて笠岡市は非核都市宣言をしたところであるというPRもぜひ必要でありましょう。さらに、金がかからずしてやっていくということもこれも考えなきゃあならん問題だと思うわけですが、笠岡市の施設というのが各所にあるわけでありますが、そういったところに簡単な垂れ幕をしてやはりPRをする。あるいは再今後具体的に市民の中にも非核平和を求めるやはり声を広めていくという意味で、広島市の被爆者の運動の中で最近新聞にテレビでもたびたび出ますけれども、もう被爆して40年が来ますし、被爆された方というのは非常に高齢になっておる。そういうことから、その実態を今のうちに日本はもちろんのこと世界に聞いておいてもらう、いわゆるこの被爆実態を生の声を聞いてもらうという運動が各所で取り組みをされております。そうしたものがやはりただ口先で言うだけではなしに、本当にこの生の体験を知りながら核爆弾あるいは核というものがどういう影響を及ぼすかと、非常に惨めなものであるということが実態として広まってこそ非核都市宣言をした意味も中身も充実するんではないかというふうに思うわけであります。そういう意味で、被爆された方々を笠岡市に招き、そしてそういう生の体験、いわゆる「語りべ」と言われておりますが、そういう機会を持つのも一つの方法ではないかと、こういうふうに思うわけであります。さらに、永久的にはどこかの施設の中に資料を展示して、いつでもそうした実態がわかるようなコーナーというものも必要ではなかろうかというふうに考えるわけであります。市当局として具体的に今後どういう取り組みをしていこうというお考えがあるのか、その辺について市長のお答えをいただきたいと思うわけであります。 3番目として、干拓地への入植と地元増反についてであります。昨年の11月時点で干拓地への入植増反の取り組みがされたわけであります。第1次募集では、非常に希望者が少ないということが報道もされておりましたし、さらに続いて第2次募集をするということで、今日第2次募集が締め切られた段階ではないかというふうに思います。しかし、第2次募集もしたけれどもまだ満タンにならないんだと、こういうのが新聞報道をされております。そこで、その希望あるいは決定状況、あるいは今後どういうふうに取り組みをされていくんだろうかと。これは笠岡市が市だけで取り組む問題ではないわけであります。農林省あるいは県、市と協力して取り組んでおる問題でありますが、非常に大きな土地ができまして笠岡市民もその成り行きというのが非常に注目をする問題であるだけに、そうした実態というものを明らかにしてほしいというように思うわけであります。それから、私も市農協の会議室で、この入植増反についての説明会が3日間だったか行われまして、その1日を私も参加をして説明も聞きました。中心は申し込む手続上の問題あるいは支払い条件、そういったところが中心であったわけです。その辺はまず手続上ですから説明を聞き、さらに窓口へ行ってどういうふうにしたらいいかということを聞けばできるわけでありますが、やはり一番この大きな問題というのは、今日の農業政策の不備から当初干拓地が田んぼとしてつくり上げていくという計画を途中から畑作に変えたという経緯があるように、非常に日本の農業生産をする補償費に対するパーセントでありますが、30%ほどが日本で自給され、その多くは外国から輸入をするというような実態でありまして、日本の農業に対する施策というのが非常に混迷を来しておる実態があるわけであります。そういう中で、この干拓地への入植あるいは増反でありますだけに、入植あるいは増反で入ったのは入ったけれども、将来的な問題として非常に不安があるというのが実態であります。そういう意味で、説明会の中での質問もそういったところに集中をしておったように聞いておったわけであります。ただ、土地代を払えばいいということではなしに、入植をするということになれば何千万円もの手持ち資金がないと入植できない。増反にしても何百万円という手持ち資金がないといけないというような実態でありますから、将来本当にそこへ入って農産物を生産する、あるいは畜産で乳牛あたりを飼う、採算が合うんだろうか、あるいは土地代が払えるんだろうかという心配が一番大きな問題であったように聞いておったわけであります。そこで、今後の干拓地でこの農業生産あるいは畜産をやっていくわけでありますが、そういった意味では営農指導体制というものがきちっと図られ、つくるものの指導あるいはつくったものの販売経路の問題、販売価格の問題、そういった面での指導体制というものがきちっと行われないと、ただ今希望されて決まっておる人でも途中で挫折をするということが起こるんではないかというふうに考えるわけであります。若干この説明の中でも、今後営農指導体制としてはやっていくんですというぐらいはありましたし、干拓地の土地利用の中でも営農指導センターなる土地も予定をされておるというような状況の中で、今後そういった辺の取り組みをきちっと間違いのないように、本当に入植してよかった、あるいは増反してよかったという体制がとられるようにもっていっていただきたいもんだと、こういうことを希望を持ちながら、その辺についての考えを産業部長さんに御質問をするわけであります。 最後4点目でありますが、現在社会問題となっておる「いじめの問題」であります。このいじめの問題というのは、私たちが学校へ行った時点からもあるわけでありますが、私もいじめられた一人でありますが、特に今回いじめが問題になっておるというのは、非常にその形態というんかいんしんなことになっておるいじめ、ただ友達としてふざけ合ったというぐらいでは済まされないような実態ではないかというふうに思うわけであります。そこで、多少県下でその実態の調査をされた資料を私持っておりますので、そういった実態も御報告──全部が全部というわけにいきませんが、大まかなところを述べながら、そして教育委員会として笠岡市の実態はいかにあるのかと、その辺については5月の笠岡市内で市としても調査をしたと、そのことが新聞報道をされておりました。そういう実態があるわけですから、そういうものをもとにしながら実態と今後の対策についてお聞きしようと、こういうことであります。県下で調査した資料によりますと、いじめを見たことがあるというのが83.6%、ほとんどの子供がいじめをしているところを見ているということであります。そのときどうしたんかというと、じっと見ておったというのがほとんどであります。その後においてもその実態というのは、だれにも話さなかったというのが41%も実はあるわけであります。見ているだけでは加害者と同じ立場になるわけです。いじめを許さないという意識が必要であり、子供たちと平素の対話、何でも気軽に話せるような人間関係なり信頼関係というものが極めて大切であるというふうにこの上からも感じるわけであります。次に、いじめたことがあるんかと、こういうことでありますが、72%がいじめたということであります。何らかのいじめをしたということであります。それも5回以上ぐらいいじめたというのがもう半分からあるというのが実態であります。それから、今度はいじめられたことがあるかということについては、いじめられたことがあると、私もいじめられたことがあるんですが、74%がいじめられたことがあるというんですから、これは大変な数字であります。どんないじめをされたかということについては、無視、仲間外れが43%、暴力が40%、冷やかし、嫌み37%、チビとかブスとかデブとかいうはやっておるようですが、そういう愚弄したようなことなんですが27%、持ち物を隠したりしたのが25%というふうに、この数字を見ただけでも驚いたわけであります。いじめられたときにどう思ったかと、どう感じたかということでありますが、悔しかったというのが34%、どうしていじめられたんかわからんというのも33%あるわけです。それから、これは大変なんですが、次3番目には強くなって仕返しをしてやろうと、こう考えた人が26%ということでありますから、これは次々と拡大をしていく要素が現実にあるということがわかるわけであります。それから、いじめについてどう思うかということでありますが、どんな理由があっても絶対いけないという人は42%おるわけであります。いけんということをやっぱり感じておる人も42%ある。それから、よくわからんというのが4分の1──25%あるわけです。そういう実態が県下でもありますし、恐らく笠岡市の実態もそれにほど遠くないという実態であろうというふうに思います。そういういんしんないじめについての実態について新聞切り抜きを持っておりますが、日弁連あたりがこのやはり白書というものを出して、どうしなきゃあいけんというやはり取り組みをしておりますし、法務局人権擁護委員連盟あたりもこの解決策に乗り出して、きょうシンポが県下のどこかで行われておるということであります。県としてもあるいは教師あたりもそうした実態に取り組んでいかにゃあならんということで、このままほっといたら大変なことになるということでそれぞれの取り組みがされておるわけであります。私は、この基本的なやはり問題として、自己中心型、利己主義というのが一番権利だけが前へ出てくるというんですか、そういうような風潮が、これは学校現場だけでなしに大人の社会の中にも実はあるんではないかということは、それぞれ生活をいろいろなところでやっておると感じるわけであります。特に車社会になりましたから、自分が行けさえすりゃあ人は逃げてくれりゃあいいんじゃというような、車が非常に人間の心を変えたのではないかということも思うわけであります。いずれにしてもやはり学校現場で、我々大人になったらなかなか少々言うてもわかりませんが、子供は非常に何らかを学んでいこうという年代でもありますし、基本からやはり人権問題として取り上げて、そしていじめられる相手の立場をやはり十分考えるということが必要ではないか。いじめたら、人が泣いたら喜ぶという、自分でないからいいんだと、人がやられとんのは見ようりゃあえんじゃというようなことが、実態としても先ほど説明しましたが、そういうやはり基本は人権問題というものをきちっと小さいときから学習をさし意識の中にやはり持たせるべきではないかと。その辺はこれはまた横へいきますけれども、現在の社会も競争ですが、学校の中での受験勉強等々で人のことは構われんのんじゃと、わしが行かにゃあいけんのんじゃというような時期でありますから、非常にそういう点でも問題がありゃあせんかということは思うわけでありますけれども、基本は人権問題であるというふうに私は思うわけです。そこからいろいろな対策というものが考えられるべきではないかというように思う意見を述べまして、第1回目の質問にしたいと思います。(拍手) ○議長(内田健児君) 午後1時まで休憩いたします。              午前11時50分 休憩              午後1時3分 再開 ○副議長(明護教人君) 休憩を解いて会議を再開いたします。 先ほどの谷本議員さんの質問に対して、執行部の答弁を求めます。 渡邊市長。              〔市長 渡邊嘉久君 登壇〕 ◎市長(渡邊嘉久君) 休憩前の谷本議員さんからの4項目の御質問につきまして、順次御答弁をさしていただきたいと存じます。 まず、第1項目の県営総合運動施設についての御質問でございまして、運動公園のその取り組みについてのお尋ねでございまして、その前にまず今までの経過につきまして若干申し上げてみたいと存じます。近年、余暇時間の増大、余暇活動の多様化の中て健康に対する意識の高揚、自主的活動の活発化などによりまして、スポーツ活動の比重が高まってきておるわけでございます。そこで、いつでもだれでもどこでもできるスポーツ活動に対するニーズにこたえるための社会体育施設の整備が大きな課諷となっておりますことは申し上げるまでもございません。こうした背景を踏まえまして、昭和54年12月に笠岡市社会体育施設整備構想、いわゆるマスタープランを策定をいたしました。この計画では、第1番目に県西部のスポーツ活動の拠点──これは総合運動公園でございますが、その拠点としての整備、第2番目に身近なコミュニティスポーツ施設の整備、第3番目に青少年のための野外活動施設の整備、この3本柱で構成をされております。このうち総合運動公園につきましては、県南及び県東部と比べましておくれている井笠圏域に県大会程度の対応ができる総合運動公園の整備が望ましく、位置については現在事業が進んでおります干拓地が適当であろうという提言をちょうだいいたしております。先ほどお話にありました青写真でございますが、これはこのプランに基づいての御説明を申し上げたものでございます。なお、用地につきましては市議会の皆様方並びに関係皆様方の御尽力によりまして、昨年5月に決定されました干陸計画において、生江浜地先に10ヘクタールの用地を確保することができましたことは既に御承知のとおりでございます。さて、その具体的な取り組みといたしましては、まず第1番目に総合運動公園として整備いたしますためには多額の財政負担を要すること。第2番目に、さらに県西部の中核施設として広く井笠圏域住民の利用に供したいということから、昨年6月に当市で開催されました「知事と語る会」におきまして、県営事業としての採択を要望いたしました。昨今、地方財政は依然として非常に厳しいものがございますが、今後各関係の市長と連携を深めながら、県西部総合運動公園の誘致の実現に向けて強力な運動を展開していきたいと、このように考えておるわけでございますので、議会の皆様方には何分のお力添えをちょうだいできますようにお願いを申し上げます。なお、本日提案いたしました一般会計補正予算第1号におきまして、総合運動公園のより今日的な図柄をつくる経費を計上いたしておりますので、皆様方の御理解をちょうだいいたしたいと思います。 続きまして、第2項目の非核都市宣言後の取り組みについてお答えをいたしたいと思います。去る3月23日でございましたが、その定例市議会におきまして、非核平和都市宣言を全会一致で御議決いただきました。この全市民的願望を込めた宣言を内外に明らかにいたしましたからには、笠岡市民はもとより広く多くの人々に世界の恒久平和についての認識をより高めていただくことが望まれるわけでございます。そこで、まず取り組みましたことは「広報かさおか」の4月号に宣言の全文を掲載し、市民へのPRを行いました。一方、いわゆるマスコミにありましても、議会の議決前後にわたりまして笠岡市における平和都市宣言について各社が報道されておられましたことは御案内のことと存じます。次に、現在取り組んでおりますことといたしましては、啓発塔といいましょうか広告塔、その何基かを設置をしたいという考え方から、とりあえず国道2号線沿いの金崎、大曲の市有地に、高さ7メートルか8メートルの規模のものを8月までに1基設置することを計画をしております。その費用が約50万円前後と見積もられておるわけでございますが、その経費の一部につきましては市内の奉仕的な団体に対しまして、議長、市長の連名による4月15日付の文書をもちまして御奉仕をお願いをいたしておるところでございます。私どもといたしましては、恒久平和の理念を貢くのは地方自治体の使命でもありますが、全市的な取り組みが最も望ましいということから、まず最初に先ほど申し上げました、奉仕的な団体に浄財の拠出をお願いを申し上げたわけでございまして、何とかよい御返事をと期待を込めてお待ちをしているのが現状でございます。いずれにいたしましても1基だけの設置に終わることなく、団体または有志の方々による浄財を寄せられることを期待いたしますとともに、全会一致によって宣言が議決された趣旨を十分生かした取り組みを行ってまいりたい、このように考えておるわけでございます。なお、市政便りまたは広告塔による周知なり啓発以外のこととして平和行事などといたしましては、先ほどお話がございましたように、懸垂幕であるとかあるいは講演会、さらにまた図書館への平和図書コーナーの開設、そうしたものを初めといたしまして、平和美術展または原爆展の開催等いろいろあると思いますが、そうした催しにつきましては市単独で行うのが適切な事業、あるいは行政のみの先走りということではなしに、市民からの要望の高まりと相まって適宜検討して、非核平和都市宣言が有名無実に終わらないように、今後の息の長い検討課題として取り組んでまいりたい、このような考え方でございますので御理解をいただきたいと思います。 以上でございます。 ○副議長(明護教人君) 産業部長。              〔産業部長 安藤好夫君 登壇〕 ◎産業部長(安藤好夫君) それでは、3点目の干拓地への入植、地元増反についてのうち、第2次募集までしたがまだ残っていると聞く。その状況と今後の方針はどうかというお尋ねにお答えしたいと思います。 笠岡湾干拓地への入植、増反配分につきましては、第1次募集が昨年の11月20日から12月19日まで行われたことは御承知のことかと思います。干陸計画で示されました土地配分計画は、畜産入植25戸でございまして、面積が204ヘクタール。それから、耕種複合──これは入植でございますが、15戸で78ヘクタール、園芸増反複合でございますが、これはいわゆる個人の地元増反でございまして80戸、131ヘクタールで、これに対しまして応募のあったものは畜産部門で10戸、それから耕種複合部門で37戸、園芸複合部門で58戸でございました。このうち選定審査の結果、畜産部門は7戸で66ヘクタール、それから耕種複合部門で15戸、78ヘクタール、それから園芸個人でございますが、この部門で40戸、64ヘクタールが第1次配分予定者として配分補助の決定の予定等の通知を受けたものでございます。 引き続きまして、畜産入植と園芸複合増反、いわゆる個人でございますが、これに余地を生じたわけでございまして、畜産入植部門21戸、それから園芸複合増反部門38戸につきましては、本年の3月26日から4月24日の間再公募、いわゆる2次募集が行われたところでございます。この結果、畜産部門におきましては10戸、それから園芸複合増反部門におきましては13戸の申し込みがあったわけでございます。これに対しまして、ただいま県におきまして選定審査中でございますが、仮にこの第2次配分申込者のすべてが配分予定者として通知を受けたとしましても、御質問のとおり畜産入植部門におきまして11戸、約61ヘクタールでございます、園芸複合増反におきまして27戸、45ヘクタール、合計106ヘクタールの余剰が生ずるわけでございます。 次に、今後の方針についてのお尋ねでございますが、これも御承知でございましょうが、今月3日、一日農林水産省が岡山市で開かれたわけですが、この際佐藤農林水産大臣が記者会見でおっしゃられておりますんですが、「国営笠岡湾干拓は畜産入植者が予定に達してないが、募集を繰り返し行い現行の土地利用計画の見直しは考えていない」とのことでございました。しかしながら、地元といたしましては第1次配分の際、県開拓審議会の附帯条件と申しますか条件がついておるわけでございまして、御指摘のありました耕種複合──これは入植でございますが、この部門は応募者が配分計画を大幅に上回っておるわけでございまして、この部門への対応を含めまして各部門の土地配分を見直す方向で検討してはどうかと、これから関係機関へお願いしていくことになろうかと考えておるところでございます。 それから、次の営農指導体制が必要であると思うがどうかというお尋ねでございまして、これにつきましては既に御承知かと思いますが、干拓地の営農指導について既に本年の4月1日付で県におきまして、農林部笠岡湾干拓対策室内に現地推進班スタッフが5人でございますが、推進班を設けておられます。それから、これは井笠振興局の3階へ事務所を設けておるわけでございまして、同時に施設の機関といたしましては、笠岡湾干拓営農センターをも新設されたところでございます。現地推進班の仕事でございますけれども、これは中・四国農政局笠岡湾干拓建設事業所との連絡調整を初め、生産組織体制の確立と育成、農業協同組合への加入推進あるいは営農計画への確立、生産団地育成計画並びに生産物流通対策、御質問にもありましたが、価格の問題それから市場開発、集出荷等を担当することになっております。一方、笠岡湾干拓営農センターも海面干拓ということで、この畑作営農を技術的にも十分に指導できるようにするため、栽培実証や展示圃を設置いたしまして技術系の確立に資すると同時に干拓地における新しい村づくりと生産の組織を図るため、入植、増反、農業者の研修や営農相談等にも随時対応することとしております。 事務所は、当面現在あります干拓地内実験圃場内の建物としておりますが、昭和60年度より3カ年計画で鉄骨づくり平屋建て、本館540平方メートル、それと実証研修圃場15.7ヘクタールを事業費約2億円で岡山県が事業主体となり建築予定ではございます。また、増反配分予定者によります干拓地の一時使用開始に伴います現地指導につきましては、本格営農へのスムーズな移行ができますよう初期営農対策につきましても、県、市、農協等のそれぞれの担当者で連絡会を組織し指導を行っているところでございます。いずれにいたしましても、第2次応募者の決定次第、第1次の方とあわせ入植増反者の生産組織づくり、それから初期営農対策等につきまして十分指導できるよう体制を整えておるところでございます。 以上でございます。 ○副議長(明護教人君) 教育長。              〔教育長 藤井英樹君 登壇〕 ◎教育長(藤井英樹君) いじめの問題につきまして、県下の実態調査の結果を交えまして御質問をちょうだいいたしました。これに対します笠岡市の実態と、私たちが考えております各幼稚園を含めます学校の指導をいたしておりますことを申し上げてみたいと思います。 この問題は、御意見がありましたとおり大きな社会問題となっておるわけでございまして、笠岡市教育委員会といたしましても、各校に対しましてそれぞれの実態を十分把握して慎重に対処するよう指示をいたしております。しかしながら、問題がなかなか表面に出ませず、うっかりいたしますと見逃すようなことになりかねますので、各校の実態の調査には気を配り慎重に取り組んでおるのが現状でございます。実態調査の方法でございますが、観察による方法、あるいは個人の記録、日記などを使って調べる方法、さらにグループ日記による方法などを併用して実態の調査に力を入れておるわけでございます。全体の傾向を調べるためには、先ほどの御意見にもありましたが、いわゆるアンケート、質問紙法で調査している学校もあるわけでございます。本年度そのようなアンケート方法によって調査した学校が現在私たちが状況を聞いておりますのが、市内で小学校2校、中学校4校がそのような方法で調査を進めておるわけでございます。しかしながら、その調査方法の内容でございますが、各校でそれぞれ異なる方法をとっておりますので、すべてについて申し上げることはできませんが、共通しておる点を二、三申し上げてみたいと思います。まず、児童生徒に対していじめられたことがあるかという質問でございますが、先ほど御意見がありましたように、約半数ぐらいの児童生徒がいじめられたという経験を持っておるという答えをいたしております。今仮に6回以上、つまり繰り返していじめられたという経験を持っている児童生徒の割合を申し上げてみますと、小学校の中学年で男子14%、女子17%、中学校の1学年で男子5%、女子3%程度の数値が出ております。したがいまして、学年が上がるにつれていじめられている児童生徒が少なくなっている反面、いわゆるいじめが組織化され長期化されてくるように思われます。もちろん今ここで申し上げておりますことは一般的な調査でございますので、市内といいましてもそれぞれ地域によりまして、あるいは発達段階によって変わってくると思いますが、一つの傾向をおわかりいただくために申し上げておりますので、その点御了解いただきたいと思います。 次に、いじめの内容について申し上げてみますと、先ほど御意見がございましたように、悪口やあるいは嫌がらせ、いじわる、いたずらあるいは仲間外れ、無視される、乱暴されるといった内容が多いようでございます。そこで、こんないじめをされるのは、どんな児童生徒が多いかという調査の結果を推測いたしてみますと、いつもぐずぐずしている子、気の弱い子、ひ弱な子、だれかに頼ろうとする子、目立ちたがりやの子、あるいはいつも先生に褒められようとする子等が挙げられます。また、いじめられた児童生徒の7割ぐらいの子供は、両親や先生、友達にいじめについて話をしているようでございます。したがって、あと3割ぐらいの子供がじっと我慢をしているということになろうかと思います。 また、自分がいじめられていることを先生は知っているかという問いに対しまして、7割ぐらいの児童生徒は知っていると答えております。そこで、問題になるのは、話すこともできずだれにも知ってもらえない3割ぐらいの子供が一番問題になるだろうと思われます。教師のこうした傾向がいじめの中にはあることは承知をいたしておりまして、この対策についていろいろな角度から検討し、実態をつかもうと努力をしているわけでございます。また、あなたは相手の嫌がることをしたことがありますかの問いに対しまして、これはある中学校の調査でございますが、1年生54%、2年生57%、3年生54%と約半数強の生徒がいじめはあると答えております。次に、あると答えたものにつきまして、どんな理由でそんなことをしたかと聞きますと、一番多い答えが、生意気だから、次にずるいことをしたりごまかしたりする、みんなと協調しないからあるいは悪いことをするから等となっており、このことも全国的な傾向と余り変化は見られません。また、いじめを受けたと答えた子供に、どんなことをされたかについての回答を見てみますと、話しかけても無視される、仲間に入れてくれない、乱暴をされた、悪口やいやがらせをされた、意地悪、いたずらをされたというような内容で、これも全国的な傾向と余り変わっておりません。ただ、この中学校で違いがあると思われる、いい面があるなと感じたことは、弱い者いじめについてどう思っているかという問いに対し、たとえどんなことがあっても絶対にいけないと思う答えが60.9%の男女が答えております。先ほど谷本議員さんの御質問の中に出ておりましたこの数値が、県の平均で申しますと中学校2年生で男子が37.9%、女子が38.1%が、たとえどんな理由があっても絶対にいけないと答えているようでございます。若干その点は救いがあるんではないかというふうに考えております。昔の子供でありますれば、よく言われております遊びの中で遊びのルールをつくり、自己主張の仕方、幼い子へのいたわり等を学んでいたわけでございますが、現在の子供たちは学校が終わると塾に行ったり、あるいはうちでテレビを見るという屋内にこもりがちな生活が多く、遊びの中でのルールや対人関係の技術を学ぶ場が少なくなっているようでございます。こうした背景からもいじめは起こっていると考えられますが、この問題は本年度私たち教育委員会の指導の重点として挙げております青少年の健全育成、さらには同和教育の基本にかかわる重大な問題でもありますので、特に大切な指導事項として各校に対し実態を調べ、個々に合った指導を指示をいたしております。さらに、笠岡市教育研修所におきましても、生徒指導部会、学級指導部会等の部会でいじめの問題を取り上げ、実態の把握と指導の方法について研修を深めております。各校においては、いじめが見えにくいだけに教師間の連携を密にし、親の協力を得てどんな小さないじめでも見逃さないということを基本姿勢で、加害者、被害者あるいは傍観者すべてのこの指導を行うように気を配っております。特に被害者がどんなに苦しみ傷ついているかについて気づかせ、いじめる行為の社会的意味を自覚をされているところでございます。以上、一般的なことをお答え申し上げましたが、先ほど御意見のありました人権問題ということでもございますので、十分学校現場と相提携いたしましてこの問題に積極的に取り組んでまいっておるわけでございますので、御理解をいただきたいと思います。 ○副議長(明護教人君) 13番谷本議員。              〔13番 谷本丞作君 登壇〕 ◆13番(谷本丞作君) 第1回目の質問についてお答えをいただいたわけであります。 まず、1点目の県西部への総合運動公園構想については、先ほど答弁もありましたように、広域圏で取り組みを強めてぜひ実現の方向をとりたいと、こういうお答えでありますので、あえて再質問はないわけであります。ぜひとも笠岡市に干拓地という広大な土地が求められ、その用地が、先ほどのお答えでは10ヘク予定しておると、こういうことでありますから、とりあえずの施設ではなくして将来的なことを展望したやはりいい施設をつくるよう御努力をお願いをしたいというふうに思います。 2点目の非核都市宣言の取り組みでありますが、御質問で意見も申し上げましたが、そうした将来的息の長い取り組みとして今後進めてまいりたい。当面は、広告塔を金崎、大曲につけるよう取り組みをしておるということであります。お答えのように、一時的に終わるべきものではないわけでありますから、長い目でこの非核平和の問題が後々に至るまで、やはりきちっと確立がされていくよういろいろな取り組みを考えてやってほしいという要望にとどめておきたいと思います。 3点目の干拓地の入植、地元増反の関係でありますが、先ほど産業部長の方から第1次、第2次の実態あるいは今後の方針、そして営農指導、そういった面でお答えをいただいたわけです。これがお答えのように着実にきちっとできていけば心配はないというふうに思うわけでありますけれども、やはり特に心配されるのは今後の干拓地での営農関係だろうというふうに思うわけです。したがって、県あるいは市、農とこういう協力の中で、あるいは県自体がきちっとした体制を整えてやっていくということでありますが、ざっくばらんに言いまして、行政側からする指導というのは、これは仕事としてやるという机上の取り組みといいますか、そういうことになりがちなわけであります。現在試験がされておりますが、途中で出された干拓事業計画概要の中でもいろいろと計算をされて土地代を払ってもまだ余剰が出るという計算が出されておりますけれども、簡単になかなかそういうふうにいくだろうかどうだろうかという疑問はやっぱし持つし、この仕事として机上というか、計算上でやるようにうまくいかないというのが実態なわけですから、その辺では入植された方、あるいは増反で今後力を入れていこうという方々が途中で挫折をしないようにいろいろな面でやはり指導して、そして市長が言われるこの田園都市がまさしく有名無実にならないような方向でひとつ取り組んでほしいという気持ちを持っておる一人であります。再度の質問ということにはなりませんけれども、ひとつ私の気持ちを申し上げてひとつ今後の努力をお願いをしたいというふうに思うわけであります。 4点目のいじめの問題でありますが、先ほど笠岡市の取り組み実態等が教育長の方からお答えをいただいたわけであります。笠岡市においては、調査のやり方がいろいろ違うということで、県下の実態とは若干パーセンテージも違うけれども、大枠ではいじめという問題が中身としてはそう変わりはないというふうに思うわけです。その中で、笠岡市で小2、中4の調査がされたと、こういうことでありますが、第1回の質問のときに東中のアンケートの実態が新聞報道をされたというふうに思うわけですが、この種の問題が特定の1校だけが新聞発表をされると、どうもそこの学校というのは大変なんじゃなあということになりゃあせんかというふうに思うんです。そこで、全体的な方向としてはこういうふうなことが実態が調査でわかったんだということは、これはわかるんですけれども、新聞発表では東中という特定の1校だけの発表がされたわけでして、この辺は取り組みとして問題があったんではないかというふうに私は思うんです。聞くところによると、若干その辺でPTA等々とのトラブルもあったんではないかというふうにも思うわけで、今後そうしたことがやはり起こらないようにして、本当に学校内でのこうしたいじめ、あるいは校内暴力というものが起きずに、教育の場としてふさわしいやはり学校運営といいますか、そういうものが図られるように希望するものであります。お答えの中で、私人権問題ということで意見を申し上げたわけですが、回答もそういうことが一番やっぱり根底にあるということで、いろいろと今後の模索もされあるいは対応もされているというお答えであったわけであります。若干新聞報道で、先ほども申し上げましたが、それぞれの立場によって考え方が違う見方もされておるようであります。日弁連あたりは人権問題だということで取り上げられておりますし、法務局人権擁護委員会も、これもやはり差別につながるということでの取り上げ、あるいは県がアドバイザーとしてグループ設置をするということは、専門家や教師によって対応するというふうなことでありますが、さらに新聞にこれ出ておるんですが、各いじめを考えるということでそれぞれの方々の意見を交えて新聞への投稿がされておるわけであります。この中では、いじめられ登校拒否をしておったけれども 先生が変わったらようなったとか、あるいは先生が取り上げてくれなんだとか、いろいろこういろいろな立場で意見は言われるわけです。わけですが、やはり往々にしてこういう問題は、学校現場、教師とそして家庭にあるということがどうしても前へ前へ出てまいるわけであります。私は、それが全くないということではなしに、現実の問題として親がやはり子供を見切れんというか、そういうものもあるわけだろうと思うんです。子供の方が成長といいますか、進んできまして、親の方が子供を扱うのに振り回されるというか、そういうような実態もあってなかなかそこら辺の難しさも確かに親に責任がありながらきちっとうまくいかない。あるいは教師あたりにしても、教師だけがいかに努力してもなかなか難しいというのが実態としてもあろうかというふうに思うわけです。したがって、その現実だけを何とか抑えたらという気持ちでいくと、この問題は解決し得ないんではないかというふうに思うわけです。したがって、笠岡市の教育委員会としたらひとつそういう立場じゃなしに、例えば人権という問題を取り上げましたが、この文部省の指導要綱によってこの現場で対応されるんであろうけれども、特にこうした問題の起きん基本というものがどこかに組み入れられて指導、教育がされる方法はないんだろうかというようなことも思うわけであります。したがって、ひとつ全体について要望のような形になりましたけれども、何とかいい方向で進んでいったらということを思う一人として、特に教育長のひとつそこら辺の今後の取り組みの決意を再度お願いをして私の質問を終わりたいというふうに思います。よろしくお願いします。 ○副議長(明護教人君) 藤井教育長。              〔教育長 藤井英樹君 登壇〕 ◎教育長(藤井英樹君) いろいろな御意見を交えて貴重な御質問をちょうだいいたしたわけでございますが、おっしゃるとおりでございます。したがいまして、私たちも、先ほど言いましたようにいろいろな場面においてこの問題を重点的に取り上げたいということで、御意見にもありましたように、なかなか決め手もないわけでございます。したがいまして、学校はもちろんでございますが家庭さらには地域の協力も得ながら一体となってこの問題には取り組んでまいりたいと、このように思うわけでございまして、先ほどいじめが原因であるいは登校拒否というような御意見も出ておりましたが、きょうの予算の提案にも市長の方から説明がありましたように、若干の予算をお願いいたしまして、休止しております青年の家あるいは老人憩いの家の一部を転用しての教育相談業務の今までよりは充実したそういった仕事もやはりこれらの一環として開設をしてみたいと。そういった中で、本当に1人でも2人でも立ち直りがあれば効果があるんじゃないかというようなことで、いろんな施策をとり行っていきたいということでございますので、今後一層の御指導、御協力をお願いいたしましてお答えといたしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○副議長(明護教人君) 以上で谷本丞作君の一般質問を終わります。 引き続き、5番栗尾順三君の一般質問を許可いたします。 5番栗尾順三君。              〔5番 栗尾順三君 登壇〕 (拍手) ◆5番(栗尾順三君) 繰り上げていたたきまして大変お疲れではありますが、しばらくの間よろしくお願いいたします。 現在岡山県では「燃えろ岡山県民運動」が強力に推し進められていますことは御承知のとおりであります。県下のあらゆる地域、あらゆる分野で県民一人一人が生活周辺を見直すとともに、みずからが新たな地域づくりの担い手であるという自覚と熱意を持って取り組むことが必要であるとしているわけでございます。笠岡市でも多くの市民がその「燃えろ岡山県民運動」に協賛をしておられますが、今回私の質問の中で特に関係のある本通り商店街の明正会の人たちを紹介したいと思います。 現在の商店街は区画整理事業が進められる中で、商店街の生死が大きくクローズアップされているわけですが、明治、大正生まれはもう出る幕ではないと、昭和生まれの人たちで結成されている昭和会の人たちで実際は商店街の運営がなされているのであります。しかし、将来のことを考えるときに、かわいい孫や子供たちにどのような形で商店街というものを残していくか。やはり、老い先短かい我々も、月2回の勉強会を開きいい町づくりに協力をしたいということで、明治の明、大正の正を取り明正会という会を結成し町づくりに少しでも協力していこうと、今燃えているグループであります。我々旧市街地に居住している者は、区画整理事業の進展また市役所番町線、下水道、そて今回話題となっております笠岡港再開発計画構想等々多くの問題に興味津々でありまして、その考え方なり進展状況をあえて市当局に質問し、明快な回答を得られることを期待するものでございます。駅前区画整理事業の進展状況と今後の見通しについてでございますが、65年度完成を目指す駅前事務所は大変な努力をされておられることには敬意を表するものであります。住環境整備ビルができ上がり半年以上たち、あれから事業の方は完全にストップしているように感じるのは私だけなのでしょうか。あと5年で完成となると一刻もおろそかにできないと思いますが、どのような進行状況にあるのかお伺いしたいと思います。 61年度には、対策協と委託契約の交わされております駐車場用地の買い取り時期が迫っているようですが、約120店舗の足並みがそろわない場合でもこの駐車場用地はあくまで商店街でというのか、あるいは第3セクター方式で、または市独自の駐車場という考え方はあり得ないのかお尋ねをしてみたいと思います。私は、駐車場というのは道路の延長であるという考え方が正しいと思うのですが、どのようにお考えでしょうか。旧市街地の中心に駐車場をつくる、まことに結構なお話ですし、笠岡市6万市民にとっても絶対欠くことのできないものであり、ましてや商店街にとっては駐車場なくして営業が成り立たないということはもう皆様御承知のとおりでございます。岡山市を見ても、また倉敷市、福山市、近郊の市町村どこに目を向けても市営の駐車場というのは完備されており、笠岡市も考えを新たにしなければならない時期が来ているのではないかと思いますが、御意見を賜りたいと思います。当初の考えというのは、減歩方式の整理事業であるから今でも狭い商店街の敷地を出し合って道路を広げる。そうなると駐車場の問題が解決されない。それでは駅前事務所の方で、その用地の確保をしようというのが発端だと聞いております。その場所というのも3カ所ぐらいと聞きましたが、二転三転し現在のところに落ちついているようですが、一体坪どのくらいで振興組合に譲渡しようとしているのか、大体の数字で結構でございますのでお知らせをいただきたいと思います。 次に、進展状況でありますが、60年度から65年度までの年度別予算とその見通しについてお知らせをいただきたいと思います。その工事日程でありますが、駅前広場メインの22メーター道路、金崎番町線16メーター、どこが優先され、その時期は大体何年ごろになるのかお伺いしたいわけであります。換地図を見てみますと、笠岡市となっている土地が非常に目立ちます。換地操作用地と聞いておりますか、広いのになると100坪以上の用地も見当たりますが、旧市街地に大型店等がないため、公衆便所をその用地を利用して建ててはどうかと提案するものでございます。また、毎月1回行われております大仙祭りの折使用されているスサキ通り入り口の公衆便所ですが、この世には余り見受けられないようなトイレになりました。至急に建てかえてもいいのではないでしょうか、そして照明がいつも切れているのですが、切っているのか切られているのか、非常に暗いのが目立つのです。その管理はどのようになっているのかお知らせをいただきたいと思います。 また、墓地移転でございますが、今年度から力を入れると聞いておりましたが、去年秋ごろだったか1回4カ寺との個別に折触があったやに聞きますが、その後全然話し合いはなされておりません。南昌院がやっと解決した、まだ4カ寺のお墓が残っているわけで、墓地と墓の移転には絶対迷惑をかけず責任を持ってやると強調されていますが、それは当然でありまして、お墓を持っている住民にとっては今まではお寺で一休みし、本堂でゆっくりできたものができない、今まであったものがない、心が落ち着かない、そういう迷惑があるということでお墓のみの移転というのもお寺の移転と同じように積極的に足を運んでいただきたいということを強く要望するものであります。そういう意味から墓だけの移転をするのではなく、例えば休憩所とかあるいは礼拝堂のようなものを建設を認めるとか考えなければならないと思いますが、どのようにお考えでしょうか。 市街地の開発についてであります。笠岡市がいい町だと近郊の人から言われるのは商店街が立派になることがその裏づけだと私たちは思っているわけですが、何分集中人口というのが非常に少ない。笠岡駅商店街の利用のできる範囲内で住宅地の開発をやっていただけないものか。旧市街地に住んでいて区画整理あるいは市役所番町線区域内の人々で旧市内に住みたいのはやまやまであるが、住むところがないのでやむなく里庄、鴨方方面に出ていかれた人。また、番町に住んでみてやはり国鉄笠岡駅を利用するには旧市内がいいという人々の多いこと。そんな話が出るたびに小丸の開発と県道地頭上笠岡線が浮上してくるのであります。坪にして1坪30万円もかける区画整理事業が成功だったとするにはこの開発が絶対に必要条件であると考えるのですがいかがでしょうか。 3番目に、笠岡港再開発計画構想についてでありますが、旧市街地に住む私たちは非常にこの構想に大きな関心を持ち期待をしていたところですが、この大事業が簡単に即実行とはいかない。この事業が決定されるとなると本当に住んでよかった、住みたい町に変身するのは間違いないと思うほどすばらしい計画であると思います。大きな期待を持って市長の御所見をお聞かせいただきたいと思います。 また、多くの市民の間でこれが既に決定したかのように言われているのを耳にされた人は私だけではないと思います。昨年6月、三好幸治議員の一般質問で住吉地区の高潮対策に対する市長答弁の中で今コンサルに出しているということを聞かされたのが、この構想だったのではないかと今考えておりますがどうでしょうか。 59年度、60年度で約900万円を笠岡市が支出しているように聞いております。たとえ県管理の港湾であっても笠岡市の開発であり、どこがやるにしても構想ができ上がったなら全員協議会等をお開きになり、計画を委託した会社の責任者が説明をされるのが筋ではないかと考えます。〇〇議員案とか××案とか出てきます。市民を混乱させるのは甚だ遺憾であり、市長には金だけ出させておけというやり方でいいのかどうかということをお聞かせいただきたいと思います。 消防団の改革についてでありますが、私は消防団に籍を置く者の一人ですが、消防本部の消防団行革のあり方について所感を求めるものでございます。 現在、笠岡市消防団員数は1,310人、分団15分団、部数82部となっておりますことは御承知のとおりでございます。団員数においては岡山、倉敷に次ぐ順位となるわけで、消防団員1人当たりの人口は岡山145.53、倉敷256.53、笠岡47.33であり、少数精鋭に絞らなければならないことは十分考えられるわけで、その部数も対象となります。 そこで、この問題は団で考えていくのが当然でありますが、特に消防行政というのは常備消防と団とが並行して考えなければならぬ問題であり、現在本年度の予算というのは機庫は凍結をされ認められておりません。63年北出張所にあわせてという指導ではかなり障害が出てまいります。簡単に指導方針をお知らせいただきたいと思います。 次に、団員の作業服でありますが、私が団員のときいつも思っているのは衣服が汚れることでありまして、特に火災現場に出動の際は背広の上にはっぴをひっかけ出動、現場では何かにひっかけやぶれたり、クリーニングに出してもどうにもならないしみがつく。また、訓練時も同じで作業服の方がスマートで行動的、そして山林火災等では体の疲れがかなり違うように思います。ぜひとも作業服の支給ということを考えていただきたいと思いますがいかがでしょうか。 最後に、団では82部の部があります。その部の運営資金についてでございますが、消防団員の中で一番気を使い、肉体的にも精神的にも年間を通して常に緊張をしているのが82人の部長さんだと思います。この82部の部長さんたちのほとんどは自分の部の運営に身銭を切り、部員あるいは地元、そして部対部のつき合いに気を使っておられるわけでございます。そういった目に見えない苦労に対し、松本市あたりでは年間10万円の部の運営費というものを出しておられる市もございます。笠岡市でも10万円とはいかなくとも5万円ぐらいの予算を組んでいただければ幸いだとは思いますが、お尋ねをしたいと思います。 以上です。(拍手) ○副議長(明護教人君) 約10分間休憩いたします。              午後1時58分 休憩              午後2時16分 再開 ○議長(内田健児君) 休憩を解いて会議を再開いたします。 栗尾議員の質問に対し、当局の答弁を求めます。 西建設部長。              〔建設部長 西 桂一君 登壇〕 ◎建設部長(西桂一君) それでは、栗尾議員さんの区画整理事業の進展状況と今後の見通しについてでございますが、まず第1点の駐車場の問題でございますが、御承知のように最近は自動車がでございますが、通勤あるいは買い物、レジャーなど日常生活におきましては不可欠なものとなっております。したがいまして、駐車場の需要というものはますます増加するものと思われますが、この笠岡駅前区画整理区域内の問題でございますが、昭和53年12月に笠岡駅周辺の商店街開発対策協議会から要望書を受けまして54年2月に商店街共同駐車場用地の確保に関する委託契約を取り交わしたという歴史があるわけでございます。その結果、現在までに確保いたしておりますのは南昌院跡に739平方メートル、それから遍照寺跡付近に561平方メートル、合わせまして約1,300平方メートルの用地を取得いたしております。この土地を商店街の振興組合連合会に譲渡いたしまして、実際に使用開始される時期でございますけれども、大体61年というふうに考えております。この駐車場の整備につきましては、商振連、言いかえますと商店街振興組合連合会におきまして高度化事業の一環として、あるいは共同駐車場の設置事業の計画が立案されているということを聞いておりますが、そのような状況でございます。したがいまして、先ほど議員からこれをひとつ市の補助というような御発言がございましたが、当初の予定どおりにひとつ委託契約を結んでおります方法でやはり区域内駐車場としての利用をしていただきたいというふうに思っております。 なお、今までに大体坪当たりどうだろうかというようなお話でございますが、私たちは坪当たり大体30万円程度であろうというふうに踏んでおるわけでございます。 次に、年度別予算と工事日程でございますが、この区画整理事業でございますが、昭和47年度に事業に着手しておりまして、きょうまで13年というものを経過いたしております。その間減歩率の緩和であるとか、あるいは公共施設充当用地の先行買収ということで非常に時間を要しております。その中に吉祥院を初めといたしまして寺院の地区外移転、そして住宅地域の環境改善を図るためのモデルビルの建設等も終わりまして、これからいよいよ本格的に公共施設の整備にかかれる段階になってまいりました。 ちなみに、59年までの事業費の実績でございますが、総事業費108億円でございます。そのうち35億1,000万円が執行いたしておるわけでございまして、率で申しますと32%というふうになっております。 今後の問題でございますが、駅前の混雑をまず解消するために駅前広場とこれに連絡する幹線道路網の整備を促進したいというふうに思っております。商店街地域につきましては、建物移転を集団的に行うということによりまして事業の短縮を図り、昭和65年度には工事を概成させたいというふうに考えております。このためには関係者の皆様方一丸となった積極的な御協力が必要なことは言うまでもありません。 そこで、60年度から61年度の努力目標といいましょうか、これを考えてみますに先ほどちょっと触れましたが、駅前川辺屋線につきまして市役所から駅前広場までの区間につきまして暫定的な開通を図るとともに、商店街の集団移転を行うための条件整備といたしまして仮店舗の用地及び工事用道路の確保を計画いたしております。 予算といたしましては、本年度合わせまして5億1,000万円の決定がなされております。したがいまして、この補正にもお願いしているという状況下でございます。 今後でございますが、補助金の増額確保ということに努めて努力をしてまいりたいというふうに考えておりますことをお答えといたします。 次に、墓地移転でございますが、この駅前区画整理事業の区域内でございますが、現在墓地が残っておりますのは妙乗寺、観照院、智光寺、寿正院の4カ寺が管理されております墓地でございまして、この墳墓数でございますが約4,000基余りのものがございます。この墳墓を相生墓園の寺院墓地移転用地へ全面移転するということで既に関係4カ寺の方々の住職さんあるいは総代さん、世話人さんの段階へ概略の説明をさしていただいております。そこで、この方々には先ほど言いましたように協力方をお願いしているという状況でございます。このたびの墓地移転がお寺とお墓を分離するということでございまして、いろいろと問題があるようでございますが、笠岡の町づくりをよりベターに進めるためには墓地移転は避けて通れないという問題でございまして、この駅前区画整理事業を機会に実現に向けて努力をしなければならないというふうに思っておるわけでございます。したがいまして、今後は壇家の皆様方全員を対象といたしまして現地説明を行いまして、そして関係皆様の御理解、御協力をちょうだいしてまいりたいと考えております。 移転の時期といたしましては、都市計画道路といたしまして計画いたしております金崎浜田線の沿いの、特に妙乗寺の位置にあります仁王堂筋の建物移転を本年度から積極的に取り組むというふうに考えております。したがいまして、そのタイミングにあわせまして60年度、61年度の2カ年を大体予定いたしておるというものでございます。 なお、礼拝堂でございますが、現在のところ4カ寺全体としての希望がありませんので、特に計画はいたしておりません。ただし、1カ寺からそのようなものをというふうな話がございますが、そういう状況でございます。 なお、4点目につきましては、民生部長からお答え申し上げます。 ○議長(内田健児君) 笠原民生部長。              〔民生部長 笠原昭治君 登壇〕 ◎民生部長(笠原昭治君) 区画整理事業区域内での公衆便所の増設あるいはスサキの公衆便所の建てかえあるいはまた管理につきましての御質問でございまして、私の方からお答え申し上げたいと思います。 まず、増設でございますが、御承知のとおり現在区画整理区域内の公衆便所はスサキ通りと隅田川が交差する付近に1カ所ございます。それから、1号公園予定区域内、これは現在の区画整理事務所があるところでございますが、これに1カ所設置いたしております。先ほど栗尾議員さんの方から御指摘もございましたとおり、駐車場あるいは換地による市有地となる用地を利用しての公衆便所の増設といったようなお話もございましたが、やはり区画整理事業区域内での問題でございますので、まず用地の問題があろうかと思います。それから、やはり環境対策の問題、維持管理の面での問題があろうかと思いますので、これを早急に設置するというわけにはまいらないと思っております。もしこれを増設するとすれば2号公園の予定地内、これは院の馬場、もとの笠岡市場がございましたすぐ向こう側でございますが、これが2号公園の予定地になっております。ここへどうかということがまず考えられるわけでございますが、これにつきましても今後検討をしてまいりたい、このように思っております。 それから、スサキの公衆便所の建てかえの問題でございますが、非常に老朽化いたしております。いつごろあれを建てたのか私も建設年度を承知いたしておりませんが、現代の施設といたしましては非常にそぐわない公衆便所でございまして、私もその必要性を感じておるわけでございます。ただし、区画整理事業のやはり区域内でございまして、私も十分換地の方を承知いたしておりませんが、やはりそういった区画整理事業の換地が進む中で並行的に建てかえを検討していくべきではなかろうかと、このように感じておるわけでございます。 それから、管理でございますが、もう御指摘のとおり非常に汚れておるわけでございます。現在区画整理事業内への2カ所の公衆便所の清掃あるいはくみ取り、こういったものは環境整備課で直営で行っておるわけでございます。清掃につきましては、大体平均で1週間に1回程度しか清掃ができないというような状況でございまして、1週間に1回程度ではやはり汚れもますます目立っていくというような感じもいたしますので、やはりこの辺の清掃の回数もふやすべきではなかろうかというふうにも思っておるわけでございます。 それから、非常に残念なことでございますが、一般利用者の公徳心の低下と申しますか、公徳心の欠如から公衆便所へ備えつけております鏡あるいは水道栓、電球、こういったものの破損とか、あるいは盗難に遭うといったようなことが相次いで起きておるわけでございます。ちなみに、先ほど申し上げました1号公園予定地内の公衆便所、これは57年度に障害者福祉都市の指定があったときに、その事業の一環としてそこへ建てたわけでございますが、あの中の鏡はもうすっぽり盗まれてないわけでございます。こういった管理上の問題もあるわけでございますが、今後そういった公徳心の高揚に努めるとともに清掃も積極的に行いまして十分な管理をやっていきたい、このように思っておるわけでございます。たちまち電球等が切れておるというような御指摘をちょうだいいたしましたので、点検いたしましてできるだけそういうものを設置してまいりたいと、このように思っております。 以上でございます。 ○議長(内田健児君) 西建設部長。              〔建設部長 西 桂一君 登壇〕 ◎建設部長(西桂一君) 次に、第2点目の市街地の開発についてでございますが、それに関連しまして県道地頭上笠岡線の問題でございます。 御質問の小丸の開発でございますが、実はこの小丸開発は昭和47年ごろ寺院団地の移転あるいは住宅の移転先と、あるいは開発ということから団地開発をまた昭和48年12月ごろにはこの小丸に含めまして馬飼地区を含めたもんで笠岡グリーンハイツというふうな名称で、別称卍街というふうなことで呼んだ時期もございますが、そういう一つの団地開発を計画したということがございます。なお、この開発につきましては、地権者の一部の方との会合を持って、そして話を一部進めたという時期があったわけでございます。しかし、現在のような非常に低成長の宅地需要の落ち込んだ、しかも経済下でございます。したがいまして、再び検討することがいかがなものかというふうに考えております。しかし、市街地に接しておりまして非常に……開発ができれば有効な土地利用ができる地区でもございますから将来の課題ということで検討さしてもらいたいというふうに思います。 なお、県道の地頭上笠岡線でございますが、この問題につきましては山陽自動車道に関連しましての道路の改良ということで、園井里庄線の問題が取り上げられております。それに関連しまして馬飼から市街地を結ぶといいましょうか、この地頭上笠岡線の改良はどうせ近い将来改良していかなければならんというふうなことに思っておりますが、県の内部におきましてもこの馬飼越の峠より東は非常に地形の関係で容易に改良できるけれども、そこかに西については非常に住宅地の中を、しかも密集しているところと急傾斜地をということでいろいろと改良事業の関係につきましては相当の困難があるというふうに考えておるということでございます。 しかしながら、先ほど言いましたように笠岡井原線の関連、また都市計画街路の市役所五番町線の改良というふうなものにかかわるわけでございますから、引き続きまして将来とも改良工事の促進をお願いしていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(内田健児君) 渡邊市長。              〔市長 渡邊嘉久君 登壇〕 ◎市長(渡邊嘉久君) 栗尾議員さんの私への御質問にお答えいたしたいと思います。 まず、第3項目の笠岡港再開発計画構想についての御質問でございます。 この笠岡港再開発計画構想調査につきましては、住吉、西の浜、駅前などで豪雨の際や高潮のときに浸水があり、多くの方々から対策について期待をされているところでございまして、先ほどお話がございましたように昨年6月の本会議におきまして三好幸治議員さんから御質問をいただいたところでございます。笠岡市の玄関口といえますこの地区の浸水防止対策につきましては、公共下水道事業の中で雨水と汚水を別々に完全に排除するため検討を行ってまいりましたが、高潮に対する護岸のオーバーあるいは既設の排水管からの逆流につきましては、岡山県管理の笠岡港の整備を行うことと排水ポンプ場を設けることが必要となったものでございます。このために去る57年8月に岡山県に陳情を行いますとともに、ポンプ場の敷地について協議を重ねてまいりましたが、地方港湾の中でのポンプ場設置は港湾施設の代替えが必要である。あるいはまた、護岸、物揚げ場等の改築が困難であることから現状のままでの浸水防止対策は非常に困難でございまして、寺間地先へ建設中の5,000トン級の施設が完成することもあり、笠岡港区の将来のあり方と申しますか、整備の方針につきまして専門家に構想を依頼してみようということから昭和58年度、59年度の2カ年間にわたり株式会社地域計画建築研究所へ委託をいたしまして、岡山大学工学部の森教授、建設省、運輸省の工事事務所長などから成る7名の検討委員並びに福山大学工学部の近藤助教授を幹事長といたしますところの幹事の方々13名で構成される幹事会に諮り、また笠岡周辺の方々のアンケート調査を行うといったようなことの中で将来的な構想としてもまとめられたというものでございます。 したがいまして、この構想につきましては緊急を要します浸水防止対策とは少々かけ離れた陸から見た再開発構想でありまして、笠岡市の中心でございます笠岡駅周辺を笠岡市の顔として考えた場合将来いかにあるべきかという構想でございます。この構想を実現するべきか否か、これはこれからいろんな方向から検討をいただいた上でなければ決定ができないものでございます。私といたしましては「潮風の薫る町笠岡」というイメージを壊さないように水辺空間を大切にして、いわゆるウオーターフロント論の生かされた個性豊かな活力のある港湾再開発ができればといった期待をいたしておるわけでございます。いずれにいたしましても砂、木材等は寺間工区へ移転され、離島への若者たちが群がるような新しい港湾再開発が実現し、浸水のない町となり、港湾整備計画の中で整備が可能となりますように要望してまいりたい、このように考えております。 それから、第2点目の御質問でございまして、提案の出し方について問題はなかったかということでございますが、先ほどから申し上げておりますように株式会社地域計画建築研究所の構想、これがこのまま直ちに実現できるかどうか、今後岡山県や運輸省の意向により決定された上で方向づけがされることでございますために、議会の皆さん方にお諮りを申し上げる段階ではございません。そこで、とりあえず構想ができ上がりました段階で所管の建設委員会の方々へその構想の案をお見せをしたようなわけでございます。 また、橋上駅の構想につきましては、私は今すぐ実現することは困難であると考えておりまして、研究所のこの構想といたしましては橋上駅は本市の発展によりまして将来の方向としては実現されるべきものであるということ。そしてまた、埋立地へ設けられる公共施設につきましても十分検討の上、駅前土地区画整理事業区域の繁栄につながる方向で検討すべきであろうと考えておるものでございます。緊急を要する浸水防止対策の上から構想の実現に努力をいたしたいと考えておるのでございますけれども、議会の皆様方の御努力、また御支援をお願いを申し上げたいと思うわけでございます。 続きまして、第4項目の消防団改革についての3点にわたる御質問にお答えをいたしたいと思います。 まず、第1点目の時期でございますが、御承知のとおり笠岡市内の山陽自動車道の用地買収契約も済みまして、いよいよことしの秋には着工の運びとなり、63年供用開始の見通しとなってまいりました。これにあわせて消防署北部出張所建設が計画をされておりまして、消防署北部出張所建設が……この用地の確保というものを本年度中に予定をいたしておるところでございます。この建設によって北部方面の消防体制が一段と強化をされますので、その時期までに消防団組織の再編成等の適正配置についても検討をすべきではなかろうかと思います。また、かつての消防団分団長会議におきましてもそうした考え方を明らかにいたしておるものであります。申し上げるまでもないことでございますが、こうした構想は昨今の消防団員の就労の多様化により昼間の緊急出動の対応力の低下あるいは団員の高齢化も進んできており、さらに消防力の基準も加味し、消防団の現状と地域の特性を踏まえ消防団の活性化を図りたいという発想からのでございます。そこで、昭和60年度及び61年度前半に他都市の状況等を調査し、団幹部と協議を終え、62年度予算編成時期までに結論を出し、再編成後の整備計画により62年度から予算化していきたい、このように考えております。 なお、先ほどお話がございましたけれども、このような考え方のもとに機庫の建築予算をここ2年間凍結をいたしますために御迷惑をおかけいたしておりますが、ひとつ皆様方の御賢察と御協力とをお願いを申し上げるものであります。 続いて、2点目の作業服支給についての御質問でございますが、現在全団員にははっぴ、ズボン、ヘルメット、長靴等を貸与しておるのでございます。ただし、作業服につきましては副分団長以上、昨年竿頭綬訓練をされた全員、またポンプ操法で県大会へ出場する選手、こういった団員の方々には支給をいたしております。それ以外に自費で購入をしていらっしゃる分団も二、三あるように承っております。 以上のような状況下にございまして、御質問のとおり火事場以外の訓練、警戒、捜索、機械器具点検等の際に軽快で活動的な作業服も時代の流れとして必要と認められます。支給するといたしますと作業服上下のほかバンド、略帽、階級章等調えることになりまして、大体1人当たり約6,000円ぐらいを要するんではなかろうかということでございまして、そうしたことを考えましたときに厳しい財政状況下でございまして、即答はできかねますけれども、先ほどから申し上げました来るべき消防団再編成の時期に十二分に検討するということで答弁をさしていただきたいと思います。 次に、3点目の部の運営資金についてでございますが、消防団の手当等につきましては諸物価、賃金から申し上げましてもまことに奉仕的、犠牲的なものでございまして、常日ごろ消防団活動に従事していらっしゃる方々に感謝を申し上げておるところでございます。栗尾議員さんも消防団の分団長として奉仕的な精神を持って御活躍を願っておるわけでございまして、分団運営につきましても御苦労があろうかと存ずるわけでございます。ところが、この運営資金ということでございますが、県内で交付されている都市が、例えば倉敷市、井原市といったようなところがあるわけでございますが、その場合には水火災に出動した際の手当としての費用弁償は支給されていないのがほとんどのようであります。出動に見合って費用弁償をするのがよいのか、あるいは運営資金または交付金として一括交付するのがいいのか、こうしたことは団員の士気高揚でございますとか、出動率にどのような影響をもたらすか等々、いろんなことを考えましたときに私としては慎重に取り組む必要があろうかと考えます。1点目でお答え申し上げましたように再編成の検討時期に入っておりますので、その節団幹部の皆さんと議論を重ねてみたいと考えておるものでございます。 以上をもちまして答弁を終わらしていただきます。 ○議長(内田健児君) 栗尾議員。              〔5番 栗尾順三君 登壇〕 ◆5番(栗尾順三君) 御丁寧な御回答をいただきましてありがとうございました。 駐車場の問題ですが、私がまずお聞きいたしました駐車場というのは道路の延長であるという考え方が正しいのか正しくないのかということをお尋ねしたわけでございます。回答の中であくまでこの駐車場の件は商店街でというような御答弁でございましたが、現在120店舗の振興組合がございまして、委託契約によりますと4振興組合との契約となっております。商店街の4振興組合というのは本町通りが2でありまして、スサキ通りが1、そして駅前の振興組合と、こう4つの商店街が今回の駐車場の委託契約をされているわけでございますが、もう既に皆さん御承知のように駅前振興組合というのは積立金ももう全然しておりません。そして、二、三日前でしたか現在、駐車場の利用度、そして収益はどのようになっているのか。現在、若林さんという人があそこの管理をしておられるのですが、1日大体100台から百二、三十台、多いときで、少ないときで六十七、八台ということで、その収益金というのは67台のときが1,550円、103台のときが1,440円、100台のときが1,700円、2,000円まで1日の収益というのが上がらない。駐車場をあの8階建ての前の駐車場にしますと739平米でございますが、これは35台ぐらいの収容能力を持っておる駐車場でございます。そういったことを考えると商店街の多くの皆さんが土地は市に貸していただいて、営業利益は絶対出ないのだから経費等は商店街で見るというような営業の方法だったら成り立つんだというような考え方の人が非常に多いんであります。1口200万円ほど出していただけば60軒ぐらいで、30万円として1億2,000万円ぐらいの投資でありますから1軒の家が200万円出せばやれるんだというような大体の勘定でございますが、多くの皆さんに聞いてみますとそれはちょっと難しいんじゃないかというような返事が返ってまいります。そこで、当然、駐車場というのが道路の延長であるというのが正しいんじゃないかという理論が成り立つわけでございますが、商店街としても力いっぱいそのことには取り組むと言われているわけでありますが、ここで振興基金の運用の程度がどのぐらいの範囲で取り崩していけるものかということを、その考え方を明らかにしていただきたいと思います。 また、区画整理事業の年度別予算というのが、前回私が質問さしていただきましたときには55年から60年までの年度別の予算というのを明示していただいたと思います。今回65年度までに5年間延長ということで65年までの年度別の予算というのをお知らせをいただきたいと思います。 また、この区画整理事業というのは道路の王の字形ということで道路の整備がされると言われていましたが、まずどこをやるのか。一番に22メートルをやるのか、駅前広場をつくるのか。今の建設部長のお話ですと65年までには大体自信を持ってやっていけるんだというような答弁だったと受けているわけでございますが、とにかく22メートル道路を1本抜いてくれえと、先日も区画整理事務所の2階で駅前商店街振興組合の人の寄り合いがありました。そのときの話でありますが、22メートルの道路を1本どうしても抜いてくれ、その道路の名前は渡邊道路でええじゃないかというような声まで出ていたわけでございます。そういった意味で駅前を一番に広くするとか、そういった明確なお答えをひとつしていただきたい。 そうして、本通りと中央商店街、大仙通りの商店街、大体何年ごろであるかということが知りたいわけでありまして、当局によりますとそういう先走ったことを言ったら事業がやりにくいということもあろうかと思いますが、年度別の予算が決まっておるわけでありますから、そういったことも一応の計画はあると思います。そういうことをお知らせいただきたいと思います。 そして、たびたび最近聞く言葉で終戦処理という言葉を耳にするわけでございますが、65年までに大体の区画整理事業を終わり、その道路整備が終わったならその後は終戦処理ということで残ったやつをぼつぼつやっていくというようなことをよく聞くわけでございますが、その終戦処理というのはどのくらいの時間をかけてやっていくのかお知らせをいただきたいと思います。 公衆便所の件でありますが、環境整備課が週1回ほど掃除をしているということでございますが、新しい公衆便所に行ってみますと何か黄色い色のようなものがついたり、天井を見ますとクモの巣が張っていて、週1回掃除をしているならばクモの巣等はそう張りつかないと思うんですが、かなり長い間手を入れてないというのが現実でございます。回数でなく徹底的に清掃をやるというのが必要ではないかと思うわけでございますが、この際、専門業者に委託するというようなことで解決をしたらどうかと御提案をする次第でございます。 市街地の開発でございますが、区画整理事業ができますと歩行者天国あるいは下水道が完成しますとあの隅田川もきれいになるし、鯉でも飼えるような状態になると思うわけでございます。そういったときにその周辺に宅地がないということで商店街の活性化ということももちろんでございます。寂しい感じがして私はどうも納得ができないわけでございます。 現在、開発公社では茂平周辺の宅地造成を計画しているように聞いております。美の浜のような問題のできる開発はやめにして、少々高くついても利用価値のある小丸の開発ということを、ミニ開発で結構ですので二、三十軒程度の開発をしていっていいか悪いか結果を見てみたらどうかというような気もするわけでございますが、先日も福山のある金融機関から電話がございまして、茂平地区の開発は一体、笠岡市がどのように考えているのかというような具体的な質問を受けたわけでございますが、そういう計画が具体化しているのかどうかお聞かせいただきたいと思います。 開発計画でございますが、私が言っているのとは何か筋違いであるように感じたわけでございますが、私はどうも市長が金を出してみんなが自由にわしの計画案じゃとかというようなふうに言われること自体がちょっと疑問に思うんですが、その辺をはっきりと御答弁をいただきたいと思います。 大変恐縮ですが、一番初めの駐車場という問題で環境整備ビルの前の駐車場よりほかに私は公園の下を半地下ぐらいで造成をし、下は駐車場、上は公園というようなことは考えられないのか、それを市営で検討してみていただきたい。特に旧市街地というのは狭い土地柄効率よく市民感情を考慮の上で使っていただきたいということを要望いたしたいと思うわけでございます。 以上で第2回目の質問を終わりたいと思います。 ○議長(内田健児君) 約10分間休憩します。              午後2時56分 休憩              午後3時13分 再開 ○議長(内田健児君) 休憩を解いて会議を再開いたします。 栗尾議員に対する答弁を求めます。 西建設部長。              〔建設部長 西 桂一君 登壇〕 ◎建設部長(西桂一君) それでは、栗尾議員さんの第2回目の御質問でございますが、まず第1点の駐車場の問題でございます。特に関連しまして道路の延長ではないかというふうな御質問でございます。確かに車があるからこの駐車場が必要であると、あるいはガレージが必要であるということはこれはもうもっともそのとおりでございます。したがって、その延長はやっぱし利用するものは道路であるということからすればそのとおりであるというふうに思います。ただ、それをだれがつくるか、公のものがつくるのか、あるいは私がつくるのかという問題であるというふうに思います。笠岡の駅前区画整理区域内の駐車場につきましては、議員さんも御承知のように54年2月5日にやはり委託契約を結んでおりますこの4振興組合、駅前あるいは中央商店街、本町商店街、大仙通りの商店街等のやはり基本的なもんがあるわけでございますから、まずそれを踏まえる中で今後の対応を考えていくべきだというふうに思います。 なお、この駐車場の予定でございますけれども、私の方の予定台数とすれば90台ぐらいは可能であろうというふうに思っております。 それから、最近にいろいろと振興組合のあり方について、あるいはいろいろの問題があるということも承知いたしております。しかし、それあたりも今言いますようにこの事業との深いかかわりがあるわけでございますから、どうかひとつもとの姿に返っていただくようにお願いしたいというのが我々担当としての希望でございます。 それから、半地下式な駐車場にというふうなお話でございますが、先ほどちょっと触れましたが、坪当たり大体30万円程度でございましょうということを申し上げておりますが、したがって、この程度のものでそういうふうな構築物ができるかどうか問題があろうかと思います。少なくとも四十数万円から50万円以上のものの費用が必要ではなかろうかというふうに思います。したがって、地価の関係との相関的な関係がございますが、そういう中でまだ笠岡の駅前の地区の中央より北部あたりの場所に設けるということになりますといささか時期が尚早ではないかというふうに思います。 次に、年度予算の関係でございますが、確かに現在までに使用いたしておりますのが先ほど触れましたように36%足らずのものでございまして、あとの残りが非常に大きな事業費が残っております。しかし、笠岡市の事業費の伸びを見てみましても昨年4億2,000万円であったわけでございますがことし5億1,000万円。今後十四、五%の伸びを毎年累積していけば65年におきましておおむねその基本事業費からすれば85%程度のものはできるだろうと。言いかえますとその公の施設である王の字形の道路というふうにおっしゃっておりましたが、この区域内には22メートル、16メートルあるいは8メートル等の街路決定いたしております道路が5本ございます。これらのものと駅前広場との一つの構成をもってこの地域の面的整備を図ろうというものでございまして、したがってそれらの施設というものはおおむねその時点におきましては完成するというふうなことをもくろんでおるわけでございます。 なお、個々の商店街の移転等につきましては、できるだけ街区的な移転をお願いするということがその事業の促進あるいは経費の低廉につながるものでございますから、今後もそういう方向で対応してまいりたいというふうに思っております。 なお、終戦処理の時間という問題でございますが、これは一応65年におおむね工事が概成するであろうということでございまして、我々が終戦処理というふうに申し上げておりますのは、この事業が終わりましていろいろと換地によりますところの精算金の交付あるいは徴収という作業がございますが、これがおおむね5年かかるということでございまして、ということは5年の分割でそれらのものを精算していくという意味から終戦処理の時間というふうに呼んでおるということを申し上げておきます。 それから、茂平の宅地開発に関連しての問題でございますが、これは開発公社の理事会の協議会で最近、茂平沖の工業団地もおおむね売れ切れたという中でひとつ笠岡市も将来とも工場の誘致ということをやるべきであろうと。それがためにはどの辺が適地であろうかという話の中で先ほど言われましたように茂平といいましょうか、大宜の国道線沿いのちょっと南寄りの土取り場の跡あたりはまあ地盤も硬いしというふうな話があったということでございまして、何も具体化したというもんではございません。したがいまして、これらのものがたとえ具体化したとしましても小丸とはその使用目的を異にしまして工業用地というふうになろうかと思います。 それから、小丸の問題につきましては、先ほどから非常に場所的にはいいということを申し上げておりますが、当時、小丸の頭をつぶした場合に約70万立米の土が出るだろうということでこの土を運搬する、地区外に搬出する道路の問題でいろいろ議論をしたことを多少覚えております。したがって、それの問題あるいは火葬場の移転等、いろんな問題が絡むわけでございますから、そこらあたりのものとの兼ね合わせの中で将来の課題というふうに言わしていただきたいと思います。 なお、市街地の周辺の開発でございますが、現在、大井の土地区画整理事業といたしまして組合が認可となっておりますところの約45ヘクタールの区域の作業が残っております。これらはすべて大体1種住専でございますから、住宅というふうなことで対応を考えておるわけでございます。したがって、これらの団地造成によっての地域のあるいは市の人口増等の問題も将来にわたって進めていくべき問題ではなかろうかというふうに思っております。 それから、最後になりましたが、物の進めの順序ということで再応に御質問がございまして、先ほどちょっと触れましたが60年から62年にわたりまして駅前川辺屋線、言いかえますと市役所のところからやはり駅前に向かっての22メートルの道路というものを一応主体として考えてまいりたいということと、それから次に金崎浜田線、あわせましてでございますが、ちょうど現在の仁王堂筋でございまして、これを西から東へもって貫通したいという考えでございます。したがいまして、それの後に来るものが商店街の集団移転というふうなことで区画整理事業を進めていくのが一番ベターではなかろうかというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(内田健児君) 笠原民生部長。              〔民生部長 笠原昭治君 登壇〕 ◎民生部長(笠原昭治君) 栗尾議員さんからの再質問でございまして、公衆便所の管理について非常に汚いという厳しい御指摘をちょうだいいたしたわけでございます。私も管理が十分でないというふうに思っておるわけでございまして、そこで専門業者にこの管理を委託してはどうかと、こういう御提案でございます。私もそういった面での必要性も実は感じておるわけでございまして、今後検討してみたいというふうに思っておるわけでございますが、しかし予算的な面も伴うわけでございますので、今後の検討課題ということにさしていただきまして、当面は直営による清掃強化していきたい、このように思っておりますのでひとつ御了承をいただきたいと思います。 ○議長(内田健児君) 安藤産業部長。              〔産業部長 安藤好夫君 登壇〕 ◎産業部長(安藤好夫君) 先ほど来の駅前区画整理事業にかかわります駐車場問題に関連して商店街振興基金の運用程度についてという御質問があったわけで、私の方から御答弁さしていただきたいと思います。 商店街振興基金は御案内のとおり、昭和56年度におきまして大店舗出店の影響によります商店街振興対策ということで、株式会社ニチイからの4,000万円の寄附をいただいておりまして、それに一般財源2,000万円をつぎ込みまして計6,000万円を基金として積み立てておるところでございます。そこで、昭和59年度末の預金残高ですが六千九百二十五余万円となっております。この資金につきましては、笠岡市基金の設置管理及び条例に関する条例におきまして1つには商店街共同施設等事業費、2つには商店街振興対策事業費、この2つに充てる場合に限定されておるところでございます。したがいまして、先ほどからお話が出ておりました共同駐車場、当然助成の対象となるわけでございます。しかし、この場合でも事業費に対する補助率等は現在制度化はいたしておりません。また、市内の各商店街ごとにそれぞれの配分枠があるものでもございません。これらの運用はすべてそれぞれの事業計画に基づきまして笠岡市商店街振興基金運用審議会、これは委員さんを10人お願いしておるわけですが、昭和57年7月20日付で笠岡市訓令第10号で設置しております。したがいまして、商店街振興組合連合会が計画の共同駐車場においても現段階では先ほど建設部長答弁がありましたが、土地取得費のみが判明しておるわけですが、全体事業費は不明確であります。そこで、基金の使途可能額と申し上げることはできません。繰り返すようですけれど、そうした基金の使用にふさわしい事業計画が出されました場合には、先ほども申し上げました審議会の意見を聞いて決定したいと、このように考えております。御理解をちょうだいしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(内田健児君) 渡邊市長。              〔市長 渡邊嘉久君 登壇〕 ◎市長(渡邊嘉久君) 栗尾議員さんから笠岡港再開発計画構想について重ねて御質問をちょうだいいたしましたので、それに対してお答えをいたしたいと思います。 先ほど第1回目の答弁で申し上げましたように、この笠岡港再開発計画構想でございますが、株式会社地域計画建築研究所に58年度、59年度2カ年度にわたりまして、たしか予算金額が880万円だったと思うわけでございますが、それで委託を申し上げた。それで、その研究所の方でこれもさっき申し上げましたように検討委員会、これは岡大の森教授をキャップにして7名から成る検討委員会でございますが、そのメンバーを申し上げてみますと国の運輸省あるいは建設省の出先機関の長、さらにまた県の土木部あるいは企画部長といったようなところがそのメンバーであるのに加えて笠岡市もその検討委員会に入っていったということでございます。そして、その下に福山大学の近藤助教授をキャップにしての13名から成る幹事会が構成をされ、そこでいろんな合法的なチェックであるとか、いわば事務的な実務的なことについての検討を重ねられてそれを検討委員会に諮り、そうして今申し上げましたようなコンサル、建築研究所の案が私どもの手元に届いたということでございます。 そこで、こうした構想について今私どもの手元に届き、さらにまた先般建設委員会の方々に御説明申し上げたものはこれはもうまさしく笠岡市役所案と称してもいいもんであろうと思うわけでございますけれども、ただ正式に市役所案ということができるかどうかというにつきましては、これはさっき申し上げましたように研究所の答申といいますか、研究所の構想として私どものところに届けられたということでございまして、そうした審議の加わってきたという過程はあるわけでございますが、正式にまだ市役所の案であるというところまではいわばその認知をされてないんではなかろうかという気がいたすわけでございます。 そこで、先ほど御質問がございましたけれども、こうした笠岡市の将来の発展を左右する案というようなもの、そうした構想があるとき、これはいわばいわゆる百家争鳴の案になって雨後のタケノコのごとくいろいろあちこちから出てきたというんでは必ずしも歓迎をするべきことじゃないと思います。しかし、これは既に笠岡湾の干拓の土地利用につきましていろんな案が市内でも取りざたをされ、堂々とまかり通ってきたといったような経過もあるわけでございまして、そのような点から申し上げますならばそれぞれの法的なチェックといいますか、法的な規制というものをクリアをしながら、そうして笠岡市の将来の発展のために自分はかくあるべきであるといったような案をお出しいただく。そして、そのことで私どもは文字どおり衆知を集めての議論を闘わしながら笠岡市としての最終的な態度を決定するというようなことはむしろ私は好ましいことではなかろうかというように考えておるわけでございまして、笠岡市の案としては先ほど申し上げましたようにまだ確定的な認知を受けたところまでは行っておらないのがこの構想であるということでひとつ御理解をいただきたいと思います。 ○議長(内田健児君) 栗尾議員。3回目ですからまとめて質問してください。              〔5番 栗尾順三君 登壇〕 ◆5番(栗尾順三君) それでは、1点だけ、振興基金の範囲についてをお尋ねしたいと思います。 坪30万円ぐらいということでございますので、約2億円ぐらいの整備計画だったとしたら幾らぐらい出せるのか、この1点をお尋ねしたいと思います。 区画整理というのはいろいろな問題が山積するのは当然であると思います。非常につらい仕事だと思いますが、区画整理に取り組んでおられる職員の皆さん方には本当に大変な御努力があることと思います。そこで、市長にお願いをしておきたいわけでございますが、特に区画整理というのはこの区画整理は自分が生涯かけてやったんだというような人事をしていただきたいということを強く要望するものでございます。他の区画整理をやっておられるところで聞いてみましてもやはりその責任者というのは大変長い間をかけてその区画整理を完成されて退職をされていった例が非常に多く聞かれます。そういう意味で特に要望をしておきたいと思います。 駐車場、小丸の問題でございますが、区画整理事業、そして下水道事業と大変なお金を投入されるわけでございます。その開発が本当によかったんだというのは私がさっき言いましたように小丸の開発、これが絶対条件だと考えますので、どうか少しでも前進いたしますように前向きに考えていただきますことを強く要望いたしまして終わりにしたいと思います。 ありがとうございました。 ○議長(内田健児君) 安藤産業部長。              〔産業部長 安藤好夫君 登壇〕 ◎産業部長(安藤好夫君) お答え申し上げます。 共同駐車場につきましては、商店街関係者の強い熱意によって2カ所が確保されておると先ほど答弁があったわけですけれど、これらの取得を含めての整備計画につきましては、これは2億円ほどとおっしゃられるわけですけれど、通例でございますとこれには借入金の返済や維持管理費がまだつくわけでございまして、当然これはそういった事業を起こされる方が御負担願えるんがよかろうじゃなかろうかと、このように考えております。 仮に商振連の方が資金調達、中小企業高度化資金があるわけですけれど、こうした借り入れをされましても20%程度は自己負担が要るわけでございまして、六千数百万円を全部崩してしまうのがいいのかどうか、利子補給などを行っていくのがどうか、これも先ほど来申し上げましたけれど、審議会で十分な検討をいただいて決定したいと、このように思っております。 以上でございます。 ○議長(内田健児君) 以上で栗尾順三君の質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 本日はこの程度にとどめて延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内田健児君) 御異議なしと認めます。よって、本日はこれをもって延会することに決しました。 本日上程いたしました諸議案に対する質疑以下は19日に行いますので御了承願います。 なお、この際、申し上げます。 会議規則第47条1項の規定による諸議案に対する質疑の通告期限を18日午後1時までといたしますので、よろしくお願いいたします。 以上で本日の議事日程は全部終了しました。よって、本日はこれをもって延会いたすわけでありますが、延会に先立ち申し上げます。 明日の会議は午前9時から開議いたします。議事日程は本日に引き続いて一般質問を行います。御在席の皆様には改めて通知いたしませんのであわせて御了承願います。 長時間にわたり大変お疲れのことと存じます。 本日はこれをもって延会いたします。 ありがとうございました。              午後3時35分 延会...