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09月21日-04号

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  1. 笠岡市議会 1984-09-21
    09月21日-04号


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    昭和59年  第 7回 9月定例会          昭和59年第7回笠岡市議会定例会会議記録(第4号)               昭和59年9月21日(金曜日)議事日程   午前9時開議  日程第1 請願書の取り下げについて       (請願第5号)  日程第2 委員会審査報告       民生水道常任委員会       建設常任委員会       産業常任委員会       議案第96号・請願第3号・請願第9号・請願第10号(質疑・討論・議決)  日程第3 追加案件上程       議案第98号~議案第102号       発議第3号~発議第5号(提案理由説明・質疑・討論・議決)          ──────────────────────本日の付議事件  上記議事日程と同じ          ──────────────────────出席議員(30名)    1番 三 好 幸 治君          2番 小 山 明 正君    3番 守 屋   忠君          4番 奥 野 泰 久君    5番 栗 尾 順 三君          6番 長 安 昭 男君    7番 三 好 孝 一君          8番 馬 越 昭 二君    9番 島 本 実 男君          10番 小 寺 康 司君    11番 幡 司 勝 治君          12番 酒 井 宏 侑君    13番 谷 本 丞 作君          14番 枝 木 一 徳君    15番 安 藤 輝 通君          16番 角 田 新 市君    17番 斉 藤   勇君          18番 明 護 教 人君    19番 明 石 和 巳君          20番 赤 瀬   光君    21番 藤 井 謹 爾君          22番 菅 本 國 一君    23番 内 田 健 児君          24番 石 田 英 夫君    25番 岡 田 伸 志君          26番 吉 井 照 典君    27番 山 本 憲 二君          28番 大 山 友 久君    29番 金 尾 政 雄君          30番 原 田 梁 作君          ──────────────────────説明のため出席した者の職氏名    市  長  渡 邊 嘉 久君    助  役  藤 井 昭 和君    収 入 役  田 辺   務君    教 育 長  藤 井 英 樹君    企画部長  笠 原 昭 治君    総務部長  山 下   坦君    民生部長  亀 井 賢太朗君    建設部長  西   桂 一君    産業部長  秀   弘 行君    市民病院事務部長                            藤 井   寛君    水道局長  阪 田   惇君    総務課長  今 中 一 勲君          ──────────────────────事務局職員    局  長  福 家 年 明君    次  長  高 田 行 則君    庶務調査係長谷 本 嘉 彦君    議事係長  山 部 明 道君    主  事  桑 田 勝 正君          ──────────────────────              午前9時6分 開議 ○議長(内田健児君) 休会中は付託案件審査のため各委員会をお開きいただき大変お疲れであったと存じます。 日程も予定どおり運びまして、いよいよ最終日を迎えることができました。これは皆様の御協力によるもので、厚くお礼を申し上げます。 さて、本日は御多用のところ多数の御出席をいただきありがとうございます。 ただいまの御出席は29名であります。 これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付してありますので御了承願います。 ○議長(内田健児君) これより日程に入ります。          ────────────────────── △日程第1 請願書の取り下げについて ○議長(内田健児君) 日程第1、請願書の取り下げについてを議題といたします。 この際、職員をして請願書の取り下げ書を朗読いたさせます。              〔職員朗読別紙添付)〕 ○議長(内田健児君) お諮りいたします。 ただいま議題となっております請願書の取り下げについては、これを承認することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内田健児君) 異議なしと認めます。よって、請願書の取り下げについては、これを承認することに決定いたしました。          ────────────────────── △日程第2 委員会審査報告 ○議長(内田健児君) 日程第2、委員会審査報告を行います。 まず、議案第96号昭和58年度笠岡市水道事業会計外1件の決算認定についてを議題といたします。 この際、職員をして審査報告書を朗読いたさせます。              〔職員朗読別紙添付)〕 ○議長(内田健児君) 続きまして、委員長の報告を求めます。 民生水道常任委員長、7番三好孝一君。              〔民生水道常任委員長 三好孝一君 登壇〕(拍手) ◆民生水道常任委員長三好孝一君) 去る9月12日の本会議で、私ども民生水道常任委員会へ付託されました議案第96号昭和58年度笠岡市水道事業会計外1件の決算認定について、その審査結果を簡単に御報告申し上げます。 審査のための委員会は、9月13日の午前9時から委員会室におきまして担当委員全員が出席し、また執行部からは助役を初め水道局長市民病院院長事務部長のほか担当課長、代表監査委員の方にも御出席をお願いして開催いたしたものでございます。審査に当たっては、水道局長事務部長、事務課長からそれぞれの決算書について説明を聴取し、また代表監査委員からも審査上の参考といたしまして監査意見を拝聴した上で、慎重審査いたしたところでございます。その結果は、御案内のとおり全員一致をもちまして原案を認定することを適当と認めたものでございます。しかし、審査途上において、また審査結果の取りまとめの過程におきまして、各委員から種々要望意見がありましたことも事実でございます。これらの事項を集約いたし委員会としての要望事項とすることにいたしましたので、これらの諸点について御報告申し上げ御参考に供したいと存じます。この点御了承賜りたいと存じます。 まず、水道事業決算審査について申し上げます。 決算報告書並び決算審査意見書で詳しく述べておられますが、本年度も事業内容は引き続き順調に推移しております。そして、本年度で多年の念願でありました繰越欠損金の解消が図られましたことは、大変喜ばしいことであり、関係者の努力に敬意を表する次第でございます。今後もより一層地域住民の福祉の増進のため合理的でかつ能率的運営に努め、健全財政の維持に格段の努力を望むものであります。続いて、審査中の意見を織りまぜて説明いたしますと、本年度末までの上水道の普及率は総人口に対し89.8%となり、実に5万5,873人に給水を行った状況です。また、配水量におきましても前年度に比べ10.9%アップし、455万1,410立方メートルとなっております。特に、一日最大給水量は企業団からの契約水量の約74%を使用するに至っております。しかし、有収率におきましては、依然高水準を維持しておりますものの昨年より若干下回っております。そこで、この原因であると思われる漏水について定期的調査の実施を当局にただしたところ、3年サイクルで市内全域を調査しているとのことであります。この漏水調査は受水費に直接結びつくものであり、今後も引き続き調査の必要性を感じたわけであります。 次に、漏水事故の対応について現況をただしたわけであります。特に、事故に際しては素早い対応が必要なわけで、そのためにはストップバルブなど位置の確認ができる図面が不可欠であります。当局もこうした事故、また維持管理に備えて図面はつくっておりますが、もっと詳しい図面の必要性を感じており、これには多額の経費を要するので経営面を考慮しながら実行に移す計画のようであります。 次に、経営面でございますが、水量の伸びによる水道料金収入の増、反面修理費、支払い利息などの経費の減少により約9,600万円の純利益を計上いたしております。もちろん、これには高料金対策補助金1億8,713万8,268円が大きく寄与していますが、まずは順調な経営成績だと思うわけであります。 次いで、簡易水道でありますが、山口簡易水道は昭和35年に建設されたものであります。既に23年を経過しており、施設の老朽化が目立っており、非常に手がかかり出したという状況であります。本年度は、特にそういった施設の修繕に多額の経費を費やし、費用構成比に占める修繕費の割合は38.7%と、昨年の9.9%、これを大幅に上回っております。 特に、配水管はほとんどが石綿管が使用されており、耐用年数の25年にほぼ近づいておる状況から、今後も施設修繕費の増大が十分に予測されるところであります。経営成績も約500万円の赤字を生じており、芳しい状態ではありません。当局もこのような施設の状況と、夏場のピーク時には十分な給水ができない事態が生じることもあって、昨年から地元と接触を持ち、飲料水の安定供給のために上水との統合を話し合っております。しかし、地元の空気は我々がつくった施設という意識が強くあり、非常に愛着を持っておられまして、さらに水源があるということに対する未錬が強いということ、また料金の問題もあり、すぐには難しいようであります。 以上、経過を申し述べましたが、この会計につきましては次の事項を要望して終わりたいと思います。 要望事項は、山口簡易水道を廃止して上水道への統合を図っていただきたいということであります。理由は、先ほど申し上げましたように施設の老朽化が激しく、維持修繕費の増加による赤字の増大が見込まれ、さらに改修工事をするにしても、多額の経費を要するものと思われるところから要望するものであります。 次に、病院事業につきまして申し上げます。 決算の状況は昨年に引き続き赤字決算でございます。赤字額は約2億円を計上しておりまして、58年度末の累積赤字は4億円を超える額となっております。赤字原因の主たるものといたしましては、一般会計補助金の減額と、医業収入の減収でございます。一般会計補助金は昨年度で病院事業経営健全化計画の完了に伴いまして、約1億5,000万円の減額であります。次に医業収益は収益のもとになる患者数の予想外の減少であります。入院、外来患者の総数は15万7,769人、昨年度より5.7%、9,548人の減少でございます。また、病床利用率は76.5%と結核病床を含めた数字でありますが、全国自治体病院の平均85.1%をかなり下回っております。外来、入院比率につきましても全国平均は約150%であるのに対しまして、当市は約100%という状況でございます。 以上が赤字の原因についての態様でございまして、病院事業経営は前途多難であると思うわけであります。したがいまして、委員会審議でも赤字の要因である外来患者の少ない原因はどこにあるか、設備投資に問題はないか、結核病棟の廃止はどうしてできないか、託児所存続の必要性等について意見が集中した次第でございます。当局もこうした諸問題を含めた数項目にわたる改善案を計画し、自主再建に向かって真剣に努力いたしております。 そこで、現在進めている改善案の主な項目を述べてみますと、まず1番目に患者の確保についてであります。主に外来患者のふえることを望んでいるものでありまして、医師の充実、外来診療体制の充実、診療施設整備の充実、患者に対する接遇の改善等を挙げています。2番目に、結核病棟の廃止についてであります。3番目に、地域住民とのつながりを密にする諸施策の実施。4番目に、診療行為、記録の徹底。5番目に、適切な投薬、投薬日数の改善。最後に、効率的経営のために職員の適正配置、事務改善による経費の節減、民間委託の促進などを挙げております。このうち既に内科医師1名の増員、この8月6日から診療開始時間を30分繰り上げ8時30分としており、医療事務の電算化につきましては、この4月から実施に移されております。もとより自治体病院の使命は、地域住民の医療と福祉をやっていくことが第一条件でありまして、身体障害者寝たきり老人のための公衆衛生活動、老人医療、僻地医療、救急医療、結核医療、精神医療、こうした不採算診療ばかりでありますが、これらを全うしなければならないわけであります。委員会もこのような公立病院の性格、また事業経営の困難さは十分承知するところでありますが、現実には58年度末で4億円の赤字を抱えておるわけで、ほっておくわけにはいかない重要問題であります。このことから次の事項について要望を申し上げ、早期に再建ができるようお願いした次第です。 要望事項は、まず第1点目、病院事業改善計画案に沿って早期に改善ができますよう要望するものであります。 次に、2点目は結核病棟の廃止についてであります。これは改善項目にもありますが、以前から問題になっておることであります。入院患者は年々減少しており、現在では20名という状態で、しかも58年度の結核病棟だけの収支決算は4,500万円もの赤字を計上しているわけであります。こうした状況から病院の健全経営のためにも廃止する必要があると思われるのであります。当局も昨年医師会に対し廃止を申し入れておりますが、県内で高梁川以西にはこういう結核病院がないということから、同意が得られなかったという経緯があります。しかし、この際CTの導入を計画していることでもあり、医師会に対し粘り強い交渉を要望するものでございます。 3点目は、院内託児所の廃止についてであります。現在の保育所の状況は託児所設立当時と情勢が変わって、存続の必要性はないと思われるのであります。また運営経費も年間680万円を要しているわけで、この際廃止の方向で検討していただきたいことを要望するものであります。 4点目に、看護婦さんの勤務態度また接遇でございます。このことは昨年も要望したところでありますが、患者サービスは大変重要なことであります。このことから今後より一層の向上を望むものであります。 以上、審査の報告は大変厳しい内容の報告になっておりますが、全く明るい見通しがないわけではありません。本年9月7日の金曜日には、平均外来が278名というところが444名と珍しくふえておりますことは、何か希望の持てることではないかと思われるのであります。 以上、水道事業病院事業の2会計の決算認定についての審査結果を御報告申し上げましたが、極めて簡単かつ抽象的でおわかりにくかったかと存じますが、何とぞ御了承賜り委員会の決定に御賛同くださいますようお願い申し上げます。終わります。(拍手) ○議長(内田健児君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内田健児君) 質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 御意見はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内田健児君) 討論を終結いたします。 これより議案第96号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内田健児君) 御異議なしと認めます。よって、議案第96号は委員長の報告のとおり決定いたしました。 次に、請願第3号から請願10号までの請願3件を一括議題といたします。 この際、審査報告書を職員をして朗読いたさせます。              〔職員朗読別紙添付)〕 ○議長(内田健児君) 各委員長の報告を求めます。 まず、建設常任委員長長安昭男君に願います。 建設常任委員長、6番長安昭男君。              〔建設常任委員長 長安昭男君 登壇〕(拍手) ◆建設常任委員長(長安昭男君) 去る6月20日及び9月12日の本会議におきまして、私ども建設常任委員会に付託されました請願第3号応神川暗渠改修工事に関する請願について、請願第9号遊園地の設置についての2件について、審査結果を簡単に御報告申し上げます。 まず最初に、請願第3号応神川暗渠改修工事に関する請願についてでございますが、審査のための委員会は去る6月22日午前9時から第2議員控え室において、さらに第2回目は9月14日同じく午前9時から委員会室におきまして、全委員出席のもとに委員会を開催し、執行部からは関係部課長の出席を求め、また現地調査も行い、執行部の考え方もただしながら慎重審議したところであります。その結果は、御案内のように請願第3号応神川暗渠改修工事に関する請願については趣旨採択、請願第9号遊園地の設置に関する請願については採択という決定をしたものであります。以下、その内容について審査の概要を申し上げ御参考に供し、御賛同を賜りたいと存じます。 まず、初めに請願第3号応神川暗渠改修工事に関する請願についてでございますが、請願内容は請願書の趣旨、理由にもありますように、応神川側道の道幅を現在の2.5メートルから3メートル幅のものを暗渠方式により応神川にふたをし、4メートルから4.5メートルに整備拡幅して、自動車の行き交えるよう全長約180メートルを改修してほしいというものでございます。なお、この請願第3号は先ほども申し上げましたように本年6月20日に我が建設常任委員会に付託されましたが、1回目は継続審査とした経緯がございます。慎重審議を期するため継続審査とした理由でございますが、皆様御承知のようにこの請願代表者には付近の行政協力委員、消防団の部長、保育園長となっており、改修工事を仮に実施する場合、直接関係する河川に隣接の地権者の同意が必要とされるのに、地権者との折衝がなかったこと、さらには応神川そのものが県の砂防河川であることから県当局の意向、もう一つには今後この種の、いわゆる河川にふたをして道路を拡幅改良することが本請願以外の市内他地域に及ぼす影響並びに市側のこれに対する対応等の諸問題から継続審査としたものでありますが、2回目の9月14日の委員会におきまして、説明順序が逆になりますが、会議の冒頭建設部長よりこのような河川を埋めて道路を拡幅した場合、他地区へ及ぼす影響、今後の市の対応等について詳細なる説明、考え方が述べられたものでありますが、その概要は特殊な地理的条件がない限り、土地利用の状況、効果を考慮しながらケース・バイ・ケースで実施したいという前向きな答弁がございました。また、砂防河川の件につきましては、宮地川の例もあり県の承諾を得ることも至難でないと判断、さらには一番問題となりました河川及び側道の地権者の同意につきましても、当日紹介議員にも出席をお願いし、紹介議員から詳しくその後の折衝経過が説明され、その努力の跡が見られるとして委員会は了としたものでございます。 なお、冒頭にもちょっと触れておりますが、この請願を趣旨採択とした主たる理由でございますが、全委員は請願の趣旨である道路拡幅という点については、現在の車社会への移行等を考えるとき何ら異論はなかったわけでありますが、ただ当局側の説明によれば、このルートは近々公共下水道を実施する地区であるため、直ちに道路拡幅整備ということは二重投資にもなりかねないし、願意は了とするも公共下水道の着工時にあわせて施工するよう判断したものであります。なお、工事施工に当たっては地権者の合意、理解を得るということはもちろんのこと、また下水道工事がいかなる方法で実施されるか現在の段階では明らかにされてはないが、その際地元住民の積極的な協力をぜひとも得ること、また砂防河川であるゆえに県当局とも十分な連携を保つ等配慮しながら、できるだけ速やかに願意に沿うよう当局側に善処方を要望し、趣旨採択といたしたものであります。 続きまして、請願第9号遊園地の設置に関する請願について御説明申し上げます。 本請願は請願書理由にもありますように、山陽自動車道の建設により県道笠岡井原線の一部改良が行われ、現在の遊園地が道路敷となり消滅するものであり、近年の宅造でかんがい面積も著しく減少しているということから、この新池を一部埋め立てて小運動場を兼ねた遊園地を設置してもらいたいというものであります。現地視察も行い、紹介議員からも地区の状況、要望を聞く中で慎重審査いたしたものであり、確かにあの地区に広場がなく地区住民の要望が強かろうということ、また埋めて幾らかの公共用地を確保することで、将来的にも利用価値は十分あるであろうということで、さきにも申し上げましたように採択としたものであります。執行部としてももしこの事業をやるならば、この新池の面積9,283平方メートルある中、遊園地、小運動場的なものだけでなく、事業効果の面からも約半分の、4,500ないし4,600平方メートルの埋め立て工事が適当と考えているとのことでありました。委員の意見としては、その埋め立てをすることで将来的に県道笠岡井原線の拡幅による立ち退き者の建てかえに当てるとか、県道と農道の交差点になることから埋めた部分を道路の形にし、交差点の機能を十分生かすようにすべき等の要望が出たものでありますが、いずれにいたしましても今後県道の改良との絡みの中で、後に問題が生じないよう県当局とも十分協議をし、総合判断の上で願意が満たされるよう配慮していただきたいということであります。 なお、この埋め立ての前提となる水利権の破棄の問題につきましては、紹介議員から地元も全面的に協力はするということ、また執行部においても、あらかじめ関係者に口頭ではありますものの了解を得ているということでありました。今後、文書による取り交わしは必要になるでありましょうが、これら問題が解決された上で、本請願の願意がかなえられるよう格段の努力を執行部にお願いした上で、委員会としては採択という結果を見たものであります。 以上、甚だ簡単な報告でおわかりにくかったとは思いますが、何とぞ本委員会の決定に御賛同賜りますようお願い申し上げ、請願第3号及び請願第9号の審査報告を終わります。(拍手) ○議長(内田健児君) 続いて、産業常任委員長、10番小寺康司君の報告を求めます。 小寺委員長。              〔産業常任委員長 小寺康司君 登壇〕(拍手) ◆産業常任委員長小寺康司君) 去る12日の本会議で、産業常任委員会へ付託されました請願第10号少額貯蓄非課税制度の存続に関する請願についての審査結果を御報告申し上げます。 この案件につきましては、去る13日午前9時から第2議員控え室において、6名の委員の出席のもとに開き、執行部からは産業部長及び担当課長、さらには紹介議員の出席を求め、慎重に審査いたしました。その結果は、ただいま朗読のありました報告書のとおり採択することを適当と認めたものでございます。以下、審査の概要を報告し御参考に供したいと思います。請願の審査に当たりましては、まず紹介議員から提出された参考資料並びに去る11日報告のあった政府税制調査会からの税制改革中間報告書等を参考に、審査を進めたのでございます。殊さら申し上げるまでもなくこの少額貯蓄非課税制度、いわゆるマル優制度といいますのは、一定額以下の預貯金及び有価証券などの利子所得に対し課税しない制度で、この制度は38年4月に設けられたものであります。現在、限度額は1人300万円となっておりますが、他方この非課税制度は一部において不正利用が行われて、マル優は脱税の温床といった批判が根強くあるとして、内閣総理大臣の諮問機関である政府税制調査会におきましては、現在不公平是正等本制度の見直しが検討されており、先般非課税貯蓄の全廃など7通りの改革案が報告されました。結論は年末まで持ち越されたものの来年度税制改正の焦点となっておりますことは、御案内のとおりでございます。しかしながら、元来非課税貯蓄制度は貯蓄奨励を目的に設けられたもので、この制度に守られ勤倹貯蓄の精神が培われてきたところでございます。我が国は今急速な高齢化が進んでおり、厚生省の調べでは、65歳以上の人は昭和55年に9.1%であったのが、昭和65年には11.6%、さらに昭和95年には21.8%にも達すると言われ、世界一の高齢化社会になると推計されています。今まで蓄えたお金で老後の生活を守っている方には大きな問題であり、高齢化社会では貯蓄が生活の基盤になってくるわけで、いわゆる自助努力を重ねていかざるを得ない状況であります。また、貯蓄は個人の生活の基盤の安定といった面もありますが、一方経済社会の基盤でもあり、我が国の高度経済成長は高い貯蓄率に負うところが大きいと言われています。このような状況下に適切に対応するためには、非課税制度を維持することはもちろん貯蓄奨励策の充実こそ重要として、本委員会としては請願の願意を了とし、本請願を採択することを適当としたものであります。 なお、皆様の御賛同により本請願が採択いたしましたならば、本委員会におきましては、賛同者もって関係機関に対する意見書案を本日の議会に発議さしていただくことを予定いたしておりますので、あわせて御了承願いたいと思います。 以上、御報告申し上げますので、何とぞよろしく御審議の上、本委員会の決定に御賛同賜りますようお願い申し上げ報告といたします。(拍手) ○議長(内田健児君) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(内田健児君) 質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 御意見はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内田健児君) 討論を終結いたします。 これより請願第3号から請願第10号までの3件を一括して採決いたします。 3件に対する委員長の報告はいずれも採択であります。 3件は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内田健児君) 御異議なしと認めます。よって、請願第3号から請願第10号までの3件は委員長の報告のとおり決定いたしました。 約10分間休憩いたします。              午前9時48分 休憩              午前10時1分 再開 ○議長(内田健児君) 休憩を解いて会議を再開いたします。          ────────────────────── △日程第3 議案第98号 工事請負契約の締結について      議案第99号 工事請負契約の締結について      議案第100号 工事請負契約の締結について      議案第101号 工事請負契約の締結について      議案第102号 工事請負契約の締結について ○議長(内田健児君) 日程第3、この際議案第98号工事請負契約の締結についてから議案第102号工事請負契約の締結についてまでの5件を一括議題といたします。 この際、職員をして議案を朗読いたさせます。              〔職員朗読別紙添付)〕 ○議長(内田健児君) 市長から提案理由の説明を求めます。 渡邊市長。              〔市長 渡邊嘉久君 登壇〕 ◎市長(渡邊嘉久君) ただいま一括上程いただきました、議案第98号から議案第102号までの工事請負契約の締結について、提案理由の御説明を申し上げます。 まず、議案第98号でございますが、提案理由として掲げてありますように笠岡市立神内小学校屋内運動場新築工事の請負契約の締結について御承認をお願いしようとするものでございます。この工事は昭和28年度に建設した講堂の老朽化が著しいため、国庫補助を受けて改築しようとするものでございまして、その規模は延べ面積693.11平方メートルでございます。なお、建築位置につきましては、昭和58年度及び昭和59年度の2カ年で敷地造成が完了いたしておりますところでございまして、添付図のその1の図面で黒く塗っておる場所でございます。本工事の建設につきましては、去る9月14日に指名業者9業者による指名競争入札の結果、別紙議案のとおり株式会社吉本組に9,260万円で落札いたしたもので、同社と請負契約を締結しようとするものでございます。なお、御参考までに指名競争入札に参加した業者を申し上げてみますと、株式会社荒木組笠岡営業所、小堀建設株式会社、徳山建設有限会社、株式会社吉本組、有限会社佐藤建設、株式会社田之上建設、有限会社松建住宅、桝平建設株式会社、株式会社三宅組、以上の9業者でございます。 次に、議案第99号工事請負契約の締結について御説明に入りたいと思います。これも提案理由として掲げてございますように、笠岡市立陶山小学校屋内運動場新築工事の請負契約締結について御承認をお願いしようとすもるものでございます。この工事は昭和27年度に建設した講堂の老朽化が著しいため、国庫補助を受けて改築しようとするものでございまして、その規模は延べ面積683.22平方メートルでございます。なお、建築位置につきましては、これも昭和58年度及び昭和59年度の継続事業として敷地造成が完了いたしたところでございまして、添付図その1の図面で黒く塗っておる場所でございます。本工事の建設につきましては、去る9月14日に指名業者9業者による指名競争入札の結果、別紙議案のとおり株式会社荒木組笠岡営業所に9,100万円で落札いたしましたので、同社と請負契約を締結しようとするものでございます。御参考までに指名競争入札に参加した業者を申し上げてみますと、株式会社荒木組笠岡営業所、小堀建設株式会社、徳山建設有限会社、株式会社吉本組、有限会社佐藤建設、株式会社田之上建設、有限会社松建住宅、桝平建設株式会社、株式会社三宅組、以上の9業者でございます。 次に、議案第100号工事請負契約の締結についての御説明でございますが、本議案は笠岡市立大島小学校増築工事の請負契約の締結について御承認をお願いしようとするものでございます。この工事は昭和57年度から生徒が増加し教室不足が生じたことにより、一時的にプレハブ教室で対応いたしておりましたため、国庫補助を受けて増築しようとするものでございまして、普通教室2、特別教室2、その他、便所、階段室等588.96平方メートルの建築を予定いたしております。なお、建築位置につきましては、添付図その1の図面で黒く塗っておる場所でございます。本工事の建設につきましては、去る9月18日に指名業者10業者による指名競争入札の結果、別紙議案のとおり株式会社田之上建設に1億600万円で落札いたしましたので、同社と請負契約を締結しようとするものでございます。なお、指名競争入札に参加した業者を申し上げてみますと、株式会社荒木組笠岡営業所、小堀建設株式会社、徳山建設有限会社、株式会社吉本組、有限会社佐藤建設、株式会社田之上建設、有限会社松建住宅、桝平建設株式会社、株式会社三宅組、富士建設株式会社、以上の10業者でございます。 続きまして、議案第101号工事請負契約の締結について御説明を申し上げます。本議案は、笠岡市立北木中学校校舎改築工事の請負契約の締結について御承認をお願いしようとするものでございます。北木中学校校舎建築は国庫債務負担行為に基づく国庫補助事業として、昭和59年度、昭和60年度の2カ年で建設を予定いたしております。この工事は昭和24年度、昭和26年度に建設いたしました校舎の老朽化が著しいため、改築しようとするものでございまして、普通教室6、特別教室8、その他校長室、職員室等2,074.68平方メートルの建築を予定いたしております。なお、建築位置につきましては、添付図その1の図面で黒く塗っている現在校舎がある場所でございます。本工事の建設につきましては、去る9月18日に指名業者14業者による共同企業体方式により指名競争入札の結果、別紙議案のとおり株式会社荒木組笠岡営業所、徳山建設有限会社の建設共同企業体に4億3,700万円で落札いたしましたので、同社と請負契約を締結しようとするものでございます。なお、指名競争入札に参加した業者を申し上げてみますと、アイサワ工業株式会社、有限会社佐藤建設建設共同企業体、株式会社荒木組、徳山建設有限会社建設共同企業体、株式会社大本組、山陽建設株式会社建設共同企業体、小堀建設株式会社、株式会社三宅組建設共同企業体、蜂谷工業株式会社、株式会社田之上建設建設共同企業体、株式会社松本組、有限会社松建住宅建設共同企業体、株式会社吉本組、桝平建設株式会社建設共同企業体、以上の14業者でございます。 最後に、議案第102号工事請負契約の締結について御説明を申し上げます。本議案は、笠岡市立金浦中学校校舎新築工事の請負契約の締結について御承認をお願いしようとするものでございます。金浦中学校校舎建築は国庫債務負担行為に基づく国庫補助事業として、昭和59年度及び昭和60年度の2カ年で建設を予定いたしております。この工事は昭和59年2月6日の早朝火災で校舎を焼失し、プレハブ校舎で急場をしのいでおりますこと及び昭和25年度、昭和31年度に建設した校舎の老朽化が著しいため新築しようとするものでございまして、普通教室13、特別教室12、その他校長室、職員室等4,175.88平方メートルの建築を予定いたしております。なお、建築位置につきましては、現在の中学校用地前に新築移転しようとするものでございまして、添付図その1の図面で黒く塗っておる場所でございます。本工事の建設につきましては、去る9月18日に指名業者14業者による共同企業体方式により指名競争入札の結果、別紙議案のとおり株式会社吉本組、小堀建設株式会社の建設共同企業体に6億1,100万円で落札いたしましたので、同社と請負契約を締結しようとするものでございます。なお、指名競争入札に参加した業者を申し上げてみますと、アイサワ工業株式会社、株式会社志多木組建設共同企業体、株式会社荒木組、土井建設株式会社建設共同企業体、株式会社大本組、中村建設株式会社建設共同企業体、同和興栄株式会社、中備建設工業株式会社建設共同企業体、蜂谷工業株式会社、徳山建設有限会社建設共同企業体、株式会社松本組、山室建設株式会社建設共同企業体、株式会社吉本組、小堀建設株式会社建設共同企業体の14業者でございます。 以上、議案第98号から議案第102号まで御説明を申し上げましたが、何とぞよろしく御審議を賜り適切な御決定をちょうだいできますようお願いを申し上げます。 ○議長(内田健児君) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 島本議員。 ◆9番(島本実男君) 御説明ありましたけど、ちょっと素人で考えますと議案の101号と102号と、ちょっと面積でいきますと118.56平米しか違わないのに請負金の差額は1億7,400万円というように考えられるんですけど、何かやはり建物そのものの構造上とか、内部の構造に何か北木中学校より金浦中学校の方が特殊工法がやるかどうかお尋ねします。 ○議長(内田健児君) 藤井教育長。              〔教育長 藤井英樹君 登壇〕 ◎教育長(藤井英樹君) それでは私の方からお答えをいたしたいと思いますが、議案101号と102号との比較の問題でございまして、さっき御質問にございましたように北木中学校の場合には面積が約2,000平米、それから金浦中学校の場合は図面を2つに分けておりますので、両方合算していただきまして、さらに附属建物を入れて4,170余平米あるわけでございますして、単価的に言いますと、北木中学校の方が相当単価が高くついておるということでございまして、これは基礎工事に相当な経費を投入するように予定しております。と申し上げますのが、当初建築をされた現在の学校の敷地のボーリングの結果、ほとんど岩石で土地造成ができておるということで、くい打ちが不可能なような状態でございまして、一応そういった岩石を除去して後にくい打ちをすると、そういうふうな工法をとっておりますので、北木中学校の場合に相当高く経費がついておると、こういうことでございますので御了解をいただきたいと思います。 ○議長(内田健児君) よろしいですか。 島本議員。 ◆9番(島本実男君) 今、教育長から説明があったんですけど、一応結局よく見ますと小計小計で2部になっとんですけど、一応総面積が延べ面積だから合計で面積を出してもらうように、これから資料に入れてもらいたいですね。結局、102号の添付図を見ますと、2,193.24平米と、それから北木の場合は2,074.68平米だから、その差を見ると118.56平米だと。それと請負金額を相殺するとそういうことですから、結局内容としちゃわかりましたですけど、これからは書類の提出方法を大体建築の場合は、延べ面積といいますと合計面積でいくわけだから、一々小計小計を足して比較すんじゃなくて。 ○議長(内田健児君) ほかにございませんか。 明石議員。 ◆19番(明石和巳君) 金中のことなんですけれど、これは管理棟といいますか、これが北向きのような感じがするんですが、これは何か理由があってのことか。それからもう一つ、大規模農道から進入するということになると、運動場の中を道路が区切るようなことにこれはなるわけなんですが、これはもちろん学校用道路だろうと思うんですけれども、正面玄関というのは上の方の市道の方へつくわけなんですか。それともう一点、増築予定というふうに北の棟がなっておるんですけれども、それはいつごろこりゃあ増築されるんか、そしてまたその増築される教室といいますか、建物の使用の内容というものはどういうなもんが増築予定に残っとんかいうようなことをちょっとお尋ねします。 ○議長(内田健児君) 藤井教育長。              〔教育長 藤井英樹君 登壇〕 ◎教育長(藤井英樹君) 管理棟の、管理棟といいますか管理室が北と言われたんですけど、北の棟に管理棟をとっておるわけですが、部屋の向きは南になっておると思います。ちょっと図示がややこうしいので、ただ玄関を北側につけておるわけでございますけど、さっき御意見がございますように、やはり正面玄関は市道から入るべきであろうと、大規摸農道は非常に交通量も多いわけでございまして危険でもございますので、一応北の方を正面玄関に考えておりまして、この添付図のその1でいきますと、ちょうど添付図その1の真下ぐらいに玄関を設けるつもりでおります。それから、増築予定でございますが、北の棟の西側を開けておりますが、将来の生徒増を予測してのことでございまして、現在の建築面積は一応考えられております城見台、梨本の区画整理、そういったものを収容可能な面積で建築をお願いしております。したがいまして、今後の将来の人口増を予測してでございまして、現在のところ何年ということの見通しまでは立っておりませんが、やはり今回建築いたしますと、なかなかもう未来永劫といいますか永久建築なりますので、一応ここへ将来の増築予定として普通教室なり、あるいは特別教室、必要な教室を予定しております。したがって、年度は目下のところ不明でございますが将来構想に備えておるわけでございます。 ◆19番(明石和巳君) ちょっと落としたんですけど、今ある体育館、あれは道路を挟んで、今の現金浦中学校のとこにあると思うんですけれども、そういうことを配慮しながら、北の棟に管理棟を置かれたというようなことがあるわけなんですか。 ○議長(内田健児君) 藤井教育長。              〔教育長 藤井英樹君 登壇〕 ◎教育長(藤井英樹君) 失礼いたしました。 管理棟を北側にということでございますが、先ほど御意見がございますようにこの南側に空き地になっております南棟の南側に、将來屋内運動場なり、あるいはプールを予定しておるわけでございまして、さっき御意見がございますように学校管理上、一番北の棟が管理棟にふさわしいと、そういうふうな考え方で配置をいたしております。 御了解いただきたいと思います。 ○議長(内田健児君) よろしいですな。 菅本議員。 ◆22番(菅本國一君) 教育長にお尋ねしますが、北木中はあっけえ道路が北側にあると思う。それは地元と話し合いがついとんですか。 ○議長(内田健児君) 藤井教育長。              〔教育長 藤井英樹君 登壇〕 ◎教育長(藤井英樹君) 御意見のございますように北木中学校の場合に、従来県道が学校の中を通っておりまして、現在では市道になっておりますが、先般この建築に伴いまして地元の関係の方々にお話し合いをさしていただきまして、ちょうど校舎を建築する部分の市道の廃止につきましては御了解をいただきました。ただし、自動車はともかく歩行者の専用道といいますか、歩行者が近くを通りたいということで、できれば幅員1メートルあるいは1メートル50センチ程度の歩行者の専用道を、この校舎の一番北側へ設置してほしいというふうな非常に強い条件的な要望がございましたので、建設と目下協議を進めているのが現状でございます。 ○議長(内田健児君) ほかにございませんか。 谷本議員。 ◆13番(谷本丞作君) 直接その請負契約に関係じゃないんで、先ほどから質問がありますように関連をして校舎の構造というか、そういう問題なんですが、金浦中学校を見るときに北校舎は北側に廊下があると、南校舎は南側に廊下があるというふうになっておるわけですね。で、従来私どもも校舎建築に対していろいろよそを視察をしたときに、北廊下の方が教室の環境上、あるいは日当たり上いいというふうに聞いてきて、そういう意見を申し上げたことがあるわけです。しかし、笠岡市の場合は開放廊下ということもあり、南側へ廊下をつけるんだということを、そのときに御説明があったというふうに思うんです。このたび、金浦中学校について北、南違うんですが、北側に廊下がとられておるわけです。設計書を見ると開放廊下ではないというふうに思うんですが、間違っておったら御訂正願いたいと思うんです。したがって、その考え方が廊下というのは、教育上よりも利用上便利がいいという形で廊下がつけられておるというふうにしか感じられないわけです。ずうっと以前の古い校舎というのは北側に廊下があって南側が、いわゆる教室の日当たりがいいようになっておったというふうに私も思いますが、今後その辺について北側廊下というのが金浦で一部ではあるが取り入れられたわけでして、この方針として廊下の取り方を今後変えていくということなのかどうか、その辺について御説明いただきたい。 ○議長(内田健児君) 藤井教育長。              〔教育長 藤井英樹君 登壇〕 ◎教育長(藤井英樹君) 廊下のあり方についての御意見をちょうだいしておるわけでございますが、金中の場合は管理棟の1階を取り込み廊下にして後は開放廊下にいたしております。したがって、取り込み廊下の場合には、北側へ廊下を設けた方がさっき御意見のように日当たり等の関係でいいわけですが、1階へ取り込みを設けましたので、やはり2、3階とも構造上南側への開放廊下が取りにくかったということで、管理棟についてはそのようなことになっております。原則的にはやはり南側へ開放廊下をとって、開放的なといいますか太陽の光線を十分受けるような形での建築を今後も進めていきたい。それともう一つは、開放廊下が面積的には建物の面積に算入されませんので、できるだけ教室等の方を広くしたいというふうな関係もあって、開放廊下にいたしておるわけでございまして、取り込み廊下にいたしますと面積に入りまして、それだけ教室の方を圧迫するというふうなこともございますので、できるだけ管理棟につきましても開放廊下というふうな考え方でいっておりますが、金中の場合には北側でもございますし、取り込み廊下というふうな強い御希望もございましたし、このような形にさしていただきましたが、原則的には南側の開放廊下というのが健康的で、県の指導等を受けましても、そういった建築のあり方がいいんじゃないかというふうに一応考えて、今後ともそのような方向で進めたいと思っております。 ○議長(内田健児君) よろしいですか。 ほかにございませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内田健児君) それでは、これにて質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第98号から議案第102号までの5件は、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内田健児君) 御異議なしと認めます。よって、議案第98号から議案102号までの5件は委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 御意見はありませんか。 島本議員。 ◆9番(島本実男君) これは執行部に対してお願いですけど、結局屋内の運動場とか校舎なんかを建設した場合に平米当たり幾らとか、坪当たり幾らとかいう単価も出していただきますと、他市との建設比較にもなるもんですから、これからは結局平米当たり幾らかかるとか、坪当たりかかるとかいうような単価をこの資料に出していただきたいんです。それをお願いしまして賛成いたします。 ○議長(内田健児君) ほかにございませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内田健児君) これにて討論を終結いたします。 これより議案第98号から議案第102号までの5件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。 議案第98号から議案第102号までの5件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内田健児君) 御異議なしと認めます。よって、議案第98号から議案第102号までの5件は原案のとおり可決されました。          ────────────────────── △日程第4 発議第3号 笠岡市議会議員の定数を減少する条例の一部を改正する条例について ○議長(内田健児君) 日程第4、発議第3号笠岡市議会議員の定数を減少する条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。              〔職員朗読別紙添付)〕 ○議長(内田健児君) 本発議について、金尾政雄君から提案理由の説明を求めます。 金尾政雄君。              〔行財政問題特別委員長 金尾政雄君 登壇〕(拍手) ◆行財政問題特別委員長(金尾政雄君) ただいま上程をいただきました発議第3号笠岡市議会の議員の定数減少する条例の一部を改正する条例について、提案説明を申し上げます。 この条例案につきましては、私ども行財政問題特別委員会で数回にわたり慎重に審議を行いました結果、定数を4名削減することで発議しようということになりまして、本日ここに提案申し上げている次第でございます。 提案理由につきましては、お手元の議案で延べているとおりでございますが、議員定数削減につきましての経過を若干御説明申し上げ御賛同を賜りたいと存じます。 我が国の経済は昭和40年代後半のオイルショックなどにより、それまでの高度経済成長時代から低成長経済へと移行してきました。そして、財政構造は中央、地方を通じて硬直化を来しておる状況であります。したがいまして、今日のこの低成長経済に対処するためには、すべての自治体において行財政の簡素合理化、効率化が重要な課題となってきたわけであります。既に、国においては、臨調答申を踏まえて厳しい行財政改革に取り組んでおられるところは皆様御存じのとおりであります。本市におきましても昭和57年1月、市長から笠岡市行財政問題懇談会に対してまして、これからの市行財政運営の基本方針について審議をお願いし、答申を57年11月4日に受けているところであります。内容は市政全般にわたって審議されております。中に我々議員に関する問題として、議員定数の適正化がうたわれているわけであります。こうした背景を踏まえまして、議会は議会として行財懇からの答申に関し調査検討するという目的で、行財政問題特別委員会が本年5月の臨時市議会におきまして、設置されたわけであります。その後、当委員会は6月25日会合を開き、審議事項、審議の進め方について協議をいたしました。結果は必然的に我々みずからの問題である。議員定数の問題、ほかに職員定数並びに給与、民間委託、補助金の問題を柱に審議を進めることを決定し、まず議員定数については、9月議会までに結論を出そうということで審議に入ったわけでございます。 以上が大体の経過でございます。 そこで、議員定数についてでありますが、皆様方御存じのとおり定数は地方自治法91条で規定されておりまして、本市の法定数は36人であるわけでございますが、同条2項により昭和34年6月の本会議で6名を減少し、条例で定数を30人としておるところであります。しかし、さきの行財懇答申では、近時地方財政の悪化また人口の減少を考慮して、さらに若干名を減員されたいというこであります。委員会はこの答申を踏まえ、市制以後の人口の動態、市の行政機構などの資料をもとに、さらには県内各都市の削減状態を参考に慎重審議をいたしました。ここで削減の状態を全国的に見てみますと、本年1月1日現在で651市中、約84%に当たる550市が減少条例を制定しており、さらに県内では全市が削減している状況であります。参考に申し上げてみますと、玉野市は36人を27人に、井原市、備前市は30人を22人に、総社市、高梁市、新見市は30人を24人に、それぞれ昨年から本年にかけて減少条例を制定しております。このことは自治体財政の悪化、行革に議会が率先して協力すべき、また住民からの声などの理由によるものと思料するところであります。そこで、委員会といたしましては、本市の人口の規模、現下の社会情勢、また県内各都市の削減状況等をしんしゃくし、若干名の削減はやむを得ないのではないかという結論に達したわけでありますが、人数については議員の皆さんに意見を聞こうということで、先般ああいったアンケート調査をお願いをいたしました。出てない方も3名ほどございますけれども、他の人は全部出していただいたわけです。結果は冒頭申し上げましたように4名減が適正であろうということで提案をいたしておりますが、これは各委員の意見を集約した数と、アンケートで意見の多かった数により結論を出したものでございます。 最後に、議員定数削減については異論もあります。執行機関の肥大と複雑化、または住民要求の多様化が進む状況を考えれば、地方議会の機能はむしろ強める必要があると言われておりますが、我々議員活動をより一層活発にして、これに対処していきたいと考えるものであります。また、議事運営につきましても支障は生じないものと考え、ここに地方自治法第91条第2項の規定により条例改正を発議した次第でございます。何とぞ慎重なる御審議をいただきまして、全員一致で本案を可決していただけますようにお願いを申し上げます。(拍手) ○議長(内田健児君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。 5番栗尾議員。 ◆5番(栗尾順三君) 私は議員定数24名ということは了でございますが、ただいまの金尾委員長の説明で十分納得をしたものでございますが、議会をまとめる長としての議長の判断をお聞きしたいわけでございます。いろいろ私のような末端の議員でも、今まだ定数を決議するのは早いんじゃないかというような意見も聞いております。こういうことについて今なぜ早急に4年後の議員定数を決定しなければならないのか、そのメリットというものがどこにあるのか、議長の判断をお聞きしたいと思います。 ○議長(内田健児君) 栗尾君に申し上げますが、ただいまの質疑は提案者に対して質疑を求めとるわけで、議長が答弁するようになっておりませんので、できれば提案者に対しての質疑を願います。              (5番 栗尾順三君「提案者の説明は納得いたしました。議会をまとめる議長としての判断をお聞きしたいということでございます」と呼ぶ) ○議長(内田健児君) 判断を求められれば、こういうふうに答弁します。 議会は大多数の賛成をもって行財政委員会をつくっております。したがって、この行財政委員会へすべての権限を任しております。したがって、委員会が決定してきたことはこれを議会運営委員会に図って、議会運営委員会の了承を求めております。したがって、そこに議長の判断、議長の意見を差し挟むというか、そういう余地は全くございません。よって、本件については委員長の報告に対しての質疑を願います。 以上です。 ほかにございませんか。 酒井議員。 ◆12番(酒井宏侑君) 提案者に対して二、三お尋ねをしてみたいと思うんです。 その前に金尾委員長の方から意見といいますかアンケートを求められたわけですが、それに対してお答えをしてないのをおわび申し上げたいと思います。で、2人の白紙は今回の特別委員会が設定されるに当たって、もちろん委員会構成については議長に我々としては一任をしたわけであります。しかし、事は議員の定数を幾らにするとかいうふうな民主主義にかかわる問題なんです。我々、議会に出さしていただいてるわけですが、国の政治は御承知のように政党政治が行われているわけです。さらに、地方の政治でもそういった傾向というのは今日自明の理としてやっとるわけです。ところが、本委員会の構成の中で、例えば期別で見ると、例えば1期がもちろん公明党の方2人と我が党の1人、構成されてるわけですが、その1期からはだれも選出されてないと、あるいは政党が公明2、共産2、社会党1、自民党1、社民連1と、あと無所属という形になっているわけですが、そのような政党の方がわずかに2名で、もう少し政党の方の配慮があってほしかったということを悔やまれてならんわけですが、こういったことも実は議会のあり方、あるいは議員定数がどうあるべきかということを、一つは占う物差しにもなるんじゃないかというふうにも考える次第でございます。 そこで、提案者にお尋ねをしたいわけでありますが、私は議会というのは、いわば民主主義の殿堂といいますか、民主主義の一つのルールを決めておるところなんです。そこで人類英知によって、一つの団体や組織を治めていく形態の中で、いわゆる最高形態として政治が機能するわけですが、その政治を治めるに至って人類が長い間考え出してきたのが民主主義、議会を通しての議会制民主主義の政治のあり方というものが、今日政治の最高の形態というふうに言われてるわけです。そこで、提案理由には行財政の簡素、合理化、効率化ということが強く言われていると、確かにむだをなくして、行財政というのはできるだけむだをなくして効率的な運営がされるのが当然の自明であります。それはとりもなおさず行政、執行権といいますか行政分野に対してそのことが求められているんであって、民主主義の簡素化や合理化や効率化ということはあり得ないと思うんです。この点で、まず民主主義にそういう言葉が通用するのかどうかということを、まず提案者にお尋ねしたいんです。そのことは私はとりもなおさず民主主義というものを、行財政一般と同一視した非常に危険な俗論的な考え方に巻き込まれているんではないかというふうに断ぜざるを得ないわけです。その点で行政とそれから議会、いわゆる政府といわゆる議会、民主主義というものに立ち返ってそのようなことがまかり通るのかどうかということを、どのように理解しているのか、まずお尋ねしたいというふうに思うわけです。まず、第1点その点からお伺いしたいと思います。 ○議長(内田健児君) 金尾委員長。              〔行財政問題特別委員長 金尾政雄君 登壇〕 ◆行財政問題特別委員長(金尾政雄君) 今、酒井議員の言われたことに対して2点あったと思うんです。簡単に言うて、1つは委員の構成がうまくなっとらんじゃないかと、こういうことで……              (12番 酒井宏侑君「いえ、委員長が答弁していただかんでもええですよ」と呼ぶ) いうことじゃったわけじゃと思う。              (12番 酒井宏侑君「意見として言うたわけですから、そりゃあ議長が任命したわけですから」と呼ぶ) 私が言ようることじゃから、それを聞いてください、私が何も言えんのじゃないんだから。委員の構成というのは、前回全会一致で決まっとんですよ。したがって、それはまず了承してもらいたいということをお願いしておきます。 それから、簡素合理化であるとかなんとかいうふうなものは、今の御質問の中では執行権に対する何か議会の侵害じゃねえんかと、そんなことは執行部がやることであって、おまえらがするこっちゃあねえぞと、我々がそがんことするこっちゃあねえじゃねえかというふうに聞いたんですが、違えばまたもう一遍質問してもらいますが、私はそうとは思わんわけですね。大いに執行部に対する勧告等とあるんじゃから、考えとることはどんどん言い、議員には発議権もあるわけじゃからどんどん発議していきゃあよろしいと、こういうふうに思うとります。もし、違うとったら、改めて質問を受けます。 ○議長(内田健児君) 酒井議員。              〔12番 酒井宏侑君 登壇〕 ◆12番(酒井宏侑君) 答弁がちょっと的外れになっているわけです。議会というのは民主主義の府であると思うんですね。住民からそれぞれ投票によって選ばれて、30人が笠岡市の場合、構成されてるわけです。したがって、その民主主義を定数を減すということは、それだけ民意が反映しにくくなるわけです。民主主義の府がまず民主主義に逆行するような方向というのは、よほどの理由がない限り私は慎まなければならないと、民主主義を民主主義の府がみずからぶちめぐようなことをするのは、まさに愚かなことなんです。したがって、私が言っているのは、民主主義というのは行財政一般とは違うんですよということを言ってるわけです。提案理由には行財政の簡素合理化、効率化が強く望まれとる、そりゃあそうですよ。現在そのことでやられとるわけです。ところが、行財政の行革というのは小さな政府といいますか、安上がりの政府チーフガバメントをつくるために言ってるわけです。民主主義のルールを狭めるとか、そんなことを言ってるんじゃないんです。そこに大きな履け違い、とりが違うてるんじゃありませんかと、提案者はその点をどのように考えてるんですかということを言ってるわけです──むしろ議会として行財政に簡素化に積極的にこたえるというんであれば、例えばですよ、市長席際費を今の金額より半分にしましょうというふうなことを行政みずからがやられた際に、議長もそれでは議会として議長の交際費を持ってるけど、これもひとつ半分にしようというのが、いわゆるこの行財政改革に対して議会がこたえるせいぜいそのくらいな問題だと思うんですね。例えば管内旅費を少し減していこうかとかいうふうな形のものであって、議員の定数を減していくとかどうとかいう問題というのは、民主主義の命なんですよ。その民主主義の命というのは行財政改革でも何でもないと私は判断しているんです。わが党の宮本委員長も俗論に流されちゃあいけんぞということで、皆さんに訴えたことがありますが、私は俗論に流されてる傾向があるんではないかというふうに思うんで、先ほどの金尾委員長の、私が言わんとしたこととちょっと答弁が食い違っているので、まずその点を改めてお尋ねしたいと思います。 ○議長(内田健児君) 29番金尾委員長。              〔行財政問題特別委員長 金尾政雄君 登壇〕 ◆行財政問題特別委員長(金尾政雄君) 議員の定数が多いことが民主主義であるというふうな感じに受け取れるわけです。しかし、議員定数というのは地方自治法でもあるように5万人以上の都市から15万人までを大体同数で決めとんですな。したがって、そこにはおのずから私は段階があってええと思うとんですよ。それから、多いにこしたこたあないと思う、そりゃあ、多いにこしたこたあ。しかし、それとても諸般の事情の中で、なぜそういうふうに決められとるかというと、そういう諸般の事情の中で決められたと思うんです。それがだんだん社会が推移をして今日に来た場合、今言う、資料の中でもあるように全国六百幾らの市の中で五百何十市がもう既に削減をしておると、我が市もしておりますが、そういうことになっておる。なお、申し上げれば、唯一の共産党の市長である羽曳野市もちょっと調べてみたんです。そしたら、14名減員しとんですよ、あそかあ。人口11万人、我が市の倍ぐらいある。そこで、共産党の市長さんを出されるほどの進歩的なあの市ですら14人減員しとんですね。それはそれぞれの事情があってされたと思うんですよ。したがって、減員絶対まかりならん、こういうことではないと。であるならば、どの程度のことが許されるであろうかということを一生懸命考えた、私もあなたと同じように。行革の問題でも1人そういうことを言うたことがある。議員定数を減すということはみんなの声が少のうなるこっちゃあけえ感心しませんぞと、人口問題だけじゃこたあ片づきませんぞというて言うたけれども、しかしそういう諸般の事情等をずうっと眺めてみた場合、議員定数だけが正義で残しておくわけにはわけにはいきません。であるならば、将来我々はこれから、さっきも申し上げましたように職員の問題、給与の問題、補助金の問題、あるいは下請け化の問題等々触れんわけにはなりません。そのときに、おのれのときだきゃ聖域へ座っとってわしらのことだけ言うたあ何事なら、こりゃあ常識論ですわな。そういう意味にこたえるためにも、そういうものを思うてもらわないためにも、みずからできることならみずから姿勢を正して、それが今おっしゃるようにあなたは重大な民主主義への欠落じゃとおっしゃるけれど、私はそういうふうに思うてないんです。今、非常勤で30人の議員さんがこういう議員活動をされとると、これをせめて半非常勤ぐらいにでもみんな出てきてやれば、4人ぐらい減員しても結構カバーできるだろう、それは我々の取り組みの問題だと、こういうふうに思うとんですよ。そういうことで、こういう判断を出したと、こりゃもちろん委員長個人の判断じゃないんですよ。行革の委員さんの皆さんがお尋ねをして、そして皆さんのアンケートをとって、中で出されたことならば、私の考え方が今報告したと全く違わかった、少々違うところあります。あるけれども、やはりとりまとめてした場合はああいうふうな今報告したような結果になってきたということでございますんで、御了承いただきたいと、かように思います。 ○議長(内田健児君) 委員長そのまま。 酒井議員。 ◆12番(酒井宏侑君) 私が質問したことと答弁のやつ違ってんですよ。私は民主主義でしょう、議会の定数とかなんとかいう問題はいわゆる民主主義の命をやすりにかきょうるわけです。それは行財政の簡素合理化、統一化という問題とは全然異質な問題でしょうということを、その点は提案理由にはそういうことを書いておるけど、それは異質じゃないんですか、こういう提案理由はないですよという意味のことで私は尋ねとるわけですからね。              〔行財政問題特別委員長 金尾政雄君 登壇〕 ◆行財政問題特別委員長(金尾政雄君) 今言うように、私は行財政というのはやっぱり経済問題が大きくつきまとってると思うんですよ、財政問題が、と思うんですよ。そりゃあね、財政抜きにして考えたことと違うと思うんですよ。やっぱり政治というのボリティカルエコノミーといいますか、政治経済なんですよ、政治経済なんです。これは密接だと思うんですよ。したがって、そういう意味で今の体制の中できょうのことを判断した場合に、我々が辛抱できることは辛抱して、小さい政府でいけることはなるべく小そうして、そしてよりよき効果を上げるように努力しようじゃないかいう判断のもとにしとると思うんですよ。その辺がどうも間違うて受け取られとるかなあと不思議に思うけども。 以上です。 ○議長(内田健児君) どうですか、酒井さん、取りまとめて3回目の質問。 酒井議員。              〔12番 酒井宏侑君 登壇〕 ◆12番(酒井宏侑君) ちょっと答弁が私が思うことと食い違う答弁になるわけです。しかし、いみじくも答弁の中で出されたわけですが、執行部に対して、いわゆる安上がりの政府といいますか、チーフガバメントに対して文句だけ言うて議会はのうのうとしとんかというふうなことが出たわけですね、これが俗論なんですよ。議会というのはそんなもんじゃないんですよ。政府に対していろいろ意見や注文をつけたり、してはいけない、よろしいしてよろしいというふうに住民の意思を最大限に集約をしてその判断を行う民主主義の府なんですよ、民主主義の府なんですよ。それはとりもなおさず政府に対して物申すことができるんであって、みずからを律するというのは、それは俗論になってるわけです。そこが私は基本的にとりようを間違うとると、民主主義というものはそんなもんじゃないんだということが言いたいわけです。したがって、金尾委員長が今言われたように、そのために俗論的に向こうへ文句言うためにゃわしらも律せにゃいけんということで、議員定数を4名削減とか、いわゆる経済を持ち出したわけですけど、そういうことであれば、例えば現在の議員報酬をこれ以上値上げを、歳費の値上げに対しては、あるいは削減するとか、あるいはそれを何年か上げていませんが、さらに向こう何年間かは辛抱していこうではないかいうふうなことだって、これは結構経済的にそれをこたえることができているんじゃないですか。私はそうだと思うんですよ。さらに、せんだっての補正予算の可決の際にも、この議会棟に5,000万円からのお金をかけるということなんですが、我々も反対するにはどうかと思って賛成をしたわけです。しかし、民主主義の府というのは形が、ここがどんなに赤じゅうたんを敷いてぴかぴかにしたところで、あるいは裸電球のもとで会議をしたとこで同じことなんですよ。民主主義の真髄というのはそんなもんで失われるわけじゃないんですよ。ですから、もし言うんであれば、例えばそういうお金も倹約しようとかいう方向ならこりゃあまだ話がわかるんですよ。そこに重大な私は金尾委員長、提案理由そのものに大きな、いわゆる出発点、提案理由に出てきてるということは、いみじくもその出発点に大きな過誤といいますか、民主主義に対する認識不足がこのようなことになって、いわゆる俗論に押し流されているんではないかというふうに判断をせざるを得ないわけで、その点についてもう一度御答弁をお願いします。 ○議長(内田健児君) 金尾委員長。              〔行財政問題特別委員長 金尾政雄君 登壇〕 ◆行財政問題特別委員長(金尾政雄君) どうも俗論か俗論でないかというようなことが議論になったんじゃが、私は俗論と思うてないんですよ、俗論と思うてないんですよ。なぜいうたら、今なぜ政治というものが庶民から離れておるかと、あんた方みんな言うとるやない、今ほど政治が庶民から離れとるときはねえと、ようおっしゃる。私も言うとる。いうことは何かいうたら政治家の信頼がおけないと、こういうことだと思うんですよ。政治家の信頼をおくためにも、皆さんの信頼をおくためにも、我々が耐えることによって、そうして今までの行政成績を落とさんようにできるもんならやるべきだと思うんですよ。もちろんこれから後に、あるいは今おっしゃったようにこの問題であるとか、議場の問題であるとか、交際費の問題であるとかすると、それは今きょうの問題じゃねえんですよ。きょうはまずそこへ取りかかる前の議員定数の問題を言うとんですから。それはこれから行革の中でどんどん意見を出してもらやあええんです。こういう意見があったときに我々は参考にしたいから皆さん方に事前にアンケートを求めたんですよ。冒頭にアンケートを出さなんだことは悪かった言うて断りされたけえ何も言わんけえども、民主主義はそれなんですよ、民主主義というのは。我々は皆さんの意見を求めて、そうしてできるだけ委員会の中でそれを実現さしたいと思うから、じゃから議長にお願いをして今までやったこたあねえかもしれんけども、えけりゃあええ悪けりゃ悪いで結構じゃから皆さんの御意見をもろうてくれえというて出した。残念ながら3人出なかった。再度いうてくれえいうて言うたんです。「言うても出んもなあ仕方がねえじゃねえ金尾さん」いうから、そりゃあそうそれも一つの見識ですから、こりゃやむを得ん。だから、そういう中でやってきておるんで、民主主義を否定する中で私が申し上げておるんじゃないということだけは御承知をいただいて、御賛同いただきたいと思います。 ○議長(内田健児君) 約10分間休憩します。              午前11時8分 休憩              午前11時19分 再開 ○議長(内田健児君) 休憩を解いて会議を再開します。 ほかに質問はございませんか。 1番三好議員。 ◆1番(三好幸治君) 提案者に対して若干質問いたしますけれども、民主主義とは手間暇がかかるものであり、              (「議長、登壇してもらってください。よくわからん」と呼ぶ者あり) ○議長(内田健児君) 登壇してください。              〔1番 三好幸治君 登壇〕 ◆1番(三好幸治君) 基本権は我が党の酒井議員のとおりでありますけれども、若干私の異議を交えて補強して、反対の立場で若干質問をさしてもらいます。 本来、民主主義とは手間暇がかかるものだというふうに私け考えております。まして、議会人として市民の負託を受けて議会の場で市民の要求、声を議会の場を増幅する立場で、我々は頑張らねばならない。こういう立場に立つのが議員だと思うわけです。したがって、こういう観点から見ると、ただいまの提案は民主主義を守り発展させる、こういう観点が非常に欠けているように思います。 いわんや行財政改革、私たちは括弧つきの行革と言っているわけですけれども、そういう時流に流されてしまって議会人がみずから市民の声を狭めるような具体的な方法、議員定数を削減するということは議会人として自殺行為であるというふうに私は考えるわけです。 確かに全国の市町村を見ますと、議員を減らすことが今の大勢のようになっています。隣の里庄に至っては、自治法に定める議員定数の半数以下という、これはどう見ても自殺行為であるとしか思えない、こういうふうなことがやられています。 若干、確かに提案者の意見にもありましたように市民の声、時あたかも天の声であるかのような風潮が確かにあることも事実であります。しかし、こういう時流に対して、議員こそが頑張るのが議員の務めだというふうに私は考えるわけです。また、経費節減行革の立場から提案されたと言われておりますけれども、具体的な方策、具体的な、どのようにして経費を節減するのかということが具体性に大変欠けているように思います。もう少し具体的なことを示されて提案していただきたいいうふうに思うわけです。 以上、とりあえず2点についてお答えをいただきますようお願いします。 ○議長(内田健児君) 29番金尾委員長。              〔行財政問題特別委員長 金尾政雄君 登壇〕 ◆行財政問題特別委員長(金尾政雄君) 民主主義というのは手間暇かかるんですよ、手間暇かかります。かかるけれども、いつまでもほうっていてええいうもんじゃないんです、やはり。やはりある程度のものをもってやっていかなきゃならん。会議でも一定の会期の期間中にそれをやらなきゃならんということがあると同じように、手間暇かかってもやらなきゃならんことはやらなきゃならん、こうじゃと思うんですよ。それから、今言ういかにも民主主義の否定かのごとく言われるけれども、それはあなたの見解である。あなたの見解以外の見解も幾らもありますよ。民主主義というのは、いわばいろいろな考え方を持っておる者が同居しておる社会が民主主義ですから。だから、いろいろありますよ、それは。だから共産党の三好さんの考え方がすべてじゃないと私は思う。そういう意味で皆さんの御意見をいろいろ拝聴しょうるわけじゃから、その中から出した結論じゃから。残念ながらあんたも出してもらえなかった。残念に思う。こういうとこはやっぱりするこたあしてえてもらわんということじゃと思いますよ。それから、具体的に財政がどうなるか、財政問題で言うならどうなどと言われれば、例えば議員は、わしが詳しく調べたわけじゃないけども、これもやっぱり財政もあります、影響が。議員1人は1年間でやっぱり470万円ぐらいかかると思う、人件費だけが。さらに、それに間接費、いろいろのものを含めれば500万円超すでしょう。仮に500万円とすれば、4人減員すれば2,000万円の減になるんですよ。これは言わんでもあたりまえことなんですわ、あたりまえのことじゃけえ言わなんだ。特に、議員の問題だけについて財政どうならと言われりゃ人件費だけとってもそうですわ。ただ、しかし私は財政問題なら財政問題だけで言うとるわけじゃないわけですわ。いろいろの諸般の事情を言うとるわけです。諸般の事情で小さい政府で大きな成果、今酒井さんがおっしゃったようにそれが基本なんじゃから、そういう中で、今までの行政水準をできるだけ落とさんように、できればもっと高揚させるようにするためにゃどうすりゃあということを考えながらやっとる。うちの市だけが削減すべきじゃ言うとらんのですよ、いろいろの今までの議会旬報なんかごらんなっとるように、あれだけのものがやっぱり、こういうふうに交通手段も発達し、どこの家へ行っても電話があると、ちょっと行くいやあ自動車で行けると昔のように自転車を踏んで行かあでもええと、電話かけりゃあ事が足りるというようなそういうだんだん社会が変わってきょうるわけですから、変わってきょうるのだから、しかも単純労務については下請でも結構やれるようになってきた、こりゃああなたお気に召さんかもしれんけども、やれるようになってきた。いうことなら、あるいは少々減員をしても我々がもうちょっと努力すれば、幸いに非常勤ですから、これを常勤化していくような形にでも努力すれば、住民の皆さんの要求にこたえられるんじゃねえんじゃろうかというような、こういうふうなことを考えて申し上げとるんです。もう至極具体的だと思うんですよ、至極具体的に。むしろ具体的に言うたために足を引っ張られるわけで、ひっかけられて、もっと抽象的に言うた方がええんじゃろうけども、極めて具体的に申し上げるから「おまえは今こう言うたじゃねえか」と言われるけども、そういうことだと思いますよ。別に悪意があってやっとんじゃないと。よろしく御賛同お願いします。 ○議長(内田健児君) それでは、三好議員。              〔1番 三好幸治君 登壇〕 ◆1番(三好幸治君) 先ほどアンケートの件がありましたけれども、私はアンケートについては、これは特別委員会が事前に皆さん方の意見を聞くいう程度のことで、出されたいうふうに記憶いたしております。これを出すとか出さないとか、出さないからといって、そのことが民主主義云々とは一つも関係ないいうふうに私は思います。いわんや特別委員会や一般市民に対して非公開であります。こういう場で、公開の場で論議することが一番大切なことであり、それぞれの見解を述べるのが民主主義だというふうに私は思うわけであります。 また、経費節減のことでありますけども、確かに単純計算ではそのようになるのは常識であります。ところが、将来的にも過去においても具体的にこういう努力をしたとか、するとかということも含めて具体的にないということであります。この点についてもやっぱりはっきりしていただきたいいうふうに思います。 以上、また……。 ○議長(内田健児君) 29番金尾委員長。              〔行財政問題特別委員長 金尾政雄君 登壇〕 ◆行財政問題特別委員長(金尾政雄君) 1つ言えば1つひっかけられるから本当いやあ言いとおねえ。言いとおないけども、例えばアンケートの問題、そんなこと問題じゃないんですよ、大して問題にしてないんですよ。これが問題ならもっと大きく問題にすんですよ。 ただしかし、そういうふうにと一つの例を言うとんですよ、一つの例を。これは議長名で出しとんですよ。金尾政雄で出しとんじゃねえんです。委員会がひとつお願いして聞いてみようじゃねえかというて、そしてそれを議長にお願いをして委員会に決めたことを、そしてお願いしたわけです。しかし、これは本会議で決定したことじゃないから、出さなけにゃ仕方がねえということで、もう出されんものはそりゃやむを得んわ、これも一つの見識じゃわ。いうたようなことなんです。しかし、望ましくはそうしてもらいたいなあと、こう言うた。それが民主主義のすべてじゃ言ようりゃしませんよ、民主主義の端っぱの一つじゃとよんです。一つですよ、これは間違いないと思うんですよ。 それから、何を言われたかなあ。              (1番 三好幸治君「経費節減の将来的な……」と呼ぶ) 具体的にと、こう言われたなあ。これは具体的だと私は具体的だと思うんよ。例えば、今の議員は非常勤ですと、非常勤であるけれども、半常勤ぐらいででも出てきて、4人をカバーしようじゃないかと、減っても。私は極めて具体的じゃと思う、極めて具体的。今の議員というのは、こりゃ共産党の方もそうじゃが革新系を主として議員は専業化の方向へ行っとると、これは議会旬報に出てましたね。そういう方向へ行きょうんです。私は望ましいと思うんですよ。今の議員はだてが3分で慰め7分、名誉職でやれるもんじゃないですよ、そりゃあ、名誉職で。専門職ですよ、そりゃあ、勉強せにゃあいけん。じゃから、その方向へ行っとることは望ましいと思います。したがって、今非常勤で来ておるけれども、せめて、幸い政策研究会等々いろいろ出て、月に一遍とか皆研究さりょうるわね。さらに、委員会は特別の議題がのうても委員会、協議会が開かれて、そして現状のあり方を説明受けたりさりょうりますね。そりゃあええことだと思うんですよ。そういう方向へ行ってることはいいことじゃと思いますよ。さらに、これをもうちょっと広げてやれば、もっとすばらしいもんになりゃあへんかいうて極めて具体的に言ようんですわ。そうすれば4人がカバーできりゃあしませんかと、こういうて言うとんです。そういうことで申し上げようんで、よろしく御判断をいただきたいと思います。 ○議長(内田健児君) ほかにございませんか。 2番小山議員。              〔2番 小山明正君 登壇〕 ◆2番(小山明正君) 特別議会におきまして非常に真剣に審査をなさったということでございますが、26名という数字が出てきたというのは、先ほど委員長の説明にございましたようにアンケートの結果、あるいは各委員さんの御意見の集約であるというふうな御説明がありましたんですが、ひとつそのアンケートの結果をこの場で公表していただけないものかどうか、まず1点お願いしたいと思います。 それと2点目は、近隣の市議会における削減の実態も参考のためにだと思いますけれども御説明がありましたけれども、私は何もこのことは別に参考にする必要はないんじゃないかと思うものなんですね。といいますのは、全国規模で見ますと、詳しい数字の資料を持ってきておりませんですけれども、全国的に見ますと、西日本と東日本では西日本の方が減員率が非常に多いという統計が出ております。非常に真剣に御審議を数時間にわたってなさったと思いますけどれも、そういった全国な規模における各市の議員定数の検討をなさったかどうか、お聞きしたいと思います。 もう一つ、3点目は笠岡と同じころに選挙がありました岡山県内の備前市とか、あるいは隣の福山は選挙の前に削減を決定されて、その選挙の数カ月とかあるいは半年ぐらい前になさっている。で、笠岡が今の時期にやることにどういう意味があるのか、1つ疑問に思うものなんですけども、その効果はこの提案理由の中の財政の合理化という効果は、少なくとも3年先にしか生じない問題でございます。そこら辺のお考えが委員会の中での審議を通してどういうふうなものであったか、お伺いしたいと思います。 ○議長(内田健児君) 金尾委員長。              〔行財政問題特別委員長 金尾政雄君 登壇〕 ◆行財政問題特別委員長(金尾政雄君) 議長ね、実はアンケート結果を知らさんかというて小山議員の提案なんじゃが、三好議員はそがんことまで知らしてからおめえいけまあがと。革新系の人は公開せえということをよういうのに、余り知らしちゃあいけまあが、そういうこたあとおっしゃっとたんじゃが、どうしようかな。皆さんどうでしょうかな。              (1番 三好幸治君「僕はそがんこたあ言いません」と呼ぶ) ほんなら間違いでよろしい。じゃあね、今言うように名前を言わんでええから人員だけとこうおっしゃっとるから申し上げます。お願いをした中で30人の中27人が返ってきました。3名が返っておりません。その中で、ようく検討しなさいも1つあります。こりゃあたりまえですわな、検討しようんじゃけえ。検討せえが1つあります。それから、これはいろいろな見方があって27名がええ、28名がええ、24名がええ、いろいろ見方があるじゃろうと、それぞれの見方をすれば。照っとるところもある、陰っとるところもある、それぞれのまた価値基準の違いによってあるじゃろう、あるがとにかく委員会が一生懸命やっとるように見えるから委員会の決定に一任すると、こういうていうていただいたのは4名あります、4名。それから、24名がよろしいともう24名でいくべきだと、こういうふうなのが4名あります。それから、26名が適当ぞというのがあります。これは行革の委員さん等々で何ぼか意見の違うとこあったけど、全部行革で一緒になりましたからそれを含めると9名です。26名がよろしい、9名です。25名から26名というのが1名です。25名か26名がええですぞと。25名から27名の範囲がええ、1名です。26名か、あるいは27名がええ、1名です。27名がええぞ、3名です。28名がええぞ、2名です。まかりならん1名。そして、未提出が3名、合計30人。こういうことなんです。 それから、全国的には議会旬報等々で承知をするが県下の近所の方はどうなと、こういう御質問であったと思う。申し上げます、県下10市。ちょっと細こう言います、調べましたから。岡山の場合は56人が定数で2名減して54名です、現在。議員1人当たりの人口というたら大体1万250人、1人当たりの人口。1人当たりの面積というたら約9平方キロです、岡山の場合。倉敷の場合、52名の定数から4名減の48名です、今。議員1人当たりの市民数は8,666人。1人当たりの面積として6.2平方キロ。津山36名を6人定数減で30人、現在。議員1人当たりの人口2,836人。1人当たりの面積は6平方キロ、ちょっと6平方キロ超しますが6平方キロです。玉野、36人定数で9名減員しております。現在27名。1人当たりの人口数2,900人、面積は3.8キロ。井原、30人の定数で8名減、現在22名。1人当たりの人口数1,716人。総社、6名定数減で、こりゃあたしか30人じゃと思うんじゃけどね、5万何ぼ人口がおるんですよ、実際は。こりゃたしか30人じゃと思うんじゃが。現在24人です。議員1人当たりの人口数は2,144人。面積にして1人当たり8平方キロ。笠岡はこれは人口6万2,200人ぐらいで計算、ちょっと今下がってますけども、もう6万2,000人ぐらいになっとんじゃないかと思う。下がってますけれども、ちょっとさきに調べましたから、それから見ますと仮に26名した場合、2,392人なります、いうことですね。その場合、面積は1人当たりが4.7平方キロいうことです。高梁の場合、30人で6名減、現在24名。1人当たりの人口は1,120人、1人当たりは9.5平方キロ。新見、30人マイナスの6人、24名の定数になってます。1人当たり1,202人、面積で14.6平方キロ。備前、30人の定数に対して8名減の22名、1人当たりの人口1,494人、面積にして6平方キロ。 以上が県下10市の状況です。したがって、そういう今の例から見てみると、大体玉野市が人口が7万8,000人ほどおります。それが同じ定数で36名じゃったものが今27名になったと、ちょうど笠岡が玉野市と総社市の中間ぐらいにおるんです。総社が5万1,000人人口がおりますから、笠岡6万人ですから、その中間へおる。そうすると、その中間でいけばそういう計算もしたんですよ、また俗論じゃいうてしかられそうなけども、しかられそうなけどやっぱりいろいろ対照してみますよ。総社が24名なら、うちは25名か26名いうとこじゃろうかというようなことも考えておる。あるいは離島があると、離島があるからせめて玉野並みに27名にしておくことの方が望ましいじゃろうかと、こういうことも中で議論になりました。しかし、離島というても幸い笠岡市の離島はよその離島と違うて、学校の先生でも北木の方へでも勤められるというほどの便がありますから、それよりか高梁や新見なんか方が1人当たりの平方キロが非常に広いんですから、陸の孤島というのは幾らもあるから、そういうことも考えれば26名ぐらいがええんじゃなかろうかと、アンケート結果もこれありというようなことが、これが県下10市の状態です。 それから、削減の時期ですね、小山さんがおっしゃった。今無理にするこたあねえじゃねえか、どうせするというたら今度の選挙じゃろうがとおっしゃっとると思う、簡単にいえば。              (2番 小山明正君「もっと審議をね、今結論出さなくてもいいんじゃないかと」と呼ぶ) そういうふうなことじゃと思うんですよ。ただ、今言う、そのとおりなんですよ。今ここで決めても途中で減すわけにはいかんのですわ。例え、ここで条例を途中で決めても現在の議員はそのまま残るわけですから、こりゃあ地方自治法の第3項ですか、3項4項にあると思う。そのまま残るわけです。もし欠員ができればもう補充しませんよと、ここで削減してしまえば。いうことにはなるけれども、ここで滅すわけにはいかんので、こりゃあ今度選挙前なんですね。それまで十分に審議をと、こういうことじゃと思うんですね。ただしかし、行革等の問題等々これあり、市民的な要求がいろいろあります。例えば、行財懇の答申でも、こりゃあ57年の11月に出されとるわけです。もうはや2年なんです、答申が出されて。いうことなれば、もうこの議会ぐらいで出して今後の取り組みへかかっていくことの方が望ましいんじゃなかろうかと。これは行革委員会の皆さんの御結論で決定をしたことです。 以上でございます。終わります。 ○議長(内田健児君) 小山議員。 ◆2番(小山明正君) 2点目のほかの町の定数の参考を、今の県下の10市の状況の御説明あったんですけども、私が申し上げましたのは県下の近隣だけを参考にするのはどうかと思うということで、別に全国的な規模の数値を参考になさったかどうかと、いうことですね。といいますのは先ほども言いましたけども、東日本と西日本では大きく分けて西日本の方が削減率がどうしたことか大きいわけですね。ですから、岡山県も西日本の中にあるわけですから、そういったことで、何も玉野と総社の間だからそういうふうにせにゃあいけんというふうなことはないんじゃないかということで、全国的の規模におけるそういった参考資料を数値を御参考になさったのかどうかと、委員会ですよ、委員長さんじゃなくて委員会で、そういうことをお話し合いになられたかどうかということをお聞きしたわけでございます。ちょっとその1点だけ。 ○議長(内田健児君) 金尾委員長。              〔行財政問題特別委員長 金尾政雄君 登壇〕 ◆行財政問題特別委員長(金尾政雄君) 議論しました。私だけじゃなしに議論しました、全部。議論した材料は皆さんの全国市議会旬報、これ本年1月1日における全国651市ある中で市がどうようになっとるじゃろうかいうのが、こりゃあお手元へ届いとると思いますが、6月25日議会旬報に詳しく出とんですよ。ここで読んでもええけど非常に時間をとりますから読みませんけれども、これで出とるんですね。簡単に言えば全国651市の84.5%に当たる550市となっておると、削減しておると、こうようなんですね。例えば5万人から10万人の都市、これは今市というのはもっと範囲広いですから、3万人以上ぐらいからありますから、全部いうとんですけど、ただ笠岡市と関係がある5万人から10万人ぐらいの都市を寄したら90%以上なんですよ、削減しとんが。削減しとるというよなわけですね。そういうふうなので一応見ました。詳しくどれが何ぼなら言えいうて言われりゃあまた改めてお答えしますが、非常に長いから、いろいろの統計を出していますから申し上げませんけれども、そういうことで実は委員会としては議論いたしました。そのことだけ申し上げておきます。 ○議長(内田健児君) ほかにございませんか。 枝木議員。              〔14番 枝木一徳君 登壇〕 ◆14番(枝木一徳君) 共産党さんに相乗りをするという意味ではございませんけれども、笠岡市の市議会議員としてちょっと質問をしてみるわけでございますが、なかなか金尾氏さえたる者で全く感動はいたします。その趣旨には栗尾議員が申されましたように行革のあり方、全国津々浦々、今全国の六百何十市の例を挙げられたわけでございますけれども、議員定数削減、行革の姿勢にのっとって進行してるということは、我が笠岡市の30人の議員の方もそれ以上に踏まえた行革の姿勢に、市民の要望にこたえる姿勢であることはやぶさかではない。他の議員に劣るべき姿勢ではないと私は確信をしております。 そこで、質問に入るわけでございますが、そんなに急いでどこへ行くかというふうなことで、その行革委員会を我々は選考委員会で立派な委員を選考をさしていただいた一人でございます。その中で立派な討議が行われたわけでございますけれども、その取扱方、進行の方法などなどにいささか疑義を感じる一人でございます。これから斎場の問題、あるいは処理場の問題、いろいろ笠岡には多難なものが横たわっておるわけでございますけれども、私が51年に議員になって以来、非常にいいムードで、いい空気で運営がいたされておるのが我が笠岡市議会だろうと、ほこりを持った一人でございますけれども、いささかこの議員定数、行革のちょっと今定義をせられたことにすりかわる定員の問題などなどが、熱弁を奮っているわけですけれども、その26人にする、28人にする、もろもろのものがございましょう。その趣旨には私は相乗りをして多数の意見を意見として行わなければなりません。がしかしながら、委員会の扱い方、アンケートをとられた、アンケートの中にもばらばらの線があり、今委員長が申されましたように24人、5人、6人、8人、ゼロ、否定というふうなんがございまして、そうしたことをもう少し時期を見て各正・副委員長会議を招集され、正・副委員長会議では私は思いのままのことを委員長にも、正・副議長も見えられておりましたが、私の意見として申し述べさしてもらったんですけれども、その後委員会を招集をして委員長、副委員長が各、産業、建設、民水、総務と、こういうことに決定したんだがということを言うてくれえということで、我々は別れたわけですけれども、その答えを討議するにはまだまだ足並みがそろわなかったと、その足並みがそろわなかったというのは、私どもその委員会の進め方に了としないという側の意見でございますけれども、結論を出し、答えを行革の委員長に報告するというとこまで行かなかった。行かなかったらもうそれでいいんじゃという見切り発車的な感じがいたします。まして、産業委員会などなどは、そのうちに8月20日に委員会の決定をなされておる。まだ正・副委員長会議を招集し、そうした各委員会で練って、その答えが出ないうちにそれが20日に既に決定をして発車されたと、そういうことであります。我々は5年幾らくすぶり続けていた大きな宿題であろう井立の斎場の問題がございました。いろいろ賛否両論があり、2市6町に対するメンツ、面目というものが我が笠岡市に目を向けられとるときでもございますし、一部では否決にしてゴーのサインをだそうと、白黒つけようという問題もございましたけれども、我々の先輩明石和巳議員は我が民生水道委員会のメンバーでもございました。委員長とも、またそれにかかわりのある大山議員などとも話し合いをし、17日の定例委員会議も話がめどがつきそうにないということで延ばしに延ばして、結局委員会はできなかった。できなかったうちに既に20日にはそれのゴーのサインが出て決定しとると。歴々の大先輩、我々が信頼する正・副議長を含め菅本先輩、あるいは金尾、斎藤さんという立派な委員がおるのになぜ議会軽視、委員会の軽視をそれほどまで急いでやるんだろうかということに私は異議があるわけです。そういううちに何回も議長室で正・副議長にも委員長にも、どうぞ委員の、議員の声をもうしばらく聞いて、井立の斎場問題の反対否決とか、あるいは大島の大規模農道が賛成とか反対とかいう問題でございません。我々みずから議員が姿勢を正して行革の精神にのって首を切ろうと、なかなかこれは口では言うものの難しい決断だろうと思います。それならば、正・副委員長会議を招集し、その答えが出ないうちに、一部のボス的存在だとわしは言うんですけれども、推し進められてしまった。そういうことに異議があってのこの議案に対しては反対だという立場の男でございます。そういったことをなぜおやりになったか、なぜもう少し委員の、議員の声を声としてお聞きいただけなかったか、今小山議員が申されましたように隣の福山市ではそうした市民からの声が出た、それを聴取して任期いっぱいの定例議会でそれを採択とし、定員減に踏み切った。我々の同士である皆さん、この笠岡市議会の30人の議員はその行革に従う精神を踏まえておれば、これが9月定例議会で決定なされようが、12月定例議会で決定なされようが、何ら差し支えはないんだろうと私は思うんです。行革の委員長、行革のメンバーは急いだ方がいいだろうというふうなことを思われるんでしょうけれども、10人を増すだろう反対の意見があることはもうしばらく慎重に審議をしていただいたらどうかと、これを行革の精神でどんどんどんどんやっていくとブレーキがきかなくなって、いささか暴走ぎみになるんではないかということを危惧するものでございますが、正・副委員長にもそのことはいささかおもしろくない立場でございますけれども、私は苦言を申し上げた一人でございます。そうしたうちにその趣旨に反対をするんだけれども行革の精神、定員減には絶対反対だという立場のものではないんです。もう少しそうした末端の声も聴取しながら、議会の運営を図っていただければ、寂しい気持ちがあるのですが、そのお答えを委員長にお願いしたいもんであります。 ○議長(内田健児君) 金尾委員長。              〔行財政問題特別委員長 金尾政雄君 登壇〕 ◆行財政問題特別委員長(金尾政雄君) どうも枝木議員、かなり長いことを言われたんで、何じゃったんじゃろうかなあというてもうちょっと判断に苦しみょうんじゃけど、結局詰まるところは「手続がようなかったぞ、おまえが独走したんじゃろうが」と、こういうことじゃなかったかと思う。そうですか。そうですね。いうことなら申し上げたいと思うんです。実は審議の手続であるとかなんとかいうふうなものは、本来は議長、副議長でお考えをいただいて議運に諮ってお決めをいただくと、こういうことがあるから行革委員長出てこいと、説明せえと言われりゃいつでも出ていってすることやぶさかじゃありませんな。ただし、あなたからたびたび伺った。しかし、あなただけのために開くわけにいきませんな。実はこれだけもんがあるんじゃということになれば、それぞれの筋を通して出してもらえば、そりゃあもう議長は招集されますよ。臨時会でも招集されます、臨時会でも。まして説明会や協議会、そんなこたあできると思いますけれども、私が今まで聞いてきたのはあなたの意見として聞いてきとるから、あなたの意見に対しては私の意見を申し上げとるからね。そういうことじゃからやってきとる。だから、そういうふうな手続であるとか会議の問題というのは、そういうことにしてもらわんと委員長が勝手に招集して、委員長が勝手に説明するわけにいきませんので。ただしかし、アンケートをそういう形で取らしてもらいました、今まで例がないけども、大変な問題じゃから。せめてこのアンケート結果というものは御報告しとかにゃいけまあじゃありませんかということで、議長のお許しをいただいて、委員長・副委員長会議を開いていただいて、そしてたしかありゃあ8月6日ごろじゃったと思うんですよ、に私と副委員長の斎藤さんが御説明に上がったわけです、委員長・副委員長会議でね。じゃからそれから今日までかなりの期間があります。さらに、アンケートが出たのは7月の初めごろなんですよ、アンケートをお願いしたのは。だから、かなりの期間を設定してやってきたんですね。その中でいろいろなことをお聞きしたいと思うからやってきたんですよ。もう金尾政雄が、おどれが勝手に独走してということは決してありません。そういうふうな手続をとりながらやってきたんであって、決してあなたが考えられとるように勝手に古い議員や金尾政雄のやつが独走したということではありませんので御承知おきをいただいて、御理解をいただきたいと、かように思います。 終わります。 ○議長(内田健児君) 続行します。 ほかにございませんか。 枝木議員。              〔14番 枝木一徳君 登壇〕 ◆14番(枝木一徳君) お答えをいただいたわけでございますけれども、それはいろいろ大きい問題も手続を踏まずに決定をし、やめたことも数々あります。なぜこの議員定数の問題ばっかりを手続を踏め手続を踏めと言われるんか、そらあ金尾委員長がそういうふうに思われて間違いないと、委員長1人で独走したんじゃないと思われるのは結構でしょう。我々側はそうした取扱方に、いわば議長がそうしたものを提案をし行革の委員会を設定したわけでございますから、こらあこういうことをいうと議長不信任ということに相なるかもわからんのんですけれども、もう少し配慮をして今後の取り扱いをしていただきたい。これを黙って格好が悪いから、先輩議員に選挙の折に妨害せられるから、あるいは今度の正・副委員長の折に邪魔せられたらいうふうな声も聞くわけでございますけれども、よう言わん議員もおりますけれども私はそうじゃない。はっきりいうことは言い、従うことは従わにゃいけません。それは先輩らの指導よろしくを得てよく認識はしておるわけですけれども、やはりそこがいささかのどへかかる要因があるわけでして、もう一度、2度と正・副議長が民生水道委員会に出席なされて、その委員会の取扱方、それを定員に対する審議をしようじゃないかという、もう20日に済んで9月の18日でしたか委員会を招集をし、8時からまた井立の問題で手を打ったわけですけれども、その折には言いようがない。うちの委員会では大山議員ただ一人、委員長も同じく考えですけれども、委員会では十分に討議がせられなかったという問題を今後どういうふうに、手続を踏め手続を踏めと言われましょうけれども、それには限度とラインというものがあると思うんですが、そういうことでございますので、お答えをいただきたいと思います。              (行財政問題特別委員長 金尾政雄君「何をお答えするのかようわからん」と呼ぶ) 今言うたようなことで、金尾先輩、今議会筋では暴走をすると、あるいは行革の委員の中にもいささか委員長独壇場で、この次元の言葉でいいますと、打ったり舞うたり耳は遠ようなったが、聞くも耳も持たんようになったんが金尾議員じゃというふうなこともあるわけでございますので、私がこれだけマイクのボリュームがありますといささか聞き取れると思うんですが、そういうことでございますので、暴走をし、どうも我々の委員会の意向を吸い上げていただけなかったという結論でございます。 ○議長(内田健児君) 29番金尾委員長。              〔行財政問題特別委員長 金尾政雄君 登壇〕 ◆行財政問題特別委員長(金尾政雄君) 金尾が難聴になっとるからあんたの言よんことようわからんのと違うん。あんたの言ようることは何を言ようんじゃか恐らく大勢の人もわからんと思う。で、念を押して聞きょうんで、前言うたのは委員会が勝手に暴走しとんじゃねえかということを聞いとってんじゃねえですかと、よろしいと言うたわけです、そうじゃというから。そうじゃありませんよと言いましたんじゃ。今度もやっぱり同じような言い方をしょうられる。前とおんなし答えをせにゃいけん、と思うんよ。そうじゃないですか。会議を開くとかなんとかいうのは、それに手続があるんですよ、手続が。あんたが言うてきたからすぐ行革委員会を開くんじゃないですよ。あんたが言うてきたから全員を寄して行革委員会が説明するんじゃねえんですよ。それにはそれぞれやっぱり手続をとってやってもらわんと。行革委員会は説明に出ていくん、どこへでも。そのことを申し上げとるんで、それが御不満であるんなら、それは別のとこでひとつ論議してもらわんと、それが委員長の責任じゃないですから、委員長いつでも出ていくから。そのことを御承知おきをいただきたいと思うんですよ。 ほかにありましたか何か。同じようんこと言ようりますが、ええですか。そうですか。じゃあ、ひとつ何かと御判断をいただいて、委員長報告のとおりよろしゅうにお願い申し上げます。 ○議長(内田健児君) ほかにございませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内田健児君) それじゃあ、これにて質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております発議第3号は委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内田健児君) 御異議なしと認めます。よって、発議第3号は委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 御意見はありませんか。 16番角田議員。              〔16番 角田新市君 登壇〕 ◆16番(角田新市君) 16番の角田新市でございますが、私の意見を述べさしていただきます。 ことしの3月に定員減を主張されました議員がただ一人おられました。そのときは狂気のさただとほとんどの方が大反論をされたのでございます。私も当時その一人であったわけでございますが、私はその当時のメモを広げて、だれがどのようなことを言われたいうことを繰り返し見ておるわけでございますけど、事実は6カ月前のことであります。半年前は言いかえれば選挙の前でございますが、大反対であった議員定数の問題が、いかに政治が生きておるといいながらも、短時間に切りかえのできる超コンピューター的の頭脳に感服いたしておるのでございます。私の性分として石橋をたたくくせがありますが、ぐずぐずしておる間に船は出てしまった感がいたすのでございます。私は議員定数の調査表を7月10日に提出いたしておりますので、その理由については重複を避けたいと思います。提案の26名は笠岡市は島地部を多く抱えております。その島地部から多くの県、市議員さんが出ておられるところを見ますときに、玉野や総社とは違うのだなあと強く感じておるのでございます。このたび出されました特別委員会の結審でもあります。そのルールは特に重視しなくてはならないことは万々承知をいたしておるものであります。審議を重んずる私には非常に難問であるのでございまして、よく先輩議員が言われますように憲法はふるいのようなものであり、どんどん脱ぎ捨てて新しいものに着かえるべきであると言われておりますが、このたびの笠岡市の着物の脱ぎかえのときであり、洗い張りしのりをつけて、たびたび脱ぎかえはできませんので、慎重の上にも慎重に取り扱っていただきますようにお願いを申し上げたいのでございます。ありゃあもう済んだんじゃけバックはきかんのじゃと言われたのでは本当に困るのでございます。 私は難しいことは承知しておりますが、全員一致で採決できますように懇願を申し上げるものでございます。26名の定数に対し、その進度を深く感ずるものでございます。 終わります。 ○議長(内田健児君) ほかにございませんか。 3番守屋議員。              〔3番 守屋 忠君 登壇〕 ◆3番(守屋忠君) 先ほど我が党の小山議員からいろいろ質問いたしましたけれども、私も全く小山議員と同じような考えをしとんですけれども、最近とかくこの議員定数の問題につきましては、所によりましては減らせばよいとするかのような傾向が目立ってきておるところも多々あると思います。そういう状況の中で今笠岡がこの定員削減の方向で検討されるということは、これは我が党は反対するものではございません。ただ、その中で減せばいいというやり方につきましてはいささか異論を持つ者でございますけれども、何をおきましても私たち議員一人一人は市民から選ばれた代弁者でございます。そういう立場からいくならば、一人でも多くの市民の中で意見を尊重しながらいくという、そういう考え方に立って、我が党は1割減ということを実はアンケートの中でも申し上げておるわけでございます。そういう状況の中で今26名という線で審議されておりますけれども、私たちはあえて27名を提言するものでございます。ひとつよろしくお願いいたします。 ○議長(内田健児君) ほかにございませんか。 酒井議員。              〔12番 酒井宏侑君 登壇〕 ◆12番(酒井宏侑君) 本発議に対して反対の立場をとるものでございます。 冒頭、質問の際にも申し上げたとおりでございまして、現在行政改革ということが大変言われておるわけです。もとより日本の政治形態の中で大変私は不思議に思うのが、一つの民主主義のルールとして行政機関、政府がいわゆる諮問機関というのをおいて、いろいろ意見を問うて、それで一つの政治の方向を見つけ出していこうということで、臨調が設けられたわけです。現在この臨調が実は政府より1つ上の位に君臨するような行動に出ているわけですね。 内容的に見ると、国民が期待したいわゆる行政改革というのとは、ほど遠い方向に向いているわけです。 我々は行政改革すべて反対であるという立場をとってないわけです。もともと我が党、日本共産党は地方自治のあり方というものをパリ・コンミューンにその源流を求めて、自治の原形というのが歴史的にはそこに立脚をしていると、これをさらに今日の地方自治の形態の中に発展をさしていこうではないかということで、地方自治体に対する自治体論になり、そこに働く自治体労働者に対する自治体労働者論というのを提起した経過があります。それはもちろんパリ・コンミューンはわずか80日も及ばないうちに命を絶ったわけですが、その中で行われたことというのは、まず安上がりの政府ということで、政府役員というのは労働者並みの賃金でなければならないと。さらに、もちろんその当時の重要課題であった教育の問題についても、これを教会から分離をして、いわゆる公選された教育委員によって教育を行うというふうな、非常にすぐれた形態をとっているわけです。いわば、それぞれの代表を選出して議会による民主主義の政治が行われたわけです。このようなパリ・コンミューンの持っている精神というのが、実はこの行革の中で、あるいは臨調の中で生かされればよかったわけでありますが、残念ながら現在国民に対しては、福祉を切り捨て教育を切り捨て、そして物価は上がり公共料金は上がっていく。ますます苦しい方向に国民を追いやってるわけです。本来ならばもっともっと平和な社会を築くためにも軍事費を削っていくとか、あるいは大資本に対する手厚い行政というものをもう少し国民と同しように、大資本に対する補助金なんかも思い切って削ったらどうかというふうなことを我が党は提起していますが、残念ながらそのような軍事費や、また大企業に対する手厚い保護はそのままにして、ひたすら国民にのみ、あるいはそのことはひいては地方自治体の行財政のみに、大きくのしかかっているのが今日の姿であります。ところが、行革の委員長は、やれ私は目刺しを食うているとか、非常に鳴り物入りで宣伝をされて、あたかも行革というのが今大変求められているというふうな錯覚になって、そしてまたそれがいわば政府に対して行政改革が求められているにもかかわらず、地方の政治の分野では地方行革とかいう言葉が現在言われておりますが、その中で民主主義の根幹である議会の定数にまで及ぼうとしているわけです。 笠岡市の行革審が行われましたが、これに対しても私は異論があるわけです。少なくとも行財懇で答申をする場合は、行政の、笠岡市の政府に対してこうあってほしいと、減すものは減せ倹約するものは倹約しなさいということは言えるんであって、議会の根幹に触れるような問題というのは、これは逸脱しているわけです。みそとくそを一緒にしては困るんですよ。私はまずそのことが言いたいわけであります。 したがって、今回の提案理由には、ごく一般的に言われている行政改革をとりを違えて、いわゆる本質をよく見ないで私は提案をされているというふうに思わざるを得ません。そして、提案理由には経済性の問題、簡素化の問題が言われております。それは議員みずからがそのような立場で、我々の歳費の問題を少し削減するとかいう方向でも決してこたえられないことはないわけです。議員の定数を減すということは、それだけ民意を政治に反映する機会を失うわけです。民主主義の自殺行為であります。例えば、この30人の議員の中に今回から我が党も2人になることができました。公明党も2人いらっしゃいます。それぞれそのような立場の人が代表者を選出することによって議会に出て、それぞれのあらゆる階層やあらゆる市民の声というものを政治の場に反映をさして、それが政治に生かされているわけです。議員の定数を減していくということは、それだけいろいろな階層の人々の声が政治の場に反映しなくなるわけですね。当然のことながら、少数の意見というのが抹殺をされてしまうわけです。そのような政治形態がこれから生まれようとしているわけです。私はそのような方向には断じて賛成するわけにはまいりません。人類英知が築き上げたこの民主主義というのを、さらに進歩発展さしていく方向こそが、我々民主主義の府である議会人のとるべき態度であるというふうに思わざるを得ません。そのことを願いつつ、そしてまた提案者にはできれば再度、先ほどからの意見もございましたように慎重に審議をしてはどうかというふうな御意見もあったやに思います。そのような意味から大変苦労なさって御審議をされたようでありますが、再度本提案を撤回をされて慎重審議をされることを要望いたしまして、本案に対しては反対をいたすものであります。(拍手) ○議長(内田健児君) 25番岡田議員。              〔25番 岡田伸志君 登壇〕 (拍手) ◆25番(岡田伸志君) 大変長い時間にわたりまして熱心に議論が闘わされたわけでございます。私も拝聴をしておりまして、心から敬意を表する一人でございます。私はここに立たしていただきましたのは、行革委員会のもう一人を除いて7名の皆さん、2人提出され5名の皆さんが賛成をされて、ここに26名に減員をしようということを提案をされておるわけでございますが、その委員長の提案理由に対して賛意を表する立場でここに立たしていただいたわけでございます。 先ほど来、議論をされておりますアンケートの問題の中で、私は周囲の情勢なり、昨今の市民の声等を聴取する中で、若干の減員はやむを得ないであろうと。その減員数については溝場一致で選出をされた特別委員会の結論を待って、その委員会の結論に従うという意見を述べた立場でございます。いろいろと議論はされたわけでございますけれども、私たちが今ここで一番耳を傾けなければならない一つは、果たして市民の皆さんはこの問題をどういうふうに受けとめておられるのであろうかということではないかというふうに考えるわけでございます。              (「そのとおり」と呼ぶ者あり) 市民の皆さんの声というのは、極論をされる方は20名でよろしいというようなことも私たちの耳に入ってくるわけでございます。この議会の中にも先ほど栗尾議員は24名でというような御意見もあったわけですけれども、そのことを踏まえて57年の1月に市長の諮問機関として行財懇が設置をされて、11月4日に吉岡会長から答申がなされたというのは皆さん方御承知のとおりでございます。私も実は議会から選ばれた行財懇の委員の一人でございまして、そのときの委員会の声というのは、はっきりした減員数を示して答申をしようという声もかなりきついもんがあったわけでございます。その中には26名よりまだまだ減員をしなさいというきつい意見もあったやに記憶をしております。しかし、それでは困るんだと、これは議会議員のみずからの問題として今後十分検討するから、ひとつ減員の数だけはひとつこらえてくださいという意見を述べた1人でございます。原田議長もうんうんとうなずいておられますけれども、そういう経過を踏まえて57年の11月4日に答申がなされた。そしてまた、できればことしの4月に行われた選挙の中でも、そのことを生かしなさいという強い要望があったことも事実でございます。しかし、吉岡会長と議長との何回もたび重なる話し合いの中で、とにかく議会改選後なるべく早い機会に議会としての結論を出したい。それまで待ってほしいという経過を踏まえて、今回5月の臨時会で満場一致、特別委員会の設置が決まったと。その結果を踏まえて、きょうこうして提案をされたわけでございます。 そこで、26名という数字に減した場合、住民自治が守れるのかどうかと、さらにまた議員として議会活動に支障があるのかどうかと、そういう観点に立って判断をしなければならないと思うわけでございます。いろいろ皆さんの議論がございました。立場の違い、主義主張の違いもあると思いますけれども、私は市民の声を声として反映する立場で、先ほど来申し上げておりますように、この際金尾委員長提案をされました26名の減員に対して賛意を表する一人でございます。 なお、今までの過去の議会の審議の経過の中を振り返ってみますときに、委員会の決定というものはよほどのことがない限り覆された経緯もないわけでございまして、どうぞ皆さん方にも御賛同いただきますように私からもお願いを申し上げまして、賛成の討論といたします。 以上でございます。(拍手) ○議長(内田健児君) ほかに。 7番三好議員。              〔7番 三好孝一君 登壇〕 ◆7番(三好孝一君) 私どもは先輩議員のいろいろおっしゃることなど耳をいつも大きくして聞かねばならないというようなこと、そういうつもりでおるわけでございまして、前ちょうどこの議場のスピーカーが故障であったときに、先輩議員さんは我々しゃべるんと聞くんが商売の者は、こういう言い回しをされましてええ言葉じゃなあというふうに私は思いまして、しゃべる方と聞く方と両方持たなければならないなあというふうに思わしてもらっております。 民生水道副委員長の枝木さんの方から説明がといいますか、質問があったわけでございまして、私その委員長として8月6日の正・副委員長の集まってくれというところでお聞きをしまして、20日までには委員の皆さんの意見を報告をするという責任があったわけでございますが、副委員長も申し述べられておられましたように、ちょうど走出の山林開発の請願の問題がいろいろ流動的に当時揺れ動いとったと。こういう事情の中で、20日には委員会をする予定だったんだが、20日までにはする予定だったんだけども、できませんで、おくれますんで済まんけど待ってほしいという要望を、事務局を通じて委員長の方にお願いをしておったわけでございます。ところが、副委員長が説明をされましたように、この間の本会議が始まってからの委員会にするようになったと。と申しますのも、20日に結論が出たんだということがありますので、これは23日しようと月がかわってしようと同じことである。こういうような判断から委員会を開かなかったわけでありますけども、私はそこまで民水の皆さんに伝えることができなかった。全く私の不手際でございます。と同時に、冒頭申しましたしゃべることと聞くことが商売である我々の身の振り方についての重要な案件は、きょう提出をされる前に全員協議会で、26名にはこういう理由があって26名で私は賛成しとんです。27名はこういう理由があって賛成しとんですという皆さんの意見が聞きたかったわけでございます。私は27名ということで、それなりの理由を3点書き出して提出をしております。けども、その数にこだわるわけではございませんけれども、またこのまま30人でいけということには賛成ではございません。手続の上で全員協議会も議運の籍を置いとる私が要望してつくればできたものを、そういう手続を知らなかったといえば恥ずかしい話ですが事実でございまして、そういうことで今さら意見は言いませんが、本日26名で賛否を問われたならば、立場の上で反対をしなきゃいけない。皆さんによう伝えなかったということで、私は本日決定ということには反対でございます。 以上でございます。 ○議長(内田健児君) 4番奥野議員。              〔4番 奥野泰久君 登壇〕 ◆4番(奥野泰久君) 議長の方から簡単にということでございますので、議会というものはやはりルールにのっとった審議というものがこれは必要であろうかと、民主主義の観点に立ってもしかりであろうかと思うわけでございます。反対意見が2名出ておるわけでございまして、特に共産党の酒井先輩議員が言われました本案の撤回をひとつ要望するというふうなことでございますが、本会議に出されました発議に対して、いやしくもこれを撒回ということになりますことは、提案者といえどもなかなかこれを撤回することが容易としないというふうなルールも、またこれあるわけでございます。本条例案につきましては、提案理由にもありますように本市の行財政問題を推し進める上で、極めて重要にして意義の深いものであろうかと思うわけであります。特に、提案者の労を多とする次第でございます。また、審議経過において、他市に例を見ないアンケート調査、また正・副委員長会議、各常任委員会への御報告、全く異例とも思える御配慮に対し、金尾委員長に対し厚く御礼を申し上げる次第でございます。今回の提案は我々議員みずから襟を正し、行財政改革に当たらんとする決意以外の何物でもないと考えるわけでございます。修正動議が現在まで出ておりません。ということは、本案に異議があるということは、即定数は削減しませんよ、現状維持でいきますよということに相なるわけでございまして、そこを履き違えんように御判断をいただきまして、議会の審議に問うというふうなことを私は今回の条例案に感じるわけでございまして、ひとつ本議案に御賛同を願いたい。よって、議員の威信にかけ本案に賛成するものでございます。(拍手) ○議長(内田健児君) ほかにございませんか。 それでは、島本議員。              〔9番 島本実男君 登壇〕
    ◆9番(島本実男君) 私は、ただいま奥野議員が言われましたんですけど、私は真っ向から反対です。といいますのは、一部のボス的議員が見切り発車的なやり方をして、30人の議員の耳をかそうとせずして見切り発車的なやり方をやるということは、先ほど来酒井議員あたりから先輩議員からお話があるように、結局民主主義のルールに反するということでございます。              (「議長、本会議で『ボス的議員の見切り発車』というとこは、記録にもはっきりとっといてください」と呼ぶ者あり) それから、この9月の定例でなぜこれを決定せにゃいけんかということでございます。というのは、私ども考えるのに、なぜ急がねばいけないんかということを考えますと、何かその裏に何かあるんじゃないかと、これは私の想像ですけど、一応ここで定員の削減をゃっといて、次の定例議会では議員報酬の値上げをやろうというなことが待ち構えとんじゃなかろうかと、これはあくまで私の想像でございますけど、私は参考資料には議員定数には触れていません。やはり議員報酬に対してはやはり削減せなくてもいいじゃないかと、議員の定数を削減しなくても議員報酬を3割なり5割カットすればいいんだと、こういうように私は書いて出したように思っとんです。先ほど委員長がいろいろとこういうなんが1名、こういうなんが2名とかいう報告があったけど、私のことを言うか思うていましたが、都合悪いから言わなかったかしりませんけど、私はそういうことで定数には触れずして、かえって議員の給与を削減したらいいではないかと、これに何すんで、私はこの案につきましては反対でございます。 以上です。 ○議長(内田健児君) 議事進行についてどうぞ。 ◆29番(金尾政雄君) 議会はある程度の品位を保たないかんと思うんです。これはやっぱり議長において十分注意をしてもらわんと、懲罰にかかるような発言というものは慎んでもらわにゃいかん。今までそういう発言は聞いたことがない。と思います。この辺は議運あたりで十分論議をいただいて、そして注意をしてもらうなら注意をしてもらう。知らずに言うとんなら注意ぐらいでこらえてあげようけど、それは言うてもらわにゃ困るんですよ。終わります。 ○議長(内田健児君) わかりました。いずれ協議いたします。 ほかにございませんか。 それでは、これにて討論を終結いたします。 これより発議第3号を事の性格上起立により採決いたします。 本発議は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 数の確認をいたしたいので、そのまま起立願います。              〔賛成者起立〕 ○議長(内田健児君) わかりました。ありがとうございました。 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 暫時休憩します。              午後0時39分 休憩              午後0時40分 再開 ○議長(内田健児君) 休憩を解いて会議を再開いたします。          ────────────────────── △日程第5 発議第4号 シートベルト及びヘルメット等着用推進に関する決議について ○議長(内田健児君) 日程第5、発議第4号シートベルト及びヘルメット等着用推進に関する決議についてを議題といたします。              〔職員朗読別紙添付)〕 ○議長(内田健児君) 本発議について、馬越昭二君から提案理由の説明を求めます。 馬越総務委員長。              〔総務文教常任委員長 馬越昭二君 登壇〕(拍手) ◆総務文教常任委員長(馬越昭二君) 大変お疲れのところをまことに恐縮に存じます。 本決議案につきましては、ただいま朗読いただきましたとおりでございまして、殊さら御説明申し上げるまでもないところでございますけれども、総ドライバー時代の交通事故対策について、簡単に述べさしていただきたいと存じます。 交通事故を防止し、安全で快適な交通社会を確保することは、すべての国民の願いであり、また笠岡市民の願いでもあります。しかるに、近年交通事故による死者数は全国的に再び増加の傾向に転じ、我が岡山県下でも昨年の死者数は昭和50年以来の200人台を超え211人を数え、まことに憂慮すべき事態と言わざるを得ません。本市における本年度の交通事故発生状況を見ますとき、幸いにして交通事故死亡者は前年同期に対しまして50%と減少はいたしておりますものの、軽傷者15%、交通事故による物損事故は17%と、それぞれ逆に増勢傾向を示しているのでございます。このような事態を踏まえ、各種の事故安全施策の中でもシートベルト及びヘルメットの着用が、交通事故の防止並びに軽減に大きな効果があることから、シートベルト、ヘルメットの着用に対する社会的関心が高まっているところでございます。しかしながら、実際には着用に対するドライバーなどの関心は依然として低く、その着用率はいまだ全国的に20%強と極めて低調でございます。このような状況から国会においては、去る7月31日開会された衆議院交通安全対策特別委員会において、シートベルト着用推進に関する件について決議が採択されております。こうした全国的な着用推進運動を背景といたしまして、本市におきましてもその機運を盛り上げ、シートベルト及びヘルメットとを着用の推進と着用率の向上を図り、交通事故の防止対策を積極的に進めることとし、この決議案を発議さしていただいた次第でございます。本年度も秋の交通安全県民運動が本日を初日として30日まで10日間、強力に展開されているところでございます。きょうは金崎の大曲に交通安全テント村を開村し、シートベルト、ヘルメットの着用指導が行われているところでございます。どうぞこの案を全会一致の御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、提案者といたしましての説明を終わりたいと存じます。(拍手) ○議長(内田健児君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内田健児君) これにて質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております発議第4号は委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内田健児君) 御異議なしと認めます。よって、発議第4号は委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 御意見はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内田健児君) 討論を終結いたします。 これより発議第4号を採決いたします。 本発議は原案のとおり決することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内田健児君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。          ────────────────────── △日程第6 発議第5号 少額貯蓄非課税制度の存続に関する意見書について ○議長(内田健児君) 日程第6、発議第5号少額貯蓄非課税制度の存続に関する意見書についてを議題といたします。              〔職員朗読別紙添付)〕 ○議長(内田健児君) 本発議について、小寺康司君から提案理由の説明を求めます。 小寺産業委員長。              〔産業常任委員長 小寺康司君 登壇〕(拍手) ◆産業常任委員長小寺康司君) ただいま上程いただきました発議第5号少額貯蓄非課税制度の存続に関する意見書についての提案理由を簡単に説明申し上げます。 これは先刻御採択いただきました請願第10号を受けて、私どもにおいて発議さしてもらったものであります。この理由並びに内容につきましては、先ほど審査報告の中で、また意見書案の中で御承知いただいたことと存じますので、何とぞ本意見書案に御賛同のほどよろしくお願い申し上げ提案説明といたします。(拍手) ○議長(内田健児君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内田健児君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております発議第5号は委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内田健児君) 御異議なしと認めます。よって、発議第5号は委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 御意見はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内田健児君) 討論を終結いたします。 これより発議第5号を採決いたします。 本発議は原案のとおり決することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内田健児君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。以上で今期定例会の日程はすべて終了いたしました。 この際、市長からあいさつの申し出がございますので許可いたします。 渡邊市長。 ◎市長(渡邊嘉久君) 皆様方に対しまして一言お礼を兼ねごあいさつを申し上げます。 去る9月の12日から開会されましたこのたびの定例市議会におきまして、皆様方には本会議並びに各委員会を通じて慎重な御審議をいただきまして、まことにありがとうございました。おかげをもちまして昭和59年度補正予算を初め重要議案の可決、または御同意を賜りましたことを心から厚く御礼を申し上げる次第でございます。私どもも今後の市政進展のために皆様方の御意見を体しながら、心引き締めて当たりたいと考えておるものでございまして、現在進めております多くの懸案事業の早期実現のために、一層努力いたしたい考えを持っておりますわけでございます。どうぞ皆様方の一層の御指導と御鞭撻を賜りますようお願いを申し上げてやみません。また、最後になったわけでございますが、これから多くの地区で秋祭り、あるいは慰霊祭、運動会といったように大変御多忙なシーズンを迎えるわけでございますけれども、議員の皆様方の御自愛、そうしてまたいよいよ御活躍くださいますようにお祈り申し上げまして、大変簡単でございますが、閉会に当たりましてのお礼のごあいさつさしていただきます。失礼いたしました。 ○議長(内田健児君) 去る10日から本日までの12日間にわたり終始御熱心な御審議をいただきありがとうございました。これからいよいよ秋たけなわのシーズンでございまして、時節柄何かと御多用のことと存じますが、くれぐれも御自愛の上、御精励のほどをお願い申し上げ、これをもちまして昭和59年第7回笠岡市議会定例会を閉会いたします。 ありがとうございました。              午後0時54分 閉会 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。    昭和  年  月  日              笠岡市議会議長              笠岡市議会副議長              笠岡市議会議員              笠岡市議会議員...