玉野市議会 2021-06-16
06月16日-03号
令和 3年第 4回 6月定例会 令和3年第4回
玉野市議会定例会会議録 第3号 令和3年6月16日(水曜日)議事日程 第3号 令和3年6月16日(水) 午前10時開議(質 問)(前会の続き)第1 一般質問本日の会議時間 開議 午前10時0分 散会 午後4時34分本日の会議に付し
た事件 議事日程と同じ出席議員(19名) 2番 細川 健一君 3番 松田 達雄君 7番 宇野 俊市君 10番 藤原 仁子君 11番 村上 光江君 12番 大月 博光君 13番 山本 育子君 14番 森本 宏子君 15番 松本 岳史君 16番 浜 秋太郎君 19番 高原 良一君 20番 河崎 美都君 21番 三宅 宅三君 22番 下方 一志君 23番 氏家 勉君 24番 赤松 通博君 25番 有元 純一君 26番 渚 洋一君 27番 小泉 馨君欠席議員(なし)説明のため出席し
た者 市長 黒 田 晋 君 副市長 山 上 誠 二 君 総務部長 市 倉 勇 樹 君 政策財政部長 藤 原 秀 紀 君 健康福祉部長 小 崎 隆 君 建設部長 熊 沢 信 之 君 産業振興部長 山 下 浩 二 君 教育長 妹 尾 均 君 教育次長 藤 原 敬 一 君 市民生活部長 岡 本 隆 君 消防長 井 上 潤 一 君 監査事務局長 牧 野 真 哉 君
公共施設交通防災監 病院事業管理監 原 田 英 明 君 八 幡 正 敏 君 会計管理者 近 藤 小太郎 君
事務局職員出席者 局長 杉 本 成 司 君 次長 岡 野 真 道 君 主幹 山 田 豊 伸 君 午前10時0分 開議
○議長(高原良一君) 皆さん、おはようございます。ただいまの出席は19人であります。 これより、本日の会議を開きます。 なお、本会議において報道関係者の議場内での撮影を許可し
ておりますので、あらかじめ御了承を願っ
ておきます。 ───────────────
○議長(高原良一君) 本日の議事日程は、お手元に配付の日程表のとおり、昨日に引き続き一般質問を行うことにし
ております。 ───────────────
△日程第1 一般質問
○議長(高原良一君) これより日程に入ります。 日程第1の一般質問を行います。 それでは、順序に従いまして村上光江さん。 〔村上光江君 登壇〕
◆(村上光江君) おはようございます。 瀬戸の会の村上です。 一般質問の前に、関係部長さんにお願い
がございます。議場に来ら
れた方から声
が小さく
て聞きづらいという声を聞きまし
た。今日はマスクをし
てますので、ぜひ大きな声で答弁をよろしくお願いします。 今回は、今まで質問し
たことを深く掘り下げ
てみようと思っ
ています。 それでは、発言通告書に基づき、不登校について、
鉾立小学校耐震工事について、一問一答で質問させ
ていただきます。市長さん、関係部長さん、教育長さん、よろしくお願いいたします。 不登校について、
教育サポートセンターの
わかば教室移転の進捗について質問いたします。 令和2年12月の一般質問で、通学するのに不便で困る
教育サポートセンターについて、一刻も早く便利の良いところへ移転すべきだとお願いしまし
た。現在の場所では課題
があると感じ
ている、今後教育委員会と協議しながら現在の適応指導教室と教育支援室の機能を維持しつつ、より利便性の高い場所への移転の可能性を模索し
ているという答弁でし
た。 その後の進捗状況をお伺いします。 これで、壇上での質問を終わります。
○議長(高原良一君) 教育長。 〔教育長 妹尾 均君 登壇〕
◎教育長(妹尾均君) 皆さん、おはようございます。 村上議員の御質問にお答えいたします。
教育サポートセンターの移転につきまし
ては、現在昨年度に引き続き、今の機能を維持しつつ、利便性
が高い移転先を模索し
ているところです。 今年度になっ
て、移転先の候補施設について
施設所有関係者へ説明を行うとともに、候補施設を下見するなど移転に向け
て積極的な取組を進め
ておりまし
た。候補施設の下見を受け
て、移転の方向で前向きに協議検討いたしまし
たが、利便性はよいものの、安全面や施設内外の環境面、設備面で課題
が多く、
教育サポートセンターの適応指導教室及び教育支援室の機能の維持や教育支援の充実を図ること
が困難であること
が分かりまし
た。 また、他団体との共有、多額の賃貸料や施設整備費等
が発生するなど、改善や対応
が難しい様々な課題も確認さ
れまし
た。このことから、残念ながら今回の候補施設への移転を見送ることといたしまし
た。 今後も引き続き、利便性の良いところで現在の
教育サポートセンターの教育支援を継続できる施設
があれば、積極的に移転を検討し
てまいりたいと考え
ております。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 村上光江さん。 〔村上光江君 登壇〕
◆(村上光江君) 御答弁ありがとうございまし
た。 1か月前に移転候補施設
が見つかっ
たと聞い
ており、大変喜んでおりまし
た。今の答弁を聞い
て、とても残念に思います。 現在、
教育サポートセンターになっ
ている建物は、企業団地に隣接し
て産業センターとして建設さ
れた建物です。工業団地は公害を恐れ、へんぴな場所に造ります。それを子どもたちのために転用するには無理
があります。 また、不便なため、7割近くの児童・生徒は親
が送っ
てき
ており、共働きの親御さんはしんどい思いをし
ております。親御さんからどうにかなら
ないかと相談を受け、前回質問しまし
た。しっかり受け止め
てください。 既存の施設を転用するには、お金を使っ
て改築し
ないとこれではなかなか移転はできません。 令和2年度で、わかば教室に通っ
ている子は何人
いまし
たか。現在通っ
ている子は何人ですか。またコロナの影響は
なかったですか、お伺いいたします。
○議長(高原良一君) 教育長。
◎教育長(妹尾均君) 村上議員の御質問にお答えします。 令和2年度にわかば教室に通室し
ていた児童・生徒数は、小学校9名、中学校32名の合計41名です。令和3年6月1日現在、わかば教室に通室し
ている児童・生徒数は小学校9名、中学校12名の合計21名です。
新型コロナウイルス感染症の影響です
が、現在のところ、わかば教室において顕著な影響は確認さ
れておりません。一方で、長期間にわたる家庭での自粛生活や学校での教育活動の制限など
が不登校の状況にある児童・生徒にどのような影響をもたらすかについては今後注視し
てまいりたいと考え
ております。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 村上光江さん。 〔村上光江君 登壇〕
◆(村上光江君) 令和2年度で、わかば教室から復帰登校でき
た人数をお伺いします。
○議長(高原良一君) 教育長。
◎教育長(妹尾均君) 村上議員の御質問にお答えします。 令和2年度にわかば教室に通室し
ていた児童・生徒41名のうち、完全復帰し
た児童・生徒は4名、完全復帰には至ら
ないものの、部分的に復帰、もしくは当初から部分的に登校し
ている児童・生徒は26名です。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 村上光江さん。 〔村上光江君 登壇〕
◆(村上光江君) わかば教室からの半分近くの児童・生徒
が学校に登校でき、わかば教室の大切さを改めて痛感します。 今年もこれから暑い季節
が参ります。
教育サポートセンターのある山の麓の市民から、自転車で通っ
ている子
が家の軒先でお茶を飲んで少し涼んであの山を登っ
ていると、先日声を聞きまし
た。子どもにとっての1年は貴重です。 再質問します。 教育長さん、いつまでに結論を出すつもりですか、お伺いいたします。
○議長(高原良一君) 教育長。
◎教育長(妹尾均君) 村上議員の再質問にお答えします。 わかば教室は、利便性ももちろん大切な要素の一つであると考え
ておりますけれども、児童・生徒
が安心し
て通室できること
が何より大切であると思っ
ております。そのためには気分転換したり、相談したり、クールダウンしたりするような部屋も必要となり、環境面、設備面の課題もクリアできる施設を早急に探し、考え
ていきたいと思っ
ております。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 村上光江さん。 〔村上光江君 登壇〕
◆(村上光江君) できるだけ早く動い
てください。 不登校の本市の現状について質問します。 国のほうでは、子ども、子育て政策を一元化し
て対応するこども庁の創設に向け
た動きもあります
が、玉野市の不登校の現状はどうなっ
ていますか。 まず、過去5年間の玉野市内の小・中学生の不登校者数をお伺いします。よろしくお願いします。
○議長(高原良一君) 教育次長。 〔教育次長 藤原敬一君 登壇〕
◎教育次長(藤原敬一君) 村上議員の御質問にお答えをします。 過去5年間の不登校者数の状況です
が、平成28年度は小学校で14名、中学校で37名。平成29年度は小学校で16名、中学校で43名。平成30年度は小学校で28名、中学校で56名。令和元年度は小学校で31名、中学校で69名。令和2年度は小学校で22名、中学校で68名です。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 村上光江さん。 〔村上光江君 登壇〕
◆(村上光江君) 残念です
が、年々不登校
が増え
ております。だからこそ、児童・生徒の問題を後回しにはし
ないでください。学校に行か
ないか、行け
ない状況にある要因、背景はどのようなこと
が多いのですか、お伺いします。
○議長(高原良一君) 教育次長。
◎教育次長(藤原敬一君) 村上議員の御質問にお答えします。 不登校の要因につきまし
ては、学業の不振や入学時、進級時の不適応などの学校生活に係る要因、親子の関わりや家庭内の不和などの家庭に係る要因、生活リズムの乱れや学校生活への不安、無気力などの本人に係る要因など様々な要因
が複合的に関係し
ております。 最近の傾向でいいますと、スマホやゲーム依存となり、生活のリズム
が乱れ、朝起きること
ができ
ないこと
が不登校の要因になるケース
が増え
ています。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 村上光江さん。 〔村上光江君 登壇〕
◆(村上光江君) いじめを含め、児童・生徒の様々な問題行動など、対応については早期発見、早期対応を旨にとし
た対応の充実を図る必要
があり、関係機関との連携を図りつつ、問題を抱える児童・生徒一人一人に応じ
た指導、支援を積極的に進め
ていく必要
があります。だからこそ、
教育サポートセンターの役割は大切です。 本市の不登校の実態は、他市と比べ
てどうですか、お伺いします。
○議長(高原良一君) 教育次長。
◎教育次長(藤原敬一君) 村上議員の御質問にお答えします。 不登校児童・生徒数の市町村別の数は公表さ
れているものではありませんので、他市との比較はできません
が、公表さ
れている令和元年度の全国や岡山県のデータと比較いたしますと、出現率は小学校において、全国
が0.83%、岡山県
が0.91%、本市
が1.34%、中学校では全国
が3.94%、岡山県
が3.41%、本市
が5.66%です。全国、岡山県の平均と比較し
て、本市は小・中学校ともに出現率
が高い状況です。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 村上光江さん。 〔村上光江君 登壇〕
◆(村上光江君) 玉野市の小・中学生の不登校の出現率
が高いのは本当に残念です。それに対して、本市はどのような対策
が図ら
れていますか、お伺いします。
○議長(高原良一君) 教育次長。
◎教育次長(藤原敬一君) 村上議員の御質問にお答えします。 岡山県教育委員会から示さ
れた岡山型長期欠席・不
登校対策スタンダードに基づき、本市では前年度不登校傾向のあっ
た児童・生徒や欠席
が10日以上ある児童・生徒を支援対象者としてリストアップし、きめ細かな配慮や支援を行うことで不登校の早期発見、早期対応の徹底を行っ
ております。
スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーなどの心理や福祉の専門家との連携や対応検討を行う不登校対策会議の進め方を周知するなど、組織的な不登校対応を推進し
ています。 また、教室以外の別室の確保を推奨し、全ての児童・生徒
が安心し
て過ごせる居場所づくりに努めるよう周知し
ているところです。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 村上光江さん。 〔村上光江君 登壇〕
◆(村上光江君) 不登校にとって、居場所づくりはとても重要な役割を果たします。教室以外の別室の確保を推奨し、全ての児童・生徒
が安心し
て過ごせる居場所づくりに努め
ていると今回言わ
れまし
たが、前回質問し
たときの答弁で、居場所づくりでもある、人里離れ
たわかば教室を反対に利点として捉え、自然豊かで人目を気にし
ないでよいのではと言わ
れまし
た。少し矛盾
があるように思います。だから、移転
が後回しになるのでは
ないかと感じます。 要因や背景は生徒によって様々です。しかし、わかば教室は誰でも気軽に登校できる利便性のよいところ
が一番では
ないかと改めて思います。 再質問します。 市長さん、玉野市は他市より不登校の児童・生徒
が多いのです
が、この問題に対しての見解及びその中心となっ
て機能し
ている教育サポートセンターの移転はいつまでにと考えられ
ていますか、お伺いいたします。
○議長(高原良一君) 市長。 〔市長 黒田 晋君 登壇〕
◎市長(黒田晋君) おはようございます。 村上議員の再質問にお答えをさせ
ていただきます。 誤解
なきようにという前置きをさせ
ていただい
て御説明をさせ
ていただきます
が、昨日、他の議員の御質問でもありまし
たように、玉野市の特別支援教育、特に障がいを持た
れた方々への対応というものは県下でも胸を張れる、完全ではありませんけれども、先進市であるということを我々も教育委員会も自負をし
て、それをさらにブラッシュアップでき
ないかということで日々努力を続け
ております。 数字
が多いということは、これはきちっと対応し
ていか
ないといけ
ないということでありますけども、数字の取り方は様々であるというのは議員も御承知のとおりだと思います。例えば、過去の例をお聞きし
たところによりますと、長期休んで
いる方の家庭訪問をし
てどういう状態ですかといったときに、頭
が痛いんですか、おなか
が痛いんですかという問いに対して、頭
が痛い、おなか
が痛いという回答
があっ
た場合はこれは病欠扱いとなっ
て不登校のカウントに計算さ
れないような事例も散見さ
れていておりまし
て、一概に数字
が多い、少ないでどうこう言うべきでは
ないというふうに思っ
ております。 ただ、玉野市でそうやっ
てさっき言っ
たように県平均や全国平均よりも大きな数字
が出
ているということは、一方できちっとそういう追跡
ができ
ていると。問題は、今日議員
が御質問いただい
ているように、その子たち
がきちっと普通教室へいかに戻れるような体制を委員会としてやっ
ていくかということだろうというふうに思っ
ています。 誰しもみんな普通の学校生活
が送れるようにということで、本人自ら望んでそういう状態になって
ないというのは確かだというふうに思っ
ておりますから、昨日お答えをし
たように、一人も取り残さ
ないということを我々目標にやってき
ておりますので、そうしたことでできることはしっかりとやっ
ていきたいというふうに思っ
ております。 個別具体的な話
が次長のほうからありまし
たけれども、我々
がすぐできることでいうと、要因として、さっき小学校から中学校になっ
てぐんと数字
が増え
ているという細かい数字の話
がありまし
たが、その中で一つの要因は数学だというふうに思っ
ています。 我々
が、おさらい会を始め
て、全ての小学生
が一人残らず九九
ができるようにというのを玉野市はここずうっとやってき
ています。もし九九
がきちっと小学校3年生段階ででき
ないと、中学に上がっ
た段階ではそれ以上のもの
ができ
てきますから、そこから先、理系、文系、高校に上がっ
て分かれ
ていきますけども、基本である掛け算、九九
ができ
ないと割り算もでき
なくなるし、ましてやそこから先にある因数分解であったり、微分積分であったり、そういうものはでき
ない。だから、そこのベース
がきちっとでき
ていないと要は勉強すること
が嫌になる。分から
ないからだんだん気持ち
が沈んでくるというのはこれはもう事実としてあるようですから、そこをまずしっかりと強化をさせ
ていただく。 それから、もう一つの要因として上がっ
ているの
が英語です。中学に入っ
て新たに英語
が始まることによって苦手意識を持っ
てしまっ
て、学校へ行くの
が嫌になるというような事例等々も出
ています。だから、これも今文部科学省は小学校からの英語をやっと始めまし
たけれども、今玉野市
が進め
ているのは中学校で英語を教え
ている先生
が各学区の小学校へ伺わさせ
ていただい
て、その入りの部分というか、英語っていうのは特別なものじゃ
なくって簡単なものというか、こういうもんなんだというのを小学校でもきちっと教えさせ
ていただい
て、あわせ
て異動さえ
なければですけれども、中学へ上がっ
たら小学校へ教えに来
てくれ
ていた先生
がそのまま中学でも英語を教え
てくれるというような環境で、できるだけ科目に対してイメージを持た
ないようなことはきちっとやっ
ていく必要
があるということで、おさらい会であるとか、小中一貫の英語教育というのはさせ
ていただい
ています。 ただ、そのほかの部分で、いろいろ自分の生活リズム
が築け
ないとか、そうしたところ
がありますから、どこまで我々
が家庭教育に入っ
ていけるかというところはありますけれども、家庭教育の在り方等々についても教育委員会のほうでしっかりと我々と一緒になっ
て対応をし
ていきたいというふうに思っ
ております。 もう一つの御質問として、わかば教室の現在の位置の問題でありますけども、確かに今の玉原というところは交通利便性でいうとなかなか行き帰り
が不便なところにあるというのは、これはもう否定でき
ない状態だと思います。 ただ、利便性
がいいからといっ
て町なかへ移動し
てくること自体は、私はどうかというふうに思っ
ております。やっぱり子どもたち
が復帰し
ていくための安心で安全な環境下で学べるような環境をつくるの
が一番いいというふうに思っ
ておりまし
て、そういう条件
が整っ
たところでの移転というものを教育委員会としてやっぱりし
ていくべきだという話をし
ておりまし
て、今回冒頭教育長
がお話をさせ
ていただい
たように、今回候補地となっ
たところはいろいろと金銭的な面では
なくて、共同利用の部分
が多かったり、様々な子どもたちに与える影響を考え
ての決断だというふうに聞い
ておりまし
て。ただし、繰り返しになりますけども、今の場所
が絶対だというふうには申し上げ
ておりませんで、より安心・安全で利便性の高い環境で、一日も早く普通学級へ子どもたち
が戻っ
て学習
ができるような環境をつくるというのは市と教育委員会の責務だろうというふうに思っ
ておりますから、先延ばしすること
なく、あらゆる候補地等を選定し
てそういう環境を整え
ていきたいというふうに考え
ております。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 村上光江さん。 〔村上光江君 登壇〕
◆(村上光江君) 不登校数のカウントの仕方を捉えるのでは
なくて、課題をしっかり捉え
て解決する方向で努力すればこの問題、急ぐか、急が
ないか出
てくると思います。しっかり課題を見詰めるということ
が私は大事に思います。 最近は、不登校
が常態化したり、不登校を心の問題として捉え、子ども
が自身の力でそれを乗り越えることを見守り、支えるという考え
が主流になり、登校刺激に保護者も教員も消極的になっ
ているというケースも見受けられ
ています。そのため、原因や要因
が置き去りにさ
れ、対応策の解決に至って
ない残念なケースもあります。学校や教員サポートセンターに期待すること
がますます増え
ております。 教職員の不登校に対する取組を質問します。 教員
が不登校の子どもに対応するには、まず不登校に関する知識や理解などを身につけ、教員の資質の向上を図ること
が重要です
が、どのような方策を教育委員会として計画さ
れていますか。 また、教職員の資質向上として、県教育委員会
が推進する指導力向上のための事業や県総合教育センターの研修事業を積極的に活用し
ているようです
が、玉野市の教職員の研修参加状況をお伺いいたします。
○議長(高原良一君) 教育次長。
◎教育次長(藤原敬一君) 村上議員の御質問にお答えします。 教育委員会としましては、生徒指導担当者会を年2回開催し
ており、本市の不登校の現状や対応等について研修を行い、不登校に対する理解を深め
ているところであります。 また、校長会や教頭会、実務者研修会、初任者研修等でも不登校の状況や対策について周知する機会を設け
ております。 また、岡山県総合教育センターでは、各校1名ずつ
が参加する生徒指導担当を対象とし
た研修
が行わ
れ、不登校への対応の在り方についても研修
が行わ
れています。そのほか担当者研修、経験年数別研修等でも、いじめや不登校等児童・生徒理解について研修
が行わ
れており、各校の該当教職員については原則必ず参加をし
ていただい
ております。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 村上光江さん。 〔村上光江君 登壇〕
◆(村上光江君) 教職員には、いじめや不登校及び特別支援教育、学力の向上など、多様な教育課題に対処し得る専門的な資質、能力の向上
が要求さ
れます。本当に大変です。そのためにもぜひ研修に参加できる体制をよろしくお願いします。 不登校には、教職員として未然防止、早期支援、長期化への対応など大変な取組
があります
が、
スクールカウンセラー、ソーシャルワーカー、登校サポーターなど関わっ
ています
が、担任教師の役割は大きく、負担
が多いように思うのです
が、見解をお伺いいたします。
○議長(高原良一君) 教育次長。
◎教育次長(藤原敬一君) 村上議員の御質問にお答えします。 議員御案内のとおり、不登校対応につきまし
ては、児童・生徒、保護者と直接関わる担任の果たす役割は大きいところです
が、あわせ
て学校内で不登校の児童・生徒への多面的なアプローチ
ができるよう、組織的な支援体制づくり
が重要と考え
てございます。 教育委員会としましては、担任による不登校支援だけに頼るのでは
なく、児童・生徒と保護者への相談支援を行うため、全校に
スクールカウンセラーを配置し
ています。また、県
が配置するスクールソーシャルワーカーや関係機関と連携しながら不登校問題解決に向け
て取り組むとともに、別室登校支援のための非常勤講師や登校支援員を配置するなど、校内の支援体制を整え、組織的な対応に取り組んで
いるところです。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 村上光江さん。 〔村上光江君 登壇〕
◆(村上光江君) 教職員の退職の現状はどうなっ
ていますか、お伺いいたします。
○議長(高原良一君) 教育次長。
◎教育次長(藤原敬一君) 村上議員の御質問にお答えします。 令和2年度末の小学校の退職者については、定年退職6名、結婚、介護等での早期退職3名、中学校については定年退職5名、早期退職2名です。 以上、お答えとします。
○議長(高原良一君) 村上光江さん。 〔村上光江君 登壇〕
◆(村上光江君) 原因はどうあれ、早期退職者
が出るのはとても残念です。本市の教職員の負担軽減に対する取組はどうなっ
ていますか。玉野市に教師の支援強化ということで学校サポートスタッフの配置
がさ
れています
が、支援内容も併せ
てお伺いいたします。
○議長(高原良一君) 教育次長。
◎教育次長(藤原敬一君) 村上議員の御質問にお答えします。 不登校対応としましては、先ほどお答えし
たとおり、組織的な対応
が重要であり、
スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー、関係機関と連携しながら、不登校問題解決に向け
て取り組むとともに別室登校支援のために非常勤講師や登校支援員、学校サポートスタッフの配置等を推進し、あらゆる手だてを講じ
ています。 学校サポートスタッフの支援内容につきまし
ては、教員
が抱える事務作業等の負担を軽減し、教員
が本来の教育活動に専念できるようにするための業務や発達障がいや不登校等の児童・生徒への個別支援の補助を行っ
ています。学校サポートスタッフの配置は小・中学校に求められる多様な支援内容に対応するための教員への補助を行い、教育の質の向上を目指す取組でございますので、今後も学校の業務マネジメント力を向上させつつ、効果的に支援人材を活用できるよう進め
てまいりたいと存じます。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 村上光江さん。 〔村上光江君 登壇〕
◆(村上光江君) 再質問します。 令和3年度も学校サポートスタッフは29人のままで同じですか、お伺いいたします。
○議長(高原良一君) 教育次長。
◎教育次長(藤原敬一君) 村上議員の御質問にお答えをいたします。 現状も29名であります。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 村上光江さん。 〔村上光江君 登壇〕
◆(村上光江君) 安心しまし
た、同じ数ということで。 まず、学校、教師
が担う業務の明確化、適正化をし
ていく必要
があります。私も看護教員として働い
ていまし
たが、職員室における事務的な業務、印刷、電話対応など、サポートする人
がいたらもっと生徒と向き合えるのにとつくづく思っ
ていまし
た。教師
がしっかり生徒と向き合う時間をつくること
が教育委員会としての大命題だと思っ
ております。 フリースクールについて質問します。 小・中学校不登校のための民間
がつくっ
たフリースクール
が、今年の4月に岡山市南区植松にでき
たのを御存じですか。私も4月に訪問し
たのです
が、玉野市から通学し
ている方もおら
れまし
た。岡山市南区ということで玉野市から近く、植松駅から近く、利便性もよいところにあります。岡山市ではもう、このフリースクールに通っ
ていると出席扱いにし
ているそうです
が、玉野市はどうするつもりですか、見解をお伺いいたします。
○議長(高原良一君) 教育次長。
◎教育次長(藤原敬一君) 村上議員の御質問にお答えします。 議員御案内のフリースクールについては、当該施設に通う児童・生徒の所属校からの報告により承知し
てございます。 また、出席扱いにつきまし
ては、平成27年度に民間施設に通室する不登校児童・生徒の出席扱いについて各校に通知し
ており、環境や設備面、支援の方針、学校や教育委員会との連携の状況等、一定の基準を満たし
た場合は校長判断により出席扱いとできる旨周知をし
ております。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 村上光江さん。 〔村上光江君 登壇〕
◆(村上光江君) 不登校の方
が増大し
て、就学義務に支えられ
た義務教育制度の在り方の再考
が迫ら
れているように思います。そんな中、一定の要件の下でフリースクールなど学校外の教育施設での学修を就学義務の履行としてみなすことのできる仕組みなどについて検討すること
が必要だと思います。児童・生徒の才能や能力に応じ
てそれぞれの可能性を伸ばせるよう、わかば教室に行くか、フリースクールに行くかは子ども本人の希望を尊重し
た上で決めること
が重要に思います。子どもたちにとって学校内外の支援を活用し、不登校からの次のステップを歩むきっかけになればよいなと考えます。 若者のひきこもり対策について質問します。 ひきこもりとは、6か月以上にわたって家庭にとどまり続け
ている状態をいいます
が、玉野市の場合、不登校でそのままひきこもりになっ
ている中学校卒業から20歳までの若者のひきこもりの人数
が把握でき
ていますか、玉野市の現状をお伺いいたします。
○議長(高原良一君) 教育次長。
◎教育次長(藤原敬一君) 村上議員の御質問にお答えします。 現在、義務教育終了後の二十歳までのひきこもりの状態にある人数は、実態調査を実施し
ておりませんので把握はでき
ておりません
が、
教育サポートセンターに相談窓口を設置し
て対応し
ており、令和2年度の相談件数は17件でし
た。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 村上光江さん。 〔村上光江君 登壇〕
◆(村上光江君) 市民の方から、ひきこもりの方
が地域にたくさん
いるということも聞きます。ひきこもりの市内の現状
が把握でき
ていないと言えるようです。 本市では、平成21年に子ども・若者支援地域協議会
が設置さ
れ、若者のひきこもりについて相談窓口も
教育サポートセンター内になっ
ております。若者のひきこもりの相談窓口にはどんな職種
が従事し
て、何人ぐらい相談員
がいますか。また、若者とは何歳まで
が対象ですか。相談件数は何件ぐらいありますか。その対応はどうなっ
ていますか、お伺いいたします。
○議長(高原良一君) 教育次長。
◎教育次長(藤原敬一君) 村上議員の御質問にお答えします。 議員御案内のとおり、本市の若者のひきこもりの相談窓口は
教育サポートセンター内に設置し
ています。
教育サポートセンターには公認心理師等の心理の専門資格を持つ職員を4名配置し
ています。 ここで言う若者とは、39歳までを指し
ており、令和2年度の相談件数は17件でし
た。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 村上光江さん。 〔村上光江君 登壇〕
◆(村上光江君) 多くのひきこもりは、不登校でそのままひきこもりになっ
ている10代から20代前半に生じ
ていること
が多く、早めにアクセスしやすい支援
が必要です。 また、発達障がいの児童・生徒は、進学、就労と社会参加まで継続的な支援
が行わ
れていくこと
が大切と言わ
れております。 ひきこもりの長期化は、家族関係のねじれ、深まる本人の挫折感、あるいは就学、就労などの社会復帰の糸口、チャンスの減少などを招き、ひきこもりからの回復をより一層難しくする傾向
があります。だからこそ
教育サポートセンター内にある相談窓口の機能は重要です。ひきこもりの支援の再構築を考え
た場合、若者の支援、しかも予防的な関わりに力を入れるとともに、失わ
れた時間の短縮化のために早期から支援の充実に取り組むこと
が重要に思います。 そのために、現状の支援体制についての課題を感じ、対策を考え
たのです
が、検討し
てみ
ていただけますか。対策なんです
が、早期支援のために、わかば教室を高校生年代に向け拡充し
てはどうですか。 また、
教育サポートセンター内でよいのです
が、中学校不登校経験者の卒業後1年間のフォローアップ体制の確立
が必要と思うのです
が、これは難しいですか。 2つ目としては、ハローワーク玉野と協力し、ハローワーク内に心理カウンセラーなどを配置し、ひきこもり支援の窓口機能を持たせるようにし、ひきこもりから自立に向け
た支援
ができ
たらと考えます。どうですか。 以上、2点に対し、見解をお伺いいたします。
○議長(高原良一君) 教育次長。
◎教育次長(藤原敬一君) 村上議員の御質問にお答えします。 まず、わかば教室の高校年代向けへの拡充についてです。 高等学校では、各校で定められ
た教育課程を基に単位履修や認定を行うものでありますので、わかば教室への出席をもっ
て単位履修、認定することは難しい現状
があります。 また、高等学校での教科指導等の高度な専門性に対応する指導員の配置についても難しいため、現在わかば教室を高校年代向けに拡充することは考え
ていません。 一方、わかば教室に併設し
ています教育支援室では、中学卒業以降の生徒も相談支援対象になっ
ております。したがいまし
て、わかば教室に所属し
ている生徒については卒業後も相談対象として支援を継続する体制となっ
ております。 次に、ハローワーク内へのひきこもり支援の窓口機能についてであります。 市とハローワークでは、相談者の要望や生活状況について本人の同意の下、情報を共有し
ており、一般就労、障
がい者就労など、ひきこもりの方の就労を含め、その方の特性に応じ
た就労支援を行っ
ています。教育委員会に相談
があっ
た場合は、福祉政策課の生活支援相談窓口につなげ、ハローワークと連携し
た就労支援を行うこととし
ています。 いずれにしまし
ても、教育委員会はひきこもりの状況にある、またはひきこもりになる可能性のある若者の就学、就労や社会参画への支援は、喫緊の課題であると認識し
ていますので、引き続き
教育サポートセンターでの若者支援の充実に努め
てまいりたいと存じます。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 村上光江さん。 〔村上光江君 登壇〕
◆(村上光江君) わかば教室に通っ
ていると、義務教育を終え
た後もサポートし
ていただけるとなると、ますます東児のほうからでも通えるようにお願いいたします。 就労支援に対しては、道
ができ
ているので安心しまし
たが、自立を促すことへの支援をどうし
ていくか
が本市の課題であると考えます。本市ではひきこもりの家族に対してはほっとスペース家族の会
があります
が、活動状況をお伺いいたします。
○議長(高原良一君) 教育次長。
◎教育次長(藤原敬一君) 村上議員の御質問にお答えします。 ほっとスペース家族の会は、おおむね20代から30代の社会に出にくい若者の家族を対象に、毎月第3火曜日の午後に
教育サポートセンターにて実施し
ています。令和2年度の活動状況は5回実施し、延べ11人
が参加し
ています。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 村上光江さん。 〔村上光江君 登壇〕
◆(村上光江君) ひきこもりは誰にでも起こり得るものであり、早期支援
が重要です。回復には時間
がかかるケース
が多いため、月例会、学習会、個別相談、当事者の居場所、医師相談会、家族教室、電話相談など学びの場の提供となり、家族の心の負担の軽減につながるので、しっかり市としても機能させ
ていただきたいと思います。 続い
て、
鉾立小学校耐震工事について質問いたします。 市民から、鉾立小学校の木造校舎耐震化について相談を受け、令和3年2月15日にあっ
た住民説明会にも私も参加させ
てもらいまし
た。夜間にもかかわらず、たくさんの方
が出席し、改めて鉾立小学校
が地域において担っ
ている役割の大きさや地域の皆様の学校への思いの強さを感じまし
た。 あのとき、市教委から3案提示さ
れ、市民からは早急な安全対策をし
てほしいとの要求
が出
ていまし
たが、その後どうなっ
ていますか。先日、新型コロナで、予定し
ていた住民説明会も流れ、教育長さん、今までの経緯と進捗状況をお伺いいたします。
○議長(高原良一君) 教育長。
◎教育長(妹尾均君) 村上議員の御質問にお答えします。 鉾立小学校の木造校舎は、平成27年度に実施し
た耐震診断の結果を受け、耐震補強工事を進める方向で調整を進め
てきまし
たが、市の厳しい財政状況や耐震化後の耐用年数
が短いことなどから予算化には至らず、令和2年10月に所管の常任委員会、11月に地域懇談会で耐震化について事業着手は厳しい状況であることを御報告し
たところです。 その後、議員御案内のとおり、令和3年2月に鉾立小学校体育館において3つの代替案をお示しし
たところです
が、当日実施し
たアンケートでは、今後どれか1つの案に集約し
て検討する段階には至って
ないところであります。 現在のところ、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、説明会など
が開催できて
ない状況
が続い
ております
が、今後はアンケート結果を基に新型コロナウイルスの感染状況を注視しながら、可能な限り早期に保護者や地域の皆様と意見交換会を開催したいと考え
ております。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 村上光江さん。 〔村上光江君 登壇〕
◆(村上光江君) 再質問します。 鉾立小学校の耐震化問題は、鉾立単独で最初は考え
ていたのです
が、随分方向性
が変化し
ているように思うのです
が、学校将来計画策定で出
ている義務教育学校
が影響するように思うのです
が、見解をお尋ねいたします。
○議長(高原良一君) 教育長。
◎教育長(妹尾均君) 村上議員の再質問にお答えします。 耐震化と義務教育学校のことにつきましては、分け
て考え
ております。 ただ、5、6年生は東児中へというような案も出
たことなどから、多少混乱を招い
ておることは事実であろうかと思います。基本的には耐震化は耐震化、そして義務教育学校は義務教育学校として新たに考え
ていきたいというふうに思っ
ております。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 村上光江さん。 〔村上光江君 登壇〕
◆(村上光江君) 今も鉾立小学校の子どもたちは、耐震性の
ない建物で毎日過ごし
ています。それを私たちは忘れ
てはなら
ないのです。 住民からの要望書について質問します。 先日、約2,000人の住民の方から最初の方針を変えず、鉾立小学校単独で考え
てほしい、市内のほかの学校並みに耐震工事をし
てほしいという内容で要望書
が出
ていまし
たが、この要望書に対しての見解をお伺いいたします。
○議長(高原良一君) 教育長。
◎教育長(妹尾均君) 村上議員の御質問にお答えします。 木造校舎の耐震化は、教育委員会から平成29年度にお示しし
た案です
が、先ほど御答弁申し上げ
た経緯により、実施には至っ
ておりません。しかしながら、木造校舎を耐震化する目的は子どもたち
が耐震性のある校舎で安心し
て学べる環境を整備することにあります。 本年2月にお示しし
た3つの代替案は、いずれも耐震性のある校舎で学ぶという目的を達成できるものであり、かつ現状において実現可能と考えられるものです。地域の皆様
が要望さ
れる木造校舎の耐震化とはアプローチ
が異なります
が、子どもたちの安全・安心な環境の整備を早期に実現することこそ
が肝要と考え
ておりますので、御理解賜りたいと存じます。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 村上光江さん。 〔村上光江君 登壇〕
◆(村上光江君) 再質問します。 先ほど、義務教育学校とは分け
て考えるとおっしゃら
れまし
たが、鉾立小単独での耐震工事は考え
てはいただけ
ないということですか。市長さん、2,000人の住民の方から要望書です。それで住民の理解
が得られますか、見解をお伺いいたします。
○議長(高原良一君) 市長。
◎市長(黒田晋君) 村上議員の再質問にお答えをいたします。 今、私も住民説明会に参加させ
ていただい
て、3つの案を提示させ
ていただい
ております
が、先ほど教育委員会から説明
がありまし
たように、コロナ禍という特別な事情もあります
が、保護者の方への説明であるとか、地域の方々への説明はでき
ておりません。 ただ一方で、安心・安全な教室で子どもたち
が学べる環境をつくるというのは大切なことであるというふうに考え
ておりまし
て、それこそそれぞれ示し
た案の中にありますように、鉾立小学校の今使っ
ていただい
ている特別教室棟を普通教室に変える案等も出させ
ていただい
ておりまし
て、そういう意味では鉾立小学校単体で耐震性のある教室で授業を受けられるようにということでの案も出させ
ていただい
ておりまし
て、全く鉾立小学校単体を否定するものでもありませんし、できるだけ御理解をいただい
て我々としては早期に着手をしたいという考えを持っ
ておりますので、御質問の部分でいいますと、小学校単体としての考え方としては我々
がお示しをし
ているのは今使っ
ていただい
ている耐震性のある特別教室棟を普通教室に変えさせ
ていただい
て、そちらで授業を受ける環境にし
てはどうかというような点はまさに鉾立小単独の考え方であります。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 村上光江さん。 〔村上光江君 登壇〕
◆(村上光江君) 住民
が納得いく説明をよろしくお願いいたします。 木造建築普及について質問します。 先日、真庭市長
が、林野庁長官に二酸化炭素の排出量を抑えられる意味でも木造建築普及への協力を依頼さ
れていまし
たが、最初の計画どおり、今ある木造建築に耐震工事をし
てはどうですか。 市民の一部の方から意見の出
ている丹波篠山市の八上小学校は、昭和12年に建築さ
れた木造校舎で、耐震改修を目指し、平成24年に兵庫県下で初めてとなる大規模木造校舎の耐震補強工事を実施しまし
た。金額も安く、短期間で補強工事
ができ
たそうです。また、木造建築ということで国からの補助も多いのではと思います。鉾立小学校も同じようにし
てはどうですか、見解をお伺いいたします。
○議長(高原良一君) 教育長。
◎教育長(妹尾均君) 村上議員の御質問にお答えします。 議員御案内の丹波篠山市立八上小学校は、耐震補強工事の報告書として工期や契約金額、財源等
が市のホームページ上で公開さ
れていることを我々も認識し
ているところです。 報告書によると、八上小学校は昭和63年から平成4年にかけて大規模改修を実施し
ており、耐震診断の結果も耐震性能の指標であるIw値
が0.4以上あるなど、鉾立小学校に比べ、躯体の状況
が良好であっ
たこと
がうかがえます。建築物の耐震化は、一般的にもともとの耐震性能や躯体の劣化度合いにより、必要とさ
れる経費
が大きく変わるものであります。鉾立小学校の耐震化に要する経費は八上小学校の実工事費に比べ2割程度高く試算さ
れております
が、耐震診断を実施し
た設計事務所の手で
なされており、構造等を十分に把握し
た上で算出さ
れたものと理解し
ております。 なお、国の学校施設環境改善交付金は、木造、非木造による補助率等の差はありません。また、木造建築物を対象とし
た補助メニューとしては岡山県の木づか
い提案・実証事業
が該当する可能性
があります
が、これは3,000万円を上限に中大規模建築物等の木造化、木質化に係る県産材の材料費、加工費及び運搬費の2分の1以内を補助するものであり、補助を受けられ
たとしても、コストの増分の範囲内になるものと認識し
ております。 いずれにしまし
ても、先ほどお答えしまし
たとおり、木造校舎の耐震化について事業着手は厳しい状況にありますので、御理解賜りたいと存じます。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 村上光江さん。 〔村上光江君 登壇〕
◆(村上光江君) 今後について質問します。 一刻も早く、鉾立小学校の耐震工事をすることは市としての責務です。危険なので早急な対応を望む声
が多かっ
たのです
が、今コロナの中、説明会もなかなかできず、目標としては
いつ頃結論
が出そうですか、市長さん、お伺いいたします。
○議長(高原良一君) 市長。
◎市長(黒田晋君) 村上議員の御質問にお答えをいたします。 先ほど来、教育長のほうから答弁
がありまし
たとおり、令和3年2月に木造校舎の耐震に関わる3つの案をお示しをさせ
ていただい
ております。今後、その際に実施し
たアンケートの結果を基に引き続き保護者や地域の皆様と意見交換会を開催したいとのお答えをさせ
ていただい
ているところであります。 ただ一方で、今こういう状況でありますから、コロナ禍だから地域の説明会
ができ
ないとかというようなことで時間を要し
ていくのもどうかなというふうに思っ
ております。ですから、さらなるアンケートであるとか、いろんな手法
が考えられる中で、できるだけ意見聴取をさせ
ていただく中で、子どもたちの安全・安心な環境の整備を早期に実現したいというのは私も教育委員会も同じ思いを持っ
ておりますので、その点について保護者や地域の皆さんとの
合意形成を図り次第、実行に移し
ていきたいというように考え
ております。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 村上光江さん。 〔村上光江君 登壇〕
◆(村上光江君) 今までの話を聞い
て、現在の木造建築の鉾立小学校の建物というのはなかなか利用
ができ
ないようなんです
が、あの建物は今後どうするのか、お伺いいたします。
○議長(高原良一君) 教育長。
◎教育長(妹尾均君) 鉾立小の木造校舎につきまし
ては、現在のところ、今後のことについては協議になっ
ていくと思います。木造校舎の使用について、また引き続き検討は続け
ていきたいというふうに思っ
ております。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 村上光江さん。 〔村上光江君 登壇〕
◆(村上光江君) 再質問します。 今日も新聞に載っ
てまし
たが、義務教育学校などのいろいろな案
が出
て、地区の方は大変不安を覚え
ております。鉾立小学校
がなくなれば鉾立学区
が崩壊、コミュニティ崩壊につながることを住民は心配し
ております。このことについて市長さんの見解をお伺いいたします。
○議長(高原良一君) 市長。
◎市長(黒田晋君) 村上議員の再質問にお答えをいたします。 仮の話になりますけども、今教育委員会
が検討し
ている義務教育学校で東児中との一体化をし
たとしても、鉾立小学校という名前はきちっと残るという認識をし
ておりまし
て、あとは今地域の方
が御心配をさ
れているコミュニティの
形成だとか、そういう部分については、繰り返しになりますけど、しっかりと御説明をし
ていく必要
があるというふうに思っ
ておりますし、今仮定の話をさせ
ていただい
てますから、さっき言っ
た今3案示させ
ていただい
ておりまし
て、今我々
が把握し
ている限りでは現存する特別教室棟を普通教室に早期に改修をし
て、そこで授業を受ける体制をつくっ
てほしいという声
が多く出
ておりますから、そういう意味では小学校
が中心的な役割を果たすということではその立ち位置というものは変わら
ないだろうというふうに思っ
ています。 地域のコミュニティの
形成、これは今教育委員会
が玉野市全体の義務教育そのものをどうし
ていくかというのをこれから本格的に議論をさせ
ていただく中で、今回荘内中学校区と東児中学校区をモデルとして一部始め
たわけですけども、先ほど議員からもお話
があっ
たように、そのことによって地域の方々
が抱か
れるいろんな思い
がありますから、まさにそれを解消し
ていか
ないといけ
ないということ
があります。 ただ一方で、もちろん我々は人口増加策、少子・高齢化に対していろんな施策は打っ
ていきます
が、現状として昨日も議論
があっ
たように中学校での一定規模での授業
がなかなか、授業はできるけれども、団体活動
ができづらい状況
が今起こっ
ています。そうすると、僕自身もそうですけども、もちろん学校というもの
が学業優先だということは分かりますけれども、学ぶこととそれからその後いろんな経験をしたり、友達との信頼関係を築いたり、人と人とのつながりを持つということも大事だというふうに思っ
ておりまし
て、僕自身は野球
が好きだっ
たんで小学校も中学校も高校もずうっとさせ
ていただきまし
たけども、そういう仲間との絆っていうの
が今でも生き
ています。今それ
がなかなかできづらくなっ
ているっていうのも現状で、総体開か
れてますけど、新聞紙上を見
ていただい
たら分かるように玉野市内の学校
が3校ぐらい組んで連合チームで参加をしたりし
ている状況
がありますから。 元に戻りますけど、もちろん学業をきちっとできる体制をつくるとともに、そういう社会へ出
ていくためというか、成長し
ていく過程における我々
がし
てき
たような体験
がきちっとできるような体制づくりというものも、我々は玉野市の将来を考える中でし
ていか
なければいけ
ないんだというふうに思っ
ています。 そうした考え方をしっかりと御理解をし
ていただくとともに、地域の方々
が向こう三軒両隣をはじめ、今まで地域を
形成し
てき
た地域の絆
がそのことによって崩れたりすること
なく、きちっと地域の固まりを
形成し
ていただけるようにすることというものも我々は自治体を運営し
ていく上で大事なことですから、今でき
ないと言いながらこういう話をするのはおかしいですけども、きちっと地域へ出向い
ていっ
て、我々の考え方とか、そうしたことをお話をするとともに、もし今コロナ禍で地域へ出向くこと
ができ
ないんだっ
たら、先ほどお話をさせ
ていただい
たように、そのほかに伝える方法というのはいろいろあると思いますから、広報紙等を通じたり、こういう考え方をし
てこうなんだというようなことはとどめ
ておく必要は
ないというふうに思っ
ておりまし
て、それによっていろんな厳しい声もいただくかもしれませんし、賛同する声もいただくかもしれません
が、それをきちっと形にし
ていくべきだろうなというふうに思っ
ておりまし
て、議員御指摘の不安解消の部分というのはそうした地道な努力によってしか、なかなか解消し
ていか
ないというふうに思っ
ておりますし、それをきちっと説明責任を果たし
ていくの
が我々の責務であろうというふうに思っ
ております。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 村上光江さん。 〔村上光江君 登壇〕
◆(村上光江君) 耐震工事で、市内で残っ
ているのは鉾立小学校だけっていうところで、かなり鉾立地区の方はそういうところも大きな不満の土台になってるし、たまたま将来を見据え
た義務教育学校というのも今回いろいろそういう声もあったりし
てかなり不安
があったり。2,000人の人
が本当に鉾立小学校
がどうあるべきかっていうことに関心を持た
れて、皆さん熱い思い
があるんで、ぜひ丁寧な説明をし
て納得
がいくようにいいところで解決
ができるようによろしくお願いします。 もう一つ。 避難場所としての機能について質問します。 公立学校施設は、児童・生徒の学習や生活の場であるとともに、地震などの災害時には地域住民の避難場所になることから、耐震化によって安全性を確保することは極めて重要です
が、鉾立小学校
がなかなか結論
が出ず、機能し
なくても地域住民の避難場所は充足さ
れているのですか、お伺いいたします。
○議長(高原良一君)
公共施設交通防災監。 〔
公共施設交通防災監 八幡正敏君 登壇〕
◎
公共施設交通防災監(八幡正敏君) 村上議員の質問にお答えいたします。 鉾立小学校につきまし
ては、現在耐震化済みの体育館などを指定避難所に指定し
ており、地震発生時におきましては周辺地域や学校施設の被災状況等を確認し、必要に応じ
て避難所として使用することとなります。 なお、地域防災計画等に基づき、鉾立地区には地震災害時に緊急的に開設する指定緊急避難場所として、東児中学校の体育館等を指定し
ておりまし
て、こちらを優先し避難所を設けることとし
ております
が、大規模災害におきましては状況に応じ
て鉾立小学校体育館等も使用することで避難場所の確保、充足に努め
ているところであります。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 村上光江さん。 〔村上光江君 登壇〕
◆(村上光江君) 再質問します。 鉾立小学校
がもし
なくなると、東児中だけでは地区の住民にとって困るということですね。体育館だけは絶対残す必要
があるということです
が、私も行っ
てみまし
たが、体育館だけではトイレの数は少ないし、昨日も出
てきまし
たが、災害時にペットを連れ
てきたりする方もおら
れますので、教室もということになります
が、その辺の見解をお伺いいたします。
○議長(高原良一君)
公共施設交通防災監。
◎
公共施設交通防災監(八幡正敏君) 村上議員の再質問にお答えいたします。 学校施設の避難所につきまし
ては、まず体育館を開設いたしまし
て、そういった特殊事情や避難者
が多い、そういったときにはその状況に応じ
て使用できる多目的スペースであるとか、特別教室の順で開設する予定といたし
ておりますので、そういったところを活用し
て対応し
てまいりたいと考え
てございます。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 村上光江さん。 〔村上光江君 登壇〕
◆(村上光江君) 学校施設は、子ども
が多くの時間を過ごすとともに災害時には避難所になります。そういう意味でも、一刻も早く地域の住民の声を反映し、安全で安心できる方向に解決し
てください。 現在はスピード社会です。少人数で一人一人の個性を重視し
たゆったり教育
が不登校を少しでも少なくできるように思います。教育は、児童・生徒の人間関係や教育環境の面から考えること
が大切です。鉾立小学校の問題、不登校の問題、よろしくお願いいたします。 御答弁、ありがとうございまし
た。これで一般質問を終わります。ありがとうございまし
た。
○議長(高原良一君) 議事の都合により休憩します。 午前11時13分 休憩 ───────── 午前11時25分 再開
○議長(高原良一君) 休憩前に続き会議を開きます。 次に、小泉馨君。 〔小泉 馨君 登壇〕
◆(小泉馨君) お疲れさまです。 先ほど市長
が、私は野球
が好きだとおっしゃっ
ておら
れまし
たが、私自身は野球
が大好きな同志の会の小泉です。どうぞよろしくお願いします。 それでは、早速です
が、本日は大きく2点質問をしたいと思います。 まず、1点目です。 新型コロナウイルスの感染症に対するワクチン接種についてお尋ねします。 岡山県内では、先月のゴールデンウイーク終了後から連日100人を超える感染者
が発生し、5月16日に2度目の緊急事態宣言
がさ
れ、その後6月20日まで延長となり、現在に至っ
ております。 そのような状況の中で、65歳以上の高齢者に対するワクチン接種の予約
が始まりまし
たが、想像し
ていたとおり、医療機関には全く電話
が通じず、一日中かけ続け
ても予約でき
ない高齢者
が続出しまし
た。インターネット予約についても、高齢者にとっては不慣れで敬遠さ
れ、最終的には医療機関に押しかけ、医療機関も困惑さ
れて予約を受付さ
れている高齢者もおりまし
た。 5月14日時点での予約状況を見
てみますと、市内26医療機関のうち、18医療機関で予約満了か、または当面の間一般受付不可となっ
ておりまし
た。この時点で岡山県内の全て、27市町村のうち、政府
が示し
ている7月末までに接種
が間に合わ
ないと回答し
た市町村に玉野市も入っ
ておりまし
た。 そこでお尋ねします
が、黒田市長は3月議会において個別接種のみとする方針を出し、集団接種は否定さ
れておりまし
たが、当初どのような接種計画を立て
ていたのか、まずお尋ねします。
○議長(高原良一君) 市長。 〔市長 黒田 晋君 登壇〕
◎市長(黒田晋君) 小泉議員の御質問にお答えをさせ
ていただきます
が、私の発言を受け
ての御発言だっ
たと思います
が、この議場内にも知っ
ている方
が二、三人になっ
てしまいまし
たけども、当時玉野市議会の小泉、黒田というバッテリーは岡山県下でも有数だっ
たというふうに思っ
ておりまし
て、何度か優勝させ
ていただい
てありがとうございまし
た。すみません、思い出を振り返る場所じゃ
ないんで。 それでは、小泉議員の御質問にお答えをさせ
ていただきます。 新型コロナウイルスワクチンの接種に関して、当初どのような接種計画を立て
ていたのかについてであります。 本市における新型コロナウイルスワクチン接種に関しましては、ワクチン接種体制構築の準備段階として、昨年12月から玉野市医師会と協議を行い、臨時的に設置さ
れる集団接種会場よりもかかりつけ医など、日頃の健康状態を把握し、設備も整っ
ている身近な医療機関で市民
が安心・安全に接種できることを重視し、医療機関での個別接種を軸とし
た体制を構築することといたしまし
た。 その後、2月から3月にかけて接種を実施する医療機関を募集し、各医療機関での接種可能回数を確認し
たところ、3月末の時点では市内医療機関の1週間当たりの接種能力
が約2,500回となり、全市民の70%
が接種すると想定し
た場合、5月17日から接種を開始し、12月下旬までかかる見通しとなっ
ておりまし
た。 また、65歳以上の高齢者については、約2万3,000人のうち、70%
が接種するとし
た場合、約13週必要となり、8月下旬までかかる想定でありまし
た。 その後、国
が目標とする7月末までの高齢者接種の完了に向け、医師会からも呼びかけ
が行わ
れ、多くの医療機関で接種枠の拡大に御協力をいただくこと
ができまし
た。 その結果、各医療機関に7月末までの接種可能回数を照会し
たところ、現時点では接種能力は1週間当たり約5,500回と当初見込みから倍増し
ていること
が確認できまし
た。この数値を基に改めて試算をし
たところ、高齢者の接種率を当初70%と申し上げまし
たが、当初よりも引き上げ
て90%として計算し、12歳から64歳の接種率も75%に引き上げ、8月以降の接種能力を週4,000回と見込んだ場合、高齢者は7月末までに、12歳以上の市民全体は10月末までに接種
が完了できる見込みとなっ
ております。今後も市内医療機関と連携を取りながら、円滑な接種に努め
てまいりたいというふうに思っ
ております。 一方で、議員も御存じだと思います
が、国
がいろんな形で情報を出し
てきます。このぐらい
が目標だっ
たものを今は7月末までにということで、結構メディア等々を御覧になっ
てもお分かりのように、国からの方針変更により、自治体
が困惑というような記事
が出
ておりますけども、できればもうちょっと早い段階できちっとし
た目標だとか、それから一番我々
が分から
なかったの
が、玉野市にワクチンをどのペースでどれだけ頂けるかというの
が今もなおまだ正確には分かっ
ていないところ
があっ
て、予約を取りまし
た、でも予約を取っ
たけれども、ワクチン
が配給さ
れませんでし
たっていうの
が、これは一番我々
が恐れる事態なんで、そういう意味では引き続き県を通じて国に対して、我々はこのペースでやっ
ていくということで体制を整え
ているんで、きちっとし
たワクチンの供給体制を保障し
てもらいたいということと、引き続き変更等々の情報
がある場合はいち早く各自治体に対し
ていただきたいという旨を今も市長会等々を通じて要望をし
ているところであります。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 小泉馨君。 〔小泉 馨君 登壇〕
◆(小泉馨君) 私の質問と市長の答弁と重複するところもあるかもしれません
が。 県では、地域の診療所などでの個別接種を基本としながらも、不足分を集団接種で補完するよう各市町村に提案し
ていまし
たが、玉野市では集団接種を採用し
なかった大きな理由についてお答えいただけますか。
○議長(高原良一君) 健康福祉部長。 〔健康福祉部長 小崎 隆君 登壇〕
◎健康福祉部長(小崎隆君) 小泉議員の御質問にお答えいたします。 本市では、医師会との協議の上、個別接種での実施を決定し
たところでございます
が、医師会からの意見といたしまし
ては集団接種に対し、臨時的な会場となることから、接種後のアナフィラキシーなど重篤な副反応
が発生し
た場合、医療機関のように設備や備品
が十分整備さ
れておらず、医師にとっても慣れ
ない環境で迅速に対応できるかどうかの不安
があることや、かかりつけ医では
ない医師による予診を受けることで持病を持つ高齢者
が正しく健康状態を伝えられるか、予診に時間を要するのでは
ないかといった意見をいただい
ております。 さらには、本市においては集団接種の経験
がなく、会場運営や薬品管理、備品の準備など新たな体制構築も難しいのでは
ないかとの意見
がございまし
た。 また、岡山県と県下市町村による円滑なワクチン接種に向け
た協議を行う岡山県新型コロナウイルスワクチン接種体制確保協議会におきまして、岡山県医師会の意見に基づき、2月15日に開催さ
れた協議会において、岡山県では個別接種による実施を基本とすること
が決定さ
れたことについても本市における個別接種の実施の判断材料とし
たところでございます。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 小泉馨君。 〔小泉 馨君 登壇〕
◆(小泉馨君) 岡山県では、連日100人を上回る中で5月8日には189人という感染者
が発生し、5月10日からの予約開始時点では、高齢者は一日でも早くワクチン接種をしたいと医療機関に電話し
てもつながらず、そのような状況を見
てやっと玉野医療センターでの日曜接種に踏み切っ
たという印象は拭えません。市民の安全・安心と生命を守る責務を有する市において、高齢者は感染すると重症化するおそれ
が高いわけで、市の判断
が1週間遅れ
た結果だと言わざるを得ません
が、なぜそのような対応を取っ
たのか、再度お尋ねします。
○議長(高原良一君) 健康福祉部長。
◎健康福祉部長(小崎隆君) 小泉議員の御質問にお答えいたします。 7月末までの高齢者接種完了の目標について、4月23日に国から示さ
れまし
たが、本市といたしまし
てはまずは玉野医療センターに接種枠拡大のお願いをいたしまし
た。この際には市長からも理事長に御相談をさせ
ていただき、玉野医療センター内でも検討
が進められることとなっ
ておりまし
た。その時点では5月10日の予約開始まで連休も挟み、実質1週間ほどの期間しかございませんでし
たが、院内で迅速に対応を検討し
ていただい
た結果、第1弾の対策として1日80回を予定し
た接種回数を1日120回に拡大すること
が実現をいたしまし
て、予約開始日に間に合わせること
ができ
たところであります。 その後、さらなる接種回数拡大策として、休日の接種
が検討さ
れまし
たが、実現に向け
ては救急体制や休日当番医も含んだ既存の勤務ローテーションの組替えや市民病院単独では難しいため、玉野三井病院も含め
た玉野医療センター全体で対応するための体制構築
が必要であっ
たとのことでございます。 その後、法人内での体制整備に一定の時間を要しまし
たが、5月17日に玉野医療センターから正式に日曜接種実施の発表
が行わ
れたものでございます。 玉野医療センターにおきましては、短期間で平日の接種回数拡大、そして1,000人規模の休日の接種と迅速に大規模な接種体制を実現し
ていただい
たものと考え
ておりまし
て、非常に感謝し
ているところでございます。御理解いただきたいと存じます。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 小泉馨君。 〔小泉 馨君 登壇〕
◆(小泉馨君) それでは、医師法の改正により、歯科医師もワクチン接種
が可能となっ
ております
が、歯科医師会との協議はどうなのか、お尋ねします。
○議長(高原良一君) 健康福祉部長。
◎健康福祉部長(小崎隆君) 小泉議員の御質問にお答えをいたします。 国から、4月26日付で
新型コロナウイルス感染症に係るワクチン接種のための筋肉内注射の歯科医師による実施についてという通知
がありまし
て、接種の際に看護師等の確保
が困難となっ
た場合、歯科医師による接種
が可能となっ
たため、玉野市歯科医師会へ情報共有をさせ
ていただきまし
た。 本市においては、個別接種を実施し
ており、各医療機関において看護師等の接種を行う人員
が不足し
ているという現状では
ないというふうに伺っ
ており、医師会からの要望もございませんので、現時点では歯科医師会への協力依頼はし
ていないというところでございます。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 小泉馨君。 〔小泉 馨君 登壇〕
◆(小泉馨君) 5月15日に、菅総理大臣は、高齢者接種にめど
がつい
た市町村には、引き続き64歳以下の一般接種を進め
ていただきたいと発言さ
れています。早い地方自治体では、6月上旬から64歳以下の一般接種に向け
た接種券を発送し
ているようです
が、市は一般市民へのワクチン接種を
いつからどのような体制で実施するのか、お示しいただきたいと思います。
○議長(高原良一君) 健康福祉部長。
◎健康福祉部長(小崎隆君) 小泉議員の御質問にお答えをいたします。 64歳以下の方につきましては、医療現場での混乱を防ぐために医療機関の予約枠の空き状況を見ながら段階的に接種券を送付し、接種券
が届い
た方から接種の予約をし
ていただくこととし
ております。 接種の時期につきまし
ては、先週の6月7日に、60歳から64歳までの方と基礎疾患を有する方の中で障害者手帳をお持ちの方の約4,300人へ接種券を発送をし
ているところであります。また、59歳以下の基礎疾患をお持ちの方からは申請を受け付け
ており、6月14日から順次接種券をお送りし
ておりますので、届き次第、予約
ができる状況となっ
ております。 次の段階につきまし
ては、50歳代の約7,000人に向け
て接種券を発送することを考え
ております
が、発送時期につきまし
てはその後の40歳以下も含めまし
て、医療機関の予約枠の空き状況を見ながら決定し
てまいりたいと考え
ております。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 小泉馨君。 〔小泉 馨君 登壇〕
◆(小泉馨君) 重ね
て質問いたします
が、60歳以上の方に対して接種券を発送さ
れたということです
が、今後50歳代、40歳代と接種券を発送さ
れる場合、高齢者のときのような混乱を避ける方策、これ
があれば。 また、若い年齢層になっ
てくると、ふだんから病院とは無縁でかかりつけ医は
ない方も多いと思います。いかがでしょうか。
○議長(高原良一君) 健康福祉部長。
◎健康福祉部長(小崎隆君) 小泉議員の再質問にお答えをいたします。 予約の際に、当初高齢者の方につきましては、大変混雑し
たということで大変御迷惑をかけ
ております。そういった中でそれを踏まえ
た中で、今10歳刻みという形で今後発送をし
ていくということを考え
ておりますので。またいついつからという期限では
なくて、手元に接種券
が来
た方から予約をし
ていただけるという形での予約の方法にさせ
ていただい
ておりますので、集中し
て混雑することはあんまり
ないというふうに考え
てはおります
が、そういったところを踏まえ
てこれからも予約枠の状況を見ながら進めさせ
ていただきたいと思っ
ております。 また、若い方につきましては、かかりつけ医
がいないということはあるかもしれませんので、ネット等で空い
たところを見
ていただきながら、またコールセンターに電話をし
ていただきながら、予約できるところに予約をし
ていただきたいというふうに思っ
ております。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 小泉馨君。 〔小泉 馨君 登壇〕
◆(小泉馨君) 接種場所なんですけど、駐車場
が広いレクレセンター、ミーティングホール等を活用し
て平日に集団接種をする必要も検討すべきと思います
が、市長のお考え、お示しいただけますか。
○議長(高原良一君) 市長。
◎市長(黒田晋君) 小泉議員の再質問にお答えをいたします。 今後、職域での接種等々の動きも始まっ
ているようですし、いろんなもの
が出
てくるというふうに思っ
ておりまし
て、その動向を見るとともに、昨日お答えし
ているように、例えば平日の夕方からの接種であるとか、議員
が先ほどおっしゃっ
ていただい
たようなことも一つの方法かもしれません
が、働く方々
が接種を受けやすいような体制づくりというのは必要だろうというふうに思っ
ておりまし
て、先ほど部長
がお答えし
ているとおり、予約の状況等々をきちっとワクチンの供給量と調整を取りながら、円滑に進むことは常に検討し
てまいりたいというふうに考え
ております。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 小泉馨君。 〔小泉 馨君 登壇〕
◆(小泉馨君) スムーズに接種さ
れることを希望し
ておきます。 それでは次、大きな2点目としてお尋ねします
が、公益財団法人玉野市スポーツ振興財団の基本財産毀損問題に関する最終報告書等についてお尋ねします。 報告書
がまとめられ
たことから、市長、教育長等
が記者会見で同財団に対し、適正な指導監督
ができて
なかった理由について次のように説明さ
れています。市の担当職員
が財団元職員と信頼関係を築い
ていたことにより、気の緩みや注意力
が散漫となっ
たと説明さ
れています
が、この点どういう趣旨での発言なのか、まず御説明いただけますか。
○議長(高原良一君) 教育次長。 〔教育次長 藤原敬一君 登壇〕
◎教育次長(藤原敬一君) 小泉議員の御質問にお答えします。 玉野市スポーツ振興財団は、平成3年度の設立当時から本市の体育施設の管理を、また平成18年度からは指定管理者として基本協定を締結し、相互協力を行いながら施設の管理運営を行っ
てきまし
た。行政の業務は、市役所内部をはじめ、外郭団体や指定管理者、委託事業者など、様々な信頼関係で成り立っ
ています。 このたびの財団の事案では、長期間にわたり、業務の遂行を通じて生じ
た信頼、また財団元職員にも長年にわたり経理処理を任せ
ていたことによって、監督の甘さへとつながっ
たものとの認識から、議員御指摘の気の緩みや注意力
が散漫となっ
たといった表現とさせ
ていただい
たところです。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 小泉馨君。 〔小泉 馨君 登壇〕
◆(小泉馨君) 私
が思うには、そもそも当該財団は、市
が保有し
ている体育施設を効率的に管理運営するために市
が100%出資し
て設立さ
れた団体であり、指定管理者を選定する際に公募をかけ
た段階で同財団
が機能不全に陥っ
ていっ
たことを十分認識し
ていたのではありませんか。つまり、元財団職員を含む事務局自体
がコントロール
ができ
ない状況に陥っ
ていたから、すなわち相互
が信頼関係を失っ
ていたから指定管理者を公募により他に求め
たのではありませんか。 いかがですか。
○議長(高原良一君) どなた
が答えられますか。 市長。
◎市長(黒田晋君) 小泉委員の再質問にお答えをいたします。 指定管理に出す段階で、相互の信頼関係
が失わ
れていたんでは
ないかということであります
が、私
が教育委員会等から報告を受け
ている段階での話になりますけれども、円滑な業務を行っ
てき
ており、指定管理を受託先として考える中で適正な団体だという報告を受け
ておりますので、万が一議員
が御指摘のように、あの時点で信頼関係を損なうような関係であれば、委託先等々、他の方法の検討もあっ
たと思いますので、当時そうしたことは
なかったというふうな認識をし
ております。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 小泉馨君。 〔小泉 馨君 登壇〕
◆(小泉馨君) 市担当職員らは、使用料のずさんな納入実態等により、ある意味で不正
が行わ
れているのでは
ないかという疑いを持ちつつ、自身
が相当の間、これらの事実
が表に出
ないように不作為、つまりあえて基本財産の証書等の原本確認と回収や、施設使用料の実態と金庫内現金の残高の突き合わせをし
なかったのではありませんか。そうで
ないと、市長
が言わ
れている、あり得
ないこと
が起き
ているのに回収して
ない市職員の対応
が説明でき
ないのではありませんか。市職員は非常に敏感に感じ取り、やがて自分自身に責任の一端
が及ぶのを恐れ、職員の中には早期退職を決断し
た者も
いたのではありませんか。 職員は、決して気持ちは緩んで
なかったし、注意力は散漫では
なかったと思います
が、いかがですか。
○議長(高原良一君) どなた
が答えられますか。 市長。
◎市長(黒田晋君) 小泉議員の再質問にお答えいたします。 今、御指摘
があっ
た早期退職の職員の事案だとか僕自身
が把握
ができ
ておりませんで、ちょっとお答え
がちぐはぐになるかもしれ
ないんですけども、25年の指摘を受け
て、きちっとし
た調査といおうか、経理のチェック等々も月ごとに突き合わせ等々もし
ていたというふうに聞い
ておりまし
て、そのことを早い段階から自ら把握、掌握しながら、その発覚を恐れ
てそのことを隠蔽したり隠したりするような市の職員
が万が一
いたということであれば、それはもう大変ゆゆしき状態でありますから、ちょっと今この場所で軽々に申し上げられませんけれども、きちっと議員の御発言ですから、チェックをさせ
ていただい
て、そうした対応を考えさせ
ていただければというふうに思います
が、現段階で私は今御指摘をいただい
たようなことは
なかったというふうな認識を持っ
ております。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 小泉馨君。 〔小泉 馨君 登壇〕
◆(小泉馨君) 市長は、会見の中で、本来ならあり得
ないこと
が起こっ
てしまっ
ていると発言さ
れています。この事件の発覚は、市職員自ら指摘し
たものでは
なく、公益認定権者である岡山県の担当課の指導監査を受け、旧事務局から新事務局に引き継が
れていない通帳
があるんでは
ないかと指摘を受け、調査し
たということでございます。 歴代の理事長、副理事長、理事等の役員と市担当者も、基本財産の証書等の原本を10年以上にわたって誰も確認し
ていない状況で、その結果、基本財産
が満額保全さ
れていると装っ
た粉飾決算を市議会に提出し続け、最終的に3,881万円横領さ
れたという結果の重大さを見るにつけ、大小の違いはあるにせよ、役員全員に善管注意義務違反
があると思う市民は、私を含め
て多いのではありませんか、いかがですか。
○議長(高原良一君) 教育次長。
◎教育次長(藤原敬一君) 小泉議員の御質問にお答えします。 去る5月17日に最終報告で申し上げ
たとおり、損害賠償金はその当時の財団役員に対して善管注意義務違反を有するとの前提の下、責任を求め
ているところです。また、役員の善管注意義務違反は、善良な管理を行っ
ていれば、当該事案の発生、拡大を防止でき
ていた可能性
があっ
たかどうかで判断いたし
ております。 したがいまし
て、非常勤の民間理事は、平成20年度分からの使用料の納入遅れや平成29年度末における公印や通帳等の引継ぎ遅れなどについて承知し
ておらず、理事会での審議及び決議案件以外の事項に関して疑問を抱くべき特段の事情
がなかったため、現実的に当該横領事件を防ぐことは困難であっ
たと考えられることから、善管注意義務違反の責任
があるとまでは言え
ないものとし
たところです。 ただし、充て職ではあるものの、理事長であっ
た教育長や副理事長であっ
た教育次長は、教育委員会側の立場として、当該事案の発生、拡大を防止するための対応
が十分に
なされていなかったという点は免れ
ないため、善管注意義務違反の責任
があるとし
たものであります。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 小泉馨君。 〔小泉 馨君 登壇〕
◆(小泉馨君) 次に、報告書6ページに、財団元職員の採用経緯について次のように書か
れています。 Aは、平成8年4月1日に財団に臨時職員として採用さ
れ、翌年の平成9年4月1日より正職員として採用となっ
たとあります。財団の正規職員として採用するには、市職員の採用に準じ
て公募をかけ
た上で、競争試験によりふさわしい人材を求めること
が必要と考えます
がいかがでしょうか。 そこで、総務部長にお尋ねします
が、市
が出資する、いわゆる外郭団体の職員採用に係る手続について御説明ください。
○議長(高原良一君) 総務部長。 〔総務部長 市倉勇樹君 登壇〕
◎総務部長(市倉勇樹君) 小泉議員の御質問にお答えをいたします。 本市の外郭団体の職員の採用につきまし
ては、議員御指摘のように、有能な人材を確保するためには、競争試験や選考により、個々の能力を客観的に判断するなど、公平公正に採用し
ていくこと
が重要と認識をいたし
ております。 最近の事例を申し上げますと、みどりの館みやまや、公園緑化協会におきましては、ハローワークを通じて正規職員の募集を行っ
ており、受験者に対して幹部職員による個別面接を実施し、経理や土木などの専門的な資格、前職での経験、各団体の気質に応じ
た人物像など、様々な視点から厳正な選考を行っ
た上で最終的な採用を行っ
ているとのことでございます。また、産業振興公社におきましては、受験者に対して、1次試験として筆記試験及び小論文の試験を行っ
た後、幹部職員による個別面接を実施し
た上で最終的な採用を行っ
たと伺っ
ております。 いずれにいたしまし
ても、有能な人材を確保するためには、繰り返しになります
が、競争試験や選考を通じて、受験者の適性や能力等を客観的に見極めながら、各団体
が求める人材を確保し
ていくこと
が適正な組織運営の根幹であり、今後とも市といたしまし
ては、各団体へ適正な職員採用の実施について働きかけを続け
てまいりたいと考え
ております。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 議事の都合により休憩します。 午後0時1分 休憩 ───────── 午後1時0分 再開
○議長(高原良一君) 午前中に続き会議を開きます。 小泉馨君。 〔小泉 馨君 登壇〕
◆(小泉馨君) 先ほど、総務部長から市
が出資するいわゆる外郭団体の職員採用に係る手続について御説明いただきまし
た。それで、私は公募により広く市民の皆様に周知し、筆記試験、面接試験等の競争試験を経
て採用さ
れるべきものと考え
ています。 平成9年4月1日の正職員採用ですから、平成8年度中に採用試験
が行わ
れたものと考えます
が、平成8年4月号から平成9年9月号までの「広報たまの」には、同財団の正職員募集記事は確認さ
れませんでし
た。どのように採用試験
が実施さ
れたのか、お尋ねします。
○議長(高原良一君) 教育次長。
◎教育次長(藤原敬一君) 小泉議員の御質問にお答えをいたします。 玉野市スポーツ振興財団の正規職員の採用は、公募についての規定は
ないものの、財団の職員就業規則第3条において、採用の基準を競争試験または選考を行い、能力、学識経験、受験成績、性向及び健康等を考慮し、職員として適格であると認める者を採用することとさ
れてございます。 議員お尋ねの、その当時の当該職員の採用に際しましては、既に平成8年度から臨時職員として雇用さ
れておりますことから、公募は行わず、競争試験では
なく書類選考により採用し
ています。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 小泉馨君。 〔小泉 馨君 登壇〕
◆(小泉馨君) 再質問いたします。 書類選考で正規職員として採用し
たということです
が、市
が100%出資し
て、市から委託料で運営さ
れている、つまり市民の税金で運営さ
れている外郭団体の採用
がこのように実施さ
れていること自体、大変問題ではありませんか。報告書にてんまつ記載するべきではありませんか。 つまり、採用の時点からボタンの掛け違い
があっ
たということだと思います
が、市長、総務部長はこのことについてどのように思わ
れ、再発防止策
が必要では
ないかと思います。いかがでしょうか。
○議長(高原良一君) 市長。
◎市長(黒田晋君) 小泉議員の再質問にお答えをいたします。 財団の職員の採用について、今教育委員会とやり取り
があっ
たとおり、1年間臨時として働い
ていて、その人物を見
て採用し
たということでありますけれども、他の外郭団体の事例で申し上げまし
たように、あるべき姿は、競争試験で行う中できちっと採用をし
ていくという、その透明性の確保というものは大切だというふうに思っ
ておりまし
て、ただしこの採用自体に何か大きな瑕疵
があっ
たとか問題
があっ
たとか、特別な力
が働い
たということは
ないというふうにお聞きをし
ておりますので、そのてんまつ書に掲載するかどうかというのは協議をさせ
ていただければというふうに思います
が、今後については、そうしたことを御指摘を受け
ないように、きちっと透明性のある採用をさせ
ていただきたいというふうに思っ
ております。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 小泉馨君。 〔小泉 馨君 登壇〕
◆(小泉馨君) それでは次に、報告書14ページに、②、(イ)令和2年9月28日に開催さ
れた特別委員会──つまり百条委員会です──、そこでA
が証人として登壇し
た際、Aは金庫内の体育施設使用料を施設修繕等のために使っ
ていたため、平成25年度5月に2年度分をまとめ
て支払う際に納入すべき金額に合う使用料
がなく、基本財産に手をつけ
たと証言し
ています。 また、報告書17ページにおいて、Aの供述によると、不正解約し
た基本財産の使途は平成29年の支払いやリース契約の解除により発生し
た違約金、施設修繕料の後払いなど、財団のために費消し
たものと個人的に費消し
たもの
があるとのことだ
が、判然とし
ない部分も多いと書か
れています。 元職員は、公的流用を匂わせ
て自身の正当性を印象づけようとし
ています
が、その部分については本人の立証責任
があるわけで、それ
がなされない以上、判然とし
ないという文言では
なく、事情聴取により事実を積み上げ
て、Aにより搾取さ
れたと強く位置づけ
て非難すべきではありませんか。そもそも必要な経費は、市からの委託料で措置さ
れていますし、本人
が財団職員や市職員等を伴っ
て市内で頻繁に飲食する姿は多くの市民に目撃さ
れています。 横領し
た金員
が何に使わ
れたのか詳細に調査報告すべきと考えます
が、いかがですか。この報告書で市民に対して最終と言えるのですか、お尋ねします。
○議長(高原良一君) 教育次長。
◎教育次長(藤原敬一君) 小泉議員の御質問に順次お答えをいたします。 まず、判然とし
ない、強く非難すべきでは
ないかについてであります。 本事案は、民事事件
が令和2年4月1日に、刑事事件
が令和3年3月4日に判決
が確定し
ております。まず、民事裁判には被告本人
が出廷せず、財団
が求め
た損害賠償金全額
が認められ
たところです。また、刑事事件、控訴審の判決で、裁判長から、横領し
た金額の一部は施設の修繕料等に使用し
たことは認められる
が、借入金の返済など、自分のために費消し
た旨の判決理由
が述べられ
たところであります。なお、内部調査においても、本人から一部は財団の事業に費消し
たと回答
がありまし
たが、証拠書類の提出
がないことから、本報告書においてそうした記載となっ
たところでございます。 次に、横領し
たお金
が何に使わ
れたか、詳細に調査、報告すべきでは
ないかというお尋ねについてであります。 財団事務局は、毀損さ
れた基本財産の使途も究明したいところではございます
が、事案
が発生し
てから年数も経過し
ており、本人等の聞き取りにおいても曖昧な部分
が多く、内部調査等において困難を来し
たところでございます。このたびの財団の不祥事は、本人を含め
た聞き取り調査、また百条委員会での参考人等の証言などにより、財団事務局等でできる限り調べ上げ
た事実関係を明らかにし
た上での報告とし
ておりますので、御理解を賜りたいと存じます。 3点目の、この報告書で市民に対して最終と言えるのかのお尋ねについてお答えをいたします。 去る5月臨時議会へ御報告申し上げ
た報告書は、財団事務局として、当時の関係職員等からの聞き取り調査などの内部調査結果に加え、控訴審の裁判判決や百条委員会での調査結果を踏まえ、本件事象を特定し
た上で、本件事象の内容及び発生原因、さらに本件事象に対する関係当事者の責任に関する事項及びこれらを踏まえ
た上で再発防止策を検討し、本報告書において報告し
たところであります。したがいまし
て、先ほどお答えし
たとおり、現在、民事事件、刑事事件ともに終結し
ていること、聞き取り調査など、できる限り事実関係を明らかにし
た上での報告とさせ
ていただい
ております。 いずれにしまし
ても、市民に対する信頼の回復の道のりは決して容易ではありません
が、職員一人一人
が原点に立ち返るとともに、全職員
が一丸となり、再発防止に向け
た取組を行う中で、早期の基本財産回復に向け、元財団職員から損害賠償金の着実な回収を行うとともに、当時の財団役員に対する損害賠償責任の求めなど、財団事務局として今できることを最大限行い、一日も早く市民の皆様からの信頼を取り戻せるよう努め
てまいりたいと考え
ておりますので、御理解を賜りたいと存じます。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 小泉馨君。 〔小泉 馨君 登壇〕
◆(小泉馨君) 今の教育次長の御答弁を市民の皆さん
が聞か
れて、どのように判断さ
れるか分かりません
が、私は少なくとも、この報告書では、元職員は公的な流用だっ
たのに全ての責任を押しつけられ
たと豪語するのではありませんか。有無
が言え
ないように、きちっと使途を明らかにし
て、報告書に明記するべきではありませんか。教育委員会の調査ではこれ
が限界と言わ
れるなら、弁護士等の有識者による調査委員会を発足させ
て、徹底的に調査をし
ていただきたいと思います
が、市長のお考えをお示しください。
○議長(高原良一君) 市長。
◎市長(黒田晋君) 小泉議員の再質問にお答えをいたします。 我々も教育委員会も捜査権
がない中で、今議員
がおっしゃっ
たように、第三者委員会を立ち上げ
て、より深く入っ
ていける可能性等々
があるのでし
たらまた検討させ
ていただい
て、我々も先ほど次長
が申し上げ
たとおり、聞き取りを何遍も当人にさせ
ていただい
ております
が、当時の記憶
がとか、曖昧な表現とか出
ておりまし
て、今議員
が釈然とし
ないという点もありますので、どういう対応を取れば、さらに踏み込んで突き詰め
ていけるのかというのは関係当局等とも相談をさせ
ていただきながら、そういうもっと事案について事細かく、刑事事件でいう捜査担当者のようなこと
が可能であれば、それは全く否定するものでは
ないというふうに思っ
ております
が、報告書を書くに当たって、我々とし
ても度重なる意見聴取等々、本人はじめ関係者からし
た中では、これだけのことを聞き出すことしかでき
ていないということで、報告書に掲載をさせ
ていただい
ております。 第三者の委員会等を行うかどうかについては、その手法とか、それからできる範囲だとか、そういうものを再度検討させ
ていただい
て、また御報告をさせ
ていただければと思います。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 小泉馨君。 〔小泉 馨君 登壇〕
◆(小泉馨君) 2回目、3回目の報告書
があっ
て初めて最終報告書と言えるのではありませんか。初めて報告書
が出
てき
たと思っ
たら最終報告書と、これ以上調査をし
ないという意味でしょうか。これでは、あまりにも市民の皆様に対して説得力に欠け、市民目線とかけ離れ
た報告書と言わざるを得
ないと思います。いかがですか。
○議長(高原良一君) 教育次長。
◎教育次長(藤原敬一君) 小泉議員の御質問にお答えをいたします。 まず、このたび去る5月議会の臨時議会のほうに御報告申し上げ
たの
が最終報告ということでお示しをさせ
ていただきまし
たが、昨年7月28日に、こちら財団事務局
が中心になっ
た内部調査、市長部局とも協力し
て行っ
た聞き取り調査の中間報告ということで、調査結果の聞き取りの要旨については、一度議会の皆様のほうにもお示しをさせ
てもらっ
ておりますし、百条委員会のほうにもお示しをさせ
ていただい
ておるというふうに認識をいたし
ております。 先ほども市長
がお答えしまし
たとおり、これまでの内部調査、議会の皆様に特別委員会のほうにおける百条委員会においても聞き取りをし
ていただきまし
たけど、やっぱり年数
がたっ
ておりまし
て、何分難しい、解明でき
ない部分
が当然ながら出
てこようかと思っ
ております。そのあたり、再度また調査等
が必要であれば、議員御提案の第三者委員会のほうも併せ
て検討し
た上で、再度御報告というか、お答えをさせ
ていただくというような流れになろうかと思っ
ております。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 小泉馨君。 〔小泉 馨君 登壇〕
◆(小泉馨君) 今、私
が申し上げまし
たように、2回、3回と報告書
があっ
てしかるべきだと思います。ぜひ、そういう方向でやっ
ていただきたい。 次に、毀損さ
れた基本財産3,881万円の復元には29年もかかる見通し
が示さ
れまし
た。少なくとも市職員
が毅然とし
た対応をし
ていれば、平成30年度の約2,500万円の横領は未然に防止さ
れていたものであり、残念というか痛恨の極みであり、公印と定期預金証書等を回収し
なかった市職員の責任は重大であります。 市長、教育長の監督責任は免れ
ないものと考えます
が、いか
がお考えでしょうか。
○議長(高原良一君) 教育次長。
◎教育次長(藤原敬一君) 小泉議員の御質問にお答えします。 議員御指摘のとおり、平成30年4月の約2,400万円の基本財産の毀損は、平成29年度末における指定管理者の変更に伴い、玉野市スポーツ振興財団の事務局体制
が改められることになっ
たため、公印及び通帳等について引継ぎを行う必要
があっ
たがその処理に時間を要し
たことにより、基本財産である定期預金を勝手に解約毀損できる環境にし
ていたこと
が横領につながっ
たと言えることから、当時の市職員についても責任
があっ
たものと考えられます。したがいまし
て、このたびの最終報告において御報告申し上げ
たとおり、市職員の懲戒処分の規定に基づき、該当する職員につきまし
て、市として処分を行っ
たところです。 また、市長の監督責任は、百条委員会での最終報告において御指摘
があっ
たことから、自ら判断さ
れ、給与の減額の措置を取ら
れたものと認識し
ております。 なお、当時の教育長は、議員御指摘のとおり監督責任
が考えられるところであります
が、財団役員に就任し
ておらず、また退職さ
れておりますことから、市職員の懲戒処分の規定に該当し
なかったと伺っ
ております。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 小泉馨君。 〔小泉 馨君 登壇〕
◆(小泉馨君) 事件発生時に財団役員を務め
ていた当時の教育長や教育次長ら6人に善管注意義務違反
があっ
たとして、総額115万円の損害賠償を求めるとさ
れています。その根拠となっ
たの
が、青森県住宅供給公社職員による約14億円の巨額横領事件での青森地方裁判所での平成18年2月の判決であります。内容を見
てみますと、原告公社は約14億円の被害額に対して、当時の理事長ら歴代役員の地位にあっ
た19名に対して、総額約9億円の損害賠償を請求し
たものであります。青森地裁の判決では、被告5名に対して約9,000万円の損害賠償責任額と約285万円の遅延損害金の支払いを命じ
たもので、報告書にあるとおり、被告
が関与し
ている被害額の2%から1%でありまし
た。しかしながら、原告公社は一審で責任を否定さ
れた元役員らを相手取り仙台高裁に控訴し、最終的に、残りの9人に対して総額1,850万円を支払うことで仙台高裁で和解
が成立し
ています。和解
が成立し
た9人は、非常勤の公社理事長等を務め
ていた元同県副知事らで、高裁は元副知事ら非常勤充て職の元役員らの責任も重視し、支払い能力や退職金の辞退といった事情を考慮し、支払い額を算定し
たものでありまし
た。 また一方、国において公益法人制度改革
が進められ、公益法人制度改革関連3法による法人の各機関の役割と責任の法定化
が図ら
れています。平成18年6月2日に公布さ
れ、平成20年12月1日に施行さ
れた一般社団法人及び一般財団法人に関する法律で、一般社団、一般財団法人及び公益社団、公益財団法人に共通し
て、その組織、運営及び管理の基本部分について規定さ
れています。同法第115条第1項で、役職員等の最低責任限度額の規定
があり、算定の一例としては、代表理事であれば、当該理事
がその在職中に当該財団から職務執行の対価として受け、または受けるべき財産上の利益の1年間当たりの額に相当する額として、法務省令で定める方法により算定さ
れる額に6を乗じ
て得
た額となっ
ており、役員等の責任
が重くなる傾向にあります。 これらのことを勘案し
て、市民の多くの皆さん
が理解し納得できるような具体的、詳細な損害賠償請求額を、弁護士等の有識者による第三者委員会を設立し
て、十分に検証、検討、協議の上、報告、公表し
て説明責任を果たし
ていただきたいと思います
が、いかがですか。
○議長(高原良一君) 教育次長。
◎教育次長(藤原敬一君) 小泉議員の御質問にお答えをいたします。 役員に対する損害賠償は、先ほどお答えしまし
た、善管注意義務違反による責任の有無の考え方により有責性
があると認められる役員について賠償を求めることとし
たものです。また、金額の算定に当たりましては、財団の弁護士の意見等を踏まえ、判例を根拠とし
た上で、それぞれの責任の重さを考慮し
た上で、財団理事会に諮り決定し
たものであります。 財団としましては、不正を行っ
た本人に最大の責任
があることは言うまでもありませんことから、現在、本人の父親及び母親を連帯保証人として分納誓約書及び新たに生じ
た資産
があれば損害賠償金に充当する旨を記載し
た念書を取り交わすとともに、所有する不動産に抵当権を設定するなど債権保全に取り組んでおり、引き続き、早期の基本財産回復に向け、損害賠償金の着実な回収に努め
てまいりたいと存じます。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 小泉馨君。 〔小泉 馨君 登壇〕
◆(小泉馨君) 青森地裁判決の関与額の1%から2%の損害賠償責任割合にこだわっ
ておら
れるようです
が、億単位の回収でき
ない損害賠償を請求し
ても、焦げつくのは明白であるから抑えられ
たのでは
ないかと私は考えます。それでも、充て職の元役員等
が責任
なしとさ
れたので、原告の住宅供給公社は仙台高裁に控訴し、和解
が成立し
たものです。充て職であっ
た副知事は、退職金の受け取りを辞退さ
れております。そういったこと
が考慮さ
れた上で和解額
が算定さ
れたとあります。 玉野市から公益財団法人玉野市スポーツ振興財団の基本財産毀損問題に関する報告書の中では市長の謝罪の文言は
なく、また教育委員会から公益財団法人玉野市スポーツ振興財団の基本財産毀損問題に関する最終報告書の中でも教育長の謝罪は一切
なく、大変驚い
ています。 議会では、御承知のとおり、多くの議員や参考人等に協力を求め
て、丸一年かけ
て調査結果を取りまとめ
ております。その内容を紹介しますと、歴代の財団理事長、副理事長、常務理事並びに教育委員会には重大な管理監督責任
があると考えられる。また、指定管理を行っ
た玉野市並びに全体的な管理監督を怠っ
た玉野市長の責任は大きいと述べ
ております。 御存じのことと思います
が、教育委員会は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の第24条第4項において、地方公共団体の長は教育委員会の所掌に係る事項に関する契約を結ぶこと
が規定さ
れています。今回問題となっ
ている公益財団法人玉野市スポーツ振興財団の指定管理者とする契約の市長は主体であり、当事者として指定管理者業務を管理し、執行する責務
があるものと理解し
ております。5月の臨時議会に提出さ
れた、市長、副市長、教育長の給与を減額する条例の提案理由では、当該団体における基本財産毀損問題に係る責任を考慮しとあります
が、監督責任
があるとお考えならば、報告書の中できちんと謝罪さ
れ、再発防止に向け
た取組に言及さ
れるべきですし、百条調査特別委員会の取りまとめに反し道義的責任しか感じ
ておら
れないならば、このような報告書にそれをきちんと記載さ
れるべきでは
ないかと思います
が、いかがでしょうか。 つまり、役所の仕事は、私
が申し上げたいのは、文書で始まり文書で完結するのではありませんか、いかがですか。
○議長(高原良一君) 市長。
◎市長(黒田晋君) 小泉議員の再質問にお答えいたします。 今御指摘
があっ
た公の仕事は文書に始まり文書に終わるということでありますけども、法令遵守をし
て、きちっとその仕組みにのっとっ
て業務を遂行し
ていくということはおっしゃるとおりだろうというふうに思っ
ております。 あと前段のところで、5月臨時議会のときに提出し
た報告書についての御指摘だっ
たというふうに思っ
ておりまし
て、もちろん最終報告者というのは私ですから、報告書は私自身の下で提出をさせ
ていただい
たものでありまし
て、大変市民の方々に御心配をおかけし
たことであるとか、あるいは今日も議員からも御指摘をいただい
たように、あり得
ないこと
が起こっ
ているということは問題
があっ
たということもきちっと自覚をし
た上で、再発防止に向け
ての、ああし
た書類を提出させ
ていただい
ているところであります。その文書にもっと明確な記述をということなのかもしれませんけれども、そのことについては、どういう形
が求められ
ているのかというの
が明確に分から
ないんで何とも申し上げられませんけれども、何度も繰り返し会見でも申し上げまし
たけれども、外郭団体
がやっ
たことであるとか、教育委員会
がどうこうとかということでは
なくて、やっぱり市全体としてこの事案は受け止め
ていか
ないといけ
ないし、こうしたこと
が二度と起こら
ないように、再発防止策の徹底を、私を先頭としてきちっとやっ
ていくこと
が市民の方々に対する、御心配をおかけし
たことに対する謝罪と今後の不安を解消する方策だろうというふうに思っ
ておりまし
て、ああし
た報告書を提出させ
ていただい
た次第であります。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 小泉馨君。 〔小泉 馨君 登壇〕
◆(小泉馨君) 今の市長の御答弁は私はよく理解でき
ない。もっと丁寧に、私は答弁するべきだと思います。 それで、市長は昨日、次期市長選には出馬をさ
れないと発言
がありまし
た。市長は、以前に多選自粛条例を提案さ
れたこと
がありまし
たが、かねてから権力
が集中する市長にあっ
ては10年
が適当というお考え
があっ
て、基本的な考え方は変わら
ないと言わ
れておりまし
た。長期化するといろいろ弊害
が起きると、それで今回の事件の職員の注意力散漫であったり、気の緩みと関係
があるとお考えでしょうか。 最近、事務の執行において固定資産税のデータ取扱トラブル
が発生し
て、市民の皆さんに御迷惑をおかけし
ています
が、これは委託関係
が長期にわたる職員と業者間での相互の緊張感
が薄れ
てき
て多発するのと同じで、市長と職員の間の緊張感
が薄れ
てき
たのも原因の一つでは
ないかと思います
が、いかがですか。
○議長(高原良一君) 市長。
◎市長(黒田晋君) 小泉議員の再質問にお答えをいたします。 もう結果
が全てですから、事務手続のミスであるとか、そうしたこと
が起こっ
ているのは、私の管理監督責任
が十分果たせ
ていないということ
が結果からは酌み取れることだというふうに思っ
ております。 ただ、昨日も会見で申し上げ
たんですけども、清き水も一定期間流れると濁り
が出
てくるだとか、あるいは一定の組織も長期間にわたることによって硬直化
が起こるだとかというふうなことは言わ
れております
が、その総論的な部分でいうと、議会の皆さんのチェック機能の強化であるとか、市民の皆さんのしっかりとし
た監視の目であるとか、あるいは大変今多様化し
て煩雑化し
ている事務処理をきちっと適正に処理する職員の能力等々でそういうこと
が行わ
れてき
ておりまし
て、それ
が何か多大な影響を与え
たというふうには総論では思っ
ておりません。ただ、冒頭申し上げ
たように、各論の部分でいうと、結果としてミス
が起こっ
ているということは、その長である市長としての管理監督
が100点では
なかったということでありますから、そうしたことで御心配をおかけしたり、あるいは当事者の方に御迷惑をおかけし
たということについてはきちっとおわびを申し上げ
ないといけ
ないし、二度と行わ
ないような再発防止策を組み立て
ていか
ないといけ
ないというふうに考え
ているところであります。 ちょっと長くなりまし
たけども、全体的な考え方と細部にわたっての考え方で、若干ニュアンス
が違いますけれども、市役所で起こり得る事象についてきちっと対応すべきポジションである市長でありますから、そうしたことの責任というものはきちっと感じ
て対応させ
ていただい
ているところであります。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 小泉馨君。 〔小泉 馨君 登壇〕
◆(小泉馨君) 次に、会計管理者にお尋ねします。 公益財団法人玉野市スポーツ振興財団の基本財産毀損問題に関する報告書の6ページの5再発防止策の中で、②公金管理の徹底という項目
があります。 公金管理の適正化のための改善方針と公金管理チェックリストについて御説明いただけますか。
○議長(高原良一君) 会計管理者。 〔会計管理者 近藤小太郎君 登壇〕
◎会計管理者(近藤小太郎君) 小泉議員の公金管理の適正化のための改善方針と公金管理チェックリストについての御質問にお答えいたします。 まず、公金管理の適正化のための改善方針につい
てでございます。 当該改善方針は、平成24年1月の臨時職員による水道料金及び下水道使用料の横領事案、また同年10月の職員による団体資金の私的流用事案
が発生し
たことを受けまし
て、こうした不祥事を二度と起こさ
ないという固い決意の下、市民の皆様の信頼を回復するために適正な公金等の管理を徹底するべく問題点の検証を行い、改善策を取りまとめ
たものでございます。 改善方針の具体的な内容といたしまし
ては、大項目を2つ、小項目を11設け
てございまし
て、まず大項目の1つ目、再発防止のための組織体制と職員意識の改善に向け
た取組につい
てでございます。 小項目の1つ目といたしまし
て、今後の推進体制と定期的な方針の点検でございます
が、公金管理の適正化につきまし
て全庁的に周知の徹底を図り、定期的に全庁の公金の取扱状況に係る点検と評価を行いながら、再発防止の徹底を図っ
ていくものでございます。 次に、公金管理に対する職員意識の改革でございます
が、公金に関する不祥事は、公金管理に対する職員意識の希薄化
が原因となり発生するものでありますことから、所属長等に対し法律上の責務を負っ
ているという職員倫理の徹底を図っ
ていくものでございます。 次に、課長会議による所属長の管理意識の徹底でございます
が、課長会議におきまして、所属長に対して管理監督者としての職務に対する意識の徹底を図っ
ていくものでございます。 次に、所属長による所属職員への指示の徹底でございます
が、管理監督者である所属長
が組織の模範となるよう、公務員として自らその姿勢を正すとともに、所属職員に任せっきりにするのでは
なく、所属長
が率先し
て、不正
が入り込め
ない公金管理について所属職員に対して指示し、改善を進めるものでございます。 次に、小項目の5つ目、コンプライアンスでございます
が、全体の奉仕者としての意識を強く自覚するため、改めて法令遵守の徹底を図っ
ていくとともに、職員倫理、行動規範など、新たなコンプライアンス制度の設計に取り組むものでございます。 次に、大項目の2つ目、改善のための公金等の取扱いについ
てでございます。 小項目の1つ目といたしまし
て、公金の早期収納でございます
が、職員
が窓口等で直接収納し
た公金は盗難のリスク
が高まることから、原則当日中に指定金融機関等に納付するよう取り扱うものでございます。 次に、公金等の適切な保管と管理でございます
が、やむを得ず公金を保管することとなっ
た場合、管理監督者
が金庫で施錠管理し、また、はがき、切手につきまし
ても公金と同様の取扱いとするものでございます。 次に、印鑑、通帳、金庫鍵等の適切な管理でございます
が、担当者1人で公金等の支払い
が容易に可能となる状況を排除するため、管理監督者
が厳重に保管し、無断で他の職員
が使用でき
ないよう管理を徹底するものでございます。 次に、管理団体の運営費の適切な管理でございます
が、管理団体の預り金の運用、管理の方法につきまし
て定期的に調査を実施するものでございます。 次に、小項目の5つ目、公金収納時の複数人によるチェック、6つ目、収納レジの活用と複数人による集計、確認でございます
が、レジの保管及び集計機能を十分に活用するとともに、業務上のミスや不正事案の防止を図るため、公金の受領日において受領額等の確認及び集計を必ず複数人で行い、所属長の最終確認を得ることとするものでございます。 次に、公金管理チェックリストについ
てでございます。 当該チェックリストは、公金管理の適正化のための改善方針を全職員に対し通知し
た後、その具体的な取組の一つといたしまし
て、所属長
が所属内の公金の管理状況につきまし
て自主的に点検を行うため、公金の保管場所をはじめ、現金収受のチェック体制や職員の意識改革の実践など、大きく7項目を設けまし
て、定期的に実施状況の確認及び評価を行うため、作成さ
れたものでございます。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 小泉馨君。 〔小泉 馨君 登壇〕
◆(小泉馨君) 公金管理チェックリストは、定期監査資料にもなっ
ていると思いますので、監査のときにしっかりと見させ
ていただきたいと思います。 もう一点、会計管理者は会計課長も兼務さ
れていて課長級かと思います
が、玉野市を除い
た県下14市の中で、課長級職員
が会計管理者の職にある市はほかにありますでしょうか、お尋ねします。
○議長(高原良一君) 会計管理者。
◎会計管理者(近藤小太郎君) 小泉議員の再質問にお答えいたします。 玉野市を除い
た県下14市のうち、課長級職員
が会計管理者の職にある市
がほかにあるかとのお尋ねでございます。 現在、玉野市を除い
た県下14市の状況につきまし
ては、いずれも課長級より上位の職位でございます局長級、部長級、次長級の職員
が会計管理者を務め
ており、課長級職員
がその職にある市は玉野市のみであると認識し
てございます。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 小泉馨君。 〔小泉 馨君 登壇〕
◆(小泉馨君) 地方自治法
が改正さ
れる以前は、収入役という特別職で公金に目を光らせ
ていただい
ておりまし
たが、玉野市では、部長級であっ
た会計管理者をさらに課長級の兼務とし
てしまいまし
た。本末転倒と言えます
が、本会議で質問をしようと思っ
ても、通常は部長級の説明員の出席ということになっ
ておりますからできません。今現在、公金の取扱いに細心の注意を払わ
なければなら
ない本市において、市長はこの状況を改善するお考えはありますか、お尋ねします。
○議長(高原良一君) 市長。
◎市長(黒田晋君) 小泉議員の再質問にお答えをいたします。 議員も御存じのことだと思います
が、法的に玉野市
が違法な状態にあるというようなことでは
ないというのを改めて申し上げさせ
ていただきます。 行財政改革あるいは機構改革を進める中で、幹部との意見交換を行う中で、会計管理者の階級といおうか、処遇の置き方について議論し
て現体制を取っ
ているわけでありまし
て、議会での御指摘等も踏まえ
て、今後どういう在り方
がいいのかというのは検討をさせ
ていただきたいというふうに思っ
ております
が、私は現会計管理者の下できちっとし
た業務
が行わ
れているというふうに、今現在考え
ております。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 小泉馨君。 〔小泉 馨君 登壇〕
◆(小泉馨君) 私
がこの問題を提起し
たのは財団問題です。こういうことに影響し
てくるんです。こういう課長
が悪いとか、部長
が悪いとかというんじゃ
なくて、体制
がきちんと整っ
ていないと、こういう綻び
が出
てくるということで申し上げまし
た。ぜひ、御検討さ
れる必要
があると思います。 次に、公益財団法人玉野市スポーツ振興財団の今後についてお尋ねします。 今回の事件の発覚の端緒となっ
たのは、公益認定権者である岡山県担当課の指導監査でありまし
た。 同財団に対する処分としては、是正指導なのか、是正勧告あるいは是正命令等の方法
があろうかと思います
が、どのようなアクション
がありまし
たか、お尋ねします。
○議長(高原良一君) 教育次長。
◎教育次長(藤原敬一君) 小泉議員の御質問にお答えをいたします。 認定権者である岡山県公益認定等委員会に対しましては、事件発覚後、民事事件、刑事事件の推移など随時報告をし
ていきまし
たが、現在財団
が実質事業を行っ
ていないことから、当事案
が落ち着い
た段階で玉野市スポーツ振興財団の今後の方向性について検討するよう求められ
ているものの、現在のところ、是正指導等は受け
てはございません。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 小泉馨君。 〔小泉 馨君 登壇〕
◆(小泉馨君) 事業活動について税制優遇を受け
ている公益法人において、取ら
れてしまっ
たものは仕方
ないでは済まさ
れませんし、このような不祥事案における責任の所在の明確化は、社会的存在としての公益法人のガバナンスにとって避けることはでき
ないと思います。 市長の責任も含め
た検証と是正措置
が講じられ
ないとすれば、公益法人としての適格性にも疑問
が生じます
が、いかがでしょうか。
○議長(高原良一君) どなた
が答えられますか。 市長。
◎市長(黒田晋君) 小泉議員の再質問にお答えをいたします。 公益法人としての不適格性という点での今御指摘だっ
たんだろうというふうに思います
が、公益法人としての役割であるとか、そうしたもの
が不適切であるということであれば、存在そのものの必要性を否定するものでありまし
て、我々としてそうした部分のことを、今後の在り方の中できちっと考え
て、そうした中でまさに公益財団法人玉野市スポーツ振興財団の在り方、立ち位置というか、存廃も含め
て明確な形を打ち出し
ていきたいというふうに考え
ております。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 小泉馨君。 〔小泉 馨君 登壇〕
◆(小泉馨君) 最後に、現在当財団の事務局は教育委員会社会教育課にあります
が、本来の目的である体育施設の効率的な管理運営の部分は、指定管理者である玉野市スポーツネットワークJVによって行わ
れており、同財団の存在意義は薄れ、教育委員会自ら休眠法人と表現さ
れています。さきに紹介し
た青森県住宅供給公社も平成21年3月31日に解散し、債権は青森県に譲渡さ
れています。 私の個人的な見解であります
が、今後、例えば美術館や郷土史館を併設し
た市民ホール
が建設さ
れたときにでも、新たに文化・スポーツ振興財団を創設し
て再起を図るの
が望ましいかと思います
が、いかがでしょうか。
○議長(高原良一君) 教育次長。
◎教育次長(藤原敬一君) 小泉議員の御質問にお答えをいたします。 平成30年度から新たに玉野市スポーツネットワークJV
が指定管理者となりまし
て、玉野市スポーツ振興財団はJVに対する指導、助言などを行っ
てき
たところでございます。指定管理者を外れ
て3年
が経過いたしまし
て、当時から設立目的でございまし
た市立体育施設の管理等に関わる公益目的
が薄れ
てき
ており、公益財団法人としての役割も終えつつあることから、議員から新財団の創設について御提案をいただい
たところです
が、今後は、先ほどの市長の答弁と重なる部分
がありますけど、公益認定権者である県の指導に従いまして、状況を鑑みながら、解散も含め財団の在り方について役員会をはじめとし
た関係各所と検討し
てまいりたいと考え
ております。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 小泉馨君。 〔小泉 馨君 登壇〕
◆(小泉馨君) 以上で私の質問を終わります。ありがとうございまし
た。
○議長(高原良一君) 議事の都合により休憩します。 午後1時54分 休憩 ───────── 午後2時5分 再開
○議長(高原良一君) 休憩前に続き会議を開きます。 次に、藤原仁子さん。 〔藤原仁子君 登壇〕
◆(藤原仁子君) 皆様こんにちは。瀬戸の会の藤原仁子でございます。 今、相変わらず世界中でコロナとの闘い
がなされております。楽しみにし
ていた一大プロジェクトであるオリンピックもG7の指導者たちのお墨つきを受け、政府やIOCはする方向で進んでおります
が、世論の65%はやめるべきだとなっ
ており、開会まで1か月余りになっ
ております
が、まだ一寸先も見え
ない状況でございます。こういう状況の中で、日々コロナとの闘いに黙々と従事し
てくださっ
ている医療関係者をはじめとする関係各位の方々の御努力に敬意を表するとともに、心から感謝申し上げます。また、心ならずも亡くなら
れた多くの方々の御冥福を心よりお祈りいたします。 さて、今までは初めに総括質問をさせ
ていただきまし
て、その後、一問一答方式にて再質問をさせ
ていただい
てまいりまし
たが、このたびは1問ずつ初めに総括質問をさせ
ていただき、その後再質問をさせ
ていただきます。市長、教育長、その他関係部長の皆様、御答弁よろしくお願いいたします。 では、大きな1問目の(1)として、玉野市立学校将来計画について質問をさせ
ていただきます。 今年2月、鉾立地区にて鉾立小学校の耐震化及び今後のことについて説明会
が開催さ
れたとのことです。その前の昨年11月の地域懇談会にて、将来的にではあります
が、義務教育学校の説明
がさ
れ、今年2月の説明会の際に3案
が住民に向け
て示さ
れたとのことです。その3案のうち鉾立小学校の5、6年生を東児中学校へ通学させるとの説明
がなされ、その説明について、誤解さ
れた面もあっ
たかもしれません
が、大きな反発
があっ
て、議論については今後継続的にし
ていくということになっ
たと聞い
ております。市長の市政方針を受け
て、今年の3月議会にて、玉野市の今後の学校の統廃合に関してもっともっと議論すべしとの議論
が出
たと記憶し
ております。 鉾立小学校、東児中学校の問題については、同じ会派の村上議員
が一般質問をするとのことでし
たので、私は別の観点から、玉野市の学校の将来の在り方や学校の整備状況の観点から質問をさせ
ていただきます。 玉野市における児童・生徒の少子化は、以前より危惧さ
れておりまし
たが、我々
が予想する以上のスピードで少子化
が進んでおります。例えば、小学校でいうと、2001年には3,663名だっ
たもの
が2011年には2,976名となり、2021年には2,313名になっ
てしまいまし
た。20年前からいうと37%、10年前からでも23%の減少になっ
ております。中学校でも2001年は2,054名だっ
たもの
が2011年には1,655名、2021年には1,215名となっ
ています。中学校でも20年前と比べ
て41%、10年前と比べ
て27%の減少です。 また、将来予測からいうと人口減少はさらに進み、約20年後の児童・生徒数は現在より30%減になるとさ
れています。玉野市の高齢化は岡山県下で一番進んでおります
が、児童・生徒数は将来の玉野市像を語る上で一番核となる部分です。児童・生徒の数は、その保護者である親たちの人数のことであります。税金を納め
てくださる生産従事人口を表します。何とし
ても、児童・生徒の数の減少を食い止め
なければなりません。しかしながら、この問題は一朝一夕に解決する問題では
ないので、市役所全体の問題として取り組んでくださるよう切に願っ
ておきます。これは要望ということで取り組んでくださるようお願いいたします。 人口減少問題は、今後の取組として、今後物すごい速さで児童・生徒数
が減少し
ていくことは現実なので、それを踏まえ
て考え
ていきたく思います。令和3年3月に教育委員会
が玉野市学校施設の個別施設計画を策定し
てくださっ
ています。本日の質問はこれを参考にさせ
ていただきます。 この中で、令和3年度から玉野市立学校将来計画を策定し
ていくとあります。この計画は、小・中学校のこれからを決め
ていくものです。玉野市立学校将来計画は初めて策定さ
れるものです。これに対して、就学前教育課では平成26年2月に玉野市幼保一体化等将来計画を示し、当局の御努力により短期的にすることになっ
ている事案のうち、玉地区、玉原地区、八浜地区、大崎地区、山田地区、東児地区の認定こども園化は達成さ
れております。課題であっ
た宇野保育園と宇野幼稚園による幼保一体化と荘内南保育園と荘内保育園の統合、玉認定こども園の移転等は様々な諸課題
が発生し、いまだ達成は出来
ておりません。 しかし、少しずつではあります
が、取り組んでくださっ
ていること
が目に見え
て3年3月に策定さ
れ、田井保育園と幼稚園の統合による認定こども園化、課題の積み残しである宇野幼稚園、宇野保育園、玉認定こども園3園の統合、和田幼稚園、和田保育園、渋川保育園、日比幼稚園4園の統合を目指すこと、鉾立認定こども園とサンマリン認定こども園の統合を目指すなど、少子化に向け思い切っ
た取組を目指す方向性を示し
てくださっ
ています。すみません、これ改正かな。主語
がなかったですね、すみません。この3月に改正版
ができ
て、このような方針を示さ
れております。これからいろいろと課題満載ではございます
が、頑張っ
ていただきたいなと思っ
て、エールを送りたく思っ
ております。 就学前教育課は、このように着々と歩を進め
ていることに対し、小学校、中学校、高等学校のほうは、耐震化とそれに伴う改築、エアコンの設置などに手を取ら
れ、やっと途に就い
たばかりというところです。少子化の進行は待っ
たなしでございます。一刻も早い取組
が求められると思います。さきに述べまし
たが、玉野市立学校将来計画は36年間を見据え
ているということです
が、そのような悠長なことを言っ
ておら
れる事態ではございません。36年というと、ここにおら
れる議員の誰ひとりとして、この計画の成就を見ることはありません。私などは間違い
なくこの世にはおりません。私だけじゃ
なく、この中の何人かはもうあの世に旅立っ
ていか
れるのでは
ないかと思っ
ております。 平成26年2月の玉野市幼保一体化等将来計画では、短期的ということで5年間を目安に中・長期的で10年間の二本立てで計画
がなされておりまし
た。学校施設の個別施設計画は、玉野市公共施設等総合管理計画の計画期間に合わせるとのことです。見直しは、管理計画の10年の見直しに合わせ
て行うことになっ
ているようです
が、まだ何も具体的には決まっ
ておりません。やるやる詐欺という言葉
があります
が、計画を策定します、策定しますということで時間稼ぎだけするということは決して許さ
れることではありません。玉野市立学校将来計画の策定までは、今示さ
れている玉野学校施設の個別施設計画
が基礎資料として位置づけられるとのことです。この計画は、本当に問題点の洗い出しなど非常によくでき
ており、本当にすごい努力の跡
が見られる資料です。しかし、
いつ頃までに、この将来計画というんですか、するといった先の時間軸の取組
が全然
なされておりません。 そこで、改めてお伺いします
が、大事なこのもととなる玉野市立学校将来計画は、
いつ頃までに策定する予定で取り組んでいか
れるおつもりでしょうか。また、その策定には、平成26年2月の幼保一体化計画のような短期的視点、中・長期的な視点から考える時間
がはっきり明示さ
れた5年単位とか、10年単位とかの段階的な計画
が導入さ
れることになっ
ているのでしょうか、お聞かせください。 大きな1点目の(2)として、市内各学校の施設整備状況についてお伺いいたします。 市長をはじめ、当局の方々
が力を注いで市内各学校の改築や耐震補強などに取り組んでくださっ
てき
ておりますので、私は施設整備に関して向こう10年ぐらいは大丈夫だと思っ
ております
が、とんでも
ない勘違いだっ
たこと
が分かりまし
た。校舎についてはある程度安心できる状況です
が、屋内体育館については問題
があること
が分かりまし
た。体育館は、これから起こると予想さ
れる南海トラフをはじめとする各種の地震や大雨災害等の際の市民の避難所となる場所です。特に、築港小学校、宇野小学校、玉小学校、日比小学校、荘内小学校、大崎小学校、山田中学校、東児中学校の体育館は、施設の老朽化
が顕著であること
が指摘さ
れています。 しかし、校舎等大規模改造年次計画を見ると、この問題
がある体育館のうち、まだ決定事項では
なく、あくまでも試算とのことです
が、築港小学校は令和7年度、日比小学校は令和6年度に大規模改修をし、荘内小学校は令和5年度に改築を検討となっ
ています。緊縮財政の中ありがたく思っ
ております
が、先に述べ
た施設のうちのあとの学校施設は令和13年度までの改築、大規模改造の予定は検討さ
れておりません。一体どうなっ
ているのでしょうか。校舎の改築その他については、子どもたちの安全には代えられ
ないとあれほど力を入れ
てくださっ
たのに、同じ為政者のすることとは思え
ない行いです。私は、少しずつでも整備し
ていっ
ていただきたいのです。耐震化に関わる改築、改修には、確かに国から補助金
が出まし
た。しかし、お金も大事です
が、熱心に取り組んでくださっ
たそのベースには、子どもたちの安心・安全は何物にも代え難いものだという信念
があっ
たのではありませんか。私は、その信念
があり、でき
たことだと思っ
ておりまし
た。 本市は、これから競輪場の整備、本庁舎の建て替え、玉野医療センターの新築、広域のごみ焼却場の分担金負担とお金
が出
ていくばかりなのは承知し
ております
が、市民の安心・安全に配慮すること、特に子どもたちの教育環境の整備に関しては、安心・安全は最も大事な視点だと思います。それに配慮するの
が為政者の務めだと思っ
ております。 そこでお伺いいたします。 先ほどから述べ
ているように、老朽化
が顕著な施設整備に関して今後どのようにさ
れていくのか、お聞かせください。 以前より、私は議会質問でトイレの洋式化について度々言っ
てき
ております。友人の倉敷市議会議員の矢野周子議員は、トイレの周子さんというニックネーム
がつくぐらいトイレ問題を取り上げ
てこられ
ています。その結果、倉敷市の体育館の洋式化は進んで
いて、3年前の真備町の大水害の際にも、多くの避難所として、各小学校、中学校の体育館
が使用さ
れまし
たが、その際、高齢者や障がいのある方々からトイレに関する不満は聞か
れなかったと聞い
ております。彼女から、いつも「仁子さん、トイレの洋式化は何を置い
ても進め
ていかにゃあいけんよ、災害はいつ来るのか分からんのじゃからな。」と言わ
れておりまし
た。このたびの体育館の整備をお願いするにつけ
て、トイレの洋式化は特にどのようになっ
たか、お伺いいたします。 昨日の有元議員への答弁で、市長
が体育館の洋式化については努力するというような、前向きな答弁をくださっとっ
たように聞い
たんです
が、このことについて、前回お聞きしまし
たときには、たしか33%だっ
たと思うのです
が、エアコン設置とかいろいろな要望はあると思います
が、市民の方々のためにし
なければなら
ないことですので、ぜひかなえ
ていただきたく、再度お願いいたします。現状と今後の方針についてお聞かせください。 以上で壇上にての私の総括質問を終わりにいたします。御答弁よろしくお願いいたします。
○議長(高原良一君) 市長。 〔市長 黒田 晋君 登壇〕
◎市長(黒田晋君) 藤原議員の御質問にお答えをいたします。 まず、老朽化
が顕著な施設整備について今後どのようにするのかについてであります。 初めに御理解をいただきたいのは、学校施設の個別施設計画に掲載さ
れている校舎等大規模改造年次計画は、今後の改定を前提に現在の分析として掲載し
ているものであり、その計画に基づい
て大規模改修等を進め
ていくものでは
ないということでありますので御理解をいただきたいと思います。 一方で、現在の規模のまま学校を維持し
ていくためには、校舎等大規模改造年次計画に示さ
れているペースで校舎や体育館の大規模改修等に着手し
なければなら
ないことも事実であります。 御質問の老朽化
が顕著な施設整備に関して今後どうするのかについては、学校施設の個別施設計画を予定どおり玉野市立学校将来計画
が策定さ
れるタイミングで改定し、この年次計画に基づい
て大規模改修等を進め
ていくべきものと考え
ております。 次に、体育館のトイレの洋式化の現状と今後の方向性についてであります
が、災害時に避難者
が使用さ
れる体育館内あるいは体育館に附属し
たトイレについては、令和3年4月1日現在で、小・中学校合わせ
て61基中21基
が洋式化さ
れており、洋式化率は34.4%となっ
ております。また、今年度は日比小学校の屋外トイレを改修し、3基中3基を洋式化する予定であります。 議員御案内のとおり、体育館は災害時の避難場所としての側面もありますことから、昨日有元議員にもお答えし
たとおり、私と教育委員会の中で話をさせ
ていただきまし
て、緊急指定避難所となっ
ている体育館については、速やかに議会のタイミングで予算審査を議員の皆さんにお願いをするようにという指示を出させ
ていただい
ておりますので、より体育館の洋式化というものは進んでいくというふうに申し上げられると思います。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 教育次長。 〔教育次長 藤原敬一君 登壇〕
◎教育次長(藤原敬一君) 藤原議員の御質問にお答えします。 議員御案内の玉野市立学校将来計画は、20年先、30年先を見据え、市内全体で将来的な学校教育の在り方をデザインし
ていくものを想定し
ております。 策定に当たっては、学校の適正規模化や義務教育学校の設置等を検討したいと考え
ており、地域の皆様に対し丁寧な説明
が必須であると理解し
ております。したがいまし
て、現時点においては策定の期限を定めることはせず、可能な限り議論を尽くし、各方面に御納得いただい
た上での計画策定としたいと存じます。 なお、将来計画をどのような構成とするかは今後の検討事項でございます
が、議員御案内の段階的な計画を盛り込むなど、具体性のあるものにしたいと考え
ております。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 藤原仁子さん。 〔藤原仁子君 登壇〕
◆(藤原仁子君) 御答弁ありがとうございまし
た。 じゃあ、再質問させ
ていただきます。 現在の学校の規模、状態を維持し
ていくことは住民感情からするとベストなことです
が、現状のまま維持し
ていくには、試算からすると今後40年間に512億円かかるとなっ
ています。施設の長寿命化を図れば460億円に減額さ
れるとのことです。児童・生徒数の減少を踏まえ
て小学校を6校にし、中学校を5校にし
たとし
たら、従来型で325億円、長寿命化を図っ
ても286億円かかるとのことです。 これから整備し
ていか
なければなら
ない施設や係る経費を考えると、人口減少による市民税等の減収を鑑みると、どう考え
ても玉野市の財政
が持ちません。今私は財政の点のみを発言し
ています
が、もちろん教育行政の面からいっ
て、それだけで統廃合を進めることはできません。学校では、学力をつけるために様々な試みや授業
が行わ
れております
が、それと並行し
て友人を作っ
ていくことの大事さ、部活動等を通じて人との関わり方、一生懸命努力すること、高みを目指し
てみんなで頑張ること、みんなのために自分を抑えることもし
なければなら
ないこと、努力し
ても報わ
れないこともあること、そういうときにどのようにし
て乗り越え
ていくかなどの人生における勉強以上に大事なことを学んでいっ
ています。部活動は非常に意味のある活動だと私は思っ
ています
が、現在、玉中、日比中、八浜中の野球部、山田中のバレー部、日比中の剣道部は単独では試合に参加でき
ない事態になっ
ていると聞い
ています。中学校の生徒数の減少によって、玉中学校、日比中学校、八浜中学校も数年後には東児中学校、山田中学校と同様、1学年1クラスになる予定とのことです。全校3クラスだと、教員定数は6名となっ
て、現在の部活動も大幅に削減し
なければなら
なくなり、生徒たちの個性を伸ばし
ていく意味からも、やりたい部活動
がないなどの問題満載の事態となります。 高齢化
が進み、児童・生徒
がどんどん減っ
ていく状況下ではつらい決断ではあります
が、現実を受け入れ
て、どこかで施設の統合を含め
た大転換をし
ていか
なければなりません。そういう意味からも、この将来計画の策定を早急にし
ていっ
ていただきたく思います。ぜひよろしくお願いします。 現在、市では、玉野市未来の学校づくりプロジェクトチームというものを教育委員会を中心に、財政や公共施設の課長を含め
て立ち上げ
ていると伺っ
ています。このプロジェクトチームは具体的にはどのようなことをするのでしょうか。役割や目指すもの、何を中心に議論し
ていくのか、どのくらいの頻度で議論し
ていくのかをお聞かせください。
○議長(高原良一君) 教育次長。
◎教育次長(藤原敬一君) 藤原議員の再質問にお答えをいたします。 未来の学校づくりプロジェクトチームにつきまし
ては、児童・生徒数の減少に伴い、学校の小規模化
が進む中で、学校教育の質の維持及び向上を目的に、義務教育学校の設置や学校の適正規模化を長期的な視点で検討したいと考え
ており、最終的な成果物として、玉野市立学校将来計画の策定を目指すものでございます。 会議の開催頻度は明確には定め
ておりません
が、おおむね1か月ないし2か月に1回程度のペースで開催したいと考え
ております。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 藤原仁子さん。 〔藤原仁子君 登壇〕
◆(藤原仁子君) ありがとうございまし
た。 現在、学校の統廃合
が議論の俎上に上っ
ています。しかし、特に小学校は地域の核となっ
ている施設なので、なかなか地域の了解を得るには時間
がかかります
が、中学校は生徒
がほとんど自転車通学なので、比較的取り組みやすいんじゃ
ないかなと私は思っ
ております。 さきに述べ
た体育館の中であくまで試算とのことです
が、山田中学校についてです
が、令和5年度に校舎2棟の大改造、体育館については令和6年度に大改造をすること
が必要と検討さ
れていることになっ
ております。実際に生徒
がいるので一概に言えません
が、施設
が老朽化でどうにもなら
なければ仕方
がありません
が、大規模改修や改築の議論は、この統廃合の議論と並行し
て考え
ていくことも必要に思います。もっと優先度の高い施設から取り組むべきでは
ないかと思わ
れるのです
が、それについてはいかがでしょうか。 また、将来統合の対象になるかもしれ
ない施設を整備することに関しては、将来計画とセットでするべきと私は思っ
ているのです
が、いかがでしょうか。当局の存念をお聞かせください。
○議長(高原良一君) 教育次長。
◎教育次長(藤原敬一君) 藤原議員の再質問にお答えします。 市長の答弁にもありまし
たとおり、学校施設の個別施設計画に掲載さ
れている校舎等大規模改造年次計画は、今後の改定を前提に現状の分析として掲載し
ているものであり、この計画に基づい
て大規模改造等を進め
ていくものではございません。 現在の校舎等大規模改造年次計画では、議員御案内のとおり、令和5年度に山田中学校の校舎2棟、令和6年度に体育館の大改造を行うこととし
ております
が、これは今の学校規模をこのまま維持し
ていくために必要となる大規模改造や改造のタイミングを試算し
たものであります。 学校施設の個別施設計画は、玉野市立学校将来計画
が策定さ
れるタイミングで改定することとし
ており、議員御指摘のとおり、今後の大規模改造や改築は原則として優先度の高いものから順に着手し
ていくことになろうかと存じます。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 藤原仁子さん。 〔藤原仁子君 登壇〕
◆(藤原仁子君) ありがとうございまし
た。 今年の3月に改正さ
れた幼保一体化の総合計画の改正版では、建物の建物基本情報によると、日比幼稚園の園舎の一部、荘内幼稚園の園舎の一部、和田幼稚園の園舎、田井幼稚園の園舎は劣化状況
が非常に顕著で問題を指摘さ
れています。 幼保一体化等将来計画で、和田幼稚園、和田保育園、渋川保育園、日比幼稚園
が将来的には4園統合を目指すことになっ
ています
が、そのうちの2園
が建物に問題
があるということなので、改造、改築を含め
て早急に統合計画については計画し
ていっ
ていただきたく思っ
ております。この件についてはどのようになさるおつもりか、お聞かせください。
○議長(高原良一君) 教育次長。
◎教育次長(藤原敬一君) 藤原議員の再質問にお答えします。 議員御承知のとおり、昨年度改正し
た玉野市幼保一体化等将来計画で、各地区の方向性
が示さ
れまし
たので、今年度からそれに従い詳細な検討を進め
ていくこととし
ています。 和田、日比地区に限らず、全体的に早急な対応に努め
てまいりたいと考え
ております
が、現時点におきましては、それぞれの地区における改築、新築などの統合パターンや立地場所選定のほか、借入れや補助などの財政面も含め、どのように進め
ていくか検討し
ているところです。提示できる内容
が取りまとめられ次第、所管の委員会等にお示しし
てまいりたいと考え
ています。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 藤原仁子さん。 〔藤原仁子君 登壇〕
◆(藤原仁子君) 今、示さ
れている施設の健全性、劣化状況評価結果についてであります
が、非常によく調べ
てくださっ
ております
が、玉認定こども園
が入っ
ておりません。玉認定こども園については、津波襲来地域にあることに加え
て、従来から園舎の劣化
が非常に著しく、床も波打っ
ているといろんな方から聞い
ております。 改正版の将来計画では、宇野幼稚園、宇野保育園、玉認定こども園の3園統合を目指すことになっ
ております。その対象である玉認定こども園
が施設の不備をかね
てから指摘さ
れているにもかかわらず、なぜこの評価リストに入っ
ていないのでしょうか、お聞かせください。
○議長(高原良一君) 教育次長。
◎教育次長(藤原敬一君) 藤原議員の再質問にお答えします。 玉野市学校施設の個別施設計画は、平成29年2月に策定さ
れた玉野市公共施設等総合管理計画に基づく学校教育系施設の個別計画として位置づけられ
ており、玉野市公共施設個別施設計画に含ま
れない施設のうち、玉野市
が保有する幼稚園、小・中学校、高等学校、共同調理場を対象として作成し
たものです。 議員御指摘の玉認定こども園をはじめ保育園、認定こども園は、令和3年3月に策定さ
れた玉野市公共施設個別施設計画に掲載さ
れておりますので、御理解を賜りたいと存じます。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 藤原仁子さん。 〔藤原仁子君 登壇〕
◆(藤原仁子君) ここに玉野市公共施設個別施設計画っていうの
があります。それで、実は先ほどの分だと、幼稚園は学校施設だけど、保育園や認定こども園は学校施設じゃ
ないから入って
ないんだということだっ
たんですけど。 確かに、これ見
てくださっ
たら分かるんですけど、玉認定こども園は、本当にこれは公共施設白書の中にちょっと、宇野幼稚園、宇野保育園との一体化を目指すっていう項目
があるだけなんですね。もう一方のさっきから問題にし
ているこの個別施設計画っていうのは非常によくでき
ておりまし
て、ありとあらゆること
が網羅さ
れております。それで、施設の安全性や長寿命化判定、劣化状況評価なども記載さ
れております。 おかしいでしょう。おかしいと思いませんか、皆さん。同じ教育委員会の中の課で、就学前教育課のほうはこんな雑な扱いで、学校と名
がつい
たらこれだけ立派な施設のチェック
が入るというのはおかしいでしょう。私はおかしいと思うんです。少なくとも就学前教育課
が教育委員会に入っ
たということは、同じ教育委員会の中で、実際にしてるのは幼稚園と同じような教育をし
て、保育園だという
て言う
てもほとんど幼稚園と同じような教育し
てます。同じ教育委員会の課ですよ。何でこんなふうに差
がつくんですか。これこそもう縦割り行政の本当に最たるものじゃ
ないかと私は非常に腹
が立ちます、こういうの。 それで、もうこういうふうな縦割り行政のあしきやり方は、もう今すぐやめ
ていただきたいと思います。そうし
ないと、認定こども園や保育園の整備
が後回しにさ
れてしまいます。せっかく就学前教育課
が教育委員会に入っ
ているのですから、教育委員会として一体のものとして取り扱っ
ていただきたい。 先ほどから学校施設の個別計画の話をし
ております
が、本当に担当の方は非常によく調べ
てくださっ
ていて、耐震安全性や長寿命化判定、劣化状況の評価など、詳しく1項目ごとにA、B、C、Dと問題点を洗い出し
てくださっ
て、それから健全度も100点満点で何点というふうに、27点とか35点とか評価し
てくださっ
ています。すばらしい仕事ぶりなのです
が、この中に保育園、認定こども園
がすっぽり抜け
ているということなのはどうなのかなと思います。この調査に恐らくかなりの時間
がかかっ
ていると思うんですけど、ぜひ認定こども園と保育園もこれに加え
ていっ
て調べ
ていっ
ていただきたく思います。これについてはいかがでしょうか。
○議長(高原良一君) 教育次長。
◎教育次長(藤原敬一君) 藤原議員の再質問にお答えします。 先ほど御答弁申し上げまし
たとおり、保育園、認定こども園は児童福祉施設として玉野市公共施設個別施設計画に掲載さ
れております。 議員御指摘のように、保育園、認定こども園を玉野市学校施設の個別施設計画に含め
た場合、教育委員会全体の今後の維持管理コストや大規模修繕や改築を必要とするタイミングの把握
が、より容易になるものと理解し
ております。 一方で、教育施設と児童福祉施設といった施設の目的の違いもございますので、今後の改定のタイミングに向け、より実用性の高い個別施設計画となるよう検討を進め
てまいりたいと存じます。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 藤原仁子さん。 〔藤原仁子君 登壇〕
◆(藤原仁子君) どうかよろしくお願いします。 それで、体育館のトイレも取りあえず3基中3基を洋式化し
てくださるということで、今月予算
が上がっ
て、本庁舎のトイレも5基洋式化するという予算
が計上さ
れております。少しずつではあります
が、市民のためになることですので大至急進め
ていっ
ていただきたいと思います。 昨日の議会で黒田市長
が今期限りの引退を表明さ
れまし
た。私としては非常にショックでし
た。市議会議員になっ
たときからずっと黒田市長でし
たし、同じ地域ということで勝手に頼りにさせ
ていただい
ておりまし
た。私は、議員としての自分の役割として、保育園と幼稚園の統合を目指し
てまいっ
ております。特に、八浜と大崎とか田井幼稚園と田井保育園の統合を目指し
ているんです
が、皆さん
が望むような駐車場をちゃんと併設し
た大きなきちっとし
たいい施設
が造りたいなとずっと私は思っ
ていたんです。そして、黒田市長もその考えに賛同し
てくださっ
ていたので、本当に残念に思います。 ただ、財政の絡みもあり、この認定こども園の整備っていうのは、さきに述べ
た宇野幼稚園や保育園、それから玉認定こども園の3園統合、渋川保育園、和田幼稚園、和田保育園、日比幼稚園の4園統合も含め、これからも玉野市に若い方を定住させるという意味からも、一番し
なければなら
ないことだと私は思っ
ております。 10月に選出さ
れることになるだろう新市長の手腕に期待するしかございません
が、黒田市長におか
れまし
ては16年間の玉野丸のかじ取り、本当に御苦労さまでし
た、と申し上げたく思っ
ております。あと4か月ではございます
が、任期いっぱい全力でお務めくださることをお願いいたします。 それでは次に、大きな2点目として、ごみ有料化に向け
ての市民説明会についてお伺いいたします。 有料化はもともと今年4月からの予定でし
たが、昨年からのコロナ禍の中で、市民との説明会
が十分に行え
ないという懸念から1年延期し
た経緯
がありまし
た。しかし、ほどなく収束すると見られ
ていたコロナは、収束するどころかますますその勢いを増し、岡山県においても緊急事態宣言を発出せざるを得
ない事態になっ
ています。市内の公民館等も講座なども中止の事態になっ
ていることは、皆様御存じのとおりでございます。 そういう中で、来年4月からの予定であるごみ有料化については、予定どおりなさるおつもりでしょうか。それとも、半年もしくは1年ぐらい延期さ
れるおつもりでしょうか、お伺いいたします。 また、8月から予定さ
れていた市民向けの説明会はどのようになさるおつもりでしょうか、お伺いいたします。
○議長(高原良一君) 市民生活部長。 〔市民生活部長 岡本 隆君 登壇〕
◎市民生活部長(岡本隆君) 藤原議員の御質問にお答えをいたします。 まず、ごみ有料化を予定どおり実施するのかについてであります。 家庭系ごみ有料化は、当初本年4月から実施することとし
ておりまし
たが、
新型コロナウイルス感染症が蔓延する中、市民への説明
が十分に行え
ないとの考えから、1年の延期を決め
たところであります。 現在も予断を許さ
ない状況にあると認識し
ており、ごみの減量化、資源化への取組は喫緊の課題であることから、現時点におきましては予定どおり、令和4年4月から家庭系ごみ有料化を実施する方向で現在準備を進め
ております。 次に、市民説明会をどのようにするのかについてであります
が、市民説明会の開催に当たりましては、十分な感染症対策を講じ
た上で、8月から9月にかけ、各中学校単位で実施する予定とし
ております。 また、市民説明会の会場におきまして個別説明会の申請書をお配りし、10月からは希望のあっ
た町内会、各種団体に対する説明会を開催する予定とし
ております。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 藤原仁子さん。 〔藤原仁子君 登壇〕
◆(藤原仁子君) 先ほど部長のほうから、中学校単位で実施するとの答弁
がございまし
た。もともと市内で初めは大体300か所ぐらい、公民館や集会所に出向い
て、市民の方々にきめ細かく説明をするとの予定だっ
たと思います
が、現在の状況ではなかなか難しいということで、何か中学校単位で説明会に来ら
れた方に個別説明会の申請書をお配りし、10月からは希望のあっ
た町内会や各種団体に説明会を開始する予定との御答弁でし
たが、それだけではちょっと300か所からいうと物足りないんじゃ
ないかなと思うんですけど。何かやり方について工夫か何か
がございますでしょうか。
○議長(高原良一君) 市民生活部長。
◎市民生活部長(岡本隆君) 藤原議員の再質問にお答えをいたします。 先ほど御答弁いたしまし
たとおり、中学校単位で説明会を行います。1会場につきまし
て、平日の午後と夜にそれぞれ1回、また翌週の日曜日の午前中に1回、計3回を予定し
てございます。 また、
新型コロナウイルス感染症の飛沫予防として、ごみ有料化制度の説明用の動画を作成いたしまし
て、説明会当日は動画を使っ
ての説明を考え
てございます。この説明用の動画は、市のホームページ、それから市の公式ユーチューブチャンネルでも視聴
ができるように現在準備を進め
てございます。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 藤原仁子さん。 〔藤原仁子君 登壇〕
◆(藤原仁子君) 中学校単位で3回ずつし
てくださるということは安心なんですけど、先ほど市のホームページを使っ
てという、動画を流すというふうな御説明
があっ
たんですけど、私は自分
が高齢者なので思うのです
が、市民のほとんどの方はホームページなど、本当はふだんほとんど見
ていないんです。それについての広報活動はどのようにし
ていくおつもりか、お聞かせください。 また、説明会で使用するUSBメモリーっていうんですかね、動画を撮っ
てUSBメモリーなんかを幾らかコピーし
て、要望
があれば自治会に貸し出すというようなことをし
たらいいんじゃ
ないかなと私は思うんですけど、それについては考え
ておら
れますか、お聞かせください。
○議長(高原良一君) 市民生活部長。
◎市民生活部長(岡本隆君) 藤原議員の再質問にお答えをいたします。 市のホームページを見ること
ができ
ない方、また希望さ
れる自治会等に対しましては、説明用の動画を記録し
たDVDまたUSBメモリー等の貸出しも検討し
てまいりたいと考え
てございます。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 藤原仁子さん。 〔藤原仁子君 登壇〕
◆(藤原仁子君) このたびのごみは、布なんかも個別に資源ごみとして回収するとか、いろいろ剪定枝なんかも特別に集め
てするとか、変わっとる点
が今までのごみ収集に比べ
て何点かいろいろ違うところもあると思うんですけど。今までの出し方と違う点を重点的に説明さ
れると思うんですけど、そのための資料を作ら
れるのでしょうか。また、何部ぐらい作ら
れる御予定なんでしょうか。
○議長(高原良一君) 市民生活部長。
◎市民生活部長(岡本隆君) 藤原議員の再質問にお答えをいたします。 説明会の資料につきまし
ては、説明用動画を印刷し
たものを資料として準備をいたします。説明会に来ら
れた参加者の方全員に配布をする予定としてございます。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 藤原仁子さん。 〔藤原仁子君 登壇〕
◆(藤原仁子君) ありがとうございます。 私は、その資料を市の受付のところとか各課に置いたり、それから各市民センターとかやこうに、ずっといつでも皆さんに差し上げ
れるように置いとっ
たらいいんじゃ
ないかなと個人的には思うんですけど。そういうことはし
てくださるようなおつもりはございますか。
○議長(高原良一君) 市民生活部長。
◎市民生活部長(岡本隆君) 藤原議員の再質問にお答えをいたします。 説明会の資料でございますけども、あらかじめお伝えをいただければ、貸出用DVDやUSBメモリーと一緒に必要部数をお渡しすることは可能であると考え
てございます。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 藤原仁子さん。 〔藤原仁子君 登壇〕
◆(藤原仁子君) 当然新たになっ
たとき、ごみ分別辞典みたいなのを市民の方に配ると思うんですけど、その前に「広報たまの」に、こういうふうに変わっ
たよっていうふうな分で多分事前に載せられるんじゃ
ないかと思うんですけど、そういうふうな工夫をし
てくださればいいなと思っ
ているんですけど、そういう御予定はございますでしょうか。
○議長(高原良一君) 市民生活部長。
◎市民生活部長(岡本隆君) 藤原議員の再質問にお答えをいたします。 「広報たまの」のみならず、いろんな媒体を使いまし
て、市民の皆様に徹底し
た周知を図っ
てまいりたいと考え
てございます。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 藤原仁子さん。 〔藤原仁子君 登壇〕
◆(藤原仁子君) 今まで
なかったことですから大変ないろいろ問題
があると思います
が、有料化
が始まっ
た時点で市民から、知ら
なかったわというような発言
が出ることの
ないよう、広報活動にはぜひ今まで以上に取り組んでくださるようよろしくお願いいたします。これは要望ということでお願いいたします。 それでは、大きな3点目として、高齢者施設の職員のコロナワクチン接種についてお伺いいたします。 先日、ある高齢者施設の設置者の方から電話をいただきまし
た。高齢者施設の従業員で既にワクチンを接種し
ている方
がいると聞い
ているが、特養と老健施設は既に接種済みなのか。自分は65歳以上だから、ワクチンは打っ
てもらえるのだ
が、施設で働い
ている職員の方々のワクチン接種はどうなっ
ているのか。職員の方々は若いので対象になっ
ていないが、施設に
いる方々やデイサービスで来られる方々は高齢者なので、クラスター
が起き
ないように非常に気を遣っ
ている。医療従事者では
ないので無理は言え
ないが、高齢者の接種
が済んで、65歳以下の方々の接種
が始まる時点で、市として高齢者施設に対しては考え
てくださら
ないかというものでし
た。 ワクチンについてはいろいろなうわさ
が出
ており、真偽
ない交ぜ状態なので、ここで正しい状況をお聞かせいただければと思い質問し
ています。 先週の木曜日の本会議初日に、市長のほうからワクチンについて詳しい御説明
がございまし
た。また、6月8日の山陽新聞にも、私の質問に関するもの
が掲載さ
れていまし
たが、市当局から改めてきちんと御説明いただきたいので、よろしくお願いいたします。 市内の各クリニックにて順調に接種
がさ
れていると聞い
ております。玉野医療センターでも毎日120人ずつ接種さ
れています
が、並行し
て6週間にわたって、6月13日から毎週日曜日に1,050人ずつ接種
が行わ
れると聞い
ています。大英断だと非常に感謝し
ております。私も、この20日から接種をすることになっ
ております。 改めてお聞きしたいことは以上のことです。 まず1点目、6月7日時点で84.6%の接種率とのことです
が、現在医療従事者は既に接種済みなのでしょうか。 2点目として、今高齢者の接種
が行わ
れています
が、何人ぐらい接種さ
れており、
いつ頃までに完了する予定なのかもお聞かせください。 3点目として、高齢者施設のうち、接種済みの施設もあると聞い
ています。いまだ接種でき
ていない施設もあるように聞い
ています。どのような状況でしょうか。 4点目として、さきに述べ
た高齢者施設の職員の接種についても、どのようにし
ていく御予定なのかもお聞かせください。 5点目として、64歳以下の方々は非常に数
が多いのです
が、どのようにし
ていか
れるのか。接種券の発送はいつさ
れるのかもお聞かせください。昨日でし
たか、もう60歳から64歳までは発送し
たというような話
がありまし
たけど、もう一度お聞かせください。
○議長(高原良一君) 健康福祉部長。 〔健康福祉部長 小崎 隆君 登壇〕
◎健康福祉部長(小崎隆君) 藤原議員の御質問の高齢者施設の職員のワクチン接種についてお答えいたします。 まず、医療従事者は既に接種済みとなっ
たのかについてであります
が、医療従事者への優先接種につきまし
ては、先週末までの状況で申し上げますと、92.9%の方
が2回目の接種を完了し
ているところでございます。 次に、高齢者接種の接種済み人数及び
いつ頃までに完了する予定なのかについてお答えいたします。 高齢者の接種につきまし
ては、6月13日までの実績といたしまし
て、1回目の接種
が1万314人で45.2%、2回目の接種
が2,388人で10.5%という状況となっ
ております。 接種完了予定につきまし
ては、多くの医療機関で接種枠拡大に御協力いただい
た結果、高齢者の今90%の方
が希望さ
れると仮定し
て、7月末までに接種できる予定枠の確保のめど
がつい
たところでございます。なお、8月でも高齢者の接種は可能でございますので、日頃の健康状態を把握さ
れているかかりつけ医で希望さ
れ、予約をさ
れている場合は、かかりつけ医での接種をお願いいたしたいと思います。 次に、高齢者施設での接種状況についてお答えいたします。 全国的に4月12日から高齢者接種
が開始さ
れまし
たが、開始当初はワクチンの供給
が非常に少ない量であっ
たことから、岡山県では優先順位を定め、高齢者施設の中でも特別養護老人ホームなど入所施設を優先し、その中でも基本型及び連携型接種施設として、医療従事者へのワクチン接種を行う医療機関
が嘱託医となっ
ている施設への接種から開始をいたしまし
た。その後、5月17日以降の一般の高齢者の接種
が始まっ
て以降は、市内の高齢者入所施設全体に範囲を広げ、嘱託医による巡回接種
が行わ
れております。嘱託医
がワクチン接種を行っ
ていない施設については、市から医師会へ対応し
ていただける医師の紹介を依頼するなど調整を行っ
ております。接種の日程については、施設と嘱託医との間で調整し、順次実施さ
れているところであります。 次に、高齢者施設の職員の接種についてどのようにし
ていく予定かについてであります。 巡回接種の対象となる高齢者入所施設の職員につきまし
ては、クラスター発生の防止や効率的なワクチン接種のため、巡回接種の際、高齢者と同時に接種
が行わ
れております。通所介護施設等の従業員につきまし
ても、高齢者の次の優先接種と位置づけられ
ているため、各施設へ接種希望者を照会し
ており、回答をいただい
た施設から、6月7日以降、順次接種券を発送し
ているところであります。 次に、64歳以下の方への対応についてであります。 医療現場での混乱を防ぐため、本市においては段階的に接種券を送付することを考え
ております。まず、60歳から64歳までの方3,369人と、障害者手帳をお持ちの方約900人へ6月7日に接種券を発送し
たところでございます。続け
て、59歳以下の基礎疾患を有する方からの申請を受け付け
ており、6月14日から順次接種券を発送し
ております。 また、次の段階といたしまし
ては、50歳代の約7,000人に向け
て接種券を発送することを考え
ております
が、発送時期につきまし
ては、その後の40歳代以下も含めまし
て、医療機関の予約枠の空き状況を見ながら決定し
てまいりたいと考え
ております。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 藤原仁子さん。 〔藤原仁子君 登壇〕
◆(藤原仁子君) 御答弁ありがとうございまし
た。 今日午前中、小泉議員のほうからも、個別接種だけじゃ
なしに、若い人は特にかかりつけ医
がいないから集団接種を考え
たらどうかというふうな発言
があっ
たと思うんですけど、私はこの玉野医療センター
が取り組んでくださっ
た、3,150名の高齢者への毎週1,050人ずつの接種をし
てくださっ
たことは大変ありがたく思っ
ております。 私も、それこそ6月20日と7月にすることになっ
ているので、本当にこれは非常に評判
がいいのです
が、7月18日までかかるんですけど、特に先ほど小泉議員もおっしゃいまし
たけど、64歳以下の方々も非常に数
が多いので、この方々への日曜日接種については、ぜひ医療センターのほうにお願いし
て、また同じように高齢者
が済んだ段階でやっ
ていただけ
たらなと非常に願ってるんですけど、この件については何か検討さ
れるとか何か考え
てらっしゃるんでしょうか。負担だとは思います
が、ぜひ検討し
ていっ
ていただきたいなと思ってるんですけど、いかがでしょうか。
○議長(高原良一君) 健康福祉部長。
◎健康福祉部長(小崎隆君) 藤原議員の再質問にお答えをいたします。 玉野市民病院において、現在も日曜日、1日1,050人の大規模接種をし
ていただい
ております。大変ありがたく思っ
ております。玉野市民病院において、6月13日の日曜日に最初の大規模接種を実施し
ていただい
ておりまし
て、スムーズに行わ
れたということで伺っ
ております。 今後、日曜日の接種の継続につきまし
ては、現時点では実際、次の実施の予定は
ないというふうに伺っ
ております
が、市内の医療機関の予約枠も増え
ているというところもございまし
て、予約状況等を見ながら必要に応じ
て要請等をさせ
ていただきたいというふうに考え
ております。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 藤原仁子さん。 〔藤原仁子君 登壇〕
◆(藤原仁子君) 御答弁ありがとうございまし
た。 負担になることなので一朝一夕にはいか
ないかもしれませんけど、64歳以下の方、非常に数
が多く
て、特に12歳以上も対象になっ
たということなので、本当にもうでき
たらぜひ今までの7月18日過ぎ
ても、日曜日に医療センターでし
てもらえると非常にうれしいなと思っ
ておりますので、ぜひまた医師会のほうや医療センターの理事長さんやなんかと相談し
て検討し
てみ
てください。 それで、本当に御答弁ありがとうございまし
た。今までに
ない大プロジェクトで、担当し
ておら
れる医療従事者の方々、市の関係部署の方々、皆さん口に出せ
ないほどの御苦労をなさっ
ていることと思います。心より感謝し
ております。まだまだ先は長いです
が、体をいたわっ
て頑張っ
ていただきますようお願いし
て、私の質問を終わりにいたします。ありがとうございまし
た。
○議長(高原良一君) 議事の都合により休憩します。 午後3時4分 休憩 ───────── 午後3時25分 再開
○議長(高原良一君) 休憩前に続き会議を開きます。 次に、赤松通博君。 〔赤松通博君 登壇〕
◆(赤松通博君) 皆さん、お疲れさまでございます。 本日4番目、通算でもう8人目ということで、大変皆さんお疲れのことと思います
が、できるだけ端的にお聞きし
ていきたいと思います。それと、内容
が先ほどの藤原議員ともほぼかぶっとるような状態ですので、本当に分かりやすく端的にお聞きし
ていきたいと思います。 その前にもう一つ、今日議場で感じますのは、もう少し僕も早う市議会議員になっ
ておけば、市長、小泉議員と一緒に野球
ができ
たかなと思うこと
がありまし
て、それだけちょっと今日思っ
たところでございます。 それでは、通告に従いまして、今回は可燃ごみ処理施設の整備、運営事業、それから地方独立行政法人玉野医療センター事業、それから就学前教育と義務教育学校、それから障
がい者施策の取組の4項目を項目ごとに総括質問、再質問から一問一答方式にて質問をさせ
ていただきます。市長をはじめ教育長、各担当部長の御答弁をよろしくお願いをいたします。 まず最初に、可燃ごみ広域処理施設整備、運営事業についてお伺いをいたします。 令和3年4月2日、令和3年4月14日の建通新聞によりますと、岡山市はDBO方式により実施する可燃ごみ広域処理施設整備運営事業を入札公告し
たとあり、令和3年5月19日から21日までに入札参加を受け、令和3年11月30日に開札し、12月中旬に落札者を決め、令和4年3月下旬に事業契約を締結というふうにあります。 締結の上限額は327億4,720万円とあります。工事期間は、令和4年4月1日から令和9年3月31日までの5年間。運営期間は、令和9年4月1日から令和29年3月31日までの20年間とあります。令和3年3月議会の厚生委員会の資料では、玉野市の負担の試算では、20年間で118億9,544万円と示さ
れています。 その事業について、岡山市議それから岡山市の職員から、事業費
がどんどん上がっ
ているが、玉野市さん大丈夫かとよく問合せをいただきまし
た。私の資料では、令和2年9月議会の可燃ごみ処理に関する経費試算についての資料
が最新です。その資料は既に118億9,544万円で、幾ら高騰し
ているのか分から
ない状態です。 そこで、何点かお伺いをいたします。 最初にお伺いしたいのは、平成25年度に広域処理計画に参加を決め
た背景はどのような状況だっ
たのか。 2番目に、事業参加決定時に試算さ
れていた建設費、運営費の想定金額は幾らだっ
たのか。 3番目に、令和2年9月に示さ
れた事業費
が高騰し
たとお聞きし
ています
が、高騰し
た原因は何だっ
たのか。 4番目に、今回公告さ
れ入札さ
れる事業費の上限は327億4,720万円、玉野市の負担額118億9,544万円は、今後増額さ
れることは
ないのか。 5番目に、この項目の最後に、先ほどもありまし
たが、家庭ごみ有料化
が来年4月から始まります
が、御負担いただく市民の皆さんへの告知と説明はどのようにさ
れていくか。 次に、有料指定袋の販売方法はどのように考え
ているか。 重複する質問もあります
が、御答弁よろしくお願いをいたします。 これで壇上での質問を終わります。
○議長(高原良一君) 市長。 〔市長 黒田 晋君 登壇〕
◎市長(黒田晋君) 赤松議員の御質問にお答えをいたします。 平成25年度に広域処理計画に参加を決め
た背景はについてであります
が、平成9年に国
がダイオキシン類発生防止等ガイドラインを策定するとともに、都道府県知事宛てにごみ処理広域化計画の策定の通知を発出し
たことを受け、岡山県においても平成10年3月に岡山県ごみ処理広域化計画を策定いたしまし
た。 本市におきましても、国や県の動向を踏まえ、広域化の必要性等を勘案し、平成11年3月に設立さ
れた岡山市、玉野市、久米南町の2市1町で組織する岡山ブロック協議会に参加し協議を重ね
て、平成25年7月の岡山ブロック協議会の総会において、広域化の方向性について確認し
た後、パブリックコメントなどを経
て、本ブロックの広域化の基本的な方針となる岡山ブロックごみ処理広域化基本計画を策定し検討を進め、現在は適宜議会に報告、協議をさせ
ていただきながら、令和2年3月策定の岡山市可燃ごみ広域処理施設整備基本計画に基づき、現在計画を進め
ているところであります。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 市民生活部長。 〔市民生活部長 岡本 隆君 登壇〕
◎市民生活部長(岡本隆君) 赤松議員の御質問に順次お答えをいたします。 まず、事業参加決定時に試算等さ
れていた建設費、運営費の想定金額は幾らかについてでございます。 平成27年3月策定の岡山ブロックごみ処理広域化基本計画におきましては、施設建設費約91億円、20年間の施設運営費約88億円との試算でございまし
た。 次に、令和2年9月に示さ
れた事業費
が高騰し
た原因は何かについてであります。 広域処理施設の建設費、運営費
が高騰し
た原因につきまし
ては、東日本大震災や東京オリンピック等による公共工事の需要の増加、国内で多くの焼却施設
が寿命を迎え
たことによる施設更新に係る需要の増加、安倍政権下における経済対策、いわゆるアベノミクスにおいて所得水準改善に向け
た施策の実施等により、公共工事の労務単価
が引き上げられ
たことなど、様々な要因により建設相場価格
が高騰し
たと想定さ
れ、その影響から広域処理施設の事業費も高騰し
たものと推測さ
れるところでございます。 次に、事業費について、今後市の負担額
が増額さ
れることは
ないかについてであります。 広域処理施設の事業費は、施設建設費
が約172億円、20年間の施設運営費
が約155億円、合計で約327億円の試算となっ
てございます。また、玉野市の負担分は施設建設費の27.53%、施設運営費の26.89%であり、可燃ごみ処理における玉野市の20年間の経費は、循環型社会
形成推進交付金等を活用し、現在検討を進め
ております中継施設の建設費と20年間の運営費を含み、約118億円と試算し
ております。 なお、岡山市の可燃ごみ広域処理施設整備の入札公告に係る上限価格であります327億4,720万円は、令和2年3月策定の岡山市可燃ごみ広域処理施設整備基本計画の試算と同様でありますことから、施設建設費につきまし
ては玉野市の負担額は増額し
ないものと考え
ております。 また、施設運営費につきまし
ては、ごみ量による負担割合となりますことから、今後家庭系ごみ有料化や新たな分別項目の実施などにより、さらなるごみの減量化、再資源化に努め、本市負担額の削減を図っ
てまいりたいと存じます。 次に、家庭ごみの有料化
が始まるに当たり、市民への告知と説明はどのようにし
ているのかについてであります。 本年8月から9月に各中学校単位で市民説明会を実施する予定とし
ており、また市民説明会の会場におきまして、町内会等を単位とし
た個別説明会の申請書をお配りし、申請のあっ
た町内会、各種団体に対する説明会を10月から開催する予定として、現在準備を進め
ております。さらには、「広報たまの」や市のホームページ、周知用のチラシ等により、さらなる周知に努め
てまいりたいと存じます。 次に、有料指定袋の販売方法はどのように考え
ているかについてでございます。 有料指定袋は、市内のスーパーマーケットやコンビニエンスストア、小売店、また隣接する市の境に立地する市外の取扱店でも販売を予定し
ております。今後、10月から取扱店の公募を開始し、令和4年1月に「広報たまの」、また市のホームページ等で取扱店の一覧を掲載するなど、周知を図っ
てまいりたいと存じます。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 赤松通博君。 〔赤松通博君 登壇〕
◆(赤松通博君) 御答弁ありがとうございます。 負担額についても御答弁いただき、事業費
がもともと
が建設費
が91億円で、20年間の運営費
が88億円ということで、これは先日の河崎議員の質問でも御答弁ありまし
たんで重複します
が、全部
が約倍になっ
てくると。建設費
が172億円と施設運営費
が155億円ということで、327億円で入札
が公告さ
れておるということで。そういった背景
があっ
て、私の知り合いの岡山市議さんとか職員さん
が、玉野市さん、がんがん上
がりょうりますけど大丈夫ですかというふうにあっ
たんだと理解しまし
た。 それで、要因としては、オリンピックとかそういった公共工事の需要の分で、アベノミクスの所得水準の改善に向け
たという、いろいろ今るる述べられまし
たが、玉野市も裕福な財政状況じゃ
ないということで、できるだけ改善をし
ていかにゃいけんということなんですが。上限
が327億円ということですので、入札とかし
たらこれよりひょっとしたら下がるんかなと思う
てみたりするところはあるんです
が。そういったちょっとの金額でもやっぱり大きく財政
が変わっ
てまいりますので、そこら辺をしっかりと後をやっ
ていただけ
たらと思います。 この内容については厚生委員会さんで本当にしっかりさ
れとると思うんです
が、何点かお聞きしたいんですけど、将来本市のごみ処理の量
が、向こうへ持っ
ていくごみ処理の量
がどんどんどんどん減っ
てき
た場合には、施設運営費の26.89%は見直さ
れるのか。それはやはり何年かに一遍、ごみの量に合わせ見直し
ていくのかどうか、それをちょっとお聞きしたいのと。 それから、中継施設の建設費と20年間の運営費を含む約118億円は、中継施設を行わ
なかった場合、そこで中継施設を造ら
なかった場合には、それと比べ
てランニングコスト的にはこっちのほう
がメリット
があるというふうにし
て建設するんですよっていうことは薄々若干とお聞きしてるんです
が。もう少し具体的に、こういうふうな形でメリット
があると、だから中継施設を建てるんであるということもちょっとお聞かせいただけ
たらなと思います。 それから、先日の河崎議員の質問の中でも、僕もこれもう決め
ていっ
てますんで極論かと思います
が、あまり物すごく将来、ひょっとし
て工事をしょうったりしても不慮のこと
があっ
て、やはり追加で要るとかというようなこと
があっ
た場合には、計画の中で玉野市独自で建て
たらどんくらい本当にかかっ
て、それを計算し
た中で、やはりこの事業に参加するの
が有利であるということ。その3点を、もう一度ちょっと明確にお聞かせをいただければと思います。御答弁よろしくお願いします。
○議長(高原良一君) 市民生活部長。
◎市民生活部長(岡本隆君) 赤松議員の再質問にお答えをいたします。 まず、施設運営費につきまし
ては、年度のごみ量に応じまし
て負担割合
が決まります。したがいまし
て、今後家庭系ごみの有料化、また分別項目の実施など、さらなるごみの減量化、再資源化に努め、玉野市の負担額の削減、こちらに努め
てまいりたいと考え
てございます。 それから次に、中継施設のメリットでございます
が、中継施設から広域処理施設へ運搬する方式とし
たことによるメリットといたしまし
ては、中継施設の施設建設費
が約18億円、それから20年間の施設維持管理費
が約19億円、こちら
が必要となっ
てまいります
が、交付金の対象になっ
てございますので、一般財源の縮減
が可能である。その一方で、収集運搬に関わる費用
が20年間で約40億円節減できること。こういっ
たことで、高い費用対効果
が得られると考え
てございます。 あわせまし
て、中継施設にため置い
たごみ、こちらは10トントラックでまとめ
て広域処理施設へ搬入する方法を考え
てございますので、より効率的な運搬
が可能となること等
が考えられるところでございます。 続きまし
て、単独処理の場合です
が、事業費です
が、施設建設費
が約44億5,000万円、20年間の施設運営費
が約88億5,000万円、それから20年間の収集運搬費等
が約20億円、合計153億円と試算をし
てございますので、環境性、経済性におきましても、現在進め
ております広域処理による効果は大きいものと考え
てございます。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 赤松通博君。 〔赤松通博君 登壇〕
◆(赤松通博君) 御答弁ありがとうございまし
た。 いずれにし
ても、こちらのほう
がメリット
があるということで、しっかりと進め
ていただきたいんです
が。 もう一つだけ、ちょっとこの運営費は、これ毎年見直しさ
れるんですか、何年かに一遍なんか。そこだけ、もう一遍ちょっとすみません。
○議長(高原良一君) 市民生活部長。
◎市民生活部長(岡本隆君) 赤松議員の再質問にお答えいたします。 先ほども御答弁いたしまし
たとおり、年度のごみ量に応じ
てということで、負担額を決定するという規定になっ
てございます。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 赤松通博君。 〔赤松通博君 登壇〕
◆(赤松通博君) 御答弁ありがとうございまし
た。 再度確認とさせ
ていただきまし
て、年度ごとにきちっとその辺は精査し
ていただい
て、少しずつでも経費
が削減できるように鋭意御努力いただければと思います。 それで、家庭ごみの有料化
が始まる分で市民への告知はということで、先ほど藤原仁子議員もしっかり質問さ
れて、いろいろ御答弁いただきまし
たので、ここに関しては僕も改めていろいろ聞くあれはありません。もうしっかりと説明をし
ていただけ
たと思うんです
が。 1点、有料袋の販売方法、これについてやはり地元、それからその地区の別の方からもちょっとお問合せいただくんです
が。先ほども御答弁の中で、スーパーマーケットやコンビニ、小売店とそれからいろいろあります
が、八百屋の人とかなんとかいろいろ扱いたいんじゃというところで売らせ
てもらえるんかなというので、公募
がありますよということはお伝えはするんですけど。やはり10月の公募、これしっかり事業者さんに伝わるような形で、公募をしますよっていうことをし
ていただか
ないと。その方なんか、公募をし
てくれるんか、その公募
がありますよっていう案内を持っ
てき
てくれるんかっていうようなことも何件か聞か
れまし
たんで、「広報たまの」とかホームページとかという形になるんですけど、なかなか御商売さ
れとる方
がホームページとか「広報たまの」もゆっくり目を通すということ
ができ
ないんで、そういった自分のお店でも売りたいという方に関しましては、しっかりとその告知
が行くようにお願いしたいと思います。 これも当然ながら、1つだけ確認ですけど、その公募を万が一逃し
たと、その後やっぱり売り
てえんじゃという方の場合には、そういったときにはどういう対応で販売に当たる、登録できるか、それをちょっと分かれば簡単に教え
ていただけ
たらと思います。
○議長(高原良一君) 市民生活部長。
◎市民生活部長(岡本隆君) 赤松議員の再質問にお答えいたします。 先ほどお答えしまし
たとおり、10月から公募を始めます。それで、赤松議員からも御指摘
がありまし
たように、しっかりと小売店に周知をし
てまいりたいと思います。 お尋ねの期間ですけども、こちらは10月から始めます
が、随時募集をすると。募集期間について随時募集をするという考え方で進め
ていければなというふうに考え
てますので、10月のときに忘れ
ていたとか、申込み
ができ
なかった等々ございまし
ても、随時で募集すると。ただ、営業時間等の一定の条件とか
がありますので、その辺を満たし
ておい
ていただくっていうの
が最低の条件とはなると思います。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 赤松通博君。 〔赤松通博君 登壇〕
◆(赤松通博君) 御答弁ありがとうございます。 分かりまし
た。僕に問合せ
があっ
た方にはそのように伝え
て、仮に10月の公募をうっかり逃し
たという
ても、条件さえ満たせば後で追加で公募を申し出
て、販売すること
ができますよというふうに伝え
ておきます。告知のほうもしっかりとよろしくお願いをいたします。 それでは次に、地方独立行政法人玉野医療センター事業についてお伺いをいたします。 この質問はもうずっとさせ
ていただい
ていますので、今回はもう端的に、これも質問をさせ
ていただきたいんです
が。地方独立行政法人玉野医療センター事業についてお伺いをします。 この問題では、何度も質問し
ています
が、玉野医療センターは市内の中核となる病院として、市民の生命、財産を守るためにも必要と考え、また医療従事者の方々
が安心し
て暮らし、医療に従事し
ていただける環境づくり
が必要と考えます。そのためにも、玉野医療センターの安定経営
が必要であると考えます。また、現在玉野医療センターを中心に、医師会、地域の開業医さんにコロナワクチン接種に御尽力いただき、医療従事者の皆さんには心から感謝を申し上げ、今回質問をさせ
ていただきます。 まず最初に、コロナワクチン接種の状況とコロナ禍での玉野医療センターの経営状況はどのような状況か、お伺いをいたします。 2番目に、以前の質問の御答弁で、旧玉野市民病院での午後診療に前向きに取り組む御答弁をいただきまし
たが、その後午後診療への取組
が後退し
ているように感じます。現在までの午後診療に向け
た玉野医療センターでの取組、進捗状況についてお伺いをいたします。 3番目に、新病院建設に向け
たボーリング調査等
が進み、地盤の問題で建設費
が増大するような状況にあるようなこともお聞きしますので、建設費
が当初の計画の80億円を超えるようなこと
があるのか。 この3点についてお伺いをしたいと思います。御答弁よろしくお願いいたします。
○議長(高原良一君)
病院事業管理監。 〔
病院事業管理監 原田英明君 登壇〕
◎
病院事業管理監(原田英明君) 赤松議員の御質問にお答えいたします。 まず、ワクチン接種の状況とコロナ禍での地方独立行政法人玉野医療センターの経営状況につい
てであります。 玉野医療センターにおけるワクチン接種の状況といたしまし
ては、平日に玉野市民病院
が120人、玉野三井病院
が60人のワクチン接種を進め
ており、加え
て6月から7月には日曜日も活用し、6月の第2日曜日からの3週間及び2回目のワクチン接種のための3週間後の7月の第1週からの3週にわたり、玉野市民病院及び玉野三井病院
が共同実施により、1,000人規模での高齢者向けのワクチン接種を行うこととし
ております。 また、4月1日より地方独立行政法人として運営を開始し2か月
が経過し
たところでございます
が、現時点における法人の経営状況といたしまし
ては、同じコロナ禍での影響のあっ
た昨年の同時期、5月末の患者数で比較しますと、玉野市民病院では入院患者数
が9.3%の増加、外来患者数
が6.2%の増加、玉野三井病院では入院患者数
が4.8%の増加、外来患者数
が0.8%の増加となっ
ており、少しずつではあります
が患者数は戻りつつあるという状況でございます。 しかしながら、コロナ禍による影響を受ける前、一昨年の同時期、5月末の患者数で比較しますと、玉野市民病院では入院者数
が5.2%の減少、外来患者数で11.2%の減少、玉野三井病院では入院患者数
が6%の減少、外来患者数で26%の減少となっ
ており、完全には患者数を回復するまでには至っては
いないという状況です。 コロナ禍における病院経営においては、全国的に受診控え等の影響もあり、特に入院、外来患者数の減少により診療収入に大きな影響を及ぼし
ているところではあります
が、5月17日よりコロナウイルスに対するワクチン接種
が開始さ
れる中で、先ほど御説明させ
ていただきまし
たとおり、玉野医療センターの両院とも積極的に参画し、通常の診療業務を行いながら、ワクチン接種に加え
て、休診日である日曜日も活用し
たワクチン接種を行うなど、引き続き公的な医療機関としての役割を担うとともに、通常の診療以外の部分においても収益の確保を図るなど、経営の安定化も同時に進め
てまいりたいと考え
ております。 次に、午後診療に向け
た取組、進捗状況につい
てであります。 現在進め
ております新病院計画におきましても、現時点で2病院
が担っ
ている外来患者につきまし
ては、基本的に新病院において受入れ
ができるよう診療体制を構築し
なければなら
ないものと認識し
ており、地方独立行政法人玉野医療センター中期計画にも掲げ
ているところであります。 その上で、御質問いただい
ております午後診療の実現につきまし
ては、今後の本市の地域医療を支え
ていくためには、玉野市医師会をはじめとし
た関係各位の皆様との連携と協力
が必ず必要になるものと考え
ておりますことから、相互に補填し、かつ役割を分担し
ていくことのできる関係を築い
ていくべく、午後診療という形に限らず、在宅医療、病診連携等のあらゆる可能性について模索し
ていく必要
があるものと考え
ております。 また、現在世界的な課題となっ
ておりますコロナウイルス対策として、当法人及び玉野市医師会とも全力をもっ
て当たることとし
ておりますことから、まずはこの機を脱するために必要な連携、協力を進め
ているところであり、その延長として新病院
が建設さ
れた後の診療体制について議論を進め
ていく機会
が得られるものと考え
ておりますので、御理解いただきたいと思います。 最後に、新病院の建設費についてであります。 現在、新病院建設に係る設計業務を進め
ており、併せ
てボーリング調査等を含む地質調査も行っ
ているところです
が、現時点において、いずれもヒアリング結果や調査結果を踏まえ
た検討案について協議を行っ
ているところでありますので、具体的な金額等についての精査には、いましばらくお時間をいただきたいと存じます。 いずれにいたしまし
ても、将来的な病院経営の安定化のためには、初期投資である建設費用を抑えながら、必要な機能を備え
た新病院とする必要
があるものと認識し
ておりますことから、地盤等の課題も含め、事業費の抑制に努め
てまいりたいと考え
ております。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 赤松通博君。 〔赤松通博君 登壇〕
◆(赤松通博君) 御答弁ありがとうございます。 ワクチン接種に関しましては、本当に鋭意御努力をいただい
て、日曜日も接種
ができるという体制も取っ
ていただい
て、どんどん進んでいっ
ているように感じます。 経営に関しては、大分回復ぎみではあるけど、一昨年から比べるとまだちょっと厳しい状況ということで、独法の船出としては少し大変な状況かなと思います。その経営のことに関しましては、3月までにしっかりと質問しまし
たんで、あとは立ち上がっ
た以上はもうしっかりと安定し
た経営をし
ていただい
て、市民の方に安心し
て医療に来
ていただきたい。 それから、働く人もきちっとし
た安定経営
ができんと、やっぱり不安を持ちながらの医療従事になりますんで、そこらあたりをしっかりとやっ
ていただけ
たらと思います。これは市長にもよろしくお伝えをお願いしたいと思います。 コロナワクチンの接種のことで、ここで2点、ちょっと僕んところに電話
があっ
た、相談
があっ
たことで、これは健康福祉部長のお答えになるんかちょっとよう分かりません
が。 まず一つは、高齢者の方
が接種に行っ
たと。それで、打っ
てくれ
たお医者さん
が、念のため熱
が出るかもしれんし、それから頭痛うなったりするかもしれんから薬出しとこうかっていう
て言う
たら、高齢の方は、はい、お願いしますって言う
たら、帰るときに、はい、幾らっていうお金
がかかっ
たということで、少しそれは。ワクチン接種は無料じゃけど、薬を出し
たらお金
がかかるよっていうところ
があっ
た。ちょっとうっかりと、はい、お願いしますって言う
て、お金を払う
て帰っ
て、帰っ
てみ
て、何でお金
が要るんっていう
て、御家族の人から僕のところに電話
がかかっ
てき
たような次第ですので、そこら辺の説明はやっぱりしっかりとし
ていただきたいなというの
が1つと。 それからもう一つは、ワクチン
が余っ
た場合に優先的に接種をしましょうということで、保育園の保育士さんに接種券
が届い
たと。それ、届い
たから慌て
て予約をし
たら、7月に予約
が取れまし
たと。だけど、よう保育園とかで聞い
たら、これは今は余っ
た分も60歳以上の保育士さんで、その次
が今度50代になるから、その予約をし
たらいけんと、取り消し
てほしいというような話になっ
て、赤松さん、これどういうことじゃろうか、券
が届い
たから予約し
たんじゃけど、どっちも生かしとっ
たらいけんのんっていうような質問もあっ
て、どうなのかということ
があっ
たんで。 その2点、ちょっとこれからどういう対応をさ
れるんか。もし、もう対応さ
れとんであれば、その対応はどのようにし
たか、ちょっとお聞かせいただきたいんです
が。御答弁よろしくお願いします。
○議長(高原良一君) 健康福祉部長。 〔健康福祉部長 小崎 隆君 登壇〕
◎健康福祉部長(小崎隆君) 赤松議員の再質問にお答えいたします。 まず、医療機関で解熱剤の処方をし
たということでございます。医療機関によっては、どういっ
た扱いをしてるか、様々だとは思いますけども、やっぱり副作用のとき、倦怠感でありますとか頭痛、また発熱
がよく出るということでございますので、医療機関によっては解熱剤を処方するというところもあるかと思います。ただ、ワクチン無料について、解熱剤については有料になるといった、そういった説明
がないということは当然困惑さ
れると思いますので、そういったこと
があるということを医師会のほうに伝えさせ
ていただい
て、説明し
ていただい
た上で、了解いただくということをお伝えさせ
ていただければというふうに思います。 あと、余剰ワクチンのことでございます
が、一応余っ
たワクチンについては、市のワクチンに関係する職員でありますとか、保育園の職員に優先に打っ
ていただくような流れにし
ております。市民病院のは日曜日ですので、事前に一応予定し
ている方については接種券のほうの送付はさせ
ていただきまし
た。事前に就学前教育課のほうには、こういっ
た形で送らせ
てもらうという話はし
ておい
たんですけど、もう一度ちょっと周知できて
なかったところ
が若干ございまし
たので、間違っ
て予約さ
れた方については大変申し訳
ないんですけど、ちょっとキャンセルをし
ていただくということと、改めてこの月曜日に再度、こういっ
たことで送らせ
てもらっ
ているのでということでお伝えをさせ
ていただきまし
た。 実際に接種券
が発送さ
れる年代
がございますので、そうなっ
たときに改めてまた、こっからは可能ですよといった形で保育園のほうにお伝えをさせ
ていただくということで回避できればというふうに考え
ております。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 赤松通博君。 〔赤松通博君 登壇〕
◆(赤松通博君) 御答弁ありがとうございまし
た。 いずれも、早くワクチンを打つためにという御努力の中で、ちょっとそごがあってできんかったんと。それから、あと医師会の方に言っとい
てあげ
てください。本当に御高齢の方は、要るって言っ
たら、はい、お金ってなっとんで、そこだけはやっぱりちゃんと説明をし
ていただかんと、帰っ
てお金
がかかっとる
がと言う
て、やっぱり御家族の人
が、あんた何し
てき
たんっていうので、僕のところへかかっ
てきたりするんで、そういったことをこれからちょっとやっ
ていただけ
たらと思います。そういうこと
があっ
たということでお願いをしときます。 それから、病院のほうで午後診療に関して、3月のときには何とかやりたいと、新聞でも何とかしますと言う
て、新理事長さんも言ようっ
たんですけど、どうもやっぱり話をし
ていく中で、なかなか進んで
ないというような雰囲気
があります
が。これだけは本当に独法を安定経営し
ていく中で、その新病院
が建っ
てからやりますよっていうことも一つあるかもしれませんけど、3年間は旧市民病院でも運営しますんで、やはり早めの体制をつくっ
ていただい
て、先ほども経営状況をお聞きしまし
たけど、まだまだ一昨年から比べ
たらまだ悪い状況ですんで、早くペースを戻すということでもやっぱり午後診療もしっかりとやっ
ていただい
て、今度は営業収益をしっかり上げ
ていかにゃいけん病院にし
ていただかんとおえんと思いますんで、そこだけちょっとお願いをし
ておきます。 それから新病院建設、これは僕も何かあそこに文化センターを建てるとき
がどうじゃったよっていう話もちょろっと聞い
て、僕も地元ですので前もちょっと話はしまし
たけど、やっぱりあっこは海の瀬と言わ
れとるところで、下
が軟弱で、今道路
がある山沿いのほうに寄せれば寄せるほど下は固うなるんですけど、やっぱり通常、相当な深さまでくいを打たんと地盤
が安定せんと。 それで、文化センター建てるときも、それなりにしっかり基礎はしとるけど、文化センターはあれ3階建てですけど、今度はその倍の6階建ての計画という
て聞い
てますんで、相当な基礎をし
ていかにゃいけんから、そりゃ5億円や10億円や15億円ぐれえ軽く上がるんじゃ
ねえんかっていうような話もお聞きし
て、数字
がまだ出て
ないから僕も何とも言えませんけど。やはりそれをし
て、今の計画どおり建て
たら、80億円の建設費
がまだ上がっ
てしまうというふうになります。 これ、3月に市長にもお願いし
たんですけど、この計画の中で80億円で建て
てなにをし
てっていうのでも、中期財政試算で将来35億円
がまだマイナスになりますという厳しい試算も出
ておりますので、これ
がどんどん増えると挽回どころか、やっぱり挽回でき
ないという話になりますんで、そういったときに80億円の中で建て
ていただい
て、もしそれ
がうまくいかんのんであれば、やっぱり6階建てを4階建てにするとか、そういったダウンサイジングも考え
て、その減っ
た分だけは旧三井さんの病院とか、それから市民病院、それから地元の開業医さんともしっかり連携し
て、病床
が減っ
た分はそこで補う
ていただくと。それで、地域連携し
て玉野市の医療をやっ
ていくというような方策もやっぱり考え
ていかにゃいけんと思いますんで。そういったことをしっかりと建設費のほうも精査し
ていただい
て、計画どおりの金額で収まるようにお願いをしたいと思います。 それでは、次の質問に入ります。 これも、先ほどの藤原議員と重なるんです
が、次に就学前教育と義務教育学校についてお伺いをいたします。 現在、玉野市では、幼保一体化と待機児童解消、小中一貫教育と義務教育学校と、それから特別支援教育など、様々な取組をさ
れています。その進捗状況についてお伺いをいたします。 1、現在までに幼保一体化に取り組ま
れています
が、その進捗状況と今後の計画をどのように考え
ているか、お考えをお伺いいたします。 2、待機児童についてお伺いをいたします。 ここ数年、待機児童解消に向け御努力さ
れています
が、現在までの待機児童の状況と今後の待機児童解消に向け
た取組についてお考えをお伺いします。 3、現在取り組ま
れている未来の学校づくりとして、荘内中学校区と東児中学校区で推進モデル学校説明会を開催し取り組ま
れています
が、2中学校区での進捗状況と今後について、それから他の中学校区での推進はどのようにし
ていくのか、お伺いをいたします。 4番目として、玉野市では、できる、分かる、つながる、楽しいを実現する特別支援教育に取り組ま
れ、地域支援ネットワーク体制、各学校における個別の支援体制、それから障がいのある児童・生徒の就学と進路、それから高等学校における特別支援教育など、様々な特別支援教育に取り組ま
れ、県内でも先進的な市とさ
れています
が、学校サポートスタッフの配置や障がいのある児童・生徒の保護者の支援などは、まだまだ充実し
てほしいとの御意見をいただきます。 次に、5番目として、特別支援教育の取組の状況と、平成30年度から取り組ま
れている玉野市備南高校での通級による指導の状況について、合わせ
て5つ、お伺いをいたします。御答弁よろしくお願いいたします。
○議長(高原良一君) 教育次長。 〔教育次長 藤原敬一君 登壇〕
◎教育次長(藤原敬一君) 赤松議員の御質問に順次お答えをいたします。 まず、現在までの幼保一体化の進捗状況と今後の計画についてであります。 現在までの進捗状況は、平成26年2月に策定し
た玉野市幼保一体化等将来計画に基づき、主に短期的に取り組む項目を順次進め
てきまし
た。 取組では、玉原地区において玉原幼稚園の園児数の減少に伴い、園を閉園するとともに、玉原保育園に幼稚園機能を付加し
て認定こども園を開設し
たところです。また同様に、後閑保育園を閉園し
たほか、荘内地区の保育園を民設民営化し、それまで幼稚園機能を有し
ていなかった八浜、大崎、サンマリン、鉾立の各保育園を認定こども園化するといった取組を進め
てきまし
た。 今後は、昨年度見直し
た新しい計画に基づき取組を進めることになります
が、施設の適正配置は多くの関係者に影響を与えることになりますので、慎重に検討する必要
があるものと認識し
ています。この認識の下、地区別における子どもの数の推移や施設の状況、立地場所、財政面など総合的に勘案し、可能な限り早急に検討を進め
てまいりたいと考え
ています。 次に、現在までの待機児童の状況と今後の待機児童解消に向け
た取組につい
てであります。 待機児童数の調査は、毎年4月1日時点と10月1日時点の年2回行わ
れます
が、本市で初めて待機児童
が発生し
たのは、平成28年10月の時点であります。それ以降、年度当初は待機児童を発生すること
なくスタートを切れ
た年もあります
が、年度途中になりますと待機児童
が発生する状況
が近年続い
ています。そうした状況を踏まえ、待機児童解消に向け
た今後の取組としましては、まずは保育士の確保に傾注したいと考え
ております。特に、昨年度初めて実施し
た任期付職員の採用では、今年度当初の待機児童数ゼロに貢献するなど、一定の成果
があると感じ
ております。しばらく保育ニーズは高い状況
が続くと見込ま
れますので、今年度も引き続き任期付職員の採用試験を実施したいと考え
ております。そのほか、ハローワーク、ホームページや岡山県
が開設し
ています岡山県保育士・保育所支援センターを活用し
た求人、県内保育士養成学校への協力願いなど、今まで取り組んでき
た手段も継続し
て実施し、保育士確保に努め
てまいりたいと考え
ています。 また、幼保一体化の取組による施設の適正配置は待機児童の解消につながりますことから、本計画の実現に向け、努め
てまいりたいと考え
ております。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 教育長。 〔教育長 妹尾 均君 登壇〕
◎教育長(妹尾均君) 赤松議員の御質問について順次お答えいたします。 まず、未来の学校づくりモデル校の2中学校区の進捗状況と今後についてと他中学校区の推進についてであります。 今年度、未来の学校づくりの推進モデル校として、荘内小・中学校と鉾立小、東児中学校を指定し、中学校区一貫教育の推進を図っ
ており、鉾立小学校と東児中学校の取組には、胸上小学校も参加可能な活動は一緒に取り組めるように検討するなど、中学校区全体で推進を図っ
ております。 この2中学校区では、中学校の教員
が小学校へ定期的な訪問授業や公開授業等を行っ
ており、教科の専門性を生かし
た取組を行っ
ています。 さらに、6年生のオープンスクールの1日実施のほか、荘内中学校区では中学生
が小学校行事へのボランティアに参加したり、東児中学校区では鉾立小学校、胸上小学校の6年、もしくは鉾立小学校5、6年
が東児中学校で1週間中学校生活体験をしたりするなど、小・中学校区一貫教育校の取組の一層の充実を図りながら、成果と課題を検証し
ていきたいと考え
ております。 また、推進モデル校以外の中学校区におきましても、小・中学校の交流活動や合同研修会など、小・中連携の充実を図っ
ており、中学校区一貫教育の推進に向け
て、各地域の実情や状況に応じ
て進め
ているところでございます。 教育委員会としましては、今後推進モデル校の取組や成果、課題等の検証結果等を他の中学校区に情報提供し、市内全中学校区での小・中学校区一貫教育の充実を図りながら、未来の学校づくりに向け
た取組を推進し
てまいりたいと存じます。 次に、現在の特別支援教育の状況と玉野備南高校での通級による指導の状況につい
てであります。 本市では、障
がい等の支援
が必要な子どもの早期発見と支援開始、そして地域での支援の継続を目的とし、玉野市特別支援教育ネットワーク連絡協議会を中心に、障がいのある子どもの社会的自立を目指す体制
が各中学校区で整えられ
ています。こうした支援体制の下、個別の教育支援計画や指導計画により、障がいのある子どもへの適切な支援を就学前から高等学校までの長期的な視点で切れ目
なく引き継いでおり、今後も継続し
ていくこと
が必要と考え
ています。 就学先の決定に関しましては、コロナ禍で保護者対象の就学説明会
が中止となりまし
たが、説明会の参加希望者には資料を配付し、現在相談を希望する保護者に対しての個別相談を実施し
ています。 教育委員会としましては、一人一人の教育的ニーズに応じ
た特別支援教育の充実を図るために、連続性のある多様な学びを充実させ、全教職員
がインクルーシブ教育の理念に基づい
て、障がいの有無にとらわれず、学習や生活に困難を示す幼児、児童・生徒一人一人の教育的ニーズを把握し、全ての子ども
が共に学ぶこと
ができるよう、支援の充実と環境整備に取り組むことを大切にする玉野市の特別支援教育を推進し
てまいりたいと存じます。 玉野備南高校は、きめ細やかな指導支援を充実させるための多様な学びの場の一つとして、平成30年度から通級による指導を開始し、支援に取り組んで
いるところです。 今年度の取組としましては、2年生と3年生を対象に科目名をキャリア基礎として、週当たり2から4単位時間を設定し、夢を実現させるためのキャリア発達を促すために自己理解を深め、社会人としてのコミュニケーション能力や社会生活に適応するための方法を身につけ、就労への意欲や自信を培う取組を進め
ています。今年度も、教員全員で通級による指導の効果的な在り方の研修を通して、学校全体で特別支援教育の視点に立っ
た授業改善を図っ
ているところでございます。 以上、お答えとします。
○議長(高原良一君) 赤松通博君。 〔赤松通博君 登壇〕
◆(赤松通博君) 御答弁ありがとうございます。 幼保一体化に関しましては、これも先ほど藤原議員
がおっしゃら
れまし
たが、計画を立て
た以上、しっかりと地域の意見も聞きながら、やっぱり早く実現をし
ていただければと思います。それに関しては、しっかり僕も御協力できるところは御協力したいなと思う
ております。 待機児童、ここのところは一時は28人とかなんとかという報告もありまし
たが、今年度は今のところゼロということで、本当に御尽力をいただいてるなと思います。ただ、年度初め
がゼロでも、徐々に徐々に増え
てくるということもありますし、このコロナ禍の中で、今は残念ながら仕事に行か
なくてよくなっ
た方、そういった方
が家におら
れるんで、厳しい状況の中でも子どもさんの面倒を見
てという形になるんです
が、このアフターコロナの時代になっ
てくると、仕事に夫婦で出
ていくということになると、やはり保育を希望さ
れる方
が増え
てくるんで、そのあたり
が本当に大変になっ
てくるんじゃ
なかろうかなということを想定し
ております。 その中で、これ前も言う
たと思うんですけど、やはりそういったときにいろいろ手は打っ
てますけど、緊急的に子どもを預けにゃいけんというときに、なかなかすぐに預け
れないということで、岡山市なんかは岡山市認定か、特定か、指定か何かという名前で、ちょっと今、何遍聞い
ても度忘れすんです
が、そういった形のところを活用し
て、どんどんどんどん待機児童を減し
てき
ているというふうにお聞きし
ております
が、玉野市にも何個かそういったところ
があります。 それで、急ぐんであれば認可外じゃけど、そういうところ
があるよっていう
て言う
ても、どうも保護者の人は認可外とつくと、やっぱりちょっと玉野市も認め
てねえところで、そこへ行っ
てというようなイメージ
があるんで、やはりその認可外という名前を前も変え
てもらえませんかっていうことをし
たんですけど、やっぱり認可外をもっと親しみやすい玉野市指定保育所とかそういった形に変えれば、もう緊急の場合にはそこで対応し
て仕事に行けるというようなこと
がありますので、もう一度そこをしっかりお願いをし
ておきたいと思いますんで、市長をはじめ皆さん、よろしく御検討をお願いいたしたいと思います。 それから、あとは未来の学校づくり、これも先ほどありまし
たんであんまり深いところはありません
が、1つ例を言いますと、少人数の授業っていうのもやっぱり魅力的なところ
があると思います
が、ただやはり多人数で競争しながら慣れ
ていくということも必要で、教育の充実にも欠かせんのんじゃ
なかろうかなと思います。 これは私の妹
が、つい先日まで学校の先生をやっ
ておりまし
たが、後閑のほうの子どもを海事研修に連れ
ていきまし
た。1クラス5人でし
た。体育館の中には岡山市から来
た小学生
がごそっとおっ
て、さあ一緒にやりましょうっていったときに、半日ぐらいは体育館の隅のほうでごそごそごそごそやっとるから、向こうの先生と話をし
て、無理やりグループに入れ
てもろう
ていくというぐらい、圧倒さ
れてしもうて。それはやっぱり仲は5人はええんじゃけど、よそへ入っ
てやっ
ていくっていうのに相当時間
がかかっ
たということもあるんで、やはり日頃からある程度の一定人数でやっ
ていくということも、お兄ちゃん、必要ですよということもお聞きし
てますんで。 多けりゃええというもんじゃ
ないんですけど、やっぱりそういったこと、それから多人数じゃ
ないとでき
ない授業っていうのもあると思いますんで、やはり地域の御意見もしっかり聞きながら、僕もついこの間までは総務文教委員長を拝命し
ておりまし
たので、この荘内、東児のほうでいろいろ御説明に歩いたり、いろいろ御検討いただい
た中で、ちょっと総務文教委員長、出
てき
てくれっていう話で、出
ていっ
ていろんな御意見をお聞きすること
がありまし
たが。地域の御事情、それもあります
が、やはり将来の玉野を見据え
たら義務教育学校等をしっかり進め
て、多人数での授業というものも本当にお願いしたいなと思います。 こう見え
て、僕、小学校のときはぼうっとおとなしい児童でありまし
て、4年生から野球少年団に入っ
たんですけど、ほぼ試合に出て
ないんです。何しょうったかというたら、試合しょうっても友達と砂いじりしながらユニホームだけ着とるようなやつで、じゃけどそれでももうようけ少年団に同学年の生徒
がおるんで、別段砂いじりしょうろう
が何しょうろう
が、背番号だけつい
ておりゃあ、一日御機嫌というような感じじゃっ
たんです。中学校に入っ
て、宇野小だけじゃ
のうて築港、田井という
てき
たときに、もっと人
が増え
たときに、こりゃいけんということで、野球も好きだっ
たんだと思います。そこで、やっぱり競争っていうの
があっ
て、頑張らにゃいけんということでずっと頑張っ
て、やっぱり競争で試合に出たい、勝ちたい、あいつより僕のほう
が打つのに頑張りたいっていう気持ち
が芽生え
てきまし
た。 その中で、決して僕は自慢じゃ
ないんですけど、勉強
が得意というタイプの人間じゃ
ないですけど、先ほども話
があっ
たように、部活
があっ
て、そういったもの
があっ
て、今は僕
がここでそうやっ
て物を言よんですけど。部活も今はどんどんどんどんなくなっ
て、野球だけじゃ
ないです。サッカー、テニス、それから吹奏楽、それから書道、いろいろあると思いますけど、勉強
が得意な子ばっかりじゃ
ないと思います。僕みたいに勉強
が苦手ですけど、何か野球で一つ自信
がつい
たら、何か知らんけどずっとここで物を言うような感じになっ
てますけど。そういった機会
が玉野市からどんどんどんどんなくなっ
ていきょうるような気
がします。 今も大会中だと思いますけど、中学校の軟式野球の大会
が出
てますけど、それで新聞でばんっと出
たときに、岡山のほうへ玉野から出とる野球仲間から、おい、玉野どうなっとんなと。さっきも話して
た何校も中学校
が一緒になっ
て1つのチームで出とるけど、僕らの頃は各中学校
がしのぎを削っ
て、玉野から出
てき
たら玉野同士で決勝戦しますよっていうぐらいの勢いであっ
たの
が、ちょっと見る影もなくなっ
てき
て。そういったところで自信をつけ
て、勉強で高校へ行く人、運動で高校へ行く人、文化活動で高校を選んでいく人、そういった子どもの可能性を広げ
ていただくためにも、ある程度の学校の規模で、ある程度の部活動もあっ
て、それで玉野市を支え
ていただく子どもを育て
ていただくということ
が、僕は大事なんじゃ
なかろうかなと思います。 私も、中学校でやらにゃいけんと思っ
てやっ
たおかげで高校にも行っ
て、そこでちょっと変なスイッチ
が入っ
たんか、こんな性格になっ
てしまいまし
たけど。そこで、切磋琢磨で絶対負けれんというようなところも植え込ま
れまし
たんで、それも今あっ
てここに立っとるということ
がありますんで、そういった多くの人数で学べ
て、部活
ができ
て、それから将来、ここにもおりますけどサッカーしょうった人、テニスしょうった人、一緒の野球チームで野球しょうった人、いろいろおら
れます。この年になっ
てもやっぱりつながり
がありますんで、そういった一緒に汗を流し
て苦労し
たということも本当に必要だと思いますんで、義務教育学校を造っ
ていただい
て、先ほど中学校
が何校という話もありまし
たけど、やっぱり最適な学校の数にし
ていただい
て、一定の生徒でやっ
ていただけることを切にお願いをし
ておきます。 それから、あと備南高校で特別支援教育、これも今やっ
ていただい
て、本当に僕
がこの議員になっ
たときに、障
がい者の方のことは全く分からんままなっ
て、ずっと取り組んでき
て、いろんな施策
が充実し
てますけど、高校へ行くその足がかり
がないということで、こういっ
た備南高校で通級指導を受けながら勉強
がもう一回学び直せるというのは、僕にいろいろお話をいただい
た保護者の方からも大変助かっとるという話を聞い
ております。だから、それは今以上に御充実をし
ていただくのと、それから今の特別支援教育、玉野市は充実し
てます
が、やっぱり継続するっていうの
が大変だと思います。一人のキーマン
が欠けるだけで、その授業
がぐっとレベル
が落ちるということもありますんで、そういったこともしっかりと対応し
ていただきたいんです
が。 この特別支援教育、小学校から高校まであるんです
が、今いろいろ今後の方針もお聞きしまし
たが、いま一度ここの部分に関しては力を入れ
てやっ
ていきたいということ
がありまし
たら、お話をいただけ
たらと思います。御答弁よろしくお願いします。
○議長(高原良一君) 教育長。
◎教育長(妹尾均君) 赤松議員の再質問にお答えします。 教育委員会では、将来的な市内全体の特別支援教育のさらなる充実を目指し、荘内小学校へ特別支援教育支援センターを設置し、全ての子どもたちに適切な支援を行い、社会的に自立する力を育成するため、多様な学びの場を整備しながら、各校への支援等の中心になっ
ていくために体制を構築しつつあります。 現在、特別支援教育担当の教頭をセンター長とし、市内の通級指導教室のネットワークづくりを推進し、教職員を対象とし
たスマイル教室研修会、特別支援教育研修会などを実施し
ております。 今後も、本格的な体制整備や市内のネットワークづくりを推進し、インクルーシブ教育システムのモデルを創造し
ていくとともに、将来的には本市の特別支援教育推進の拠点としてまいりたいと存じます。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 赤松通博君。 〔赤松通博君 登壇〕
◆(赤松通博君) 御答弁ありがとうございまし
た。 ぜひしっかりと充実させ
ていただくようによろしくお願いいたします。 これ、最後の質問になります。 今御質問させ
ていただい
た教育の部分の最後にちょっとつながっ
てくると思います
が、障
がい者の施策の取組について質問をさせ
ていただきます。 最後、特別支援教育の延長線上に、障
がい者の方の就労支援
があると思います
が、以前にも何度か質問させ
ていただきまし
たが、障がいを持つ方の就労
がまだまだ厳しい状況にあるとお聞きします。 現在までの玉野市の障がいを持つ方の就労について、本市と市内企業の取組状況と取組に対しての問題点、今後の就労支援の取組についてお考えをお伺いいたします。御答弁よろしくお願いいたします。
○議長(高原良一君) 健康福祉部長。
◎健康福祉部長(小崎隆君) 赤松議員の御質問にお答えいたします。 障がいを持つ方の就労につきまし
ては、平成25年度より、玉野市障害者就労相談支援事業を玉野市社会福祉協議会に委託し
て実施し、昨年度までに延べ83名の方
が一般就労につながっ
ております。 しかしながら、年々相談件数は増加傾向にあり、また相談件数のうち約4割は就労相談より生活相談となっ
ていたことから、今年度より市の直営事業として、支援員を1名から3名に増員することで体制を強化し、生活相談から就労相談まで、福祉政策課内の生活支援相談窓口でワンストップでの対応を実施し
ているところであります。 今年度の状況でございます
が、5月末までの2か月では、訪問、来庁、電話、メールなどにより266件の相談
があり、そのうち生活相談
が184件、障害者就労相談
が82件、その中で1名の方
が一般就労につながっ
ております。 次に、市内企業の取組状況としましては、ハローワーク
が実施する特別支援学校の実習の見学会や社員研修などを通じて、障
がい者雇用の理解を深めるとともに、障
がい者を雇い入れ
た場合に受けられる国からの助成金の活用を行うなど、障
がい者の採用活動に取り組んで
いると認識をし
ております。 なお、障
がい者就労における課題につきまし
ては、件数の増加や相談案件
が多様化し
ていることから、本人の希望や特性に合っ
た職種のマッチングや就労後の定着に向け
て、企業、ハローワークや支援学校、相談支援事業所などといかに効率よく関係機関と連携し
ていくこと
が重要かと認識をし
ており、今後も運用しながら連携体制の構築を図っ
ていきたいと考え
ております。 就労支援につきまし
ては、単なる経済的な効果を求めるだけで
なく、社会とのつながりや本人のやりがいの向上に大きく寄与するものであるため、引き続き相談者に寄り添いながら、最適な支援を目指したいと考え
ております。 以上、お答えといたします。
○議長(高原良一君) 赤松通博君。 〔赤松通博君 登壇〕
◆(赤松通博君) 御答弁ありがとうございまし
た。 今ありまし
たように、やはりワンストップでいろいろ今回やっ
て、2か月で生活相談
が184件、就労支援
が82件ということなんです
が。ここんところ僕のところへいろいろ相談に来るのは、やはり生活支援なんです。昨日も松本議員から、事業者の方、それから商いさ
れとる方も余儀なく閉め
て何とかでっていうところで、障がいをお持ちの方のお母さんとかは、やっぱり朝は支援学校に送り出すのに準備
が大変で、迎え
が早う帰っ
てくるからまた迎え
が大変で何とかでっていうことで、パートさんとかそういった方
が多くなっ
てます。その方
が仕事もちょっと厳しいからパートもちょっと休まにゃいけんと、もう仕事
がないというようなこと
がいろいろありまし
て、もう生活物すごう厳しゅうなっとんですっていう声を聞きます。 だから、事業者さんへの支援もさることながら、障がいをお持ちの方の御家族、それから生活っていうの
が、このコロナによって仕事の場
がなくなっ
てき
ている方も結構おら
れるんで、この2か月間で226件のうち184件
が生活相談ということで、いろんな中身
があると思うんですけど、やはり本当に今大変なと。子どもを支え
ていき、家族を守っ
ていきっていうの
が大変になっ
てくると思うんで、この障がいをお持ちの方の御家族の生活の支援の策とか、そういったのもぜひそこにも光を当て
ていただい
て、そういった方
が安心し
てこの時期を乗り切っ
て、障がいをお持ちの家族を支え
れるような策もつくっ
ていただければと思います。 これは僕の切なる要望で、これは必ずお伝えしときますという
ていつも電話を切っ
てます。特に、すぐこんなことしまし
たよというようなのは、ちょっと僕も浮かば
ないんで、その実情っていうのはしっかり伝え
て、今度政策打つときにはそういった方にも光
が当たっ
て、皆さん
が安心し
て子どもさんのお世話、障がいを持た
れた方のお世話
ができるようなことも盛り込んでいっ
ていただくようなこともお願いをしときますんで、いましばらくということも言う
て電話を切っ
てますんで、それ
ができる、でき
ないはちょっと分かりません
が、ぜひそこの部分もしっかりと光を当て
ていただけ
たらと思います。 何遍も同じことを言いまし
たが、本当に困ら
れてますんで、そこだけひとつよろしくお願いいたします。 これで僕の質問は終わります。市長をはじめ教育長それから担当部長の御答弁ありがとうございまし
た。 以上で終わります。ありがとうございまし
た。 ───────────────
○議長(高原良一君) 以上をもちまして、本日の日程は終了しまし
た。 次の本会議は明日17日の午前10時から開い
て一般質問を続けることにします。 本日はこれで散会します。お疲れさまでし
た。 午後4時34分 散会...