• "小中学校"(/)
ツイート シェア
  1. 豊後大野市議会 2023-12-11
    12月11日-04号


    取得元: 豊後大野市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-08-25
    令和 5年 12月 定例会(第4回)        令和5年第4回豊後大野市議会定例会会議録議事日程(第4号)                 令和5年12月11日(月曜日)午前10時開議日程第1 一般質問     首藤正光君     後藤雅克君     川野辰徳君     高野辰代君---------------------------------------本日の会議に付した事件 日程第1.議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(18名)     1番  川野辰徳君      2番  工藤秀典君     3番  高野辰代君      4番  佐藤昭生君     5番  春野慶司君      6番  原田健蔵君     7番  後藤雅克君      8番  嶺 英治君     9番  吉藤里美君     10番  穴見眞児君    11番  川野優治君     12番  赤峰映洋君    13番  佐藤辰己君     14番  小野順一君    15番  首藤正光君     16番  衞藤竜哉君    17番  沓掛義範君     18番  田嶋栄一君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 市長      川野文敏君   副市長     藤田 敬君                 総務企画統括 教育長     下田 博君           平山元彦君                 理事 総務課長    阿南博和君   財政課長    後藤将彰君                 まちづくり 税務課長    河面邦弘君           河室晃明君                 推進課長 生活福祉統括         小野律雄君   市民生活課長  羽田野宏章君 理事                 人権・部落 環境衛生課長  麻生正文君   差別解消推進  志賀由紀美君                 課長                 子育て支援 社会福祉課長  赤嶺繁素君           後藤ゆかり君                 課長 高齢者福祉           産業建設統括         安藤義隆君           佐藤勝美君 課長              理事 農業振興課長  森下志郎君   農林整備課長  関屋 隆君 商工観光課長  清水康士君   建設課長    後藤泰二君 上下水道課長  足立宏幸君   教育次長    後藤樹代文君 学校教育課長  日浦賢一君   社会教育課長  岡部 司君 病院事業            豊後大野市民 管理者兼    木下忠彦君           内田健児君 市民病院長           病院事務長 監査事務局長 兼選挙管理委  伊東一也君   会計管理者   三代龍治君 員会事務局長 農業委員会         足立 崇君   消防長     甲斐慎治君 事務局長---------------------------------------事務局職員出席者 事務局長    後藤文生    主幹      後藤泰幸 主幹      毛利篤史    副主幹     佐々木恭徳          開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(田嶋栄一君) ただいまの出席議員は全員であります。 直ちに本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(田嶋栄一君) 本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(田嶋栄一君) 日程第1、一般質問を行います。 一般質問の質問時間は答弁を含めて60分以内であります。公平を期すため時間に達した時点で終了させていただきますので、時間配分には特にご留意の上、時間内に終了するようお願いします。 なお、一問一答方式で行いますので、質問は、通告による質問の趣旨の範囲を超えることのないよう、また、答弁については、簡潔明瞭にお願いします。 それでは、あらかじめ通告のありました質問事項について順次、質問を許します。---------------------------------------首藤正光君 ○議長(田嶋栄一君) 15番、首藤正光君。 1、クヌギ林についての質問を許します。 首藤正光君。     〔15番 首藤正光質問者席登壇〕 ◆15番(首藤正光君) クヌギ林について質問いたします。 何年か前、私はクヌギ林を中心とした林業関係の質問をいたしました。クヌギ林は、豊後大野市の森林面積の25%を占めております。そのうちシイタケに利用する部分は当時2%で現在調べましたら約1%、クヌギ林が25%ある。もう利用度はほとんどないというようなことで、豊後大野市が誘致しました発電所に、それを提供してはどうか、売ってはどうかというような質問をいたしましたら、クヌギ林は全て国の補助事業でやったから、そういうことはできない、ずっとずっとシイタケを栽培する以外に手はないというようなお答えをいただきました。 それからもう再質問はいたしませんでしたが、今回、課長の答弁によりますと、答弁要旨を事前に頂いております。ちょっと私は研究しないとならないから。つまり、そこに出してもいいというようなことの回答でありましたが、これについて一括してお答えをいただきたいと思います。 ○議長(田嶋栄一君) 1、クヌギ林については、農林整備課長より答弁があります。 関屋農林整備課長。     〔農林整備課長 関屋 隆君登壇〕 ◎農林整備課長(関屋隆君) クヌギ林についてのご質問に一括してお答えいたします。 市では、クヌギ原木が大径木化してきたことから、適正伐期齢を超えたクヌギ林の利活用を検討する組織として、平成30年10月に県、本市及び竹田市の両市森林組合シイタケ生産者の代表で構成する豊肥地区しいたけ原木利用促進検討会を設立しました。その後、当検討会において、今後の普及指導業務への活用等を目的に、大径木化したクヌギ林の原木調査や経営指標に関するデータの収集等を令和4年度まで行いました。 令和2年度は、大径木化したクヌギ0.7ヘクタールを伐採し、シイタケ原木として使えない部分をパルプ用としてチップ製造業社への持込みを行いましたが、伐採、玉切り、集材、運搬を含む総事業費に対し、パルプ用チップとしての販売額は約8%程度でした。 令和3年度には、大径木化したクヌギ2.5ヘクタールの伐採を行い、バイオマス発電用の燃料として、株式会社エフバイオスへ持ち込みましたが、総事業費に対し、バイオマス発電用燃料としての販売額は約5%程度という結果となりました。 この2年間の検証で、シイタケ原木として使えない部分の再利用については、費用対効果が得られず、現時点では活用が困難であると判断したところでございます。 これらを踏まえ、令和4年度からは、大径木化したクヌギ林の伐採によるクヌギ林の再生化を目指すこととしました。この方針に基づき、昨年度は2.27ヘクタールを伐採し、玉切り、集材まで行うとともに、集材したクヌギを地権者の方々で利活用していただきました。また、今年度は、昨年度に伐採したクヌギ林を再生化するため、下刈りや萌芽整理を行ったところでございます。 市としましても、クヌギ原木の大径木は森林整備やシイタケ振興にとって大きな問題であることから、今後も、豊後大野市椎茸振興会と連携し、シイタケ原木として活用できる環境整備に努めるとともに、クヌギ原木の再資源化を図る取組を継続してまいります。     〔農林整備課長 関屋 隆君降壇〕 ○議長(田嶋栄一君) 首藤正光君、再質問ありますか。 首藤正光君。 ◆15番(首藤正光君) 今日の答弁をいただきまして納得いかないところを質問いたします。 さっき私の質問のときに、クヌギを発電所に出したほうがいいんではないか。これからどんどん太ると。シイタケは、芽が出て、また何十年かたって、10年サイクルでシイタケの原木として利用される。それ以上になったら原木に適さない。それだから、その適さなくなった原木をどうするかというような質問をしたら、シイタケ農家を増やして、それに充てるんだと。その後、シイタケ農家はどんどん減るというようなことで、大木になったクヌギはそのままです。あれは100年でも200年でも大きくなるんです。イチョウと一緒なんですよ。枯れることはない。材料にはならない。まきの炭にも使われないと。だから、パルプがいいんではないかと言ったら、補助事業だからそれはいけませんと。今もそれは変わりませんか。 ○議長(田嶋栄一君) 関屋農林整備課長。 ◎農林整備課長(関屋隆君) 木質バイオマス発電所に持ち込まれる木材につきましては、その材料の木材の証明に応じまして電力会社が買い取る価格に差がございます。このため、電力会社の買取り価格が高い森林経営計画認定林の木材をバイオマス発電所は優先して受入れを行っているようでございます。このため、認定を受けていない個人の木材の受入れは、現在、原則行っていないというのが現状でございます。 ○議長(田嶋栄一君) 首藤正光君。 ◆15番(首藤正光君) そういう答弁は想定しておりました。しかし、私は大野郡森林組合に行って意見を聞きました、考え方を。バイオマス発電所に送りたいと、大野郡森林組合経由で。いいことに気がついたということで、今の組合長が、褒めるわけではないんですけれども、そういうことを大野郡森林組合からは言われないから、議員、お願いしますと。大野郡森林組合経由でも受け付けないんですか。 ○議長(田嶋栄一君) 関屋農林整備課長。 ◎農林整備課長(関屋隆君) 大径化したクヌギ林のほとんどが個人または共有として所有する山でございまして、それらの所有者に、いわゆる里山林としてクヌギ林を再生させるという意識を持っていただき、そして森林経営計画に入ってもらう。大野郡森林組合には、地権者がもし相談に来たらそのような助言をするように、こちらからは言っております。
    ○議長(田嶋栄一君) 首藤正光君。 ◆15番(首藤正光君) 何か課長、もっと分かりやすく言ってくださいよ、遠回しに言わないで。 大きくなったクヌギはどうするかと言いよるんですよ。だから、大野郡森林組合経由でパルプに出す。それがパルプに出されない場合は、そのまま大きくなって、どうしようもならないことになるんですよ。100年、200年でも生きる木ですから。それを大野郡森林組合経由でパルプに出すということは悪いんですかと聞いているんです。どうぞ。 ○議長(田嶋栄一君) 関屋農林整備課長。 ◎農林整備課長(関屋隆君) 森林経営計画認定林にしていただければ、国の造林補助等を下刈り、萌芽更新に活用できますので、当然、森林経営計画林に入っていただいておけば、今後、議員がおっしゃるような活用は可能だと考えております。 ○議長(田嶋栄一君) 首藤正光君。 ◆15番(首藤正光君) そういう計画林に入れば、大野郡森林組合経由でパルプに出すと。そうですね。だから、それをしないとか、できないとかいった場合は、全く大野郡森林組合経由であの発電所に売るということはできないんですかと聞いているんです。難しく言わなくていいの。できないならできない、できるならできると言えばいいんです。 ○議長(田嶋栄一君) 関屋農林整備課長。 ◎農林整備課長(関屋隆君) 先ほど答弁させていただきましたように、木質バイオマス発電所森林経営計画認定林の木材を優先して受入れを行っているところでございますので、認定を受けていない個人の木材の受入れは原則行っていないというところでございます。 ○議長(田嶋栄一君) 首藤正光君。 ◆15番(首藤正光君) その計画林というのが、全クヌギの植付け面積の何%ぐらいあるんですか。 ○議長(田嶋栄一君) 関屋農林整備課長。 ◎農林整備課長(関屋隆君) 現在、その調査というのは、あくまでも森林経営計画林というのは所有者が申請するものであって、そのパーセンテージを提示するものとは考えておりませんので。 ○議長(田嶋栄一君) 首藤正光君。 ◆15番(首藤正光君) いや、逃げたらいかんですよ。あなたたちはそういうことをあずかっておる市役所の職員です。農林整備課なら整備課。だから、そのくらいは、本人が申請するから分かりませんということでいいんですか。住民の代表ですよ、あなたたちは。何ヘクタールなのか、何%あるか。いや、本人が申請するから分からんなんて、農家任せですか。 農家任せですかと言っているんですよ。農家の利益が上がるように指導するのがあなたたちですよ。だから、クヌギの面積がどれくらいあるか分からんなんか、公然とここで言うことではないですよ、課長。何か反論があったら言ってください。あなたたちはプロだからな。 ちょっといいですか。 全体の25%がクヌギ林なんですよ。そのうちの2%が、何遍も言うんですけれども、シイタケです。今は1%ぐらいに下がっておるそうですけれども、定かではないので。その25%に国からの補助金が来て植栽しておるんです。植えておるんです。自然林ではないんです、クヌギは。クヌギは自然林ではないということは分かるでしょう。カシやブナやあれとは違うんですよ。 もともと戦後、シイタケ産業は、シイタケの値が上がったときに一斉に植えたんです。昨日、私は大野町から朝地町、全部歩きました。杉、ヒノキ、雑木林以外は皆クヌギです。持て余しているんです、クヌギの木を。 だから、そのときに補助金まで取って植えておるのだから、あなたたちには責任があるじゃないですか。今後どうしますかと聞いているんですよ。 ○議長(田嶋栄一君) 関屋農林整備課長。 ◎農林整備課長(関屋隆君) 先ほどの答弁と繰り返しになりますが、森林経営計画認定林に申請していただき、登録していただき、国・県の造林補助事業等を使い、下刈り、萌芽整理等活用していただいたほうがよいと考えております。 ○議長(田嶋栄一君) 首藤正光君。 ◆15番(首藤正光君) もうこれでやめます。前に進みませんから。 そういう下刈りや手入れをする。補助金を使って植えた森林は当然でしょう、地権者は。だから、その先の今、クヌギの木が余っておるから、植えてもらったんだけれども、市役所はどういう指導をするのかというんですよ。ほったらかしておくんですか、クヌギ林は。至るところクヌギ林じゃないですか。 ○議長(田嶋栄一君) 関屋農林整備課長。 ◎農林整備課長(関屋隆君) 答弁でもさせていただきましたように、クヌギの大径化した原木は、やはりシイタケ振興にとって大きな問題でありますので、現在も豊後大野市椎茸振興会に、そういう問題を提起して、一緒に連携して解決を図ってまいります。 ○議長(田嶋栄一君) 首藤正光君。 ◆15番(首藤正光君) 椎茸振興会、もう随分、組合員が高齢化しております。もう今後、シイタケ栽培をやる気もありません。今で終わりと。新しい人、企業的にしている人は別ですよ、個人的にしている人は。シイタケも大暴落しておる。もうシイタケ産業はお先真っ暗だと。そういうところに、シイタケの原木を手入れしろと言ってもしませんよ。だから、バイオマスに買ってもらえと言っているんです。 それをあなたは、補助金で植えたところはバイオマスに回せないと。そんなことを言っておったんではクヌギ林も廃れますよ。バイオマスに行って、農家もお金を稼ぐ。バイオマスは待っているんですから。やっぱりバイオマスに納める気はないですか。 もういいです。今度質問します。時間がなくなるので、次にいきます。 ○議長(田嶋栄一君) では、この質問はこれでよろしいですか。 ◆15番(首藤正光君) いいです。答え切らないものを質問したってどうするか。 ○議長(田嶋栄一君) 次に、2、農林業振興公社についての質問を許します。 首藤正光君。 ◆15番(首藤正光君) 農林業振興公社、特にここで上げるのは、農林業振興公社の一部、清川町の搗精工場です。米をすったり、米の倉庫にしたり、そして、あそこで販売したりしている。それはご存じだと思います。その搗精工場を新年度予算で潰してしまったんです、市は。潰してしまったというか、もうあそこは使用しないというようなことで、清川町の住民で利用する人が大変困っているわけです。倉庫に使ったり、米を売ったりしていたが、もう一方的にあそこを閉鎖された。 いいですか。そういうことは確認しましょう。どうぞ。 ○議長(田嶋栄一君) 2、農林業振興公社については、農業振興課長より答弁があります。 森下農業振興課長。     〔農業振興課長 森下志郎君登壇〕 ◎農業振興課長(森下志郎君) それでは、農林業振興公社についてのご質問にお答えいたします。 農林業振興公社は、農地の保全・担い手補助・担い手の育成を念頭に、公益目的事業である農作業受託、収益事業である販売事業等を行い、地域農業の効率化・安定化を図るとともに、インキュベーションファーム事業において担い手育成の支援を行っています。 公社の経営状況は、農業者の減少や防除用ドローンの普及に伴う無人ヘリ防除作業の減少により、厳しい状況となっています。このことを踏まえ、令和4年度第1回理事会において業績悪化の原因分析を行い、収支安定化に向けた経営改善策を検討することが決定されました。理事会では経営改善策豊後大野市農林業振興公社経営改善方策としてまとめ、令和4年度第3回理事会の中間報告において、事業伸長対策として、農作業受託事業新規利用者の掘り起こし、経費削減、作業料金の改定等、また、収益事業の部門別採算管理の徹底として、不稼働状態にある施設の有効活用、不採算部門の搗精工場の休止等の改善策が報告されました。 また、本年度第3回理事会では、農作業料金の改定や畦畔・道路の草刈り作業等の新設が承認され、収益改善に向けた取組が進められています。新設する作業については、さらなる需要を喚起するためにケーブルテレビでのPRも計画されています。 公社の経営状況は依然として厳しい状況となっていますが、公社の全職員が一丸となって経営改善に向けた取組を行っています。市といたしましても、引き続き公社と共に経営及び事業内容を分析・検討し、収益の改善を図ることで安定した経営ができるよう支援してまいります。     〔農業振興課長 森下志郎君降壇〕 ○議長(田嶋栄一君) 首藤正光君、再質問ありますか。 首藤正光君。 ◆15番(首藤正光君) 再質問に入ります。 休止という表現であるが、施設は地元の法人に貸してあると。これは清川町の搗精工場のことです。分かっていますね。これは実質的な封鎖、もう市が引き揚げたというようなことに対する地域住民の要望書なんです、これは。 なぜここに至ったのかというと、合併後の搗精工場の収支の経過から、極端な米の販売減収となっている。この結果を踏まえて、どのような経営努力をし、販売しておったのかと。豊後大野市の最も大きな基幹産業は米である。その米事業から農林業振興公社が撤退するということが許されるのかと。 米のことから撤退すると。基幹産業は何か分かりますか。 公社の運営について、ちょっと答弁してください。 ○議長(田嶋栄一君) 森下農業振興課長。 ◎農業振興課長(森下志郎君) 公社は、10月31日をもちまして搗精工場の業務を休止いたしました。工場が休止することを知った近隣の集落営農法人から、工場の利活用についてご要望がありましたので、11月1日からは、この法人が工場を使用し、これまで公社が行ってきた事業を継続しております。 公社がこれまで行ってきた米の保管事業及び精米事業を継続すること、加えまして、料金についても公社が設定していた料金で事業を行うことが確認できましたので、11月1日からの使用を地方自治法第238条の4第2項により許可し、これまでの利用者が困らないよう事業を継続していただいているところでございます。 閉鎖の経緯でございますが、搗精工場は、公社が合併する以前の清川町農林業振興公社の頃から、生産者から玄米を買い上げて精米し、個人や業者に販売しておりました。平成19年度には販売等の収入が2,850万円ほどあったようでございます。その後、米価格の下落や大口業者取引の減少、個人宅配の減少により、平成21年度から生産者からの玄米の買取りをやめ、公社で栽培した米のみを販売するようにしたところでございます。 これまでの経営努力につきましては、従来の顧客を対象に新規客獲得のための販売キャンペーンの実施や、玄米の買取りをやめたことによる保冷庫の活用として玄米の保管事業を実施しましたが、令和4年度決算の販売収入については106万円にとどまったところでございます。 また、平成28年の第3回理事会におきましては、経費削減を目的として、週5日の営業日を平成29年度からは週3日、令和2年度からは週2日ということで、経営努力をしてきたところでございます。 ○議長(田嶋栄一君) 首藤正光君。 ◆15番(首藤正光君) 課長、農業団体、農業に関する施設等は、そうもうかることではないんです。農業を守るというようなことで、市が助言して、市が指導しなければ。それを市が先頭に立って廃止したんですよね。一番先に搗精工場を廃止した。そうでしょう。あそこの利用者から廃止してくれと言ったんですか。どっちですか。 ○議長(田嶋栄一君) 森下農業振興課長。 ◎農業振興課長(森下志郎君) 今回の廃止につきましては、公社と当農業振興課で協議した経営改善策の一環でございます。利用者の皆様からはそういった声は上がっておりません。 ○議長(田嶋栄一君) 首藤正光君。 ◆15番(首藤正光君) これはもう米農家の話です。米はもうかりません。しかし、先祖代々の土地を維持する、赤字でもやろうと。そういう意欲を持っている中に、あそこは全体が米ですよね。それを先頭に立ってあそこの公社を市が引き揚げた。非常に立腹しておるんですよ、裏切られたと。分かりますか。裏切られたと、そこまで言うんですよ。 米を作るというのに、あれを一番先に設置したのも市なんですよ。それを、これは採算が悪い、赤字が出る、もうけられないから、市が一番先に引き揚げる。こういう何か冷たい行政ですか。皆さん真剣にやっているんですよ。あなたたちは一言書いて市長に許可をもらえばいいんです。それで終わり。彼らはそれよりもっと深く考えているんです。だから、私に、ここでやってくださいと。私は清川町のことなんかよく分からなかったんですよ。それはそうです、三重町ですから。だから、真剣な表情で私のところに来て、議会で取り上げてくれないかというようなことで打ち合わせて、また文書を見たら、全くそうだなというようなことで。 課長、そういう何か温かい血はあなたの体には流れていないのですか。農家を大事にすると。切るのはわけないんで、一言で切るんですよ。文書を回せばいいんですから。ちょっと答弁してください。 ○議長(田嶋栄一君) 森下農業振興課長。 ◎農業振興課長(森下志郎君) まず、公社の経営についてご説明させていただきます。 平成26年8月の総務省自治財政局長通知の中身を見ますと、第三セクター等、公社もこれに含まれるわけですが、経営改善化等に関する指針の策定ということで、通知が出されております。公社等の経営責任でありますけれども、経営責任については経営者に帰するということで、最終的には公社という組織そのもの、理事長、それから理事を含めて、まずは公社が責任を負うべきと書かれておるところであります。 私ども市の役割としましては、地方公共団体は、関係を有する第三セクター等について、自らの判断と責任により徹底した効率化・経営健全化等について取組を進め、もって財政規律の強化に努めることが必要であると書かれております。私ども、公社と市、一体となって経営改善には努める必要があろうかと思います。 理事の議論の中で、経営改善策が早急に必要であるという結論に至って、改善策を様々、全職員挙げて練った結果の一つが、この搗精工場の廃止でございました。搗精工場につきましては、収益部門でございます。収益部門の幾つかのところを、部門ごとにきちんと税理士を入れて経営状況を把握したところ、この部門については赤字であったということで、大変厳しい判断にはなったんですけれども、休止をするという判断に至ったところでございます。 ただし、これらを地域の方に説明する中で、同時に地元の集落営農法人から続けていきたいとご要望いただいたというところで、最終的にはこの集落営農法人の方々に経営を継続していただくということで説明をさせていただいたところでございます。 ○議長(田嶋栄一君) 首藤正光君。 ◆15番(首藤正光君) これは時間が限られているものですから、後日、あなたの課と私とで話し合いましょう。これは結論が出ることではありません。農業いじめですから。 これで終わります。 ○議長(田嶋栄一君) 次に、3、農業用水路についての質問を許します。 首藤正光君。 ◆15番(首藤正光君) 緒方町の農業用水路で死亡者が出たが、その後の対策はどうなっているのかということで、ご質問いたします。 私は、令和2年9月、令和3年、令和4年9月と、3回にわたって、この農業用水路について一般質問してまいりました。きっかけは、緒方町で起こった高齢者の水路転落による死亡事故です。あの事故から3年以上経過し、あれ以降、死亡事故などは起こっていませんが、いつまた同じような事故が起こるか分かりません。事故が起こらないように事前に対策することは非常に重要だと思っています。そういうことで、4回目の質問をいたします。 農業用水路について、令和4年9月定例会で水路の安全について質問したが、その後の対策を伺う。よろしくお願いします。 ○議長(田嶋栄一君) 3、農業用水路については、農林整備課長より答弁があります。 関屋農林整備課長。     〔農林整備課長 関屋 隆君登壇〕 ◎農林整備課長(関屋隆君) それでは、農業用水路についてのご質問にお答えいたします。 令和2年8月に転落事故が発生した緒方町の農業用水路の対策につきましては、再発防止の観点から、土地改良区、水利耕地事務所、土地改良事業団体連合会と市の合同で周辺水路のパトロールを実施しました。その中で様々な角度で安全対策についての検討や意見交換を行い、関係機関の間で意識の共有を図りました。その上で、令和2年9月に事故現場の橋に転落防止柵を、令和4年6月には近隣の緒方町井上の市道沿い水路にも転落防止柵を設置したところでございます。 現在、農業用水路の安全対策につきましては、主に取水口から幹線水路を土地改良区が、その幹線水路から農地へつながる支線水路や末端水路を地元の水利組合や農業者が実施しております。農業用水路の安全対策に活用できる事業として、農業水利施設保全合理化事業、地域農業水利施設保全対策事業、土地改良施設維持管理適正化事業等があります。土地改良区や水利組合など水路管理者の皆様には、事故を未然に防ぐためにも、これらの事業を積極的にご活用いただきたいと考えております。 今後におきましても、市道沿いの農業用水路については、相談や要望に基づき、ガードレールを設置するなど可能な範囲で市が対応することが必要であると考えております。また、安全対策用ポスターの配布や転落事故防止の記事を市報に掲載するなど、啓発活動にも継続して取り組みながら、水路管理者や地域と連携し安全対策事業を推進してまいります。     〔農林整備課長 関屋 隆君降壇〕 ○議長(田嶋栄一君) 首藤正光君、再質問ありますか。 首藤正光君。 ◆15番(首藤正光君) 事故のあった水路沿いの市道には、命の危険があると。要するに、水が流れよる。いつ誰が落ち込んでもおかしくない。特に、高齢化した地区には、散歩中でも落ち込む。緒方町の例がそれなんですよ。だから、これを緒方町でも最初はいいんですが、全部にガードレールをつけるというような考えはありませんか。 ○議長(田嶋栄一君) 関屋農林整備課長。 ◎農林整備課長(関屋隆君) 市内の農業水路の延長は、土地改良区が管理いたします幹線水路だけでも557.4キロメートルほどありまして、地元の水利組合や農業者が管理しております支線水路や末端水路まで含めますと、それこそ膨大な長さになります。その農業水路の危険箇所、つまり開水路で蓋掛け等転落防止柵の対策がなされていない箇所は、市内で把握し切れないほどありますので、そこにつきましては、やはりご要望等があったところをまずは重点に考えていきたいと考えております。 ○議長(田嶋栄一君) 首藤正光君。 ◆15番(首藤正光君) 分かりました。 農業水路は土地改良区が管理している。水が流れなくなったら、そこから土砂、落ち葉を拾うと。しかし、大きな災害があった場合は、市や国に頼らなければならないと。日常の管理は改良区がしておるんです。それは土地改良区の義務ですから。 だから、今後そういう危険なことが起こらないように、市が危険場所を把握することはできませんか。改良区と一緒に歩いてもいいんですよ。ここはやっぱり早く工事したほうがいいなとか、これはどうしたほうがいいなとか、両者で前向きに検討していただきたい。農業のため、命のためです。 ○議長(田嶋栄一君) 関屋農林整備課長。 ◎農林整備課長(関屋隆君) 各改良区がございますが、幹線水路等を管理いたします改良区から、ぜひ水路のパトロールを実施したいということがありましたら、当然こちらで一緒になって危険箇所の把握はしたいと思いますが、その後、安全対策に活用できる事業がございますので、どういう事業が適切かというのは、またその改良区と協議してまいりたいと考えております。 ○議長(田嶋栄一君) 首藤正光君。 ◆15番(首藤正光君) 参考までに課長にお知らせしておきます。あなたも知っているかと思うんですけれども、三重町改良区の事務所の近くを大きな水が流れている。あそこに愛犬が落ちて亡くなったと改良区に苦情が来たんです。それは当然でしょう。改良区が管理しているんですから。 だから、そういうところにもガードレールをつけたり、蓋をしたり。改良区は、去年、おたくも知っているんですよね。40万円かけてペットが落ちたところに組合費で対策をしたんですよ。今後そういうことが起こらないように願っているんですが、起こったときには市も協力してください。 分かりましたか。お願いします。 これで私の質問は全て終わります。     〔15番 首藤正光君質問者席降壇〕 ○議長(田嶋栄一君) 以上で、15番、首藤正光君の一般質問を終わります。 ここで、午前11時まで休憩します。          休憩 午前10時43分          再開 午前11時00分 ○議長(田嶋栄一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 引き続き一般質問を許可します。--------------------------------------- △後藤雅克君 ○議長(田嶋栄一君) 7番、後藤雅克君。 1、大原総合公園周辺整備をはじめ市内スポーツ施設の整備等についての質問を許します。 後藤雅克君。     〔7番 後藤雅克君質問者席登壇〕 ◆7番(後藤雅克君) 本日は2項目質問させていただきます。 まず最初に、大原総合公園周辺整備をはじめ市内のスポーツ施設の整備等についてお尋ねいたします。 本市では、平成28年の第2次豊後大野市総合計画に始まり、平成28年の豊後大野市スポーツ施設等に関する基本方針、同30年の豊後大野市スポーツ推進計画、令和3年の第4次豊後大野市総合教育計画などの上位計画や考慮すべき関連計画を整理し、令和4年9月に本市教育委員会より豊後大野市スポーツ施設の整備等に関する基本計画が公表されました。 そこで、既に整備完了されたものは結構ですので、大原総合公園周辺整備をはじめ市内スポーツ施設の整備等について、現在行っている事業、また今後推進していく事業についてお伺いします。 ○議長(田嶋栄一君) 1、大原総合公園周辺整備をはじめ市内スポーツ施設の整備等については、社会教育課長より答弁があります。 岡部社会教育課長。     〔社会教育課長 岡部 司君登壇〕 ◎社会教育課長(岡部司君) 大原総合公園周辺整備をはじめ市内スポーツ施設の整備等についてのご質問にお答えいたします。 まず、現在行っておりますスポーツ施設の整備状況につきましては、大原総合公園周辺では、フレッシュランド恵藤建設プール天井改修工事を、令和6年1月末を工期として発注しております。恵藤建設スタジアム外野フェンス補修工事につきましては、本年12月から令和6年1月末の工期で実施いたします。恵藤建設ドーム投球練習場整備工事につきましては、本年9月に設計業務が完了し、令和6年3月22日を工期としております。完成後は速やかに周辺の舗装工事に着手する予定でございます。恵藤建設サン・スポーツランドテニスコートのライン修繕工事につきましては、本年度分としまして2コート分が12月末に完了する見込みとなっております。 次に、地域スポーツ施設では、千歳多目的グラウンドナイター照明取替え工事及び緒方松山グラウンド旧トイレ解体工事を令和6年1月末までに完了する予定でございます。 以上が現在の進捗状況となっておりますが、施設管理者及び利用者等のご意見を踏まえた結果、大会等の開催が比較的少ないこの時期に工事が集中したものでございます。 次に、今後の計画でございますが、野球等の合宿誘致を推進するため、まず緒方野球場内野グラウンド整備工事を本年11月末に完了しております。引き続き、令和6年度以降に恵藤建設スタジアム及び千歳野球場の内野グラウンドの整備工事を計画的に実施してまいります。 また、恵藤建設馬術場横の駐車場区画線の整備や恵藤建設サン・スポーツランドテニスコートライン修繕工事を順次行っていく予定としております。 犬飼体育館の大規模改修工事につきましては、今年度中に入札を行い、令和6年度中の完成を予定しております。 多機能型武道場整備事業につきましては、速やかに入札等の手続を進め、令和6年3月に契約の議決をいただきたいと考えております。議決をいただけましたら、令和6年度に建築主体工事、令和7年度に外構工事を行い、令和7年度上半期のオープンを目指してまいります。 また、豊後大野市スポーツ施設の整備等に関する基本計画で掲げておりますランニング・ウオーキングコースの整備に関しましては、多機能型武道場の完成後、財政状況等を踏まえながら検討を進めてまいります。     〔社会教育課長 岡部 司君降壇〕 ○議長(田嶋栄一君) 後藤雅克君、再質問ありますか。 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) 今進めているものと今後のことは分かりました。 当初予算に当時上がっていた施設の改修工事の進捗状況がちょっと見えなかったりとか、これはいつできるんだろうなというところがあったので、今回質問をさせていただいているところなんですけれども、教育委員会としては、3月末までが令和5年度なので、当初予算の事業は年度内で検査を受ければよいというお考えなのかもしれませんが、事業に関していえば、もう3月の当初予算で決めていることですから、1日でも早く着手して早く運用開始することが、私は必要だと思っています。 ただ、先ほどの答弁で、施設管理者及び利用者等のご意見を踏まえた結果、先ほどの答弁の工期になったということを聞きました。私は、何でここまで延びないといけないのかなという事業もたくさんあるので、聞きましたけれども、課長、どんな方に意見を聞かれて、どのような意見があったのか、お答えください。 ○議長(田嶋栄一君) 岡部社会教育課長。 ◎社会教育課長(岡部司君) 工事の着手に関しましては、年度が始まって早い段階で入札等の手続に入っていきましたが、そのときに工期を算定するのにどのような方に意見を聞いたかということでございますけれども、まず、指定管理者に利用状況等を聞いたりとか、あと、野球の関係であれば、どの時期がいいのかというのを野球の関係者に意見を聞いたりしてこの時期に工事に着手するということで打合せをさせていただきました。 ○議長(田嶋栄一君) 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) 私がいろいろ話を聞いた、調査した団体では、あまりそういった意見は正直言って聞かれていないと言っていましたけれども、そういうところでちょっと確認はさせていただきました。 緒方町の野球場の内野グラウンドの整備については、大学を主とする合宿誘致のために時期を配慮して11月末に完成したということでしたけれども、どうして大原の恵藤建設ドームの投球練習場、これも当初予算には出ているものですけれども、3月22日が工期になったんでしょうか。これは、さっき言った大会が多い時期をずらすというのは一つ分かります。ただ、投球練習場、大会は全く関係ないし、何でここまでなるのかなと思うんですけれども、早くできなかった理由、まだ工事に着手していない理由について、お尋ねします。 ○議長(田嶋栄一君) 岡部社会教育課長。 ◎社会教育課長(岡部司君) 投球練習場につきましては、当初予算で予算を計上し、5月29日から9月15日までの間で設計業務を委託しておりました。その後、10月2日に入札の告示をして、10月16日に開札し、それから、10月20日から3月22日を工期としておりましたので、年度内の完了を目指すということで、この時期になったということでございます。 ○議長(田嶋栄一君) 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) 設計に時間がかかり過ぎなのかどうか分かりませんけれども、はっきり言って当初は11月にあの施設は完成するという話を宿泊関係者の人たちは聞いているんですよ。これ、当初予算に出ているということは、参考見積りを取って、大体こういうものができるという話をしているわけじゃないですか。なのに何でまだ完成していないというのは非常に残念でございます。 課長、現在、年明けからの市内に野球で合宿に来られるところの日程とか、何校ぐらい来られるかとか、全部把握されていますでしょうか。 ○議長(田嶋栄一君) 岡部社会教育課長。 ◎社会教育課長(岡部司君) 合宿に訪れるのが、1月末から2月にかけて、関西から大学の合宿が来られるということと、あと韓国からも2団体が合宿に訪れるということで伺っております。 ただ、その部分が、今回投球練習場の利用ができないということは、こちらとしても非常に残念な思いがあるんですけれども、今後またそういった合宿誘致には、投球練習場、全天候型の運動場、恵藤建設ドームの活用を進めていきたいと考えます。 ○議長(田嶋栄一君) 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) 課長がおっしゃられたとおり、合宿、たくさん入っています。せっかく時間をいただいていますから、参考までに現在スポーツツーリズム推進協議会から社会教育課に予約を入れている日程と学校名をお知らせします。 1月8日から2月9日まで、韓国ソウル市の高校の硬式野球部。2月5日から2月10日、関西外国語大学の硬式野球部。2月11日から2月17日、皇學館大学の硬式野球部。2月15日から2月19日、神戸大学の準硬式野球部。2月19日から2月26日、大阪工業大学の硬式野球部。2月28日から3月7日、関西国際大学の硬式野球部。 こういった現在6チームの合宿が入って、1月8日から3月7日までの2か月間は、もうグラウンドに限らずですよ、恵藤建設ドームを毎日、これは晴れの日も夜間も使用する予定を入れているんです。そこに間に合っておいたら、合宿に来られたチームは、当然利用満足度も上がって、リピートにもつながったはずなんです。その辺をもう少し先を見据えた事業の取組をしていただければなと思います。 そこまでが1点なんですけれども、1つ、恵藤建設スタジアムにありました外野フェンスの補修工事が1月末に完成するという話でしたけれども、どれだけ補修するのか。得点ボードの穴が全部開いていて、非常にみっともないというか、そういった状況でもありますけれども、その辺の補修についてお尋ねします。 ○議長(田嶋栄一君) 岡部社会教育課長。 ◎社会教育課長(岡部司君) 恵藤建設スタジアムの外野フェンスの補修ですけれども、主にライト側のフェンスが欠落している部分や強度が低下し崩落の可能性があるような箇所の補修を行ってまいります。それと、あと、全体的にクラックが生じている箇所に目地塗りを行いまして、あと全体的に内野までの部分に塗装を施す工事を行うこととしております。 また、得点ボードの穴が開いている箇所でございますけれども、これは別発注をしておりまして、2月末にその分が完了する予定として、今、工事の発注をしております。 ○議長(田嶋栄一君) 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) 先ほども言いましたけれども、あまりにもみすぼらしいですし、恵藤建設ドームができた関係で、あちらに、馬術場というか、向こうに行く方も増えて、ドーム側から見ると、もう目の前があの状況になっているというところは、しっかり補修して、みっともないような形を取り除いていただければなと思います。 続いて、今定例会開会日に債務負担行為の限度額を設定した多機能型武道場ですけれども、各団体の意見を聞いて、大変ありがたいことに空調設備を整備いただけるということですけれども、どのような空調が採用されるのでしょうか。 ○議長(田嶋栄一君) 岡部社会教育課長。 ◎社会教育課長(岡部司君) これから入札の手続に入ってまいりますので、空調の方式は現段階では詳細に申し上げることができませんが、先進地で視察させていただいた体育館の空調設備がございます。そこでは、設置費用や電気料の抑制と、あと機能的にも風量の無段階調整であるとか、競技者も満足できているというような内容でございましたので、その部分を設計の参考に今回させていただいているという状況でございます。 ○議長(田嶋栄一君) 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) 武道場ですか、エアコンが入るということで、初めてのことですから、いろいろと調査しながら、いいものをつけていただければなと思います。 また、あわせて、フレッシュランド恵藤建設アリーナにもエアコンの設置をする検討が始まっているという情報をちょっと得たんですけれども、これについては事実でしょうか。 ○議長(田嶋栄一君) 岡部社会教育課長。 ◎社会教育課長(岡部司君) フレッシュランド恵藤建設のアリーナの空調についてなんですけれども、次年度以降、施設管理者であるとかアリーナの利用者や合宿で利用された方々にまた聞き取りや要望等お聞きして、その辺の内容を調査して、あと今度の多機能型武道場に設置するエアコンのイニシャルコスト、ランニングコストを参考にして、今後結論を出していきたいと考えております。 ○議長(田嶋栄一君) 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) 私はてっきり、アリーナにもエアコンを入れるよという情報が入ってきたので、もう3月の令和6年度の当初予算に予算が上がってくるんじゃないかと、ちょっと心配していたんです。 アリーナのエアコンについても、再三利用者とか各競技団体からも要望が上がっているので、これがつくことは悲願なんですけれども、ここまでずっとつけずに引っ張ってきて、やっと武道場につくんです。だから、さっき答弁がありました、武道場のイニシャルコスト、ランニングコストを見てという話ですけれども、どれだけ正直利用者がいるのか。あと、武道場は新築ですから、それに入れるのと既存の施設に入れるのでは大分その費用の負担も変わってくるし、あれだけの大きな場所に入れるとなると設置にコストもかかるし、財源も非常に心配するところでございます。そういう意味も含めて、入れてほしいんですよ。入れてほしいんですけれども、慎重に研究をお願いできればなと思います。 そのほか、ちょっと細かいことなんですけれども、ほかの議員からも意見が出ていましたし、全天候型運動場の恵藤建設ドーム、私たち議員ソフトの練習のときもそうでしたけれども、落ち葉が舞い込んで人工芝に散乱していると。それによって利用の支障があるとの意見が出ていましたが、現在対策はどのようにされていますでしょうか。 ○議長(田嶋栄一君) 岡部社会教育課長。 ◎社会教育課長(岡部司君) 県民スポーツ大会の議員ソフトの練習で利用されていたときに、落ち葉がかなり舞い込んでいて、議員皆様方が拾われて練習をされたといったご意見も伺っておりました。あそこで練習したことによって、県民スポーツ大会ではかなり白熱したいいゲームを拝見することができました。 その中で、落ち葉なんですけれども、今、職員で外側のネットの下部のところに目の小さい網を設置して状況を観察したところ、かなり中に入ってくる落ち葉の量が軽減されてきましたので、ちょっとこれでまた様子を見させていただいて、別の状況があれば、またそれで対策を講じたいと。今現在の落ち葉は、これで結構対策が取れましたので。 ○議長(田嶋栄一君) 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) 対策の効果が出ているということですので、引き続き、効果が出て、クレームが来ないように期待をしております。 恵藤建設ドームの件で、もう一つ、以前も恵藤建設スタジアムで野球をやっている方々から、ドームの屋根が白く光ってまぶしいので、プレーや審判をする際に支障があるとの意見が出ておりました。教育委員会では、遮光ネットの必要性と工法等について、その当時、調査研究を行っているというところでございましたけれども、現在どのような調査研究した結果が出たのかお尋ねします。 ○議長(田嶋栄一君) 岡部社会教育課長。 ◎社会教育課長(岡部司君) 恵藤建設ドームが完成して間もなく、野球の審判の方であるとか、少年野球の監督の方、あと社会人の野球の方から、まぶしいというご意見が寄せられておりました。 季節によって太陽光の角度が変わってきますことから、恵藤建設スタジアムを四季を通じて利用されている地元の野球チームの代表者の方に意見を伺ってきたところなんですけれども、そのご意見では、向きによっては見にくいこともあるけれども、さして支障はないというご意見や、打席や内野守備中に感じなかったので問題はないけれども、人によって感じ方が違うので判断が難しいというご意見や、あと、審判をされている方からは、今年の夏はほかの人からまぶしいという意見は聞こえなかったということと、自分も審判をしているが、まぶしいというのは感じなかったというご意見もありました。建設当初にまぶしいとご意見をいただいていた監督からも、今は何も気にならないという意見もいただいたところでございます。 ただ、プレーをしていたりとか、審判をされていたりとか、そういったときにまぶしいというご意見をいただいているものもありますので、このような意見を踏まえまして、今後もちょっと聞き取りをしながら状況を見ていきたいと考えております。 ○議長(田嶋栄一君) 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) 野球をしている同僚議員は、11月下旬に審判を実際にここで行って、非常にまぶしかった、やりにくかったということは言っていましたので、そういったご意見もありますから、今後も継続的に調査をお願いいたします。 少し内容は変わるんですけれども、豊後大野市として初のネーミングライツを総合スポーツ施設に導入されました。看板も設置されて、私もまだ言い慣れておりませんけれども、今回の一般質問においても施設名を愛称で言わせていただきました。新聞紙面等でも会場名を愛称で載せてくれている記事を目にもします。 ただ、その反面、愛称を利用していなくて旧施設名のまま記事になって掲載されているのも目につくところがあります。せっかく恵藤建設が多額のお金を出してくれているという状況がありますので、愛称の使用を徹底しなければならないと考えているんですけれども、周知等についてどのようにお考えかお尋ねします。 ○議長(田嶋栄一君) 岡部社会教育課長。 ◎社会教育課長(岡部司君) 10月1日からネーミングライツを導入し、周知ですが、その際に、記者会見やホームページや市報、あと自治会の回覧等でも周知をしてまいりました。また、競技団体やスポーツ少年団とか指定管理者、あとスポーツ推進委員にも周知をして、大会要項等に記載するときの愛称の使用の徹底を呼びかけてまいりました。 さらに、今では、ゼンリンやグーグルマップ等への地図情報の修正も働きかけをさせていただいているところでございますが、まだ完全には徹底されていないというようなご意見でございますので、再度、愛称の使用について徹底をするよう、周知をもう一度していきたいと考えております。 ○議長(田嶋栄一君) 後藤雅克君。
    ◆7番(後藤雅克君) 競技団体が多分試合結果を発表するときや、要項をつくるときに書いていなかったりとか、新聞各社も含めて、もう一度徹底をお願いいたします。 大原総合公園に限らず、市内のスポーツ施設の整備により、先ほどの合宿の予定を見ても、着実にスポーツツーリズムの成果が目に見える形で出てきております。恵藤建設ドームができて、本当に合宿が呼びやすくなったということで、関係者の方も非常に喜んでいらっしゃいました。残された整備計画を1日でも早く着実に完了させていただければと思います。 整備の基本計画にあるランニング・ウオーキングコースはいつできるんだという市民の声もよく聞かれます。市民の健康増進を進める上でも、並行して早期完成できるように努めていただければと思います。 別府市では、小中学校の体育館にもエアコンを整備し始めます。これは、緊急防災・減災事業債を利用し、財政負担を抑えて事業を行っています。地方債100%充当ができて、交付税措置が70%と、合併特例債と同等の有利な事業債を利用するということでした。 本市においても、先ほど話した恵藤建設アリーナのエアコン、そして社会体育施設や避難所として指定されている小中学校の体育館のエアコン整備なども、この有利な事業債などを使うなど積極的に活用してほしいなということを提案させていただきまして、この項の質問を終わります。 ○議長(田嶋栄一君) 次に、2、エネルギー価格高騰に対する本市の対策についての質問を許します。 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) 続きまして、エネルギー価格高騰に対する本市の対策についてお尋ねします。 2021年後半以降、全世界を巻き込んでエネルギー価格が高騰し続けています。新型コロナウイルス感染拡大からの経済回復によるエネルギー需要の増加、天候不順や災害、さらに2022年2月以降のロシアによるウクライナ侵攻などによって、エネルギーの需要と供給のバランスが崩れ、エネルギー価格が高い水準で推移しております。 当然、日本においても世界的なエネルギー価格高騰の影響が見受けられます。原油価格の高騰を受けて、ガソリンをはじめとする燃料価格が高い水準で推移しております。 本市においても、指定管理施設をはじめ、社会福祉施設等への支援を行ってきましたが、先が見えない中、金銭的支援以外にも対策を講じるべきではないかと考えますが、本市の対策についてお伺いします。 ○議長(田嶋栄一君) 2、エネルギー価格高騰に対する本市の対策については、産業建設統括理事より答弁があります。 佐藤産業建設統括理事。     〔産業建設統括理事 佐藤勝美君登壇〕 ◎産業建設統括理事(佐藤勝美君) それでは、エネルギー価格高騰に対する本市の対策についてのご質問にお答えいたします。 エネルギー価格の高騰は、国全体の問題であることから、まず国において、令和3年11月にコロナ克服・新時代開拓のための経済対策を決定し、エネルギー価格高騰への対応として燃料価格の激変緩和や業界・業種への支援を実施してきました。また、令和4年4月には、コロナ禍における原油価格・物価高騰等総合緊急対策を打ち出し、原油価格高騰対策のほか、エネルギー・原材料・食料等安定供給対策、コロナ禍における物価高騰等に直面する生活困窮者等への支援など、燃料価格の激変緩和対策や各業種別に対策を講じるとともに、地方対策として、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金等により、燃料費高騰に係る負担軽減の支援を続けています。 また、県では、県内における電気料金、燃油価格をはじめとするエネルギー価格高騰や物価高騰の影響に関して、農業、林業、交通をはじめ、福祉、医療分野等にわたり支援を行っています。 本市においても、国、県の支援を受け、補助金や支援金による金融支援とともに、省エネ機器等の導入促進のための支援などにも取り組んでまいりました。例えば、地域交通分野における低燃費車両の購入支援や燃料費価格高騰分の助成、林業分野のシイタケ増産に向けた省エネ機械の導入補助、福祉、子育て分野の社会福祉施設への電気代助成などであります。また、国の交付金が活用できない事業では、電気料等の価格高騰の影響を受ける指定管理者に対し緊急的な運営支援を行ってきており、現在においても引き続き支援を行っているところです。 しかしながら、昨今の世界情勢を鑑みると、エネルギー価格の高騰は一過性のものではなく、不透明な状況が続くと考えられます。また、今後は、世界的な地球温暖化に伴うカーボンニュートラルの潮流を踏まえ、先を見通した取組が重要となります。 こうしたことから、金銭的支援以外のエネルギー対策の一つとして、本年3月に策定した第4次豊後大野市地球温暖化対策実行計画(事務事業編)の実践を図ってまいりたいと考えております。本実行計画では、本市が実施している事務事業について、二酸化炭素等の温室効果ガス排出量を2030年度には2017年度比で38%削減する目標としています。具体的には、公有施設の冷暖房温度や照明器具の適正管理、照明設備のLED化、省エネ性能が向上している空調設備機器等の導入及び入替え、公用車の低公害車化などを視野に取り組んでまいります。 市としましては、広くカーボンニュートラルの実現に向け、当面、本実行計画に掲げる目標数値達成に向けて、温室効果ガスの削減に資する省エネルギー化に取り組むことで、恒常的なエネルギー価格高騰に対処してまいります。     〔産業建設統括理事 佐藤勝美君降壇〕 ○議長(田嶋栄一君) 後藤雅克君、再質問ありますか。 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) 答弁では、CO2等の温室効果ガス排出量を2030年度には38%削減する目標を立てていて、その具体的な対策を今述べられておりましたけれども、温室効果ガスの削減に資する省エネルギー化に取り組むことで、恒常的なエネルギー価格高騰に対処するという答弁でした。 環境省では、地域脱炭素ロードマップにおいて、国、自治体の公共施設における再生可能エネルギーの率先導入が掲げられ、また、昨今の災害リスクの増大に対し、災害・停電時に公共施設へのエネルギー供給等が可能な再エネ設備等を整備することにより、地域のレジリエンス(災害や感染症に対する強靱性の向上)と地域の脱炭素化を同時実現することを目標とした地域レジリエンス・脱炭素化を同時実現する公共施設への自立・分散型エネルギー設備等導入推進事業、これは二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金という事業ですけれども、などがございます。 今定例会では、フレッシュランド恵藤建設の電気代の高騰により、追加の緊急運営負担金420万円を交付するように提案されておりますが、以前から、私は、電気代の削減、燃料費削減として、このような補助事業を活用して、太陽熱により温水プールなどの熱源を削減していくよう提案してきたのは、教育委員会は分かっていると思うんですけれども、その点について今どういうふうになっているのかお尋ねいたします。 ○議長(田嶋栄一君) 岡部社会教育課長。 ◎社会教育課長(岡部司君) 大原総合体育館の電気料につきましては、今回、補正予算で計上させていただいております。昨年度も同等の金額の補助をしてきたところですが、電気代の高騰の対策についてなんですけれども、今ご提案がありましたエネルギー設備等導入推進事業でございますが、フレッシュランド恵藤建設の温水プールの熱源を、今電力なんですけれども、太陽光などを利用した再生可能エネルギー設備に変更し、電力使用量及びCO2の排出を削減できれば、この事業は当該事業費の2分の1から3分の1の補助を受けることができる事業となっております。 そのためには、CO2の削減効果及び設備導入による費用対効果とか、あと財政負担等の状況を検証していかなければならないと考えております。全国の事例等を調査して、今後、検討を進めていくものと考えております。 ○議長(田嶋栄一君) 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) 課長は、当該事業費の2分の1ないし3分の1の補助を受けられるということですけれども、私が調べたところ、豊後大野市で、太陽光の利用ですと2分の1の補助ですけれども、太陽熱の利用でしたら3分の2の補助が出ると。私はそういうふうに思っているので、もう一回、再度そこの部分は、私も確認しますけれども、確認してやっていただければなと思います。 大原総合体育館に限らず、今後ほかの指定管理施設に緊急運営負担金の対象になりそうなところが出てくるとか、そういった予想はされていますでしょうか。 ○議長(田嶋栄一君) 後藤財政課長。 ◎財政課長(後藤将彰君) 今回の補正で上げたのが2つあるんですけれども、今後、指定管理者から、そういった電気代の高騰によって経営状況が厳しいというようなお話があれば、またそのときに検討していきたいと考えております。 ○議長(田嶋栄一君) 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) 今の財政課長のお答えでは、今のところ話は上がってきていないのかなというところはありますけれども、今、指定管理の話が出ていますけれども、例えば道の駅等の指定管理施設は省電力化、LED化はどのようになっている状況かお尋ねいたします。 ○議長(田嶋栄一君) 清水商工観光課長。 ◎商工観光課長(清水康士君) 対策なんですが、道の駅につきましては、LED化に取り組んでおります。 道の駅あさじと道の駅原尻の滝につきましては、令和4年度に照明をLED照明に交換する改修を行っております。また、道の駅みえ、きよかわ、おおのにつきましても、随時LED照明への取替えを実施しているところでございます。あと、道の駅につきましては、電気料を2社から見積りを徴して、競争して単価契約を行っております。 そのほかは、冷暖房の設定温度の管理、それから小まめに電気を消すなどして、光熱水費を減らし続ける努力をしております。 ○議長(田嶋栄一君) 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) いろいろ取り組まれているというのは分かりました。道の駅なんかは、お客さんが外部から来るところですから、むやみに電気を消しとけばいいっていうわけではないと思いますけれども、その辺を適正に運用していただければなと思います。 教育委員会にお尋ねしますけれども、学校の関係施設等は今どのようになっていますでしょうか。私が聞いたのは、当初予算に、たしか給食センターが2か所、LED工事で、金額は定かではないけれども、大体5,000万円ぐらいかかるんじゃないかなんていう話を聞いていますけれども、学校の関係の施設、給食センターを含めて、LEDの工事に関してお尋ねいたします。 ○議長(田嶋栄一君) 日浦学校教育課長。 ◎学校教育課長(日浦賢一君) 学校関係施設のLED化についてでございますが、まず、給食調理場については、令和6年度にLED化していくということでございます。 あと、学校施設の体育館については、順次LED化を進めていまして、令和6年度で全ての体育館がLED化を完了する予定でございます。 ○議長(田嶋栄一君) 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) そういうことであると、当初予算で上がってくるということですね。そのときに金額等はまた確認をさせていただければなと思います。 このLED化の中で、これは合っているかどうか分かりませんが、一番今後やっていかなければいけないのは、この本庁舎になってくるかなと思うんですけれども、その辺は今どういう状況なのかお尋ねいたします。 ○議長(田嶋栄一君) 麻生環境衛生課長。 ◎環境衛生課長(麻生正文君) 9月補正におきまして、庁舎照明のLED化の計画作成業務の予算はいただきましたので、今、契約を11月にして、2月までに結果をいただくような予定になっております。 ○議長(田嶋栄一君) 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) では、2月に結果が出て、それから検討していくという理解でいいんですか、課長。スケジュールがもし分かったら教えてもらえますか。 ○議長(田嶋栄一君) 麻生環境衛生課長。 ◎環境衛生課長(麻生正文君) 契約の期間が、11月7日からスタートしまして2月16日の期限になっておりますので、その段階でどういう形になるかというのは協議になるかと思います。その先の話については、また金額とか含めて上がってこないと、ちょっと判断がこちらでもできない状況下にあると思います。 ○議長(田嶋栄一君) 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) 分かりました。 ちなみに、市民病院はどうなっていますか。 ○議長(田嶋栄一君) 内田豊後大野市民病院事務長。 ◎豊後大野市民病院事務長(内田健児君) 当院におきましては、現在ほとんどLED化できておりませんので、今後、令和7年度に予定ではリースといったことの検討も含めて導入していきたいと考えております。 ○議長(田嶋栄一君) 後藤雅克君。 ◆7番(後藤雅克君) 市民病院と市役所本庁舎ですか。支所は新しく建て替えたので、ほとんどLEDになっていると思いますけれども、一番大きいところが残っていて、いろいろ聞くところによると、本庁舎は2億円程度かかるんではないかななんていうことも耳にしていますけれども、しっかりその状況は出てくると思います。 私が言うほどのことではございませんけれども、LED化については、国の地域脱炭素の推進のための交付金などが利用できると思いますし、先ほど言ったスポーツ施設のときにも話したとおり、緊急防災・減災事業費、これに関していえば、本庁舎も使えるし、条件が当てはまれば市民病院の熱源なんかにも使えたりもしますので、そういうのを考えていただければと思いますし、先ほどのまた地域レジリエンスの脱炭素化、二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金など、少しでも有利な財源確保に努めていただければなと思います。 合併特例債も今後使えなくなってきています。私が令和4年3月に一般質問したPPP事業の手法をぜひ今後は積極的に検討いただければと思います。PFI方式、リース方式に加えて、支出平準化はもとより、簡易で早期な事業実現、民間のノウハウが活用できて、SPCの設立が不要なDBPO方式などは、本市によりマッチしていると思いますし、これは使わない手はないんではないかなと思いますので、ご提案させていただきます。 エネルギーの高騰、この問題は先も見えませんし、長期的な戦いになると思います。物価も高騰し、今、何もかも価格が高くなっている状況が続いております。こういう状況が続くんであれば、抜本的な見直しも視野に入れていくべきではないかなと思います。特に、フレッシュランド恵藤建設の利用料金なんかは他市に比べても安く設定されていますし、他の社会体育施設とは違いますので、もうこれは利用料金の増額なんかも含めて考える時期には来ているんではないかなと思っております。 このエネルギー高騰、本市だけが悪いわけではなくて、全世界の問題ですし、国・県とともに本市ができることを迅速に取り組んでいただきますことを期待申し上げまして、一般質問を終わらせていただきます。     〔7番 後藤雅克君質問者席降壇〕 ○議長(田嶋栄一君) 以上で、7番、後藤雅克君の一般質問を終わります。 ここで、午後1時15分まで休憩します。          休憩 午前11時48分          再開 午後1時15分 ○議長(田嶋栄一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 引き続き一般質問を許可します。--------------------------------------- △川野辰徳君 ○議長(田嶋栄一君) 1番、川野辰徳君。 1、豊後大野市民病院についての質問を許します。 川野辰徳君。     〔1番 川野辰徳君質問者席登壇〕 ◆1番(川野辰徳君) 議長の許可をいただきましたので、一般質問させていただきます。 豊後大野市民病院について、現状と今後予想される問題をお伺いします。 ○議長(田嶋栄一君) 1、豊後大野市民病院については、市民病院事務長より答弁があります。 内田豊後大野市民病院事務長。     〔豊後大野市民病院事務長 内田健児君登壇〕 ◎豊後大野市民病院事務長(内田健児君) 豊後大野市民病院についてのご質問にお答えいたします。 当院は、豊肥地域の中核病院として、地域住民の生命と健康を守るために、県や大分大学医学部等と連携して医師確保を図り、総合診療や専門医療を実践しています。また、採算面から民間医療機関での対応が困難な救急医療、災害医療、僻地医療、小児医療、新興感染症対策等の不採算部門を担い、非常時における医療サービスの確保にも努めています。特に、この数年間は、新型コロナウイルス感染症への対応にも注力してきたところでございます。 当院の経営状況につきましては、コロナ禍における多くの医療機関と同様に、患者の減少及び医業収益の減少が顕著となりました。特に、新型コロナ患者専用病棟の設置により、44の一般病床を減じて運用した影響は大きなものとなりました。医業収益の比較では、コロナ前の令和元年度に比べると令和2年度は2億6,800万円、令和3年度は1億7,400万円、令和4年度は1,900万円の減となっています。 また、今年度の経営状況の見通しにつきましては、コロナ前の令和元年度と今年度の10月末時点までを比べると、患者数が入院で1,478人、外来で4,556人の減となっていますが、医業収益は8,800万円の増と見込んでおり、収入は回復基調となっています。 このような状況を踏まえ、今後予想される中長期的な問題としては、人口減少に伴う医療圏全体における患者数の大幅な減少が上げられます。また、現在も医師や看護師等の確保が困難な状況にありますが、今後ますます就労者の確保が厳しくなると予想されます。これらのことは地域全体が共通して抱える問題であるため、圏域内の医療機関と連携して地域医療の確保に取り組むことが重要になるものと考えています。 今後におきましても、公立病院として地域医療の果たすべき役割を遂行しながら、持続性のある安定した病院経営に努めてまいります。     〔豊後大野市民病院事務長 内田健児君降壇〕 ○議長(田嶋栄一君) 川野辰徳君、再質問ありますか。 川野辰徳君。 ◆1番(川野辰徳君) 患者数が減っている中で、医業収益が8,800万円の増と見込んでいると言われましたが、それはなぜですか。 ○議長(田嶋栄一君) 内田豊後大野市民病院事務長。 ◎豊後大野市民病院事務長(内田健児君) 患者数は減ってはいますが、診療単価が10月末時点までで患者1人1日当たり外来で1,407円、入院で一般病棟が4,629円、療養病棟が384円伸びているためです。 ○議長(田嶋栄一君) 川野辰徳君。 ◆1番(川野辰徳君) 単価が上がっているということは分かりました。 健全に病院が運営されていることは、私も認識しております。今日の質問は、それをただ、ただすことが目的ではありません。市民目線でも市民病院の経営状況が理解できるように説明をいただきたく、質問させていただきます。よろしくお願いします。 全国の公営病院は、総務省のホームページで閲覧することができます。総務省のホームページのトップページから「公立病院決算」と検索すると、全国の病院情報を都道府県別に確認することができるようになっています。そこで大分県を指定すると、県立病院、中津市民病院、山香病院、国東市民病院、そして、我が豊後大野市の市民病院が出てきます。 そこで、お伺いします。 我が豊後大野市の場合、決算資料、損益計算書などは総務省のホームページ以外で確認することはできますか。ちなみに、中津市は市役所の窓口で申請すれば確認できるそうです。山香病院は、市のホームページに市が補填する金額を一括で計上し、市の決算資料の中で確認できるようにしているそうです。我が豊後大野市はどうでしょうか、お伺いします。 ○議長(田嶋栄一君) 内田豊後大野市民病院事務長。 ◎豊後大野市民病院事務長(内田健児君) 当院の決算状況につきましては、まず、市のホームページで、簡単ではありますが、決算内容は公表しております。また、市民病院のホームページから入っていただきますと、病院経営強化プラン、これを今年の2月に策定いたしましたが、この資料の中で直近の経営状況については公表しております。 ○議長(田嶋栄一君) 川野辰徳君。 ◆1番(川野辰徳君) 分かりやすくありがとうございます。 総務省のホームページでは、現在、令和3年度までしか閲覧できません。議員宛ての決算資料は頂いていますが、市民が令和4年度の情報をホームページで確認できるようになるのはいつでしょうか、お伺いします。 ○議長(田嶋栄一君) 内田豊後大野市民病院事務長。 ◎豊後大野市民病院事務長(内田健児君) 総務省のホームページでは、令和3年度まで現在載っているということですが、令和4年度の決算につきましては、9月定例会で承認をいただいたところでございます。したがいまして、総務省での公表につきましては、これまでの総務省の公表の時期を見ますと、そろそろ公表がされるのではないかと思われます。 ○議長(田嶋栄一君) 川野辰徳君。 ◆1番(川野辰徳君) では、今月ちょっとよく見ておきます。 議員用の資料より総務省の資料のほうが分かりやすいので、令和3年度分の豊後大野市民病院の情報を確認しました。医業外収益を取りあえず横に置いておいて、医業収益が、これに載っているんですけれども、約28億円、総費用が37億円となっています。 民間企業であれば、当然10億円の赤字です。しかし、約10億円の交付金が入っており、損益計算書上では問題なく処理されています。これは、公営企業としての地方公営企業法の関係があるのでしょうか。令和2年度、令和3年度も同じ構図でした。そのからくりをお願いします。 ○議長(田嶋栄一君) 内田豊後大野市民病院事務長。 ◎豊後大野市民病院事務長(内田健児君) 令和4年度の決算につきましては、今、議員が言われますように、医業収益は29億円、医業費用のほうが35億円ということではあります。この内容につきましては、令和4年度、コロナの病床を設けたことによりまして、その分の入院収益が減ったこと。それから、それに代わります医業外収益のほうになりますが、コロナに関する空床補償等の補助金が入ったことなどにより、トータルとしては黒字であったということになります。 令和2年度、令和3年度につきましても、同じような、先ほど議員は構図と言われましたけれども、そういう構図というふうなことになります。 ○議長(田嶋栄一君) 川野辰徳君。 ◆1番(川野辰徳君) あとは、交付金の金額ってどのように決めているんでしょうか。例えば、年度最初に決めているのか、それとも、ある程度損益の状況が分かった段階で決まっているのか、お伺いします。 ○議長(田嶋栄一君) 内田豊後大野市民病院事務長。 ◎豊後大野市民病院事務長(内田健児君) 次年度の市からの交付金につきましては、地方公営企業法の繰出金の基準、要綱等が出た後に、財政課と協議した上で、次年度の当初予算、3月の当初予算の際に議員の皆様に提案し、承認をいただく流れになっています。 ○議長(田嶋栄一君) 川野辰徳君。 ◆1番(川野辰徳君) 細部にわたり、説明ありがとうございました。 市民の皆様が安心して生活できるよう、今後も市民病院の運営をよろしくお願いします。 以上で、この項の質問を終わります。 ○議長(田嶋栄一君) 次に、2、関係人口交流拠点施設cocomioについての質問を許します。 川野辰徳君。 ◆1番(川野辰徳君) 関係人口交流拠点施設cocomioについて、現状と起業、移住、定住のそれぞれの実績をお伺いします。 ○議長(田嶋栄一君) 2、関係人口交流拠点施設cocomioついては、商工観光課長より答弁があります。 清水商工観光課長。     〔商工観光課長 清水康士君登壇〕 ◎商工観光課長(清水康士君) それでは、関係人口交流拠点施設cocomioについてのご質問にお答えいたします。 まず、現状につきましては、移住・定住や関係人口の部門において、cocomioスタッフと地域おこし協力隊員による移住相談会や、九州内で先進的なローカルビジネスを展開している方を招いて体験談などを聞くcocomioトーク等の取組を実施しております。 大学生をターゲットとした取組としては、若者のUIJターンを目的に県が福岡市に設置している「dot.(ドット)」と連携し、福岡の大学生によるフィールドワークを実施しています。また、大分大学や日本文理大学といった県内の大学による学外講義や研究発表の場としてcocomioを活用するなどの施設利用も促進しているところでございます。 また、富士通株式会社の社員4人が、本市で仕事をしながら地域住民と交流するワーケーションプログラムも実施しております。今回の参加者は、10月30日から11月2日の4日間、cocomioに宿泊しながら、リモートワークとともに、犬飼町のながたに振興協議会の役員等約30人との意見交換会を開催するなど、新たな関係人口創出の取組も推進しているところでございます。 一方、館内3室のサテライトオフィススペースにつきましては、既に2室が市外企業によって利用されています。現在、残りの1室も利用の問合せを受けていますので、これから申請受付や審査の後、利用が可能と判断されれば、全室が市外の企業によって利用されることとなる見込みでございます。 創業支援部門の状況としましては、「cocomioローカルビジネススクール」と題した創業支援セミナーを8月から11月までの間に全6回の講座で実施したところでございます。受講者数は、当初募集定員としていた20人を大幅に上回り、最終的には30人となりました。受講生からは、「貴重な学びの機会をつくってくれてありがとうございます」、「個別に相談に行った際も大変親身に考えていただき、創業に向けて伴走していただいていることを心強く思います」といったような感想が多数寄せられており、本施設の事業展開に確かな手応えを感じているところでございます。 次に、起業、移住、定住の実績についてでございます。 今年度は、cocomioにおいて創業支援した方が11月末までに4人起業されており、うち1人は県外からの移住者で、本市に定住していただいております。 今後も、市と指定管理者が連携し、セミナー受講者や新規相談者の創業支援を継続するとともに、移住・定住の促進や関係人口の創出に注力してまいります。     〔商工観光課長 清水康士君降壇〕 ○議長(田嶋栄一君) 川野辰徳君、再質問ありますか。 川野辰徳君。 ◆1番(川野辰徳君) それでは、令和4年度でよろしいので、セミナーなどが開催されたことは分かりました。しかし、要はどれぐらいの結果が出ているのか。市民の皆様はそこが一番知りたい部分です。もう一度確認します。豊後大野市に移住や定住をした人数を教えてください。 ○議長(田嶋栄一君) 河室まちづくり推進課長。 ◎まちづくり推進課長(河室晃明君) 令和4年度における本市への移住者数は45世帯、109名であります。前年度の43世帯、96名から増加しているという状況であります。 ○議長(田嶋栄一君) 川野辰徳君。 ◆1番(川野辰徳君) では、次に、豊後大野市を本社として登記し、起業した法人数をお願いします。 ○議長(田嶋栄一君) 清水商工観光課長。 ◎商工観光課長(清水康士君) 法人数につきましては、令和5年度にcocomioで創業相談されたり、創業セミナーを受講し、市内を主たる事業所として起業した方は、先ほど申しましたとおり4人でございます。4人の全ての方が、三重税務署に開業届を提出しまして、個人事業主として起業されております。 ○議長(田嶋栄一君) 川野辰徳君。 ◆1番(川野辰徳君) ありがとうございます。 続いて、今の指定管理者、株式会社ホーホゥについてお伺いします。 年度単位での臨時パートを含めて人件費はどれぐらいになりますか、お伺いします。 ○議長(田嶋栄一君) 清水商工観光課長。 ◎商工観光課長(清水康士君) 人件費につきましては、正規・臨時の給与としまして、これは令和4年度実績になりますが、1,300万円ほどになります。それから、創業支援マネジャー等雇用している分が総額で756万円となっております。 ○議長(田嶋栄一君) 川野辰徳君。 ◆1番(川野辰徳君) この施設で年間幾らぐらいの売上げを計画されていますか、お伺いします。 ○議長(田嶋栄一君) 河室まちづくり推進課長。 ◎まちづくり推進課長(河室晃明君) 令和5年度におきましては、指定管理料以外、施設使用料について、おおむね令和5年度予算的には収支予算では200万円、自主事業その他で100万円ということで予算を立てております。 ○議長(田嶋栄一君) 川野辰徳君。 ◆1番(川野辰徳君) それでは、今、幾らぐらい売上げが確保できているんでしょうか、お伺いします。 ○議長(田嶋栄一君) 河室まちづくり推進課長。 ◎まちづくり推進課長(河室晃明君) 現在のところ、利用料売上げが11月ぐらいで43万円、自主事業では40万円ということでございます。計90万円弱でございます。 ○議長(田嶋栄一君) 川野辰徳君。 ◆1番(川野辰徳君) 分かりました。 それでは、本当にcocomioについては市民の皆様の関心が非常に高く、今後の進捗も注視されています。また、さきの事務監査請求の対象にもなりました。有権者の50分の1である約900名の署名を集め、大分県では2例目として事務監査請求が成立しました。私も市内を回り、約200名の方から署名をいただきました。 そこで、お伺いします。 この事務監査請求は、行政の基本やその根底にある公正公平の原則を懐疑したくなる事象が多く散見され、行政の基本ルールを逸脱しているのではと市民より疑われていたため行われました。その後、本年7月、2名の豊後大野市監査委員により、監査結果が出されました。その監査結果では、次のような3点が指摘されています。 市の執行は、おおむね問題なかった。一部、指定管理者の選定に当たり、公正公平の原則を懐疑したくなる事情が見られても仕方のない事象が存在した。3点目、事業計画の配慮を要望する。 そこで、お伺いします。 この監査結果について、市はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(田嶋栄一君) 河室まちづくり推進課長。 ◎まちづくり推進課長(河室晃明君) 事務監査請求をいただきまして、その後、監査委員のご意見をいただいたということで、私どもは、その監査委員の意見を踏まえまして、また今後、適正な事務の執行を行ってまいりたいということでございます。 ○議長(田嶋栄一君) 川野辰徳君。 ◆1番(川野辰徳君) ぜひ、その適正な事務の執行を注視してまいりたいと思います。 続いて、市のcocomioは、当初決まっていた指定管理者、合同会社豊後大野まちむすびとの契約を解除しました。しかし、市民団体からは当時の副市長に対し、この法人では運営は無理だと100人の市民の声を添えて陳情もされています。 そこで、この豊後大野まちむすびについて、3つのことを……     〔「議長、動議があります」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田嶋栄一君) 嶺英治君。 ◆8番(嶺英治君) 議長に対し、議事進行について動議を発議いたします。 今回の議案について、現状と起業、移住、定住のそれぞれの実績について問われていることに対して、今の質問者の川野議員の発言については、全くこれとそれたものでありますので、議事進行の整理を議長にお願いしたいと思います。 ○議長(田嶋栄一君) 川野君、ちょっとこの場で休憩します。          休憩 午後1時41分          再開 午後1時46分 ○議長(田嶋栄一君) 引き続き会議を開きます。 川野議員、実績についての質問ですから、言葉がつながるような発言をお願いしたいと。要するに、議事進行上、差し障りがあるような発言というのはいけませんので、実績にどのようにつながっていくのかというような形で質問をお願いします。 川野辰徳君。 ◆1番(川野辰徳君) 先ほど話しましたけれども、豊後大野まちむすびとか、そういう話をしながら、本事業の今後について話していくんですけれども。 では、いいですか。 分かりました。では、いいです、もう。先ほどの合同会社豊後大野まちむすびの件は、また次の機会に聞きます。 結局、先ほど正直、売上げ等を聞いて、市民の皆様は当初からこの事業の運営を危惧しています。現在、懸念材料に上げられる3つのことをお伺いします。 まず、この事業が終わった後、cocomioはどうなるのでしょうか。 ○議長(田嶋栄一君) 河室まちづくり推進課長。
    まちづくり推進課長(河室晃明君) ただいまの川野議員の質問につきまして、考え方の趣旨を確認したいので、質問の許可を、議長、お願いいたします。 ○議長(田嶋栄一君) 河室まちづくり推進課長、議員に対する質問というのはできませんので。どういうふうな趣旨で。 ◎まちづくり推進課長(河室晃明君) 反問権で、逆質問でございます。 ○議長(田嶋栄一君) 河室まちづくり推進課長、発言どうぞ。 ◎まちづくり推進課長(河室晃明君) ただいまのご質問でございますけれども、そもそもこの関係人口交流拠点施設は、公の施設として指定管理をしている。これはお分かりだと思います。その目的は、関係人口の拡大・創出と移住・定住の促進、創業の支援をするということでございます。 議員は以前、農業の経営をされていたとお伺いしております。青年就農給付金150万円とか750万円とかございますといいますが、午前中の首藤議員の質問内容でも、農業は非常に厳しい、農業を守るんだということがありました。農業の経営も厳しいものと考えております。 そういった経営で、さきの定例会で、議員は農業はお辞めになったと聞いております。こういった議員の農業経営も含めまして、議員のそういった経営を踏まえたご自身の事業の継続についてお考えをお伺いいたします。 ○議長(田嶋栄一君) 河室課長、ちょっと反問権とは違うような。 ◎まちづくり推進課長(河室晃明君) お答えがいただけないようでございますので、先ほど言いましたように、そういった経営はできなかったということを判断したところでございますけれども、先ほど言いましたご質問にお答えさせていただきます。 この施設は、先ほど言いました関係人口の内容は以前のとおりでございます。そういった目的を達成するために行うものでございますが、期間終了後につきましては、例年の指定管理期間が終了する時点で判断するものと考えております。 関係人口交流拠点施設としての位置づけとしましては、議員のような先ほどの経営を放棄するわけではなく、継続しておくものと考えているところでございます。 ○議長(田嶋栄一君) 川野辰徳君。 ◆1番(川野辰徳君) やっぱり売上げとかお金のことがかかってくるので、僕はただ尋ねただけなんです。指定管理料がなくなったとき大丈夫なのかなということで尋ねただけです。 では、2点目にいきます。 建物を含めて約2億円近い資金を投じているんです、この事業は。まあ、レガシーですか、住民の皆様はこれからどのようにあの施設を引き継いでいくんでしょうか、お伺いします。あの建物について。 ○議長(田嶋栄一君) 河室まちづくり推進課長。 ◎まちづくり推進課長(河室晃明君) 議員は、この施設を議員になって訪れたことがあるかと思います。この関係人口交流拠点施設は、様々な人が関わったり、いろいろなイベント等をしております。議員はそういったイベントにも参加されたことがあるのかないのか分かりませんが、そういったものを踏まえれば、この活動は引き続き行われていくものだと。 まさに、この立ち上げ時期の昨年から、令和4年10月からの立ち上げ時期早々でございましたが、様々な結果も残しておりますし、本年度は計画しております事業も軌道に乗り、安定してきていると。そういった状況も多分確認はしていないと思いますが、半年で前年以上の収入額となっているという状況で、成果目標に向かって着実に進んでいると私は考えております。 ○議長(田嶋栄一君) 川野辰徳君。 ◆1番(川野辰徳君) これは本当に確実に進んでいますか。人件費1,300万円と756万円でしたっけ。 ちょっと話は終わっていないんだけど。 ○議長(田嶋栄一君) 川野君、先ほどのその前の質問のときに、清水課長が挙手をしたんだけれども、気がつかなかったので、ちょっとここで。 清水商工観光課長。 ◎商工観光課長(清水康士君) 先ほど指定管理業務の人件費をこちらのほうから言わせていただいたんですが、それにちょっと誤りがありまして、訂正をお願いします。 先ほど指定管理業務の人件費を1,300万円と言いましたが、令和4年度の決算の額が445万9,237円です。大変申し訳ございません。 それと、創業支援事業に関する人件費が、先ほど756万円と申し上げましたが、470万6,680円が決算額となっておりますので、ご訂正をお願いします。失礼しました。 ○議長(田嶋栄一君) 川野辰徳君。 ◆1番(川野辰徳君) もうこれはちょっと時間ないので、また今度やります、次。 以上で、この質問を終わります。 ○議長(田嶋栄一君) 次に、3、過疎化対策についての質問を許します。 川野辰徳君。 ◆1番(川野辰徳君) 過疎化対策について、今後10年後、20年後の市の人口推計をどうお考えか、お伺いします。 ○議長(田嶋栄一君) 3、過疎化対策については、まちづくり推進課長より答弁があります。 河室まちづくり推進課長。     〔まちづくり推進課長 河室晃明君登壇〕 ◎まちづくり推進課長(河室晃明君) それでは、過疎化対策についてのご質問にお答えいたします。 本市では、人口減少に歯止めをかけるとともに、都市圏への人口流出を是正することなどを目的とした第2期豊後大野市まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定しています。この総合戦略とともに作成した豊後大野市人口ビジョンによると、今から約10年後の2035年の本市の人口は2万5,872人、それから10年後の2045年の人口は2万1,173人、そして、2065年には約1万3,000人に減少すると推計され、急速な人口減少社会を迎える見通しとなっています。 国においては、少子化問題を「静かなる有事」と捉え、異次元の少子化対策として、こども・子育て政策について、「若い世代の所得を増やす」、「社会全体の構造・意識を変える」、「全ての子育ての世帯を切れ目なく支援する」という3つの基本理念の下、若者の経済的支援の強化や夫婦が協力して子育てできる環境づくりを目指し、児童手当の拡充や男性の育児休業取得促進などを支援することとしております。 市としましては、国の施策を注視しながら、総合戦略に掲げた「豊かなくらしとしごとを創る」、「豊かなひとを育む」、「豊かな自然・地域を未来へつなげる」の3つの基本目標の下、持続可能な豊後大野市づくりの実現に向けた一つ一つの取組を着実に進めてまいります。     〔まちづくり推進課長 河室晃明君降壇〕 ○議長(田嶋栄一君) 川野辰徳君、再質問ありますか。 川野辰徳君。 ◆1番(川野辰徳君) 過疎化、少子化、高齢化社会と、我が豊後大野市を取り巻く環境の厳しさは、私も理解しています。簡単に解決できる問題ではありませんが、これまでにどのような対策を講じてきたのか。先ほどの話も、抽象的なんですよね。静かなる有事とか、何か豊かな暮らしと仕事をつくる、豊かな人を育むとかではなく、具体的な対策、政策、施策、そういったことをお聞かせください。 ○議長(田嶋栄一君) 河室まちづくり推進課長。 ◎まちづくり推進課長(河室晃明君) ご案内のとおり、先ほど説明しました第2期豊後大野市まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づきます事業、一つ一つご説明申し上げませんけれども、例えば、私どもまちづくり推進課では、空き家バンクの推進であったり、地域振興協議会の支援など、または先ほども言いました子育て支援など、様々なメニューを駆使して行っております。一概にこれを全部並べることはできませんけれども、豊後大野市もこういったいわゆる生まれてから亡くなるまでというか、皆さんの一生のサイクルで全て人口増に向けた対応をしているというところでございます。 ○議長(田嶋栄一君) 川野辰徳君。 ◆1番(川野辰徳君) それをもうちょっと具体的に聞きたかったんですけれども、ちょっともう時間がないんで、いいです。 昨日のニュースを見たら、高速道路、宮河内と犬飼がつながる方向で話が進んでいるみたいですね。要は、ベッドタウンにしていく。こういった具体的な話をしていきたいんですよ。大分市と隣接地であり、地の利を生かして住宅地を開発し、具体的に言えば、犬飼町や千歳町やそういったところに計画していくとか、また、熊本県に半導体の企業が進出しています。その半導体産業の裾野も、新聞報道などからも広いと報道されています。近くでいうと、朝地町とか大野町に工業団地を整備する計画とか、こういった具体的な未来のビジョンをお聞きしたいんです。いわゆる企業誘致ですね、これは。 最後に、これは前回、市長から提言についていろいろ言われたので、私の提言としては、新しい観光としてパンダを誘致。笑う人もいるんですけれども、私をかわいがってくれている方がおっしゃっていて、斬新で画期的なアイデアだなと私は思いました。パンダを誘致してくれば、九州ではパンダを見られるところないんですよ。そのパンダが見られるようなところをつくっていくとか、こういった具体的な政策を言ってくれると、ああ、これは希望が持てるな、このまちいけるなと。 まだ起業は少ないかもしれないけれども、先ほどのベッドタウンみたいに、犬飼町や千歳町に住んで、そこから通おうとか、そういった感じのもうちょっと具体的な話をしてほしい。さらには、大野町の大分県央空港がありますよね。あそこに自衛隊の基地を誘致するとか、いや、笑っていますけれども、そういった具体的なことをもっとやっていかない限り、2035年2万5,872人と言いましたけれども、僕はもっと減るのではないかと思っています。 もう最後は、市長、ずっとあれなんで、よかったら市長のお考えをお聞きしたいんですけれども、市長、どうかお願いします。最後に締めてください。締めてというか、企業誘致に関して。 ○議長(田嶋栄一君) 提案でしょう。それは議員からの提案でしょう。 ◆1番(川野辰徳君) これを聞いた中の市長の過疎化対策の考えをよかったらお聞かせいただけたらと思います。 ○議長(田嶋栄一君) 川野市長。 ◎市長(川野文敏君) 議員ご提案のパンダの誘致、自衛隊の誘致、それは議員が考えられる施策でございますので、議員活動の中で、ぜひ頑張っていただきたいと思っております。 ○議長(田嶋栄一君) 川野辰徳君。 ◆1番(川野辰徳君) 以上で、この質問を終わります。 ○議長(田嶋栄一君) 次に、4、市の職員についての質問を許します。 川野辰徳君。 ◆1番(川野辰徳君) 市の職員について、前回の一般質問で、採用の多様化は総務省の通達で理解できました。同じ条件でも他市では採用時に居住を義務づけています。制度化の必要はないですか、お伺いします。 ○議長(田嶋栄一君) 4、市の職員については、総務課長より答弁があります。 阿南総務課長。     〔総務課長 阿南博和君登壇〕 ◎総務課長(阿南博和君) それでは、市の職員についてのご質問にお答えいたします。 職員の居住地につきましては、憲法第22条第1項の規定により、住居、移転等の自由が保障されております。また、地方公共団体の職員の公正な採用についての基本的な考え方が総務省から示されており、当市は、この趣旨を損なうことのないよう取り組んでいますので、市内に居住することを制度化することは困難であると考えます。     〔総務課長 阿南博和君降壇〕 ○議長(田嶋栄一君) 川野辰徳君、再質問ありますか。 川野辰徳君。 ◆1番(川野辰徳君) 前回同様、多様化、総務省の通達で、理解はできています。ただ、同じ条件下でも、他市と言いましたけれども、はっきり言います。臼杵市は、できるだけ地元に住んでくださいと新規の採用についてのお願いをするそうです。防災面の緊急な対応なども考慮し、強制ではないが、お願いをして、ほとんどの方が市内に居住をされているようです。1人でも多く市内に住んでほしいとの気持ちであります。臼杵市はそこがかいま見えます。ぜひ我が豊後大野市も検討してください。 さらに、憲法の第22条に「何人も、公共の福祉に反しない限り、居住の自由を有する」と、定められています。臼杵市は、こちらを優先されているものだと思います。 以上で、この質問を終わります。 ○議長(田嶋栄一君) 次に、5、個人情報保護制度についての質問を許します。 川野辰徳君。 ◆1番(川野辰徳君) 個人情報保護制度についてお伺いします。 約1年前、農業について質問しました。市長に反問権を行使され、750万円と具体的に金額を公開されました。今はどうお考えでしょうか。 ○議長(田嶋栄一君) 5、個人情報保護制度については、総務課長より答弁があります。 阿南総務課長。     〔総務課長 阿南博和君登壇〕 ◎総務課長(阿南博和君) それでは、個人情報保護制度についてのご質問にお答えいたします。 本市では、住民に一番身近な地方公共団体として多くの個人情報を取り扱っております。 当該個人情報の適正な取扱いを定めるため、個人情報の保護に関する法律の趣旨に基づき、令和4年度までは、平成17年に制定した豊後大野市個人情報保護条例により運用してまいりました。 その後、令和3年度に個人情報の保護に関する法律が改正され、地方公共団体の個人情報保護制度についても改正後の法律において令和5年度から一元化されるようになったことから、本市も法律の規定に従い運用しているところです。 今後の運用につきましては、これまでと同様、法令を遵守し、個人情報の収集、利用、提供等を適切に行ってまいります。     〔総務課長 阿南博和君降壇〕 ○議長(田嶋栄一君) 川野辰徳君、再質問ありますか。 川野辰徳君。 ◆1番(川野辰徳君) 個人情報保護法の制度については、市がしっかりと国の指針に基づき遵守していることは理解できました。 そこで、改めて市長にお伺いします。 以前、市長より、反問権の行使により、私が県や市の給付金を活用したために農業に専念したらどうですかと切り返されましたが、私は一度「専念します」と回答しました。その後、支援者の方々から、川野、おまえは議員に専念しろ、もっとやるんだと諭され、私は議員に専念することにしました。 その市長の反問権の中で、農業政策の制度利用は、公開されても問題ないと思いますが、具体的に750万円と、この議場で公開されました。これは個人情報の侵害だと思われるので、私は前の質問で市長に、これは侵害でありませんかとただしましたが、市長は何で今頃と、提言してくださいと、真摯に対応してもらえませんでした。何で今頃は、関係ありません。法律では気づいたときがスタートなんです。 議員には市政全般について質問することが認められています。提言だけではありません。軽く考えないでいただきたいです。議員は市民の代弁者なんです。もう一回言います。市民の代弁者です。市民の皆様が聞いておられます。また、ここにいる議員全員に対しての回答でもあります。 侵害したとお考えですか、侵害していないとお考えですか。もし侵害したからこの発言は撤回すると言われるのであれば、私はもうこれ以上申すことありません。市長、お聞かせください。 ○議長(田嶋栄一君) 阿南総務課長。 ◎総務課長(阿南博和君) 問題ないと判断しております。 ○議長(田嶋栄一君) 川野辰徳君。 ◆1番(川野辰徳君) 市長は答えないということですね。残念です。もういいです。 市のトップとして責任ある対応と真摯な姿勢を期待しましたが、無理なようなのですね。 この質問を終わります。     〔1番 川野辰徳君質問者席降壇〕 ○議長(田嶋栄一君) 以上で、1番、川野辰徳君の一般質問を終わります。 ここで、午後2時20分まで休憩します。          休憩 午後2時12分          再開 午後2時20分 ○議長(田嶋栄一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 引き続き一般質問を許可します。--------------------------------------- △高野辰代君 ○議長(田嶋栄一君) 3番、高野辰代君。 1、「まちづくりはひとづくり」人が人を呼ぶ人材育成についての質問を許します。 高野辰代君。     〔3番 高野辰代君質問者席登壇〕 ◆3番(高野辰代君) 議長の許可をいただきましたので、3つのテーマについて質問させていただきます。 最初のテーマですが、「まちづくりはひとづくり」人が人を呼ぶ人材育成についてです。 このテーマですが、11月に開催しました市民と議会の意見交換会の会場で話題になったものでございます。ハード面のまちづくりは目に見えますが、ソフト面の人材育成も重要ではないかとのご意見でした。 議員研究誌の「地方議会人」という冊子がございますが、11月号の特集が「『人』の集まる地域づくり」でした。「『にぎやかな過疎』の形成 人が人を呼ぶ地域づくり」の文字に目を引かれました。あの人がいるから、そこに行ってみたい。あの人の地域を見てみたい。あの人がつくった作物を手に入れたい。あの人と一緒に何かしてみたいなど、人が人を呼ぶこともあるのではないかと思います。 そんな人材育成について、豊後大野市の計画の中から質問させていただきます。 2014年にまち・ひと・しごと創生法が制定され、地方自治体で地域の特性に即した地域課題解決等の実現を図るために総合戦略を策定しています。本市では、第2期の3つの基本目標の中に「豊かなひとを育む」とありますが、次についてお伺いいたします。 ①第2次豊後大野市総合計画後期基本計画の施策4-1、地域コミュニティ活動の推進で、地域を支える人材を育成するとあるが、どのようなことを実施または予定されているのか。 ②同計画の施策4-4、主体的で計画的な行財政運営の推進で、庁内の人づくり・組織づくりが上げられ、職員研修の充実により職員の資質向上と能力開発に努め、地域の課題を的確に捉え、自ら考え、その解決のために積極的に取り組む意欲と行動力を持った職員を育成するとありますが、どのような取組をしているのでしょうか。 以上、よろしくお願いします。 ○議長(田嶋栄一君) 1、「まちづくりは人づくり」人が人を呼ぶ人材育成については、総務企画統括理事より答弁があります。 平山総務企画統括理事。     〔総務企画統括理事 平山元彦君登壇〕 ◎総務企画統括理事(平山元彦君) 人が人を呼ぶ人材育成についてのご質問にお答えいたします。 まず、地域を支える人材の育成についてでございます。 本市では、各地区のコミュニティ活動の核となる人材を発掘することにより、地域コミュニティにおいてリーダーシップを発揮し、様々な地域活動を支える地域創生リーダーを育成することを目的として、平成28年度から3年間、地域リーダー育成事業を実施しました。具体的には、各町別に一般募集した受講生が2年間の育成講座を受講し、その中でそれぞれの課題を洗い出し、解決に向けた取組について考えていただきました。 本講座の受講生の中には、各地域で花火大会の開催やイルミネーションを点灯させるイベントの企画、地域の草刈り作業、植樹の手伝いなど、地域に根差した実践的な活動を行っている方もいることから、当該事業は一定の効果があったものと評価しております。 現在は、こうした人材が中心となった活動に加え、地域おこし協力隊や地域振興協議会による地域づくり活動が展開されていることから、国や県、各種民間団体の助成事業の活用や市民提案型協働のまちづくり事業を通じた財政支援等を行っています。また、関係人口交流拠点施設cocomioでは、九州各地で活躍する地域リーダーを招いたトークイベントやセミナーの開催のほか、起業、創業を目指す方を対象としたローカルビジネススクールなどを通じた人材育成事業を行っています。 このほか、市内小中学校では、地元出身者を外部講師とする「はぐくみ先生」による職業講話や職業体験教室、中学2年生を対象とした職場体験学習の実施等により、将来の夢と学業を結びつけるキャリア教育を推進しています。また、ジオ学習により、社会性を育成するとともに、郷土学を通じた児童生徒の人材育成にも取り組んでいます。 今後も、これらの活動を継続し、地域を支える人材の育成をはじめ、地域外人材や企業、大学との連携を通じて地域づくり団体等の活性化を進めてまいります。 次に、市職員の研修等の取組についてでございます。 本市では、地方公務員法の規定に基づき、豊後大野市職員の研修に関する規程を定め、職員の資質向上と能力開発のための研修を実施しています。研修構成としては、新規採用職員及び幹部職員を対象とした基礎研修や職務研修の実施とともに、人権啓発研修、派遣研修、専門研修などの特別研修を実施する内容としております。 研修の実施に当たっては、市の独自研修と併せ、大分県自治人材育成センター主催の研修を受講する形態を採用しています。 市の独自研修につきましては、職場の上司や先輩が実際の仕事を通じて指導し、知識、技術などを身につけていくオン・ザ・ジョブ・トレーニングと言われる教育を実践しています。特に、新採用職員には指導担当者を選任し、職場内における事務事業の円滑な実施を早期に確立するための取組を定着させています。 また、大分県自治人材育成センター主催の研修は、他市職員も参加する合同の研修であり、キャリアに応じた階層別研修や、専門的な知識の習得を目的とした行政実務研修など、技量の向上に資する研修項目が設定されており、本市職員も希望に応じて受講できる体制が確立されています。 本市では、このような研修を主な取組として、人材の育成を図っております。     〔総務企画統括理事 平山元彦君降壇〕 ○議長(田嶋栄一君) 高野辰代君、再質問ありますか。 高野辰代君。 ◆3番(高野辰代君) では、幾つか質問させていただきます。 令和元年度までの3年間実施していた地域リーダー育成事業の今後の予定はありますでしょうか。 ○議長(田嶋栄一君) 河室まちづくり推進課長。 ◎まちづくり推進課長(河室晃明君) 平成28年から令和元年度まで実施しました地域リーダー育成事業は、約70名の方が受講されました。同じ内容で人材育成の事業を実施するという予定はございません。 今後は、先ほど申しましたように関係人口交流拠点施設cocomioなどの人材育成事業や、キャリア教育の推進等を通じた児童生徒の人材育成に取り組んでまいりたいと思っております。 ○議長(田嶋栄一君) 高野辰代君。 ◆3番(高野辰代君) 課長もご存じですが、実は、過疎地域自立促進特別措置法が令和3年3月で期限を迎え、新たに過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法が令和3年4月から10年間の時限付で施行されております。その目標として、第4条に、人材の確保・育成等の項目が新しく追加されております。 また、総合計画策定前の本市の市民意識調査で「市民参画を図る上で特に重要なこと」の問いで「市民参加活動に関する魅力的な講座や催しなどの学習機会の充実」というご意見も24.8%の方からいただいているようにあります。 そして、今回、一般質問の最後のテーマの関係で、都市計画マスタープランにも目を通しましたが、市民協働まちづくりの方針で、まちづくりの人材育成を図ることも各所に記載されておりました。そのような観点からも人材育成は必要だと思っておりますが、以前のような地域リーダー育成講座は実施しないものの、関係人口交流拠点施設cocomioでの人材育成事業や、キャリア教育の推進等を通じた児童生徒の人材育成に取り組むとのことですので、そこも継続して力を入れていただきたいと思っております。 そこで、最初の答弁にありました関係人口交流拠点施設cocomioで8月から11月に実施したローカルビジネススクールですが、その様子が今週のケーブルテレビで放映もあっているところです。参加人数については、先ほど答弁があって30人と分かりました。その中で、市外の方は何人いらっしゃったのでしょうか。 ○議長(田嶋栄一君) 清水商工観光課長。 ◎商工観光課長(清水康士君) ローカルビジネススクールにつきましては、経営、財政、人材育成、販路拡大などの6講座を実施いたしたところでございます。人数ですが、先ほど言いましたとおり30名でございますが、そのうち市外の方は5名ということであります。 ○議長(田嶋栄一君) 高野辰代君。 ◆3番(高野辰代君) もっと多くの市外の方がいるのかなと私はちょっと思ったんですけれども、5人ということで分かりました。 どういった成果があったと認識しているのか教えてください。 ○議長(田嶋栄一君) 清水商工観光課長。 ◎商工観光課長(清水康士君) 受講を終えたばかりですので、成果の検証は、今後、中長期的に行ってまいりますが、受講を終えた段階で2名の方が創業をされております。ほかの方につきましても、これからcocomioしごと相談室、商工会経営指導員、金融機関の窓口などと連携しまして、創業に向けての準備を進めてまいりたいと思います。 ○議長(田嶋栄一君) 高野辰代君。 ◆3番(高野辰代君) では、次の質問にいきます。 最初の答弁の最後に、集落を支える人材の育成や、地域外人材や企業、大学との連携を通じて地域づくり団体等の活性化を進めるとありましたが、具体的には何か予定があるのでしょうか。 ○議長(田嶋栄一君) 河室まちづくり推進課長。 ◎まちづくり推進課長(河室晃明君) 集落を支える人材の育成につきましては、現在行っております地域振興協議会における集落支援員の配置、また、ボラホリぶんごおおのを通じた関係人口による集落を支える人材の確保を想定しております。 地域外人材や企業については、今年度は大分県が包括連携協定を締結しております都市圏に事業所のある富士通様と連携し、ワーケーションの事業に取り組んでおります。 大学との連携につきましては、大野町の土師振興協議会などの大学との取組のほか、市役所各部署でも行っております。まちづくり推進課でございますけれども、地域公共交通の関係で大分大学経済学部、地域づくりでは日本文理大学との連携、国際交流ではAPU、立命館アジア太平洋大学との連携事業を行っているところでございます。今後もまた計画しております。 ○議長(田嶋栄一君) 高野辰代君。 ◆3番(高野辰代君) 様々な施策において、各所と連携しながら地域の活性化に取り組んでいることは理解いたしました。今後、関係人口交流拠点施設cocomioが主催の人材育成事業等実施するときには、受講したい方にはぜひ参加していただきたいので、これまで同様、周知の徹底をお願いします。 それと、一つ情報提供になりますが、一般市民の有志が、夜間に関係人口交流拠点施設cocomioの自由スペースを利用して、3週間に1回のペースで豊後大野市のこと、特に人口問題を中心に話し合っている会があります。共に育つ塾と書いて「共育塾」といいます。19日で100回目になるそうです。 では、②について再質問をさせていただきます。 答弁の中にあった派遣研修について、どのようなものか教えてください。 ○議長(田嶋栄一君) 阿南総務課長。 ◎総務課長(阿南博和君) 派遣研修は、大分県、公益財団法人大分県建設技術研修センターにおいて、専門的な事務や技術を習得することを目的に実施しております。研修期間は2年以内としておりまして、令和4年度は大分県建設技術センターにおいて1人が研修を受けております。研修期間は1年度間です。令和5年度は大分県において1人が研修を受けております。研修期間は2年度間を予定しております。 ○議長(田嶋栄一君) 高野辰代君。 ◆3番(高野辰代君) 今年度、大分県で1人の方が研修されているようですが、どのような内容の研修をされているのでしょうか。 ○議長(田嶋栄一君) 阿南総務課長。 ◎総務課長(阿南博和君) 総務部法務室におきまして、条例及び規則の制定・改廃の手続に関する実務の研修を受講しております。 ○議長(田嶋栄一君) 高野辰代君。 ◆3番(高野辰代君) 派遣研修については理解いたしました。 実は、私の経験ですけれども、職員時代に課を超えてテーマを持って市の課題を見つけ、解決策を研究し、市に提言する研修を受けたことがあります。とても充実していて、職員の仲間づくりにもなりました。そのような研修が今もあればと思うところです。 そこで、次の質問ですが、職員研修で課を超えた職員が顔見知りになり、研修以後、声をかけ合えるような明るい職場につながる研修は実施されているのでしょうか。 ○議長(田嶋栄一君) 阿南総務課長。 ◎総務課長(阿南博和君) 職員研修の実施に当たっては、講義形式の研修から、可能な限りグループワーク形式の研修を多く取り入れ、研修時において自己紹介をしながら会話が進む研修形態としております。 今年度の研修におきましても、消防職員の皆様、保育所職員の皆様、そして本庁・支所職員間でグループワークを取り入れた研修に参加いただきまして、職員間の顔見知りの機会もそういった場で提供しております。 ○議長(田嶋栄一君) 高野辰代君。 ◆3番(高野辰代君) 分かりました。 さて、今年の10月28日にエイトピアで、東日本大震災の被災者を撮影したドキュメンタリー映画「Life 生きていく」の上映会とトークショーが開催されました。この企画をしたのが、豊後大野市の職員グループ「あつ稀」でした。コロナ禍を超えて4年越しの企画として実現したそうで、とても心に響く内容でした。 この映画の監督の笠井さんより、フェイスブックで、「あつ稀」は市役所職員の集まりで、部署や担当課を超えたつながりを大切に交流しており、仕事にもよい影響があるということで、当日、女性陣が明るくチャリティーTシャツの販売に協力していただいた。全体として主催者の皆様の想いが感じられる非常に温かい雰囲気に包まれた会となりました。豊後大野市の皆様ありがとうございましたとの感謝の投稿があっています。 この「あつ稀」の存在は、市にとっての財産だと感じております。職員の生き生きとした活動は市民にも伝わり、市役所を身近に感じていただけるのではないかと思います。また、活動の中から行政のアイデアも生まれるかもしれません。市の研修とは違いますが、自主的な活動がしやすい職場づくりをしてあげてほしいなと思っております。せっかくの活動団体ですので、「あつ稀」を政策形成や課題解決に向けて取り組む組織としてもいいのではないかと個人的には思っております。 まとめますが、宮崎県椎葉村の元地域おこし協力隊の天野さんという方が、地域の魅力イコール人のつながり、人口減少問題に特効薬はないが、解決の糸口は人と人がつながることであり、このつながりの中に地域の魅力を底上げする本質的な可能性が眠っていると言われております。 このように、人材育成は人がつながる一番の手段で、一緒に学ぶことで仲間意識が醸成されます。そのきっかけづくりが行政の役割ではないかと思い、今回の質問をさせていただきました。今後の施策に期待して、この項を終わります。 ○議長(田嶋栄一君) 次に、2、通学路の安全点検結果の対応についての質問を許します。 高野辰代君。 ◆3番(高野辰代君) 次のテーマですが、通学路の安全点検結果の対応についてです。 近頃、自動車が歩行者に突っ込んでしまうような事故のニュースが多発しているように思われます。私は、令和3年12月定例会において、通学路の安全について質問をさせていただきました。当時の危険箇所の届出が86か所とのお話がありましたが、その後の対応と現在の危険箇所の現状と把握方法について伺います。 ○議長(田嶋栄一君) 2、通学路の安全点検結果の対応については、学校教育課長より答弁があります。 日浦学校教育課長。     〔学校教育課長 日浦賢一君登壇〕 ◎学校教育課長(日浦賢一君) それでは、通学路の安全点検結果の対応についてのご質問にお答えいたします。 通学路危険箇所86か所のその後の対応につきましては、道路補修やガードパイプ設置など対策済みが31か所、継続・検討・経過観察が22か所、学校への注意喚起が33か所となっております。 現在の危険箇所の現状と把握方法につきましては、毎年4月に学校に危険箇所の調査を依頼しています。危険箇所の把握につきましては、PTAや学校運営協議会と共に行っています。その現状を基に、豊後大野警察署、国土交通省佐伯河川国道事務所、豊後大野土木事務所、学校関係者及び市役所関係課で構成される豊後大野市通学路安全推進会議を開催し、現地視察を行い、優先順位や担当部署を確認して改善に取り組んでいます。本年度は7月14日に開催し、61か所が対象となり、順次対応をしているところでございます。 今後も、危険箇所の把握に努め、関係機関と連携しながら通学路の安全対策を推進してまいります。     〔学校教育課長 日浦賢一君降壇〕 ○議長(田嶋栄一君) 高野辰代君、再質問ありますか。 高野辰代君。 ◆3番(高野辰代君) では、幾つか質問をさせていただきます。 令和3年度の86か所についての内訳の説明をいただきました。継続・検討・経過観察、学校への注意喚起は、具体的にはどのものになるのでしょうか。 ○議長(田嶋栄一君) 日浦学校教育課長。 ◎学校教育課長(日浦賢一君) 継続・検討・経過観察、学校への注意喚起の例でございますが、横断歩道の移設か停止線による対応を検討している。横断歩道の引き直し要望であったが、それほど摩耗がなかったので、経過観察をしている。パトロールや取締りの強化で対応する。歩道の設置要望に対して、幅を確保できないので、設置が困難であるので、児童生徒への注意喚起を行ってほしい。信号機の設置が難しいので取締りパトロールの継続・強化等でございます。 ○議長(田嶋栄一君) 高野辰代君。 ◆3番(高野辰代君) 今年の豊後大野市通学路安全推進会議では、61か所が対象となったと答弁がありましたが、その61か所は前年度の継続も含まれているのでしょうか。 ○議長(田嶋栄一君) 日浦学校教育課長。 ◎学校教育課長(日浦賢一君) 令和3年度からの継続が2か所分含まれています。 ○議長(田嶋栄一君) 高野辰代君。 ◆3番(高野辰代君) では、現在の危険箇所としては61か所ということで、対策済み、継続・検討・経過観察、そして学校への注意喚起など、もう既に分けられていれば、数を教えてください。
    ○議長(田嶋栄一君) 日浦学校教育課長。 ◎学校教育課長(日浦賢一君) 令和5年度は、現在対応中であるところもありますが、11月現在で対策済みが4件、継続・検討・経過観察40件、実施困難等により注意喚起等は17件です。学校には全箇所の状況を情報共有いたします。 ○議長(田嶋栄一君) 高野辰代君。 ◆3番(高野辰代君) 分かりました。 私からの提案ですが、注意喚起の場所については、物理的に対策が困難な場所ということですので、地域の皆さんにも場所の共有していただき、たくさんの目で子供たちの安全を見守っていただいたらいかがでしょうか。私の地域には、三重第一小学校と三重東小学校の新聞など回覧されますので、回覧板での周知等は可能と考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(田嶋栄一君) 日浦学校教育課長。 ◎学校教育課長(日浦賢一君) 回覧板等で学校の新聞等を回覧させていただいている地区も多いかと思いますので、今、議員がおっしゃるような危険箇所の見守り等についてお願いをするような回覧については、可能であると考えております。 ○議長(田嶋栄一君) 高野辰代君。 ◆3番(高野辰代君) ぜひ実施していただきたいと思います。 各学校の登下校の見守りをよく見かけますが、その正確な把握はできているのでしょうか。 ○議長(田嶋栄一君) 日浦学校教育課長。 ◎学校教育課長(日浦賢一君) 学校が関わっていますPTA、それから学校運営協議会、それからスクールガードなどで計画しているものについては、学校がきちんと把握して対応しているところでございます。そのほか、ボランティアの方が、各学校でいろいろ出ていただいている方もいると思いますが、そちらも各学校のほうで把握をしているものと認識しております。 ○議長(田嶋栄一君) 高野辰代君。 ◆3番(高野辰代君) ボランティアも含めて一度、もし時間をつくることができれば整理していただければなと思っているところです。 まとめますけれども、先日、三重町の肝煎二区公民館から、ボランティアと一緒に子供たちの登校に付き添いました。グリーンベルトが設置されており、以前よりも安全に登校できていることが分かりました。しかし、道路の幅員が狭くなっているところは、自動車が通るとスピードが出ていれば怖い気がいたしました。地域の方もそのボランティアに本当に感謝しているところです。また、そのボランティアが気にしているのは、朝はこうして登校に付き添っているけれども、下校のときにはできないので、下校時の安全が心配とのお話でした。やはり地域の方の見守り協力が必要な場所ではないかと感じております。 子供たちの登下校の安全については、今後も注視していただき、危険な場所の見守りについて、将来ボランティアの協力が得られなくなった場合の対策についても考えていく必要があり、予算確保の必要も出てくるのではないかと思いますので、課題としていただければと思います。 以上で、この項を終わります。 ○議長(田嶋栄一君) 次に、3、三重新殿線バイパス(花咲ロード)の道路改良事業の課題について市の取組はについての質問を許します。 高野辰代君。 ◆3番(高野辰代君) 三重新殿線バイパス(花咲ロード)の道路改良事業の課題について市の取組はについてお尋ねいたします。 最後のこのテーマですが、このことも11月に開催いたしました市民と議会の意見交換会の会場で話題になったものです。市民の皆様にとって、とても関心の大きいものだと私も感じております。 個人的に、2年前に、あの路線はいつ頃完成するのか、自分が元気なうちに利用できるのかといったご質問を受けましたので、当時、土木事務所に確認をしたところ、橋の工事もあることから、いつといった明確な回答はできないということを聞き、その旨、市民の方にはお伝えしたところです。 県道三重新殿線の工事についての情報があまりないので、その進捗状況の確認も含めて、県道工事ではありますが、県道三重新殿線バイパス整備について、市としてはどのような課題を持ち取り組んでいるのか、次についてお伺いします。 ①市が把握している今後の改良スケジュールについて。 ②ですが、赤嶺高架橋南交差点は、大分県農業大学校から三重町の商業店舗の多い国道326号赤嶺地域に向けての下り車線の下り着いた交差点のことです。私は、人に説明するときに、大きい滑り台のような道路と言ってしまいます。そんな赤嶺高架橋南交差点で、先日も暗くなった現場で歩道に軽ワゴン車が入り込んでしまっている状況に出くわしました。大きな事故等はまだないと思われますが、変則的な信号のある交差点で、初めて利用される方は、特に怖い場所ではないかと思われます。 この赤嶺高架橋南交差点の立体交差の早期着手の要望等はしているのか。 以上、よろしくお願いします。 ○議長(田嶋栄一君) 3、三重新殿線バイパス(花咲ロード)の道路改良事業の課題について市の取組はについては、建設課長より答弁があります。 後藤建設課長。     〔建設課長 後藤泰二君登壇〕 ◎建設課長(後藤泰二君) それでは、三重新殿線バイパス(花咲ロード)の道路改良事業の課題について市の取組はについてのご質問にお答えいたします。 まず、市が把握している今後の改良スケジュールについてでございます。 県が改良工事を行っている三重新殿線バイパスにつきましては、整備区間約10キロメートルのうち、令和4年3月に秋葉内田工区が開通するなど、約7キロメートルについて供用されている状況でございます。 現在整備中の牟礼前田工区につきましては、平成26年度から事業が着手され、切土工、盛土工、橋梁工等の改良工事が進められています。令和5年度の主な工事内容は、前田インター付近の山切工事の着手、3号橋橋台工事の着手及び橋台工事のための三重新殿線現道分の迂回路設置、大野川渡河橋梁2号橋橋脚の第2期工事着手、1号橋(上田原跨道橋)の完成となっております。本年11月21日には、上田原跨道橋の銘板設置式が開催されるなど、整備促進が図られているところでございます。 今後のスケジュールにつきましては、県から、来年度以降についても橋梁等の構造物をはじめ改良工事を推進していくと示されております。本市としましては、三重新殿線バイパス全線の早期完成に向け、引き続き県に要望してまいります。 次に、赤嶺高架橋南交差点の立体交差の早期着手の要望等はしているのかについてでございます。 本市では、毎年7月に三重新殿線バイパス建設促進期成会総会を開催しております。また、12月には、期成会の皆様と共に、県事業への要望書の提出と併せて豊後大野土木事務所との意見交換会を行っております。総会や意見交換会の場において、赤嶺高架橋南交差点の立体交差についての意見が寄せられています。 豊後大野土木事務所からは、まずは三重新殿線バイパス全区間の開通を優先し、事業を推進していく。赤嶺高架橋南交差点の立体交差については、今後の交通状況を見定めながら検討を進めるとの回答が示されており、本市としましても、まずは現事業区間であります牟礼前田工区の早期整備を第一に要望しているところでございます。 赤嶺高架橋南交差点整備につきましては、三重新殿線バイパスの利便性や安全性の向上が非常に重要と考えており、現事業区間の進捗状況を考慮しながら要望してまいりたいと考えております。     〔建設課長 後藤泰二君降壇〕 ○議長(田嶋栄一君) 高野辰代君、再質問ありますか。 高野辰代君。 ◆3番(高野辰代君) では、再質問させていただきます。 上田原跨道橋の銘板設置式につきましては、11月27日の大分合同新聞で「百枝小児童が陸橋に銘板設置 将来の夢書き取り付け」という記事が紹介されていました。ケーブルの取材や市報の取材もあったと聞いていますので、今後報道されるのが楽しみです。 ①今後のスケジュール、②赤嶺高架橋南交差点の要望等には答弁いただきましたが、改めて、三重新殿線バイパスについて市が課題としていることは何でしょうか、お願いします。 ○議長(田嶋栄一君) 後藤建設課長。 ◎建設課長(後藤泰二君) 三重新殿線バイパスの課題についてでございますが、先ほど答弁いたしましたように、まずは早期の全線供用開始であります。また、供用開始された後の赤嶺高架橋南側の道路整備が課題であると考えております。 ○議長(田嶋栄一君) 高野辰代君。 ◆3番(高野辰代君) 今回の質問をするに当たり、豊後大野警察署に赤嶺高架橋南交差点での事故発生状況を確認したところ、2018年1月1日より軽傷の人身事故が2件、物件事故が2件発生しているとのことでした。土木事務所にも情報収集に参りましたが、管内の県道改修予算は県内全ての県道予算の一部で実施していることから、国の補助等の全体枠が大きく関係してくるとのことでした。 まずは全線開通に力をという姿勢は当然だと思っております。並行して、赤嶺高架橋南交差点の立体交差整備につきましても、まずは地元の声を強く出していくことを継続していただきたいと思っております。 最後に、要望を2つお伝えしたいと思います。 1つは、改良工事完了後、発生する市道との交差点についての安全性です。信号の設置など、しっかり協議して、利用しやすい安全な交差点にしていただきたいと思います。 もう一つは、愛称の豊後花咲きロードにふさわしい道路にしていただければと思います。愛称につきましては、2017年12月15日にあった県道三重新殿線バイパス内田工区・赤嶺牟礼工区開通式で発表されたもので、千歳町の森本麻梨子さんが名付け親です。この道路が地域活性化につながり、花が咲くようにとの思いが込められているとのことです。 中九州横断道路の千歳インターを降りて、県道57号との交差点の左に期成会が設置した「豊後花咲きロード県道三重新殿バイパス早期完成」の立て看板があります。そこにある花壇には、現在、色とりどりのパンジーが植栽されております。どなたが管理されているかをお聞きしたところ、商工会議所千歳支部青年部が管理されているということでした。ちなみに、女性部の方は、県道57号に2か所花壇があり、管理してくださっているのだそうです。また、三重新殿線バイパス沿線には、まちづくり千歳の皆さんが、ちとせ花広場を展開し、シダレザクラや四季折々の花が植えられ、まさに今は、ひょうたんもあしらったイルミネーションが2月18日まで点灯して、豊後大野市の新しい観光スポットにもなっております。 しかし、現在開通している三重町側の道路については、せっかくの花咲きロードの名称にふさわしいスポットは見当たらないような気がいたします。花壇があるのが一番うれしいところですが、管理が発生することから厳しいかもしれませんが、例えば沿線に花の咲いた市内の名所やジオサイトの看板が設置されると、観光道路として見栄えもし、集客にもつながるのではないかと考えます。これからの協議で可能であれば、ぜひ要望に加えていただければうれしいですが、いかがでしょうか。 ○議長(田嶋栄一君) 後藤建設課長。 ◎建設課長(後藤泰二君) 豊後花咲きロードにふさわしい看板の設置についてでございますが、要望等につきましては期成会の中で協議が必要となってまいります。まずは期成会の中で、このようなご意見があったということを協議してまいりたいと考えます。 ○議長(田嶋栄一君) 高野辰代君。 ◆3番(高野辰代君) ぜひ課長のほうから声を出していただけたらと思っております。 まとめたいと思います。今、三重まちづくり協議会で、ふるさとと子供の夢をつなぐ駅舎壁面等活用事業に取り組んでおります。三重町の小学6年生と各こども園等の年長さんの似顔絵を描きに回らせていただいております。そのときに、子供の夢を聞き取りながらの作業になります。大工になりたい、保育士になりたい、看護師になりたい、大きな会社の社長になりたいなど、いろんな夢を笑顔で答えてくれます。 今回、12人の議員の一般質問のトリを務めさせていただきましたが、こんな子供たちが大人になって、豊後大野市での生活を選んだり、また、帰ってきたいと思えるような豊後大野市づくりに、それぞれの立場で声を出していきたいと思っております。 以上で、全ての質問を終わります。     〔3番 高野辰代君質問者席降壇〕 ○議長(田嶋栄一君) 以上で、3番、高野辰代君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(田嶋栄一君) 以上で、本日の日程は全部終了しました。 本日はこれで散会します。 次の開議は、12月13日午前10時とします。          散会 午後3時04分...