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2017年06月14日 平成29年第3回定例会(第3号) 本文
2017年06月14日 平成29年第3回定例会(第3号) 名簿

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  1. 宇佐市議会 2017-06-14
    2017年06月14日 平成29年第3回定例会(第3号) 本文


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    2017年06月14日:平成29年第3回定例会(第3号) 本文 (395発言中0件ヒット) ▼最初のヒット箇所へ(全 0 箇所) / この文書をダウンロード   ○ 会 議 の 経 過 (三日目)           開議 午前十時〇〇分 ◯議長(佐田則昭君)皆さん、おはようございます。  ただいま出席議員は二十三名で、地方自治法第百十三条の定足数に達しておりますので、議会は成立いたしました。  平成二十九年六月第三回宇佐市議会定例会を開会いたします。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、昨日に引き続き、市政一般に対する質問となっております。   ~ 日程第一 市政一般に対する質問 ~ ◯議長(佐田則昭君)日程第一、市政一般に対する質問を議題といたします。  通告に従い、順次発言を許します。  市政一般に対する質問一覧表(平成二十九年六月十四日) ┏━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━━━┓ ┃ 発言者  │        発言の要旨        │ 答弁を求 ┃ ┃      │                     │ める者  ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃十六番   │一、市道認定の基準について        │市長    ┃ ┃衛藤正明君 │  市道認定の基準はどのようなものか、  │担当部課長 ┃
    ┃      │ 伺う。                 │      ┃ ┃      │二、まちづくり懇話会について       │      ┃ ┃      │ (1)どのような内容で開催し、また、その  │      ┃ ┃      │開催の回数は。              │      ┃ ┃      │ (2)市民から出された要望の総数は。その  │      ┃ ┃      │  要望のうち、実施できる件数と実施が  │      ┃ ┃      │  厳しい件数は。            │      ┃ ┃      │ (3)実施が厳しいものについては、どのよ  │      ┃ ┃      │  うに取り扱ってきたのか、伺う。    │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃二十一番  │一、施政方針より             │市長及び  ┃ ┃斉藤文博君 │ (1)人口減少に歯止めをかける取り組み推  │担当部課長 ┃ ┃      │  進をさらに強化するとあるが、各部局  │      ┃ ┃      │  (総務・民生・教育)の具体的対策は。 │      ┃ ┃      │ (2)総務費の周辺部及び小規模集落対策事  │      ┃ ┃      │  業をどう評価しているのか。      │      ┃ ┃      │ (3)民生費のすくすく子育て祝い金の支給  │      ┃ ┃      │  継続について、高校生の入学祝い金は  │      ┃ ┃      │  事業導入時の一般質問に対して検討し  │      ┃ ┃      │  てみると答弁されたと思うが、どう検  │      ┃ ┃      │  討されたのか。また、宇佐市居住の高  │      ┃ ┃      │  校生で市外の高校に通学している人数  │      ┃ ┃      │  と市外から宇佐市内の高校に通学して  │      ┃ ┃      │  いる人数の割合は。          │      ┃ ┃      │ (4)労働費の雇用拡大推進員を引き続き配  │      ┃ ┃      │  置とあるが、現状の活動内容と効果は。 │      ┃ ┃      │ (5)商工費の企業誘致の具体的目標は設定  │      ┃ ┃      │  しないのか。             │      ┃ ┃      │ (6)教育費の生涯学習で長洲公民館の改築  │      ┃ ┃      │  が課題だったと思うが、計画はないの  │      ┃ ┃      │  か。                 │      ┃ ┃      │二、三月定例会に続いて交通安全対策につ  │      ┃ ┃      │  いて                 │      ┃ ┃      │ (1)高齢者の免許自主返納者支援事業で現  │      ┃ ┃      │  状の取り組みを答弁されたが、宇佐市  │      ┃ ┃      │  独自の支援事業は考えられないか。ま  │      ┃ ┃      │  た、現状の支援事業拡大は考えられな  │      ┃ ┃      │  いか。                │      ┃ ┃      │ (2)信号機のLED化や道路標示の改修工  │      ┃ ┃      │  事で大分県が事業主体と答弁された   │      ┃ ┃      │  が、過去二年間で宇佐市が情報提供し  │      ┃ ┃      │  た件数と県の公安委員会が整備された  │      ┃ ┃      │  件数は。               │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃十七番   │一、宇佐市の諸問題について        │市長及び  ┃ ┃高橋宜宏君 │ (1)五十代の宇佐市職員によるパワハラで  │担当部課長 ┃ ┃      │  三十代の臨時職員が退職を余儀なくさ  │      ┃ ┃      │  れたことが発覚。市はパワハラの事実  │      ┃ ┃      │  を把握し、この職員を昨年十二月に懲  │      ┃ ┃      │  戒処分にしたが、公表しなかった。こ  │      ┃ ┃      │  れに対し、処分を受けた市職員が二月  │      ┃ ┃      │  二十四日付けで処分を不服とし「不益  │      ┃ ┃      │  処分に対する審査請求」を行った。五  │      ┃ ┃      │  月十五日、市公平委員会は公開口頭審  │      ┃ ┃      │  理を開催。審査は今回の一回のみで終  │      ┃ ┃      │  了し、回答は文書で行われるとのこと。 │      ┃ ┃      │  公表しなかった理由と公平委員会の審  │      ┃ ┃      │  査の結果はどうなったのか。      │      ┃ ┃      │ (2)新聞報道によると、全国の消防本部が  │      ┃ ┃      │  発注した消防救急無線のデジタル化事  │      ┃ ┃      │  業を巡る入札談合で公正取引委員会は  │      ┃ ┃      │  三月五日までに、富士通ゼネラル、N  │      ┃ ┃      │  EC、沖電気工業、日本無線の国内四  │      ┃ ┃      │  社に総額約六十三億円の課徴金を課   │      ┃ ┃      │  し、算定対象となる事業を公表した。  │      ┃ ┃      │  県内では宇佐、豊後大野、臼杵の三市  │      ┃ ┃      │  の消防本部が発注した整備工事が含ま  │      ┃ ┃      │  れ、談合があったと認定した。日本無  │      ┃ ┃      │  線は豊後大野市の工事(一二年九月入  │      ┃ ┃      │  札、落札率九四・四%)に、富士通ゼ  │      ┃ ┃      │  ネラルは宇佐市の工事(一三年八月入  │      ┃ ┃      │  札、同九九・九%)と臼杵市の工事   │      ┃ ┃      │  (同月入札、同九八%)に関与してい  │      ┃ ┃      │  たという。この問題に対し、おおいた  │      ┃ ┃      │  市民オンブズマンの永井敬三理事長は  │      ┃ ┃      │  「公取委が談合を認めており、各消防  │      ┃ ┃      │  本部は損害賠償請求など必要な手続き  │      ┃ ┃      │  を取るべきだ」としているが、宇佐市  │      ┃ ┃      │  は今後どう対応するのか。       │      ┃ ┃      │二、公文書管理について          │      ┃ ┃      │  千葉県文書館が昨年、戦没者名簿や遺  │      ┃ ┃      │ 族台帳など第二次大戦の関係文書約五百  │      ┃ ┃      │ 冊を廃棄し、うち九十一冊は県の内規に  │      ┃ ┃      │ 違反した廃棄だったことが発覚した。専  │      ┃ ┃      │ 門知識のない職員による選別で内規すら  │      ┃ ┃      │ 見落として重要な公文書を捨ててしまっ  │      ┃ ┃      │ たという実態がある。また東京都におい  │      ┃ ┃      │ て、「文書管理規則」を設けているにも  │      ┃ ┃      │ かかわらず、豊洲市場の盛り土問題で地  │      ┃ ┃      │ 下空間を設けることを決めた会議の議事  │      ┃ ┃      │ 録などが残っていないことが発覚した。  │      ┃ ┃      │ これを受けて都は文書の保存期間や廃棄  │      ┃ ┃      │ ルールを見直し、意思決定過程の記録を  │      ┃ ┃      │ 明文化するために規則を改正することに  │      ┃ ┃      │ した。宇佐市の公文書の取り扱いについ  │      ┃ ┃      │ て保存期間はどうなっているのか。また  │      ┃ ┃      │ 専門知識をもった職員を配置しているの  │      ┃ ┃      │ か。                  │      ┃ ┃      │三、宇佐地区街なみ環境整備事業について  │      ┃ ┃      │ (1)小山田記念公園完成に関し、東屋の形  │      ┃
    ┃      │  状や色具合について一時問題となった  │      ┃ ┃      │  が、あの土地を無償譲渡した前所有者  │      ┃ ┃      │  と宇佐神宮との調整はその後どう整っ  │      ┃ ┃      │  たのか。               │      ┃ ┃      │ (2)小山田記念公園を見た建築家の中には、 │      ┃ ┃      │  「規模は小さいが、ネオダダの高名な  │      ┃ ┃      │  建築家・荒川修作の作品「養老天命反  │      ┃ ┃      │  転地」(岐阜県)の剽窃じゃないか」  │      ┃ ┃      │  という人も。著作権等の問題はないの  │      ┃ ┃      │  か。                 │      ┃ ┃      │四、小・中学校教員の勤務実態について   │      ┃ ┃      │  平成二十六年、経済協力開発機構(O  │      ┃ ┃      │ ECD)が三十四か国・地域の中学校を  │      ┃ ┃      │ 対象に実施した比較調査を行った。比較  │      ┃ ┃      │ 調査で際立っているのは教員の勤務時間  │      ┃ ┃      │ の差異だ。全体平均で週三八・三時間に  │      ┃ ┃      │ 対し、日本は最長の五三・九時間に上   │      ┃ ┃      │ る。その中で部活動など課外の指導は平  │      ┃ ┃      │ 均の三倍以上にあたる七・七時間となっ  │      ┃ ┃      │ ている。これを受け、平成二十七年文科  │      ┃ ┃      │ 省が行った調査では、公立小中学校教員  │      ┃ ┃      │ の平日の在校時間は十二時間超という勤  │      ┃ ┃      │ 務実態が明らかになっている。子供たち  │      ┃ ┃      │ の顔より、パソコンの画面と向き合って  │      ┃ ┃      │ いる方が長くなる状況もあり、いじめな  │      ┃ ┃      │ ど迅速さと細心の注意を要する問題に対  │      ┃ ┃      │ 応しきれない恐れもある。宇佐市教委は  │      ┃ ┃      │ 小・中学校教員の勤務時間に関する実態  │      ┃ ┃      │ 調査は行っているのか。行っているなら  │      ┃ ┃      │ その調査結果をお聞きしたい。また同   │      ┃ ┃      │ 年、文科省は教職員の負担軽減に向けた  │      ┃ ┃      │ 指針を作成し、各教委へ配布したと聞い  │      ┃ ┃      │ ているが、市教委はその後どのような弥  │      ┃ ┃      │ 縫策(負担軽減)を行ってきたのか。   │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃七番    │一、教職員の超勤問題について       │市長・教育長┃ ┃河野康臣君 │ (1)若年退職の推移についてはどうか。   │及び    ┃ ┃      │ (2)もはや、過労死ラインと言われる超勤  │担当次部課長┃ ┃      │  の本市の実態はどうか。        │      ┃ ┃      │二、フッ化物口内洗浄について       │教育長及び ┃ ┃      │ (1)院内北部小学校における、フッ化物口  │担当次部課長┃ ┃      │  内洗浄導入の経過は。         │      ┃ ┃      │ (2)保護者の同意をどのように取り付けた  │      ┃ ┃      │  か。                 │      ┃ ┃      │三、地球温暖化と食糧危機について     │教育長及び ┃ ┃      │ (1)地球温暖化の状況をどう認識している  │担当次部課長┃ ┃      │  か。                 │      ┃ ┃      │ (2)農業再興プランをどう考えているか。  │      ┃ ┃      │四、外国人研修生等の日本語教育について  │市長・教育長┃ ┃      │ (1)本市には、外国人の方が、何人居住し  │及び    ┃ ┃      │  ているか。国籍ごとの人数は。     │担当次部課長┃ ┃      │ (2)本市として、日本語教育や支援をどの  │      ┃ ┃      │  ように考えているか。         │      ┃ ┃      │五、道路の補修について          │市長及び  ┃ ┃      │ (1)市道、農道のセンターラインやサイド  │担当部課長 ┃ ┃      │  ラインの消耗の認識はあるか。     │      ┃ ┃      │ (2)農道の陥没等、高齢者の通行に困難を  │      ┃ ┃      │  きたしている現状はないか。      │      ┃ ┗━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━━━━┛ ◯議長(佐田則昭君)まず十六番 衛藤正明君。 ◯十六番(衛藤正明君)皆さん、おはようございます。十六番の衛藤正明でございます。  私は二年三カ月ぶりの一般質問になりますが、よろしくお願いいたします。  それでは、議長の許可をいただきましたので、私は今回、二項目四点について質問をいたします。  まず、一項目めの市道認定の基準についてで、市道認定の基準はどのようなものかお伺いいたします。  次に、二項目めのまちづくり懇話会についての一点目ですが、どのような内容で開催し、また、その開催回数を伺います。  二点目ですが、市民から出された要望の総数と、また、その要望のうち実施できる件数と実施が厳しい件数を伺います。  三点目ですが、実施が厳しいものについては、どのような取り扱いをしてきたのか伺います。  これで一回目の質問を終わります。答弁のほどよろしくお願いいたします。 ◯議長(佐田則昭君)それでは、衛藤正明議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)皆さん、おはようございます。市長の是永でございます。十六番 衛藤議員の一般質問にお答えをいたします。  二項目め、まちづくり懇話会についての一点目、どのような内容で開催をし、また、その開催の回数はについてでありますが、まちづくり懇話会は、総合計画やまち・ひと・しごと創生総合戦略に基づいた市の施策の進捗状況と今後の取り組みを市民に説明した上で、意見交換を行い、今後の市政にできるだけ多くの意見等を反映するため開催をしているものであります。  本懇話会は、平成二十三年度から実施をし、平成二十七、二十八年度につきましては、実施単位を小学校区単位に変更して開催をいたしております。これまで六年間の累計開催回数は、五十五回となっております。  二点目、市民から出された要望の総数はについてでありますが、市内全小学校区で開催をいたしました平成二十七、二十八年度のまちづくり懇話会で出された要望、意見等の総数は、三百二十一件で、そのうち市が関係するものが二百八十六件、市以外の関係機関に関するものが三十五件でありました。  市に関係するもののうち、要望の件数が二百五件で、そのうち実施可能なものが百二十七件、実施に向け検討していくものが四十八件、実施が困難なものが三十件となっております。なお、市以外の関係機関に関するものにつきましては、別途その内容をお伝えをいたしております。  三点目、実施が厳しいものについてはどのように取り扱ってきたのかについてですが、懇話会終了後、関係各課で対応策を検討したものの、直ちに実施することが困難なものがどうしてもございます。この場合に、当該自治会連合会の理事宛てに、その理由等を記した文書を懇話会の会議録とともに送付をいたしております。また、ホームページでも公表をし、市民に広く情報提供をしているところであります。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(佐田則昭君)次に、一項目めの市道認定の基準についてを建設水道部長 原田雅且君。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(原田雅且君)皆さん、おはようございます。建設水道部長の原田です。十六番 衛藤議員の一般質問にお答えします。  一項目め、市道認定の基準はどのようなものかについてですが、現在、市道は本庁管内千六十路線、安心院支所管内四百八十五路線、院内支所管内百八十四路線の全千七百二十九路線に対し、議会の議決を経て認定しております。  市道として新たに認定する場合は、宇佐市道の認定及び準市道の費用負担に関する条例に基づき、道路法第二十九条及び第三十条の規定、並びに道路構造令に適合したもので、一、市が施工する道路新設改良事業で築造する道路、二、公共施設に連絡する道路、三、土地区画整理法、土地改良法または都市計画法の規定に基づく開発行為で市に帰属される道路、四、国、県その他公共機関により管理を引き継ぐ道路、五、市に寄附採納された道路、六、特に市長が必要と認める道路となっています。  また、市道認定などの基準に当たっては、一級市道、二級市道、その他の市道に区分され、おおむね次に掲げる条件を勘案していなければなりません。一級市道としましては、市の主要部を縦横断または循環する道路、国県道と連結し、全市的な幹線道路網の枢要部分を構成する道路、産業開発上その他特に重要と認める道路、隣接市町村に通ずる道路。二級市道としましては、地区あるいは集落相互間を連結する道路、地域的な道路網の枢要部分を構成する道路、地区(集落)と一級市道との間を連結し、交通上、一級市道に準ずる道路。その他の市道としましては、一級、二級市道以外のもので、主として地区(集落)内の重要な道路、主として農道または林道として使用される重要な道路とされ、原則として車道幅員が四メートル以上の道路であることとされております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  十六番 衛藤正明君。 ◯十六番(衛藤正明君)それでは、順次、再質問をさせていただきます。  この基準でございますが、私の通告のしようが悪かったかなという部分もありますけれども、この基準についてですが、その認定にかかわる土地の地権者の同意について伺いますが、地権者の同意は必要ですか、必要じゃないですか。 ◯議長(佐田則昭君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)土木課長の熊埜御堂です。衛藤正明議員の再質問にお答えいたします。  現在では、市道の認定をいただく場合にいろんなパターンがございまして、地域から要望がありまして市道にする場合には、関係者、隣接者の同意をいただいております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)衛藤正明議員。 ◯十六番(衛藤正明君)関係者というか、地権者の同意が要るということですね。要るでよろしいですね。  じゃあ次に、地権者が同意なくても市道の認定ができることがございますか。例えば、第三者の者から要望が出されたといいますか、集落から出されたといいますか、そのような状況の中で市道認定がなされる、地権者の同意と同様扱いされるような、そういった場合がほかに何かございますか。 ◯議長(佐田則昭君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)お答えいたします。  開発行為等で新たにできた道路、民間会社等が宅地開発をされまして、新たにできた道路または区画整理とかで新たに作った道路、そういった場合には周りの地権者というか、所有者の同意だけで終わっております。で、第三者の方からいただいて市道認定をするといった場合は、今では行っておりません。 ◯議長(佐田則昭君)衛藤正明議員。 ◯十六番(衛藤正明君)そうすると、地権者の同意なくしても、他の方の要望等を用いながらの認定の分はないということでよろしいですね。
     それではですね、そこで一点、院内町のですね、中江集落内に、中江集落を起点ですかね、中江鶴岡線があります。これについてお伺いしますが、この中江鶴岡線について、市はどのような経緯でですね、市道認定をされたのか、また、その認定した期日はいつか。 ◯議長(佐田則昭君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(野村庄司君)院内支所産業建設課長 野村でございます。衛藤議員の再質問にお答えいたします。  当該中江鶴岡線につきましては、合併前、旧院内町の時代から町道というふうに認定をされておりました。その当時の、いつ時点で認定されたかというのはちょっと定かではございませんけれど、その分を、今回合併した分の中で、そのまま市道認定というふうに形を変えております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)衛藤正明君。 ◯十六番(衛藤正明君)わかれば、その旧院内町時代の町道としての認定のときの道路敷の幅員、そして市道に変更をされた時点の市道の幅員と、わかれば。 ◯議長(佐田則昭君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(野村庄司君)お答えいたします。  当時、認定した時代の分というのが、ちょっと資料的なものがございませんで、今、私が手元に持っておる分が、昭和五十九年の三月に調査した分の幅員でございます。この分で行きますと、車道の幅員で広いところで四メートル、狭いところになりますと一メートルを切った分というふうに、路線的にあるようになっております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)衛藤正明君。 ◯十六番(衛藤正明君)その広いとこの四メートルでございますけれども、これは中江鶴岡線の起点になるほうが中江のほうかと、国道からかと思うんですけど、そこからどの範囲までくらいが距離的に約四メートルでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(野村庄司君)お答えいたします。  中江の集落側、要は国道側が起点になりますけど、そちらの分からこの図面で行きますと、三十メートル程度が約四メートルの分というふうに見てとれます。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)衛藤正明君。 ◯十六番(衛藤正明君)それでは、その三十メートルから、さらに認定されている延長の部分は、幅員が約一メートルぐらいというようなことでよろしいですか。  それでは、ところでお尋ねなんですけど、中江鶴岡線の集落内の三十メートルの部分にかかるんだろうと私は思うんですけれども、その部分についてですね、宇佐市が資料と今言う幅員が四メートル、そして延長距離が三十メートルという部分の中に、個人が自宅に帰る車道を作り、現在まで車道補修、修理等をしながら、維持管理をしながら約四十二年間にわたり、管理をされておられるというようなことをお聞きしているんですけども、そのことについて確認いたします。 ◯議長(佐田則昭君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(野村庄司君)お答えいたします。  この案件につきましては、本人からの申し出により、院内支所産業建設課のほうも個人の土地であるということは確認をしております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)衛藤正明君。 ◯十六番(衛藤正明君)個人の土地であるということは確認してるんですか。で、私が今お尋ねしたのは、その個人の自宅まで帰る間の三十メートルの間になるのか、二十五メートルになるのかわかりませんけれども、その四メートルの幅員になった部分は、その本人が、個人の方が開設した、作って管理をしてきたということは確認はありますかと。 ◯議長(佐田則昭君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(野村庄司君)お答えをいたします。  本人と現地を確認をいたしました。その分といたしまして、これは古い話にはなるんですが、当時、この道自体は、恐らく、お宅の上のほうといいますか、奥側の分が二メートルない分もございます。そういう昔の道であったというふうには推測はされます。恐らく、その分として、そこの方が自分んとこの家に行くために、便宜上広げたんだというふうに、こちらのほうも一応そういうふうには思っております。 ◯議長(佐田則昭君)衛藤正明君。 ◯十六番(衛藤正明君)それでは、何回も繰り返すようですけど、その個人の土地の部分をその個人の方が幅を広げたというか、作って、自宅までの車道を作り、そしてその間については、四十二年間にわたりながら管理をしてきたということで間違いないということですね。よろしいですか。  それでは、先ほど本課の土木課長の答弁によりますと、個人の同意がなければ市道認定はできないというようなことでございましたけど、今の院内支所の課長の話によると、この三十メートルの部分については、自宅まで帰るのに個人が作り、そして、その土地は個人のものであるということなんですけども、当然それを認定するに当たっては同意書が必要になると思うんですけど、この同意書はございますか。 ◯議長(佐田則昭君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(野村庄司君)お答えいたします。  先ほども言いましたように、これは院内町の時代から町道認定という形で作っておりました。院内町の時代の町道認定のことといいますと、今、宇佐市では同意書というような形をとっておりますが、その当時でありますと、地元の方等の要望等によりまして、現地確認をした上で町道として必要なものであるということであれば、それで議会の議決を経て町道に認定しておると思います。その中で、時代であれば同意書というのもいただいてなかったんじゃないかというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)衛藤正明君。 ◯十六番(衛藤正明君)旧院内町時代には同意書は要らなかったということですか。  で、第三者の方からの要望というような形の中で認定ができるとなったら、その第三者の方はどなたですか。 ◯議長(佐田則昭君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(野村庄司君)お答えいたします。  その分としてはっきりと誰だということはわからないんですが、おそらく地元の区長さんなり、そういう関係者の方の要望であったというふうに思われます。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)衛藤正明君。 ◯十六番(衛藤正明君)元に戻りますが、市道に変更するとき、昭和五十九年ですか。そのときには、市道の変更届とか何らかのあれがありますか。 ◯議長(佐田則昭君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)お答えいたします。  市道に認定をしましたのは、最近では合併をしました平成十七年の三月に議決をいただきまして、市道認定をしております。その以前に旧町時代に、町役場にて議会議決をいただいて市道認定をされているかと思います。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)衛藤正明君。 ◯十六番(衛藤正明君)合併をされてから、合併は平成十七年ですから、その以前に市道という部分が少し出たから、どうなってるんかなという思いも少しあったわけでございますけれども。その時点の、議決をいただく時点では、そういったものがなくて、市道という認定ができたわけですかね。 ◯議長(佐田則昭君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)お答えいたします。  市道認定につきましては、先ほど言われたように、一括で旧院内町、旧安心院町、そして旧の宇佐市とあわせて平成十七年のときに、市道認定をさせていただいております。その以前に、中江鶴岡線につきましても、同じく議会の議決を得て旧町時代、平成元年の三月二十日に、町道認定をされているようでございます。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)衛藤正明君。 ◯十六番(衛藤正明君)合併前の旧院内町時代ですけども、平成元年の三月の時点について議会議決をいただいたということですが、それについて議事録か何か残ってますか。 ◯議長(佐田則昭君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(野村庄司君)お答えいたします。  この平成元年の三月の議会の議決の分については、一括廃止、一括認定という形の分で、議会の議決をいただいております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)衛藤正明君。 ◯十六番(衛藤正明君)一括認定というような提案のみの中で、全ての認定をされたということですね。だから、この中江鶴岡線ついてのみの経緯というようなものは、そこには残ってないということですかね。 ◯議長(佐田則昭君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(野村庄司君)お答えいたします。  中江鶴岡線という個別の路線名で議決をしたものというのは、ちょっとわかっておりません。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)衛藤正明君。 ◯十六番(衛藤正明君)今言われた個人の方ですけど、この方は、昨年の平成二十八年の十一月の秋ぐらいに、そういう市道認定をされてるということを、初めてお聞きしたというか、わかったようですね。そのことは各担当課でわかっているんではなかろうかと思うわけでございますけども、議会が、私道を市道に決定するので、市としては、市議会に提案して、現在の市道、宇佐市の道を旧町道に変更したいと申し出たことがありますか。  ちょっと私の尋ね方が……。  これまでの中で話した、個人の方の所有地でありながら、そしてそこについては、個人の方が今日まで納税の義務者であり、納税も今日までしてきたということの事実をいま一つちょっと確認いたします。その点について。 ◯議長(佐田則昭君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(野村庄司君)お答えいたします。  その市道敷の分の中の個人の土地ということで課税をされておりました。その分は、その方から納税をした分ということで書類を見せていただきまして確認をしております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)衛藤正明君。 ◯十六番(衛藤正明君)その筆数は何筆ですか。わかりますか。わかるなら。 ◯議長(佐田則昭君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(野村庄司君)お答えいたします。  申しわけございません。ちょっとその分の資料を持ち合わせておりません。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)衛藤正明君。 ◯十六番(衛藤正明君)これは定かではありませんけど、その個人の方から私に御相談があったときに、実は、筆が三筆なんだと。その中には、こうこうこうだと面積も記載されたものをいただいているというか、ここにいただいております。これに、その納税の証明もついてあるわけですが、そういったことを踏まえながら、昨年の十一月ぐらい、本人が知った時点から、宇佐市のほうでは私道を市道と決定しているので、市としては、市議会に提案して現在の市道を旧町道に変更したいと、先ほど言った申し出をされましたか。 ◯議長(佐田則昭君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)お答えいたします。  市道を旧町道にという要望ではなくて、地元からは、市道を廃止していただきたいという要望を区長さん、副区長さんからいただいております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)衛藤正明君。 ◯十六番(衛藤正明君)そのときはですね、ちょっと読み上げてみますと、こういうような流れになっているかと思うんですけども。  市より、議会で私道を市道と決定しているので、市としては市議会に提案して現在の市道を旧町道に変更したいとの申し出がありました。平成二十八年十二月の、これ、だから十一月ね、十二月の市議会には間に合わないだろうと。平成二十九年三月まで、市としては一応、私道が市道になっているので、集落中江の皆さんと、市道が旧町道、元に戻っていいかということを協議をしていただきたいという話があり、そして、それを受けて平成二十八年の十二月九日に集落が協議をした結果、市が勝手に、これ、集落が協議なされた内容ですよ、市が勝手に個人の土地、私道を市道にしたのであって、私たちも今日初めて知ったことであると。旧町道になっても問題ないというような集落全員であったとのこと、そのことが今、課長が話された要望があったということでよろしいんですか。 ◯議長(佐田則昭君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)お答えいたします。  そのとおりです。 ◯議長(佐田則昭君)衛藤正明議員。 ◯十六番(衛藤正明君)そこでですね、その個人の方が、この私道が市道に変更になったときに、当然、測量立ち会い及び市道への変更への同意書等があるか、その記されたもの、証拠ですかね、そういったものを求められたことがありますか、その時点で。 ◯議長(佐田則昭君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(野村庄司君)お答えをいたします。  その分につきまして境界をということで、現在ある市道の中に、道と思われる、境界という形でくいを打ちまして、その分を測量させていただいております。そういった事実はございます。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)衛藤正明君。
    ◯十六番(衛藤正明君)今現在、その方と市道の境界線の測量をしてるんですか。 ◯議長(佐田則昭君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(野村庄司君)お答えいたします。  現在、測量をしておる分は境界というものではなく、現存する、今、うちが市道として認定をしている分の、現況の分の測量ということで発注をしております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)衛藤正明君。 ◯十六番(衛藤正明君)それでは、その個人の方から、これまで求めてこられた旧市道ですか、それと個人の敷地になってる境界について、測量等をしながらというような部分について、何かお話をされたことがありますか。 ◯議長(佐田則昭君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(野村庄司君)お答えいたします。  その分の境界というのが、なかなか確定ができてない分がございます。その分として、今回、現況の今ある姿としての測量をさせてくださいと。それと、それに隣接する分という形の分で、周りの方に、一応、立ち会いを求めて測量するように、今準備をしておるところでございます。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)衛藤正明君。 ◯十六番(衛藤正明君)この個人の方は、それが段階的に必要なんでしょうけど、これまで再三、私の土地でありながら、私が作った道というものをはっきり明確にしてくださいということを、市のほうに再三求めてきているということになってるんですけども、そのことについて対応ができてなかったというか、今、現況の部分の中に入っているということですか。 ◯議長(佐田則昭君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)お答えいたします。  今回、非常に残念なことではございますが、問題になっている件につきましては、道路の中に里道がありまして、それを旧町時代に広げられたと。多分、個人が広げたのかもしれませんが、地域の方と一緒に広げたのか、ちょっと前のことでわかりませんが、広げたということでございます。で、町道になって、その町道から市道になっておりまして、もう町道になったときに、道路法がかぶりまして、もうそちらに、個人の土地の所有のものについては主張はできるんですが、道路としての占有といいまして、そちらの権利が生じまして、先ほど言いました幅員に関しては道路として使うということで、道路法上なっております。で、先ほど言われましたように、地元の方との調整については、以前からそういった相談等が支所のほうにあっているようでございまして、私ども土木課としましても、そういった未登記、登記ができてないものについては、現在もやっておりますが、地権者の同意をいただいて、測量をして分筆をさせていただいて、道路として使わせていただきたいというふうに、そちらの方にも説明はしているとお伺いしております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)衛藤正明君。 ◯十六番(衛藤正明君)そのことについて、地権者の方からどのような回答を、御相談した結果、そういった方向でという話になられているのか、それとも、また違った方向の話を地権者からいただいているのか、お聞かせ願えれば。 ◯議長(佐田則昭君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)お答えいたします。  地権者の方の、先ほど申しました個人の所有のものを、どうしてもまだ主張されております。しかし、先ほど申しましたように、土地についての個人名義とか、売買とか、転用とかはできるんですが、そちらについての、道路としての占有についてはどうしても主張はできないので、市道として測量させていただいて登記がほしいという説明はしているんですが、同意をまだいただいてないといったところでございます。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)衛藤正明君。 ◯十六番(衛藤正明君)それでは、今している測量は段階的なものの中でありながら、そして次に境界をというような流れというか、そういう中でということを、個人の方、地権者には説明はちゃんとしてるということでございますか。 ◯議長(佐田則昭君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(野村庄司君)お答えいたします。  その分は、本人にそういうお話をさせていただきまして、今回の測量の段取りをさせていただいております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)衛藤正明君。 ◯十六番(衛藤正明君)それでわかりました、大体のあれが。  で、今日まで、昨年の秋ぐらいに、個人の方がそういう状況というか、になっているということを知ってから、なかなか行政との話し合いの中で、いろんな部分があるんでしょうけど、この個人の方から言われれば、何といいますか、なかなかはっきりしていただけないと。私の土地であって、固定資産税もしてきたと。そして、当初はおばあちゃんがいらっしゃって、おばあちゃんが、正月までぐらい、あんな話はもう聞きたくないのう、解決ができりゃいいのうというような、おばあちゃんが話すということなども話していたわけですけど、さらに、今日までまだ、そのことが解決ができていないということなんですけど。  そこで市長ですね、市長にお尋ねしますけど、今言ったように、明確に個人の土地でありながら、そして個人が税もうちながら、四十何年間管理してきたということ、そういったことはもう認識されているということですから、本人が求めてることを早急に対応できる方向で検討していただきたいと思うんです。そして、その方においてはですね、これまでも市のほうに、これは本課か支所かそういったことは記してないんですけども、土地は自分のものであるから返してくれとかいう話じゃないんで、境界を明確にしていただきたいと。境界が明確になれば、今までどおりそこを何人の人が通ろうが、それを私はとめるものじゃないということを、市のほうに、再三話してきたということを、ここでその人は主張しているんです。なのに、なぜこう時間がかかるというか、解決ができないのか、明確にしないかということを一番抱えているんですね。  このことを先ほどからお聞きの中で、市長はどんなお考えでしょうか。家族にとってみたら、おばあちゃんが、もう正月にそんな話を持ち越したくないのうというようなことですけど、常日ごろ、頭の上に何かのしかかったような部分が集落内であって、苦痛が大きいと思うんですね。早急な解決を、その個人の方に通達といいますかをして、方向性を出していただいたらどうかと思うんですけど、市長、お考えはどうですか。 ◯議長(佐田則昭君)宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)衛藤議員の再質問にお答えをいたします。  今ですね、議員がずっと御質問をなされたような問題が起こっております。私も支所のほうから、今の状況等はですね、報告は受けているわけでありますけれども、市が認定をしている市道の中に、個人の方がみずから道路を一部作っていると。それについては、固定資産税をしっかり払っておられるということは、もう確認をしております。  もう一つ、行政的に言えばですね、市道で認定しておりますので、道路法上の問題が、そこはいわゆる道路法がかぶっているということになっております。道路法はですね、不特定多数の方が自由に往来できるというふうに管理せないかんというふうになっているわけであります。したがって、個人の方が、これは自分の土地だからここは通らせんよというようなことになっているわけですけれども、それを自由に通ろうとする人からすると、それはおかしいじゃないかと、今、道路が市道で認定になっているのに何でそこを通られんのかと、そういった話になっているわけですね。したがって、地権者の方の言い分と、そこを通ろうとする方の言い分が、お互いの言い分が今あるという状態になっておりますので、法的にしっかり整理をした上で、可能な限り円満にですね、解決をしていきたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)衛藤正明君。 ◯十六番(衛藤正明君)その方から私に御相談があったのはですね、こういうことが大きな一つの理由じゃないかと思うんですけども、その方は、市に対して行政書類の存在ですね、何項目か要望しておると思うんです。だけど、その回答は、行政文書不存在通知書というのが返ってきて、何ら一つ自分が言っていることに対して、証拠が、証拠といいますか、例えば議会議決したものだとか、同意書についてとか、そういったものの明確な返答がなされてないんですよね、いまだに。なされてないというか、それが作成してないものとか、保存がないものとか、保存期間を経過して廃棄しているためとか、不明とか、そういったもので本人が納得いくものが全然ないんですよね。だから今、市長が話されたようなことを本人にしっかり伝えていただいて、そして境界、境の部分でというようなことをいま一度、説明、話というものをして、解決していただくことが大事かなということで。  一般的に考えたら、今、道路法とかそういった部分もあるかもしれんけども、初めて知った時点では、私が作った道で、私が税金も払ってるのを、何でそんなことを、市はそんなこといつしたのか、ならその何か証拠となるもの、誰がしたのか、私が同意しているのか、そういったものを出してくださいよということを求めたものについても、私から言ったら、これは不回答ですよね。なら、本人は、納得してくださいなんか言われても、とてもじゃないけど納得できないと、私はそんなふうに思うんです。  行政の方は、こういったことを常とは言いませんけど、市民サービスであれ、いろんな中でもっていつもお持ちになっている部分があるから、そういった部分について、ある程度の、何といいますか、精神的といいますか、こういう局面に立ったことのない一市民、そしてその家族にしてみたら、長いことというのは大変なことだと思うんですよね。そのことをやっぱり理解していただきたいと思うんやけど、どうかよろしくお願いをしておきます。  議長、続きまして二点目に。 ◯議長(佐田則昭君)どうぞ。 ◯十六番(衛藤正明君)次に、二点目のまちづくり懇話会でございますけども、まちづくり懇話会は、要望事項は幅の広いものでありましょうし、市民の声にですね、要望事項に対して、いまだ回答がないのだがといったようなことで、そういう市民の声をお聞きすることがあるんですけど。今言ったように、いろんな他町村とか、市だけで対応できないものとか、いろいろ広くにわたってあるみたいですから、そういった部分にかかわっている部分が、そういった声になっているんかなと思うんですけど、そういった状況の部分について回答しているというということですけど、全ての回答が個人じゃなくして、懇話会の中で個人的に要望とか話をされる方もいらっしゃるやろうし、その地域のこと。また、自治会というか、区長さんからとか自治区についての話もあるし、いろんなパターンがあろうかと思うんですけれども、そういったことについて全ての回答ができているわけですかね。 ◯議長(佐田則昭君)秘書広報課長。 ◯秘書広報課長(祥雲弘一君)秘書広報課長の祥雲でございます。再質問にお答えをいたします。  今現在、懇話会が終了いたしますと、各部長や支所長から各課長へ対応を指示をいたします。現場の調査とか確認を行った後、意見に応じた対応策をとった後に、検討結果につきましては、市長に最終的に報告をいたしまして、また再度、指示がございます。その後、小学校区の理事さんであるとか、また、まちづくり協議会の事務局や区長さんに会議録、それから後日回答分の回答集につきましては、送付をさせていただいております。また、個人の方につきましても、ホームページ上で全て会議録等は公開をしておりますので、それを見れば全てわかっているというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)衛藤正明君。 ◯十六番(衛藤正明君)そういった回答をしている、そしてホームページ上というのは、必ずしも市民の皆さん方が、全体的に高齢者の方とか、ちょっと見られないというか、整備もできてないというような方もあるかもわからないわけですから、私が何かのときに質問したときに、ホームページをご覧になってもらえばわかると言うんじゃけど、それは行政として、サービスマンとしましてというか、行政マンとしての、私はこれ、回答にはなってないと思うんですよね。あんたたち、ここにこうしてあるから行ってみなさい、どうしてみなさいというのと同じで、もう少し緊密にわかるということを明確に伝えていくことが大事じゃないかなと思うわけです。  それじゃあ、話を聞くと、各部所にその事案について検討いただいて、最終的には、課のほうで一括してまとめてやっているということですね。 ◯議長(佐田則昭君)秘書広報課長。 ◯秘書広報課長(祥雲弘一君)お答えをいたします。  そのとおりでございます。 ◯議長(佐田則昭君)衛藤正明君。 ◯十六番(衛藤正明君)そうすると、当然、全てのあれが伝わるなというようなことを今、感じましたけど、その流れのところ、私自身もはっきりつかめてなかったわけでございますけども。  この懇話会はですね、市長を初め各部署のトップの方たちが一緒に出て、その地域の持ついろんな課題について直接話し合いができるわけですね。市民の方にしてみたら、大変な期待を持ちながら要望したもの、また、そこで要望ができるということで、大変な期待を持っているというのは、私どもも同席したときにひしひし感じるわけですね。今、さとづくりだったりとか、まちづくり協議会があったりするんですけど、そことは、またちょっと違った形の中で、それぞれの地域のことの実情といいますかね、そういったものも踏まえながら、意見交換ができるということは大変すばらしいことであって、だからこそ、市民の方たちはものすごく期待するわけでありますから、しっかり、これまでもできているんだろうと思いますけど、私がそういった声をお聞きしたからですね。ただ、その後に回答が行ったんかもわかりませんけど、まあ、いまだという言葉がありましたから、いまだ回答も何もないんじゃが、ああいうことを実施したけどがという声を聞いたりしたもんですからですね。私も今日、ちょっとこれについてということですけん。これからも、その点について、これまで以上に、できればしっかり、ひとつ、皆さんに周知のほうしていただければと、こんなふうに思います。  それから、最後になりましたけど、平成二十九年の施策方針の中に、地域ごとの特色を生かしたまちづくりが必要だというような、その後にいろんなこれまでの課題をさらにまた、前向きにというようなことの中でありますけど、ここで、また何か新たな地域ごとのまちづくり等を含めながらの、何かお考えか何かあるようであったら、お聞かせ願いたいと思いますけども。 ◯議長(佐田則昭君)企画財政課長。 ◯企画財政課長(出口忠則君)企画財政課長の出口でございます。  平成二十九年度の市政について、新たな地域ごとのということでございますが、宇佐市まち・ひと・しごと創生総合戦略で、今やっておるところですけども、特に周辺部のことに関して申し上げますと、まず、院内地区ではですね、岳切渓谷の整備、それから平成の森公園、スポーツ施設の整備、それから両合棚田の整備、こういった部分で、重点的にやっていくということでございます。  安心院地区につきましても、安心院支所の複合施設の建設、それから津房の定住促進住宅建設、それから国営事業でありますけれども、国営の緊急農地再編整備事業、こういった部分をやっていくところでございます。  市全体につきましては、子育て支援対策でありますとか、移住対策でありますとか、こういった部分の拡充に努めているところでございます。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)衛藤正明君。 ◯十六番(衛藤正明君)ありがとうございました。  これで、私の質問を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)以上で衛藤正明議員の一般質問を終結いたします。  次に、二十一番 斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)一般質問二日目、二番バッターの二十一番の斉藤です。  質問に入ります前に、今回、私に起きた出来事を少し紹介したいと思います。年金の話です。私は四月で六十二歳になりました。年金定期便というやつで、基礎年金が六十二歳からもらえますよということで、申請書類が来ましたんで、市役所に相談に行きました。丁寧に職員の方が必要書類を確認していただいて、今、別府まで行かなくても、中津で街角年金相談がありますよということも教えていただいて、早速、電話をしまして予約をしました。市役所の担当者も言ってくれたわけですが、この年金は六十五歳からもらう年金に関係なく、もらわないと損をするという認識でありました。で、その書類の中には、議員としての歳費の確認の書類も入っていました。で、中津の街角年金相談に行きました。当然、社会保険労務士の方が相談に応じてくれて、市役所と同じ用件の説明を受けまして、五月の末に支払い決定をされて、六月中には交付されるから、七月くらいには口座に入りますよという、そういう説明を受けたんですね。  で、送ってきた書類には停止要件がなかったんですね。申請書類を出したら後日来まして、年金停止ですということで。その理由がですね、議員をしているからという理由なんですね。今までの相談は何だったのかなと、国の制度だからしようがないわけですが、早速、別府の年金の事務所に電話をしました。議員をしているからもらえませんよと。社会保険労務士の方も私の申請書類を見ているわけですから、議員をしていることを知っているんですよね。で、国の制度で所得が高い議員は皆さんですね、先輩が年金もらっている方々からも減額になったと、そういうことを聞いてますんで、制度そのものを私は批判するわけじゃないんですが、それならどっか途中でですね、半日も休まなくてもいいんかなという。  今の年金制度がいかに難しいか、もらうために必要な書類がいかに大事なのか、自分自身思い知らされました。で、別府に電話をしたときに、あとは私が議員をやめたとき、どういう手続をすればいいんですかと、今の申請書類でいいんですかと。ちょっとお待ちください、調べますと。で、もう私は電話はもういいですと。あと二年間はどういうことがあってもこの年金はもらえないんですねと言ったら、議員をしてる間はもらえないと。何かそういうシステムの中で、どこかで歯どめがかかればなと思ったんですけど、まあ、そういったことがありました。  今後ですね、相談を受けた方は、それぞれ個人によって年金の支給のされ方が違うそうなので、みずからのことはみずからやるということが基本だろうなと、つくづく感じました。  それでは、通告に従いまして一般質問を。  まず、一項目めは、施政方針についてです。  一点目、人口減少に歯どめをかける取り組み、推進をさらに強化するとあるが、各部局、総務、民生、教育、一番大事なですね、経済部局を忘れてましたけど、通告後にですね、経済部長、もし再質問で振ったら答弁よろしくと言ったので、少し大目に見ていただきたいなと。その具体的対策をお聞きします。  二点目、総務費の中にある周辺部及び小規模集落対策事業をどう評価しているのか。  三点目、民生費のすくすく子育て祝い金の支給継続について、高校生の入学祝い金は事業導入時の私の一般質問に対して、検討してみると答弁されたと思うんですが、どう検討されたか。また、宇佐市居住の高校生で、市外の高校に通学している人数、市外から宇佐市内の高校に通学している人数の割合です。  三点目、一つ確認しなければ。最初の答弁はですね、高校を出て就職する方がいるからという内容があったと思いますが、是永市長に最後に振れば、そういういろいろな意見があるんで再検討するという最後の答弁だったと思うんで、改めて今回お聞きします。  四点目、労働費の雇用拡大推進員の引き続き配置とあるが、現状の活動内容と効果についてです。これは、決算特別委員会のときにお聞きしたときに、私、この役割がよくわからなかったんですけど、非常に成果を上げているということなので、今後、さらにそういったことを宣伝することが大事かなということで質問に取り上げました。  五点目、商工費の企業誘致の具体的目標を設定しないのか。企業誘致、マブチの跡の空き地、工業団地の造成というふうに、宇佐市はそういうふうな取り組みをしているんですが、企業の目標、二社、三社と、年間の目標を設定すべきではないかと私は思います。  六点目、教育費の生涯学習で、長洲公民館の改築が課題だと思います。現在、どういった形で計画が進められているのかお聞きします。  二項目めは、三月定例会の積み残しの分で、交通安全対策についてです。  一点目は、高齢者の免許自主返納支援事業で、現状の取り組みの答弁はありましたが、宇佐市独自の支援事業は考えられないか、また、現状の支援事業拡大は考えられないかということをお聞きします。  二点目、信号機のLED化や道路標示の改修工事で、大分県が事業主体と答弁書に書かれていました。過去二年間で、宇佐市が情報を提供した件数と県の公安委員会が整備された件数をお伺いします。  以上で初回の質問を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)それでは、斉藤文博議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。二十一番 斉藤議員の一般質問にお答えをいたします。  一項目め、施政方針についての一点目。人口減少に歯どめをかける取り組み推進をさらに強化する各部局(総務、民生、教育)の具体的対策はについてでありますが、平成二十七年十月より、宇佐市まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づき、雇用の創出や交流人口の拡大、子育て世代への支援等に取り組んでまいりました。  県の市町村別人口増減の推移によりますと、宇佐市の出生数は、平成二十七年度の四百人から平成二十八年度、四百十五人と、十五人の増加となっており、合計特殊出生率につきましても、一・七三%が一・七八%と上昇傾向にあります。また、転入者数につきましては、同様に千五百九十九人から千五百八十六人と十三人減少したものの、転出者数につきましては、千九百十六人から千六百七十九人と、二百三十七人転出が減少しており、社会増減はマイナス三百十七名からマイナス九十三名と、大幅に改善をいたしております。  議員お尋ねの、さらに強化する各部局の具体策のうち、総務部門では、平成二十八年度三月補正に前倒しをいたしました移住希望者が短期間滞在できるおためし移住体験施設の改修、また、うさ暮らし移住満足度一〇〇%事業の拡充などに取り組むこととしております。  続いて、民生部門では、今年度で六年目を迎える健康づくり事業の見直しを行い、新たに糖尿病や腎臓病等の重症化予防対策、ピロリ菌検査費の助成などのがん予防対策を推進をいたします。また、本年度から乳児に対するロタウイルスワクチン予防接種の費用助成を開始するとともに、中学生以下の子供に対するインフルエンザ予防接種の市外接種についても助成をすることといたしました。  最後に教育部門では、第三十三回国民文化祭、第十八回全国障害者芸術・文化祭おおいた大会の開催に向け、プレイベントとして、各種文化事業を行うとともに、新たに地域伝承文化の掘り起こし活動に対し、助成をすることといたしております。また、平和ミュージアム(仮称)関連事業では、地方創生推進交付金の対象となった宇佐海軍航空隊跡保存整備事業に取り組み、戦争遺構の保存に向けた環境整備による交流人口の拡大を図ることといたしております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、担当部課長から答弁いたしますのでよろしくお願いをいたします。 ◯議長(佐田則昭君)次に、一項目めの施政方針について、二、四、五を経済部長 前田和弘君。 ◯経済部長兼耕地課長(前田和弘君)皆さん、おはようございます。経済部長の前田でございます。二十一番 斉藤議員の一般質問にお答えをいたします。
     一項目め、施政方針についての二点目、総務費の周辺部及び小規模集落対策事業をどう評価しているのかについてでございますが、まず平成二十年度から周辺部対策、小規模集落対策の一環として推進している小学校区ごとに支え合う仕組み作り、新たな地域コミュニティ組織の形成ですが、本年四月に横山地区まちづくり協議会が設立され、十六地区で組織化されました。現在、各協議会がそれぞれ特色ある活動を展開しており、地域住民が地域のことを一体的に議論する場ができ、まちづくり計画を策定することで、長期的、計画的に地域の課題解決を図ることのできるこの仕組みは、地域住民はもとより、県からも一定の評価を得ていると考えています。  次に、周辺地域の活性化を図るため、住民が主体となった活動を支援する周辺地域元気づくり応援事業については、平成二十一年度より周辺地域の自治区や各種団体より申請のありました八十を超える活動を支援しており、その多くの活動が今も継続していることから、地域の課題解決や活性化策として有効な事業と認識しています。  四点目、労働費の雇用拡大推進員を引き続き廃止とあるが、現状の活動内容と効果はについてですが、雇用拡大推進員は計画的に、市内各企業を訪問し、最新企業情報や求人情報等の収集に努めるとともに、人材の掘り起こしやホームページ等への各企業情報の更新などを行っています。加えて、この情報をもとに東京や大阪、福岡等で開催されるUIターン関連イベントに参加して情報発信に努めています。  また、昨年度はUIターン希望者や新卒者並びに一般求職者を対象とし、盆前に宇佐市企業合同就職面接会を、秋には初めての取り組みとなる医療介護企業合同就職面接会を開催し、合計七十名の参加のうち、五名が就職につながる結果となっています。今年度は、八月に宇佐市企業合同就職面接会のほかに、新たな取り組みとして、就職年次前の大学生等を対象とした市内企業見学バスツアーを企画して、市内就職への機運を高めてまいります。  五点目、商工費の企業誘致の具体的目標は設定しないのかについてですが、宇佐市総合計画基本計画や宇佐市まち・ひと・しごと創生総合戦略の中で、進出・大型増設企業の件数を平成二十二年度から平成三十一年度までの間に二十件の目標を設定しております。平成二十八年度末現在での誘致件数は二十七件と、目標を上回っているものの、一件でも多くの新増設につなげられるよう、県との連携を密にし、企業誘致等に取り組んでまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)次に、一項目めの施政方針についての三を福祉保健部長 松木美恵子さん。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(松木美恵子さん)福祉保健部長の松木でございます。二十一番 斉藤議員の一般質問にお答えします。  一項目め、施政方針についての三点目の前段、すくすく子育て祝い金の支給継続について、高校生の入学祝い金はどう検討されたのかについてですが、すくすく子育て祝い金事業は、子供の健やかな成長を喜び、子育て世代の経済的負担を軽減するため、子供の出生時、小中学校の入学時に祝い金を送るものです。県下で、小中学校の入学祝い金の支給をしている自治体は本市のみです。また、高校入学時の祝い金については、全国的に見ても支給している自治体はほとんどないようです。  支給の対象につきまして議論を重ねてまいりましたが、前回お答えをしましたとおり、高校入学時の祝い金につきましては、中学を卒業してからの進路もさまざまで制度設計が難しいため、義務教育である小中学校の入学時とさせていただきました。  次に、後段の市居住の高校生で、市外に通学している人数と、市外から市内の高校に通学している人数の割合はについてですが、市に居住する高校生のうち、約七割が市内の高校に、約三割が市外の高校に通っていると推計されます。また、市外から市内の高校に通学している人数、また割合に関しましては把握しておりません。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)次に、一項目めの施政方針についての六を教育次長 若山雅敏君。 ◯教育次長兼教育総務課長(若山雅敏君)皆さん、おはようございます。教育次長の若山です。二十一番 斉藤議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、施政方針についての六点目、長洲公民館の改築計画についてですが、平成二十七年度に長洲公民館建設懇話会を設置し、長洲公民館の改築について議論を重ね、基本構想を策定いたしました。基本構想では、平成二十八年度から基本計画に着手する予定となっておりましたが、新庁舎建設などの大型事業が緊急を要することから、現時点で基本計画の策定に至っていない状況であります。このため、大型事業のめどが立った段階で着手したいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)最後に、二項目めの交通安全対策についてを総務部長 永野直行君。 ◯総務部長(永野直行君)皆さん、おはようございます。総務部長の永野でございます。二十一番 斉藤議員の一般質問にお答えします。  二項目め、交通安全対策についての一点目、高齢者への宇佐市独自の支援事業は考えられないか、現状の支援事業拡大はについてですが、運転指導については、七十歳以上の高齢者には、免許更新時に高齢者講習が義務付けられており、同講習において実施されています。市の取り組みとしましては、いきいき交通安全講座のほか、高齢者学級、婦人学級等において、シミュレーターを使用した交通安全教室等を実施し、交通事故防止の啓発に努めているほか、独自に運転免許証自主返納支援事業を行っております。支援事業の拡大につきましては、県下の状況及び先進事例等も調査・研究してまいります。  二点目、信号機のLED化や道路標示の改修について、過去二年間で宇佐市が警察に情報提供を行った件数と、整備された件数についてですが、市から警察へ情報提供した件数は、信号機のLED化はありませんが、道路標示につきましては、平成二十七年度は四十五件の情報提供を行い、うち二件が整備されております。二十八年度は十七件の情報提供を行い、うち二件が整備されております。今後も積極的に情報提供を行い、安全で安心な交通環境の整備に努めてまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  二十一番 斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)二項目めの三月定例会の積み残しの分から再質問をさせていただきます。いいですか。  答弁としては、全く三月定例会と同じことなんですが、相変わらず高齢者の、いわゆる高齢による事故が多発しているということであります。私も、自動車運転に関しては年を感じたことはないんですが、最近トラクターに乗ってですね、ワンタッチでいろいろ装置がつくわけですけども、かなり今の時期、運転するわけですけどね、忘れるんですよね、余りにもこう……。そういうのはやっぱり年齢を感じてきている。  私がここで提案したいのは、自動車学校を利用してですね、ペーパードライバーに対して、一回、二回と券を発行してやるシステムがあります。私も若いときに、二十代前半で大型免許を持っちゃったわけですが、運転する機会がないんで、マイクロバスを運転する機会が十年後にできたときに、そのシステムを利用してチケットをですね、二枚買ってしたことがあります。実際にですね、高齢者が必要不可欠な人で免許更新をした場合に、実技試験というのは、これは七十歳以上の義務づけだけなんですよね。実際に自動車学校の教官がアドバイスをするということは、なかなか難しい部分があると思う。そこをやっぱり一歩踏み込んでね、チケットの半額でも、一枚でも二枚でも半額でも補助をして、そういう希望者がおればですね、実際、路上に出てね、例えば安心院院内、旧市内にしても、自分がいつも運転する道路を実際に教官に乗ってもらってやると。そういうサービス、県下の状況を見る前に、宇佐市が率先してやるという積極性が、今のこの高齢者の返納事業の中であってもいいと、私は思うんですよ。そこらあたりをどういうふうにお考えですか。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)危機管理課長の加来です。斉藤議員の再質問にお答えいたします。  今現在ですね、七十歳以上の人は、三年に一回の免許更新のときに自動車学校で高齢者講習を受けるようになっております。その講習の内容でありますけども、実際に車を運転して、指導員の方が横に乗って教習所内のコースを走って、バックとか一旦停止、S字、交差点の信号機、そういった実技を行い、その結果を指導員の人と一緒に注意力がどうであったとか、身体能力がどうであったとか、そういった話し合いを行うということがメニューになっているようであります。  で、こういったお年寄りの方については、そういった注意力、身体能力がどうか、そういったことを気づいてもらうということが、今後、交通事故に遭わない、起こさないためには非常に重要だと言われていることから、こういうことを実施をするようになったというふうに聞いております。ぜひ、この三年に一回の講習を活用していただきたいということがありますが、議員さんが言われたようなことに対してもですね、警察とか自動車学校の方と、またお話をしながら、意見などをお伺いをしていきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)少し前向きな答弁として捉えてですね、実際に自動車学校の一年間を通して、高校生が集中する時期、大学生が集中する時期がある。閑期といいますか、自動車学校の教習人数が少ないときがある。で、今七十歳以上の高齢者、自動車学校のコースの中は、これは、免許を取る前なんですよね。実際に免許を取る前に行くわけでしょ。国家資格を剥奪できないから、そこで議論しても、要は仮免許ですよ、あの中で取るのは。実際私が言っているのは、路上に出て動体視力とか、プロのね、やっぱり指導員の方にアドバイスをいただくのが、私はベストだと思うんです。それは、希望者をまず募って、そこに半額でも補助するという事業を取り組めないかということなんです。前向きな答弁として捉えているので、総務部長、私の言っていることわかると思うんです。県下の状況を見るんじゃなくて、宇佐市はこういう事業しましたと。仮に、今、チケットが一枚何ぼするかわからないんだけども、一枚でも補助して、こういう実践、道路に出てやったという経過をPRすればですね、やっぱり事業として定着するし、やっぱり運転者としても自信がつくと思うんですよね。そういった部分を、本当に前向きに考えていただけますか。 ◯議長(佐田則昭君)総務部長。 ◯総務部長(永野直行君)総務部長の永野でございます。斉藤議員の再質問にお答えをします。  昨今の高齢者の交通事故、異常に増えているというのも、我々も十分認識をしておりますし、斉藤議員御提案の、路上での、高齢になったときに運転技能がきっちりできているのか、そういった確認の機会というのは、本当にこれから必要な部分だろうとは思います。これにつきましては、先ほど危機管理課長が答弁をいたしましたように、一番そういった指導に当たっている自動車学校の指導員の方、あるいは警察の方とも十分意見を伺いながらですね、検討させていただきたいというふうに思います。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)一度は検討してみると、実際に自動車学校に行ってですね、そういうサービスで宇佐市が取り組むとすれば、いつごろがいいんかとか、金額はどの程度かという事業を実際にですね、話し合って、会う機会をぜひ設けていただきたいというふうに思います。  二点目です。私、信号機の件は、ここ四年ぐらいで、今回は三回目だと思うんですね。改善された点、前回も具体的な例を一番先に挙げたのは、宇佐中学校のフラワーロードから突き当たった信号は、感知式ながら感知器がないと。非常に長いんですよね。それともう一つは、金屋方向から長洲交番に向けて行ったあの丁字路は非常に長い。感知器があるとないとでは、えらい運転者のいらいらが違うんですね。そのほかにも、駅館大橋を下った柳ヶ浦の右折専用信号、昼間、高森方面から行ったら見えないんですよね、矢印が。夜間は見えない信号ってないんですが、昼間ですね、私の目でも見にくいから、非常に危機管理課長が実際に通っていただけるって言ってたんで、通告した際。実際、自分で通っていただけましたか。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)危機管理課長の加来です。お答えします。  以前、議員さんから指摘をいただきましたので、私が実際に通ってみました。まず、宇佐中学校下の交差点、T字の交差点で、十号線に合流をするとこでありますけども、議員さんの御指摘で時間が長いということでありまして、実際に行きましたら、信号は感応式でありまして、大体一分二十秒から一分五十秒ぐらいというようなタイミングでありました。青の時間が二十五秒と。感応してるというような表示がなかったので、感応したんかどうかというのは、ちょっと怪しいところでありました。  それから、次に金屋から長洲方面に行った長洲交番の横のT字の交差点のところですけども、あそこはちょっとしばらく見ていたんですけども、前の車がいて、またすぐ次の車が来て、しょっちゅう青になってほしいというようなときは時間が約一分二十秒くらいかかるんですけども、全然前に車がなくて久しぶりに車が来たときは、割と反応が早くてですね、二十秒ぐらいですぐに青に変わったというような状況もありました。ですから、長洲交番のところは、車の来るタイミングによって、感応する時間が長かったり短かったりするのかなというふうに思いました。  それと、高森から駅館大橋を渡っての川部側の交差点の右折レーンの白い字ですけども、やはり、かなり薄くなってたというふうに感じました。ただ、中央線などは道路改良の影響もあるのかと思いますが、はっきりしている中央線と、川部側のほうは、やはり中央線も薄くなっているなと。それと交差点の中の横断歩道の白線も、ちょっと薄いなというような感じを持ちました。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)もう一点、システムですよね。宇佐市が上げた情報はどうやって処理されるか、その結果についての回答は県からどのように返ってくるのか。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)お答えいたします。  まず、要望でありますけども、白線などにつきましては、規制のある白線と、規制のない白線というのがあるようです。まずは規制のない白線でありますと、市の土木課のほうで、道路管理者などにお伝えをすると。とまれとか右折とか横断歩道とか、そういう規制のあるものは、それぞれ警察のほうにお伝えするというふうになっているようであります。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)私が聞いたのは、その結果ね。要望を上げて、その答えですよね。要望を上げた結果だけで、そのまま要望したら、これまた同じ質問を繰り返さないといけない。必要性があるのかどうか、まずね、認識を問うべきだと思うんです。これだけ、やっぱり交通戦争と言われる、車が多くなって、必要と認めたものを要望して、その答弁がなければ、そのまま放置すれば、また同じ質問になると思う。私も、これを一番最初に取り上げたときには、市民から言われたから取り上げた。何回言っても聞かないと。やっぱり、感知を一つつけるといらいらが消えるわけですよね。そういう必要性を認めたところに県のほうから回答がないんですか。 ◯議長(佐田則昭君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(加来 定君)危機管理課長の加来です。お答えいたします。  市の土木課のほうで要望などを上げているんですけども、その結果についてはどうなんですかというところを聞いたんですが、なかなかその結果の答えがないというようなことでありました。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)ないというものを、また改めて。これはやっぱりおかしいですよね。要望を上げたものが、回答がないというのは、これはもう、非常に、市長、おかしいと思うんですよね。答弁は要りませんけど、今後の課題でね。何か、総務課長ありますか。 ◯議長(佐田則昭君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)土木課長の熊埜御堂です。斉藤議員の再質問にお答えいたします。  土木課では、要望書が土木課のほうに上がりましたら、市の管理区分と県の分、そしてまた、公安委員会の分、そういったところに区分けをしまして、公安委員会に要望したものにつきましては報告をいただいております。  公安委員会は昨年度、六十六件の整備をしていただいております。その六十六件の中には、国道、そして県道、農道等の横断歩道、センターライン、または規制関係の表示、そういったものを整備をして、六十六件、昨年度したという報告はいただいております。  また、通学路点検といいまして、そういったもので学校関係者の方と警察、そして道路管理者で一緒に協議をして、要望に上がったものについても、逐次、年に二回ほど会合を持たしていただいて、そちらの進捗についても報告をさせていただいております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)この項目は、交通事故をいかに減らすかという取り組みだと思うんで、この後、河野康臣議員からも道路標示のがありますけれども、予算がなければ要求をどんどんしていくという方向性を皆さんで確認しないと、最近何か、表示したっちゅうか、道路に白線を引いた部分ももちが悪いなという記憶もあるんで、ぜひですね、積極的に、これは取り組んでいただきたいというふうに思います。  三月の定例会の積み残しは以上です。  次に、施政方針の一点目、人口減少に歯どめをかけるという取り組みですけども、うちの市民連合で、同じ質問を、すり合わせのときに、みんな用意しちょったんです。やっぱり市長、施政方針の中に挙げているとおり、今からは自治体間でいろいろ競争しないと、人口減少に歯どめが負けてしまうという部分で、それぞれの立場で質問しようということであります。私の場合は、産業別ですけれども、経済部長には前もって言ってた宇佐市の農業人口なんですよね。農政課長、ここですね、二年で、うちの法人二名の方がね、病気で離農したんですね。で、五町の田んぼをいかに振り分けるかちゅうことに非常に苦労したんです。どうするかっていうことで、法人の役員だけで話をしたんですけど、もう、これは地主に返すしかないなという結論までですね、出かかったんです。あとの三町の分は今……。だけん今の法人制度、集積農業っちゅう、農地集積という事業はね、これは人口に対してね、反比例すると思うんですけど、この点はいかがですか。 ◯議長(佐田則昭君)経済部長。 ◯経済部長兼耕地課長(前田和弘君)経済部長の前田です。斉藤議員の再質問にお答えします。  議員おっしゃるとおりでございますけれども、特に農業に関してですね、基幹従事者の年齢が、平均、今、六十七歳ということで言われてますし、これからの、市内もそうですけれども、全体を見ましても、やはり従事者の減少が避けられないということにありますから、国としては、やはり集積ということをですね、中心に、今までもやってきているわけでございまして、議員おっしゃるような状況もですね、市内ではいろいろ、私も具体的な例もお聞きしているところでございますけれども、人口減少策としての反比例ということで言えばそうなんですけれども、一方では農業を担っていくという形からすればですね、やはり集積という形もとらざるを得ないというのは現実だろうというふうに思います。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)もう一つ意見が出たのは、過去に兼業農家の重要性をね、宇佐市も認識しちょったんですけども、いわゆる会社員であっても、会社から帰れば草刈り機くらいで……。今、農家で一番、うちの地区なんだけど、結構段差のある、草刈り作業が一番大事なんです。これから、やっぱり経済部、農政から発信するのは、法人であっても、いわゆる全部任せたんじゃなくて、できることは兼業であってもすると、そういう協力体制っていうのが、一つの人口減少の歯とめにかかるかなという、これ提案ですから。  二つ目は漁業ですね。漁村集落整備事業は終わったわけですが、あの事業は私が議員になったころの最盛期じゃったので。一番の目的は、漁民の集落を安定させて、いかに防災に強いまちづくりと。今、漁業は衰退していますし、今後も見通しがないわけです。あのまちづくりは、今、防災では非常に今の先進的な部分で、緊急車両が入っていると。事業としては成り立ってます。これは地元の浜永議員とも話したんですが、じゃあ、あそこに今から、長洲から一回出られた方が戻ってくるかということに関しては、これはもう、戻ってこんやろうなということで、あれだけ多かった長洲中学校の生徒が減ってきたという現象ね、これも現実なんですね。そこらあたり、漁業の見通しとしては、どういうふうなイメージを持っていますか。 ◯議長(佐田則昭君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(樋田義弘君)林業水産課長の樋田でございます。斉藤議員の質問にお答えいたします。  漁業の見通しですが、埋め立て、それから集落道を通すというような事業を進めました。評価につきましては、漁民から、ちょっと遅かったなと、出ていくほうが先だったと。住宅ができて、道路を通して、新しい造成地に住んでもらいたかったが、かなりの人が、周辺の柳ヶ浦等に出て行ってしまったというふうな評価を受けております。  これからも、まだ造成地に余りがございまして、そこに住んでもらいたいなというふうなことで、漁業の収入のほうの増が図れるように、今後も交流事業とか、県とともに、漁場の生産力の復元ができるような対策をとってまいりたいと考えております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)教育部門からお伺いします。基本的には、子供の時代から宇佐市愛といいますか、ふるさとを大事にするという。僕らの時代は、僕は一人息子やから、跡取りどと言われたら、もうそれに流れていった時代なんですね。今、学校では、今、宇佐産業科学高校が、宇佐市に残そうという取り組みを非常に強くやっているんですけど、そういう地元に残すという教育は、やっぱりこの事業の中で、教育部門でも大事だと思うんですよね。ふるさと愛というか、そういった部分の事業っていうのは行っているんですか。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)学校教育課長の川島です。再質問にお答えいたします。  教育部門におきましても、やはりふるさと愛、ふるさと宇佐を愛する子供たちを、大事にする子供たちを育てていくという一つの面を担っていると考えています。宇佐市教育委員会では、特に具体的には、総合の学習の時間の中で、ふるさと教育を進めています。中学生では職場体験の中で、ふるさとの職場を再度見直す取り組み、そして、地域の中での自分たちの立ち位置や、大人の方々がどのように頑張っているかというのを再度見直す部分、また一方で、中学生短期留学事業、一度海外に出て、またそこから日本を見直す、宇佐市を見直す、そして宇佐のよさを見直していく取り組み等々をですね、今考えています。特に、今から市教委としてしていかなければならないなと考えているのは、当たり前のことですけれども、宇佐市に来れば学力面で、また体力面で、そして心の教育できちっとやっていただけると。大きい学校もあれば、小さい学校もあるけれども、それぞれの地域の中でのよさを出しながら、着実にあるべき教育の姿をしてくれるというような姿をアピールすることが、これから大事だろうなと考えているところであります。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)次に、二点目のまちづくりの点について再質問します。  市長は、私と同郷で和間ですから、一番わかりやすいと思うんですが、私が高校を出て就職して、ずっともう同じとこにいるわけですからね。例えば、放生会に関する行事、ソフトボールをやるにしてもですね、以前は自分たちの地域で一人千円の会費をとってですね、盛り上げよったですね。自分たちの地域は自分たちで守るっちゅう意識があったんです。私もそれに参加していたんですが、そのときに、私が議員になってから、そういう事業に補助金を出せないかという何度か質問したときに、だめだという、そん当時はよくは覚えてないんですけどね、やっぱり先を見通した部分でないとできないんです。  今のまちづくりの中身はですね、今やっている事業の見直しなんですけども、立ち上げて予算がついてるときは、私は成功すると思うんですよね。ところが、十年スパンで見るとその事業、補助金がなくなってできるかっていったらなかなか難しいんじゃないかと思う。で、まちづくりの結成当時には、職員も和間へ来たわけですが、それぞれのまちづくりの中に、職員対応はどういう対応をされているんですかね。総務課長ですか。 ◯議長(佐田則昭君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(末宗勇治君)観光まちづくり課長の末宗でございます。斉藤議員の再質問にお答えいたします。  市内に、それぞれですね、まちづくり協議会ということで、平成二十年度から推進を、設置をしております。その中で、職員がどういうふうな形で絡んでいるかという御質問かと思うんですが、安心院、院内におきましては、やはり小規模集落が多いと。まちづくり協議会の会員数も少ないということでですね、積極的に職員の参画もしていただいてるかと思います。旧宇佐市地域につきましては、これまで麻生、長峰、天津、横山、西馬城等々で設置をしておりますが、その地域につきましても、やはり会員の方々の人数が少ないということでですね、職員の方、できる限り参加をしていただいているというふうに認識をしておりますし、やはり今後もですね、職員がどのような形でまちづくり協議会なりそういった団体にかかわっていくかというのがですね、課題になろうかと思いますので、市としましても、これは市全体での取り組みというふうな形で位置づけをしておりますので、できる限り、職員がそういった団体に参画をしていくような形での取り組みを進めていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)積極的にかかわっているということで、多少温度差があっていいんですが、私が言いたいのは、職員の発想っていうのは、十年先を見通せる、私は市の職員の力が皆さんはあると思うんですね。ところが、まちづくりの中で今やっている事業の十年先を見込んだ事業をもし提案すれば、なかなか理解がされないというか。市の職員も、まちづくりの中で意見を出そうと思っても遠慮している、今の職員はね。そういった部分では、庁内でね、一度、その地域に居住している職員の中で、いろいろな案を出して、市長が認定すればね、こういう地域ではこの事業が適しているなという執行提案でね、ある程度、提案できるような内容があると思うんですね。そこらあたりは、私は、今ある既存の事業じゃなくて、新たな発想の中で考えるべきだと思うんですが、そこらあたりはどうですか。 ◯議長(佐田則昭君)観光まちづくり課長。 ◯観光まちづくり課長(末宗勇治君)再質問にお答えいたします。
     先ほど、今後新たな発想での事業展開ということでの御質問かと思いますが、昨日ですね、和気議員の御質問にも答弁させていただいたんですが、南院内、それから佐田のまちづくり協議会が十年目を迎えようとしております。今後、新たな十年に向けてですね、まちづくり計画の再度の見直しというところで、どういった形で新たな計画を作っていくかということが重要な課題になっているかと思いますし、まちづくり協議会組織自体もどういうふうな形でやっていくのが、今後ベストかというふうなことも考えていかなければならないと思います。そうした中で、職員はどのような形でかかわりを持つべきかというところも踏まえてですね、計画作りを進めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)私はまちづくりの中で、職員の存在というか、職員の考え方というのは、非常に今から大切になってくると思います。そういったことを御提案申し上げてこの点は。あと、三点目に移ります。  高校生の入学祝い金は、検討されたと。いろいろされてますけどね、やっぱりサービスの面からすれば、今回、豊後高田市の佐々木市長が、子供の医療費の高校生までの無料化を提案しました。私、ちょうど、和間のまちづくりのとき、市長と同席したときに、それを一個提起したんですが、どういうことが起こるかというと、僕も高田高校なんですが、同じ高田高校に通って、隣同士で、一方は医療費が要らないんですね、一方は医療費が要るんですね。例えば、宇佐から通っている高校生が、風邪の具合が重くても病院には行かないと。軽い子供は行くと。これは、事業、賛否両論あると思うんですが、先ほど言ったように、これから自治体間競争なんですね。非常に残念だったのは、市長が検討してみるという中身で、高校生まで含むというね、新たな展開が生まれるのかなというふうに思いましたけど、そこらあたりの中身をもう少し、どう検討されたか、どこまで検討されたか、もうちょっと中身を。 ◯議長(佐田則昭君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(加来幹子さん)子育て支援課長の加来でございます。斉藤議員の再質問にお答えいたします。  先ほど回答申し上げましたが、再度、検討を重ねてまいりましたが、回答の中にもありました高校生の段階は、いろんな形が考えられます。その中での制度設計が大変難しいこともありまして、現在の義務教育期間である中学校入学までとしております。子育て支援課としましては、子育てしやすい環境作りの役割を、一番に担っていかなければならないと思っておりますので、どういう時期にどういう施策が必要か、また有効かという観点で協議を続けてまいりたいと思います。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)しつこいようですが、もう少し中身がね、何で検討されたけども、小中になって高校生が出せないという事情が、私には、もう少し検討内容がちょっと乏しいんじゃないかと思うんですが、もうそれで終わりですかね。終わりなら、もう次に行きますけど。 ◯議長(佐田則昭君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(加来幹子さん)お答えいたします。  前回の斉藤議員の質問の中に、教育費が高校生はかかるというようなことが言われたいたかと思うんですが、教育費の観点から見ますと、教育費の補助としましては、国の制度で高等学校等就学支援金や就学給付金等があるようでございます。そういう教育費の補助という観点から考えますと、また違った形での制度設計が合うのではないかというような話も議論されました。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)この項目、最後ですけども、市長ね、やっぱり他の自治体と競争する中で、そういった高校生にこだわるわけじゃないんですけども、特に高校生のときのそういった思いというのが、一番、地元に残る可能性が高いんかなと思うんですよ。ぜひ、入学祝い金じゃなくても、就職祝い金でもいいし、そういった形でね、ぜひ高校までの間、他の自治体と比較してサービスができる部分、一階部分という部分で、もう一回再検討できませんかね。 ◯議長(佐田則昭君)市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)斉藤議員の再質問にお答えをいたします。  この件につきましてはですね、議員からの御指摘も踏まえまして、私ども内部でずっと検討しているわけでありますけども、一番いいのは、現場の校長先生方の意見を聞くのがいいだろうということで、市内に私学も含めて四つ高校がございますので、高校の校長先生方と私で、意見交換の場を持っております。  その中で言われているのは、祝い金とかいうことではなくて、遠距離通学をしている人の負担がかなり重たいので、それを一定額以上のほうに何とか御支援できないかというようなことが、特に安心院高校の先生とかですね、そういったことがありました。そのときに、今、例えば市内に在学している方には、宇佐市から、例えば宇佐高校なり安心院高校なりに行っている方と、市外から来ている方と、特に私学のほうは混在状態になっておりますので、そこの制度設計もどうするかっていうのが、なかなかちょっと今、難しいところがございます。  今、担当にはですね、いろんなケースを想定もし、他市の支援の仕方も、今検討させているところですけども、制度設計がまだ仕上がってないというような状況なんです。引き続きですね、また近々、市内の四つの高校の校長先生方と話し合う場もございますので、そういったところをですね、また今の実情なりもお聞きしながらですね、何らかの対応策をまた検討していきたいと思います。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)目に見えてですね、そういったことでも私はいいと思います。ただ、よその自治体と違うサービスを考えると、効率のいいサービスは、当然、現場の先生たちの意見が一番いいと思うんで、そういった検討がなされているということで了解しました。  次の六点目ですけども、長洲公民館の建設懇話会ですかね。今、どういう状況になっているんですか。 ◯議長(佐田則昭君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(佐藤良二郎君)社会教育課長の佐藤でございます。斉藤議員の再質問にお答えいたします。  建設懇話会につきましては、昨年、一応、基本構想が策定されるまでということで設置をしておりました関係で、昨年、一応終了しているという形になってございます。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)基本的には、基本設計ができてないと。現時点でね、ここにある平成三十年度の建設予定、あくまで予定なんですが、この基本計画、実施設計から、この計画、何年おくれですか、今の現状で。 ◯議長(佐田則昭君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(佐藤良二郎君)再質問にお答えいたします。  一応ですね、御承知のとおり、平成三十一年、三十二年度に大型事業が控えております関係で、一応、現時点では、二年程度先延ばしといいますか、延期を考えております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)現時点で二年という認識でいいんですね。  市長、再度で申しわけないんですが、この施政方針は、一点目に挙げましたように、人口減少に歯どめをかけるという部分であるけども、各部局の取り組みの中でですね、私は一番大事なのは、産業別人口の目標だろうと思うんですよね。田舎ランキング、定年して帰ってきて住みよいなのか、ここの企業誘致にしても、全て人口減少に歯どめをかける政策なんですけど、どの範囲の人口を増やそうとするのか。これは市長一存ではないんですけど、市長構想っていうのは、ものすご大事だと思うんですよ。今後、部長を含めてですね、職員にどういった発想で産業別人口の取り組みをすべきだとお考えですか。最後に答えていただければ。 ◯議長(佐田則昭君)市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)斉藤議員の再質問にお答えをいたします。  産業別の人口に対する具体の目標というのは、基本的には今のところは明快にはありません。例えば、若年者の割合、それからいわゆる生産人口の割合、そして、例えば六十五歳以上の割合とかいうのはですね、シミュレートがある程度できますので、そういったところを見ていくわけですけれども、基本的には、日本全体が超高齢社会にもう向かっておりますので、この傾向を大幅に変更させていくっていうのは、なかなかちょっと困難な状況にございますけども、やはり生産人口を確保していく、いわゆる若年者人口をできるだけ確保していくという対策はですね、講じていかなければいけないと思います。  人口の問題の場合は、いわゆる自然動態と社会動態と大きく二つの側面がありますので、まず出生数をしっかり増やしていくというような対策が必要ですね。社会動態で言えば、宇佐市に入ってくる、いわゆる転入者を増やしていくということなんですけども、最近の転入者につきましては、以前は、例えば六十五歳を過ぎまして、田舎暮らしをゆっくり過ごしましょうというような方が主力だったんですけど、最近の問い合わせの方は、結構、子育て世帯もですね、そういったUIターンのブースにかなり問い合わせがありますので、そういった方々にも移住しやすいような対策というか、環境作りをすることによってですね、そういう若い世代の方の人口も増やしていきたいと、かように考えております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)斉藤文博君。 ◯二十一番(斉藤文博君)産業別人口の取り組みというのは、今後、大事になってくると思うんで、ありがとうございました。  終わります。 ◯議長(佐田則昭君)以上で斉藤文博議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中でありますが、ここで昼食のため、暫時休憩をいたします。なお再開は十三時十五分といたします。  休憩いたします。                 休憩 午後零時〇三分               ──────────────                 再開 午後一時十五分 ◯議長(佐田則昭君)休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を続行します。  十七番 高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)皆さん、こんにちは。十七番の高橋宜宏です。  最近、若い議員さんが多くなりまして、「皆さん、こんにちは」と言うと反応がいいですね。昔はね「皆さん、こんにちは」と言っても、しーんと、まあ、しらーっと言ったほうがいいかな、そんな雰囲気だったんですよ。非常に活気が出てきてよくなりましたね。改めまして、皆さんこんにちは。(「こんにちは」と呼ぶ者あり)いいですね。済みません、おいさんの拍子に乗ってくれてありがとうございます。  さて、今回は市政一般につきまして、三項目ほど質問をいたします。  まず、第一の質問は、宇佐市の諸問題についてです。  五十代の宇佐市職員によるパワハラで、三十代の臨時職員が退職を余儀なくされたことが発覚いたしました。市はパワハラの事実を把握し、この職員を昨年十二月に懲戒処分にしましたが、公表しませんでした。これに対し、処分を受けた市職員が二月二十四日付で処分を不服とし、不益処分に対する審査請求を行っております。五月十五日、市公平委員会は公開口頭審理を開催。審査は今回の一回のみで終了し、回答は文書で行われるとのことです。  宇佐市には、懲戒処分の公表基準があるにもかかわらず公表しなかった理由と、公平委員会の審査の結果はどうなったのかお尋ねをいたします。  二点目の消防救急無線のデジタル化事業をめぐる入札談合のその後の対応については、大分市民オンブズマンへの回答が既に新聞各紙に報道されていましたし、昨日、用松議員も質問なさっていたので割愛をいたします。  第二の質問は、公文書管理についてです。  千葉県文書館が昨年、戦没者名簿や遺族台帳など第二次大戦の関係文書約五百冊を廃棄し、うち九十一冊は、県の内規に違反した廃棄だったということが発覚いたしました。専門知識のない職員による選別で、内規すら見落として重要な公文書を捨ててしまったという実態があります。  また、東京都において、文書管理規則を設けているにもかかわらず、豊洲市場の盛り土問題で、地下空間を設けることを決めた会議の議事録などが残っていないことが発覚をいたしました。これを受けて、都は文書の保存期間や廃棄ルールを見直し、意思決定過程の記録を明文化するために規則を改正することにしました。  宇佐市の公文書の取り扱いについて、保存期間はどうなっているのでしょうか。また、専門知識を持った職員を配置しているのかもあわせてお尋ねをいたします。  第三の質問は、宇佐地区街なみ環境整備事業についてです。  去る六月一日に、開園式を終えた小山田記念公園に関し、東屋の形状や色具合について物議を醸しています。あの東屋について、批判的だった土地を無償譲渡してくれた前所有者や宇佐神宮との調整は、その後どう折り合ったのか、まずお聞きをいたします。  次に、小山田記念公園を見た建築家の中には、規模は小さいが、ネオダダの高名な建築家、荒川修作の作品「養老天命反転地」の剽窃じゃないかと言う人もいます。著作権等の問題はないのかお尋ねをいたします。  第四の質問は、小中学校教員の勤務実態についての質問を行う予定でしたが、昨日、和気議員がすばらしい質問と提言をなさっておりましたし、この後、河野康臣議員もなさるそうですので、この薄くなった後ろ髪を引かれる思いで今回は取り下げたいと思います。  以上で初回の質問を終わります。明快な答弁をお願いをいたします。 ◯議長(佐田則昭君)それでは、高橋宜宏議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。十七番 高橋議員の一般質問にお答えをいたします。  三項目め、宇佐地区街なみ環境整備事業についての一点目、小山田記念公園の東屋の形状や色具合に係る前所有者と宇佐神宮との調整についてでありますが、宇佐神宮周辺の景観整備につきましては、景観設計の専門家である東京大学の堀繁教授に設計支援並びに監修をお願いをいたしております。  このうち、小山田記念公園につきましては、工事完了間近となった昨年度に、用地を無償で御提供いただきました前所有者より、東屋の形状と色彩について神宮の景観に合わないとの意見をいただいたことから、前所有者及び宇佐神宮と協議を行いました。その中で、形状の変更につきましては、国庫補助金制度上の問題等から難しい旨をお伝えをし、御理解をいただいております。色彩につきましては、土地の前所有者と宇佐神宮の意見を参考に、市民や観光客の意見等を幅広く聞く一方で、東京大学の堀教授とも協議するなど、時間をかけながら進めていくことで調整が整っております。  二点目の、小山田記念公園が荒川修作の作品「養老天命反転地」の剽窃との声もあるが、著作権等の問題はないのかについてでありますが、「養老天命反転地」は岐阜県にある養老公園の中の施設で、体で直接体験できるアート作品となっており、現在の著作権は荒川氏の御遺族が引き継いでいるものと思われます。小山田記念公園の著作権は堀教授が在籍する東京大学にありますが、荒川氏側から東京大学に対し、著作権侵害等の通告は受けていないとのことでありました。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(佐田則昭君)次に一項目めの宇佐市の諸問題についての(一)と、二項目めの公文書管理についてを総務部長 永野直行君。 ◯総務部長(永野直行君)総務部長の永野でございます。十七番 高橋議員の一般質問にお答えします。  一項目め、宇佐市の諸問題についての一点目、宇佐市職員のパワハラで当該職員を懲戒処分にしたが、公表しなかった理由と公平委員会の審査の結果はどうなったのかについてですが、本件は市職員としてあってはならないことであり、大変遺憾に思っております。  宇佐市懲戒処分等の公表基準では、懲戒処分は公表としていますが、公表の例外として、被害者またはその関係者のプライバシー等の権利や利益を侵害するおそれがある場合は、公表内容の一部または全部を公開しないこととしております。本件では、被害を受けた臨時職員の精神的なダメージが大きく、公表することでさらに傷つくなどの二次的被害のおそれが非常に大きいと判断したことから、例外規定により公表を控えました。  また、公平委員会の審査結果については、現在のところ宇佐市公平委員会から審査結果の通知はいただいておりません。  次に、二項目め、公文書管理について。宇佐市の公文書の取り扱いについて保存期間はどうなっているのか。また、専門知識を持った職員を配置しているのかについてですが、市の文書管理について必要な事項を定めた宇佐市文書管理規程に基づき、文書の収受や処理、発送、整理、保管、保存、廃棄などを行っています。  議員お尋ねの公文書の保存期間についてですが、法令等に特別の定めがある場合を除き、文書の分類によりその保存期間を永年、十年、五年、三年、一年と定めています。例えば、永年保存は例規の原議文書や議会会議録、財産や市債に関する書類など、十年保存は金銭の支払いに関する証拠書類や許可、認可、指令等で、五年保存は市税等賦課徴収に関する書類や金銭出納に関する書類、三年保存は軽易な照会、回答及びその他往復文書など、一年保存はこれら以外の軽易なものとしています。  次に、専門知識を持った職員の配置ですが、特別の知識を有する職員ではありませんが、市全体の文書を統括する総務課には、文書管理の専門研修を受けた複数の職員を比較的長く配置するとともに、各部署ごとに課長を文書責任者として、係ごとに文書主任を置き、文書の収受、発送や審査、処理の促進及び改善指導、整理、保管、引き継ぎに努めています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。十七番 高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)それでは、順次再質問をいたしますけれども、再質問の構成上、組み立て上、まず三項目の宇佐地区街なみ環境整備事業についてをやり、あと一項目、二項目と続けて行いたいと思います。  三項目め、宇佐地区街なみ環境整備事業についてですが、三月議会では、私詳しく述べなかったんですけれども、今年の一月五日でしたか、初詣に来た前所有者の小山田記念公園のある所有者がですね、小山田記念公園のあの東屋を見て激怒なさいました。私にも相談にいらっしゃったわけであります。その後、一月二十二日と三月十一日に宇佐神宮前所有者、それから観光協会と都市計画課の職員で話し合いが持たれたと聞いておりますけれども、その協議内容と協議結果について、かいつまんで教えていただきたいと思います。 ◯議長(佐田則昭君)建設水道部長。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(原田雅且君)建設水道部長の原田でございます。高橋議員の再質問にお答えいたします。  東屋の色、形ですね、洋風で黄色の建築物、こういうものについて、前所有者の方が自分で思っていたものとかなり違っていると。自分はもっと和風の瓦屋根とか三角屋根、そういったものを想像していますと、そういうことを伺っております。そして、それが神宮の景観に合わないのではないかということで、議員が先ほど申されましたように、観光協会とか宇佐神宮を交えまして、うちの職員とで二度ほど協議をしているところでございます。  それで、協議の内容につきましては、先ほど市長の答弁でありましたとおり、形状につきましては、ちょっと難しい旨をお伝えしております。御理解をいただいているものと思っております。色彩につきましては、土地の提供者ですね、それから宇佐神宮、そして市民の方々、観光客の意見等も幅広く聞きながら、また、東京大学の堀教授とも協議をして、時間をかけてでも前向きの方向に進めていきたいということで、やはり御理解をいただいているものと思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)去る六月の一日、あそこの公園の開園式に前所有者の方も来ていて、私もその後お話をいたしましたけれども、やはり形状についても色についても納得しているようには思えないんですね。何とかあの場所にふさわしい建物にしてほしいという、そういう要望でした。  ところで、これは私はね、異例なことだと思っているんですよ。一度ね、私の記憶ではゴルフ場建設問題が起こったときに、宇佐市長とそれから宇佐市議会にそれは連名でした、当時の宮司さんでありました到津さんが連名で反対請願を出した、それと反対陳情書を出したんですけれども、それ以来というか、単独で出したっていうのは私の記憶にないんですけれども、非常に異例のことですけれども、四月二十四日付で宇佐神宮の小野宮司名で、小山田記念公園整備工事に関する要望書が出されたと聞いているんですけれども、どんな内容なんでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)建設水道部長。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(原田雅且君)お答えいたします。
     内容につきましては、前所有者がおっしゃられたこととほぼ同様のことでございまして、東屋の意匠について、宇佐神宮の歴史ある景観に考慮した東屋の建設、そういったものにしてほしいという要望でございました。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)私も事前にこの要望書をいただきまして、内容を精査いたしました。この要望書には、こう書いてあります。仄聞するところによれば、小山田家関係者が再三にわたって色彩変更や和風建築への意匠変更について申し入れを行うも、貴市担当部署の明快な回答が示されていないとのことであります。また、小山田家と大神比義のゆかりを解いてこうも言っています。宇佐神宮の歴史ある景観に考慮した東家の建設を切望することは至極当然とした上で、誠意ある御対応をお願いしたいと切望していますよね。私はね、ここで疑問が残るんです。こんな重要な問題をですね、あそこの前所有者にも、宇佐神宮にも全く相談せずにね、何で進めてきたのかという問題をお聞きしたいと思います。 ◯議長(佐田則昭君)建設水道部長。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(原田雅且君)お答えいたします。  相談というか、うちの課がですね、独断でどんどん事業を進めたわけではございませんで、地元のまちづくり協議会と一緒にですね、地域への説明会等は何回も開催しておりました。  前所有者には議員御指摘のとおりでございまして、説明はしておりません。これはもう議員御指摘のとおり、うちのちょっと配慮が足りなかったと言われればそのとおりだと思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)宇佐神宮にはなさったんですか、事前に。 ◯議長(佐田則昭君)建設水道部長。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(原田雅且君)宇佐神宮につきましては、地元説明、協議会の説明の中で、宇佐神宮の職員の方が入っておりますので、それで伝わったものと理解しております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)その要望書を見る限り、伝わっているとは思えないんですけれども。  そこでもう一遍聞きますけれども、今後、この小山田公園の東屋をどうするんですか。 ◯議長(佐田則昭君)建設水道部長。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(原田雅且君)お答えいたします。  先ほどと同じような答弁にしかならないんですけど、前土地所有者それから宇佐神宮の意見などを参考にいたしまして、市民や観光客の意見も幅広く聞きながら、また東京大学の堀先生とも協議しながら時間をかけながら進めていきたい、このように思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)先ほど、市長答弁で、この小山田記念公園の著作権は堀教授が在籍する東京大学にあるということと、荒川氏側から東京大学に対し著作権侵害等の通告は受けていないとの答弁でした。それはそうでしょう。まだ知らないと思います。  実は、小山田公園の記念式で堀教授はこういうふうに言ってますね。「これは世界に一つの回遊式の公園なんだ」と胸を張って言っておりました。さっきも言いましたように、小山田公園を見たある建築家が、「これはネオダダの荒川修作の作品にそっくりだな」と。私ね、「新建築」という建築雑誌に出ている荒川修作氏の「養老天命反転地」、これはそうですね、これは「新建築」の一九九五年十一月号、これが小山田記念公園です。これは上から見たらもっとそっくりだと思うんですよね。それとね、この横にある養老天命反転地記念館、これも「新建築」一九九七年の四月号に出たものです。似てませんか、色具合も。これは大変な問題になるおそれが、私はあるんじゃないかなと思っております。  ネオダダをちょっと調べてみました。ネオダダというのは、一九五〇年代後半から一九六〇年代に起こったアメリカの美術家や美術運動のことだそうです。既製品の使用や大衆的な図像の流用、そして不条理性などがあると。そういう意味では一般に我々も知っているジャンクアートとかコラージュもこのネオダダだと言うんですね。日本でも、一九五〇年代後半からブームが起こって、これ特筆すべきはですね、一九六〇年大分市出身の吉村益信氏、それから私も親交がありました風倉匠氏、それから赤瀬川原平氏らが中心となって、このネオダダという組織を結成して、その記録をとっていたのが宇佐市出身の、もう亡くなりましたけどね、石松健男さんだったわけであります。  このように、大分県とネオダダというのは非常に関係が密接不可分なんです。このネオダダの起首の一人、荒川修作氏が、奥さんのマドリン・ギンズ氏と一九九五年に共同制作したのが「養老天命反転地」なんです。これは非常に有名な公園らしいですよね。  この「養老天命反転地」のコンセプトも調べてみました。作品の中を回遊し体験することで、作品を鑑賞することができるように設計されている。これも小山田記念公園のコンセプトとよく似てませんか。私ね、著作権も調べてみました。岐阜県が建設したんで、岐阜県に問い合わせたら、いや実は、日本に財団がありますからそこに問い合わせてくれということだったのだけど、そこでもありませんで、実は、マドリン・ギンズさんというのはアメリカの方で、周作さんもマドリン・ギンズさんも今は亡くなっているんで、今はニューヨーク州のエステート・オブ・マドリンギンズというところが全著作の著作権を持っているということです。私はそこまで言ってね、宇佐市をおとしめようなんて気はさらさらないわけであります。だけど、今回このことに学ぶことは多いんでね、その周辺のことをいろいろ聞こうと思っているんです。  この堀教授とアドバイザー契約に至った経緯と契約金額と、また、著作権問題が起こったときの契約条項がどうなっているのか。つまり、著作権問題が発生したら誰が責任をとるのか教えていただきたいと思います。 ◯議長(佐田則昭君)建設水道部長。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(原田雅且君)お答えいたします。  契約に至った経緯でございますが、これは、まず横町通りが先行して電線の地中化等がなされたわけでございますが、このときに堀先生のほうにアドバイザーとして、このときはボランティア協力という感じで協力をしていただきました。その後、宇佐地区の景観整備を進めるに当たってですね、今回の小山田記念公園、それから生代通り、そして生代通りから呉橋に通じるプロムナード、寄藻川の堤防になりますが、それから白橋参道に抜ける通り、こういったものにつきまして、デザイン等の業務、それを一括して堀先生にお願いしたと。これは委託契約ございますが、そういったいきさつがございます。  最後に言われました、著作の問題ですか。 ◯十七番(高橋宜宏君)契約金額。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(原田雅且君)契約金額、済みません。契約金額につきましては、今申しました生代通りからプロムナード、白橋参道、小山田記念公園ということで、四百八十万八千円でございます。  それから著作権の問題でございますが、これは「養老天命反転地」ですか、これ酷似しているわけではございません。それで、私としては、個人的ですが心配はしておりませんが、仮に著作権問題が発生したときには、先ほど市長の答弁でありましたように、アドバイザー契約をしております堀先生のほうに著作権がございますので、そちらのほうで責任を持っていただけるものと理解しております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)宇佐市は建築ラッシュになるわけですけれども、例えば平和ミュージアムとか市庁舎、それから広域ですけれどもごみ焼却場等がそれこそめじろ押しですよね。こういう建物の著作権というのはどういうふうになっているんですか。責任の所在はどうなっていますか。 ◯議長(佐田則昭君)総務部長。 ◯総務部長(永野直行君)総務部長の永野でございます。高橋議員の再質問にお答えをします。  基本的に、著作権は設計者のほうに著作権はございます。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)わかりました。これは東京オリンピックのエンブレムの盗作問題とかっていうのもありましたからね、これはやっぱりこれからの自治体というのは気をつけなきゃならないというふうに思っております。  それからですね、先ほど紹介した岐阜県の「養老天命反転地」ですけれども、こういうふうなうたい文句もあります。アートスポットなどにけが人が続出すると。実際にあそこは危ないんですよ。こう、盛り上がっていますからね。小山田公園もですね、実は、地元の人たちから大変危険だという声が上がっています。先日も私、これ目撃したんですけれども、あそこに子供たちが、あの坂をですね、自転車で急速度で下ってきていて、あそこを散歩していた人とぶつかりそうになったんですね。恐らくね、これからあれを放置していたら、そういう問題が起こるんではないかなと私は心配しています。それから、滑り台にはもう既にガラス片をいっぱいまいている。これはいたずらなんでしょうけど、まいてる事例もありました。これは都市計画の職員に言ったと言ってますので、御承知だと思いますけど。ですからね、製造物責任、今はこういう建物を、公園とかの建物を建てたときには製造物責任法というのがあります、PL法と言いますけれどもね。これは、宇佐市はどう考えているんでしょうか、この公園について。 ◯議長(佐田則昭君)建設水道部長。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(原田雅且君)お答えいたします。  先ほど言われました「養老天命反転地」での事故はですね、これは私もちょっとネットで調べてみたんですけど、体で直接体験できるアート作品と、体を使いバランスをとりながら体の持つさまざまな可能性を見つけることができるようなものであるということで、何かこう、人間の体を錯覚に陥らせて転倒事故とかそういうのが、事故ですけど、これは起こったんじゃないかなと思っております。  うちのほうの小山田記念公園につきまして、そういったものとちょっと意図が違うんじゃないかなとは思っております。PL法と言われるんですかね、その製造物の責任法なんですけど、これは製造物の欠陥によって人の生命とか身体に害を与える、生じた場合における製造業の責任者ですかね、それの損害賠償とかそういった責任について決めているということでございまして、滑り台のところにガラス瓶があったとか、自転車で中を飛ばしてきて危なかったというのは、もうこれは製造責任とはちょっとかけ離れた問題で、モラルというかマナーの問題ではないのかなと思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)部長と言えばいいのか、課長と言えばいいのかわかりませんけど、都市計画課長として答弁なさってますんで課長と言いますけれども。あなたはPL法に基づく、例えば訴訟一覧をネットで見たことがありますか。これ、公園のね、遊具と、公園で事故に遭ったときに自治体が訴えられているケースが圧倒的に多いんですよ。だから「養老天命反転地」もですね、こういうふうに書いてます。注意書きが至るところにあるんですよ。ですから、例えばあそこに防犯カメラを設置するとかね、注意書きを書くとかっていうのは、これはもう、今は常識なんですよ。そういう予定はありませんか。 ◯議長(佐田則昭君)建設水道部長。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(原田雅且君)市内の都市公園、いろいろあるんですが、例えば長洲の妙見池公園にはローラー滑り台とかそういうのもございます。そういったところの公園で、危険ですとか注意書きを設置しているものは一つもございませんし、防犯ビデオ等も設置しているのはございません。ただ、この宇佐の小山田記念公園につきましては、まだ開園したばっかりでどういった状況かというのもうちのほうでも詳しくつかんでいるわけではございませんので、市民からそういった声が入ったり、利用状況ですか、そういうものを見ながら必要であればちょっと検討していきたいと考えております。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)あなたに対して失望をしてますね、危機管理が余りにもないですよ。これはね、私、今まであなたにあんまり厳しいことを言ったつもりはないけど、今の答弁は許せないですよ。危機管理を持ってくださいよ、もう少し。  次に移りますけれどもね、今年からいよいよ、勅使街道の美装化に入るわけであります。まず、佐藤社会教育課長、勅使街道についてその歴史やその価値について、少し説明していただけませんか。 ◯議長(佐田則昭君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(佐藤良二郎君)社会教育課長の佐藤でございます。高橋議員の再質問にお答えいたします。  勅使街道の歴史、あるいは価値ということでございますが、宇佐宮は創建以後、隼人の乱でありましたりとか、東大寺の大仏建立、そしてまた道鏡事件などを経まして、国家に大変な協力をするというようなことで、その功をなしたということから、鎮護国家の神としてですね、崇敬を得ておりました。  天皇即位でありましたりとか国家の大事に際しましては、天皇の遣い、いわゆる勅使が宇佐宮に派遣されるということになりました。その一行は下毛、今の中津方面からですね、菅道を通って、宇佐の駅、宇佐の駅というのは今の法鏡寺の交差点あたりというふうに言われておりますけども、宇佐の駅から宇佐川、今の駅館川ですが、そこを渡って宇佐宮の玄関であります呉橋に向かってやってくるわけですけれども、化粧井戸があるあたり、松隈というところですが、そこから呉橋までは直線的な道路がですね、今もきちっと残っておりまして、そういった形で、その他のところについては断片的にはわかるところもあるんですけれども、ああいう形で残っているのは非常に珍しい貴重な遺構だというふうに考えております。  価値につきましては、かつて昭和五十五年に歴史の道の調査というのが県を中心にやられました。そして平成二年には当時の県立歴史民俗資料館、今の県立歴史博物館ですけれども、そこが中心になりまして宇佐大路というですね、いわゆる勅使街道の調査をしまして、そういった研究報告書なんかも出されております。そういったことで研究者の間でも非常に注目されている学術上も重要なものというふうに認識しております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)ありがとうございました。一言で言えば、これは千三百年以上たった歴史の道なんですよね。そういうところから少し話をしていきたいと思います。  課長、この勅使街道のデザイン配置案ができ上がっているというふうに聞いてますが、そのデザインをお持ちですか。 ◯議長(佐田則昭君)建設水道部長。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(原田雅且君)このデザイン案ですが、ちょっと口で説明するは難しいので、ちょっと資料のほうを。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)いやいや、私が持ってますからいいです。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(原田雅且君)一応、用意はしています。よろしいですか。 ◯十七番(高橋宜宏君)ちょっと私が言いましょう。いいですか。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)このデザイン案も私、事前にいただいております。これがそうですね。これが勅使街道のデザイン案です。聞くところによると、こういういろんなデザインをはめ込んでいくというふうに聞いているんですが、これは本当ですか。今の案で。 ◯議長(佐田則昭君)建設水道部長。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(原田雅且君)お答えします。  今、議員言われたとおり、これは現在の勅使街道のデザインの配置案ということでございます。それで、このデザインにつきましては、宇佐地区のにぎわいの再興目的に、歩いて楽しい勅使街道を考えております。訪れる人たちに、丁寧に作り込んだ三十種類ですかね、このデザイン、サイズ的には五メートル掛け一・九メートルです、これを散策を楽しんでもらえたらということで、ずっと点々にというか、飛ばし飛ばしで埋め込むように考えています。また、この飛ばしていくというのは、上水道等の将来の布設を考えたときに、途中で切らなきゃいけない、横向きに。そういった点も考慮してデザインを切っているということでございます。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)これは横町通りと、それから生代通り、私が住んでいる生代通りもこういうデザインなんですけれども、私はね、横町通りのときは工事にかかってから初めてデザインを知りましたし、それから生代通りは説明会があったときに、二つの案から選んでくれと言われました。もう、いろいろ注文つけようがなかった段階だったんで。それともう一つ、これは地域の人たち、推進協議会の人たちも一緒になってやってきたということもありましてね、私はもう異を唱えなかったんですよ。だけどその横町通りとか生代通りとはまたね、この勅使街道は違うんですよ、その地域の人たちに対するこの道に対しての思いもまた違うと思っているんですね。  ところで、この勅使街道の美装化についても、宇佐神宮の小野宮司名で市長宛てに要望書が出ていると聞いているんですけど、どういう内容ですか。 ◯議長(佐田則昭君)建設水道部長。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(原田雅且君)お答えいたします。  勅使街道の美装化デザインにつきまして、宇佐神宮ならではの呉橋に至る景観にふさわしい、より伝統的な意匠・デザインによる美装化をしてくださいという要望が出ております。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)この要望書も私、事前にいただきましたので、少し読み上げますけれども、「これまでの周辺道路と同様の図案構成による拙速な決定を避け、宇佐神宮ならではの呉橋に至る景観にふさわしい、より伝統な意匠・デザインによる美装化が図られますよう検討を切に要望するとし、添付資料のとおり、石畳を根拠とした意匠、またはこれに準ずる意匠がふさわしいと考えますので、よろしくお願い申し上げます」とありますね。その添付資料というのはどういうことを指すんですか。 ◯議長(佐田則昭君)建設水道部長。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(原田雅且君)添付資料につきましては、これは平成二十八年十一月十七日の大分合同新聞の朝刊の記事で、その写しがつけられておりました。百体社前に石畳が見つかった記事と発掘調査で作成した石畳の位置図、それから写真等が添付書類としてつけられておりました。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)もう一遍このデザインを見せますとね、これも横町通り、生代通りと同じようなデザイン、これは私、最新のすててこ柄と呼んでるんですよ。すててこ柄風、最近のすててこ柄ってこんな柄があるんです。それからカーペット柄と言う人もいます。何かヒアリングで聞くところによりますと、市長さんはこれをトランプ柄と呼んだそうですけれども、実際ですね、宇佐神宮の要望もありますけれども、どう応えるつもりなのかを質問したいと思います。 ◯議長(佐田則昭君)建設水道部長。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(原田雅且君)宇佐神宮の要望書でいくと、石畳等を考えているのかなと思いますが、実際に石畳が出たのは百体社前の一部分だと考えております。石畳については丸みを帯びているため、高齢者の歩行や車両の通行を考慮する必要もありますので、どういったデザインを希望しているのかというのは具体的な案を出していただけたらと、逆にですね。宇佐神宮は実際の石畳じゃなくて、多分そういったデザインを希望しているじゃないのかなと思っておりますので、教えていただけたらと思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)それは、十分聞く用意があるということですか。 ◯議長(佐田則昭君)建設水道部長。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(原田雅且君)先ほど申しましたように、先ほど議員にお渡ししております図柄は、まだあくまで案でございまして、これが決定ではございませんので、宇佐神宮さん等の意見も広く聞きたいと思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。
    ◯十七番(高橋宜宏君)勅使街道というのはですね、化粧井戸、それから百体社から国道十号線を横切って呉橋に至る道ですけれども、これはいわゆる勅使街道の終点なんですね。ほとんど残ってない古代の道の一つ、ぜひね、歴史の道にふさわしい、けれんみのないものにしてもらいたいですね。余りにもど派手なトランプ柄とか言われるようなものじゃないものにしていただきたいと。あえてこれ、市長さん、一言お答えいただけませんか。 ◯議長(佐田則昭君)宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)高橋議員の再質問にお答えをいたします。  今、高橋議員からですね、今までの経緯ですとか、勅使街道に対するですね、いろいろ御指摘をいただきました。神宮からもですね、私宛てに要望書もいただいております。図案につきましては、そういう、まさに議員がおっしゃるとおり歴史的な道でありますので、文化財関係者も含めてですね、皆さんの御納得いただけるようなデザインにするように既に庁内に指示をいたしております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)よろしくお願いをいたします。  それでは、一項目めの宇佐市の諸問題についての一点目のほうですね。パワハラ問題と公表しなかった理由云々です。  五月十五日に市公平委員会は、公開口頭審理を開催をして、審理は今回の一回のみで終了し、回答は文書で行われるとのことでありました。結論は出ていると聞いてるんですけれども、いつ回答は届くんですか。 ◯議長(佐田則昭君)公平委員会書記長。 ◯公平委員会書記長(古庄昌彦君)公平委員会書記長の古庄でございます。お答えいたします。  公平委員会につきましては、六月十五日、明日十六時より開催いたします。現在、裁決書の作成中でございます。明日の委員会におきまして裁決書の作成が終了いたしましたら、裁決書の写しを当事者宛てに送達するということになっております。  明日の委員会で作成ができなければ、再度また委員会を開催して、作成してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)もう、この件に関しては深追いをいたしません。  懲戒処分の公表基準の中で、先ほど例外規定をおっしゃっておりましたね。今回のパワハラ問題で公表しなかった理由は、臨時職員の精神的な苦痛がさらに増幅する等のことでしたけれども、誰が判断をしたのか。それから、被疑者が公表しないでくれと頼んだのか、この二つをお聞きします。 ◯議長(佐田則昭君)総務課長。 ◯総務課長(久保桂一君)総務課長、久保でございます。高橋議員の再質問にお答えいたします。  誰が判断したのかということでございますが、この被害を受けた臨時職員に対しましては、私、それから職員係の総括二名で数カ月にわたり面談をしてきております。その結果、御本人さんの精神的ダメージが非常に強くて、長期間にわたって引きずって、最終的なところでもまだかなりダメージが大きかったという判断をいたしております。本人からも、公表によって、いろんなことが後々起こるのかなというような心配をする声も面接の中ではお伺いをしてきたところでございます。  こういったものを、処分を最終的に決定する協議の場で報告し、その中で決定をしてきたというところでございます。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)私が聞きたいのはね、被害者や被害者の関係者が公表しないでと言ったのかということなんですよ。そして、そういうもの文書にしてあるのかどうかです。 ◯議長(佐田則昭君)総務課長。 ◯総務課長(久保桂一君)これは被害を受けた臨時職員の気持ちであるというふうに私は理解をしております。ただ、これは御本人さんからの文書での申し出ではございません。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)被害者の気持ちをそんたくしてということなんでしょう。だから私が言うのはね、これは例外規定を乱用しがちになりやすいんで、それはやっぱり被害者の要望を聞くべきだと。出すのか出さないのかね。それをはっきりして、また文書か何かをもらっとかないと、それはやっぱりね、どうしても秘密になってしまうんですよ。こんなことを余りつまびらかにしたくないというのは、これは自治体の、皆さん方の本音だとは思いますんでね。これはやっぱり、ただ、例外規定を自分の都合のいいようにして、それを私は、おためごかしのそんたくと言うんですけれども、そういうふうなことじゃね、いけないということを申し上げたいと思います。  それから一昨年の六月にですね、地域おこし協力隊だった市の非常勤職員の男性が、四月に大麻取引法違反容疑で逮捕されて、その後、同罪で起訴されておりましたね。市は男の逮捕や起訴について、これも発表をしなかったことが問題になりました。市は隠すつもりはなく、判決後に公表するつもりだったとしておりましたけれども、公判も傍聴せずに内部調査もしていなかった事実が判明してます。  これは新聞に載っていたことですけれども、報道陣からは速やかに発表すべきではとか、捜査に配慮しながら一部を公表するという選択肢はなかったのかなどの指摘が相次いで言われています。このときの総務部長のコメントがですね、逮捕時に事案を把握しながら発表しなかった理由について、警察に依頼されたわけではないが捜査に支障があるのではと判断したと説明しています。これもおためごかしのそんたくなんですよ。それから、総務部長はこうも言ってましたよね。非常勤職員は懲戒処分の対象外で、不祥事を起こした際の公表の決まりはない。非常勤職員の不祥事についても、公表基準の策定を検討したい。あれからもう二年たっています。非常勤職員の公表基準は策定したのかどうか。 ◯議長(佐田則昭君)総務課長。 ◯総務課長(久保桂一君)お答えをいたします。  先ほどの御指摘の件で、二年経過しているというところでございますが、この非常勤職員も含めて懲戒処分の公表とは別に、不祥事の事案が発生した場合の公表基準というものを、内規ではございますが策定をして、これを運用をしております。対象といたしましては、一般職員、臨時職員、非常勤職員でありまして、公表の対象は、非違行為により刑罰の対象となるおそれがある場合。または、社会的影響を勘案して任命権者が必要と認めた場合という内容でございます。  懲戒処分の公表基準のようにきっちりとした公文書というところまでは行っておりませんが、内規という形での定めをしております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)恐らく、内規というのはホームページ等では見れないと思うんですけれども、そんなものじゃないですよ。やっぱりね、自分を律するものをきちっとね、策定をし、公表もできるようなものを作ってもらいたいと思ってますが、いかがですか。 ◯議長(佐田則昭君)総務課長。 ◯総務課長(久保桂一君)お答えをいたします。  第一義的には、市職員の懲戒処分の公表基準というものがございます。まずは、これを厳正に運用していくべきというふうに理解をしております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)そういう体質があるからね、なかなか秘密主義になるんですよ。隠蔽体質になっていくんですよ。やっぱりね、きちっと公表しなければならないものは公表していただきたいと思います。  私、全国的にこの公表基準で進んでいるところを調べてみました。停職以上の懲戒は、氏名、年齢、性別も公表する自治体、これは最近多くなっているんですけれども、処分の都度、速やかに処分状況の概要資料を報道機関に提供するとともに、ホームページもその都度、掲載して発表するという自治体も多くなりました。  それから、鳥取県はですね、情報公開請求があった場合、不祥事などで懲戒処分にした職員の氏名を例外なく公開していると。なぜね、こんなに厳しいかと。これね、ノブレス・オブリージュという言葉を課長も知っていると思います。フランス語なんですけれども、これは直訳すると、高貴なる者の義務です。やっぱり皆さん方はね、選ばれている人なんですよ。だから厳しい。そういう懲戒もあるし、厳しい公表基準も私はあるんだと思っているんですよ。昔はね、江戸時代は武士階級、武士がね、高貴なる者の義務を負っていたんですよ。ノブレス・オブリージュ。だからね、間違えをしたら、腹まで切っていたんですよ。皆さん方は腹は切らなくていいだけね、いいと思わなきゃならない。しかしね、ノブレス・オブリージュという概念を持ってね、きちっと仕事にこれからも臨んでもらいたい。それは我々議員も同じことなんですよ。そういう気持ちで臨まなければならないというふうに思ってますんで、宇佐市も公開基準を見直して、より厳しい内容にしてほしいと思います。  もう一遍、念を押します。いかがですか。 ◯議長(佐田則昭君)総務課長。 ◯総務課長(久保桂一君)議員おっしゃるように、我々はきちんとした法を遵守するという精神は常に持っておく必要があると思っております。  この懲戒処分の公表の目的でございますが、三つあろうかと思っております。公務に対する信頼の回復、それから他の職員の服務規律の確保、同様の事案の再発の防止、こういった三点の側面があろうかと思っております。これを厳粛に受けとめて、きちんとした今後の運営を図っていくというふうに、ここで決意を新たにしたいと思います。また、時々の情勢に応じて、常にこういった基準、こういったものは見直しの対象であるというふうにも考えておりますので、その時々、適宜適宜、状況に合わせてチェックをしていくといったことは怠らないようにしたいとは思っております。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)わかりました。  第二項目の公文書管理についてに参ります。  年金記録紛失に象徴される公官庁のずさんな文書管理に歯どめをかけることなどを目的に制定されたのが、平成二十一年六月に制定されたのが公文書管理法でした。私はこれを受けて、この年の平成二十一年の九月議会で、宇佐市の公文書管理について今後どのように取り組んでいくのかと質問をいたしましたら、当時の総務部長が、法律の趣旨に則って、今後も公文書の重要性について、職員の意識の向上と文書管理のスキルアップを図り云々と答弁がありました。  その後、具体的にどのような意識向上、文書管理のスキルアップを図ってきたのかお尋ねいたします。 ◯議長(佐田則昭君)総務課長。 ◯総務課長(久保桂一君)再質問にお答えをいたします。  これまで各課における文書の担当者というものが決まっております。課長を筆頭に、係ごとに総括級を文書主任という位置づけをしております。こういう職員を中心に年度の初めには、文書管理規程や文書の処理について確認をする作業を職員を集めてやっておりますし、年度の途中、初夏、六月から七月にかけましては、保存をしております市の庁舎に書庫がございます。この書庫に保存するファイルの作成、あるいは廃棄をするファイルの確認、こういったものをやるようにしております。この中で保存年限などの確認、ファイルの作成ルール、こういったものの周知、それから書庫に搬入する場合には、文書主任の立ち会いのもとに、こういった行為を行っていくというようなことも実施しております。  こういったことで文書の管理・保存につきましては、それぞれの文書の担当課を中心に、今、総務課行政係が中心となって運用しているという実態でございます。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)公文書管理法は、公文書を国民の知的資源と定義し、公文書に対する行政の説明責任を明記し、国民が主体的に利用できるとしています。  公文書の目録はあるのか。また、市民は歴史的公文書の閲覧等の利用ができるのかをお尋ねいたします。 ◯議長(佐田則昭君)総務課長。 ◯総務課長(久保桂一君)お答えをいたします。  合併以後、市の文書管理は現在、システム化をしております。  例えば収受した文書、起案する文書、これはシステムの中で、例えば起案をした時点でファイル化されていきます。こういったデータ化をしていっているという状況でございます。こういったことから、一年が終わればファイル、目録ができるという状態になっております。  また、一般市民の方の御利用につきましては、現在のところ情報公開請求によりまして閲覧をしていただくということになっております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)残念ながら、多くの市町村ではですね、公文書館的な施設はないわけですね。だからさっきもおっしゃったように、公文書の公開というのは情報公開制度によらざるを得ない。歴史的に貴重な公文書を住民が自由に閲覧できない、宇佐市もそうですけれども、そういう市町村は多いわけです。その一方でですね、アーカイブス施設の開設を目指す市も最近はあらわれている。宇佐市も新市庁舎の目玉にですね、市長、アーカイブス施設を開設し自由に閲覧させることが私は必要だと思っているんですよ。また、文書をデジタル化し、検索閲覧システムをぜひそのときには導入していただきたいと思いますけれども、これは市長さんに聞いたほうがいいと思います。 ◯議長(佐田則昭君)市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)高橋議員の再質問にお答えをいたします。今、新市庁舎にあわせて、公文書館を検討したらどうかというような御提案だったと思いますけども、今の庁舎の面積等はですね、もう必要最小限のものに絞り込んでおりますので、その中に公文書館のスペースを割くということは、今の段階では厳しいかなというふうに思いますけども、少なくとも議員がおっしゃるような公文書管理法に基づく、できるだけ閲覧ができるようなことというのをですね、全国の自治体等の状況等をですね、また調査・研究をさせていただきながら、どういうことが可能かですね、研究してまいりたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)私は是永市政に対して評価をしている人間の一人なんですけれども、しかしね、やっぱり独自性というのは必要ですよ。これは是永市長はやったんだと、全国にも発信できるようなものをね、ぜひやってもらいたいです。これ、公文書館じゃなくてもいい、公文書館的な施設でいいんですけれども。まずね、宇佐市から手を挙げるとね、あなたは全国的に、それこそすごい市長さんだというふうになると思うんですよ。ぜひ、それは考えていただきたいというふうに思います。  それからね、少し気になる点があるんです。公文書の散逸や大量廃棄というのは、やっぱり合併時と新市庁舎の建設のときなんです。これがね一番多いんですね、全国的な例を見ると。ですから、宇佐市も今、新市庁舎の計画があります。歴史的文書を含む重要な公文書の大量廃棄が発生するおそれがありますので、新市庁舎への移転の際は、やっぱりぜひくれぐれも気をつけてほしい、注意をしてほしい思いますが、いかがですか。 ◯議長(佐田則昭君)総務課長。 ◯総務課長(久保桂一君)お答えをいたします。  議員御指摘のとおり、今回の新庁舎建設に伴いまして、市が保存してる文書の保存、整理、それと移転のスムーズさ、この辺も含めてどうするかということを、今現在、スムーズな庁舎移転に向けて協議を重ねているところでございます。  何よりも、きちんと今ある文書管理規程に基づいて、廃棄をするべきもの、保存するべきもの、こういったものの洗い出しというものも今後やっていく予定にしております。この辺は、議員の御指摘をいただきましたところを十分注意をしながら取り組んでいきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)ぜひお願いをいたします。  宇佐市文書管理規程第四十七条を見てみますと、主管課と協議しながらではあるが、総務課長が文書の廃棄の一切の責任を担っていると。また、第四十八条では、総務課長が単独で市史編集の資料として必要と認めるものを保存しなければならないと、こうあるんですけれども、私はね、多忙な総務課長一人でね、これをチェックできないと思ってるんです。  それで、相模原市というのは公文書管理条例というのは規定してつくっておりますけれども、廃棄予定の文書ファイルのリストを第三者機関がチェックするシステムを導入しているんですよ。宇佐市もね、検討してもらえませんか。 ◯議長(佐田則昭君)総務課長。 ◯総務課長(久保桂一君)お答えをいたします。  確かに文書管理規程上では、特に、市史編さんに必要であろうと判断される書類は、廃棄の際には総務課長の確認のもとに廃棄をしているというふうに規定をされております。ただ何分、議員御指摘のとおり、私一人でできるものではございません。  そのために、各係、各課に文書の主任、文書の責任者がございます。なおかつその上に、総務課行政係の職員がおりますので、こういった職員と連携をとりながらですね、移転の際の廃棄に当たっては十分注意をしてまいりたいと思います。  それから、相模原市の御指摘でございますが、議員おっしゃるように、相模原市は審査会に廃棄の際の一覧をチェックしていただくというシステムがあるようでございます。非常にいいシステムだとは感じております。ただ、何分そういうシステム作るのにも、今すぐというわけにもいきませんので、当分の間は今の体制をしっかりと運用していくといったことに注意しながら、次の体制に向けての調査をしていきたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)高橋宜宏君。 ◯十七番(高橋宜宏君)課長が長々と答弁なさったんで、もう時間がなくなってしまいました。もう一言ね、最後締めを言おうと思ったんですけど、これで終わります。ありがとうございました。 ◯議長(佐田則昭君)以上で高橋宜宏議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中ではありますが、ここで暫時休憩をいたします。なお再開は十四時三十分といたします。  暫時休憩します。                 休憩 午後二時十七分               ──────────────                 再開 午後二時三十分
    ◯議長(佐田則昭君)休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を続行します。  七番 河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)こんにちは。七番 河野康臣でございます。  今日は、五項目について質問をします。発言通告に従って読み上げたいと思います。  第一項目、教職員の超過勤務問題について。その一、若年退職の推移についてはどのようになっているか。その二、もはや過労死ラインといわれている超勤の本市の実態についてはどうなっているか。  二項目め、フッ化物口内洗浄についてです。その一、院内北部小学校におけるフッ化物口内洗浄導入の経過はどのようなものであったか。その二、保護者の同意をどのように取りつけましたか。  三項目め、地球温暖化と食糧危機について。その一、地球温暖化の状況をどのように認識しているか。その二、農業再興プランについてどのように考えているか。  四項目め、外国人研修生等の日本語教育について。その一、本市には、外国人の方が何人居住しているか。できれば国籍ごとの人数を教えてほしい。その二点目、本市として日本語教育や支援をどのように考えているか。  五項目め、道路の補修についてであります。一項目め、市道、農道のセンターラインやサイドラインの消耗について認識はあるか。その二、農道の陥没等、高齢者の通行に困難を来している現状はないですか。  以上、第一回目の質問を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)それでは、河野康臣議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。七番 河野議員の一般質問にお答えをいたします。  三項目め、地球温暖化と食糧危機についての一点目、地球温暖化の状況をどう認識しているかについてであります。  地球温暖化による影響につきましては、気温や水温を変化させ、海水面上昇、降水量の変化やそのパターン変化を引き起こすとされ、洪水や干ばつ、猛暑やハリケーンなどの激しい異常気象を増加、増強させ、生物種の大規模な絶滅を引き起こす可能性などが指摘をされております。  こうした自然環境の変化は、人間社会にも大きな影響を及ぼし、真水資源の枯渇、農林漁業などの影響を通じた食糧問題の深刻化などが懸念されると認識いたしております。  このような状況の中から、市といたしましては、今年度から地球温暖化防止対策実行計画を策定することといたしております。  二点目、農業再興プランをどう考えているかについてでありますが。  国は日本再興戦略二〇一六において、攻めの農林水産業の展開と輸出力の強化を図るため、農地中間管理機構の機能強化、生産資材のコスト低減及び生産者に有利な流通・加工構造の実現、人材力の強化、輸出力の強化、スマート農業の推進等の政策を掲げております。  具体的には、農地集積・集約化を通じた生産規模の拡大を進め、売り上げを増やしながら生産コストや中間マージンの削減を徹底的に行っていくことや、おいしく安全な日本の食を世界にアピールし、成長する世界需要を取り込んでいくことで販路開拓・拡大を図っていくこととしております。  あわせて農業を若者、女性にとって魅力ある職場とするため、成功事例のノウハウの見える化を行い、スマートフォンやタブレット端末などからでも効率的に技術を習得できるよう、農業のIT化や自動化を可能な限り進めていくこととしております。  市といたしましては、国の農業施策を積極的に取り入れるとともに、六次産業化などの市独自の施策を加味しながら、農業の再興を図ってまいりたいと考えております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁をいたしますのでよろしくお願いいたします。 ◯議長(佐田則昭君)次に、一項目めの教職員の超勤問題についてを教育長 近藤一誠君。 ◯教育長(近藤一誠君)教育長の近藤でございます。七番 河野議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、教職員の超勤問題についての一点目、若年退職の推移についてはどうかと、二点目、もはや過労死ラインといわれる超勤の本市の実態はどうかについては、関連がありますので一括してお答えいたします。  本市の教職員の早期退職者数について、過去五年間では平成二十四年度四名、平成二十五年度八名、平成二十六年一名、平成二十七年度七名、平成二十八年度四名と推移しております。  このような中、働き過ぎによる健康障害のリスクが高まる時間外労働時間の目安は過労死ラインと呼ばれ、月八十時間といわれております。全国的にも多くの教職員が、この過労死ラインを超える勤務実態であることが問題視されております。  本市においても、本年一月に実施いたしました時間外勤務実態調査によりますと、一日当たりの時間外勤務が小学校では平均五十分、中学校では百十七分となっております。これは、前年度と比べて小学校で九分、中学校では二十二分の増加となっており、改めて教職員の多忙の実態と早急な対応の必要性を認識いたしたところであります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)次に、二項目めのフッ化物口内洗浄についてを教育次長 若山雅敏君。 ◯教育次長兼教育総務課長(若山雅敏君)教育次長の若山です。七番 河野議員の一般質問にお答えします。  二項目め、フッ化物口内洗浄についての一点目、院内北部小学校におけるフッ化物口内洗浄導入の経過はと、二点目、保護者の同意をどのように取りつけたかにつきましては、関連がありますので一括してお答えいたします。  市教育委員会では、これまでも歯と口の健康教育を全市的に進めており、虫歯は年々減少傾向にありましたが、依然として国・県の数値には届いていない状況でありました。そのような中、平成二十七年十二月に県教育委員会が学校におけるフッ化物洗口導入の手引を作成し、その中でフッ化物洗口の有効性と安全性を明確にいたしました。  これを受け、市教育委員会においても、学校教育におけるフッ化物洗口の導入について協議を開始したところでございます。他市の情報等、調査・研究を重ね、昨年十二月に宇佐市歯と口の健康教育実行委員会を開催し、フッ化物洗口事業の方向性及びモデル校を決定いたしました。  モデル校である院内北部小学校においては、職員研修やPTA代表との話し合い、他市の先進校の視察等、円滑な実施に向けた準備を進め、また、保護者説明会において事業の趣旨を御理解していただき、本年三月から五年生での実施の運びとなりました。現在は五、六年生の二学年で実施しており、保護者の皆様にも御理解をいただき、混乱もなく毎週スムーズにフッ化物洗口が進められていると認識しております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)次に、四項目めの外国人研修生等の日本語教育についての一を市民生活部長 江口弘和君。 ◯市民生活部長兼税務課長(江口弘和君)皆さん、こんにちは。市民生活部長の江口でございます。七番 河野議員の一般質問にお答えをいたします。  四項目め、外国人研修生の日本語教育についての一点目、本市には外国人の方が何人居住しているか、国籍ごとの人数はについてですが、平成二十四年度の住民基本台帳法の改正により、研修目的の外国人の方も住民基本台帳に登録をされることとなりました。  今年五月末時点における在日外国人の住民基本台帳法による登録者の総数は、五百二十四名です。国籍別では、ベトナムの二百一名、次いで中華人民共和国が百十九名、その次に大韓民国が七十三人となっております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)次に、四項目めの外国人研修生等の日本語教育についての二と、五項目めの道路の補修についての二を経済部長 前田和弘君。 ◯経済部長兼耕地課長(前田和弘君)経済部長の前田です。七番 河野議員の一般質問にお答えをいたします。  四項目め、外国人研修生等の日本語教育についての二点目、本市として日本語教育や支援をどのように考えているかについてですが、外国人技能実習生制度は、国際貢献のため開発途上国等の外国人を三年間に限り受け入れ、日本の進んだ産業、職業上の技能・技術等を習得してもらうもので、実習生は、来日前に事前講習を受講している場合は短縮となりますが、入国後原則二カ月間、受け入れ団体による日本語研修や生活習慣等に関する講習受講が義務づけられています。  本市における外国人技能実習生の実習先は、主に自動車部品、水産加工等の製造業や農業などの分野にわたっておりますが、実習生の日本語教育や生活習慣については、この制度の枠組みの中で講じられるものと考えております。  今後は、市に在住する実習生の実態等も勘案しながら、支援対策の必要性について調査・研究してまいります。  次に、五項目め、道路の補修についての二点目、農道の現状についてですが、市内には圃場整備事業等により整備された農道が約五百二十キロメートルあります。これらの農道のうち、経年劣化等による路面の改修や未舗装農道の舗装整備等の要望が年間六十件ほど寄せられており、緊急性や路線が持つ重要性等を考慮し、農道等維持管理費や補助事業等を活用しながら計画的に整備しています。  また、道路パトロールや市民からの情報提供による路面の陥没等の部分補修につきましては、アスファルト合材による穴埋めや砕石等の原材料を支給することにより、早期の補修を行い事故防止に努めています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)最後に、五項目めの道路の補修についての一を建設水道部長 原田雅且君。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(原田雅且君)建設水道部長の原田です。七番 河野議員の一般質問にお答えします。  五項目め、道路の補修についての一点目、市道、農道のセンターラインやサイドラインの消耗についてですが、議員お尋ねの市道の区画線については、経年劣化や摩耗等により認識しづらい箇所が点在しており、道路維持業務で再設置を行っているところです。  本市の市道は、総延長が約千二百二十四キロメートルと長く、センターラインやサイドラインを含めた維持管理箇所も多く、毎年度、計画的な整備により対応をしているところであります。平成二十八年度にあっては、センターラインやサイドラインの再設置を実線換算で約六・五キロメートル実施しました。今後も地元要望等も多く出されておりますが、緊急性を考慮し、危険箇所等を優先的に整備してまいりたいと考えています。  なお、センターラインやサイドラインなどの路面表示につきましては、道路管理者が設置する区画線と公安委員会が設置する道路標示があります。公安委員会が設置する道路標示には、停止線や横断歩道、速度規制、オレンジ色のセンターライン、右折レーンなどの規制及び指示表示があります。その他の白色のセンターラインや外側線については、道路管理者が設置することとなっております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  七番 河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)それでは、順次再質問をさせていただきます。  過去五年間の若年退職、定年前退職者の数が示されました。平成二十四年が四人、平成二十五年が八人、それから平成二十六年が少し減って一名、平成二十七年に元に戻りまして七名、昨年が四名ということでございます。  これは、さまざまな理由があるわけでございますけれども、ただ、今、学校現場が大変忙しくなっているわけであります。それで、親等の介護もありますけれども、それを理由にしてやめられる先生方も増えているということであります。  この点につきまして、どのような理由で先生方が早期に退職されたかということについて、教育委員会でつかんでいることをお願いしたいというふうに思います。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)学校教育課長の川島です。再質問にお答えします。  早期退職者の退職理由でありますけれども、議員がおっしゃったように主なものは、本人の体調や親等の介護というものでありますけれども、過去五年間で二十四人の早期退職者、そのうちの十九名、約八割は五十代でありますので、その裏には長年にわたる疲労の蓄積があるのであろうと推測しております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)その疲労の蓄積の原因ですね、どのような分析を持っているんでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)再質問にお答えいたします。  疲労の蓄積、やはり長年の積み重なる長時間勤務、それには、やはり本来、疲労というのは、時間と比例するものではないと私自身は思っております。やはり、やりがいのある仕事を自分が一生懸命やる、そして子供たちがそれに応えて、保護者もそれに一緒に応えて、教育の喜びを感じているのであれば、それは長時間勤務であっても、なかなか直接的な疲労につながるものではないんですけれども。本来、やっぱり自分が子供と向かい合って、一生懸命やりたいと思うこと以外のことに時間を、浪費と言ったら言い過ぎですけども、いわゆる本来の教育と直接向き合う時間でないことに時間を労することによる疲労の蓄積がやはりあるのではないかというふうに私は考えております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)全く課長の御指摘のとおりですね。今、学校現場でお話を聞いてみますと、県教委からの調査物等かなりの量がおりてきていると。それに対するですね、対応が大変厳しくなっているということを聞きます。  私も、学校現場にいましたので、早いときは朝六時から夜十時ぐらいまで学校におったこともありますし。それから、いろんな保護者会やそして子ども会やそういった行事等にも先生方が参加して、夜十時ごろ学校に帰ってくるというような時代もありましたし。それを私も待っておりまして、一緒にちょっと飲みに行くぜという感じで、無理やり先輩面して誘った経緯もありますけれども。  確かに、今、本人が自覚していない、いるにかかわらず、学校現場が忙しくなっているということであります。少々きつくてもですね、みずから主体的に、自主的に、自発的にやっていく分はいいんですけれども、上からといいますか、さまざまな要望が出てきて、それをこなしていく段階になってくると、かなり厳しくなるんじゃないかなというふうに思っております。  二〇一六年度のですね、文科省の教員勤務実態調査の結果が提示をされております。週に六十時間以上の学校ですね、小学校、以上働いているのが七二・九%、八五、四十時間が定時の時間でありますので、二十時間オーバーしているということであります。それが、小学校で七二・九%。そして、中学校では八六・九%というふうになっておりまして、これはですね、もう月単位に計算しますと、八十時間と。これはもう厚労省が指定をしております過労死ラインに当たる状況になっております。  そのことについて、本市でも小学校で一日当たり平均五十分と、中学校では平均百十七分というふうになって、昨年度と比べてもですね、長く伸びているという先ほどの御回答でしたけれども。この過労死ラインについてですね、ちょっと開きがあろうかと思うんですけれども、その点についての認識は、課長はどのようにお考えですか。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)再質問にお答えいたします。  文科省でいわれている過労死ラインが、月の長時間勤務が八十時間という目安を出しております。今回、一月の市教委の労働実態調査は、平均でありますと小学校で平均二十三・三時間、中学校で五十四・六時間ということで、八十時間には平均としては達していませんが、個別、教職員一人一人を見たところ、小学校の教諭二百八十五人のうち、この過労死ラインを超えてる方が五名、全体の二%であります。中学校百三十六人中、過労死ラインの月八十時間を超えている教職員は三十名ということで、全体の二二%ということで、全国的に比べると低いんですけれども、やはり、この実態については真摯に市教委として捉えて、また、この対応については考えていかなければならないと考えております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)その時間外労働の、単なる時間だけじゃなくて、過密度とかですね、労働強化の状況もあろうかと思いますし、その時間外労働の主な理由ですね。昨日、和気議員からも御指摘がありましたように、部活動であったり、あるいは調査物であったり、そのほか特殊な学校現場として、どのようなものが市教委として考えられているかということについてお尋ねします。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)再質問にお答えいたします。  長時間勤務の内訳、主なものですけれども、やはり小中学とも授業の準備、そして事務作業、さらには、児童生徒指導、これに関係する家庭訪問等が主な理由になっています。また、中学校では、今御指摘がありましたように部活動というものが大きな割合を占めているところであります。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)普通のといいますか、他の職場と違って、学校というのは現場があります。  一つは、子どもたちがいること、学級があること、子どもたちにかかわる仕事が主でありますけれども。もう一つは、保護者、PTAがあるという現場です。もう一つはですね、教職員集団がもちろんありますし、地域ですね、地域の方々と一緒に地域の学校としてですね、情報発信をしたり、情報を受け入れたり、そして地域とともに学校があるという現実ですね。  その現実をですね、わきまえていただかないと、何か、先生たちはいいのう、夏休みもあってとか、冬休みもあってとかいうところで終わってしまいますので。この時間外労働をですね、減らすための手段として今、市教委はどのように考えておりますか。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)再質問にお答えいたします。  長時間勤務、長時間労働を市教委としてどのように考えているかということですけれども、これまでも、平成二十六年度末に事務量軽減のために校務支援ソフトというのを全ての小学校、中学校に持ち込むことにより、教職員の担任として、また、それぞれ教科内生徒指導における事務量の軽減・共有化を図ることに大きな役割を果たすソフトを導入させていただきましたし、それぞれの学校には、校内労働安全衛生委員会というのを定期的に開催しておりますので、その中で、ノー残業デーを設定したり、また、時間外に出た場合の振りかえ措置をですね、確実にとる取り組みを校長以下することにより、働き方、働きがいのある働き方への改善というのを見つけ出そうと努力しているところであります。  近年では、今年度からでは、取り組みとしては、昨日も出されましたけれども、部活動に対して、全市的に休養日の設定を三つの取り組みで全市的に取り組んでいくというのが大きな一つでありますし、最後、市教委としてですね、学校現場に持ち込まれようとしている教育課程外のさまざまなこと、国県の調査でありますとか、あと関係団体、関係各課からのそれぞれの事業、いわゆる事業ですね、事業内容を教育過程とどのように絡ませていくか、絡めないものは、やはりしっかり精査していかなければならないと思っておりますので、その部分を市教委としてしっかり見きわめていきたいと思いますので、以上四点を市教委の取り組みとして考えているところであります。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)カリキュラムの編成権は学校長にあります。あくまでも主人公は学校の子どもたちであるし、ともに育つという意味で、先生方がいらっしゃると思います。  国や県からさまざまな調査物等々あると思いますけれども、フィルタリングをかけてですね、これが本当に子どもたちのためなのかどうかということは、教育のプロとして、教育行政のプロとしてですね、ぜひお願いをしたいと思います。
     同時に、先生方の意識改革もですね、やっぱり必要かなと。保護者の方が夜九時ごろ学校にいらっしゃいます。ちょっと時間が来ましたので帰ってくださいちゅうわけにいきませんですね。九時になれば、次の日もまた十時までであったりとか、生徒指導に一回かかわると、毎日、連日連夜の作業に追われますので。どこで切っていくかっていうのは、もう極めて難しい問題なんです。  本当に先生方が健康で生き生きとして働くためには休みをですね、とっていく、そういうことも教育の一つかなというふうに考えておりますので、その辺のチェック機能をぜひとも教育委員会に果たしていただきたいということを申し述べまして、次の項目に移らせていただきます。  次はですね、フッ素物口内洗浄についてであります。  この件につきましては、さきの議会の中で、昨年の十二月議会になりますが、私のほうから学校教育課長のほうにただした件がございます。答弁の中でですね、川島課長は、「一部専門家や保護者の中には安全性に疑問を持っている方がいる。」という認識を市教委としては持っているというふうに答弁されました。  導入する際に、今日の答弁書の中では、PTAであったりですね、それから保護者の方に説明会を開いて了解を得たということでありますし、そのことについては大変評価をするわけでありますが、危険性について、フッ素、フッ化物洗口の危険性については、教育委員会としてどのような認識をお持ちでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(川島数志君)再質問にお答えいたします。  フッ化物洗口の危険性、言いかえれば、県教委の言い方をすると、フッ化物洗口の安全性ということになるんですけれども。この安全性につきましては、県教育委員会が発出してております学校におけるフッ化物洗口の導入の手引、平成二十七年の十二月に県教委が出しておりますが、これをもって、県教委は安全宣言をしたというふうに市教委として確認をとっておりますので、県教委がそれぞれの専門家の、多くの専門家の意見を聞き、県教委が安全宣言をしたということでありますから、宇佐市教委としてもフッ化物洗口に一歩踏み出したというところであります。  現実としては、虫歯の現実が、フッ化物洗口を使わなくても減少傾向に、ブラッシング等により、また、情報をしっかり、歯と口の健康を伝えることにより虫歯の保有率は着実に下がってきたんですけれども、やはり数字から見ると日本全体や県からと比べると、大きい差がありますので、この県の安全宣言を受けて、宇佐市もフッ化物洗口を実施したという経緯であります。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)大分県内の自治体によりまして、宇佐のほうは、本当に検討いただいてですね、子どもたちの安全のためにフッ化物洗浄、口内洗浄をですね、かなりのところでストップをですね、実はしてもらっているわけであります。  県教委が安全宣言したから、薬物がですね、安全であるということはあり得ないわけでありまして、これはいつか、また、言ったと思うんですけれども、立教大学の武谷先生という、原子力専門の先生ですが、その方の岩波新書の中でですね、「安全性の考え方」というのがあります。〇・一%でも危険と考えられるものは、安全とは言わないと。そういうことなんですね。  常に危険を想定しながら、医療行為でありますし、それに学校で医療行為をやることはどうかということ、あるいは集団的にそういうことをやることはどうかと。あくまでも保護者の、個人の責任の名において医療機関でやっていくことが当然でありましてですね。今回、院内北部小学校のほうでこういうことが導入をされたということは、私個人としては大変遺憾に考えているわけでございます。  この件につきましては、たびたび、また今後ですね、薬物の問題等々ですね、また質問をさせていただきたいと思いますし、問題はですね、やっぱり子どもたちの健康と安全にかかわる問題でありますので、幾ら行政が安全だと言っても、幾ら東京電力が安全だと言ってもですね、事故が起こるわけなんですね。そのことを勘案して、今後とも市教委のですね、毅然とした姿勢を求めていきたいというふうに思います。  次に、三項目めに入ります。  答弁書の中にありましたように、地球温暖化はかなり気象に対するですね、変化をもたらします。もう一つ、病原菌の蔓延といいますか、新しい病気が増えるんじゃないかとか。あるいは、農業破壊の問題もあります。近年見られます、今年もそうなんですけども、梅雨なのに雨が降らないとかですね、暖冬であったりとか。  それから、昨日も今石議員のほうから、ごみの減量化と三R、再生・再利用という話がありましたけれども。一酸化炭素なり、メタンガスが空中に浮揚してですね、それが吸収、太陽光を、入射した太陽の光をあるいは温度を吸収して、そしてまたCO2等が吐き出されていくということで、温室効果をもたらしております。  そういう認識がですね、あるということに基づいて、ちょっと心配なのは農業のですね、破壊、農業破壊の問題でありますし、さまざまな病原体等々はですね、農業にも及ぼす可能性があるということも考えられると思います。その辺についてですね、世界的な農業の問題にもなろうかと思いますが、その辺についての御認識はいかがでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(江口誠治君)生活環境課長の江口でございます。河野議員の再質問にお答えをいたします。  議員さんがおっしゃられているように、世界の平均気温はですね、二一〇〇年までに四・八度上昇するというふうに言われております。  農業においての影響、日本国内ではですね、まず、東北、北海道では米の生産性が向上するという利点も予想されておりますが、逆にですね、近年台風の上陸により、昨年はジャガイモに甚大な被害あり、ポテトチップス等の食料品が品薄になっているというような事態も起きております。東日本以南では、集中豪雨による農作物の被害、それから逆に農業用水の不足、植生の変化による被害が予想されております。  漁業につきましてはですね、日本海沿岸では、年に三・三メートル海水面が上昇しており、今世紀末には海水面が約一メートルから二メートル上昇されるというふうに言われており、干潟や浅海の減少により、魚介類の減少が予想されております。  また人体への影響につきましては、日本南部ではデング熱などの流行が懸念されておるというふうなことが予想されています。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)江口課長の答弁のとおりですね、これはかなり前から地球温暖化の影響について、国連等々も警告を発しているところであります。なかなかこれは、止まりそうもないというのが専門家の間での話のようでありますけれども。やっぱり懸念されるのは、食糧問題ではないかということになります。  宇佐平野、中山間地、それから平野部、それから海浜部と、この変化に富んだ宇佐市の林業、農業、それから漁業のですね、再生にもかかわってくるかとは思うんですけれども。農業再興プランについては、市長のほうからから提示がございましたし、これからのあるべき農業の姿についてはですね、国の方向でやっていくということの決意も述べられたんでありますが、私はここでですね、後継者不足の問題も一緒に考えていったらどうかなということであります。  この件は、また斉藤議員のほうからも昨日、一般質問がありましたけれども、やっぱり、この宇佐市の土地なり、この空間ですね、その活用をどう図っていくのかということで、一つは、昨日の答弁の中にありました園芸作物への転換とかですね、それから果実等々のですね、転換も必要ではないかなというふうに考えるわけです。  生産から、それから加工から、そして流通と、第六次産業化を図っていく意味でもですね、農業経営のプロの育成が必要ではないかなということを考えますが、その点について御見解を問います。 ◯議長(佐田則昭君)農政課長。 ◯農政課長(河野洋一君)農政課長の河野でございます。河野議員の再質問にお答えいたします。  議員おっしゃるとおり、今の水田農業、それから農業全般にしてもですね、国や県の交付金・補助金等をうまく活用しながら、農業を推進していくということが非常に重要となっております。これによって、やはり一次産業を守るということが六次産業化につながるという認識はしてるところでございます。  大分県においても、宇佐市は六次産業化にいち早く取り組んでおりますし、今現在、やはり六次産業を支える方々のスキルをアップするということは非常に重要な問題だと考えておりまして、例えば、スキルアップ講座、それからまた異業種間交流ということで、六次産業化のプロに一番近い方というのは、やはり今、現に農業をされている方、それから製造業にかかわっている方、小売業等にかかわっている方、こういった方を一堂に会した中で、そういう講座も行う中で、双方の結びつきを深め、六次産業化を図っているという状況でございます。  ですから、今後もそういった六次産業のスキルアップに向けた取り組みについては、最も力を受け入れなければならないと認識しているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)私、何年か前に水産業の振興についてですね、一般質問等をさせていただきました。これは、ナマコの陸上養殖であったんですけれども、生産から加工、そして流通と。六次産業化して、それを県全体、あるいはその方向性で県のほうにも問い合わせをしたり、林水を通して問い合わせをしたりですね、等々もやってきたんですが、なかなかやっぱり難しいということがわかりましてですね。この件については、少しまた別の角度でちょっと調査・研究もしていきたいなというふうに考えておるところであります。  いずれにしましても、農林水産業の六次産業化ということに視点を置きながらですね、やっていきたいと。たまたまですね、大分合同の六月七日号の朝刊にですね、これはたまたま記事があったんですが、農業を担う人材育成をということであります。一般質問通告を出した後に見たんですけれども、同じようなことを考えている人、いるなと思いまして、三重総合高校久住校、竹田市とJA全農大分県本部が連携をして、県農業を担う人材育成のプログラムを始めたと。農産物の販売を事業とする、云々かんぬんというふうに書かれております。  その開校式がありまして、ここに写真も載っておりますけれども、高校生と県の職員とJAの方、開校式に九十人が出席したと。竹田市の三重総合高校久住校で六日、農業人材育成プログラムの開校式がありましたと。全校生徒七十六名とJA全農大分県本部の関係者ら約九十人が出席し、長野博文本部長が、農業に魅力を感じ就農につながるようになればと挨拶。生徒を代表して何とか君が、何とかさんが、マーケティングや最新の技術を学ぶことを楽しみにしているという記事でございます。  私もこちらに、大分に帰ってきたときに、水田一・二ヘクタールほどありまして、農業のまねごとをちょっとやってきた時期が三年ほどありましたけれども、何か、農業に対する魅力をなかなか感じないままですね、小作農に出した経緯もあります。  今の時期だからこそですね、宇佐産業科学高校や、それから安心院高校にですね、農業経営科といいますか、農業科といいますか、再度ですね、設置をする働きかけをしてですね、例えば、農業実践大学校、今はちょっと正式名称は忘れましたけれども、分校等をですね、こちらに持ってこれないか。あるいは、そのための優遇措置として、市としてですね、全額授業料負担等々して、農業経営、農業実習のプロを育てる。そういう養成課程が必要ではないかと思いますが。その件について、ちょっとこれはもう空論でありますので、感想等ありましたらお願いします。 ◯議長(佐田則昭君)農政課長。 ◯農政課長(河野洋一君)お答えいたします。  産業科学高校や安心院高校に農業科を再度設置したり、農業大学校の分校とか、あわせて授業料免除の農業のプロづくりというようなことでございました。  御存じのとおり、少子化によって、非常に生徒数は減少する中で、大分県においては唯一、ただ一つの農業高校という名前が残っていないわけであります。これは、九州でも大分県だけでございます。これがいいのか悪いのかどうはかわかりませんけれども、そういう時代の流れの中で、農業科というものすら残っていない。  今、産業科学においては、グリーン環境科でございましょうか。それから、安心院高校においても、二年生から園芸コースということで、農業を選べる授業もできるようになっており、やはり農村にある学校という特徴は残しているというようなことでございます。  ですから、これを今、再度復活させるということは、ちょっと市レベルでは難しいことだろうと思っております。県レベルの話でありまして、市で判断できるものではございませんけれども、農業大学も今は定員割れようでございますので、その分校化ということについても、若干難しいのかなという気がしているところでございます。  ただし、今、授業料免除までは行きませんけれども、農業大学に入学される方については、年間十万円を二年間市が助成しているという制度は残っておりますので、こういったものを活用しながら、引き続き、農業大学に行って、地域の農業を担うプロを育成するようなですね、働きかけや動きというのは、市として作っていきたいと思っております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)関連しましてですね、農業実践大学校のみならず、隣の中津市、福沢諭吉の出身地でもありますけれども、そういった高等教育機関をですね、これは高田、宇佐、中津ぐらいの定住自立圏構想内で誘致をしていくと。これは農業とは直接関係ないかもしれませんけれども、そういう発想も必要なのかなと。  秋田県の例なんですが、学力が高くなって、みんな外に出ていてしまったという悩みを抱えているようでありますし、地元の子供たちは、地元で育って、そして地元に残っていただくということを少し考えていただくといいかなと。これは提案でございます。  次に、外国人研修生等の日本語教育についてであります。  この件はですね、ある方からお手紙を突然いただきました。書き始めが、「突然お便りする失礼をお許しください」ということなんですけれども。この方は、中津の如水コミュニティセンターで行われている外国人の方への日本語教育のボランティアをですね、されてある方でありまして、六十名ぐらいの方が日本語能力検定を目指して熱心に勉強しているということであります。  今日の答弁書の中にもありましたように、住民基本台帳に総数として五百二十四名と。かなりの人数が登録されてるんだということで、驚きました。ベトナムの方が二百一人、それから中華人民共和国の方が百十九人、それから大韓民国の方が七十三人ということであります。  お手紙をいただいた方からは、多分、実習生ですね、研究生が百名ぐらいいるんではないかなということでお伺いをしております。ほかの自治体では、福岡の飯塚市が、日本語教室を教育委員会の主催でやっているようであります。この方がですね、手紙をいただいた方が言われるには、やっぱり日本語っていうのは、かなり外国の方にとりまして、複雑で言語がわかりにくいと。集団の中で学ばないと、なかなか力にならないということを言われておりました。  私の近くにも企業が、食品の企業がありますけれども、そこにも中国の方が、研修生の方が来て働いております。地域の盆踊り行事等にも来ていただいて一緒に交流もしているわけであります。  この方々に対して、市としてですね、何か支援ができることがないのかということについて、江口課長でも前田部長でも結構でありますけれども、御答弁いただければと思います。 ◯議長(佐田則昭君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(城 隆弘君)商工振興課長の城でございます。河野議員の再質問にお答えいたします。  商工振興サイドとしてですね、今、外国人技能実習生がですね、今日も日経新聞に出ていましたが、介護のほうで十一月からベトナム人が一万人入るという形で、今後ますますですね、全国的にも宇佐市の中にも増えていくということは思っております。  そういった中で、何か支援という形なんですが、まず回答書のほうにもお答えしたとおり、まず、その技能実習生が入る上においては、日本語については、まず必須に研修を行うということになっておりますが、議員がおっしゃられるような、入ってから地域含めてのですね、何か、交わりの中でという支援ということについてはですね、やはり今、実習を受け入れている商工会議所であったりですね、そういった市の関係課ともですね、そういった日本語の研修ができるかどうかも含めてですね、調査・研究させていただきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(佐田則昭君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)お手紙いただい方からもですね、ぜひ、そういうボランティア的な活動があれば参加をしたいということをいただいておりますので、これは、私たちの市民側の課題としてですね、一緒に行政と手を携えていけたらいいかなと、そういうふうに感じます。  それではですね、次に、道路の補修の件であります。  時間がありませんけれども、先ほど答弁書の中にですね、農道で五百キロメートル、市道で千二百キロメートルという、途方もない長さの提示がございました。千二百キロメートルといったら、ここから東京まででありますし、六百キロメートルは大阪までであります。それを維持管理していくというのは、いかに大変かということは、非常に理解ができるわけであります。  これは、北部中学校前の道路のセンターラインやサイドラインが消えていて、薄暮のときに高齢者の方が運転が非常にしにくいというお話もありましたし、先ほど勅使街道のお話がありましたが、勅使街道から御幡のところに上って、それからずっと放生会道路に行きますけれども、放生会道路の白線が消えてしまってですね、ちょっと丘になっているもんですから、光の反射の具合で非常にわかりにくいという声もですね、聞いております。  斉藤議員のほうからも道路標示についての御意見もございましたけれども。大変なキロ数なので、これは市単独でやるのも大変かなとは思うんですけれども、かなり危険な状況になっているということだけは御認識をいただきたいと思いますが、その辺はいかがでしょうか。 ◯議長(佐田則昭君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)土木課長の熊埜御堂です。河野議員の再質問にお答えいたします。  先ほど言われました件につきましては、昨年九月議会でも質問がございました。年間、センターライン等につきましては、大体二キロメートルから三キロメートル程度やってたんですが、今まではやっていたんですが、昨年度より六・五キロメートルと、延長を倍にして予算を増やしてですね、引いております。  先ほど河野議員がおっしゃったように、乙女郵便局から北部中学校までの間については、地元自治区の方より、区長さんより、要望がありまして、昨年度した中に、約一・五キロメートルあるんですが、そのうちの六百メートルほど、昨年度させていただきました。  また、一度にできないもので大変申しわけないんですが、引き続き、今年度もやっていく計画でございます。また、放生会線につきましては、再度確認をして、今年度、緊急性のあるところから、また織り込んでいきたいと考えております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)土木課長のですね、迅速な対応によりまして、地元のほうもですね、大変助かっておりますし、昨日も中村議員のほうから四日市町並みの保全といいますか、整備についてお話がありましたけれども、一応、旧国道の町並みを、商店街を走る国道はもう整備されているということではありますけれども、あそこもかなり路面が傷んでおりましたりですね、しているところでもあります。  予算の関係もありましょうし、優先順位をどのように持っていくかというのは大変難しい問題かとは思います。農村といいますか、周辺部に、天津とか、高家とか、横山とか、長峰、麻生とか、周辺部、旧宇佐地区でも、周辺部でありますけれども。そこに行きますとですね、やっぱり道路が陥没してたり、それから店が遠かったりしてですね、高齢者の声として、やっぱり怖いと。それから自転車のですね、運転等も怖いという声を聞きますので。  優先順位つけていただいて、生活にかかわるところ、市民の利便性、そして安全にかかわるところ、それから子どもたちにですね、通学の安全性にかかわるところについては、優先してやっていただきたいと思いますが、そのあたりも御意見がございましたら。 ◯議長(佐田則昭君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)お答えいたします。  市道の補修等につきましても緊急性等を考慮しながら、地元の要望が年間に約四十件から六十件ほど、年度によって変化がありますけども、たくさん要望があります。その中で危ない箇所からさせていただいております。  また、穴ぼこ等の補修等については、職員で緊急になるべく即日中にということで対応しておりまして、また、年間維持事業者、舗装の補修の悪いところについては、職員ができない分については業者を年間いつでも動かせるように契約をしておりますので、もしそういった点がございましたら、土木課のほうに御連絡いただければ対応していきたいと考えております。  以上です。 ◯議長(佐田則昭君)河野康臣君。 ◯七番(河野康臣君)衛藤議員のほうからも、今日、質問がありましたけれども、住民の声をどう具現化していくのかと、具体的にしていくのかということで、かなりの多くの期待をですね、逆に言えば、市のほうに住民の人が、期待を持っているかと思います。  ぜひとも、先ほど課長が答弁されたように、その方向性で頑張っていただきたいということを申し述べまして、私の一般質問を終わります。 ◯議長(佐田則昭君)以上で、河野康臣議員の一般質問を終結いたします。  ただいま、日程第一、市政一般に対する質問の途中でありますが、本日の会議はこの程度にとどめます。  次の本会議は、明日十五日午前十時から再開し、市政一般に対する質問の続きを行います。  それでは、本日はこれにて散会いたします。長時間にわたり御苦労さんでした。                     散会 午後三時三十五分 宇佐市議会...