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2006年06月14日 平成18年第2回定例会(第3号) 本文
2006年06月14日 平成18年第2回定例会(第3号) 名簿

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  1. 宇佐市議会 2006-06-14
    2006年06月14日 平成18年第2回定例会(第3号) 本文


    取得元: 宇佐市議会公式サイト
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    2006年06月14日:平成18年第2回定例会(第3号) 本文 (458発言中0件ヒット) ▼最初のヒット箇所へ(全 0 箇所) / この文書をダウンロード      ○ 会 議 の 経 過              開議 午前十時〇三分 ◯議長(久保繁樹君)皆さん、おはようございます。  ただいま出席議員は四十七名で、地方自治法第百十三条の定足数に達しておりますので、議会は成立いたしました。  これより、六月五日をもって招集されました第二回宇佐市議会定例会を再開いたします。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、昨日に引き続き市政一般に対する質問となっております。   ~ 日程第一 市政一般に対する質問 ~ ◯議長(久保繁樹君)日程第一、市政一般に対する質問を議題といたします。  通告に従い、順次発言を許します。      市政一般に対する質問一覧表(平成十八年六月十四日) ┏━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━┓ ┃発 言 者 │    発  言  の  要  旨      │答弁を ┃ ┃      │                       │求める者┃ ┠──────┼───────────────────────┼────┨ ┃三十七番  │一、男女平等社会の実現について        │市長・ ┃ ┃秋吉瑞枝君 │ (1) 男女平等参画の実現が各自治体に求められ │部長及び┃
    ┃      │   てきましたが、一方ではジェンダーフリー │担当課長┃ ┃      │   に対して様々な考え方があるようです。市 │    ┃ ┃      │   の考え方は。              │    ┃ ┃      │ (2) 具現化するため、基本条例、参画計画の策 │    ┃ ┃      │   定を。                 │    ┃ ┃      │ (3) 公的審議会、各種行政委員会等への女性登 │    ┃ ┃      │   用最低目標値三十%はクリアできているか。│    ┃ ┃      │   今後は五十%に更新しては。       │    ┃ ┃      │ (4) 地域のあらゆる事業者、組織、企業、PT │    ┃ ┃      │   A自治会、農業委員会、労働組合等へ積極 │    ┃ ┃      │   的な啓発、行政指導を。         │    ┃ ┃      │ (5) DV被害者対象の相談窓口の確立と周知、 │    ┃ ┃      │   啓発を。                │    ┃ ┃      │二、人口増対策について            │    ┃ ┃      │ (1) 核家族化や若者の定住促進として、住宅団 │    ┃ ┃      │   地の開発を。              │    ┃ ┃      │   1)低廉な分譲住宅地の造成。       │    ┃ ┃      │   2)市外からの転入希望者への優遇措置、あ │    ┃ ┃      │    るいは何らかの対策。         │    ┃ ┃      │三、糸口火葬場跡地の整備、活用について    │    ┃ ┃      │ (1) 糸口山公園整備事業は、旧軍需工場跡地や │    ┃ ┃      │   防空ごう跡など、どのように生かされるの │    ┃ ┃      │   か。                  │    ┃ ┃      │四、ふるさと祭り廃止について         │    ┃ ┃      │ (1) なぜ、どこで、どうして決定したのか。廃 │    ┃ ┃      │   止の目的は。              │    ┃ ┃      │ (2) 産業や市民団体の活動意欲の後退にならな │    ┃ ┃      │   いか。                 │    ┃ ┃      │ (3) 全市的でより発展的な見直しが計画されて │    ┃ ┃      │   いるか。                │    ┃ ┃      │五、介護保険制度について           │    ┃ ┃      │ (1) 利用者の側に立った訪問介護のあり方とし │    ┃ ┃      │   て、一単位、二単位より短時間の間隔で複 │    ┃ ┃      │   数回の訪問介護が必要な場合がある。何ら │    ┃ ┃      │   かの対応は考えられないか。       │    ┃ ┠──────┼───────────────────────┼────┨ ┃二十一番  │一、宇佐市安心院・院内地域給食センターの実  │市長・ ┃ ┃筌口 孝君 │ 施について                 │教育長 ┃ ┃      │ (1) 安心院・深見・津房の三中学校は平成十九 │    ┃ ┃      │   年四月統合し、新制安心院中学の設置となっ│    ┃ ┃      │   ている。統合と同時に実施される予定の学 │    ┃ ┃      │   校給食について、新センターの開設は難し │    ┃ ┃      │   いとされ出来るだけ早い開設を目指すとなっ│    ┃ ┃      │   ているが、具体的に実施される年度につい │    ┃ ┃      │   て伺います。              │    ┃ ┃      │  1)PTA・自治会・商工会・保護者会等は、 │    ┃ ┃      │   新給食センターの開設について(平成二  │    ┃ ┃      │   十年四月)の実施が求められています。  │    ┃ ┃      │   (三月定例会で請願が採択されている)  │    ┃ ┃      │   実施は可能なのか。           │    ┃ ┃      │  2)新宇佐市の中学校で給食が実施されてい  │    ┃ ┃      │   ない中学校は旧安心院の三中学校のみで  │    ┃ ┃      │   あり早急な実施が望まれる。       │    ┃ ┃      │二、改正道交法の施行に伴う駐車違反の周知に  │総務部長┃ ┃      │ ついて                   │    ┃ ┃      │ (1) 「民間駐車監視員」制度と宇佐署管内に於 │    ┃ ┃      │   ける取り締まりの強化に合わせた緊急消防 │    ┃ ┃      │   等の取り扱いについて伺う。       │    ┃ ┃      │三、自転車の悪質運転について、罰金が適用さ  │教育長 ┃ ┃      │ れていくが、中学・高校生等を含めた自転車  │    ┃ ┃      │ 利用者のマナー強化について伺う。      │    ┃ ┃      │四、津房幼稚園の園舎の老朽化について安全は  │教育長 ┃ ┃      │ 保てるのか伺う。「津房小学校の危険校舎が  │    ┃ ┃      │ 隣接している。」              │    ┃ ┠──────┼───────────────────────┼────┨ ┃二十四番  │一、農業問題について             │市長及び┃ ┃斉藤文博君 │ (1) 五年間の経過措置で特定農業団体が追加さ │担当部 ┃ ┃      │   れ集落営農が加速されていると聞くが、農 │課  長┃ ┃      │   業法人化に向けての現状と見通しは。   │    ┃ ┃      │ (2) 特定農業団体や認定農業者は平成十九年度 │    ┃ ┃      │   から五年間、法人化に向けてどのような制 │    ┃ ┃      │   約やチェックを受けるのか。       │    ┃ ┃      │ (3) 支援策や農業機械導入などの補助金は十分 │    ┃ ┃      │   対応ができるのか。           │    ┃ ┃      │ (4) 減反政策の非協力者に対してどのように対 │    ┃ ┃      │   応するのか。              │    ┃ ┃      │二、裁判問題について             │市長及び┃ ┃      │ (1) 宇佐市の対応(弁護士や費用)と見解は。 │担当部 ┃ ┃      │ (2) 日本スポーツ振興センターとの協議はして │課  長┃ ┃      │   いるのか。               │    ┃ ┃      │ (3) 事故の内容と学校現場の管理や責任の所在 │    ┃ ┃      │   など、ひとつひとつ別々に考えないと学校 │    ┃ ┃      │   では何もできなくなるのではと心配する声 │    ┃ ┃      │   も聞くが、どのように考えているのか。  │    ┃ ┃      │三、市民図書館について            │市長及び┃ ┃      │ (1) 市町合併して安心院町、院内町からの市民 │担当部 ┃ ┃      │   来館が増加していると聞くが、合併後一年 │課  長┃ ┃      │   目の現状と課題は。           │    ┃ ┃      │ (2) あたらしい企画やアイディアを何か考えて │    ┃ ┃      │   いるのか。               │    ┃ ┃      │ (3) 昨年秋に文字、活字法が成立し、公立図書 │    ┃ ┃      │   館の任務、学校の役割の重要さ、言語活動 │    ┃ ┃      │   の重視などを謳っているが、特に学校とど │    ┃ ┃      │   のように連携して行くのか。       │    ┃ ┃      │ (4) 図書館長に女性を登用したことは良いこと │    ┃ ┃      │   だし、何かを期待したいと思います。こど │    ┃ ┃      │   もの読書実態について図書館長の見解を。 │    ┃ ┃      │四、建設中の葬斎場について          │市長及び┃ ┃      │ (1) 建設後の市民周知やサービス向上のために、│担当部 ┃ ┃      │   民間の葬祭業者に対して事前説明会や意見 │課  長┃
    ┃      │   交換会などを開催してはどうか。     │    ┃ ┃      │ (2) 今の時代、小動物(ペットや家畜)の専用 │    ┃ ┃      │   火葬場は市民サービスのために欠かすこと │    ┃ ┃      │   のできないものになるのではないか。建設 │    ┃ ┃      │   の追加はできないのか。         │    ┃ ┠──────┼───────────────────────┼────┨ ┃二十三番  │一、秋田県の男児殺害事件、唐津でのひき逃げ  │教育長 ┃ ┃永松 郁君 │ 放置事件等、子供達を取り巻く事件等が数多  │及び担当┃ ┃      │ く発生しているが、宇佐市教育委員会として  │部課長 ┃ ┃      │ の取り組みは。               │    ┃ ┃      │二、食育について               │    ┃ ┃      │  「早寝、早起き、朝ごはん」子供達の正し  │    ┃ ┃      │ い生活リズムを造るためにも必要だが教育現  │    ┃ ┃      │ 場での指導等は。              │    ┃ ┃      │三、学校での保護者の教育費等の負担について  │    ┃ ┃      │四、中教審での小五、六年生に英語の授業の取  │    ┃ ┃      │ り組みについての宇佐市教育委員会としての  │    ┃ ┃      │ 取り組みは。                │    ┃ ┃      │五、高校改革により大分県の高校が全県一区に  │    ┃ ┃      │ なるが、中学三年生の受験の対応は。     │    ┃ ┃      │六、宇佐市には、老朽化した校舎が多くあるが、 │    ┃ ┃      │ 宇佐市としての改築計画は。         │    ┃ ┃      │七、多人数学級等があるが、問題点等も多くあ  │    ┃ ┃      │ るが、宇佐市教育委員会の対応は。      │    ┃ ┃      │八、焼却場について              │市長及び┃ ┃      │ (1) 焼却場は築二十四年が経過し老朽化が著し │担  当┃ ┃      │   い、新焼却場完成までの対応について。  │部課長 ┃ ┃      │ (2) 原油の高騰が続くが重油代等の対策は   │    ┃ ┃      │九、農政について               │市長及び┃ ┃      │ (1) 法人化・特定農業団体の目標数と現在まで │担  当┃ ┃      │   の組織数は。              │部課長 ┃ ┃      │ (2) 事務の一元化を行うようにしているが、指 │    ┃ ┃      │   導講習会等の開催は。          │    ┃ ┃      │ (3) 大分県による「活性化戦略二〇〇五」にお │    ┃ ┃      │   ける宇佐市としての取り組みは。     │    ┃ ┠──────┼───────────────────────┼────┨ ┃十七番   │一、建設中の葬斎場と平成の森公園を結ぶ道路  │部・課長┃ ┃新開洋一君 │ について                  │    ┃ ┃      │二、バリアフリー、ユニバーサルデザインにつ  │部・課長┃ ┃      │ いて                    │    ┃ ┃      │ (1) 公共建造物の現状と今後の対応      │    ┃ ┃      │三、新制安心院中学校の給食について      │教育長 ┃ ┃      │ (1) 前定例会後の取り組みと今後の見直しにつ │    ┃ ┃      │   いて                  │    ┃ ┠──────┼───────────────────────┼────┨ ┃三十五番  │一、市長・助役・教育長の退職金について    │市長、助┃ ┃高橋宜宏君 │ (1) 四月二十七日の経済財政諮問会議で、「知 │役及び担┃ ┃      │   事や市長の退職金は多すぎる」と問題提起 │当部課長┃ ┃      │   した小泉首相。確かに首長の退職金は多選 │    ┃ ┃      │   されると合計で数千万円から億単位になる │    ┃ ┃      │   ことも。一方で、首相や閣僚は在任期間に │    ┃ ┃      │   応じて支給され小泉首相が今年秋で退陣す │    ┃ ┃      │   れば退職金は六〇〇万~七〇〇万円程度と │    ┃ ┃      │   いう。そこで宇佐市長・二人の助役・教育 │    ┃ ┃      │   長のそれぞれの退職金は、一期でいくらの │    ┃ ┃      │   支給になるのか。また、自治体の首長の退 │    ┃ ┃      │   職金が着任・退任の月に一ヶ月分の上乗せ │    ┃ ┃      │   支給している実態が全国的にあり、今問題 │    ┃ ┃      │   となっているが、宇佐市の市長・助役・教 │    ┃ ┃      │   育長の退職金支給はどうなっているのか。 │    ┃ ┃      │ (2) 市長・助役・教育長の退職金を決める際 、│    ┃ ┃      │   審議会や有識者会議など第三者機関に諮問 │    ┃ ┃      │   する体制をとっているのか。とっていなけ │    ┃ ┃      │   れば、今後退職金についても審議会等に諮 │    ┃ ┃      │   問するつもりはないか。         │    ┃ ┃      │二、自治体の個人情報保護について       │市長及び┃ ┃      │ (1) 個人情報保護法が昨年四月に全面施行され │担当部 ┃ ┃      │   た後、自治体、学校、地域社会で必要な情 │課  長┃ ┃      │   報が共有できないなどの過剰反応が相次い │    ┃ ┃      │   でいる。法の趣旨である、個人情報の有効 │    ┃ ┃      │   利用と保護のバランスの配慮をどのように │    ┃ ┃      │   考えているのか。            │    ┃ ┃      │ (2) 官公庁が懲戒免職にした職員を匿名で発表 │    ┃ ┃      │   するケースが相次いでいる。保護法施行後、│    ┃ ┃      │   従来実名公表していた教師の懲戒免職者を │    ┃ ┃      │   匿名発表に切り替えた教育委員会もある。 │    ┃ ┃      │   宇佐市の市職員・教職員の懲戒処分等の公 │    ┃ ┃      │   表基準はどうなっているのか。また懲戒免 │    ┃ ┃      │   職の氏名公表は行っているのか。     │    ┃ ┃      │三、口利き依頼文書流出問題と入札制度改革に  │市長及び┃ ┃      │ ついて                   │担当部 ┃ ┃      │ (1) 四月に、宇佐市発注の公共事業を受注でき │課  長┃ ┃      │   るよう、大阪市の水道コンサルタント会社 │    ┃ ┃      │   「日本理水設計」の社員によって作成され │    ┃ ┃      │   た国会議員事務所に対する口利き依頼文書 │    ┃ ┃      │   が、ファイル交換ソフト「Winny(ウィ│    ┃ ┃      │   ニー)」を介してインターネット上に流出 │    ┃ ┃      │   した問題が発覚し、新聞等で報道された。 │    ┃ ┃      │   この問題に対する宇佐市の見解は。    │    ┃ ┃      │ (2) 予定価格の事前公表前と事前公表後の落札 │    ┃ ┃      │   率の推移はどうなっているのか。また、現 │    ┃ ┃      │   在の落札率に対する当局の率直な見解は。 │    ┃ ┃      │ (3) わが国でも入札制度の改革で談合を無くし │    ┃ ┃      │   た自治体が増えている。例えば電子入札を │    ┃ ┃      │   日本で一番最初に導入した神奈川県横須賀 │    ┃ ┃      │   市や宮城県、長野県、兵庫県明石市、三重 │    ┃ ┃      │   県松阪市などほぼ完全に談合を無くしたと │    ┃ ┃      │   言っていい。その結果、長野県や横須賀市 │    ┃ ┃      │   では、人口一万人あたり年間一億円前後の │    ┃ ┃      │   予算を節約できた。宇佐市は具体的にどの │    ┃
    ┃      │   ように入札制度を改革していくのか。   │    ┃ ┃      │四、バレーボール事故問題について       │市長及び┃ ┃      │ (1) 学校からの報告の遅れ、虚偽の内容、その │担当部 ┃ ┃      │   後の市教委の対応を改めて総括してほしい。│課  長┃ ┃      │ (2) 日本スポーツ振興センターには、これまで │    ┃ ┃      │   どのような請求をしてきたのか。     │    ┃ ┃      │ (3) 調査委員会が設置されたようだが、そのメ │    ┃ ┃      │   ンバー、開催状況、委員会で調査する内容 │    ┃ ┃      │   (すでに調査した内容も含む)は。また、 │    ┃ ┃      │   この段階での委員会設置はあまりにも遅す │    ┃ ┃      │   ぎると思われるが、当局の見解は。    │    ┃ ┗━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━━┛ ◯議長(久保繁樹君)三十七番 秋吉瑞枝さん。 ◯三十七番(秋吉瑞枝さん)皆さん、おはようございます。三十七番、秋吉瑞枝でございます。  平成十八年六月第二回定例議会におきましての一般質問でございますが、通告に従いまして四項目について順次お尋ねをしてまいりたいと思います。  我が国では、男性優位社会の中で経済至上主義・利益優先主義が追求され、男性側の論理で、一方的な価値観が形成されてまいりました。その中で、女性は家庭で子育てと家事をこなし、万事控え目であることが美徳であり、今日まで要求されてまいりました。  しかし現在では共生の社会を理想に掲げ、男性も女性も、ハンディを持つ人もそうでない人も、お互いが合意のもとで手を携え、優しさ、ぬくもりのある豊かな社会の構築を目指し努力することが求められておりますことは、もう皆さん周知のとおりでございます。  一九八五年に「男女雇用機会均等法」、一九九九年六月には「男女共同参画社会基本法」が施行され、雇用や社会制度などさまざまな分野において、男女平等参画の実現が法制度の面からも各自治体に求められてまいりました。昨今は確かに女性の社会進出は顕著になってまいりましたが、女性の社会的地位の向上を保障する最も基底的な自治体でのきめ細やかな取り組みは、極めて大きな意味を持つものと考えます。  そこで一点目のお尋ねですが、我が国では「男は男らしく、女は女らしく」という古くからの言葉がございますが、昨今では「ジェンダー・フリー」「ジェンダー・バイアス」について、さまざまな考え方があるようでございます。このことについての宇佐市の見解をまずお伺いいたしたいと思います。  次に二点目ですが、宇佐市においても平成十三年女性行動計画策定懇話会の答申を受けて、平成十四年三月「宇佐市男女共同参画プラン たすけあい、共に生きる二十一世紀」というタイトルで、立派な計画が策定されております。懇話会、策定委員会と直接編さんに携わった企画課の職員の方々には心より敬意を表さねばなりません。  そこでお伺いいたしますが、この立派なプランをより具現化するためには、新自治体において確実に条例化と計画策定が必要と考えますが、宇佐市の考え方をお尋ねいたします。  三点目ですが、地方自治法やその他の法に基づく宇佐市の審議会や委員会等における女性構成比率目標値を三〇%と設定しておりますが、既に四、五年を経過した現在では、クリアできておりますでしょうか。  むしろ男女平等の視点から考えますと、クオーター制度、つまり男女が半数ずつという目標値を設定すべきではないかと考えますが、いかがでしょうか。  四点目ですが、条例化する以前の作業としては地域・社会への啓発が必要不可欠でございます。地域のあらゆる事業者については最も基底的な自治会、それから事業者・組織・企業・PTA・農業委員会・労働組合等はもちろんのこと、そのような団体に対して、今までに増しての啓発や行政指導が必要ではないかと考えますが、その考えをお伺いいたします。  五点目に、ドメステック・バイオレンス対策についてお尋ねいたします。  ジェンダーを基本にして体力的に強い男性が、女性を暴力で制するというやり方は卑劣と言わざるを得ません。  現在では被害者相談窓口が企画課に置いてありますが、複雑な相談内容を安心して相談できる、また秘密保持を確約できる部屋もございません。形だけではなく被害者が気兼ねなく、警察に駆け込む前に安心して相談ができることを担保された対応が必要です。安心して相談ができる窓口の確立と、より徹底した周知・啓発が必要と考えますが、今後の対応をお聞かせください。  次に二項目に移りたいと思います。  減少傾向が続く宇佐市の総人口ですが、特に年少人口や生産年齢人口の減少傾向につきましては、ただ漫然と見過ごすわけにはまいりません。一方では核家族化等による世帯数の増加は著しいものがございます。まだ経済的に微弱な若い世帯にとっての夢のマイホームも土地さえあれば夢が実現となり、宇佐市の経済効果も期待できます。幸いにも宇佐市は広大な土地を保有しており、地価も安く、北九州や大分方面にも通勤圏内であることや住環境も良好など、ベッドタウンとしての条件は一応整っているように思えます。  以上のことから考えますと、多少の赤字は覚悟のもとでも、綿密な計画のもとで市が低廉な分譲住宅地を造成すれば、近隣の自治体からの転入も期待でき、既に市内に居住している若い世帯の定住も促進することができます。また市外からの定住希望者については、何らかの優遇措置を設けることも定住促進につながり、宇佐市の人口増に資するものと考えますが、この二項目をまとめてお尋ねをいたします。  次に三項目ですが、建設中の宇佐市葬斎場が供用開始になれば、長洲と糸口火葬場は取り壊しとなります。特に糸口火葬場跡地の活用、整備について、平成十五年九月議会で戦時下で住民が利用したごうや軍需工場の跡を教材として生かして整備することをお尋ねいたしましたが、糸口山公園整備事業の中でどのように生かされるのか、その中身をお聞かせいただきたいと思います。  次に四項目、ふるさと祭り廃止についてお尋ねをいたします。  昨年六月に策定されました過疎地域自立促進計画によりますと、ふるさと祭りを確実に位置づけており、事業主体は振興協議会で、予算は千百万となっており、平成十七年度から二十一年度までの事業計画に明記してございます。さまざまな問題を乗り越えて既に定着したふるさと祭りを突如として廃止しなければならない理由は何であったのか、どこでどのような経緯をたどって廃止が決定したのか、残念ながら議会には見えてまいりません。ここで改めてお聞かせをいただきたいと思います。  二点目ですが、ふるさと祭りに協力をいただき、盛り上がりに貢献していただいたそれぞれの市民団体や、それぞれの産業に携わってこられた方々には、ふるさと祭りを媒介として活動意欲を高揚させてきたことは否めない事実でございます。またその収益は参加された市民団体の交流や研修等の促進に大いに役立ったと思われます。  市民から盛り上がって実現したふるさと祭りの意義は大きいものがあると思いますが、その一方、突如として廃止したことによる市に対する不信感などによって、市民団体や各産業の活動意欲の後退につながることのないことを期待しながら、市の考え方をお伺いいたします。  三点目にお尋ねいたしたいのは、新聞報道で全市的でより発展的な見直しをすると拝読いたしましたが、安心院、院内を含めてどのような方法で計画がなされているのかお伺いいたします。  最後に介護保険制度について一点のみ質問をいたしたいと思います。  介護が必要になったら「いつでも、どこでも、だれでも介護を受けられる」というまさに画期的な介護保険制度は、「走りながら考える」などと周到な準備や検討がなされないまま、とりあえず走り始めてから六年が経過いたしましたが、現実はどうでしょうか。予想を上回る利用者で措置費が増加し、予想を上回る介護保険会計の逼迫を背景にして、「いつでも、どこでも、だれでも受けられない」介護保険制度へと改悪の一途をたどりつつあります。  人生とは残酷です。どんなに元気に活躍してこられた人でも、加齢に従って人の手を借りなければ生きていくことができません。今後は、ひとえに介護ヘルパーさんの活躍に期待し、敬意と感謝を忘れてはならないと痛感しているところでございます。  そこでお尋ねをいたします。在宅のお年寄りに訪問介護をする場合、身体一とか身体二単位とかいうふうに計画が組まれておりますが、介護される側に立つと、三十分、六十分と計画されたものを十分ごとに三回、十分ごとに六回と、短時間の間隔で複数回訪問することが必要な場合があります。  介護保険制度ではケアプランと実態が乖離することは認められませんが、宇佐市として独自に何らかの対応は考えられないのでしょうか。ヘルパーさんたちの飽くなき善意をお酌み取りくださいまして、お伺いいたしたいと思います。  以上四項目についてお尋ねをいたします。 ◯議長(久保繁樹君)それでは、秋吉議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 時枝正昭君。 ◯市長(時枝正昭君)皆さん、おはようございます。市長の時枝です。  三十七番 秋吉議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、男女平等社会の実現について。  まず一点目、ジェンダー・フリーに対する考え方についてでありますが、「男女共同参画社会」とは、「個人の尊重」を出発点とする真の男女平等社会の実現でありまして、男女を問わずすべての人がみずからの生き方を選択し、一人の人間として、互いの人格や生き方を尊重し、ともに責任を担いつつ、それを実践していく社会であります。  市といたしましても「男女共同参画社会の実現」のために、相互の協力と社会的支援のもと、その個性と能力を十分に発揮できる、心豊かな社会づくりを進めていきたいと考えております。  次に、二点目の、基本条例及び参画計画の策定についてでありますが、まず条例につきましては、計画の推進体制の整備を図り、計画の進捗状況を踏まえた上で考えたいと思います。参画計画の策定につきましては、平成十三年度に策定した「宇佐市男女共同参画プラン」を、合併協議の中で、新市でも準用するとなっておりますので、この計画期間である平成二十三年度までは、この策定済みの計画を用いたいと思います。  次に、三点目の、女性登用率三〇%の達成についてでありますが、現在の女性登用率は二〇・四%で、議員が言われる三〇%の達成はできておりません。  また、五〇%への更新については、現在の宇佐市男女共同参画プランにおいては、二二・三%となっておりますので、まず計画目標の達成を目指すとともに、今後より高い登用率を目指し、関係機関に働きかけたいと思います。  次に、四点目の、各種団体に対する積極的な啓発と行政指導についてでありますが、担当課等関係機関への働きかけとともに広報等によって、積極的に啓発に努めていきたいと考えております。  最後に、五点目のドメスチック・バイオレンス被害者を対象とした相談窓口の確立と周知、啓発についてでありますが、相談窓口につきましては、現在企画課が窓口となって対応しておりますが、今後、DV被害も複雑化することが予想されますので、県及び警察など関係機関と連携を図りながら対処してまいりたいと考えております。次に、周知と啓発についてでありますが、広報等を通して周知と啓発に努めていきます。  以上で、私の答弁を終わりますが、その他については担当部課長に答弁してもらいますのでよろしくお願いいたします。  終わります。 ◯議長(久保繁樹君)次に、二項目めの人口増対策についてを、総務部長 出口 徹君。 ◯総務部長兼企画課長(出口 徹君)おはようございます。総務部長兼企画課長の出口であります。  三十七番 秋吉議員の質問にお答えをいたします。  二項目め、人口増対策についてのうち、定住促進としての分譲住宅地の造成についてであります。人口は全国的に見ても減少傾向にある中で、若者の定住の必要性は認識をしております。市としましても、定住の条件として、雇用力のある優良企業を誘致することによって、生活を支える職場の確保と住環境の整備が重要課題であると考えております。市が所有する既存の分譲住宅地の売却推進を引き続き実施すると同時に、定住者のニーズに合った農園つき住宅地など、分譲住宅地のあり方を検討する必要があると考えております。  次に、市外からの転入者対策についてでありますが、新規就農者等を除いて、転入者の優遇措置は制度としてありませんけれども、宇佐市に転入を希望する方々の問い合わせが徐々に増加をしております。  市としましては、転入希望者や団塊世代の大量退職を見据えた地方移住対策として、空き家対策事業に関する情報提供を推進していきたいと考えております。具体的には全日本不動産協会などに所属する市内の不動産業者から、空き家と宅地の情報提供をいただきまして、その情報を八月から市のホームページや広報に掲載して、U・J・Iターン希望者等の促進に努めていきたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)次に、三項目めの糸口火葬場跡地の整備、活用についてを、市民生活部長 赤峰克己君。 ◯市民生活部長(赤峰克己君)おはようございます。市民生活部長の赤峰でございます。  三十七番 秋吉議員の御質問にお答えをいたします。  三項目めの四日市火葬場取り壊し跡地の整備と活用の件でございますが、取り壊しについては、現在建設中の新葬斎場供用開始後に計画をしております。跡地の有効利用につきましては、火葬場周辺は糸口山公園や国有地等がありますし、防空ごうや軍需工場跡地もありますので、安全性や歴史的なものも考慮しながら、周辺整備も含め、地元や関係機関とも十分協議の上、検討してまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)次に、四項目めのふるさと祭りの廃止についてを、経済部長 田口英之君。 ◯経済部長(田口英之君)おはようございます。経済部長の田口でございます。  三十七番 秋吉議員の御質問にお答えいたします。  四項目めのふるさと祭りの廃止についてですが、そのうちの一点目、本年二月二十八日に行財政改革プランに基づきまして、さらなる祭りの魅力向上と支援の方向性を検討するために、宇佐市祭り協議会を発足いたしました。協議会委員は、自治委員会、農業団体、商工団体、観光協会等、十七の関係者で構成されております。  宇佐市祭り協議会としましては、宇佐市ふるさと祭りのテーマが現状ではわかりづらくなってきたことや、マンネリ化、イベント化してきたことの意見を受けまして、みこし部門と産業祭部門は残し、原則的廃止の方向が示されたところです。また、五月二十二日に開催されました宇佐市ふるさと祭り協議会総会でもやむなく廃止の決定に至りました。  二点目、三点目につきましては、一括してお答えいたします。  宇佐市ふるさと祭りが廃止されましても、みこし部門につきましては宇佐夏越祭りへ、産業祭部門は安心院ワイン祭りへ移行し、おのおのの祭りを充実していくことで意思統一が図られたところです。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)最後に、五項目めの介護保険制度についてを、福祉保健部長 坂口俊秀君。 ◯福祉保健部長(坂口俊秀君)おはようございます。福祉保健部長の坂口でございます。  三十七番 秋吉議員の御質問にお答えをいたします。  五項目めの介護保険制度についてですが、訪問介護の所要時間で最も短い時間は所要時間三十分未満の身体介護です。また、「所要時間三十分未満の身体介護中心型を算定する場合の所要時間は二十分程度以上とする」とされています。これは、例えば訪問介護事業所を併設した高齢者向け集合住宅における訪問介護の利用実態を踏まえ、単なる本人の安否確認や健康チェック、声かけなど、ごく短時間のサービス提供は所要時間三十分未満の身体介護中心型として算定できないことを規定しています。また、訪問介護を一日に複数回算定する場合にあっては、「算定する時間の間隔はおおむね二時間以上とする」と規定しています。  利用者の特別な事情により、短時間の間隔で複数回の訪問を行う場合は、当該複数回にわたる訪問介護が一連のサービス行為とみなすことが可能なときは、それぞれの訪問介護の所要時間を合計して一回の訪問介護として算定します。したがいまして、所要時間の最低基準は遵守しなければならないと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)以上で秋吉議員の一般質問に対する執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  三十七番 秋吉瑞枝さん。 ◯三十七番(秋吉瑞枝さん)はい。三十七番秋吉でございます。順次再質問をさせていただきたいと思います。  まず、一項目の男女平等参画の基本条例を制定してはどうかという御答弁ですが、まあ考えていきたいということでごさいました。計画の策定はもう既にできておりますし、合併後この計画を準用するということになっているようでございますので、計画が先にできており、その後にその計画に従った条例をつくるということになろうかと思いますが、やはり市民に周知するということになればですね、条例をきちっとつくって公報するということがやっぱり必要な作業であると思います。  それから、地方公共団体は法の基本理念にのっとり国の施策に準じた地域の特性に応じた施策を策定し実施する責務を有すると、今度の改正基本法の中で一九九九年六月ですね、改正基本法の中で責務とうたわれているわけですね。ということになれば、計画策定だけではなくてただ単にですね、やっぱり条例化してきちんと実行していくと、実現を見ていくということが必要じゃないかと思います。こうして男女共同参画プランという立派な冊子ができ上がっております。中身も大変立派なものでございます。これをこの中で御存じの方が何人いらっしゃいますでしょうか。恐らく議員さんの中には知らない方が多いかと思います。こういう物ができておりますので、これは懇話会の中でしっかりと審議をしながら、そして企画課でつくり上げた立派なものでございます。こういう物を基本にして、やっぱり北京宣言や、基本法にのっとった施策を策定し、条例化することがまずもってこの宇佐市には必要なことであろうと思いますので、御答弁では考えたいと、まあ緩い御答弁でございましたが、ぜひ前向きに考えて条例化していただきたいと思います。  そこで、大体どのようなスパンで審議し、どのような時期に策定をしていこうとお考えになっているのか、その分だけで結構ですのでお伺いいたします。 ◯議長(久保繁樹君)総務部長兼企画課長。 ◯総務部長兼企画課長(出口 徹君)総務部長兼企画課長の出口でございます。  この男女平等参画社会の共同参画プランについての今後の進め方についてでありますけども、先ほど市長が答弁しましたように、二十三年度まで基本的にはこれを使います。で、昨年の動きでございますけども、十七年の十二月二十二日に男女共同参画推進委員会設置要綱をつくりまして、これは担当部課長等から成る推進体制でございます。こういった内部のですね、推進体制をまず整え、さらには十二月の二十七日、それから五日後でございますけども、男女共同参画推進懇話会設置要綱を作成をいたしました。これは市内の市民、もちろん企業等、推進体制を通してですね、学識経験なども含む二十名以内の委員を市長が委嘱するもので、そういった懇話会の要綱を設置いたしました。それによりその委員さんからの市長に対する提言、それから進捗状況、そういった必要な助言を行うこととなっております。この要綱に基づいてですね、ことしの十月ごろには委員会を立ち上げたい、立ち上げるといいますか、開催をしたい、まず第一回目を開催したいと。それまで公募がありますから、そういったものを実施をして、そして委員が決定すれば第一回目の会議を開きたいと考えております。その中でも委員の総数の男女のいずれかですね、一方の委員の数が十分の三未満にならないように心がけたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(久保繁樹君)三十七番 秋吉瑞枝さん。 ◯三十七番(秋吉瑞枝さん)はい、わかりました。なおざりになさっているのではないということがはっきりわかりまして、ことしの十月ですか、懇話会の第一回が始まるということで、大変御期待をいたしております。ちょっと聞きそびれたんですけど、懇話会委員の中身ですね、二十名と。その割合ですね、もう一回お聞かせください。男女の割合ですね。 ◯議長(久保繁樹君)総務部長。 ◯総務部長兼企画課長(出口 徹君)一般公募を実施いたします。その中で男女のいずれか一方の委員の数がですね、委員総数の十分の三未満にならないように、男女を問わずですね、三〇%を割ることのないように、偏らないようにしたいという考えでございます。 ◯議長(久保繁樹君)三十七番 秋吉瑞枝さん。 ◯三十七番(秋吉瑞枝さん)はい。片一方の性が三割を下らないようにという御答弁でございましたが、むしろ私は二分の一ずつですね、男性を半分女性を半分、というのが理想ではないかと思われます。この立派な物をつくったんですけど、このときの懇話会でですね、大変御苦労をいただいた懇話会ですけど、女性ばっかりでつくりました。このときに私も質問をさせていただいて、もう既にここからおかしいじゃないかということを申し上げた記憶がございます。こういうものを、男女共同参画社会の基本法をつくるんですから、二分の一ずつが妥当だと思いますがいかがですか。 ◯議長(久保繁樹君)総務部長。 ◯総務部長兼企画課長(出口 徹君)確かに言われるとおりだろうと思います。ただ、県下の情勢を見てもですね、宇佐市は先ほど市長が答弁しましたように、二〇・四%、割と県下でも高い方でございます。で、参画プランの目標値であります二二・三%、これはもうぜひとも目標値に近づけたいと考えております。
    ◯議長(久保繁樹君)三十七番 秋吉瑞枝さん。 ◯三十七番(秋吉瑞枝さん)はい。県下の状況を見ると安心ですね。そういうことでございますね。そうすると県下の状況を見ますと、条例を策定したところが多いと思います。県下の状況を見ましたら早急に策定をお願いしたいと思います。  それではその項はもうそれで終わりたいと思いますが、市長にお伺いしたいんですが、先ほどの市長答弁の中で、ジェンダー・フリー、ジェンダー・バイアス、要するにジェンダーについての市の考え方を伺ったつもりですが、御答弁の中にございませんでした。もう一度市の考え方をお伺いいたしたいと思います。 ◯議長(久保繁樹君)総務部長。 ◯総務部長兼企画課長(出口 徹君)先ほど市長答弁いただきました。ジェンダー・フリーという言葉は一部誤解をされて使われてるというふうに理解をしております。で、あくまでも宇佐市としましては、男女共同参画ということで性別に変わりなくですね、その個性と能力を十分に発揮することができる社会、男女が差別を受けることなく、先ほどから言いますように、女性とか男性とかいうことじゃなくて、男女が差別を受けることなく対等なパートナーとしてさまざまな分野において参画し、利益も責任も分かち合っていけるような社会を目指すということと認識をしております。 ◯議長(久保繁樹君)三十七番 秋吉瑞枝さん。 ◯三十七番(秋吉瑞枝さん)はい、わかりました。男性も女性も等しくという市の考え方ですね。一方では全国的に男は男らしく女は女らしくというのはおかしいというですね、議論がございますけれども、そういう部分についてちょっと踏み込んで御答弁いただきたい。御答弁一緒ですかね。 ◯議長(久保繁樹君)総務部長。 ◯総務部長兼企画課長(出口 徹君)確かに今いろいろな書物といいますか資料を見ますと、男女、男性と女性は区別をするんだとかですね、男性と女性を一切排除するんだとか、男性と女性を画一的に扱うと、一切排除しましょうという誤解を持たれているというその付近がジェンダー・フリーの使い方の誤った使い方だなというふうに考えております。 ◯議長(久保繁樹君)三十七番 秋吉瑞枝さん。 ◯三十七番(秋吉瑞枝さん)はい、わかりました。市の考え方はよくわかりました。  それでは、五項目めのDVの対策について伺いたいと思います。  広報に何度か企画課に窓口がございますよということが掲載されました。この広報の掲載だけでいいとお思いでしょうかね。その何かほかに方法は考えてないのかを一点と、それと窓口、それから相談を受けたときの自立支援、そういうものがきちっとやれる体制になっているのか、伺いたいと思います。 ◯議長(久保繁樹君)総務部長。 ◯総務部長兼企画課長(出口 徹君)お答えいたします。確かに難しい問題であります。平均しますと、月に一件程度の相談がございます。現在、先ほどから申し上げておるように宇佐市は企画課が担当でございます。たまたま私、今兼務をしておりますし、隣の部屋が私の部屋でございますから、個室を月に一遍、平均して約一回ですね、ドアを閉めて秘密の保持に努めて使っておるというのが現状であります。 ◯議長(久保繁樹君)三十七番 秋吉瑞枝さん。 ◯三十七番(秋吉瑞枝さん)はい、相談件数が少ないということでございますけれども、その原因は何でしょうか。ちまたではかなりあるんですよね。なぜ相談件数が少ないんでしょう。 ◯議長(久保繁樹君)総務部長。 ◯総務部長兼企画課長(出口 徹君)先ほども言いましたように、企画課が担当でございます。大分市は男女共同参画課という課を設けておりますし、別府市では児童家庭課、福祉ですね。中津は人権啓発課、日田は社会福祉課、佐伯市は子育て支援課、そういった福祉関係を窓口として相談をされるというところが多いようでございます。で、この企画課に所管するという意味は、あくまでも幅が広い相談事でございますから、人権に関係すれば隣の人権同和対策課、あるいは福祉に関係があれば企画課が窓口として受け付けたものを福祉に相談に行ってもらうと、傷害事件関係であれば警察に連絡をするという、そういった統制のとれたところはどこかというところから企画課になったんだろうと思います。ですから、企画課にすべて一〇〇%来てるとは思っておりません。ですから、今後企画課が確かにいいのか、それとも福祉がいいのか、人権啓発課がいいのか、今後窓口を検討する必要はあると思います。そういったことから、件数については多少県下でもまちまちかなと。ちなみに申し上げますと平成十五年が十三回、十六年が十回、十七年が十二回、この十二回ということで月に一件というふうに申し上げました。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)三十七番 秋吉瑞枝さん。 ◯三十七番(秋吉瑞枝さん)はい、そういうことですよね。だから今後、やっぱり市民の側に立った相談しやすい窓口を設定して、そして周知、啓発をしていただくことをお願いいたしたいと思います。ちなみに、二〇〇六年の内閣府の調査発表ですけど、被害は大体三三・二%あったと、その中で相談しなかったというのが四六・九%、半数が相談しなかったということなんですね。だから一人という数字は、ちょっとひとり歩きしていると思いますんで、ぜひそのところを対策をお願いしたいと思います。  それでは次に移りたいと思います。  核家族化や若者の定住促進ということは、大きな宇佐市にとっての課題であると私は思っております。ここのところにいかに徹底した施策をつくり、力を重点的に置くかということが宇佐市の将来像を描く上で大変必要な部分だと、しかし大変難しい部分だと思っております。  人口増対策については企業誘致をという御答弁は言い古された御答弁でございます。それで私は直接効果のある、若者がここに住める、その住宅を建てられる、その生活の基盤をつくれる、そういうものをやっぱり市が考えていくことが必要ではないかと思います。公営住宅あたりにここの概算予算が十一億七千七百万という予算をちょっとここで見ました。それだけのお金をかけて公営住宅に入る人は、享受いただく人は、市内でほんの一握りなんですよね。その一握りの人に十一億七千七百万を使うということは大変大きな意義もあると思います。けど、この十一億七千七百万円を使う費用対効果を考えた場合、どうでしょうか。そこの部分をやはりきちっと市の方で考えて、貴重な市の財源でございますので効果的に使っていただきたいなと思います。  空き家対策をするということは、これも佐瀬市長のときから私は質問をさせていただいて、インターネットに空き家対策情報を掲載するんだということを聞いております。あれからもう何年でしょうか。今ごろ空き家対策を、不動産協会に情報提供をいただいて、その八月の広報にするということでございますけど、大変期待いたしておりますので、その分はよろしくお願いいたしたいと思います。  分譲住宅をつくるということには金がかかりますけど、それなりの経済効果があるということをどうぞ市の方で協議を徹底的になさっていただきたい。これはもう簡単にできる問題ではないと私も認識しておりますので、そういう意味でここに私は問題提起をさせていただきました。それではその部分は今後に御期待をいたしたいと思います。  次に、三項目の糸口火葬場の跡地の整備について、戦時下の貴重なごう、それから貴重な軍需工場の跡地がございます。その上、例えば、国有地がその周辺にあり、荒廃をいたしておりますので、大変この部分についてどのようにこの公園整備事業を整備していくのか、どのように検討がなされているのか、市の頭の中をほんとに見てみたいと思うところでございます。その部分ちょっとお聞かせください。 ◯議長(久保繁樹君)都市計画課長。 ◯都市計画課長(相良次郎君)お答えします。現在のところ糸口山公園の整備の内容はですね、旧の火葬場跡地を含んだもので、以前からずっともう計画されておりまして、園内のトイレ、照明、水道等の設備、沿道、そういうのを考えておりますが、まあ十五年だったですか、議員さんからの一般質問の中で、葬斎場推進室は各課と協議をするというようなことも答弁されておりますし、私どもも今後この糸口山公園を整備するに当たって、その跡地も跡地利用を考えていかなきゃならないし、先ほど言われました軍需工場跡地、地下ごうですが、それと防空ごうですか、その分をということですけども、この部分は糸口山公園と随分離れておるわけです。地下ごうにつきましては、糸口山公園の随分東側にあります。それから防空ごうに関しましては、六カ所ほど公園よりずうっと西の方の斜面にあるということから、昨年の御案内のように鹿児島の方で事故がありまして、宇佐市全域調査をいたしましてですね、入り口封鎖等しております。その活用ということになりますと、今後は文化財等々との協議になろうかと思いますし、宇佐市で昨年、高居地下ごうということで、新指定を一カ所しているところでございます。 ◯議長(久保繁樹君)三十七番 秋吉瑞枝さん。 ◯三十七番(秋吉瑞枝さん)はい。取り壊しになってないんですから、まだ今からちょっと、もう時間も少なくなりましたけど、十五年の答弁の中で、地元と関係機関で十分に協議するという答弁がございましたのでね。ぜひ地元の皆さんと協議をしていただきたいなと思います。その分はこれで終わりたいと思います。  次にふるさと祭りについてお尋ねします。突如として廃止ということを打ち出されました。その後、伝え聞きますところによると、どういうところで、なぜ、こういうことになったのか薄々わかってまいりました。しかし、議会の一員としてですね、全く見えてこなかったことがもう、全然知らなかったことがもう、私個人としても慙愧(ざんき)に耐えません。それでちょっとお尋ねしたいんですが、まず、このふるさと祭りはもう八年続いたわけですけど、できたときの経緯をお聞かせいただきたいと思います。 ◯議長(久保繁樹君)商工観光課長。 ◯商工観光課長(駒井大山君)商工観光課の駒井でございます。  できたときの経緯は、宇佐市に祭りが多くありまして、その祭りを一本化をするというのが大前提だったということを聞いてございます。  以上でございます。 ◯議長(久保繁樹君)三十七番 秋吉瑞枝さん。 ◯三十七番(秋吉瑞枝さん)それはどこで、どういう機関でなさったんでしょうね。 ◯議長(久保繁樹君)商工観光課長。 ◯商工観光課長(駒井大山君)どこの機関でということは私は聞いてないんですけど、多分、想像なんですけど、議会の方で議論が出たんじゃないかと私は思ってますけど。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)三十七番 秋吉瑞枝さん。 ◯三十七番(秋吉瑞枝さん)はい。八年、八回続いたわけですから、もうかれこれ八年、十年ぐらい前に議会と商工会の協議会がずっと続いていたようですね。その中で、こういう議論が浮上してきたということを覚えておるつもりでございます。そしてそれが産業経済委員会の中で随分審議をされまして、ようやく宇佐市の祭りが一本化になるんやということで、大変議会の方もですね、期待をしながらこれが始まったということでございますよね。御存じですか。 ◯議長(久保繁樹君)商工観光課長。 ◯商工観光課長(駒井大山君)はい。議会の方と、もともと出たときに、当初は商工会議所ですね、そちらの方がなかなかの熱を入れていたということも聞いてございます。  以上でございます。 ◯議長(久保繁樹君)三十七番 秋吉瑞枝さん。 ◯三十七番(秋吉瑞枝さん)知らない方が多いようですけど、今私が申し上げましたような経緯で、大変産みの苦しみででき上がったふるさと祭りでございますね。御存じですよね。出口課長、よく御存じと思います。そういう中で、まあさまざまなことがございました。それをクリアしながら八回続いたということは大変大きな意義があると思います。それから議会の方が、これに立ち上げるときに大変苦労して審議しました。そういう意味合いからも、どうしてそれをやめるときに議会は・・・桟敷ですか。 ◯議長(久保繁樹君)商工観光課長。 ◯商工観光課長(駒井大山君)商工観光の駒井でございます。行財政改革プランに基づいてさらなる祭りの魅力向上と支援の方向性を検討するために、宇佐市祭り協議会を発足したわけでございますけど、その祭り協議会の中には自治会とか農業団体、商工会、観光協会の代表が入っていたわけなんですけど、協議会の中に議員さんの代表者が入ってないことは、確かに大変申しわけなくおわびを申したいと思います。これからも祭りで精査いたしますんで、遅くはなりましたが、協議会の中に入っていただき、議会からの目で地域の特性や特色を生かした意見をしていただき、魅力ある祭りを創造していきたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(久保繁樹君)三十七番 秋吉瑞枝さん。 ◯三十七番(秋吉瑞枝さん)まあ発展的な今後の協議が期待されますけれども、残るのは何でという思いがですね、とても残ります。何で議会は全然知らなかったのと。(「くやしいよ」と呼ぶ者あり)うん、ということが残ります。知らせていただかなかったということですよね。まあ協議会の中に議員がいなかったと今陳謝していただきましたけれども、私まだ納得いかないんです。その前にですね、この過疎地域自立促進計画というのが十七年度から二十一年度のスパンでつくり上げているんですね。だから十七年度から二十一年度の間にふるさと祭りをやると書いてあるんです、これにですね。予算も載ってあるんです。事業計画に載ってあるんです。それなのに、急に突如としてやめたという理由には大きな理由があると思うんですが、今聞いたのは行革の一環だということですね。行革ちゅう言葉はもうずっと前から言われているんですよね。何で今まで行革の中にそれが出てこなかったのか、議会ではそんな話は聞いてません、全然。それで助役どうですか、そのそういう経緯の中で、議会に知らせる必要はなかったんですかね。 ◯議長(久保繁樹君)大園 助役。 ◯助役(大園清一郎君)助役の大園でございます。  秋吉議員のまさに議会どうなのかという御意見でございます。当初祭り協議会を立てる段階では、現在宇佐市内にある新しく合併をし、一年経過し、いろんな地域のお祭り、あるいはイベント事業、それに補助金のかかる事業、かからないお祭り、そういう問題点がいろいろございまして、そういうお祭り全体を、イベントをこのまま継続するのがいいのかとかあるいはどうなのかという、そういう関係の協議会といいますか、見直す協議会ということでできたわけでございます。その中に議員の皆さん方の代表者がいなかったということについては、大変申しわけなかったというふうに思っております。今後については、このふるさと祭りが廃止というよりも、見直すという形の中で動いてきたわけでございます。というのは、全体的な一つのふるさと祭りのあり方について、同じような関係のものが、あるいは競合することができることにより、より以上のそれぞれのお祭りなりイベント行事が充実されるんじゃないかというようなことが一点。  それから先ほど行革と言いましたけど、まさに費用対効果、御承知のようにふるさと祭りの費用につきましては、かなりの高額な費用がかかっております。そしてその後、使用会場の補修整備、そういう問題にもかなりかかっております。そういう問題点がございまして、見直しをかけよう、そしてその中で、それぞれ同じにできる行事は同じところでやることが効果があるんじゃないかという意見で、この廃止といいますか解消といいますか、そういう方向を出したわけでございます。そして祭り協議会の総会で御了解をいただいたという経緯でございます。議員との接点がなかったことに対してはおわび申し上げたいというように思います。 ◯議長(久保繁樹君)三十七番 秋吉瑞枝さん。 ◯三十七番(秋吉瑞枝さん)はい。過去ですね、議会がまるでですね、まあ無視まではいきませんけど、蚊帳の外というようなことが何度かございました。そのたびにですね、陳謝をしていただきましたね。今回もですね、ここにおられる議員には、本当に議会軽視という思いの方が随分いらっしゃると思いますよ。だからその分を今後くれぐれもですね、しかもこれは議会が一生懸命審議してできたものですから、ぜひその部分を執行部にも考えていただきたいというふうに思います。それではまあ発展的な廃止と受けとめていいですね。はい、それでその部分は終わりたいと思います。  あとちょっとありますので、介護保険のですね、部分で、先ほど坂口部長の御答弁にございましたとおりでございますよね。二時間を間隔をあけてですね、すれば細切れでもいいということですね、まとめて言いますと。 ◯議長(久保繁樹君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(筒井道雄君)介護保険課長の筒井でございます。  お答えをいたします。今御指摘のとおりでございます。 ◯議長(久保繁樹君)三十七番 秋吉瑞枝さん。 ◯三十七番(秋吉瑞枝さん)はい。ちょっと時間ありますのでヘルパーさんたちの御苦労をですね、ここでちよっと皆さんに御披露させていただきたいと思います。この介護保険制度は大きな欠陥だらけでございますけれども、ヘルパー制度ができたということは大変大きな、重大な意味合いを持っていると思います。まあそのヘルパーさんたちは、この前も筒井課長が言われたように、女性が多うございます。でも男性もおりますね。男性も女性も、ヘルパーさんたちは大変時間に追われながら一生懸命やってますね。もういろいろ言うことはございません。一つ、年をとると、ここにおられるみんなそうですが、まず排便が困難になるんですね、一番困るのが。意識がないうちに排便になるわけです。それをヘルパーさんたちが全部、要するにウンコ、シッコをですね、ヘルパーさんたちがきちっと掃除して健康を保持し、清潔を保持する。そういう役割を担ってる。その現場を見たことがないと思うんですけどね。出たものを処理するぐらいならいいですけど、出にくい部分はおしりから指突っ込むんですよ。皆さんには大変失礼ですけど。お年寄りは腹筋の力が弱くなりますから、おなかを押さえて、肛門から指を突っ込んでですね、出すんですね。その姿を想像してみてください、今。こういう作業をヘルパーさんたちがやってるんです。それでも感謝されないですね。それでもお年寄りは……。ちゃんとわかった方は感謝してくれます。「ありがとう」の一言でヘルパーさんたちは救われる。けど「ありがとう」はない。「痛い痛い」「何するかえ」と言う中で、「そうやな、そうやな」と言いながらやっている姿を皆さん想像してみてください。  そういうことを、余談ですけど踏まえて、今後ヘルパーさんたちの処遇ですね、そこの部分をしっかり考えていただきたいなと思います。市長さんもドクターですから現場で看護婦さんがそういうお年寄りを介助なさっている部分をよくごらんになったと思うんですけれども、それこそ仕事の対価として、何て言うんですかね、いただく賃金とか、そういうものはかなぐり捨てての仕事ですよね。そういう部分、どうぞここにおられる皆さん、お考えくださいまして、ヘルパーの処遇を今後よく検討していただきたいなと思うところでございます。  それで、最後一点伺います。さっき筒井介護保健課長から、そのとおりでございますという御答弁をいただきましたが、では、事務処理上どうしたらいいでしょうかね。例えば、一とか二とかが組みました場合、三十分、一時間ですよね。それを細切れに使った場合、そのヘルパー活動報告表とか、いろいろありますよね。そういう部分をどうしたらいいかというところまで踏み込んでですね、指導していただかないとですね、計画を一時間組んでいるんです。実態は二十分ずつ三回行く場合がありますね。例えばおむつをかえる場合、一時間で一回おむつをかえて、その日終わりちゅうことにならないんですね。一時間組んでくださっちょったら、朝おむつをかえてお昼ごろかえて夕方寝る前にかえると、三回入ることが理想なんですよね。そういう部分を、現場に優しい対策をですね、介護保険課はやっぱり考えていただかないと、ヘルパーさんたちはがんじがらめになりながら、お年寄りのことを一生懸命考えてやってる。そういう部分をですね、きちんとやってほしいと。書類的なものですね、どのように書類的なものを残すか、どこまで……。介護保険法の中では乖離することは認められませんのでね、大変戸惑いますね。だから乖離することは認められないが、ここまで書類をきちっとしとくといいですよという指導をですね、きちっとしていただかんと、現場のヘルパーさんたちも大変混乱します。そういうところを、ぜひ深く検討していただいて、現場に優しい介護保険、利用者に優しい介護保険、そういう部分をつくっていただきたいなとこのようにお願い申し上げまして、終わりたいと思います。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)以上で、秋吉議員の一般質問を終結いたします。  次に、二十一番 筌口 孝君。 ◯二十一番(筌口 孝君)皆さんおはようございます。二十一番の筌口です。  通告に従って、四項目質問をしていきたいと思います。  まず一項目の、給食センターの実施についてでありますが、これにつきましては私が昨年の十二月の第七回の定例会の中で、深見中学校の跡地の有効活用と含めて、統合による給食実施に向けての質問を行ってまいりました。その中では、答弁で、給食実施に向けて現状のセンターも含めた調査研究を行いながら前向きに取り組むという御答弁をいただいたわけでありますが、その後、経過として、当初の旧安心院町が計画した七百食の統合と同時に実施する給食については、いろんな意味で調査研究したが、現状のセンターも含めながら実施をするには不可能であるっていうか厳しいという判断が出されました。  で、三月の議会の中の答弁では、旧センターを含めて実質実施は難しいので、安心院、院内を含めた千百食程度の調理施設を新たに建設せざるを得ないというような協議会の報告がされておりますし、その新センター開設に当たっては、当初、地域の方々が望んでおった統合と同時の十九年四月の実施はできないという現状の中からの報告がされております。で、そういったことを踏まえながら、三月の定例会の中で各種地域団体、多くの団体でありますが、請願書が提出されました。で、その請願書につきましては、議員の皆さんの御理解のもとに採択をいただいたところでありますし、大変重みのあるものであると、そのように私は思っております。で、その中身はですね、十九年の実施については、やむを得ないというか、泣く泣く認めざるを得ないのかなということでありまして、しかし、二十年四月の実施に向けては、強い気持ちを望んでおるということがこの請願の内容であります。そこで、まず一点、二十年四月の実施が可能であるのか、答弁をいただきたいと思います。  それからもう一つは、給食センター実施に向けて、当初旧安心院が実施、計画を持っておりました食の安全、それから食の教育、そういったものについて望んでおりました。で、それはなぜかといいますと、安心院は小学校が四小学校ありまして、自校式の給食が行われております。その中で、中学校も三中学校が自校式というものを望みながら、給食をどのように実施するかという論議の中で、延び延びとなって現在に至っておるわけでありますが、今回、新宇佐市が誕生いたしまして、安心院中学校、三中学校が統合されますと、安心院の中学校だけが給食が実施されないという状況が現実になったわけでありまして、それに向かっては、やはり何が何でも請願に望む、二十年四月の実施が求められるものと思っておりますので、その点について、食の安全、確かに給食センター、だれもが思う食の安全は同じだろうと思いますが、安心院の食の安全は、少しまあ意味としてはそういった食材が見える、今自校方式でやってますから、そういったものが安心、安全な食ということで求められておることを御理解していただきたいと思います。その点についてもお尋ねをしたいと思います。  それから、次の二項めにつきましては道路改正法でありますが、今回六月一日をもちまして、駐車違反の改正が行われました。で、厳しく取り締まっていくということでありますが、これは、民間駐車監視員という制度を導入するということで、特に大分駅周辺を中心として民間監視員制度の駐車取り締まりが始まりますよということが大々的に報道されております。しかし、宇佐署管内あたりにつきましては、取り締まり強化はされるものの、そういった民間制度までは導入されませんから、余り駐車違反について特に今回の改正法がどうなっていくのかっていう周知はされてないような気がしてなりません。  私きのうたまたま誕生日でありまして、おとつい警察署の方に免許証の更新に行きました。で、その中で講習を受けたんですけど、この講習の中のパンフレットを見ても、駐車違反の取り締まりが変わりますということで、窓口にこういった駐車取り締まりがありますということで書いてます。で、これも主に放置違反金の制度や、それから民間の駐車監視員に移行されるようなことが書かれておりまして、通常の警察官や交通巡視員が今まで駐車違反をとり行ってたことについてはもうほんのわずか、下の方に括弧書きでまあこういったことも今までと同じように行われますよということで小さく書かれてますんで、余り重視されてないんじゃないかなと思いますので、この点について、警察だけに任せるんでなくてやはり行政も含めて今回やっぱり徹底的に周知することが大切ではないかなと。特に今回の民間に駐車監視が委託される制度については、都心部の交通渋滞やそれから迷惑駐車、そういったものをやっぱり自主的に自分たちから対処していこうということが大きな目的であったと思いますので、そういったものも含めて、行政サイドとしてどのように思われてるのかをお尋ねしたいと思います。  まずそれに関連して、一つはですね、市街地における緊急消防等の迷惑駐車、こういったものを消防関係を含めてどのように呼びかけ、広報しようとされてるのか。それから、一般車両等の消防団関係、こういった方々が救急で市街地あたりに入ったときに、駐車禁止違反のところでは、幾ら緊急であろうが処置される状況になるんだろうと思います、この広報を見ると。そういったときの対処や指導をどのようにしようとしているのか。それから福祉関係で、これは実際耳にしました。介護やデイサービス等による介助時、どうしても今デイサービス等では、体の不自由な方々を介助しながら車から自宅に送る、そのわずかな五分の時間の間でも、たまたま交通取り締まり員が巡視されてきて、処置されれば違反になっていくというようなことが書かれてます。  それからもう一つは、公用車の使用責任であります。こういったものを市の方はたくさん公用車を使用してます。こういった使用責任について、運転者と使用者の関係をどのように指導、徹底していくのかその点についてお尋ねをします。  それから、三項目めについては、これは今回の道路改正法とは直接関係はないんですけど、時期的にちょうど五月の一日から自転車の悪質運転について罰金制度が適用され、これも厳しく強化されることになってまいっております。で今、中学校や高校生それから小学生もそうでしょうが、そういった方々が一般の自転車通学等で、二人乗りやいろんな悪質な一たん停車や信号やそういった暴走、そういった運転をすることによって、今度は罰金制度が適用されますから、今までのように指導でなくって、少年であっても補導される状況が出てきてるっていう状況でありますから、学校関係でどのような周知、指導をしていくのか、その点について伺いたいと思います。これは、年に一度ぐらいは今安全教室も含めて学校で指導がされているということを聞きますが、まあ年に一度ぐらいでいいのか、あらゆる機会を通じて、これはマナーを含めた強化が求められるんじゃないかなというふうに思いますので、そういった点について、今後どのように取り組もうとしているのかをお尋ねします。  それから、最後の四項目めの、津房幼稚園の園舎の老朽化についてでありますが、これについては、安全が本当に保たれるのかということでお尋ねをしたいと思います。津房小学校の危険校舎については、昨日の荷宮議員の質問の中でも、まあ統合後速やかに解体の方向というような答弁がされておりましたが、これはただ隣接しているからだけでなくって、園舎そのものの老朽化についてどのように思われているのかをお尋ねしていきたいと思います。特にこの津房公立幼稚園につきましては、いろんな旧安心院町の中でも協議がされてまいっておりますし、なかなか運営そのものも含めて厳しい状況があります。そこで、そういった今後の行財改革にうたわれてる公立の幼稚園の廃園、あるいは指定管理に移行するという検討課題、こういったものも含めて、どのようなお考えをお持ちなのかをお尋ねしたいと思います。で、安心院は市立の幼稚園が一つと、私立の保育園が四園あります。こういった中で、今、津房地区は特に公立と私立の二園が設置され、少子化の中で存続も含めて大変危ぶまれる厳しい状況になっておりますから、これからそういった将来に向かっての幼保教育、国が今指定をすればモデル事業としても推進するというようなことが出されてますが、そういったものも含めながら、地域の子育て、地域の一番大事な保育園、幼稚園をどのような形で安全を含めて守ろうとしていくのか、その点についてお尋ねをしたいと思いますので、それぞれについて明確な御答弁をいただくことを願って最初の質問といたします。  よろしくお願いします。 ◯議長(久保繁樹君)それでは、筌口議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 時枝正昭君。 ◯市長(時枝正昭君)市長の時枝です。  二十一番 筌口議員の質問にお答えいたします。  一項目め、宇佐市安心院・院内地域給食センターの実施について。お尋ねの給食センターにつきましては、一括してお答えをいたします。  新市になって給食センター建設検討委員会を設置し、センター建設について種々検討した結果、平成十八年二月の庁議において「安心院・院内地域に給食センターを建設せざるを得ない」という結論に達したことは、御案内のことと思います。それを受けて、現在検討委員会において建設用地の選定作業に入っております。用地が決定し次第、具体的な年次計画を策定し、できるだけ早い開始に向けて努力をしていきたいと思っております。さらに、市といたしましても、旧安心院町における中学校の給食未実施の実情は十分に認識しており、地域の皆様方の御意見を最大限尊重し、早期実現に向けて努力していきたいと思っております。  以上で私の答弁を終わりますが、その他については、教育長、担当部課長に答弁してもらいますのでよろしくお願いいたします。  終わります。 ◯議長(久保繁樹君)次に、三項目めの自転車の悪質運転と、四項目めの津房幼稚園の園舎の老朽化についてを、教育長 半田 剛君。 ◯教育長(半田 剛君)皆さんこんにちは。教育長の半田でございます。  二十一番 筌口議員の質問にお答えいたします。  まず三項目めの、中学校・高校生を含めた自転車利用者のマナーについてお答えをいたします。  小学生、中学生、高校生が当事者となる自転車事故は、全自転車事故の三分の一を占めており、自転車利用者のルール・マナー違反に対する社会的批判が取り上げられております。このような状況に対し、市内の学校では交通安全教室を開き、自転車が法的には車両に位置づけられることや、違反をすれば法により罰せられ、自転車利用者としての責任があることなどを学習する機会を設けています。そして、自転車を安全に利用するためには、交通ルール・マナーを守り、正しい乗り方を身につけることが大切であることを指導いたしております。  四番目の津房幼稚園の老朽化についてのお答えをいたします。  津房幼稚園の園舎は木造平屋建てで、昭和三十五年に建設され、その後改修工事をしています。園舎自体はかなり古いものですが、危険箇所の補修工事を実施しながら、使用をしていきたいと考えています。  また、園舎に隣接している津房小学校の危険校舎につきましては、園児の安全と生活に支障の来すことのないように配慮して、津房小学校の移転後、現在使用されている校舎の解体が必要であると認識をしております。  以上です。
    ◯議長(久保繁樹君)最後に、二項目めの改正道交法の施行に伴う駐車違反の周知についてを、総務部長 出口 徹君。 ◯総務部長兼企画課長(出口 徹君)総務部長兼企画課長の出口であります。  二十一番 筌口議員の質問にお答えをいたします。  二項目めの民間駐車監視員についてですが、道路交通法の一部を改正する法律のうち、違法駐車対策に関する規定が平成十八年六月一日から施行されました。  民間監視員制度の導入につきましては、大分県下では大分市の中心部で導入され、宇佐市内では行われていないと聞き及んでおります。  また、取り締まりの強化につきましては、大分県警察本部及び宇佐警察署の判断によるものと思われますが、行政としましては、緊急自動車等の通行や市民生活へ影響を及ぼす違法駐車の防止については、運転マナーの向上も含めまして、広く市民に啓発を行ってまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)以上で、筌口議員の一般質問に対する執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  二十一番 筌口 孝君。 ◯二十一番(筌口 孝君)はい。それでは、一項目ずつ再質問を行ってまいりたいと思います。  まず、最初の給食センター建設実施に当たって、市長さんの方から最大限努力をするということで、御答弁をいただきました。大変ありがたい御答弁ですが、あれだけ時期もたってきて、いろんな経過の中でやはり最大限ということであれば、二十年四月実施というふうに受けとめていいのかどうか、まずその点についてお尋ねをいたします。 ◯議長(久保繁樹君)安心院地域教育課長。 ◯安心院地域教育課長(佐藤美智雄君)二十年四月の実施可能かということにつきましては、現段階ではまだ計画を策定しておりませんので、計画を策定して、それに向けて努力したいということでございます。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)二十一番 筌口 孝君。 ◯二十一番(筌口 孝君)はい。計画をしてないということなんですけど、計画をする意思はきちっと持ってるんですか。 ◯議長(久保繁樹君)安心院地域教育課長。 ◯安心院地域教育課長(佐藤美智雄君)努力はしたいと思っております。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)二十一番 筌口 孝君。 ◯二十一番(筌口 孝君)はい。努力をしたいということであれば、それは二十年四月を目途に努力をするということでよろしいでしょうか。 ◯議長(久保繁樹君)地域教育課長。 ◯安心院地域教育課長(佐藤美智雄君)はい。いろいろな予算等の関係もございますので、まあ内部で十分協議して皆さんの御要望にこたえるようできるだけ努力していきたいということでございます。 ◯議長(久保繁樹君)二十一番 筌口 孝君。 ◯二十一番(筌口 孝君)はい。今の段階では、それだけの御答弁ということで理解せざるを得ないのかなと思うんですが、市長の方から最大限努力をという答弁をいただいてますんで、やはり地域の方々、そして子供たち、そういった心情を考えたときに、いち早く場所を設定し、二十年の四月に向かって実施できるような、そういった早急な対策を講じていただきたいと、そのように強く求めておきたいと思います。で、やはり場所の設定っていうものが、どうしても計画の中では出されているようでありますし、場所の設定については、今議会の最初の日でしたか、安心院・院内地域給食センター候補地概要というものの中で三カ所が示されておりますし、こういったものにつきましては、食の安全・安心そして費用対効果、そういったものが特に優先されるだろうと思いますので、そういったものをしっかりと検討委員会の中で精査しながら、二十一日には審査会があるということでありますので、検討委員会の中で具体化し、前向きに進むことを強く求めておきたいと思います。その点について、いかがでしょうか。 ◯議長(久保繁樹君)安心院地域教育課長。 ◯安心院地域教育課長(佐藤美智雄君)はい。昨日も議員の質問にお答えいたしましたように、議員の言われることを十分認識して、検討委員会において絞り込みを行っていきたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)二十一番 筌口 孝君。 ◯二十一番(筌口 孝君)はい。ぜひ早急な決定をしていただきたいと思います。やはり新宇佐市の中でですね、やっぱり一カ所だけ新生の安心院中学校に給食がないということについては、子供たちを含め、地域の住民の皆さんの心情っていうのははかり知れないものがあろうかと思いますので、ぜひ一日も早い実施に向けて、最善の御努力をお願いしておきたい、そのように思います。  次に、二項目めの道路改正法の関係について、再度お尋ねをいたします。  道路改正法につきましては、今緊急等を含めて周知というか啓発をしていきたいということでありますが、警察署の方にも、私、宇佐署の方にもちょっと窓口の方に行ったんですけど、今回の違法駐車、これはただ単に民間駐車監視員を設置することだけではない、やはりこれまでの駐車違反を含めて、迷惑駐車も含めて、警察官及び交通巡視員も含めて、同じ取り締まりを強化していくということがきちっと示されております。しかしそれが少し薄れてるっていうか、余りにも民間監視員のことが表に報道されてますから、まあ大分駅前周辺ぐらいが厳しくなるのかなあっていうような感覚に、私自身も錯覚をしたんですけど、窓口の方でお尋ねしたら、もう市街地は、駐車禁止場所どこでも、我々もそういう証書を持ってまして、違反ということが出れば、そのステッカーを車につけていきますよということで言われておりますので、ぜひそういったものは、行政サイドもですね、しっかりとやっぱり機会を通じて周知していただかないと、警察官の方は窓口にこういったパンフレットを置きながら、免許の更新時や交通安全協会等を通じながら周知していくというような感じなんで、本当の意味での周知が、なかなか五年に一回か三年に一回の更新では理解されていかないんじゃないかなと思いますので、特にそこらあたりを再度しっかりと周知することをお尋ねしたいと思います。どうでしょうか。 ◯議長(久保繁樹君)総務課長。 ◯総務課長(市丸恒典君)総務課長の市丸です。お答えします。  道交法の改正の周知についてでございますけども、若干行政としての周知がおくれていますけども、今回交通安全推進協議会の中でパンフレット等を作成をしてですね、全戸配布のパンフレットを作成して、取り組みをしていきたいというふうに思っているところであります。それから当市の違法駐車等防止に関する条例によってですね、交通安全運動期間中に重点地区に対して交通指導員や交通担当職員で巡回指導を行いながら指導をしていっているということも今行っているところであります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)二十一番 筌口 孝君。 ◯二十一番(筌口 孝君)はい。指導していくっていうかそういった広報車を使って呼びかけていくっていうことなんですが、やはりですね、駐車違反はやっぱり当然自分たちの意識の中でやっぱり守っていかなければいけないし、違反をすることはよくないわけですけど、やはりきちっと市民が今の交通社会の中で意識を持たなければ、こういったものはなくなっていかないんですね。で、やっぱり意識を持つためにはそういった内容がきちっと周知される、どういった状況の中ではこうあるんだというのも、やっぱり含めて周知していかなければ、ただ改正されたんですよと、駐車違反が厳しくなったんですよということだけでは、なかなか理解が求められないし、駐車違反がなくならないんじゃないかと思いますので、そういった点をぜひしっかり周知していただきたい。で、あとですね、使用者との関係、公用車、そういったまあ悪質っていうかそういった職員はいないと思うんですけど、もしそういった駐車違反等にかかわってですね、そういった処理がきちっと行われない場合は、使用者の市の方に責任が課せられる。そしてまた、市の方で車検を受けようと思うても車検が受けられないっていうような今回は厳しい改正になってますから、そういった点については、職員を含めてどのような説明というか広報はしているんでしょうか。 ◯議長(久保繁樹君)財政課長。 ◯財政課長(信国和徳君)財政課長の信国でございます。筌口議員の質問にお答えをいたします。  今回の改正にかかわらず、公用車の運転に当たりましては、当然道交法を遵守し、安全運転に心がけ、業務の遂行を行っておると認識しておりますが、万が一そういうことにならないように、今後部課長会議等で課長に周知をして、職員に徹底されるよう行っていきたいと思っております。 ◯議長(久保繁樹君)二十一番 筌口 孝君。 ◯二十一番(筌口 孝君)はい。ぜひしっかりと周知をしていただきたいと思います。こういった改正っていうものは、その時期を逃すとなかなかしっかりと伝わっていかないっていうのがあろうかと思いますので、その点よろしくお願いしておきたいと思います。  で、あと福祉の関係、介護、デイサービス、こういった関係ではですね、同県の施設、宇佐市の方で、直接警察署の方に、駐車違反の取り締まりが強化されたんですけどどのように変わったんですかという一報を入れたところ、それは担当じゃないからわからないと、担当に聞いてくださいっていうような形で冷たくあしらわれたという現実もありますので、やはりそういったことがないように、やっぱり介護者を含めてですね、やっぱりちょっとした家の角にとめて、介助して出てきたら駐車違反にかかってたというようなことも考えられますので、ぜひそういった点も含めて、周知方をお願いしておきたいなとそのように強く思ってますので、よろしくお願いします。  で、あと次は自転車の関係であります。  自転車の交通事故の関係についてはですね、今回、二万円から五万円までの形で、違反と罰則ということで厳しく指摘される状況になりました。特に、ここに主なものは、片手運転とか手放し運転、それから二人乗り、あるいは夜のライトをつけない無灯火、それから二台の平行で並列で一緒に走っているとか、信号無視、あるいは右左折のときのこう合図、それから一時停止、そしてまあ大人、我々はまあ一杯飲んだら自転車で帰りゃいいわっちゅうような感覚でおりましたけど、自転車の飲酒運転は、かたく五万円の罰金っていうような大変厳しいものになっておるようでありますから、そういったものも含めて、子供たちにはそういった飲酒っていうものはないですけど、マナーですね。今までは、友達同士、本当にこう仲よく二列で並んで走ったりするとか、そういったことがこう平気で学校あたりも行われているようですが、そういったものも含めて、やっぱり厳しく摘発されるっていうか、そんな状況が示されておりますので、五月は一カ月間強化月間ということで取り締まりも行ってきたようですので、ぜひ学校関係はそういったものをやっぱり周知しておかなければ、自分は悪いっていう感覚がない中で、やっぱり無意識の中でそういった状況が出るんじゃないかなと思いますので、その点もよろしくお願いします。罰則制度が出ると、少年は補導しますということで警察官の方も言ってましたので、そこらあたりについて再度、年一回の交通安全協会じゃなくて、何か機会を新たに設置してそういった指導もしたいというような思いがあるかどうかをお尋ねします。 ◯議長(久保繁樹君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(辛島亮一君)学校教育課長でございます。議員の御質問にお答えをしたいと思います。  議員の御指摘にありましたように、各学校では、年度初めから一学期の夏休みに入るまで、早いうちにすべての学校で交通安全教室、あるいは自転車教室という名目で、実際に警察の方に来ていただいて、運動場等で信号を設置して、自転車を持ってきて、乗り方の指導等をこれまでもずっとしております。にもかかわりませずなかなか中高校生の自転車のマナーが徹底できないという現実がございます。  一つはこの改定の時期でありますので、この時期にどのように周知を図るかということだと思いますが、学校によりましては、小学校の方ではPTA活動の一つとして、自転車安全点検いうのを行っている学校が多々ございます。保護者それから教職員の方が、子供たちが、小学生は自転車通学をしておりませんので、家庭の方で乗っている自転車を持ち寄りまして、点検等乗り方等をPTA活動で行っているようなことがございます。中学校の方では、なかなかそういうところまで進んでないような部分等もございますので、今回の改正の趣旨等をPTA活動と連携して、より周知できるように指導していきたいと思っております。  以上でございます。 ◯議長(久保繁樹君)二十一番 筌口 孝君。 ◯二十一番(筌口 孝君)はい。ぜひ機会を設置して、まあ周知、マナーの徹底をお願いしておきたいと思います。  それでは最後の四項目めの津房市立幼稚園の園舎の関係で、再質問を行います。  この園舎は、先ほども答弁にありましたように、大変、まあ三十五年ですか、設置されてですね、それも材料っていうのは旧校舎の廃材を使う中で設置されたということで、大変老朽が激しくって、シロアリ駆除等もまあ処理されてきているようですけど、なかなか一目、一見こう見たときに、これで安全なのかなという思いが、父兄会も含めて強く感じてるっていうことであります。で、園舎そのものの、まあ一階建てですから、その耐震やそういったものについてはそんなに心配するものではないんでしょうが、やはり隣に津房小学校がもう完全にひっついた形で隣接してますから、そういったものの被害が、こうかかってくる可能性は大いにあります。で、そこは十九年の統合と同時に解体に向かって協議するということでありますが、その間まだ数年あるわけで、そこらについてはそれまでの対応っていうのが大変危ぶまれておりますから、そういった対応についてはどのようなお考えか、再度お尋ねします。 ◯議長(久保繁樹君)管理課長。 ◯管理課長(安部忠義君)はい。管理課長の安部でございます。お答えします。  校舎の解体については、できるだけ早く解体する計画でございますが、今、議員のおっしゃられたその間についてでございますが、今、行財政改革の中で大変厳しい財政状況でございますので、もし年数がずれた場合につきましては、現在津房小学校の傾きやたわみ等の調査を大分の専門業者の方に委託しておりますので、校舎が解体される間につきましては、またこの委託を続けて行っていきたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(久保繁樹君)二十一番 筌口 孝君。 ◯二十一番(筌口 孝君)はい。ぜひですね、やっぱり時期が一年二年まだあるわけで、その間のやっぱり安全っていうのは必ずやっぱり考えておいていただきたいと。それができないと、やはり安心して子供たちも預けられないという状況がありますので、そこらはぜひよろしくお願いしたいと思いますし、もう一つは、園舎の隣の園のグラウンドですね、グラウンドの方も忠魂碑がすぐ園のグラウンドの一番上に建ってまして、それはまあ旧安心院町のときに議会の方でも協議しながら、忠魂碑を補強するというか、ある程度事故が起こらないようにということ補強してますけど、それももうすぐ園の遊具施設のすぐ目のそばにありますので、そんなのも含めたときに、やっぱりあの園の広場もやはり何らかの形でやっぱり対策を講じておく必要あるんじゃないかなと、そのように思いますが、その点はどうでしょうか。 ◯議長(久保繁樹君)管理課長。 ◯管理課長(安部忠義君)はい。お答えします。  一昨日現地を見さしていただきました。基礎等につきましてはしっかりして、通常では倒壊しないと思っておりますけどが、昨今の異常気象等や、今、議員がおっしゃられたように、すぐそばに遊具施設があります。今後はですね、園児に今現在石碑に上りおりができるような状況になっておりますので、そういうことがないよう指導してまいりたいと思っております。  以上でございます。 ◯議長(久保繁樹君)二十一番 筌口 孝君。 ◯二十一番(筌口 孝君)はい。ぜひ、最善の注意を払っていただきたいと思います。  で、あとですね、最後になりますけど、津房の保育園と幼稚園の問題で、まあ行革の中で検討課題ということで公立の廃園や私立の指定管理っていうものが示されてます。で、そういったものも含めて、まあ安心院町は今私立の四保育園が、少子化の中で大変厳しい。運営を含めて存続が懸念されてます。で、そういったものも含めた今後の検討課題っていうことであると思うんですが、そこらについてどのように、これは教育課とそれから福祉の方があるかと思いますので、両方のお考えをお尋ねしたいと思います。 ◯議長(久保繁樹君)教育次長。 ◯教育次長(松本公則君)教育次長の松本でございます。お答えをいたしたいと思います。  実は津房幼稚園の老朽化しているという問題につきましては、まあ合併協議の中でも、あるいは合併後の昨年もですね、実は非常にまあ全く聞いてないような事案でありまして、認識が足りなかったということであれば、それだけのことだとは思うんですが、まあ行革プランも当然検討課題として上げておりますけども、現時点ではまだどのようなことっていうことで、教育委員会としてのトータルな議論というのは行っておりませんので、今後適切な対処をどのようにしたらいいかということで今後、十分検討してまいりたいというように現時点では思っております。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)福祉課長。 ◯福祉課長(樋田健治君)はい。福祉課長の樋田でございます。お答えします。  今後また園長会とも協議をしながら進めてまいりたいと思いますので。  以上でございます。 ◯議長(久保繁樹君)二十一番 筌口 孝君。 ◯二十一番(筌口 孝君)はい。園長会を今から行うっていうことですか。現状っていうものを、保育園の四園の現状っていうものは把握できてますか。 ◯議長(久保繁樹君)福祉課長。 ◯福祉課長(樋田健治君)はい、お答えします。  一応現状はわかってます、はい。 ◯議長(久保繁樹君)二十一番 筌口 孝君。 ◯二十一番(筌口 孝君)はい。現状を把握していただいておるということであればですね、まあしっかり今本当に運営も含めてですね、津房の保育園あたりは特に厳しい状況がありますし、まあ安心院の支所の方にも十分その旨は伝わっていっているんじゃないかと思いますので、そういったものも含めてですね、早急なやっぱり協議会というか対策が必要なんじゃないんかなという思いを持ってますので、その点についてお尋ね、再度いたします。 ◯議長(久保繁樹君)福祉課長。 ◯福祉課長(樋田健治君)お答えします。  確かに津房で二園というのは厳しいと思います、今現状では。ですので、今後どうしていくかは、また園とも協議をしていきたいと思っております。 ◯議長(久保繁樹君)二十一番 筌口 孝君。 ◯二十一番(筌口 孝君)はい。えっとですね、今後で間に合うのかどうかなっていう思いをしてるんですけど、今現在がもう危ぶまれてるっていう状況に園長会の方もなってるようですので、早急な、一刻も早い調査を行う中で、指導方も含めてですね、検討していっていただきたいなというのが思いです。やはり、地域には幼稚園も必要ですし、保育園も必要ですし、やっぱりこれからの世代を担う子供たちが、やっぱりしっかり育てられる施設っていうのは大変重要であろうと思いますので、ぜひその点をお願いして質問を終わりたいと思います。  よろしくお願いします。 ◯議長(久保繁樹君)以上で、筌口議員の一般質問を終結いたします。  ここで、昼食のため暫時休憩いたします。再開は一時といたします。                  休憩 午前十一時五十七分                 ──────────────                  再開 午後 一時 〇五分 ◯議長(久保繁樹君)休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、二十四番 斉藤文博君。 ◯二十四番(斉藤文博君)皆さん、こんにちは。二十四番の斉藤です。  平成十八年六月第二回宇佐市議会定例会において、通告書に従いまして四項目について一般質問を申し上げます。  一項目めは、農業問題についてです。  今回の議会は、同趣旨の質問を私を含めて五名の方がされております。急速に衰退する農業。今回の質問の趣旨は、発展的に進歩する農業ではなく、現状の農業をいかに守るかの事業をこれから五年間を見据えながら、将来の農業を語るという観点から質問を組み立てました。答弁書として同じ回答が出るかもしれませんが、関連しますので、一括して御答弁をよろしくお願いします。
     一点目は、五年間の経過措置で今回特定農業団体という新たな追加事業ができました。集落営農が特定農業団体がつくりやすいということで、加速されているというふうに聞きましたが、農業の法人化に向けて現在の現状、その見通しについてお伺いします。  二点目は、この特定農業団体や認定農業者は、五年後の平成十九年にはもっと厳しい条件が課せられると聞いてます。この五年間で一年ごとに見直し、さらには行政チェックという話も聞いてますが、実際にはどのような内容なのか、お伺いします。  三点目については、今回の特定農業団体が一気にできたことによって、その支援策、特に農業機械の導入、これまで半額補助で五百万円を限度に一団体ずつ補助がされてましたけども、その措置について、昨日の答弁では、補助金も十分対応できるということでありましたけども、私自身非常にまあ心配をしております。その辺を御答弁をお願いしたいと思います。  四点目に、今回の事業に関してですね、五年の先を見越したときに、現在の減反政策に対して、非協力者といいますか、に対して、どのような対応をするのか。これまでも、この問題はたびたび議論されてきたわけでありますが、これから五年間の先を見越しては、避けては通れない対策だというふうに思います。ぜひ前向きな御答弁をお願いします。  二項目めは、裁判問題についてです。  三月議会で、用松議員の質問に対して、教育長の答弁がありましたし、今回冒頭に陳謝をするという形の問題がありましたけども、私は委員会の中で文教福祉の常任委員会の中でもいろいろ御提案もしましたし、まあ保護者になった立場を含めまして、この裁判問題についてお伺いします。  一点目は、今回の裁判に対して宇佐市の対応、弁護士や費用とその見解を一点目にお伺いします。  二点目は、日本スポーツ振興センターとの協議はしているのか。まあ被告が宇佐市と聞いてます。甚だ第三者的に見て、宇佐市だけが何で被告になるのかなと、私自身今疑問に思いますので、その辺についてもお伺いをします。  三点目は、事故の内容と学校現場の管理や責任の所在など、一つ一つ別々に考えないと、学校では何もできなくなるのじゃないかと、そういう心配をする声も聞きます。どのように考えているのか。  私も十七年度の末で、小・中・高とPTAの会長を務めてまいりましたが、今はOBになりまして、PTAは学校の経営にいかに理解を示して、それに協力していくのかというのが趣旨であります。これまで会長時代、多くの事故や事件にかかわってまいりましたし、今回の事件をきっかけに、保護者も考えなければならないことも数々あると思います。ぜひ、まあ裁判上答えられない部分はあると思いますが、それを避けて質問したいと思います、再質問したいと思いますので、逃げないで、毅然とした態度で答弁をお願いしたいと思います。  三項目めは、市民図書館についてです。今回の異動で、新たに図書館長がかわりまして、初の女性登用ということで、開館後女性の風が入るといいますか、女性ならではの図書館長に期待するものは大きいものがあると思います。  その質問の一点目は、市町合併して安心院・院内からの市民来館、宇佐市民としての誇りを持って、まあ立派な図書館に来館者が増加していると聞いてますが、合併後、一年目を迎えた現在、その現状と課題についてお伺いします。  二点目、新しい企画やアイデア、広域に向けてさらなる発展を続けてほしいということを願って、何か考えているのかお伺いをいたします。  三点目、昨年の秋に文字、活字法というものが成立し、特に公立図書館の任務、学校の役割の重要さ、言語活動の重視などをうたい文句にしています。特に学校とどのように連携を今後していくのか、お伺いをいたします。  四点目、図書館長に女性を登用した時枝市長の人事には敬意を表したいというふうに思います。何かを期待し、何かを求めて、新たなる展開、発展を期して、図書館長としての所見も伺いたいし、その子供読書の実態について現在の図書館長は、どのような見解を持たれているのかお伺いをします。  おくれましたけども、財政難の中、本の森を、ずっと図書館の質問をしてきた私にとっては、本当に頭が下がる思いで、しかも広域にわたる宇佐市になりましたんで、この移動図書館が安心院・院内に普及して、唯一合併してよかったと、誇りの持てる図書館になっていただきたいと願っております。  四項目めは、建設中の葬斎場についてでありますが、三月議会でもしたんですが、その後少し質問時間がなかったので、今回お伺いをします。  建設後の市民周知やサービス向上のために、現在、宇佐市高田に数多くの民間の葬祭業者ができました。今の葬儀に関しては、こういった葬祭業者との話し合い、事前説明をして、双方の事業を理解するということは非常に大事なことだろうというふうに思います。人生終焉の場で、それを見送る葬祭業者にとって、これからできる葬斎場の仕組みやサービスなどについては、ぜひ事前に意見交換会をしてはというふうに御提案を申し上げ、御答弁をお願いしたいと思います。  二点目でありますが、これも前議会のときに再質問でお伺いできなかったんですが、今の時代ですね、小動物、特にペットブームで、聞くところによりますと、ペットが亡くなったんでお経をあげてくれという、これも事実で私は聞いております。ペットのお墓、そういったものもできています。聞くところによると、民間でこういった火葬専門にしている、ペットの火葬を専門にしている業者もいると聞いたんですが、宇佐市では聞いたことないんで、ぜひですね、これを公的なサービスとして、火葬場が新しくなるこの時期にですね、建設の追加をしていただきたい。五月の連休にたまたま奈良県で不幸がありまして、奈良の平群町というとこに行ってきまして、昨年の十月オープンして、ほんと数少ない町民の中で、火葬場で、その隣接するところに町の葬祭場もできていました。非常にまあ近代的な建物であったんで、たまたま聞いたわけですね。ペットの火葬場はまさかこういう小さい火葬場だからないでしょうねと、失礼な言い方だったんですけど、実は裏側にありますと。これは今、住民ニーズの中でやはり最近できている火葬場には、そういったペットとか小動物の火葬場が、かなりの数建設されていると聞きました。これはインターネットで調べたわけではありませんが、今回質問を出したことによって、多分行政の方はインターネットか何かで答えを引き出して、多分前向きな答えがいただけるものと思います。  最後、この質問の答弁を求めまして今回の私の一般質問を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)それでは、斉藤議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 時枝正昭君。 ◯市長(時枝正昭君)市長の時枝です。  二十四番 斉藤議員の質問にお答えいたします。  三項目め、市民図書館について。  まず一点目。合併後一年目の現状と課題についてのお尋ねでありますが、確かに本館への安心院・院内地区からの来館者はふえておりますが、その分、分館利用者は減少する傾向であります。課題といたしましては、全域サービスを図ることが挙げられますが、今年度中に二台目の移動図書館車を購入し、安心院・院内地区へ巡回する、また、図書館システムを統一し、利便性を高めたいと思っております。  二点目、新しい企画やアイデアは、というお尋ねについてでありますが、今からの図書館に求められているものは、従来の閲覧、貸し出しにとどまらない課題解決型の図書館であると思います。そのために、起業や転職、学校、産業などの各種課題にこたえられるよう、資料の整備、職員の研さんを図るとともに、関連した企画展示を充実させたいと考えております。また、図書館に来られない障害者の方のために本の宅配ボランティアの募集をしたいと思っております。  三点目、文字・活字文化振興法が施行されたことで、特に学校とどのように連携していくのか、という御質問についてでありますが、振興法には、「学校教育ではその全過程を通じて言語力を身につけるよう配慮する」とあります。図書館といたしましても、振興法の理念に沿うべく、できる限りのことをさせていただきたいと思っております。  学校に対しては、従来より図書館利用案内や本に興味を持ってもらうためのブックトークを行ってきましたが、安心院・院内も含め、さらに拡大していきます。学校の読み聞かせボランティアとも、これより以上に連携をしていきたいと思います。夏休みには、一日図書館員や各種教室をことしも小学校高学年を対象に行います。社会見学も可能な限り受け入れをいたします。  また、ことしで三回目となりますが、宇佐市読書感想文コンクールを学校図書館協議会と共催で行うなど連携をさらに深めてまいります。  四点目の、子供の読書実態についてでありますが、図書館長が次のように見解を披瀝しておりますのでお伝えいたします。  十七年度は十六年度と比べて、約六千冊児童書の貸し出しがふえております。これは昨年十二月よりの試行ではありますが、安心院小学校、院内中部小学校に移動図書館車を巡回させたことも大きいかと思います。移動図書館車での子供たちの喜々とした様子を見ていますと、子供たちは生来本が好きなんだなあと感じます。大人が読書環境を整えてやれば、もっと本好きの子供たちがふえていくものと信じています。  以上が図書館長の言であります。  以上で私の答弁を終わりますが、その他については担当部課長に答弁してもらいますのでよろしくお願い申し上げます。  終わります。 ◯議長(久保繁樹君)次に、一項目めの農業問題についてを、経済部長 田口英之君。 ◯経済部長(田口英之君)経済部長の田口でございます。  二十四番 斉藤議員の御質問にお答えいたします。  一項目めの農業問題についての一点目、農業生産法人の設立には、集落内または組合員間で十分な話し合いが必要なため、今回のように短期間で対応できる集落は大変限られていますが、宇佐市内で十四集落が法人化されております。特定農業団体または特例措置による受託組織も五年以内に法人化または認定農業者へと選択していくものと思われます。  二点目、特定農業団体は五年以内の法人化が課せられており、この期間を有効利用し、十分法人化に向けて検討していただきたいと思っております。認定農業者は、再認定や後継者等の認定により経営の継続が可能です。ただし、経営規模面積については当面、特定農業団体は二十ヘクタール以上、認定農業者は四ヘクタール以上となっておりますが、制度開始後、国において構造改革の進捗状況を定期的に点検し、その結果を踏まえて、望ましい農業構造の実現に向けた見直しを行うこととなっております。  次に三点目、新たな政策に対応できるよう、集落営農組織の設立を図ってまいりましたが、農業機械導入などの支援策は、営農組織の要望に応じて、国、県の方へ申請を行ってまいります。しかし、全部の要望にこたえるには数年かかるものと思われますし、事業枠が限定されますと、法人組織が優先的になると思われますが、予算の許す限り営農組織にも対応してまいりたいと思っております。  四点目、減反などの非協力集落、農家にも今回の制度改革については全自治委員、農家へブロック説明会、資料の配付などで周知徹底を図ってまいりました。しかし、賛同を得られない集落、農家につきましては、平成十九年度からの品目横断的経営安定対策での教示はありませんので、行政といたしましては引き続き、本対策へ取り組むよう推進してまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)次に、二項目めの裁判問題についてを、教育次長 松本公則君。 ◯教育次長(松本公則君)皆さん、こんにちは。教育次長の松本でございます。  二十四番 斉藤議員の一般質問にお答えをいたします。  二項の「バレーボール打撲事故」に係る裁判問題についてであります。  (一)の、宇佐市の対応についてでありますが、今回の提訴を受けて、宇佐市は全国市長会学校災害賠償保険と市の顧問弁護士と協議をし、専任弁護士と契約を結び、今後予定されている裁判審理への準備を進めておるところでございます。市としての見解はということでございますが、本議会冒頭に教育長が御報告を申し上げたとおりであります。  (二)の、日本スポーツ振興センターとの協議についてでありますが、日本スポーツ振興センターとも、これまでの経緯の確認や今後の対応について協議を行っているところであります。  (三)の、今回のバレーボール打撲事故が学校現場に及ぼす影響について、お答えを申し上げます。今回の裁判で、低髄液圧症候群とバレーボールが当たったこととの因果関係が明らかになれば、それに沿った対応をしなければならないと考えております。しかし、現状では、児童・生徒の安全確保に動揺せず自信を持って当たるよう指導を徹底をしておるところであります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)最後に、四項目めの建設中の葬斎場についてを、市民生活部長 赤峰 克己君。 ◯市民生活部長(赤峰克己君)皆さん、こんにちは。市民生活部長の赤峰でございます。  二十四番 斉藤議員の御質問にお答えをいたします。  四項目めの一点目、葬祭業者に対する葬斎場の事前説明会や意見交換会の開催についての件でございますが、現在、平成十八年十二月の施設の完成、来年の一月下旬のオープンに向け精力的に取り組んでいるところであります。住民サービスを基本に、円滑な運営ができるためにも、供用開始までには葬祭業者に参加の呼びかけを行い、事前説明会等を開きたいと思います。  次に二点目、小動物専用火葬場の追加の件ですが、新葬斎場は墓地埋葬法による火葬場であります。したがいまして、墓地埋葬法の適用外となっております小動物につきましては、建設の追加は考えておりません。なお、ペット専用の火葬については、市内とお隣の豊後高田市に民間の業者が営業を行っているようでございます。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)以上で、斉藤議員の一般質問に対する執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  二十四番 斉藤文博君。 ◯二十四番(斉藤文博君)それでは二十四番の斉藤です。項目別に再質問させていただきます。  農業問題については一点だけですね、三番目の支援策や農業機械の導入などの補助金に数年かかるという今の部長の答弁でしたけども、きのう山村課長、大畑議員の質問には、補助金は十分賄えるというふうな答弁があったと思うんですよ。だから安心してきょう質問したんですけど、ちょと見解が、どういうふうな形で答弁が、どこの感覚で違うんかちょっと教えていただきたいんですが。 ◯議長(久保繁樹君)農政課長。 ◯農政課長(山村幸夫君)農政課 山村です。お答えをいたします。  大畑議員さんの答弁の中で、補助金については十分というくだりでございますけれども、あれにつきましては部長が答えた中で、十八年度の補助金については大丈夫かという御質問の趣旨だったというふうに考えております。で、それにつきましてはビニールハウスとか、その他の事業につきましては前年度からいろいろ農家と折衝しながら、十八年度に向けての予算を組んでいるということで、この斉藤議員さんの御質問の農業機械についての回答としてではございませんので、御理解をいただきたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)二十四番 斉藤文博君。 ◯二十四番(斉藤文博君)すべての補助金ということではないということで、では理解します。  では質問を続けます。  先ほどの答弁の中で法人化が、まあ、結成されたとこを優先にという、これは私はまあある程度は理解できますけど、あとの特定農業団体で、まあ集落営農を加速されたわけですよね。で、締め切りがもうすぐ、行政が示した締め切り期日が、まあ一カ月二カ月延びながらも、もうそろそろ打ち切らなければならないという現状があると思いますけども、やっぱり特定農業団体の場合はできる時期が早いからっちゅことでその順番でやられると、少しやっぱり混乱が起きるんじゃないかと思うんですね。やっぱりその地域の特性もあって、せっかくできたのに補助金が来ないんだと。今数年ていうことは、実はもう今衰退する農業に一層加速がかかるんで、ちょっと話が違うんじゃないかという、ハレーションが多分起きるんじゃないですか。で、この問題は今大分県でももう非常にもう力を入れてますし、品目的横断事業は、米・麦・大豆ですから、特に宇佐市にまあ配分といいますか、事業配分は多いと思います。補正を組んでもね、県の方に再度要望してもらいたい。まだ県議会が始まる前ですから、補正をつけてでも要望してもらいたい。現在のところ、そういった農業機械に対するですね、数と、まあその金額、想定金額がわかれば教えていただきたい。 ◯議長(久保繁樹君)農政課長。 ◯農政課長(山村幸夫君)はい。お答えをいたします。  当初予算で組んでいる分につきまして、まずお答えをしたいというように思っております。まず旧宇佐市につきましては、活力ある水田農業振興対策事業という事業を取り入れまして、旧宇佐市は二組織分、それから旧安心院町で一組織分で、予算額といたしましては九百九十九万六千円でございます。もう一つ、大分集落営農組織云々という事業では、最高一千万円までの二分の一の補助ということで、旧宇佐市につきましては三組織、それから旧安心院については一組織分で、市の予算といたしまして二千万円の予算を今のところ組んでおります。大分集落営農、最高限度額千万という事業等につきましても、まあ集落等と話をいたしまして、まあこの限度内でまあ三組織四組織、五組織でもいかれればというふうに考えております。今のところ、県とのヒアリング等での市への割り当てはこのくらいだというふうに伺っておりますが、今後もし余裕があれば、県の方に要望等もしてまいりたいというように思っております。  またもう一つ、できた順番というふうにまあ市の農政課として考えておりますのは、後からできたところを先にするというのも何か混乱を起こしそうでありますし、またできた順番だというふうにしておけば、まあ一番すっきりいくのかなという部分もございます。またこの機械の補助事業につきましては、こういう特定団体ができる以前に、この事業ではございませんけれども、補助事業を使って大型機械等を入れた集団につきましては、今回はちょっと順番は後回しという言い方はおかしいんですけれども、御遠慮していただいて、できるだけ多数の集団に機械等をできるだけ早く入れていきたいというように考えておりますので、どうぞ御理解をお願いしたいと思います。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)二十四番 斉藤文博君。 ◯二十四番(斉藤文博君)一定の理解はしますけども、つくれつくれと言いながら、つくれば予算がないっていうこの説明がね、果たしてその説明会のときに多分してないと思うんですよ。だから後に来るその問題点を私は指摘しているだけで、で、つくっても、例えば法人格を有している団体は、もう機械は要らないとこもまああると思うんです。だからそういった意味で私さっきの質問の答弁漏れといいますか、今、市が把握できてる農業機械の要望と、件数とね、大方のその金額で、算出の根拠で、わかれば教えていただきたいという。 ◯議長(久保繁樹君)農政課長。 ◯農政課長(山村幸夫君)お答えをいたします。  その件につきましては、実態は把握しておりません。と申しますのは、こういう認定の団体ができたけど、農業機械要りませんかという声をかければ、ほとんどの集団が声を上げてくるだろうというふうに思います。でまあ今までの経過等も見ながら、予算等とにらみ合わせながら、順繰りにやっていきたいというように思っておりますので、そこのところを御理解いただきたいと思います。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)二十四番 斉藤文博君。 ◯二十四番(斉藤文博君)一定の理解しますし、行政からその売り込めっていうんじゃないんですよ。多分ね、こういう団体をつくるまず目的は、そういった機械の導入あるからという、補助事業があるからということが第一優先で各団体が考えると思うんですよ。だから正式にもう申し込みなら申し込みっちゅうことで、受け付けするべきだと。これ提案です。早目に。で、順位をつけてね、やっぱある程度今からつくる団体については、しないと、これまた後で、今回五人の方が質問されてるんですと、同趣旨の問題で質問されてると思うんですよ。そういったことで、数年ちゅうこの「数」ちゅうのが問題でね、これ少なくともやっぱ今年度、十九年度内とか、めどをつけなければ、これもう大変な問題が起こるという。今回は提案でいいです。またこの後にも永松議員が質問事項を出してますんで、まあちょっとそこらあたりは譲りたいと思いますのでよろしくお願いをいたします。  二項目めの裁判問題についてです。再質問に入る前に、今回の処置に関しては、私自身は、まあ車の横転事故で、まあ頚椎捻挫、俗に言うむち打ち症ということで、三年ほど苦しみまして、病院に通っても、痛み、しびれ、頭痛、こういったものを自分自身が経験してますけど、大変な症状だなということで、まあ脳脊髄液減少症ちゅうのは、最近まあ注目されてきた病気であって、昔でいう車事故のむち打ち症が、その対人の賠償から外されていたと、そういった医学的な根拠がないという問題も、かなり今まであったと思うんですが、だからまあ医学的根拠をもって、今回、裁判の焦点になるわけで、まあこういった症状を持たれてる少女に関しては、その症状に対しては、心からお見舞いを申し上げるべきですが、こと裁判に関しては、全く別の視点から、私は質問をしたいというふうに思います。というのは、先ほども述べましたように、今回の問題で、焦点は少女の症状が一番問題でありまして、学校のマニュアルとか、その事務的な手続がおくれたからこういった症状が出たわけではないと私自身思ってますし、十一年間のPTAの役員の活動の中で、いろんな事故、自分自身の子供も大けがもしましたし、病院にも行きました。まあ不可抗力という言葉が正しいかどうかはわからないんだけども、いついかなる場合人間は不慮の事故というのに遭うかもしれません。だから、学校内で起きたことに対してはどこかがやっぱり責任を持つという部分については私の見解がそうなんですが、そういった意味合いを込めてですね、再質問をさしていただきたい。  まずですね、まあ訴訟文を全然私見てないんで、この訴訟内容に対して、先ほど顧問弁護士と相談してやっていると。まず訴訟の分に対しての裁判所に提出する被告側、市側の主張はもう裁判所に提出されたんでしょうか。 ◯議長(久保繁樹君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(辛島亮一君)学校教育課でございます。  御質問にお答えしたいと思います。  今月の末に提出するようになっております。  以上でございます。 ◯議長(久保繁樹君)二十四番 斉藤文博君。 ◯二十四番(斉藤文博君)次に被告側というか、市側の弁護士は、顧問弁護士と聞いたんですけども、その名前と、原告側の訴訟代理人ですね、の、名前と人数を聞かしてほしいんですけど。 ◯議長(久保繁樹君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(辛島亮一君)学校教育課でございます。  御質問にお答えをいたしたます。  原告側の弁護士さんは三人でございます。お名前の方は、ちょっとお待ちください、資料を調べてございます。済いません。 ◯議長(久保繁樹君)教育次長。 ◯教育次長(松本公則君)で、私の方から弁護士の先生のお名前を申し上げたいと思います。私どもの弁護依頼は、顧問弁護士でもあります千野先生にお願いを申し上げてるところであります。それから、原告の訴訟代理人は、中山先生と田中先生、それから佐藤先生、三名の弁護士の方となっております。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)二十四番 斉藤文博君。 ◯二十四番(斉藤文博君)次に今回の訴訟の損害賠償の額とかは、新聞でまあある程度知ってるんで、その内訳ですか、慰謝料とか医療費とかの、内訳についてちょっと詳細に教えていただきたいんですが。
    ◯議長(久保繁樹君)教育次長。 ◯教育次長(松本公則君)ちょっと今教育長とも相談したんですが、新聞報道等でされてますように、金額、全体的な訴訟物の価格については、新聞等で報道されましたように、約で申し上げますけども、八千三百三十万円です。細かい内訳については裁判等の経過もございますので、その他のところでちょっと申し上げますと、それ以外に、貼用印紙の額が約二十七万円、それから予納郵便額というのが六千三百円等となっております。細かい内訳については、弁護士等と協議さしていただきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)二十四番 斉藤文博君。 ◯二十四番(斉藤文博君)先ほどはね、明らかにできる部分とできない部分ってあるんだけど、損害賠償の総額がわかればね、内訳は私この議場でね、言えないちゅうことは、執行が何かまずいとこがあるんかなという、次の質問に入れないんですが。あ、言えないなら再度言えないって言ってもらっても結構です。 ◯議長(久保繁樹君)教育長。 ◯教育長(半田 剛君)言えないとも言い切れないし、大変困っているんです。初めての訴訟でありまして、私たちもこの議会でどの程度まで答弁していいのか。が、ある程度のところは千野先生と打ち合わせしたんですけども、中身までは御質問いただけると思ってなかったんで、そこまで質問、打ち合わせしてないもんですから、ちょっと当惑しておるところです。失礼します。 ◯議長(久保繁樹君)二十四番 斉藤文博君。 ◯二十四番(斉藤文博君)それでは所属の委員会ですのでね、委員会の中でね、訴状の閲覧をさしていただけますか。もしいただければ、私はこの問題で、もう金額に対する何は聞きません。 ◯議長(久保繁樹君)教育次長。 ◯教育次長(松本公則君)はい。次長の松本です。お答えいたします。  訴状の閲覧については、原則オーケーだと思っております。ただ、私どもで個人情報の保護に関する規定がございますので、その辺のところで調整をしながら、可能な部分については、閲覧をできるようにしたいと思ってます。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)二十四番 斉藤文博君。 ◯二十四番(斉藤文博君)実は私、地元の、まあこういう医療裁判じゃないんですけど、地元の問題で民事裁判にかかわりまして、まあ原告側をすべて一手に引き受けまして、文章をこれぐらいつくったことあるんですね。これからまあ裁判を予想しますと、三年五年かかるわけなんですよね。今話を聞いてると、認識不足ちゅうか、どこまで話していいかとわからないのは、あくまでね、弁護士っていうのは訴訟代理人であって、被告ではないんですね。だから向こうも本人が訴えたわけです。こっちは市が訴えられたわけなんですよ。だから、その辺のところで、その被告の責任者は、ある程度ね、やっぱそういう裁判知識をもう今から勉強しないと、これから大変なことになるし、あと弁護士のアドバイスっていうのは確かに重要な部分になってくるんですけど、原告はどういうふうに考えているのか被告はどういうふうに考えているのか、その方向によってね、かなり変わってくると思うんですよ。でまあこの月末に出すというふうに聞きましたし、その中では、訴訟の内容に対して全面的に原告の訴えに対して対処するのかどうか、この問題だけ一点。 ◯議長(久保繁樹君)教育次長。 ◯教育次長(松本公則君)次長の松本です。お答えいたします。  今回の訴訟を受けて、本議会の冒頭で教育長が諸報告で皆さん方に報告申し上げた内容が主なスタンスだと思っていただけたら結構だと思います。私どもとしては、好んで係争をするわけではないんですが、最初申し上げましたように、私どもでこの因果関係を判断する機能を有してないということで係争になっているということでございますので、そういったスタンスで、とにかく裁判の中で、事実関係を明らかにしてまいるということで、御答弁を申し上げたいと思います。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)二十四番 斉藤文博君。 ◯二十四番(斉藤文博君)もう少しだけこの議場で明らかにしてもらいたいのはですね、今回訴訟の内容についての詳しい内訳はこの場では言えないという判断、それはそれでいいんですけども、新聞を見た限りで聞くわけですが、治療費が、仮に裁判で負けた場合ね、これは二点目に書いておりますこの債務者ちゅうのは日本スポーツ振興センターと思うんですよね。この裁判の内容で負けた場合ですね。だけん、協議はやってるということなんで、もし、仮にですよ、これで私は裁判所、三年五年かかるもわからんけど、和解を提示された場合は、僕は行政の負けだと思ってます、和解は。これで原告敗訴にならなければですね、行政はもう絶対負けなんですよ。こういう裁判は、もう訴えられ損が大まかなんで、この治療費に関しての分については、そういった対応できてますか。 ◯議長(久保繁樹君)教育次長。 ◯教育次長(松本公則君)お答えをいたします。  御指摘のとおりです。日本スポーツ振興センターですね、もうちょっと詳しく申し上げますと、学校事故における治療費に関しては、日本スポーツ振興センター、これ独立行政法人ですが、そこに災害報告書を出してすれば、出るというのが手順であります。したがって今回の事案については、日本スポーツ振興センターが因果関係認められないということで、出てないんですが、裁判なり和解というのも裁判の一つの判決になりますので、当然そういった形で医療費が支給されるというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)二十四番 斉藤文博君。 ◯二十四番(斉藤文博君)一つ心配な点はですね、今聞いた中で、向こうは三人の代理人の方がいるんですね。それに対抗してこっちは一人で大丈夫なんですかね。と私は不安に感じます。 ◯議長(久保繁樹君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(辛島亮一君)学校教育課長です。お答えいたします。  弁護士の人数に関する選任のシステムというのは、詳しいことまだよくわかりませんけども、市の顧問弁護士に、御相談申し上げ、御依頼申し上げたときに、千野弁護士の方から条件なしに快諾をいただいておりますので、お一人で十分弁護していただけるものとこちらの方は今考えております。 ◯議長(久保繁樹君)二十四番 斉藤文博君。 ◯二十四番(斉藤文博君)その自信の持った答弁に私は安心しました。ちゅうのは、医療費の問題は片づきますけども、これは損害賠償って、慰謝料の問題とかいうのはですね、多分管理責任の問題だと思うんですよ。で、私は学校現場で数多くの事件や事故を見てきましたけども、この問題で、学校の管理責任で、慰謝料が、という判決が出ればね、これは後を絶たないわけなんですね。だけん、そういった部分についてはもう現場では運動会もできないちゅう状況になりますよね。だからこういうところはね、毅然とね、やってほしい。管理の事務的な手続については教育長が陳謝されましたけど、これもう明らかに今から…。少女が一番かわいそうだと思うんですよね。裁判の場にさらされて、一番思春期の少女が体のことについて、こちらからの、まあ被告側の弁護士があらゆる場面のとこで追求するわけですから、本人が一番まあさらされる部分については非常にかわいそうなんですよ。そういうこともやっぱいっておれないんですよね。ただ学校現場としても、私も経営に理解しながらPTA活動やってきた本人ですから、こういった問題でまた裁判を起こされたときにはもうお手上げなんですよね。一つの例を挙げますと、今回少女が体調不良を訴えてたのに、大縄跳びをさしたとかいう問題も挙がってましたけど、私が見てる限り、まあ長洲中学校のときですけど、水泳の授業をするのに、女子が水着になるのが恥ずかしいから着がえないと、この指導で泳いだ人間がまあ二割しか女性いないのね。で、生徒が手を挙げて、体の不調を訴えたときにはそれを強制するようなシステムじゃないんです。実は私はこういう教育には腹立たしいんですよね。もっとやっぱ毅然としてやっぱ少しぐらい親の了解とってでもね、やっぱそういった教育の甘さがね、やっぱその守りの教育っていうのが今の私は現場、生徒、子供がやっぱ何ていうかね、非常にこう粗悪にしてると思う。痛みを知らない。だから、大人になっても、いつまでたっても、子供みたいな考え方で。まあ学校現場で体罰というのは厳しいですけど、まあそういった厳しさをもってやるには、こういった問題で、やはり私は教育委員会が毅然として対応してもらわなければ、現場の先生たまったもんじゃないし、保護者もそういう部分で見ていると思うんです。仮に私の子供が今回の被害者だったら、私はそういうふうな考え方を持ってますんで、場面場面によっては、ぜひ毅然として対応していだだきたい。  あとはまあ委員会で申し上げますけど、一点だけ、私はね、今回の裁判の問題、提言したいのは、今後ですよ、今回の事件で裁判まで至ったという責任の中で、最後に熊本の病院で、その因果関係が認められたわけですよね。そのときにスポーツ振興センターに、教育委員会としても再度医療費の請求したわけですよね。それを却下されたときに、その対応としてね、やっぱり私は保護者の立場とか子供の立場の教育委員会だったら、その親と子供連れて、市の顧問弁護士までね、やっぱ相談に行く、こういった姿勢が最後欲しかった。ここまで私はしてたらね、私はもう、きょう今回の質問してないよ。だからそういった心のやっぱり優しさちゅうんか。だから一緒に行って裁判起こせちゅうんじゃないですよ。そういった部分についてのね、やっぱ人間としてのぬくもりのやっぱ行政であってほしかったなと。これは唯一ね、私は今回、教育委員会に欠けてた一つじゃないかなと。私はもし、市の関係であったら、そういうことをしたと思いますし、まあいろいろ因果関係あると思うんで、まあ私の提言が適切かどうかもわかりません。個人的な意見で大変申しわけないんですけど。そこまでやっとけば私は、やっぱりもう少しまあ今回の裁判に対して負けるなよと言いたいんですけど。まあ今回そこのあたりの分の過失ちゅう、過失という言い方は悪いんだけど、もう少し努力義務があったんじゃないかというふうに思います。まあ委員会の中で、また少し意見を述べさせていただきたいんで、この程度にとどめますけど、私はだから学校現場を考えた場合に、毅然としてね、やっぱ裁判を受けとめるときはぴしゃっと受けとめてやらないと、今後学校現場で何もできなくなるということが一番言いたいし、子供にとって決してプラスにならないちゅうことを申し上げて、この項を終わりたいというふうに思います。  続いて図書館、少しちょっと言葉を緩めにせないと……。図書館長が参っておりますので、先ほどまあ図書館長の所信ということで、市長の方から答弁ありましたけども、まあ改めてお伺いします。今学校現場はですね、公立の中学校、安心院・院内の中学校は知りませんけど、旧宇佐市内の中学校は、朝読書をしてるんですよね。実は、私退任した宇佐産業科学高校のPTA会長のときに、昨年度の校長先生も、高校も朝読書をやってます。普通校も朝の時間帯をああして、まあそういった勉強、朝の朝読書ちゅうのは、まあ読書率を高めるとか、教養を高めるんじゃなくて、静寂さとかあいさつとかね、非常に規律の分でも非常に効果を上げてるんですが、その件について図書館長は御存じでしたか。 ◯議長(久保繁樹君)図書館長。 ◯図書館長(中家久美子さん)図書館長の中家でございます。お答えいたします。  朝読書については、一九八八年に女子高で始まったと聞いております。でその後は小中学校にも広がりまして、宇佐市内では、この図書館ができる前ぐらいからもう始まったとも聞いております。そのため、それもありますし、宇佐市民図書館が当初から子供読書に力を入れたということもありますが、その両方が相まって、宇佐市の子供の読書はなかなか全国規模で見ても、進んでいると思っております。  以上でございます。 ◯議長(久保繁樹君)二十四番 斉藤文博君。 ◯二十四番(斉藤文博君)打ち合わせなしで、さすがですね。  それとですね、その朝読書に関して、今回PTAの会長をやめたかわりに、私は高校の学校評議委員会で、評議員にまあ推挙してなったわけですが、その中で、一つだけ提言さしてもらったのは、その朝読書に対して、県立の高校の先生、ほかの学校評議委員さんから指摘を受けたんですが、朝読書の時間中、先生方はどうしてますかという問いに対して、ほとんどの方が本を読んでないと。そういうことに関しまして、私は、ぜひまず県立の高校現場の先生方から、ぜひ図書館の登録をしてほしいと、そういうことを私はお願いしました。で、生徒が読書を……。まあ全部が全部ね、まじめな本を読んでいるわけじゃない、八割で、読んでない子もいすにじっとしてるわけですけども、そういった登録率を上げるにも非常に効果があると思うんです。もし、今後できるんであればですね、今市内には安心院、四日市、宇佐産業、柳ケ浦高校、宇佐高と五つありますよね。広域で含めれば高田高校もそうなんですけども、今後ですね、やっぱそういった読書をしているところに出かけていって、図書館長みずからですね、実態を聞くなり、今どういう本が好まれてるのか、そういう実態調査もぜひ、やわらかい口調で言えば必ず校長先生は、それにこたえながら、データを出してくれると思うんです。そういった時間はとれるんですかね。 ◯議長(久保繁樹君)図書館長。 ◯図書館長(中家久美子さん)お答えいたします。  なかなか合併しましてから、業務もふえておりますし、難しい面はありますけれど、頑張ってみたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(久保繁樹君)二十四番 斉藤文博君。 ◯二十四番(斉藤文博君)最後の質問というかまあ意見になりますけども、二台目の移動図書館が始まりますし、そういった部分についてもね、まあ行ってると現場の声を生で聞くとか、やはりそういった部分については今後必要だろうし、私がこの図書館の質問をしているのは、立派な図書館ということを前提にやってるわけですから、今回いろいろ聞く中で、ここがだめじゃないかということもありません。時枝市長みずからこういった決断したちゅうことは、やっぱ文化都市、やはり目指してね、やっぱり情報の発信基地をいかに充実するかという決断もあったと思うんで、今後とも図書館長の健闘を期待したいと思います。  今回の質問は、図書館に対しては以上にさしていただきます。  次に、建設中の葬斎場についてですが、事前に説明会を行うということであります。きょうのまあ新聞にも載ってましたけど、豊後高田市が真玉に建設候補地に挙げてた火葬場がですね、反対運動で断念をして、同じ真玉町の別な場所を探すという。葬斎場ができるのに、火葬場ができるのに、何でこんなに反対するんかなと、私個人的なまあ意見ですけど、そういったまあ市民感情といいますか、葬斎場と火葬場、同じやっぱりねえ、亡くなった方を見送るのに、同じ場所なのに何でこういう感覚なんかなあという気がします。  まあ宇佐市はそういった部分についてはクリアして、もう次に行っているわけですが、先ほど何かペットの分については、何とか法律に違反するっていうような聞くこと聞いたんですけど、じゃあ、併設されてても火葬場の裏側に、同じ建物の裏側にあったわけですけど、そういった、例えば私が例に出した奈良県の平群町あたりはどういったことでほんならクリアできてるんですか。 ◯議長(久保繁樹君)葬斎場建設推進課長。 ◯葬斎場建設推進課長(溝口 孝君)葬斎場建設推進課長の溝口でございます。お答えを申し上げたいと思います。  奈良県の町の葬斎場の横に、ペットを焼却する施設があったということで、私もここについては知りませんでしたけれども、火葬場はですね、墓地埋葬法でいうところの施設でございまして、小動物、要するにペットにつきましては、これは一般廃棄物でありますけど、ただ、供養を目的としてする場合は、埋葬法の適用を受けないと、そういうようなことになっております。で、火葬場の横に建てるとか、あるいはまた中に建てる、炉をつくるとかいうことはですね、法的には何ら関係ないわけですけども、議員さんから十五年だと思いますが、十二月、このペットの件についても質問なさりましたんで、ちょっと調べてみましたけども、必ずしも火葬場に設置されているというだけじゃございません。ただ設置されているところもあったのは確かでございます。 ◯議長(久保繁樹君)二十四番 斉藤文博君。 ◯二十四番(斉藤文博君)ちょっと頭がこんがらがって……。答弁が、あの、横じゃないですよ。施設が例えばですね、この議場だったら、渡り廊下があってこっちに葬斎場があって、向こうに火葬場があるわけだね、屋根つきの。そこからぐっといって、もう前は普通の火葬場で三基あるわけです。で、どこにあるんですかって言ったら、同じ施設のこういう中ではここが火葬場だったら裏側から入って、その敷地内にある。敷地ちゅうか同じ建物の中に裏側にあるわけです。だから今言われた法律からすればその建物が違法になるのかどうか私聞いているわけで、ちょっと何か今、頭混乱したんですけどね。 ◯議長(久保繁樹君)葬斎場建設推進課長。 ◯葬斎場建設推進課長(溝口 孝君)お答えいたします。  先ほど申しましたように、ペットを焼却するのは火葬場の中においても、敷地内においても、必ずしも違法じゃないわけですが、私が言っているのは、火葬場内に設置しなければならないということはございませんということを申し上げておりまして、決して火葬場の中にですね、建てても、それは構いません。 ◯議長(久保繁樹君)二十四番 斉藤文博君。 ◯二十四番(斉藤文博君)もう、これ以上聞いてもまた何か頭が混乱しそうなんで。まあ責めるために聞いたわけじゃないんで、先ほど何か民間施設で、高田と宇佐にあるって聞いたんで、これは安心したんですね。一番今回また質問を出したのは、今回資料の中で、犬の登録数いただきまして、やはり今愛犬家っちゅうか、ペットを家で飼う時代なんですよね。先ほどの質問の中にも加えましたように、非常に自分の子供より大事にするような方もおられるし、それがまただめだということも言えないだろうし、そのまあ亡くなったときに、うちも三匹の犬をまあ見送ったんですけども、一つは小さかったからお墓の裏、一つは畑のちょうど土手、で一つは大きかったんで畑に穴を掘って埋めたんですけども、まあそういった処置ちゅうか処理に困るのが一つと、やはりペットのお墓をつくるぐらいだから、このペットをまあやっぱり温かく葬りたいという、今そういう市民ニーズがね高まっている。私も愛犬家の方に何人か聞いたんですけど、ああ処理に困るちゅうのと、やはりそういったことができればね、やっぱそういった部分があるから、だからぜひこの民間業者があれば、市民に幅広く説明するなり、これ課は違うかもしれませんけど、登録している、あ、犬の登録ですか、を更新するときに、そういうこともね、これから説明書をちょっと加えて、民間業者こういうとこありますちゅうとこをぜひ担当課の方に課長の方から伝えていただきたいと思います。  以上で質問を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)以上で斉藤議員の一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩をいたします。                   休憩 午後二時 〇七分                 ──────────────                   再開 午後二時二十五分 ◯議長(久保繁樹君)休憩前に引き続き会議を開きます。  次に二十三番 永松 郁君。 ◯二十三番(永松 郁君)それでは、二十三番永松でございます。  先日十二日夜遅くまで起きとりまして、サムライブルーの日本を応援しておりました。残り六分になり逆転ということで、二時間ほど眠れませんでした。今教育基本法の改正等で、愛国心というのが問題になっておりますが、改めて私自身日本に対する愛国心を感じたようなところでございます。  それでは、先に斉藤議員がPTAの先輩として、また教育について熱く語っていただきました。私も子を持つ親として教育問題について七項目、焼却場問題について二項目、農政について三項目の件で質問をさしていただきます。  秋田県での男児殺害事件、そして唐津でのひき逃げ放置事件、そして大分県では先月の十二日でしたか、杵築市における女子中学生の声かけ事件等、子供たちを取り巻く事件が数多く発生しております。昨年、宇佐市教育委員会では、校長会等を通じて事件等の周知徹底を図ったところではございます。そして、地域の方々の温かい支援等をいただきながら、子供たちの安全に対する状況も高まっているところではございますが、今後宇佐市教育委員会としての具体的な取り組み等について一点お伺いしたいと思います。  二点目に入ります。食育についてということで、早寝、早起き、朝御飯ということで、子供たちの食を問題を象徴することとして、「お母さんは安メニュー」。「お」がオムライスのおらしいです。「か」がカレーライス、「さん」のサンドイッチ、ハンバーグの「は」、やきそばの「や」、スパゲティ。そして最後が目玉焼きやニワトリ現象、「こけっこっこ」。弧食、一人で食べる。欠食、朝食を食べない。個食、家族が別々に好きなものを食べる。また固食、いつも同じものを食べる。ということがあります。  文部科学省は、これらの生活習慣の問題解決に向けて、早寝、早起き、朝御飯を提唱しています。平成十七年六月十日に食育基本法が成立しました。その前文には、子供たちが豊かな人間性をはぐくみ、生きる力を身につけていくためには、何よりも食が重要である、そのように書かれております。本来は、家庭教育の一環であると思いますが、宇佐市教育委員会としての指導方法等についてお伺いしたいと思います。  三項目めになりますが、学校現場での保護者の教育費負担についてということで、荷宮議員からも昨日保護者負担についての質問もございました。ことし四月、今まで旧宇佐市では、給食運営費の徴収補助金等が今までは学校現場等で使われておりました。ことしの四月より、旧郡部ではそういうことがないので廃止ということで、廃止の方向になりました。今、保護者の間では、教育にかかる予算も過大なものがあります。ぜひ、教育現場でかかる保護者の負担について、市教育委員会での予算措置等についてお願いしたいと思います。  四項目めでございますが、中教審で小学校五・六年生に英語授業、週一時間、年間三十五時間程度の取り組みが答申されました。学習指導要領等にも今後入ってくると思いますが、宇佐市教育委員会としての取り組みをお伺いしたいと思います。  続きまして、五項目め、高校改革プランが進み、三重総合高校がことし四月開校されました。来年度には宇佐市におきましても、新設高校の開設が予定されております。また、平成二十年には、大分県の高校の通学区域が廃止されます。受験生を持つ三年生の保護者等は、通学区域の撤廃により大変な不安を抱えております。宇佐市教育委員会としての対応をお聞かせ願いたいと思います。  六項目めになります。昨年の六月議会で耐震調査について質問をいたしましたが、宇佐市教育委員会としては考えていないという答弁でございました。それでは、老朽化した校舎がたくさんある宇佐市としての改築計画についてお伺いしたいと思います。  続きまして、七項目め、多人数学級が今たくさんふえてきております。宇佐中学校の中学校一年生は四十人で一クラス、八幡小学校の三年生は三十八人ぐらいだったと思います、一クラス。等々多人数学級が宇佐市内で数多く見られるようになりました。加配の教員等は、小学校一・二年生の三十人学級実現のため大分市等に転出しています。今後、多人数学級に対する宇佐市教育委員会の考えをお伺いしたいと思います。  続きまして、焼却場についてでございます。焼却場は築二十四年が経過し、老朽化が著しい。広域圏でも新焼却場の建設についての論議もなされておりますが、なかなか進まないような現状でございます。新焼却場完成までの対応について、宇佐市としての御見解をお伺いしたいと思います。  続きまして、原油の高騰が続いております。焼却場はやはり重油等をたきますが、重油代等の対策についてお伺いしたいと思います。  続きまして、皆さん方からたくさん出ておりますが、農政問題についてお伺いします。法人化また五年の猶予措置の特定農業団体等の宇佐市としての目標数と現在までの組織数は、どうなっているのかをお伺いしたいと思います。その中に、事務の一元化というようなことがうたわれております。講習回答等の開催の予定はあるのか。その点を続いてお伺いいたします。  三項目め、平松知事が提唱してまいりました一村一品運動はそれなりの成果がございました。しかしながら、九州における消費割合は九州最低ということで、大分県では活性化戦略二〇〇五ということで、農業の産地化を目指しております。宇佐市として取り組みについてお伺いいたします。  以上で、一回目の質問を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)それでは、永松議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 時枝正昭君。 ◯市長(時枝正昭君)市長の時枝です。  二十三番 永松議員の御質問にお答えいたします。  八項目め、焼却場について。  一点目、新焼却場完成までの対応について、という件でありますが、当施設は昭和五十七年に稼動し、既に本年で二十四年が経過いたしております。長年の使用により老朽化が著しい中、定期的な点検を行い維持管理に努めておりますが、機器の故障も多々発生しているのが現状であります。焼却施設は、市民生活に密着した重要な施設であるために新施設の完成までは、設備の計画的な点検整備が必要であります。今後も適正なごみの処理を実施するとともに、処理能力の維持に努めてまいりたいと思います。  二点目、原油の高騰が続くが重油代等の対策はという件でありますが、当施設で使用するA重油は、ダイオキシン類削減対策として大量に使用していましたが、平成十七年度に焼却能力の向上を図る整備を実施した結果、二カ月程度の実績ですが、年間を通して大幅に削減できる見込みが出てまいりました。今後も燃料の効率的な使用に努めていきたいと思います。  以上で私の答弁を終わりますが、その他については、教育長、担当部課長に答弁してもらいますのでよろしくお願い申し上げます。  終わります。 ◯議長(久保繁樹君)次に、一項目めの子供たちを取り巻く事件と、二項目めの食育についてと、四項目めの小学五・六年生での英語授業の取り組みについてと、五項目めの高校改革による受験の対応についてを教育長 半田 剛君。 ◯教育長(半田 剛君)教育長の半田です。  二十三番 永松議員の質問にお答えいたします。  まず一項目めの児童生徒の安全確保の取り組みについて、お答えいたします。最近のさまざまな事件の報道に触れ、その痛ましさに胸を痛めております。このような状況を受け、宇佐市の学校で子供たちの安全確保のために次のようなことを取り組んでおります。  まず、子供が一人で登下校しないように、朝は集団登校、帰りは低学年の児童と高学年の児童が一緒に下校する等、複数で下校する体制をとっております。また、各学校ごとに安全マップをもとにした通学路の危険箇所の巡回と確認を、学校職員、PTAと連携をして行っています。  さらに、学校職員による下校時間時のパトロールや、学校ごとにPTA、自治委員会、地域の安全ボランティアの方々、スクールガードリーダーと連携をした校区の見回り等を行って、児童生徒の登下校の安全確保に取り組んでおります。  次に食育の御質問にお答えいたします。昨年七月に施行された食育基本法に基づき、学校における食育の推進が求められています。宇佐市でも子供の心身の成長や健康の保持、増進を願って、本年度から学校教育指導方針に食に関する指導の推進を図ることを挙げ、取り組んでいます。それを受け、各学校では子供の生活実態等を調査し、調査結果については、保護者や学校評議員の方々に報告をし、子供たちの食事の取り方や生活時間等の実情を説明し、地域や家庭での健全な生活リズムづくりへの取り組みを働きかけているところです。
     四項目めの小学校の英語活動についてお答えいたします。宇佐市では、以前より早い時期から本物の英語になれ親しむために、小学校段階から英語生活圏からの外国人英語指導助手を派遣し、英語活動の学習を進めてきました。本年度は、小学校での英語活動をさらに進めるため、すべての小学校で週一回の英語活動の学習ができるように、四人の外国人英語指導助手を派遣し、学習の回数をふやしております。また、市内の四つの小学校では県教育委員会の指定を受け、立命館アジア太平洋大学の協力を得ながら、小学校における英語活動のあり方について、研究を進めているところです。  五項目めの高校改革により全県一区となる高校受験について回答を申し上げます。全県一区となることで、宇佐市以外の生徒との学力格差が懸念されるところですが、中学校三年生の学力を上げるだけでなく、小学校のときより基礎的、基本的な学習内容の定着及び確かな学力の定着に向け、各校で指導方法の工夫や少人数指導等を通して学力の向上に取り組んでいます。このような各学校の熱心な取り組みにより、先般実施された学力調査でも宇佐市は全国平均を上回る成績をおさめています。  また、各中学校においては、高校訪問や高等学校が主催する体験入学等を通して、生徒が主体的に上級学校調べを行っております。それとともに、中学校二年生のときから三者面談や二者面談を行う等、個に応じた進路指導を行うことで受験への対応を行っているところです。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)次に、三項目めの学校での保護者の教育費等の負担についてと、六項目めの老朽化した校舎の改築についてと、七項目めの多人数学級等の問題についてを教育次長 松本公則君。 ◯教育次長(松本公則君)皆さん、こんにちは。教育次長の松本でございます。  二十三番永松議員の御質問にお答えをいたします。  まず、三項の保護者の教育費等の負担についてでありますが、行財政改革の中では教育予算も決して聖域ではなく、予算を削減いたしましたが、保護者に負担を転嫁すべきではなく、年間を通していろいろな工夫をして節約をしてほしいと考えております。  次に六項ですが、現在、宇佐市には小学校二十五校、分校一校、中学校九校があります。特に、旧宇佐市内では昭和三十年代後半の小学校校舎や、老朽化した小・中学校の屋内運動場が残されており、耐震性に欠けることが危惧されております。今後は耐震診断の調査を実施し、整備計画を立てる方向で考えております。校舎の改築につきましては、耐震診断結果に基づいた緊急性を勘案した改築計画を策定をしてまいりますが、現在進められております行財政改革との絡みもあり、関係各課と協議をしたいと考えております。  次に七項の多人数学級等の対応についてでありますが、学校生活では子供の社会性を養い、互いに切磋琢磨する場として、一定規模の生活集団が必要であるとされることから、国の学級編成基準は一学級四十人となっております。大分県は、基本的な生活習慣や学習習慣の早期定着や基礎学力の確実な定着を図るため、平成十八年度より小学校一・二年生につきましては三十人学級を実施しておりますが、それ以外の学年では四十人に近い学級もあります。そこで、そのような学級においては、学級担任外の教員を配置することで、一つの学級を二つに分けた少人数指導や習熟度に応じた指導を行うことで、より少ない人数での指導が行えるよう指導法の工夫や改善を進めているところであります。今後も、少人数指導が十分行えるよう県教育委員会に働きかけていきたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)最後に九項目めの農政についてを、経済部長 田口英之君。 ◯経済部長(田口英之君)経済部長の田口でございます。  二十三番永松議員の御質問にお答えいたします。  九項目めの農政についての一点目、平成十九年度から品目横断的経営安定対策に対する組織の目標数としましては、法人組織十三、特定農業団体七十四としていましたが、現在の組織数は法人組織十四、特定農業団体五十五となっています。目標数七十四のうち、約二十集落は認定農業者を担い手としておりますので、ほぼ目標値は達成できております。それ以外にも、生産の過去の実績を持つ集落において、特定農業団体の設立を予定しているところも見られます。  二点目、品目横断的経営安定対策での営農組合では、経理の一元化は必須要件となっておりますので、現在農協では集落営農推進班をつくり、会計などの指導を予定しているようです。県振興局でも、認定農業者を中心にパソコンによる複式簿記の指導が行われております。  三点目、活性化戦略二〇〇五では、第一に消費者が本当に求めているものをしっかりととらえ、安全・安心を基本にそれらに答えていくこと、第二に新しい時代に対応できる合理的で持続的な生産システムの再構築、第三に地域の資源を生かし付加価値を高めるといった地域産物の見直しなどを求めております。宇佐市といたしましては、これらの基本理念に沿った集落営農のあり方を推進し、高齢者や女性も参画でき、元気で魅力ある農村集落の実現を目指し推進してまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)以上で、永松議員の一般質問に対する執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  二十三番 永松 郁君。 ◯二十三番(永松 郁君)それでは、再質問させていただきます。  子供たちを取り巻く状況ということで、もう皆さん御存じかと思いますが、平成十六年には群馬県の高崎市で下校時に、そして平成十六年の十一月には奈良市で、また平成十七年では広島で下校時の小一の、そして平成十七年の十二月には栃木県の日光市、そして平成十八年二月には滋賀県長浜市で通園途中の幼稚園児、それから三月に川崎で下校中の小三男児がマンションから突き落とされる。そして五月に秋田県の藤里町で下校中の小一男児が殺害されるというような事件が起こっております。保護者の方々もいろんなところで知恵等を出し合い、PTAなんかでステッカー、そして昨日の一般質問の中でもございました防犯ブザーとの設置等もしているところでございます。そして、何よりやっぱり今回北馬城小学校の場合でも考えてみますと、大きいなと思うのが地域の力でございます。宇佐市が教育の日ということで開かれた学校づくりということで、地域の方々を学校に招くことによって、子供たちの顔と地域の方々の顔がすごくよく見える。それで、地域の方々が自主的に地域の子供たちを学校まで迎えに来て下校してくれる。そんな活動も見えてるところでございます。ぜひですね、また、初心に返って、教育の日のあり方等について教育委員会の中で検討してもらいたいと思いますが、その点について一点お伺いしたいと思います。 ◯議長(久保繁樹君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(辛島亮一君)学校教育課でございます。  議員の御質問にお答えしたいと思います。  議員の御指摘のとおり、市内の各小学校でもそれぞれの学校独自で地域の方々、PTAの方々、老人会の方々と連携しながら、今お話の出ました北馬城小学校、駅館小学校、各地の学校でそろいのジャンバーを着たりとかいう形で、より多くの地域の方々の目で子供たちを見守ろうという動きが来ております。で、より多くの方々に子供たちの、一人一人を知っていただく意味でも教育の日の取り組みをより充実して、より多くの地域の方々と学校との連携を深めていくという形で進めていくべきであると考えております。  以上でございます。 ◯議長(久保繁樹君)二十三番 永松 郁君。 ◯二十三番(永松 郁君)ぜひよろしくお願いしたいと思います。  一項目めで教育委員会としての取り組みはということで、県内各地で全国的にもではございますが、公用車等の赤色回転灯、そのような設置がなされておりますが、宇佐市教育委員会として公用車に赤色回転灯等をつけてですね、子供たちの下校時にパトロール等を行う、そのようなお考えはあるのかないのか一点お伺いしたいと思います。 ◯議長(久保繁樹君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(辛島亮一君)学校教育課です。  御質問にお答えしたいと思います。  本年度になりまして、糸口校区の方で青色灯をつけましたパトロールを行っておりますけども、安全ステッカー等を張った車をより多く走らして地域に対する防犯意識を高めていくという取り組みは進めておりますけども、具体的にはまだ青色灯をつけた公用車を少しふやしていくというような具体的な話の部分までは現在まだ進んでおりませんで、今後またその必要性について考えていきたいと思っております。  以上で終わります。 ◯議長(久保繁樹君)二十三番 永松 郁君。 ◯二十三番(永松 郁君)ぜひ前向きな検討をお願いしたいと思います。  続きまして、昔からありました子供連絡所等がございます。子供連絡所等、子供たちが子供連絡所等のステッカーを張ってますが、通学路にあってわからないような、子供連絡所を知らないようなことが多いのではなかろうかと思っております。やっぱり、学校現場として下校時等に保護者と一緒になったり、教職員がここが子供連絡所だよ、何か危ないことがあったら、ここに駆け込んでくださいと初心に返るその辺の子供たちに対する指導徹底について教育委員会の御意見をお伺いしたいと思いますが。 ◯議長(久保繁樹君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(辛島亮一君)学校教育課です。  お答えいたしたいと思います。  御指摘の子供連絡所でございますが、各学校におきましてはその登録といいますか、子供連絡所への御協力をいただいている方々のお名前、それから住所等を年度の切りかわりの折に、警察の生活安全課の方と確認をしながら、本年度協力してくださる方を確認をしております。そして、その活用については、二・三の学校から私も以前学校に勤務しておりましたけれども、年度初めに、各地区をそれぞれの教職員が校区内の地区を担当いたしますので、学校の児童会あるいは生徒会の方から子供連絡所の皆さんへということで、何かあったときはよろしくお願いしますというような子供の字でのお手紙をつけて、地区ごとに教職員と子供がお願いに行くというふうな活動をしている学校もありますし、なかなか張りっぱなしのシールが少し古くなっておりまして、まだ見直しができていないところもございます。子供連絡所へ駆け込むことが緊急の避難の折の一番大事な点として指導しておりますので、各学校でまた子供連絡所との連携をより図るように指導していきたいと思っております。  以上でございます。 ◯議長(久保繁樹君)二十三番 永松 郁君。 ◯二十三番(永松 郁君)ぜひ子供たちがその場所を知らなくては全然意味がないことですから、その辺指導して、学校単位で指導していっていただきたいと思います。  それから、子供たちの複数下校ということで先ほど述べられました。過疎地の方というか周辺地域になると複数で下校してもそれから一人になるような場合がたくさんあるわけですね。そのとき、やはり地域の方々等がそこまで出てきてくれると犬の散歩等していてくれると、すごく子供たちも安心して帰れると思いますが、複数下校で一人になる過疎地等の対応は、教育委員会にお伺いいたします。 ◯議長(久保繁樹君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(辛島亮一君)お願いいたします。  それではお答えいたしますが、過疎地域では特に子供が一人になってからの距離あるいは危険性が増すという状態の方は把握をしておりますし、学校の方からもそういった声が届いております。先ほども申しましたけれども、そういった状況になりましたら、より地域の方々の見守っていただく協力が必要になりますので、そういった過疎地域での学校の地域との連携の仕方についてですね、より指導していかなければならないと思っております。  以上であります。 ◯議長(久保繁樹君)二十三番 永松 郁君。 ◯二十三番(永松 郁君)あとちょっとさしていただきたいと思いますが、個人情報保護条例の関係でPTAの連絡網等が廃止されているような状況があります。連絡網等使わないことが一番いいことだと思いますが、子供たちの緊急の連絡先としてやはり保護者が早く正確に知るためにも連絡網等がやはり必要ではなかろうかと思っております。佐伯市の方では、保護者のメール等を活用し一斉メール等を流す、そんな取り組みをしている学校もありますが、ただただ個人情報保護条例ということで先走りして子供たちの安全に関する緊急連絡網等が廃止されているようなケースが多々あるんではなかろうかと思いますが、宇佐市としての見解をお伺いしたいと思います。 ◯議長(久保繁樹君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(辛島亮一君)学校教育課です。お答えいたしたいと思います。  確かに危険時の連絡網等は緊急マニュアルを各学校つくっておりまして、緊急の場合の学校内の児童への生徒への連絡網はつくっております。それが、議員御指摘のように悪用とかほかに流出することを恐れて、学級名簿等が少し以前と違った扱いになっている部分がありますけども、緊急安全等に関します連絡網については絶対必要でございますので、そこらあたりもう一度チェックをしながら指導していきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)二十三番 永松 郁君。 ◯二十三番(永松 郁君)一項目めの最後になります。  私、十七年度宇佐地区の青少年健全育成の議長ということで会議を進めさせていただきました。そのときにですね、これは年間四回程度あるんですが、担当課の職員が一回も出てこない。一回総会のときにだけ出てきたか、そのような状況がございます。やはり宇佐署の生活安全課等も出席する。地域の実情とかいうのも担当課が把握する上でも、やはり課長、係長出られないなら職員でもいいと思うんです。地域のいろんな声を聞く上でもその辺の市役所の対応が必要だと思いますが、大園助役、その点については、部課長会議等で徹底していただくようにお願いしたい思いますが、答弁を求めたいと思います。 ◯議長(久保繁樹君)生涯学習課長、答弁をどうぞ。 ◯生涯学習課長(筒井祥文君)生涯学習課長の筒井でございます。  御案内のように青少年健全育成協議会につきましては、各中学校地区で五地区でそれぞれ組織をされております。御指摘のように一回しか総会のときにしか行かなかったケースもまま見受けられるというふうに聞いております。本年度からは、私の方もできるだけ時間をつくって出かけたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(久保繁樹君)二十三番 永松 郁君。 ◯二十三番(永松 郁君)たまたま私が青少年健全育成協議会で議長をさせていただいたので、気がついたことなんですが、やっぱり市役所全体としてですね、地域の方々に愛される市役所であるためにも地域には必ずやっぱり地域の会議等……。市役所の会議等私どもはいつも案内が来ますから進んで参加するようにしております、PTAの方としても。しかし、公務員である職員の方々が出席しないというのはどうも……。時間が夜に行うわけではございません。三時等に行う、時間内に行うわけでございますし、その辺はやっぱり部課長会議で大園助役なんか徹底してですね、やっぱり本当に市民に愛される市役所になるためにもその辺徹底していただきたいと思いまして、大園助役に答弁をお聞きしたわけですが、筒井課長が気を回して先に答えていただきましたが、大園助役の再度の答弁を。 ◯議長(久保繁樹君)答弁を大園助役。 ◯助役(大園清一郎君)助役の大園です。  永松議員の件につきまして、確かに地域等の安全等につきましてはこれは子供たちのみならず、宇佐市には安全安心パトロール隊ということで、旧宇佐市内では大半の地域が網羅されております。この点につきましては、私も宇佐の警察署の協議会の会長という職責をいただいておりますし、先般の協議会の中でも安心院・院内の地区についてもこの安全安心パトロール隊の結成をというお願いをしております。そう意味と同時に、我々市の職員が地域の方々あるいはそういう問題に一緒に取り組んでいくということが大事なことだろうというふうに考えておりますので、できるだけ地域に溶け込むような体制づくりを考えていきたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)二十三番 永松 郁君。 ◯二十三番(永松 郁君)それでは、二項目めに行きます。  食育についてということで、以前ですね、私たちが子供のころ、八時だよ全員集合という番組がございました。最後に加藤茶が「歯磨いたか、早く寝ろよ」。これは何か子供たちに、子供は九時には寝るんだよというのを投げかけていたような感じもいたします。そんな中、先般の調査で大分県では、小学生で朝食をとらない子供が二〇%、中学校になると二五%。日Pが出している平均でも小学生は一五%食べない。中学生は二二%というような調査も出ております。それは、何かというとコンビニ等のはんらん、それから夜型の社会等によることも大きいかと思います。母親がつくれない、そのような状況もあるんではなかろうかと思います。やはり早く寝て、早く起き、朝御飯をしっかり食べる。そのことによって、正しい生活リズムをつくることによって子供たちの学力も向上するというようなことも百ます計算の蔭山先生も言われておりましたが、教育委員会としての御意見をお伺いしたいと思います。 ◯議長(久保繁樹君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(辛島亮一君)学校教育課でございます。  お答えいたします。  議員の御指摘のとおり、子供たちの食生活を含めた生活習慣等は昔と大きく変わってきているというふうにとらえております。先ほどの答弁にもございましたように、指導のひとつの柱として本年度各学校の方に指導の徹底を図っているところであります。その中で、各学校が実態調査をして、それを保護者の方にどのように知らせるかと。家庭と子供たちの生活習慣が変わってきているという点について、家庭にも理解をいただけなければいけませんし、学校のこのような計画で指導していますという指導計画と申しますが、それについても家庭の方と理解をしていただきたいと思っております。それで、各学校の方では通信お便り等を使ってですね、子供たちの生活実態、その学校の実態をお知らせし、PTAの会のときに、議題として課題としてですね、話し合いをするような取り組みを進めているところであります。  以上であります。 ◯議長(久保繁樹君)二十三番 永松 郁君。 ◯二十三番(永松 郁君)その結果が出ましたら、ぜひ私もPTAの立場として資料等をいただければ、PTAの中で保護者にその辺の指導もしていきたいと思います。やはり、健全な子供たちをつくるためにも、朝のリズムというのが大切でございますので、あわせてお願いしたいと思います。  それから、不良少年行為ということで、資料を警察の方からいただきました。平成十六年度深夜徘徊ということで、小学校が一名、中学校が二十二名補導されております。平成十七年度を見てみましても、小学生が二名、中学生が二十一名。これ補導された数だけです。小学生の深夜徘徊というのが今宇佐署管内でもあるということで、その点教育委員会としては、把握をしているのかどうなのか、お聞かせ願いたいと思います。 ◯議長(久保繁樹君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(辛島亮一君)御質問にお答えしたいと思います。  学校の方では、児童生徒の問題行動調査というのを一学期に実施しておりまして、その調査の中で、各学校から深夜徘徊等も含めました子供の問題行動等の数を調査をして把握しているところであります。  以上でございます。 ◯議長(久保繁樹君)二十三番 永松 郁君。 ◯二十三番(永松 郁君)それでは、ぜひ食育についても指導の方をよろしくお願いしたいと思います。  続きまして、三項目めでございますが、保護者の教育費負担についてということでお伺いしたいと思います。まず、焼却所のこととは違うんですが、油代等高騰しております。地域の方々等が学校に寄附してくれたストーブ等がたくさんあります。ストーブ等は保護者負担、最初からついている教室等についているエアコン等は多分公費負担だと思いますが、その辺の整合性というのか、教育委員会としての意見をお聞かせ願いたいと思いますが。 ◯議長(久保繁樹君)管理課長。 ◯管理課長(安部忠義君)管理課長の安部でございます。  永松議員にお答えします。  今の件につきましては、ストーブ等の修理等ではなかろうかと思いますけど。(「違う、油代」と呼ぶ者あり)油代ですか。油代につきましてもですね、当初お答えしましたように、大変厳しい財政状況でありますんで、御理解のほどお願いしたいと思っております。 ◯議長(久保繁樹君)二十三番 永松 郁君。 ◯二十三番(永松 郁君)それでは、エアコン代等の電気代はどのようになっているのか、課長一点お聞かせ願いたい。 ◯議長(久保繁樹君)管理課長。 ◯管理課長(安部忠義君)お答えいたします。  ストーブ、電気代等につきましてですね、そういう燃料代の色分けしているわけじゃなく学校に配分してですね、その中で支出していただいているのが現状でございます。 ◯議長(久保繁樹君)二十三番 永松 郁君。 ◯二十三番(永松 郁君)それではもう学校についているエアコンの電気代等は応分に保護者負担をしているということでそういうような認識でよろしいわけですね。公費から出してることはないということでそのような認識でよろしいわけですね。 ◯議長(久保繁樹君)管理課長。 ◯管理課長(安部忠義君)お答えします。
     エアコン等の電気代ということでいいんですか。(「はい」と呼ぶ者あり)それもですね、電気代・燃料費ということで保護者負担については自主的なものとして考えております。そういうことで御理解のほどお願いしたいんですけど。 ◯議長(久保繁樹君)二十三番 永松 郁君。 ◯二十三番(永松 郁君)何か弁当箱の隅を突つきよるみたいで、重箱の隅を突つきよるみたいで、何か大変申しわけないんですけどね、何か、よく理解ができないんですが。私、それでは、もう保護者負担はないということで言い切ってよろしいわけですね、それで、課長。 ◯議長(久保繁樹君)教育次長。 ◯教育次長(松本公則君)教育次長の松本です。  お答えをします。  個別案件についてつぶさには認識をしておりませんが、少なくとも電気料ということであれば、それぞれ学校ごとにエアコン分とですね、学校の電気量のメーターを分けてというようなことはないと思いますので、一括して公費で支払いをしているものと考えております。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)二十三番 永松 郁君。 ◯二十三番(永松 郁君)私もそう思っておりましたが、課長がそのようなことはないということでございましたので。何かその辺についても教育の平等性に少し欠けるようなところがあるんじゃなかろうかと思うんですよね。やっぱり子供たちの平等性というところでどうも納得のいかないところがありますんで、ぜひそれについても改善していっていただきたいと思います。  また、いろいろ出てますが、旧宇佐市の場合は、ウオータークーラー等は設置が認められませんでした。そして、ウオータークーラー等、学校というか保護者そういうような方々が点検整備等は行っておりました。旧郡部の方は、公費の方で負担。やっぱり今もそうかどうかはちょっと調べてないですけど、子供たちがのどが渇くときは、一緒だろうと思うんです。その辺でも差があるのは私はどうしても納得がいかないんですが、その辺について、課長、教育委員会の答弁をお願いしたいと思います。 ◯議長(久保繁樹君)管理課長。 ◯管理課長(安部忠義君)保護者負担でそういうウオータークーラーを購入した等につきましての修理等につきましては、今後教育予算の方で検討さしていただきたいと考えております。 ◯議長(久保繁樹君)二十三番 永松 郁君。 ◯二十三番(永松 郁君)時間がかかり過ぎておりますんで、ぜひお願いしたいと思います。  四項目めの中教審での小学校五・六年生の英語授業の取り組みということで、多分市内四校ということで、西部中学校ブロックの子供たち、小学校に県の授業として英語授業が入っていると思います。ぜひ私いつも思うんですけど、やるなら宇佐市の公費を使ってでもいいから残されたブロックのところにも週一回程度の英語授業等の配慮をしていただけるようなことがないのか。いろんなところで国の事業、県の事業とかいうて、小学校五・六年生で中学校に入ったときにこんなに差がつくのはやっぱりおかしいと思います。宇佐市の子供たちがやはり平等に英語なら英語、その辺の授業を受けられるべきではなかろうかと思いますが、その辺について、教育委員会の見解をお伺いしたいと思います。 ◯議長(久保繁樹君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(辛島亮一君)学校教育課です。  お答えいたします。  市内の四つの小学校、西部中学校ブロックの四つの小学校でございますが、こちらの方にはAPUの大学の留学生が週に一度研究交流ということで参りまして、小学生相手に授業をしております。で、先ほど答弁の中にありましたように、本年度からその他の学校にもALT、英語指導助手を派遣をしまして、週一回程度の授業を行うようになっておりますので、四つの小学校と他の小学校との週当たりの英語の活動の授業の差はほとんどございません。そのようにお答えいたします。 ◯議長(久保繁樹君)二十三番 永松 郁君。 ◯二十三番(永松 郁君)ぜひ今後ともそのような取り組みをしていただきたいと思います。要望で結構でございます。  それから、多分指導要領等に小学校五・六年生の英語が週一時間、年間三十五時間程度入ってくると思います。小学生の英語ですから、文法的なものじゃなくやっぱり聞く力、その辺を指導してくると思いますが、小学校の教員の英語等が指導等なくてすんなり、小学校で英語がなかったものですから、すんなりその辺のところが入れるのかどうなのか、教育委員会にお伺いしたいと思います。 ◯議長(久保繁樹君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(辛島亮一君)お答えいたします。  議員の御心配されているのは小学校の教師の英語力の問題であろうというふうにお聞きをしましたけども、実際いつからかは定かでありませんが、小学校に英語の学習が入ってくるという流れでございます。入ってきたときには、やはり学級担任が英語の学習を行っていくということでありまして、小学校の教師の英語力の向上というのは、早急の研修の課題としてとらえております。県の方から英語力向上講座と言いまして、五日間連続で朝から夕方まで小学校の先生が英語が使えるようにという講座が昨年度から始まりまして、それに本市からも昨年ことしと多数参加をしております。また、県指定の先ほどの四つの小学校が留学生とともに行う英語の授業を月に一回、延べにしましたら四回です、四校ありますので、公開日を設けておりますので、それに積極的に参加するように働きかけて、実際に英語の学習が臆することなくできるように指導していきたいというふうに思っております。  以上であります。 ◯議長(久保繁樹君)二十三番 永松 郁君。 ◯二十三番(永松 郁君)ぜひお願いしたいと思います。  四項目めの最後の一点ですが、中学校からの小学校への英語の授業等の教員交互の派遣はできないのか、一点お伺いしたいと思います。 ◯議長(久保繁樹君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(辛島亮一君)今申しました西部ブロックの四つの小学校におきましては、中学校、西部中学校の英語教師が先ほども申しました授業公開日に来まして、実際の六年生来年自分の中学校に迎え入れる六年生の授業に入って、担任それから中学校の教師それから留学生というふうな形で学習を行うような交流を昨年度から進めております。  以上であります。 ◯議長(久保繁樹君)二十三番 永松 郁君。 ◯二十三番(永松 郁君)それでは五項目めに行きます。平成二十年度より普通科高校の通学区域がなくなって全県一本になるわけですが、やはり先ほど答弁あったように、極端に言えば、基本的には私は地元の中学生は地元の高校に行ってほしいというような思いも持っております。やはり中には、宇佐から大分市の方の受験等する子もいる。中津の方にも行く子もいる。中津の方から宇佐高校の受験、また宇佐高校から新設高校等の受験にするような例も多々見られると思います。初めてのことで、保護者がもうすごく不安を抱えているわけですし、その辺の対応を先ほど答弁にあったように、学力の向上をあわせて、ぜひお願いしたいと思います。ちょっと時間がなくなりましたが。  それとですね、一点ここで気になることがあったんですね。先般五月何日ぐらいでしたか、新設高校の取り組みについてということで、宇佐高校と四日市高校が総合的に発展して、来年度より新設高校が開設されます。四月より宇佐高校の校舎内に準備室等もできているわけですが、そこで、私は無題であるということで子供たちに新設高校の名称を配るようなそういうようなあれがございまして、そしてその中で学校の現場の先生が何でここで校名を募集せんといけんのかということで、私と何かちょっと話すような機会がございました。いやこれは、新設高校なんだから校名を募集し、県議会の承認を得て新設高校の名前を決めるんですよということで、いやそげなことは私は知らんという学校現場の先生がそのような意見を言ってました。そして、全然わからない自分がそんなに認識していないのに子供たちにはいこれ持って帰って出してくださいと。それじゃあ、余りその教育として本当にそれが正しいのかどうなのか。それがもし本人が現場の教師がそこが不安なら、新設高校の準備室もあります。県のホームページ等でも新設高校について流しておりますし、その辺について教育委員会の御意見をお伺いしたいと思います。 ◯議長(久保繁樹君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(辛島亮一君)学校教育課でございます。  新設される高校の高校名が募集されているという赤い大きいポスターが各学校にも張られていると思うんですが、そういった文書、それから校名募集のビラ等の文書は、各学校に流れたと思うんですが、職員の方にその意識が薄いんではないかという御指摘ではないかと思います。新しく地元にできる高校ですので、教職員がもう少しもっと意識を持ってですね、その新設に向けての認識が深まるように指導していきたいと思っております。  以上であります。 ◯議長(久保繁樹君)二十三番 永松 郁君。 ◯二十三番(永松 郁君)ぜひ何もわからずね、子供たちにそれを配って書いてこいと。一番あれこうむるのは子供たちだろうと思うんです。教師自身がそれを理解してなくて子供たちにこう。一番こうむるのは子供たちだろうと思いますので、その辺ぜひお願いしたいと思います。  議長、この件に関して行政の方で関連質問みたいな感じでしてもよろしいでしょうか。  昨年、平成十七年度の三月議会の中で、総務委員会の中で、我々の任期は三月までで三月に選挙を行うというようなことが総務委員会の中で言われたそうでございます。それが、議員の間また職員の間でも広まっとりまして、県の選管の方に私自身も問い合わせてみたら、そういうことはないというような答弁でございました。行政のプロとして思いつきかなんかで仮にもいやしくも議会の中でそのようなことがこう言われるというのは、余りにも私は納得できないんですが、はっきりとした我々の任期について選挙について、選管の局長がいたら、答弁をお聞かせ願いたいと思いますが。 ◯議長(久保繁樹君)一応、永松議員、大変済みません。通告制をとってますので、この点につきましては再度直接ですね、選管の方にお聞き願えればありがたいと思いますが。 ◯二十三番(永松 郁君)はい、わかりました。 ◯議長(久保繁樹君)質問をかえていただきたいと思います。 ◯二十三番(永松 郁君)せっかく局長が来たのに大変あれですが、議長の……。ぜひですね、多分私も選管の方に聞きましたけど、そういうようなことはないようでございますので。多分これは助役また先ほどに戻りますけど、行政のプロとしてですね、やっぱりその辺しっかり正しいことをやっぱり議員または市民の皆様方に伝えていただかないと混乱のもとになります。やっぱり襟を正すところは襟を正してやっぱりしていただきたいと思います。  それから、続きまして六項目めの老朽化した校舎ということで、ちょっと時間がないんですけど、危険箇所等は……。 ◯議長(久保繁樹君)皆さん静粛にしてください。若干私語が多いみたいです。特に執行部の方から。どうぞ。 ◯二十三番(永松 郁君)老朽化した校舎ということであります。耐震調査をしてということでございますが、老朽化した校舎、危険箇所等の対応はすぐできているのか、手短に答弁をお願いしたいと思います。 ◯議長(久保繁樹君)管理課長。 ◯管理課長(安部忠義君)管理課長の安部でございます。  お答えします。  危険箇所、以前耐震診断した結果、二次審査が必要ということでこれから二次審査が必要になっております。まだ、危険校舎等の判断はできておりません。 ◯議長(久保繁樹君)二十三番 永松 郁君。 ◯二十三番(永松 郁君)ぜひですね、今叫ばれている……。老朽化の校舎の改築計画はいいですけど、学校の整備とかいろんなところ、父親の力が今すごく言われております。大分市なんかは、PTAの父親部会等に補助金を出すというような施策もとっております。宇佐市としてもですね、母親任せの子育てから、やはり教育現場に一緒に父親が足を踏み入れて一緒に子供たちに親の背中をはっきり見せられるようなそういうような取り組みをしていくことによって、老朽化した校舎が少しでも新しくなるんではなかろうかと思っておりますので、父親部会の設立にもぜひ力をかしていただきたいと思っております。  次七項目めに行きます。多人数学級等があるがということでございますが、現実、加配の先生なんかがですね、大分市の方に一・二年生三十人学級実現のために、すごく取られているような状況です。今子供たちの状況も変わってきまして、多動児いろんな子供たちもふえてきている。そんな中で、やはり今まであったような加配の部分とか、その辺、宇佐市として予算等を組んで解消に向けた努力はできないのか一点お伺いしたいと思います。 ◯議長(久保繁樹君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(辛島亮一君)学校教育課でございます。  御質問にお答えしたいと思います。  議員御指摘のようにかなりの大人数が教室の中で学校生活を送っているという状況は確かにございます。それで、私どもといたしましても、より少ない人数でより個人に応じた指導ができるように指導法を進めておりますけれども、今御指摘にありました加配等につきましては、県教委の方に積極的に働きかけておりますし、加配全体の人数の変わりようもありまして、前年度並みという部分がなかなかできていない部分がございますけども、今後も積極的に県の教育委員会の方に働きかけていきたいというふうに思っております。  以上であります。 ◯議長(久保繁樹君)二十三番 永松 郁君。 ◯二十三番(永松 郁君)それではぜひよろしく、県教委の方に粘り強く働きかけていっていただきたい思いますのでよろしくお願いしたいと思います。  続きまして、焼却場についてということで、築二十四年たっておりますが、施設の老朽化にどう対応しているのか課長にお伺いしたいと思います。 ◯議長(久保繁樹君)清掃事業局業務第二課長。 ◯清掃事業局業務第二課長(大隈 勲君)皆さん、こんにちは。清掃事業局業務第二課長の大隈 勲です。よろしくお願いします。  二十三番 永松議員の質問にお答えいたします。  現在ごみを処理するために二十四時間運転で焼却していますので、機器の損傷が著しいのは事実です。また、年々オーバーホールのための工期期間がとれなくているのも事実であります。そして、本当にそういうことで困っておりますし、厳しい状況でありますので市民生活にどうしても重要な施設でありますので、どうにかやっていきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)二十三番 永松 郁君。 ◯二十三番(永松 郁君)時間がないで大変申しわけございません。  焼却能力等の低下ということですが、最後に環境対策課長にお伺いしますが、やっぱり施設、広域圏の議会でも施設の用松議員の一般質問で新焼却場は、施設をコンパクトに小さくするというような管理者また局長からの答弁もございました。宇佐市として今後どのようにリサイクルを進めていくのか、具体的なリサイクルの方向について環境対策課長にお伺いしたいと思います。 ◯議長(久保繁樹君)環境対策課長。 ◯環境対策課長(松本 明君)環境対策課長の松本です。  リサイクルの推進ということで、今後の進め方という質問だろうというふうに思っております。焼却施設は今言われてたように、非常に老朽化して燃焼効率が悪いということで施設整備はもちろんでありますが、それよりですね、ごみ減量ということが非常に重要だろうというふうに思っております。皆さんも御存じのように七月からですね、ごみの有料化というのが本格実施が始まるわけでございます。この有料化に伴いまして市民の皆さんのですね、減量意識がさらに進んでいくだろうというふうに思っております。これによりまして、分別リサイクルですね、この推進ができるというふうに私は思っております。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)時間が来ましたので、以上で永松議員の一般質問を終結いたします。  ここで十分間暫時休憩いたします。再開は四十分からといたします。                   休憩 午後三時 三十分                 ──────────────                   再開 午後三時四十五分 ◯議長(久保繁樹君)休憩前に引き続き会議を開きます。  次に十七番 新開洋一君。 ◯十七番(新開洋一君)皆さん、こんにちは。十七番の新開洋一です。  私ごとですが、前回の三月は私、花粉症持ちでありまして、首から上がパニック状態でした。今回は、実は私三回むち打ちをやりましたちゅうかやられまして、首は短くて太いんで一見丈夫そうですが、実はがたがたのような状態です。今首から下が特に肩から腕にかけて、しびれと鈍痛が走っております。非常にあまり愉快な状態でないんで、お聞き苦しい点もたくさんあろうと思いますが、よろしくお願いをいたします。かなり皆さんお疲れの方もいらっしゃるようですし、私の後には、名立たる論客であります高橋議員が控えておりますので、できるだけ短時間で終わりたいと思いますが、このできるだけという言葉は答弁でよく使われる言葉です。できるだけ早急にとか可及的速やかにというような言葉で使われますが、私の質問の問題点も現状は現状として認めた上で、これからどうするのか、担当者としてどうしようとしているのか、その意識といいますか、意欲のほどを聞きたいと思います。正直な気持ちをお聞かせください。  それでは通告書に従い質問をいたします。  一番目の建設中の葬斎場と平成の森公園を結ぶ道路についてですが、どのような経路がふさわしいのかはわかりませんが、鳥瞰図を見てみますとすぐ近くです。葬斎場は、ここにおられる皆様方はよくわかりませんが、少なくとも私はそう遠くない時期に利用することになるはずですし、平成の森公園は国体の会場になります。この道路の利便性を考えると、私はぜひ必要であるというふうに思いますが、どのように認識をされているのでしょうか。  二番目のバリアフリー、ユニバーサルデザインについてですが、市役所の本庁や各支所は、かなり以前に建設をされています。当時の建設に対するコンセプトも健常者の利用を前提にしていたと思います。しかし、現在は人に優しいということがキーワードといいますか、大きな意味を持っています。それで、障害を持っている人が安心して暮らせる環境をつくるということがバリアフリー化だと思います。この障害を持つ人でも地域の中で普通に暮らせる社会づくりを目指すという理念に基づき、その考え方を実現するために、一九九四年にハートビル法が施行されました。そのため、その後の公共の建造物にはこの考え方が生かされているはずです。最近は、このバリアフリーをもう一歩進め、ユニバーサルデザインという考え方に置きかえられています。これはできる限りすべての人々に利用可能なように建物、空間、商品などをデザインすることとされ、従来のバリアフリーの考え方が対象を障害を持っている人に特定化をしたり、対応の仕方を特定化するのを乗り越えようとする考え方だと思います。公共の建造物の現状と今後の対応をお聞きします。  最後に、新制安心院中学校の給食についてですが、また、新開おまえもかというふうに思われるかもしれませんが、三月の定例会の一般質問では定例会終了後にできるだけ早い時期に候補地の選定に取り組むとの答弁でした。きのうの荷宮議員やきょうの筌口議員の質問にも給食開始の時期は明確にはされませんでした。ここでも「できるだけ」という言葉が使われています。きのうの荷宮議員の答弁の中に、この問題に対しての合併後安心院町前町長や教育委員からの新宇佐市へのアプローチはなかったとの認識であるという意味合いの答弁がありましたが、前町長や教育委員からのアプローチがあろうとなかろうとそれを守らせるのは私たち議員の責任であるというふうに、旧町民の皆様にも説明をしてきましたし、その自負もあるつもりです。先ほどの筌口議員に対する答弁の中に、議員の意見は十分に認識している、検討委員会で検討するというふうな答弁だったと思いますが、今度の見通しの中で平成二十年四月実施の可能性はどのぐらいあると考えているのでしょうか。今後の見通しをもう一度聞きます。  以上で第一回目の質問を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)それでは、新開議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 時枝正昭君。 ◯市長(時枝正昭君)市長の時枝です。  十七番 新開議員の御質問にお答えいたします。  一項目め、新葬斎場と平成の森公園を結ぶアクセス道路の整備についてでありますが、御質問のように平成の森公園への利便性や地域住民の交通アクセス等を考慮すれば、道路整備の必要性については理解いたしております。今後は、周辺部対策として採択基準に見合う補助事業等を検討しながら、鋭意努力をしてまいりたいと考えております。  二項目め、バリアフリー、ユニバーサルデザインについて。  高齢社会の到来と障害者の社会参画への要請の高まりなどに伴い、公共建築物の計画段階でバリアフリー化を進めてきましたが、既存施設については部分的な段差解消や手すりの設置など一定の対策は講じたものの、全体では十分ではない施設や箇所もあると思いますので、今後要望のある箇所は随時対応していきたいと思います。  また、平成六年に制定されたハートビル法や昨年国土交通省で策定されたユニバーサルデザイン政策大綱にもあるように「どこでも、だれでも、自由に、使いやすく」というユニバーサルデザインの考え方を踏まえて、今後の施設整備のデザインに積極的に取り入れていきたいと思います。さらには、関係機関などと連携し、道路や公共交通、まちづくりなど利用者の一連の行動に対応する連続的なバリアフリー化を推進することが必要であると考えております。以上で私の答弁を終わりますが、その他については、教育長、担当部課長に答弁してもらいますので、よろしくお願いいたします。
     終わります。 ◯議長(久保繁樹君)次に、三項目めの新制安心院中学校の給食についてを教育長 半田 剛君。 ◯教育長(半田 剛君)教育長の半田です。  十七番 新開議員の給食センターのその後の取り組みと今後の見通しについてお答えいたします。  さる五月に第五回の検討委員会を開催し、安心院・院内地域から三カ所の公共地を中心に、給食センターの建設に最適な土地の選定を建設検討委員会に諮り、その中でいろいろな問題点を洗い出し、六月二十一日の検討委員会において用地選定をさらに絞り込みたいと思っています。なお、用地が決まり次第、早急に計画を具体化して着手に向け努力していきたいと思います。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)以上で新開議員の一般質問に対する執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  十七番 新開洋一君。 ◯十七番(新開洋一君)それでは、再質問に移ります。できるだけ早く終わりたいんでぜひ御協力をお願いいたします。  まず、一項目めですが、一応周辺部対策とか利便性ということで必要性は理解をしていうるということだったんですが、国体の日にちはもう決まっておりますので、その国体までにはぜひ完成をさせるのだという気持ちと言いますか、先ほど私は聞きましたが、意欲、そういうのはどうでしょうか。 ◯議長(久保繁樹君)大園助役。 ◯助役(大園清一郎君)助役の大園です。新開議員の平成の森・葬斎場間の道路の建設についての件でございますけど、先ほど市長が申しましたように必要な道路であるというのは認識をしておりますし、今現在ではいつという明確にできませんけど、国体に向けては努力をしていきたいと。ただ、それに伴う補助事業、そういうものも今後考えていかなければなりませんので、現在そういう問題点も絡めながら検討を鋭意しているところでございます。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)十七番 新開洋一君。 ◯十七番(新開洋一君)国体も日にちが決まっていることですし、いろいろ問題があろうかと思いますが、ぜひそれに向けて意欲満々ということで取くんでいただきたいということでこの項を終わります。  次に第二項目ですが、これは安心院の今の支所ですか。以前、私の父がハンディキャップを背負ってから旧安心院町の町議会議員になり、そのときに庁舎の階段に手すりがついたと聞いております。しかしながら、階段以外にはまだ手すりはありません。要望があればというふうな市長の答弁もありましたが、支所としての今後規模が縮小されるという懸念がされておりますが、縮小されるのということで必要はないというふうにお考えでしょうか。 ◯議長(久保繁樹君)安心院支所長。 ◯安心院支所長(真砂文雄君)そういうふうには考えておりません。住民の利便性を今後考えて改善したいというふうに思っております。 ◯議長(久保繁樹君)十七番 新開洋一君。 ◯十七番(新開洋一君)なかなかそういうふうに考えているということは言いにくいと思うんで、考えてないということですので、ぜひそういうふうにお願いをいたします。  そしてまた、いろいろと例えば身障者用のトイレを初めとした施設、これはほとんど身障者の国際のシンボルマークというのがついてる施設なんでしょうが、身障者が優先というのは当然のことなんですが、だれでも利用できるようにどなたでもご利用くださいという案内をしたらどうでしょうか。最初から、国際シンボルマークがついているとなかなか一般の方も利用できないというふうに思うんですが。 ◯議長(久保繁樹君)建築課長。 ◯建築課長(近藤 健君)建築課長の近藤でございます。  先ほどの質問でございますが、確かにハートビル法とかに規定されているのは、ああいう決められたシンボルマークでございますけれども、それ以外にだれでも使えるんだというような表示をしたらどうかということでございますが、そういうことも今後、施設をつくるにあたっては検討をしていきたいと思っております。 ◯議長(久保繁樹君)十七番 新開洋一君。 ◯十七番(新開洋一君)身障者の方々のみが利用するということではなく、だれでも利用できるようにすれば、例えば使用頻度が低いじゃないかとか、経費がかかり過ぎるとかいうふうな批判も少なくなると思いますが、この件についてはどう思われますか。 ◯議長(久保繁樹君)建築課長。 ◯建築課長(近藤 健君)確かに、ハートビル法上では障害者向けのトイレは必ず設置をしなければならないということになっております。それにかかる経費というのは普通の健常者のトイレに比べまして、費用がかかることではございますけれども、必ず設置しなければならないということでございますので、障害者・健常者にかかわらず皆さんが利用できるようになればいいと思っております。 ◯議長(久保繁樹君)十七番 新開洋一君。 ◯十七番(新開洋一君)これはそれに関連して考え方なんですが、バリアフリーからユニバーサルデザインへという流れといいますか、それも身障者の方々を特別扱いをせず、みなが使いやすいようにということだと思いますし、今不自由を感じてない人もいずれ私にも必要になるだろうから、バリアフリーの実現をというような考え方ではなく、身障者の方々が使いやすい環境や商品はすべての人たちが使いやすいのだという考え方を持ってもらいたいのですが、この点はどうでしょうか。 ◯議長(久保繁樹君)建築課長。 ◯建築課長(近藤 健君)議員さん御指摘のとおり、ユニバーサルデザインというのは障害者に限ったことではございません。すべての人がどこでもだれでも自由に使いやすいというのがユニバーサルデザインの考え方でございますので、そういうことをこれからの建築・施設建設に当たっては、十分取り入れていきたいと考えております。 ◯議長(久保繁樹君)十七番 新開洋一君。 ◯十七番(新開洋一君)例えば身障者の手帳を持ってはいないけども、おなかの大きな妊婦さんであるとか、ある程度大きな荷物を持っている人とか、乳幼児を連れているお母さんとであるとか、そんな方々もだれでも利用しやすい環境をつくるように努力をしていただくということをお願いしてこの項は終わります。  最後ですが、六月二十一日に第六回の建設検討委員会が開かれるということですが、委員会の構成メンバーは市の執行部と職員のみというふうに聞いておりますが、そうですか。 ◯議長(久保繁樹君)安心院地域教育課長。 ◯安心院地域教育課長(佐藤美智雄君)安心院地域教育課長の佐藤でございます。  建設委員会のメンバーは、市役所の中の部課長で構成しております。教育長が入っております。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)十七番 新開洋一君。 ◯十七番(新開洋一君)そうでありましたら、きのうの荷宮議員の答弁の中でも、課長はできるだけそう決めたいというような答弁をいただいたと思いますが、ぜひ六月二十一日に場所の選定といいますか、決定をしていただきたいと思います。もし決定できないような要項があるとしたら、それを妨げているというのは何だと思いますか。 ◯議長(久保繁樹君)教育次長。 ◯教育次長(松本公則君)教育次長の松本でございます。  仮定の質問でございますので、そういった想定は現時点ではしておりません。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)十七番 新開洋一君。 ◯十七番(新開洋一君)想定できないということは、ほぼ間違いないというふうな認識でよろしいんでしょうか。 ◯議長(久保繁樹君)教育次長。 ◯教育次長(松本公則君)私どもとして、担当としてはそのように思っておりますが、実は昨年の実は各それぞれの給食センターでの例えば千百食あるいはまた二百五十食程度のですね、調理可能かの議論についてもですね、非常になかなか実は厳しい議論がございました。行政改革のプランが実行されている中で、庁内の職員で構成はしているんですが、今の時点でそんなことができるのか、できるんであればその検証をやっぱりきちっとすべきだという非常に厳しい議論があったために、これだけずれ込んだと言いますか、おくれてしまって皆さん方に非常に御心配をいただいている状況が発生をしているわけであります。ただ、なんとか表現にもあらわれてますように、庁議でもとにかく現在安心院中学校が給食の未実施ということを踏まえて、行革の最中でありますけども何とか新給食センターを建てざるを得ないという表現で、私どもが非常に苦渋の選択といいますか、難しい中でやろうとしているということは、表現をされているではないかと思ってます。そういった意味で、私どもとしては、検討委員会のメンバーの方に御納得がいけるような説明の資料を今一生懸命につくってますので、そういったことで、説明責任を果たしながら、何とか絞り込みを行ってまいりたいという決意でございますので、御理解を賜りたいと思っております。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)十七番 新開洋一君。 ◯十七番(新開洋一君)六月二十一日に決める意思、決意は十分であるという認識でよろしいんですかね。 ◯議長(久保繁樹君)教育次長。 ◯教育次長(松本公則君)お答えを申し上げます。  もちろん、そのつもりで御相談は申し上げてまいるつもりであります。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)十七番 新開洋一君。 ◯十七番(新開洋一君)はい、わかりました。ぜひその件は、六月二十一日に決定をしていただきたいと思います。その問題とちょっと絡むんでしょうが、三月のときもいろいろと予算でありますとか、行政の仕組みというのは、私は私なりに理解はしているつもりですが、もちろんそちらに座られている方からすると、理解が非常に足りないという批判はあるんだろうと思いますが、これは確認です。安心院町の教育環境整備基本計画のとおりにはできなかった。安心院町だけでつくった計画だから、新宇佐市としては、この計画をしんしゃくしないということではなく、重く受けとめている。計画どおりにいかなかったことについては申しわけないと思っているというふうに私は理解してよろしいんでしょうか。 ◯議長(久保繁樹君)教育次長。 ◯教育次長(松本公則君)教育次長の松本です。  お答え申し上げます。  細かい部分については、なかなか表現ができないところもあるんですが、基本的には先ほどのですね、荷宮議員の答弁に絡んで、ちょっと再答弁をしておきたいと思うんですが。前町長さんのですね、新市へのこの基本計画のアプローチについてですが、私の先ほどの答弁、荷宮議員に対する答弁は、合併後はなかったということで御答弁を申し上げていると思っております。当然、真砂所長が答弁をしましたように、合併前は三月の二十五日前後だったと思いますが、真砂所長が答弁したように、安心院高田前町長さん、あるいは矢野前教育長さんから、時枝市長、半田教育長にそういったことがあるんで、ぜひこれを真摯に受けとってほしいという要請を受けておりますし、そのことを受けて、私どもとしては、教育委員会での意思決定を四月の二十日前後に教育委員会でこれをやろうと、やるしかないということで意思決定をしてますし、そのことを受けて五月の庁議で基本方向としてやりましょうと。ただ具体的には、通学問題のスクールバスの問題だとか、新給食センターの問題については具体的な計画まで至ってないので、それについて具体的な計画ができた時点で庁議等で認定をしていこう、あるいはまた、報告をするということで基本方向としては当然もう決定をしているということに基づいて、私どもとしては今現在進めているわけでございます。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)十七番 新開洋一君。 ◯十七番(新開洋一君)一応庁議では決定事項ということで、これは三月のときにも答弁をいただきました。もう一度ですが、安心院町の計画のとおりにいかなかったことは申しわけないように思っているというようなふうに私は三月の答弁で受けたんですが、そういうことでの認識でよろしいんでしょうか。 ◯議長(久保繁樹君)教育次長。 ◯教育次長(松本公則君)お答えをいたします。  その件に関しては、そのとおりでございます。 ◯議長(久保繁樹君)十七番 新開洋一君。 ◯十七番(新開洋一君)そしたら、そう思っているのであれば、少なくともぜひやりたいという気持ち、意欲ですね。当初の約束の平成十九年の四月には間に合わないが、何とか平成二十年の四月の給食実施を目指してやるのだという強い気持ちはありますか、ありませんか。なければその理由を言ってください。 ◯議長(久保繁樹君)教育次長。 ◯教育次長(松本公則君)教育次長の松本です。お答え申し上げます。  当然、議会請願が採択をされておりますし、安心院・院内のPTA、あるいは自治委員さん方から教育長に対して要望書もいただいております。したがって、ごらんのとおり、この件についてはお互いナーバスになっておりますので、私の方から不確定なことについて申し上げるのは非常に無責任になると思ってますので、なかなか申し上げることができないという事態は御理解を賜りたいと思ってます。ただ、先ほどからの続きになりますけども、とにかく用地の選定ができないことには実は内部的な協議が全くできないという状態でありますので、まずとにかく用地の選定を行わしてもらって、それからまさに先ほど新開議員が言ってましたように、可及的に速やかにこの問題を御指摘の年月ということも私どもとしては、深く認識しておりますので、そういったことに向かって最大の努力をさしていただきたい。そういったことで御理解をいただけたらなというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)十七番 新開洋一君。 ◯十七番(新開洋一君)先ほども申し上げましたが、システムの問題とかいろいろそれはそれなりに理解をしているつもりであります。次長のつらい気持ちもわかっているつもりでありますが、少なくとも何かをするときにはなせばなる、なさねばならぬ何事も、ならぬは人のなさぬなりけりという言葉があります。少なくともその強い気持ち、モチベーションを持っていかなければならないと思っておりますので、実際にその気持ちがあるのかないのかというのをお尋ねをしております。 ◯議長(久保繁樹君)教育次長。 ◯教育次長(松本公則君)当然、上杉鷹山のその言葉も認識しておりますし、そういった気持ちで不退転の決意で取り組んでまいりたいと思っています。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)十七番 新開洋一君。 ◯十七番(新開洋一君)その気持ちを信じて、私なりには次長は意欲満々であるということを思いながら、この質問を終わります。ありがとうございました。 ◯議長(久保繁樹君)以上で新開議員の一般質問を終結いたします。  次に三十五番 高橋宜宏君。 ◯三十五番(高橋宜宏君)皆さん、こんにちは。三十五番の高橋宜宏です。昨日きょうと大変お疲れさまです。私も疲れているんですけども、先ほど新開議員の方から心温まるお言葉とエールを送られまして少し元気がわいてまいりました。新開議員は本当にいい方ですね。私大好きです。今度新開議員一緒に一杯やりましょう、割り勘で。はい。  今回、私は四項目にわたりまして市政一般について質問をいたします。ちなみに私の今回の一般質問のテーマは、「ちょっと気になる宇佐市政」です。最近宇佐市に関し、新聞等の報道で問題になったり、これまで何度か問題を指摘してきたにもかかわらず、改善されていないことを中心に質問をしたいと思います。  まず第一の質問は、市長・助役・教育長の退職金についてです。四月二十七日の経済財政諮問会議で、知事や市長の退職金は多過ぎると問題提起したのは、ほかならぬ小泉首相でした。確かに地方自治体の首長の退職金は、多選されると合計で数千万円から億単位になることもあるようです。その一方で、首相や閣僚は在任期間に応じて支給されており、小泉首相がことし秋で退陣すれば在任期間は約五年で何と退職金は六百六十万円程度といいます。そこで質問ですが、宇佐市長、お二人の助役、教育長のそれぞれの退職金は一期で幾らの支給になるのでしょうか。また、自治体の首長の退職金が着任もしくは退任の月に一カ月分の上乗せ支給をしている実態が全国的にあり、今問題となっております。危機に直面する地方財政の再建を叫ぶ一方で、市民感覚からずれたお手盛り支給と批判の対象となっていますが、宇佐市の市長、助役、教育長の退職金支給はどのようになっているのでしょうか。  次に、市長、助役、教育長の退職金を決める際、審議会や有識者会議など第三者機関に諮問する体制はとっているのでしょうか。とっていなければ、今後退職金についても審議会等に諮問するつもりはないのでしょうか。  第二の質問は、自治体の個人情報保護についてです。個人情報保護法が昨年四月に全面施行された後、公務員の天下り情報が明らかにされないとか、地域のお年寄りの情報が防災のためでさえ開示されないとか、自治体、学校、地域社会において必要な情報が共有できないなどの過剰反応が相次いでいます。こうした状況を受け、政府は二月末、運用の見直しを十五省庁間で申し合わせ、ようやく対策に乗り出しています。宇佐市では、法の趣旨である個人情報の有効利用と保護のバランスの配慮をどのように考えているのかをまずお尋ねいたします。  次に官公庁が懲戒免職にした職員を匿名で発表するケースが相次いでいます。この問題について質問をいたします。保護法の施行後、従来実名公表していた教師の懲戒免職者を匿名発表に切りかえた教育委員会もありますが、宇佐市の市職員、教職員の懲戒処分等の公表基準はどうなっているのでしょうか。また、懲戒免職の氏名公表は現在行っているのでしょうか。  第三の質問は、口きき依頼文書流出問題と入札制度改革についてです。宇佐市の発注する公共事業をめぐり、大阪市の水道コンサルタント会社、日本理水設計の社員によって作成された国会議員事務所に対する口きき依頼文書が、ファイル交換ソフト、ウイニーを介してインターネット上に流出していたことが、新聞等で報じられました。文書は平成十五年六月にあった宇佐市の天津簡易水道認可設計書作成業務委託の指名競争入札にライバル社を参加させないよう働きかけを頼む内容だったといいます。結局入札はライバル社を含み十二社が参加し、口きき依頼文書を作成した日本理水設計が落札をしております。そこで質問ですが、この問題に対する宇佐市の正式な見解を求めたいと思います。  第二点は、予定価格の事前公表についてです。私は議員になって以来、市議会の一般質問の場でタブーとも言える入札制度改革について何度か提言してまいりました。実は現在導入している予定価格の事前公表も入札制度の透明性の向上と行政への不正な働きかけを防止するため、この一般質問の場で提言し、導入の日の目を見た経緯がございます。そこで質問ですが、予定価格の事前公表と事前公表後の落札率の推移はどうなっているのでしょうか。また現在の落札率に対する当局の率直な見解もお聞きしたいと思います。  三点目は、なかなか改善されない入札制度ですが、こうした中、我が国でも入札制度の改革で談合をなくした自治体がだんだんふえてきております。例えば、電子入札を日本で一番最初に導入した神奈川県横須賀市や宮城県、長野県、兵庫県明石市、三重県松阪市などは、ほぼ完全に談合をなくしたと言っても過言ではありません。その結果、長野県や横須賀市では、人口一万人当たり年間一億円前後の予算を節約できたと言います。今後宇佐市は具体的にどのように入札制度を改革していくのでしょうか。  第四の質問は、バレーボール事故の問題についてです。中学校時代の体育の授業中に起きた事故が原因で、頭痛や吐き気が生じる脳脊髄液減少症になったとする生徒と母親が、去る五月十二日宇佐市に対し約八千万円の損害賠償を求める訴訟を、大分地裁中津支部に提訴しています。学校からの事故報告が発生から一年二カ月後だったことや、日本スポーツ振興センターに提出した災害報告書も、五時限の授業中に事故が起きたにもかかわらず、昼食休憩中と虚偽の内容になっていたと言います。これに対し、三月議会で市教委は報告は学校の裁量に任せている、学校の判断は適切と答弁いたしましたが、その後四月二十五日、県教委の調査に対し、速やかに報告すべきだったとこれまでの見解を一変させています。そこで質問ですが、これまでの反省を含め、改めて市教委としてのこの問題を総括してほしいと思います。  次に日本スポーツ振興センターに対し、これまでどのような請求をしてきたのかをお聞きいたします。  三点目は、訴訟が起こされて二週間後の五月二十六日にようやく調査委員会が設置されたようですが、そのメンバー、開催状況、委員会で調査する内容もし既に調査した内容があればこれも含みますが、何なのでしょうか。また、この段階の委員会設置は余りにも遅すぎると思いますが、当局の見解をお尋ねしたいと思います。  以上で初回の質問を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)それでは高橋議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 時枝正昭君。 ◯市長(時枝正昭君)市長の時枝です。  三十五番 高橋議員の一般質問にお答えいたします。
     第三項目め、口きき依頼文書流出問題と入札制度改革について。  その一点目、平成十五年度天津簡水認可設計にかかわる国会議員事務所への口きき依頼文書についての件でありますが、新聞報道された件について、当宇佐市としては大変遺憾であり、四月十七日月曜日に事実確認の調査を行いました。日本理水設計株式会社によると、社員が私物パソコンにより個人的に作成保管していた資料がウイニーを介して流出したもので、実際には実行されていない旨、九州支店営業部長の報告を受けました。さらに私と助役に対し、四月二十四日月曜日、日本理水設計株式会社九州支店長ほか二名が来庁し、今回の情報流出に関する新聞報道についてというおわびの文書を持参し、陳謝いたしました。  陳謝内容といたしましては、社員個人が作成し、私物パソコンからウイニーを介し文書が流出したものであり、国会議員に対して口ききの依頼をした事実はなく、市長等の記述についても社員が個人的に捏造したものであり、全く事実ではなく多大な御迷惑をおかけしましたという内容であります。私自身といたしましても、新聞報道によって初めて知ったのであります。もちろん国会議員事務所から私に対する口きき依頼等全く皆無でありまして、私としても大変迷惑な話でありますし、憤慨しております。同社に対して厳重に抗議をいたしました。  以上で私の答弁を終わりますが、その他については担当部課長に答弁してもらいますのでよろしくお願い申し上げます。  終わります。 ◯議長(久保繁樹君)ここで本日の会議時間は議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。  次に二項目めの市長・助役・教育長の退職金についてと、二項目めの自治体の個人情報保護についてと三項目めの口きき依頼文書流出問題と入札制度改革についての二と三を、総務部長 出口 徹君。 ◯総務部長兼企画課長(出口 徹君)総務部長兼企画課長の出口であります。  三十五番 高橋議員の質問にお答えをいたします。  一項目め、市長、助役、教育長の退職金についてであります。市長は、千九百八十四万五千円、助役は千二百七十四万円、教育長は五百四十八万八千円となります。在職月数の計算につきましては、就任した日の属する月から退職した日の属する月までという条例の規定によりまして計算をいたしております。  次に特別職報酬等審議会等への諮問につきましては、退職金に関しては行っておりません。今後の諮問につきましては、県下の状況を見ながら検討してまいりたいと考えております。  次に二項目め、自治体の個人情報についてであります。個人情報に関して過剰反応が見られるようであります。法が施行されたことにも伴いまして、より一層個人情報に関する認識が高まりました。一般的に過敏に反応したものと考えます。当市におきましては、個人情報の利用や提供する場合など、その取り扱いにつきましては、個人情報保護条例に定められております。個人情報の有用性につきましては認識しておりますけれども、個人の権利・利益を保護するため、その取り扱いにつきましては、慎重に対応せざるを得ません。今後とも個人情報の有用性に配慮しつつ、個人の権利・利益の適切な保護に努めてまいります。  次に職員の懲戒処分の公表についてでありますが、公表の基準は定めておりません。昨年制定しました宇佐市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例に基づきまして、定期的に処分の状況を公表する予定にしております。内容は処分別の件数を公表いたします。懲戒免職の氏名の公表につきましては、個人が識別されない内容のものを基本的に公表することとしますが、社会的影響の大きな事件に係る事案等で必要と認めたときは、被処分者の氏名の公表も考えられます。  次に三項目めの一、予定価格の事前公表についてであります。予定価格につきましては、旧宇佐市は平成十三年度から、旧安心院町と旧院内町は平成十四年度から事前公表を行っております。この予定価格の事後公表を行っていたときの落札率と、事前公表を行うようになってからの落札率につきましては、旧宇佐市は九一%台から九五%台へ、旧安心院町は七七%台から八六%台へ、旧院内町は九〇%台から九四%台へと推移をいたしております。合併後の平成十七年度についても九六・八%と依然高どまりとなっております。入札結果につきましては、各業者の真摯な見積りの結果とはいえ、参加業者が固定して競争性が低下しがちである指名競争入札の弊害があらわれているのではないかと考えております。  次に、具体的な入札制度改革についてであります。今年度の十月からダンピング受注の排除と契約の適正な履行の確保を図るため、最低制限価格の設定及び入札金額と工事費内訳書の金額が一致しない場合は、入札無効とする措置。  業者が一堂に会する機会をなくすため、現場説明会の廃止や地元業者優先と競争性の確保を両立させるため、入札参加者を原則として市内または準市内業者に限定し、参加資格も要件設定型一般競争入札より軽減して、市内の業者が多数参加できるようにした郵便による受注希望型競争入札制度の導入。  また、来年度から実施する電子入札を踏まえて、現在指名業者が入札に際し工事費を積算するために行っている市役所での設計図書の閲覧を廃止して、設計図書は市が指定した販売店で購入する方法などを一部導入してまいります。  さらに、現在行っている指名業者名と予定価格の事前公表についても、この方法が妥当かどうか再検討してまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)最後に四項目めのバレーボール事故問題についてを教育次長 松本公則君。 ◯教育次長(松本公則君)皆さん、こんにちは。教育次長の松本でございます。  三十五番高橋議員の一般質問にお答えをいたします。  四項、バレーボール事故の問題についてであります。まず(一)の事故に関する総括についてでありますが、この件につきましては、現在係争中でありますので、まだ、現時点ではお答えすることができません。御理解をいただきたいと思っております。  次の(二)の日本スポーツ振興センターへの請求の経過についてであります。平成十五年の五月二十日の事故発生の災害報告書の提出後、同年五月、六月分の医療費を請求し、それについては給付が行われております。その後、約一年を経過した後の平成十六年七月からの複数の医療機関での治療費をスポーツ振興センターに請求いたしましたが、不支給の決定通知を平成十七年の三月三日に受けております。そして、低髄液圧症候群の診断が同年三月十八日に出されたことを受けて、同年五月に医療費支給の再度の申請を診断書を添えて行っております。しかし、この審査請求に対しても、平成十七年九月二十六日に不支給決定が出されております。  次に、調査委員会の設置についてでありますが、調査委員会は宇佐市立の小・中学校等で発生した事故について、その概要を明らかにするとともに、学校教育に対する信頼性の維持向上に寄与することを目的に設置をしております。今回の事故の件に関して、委員長、副委員長、三人の委員の五人のメンバーで今回の事故の関係者らに対し、事故発生時の状況、その後の措置対応等について事情聴取を行いました。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)以上で高橋議員の一般質問に対する執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  三十五番 高橋宜宏君。 ◯三十五番(高橋宜宏君)それでは、一項目から順次再質問をしたいと思います。  まず、市長・助役・教育長の退職金問題についての第一点目、特別職の退職金一カ月上乗せ支給の問題ですね。先ほどの答弁で宇佐市も市長を初めとする特別職の退職金を一期四十九カ月支給をしている実態がわかりました。それでは、退職金の上乗せ分はそれぞれどれほどになるのか質問いたします。 ◯議長(久保繁樹君)総務課長。 ◯総務課長(市丸恒典君)総務課長の市丸です。  お答えします。  市長につきましては、一カ月分で四十万五千円、助役につきましては二十六万円、教育長につきましては十一万二千円であります。 ◯議長(久保繁樹君)三十五番 高橋宜宏君。 ◯三十五番(高橋宜宏君)市長が四十万五千円、助役が二十六万円、二人おりますから掛け二ですね。それから教育長が十一万二千円。合計が百三万七千円になると思います。これは、正規のものではない。条例に就任時と退任時のそれぞれ一カ月をカウントするものですから、四十九カ月支給に一期がなるようなんですけれども。四月一日現在でですね。これは読売新聞の調査だったんですけれども、四十七都道府県のうち、一カ月分の上積み支給をやっているのが、三十一府県、約六六%で、このうち、同じ調査ですけれども六月一日現在でですね、今度の六月定例会に四十八カ月支給への条例改正案を提出する予定が茨城県や長崎県など五県あります。それから、神奈川県、福岡県など十県は是正すると明言しておりますし、大分県など五県は是正を検討すると。静岡県など三県が是正の必要性を検討すると回答したんだそうです。結局ですね、四十七都道府県の中で、未定とほかの自治体の動向を見るとした消極派は、京都府、青森県などわずかに八府県のみだったと。ちなみに私が皆さん方のお手元にですね、配布しておりますこの資料ですけれども、県下十四市の市長、助役、収入役、教育長の退職金支給状況であります。ちょっとですね、訂正をお願いしたいんですけれども、日田市のですね、それぞれ特別職の算定基準とするのが、実際に支払われているのは、そこに書いてるとおりなんですけれども、これは行革でカットした分なんですね。この退職金支給は、カットしない条例に載ってる分で算定をするらしくてですね、日田市市長さんが九十一万六千円、助役さんが七十四万六千円、収入役さんが六十五万六千円、教育長さんが六十三万三千円、そして一期分の退職金額が市長さんが二千二百四十四万二千円、助役さんが千四百六十二万千六百円、収入役が九百六十四万三千二百円、教育長が六百二十三万千百円となっています。それから、もう一カ所ですね、臼杵市がそこに四十八カ月支給となってますけれども、これは担当課職員が間違っとりまして、四十九カ月の支給ということであります。ですから、大分県下を見ますと、四十九カ月支給をしているのがですね、十四市中九市、六四%強がですね、一カ月分多く支払われているわけです。私は電話調査をやったんですけれども、近隣自治体の中にはではですね、早急に四十八カ月にもう変更したいと、条例改正をやっていきたいというようなところもございました。宇佐市は、これをどう是正するおつもりでしょうか。 ◯議長(久保繁樹君)総務課長。 ◯総務課長(市丸恒典君)先ほどの総務部長の答弁でも申し上げましたとおり、他市の状況等を見ながら、検討してまいりたいということでございます。 ◯議長(久保繁樹君)三十五番 高橋宜宏君。 ◯三十五番(高橋宜宏君)これは、ある意味職員のですね、退職時特別昇給とよく似てるんですね。私これ何年か前に、何度かこの一般質問の場で、これは変えた方がいいという提言をいたしましたところ、恐らく変わったと思うんですが。課長、職員の特別昇給どうなりましたか。 ◯議長(久保繁樹君)総務課長。 ◯総務課長(市丸恒典君)退職金の特別昇給の件でございますけども、定年退職につきましては、平成十六年度の退職から廃止をしました。それから、勧奨退職につきましては、勤続二十五年以上五十歳以上につきましては、特別昇給二号ということであります。 ◯議長(久保繁樹君)三十五番 高橋宜宏君。 ◯三十五番(高橋宜宏君)宇佐市は、九州の市レベルの団体で、私の記憶では当時ですね、五団体のみ三号級特別昇給というのをやってまして、これは、平成十六年度から是正しているということですからね。例えば他市の状況を見ながらというのはね、市民の暮らしとか生活に非常に影響があるような問題はそれはいいですよ。だけど、この問題はですね、余分に一カ月特別職の皆さん方がもらってて、四人だけの問題なんですよね。四人がこれやめようやと言ったら、済む問題じゃないんですか。どうですか、市長さん。 ◯議長(久保繁樹君)宇佐市長。 ◯市長(時枝正昭君)私もこの問題を提起されてですね、そういうことを考えたこともありませんでしたし、事実こういう金額が私、退職金としてもらえるということすら知りませんでした。あと三年ほどまだ余裕がありますので、その間にゆっくり考えたいと思います。 ◯議長(久保繁樹君)三十五番 高橋宜宏君。 ◯三十五番(高橋宜宏君)都道府県レベルの首長さんも知らない方が圧倒的に多かったらしいですね。だけど、やはりこういう問題はですね、今地方自治体が行革を本当、命がけでやってる時代でしょう。だからこそ今ね、特別職の皆さん方みずからがですね、変えていかないと、これは市民にだけ痛みを強要させるなんていうことでは、私通らないと思うんですよ、筋がね。ですから、率先垂範してみずから改革をしていくということをぜひやってもらいたいと思うんです。これは水かけ論になりますんで、もうこの辺で一点目は終わりますけれども。  それから、二点目ですけれども、特別職の退職金を審議する第三者機関というのがですね、数が大変少ないんです。その前に、私ちょっと一点聞きたいのがですね、退職金の一期分を十四市で見てみると、その表を参照していただきたいんですけれども、竹田市長さんが最も安いですね。千四百三十二万六千四百円、大分市長さんが最も高くて三千四百二十九万二千百六十円。ただですね、大分市は県下で唯一最後に乗じる割合にですね、以内規定を設けているんですね。百分の六十三以内となってますから、その都度、決めて議会に諮るということになっています。ですから、マックスでこういう状況になっているということであります。先ほどの答弁によりますと、宇佐市長さんは退職金が一期で千九百八十四万五千円、助役は千二百七十四万円ずつですね。教育長は五百四十八万八千円となっています。それぞれ四人に聞きますけれども、高いとお思いか、安いとお思いなんですか。ちなみに内閣総理大臣小泉さん五年務めてですね、六百六十万円だそうです。 ◯議長(久保繁樹君)宇佐市長。 ◯市長(時枝正昭君)市長の時枝です。  正直な気持ちを申し上げますと、これだけ苦労しておるわけですから安いと思います。 ◯議長(久保繁樹君)大園助役。 ◯助役(大園清一郎君)助役の大園です。  こういう退職金あるいは報酬の問題等に私自身が高い安いを論ずるものではないというように感じております。 ◯議長(久保繁樹君)千葉助役。半田教育長。 ◯教育長(半田 剛君)私今まで、このような今言われたようなことを考えたこともありませんでした。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)三十五番 高橋宜宏君。 ◯三十五番(高橋宜宏君)確かにおっしゃるとおりだと思うんですよ。高いか安いかというのは基準、物差しがはっきりしないからですね、御自身でどうお答えになるかというのは難しいと思います。だからこそ私提言をしたいんですけれどもね。全国で今第三者機関に諮問するというのは、全国の自治体で、これは総務省発表ですけれども、一割ぐらいしかないんですね。大分県も調べてみますと、そこに同じように資料に書いてますけれど、津久見市ですね、これが平成四年に報酬審議会に首長さん以下の特別職の退職金を諮問したことがあるということでありました。大分県でもほかには例がないようであります。だからですね、私、今度のこの問題を契機にですね、宇佐も特別職の皆さん方の退職金の算定をするときにっていいますか、退職金をベースになる金額をですね、第三者機関に審議してもらうというシステムを導入したらどうかと思いますけれども、市長さんいかがでしょうか。 ◯議長(久保繁樹君)総務部長。 ◯総務部長兼企画課長(出口 徹君)総務部長兼企画課長の出口でございます。  先ほども答弁しましたようにですね、確かに県下で退職金の報酬審議会への諮問というのは件数が本当に少ない。しかし、報酬については確認といいますか、申し上げておきますけれども、報酬につきましては審議会に答申をいただいて審議をいただいておりますけれども、今後もごらんのように大分県下でも情勢適用の原則というのが法律の中にあるんですけれども、県下の中でも当宇佐市は低い方に位置してると思います。市長さん以下の方、本人はお答えにくいと思うんですけども、我々から見れば、県下の情勢適用の原則から見れば、低い方だなと確認しておりますけども、今後は退職金についてもやっぱり諮問をして答申をいただく報酬審議会にかける方向が現在問われてる時代の趨勢だろうと思っております。 ◯議長(久保繁樹君)三十五番 高橋宜宏君。 ◯三十五番(高橋宜宏君)今、総務部長の前向きな答弁だったんで、それでいいと思います。ただですね、大分県では広瀬知事がですね、ことしの三月の第一回定例県議会の代表質問で、この退職金についても審議会で適正な水準にあるかを意見を聞くというようなことを表明しております。  二項目めの自治体の個人情報保護についてに行きたいと思います。  第一点目の個人情報の有効利用と保護のバランスの配慮なんですけれども、これなかなか難しいんですね。私もこれ情報公開条例と保護条例のバランスをどうとるのかとか、過去、何度かやってきましたけれども、私自身もここで明確に提言をしろと言ってもなかなかできない状況であります。ただですね、昨年四月に施行された個人情報保護法について、随分行政の方自身も誤解をしているケースが随分多いというふうに私思ってます。この個人情報保護法というのは、本来ですね、情報化社会への対応のための制度で、コンピューターの中に蓄積された大量データがですね、瞬時に流出拡散し、回収や被害の回復が大変難しいということがあって、これをですね、防止しようと、厳格に守ろうというのが法の趣旨なんですね。ある新聞にこういうことが出てました。個人情報保護の過剰反応例としてですね、自治体のケースですけどれも、市町村議会が議員名簿を提出しないとか、自治体が民生委員さんにひとり暮らしのお年寄りら防災弱者の情報を提供しないだとか、それから、消防がですね、火災の発生場所の番地を個人情報として明かさないとか、そういうケースがあると言うんですね。宇佐市の状況はどうでしょうか。 ◯議長(久保繁樹君)総務課長。 ◯総務課長(市丸恒典君)お答えをします。  確かに災害弱者の情報につきましては、共有できる状況になってないということでありますし、今後危機管理体制の中でですね、こういう問題も共有できるように努めていきたいなというふうに思っているところであります。議員の名簿につきましても、氏名の公表は行っているところであります。それから、火災につきましても一応何々地区というような形での今情報を出しているというところであります。 ◯議長(久保繁樹君)三十五番 高橋宜宏君。 ◯三十五番(高橋宜宏君)今総務課長お答えなったのをですね、私、事前に資料をいただいたんですよ。その資料にはそういうふうな回答ではなかった。逆の回答だったんですよ。宇佐市は何ら問題なくやっているというような回答だったですが、ちょっとそれお間違いじゃないでしょうか。 ◯議長(久保繁樹君)総務課長。 ◯総務課長(市丸恒典君)資料の中では、市会議員に関する情報についてはホームページ上で住所氏名等を公表しています。それから、民生委員に対する災害弱者情報に提供ですけども、これは必要性は認識をしているわけですけども、現状では民生委員が各地区の状況を把握しているだけで全体としては共有していません。それから、火災情報については先ほど言ったとおり、「○○付近」ということで提供しています。それから、民生委員、児童委員についての情報については、担当行政区と氏名を知らしていると、自治委員については行政区名と氏名を提供しているということです。 ◯議長(久保繁樹君)三十五番 高橋宜宏君。 ◯三十五番(高橋宜宏君)現場も若干混乱が私あるんじゃないかなというふうに思っているんですね。ですから、個人情報保護法それから個人情報保護条例も少しですね、現場のスタッフの皆さん方も少し研究をなさるようにどうか言っていただきたいというふうに思っているんですけども。さっきも言いましたようにね、個人情報保護法というのは、企業など民間が対象なんですね。自治体の個人情報の扱いを直接左右しているのは、個人情報保護条例、そういう誤解があります。それとこれ何でもかんでも個人情報に関することは、情報開示できないのかという問題じゃない。やっぱり、本人の同意が必要な場合と同意がなくてもですね、開示ができるケースも結構あるんですね。ですからそういう研究等もしてほしいと思いますし、それと先ほど永松議員がですね、PTAの連絡網をつくれないという悩みをおっしゃってましたけれども、これ例えば、きょう時間がないんで余り詳しくは申し上げられませんけれども、オプトアウトという制度があるんですね。簡単に同意とみなされる制度があるんで、こういうやつの研究もしてですね、そういうPTA等はそういうアドバイスをしてあげると、こういう問題が解消されるんではないかなというふうに私は思いました。  それからですね、私、最後に提言なんですけれども、宇佐市も保護すべき情報と公表、共有すべき情報の明確化を今後してもらいたいということとですね、二点目と関係するんですけれども、公務員の不祥事公表などというのは住民の知る権利にこたえるために個人情報を開示するケースを想定してですね、むしろ積極的に情報提供のルールを明文化する必要が私はあると思います。これは提言で結構です。  二点目の懲戒処分等の公開基準、氏名公表の問題ですけれども、大分県の人事課と県の教育委員会が五月二十五日にですね、二〇〇五年度の懲戒処分を公表しております。この際にですね、県の人事課は懲戒処分等の公表基準、これ内規ですけれども、六月一日付で見直して、懲戒免職や報道などで被処分者の氏名が明らかな場合は実名を公表するとしたんですね。県教委も同様の公表基準を十五日から適応しているとのことですけれども、宇佐市は先ほどの答弁では公表基準もないしですね、懲戒免職者の氏名公表をやっていないということなんですけれども、こういう意味にかんがみてですね、公表基準を設けたり、懲戒免職者の実名公表に踏み切るそういうお気持ちはありませんか。 ◯議長(久保繁樹君)総務課長。 ◯総務課長(市丸恒典君)懲戒処分等の公表基準の制定についてはですね、制定する方向で検討してまいりたいというふうに考えてます。 ◯議長(久保繁樹君)三十五番 高橋宜宏君。 ◯三十五番(高橋宜宏君)わかりました。実名公表の方もぜひお願いしたいと思います。  三項目めのウイニー問題と入札制度改革についてです。ウイニー問題ですけれども、先ほど市長の答弁で、これは社員の捏造だったということで憤慨してるというようなことでありました。私もこの口きき依頼文書を入手しておりまして、この文章の中でちょっと気になる箇所が何カ所かあるんですけれども、二点ほどお聞きしたいと思います。依頼文書の中身なんですけれども、担当課からは当社、これは日本理水設計ですけれども、M水道、これは伏せておきます。Mというふうにしたいと思います、M水道に発注前の見積もりや現地確認などを依頼していると言われており、市長面談後もその状況は変わっていない様子である。この日本理水設計の方と市長は、直接お会いにはならなかったんですか。それともう一つですね、公共事業の入札業者と市長というのは、日常的にお会いになることがあるんでしょうか。 ◯議長(久保繁樹君)水道課長……。 ◯三十五番(高橋宜宏君)市長しか会ってないでしょう。あんた会ったの、市長と一緒にいたの? ◯議長(久保繁樹君)宇佐市長。 ◯市長(時枝正昭君)お答えいたします。  私は、日本理水設計と会ったことは一度もありません。どういう立場の人にも会ったことはありません。それから、日常的にも業者の方とお会いすることはありません。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)三十五番 高橋宜宏君。 ◯三十五番(高橋宜宏君)その言葉を私は信じたいと思っております。大園助役もこういうことはないですか。 ◯議長(久保繁樹君)大園助役。 ◯助役(大園清一郎君)助役の大園です。  ただ、私のところにはあいさつということで来ることはございますけど、ただそういう形でどうかというものについての面識は一切ございません。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)三十五番 高橋宜宏君。 ◯三十五番(高橋宜宏君)大園助役のその言葉も信用したいと思います。  もう一点ですね、M水道が宇佐市に指名に入りやすいようにと水道課T係長の口ききで再就職したということがわかったと書いてるんですね。これは、事実ですと天下り記述です。T係長が口ききを行ったかどうか事実関係を課長にお聞きしますけれども、調査したんでしょうか。 ◯議長(久保繁樹君)水道課長。 ◯水道課長(瀬戸重光君)水道課長です。
     そういう係長でですね、そういう人事権等もありませんし、そういう紹介するという権力もありませんので、そういう事実関係はないものと思っております。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)三十五番 高橋宜宏君。 ◯三十五番(高橋宜宏君)調査をしたかどうか聞いているんです。人事権はないとは言えないと思いますよ。宇佐市で何かのポストに係長が与える、何かのポストを与えるという人事権はないでしょうけれども、例えば関係のある業者の会社のね、それだったらお願いするちゅうことはこれは十分あり得る話なんですけれどもいかがですか。 ◯議長(久保繁樹君)水道課長。 ◯水道課長(瀬戸重光君)そういう調査もしましたけども、そういう事実関係はありません。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)三十五番 高橋宜宏君。 ◯三十五番(高橋宜宏君)わかりました。それも信じたいと思います。  ただですね、今度のこの問題を何で私出したかといいますと、根掘り葉掘り私聞くつもりはないわけで、ただこういう口きき行為が、これは未遂だったと思いますよ、やっていないと私は信じたいんですけれども、ただやっぱりこれ氷山の一角であるという事実を皆さん方に知っていただきたいわけであります。  次の質問に入りますけれども、二点目の予定価格の事前公表前とですね、事前公表後の落札率の推移がさっき答弁でありましたけれども、これかなり事前公表を始めてから落札率が高まってるんですね。上限張りつきが非常に厳しい状況になっているという状況がわかってきました。事前にいただいた平成十七年度の新宇佐市全体のですね、予定価格に対する落札率は九六・八%になっていますね。内訳を見ると、本庁関係が百二十六件で落札率が九五・一%、安心院支所が五十五件で何と九九%、院内支所が六十九件で九八・六%なんです。これはですね、もう奇跡に近い状況ですね。この数字は、談合が日常茶飯で行われているという状況証拠です。これ証明どころかですね、うそのような本当の話があるんですけど、私が何年か前にですね、ある私の知り合いの業者の方と車ですれ違ってとまってですね、社長どこにお越しですかと言ったらですね、「あ、高橋さん、はっはっは、今から談合です」と私も思わずですね、がんばっちょいでと言ってしまった。これ後で失敗したなと思ったんですけれども、そういうね、日本というのは宇佐もそうですけど、談合文化というのは確かにあるんですね。私も勇気が要るんです、ここでいろいろ言うのもですね。だけど、だからといってこれがそのままでいいはずがないわけでね。  だから、この三点目の入札制度改革に入るんですけれども、ことし十月からいろんな入札制度改革をやるというような答弁がございました。その前にですね、入札改革の成功例がいろいろな自治体が試みてあるんですけれども、三つのポイントがあるんですね、成功している自治体の。一つはですね、指名制度を全廃してるんです。一般競争入札へ全面移行させていると。もう一つは、一定の能力があれば、下請だった業者でもだれでも入札に参加できるようにするということと、三番目はですね、役所の発注部門と産業育成部門を分離させるということなんですね。そういうことが非常に重要だと思いますけれども、今回の改革でですね、現場説明会の廃止だとか、郵送方式の導入というのは大変有効かもしれませんね。これは私、期待をしております。それから、予定価格の事前公表の見直しについてですけれども、これ再検討をするとおっしゃてました。  そこでですね。私一つ心配なんです。一月から改正独禁法が施行されましたね。内部情報提供をした違反企業にですね、課徴金を減免する仕組みが導入されたんで、今全国でですね、いろんな談合が発覚しております。発見率が非常に高まっている事実もあります。だからこそ余計私は心配なんですけども、この議会からとかですね、行政の執行の皆さんの中から逮捕者が出たら困りますよね。だから私は提言したいんですけれども、予定価格の事前公表を続けるのであればですね、指名業者間の談合防止策をこれはとらなければだめですよ。それから、逆にですね、事後公表をこれから導入していくというんであれば、行政側に一層の口きき行為の防止とかですね、それから守秘義務を守るというそういう精神を持っておかないとこれは官製談合になって、執行の皆さん方がお縄になってしまうということもあるわけですね。その辺を心配するんですけども、契約検査課長いかがですか。 ◯議長(久保繁樹君)契約検査課長。 ◯契約検査課長(秋吉 卓君)契約検査課長の秋吉でございます。  高橋議員の再質問にお答えいたします。  質問のありましたように、非常に高い落札率ということで競争性がかなり損なわれると感じております。抜本的な改革をしなければならないということは十分に承知しております。  指名の事項とか予定額の事後公表についてこれから入札制度検討委員会にかけて検討してまいるという方向でございます。実施するとなれば、そういうふうに守秘義務もありますし、業者間の接触とか業者同士、市職員同士の接触等のモラールは絶対に守るようなルールをつくらなくてはならないと感じておりますし、事前公表をずっと続けていくとなるとですね、市内業者育成という観点があります。しかしながら、この観点もあくまでも競争性があるという前提であります。競争性がなかったら、市内業者の育成はないんじゃあないかと、ちょっとないと言うのは語弊でありますけども、市民の税金が活用されてないということが言えるんじゃないかと感じておりますので、やはりより一層指名から一般へとできる分はやっていくと。いろんな方策があろうと思います。一般にするとか、いろんなコンサルについては一般指名じゃなくてプロポーザルとかコンペ方式とか、いろんなさまざまな手法があると思いますので、あらゆる方策を検討を重ねながら、来年の体制をとっていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)三十五番 高橋宜宏君。 ◯三十五番(高橋宜宏君)時間が残り少なくなりつつあるんで、この問題はそれぐらいにしたいと思います。秋吉課長、あなたはホープなんでぜひ頑張ってください。期待しております。これやっぱりね、トップがそういう意向じゃないと職員が幾ら頑張っても、これあの何もならないんで、トップの方がぜひ指示を与えてほしいというふうに思います。  四項目めのバレーボール事故問題についてです。先ほど、答弁で係争中だから総括できないというようなこともございました。確かに係争中ですから私も根掘り葉掘りは聞こうとは思いません。ということで、一点だけですね、これも係争中だからということで答弁願えないかもしれませんけれども、私は虚偽報告ではなかったかなというように思うんですけども、日本スポーツ振興センターへの提出書類に添付された校長名の災害報告書というのは、母親の証言と食い違う部分がありますよね。例えば、事故は五時限目の授業中だったというんですけれども、母親の調査では同二時半だったと言われておりますし、昼食時休憩時間中となっておりますけれども、発生時間午後一時四十分となっているということでありますが。もう一つですね、体育担当教諭に頭が痛いので休ませてと訴えたが、その後の授業で縄跳びをさせた事実、これも載せていなかったと言うんですけど、これは本当なんでしょうか。 ◯議長(久保繁樹君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(辛島亮一君)学校教育課長でございます。  御答弁いたしたいと思います。  事故報告書、災害報告書につきましては、議員おっしゃったとおりその記載内容に双方の違いがございますので、その点につきましては今後の審理の中で影響が出ますので、審理の中で明らかになると思っておりますので、答弁は控えさせていただきます。 ◯議長(久保繁樹君)三十五番 高橋宜宏君。 ◯三十五番(高橋宜宏君)調査委員会の中で、どうしてそのような虚偽報告をしたとかそういう理由を担当教諭とか校長に聞いたということもないですか。それも、答えられませんか。 ◯議長(久保繁樹君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(辛島亮一君)答弁いたします。  事故調査委員会の中では、当時の状況等を調査する意味で学校関係者等五名から事情聴取を行いました。その中に、災害報告書の記載等についても聴取をしております。  以上でございます。 ◯議長(久保繁樹君)三十五番 高橋宜宏君。 ◯三十五番(高橋宜宏君)内容については、私もう係争中ですからお聞きはしませんけれども、今回の事件というのは私何かの事件によく似てるなと思って、はっと思い起こしたんですけれども、これあの高松塚のですね、カビ問題がありましたね。あの修復で中に傷を入れてしまって文化庁が隠ぺい工作をして何か口をぬぐおうとしたんだけどもばれてしまって、大騒ぎになって、あのケースに大変酷似しているんじゃないかなと思っているんです。私ね、半田教育長というのは、私の中学時代の恩師ですからね、ここでこうやってね、いろいろ言うのは、もう本当に心苦しいんですけれどもね、六月議会の開会日の冒頭でこう報告したことは、おかしいんじゃないかと思ったんですけども、宇佐市としては、バレーボール頭部打撲事故と一年十カ月後に診断された脳脊髄液減少症との因果関係を独自に判断する機能を有していないから、独立行政法人日本スポーツ振興センターの判断によらざるを得ないとこう報告されたんですよね。私は、今回の事故で市教委が一番重大な過ちを起こしたのはこの箇所じゃなかったかなと思ってるんです。私は今回のトラブルでですね、改めて学校とか教育委員会が、だれのためのものなのかということを考えさせられたんですね。教育の根幹にかかわる問題ですけれども。市役所というのは皆さん方御承知のとおり、これは市の職員のための市役所じゃないですよね。これは市民のための市役所なんです。それから農協もこれ農協の職員とか役員の皆さん方の農協じゃなくて農家のための農協です。これは自明の理と言うんですけどね。同じようにですね、学校とか教育委員会というのは、先生のためとか教育委員の組織のためとか、これじゃないでしょう。やっぱり、児童とかね、生徒のための学校でなければならないし、教育委員会でなければならないと思ってるんですよ。だからこそですね、これちょっと斉藤議員がちょこっと言ってました。私今まで斉藤議員とは、なかなか意見の一致ちゅうのはなかったですけれども、今日そこで意見の一致をみてですね、斉藤議員とも近々一杯飲みたいと、割り勘で飲みたいというふうに思ったぐらいなんです。それはね、私は感覚的、本能的に正しいと思います。ですからね、少なくとも昨年三月にこの被害者の方ですね、三月に熊本県の荒尾市民病院で脳脊髄液減少症と診断されて、しかも相当因果関係があると。多少でもあったらね、私はやっぱり生徒の立場で宇佐市がですね。これなかなか保険会社ちゅうのは、お金を出したがらないんですよ。宇佐市が日本スポーツ振興センターを相手どってですね、治療費や後遺症障害の損害賠償請求をね、私は起こすべきではなかったかと。今でも思っています。これ何か見解があればお聞きしたいと思います。 ◯議長(久保繁樹君)教育次長。 ◯教育次長(松本公則君)教育次長の松本でございます。  事件の中身に入らない程度でお答え申し上げたいと思うんですが、まず、一つ事実誤認についてですが、日本スポーツ振興センターというのはですね、教育長の報告の中でも何度も申し上げたと思うんですが、独立行政法人なわけです。だから、保険会社、民間の保険会社というのは全くの事実誤認でありますので、小泉改革の中で今まで国が行っていた業務を独立採算性を求めるために、独立をさして行っている行政の業務だということで、事実誤認については御理解を賜りたいと思っております。  それから、こういった結果に対して市がやっぱり裁判を起こすべきぐらいの気概が欲しかったということですが、実はそこが一番の問題です。市が逆に例えば国に向かって、あるいは独立行政法人に向かってそういった裁判を起こす場合は、ごらんのとおり議会の同意というものが必要となってまいりますし、私どもとしてはそういった確信が持てないし、持てないからこそ、私どもとしては好戦的ではありませんけども、あえて裁判を受けざるを得ない。私どもが、皆さん方に同意を求めてこのことは児童を守るためにあえてすべきだということでもですね、そういった確信を持てなかったから、こうせざるを得なかったということを御理解をいただきたいと思っています。 ◯議長(久保繁樹君)三十五番 高橋宜宏君。 ◯三十五番(高橋宜宏君)斉藤議員も同じようなことを言ってたんですけれども、何ていうか、そういう行政の、市教委の意思がね、重要なんですよ。裁判に勝つか負けるかこれはわかりませんよ。だけど、生徒の立場に立ってね、やるということが重要だということを申し上げたいというふうに思います。これは裁判、係争中ですので、今後裁判の推移を見守りたいというふうに思いますけれども、最後にもう一遍、学校とか市教委はですね、もう一度教育の原点に帰ってほしいというふうに思いまして、私の一般質問を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)時間が来ましたので、以上で高橋議員の一般質問を終結いたします。  ただいま日程第一、市政一般に対する質問の途中でございますが、本日の会議はこの程度にとどめます。  次の本会議は、あす十五日午前十時から再開し、市政一般に対する質問の続きを行います。  それでは、本日はこれにて散会いたします。長時間にわたり、御苦労さまでございました。              散会 午後五時十六分 宇佐市議会...