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2005年09月13日 平成17年第5回定例会(第3号) 本文
2005年09月13日 平成17年第5回定例会(第3号) 名簿

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  1. 宇佐市議会 2005-09-13
    2005年09月13日 平成17年第5回定例会(第3号) 本文


    取得元: 宇佐市議会公式サイト
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    2005年09月13日:平成17年第5回定例会(第3号) 本文 (346発言中0件ヒット) ▼最初のヒット箇所へ(全 0 箇所) / この文書をダウンロード      ○ 会 議 の 経 過              開議 午前十時〇二分 ◯議長(久保繁樹君)皆さん、おはようございます。  ただいま出席議員は四十九名で、地方自治法第百十三条の定足数に達しておりますので、議会は成立いたしました。  これより、九月二日をもって招集されました第五回宇佐市議会定例会を再開いたします。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、昨日に引き続き市政一般に対する質問となっております。   ~ 日程第一 市政一般に対する質問 ~ ◯議長(久保繁樹君)日程第一、市政一般に対する質問を議題といたします。  通告に従い、順次発言を許します。    市政一般に対する質問一覧表(平成十七年九月十三日) ┏━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━┓ ┃発 言 者│    発  言  の  要  旨     │答弁を ┃ ┃     │                      │求める者┃ ┠─────┼──────────────────────┼────┨ ┃十四番  │一、周辺地域の住民のバス利用を保障する体制 │市  長┃ ┃大隈尚人君│ づくりについて              │    ┃
    ┃     │ (1)路線バスに対して旧院内町では年間八〇〇 │    ┃ ┃     │  万円の補助を行ってきた。今後も補助を継 │    ┃ ┃     │  続していくのか。            │    ┃ ┃     │ (2)合併に伴いこれまで利用できていた町バス │    ┃ ┃     │  が使えなくなり、大変不便に感じるという │    ┃ ┃     │  声が婦人会や敬老会、市民ボランティア団 │    ┃ ┃     │  体等から聞かれるが、これらについて何ら │    ┃ ┃     │  かの手だてを考えているのか。      │    ┃ ┃     │二、アスベスト対策について         │市  長┃ ┃     │ (1)公共施設のアスベスト使用状況の把握とそ │    ┃ ┃     │  の後の処置はどうなっているか。     │    ┃ ┃     │ (2)アスベスト使用施設に長年勤務したり、利 │    ┃ ┃     │  用したりした人が健康状態に不安を感じた │    ┃ ┃     │  ときのための相談ができる窓口はあるのか。│    ┃ ┃     │ (3)該当者の把握、あるいは健康状態について │    ┃ ┃     │  今後も継続的な追跡調査等を行う予定があ │    ┃ ┃     │  るか。                 │    ┃ ┃     │三、院内町給食センターの改築について    │市  長┃ ┃     │ (1)旧院内町の小・中学校五校の給食をまかな │    ┃ ┃     │  う院内町給食センターが開設してから三十 │    ┃ ┃     │  数年がたち、施設の老朽化が目立ち始めた。│    ┃ ┃     │  これに伴い子どもたちの食の安全面からも │    ┃ ┃     │  旧院内町では早急に改築を行うということ │    ┃ ┃     │  であったが、市としてはどのように考えて │    ┃ ┃     │  いるのか。               │    ┃ ┠─────┼──────────────────────┼────┨ ┃十一番  │一、アスベストの調査や今後の対策について  │担当部長┃ ┃用松律夫君│ (1)未調査箇所の対策について。       │    ┃ ┃     │ (2)床面積八十平方メートル以上、五〇〇平方 │    ┃ ┃     │  メートル以下の施設の対策について。   │    ┃ ┃     │ (3)使用が判明した施設の利用者や使用現場で │    ┃ ┃     │  働いていた市民の健康対策について。   │    ┃ ┃     │ (4)分析費用、多額の除去費用の助成について │    ┃ ┃     │  (例えば融資斡旋や利子補給など)。   │    ┃ ┃     │ (5)水道の石綿管対策について。       │    ┃ ┃     │ (6)相談窓口の拡充について。        │    ┃ ┃     │ (7)国に抜本的対策を求める方策と決意につい │    ┃ ┃     │  て。                  │    ┃ ┃     │二、国保税と医療問題について        │担当部長┃ ┃     │ (1)国保四十四条に基づく要綱作りと併行した │    ┃ ┃     │  救済策について。            │    ┃ ┃     │ (2)申請減免を何故拡充しないのか。     │    ┃ ┃     │ (3)生活困窮者については命綱である保険証の │    ┃ ┃     │  強制取り上げはやめるべきではないか。  │    ┃ ┃     │ (4)高齢者の高額委任払い制度の導入を。   │    ┃ ┃     │ (5)中津市民病院に委任払い制度の協定締結へ │    ┃ ┃     │  再度の働きかけを。           │    ┃ ┃     │ (6)財政安定化支援金の全額繰り入れや一般会 │    ┃ ┃     │  計からの繰り入れでせめて三市町の平均の │    ┃ ┃     │  所得割に。               │    ┃ ┃     │ (7)脳ドック健診の拡充について。      │    ┃ ┃     │三、農業問題について            │助  役┃ ┃     │ (1)米などの農産物の付加価値を高める諸策に │    ┃ ┃     │  支援を。                │    ┃ ┃     │ (2)耕作放棄農地の対策について。      │    ┃ ┃     │四、政治倫理条例について          │市  長┃ ┃     │ (1)早期に制定すると答弁されていたが、いつ │    ┃ ┃     │  になるのか。              │    ┃ ┃     │五、市民サービスの向上について       │市  長┃ ┃     │ (1)公文書の公開・請求がファックスやメール │    ┃ ┃     │  でも可とすべきだが。          │    ┃ ┃     │六、災害対策について            │担当部長┃ ┃     │ (1)都市総合防災計画のなかで、土砂災害危険 │    ┃ ┃     │  地域に対する早急な対策を。       │    ┃ ┃     │ (2)震度計の配置とその機能の強化を。    │    ┃ ┃     │ (3)合併に伴い防災体制で危惧される点はない │    ┃ ┃     │  か。                  │    ┃ ┃     │七、行財政改革について           │助  役┃ ┃     │ (1)莫大な委託料の見直しを。        │    ┃ ┃     │ (2)各種補助金、各種交付金の見直しはどう進 │    ┃ ┃     │  んでいるのか。             │    ┃ ┃     │ (3)特殊勤務手当てなどの見直しを。     │    ┃ ┃     │ (4)入札価格の適正化はどうはかられているか。│    ┃ ┠─────┼──────────────────────┼────┨ ┃五十一番 │一、大分県立四日市高校が県立宇佐高校に平成 │教育長 ┃ ┃広岡利公君│ 十九年四月一日より合併になり生徒の通学路 │    ┃ ┃     │ について。                │    ┃ ┃     │ (1)七〇〇人以上の学生が宇佐高校に通学し経 │    ┃ ┃     │  路は四日市方面から駅川に至るまで、ほと │    ┃ ┃     │  んど上田橋を渡って登校するが歩道橋もな │    ┃ ┃     │  い現状だ。東上田を通過、県道を渡り宇佐 │    ┃ ┃     │  小学校裏側を通過することになる。放生会 │    ┃ ┃     │  線と県道の交差点には信号機も設置してい │    ┃ ┃     │  ない。非常に危険である。宇佐小学校の裏 │    ┃ ┃     │  通りは歩道もなく宇佐高校の裏門までは電 │    ┃ ┃     │  灯もない。長洲方面も生徒は倍増となり金 │    ┃ ┃     │  屋より高森から北宇佐原の経路となる。長 │    ┃ ┃     │  洲・宇佐線とフラワーロードの交差点も電 │    ┃ ┃     │  灯もなく生徒も犠牲となった事があり電灯 │    ┃ ┃     │  が必要だ。               │    ┃ ┃     │ (2)県立高校の合併も県の方針で仕方ないが生 │    ┃ ┃     │  徒の身の安全が第一である。改善方と合併 │    ┃ ┃     │  時までに完了させるべきである。     │    ┃ ┃     │二、長洲中学校の事件について        │    ┃ ┃     │ (1)先般長洲中学校において消火器を教室内に │    ┃ ┃     │  散布。学校側の被害届にて事件となり警察 │    ┃ ┃     │  沙汰となった、在校生二人 未成年三人  │    ┃ ┃     │  成人二人 計七名が逮捕された。     │    ┃ ┃     │ (2)保護者は学校側に謝罪して被害弁償を申し │    ┃ ┃     │  出て教育委員会と数日間請願し、示談書を │    ┃
    ┃     │  要請したが最終的に示談成立に至らなかっ │    ┃ ┃     │  た。起訴直前になって身上書を再度要求し │    ┃ ┃     │  裁判所に提出したが時間がなくて、効力な │    ┃ ┃     │  く起訴された。当日在校生二名は釈放され │    ┃ ┃     │  たが、成人二人は罰金刑と、残り三人は少 │    ┃ ┃     │  年院行きとなった。現在も主犯格の一人は │    ┃ ┃     │  福岡の少年院に送致一年程度は刑に服する │    ┃ ┃     │  破目となった。             │    ┃ ┃     │ (3)事件は重く受け止めるべきだが事の発端は │    ┃ ┃     │  学校側にもいささか問題点があろうと判断 │    ┃ ┃     │  しなければならない。在校生の話では以前、│    ┃ ┃     │  教員から暴力を受け、頭や顔など踏みつけ │    ┃ ┃     │  られた。後日は保護者に饅頭を持って行き │    ┃ ┃     │  謝ったらしい。教員の暴力は饅頭で解決が │    ┃ ┃     │  出来るが、生徒の不始末は、実刑に及ぶ。 │    ┃ ┃     │  この様な事件を契機に学校側も毅然とした │    ┃ ┃     │  態度で教育に励んで頂き師弟との融和を考 │    ┃ ┃     │  慮してもらいたい。この様な暴力教師は宇 │    ┃ ┃     │  佐中学校には間違っても配属は御免だ。私 │    ┃ ┃     │  の孫も来春は宇佐中学校一年生になる。  │    ┃ ┃     │三、駅川地区、上田、畑田地区五十六名の農振 │市  長┃ ┃     │ 除外申請について             │    ┃ ┃     │ (1)何故に農振の除外を却下したのか。大幹線 │    ┃ ┃     │  二号線周辺も同じ第一種農業振興地域であ │    ┃ ┃     │  るが、次々に何ら問題もなく除外を認可し │    ┃ ┃     │  ている。イオン九州の進出を拒否する目的 │    ┃ ┃     │  で市長の独裁であり職権乱用である。上田、│    ┃ ┃     │  畑田地区五十六戸の農家は土地を売却する │    ┃ ┃     │  積もりはなく賃貸して農地を守ることで農 │    ┃ ┃     │  家の経済を確立せんがために協定を結ぼう │    ┃ ┃     │  としている。この様な農家の将来展望を市 │    ┃ ┃     │  長は考えたことがありますか。      │    ┃ ┃     │ (2)この度の市長の選挙事務所は商工会議所で │    ┃ ┃     │  あると聞いていますが、商工会に義理を尽 │    ┃ ┃     │  すために会議所の意向で除外申請を却下し │    ┃ ┃     │  たとしか思えない。大型商業店舗進出検討 │    ┃ ┃     │  委員会の選出方法も誘致反対派の委員で多 │    ┃ ┃     │  数を占めておるとかで、市民消費者関係は │    ┃ ┃     │  少人数で協議を実施した様だが公の立場で │    ┃ ┃     │  そんな無謀な行為が許されるのか。二十五 │    ┃ ┃     │  名の委員をこの場で発表してほしい。又、 │    ┃ ┃     │  文書でも示してほしい。         │    ┃ ┃     │ (3)イオンの会社の計画では地元優先の雇用で、│    ┃ ┃     │  八〇〇人規模の採用が見込まれ、宇佐市が │    ┃ ┃     │  実施している企業誘致と違って固定資産や、│    ┃ ┃     │  其の他の税収も含め宇佐市の経済効果も抜 │    ┃ ┃     │  群である。               │    ┃ ┃     │   建設事業関連も市内商工業者のテナント │    ┃ ┃     │  店を導入させ事業費二〇〇億円強の投資も │    ┃ ┃     │  実現させ宇佐市発展にも大きく貢献すると │    ┃ ┃     │  言っている。この様な企業こそ市長として │    ┃ ┃     │  誘致を歓迎し、市内商店と共存共栄の企業 │    ┃ ┃     │  として協力すべきではないか。市長の独断 │    ┃ ┃     │  で申請を却下して宇佐市民の大多数の期待 │    ┃ ┃     │  を裏切っても六万三〇〇〇人の代表として │    ┃ ┃     │  市内に大手を振って歩けますか。商工会議 │    ┃ ┃     │  所は宇佐市の将来展望をどの角度で見てい │    ┃ ┃     │  るか。                 │    ┃ ┃     │ (4)前市長の佐瀬氏は平成七年から四日市区画 │    ┃ ┃     │  整備事業を、向う十年計画で事業費五〇〇 │    ┃ ┃     │  億円以上と最終的には六〇〇億円を投資し │    ┃ ┃     │  商工業者の発展に寄与すると発表した。当 │    ┃ ┃     │  時、私も商工観光課に関連した産業経済委 │    ┃ ┃     │  員会に所属していましたし大賛成でありま │    ┃ ┃     │  した。ところが四日市商店主達は八十五% │    ┃ ┃     │  強の反対署名を議会にも提出した。非常に │    ┃ ┃     │  残念だったが商工会の申し入れなのでやむ │    ┃ ┃     │  なく中止となった。佐瀬市長始め商工課の │    ┃ ┃     │  苦労も水の泡と消えました。馬鹿馬鹿しい │    ┃ ┃     │  話である。四日市の商工会員の皆様でも困っ│    ┃ ┃     │  たものだと愕然としました。これからは何 │    ┃ ┃     │  を計画しても実現は不可能と感じている。 │    ┃ ┃     │  イオンの進出に反対する資格はない筈であ │    ┃ ┃     │  る。                  │    ┃ ┃     │四、アスベストについて           │建設水道┃ ┃     │ (1)天津小学校は新聞で報道されたが、市営住 │部  長┃ ┃     │  宅等は心配ないのか。他の公共施設はどう │    ┃ ┃     │  なっているのか。            │    ┃ ┠─────┼──────────────────────┼────┨ ┃十五番  │一、行財政改革を断行するうえで一般会計の見 │市  長┃ ┃石川和明君│ 直しは勿論のこと、特別会計の抜本的見直し │    ┃ ┃     │ が必要であると思うが市長の基本姿勢を伺う。│    ┃ ┃     │二、公共施設について、責任ある検査・管理・ │市  長┃ ┃     │ 運営を行っているのか伺う。        │    ┃ ┠─────┼──────────────────────┼────┨ ┃二十一番 │一、新宇佐市に於けるアスベスト調査について │各担当 ┃ ┃筌口 孝君│ の現状と対策について伺う。        │部課長 ┃ ┃     │二、過疎地域自立促進計画と生活環境の整備と │市  長┃ ┃     │ 対策について伺う。            │    ┃ ┃     │ (1)旧町道の整備計画と一般生活道の整備促進 │担当課長┃ ┃     │  について。               │    ┃ ┠─────┼──────────────────────┼────┨ ┃二十八番 │一、財政問題について            │市長・ ┃ ┃和氣敏彦君│ (1)財政再建に向けての計画書の策定はなされ │部長及び┃ ┃     │  ているか。               │担当課長┃ ┃     │ (2)平成十六年度旧市町の経常収支比率と公債 │    ┃ ┃     │  比率は、また、前年度との対比は。    │    ┃ ┃     │ (3)特例債で「基金」の設置は。       │    ┃ ┃     │ (4)財政再建をする中、「過疎地域促進事業計 │    ┃ ┃     │  画」との整合性と実効性は。       │    ┃
    ┃     │ (5)合併により国から特別交付税として配分さ │    ┃ ┃     │  れた支援、補助、交付金などの事業名と金 │    ┃ ┃     │  額は。                 │    ┃ ┃     │ (6)国税の増収で国からの交付金が増加配分さ │    ┃ ┃     │  れると報道されていたが真実なのか。   │    ┃ ┃     │二、農業問題について            │市長・ ┃ ┃     │ (1)法人化された農業団体の数と今後の対応は。│部長及び┃ ┃     │ (2)旧安心院、院内には特産物が開発されてい │担当課長┃ ┃     │  るが、旧宇佐市において開発促進する考え │    ┃ ┃     │  はあるのかどうか。           │    ┃ ┃     │ (3)JAの衰退が進んでいる中、行政との連携 │    ┃ ┃     │  はどのようになされているのか、また、先 │    ┃ ┃     │  の市有地無償譲渡の結果は。       │    ┃ ┃     │三、来年四月から「介護支援ボランティア控除 │市長・ ┃ ┃     │ (仮称)」が実施されるようだが宇佐市の対 │部長及び┃ ┃     │ 応は。                  │担当課長┃ ┗━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━━┛ ◯議長(久保繁樹君)まず、十四番 大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)皆さん、おはようございます。十四番 大隈でございます。  きのうの台風災害のお見舞い、大変ありがとうございました。そして、台風災害に遭われた方に心からお見舞い申し上げます。  ただいまから質問させていただきます。  一点目、二点目、三点目について質問したいと思いますので、よろしくお願いします。  まず、一点目は、地域住民のバス利用を保障する体制づくりについてでありますが、一点目として、バス路線に対して、旧安心院町、旧院内町、これは共通の問題点でありますが、年間にですね、安心院町では一千万円、院内町では約八百万円の補助を行っておりましたが、このことについて、今後も補助金を継続していくのかお伺いしたいと思います。  二点目にですね、これも安心院と院内で共通する問題点なんですが、答弁の方よろしくお願いしたいんですが、合併に伴いこれまで利用していた町バスが使えなくなり、大変不便を感じているという声が婦人会や敬老会、市民ボランティア等々から聞かれる、これらのことについて何らかの手だてを考えているのかお伺いしたいと思います。  二点目については、アスベストのことなんですが、これはきのうから、またあとの議員さんもいろんなことで質問をするということで、大変大事なことですので、よろしく答弁をお願いしたいと思いますが、私は三点について質問をしたいと思います。公共施設のアスベスト使用状況の把握度、今後の処理状況をどう考えているのか。二点目に、アスベスト使用施設に長年勤務したり、利用した人が、健康状態に不安を感じたときのための窓口はちゃんと設けているのですかということです。三点目は、該当者の把握、あるいは健康状況について、今後も継続的な追跡調査を行うことを予定しているのかということであります。  三点目に、これは院内町の懸案事項の一つなんですが、院内町の給食センターの改築についてでありますが、旧院内町の小中学校の五校の給食を賄う院内町給食センターが開設して三十年余りたちます。施設の老朽化が目立ち、これに伴い、子どもたちの食の安全面から見て、旧院内町では早急に改築を行うということであったが、市としてこのことについてどのように考えているのか、質問したいと思いますので、答弁をよろしくお願いします。 ◯議長(久保繁樹君)それでは、大隈議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 時枝正昭君。 ◯市長(時枝正昭君)皆さん、おはようございます。市長の時枝です。  十四番 大隈議員の一般質問にお答えいたします。  三項目め、院内町給食センターにつきましては、昭和四十六年竣工、築後三十四年を経過いたしております。そこで、安心院町、院内町における給食業務をどのように行うか調査・検討するために宇佐市立学校給食センター建設検討委員会を設置いたしまして、八月二十二日より検討を始めたところであります。今後、可能な限り早急に結論を出し、よりよい方向を明らかにしていきたいと考えております。  以上で私の答弁を終わりますが、その他については担当部課長に答弁してもらいますので、よろしくお願い申し上げます。  終わります。 ◯議長(久保繁樹君)次に、一項目めのバス利用の体制づくりを、院内支所長 衛藤 強君。 ◯院内支所長(衛藤 強君)皆さん、おはようございます。院内支所長の衛藤でございます。  昨日は、災害調査、大変御苦労さまでございました。  それでは、十四番 大隈議員の一項目めの質問にお答えします。  まず初めに、路線バスの補助についてお答えします。合併協議項目第二十八の重要施策関係の取り扱いについての協議の中で、バス路線運行補助金は現行のとおりとすると、そのような決定をした経緯があり、基本的には今後も継続をしますが、コミュニティーバスとの調整を図っていかなければならないと思っています。過去の実績といたしまして、平成十六年度は旧院内町管内四路線で七百九十万円、平成十五年度は三路線で六百七十万五千円、平成十四年度は四路線で七百八万五千円の支出を行っています。新市で導入を検討しているコミュニティーバス事業についても、市町村をまたぐ路線バス及び国道を運行する路線バスは現行のとおりとし、枝線の路線バスは、僻地患者輸送バスとの調整を図りながら年次計画により補助の打ち切り、もしくは二十一条バスへの切りかえを検討する方針でございます。  次に、市有バスについてお答えします。合併前の町有バスの運行方針は、地域住民、各種団体の利便性を優先し、弾力的に運用してきた経緯があります。過去、年間百三十回前後の利用実績がありました。しかしながら、道路運送法を遵守した使用方法を徹底するようにとの九州陸運局大分運輸支局長名での通達もあり、合併を機会に宇佐市マイクロバス運行管理規程に沿った道路運送法に抵触しない範囲での運行方針に変更したものでございます。  院内支所管内での本年四月以降の利用実績は、四月が一件、五月が二件、六月二件、七月七件、八月八件となっており、五カ月間の累計では前年対比マイナス四十件で、三分の一程度に減少をしています。合併前は町有バスを院内町教育委員会が管理しており、根拠規定であった院内町有バス管理規程に基づき、学校教育、社会教育及び教育委員会主管の行事計画に基づき、必要な場合を主体に使用していた経緯があり、利用実績も半数以上が教育委員会所管の行事でありました。  合併後、市が三台のバスを所有して管理することの合理性、費用対効果の検討も含めまして、当面は、宇佐市マイクロバス運行管理規程及び九州運輸局大分運輸支局の指導事項に定められた使用の範囲を超えるものについては、民間の貸し切りバスを利用していただき、今後、使用回数により、余裕のあるバスにつきましては、よりよい運用方針を検討してみたいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)最後に、二項目めのアスベスト対策についてを、建設水道部長 原田芳文君。 ◯建設水道部長(原田芳文君)皆さん、おはようございます。建設水道部長の原田でございます。  十四番 大隈議員の質問のうち、二項目めのアスベスト対策についてお答えいたします。アスベストの使用状況についてですが、市有建築物について、吹きつけアスベスト等の使用状況を調査いたしました。その結果、対象となる建築物は九十二件であり、そのうち九件に露出したロックウールが確認されました。分析の結果、アスベスト含有の吹きつけロックウールが使用されている施設が二件、アスベストを含まない施設が三件、既に改修を終えているものが一件、分析機関に依頼し調査を行っている施設が三件となっております。アスベストが使用されている宇佐市農業者トレーニングセンター及び天津小学校においては、既に施設の使用を禁止し、適切な除去、封じ込め等の対策を講じているところであります。  次に、健康相談についてですが、アスベスト使用施設に長年勤務したり、利用したりした人の健康相談につきましては、健康課及び宇佐高田県民保健福祉センターで実施しております。不安がある方には医療機関への受診を勧めるなど、市民の不安解消に努めております。今後とも、県との連携のもと、アスベストの健康対策に取り組んでまいります。  次に、該当者の把握と健康状態についてでありますが、健康相談者を対象に宇佐高田県民保健福祉センターで聞き取り調査を行っております。宇佐市としましては、全面的な協力体制をとってまいる所存でございます。アスベスト被害は、吸い込んでから数十年過ぎて発病するということから、長期にわたる対応が必要だと考えておる次第でございます。  以上で、答弁を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)以上で、大隈議員の一般質問に対する執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  十四番 大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)それでは、順次、一番から質問したいと思いますが、今、支所長の答弁では、前向きに検討しているということなんですが、一点目のですね、補助金の継続、これは安心院も院内も同じ考えでよろしいということですね。 ◯議長(久保繁樹君)院内支所長。 ◯院内支所長(衛藤 強君)はい、同じ考え方です。 ◯議長(久保繁樹君)十四番 大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)二点目のですね、バスが今まで町で使えた分が使えないということでなかなか不便を感じていることなんですが、これもよりよい運行法を、余裕があればまた考えたいというような答弁だったんですが、具体的になかなか言葉では難しいと思うんですが、特に宇佐マイクロバス運用規程とか九州大分運輸局とかいう、そういう言葉があるんですが、どういう内容でそういうのがあるのか、中身がちょっとわかりづらいからですね、具体的にどういうのでは使われる、どういうのでは使えないという、そういう答弁があれば、ちょっとお聞きしたいんですが。 ◯議長(久保繁樹君)地域振興課長。 ◯院内支所地域振興課長(佐藤博美君)院内支所地域振興課長の佐藤でございます。  十四番 大隈議員の質問についてお答えをいたします。  国土交通省九州運輸局によりますと、市町村所有の自家用バスの使用は、職員あるいは議員の輸送が原則でございまして、輸送対象者の方がそれに準じた扱いになるかどうか、また、万一の事故の際、市町村として諸案の対応に責任がもてるか等々、多方面から慎重に検討して判断すべきとの見解でございます。また、過剰な自家用バス使用が地域の公共交通機関に影響を及ぼし、ひいては結果として、地域住民の方の足を奪うことになりはしないかといった点も考慮すべきということでございます。  平成十四年の十二月に九州運輸局大分運輸支局長から各市町村長宛に文書通知をした自家用バスの使用方法についての通達は、背景に九州各地の空港や観光地等で市町村所有のバスが多々見受けられるという通報を受けたことによるもので、本来でありますと、各車両名義人に対し事情聴取を行い、道路運送法違反の有無を判断するところですが、民間事業所、あるいは個人に比較をいたしまして、地方自治体にありましては、法律上の認識や使用規定等が一定程度は整っていると考えられることから、バス使用について再確認をいただく意味を込めて、文書による注意を促したということでございました。  なお、自家用自動車の使用制限につきましては、道路運送法第八十一条に規定をされております。以上のことから、合併を機会に宇佐市マイクロバス運行管理規程に沿った運用方針を徹底をしているところでございますので、御理解をいただきたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(久保繁樹君)十四番 大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)説明はわかったんですが、くどいようですが、もう一点ですね、個人的にですね、特にこれは安心院町の方から、たまたま私の方に朝、電話がありまして、そういうことを一般質問するんならということで、もうそのぐらい考えているということで当局の方も答弁をほしいんですが、安心院町では福祉バスで、健康増進のため町民が研修するとか、各団体現地視察とか、そういうことでもバスを使っていいということだったんですが、まあ、宇佐市になってなかなかそういうのができないんだなというのが、一つの、合併して、これは不備じゃなかろうかというような御意見があるんですが、まあ、当然そうだと思うんですが、今の話の中では使われるものが限定されちょったと。まあそれがなかなか周知徹底ができてないから、誤解も生まれたと思うんですが。そしてまた、支所長の答弁の中に、今後とも、よりよい考え方をやりたいということで、そこを期待してですね、これ以上、この分については言いませんが、ぜひ、住民の福祉の低下にならんように。当然、税金も上がるということで。合併の文言は「税金は低く、サービスは高く」ということだったんです。その目的を忘れんように、どうぞよろしくお願い申し上げます。  それでですね、次にアスベストの件なんですが、これは、今、部長の答弁でわかったんですが、もう一点ですね、継続的に追跡調査を行うということを、もう一遍確認したいんですが、行うということですね、追跡調査を。特に私は院内の議員で、なかなか宇佐のことはちょっとわかりづらいんですが、特に南部小学校の件でこの質問を上げたつもりなんですが、南部小学校となれば、大体、南部小学校の卒業生、そこに勤務した方というのは大体限定されると思うんですよ。だから、そこで追跡調査を本当に行っていただけるか、もう一度ちょっと確認したいんですが、その答弁よろしくお願いします。 ◯議長(久保繁樹君)健康課長。 ◯健康課長(相良啓二君)健康課長の相良でございます。  大隈議員の質問にお答えします。  追跡調査というのは健康面の、ということでとらえていいんですかね。施設ですか。 ◯十四番(大隈尚人君)健康面です。 ◯健康課長(相良啓二君)健康面。はい。先ほど部長からの答弁にもございましたように、この健康面の実質の相談窓口は県民保健福祉センターになるわけでございます。それからまた、国の機関といたしましては労災病院等が相談の窓口になっておりますが、私どもも、殊、市民の健康に関することでございますので、積極的にこれらにかかわってまいりたいというふうに思っております。  それで、現在は、アスベストの被害状況、あるいはどれだけの方が不安を抱いておるんかというような健康相談内容について、保健所と一緒に合同で協議をしております。今後につきましても、先ほど答弁で申しましたように、この症状が出るまで数十年要するというような厄介なものでございますんで、十分そこらを認識しながら、今後ともそういった不安解消に努めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(久保繁樹君)十四番 大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)わかりました。大変ありがとうございます。  また、後にいろんな方も、アスベストのことについてはまた質問があると思いますので、また、その後で聞きながら、またいきたいと思います。  次に、三点目のですね、ちょっと時間が余裕があるので、ゆっくりいきたいと思うんですが、市長の方にお願いしたいんですが、三番目の給食センターですね、この分については食の安全面からいってですね、物すごく老朽化していると。これは議員の方々が、八月の二十三日だったと思うんですが、視察に行ってですね、大変これは古いなと、これはやっぱり食のメニューからなかなか難しいなと。まあ、いろんな面で、お金の面もあるんですが、これはもう、私たちが院内町のときに町長も言っていただいた、院内町で建てかえをするということだったんですが。そこでですね、突っ込んだ話になるんですが、院内は院内、安心院は安心院、宇佐は宇佐という形の建てかえということで理解していいんですか。その辺をよろしくお願いします。 ◯議長(久保繁樹君)教育次長。 ◯教育次長(松本公則君)おはようございます。教育次長の松本です。  ただいまの三質問にお答え申し上げたいと思います。  市長が答弁で申し上げましたのは、御案内のとおり、まず安心院の三中学校が統合するに当たりまして、学校環境の整備基本計画の中でこの給食センターの問題が盛り込まれております。と同時に、もう一つはですね、合併協議の中で重要課題という形で確認をされていることもございます。  それは、ちょっと復唱いたしますと、「学校給食センターの調理場は宇佐市給食センターからの配送が可能であれば、合併時に統合することが望ましい」ということで、この提案はそれぞれの市、町から、町長さんから出された内容で、それに対する協定項目の補則としてはですね、院内町給食センターの老朽化、あるいは安心院町の中学校統合に伴う給食実施などの課題があることから、新市で必要に応じて望ましいやり方を検討するというような重要課題の確認があろうかと思います。  したがって、質問の御趣旨はよくわかるんですが、こういった重要課題の確認、合併協定に伴う内容を総合的に判断しながら、今後の検討委員会であるべき姿が検討されるものというふうに考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)十四番 大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)私の言うことは理解してくれるということで大変ありがたいんですが、それだったらですね、もう一度、今、八月の二十二日に委員会を開いたということで、その内容ですね、どういう内容がまず議題に上がったのか、その辺をちょっとお聞かせ願いたいと思います。 ◯議長(久保繁樹君)教育次長。 ◯教育次長(松本公則君)お答えいたします。  八月二十二日の検討委員会は、第一回ということで若干時間がずれ込んだということもありますけども、まず、この検討委員会の設立要綱、庁内の会議でございますけども、庁内の部課長で構成をする会議ということで、こういった、先ほど御答弁申し上げたようなですね、安心院町の給食センター、給食をどうするのかということと、院内町の給食センターが老朽化している問題をどうするのかというようなことを総合的に検討しようということで、第一回の会議としては、現時点でのですね、宇佐市の給食センターの処理能力だとか、あるいは水処理能力といったような、あるいはまた院内町の給食センターの調理能力、そういった現在のお金をとっている給食のですね、現状を、まず確認をして、そこからスタートしましょうということで、第一回目の会議はその程度の内容となっております。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)十四番 大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)まあ、一回目だからそういうぐらいな話だと思うんですが、なかなか、きのうもずっと……。今まで私も新しい宇佐市にあって、検討委員会を設けてそれから論議をするというのが、物すごくですね、歯がゆい思いが、物すごくするんですよ。もう、こうしますよと、もう、今度の選挙としては、イエスかノーかという形でですね、やります、やりませんというぐらいなですね、スピードがやっぱり必要じゃなかろうかと思うんですが。  なぜこんなに言うかというのは、これは院内は院内じゃなかったかというような言い方は、言われたら困るんですが、院内では、これは早急の問題だと、そういうことでやろうと。たまたま合併が来たんじゃけどが、その中でやりたいと、施設自体が老朽化しちょるから、これは食の安全ですね、O157やらいろんな面で子供たちに不備をかけちゃいかんと。そういうことでやるということだったんですが。  ここで私が言いたいのは、院内は院内、今、合併は安心院町が十九年度ですね、そういうのがあるからその中でやっていきたいというのは、私は理解できないんですが、院内は院内、こんなに傷んでおるのなら早急にやるということでですね、もう一度ですね、次長の方から、院内は単独、安心院は単独、宇佐は単独という形でやっていただきたいということで、もう一度、再確認したいんですが、答弁お願いします。 ◯議長(久保繁樹君)教育次長。 ◯教育次長(松本公則君)単独でという御質問でありますけども、先ほど市長が答弁申し上げたようにですね、私どもとしては、やはり、今、これだけ、行政改革と直接結びつけた形で御答弁は申し上げるのはいかがかと思いますけども、いずれにしても、調理能力等の問題を比較検討しながら、建設が是か非か、あるいはまた、建設するとしたらどのような規模になるかということも含めて、総合的に検討せざるを得ないというふうに考えておりますので、可能な限り早急に結論を出すようなことで進めてまいりたいと思いますので、御理解を賜りたいと思います。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)十四番 大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)もう一点ですね、もし宇佐市一つの施設でやるとなった場合ですね、これはちょっと突っ込んだ話なんでさっきは出てこなかったんですが、距離の問題ですね、要は上院内小学校まで送る場合ですね、これは時間がですね、今、信号機がいろいろできてですね、やっぱり上院内だったら小一時間かかる、小一時間って田舎の言葉で悪いんですが、そのぐらいかかるということなんですよ。そういうのも頭においてですね、論議をしとるのかちゅうことで、もう一遍そこの辺をちょっと確認したいんですが。
    ◯議長(久保繁樹君)教育次長。 ◯教育次長(松本公則君)お答えいたします。  まだ、そこまでですね、踏み込んだ議論はいたしておりません。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)十四番 大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)話がなかなか、もう進まないんですが、時間はまだゆっくりあるんですが、ここで私は終わりたいと思うんですが、全般的にですね、これは旧院内町のエゴのことだけ言って大変申しわけないんですが、院内を代表をして出ている議員としてですね、バスの件、今の給食センター、このことは物すごく、我々小さな町のですね、足があるかないか、本当に地域のですね、存続がかかるぐらいな大きな問題なんですよ。  そしてですね、もう一遍、支所長さんに振り返るんですが、この私が言いよう意味……、いや、支所長じゃなくて市長にお願いしたいんですが、私が言うこのバスの便ですね、足の便。田舎にとっては大変な死活問題なんですよ。このことについて私が言うのがおかしいか、それは当然だというか、その気持ちでいいですから、ちょっと答弁をお願いします。   (「そげえ譲らんでいいよ。だれでいいよ。譲り合いの気持ちはい   いこっちゃけど」と呼ぶ者あり) ◯議長(久保繁樹君)企画課長。 ◯企画課長(南 己君)お答えいたします。  市民の足の確保ということで、いわゆる高齢者から交通弱者のすべての人に利用してもらおうということで、コミュニティー福祉バスを計画をしております。これは昨日の答弁でもありましたけれども、やはり宇佐市内全体を考えて、その範囲でやっていこうということでありますので、ルート等まだはっきりはしておりませんけれども、十八年度に全体をカバーしていこうという規模でやっていきたいということであります。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)十四番 大隈尚人君。 ◯十四番(大隈尚人君)もうこれ以上、私も言いませんが、その気持ちはわかってくれる、当然考えますということで理解をしますので、どうぞよろしく、今後とも対応よろしくお願いします。  これで私の一般質問を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)以上で大隈議員の一般質問を終結いたします。  次に、十一番 用松律夫君。 ◯十一番(用松律夫君)皆さん、おはようございます。十一番、日本共産党の用松です。  通告に基づいて七項目の質問をいたします。簡潔で明確な答弁を求めます。  第一項目、アスベスト対策について。  第一点と第二点は重複を避けたいと思いますので、質問を省略いたします。したがって答弁も要りません。  第三点は、使用が判明した施設の利用者、あるいは使用現場で働いた市民の健康対策、とりわけ天津が八・六%のアスベストの含有率、トレセンが三・五%のアスベストの含有率ということで、利用者がですね、ママさんバレーとか、あるいは保護者、地域の方々、あるいはトレセンはさらに広範な方々が利用されている、そういう方々に対する健康対策をどのように考えているか。  四点目、分析費用、これが一件当たり三万から九万と、宇佐市の場合は五万円だと聞いてますけども。あるいは飛散防止のため多額の、巨費を費やすということになれば助成が必要だというふうに考えるけれども、見解を求めます。  五点目、安心院の一部で水道管にアスベストの石綿管が使われていると。どう対策をとるのか。  六点目、健康対策についての今後のですね、長期的な見通しについて答弁をお願いしたい。  七点目、西義博厚生労働副大臣ですね、彼が言っているのは、政府の決定的な失政だったというふうに言っているわけで、国の遅れの責任は大きいわけで、そういう点では抜本的な国に対する方策を求める決意について伺いたいと。  二項目め、国保税。  一点目、四十四条に基づく救済策がどのように準備をされ、これと並行した救済策をどう考えているのか。  二点目、昨年度わずか五人で申請減免が認められたと。これ自体非常にいいことで、制度を導入したことについては評価をするわけですけども、これを拡充しないのはなぜなのか。  三点目、国民の命綱である保険証の取り上げ、これは短期で約五百件と。資格証明で延べも含めて三百十四件。こういう困窮者の方々の取り上げはやめるべきではないかと。  四点目、高額医療費の委任払い制度、これまで十の医療機関から二十六の医療機関に拡大をしたこと、これについても敬意を表するものでございますけれども、高齢者がですね、委任払いを利用する場合、宇佐市で九千九百一件、安心院で千九百六十件、院内で千百五十件が該当される。これらの方々に委任払い制度を導入すれば、さらに利便性と、あるいは負担の軽減につながると考えるけれども、この導入を検討すべきじゃないかと。  五点目、事務長にお会いして話を聞いたんですけども、中津の市民病院が断ったということですけれども、電話で依頼を受けたということだけなので、再度依頼をする考えはないか。  六点目、財政安定化支援資金が昨年度、約三千百六十万、繰り入れされてないと。これを繰り入れれば、安心院、院内、宇佐の三つの決算見通しによると黒字になると。しかも一般会計に今度の補正で繰り入れているということですから、そういうのを繰り入れて、今、五年間不均一課税になっているけれども、これを三市町の、せめて所得割だけでも一〇・〇八の統一したものにできないかという質問でございます。  七点目、認知症、あるいは脳血管障害の予防につながるということで脳ドックの健診が盛んに実施されるようになったと。この点についての拡充を求めるものであります。  三項目め、農業問題について。  この質問に入る前に、市長がイオン九州の農振除外について、これを却下するという英断を下したことについては、是は是、非は非の立場から、高く評価するものであります。そういう前提に立って、一点目の、最大の米どころである宇佐市の米を中心とした農産物の付加価値を高める政策をどう支援するのか。  二点目、水田機能は、ダムの六倍の貯水・保水能力を持つというふうに言われているし、環境保全、農業の振興はもとより、景観保全等々、その果たす役割は非常に大きいということで、耕作放棄の農地に対しての対策について質問するものであります。  四項目め、政治倫理条例。これも二〇〇三年の九月議会での私の質問に対して、二〇〇四年の六月までには、というふうに答弁をされてきたわけですから、議会とどのようにすり合わせを行ってきたのか、いつから実施するのか答弁を求めます。  五項目め、住民サービスについて。全国で、佐賀県に次いで別府市が公文書の公開請求をファックスやメールでもできるようになったと、これを宇佐市でも導入すべきではないかと。  六項目め、災害対策について。昨日、議員の皆さんと現地をつぶさに見まして、改めて自然災害の恐ろしさ、その威力というのを実感したわけですけれども、そういう点で、都市総合計画の中で、防災計画の中で、土砂災害に対する早急な対策について、有効な見解を求めます。  二点目、震度計の耐用年数。最近、地震が頻発をしているという中からですね、大体、震度計の耐用年数は十年と言われていますけども、この今の配置状況、あるいは機能の強化ということをどう考えているのか。  三点目、合併に伴う防災体制。とりわけ、日田市での七月の災害時において、合併問題に伴うそごが生じたというふうに新聞でも報道されましたけれども、この点で、宇佐市の場合、院内、安心院、旧三市町を含めた連携体制が十分かということでございます。  七項目め。市の行政改革のメニューの中にも、委託料の見直しということも上げられているわけですけれども、大体、二百万円を超す委託料が百三十一件にも上っていると、この辺はどう見直すのかと。それから、約二億円を超す各種補助金、各種交付金の見直しをどう進めるのかということです。  それから、三点目は特殊勤務手当の廃止も若干改善をされてきたけれども、今後どう見直すのか。  最後は、入札価格の適正化ということで、どういう手段と方策をもってやろうとしているのか。  以上で第一回の質問を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)それでは、用松議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 時枝正昭君。 ◯市長(時枝正昭君)市長の時枝です。  十一番 用松議員の質問にお答えいたします。  三項目め、農業問題について。  まず、一点目。宇佐市では米を中心とする土地利用型作物の高品質生産は避けて通れませんが、まず、付加価値を高めるためにも山間部、平たん部と海岸部での適した品種の統一と地帯別の収獲などを進め、安全で安心のできる農産物の生産に努めるとともに、市場ニーズに合った支援策を進めてまいりたいと考えております。  二点目。御指摘のように、農村社会での高齢化、過疎化が進む中で、耕作の放棄地が大変懸念されておりますが、宇佐市といたしましては、これらの問題を解消すべく、認定農業者や集落営農による農地の高度利用を推進しております。今後とも、担い手による農地の計画的利用、農地の流動化を強力に推進し、耕作の放棄地を防止することに努めてまいります。  以上で私の答弁を終わりますが、その他については助役、担当部課長に答弁してもらいますので、よろしくお願い申し上げます。  終わります。 ◯議長(久保繁樹君)次に、七項目めの行財政改革についてを、助役 千葉英樹君。 ◯助役(千葉英樹君)行財政改革の四点についてお答えいたします。  まず、委託料の件でございますが、御案内のとおり、現在、宇佐市行財政改革プランを策定中でありまして、推進項目の一つに事務事業の整理合理化及び業務執行方式の見直しという項目を掲げておりまして、すべての事務事業について見直しを行うこととしております。その中で既存の委託事務事業につきましては、類似業務の統合による効率化や委託内容を一から精査の上、整理縮小を図ってまいります。また、業務執行方式の見直しという点においては、人件費の抑制の観点から、行政サービスの低下を招くことなく、業務の民間委託等を検討していくこととしておりますが、その場合は逆に委託料の増もあるかと思われます。  次に、各種補助金、交付金の件でございますが、これにつきましても、補助金等の整理、合理化という推進項目の中で、旧三市町の類似補助金等の整理合理化を図りたいと考えております。このため、まず補助金等の交付基準を策定して、すべての補助金、負担金等を見直し基準に基づいて整理縮小していくこととしております。  次に、特殊勤務手当などの見直しの件でございますが、特殊勤務手当につきましては、平成十五年に八種類の特殊勤務手当の廃止と見直しを行ってきたところであります。引き続き、時代の趨勢を勘案し、精査を重ねながら見直しを行っていきたいと考えております。  次に、入札価格の適正化の件でございますが、現在、公共工事の入札、契約制度に関し、公共性、透明性、競争性の向上を図るため、市内の業者の育成との調整を図りながら要件設定型一般競争入札、電子入札の導入等を検討課題に入れ、制度改革に取り組んでいるところであります。  以上でございます。 ◯議長(久保繁樹君)次に、一項目めのアスベスト対策についてを、建設水道部長 原田芳文君。 ◯建設水道部長(原田芳文君)建設水道部長の原田でございます。。  十一番 用松議員の質問のうち、一項目めのアスベストの問題についてお答えいたします。   (「一と二は省略したんですよ」と呼ぶ者あり)  はい、一と二の二点は省略されましたので、三点目以後についてお答えいたします。  三点目の市民の健康対策についてですが、健康課及び宇佐高田県民保健福祉センターで健康相談を実施しております。健康に不安のある人には医療機関の受診を勧めておりますが、アスベスト使用現場で働いていた人が受診の結果、一定の所見が見られる場合は、労働基準監督署への申請により健康管理手帳の交付を受けて、無料で定期的に健康診断を受けられるようになります。また、石綿肺、肺がん、中皮腫等を発病した場合には、石綿が原因であると認められれば労災補償を受けることができます。次に、分析にかかる費用、また、アスベストの除去等に伴う費用についての融資や利子補給等の助成措置についてでありますが、その制度はありません。  次に、石綿水道管についてですが、旧安心院町では一部石綿管で施工している部分もありますが、特に健康上は問題ありません。しかし、その区間については更新時期も迎えていることもあり、平成十八年度より塩ビ管に更新していく予定となっております。  次に、相談窓口についてでありますが、現在、建築指導課に総合窓口を設置し、住宅や健康に関する相談を随時受けて対処しているところでありますが、さらに健康課、環境対策課等と連携を図りながら、適切に対処していきたいと思います。なお、宇佐市ホームページにも相談窓口を紹介しております。  次に、国に対して抜本的対策を求める方策と決意についてでありますが、国は現行では、救済策のない工場周辺の住民や従業員家族の被害については、特別立法で救済する方針でありますが、その他の方々の被害に対する処置は明確になっておりません。今後は大分県市長会並びに全国市長会等を通じて国に要望してまいりたいと思っております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)次に、二項目めの国保税と医療問題についてを、福祉保健部長 坂口俊秀君。 ◯福祉保健部長(坂口俊秀君)おはようございます。福祉保健部長の坂口でございます。  十一番 用松議員の御質問にお答えをいたします。  二項目め、国保税と医療問題についての一点目。国保四十四条に基づく要綱についてですが、条例、規則に具体的な基準が定められておりませんでした。県内の各市代表でワーキングチームを編成し、統一した基準づくりを進めており、八月に開催された大分県国保全市協議会で基準案が示されましたので、各市の意見を踏まえ最終決定をし、各市はその基準案をもとに十八年度実施に向けて取り組むことになっております。  二点目、申請減免の拡充についてですが、本年度の申請減免に対する申請者数は現時点で十四件あり、該当するかどうかは平成十八年度市民税の申告の後、判断するようになります。減免の拡充については、発足後間もない制度であり、当分の間は制度の利用促進に努めたいと考えております。  三点目、保険証の強制取り上げについてですが、国民健康保険法第九条第三項に規定されている保険証返還対象世帯につきましては、返還の事前通知及び納税相談の文書を送付し、納税のお願いをしております。災害、その他政令で定める特別の事情がないのに国保税を滞納している世帯主につきましては、被保険者間の公平を図る観点から被保険者証を返還してもらい、資格証明書を交付しております。特別な事情に類する事由のある世帯につきましては個別に対応しておりますので、一律に特別な取り扱いをすることは考えておりません。  四点目、高齢者の高額委任払いについてですが、高齢者の窓口負担の金額は、所得段階別に限度額が決まっています。一般的に高額となる入院時の負担金額は委任払いと実質同様です。外来や医療機関が複数になった際の対応につきましては、該当者に個別に通知し、初回のみの申請で払い戻しをしております。委任払い制度の県単位での実施の予定もなく、市独自の実施につきましても、制度のあり方や実務面から困難です。  五点目、中津市民病院の委任払いについてですが、国保加入者が病院にかかり高額療養費が見込まれるとき、宇佐市国民健康保険高額療養費受領委任払実施要綱第二条に該当する加入者が病院の同意をとり申請することになっております。中津市民病院につきましては、病院側の理由により応じられないとのことで、契約締結に至っておりませんが、今後も働きかけはしていきたいと考えております。  六点目、財政安定化支援資金の全額繰り入れについてですが、財政安定化支援資金は地方交付税に算入され、一般会計に交付されます。厳しい財政状況の中、現時点では国保会計に全額繰り入れることは困難です。しかし、今後も国保会計は一段と厳しくなることが予想されますので、全額繰り入れるよう努力していきたいと考えております。  七点目、脳ドック健診の件ですが、平成十七年度の対象者は、国保加入者で五十歳から五十九歳まで、一般では五十歳の方となっております。対象者には、宇佐市健康カレンダーなどでお知らせをして、市に申し込みをしてもらい、受診していただいております。十七年度からの事業ですので、今後とも利用促進に努めたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)最後に、四項目めの政治倫理条例についてと、五項目めの市民サービスの向上についてと、六項目めの災害対策についてを、総務部長 出口 徹君。 ◯総務部長(出口 徹君)皆さん、おはようございます。総務部長の出口です。  十一番 用松議員の質問にお答えいたします。  四項目め、政治倫理条例の制定の件につきましてですが、これまでも調査・研究を続けてまいりましたし、重要事案と認識をしております。しかし、議会と密接な関係がありますので、今後、条例を制定するためには協議をしてまいりたいと、こういうふうに考えております。  次に、五項目め、行政文書の開示の請求につきましては、請求者が、権利の行使として、行政文書の開示決定などの行政処分を法的に求める申請手続でありますので、事実関係を明確にしておく必要があることから、書面によるものとしております。現在は郵送による請求を認めていますけれども、ファクスや電子メールによる請求がありましたら、郵送による請求と同様に取り扱いたいと考えております。ファクスや電子メールによる情報の公開につきましては、例規などの整備や技術上、体制整備上等の問題点もございますので、県下の情勢を踏まえながら慎重に対応していきたいと考えております。  次に、六項目目の災害対策のついてのうち、土砂災害防止につきましては、策定中の宇佐市地域防災計画によりまして、大分県の事業計画への働きかけや、実施段階での地元協議への積極的な働きかけを行い、事業の推進を図るとしております。  次に、震度計につきましては、現在、本庁、安心院支所、院内支所の三カ所に大分県が設置しています。震度の情報につきましては、各設置場所で瞬時に把握できるほか、気象台へも送信されます。震度は一般へ公表されておるわけでございます。機能の強化につきましては、設置者であります大分県への働きかけを行ってまいります。  次に、(三)合併により市の範囲が広がり、防災体制についても災害に際し、対処のおくれが生じないよう宇佐市災害等危機管理体制で、本庁、支所間の情報共有、連絡体制の確立を図るべく運用しておりますが、随時改良を加えていきたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)以上で、用松議員の一般質問に対する執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  十一番 用松律夫君。 ◯十一番(用松律夫君)順次、再質問いたします。  第一点は、アスベストの件でですね、確かに労災のことがあるんですけど、問題は、私が質問しているのは、先ほど申し上げた天津小の体育館とかトレセンとか、そこで利用された、まあ、潜伏期間が三十年、四十年ということになりますから、もうすぐの方が、被害に遭われるとしたら、そういうことになろうかと思うんですよ。そういう地域の人たちに対する健康対策なり健康相談は実施する予定なのかどうか、それをお聞きしているんです。 ◯議長(久保繁樹君)健康課長。 ◯健康課長(相良啓二君)お答えいたします。  現在、国におきましては、そういったアスベストを使った加工品を製造する、そういった工程での被害、あるいはその御家族の方、あるいはその工場の周辺住民、これらに対しましては、健康の審査を行うよう、そういった特例の整備を行っておりますが、それを使用した施設利用者につきましては、現在のところ健康にどうなのかというような点が明確になっておりません。したがって、私どもも、そこの把握に大変苦慮をしているわけでございます。今後、健康相談あるいは不安等の解消に向けて、現在そういった窓口を設けて取り組んでおりますんで、国においてもそういった指針が将来的に示されるんじゃないかというふうに考えております。
     現時点では、したがって、対策というのは特には考えておりませんが、厚労省のQ&Aという形で、ホームページで見ますと、そういった施設でアスベストが飛散しなければ、危険の可能性は非常に少ないというようなことのようです。  以上でございます。 ◯議長(久保繁樹君)十一番 用松律夫君。 ◯十一番(用松律夫君)じゃあ、国にですね、ぜひその辺についても要望していただくことを強くこっちからも要望して、次の質問に移ります。  昨日、課長にもお渡ししているんですけど、分析費用とか除去に対する費用について、東京の千代田区がですね、助成制度を設けているわけですけども、例えば区民のアスベストに関する相談窓口は当然ですけど、アスベストに関する調査費用の助成として、費用の二分の一、上限が十万円と。あるいは除去工事に対する費用は工事費の二分の一で、上限が三十万と。こういう形で種々定めているわけですけれども、こういう制度を宇佐市でも導入するお考えはありませんか。 ◯議長(久保繁樹君)建築指導課長。 ◯建築指導課長(近藤 健君)建築指導課の近藤でございます。  ただいまの用松議員さんの質問にお答えします。  確かに、現在においては分析とか除去に対する費用の補助っていうようなことはありませんが、けさの新聞等で御存じのとおり、健康被害に対しては特別立法で救済をしていくっていうような国の方針でございますので、私どもといたしましても、こういう除去当時っていうのは多額の費用がかかりますので、国や県の状況を見ながら、助成措置等については今後も要望してまいりたいと考えております。 ◯議長(久保繁樹君)十一番 用松律夫君。 ◯十一番(用松律夫君)次に、安心院で使われている石綿管ですね、十八年度からということで、いつまでに終わる計画なのか。で、どのくらいの延長面積になるのか。その二点を。 ◯議長(久保繁樹君)安心院支所上下水道課長。 ◯安心院支所上下水道課長(安部忠義君)安心院支所上下水道課長の安部でございます。  それでは、お答えします。  事業としましては、国庫補助事業第一期の強化等事業の水道管の近代化推進事業費の石綿セメント管更新事業により対応していきたいと思っております。延長的には五キロでございます。管経にして七十五ミリでございます。補助率、今のところ国の三分の一程度の補助率で対応していきたいと思っております。  以上でございます。 ◯十一番(用松律夫君)いつまでに終わるか。 ◯安心院支所上下水道課長(安部忠義君)はい、一応財政等の関係もありますけどが、一応、今のところ四、五年を計画しております。 ◯議長(久保繁樹君)十一番 用松律夫君。 ◯十一番(用松律夫君)早急にですね、四、五年と言わずやってほしいということを要望して、最後、アスベストについては。先ほど紹介したように、西労働副大臣の関係やら、この前の閣僚会議でですね、各省庁間の連携が不十分であったと、反省の余地があるというふうに閣僚が言ったそうですけども、国の責任ですね、これについて大きに責任があるというふうにお認めになるかどうか、見解を求めます。  議長、長時間になるときは止めてください、約束ですから。 ◯議長(久保繁樹君)建築指導課長。 ◯建築指導課長(近藤 健君)ただいまの用松議員さんの質問でございますけれども、国の方も責任があるということは十分認めているようでございますので、今後とも、そういう、先ほど部長が答弁いたしましたように、全国市長会等を通じて国の方に要望をしてまいりたいと思っております。 ◯議長(久保繁樹君)十一番 用松律夫君。 ◯十一番(用松律夫君)国保について。四十四条で、先ほどの、八月に開催された全市の会議で基準の内容について大まかな骨子を教えてくれませんか。 ◯議長(久保繁樹君)健康課長。 ◯健康課長(相良啓二君)お答えいたします。  これにつきましては、現在、県の都市課長会議、そちらの中で検討している事項でございます。したがって、細かい内容は、まだ意思形成過程でございますので、申し上げられませんが、項目といたしましては、減額、減免、それから申請あるいは審査、それから決定証明の交付、減免等の変更取り消し、そういった項目について現在精査している段階でございます。 ◯議長(久保繁樹君)十一番 用松律夫君。 ◯十一番(用松律夫君)私の相談者はですね、国保税が高くて、サラ金から金借りて払ってて、どうしても病弱者を抱えてるちゅうことで、そういう事態にあるんですけれども、要綱はとにかくとして、法的な措置であるという認識に基づいてですね、そういう具体的な相談があれば要綱作成と並行して認めるのかどうか、その一点。 ◯議長(久保繁樹君)健康課長。 ◯健康課長(相良啓二君)ちょっと今、質問内容がわからなかったんですが、法的な何ですか。 ◯十一番(用松律夫君)四十四条で法的に基づく措置やから、要綱があるなしにかかわらず、やらなきゃならないですね、裁判例でも。沖縄で出ていますから。それをやる考えはあるか。 ◯議長(久保繁樹君)健康課長。 ◯健康課長(相良啓二君)そういった考え、認識は持っております。したがって、現在要綱を作成をしているところでございます。 ◯議長(久保繁樹君)十一番 用松律夫君。 ◯十一番(用松律夫君)じゃあ、次に。先ほど答弁でも明らかになったように、申請減免をしても、実際、認められるのは翌年度の申告の確定だということになるが、その間が最も苦しいわけで、そういう点ではですね、そういう間、分納とか一時減額納入を認めるべきではないかと考えますが、どうですか。 ◯議長(久保繁樹君)納税課長。 ◯納税課長(江口二見君)おはようございます。  十一番 用松議員さんの質問にお答えします。  地方税法の中で、猶予制度というのがございますが、これは本人納税者の方から猶予をしてくださいという申し出が出て初めて……。 ◯十一番(用松律夫君)違うんです。ちょっと待ってください。分納や一時減額のことを聞いているんで、猶予は聞いていないんですよ。 ◯納税課長(江口二見君)分納につきましては、納税者の方から、生活が苦しいので分納したいという納税相談があれば、私どもは適時受けております。 ◯十一番(用松律夫君)一時減額も。 ◯納税課長(江口二見君)減額は私の方ではありません。 ◯議長(久保繁樹君)一応、ここは挙手してから質問をしてください。 ◯十一番(用松律夫君)はい、わかりました。いや、答弁の趣旨が違うときは言わんとね。 ◯議長(久保繁樹君)それでは、とめるときはとめてください。 ◯十一番(用松律夫君)わかった、わかりました。 ◯議長(久保繁樹君)では、用松議員。 ◯十一番(用松律夫君)そういう点でですね、少しでも国保世帯の困窮者を軽減するということで、宇佐の場合は二本立てになっているんですね。前年度収入が激減した場合と、しかし、一方では必要十分条件ということで、かつ生活保護基準以下ということが大前提になるわけで、全国各地の状況を調べてみますと、例えば広島市の場合は、生活保護基準以下の場合は、もうまるまる十割減免ということで、あと一一〇%のときは九割とか、一二〇%のときは八割とか、一三〇%のときは七割というふうに、そういうふうに段階を区切って減免をやっているんですけど、そういう措置でですね、少しでも緩和をする考えはありませんか。 ◯議長(久保繁樹君)健康課長。 ◯健康課長(相良啓二君)お答えいたします。  この減免制度につきましては、減免要綱の二条でうたわれているわけですが、こういった減免のほかに、いろんな災害等の場合の規定がございます。そういったものでも減免措置を行っています。この件に関しましては、昨年の十月から実は実施しておりますが、運営協議会の中で、やはり税の公平さを保つ観点、それからいろんな国保会計等も勘案して、安易に拡充するんじゃなくって、しっかり国保会計を守りなさいというような運協の意見もいただいております。したがって、現時点では、他県ではそういうのがございましょうけど、宇佐市といたしまして拡充する考えは持っておりません。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)十一番 用松律夫君。 ◯十一番(用松律夫君)非常に冷たい返事なので、再度、再考を求めて、次の質問に移ります。  国保税の取り上げですね、国保保険証。特に強制徴収については、国税徴収法第四十八条、超過差し押さえ及び無益な差し押さえの禁止、同百五十三条、地方税法十五条の七項、滞納処分を執行することによってその生活を著しく窮迫させる恐れのある場合は、差し押さえの禁止をうたっております。そういう点で、同じように、保険証の取り上げは命綱である点では、同等の保険者に対する重圧と受けとめられます。  そういう点でですね、全国的には北海道の旭川や帯広市は、かなりこの保険証の取り上げを弾力的にやってですね、例えば住民票がないところとか、長期に連絡がとれないところとか、借入金の返済あるいは債務保証で返済に困っている場合は、そういうふうに取り上げないと。さいたま市はゼロということですけど、そういう考慮は宇佐市もやられているんですか。 ◯議長(久保繁樹君)健康課長。 ◯健康課長(相良啓二君)お答えいたします。  国保税の取り上げということ、資格証明書を発行ですが、そういった滞納状況にある方に健康保険証を返納していただきまして、資格証明書を発行するわけですが、それに当たりましては、いろんな滞納の状況があろうかと思います。そういったことで、そういった機会を被保険者に与えてですね、納税相談なり、お見えになっていただいて、そういった特別の事情があれば、いろんな考慮もいたしておるような現状でございます。まず、納税相談にお見えになっていただくと、これが一番の基本だろうと思います。特に悪質な方につきましては、もう、そういった余地はないわけでございます。  以上でございます。 ◯議長(久保繁樹君)十一番 用松律夫君。 ◯十一番(用松律夫君)じゃあ、ぜひ、旭川、帯広、あるいは、さいたまみたいにですね、血のある、血の通ったですね、温かい市政を確立するという点で配慮を要望して、次に移ります。  次は、ぜひ、医者である市長にお伺いをしたいし、市長自身がお述べになった今年度の施政方針でして、疾病の早期発見、早期治療、これを高々と掲げておられますけれども、資格証明書あるいは短期保険証等の発行はですね、受診抑制につながる危惧はないのか、危険性はないのか、その点について市長自身、医者としてどうお考えなのか。 ◯議長(久保繁樹君)健康課長。 ◯十一番(用松律夫君)ちょっと、医者に聞いているんですよ。お医者さんに。 ◯健康課長(相良啓二君)お答えいたします。  そういった医療機関にかかる時に支障のないように、私どもは努めておるところでございます。したがって、保険証が発行願えなければ資格証明書、あるいは短期証という形で取り扱っております。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)十一番 用松律夫君。 ◯十一番(用松律夫君)どうしても、そうみんな笑うけどね、本気でちゃんと答えていただきたいんですよ。  市長ですね、施政方針での早期治療、早期発見の方針に、今、言ったような状況はちょっと抵触するんじゃないかと思うんです。市長自身、みずから述べた施政方針に対するお考えですから、まあ、医者はさておいても、ぜひお聞きしたいです。 ◯議長(久保繁樹君)宇佐市長。 ◯市長(時枝正昭君)お答えいたします。  実際にですね、医療機関に行った場合に、保険証であっても資格証明書であっても、医療機関でそれを差別するということはないわけですから、ちゃんとした診療をいたしますんで、実効性においては何ら変わりないと思います。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)十一番 用松律夫君。 ◯十一番(用松律夫君)ちょっと時間がないんで、あとでまたやりとりがあると思いますので。  財政安定化資金については、先般の我が党の今石議員の質問に対して、かなり積極的にですね、全額繰り入れというような答弁をされたんですけど、先ほどの答弁はちょっとニュアンス的に後退しているような受け取り方をされているんですけど、財政課長がやはり何といっても権限を持っているわけで、今年度ですね、先ほど私がるる述べたように、十六年度全部納入すれば、交付税措置をですね、繰り入れれば黒字になっているわけですから、今年度やる決意について、財政課長、答弁を。 ◯議長(久保繁樹君)財政課長。 ◯財政課長(市丸恒典君)財政課長の市丸です。  お答えをします。  特別会計についてですね、基本的には各会計ごとに国、県の補助金並びに保険料や使用料等の自主財源でもって賄っているところでありますけれども、そのような中にあっても、どうしても財政的に不足が生じる場合については、一般会計から繰り入れをしているところであります。国保会計にあってはですね、、保険基盤安定事業として、低所得者の保険税の軽減など、保険者の支援経費として、国、県の補助を得て、市の負担金を加えて一般会計から繰り出しています。  また、財政安定化支援事業としても、病床数が多いとか、低所得者が多いなどの特殊事情による国保財政の負担増に対して、一般会計から繰り出しているところであります。  財政安定化支援事業経費については、普通交付税の中で財政需要額として算定をされているところでありますけども、それがイコール交付税として入ってきている、交付されているという状況でもありません。また、地方交付税は一定の基準によって交付をされているものでありますけれども、その使途を限定をしたものでもないということも御理解をいただきたいというふうに思っています。しかしながら、今日の国保会計の状況等を勘案しながら、今後十分検討していきたいというふうに考えているところであります。  以上で終わります。 ◯議長(久保繁樹君)十一番 用松律夫君。 ◯十一番(用松律夫君)勘案するということですので、担当課がですね、財政課長に要求したら応じるということですか。 ◯議長(久保繁樹君)財政課長。 ◯財政課長(市丸恒典君)全体的な財政運営の中で検討していきたいというふうに思っています。 ◯議長(久保繁樹君)十一番 用松律夫君。 ◯十一番(用松律夫君)もう、ちょっと、ほかの質問があるんで、強く要望して次に移ります。  脳ドックについては、先ほど答弁がありましたけれども、例えば、大分市の場合は三十五歳以上、あるいは日田市の場合でも四十歳から七十歳ということで、これも市長にぜひお聞きしたいんですけど、私も一定のデータを持っているんですけど、脳梗塞、あるいは脳血管障害が起こる、いわゆる発現率は何歳が一番高いですか。  市長、ぜひ、お医者さんですから。 ◯議長(久保繁樹君)健康課長。 ◯十一番(用松律夫君)いや、市長で。わかる。 ◯健康課長(相良啓二君)お答えいたします。  ちょっと分析した資料は持ち合わせておりませんが、やはり高齢になるほど上がってくるんじゃないかというふうに考えております。
    ◯議長(久保繁樹君)用松議員、済みません。用松議員、ちょっと座ってください。ここにはお医者さんはいないんで、執行部と市長しかおりませんので、御理解ください。(「兼業ですから」と呼ぶ者あり)  十一番 用松律夫君。 ◯十一番(用松律夫君)私のデータでは、大体、加齢による症状ということですけど、もちろん年齢が高くなればなるんですけど、一番働き盛りの関係としては、五十九歳までが三〇%と、六十九歳までが五〇%と、七十九歳にいくと七〇%になるということですから、ぜひですね、年齢の制限引き上げを検討するお考えはありませんか。 ◯議長(久保繁樹君)健康課長。 ◯健康課長(相良啓二君)お答えいたします。  この制度は、実は、新宇佐市になって、旧安心院の方はこういう制度があったんですけど、宇佐市としましては初めての取り入れでございます。そういったことで利用状況等もあわせまして、そういったものを、今後、問題があれば検討してまいりたいというふうに考えます。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)十一番 用松律夫君。 ◯十一番(用松律夫君)検討するということですから、非常に前向きだと思うんですけども、あわせてですね、安心院の場合はですね、七割の補助から半分に負担がふえたと。大分市やら日田市は全部七〇%補助しているわけですね。金額的に結構高いんで、どうしても受けたいと思っても二の足を踏む傾向もあるんで、これはちょっと要望です。ぜひ、安心院並み、日田並み、大分並みにですね、補助率を七〇%に高めてもらいたいということで、次の質問に移ります。  四項目めですね、政治倫理条例はいつも最重要課題というふうに言われてきたんですけども、議会とのすり合わせはどういうスタンスでですね、いつまでに終わるつもりで協議を行うんですか。 ◯議長(久保繁樹君)総務課長。 ◯総務課長(有吉正則君)お答えいたします。  先ほども総務部長の方から答弁しましたように、特に、政治倫理条例につきましては、重要な事案ということで認識をしておりますし、市政を行う上で、議会と執行は車の両輪でございます。それだけに議会の意向並びに市長の方の姿勢というものも重要だというふうに考えております。お互いに、あくまで、政治倫理条例をつくる際には、やはりお互いが納得ずくでできるものでなければならないというふうなスタンスで私どもも理解しております。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)十一番 用松律夫君。 ◯十一番(用松律夫君)全然答弁になっていないんで。いつまでに協議を終わる、決意を聞かせてください、決意を。 ◯議長(久保繁樹君)総務課長。 ◯総務課長(有吉正則君)お答えいたします。  先ほどちょっと申し上げましたけど、重要事案ということでございます。時期的なものにつきましては、やはりお互いが納得できる時期までかかるのかなというふうな認識をしております。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)十一番 用松律夫君。 ◯十一番(用松律夫君)これも本当に早期に、要望して、次に移ります。  情報公開について、請求については一歩前向きな答弁で、ファクス、メールで受けとめると。しかし、公開については、事実関係云々ということですけども、別府市は佐賀に続いてやっているんですね。別府市がなぜやれたというふうに分析されているんですか。 ◯議長(久保繁樹君)総務課長。 ◯総務課長(有吉正則君)特に別府市の状況については分析はしておりませんけれど、宇佐市の体制上として、もうしばらく体制上の整備なり、技術的な部分の研修等も必要かなということで、そういうふうな答弁になっております。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)十一番 用松律夫君。 ◯十一番(用松律夫君)私も別府を直接、調査したんですけども、一切お金がかかっていないと。スキャナーの若干の機能がですね、要るだけだと。金銭的にはかかっていないということですから、これもですね、できない理由を述べるんじゃなくて、やはり、いつも市長がお述べになっている、市政は市民のためにあると、市民はお客さんだという立場から、早期の実施を求めます。  災害対策について。震度計についてはですね、耐用年数の答弁がなかったんですけど、耐用年数、大丈夫ですか。 ◯議長(久保繁樹君)総務課長。 ◯総務課長(有吉正則君)震度計につきましては、県の方へ問い合わせをいたしましたけれど、やはり、おおむね十年ぐらいだというふうに回答を得ております。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)十一番 用松律夫君。 ◯十一番(用松律夫君)いや、それはわかっていることなんで。今、備えている安心院、院内、宇佐の震度計がもうすぐ十年になるかどうかを聞いているんですよ。耐用年数は私も知っているし、課長、知っているとおりですから、それを聞いているんじゃないです。今の現状はどうかと。 ◯議長(久保繁樹君)総務課長。 ◯総務課長(有吉正則君)お答えいたします。  宇佐市に設置している震度計につきましては、平成八年に設置をしています。十八年度がおおむね耐用年数というふうな理解は県の方もしておるようでございますので、十八年度更新を目指しているという、そういう回答をいただいております。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)十一番 用松律夫君。 ◯十一番(用松律夫君)じゃあ、ぜひ、それを。  あと、昨日の台風災害については冒頭述べたとおりでですね。今、羽馬礼や、地蔵原や、あるいは筌の口など、観測点が五つ、水量、雨量の観測点が設けられているんですけど、これをですね、ふやすお考えはないですか。 ◯議長(久保繁樹君)総務課長。 ◯総務課長(有吉正則君)お答えをいたします  現在の砂防雨量観測局というのが、議員おっしゃるように五カ所ございます。それに宇佐土木と、計六カ所ございますけれど、この辺につきましては、県の方の事業でもございますので、必要な都度、県の方へ要望してまいりたいというふうに思います。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)十一番 用松律夫君。 ◯十一番(用松律夫君)昨年七月のですね、日田市での土砂災害で犠牲者が出たと、しかもその場合ですね、いわゆる避難勧告のおそれということが指摘されて、従来、合併前までしたら直接、県から情報が提供されると。ところが、合併によって日田郡関係がですね、これがスムーズにいかなくなって、通報がおくれると、あるいは勧告がおくれるということですけど、そういう不備についてですね、先ほどの答弁では随時改良を図るというふうにおっしゃったけれども、改良を図ろうと、図らなければならないと考えている部分はどういう部分ですか。 ◯議長(久保繁樹君)総務課長。 ◯総務課長(有吉正則君)お答えいたします。  宇佐市が新宇佐市になりましてから、災害危機管理体制は整っておりますけれど、やはり災害関係につきましては生き物でございます。随時状況等も変わる場合もございますし、状況に合わせて臨機応変に市の方も体制を整えていかなければならない、そういうような気構えのもとに先ほどの答弁になったわけでございます。  以上でございます。 ◯議長(久保繁樹君)十一番 用松律夫君。 ◯十一番(用松律夫君)ということは、今の現状では、瞬時に宇佐、安心院、院内の関係課に避難勧告、あるいは避難指示等のですね、情報が伝えられるというふうに理解していいですか。 ◯議長(久保繁樹君)総務課長。 ◯総務課長(有吉正則君)お答えします。  先ほども申し上げましたとおり、今の危機管理体制の中で対応がとれるというふうに、今、確認しております。 ◯議長(久保繁樹君)十一番 用松律夫君。 ◯十一番(用松律夫君)安心院ではですね、今度の台風でかなりの道路、まあ、院内もそうですけども、道路その他ですね、崩落とかですね、あるいは流失とかいう事態が生じたんですけど、この対策工事がなかなかですね、進んでいないというふうにお聞きしたんですけど、地元の業者を優先して発注してですね、地元の業者が仕事ができるようにするという点で、どういう具体的な対策を、安心院、院内を含めて考えておられるんですか。  ちょっと時間をとめちょって……。 ◯議長(久保繁樹君)とめました。  総務課長。 ◯総務課長(有吉正則君)お答えします。  今回の災害については、議員各位もそれぞれ現場を視察しておわかりかと思います。市の方も重大な被害が出ているというふうに考えておりますので、本日、昼休みぐらいでも利用して、関係課等の協議を進めて、方針等も詰めてまいりたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)十一番 用松律夫君。 ◯十一番(用松律夫君)それでは、行政改革に移ります。  先ほど助役がおっしゃられた改革ですね、我が党の場合はですね、行政改革も真の改革であって住民負担にならないと。むしろ住民負担を軽くすると。住民サービスを重視するという観点ですので、そこはお間違いのないようにしていただいて、整理縮小、むだや不公正をなくす、そういう点で整理縮小の対象と認識している項目はどの項目ですか。 ◯議長(久保繁樹君)行財政改革推進課長。 ◯行財政改革推進課長(大冨義夫君)おはようございます。  七月一日付で行財政改革推進課長を拝命しました大冨でございます。どうぞよろしくお願いします。  用松議員さんの整理縮小にかかわる分ということでございますけども、今現在ですね、事務事業について、ゼロベースからの見直しという観点から作業を進めているところでございます。各課からの事務事業の総件数が、ただいま八百八十四件提出をされておりまして、この中から、今から整理をしながら、そういった方向に向けてということで御理解をいただければいいと思います。  よろしくお願いします。 ◯議長(久保繁樹君)十一番 用松律夫君。 ◯十一番(用松律夫君)ぜひ、そういう点で、本当の意味の真の改革を進めてもらいたいということで。  次、質問、時間がないんで。各種補助金、あるいは交付金の見直しについてですね、一つは昨年の議会で私と高橋議員が取り上げたと思うんですけど、互助会のですね、補助金について。県下十二市を調査しましたところですね、大分市が市と互助会の持ち出し割合ですね、市民の税金を一・〇三倍と。別府市が一・二五倍と。中津市が一・一〇と。宇佐市がこれに対して一・五五から五六倍と。以下、日田はですね、〇・三一六とか、佐伯が〇・五とか、臼杵が〇・九〇とか、津久見が〇・三二とか、あるいは竹田が〇・三三とか、まあ、大野市は合併して検討中だということですけど、あるいは杵築市が〇・三一とかですね、高田市については互助会の補助金はなしという回答を得ているわけですけども、せめてですね、これを一対一以下にするという決意をお聞かせいただきたい。 ◯議長(久保繁樹君)総務課長。 ◯総務課長(有吉正則君)お答えいたします。  議員御指摘の共済会への補助金等につきましては、今後も行革のプランの中にも入っておりますし、総務としましても、見直しを進めていくということで、数字の部分については明示できませんけれど、意気込みだけは持っておりますので御理解いただきたいというふうに思います。 ◯議長(久保繁樹君)十一番 用松律夫君。 ◯十一番(用松律夫君)それでは、いつまでにですね、この改善をやり上げる計画かお聞きしたい。 ◯議長(久保繁樹君)行財政改革推進課長。 ◯行財政改革推進課長(大冨義夫君)いつまでにということでございますけども、今、行財政改革プランを策定中の中で、今言ったような御質問の項目があるわけでございます。そういったことで、十一月の早い時期に素案を策定して、議会の行革特別委員会での御意見を聞いたりと、いろいろな作業を経て、年が明けて一月の終わりから二月にかけてプランが策定をされると。そういったプランが策定をされたら、市民の皆さんにも公表をということを考えて進めているという状況でございます。 ◯議長(久保繁樹君)十一番 用松律夫君。 ◯十一番(用松律夫君)次にですね、差別解消の立場から、真に平等で公正な市政を確立する立場から、五百万を超える運動団体の補助金についても今まで見直しをされてきたんですけど、これも含めて見直しの決意を。 ◯議長(久保繁樹君)人権同和啓発課長。 ◯人権同和啓発課長(田中憲久君)人権同和啓発課長の田中でございます。  十一番 用松議員さんの再質問にお答えいたします。  今、同和対策活動団体の補助金ということでございますが、市長の唱えます行財政改革の趣旨を十分に我々も理解しておりますし、それに沿うように最大限努力するように考えております。その辺で御理解願いたいと思います。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)十一番 用松律夫君。 ◯十一番(用松律夫君)じゃあ、特殊勤務手当、先ほどの国保、あるいは徴税との関係ですけども、差し押さえをやった場合ですね、千分の十とか、あるいは徴収手当、いろいろ特殊勤務手当の中にあるわけですけども、この十三人に支払われているですね、そういう差し押さえをやった報奨金といいますか、手当を受けられると、こういう点については廃止なり見直すべきだと思いますけど、見解を求めます。 ◯議長(久保繁樹君)総務課長。 ◯総務課長(有吉正則君)お答えをいたします。  税務手当の関係につきましても、やはり地方公務員の給与等につきましては、国家公務員準拠というような形でつくられております。それで、国家公務員の税務特別俸給表等、国家公務員ではございますけれど、地方公務員の関係につきましては、そういう俸給表等ございません。それで、一般職員との通常業務とのハンディといいますか、そういう特殊勤務については、やはり、ある程度の特殊勤務手当は必要かなとは思っております。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)十一番 用松律夫君。 ◯十一番(用松律夫君)ぜひ、それもですね、検討して……。確かに徴税課の人たちの努力そのものはですね、悪質な滞納者に対するきちっとした……、それは大変努力をされてると思うんですけども、一方ではですね、差し押さえがあればそれだけ報酬が出るとなれば、過酷な差し押さえにつながりかねないという危惧を述べてですね、ぜひ、見直しを要望して、最後の質問に移ります。  入札価格の適正化について、高松市がですね、総合評価方式というのを導入してですね、かなり成果を上げているんですけども、そういう制度を宇佐市でも導入する考えはありませんか。 ◯議長(久保繁樹君)契約検査課長。 ◯契約検査課長(秋吉 卓君)契約検査課長の秋吉でございます。
     十一番 用松議員の再質問にお答えいたします。  総合評価方式につきましては、国交省、国等から順次導入しておりますが、非常に、これは、制度が学識経験者等を入れながらの総合評価と、全体的な品質管理を求めるための評価となっております。市町村でまだ導入がかなり少ないということであります。国または県において研究を今されているところで、品質評価確保においても、その方向で検討するようにと指示が来ておりますけども、全国の動向を見ながら、今後、検討してまいりたいと考えております。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)時間が来ましたので、以上で用松議員の一般質問を終結いたします。   (「議長」と呼ぶ者あり) ◯議長(久保繁樹君)はい、広岡議員。 ◯五十一番(広岡利公君)暫時休憩をお願いしたいと思います。  次は私の質問に入るわけですが、どうも私は午前中と午後にかけて中断した質問はどうかと思いますので。きのうの関係で、私はきょうの十一時からの質問の順番になっておりました。で、私は議長にお願いしたのは、もう一人質問をさせてもらいたいという、きのうのお願いでしたが、その大隈議員はきょう質問したわけです。三十分間で質問が終わったわけですが、その大隈議員の三十分の時間を余分にいただいたならば、これから質問に入ってもいいと思うんですが、どうでしょうか。それでなかったら、暫時休憩をお願いしたいと思います。 ◯議長(久保繁樹君)では、ここで暫時休憩したいと思いますが、次の再開をですね、十二時五十分からということでよろしいでしょうか。 ◯五十一番(広岡利公君)ありがとうございました。よろしくお願いします。 ◯議長(久保繁樹君)では、暫時休憩をして、次の再開は十二時五十分からといたします。                  休憩 午前十一時三十六分                 ──────────────                  再開 午後十二時五十一分 ◯議長(久保繁樹君)休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、五十一番 広岡利公君。 ◯五十一番(広岡利公君)皆さん、こんにちは。五十一番の広岡です。  平成十七年九月の第五回の市議会において一般質問をいたします。  四項目にわたって質問をしたいと思います。執行の答弁の方もよろしくお願いします。  一昨日、院内、安心院の災害現場を視察させていただきまして、大変な被害をこうむっておるという現況を目の当たりに拝見してきました。市長、執行部に申し上げたいことは、激甚災害に値するだけの大被害だったなというような感触がしました。助役の大園さんもお見えでございましたが、いまだ私たちはあんな大きな被害を見たことはありません。で、早急な災害復旧ということをお願いしたいと思います。十四号の台風では宇佐市も農作物を初め大きな被害をこうむったと思いますが、あわせて謹んでお見舞いを申し上げたいと思います。  それから、十一日の衆議院の投票におきましては、自民党の大多数の圧倒的な勝利ということで終わりました。小泉さんにだまされたというような感じがしてなりません。郵政民営化の一本立てでね、三百数十の衆議院の獲得を見たと。で、私たちにとっては、これは大きな被害をこうむったような感がしてなりません。  と申しますのは、我が市議会、旧宇佐市の場合、二十六名の議員の皆さん方が郵政の民営化反対ということで、全員一致で反対議決をしたわけであります。そういう状況の中にありまして、いざ選挙になりますと、自民党系の岩屋さんを、総動員といっていいほどに強力な推進をし、岩屋候補が当選に至りました。私は宇佐市議会二十六名が満場一致の郵政民営化反対だったので、小泉の主張するところの賛成か否かという投票は、私はノーだということで、地元の横光さんが圧倒的勝利に終わるんかと思いましたけれども、その逆で終わりました。幸いにして比例区で当選したわけです。我が宇佐市を代表する国会議員でもありますし、私は大きな期待をかけておるものの一人であります。比例区におきましては、私は国民新党に投票しました。もう、自民党に投票したら大変なことになると。  けさ、皆さん方はご存じだったと思います。私は五時から目が覚めて、テレビのスイッチを入れましたところが、政府の考えが、ちょうどテレビで放映されておりました。医療費のね、日本の医療費の増にかんがみ、これから老人医療費、これを見直していかなくちゃならんと。今、一〇%の自己負担があるわけです。これを見直して老人医療費を上げなくちゃならんという政府案がきょう放送されました。自民党が圧倒勝利したので、もう既に、きょうの時点でね、高齢者の医療費を上げると言っております。  私も七十歳になって、これは医療費無料だということでね、楽しんでおったわけですが、現在ただいまは医療費一〇%の負担であります。七十になって無料かと思うたら一〇%負担であります。で、今度は一〇%以上、また上げると言っております。自民党が圧倒勝利になって、医療費やそうした福祉やそんなものにね、大きな国民の負担をかけていくというのが目の前に見えておるわけであります。ですから私は、これから期待をかけておる国民新党に、比例区は投票しました。もう大変なことになると思います。  まあ、前口上はこれくらいにして、質問に入りたいと思います。  一項目め。大分県立四日市高等学校が県立宇佐高校に平成十九年四月一日より合併になり、生徒の通学路についてということをお尋ねをします。  一、七百人以上の学生が宇佐高校に通学し、経路は四日市方面から駅川に至るまで、ほとんどこの上田橋を渡って登校するが、歩道橋もない現状であります。東上田を通過、県道を渡り宇佐小学校裏を通過することになる。放生会線と県道の交差点には信号機も設置していない。非常に危険である、宇佐小学校の裏通りは歩道もなく、宇佐高校の裏門までは電灯もない、長洲方面も生徒は倍増となり、金屋より高森から北宇佐原の経路となる。長洲宇佐線とフラワーロードの交差点も電灯もなく、生徒も犠牲となったことがあり、電灯が必要だと。  二番。県立高校の合併も県の方針で仕方ないが、生徒の身の安全が第一である。改善方等、合併時までに完了させるべきであるということであります。これは、答弁は求めません。こういうことで私が詳細にわたって現状の報告を兼ねて申し上げておるわけです。執行部の皆さん、あの通学路を通ってみてください。私は感心したのはね、土木課長の末弘課長、早速私のところに来て、全通路の調査をして回ったと。で、県にも申し入れておると。で、逐次、合併時までには何とか要望にこたえるべく私たちは努力するという課長の答弁をいただきました。感心しております。そういうことで、そんな課長のそうした配慮にかんがみ、答弁は求めません。  二番、二項目。長洲中学の事件について。先般、長洲中学校において消火器を教室に散布。消火器をまいたわけです。十本の消火器をまきました。学校側の被害届けにて事件となり、警察ざたとなった。在校生二人、未成年三人、成人二人、計七名が逮捕されました。  二番、保護者は学校側に謝罪して被害弁償を申し出て、教育委員会と数日間請願し、示談書を要請したが、最終的に示談成立に至らなかったと。起訴直前になって、身上書をと……、私は「身上書を」と書きましたが、上申書ですかね、どっちでもいいですが、再度要求し、裁判所に提出したが、時間がなくて、もう時間切れでありました、裁判所は。効力なく、起訴されたと。当日、在校生二人は釈放されたが、成人二人は罰金刑と、残り三人は少年院行きとなったと。現在も主犯格の一人は福岡の少年院に送致、一年程度は刑に服する羽目となったと。  三点目。事件は重く受けとめるべきだが、事の発端は学校側にもいささか問題があろうと判断しなければならないということであります。在校生の話では、以前、教員から暴力を受け、頭や顔などを踏みつけられた。後日は保護者にまんじゅうを持って行き、謝ったらしい。毒まんじゅうですね。この毒まんじゅうは、国会では、あそこの京都出身の野中さんが毒まんじゅうを発表したんですね。あれは村岡国会議員じゃなかったんですか、食わされたのは。  私は毒まんじゅうは国会だけかと思うたら、宇佐の教育委員会にも、教員にも、毒まんじゅうを持って父兄におわびをするということが実際ありました。父兄も、まんじゅうでありますから、即刻まんじゅうを食べたんじゃないかと思うんですが、まあ、毒は入っていなかったようですが、学校の先生がね、毒まんじゅうを父兄に持って行って食べさせると。今まではね、私たちの学校時代は、父兄の方から毒まんじゅうを校長並びに教頭、担任の先生に持って行きよったわけです。進学のためによい点をつけていただきたいということもあったんでしょう。昔はそういうことで、父兄が教員に毒まんじゅうを持って行きよったわけです。  今は違うんです。今は学校の先生が生徒や父兄に対して毒まんじゅうを運ぶというような状況であります。教員の暴力は毒まんじゅうで解決ができるが、生徒の不祥事は実刑に及ぶ。このような事件を契機に、学校側も毅然とした態度で教育に励んでいただき、師弟との融和を考慮してもらいたい。このような暴力教師は宇佐中学校には間違っても配属は御免であります。私の孫も来春は宇佐中学校一年生になりますので、御免こうむります。暴力教師が宇佐の中学校にね、赴任をしておると。  私はこのことは事件が勃発してからね、長洲の七人の父兄さんたちが、校長やら教頭に申し入れしたそうです。何とか謝るからどうかしてほしいという、そういう気持ちをね、校長として全く受け付けなかった。しかし、受け付けなかったら子供たちの行く末が心配なので、最終的には私のところに来ました。何とか話をつけてほしいと。それで、その今の暴力ざたの先生の話が出たわけです。教員もそういうことがあるんだと。もう、三人の父兄が起訴、訴えるといっておると。  そういうような中学校ですから、子供たちも荒れるのは無理はないんじゃないかなと。ね。教員がもう暴力団と余り相違ないというんですから。側から見たらこれは暴力団じゃないかというような感触で教員が生徒に対しておると。ですから、そんな生徒ができたんじゃないかなと。ね。消火器を十本、教室の中にガラスをぶち割って入って、まいたわけですね。これは皆さん、新聞を見て御承知だと思いますわね。これは大変だと思いますよ。消火器を十本まいた、教室の中にまいたんですから。校長も言っておりました。後片づけが大変だったと。  それは私も一本、経験があるんですが、あの消火器をまくということは、本当、非常に大変。あれは掃除機も何も効かんわけですよ。消火器のあの粉末は。それは確かに大変な作業だったと思います。それで校長は父兄とお会いしないと、断固拒否したそうです。で、私は父兄からお願いされたので、早速校長に連絡をとってお会いしたんであります。校長は私の顔を立てて、何とか話し合いをしましょうということになったわけです。こんないい顔でありませんが、校長は聞いてくれました。それから教育委員会で話をしたわけであります。  今まで私が質問したのは、今後、教育委員会でこういうことがあったら大変だと思いますよ。宇佐中学の私んところの孫が行くぐらいじゃ済まんと思うんですよ。宇佐市の中学、小学、教職員のあり方を正さなくちゃならんということに発展すると思うんですよ。我が市議会の教育委員の皆さん、教育長を初め、皆さん方にも、これは問題視されると思います。教育委員長は元学校校長ですから、余り力を入れられんと思いますが、これは大変な問題だと思うんですよ、教育長。あなたも教育次長も、そんな先生は存在していませんとはっきり私にね、答えをしたと思います、あのときは。教育委員会での話し合いの中では。  私は脅迫めいたことを言ったかしれません。教師にもこんなことはあるんだと。だから在校生の二人に、あの事件に二人おる中で、何とかね、この事件を、解決に向けて話し合いに乗ってほしいと。そして示談書を求めたわけです。ところが、完全にあなたたちは否定をしました。警察からも頼まれて父兄の言うことを聞くなということを言われておる、こんなことも次長が言っておりました。警察は日ごろの事件を挙げきらんから、中学や、ね、そんな小さな事件を取り上げようとしている。無理やり、ごりしゃり起訴に持ち込もうとしておると。  私は、教育長や次長に話したのは、学校の教師にもこういう暴力ざたがあると、ね。苫小牧の高等学校の野球部の事件もそうでしょうが。監督が愛のむちということで、二、三発ほっぺたをたたいたと。父兄では二、三十発と言うんですが、学校の先生は二、三発と。そんなことで、教育長も次長も自分の学校の教師をかばうのはわかるけど、実際にそういうことがあるから、私はあなたたちに問いかけたわけですね。教師でもこんなことはあるじゃないかと。暴力も、しかし、普通の暴力ではありませんよ。愛のむちじゃないんですよ。けたぐってね、頭を踏んづけたちゅうんですよ。ほっぺたを二、三発ぐらいはね、愛のむちになるかもしれませんが、倒れた子供の頭を踏んづけたちゅうんですよ。当人から私は聞いたんですよ。  そんな愛のむちがありますか、教育長。愛のむちとはね、一発、二発の平手打ちが愛のむちちゅうんですよ。こういうことが公然と宇佐の学校で行われておるということを、私はこの議会で取り上げたわけであります。でなければ取り上げる必要はなかったんですが、答弁も必要ありません。反省をしてください。私はその答弁を聞こうと思って質問したのではありません。  次に入りたいと思います。  三項目め、駅川地区、上田、畑田地区、五十六名の農振除外申請についてでございます。  一点目、何ゆえに農振の除外を却下したのか。大幹線二号線周辺も同じ第一種農業振興地域であるが、次々に何ら問題なく農振の除外を認可していると。イオン九州の進出を拒否する目的で、市長の独裁であり、職権乱用であると。上田、畑田地区五十六戸の農家は土地を売却するつもりはなく、賃貸しして農地を守ることで農家の経済を確立せんがために協定を結ぼうとしている。このような農家の将来展望は、市長は考えたことがありますかということであります。  二点目、このたびの市長の選挙事務所は商工会議所であると聞いていますが、商工会に義理を尽くすために会議所の意向で除外申請を却下したとしか思えない。大型商業店舗進出検討委員会の選出方法も誘致反対派の委員で多数を占めておるとかで、市民消費者関係者は少人数で協議を実施したようだが、公の立場でそんな無謀な行為が許されるのかということであります。二十五名の委員をこの場で発表してほしい。また、文書でも示してほしい。私は二十五名と聞いておりますが、今度、十三番目で同僚の加来議員も質問します。加来議員の質問では二十八名と示しております。どちらなんですか。二十五名なんですか、二十八名なんですか。本来ならばですね、検討委員会でその結果はね、我が市議会の五十六人の皆さんに発表すべきじゃないですか。  ですから、人数もわからんわけですよ。発表なしですから。どなたかはっきりわかる人があるんですか。委員会はどの関係の代表が出て、委員の数は何名だということを知っておる議員さんがおられるんですか。恐らくいないんじゃないかと思います。市長側近の与党議員は秘密会議の中で耳打ちがあったかしれません。私たちはそれを聞いておりません。宇佐市の代表ですよ。検討委員会というのは宇佐市の代表ということで、二十何名、市長が委嘱したわけでしょう。その代表の意見を我々市民代表の五十六名の議員さんたちが知らないで済むと思うんですか、市長。議会軽視も甚だしいんじゃないの。だから私は独裁じゃないかと、職権乱用じゃないかとうたっておるんです。  三点目、イオンの会社の計画では、地元優先の雇用で八百人規模の採用が見込まれ、宇佐市が実施している企業誘致と違って、固定資産やその他の税収も含め、宇佐市の経済効果も抜群であると。建設事業関連も市内商工業者のテナント店を導入させ、事業費二百億円強の投資も実現させ、宇佐市発展にも大きく貢献すると言っています。私はイオンの幹部とお会いしました。一般質問をするからにはね、幹部の意向、役員の意向も聞かなくて一般質問はできません。そういうことでお尋ねをしました。はっきり、このことを言っております。  このような企業こそ市長として誘致を歓迎し、市内商店と共存共栄の企業として協力すべきではないかということであります。あなた、立石の焼却場で、共存共栄で焼却場をつくってね、立石地区の皆さん方と共存共栄です、発展させると言っておりました。それとこれは違いますよ。共存共栄ということは、商店も一緒になってイオンと発展に向けて頑張るという意味のことを共存共栄といっておるんであります。  市長の独断で申請を却下して、宇佐市民の大多数の期待を裏切っても、六万三千人の、あなた、代表としてね、市内に大手を振って歩けますかということであります。今度あなたは六万三千人の負託を受けて無投票で当選しました。ね。あなたなら心配がないと。大多数の市民のためには、あなたよりもほかにはないんだということで、再選無投票であなたをね、推挙したんです。  そのあなたがね、強引に、しかも委員会も無視、五十六人の議会も無視。議会は市民代表ですよ、みんな。たすきをかけて……、あなたはたすきじゃないでしょう。ね。六万三千人が無投票であなたを押し上げたんです。私どもはたすきをかけて、ね、そしてこの議会に出席しておるわけです。商工会議所は、宇佐市の将来展望はどの角度で見ているかということであります。  四点目。前市長の佐瀬氏は、平成七年から四日市区画整理事業を、向こう十年計画で事業費五百億円以上と、最終的には六百億円を投資し商工業者の発展に寄与すると発表した。当時、私も商工観光課に関連した産業経済委員に所属していましたし、大賛成でありました。ところが、四日市商店主たちは八五%強の反対署名を議会にも提出した。ね。非常に残念だったが、商工会の申し入れなのでやむなく中止となった。佐瀬市長初め商工課の苦労も水の泡と消えました。ばかばかしい話である。四日市の商工会員の皆様でも困ったものだと愕然としました。これからは何を計画しても実現は不可能と感じている。イオンの進出に反対する資格はないはずであるということであります。  あのときはね、私たちは宇佐地区でありますが、宇佐地区や駅川地区のことを無視してね、四日市の商工会の発展のためということでね、何百億か投資をして改革を進めようとしたわけであります。あなたの代でないから、それは御存じないと思いますが、前市長のときにね、宇佐市を挙げてあの開発をやろうと、これこそが宇佐市の発展に寄与してつながるんだということで、大手を振った、あの前市長であります。  ところが今、大きなバッジをつけておられます四日市出身の、元、その当時は私だって同じバッジだったんですが、先頭になって、ね、鼻引きになって反対したんですね。そしてこの宇佐市議会に八五%強の反対署名を突きつけたわけであります。改革はノーだと、必要ないと。まあ、共産党の皆さんが先頭になったらしいんですが、現職の皆さん方には関係ありませんが、今、三人の共産党議員さんたちは関知してないので、関係ありませんが、当時の共産党議員も、その大きなバッジをつけた議員と一緒になって反対運動をしたそうです。ね。四日市にはそんなことは必要ないと。  第一に減歩の問題。道路を広くしたり、町をね、拡張をどんどんしていくんですから、道路は広くなるし、土地も必要になるので、減歩率が二〇%から、多くは二五%の減歩率ということになったそうです。後でいいから、その計画書やら、その当時の計画した費用なんかを発表してほしい。後でいいから、その当時のことを発表してほしい。どのくらい設計費がかかって、事業費がどのくらいかかったのか、その当時の計画中にね。それも皆さんに披露してほしい。そういうことでね、宇佐市の四日市商店街をね、宇佐市の核として開発していこうとしたんであります。  ところがどうですか、今度はイオン進出に猛反対。市長に反対署名を突きつけたらしいんですよね。大多数の消費者の皆さんは市長に誘致してほしいという請願書も突きつけておるんです。どちらをとるかということで、市長は消費者のためにノーを突きつけたわけですね。農振除外を認めないということ、結果を出したわけです。議員の皆さん、新聞を見てわかったんでしょう。どうでしょうか。それまでは恐らく内容は全然、聞いてないと思うんであります。秘密会議で聞いたかもしれません。与党の秘密会議でね。私たちは野党第一党でありますから、相談も何もしてくれません。まあ、当然と思います。  四項目め。アスベストについて。天津小学校は新聞で報道されましたが、市営住宅等は心配ないのか。他の公共施設はどうなっているかということであります。このアスベスト問題は、この議会はアスベスト議会でありますので、私の質問は答弁は必要ありません。あとの議員さんもアスベストの問題を取り上げておりますので、私は一つだけ答弁してほしいのはね、市営住宅の入居者の人から、うちの部屋の中にアスベストを使っておりますということを私に申し出がありました。それで、私はアスベストを出したんであります。ですから、そのことだけは答弁してほしい。あとは答弁は要りません。  第一回目の質問はこれで終わりますが、再質問のときによろしくお願いします。 ◯議長(久保繁樹君)それでは、広岡議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  宇佐市長 時枝正昭君。 ◯市長(時枝正昭君)市長の時枝です。  五十一番 広岡議員の質問にお答えいたします。  四項目めのアスベストについて。これは答弁は要らないということでございましたが、市営住宅のアスベスト使用についてだけお尋ねのようでございますが、天津小学校以外の公共施設につきましては、先ほどから出ておりますように、宇佐市の農業者トレーニングセンターで確認されております。その他の六件につきましては、分析機関に調査を依頼しております。うち三件については、アスベストが含まれていないということが判明いたしました。他の三件については、分析中でありまして、まだ結果が出ておりません。市営住宅のアスベスト使用については、ちょっと私も調べておりませんので、これは担当からお答えをさせます。  以上で終わります。 ◯議長(久保繁樹君)では、答弁に入る前に広岡議員、一項目めと二項目めと四項目めに、今、市長が一部答弁しましたけど、答弁はなくてよろしいでしょうか。 ◯五十一番(広岡利公君)答弁は要りません。 ◯議長(久保繁樹君)では、三項目めの農振除外申請についてを、経済部長 赤峰克己君。 ◯経済部長(赤峰克己君)皆さん、こんにちは。経済部長の赤峰でございます。  五十一番 広岡議員の質問にお答えをいたします。  上田、畑田地区の農振除外申請についての一点目ですが、この件につきましては、除外申請の内容が農振除外地域の整備に関する法律に照らして、除外が認められる要件を満たしていないため、却下といたしました。また、大幹線の二号線周辺につきましては、幹線道路の沿線であり、なおかつ宅地や道路との間に挟まれた場所であり、広がりがないため、県の審査において除外ができたものと思われます。  次に、二点目についてですが、御指摘の選挙事務所については、辛島地区の商工会議所ではなく、葛原地区だったと記憶をしております。また、大型商業店舗進出検討委員会は大型店の宇佐市進出について、広く市民の皆さんの意見を聞くために設置要綱を定め設置したもので、農業振興地域変更申請、すなわち農振除外申請に対する検討委員会とは位置づけておりません。委員会の委員は市民各層から選出しており、特に大型店は地域経済や地域振興、市民生活に影響があると判断し、経済団体、まちづくり団体からの選出が多くなっております。この検討委員会は大型店進出の賛否を問うものでなく、また、結論を出す場でもありません。大型店進出に対して、市の施策推進上、重要事項である宇佐市活性化への影響を議論の中心としており、是非双方の意見が出されております。  次に、三点目についてですが、宇佐商工会議所の将来構想につきましては、宇佐市中心市街地活性化基本計画に沿って都市機能と商業機能をあわせ持った魅力ある商店街づくりを目指すこととしております。このため、大型店の出店は既存店の閉鎖、廃業を招き、中心市街地の空洞化や破壊につながり、地域経済への影響は大きいと考えております。  次に、四点目についてですが、四日市商店街振興組合は、中心市街地活性化基本計画に基づき、商店街を門前町として再生させるため、七夕祭りや各種イベントを行い、高齢者が歩いたり、自転車で買い物ができ、日常会話や世間話ができる魅力ある宇佐市の顔となる商店街づくりに懸命の努力をしているところであります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)以上で、広岡議員の一般質問に対する執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  五十一番 広岡利公君。 ◯五十一番(広岡利公君)農振除外の申請について、却下されたことについて質問をしたいと思います。  一種農振地域として、あくまでもそれを主張する理由で却下したと思うんでありますが、ただいま部長が答弁した大幹線農道の二号線、今、商工会議所の通りですね、あれは家から家の間隔が狭いのでね、それで認可したんだと、これからもするんだという答弁ですが、家から家はですね、あなたたち、水田……、もともとあれは水田だったわけですよ、家から家は。ね。それは農振の除外申請をみんな出した後の家なんですね、建築物なんですよ、部長。ね。家は昔からあったんじゃないんですよ。ね。あの一種農業振興地域にね、農振の除外を申請して認可されたから、あそこに家が建ち、家から家が建ったわけです。  あの家はどういう家か答弁はしていませんが、ね、コスモス、ね、それに新鮮市場、しまむら洋服店、あんな大型店がね、どんどん進出しておるんでありますよ。その大型店は認めて、なぜ宇佐市に貢献する、大貢献をしようかというイオンは認めんのですか。ね。農振除外についてですが、あそこの農家五十六名は、一種農振地域でありますけどが、あの一種農振地域の水田では、いのちきができないわけです。  宇佐市の、今、農家が水田をつくってどのくらい所得が上がっておると、あなた御存じなんですか、市長。ね。一反歩どのくらい水田で収獲が、収益があると思うんですか。一反に何俵できると思うんですか。そして、一俵が幾らですか、米は。大豆もそうです。麦もそうです。そんな貧相な農家ばっかりじゃないですか。農家をするために、ね、最悪の場合、首を吊らにゃいかんというような、悲壮な状態の農家ばっかしじゃないですか。  そこにね、あの十三町八反とか十四町とかいっております農地に、イオンが進出するわけであります。一反歩幾らと思いよるんですか。九十万円相当の土地代を支払ってイオンが進出してくるわけです。この所得者に対して、ノーとあなたは答えたんですよ。市長、五十六名の皆さん方をね。農業所得は今最悪の事態だから、土地を貸して一反九十万円でね、所得を上げようという意気込みで、あれはみんな歓迎して誘致を認めておるわけです。それをあなた、ノーと返答するんですか。  商工会議所の、そりゃねえ、世話になった恩義もあるでしょう、あなたも。しかし、六万三千人の市民のためには、ノーでいいんですか。私の言いたいことはね、宇佐市のこれからの展望はどうするかということを言いたいわけです。今の四日市の商工会、商店街だけで宇佐市の発展がね、得られると、あなたは思っておるんですか。みんなシャッター街でしょうが。今、元警察の前の、何ちゅうんね、あの薬局は、あそこも店じまい。どこもここも店じまいでしょう。シャッター街でしょう。  それでも、あなた、商店街のためと、商工観光化のためにと言って、ね。力を入れるんですか。この大型店はね、その四日市やら長洲やら、商店街の皆さん方を大いに受け入れるというんですよ。ね、テナントとして受け入れると。条件はどんなことでも聞くと。三役の皆さんと私はお会いしたんです。どんなことでも言うてください、私たちは宇佐市のためになることなら協力しますよと言ってきたんです。それをあなた、農振除外の段階でノーの答えを出して、宇佐市の進出にそこで歯どめをかけるという結果につながっておるわけですが、それであなたは六万三千人の代表の市長ということが言えますか。  まず、お尋ねしたいことは、経済部長、この大型商業店舗進出検討委員会のメンバーを教えていただきたい。これは、私ども議会にも発表する義務があると思うんですよね。そして、その内容もお聞かせいただきたい。どういうことを審議をして、宇佐市長がノーの答えを出したのかということを知りたいわけです。知らせてほしい。二十何名ですか、人数も知らせてほしい。どういう関係者か、それも知らせてほしい。当然、議会に発表する義務があると思うんですよ。  五十六名の議員さんたちは何も知らん存ぜぬでいいと思いますか。あなたたちも六万三千人の市民の代表だと思いますよ。私は、このことを質問してね、質問するがために選挙に影響しますよ。ね。今度の私の選挙は刺客を出されますよ。市長は出すと思いますよ。商工会も出すと思いますよ。きょう傍聴の皆さんも、かなりおると思います。私の質問に対して、この次の選挙は広岡を落とせという小泉流の刺客を出すと思いますよ。どうでしょうか。発表してほしい、その委員を。  部長、部長ができにゃ、市長でも発表してほしい。 ◯議長(久保繁樹君)企画課長。 ◯企画課長(南 己君)お答えをいたします。  大型商業店舗進出検討委員会の件でございますけれども、これは先ほどの答弁でもありましたけれども、この検討委員会は、大型店進出というそのもののきっかけにはなっておりますけれども、やっぱり大型店というのは、地域経済や地域振興、あるいは市民生活にかなり影響があるということで、市長が市民の皆さんの意見を聞きたいということで立ち上げた検討委員会であります。これは設置要綱を策定をしまして、二十五名以内ということで、その中身については、先ほど言いましたけれども、経済団体、それからまちづくり団体、それから自治委員の代表、まあ、そういうところが主に選出をされております。  この検討委員会の性格といたしまして、大型店そのものの賛否を問うものでもないんで、それから、大型店が来ていいじゃろう、悪いじゃろうという結論を出すところでもない。行政が施策を推進するときには、やっぱり大型店については、これは宇佐市にとっては活性化につながるかどうかというところの議論をしてもらって、その意見を聞くというのが行政では一番重要なところではないかなということで、そういう性格の検討委員会を立ち上げたということであります。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)五十一番 広岡利公君。 ◯五十一番(広岡利公君)代表のメンバー、それなら商店街とか商工会とかいう代表ですか、経済団体ということも含めまして。例えば地権者の五十六名の方の代表とか、あるいは消費者の代表とか、そんな方はその委員会には、ね、所属していないんですか、市民代表として。  南課長、どうですか、それは。 ◯議長(久保繁樹君)企画課長。 ◯企画課長(南 己君)お答えいたします。  先ほども言いましたけれども、宇佐市全体の地域振興につながるか、宇佐市全体の活性化につながるかというところで、この委員会を立ち上げたと。イオンに限ってということじゃなくって、宇佐市に大型店が来たときには、それが地域振興につながるかというところの意見をお聞きするということで、宇佐市全体から。イオンに限ってするとすれば、それはもちろん、その地権者等も入るかもしれませんけれども、かえってそれだけですと、賛成と反対というだけの意見になるというところで、行政がつくるとすれば、宇佐市全体のことを考えてつくったということであります。 ◯議長(久保繁樹君)五十一番 広岡利公君。 ◯五十一番(広岡利公君)南課長の、宇佐市全体の構想ということを検討していくということでしょうけどが、ならば市民投票でもさせてですね、宇佐市の意見を聴取するのが、これは常識じゃないですか。市長独断でね、農地として一般には除外できないという、たったその理由でね、経済部長は、あの二号線は、今、商工会議所の通りは、家並みの中に、ね、水田がある、これは認めていいと。あそこも一種農地なんですよね。第一種の農振地域の土地なんですよ。それを認めて、それならば、今度は重要な道路ですよ、あそこの道路は。宇佐市から柳ヶ浦駅に通ずる宇佐市の第一等地であるし、基本的な中心の道路に今からなろうとしておる所なんですよ。宇佐市の発展の中心地だ。ね、市役所を中心にして。  その土地がノーで、それなら二号線の商工会議所の土地はどこでもいい、農振の除外は適当であるということで認可するんですか。部長、そういうことですか。経済部長、答えてほしい。今のイオンがこうしておるところの土地は、認められないと、あの二号線の商工会議所ならどこでも認めるという、あなたの答弁ですが、それでいいんですか。部長、答えていただきたい。 ◯議長(久保繁樹君)農政課長。 ◯農政課長(山村幸夫君)農政課の山村です。
     議員さんの御質問にお答えをしたいというふうに思います。  商工会の並びの件でございますけれども、あそこはちょうど、議員さんの御指摘のとおり、圃場整備等、実施をした農地でございます。あそこは葛原地区、二号線と葛原の公民館といいますか、お宮とかありますね、あそこについては、集落に入る道路がありまして、ちょうど田んぼが挟まれたような形になっております。そういう所につきましては、全体的に広がりがないというか、御指摘のイオン進出予定の御指摘の農地に比べるとですね、どうしても広がりがない、閉鎖されたような農地であるということで、これにつきましては農振の除外が可能だったというふうに判断しております。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)五十一番 広岡利公君。 ◯五十一番(広岡利公君)いいかげんな答弁をしなさんな。何で広がりがない所なら適当だというんですか。イオンの候補地も広がりがないんです。上田からあの地帯だけなんですよ。あれを天津や長洲の方に広がりを持とうと思うても広がらんわけですよ、あれ以上は。あそこでとまりになるんですよ。何でそんなへ理屈を言うんですか。え。ただそれだけでね、申請の除外を認めんということは、これは納得できない。今後、今後ですよ、もしそういう一種農地の申請があったときにどうするんですか。もう広がりがある所は認めんちゅうんですか。はっきり答えていただきたい。これからの宇佐市のために。 ◯議長(久保繁樹君)農政課長。 ◯農政課長(山村幸夫君)お答えいたします。  農業振興地域の除外に関しましてはですね、市の方には一応権限がないということです。ただ、今回に限りましては、農業振興地域のですね、整備に関する法律に当てはめてですね、どうしても抵触する部分があるということで、市の段階で却下という形になりました。また、あの……。 ◯議長(久保繁樹君)済みません、課長、しばらく……。  傍聴席はお静かに願います。 ◯農政課長(山村幸夫君)今後はですね、もし大きな、そういう大規模な農地転用の申請等があればですね、それはまた、その段階で一応検討をいたします。ただ、こういう大きな農地の除外等に関しましては、宇佐市の、どういいますか、総合計画、そういう段階から考えていかないと、ちょっと除外については難しいんじゃないかというふうに考えております。市の段階でいいよと言っても、それは県、国の段階で多分、却下ということになろうというふうに思います。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)五十一番 広岡利公君。 ◯五十一番(広岡利公君)課長の答弁ですが、いいかげんな答弁は、これは通用しないと思うんですよ。ね。広がりがあるとかないとか。ね。宇佐市の発展の基礎をなすというような、ね、商工地にしようとかいうやさきのことなんですよ。それを広がりも縮みも何もないと思うんですよ、理由は。宇佐市の発展につながれば、ね、真っ先に誘致を認めるべきだということを私は言っておるんですよ。市長、これから先、あなた、宇佐市をね、六万三千人のために開発をし、そして、いろんな宇佐市の幸せのためにすべてのものをこれから着手、建設をしていくわけですが、宇佐市の発展を阻止するような考えですが、あなたそう思わんですか。答えてほしい。 ◯議長(久保繁樹君)大園助役。   (「市長……」と呼ぶ者あり) ◯議長(久保繁樹君)傍聴席はお静かに願います。 ◯五十一番(広岡利公君)私は市長に答弁を求めております。 ◯助役(大園清一郎君)広岡議員の質問に対して、市長にかわりましてお答えしたいというふうに思っております。  イオン等の進出問題につきましては、十分、鋭意検討いたしましたし、あえて、市のこれからの発展に阻害するからイオンを、農地を除外したわけでもございません。これから宇佐市が発展するために農地の保全、それから、これからの大規模の企業の進出、そして都市計画、あるいは宇佐市の将来の発展計画、そういうものも加味しながら現在の農地を守るべきであるという判断で、あの地区の農振の除外について却下したという形になったわけでございます。今後についても、大型店を受け入れないとか、受け入れるとかいう段階ではなく、それぞれの位置、地域、そういうものをしながら判断していきたいという考えでございます。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)五十一番 広岡利公君。 ◯五十一番(広岡利公君)ばかなことを言いなさんな。十四町歩の広大なあの農地が一反歩九十万円です。売却するんじゃないよ、助役。今度の千葉助役は都会から来た助役ですが、別府や大分、今度、杵築にイオンが進出するわけですが、大歓迎ですよ。ね、宇佐市をこのまま、ね、火が消えようとしよるこの宇佐市に明かりをともそうかというようなジャスコの考えを否定するんですか、あなたたちは。二人の助役そろうて。え、市長も市長、助役も助役じゃと私は思うんですよ。これから発展していこうというこの宇佐市に、ね、農振の除外をノーと言ったら誘致ができんということはもう明らかだ。ね。大多数の市民は大歓迎をしております。  まあ、推進、反対する人もここには傍聴に来られておると思います。私はあえて反対されてもいいと。宇佐市の発展のためならば、私は正々堂々と市長や執行部に対して質問をしていくと、今後もまたするつもりであります。議員の皆さん、五十六名の皆さん方も、何にもノーコメント。イオンが来うと来ないと、農振の除外をしようとしまいと市長は相談しておりません。それでいいんですか。今後の対策でね、宇佐市の計画で、五十六人の議員さんたちも、これから検討して、ね、審議をして、開発に向けて協力していかんならんのが皆さん方の立場じゃないんですか。  私と加来議員が二人で今度質問に立ちますが、加来議員は本当に気の毒だと思います。ね、こん次の選挙は刺客があなたの所に来ますよ。ね、それでも、あなたは勇気を持って、ね、誘致賛成派にして質問をすると。これはあっぱれだと思いますよ。もう、加来議員に対しては、反対があろうと何があろうと宇佐市民の皆さん、きょう傍聴の皆さん方も、加来議員をやっぱり大いに応援してやってください。私はもう老いぼれであります。もうあと幾ばくもありませんが、私はどうなってもいい、そんな勇気のある議員を応援してやってもらいたい。  市長、今後、宇佐市の発展ということについては、あなたの言うことは議員の皆さんも認識できんと思いますし、今後やっぱり問題があると思いますよ。もう時間がありませんから、私はもう、これ以上質問をいたしませんが、まだまだ、この次も質問を続行したいと思います。まあ、傍聴の方は反対も賛成の人もあると思います。私は政治生命をかけて、このイオン問題をこれから唱えて、そして進行していくように努めたいと思います。市民運動、あるいは市民大会、ね、あなたのリコール問題まで発展していくと思いますが、今後について検討しておってください。  これで私の一般質問を終わりたいと思います。  御清聴ありがとうございました。 ◯議長(久保繁樹君)以上で広岡議員の一般質問を終結いたします。  一般質問の途中でありますが、ここで暫時休憩をいたします。                   休憩 午後一時五十四分                  ─────────────                   再開 午後二時 十 分 ◯議長(久保繁樹君)休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。  次に、十五番 石川和明君。 ◯十五番(石川和明君)十五番の石川でございます。  前回の六月定例会に引き続き、今回も一般質問をさせていただきますので、最後までおつき合いのほど、お願いをいたします。  それでは、お手元の通告書に沿いまして、市長を中心に、特に基本姿勢についてお伺いをしたいと思います。  合併より、はや五カ月が過ぎ、前回の定例会の一般質問では、行財政改革について数多くの議員より質問が出されました。私もその一人でありますが、市長の行財政改革は断行しますという力強い答弁をいただき、事務的には執行部側の行財政改革本部の立ち上げ、我々議会側の推進特別委員会も初会合を開き、また十月には学識経験者の推進委員会も設置され、これこそ三位一体で十一月後半の改革プランの素案作成と。年が明け一月の下旬には、最終目的である実施計画の策定と公表に全力を傾注し、貫徹することが我々の責務であろうかと思います。財政再建に向けて足踏みすることなく、そして後戻りすることなく、既にさいは投げられたわけでありますから、行政と議会と市民と、全員でルビコンを渡れば必ずや宇佐市の明るい未来が開けるものと信じて疑いません。  そこで市長にお伺いをいたします。御承知のように、現在、国で問題になっているのが、八十二兆の一般会計もさることながら、四十兆を超す特別会計がノーマークになって手がつけられていないのが現状であります。一般会計ばかりに目が行き、特別会計のチェックがおろそかになっております。地方自治体も例外ではありません。この宇佐市でも例外でもありません。十七年度当初予算で一般会計二百六十億に対して、特別会計が二百三十億にも達しています。このようなわけで、特会の抜本的見直しが不可欠であろうと思います。数字的見直しは行政側の改革本部並びに幹事会、専門部会、議会側の行革推進特別委員会で詰めていかなければなりませんが、まず市長として、抜本的見直しに対しての基本姿勢と意気込みをお伺いをいたします。  次に、二点目は、公共施設等について責任ある検査と管理、運営が行われているのか、お伺いをいたします。  昨日と、それから午前中にも出ておりましたので、重複する点があろうかと思いますが、一般会計並びに特別会計の中の委託料や補助金、そして本会議に報告されている土地開発公社等の運営について抜本的に見直す必要があろうかと思います。細部にわたっては行革推進特別委員会で指摘と提言をさせていただきたいと思いますが、以上二点、基本姿勢について市長の誠意ある答弁をお願いして、降壇させていただきます。  なお、答弁の内容を伺った上で、発言席より再質問をさせていただきます。 ◯議長(久保繁樹君)済みません、傍聴席は私語を慎んでください。傍聴席の方は私語を慎んでください。  それでは、石川議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 時枝正昭君。 ◯市長(時枝正昭君)市長の時枝です。  十五番 石川議員の質問にお答えいたします。  一項目め。行財政改革を断行する上で、聖域なき改革を目指し、一般会計はもちろんのこと、特別会計も抜本的な見直しが必要であります。私は職員に対して非常事態宣言を発し、職員一人一人が行財政改革に取り組むんだという強い気持ちで業務に邁進するよう要請してまいりました。こうしたことから、一般会計及び特別会計の各事務事業をゼロベースからの見直しにより業務の効率化を図るとともに、指定管理者制度等を活用して経費の縮減や職員の削減を図りたいと考えております。それによって、一般会計からの繰出金の減少を図りながら実行することで健全な財政運営を目指したいと考えているところであります。  以上で私の答弁を終わりますが、その他については担当部課長に答弁させますので、よろしくお願い申し上げます。  終わります。 ◯議長(久保繁樹君)最後に、二項目めの公共施設の検査等についてを、総務部長 出口 徹君。 ◯総務部長(出口 徹君)総務部長の出口です。  十五番 石川議員の質問にお答えをいたします。  二項目めの、まず検査についてですが、市が発注する道路や建物などの公共施設の建設工事は、契約図書に定められた出来形や品質などが確保され、適正に施工されているのかを確認するため、宇佐市建設工事検査要綱等に従って検査を行っております。また、工事の監督、検査を通じて、請負業者に工事の適正かつ能率的な施工に努めるよう指導するなど、工事目的物の良好な品質確保に努めております。  次に、管理、運営の関係についてでありますが、現在、各施設は設置条例の中に管理規定を定め、管理運営を行っています。しかし、今後は法の要請とあわせ行財政改革を推進する上で、民間にその管理を委託する、いわゆる指定管理者制度を導入することにより、住民福祉の向上と経費の削減を図るという課題がありますので、導入に向け、公の施設の指定管理の方法などについて検討しているところであります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)以上で、石川議員の一般質問に対する執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  十五番 石川和明君。 ◯十五番(石川和明君)それでは、再質問をさせていただきます。  と申しますのは、答弁の内容によっては時間的に長くなろうかと思ったんですけども、今、市長の答弁の中で、一般会計と特会についても、ゼロベースでという、今、基本姿勢がありましたんで、この点だけはこの特別……、市長は今、この本会議場で基本姿勢を述べたわけですから、細部については特別委員会が設置されておるわけで、ここで一点一点やればですね、一時間や二時間で終わることは不可能なので、特別委員会の方で、私も委員として入っておりますので、その点、細部にわたっては詰めていきたいと、こう思っております。  それから、特別委員会ももちろんなんですけども、この行財政改革本部ですね、本部と幹事会、それから専門部会等も行政側が設置をしとるようにありますけども、もうあらゆるですね、資料、行革で成功した地方自治体、そういう資料等をですね、取り寄せながら、また県の方からも資料が入っていると思いますけども、千葉助役も県から来られておるわけで、そういう資料等も入っとると思いますけどもね、先進地である、そういう先駆者の市です。町村じゃない、市ですね、合併後の。そういうその資料等も取り寄せながらしていくのが大事じゃないのかなと思います。前回も私が申しましたけども、机の上でどうだこうだじゃなくて、現地も見、そしてなおかつ、そういう参考資料があれば、それもその検討の中に入れてやっていただきたいと、こう思っております。  実は、先月、上京した際にですね、これは総務省の霞ヶ関の友人から意見交換の中で資料をいただきましてですね、ここに「行財政改革ランキング」と、こういうのがあります。一位は高山、岐阜ですね。それから宮城の登米だとか、それから愛媛の伊予、そして石巻、うるま市、北秋田市と、こういうようなランキングがずっとこう出とります。それに、行財政改革に成功しているランキング上位。それからこの行政サービスですね、サービスも怠っちゃいかんので、それのランキングもございます。飯能市だとか柏市、千葉ですね。それから高山も、これは入っておりますし、佐久市、呉市と、こういうような、ずっとこう、ランキングがございます。こういう所は霞ヶ関の総務省の資料ですから、必ず成功しとるんですよ。やっぱりこういう点も資料を取り寄せながら、特別委員会の中で、またその行政側の改革本部の中で、そして先ほど申しました、来月ですか、有識者の特別委員会も設置するわけですから、そういう点も加味して、こうやっていただきたいなと思っております。  それで今回、手前どもの委員会でございますけれども、総務委員会も視察研修を飛騨の高山市、そのランキング一位です。ここで行うようになっております。これは職員の削減等もランキングの点数に入っていますし、議員の削減割合のパーセンテージと、こういうようなのが入っております。我が宇佐市は一年半後には三十名という定員に、現在は在任特例ですけども、そのときにはその数値が合おうかと思います。現に、高山市なんかやっとるわけですから。だから今年十一月末ですね、末に策定と公表があるわけですから、それが出ましたら来年度の予算として、一年半後には議員の削減、そしてこの大事な職員、この件もね、今度は大変いい勉強になろうかと思います。  資料も持ち帰りまして、また行政側の改革本部にも参考資料として提出もさせていただきますし、いろいろな、高山市だけではなく、宮城のこれは、登米市というんですね、登るという字に米と書いて登米市、これもランキング二位です。それからお隣の今治、先ほどから繰り返しますが、伊予市と。県内で佐伯、佐伯市もランキングは上位に入っとんですよ。だから灯台もと暗しで、近場にもいいモデルのとこがあるんですね。全国的には、佐伯市は三位にランクされています。同率三位ちゅうのが今治、佐伯、伊予と、こうあるんですけども、こういう数値が大分県内でも出ております。  それから豊後大野。これは議員の削減の点数が上がったんだと思いますし、また佐伯もそうでしょう。それはかなり職員の削減等についても、数値が出ております。だからこういう点もですね、入れて。そして事務的な責任者は、県からお見えになっておる助役、ねえ助役、千葉助役でございますんでね、この点しっかりとですね、知恵を皆さんで出し合って、そして汗を流して成功させると。行政もそうですよ。私、先ほどから言うように議会もそうですし、市民の皆さん、注目をされております。だから生半可な行革じゃいかんと思います。  きょうはその点、前回の一般質問の際にも、市長にも力強い断行の答弁もいただいたし、また今回もゼロベースからやると、特別会計にも盛り込んでいくと、こういうことですんで、特別会計ちゅうのは大体、本当に、先ほど言ったようにノーマークになりやすいんですよ。国がそうですから。国会議員のほとんどわかんないですよ。何人かのその政策通の議員さんちゅうのは、これはわかると思うんですけども、だから八十何兆でどうだちゅうて、税収が四十何兆でどうだこうだと。まあ、国の資料もここにありますけどね。特別会計がですよ、四百十一兆。一般会計は八十二兆で、来年度の概算要求は八十五兆ですけどもね。  しかし、宇佐の今先ほどの数字を、私、壇上でも申しましたように、二百何十億で、かなり同じ程度の数字ちゅうのは出てます。その中には一般会計からの持ち出しちゅうか、特別会計から繰り入れて、繰り出し繰り入れがありますから、若干のダブりはあるかと思うんですけどもね、それでも数字的には二百何十億という特別会計です。この点もですね、千葉助役、ぜひ、我々の特別委員会にも助役はこの間も出席されたし、また今後もずっと出席していただいて、なおかつ行革本部、行政側のその点にもですね、この点をよく加味してもらいたいんですよ。  きょうは答弁が、今言うように、市長がゼロベースからで云々と、こういう答弁をもらったので、答弁次第でこれは長くなるのかなとか思ったんですけども、大変いい答弁をいただいたんで、助役いいですかね、助役にもちょっと特別会計に踏み込みながら、そしてそういういろいろな全国の資料だとか、あらゆるノウハウを入れてということで、あなた、責任者ですから。ちょっと、そこの決意だけ、あなたにちょっとお聞きしたい。 ◯議長(久保繁樹君)千葉助役。 ◯助役(千葉英樹君)ですから、特別会計は特定の歳入ですね、もって特定の歳出を図る、そういう予算ですから、特別会計についても、聖域なく行革をやっていくということで、事業の縮小とかですね、歳入の確保を図ることによって一般会計からの繰り入れがその分少なくなるわけですから、それで節約を図れるということで、行革につながっていくわけですので、そういうことで取り組んでいきたいと思っております。 ◯議長(久保繁樹君)十五番 石川和明君。 ◯十五番(石川和明君)まあ、それはわかるんですけどもね、繰り入れだけじゃないんですよ。繰り入れる分の削減もあるけども、実際の今度、特会の部分の、それぞれの分についてもまた……。私は、繰り入れだけが減って、その分が、パイが減るからどうこうちゅうんじゃないんですよ。それ全体も、とにかく特別会計ちゅうのはそうなんですよちゅうことを言いよんですよ。国もそうなんですよ、この特別会計まで踏み込めば必ず行革はできるんですけど、特別会計に踏み込まないんだ、ノーマークになっとるんじゃ、国も。そしてまた、そこまでの、まあ、こういう言い方をすると語弊があるけども、政策的な議員さんが少ないんじゃ、国会にも。だから、見えるのは、一般会計ばっかりの八十何兆がこう見えるわけですよ。しかし、そうじゃないんです。すごいんですから、これは。これは宇佐市とこれ、特別関係ないちゃあ、ないんですけど、ここからまた県に流れて、経由でまた、これ、来ますからね。しかし、これは保険だとか交付税の関係もそうですしね、これはもうすごいですよ。土地改良関係も、これ、特会から来てますから。実際、関係ありますよ。国営の分、それから林野事業等とか自動車云々、それから治山、治水、これも特会からですから。  ですからこれはすべて関連があるんですよ。だから、これをやることによって行財政改革、これは必ずできると思います。一律どうだと言うのは、これはだれでもできます。きょう午前中ですかね、市長か、どっか部長が何か答えたのがあったけども、多く削られるところは、そこは削っていきますと。しかし、ここは譲れないちゅうようなところも出てきますよ。これは、それぞれの判断ちゅうか、総合的な判断をしていけばいいわけですよ。削ることができるのにもかかわらず、ここは聖域だからどうこうと、こういうのは通用しませんよ。だから、その点もですね、本当に、再度見直しをしながらやってもらいたいと、こう思っております。  それからですね、二点目。これは先ほどの一点目ともリンクしますんで、壇上ではあわせて質問をさせていただいたようなわけでございますけども、これも、繰り返しますが、昨日も質問が出ておりましたし、午前中も出ておりました。要するに、委託料とか補助金関係ですね。補助金も各種団体のちっちゃいところを締めろちゅうんじゃないんですよ。大きく補助金ちゅうてぼんと、これ、旧安心院町もそうだった、指摘をかなり私もさせていただいたんですけどもね、その委託料、それから、補助金という名目で出とるんで。名目、実際。この点もですね、きちっとこれは精査し、行革を行う上で、それこそゼロからの見直しということが必要だろうと、こう思います。  繰り返しますが、昨日も出ておりました、土地開発公社ですね、報告義務で何点かありました。ちょっと手元のここにありません、自席の方にありますが、あれも土地開発公社だとか、安心院の農業公社だとか、何点かありました。この点も、これ、特別会計みたいなもんですから、報告で特会には入ってませんけども、国で言うところの、これ、特別会計ですよ、外郭団体ですから。だからこの点もですね、見直せば必ず成功すると思います。小さい点につきましてね、もうこれ、ここにあるのを一個一個やるとこれはもう時間的なあれですんで、特別委員会の方でやっていきたいと、こう思っておりますので。先ほどから市長も答弁いただいたし、再答弁云々はもう助役ももらったし、だからとにかく、今の気持ちを忘れずにこの十一月に向けて頑張って、我々一緒に汗を流して頑張りましょう。そういうことであります。  もう答弁は要りません。  じゃあ、これで質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ◯議長(久保繁樹君)以上で、石川議員の一般質問を終結いたします。  次に、二十一番 筌口 孝君。 ◯二十一番(筌口 孝君)皆さん、こんにちは。二十一番 筌口 孝です。  まず最初に、通告を行っておりませんが、さきの十四号台風についての、被害に遭われました皆さんに心よりお見舞いを申し上げたいと思いますし、私たちが住む安心院町の深見地区、特に寒水の方では大変な被害が出ております。六日、そして七日にかけて、大きな豪雨の中で農地、山林、それから県道、それぞれ被害が出されました。  いち早く大園助役を初めとし、また久保議長が翌日には現地に足を踏み入れていただきまして、現場を調査いたしました。本当にありがとうございました。一昨日は大変貴重な本議会の時間を割いていただきまして、その被害地域に全員の議員の皆さんが調査に入っていただきました。本当にありがとうございました。  地域の皆さんが一時的には動揺してですね、パニック状態でありまして、地元では、永野議員がその寒水地区の地元の議員でありまして、昼夜を問わず地区の人と一緒に対応をしていただいたわけでありますが、村を一時は出ていかなければならないかというぐらいの、本当に切実な思いの中で対応をしたきたわけであります。私たち、丸野議員と合わせて深見地区ということで、次の日には現場に雨の中行ったわけですが、被害の状況も遠くから見る程度で、現場に足を踏み入れるっていうまで行かなかったもんですから、そんなに大きな被害とは思っていませんでした。  しかし、実際、雨が上がって足を踏み入れてみますと、想像を絶する、恐ろしいような甚大な災害が出ているっていうことで、本当に私たちもそのときは一時戸惑う状況があったんですが、こうして皆様方が時間を割いて地元に入っていただきまして、一昨日は地元の方も本当に心強く、何とかここにまた住めるのかなというような声も聞きました。本当に心よりお礼申し上げます。  これからは、そういった県下の被害状況も、けさの新聞では百十七億を超すというような、農地を含めて大変な被害が出ていますので、これから復旧に向けては多くの皆さんの御理解を求めながら、一日も早い災害復旧に向けていかなければならないと思いますので、どうかその点につきましては議員皆さんの御理解をいただきながら、今後とも県、国にあらゆる要請の行動をしながら、できたら補助金あたりを確定しながら、その中で復旧ができていければなと、そのように願うものであります。どうかよろしくお願いいたしまして、通告に沿って質問をさせていただきたいと思います。  まず、一点目のアスベスト調査の現状と今後の対策についてでありますが、これにつきましては、前日から多くの方々から質問が出されておりますので、重複は避けていきたいと思いますが、私は一点だけ、産業面の関係で各担当部課長に、それぞれの部門で調査状況と現状をお聞きしたかったんですが、もう随分と内容が出されていますので、一点だけ産業面といいますか、農業関係、先ほども少し用松議員の中で安心院の水道のパイプラインの件も出ましたが、安心院は国のパイロット農業改善事業の中で大きな石綿管を使った日出生のダムから日指ダムにパイプラインが引かれていますが、こういったパイプラインも石綿管を使用されています。今は土地改良区を中心として改良、改善、取りかえと進んできているんですが、まだまだこれは長年の計画の中でやっていくような状況ですし、距離的にも何百キロという大きな工事でありますから、大変な予算も組んでいかなければならないというような状況があります。  そういったものは、実際使われているということは、もう明らかなんですが、ただそれがどういった形で被害をこうむっているのか。それが三十年、四十年、高橋議員からの報告にもありましたが、目に見えないというか、被害状況が明らかにされて、ようやくその実態がわかっていくというような状況ですので、なかなか現状の中でそういったパイプラインを通った水はどのような影響を出していくのかというまでは、なかなかつかめていないということであります。しかし、やっぱりそういったものも被害対象になっていく可能性があるということも聞いていますから、そういったものをどのような形でこれからも調査しようとしているのか、そしてその対策をどう講じようとしているのか、その点を一点だけ伺いたいと思います。  それから次に、過疎地域自立促進計画と生活環境の整備、こういったものについての対策について伺いますが、この過疎地域自立促進対策につきましては、私は前回の六月議会でも少し伺いました。その中で、それぞれ、市長、そして担当課の方から、財政等も含めて回答をいただいているんですが、いまひとつ明らかにされないというか、この総合計画がどういった形で、今後どう実施されていくのか、そこらがいまひとつはっきり見えてきません。地域の方々は、やはり過疎の過疎にならない、合併によって地域が活力を生み出す、活性化していくということを夢見ながら、望みながら、この新市の合併にも向かっていったわけでありますし、そういったものを、やっぱり、この際、五年の過疎計画の中では、今後出される宇佐市の新市の統合計画ともかみ合わせながら、実施にきちっと踏み込んでいただけなければ、本当に不安的な解消は避けられないと、そのように思っていますので、そういった面を少し具体的に御回答いただければありがたいなと思います。  特に一項目でそこに書いていますが、旧の町道関係の整備事業や一般生活道の関係、こういったものの整備、促進については、合併当時の中でも合併特例債あたりが活用されるということをずっと言ってきていました。やっぱり交通アクセスがしっかりとできていかなければ、私たちは本当に過疎の過疎に住んでいますから、不便を感ずるわけであります。そういったものが今回の災害の中でも、皆さん見ていただいたと思いますが、ああいった過疎地域にも人は生活をしているというか、私の住む村も本当に戸数が四、五十戸の小さな村です。  しかし、そういったところで、やはり、一人前まではいかないとしても、人としてしっかりと生活を営んでいこうということで、国土保全と言えば大げさになりますが、地域保全を行いながら、一生懸命その地域の活性化に努めておるわけでありまして、そういった面についてぜひ御理解をいただきながら、そういった過疎的な対策も含めた措置をお伺いしていきたいと思いますので、そういった面で答弁をいただければと思っております。  再質問につきましては、答弁を聞きながら行っていきたいと思います。よろしくお願いします。 ◯議長(久保繁樹君)それでは、筌口議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 時枝正昭君。 ◯市長(時枝正昭君)市長の時枝です。  二十一番 筌口議員の質問にお答えいたします。  二項目め。道路は生活に密着した最も重要なものであります。活力ある地域づくりを推進する上では、より一層の道路整備が必要であると考えられます。安心院地域の市道、一般生活道の整備は、過疎自立促進計画や新市建設計画を基本に整備を推進することになりますが、実際の事業実施となりますと、道路整備等も含めた普通建設事業として総合計画の実施計画に取り込んで、毎年の実施事業計画に上げることになります。しかし、一般財源や地方債の枠、公債費比率などの財政状況や行財政改革の事務事業見直しの観点から、事業評価をし、査定することになります。  以上で私の答弁を終わりますが、その他については担当部課長に答弁をしてもらいますので、よろしくお願い申し上げます。  終わります。
    ◯議長(久保繁樹君)最後に、一項目めのアスベスト調査についてを、建設水道部長 原田芳文君。 ◯建設水道部長(原田芳文君)建設水道部長の原田でございます。  二十一番 筌口議員の質問のうち、一項目めのアスベストの調査についてお答えいたします。  質問の内容が一点ということで、農業関係、パイロット事業の石綿管を使っているのはどうなのかという御質問ですが、先ほど答弁いたしました分の中にもございますが、石綿管で水を通すものにつきましては、国の方も調査をし、通告といいますか、通知がありました。その中に、水につけている分では特に健康上問題はないということがありますので、そのままでもいいかという話になりますが、安心院の水道管の分につきましては、取りかえていくというふうに先ほど答弁いたしました。こちらの分につきましては、今のところ、そこまで、済みませんが、掌握しておりませんので、掌握した後、お知らせいたします。  それから、どのような形で被害を与えるかと。要は、つけ直しをするときに、中の水を抜いて工事をするときに雑にやると、普通のアスベストの被害と同じような形が出る可能性があるということで、工事については同じように気をつけてやる必要があるということで、これについては建築指導課の方でも指導を強めていきます。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)以上で、筌口議員の一般質問に対する執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  二十一番 筌口 孝君。 ◯二十一番(筌口 孝君)それでは、再質問を行っていきたいと思います。  アスベスト関係でありますが、水を通していくものには被害が今のとこ出ていないというところでありますが、確かにこういったアスベスト問題というのは、我々も素人です。実際、そういった被害に遭った方々の声が出てこなければ、はっきりしないというか、そして潜伏が三十年、四十年ということですので、本当に難しいものなんでしょうけど、実際、やっぱりそういったものが使われているという現状把握ですね、実際使われているということは現実としてあるわけですから。そしてアスベストそのものがよくないということも言われているわけですから、そういったものについては、やっぱり今後ですね、しっかりと調査、対策はとっていかなければいけないんじゃないかなと。で、これが公的なものというか、直接、市あたりが関係していないというか、今のパイロットの分は国が設置したわけですね、三十年ぐらい前、三十五年ですか、前に設置して、そして今、その石綿管が破損しているんですね。次から次に破損をして、そして今、再考していこうとして、事業計画にも載っていますし、安心院の方から、支流を含めて、枝線は別として、本管だけでも取りかえていこうという計画が立っている。  ですから、土地改良区が直接今のところ管理をしているんで、市の方としてはそんなに枠を越えてというような思いもあるんじゃないかと思うんですが、やっぱり実際そういう状況があることを把握してですね、市の方もぜひそういった現状……、それはなぜかというと、やっぱり公的なものに私はつながっていく、水っていうのは宇佐平野を潤す支流であります。そういったパイロットのブドウ園を網羅しながら最後には日指ダムから宇佐平野に水を供給するという支流、そういった流れを持っているパイプラインですし、相当の距離もあります。ですから、そういったものを、これからきちっととらえておいていただきたいと。  特に支所長の方がきょう、おられていますから、名前を言って悪いんですけど、支所長の方も、そういった面ではこれまで、再考と合わせて改良区の方も含めて研究・調査していると思いますし、事業も県の主体事業の中でこれから変えていくということが言われています。ですから、そういったものも含めて市の方もきちっと取り組むという御回答っていうか、そういった思いを持っているかどうか、それをお聞きしたいと思います。 ◯議長(久保繁樹君)安心院支所長。 ◯安心院支所長(眞砂文雄君)筌口議員の御質問にお答えいたします。  今、言われましたように、ただ、飲料、飲むとかいう部分については国の基準ではないということでございますけれども、明らかによいとは言えないと思っております。それで、昨年度より取り組んでおります中山間総合整備事業の中でですね、一期計画の中でも、当然、昨年から設計をしておりますけれども、この部分については県の担当課と、こういうアスベスト問題についての再度見直しが必要ではないかということを協議しながら、今後取り組んでいきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(久保繁樹君)二十一番 筌口 孝君。 ◯二十一番(筌口 孝君)力強い総合計画を実施し、取り組んでいくという答弁をいただきました。  もう一つお願いしたいんですが、そういった中で、この事業も十年ぐらいの事業だったと思います。もっとこういうことが明らかになってきて、国も重点的にアスベスト問題については取り組むという状況が生まれてきたわけですが、この工期をいち早く短縮していくというか、少しでも、一年でも早く工期を縮めながら事業を進めるっていうような思いはどうでしょうか。 ◯議長(久保繁樹君)安心院支所長。 ◯安心院支所長(眞砂文雄君)その点につきましても、県と協議しながら、できるだけ速やかに事業を遂行したいというふうに思っております。 ◯議長(久保繁樹君)二十一番 筌口 孝君。 ◯二十一番(筌口 孝君)じゃあ、よろしくお願いします。  じゃあ、二点目に入ります。  二点目の過疎地域自立促進計画であります。この関係につきましては、今も市長から答弁をいただきました。前回も十七年度の事業については、今の過疎自立促進計画を大事にしながら取り組んでいくと。十八年からは、少し財政状況を注視しながら計画的に事業を推進していくという担当課の課長の方からも答弁がいただけております。  で、私は少し中身でですね、ずっと見ているんですけど、この中身はですね、安心院の分で見れば、安心院の第二次総合計画、十八年度まで組んでいたんですが、その総合計画をそっくりこの過疎自立促進計画に、二十一年度までということで載せてるっていうか、まとめてるっていう状況なんですね。五年度までにそれぞれ各農道や市道、そして一般県道、国道、それぞれ設計から事業予算も含めて計画が上がっています。  そういったものはありがたいんですけど、じゃあ、これを本当に実施に移していくっていうか、少し田舎根性って言ったら悪いんですけど、我々は地方に住んでいるものですから、私がこの議場に来るのでも二十二キロあります。我々の住む地区からきのうの災害のある地域や寒水の開拓地域まで行けば三十キロあるんですね。今回の台風のときもそういう集落は一時孤立いたしました。しかし、地域の消防団やそういった方、市の支所の職員の方々の対応で、何とか早い段階に、復旧っていうか、通行だけできる状況になったんですね。片側というか、道幅が三メートルしかないですから。これが一般県道なんですね。一般県道、湯布院―塚原線ですか、鳥越―湯布院線六百十七号ですけど、こういったのは改良が全く、約十キロぐらいで進んでいないんですね。ですから、一部ちょっと土砂が落ちると、もう全く通行不能と。で、まだ今も通行不能で、寒水開拓から天間草原を越えてこの安心院の支所まで来なければ来れないというような状況が約一週間近く続くわけですね。  ですから、やっぱりそういったものを思ったときには、新市になって私たちが一番望んだのは、そういう交通アクセス、そんなのを早急に取り組んでいただきたい。そのためにはやっぱり予算が伴わなければ、なかなか絵にかいたもちで、計画が上がってもできていけないというのがありますから、そこらあたりで少し、私は、過疎債の関係も含めてですね、地域配分を少し見ていったらどうなのかなと、それが強い私たち地域の要望なんです。  宇佐市全体が過疎になったということは、今まで安心院、院内は過疎だったんですが、これが過疎の過疎ということで、その過疎の過疎に、ある程度の傾斜をつけた配分をやってですね、具体的にそこから改良実施をしていっていただきたい。そうしないと、なかなか支所の方も、本庁があれば、本庁に相談しなきゃならないし、今までのような支所の判断で現場を見ながらそこである程度事業が進められるかというと、そうにはならないような気がいたしますんで、そのあたりどうでしょうか、支所の中での特定といったら悪いんですけど、そういった支所で、ある程度、判断ができるような予算配分というものは考えていないのかどうか伺います。 ◯議長(久保繁樹君)企画課長。 ◯企画課長(南 己君)お答えをいたします。  過疎債、それから合併特例債というのもありますけれども、それの配分については、一応、合併の協議の中では行われております。ただ、合併後に当然、宇佐市全体が過疎地域になりましたし、合併特例債は合併に関係するものというようなことで、配分というか、支出が行われるように指導があっております。  で、地域の配分ということで、それはどうかということなんですけれども、過疎債にしろ、合併特例債にしろ、その事業についていくものというふうもあるんですけれども、それ以外にその金額といいますか、その事業ということではなくって、事業の計画等があります。その計画で、この事業にはこれくらいの、あ、これは過疎債を使った方がいいとか、合併特例債を使った方がいいとか、そういうような配分の仕方というふうな一面もあろうかと思います。  ですから、最初から金額をそのまま、この地区にどのくらい、あの地区にどのくらいということは、今の時点ではちょっと言えないかなというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)二十一番 筌口 孝君。 ◯二十一番(筌口 孝君)前回の答弁とは大きく変わっていない、前回もそういった答弁をいただいたんですけど、やはりですね、地域振興を含めてですね、当時から合併をする中では地域配分というか、一般財源も含めて五十、三十、二十というような地域配分を行う中で、事業の配分化はきちっと図りながら、過疎の地域に不便を与えないような、そういった予算配分は当然考えていくということを合併時も言われてきたわけです。私たちはそういったものを聞く中で、本当に新市になっていったときに地域が取り残されない、地域が本当に今まで以上に、また大きな新宇佐市の中で活力を見出していけるっていう思いを持っていますから、そういったものが具体的にですね、この総合計画、五年ですけど、この五年の総合計画の中にきちっとそういったところをうたわれてほしいなと、うたっていてほしいなと思うんです。今後、新市の総合計画が出されるといいますから、その中にはきちっとそういうものもうたいながら、四年、五年の間でそういった特例債や過疎債をしっかり配分しながら地域に活用していただきたいと。  それができることで、地域の方々も新市になってよかったなと、そういう思いを持ち始めるんだろうと思います。数が少ないからとか、利用率が少ないからといったそういった問題ではないんじゃないかなと。新市の中で人が一人でも住んでいれば、そういった地域にぜひ目を届けてほしいな、目を向けてほしいなと、その思いであります。で、そこらあたりを総合計画の中でうたえるのかどうか、その点を伺います。 ◯議長(久保繁樹君)企画課長。 ◯企画課長(南 己君)現在、企画課の方では総合計画の策定に今、取り組んでおります。もちろんその総合計画の基本になるのは、過疎計画、あるいは新市建設計画、そういったものが基本になってくるというふうに思いますし、実施計画においては、各課、担当課でお互いにヒアリングといいますか、協議をいたしまして事業を決めていくと。その事業の内容について、その中に、議員御指摘のそういった地域振興をですね、頭に出しながらお互いに協議をしていって、宇佐市の振興に役立てたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)二十一番 筌口 孝君。 ◯二十一番(筌口 孝君)ぜひ総合計画の中にはそういったものをうたっていただきたいなと、そのように思います。  あと、この過疎自立促進計画外で少し、これに載せられてないものというものが何点かあるんですが、そういったものについてどのようなお考えをしているか、ちょっとお尋ねします。  例えば、今、新宇佐市の中で田ノ口の地域に火葬場が設置されております。十八年にはオープンするというか、利用される状況になっていますが、ああいった所の国道の整備はその火葬場の開始と同時に、間に合うように整備をされようとしていますが、あの森から、平成の森、そういったものに交通アクセスというか、恐らくあそこは七百体から八百体の利用者が出るようになるんでしょうから、そういった、今、こういった計画にないような総合計画あたりも、随時、地域の要望としては、上げてほしいということが出ていますし、そういったものが、具体的に総合計画の中でうたっていくのか、その点をお伺いします。 ◯議長(久保繁樹君)企画課長。 ◯企画課長(南 己君)先ほども言いましたけれども、過疎計画あるいは新市建設計画以外にも適用させるか、総合計画の実施計画を適用させるかということなんですけれども、当然、項目によって、これは宇佐市振興、あるいは宇佐市発展につながっていく項目については、当然、総合計画の中に上がっていくものというふうに思っております。 ◯議長(久保繁樹君)二十一番 筌口 孝君。 ◯二十一番(筌口 孝君)じゃあ、最後の質問にします。  そういった方向で、総合計画にはぜひ計画を上げてほしいと思いますが、あと市道と、そして旧の町道の整備事業の関係ですが、ここに、農道も含めて改良や舗装の実態が示されております。新宇佐市は五〇%を超えている改良率ということで、そこそこの改良はできていますが、県下から見るとまだまだ、そんなに進んでいる方じゃないということが書かれています。  今、私たち院内、安心院地域の町道と、それから今新市の市道というのは、道路幅についてもすごく当時の条件が異なっております。安心院あたりは二メートル五十ぐらいあれば町道ということで、ずっと認定をしてきていますが、そういったものが今度は農道とあわせてどんどん改良されていくのか、そこらあたりが……。市道は四メートル以上ですか、規格が。そういったものの違いっていうのがすごくあるわけで、そういったところについては今後どのような改良事業を必要としているのか。そしていろんな議会の中でも事故等、そういったものも含めていろんな状況が生まれていますから、そういった事故対策等も含めながら、改善としてこの総合計画とはまた違って、どのような形で旧町道の事業推進、整備状況を把握して進めていくのかをお尋ねしたいと思います。 ◯議長(久保繁樹君)土木課長。 ◯土木課長(末弘計夫君)お答えをいたします。  大きな道路については、先ほど議員、おっしゃっておりましたが、臨時地方道整備交付金事業と過疎対策事業をあわせて整備を行っております。これは、安心院、院内で本年度から来年度に向けて継続事業はすべて、おおむね完了するというふうに思っております。  御質問の市道の件についてでございます、二メートルとか四メートルとか、いろいろあります。これをどうするかということですが、現在、市道になっている分については、幅員が旧安心院、院内が二メートルであっても市道という取り扱いを行っていきたいというふうに思っております。  それから、一番重点を置いているのが、幹線道路については、いろんな交付金事業や過疎対策の中で取り組みをしていきたいと思っておりますけど、生活関連道路については、今、緊縮財政、行財政改革の波を避けて通れないというのが実情でありますので、臨時地方道整備交付金事業、これが、起債が五〇%つくわけですけど、この中で現在、本庁も各支所も対応しておりますが、それぞれに要望箇所がたくさん出ております。それに追いつかないのが現状ということなんですけど、なるべく市民の要望にこたえるように努力をしていくということでございます。  予算の配分というような御質問もあったかと思うんですけど、それについては、本庁、それから各支所、それぞれ整備計画を樹立をして、なおかつ調整をした上で、企画、財政と協議をして決定をしていくということでございます。  以上でございます。 ◯議長(久保繁樹君)二十一番 筌口 孝君。 ◯二十一番(筌口 孝君)じゃあ、ぜひですね、計画を実施できるようにですね、財政等の出すべきところは出しながら、いろんな起債があろうかと思います。そういったものを活用する中で、利用者の不便だけは解消するようにお願いして質問を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)以上で、筌口議員の一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩をいたします。                   休憩 午後三時 十三分                  ─────────────                   再開 午後三時三十三分 ◯議長(久保繁樹君)休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、二十八番 和氣敏彦君。 ◯二十八番(和氣敏彦君)皆さん、こんにちは。二十八番 和氣です。  もう、皆さん聞きくたびれたらしいですけれども、また、議長もくたびれたんでしょうか、ちょっと調子が悪いようにありますけども。きょうは私が最後だそうですので、もうしばらく時間をお願いします。  平成十七年第五回宇佐市議会定例会において三項目にわたり質問いたします。  冒頭におきまして、台風十四号における被災地、被災者に対し心からお見舞いを申し上げます。  さて、さきの九月十一日の衆議院選挙において自民党が圧勝し、絶対多数を確保しました。今回の選挙は、皆さんも周知のとおり、争点は郵政民営化か、年金、福祉か、護憲、平和かが焦点になりましたが、自民党小泉劇場の座長兼主役は、五・七・五調の歯切れがよく、大きなジェスチャーでイエスかノーか、また、分裂した相手劇場に落下傘部隊を送り込み、あるときは信長、あるときはコペルニクスの地動説等を織り交ぜての演劇に観客はかつてない観劇、これは感心の感じゃなくて、観る劇です、を覚え、中身もなしで相手劇場を抹殺し、自分の劇場は拍手喝采で終演したのが今回の衆議院選挙ではないでしょうか。  その結果、郵政民営化は不動のものとなりました。郵政民営化は改革の突破口といわれていますが、外交、年金、福祉、憲法、教育など、国の基本となる国民のための政治を思うとき、過去四年間の小泉さんの「痛みを伴う政治改革」も痛みを通り越して麻痺状態にある中、本当に改革ができるのだろうか、経済、外交に弱い小泉流政治に不安を持つ国民も多いのではないでしょうか。  一方、世界では地球温暖化による気象異変により、各国で大災害が発生しております。最近では、アメリカで発生した巨大ハリケーンの襲来で、アリゾナ州などで死者数千人、チフスなどの伝染病も流行するのではないかと危惧されており、さらに復興には数年かかると言われています。また、一方では、ブッシュ大統領の政府対応がおくれ、おまけにイラクの派兵兵士派遣の不足と、民間の多くの死者を出したことで、アメリカ国民はブッシュ大統領に対し不満は爆発寸前で、支持率も低下しているようであります。  天候異変の原因は地球温暖化によるものと最近は各国で叫ばれていますが、世界じゅうで一番多くのCO2発生のアメリカが、地球温暖化防止協定の京都議定書に調印していなく、反発していることは、皮肉にも、今回のハリケーンにより、被災者には大変不幸ですが、ブッシュ大統領に神罰が下されたとしか言いようがありません。  ところで、他の国の批判ではなく、アメリカ崇拝の小泉さんに連動したのでしょうか、我が国にも台風十四号が選挙期間中に襲い、全国に大きな被害をもたらしました。大分県も、日田、竹田に死者を出しました。昨日、安心院、院内の台風十四号による土砂崩れの現場を視察しましたが、被害の大きさに驚かされました。大きな岩が落ちており、土砂と倒木が田んぼの上に堆積されて、改めて自然災害の恐ろしさを知らされました。今こそ、合併して不安に感じている住民に対して、査定や補助金の関係もありますが、国、県、市が一体となって早急に復旧作業に対応することこそ、合併に対する市民への信頼につながるのではないでしょうか。  そこで、本題に入りますが、合併して三カ月有余、合併の協調音と色よい音色が全く聞けなく、雑音ばかりが聞こえるきょうこのごろではないでしょうか。合併前はあめむち方式で合併させたが、いざ合併すると、あめどころか、むちばっかりで、職員、議員定数と給与、報酬の引き下げ、きめ細かな行政サービス、福祉の切り捨てなど、何一つ合併の利点は見当たりません。合併特例債も条件つき、適用すれば決算年度の経常経費に影響するという官僚の仕掛けたわなにはまったとしか言いようがありません。戦後、六十年間余、中央集権のもと、政官癒着の縦割り行政が今日の地方行政を行き詰まりにさせたのではないでしょうか。  そこで、質問の項目として、根本原因となる金、つまり財政問題について質問いたします。  市長は合併と同時に急に財政再建を打ち出し、赤字再建団体になることを前提に、県から千葉助役を迎え、行財政改革を進めようとしていますが、その中、財政改革の問題点について質問いたします。  第一点目として、六月議会でも質問しましたように、国からの行財政改革の通達もあり、県は二年前、一兆円近くに肥大化した財政赤字について、三年をスパンとした財政再建計画を策定し、実行した結果、財政再建が進んでいるようですが、当宇佐市として財政再建の策定がなされているのかどうか、答弁をお願いします。  第二点目として、旧宇佐市の場合、平成十五年度の経常収支比率は九五・八%、公債比率は一六%となっていたのが、さきの新聞報道によると、三市町合わせての経常収支比率は九九・八%、公債比率は一八%と報道されておりましたが、平成十六年度の旧三市町の経常収支比率と公債比率、合わせて前年度対比を答弁願います。  第三点目として、さきの新聞報道で竹田市が新市の地域振興を図るソフト事業に充てるための地域振興基金を設けると報道されていましたが、宇佐市において財政悪化の中、基金を設置して事業を行う考えはあるのかどうか、答弁をお願いします。  第四点目として、財政再建をする中、宇佐市として全区域が過疎に指定され、過疎地域促進事業計画五カ年が作成されていますが、財政状況悪化の中、どのように事業を進めて整合性を持たせるのか、答弁をお願いします。  五点目として、合併に伴い、国や県の財政優遇措置として、合併補正、基本構想の策定、コンピューターシステムの統一、住民サービス水準の調整など、交付税や国庫補助金として三カ年、あるいは五カ年で配分されているものの事業名と金額、また全額使途しない場合の返還はさせるのかどうか答弁を願います。  六点目として、交付税は国の税収と国債で賄えておりますが、況、不況に左右されます。平成十六年度の税収がふえたので二兆円近く増となる予定と新聞報道や専門家から聞いておりますが、本当なのかどうか答弁を願います。  次に、二項目の農業問題ですが、年々衰退していく宇佐市農業のようですが、後継者不足に加え、米余りで米価も下落し、ますます農業離れが進んでおり、さらに追い打ちをかけて本年九月から企業参入ができるようになったと聞いております。専業農家がますます減少するのではないかと思われますので、そこで第一点目として、国は農地の集積化と効率化、共同性を図るため、農業法人化を進めておりますが、宇佐市で現在、農業法人化している法人はどのくらいなのか答弁を願います。  二点目として、以前から何回か質問しているのですが、農産物に付加価値をつけ特産物をつくらなければ、米麦だけでは多くの面積を耕作しなければならなく、採算に合わないのではないでしょうか。その点、安心院や院内では特産物をつくり出しているように思えますが、旧宇佐市においては大豆を休耕田に栽培し、味噌メーカーに納めているような状況の中、県農業センターや農産物加工センターなどの研修で特産物の開発をしようとする考えはないのか、答弁をお願いします。  三点目として、宇佐市のJAは、土地も売却、人員も削減、不良債権も抱え本来の農業経営からはずれ、農家の指導もできない状況になっているのではないでしょうか。地方分権推進においても、JA本来の機能を生かし、宇佐市独自のJAとして農家の所得向上を目指し、農家にとって信用、利用できるJAにすることが大事なことなのではないでしょうか。そのためには行政と連携し、農業施策を図る考えはないのかどうか、また、連携を密にしているのかどうか。さらに三月議会で問題になった市有地の無償譲渡の件はどのようになったのか答弁をお願いします。  最後の三項目めは、これは仮称だそうですけども、介護支援ボランティア控除についてですが、さきの新聞報道に「介護奉仕で保険料お得」の大見出しで、三段抜きの記事が掲載されており、中身は、厚労省は介護施設でボランティア活動をした六十五歳以上の高齢者の介護保険料を来年四月から市町村が安くできるようにする方針を固めたとありましたが、市の方にはそのような通知がなされたのかどうか。昨日の高橋議員の質問には、受けていないとの答弁がありましたが、調べてみたのかどうか、答弁をお願いします。  以上、第一回目の質問を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)それでは、和氣議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 時枝正昭君。 ◯市長(時枝正昭君)市長の時枝です。  二十八番 和氣議員の質問にお答えいたします。  一項目、財政問題について。  まず、一点目。財政再建計画書の策定についてでありますが、七月には行財政改革の推進体制を確立して、現在、改革プランの策定に向け、取り組んでいるところでございます。行革プランの基本方針としては、七つの大項目を掲げ、それぞれの項目の中に中項目を設け、財政、事業、職員、組織、情報各部会において作業を進めているところであります。  二点目。平成十六年度の決算においては、三月三十日までの三市町及び一部事務組合のそれぞれの決算額に、三月三十一日の新市の決算額を旧団体ごとに分けて、それぞれの団体に加えたもので旧三市町の財政指標を試算いたしますと、経常収支比率では、旧宇佐市では二・八ポイント増の九八・六%、旧安心院町では二〇・一ポイント増の一〇八・六%、旧院内町では九・六ポイント増の九七・五%となっております。次に、公債費比率では、旧宇佐市では〇・二ポイント増の一五%、旧安心院町では一・六ポイント増の一四・三%、旧院内町では一・〇ポイント増の一一・八%となっております。  三点目。合併市町の地域振興等を図るための基金造成についてでありますが、基金造成積立金の試算額は、総額約二十億円であります。合併協議の中では、新市で基金の活用方法、造成をする基金額等の検討を行った上で、平成十八年以降に方針を定めることとし、今年度は見送ることとなっております。現在、基金造成の運用について調査、確認中でありますが、基金運用について取り崩しが可能であることが確認されれば、取り組んでまいりたいと考えております。  四点目。過疎地域促進事業計画との整合性と実効性についてでありますが、今回策定いたしました計画は、今後五年間の過疎地域自立促進を幅広く推進していくためのものであります。厳しい財政事情の中にあって、事業の実施に当たっては、費用対効果等を十分勘案しながら、選択と集中を基本に、「彩りに満ちた暮らしの元気都市」の実現に向けて努力したいと考えております。  五点目。市町村合併に対する特別交付税措置についてでありますが、平成十七年三月三十一日までに市町村合併を行った団体について、合併年度または翌年度から三カ年にわたり、特別交付税措置を講ずる財政支援措置があります。当市の特別交付税措置の試算額は総額約五億六千五百万円で、交付については、本年度は五割、平成十八年度は三割、平成十九年度は二割と段階的に配分される予定となっております。御存じのとおり、特別交付税は十二月と翌年三月の二回の交付となっており、今回の合併事由による特別交付税は、ルール項目として来年三月交付の予定となっております。ただし、特別交付税総額が増額されるわけではなく、総額全体の配分となりますので、交付額については試算額が全額増額交付されるものではありません。現在、特別交付税の要望項目について精査しているところでありますので、合併関連経費は個別項目であり、特殊事情項目として積極的に要望するように考えております。
     六点目。交付金の増額配分の報道についてでありますが、交付金は県が徴収した税の一定部分を市町村に交付するもので、利子割交付金、配当割交付金、株式等譲渡所得割交付金等があります。御質問の件は、九月二日の新聞に財務省が発表した七月の税収実績で、企業の株式配当への課税による税収額が前年同月比二八%増の五千三百億円との掲載がありましたので、配当割交付金のことかと思われます。  以上で私の答弁は終わりますが、その他については担当部課長に答弁してもらいますので、よろしくお願い申し上げます。  終わります。 ◯議長(久保繁樹君)次に、二項目めの農業問題についてを、経済部長 赤峰克己君。 ◯経済部長(赤峰克己君)皆さん、こんにちは。経済部長の赤峰でございます。  二十八番 和氣議員の質問にお答えいたします。  農業問題についての一点目についてですが、現在までに法人化された集落は五つの組織となっております。今後は平成十九年度からの品目横断的政策に、より多くの集落が取り組めるよう、各関係機関と連携を図りながら推進に努めてまいります。  次に、二点目の特産品の開発についてですが、旧宇佐市においては、地形的に土地利用型作物及び農家が中心となっており、しょうちゅうや味噌加工用の麦、また地豆腐など、豆腐向けの大豆などが特産品となっております。今後、集落営農の取り組みいかんでは、各集落ごとの特色ある特産品も期待できるものと思っておりますし、集落営農組織協議会、関係機関とも協議を行い、宇佐市にふさわしい特産品の開発に努めたいと思っております。  次に、三点目のJAとの連携についてですが、JA機構においても構造改革が全農主導で進められておるようです。今後、JA大分宇佐、JA安心院とも、地域農家と相互発展のためにも十分連携をとり、事業推進などの支援を図ってまいります。土地払い下げに関する陳情書につきましては、本年度になってからも陳情書が再度提出されていますが、JA宇佐に対しては、不動産鑑定評価を基準とした有償売買であれば、今後検討してまいりたいとの考えを回答しているところであります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)最後に、三項目めの介護支援ボランティア控除についてを、福祉保健部長 坂口俊秀君。 ◯福祉保健部長(坂口俊秀君)福祉保健部長の坂口でございます。  二十八番 和氣議員の御質問にお答えをいたします。  三項目め、介護支援ボランティア控除についてですが、介護保険料の減免方法として新たに創設されるものですが、地域貢献など所得以外の要件が示された段階で、現在の宇佐市の介護給付費の動向や第三期介護保険料等を加味した上で検討してまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)以上で、和氣議員の一般質問に対する執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  二十八番 和氣敏彦君。 ◯二十八番(和氣敏彦君)順次、追って再質問したいと思います。  まず、財政問題についての第一点目ですが、今、市長答弁がありましたけれども、これは恐らく行財政改革の中の主要問題点として出されたものと思いますが、私のちょっと聞きたいのはですね、行財政改革をやる上で一番柱になるのはですね、やはり財政じゃないかと思うんです。財政のために行財政改革をやろうとしているのが、これが本来の行財政改革の目的じゃないかと思うんですけども、その点についてですね、例えば宇佐市のように合併しました、あと十年もすれば交付税が恐らく三分の一ぐらいに減るんじゃないかというような結果も出ているようですが、これに対して県が、さっきも質問の内容にありましたように、県は三年のスパンをつくって、それでその中でどういう部分が問題なのか、どういう部分を節約すればいいんかというような財政プランを立てておるわけですが、宇佐市の場合は行財政改革に伴ってですね、その基礎的な部分、つまり家で言えば土台をですね、つくっているんかどうか、その点を答弁願います。 ◯議長(久保繁樹君)行財政改革推進課長。 ◯行財政改革推進課長(大冨義夫君)行革の大冨でございます。  和氣議員さんの質問の内容ですけども、まさにその財政というふうなところが一番大きな柱でございますけども、いわゆる財政健全化計画を策定しようと思ったらですね、いろいろな分野にかかわる項目が多いということでございまして、そういった観点から、先ほど市長の答弁の中にもありましたように、今、五つの部会を設置して、それぞれの部会の中で調査・研究する項目、あるいは調整する項目等々を、それぞれの部会の中の所管の中でやっていきながら、それをまとめていって、改革プランの中の財政健全化計画というのも財政部会の方で立てていただくというふうな、今、作業のスケジュールを組んでいるところです。  具体的には、例えばその事務事業の見直しによってどういった項目で削減ができるかとかですね、定員管理によって職員の総人件費がどういった感じで削減できるか、そういったものを加味しながら健全化計画と財政の分のをあわせて、それが計画書というふうな状況になります。いずれにしても、その改革プランの一つの項目として、健全な財政運営の確保という項目を掲げておりますんで、その中での一つの計画の策定というふうになっておりますんで、御理解をお願いします。 ◯議長(久保繁樹君)二十八番 和氣敏彦君。 ◯二十八番(和氣敏彦君)その議論もわかるんですけどね、私の言いたいのは、こんなに赤字財政になったのは、何が原因なんかということもですね、掘り下げて考えて、いわゆる過去十年間と合併してからの十年間、この部分をですね、ずっと三年ごとにスパンを区切って、この三年間は何が原因だったんだと、で、こんなふうにしてふえたんだとか。例えば、投資的経費がふえたときもあれば、人件費がふえたときもあると思うんですよ。それとか、扶助費ですね、扶助費の中の人件費なんですけど、そんなのがふえた中で、これはこういったことが原因で当時なったから、この部分は気をつけていかなけりゃならないとか、これから先はこういう部分に新しい計画もできるし、この部分だけは絶対はずせない予算だから、こういう部分はしていく、そのかわり、この部分は削っていくというようなですね、そういう、過去十年間と将来の十年間ぐらいですね、きちっとしないと、私は思うのに、財政再建はできないと思うんですが、千葉助役、その点、どう思いますか。 ◯議長(久保繁樹君)千葉助役。 ◯助役(千葉英樹君)先生、言われたのは、県の三年ぐらいの計画というのは、恐らく中期財政収支の見通しのことだと思うんです。歳入がどれぐらいで、歳出がどれぐらいで、そのままいくと、財政再建団体になるのは、県の場合、当初、平成十九年度ということだったんですけど、それはもうクリアできるということになったんですけど、そのことをおっしゃっているんだと思います。  で、市もですね、十月、来月になると思うんですけど、同じようにですね、今後の五年になるか何年になるかわかりませんけど、中期の財政収支がどうなっていくかという見通しを、それはつくって、また議会の方にお示ししたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)二十八番 和氣敏彦君。 ◯二十八番(和氣敏彦君)大体、千葉助役の説明で納得しましたけどですね、要は何遍も言いますけど、やはり財政再建を進めるにしても、行財政改革も進めるに当たって、何でそれをするんかといったら、結局、金なんですよね。だから、その金は今まで、過去どういうことで使って赤字だったんか、今から先どういうことで交付税が少なくなる、減額されるまで、この十年間をどういう仕組みでやって、いかに赤字を解消するのかというですね、そういった基本的なものがなければ、恐らくならないと思います。  これから六年ですか、五年か六年後は、団塊の世代といった、今、皆さんも御存じと思いますけど、市役所の職員が一遍にですね、二十何人もやめるような状況になります。そういったときには退職金なんかですね、やっぱり一度に出すことはできないから、恐らくこれは地方債か、退職者債を借りてするようなことになると思うんですが、そういうことも含めてですね、してないと、財政再建には結びつかないのじゃないかと、そういうふうに思われますので、その点、十分理解をしてやっていただきたいと思います。  それから、二点目のですね、経常収支率と公債比率の関係ですが、私も実は東京の方にですね、行って、財政分析の講演ちゅうか、行きました。で、基礎コースで数値を入れてしたんですが、確かに宇佐は悪いでんす。で、来た人の中で一五%を超しているのは何市か何町かぐらいしかなかったんですけども、そういった面を感じて、今までは私もどっちかと言うと、行政の方が少し、いわばほらと言うんですか、言うんかなって思ったんですけど、実際やってみると本当にそうなんで、びっくりしたわけですが、そういう面においてですね、一点目が物すごく主体性になると思うんですが、これの、今、市長からの答弁があらわしているように、旧三市町の公債比率と経常収支率が出ましたけども、この点のですね、私はどれということは言いませんけども、この中の原因というのはわかっていますか。その答弁を。 ◯議長(久保繁樹君)財政課長。 ◯財政課長(市丸恒典君)財政課長の市丸です。  お答えをいたします。  平成十六年度の経常収支比率を全体的に押し上げた原因は、まず歳入での経常一般財源の減であります。これが平均的に、旧宇佐市でいきますと、収入減で二%ぐらい、それから安心院で五%、院内で四%強であります。それから、あとは歳出であります。歳出の中で旧宇佐市につきましては、扶助費の増が多い。人件費、公債費については若干減少しています。それから安心院につきましては、人件費であります。  これは、安心院、院内については共通なんですけども、今まで退職者組合に入っていました。毎年退職組合の負担金をかけていると。それが三月三十日に脱退することによって。あと、退職金については、新たに、十六年度に退職した分については、退職金を新たに市として支給することになりましたので、負担金と退職金がプラスされましたので、これで人件費が相当、率としては上がっています。あとはですね、あとは公債費、それから繰出金。これ、繰出金は三市町とも同じであります。そういうような状況であります。 ◯議長(久保繁樹君)二十八番 和氣敏彦君。 ◯二十八番(和氣敏彦君)大体、説明はわかりましたけれども、もう一点ですね、特に聞きたいのは、例えば十年の間にですね、行財政改革の中でもうたわれていますように、議員も減る、それから職員も減る、そして万が一ですよ、景気がよくなればですね、交付税ももとに戻るような状況が来たときに、いわば再建ができるというような感じを持っていますか、持っていないでしょうか。 ◯議長(久保繁樹君)財政課長。 ◯財政課長(市丸恒典君)お答えいたします。  現状の財政状況から脱却する意味で今後財政再建計画を立てて取り組んでいくわけですから、そういうつもりで、財政再建に向けて全力で取り組むということであります。  よろしく。 ◯議長(久保繁樹君)二十八番 和氣敏彦君。 ◯二十八番(和氣敏彦君)それでは、三点目にいきます。  特例債の基金の関係ですけども、竹田がしていますけども、これは、何か内容を見るとですね、ソフト事業をやるそうで、一年間はですね、置いておかければならないで、竹田市の場合は、その利子で、ある程度運用していく。しかし今の状況の中では利子が安いとも書いてましたけども、宇佐市の場合は、これをハードの部分にも使えるのだろうか、それともさっき言ったように利子運用でしようとしているのか、その目的をちょっと答弁してもらいたいんですが。 ◯議長(久保繁樹君)財政課長。 ◯財政課長(市丸恒典君)お答えします。  基金造成についてはですね、合併協議の中では当初はですね、果実運用ということで聞いていまして、この果実運用はいつまでなのか、いつになったらその基金造成した分が取り壊せるのかということが、ちょっとまだ、いまだ不明確なんで、今、県ともいろいろ協議をしながらですね、いつになったら、何年で取り崩せるかということも含めてあるんで、合併協議の中では、平成十七年度については、基金造成については取り組まない、十八年度以降、十七年に、十分そこ辺を見定めて基金造成に取り組んでいこうというふうに確認をしているところであります。 ◯議長(久保繁樹君)二十八番 和氣敏彦君。 ◯二十八番(和氣敏彦君)それでは、四点目にいきますけども、財政再建をする中でですね、この過疎地域促進事業計画ができたわけですけども、内容を見るとですね、これは、言い方は悪いかもしれませんけども、総合計画にある程度似ているような感じがいたします。で、問題はですね、宇佐市全体が過疎に指定されたということなんですけれども、過疎に指定された場合のですね、今の都市計画の都市計画区域との関係はどうなるんでしょうか。 ◯議長(久保繁樹君)都市計画課長。 ◯都市計画課長(相良次郎君)都市計画の相良でございます。  今後、二年後に県との協議の中で都市計画の見直しがやってきますので、その辺で明らかになると思います。 ◯議長(久保繁樹君)二十八番 和氣敏彦君。 ◯二十八番(和氣敏彦君)私が聞いているのはですね、促進事業計画書をですね、それができたのと、都市計画の整合性ちゅうか、どうなるのかということを聞いておるんです。例えば、過疎になったら、過疎債とかいろいろ借りられるんですよね。なら、一方じゃ都市計画は都市計画税を取っとって、で、その中で計画内の事業をやるということになるんですけども、その整合性ちゅうんか、あれはどうなっているんでしょうかということや……。 ◯議長(久保繁樹君)都市計画課長。 ◯都市計画課長(相良次郎君)都市計画事業というのは、都市計画区域内の用途地域といいますか、そういうところで、都市計画の事業は、線的でいいますと道路、それから面的でいいますと下水、水道というような形になろうかと思います。 ◯議長(久保繁樹君)二十八番 和氣敏彦君。 ◯二十八番(和氣敏彦君)もう一つ聞きたいのはですね、今度の陳情書に、たしかだれかから、都市計画税を取られるのは、文句じゃないけど、来とったですよね。その点、都市計画の場合は、いわゆる行政が勝手に決めるというか、都市計画の区域を設定するときには、都市計画課が図面をかいて、で、県に申請すれば通るということなんですか。 ◯議長(久保繁樹君)都市計画課長。 ◯都市計画課長(相良次郎君)一応の素案は私どもでつくりはしますが、都市計画審議会というのがございまして、その中でオーケーが出ればということになります。 ◯議長(久保繁樹君)二十八番 和氣敏彦君。 ◯二十八番(和氣敏彦君)それでは、五点目にいきます。  国からのですね、配分された補助、交付金なんですが、さっき言うた五億何ぼの中で、いろいろ私も資料を見たら、その中に補助金と交付金といろいろあって、それぞれの額が配分されているようなんですが、中津あたり、もうはっきりしたですね、金額が出ている、それぞれに配分されたやつがですね。それの中に三年もあれば、五年もある。そういったものがですね、恐らく合併が同じ条件ですから、国からのやつは。だから、それに対してですね、その配分に対して、例えば宇佐に百万円なら百万円来たと。八十万円しか使わんだったと。そうなると、あとの二十万円は返すのかどうか、その点をちょっと。 ◯議長(久保繁樹君)財政課長。 ◯財政課長(市丸恒典君)お答えします。  特別交付税については、どれに幾らという形では来ませんので、これを幾ら合併の分で使ったとか、そういうこともありませんから、返すということはありません。 ◯議長(久保繁樹君)二十八番 和氣敏彦君。 ◯二十八番(和氣敏彦君)ここに資料があるんですけど、これは中津の福田さんがですね、調べたんですけども、中津の場合はですね、合併補正というのがありまして、平成五年度から九年度まで総額で九億二千四百六十五万円。で、一億八千四百九十三万円掛け五年で、交付税に一億八千四百九十三万、補正加算された。それから、特別交付税の中で、包括的支援で、中津の場合、二億九千六百三十三万五千円、それから、合併市町村補助金がですね、国庫補助金なんですが、これは五年三月までに合併した市町村で、三カ年で五億一千万円というような金額が出ていますけども、宇佐市の場合はそれはわからないわけですね。 ◯議長(久保繁樹君)財政課長。 ◯財政課長(市丸恒典君)お答えします。  国の合併市町村補助金については、宇佐市の場合は、三億三千万円です。これは一応、今のところ戸籍の電算化を主体に、あと、事業計画、それぞれ組んでいるところであります。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)二十八番 和氣敏彦君。 ◯二十八番(和氣敏彦君)それでは、六点目にいきます。  これはですね、もちろん市長答弁の中でいろいろな項目にわたってありましたけれども、このほかですね、恐らく、今、国が考えているのはですね、サラリーマン増税とかですね、景気の回復によって税収分がふえてですね、来年度には二兆円近く、交付税が全体的に二兆円が加算されるんじゃないかというようなこともあるんです。そういったことでしたんですけども、これは、はっきりしたことは根拠がないので、これでいいんですけども、要はですね、市町村の行政はやはり交付税が主体となっておりますのでですね、これは行財政改革も含めて、やはり景気がよくならなくては、小手先だけのですね、改革では十分それが再建ができないと思うんです。  要はですね、一番いいのは、経済がですね、好転してくれれば、一挙と言ったら悪いんだけど、相当数ですね、財政もよくなると思うんです。例えば、国の交付税もふえるし、また自主財源もふえるだろうしですね、そういった面からですね、そういった動向もつかんで、これからですね、取り組んでもらいたいと思います。  それから、二番目の農業問題についてですが、法人化された、五つと言いましたけれども、これもさっき答弁の中にありましたように、企業参入がなされるようですけども、この企業参入についてですね、今から先、検討するとか、いろんな見地から計画性を持つとか、そんな考え方を今、持っているのかどうか。 ◯議長(久保繁樹君)農政課長。 ◯農政課長(山村幸夫君)お答えをいたします。  先日、県の方のことが新聞等に出ておりまして、企業が農業に参入してくるという話でございますけど、まだ、具体的に県の方から市の方に話が来ておりませんし、特に、市の方で、今、それについて検討するとかいう状況ではありません。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)二十八番 和氣敏彦君。 ◯二十八番(和氣敏彦君)特にですね、私はこれはテレビでちょっと聞いた話なんですが、企業が多く参入するには、食品ですね、食品を扱う企業がいわば現場でつくってですね、それを会社に持ってきて、それを会社で加工して付加価値をつけて流通ルートに乗っていくだろうと。そうなると既存の農家がですね、どうなるかというようなことも心配していましたけども、そういった面を含めてですね、これからやはり、農政課としてですね、法人化も含めて研究する必要があると思うんですが、その点、どうでしょうか。 ◯議長(久保繁樹君)農政課長。 ◯農政課長(山村幸夫君)お答えをいたします。  今、議員さんがおっしゃったような事例として、具体的にですね、先般といいますか、昨年、一昨年ぐらいでしたか、お話がございました。企業の方からですね。それにつきましては、農家と委託契約を結んで、その分を企業の方が買い上げるという、そういうお話でございました。企業がじかに来て経営にタッチしていくということは、まず、あったとしても、そのときには、土地を提供する農家もそれに参入していくというふうになっていくだろうというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)二十八番 和氣敏彦君。 ◯二十八番(和氣敏彦君)ぜひですね、重点的にですね、今から先やってもらいたいと思います。それというのもですね、今からの時代は、そういった企業が出てくると、将来的には、その企業が農業する人をサラリーマン化してですね、給料をあげて、農家のノウハウを生かして、その人が農産物をつくって、そして企業がそれを買い入れるというようなこともあり得ると思うんです。いくら技術が発達しとっても、路地ものって言ったら悪いですけど、直接ですね、つくるものについては、これはやっぱり、何ぼ機械を導入したって、これはもう、だめなところはありますから、その点が利点だと思うんで、そういった面も含めて、これをやっていっていただきたいと思います。  それからですね、特産物の件なんですが、最近、何か安心院の方で、また、スッポンを何かした、ゼリーじゃない、何かできたですね。そういったもので、安心院は豆腐を、何かこう、新聞に載って有名になったりとか、安心院、院内についちゃ、いろいろ出てくるんですけど、宇佐市の場合は、まあ、さっき言った特異体制がありますけどですね、やはり、もうこれから米麦だけではですね、さっきはそりゃ、大豆も、味噌とか今までしよるって言ったですけどね、それ以外のまた何か、こういうやつを常にですね、考えて、農協とタイアップしてですね、特にさっきも言ったように農業技術センターもあるし、それから、大分の、見に行ったらですね、農産物加工センターもあるし、そういった面で、やはりリーダーを見つけて、そしてこれからどんどん、何か新しいものと言ったら悪いけど、農産物を利用したですね、商品を開発して、付加価値をつけてですね、農業所得を上げるようにしなければ、これから先の農業はやっていけんのじゃないかと思うんですが、その点どうでしょうか。 ◯議長(久保繁樹君)農政課長。 ◯農政課長(山村幸夫君)お答えいたします。  現在、旧宇佐市内ございますけれども、先ほどおっしゃっておられました、味噌とかその他、加工をしているのが五集団ぐらいあります。三、四十人ぐらいになるんですけれども、安心院、院内につきまして、というよりも宇佐市の、先ほどの答弁で経済部長の方が言われましたけれども、土地利用型の農業ということで、米、麦、大豆、そういうのに頼った農業が出されているということが特徴だというふうに思います。その米、麦につきましても、契約栽培というか、委託を受けているような状況で、加工までいく余裕がないというのが現実だというふうに思います。  ただいま平成十九年度からの農業政策の大きな転換で、集落営農等の集団化を今、一生懸命推進しておりますが、もし、十九年度以降、そういう集団がたくさんできればですね、どうしても農業に携わることのできない農家がかなり出てくるだろうと。そういう方たちには、集団の中で、どちらにしても転作というのはずっと続行されるというふうに思いますので、遊休農地で、そういう畑作で、施設野菜、それから軟弱野菜等をつくって、それで特産化をしていくという方向が見えてくるんじゃないかというふうに今、思っております。で、そういうのも、集落営農を進める中で、そういう組織をつくろうという協議会というか、地元の方たちとも、今、そういう話も一緒に含めて、お話をしていっているところであります。  以上です。 ◯議長(久保繁樹君)二十八番 和氣敏彦君。 ◯二十八番(和氣敏彦君)さらにつけ加えればですね、農業特区というのをつくってですね。今、確か五反ですかね、農地取得の。特区をつくると十アール、一反でですね、いいらしいんです。この前、テレビにも出ていたですけど、その人が、いわゆるUターンでもない、何か都会におっとって、どうしても田舎に住みたいということで、まあ、そういうことで、そうしたら十アールで用地取得ができるように条例をつくったというようなこともありましたんでですね、その面も含めてですね、これからやってもらいたいと思います。
     それから、三点目ですけども、今、JAの土地を有償ということで、私はそれが本当じゃないかと思います。一つ例を申しますとですね、農協の理事さんたちは、私が農政課におったときはですね、とにかく融資を世話したり、それがまた焦げつくと今度は担当者をかえたりとか、ちょっと楯突く人間は、理事会があるとこに呼んで、ずっと立たせちょくとか、そんな扱いで、農協自体がですね、中を健全化するというようなですね、そういうことがなかった。今はどうかわかりませんよ。私が農政課におったときはそういう体質だったんです。  それがずっと来て、だから私がこの前、反対討論を打ったんですけども、そういう中身を、体質改善もしないでですね、農協がよくなるはずないです。肥料なんかも、大きな農家というのはみんなよそで買っているんですよ。残ったの本当に小さい農家ばっかしで、そういう人たちが利用する。これやったら農協に金も集まらないし、借金するときだけあれしてですね、それで、借金もいいけども、不良債権がたまる。これは悪循環なんです。  畜産関係もそうなんですけど、私がおったときは、畜産を私も二年したんやけど、畜産農家でですね、五十軒ぐらいあったら二軒か三軒、それもですね、小規模な二頭か三頭かしか飼ってない人しか健全な経営をしている。今はどうかわかりません。しかし、あとのところは、大規模なほど大きな赤字を抱えて、やめたらもう自転車操業で、即、夜逃げをせにゃならんというような、状況なんです。だから、そういう面を含めてですね、やっぱり理事あたりが真剣にですね、まず一番トップがこれは主なんですけども、やっぱりトップがいろんな施策をしたり、行政に相談をして、行政もそれに乗っかってやっていくと。  そういうようなことをですね、私が視察に行ったときは、農業のいいとこは農協の方が行政より強いんです。それというのは、農協のトップがいろんなことを考えついて、農家を奮い立たせて農業所得を上げてしたものだから、行政は何も言えないわけですね。だから、そういった面も含めてですね、これから農業の方もですね、やっていただきたいと思います。  それから、最後になりますけども、このボランティア控除のというか、まだ通知が来ていないということですけども、これについてですね、新聞には詳しく載っているわけです。だから、あと半年しかありませんからですね、これは早急に調査をしてですね、体制にかからなきゃならないと思いますけれども、実施されるようになるとですね、心配したのは、控除枠がですね、どのくらいになるんかちゅうようなことも、ちょっとしたし、またボランティアの人たちもですね、これ、ボランティアをなぜつくるかっていったら、その人たちが結局介護することによって、六十五歳の人が自分の体を動かすことによって、反対にですね、また自分たちも元気でいられるというようなですね。それにおまけに、そういう介護をすれば、介護保険料が幾らか減免になるというようですね、恐らく国がねらった一石二鳥というやつではないかと思うんですけども、その点はどう考えているか答弁をお願いします。 ◯議長(久保繁樹君)福祉課長。 ◯福祉課長(筒井道雄君)まさに言われるとおりと思います。  介護予防並びに給付費の削減につながるものというふうに思っていますから。ただ、非常に難しい部分があってですね、具体的に国や県から中身が来ないと調査の方法も難しいんですけれども、当然、新聞に出る前に国、県から通達があってしかるべきというふうに思っていますから。まあ、しかし、そうは言っても新聞に先に出ましたから、それに向けて、いいものでありますから、少しずつ問い合わせをしながら事前に備えておきたいというふうに思っています。 ◯議長(久保繁樹君)二十八番 和氣敏彦君。 ◯二十八番(和氣敏彦君)とにかく最後としてですね、議会、行政、市民、これは前の議員も何人か言いましたけれども、これがなくてはですね、これから先の地方分権推進に当たってですね、地方の特異性が生かせないと思うんです。私もずっと地方分権のことについては質問してきたんですけど、地域格差がつかないように、宇佐市がおくれないように、格差が下の方にならないように、今からお互いに頑張ってやっていくのがよいんじゃないかと思います。  これで質問を終わります。 ◯議長(久保繁樹君)以上で、和氣議員の一般質問を終結いたします。  ただいま、日程第一、市政一般に対する質問の途中でありますが、本日の会議はこの程度にとどめます。  次の会議は、あす十四日午前十時から再開し、施政一般に対する質問の続きを行います。  本日はこれにて散会いたします。  長時間にわたり御苦労さまでございました。              散会 午後四時三十四分 宇佐市議会...