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03月06日-03号

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  1. 杵築市議会 2007-03-06
    03月06日-03号


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    平成 19年 3月定例会(第1回)平成19年 第1回(定例)杵築市議会会議録(第3号)平成19年 3月 6日(火曜日) 議事日程(第3号)平成19年 3月 6日午前10時開議  日程第1  一般質問  日程第2  議案第1号から議案第44号までについて         (一括上程・議案質疑・各常任委員会審査付託)  日程第3  請願・陳情         (一括上程・各常任委員会審査付託)―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・― 本日の会議に付した事件  日程第1  一般質問  日程第2  議案第1号から議案第44号までについて         (一括上程・議案質疑・各常任委員会審査付託)  日程第3  請願・陳情         (一括上程・各常任委員会審査付託)―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・― 出 席 議 員(43名) 1番 渡 辺 隆 昭 君       2番 加 来   喬 君 3番 吉 田 正 信 君       4番 井 門 仙 一 君 5番 渡 辺 雄 爾 君       7番 磯 田 国 博 君 8番 片 山 正 巳 君       9番 菊 池 武 好 君10番 上 野 辰 治 君      11番 竹 林 大 記 君12番 大 谷 淳 一 君      13番 糸 永 省 三 君14番 中山田 昭 徳 君      15番 河 野 幸 信 君16番 鶴 成   宏 君      17番 阿 部 洋 二 君18番 岩 尾 武 彦 君      19番 西   紀 子 君20番 堀   寿 満 君      21番 伊 藤 公 雄 君22番 河 野 有二郎 君      23番 岩 尾 保 文 君24番 河 野 正 治 君      25番 田 邉 公 一 君26番 田 辺 節 士 君      27番 岡 山 秀 夫 君28番 阿 部 辰 明 君      29番 小 春   稔 君30番 富 来 征 一 君      31番 神 鳥 修 行 君32番 小 川 成 人 君      33番 阿 部 直 瑞 君34番 二 宮 勝 行 君      35番 後 藤 春 義 君36番 上 杉 健 治 君      37番 鈴 木 六 朗 君 38番 渡 邉 公 男 君      39番 阿 部   勝 君41番 有 田 昭 二 君      42番 阿 部 幸 市 君43番 宮 川 岩 雄 君      44番 阿 部 多 助 君45番 真 砂 矩 男 君                   ―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・― 欠 席 議 員(2名) 6番 河 野 荘一郎 君      40番 衞 藤 明 和 君―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・― 欠 員(な し)―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・― 事務局出席職員職氏名局長  牧   成 美 君      参事  長谷雄 菊 美 君次長  三 河 伸 治 君      書記  宮 本 展 克 君書記  後 藤 一 水 君                   ―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・― 説明のため出席した者の職氏名市長………………八 坂 恭 介 君   助役………………堀 田 幸 一 君教育長……………土 江 晃 弘 君   山香病院長………坂 本 啓 二 君総務部長…………興 田 信 一 君                    市民生活部長兼大田振興局長………………………………………小 林   茂 君産業建設部長兼山香振興局長………………………………………金 高 英 俊 君福祉保健部長……大 川 忠 夫 君   教育次長…………矢 野 省 三 君秘書課長…………市 村 孝 徳 君   総合政策課長……大 村 政 信 君財政課長…………泥 谷   修 君   会計課長…………岩 尾 秀 則 君税務課長…………阿 部 晃 喜 君   市民課長…………宗 田 健 司 君生活環境課長……高 野 廣 志 君                    人権・同和対策課長…………………………………………………福 田 健一郎 君上下水道課長……荷 宮 一 郎 君   商工観光課長……藤 原 英 敏 君農林課長…………阿 部 光 孝 君   耕地水産課長……麻 植 数 広 君建設課長…………安 部 和 人 君   福祉課長…………浦 上 研 一 君子育て支援課長…佐 藤 律 子 君   健康推進課長……清 末   隆 君山香病院事務長…吉 田 隆 博 君                    教育委員会管理課長…………………………………………………本 多 数 一 君学校教育課長……豊 田 元 一 君   生涯学習課長……吉 廣 昌 典 君総務課課長補佐…伊 藤 淳 一 君   総務課課長補佐…古 賀 秀 一 君財政課課長補佐…尾 倉 良 明 君   財政課課長補佐…細 田   徹 君総務課係長………佐 藤   剛 君                    ―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―────────────午前10時開議──────────── ○議長(真砂矩男君) 皆さん、おはようございます。これより本日の会議を開きます。──────────── △日程第1一般質問 ──────────── ○議長(真砂矩男君) 日程第1、一般質問を、昨日に引き続き行います。 14番、中山田昭徳議員。 ◆14番(中山田昭徳君) おはようございます。14番、大田クラブの中山田昭徳であります。一般質問の2日目のトップバッターとして、緊張感を持って質問をしたいと思います。 その前に、現在、市民に開かれた公の場として一般質問しかありませんが、個人的には常任委員会や特別委員会も、これからの時代、市民に開かれた情報公開の観点から公開すべきであると考えております。それでは、通告に基づいて質問したいと思います。 まず最初に、市立病院の看護師の確保についてであります。昨年4月の診療報酬の改定に伴い、看護師の奪い合いが出てきているとのことであります。市立病院は地域医療の中核であり、背骨センターの設立、地域社会の高齢化と訪問医療の拡大などにより、ますます看護師が必要になっています。 中津市立病院では、看護師確保のため施設内保育所をこの4月から設けるなど、努力をしております。また、加重労働を強いられる看護師の職場がかなり多いとも聞いております。就職した看護師が続かないなど、看護師の労働環境そのものにも配慮が必要ではないかと思います。市立病院の現状、将来に向けての対策をお尋ねいたします。 次に、CAPプログラムを子供たちへ、聞きなれない言葉だと思いますが、CAPというのは頭をとった横文字の意味であります。子供への暴力防止プログラムを杵築市の子供たちに実施してもらいたい。スクールガードなどの取り組みなど、子供たちを守るための取り組みが大人の側でも努力されております。私も安全パトロールなど、車につけて暇があれば回っておりますが、それと並行して、子供たち自身に守る力をつけることが必要だと思っております。 CAPプログラムは、その具体的な方法をワークショップやロールプレイ、これは寸劇でありますが、で検証するものであり、大分県内にもそのプログラムを広める活動をしているNPOがあります。 また、別府市では、今年度県の補助金を受け、NPOとの協働で、子供の危険回避能力向上対策事業、長ったらしいんですが、として市内の各小学校、中学校のすべてで実施しております。これらのCPAのメンバーが出向いてやっておるプログラムであります。ぜひ杵築市の子供たちへ導入してもらいたい。一過性ではなく、継続でお願いしたい。子供たちの間のいじめ防止プログラムとしても非常に有効だと聞いております。 次に、3点目であります。コンサルタント料についてであります。杵築市の基本計画など、コンサルタント会社に請負に出した案件と、その費用、平成18年度分と19年度分についてお尋ねします。 まず第1点目、本来職員がやるべき仕事ではないのか。なぜコンサルタントに丸投げに近いような委託をするのか。2点目、コンサルタントが入らなければならない理由をお聞かせ願いたい。3点目、職員の能力を向上させることである程度カバーできることもあるのではないか。3点目であります。 次に、巡回バスの増便についてであります。巡回バスとは、昨日も2名の議員さんより、福祉バス、循環バス等の質問がありましたが、その前に確認しておきたいのは、大田地区は巡回バス、山香は福祉バス、このバスは合併前から地域で運行をしていたバスであります。合併協議の中で、合併市町村を巡回する巡回バスを合併の成果として運行することを決めておりました。 検討の結果、昨年5月より運行が始まり、10月からは、10月1日ですが、特に大田の巡回バスと市内循環バスとの時間を合わせるために、昨年の10月1日から運行時間の変更した経緯があったというふうに思います。 そこで、本題でありますが、大田地区は交通空白地帯であり、高齢者、交通弱者は大変喜んでいると同時に、利用者もふえている現状であります。現在、大田地区巡回バスは、月曜日、水曜日、金曜日と3ルートを週1回運行していますが、田原ルート、俣水ルートは週1回の選択肢しかなく、大田地区の中で地域間格差が生じております。 これは、役場を中心とした石丸地区や波多方地区は、月曜日から金曜日まで市内循環バスを利用することができる、そういう地域であります。そこで、火曜日と木曜日が大田の循環バスは運行しておりません。田原ルート、朝田ルートを大田巡回バスの増便としてできないか、そのことは市内巡回バス、循環バスの利用促進にもつながるというふうに考えております。 高齢者に話を聞きますと、大田循環バスの時刻表、市内循環バスの時刻表が送られてまいりましたが、それで利用したいと思っているというふうに聞いておりますが、利用方法が理解できないという声を多く聞きます。利用促進のためにわかりやすい広報をお願いしたいというふうに思います。 次に、ごみ箱の補助についてであります。ごみ集積場、ごみ箱などの補助金が杵築市においては10万円以上の設置費用のものに3割補助と限られております。大田地区や山香地区などでは、小さな区や小さな隣保班など、小さなごみ箱で間に合う場合も多く、小さいものでも3割補助をするというふうに改めるべきではないかというふうに考えます。 以上の質問について、明快な答弁をお願いしたいというふうに考えます。 ○議長(真砂矩男君) 坂本病院長。 ◎山香病院長(坂本啓二君) 14番議員さんの御質問にお答えしたいと思います。 質問の趣旨は看護師の確保ということだと思います。議員さんが御指摘のように、昨年の4月診療報酬の改定がございまして、従来の最高は10対1という看護体系だったんですけど、7対1という、できまして、これをとりますと、病院によっては入院基本料がすごくたくさん収益的にももらえるということで、全国の大病院が競って今、この看護師の上位の基準をとろうとしています。 例えば東大病院あたりは300人集めると、大分大学でも150人ほど集めると、そういうような状況で、全国的に看護師の確保合戦がされております。この杵築市立山香病院もこの4月に約20名増員ということで、現在約15名の確保のめどがたっております。 そういう中で、これから看護師さんの確保ということが、一つは医療の質を高めるために非常に必要になると、もう一つは、診療報酬面でも、経営的にも、看護師さんをたくさん確保すると経営的によくなると、そういう状況で、看護師さんの確保は、これから病院にとっては大変重大な問題になろうと思います。 そういう中で中津市民病院さんは、今度は院内保育所を設置するということで、杵築市立山香病院もどうかという御質問だと思いますけれども、このことに関しましては、杵築市立山香病院でも早急に、看護師さんにそういう院内保育の要望があるかどうか、まず調査をしたいと思います。 その上で、すぐにと言われましても、院内保育となりますと、病院の敷地内に保育所の設置する場所が要りますので、当面4月からは、病院から500メーターくらいのところに農業改善センターてあります。そこにこの4月からNPOの「にっこにこ」というところが保育所を開設するというようなことを聞いておりますので、4月以降はできるだけそちらの方を利用するように働きかけたいと、そういうふうに思っております。 それから、労働条件の改善ということで、最大のやっぱりあれは人的な問題だと思います。人が少ないと、どうしても残業時間が多いとか、労働時間の強化になりますので、今度看護師さんがふえますと、若干その辺は改善されるんじゃないかなと思いますし、また、院内のいろんな労働環境的にも現在、健診センター、背骨センター、そういうものの建設がこの3月で終わりますし、引き続き院内の改修工事もあります。そういう中で、そういう看護師さんの休憩所とか、いろんな働く職場の環境とか、そういうものの改善もしていきたいと思います。 最後に、市立病院の現状と、これからのことということですけれども、市立病院の僕は最大の使命は、やはり市民の健康管理と思います。そういう面で、やはり地域医療の確保ということが最大の課題だと思います。 以前から僕が言っていますように、地域包括ケア、やはり病院というのは治療だけじゃなくて、保健・予防活動、特に健診とかを含めた保健・予防活動、あるいは福祉・介護・リハビリ、そぅいうものを含めた地域包括ケアというのが、この高齢化社会にあって一番市民に望まれる体系じゃないかと思います。 引き続きそういうものを追求していきたいと思いますし、もう一つは、今度、背骨センターというのができますし、病院の一つのアドバルーンといいますか、そういうもので、これは、現在の診療報酬というのは、手術がありますと非常に経営的にはもうかる、そういうシステムになっていますので、幸いにうちは脊椎の手術は非常に多いので、それを一つのメーンとして、その2つの、地域包括ケアと背骨センターという形で今後、病院の方向性を定めていきたいと、そういうふうに考えております。 以上です。 ○議長(真砂矩男君) 豊田学校教育課長。 ◎学校教育課長(豊田元一君) 学校教育課の豊田です。よろしくお願いします。それでは、お答えをいたします。 まず、このところの子供の安全対策に係るPTAや地域の方々からの御協力と活動に深く感謝を申し上げます。この場をお借りしましてお礼を申し上げたいと思います。おかげさまで子供たちは毎日元気に通園・通学をしております。 さて、各校区における子供の安全についての最近の取り組みは、いろいろな方々の協力を得て、PTAや各種団体、事業所等のボランティア組織が誕生し、その活動が日々活発に行われております。その間、学校ごとに平均25名程度のボランティアが組織されたり、市P連からの要請により、パトロールするときのステッカー増産のための予算化が実現するなど、本当にありがたいことでした。 ただ、これらは議員さんが御指摘のとおり、周りの大人の側からの取り組みでありまして、子供自身が危険回避をみずから学ぶ取り組みは不十分さがあります。学校によって実施しているところもありますが、その内容や方法はまちまちです。スクールガードのことしのまとめの報告書の中に、子供自身が自分を守るための力をつけることは重要であるという意見もありました。 したがって、先ほど議員さんから別府の事例が話されましたけれども、杵築市においても別府市のような取り組みができないか、検討をしてまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(真砂矩男君) 興田総務部長。 ◎総務部長(興田信一君) 総務部長の興田です。14番議員さんにお答えをしたいと思います。 平成18年度の各種計画策定におきまして、コンサルタントに委託した事案及び委託料は次のとおりでございます。地域防災計画330万8,000円、交通計画109万2,000円、生涯福祉計画456万4,000円、環境基本計画619万5,000円、合計1,515万9,000円となっておりまして、このほかに総合計画につきましては、コンサルタントに委託せず、職員により作成をいたしましたので、印刷製本費といたしまして231万円の経費がかかる見込みでございます。 平成19年度につきましては、地域福祉計画、環境基本計画、農振計画等、6件でございまして、約2,260万円の予算を計上さしていただいております。 議員御指摘の、本来職員がやるべき仕事ではということでありますが、御指摘のとおり職員がやるべきことであり、当然のことながら、すべてコンサルタントに丸投げしているわけではなく、計画作成工程の中で随時職員がかかわり作成をしているものであります。 次に、コンサルタントが入らなければならない理由についてでございますが、計画の中には専門的な知識や経験の裏づけがなければ対応することができない分野や、専門家でなければ実施することのできない検査や測量等があり、残念ながら職員ですべての計画策定に対応できていない状況があるのも事実でございます。 最後に、職員の能力を向上させることででき得ることではないかという御指摘でございます。確かに合併後は各種事務事業の調整や新市の基盤づくり、一体感の醸成等、多くの課題が山積をしており、また、行政改革を推進しなければならない状況にあります。最小の経費で最大の効果を発揮するという地方自治の基本原則に立ち返り、各種計画の策定において可能なものにつきましては、できるだけ経費を抑え、職員みずから策定できるよう努力していきたいと考えております。 続きまして、3番目の巡回バスの増便でございます。大田地区内の巡回バスにつきましては、週3日の運行で、月曜日が田原ルート、水曜日が俣水ルート、金曜日が波多方ルートと、年間約3,000人、1日平均約20人の利用があります。 巡回バスなどコミュニティバスの運行に関しましては、昨日の40番議員さん、19番議員さんの御質問にもお答えしましたように、市民の皆様の御意見、御要望をお聞きし、利用状況を十分分析した上で増便や減便、運行時間や運行ルートの変更等を検討して、効率的な運行を行っていきたいと考えておりますし、利用方法につきましても、わかりやすいような方策を考えていきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(真砂矩男君) 高野生活環境課長。 ◎生活環境課長(高野廣志君) おはようございます。生活環境課の高野です。議員さんにお答えいたします。 ごみ集積場のごみ箱等の補助金でございますが、議員さん御発言のとおり、行政区が施工し、事業費10万円以上かかったときに3割以内を補助するとなっております。この規則は、1市1町1村の合併協議の中で補助金交付要綱の見直しを行い、平成17年度は旧市町村のまま設置補助金制度とし、18年4月から杵築市の例により統一するとなっております。この結論を受け、新杵築市として平成17年10月1日付で制定しております。 議員さん御指摘の点については理解できますが、杵築市は現在、行政改革の真っ最中であり、ごみ箱等の設置補助金も例外ではございません。区が共同購入する方向で考えていただきたいということでおります。御理解と御協力をよろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(真砂矩男君) 14番、中山田君。 ◆14番(中山田昭徳君) それでは、再質問をしたいと思います。今のごみ箱の補助についてを除いては、何か非常に前向きな話なので、再質問ができないかと思いますが、その辺についても何点かお聞きしたいというふうに思います。 それでは、ちょっと順番を変えて再質問をしたいと思います。今のごみ箱の補助についてでありますが、これは、ちょっと皆さんの手元にある質問書は、半額補助上限5万円というふうになっていると思いますが、私は小さいものにも3割補助というふうに変えていただきたいというふうに先ほど前で言ったというふうに思います。 そういう中で、今の高野課長の答弁は、区が申請したら考えましょうということなんですが、これは各区、各部隣保班、そういうごみ集積場にごみ箱をというものがあります。老朽化もそれぞれ差があります。そういう中で、区が申請するといったときに一緒に、例えば一つの集落で5つあったとする、5つあったときに、2つはかえなくちゃならんけど、あとは大丈夫だといったときに、これが4万円かかるもの、小さい、そんなに大きく10万円以上のものは要らないんですから、ひょっとすると、これは対象外と切られるわけです。 そういうことも含めて、これは大田地区だけではなし、山香地区も同じような小さな集落、小さな隣保班がありますし、そこで集積場がありまして、ごみの回収をしているという現状の中で、課長、これはやはりあれじゃないの、行財政改革をトータル的に検討をしているというんだが、合併協議の中で決めてから全くそれは議論してなくて、まだいまだにそんなことを言っているんで、至急これは検討課題に上げてもいいんじゃないかと思いますが、いかがですか。 ○議長(真砂矩男君) 高野課長。 ◎生活環境課長(高野廣志君) 議員のおっしゃる部分については、先ほど言いましたように理解をしております。私の方も、ここの形につきましては、あちこちごみ箱の改修しなければならないという部分を実は見てわかっております。 しかしながら、今現在10万円ということでなっておりますけども、行政区が設置しなければ、小さいごみ箱、それをあちこちに設置するということになると、収集の関係で相当混雑をしてくるわけでございまして、実は収集については、杵築市については委託をしております。そういったときに、ちょっと契約上の部分でも検討を加えなければならないという部分が出てこようかと思いますので、そういうことで御理解お願いします。 ○議長(真砂矩男君) 14番。 ◆14番(中山田昭徳君) 高野さん、ちょっと私の言っていることが、私、今、現在、集積場、ごみ箱が設置されているところということを言っておりますので、新たに設置するから申し込んでどうのこうのということは私、言っておりません。ちょっと勘違いなさっているんじゃないかなというふうに思います。 そこで、周辺市町村でやはりごみ箱の補助というのは、やっぱり5万円を上限にするだとか、3万円を上限にするだとか、さまざま市町村でそういう補助をしている現状があるわけです。これはあるんですね、高野さん。 そういう中で、やっぱりごみ箱がないと、そこに集積場あっても、ごみ箱がないと、カラスや犬や、いろんな物がやっぱり食い散らかして、非常にごみが散らかると、集めたものが散らかるというような現状の中で、これは何らかの形で行政も考えなくちゃならんことだというふうに思います。 あくまで杵築市を基準にして考えたら、高野さん、あなたがおっしゃるようなことしか言えません。だけど、杵築市も合併しまして、大田や山香や周辺部、いろんな小さな集落がいっぱいあります。そこらあたりをしっかり見据えた形で検討をしていただきたいと思いますが、何か答弁することありますか。 ○議長(真砂矩男君) 高野課長。
    ◎生活環境課長(高野廣志君) 先ほどらい、議員さんにお話していますけども、合併協議の中で一応つくった部分でございます。それで、1年経過しておりません。一応1年経過してということになれば、議員さんのおっしゃるところについては、話の方に話題にも上がって、協議の中にも入ろうかということは思いますけれども、まだ1年経過しておりませんので、このままの状態でとりあえずいって、それで、経過した後、様子を見ながら進めていきたいということで思っております。 ○議長(真砂矩男君) 14番。 ◆14番(中山田昭徳君) わかりました。それでは、1年を経過した時点でしっかり考えていただきたいと、しかも前向きに、よろしくお願いします。それでは、次に行きたいと思います。 巡回バスの増便についてであります。昨日も2名の議員さんより質問が、循環バスや福祉バスを含めた質問があったわけですが、私は、それを聞いていて、ちょっと答弁があいまいなところも結構あるなというふうに実は思っておりました。 4月1日から少し運行時間が変わるんです。4月1日から変わるというその部分、その部分は、循環バスの時間が杵築高校の授業時間が少し早まるのかな、授業時間じゃなくて、早まるんです。それによって少し時間が早くなるという変更だけなんです、4月1日からは。 そのことの答弁も何かやっぱり私は、興田部長、やはりきのうの2名の議員さんの質問に対してはやっぱり丁寧に答えるべきだというふうに思います。そのことも、そういう質問がなかったからと、それはだけど関連する質問ですから。変更を含め検討をしていると。何か4月1日から実際これはかわるというふうになっているわけです。そういうふうな形で、議員にはやはり丁寧に答弁をしていただきたいというふうに思います。 それからもう1点は、きのう西議員の質問にもありましたが、交通空白地帯や地域の拡大の問題についてであります。その過疎バス、過疎バスというのが走っているんだよね、補助金を出して。それも何か人が乗っていないからどうのこうのという話の議論があったと思いますが、そのことも含めて総合的に計画なら計画を、計画というか、どうしようかと、本当、利便性のいい計画に変えるためにどうしようかという計画が、検討を今、総合政策課あたりでしているんじゃないですか。 そのことに対しての答弁も何か、もっと丁寧に私は、議員もやっぱりしっかり質問をしているんだから、答弁もしっかりそういう意味ではすべきだと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(真砂矩男君) 興田部長。 ◎総務部長(興田信一君) 路線バス等、コミュニティバスの運行の面で、詳細な部分がお答えしていないということで申しわけないと思っておりますが、運行時間の変更につきましては、先ほど議員さん言われましたように、循環バスの中で、4月からは高校の授業時間の関係で一部変更をしようということで今考えているところです。 それともう一つは、過疎バス路線の今検討をしている状況の中で、過疎バス路線で3路線、昨日、尾上の部分もありましたが、3路線の部分で今、部内で、これの廃止等について検討をしているところでございます。 路線名につきましては、また後でお示ししたいと思います。 ○議長(真砂矩男君) 14番。 ◆14番(中山田昭徳君) わかりました。 そこで、大田地区の巡回バスなんです。やはりこれは、私がさきの一括質問の中でも言ったんですが、大田地域は、石丸地区、役場の周辺から波多方トンネルに抜けるあの周辺です。あそこは月曜日から金曜日まで、杵築に行くのも山香に行くのも利用できるんです。 それで、小野谷とか俣水谷、そういうところには週1回の利用で、しかも1回の循環バスとのセッティング、それでしか外に行けないんです。無論そのことに対してやはり皆さん喜んでいるんです。昨年の10月、そのように外に行けるようになったことは喜んでおります。そのことは本当にありがとうというふうに言いたいとは思いますが。 やはり、皆さんが喜んで、もっともっと利用したい、利用促進したいということの中で、やはり週1回の選択肢と週2回ある選択肢、これは大きな違いがあるんです。特に大田地区は、先ほども言いましたが交通空白地帯であります。高齢化も極端に進んでおります。 そういう中で、まだ元気なお年寄りは、実は杵築に買い物に行ったり、いろんなところで、この前申告にこの本所まで来たと、逆に大田の振興局に行かないで、ここまで来るわけです。だとか、山香の風の郷に五、六人で時間を、要するに大田の巡回バスと循環バスの時間1回、それを週に1回を利用して、温泉に入って、それで昼間食事して、ちょっとビールを回し飲みして、また帰る時間で帰ってというような楽しみ方。いろんなことで今利用をされております。 そういう利用方法を含めて、この交通空白地帯の住民、特に高齢者の方がやはりでかけていくということ自体が本当は実は楽しいことなんです。自分の、大田地域だけのずっといるということとは違って、山香や杵築に出かけていく、そういうことは本当に非常に皆さん喜んでいまして、利用促進も図っていきたいというふうに思っておりますので、部長、火曜日と木曜日が大田の循環バスは走っておりません。ぜひその地域の、俣水と小野地域への火曜日と木曜日の運行を至急検討をしていただきたいというふうに思います。いかがですか。 ○議長(真砂矩男君) 堀田助役。 ◎助役(堀田幸一君) 中山田議員さんにお答えいたします。 確かにこれまで関連した循環バス、福祉バス等の質問が出ておりまして、歯切れの悪い答弁に終始していることについては大変申しわけなく思っております。 実は、この交通計画につきましては、新たなこれまでの実績、それから、これまでの循環バス、それから、福祉バスについては、山香、大田の過去の実績をそのまま引き継いだ形になっています。ところが、杵築市内も過疎バスを走らせたり、まだまだ交通手段の悪い地域もあるわけであります。そういった意味から大きく、新杵築市における交通計画の策定を今準備しております。 そういった段階で、まだ計画段階で、審議中でありますので、それぞれ過疎バスの廃止路線、既に計画の中には審議にかけていますけども、そういった現実問題については結論が出ていないという中で、担当の職員も中途半端な答弁に終始しているんじゃないかと思います。 そういった面で、近々のうちにこの交通計画もでき上がろうかというふうに思います。そういった面では当然、今皆さん方から出された意見についても、当然そこら辺も考慮した中で計画が策定されておりますので、今しばらくお待ちいただきたい。今、中山田議員さんからおっしゃられた内容につきましても、十分その計画の中には入っておると考えておりますので、そういった面で今回については御理解をお願いしたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(真砂矩男君) 14番。 ◆14番(中山田昭徳君) 堀田助役がわざわざ答弁したということは、これは非常に実現に向かって早いなと、実現が早いなというふうに理解して、この巡回バスの質問を終わりたいと思います。 次に、コンサルト料についてであります。先ほど興田部長の方から基本計画等についての委託料、コンサルト、私は丸投げじゃないかと、非常にきつい言い方をしております。しかしながら、やはり市の財政が厳しい中、集中改革プランや総合計画等をつくり、行財政改革をしっかりやっていかなくちゃならんということは、議員も執行部も共通の認識にいるわけであります。 そういう中で、やはりこういう職員の政策立案能力、そういうものを最大限生かす、もしくはそういうものを養成するということについては、先ほどの答弁の中で、これからしっかり考えていきたいというようなことがあったわけですが、私は、コンサルタントが要らなければならない理由というものが実はよくわからないところがありまして、基本計画だとか、そういうものに関しては、全国に類似市町村、全国にいっぱいあるわけです。 そういう中で、皆さん本当にすばらしいそういう計画をつくっているところもいっぱいあります。無論地理的条件やさまざまな環境の違う市町村もありますが、そういう中ですばらしいものをつくっているところを盗み見て、これは杵築市に合うなと──盗み見てなんていうのはちょっと表現が非常に悪い表現ですが、私は、コンサルタントに丸投げするよりは、非常に私はそういういいものがあるんじゃないかというふうに思っております。 だから、何かわざわざ、無論そういう中でそういうものを見つける職員の能力というのもありますでしょうが、今の若い人たちはだってパソコンでそういう全国の市町村の、そういういろんなものを引き出すということはお手の物です。そういうことをやはり庁内でしっかり計画しながら、また、市民と、この中にある中で、いろいろ市民の知恵を、もしくは考え方も入れるというような計画も随分あるんでしょ。あるんですよね。そういう中でつくっていくわけでしょ。 だから、私は、ようコンサルタントを頼まなければならない理由、この部分に関してよくわからないところがあります。もう一度答弁をお願いします。 ○議長(真砂矩男君) 興田部長。 ◎総務部長(興田信一君) 先ほど議員が言われました基本計画、総合計画につきましては、職員みずから作成をしております。先ほど答弁の中で言いましたが、印刷製本費だけ出しているというような状況でございます。そのほか環境基本計画とか、そういう部門でどうしても専門的な、これは技術士等も入って策定をしておりますし、そういう専門家が入らなければならない部分についての計画書づくりにつきましては、どうしてもコンサルタントに委託をしなければならないというようなことも考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(真砂矩男君) 14番。 ◆14番(中山田昭徳君) 私は、今の環境基本計画のことを言ったんですかね、要するにコンサルタントが専門的に入らなければならんと、私はだから、これは市民を入れているんでしょ。市民といっても、かなり環境アドバイザーだとか、杵築市民の中でそういう能力にたけている人たちをいっぱい入れているんでしょ。入れているんであれば、職員と市民と協働でできないかな。 だってこういうものは、私は先ほど何か、ちょっと表現が悪いが、すばらしい自治体の中で出ているものをたたき台にしてつくることだって可能なわけだし、だから、そのことも含めて今、興田部長が専門的なと言う、その専門的なということの意味合いがわからない。環境アドバイザーなり環境何とかなり、干潟を守るNPOなり、さまざま杵築にはいっぱいあります。私もざっと見たけど、何かいろいろ地域のことを考えている人たちがいっぱいいるみたいであります。 そういうことを、そういう人たちの知恵を借りてつくるということが、これからますます必要になってくる時代の中で、専門的だからというふうな形でもって何か私たちがごまかされているんじゃないかなという思いがしていますが、いたずらにこの議論をしてもしょうがありませんので、しっかりそういう意味では、職員の政策立案能力、そういうものを高める方策なり、そういうものの中で丸投げはしないで、職員ができることは職員、また、市民の力を借りるところは力を借りる、そのようなめり張りを持った運営をしていっていただきたいというふうに思います。 そこで、ちょっと余談になりますが、あれはどうなっていますか。華々しく八坂市長も言っていたんですが、職員の中で21のプロジェクトをつくって、やはり地域の課題に対処する、全職員ですよ。全職員をそのプロジェクトの中に入れて、住民サービス、地域の課題、そういうものさまざまあったと思いますが、そのことについての、つくったとは聞いておりますが、何がどうしているのか、議会にも報告ないし、中間報告もないし、何かそういうふうなことについて、これは時間がないので答弁は手短にお願いしたいと思いますが、どうなっているのかということだけお伺いしたい。 ○議長(真砂矩男君) 総務部長。 ◎総務部長(興田信一君) 昨年、合併後、21の職員によるプロジェクトチームを設置をいたしまして調査研究をしてまいりました。すべてのチームの報告書ができ上がりまして、1月末までに市長、助役を交えての報告会も終えております。 報告書につきましては、全職員が今、閲覧できるようにIPK、庁内LANでございますが、それに載せて閲覧できるようにしておりますし、また、報告書の中で17のプロジェクトにつきまして総合計画にも盛り込んでいるところでございます。 また、この提案項目の中で実施できるものにつきましては、19年度から取り組んでいきたいということもございますし、今後またいろんな研究調査等の必要な部分につきましては、19年度の当初予算にプロジェクト推進費というのを計上いたしまして、これから取り組んでいきたいと思っているところでございます。 ○議長(真砂矩男君) 14番。 ◆14番(中山田昭徳君) ここにいる45名の議員がおるんですが、そういう話は聞いているけれども、そういう結果もある程度上がっているかどうかわかりませんが、上がっているというようなことをお聞きしたんですが、もう成案としてできているものもある、そういうものはやっぱりできれば議員に指し示していただきたいなというふうに要望します。 そこで、最後です。私は、先ほど部長にもらった資料の中で、いろいろ基本計画の委託料、コンサルに頼んでいる中で、国の合併補助金ということで、ほとんどの金額が、地域防災計画策定委託料も、330万が合併補助金、それから、執行見込みが330万8,000円と、ほとんどその数字が合併補助金と執行見込み額のところで一致しているんですが、それが何点かあるんですが、これに関する合併補助金とはどういう意味ですか。 ○議長(真砂矩男君) 興田部長。 ◎総務部長(興田信一君) 合併をいたしまして、その後いろんな計画書等を作成をするわけでございます。合併の特例措置といたしまして、国の合併補助金をいただけるというものでございます。これは100%いただけるというようなことになっておりまして、それらに対して補助金をいただいて計画書づくりをしているということでございます。 ○議長(真砂矩男君) 14番、中山田君。 ◆14番(中山田昭徳君) 要するにそれは、私が先ほどから質問をしているのは、これは国からもらえるからコンサルトに丸投げしているというような意味ですか、それとも、これは何々基本計画は職員がつくってももらえるということなんですか。そこのところがよくわからないんだけど。 ○議長(真砂矩男君) 興田部長。 ◎総務部長(興田信一君) 職員がつくれば、その補助金はいただけないということになります。 ○議長(真砂矩男君) 14番、中山田君。 ◆14番(中山田昭徳君) やっぱりこれは国も問題があります。やはり、国の問題をここで議論をするつもりはありませんが、国も相当謝金を背負って、各地方に、地方交付税の削減だとか、真綿で首を絞めるみたいにやりながら、こういうふうな丸投げに近いようなことを、それで一方で、地方には知恵を出せと、知恵を出せなんていうようなことを言ってて、これはやっぱり金が出れば、そうやって飛びつくわな、何も考えんで、これは飛びついた方が、これは楽やわ。 こんなやっぱり、これはもういいわ、国の問題は、ここで私は議論をするつもりはありません。次に行きます。──市長何か、手短にお願いします。時間がありません。 ○議長(真砂矩男君) 八坂市長。 ◎市長(八坂恭介君) 先ほど上げましたそれぞれの計画は、条例等々はインターネット等々でよその事例はそのまま名前を変えればいいようなとこもたくさんあります。しかし、この環境計画等々は、やはり全体の地形とか、それから、やはりそれぞれの地域の特性のある川の状態でありますとかいうものが入っておりますし、そこにこの計画のやっぱり権威性というか、そういうものもあるわけであります。ですから、私もできるだけこういったものについては庁内でつくる方がいいということも常々言ってまいりましたし、そのようにしているつもりであります。 4つ上げました分については、障害者の計画、それから、交通計画も警察、それから、建設省、それから、地元のバス会社等々の全体の皆さんにお集まりいただいて、そういうことでありますので、そういった費用も入っているわけでございまして、そういった意味で、議員さんの言われるような方向でやっていきたいと、このように思っております。 ○議長(真砂矩男君) 14番。 ◆14番(中山田昭徳君) じゃ、次に行きます。 CAPプログラムなんですが、一応前向きに取り組むというようなことではあります。先ほども私も言いましたし、豊田課長の方からも、地域のいろんな各種団体や保護者、いろんな人たちにスクールガードということで、子供たちの安全を守る、そういう意味で本当に努力されている、そのことはよくわかります。ただ、それだけではなしに、やはりCAPプログラムを導入してほしいということは、子供たち自身に危機回避能力をつけるということの必要性であります。 そういう中で、私は、豊田さん、この前も豊田さんと話したんだけども、防犯ブザーというのがあります。防犯ブザーを子供に持たしているから安心だなんて大人は勝手に思っているんだけども、こんな危険なものは私はないというようなことも豊田さんとお話したと思いますが。 例えば首にかけなさい、だけど、暴漢というか、突然襲われたときに、首にかけたら、これは一番実は危ないんです。突然襲われたときに、手に常に持っていれば防犯ブザーも押せます。だけど、かばんの中や、そういうものに入れていたら全く使えないです。大人が安心する、これをやっているから安心だということは、これは錯覚であって、そういうことだけではなしに、私は、先ほどから導入を検討するということだから、そういうことでぜひお願いしたいと思いますが。 先ほど私も言いました。これは市長にもこの別府市でやっている事業、これは県の補助金がついております。CAPプログラムを導入するということでやっております。そういう中で私が、先ほど継続的にこのプログラムをやっていただきたいということの要望というのは、例えば、小学校4年生、それから中学2年生で毎年行う。全校とかいうことには、これ、CAPプログラムの中ではなかなか難しいんです。それで通年を通してやっていけば、必ずその子供たちがそのプログラムを受けるということになると思いますので、そこらあたりの検討もぜひよろしくお願いしたいというふうに思います。 教育長、うなずいているんですが、1分だけお時間を差し上げますので、教育委員会の最高責任者として答弁をお願いいたします。 ○議長(真砂矩男君) 土江教育長。 ◎教育長(土江晃弘君) 中山田議員さんの御指摘のとおり、子供たちの安全を確保するための取り組みの一つとして、子供たちに自分を守る力を身につけるということはとても大事なことと受けとめております。 本市においては、別府市のようにCAPプログラムを導入して、全市的な立場で計画的、継続的に取り組みをするというような形はできておりませんが、それぞれの学校においては、関係機関や団体と連携をしながら、単発式ではありますが、このような形の取り組みは実施をいたしているところでございます。 御指摘のとおり、本市におきましても別府市の取り組みを参考にさしていただきまして、そういうことはできるかどうか、条件整備等もひっくるめまして、今後検討はさしていただきたいということで御理解いただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(真砂矩男君) 14番。 ◆14番(中山田昭徳君) 市立山香病院のことについてでありますが、院長がわざわざお見えになって、確かに院長のおっしゃるように、看護師さんの争奪戦というのは本当にこれは、今かなり激しい状況になっていて、地域間格差が本当に出てきておる状況にあります。そういう意味で、非常に看護師の確保については心配しているところであります。 そこで、先ほども言いましたが、看護師1人に対して入院患者10人と、1対10でよかったのが、7人の患者に対して1人ということで、極めて厳しい状況になっておるわけで、今現状、山香市立病院は13対1であります。それが10対1に努力をしようと、そうしなければ、先ほども話が出ましたが、数億の診療報酬の減につながるというような中身を院長さんが説明されたと思うんです。 それを7対1ということになれば、これは看護師の確保は到底難しい。だけど、10対1でどうにかとんとん、もしくは多少のマイナスぐらいでいけるんではないかというような意味ではないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(真砂矩男君) 坂本院長。 ◎山香病院長(坂本啓二君) 杵築市立山香病院は、現状が13対1、これを4月から10対1にしますと、同じ入院患者さんがあったとしますと、入院基本料だけで1億円を超える収益の増加が見込まれます。もちろんそのために看護師さんを約20名ほどふやしますので、そちらの人件費の問題もあると思いますけれども、収益的にはかなり、13対1を10対1にした方がふえると思います。 これをさらに7対1に持ってくるというのは、ちょっと今の現状では至難の状況ではないかと思います。当面13対1を10対1に全力を尽くしてやりたいと思っております。 ○議長(真砂矩男君) 14番。 ◆14番(中山田昭徳君) いずれにいたしましても、市立山香病院は地域の医療や福祉のいわゆる中核病院として、これからもしっかやっていただかねばならん大事な病院であります。そこで、さまざま困難もあると思いますが、とりわけ医師の確保、今言われているのは看護師の確保です。本当にこれは大変だと思いますが、しっかりやっていただきたいなというふうに思います。 時間も2分は残しましたが、これで質問を終わりたいというふうに思います。……………………………… ○議長(真砂矩男君) 43番、宮川岩雄議員。 ◆43番(宮川岩雄君) 43番の宮川でございます。一般質問なれをした中山田議員さんの後で大変恐縮でございますけれども、私の思いを二、三の一般質問にかえてお願いをしたいと考えておるところでございます。 質問に先立ちまして、合併発足後からきょうまで、新市の歩みを振り返りながら、私なりに感じた所見の一端を述べさしていただきたいと思います。 昨年の8月の22日に、県の市議会議長会主催の大分県市議会議員研修会が大分で開かれました。大田からは8人出席をしたわけでございますが、最初の研修会でございますから私も出席をいたしました。大分、別府、中津、宇佐の大都市の議長さん方のごあいさつや、県下の市議会議員の皆さんの物の見方、考え方について、篤と懇談をする機会を得たことは、まことに有意義でございました。 正直、我が議会と比べると言うちゃおかしいですが、議会の皆さんと比較をいたしますと、真砂議長さんほか議員の皆さんは、県下市議会の各位に勝るとも劣らないだけの識見と実力を持っておるというふうに私は強く感じました。日出町の参加が得られなかったのが残念ですが、この合併、間違いでなかったということを今改めて痛感をいたしております。 合併に伴う議員の在任特例の1年半の任期の延長は、オンブズマンの方々や杵築市区長会の皆さんの共感が得られずに、話し合いの決着までにちょっと時間がかかりました。市長さんや議長さんの努力で円満に解決をして、今日まで新杵築市の基盤づくり事業をスムースに進展させた効果は、合併の大きな成果だというふうに思います。 目覚ましいものを取り上げますと、ケーブルテレビの全戸の普及接続、市民体育館の建設、山香市民病院背骨センターの建設、また、ちょっと形は変わりましたが、住吉浜の債務保証等々、わずか1年半の中で可決をされ、実施されつつありますこの大事業は、八坂市長さんほか市職員各位の毅然とした政治姿勢と結束しての対応に、議員各位の常識ある判断と協力があってこの大事業をやってのけることができたと、改めて各位に敬意を表したいと思います。後の世には必ずや語りぐさになるであろうということを思います。 議会とは常に是は是、非は非の立場で臨むもので、反対をされる人々の意見も杵築のまちをよくしようという思いからだと思いますと、気長に話し合う必要もあるかというふうに思います。 それでは、質問に入りますが、まず1点目は、集落営農の取り組みの中で、中山間地域直接支払い制度の今後の存続の見通しと市の取り組みについての見解を示していただきたいと思います。 続きまして、今有名になっております農地・水・環境保全対策事業の推進、非常に長ったらしい題でございますが、要は農村環境整備事業ということでございますが、これについて、農村社会の住環境の整備のためには、この事業は今最も必要な事業と思われます。 市の取り組みについてのお考え、具体的には、農地面積の支払いの範囲は農地すべてが対象となるのか、また、中山間地域直接支払い制度と農地・水・環境保全向上対策の重複はどういったものか、交付金は幾らか、水田・畑・草地、現在の申請面積は対象面積のどれぐらいの割合になるのか、平成19年度以降も申請できるのか、こういった点についてお尋ねをいたしたいと思います。 次に、子育て支援事業についてでございますが、全国的に各自治体で、人口増につなげるこの事業には力を入れて取り組んでいるようだし、市としてもこれからの努力目標を示していただきたいというふうに思います。 それからもう1点、敬老年金制度の見直しと改善についてでございますが、介護保険制度の発足に伴い、お年寄りの負担が年々ふえ続けております。このままでは老人福祉はまさに赤信号でございます。厳しい財政の中ではあるが、市の福祉年金の増額と言ったよりも、復活と言った方が適正ではないかと思いますが、年齢を引き下げての金額は別にして、そういったお考えがあるかどうか、そういったことをお尋ねを申し上げたいというふうに思うわけでございます。どうかよろしくお願いをいたします。 ○議長(真砂矩男君) 阿部農林課長。 ◎農林課長(阿部光孝君) おはようございます。農林課の阿部と申します。よろしくお願いします。43番議員にお答えします。 中山間地域等直接支払い制度の今後の存続の見通しと市の取り組みについて見解を示していただきたいについてお答えします。 中山間地域等直接支払い制度につきましては、現在、認定集落は69集落、協定面積は約614ヘクタール、交付金額は約9,140万円であります。中山間地域の農業は平地と比べ生産コストが高く、また、農業生産者の高齢化に伴い耕作放棄地がふえる傾向にありましたが、この制度を導入することにより、耕作放棄地の増加に一定の歯どめがかかるようになったと考えています。 さらに、この制度を活用し、共同利用機械の導入を行い低コスト農業を目指し、集落営農組織の組織化に役立てている集落もあります。このような中、この制度の今後の存続の見通しでありますけれども、今のところ予測ができないと言った方が適切な表現ではないかと考えます。 しかし、現在69にも及ぶ認定集落は、この制度と切っても切り離せない状況にあります。したがいまして、市の取り組みといたしましては、国に対して中山間地域等直接支払い制度の継続を県と一緒になって強く要望をしていきたいと考えていますし、既に要望も行っているところであります。御理解と御協力をよろしくお願いします。 以上です。 ○議長(真砂矩男君) 麻植耕地水産課長。 ◎耕地水産課長(麻植数広君) それでは、お答えいたします。 農地・水・環境保全向上対策事業につきましては、農地や農業用水などの資源は、過疎化、高齢化などにより、農業者だけでは維持管理が難しくなってきており、地域において農地・水・環境の良好な保全を図るため、非農家を含めた地域ぐるみで農地や水を守る効果の高い共同活動と、環境保全に向けた環境保全型農業の取り組みを支援することを目的としております。 支払い対象面積は、農地のうち農地農用地や農振農用地が対象となります。中山間地域等直接支払い制度と農地・水・環境保全向上対策は、活動地域として重複はできますが、公費の二重の助成等を考慮いたしまして、中山間地域等直接支払い制度受けている農地は交付対象外としております。 交付金額につきましては、10アール当たり水田4,400円、畑2,800円、草地400円の単価に、交付対象の農用地面積を乗じて算出をいたします。2月末までの申込水田面積は約886ヘクタールで、対象水田面積の約44%となっております。平成19年3月末までの申請地区のみが対象となります。5年間は新たな申請はできません。 以上でございます。 ○議長(真砂矩男君) 佐藤子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(佐藤律子君) おはようございます。43番議員さんにお答えをさしていただきます。 子育て支援事業のこれからの目標についてでございます。議員さんから御質問内容にもございましたように、今や国を挙げて少子化対策が注目され、さまざまな支援策が打ち出されております。そのような時期に当杵築市も合併と同時に子育て支援課を設置し、少子化現象に少しでも歯どめがかかるべく、児童保育、児童福祉を柱に、国・県の指導のもと、合併前に3市町村で策定いたしました次世代育成支援行動計画に沿って取り組んでいるところでございます。 保育料の減免補助事業、保育料の軽減補助事業、保育所における内容充実、児童の健全育成事業、児童手当の年齢拡大、乳幼児医療費の助成年齢の拡大、それに伴う市の単独助成、子供の虐待防止ネットワークの立ち上げなど、子育てに安全・安心の杵築市づくりを目標に掲げながら、支援策の内容充実を図っているところでございます。中でも国の基準より減額しての保育料の設定、3歳未満児の自己負担分助成は市費を投じての助成でございます。 なおまた、児童の安全性の観点から、教育委員会部局と福祉部局とが連携しての放課後子供プランの創設、幼保一体化に伴った認定子供園の設置等、これからの保護者ニーズにこたえるべく事業推進も目前の課題といたしておるところでございます。 これまでも財政事情の厳しい中、子育て中の保護者負担が軽減されればとの思いから、少子化支援策を議会のたびに予算計上させていただきましたが、常に温かい御理解のもと、順調に事業の推進ができておりますことをとてもありがたく、改めて厚く感謝を申し上げるところでございます。 他の市町村との比較はよくないことかもしれませんが、今後も財政面を勘案しながら、計画性を持って、おくれをとらないよう努力を続けることが当課に課せられた任務と考え、常に前進する覚悟でございますので、どうか変わらぬ御理解、御支援のほど賜りますようお願いを申し上げます。 以上でございます。 ○議長(真砂矩男君) 浦上福祉課長。 ◎福祉課長(浦上研一君) 敬老年金制度の見直しと改善についてお答えをいたします。 敬老年金については、合併協議会の中で、県内で合併を行った他市の状況を踏まえ検討をしてまいりました。御承知のように、大分市は敬老年金を平成16年度より全面廃止しております。また、竹田市は節目年齢方式、いわゆる敬老祝い金方式に切りかえて実施している状況で、本市におきましても旧杵築市、旧山香、旧大田の支給要件を新市に当てはめるのは、財政状況の見通しから非常に厳しいという議論が合併協議会の中で起きておりました。 合併時に廃止すべきとの意見もありました。厳しい財政状況の中でも継続すべきという意見があり、効率的な福祉サービスを継続させるため、80歳、85歳は年額1万2,000円、90歳、95歳、100歳以上は年額2万4,000円、一時金として、83歳3万円、100歳で10万円の敬老祝い金方式を採用した次第です。 他市の状況ですが、支給要件、支給額は違いますが、毎年支給しているのが5市、杵築市と同じく節目年齢に支給しているのが7市、支給していない市が2市です。今後については、杵築市行政改革集中改革プランの中で、支給要件、支給額等、全体的な手当の見直しを検討するようになっておりますので、年金制度の復活と支給年齢の引き下げは大変厳しいのではないかと考えております。御理解をいただきたいと思います。 ○議長(真砂矩男君) 43番、宮川君。 ◆43番(宮川岩雄君) ただいまのお答えに対しまして、もう少しひとつ掘り下げた答弁を願いたいと思いますが、課長さんにお願いをしてもせんないことでありますので、市長さんにこの点については御判断をいただきたいというふうに思っております。 新市の中で、これから人口をどういうふうにしてふやしていくかということが最大の課題であり、市長の一つの私は力関係になっていくんではないかなというふうに思っております。 杵築は、幸いに住む環境のいいところでございますので、各地の皆さんが杵築に住みたいというような要望が出ておる、先般の朝日新聞に、団塊の世代の皆さんがどこに一番住みたいかという問いかけに対しまして、杵築市に住みたいという人が一番多かったというようなことも聞いております。 したがって、こういったものも含めまして、幼児の支援対策と老人の福祉対策、この2点を杵築市がどういうふうに取り組むかということで今後、市の勢力というものが飛躍的に増大をしていくかどうかという一つの私は分岐点になるんではなかろうかな、図る一つのバロメーターになるんじゃないかというふうに思うわけです。簡単に市長のひとつ答弁をお願いいたしたいと思います。 ○議長(真砂矩男君) 八坂市長。 ◎市長(八坂恭介君) お答えいたします。 突然の振りでございますけど、人口は残念ながら年々減ってまいります。そして、50年後には2万6,000になるという予測が出ております。これは、今の出生率からとの計算であります。ただいま言われましたように、中心地は逆に、御案内のとおりふえておりますけど、やっぱり郡部で減っていくということのようであります。 それからしますと、先般、さすがに広瀬知事だなあと思いましたのは、高齢者は大変ありがたいと、今の福祉を逆に言えば持っていただいている、あるいは少子高齢化の中でパトロール等々、特に高齢者の方々に負うところが多いということで、この老人が多いことについては心強く思うというふうなお話でありました。こういう言い方もあるのかなと正直思いました。 そうした中で、これからの少子化に向けてでありますけど、やはり地域間競争ということになれば、昨日の医療費の助成、本当は、私自身は、考え方は、消費税を上げるよりも本来は、日本の風土からいって、たくさん稼ぐ人から取るという従来の制度が一番いいわけでありますけど、なかなかそうはいかない。国との、世界の国際的な中で、やはりそういう形にすると日本の事態が空洞化になるということで、やむを得ず消費税を取り入れた経過がございます。 ですから、そういう中で今後、やはり地域間格差ということになれば、やはり隣よりもうちの方が住みやすい、医療費も極端に言えば子供は皆無料にするとかいうことが一番いいわけでありますけど、なかなか全体的にはそうはいかない。 ですから、そういう中で、皆さんに御理解をいただきながら、今の説明の中でありましたこの高齢者に対する待遇が、大分市は、逆に言えば、老人、高齢者に対してよりも、少子化に向けていくというような制度、これが政策であります。 ですから、今後はやはり子供を産み育てる方式は、先ほど出ました病院の看護師さんの確保のためには、やはり院内保育が必要だというような話もございましたけど、私は、先ほど私に振ってくれませんでしたから答えはしませんでしたけど、にこにこNPO法人が、ぜひ改善センターを使わしてくれというような話もございましたので、病院のことを勘案しながら、病院に一番近いとこでありますから、看護師さんがそこに子供を預けて、またお乳をやりに来るときには時間的には3分かぐらいでできるというようなことで、そういうことも踏まえて、改善センターについてはNPO法人に、1階分についてはお貸ししましょうと、また、地域の皆さんからの要望もございましたので、そういう方向にさしていただきました。 ですから、今後はやはり預かり児童も含めまして、将来に向けてそういった働く方々の環境を整えると同時に、子供を産んでもいける社会の実現が今後の課題だろうと、このように思っております。 以上で、恐縮ですけど。 ○議長(真砂矩男君) 43番。 ◆43番(宮川岩雄君) 農林課長にちょっと1点お尋ねをいたします。 ごく簡単なことでございますが、今、中山間で直接支払いをしておる団体の中で、この農地・水・環境保全対策事業と絡みのある事業をやっておる集落がほとんどですか、それとも中身を見なければわからないということですか、この事業が伸ぶ、伸ばないも、やはりこの農林課の考え方が大きく左右するような感じが私はいたしております。その点だけ、課長ひとつ答弁をしていただきたいと思います。 ○議長(真砂矩男君) 阿部課長。 ◎農林課長(阿部光孝君) 農地・水・環境保全向上対策と中山間直接支払い制度のダブりはないと考えております。 以上です。 ○議長(真砂矩男君) 43番。 ◆43番(宮川岩雄君) 私は先般、農林省の中谷主幹さんが大分においでになりまして、ここ小川さんも一緒に同席をして、詳しく内容をお聞きをしたわけでございますが、この事業、300億円を国が丸きり丸腰で差し出して、農村環境を守るというような大事業でございまして、これに恐らく反対をする人は全くないだろうというようなことを言われておりました。 しかし、なかなか入ってみますと事業のとらえ方が問題でありまして、なかなか先に進まない。私は、麻植担当課長とも二、三時間この問題で議論をいたしました。課長もよくおわかりをいただいて、いい事業であるからぜひひとつ市も進めてもらいたいというようなことで、我々がまず手を挙げなければ、私の方も取りつく島はないというようなことを言われておりました。 子育て支援対策事業につきましては、5人も議員さんが質問をするというような熱気の見せ方でございましたが、この農地・水・環境向上対策事業については、まだまだ議員さんの私は関心は極めて薄いんじゃなかろうかというふうに思っております。 もう来月、4月になりますと、ため池はため池の修理、それから、草切り、溝さらえ、そういったものに入ります。我々のところは河川から水を引いて、井堰をつくって水を引いておるわけですが、それもいぜ堰と申しまして、部落を2つも3つも越えて、皆さんが協働でこの保全のために作業をやっております。これはごく当たり前のことでございますが、それが今、高齢化の中でもう影が見えてきたということで、今回自民党が思い切った処置で、この農村環境保全対策事業に取り組んでくれたと、こういういい事業を見放すことはない、しかもまた、19年をおいては、あと5年間参加をすることもできないというようなことでございますので、まず八坂市長さんが本腰になっていただいて、市を網羅して、よそのまちは別として、杵築はひとつ取れるものは取って皆さんに差し上げる。 今まで無償で農地を守ってきた地域住民の皆さん方に、今回は日当になる費用が支払われるわけでございますから、こういういい制度を何とかひとつ利用ができるような形にしてもらいたい。我々もこの問題で半年ほどいろいろ議論を重ねてまいりました。 恐らく一遍か二遍言うたぐらいのことで、皆さんおわかりはいただけないだろうと思いますが、要するに我々が考えておるような難しい事業じゃないと、お盆に向けては老人クラブの皆さんが空き缶拾いをしたり、また、公園の芝草を刈ったり、そういったことをする、そのような事業が全部含まったものが、この農地・水・環境保全の事業につながっていくということでございますので、取り組みをひとつ真剣に考えながら、後顧に憂いがないような形で取り組みをしてもらうとありがたいというお願いでございます。 私のところでは、今月の10日に県の義経課長さんがお見えになりまして、この問題を詳しくひとつ皆さんにお話をしましょうということで、義経課長さんを呼んで、うちの土地改良区の理事、それから、総代、それに区長会が全員、大体60人ぐらいにはなると思うんですが、総合講習会をやるように予定をいたしております。 講師としては、義経先生、そして、森田会長にお願いをいたしております。10日の1時半からでございますが、関心のある方はお見えになって、お聞きをするといいことではないかと、恐らく私は、農村がこの事業に漏れるということになれば、農村集落が崩壊をする一つの早道につながっていくんではないかなというふうに危惧をいたしますので、ぜひひとつこれを進めてもらいたい。 市長さんに、その点をひとつもう1回、覚悟のほどをお聞かせをいただきたいと思います。 ○議長(真砂矩男君) 八坂市長。 ◎市長(八坂恭介君) これにつきましては、先ほどお話がございましたとおり、1年のといいますか、今年度で募集を締め切るということであります。そうしますと、中山間地の場合は、農家の方々、多少保守的なところがありますから、新しい制度に乗っていいかどうかわからんものを慌ててせんでいいじゃないかというような形で、やってみると、これはいいぞということでだんだんふえていったというのが経過がございます。 ところが今回の場合は、今年度で締め切って、5年間は新しい形のものは許可はしないということになりますと、この制度は私どもが十分農家の方々、また、一般の方々に制度の説明をする必要がある。じゃないと5年間は食い上げになることもあるわけであります。 ですから、私自身これにつきましては、かなり精力的に担当者を通じまして、また、議員さんから御指摘のありましたとおり、農家、非農家関係なく参加できるんだというようなことでもございましたので、それぞれの地区懇談会等々をやらしていただいております。 そして、何でこれを1年で決めるのかといいますと、先ほどございましたように、国の予算として年間300億用意しようと、しかし、やってみて、先どまりのところしか今後は出さんよという何か約束のようでありますから、国の方も300億をつけましたけど、まだ200何十億ぐらいしかいってないというようなことで、制度が毎月その受け入れが変わっていまして、最終的には地方交付税等々で見るまでなりました。 そのくらい力を入れているわけでありますけど、今御案内のとおり、現場はなかなかそこまで熱がいかないというのが現実あります。ですから、当初は各区単位ということでお話もしてみましたけど、基本的にはやっぱり非農家の方々は、何か農地をおれたちが見守れというのかというような、多少そういう嫌いもございます。 ですから、私、回ってみますと、やはり一集落、区は分かれていても、そこで一つの区画ができているところについては、そこの皆さんに声をかけて、一緒に入りましょうよというのが一番いいんじゃないかというふうに正直思って、そのようなお話もさしていただきました。 これの、基本的にはやはり行政の側として一番のネックは、要は生産調整をしたかしないか、ここが一番のネックだろうと思います。しかし、地域を全体からすれば、それがかなえばということでありますから、大田地区としたら、大田地区全体を一つの区域にして、これに乗っかろうというようなお話でありますから、県の方にもお話をしたら、それはいいことじゃないかというような状況でありますから、そういう意味で今日、議員の皆さんお帰りになりましたら、そういう方向の中でできるだけこの制度に乗っていただくことが、やはり地域の発展にもつながることじゃないかなと、このように思っております。ですから、そういう意味で、農家、非農家関係なくという点はそういう状況でないのかなと、このように思っています。 これと、一番のネックはそれをだれがそういった帳簿や実務をする人がいるかいないかが一番の問題だろうと思います。ですから、できるだけ区の前には、特に郡部の方々は実行組合長という方がいるわけでありますから、そんな方々と区長さんと相談をしながらやっていただければいいのかなと。あるいはまた、農協の指導をいただいたり、また、市のOBの方を利用していただくなり、そういう形で根気よくあとわずかでありますけど、できるだけ参入していただきたいと、このように思っております。 ○議長(真砂矩男君) 43番。 ◆43番(宮川岩雄君) 大変心強い御答弁をいただきまして、私もきょうは緊急質問をしたかいがあったなというふうに思っております。 先般の県の理事会のときに、私が質問をいたしました。私の村は旧の大田村であります。今集落営農に取り組んでおる集落が7つございます。あとの7つは何にも取り組んでない丸ごしの部落でございます。ところが、今回はこの14の集落を一緒にまとめて大田村一本でこの事業に取り組みたいというふうに考えておりますが、いかがなもんですかと申しましたところ、農林省の中谷審議官を中心に県の幹部の皆さんも、それはいいことだと、ぜひひとつそういうふうにしてください。 一つになりますと、大体一組織に組合長になる人と事務をする人と会計をする人、3人がいるということなんですが、14の集落に3人つくると大変ですが、大田村が一本でやれば3人の人でもできるということなんです。そして、難しい集計作業、経理の総元締めは県の土地連が全部すべてを請負ってやってくれるということでございますので、農家は余りその負担はございません。 したがって、今回この事業に取り組むということは、まちが生き返っていくか、滅びていくかの私は境界になろうかと思います。 したがって、もう時間がございませんので、早い時期に皆さんが手を挙げて対象農家面積が全部確保できるような形で、それから、あと中身についてはぼつぼつ審議をしていただければいいと思います。 今市長さんが、市挙げてひとつ取り組むという姿勢を聞きましたんで、これであれば、私は大丈夫だというふうな考え方でございます。どうか今後ともそういった形で強力な指導をひとつお願いを申し上げたいと思います。 最後に、もう一点、まだ24分ありますが、これ助役さんにひとつお願いをいたしたいと思います。 合併に伴いまして、それぞれ我々も議員で在任特例を受けながら、給料につきましては、杵築の市会議員さんとは10万も違うというような形で、ちょっと格差がひど過ぎるんじゃないかなというふうなことも思っておりましたけれども、やはり市会議員さんと村会議員では大きな知恵も差があると思って黙っておりました。ところが、職員が、ちょうど我々の村の職員が50を過ぎたぐらいの年代の方から定年までの間の方、そういったところに格差のしわ寄せがいっておるという話を聞いております。市の方でも、この問題一時に解決はできないけれども、徐々に解決をしながら、市のレベルと同じレベルに引き上げてあげましょうというような考えですよとちゅうことは、内々は聞いておりますが、助役さん、そういうことでひつと審議をしていただいて、前向きに御検討がいただけるものかどうか、ちょっと私ももう次は議会出ませんから、お尋ねをしておきたいと思います。 ○議長(真砂矩男君) 質問事項にないんですが、助役答弁をお願いします。堀田助役。 ◎助役(堀田幸一君) 議員さんにお答えします。この問題につきましては、もう既に一般職、現業職ともに、格差解消についてはもう整理がついたというふうに報告を受けております。 以上です。 ○議長(真砂矩男君) 43番。 ◆43番(宮川岩雄君) ついてないでしょう。いつから実施をするのですか。 ○議長(真砂矩男君) 43番。 ◆43番(宮川岩雄君) 今助役さんの答弁ですが、いつから実施をするわけですか。2年先ですか、3年先ですか。どうですか。 ○議長(真砂矩男君) 堀田助役。 ◎助役(堀田幸一君) 今年の1月1日から既に実施に入っております。 ◆43番(宮川岩雄君) もう以上で私は質問を終わります。……………………………… ○議長(真砂矩男君) 3番、吉田正信君。 ◆3番(吉田正信君) 3番の吉田正信でございます。14番中の10人までが終ったようでありますから、大体今期一般質問も70%は終わったことになりますが、ひとつ引き続き御協力のほどをよろしくお願いいたします。 さて、市町村合併後1年半、在任期間終了間じかになりました。任期満了、そして、最後の議会を迎えたわけであります。議員の1年半の在任期間に御理解をいただきました市民の皆さんに厚くお礼を申し上げますとともに、いよいよ新年度からは46分の22人定数減ということになります。しかし、だれが議員に選ばれても、これまで同様に、いやこれまで以上に住民サービス、そして、市民の声を行政に反映するようにすることをお誓い申し上げねばならないなというふうに私は考えております。 さて、そういうところで、一般質問に続けて入りたいと思いますが、まず、最初は杵築市政治倫理条例の制定についてお伺いをいたします。 倫理ですから、政治に携わる者、議員としての人の道条例であります。まず、最初に当市の政治臨時条例制定の動きは、御存知のとおり、昨年9月12日の談合疑惑新聞報道に端を発し、その後議会に談合に関する調査特別委員会が22対20の僅少さで設置され、6回にわたる特別委員会を経て、昨年12月議会で特別委員長の最終報告がなされたところであります。 ちょうど、私はその際病気入院中でありましたが、その際、談合防止及び公平公正な入札に関する提言がなされました。その提言7項目の冒頭に、政治倫理条例の制定が盛り込まれました。そして、その委員長報告終了後に、早くも一議員から、政治臨時条例制定の議員提案がなされ、その議案は休会中の総務委員会に付託をされ今日に至っており、まだ、総務委員会で可否の結論は持ち越されている現状であります。持ち越されている理由は決して怠慢のたぐいではなく、議案に対する審議で賛否両論、二分化されており、採決の拙速は慎み、慎重に対処する考え方ゆえに今日に至っていることについて、ぜひとも御理解を賜りたいというふうに思っております。私も総務委員の1人でありますが、以上のような経過の中であります。 ところで、参考のためですが、県下都市の政治倫理条例の制定状況は、制定している都市は、大分、別府、日田、中津、竹田、豊後大野、津久見の7市であります。制定されていない都市は、臼杵、佐伯、宇佐、豊後高田、由布、国東、そして、杵築の7市になっております。そして、各市の政治臨時条例の大方の中身は、第1条が目的、第2条が議員の責務、第3条が政治倫理基準であります。この3条では、議員は次に掲げる政治倫理基準を遵守しなければならない。1、市の許認可、請負、その他の契約に関し、特定の企業団体に有利な取り計らいをしないこと。2、政治活動に関し、企業団体等から政治的、道義的批判を受ける恐れのある寄附等を受けないものとし、後援団体についても同様に措置すること。3、常に市民団体の利益のみをその指針として行動するものとし、その地位を利用していかなる金品も授受しないこと。4、市民の代表としてその品位と名誉を害するような一切の行為を慎み、この職務に関し、不正の疑惑を持たれる恐れのある行為をしないこと。以下、第4条は、市民等の調査の請求、第5条、政治倫理調査特別委員会の設置、第6条、必要がある場合の資産報告書の提出、第7条、対象議員の協力義務、第8条、調査等の終了、第9条、名誉等の補受及び信頼の回復、第10条、委任ということになっております。 以上が議員として当然のことと思いますが、この程度であえて政治倫理条例として制定をしなければならないのか、いささか恥ずかしい思い、疑問に感じるところであります。 したがって、この程度は、俗に核心に欠けている、いわゆる骨抜き条例と言われるゆえんでもあります。 さて、そこで、今回杵築市の政治倫理条例の内容中、賛否が分かれている箇所は、他市に余り例のない厳しい条項、骨入り条項で、それは概略次のとおりであります。第4条に、市の工事等の契約に関する遵守事項、市長等及び議員の配偶者並びに2親等以内、同居の親族、議員が役員をしている企業、議員が実質的に経営に携わっている企業、この5つについては、第2条第1項3号の規定する契約を辞退するよう努めること。いわゆる第2条第1項3号の規定する契約と申しますのは、公共工事、業務委託、物品納入及び使用資材の購入ということになっております。第2項では、前項に規定する実質的に経営に携わる企業とは、次に掲げるものを言う。1、議員が資本金の3分の1以上を出資している企業、2、同属会社の下請をする企業、ここ若干ちょっと意味合いをもう少し調査しなければなりませんが、一応案として入っております。3、議員がその経営方針に関与している企業。第3項、議員は前項の規定により、関係企業が契約を辞退するときは、市民に疑惑を持たれないように責任を持って関係企業の辞退届けを提出するもとする。第4項、前項の辞退届けは、議員の任期の開始の日から30日以内に提出をするものとする。 以下、略しますが、この条例は、地方自治法92条の2に規定します議員の兼業禁止に類似する、それ以上に厳しい内容のものであります。 ここまで述べて、条例制定賛成の意見、反対意見をどう静めるか、考えさせれるところは大であります。いずれにしても、12月の談合調査特別委員会委員長報告中の提言事項でありますから、今議会で何らかの採決、あるいは指針は出すべきかというふうに思っておりますが、ここで市長に御質問は、政治倫理条例制定に当たって、総体的に市長の所見、2番目に総務委員会付託中の「杵築市政治倫理条例」の可決について、賛否を二分している様相であるが、賛否について市長の見解はということで、市長等もこの条例の対象になっておりますから、ぜひ御意見を聞かせていただきたいというふうに思っております。 2番目、杵築市障害者計画及び障害福祉計画について、市では現在障害者基本法あるいは障害者自立支援法に基づき、杵築市障害者計画並びに杵築市障害福祉計画を策定中で、11名の有識者からなる策定委員会が、これまで3度にわたり持たれ、現在なお障害者のための施策であります保健、医療、福祉、雇用、教育、就労、啓発、広報など、広範にわたる中長期計画あるいは3年を1期とした障害福祉計画など、施策実現に御努力をいただいていますことに敬意を表したいと思います。 現在、障害者の実態は、市の人口は3万3,806人中、障害者数は2,263名で6.7%、うち身体障害者が2,005人、知的障害者が201人、精神障害者が57名というふうになっております。 ところで、策定中でありますから、多くは申しませんが、資料をかいま見て感じたことは、第10章からなる広範な計画は約80ページに及んでおりますが、第8章では、7項から施策の大綱を見せていただき、そして、目標値の設定を見せていただきましたが、ここで感じたことは、広範な計画の割には小範囲な目標値設定で、障害者が地域の中で生き生きと生活できる社会の実現に若干疑問符を持ちましたので、このことについて質問をいたします。 具体的には、第7章の目標値の設定、その2項で、平成23年度の目標値の設定が、3項目に絞られている点であります。それから、施設入所者の地域生活への移行に関する目標設定、入院中の退院可能精神障害者の地域生活への移行に関する目標設定、福祉施設から一般就労への移行等についての目標設定が大変広範な計画の中で、目標設定はたったこれだけになっておりますから、ここあたりについてはちょっとお伺いをしたいと思います。 それから、障害者の雇用促進について、ここでは、事業所への啓発活動の充実、法定雇用率の達成への働きかけ、市内事業者との連携強化など、努力目標が列記されていますが、これまでの実績、現実、目標値設定、達成のためのノウハウなど、いろいろ考えさせられる点が多いわけでありますが、この点についてどのようなノウハウで今後このような達成率向上に向けて努力していただけるのかお伺いをいたしたいと思います。 次に、3番の過疎地域振興計画について、過疎地域振興計画については、既に計画が策定されているところでありますが、今年度予算でこの計画が繰り上げられた事業、あるいは繰り下げられた事業等があるわけでありますので、そこらあたりについてお聞かせをいただきたい。そして、繰り上げられた事業は事業費の大きい順に5つぐらい、繰り下げられた事業は、事業費の大きい順に5つぐらい、繰り下げで今後の復活見込みはどのように考えられているのか、いつごろ復活するとか、基本的な考え方をお聞かせいただきたいと思います。 それから、4の新年度予算の編成に当たり、国、県が示した指導財政指数基準と当市の予算編成段階への数値との乖離はなかったのかということで、当初予算段階で試算をしていなければこの数値は出てこないと思いますが、その場合はもう直近の決算統計は17年度しかありませんから、ちょっと大分さかのぼった統計でありますから、参考になるかならないか疑問でありますが、参考のため、当初予算段階で試算をしておればお聞かせをいただきたい。その1は、指導財政指数はほぼ何項目にわたるのか。2番目には、うち重点指数5項目は何と何、その基準数値と当市の指数は何ぼか。それから、3番目は、新年度予算編成で基準値を超えた項目、あるいはイエローカードになっている項目は何か、そして、その回復策はどう考えているのかについてもお伺いをいたしたいと思います。 最後に5番目でありますが、街路の完成見通しと今後の街路周辺対策について、街路の総事業費については約60億円と聞き及んでおります。しかし、いよいよ街路事業も終わりに近づきました。そこで、大体直近の総事業費についてお伺いし、工事規模、延長が何.何キロ、幅員は何メートルから何メートルまでということ、それから、工期について、56年から始まっているようでありますが、19年までの26年間のようであります。それら総事業費の直近の総事業費、工事規模等についていま一度お伺いをいたしたいと思います。 そして、1に、街路は3月いっぱいで完了するのか、遅延になるのか、繰越事業になるのか、このいずれについてお答えいただきたい。それから、2番目に、完成後、街路に沿った空き地の空き家の有効利用はどのように考えられているのかについてもお伺いをいたしたい。3番目に、土谷倉庫の活用の青写真、その後の進捗状況についてお伺いをいたしたいというものであります。 以上、冒頭に質問をしお答えをいたただきたいと思います。 ○議長(真砂矩男君) ここで午後1時まで休憩をいたします。────────────午前11時55分休憩午後 1時00分再開──────────── ○議長(真砂矩男君) 一般質問を続行いたします。 執行部の答弁をお願いします。八坂市長。 ◎市長(八坂恭介君) それでは、吉田議員さんの質問にお答えを申し上げます。一つは、倫理条例制定に当たって、総体的に市長はどのように思うのかということであります。これにつきましては、政治倫理条例の制定に関しましては、昨年の12月議会の特別委員会委員長報告7項目の提言の中で、倫理条例制定の提言がされております。同時に、議員提案による政治倫理条例の制定についてが提出されておりまして、現在、総務常任委員会に付託され審議が行われていると聞いております。したがいまして、現段階において、市長としての見解は差し控えたいと思っております。 ○議長(真砂矩男君) 浦上福祉課長。 ◎福祉課長(浦上研一君) 杵築市障害者計画、障害福祉計画における広範な計画と小範囲な目標値設定についてお答えをいたします。障害者基本法及び障害者自立支援法により計画策定が義務づけられました。平成18年6月より、計画策定委員会を設置し、3回にわたり開催してまいりました。平成19年1月に策定が完了しました。両計画において、中長期計画として平成19年度から28年度の10カ年計画であります「杵築市障害者計画」とそれに基づいて小範囲な具体的な目標値として、平成19年から20年度の2年を1期とした「杵築市障害福祉計画」を策定しました。杵築市障害者計画の中では、障害者も高齢者も子どももすべての人が分け隔てなく生活活動のできる社会の実現を目指して、障害者への理解の促進や福祉、教育、医療の充実、相談支援体制を確立し、また、障害者が地域で自立して生活できるよう公共施設等の利用しやすいまちづくりの推進や障害者の雇用、就業等促進します。こうした理念に基づいて実現するため、杵築市障害福祉計画で具体的な数値目標を設定しました。施設や病院に長期入院している人たちが地域で自立して生活できるよう、ホームヘルプサービスや生活訓練、機能訓練といったデイサービス、一般企業での就労困難な障害者でも働くことができる場として、就労意向支援、就労継続支援のサービス増加を設定しました。また、24時間365日いつでも自宅から相談を受けられるように、相談支援事業所の強化も目標としています。 一方で、本人及び家庭の事情等でどうしても施設を出られない障害者も考え、施設サービスの面も計算に考慮しました。 今後は、これらの計画目標実現のため、関係機関と連携をとりながら、地域福祉サービスの充実に向けて推進してまいりたいと考えております。目標値の設定に比べて計画段階のページ数が多過ぎるのではとのことですが、国、県の方針に合致した計画策定になりますと、計画に当たっての基本的な考え、障害者及び地域の状況、アンケート調査の概要、障害福祉サービスの現実課題、新しい制度の仕組み等を載せているので、どうしてもページ数が多くなっています。 障害者の雇用促進についてです。杵築市障害者計画並びに杵築市障害福祉計画の中でも、障害者の雇用、それから就業には重点施策としております。現在では、ハローワークや委託契約をしております太陽の家障害者生活支援センターとの連携のもと、障害者の就労に関する相談やトレーニングなどの支援を行っている大分障害者職業センターや、一般企業への就業は困難でもその訓練等の行える福祉サービスの周知と利用の促進を図り、障害者の職場定着を行っております。18年度における就労相談の状況ですが、19年1月末でハローワークにおいて、別府管内、これは別府と杵築と日出、国東の相談件数は211件と増加傾向にあります。そのうち、新規就職者は76名となっております。また、太陽の家障害者生活支援センターでは、相談件数は3件ですが、いずれもデイサービスを新たに利用したり、授産施設に通うなど、自立に向けた生活を営んでいます。今後はさらに就業に向けたサービスの周知、促進を図り、より多くの障害者が日中を自宅から外へ過ごすことができるように、関係機関とより緊密に連携し、広範囲な連絡体制を発展させてまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(真砂矩男君) 興田総務部長。 ◎総務部長(興田信一君) 3番議員さんにお答えをしたいと思います。過疎計画変更と繰り下げられた部分の今後の復活はということでございます。現在の過疎地域自立促進計画でございますが、その19年度で予定されている事業で、繰り上げて実施する予定の事業は特にありません。2番目の繰り下げられた事業の主な事業、保健でございますが、保健福祉センター建設事業、それから、大内小学校校舎大規模改修事業、北杵築小学校校舎大規模改修事業、それから、山香地区生涯学習センター建設事業、山香地区総合運動公園整備事業の5件が主な事業になっております。 このうちに、学校の改修事業につきましては、教育委員会におきまして、策定予定の学校適正化基本方針に基づきまして順次整理できるよう計画していきたいと考えております。保健福祉センターにつきましては、その規模や用途、必要性等を再検討した上で、財政状況等を勘案しながら、実施年度を検討していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(真砂矩男君) 泥谷財政課長。 ◎財政課長(泥谷修君) それではお答えいたします。御質問の国、県が示した財政指数でありますが、何項目にわたるのか、重点指数5項目の基準指数と当市の指数、そして、危険指数の回復策はという御質問であります。まず、重点指数といたしましては、経常収支比率、起債制限比率、実質公債比率、公債費負担比率、そして、財政力指数の5項目ぐらいが主要な指数ではないかというふうに思います。今から御説明いたしますが、以下、比率につきましては、17年度の実績に基づくものでありまして、県下14市中の順位につきましても、あわせてお答えいたしたいと思います。まず、経常収支比率でありますが、これは、財政構造の弾力性を図る指標でありまして、人件費や扶助費、それから、公債費等の経常経費に地方税や普通交付税、地方譲与税などの計上一般財源がどの程度充当されたかを見るものであり、低いほど自由に使える財源があるということになります。これが、80%を超えますと、注意信号となっておりますが、杵築市の比率は、これは、先ほど申しました17年度の実績でありますが97.4%となっておりまして、県下14市中10番目ということになっております。この比率を下げるためには、人件費や公債費などを下げ、逆に地方税や普通交付税を上げる努力が必要になってまいります。 次に、起債制限比率でありますが、これは、地方債がふえ過ぎないよう一定の制限を設けるときの指標でありまして、15%を超えると黄信号、20%を超えると一定の起債が制限され、30%を超えるとほとんどの起債がこれは制限されます。杵築市の比率は9.7%で、14市中3番目にいいというふうになります。 次に、実質公債費比率であります。これは、18年度、今年度に新たにできました指標でありまして、これも地方債がふえ過ぎないよう一定の制限を設けるときの、さらに厳しい指標であります。18年度より地方債の借り入れは県の許可制から協議制ということになりました。18%以上になりますと、もとの許可団体に戻りまして、移行しまして、25%を超えると、起債の制限団体となります。杵築市の比率は14.6%でありまして、14市中5番目というふうになっております。 次に、公債費負担比率であります。これは、公債費の状況から財政運営の弾力性を測定する指標で、一般財源総額のうち公債費に充当された金額の割合であります。この比率が低いほどよいわけでありますが、杵築市の比率は19.5%で、14市中9番目となっております。この比率が15%を超えると黄信号、20%を超えると危険信号となっております。杵築市は先ほど申しましたように19.5%ということで、極めてこれについては危ない状況にあると言えます。 最後に、財政力指数であります。これは、交付税の算定に用います基準財政需要額に占める基準財政収入額の割合であります。当然収入が多い方がいいわけでありまして、この割合が1に近づくほどよいわけであります。この1に加えますともう交付税は交付されない不交付団体というふうになるわけであります。杵築市は、今0.348であります。17年度でありますが、0.348ということで、余りいい数字では、率ではありません。14市中9番目であります。 以上、申し上げました中で、公債費に関する指標を見れば、杵築市は地方債の残高、いわゆる借金が多いということでありまして、平成18、19年度は合併特例債の3事業によりましてさらに地方債の残高が増加いたします。これの回復策といたしましては、20年度以降の普通建設事業などを極端に抑えることが必要であります。それを実施しない限り、公債費に関する指標は下がらなく、また、財政状況は改善しないというふうに考えているところであります。 以上であります。 ○議長(真砂矩男君) 安部建設課長。 ◎建設課長(安部和人君) 3番議員さんにお答えいたします。街路事業の完成見通しはという御質問でございますが、この事業は大分県別府土木事務所による宗近魚町線街路事業第3期工事です。工事概要については、平成8年から17年度までの事業は、延長200メーター、幅員12から16メーター、総事業費26億9,700万円、事業内容は、改良舗装用地補償等です。平成18年度の事業概要は、延長210メーター、幅員12から16メーター、事業費1億4,617万円です。事業内容は、舗装工、測試、用地補償等で、うち平成18年から19年度に繰り越した事業内容は、舗装工事、照明灯工事です。繰越事業費は約7,000万円、工事期間は平成19年6月30日までを予定しております。 以上です。 ○議長(真砂矩男君) 藤原商工観光課長。 ◎商工観光課長(藤原英敏君) 完成後の街路に沿った空き地利用の考え方についてと、土谷倉庫の活用、青写真、その後についてのこの2件についてお答えいたします。 拡幅後の空き地問題でありますが、現在、富坂から谷町の間に14個ほどの空き地があります。平成16年度に空き地調査を行っていますが、当時と事情が変わってきていますので、いま一度商工会とともに調査を行い、地元商店街、商工会と協議をしながら空き地問題に取り組んでいきたいと思っておりますので、いましばらく時間をいただきたいと思っております。 次に、土谷倉庫の青写真でありますが、仮称ですが、観光交流センターであります。先月27日に設計の入札が終わりました。設計につきましては1階天井部をはぎながら、また、柱、はり等の調査をし、耐震に絶え得るよう設計をしていきます。大正から昭和の初めに建てた建物でありますので、設計には時間がかかります。設計が終わるのは平成19年の5月末の予定であります。それから工事に移りますが、古い家屋の改修ということですので、調査設計時点で予想外の障害が発生することが考えれらるため、間取り等確かなものは決定していませんが、次のような構想を考えております。1階部分につきましては、はり、煙突、井戸を前面に出しながら、観光交流コーナー、休憩コーナー、地域特産品及び工芸品の販売コーナー、2階部分につきましては、軽食喫茶、工芸品体験教室等ができるようコミュニティ空間を考えていますが、まだ決定には至っておりません。今後は運営母体、間取り等を含めまして煮詰めていきたいと思っております。 なお、完成は平成20年の3月末を予定していますので、御理解をいただきたいと思っております。 以上です。 ○議長(真砂矩男君) 3番、吉田正信君。 ◆3番(吉田正信君) それでは、再質問をいたします。まず、倫理条例でありますが、市長からはていよく返事を断られたような状況でありますが、また、ある意味では正解かもしれません。実は、私もこの問題については余り触れたくないんでありますが、総務委員の1人であり、あるいはどうしてもお互い決断を迫られる時期が来るわけでありまして、好むと好まざるとにかかわらず決断を出さなくちゃならないわけであります。市長も何年か市会議員をなさって、こういう場面に直面したのがあるのかないのか存じませんけれども、もう少しコメントらしきものがいただけるかと期待をいたしておりましたけれども、余りコメント今差し控えたいということでありますから、それ以上私も求めることは差し控えたいと思いますが、実は、私はこの倫理条例が提案をされたときには、もう大いに乗る気で、というのは、調査特別委員会の一員でもありましたから、これはやるべきだという思いで暫時経過をしてきたところであります。しかし、日にちがたてばたつほど、意見が大きく二分をしてまいりました。そうして、いろいろ熟慮をしている段階で、今期議会で一挙に成立をさせることはいいのかなという思いにまでまいりまして、総務委員会でもそういう意味ではまだ長引いておりますけれども、今議会で市長の意見などもお聞きしながら、最終的な決断をしたいなというふうに思っております。 というのが、今回のこの4条関係、特に4条関係はよその市にはないわけで、1親等というのは竹田市にあるだけで、あとはみんな、先ほど私が言ったように骨抜き条例で、この工事の関係の制約はないわけであります。いわゆる精神訓話のようなことばかりで、そういうことで、全国的にもこの2親等が入っちょるところはあんまりないわけでありまして、探りに探れば、栃木県の足利市はやっております。 そういうことで、非常にこの4条関係は出てきたのも唐突でありますし、厳しい内容である。そういうことで、激変緩和措置が2番目に激変緩和措置がとられていない。関係議員とっては恐らく唐突で、こんなものが急に出てきて心外だというふうに思っている議員さんもいらっしゃるんじゃないかと思います。そういうことで、こういう場合は若干の激変緩和措置があるのは通常でありますが、いきなりということでありますので、私もちょっと今考えさせられているところであります。 それから、3番目、選挙の直前でどさくさ紛れに賛成多数で決めることはいいのかどうか、大変心情的に私もこの問題については良心がとがめるわけでありまして、私も何回かいろいろな面に直面して事件を取り下げたという例もありますけれども、やはりこの一人の方の思いやりを関係者の思いやりをもってするならば、今期に一気に成立することはいいのかどうかという思いを強くしているところであります。 それから、4番目は、これは、山香の議員さんには悪いんだけども、当日のこの提案の賛成議員がすべて山香系の議員さんに偏っていると。私ちょうどその当時入院しておりましたから、12月議会は、どうした関係で山香系の議員さんばかりになったのか、杵築市が入らなかったのか、そのあたりは私もよくわかりませんけれども、少なくとも賛成議員は山香の議員さんばかりということでありますから、何か含みがあるのかなという思いも若干しないでもないわけであります。 それから、5番目は、これは議員同士が丁々発止するよりも、やはり第三者に客観的に判断を委ねる方が議員同士も後味がいいんじゃないかと、その方が得策で、市民もその方が納得するんじゃないかという思いに最近になってきました。総務委員会でも本会議でも、あるいは普通のときでも、やはりこの関係議員とこれを成立させようと議員が、何となくひんやりとした関係になっているということは余りいいことではありませんし、また、どちらに決まっても、いわゆるどちらかが多数で決めるわけでありますから、多数の横暴ということに、言葉がどっちにころんでも出てくるんじゃないかという心配もしております。 そういう意味で、私は今回の問題については、重々いろいろ考えさせられた結果、学者など、この質問に、3にありますように、学者など有識者、それから、市民各層による審議会を設置して、専門的に客観的に制定する人の慎重論もあるわけであります。したがって、市長のお考えについて、ここらあたりもう一度お伺いしたいと思います。 それから、今期可決しなかった、あるいは可決できなかった場合、新年度早期に審議会を設置し、諮問を受けて早期に、早期にといっても6月は無理でありましょうから、9月ごろ議会で条例制定のお考えがあるかないか。これは、この審議会設置にも絡んでくるわけでありますが、このあたりについても、市長のこのお考えをぜひお聞かせいただきたいなというふうに思っております。 参考のために、いろいろ調べておりますといろいろ出てくるんですが、まず、この倫理条例に難色を示す議員の主張は、私のこれは推察でありますけど、6つほど書いておりますが、これまでにない大変厳しい内容である。2番目に県下に例は少なく、竹田市があるのみ、全国的にもまれにみる倫理基準で極めて酷でこんなものを杵築でしなくちゃならんのかというようなお考えもあるんじゃないかと思います。それから、選挙前で政争の具になっているんじゃないか。立候補を脅かすもので納得できない。あるいは4番目のここまでしなければいけないのかと、あるいはひとつこの倫理条例というのは、平穏無事なときにはこういうものは出てきません。何かあったときにこの倫理条例は出てくるわけでありまして、何かちょっとしたことでここまでしなくてはいけんのかというお考えを持っている議員さんもいるんじゃないかというふうに思っております。そして、多数で少数を圧する、条例制定にもっていくということはいいのか。それから、先ほど言ったように、激変緩和は全く考えられていない。もういきなり、今度対象日15日決まれば、もう告示の日まで1カ月しないと、そういう時期に決めなくちゃいけないのかという主張があるんじゃないかと、私は思っております。 それから、一方、この議会で制定をすべきだという賛成の議員さんの大方の主張は、これも、6つ、7つ書いておりますが、1に特別委員会の提言事項の一つであり、早速実行に移すべきである。特別委員会の委員長報告で7つの提言項目が出て、倫理条例を制定すべきと。そして、一議員から出てきたと。これはやはり尊重してこれは可決すべきというお考えがあろうかと思います。 それから、3度にわたる疑惑新聞報道で、杵築市の名誉を傷つけた。したがって、厳しくなっても仕方がないというお考えがあるのかなと思っております。 それから、3番目に市の工事を請け負うための議員であってはならない。議員の関係する企業が公共工事を受けることについてひんしゅくを買っている。民業圧迫じゃないかという声もときどき聞くところであります。 それから、議員という地位、それから、公共工事請負業者という職業の思慮分別がないんじゃないかと。地位と、議員という地位、肩書きと職業が混同されて、地位で職業を有利にしているという誤解、疑念疑惑を生んでいるんではないかと。したがって、疑惑を持たれないようにすることは大切だと。こういう双方いろいろ言い分はあろうかと思いますし、今私が言ったことは、大体いろいろ調べた結果出てきた事項で述べておりますが、さらにあとの問題がありますから、余りこればっかり言われないんですが、議員の正当な活動をも拘束しかねないようなものではないかという意見もあるわけであります。これについては、自己や自企業に有利な計らいをしたい議員の活動が拘束されるであろうけれども、それ以外は抵触はしない、関係はないと。自分の都合が悪いから、そういっているんじゃないかと、平口でいうと。 2番目に、政治倫理条例は立候補をしようとする人材に制限を加えるもので、憲法に違反するのではないかという意見もあります。職業の選択とか、その項については、憲法に定められるのはあくまでも公共の福祉に反しない限りにおいてということであり、政治運営の公正さを確保するためには、こうした条項を定めることはやむを得ないことだと認識すべきである。 実は、この92条の2に議員の兼業禁止という項目があります。ある議員さんが言っておりましたけれども、前の市町時代はこの問題が1回出たことがあるらしんだけれども、92条の2があるから、その必要はないということで今日に至っているわけでありますが、先ほど私が言ったように、平穏無事なときには、92条の2で結構であります。しかし、事何かあったときに、国東の町のように、あんな大きな事件があったりすると、やはり政治倫理条例は必要だということになってくるわけでありまして、地方自治法92条の2の上乗せ規制が必要になってくるわけであります。公共の福祉に反することは法に抵触しますが、この上乗せ規制だとか、あるいは横出し規制だとか、すそ切り規制とかいろいろありますけど、したがって、こういう地方自治法92条の2の上乗せ規制的なこのような条項はあっても制定できないことはないという判断であります。 それから、この政治倫理条例は違憲じゃないという訴えを起こした熊本県の関町の議員さんがいるそうでありますが、1998年、平成10年2月17日に合憲であるとの判決が言い渡され、原告である議員が敗訴している。そういうことで、まだいろいろありますけども、いろいろこれは市民の関心事であります。したがって、先ほどから私が言うように、議員同士が丁々発止して決めることは果たして禍根を残さないのか、そういう意味で、私は第三者的に任せることの方がいいんではないか。しかし、この46名の議員さん方は委員長報告を承認をして、7項目の提言についても了承したわけでありますから、この委員長報告と提言7項目は何らかの形で次の議会に付されるような格好にしないと、もうここで提言が没にきしたということでは、私は委員長報告に面目がない。そういう意味では、何らかの形でこれは次の議会に生かされるような、そういう議会運営といいますか、この条例制定についての持っていき方を考えたいというふうに思っております。 そういう意味も含めて、先ほど私市長に質問をいたしました審議会設置について御意見を賜りたいと思います。 ○議長(真砂矩男君) 八坂市長。 ◎市長(八坂恭介君) ただいまは、私の最初の答弁が差し控えたいというふうにさせていただきましたが、また、説明の中で政治倫理条例の制定をしているところ、してないところは、議員さんの方からありました。できれば、ないに越したことはないと思うんであります。倫理、それぞれの方々が市民の皆さんの負託を受けて、そして、ふさわしい方だということで選ばれてきてるわけでありますから、そういった点でありますけど、いろんな事例が出たりすると、議会の方でこういう形になってるという状況であります。 しかし、私を含めまして、できるだけ真摯に務めなければいけないという自覚を持ちながら、今のお話の中でありましたとおり、今回の議会は、合併特例による1年半の期間で、人数も多いわけでありますけど、そうした中でのこういった議論で、今言う形の中で今回の議会で可決ができないとか、あるいは未了になるというようなニュアンスのお話でございました。そういうことになれば、改めて今回質問される皆さんが多いわけでありますから、逆にいえば議会の要請等々があれば、この事例の中にも専門的な方をというような条項がありますので、前もってそういう方の御意見をお聞きしてつくることも必要なのかなというふうに思いますので、審議会等々での諮問を受けて制定する方がいいのかなと私自身そのように思っているところであります。 ○議長(真砂矩男君) 3番。 ◆3番(吉田正信君) それでは、一応議会の方から何らかの形のそういう要請があれば審議会をつくることについてはやぶさかではないと、そういうふうな解釈をいたしてよろしいでしょうか。 ○議長(真砂矩男君) 八坂市長。 ◎市長(八坂恭介君) 結構であります。 ○議長(真砂矩男君) 3番。 ◆3番(吉田正信君) そういうことで、私も次回総務委員会に臨む態度を決めたいと思いますけれども、これはぜひひとつこういいながらも、最後の委員長報告の後にそれはけしからん、まかりならんぞと決めるぞということで成立するかもわかりませんですし、また、次の議会に持ち越そうやと、そのかわり、これは議員同士が決めるんじゃなくして、審議会を入れて決めようやということになるのか、私もそこらあたりは保証の限りではありませんけれども、私は少なくともいきなりこれを成立に持ち込むということは若干いかがなものかという思いを強くいたしておりますから、議会の方から改めて市長に何らかの形で要請をする形をとりながら、審議会を設置して、そして、早期に6月は無理でしょうが、9月議会には提案できるような、あるいは市民も議員同士がこんなことを決めたというんではなくして、議員同士が決めたら仮に骨抜きになるかもわかりません。したがって、そういうことでは面目ないので、ひとつ審議会の学識者、有識者、市民の方々を加えて、ぜひ後顧に憂いのない倫理条例をつくっていただきたいというふうに思っておりますので、執行部の方についても何とぞひとつよろしく御協力のほどをお願いいたします。 さて、次に障害者計画の関係でありますが、これまで膨大な資料を見せていただいておりますが、大変敬意を表します。先ほど、ただ、課長の方から目標値設定に比べて計画が多過ぎるという発言がありましたが、逆でありまして、計画が多過ぎる割合には目標値設定が少な過ぎるというのが私の言い分でありまして、ちょっとそこら辺言葉のニュアンスがありますが、大きく変わるわけであります。1月21日の大分合同新聞に、県の障害福祉計画素案が出ておりますが、この中では、一般就労者を11年度に4倍とか、ケアホームなどを充足率217%、大変痛ましい目標設定が出てるようであります。それに比べると杵築のはちょっと寂しいなと。したがって、もう策定中でありますから、いろいろ言いませんけれども、市長ぜひこの運用の中で、心を配りながらやっていただきたいなというふうに思っておりますので、この項については、別段もう答弁は結構であります。 それから、障害者の雇用促進について、法定雇用率の達成への働きかけという項目があるんですが、これは、私ちょっと思ったんですが、なかなか言うが安く、これだれがするんですかという話も課長としたことがあるんですが、行政がするんですが、課長がする、部長がするということになるんでしょうが、私はやはり職員のみでなく、行政職、職員のみでなく、地域経済の精通者、あるいは経済界のOBなどによるボランティア活動として、そういう方々が各企業のお偉いさんを知っちょるわけやから、そういう方々にも協力をしていただくことがいいんじゃないかと。少しでも効率よくするためには、そういうことも考えていただきたいなというふうに思ってます。これも、答弁は結構であります。 それから、過疎地域振興計画、これは、保健福祉センターが相変わらず定位置におったんですが、また定位置に変わっておりますが、学校関係は先ほど言ったように、一応学校関係に一任するとして、保健福祉センターをこれは部長が何年から何年になったのが、何年から何年にしたのかちょっと教えてください。 ○議長(真砂矩男君) 興田部長。 ◎総務部長(興田信一君) この計画は19年度にするようになっております。今後につきましては、先ほども答弁をしましたように、いろんな今統合中学等、そういう大きな事業を抱えております。それらが一応終わりましたら、財政状況等勘案して、計画をしていきたいと考えております。 ○議長(真砂矩男君) 3番。
    ◆3番(吉田正信君) 私の記憶では、18年度に設計委託か何かするようになっとって、19年度に工事に着工のようなことで私は思っちょったんじゃけど、それは繰り下がったんでしょう。19年度中に設計に入るんですか、もっと後ですか、ちょっと教えてください。 ○議長(真砂矩男君) 興田部長。 ◎総務部長(興田信一君) 今議員さんが申しましたように、18年度で設計に入るようになっております。19年度で事業実施ということであります。それが、繰り下がったということでございます。先ほども言いましたように、繰り下がって事業を中止をするというか、そういうことではありません。今大きな事業をやっておりますので、財政的に見て若干引き伸ばしをしているというふうな状況です。 ○議長(真砂矩男君) 3番。 ◆3番(吉田正信君) 過疎計画を成立のときには議会にかけられたんですが、その後の変更については聞いておりませんが、繰り下げたというのは18年の設計、19年の実施を、例えば、19年の設計、20年の工事にするとか、あるいはもっと下げるとか、そういう年度を決めて下げているんじゃないかと思うんですが、余りそういう言葉を今出てこなかったんですが、今のこの繰り下げた経過の中でいつできるのか、ずばり工事をいつするのか、それはわかれば教えてください。わかなければもう結構です。 ○議長(真砂矩男君) 興田部長。 ◎総務部長(興田信一君) 今のところはちょっとわかりません。今議員さんが繰り下げた事業等を変更をかける方がいいんじゃないかということでございますが、この5カ年の事業計画の中に上がっておれば、過疎債の適用とかそういうことができますので、その変更についてはしておりません。工事の新規の追加とか、そういう場合にはまた議会にかけましてお願いをするということになります。 ○議長(真砂矩男君) 3番。 ◆3番(吉田正信君) いまいち聞きたいことがありますが、時間もありませんから、それはまた机の上でお聞きしたいと思いますが、その次に、先ほど財政課長から幾つか財政指数をお聞きしました。イエローカードが一つありました。公債比率ですか、それはいいんですが、今度、総務省が自治体の財政健全度をあらわす指標として、収入に対する借金返済額の割合を示す、さっき課長が言った実質公債費比率を容認したわけであります。18%以上はイエローカードですが、杵築市は14.6%と、そこまではいっておりませんが、ちなみに、夕張市は28.6%という高い率になっております。これ以外でも、横浜、千葉、神戸とか高いところもありますが、それはいいんですが、要は、地方債の減債高が非常に杵築もそう少なくはない。私、今度の予算書でくってみましたところ、特別会計も入れて260億円でしたか、債務負担行為が280億円、特別会計も入れて、そして、債務負担行為は、これは将来にわたっての負担であると同時に、将来にわたって入ってくる収入もあるわけですが、少なくともいわゆるローンとしての扱いの債務負担行為が60億円ぐらいありまして、340億円になります。地方債とこの債務負担行為を入れて。そういう意味で、杵築市も決して油断ができないような状況になっているんじゃないかと。そういうことで、特に私が心配になるのは、2月の文芸春秋の日本を分断する11の格差という記事が出ておりました。この中には、雇用格差、会社間格差、所得格差以下資産、教育について、あるいは治安、対災害、対医療、結婚、出産、老後についてという11の格差の中に自治体格差というのがあります。この自治体格差を夕張市が一つの例になっておりましたけれども、税金を上げるわ、サービスは下がるわ、いろいろな面で住民に負担をかけて、もう住民がこんな町は嫌だと、もう逃げていくということでだんだん逃げていく人もおると。しかし、お金のない人はもうここに残らざるを得ない。そういうことで、貧困層だけが残って、いわゆる富裕層は逃げていくと、そういうことに今後はなりつつあると。それが、これの自治体間の格差だと言われておりますけれども、今そういうことで、当杵築市においても、この財政状況については、特にひとつ私は注意をしながら、夕張市の場合は、私は市長の責任だけじゃない、これは議員も責任はあると思います。私は、この議員がチェック機能が発揮できなかったのが、決定的な私は致命傷だったと思います。したがって、首長、議員ともども、すかんことをときどき言いますけれども、腹を立てずに聞いていただかないと、そういう意味では、私たちは、決して不服で言ってるわけじゃないけれども、お互いチェックをしながら、行政運営をやっていくということについて、今後とも御理解を賜りたいというふうに思っております。 最後に街路の関係ですが、もう名前は言いませんが、空き屋と空き地が富坂からシモムラメガネ店まで14件あります。基本的に空き地です。したがって、もう新町は然程でもないけれども、仲町から谷町については、商店街のていをなしていないような状況であります。これは、もう行政がもう仕方がないんだということじゃなくして、何らかの手を当てなければ、行政としての責任怠慢になるんじゃないかというふうに思っております。商工観光課も大変御苦労をかけますけれども、ひとつここらあたりを地域住民、あるいは商工会、あるいは行政が一体となって、この空き地をどういうふうに修復をしながら、私、前回の一般質問で観光対策はきれいなまちづくりからと言いましたけれども、やはり、商店街対策をしないと、城下町観光にはなかなかなりにくいんじゃないかというふうに思っております。そういう意味でひとつぜひとも、この空き屋、空き地対策については、今後とも懇ろに手を当てていただきたい。特にこの街路関係について、市長のお考えがありましたら、ちょっとお聞きしたいと思います。 以上です。 ○議長(真砂矩男君) 八坂市長。 ◎市長(八坂恭介君) ただいま街路事業の形で質問がありましたが、この工事の期間の6月30日ということでありますが、これは、今の下村までの件であります。あとの本来の予定は、八坂川まで突き抜けた都市計画になっておりますけど、これについては、もう県はするつもりはございません。あとやるとしたら市がやってくださいということでありますから、途中までして、あと入り口が、都市計画自体がもう30年も40年も前からのが積み残しになってやっておりまして、私はもう長い間、これは早くかえてくださいと言ってきましたけど、今日になってしまいました。それによって下村までということであります。 あと空き地対策、空き店舗でありますけど、空き店舗については、現在のところ、法的な措置があるわけでありますけど、空き地については、建物については、補助金とかいうのがないわけであります。ですから、これが今後どのようにしていくかが課題だろうと思います。ですから、貸し店舗をつくってくれと、そして、あとの中は借りる方が好きなような形でやるという場合には補助金の対象になる事業があるわけでありますけど、空き地に新しく家を建てるということについては、法的な措置がないわけであります。ですから、中心市街地活性化事業の中で、とむというような形で出資をし合いながら、何かできる方法があれば一番いいと思ってますけど、検討させていただきたいと、このように思います。……………………………… ○議長(真砂矩男君) 29番、小春稔議員。 ◆29番(小春稔君) 29番の市民クラブの小春でございます。よろしくお願いします。どこの自治体も18年度から行財政改革プランを策定をいたしまして、その現在1年目をもうすぐ終わろうとしておるわけでございますけども、今議会につきましても、こういった問題、数値目標等々がどういった状況にあるかという質問が随分あったように思っております。私も、この中期プラン策定の中でもって、行財政改革の数値目標について二、三質問をいたしたいというふうに思っております。 平成21年度までの試算で30億4,100万円不足が生じる収支予想計画、そういった中でもって、現在行財政改革が行われておるわけでございますけども、4年間で約28億円の経費削減、これを実施をしていかなくてはならない。平均いたしますと、年7億、8億という金額になってくるわけでございますが、そこで、18年度も、あと1カ月でもって終わろうとしておるわけでございますけども、5億6,504万4,000円の削減影響額、これを掲げておりますけども、その達成見込み等についてお伺いをいたしたいと思います。 次に、地方債についてでございますが、今年は19億1,300万円ということでもって、地方債の計上ということでもって予算化されておるわけでございますけども、現在、市民病院を除いて、一般会計が196億8,566万3,000円、公共下水道等8つの特別会計の地方債の借入残高102億4,428万9,000円ということで、合わせて299億の残高になっておるわけでございますが、これは決算時点の話でございますけども、21年度までの年度別地方債の残高というのは、どういうふうに予想されるのかということもお聞きをいたしたいと思います。 次に、主要基金、これはいろいろあるわけでございますけども、この残高、年度別数値目標等につきましては、これは、堅持できる見通しはどうかということでございます。先ほども出ましたけども、経常収支比率、これは、中期の21年までに何%の見通しかということもあわせてお伺いをいたしたいと思います。 あとは細かい部分につきましては、関連として自席で行いたいというふうに思っております。 次に、別杵速見広域事務組合で運営をしております特別養護老人ホームの広寿苑の件で二、三質問をいたしたいと思います。御案内のように、施設整備からあの広寿苑に対ましては、30年余りが経過をいたしまして、非常に建物の老朽化や設備の劣化が非常に進んでおるわけでございます。あの施設では同時にプライバシーの配慮とか、施設を取り巻く環境も大きく現在今変化をしておるわけでございまして、ああいう状態の中では、先端技術納入や、やはり附帯サービス、サービスプログラムの提供、そういったことができる施設には現在なってないわけでございます。そういった中でもって、御案内のように、建てかえが現在広域組合の中でもって検討されておるというのは周知のとおりであります。 そこで、これにつきましては、16年度より基本構想がつくられまして、いろいろな経緯の中でもって、現在ではこの方向確認がされておるわけでございます。そこで、広寿苑につきましては、これはあくまでも広域組合の中でもって解決をされていくわけでございますから、そういった中でもって杵築市としてどうしても解決をしておかなければならない問題があるわけでございます。それは、我が杵築市の中にその施設があるわけでございまして、職員も22名だったかなおるわけでございます、正職員。こういった、要するに移行をするに当たって、やっぱり解決をしていかなくてはならないということでもって、この職員の話し合い、これが今後その現状、これからどういうふうに話し合おうとしておるのか、大体、その時期、そういった問題につきましても、解決の時期と申しますか、この見通しについてお願いを申し上げたいと思います。 次に、大事な問題なんですけども、やっぱり場所や土地の問題ということが、どうしてもこの中に来るわけでございますけども、これも広域の中でもって十分論議をされていかなくてはならないわけですけども、やはり基本的には私の要望といたしましては、早く杵築市としてやはり民設民営に向けてのやっぱり態度、その基本的な部分、これを早くやっぱり協議に移すべきじゃないかなということでもって、この点について考え方をお伺いを申し上げたいと。以上、この大きくは2点でございます。よろしくお願いします。 ○議長(真砂矩男君) 泥谷課長。 ◎財政課長(泥谷修君) それではお答えいたします。財政改革の数値目標についてということでありますが、まず、18年度の達成見通しであります。平成18年度行革の達成見通しにつきましては、1つの目標につきましては、基金を確保していくということであります。行革後の財政収支の中期見通しでは、行革後であります。18年度の主要基金の残高を29億4,776万1,000円としております。今現在でありますが、基金の決算見込みは29億3,000万円であります。これに今後今から年度末まで発生します今年度の決算の剰余金等を加味いたしますと、行革の数値目標は18年度におきましては達成できるものと予想しております。 次に、21年までの年別地方債の残高はどう予想されるかということでありますが、現状で、地方債の借り入れ額のピークは、主要事業の実施等によりまして、平成18年度、19年度の2カ年と考えております。19年度、このときのピーク時での地方債の残高は普通会計で約224億円と見ております。そして、その元利償還金のピークは据え置きが通常3年ございますので、ピークは3年後の平成22年ぐらいになろうというふうに見ております。いずれにしましても、平成18、19年度の地方債発行額が多額となっておりますことから、平成20年度以降においては、新規事業の抑制等によりまして、地方債の発行額を大幅に抑制する必要があるというふうに見ております。 次に、3点目の財政調整基金等、これは、主要基金のことであろうかというふうに思いますが、これを堅持できる見通しはあるのかということであります。主要基金の19年度末の残高でありますが約23億7,000万円であります。行革プランの目標数値が約30億円でありますので、この間に約6億3,000万円の開きがあります。これにつきましては、平成18年度の繰越金や税収入の増などによる歳入の確保と各事務事業においてコストの見直しに努めまして、事務実行に反映させることにより、基金の減額分を最小限に今後抑えていきたいというふうに考えております。 プラン作成以降に、プランは平成17年11月時点の作成でありますが、新規財政事業の発生がありまして、プランの効果が減少傾向に今現在あります。今後は、プランの前倒しや新たな個別項目の追加等により見直しを早期に行いまして、年度別数値目標以上の基金残高を確保していく必要があるというふうに考えております。 最後に、経常収支比率の件でありますが、行革プランでは、平成18年度に93%、以下19年度以降93.3%、20年度96.6%、そして、20年度が99%というふうな数値を見ております。しかし、プランでこういうふうに示されておりますが、この数値内に必ず抑える必要があると思いますし、こういうものにつきましては、新規な経常経費が新たな事業として追加をされますが、それを、その追加を補う以上の既存の経常経費のさらなる削減が必要となってくるということであります。特に、人件費や臨時職員の賃金、あるいは普通建設事業の抑制等による公債費の削減が今後急務であります。 以上であります。 ○議長(真砂矩男君) 興田総務部長。 ◎総務部長(興田信一君) 29番議員さんにお答えをします。広寿苑の民営化に向けてということで、広寿苑の民営化につきましては、広域圏の中で協議が進められております。現時点では、3つほど決まっておりますが、まず、1点目が建てかえについては、民設民営で検討していくと。2点目は、民設民営は杵築市職員問題の労使協議による解決が前提だということでございます。3点目は、建設場所は山香地域が妥当であるという確認がされているわけでございます。一番主な職員の問題でありますが、民設化に向けての職員との話し合いにつきましては、全員が杵築市から派遣をされております職員であります。そういうことから、杵築市が市職労と交渉することになりますが、今のところ具体的な交渉には至っておりません。しかしながら、広域圏での方針等もございますし、今後、早急に組合と協議を行っていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(真砂矩男君) 29番、小春稔議員。 ◆29番(小春稔君) それでは、財政改革の数値について二、三質問をいたしたいと思いますけども、交付税のことでございますけども、合併した18年から27年までは合併算定がえと1本算定の差額、これは、この10年間は見てあげますよということなんですけども、この金額というのは大体いかほどになるのかお願いをいたしたいと。 ○議長(真砂矩男君) 泥谷課長。 ◎財政課長(泥谷修君) 今御質問の普通交付税の合併算定がえと一本算定との差の金額でありますが、18年度におきます杵築市のその差額につきましては9億1,000万円であります。 ○議長(真砂矩男君) 29番。 ◆29番(小春稔君) これは守られていくということですけども、じゃあ、この9億円というのは、実は下がるのか、大体これはほぼ9億円ぐらいで10年間は守られるのかということをちょっとお願いいたしたいと思います。 ○議長(真砂矩男君) 泥谷課長。 ◎財政課長(泥谷修君) これが、18年度から27年度まで確保いたしましょうという国のお話でありますが、しかし、これは、このままの数字が確保できるということはまずないと思います。これは、下がるというふうに考えていかなければならないと思います。それは、国の予算的な措置にもよりますし、国の税収等の歳入が非常に多くなればそれはふえるんでありますが、そういうことは今現在ありません。毎年通常の状態でもうこれは下がっておりますので、今後恐らく下がっていく方向に向かうというふうに思います。 以上です。 ○議長(真砂矩男君) 29番。 ◆29番(小春稔君) それで、問題はこの10年以降、10年間は多少下がっても一本算定とこの差額、合併算定がえ、この差額の9億は若干下がっても、ほぼ守られてくるということでいいと思いますけれども、問題はこの以降、だんだん下げられてくる、この削減計画、これから、四、五年かけて10年以降、どういうふうに削減をされていくのかお願いをしたい。 ○議長(真砂矩男君) 泥谷課長。 ◎財政課長(泥谷修君) 10年間は合併算定がえということで、まあまあ確保しましょうという。その後5年間です。ですから、28年度から32年度までこの5年間で激変緩和措置ということで、段階的に差が少なくなっていくようになっております。それは、1年ごとに90%、70%、50、30、10というふうな形で最終的には一本算定と同じ金額に算定の額がなるというのが、平成33年、今から15年先というふうになることになります。 ○議長(真砂矩男君) 29番。 ◆29番(小春稔君) それで、こういうふうに一本算定へ将来移行をしていくわけなんですけども、非常に行革の中でもって、そういった部分を見込んで、こういった部分を見込んで、やはり前倒しするというんですが、この部分の経費等々についてのやっぱり前倒しと申しますか、こういう部分の計画はやっぱりしておった方が後世のためにいいんじゃないかというふうに思っておりますが、考え方はいかがでしょうか。 ○議長(真砂矩男君) 泥谷課長。 ◎財政課長(泥谷修君) 考え方といたしましては、全くそのとおりだというふうに思います。これをもう交付税がそういうふうに措置されることはないというふうに考えた上でのそういう執行をすべきだというふうに考えております。 ○議長(真砂矩男君) 29番。 ◆29番(小春稔君) 次に、公債費の負担比率の問題でございますが、先ほど19年度は19.5%、現在、交付税が年々減少傾向にあるということでもって、歳入の一般財源のこれは、これから先減少傾向、年々減ってくる恐れが出てくる。特に、先ほど市長が言ったように、人口減ともなってきますと、これが、ますます深刻な状況になってくる。それでもって、負担比率は逆に増加傾向にあるということでございますけども、先ほど出ましたけども、この公債比率が年々非常に高くなってくる、こういった部分について財政としての見方と申しますか、21年度ぐらいまでにはどういう見方をしておるでしょうか。 ○議長(真砂矩男君) 泥谷課長。 ◎財政課長(泥谷修君) 公債負担比率につきましては、一般財源の総額に占めるいわゆる公債費、それの割合ということになりますので、21年度とまでいかなくても、それより以前にこの公債費を下げる努力が必要になろうかというふうに考えております。 ○議長(真砂矩男君) 29番。 ◆29番(小春稔君) そこで、経常収支比率、先ほど受けましたけども、決算でいきますと97.4%ということで、これ18、19、20、21見ますと、21年の中期の計画の最後を見ますと99.0になってます。そうすると、経常収支が99%を占めるということは、やっぱりこれだけもう投資的経費というのが非常に少なくなるというふうに予想されるわけなんですけども、この点についての課長のお考えを、この危機について課長のお考えをお願いを申し上げたいと思います。 先ほども若干出ましたが。 ○議長(真砂矩男君) 泥谷課長。 ◎財政課長(泥谷修君) 経常経費が100%を超えるというふうなことはこれは財政運営上考えられるものではありませんので、これが100%を超えないためには、先ほど申しました普通建設事業、こういうものを、これは減額していくという、ほかにはありません。それとあわせて、今あります経常経費の人件費でありますとか、扶助費はそうできませんので、人件費でありますとか、いろんな物件費というようなものを削減していく、そういう方向でしか考えられないというふうに思っております。 ○議長(真砂矩男君) 29番。 ◆29番(小春稔君) 次に、プライマリーバランスについてお伺いいたしたいと思いますけども、最近、こういったこの基礎的なバランス的なものが数字として上がってきておりますけども、16年度のこのプライマリーバランスを見てみますと、元金利子合計で25億8,600万円、起債の発行額が28億4,100万円で、これは、バランスとしては、赤のバランスということになるわけでございますけども、18年度のプライマリーバランスの予想につきましては、課長としてどういう見方をしておりますか。 ○議長(真砂矩男君) 泥谷課長。 ◎財政課長(泥谷修君) プライマリーバランスと申しますのは、今お話のありましたように、基本的な、プライマリーというのは基本的なという意味だというふうに認識しております。これにつきましては、元利償還金、それと、借入金、この双方のバランスであります。要は、借入金の方が少ない方が、元利償還金の方が多くて、返す方が多くで借り入れの少ない方がいいと、そういうことであります。その比較によりまして、黒字、赤字が生まれるというものであります。 18年度につきましては、この集中改革プランによりますと、元金と利子の償還金が23億7,700万、これ元金利子合わせてです。起債の発行額が、行革後の発行額が30億5,700万というふうになっておりまして、これはプライマルバランスは赤字というふうにこれはなっております。 ○議長(真砂矩男君) 29番。 ◆29番(小春稔君) 18年度は、このバランスからすると赤字ということでもって、やはり投資的な部分がこの18、19年度に集中すると。19年度以降からですね、20年か、ぐらいからまたバランスはよくなるであろうと、そういう解釈でいいですかね。はい。 そういったことで、これからやっぱり数値目標を掲げて財政改革をやっていくわけなんですけども、特に市民から見るとこういった部分が本当にこう進行浸透、あるいは実施をされていくと、今までこういったものができておったのにだんだんできなくなってくる。極端にいきますと、道路の改修も、今までは一挙に200メーター行ったものが100メーターしか延ばないとか、あるいは50メーターしか延ばないとか、そういったやっぱ部分というのが今後予想されるということにもつながってくるわけでございまして、できるだけこういった行財政改革のプランにつきましては絶えず市民にこういった部分を、多少痛みは伴うけども理解をしていただきたいという部分のやはり市民の理解ということが大事じゃないかなあというふうに思っております。 ぜひとも進めてもらいたいと思いますが、この部分につきまして、この部分のやはり改革をするに当たって全事業の見直し、恐らくやられておると思いますけども、各課で事業評価ですね。事業評価を進めてそういった中で全事業の見直しを現在やると思いますけども、こういった部分のまとめというのはいつごろまでにということを予想というか、そういうものは出てくるんでしょうか。 ○議長(真砂矩男君) 泥谷課長。 ◎財政課長(泥谷修君) これにつきましても、行革の集中改革プランの中でも提示をしておると思いますが、これらの事業の見直しや事務改善等につきまして、平成19年中にこの行政評価システムです。これを導入するようにいたしております。 この導入後に、それにつきましても内容を、全庁的にこれを事業ごとにシステムを定着いたしまして見直しを行いまして、またこれをまた市民の皆様にもこれは必ず公表いたしまして、実効性のあるものにしていきたいというふうに今考えております。 ○議長(真砂矩男君) 29番。 ◆29番(小春稔君) この件につきましては、私はやっぱり各課が事務改善ということでもって、今までの発想の転換これが大事かなあというふうに、去年まではこうしたからこうということでなくて、やはり思い切った事務方の発想の転換もこの19年度は必要であろうというふうに思っております。 そこで、泥谷課長が中心になってこういった発想の転換を、やっぱり執行者としてどういうふうに発想の転換をされるかということをこれから大いに期待をいたしたいというふうに思っております。 次に、広寿苑の関係でございますが、今総務部長から話されましたように、この方向性としては民設民営でいくということが方針で決まっておりますし、できるだけやっぱり早い機会にあの施設を改築をするということはもうこれは統一した見解なんですけども、平成17年の4月の12日の正副管理者との中でもって、4月22日ですか17年のですね。更新場所につきましては、過去の経緯を踏まえて山香町が妥当であるということが出ておりますし、この中でも労使協議を早急に解決をすること、それと債務負担行為を伴わない民設民営がやっぱりふさわしいというのが確認をされておるわけでございます。 そういった中で、やっぱどうしても当市として決めておかなけりゃならないそういった基本的な部分ですね、こういったやはり協議の場所というんですかね、これを私は早急につくるように要望をいたしたいというふうに思っております。 それと、労使協議、これまあ一番この問題が大変と思いますけど、これはやっぱりどうしてもこの20何名の配置がえを協力をしてもらわないと、これはもう全く前に進まないということでございますから、やはりこの目標の年度ですね、月でもいいですが、年度を持ってそしてやっぱりやってもらいたい、そういったこの目標年度というのを設置をする考え方はありませんか。 ○議長(真砂矩男君) 興田部長。 ◎総務部長(興田信一君) 広寿苑につきましては、昭和50年に開設してもう30数年がたつというようなことで、入所者の方に大変御迷惑おかけしているということは聞いております。 そういうことから、方針も決まりましたしなるべく早く組合との交渉に入りたいということで、今のところもなるべく早くということで目標年次の設定につきましては今ここではちょっとお返事できないということでございます。 あともう1つは、そういう関係の協議の場はぜひつくりたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(真砂矩男君) 29番。 ◆29番(小春稔君) できるだけ早く、やっぱり基本的な部分はこの杵築市ということでもって決まっておるわけでございますから、このことについて早急にやっぱり協議の場を設けるようにお願いを申し上げたいと思います。 やはり、現在あそこの入っておる人の実態を見ますと、特にこの食堂ですね、が現在なかったと申しますかそういった部分の改善が急がれて、あるいは雨漏りがしておるといったようなこともございまして、この18年の12月に、20日に防水工事、雨漏りをよくしたということ、修理をしたということでございます。 食堂につきましては、一、二階のスペースを利用して食堂として利用したり、こういうふうに非常にもう緊急性を現在要しておるわけでございますから、これは広域の中でもってこれから早くできるだけそういう方向性に向かってやっぱり解決をできるだけしてあげて、利用者が快適に暮らせるということがやっぱり大前提になって急がなくてはならないという問題であろうというふうに思っております。そういったことについて、基本的な事項について私は要望を申し上げたいと思います。 以上でございます。 ○議長(真砂矩男君) いいですか。……………………………… ○議長(真砂矩男君) 33番、阿部直瑞君。 ◆33番(阿部直瑞君) 日本共産党の阿部直瑞です。通告順に従いまして一般質問を行います。 まず最初に、図書館についてお伺いをいたします。杵築に図書館があるとは聞くけれども、随分遠いので気軽に出かけることができないというのが山香地区内に住んでいる読書好きな人の思いであります。身近に本があれば読みたいと思っても、車の運転ができないお年寄りの方や子育て中の母親などはなかなかおいそれとは出かけられず、その希望はかなえられません。 杵築市は、東西約29キロメートル、南北約23キロメートル、総面積280.1キロ平方メートルと大変広いのでありまして、向野から杵築市図書館まで車を利用しても約50分から1時間はかかります。本を探したりしてると半日仕事になりまして、これではわざわざ出かけてくることはできません。 歴史と文化の香り高き豊かな感性があふれるまちにふさわしく、図書館の本を周辺部の住民にも利用できるように移動図書館車をつくって、図書利用者の利便性を図ることを求めます。 次に、市営住宅についてお伺いをいたします。公共住宅を低廉な家賃で住宅困窮者に提供することは、憲法で保障されたすべての国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を保障するものでなければならないと思います。 山香の住吉住宅は相当古く、きちんと管理しているとは思えません。低所得者には、いつまでも古い住宅にしか入居していなければならないのでしょうか。低所得者でも高齢者でも、低廉な家賃で住むことができる設備の整った住宅を提供するのは行政の仕事であると思います。 ところが、近年高齢者や低所得者のための公共住宅の建設はされていません。住宅を求めている市民が、皆高額の家賃でも入居できる人だけとは限りません。高齢者や低所得者が、安心して住める低家賃の公共住宅の建設を強く求めるものであります。 住宅の管理についてお聞きしたいと思います。先ほども、住吉住宅のことを言いましたが、管理をしているのか不思議でなりません。ベニヤ板のドアははがれて穴があいたままであり、過去には空き部屋から出火した事件が起りましたが、この経験が生かされていないように思われます。管理のことについても答弁を求めます。 国保についてお伺いいたします。1つ目は、資格証明書や短期被保険者証の発行状況についてお伺いをいたします。 景気は回復し、いざなぎ景気を超えたと言われていますが、大企業や大資産家は史上空前の利益や所得を上げていると言われています。これらの利益は、無権利の派遣労働者、契約社員などの非正規雇用労働者の低賃金と正規労働者のサービス残業や下請に対する納品単価の切り下げによってもたらされております。貧困と格差の拡大で、一部の高額所得者と多数の働く貧困層の存在は大きな社会問題であります。 昨年の稲作は、作況指数を見ると大分県は79、県北部72、県湾岸部72と、九州歴史的な凶作であると報道されておりました。このようなことが、国保加入者に大きな打撃となっているのではないでしょうか。 その上に、加入者の多くが年金生活者などの無職者であり、近年の国民年金保険料の引き上げとで、高額の保険料負担に耐え切れなくなっているというのが実態ではないでしょうか。 全国で、国保料の滞納者が485万5,582世帯、資格証明書交付世帯が35万1,270世帯、短期被保険者証交付世帯数が122万4,849世帯、大分県では滞納者が4万2,538世帯、資格証明書交付世帯が4,465世帯、短期被保険者証1万3,014世帯あります。杵築市の発行状況はどうなっているかお伺いします。 2つ目には、資格証明書や短期被保険者の所得がどのようになってるかを答弁求めます。 次に、杵築市補助金交付規則についてお伺いをいたします。杵築市補助金交付規則(平成17年10月1日規則第37号)の第4条では、補助対象及び補助率については別表のとおりとするとあります。 別表の中で、消防事業補助金では消防自動車格納庫新設に要する経費、ポンプ格納庫及び団員詰所の新築に要する経費、機構改革に伴う積載車格納庫及び団員詰所の新増設に要する経費、防火水槽新設に要する経費、警報施設建設に要する経費などを上げられ、おのおのに補助率が示されております。 これは、施設を新設増設を求めるならば地元が責任を持って経費の確保をせよ、でなければ補助しないと言っているのに等しく、施設ができないようであれば消防自動車、ポンプも防火水槽も配置しないとも受け取られます。地域住民の生命財産を守る消防用の機械器具を格納するなどの施設建設増設の費用は、当然国、県、市などが責任を持つのが当たり前のことであります。旧山香町のときには考えられないことであります。このような、杵築市補助金交付規則は廃止すべきであるが、その考えをお伺いします。 次、分収林についてお伺いします。この件には2件ありますが、1件については昭和28年9月3日、旧立石町と辻中須賀部落との間で1伐期50年として、皆伐売却の際利益の3割を地元に贈与と契約され、他の1件は昭和29年、これ29年3月30日、大内晋ほか20名と前の件と同様の契約をしたものであります。 既に、契約の伐期を迎えているのでありますが、国内木材価格の低迷と遺産相続権の問題などのため契約が履行されない状況にあります。戦後の経済的困難期に、地元住民の手によって植林され、下草刈りなど育林作業に取り組んできたわけであります。 当時を知る人たちもだんだんと少なくなる中で、旧山香町でもこの件の解決を求めたのですが、結論の持ち越しとなっております。市としての、この問題を解決するための方策を研究することを強く求めるものであります。 最後に、ごみ袋についてお伺いいたします。本来、地球環境の面からごみ問題を考えるならゼロウエスト運動に取り組むことが必要であります。これまでの行政が進めてきたゼロウエストは、ごみを焼却施設で燃やし、さらに高いお金をかけて固形化するなど出たごみをゼロにするというものですが、そういうことではなくて資源の浪費、むだをなくすということから、出たごみを処理するということでなく物をつくる段階からごみを出さないようにして、資源の浪費、環境汚染、環境破壊を起こさないようにということです。 こうした方向を目指すことが今求められているわけですが、当面分別収集を進める上で住民の協力が大切であり、住民、特に山香地区の住民の方々から、新しく杵築市が扱っているごみ袋は扱いにくい、従来の旧山香町は扱っていたロール状にしてほしいという願いがあります。こうした要望にこたえるべきであると思いますが、お考えをお聞きいたします。 ○議長(真砂矩男君) 吉廣生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(吉廣昌典君) 生涯学習課の吉廣と申します。よろしくお願いします。23番議員さんにお答えいたします。(発言する者あり)33番議員さんにお答えします。失礼しました。 質問の趣旨についてですが、移動図書館をつくって図書利用者の利便性を図ることということであります。市の図書館及び図書室については、市民のサービス向上を図るため、本年度電算化システムの導入を実施して、杵築、山香、大田の図書の相互間利用ができるようになったところであります。 山香地区の図書室は、学校と一般市民の併用図書室のため、現在は学校内での子供たちの安全確保を優先し、土曜日日曜日の2日間の開室であり、地域の皆様には不便もあろうかと思います。 議員さんからの御質問の移動図書館につきましては、利便性を考慮したときに必要かと思いますが、山香、大田の図書室については現在本の冊数も少ない状況でありますので、まず蔵書の充実と総合貸借利用促進に向けて取り組んでまいりたいと思います。 なお、移動図書館となれば図書館車の購入や職員の配置等の予算も伴ってまいりますので、図書館機能の充実の観点から、将来に向けて今後検討していく必要があると考えております。 以上であります。 ○議長(真砂矩男君) 安部建設課長。 ◎建設課長(安部和人君) 33番議員さんにお答えいたします。 公営住宅は、健康で文化的な生活を営むに足りる住宅を整備し、これを住宅に困窮する低所得者に対して低廉な家賃で賃貸し、市民生活の安定と社会福祉の推進に寄与することを目的に建設してまいりました。 現在、市全体で350戸あり、杵築地区122戸、旧山香地区212戸、大田地区16戸で管理しておりますが、昭和33年代から40年代にかけて建設され、老朽化した公営住宅の改築問題等も現実化しております。 議員御指摘の、高齢化や低所得者のための低家賃の公営住宅の建設はもちろんのこと、今後の事業実施については地域ニーズ、地域バランス、民間賃貸住宅の建設状況等を考慮しながら総合的に住宅状況を把握し、今後の住宅施策をより具体化するために市営住宅ストック総合活用計画を早急に策定し事業を進めてまいりたいと思いますので、御理解くださるようお願いいたします。 次に、山香地区住吉住宅の空き家ですが、昭和43年度に建設され老朽化しており、また統合中学建設予定地とも隣接しています。自然環境及び景観保全や事件、事故防止のためにも、施策的に退去後は入居許可せず、平成18年度より住宅内での移転を積極的に進めております。 今後、1団地ごと移転が済み次第、取り壊しを行っていきたいと思っています。また、跡地利用については議員の皆さん方の意見を拝聴しながら検討していきたいと考えていますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(真砂矩男君) 宗田市民課長。 ◎市民課長(宗田健司君) 国民健康保険におきます被保険者資格証明書や短期証の発行状況についてお答え申し上げます。 平成19年2月現在でございます。資格証明書発行世帯195世帯でございます。短期保険証1カ月183世帯、3カ月72世帯、6カ月11世帯となっているとこでございます。 ○議長(真砂矩男君) 阿部税務課長。 ◎税務課長(阿部晃喜君) 税務課長の阿部と申します。よろしくお願いいたします。33番議員さんの国民健康保険の資格証明者や短期証の対象者の所得はどうなっているかの御質問に対しお答えいたします。 御質問の所得の状況でございますが、詳細につきましては、地方公務員法や地方税法による守秘義務がございますので申し上げることはできませんが、平成18年度課税所得で申し上げますと、資格証明書及び短期証交付世帯は現在461世帯ありますが、このうち所得が100万円以下の世帯が約6割、所得が100万円以上200万円以下の世帯が約3割、所得が200万円以上の世帯が約1割となっており、数字上では所得が100万円未満の世帯が多くなっております。 市では、現在国民健康保険税の課税につきましては、合併前の旧市町村ごとの異なった税率で課税をしておりますが、低所得者に対する国民健康保険税の負担を少なくするために世帯の所得に応じて7割、5割、2割の軽減制度を適用しており、世帯主及び世帯内の国民健康保険加入者の合計所得が一定金額以下の場合に、被保険者均等割額と世帯平等割額を軽減しております。 国民健康保険税が、さまざまな理由により滞納になっている世帯につきましては、税負担の公平を図るため資格証明書等のペナルティが課せられておりますが、分納誓約書により計画的に税を納付している世帯も多く、引き続き納付推進を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(真砂矩男君) 興田部長。 ◎総務部長(興田信一君) 33番議員さんにお答えします。 杵築市補助金交付規則についてということでございます。特に、消防に関係します事業の補助金と思います。 現在、消防機庫建設等につきましては、杵築地域では管轄行政区、山香地域では以前は町でございました。大田地域では、主に以前は村が事業主体となって建設をしておったわけでございます。 今後につきましては合併後の検討課題ということで、今合併の調整項目等もまだ未解決の部分がありますが、その中で前向きに検討していきたいと思っておるところでございます。 ○議長(真砂矩男君) 阿部農林課長。 ◎農林課長(阿部光孝君) 33番議員にお答えいたします。5、分収林についてお答えします。 お尋ねの分収林の対象件数は2件であります。1つは、大字向野字宇都ケ原1209番49、実測面積1.7ヘクタールの町有地を旧立石町当時の杉本翠町長と辻中須賀部落11人の連名で、伐期はおよそ50年など植林に関する契約を昭和28年9月3日に締結したものであります。およそ50年は平成15年9月になります。 もう1つは、大字向野字小尻川589番1、実測面積6.8ヘクタールの共有地を、同じく旧立石町当時の杉本翠町長と大内晋ほか20人で、伐期はおよそ50年など、植林に関する契約を昭和29年3月30日に締結したものであります。およそ50年は平成16年3月になります。 平成16年2月18日に、分収契約満期に伴う対応について関係者と会議を開き、分収林契約の内容並びに埋木調査の結果を報告しています。その中で、旧山香町が地元関係者に基本的な方針として30年の契約延長を提案して、地元から現状の分収林を確認したが、非常に荒れているので間伐等を行い今以上に資産価値が上がるよう対処してほしいという条件つきで了承されています。 今後の対応でありますが、多くの課題がありますが、新市になっても基本的な方針に沿って調査検討を重ね対応していきたいと考えていますので、御理解をよろしくお願いしたいと思います。 以上であります。 ○議長(真砂矩男君) 高野生活環境課長。 ◎生活環境課長(高野廣志君) 33番議員さんにお答えいたします。 旧山香町のようにロール状に改善することということでございますけれども、新杵築市として平成18年10月からごみ袋統一の決定に際し、競争原理の働く入札方式を採用し、仕様は旧山香町のロール方式並びに日出町採用の平板方式、どちらでもよいということでいたしました。その結果、製造コストの安い平板採用の業者が落札し、現在のごみ袋になった次第です。 議員さん御指摘のように、山香町や大田の市民の方から以前より使い勝手が悪いという声を担当課としても聞いておりますが、杵築市は現在行政改革の真っただ中であり、ごみ袋もコスト削減を図る必要から、旧山香町のごみ袋と違う結果になっております。御理解をお願いいたします。 また、2市1町で組織する別杵速見地域広域市町村圏事務組合のごみ袋を統一したいという検討も担当者会議などでしておりますので、その会議の中でロール方式のごみ袋が平板同様の価格にならないかなど、杵築市の意見として発言していきたいということで考えます。御理解と御協力をよろしくお願いいたします。 ○議長(真砂矩男君) 審議の途中でありますが、ここで午後3時まで休憩をいたします。────────────午後2時45分休憩午後3時00分再開──────────── ○議長(真砂矩男君) 一般質問を続行いたします。 33番、阿部直瑞君。 ◆33番(阿部直瑞君) 図書館の関連についてお伺いします。 先ほどの答弁ですと、将来に向けての検討課題ということですが(発言する者あり)入ってない。(「声が聞こえん」と呼ぶ者あり)入ってるよ(「入ってあるよ」と呼ぶ者あり)入ってるでしょ。それではね、図書館法の第3条の5何て書いてるか。それからね、杵築市立図書館及び(発言する者あり)杵築市立図書館及び杵築市民族資料館条例第3条のエ、何て書いてるかちょっと答弁してください。 ○議長(真砂矩男君) 吉廣課長。 ◎生涯学習課長(吉廣昌典君) ちょっと、条例は見ておりません。(笑声) ○議長(真砂矩男君) 33番。 ◆33番(阿部直瑞君) 条例見てないちゅことは、これは市長そらもうおうごっちゃあ。図書館法のな第3条の5、これはな分館閲覧所配本所等を設置し及び自動車文庫、貸し出し文庫の巡回を行うことちなってる、図書館法で。杵築市図書館及び杵築市市立民族資料館条例第3条のエ、配本所等を設置し、自動車文庫及び貸し出し文庫の巡回を行うことちなってる、条例は。な。条例のそれはどうなんです。 ○議長(真砂矩男君) 吉廣課長。 ◎生涯学習課長(吉廣昌典君) 条例にはそのようになっておりますけども、実際実施しておりません。(笑声)それで、一応山香の図書室の方もありますので、議員さんは杵築の図書館まで来るのが50分ほどかかるということで言われましたけども、山香にも図書室はございます。 ○議長(真砂矩男君) 33番。 ◆33番(阿部直瑞君) 聞いたことを答えてください。ほかのことはいいんですよ。条例にこうあるのな、せんちゅことはな条例違反じゃないの。今から市民は、条例に決まったっていうものは税金払わんぞちいうがそれでいいんかい。市長、どうですか。条例も決まって、図書館法でもこうやるちもう決めちょるのに、それであんた将来の課題なんちゅことあるもんか。(発言する者あり)ね。だからそこ辺はな、本当私はここ調べてみたらなるほどこうあるなち、条例もあるし、これはもう義務として市がやるべき仕事やないの。 ○議長(真砂矩男君) 土江教育長。 ◎教育長(土江晃弘君) 阿部議員さんの御質問にお答えさせていただきたいと思います。 杵築市における図書館機能の充実に向けましては、3つのポイントがあるのかなということでとらえております。 まず1つは、現状での各図書館図書室機能の充実、これはまず1つ上げられると思います。先ほど課長の方から答弁させていただきましたように、それぞれの図書館、図書室においてはまだまだ図書が十分整備されておりません。 したがって、まずその図書の整備充実と、図書内容の充実ということは先決かということで回答させていただきました。同時に、電算を利用してのシステムを導入しましたので、相貸借による利用促進も図っていきたい。これがまず1つのポイントかと思っております。 2つ目は、この議会でもいろいろと御要望いただいておりますその中核的施設になります市立図書館の改築、これも大きい1つの整備充実の課題だということで受けとめております。 さらに3つ目は、今議員さんから御指摘をいただきましたように、ただ単に来てもらってサービスをするだけじゃなくって、当然のことながら届けるサービスも充実していく必要はあると思います。 したがって、将来的にはいずれにしても人、物、金が絡む内容でございますんで、今すぐ整備ということにはなりませんので、将来展望を持ちながら議員さんの御質問の内容も生かしながら、当然のことながら歴史と文化の変わるまちにふさわしい図書館づくりに努める義務があるとそのように受けとめております。よろしくお願いいたします。 ○議長(真砂矩男君) 33番。 ◆33番(阿部直瑞君) 教育長、余りねそらいい加減なこと言わん方がいいよあなた。あのね、図書館を新しくつくってほしいていうのはそらわかる。だけどね、図書館をつくらなくても今ある蔵書を車さえ買えば、ね、全市に読者の利用、利便性図ることできるやないですか、ね。だから、それはね、新しい図書館をつくるとか何とかよりもその前にできることなんよ。 それで、条例にもこううたってて、皆さんにも約束してる、議会にもこうしますからって条例に出したんじゃないですか行政側は。ね。それ条例になかったのこれつくった。 ○議長(真砂矩男君) 土江教育長。 ◎教育長(土江晃弘君) ただいま答弁させていただきましたように、いずれにしても図書館充実のためにはこのようなポイントがあるわけでして、人、物、金の絡みからやはり十分検討さしていただきまして努力をしていきたいということで答弁さしていただきましたんで、十分御理解いただきたいとこのように思います。 ○議長(真砂矩男君) 33番。 ◆33番(阿部直瑞君) あのね、返答はいいよ。だけどね、これはたまたまこら17年の10月1日に条例できてる、ね。だけどね、杵築市やっぱり図書館つくったらば図書館法でやってると思うんよ。これはね昭和25年にできとるんよ、ね。 で、これを同じにしてる場合のちょっと条例見てねえからわからんけども、この条例はもう25年にできてるんよ、ね。ほで、図書館をつくるときにはこういう条例があって、法令があってつくるんが当たり前な、ね。それがまだできてなくてね、今検討課題ですなんちゅことはねそんなばかなことないでしょう。ね。 だから、新しい図書館つくることとか蔵書をふやすこれは大事、これはやってもらわないかん、ね。だけども、法律でもうたわれているそれとまたあれですよ。ええと、あれどこいったかなあ、ちょっと待ってね。あのな、ちょっと、いやもう、まあいいや、これや。国の、国も、読者、読書率を高めると、読書を高めるちゅことで、遠山文部大臣のときにやはりそういうこうやりなさいという方針も確かに出てるんですよ、ね。 だから、もう既に何年たってて何十年たっててまだこういう状況でしょう。それを今からね、検討課題ですなんちゅうのはね、これはもう何ぼ言ったってそら聞くことできないしね。これは直ちにやるべき。 ほいで、じゃあこれつくったら何ぼかかるんですか、試算したこととかも全然ないんですか。自動車1台買って動かしたら。 ○議長(真砂矩男君) 吉廣課長。 ◎生涯学習課長(吉廣昌典君) 図書館車を購入の場合、1,200万から1,800万ほどかかります。 ○議長(真砂矩男君) 33番。 ◆33番(阿部直瑞君) そのくらいの金は出るでしょう。(笑声)先ほどの、これはね平成13年に出た文書があるんですよ。公立図書館の設置及び運営上の望ましい基準ちゅんで。これでもな、そういう移動図書館車をつくりなさいてなっちょんよ。ね。だからその、そらもう本当行政の怠慢ちゃ怠慢だしね、教育委員長そらもう、ちょっともう1回考え直してくださいよ、そんな答弁でいいんかどうなんか。 ○議長(真砂矩男君) 土江教育長。 ◎教育長(土江晃弘君) 当然、条例、規則等々に盛り込んでおりますし、その必要性については先ほども言いましたように十分承知しておりますんで、先ほども言いましたように、いろいろ諸般の情勢を勘案しながら努力をしていかなければならないということで受けとめておるわけでございます。 ○議長(真砂矩男君) 33番。 ◆33番(阿部直瑞君) 教育長段階じゃ話ししても、市長の財政的な問題で解決せなしょうがないからね。市長どうですか、こういう条例までつくっててやっぱ実際運営できてないちゅことについてね、どういう考えかちゃんと……。 ○議長(真砂矩男君) 八坂市長。
    ◎市長(八坂恭介君) この条例につきましては、ここにございます。確かに書いておりますけど、皆さん御案内のとおり17年10月1日に新しい新市が発足して、こういったものが200ぐらい条例ができております。 私が、浪人の間に来ましたらできておりまして、思ってたのと全然違ったり、その条例が全部杵築市のものとして引き継いだりされておりまして、地域の精査が正直申し上げてできてない分もございます。 その1つがこの図書館の、確かに国の条例に従いまして、図書館法に従いましてこの設置の中では自動車文庫及び貸し出し文庫の巡回を行うことという項目がありますけど、改めて今回新しくなりまして280キロ平米の、平方キロの土地になって、そして巡回をするということにつきましても改めてきょうそういった御質問も出ましたので、今後図書館の運営についてどのようにしていくか。 以前は、これに賄うために各地区の家庭に図書館を預かっていただいて、私文庫みたいな形で杵築市の公民館でやってた経緯はございます。ですから、そういった意味でそれぞれの地区公民館がございますし、そういったところで早く電算をして貸し出しができるような方向、それと貸し出し文庫ということになれば県の図書館からも来られてたときも私は記憶しております。 そういう中で、今後そういったものも改めて見直していきたいとこのように思いますので、条例にございますけどしてないのは事実であります。心からおわびを申し上げたいと思います。 ○議長(真砂矩男君) 33番。 ◆33番(阿部直瑞君) ぜひこれは検討してみてね、早急に運行できるようにしてもらいたいと思います。 それから、山香の図書館のことですが、行きますとね書架はたくさんあるんです。だけど、一切その蔵書がありません。あれを、書架をあけたままちゅうのも何なんですが、杵築の図書館でね書架にかからん分ちゅんがあるんじゃないかと思うんです。それとか新しく買うとかですね、できりゃあの書架をある程度埋めてもらって、蔵書数をふやしてもらいたいと思うんですが、その辺の考えはどうでしょう。 ○議長(真砂矩男君) 土江教育長。 ◎教育長(土江晃弘君) 先ほども答弁させていただきましたように、現有のそれぞれの図書館、図書室の充実というのは近々の課題でありまして、今指摘されました山香の分につきましても、そういう充実しなければならない面がたくさんあると思いますんで、またすばやく検討しまして充実に向けて取り組みをしていきたい、そのように思っております。 ○議長(真砂矩男君) 33番。 ◆33番(阿部直瑞君) ぜひ検討していただきたいと思います。 次に、市営住宅の問題に移りますが、建ててもう大分たってるんですが、今移転等をしてもらってるようですが、移転した後に、出た後にもうその施設には入れないちゅことになってて、低所得者の人が行くとこがない場合もあるんですね、入るところがない。 でもう、今新しく建てるのは3万5,000円から4万近くの家賃を払わなならんちゅう状況ではね、国民年金をもらってる人とかちゅのはなかなか入れないと思うんですよ。だから、本当はそういう人たちもやっぱ安心して入れるような住居ちゅんがやっぱ必要になってくると思うんです。 でなければ、今入ってる人たちも移ることはできないちゅて頑張るかもしらんし、ある程度整った設備をやっぱり低所得者用に建てるべきだと思うんです。それは、そのストック計画の中で検討するちゅことになってますが、特に今もう建設省、あもう建設省なくなったけど、国土交通省あたりが公営住宅の家賃をどんどん引き上げろちゅ方向でね、近隣のその私の経営するアパート等の値段との絡みとか交通の利便性とかそういうの絡めて、従来の場合は結構安く入れたんだけどもうだんだん高くなってきたちゅうことでね。入れる人も決まってくるし、もう入れなくなった人はどこに行けばいいんかちゅうもんがあると思うんです。そこ辺の、ストック計画ちゅうのはどういう計画を立てるのか、まずちょっとお尋ねいたします。 ○議長(真砂矩男君) 安部課長。 ◎建設課長(安部和人君) ストック計画でございますが、これについては今ある市営住宅の現況を調査いたしまして、これからどういう住宅がいいのか、高齢者向き、それとか低所得者向き、それとか独身向きがいいのか、そういうことを総合的に判断してどういう住宅を今後つくっていくのがいいかを検討する計画であります。 今議員さんが申しましたが、市営住宅を1戸建てますと今の家賃で約2万5,000円、最低で2万5,000円ぐらいになると思います。それが、6年間の経過をおきましてその2万5,000円にするわけですが、議員が申しましたとおり年金生活の方にはちょっと金額が高いんじゃないかということを考えてます。 大分県の基準でございますが、これにつきましても、年収が70万未満の方については減免をしてもよいという政令と言いますか法律を大分県ではつくってるようでございます。杵築市については、まだそこまで検討していません。 以上でございます。 ○議長(真砂矩男君) 33番。 ◆33番(阿部直瑞君) ぜひ、そのストック計画に低収入の人でも、お年寄りの人でも入れるような住宅の計画をお願いしたいと思います。 先ほどの住吉住宅ですが、きのうも質問がかなりありました。それで行ってみるとね、本当にベニヤ板が破けてて穴あいて、もうだれでも通行自由ちゅうようなところもあります。 そういうのは、やっぱり早く何か修理をするなりしてね、修理じゃないけど人が入れないように対策するとかせんと、まだまだ人が住んでるとこだからまた前みたいに火事でも起ったらね人命にかかわると思うんで、そこ辺の今後の対応については先ほど大きいのは言いました。将来どうするかちゅう問題とか言いましたけど、このそういう修理の問題とかちゅのはどうなんですかね、すぐでもできることだと思うんですが。 ○議長(真砂矩男君) 安部課長。 ◎建設課長(安部和人君) 維持管理につきましては、旧山香町に伊藤技師がいますし、電話かかり次第現場を確認して本庁の方に報告を受けてますので、言われた補修については手当をしてると思います。 以上(発言する者あり)ああ、すいません。(発言する者あり)はい。あの、区長さんもいますから。 ○議長(真砂矩男君) 33番。 ◆33番(阿部直瑞君) ぜひ、再びああいう火事とか起こらんように、管理だけはぴしっとしておくようにお願いいたします。 次に、国保ですが、資格証明書の発行195名と、短期が1カ月が183人、3カ月が72人、6カ月11人と。これは本当にこう、大変な問題になるんじゃないかなあちゅう気がするんです。所得を見ても、やっぱり100万以下の人がね6割という状況にあるようです。 そうすると、その資格証明書だと全額窓口で医療費を払わなければ診てもらえないちゅうことで、緊急の場合っていうのはほとんどこう診てもらえないような状況になるんじゃないかと思うんですが、仮に緊急の場合に対してね、このとおりに100%払えと。じゃないとお医者に行くなという態度をとるんでしょうか市は。 ○議長(真砂矩男君) 宗田市民課長。 ◎市民課長(宗田健司君) 資格証を発行されました方々が、急病でどうしてもお医者さんにかからないけないという場合もございます。そういう場合は、国保の窓口に御相談をいただければ短期証、1カ月の短期証を発行させていただいております。 やはり、その後短期証の期限到来前にはまた納付相談をしていただきますけど、とりあえず滞納で納付がなかったとしましても、実情に応じて配慮しているところでございます。 ○議長(真砂矩男君) 33番。 ◆33番(阿部直瑞君) ここに来てそれからちゅうことよね、遅い場合があるじゃないですか。やっぱり子育て中の家庭とかね、もう子供たちはいつ急になるかわからんような状況で、日曜日でも土曜日でも夜中でも発病する可能性あるわけだからね。 そうした人たちに対してね、やはりそのいつでも診てくださいと、そのかわり後でこういうふうにしてくださいとかいう処置とかをしとかんと、結果的に先に来てください。それから病院ですよちゅったらね病気だって重くなる場合もあるし、そこ辺の手当だよね、お知らせだよね、そういうのはやっぱしていく必要あると思うんですが、その辺はどうでしょうか。 ○議長(真砂矩男君) 宗田課長。 ◎市民課長(宗田健司君) お子さんあたりは、夜中にとかって急にそういうこともございますでしょう。だから、そういう場合は実情に応じてですね、やはり臨機応変に対応してまいりたいと考えております。 ○議長(真砂矩男君) 33番。 ◆33番(阿部直瑞君) そこ辺をね周知徹底をしてお願いしたいと思うんです。じゃなくちゃ、保険証がなかったためにね、命にかかわるなんてなったら杵築市の大きな恥になりますけんね。そこら辺はよろしくお願いします。 次に、杵築市補助金交付規則について。先ほど総務部長の話だと、前向きに検討ちゅうことなんですが、過去の杵築市の経過があってなかなかぽんといかない場合もあるかもしらんけども、やっぱり山香の人から見ればね何でこういうことがあるんかちもう不思議でしょうがないていうのもう率直なとこなんで、今から山香でじゃあそういうその機庫とか壊れたり改築したり増築したりするのにね、地元の人たちにちょっと寄附金集めろ、100万かかるなら70万は集めろなんたってね、そういうことはもう常識では考えられんことやからね、やっちゃならんことなんですよ、ね。だから、そこ辺を前向きに検討するいいけど、これはもう廃止の方向なのかどうなのか、その辺をちょっと総務部長お願いします。 ○議長(真砂矩男君) 興田部長。 ◎総務部長(興田信一君) 今、市でも18年度地域防災計画を立てております。そういうことも含めまして、前向きに検討したいと思っております。 ○議長(真砂矩男君) 33番。 ◆33番(阿部直瑞君) 旧山香町とかが後退することのないようにぜひお願いいたします。 分収林計画について、これについてはなかなか難しい面がありまして、新しい新市になってね、こういうふうのはぜひ研究していただきたいちゅうことが一つの件でありまして、ただ先ほど30年をちゅうこと話をしたっても、これも結局遺産相続の関係で全員がうんちゅったわけじゃないですね。 だからもう、自然にそうなってるちゅだけの話じゃから、それいつどういう問題が起るかわからんけども、ただこういう問題県下にもあると思いますんでぜひ研究してもろうてね、何とか円満に解決できる方法を研究していただきたいと思っておりますんで、よろしくお願いします。 最後に、ごみ袋の件ですがね、ごみ袋競争原理でやって旧のロール式じゃない方になったちゅうことなんですが、同じ1枚20円で市民に提供してね、山香町はできたわけだから、同じ20円の範囲ならね、こういう様式が要るちいうようなことで、初めにその値段だけじゃなくて、ね、こういうものをどんくらいでできるかちゅうそういう前提でね、入札をしてもらえばね、案外こう安く、大量に注文するんだからできる可能性もあると思うんで、製造価格を安くして売る価格を同じにすれば市が、入る金額が多くなるちゅうだけの話であってね、儲からんでもいいわけじゃから利便性のあるものを要求する方につくってもらいたいというのがあるんで、そこ辺はどうですかね。 ○議長(真砂矩男君) 八坂市長。 ◎市長(八坂恭介君) このごみ袋につきましては、一部の企業が独占的になりつつあるんであります。そんな関係で、もうこれからロール式もだんだん各メーカーで出ると思います。 と申しますのは、1業者が、1業体があれにこう穴をあけて目の見えない方でもわかるとか、すべて番号を打って、ごみ袋にですね。そしてよその区からすてたらわかるとか、そんな差別化をどんどんどんどんつけて、もうこれしかないちいうような状況になってるもんですから、全体のその今の行政は極端に言えば入札しなさいと。 要は、何ちゅうんですかね随意契約はもうやめなさいという、こう時代に来てまして、このごみ袋については実質そういう傾向にありました。あったんで、それぞれの地区がやっぱり同じ中で競争するのにというなことで今なってます。多分、近いうちに各メーカーもそのロール式の物を備えて、それに対抗するようなことになろうかと思います。 ですから、今の状況はよそから問い合わせがあって、ロールだとやっぱ高いわけですよね。そんな中で、安くという状況の中で使った方がロール式の方が便利がいいというのはわかってます。 ですから、今後は多分そういう意味で安いロールも出ろうかと思います。それが企業の努力で、何て言いますかもうここしかできないというような、少しずついろんなノウハウをつけてやってきておりますんで、共同のこうするときには新しいところもそういうロールというのも出てくるんじゃないかなあとこのように思ってますから、そういった形でできるだけ市民の皆さんが使いやすくて安いやつを探していくということで努力をさしていただきたいとこのように思ってます。 ○議長(真砂矩男君) 33番。 ◆33番(阿部直瑞君) あのね、まあそのせっかくだからわし見せるわ。議員の人見てない人もおるけ。あのね、これは杵築市これの4つ折なんよ、これな。これ1回取ったらまたたたみ直さないかんじゃこれ、これな。だから、山香のやつはこうなっとる。 これもこうやればいいんよ、こうやれば1枚取れるんよ。そしたら、このまま直せるこっちは。これまたたたんで直さないかんからね、大変この山香の婦人の人たちはこっちの方が絶対にいいちゅんですよ。だから、先ほど市長もありました研究してもらってね(発言する者あり)こっちのロール式になるようにねしてもらいたいと思います。ぜひあの、広域圏で言う場合は強く主張していただきたいと思うんで、よろしくお願いいたします。 ○議長(真砂矩男君) よろしいですか。答弁はいいですか。 ◆33番(阿部直瑞君) あ、いや、答弁要ります。(笑声)答弁要ります。答弁要りますよ。(発言する者あり)いやいや。 ○議長(真砂矩男君) 先ほど。 ◆33番(阿部直瑞君) こっちこっち。 ○議長(真砂矩男君) 八坂市長。 ◎市長(八坂恭介君) ただいま言ったとおりであります。確かに、でも下からこう抜けば取れるんじゃないですか。(発言する者あり)いや、下から取れば1枚抜けるんですよ。ただ、ちょっとぐちゃぐちゃになるけど。(笑声)いやいや、だからこう下に切り口がついてるでしょう、うん。下に切り口がついてるから、それをすれば1枚取れるんです。(発言する者あり)うん。まあそういうことでありますから、できるだけ意に沿うような方向でやります。(笑声) ○議長(真砂矩男君) 質問はいいですか。もういい、もういいですか。はい。……………………………… ○議長(真砂矩男君) それでは10番、上野辰治議員。 ◆10番(上野辰治君) 議席ナンバー10番の市民クラブの上野辰治でございます。よろしくお願いします。 早速質問に、3つほど入りたいと思います。 まず1つ目、観光の取り組みとしてのアイデアですが、八坂川を利用し、こいのぼりの川渡しをしたらどうかと思うのですが、八坂川は、周辺では観光として花火大会や潮干狩りなどで川を利用していますが、この川の両岸にワイヤーを渡してたくさんのこいのぼりをつり下げて観光資源の1つとして加えてみたらというわけです。杵築城をバックに、色とりどりのコイが泳ぐ姿は雄大だと思うのですが、県内外でもこのような取り組みを実施しておるところは大変好評のようです。 2つ目として、少子化対策の1つとして新生児の命名を掲げる、例えば旗等を、今交通安全なんかでよくスピード落とせとかシートベルト着用とかしてるあの旗を、杵築の場合だったら、旧杵築の場合であったら女の子のひいなめぐりの、何ちゅうか会場がたくさんできて大変市外県外からも来ております。 このときに、何カ所かの会場の前にこの命名の、フルネームでもって掲げて上げる、男の子だったらお城祭りのときにこれもまた何カ所かの会場の前に立てる、また山香、大田の地区の場合はそういうことはないと思いますから祭り事のときにも使用する、そうすることに対して杵築市は市民全員で自分の子供をこのようにして祝ってくれるのかということで、じゃあ私も来年は子供1人ぐらいと思ってくれる人が何人かでもできれば大変な少子化対策になるんじゃないかと思います。 3つ目として、市道の維持管理についてですが、約3年前、平成16年に自転車で帰宅途中、市道幅員3メートルのところでたまたま穴ぼこがあり転倒して右腕のひじを骨折した。このことは各議員さんも、旧杵築の議員さんも御存じかと思いますけどこういうことで、合併してこのような未整備の市道をどう把握しているのであるかと考えるのです。 区長や議員を通じて、整備や補修の依頼や要望があるところは把握できているところはまだいいのですが、地元からの要望等がないままの市道でも、老朽して路盤の傷んだ箇所があろうかと思います。 それと、幅員5.50以内の道は中央線を引けないということで、これは私でも知っておりますけどこういう道が大変多いです。初心者マークをつけた方とか女性、お年寄りの方が中央線がないためにカーブ等では堂々と右側運転で、たまたま対向車が機転をきいてブレーキでとまるから事故起らないけども、これに法律ではできないかもしれないけど市として、例えば10メーターおきぐらいにぽんぽんと何かの真ん中に印をつける。これ不可能であればいいんですけど、そういうふうにして事故をなくすような検討もしてもらいたいと思います。 以上で3つの質問終わります。以上です。 ○議長(真砂矩男君) 藤原商工観光課長。 ◎商工観光課長(藤原英敏君) 八坂川では、観光として花火大会や潮干狩りなど川を利用しているが、川の両側にワイヤーを渡してたくさんのこいのぼりを下げて、観光資源の1つに加えてはどうかということに対してお答えをいたします。 観光振興につきましては、本市は海、山に囲まれた豊富な観光資源に恵まれております。武家屋敷では、城下町散策、海ではマリンレジャーや潮干狩り、自然体験など四季を通して観光企画、イベントにも取り組んでおります。 八坂川にこいのぼりをつり下げて観光資源の1つとの提案も、まことにありがとうございます。県内では、玖珠町の玖珠川、別府市の境川、国東市の行入ダム等が有名であります。4月5月に八坂川にこいのぼりを下げれば、お城祭り、潮干狩りの時期とも重なり、子供連れの観光客もより一層訪れるものと思います。 この提案の八坂川でございますが、川幅が約200メートルあり、相当の負荷がかかることが想定できます。専門家に聞きましたところ、電柱ではもたないので鉄塔でないと無理があるのでないかとのことでありました。今後におきましては、こいのぼりを下げている市町村を調査し、無理なくできる方法がないか研究していきたいと思います。御理解をいただきたいと思います。 以上です。 ○議長(真砂矩男君) 佐藤子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(佐藤律子君) 10番議員さんにお答えをさせていただきます。商工観光課の答弁で結論が出てない後に、少々心苦しさは感じますが私の課の立場としてお答えをさせていただきます。 子育て支援課としては、今や少子化対策につながることには何にでも飛びたい気持ちはいつも心にございます。しかし、これには財政的な面が大きく絡むことがありまして、難しいことも多々出てまいります。 御質問の件に関しましても、議員さんがおっしゃられるように実現された暁には子供の誕生を祝福する意味合いからも、今後健やかな子供を産み育てる保護者に対しての支援策となり、少子化の歯どめに一役買ってくれることともなれば、当課といたしましては大変ありがたいことでございます。 この実現に関しましては、予算面でも私の課でどうすることもできませんが、少子化対策の支援策の1つとしてお考えくださいましたことに心から感謝を申し上げ(笑声)御答弁とさせていただきます。 以上でございます。 ○議長(真砂矩男君) 安部建設課長。 ◎建設課長(安部和人君) 10番議員さんにお答えいたします。 地元要望がないままの市道でも、老朽化して路盤の傷んだ箇所が、危険な箇所がまだ多いのではないかという御質問でございますが、市道の現況は1,346路線、922キロありますので、現在すべての道路の状況を把握できていませんが、旧杵築市においては臨時職員で道路維持を行い、旧山香、旧大田につきましては、地域活性化センターに委託して道路維持作業及び道路パトロールを定期的にしています。また、部課長会議を通じて、職員に路面等悪いところあれば知らせるようにお願いをしてるところです。今後は、道路の状況調査等を実施し、道路パトロールをふやすよう検討していきたいと思います。 それと、幅員の狭い道路のカーブで交通事故が多いので、路面に反射鏡や白線を引いたらどうかという御質問でございますが、現在はカーブミラーで対応しておりますが、センターラインに異物等をつけるとバイクの転倒や、幅員がないのに線を引いたときに事故が発生したときの責任問題等が起るかと思いますので無理かと思われます。 以上でございます。 ○議長(真砂矩男君) 10番、上野辰治君。 ◆10番(上野辰治君) 順番はちょっとずれるかもわかりませんけど、佐藤律子さんのは一番最後においてて何問か質問いたしますのでよろしくお願いします。 1つ目の、八坂川にワイヤーを張ると。これ今、課長が県内の30メーターか50メーターの短いところだけ言ったから、200メーターもあったら当然無理だとこっちの方でも声が上がってでたけどね、私が調べたところではついお隣の四国の四万十川は200メーター以上のワイヤーを張って、500匹ものコイをぶら下げておるそうです。 それと、群馬県の館林市では5,000匹を超える、これはワイヤーじゃありませんよ、超えるコイを立ててギネスブックに載せてもらうよう申告もしているような、こんな盛大な行事をやってるところもありますから。 ただ、我々が言ったら何とかやるまいと思うて逃げるけど、そうじゃなくて前向きに杵築市将来のためにね、例えば八坂前市長さんが昭和45年に今の杵築城、あれをつくるときもねかなりな反発があったんですよ。ところが、今ではあれは杵築の観光の名所となっておりますわね。 だから、このたかが200メーターのワイヤーを張ってコイを下げる、これを実施できれば多くの県内外からも観光客が訪れるし、ゆくゆく将来には残るものでありますから、500、1,000万かかってもね私はやるべきではないかと思います。 それと、何10年も各家庭にたんすの肥やしとなって、捨てるのはもったいないということで家の中にこいのぼりが寝てる家庭も数あると思います。これを幅広く募ればたくさんのコイも来ると思います。 ということで、この件は答弁はよろしいですけど、これも予算の関係があるでしょうから執行部の方と相談しながらお考えください。 3番目の、建設の道のことですけど、合併により管轄区域が確かにふえて、担当部署では大変だろうかと思いますけど、日ごろね、目に届かない市道での不良箇所の実態を調べ、全体を把握することは私は大変必要であり重要ではないかと思っております。 確かに、職員で全部見回るの大変でしょう。ですが、今嘱託員2名ほどいてて見回り、見回りやってないんですね、何か穴ぽこあったら、要請があったら穴埋めに行く程度でしょ。だから、私が以前旧杵築のときに税金の滞納の徴収員を2名ほど入れて、徴収係やって滞納の率が大変よくなった経緯もあります。 それは、合併してから突然それ切ったんですけど、これに似たようなねOBの方、建設上がりの方のOBの方に地図を見ながら今月はどの線を見れとかいって、悪い順番をね担当課に知らせる。 だから、私がここでよく言う言葉で転ばぬ先の杖ですよ。この、先ほど壇上で申した約3年前のこの穴ぼこの中に自転車で転んで右肩の、右腕のひじを骨折したんで、これも市内のもうど真ん中に近いようなだれでも通る道なんですけど、その辺の人はだれも区長、議員も言わなかったからたまたま転んだんでしょうけどね。そういうのを、要請がないからちゅうてふんぞり返ってんじゃなくて、そういうのを自分たちで見つけて回る工夫を考えていただきたい。 そして、そんな徴収、徴収員じゃないけどその見回りの方を雇えば、今仕事もないしねありがたい仕事ありつけるんじゃないかと思いますし、これもまた検討でいいですけど。 あとは、佐藤律子さん。昨日からの一般質問で、少子化対策の質問がいろいろとまあ出てましたが、やはりこの時期皆さんも大変関心があるんじゃないかと思います。私もその一人ですけど、今は全国的にも少子化対策に取り組んでいますし、合併してから杵築市も最初から子育て支援課という課を置いて、今佐藤さんが大変頑張っております。 でも、私がさっき質問したこれも財政と言ってね、その課の課長であっても返事ができない、これも課長じゃどうしようもないから答弁はよろしいですけど、1つだけ課長、合併して18年度、去年の4月から今まで合併して3市町村の、これもなくなったけど杵築市の新生児の数を教えていただけませんか。 ○議長(真砂矩男君) 佐藤課長。 ◎子育て支援課長(佐藤律子君) 18年度は、4月から今3月まで18年度中のことになりますと、3月は現在まだ今ちょっとあと残っておりますが、それは母子手帳を上げて出産予定の方を含めまして263人。(発言する者あり)263人ですはい。そういうことでございます。 ○議長(真砂矩男君) 10番。 ◆10番(上野辰治君) 今の課長、間違いありませんか263、こんなにあるかな。 ◎子育て支援課長(佐藤律子君) 間違いありません。 ◆10番(上野辰治君) ありません。はい。 ○議長(真砂矩男君) 10番。 ◆10番(上野辰治君) 263人ていったら、さっき言ったあの旗を、命名のフルネームで立てるちゅたら、1個1万円もかかれば大変な金額ですからこれも即はできないかと思いますが、ほんでもう1年おきに変えないけんからねこれも余り無理は言えませんけど、少子化対策の1つとして何とかできたら検討しちょってください。 今の3つのことで市長、予算予算ですけど、総まとめでひとつ市長が答弁お願いします。 ○議長(真砂矩男君) 八坂市長。 ◎市長(八坂恭介君) 本日は、観光の向上の取り組みについて少子化とあわせていただきましたけど、このこいのぼり等々いろいろ考えた人もいると思いますけど、基本的に先ほど聞きますと四万十川は220メーターあるのをワイヤーでやってるということもありますから、これは調査をして実現できれば楽しいものになるんじゃないかなあとこのように思います。 こういったものは、若い人が自分たちの地域おこしというなことでやっていただくと逆にいやあ一番ありがたいし、それに私どもも支援もさせていただこうとこのように思います。 以前、もう22年前に北前船が来ましたときに、お金もないから何かいい方法はないかというんで、今上野議員さんがお話のようなのぼりが多分残ってるだろうというんで皆さんから拠出をしていただいて、灘手に約三、四十本ぐらいずうっと立ててにぎわしたのを今思い出しました。ですから、そういう形の中で実現ができればとこのように思います。 それと、ひいなめぐりの場合も、今年のひいなめぐりも立石保育園の方、子供、バンドで呼んだらやっぱ御父兄がたくさん来ますしね。今、子供が集まる行事じゃないとなかなか人が集まりません。 そんなことも含めて、今年ぼつぼつと選挙の看板に写真をつけてる人がいるようであります。後援会の看板がですね。ですから、逆に言えば旗に結婚式、初節句に行くと、前にその何ちゅんですかおひな様飾ったりして横にのぼりをつけて、何々ちゃんおめでとうとかちゅって結婚式やらのお祝いの中で旅館やそういう料亭がそんなサービスをしてるところもあるようであります。ですから、あんなものを利用してできればにぎわい、あるいはその写真がどっかに出てれば、逆に言えばまた見に来たりというようなこともあるでしょう。 ただこれは、こちらの方から勝手にはできませんから、個人保護法みたいなことでですね、きっと申し込みすればそういうことでやりますよというなことでにぎわいになればというような形でヒントをいただいたものと思います。また前向きに検討してまいります。 それから、維持管理については今言われるとおりで、なかなか私の方で調べてということも難しいこともありましょうけど、逆に言えば今郵便局と一応提携をしてまして、配達するときに悪いところとかいうなことでお知らせをいただくような懇談会も年に1回持って、その中で御報告いただくこともあります。 議長さんや議員さんや区長さん等ともお話をいただいて、山香の場合は今活性化センターの方でそういう見回りをしてやってるということもございますんで、今御提案いただいたような形で前向きに検討してまいりたいとこのように思います。 ○議長(真砂矩男君) 10番。 ◆10番(上野辰治君) ありがとうございました。ひいなめぐり等で、新生児のフルネームの旗、これも数多いということで今市長さんが変わったアイデアを出していただいたので少しは期待できると思います。 私だったら、私がま1年若かったら3人ほど子供つくるんですけど、何せもう歳をとりましたので、この議員の中でよく少子化対策で言ってる加来さんがまだ1人も子供いないので頑張っていただいて、杵築市のためにひとつ早く結婚して子供つくっていだくようお願いします。(笑声)最後に、私たち議員は皆さん御存じのとおり1年間に本議会は4回しかありませんわね。そして、自分の発言時間は1時間以内、この短時間の中で市民の要望を質問したが、この場だけの質問に対しての答弁だけでかわされること多い。 例えばね、前回12月、あれからもはや3カ月たって、錦江橋のあの右折の矢印、10秒、私が発言してるときに杵築の支部長である方が総務課長の席まで行って、10台を通せるにしようちゅうことで課長が答弁してあれから3カ月何の音さたもない。 金をかけて、これはまあ質問外ですけど議長お願いします。金をかけて事故、あそこ事故が何回も起ったんじゃがそれでもやってくれない。そして、いろいろ東の交通安全の方に支部長あたりに聞けば、あそこの信号が一番古いからもう手直しをするよりもかえるというあれも聞きましたけど、1ができんのに何で10ができるかちゅう。 まず、あんなちょっとした右折の10秒ぐらい出すのに、お金がかかるち言うけど何百万もかかるわけじゃないし、それと市の方も交通安全に対して何百万円というお金を毎年あげてる。1年間それを飛ばしてその金で直すとか、あの橋を市内に住んでる方は恐らく逆方向で行くからあれに迷惑したことないけど、東地区は約3,000人の免許持った二十歳以上の方がおるんです。 あれが市役所なんかに、私なんか1日5回も8回も来ることあるんです。たんびたんびあそこに引っかかっていらいらして、赤でとまれば今度の青のスタートのときには別府からの人が絶対行かせまいと思ってばあっと来る。ほしてまた、今度黄色でとまるから、それで3回も4回も待たされる、私らがそんなことは運転が上手だからねそんなことはしないけど、あれはやっぱり私が何回も言うんですけど、こういうのをね私だけの間じゃなくて東地区民、大きく言えば杵築市民からの要望で言ったんですよ。 それを、例えばね今からシーズンになる野球なんかに例えればね、外野からホームまで声も届かない、ボールも届かないから中継して、そしてホームでランナータッチアウトする、それと同じで我々は市民の代表で、ね、行政にパイプ役として、たった先ほど言った年に4回しかない、自分の持ち時間は4時間、ほで我々がしゃべるのは恐らくその2時間、あと答弁でかわされる。これでさえも通していただけないでね、何のために市会議員として、ここで市会議員しか発言できんことはやってくれんのですか。 つい12月の前の9月議会では、その議会で検討しますといった回答は次の議会の一、二カ月の間にその中間報告をくれるて議長言いましたわね。確かに、その9月でやった12月の間は来ました。あれはこういうふうに今進んでますとかね。今度の12月からこの3月の間それも来ない。だから私はさっき言った、ここで我々の質問を、この質問に対してただ答弁、ここだけかわせばもう後はやれやれ済んだちゅう気持ちでおるんじゃないですか、ねえ皆さん。 やっぱり真剣にね、実際に今困ってる。きょうの質問はいいんですよ、これはまあ無理な要望もありますけど、12月に答えたあの信号、私がここでしゃべったのは30分程度、あれから3カ月ったら時間にしたら何千時間たってるけど何の音沙汰もない。 ほして、ついこの間うちに東の片野の方が来て、上野さんこの前の質問であの信号よく言ったが、あれもう大変ありがとうございますちゅって、ただ言って言いっ放しで全然なされてない。もう少し皆さん真剣に杵築市のために、杵築市の住民のために考えていただきたいと思います。いろいろ文句たらたら言ったけど、臭い物にふたをするでなくてね、もとから、もとからよろしくお願いいたします。 以上です。(拍手) ○議長(真砂矩男君) 今の答弁いいですか。 ◆10番(上野辰治君) いいです。 ○議長(真砂矩男君) はい。きょうは総務課長がおりませんが、いいですね。はい。 以上で、発言通告のありました一般質問は終わりました。 これにて一般質問を終結いたします。──────────── △日程第2議案第1号~議案第44号 ──────────── ○議長(真砂矩男君) 日程第2、議案第1号から議案第44号までを一括議題といたします。 これより議案の質疑に入ります。質疑、答弁は簡潔にお願いをいたします。 質疑の通告がありますので、発言を許可します。33番、阿部直瑞議員。 ◆33番(阿部直瑞君) 議案質疑を行います。 議案第15号平成18年度杵築市一般会計補正予算についての中で、児童福祉総務費の委託料で放課後児童健全育成事業委託料162万2,000円が減額されているのはなぜかお伺いします。 委託する場合に、受け手となる施設の規模等について、市として具体的な指導基準があるのか、児童数に対して敷地の必要面積、館の必要床面積、附属の設備、安全性確保などあるとするならば市民に示すべきであると思うがどうか。その点について答弁を求めます。 ○議長(真砂矩男君) 佐藤子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(佐藤律子君) 33番議員さんにお答えをさせていただきます。 議員さんよりお話がありましたように、当初予算には計上してありましたが委託できなかったクラブの運営委員さん等には、館が道路に面しておりますので危険ではないでしょうか、それから市の規定に合わない遊び場の件で、規定に合わないから委託できない、その旨の理由等を説明をしながら今日に至りました。 館の分の周りの道路に面しております危険性に関しましては、それは委託ができればあと柵等で危険性がないようにするというお話はいただきましたけど、遊び場についてのその規定に合いませんでしたので委託ができずに今日に至っております。 運営委員さんにおかれましても、それについては御理解をいただき、規定に合うよう努力をしているお話も聞いております。また、年度途中の委託は国の補助事業にはのれませんが、県の補助事業には当てはまりますので、減額を今回の補正時期まで延ばしたことは御了承いただきたいと思います。 放課後児童クラブに対しての規定は、児童福祉法また児童福祉施行例など、国の基準はもちろんのこと市にも規定がございます。確かに、議員さん御指摘のとおり遊び場については具体的に数字ではうたってございませんが、敷地内または周辺に屋外の遊び場の広場を確保することとの項目がありますので、これまでは市が安全で遊びのできる広さと判断すれば委託していたのが実態でございます。 この対象となった、減額となったこのクラブも、安全で遊びができる広さとの市の判断に届かなかった関係から委託できなかったのでございます。数字で示せる基準があるか否かにつきましては、保育所の広場の基準は1人当たり3.3平方メートル以上という規定はありますが、学校の運動場等を設置する場合にも規定はございません。 議員さんより御指摘のように、数字で示せましたらだれもがわかりやすい感じはいたしますが、現在のところ参考資料となるものがございませんので、この件に関しましては少々お時間をいただき結論を出したいと考えております。どうか御理解のほどお願い申し上げます。 以上でございます。 ○議長(真砂矩男君) 33番。 ◆33番(阿部直瑞君) 課長が、今ほど規定という言葉何回か言われたんですが、その規定についてもですね、ある程度数字的な根拠があっての規定かどうかかもあったら示してください。 ○議長(真砂矩男君) 佐藤課長。 ◎子育て支援課長(佐藤律子君) 規定はございます。1人、館につきましては1人の広さが──1人分が1.2平方メートル以上の広さということになっておりますし、クラブは10人以上からが補助対象でございます。その計算で、館においてはそういうこともありますしほかの要件もあります。 この県の放課後児童クラブ対象の方は、このことはすべて御存じでございますし、こういう御相談があったときにはこういうものが必要、それから書類が必要、そのときに説明もいたしますし今回もその件については御存じであったと思います。 ○議長(真砂矩男君) 33番。 ◆33番(阿部直瑞君) だれもがね、市民がやる気がある人に対しては、まただれが見てもこう納得できるような規定内容の必要要件なりを定めて、定める考えはあるかどうかもう1回お伺いします。それでおしまいにします。 ○議長(真砂矩男君) 佐藤課長。 ◎子育て支援課長(佐藤律子君) 定めると申しましても、定めてあるんでありますがどのような形で皆さんに、市報か何かで、もし放課後児童クラブを立ち上げるのであればこういうような規定があるんですよというようなことをお知らせした方がいいんでしょうか。はい。じゃあ、その件につきましては上司と相談をいたしまして私も対応したいと思います。 ○議長(真砂矩男君) 33番、いいですか。いいですか。それでは2番、加来喬議員。 ◆2番(加来喬君) 日本共産党の加来喬です。先ほど、上野議員さんよりおしかりを受けまして、私も検討中なんですがなかなか相手が見つからないものですから、選挙終わった後にゆっくり検討したいと思いますので、御理解のほどをよろしくお願いいたします。(笑声)議案質疑に移りたいと思います。議案第1号平成19年度一般会計予算、3款民生費1項社会福祉費9目隣保館費11節の需用費の消耗品費が前年度110万円だったのが今年度137万4,000円に増額されていますが、その理由について、その内容についてお伺いいたしたいと思います。 次に、4款衛生費1項保健衛生費2目予防費12節の役務費について、通信運搬費が前年度と比べて90万8,000円増額された理由についてお伺いいたします。 最後に、同じく保健衛生費5目母子衛生費13節委託費の妊産婦乳幼児健康診査委託料が前年度と比べて80万と2,000円減額されている理由についても同じく答弁を求めます。 ○議長(真砂矩男君) 福田人権・同和対策室長。 ◎人権・同和対策課長(福田健一郎君) 2番議員さんの質問にありました件についてお答えいたします。 隣保館運営費の需用費、消耗品費が増額された理由、前年度110万、今年度137万4,000円で27万4,000円の増額についての質問ですが、この消耗品費については、県の部落解放同盟より解放雑誌定期号、それから臨時号並びに解放新聞の購読が一応割り当てという形で参っております。 現在、その割り当てについては解放雑誌、定期号、臨時号ともに68冊参っております。内訳は、杵築庁舎に48冊、旧山香町に20冊、臨時号も48冊と20冊ですが、そのうちの18年度に予算措置を旧杵築の分については予算措置をしておったんでありますが、旧山香町、旧大田の分、新聞が173部ですが、そのうちの山香と大田合せて65部分の18年度に予算措置がなされていなかったので19年度に予算を計上したわけであります。その65部分の差額として上がってきているわけであります。 これにつきましては、教育啓発推進法により市民の人権意識や啓発を促すために教材費がわりにその新聞等を購読し、特にえせ同和行為の防止等をするための職員の自己啓発用に購読しているものであります。本来ならば、各種の職員研修等に参加させるのが一番いい方法ですが、参加体制にも制限があると思われますので、全職員に購読してもらうための予算措置であります。 以上であります。 ○議長(真砂矩男君) 清末健康推進課長。 ◎健康推進課長(清末隆君) 加来議員さんにお答えいたしたいと思います。 4款衛生費の中の2目予防費の通信運搬費の増額の理由、90万8,000円の増額の理由ということであります。老成人健診事業の健診意向調査にかかわる郵送料であります。 前年度分までは、区町民として該当世帯に調査票を配付する方法でありました。個人情報にかかわる公文書類を行政区長さん、班長さんが取り扱うことへの苦情や提言が多数寄せられたわけであります。 この点につきましては、当課において地域住民の健康づくり支援の観点から、この取り扱いについて慎重に検討を重ねまして、今回世帯別に郵送をしたところであります。対象者20歳以上で1万3,250世帯に郵送したところであります。それの増額であります。 続きまして、5目の母子衛生費でありますが、妊産婦、乳幼児健康診査委託料の減額の理由、80万2,000円の減額の理由であります。合併時の協議によりまして、乳幼児健康診査事業は原則医療機関委託方式を取りやめて、医師並びに行政保健師、栄養士等が対面で健診及び育児、離乳食指導を直営で行う集団健診方式に改めたための減額であります。 医療機関個別委託方式を直営集団健診方式に改めた理由につきましては、育児不安等子育て相談ニーズの増大に対し、児童福祉法の一部改正法案が出され、虐待の未然防止や早期発見を行う観点を踏まえ、乳児健診、相談等の子育て支援事業の強化策として身近な専門職の保健師、栄養士等が対面方式で行う集団乳児健診、育児指導等の方法を行うことにしたということであります。 ただし、集団健診を受診できない等の困難事例等に対しましては、受診券の個別交付サービス事業を残しているところであります。 以上であります。 ○議長(真砂矩男君) 2番、加来喬君。 ◆2番(加来喬君) 解放新聞、解放雑誌を公費で、いわゆる税金で購入しているということですが、この解放新聞それから解放雑誌のその新聞料ですね、これ合計で幾らぐらいになるんですかね。あ、ごめんなさい。一問一答じゃなかった。 もう1つ、もう2つ。それから、保健費の役務費の通信費ですね。個人情報の取り扱いということなんですが、個人情報、どこまで個人情報が入っているのかというのを教えてください。 それと、個別方式からもう集団健診方式に切りかえようということなんですが、個別方式は残すということなんですが、今後その個別方式をなくしていく、もう完全になくしていく方向なのか、それとも個別方式というのはこれからもその健診困難事例の場合があるとして残す方向で今考えているのか、その3つちょっとお願いをいたします。 ○議長(真砂矩男君) 福田室長。 ◎人権・同和対策課長(福田健一郎君) 解放雑誌定期号、臨時号含めて136冊であります。それから、解放新聞が173部参っております。 以上です。(「いや、金額金額」と呼ぶ者あり)はい。金額ですか。(「全部で幾ら」と呼ぶ者あり)ああ。解放雑誌の定期号、単価650円の12カ月の68冊、53万400円、それから臨時号が1,050円の年に4回の68冊の28万5,600円、計81万6,000円、それから解放新聞の方は一部360円で12カ月の65部で28万800円です。(発言する者あり)はい。解放新聞は173部です。 ◆2番(加来喬君) いや、だから全体で幾らになるんですか。平成19年度。解放新聞と解放雑誌と1年間でトータル幾らになるんですか。公費で払ってる金額は。 ◎人権・同和対策課長(福田健一郎君) 新聞はすべて公費で、解放雑誌につきましては68冊のうち公費が30部、残りは個人の徴収、38部は個人徴収。(発言する者あり)ああちょっと(発言する者あり)ちょっと計算、計算機。(発言する者あり) ○議長(真砂矩男君) はい。それじゃ後で計算してください。清末課長。 ◎健康推進課長(清末隆君) 個人情報がどこまでかということでありますが、いいですか。18年度におきましては300件ほど返ってきてですね。(「いやいや、その送られているその内容として個人情報が問題だって言いましたでしょ」と呼ぶ者あり)そうです。(発言する者あり)はい。(「その個人情報、いわゆる区長さんから送っている中に個人情報の、個人情報というのがよくわからないんですが」と呼ぶ者あり)ああ。(「その情報内容ていうか」と呼ぶ者あり)健診の調査票の中に、住所と世帯主の名前ですね、世帯主の名前と言いますか20歳以上の住所と名前が入っております。 郵便局でくばればそのままでいいんです、いいというような言い方するんですけど、地区によりますと区長さんが持っていった場合何でこういうことをしておるのかという苦情が入っております。(発言する者あり) 集団健診に対しては、先ほども申しましたように育児不安等や子育て相談ニーズの増大に対しまして、虐待の未然防止や早期発見を行う観点を踏まえ、すべての乳児健診、相談等の子育て支援事業の強化策として身近な専門職の保健師栄養士の対面方式で行うということでありますけど、集団健診を受診できない等の困難事例に対しましては受診券の個別交付サービスの事業を残していきたいというふうに思っております。(発言する者あり)はい。 ○議長(真砂矩男君) できましたか。計算できましたか。はいどうぞ。福田室長。 ◎人権・同和対策課長(福田健一郎君) 解放新聞については公費が28万800円です。それから、解放雑誌が68万6,400円。 ○議長(真砂矩男君) 2番、いいですか。 ◆2番(加来喬君) 個人で、個人徴収をされてるのが先ほどあるというふうに言われたんですが、その個人徴収を、すべて個人徴収できませんか。その、一部が360円、それから定期号として解放新聞が650円、臨時号が1,050円ということですが、私はその特定のこういう雑誌はね税金でもってこういうものを払うこと自体がちょっと私には理解できないんですが、例えば大分合同新聞だとか読売、朝日、こういったものを例えば課長なんかがとってると。それをその、公費で払ってるそういう実態があればまた話は別ですよ。 でも、そういった実態がないのに公費で払っておられる方も実際おるのに、こういうものを払うこと自体がわからないですが、こういう解放新聞、解放雑誌を公費で、公費じゃなくて私費で払う、ていうことはそういうことは考えられませんか。 それと、個人情報の関連でもう1つ、ちょっともう1個聞きたいんですけれど、先ほど区長さんが個人情報は世帯主の名前と住所て言ったんですね。それを区長さんが持っていったら(「年齢」と呼ぶ者あり)ああ、え、年齢まで入ってるんですか、年齢までその封筒のところに書いてあるんですか。(発言する者あり)書いてある。ちょっと、ちょっとそれはっきり。 ◎健康推進課長(清末隆君) 住所とですね名前、行政区、年齢は入っておりません。(笑声) ◆2番(加来喬君) だから、住所と名前だけなんですよ区長さんが知り得るのは。知ってるのはね。私、馬場尾区なんですけれど、区長さんが私の住所と名前を知っててねどこに住んでるかちゅのを個人情報だって言われることが私には理解できないし、逆に今回のその批判があったからといって、郵送にしてその100万円も余計に予算を使うこと自体がちょっと私には理解できないんですよ。そこら辺について、ちょっとどういうふうに考えているのか。 ○議長(真砂矩男君) 市長、答えちあげたら誰か。清末君がいいか。清末課長。 ◎健康推進課長(清末隆君) 約、何ですかね約100万ぐらい上乗せしておるとこでございます。で、地区によっては、例えば旧大田地区によっては郵送でするという話もあったんですけど、区長会の方が直接、老人とかおるので把握したいということで直接(発言する者あり)(「はっきり言ってください。はっきり」と呼ぶ者あり)直接各世帯に持っていくところもあります。 ○議長(真砂矩男君) 個人情報はとらえ方違うんですね。はい。いいですか、福田室長。 ◎人権・同和対策課長(福田健一郎君) 合併前から、一応旧杵築市の状況を聞いたんですが、もう五、六年ぐらい前から今のこういうようなやり方でやっておるということであります。 これについては、ちょっと私の判断では判断できませんので、後で相談をさせてください。
    ○議長(真砂矩男君) それでは質問回数終わりましたから。(発言する者あり)3回。まだあるんですか。(発言する者あり)もう3回したさっきから。(発言する者あり)どうしてもありますか。はい。(発言する者あり) ◆2番(加来喬君) 最後に。個人情報の観点からだけ、もう同和の方はいいです。解放新聞の方は。ぜひ検討してほしいのは、苦情があるところだけ対応するていう方向がちょっとできないのかということをちょっと1件、最後の質問として、最後の質問いたします。 ○議長(真砂矩男君) 清末課長でいいか。清末課長。 ◎健康推進課長(清末隆君) 加来議員がおられる馬場尾地区におかれましては、そういうことがないかもしれませんけどですね、とにかく電話300件ぐらいあったわけです。 苦情があるないにかかわらず、やっぱ健康推進課といたしましてはとにかく受診率を上げてもらおうということで検討してきたわけであります。個人情報という、とにかく幅が広いと思います。一般の市民の方からそういうふうに言われればまた検討して、うちの方も受診率上げるために頑張っていきたいというふうに思っております。 ○議長(真砂矩男君) 以上で通告による質疑が終わりました。ほかに御質疑ありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(真砂矩男君) 質疑もないようですので質疑を終結し、委員会付託を行います。議案第1号から議案第44号までについては、お手元に配付してあります議案付託表のとおりそれぞれの常任委員会に付託をいたします。──────────── △日程第3請願・陳情 ──────────── ○議長(真砂矩男君) 日程第3、請願・陳情を議題といたします。 お手元に配付の請願・陳情文書表のとおり、所管の常任委員会に付託いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(真砂矩男君) 御異議なしと認めます。よって、請願・陳情文書表のとおり所管の常任委員会に付託いたします。──────────── ○議長(真砂矩男君) 以上で本日の日程をすべて終了いたしました。 本日はこれをもって散会いたします。御苦労さまでした。────────────午後4時25分散会────────────...