中津市議会 > 2020-12-24 >
12月24日-07号

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  1. 中津市議会 2020-12-24
    12月24日-07号


    取得元: 中津市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-03
    令和 2年12月定例会(第4回)令和2年12月24日 午前10時00分招集出席議員 (24名) 1番 小住利子    2番 恒賀愼太郎  3番 中村詔治    4番 荒木ひろ子 5番 川内八千代   6番 三上英範   7番 松葉民雄    8番 山影智一 9番 本田哲也   10番 相良卓紀  11番 木ノ下素信  12番 大内直樹13番 三重野玉江  14番 林秀明   15番 角祥臣    16番 髙野良信17番 藤野英司   18番 中西伸之  19番 吉村尚久   20番 大塚正俊21番 千木良孝之  22番 須賀要子  23番 古江信一   24番 草野修一欠席議員 (なし)地方自治法第121条による出席者(24名)市長         奥塚正典    副市長          前田良猛教育長        粟田英代    病院・診療所事業管理者  横田昌樹参与         滝口定義    三光支所長        今津時昭本耶馬渓支所長    今永正直    耶馬溪支所長       髙田悟山国支所長      船方祐司    総務部長         榎本厚企画観光部長     松尾邦洋    福祉部長         吉富浩生活保健部長     今冨寛二    商工農林水産部長     廣津健一建設部長       濱田光国    上下水道部長       榊原竹義消防本部消防長    恵良嘉文    市民病院事務部長     秋吉勝治会計管理者      友松尚美    教育委員会教育次長    大下洋志秘書広報課長     藤田泰吉    総務部総務課長      黒永俊弘財政課長       小川泰且    総合政策課長       松垣勇出席した議会事務局職員(3名)局長         中野周幸    次長           神礼次郎議事係主幹(総括)  用松修平議事日程 第1.委員長報告 第2.委員長報告に対する質疑 第3.討論 第4.採決本日の会議に付した事件 議事日程に同じ ─────────────────────────────────────────────── ○議長(山影智一)  ただいまより第4回中津市議会定例会を再開し、本日の会議を開きます。午前10時01分 日程第1、委員長報告に入ります。 議第127号から議第143号まで及び議第148号の18件、及び請願第3号の1件、並びに閉会中の継続審査として各常任委員会に付託していました議第88号から議第99号までの決算議案12件、計31件を一括議題として、各委員長の審査結果の報告を求めます。 まず、総務企画消防委員長にお願いいたします。 ◎総務企画消防委員長(大塚正俊)  皆さんおはようございます。総務企画消防委員会の審査の結果を、御報告申し上げます。 本定例会において、当委員会に付託されました各案件につきましては、12月18日に委員会を開催し、審査の結果、お手元に配付してあります委員会審査結果表のとおり、決定をいたしました。 なお、審査の過程で、質疑並びに意見等がありましたので、その概略を併せて御報告申し上げます。 議第127号 令和2年度中津市一般会計補正予算(第6号)について、歳出、第2款 総務費、第1項 総務管理費、第2目 一般管理費のうち、職員手当等に関して、一般会計全体の時間外手当の増額について、当初予算編成では、時間外手当は職員給与の5パーセントを予定しているということだが、今回、9,470万2,000円増額になると、職員給与の何パーセントになるのか、との質疑に対して、約8パーセントです、との答弁がありました。 5パーセントを目安にしていると思うが、職員が過重労働になると、お金を払えばいいということではないので、きちんと管理をしていただきたい、との意見に対して、メンタルヘルスやストレスチェックを活用しながら、来年の人事異動に向けて各課に人事ヒアリングを実施していきます。それぞれの部署が抱える実情の把握に努め、それを人数で対応するのか、どうすればその部署がうまく回るのかということをしっかり考えてやっていきたいと思います、との答弁がありました。 また、限られた人数の中で、時間外勤務を積み増していくのは、今の働き方改革からすると策がない。必要な仕事に対応できるだけの人材を確保しないといけないと思うが、職員の働き方改革の進行状況はどうなっているのか、との質疑に対して、働き方改革の取組みとして、毎週水曜日のノー残業デーの職場巡視や部署ごとのプラスワンノー残業デー設定促進に取り組んでいます。それと同時に、今回の時間外勤務手当の増加は1つの要因として、14名の人員の減もあり、いかに必要な人材を確保していくかということがあると思っています。 職員の確保については、計画的に職員採用をしていますが、中津市では春と秋、さらに状況に応じて追加募集もして、少しでも人材を確保する機会を増やす取組みをしています。そして試験制度についても、受験者が少しでも受験しやすいような受験制度の導入に努めております。 また、数が少ない中で、どうやっていくのかといったときに、組織面では、例えば、土木技師を1つの部署に寄せるといった組織改変にも取り組んでいます。さらには、ICTを活用して、少しでも効率良く業務が回せるような仕組みづくりの検討にも並行して取り組んでおります。 災害のような特殊要因に左右されるところもありますが、このように、採用面や組織面での地道な取組みにより、傾向としては、時間外は少しずつ減少傾向にあります、との答弁がありました。 また、中津市の魅力を発信して、人材を確保していくことを、この先考えていかないといけないのではないか、との意見に対して、今回、新型コロナウイルスの影響でできませんでしたが、ここ数年は大学等に訪問を行っています。今度の3月がどのような状況かはわかりませんが、行ける状況であれば、積極的にアピールしていきたいと思います。中津市の魅力を普段から出していけるような取組みというものも考えていきたいと思います、との答弁がありました。 次に、歳出、第9款 消防費、第1項 消防費、第1目 常備消防費の、備品購入費について、購入するビデオ硬性挿管用喉頭鏡を使えるのは、基本的には救急救命士ということだが、対応できる隊員は現状何名いるのか。勤務の交代の関係もあると思うが、人員配置はどのようになっているのか、との質疑に対して、現在、救急救命士は29名います。そのうち、この器具を使える救命士は4名います。この4名については、消防学校に入校して2日間の講習を受け、病院で実際に実習を行って、資格を取得しています。配置については、勤務の関係や休暇の状況によりますが、基本は、救急車1台につき、救急救命士1名が同乗するようにしています、との答弁がありました。 器具を使えるのは4名ということだが、基本的には365日対応しなければならないので、配置を考えると、4名で大丈夫なのか、との質疑に対して、毎年、資格を取得するために、消防学校へ入校するように努めており、今年も1名の資格者を配置します。毎年、1名ずつではありますが、新型コロナウイルスの感染リスクも低くなる器具でありますので、使用できる人員については、順次確保していきたいと思っております、との答弁がありました。 この件に関して委員より、特定の人の負担にならないよう配置をしてもらいたい、との意見がありました。 次に、採決にあたり討論を求めたところ、討論はなく、全員異議なく、原案可決と決しました。 続いて、さきの第3回定例会におきまして、当委員会に閉会中の継続審査として付託されました、議第88号 令和元年度中津市一般会計決算の認定の一部について、議第93号 令和元年度中津市サイクリングターミナル事業特別会計決算の認定について、議第95号 令和元年度中津市ケーブルネットワーク事業特別会計決算の認定についての決算認定案件3件につきましては、去る10月7日に委員会を開催し、審査の結果、お手元に配付してあります委員会審査結果表のとおり、決定をいたしました。 なお、審査の過程で、質疑及び意見がありましたので、その概略を併せて御報告申し上げます。 議第88号 令和元年度中津市一般会計決算の認定の一部について、歳出、第2款 総務費、第1項 総務管理費、第9目 企画費のうち、テレワーク等推進事業費に関して、テレワークの推進事業は、可能性を検討しているとの報告がありましたが、今のコロナの状況からすると、全国的にテレワークを推進して、新たな受け入れをしようと考えられているように見受けられます。そのような状況の中でも、まだ検討中となっているのは、どういうところが障害になっているのか、との質疑に対して、テレワーク等の推進会議を、移住の1つの切り口として、定期的に実施していますが、コロナ禍によって、テレワークへの関心が高まっていますので、この機会を活かして、企業誘致やさらなる移住対策を進めていく必要があると思っています。企業誘致・港湾課と連携をとって、要望があれば対応できるように協議はしています、との答弁がありました。 また、今は世界中どこにいても仕事ができるという状況の中で、中津市としての取組みや支援を、外に向けて発信していってもいいのではないか、との意見に対して、企業誘致・港湾課と連携をとって、東京事務所や県の福岡事務所で発信をしております。また、福岡にdot.(ドット)という県の施設ができたので、そこでセミナーの開催や、テレワークを含めた移住者の応募の相談を受け付けている状況です、との答弁がありました。 次に、同目、UJIターン推進事業費に関して、テレワーク企業の誘致は、日本中のどこでもやっていると思うが、中津市として、住宅からテレワークができる環境を整備して、建物も住居も全部、中津市で用意して、移住・定住を募集するといった対策はできないか、との質疑に対して、できれば新たに何かをつくるのではなく、既存の空き家を改修する等して住んでいただけるようにするのが、一番よいのではないかと思っていますが、今のところ、まだそこまでの整備をして募集をするという環境にはなっていません、との答弁がありました。 また、田舎に空き家があるからと、そこに移住・定住を求めても、数は限られてくる。テレワークをしたいという人達に、中津の中心街に近い所に住宅整備をして、移住・定住を求めるというのなら、可能性はあると思うので、検討をしてもらいたい、との意見に対して、移住・定住について、特に移住については、旧中津や旧下毛を気に入って、そこに暮らして、しっかり根を下ろして、溶け込んでいきたいという方に、なるべく来ていただきたいと思っています。旧市内でも、Uターンの補助金で、住宅の改修補助を出していますので、ゆかりのある方が、なるべく戻ってきてもらえるような環境は、今後整えていきたいと考えています、との答弁がありました。 次に、主要なる施策の成果、コミュニティバス運行事業に関して、三光地区の乗合タクシーについて、現状はどのようになっているのか、との質疑に対して、乗合タクシーは、昨年の10月から運行を始めて、今年の3月までに延べ188名の方が御利用いただいております。登録をされている方は、上深水で約50世帯、下深水で約25世帯となっていますが、実際の利用者数は、登録者数よりも少なくなっています、との答弁がありました。 また、今後はどのように考えているのか、との質疑に対して、コミュニティバスについては、各支所で、絶えず住民の方、利用者の方の意見を聞きながら、必要に応じてマイナーチェンジをしていますので、今後もそういった取組みを進めていきたいと思います、との答弁がありました。 この件に関して委員より、バス停まで行き着かずに途中で待っている高齢者がいるので、どこでも停まりますよ、というような利便性があればと思います。一人でも多くの方に乗ってもらえるようなコミュニティバスの運営にしていただければと思います、との意見がありました。 また、旧中津市内の路線で、国道や県道を通っていても、なかなか停まってもらえないので、路線の途中にある医療機関で降りられるようにするなど考えられないか、との質疑に対して、現在のバス停の位置で、場所によっては、交通量が多く、横断歩道や交差点に近いため、危ないというところもあります。利用目的は医療機関と買い物が主だと思いますので、中津市の現状を踏まえて、どのようにニーズと安全対策を折り合わせていくのかを含めて、公共交通会議で協議をしていきたいと思います、との答弁がありました。 また、この件に関して委員より、北部バスのバス停で降りられるようにしてもいいのではないかと思います。北部バスの路線がない地域の方が、医療機関や買い物に行けるように、北部バスと協議して検討してください、との要望がありました。 次に、令和元年度中津市歳入歳出決算及び基金の運用状況を示す書類の審査意見書について、経常収支比率が、令和元年度で98.7パーセントということで、前年対比で2.1パーセント上がっています。杵築市は、98.5パーセントから一気に100パーセントを超えたので、それを踏まえたときに、中津市の財政状況が今どういった状況にあるのか、また今後の財政見込みは、との質疑に対し、経常収支比率は、単年度の経常的な歳入に対して、主に、人件費・扶助費・公債費といった、経常的な支出が、どれだけの割合になるかというもので、それが令和元年度決算では98.7パーセントとなっています。特に、令和元年度は、退職者が多かったことが経常収支比率を上げる要素となっており、扶助費についても、児童福祉関係の施設等に通う方が多くなったことで伸びてきています。 まず今年度がどうなるのかを将来負担比率で見ると、中津市は、平成30年度は36.9パーセントでしたが、それが今回の令和元年度の決算では39.9パーセントに上がっています。これは基金が少なくなっているということです。実際、起債の償還残高は落ちてきていますが、それ以上に基金の減りの方が早くなっているというのが現状です。 議会でたびたび財政調整基金を取り崩して、と言われますが、この先、来年度当初予算の編成などを考えた場合に、取り崩しには慎重になっていかないといけないと考えています、との答弁がありました。 次に、令和元年度中津市決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率審査意見書について、意見書の中で、「その比率は、早期健全化基準及び経営健全化基準を下回っており、いずれも健全性を確保していると認めた」と記載されていますが、杵築市もこの早期健全化基準経営健全化基準は下回っていましたが、経常収支比率が一気に100パーセントを超えています。中津市の経常収支比率が98.7パーセントまでいっている状況の中で、この指標をもって、財政状況の健全性を担保できるのか、考え方をお聞きします、との質疑に対して、監査委員より、健全化判断比率については、財政課から説明を受け、それに基づいて判断を行い、全て政府が示す基準をクリアしているということで、健全であると表示させていただきました。しかし、交付金等が相当額減額になり、経常収支比率が前年対比2.1パーセント増ということで、金額は大きなものになっておりますので、現状について財政課から意見を伺い、今後は財政の健全化にさらに努めていただきたいと、口頭ではありますが、お願いを申し上げております、との答弁がありました。 また、市としては、監査意見を踏まえ、これから事業執行や予算編成をしていくということか、との質疑に対して、コロナ禍により、今後の歳入が読めないので、一層慎重にやりたいと、監査委員に報告をしたときにも、お話をさせていただいております。先が見えない状況で、来年度予算の前に、まず今年度がどうなるかということもありますので、慎重に見極めてやっていきたいと考えています、との答弁がありました。 次に、議第93号 令和元年度中津市サイクリングターミナル事業特別会計決算の認定について、サイクリングターミナルの耐震調査の結果はどうだったのか、との質疑に対して、昨年、建物を3つのブロックに分けて、真ん中の受付等がある管理棟と、その左右にある宿泊棟について耐震検査を実施しました。両端の宿泊棟に関しては問題ありませんでしたが、管理棟については問題があったという結果が出ております、との答弁がありました。 また、基準を満たしていないという結果が出たのであれば、今までどおりに使ってはいけないということです。宿泊施設はまだ立派なので、管理人を置かずに、ネット予約をして支所で鍵を受け取って利用するとか、今公民館も含めて、一体的にどう複合施設をつくるかという動きになっているので、管理棟のスペースを壊す場合は、そこで一緒に管理してもらうなど、今後どうするかという方向性を、公民館の建替えも絡めて、全庁的に議論をしてほしい、との意見に対して、耶馬溪公民館も老朽化していますので、それを含めて複合施設を公民館の敷地に建替えてはどうかということですが、ターミナルの機能を複合施設に入れてしまえば、繰入金の主な使途である人件費の削減にもつながると思います。今後、検討委員会等を立ち上げて、地元の方々の意見を聞いて、公民館であればどういった対応をするのかといった検討も踏まえて、進めていきたいと思っています、との答弁がありました。 次に、採決にあたり討論を求めたところ、討論はなく、全員異議なく、認定することに決しました。 以上、総務企画消防委員会の審査の経過と結果の御報告といたします。 △(別紙) ・総務企画消防委員会審査結果表┌────────────────────────────────────────────┐│議案番号   件名                               審査結果│├────────────────────────────────────────────┤│議第127号 令和2年度中津市一般会計補正予算(第6号)の一部         原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第131号 令和2年度ケーブルネットワーク事業特別会計補正予算(第2号)   原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第132号 固定資産税及び都市計画税の納期の特例に関する条例の一部改正について原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第133号 中津市税特別措置条例の一部改正について              原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第134号 中津市火災予防条例の一部改正について               原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第137号 公の施設の指定管理者の指定について(中津市八面山交流施設ふる       ││       さと回想館「八面山荘」)                     原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第138号 公の施設の指定管理者の指定について(中津市西谷農村公園施設)   原案可決│└────────────────────────────────────────────┘・閉会中継続審査のもの ┌────────────────────────────────────────────┐│議案番号  件名                                審査結果│├────────────────────────────────────────────┤│議第88号 令和元年度中津市一般会計決算の認定の一部について          認定する│├────────────────────────────────────────────┤│議第93号 令和元年度中津市サイクリングターミナル事業特別会計決算の認定        ││      について                              認定する│├────────────────────────────────────────────┤│議第95号 令和元年度中津市ケーブルネットワーク事業特別会計決算の認定について 認定する│└────────────────────────────────────────────┘ ○議長(山影智一)  次に、教育産業建設委員長にお願いいたします。 ◎教育産業建設委員長(角祥臣)  皆さんおはようございます。それでは、教育産業建設委員会の審査の結果を、御報告申し上げます。 本定例会におきまして、当委員会に付託されました各案件につきましては、12月16日に委員会を開催し、審査の結果、お手元に配付してあります委員会審査結果表のとおり、決定いたしました。 なお、審査の過程で、質疑がありましたので、その概略を併せて御報告申し上げます。 議第127号 令和2年度中津市一般会計(第6号)補正予算、歳出、第10款 教育費、第6項 保健体育費、第1目 保健体育総務費について、東中津体育館禅海スポーツセンターの空調整備との説明があったが、空調の利用料金についてはどうなっているのか、との質疑に対し、今回の体育館の空調整備については災害時の第1避難所という位置づけで設置したもので、災害時の利用では利用料金は発生しませんが、一般の利用の場合では料金が発生します。今回の空調整備により動力源が電気からLPガスと変わり、改めて料金設定や徴収方法について検討します、との答弁がありました。 次に、議第136号 中津市営急傾斜地崩壊対策事業分担金徴収条例の一部改正について、旧下毛地域には急傾斜地の箇所が多いと思うが、この事業の要件を満たしているのかどうか各世帯で把握できていないのではないか。要件に該当する世帯は少ないと思われるため、こういった補助事業があるということや条例改正も含めて直接市からお知らせする方法をとってはどうか、との質疑に対し、災害復旧は急傾斜地崩壊対策事業であったり、地滑り対策事業であったり、土砂災害対策事業など様々な事業で対応しています。まずは今回の条例改正を含めて市報やホームページで周知をし、特に対象世帯が多いと思われる本耶馬渓・耶馬溪・山国地域にはビラの回覧も検討しています。どの事業で対応できるのかといった相談や現地確認といった対応もできていますので、まずは各支所までお問い合わせをお願いしたい、との答弁がありました。 次に、議第148号 財産の取得について、タブレット周辺機器の購入の中で、小学校1年生と2年生にiPadケースを配布するとのことだが、タブレット本体を導入した際にリース契約の中で破損に対する保険にも加入していると説明があったため、ケースは不要ではないか、との質疑に対し、小学校低学年ではタブレットを落としてしまう回数も多く想定しており、ちょっとのことでも壊れないよう安心して学習できるようにと購入をしています。との答弁がありました。 また、ライトニングUSBケーブルの購入本数について、コロナ禍でタブレットを自宅に持って帰ることも想定すると本数が少ないのではないか、との質疑に対し、学校が臨時休業となりタブレットを自宅に持って帰る場合を想定した本数を購入していますが、現状では学校でクラスターが発生するなど、一斉に臨時休業となるケースが想定されておらず、コスト面からも購入本数を少なくしています、との答弁がありました。 また、教員のタブレット利用の研修はできているのか、との質疑に対し、既に研修のオンライン配信などに取り組んでおり、学習支援ソフト「ロイロノート」の研修も進めています。教員の中にも慣れた人や不慣れな人がおり、タブレット初心者研修から上級者研修まで教員のレベルに応じて何回か研修を実施しています。教員も今利用しながら基礎的な部分は学んでいる段階で、来年度から運用できるよう教育委員会としてもフォローしています、との答弁がありました。 iPadは家庭での学習支援という意味合いも強いと思うが、長期休暇を含めて自宅で活用についてどう考えているのか、との質疑に対し、家庭での学習支援の役割も重要と考えており、学校内で使うだけでなく、中学校では家庭に持ち帰って復習させたいという話も出ていますので、今年度中に検討委員会を立ち上げて学校現場の声を聞きながら自宅に持ち帰るなど運用ルールを決めていきたいと考えています、との答弁がありました。 次に、採決に当たり討論を求めたところ、討論はなく、全員異議なく、原案可決と決しました。 続いて、さきの第3回定例会におきまして、当委員会に閉会中の継続審査として付託されました、議第88号 令和元年度中津市一般会計決算の認定の一部について、議第90号 令和元年度中津市農業集落排水事業特別会計決算の認定について、議第92号 令和元年度中津市小規模集合排水事業特別会計決算の認定について、議第98号 令和元年度中津市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について、議第99号 令和元年度中津市下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について、以上、決算認定案件 計5件につきまして、去る10月8日に委員会を開催し、審査の結果、お手元に配付してあります委員会審査結果表のとおり、決定いたしました。 なお、審査の過程で、質疑及び意見がありましたので、その概略を併せて御報告申し上げます。 議第88号 令和元年度中津市一般会計決算の認定の一部について、歳出、第6款 農林水産業費、第2項 林業費、第2目 林業振興費のうち、中津市産材利用住宅促進事業補助金に関して、昨年度からこの補助金をより多くの人に使っていただくために、補助金の上限額を100万円から60万円に下げたという経過だったと思うが、平成30年度の決算額は幾らだったか、との質疑に対し、平成30年度の決算額は3,028万500円でした、との答弁がありました。 平成30年度では3,000万円の市産材が市場に出回ったのに対して、令和元年度では半分にも達していない。主要なる施策の成果の説明では令和元年度の実績は36棟と記載されていたが、平成30年度は何棟の実績だったか、との質疑に対し、平成30年度は57棟でした。平成31年3月の要綱改正時に各材の単価も下がっており、市産材の使用量は変わっていなくても、結果的に補助金の決算額が少なくなったという状況です、との答弁がありました。 中津市産材を流通させ、林業を助けようという政策で、この補助金の上限額を下げたが、結果的には平成30年度に比べて半分しか補助金が活用されていない。今後はコロナ禍の影響で、なおさら市産材の流通が縮小するおそれもある。市産材をもっと活用して、中津市の林業の振興を図るためにしっかりと対策をしてほしい、との意見に対し、昨年度について消費税が上がったことや、着工数自体が全国的に下がったなどの影響もありましたが、今後、市産材の活用を増やすために考えていきたいと思います、との答弁がありました。 これに対し、消費税が上がったという理由であれば、なぜ補助金をもっと出さないのか。それならば上限額を100万から150万円に増やすなど、そういった発想を持っていただきたいと思います、との意見がありました。 次に、歳出、第8款 土木費、第2項 道路橋りょう費、第3目 道路橋りょう新設改良費のうち、交通安全施設事業費に関して、委員会としましても昨年に通学路の安全対策についての現地視察などを実施し、少しは改善されたと思いますが、通学路の安全対策についての要望に対しては対応ができているのか、との質疑に対し、質問の交通安全施設事業費の範囲内で説明しますと、交通安全施設の事業については本庁管内の72路線、三光10路線、本耶馬渓9路線、耶馬溪2路線、山国3路線の計95路線、工事については本庁5件、支所4件の計9件、交通安全事業の工事を実施しております。 設置工事についてはカーブミラーを52基、ガードレール168メートル、転落防止柵71メートル、横断防止柵9メートルなど防護柵として整備をしています。このほか車線分離標12基、道路と路肩の境を示すデリネーターを123本、区画線を約4キロ。以上を交通安全施設設置工事として昨年度実施しました。 なお、要望の件数ですが、カーブミラーや防護柵設置など、昨年度65件の要望を受け付けています。このうち実際に工事を行い対応ができたものは52件であり、全体の80パーセントを対応している状況です。予算の関係もあり、昨年度中に対応できなかったものは今年度中に対応して交通安全対策を図っていきたいと思います、との答弁がありました。 次に、採決に当たり討論を求めましたところ、議第88号 令和元年度中津市一般会計決算の認定の一部について、雑入の調べで、例の元職員の使い込み事件の返還金、賠償金の2件があり、2件合わせると2,490万を超えるお金が収入未済となっています。これは毎年収入未済として繰り返されるということになるようですが、やはり債権確保という観点から決算書の債権欄に記載し、はっきりと債権として管理することが必要ではないかと思いましたが、現状そうなっていません。この収入未済が繰り返されるうちに債権が時効になるという危険性も考えられるということで、この議第88号に反対という討論がありました。 また、議第98号 令和元年度中津市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について、剰余金が7億円程度あるということですが、中津市の水道料金が高いという市民の声を耳にします。簡易水道を合併して水道料金を市の水道料金に合わせていくという中で、簡易水道に入っていた方にとって値上げが行われるということで非常に負担感が大きいです。ですので、値上げをもう少し緩やかにしていく、また、消費税分を引き下げるなどしてもなお剰余金が出るとのことなので、料金を上げる必要はなく、もう少し工夫ができるのではないかと思い、値下げについて努力したいと答弁がありましたので、それにエールを送るという意味で賛成したかったのですが、値下げの努力について、もう少し頑張ってほしいということで、この議第98号に反対という討論がありました。 その他の案件については、討論はなく、全員異議なく認定することに決しました。 以上、教育産業建設委員会の審査の経過と結果の御報告をいたします。 △(別紙) ・教育産業建設委員会審査結果表┌────────────────────────────────────────────┐│議案番号   件名                               審査結果│├────────────────────────────────────────────┤│議第127号 令和2年度中津市一般会計補正予算(第6号)の一部         原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第135号 中津市工業化促進条例の一部改正について              原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第136号 中津市営急傾斜地崩壊対策事業分担金徴収条例の一部改正について   原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第139号 公の施設の指定管理者の指定について(中津市やかた地区交流拠点       ││       施設)                              原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第140号 公の施設の指定管理者の指定について(中津市耶馬溪農林水産物等       ││       直売所)                             原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第141号 公の施設の指定管理者の指定について(福澤記念館)         原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第148号 財産の取得について                        原案可決│└────────────────────────────────────────────┘・閉会中継続審査のもの ┌────────────────────────────────────────────┐│議案番号  件名                                審査結果│├────────────────────────────────────────────┤│議第88号 令和元年度中津市一般会計決算の認定の一部について          認定する│├────────────────────────────────────────────┤│議第90号 令和元年度中津市農業集落排水事業特別会計決算の認定について     認定する│├────────────────────────────────────────────┤│議第92号 令和元年度中津市小規模集合排水事業特別会計決算の認定について    認定する│├────────────────────────────────────────────┤│議第98号 令和元年度中津市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について   認定する│├────────────────────────────────────────────┤│議第99号 令和元年度中津市下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について  認定する│└────────────────────────────────────────────┘ ○議長(山影智一)  次に、厚生環境委員長にお願いいたします。 ◎厚生環境委員長(吉村尚久)  それでは、厚生環境委員会の審査の結果を、御報告申し上げます。 本定例会において、当委員会に付託されました各案件につきましては、12月17日に委員会を開催し、審査の結果、お手元に配付してあります委員会審査結果表のとおり、決定いたしました。 なお、審査の過程で、質疑がありましたので、その概略を併せて御報告申し上げます。 議第143号 公の施設の指定管理者の指定(中津市山国高齢者生活福祉センター外8施設)について、指定管理の期間は状況の変化等を踏まえて3年にしているということだが、「状況の変化」とはどういった状況を想定されているのか、との質疑に対し、高齢者の全体の人口は2025年度からピークアウトして高齢者人口も減ると想定されていることを踏まえ、今後の施設サービスの在り方について、状況と質の変化等に柔軟に対応していく必要があります。3年間で経営状況や利用者の動向などを見定めるため、指定期間を3年と設定したところです。市外の事業者が一部本耶馬渓まで行っているという状況もあり、最終的にデイサービスの収入が下がり、指定管理委託料の金額では調整できないというケースも十分考えられ、社協の経営状況と同時に市の財政状況も踏まえ、期間を短くして話し合って決めるという形にしております。との答弁がありました。 また、社協の雇用の状況についてはどのように把握しているか、との質疑に対し、専門職等の有資格者の募集は苦しいようですが、運営を著しく損なうような雇用形態はないと承知しています、との答弁がありました。 また、よい人材を確保するための経費は指定管理委託料の人件費に反映できているのか。中津市の人口減少まで含めて考えると専門学校や大学の福祉過程などに進むために一度中津を離れた人が、地元に戻って働きたいと思えるような目標となる職場に社協がなれるように支援することも必要だと思うがどうか、との質疑に対し、指定管理の人件費には資格や専門性などを含めた事業内容の特性を反映していると聞いております。雇用の場の創設や移住等も含め、大学生などが中津市に帰って働くといった点につきまして、方策や雇用の場としてどうあるべきかなど、今後の検討課題にしていきたいと考えております、との答弁がありました。 また、保育施設運営室では、一度中津を離れ、保育士を目指す方に対して、大学訪問をして奨学金の返還に対して補助を出すことの説明をするなど、中津に戻ってきてもらえるよう、取組みを行っている。福祉に係る専門的に勉強された方も、中津にどんどん帰って来てふるさとで仕事ができるように、社協が雇う側として大学訪問などの活動をするための経費も指定管理委託料の中に含められないか、との質疑に対し、それは社協本体の話かと思いますが、社協も人材確保、職員の研修、賃金体制など、現在人員不足の中でしっかり検討しながら進めております。市も社協に対して様々な補助金や委託料の支払いを行っていますが、一つずつ精査しながら社協の仕事に見合う委託料や補助金を提案して進めておりますので、社協の仕事を見極めながら、一緒に地域福祉のために取り組んでいきたいと思っております。との答弁がありました。 採決に当たり討論を求めましたところ、請願第3号 家庭ゴミ無料収集の継続を求める請願書について、ごみ減量と有料化をセットにして市民に提起するのはまず納得できない。市民説明会で市が示した40リットル1枚40円は、これまで45リットルに詰め込んでいたので40リットルでは2枚いるようになりそうで負担が大きいという声があります。ごみの減量は製造者も含めた生活スタイルの見直しや分別の徹底に力を入れることが先にやらなければならないことではないか。旧下毛地区の方は中津市と合併しごみ袋が無料になったと喜んでおられ、中津市に転入してこられた方もごみ袋の無料を喜んでいる。他市と違って、喜ばれる貴重な政策を守っていこうと意見陳述では1,327人の方が無料の継続を求める請願に署名を添えているという説明もあったことから、賛成という討論がありました。 なお、委員より請願第3号について継続審査の申し出がありました。 今、中津市廃棄物減量等推進審議会において学識経験者や、自治委員会の代表者、環境問題に取り組んでこられた団体の方、旧下毛の各町村の女性代表、産廃処理業者など、18名の様々な立場の方が集まり、これまで6回の審議を重ねてこられたということでした。専門家に近いような方々が集まった中で、中身の濃い審議がなされていることと思います。今回の請願について、今議会で賛否を示すことになると、自由に率直な意見交換をされている審議会の運営に少なからず支障を来すことになりかねないのではという懸念があります。環境政策課からも、審議会にはできるだけ早くごみ減量・資源化の推進に必要な施策の方針等を取りまとめ、答申をいただくことをお願いしているという説明もありましたので、この請願については継続審査として慎重に取扱いをするべきではないか、との意見があり、委員会で挙手採決を行ったところ、賛成多数にて、請願第3号 家庭ゴミ無料収集の継続を求める請願書については継続審査とすることに決しました。 そのほかの案件については、討論はなく、全員異議なく原案可決と決しました。 次に、さきの第3回定例会におきまして、当委員会に閉会中の継続審査として付託されました、議第88号 令和元年度中津市一般会計決算の認定の一部について、議第89号 令和元年度中津市国民健康保険事業特別会計決算の認定について、議第91号 令和元年度中津市介護保険事業特別会計決算の認定について、議第94号 令和元年度中津市後期高齢者医療特別会計決算の認定について、議第96号 令和元年度中津市病院事業会計剰余金の処分及び決算の認定について、議第97号 令和元年度中津市診療所事業会計剰余金の処分及び決算の認定について、以上、決算認定案件、計6件につきましては、去る10月5日及び10月9日に委員会を開催し、審査の結果、お手元に配付してあります委員会審査結果表のとおり、決定いたしました。 なお、審査の過程で、質疑及び意見がありましたので、その概略を併せて御報告申し上げます。 議第88号 令和元年度中津市一般会計決算の認定の一部について、歳入、第21款 諸収入、第5項 雑入、第3目 雑入のうち、廃ペットボトル売払収入に関して、今、市がプラスチックの資源化について市民に説明をしているが、資源化を進めると費用がかさんでいくのではと考えられる。回収の頻度を減らす等の取組みは検討しているのか。また、最近商業施設等においてステーション方式で古紙を収集しているが、そのステーションで古紙だけではなく多品種の資源回収をする考えはないかとの質疑に対し、今後廃プラの回収などを始めるようになると、資源回収や収集運搬の料金が増え、委託料等が高くなることは考えています。その中で収集頻度をどうするかということも、財政状況もありますが、これから市民の皆さんの意見や、市民の説明会の中での意見をお聞きしながら、検討していきたいと思っております。資源回収ステーション方式については中津市廃棄物減量等推進審議会で意見をお聞きしたいと思っておりますし、現在古紙類のステーションについては審議会で検討いただいているところです、との答弁がありました。 また、高齢者や生活弱者などごみ出しが難しい方に対してのサポートについて今後どのように検討されているか、との質疑に対し、現在、件数は少ないですが、集積所が遠くお一人でごみを出すのが難しい方については、収集ルートであればお話を聞いて仮の集積所を設けているところもあります。この先、いろいろな問題が出てくると思いますが、清掃課がリサイクルミニ集会で分別の方法など、様々な広報をしております。書面で配布しても理解が難しいということもありますので、少人数でも御依頼がありましたら職員が調整をしてお伺いし、御説明していこうと考えています、との答弁がありました。 次に、歳出、第3款 民生費、第2項 児童福祉費、第1目 児童福祉総務費のうち、子育てほっとクーポン活用事業費について、クーポンの新たなサービスの内容にはどういうものがあるのか、また、利用状況は、との質疑に対し、検討した結果、平成31年度はロタ・おたふくの予防接種、ベビーレンタル用品、通院に使用したタクシー料、保育園の延長保育等に利用できるようにしました。特にロタは要望が多かったのでかなり利用が伸びています。 今年度は、産後ケアと子ども用のCDの購入を新たに追加しました。令和2年11月から開始予定で、来年4月からは、1か月健診も実施したいと考えています。 利用状況については、平成31年度の利用率はロタが一番高く、次に絵本の購入、次にインフルエンザの予防接種です。利用可能額をベースとした全体の利用率は50.1パーセント、前年比で3.8パーセントの伸びがあります、との答弁がありました。 委員より、利用率は少しずつ上がってきているが、より多くの方々が利用できるような周知をはじめ、さらに取り組んでいただきたい、との意見に対し、ぜひ皆さんにできるだけ役に立つクーポンとして、使っていただけるように周知に努めたいと思います、との答弁がありました。 次に、同項、第2目 児童措置費のうち、保育士奨学金返還支援事業費補助金について、事業概要は、との質疑に対し、奨学金返還事業は、市内の私立保育園に就職した方が奨学金を返還するために要した費用を補助することによって就職後の経済支援、そして保育士の確保、定着及び離職防止を図る事業です、との答弁がありました。 また、保育士等キャリアアップ研修企画料の詳細は、との質疑に対し、今までは、保育士の役職と言えば園長と主任保育士しかいませんでしたが、平成29年度から中堅保育士向けに副主任保育士、それと専門リーダー、職務分野別リーダーの役職が新設されました。新設された役職の処遇改善手当が実施されるようになりましたが、この処遇改善手当をもらうためには、大分県が実施するキャリアアップ研修を受講することが条件になっています。しかし保育士をしながら別府や大分での受講はとても負担になるので、県北でできないか県に対して要望していましたが、講師の確保等が難しいということであったため、中津市独自でやろうと、東九州短期大学にお願いし、昨年度初めて開催しました、との答弁がありました。 今、推進している事業についての評価や課題、人材不足は慢性的に発生するのか。また、商工会議所の人材バンクがどのように機能しているか、との質疑に対し、奨学金支援制度については、当初から人数は右肩上がりに上がっています。当初9人から、現在14人になっています。この事業に対しての周知の仕方ですが、ホームページ等でも掲載していますが、それだけでは周知できないので、平成30年度には福岡県の行政施設、保育養成施設、大学や短大、5箇所に行って周知してきました。そして昨年は5月に保育士の就職フェアが大分や福岡で開催されたときに参加し、周知してきました。昨年は大分県の保育専門学校や別府大学、福岡や北九州、苅田にも周知しました。奨学金制度があると就職担当の方も生徒に案内しやすいという声もあり、今までは大学や専門学校に行くために地元を離れた学生はそのままその地域に就職することが多かったが、何名かは地元に帰ってきたという効果も聞いています。人材バンクについては、実際に何件かマッチングしたと聞いています。奨学金の周知については、新型コロナウイルス感染症の関係で、現在は施設に伺えなくなっているので、今後の方向も踏まえて、人材確保に向けて周知していきたいと思います。併せて、平成25年からキャリアアップを含めて最大で8万4,000円の処遇改善をしているので、人材確保には非常に効果があると考えています。ただ、慢性的な人材不足は否めないですし、新型コロナウイルス感染症の影響で今後どうなっていくのか見えにくい部分はありますが、周知はしていきたいと思っています、との答弁がありました。 事業の評価があるとの認識があるようなので、全般的な施策とのかかわりと、来年度に向けて現場の声も把握して事業を拡充するなり、展開を図っていただきたいと思うが、との質疑に対し、中津市私立保育協議会の役員との話し合いの場がありますので、無償化になり1年経ちましたのでいろいろな意見を聞いて対策を考えていきたいです。 また、子育て支援課では、子育てと仕事の両立支援事業など、保育士の方々の働きやすい環境づくりも進めていきたいと思っており、私立保育協議会や幼稚園運営代表者などにも御協力のお願いに行っております。今後も連携し、子育てしながら働きやすい職場づくりに努めていきたいと思っています、との答弁がありました。 次に、議第89号 令和元年度中津市国民健康保険事業特別会計決算の認定について、2億4,000万円あれば保険者に対し、加入者の軽減ができると思う。不用額を使って軽減することはできないのか、との質疑に対し、不用額については、現在、国民健康保険の大半が医療費となっており、医療費は非常に不確定の要素が高く把握が困難なので、財源確保のため1か月分の療養費を計上しております。これは残っただけではなく、これは通常の予算なので、「使わなかった」という判断でやっております、との答弁がありました。 また、未成年の均等割の収入は幾らになるのか、との質疑に対し、中学生以下に対しての均等割の廃止による影響額は直近の数字で計算すると2,410万1,856円となり、これが均等割に対して市が負担することになった場合の額です、との答弁がありました。 予算の安全性よりも保険料を払えるような国保になるよう検討をする必要があるのではないか。実際日田市の例もあるが、どうなのか、との質疑に対し、平成30年からは大分県が保険者となり、大分県統一の保険料と見ていかなければならないと思っています。日田市が均等割の控除を始めていますが、今後は統一の保険料に向け、各担当の会議の中でも、足並みをそろえることが一番重要な課題として捉えております、との答弁がありました。 国や県には、年度ごとに精算しているので、4億9,000万円のうち、2,400万円あれば少なくとも中学生までの均等割を回避できることを指摘したい、との意見に対し、今年の分については、実質収支6億円となっておりますが、実際には4,200万円ほどの赤字となっております。これを踏まえながらも、収支が下がったから税を上げるということではなく、中津としては、税は据え置きながらどうしていくかを考えていきます。来年は新型コロナウイルス感染症の関係で所得の率が非常に厳しいと考えられます。被保険者数も徐々に減っており、当初予算が非常に厳しい現状ですが、しっかりした国保の財政の安定をしていこうと思っています、との答弁がありました。 国保の加入者の推移はどのようになっているのか。また高齢者や非正規労働者が増えてきているが、今後国保運営について市としてはどう考えていくべきなのか。このまま保険料では運営していけないのではないか、保険料を下げるという議論とは逆を考えなければならないような時期が来ているのではないかと思うが、どう捉えているのか、との質疑に対し、被保険者数が毎年500人弱ずつ減っており、最多で平成28年から29年に874名減りました。反対に、療養費については1人当たりの療養費が上昇している状態です。今回約4,000万円強の赤字になったというのもこれが一番の要因だと分析しています。10年間のスパンで考えようとしたときの予定よりも2年ほど早く赤字が出てきたのが現状です。なおかつ、新型コロナウイルス感染症の関係で来年の所得がどのようになるか不透明で、60名弱のコロナ減免の分については全て国の補填となりますが、所得が下がっている状態を加味し、まず今は保険税を上げずに据え置きするという方向で考えていかなくてはなりません。これからは上げることも考えるべきではないかということと、なおかつ大分県として統一を図れるようしっかりと協議していこうと思っています、との答弁がありました。 次に、議第91号 令和元年度中津市介護保険事業特別会計決算の認定について、施設サービスの方向性について現状と今後の対応をどのように検討しているか、との質疑に対し、施設サービスの方向性を含めた第8期介護保険事業計画は令和3年度から令和5年度までの3年間の計画ですが、現在その計画は事業計画に向けたスケジュールについてこれまで介護長寿課において第7期の進捗状況や評価、分析や事業等の調査や地域課題に関して実施や把握等を行ってきました。現在介護サービス事業などの各種の将来推計を行っているところです。今後はこうした推計に基づき、介護保険料の仮設定や再計算をしまして全体の計画の素案を作成していく運びとなり、当該素案について住民へのパブリックコメントや介護保険運営協議会の意見聴取、また、厚生環境委員会の意見等踏まえて計画書成案、完成形としてお示しする予定です。ただし、通常であればこの時期既に国からの計画が示されており、スムーズなスケジュールが確保できるところですが、新型コロナウイルス関係の影響か、未だ国から公式な指針が示されておりません。そのため計画策定が非常にタイトなものになっており、関係各位からの意見聴取の実施が場合によっては前後することなどが予想されます。施設サービス等の今後につきましては御意見や外部の方からの御要望などを聞くところです。その中では今後推計等を把握していくところですが、現時点でわかっていることとして、本市の人口における高齢化率も年々増加しており、大分県が示す県内の高齢者の状況では人口に占める65歳以上の高齢者も30パーセントを超えたところです。それに連動して75歳以上の後期高齢者もふえていること、御案内のとおり5年後の2025年、令和7年にはいわゆる団塊の世代、昭和22年から24年生まれの方が、ほぼ後期高齢者になること、こうした事実から予想されることはこのまま推移すれば医療や介護を必要とする人が今後一層増え、介護給付費等の社会保障費の増大ないし不足に至るような可能性があるということです。こうした展望の中において、本市の介護保険制度を安定的な運営をすべく先ほど言いました施設サービス等のニーズ等も踏まえました上で最善の努力をしてまいるところです、との答弁がありました。 次に、議第96号 令和元年度中津市病院事業会計剰余金の処分及び決算の認定について、どのような診療科の医師が増えたのか、との質疑に対し、腎臓内科2名、循環器内科1名、外科1名、泌尿器科1名、小児科1名、そして神経内科医が常勤医になりましたので1名、合計7名の医師が増えました、との答弁がありました。 また、新しく開設された腎臓内科の患者数が増えているが、主にどのような疾病が多いのか、との質疑に対し、腎臓内科の疾患として主に増えているのは、慢性腎不全の患者に対する透析を行うための準備としてシャント法をされる患者です。また、治療を行う上で、腎疾患を正式に鑑別するために腎生検をし、病理検査をすることが必要ですが、腎生検をできる病院が近くにあまりないので、腎疾患の詳細な疾患内容を検査する目的で当院を受診される患者も多いです。その他、慢性腎炎、慢性腎炎症候群、糸球体腎炎などの腎疾患の患者が多く来られています、との答弁がありました。 次に、主要なる施策の成果の不妊治療助成事業について昨年度の事業の概要と評価・成果はどのように考えているかとの質疑に対し、不妊治療助成については、昨年度は、人工授精が45件、凍結保存が16件、排卵を伴わない凍結胚移植するものが18件、受精不能による中止・特定不妊治療が4件、合計83件の助成をしております。助成額は、かかった費用の2分の1を県が、4分の1を市が助成しており、毎年件数は増えております。10月1日から県の助成が拡大され、条件により助成回数が増えるので、助成金額も100万円程度上がるのではないかと考えております。成果と課題については、不妊治療は内容によっては大変高額になりますので、経済的負担の軽減の一助にはなっているかとは思います、との答弁がありました。 また、県の不妊治療の助成に伴い市町村でも取組みが進んでいると思うので、不妊治療に対する啓発や周知の必要があるのでは、との質疑に対し、県から新しい事業のパンフレットをいただき、年齢が高くなってから検討を始める方が多いが、1歳でも早く始めてほしいということで、できれば婚姻の際に配布してほしいと言われていますが、結婚されたからと言って必ずしも子どもが欲しいとも限らず、また、子どもができにくいと分かっている方にもし渡してしまった場合等、難しい問題ではあるので、持って帰っていただけるような形で市民課に置いています。また、11月1日号の市報にも掲載する予定にしています、との答弁がありました。 また、出生率も出生数も下がっている現状を踏まえると、不妊治療を悩んでいる方はかなり多いので、普及・啓発を検討してもらうことが大事だと思うがどうか、との質疑に対し、県にも状況を確認し、できることを取り組んでいきたいと思います、との答弁がありました。 また、悩んでいる方々が気軽に相談できる相談窓口や相談体制をしっかりつくっていただきたいと思うがどうか、との質疑に対し、相談を受けるのは内容的に難しいですが、現在県で相談体制が整備されておりますので、相談があれば相談自体をしているところのPRなどはできるかなと思います、との答弁がありました。 次に、採決にあたり討論を求めましたところ、議第89号 令和元年度中津市国民健康保険特別会計の決算の認定について、一般の給付費だけでも4億9,000万円を超える不用額が発生しております。その一方で6,000万円を超える不納欠損が発生しております。収入が低い人も、ある程度の収入がある人も、国保税が高いという声が聞かれます。しかもこの国民健康保険制度は現在社会保険に加入されている方でも、定年になってその保険制度を離れたら必ず誰もが加入する国民皆保険制度を支える根幹的な制度にもかかわらず、多くの負担がかかっています。そもそもほかの保険制度に比べて、負担額が倍以上という実態で、制度そのものに問題がある。とりわけ中津市は、給付費を見積もり過ぎている。平成29年度4億8,544万8,000円、平成30年度は4億6,986万5,000円、今年度は4億9,000万円を超える不用額があり、この不用額を活用すれば、現在の加入者の状況で見ると1世帯4万4,000円、1人当たりでいうと2万7,000円の国保税の引き下げができます。それだけでなく、国からの補助でも2億5,000万円の予算で国保税の軽減を図っている状況の中で、執行部からは不用額はおおよそ1か月分だと答弁がありました。1か月分だからいいのかという問題が問われています。この分を活用して、少なくとも他市町村でも実施している高校生までの均等割の廃止等の実施は、不用額の範囲内でもできると考えます。これまでも指摘をしてきたが、今回の決算でも検討するということも言われませんでしたので、国保会計の決算認定については賛成できません、との討論がありました。 よって、反対討論のありました議第89号について、挙手採決を行った結果、賛成多数につき、認定すると決しました。 そのほかの案件については、討論はなく、全員異議なく、認定すると決しました。 以上、厚生環境委員会の審査の経過と結果の御報告といたします。 △(別紙) ・厚生環境委員会審査結果表┌────────────────────────────────────────────┐│議案番号   件名                               審査結果│├────────────────────────────────────────────┤│議第127号 令和2年度中津市一般会計補正予算(第6号)の一部         原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第129号 令和2年度介護保険事業特別会計補正予算(第3号)         原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第130号 令和2年度後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)        原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第142号 公の施設の指定管理者の指定について(中津市教育福祉センター)   原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第143号 公の施設の指定管理者の指定について(中津市山国高齢者生活福祉       ││       センター外8施設)                        原案可決│└────────────────────────────────────────────┘・閉会中継続審査のもの ┌────────────────────────────────────────────┐│議案番号  件名                                審査結果│├────────────────────────────────────────────┤│議第88号 令和元年度中津市一般会計決算の認定の一部について          認定する│├────────────────────────────────────────────┤│議第89号 令和元年度中津市国民健康保険事業特別会計決算の認定について     認定する│├────────────────────────────────────────────┤│議第91号 令和元年度中津市介護保険事業特別会計決算の認定について       認定する│├────────────────────────────────────────────┤│議第94号 令和元年度中津市後期高齢者医療特別会計決算の認定について      認定する│├────────────────────────────────────────────┤│議第96号 令和元年度中津市病院事業会計剰余金の処分及び決算の認定について   認定する│├────────────────────────────────────────────┤│議第97号 令和元年度中津市診療所事業会計剰余金の処分及び決算の認定について  認定する│└────────────────────────────────────────────┘ ○議長(山影智一)  以上で、委員長報告を終わります。 日程第2 委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 荒木ひろ子議員。 ◆4番(荒木ひろ子)  厚生環境委員長にお尋ねをしたいと思います。 請願第3号 家庭ゴミ無料収集の継続を求める請願については、継続審査となったことは分かりました。この請願を審査するにあたって、委員会では、請願者から意見陳述を求めました。これは、議会基本条例の市民に開かれた議会、市民参加の議会を実践する形として、大いに歓迎をいたします。しかしながら、今コロナ禍で市民の皆さんの委員会の傍聴は自粛をお願いしているところです。市民の皆さんがせっかく議会に参加した意見陳述について、この報告ではよくわかりませんので、どのような意見陳述が行われたのか教えていただき、さらに市民の皆さんに議会への関心を持ってもらいたいと思いますが、御説明いただけますでしょうか。 ○議長(山影智一)  厚生環境委員長。 ◎厚生環境委員長(吉村尚久)  それでは、今議員よりありました質疑に対してお答えしたいと思います。 意見陳述の内容につきましては、請願者の代理人から次のようなことが述べられました。賛同する方々の署名が1,327筆集まったことについては重く受け止めてほしいということ。消費税増税やコロナ禍で生活が苦しくなり、また、3密を避ける生活が始まった今、なぜ説明会を持ったのか強く疑問に思ったこと。今は1枚4.3円のごみ袋を使っているが、ごみ袋が有料化になると、1枚40円になり、約10倍になるということ。分別を徹底するだけで30パーセントの減量ができるので、ごみ袋を有料化する必要はないという思いや、また、ごみ袋有料化による収入は、ごみ袋の制作費用のほか、有料化目的であるごみの減量、資源化を推進する施策に活用すると書いていたが、有料化にする理由としては納得いかないということ。今の分別は燃えるごみ、燃えないごみとなっているが、燃やすごみと燃やさないごみとすることを提案したい、などとの意見が述べられました。 以上です。 ○議長(山影智一)  ほかにありませんか。 これで、委員長報告に対する質疑を終わります。 ただいまより、3分間の健康増進スタンドアップ中津を行います。皆さん立ち上がりストレッチなどをして体をほぐしてください。 暫時休憩します。午前11時14分 ○議長(山影智一)  再開いたします。午前11時18分 日程第3、討論に入ります。 各委員長が報告いたしました議案31件を一括議題といたします。 討論の通告がありますので、順次発言を許します。 川内八千代君。 ◆5番(川内八千代)  皆さん、こんにちは。日本共産党の川内八千代です。 私は、3つの議案について討論を行います。議第88号 令和元年度中津市一般会計決算の認定について、反対の立場で討論いたします。 最初に、今年度7月から子どもの医療費について、小中学生までの通院費の助成が大幅に改正されました。大きく無料化に近づいたことは、市民の長年の要望が実現に近づいたこととして市民から大いに喜ばれております。評価できると思います。さらに、1回500円の自己負担金をなくして、完全無料化に進んでほしいと思います。しかし、次に述べます2点については、反対をしたいと思います。 1点目は、歳入面のことなのですけれども、今、中津市民の庶民の交通手段として多くの市民の方々が利用しておられる軽自動車税の負担について、重課制度によりまして、大きくこの税収が増えているということは納得できないところです。平成28年度は、重課分の税額が2,789万2,800円、平成29年度は3,200万5,800円、平成30年度は、3,350万1,000円、そしてこの令和元年度3,500万7,900円ということで、この令和元年度まで足しますと、1億2,840万7,500円ということになりまして、これは年々増えているわけです。軽自動車というのは、もちろん市民の皆様方が幅広く利用されております。特に自営業者とか、農家、漁業の方、林業、商店の方など、毎日一生懸命働いて生きるための生活必需品として、また生産手段として軽自動車が利用されているという方々、買い替えたくてもそれができずに長く利用している市民に対して、重課を課すと、長く乗っているから罰金を払いなさいと言っているようなものではないでしょうか。市が説明するような趣味で13年以上乗っている人がいるかもしれませんけれども、クラシックカーでもあるまいし、大多数の軽自動車利用者は生活手段として長く乗って頑張って使っている、大事に使っていると思います。だから、この重課には納得できません。 もう1点は、雑入の調べで、元市職員の使い込み事件の返還金、賠償金、この2件がありまして、2件合わせると2,490万円を超えるお金が収入未済となっていることです。これは毎年収入未済として繰り返していかれるということになるようですけれども、やはり市民にとってこの債権確保という観点からすれば、決算書の債権欄にきちんと記載をして、明確に債権として管理することが必要だと思います。しかし、この決算書にはそういう記載はありません。こうした収入未済としての処理が繰り返されるうちに、時効になるという危険性も考えられると思います。市民に迷惑をかけ続けるということになるので、これには反対をいたします。 次に、議第89号 令和元年度中津市国民健康保険事業特別会計決算の認定についてです。 一般給付費だけでも4億9,000万円を超える不用額が発生していると。その一方で、不納欠損は6,000万円を超えています。国民健康保険税の負担がいかに大きいかということを示しているのではないでしょうか。多くの市民の方々から、「国保税が高過ぎる、払いたいけど高過ぎて払えない」、こういう声が広く聞かれます。この間は、市職員OBの方も、年金しか入ってこないのにこの国保税を何とか下げてほしいと強く言われました。国保制度は、社会保険に入っている人も定年になって、それまでの保険制度から離れれば必ずこの国保制度に入らなければならないという国民皆保険制度の根幹的な制度でありますけれども、負担が大きくなっています。それは、国が負担すると言っていた分を削っていることにも原因があると思います。その削った分をほとんどこの加入者に国保税としてかけてきているということが大きな要因ともなっていると思います。社会保険や公務員の皆さん方が加入している共済制度の掛け金の2倍以上の税金を課されているのが国保税です。制度そのものにも問題があります。その中でも、中津市は給付額を大きく見積もり過ぎているということもあるのではないでしょうか。不用額は平成29年度で4億8,544万8,000円、平成30年度で4億6,986万5,000円、令和元年度では、4億9,000万円を超える不用額となっています。これを活用するということになれば、先ほどの委員長報告の中の討論にもありましたけれども、1世帯当たり4万4,000円、1人当たりで2万7,000円の引下げができるという計算は成り立ちます。国からの補助でも、2億5,000万円の予算で国保税の軽減を図っているという状況もあります。不用額は約1か月分という説明がありましたけれども、1か月分の不用額を見込むより、ほかの市町村では実行されている収入のない子どもたちの均等割をやめるなど、こうした軽減策実施に向かうべきだと思います。それは十分できると思います、ほかの市町村でできていることですから。そういう検討を強く促したいので、この決算認定には反対いたします。 それから次に、議第98号 令和元年度中津市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定についてです。 剰余金が7億円程度あるという説明でしたけれども、中津市の水道料金が高いというのは、根強いものがあります。市民の声があります。今度は簡易水道を合併して、この水道料金を市の水道料金に合わせていくという中で、簡易水道に入っていた市民にとっては、大幅な料金値上げということになってまいります。ここも非常に負担感が大きいと思います。値上げの幅をもう少し緩やかにしていくとか、消費税分を引き下げるなどしても、なお剰余金が出るということになりますので、料金を上げる必要はなく、もう少し家計への負担を減らす工夫も可能ではないかと思われます。委員会の審議の中でも値下げについては、努力したいという答弁もありましたので、その努力を強く促したいというところからも、そういう意味も含めて、この決算の認定に反対をしたいと思います。 以上、討論といたします。 ○議長(山影智一)  これで、討論を終わります。 日程第4、採決に入ります。 念のため、採決の方法を申し上げます。 各委員長が報告いたしました議案のうち反対討論のありました案件については、起立採決をいたします。 続いて、反対討論のなかった案件については、簡易採決の方法により一括して採決いたします。 これより採決を行います。 まず、議第88号を採決いたします。 本件に対する各委員長の報告は認定するであります。本件は各委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 起立のまま、しばらくお待ちください。(起立多数) 着席ください。 起立多数であります。 よって、議第88号は原案のとおり認定されました。 次に、議第89号を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は認定するであります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。(起立多数) 着席ください。 起立多数であります。 よって、議第89号は原案のとおり認定されました。 次に、議第98号を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は認定するであります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 しばらくお待ちください。(起立多数) 着席ください。 起立多数であります。 よって、議第98号は原案のとおり認定されました。 次に、議第90号から議第97号まで、議第99号の決算議案9件、及び議第127号から議第143号まで及び議第148号の18件、計27件を一括して採決いたします。 以上27件については、各委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と言う声あり) 御異議なしと認めます。 よって、以上27件については、各委員長の報告のとおり決しました。 次に、12月1日及び12月8日上程、質疑を終えています議第144号から議第147号の4件について委員会付託省略、採決に入ります。 お諮りいたします。 ただいま議題となっています議第144号から議第147号の4件については、中津市議会会議規則第36条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と言う声あり) 御異議なしと認めます。 よって、議第144号から議第147号の4件については、委員会の付託を省略することに決しました。 これより議第144号を採決いたします。 本件はこれに同意することに御異議ありませんか。(「異議なし」と言う声あり) 御異議なしと認めます。 よって、議第144号はこれに同意することに決しました。 これより議第145号を採決いたします。 本件はこれに同意することに御異議ありませんか。(「異議なし」と言う声あり) 御異議なしと認めます。 よって、議第145号はこれに同意することに決しました。 これより議第146号を採決いたします。 本件はこれに同意することに御異議ありませんか。(「異議なし」と言う声あり) 御異議なしと認めます。 よって、議第146号はこれに同意することに決しました。 これより議第147号を採決いたします。 本件はこれに同意することに御異議ありませんか。(「異議なし」と言う声あり) 御異議なしと認めます。 よって、議第147号はこれに同意することに決しました。 次に、厚生環境委員長から請願第3号について、中津市議会会議規則第72条の規定により閉会中の継続審査の申し出があります。 お諮りいたします。 厚生環境委員長からの申し出のとおり閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。(「異議なし」と言う声あり) 御異議なしと認めます。 よって、請願第3号は厚生環境委員長からの申し出のとおり閉会中の継続審査に付することに決しました。 以上で、本定例会の全日程を終了いたしました。 これで、令和2年第4回定例会を閉会いたします。 △議事終了 午前11時36分上記、会議の経過を記録して、事実と相違ないことを証するため、ここに署名する。 中津市議会議長  山 影 智 一 署 名 議 員  恒 賀 愼太郎 署 名 議 員  大 内 直 樹・令和2年第4回中津市議会定例会提出案件議決結果表┌────────────────────────────────────────────┐│議案番号   件名                               議決結果│├────────────────────────────────────────────┤│議第127号 令和2年度中津市一般会計補正予算(第6号)            原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第128号 令和2年度中津市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)    原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第129号 令和2年度介護保険事業特別会計補正予算(第3号)         原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第130号 令和2年度後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)        原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第131号 令和2年度ケーブルネットワーク事業特別会計補正予算(第2号)   原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第132号 固定資産税及び都市計画税の納期の特例に関する条例の一部改正に       ││       ついて                              原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第133号 中津市税特別措置条例の一部改正について              原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第134号 中津市火災予防条例の一部改正について               原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第135号 中津市工業化促進条例の一部改正について              原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第136号 中津市営急傾斜地崩壊対策事業分担金徴収条例の一部改正について   原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第137号 公の施設の指定管理者の指定について(中津市八面山交流施設ふる       ││       さと回想館「八面山荘」)                     原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第138号 公の施設の指定管理者の指定について(中津市西谷農村公園施設)   原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第139号 公の施設の指定管理者の指定について(中津市やかた地区交流拠点       ││       施設)                              原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第140号 公の施設の指定管理者の指定について(中津市耶馬溪農林水産物等       ││       直売所)                             原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第141号 公の施設の指定管理者の指定について(福澤記念館)         原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第142号 公の施設の指定管理者の指定について(中津市教育福祉センター)   原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第143号 公の施設の指定管理者の指定について(中津市山国高齢者生活福祉       ││       センター外8施設)                        原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│議第144号 中津市固定資産評価審査委員会委員の選任について          同意する│├────────────────────────────────────────────┤│議第145号 中津市固定資産評価審査委員会委員の選任について          同意する│├────────────────────────────────────────────┤│議第146号 中津市公平委員会委員の選任について                同意する│├────────────────────────────────────────────┤│議第147号 中津市教育委員会委員の任命について                同意する│├────────────────────────────────────────────┤│議第148号 財産の取得について                        原案可決│├────────────────────────────────────────────┤│報告第26号 専決処分報告について(和解及び損害賠償の額の決定)            │├────────────────────────────────────────────┤│報告第27号 専決処分報告について(和解及び損害賠償の額の決定)            │├────────────────────────────────────────────┤│報告第28号 専決処分報告について(和解及び損害賠償の額の決定)            │├────────────────────────────────────────────┤│請願第 3号 家庭ゴミ無料収集の継続を求める請願書               継続審査│└────────────────────────────────────────────┘・閉会中継続審査のもの┌────────────────────────────────────────────┐│議案番号  件名                                議決結果│├────────────────────────────────────────────┤│議第88号 令和元年度中津市一般会計決算の認定について             認定する│├────────────────────────────────────────────┤│議第89号 令和元年度中津市国民健康保険事業特別会計決算の認定について     認定する│├────────────────────────────────────────────┤│議第90号 令和元年度中津市農業集落排水事業特別会計決算の認定について     認定する│├────────────────────────────────────────────┤│議第91号 令和元年度中津市介護保険事業特別会計決算の認定について       認定する│├────────────────────────────────────────────┤│議第92号 令和元年度中津市小規模集合排水事業特別会計決算の認定について    認定する│├────────────────────────────────────────────┤│議第93号 令和元年度中津市サイクリングターミナル事業特別会計決算の認定に       ││      ついて                               認定する│├────────────────────────────────────────────┤│議第94号 令和元年度中津市後期高齢者医療特別会計決算の認定について      認定する│├────────────────────────────────────────────┤│議第95号 令和元年度中津市ケーブルネットワーク事業特別会計決算の認定について 認定する│├────────────────────────────────────────────┤│議第96号 令和元年度中津市病院事業会計剰余金の処分及び決算の認定について   認定する│├────────────────────────────────────────────┤│議第97号 令和元年度中津市診療所事業会計剰余金の処分及び決算の認定について  認定する│├────────────────────────────────────────────┤│議第98号 令和元年度中津市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について   認定する│├────────────────────────────────────────────┤│議第99号 令和元年度中津市下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について  認定する│└────────────────────────────────────────────┘┌────────────────────────────────────────────┐│以上35件 原案可決(議案)                           18件││      認定する                               12件││      同意する                                4件││      継続審査(議案・請願)                         1件│└────────────────────────────────────────────┘...