大分市議会 > 2021-09-24 >
令和 3年決算審査特別委員会( 9月24日 全体会)

ツイート シェア
  1. 大分市議会 2021-09-24
    令和 3年決算審査特別委員会( 9月24日 全体会)


    取得元: 大分市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    令和 3年決算審査特別委員会( 9月24日 全体会)                   決算審査特別委員会記録 1.開催日時    令和3年9月24日(金)午前9時59分開議~午前10時30分散会 2.場  所    全員協議会室 3.出席委員    委員長 仲道 俊寿        副委員長 馬見塚 剛    委 員 牧  貴宏        委  員 進  義和     〃  長野 辰生         〃   穴見 憲昭     〃  倉掛 賢裕         〃   田島 寛信     〃  二宮  博         〃   永松 弘基     〃  板倉 永紀         〃   足立 義弘     〃  長田 教雄         〃   阿部剛四郎     〃  福間 健治         〃   斉藤由美子     〃  松本 充浩         〃   スカルリーパー・エイジ     〃  宇都宮陽子         〃   甲斐 高之
        〃  帆秋 誠悟         〃   宮邉 和弘     〃  髙野 博幸         〃   安東 房吉     〃  日小田良二         〃   堤  英貴     〃  岩川 義枝         〃   高松 大樹     〃  衛藤 延洋         〃   野尻 哲雄     〃  井手口良一         〃   佐藤 睦夫     〃  大石 祥一         〃   高橋 弘巳     〃  橋本 敬広         〃   川邉 浩子     〃  国宗  浩         〃   泥谷  郁     〃  今山 裕之   欠席委員    委 員 秦野 恭義 4.説明員    なし 5.事務局出席者    牧議事課長水田議事課政策監島谷議事課政策調査室長、    椎原議事課参事補議事担当班長    書記 岡﨑 紀憲 6.審査案件等    各分科会長の報告、質疑、討論、採決                会議の概要                             令和3年9月24日                             午前9時59分開議 ○仲道委員長   おはようございます。ただいまから決算審査特別委員会を開会いたします。  初めに、本委員会に付託されました議案4件について、各分科会長から審査の経過等の報告を受けます。なお、発言については、分科会長報告をはじめ、全ての発言は自席にて、着座のままお願いしたいと思います。御協力をよろしくお願いいたします。  最初に、二宮総務分科会長。 ○二宮総務分科会長   おはようございます。総務分科会長報告を行います。  さきの決算審査特別委員会において、本分科会審査案件となりました項目につきまして、審査いたしました経過並びに結果の御報告を申し上げます。  最初に、議第121号、令和2年度大分市歳入歳出決算の認定について、令和2年度大分市一般会計歳入歳出決算のうち歳入についてであります。  審査いたしました結果、反対意見はありませんでした。  次に、歳出のうち第1款議会費、第2款総務費、第3款民生費のうち国保年金課関係、第4款衛生費うち葬斎場費上水道費、第8款土木費のうち公共下水道事業会計繰出金、第9款河川・みなと振興課関係を除く消防費、第10款教育費のうち市民協働推進課関係、第11款災害復旧費のうち文教施設災害復旧費、第12款公債費、第13款予備費についてであります。  審査いたしました結果、いずれも反対意見はありませんでした。  また、令和2年度大分市国民健康保険特別会計歳入歳出決算、令和2年度大分市財産区特別会計歳入歳出決算、令和2年度大分市土地取得特別会計歳入歳出決算、令和2年度大分市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の4特別会計決算についてであります。  審査いたしました結果、いずれも反対意見はありませんでした。  次に、執行部に説明を求めました令和2年度重点事業の成果についてであります。  本分科会は、地域まちづくりビジョンフォローアップ事業など23事業の成果について説明を受けました。  次に、事務事業評価についてであります。  本分科会は、別府アルゲリッチ音楽祭ときめき出会いサポート事業自主防災組織活動支援事業の3事務事業評価対象となりましたことから、執行部から説明を受ける中、事務事業評価を行いました。  事務事業評価結果につきましては、お手元に配付の分科会評価結果のとおりであります。  このうち、ときめき出会いサポート事業につきましては、委員から、民間が行っているものとの違いを教えてほしい、体験型のイベントを行うなど内容を工夫してはどうかなどの質疑、意見があり、評価区分は拡充との結論に達しました。  最後に、本分科会としては、次のとおり要望いたします。  1、新型コロナウイルス感染症の影響により市税等の減収が予測される中、扶助費をはじめとした社会保障関係費公共施設の老朽化に伴う更新経費、昨今多発する自然災害への対応などによる財政負担が懸念される。今後も、財政運営に当たっては、引き続き、未収金徴収取組強化などにより自主財源の確保に努め、市債残高にも十分留意し、財政構造の弾力性の確保と健全性の堅持に努めること。  2、新型コロナウイルス感染症の拡大による地域経済、医療、教育等への影響、また、昨今の異常気象による災害への対応など、市民生活への様々な影響に対し、適宜迅速に公的支援を図ることができる財政運営に努めること。  3、補助金交付金等対象事業の決定及び支出に関しては、内容を十分に精査し、適正な執行に努めること。  以上で総務分科会長報告を終わります。 ○仲道委員長   次に、足立厚生分科会長。 ○足立厚生分科会長   おはようございます。厚生分科会長報告を行います。  さきの決算審査特別委員会において、本分科会審査案件となりました項目につきまして、審査いたしました経過並びに結果の御報告を申し上げます。  まず最初に、議第121号、令和2年度大分市歳入歳出決算の認定について、令和2年度大分市一般会計歳入歳出決算、歳出第3款国保年金課関係を除く民生費、第4款衛生費のうち保健衛生総務費子ども医療助成費保健所費、第10款教育費のうち子どもすこやか部関係についてであります。  第3款国保年金課関係を除く民生費につきまして、委員から、新型コロナウイルス感染症の影響で外出が減ったと思われるが、福祉タクシー利用状況はどうなっているかなどの質疑が出されました。  審査いたしました結果、一部反対意見がありました。  第4款衛生費のうち保健衛生総務費子ども医療費助成費保健所費につきましては、委員から、新型コロナウイルス感染症の影響下において、乳児健康診査実施状況はどうなっているかなどの質疑が出されました。  審査いたしました結果、反対意見はありませんでした。  第10款教育費のうち子どもすこやか部関係につきましては、委員から、市立幼稚園における子育て支援事業について、参加人員はどのようになっているかなどの質疑が出されました。  審査いたしました結果、反対意見はありませんでした。  また、令和2年度大分市母子・父子・寡婦福祉資金貸付事業特別会計歳入歳出決算及び令和2年度大分市介護保険特別会計歳入歳出決算につきましては、審査いたしました結果、いずれも反対意見はありませんでした。  次に、執行部に説明を求めました令和2年度重点事業の成果についてであります。  本分科会は、障がい者福祉施設整備事業など、19事業の成果について説明を受けました。  次に、事務事業評価についてであります。  本分科会は、障がい児通所支援事業ひとり暮らし高齢者愛訪問事業放課後児童支援コーディネーター事業の3事務事業評価対象となりましたことから、執行部から説明を受ける中、事務事業評価を行いました。  事務事業評価結果につきましては、お手元に配付の分科会評価結果のとおりであります。  このうち、放課後児童支援コーディネーター事業につきましては、委員から、コーディネーターが担当する放課後児童クラブは何か所あるのか、配慮を要する児童への理解と支援のためにも、クラブ指導員への研修を充実させてほしい、配慮を要する児童は増加傾向にあり、相談件数も増えている状況に対応するためにも、コーディネーターの増員が必要ではないかなどの質疑、意見があり、評価区分は拡充との結論に達しました。  最後に、分科会要望についてであります。  本分科会におきましては、様々な意見、質問が出されましたが、本分科会の要望とするまでには至りませんでした。  以上で厚生分科会長報告を終わります。 ○仲道委員長   次に、宮邉文教分科会長。 ○宮邉文教分科会長   おはようございます。文教分科会長報告を行います。  さきの決算審査特別委員会において、本分科会審査案件となりました項目につきまして、審査いたしました経過並びに結果の御報告を申し上げます。  最初に、議第121号、令和2年度大分市歳入歳出決算の認定について、令和2年度大分市一般会計歳入歳出決算、歳出第10款子どもすこやか部及び市民協働推進課関係を除く教育費についてであります。  本分科会審査項目につきましては、歳出第10款のみであることから、審査をより深めるため、1項ごとに審査を行いました。  委員からは、イングリッシュアドバイザーの雇用に当たっては、資格や推薦などの要件があるのか、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う来日の遅延により、新規の外国語指導助手の配置ができていないが、今後の人材確保についてはどのように考えているのか、大分市特別支援教育メディカルサポート事業で派遣される看護師はどのような業務を行っているのかなどの質疑が出されました。  審査いたしました結果、反対意見はありませんでした。  次に、執行部に説明を求めました令和2年度重点事業の成果についてであります。  本分科会は、教科指導マイスター派遣事業など、18事業の成果について説明を受けました。  次に、事務事業評価についてであります。  本分科会は、日本語指導等支援事業スクールサポートスタッフ配置事業運動部活動総合活性化事業の3事務事業評価対象となりましたことから、執行部から説明を受ける中、事務事業評価を行いました。  事務事業評価結果につきましては、お手元に配付の分科会評価結果のとおりであります。  このうち、日本語指導等支援事業につきましては、委員から、他都市の日本語指導講師の謝礼の金額はどのくらいなのか、現在支援している児童生徒等の母国語は何種類あるのか、今後、支援が必要な児童生徒等は増加していくことが予想されるため、拡充すべきであるなどの質疑、意見があり、評価区分は拡充との結論に達しました。  最後に、本分科会としては、次のとおり要望いたします。  1、大分市情報学習センターの廃止が決定したが、地元住民にとっては、長い間慣れ親しんだ施設であることから、地元と十分に意思疎通を図りながら、今後の利用方針を検討していくこと。  2、日本語指導等支援事業については、引き続き、国籍に関わらず、日本語指導等が必要な全ての児童生徒及び保護者を対象とするとともに、より一層の支援に努めること。  3、運動部活動総合活性化事業については、事業の目的が十分に達成できるよう、外部指導者人材確保等に努めること。  以上で文教分科会長報告を終わります。 ○仲道委員長   次に、田島建設分科会長。 ○田島建設分科会長   おはようございます。建設分科会長報告を行います。  さきの決算審査特別委員会において、本分科会審査案件となりました項目につきまして、審査いたしました経過並びに結果の御報告を申し上げます。
     最初に、議第121号、令和2年度大分市歳入歳出決算の認定について、令和2年度大分市一般会計歳入歳出決算、歳出第8款公共下水道事業会計繰出金を除く土木費、第9款消防費のうち河川・みなと振興課関係、第11款災害復旧費のうち土木施設災害復旧費についてであります。  第8款公共下水道事業会計繰出金を除く土木費につきましては、委員から、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている生活困窮者に対する住居支援はどうなっているのか、お部屋ラボ祝祭広場大型ビジョン利用状況はどうなっているのかなどの質疑が出されました。  審査いたしました結果、一部反対意見がありました。  第9款消防費のうち河川・みなと振興課関係、第11款災害復旧費のうち土木施設災害復旧費につきましては、審査いたしました結果、いずれも反対意見はありませんでした。  また、令和2年度大分市大分駅南土地区画整理清算事業特別会計歳入歳出決算につきましては、審査いたしました結果、反対意見はありませんでした。  次に、議第122号、令和2年度大分市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定については、審査いたしました結果、一部反対意見がありました。  次に、議第123号、令和2年度大分市公共下水道事業会計資本剰余金の処分及び決算の認定については、審査いたしました結果、一部反対意見がありました。  次に、執行部に説明を求めました令和2年度重点事業の成果についてであります。  本分科会は、道路照明灯LED化事業など16事業の成果について説明を受けました。  次に、事務事業評価についてであります。  本分科会では、道路舗装事業(単独)、未就学児等交通安全対策事業、ふれあい交通運行事業の3事務事業評価対象となりましたことから、執行部から説明を受ける中、事務事業評価を行いました。  なお、事務事業評価結果につきましては、お手元に配付の分科会評価結果のとおりでございます。  このうち、道路舗装事業(単独)につきましては、委員から、市道は市民の生活基盤であることから、安全・安心な道路環境を確保してほしい、事業の必要性や妥当性が高い一方で、達成度が低いことから、さらに事業を推進するべきではないか、他事業とのバランスも考慮しつつ、しっかりと計画を立てて事業を実施するべきではないかなどの意見があり、評価区分は拡充との結論に達しました。  最後に、本分科会としては、次のとおり要望いたします。  1、近年、全国的に想定を超える災害が多発し、本市でも甚大な被害が相次いでおり、災害対策は待ったなしである。道路、橋梁、河川等については、災害時に市単独では対応できる範囲が限られていることから、現在、国、県との連携を進めているが、より連携を図るとともに、防災、減災、国土強靭化のための5か年加速化対策に資する事業を加速し、土砂災害内水氾濫などの災害を想定した整備を行うこと。  2、市民の生活環境を充実させるため、公共下水道のさらなる普及、促進に努めること。また、本市に大きな被害を与えると想定される南海トラフ巨大地震に備え、上下水道施設の耐震化を一層推進すること。  以上で建設分科会長報告を終わります。 ○仲道委員長   次に、泥谷経済環境分科会長。 ○泥谷経済環境分科会長   おはようございます。経済環境分科会長報告を行います。  さきの決算審査特別委員会において、本分科会審査案件となりました項目につきまして、審査いたしました経過並びに結果の御報告を申し上げます。  最初に、議第121号、令和2年度大分市歳入歳出決算の認定について、令和2年度大分市一般会計歳入歳出決算、歳出第4款衛生費のうち当分科会所管分、第5款労働費、第6款農林水産業費、第7款商工費、第11款災害復旧費のうち農林水産施設災害復旧費についてであります。  第4款衛生費のうち当分科会所管分につきましては、委員から、大分市保健衛生組合連合会はどのような活動をしているのかなどの質疑が出されました。  審査いたしました結果、反対意見はありませんでした。  第5款労働費につきましては、委員から、障がい者職場実習促進事業について、実習先への就職数は執行部見込みどおりかなどの質疑が出されました。  審査いたしました結果、反対意見はありませんでした。  第6款農林水産業費につきましては、審査いたしました結果、反対意見はありませんでした。  第7款商工費につきましては、審査いたしました結果、反対意見はありませんでした。  第11款災害復旧費のうち農林水産施設災害復旧費につきましては、審査いたしました結果、反対意見はありませんでした。  また、令和2年度大分市公設地方卸売市場事業特別会計歳入歳出決算並びに令和2年度大分市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算につきましては、審査いたしました結果、反対意見はありませんでした。  次に、議第124号、令和2年度由布大分環境衛生組合歳入歳出決算の認定については、審査いたしました結果、反対意見はありませんでした。  次に、執行部に説明を求めました令和2年度重点事業の成果についてであります。  本分科会は、水素エネルギー導入推進事業など、25事業の成果について説明を受けました。  次に、事務事業評価についてであります。  本分科会は、移住者就労促進事業、都市・農村交流活動支援事業、おおいた物産・食・観光魅力発進事業の3事務事業評価対象となりましたことから、執行部から説明を受ける中、事務事業評価を行いました。  事務事業評価につきましては、お手元に配付の分科会評価結果のとおりであります。  このうち、移住者就労促進事業につきましては、委員から、移住相談会のPRはどのようにしているのか、大分市に移住してもらうための魅力発信の具体案はどのようなものか、移住者年齢分布家族構成について傾向を教えてほしいなどの質疑、意見があり、評価区分は継続との結論に達しました。  最後に、分科会要望についてであります。  本分科会におきましては、様々な意見、質問が出されましたが、本分科会の要望とするまでには至りませんでした。  以上で経済環境分科会長報告を終わります。 ○仲道委員長   以上で各分科会長の報告を終わります。  質疑、意見をお受けします。  なお、要望事項及び事務事業評価結果に対する意見等については、後ほどお願いいたします。  質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○仲道委員長   質疑、意見を終結いたします。  これより討論に入ります。なお、討論については、申合せにより、全体会第3回目における討論は、その後の本会議における委員長報告に対する討論が実施されることを踏まえ、簡潔に行うように努めるとあります。御協力をいただきますようよろしくお願いいたします。  討論はありませんか。 ○福間委員   私は、日本共産党を代表して、決算審査特別委員会に付託されました、議第121号、令和2年度大分市歳入歳出決算の認定について、議第122号、令和2年度大分市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について、議第123号、令和2年度大分市公共下水道事業会計資本剰余金の処分及び決算の認定について、決算審査分科会長報告に対する反対討論を行います。  一般会計と9特別会計を合わせた総計決算額は、歳入から歳出を差し引いた形式収支額は59億500万円で、翌年度へ繰り越すべき財源約7億円を差し引いた実質収支は、およそ52億円の黒字となっています。  一般会計決算収支は、単年度収支は約12億3,000万円の黒字、これに黒字要因である積立金を加え、赤字要因である積立金取壊し額を差し引いた実質単年度収支は約7,300万円の赤字決算で、新型コロナウイルス感染症の影響が色濃く表れた決算となっています。  まず、歳入について、自主財源の市税は、構成比は32.5%で前年の43.7%と比べ11.2ポイント低下しています。個人市民税納税義務者数の増などで対前年度比1.6%増、一方、法人市民税法人税率の引下げに加え、新型コロナウイルス感染症の影響などで、対前年度比19.7%の減で、市税総額が9億4,000万円の減収となっています。長引く自粛の影響で、市民生活に負担が重くのしかかっています。市税の徴収は納税者の実態に即した対応を求めます。税の二重取りともいえる都市計画税には賛同できません。  次に、依存財源です。  地方交付税は前年度比16.6%の減、一方、国庫支出金は前年度比151.2%の増、地方消費税交付金が前年度に比べ18億5,300万円、21.6%の増となっています。このコロナ危機を受け、世界60もの国と地域が消費税減税に踏み出しています。自営業者や低所得者など支援が必要な世帯ほど重い消費税は早急に引き下げるべきです。これまで同様、消費税に反対する基本的な立場から、地方消費税交付金などの消費税に係る歳入に反対します。  また同様に、令和2年度大分市公設地方卸売市場事業特別会計、令和2年度大分市農業集落排水事業特別会計決算、議第122号、議第123号についても、各事業に反対するものではありませんが、消費税の措置に係る決算認定には反対します。  次に、歳出についてです。  新型コロナウイルス感染症対策として、中小業者等を対象にした家賃支援感染防止策子育て支援や福祉・生活インフラ整備等に係る事業には賛同します。しかし、大企業優遇不要不急大型事業社会保障費負担増住民合意が不十分な事業、広域行政推進行政改革押しつけの事業などの決算は賛同できません。  まず、大企業優遇不要不急大型公共事業についてです。  7款商工費、大企業優遇となっている企業立地推進事業、8款土木費幹線道路にアクセスせず、メリットが少ない横尾公共団体区画整理事業費決算認定に反対します。  次に、社会保障費負担増についてです。  国民健康保険税最高限度額は、基礎課税分2万円、介護納付金1万円と合計3万円、限度額は96万円から99万円に引き上げられました。コロナ禍での地域経済消費低迷への影響が懸念されます。決算認定は同意できません。  次に、批判や疑問が多く、広域化推進、市民の合意が不十分な事業についてです。  2款総務費豊予海峡ルート推進事業は中止し、このコロナ禍地域経済を守るために、地元の課題に真摯に向き合い、誰もが安心・安全に暮らせるためのインフラ整備を進めるべきです。  2款総務費中心市街地公有地利活用事業は、荷揚町小学校跡地複合公共施設整備に係るものですが、県内の防災機能広域化ともいえる消防通信指令業務共同運用が予定されています。また、建設事業をPFIで行うための選考が行われています。多額の税金を投入し、長期にわたる契約を一括して事業者に委託するものであり、財政効率優先の事業となっている。  2款総務費スポーツ・オブ・ハート2020in大分実行委員会補助金は、議会での事務事業評価で、休止、廃止と決定された事業です。これを覆しての予算執行は、2元代表制の根幹を揺るがすものです。  第4款衛生費、新環境センター整備事業は、広域連携による一極集中の大型施設は、災害発生時などのリスクを伴います。廃棄物は自治体内で処理することが基本です。  8款土木費、新たなモビリティサービス事業は、時速20キロメートルしか出せない車両の運行実験は、安全性も確保されているとは言えず、実用的な運用は現実的ではありません。日常的に利便性の高い、安全が確保された交通対策事業を行うべきです。  8款土木費、祝祭の広場機能強化事業は、新たな大型テレビの購入は突然の提案でした。市民の意向や費用対効果の十分な議論が必要でしたし、回遊性、滞留性向上に効果があるのか検証も不十分です。  以上の項目の決算認定に反対します。  次に、行政改革推進に係る事業についてです。  2款総務費マイナンバー関連経費は、マイナンバーカードの利活用、普及促進のため、システム改修、個人番号カード関連事務費などが措置されています。マイナンバー制度は、個人情報に係る重大な危険を生じさせる危険な制度です。カードの紛失や悪用も危惧されており、賛同できません。  4款衛生費、有料指定ごみ袋事業は、家庭ごみの有料化に、所得の低い人ほど負担が重くなる制度で、ごみの収集は憲法で定められた公衆衛生に係る自治体本来の業務です。ごみ減量は、市民の納得と協働によって推進すべきであります。  市立幼稚園の統廃合、学校給食調理など業務執行方式の見直しが拡大されています。教育に行政改革を持ち込むのは認められません。  1款議会費、議員特権ともいえる費用弁償は廃止すべきです。  以上の決算認定に反対します。  最後に、憲法に関わる問題です。  まず、同和対策事業についてです。  逆差別を助長し、不公平な同和事業は速やかに終結させ日本国憲法に基づいた人権全般に関する一般施策に移行すべきです。  第2款総務費、自衛官募集事務費です。  平和条項に係る基本的立場から、自衛官募集事務費、歳入の国有提供施設等市町村助成交付金は賛同できません。  以上、歳出決算に反対したものに係る歳入、債務負担行為、繰越明許費、継続費についても反対します。  以上の理由から、議第121号、議第122号、議第123号の決算認定に反対いたします。 ○仲道委員長   以上で討論を終結し、これより採決いたします。  最初に、反対討論のありました議第121号、議第122号及び議第123号について、挙手により採決いたします。  以上の案件は、原案を可決及び認定することに賛成の方の挙手を求めます。  〔賛成者挙手〕 ○仲道委員長   挙手多数であります。  よって、本案は一部反対意見がありましたが、原案を可決及び認定すべきものと決定いたしました。  次に、議第124号は原案を認定することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声〕 ○仲道委員長   御異議なしと認めます。よって、本案は原案を認定すべきものと決定いたしました。  次に、ただいま各分科会長から報告がありました要望事項の取扱いについてお諮りいたします。  21日に行われました正副委員長・正副分科会長会議において、要望事項(案)として整理いたしましたものをお手元に配付しております。この案をもちまして、決算審査特別委員会要望事項としてよろしいでしょうか。
     〔「異議なし」の声〕 ○仲道委員長   決定いたします。  次に、お手元に配付しております事務事業評価結果につきましては、その結果を委員長報告に盛り込むとともに、書面にて議場で配付することといたしておりますが、そのような取扱いでよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○仲道委員長   そのように決定いたします。  なお、9月27日の本会議における決算審査特別委員長報告につきましては、正副委員長に御一任いただきますようお願いいたします。  その他として、何かございませんか。  〔「なし」の声〕 ○仲道委員長   以上で決算審査特別委員会の全ての日程を終了いたしました。  これをもちまして閉会いたします。お疲れさまでした。                              午前10時30分散会...