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  1. 大分市議会 2021-09-16
    令和 3年決算審査特別委員会( 9月16日 文教分科会)


    取得元: 大分市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    令和 3年決算審査特別委員会( 9月16日 文教分科会)                   決算審査特別委員会 文教分科会記録 1.開催日時    令和3年9月16日(木) 午前9時58分開議~午前11時48分休憩                午後0時58分再開~午後2時22分散会 2.場所    第3委員会室 3.出席委員    分科会長  宮邉 和弘   副分科会長  スカルリーパー・エイジ    委  員  長野 辰生   委   員  甲斐 高之    委  員  高松 大樹   委   員  井手口 良一 欠席委員    委  員  秦野 恭義 4.説明員   (教育部)
       末松教育部長高橋教育部教育監坪根教育部審議監兼文化財課長、    桑野教育部次長高田教育部次長教育総務課長、    村上教育部次長社会教育課長、長田大分市美術館副館長兼美術振興課長、    野田学校教育課長、新納学校施設課長清水体育保健課長、    高橋人権・同和教育課長、佐藤大分市教育センター所長内田文化財課政策監、    江隈学校教育課参事大坪社会教育課参事大久保学校教育課参事、    小池大分市教育センター副所長、上野体育保健課参事補 5.事務局出席者    書記 宮本 樹理    書記 島谷 幸恵 6.審査案件等    議第121号 令和2年度大分市歳入歳出決算の認定について         令和2年度大分市一般会計歳入歳出決算            歳出 第10款 教育費(子どもすこやか部及び市民協働推進課関                      係を除く。)                   事務事業評価                   ・日本語指導等支援事業                   ・スクールサポートスタッフ配置事業                   ・運動部活動総合活性化事業                 会議の概要                              令和3年9月16日                              午前9時58分開議 ○宮邉分科会長   おはようございます。ただいまから決算審査特別委員会文教分科会を開会いたします。  本日は、秦野委員が欠席でございます。  本日は傍聴者の方がおられるようですが、遵守事項に従って、静粛に傍聴いただきますようお願いいたします。  それでは、お手元に配付しております日程案に従い審査を行いたいと思います。  なお、本分科会所管の第10款教育費については、第1項教育総務費から第6項保健体育費までありますが、審査をより深めるために、1項ずつ執行部より説明を受け、その後、委員から質疑、意見を受けたいと思います。  また、本日審査が終了しなかった場合は、明日17日の分科会予備日に審査を行い、21日は分科会要望等の確認日としております。  平成24年より、決算審査の一環として事務事業評価を行っております。本分科会では、日本語指導等支援事業スクールサポートスタッフ配置事業運動部活動総合活性化事業の3事業を評価対象としております。  審査の流れについて確認いたしますと、まず、評価対象事務事業以外の質疑、意見までを行い、その後、事務事業評価に入ります。事務事業評価終了後に、本分科会の認定に対する意見の集約を行います。  それでは、この日程案及び審査の流れでよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○宮邉分科会長   それでは、この日程に従い審査を行います。  なお、審査に当たって、説明員は関係者のみの出席を求めております。  本日は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、常時換気を行うとともに、マスク着用を認めております。発言の際は大きな声ではっきりと発言するようお願いをいたします。  それでは、分科会の審査について説明をいたします。  議案の採決は9月24日の決算審査特別委員会全体会で行いますので、分科会においては、執行部の説明の後、質疑等を行いますが、討論、採決はいたしません。なお、分科会として審査議案に対する意見を集約したいと考えております。  次に、分科会の要望としたい事項がある場合は、その都度協議をいたしますので、冒頭にその旨を発言してください。  また、昨年度同様に、本分科会での審査後に他の分科会と関連する要望事項をお聞きしますので、発言のある方はその際に発言をお願いいたします。  分科会審査における意見、要望等については、正副委員長、正副分科会長会議を経て文教分科会長の報告として、24日の決算審査特別委員会全体会において報告したいと考えております。  なお、委員個別の要望事項については、これまでと同様に、取りまとめて後日、対応結果を報告することはいたしませんので、御了承をお願いいたします。  次に、課題、問題等に対する理解をより深めるため議員間の自由討議を要する場合は、その旨を発言してください。  また、本分科会委員以外の委員から発言の申出があった場合には、その都度委員の皆さんにお諮りしたいと思います。ただ、議長、副議長は決算審査特別委員会の委員ではありませんが、当委員会の委員でもございますので、発言の申出があった場合には、地方自治法第105条の規定等に基づき、分科会長の判断で許可をいたします。御了承ください。  ここで、末松教育部長から発言を求められておりますので、許可いたします。 ○末松教育部長   おはようございます。決算審査特別委員会文教分科会の開会に当たりまして、教育委員会の決算の概要について御説明をいたします。  教育委員会では、外国語指導助手招聘事業小中学校施設長寿命化改修事業、大友氏遺跡保存整備事業等の重点事業をはじめ、各種事業を確実に推し進めるとともに、適正な予算執行に努めてきたところでございます。  こうした中、本日御審議いただきます令和2年度大分市歳入歳出決算における教育費のうち、子どもすこやか部及び市民協働推進課所管分を除く教育委員会所管分の決算額は165億147万4,293円であり、一般会計の決算総額に占める割合は6.9%となっております。事務事業評価の対象となっております3事業と併せまして、委員の皆様の大所高所からの御意見、御指導を賜りたく存じます。  なお、詳細につきましては、教育総務課長から説明をさせますので、委員の皆様方には慎重御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 ○宮邉分科会長   それでは、早速審査に入ります。  初めに、議第121号、令和2年度大分市歳入歳出決算の認定について、令和2年度大分市一般会計歳入歳出決算、歳出第10款子どもすこやか部及び市民協働推進課関係を除く教育費について審査をいたします。  それでは、最初に、第1項教育総務費の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○高田教育部次長教育総務課長   〔説明書③319ページ~ 第1項教育総務費について説明〕 ○宮邉分科会長   ただいま説明が終わりましたが、質疑、意見のある方は挙手をお願いいたします。 ○井手口委員   まず、大分っ子基礎学力アップ推進事業教科指導マイスター派遣事業が、約20%の不用額が出ていますが、その要因は何ですか。 ○野田学校教育課長   教科指導マイスターは、令和3年度、国語、数学、理科、社会、英語の5教科18名のマイスターの派遣を予定しておりましたけれども、人材の確保ができませんでしたので16名となっております。それが要因でございます。 ○井手口委員   今、令和3年度と言いませんでしたか。 ○野田学校教育課長   令和2年度です。訂正して御説明いたします。昨年度、15名の配置になりましたので、18名の枠の中に15名配置ということで、3名配置ができなかったことが原因でございます。失礼いたしました。 ○井手口委員   確認すると、当初予算では18名のところが3名減ったということですね。 ○野田学校教育課長   そのとおりでございます。 ○井手口委員   次に、イングリッシュアドバイザーですが、この事業で必要な人員のリクルート先はどういう形ですか。 ○野田学校教育課長   現在、イングリッシュアドバイザーは5名の職員を配置させていただいているところでございます。3名が、英語を専門とする退職した校長、そして1名が、海外の教育機関で指導をしていた者、そしてもう1名が、過去、大分市でALTとして勤務していた方で、指導力がある方を配置させていただいています。 ○井手口委員   特にその資格とか、派遣元の推薦とか、そういったものがあるわけではないということですね。 ○野田学校教育課長   面談を行いまして、指導力を選考させていただきますけれども、特段どこかの諸団体からの推薦等がなければ応募できないというものではございません。 ○井手口委員   具体的に、大分市内の中学校で英語で教壇に立った経験者というような人たちが多いんですか。そうでない人が多いんですか。 ○野田学校教育課長   説明が重なりますけれども、過去、中学校の教諭をしていて、退職時は小学校長をしていた者。これまで外国語活動英語教育の研究を推進してきて、校長で退職した者。それと、海外の教育機関で英語を指導していた者等でございます。 ○井手口委員   最後の海外の教育機関で英語を指導していたというのは、どういうシチュエーションでそうなっているか分かりませんが、それ以外の2タイプのアドバイザーたちは、少なくとも英検かTOEICの資格ぐらいは持っているのでしょうか。 ○野田学校教育課長   今、ここで一人一人の履歴書までは準備しておりませんのでお答えができませんけれども、一定程度の英語の指導力はあることを面談で確認しているところです。 ○井手口委員   私は何を言いたいかというと、英語の指導力というものがどういうものか。これまでの中学校でやっていた英語の指導の、あるいは英語の学習の延長であっては、小学校での英語教育というのは成果が上がらないと考えます。そういう意味では、過去の経験がそう生かせるような場ではないのではないかという危惧があるのでしつこく聞いているんですが、誰がどのような判断に基づいて、この人は小学校での英語教育に対する資質があるなり能力があるなりという判断をしているんですか。 ○野田学校教育課長   公募によりイングリッシュアドバイザーの職に就きたいという者に対して、面接、面談を行いました。事務局職員採用試験官として面談を行ったところでありますけれども、今、委員がおっしゃられるように、過去、小学校でのいろいろな経験があることなども踏まえて採用したということです。 ○井手口委員   事業そのものが新しいので、これから先、また経過を見ながら、教育の成果というものに注目していかなければならないと思います。事業そのものは継続してやってもらいたいと思っています。  次に、外国語指導助手招聘事業ですが、これは、具体的にはALTということですか。 ○野田学校教育課長 
     そのとおりでございます。 ○井手口委員   今年、予定の半分しかいかなかったというのは、新型コロナウイルス感染症もあって仕方ないことですが、新型コロナウイルス感染症がある程度収束するなり、新型コロナウイルス感染症と共に生きていかなければいけない世の中になったときに、ALTの取り合いになることは間違いないです。これから先、ALTをどうやってリクルートするのですか。 ○野田学校教育課長   昨年度も委員から本会議において御質問をいただいたところです。その中で、ALTの採用におきまして、民間の方の派遣ということも今まで検討してきたところです。本年度、6月当初時点で5名の民間の方の配置をしており、あわせて35枠のうち15枠で対応していますが、11月の時点で28名、年度末に35名という予定にしているところでございます。  現在非常にALTの方だけの指導が、人材の人数が厳しいところがございますので、先ほど御説明いたしましたイングリッシュアドバイザー、さらには学校教育課英語教育推進室指導主事等を学校に派遣いたしまして、英語教育の指導に困りがないようにしていきたいと思います。 ○井手口委員   今年の一般質問の中でも提言として言いましたが、大分県内にある大学の大学院の学生で、留学生も活用するようなことをぜひ視野に入れておいていただきたいと思います。  次に、大分っ子基礎学力アップ推進事業ですが、これも今回の一般質問で学力調査のことで言いましたが、具体的にこの事業の結果、大分市内の子供たちのどの部分が弱くて、どの部分は伸び代があると。その調査結果に基づいて学校のカリキュラムなり学習指導方針を変えて、こういうところに力を入れた結果が出ましたというような報告を、今すぐ上げてといっても無理でしょうけれども、そういう報告を出してもらわないと、事業の評価ができない。ぜひその準備をして我々に提示をしてください。  それから、もう一つ、メディカルサポートで派遣された看護師の業務内容はどんなものですか。 ○佐藤大分市教育センター所長   現在、委託をして訪問看護を行っていただいておりますが、導尿、たんの吸引が主な内容です。 ○井手口委員   今回、私は一般質問メディカルサポートの件について話をしましたが、教育委員会には聞きませんでした。というのは、ここでその話をしたかったからです。当然、サポートを受ける障害がある子供たち本人のことは非常に重要ですけど、当然ながら、その家族はいろんな意味で精神的な負担が大きいんですよ。メディカルサポートをやっている看護師たちは、日頃からいろんなタイプの人間を見てきているはずですから、ぜひ精神的なサポートも加味できるような、そういう業務委託の形態をぜひ検討していただきたいと思います。そうでないと、たんの除去だとか導尿というのは、法律さえ整備されていけば、家族が代替できるような方向に今なっているでしょう。特に、吸たんは家族でもできます。そういう状況の中で、家族を孤立させては、一番悪いんですよ。だから、その辺のところを、看護師さんという新たな人材が、病院の中から、学校の中で、教育界の中で接することになったという新しいシチュエーションをぜひ大事にして、本人ももちろん、その家族の精神的なサポートができるような体制をぜひ検討してください。これはお願いしておきます。 ○宮邉分科会長   井手口委員、個人要望でよろしいですか。 ○井手口委員   はい。 ○宮邉分科会長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉分科会長   ないようですので、質疑、意見を集結いたします。  次に、事務事業評価に入ります。  第1項では、日本語指導等支援事業スクールサポートスタッフ配置事業評価対象となっております。  それでは、提出された事務事業評価シートを基に執行部から説明を受けます。  まず、日本語指導等支援事業について説明をお願いいたします。 ○野田学校教育課長   文教-1、日本語指導等支援事業について御説明いたします。  まず、事務事業実施期間は、平成29年度からでございます。  根拠法令から予算費目は記載のとおりでございます。  実施方法は、直接実施でございます。  次に、事務事業の概要でございます。  目的は、日本語指導が必要な児童生徒等日本語指導や通訳を行う講師等を派遣し、個に応じた指導や支援を行うことにより、学校や社会への円滑な適応を図ることでございます。  対象、手段につきましては、児童生徒への指導、保護者への支援、そして、多言語翻訳機の貸与の3つでございます。児童生徒に対しましては、事業開始当初から、日本語指導が必要な児童生徒が在籍する学校に民間の日本語指導講師の方を派遣いたしまして、学校生活への円滑な適応を図っておりますが、来日直後等に子供たちに集中的な支援を必要とするために、令和2年度からは、市費会計年度任用職員を新たに2名ほど採用、配置して、指導や支援に当たっているところでございます。また、日本語の理解が十分でない保護者の方に対しましては、民間の通訳の方を派遣して、学校での生活や学習の相談、就学や進路相談の支援に取り組んでおります。さらに、教師が指導や相談対応において日常的に意思疎通を図るため、多言語翻訳機の貸出しも行っているところでございます。  事業の必要性につきましては、本事業における活用数は、令和元年度24名、令和2年度27名、本年度は5月末時点において25名になります。今後も国際化の進展等に伴いまして、外国人児童生徒をはじめ、本事業を必要とする児童生徒及び保護者の方が増加するものと考えられますことから、本事業の充実を図る必要があると考えておるところでございます。  成果目標につきましては、本事業を活用することにより、日本語指導が必要な児童生徒が、日本語を用いて生活や学習が送れるようになり、学校生活への円滑な適応を図ることであります。  成果実績及び効果につきましては、令和2年度日本語指導等支援事業に係る活用状況報告書において、学習するための日本語能力が向上し、授業が分かるようになった、学校生活のための日本語能力が向上し、他の児童生徒や教職員とのコミュニケーションが円滑にできるようになったと回答した学校の割合が、それぞれ90%、95%と良好でありますことから、学校生活への円滑な適応や日本語能力の向上に成果が見られていると考えております。  総事業費につきましては、平成30年度、令和元年度は記載のとおりでございます。令和2年度は、計画が1,456万1,000円、実績が1,161万3,000円であり、事業費の内訳は、主として日本語指導専任指導員2名の人件費でございます。  実績評価についてでございます。令和2年度は、民間派遣の日本語指導講師11名が児童生徒13名に対して延べ582回の日本語指導を実施いたしました。学校からは、コミュニケーションが円滑となり、安心して学校生活を送ることができるようになった、通訳者の活用により保護者の方との意思疎通が向上し、児童生徒に適切な指導を行うことができたなどの報告がありました。また、子供たちからは、日本語が分かるようになって楽しい、保護者からは、丁寧で細かな指導や心遣いに感謝しますなどの声をいただいているところでございます。このようなことから、本事業により、児童生徒日本語能力が向上し、学校生活への円滑な適応が図られているものと考えております。  最後に、今後の方向性、課題でございます。日本語指導専任指導員が、来日直後等の児童生徒が在籍する学校だけでなく、本事業を活用している学校を訪問し、児童生徒の状況や日本語の指導方法等について、学級担任や民間派遣の日本語指導講師の方と連携するとともに、今後、市といたしましても、日本語指導の手引等などの作成を行いまして、子供たち個に応じたきめ細かな指導や支援の一層の充実を図ってまいります。また、保護者等への通訳者の派遣や多言語翻訳機の貸与などにも引き続き取り組んでまいりたいと考えております。  1件補足でございますが、委員さん方への8月の事前の御説明の際に、現在、大分市で勤務している教職員の中で海外の日本人学校に勤務していた職員がどの程度いますかという御質問をお預かりしておりますけれども、現在、県費職員が、臨時講師も含めまして2,140名ほど籍を置いておりますが、このうち19名が海外での日本人学校の経験を持っております。主な派遣先ですけれども、中国、韓国、シンガポール等アジア地域、そして、ドイツ、ベルギーなどのヨーロッパ、そして中にはコロンビアやブラジルといった南米にも派遣されています。 ○宮邉分科会長   説明が終わりましたが、質疑、意見はありませんか。 ○長野委員   昨日の日本経済新聞に、ちょうどこの件で記事が出ていたんですけれども、大分県では日本語担当教員の1人が受け持つ子供の人数が26人とあるんですが、先ほど言われましたように、講師が11名、そして、児童13人ということで、大分市は人数的には十分ということでよろしいんですか。 ○野田学校教育課長   教育的な指導において、なかなか十分という言葉をもって言い難いところもございますけれども、これまでの課題を踏まえて、今、配置はさせていただいているところです。  ただ、現状、実際に子供たちに関わっている市費職員の方や民間の方のお声を聞く中では、さらなる一層の充実を求める声もございますし、中身だけではなくて、時間的な確保をもっとしたほうがいいのではなかろうかという声もいただいているところです。 ○長野委員   今後もまた年を追うごとに日本語指導が必要な児童生徒等は増える傾向にありますので、外部講師を含めて、講師の方の十分な確保を期待しております。  それと、もう一つ、教えていただきたいんですけど、前に、大分市では外部講師の方の報酬金が3,000円とお聞きしたんですけれども、県でも同じような方の報酬金が幾らか分かりますか。 ○野田学校教育課長   大分市は現在1回2時間程度で3,000円ということで支給をさせていただいていますけど、県に確認をいたしましたら、大分県は1時間につき2,940円ということでございます。なお、大分県は、県の非常勤講師等と同額の値、大分市は、根拠として会計年度任用職員の時給等を参考に設定をさせていただいている現状でございます。 ○長野委員   分かりました。ありがとうございます。 ○宮邉分科会長   ほかにありませんか。 ○甲斐委員   今、時給単価等が出ましたが、これは多分指導の時間だと思いますが、今後連携を考えているので、研修等話合いの時間が要ると思いますが、現状で通勤手当だとか、その辺の報酬等はどのようになっているんですか。 ○野田学校教育課長   現状を御説明いたしますと、大分市の場合は交通費は支給しておりません。県は、8キロメートル以上という条件を付しまして支給をしていると聞いているところでございます。 ○甲斐委員   今、まさにそこのところに違いがあるので、この現状の制度を考えると、人材の確保なり環境の整備が要ると思うんですが、長野委員もおっしゃったように、今後の見通しが増えてくるのに対応する必要があると思います。県との違いがあることに対しての人材確保に対する今のお考えをお聞かせください。 ○野田学校教育課長   この件につきましてはこれまでも御意見を委員方からもいただいているところですので、検討していくべき課題の1つと捉えてはおります。  本事業を導入するに当たり、全国的な自治体の状況等も参考にしたところでございます。今、大分県を御説明させていただいているところですが、他市、例えば日本語指導子供たちが非常に多い市の1つに三重県の津市がございますが、ここは2時間で1,000円、出雲市が1時間につき1,200円から1,300円。そのほか、例えば前橋市につきましては、1時間に1,200円。他の自治体の状況も踏まえまして、今のところこうした内容で設定をさせていただいておりますけれども、県とのそういった違いもありますので、今後、また慎重に協議してまいりたいと思っています。 ○宮邉分科会長   ほかにありませんか。 ○井手口委員   幾つかあるんですが、まず、対象となっている子供たちの出身国、言語の数はどのぐらいですか。 ○大久保学校教育課参事   出身国でいきますと、多い国といたしましては、中国、フィリピン、アフガニスタン、カメルーンという順番になっています。これは令和3年度の現状であります。 ○井手口委員   全部で何か国ですか。 ○大久保学校教育課参事   日本以外で言いますと、5か国という現状であります。 ○井手口委員   5か国しか、今、この事業を受けている子供たちはいないということですか。 ○大久保学校教育課参事   現時点では。 ○井手口委員   物すごく心配になる数です。市民課に聞けばすぐ分かることですが、大分市内にどのぐらいの外国人が家族と共に暮らしているかということを考えたら、こんな国の数ではないはずです。何らかの理由でこういう事業について触れてない、知らないか、あるいは、これは大変申し訳ないんだけど、親たちには、あまり教育熱心でない親もいるんです。短期間で金だけ稼いでさっと帰ろうなんて思っている方がいて、それがずるずる、金を稼げないから帰れないというような状況のまま、子供たちを引きずっているということもあるんですよ。だから、たった5か国というのは、これはあまりにも国の数が少な過ぎる。実際は20か国近くあるんじゃないかと私は想像していたんだけど、その辺が非常に心配なことはまず指摘をしておきます。  その次に、先ほどから出ている人件費の問題です。課長の説明だと、大分市の会計年度任用職員とか、それから時間外手当とか、いわゆる一般事務職の勤務に対する報酬という形を参考にしていると言いますが。実際、外国人に対して教育機関の活動の一環として指導を行う、この指導ということを、いわゆる普通の事務職の行う仕事と同等と考えている根拠は何ですか。 ○野田学校教育課長   決して同等というか、全く一緒というような捉えを持っているわけではありません。それぞれ会計年度任用職員の方々、例えば補助教員、そして、学校図書館支援員の方、様々な職種がございますので、その職一つ一つに性質も異なりますし、その困難さもあろうと思っているところでございます。決して金額をもってその中身が同等と捉えているということではございません。 ○井手口委員   どこかで人件費の根拠を算出しなければいけないだろうということは想像がつくけれども、今言ったような学校教育関係の任用職員は皆、月給でもらっています。これは、時間給で、働いた時間だけもらうということと、全く違います。子供たちに継続して教育をしなければいけない、指導しなければいけないという立場にある人たちに対して、時々出てきて、その時間だけ働くというようなことでいいと判断をしていること自体が、私は非常に悲しい。これは、この間から私が言っているように、学校の先生は45分の授業をするのにそれだけかといったら、違うでしょう。準備するのに多くの時間を使っているでしょう。この指導員たちは、そういう時間はないのか。使わないのかということを考えたら、同じと考えてしまうのは、非常に私は悲しく感じます。これ、県と比べて安いとか、そういう問題じゃなくて、絶対的に大分市で働いている、外国の子供たちに対して指導している方たちがどれだけ貴重な仕事をしているかというところに鑑みて、人件費を割り出してもらいたいと、私は思います。  さっきの5か国しかないということと、それから人件費があまりにもおざなりになっているという、この2つに関して、この事業を何と考えているのかと、私は悲しいのと怒りに……。これから先ずっと、この件に関しては注目していきます。 ○宮邉分科会長   ほかにありませんか。 ○甲斐委員   頂いた資料の自己評価の最後の方向性のところに、今、話になっている民間の方との連携を図る等々がありましたが、先ほどの人件費というか、交通費のことも絡みますけど、どういう連携を想定しているのか、お聞かせください。 ○野田学校教育課長   今、委員がおっしゃった連携ということについてですけれども、1人の子供を日本の学校で円滑に適応できるように指導していかなければなりません。現在、御説明しましたように、市費の職員が来日直後に集中して支援を行う。そして、民間の方にその後を引き継いでということになりますけれども、今後、市費の職員が継続してすることと、委員が御指摘をされているように、民間の方との連携をしていかなければならないというもので、またこの辺の時間の確保というか、学級担任も含めたこの3者が頭を突き合わせて協議をしていくというようなことの必要性はあるかと思います。 ○甲斐委員   となると、先ほどの指導に行ったときの単価だけでは、今後、現実的に、やはり時間の確保がしにくいと。市の専任職員の方にちょっとお話を聞く機会があったので、連携を図りたいし、話をしたいことがあるけれど、それをお願いしてもいいものかどうか非常に悩んでいるという実際の声を聞きましたので、今後、やはり連携を図っていく必要性を感じているようですので、そこの指導講師の方の処遇を確保してあげないと、遠慮してなかなかお話ができない。現状は、連絡ノートの中でやり取りをしていると伺っていますので、やはり今、課長がおっしゃったように、顔を合わせて、また、そこに担任も加わってとなると、時間に制約があると思いますので、ぜひその辺のことは、今後やりやすいような形で考えていただきたいと思います。 ○野田学校教育課長   私どもも実際に子供たちに関わってくださっている民間の方々、そして、市費の職員、そして、学校の教職員、さらに保護者の方のお声も聞きながら、今後について進めさせていただこうと思っています。 ○井手口委員 
     関連して、聞いておいたほうがいいと思うのは、事務事業の必要性のところで、令和2年度は27人が本事業を活用しているとあって、今度、実績評価のところでは、令和2年度は講師11人で生徒13人と書いてある。これ、民間派遣のことも実績評価に入れているということは、つまりこの事業全体の受益者の数ということに考えるしかないんだけど、この27と13の違いは何ですか。 ○野田学校教育課長   民間の方が指導を行ってくださった児童生徒数は13人、市費の職員が指導を行った児童生徒数は8人、そして保護者への支援は6人の計27人であります。 ○井手口委員   事務事業を評価するためにこの評価シートを作ってもらってるんですよ。当然、事務事業の内容全てについて書いてもらわないといけないのでしょう。実績評価のところに民間がやったことが出てくるということは、この事業の一環として民間の人を派遣していて、その人にはいくらお金を使ったというのは出てこないといけないはずでしょう。それなのに、今度は、必要性のところで27名。受益者は13名という形で、つまり民間が派遣したのは13人だけど、自分たちは27人派遣しているというのであれば、合わせたら40人になるんですよ。そういうところの数字がおかしいんじゃないかと指摘しているんです。 ○大久保学校教育課参事   27名ではありますが、その中で保護者への通訳が6名入っております。そして、13名以外の8名につきましては、会計年度任用職員2名が来日直後ということでありますので、手厚く8名に対して指導したということであります。 ○井手口委員   聞けば聞くほど数字がおかしいです。自分たちでおかしいと思いませんか。事業の必要性のところで27人が受益者ですと書いておきながら、指摘されると、いや、そのうちの6人は保護者に対してですと。こちらの13名以外に、もう8名は、日本に到着したばっかりのときに別の人を派遣しております。全部数字が、それなら、何をどう整えたら、この事業全体の評価をするための受益者の数とコストという計算できるのか、全く検討がつかなくなる。 ○宮邉分科会長   数の根拠が分かりますか。 ○野田学校教育課長   本事業が、まず市費職員の配置によるもの、そして、民間の方の御支援をいただいているもの、それと、多言語翻訳機の貸与というこの3つの内容で事業を行っているもので、そのうちの対応ということで記載をさせていただいております。記載の仕方が、全体の27名に対して、民間派遣のというような言葉が足りなかったことについてはおわびをしたいと思います。 ○井手口委員   これを飛ばして、ほかの2つを先にやっている間に、きちんとした数字を出してもらって、後で戻りましょう。この27人が全体の数だったら、このうちの何人が民間で、それぞれにかかった費用を計算するぐらいわけなく出るはずです。 ○宮邉分科会長   今、井手口委員から、数字の根拠等を含めてもう一度示していただきたいという要望がございましたが、その間で数が出ますか。 ○野田学校教育課長   できる限り間に合うように準備を今からいたしたいと思います。大変御迷惑をおかけいたします。 ○宮邉分科会長   それでは、この日本語指導等支援事業につきましては、資料が整ったときに再開させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○エイジ副分科会長   皆さん、時間をかけて資料を作っておられるはずですので、こういうことがないようにしていただきたいと思います。 ○宮邉分科会長   それでは、同じく事務事業評価でありますけれども、スクールサポートスタッフ配置事業について、まず説明をお願いいたします。 ○野田学校教育課長   文教-2、スクールサポートスタッフ配置事業につきまして御説明をいたします。  まず、事務事業実施期間は、平成30年度からでございます。  根拠法令から予算費目は、記載のとおりでございます。  実施方法につきましては、直接実施でございます。  目的につきましては、学校にスクールサポートスタッフを配置し、教職員の教室での教科指導以外の事務負担を軽減することにより、教職員が子供と向き合うための時間を十分確保し、より子供たちへの指導や教材研究等に注力できる体制の充実に資するためでございます。  対象、手段につきましては、教職員を対象として、教職員の事務負担を軽減するための補助業務を行います。補助業務の内容といたしましては、授業で使用する学習プリント等の印刷や配付準備、理科などの実験道具等、授業準備や片づけの補助、各種会議の資料印刷や関係アンケートの集計、新型コロナウイルス感染対策のための校内の換気や消毒、さらには、その他学校に応じて必要と思われる補助業務でございます。  事務事業の必要性につきましては、教職員の事務負担、あるいは生徒指導上の対応等は年々増加傾向にあり、教職員が子供と向き合うための時間の確保や教材研究等の時間を十分に確保することが難しくなっているという課題がございます。そのため、大分市におきましては平成30年度より教職員の事務負担軽減のため、スクールサポートスタッフを大規模校等に配置してまいりました。令和2年度におきましては、4月より小中学校及び義務教育学校12校に計12名を配置いたしましたが、同年8月以降、文部科学省緊急対策パッケージ第2弾、人的体制の整備によるスクールサポートスタッフ配置により追加配置を行いまして、6学級以上の小中学校及び義務教育学校72校に計73名の配置を行っているところでございます。令和3年度におきましても、引き続き6学級以上の小中学校及び義務教育学校72校に計73名の配置を行っているところでございます。スクールサポートスタッフが、学習プリント等の印刷や配付準備、採点補助、来客・電話対応、新型コロナウイルス感染症対策の消毒作業等を行うことにより、課題の解決につながるものと考えております。  成果目標につきましては、教職員の事務負担を軽減することにより、教職員が子供と向き合うための時間を十分確保し、より子供たちへの指導や教材研究等に注力できる環境を確保することとしております。  成果実績、効果につきましては、令和2年度スクールサポートスタッフ配置事業に関わる達成評価調書によりますと、5段階評価のうち最上位である「十分、教職員の負担軽減につながっている」を全配置校、4月配置の12校が選択しております。また、「スクールサポートスタッフが印刷等の業務を行うことで教職員が授業の準備や生徒の対応により専念できる」という意見が見られております。  成果指標につきましては、スクールサポートスタッフ配置事業に関わる達成評価調書による5段階評価でございます。  総事業費につきましては、平成30年度、令和元年度は記載のとおりで、令和2年度は、計画が1億216万5,000円、実績が8,115万2,000円であります。その内訳につきましては、事業費として6,963万2,000円、人件費として1,152万円でございます。  実績評価につきましては、令和2年度スクールサポートスタッフ配置事業に係る実施報告書によりますと、感染症拡大防止のための消毒、学習プリント等の印刷等、かなり職員の負担が減っており、助かっているという声や、一人一人の時間外勤務の縮減につながり、働き方改革の1つとなったという声がございました。  最後に、今後の方向性、課題につきましては、スクールサポートスタッフが配置された学校は、スクールサポートスタッフによる業務が、教職員の事務負担軽減、子供と向き合う時間の確保につながっていることを実感しているところでございます。また、教職員の働き方改革を進めていく上で、教職員の長時間勤務の解消は不可欠であり、スクールサポートスタッフの業務がその一助を担うことができていると考えているところです。現在、6学級以上の小中学校及び義務教育学校にスクールサポートスタッフを配置しており、今後も教職員が子供と向き合うための時間を確保するとともに、教職員の働き方改革推進のためにも必要な事業と考えております。 ○宮邉分科会長   説明が終わりましたが、質疑、意見はありませんか。 ○甲斐委員   今の資料の右側の財源のところですけど、令和2年の一般財源が、計画と実績のかなり差があるんですが、ここのところの違いはどのように考えればよろしいですか。 ○江隈学校教育課参事   経緯ですが、令和2年度当初、6学級以上につきまして、12名の配置がございました。これにつきましては、県が10分の10負担をしております。8月の追加配置の61名につきましては、国が3分の1、県が3分の2という形での配置になっております。本年度におきましては、19学級以上という基準を文部科学省が示しておりますので、それにつきましては、32名分、国が3分の1、県が3分の2負担ということになっております。残りの41名につきましては、県が2分の1、そして、市が2分の1負担するという形になっております。当面、国の概算要求が増額の方向では働いていると聞いておりますが、不確定要素もございますことから、県が2分の1、市が2分の1負担することになるのであろうということでの考えで進めさせていただいております。 ○甲斐委員   国がかなり出すことではなくて、県としての負担があるので、計画でこの金額にして、実際の補正予算等々で変わったので、この減額の実績になっているという考えでよろしいですか。 ○江隈学校教育課参事   はい。 ○宮邉分科会長   ほかにありませんか。 ○井手口委員   6学級以下のいわゆる小規模校、教員の絶対数が少ない学校で、いろいろ学校には特有の雑務があります。教員の数が少なければ、当然、その雑務を1人当たりが引き受けなければいけない雑務の量は相対的に増えるはずですが、校長会その他でこのスクールサポートスタッフの配置について、6学級未満の小規模校から要望、要求はありませんか。 ○野田学校教育課長   現時点では、私のところに6学級未満の学校の校長等の教職員からお声があったということは聞いていません。 ○宮邉分科会長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉分科会長   それでは、質疑、意見を集結いたします。  次に、委員評価に入ります。  ここでは、委員おのおのでお手元の議会側事務事業評価シートの1の項目別評価と2の委員評価を記入していただきます。これらの部分は、後の自由討議で必要になりますので、必ず記入をしてください。  ここで5分程時間を取りますので、委員の皆さん方、評価をよろしくお願いいたします。  〔事務事業評価シート記入〕 ○宮邉分科会長   それでは、次に自由討議に入ります。  評価の合意形成を図る上で重要ですので、ただいま記入していただいた評価区分とその理由について発言をお願いいたします。これはお1人ずつお聞きをしたいと思いますので、井手口委員からお願いいたします。 ○井手口委員   継続で。理由は、国からの補助財源は使うとして、それで足りないところは市からの積極的な財政負担があって構わないと思います。ただし、現場から、これ以上広げてほしいという声が上がっていない以上、継続でいいかと思います。 ○高松委員   私は、拡充でお願いします。理由としては、成果、効果は出ているんですけど、子供たちのことも思い、あと、大規模校等のことも考えて、まだまだ足りないところがあると思うので、拡充でお願いいたします。 ○甲斐委員   拡充に近い継続という、ちょっと中途半端な言い方になりますが、このままだと市の財政を今後圧迫とか、負担をかける状況があるので、やはり国や県の動向に非常に左右されやすい事業だと考えていますので、国に要望して、やはり継続的に予算の確保が必要だと思いますので、継続とさせていただきました。ただ、先ほど出た6学級未満のところ、ここも要望が決してないわけじゃないですし、私も自分の調査研究の中でそういう声をかなり聞いていますので、やはりそこのところはもう1回、現場のほうにきちんとニーズ調査をするなりアンケートを取るなりして、必要性を感じて、今回と同じような形で国が行くのであれば、市のほうが積極的にやはりその部分を補う財政にするために、継続ですが拡充という形で少し付け加えさせておきます。 ○エイジ副分科会長   僕は拡充です。やはり近年の働き方改革や教育現場の社会的な変化、こういったことを踏まえると、やはりスクールサポートスタッフが当然必要である。さらに、教職員の負担を軽減して、予算はかかるかもしれませんけど、先ほど甲斐委員が言ったように、国と県のどれぐらいの補助率があるかというのは当然あるかと思いますけれども、そこは取りあえず置いといて、教育現場の改革もさらに必要ではないかなと考えております。さらなる業務の負担を軽減させることを考えて、拡充という考えです。 ○長野委員   私も拡充ということで。いろんな面から、国と県からの補助もあるということで、そしてまた職員の方々の負担も減っているということで、そして何よりも、そうなれば子供に向き合う時間が増えると思います。そういった理由で、拡充でお願いしたいと思います。 ○宮邉分科会長   私も基本的には継続で。お話を聞く段階では、要望的なものも出てないということがあって、ただ、5学級と6学級でどれだけ違うのかということも含めて考えるときに、中身を少し見る必要があるのかと思っております。平成30年度から始まっているということですので、1年、2年の状況の中ではなかなか判断がしづらいということで、これは継続で考えております。  それぞれ意見が出されましたが、自由討議としてお聞きしたいことがありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉分科会長   それでは、自由討議を終結いたします。  次に、分科会の合意形成に入ります。  まず、3番の最終委員評価区分の番号に丸をつけた後に、評価区分とその理由を1人ずつ述べていただき、本分科会としての評価の合意形成を図るため、意見を取りまとめます。また、最終的に意見が分かれた場合は、多数決で決した意見を分科会での評価といたします。  なお、可否を決するものではありませんので、私を含めて全委員の挙手で決したいと思いますが、よろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○甲斐委員   質問していいですか。 ○宮邉分科会長   どうぞ。 ○甲斐委員   国の補正予算が出ているので現状でこういう状態だけれど、ここが新型コロナウイルス感染症のこといかんで、2年ほど前までついていなかった現状を考えると、継続では以前の十数人の基準に戻ってしまうので、そうなると、私の意見自体も拡充にしておかないといけないので、国の動向、県の動向も含めて少しお聞きをしたいんですが。 ○野田学校教育課長   現状、コロナ禍のこの状態がどこまでというのは、なかなか国も判断しにくいのではなかろうかと思っておりまして、こうした見通しの話は出ていないのが現状でございます。  ただ、委員御指摘のように、私どもも、今回、新型コロナウイルス感染症ということでスクールサポートスタッフを配置させていただきましたけれども、これまでの学校の現状、教職員の時間外勤務、そして、子供たちへのより一層きめ細かな支援の必要性等を考えて、このスクールサポートスタッフの方々の学校での後方支援というのは大変ありがたいとに思っているところでございます。 ○宮邉分科会長   それでは、最終の合意形成に入りますが、1人ずつもう一度評価区分をお聞きしたいと思います。 ○長野委員   拡充でお願いします。
    宮邉分科会長   理由は先ほどと同じでよろしいですか。 ○長野委員   はい。 ○エイジ副分科会長   僕は変わらず拡充で。 ○甲斐委員   拡充でお願いします。 ○高松委員   拡充でお願いします。 ○井手口委員   拡充に変えます。なぜなら、甲斐委員から先ほど、6学級未満の学校からも要望が出ている、自分はそれを聞いているという話がありまして、野田課長の説明との間にそごがあることは問題ではありますが、現実にそういう要望が市民の側から出ているとすれば、当然我々としてはそれに応えるべきだと考えます。 ○宮邉分科会長   私も拡充にさせていただきます。方向性としては先ほど言ったとおりですけれども、ただ、状況的に拡充をして、教職員の皆さん方の職務の軽減が図られるということであれば、これについては全然拒否するものではございませんので、ここは拡充にさせていただきたいと思います。  それでは、ただいま皆さんから発表していただきました結果につきましては、全員が拡充という評価でございます。よって、文教分科会評価といたしましては、拡充としたいと思いますが、よろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○宮邉分科会長   それでは、そのように決定いたします。  次に、分科会評価結果についてですが、拡充とした理由、改善内容、提案事項等についてまとめをする必要がございます。  これまでの発言でありますが、先ほど皆さん方からあった分で……。  〔「正副分科会長一任」の声〕 ○宮邉分科会長   それでは、書き留めている部分で対応させていただきたいと思います。  分科会評価結果内の文言調整につきましては、正副分科会長に一任をしていただくということでよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○宮邉分科会長   なお、正副分科会長において作成しました分科会評価結果の文言について、21日火曜日の分科会要望等確認日に御確認をいただきます。よろしくお願いいたします。  次に、討論、採決については24日の全体会で行うことになりますが、本案のうち第1項教育総務費に対する当分科会としての意見を集約したいと思います。  本案のうち第1項教育総務費の認定について、反対の御意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉分科会長   本案のうち第1項教育総務費については、反対の意見がなかったということで集約をしたいと思いますが、よろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○宮邉分科会長   それでは、そのように集約をします。  次に、第2項小学校費の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○高田教育部次長教育総務課長     〔説明書③335ページ~ 第2項小学校費について説明〕 ○宮邉分科会長   説明は終わりましたが、質疑、意見のある方は挙手をお願いいたします。  〔「なし」の声〕 ○宮邉分科会長   ないようですので、質疑、意見を集結いたします。  次に、本案のうち第2項小学校費に対する当分科会としての意見を集約したいと思います。  本案のうち第2項小学校費の認定について、反対の御意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉分科会長   本案のうち第2項小学校費については、反対の意見がなかったということで集約したいと思いますが、よろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○宮邉分科会長   それでは、そのように集約いたします。  次に、第3項、子どもすこやか部所管分を除く中学校費の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○高田教育部次長教育総務課長     〔説明書③342ページ~ 第3項中学校費について説明〕 ○宮邉分科会長   説明が終わりましたが、質疑、意見のある方は挙手をお願いします。 ○甲斐委員   この冊子の重点事業の92の中の小中学校施設長寿命化改修事業の中に、さっきの小学校費と中学校費が合算されているということでよろしいんでしょうか。 ○高田教育部次長教育総務課長   はい、そのとおりでございます。 ○甲斐委員   薄いほうの冊子には、中学校のことは何も触れていないけれど、先ほどから言うように含まれているという解釈でよろしいですね。成果等のところに何も中学校のことは触れてなく、この資料の説明を先ほど行いましたので。 ○新納学校施設課長   こちらの重点事業の成果は、全てを列挙しているわけではなく代表的なところを載せております。 ○宮邉分科会長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉分科会長   ないようですので、質疑、意見を集結いたします。  次に、本案のうち第3項中学校費に対する当分科会としての意見を集約したいと思います。  本案のうち第3項中学校費の認定について、反対の御意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉分科会長   本案のうち第3項中学校費については、反対の意見がなかったということで集約したいと思いますがよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○宮邉分科会長   それでは、そのように集約いたします。  次に、第4項、子どもすこやか部所管分を除く幼稚園費の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○高田教育部次長教育総務課長     〔説明書③348ページ~ 第4項幼稚園費について説明〕 ○宮邉分科会長   説明が終わりましたが、質疑、意見のある方は挙手をお願いいたします。  〔「なし」の声〕 ○宮邉分科会長   ないようですので、質疑、意見を集結いたします。  次に、本案のうち第4項幼稚園費に対する当分科会としての意見を集約したいと思います。  本案のうち第4項幼稚園費の認定について、反対の御意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉分科会長   本案のうち第4項幼稚園費については、反対の意見がなかったということで集約したいと思いますがよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○宮邉分科会長   それでは、そのように集約をいたします。  続きまして、第5項、市民協働推進課所管分を除く社会教育費の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○高田教育部次長教育総務課長     〔説明書③351ページ~ 第5項社会教育費について説明〕
    宮邉分科会長   説明が終わりましたが、質疑、意見のある方は挙手をお願いいたします。 ○井手口委員   これはぜひ分科会要望にしていただきたいんですが、情報学習センターの方針が決定したので、当然ながら、長い間使ってきたところですから、地元としてはそれまで非常に慣れ親しんでいた施設になります。ぜひ校区単位の地域並びに南大分公民館、いわゆる地区公民館単位の地域の方たちと十分に意思の疎通を図りながら、跡地利用をどうするかということの方針を決めていただきたいと要望します。 ○宮邉分科会長   ただいま、井手口委員から分科会要望にしてほしいという発言がございましたが、委員の皆さん方にお諮りをさせていただきたいと思います。分科会要望という形でよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○宮邉分科会長   御異議がないようですので、井手口委員の要望につきましては、分科会の要望事項といたしたいと思いますが、よろしいですか。  〔「異議なし」の声〕 ○宮邉分科会長   それでは、そのように決定いたします。  ほかに社会教育費について質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉分科会長   ないようですので、質疑、意見を集結いたします。  次に、本案のうち第5項社会教育費に対する当分科会としての意見を集約したいと思います。  本案のうち第5項社会教育費の認定について、反対の御意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉分科会長   本案のうち第5項社会教育費については、反対の意見がなかったということで集約したいと思いますがよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○宮邉分科会長   それでは、そのように集約いたします。  ここで一旦、休憩に入らせていただきたいと思います。午後1時の再開の後に事務事業評価から入りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  一時休憩いたします。                                    午前11時48分休憩                                    午後0時58分再開 ○宮邉分科会長   それでは、文教分科会を再開いたします。  午前中にありました日本語指導等支援事業について、執行部の準備が整ったようでありますので、改めて説明を受けたいと思います。 ○野田学校教育課長   午前中の資料に加えまして、A4横の資料を準備させていただいております。上段が令和2年度の活用状況でございます。下が、令和2年度に活用した児童生徒や保護者の方の国籍の状況でございます。  上段ですが、まず、活用状況といたしましては、市費の会計年度任用職員日本語指導専任指導員2名が児童生徒8名に対して日本語指導を実施いたしました。学校からは、入学当初に比べて学校生活を送る上で心配そうな表情が減った等の御意見をいただいているところです。  右の事業費につきましては、報償費となっておりますが、報酬の誤りです。失礼いたしました。また、民間派遣の講師の方、子供たちに対して日本語指導講師として、民間派遣の日本語指導講師11名が児童生徒13名に対して延べ582回の日本語指導を実施いたしました。学校からの活用状況報告書によりますと、支援が必要な児童生徒等は、個に応じた指導を受けることにより、生活や学習のための日本語能力が向上した、コミュニケーションが円滑となったといったような報告を受けているところです。  また、保護者の方々に対しての通訳ですが、通訳の方2名が6名の申請者に対応したところでございます。転入直後の就学場面や進学時の進路相談に、学校との意思疎通を図ることができたという評価を受けています。  また、多言語翻訳機を20台配備しておりますけれども、小中学校それぞれに12台ほど貸与をいたしております。実際に使った学校からは、日常生活において児童生徒コミュニケーションを図るのにとても有効であったと。また、保護者とのコミュニケーションも円滑に進めることができたと、報告を受けているところでございます。  下段の児童生徒、保護者の方の国籍ですが、児童生徒に際しましては、中国、日本、そして、フィリピン等であります。一番下段に、イギリス、オーストラリア、日本と3か国を併記しておりますけれども、これは、3つの国の国籍を有している児童生徒や保護者の方が2名いるということです。  児童生徒と保護者を合わせまして27名の支援をさせていただいたところでございます。 ○宮邉分科会長   ただいま補足説明もございましたが、質疑、意見はありませんか。 ○井手口委員   この27名というのは、延べ人数ですか。来日直後の子供が、ある時期になったら継続指導のほうに変わるということも当然あるだろうし、その辺のところはどうですか。 ○大久保学校教育課参事   令和2年度におきましては、来日直後の8名は、そのまま1年間継続指導をさせていただきましたので、重なりは全てございません。 ○井手口委員   事務事業評価シートで出てくる人件費のところの数字と微妙に違うのはなぜですか。 ○大久保学校教育課参事   シートのほうですが、この中にある人件費というのは、事務局の人件費ですので、講師の方の人件費ということではございません。 ○井手口委員   はい、分かりました。 ○宮邉分科会長   ほかに質疑、意見はありませんか。 ○甲斐委員   会計年度任用職員日本語指導専任指導員は、この表からいくと8人しかかかってないような形ですが、継続のお子さんの様子を見たりという活動もしているとお聞きしたんですが、そういう認識でよろしいんでしょうか。 ○野田学校教育課長   はい、そのとおりでございます。ここにお示しをさせていただいているとおり、令和2年度は、2名の市費職員が来日直後の指導をいたしましたけれども、今後は時間の許す限り、そういった継続した子供たちへの支援にもあたっていく予定でございます。 ○宮邉分科会長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉分科会長   それでは、質疑、意見を終結いたします。  次に、委員評価に入ります。  ここでは、委員おのおのでお手元の議会側事務事業評価シート、項目別評価と委員評価を記入していただきたいと思います。先ほどと同じですので、5分程度時間を取りますのでよろしくお願いいたします。  〔事務事業評価シート記入〕 ○宮邉分科会長   それでは、自由討議に入ります。  評価の合意形成について重要なことですので、評価区分とその理由について発言をお願いします。 ○長野委員   午前中質問した中でも言わせてもらったんですけれども、いずれにせよ、今後、日本語指導が必要な児童生徒等は増えていくということになるので、また、多言語翻訳機も便利とは思いますが、やはり授業等の中でなかなかスムーズにはいきにくいところがあると思いますので、私は拡充ということでお願いします。 ○エイジ副分科会長   僕は継続です。外国人の児童生徒も本市民の1人として学ぶ権利もありますし、公平に学習ができる環境づくり、これが必要であると思いますが、先ほどの資料も踏まえ、さっき井手口委員が指摘していましたけど、本当に大分市で外国人の児童生徒は、正確に人数等を把握しているのかというところを踏まえますと、正確に調査する必要性があるんじゃないかなといった課題も考えられることから、しっかりと現状を理解した上で新たな取組をすべきだと考えます。必要性は非常に高いと思うんですが、現状を見ますと継続と評価させていただきます。 ○甲斐委員   評価は拡充にいたしました。先ほど、意見で述べたように、民間、特に派遣の方々の処遇とか賃金とか、これからいろいろ連携してやっていく上で課題があると思います。そこのところはやはり担保する上では、拡充をして、人件費等も含めて考えていかなければいけない点と、市がやっている専任の方が、同じ年度に同年代の方が採用されていますので、今後、その方たちが会計年度任用職員ということは、同時期に辞められる可能性も視野に入れて、やはり人材の確保と継続というか、その部分も今後考えていかなければいけないと思いますので、今、2名ですけど、3名の体制もあり得るのかなと個人的には思っていますので、その辺の確保。それから、いろいろ聞いてみますと、やはり環境がなかなか整備されていない。特に、指導等でタブレット端末等を使用する際、指導員の方は指導主事から借りているタブレット端末を使っているという実態もありますし、日本語指導等を必要とする児童生徒は急に来ますので、教室環境がなかなか整わないと思いますけど、何時間か同じ形で指導しますので、そのお子さんの教育環境を整備するという点で環境整備も必要かなと思いますので、拡充のほうで評価をしました。 ○高松委員   私も拡充で。やっぱり今後、児童生徒保護者等が増えてくると思うので、そういういろんな課題等があると思いますけど、しっかりと子供たちのためにも向き合ってやっていってほしいということで、拡充でお願いします。 ○井手口委員   私も拡充です。まず、今、新型コロナウイルス感染症で外国人との交流というのが、非常に低調というか、静かな部分です。今がある意味、チャンスで、新型コロナウイルス感染症がある程度収まる、あるいは、新型コロナウイルス感染症とは共生していかなければならないという世の中になったときに、また外国人がたくさん来る。地域の活性化のためには、それは歓迎すべきだけど、一方で、子供の教育環境に対して大分市がどう考えているかというところは、当然、親たちは考えるわけだから、そういう意味でも、産業基盤によって支えられているこの大分市のことを考えれば、当然、この部分に対して大分市は力を入れているというところを対外的にもアピールする必要がある。  それから、人材確保という意味から言うと、待遇改善はもちろんだけれども、大分市に在住している外国人や、あるいは国際交流をしている諸団体ときちんと情報交換をして、リクルート先の確保にも努める。中国語と英語だけじゃない言葉をしゃべる子供たちも当然いるわけですから、親がそれ以外の言葉しかしゃべらなかったときには、非常にサポートが難しくなるわけで、その辺の情報にもちゃんと触れておくように。  それから、3つ目、これも大事なことだけど、実は、私の経験から言うと、子供はすぐ慣れます。問題は親なんだ。保護者が、なかなかやっぱりPTA活動、その他、あるいは先生との3者面談、2者面談で、言葉の壁があって、なかなか意思疎通ができないというところがあって、保護者に対するサポートをどうするかということもきちんと考えていただきたい。  その3つの点から拡充と評価します。 ○宮邉分科会長   私も拡充でお願いいたします。事業の必要性は高いと認識をしております。また、やっぱり生活をしていく上で言葉が理解できないというのは大変困ると思います。そういう意味では、しっかりとフォローをしていく必要があるだろうと思いますし、人材確保も難しいという状況の中では、何らかの方策も打っていかなければならないだろうということも含めて、財源がかかる部分も出てこようかと思いますので、拡充という形でお願いしたいと思います。  委員さん方から意見が出そろいましたが、委員さん同士で何か質疑がありましたらお願いいたします。  〔「なし」の声〕 ○宮邉分科会長   それでは、自由討議は終結をしたいと思います。  次に、分科会の合意形成に入ります。  まず、3番の最終委員評価区分の番号に丸をつけた後に、評価区分とその理由を1人ずつ述べていただきたいと思います。その後、分科会の意見を取りまとめたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。また、最終的に意見が分かれた場合は、多数決で決した意見を分科会の評価といたします。  なお、可否を決定するものではありませんので、私を含めて全委員の挙手で決したいと思いますが、よろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○宮邉分科会長   では、そのようにいたします。 ○井手口委員   拡充で変わりません。理由も変わりません。 ○高松委員   拡充で。 ○甲斐委員   同じです。拡充でお願いします。 ○エイジ副分科会長 
     継続のほうがいいかなと思っていましたが、皆さんの意見も踏まえ、拡充です。 ○長野委員   私も拡充で。 ○宮邉分科会長   では、最終の委員評価において皆さんに御意見を聴きましたが、取りあえず全員が拡充ということでございます。よって、文教分科会の評価といたしましては、拡充としたいと思いますが、よろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○宮邉分科会長   それでは、そのように決定します。 ○甲斐委員   決定した後なんですけど、要望等についての話は後ですか。 ○宮邉分科会長   分科会要望か個人要望かどちらですか。 ○甲斐委員   先ほど、井手口委員もおっしゃいましたけど、やはり現場の声等々を聞いていると保護者の方へのサポートが非常に重要になってくると思いますので、外国にルーツのあるという方で、国籍にかかわらず、日本語のやり取りが困難な方をサポートするという形で考えていただけたらと思いますので、要望で上げていいかどうかを検討していただけるとありがたいです。 ○宮邉分科会長   甲斐委員からは、分科会要望にしてほしいという意思でよろしいですか。 ○甲斐委員   はい。 ○井手口委員   もう1回言ってください。 ○甲斐委員   事務事業の必要性のところに、外国人児童生徒日本語指導が必要な日本国籍の児童生徒は増え続けているという形で状況が書いてあるので、いろいろは含めていると思いますが、外国にルーツのある方ということで、国籍にかかわらずサポートしていただきたいということを、保護者への支援も含めて要望として上げていただきたいということです。 ○エイジ副分科会長   補足ですけど、大分市の自治基本条例の中には、定義として、大分市に住んでないとしても、大分市にいる状況であれば、大分市民として、表現しているわけです。つまり、外国籍の方であっても、今、甲斐委員が言ったように、やはり先ほど申し上げた内容と重なりますけれども、公平な学習指導が必要、学習ができる環境づくりと、あとは保護者に対しての対応も市民として対応すべきじゃないかなと思います。 ○井手口委員   分かりました。基本、賛成なんですが、この事務事業評価シートの目的のところには、各学校における日本語指導が必要な児童生徒等日本語指導や通訳を行う講師等を派遣しとあります。この必要な児童生徒等の部分を、児童生徒並びにその保護者という形にしてもらえれば、利用目的が甲斐委員のおっしゃる形で整合性が取れると思います。そういう意味での要望で、私は賛成いたします。 ○宮邉分科会長   解釈ですけれども、何かこの「等」について、執行部として考え方がありますか。 ○野田学校教育課長   これまでも努めてまいりましたけれども、今日、御協議をいただいて、いま一度、私たちも一層努めてまいりたいと思っております。  現在、就学指導の案内につきましては、学校教育課から市民の方に、ホームページにも掲載しておりますけれども、就学の御案内を英語、それと、中国語を2種類、そして、韓国語を準備させていただいております。  また、今年度からは、小学校新1年生に入学する子供を持つ保護者の方に対して、やさしい日本語でその内容を示したものを準備しております。併せてこういったことの支援を一層努めてまいりたいと思います。 ○宮邉分科会長   ただいま説明もございましたが、先ほどの甲斐委員の要望につきましては、分科会の要望とさせていただくということになり、皆さん方の意見はその形でよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○宮邉分科会長   では、分科会要望として取り扱うことにさせていただきます。  なお、拡充という評価になりましたけれども、評価の理由や改善内容、提案事項等について、何かありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉分科会長   では、文言調整については、正副分科会長に一任をしていただくということでよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○宮邉分科会長   では、また、先ほどと同様に21日に、要望確認日に確認をしていただきますので、よろしくお願いいたします。  それでは、事務事業評価日本語指導等支援事業については終わります。  次に、第6項保健体育費の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○高田教育部次長教育総務課長   〔説明書③381ページ~ 第6項保健体育費について説明〕 ○宮邉分科会長   説明が終わりましたが、質疑、意見のある方はいらっしゃいませんか。 ○甲斐委員   387ページの真ん中にある単独調理場の紫外線照射装置の更新は、どの3校でしょうか。 ○新納学校施設課長   3校につきましては、下郡小学校、大在西小学校、小佐井小学校となっております。 ○甲斐委員   更新ということは、以前からついていたということだと思うんですけど、そのほかの学校にもあるということでよろしいですか。 ○新納学校施設課長   その他の学校調理場にも、同様のものがあります。 ○宮邉分科会長   ほかに意見、質問はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉分科会長   ないようですので、質疑、意見を終結いたします。  次に、事務事業評価に入ります。  第6項では、運動部活動総合活性化事業評価対象となっております。  それでは、提出された事務事業評価シートを基に、執行部からの説明を受けます。 ○清水体育保健課長   運動部活動総合活性化事業事務事業評価シートを御覧ください。  本事業は、平成27年度から開始した事業で、根拠法令は大分市立中学校運動部活動外部指導者人材バンク設置要綱でございます。  基本政策から実施方法については記載のとおりでございます。  次に、事務事業の概要、目的ですが、地域の専門的な指導力を持つ人材を運動部活動に活用し、生徒の多様なニーズに応え、運動部活動の実施体制の整備を図るとともに、指導者の資質向上、並びに適切な運動部活動の運営に寄与すること、それから、生徒が運動する楽しさ、喜びを味わえるよう、トップアスリートによる実技講習会を開催し、競技力の向上につなげること、そして、働き方改革の観点から、専門的な技術、指導力を有する外部指導者を活用し、教員の部活動指導の負担軽減を図ることを目的としております。  次に、対象、手段ですが、1点目が、本事業の核となる外部指導者の活用であります。人材バンクを設置し、専門的な技術、指導力を備えた地域のスポーツ経験者を外部指導者として活用することにより、運動部活動の実施体制の整備を図っております。なお、運動部活動を指導した外部指導者へは謝礼の支払いを行っております。また、人材バンクに登録者対象の研修会を行い、登録者の資質向上を図っております。  2点目に、生徒及びその指導者を対象にトップアスリートによる実技講習会を行い、競技力の向上につなげております。  3点目に、運動部活動の指導者を対象に、著名な指導者による講演会を行い、指導や運営について理解を深めるといった取組を行っております。  事務事業の必要性につきましては、各学校において生徒へ専門的な技術指導を継続して行うとともに、学校の働き方改革の観点から、教員の運動部活動に係る負担軽減を図るために必要な事業であると考えています。  次に、成果目標ですが、外部指導者を必要とする学校が、人材バンクに登録した外部指導者を活用し、運動部活動の実施体制の整備を図ることができることを目指します。  成果実績、効果といたしましては、資料の表にございますように、毎年200名以上を人材バンクに登録しており、毎年度、外部指導者の活用を希望する全ての学校が、人材バンク登録者から希望する競技の指導者を活用することができております。  事業費、コストにつきましては、資料のとおりでございます。  令和2年度事業費内訳にありますように、歳出は外部指導者への報償――謝金が主なものとなっています。  次に、実績評価ですが、外部指導者の活用を希望する全ての学校が、人材バンク登録者から希望する競技の指導者を活用することができております。また、外部指導者に対する研修会実施においては、指導者の資質向上を図り、トップアスリートを招いた実技講習会実施においては、生徒の部活動に取り組む意欲向上につながったと考えております。さらに、働き方改革の観点から、技術指導を行うことが困難な運動部活動を有する学校が、外部指導者を活用することによって、教員の部活動指導に係る負担を軽減することができたと考えております。  今後の方向性、課題、改善案といたしましては、平日の午後と土日に行われる部活動の指導に対応できる人材が限られていることや、教育の一環として行われる部活動であり、適切な指導を行える人材が望まれるため、人材の確保が課題であります。人材確保に向けては、大分市体育協会加盟の競技団体や総合型地域スポーツクラブ等と連携を図り、今後も学校の要望に応えられるよう、人材バンク登録者を確保してまいりたいと考えております。また、研修会や講演会についても、運動部活動の適切な指導についての理解を深められるよう、今後も定期的に実施してまいります。  さらに、本事業により学校の働き方改革を踏まえた教員の運動部活動に係る負担軽減にもつながると考えておりますので、国の部活動改革を注視しつつ、引き続き取組を進めてまいりたいと考えております。 ○宮邉分科会長   説明が終わりましたが、質疑、意見はありませんか。 ○高松委員   謝礼とあるんですけど、他都市の状況が分かれば教えていただきたいです。 ○清水体育保健課長   前回の委員会のときに、資料で説明させていただいたところですが、謝金の支払いについては、なしという都市が19都市ございます。5万円未満が10都市、5万円から10万円未満が7都市、10万円から20万円未満が10都市、20万円から50万円未満が4都市、50万円以上が1都市となっております。 ○エイジ副分科会長   前もお話ししましたけど、人材確保について、部活動の時間帯で考えると、この夕方の中途半端な時間に、一般的に考えるとお仕事をされているような時間に一、二時間を割いて来られる方はどのぐらいいるのかなということです。今、説明にあったその人材バンクに関しては、当然、ここから人材派遣をされているということでしょうけれども、お幾つぐらいの方が登録されていますか。 ○上野体育保健課参事補   正確に調べたものではありませんが、部活動指導員は70歳を超えた方、20代の方も数名はいらっしゃるんですけれども、一番多いのは50代、60代という年齢層が多いと思います。 ○エイジ副分科会長   これは、部活動に関しては、基本、平日毎日というような形でいいんですかね。毎日派遣されてくるんですか。 ○上野体育保健課参事補   毎日継続してやるというのが一番望ましいんですけれども、勤務の関係、それから、家庭の関係、様々な状況がありまして、継続して平日指導することはというのは難しいものがあるという認識を持っているところです。 ○エイジ副分科会長   高齢の方が駄目とかいう話ではなくて、やはり若い人材ももっと導入していかないといけないと感じます。毎日ではなくても、時間に合わせて来られる方で、平均的なデータを出したとしたら、それこそ20代の方とかは、ほとんど来られないようになってしまうのではないかなと思っています。だから、今までのように、教職員の方々の負担を軽減させるということについても、あとは専門的な知識を持たれた方が、児童生徒たちに教えていく。これは非常にいいことだと思いますし、やっぱり一番の課題が人材確保。その時間帯ですよね。これをどうしていくかというところだと思うんですよ。中には、ボランティアでお金を受け取らないという方もいらっしゃいますし、その報酬が決して高いとも思わないですし、そこに本当に時間を割いて来られる方というのは、よっぽど情熱があって子供たちにスポーツを教えていくとか、そういう思いがあって、時間的に余裕がある方じゃないと、恐らく難しいと思うんですね。  そうすると、ここの人材バンクに登録される方々も、登録はしているけれども、いざお願いしてもちょっと難しいという方々もいらっしゃると思いますので、一概にこの人数がどうとか、一応学校側にはフォローできているというところも、本当の意味でそれができているかというのは、疑問ではあります。なので、後でまた分科会要望として皆さんに協議してもらいたいと思いますけれども、人材確保に関しては、要望として出させていただければと考えています。共有されていると思いますけど、ここで今、これでいいというところではないと思っているので、これからの本当に大きな課題だと思います。
    宮邉分科会長   ほかにありませんか。 ○井手口委員   基本的な話で、先ほど説明の中で出てきたけれども、大分市教育委員会としての運動部活動の目的は何か。それと、初等、中等教育の中で運動部活動の存在意義とは何か、教えてください。 ○上野体育保健課参事補   運動部活動の意義につきましては、生徒が興味関心のある運動部または文化部に所属し、仲間と集い、共に活動をし、同じ目標、願いを共有しながら取り組んでいくことが1つの柱と考えています。  また、集団をつくり、活動を行っていく中で、それぞれの目標仲間とを共有して社会性、耐性、協調性を学んでいくことが、部活動の意義の中に求められてくると思います。本市教育委員会では、子供たちをサポートできる体制を構築していきたいと考えております。 ○井手口委員   今、自分で言った話は、現実問題として、今の運動部活動の実態に沿っていることですか。 ○上野体育保健課参事補   今の実態から見てみますと、生徒、保護者や地域等の要望、いろいろな考え方があろうと思います。資料の中にも示していますとおり、26校に外部指導者を配置し、生徒、保護者や地域等の要望に耳を傾けながら、できることを探りながら実施していかなければいけないと考えています。 ○井手口委員   100%教育委員会で責任取れなんて思ってないけれども、少なくともシステムを設計するというときに、実態をきちんと把握する中で、例えば保護者の考え方。子供たちが、中学校の部活動で実績を上げて高校進学を楽にすることが目的で力を入れている親は結構います。そういう親にとっては、いろいろな大会でいい成績を上げてもらわないと困る。特に、団体スポーツの場合は、必ずその問題が出て、好きで楽しんでやっている子供たちがスポイルされる可能性が高い。一方で、市の中学校体育連盟の大会でベスト8には1回も名前が出てこないような中学校でも、部活動は結構盛んで、しかもそういうところに行って練習風景を見ると、みんな生き生き、楽しく、にこにこしてやっている。これを見ると、運動部活動というものが何なのかというところです。  それから、もう一つは、親が一生懸命やるまではいいけれども、子供が潰れるケースが結構ある。自信を失うということももちろんあるけれども、主に膝やくるぶしを故障させてしまうケース。野球の場合は肩を壊してしまう。テニスの場合は、何とか肘というのになる。中学生でそういうことになってしまった子供は結構いる。こういったものをどうするか。  それから、大きな大会に行くために車を出さなければならない。これは、前からの問題ではあるんだけど、今のところ、大分市は大きな事故を1度も起こしてないからいいけれども、全国的に見れば子供が亡くなった事例だってある。そのときに誰が責任取るのかという話にも当然なる。  そういうことを全部トータルで考えないと、外部に対して指導員を委託するというのは難しいという前提において、それを解決するというのはなかなか一朝一夕にできる話ではない。  そこから先なんだけど、外部指導員がいるところでは、我々がまだ子供を育てていた、あるいは自分がまだ部活動をやっていた時代は、教員の先生は部長ということで、外部から来ているボランティアの指導員の方は監督と呼んでいて、必ず2人いたんですよ。今は、外部指導員を入れた場合に、教員はどういう関わり方をしていますか。 ○上野体育保健課参事補   現在、顧問の方は監督という、外部指導者の方は外部コーチという呼ばれ方をしております。 ○井手口委員   必ず2人はいるということですね。外部指導員がいない場合は当然あるだろうけど、各運動部には必ず顧問の先生がいるということでいいんですか。 ○上野体育保健課参事補   はい。 ○井手口委員   外部指導員は、さっきエイジ副分科会長が言ったように、その競技を愛してやまない人が多いんです。だからといって、いい指導員であるかは別問題です。我々が若い頃は、練習中に水飲んだら悪いと言われた。これ1つ取っても、指導員がイコールいい指導員かどうかというのは別の問題です。その辺のところを見極めていくのが物すごく難しいと思う。単に先生の指導等を軽減するための代替要員を入れるということでは、子供はたまったもんじゃない。だから、働き方改革によってこうなりましたというのは、どうも先生の交代要員じゃないかという話になってしまいがちなんです。そこのところをどう踏まえているのかをもう一度聞かせてください。 ○清水体育保健課長   現在でも、単に技術力がある方を雇用しているわけではなくて、教育委員会で研修を重ねながら、学校は教育の場ですから、そういったことがしっかり指導できる人を育てていこうということで、研修の場もありますし、外部指導者として委嘱する前には校長の面接をして、学校でちゃんと部活の指導をできる人かというところも校長先生に見ていただいて委嘱しているところですので、やはり技術だけではなくて、教育の場で指導することができる人かというところは、現段階でもそこは見極めて、学校で指導していくということでございます。 ○井手口委員   私は、正直、どう変えたらいいのかというところは非常に難しい。親の希望、本人たちの希望、それから、子供たちの資質の違い。下手だけど好きな子供もいれば、磨けばいくらでもトップアスリートの道を歩むことができる子供、いろいろいるわけです。それを全部ひっくるめて運動部活動ということをやっていかなければならないとなると、非常に難しいテーマであることは間違いない。  外部指導員を入れるなとは言ってないです。ぜひ私は入れてほしいと思っています。学校現場にいろんな新しい風が吹く、新しい血が入るということは、非常に私は歓迎すべきことと思っているけれども、一方でそういう難しい問題はいっぱいある。しかも、今の進学競争の中で、紙の上での進学競争に勝てなかったら、コートの上で、ピッチの上でとなる。これも親心です。仕方ないと思う。その辺のところを、いっぱい複雑な問題がこれに絡んでいるというところは、常に頭から外さないでください。 ○甲斐委員   前回の説明のときに頂いた資料の2つ目のところに、外部指導者と部活動指導員の比較がありまして、外部指導者に登録されていて、後日、部活動指導員になった方、もしくはその逆の事例がありますか。 ○上野体育保健課参事補   部活動指導員に登録されている方で、外部指導者と両方登録されている方はいらっしゃいます。 ○甲斐委員   ちょっと分からなくなった。外部指導者をしていて、どこかのときに部活動指導員になった方や、その逆ということで、登録のことじゃなくて、実際の立場というか、それが年度によって変わったりとかした方が過去にいるということですか。 ○上野体育保健課参事補   年度によって変わるということはありませんが、年度当初から、部活動指導員に登録された方が、活動の上限がありますので、それ以外の活動の時間に外部指導者として部活動を指導することもあります。 ○甲斐委員   今のところもう1回お願いします。 ○上野体育保健課参事補   本市の部活動指導員に登録されている方が、外部指導者として活動することもあります。 ○甲斐委員   私の認識不足だと思う。兼ねてやれることができる。今も兼ねてらっしゃる方がいらっしゃるということですか。 ○上野体育保健課参事補   そのとおりです。 ○甲斐委員   どの程度兼ねているか、もし分かれば教えていただきたいんですが。 ○上野体育保健課参事補   手元に資料がないので正確な数を申し上げることはできないんですけれども、後ほど報告いたします。 ○甲斐委員   いや、正確な数が知りたいというか、多分、運動部活動指導員は時間の上限とかがあったので、それ以外のところは外部指導者で指導しているということだと思うんですけど、現状、兼ねているのであれば、今回の取り上げた事業とうまくやっているんだなと思ったんですけど、その数があまりにも多いのであれば少し考えないといけないので、数を聞いた次第です。 ○宮邉分科会長   今じゃなくても、評価している間に分かればありがたいんですが。 ○上野体育保健課参事補   確認します。 ○宮邉分科会長   ほかに意見、質問はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉分科会長   それでは、委員評価に入りたいと思います。  項目別評価と委員評価について御記入をお願いしたいと思います。先ほども言いましたが、自由討議で必要となりますので、記入をしておいてください。  それでは、5分間のお時間を取りますので、記入方よろしくお願いいたします。  〔事務事業評価シート記入〕 ○宮邉分科会長   それでは、次に自由討議に入ります。  評価の合意形成を図る上で重要ですので、記入をしていただいた評価区分とその理由について発言をお願いいたします。できれば必要性や妥当性、達成度、費用対効果等についても、特徴的な意見があれば、そのときに申し添えていただければと思っております。 ○井手口委員   事業内容を一部見直して継続。理由は、必要性は高いけれども、市がやる必然性は低い。どちらかと言えば成果を得ているが、費用対効果は低い。 ○高松委員   僕は拡充でお願いします。教員の負担軽減はもちろんですけど、これは難しいところはたくさんあると思うんですけど、人材バンクを通して外部指導者をしっかりと確保するということはもちろんですけど、なかなかそこを確保できないのが現実なので、この中でもやっぱりそういう謝礼とか、しっかりと他都市等を踏まえて見直してもらうことも大事ですし、あとは、この指導者の講演会の実施とかもやってほしいです。さっき井手口委員も言っていましたけど、校長とかがしっかりと判断してということですけど、その中でもまだまだ多分指導等が不十分な方もいると思うので、指導者の育成、研修をしっかりして、ちゃんと本当に見極めて、しっかりと確保してほしいなというのがあるので、拡充でお願いします。 ○甲斐委員   継続で要望を出します。先ほど話していた外部指導者と部活動指導員というそれぞれの制度があって、予算の出どころも違いますので、その連携と融合というか、その辺はやっぱり今後も見据えながら図っていく必要がありますので、先ほど井手口委員が言いましたけど、事業内容を見直して継続というか、そこに入るかどうか分かりませんけど、やっぱり日々そこを確認していく必要があると思います。  それと、前回頂いた資料で、中核市の中では人材バンクに登録している方がかなり多いですけど、今後を考えたときに人材の継続と安定的な確保ができるのか、少し不安がありますので、その分も含めて事業の今後の継続を見ていただきたいなと思います。 ○エイジ副分科会長   僕は拡充です。繰り返しですけど、人材不足が問題点ですし、専門的な外部指導者をしっかりとバランスよく確保してほしいと思います。人材バンクに登録している方が、それぞれの学校に入ってもらっているような形でしょうけれども、僕は、ある中学校の教頭先生と話していたときに、部活の指導者がいなくて困っていて、先生も教え切れないので、どなたかいい方がいらっしゃったら御紹介くださいという相談を受けたことがあります。人材バンクからそういった適任の方が学校に入って部活動の指導者として入っていないところもあるという実情も、教育委員会としては把握して、この資料によると達成してる感がありますけれども、実はそんなことなくて、学校側ももしかしたら教育委員会に言えないのかもしれないです。  やはり知識とか経験の少ない先生が、例えば柔道は必須科目になったりとかして、慌てて先生たちが黒帯のライセンスを取りに行くと。今は、何時間か指導を受けて、勉強会に出席すれば黒帯をもらえるような世界です。そうった方々が子供に危険な格闘技を教えるということは、より危険じゃないかなと思っています。過去に、一般質問でもあったと思うんですけれども、そういったところも踏まえると、やはり専門的知識を持った外部人材にお願いする必要性が非常に高い。  あと、柔道部に関しては、指導者がいないために部員がいなくなって、せっかく柔道部があるからここの学校にいるのに、よその中学校に移るというような生徒だっているわけです。1人抜けると、どんどん部員も減っていって、その子たちはどこに行っているかといったら、民間の道場に通ったりしているんです。だから、そういったことも事実として起こっていることも踏まえて、部活自体がなくなってしまうことも考えれば、きちんと外部の指導員を入れる。  人材確保をするためには、まだ予算が必要ではないかと感じますので、評価としては拡充とします。 ○長野委員   私は継続ということで。子供たちから見れば、部活に対する意欲向上であったり、また技術向上とかも併せれば非常にいいことだと思いますけれども、先ほど、皆さんのお話でいろいろ課題もあると思いますので、その辺は慎重にまた今後話し合っていく中で、継続ということでお願いします。 ○宮邉分科会長   私の評価も継続でお願いしたいと思います。必要性は高いと思います。妥当性は、やっぱりどちらかと言えば市が実施したほうがいいとは思っていますけれども、ただ、もう一つ、違う事業で部活動指導員活用事業というのがありまして、さっき、併用している方がいるという話がありましたけれども、27名の方が採用されているんですが、そういう部分では、どちらにしてもできることに限りがあるような状況がありますので、そういうものも少し状況を見ながら、うまく、融合することも可能ではないかなという気もしておりますので、国費が入ったものと、市費だけのものということになると、財源の問題も出てきますけれども、なるべくそこの中でやりくりができるようなことができれば、もっと違う形で対応ができるのではないかなとも思っておりますので、しばらく状況を見極めるという意味で継続の評価をさせていただきたいと思います。  それでは、今、各委員から評価区分に対しての意見が出されましたが、自由討議でございます。何か意見、質問がありましたらお願いをいたします。 ○甲斐委員   今、この事務事業評価に上げているのは、運動部活動総合活性化ということで、運動部に限定をしている部分があって、もう一つの事業のほうは特に文化部等もしていて、制度の成り立ちが、運動部活動の場合、平成27年からということですから、後から全体が使えるものが出て、いろんな制限、違いはありますけど、ニーズからいくと恐らく運動部に限定せず、今後、文化部的にもこういう外部指導者が必要になる可能性もあるのかなと思いますので、その辺も含めて今後検討をしていただきたいと思います。 ○宮邉分科会長   先ほどの数字が分かりましたか。 ○上野体育保健課参事補   令和3年度、26名の部活動指導員がいまして、外部指導者と兼ねていらっしゃるのが20名です。 ○宮邉分科会長   今の数字とかを含めて、質問はよろしいですか。  自由討議ですから、ほかに意見があればお願いいたします。要望事項も含めてこの場で発言をいただければと思います。 ○甲斐委員   今の26人中の20人も含めて、これまでもその方たちの声を聞いていると思いますけど、より生徒のためになるように、そしてまた、指導してくださっている人がやりがいを持って今後も継続してやれるように、何か模索する必要があるのかなと思いますので、ぜひ、今やられてる兼ねてる方、兼ねてない方も含めて、どうやるのがいいかというのをぜひ、アンケートというか、聞き取りというか、何かそういう形で市独自の形を調査研究して、中身をよいほうにしていただきたいと思います。 ○宮邉分科会長   それは個人要望でいいですか。 ○甲斐委員   はい。 ○宮邉分科会長 
     ほかにいいですか。 ○井手口委員   意見として言わせていただくと、先ほど言いましたように、市が行う必然性が低いということと、どちらかと言えば効果が低いという話をしました。意外に思われた方もおるかもしれないけれど、それは先ほど甲斐委員が言った文化部の活動との整合性なんです。例えば吹奏楽部であったり、合唱部であったり。吹奏楽部なんていうのはむちゃくちゃお金がかかるんですよ。私がPTA会長をしているとき、心の中では金賞を取ったらどうしようかと思いながら、取ったらうれしそうな顔をしながら、心は泣いていました。文化部の活動をしている子供たちや、部活動をしてない子供たちもいるわけです。そういう人たちとの整合性を考えたときに、運動部ばかりに市単独事業を集中していいのかというのは、どうしてもあります。だから、やるなとは言っていません。私は、運動部活動に関しての外部指導員は要ると考えていますので、幾つか制度設計をもう1回見直すということだけはぜひしていただきたいという思いから、先ほど、見直して継続にしますと言いました。 ○高松委員   今、井手口委員が言っていましたが、何%ぐらいの方が部活動をやっているのですか。 ○清水体育保健課長   令和2年度、大分市の中学校体育連盟が調査しまして、1万2,200人の生徒に対しまして、約64%の方が入部をしているということです。 ○宮邉分科会長   文化部も含めてですか。 ○清水体育保健課長   これは、運動部です。 ○エイジ副分科会長   これは、分科会要望としてお願いしたんですけれども、人材をしっかりと確保して、部活動の指導に対する充実をしっかり図っていただきたいということです。  人材がいないから、教職員に負担がかかったり、かつての状況になることっていうのは、時代的にも違ってきていると思いますし、繰り返しますけど、教職員の働き方とか負担軽減、こういったところにもつながることでもあります。  それと、人材がいないから、部活がなくなるかもしれないとなったらどうなのか。せっかく部活に入った生徒が、指導者がいないとか、本当に大丈夫かなって思うような方が指導していたら、全く意味がないし、楽しく運動を学べないというか、体験できないという、ここに書いていることとは逆行してしまうような結果になりかねないので、こういったところを充実していただきたいなと思います。 ○宮邉分科会長   ただいまエイジ副分科会長から人材を確保する観点で指導に対する充実も図っていただくよう要望するということで、発言がございました。皆さん方にお諮りをいたします。ただいまの要望について分科会の要望事項にすることに関して御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声〕 ○宮邉分科会長   異議がないようですので、エイジ副分科会長の要望につきましては、分科会の要望事項といたしたいと思います。それでは、そのように決定をさせていただきます。  では、自由討議についてほかになければ、ここで自由討議を終結いたしますが、よろしいですか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉分科会長   では、終結をいたします。  次に、分科会の合意形成に入ります。  まず、最終委員評価区分の番号に丸をつけた後に、評価区分とその理由を1人ずつ述べていただきたいと思います。分科会の評価の合意形成を図るために意見を取りまとめたいと思っております。最後、分かれときには多数決を取らせていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○長野委員   慎重に継続ということでお願いします。 ○エイジ副分科会長   僕は、先ほど申し上げた分、分科会の要望事項として、その辺をしっかり取り組んでいただくという前提で継続です。 ○甲斐委員   継続でお願いいたします。 ○高松委員   拡充で。 ○井手口委員   継続です。 ○宮邉分科会長   ただいま御意見をお伺いしましたところ、継続を求める意見と拡充の意見がありましたが私を含めて全委員の挙手による多数決で、結論を出させていただきます。  本事業について継続とすることに賛成の方の挙手を求めます。  〔賛成者挙手〕 ○宮邉分科会長   それでは、継続が5人と拡充が1人ということになりましたので、当分科会の評価につきましては、継続と決定をしたいと思いますがよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○宮邉分科会長   評価結果についてでありますが、理由、改善内容、提案事項等についてまとめたいと思いますけれども、先ほどの意見のほか何かありましたらお願いをいたします。 ○井手口委員   これは指摘をさせてもらいます。  県教委との間できちんと情報交換というか、意見交換をしてもらいたいと思うのは、先ほど私が言ったように、高校進学に絡むんですよ。実は、現場で大きな問題にはなってないけれども、体罰、パワハラ、セクハラ、このセクハラというのはね、保護者へのセクハラもあるんです。一部の強力な指導員、特に高校進学に対して力を持っているとうわさされている指導員の周りには、保護者が親衛隊のごとくついたりするんです。ある意味、社会問題にさえなりかねないということがあります。それは、だから、中学校を所管している市教委だけの話ではありません。学校における運動部活動は、中学校と高校で根本的に違うので、そのところをちゃんと上に向かって話をしていただきたいと思います。 ○宮邉分科会長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉分科会長   では、先ほどの形でまとめさせていただきたいと思います。  分科会評価結果の文言調整につきましては、正副分科会長に一任をしていただくことでよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○宮邉分科会長   先ほど言いましたように、21日の分科会要望等確認日に確認をいただきますので、よろしくお願いをします。  次に、本案のうち第6項保健体育費に対する当分科会としての意見を集約したいと思います。  本案のうち第6項保健体育費の認定について、反対の御意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉分科会長   本案のうち第6項保健体育費については、反対の意見がなかったということで集約をしたいと思いますが、よろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○宮邉分科会長   それでは、そのように集約をいたします。  以上で本日の審査は終了いたしましたが、ここで委員の皆さん方から他の分科会にも関連する要望事項等はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉分科会長   では、先ほど出されました要望事項について確認をしておきたいと思います。  まず1点目、情報学習センター廃止の方針が決定したが、地元と十分に意思疎通を図り、跡地利用も含めて検討をしてほしい。  2点目、国籍にかかわらず、外国にルーツがある方に対し、保護者へのサポートも含めて日本語指導等の支援体制を図ること。  3点目、運動部活動外部指導者の人材を確保する観点で、指導に対する充実を図ってほしい。  少しまた文言は整理しますけれども、趣旨としてはいいですか。  〔「よし」の声〕 ○宮邉分科会長   以上3項目につきまして、正副分科会長で整理をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  ここで執行部にお願いですが、委員からの個人要望につきましては、分科会並びに委員会としての要望とはいたしておりませんが、真摯に受け止めていただき、対応していただくよう、申し添えておきたいと思います。よろしくお願いをいたします。  なお、9月24日の全体会で報告する文教分科会長報告につきましては、文言整理を含めて正副分科会長に御一任いただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○宮邉分科会長   それでは、そのようにいたします。  執行部からその他として何かございますか。  〔「ありません」の声〕 ○宮邉分科会長   委員の皆さん方から、その他、いいですか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉分科会長   それでは、3点を分科会要望としたいと思います。  最後に、要望事項及び事務事業評価結果の文言の確認のため、21日火曜日午前10時から文教分科会を開会いたします。  それでは、これで文教分科会を終了いたします。                              午後2時22分散会...