では、内々堀に関しても同じ見解ということでよろしいですか。
○
姫野都市計画部次長兼
まちなみ企画課長
中期整備のところにも、
短期整備のところにも書かせていただいていますけれども、
発掘調査を踏まえて、本丸の地形ですとか、石垣の整備も検討するということですので、
発掘調査は来年度から着手しますけれども、今のところお聞きしているのは、複数年以上かかるということでお聞きしていますので、その結果を踏まえて、検討をするということでございます。
○
岩崎委員
大分城址公園整備・
活用検討委員会で、石垣の高さ、境界と、
あと穴太衆の方が入られていますが、府内城の石垣の評価。この
公園整備に、石垣に2人入っているのは、結構、石垣に対して重きを置いているのかなというのを感じますが、石垣の評価については、ほかの
城址公園とかと比べてどんな感じでしょうか。
○
姫野都市計画部次長兼
まちなみ企画課長
検討委員会の中に、穴太衆という、戦国時代にお城をつくられた方の14代目の方に入っていただきました。市民の方はあんまり御存じないのかもしれませんけれども、そういった歴史的な価値が石垣を含めて、このお城の歴史的な価値は非常に高いという御説明がありました。
○
岩崎委員
情報提供ですが、それらを踏まえて、内々堀に関しては、ぜひ復元して、石垣がそのまま残っているというような状況であれば、そこも活用してほしいという要望がありましたのでお伝えします。私自身も、すばらしい石垣と思っていますので、要望として出させていただきます。
○
国宗委員
確認ですが、この新しい
整備計画の中で、新しい施設をつくるなど、そういうことは考えていますか。
○
姫野都市計画部次長兼
まちなみ企画課長
新しい施設は、
ガイダンス施設などの
便益施設の整備について、令和2年度からおおむね7年間ぐらいですが、
中期整備の中で目標としてうたわせていただきました。
○
国宗委員
それ以外は、例えば、最終的には将来整備の中で、天守閣ができるかはわからないが、そういうことも財源を見て検討していくという考え方ということでよろしいですか。
○
姫野都市計画部次長兼
まちなみ企画課長
天守につきましては、繰り返しですけれども、
発掘調査、
文献調査の結果を踏まえてということです。天守の図面がないので、今この時点では、
文化財課の専門の方も、その復元はできないという説明を受けており、過去の
建設常任委員会でもそういう説明をさせていただいております。
○
国宗委員
新しい施設は、
ガイダンス機能の施設、建物以外はないということで確認できましたが、
ガイダンス機能の建物の中に、具体的にどういうことをするのか、どういうものが入るのかなどを教えていただけませんか。
○
姫野都市計画部次長兼
まちなみ企画課長
現時点で、広さ等、飲食・物販と記載もさせていただいておりますが、中身につきましては、また別途検討させていただくことになると考えております。
○
国宗委員
どちらかというと、来た方に食事を提供したり、休憩してもらったりとか、そういうことが主であるということですか。それとも、あと何か歴史に関することの展示をするなど、何かそういうところまで考えているのですか。
○
姫野都市計画部次長兼
まちなみ企画課長
現時点で、そこまでまだ決まっておりません。今後検討させていただくことになると考えております。
○
国宗委員
そういう検討は始まれば、いろいろな情報を
建設常任委員会に提供してください。
大分城址公園の事業のことは、なかなか先が見えにくいので、
建設常任委員会としても、また市民の皆さんもなかなかわかりにくいと思うので、懇切丁寧に
一つ一つ、今回のようなトイレのことを含めて、情報をしっかり提供して、皆さんでいいものをつくり上げることをしていったほうがいいと思います。とにかく情報がないとわからないので、
情報提供だけはぜひお願いします。要望します。
○
藤田委員長
ほかにありますか。
○
穴見委員
7ページ、8ページに、桜の新植ってありますが、これは
ソメイヨシノをお考えですか。
○
姫野都市計画部次長兼
まちなみ企画課長
ソメイヨシノでございます。
○
穴見委員
別のところで資料を見たのですが、全国的に
ソメイヨシノが減ってきていることと、最近はより伝染病などに強いジンダイアケボノという品種を取り入れる自治体がふえているというような資料を見まして、そういうことは現時点では考えてないのですか。
○
姫野都市計画部次長兼
まちなみ企画課長
今のところは取り入れるようにはなってないと思います。
○
穴見委員
わかりました。どっちがいいかというのは、まだ時間あると思うので、検討していただければと思います。
○
藤田委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
それでは次に、大分市
自転車活用推進計画についての報告を受けます。
○
橋本都市交通対策課長
資料2の1をごらんください。A3横の資料になります。
1、
計画策定の経緯でございますが、平成29年5月に、自転車の活用による
環境負荷の低減、国民の
健康増進等を図るなど、新たな課題に対応するため、自転車の利用を増進することによって、公共の利益の増進に資すること等を
基本理念とする
自転車活用推進法が施行されました。
別資料2の2に、法律の条文をお配りしておりますので、あわせてごらんください。
国におきましては、平成30年6月に
自転車活用推進計画を策定しております。大分県では、大分県
自転車活用推進計画の
策定作業が現在進められており、これまで3回の大分県
自転車活用推進有識者会議において意見聴取を経て、
パブリックコメントを行い、
最終検討が行われているところでございます。
市町村におきましては、国及び県の
自転車活用推進計画を勘案して、その区域の実情に応じた計画を策定するよう
努力義務が課せられていることから、本市におきましても、大分市
自転車活用推進計画の策定をすることとしたところでございます。
続きまして、2、国の計画及び大分県の計画の概要についてです。
国の
自転車活用推進計画につきましては、別資料2の3をあわせてごらんください。
策定時期は平成30年6月、
計画期間は2020年度となっており、目標1、自転車
交通の役割拡大による良好な
都市環境の形成を初めとする4つの目標を掲げており、資料2の3の15ページ以降に掲載されておりますとおり、その目標ごとに自転車の活用の推進に関し講ずべき措置として、具体的な施策、指標、措置が定められております。
次に、大分県
自転車活用推進計画につきましては、別資料2の4をあわせてごらんください。
現在、大分県において
策定作業中でありますので、
パブリックコメントの際に公表されました計画案をお配りしております。
策定時期は
令和元年度、
計画期間は令和3年度となっております。
国の計画に倣い、4つの目標を掲げており、資料2の4の31ページ以降をごらんいただくとわかりますように、各目標の下に具体的な施策が定められているところでございます。
続きまして、3、大分市
自転車利用基本計画との関係についてですが、別資料2の5をあわせてごらんください。
現在、大分市におきましては、平成18年3月に策定いたしました大分市
自転車利用基本計画に基づき、自転車に関するさまざまな施策を展開しております。
この
基本計画には、今回、国や県の
活用推進計画に掲げられた
自転車走行環境整備や、
健康増進、自転車を
観光振興に生かすことなどについても、策定当初から盛り込んでいるところでございます。
今後は、
自転車走行環境の整備など、引き続き取り組まないといけない課題に加えて、
シェアサイクルや自転車のモビリティとしての新たな役割の検討、
自転車用ヘルメットの着用、
自転車保険加入の促進など、新たな課題にも対応していく必要があります。こうしたことから、今回の大分市
自転車活用推進計画の策定に当たっては、
現行基本計画の取り組みを検証し、その成果や課題を引き継いで、新たな計画に反映、統合することとしております。
最後に、4、
策定スケジュールについてですが、平成31年3月に大分市の
自転車利用環境に関する
アンケートを実施し、市民の
自転車利用に関する現状等を調査してまいりました。また、市民の声を広く聞き、その意見を反映させるため、
学識経験者、関係団体の代表等で構成される大分市
自転車活用推進計画策定委員会と、庁内の策定及び
推進体制を整備するため、大分市
自転車活用推進計画庁内検討委員会を今月設置いたします。
策定委員会の第1回の会議を10月16日水曜日に開催することとしており、その後、3回から4回の会議を開催し、計画案を取りまとめ、2月に
パブリックコメントを実施し、3月の大分市
自転車活用推進計画策定を目指してまいります。
○
藤田委員長
ただいま執行部より報告がありましたが、委員の
皆さん方から何かありませんか。
○
日小田委員
自動車に関しては
附置義務がありますが、自転車などは、それに付随して解釈するのですか、それとも別に何か、
附置義務というのを設けるのか、その辺は今後どうなりますか。
○
橋本都市交通対策課長
現状でも、条例で駐輪場の
附置義務というのは課しておりますので、大分市
自転車等の放置の防止等に関する条例に基づきまして附置をしていただくということです。
○
藤田委員長
ほかにありますか。
○
穴見委員
個人的には、自転車の
活用推進を進めてほしいと思っていますが、1年前か2年前か、
一般質問でも触れましたが、やはり全国的に自転車の事故が起こっており、場合によってはすごく多額の賠償金が発生して、自治体によっては
自転車保険の義務化または
努力義務を決めているところもありますが、
先ほど説明の中でも、加入を促進という言葉がありましたが、そのあたり、どのように考えているのか、詳しく教えてください。
○
橋本都市交通対策課長
委員御指摘の
自転車保険につきましては、現在、県で検討しております大分県
自転車活用推進計画の中でも議論されているところでございます。今の県の考え方をお聞きするところでは、令和3年度を目標に、義務化について県で考えるということになっており、そのあたりの動向を注視していきたいと考えています。
○
足立委員
53ページに地図が出ていますが、これは、県の
サイクリングロードのことはわからないですが、大分市のものは、これを全部見ても、全然入ってないですね。昔、佐賀関の軽便鉄道が終わった後に、
サイクリングロード整備したはずですが。それと、塚野鉱泉から河原内の青少年の家、あそこに行く、
サイクリングロードを県がつくって、平成5年の9月の台風で崩れてしまいました。だけど今、地元で、NPO法人の2団体が今、整備してくれています。だから、地元とすれば、歩くだけではなくて、
サイクリングロードも欲しいと言っています。もちろん森林セラピーとしては、よくあそこに人が行っています。だから、将来的にそういった市独自の自転車に親しむようなもので、何か構想はないのですか。今の説明は、全部県のことを、条例か何かを話しただけですので。
○
橋本都市交通対策課長
委員御指摘の53ページ、これは県の計画になっておりますので、そのあたりが今書き込まれてないのですけれども、もちろん今後、大分市の
活用推進計画の策定の場合に、そのあたりの方面につきましても、しっかり対処していきたいと考えています。
○
足立委員
県のことは県にお任せしたいと思います。大分市議会ですから、市のことは懇切丁寧に、また
情報提供してください。
せっかくそういった形で整備しているところもありますので、もったいないなと思います。今からは自転車の時代にしていかなければならないので、基本的な方向は、そういう方向で向けていってもらいたいと思います。
○
藤田委員長
ほかにありますか。
○
岩崎委員
自転車レーンの設置の現状についてうかがいます。順次という計画はあると思いますが、今どういった状況で、今後この地域はという計画があれば教えてください。
○
大城都市交通対策課参事補
自転車走行空間の整備につきましては、現在、大分市自転車走行空間ネットワーク
整備計画を定めて、それに基づいて進めているところです。現在の計画では、平成28年度から平成32年度、令和2年度までの5カ年で20キロメートルの整備をすることにしております。平成30年度末現在、10.6キロメートルの整備が終了しておりまして、進捗がおよそ50%になっております。
実際の整備の形態ですが、この庁舎の前にもございますが、自転車の誘導サイン、車道の左側に、走行位置と進行方向を示すサインの設置を今進めているという状況です。
○
岩崎委員
ということは、新たにということではなくて、今やっている、庁舎前を通っているもの、あれを20キロメートルにするというのが今の計画で、あと1年で約10キロメートルの分を整備していくという理解でよろしいですか。
○
大城都市交通対策課参事補
はい、そうです。平成28年度から平成32年度までの目標は、先ほど申し上げたとおり20キロメートルでございますので、今年度と来年度の2カ年で、残りの10キロメートルを整備していくということになります。
○
岩崎委員
自転車レーンというと、自転車だけがそこを通れるというようなイメージをしていますが、今の御説明だと、車道の横に、ここを通ってくれということで、大変危険ではないかなと思います。そういう意味で、今後、無電柱化や樹木の整理も視野に入れなければいけないと思いますが、その辺はどのような計画の中に位置づけをされているのか教えてください。
○
大城都市交通対策課参事補
整備の具体的な手法につきましては、自転車道、それから自転車レーン、自転車専用通行帯、それから、私どもの計画では、シェアドレーンというふうに呼んでおりますが、先ほど申し上げたとおり、車道の左側にサインを設置するという形で、幾つかの手法がありますが、自転車レーンや自転車道ということになりますと、大規模な道路の改修等が必要になるということで、今は誘導サイン、シェアドレーンというものを進めているという状況ですので、採用する手法によっては、そういった街路樹を整備して、例えば、歩道の一部を自転車道にするとか、自転車レーンとして整備すると、そういったことは場合によっては考えられるかと思います。
○
岩崎委員
それについての具体的な計画は今ありますか。
○
大城都市交通対策課参事補
今現在でお聞きしておりますのが、国では、国道10号の改良の中で自転車道を整備するということ、また、県につきましては、国道442号、雄城台高校の下あたりに、改良の中で自転車道をつくる、また、国道197号、鶴崎の改良の中で同じく自転車道の整備をするとの計画を聞いております。