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平成28年決算審査特別委員会( 9月27日 全体会)
平成28年決算審査特別委員会( 9月27日 全体会)

  • "運動部活動総合活性化事業"(/)
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  1. 大分市議会 2016-09-27
    平成28年決算審査特別委員会( 9月27日 全体会)


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    最終取得日: 2022-11-22
    平成28年決算審査特別委員会( 9月27日 全体会)                   決算審査特別委員会記録 1.開催日時    平成28年9月27日(火)午前10時0分開議~午前10時43分散会 2.場  所    全員協議会室 3.出席委員    委員長 田島 寛信        副委員長 髙野 博幸    委 員 松木 大輔        委  員 倉掛 賢裕     〃  二宮 博          〃   藤田 敬治     〃  安部 剛祐         〃   野尻 哲雄     〃  板倉 永紀         〃   足立 義弘     〃  仲道 俊寿         〃   長田 教雄     〃  秦野 恭義         〃   阿部剛四郎     〃  松本 充浩         〃   堀  嘉徳     〃  福崎 智幸         〃   井手口良一     〃  広次 忠彦         〃   斉藤由美子
        〃  福間 健治         〃   帆秋 誠悟     〃  松下 清高         〃   宮邉 和弘     〃  篠田 良行         〃   日小田良二     〃  指原 健一         〃   堤  智通     〃  スカルリーパー・エイジ   〃   三浦 由紀     〃  大石 祥一         〃   荻本 正直     〃  徳丸  修         〃   河内 正直     〃  高橋 弘巳         〃   橋本 敬広     〃  川邉 浩子         〃   国宗  浩     〃  泥谷  郁         〃   佐藤 和彦   欠席委員    な し 4.説明員    な し 5.事務局出席者    板井次長議事課長吉野議事課参事牧議事課参事政策調査室長、    後藤議事課議事担当班主査    書記 加藤 周一 6.審査案件等    各分科会長報告質疑、討論、採決                会議の概要                             平成28年9月27日                             午前10時0分開議 ○田島委員長   ただいまから決算審査特別委員会を開会いたします。  本日の案件は、お手元に配付の日程のとおりです。  初めに、本委員会に付託されました議第91号、平成27年度大分歳入歳出決算認定について、議第92号、平成27年度大分水道事業会計剰余金の処分及び決算認定について、及び議第93号、平成27年度大分公共下水道事業会計資本剰余金の処分及び決算認定について、各分科会長から審査の結果等の報告を求めます。  最初に、藤田総務分科会長。 ○藤田総務分科会長   おはようございます。総務分科会長報告を行います。  さきの決算審査特別委員会において本分科会審査案件となりました項目につきまして、審査いたしました経過並びに結果の報告を申し上げます。  最初に、議第91号、平成27年度大分歳入歳出決算認定について、平成27年度大分一般会計歳入歳出決算のうち歳入についてであります。  審査いたしました結果、歳入についての反対意見はありませんでした。  次に、歳出のうち、本分科会審査項目の第1款議会費、第2款総務費、第3款民生費のうち国保年金課関係、第4款衛生費うち葬斎場費、第8款土木費のうち市民協働推進課関係、第9款河川課関係を除く消防費、第10款教育費のうち市民協働推進課関係、第12款公債費、第13款予備費についてであります。  このうち、第2款総務費につきましては、委員から、予算の執行率が低く、不用額が突出して多い事業があるが、どのような理由かなどの質疑が出されました。  審査いたしました結果、反対意見はありませんでした。  第9款河川課関係を除く消防費につきましては、委員から、被災者救援物資等備蓄事業について、備蓄品消費期限はどのようになっているかなどの質疑が出されました。  審査いたしました結果、反対意見はありませんでした。  ほかの款につきましても、審査いたしました結果、いずれも反対意見はありませんでした。  次に、平成27年度大分国民健康保険特別会計歳入歳出決算平成27年度大分市財産区特別会計歳入歳出決算平成27年度大分土地取得特別会計歳入歳出決算平成27年度大分後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の4特別会計決算についてであります。  審査いたしました結果、いずれも反対意見はありませんでした。  次に、執行部説明を求めました平成27年度重点事業成果についてであります。本分科会は、地域づくり交付金モデル事業など16事業成果について説明を受けました。  次に、事務事業評価についてであります。本分科会は、市民活動消費生活センターライフパル管理運営事業ホームタウン推進事業、非常備消防施設整備費の3事務事業評価対象となりましたことから、執行部から説明を受ける中、事務事業評価を行いました。  事務事業評価結果につきましては、お手元に配付の分科会評価結果のとおりであります。このうち、市民活動消費生活センターライフパル管理運営事業につきましては、委員から、消費生活センター相談業務においては、個人情報の取り扱いに特に配慮する必要がある、市民活動相談消費生活相談という性質が違う業務が一つの施設で実施されていることには課題があるなどの意見がありましたが、評価区分は継続との結論に達しました。  最後に、本分科会としては、次のとおり要望いたします。  少子高齢化の進行などにより、扶助費を初めとした社会保障関係費が年々増加し、経常収支比率も高水準で推移する中、老朽化が進む公共施設維持管理更新経費の対応などの財政負担が懸念されており、今後も厳しい財政状況が見込まれる。このような中、未収金徴収対策会議において取り組みを強化することにより、未収金新規発生を抑制し、収納率において、全国の中核市の中で1位となるなど、歳入の確保に向けた努力は認められるが、引き続き市税を初めとする自主財源安定確保を図り、市債残高にも十分留意し、基礎的財政収支の黒字を確保するとともに、財政構造弾力性の確保、健全性の堅持に努めること。  以上で総務分科会長報告を終わります。 ○田島委員長   次に、二宮厚生分科会長。 ○二宮厚生分科会長   おはようございます。厚生分科会長報告を行います。  まず、決算審査特別委員会において、本分科会審査案件となりました項目につきまして、審査いたしました経過並びに結果の報告を申し上げます。  最初に、議第91号、平成27年度大分歳入歳出決算認定について、平成27年度大分一般会計歳入歳出決算歳出第3款国保年金課関係を除く民生費、第4款葬斎場費及び浄化槽費を除く衛生費についてであります。  第3款国保年金課関係を除く民生費につきましては、委員から、民生委員サポート体制検討状況はどのようになっているのかなどの質疑等が出されました。  審査いたしました結果、一部反対意見がありました。  第4款葬斎場費及び浄化槽費を除く衛生費につきましては、委員から、家庭ごみ有料化実施後のごみの削減率についてどのように評価しているのかなどの質疑等が出されました。  審査いたしました結果、一部反対意見がありました。  次に、平成27年度大分母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計歳入歳出決算につきましては、審査いたしました結果、反対意見はありませんでした。  次に、平成27年度大分介護保険特別会計歳入歳出決算につきましては、審査いたしました結果、一部反対意見がありました。  次に、執行部説明を求めました平成27年度重点事業成果についてであります。本分科会は、障がい者福祉施設整備事業など14事業成果について説明を受けました。  次に、事務事業評価についてであります。本分科会は発達障がい児巡回専門員派遣事業高齢者ファミリーサポート事業有価物集団回収運動促進事業の3事務事業評価対象となりましたことから、執行部から説明を受ける中、事務事業評価を行いました。事務事業評価結果につきましては、お手元に配付の分科会評価結果のとおりであります。  このうち、発達障がい児巡回専門員派遣事業につきましては、委員から、現在の委託先のほかに委託を受けることができる法人等はあるのか、体制の見直し人員配置の充実を行い、実施施設数などの目標を達成する必要があるなどの質疑意見があり、評価区分は拡充との結論に達しました。  最後に、本分科会としては、次のとおり要望いたします。  2025年問題が迫る中、介護保険制度を初めとした高齢者に関する問題については、庁内全体で課題を共有し、対策を行うこと。  (仮称)子どもすこやか部創設にあわせて、これまで以上に子育て支援の充実を図ること。  地球温暖化対策のため、再生可能エネルギーの利用を促進し、水素社会の構築に向けた水素利用計画実行性のあるものとすること。  以上で厚生分科会長報告を終わります。 ○田島委員長   次に、帆秋文教分科会長。 ○帆秋文教分科会長   おはようございます。文教分科会長報告を行います。  さきの決算審査特別委員会において本分科会審査案件となりました報告につきまして、審査いたしました経過並びに結果の報告を申し上げます。  最初に、議第91号、平成27年度大分歳入歳出決算認定について、平成27年度大分一般会計歳入歳出決算歳出第10款市民協働推進課関係を除く教育費についてであります。  本分科会審査項目につきましては、歳出第10款のみであることから、審査をより深めるために1項ごとに審査を行いました。委員から、小中学校の営繕工事の状況はどうなっているのか、奨学助成事業については、全ての奨学資金希望者が助成を受けられるようにしてほしいなどの質問意見が出されました。  審査いたしました結果、一部反対意見がありました。  次に、執行部説明を求めました平成27年度重点事業成果についてであります。本分科会は、教育施設整備保全計画策定事業など11事業成果について説明を受けました。委員からは、大友氏遺跡保存整備事業はどの程度進んでいるのか、また、今後の整備においてどのような課題があるのか、運動部活動総合活性化事業について、事業実施状況はどうなっているのかといった質問が出されました。  次に、事務事業評価についてであります。本分科会は、学校評議員制度就学援助事業まちなかアートフルロード推進事業の3事務事業評価対象となりましたことから、執行部から説明を受ける中、事務事業評価を行いました。  事務事業評価結果につきましては、お手元の配付の分科会評価結果のとおりであります。このうち学校評議員制度につきましては、委員から、学校評議員制度は具体的にどのように機能しているのか、保護者地域住民が一定の権限と責任を持って学校運営に参画する学校運営協議会制度への移行は計画的に行うべきであるなどの質問意見があり、評価区分は継続との結論に達しました。  最後に、本分科会としては、次のとおり要望いたします。  特別支援等教育活動サポート事業については、配置を希望する全ての学校(園)に補助教員を配置するよう取り組むとともに、特別な支援を必要とする幼児・児童生徒に対して、きめ細やかな教育を行うこと。  大分歴史遺産である大友氏遺跡は、本市を代表する観光資源ともなることから歴史公園整備を積極的に進めること。  以上で文教分科会長報告を終わります。 ○田島委員長   次に、板倉建設分科会長。 ○板倉建設分科会長   おはようございます。建設分科会長報告を行います。  さきの決算審査特別委員会において本分科会審査案件となりました項目につきまして、審査いたしました経過並びに結果の御報告を申し上げます。  最初に、議第91号、平成27年度大分歳入歳出決算認定について、平成27年度大分一般会計歳入歳出決算歳出第4款衛生費のうち浄化槽費、第8款市民協働推進課関係を除く土木費、第9款消防費のうち河川課関係、第11款災害復旧費のうち土木施設災害復旧費についてであります。  このうち、第8款市民協働推進課関係を除く土木費につきましては、委員から、街路樹等管理業務委託料が前年度より増額となった理由は何か、公園周辺の住宅への落ち葉対策はどうなっているのかなどの質問等が出されました。  審査いたしました結果、いずれも反対意見はありませんでした。  次に、平成27年度大分住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算につきましては、審査いたしました結果、反対意見はありませんでした。  次に、議第92号、平成27年度大分水道事業会計剰余金の処分及び決算認定についてであります。委員から、配水管長寿命化対策において人口減少への対応は検討しているのかなどの質問等が出されました。  審査いたしました結果、反対意見はありませんでした。  次に、議第93号、平成27年度大分公共下水道事業会計資本剰余金の処分及び決算認定についてであります。委員から、処理人口普及率が他の中核市と比較し、低い要因は何か、未収金徴収対策はどのように行っているのかなどの質問等が出されました。
     審査いたしました結果、反対意見はありませんでした。  次に、執行部説明を求めました平成27年度重点事業成果についてであります。本分科会は、浄化槽設置整備費補助事業など17事業成果について説明を受けました。  次に、事務事業評価についてであります。本分科会は、高齢者子育て世帯リフォーム支援事業、彫刻を活かしたまちづくり事業雨水貯留施設設置補助金の3事務事業評価対象となりましたことから、執行部から説明を受ける中、事務事業評価を行いました。事務事業評価結果につきましては、お手元に配付の分科会評価結果のとおりであります。  このうち、彫刻を活かしたまちづくり事業につきましては、委員から、屋外彫刻の再配置方針見直しが必要である、他部署と連携した屋外彫刻活用方針を検討してもらいたいなどの意見があり、評価区分は継続との結論に達しました。  最後に、本分科会としては、次のとおり要望いたします。  ふれあい交通運行事業については、さらなる利便性の向上を図るとともに、利用者の多様なニーズに対応できるような利用方法利用者負担等の改善に向けて検討すること。  既成団地管理者が不在ののり面は、防災の観点から、住民にとって非常に危険であることから、今後、行政としての関わりについて調査、研究を行うとともに、早期対応に努めること。  下水道使用料未収金については、法的処置を含め、早期解消に向けた、効率的かつ実効性のある取り組みを検討すること。また、安定的な下水道事業運営のためにも下水道普及率向上に努めるとともに、接続件数の増加を図ること。  以上で建設分科会長報告を終わります。 ○田島委員長   次に、荻本経済分科会長。 ○荻本経済分科会長   おはようございます。経済分科会長報告を行います。  さきの決算審査特別委員会において本分科会審査案件となりました項目につきまして、審査いたしました経過並びに結果の御報告を申し上げます。  最初に、議第91号、平成27年度大分歳入歳出決算認定について、平成27年度大分一般会計歳入歳出決算歳出第5款労働費、第6款農林水産業費、第7款商工費、第11款災害復旧費のうち農林水産施設災害復旧費についてであります。  第5款労働費につきましては、委員から、高年齢者就業機会確保事業において、実際には会員の要望に見合うような仕事量の確保はできていないなどの意見が出されました。  審査いたしました結果、反対意見はありませんでした。  第6款農林水産業費につきましては、委員から、この10年間で農林水産業従事者はどの程度減少し、あわせて、耕作放棄地はどの程度ふえているのかなどの質問が出されました。  審査いたしました結果、一部反対意見がありました。  第7款商工費につきましては、委員から、商都復活支援事業にて出店した店舗のうち、5割が閉店に追い込まれている状況に鑑み、今後は出店者経営力定着率を上げる取り組みをすべきであるなどの意見が出されました。  審査いたしました結果、一部反対意見がありました。  第11款災害復旧費のうち農林水産施設災害復旧費につきましては、審査いたしました結果、反対意見はありませんでした。  平成27年度大分公設地方卸売市場事業特別会計歳入歳出決算平成27年度大分農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算につきましては、審査いたしました結果、いずれも一部反対意見がありました。  次に、執行部説明を求めました平成27年度重点事業成果についてであります。本分科会は、農業参入企業推進事業など16事業成果について説明を受けました。  このうち、アートを活かしたまちづくり事業につきましては、委員から、多額の予算を投入する中、一定の成果は得られたと考える。その中で、13ある成果指標全てを達成したとなっているが、成果指標の具体的な内容はどうなっているのかなどの質問が出されました。  次に、事務事業評価についてであります。本分科会は、優良家畜導入事業、おもてなしのまち推進事業大友プロモーション事業の3事務事業評価対象となりましたことから、執行部から説明を受ける中、事務事業評価を行いました。事務事業評価の結果につきましては、お手元に配付の分科会評価結果のとおりであります。  このうち、優良家畜導入事業につきましては、委員から、飼料価格牛導入価格等の高騰などにより畜産農家経営状況は厳しいため、さらなる支援が必要である。本事業畜産農家支援において欠かすことができない事業であり、現状に見合った補助率及び補助対象経費に見直すべきであるなどの意見があり、拡充との結論に達しました。  最後に、本分科会としては、次のとおり要望いたします。  中小企業振興のために、実効性のある施策を展開すること。  今後、農林水産業を維持、発展させるために、担い手育成にこれまで以上に取り組むこと。  以上で経済分科会長報告を終わります。 ○田島委員長   以上で各分科会長報告を終わります。  これより、各分科会長報告に対する質疑意見をお受けします。なお、要望事項及び事務事業評価結果に対する意見などにつきましては、この後の日程でお受けいたしますので、後ほどお願いいたします。  それでは、質疑意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   ないようですので、意見質疑を終結いたします。  討論はありませんか。 ○斉藤委員   おはようございます。日本共産党斉藤由美子です。私は日本共産党を代表して、決算審査特別委員会に委託されました議第91号、平成27年度大分歳入歳出決算認定について、議第92号、平成27年度大分水道事業会計剰余金の処分及び決算認定について、議第93号、平成27年度大分公共下水道事業会計資本剰余金の処分及び決算認定について、各決算分科会長報告に対する反対討論を行います。  平成27年度一般会計と9特別会計を合わせた総計決算額は、歳入総額2,684億1,203万5,000円、歳出総額は2,631億2,437万8,000円となり、対前年度比、歳入は116億6,958万7,000円、4.5%、歳出は110億9,898万5,000円、4.4%で、それぞれ増加しています。  一般会計決算では、歳入は1,696億7,619万4,000円、歳出は1,648億1,700万6,000円、形式収支額は48億5,918万8,000円となっております。  形式収支から翌年度へ繰り越すべき財源7億910万1,000円を差し引いた実質収支額は41億5,008万7,000円となり、平成27年度の実質収支から平成26年度の実質収支額を差し引いた単年度収支は8億615万6,000円の黒字となっていますが、財政調整基金積立金7,857万5,000円に黒字要因である減債基金積立金市有財産整備基金を加えると、平成27年度一般会計決算額は44億7,834万円の黒字となり、前年度より約31億円を超える大幅な黒字となっております。  一般会計歳入についてです。歳入の特徴は、地方消費税交付金国庫支出金県支出金の増、一方で、地方交付税、市債、分担金及び負担金が減少しています。  まず、自主財源についてです。歳入に占める市税の割合は、前年度の45.9%から45.0%と、前年度に比べ0.9ポイント低下しています。市税総額は前年度より4,991万5,000円増にとどまっています。市税に占める市民税は前年度より4億5,152万6,000円、1.5%増加していますが、固定資産税は3年に1回の評価がえにより、前年度より3億3,549万8,000円、1.0%減少しています。両税は市民に重い負担となり、生活や営業に支障を来す事態も起こっています。納税者生活実態見直した配慮ある対応をすべきです。  次に、依存財源についてです。消費税増税に伴う地方消費税交付金は、前年より36億364万9,000円増加、また消費税率5%から8%への引き上げに伴って、使用料及び手数料が前年より18.5%増の負担となっています。消費税はあらゆる商品やサービスに課税され、逆進性が強く、低所得者ほど負担が重くなる大衆課税です。消費税増税はきっぱりと中止し、今やるべきことは、庶民生活を支える立場から食料品などは非課税とし、将来的には廃止すべきものと考えます。この基本的立場から、地方消費税交付金などの消費税に係る歳入に反対いたします。  なお、同じ理由で、平成27年度大分公設地方卸売市場事業特別会計決算平成27年度大分農業集落排水事業特別会計決算、議第92号、平成27年度大分水道事業会計剰余金の処分及び決算認定について、議第93号、平成27年度大分公共下水道事業会計資本剰余金の処分及び決算認定については、各事業に反対するものではありませんが、消費税の措置にかかわる決算認定に反対をいたします。  次に、歳出についてです。  歳出総額目的別構成比では、前年度比で総務費民生費が増加し、土木費消防費が低下しています。また、性質別義務的経費では、扶助費補助費が増加し、普通建設事業費の減少などが特徴となっています。  1点目は、社会保障にかかわる負担増についてです。介護保険料は、第6期の見直しで、基準額5,452円から5,994円、9.9%引き上げられ、介護保険創設時から約2倍になっています。国民健康保険税最高限度額は81万円から85万円に引き上げられました。これ以上の負担増路線は許されません。国の責任で、国庫負担増などによる抜本的改革が必要と考えます。以上の理由から介護保険特別会計決算国民健康保険特別会計決算に反対いたします。  2点目、教育費にかかわる支出についてです。碩田中学校新設校施設整備事業費は、総額6億8,233万6,000円が支出されています。碩田中学校区に施設体型小中一貫校の新設が進められていますが、住民の切実な要望や陳情を切り捨て、関係住民の十分な合意と納得のない小中一貫校の建設は認められません。  3点目、大型事業や大企業への支出についてです。第2款総務費では、豊予海峡ルート推進事業費、第6款農林水産業費には農業参入企業推進事業費、第7款商工費には企業立地促進助成金、第8款土木費では港湾改修事業県工事負担金横尾公共団体土地区画整理事業庄の原佐野線県工事負担金、大分駅南公共団体土地区画整理事業費などが措置されています。こうした事業は凍結、見直しを行うべきで、認められません。  4点目、行財政改革と市民負担にかかわる支出についてです。まず、職員給与などについてです。義務的経費の人件費決算額は、前年度より1.0%増加していますが、退職手当の増によるものです。人件費の抑制で、職員給与カットによって3億1,000万円が削減されています。公務員の給与は個人の生活設計に重大な影響を与えるだけでなく、地域経済にも影響を及ぼします。一方で、常勤特別職の退職金は25%から20%減額しても、市民感情や職員の退職金から見ると余りにも高額です。退職金の額を減らすべきです。また、市民感覚からかけ離れた議員の費用弁償、海外視察の措置は認められません。  次に、家庭ごみ有料化についてです。第4款衛生費、ごみ減量リサイクル推進事業費には、指定ごみ袋作製など、業務委託料などの事業費が支出されています。そもそも家庭ごみの減量は市民の理解と協働によって推進すべきです。ごみ収集は自治体の固有の事務です。有料化はやめるべきです。  また、基金について、いずれも基金の利子を積み立てようとするもので、法的措置ではありますが、基金に反対する基本的立場から同意できません。  5点目、平和と安全、民主主義にかかわる支出についてです。第2款総務費には社会保障・税番号制度対応システム構築業務委託などが措置されています。いわゆるマイナンバー制度は、日本で暮らす全ての人に番号をつけ、全国民の個人情報を一元的に把握することを可能にし、社会保障などの締めつけと税、保険料の徴収強化につながるものであり、許されません。  同和対策関連事業費総額は、3億2,622万2,000円の支出となっています。不公平な同和対策事業は速やかに終結させ、人権全般に関する一般施策に移行させるべきです。  最後に、第2款総務費には自衛官募集事務費6万9,000円が支出されています。憲法の平和条項に係る基本的立場から、自衛官募集事務費に反対をいたします。同じ立場から、歳入の国有提供施設等市町村助成交付金についても認めることはできません。以上、歳出決算に反対したものにかかわる歳入、債務負担行為、繰越明許費、継続費について反対をいたします。  以上の理由から、議第91号、議第92号、議第93号の決算認定に反対をいたします。  以上で討論を終わります。 ○田島委員長   ほかにございませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   以上で討論を終結し、これより採決いたします。  反対討論のありました第91号、議第92号、及び議第93号について、挙手により採決いたします。  以上の案件は、原案を可決及び認定することに賛成の方の挙手を求めます。  〔賛成者挙手〕 ○田島委員長   挙手多数でございます。よって、本案は一部反対意見がありましたが、原案を可決及び認定すべきものと決定いたしました。  次に、ただいま各分科会長から報告がありました要望事項の取り扱いについてお諮りいたします。  23日に行われました正副委員長・正副分科会長会議において要望事項(案)として整理いたしましたものをお手元に配付しております。この案をもちまして、決算審査特別委員会要望事項とすることに御異議ありませんか。 ○井手口委員   集約する前の段階で会派で論議をしたときに、問題にしていませんでしたので大変恐縮なんですが、その後、大分市でありました台風の被害状況を現場に入って見ましたところ、豊府小学校区、南大分小学校区、城南小学校区、賀来小学校区で小規模の崩落が見られました。この際、要望するならば、既成の団地だけではなく、既成の団地並びに住宅地に隣接すると入れていただけると、もっと効果的な要望になるかと思いますので、あえてここで提案をさせていただきます。 ○田島委員長   8番についての提案ですか。 ○井手口委員   はい。 ○野尻委員   既成住宅地、それから崖、壁面等についての崩落に対する行政からの補助金は、去年、行政からの条件が相当改善されております。 ○井手口委員   要望の8番の趣旨は、管理者が不在ののり面です。市あるいは県に対して補助金、その他の要望をする管理者がわからず不明、もしくは不在という、そういうのり面が崩落した際に、その下に住んでいる人たちに被害が出るという、これはそういう趣旨なんですね。であれば、団地だけではなくて、既成の市街地についても同じようなのり面がたくさんあるので、そこでは、既に私が調査した段階では、なぜここがこんなにほったらかしになったのかと聞くと、上ののり面の持ち主が大分市におりませんとか、どこに住んでいるかわかりません、そういった返答が返ってきましたので、この趣旨からすれば、団地だけではなくて、住宅地も同じ問題を抱えているのではないかということで提案をしております。 ○田島委員長   ただいま既成団地のほかにも住宅地を入れてはどうかという御意見がございましたけれども、いかがでしょうか。 ○板倉建設分科会長   分科会長から意見を申し上げますと、これはあくまでも既成団地の、いわゆる所有者がわからない、倒産したとかいう特定した問題についての議論をいたしました。ですから、これについては、既成団地という限定の中の話であります。今、住宅地というふうになれば、また別の問題として取り上げるかどうかという問題だろうと思います。この議論の中は、あくまでも既成団地ということで議論をさせていただきました。 ○田島委員長   ただいまのご意見でいかがでしょうか。 ○井手口委員   だから、どうするって結論を言わなかった。 ○板倉建設分科会長   だから新たに、今、井手口委員から提案のあったようなことをするのであれば、新たな問題を要望事項として取り上げるかどうかの審議をしていただきたい。これはあくまでも、既成団地に対しての議論をさせていただきました。    (「このままでいい」と発言する者あり) ○田島委員長   それでは、このままということでよろしいですか。  〔「異議なし」の声〕 ○田島委員長   ほかにございませんか。  〔「なし」の声〕
    田島委員長   次に、お手元に配付しております事務事業評価結果につきましては、その結果を委員長報告に盛り込むとともに、書面にて議場に配付することといたしておりますが、このような取り扱いでよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○田島委員長   それでは、そのように決定いたします。  なお、あす、9月28日の本会議における決算審査特別委員長報告におきましては、正副委員長に御一任いただきますようお願いいたします。  その他として、何かございませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   では、以上で決算審査特別委員会の全ての日程を終了いたしました。  これをもちまして、決算審査特別委員会を閉会いたします。御協力ありがとうございました。                              午前10時43分散会...