ツイート シェア
  1. 大田区議会 2017-11-15
    平成29年11月  都市整備委員会-11月15日-01号


    取得元: 大田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    平成29年11月  都市整備委員会-11月15日-01号平成29年11月  都市整備委員会 平成29年11月15日                午前10時00分開会 ○長野 委員長 ただいまから、都市整備委員会を開会いたします。  継続調査事件を一括して上程いたします。  所管事務報告について、一括して理事者の説明をお願いいたします。 ◎保下 都市計画課長 私からは、まちづくり推進部資料番号24番、第164回大田区都市計画審議会の報告をさせていただきます。  開催日時は平成29年11月7日、火曜日、14時から15時45分まででございます。  開催場所は、消費者生活センター2階、大集会室でございます。  このたびは、第一号議案、東京都市計画地区計画(京急蒲田駅西口地区地区計画)の変更(大田区決定)案について、第二号議案、(仮称)洗足池景観形成重点地区追加指定等に伴う大田区景観計画の変更(素案)の意見聴取についてご審議いただきました。  第一号議案の審議の結果は、「諮問のとおり定めることが適当である」と答申されました。答申文は、2枚目におつけしてございます。  本件につきましては、10月2日に開催されました都市整備委員会にて報告した内容と同様でございます。  資料3枚目に位置図、資料4枚目、5枚目に説明資料、資料6枚目に変更概要(新旧対照表)をおつけしておりますので、後ほどご覧いただきたいと思います。  次に、第二号議案の審議結果は、「主な意見要旨は、別紙のとおりである」と答申されました。後ほど、詳細について説明させていただきます。  一番最後におつけしております資料、A3右上に第二号議案と記載のある資料をご覧ください。本件につきましては、4月14日に開催されました都市整備委員会にて報告した内容と同様でございますので、今回はそれから進展がありました内容をご説明させていただきます。  資料右下の4、地元説明会の概要でございます。作成しました素案を地元の皆様へ説明させていただきました。6月15日には雪谷特別出張所町会長会議、6月20日には千束特別出張所町会長会議、7月27日には洗足風致協会会議室で地元の皆様に説明会を実施いたしました。  今、ご覧になっております資料の前のページをご覧ください。今回の都市計画審議会でいただきました主な意見の要旨でございます。1、地域と連携した景観まちづくりについて、今回の指定が地域に対する愛着や歴史的価値を後押しできると考えるので賛成である。  2、景観形成基準について、色彩基準は数値基準なため、それだけを守れば良いという感覚になってしまう。使用される材料も含め、様々な視点からも検討するよう工夫してもらいたいというご意見もございました。  3、景観形成基準の適合確認について、4、公共施設の景観まちづくりについてのご意見もいただきました。
     今後、今回の都市計画審議会で頂戴しましたご意見に配慮しながら、案の作成を進め、来年3月開催予定の大田区景観審議会に諮問し、決定してまいりたいと考えてございます。  施行日につきましては、平成30年秋ごろを目指してまいりたいと考えてございます。 ◎大木 都市開発課長 私からは、まちづくり推進部資料番号25番、大森駅西側駅周辺のまちづくり都市基盤施設整備の考え方についてご報告を申し上げます。  大田区では、おおた未来プラン10年や大田区都市計画マスタープランなどで中心拠点と位置づけてございます、大森駅周辺のまちづくりに取り組んできてございます。中でも、都市計画道路である補助28号線(池上通り)、こちらの事業化されてこなかった駅西側につきましては、道路拡幅整備を含む駅周辺のまちづくりが喫緊の課題となってございまして、地権者組織である大森八景坂地区まちづくり協議会をはじめとする地域住民の皆様とともに、まちづくりの検討を深めてまいりました。  八景坂まちづくり協議会では、平成27年2月にまちづくり計画案を取りまとめられ、大田区へご提案をいただきました。それを受け、大田区では関係機関協議等を重ねまして、まちを構成する大きな要素の一つでございます、都市基盤施設につきまして、その整備の考え方を整理いたしました。  大森駅西側駅周辺のまちづくりにおける、都市基盤施設整備の考え方としましては、資料の中段の箱囲みに記載をしてございますが、区の中心拠点である大森駅西側に相応しい、便利で快適な駅前空間として道路(池上通り)と歩行者広場一体的整備を目指しますと設定をいたしました。  補助28号線(池上通り)につきましては、都市計画道路としての拡幅整備を行うことで、円滑な交通処理を図るとともに歩道を広げ、歩行者通行空間をより大きく確保していきたいと考えてございます。  また、歩行者広場につきましては、(仮称)大森駅西口広場、こちらを駅直近に整備をして、緑のあるゆとりの空間を整備をしていきたいと考えてございます。  もう少し具体的な内容としましては、お手元の資料の後ろに添付をしてございます、A3カラー刷りの資料のほうをご覧いただければと思います。  1枚目の資料、右側半分におおた都市づくりビジョンに記載をしました大森駅周辺の将来イメージ図、こちらを掲載してございます。図の下の赤い四角囲みの中の記述が池上通りの整備に関する記載でございまして、ジャーマン通りとの交差点からくらやみ坂との交差点まで、約530メートルの区間を拡幅整備をしていくことを想定してございます。  この拡幅整備によりまして、バスやタクシーの乗降場を通過交通の車道と明確に分離をして再配置し、交通の円滑化、渋滞解消を図ってまいりたいと考えてございます。また、できる限り歩道を広げ、ゆとりのある歩行者通行空間を確保するとともに、自転車の走行環境の確保にも努めてまいります。これらの機能を最適な位置に配置をするため、都市計画道路の区域の一部変更も視野に、さらなる検討を深めてまいりたいと考えているところでございます。  なお、補助28号線(池上通り)につきましては都道でございますので、設置管理者は東京都でございます。こうした考え方を東京都とも調整をしまして、事業化に向けて取り組んでまいりたいと考えてございます。  隣の青い四角囲みにつきましては、(仮称)大森駅西口広場の整備について記載をしてございます。池上通りの拡幅によりまして、谷底のような形で一部が残ってしまう山王小路飲食店街区域につきまして、歩行者広場として新たな都市計画を定め、大田区が主体となって整備をしていきたいと考えてございます。  この広場は、歩行者がたたずみ、緑のある、イベント等も可能な歩行者空間となるようなしつらえを検討してございます。大森駅山王側の大きな特徴である高低差のある地形、こちらを生かした空間活用を図るとともに、現在の飲食店街が担っております『賑わい機能』を新たな広場でも形成していく方策につきましても、今後検討を深めてまいりたいと考えてございます。  こうした考えのもと、現在広場の整備パターンにつきましては、四つのパターンを想定してございます。A3資料の2枚目をご覧いただければと思います。左上の案1から、右下の案3-2まで、広場の高さレベルが異なる案を、今、四つ想定をしてございます。  案1につきましては、池上通りの歩道と同じ高さで広場を整備していくという考え方でございます。広場を歩道と一体的な空間として活用できること。また、高低差による死角が生じないため、安全上は大きくすぐれていると考えてございます。一方で、現在の高低差のある地形を埋めてしまうことになりますので、地形を生かした計画とはならない部分がございます。また、広場の表面に歩道に沿った傾斜、もしくは段差が生じる可能性がございますので、イベント空間等の活用には一定の制約が発生する可能性があると考えております。  左下の案2でございますが、現在の高低差を半分程度埋めていく案でございます。大森駅西側の出入り口付近の道路の高さと広場空間の高さを合わせ、フラットな広場整備ができるので、イベント空間としての使い勝手は案1よりもすぐれていると考えます。また、高低差のある地形も一定程度は感じられるしつらえとなってございます。一方で、広場北側では池上通りの歩道と最大で4メートル程度の高低差が生じるため、死角ができやすくなるなど、安全管理上は若干の課題があるのかなと考えてございます。  右上の案の3-1につきましては、現況の山王小路飲食店街の地盤の高さで広場を整備する考えでございます。高低差のある地形をそのまま活用することで、駅のホームから広場越しに池上通りや天祖神社の緑が見渡せるため、大森、山王のらしさを体感することができると考えております。一方で、池上通りの歩道とは、最大で約7メートルの高低差が生じるため、案2以上に死角ができやすく、安全管理上は大きな課題が生じます。  右下の案3-2は、案の3-1と同じく、現況の山王小路飲食店街の高さで広場を整備するという前提でございますが、広場と道路の高低差がより大きくなる北側の一部分に人工地盤を配置して、その上部空間は広場として、その下にはにぎわい機能を持つ空間として整備をする案でございます。池上通りの歩道と一体的な空間として人工地盤上を活用でき、また現在のにぎわい機能を一定程度再生できる空間も確保できることは、大きなメリットであると考えます。一方で、このにぎわい空間を整備、運営する主体が新たに必要になることや、行政としてどのように維持管理を行うかなどが大きな課題となってございます。  広場の整備につきましては、地域の皆様に使っていただける形にしなければ意味がありませんので、こうした複数の整備パターンをお示ししながら、関係地権者だけでなく周辺の自治会・町会や商店街などにもご意見を伺いながら、最終的には一つに絞り込んでまいりたいと考えているところでございます。  長年の懸案事項でございます、補助28号線(池上通り)の拡幅と、(仮称)大森駅西口広場を一体的に整備をすることで、中心拠点大森駅の西口における新しい顔となるにふさわしい、ゆとりのある駅前空間の整備を実現していきたいと考えてございます。引き続き、検討を進めてまいりますので、ご理解、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。 ◎明立 都市基盤管理課長 私のほうから、まず資料のほうの差しかえでございます。すみません、別途、先に都市基盤整備部、資料25番というのをクリップでとめていないように配付させていただきましたが、クリップの中のものと差しかえをお願いしたいと考えてございます。中身の資料自体に大きな変更点はないのですが、文言等の修正を加えさせていただきました。大変申しわけございません、差しかえのほうをよろしくお願いをいたします。  それでは、都市基盤整備部に関して、私のほうから6件、説明をさせていただきたいと思います。  それではまず、呑川流域河川整備計画の策定についてでございます。資料番号の22番をご覧いただきたいと思います。東京都では河川法に基づき、呑川流域河川整備計画を策定いたしましたので、情報提供をいたします。なお、河川整備計画については、東京都建設局ホームページにて公表してございます。  それでは、資料を1枚おめくりいただきたいと思います。この資料は、添付してございます呑川河川整備計画の概要版となってございます。詳細につきましては、本編をご覧いただきまして、本委員会では概要版でご説明を申し上げます。  まず、呑川流域とはということで、世田谷区、目黒区、大田区の3区にまたがった地域の中で、呑川に雨水が流れ込む17.7キロ平方メートルの範囲をいいます。呑川は世田谷区新町地先を源といたしまして、荏原台田園調布台にはさまれた谷底低地に沿って東南に流れて東京湾に注ぐ延長14.4キロメートルの二級河川でございます。  中ほどの左側の写真は、上流部の暗きょの区間で、中ほどの写真が中流域の宮前橋付近でございます。右側の写真が最下流の河口付近の写真となってございます。  次に、流域の特徴でございますが、昭和40年代には全域が市街地化し、浸透機能が低下したことから水害が発生するようになりました。そのため、護岸整備等の治水対策に取り組み、浸水被害の軽減を図ってきたところでございます。しかし近年、時間50ミリを超える豪雨の発生が増加するなどの影響によりまして、浸水被害が発生してございます。また、水質については、合流式下水道による越流水によりまして、白濁化やスカム、臭気の発生など水質が悪化することから、関係機関と協力し、その対策に取り組んでございます。また、清流復活事業として、工大橋付近より1日当たり約3万6,300立米の下水道の再生水を導水し、水量を確保しているところでございます。  裏面をおめくりください。河川整備の目標でございます。呑川流域では、洪水や地震に対する安全性を向上するとともに、生態系に配慮した川づくりや、水辺に親しめる川づくりを進めてまいります。  計画対象区間は、河口から九品仏川合流までの開きょ区間でございます。また、計画対象期間は、おおむね30年間を目標としています。  次に、河川の整備でございますが、策定の背景として、現在の目標整備水準であります、1時間当たり50ミリを超える豪雨が増加し、それに伴う水害が頻発しているということから、これらの豪雨に対処していくための新たな治水対策が喫緊の課題となってございます。そのため、東京都では目標整備水準を、区部では時間最大75ミリの降雨に引き上げました。  治水としては河川の整備を進め、流域対策を含め、1時間当たり75ミリの豪雨により発生する洪水を安全に流すことを目指してございます。また、将来にわたって考えられる最大級の強さを持つ地震に対しても、安全性が確保されるよう防潮堤の耐震性対策を実施していきます。  次に、環境についてでございますが、河床整備の実施にあたっては、治水上の安全性を確保した上で、生物の生息・生育・繁殖環境に配慮した整備に努めます。既に護岸が整備済みの箇所では、川沿いの景観を楽しみながら散策等ができるよう、治水上の安全性を損なわない範囲でツタなどによる護岸の緑化を実施してまいります。  続きまして、多摩川六郷橋周辺堤防整備工事についてを説明いたします。資料番号23番をご覧ください。  国土交通省関東地方整備局京浜河川事務所から、多摩川の六郷橋周辺での堤防整備工事について、別紙のとおり情報提供がございました。本工事は、堤防の高さや幅が不足しているところに盛り土をしてかさ上げを行い、未舗装の堤防天端を舗装することで、洪水時の堤防の安全性を向上させることを目的とした工事でございます。なお、京浜河川事務所に対しては、地域に対する十分な説明や、安全な工事施工を行うよう求めるとともに、河川敷を占有している区道等の安全対策についても連携して取り組んでまいります。  おめくりいただきまして、A3判のカラーの資料をご覧いただきたいと思います。これは、京浜河川事務所より地域住民の皆様に配布いたします河川工事のお知らせでございます。まず、工事の概要でございますが、工事件名は1工区及び2工区が、平成29年多摩川東古市場築堤護岸工事、そして3工区が平成29年多摩川堰一丁目築堤護岸工事でございます。工事件名のほうが知らない地名になってございますが、これは川崎側の護岸と一緒に大田区側の護岸も直すということで、要はほか1件のほうの地名が大田区ということでございますので、こういった名前になっているとのことでございます。  続きまして、工事場所でございますが、仲六郷四丁目、西六郷四丁目地先でございます。  工事期間は、平成30年1月中旬から平成30年3月下旬を予定してございます。  作業時間ですが、8時より18時とし、日曜日は原則休工といたします。  発注者及び問い合わせ先等は、記載のとおりでございます。  また、工事の内容ですが、堤防整備工事約300メートルで、堤防のかさ上げ、拡幅と天端舗装を行うことによって、洪水による堤防の安全性が向上する工事でございます。  次に、工事の工程でございますが、左下の工程表のとおりとなってございます。  次に、右上の安全・環境対策でございますが、記載のように安全や環境には十分配慮して施工していくこととしてございます。  右下の図が、現場位置図となっており、工区割については下流より1工区、2工区、3工区となっているところでございます。  では、引き続きまして、土地の取得についてということで、田園調布一丁目の説明をさせていただきたいと思います。資料番号24番をご覧ください。当該用地につきましては、昨年11月25日に田園調布せせらぎ公園拡張用地買収にかかわる覚書の締結を地権者と取り交わし、土地取得について協議を重ねてまいりました。今般、契約を締結いたしましたので、ご報告いたしたいと思います。  まず、用地取得の概要でございますが、所在は田園調布一丁目53番24ほか4筆でございます。住居表示は53番となってございます。地目は境内地。地積は実測及び公簿とも、8,795平方メートルです。契約締結日は10月10日。取得予算は、土地開発公社会計で、取得価格は総額で41億112万4,378円でございます。取得の目的ですが、都市計画公園事業第6・4・1号丸子多摩川公園事業用地として取得をいたしました。  当該地の位置につきましては、案内図のとおりでございます。  では、引き続きまして、大田区田園調布せせらぎ公園文化施設の基本設計につきまして、資料番号25番の資料に沿ってご説明をいたしたいと思います。(仮称)大田区田園調布せせらぎ公園文化施設の基本設計につきましては、区の関係部署が連携しながら検討を進めてまいりました。これから、基本設計の概要について、ご説明いたしたいと思います。  本件につきましては、平成29年8月15日の当委員会のほか、総務財政、地域産業の各委員会でも説明してございます。また、9月7日と9日、いずれも午後7時から8時でございますが、田園調布せせらぎ公園休憩所住民説明会を開催し、7日は74名、9日は47名、計121名の方にご出席をいただいた中でご説明をさせていただいたところでございます。  それでは、資料のほうをご覧いただきたいと思います。田園調布せせらぎ公園文化施設は、田園調布せせらぎ公園の緑地や景観を生かし、1階部分は面積約150平米の休憩スペース1として、自由に読書や飲食ができます。飲食等の販売スペースを設けますが、飲食物の持ち込みも可能となってございます。  面積約360平米の休憩スペース2につきましては、貴重な国分寺崖線の緑地や景観など、周辺環境と公園の調和を生かし、自由に読書や飲食ができ、カウンターでは区立図書館の所蔵本の予約、貸出、返却が可能となってございます。また、縁側を設置いたしまして、テーブル、椅子などを配置し、屋外で崖線の緑地や景観を楽しんでいくスペースを設けたいと考えてございます。  面積約160平米の多目的室1は、体験学習やサークル活動、会議、講演などのほかに、ダンスや体操など多目的な利用ができます。  詰所につきましては、公園管理作業員の方の休憩スペースといたします。  1階部分の概要は以上でございます。  続きまして、資料左下ですが、2階部分でございますが、面積約60平米のテラスは、さわやかな風を感じながら公園の緑を眺め、休憩、飲食ができる屋外スペースとなってございます。  面積約250平米の休憩スペース3では、崖線の緑地や景観を眺めながら飲食ができるスペースとなっております。  面積約150平米の集会室1から3は、体験学習やサークル活動、会議、講演などの多目的な利用ができます。また、可動式の間仕切りによりまして、50平米の三つの部屋に分割して利用することもできます。  50平米の集会室4は、体験学習やサークル活動、会議、講演など、多目的に利用ができるほかに、置き畳が用意されてございまして、和室としても利用できるといったことになってございます。  次に、面積が20平米の多目的室には、防音性を高めた部屋で、楽器の練習などを含め、少人数で多目的な利用ができます。  面積30平米の和室は畳敷きの部屋で、茶道や生け花、着物の着付けなどのサークル活動にも利用ができます。  2階部分の概要は以上でございます。  続きまして、右上にせせらぎ公園休憩所、それから田園調布富士見会館、既存の建物の状況で、現在ある公園休憩所田園調布富士見会館の機能を置き込んでございまして、これまでの利用者の方が、引き続き支障がなく利用が可能になっているといった状況でございます。  面積についてなのですが、せせらぎ公園休憩所、それから田園調布富士見会館が、合計約458平米に対しまして、せせらぎ公園文化施設は約410平米と、約48平米減少してございますが、部屋の数は1室増えているという状況です。  それから、大田区田園調布せせらぎ公園文化施設部屋面積等につきましては、現在せせらぎ公園休憩所田園調布富士見会館利用者人数を参考にして、設定をさせていただいたところでございます。  また、2期工事になりますが、体育施設、今現在、約1,500平米を検討してございますが、中学校の体育館くらいの広さの体育室、多目的室などを配置する予定でございます。現在のせせらぎ公園の休憩所、田園調布富士見会館の諸施設の面積を上回り、大田区田園調布せせらぎ公園文化施設諸施設の分を補うこととなる予定でございます。  また、田園調布せせらぎ公園内の休憩所は、面積約160平米の多目的室、面積約66平米の集会室を各1部屋ずつ配置しております。休憩所の利用は、公園を夜間閉鎖していることから、午前・午後の利用となってございます。  田園調布富士見会館は、面積117平米の多目的ホール、面積約35平米の会議室、面積約40平米の和室2室の計4室配置されております。和室は、真ん中のふすまをはずし、1室80平米として利用できるという状況でございます。  続きまして、田園調布せせらぎ公園文化施設文化ゾーンの集会・体験学習施設機能休養施設機能を置き込んだ複合施設につきましては、新築工事を平成30年度に着手いたしまして、平成32年度前半の完成を予定してございます。  なお、現在、区民の方々にご利用いただいております田園調布せせらぎ公園休憩所につきましては、せせらぎ公園文化施設の集会・体験学習施設機能休養施設機能を置き込んだ複合施設が完成した後、取り壊す予定でございます。  また、せせらぎ公園の文化施設のスポーツゾーンの運動施設・その他施設については、平成33年度以降の完成を予定してございます。  また、田園調布富士見会館の大規模改修につきましては、平成33年度以降の完成を予定してございます。田園調布富士見会館の大規模改修後は、田園調布特別出張所地域包括支援センター田園調布が移転する予定でございます。  資料の説明は以上となってございますが、本案件につきましては、本日の総務財政、地域産業の各委員会におきましても、同様に報告しております。  その後、12月10日、日曜日でございますが、午後6時から、田園調布小学校体育館住民説明会を開催し、地域や施設利用者の方々への説明を予定してございます。  次に、平成29年10月22から23日の台風21号に伴う対応について報告いたします。資料番号26番をご覧いただきたいと思います。  まず、主な気象情報でございますが、10月22日、16時23分に大雨警報が発令されました。その後、21時53分、暴風・波浪・高潮警報が発令された後、翌23日、0時44分には、洪水警報が発令されました。その後、順次警報が解除され、10月23日、11時20分には全ての警報が解除され、20時36分には全ての注意報が解除されました。  次に、水防態勢でございますが、22日、9時に水防一次態勢をしき、翌23日、0時30分に水防二次態勢、その後、10時30分に水防一次態勢、24日、8時30分に態勢を解除いたしました。  配備人員ですが、全員で163名。また、内訳につきましては、記載のとおりの態勢をしいたところでございます。  降雨につきましては、雪谷特別出張所におきまして、総雨量164ミリ、最大時間雨量18.5ミリを観測いたしました。  次に、風の状況でございますが、本庁舎において、最大瞬間風速30.6メートルを23日、5時20分に観測いたしました。  次に、活動状況でございますが、記載のように活動に取り組んだところでございます。  次に、区民への情報提供ですが、ホームページや区民安全・安心メール、ツイッターでの情報提供を行ったところでございます。  次に、被害状況ですが、今回は上流部での降雨量が多く、多摩川の水位が上昇し、多摩川河川敷の浸水が発生いたしました。このため、人的被害としては、多摩川河川敷中洲に取り残されました要救助者9名が消防署により救出されました。物的被害でございますが、倒木が1件、多摩川河川敷が浸水したこと、それから、外壁等の破損が2件ございました。  次に、避難についてでございますが、多量の雨が降る台風だったことから、土砂災害及び多摩川氾濫に関する避難情報を発表いたしました。まず、22日、14時に1回目の土砂災害に関する自主避難の呼びかけを行い、16時に避難準備・高齢者等避難開始を発表しました。19時30分には、2回目の自主避難の呼びかけを改めて行い、翌23日、7時30分に多摩川氾濫に関する避難準備・高齢者等避難開始を発表いたしました。12時に全ての避難準備・高齢者等避難開始を解除いたしました。  避難状況ですが、土砂災害関係で2名、多摩川関係で28名の方が、一時避難施設へ避難されました。  続きまして、平成29年10月29から30日の台風22号に伴う対応について報告いたします。資料番号27番をご覧ください。  まず、気象情報でございますが、10月29日、9時04分に雷・強風・波浪注意報が発令されました。その後、16時29分、大雨・洪水注意報が発令された後、21時14分に大雨・雷・洪水注意報が解除されました。  次に、水防態勢でございますが、29日、13時に水防一次態勢をしき、翌30日、8時半に態勢を解除いたしました。  配備人員ですが、全員で108名。また、内訳につきましては、記載のとおりの態勢をしいたところでございます。  降雨量につきましては、雪谷特別出張所におきまして、総雨量105ミリ、最大時間雨量21.5ミリを観測いたしました。  次に、風の状況でございますが、区役所本庁舎において、期間内最大瞬間風速を29日、20時20分に17.9メートルを観測いたしました。  次に、活動状況でございますが、記載のような活動に取り組んだところです。  次に、区民への情報提供でございますが、ホームページや区民安全・安心メール、ツイッターでの情報提供を行いました。  次に、被害状況ですが、人的及び物的被害はございませんでした。  次に、避難についてですが、進路が当区に近い台風だったことから、29日、17時に一時避難施設を開設し、翌30日、7時半に閉鎖いたしました。  避難の状況ですが、多摩川関係の避難者が、最大13名の方が避難されました。 ◎久保 道路公園課長 私からは、上池台三丁目公園の区域変更について説明いたします。都市基盤整備部資料28番をご覧ください。  平成20年3月31日区長決定「消防団分団本部施設設置の考え方」における、地域防災の充実を図るための積極的な支援として、上池台三丁目公園敷地の一部の用途を変更いたしまして、消防団本部施設を設置し、併せて公園区域の変更を行い、告示するものでございます。  公園名、上池台三丁目公園。  位置、上池台三丁目16番15号。  面積は、現在、2,378.97平米、区域変更面積が115.82平米、変更後が2,263.15平米となります。
     変更理由といたしましては、田園調布消防団第8分団本部施設用地として、上池台三丁目の公園敷地の一部を使用するためでございます。  変更予定日でございますけれども、平成29年12月1日を予定しているところでございます。  下の案内図をご覧ください。案内図右側の旧学研通りから一街区、上池台三丁目側のほうに入った場所にある公園でございます。タブレットでは、赤で囲まれたところでございます。  裏面をご覧ください。当該公園の配置図でございます。図面公園の左上、こちら公園西側にはキャッチボール場、ローラースケート場があり、今回の消防団本部施設予定箇所は、図面右側の、公園で言いますと東側の斜線で囲まれたところ、タブレットでは、赤で囲まれたところでございます。ここは、建物は2階建てで、延べ床面積79.2平米、4.5メートル掛ける8.8メートル。高さが約6.4メートルの建物で、鉄骨構造の建物が計画されているところでございます。 ◎鈴木 基盤工事担当課長 私からは、資料番号29番、大田スタジアムの改修工事と使用停止について説明をさせていただきます。  本件ですが、施設の管理運営を観光・国際都市部、改修工事を都市基盤整備部で実施していることから、本日開催の地域産業委員会及びオリンピック・パラリンピック観光推進特別委員会でも報告を行ってございます。  大田スタジアムにつきましては、平成7年の開設から20年余が経過し、施設・設備等が老朽化していることから改修工事を予定してございます。工事期間は平成30年5月から平成31年6月までを予定してございます。工事に伴いまして、平成30年4月1日から平成31年6月30日までの期間を施設の使用を停止する予定でございます。  主な改修の概要でございますが、劣化等による修繕改修といたしましては、グラウンドやスタンド等の改修、照明設備のLED化工事など、バリアフリー・ユニバーサルデザイン改修といたしましては、エレベーターや授乳スペースの新設、多目的トイレの増設などを考えてございます。さらに、バリューアップ改修といたしまして、壁面の緑化や大型バス駐車スペースの再整備などを予定してございます。  周知方法でございますが、利用者説明会や区報、ホームページ等を活用し、実施することとしてございます。  なお、工事に伴いまして、使用停止期間が15か月に及ぶことから、大田スタジアム条例の廃止議案を第4回定例会に上程させていただく予定としてございます。 ○長野 委員長 それでは、委員の皆様からの質疑をお願いいたします。  質疑は報告順に行います。まず、まちづくり推進部、報告順1番の第164回大田区都市計画審議会の報告について、質疑をお願いいたします。 ◆福井 委員 この第一号議案については、適当であるということで答申が出ましたと報告を受けました。この中で、全会一致だったのか、それとも全会一致でない場合は、反対理由か何かがあったのかということを教えてください。 ◎保下 都市計画課長 まず反対意見が委員の一人からございました。最終的には、採決をとらせていただきまして、賛成多数による今回の答申内容となってございます。 ◎大木 都市開発課長 反対された委員のご意見としましては、前回の7月のときの都市計画審議会の中身と同様ということでございまして、この今回の容積率の緩和が地域のまちづくりに良好な環境をつくるということがなかなか考えづらいということで、反対というご意見をいただいたところでございます。 ◆福井 委員 第二号については、全会一致だということでよろしいですか。 ◎保下 都市計画課長 はい、そのとおりでございます。 ◆福井 委員 この流れなのですが、素案が提示されて、それに対して意見が出て、次に案になって決定をすると、この流れなので、この第二号については、いろいろな意見が今回出ましたよね。それで、あちらのほうに、大田区景観審議会にかかって、また新たな案が出てくるということで、ちょっとすみません、聞き漏らしたのですけど、新たな案となって出てくるのは大体いつぐらいを見ているのですか。 ◎保下 都市計画課長 今回の第二号議案につきましては、大田区景観審議会の中でまず素案を諮らさせていただきました。その後、先ほど説明いたしましたように、6月に地元説明会を開催させていただきました。景観法の中に、大田区景観計画、いわゆる景観計画を変更する場合には、都市計画審議会の意見を聴取することという条文がございます。今回、それらに基づきまして、大田区都市計画審議会に現在の素案内容を諮らさせていただいたという次第でございます。最終的には、3月の大田区景観審議会で最終的な案を諮っていくという内容でございます。 ◆岸田 委員 この二号議案の景観なのですけども、これは大田区で、要するにこういう建物をつくってくださいとか、こういう看板はやめてくださいとか、ある程度地域の景観に合ったような雰囲気にしてくださいということですよね。この範囲が、池の周りの範囲、それとその周りの範囲の現在ある建物とか看板は撤去はできないわけですよね。 ◎保下 都市計画課長 今回、こちらの計画が新たに重点地区と指定された場合、その施行日以降のものについての指導になってまいりますので、現在については計画の内容を説明して、その趣旨に協力していただくように取り組んでいければと考えてございます。 ◆岸田 委員 現在ある建物とか、看板を修繕するときには、こうしてくださいということは言えるわけですけれども、現在あるものに関しては、ずっとそのままということになってしまうということですよね。 ◎保下 都市計画課長 委員ご指摘のとおりでございます。 ◆岸田 委員 やはり、落ちついた地域になるような、できればそのようにやっていただきたいのはもちろんそうなのですけども、今度は、一応区のほうには、こういう建物を建てますよということを言って、実際にできたらえらく違うということもないことはないと思うのですよね。そのときに区としては、違法建築みたいなことが起きた場合に、どうしていくのかということを教えていただきたいと思うのですけど。 ◎保下 都市計画課長 実際、最初に届け出た内容と違う内容で建築された場合につきましては、大田区景観条例の中で、勧告命令できる内容となってございます。勧告に従っていただくよう、区のほうで指導してまいります。 ◆岸田 委員 指導に従わない場合は、強制的に取りこわすとか、そういうことができるのかどうかというのは、どうなのでしょう。 ◎保下 都市計画課長 大田区景観条例の中で、まずそうした形で勧告で指導する形になっておりまして、すぐ取りこわすとか強制的な代執行とかではなくて、やはり罰則制度というのも景観法の中に指定されておりますので、そうした法と大田区景観計画の取り組みの中で指導を行っていきたいと考えてございます。 ◆岸田 委員 しつこいようですけども、ぜひ法律に従うように、やはり罰則を強化というか、撤去までできるような取り組みを考えていただきたいなと思いますね。つくってしまった後に、なかなか指導したって、向こうは、向こうというかつくろうとしている人は、従わないつもりでつくっているわけですから、それを幾らできた後にお願いしたって、やはり従っていただけないわけではないですか。ぜひ、それはやっていただきたいなと思うのですけども。 ◎黒澤 まちづくり推進部長 委員ご指摘のとおり、大変良好な景観資源を有しているエリアですので、しっかりとした対応が必要だと思っております。一般的な行政指導ではなくて、法令に基づく勧告、命令の規定までありますので、もちろん命令を出すときは、相当強い力になりますので、景観審議会に諮って、その内容が非常に問題だというときには、命令も行っていくと。この間の実態としては、一定規模以上は届け出が義務づけられていますので、それについて、事前協議の中で意見の不一致が若干あったりすることはあります。それについては、景観アドバイザーが専門的な立場から誘導して、区の景観基準に合致するような計画に是正するような、きめ細かな取り組みをしていますので、それを基本にぜひ良好な景観を守っていきたいと思いますし、委員ご指摘のような悪質な業者は、まだこの地区では聞いていないのですけど、もしあれば、先ほど言いました命令までの規定をしっかりと行使して、是正を図っていきたいと思っています。 ◆馬橋 委員 私もこの二号議案で1点だけ気になったので伺いたいのですが、これは景観形成の重点地区に指定をされるということで、エリアがここに地図で切ってあるのですけど、すごく気になるのが、例えば、②の洗足池公園等からの開放的な景観の保全に関する景観形成ということで、このエリアの切り方が、例えば長原の駅だと、これは商店街がど真ん中ですぱっとぶった切られているのですけど、こういうものは右のページに地元説明会を3回やっていただいたということで、ただ参加者が管内の町会長とあとは説明会③でいうと、参加者数17名ということなのですけど。これは地域の商店街の方とか、要はこの線からこちら側はこの景観に沿った形でやってくださいね、でも、同じ商店街でもこちら側は別にやらなくてもいいですよという、そういう考え方になってくると、商店街の中ですごく意思疎通が難しくなるのかなという気がするのですけど、そのあたりの地元との意思疎通というのはどうやっていらっしゃるのですか。 ◎保下 都市計画課長 今回の二号議案の、こちらの一番最後のページにおつけしております資料をご覧いただきたいのですけれども、今回重点地区といたしまして、赤い点線で囲われた部分、今、委員のご指摘のありました、②番の洗足池公園等からの開放的な景観の保全に関する景観形成のエリアにつきましては、斜線部分でありまして、こちらにつきましては、洗足池からの見え方にやはり配慮していただきたいということで、現在も周辺には市街地類型といいまして、大きく言いまして、用途等に基づいて景観の誘導を図っているのですけれども、さらに洗足池から見える範囲を実際このエリアを設定する際には、洗足池公園から外周の樹木、また建物を含めて、見える範囲を想定いたしまして、こちらの2番目の外側のエリアを定めているという状況でございます。商店街や町会の皆さんにも、こうしたエリアのとり方についてはご説明いたしまして、一定の理解は得ているという状況でございます。 ◆馬橋 委員 今、また疑問が生まれてしまったのですが、まず長原の環7沿いのほうまでぐっと行って、環7も渡って、馬込側のほうまで入っていたりとか、大岡山の駅もこちらの北口の商店街のほうまで入っているのですけど、これは別に池からは見えないではないですか、この辺は。そこまで入れている中で、ここで線を切るというところがすごく不思議だなと単純に思って、例えば、東工大のこの学校の中ももちろん見えないですし、すごく不思議だなという感覚になったのと、あと商店街の方も含めてご説明をしていただいているということなのですけど、何か説明会とかをやったということなのですか。 ◎保下 都市計画課長 やはり、今回説明会を商店街だけで行ったというのではなく、やはり①の説明会の町会長会議、また②の町会長会議、また③の地元の皆さんの会議の中で、商店街の皆さんも参加してございますので、そうした中で、やはり情報提供、また関係者の皆様に本日の資料をご提供くださいということで、回覧していただいているという状況でございます。  それと、また今、委員がご指摘いただきました環7沿道等につきましても、実際洗足池から見える範囲、樹木の上を越えて建物が、やはり幹線道路沿道というのは、ご存じのようにある一定の高さが建ちますので、そうしたことも周辺の建築物の状況を現地にプロットしながら、見える状況を一定程度の建物が建つということを想定して、そのエリア取りをしているという状況でございます。 ◆馬橋 委員 地元の方へのご丁寧な説明と、あとは途中で切れてしまう商店街などに関しては、私も地域の商店街に一応会員で入っているのですけど、なかなか例えば、理事長とか上の方が聞いて、資料だけは多少回ってきても、結構あまり知らない、え、そんなことがあるのみたいなことは結構あるのですよね。だから、その辺は丁寧な説明をぜひしていただきたいなということと、あとはエリア、これはもう岸田委員もいらっしゃるので、もうこれ以上言ってもあれなのですけど、例えば、洗足池の駅前も結構にぎやかなお店があったりとか、この辺は池側からの見え方というのは、すごく課題があると思うので、どこでどう線を切るかというのは難しいと思うのですけど、ぜひ丁寧に進めていただければと思います。 ○長野 委員長 ほかはよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○長野 委員長 それでは、次、大森駅西側駅周辺のまちづくりについて、質疑をお願いします。 ◆福井 委員 資料番号25番の大森駅西側の計画については、補助28号線の整備を東京都と一緒にしますよと書いてあるのですが、ちょっとホームページで見てきたら、補助28号線というのは、昭和21年4月25日に決定しているのですよね。なので、半世紀以上前の話なので、考え方がこのとき決定したものと基本的に同じ考え方で進めているのかどうかという、まず基本的な考え方を教えてもらいたいのですけど。 ◎大木 都市開発課長 委員ご指摘のとおり、補助28号線(池上通り)については、昭和21年の戦災復興の都市計画の中で定められたものでございます。大森駅の西口側の通過交通とそれから交通結節点の機能をしっかりと高めるために必要な空間として都市計画決定をされたものと認識をしてございます。 ◆福井 委員 今、15メートルあるのを30メートルにしますよということで整備をしていきますので、ただそのときと比べて違うのが、自転車の考え方が違ってくると思うのですね。ですから、自転車レーンというものを新たに設けなければいけないなと思っているのですけど、ただここにあるのは、一体的な整備と書いてあるので、案が案1、案2、案3と書いてあって、地元の人は高低差を生かして整備してほしいよと書いてあるのですね。ただ、高低差を生かした場合だと、歩道との一体的な空間活用ができないので、その辺はどう地元の反映をしながらも、歩道と車道がフラットではないと、一体的な活用ができないのではないかなと思っているのですね。だから、その辺はどう調整していくのかなというのが、ちょっと一つの矛盾として、私の考え方ではわからないので、大田区としてはこういった高低差を活用したのと、一体的な空間活用の可能というのはどこが落としどころかというのは、方向性をもっていたら教えてもらいたいのですけど。 ◎大木 都市開発課長 ここで申し上げている一体的整備というのは、これまで道路の都市計画のみがありまして、道路だけ整備をするというのが大前提としてあったのですけれども、今回はこの広場の部分も道路と合わせて一体的に整備をしていくという考え方でございます。空間の活用につきましては、今回四つのパターンをお示ししているとおり、委員ご指摘の歩道とフラットにして、同じような使い方をするという考え方もございますし、高低差を生かして、歩行者空間としては、オープンスペースとしては、一つの固まりになるのですけれども、そこは高低差があることで、通行する歩行者の方とたたずむ歩行者の方の使い分けというところも、広場の使い方としては考えられるので、そういったところは地域の皆さんとしっかりと意見交換をさせていただきながら絞り込んでいきたいと考えています。 ◆福井 委員 考え方として、この広場を含めての歩行者空間の中には、自転車レーンというのは基本的に入らないと。自転車レーンというのは車道につくるという考え方でいいのですか。 ◎大木 都市開発課長 自転車の走行空間をどうつくっていくかというところは、交通管理者との協議も必要になってくるので、今の段階で決まったものではございませんが、現状今の池上通りは、歩道の部分を自転車も通行できるという規制になっています。この部分を歩行者を歩道で優先するためには、どうしても自転車の走行空間を車道のほうにつくっていかなければいけないという考え方も出てきますので、この辺はそういったところも視野に、交通管理者と今後協議を詰めていきたいと考えています。 ◆福井 委員 都市計画マスタープランで、この28号線やJR線の東西を結ぶ道路の整備を促進しというのは、これもこの駅西口、駅周辺まちづくりの中に入っていくということでいいのですか。ここのJR線の東西を結ぶ道路の整備というのはこの中に入っていますか。 ◎大木 都市開発課長 今回ご報告申し上げたのは、池上通りの拡幅を含む西側駅周辺のまちづくりということでご報告を申し上げました。東西の通行については、課題としては当然地域の中で残っていますけれども、今回の池上通りの拡幅、広場の整備、これを中心とする大森駅西側の駅周辺のまちづくりの中では、直接的には東西通路については含んでおりません。 ◆福井 委員 これからの流れなのですが、これは基本的には用地買収をして、東京都と大田区が一緒に整備していくのですか。それとも、というのは、そこで商売している人はその工事をしている間はどうするのかなというのがちょっと見えないので、それはどういった手続で流れていくのかということを教えてもらいたいのですけど。 ◎大木 都市開発課長 今回の整備につきましては、いわゆる市街地再開発事業のように、戻り入居をするということが前提ではなくて、あくまでも道路事業、それから広場事業として行っていくことを想定しておりますので、基本的には用地の取得について、現在いらっしゃる地権者の皆さんにご協力をいただくという考え方でおります。 ◆湯本 委員 案がここには四つというか、三つ、3案は1、2とあるのですけど、これを見ると、高さ7メートルの壁みたいな雰囲気になるのかなということが想定されるのですが、7メートルって3階建てぐらいですよね。その壁がパーンとあると。それは一体となったまちづくりだとか、駅前の公共空間だとか、駅前としてのふさわしい状況なのかという話になったときに、工夫や運用次第なのかなと思う部分もあるけど、少し異様な雰囲気も感じるなという部分もあるのですね。その一方で、フラットではないと使いづらいよという考え方も多分あって、こういう案が多分示されているのだろうと思うのですけども、これは場所としては活用の方向性を決めるのが多分難しいところだと思うのですよね。だから、何を選択して、何をここにまちの機能としてここにもたらすのかというのを全部盛り込むと、多分収拾がつかない話になるのだと思うのですよね。そこのコンセプトをある程度地域の皆さんの声を拾いながら、しっかり絞ってやってもらいたいなという思いはあります。  自転車の話も盛り込んできていましたけども、確かに今の池上通りは非常に、特に駅前を含めて、自転車が走りづらいですよね。ただ、では歩道のほうに自転車が通れるようなスペースを設けたら、先ほど言われましたけども、憩える空間に自転車がばんばん通ると。それがでは、駅前としてふさわしい状況なのかとか、そういったことも多分出てくると思うので、これはまだ案の段階だからここからいろいろと加わってくるのだろうと思いますけども、一体何が大事なのかと。それから、今後10年、20年先に私たちのまちがどういうまちになるのだろうということを踏まえた上で、様々話をまとめていってもらいたいなと。  それはやはり、よくみんなにやろうとしていることをイメージしてもらうことというのは、すごく大事だと思いますが、その辺について地域の拾っている声だとか、今担当されている中で、大木課長がいろいろと感じている部分、この案を出した上でですよ。いろいろと感じている部分、何かご所見がありましたら、お伺いをさせていただければと思います。 ◎大木 都市開発課長 今、委員ご指摘のとおり、最大7メートルの高低差が池上通りを今の計画性のまま拡幅して、山王小路飲食店街、いわゆる地獄谷の部分を残すと、高低差が生じて、そこは本当に巨大な壁ができてきます。その部分を一体どうするのかというところが、これまでこの池上通りを事業化するにあたって、非常に大きな課題として存在していたのですね。  今回は、そこの部分も含めて、地権者組織である八景坂協議会の皆さんと平成24年からずっと議論を続けてきまして、八景坂協議会としては一定の方向性として、27年2月に取りまとめたまちづくり計画案の中で、いろいろな考え方が地域にはあるのだけども、その山王小路飲食店街の道路の下になる部分については、歩行者系の広場として一体的に行政に整備をしてほしいということでご意見をいただいているところです。今回は、そのご意見を受けて、行政としてここを広場として整備するのであれば、どういうことが考えられるのかということをこれまで検討してきて、今回は模式図の形でこういう案の四つのパターンをお示しをさせていただいております。  委員のおっしゃるとおり、ここをどう使っていくのかというのが、大森駅西口の地域の今後50年、100年を、ちょっと大げさかもしれないですけど、決めていく大きな要素になり得ますので、この四つのパターンを地域の皆さんに今後お示しをさせていただきながら、どういったものを最優先にしていくのか、行政側としては、やはり公共空間の中で、円滑な交通処理ですとか、歩行者が安全に通行できるようにというところが、大きな優先順位となってきますけれども、それ以外の地域の皆さんとしての広場の使い方といったところも様々な意見が出てくると思いますので、そういったところは、丁寧にご意見を伺いながら、優先順位をどうしてもつけざるを得なくなると思いますので、そういったところを考えていきたいと思っております。 ◆湯本 委員 これは、場所が駅前、駅近でありますから、ここの活用次第で、多分まちの雰囲気というのはすごく変わってくると思いますので、そこら辺を踏まえて、これをどう活用しようかと。特に、駅前のすばらしい土地の活用方法を考える上で、こんなところがあったのですかみたいな、また、ここは何だろうねとか、使いづらい、またはそんなにあえて使おうという人でなければ、使えない状況が駅前にあるということがいいことなのか、どうなのかと。考え方によってはいいのでしょうけど、でも多分、不特定多数の大多数の人からしたら、それは使い勝手がいいのかなというと、どうなのかなと思う部分が、私はありますけれども、その辺も踏まえて、これはみんなが、おお、西口もよくなったねと言ってもらえるようなまちづくりを進めていただきたい。これは、要望と期待を込めて、ぜひ選択をきちんとしていただいて、コンセプトをもって、まちづくりを進めていただきたい。これは要望させていただきたいと思います。 ◆岸田 委員 このイメージ図をちょっと見た感じで、植栽があるという、これはまた話のぶり返しになるのですけども。これはないイメージ図もつくっていただきたい。というのは、確かに緑は大切だと思います。でも、これが今の時点とそれこそ10年後、20年後、30年後になったときに、この木がうんと大きくなったりしてきたときに、では誰が管理するのかということになってきますと、これは多分区が管理することになるのだろうと思うのですよね。そのときの費用なりを考えると、私はないほうがいいのかなという、そういう考え方も持っていただきたいなという思いがあるのですけども、やはりどうなのでしょうか。ないとまずいのですか。都のほうから書けと言われているのですか。 ◎大木 都市開発課長 道路空間、それから広場空間の緑の考え方につきましては、委員のご指摘も私個人的には非常に理解ができるところでございます。維持管理ももちろんそうですし、その緑が最優先になってしまって、本来確保されなければならない安全な通行空間とか、そういったものが阻害されるということは、それは本末転倒だと思います。  ただ一方で、都市の環境を考えるときに、まとまった空間として、こういう道路の歩道なり、広場というところができてくると。そこは、緑をある程度蓄える空間としても十分に活用を考えなければいけない空間だと思いますので、その辺はうまくバランスをとっていければと考えます。将来的な維持管理が負担になるような、ここを例えばジャングルにしてしまうような、そんな考え方にはならないと思いますので。ただ、全くなしということにできるかどうかというのは、これは地域の皆さんのご意向もあると思いますから、そういったところも十分に意見を聞かせていただきながら、考えていきたいと思います。 ◎明立 都市基盤管理課長 以前から委員のほうからご指摘を受けているといった状況でございます。確かに、狭い歩道で、植栽を設けているところも幾つかございます。確かに、そういったところでは、わざわざここにというところも伺えるといった状況ですが、基本的には道路に植栽地を設けて、都市の潤いをといった、あるいは騒音の削減とか、あるいはCO2の話とか、いろいろと緑については、非常に今重要な部分もございます。こういった今回新たにこういった都市計画の中で、きちんと幅員を確保した上で整備をしていくと、緑を置き込んでいくというものについては、我々とすればぜひお願いをしたいといった部分でございます。ただ、委員からご指摘を受けているように、確かに狭い幅員のところにそんなに置いて大丈夫かというのは、当然あり得ると思いますので、その辺は我々としても、今後めり張りをつけて整備をしていきたいと考えてございます。よろしくお願いします。 ◆岸田 委員 いろいろな考え方が多分あると思うのですけども、都心なども結構、私もそんなに歩くほうではないのですけど、歩いてみると、やはり何もない、植栽のない道路というのは結構あるのですね。それが国道だったり、都道だったりの歩道がすごく広くてとても歩きやすかったり、そういうものもありますので、例えばこういう絵に植栽を書いてあると、一般の方々はあったほうがいいねということになると思うのですよね。そういう誘導をしていない誘導をしていってもいいのかなと。将来的な、要するにメンテナンス費用とか、経費の考え方もあるので、今、大岡山の駅前の広場に、最初の協議会で木を植えたほうがいいということになって、今植えて、やはり落ち葉とか、実が落ちて、掃除するのにとても大変だという話が出てきているので、小さいうちはいいのだけど、だんだん大きくなってくると、そういう管理がとても大変だろうと思うので、やはり考え方を少し変えていったほうがいいかな。緑というのは、やはりいろいろなところにいっぱいあるので、個人的に緑を管理していただく、公共が緑を管理する必要は私はないのかなという考え方があるので、これだけ言わせていただきます。 ◆小峰 委員 地元の意向が高低差を生かしたまちづくりというコンセプトのもと、4案をつくって、いろいろとご尽力をいただいてありがとうございます。  戦後の歴史を刻む中での地獄谷などの魅力というものが確かにある、それを今後どう生かしていくか。でも、一方では、安全性も必要だというところでは、個人的には3-2案というのがとても魅力的だなと考えますが、にぎわい空間というのは、大いなる活用としてはここはいろいろな可能性がここから発信できるかと思うのですが、どんなイメージで今考えていらっしゃるか、にぎわい空間のイメージを教えていただければと思います。 ◎大木 都市開発課長 にぎわい空間をつくるかどうかというところも含めて、これから地域の皆さんと調整というところになるのですけれども、一つのイメージとしましては、委員おっしゃったとおり、今まで山王小路飲食店街が積み重ねた歴史、にぎわいとしての歴史というものがございますので、そういったものを踏まえる、もしくは再生をしていくという考え方に立つのであれば、このにぎわい空間を、一定の飲食店のようなものを入れていくということも考え方の一つとしてはあるかなと思います。ただ、これも人工地盤を張って、その下の空間をどう使うかというところについては、今から我々行政のほうで決め打ちする話ではなくて、地域の皆さんとの意見交換ですとか、あとは民間活力の導入などもしていけたらなと思いますので、そういった事業者からの提案というところも今後は踏まえていけるのではないかなと考えております。 ◆小峰 委員 そして、もう一つの忘れてはならない震災対策としての考え方としては、この今のところ出ている四つの案の中では、どこが一番ポイントというか、強度を考えると、ここをおすすめしたいという案というのはありますか。 ◎大木 都市開発課長 恐らく、池上通りの西側で、例えば震災で電車がとまったときには、駅前滞留ですとか、あとは一時集合場所的な使い方ということが、オープンスペースの中では想定をされると思います。これについては、道路と高低差ができたとしても、それは当然震災対応をできるような強度を持った擁壁で道路の部分はしっかりとつくっていくことになりますので、そこの部分は高低差がある、ないで駅前滞留対策に大きな影響が出るとは今のところは私は考えておりません。ただ、歩道の通行空間とその滞留できる部分がある程度分離をされていたほうが、駅前滞留の動く人ととどまる人の使い分けという意味では、いいのではないかなと考えますが、これも今明確にこうあるべきだというところを持ち合わせておりませんので、その辺については、今後しっかりと研究させていただきたいと思います。 ◆小峰 委員 本当に優先順位をどこに持っていくかというのは、課長おっしゃるとおり、私も考えて、共感するところなのですが、地元の意見も踏まえながら、優先順位、安全、命を守るということも含めて、今後大変期待する空間づくりを進めていっていただきたいということを再度要望いたします。 ○長野 委員長 ほか、よろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○長野 委員長 それでは、都市基盤整備部の報告順3番、呑川流域河川整備計画の策定について、質疑をお願いいたします。 ◆松原〔元〕 委員 無知なもので、お伺いをしたいのですが、こちらの資料に耐震対策について記載があるわけなのですが、最大級の地震に耐えられるとあるのですが、具体的にどれぐらいの震度を想定されているのでしょうか。 ◎明立 都市基盤管理課長 これは、平成24年4月に東京都防災会議、首都直下地震等による東京の被害想定の中で想定されています地震でございます。具体的に、すみません、この場では出ないのですが、そういった最大級の地震ということで捉えてございます。 ◆松原〔元〕 委員 では、この河床であったり、護岸部分であったり、すごく長大な呑川において、現状において、いささか耐久性に劣ると認識されているような区間というものはあるのでしょうか。 ◎明立 都市基盤管理課長 今回の耐震の計画なのですが、本編の21ページのほうをご覧いただきたいと考えてございます。21ページを見ていただきますと、図面の中に凡例がございまして、耐震対策を実施する区間ということで、実線の外側に黄色く線があると思うのですが、柳橋から河口部分なのですが、この部分について、今回、今回といいますか、この計画の中では、耐震化を図っていこうと。なぜここの部分についてだけやっていくのかというところなのですが、ここは高潮区間となってございます。結局、そこが崩れることによって、市街地への甚大な被害が想定されるといったところについて、今回耐震化を図っていくと。実際、もう現状で順々に東京都第二建設事務所のほうで整備をやっている最中といったところでございますので、この区間について今継続して整備を進めているといったところでございます。 ◆松原〔元〕 委員 今、東京都のお話があったのですが、河床に関しては、事務処理の東京都の関連で、費用面に関しては出していくと思うのですが、護岸部分も一緒に、多分この資料を見ると、同時に河床も護岸も耐震は整備工事をしないといけないように書いてあると思うのですけども、やはりかなり区としても、そういう意味では支出は出さざるを得ないということなのでしょうか。 ◎明立 都市基盤管理課長 呑川につきましては、東京都の河川でございます。管理を東京都の特例条例の中で、区が委託を受けて区がやるということなので、基本的には河床も、もし区がやったとしても、それは全て東京都の費用によって区が執行すると。区は執行するだけで、予算自体は東京都が支出するという形になってございます。今回の特に耐震の部分に関しましては、これはもう全て東京都が支出をし、施工するといった区間でございます。 ◆福井 委員 呑川の流域河川の整備については、私が担当しているというか、住んでいる呑川沿いの地域住民の方から二つ出ていて、何度も言っていますが、ユスリカの問題と、あと上池台三丁目、五丁目については、浸水被害の問題が出ています。この中で見ると、31ページに、下水道との連携ですよね。雨が降って、幾ら河川に流そうとしても、それがいっぱいだったら対応できませんよと書いてあるので、ここに河川と下水道が連携した取り組みが必要でありということで、これをしっかり進めることによって、床上、床下浸水を少しでも軽減していこうというのがあるのですが、以前、東調布公園の地下につくっていくという説明があったのですけど、それはこれの一環だということで考えていいのですか。 ◎明立 都市基盤管理課長 水害に関することに関しましては、東調布公園はそれは別の話です。東調布公園でこの間お話をさせていただいているというのは水質対策ということになります。合流下水道の改善といったものについて、今回東調布公園のほうに貯留池をつくって、初期に汚れた汚水をためると。ですから、ある一定雨が降ってしまいますと、かなりきれいな水に、ほとんど雨水に変わります。ただ、一番初めに出てくるのは、もともと下水道管の中には汚水がありますので、それが直接川の中に来てしまうと。ですから、それの部分を一回ためさせていただいて、晴れたらそれを下水に戻してあげるという作業をする必要があるということで、今回東調布公園ということですね。  ここで言っている連携については、当然なのですけど、下水で受け持つ、それから河川で受け持つ、それからあと流域で受け持つといったような、全てが河川で雨を受け持つというわけではなくて、その下水の施設、あるいは流域で持つ施設、それから河川で持つべきものといったものを連携してやっていくことが治水対策につながるといったことからこういった書き込みになっているということでございます。 ◆福井 委員 特に水が出やすい地域というのは、自分で対策、止水板など自分で対策しているところも上池台ではあるのですけど、やはり公助の部分で、公がやるところ、東京都がやっていますので、しっかり連携してやっていただきたいと思っています。  ユスリカ対策については、これは何も書いていないのですけど、私たちは、ユスリカ対策の場合は、生態系を取り戻すことによって、魚が住める環境を取り戻すことによって、魚がユスリカの卵を食べて、解消するべきではないかという一案を持っているので、それはユスリカ対策というのはどこにも書いていないのですけど、そういう考え方、生態系を取り戻して、しっかりと対策していこうという考え方の中に含まれているということでいいのでしょうか。ちょっとわからないので。 ◎明立 都市基盤管理課長 ユスリカについては、多くの委員からご意見をいただいておるところでございまして、地域の方々からもいろいろと陳情等を受けているところでございます。これは、呑川の持っている特性といいますか、水源がないと。要は、今、呑川から流れる水がございません。それをどうしているかといいますと、先ほどちょっとご説明しましたが、清流復活ということで、落合処理場で処理された下水の処理水を流していると。当然、処理水ですので、全て取り切れているかというと、汚いものは取り切っているのですけど、実は窒素とリンがどうしても残ってしまうと。これが、かなりの栄養分を持っているということと、それからどうしても、施設内で温度が上がるということで、高い水温とそれから窒素、リンといった栄養分といったものが、どうしてもユスリカに入ると。我々としても、様々なユスリカに対する、まずユスリカがどういったものかといったところを検討して、今着々とユスリカ対策に向けて頑張ってございます。すぐ成果が見えてこないのですが、我々としては何とか皆様が生活上被害を被らないような形で取り組んでまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆福井 委員 私たちは、東京都のほうにも高度処理の水の問題で、やはり今言われた、取り切れていないということなので、もっとしっかりと進めていただきたいということを東京都のほうにも申し伝えてあるのですが、大田区として東京都からこういった高濃度の水の処理については、これからこうやっていきますよ、さらに改良を進めますよとか、そういった展望というか、進捗状況というのは来ていますか。 ◎明立 都市基盤管理課長 東京都のほうにも我々も伝えてはいるのですが、やはりかなりの施設の改修が必要になってくるということで、大変だと聞いてございます。 ◆馬橋 委員 ちょっと二つだけなのですけど、一つがページでいうと21ページのところで、河床掘削というところがあります。これは、黒線の間が白くなっているところが、護岸整備は完了しているけど、今後河床掘削をしていくよということで、これは時間75ミリ対応できるように深く掘りますねという話だと思うのですけど。この青くなっているところというのは、河床掘削を別にしていた記憶はないのですけど、要は今、福井委員からもお話があったとおり、上池地区などはかなり窪地になっていて、時間75ミリ対応を今東京都のほうにもやってもらっているのですけど、それでも時間100ミリとか、75でも水が出てしまったりするのですよね。あそこは、水を呑川から通して、多摩川のほうに放流しているのだと思うのですけど、結構雪谷のこの橋でいうと、ここには書いていないか、例えば宮前橋とか、高低差が多分7メートル、8メートルぐらいあるのですけど、すごく雨が降ったときも、橋のたもとまで水が来るみたいな、結構恐怖を感じたことがあるのですね。河床のほうを掘削をして、深さを深めていくと、上流のほうの放流能力も強化されるものなのですか。 ◎明立 都市基盤管理課長 河床を下げていくことによって、当然放流量も増しますので、当然安全度は高まると考えてございます。 ◆馬橋 委員 途中から幹線で多摩川のほうに抜けているという話を聞いたことがあるのですけど、そこを太くするとかそういうことはなく、呑川をとにかく深くして、どんどん海のほうへ流していくぞと言う計画になるのですか。 ◎明立 都市基盤管理課長 一つだけすみません。75ミリと言っているのは、河川で75ミリを受け持つという意味ではないのです。流域対策とか貯留池とか、そういうものを整備して75ミリにしますということなので、今回の計画は、河川については50ミリを対応しますよと。50ミリを河川が受け持ちますという計画になってございまして、青線のところについては、河床もコンクリート板でできている部分ですから、もうこれ以上掘ることはできません。これは計画河床になってございます。それで、この白抜きのところについては、まだ全て計画河床までなっていませんので、今後下げていく必要があるだろうという計画になっています。  もう一つ、中原幹線に、今途中で呑川の護岸に穴があいておりまして、ある一定の水位が上がりますと、そこから越流をして、それが多摩川のほうに流れていくと。結構我々も呑川が厳しい、もう危ないというところまで見られていることは何度もあるかと思うのですけど、基本的にそこで今とまっています。なぜかと言いますと、その中原幹線に落とすことによって、そこで水位がピタッととまると。それで大丈夫なのです。  すみません、これは私の経験でしかないのですが、私は35年ほど勤めていますが、まだ一度も呑川はあふれていません。それは、私が来る前、その中原幹線ができる前は何度も呑川は越流しています。今、呑川流域で浸水するというのは、内水はん濫です。下水が飲み込めなくてあふれている。上池台などはその例ですね。呑川の護岸を越えたというのは、ここ30何年ございませんので、ただ、昔の方々はよく呑川はあふれたというお話をお聞きいたします。今そういう状況になってございます。 ◆馬橋 委員 呑川はよく暴れ川だったというそういう話も聞きますけど、そこであえてとめているというのを初めて知りました。びっくりしました。結構地域の方はそれを知らないから、そろそろやばいのではないかみたいな、結構そういう人が多いと思うのですね。だから、その辺はちょっと情報提供があるといいなと思いました。 ◎明立 都市基盤管理課長 今、ホームページ上で、中原街道のところに、越流する窓がついているところが生中継をずっとされていますので、実はそれを区のホームページから入れます。区のホームページから見ていただきますと、常にそこを映してございますので、台風のときなどにそのところを見ていただくと安心感が増すと思いますので、もしよろしければご覧いただければと思います。 ◆馬橋 委員 ありがとうございます。それは知らなかった、勉強になりました。  あと、ユスリカの問題は先ほど福井委員からも言ってもらいましたけれども、こればかりはもうとにかく一生懸命やっていただくしかないかなと。  もう1点だけ、ちょっとざっくりとした質問で大変恐縮なのですが、これは今まで、今回、呑川流域河川整備計画、これは東京都は今までは何の計画に基づいて、各大田区とか目黒区とか、そういうところに計画を落とし込んでいたのですか。 ◎明立 都市基盤管理課長 本来、河川法では、この河川整備計画をつくらなければいけないということで、年数をすみません、忘れたのですが、河川法が改正された後に、速やかにつくるということになっていたのですが、若干ほかの河川との順番があるのだと思いますが、例えば、大田区では、多摩川が一番初めに整備計画が策定された後、海老取川、内川、それからちょっと前に丸子川が策定されまして、今度最後に呑川が策定されたということでございます。順番からすると一番最後になったのですが、これで策定が終わったということなのですが、多分東京都については、独自の事業計画に基づいて、河川の計画を練ってきたと考えています。 ◆馬橋 委員 これで、今回呑川流域河川整備計画ができて、根拠計画というか、何というのだろう、いろいろな紐づく計画が出てくると思うのですけど、逆を返せば、ユスリカも含めて、大田区独自の河川に対する課題が今までの経験というか、あるではないですか。その辺は、この呑川流域河川整備計画の中に、先ほど福井委員からもありましたが、ユスリカという文言は出てきませんけど、それは大田区独自の計画として対策を練っていく、もしくは対策を講じていくということはできるわけですよね。要は、先ほどおっしゃっていたけど、東京都の呑川流域河川整備計画の執行者と言ったのでしたか、この計画を実行する側の立場ですというお話もあったのですけど、そうではなくて、この中には入っていない大田区独特の呑川のスカム対策だったりとか、ユスリカ対策だったりというのがあると思うのですけど、そういう独自の課題に対しては、大田区独自で計画をつくって、対策を講じていくということはできるわけですか。 ◎明立 都市基盤管理課長 この計画の中でも、要は関係機関で連携して、環境対策に取り組むということが記載されてございまして、今現在でも呑川水質浄化対策研究会がございまして、その研究会の中で、いろいろと東京都でも、例えば建設局、それから下水道局、それから環境局、そのほか流域として、目黒区とか世田谷区が入った研究会がございますので、その中で我々は水質に対してどうしていくかといったことを、今ずっと毎年検討をしていますので、その中で我々ができることについての計画を出すと。下水道局は下水道局で出す、建設局は建設局で出してくるといったことを調整しながら、全体で取り組んでいるという状況です。 ◆馬橋 委員 要は、独自でいろいろなことを打ち出していくことはできるということですね。では、引き続きよろしくお願いします。 ◆秋成 委員 この概要版の裏の下のところに、環境という部分がありまして、また本編では26ページにある護岸の緑化とか、また河床の整備とあるのですけど。例えば、呑川は河口のほうから順次護岸を工事いただいて、この安全性というところから安心へとつながっていると思うのですけれども、例えば、一部のこういった緑という部分で何かこう護岸を、そういった緑化をしていただけないかというお声もあるのですけれども、例えばできるところ、整備が可能なところとそうでないところがあると思うのですが、そういったものは、これは区が進めるものなのか、先ほどの都がやるべきものなのか、これはどういう区分けでしょうか。 ◎明立 都市基盤管理課長 ここで、概要版のほうですね、右側ですかね。日蓮橋付近とかこうツタが下がっているのですが、これについては東京都のほうの整備になってございます。整備は東京都なのですが、その後の管理のほうは区のほうで行っているという、東京都と大田区が連携して環境対策には取り組んでいるということでございます。
    ◆秋成 委員 もう一つの道々橋付近のこの部分は、これはどちらがされたものでしょうか。 ◎明立 都市基盤管理課長 これも東京都が整備した後、区のほうで今引き続き管理を行っているということでございます。 ◆岸田 委員 先ほど東調布公園の貯留池をつくるということで、要するに汚い水を、とりあえず一番汚い水をためておこうという。その中で、雨が上がって水位が下がったら放出するということを言っていましたが、浄化装置というのはないのですか。 ◎明立 都市基盤管理課長 そこで浄化をするわけではなくて、それは水再生センター、処理場ですね、昔の。処理場のほうに、下水に戻してあげると。そこで施設をつくると大変なことになる、処理場が大田区に来てしまいますので、そうではなくて、それを下流のほうの、例えば森ヶ崎処理場のほうに送るといったようなことになります。 ◆岸田 委員 すみません、私は勘違いして、呑川に戻すと思っていたのです。そうではないのですね。わかりました。 ○長野 委員長 よろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○長野 委員長 それでは、多摩川六郷橋周辺堤防整備工事について質疑をお願いします。 ◆馬橋 委員 1点だけなのですけど、ここはよく私もスポーツをやっている関係で使わせていただくのですけど、ちょっとこの紙だけだとどういう形でこの赤く枠が囲まれているところが運用されていくのかがよくわからないのですが、例えば、この多摩川緑地事務所の横のところから、野球とかサッカーとかやられている方はよく使われると思うのですけど、ここから車でこう入って、おりていって、駐車場がこの右下の線路際のところにあってとなっていて、ここはどうなるのですか。 ◎明立 都市基盤管理課長 これはあくまでもお知らせなものですから、詳細はあれなのですが、基本的に例えば今現在スロープで車が行けると、あるいは人が歩けるような階段があるといったものについては、全て現状のものが使えるような形になります。ただ、かさ上げをして、堤体が広がるといったような工事になると聞いてございます。 ◆馬橋 委員 使えると聞いて安心したのですが、ちょうどこの本当にニックハイムと書いてあるところの下のところから、ずっとスロープになっておりていくようになっているので、結構六郷のこの多摩川緑地は大田区民の方が週末も含めて、すごく使われるところではないですか。そこがちょっと気になったので伺ったのですけど、今までどおりこの工事期間も使えると。そういうことではないですか。 ◎明立 都市基盤管理課長 失礼しました。完成後は使えるという意味で、当然ですけど、工事中は通行どめになりますので、これについては、地域の住民の方々もそうですし、あるいは利用団体の方々にも、国交省のほうから、う回路についての説明をお配りするなり、ご説明するなりやっていきたいと聞いてございます。 ○長野 委員長 ほか、よろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○長野 委員長 それでは、用地取得についていかがでしょうか。 ◆馬橋 委員 1点だけ教えていただきたいのですけど、これは8,795平米で取得価格は41億円余ということで、ざっくり計算すると、坪単価が150万円ぐらいですか。ではないかな。すごく安いなと思うのですけど。これは何かこれだけやはり大きな土地を買うとこういうものなのですか。家とかだと、大体坪200万円とか250万円するではないですか。田園調布などは特にそうですけど。こんなものなのかなと思ったので、ちょっと聞きたいのですけど。 ◎明立 都市基盤管理課長 これは、平米45万円でございます。平米45万円で、それよりもちょっと高いのは補償費、要はそこに残置してある補償ですね、機能があるものについての費用、1億円ちょっとあるのですが、それを総合して41億円ということですので、45万円ということで。ただ、この金額につきましては、財価審等の規定によって定められているということでございます。 ◆馬橋 委員 まずないと思いますけど、一応聞きますけど、土地に何か問題があるとかそういうことではないのですよね。 ◎明立 都市基盤管理課長 これだけの大きい土地をポンとなかなか、財価審でも近隣の調査をしたというところなのですが、駅前にこれだけの土地というのは、なかなか入手しづらいというか、もう出てこないというものでございますので、そういった点もあるのかなと思いますが、基本的にはきずものとかそういうことでは一切ございません。特に、土壌汚染等については確認済みでございます。問題ございません。 ○長野 委員長 ほか、いかがでしょうか。よろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○長野 委員長 では、次、せせらぎ公園文化施設の基本設計について、質疑、お願いいたします。 ◆福井 委員 聞きたいのは、この文化ゾーンの集会施設の中で、休憩スペース2の中で、カウンターでは区立図書館の所蔵本の予約、貸出、返却が可能ですということになっているのですけど、これは予約したものがそこに行けば借りられるのか、それともそこに本が幾つかあってこれを借りたいというのかということなのですけど、これはどういうことを想定しているのか教えてもらいたいのです。 ○長野 委員長 所管外かな。 ◆福井 委員 では、どこが答えられるの。  だから、例えば、インターネットで予約して、そこへ行ったら、もうあるよと。 ○長野 委員長 基本はステーション機能みたいなもの。 ◆福井 委員 そうすると、最初からここに並べてあるのであれば、一定のスペースが取られてしまうわけだから。 ◎明立 都市基盤管理課長 すみません。若干所管が違うもので、細かいところまではあれなのですが、基本的には予約をされたものをそこで、予約された方に、要は図書館自体がそこにあるということではなくて、必要な図書について予約を受けると聞いてございますが、ただそれだけではなくて、そのほかいろいろと機能についても検討したいと言ってございましたので、すみません、ここで、不十分な答えで大変申しわけございません。 ◆福井 委員 なぜ伺ったかというと、そこに本を並べておくと、その分のスペースが取られてしまうので、休憩スペースが縮まってしまうのではないかということで聞いたのですね。  それでもう一つ、厨房がありますよと、飲食物等の販売スペースを設けますが、というのが、この1階の平面図の右側の休憩スペースに厨房があって、ここで調理したものが出されるのかなと思うのですけど、これもわかりませんか。どういう状況か。 ◎明立 都市基盤管理課長 まだここでどの程度の、どういったものを出していくかというものは、具体的に、例えば、本当にレストランみたいにやるのか、あるいは軽食でやっていくのかというのは、まだがちっと決まっているわけではないのですけど、基本的には、カフェみたいなイメージを想定しているということでございます。 ◆福井 委員 何でしつこく聞くかというと、この休憩スペースと書いてあるのですけど、例えば、2階の平面図、休憩スペース3と書いてありますけど、ここに例えば、椅子を並べてしまうと、廊下ですよね、これは。集会室を借りている人が1、2、3を借りていて、休憩スペースにそこに椅子を置かれると、動線が確保できないので、集会室の方と休憩している人のトラブルが起こり得るのではないかと。俺たちはここを通っているのに、通れないではないかと、こういったものがならないようにぜひうまくやってもらいたいということなので、だからこの休憩スペースの考え方について細かく聞いているのです。休憩スペースにやはり椅子を置いて休憩してもらうということなのですか。 ◎明立 都市基盤管理課長 そういったくつろげるといったコンセプトでやりますので、特に2階はここから、窓越しに見える崖線が非常にきれいになりますので、ここでゆったりとおくつろぎできるような形にできればなと考えてございます。 ◆福井 委員 休憩スペースで休憩される方とこの集会室とか多目的室を使う人がうまく、私の心配事にならないようにうまくやっていただきたいなと要望しておきます。 ◆馬橋 委員 私も一つだけまた聞きたいのですけど、これは運用はうぐいすネットですか。 ◎明立 都市基盤管理課長 基本的には、うぐいすネットを想定してございます。 ◆馬橋 委員 基本的にということは、まだ決まっていないのですか。 ◎明立 都市基盤管理課長 実は定例会の中でもご質問等がありまして、ここの運営をどうしていくのかというご質問がございました。この間、通常ですと、業務委託ということで進めていくのが通例なのですが、業務委託ではなく、それなりの指定管理者ですかね、指定管理者のような形で運営をということも当然考えられる施設ということですので、区としてはそういったものも視野に検討を進めていきたいということなので、そことの関係で、基本的にはうぐいすネットということで考えていますが、その後整理がされた段階でその辺も決定させていただきたいと思います。 ◆馬橋 委員 私も定例会で質問した記憶があるのですけど、スポーツゾーンのほうも、では、同じ考え方になるということでしょうか。 ◎明立 都市基盤管理課長 運動施設についても、多分ばらばらにやってはあまり効果があらわれないと認識してございまして、そこも含めて、一体的な管理ができるということを想定してございまして、これについても全て決定しているわけではないのですが、そういった方向性を見据えて進めてまいりたいとお答えしてございます。 ◆馬橋 委員 再度要望させていただきたいのですけど、この間もオリンピック パラリンピック観光推進特別委員会で視察に行かせていただいて、東北に行ったのですけど、秋田はスポーツ王国秋田といって、総合型地域スポーツクラブが各市町村ごとに70幾つあるのですよ。そこが全部地域の体育館とか、市民公民館とかそういうところの使用のルールを決めたりとか、受け付けをやったりとかしていまして、そうすると、その地域の自主事業として、要はスポーツ団体とか地域スポーツ団体に入っていない人でも、例えば週に2回、3回とこのスポーツ施設を使って、その総合型の地域スポーツクラブの人たちが何か事業をやって、おじさん、おばさんたちが1人で参加しにくるみたいな。それで健康増進を図っているという制度があるのですけど、ぜひ今まだ決まっていないということなので、指定管理者制度をもし取り入れるのであれば、こういう中に総合型の地域スポーツクラブの方に入っていただいたりとかして、要は私などは自分がチームでサッカーをやったりしているから、サッカーをやる機会がありますけど、本当に何も入っていない人などは、やはり自分でどう運動していいかわからないという人もいると思うのですよね。そういう人向けにこの施設がさらに活用されるといいなと思いますので、これは要望ですけど、ぜひ検討していただきたいなと思います。 ◆岸田 委員 この事務室と、図面なのですけども、事務室と詰所、どのくらいの大きさなのか、何人ぐらいの事務が管理するのに必要なのか、詰所に何人ぐらいの公園管理の方々が利用するのか、こんなに必要なのか、見た感じ結構大きそうに見えるのですけども、詰所と事務室を一緒にしてもいいのではないかなという気がするのですけど、これは管理、全体の公園管理とか施設管理というのは、何人ぐらいでやろうとしているのか。 ◎明立 都市基盤管理課長 具体的な数字がわかるわけではないのですが、公園管理のほうについては、今現状も管理は現在やってございますので、同レベルを当然考えていると。今後面積が8,000、9,000平米近く増えますので、当然その分の人員も増えてくると思いますが、基本的には今の現状にプラスアルファしていくという形になろうかと思います。  この詰所と事務室については、機能的には詰所のほうは、現場の作業に従事する職員が執務する、足元が土とかそういう場所になってしまいますので、ちょっと事務室とやる作業が違うと考えています。事務室のほうについては、今現在使われています、せせらぎ公園の 休憩室とか、あるいは富士見会館での事務といったものをここで一括して、ここで事務がとれるといった形にしたいと思いますので、このぐらいの施設が必要と判断したということでございます。 ◆岸田 委員 できれば、利用の方々になるべく多くの場所を使っていただくようにしていただいて、事務室とか詰所というのはなるべく少なくしていただいたほうが、私はいいのかなという感じがするので、どの程度の大きさか書いてありませんので、平米数がね。もしわかったら書いておいていただきたいなと思います。 ◎明立 都市基盤管理課長 今、これは下のほうにお書きさせていただきましたけど、面積等については実施設計の中で詳細な設計検討を行っていきたいと考えてございますので、今貴重なご意見もいただきましたので、その辺も踏まえて進めてまいりたいと考えてございます。 ○長野 委員長 ほかはいかがでしょうか。よろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○長野 委員長 それでは、次、報告順7番、8番、台風21号と22号の対応について、一括して質疑をお願いいたします。 ◆小峰 委員 21号、22号と1週間ごとに台風が来るごとに出動していただきありがとうございます。避難について、避難準備・高齢者等避難開始という名目になって非常にわかりやすくなったのは、すごくよかったと思っております。  教えていただきたいのですが、多摩川関係者避難所、一時避難所はどちらになるのか教えてください。 ◎明立 都市基盤管理課長 一時避難所のほうは、多摩川関係の、具体的には多摩川の緑地事務所でございます。 ◆小峰 委員 すみません、緑地事務所はどこら辺にあるのでしたっけ。 ◎明立 都市基盤管理課長 資料の23番をご覧いただきたいと思います。23のA3の図面を開いていただきまして、現場位置図3番ですね。現場位置図ですね。3工区のちょっと右上に緑色で多摩川緑地事務所とここに書いてございます。ここで避難された方を収容したというところでございます。 ◆小峰 委員 21号、22号で避難者が28名、13名とありますけれども、避難された方というのはすごく意識の高い方なのか、それとも、避難者の状況というか、どの程度皆さんがこの避難発令を認識していらっしゃるのかなというのが、とても気になるところなのですが、同じ方が避難をされているような感じなのでしょうか。要は、意識がすごく高い方がだんだん広まってきているのかなという、そこら辺がもしわかれば教えていただきたいと思いました。 ◎明立 都市基盤管理課長 実は、この多摩川関係避難者の、最初の22日から23日の28名と、多摩川緑地事務所も含まれるのですが、それとは別に、22、23日のほうは、別のもう少し上流のほうにおられる方もいらっしゃいまして、その方々も含まれて28名ということでございます。次の29日、30日の台風22号につきましては、これは多摩川関係の13名ということで、すみません、細かく避難された方々の聴取をとっているわけではございませんので、1回目と2回目がどうだったかというのはちょっとわかりかねますが、基本的には、我々、あるいは京浜河川事務所、それから消防といったところが、事前に雨等が激しくなる前に、もう事前に行って、避難を呼びかけたという状況です。呼びかけても、呼びかけても、避難されない方がこの中洲の要救助者、ということで、ここ、中洲という書き方をしているのですが、実際は中洲が今既存であるわけではなくて、水位が上がったもので中洲になったというところでございます。それで、テレビ中継等にもあった、そういったような救助作業が行われたということでございます。 ◆小峰 委員 よくわかりました。ありがとうございました。 ◆福井 委員 私も聞こうと思ったのですが、自主避難の呼びかけを1回、2回と、22、23日の件で、自主呼びかけをやっているにもかかわらず、要救助者が出たというわけなので、例えば、注意報ではなくて警報が発令された時点で、もうこちらに来てくださいよと、人命にかかわると。というのも、大田区が幾らこうやって呼びかけて努力しても、嫌だよといって残って死んでしまったら、大田区のせいだとこうなってしまうと困るので、この基準というものがあれば、例えば警報が出たら、勧告を含めて来てくださいと指導をしているのか、その辺の、どうすればこの要救助者を減らせるのかなという、今言われた努力されていると思うのですけど、その基準があれば教えてもらいたいなと思っています。 ◎明立 都市基盤管理課長 今、委員のおっしゃっている自主避難呼びかけというのは土砂災害のほうですので、これは多摩川とは関係のないものです。この1回目、2回目、多摩川が関係するのは、翌23日の避難準備・高齢者等避難開始(多摩川)というものが、今回発令されたのが7時半。要は、朝方になって水位が上がってきたということで避難という話になっていまして、土砂災害のほうは雨が降り続いて、がけ地のほうに雨がしみ渡って、がけ崩れが起こる危険性を事前にお知らせするといったことで、避難呼びかけを行ったということです。本題のほうの呼びかけを行ったのにもかかわらず出てこないというところなのですけど、これにつきましては、なかなか暗い中やっておりまして、実際いるかどうかもわからない中で呼びかけを行っているという状況でございまして、かなり意志の強い方も大勢いらっしゃいまして、なかなか難しいと考えてございます。 ◎齋藤 都市基盤整備部長 ちょっと補足でございますが、今回多摩川関係者の方の避難につきましては、区がパトロールで呼びかけるということはもとより、警察の方もかなり協力してくださいまして、呼びかけをやっていただきました。にもかかわらず、応じてくださらない方がいらっしゃったということで、今後こういう方をどうするかというところも課題ではありますけども、私どもとしては、最大限呼びかけをしたということでございます。 ◆湯本 委員 これは、多摩川関係というのは、多摩川にいた人に呼びかけてということ、そういうことですか。どこかにお住まいになっていて、危機を感じたから避難所に来たというわけではなく、多摩川にいらっしゃった方を、危ないですよ、ここにいたら、こちらに1回避難してくださいということで、事務所に誘導したということですよね。 ◎明立 都市基盤管理課長 そのとおりでございます。 ◆湯本 委員 何かちょっとイメージと大分違ったもので。そもそもなぜ多摩川が危ないといっているのに、多摩川の事務所に避難させるのだろうなと最初違和感を感じたのですよ。それは、そういうことではなくて、もうその場にいらっしゃって、そこにいることが危険だから、とりあえず高いところまで避難しましょうと。そこもまずいなと思ったら、また別の場所に早急にまた避難場所を確保して移すという、そういうプランニングということでいいのですよね。 ◎明立 都市基盤管理課長 これが、多摩川の決壊と、要は越流してくるよという話になると、それはまたさらに避難という形になります。 ◆秋成 委員 今の越流のお話なのですが、やはり今回具体的にかなり迫ってきていた状況だったのでしょうか。何センチとかそういうのはどうでしょうか。 ◎明立 都市基盤管理課長 実は、ポイントがございまして、水位観測所の田園調布上では、基本的には、水防団待機水位が4.5メートル、それから氾濫注意水位が6.0メートル、それから避難判断水位が7.6メートルと、次が氾濫危険水位が8.4メートルということで、その上はもう天端といいますか、堤防の計画高水位なのですが、それが10.35メートルと、これが基準になってございまして、この田園調布上のところではかった水位が、当日8.42メートルまで行きました。これが8.4メートルを超えたのが平成19年以来ということでございます。通常は、目安で説明いたしますと、氾濫注意水位6.0メートルというのが示されますと、そのあたりから多摩川緑地の河川敷に水がだんだん浸り始めると。ですから、今回8.4メートルでございますので、当然高低差がありますので、一律ではありませんが、目安としては2.4メートルぐらい水位が上がったのではないかと想像されるといったところでございます。 ◆秋成 委員 わかりました。細かく教えていただきまして。  もう一つ、例えば今回ホームページに、まず私どもも、危機管理室長名でこの水位上昇の避難開始発令というものをいただいて、同時に区民の方には安全・安心メールで発信されたと思うのですけども、ホームページ上に、この区域は危ないよという地域が示されたのですよね。ホームページ上に、特にこの区域の方は危ないですよ、避難を、という形の部分はどうでしょうか。といいますのが、朝の7時半にこのメールが発信された以降、実はすぐまた多摩川の8時以降のテレビで救出の模様が流れまして、西六郷の近辺に最近越された方から、その方は単身の方で介護の親御さんが1人、また病気のお子さんを抱えている方だったので、もう時間がかかると。もう避難をすぐしたほうがいいのかというところで連絡が入ったのですね。というところで、やはりずっと長く住んでいらっしゃる方は、この区域に住んでいる方は、意識があると思うのですけれども、そういった情報、例えば、区で今うちはここなのだけれども、避難をすぐしたほうがいいかという問い合わせができる場所はあるものですか。当日こういった日曜日とかですね。ここに聞けばわかるよというものは何かあるものですか。具体的に、うちは避難が本当に必要なのかというあたりで、そういう聞ける場所というのがあるのか。  実際、場所についてはホームページを見てくださいという指示がここに出ていたのですね。安全・安心メールには。 ◎明立 都市基盤管理課長 ホームページ上で記載されていると考えます。そのほか、避難場所についての指定もしてございまして、そちらのほうに今回も開設をさせていただいていますが、そちらのほうに避難をしていただきたいということでご提示していると思います。 ◆秋成 委員 災害ですので、予測がつかないのが災害だとも思うのですけども、やはり特に当日具体的な指示、どうしたらいいかというあたりで、区に連絡がとれる場所は、出張所とかですか、そういった部分でそういった場所はあるものでしょうか。特にないですか。ホームページでしか情報を得ることができない、具体的なそういったいろいろなやりとりはできないと思っていいのですよね。 ◎齋藤 都市基盤整備部長 今、委員がおっしゃられた状況になった場合は、区としては水防態勢を引いております。その場合には、当然出張所もそうですし、それから私ども都市基盤整備部の地域基盤、そちらのほうも職員がいますので、お問い合わせにはお答えできるのかなと考えております。 ◆秋成 委員 1点だけ、実は、多摩川のこの地図を見ますと、特に一番西六郷小の近辺は、流れがこう来まして、曲がってちょうどあたる部分だったので、この部分につきましては、今回の今日の資料23の堤防整備工事はここは終わっていると思ってよろしいでしょうか。この西六郷地域ですね。河口からこう始めてきていただいている堤防の工事が、一番、この地図で見ると危ない、怖いかなと思われる西六郷小学校の近辺のあたりについては、工事が終わっていればまた安心になるのですが。 ◎明立 都市基盤管理課長 堤防のほうについて、大田区内の堤防の整備率なのですが、約70%が整備を終わってございます。現在まだ終わっていないところが、田園調布南地区、それから田園調布地区、それから多摩川二丁目地区などがまだ堤防の高さ、幅が足りていないという箇所になってございます。また、これは昨年度、整備計画に追加されたのですが、跡地ですね、羽田空港の跡地についてもまだ完成していないという状況でございまして、今言った西六郷については完成していると思われます。 ○長野 委員長 よろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○長野 委員長 では、次、上池台三丁目公園の区域変更について、質疑をお願いいたします。 ◆松原〔元〕 委員 上池台三丁目公園の区域変更についてでありますが、私も消防団のこの8分団に属しておりまして、大変ありがたく本当に恐縮する次第でございます。大変、馬橋委員にも様々ご協力いただいていたということを今し方伺いまして、本当にありがたいと思っております。  これに関してなのですが、学研通りということでありまして、先の浸水被害があったり、補助44号の拡張など、様々行政の手が本当に継続して加わっている地域であります。本件に関しまして、地域の方々に対する周知等は区のほうで行うということなのでしょうか。それとも、消防のほうで行うのでしょうか。 ◎久保 道路公園課長 今回は、まずは最初に地元の公園近隣に住まれている方、それから地元自治会長様にはご了解をとっているところですけれども、今度実際の建築に関しましては、また周辺区民の方への周知を消防のほうでやっていくということで、進めさせていただく予定になっているところでございます。 ◆馬橋 委員 この8分団の消防団本部、8分団は本当に田園調布消防団管内でも非常に頑張っている団で、団本部ができてよかったなと思うのですが。私は2、3年前にここに区の公園担当の方と消防署の方と、あと、消防団8分団の分団長と一緒に行って、ここに団本部を設置できないかという話をしたことがあって、そうしたらそのときは、区民の環境団体か何かのプレハブ小屋がここに一つか二つ建っていて、これをどかさないと、要は公園敷地の中に3%でしたっけ、建物を建てられる上限があるから、ちょっと難しいですという話で1回とまったのですね。まさにそこなのですけど、これまでの経緯として、そのプレハブ小屋を、例えばどこかに移設したのか、もしくはどかしたのか、これまでの流れみたいなものというのを教えていただけますか。 ◎久保 道路公園課長 実際として、公園の中でいろいろな小屋とか、そういうものを設置するときの上限としては、2%以内となっているところでございます。  今回は、こちらに関しては、公園の区域から分団小屋を外しまして、それで設置をすると。また、既存の小屋に関しても支障のないように、地元の利用されております自治会・町会とまたお話をしながら、設置位置を決めていこうと考えているところでございます。 ◆馬橋 委員 区域変更ということで、公園の建物の使用上限から外したというのは理解したのですけど、ここに前あった区民の方が使っていた、たしか何か環境団体、花を植えるとかそんなような、ちょっと記憶が曖昧なのですけど、女性の方が代表の団体があって、その方にも私はアプローチを試みた記憶があるのですけど、なかなか応じていただけなかったという記憶があって、どうやってここに置けるまでになったのかなという、そのプロセスは教えてもらえるのですか。 ◎久保 道路公園課長 その詳細に関しては、ちょっと私も不案内なところで、また必要があれば、こちらに関しては、委員のほうにお知らせしようかなと思います。 ○長野 委員長 ほかはよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○長野 委員長 では、大田スタジアムの改修工事と使用停止について、質疑をお願いいたします。 ◆福井 委員 1点だけ、使用停止が15か月に及ぶために条例の廃止を上程しますよと書いてあります。ユースセンターも1年以上使わないからということで、1回廃止しましょうということになっているのですけど、これは部長にちょっと聞きたいのですけど、考え方として、こういった施設が1年以上使われない場合は、基本的に廃止をして、建て直してからもう1回つくり直すという考え方でいいのかどうかというのを教えてください。 ◎鈴木 基盤工事担当課長 こちらでございますけれども、基本的に地方財務実務提要というものがございます。こちらの中で、公の施設において、建て替え期間が相当長期にわたり、住民の一時的利用が不能と考えるのが困難な場合、条例措置が必要と解釈されております。 ◆福井 委員 それが1年以上だという考え方でいいですかということです。 ◎鈴木 基盤工事担当課長 その実務提要の中には、この場合ということで、6か月以上は一時的と解釈するには困難とされると記載されております。 ◎齋藤 都市基盤整備部長 今、基本的な考え方は基盤工事担当課長から申し上げたとおりなのですが、今回平和島ユースセンターの例があって、それで大田スタジアムということでございまして、その例に倣ったわけでございますが、今後全てこういうケースについては、このような措置をとるのかということ、例えば、公園が改修して使えなくなる期間が長くなれば、廃止を逐次していくのかというところまでまだ整理ができていないところでございますので、それは今後の検討課題だと思っております。 ○長野 委員長 ほかはいかがでしょうか。よろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○長野 委員長 それでは、本日は以上で質疑を終結し、継続調査事件を一括して継続といたします。  次に、継続審査事件を一括して上程いたします。継続分の陳情について、理事者から何か動きはありますでしょうか。 ◎保下 都市計画課長 状況に変化はございません。
    ○長野 委員長 委員の皆様から何かございますか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○長野 委員長 特になければ、審査は行わないこととし、継続審査事件を一括して継続といたします。  最後に、次回の委員会日程について確認をいたします。次回は、第4回定例会中の12月1日、金曜日、午前10時からの開会となりますので、よろしくお願いいたします。  以上で、都市整備委員会を閉会いたします。                午後 0時06分閉会...