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  1. 大田区議会 2017-11-15
    平成29年11月  地域産業委員会−11月15日-01号


    取得元: 大田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    平成29年11月  地域産業委員会−11月15日-01号平成29年11月  地域産業委員会 平成29年11月15日                午前10時00分開会 ○松本 委員長 ただいまから、地域産業委員会を開会いたします。  継続調査事件を一括して上程いたします。  所管事務報告について、一括して理事者の説明をお願いいたします。 ◎林 青少年健全育成担当課長 地域力推進部、資料番号15番、平成29年度「成人のつどい」開催についてご報告をいたします。  日時は、1番でございます。来年の1月8日。会場は、大田区総合体育館で行われる予定でございます。  企画・運営につきましては、3番にございますように新成人で構成される運営委員のメンバーにより、4番の内容を今検討中でございます。  今年度の新成人の対象者は、5番でございますが、平成9年4月2日から、平成10年4月1日までに生まれた区民で、対象者数は、6,184名でございます。このうち約半数の参加を見込んでおります。  裏面にいかせていただきまして、その他でございますが、式典のテーマを「Canvas〜真似できない“彩”〜」といたしました。これは、今回の運営委員が議論によって決めたテーマでございまして、米印にございますように、式典をこれまでの人生を振り返って、今後、どう歩んでいきたいかを問う機会とし、それぞれのこれからの人生をさらに色鮮やかなものにしていこうと呼びかけたいという趣旨でございます。 ◎藤倉 田園調布特別出張所長 私からは、(仮称)大田区田園調布せせらぎ公園文化施設の基本設計につきましては、資料番号16番の資料についてご説明いたします。  なお、資料に修正がございましたので、机上に配付している資料のほうをご覧いただきたいと思います。  本件につきましては、区の関係部署が、連携をしながら検討を進めてまいりました。基本設計は、平成28年度にプロポーザルで新国立競技場の設計を手がけている隈研吾建築都市設計事務所に委託しております。  これから、基本設計の概要をご説明申し上げます。本件につきましては、平成29年8月15日の総務財政委員会、都市整備委員会でも説明しております。9月7日、木曜日と9日、土曜日に、田園調布せせらぎ公園休憩所で住民説明会を開催し、7日は74名、9日は47名、合計121名の方にご出席をいただきました。  それでは、資料をご覧ください。この施設は、田園調布せせらぎ公園の緑地や景観を生かし、1階部分、資料の左上のほうでございますが、面積が150平米の休憩スペース1として、自由に読書、飲食ができます。  また、飲食物等の販売スペースを設けますが、飲食物の持ち込みも可能とさせていただきます。  面積約360平米の休憩スペース2は、貴重な国分寺崖線の緑地や景観など、周辺環境と公園の調和を生かし、自由に読書や飲食ができるスペースでございます。  カウンターでは、区立図書館の蔵書の予約、貸し出し、返却が可能です。
     また、縁側を設置いたしまして、テーブル、椅子を配置し、屋外で国分寺崖線の緑地や景観を頼んでいただくスペースとなっております。面積約160平米の多目的室1は、体験学習やサークル活動、会議、講演などのほかに、ダンスや体操など、多目的な利用ができます。詰所も設置いたしまして、公園管理作業員の方の休憩スペースといたします。  1階部分の概要は以上です。  2階部分、資料の左下でございますが、面積約60平米のテラスは、さわやかな風を感じながら、公園の緑を眺め、休憩、飲食ができる屋外スペースです。面積約250平米の休憩スペース3では、国分寺崖線の緑地や景観を眺めながら、飲食ができるスペースとなっております。  面積約150平米の集会室1から3は、体験学習やサークル活動、会議、講演など、多目的な利用ができます。可動式の間仕切りにより、面積約50平米の三つの部屋に分割して利用することもできます。  面積約50平米の集会室4は、体験学習やサークル活動、会議、講演など、多目的な利用ができます。置き畳が用意されておりまして、和室としても利用することができます。  面積約20平米の多目室2は、防音性を高めた部屋で、楽器の練習などを含めて少人数で多目的な利用が可能です。  面積約30平米の和室は、畳敷きの部屋で、茶道や生け花、着つけなどのサークル活動にも利用できます。  2階部分の概要は以上です。  次に、資料右上の田園調布せせらぎ公園休憩所田園調布富士見会館と(仮称)大田区田園調布せせらぎ公園文化施設の諸室の配置状況の面積を記載させていただいております。この施設は、現在ある公園の休憩所と富士見会館の機能を置き込んでおりまして、これまでの利用者の方は、引き続き支障なく利用が可能となっております。  面積につきましては、公園の休憩所及び富士見会館を合計いたしまして約458平米に対し、せせらぎ公園文化施設は、約410平米と約48平米減少しておりますが、お部屋の数は、1室増えております。  また、田園調布せせらぎ公園文化施設のお部屋の面積等につきましては、現在、せせらぎ公園休憩所田園調布富士見会館の利用人数を参考に設定させていただいております。2期工事になります運動施設、その他施設は約1,500平米に中学校の体育館ぐらいの広さの体育室、多目的室など配置する予定でございますので、せせらぎ公園休憩所・富士見会館の現在の部屋面積を上回り、せせらぎ公園文化施設の消失の不足分を補うこととなる予定でございます。  せせらぎ公園の休憩所は、面積約160平米の多目的室、面積約66平米の集会室が各1室ずつ配置されております。休憩所の利用は、公園を夜間閉鎖していることから、午前・午後の利用となっております。平成28年度の利用率は、集会室77.4%、多目的室は65.4%でございます。  一方、富士見会館は、面積約117平米の多目的ホール、面積約35平米の会議室、面積約40平米の和室2室の計4室配置されております。和室は、真ん中のふすまを外し、1室80平米として利用ができます。28年度の利用率は、第1和室72.05%、第2和室75.08%、会議室79.60%、多目的ホール86.31%となっております。  (仮称)大田区田園調布せせらぎ公園文化施設の集会・体験学習施設機能と休養施設機能を置き込んだ複合施設につきましては、新築工事を平成30年度に着手いたしまして、平成32年度前半の完成を予定しております。  なお、現在、区民の方々にご利用いただいております田園調布せせらぎ公園の休憩所につきましては、(仮称)大田区田園調布せせらぎ公園文化施設の集会・体験学習施設機能と休養施設機能を置き込んだ複合施設が完成した後に取り壊す予定でございます。  また、(仮称)大田区田園調布せせらぎ公園文化施設の運動施設、その他施設は、平成33年度以降完成予定です。富士見会館の大規模改修につきましては、平成33年度以降の完成を予定しております。  また、富士見会館の大規模改修の後に、田園調布特別出張所地域包括支援センター田園調布が、移転する予定でございます。  資料の説明は以上になります。  本案件につきましては、11月15日、本日、総務財政委員会、都市整備委員会においても同様に報告させていただいております。  また、12月10日、日曜日、午後6時から田園調布小学校体育館で住民説明会を開催し、地域の方や施設利用者の方々への説明を予定しております。 ◎荒浪 蒲田西特別出張所長 私からは、蒲田西特別出張所改築計画につきまして、資料番号17番に沿ってご説明いたします。これからご報告いたします内容につきましては、老朽化への対応が必要となっている蒲田西特別出張所と大田都税事務所を区と東京都との協力により、大田都税事務所の敷地に都区合同庁舎として整備をしていくという内容で、東京都との合同で検討・確認を行いました概要でございます。  本日、本委員会にて報告した後、地域の町会長など、関係の皆様にご説明をする予定です。よろしくお願いいたします。  初めに、改築の考え方です。蒲田西特別出張所の庁舎は、老朽化が進行しており、早急の対応が必要となっています。大田区公共施設等総合管理計画に基づいて、効率的・効果的な施設マネジメントによる区民サービスの維持・向上を実現するため、東京都と協力し、蒲田西特別出張所地域包括支援センター等と大田都税事務所からなる都区合同庁舎の建設を進めてまいります。  次に、現在の庁舎の概要です。現在の蒲田西特別出張所の敷地及び建物の所在地は、大田区西蒲田七丁目12番7号であり、敷地の面積は、343.13平米、延べ床面積742.19平米となっております。  現在の大田都税事務所の敷地及び建物の所在地は、大田区西蒲田七丁目11番1号であり、敷地の面積は、1,416.23平米、延べ床面積5,164平米となっております。  次に、新庁舎の概要です。新庁舎は、大田都税事務所の所在地、大田区西蒲田七丁目11番1号の土地に改築をしてまいります。  土地は、都有地であり、面積は、1,416.23平米です。  建物は、区と都の区分所有となり、延べ床面積は、合計で約7,400平米。構造は、鉄骨造地上7階地下1階建てを想定しております。  このうち、1階から3階までを区が利用します。1階部分に、蒲田西特別出張所、2・3階部分に、蒲田西特別出張所地域包括支援センター等が入居する予定でございます。4階から7階までを主税局、つまり、大田都税事務所が利用いたします。  新庁舎の概要は以上となります。  資料の右側、地図をご確認ください。地図の上部には、蒲田西特別出張所と大田都税事務所が近接している状況をお示ししております。このうち現在の大田都税事務所の跡地に、大田都税事務所と蒲田西特別出張所の新庁舎を合築で建てていく計画でございます。  また、地図の下の部分には、工事期間中の大田都税事務所の仮庁舎予定地となる大田区民センター敷地の一部をお示ししております。これは、平成29年5月15日の常任委員会でご報告した、(仮称)新蒲田一丁目複合施設の基本計画の中でお示しした、現大田区民センター跡地の西側残地に、大田都税事務所の仮庁舎を建設することを示しております。  都区合築の新庁舎が完成するまでの数年間、区が所有する現大田区民センター跡地の西側残地を都に貸し出し、都施工において仮庁舎を建設して活用してもらい、合同庁舎の建物完成後には、仮庁舎を取り壊して、現大田区民センターの跡地の西側残地は、返却していただく想定をしております。  なお、現在の蒲田西特別出張所の庁舎につきましては、耐震補強を伴う長寿命化大規模改修工事を行って、有効活用を図る予定でございます。  長寿命化、大規模改修工事の期間中、蒲田西特別出張所の仮庁舎として、現大田都税事務所の1階を区が都から借り受け、出張所として使用するための内部改修を行い、現大田都税事務所が取り壊されるまでの3年余りの間、活用してまいります。  長寿命化、大規模改修工事が終了した後、現大田都税事務所の取り壊しに合わせて、一旦、蒲田西特別出張所は、元の庁舎に戻り、平成36年度を予定している都区合同庁舎の完成を待つことになります。  今後の予定につきましては、図表にお示ししております。お示しした内容は、現時点での想定であり、詳細は、今後の基本設計、実施設計の中で、東京都と調整してまいります。  施設整備の対象が、4か所にわたり、施設整備の計画年度も平成37年度までの図表となっており、細かい文字でお読み取りづらく、大変申しわけございません。拡大した資料をA3の資料でご用意いたしました。A3の資料をご説明いたします。  一番左、A、B、C、Dで表現しておりますが、それぞれAが現蒲田西特別出張所、Bが現大田都税事務所、Cが(仮称)新蒲田一丁目複合施設、Dが新蒲田一丁目の西側残地となっております。  カラーとなっております矢印、赤の部分を確認いただけますでしょうか。現在、Aの部分にある蒲田西特別出張所は、平成30年度に引っ越して、Bの大田都税事務所の1階に入ります。  出張所として使用するための内部改修を行い、現大田都税事務所が取り壊されるまで、平成30年度から3年余りの間、活用してまいります。  次に、赤い矢印の出張所は、平成33年度に長寿命化、大規模改修工事が終了した元の庁舎に戻り、平成36年度を予定している都区合同庁舎の完成を待つことになります。  平成36年度の都区合同庁舎の完成後、赤い矢印の蒲田西特別出張所は、都区合同庁舎に引っ越す予定です。  次に、黄色い矢印の大田都税事務所をご覧ください。現在、Bの部分にある大田都税事務所は、平成33年度予定の取り壊しの時期まで現庁舎にとどまります。この間、平成30年度から、蒲田西特別出張所がBの庁舎に入ってきます。  また、平成33年度のBの庁舎取り壊しまでに、C、Dの現大田区民センターの解体も進んでまいります。  このうち、Cの新蒲田一丁目、東側については、(仮称)新蒲田一丁目複合施設を建設予定です。この件については、平成29年5月15日の本委員会においてご報告を申し上げたとおりでございます。  次に、Dの新蒲田一丁目西側についてですが、この場所に都税事務所の仮庁舎を建設してまいります。  31年度に設計、平成32年度に建設工事を東京都が行い、黄色い矢印の大田都税事務所は、平成33年度に、Bの新蒲田一丁目西側に引っ越してまいります。黄色い矢印の大田都税事務所は、平成36年度まで仮庁舎を利用し、都区合同庁舎完成後、Bの場所に戻ってくることになります。  大きな流れとしては、以上でございますが、平成36年度には、Bの都区合同庁舎が完成になり、それに先だつ平成33年度には、Cの(仮称)新蒲田一丁目複合施設が開設されている予定です。  Aの現在の蒲田西特別出張所の建物は、蒲田西地区地域活動拠点として活用していく方向で、今年度、検討を進めてまいります。  Dの新蒲田一丁目西側についても東京都の仮庁舎の取り壊し後、蒲田西地区の総合的まちづくり活用施設として活用する方向で、平成33年度を目安に検討を始めていく予定でございます。  以上の方向で施設整備を進めてまいりたいと考えており、現在、大田都税事務所1階への蒲田西特別出張所の仮移転に向けて、大田都税事務所1階内部改修工事の準備を進めているところでございます。  また、蒲田西特別出張所の長寿命化、大規模改修工事に向けては、区内部で基本方針の策定を進めており、今後、基本計画、実施設計が必要となります。今後、詳細を検討した上で取りまとめ、予算案として皆様にお示しいたしまして、ご審議を賜る予定でございます。  資料の説明は以上となります。  本案件の内容につきましては、委員会終了後、地域の町会長など、関係の皆様にご説明させていただく予定でございます。  最後に、本案件につきましては、総務財政、健康福祉各委員会におきましても、同様に報告させていただいております。 ◎上田 文化振興課長 私から、観光・国際都市部資料番号27番と28番についてご報告させていただきます。  まず、最初、資料番号27番をご覧ください。第10回「友好都市ふれあいひろば」の実施結果でございます。  開催日は、先月10月14日、土曜日及び15日、日曜日の2日間でございます。  時間は、10時から16時まででございます。  場所は、JR蒲田駅西口広場で開催いたしました。  この友好都市ふれあいひろばの主催は、大田区と友好都市の関係にある長野県東御市、秋田県美郷町、宮城県東松島市になります。蒲田駅西口商店街が協賛し、開催しております。  当日は、天候が不順でございましたが、大勢の区民の方が朝から訪れ、各都市のテントは、友好都市の物産を楽しみにしている買い物客で大変にぎわいました。  毎年、この時期に、友好都市各地で収穫された農産物を中心に、大田区民にも収穫したての巨峰やリンゴ、梨などの果物や野菜などを味わっていただきたいという思いで、友好都市の皆さんが主催し、実施するもので、今年で10回目となります。  14日、土曜日には、各都市の市長や観光協会の会長が会場を訪れ、出店に協力している関係者をねぎらっておりました。  夜には、消費者生活センターで交流会を開催し、行政側の職員だけではなく、大田区及び3都市の物販関係者や商店街関係者が、一堂に集まる市民レベルでの交流会を開催いたしました。  今年の農作物の育成状況ですとか、水害などの影響など、相互に意見交換を行うなど、親睦を深めることができました。  続きまして、資料番号28番、「OTAふれあいフェスタ2017」の実施結果についてでございます。  OTAふれあいフェスタは、地域のふれあいと交流の輪を広げ、区民の連帯意識を醸成することを目的に開催をしております。  今年のキャッチコピーは、「笑顔このまちから 地域力・国際都市」でした。  11月4日、土曜日及び5日、日曜日の2日間、両日とも晴天に恵まれ、昨年より2万人多い、約36万人の方々に来場していただきました。OTAふれあいフェスタを通じて、大勢の区民が、様々な文化やスポーツ、そして、人と人とのたくさんのふれあいと交流を楽しみ、大盛況のうちに終えることができました。  従事職員でございます。職員130名、警備員84名、計214名の体制で2日間、会場の案内や警備を行い、安全第一に運営を心がけてまいりました。  今年、参加いただきました団体数でございますが、約200団体でございます。  今年度の特徴でございます。各エリアで様々な出会いとふれあいがございました。  まず、多文化がテーマである、ふるさとの浜辺エリアです。今年、国際交流ひろばと国際交流ステージの拡張とレイアウトの変更を行い、リニューアルいたしました。昨年より、5か国多い12の国と地域の参加があり、多くの来場者が国外の食を模擬店を通じて楽しむと同時に、国際交流ステージで繰り広げられるパフォーマンスを通じて、外国の文化に触れていただきました。  特に、4日、土曜日の日は、韓国のK−POPアーティストのミニライブということで、30分ほど行いました。朝からファンの若い女性が訪れており、ビデオカメラやコンパクトカメラなどで撮影している様子がうかがえました。その後、サインをいただいたりするなど、楽しんでいる様子をうかがうことができました。  また、来〜る大田区大使の方々にもご登壇いただき、「国際都市おおた」のPRを行いました。  出会いがテーマである水のエリアでは、毎年恒例となりましたキャラクターショーやヒーローショーを行い、親子連れでにぎわいました。ステージで行われている様々な演目を一緒に見ることで、連帯意識が育まれていたものと思います。  そのほか、友好都市をはじめとした様々な都市の模擬店や物産展を通じて、各都市の魅力に触れていただくことができました。  緑のエリアでは、2日間で212組の方がフリーマーケットに出店し、例年よりも大勢の方が訪れ、一段とにぎわい、大変盛況でございました。  会場内の回遊を促すため、昨年度、ふるさとの浜辺エリアで始めましたリアル宝探しのイベントでございますが、今年は、会場内をより回遊していただくことを目的に、宝箱を太陽のエリア、緑のエリア、ふるさとの浜辺エリアにそれぞれ設置し、実施いたしました。天候にも恵まれ、多くの親子連れが、エリア内を回遊しておりました。2日間で2,000枚用意しました台紙が不足し、急きょコピーで400枚印刷するなどの対応をいたしました。このイベントを通して、各エリアの様々なイベントに触れ、回遊し、楽しんでいただくという成果は、十分に得られたものと考えております。  続きまして、スポーツとのふれあいもたくさん企画いたしました。東京オリンピック・パラリンピック推進担当と連携し、太陽のエリアでは、区内開催競技のホッケー競技体験会、ふるさとの浜辺エリアでは、パラリンピック競技大会を新たな取り組みとし、実施いたしました。  パラリンピック競技大会体験として実施いたしましたブラインドサッカー体験では、元日本代表のパラリンピアンの方やNPO法人日本ブラインドサッカー協会の方々から説明を受け、子どもたちや保護者たちが、目隠しをして、声をかけ合いながら、ボールに入っている鈴の音を追いかけ、ドリブルからシュートをする体験を行いました。  ブラインドサッカーの競技の体験を通じて、目が見えないという視覚障がい者の疑似体験をするとともに、目が見えないという初めて体験に戸惑いながらも、楽しくプレーをする様子がうかがえました。  そのほか、ビーチバレーやビーチサッカー、カヌーなどの競技も大変好評で、スポーツのふれあいを通じて、東京2020大会を身近に触れ合うことができたものと考えております。  先月の友好都市ふれあいひろばに出店いただきました友好都市の関係者の方々には、引き続き出店いただき、友好都市で収穫された野菜や果物、お米、海産物などの特産品をたくさん販売していただきました。  この2日間を通じて、先月のふれあいひろばのとき以上に、毎年、ふれあいフェスタでの買い物を楽しみにしている大勢の区民とのふれあいもあり、大変好評でありました。  区と友好都市との関係は物産の場所を提供するだけではなく、友好都市から物品販売に従事している関係者相互の交流も生まれる貴重な機会であり、関係性をより一層深めることができました。引き続き、友好都市との相互交流を深め、相互に発展していきたいと考えております。  OTAふれあいフェスタは、毎年、2日間で30万人以上の方が来場する区内最大のイベントであり、来場者同士の連帯感や来場者と出店者、出店者相互の交流など、各エリアで様々な出会いとふれあいが生まれ、区民の皆様が毎年楽しみにしているイベントであります。  引き続き、出会いとふれあいが生まれるOTAふれあいフェスタを続け、区民の皆様に貴重な機会を提供してまいりたいと考えております。 ◎町田 観光・国際都市部副参事〔文化計画・施設担当〕 私からは、資料番号29番に基づきまして、旧清明文庫改修前の内覧会についてのご説明を申し上げます。  内覧会でございますけれども、次の第4回定例会の中で、(仮称)勝海舟記念館増改築及び改修工事請負契約の議決をいただきますと、12月の下旬に工事説明会、来年の1月からは、着工というスケジュール感で進んでまいります。  現在の建物の内部を見る最後の機会ということになりますことから、内覧会を開催をするということといたしました。  内覧会の予定日時は、2のとおりでございます。12月11日と13日、いずれもその四つの時間帯で定員を各20名という設定でございます。  5番については、説明内容が、13日のみでございますけれども、この旧清明文庫の改修計画をつくるときにご助言をいただきました、日本大学理工学部の大川特任教授からの説明が受けられるということで、教授が日程を合わせていただきまして、13日のみでございますけれども、そのような機会を設けることができました。  3番でございます。対象者は、区民の皆様方、地域の皆様方、公募区民ということで設定をいたしてございます。  もう1枚おめくりいただきたいと思います。この建物の特徴的な部分をかいつまんでご説明をさせていただきたいと思います。  建物全体は鉄筋コンクリート、2階建ての立方体の形態ということで、南側半分が2階建て、北側が、3階建てというつくりになってございます。  上の写真が、建物南側正面でございますが、ここが、特徴的なデザインが施されてございまして、4本の段状の柱型が垂直に伸びたネオゴシックスタイルということでございます。そこの上部の部分に、網代組を模した装飾タイルが貼られており、その下のところの窓に、鉄製の格子がつけられていて、鋭角的なデザインというものが一つの特徴ということでございます。  真ん中の写真は、2階の南西に位置する貴賓室として使われていたというところで、要人の控室のような利用のされ方をしていたのではないかと思われます。この建物全体の中で、1階と2階は、長い時間かかっていますので、大分補修等している部分があるのですが、この貴賓室等はよく残っているというところで、ここでは、原則、現状のままということで、直すにしても当時の部材を使って創建時の意匠ですとか、使用材料を保存するという部屋と考えてございます。
     一番下の旧講堂でございますけれども、アールデコ調の木造づくりで整えられた大広間ということで、昭和初期のコンクリート造りの特徴として、木造ではつくれなかった広い空間をつくったというのも、一つの特徴と聞いてございます。窓についても、上下に動かせるようなスライドができるというのも、一つの特徴だというように聞いてございます。  このような建物ですが、内装が見られるのは、最後ということですので、内覧会については以上のように進めさせていただきたいと思っております。 ◎鈴木 スポーツ推進課長 私からは、2件ご報告させていただきます。  まず、観光・国際都市部資料30番に基づきまして、大田スタジアムの改修工事と使用停止について説明をさせていただきます。  大田スタジアムにつきましては、平成7年の開設から20年余が経過しまして、施設整備等の老朽化が進んでいるということから、改修工事を予定してございます。  1番から順次ご説明いたします。工事期間は、平成30年5月から31年6月までを予定してございます。この工事に伴いまして、平成30年4月1日から平成31年6月30日までの期間、施設の使用を中止する予定でございます。  主な改修の概要でございますが、経年劣化等による修繕改修としまして、グラウンド、スタンド等の改修、それから、照明設備のLED化工事など。それから、バリアフリー・ユニバーサルデザイン改修では、ユニバーサルデザイン合同点検の結果を踏まえまして、エレベーターや授乳スペースの新設、多目的トイレの増設などを行う予定です。  さらに、バリューアップ改修としまして、壁面緑化や大型バス駐車スペースの再整備などを予定してございます。  周知方法でございますが、利用者説明会、区報、ホームページ等を活用して、周知を徹底していく予定でございます。  なお、工事に伴いまして、使用停止期間が15か月に及ぶことから、大田スタジアム条例の廃止議案を、第4回定例会に上程をさせていただく予定でございます。この案件につきましては、本日開催の都市整備委員会においても、報告をさせていただいてございます。  続きまして、観光・国際都市部資料31番に基づきまして、新スポーツ健康ゾーンでの今後の展開について説明をさせていただきます。  本年3月にまちづくり推進部が策定しました大田都市づくりビジョンの中で、新スポーツ健康ゾーンの形成について触れてございます。そこで、ゾーンの形成、それから活性化に向けて、そのコンセプトや今後の展開などを整理させていただいたものが、本日の資料となってございます。  まず、1では、新スポーツ健康ゾーンの位置づけを記載してございます。右のページのほうにお示しするイメージ図の中で、黒の破線で囲んだ地域一帯を一つのスポーツ機能の集積と捉えまして、「みる」「する」スポーツを区民の皆様が実践する場と定義してございます。  それから、2では、ゾーニングのコンセプトを記載してございます。ゾーン内に点在しますスポーツ施設は当然ですけれども、そのほか、公園、学校などの地域資源を有機的に結びつけて、面的、部局横断的な施策を展開することによりまして、ゾーン全体を活性化し、「スポーツ健康都市おおた」を象徴するエリアとすることとしております。  その具体的な動きとしまして、その下でございます。「みる」「する」両面からスポーツを楽しむ、多種多様なスポーツを体験、身近な場所で健康づくりの三つを掲げてございます。  (1)、(2)は記載のとおりでございますが、特に、(3)の身近な場所で健康づくりにつきましては、例えば、右のイメージ図をもう一度ご覧いただきますと、その中に旧呑川緑道軸というものがございます。この緑地そのものであるとか、その周辺にある公園などへの健康遊具の計画的な設置などによりまして、あらゆる世代の方々が、散歩などの途中に運動に触れ、健康への意識を高める取り組みなどを検討してまいりたいと考えてございます。  資料の右に移っていただきまして、回遊性の向上、それから、施設の有機的な連携につきまして、イメージ図をご覧ください。黒の三重丸にしておりますものが拠点施設。それから、矢印は、回遊のイメージをお示ししてございます。ランニングやウォーキング、サイクリングなど、回遊の手段はいろいろとございますけれども、回遊を誘発し、意識せず体を動かす仕掛けを検討してまいりたいと考えてございます。  最後に4、今後の課題でございます。ゾーン内を散策し、自然に体を動かす環境整備に向け、部局横断的な取り組みが必要なこと。また、現在、まちづくり推進部が進める舟運事業との連携などよる、さらなる回遊性の向上に向けた検討の必要性などを記載しております。  なお、資料では言及しておりませんが、回遊性の向上とともにアクセスの向上も課題と認識しており、両者を混同することなく、検討していく必要があると認識してございます。  本日、お示ししました考え方につきましては、今年度中の策定を予定している新たなスポーツ推進計画に反映してまいりたいと考えてございます。 ◎宮本 工業振興担当課長 私からは、3点ご報告申し上げます。  まず、産業経済部資料番号30番、「第7回おおた研究・開発フェア」実施報告についてでございます。  開催の概要でございますが、国内外の技術シーズを大田区に集め、フェアに来場する大田区の企業と交流することにより新技術を創出することを目的としまして、今年、10月26日、27日の両日、大田区産業プラザで開催させていただきました。  主催団体、後援、出展分野については、記載のとおりでございます。  開催の結果でございますが、出展者数は83団体、大学・高専・研究機関41校、大田区企業23社、区外企業17社、海外関連2社の計83団体でございました。  来場者数、受付数でございますが、1,745人ということで、前年比プラス276人ということでございました。  併催行事でございますが、研究開発特別講演といたしまして、「新しいコミュニケーションとXperia Smart Products」と題した講演に123名。  裏面に参りまして、「セルロースナノファイバーの特性と応用展開」と題しました講演につきまして、231名の聴講をいただいております。  また、パラリンピック気運醸成イベントといたしまして、車いすバスケットボールミーティング、こちらに株式会社松永製作所の神保氏等を講師に招きまして、70名の聴講をいただきました。  なお、来場者アンケートにつきましては、集計中でございますが、速報では、約9割の方々に、よかったという感想をいただいているところでございます。  続きまして、資料番号31番、平成29年度大田区「優工場」の決定についてでございます。  こちらの「優工場」の事業でございますが、人に優しい、まちに優しい、経営や技術に優れた工場を「優工場」として認定しまして、その中で、特に優秀な工場を表彰することによって、大田区の工業に従事する人のやりがい、生きがいを引き出すとともに、大田区工場の優秀性を内外にアピールし、大田区工場の振興を図ることを目的としてございます。  事業の経過でございますが、今年、平成29年6月1日から7月31日の間に募集をかけまして、応募企業数は、8社でございました。  審査過程等については、記載のとおりでございます。  「優工場」の認定及び表彰企業の決定でございますが、認定企業につきましては、裏面にあります8社でございます。「優工場」は、認定期間は5年としておりまして、5年の期間を満了した企業では、再認定ということで申請がございます。その再認定の企業が3社、それから、新規の企業が5社ということでございます。  各賞につきましては、総合部門賞、人に優しい部門賞、まちに優しい部門賞の三つについて記載のとおりの受賞となってございます。  表面にお戻りいただきまして、4番の表彰式の実施でございますが、来年、平成30年1月31日から開催予定になっております、第22回おおた工業フェアの初日に、表彰式を開催する予定でございます。  また、周知・PR等につきましては、認定企業に認定プレート、認定証、企業紹介パンフレット、パネルなどを贈呈するなどで実施してまいります。  続きまして、資料番号32番でございます。第29回大田区中小企業新製品・新技術コンクール入賞企業の決定についてでございます。  事業の概要でございますが、区内中小企業が開発した優秀な新製品・新技術を表彰し、受賞した新製品・新技術の販路拡大の支援を行うことを目的としてございます。  事業の経過でございますが、募集期間は、今年、平成29年7月3日から7月31日まででございまして、応募企業数は、32社でございました。  面接審査、最終審査等につきましては、記載のとおりでございます。  入賞企業でございますが、9製品ございまして、裏面に一覧にしてございます。最優秀のゼロバイゼロという会社のKvelという製品につきましては、表面に大きな写真を掲載してございますが、LEDキャンドルライトでございまして、既存のLEDライトでは表現できない温かみのあるきらめきを実現する製品として受賞いたしました。  4番、表彰式の実施でございますが、先ほどの優工場と同様、来年、平成30年1月31日のおおた工業フェア初日において行います。  また、受賞特典としましては、入賞企業につきまして、第22回おおた工業フェア及び東京ビッグサイト等で開催される自由選択の展示会への無料出展などにより販路拡大を支援してまいります。 ○松本 委員長 それでは、まず、地域力推進部からの報告に対する質疑を、委員の皆様、よろしくお願いいたします。 ◆北澤 委員 資料番号15番の成人のつどいのことなのですけれども、毎年、行かせていただいて、とてもいい趣向でされていると思うのですけども、いつも入り口のところにたくさん若い人たちが集まっていて、なかなか中に入らないでいるということが問題だなと思っていて、もったいないなと思うのですけれども、何か中に入ってもらう工夫というのは、どういうふうにされるのか。何かお考えはありますか。 ◎林 青少年健全育成担当課長 当日は、区の職員や、また、警備員等を随所に配置いたしましてご案内する予定でございます。その上で、職員のほうで中に入るように呼びかけて工夫をしていきたいと考えています。 ◆北澤 委員 呼びかけることも大切ですけれども、何かやはり前半に魅力的なものを持っていくとか、若い人たちの気持ちをひきつけるようなものを考えていかないといけないと思いますけれども、その辺、よろしくお願いいたします。 ◆黒沼 委員 6番の対象者数の中のうち、外国人357人とあるのですが、これは、国籍関係なく、在住ですか。 ◎林 青少年健全育成担当課長 国籍関係なく、住民基本台帳に記載されている方のうち、外国人の方の人数でございます。 ◆黒沼 委員 年齢がわかるから、招待できるのだとは思うのですけれども、毎年、私も会場に行っていて、あまり感じないのですが、こういう外国人への配慮はこれまでもやっていたのかと思いますけれども、こういう外国の方の扱いといいますか、十分に味わっていただけるための配慮は何かあるのですか。 ◎林 青少年健全育成担当課長 外国籍の方だからということではなく、間口を狭めずに、広く対象の方に呼びかけて、当日を記念日として楽しんでいただければと工夫していきたいと考えております。 ◆黒沼 委員 工夫していきたいということなので、多分よろしいかと思うのですけれども、いわゆるあまり日本語をしゃべれない方も来るのかなと思って心配しているのですけれども。その点は、来〜る大田区大使の活用を含めて、何かあるのでしょうか。 ◎林 青少年健全育成担当課長 まず、公用語である英語、それから、中国語、ハングル語でご案内することから始めまして、当日は、もし、日本語がわからない方がいらっしゃった場合は、ボディーランゲージも含めて、職員で何とか対応できるようにしていきたいと考えています。 ◆黒沼 委員 わかりました。 ○松本 委員長 続いて、せせらぎ公園について。 ◆北澤 委員 ここのでき上がった後の利用についてですけれども、やはりうぐいすネットで予約できるのでしょうか。 ◎藤倉 田園調布特別出張所長 でき上がった後の予約なのですけど、施設の予約は、うぐいすネットで予約をして、利用できるようにさせていただきたいと思っております。 ◆北澤 委員 では、使い勝手としてはこれまでと変わらないということですか。何か規定が厳しくなるとか、そういうことはないですね。 ◎藤倉 田園調布特別出張所長 現段階では、従来、ご使用をいただいていた団体に関しては、支障なくお使いいただけるという認識でおります。 ◆黒沼 委員 報告を聞きますと、随分立派な設計事務所に発注されたようですが、随分高そうな設計事務所だなと思ったのと、そういう立派な設計事務所の特徴は、この説明されたレイアウトのところのどこにそのよさが発揮されているのかというのを教えてください。 ◎藤倉 田園調布特別出張所長 当課といたしましては、設計業者につきましては、プロポーザルによって選定されたとお聞きしております。  ポイントといたしましては、公園と建築物の調和の具合とか、あるいは、この湧水や崖線の自然の保全といった視点から、選定されたと伺っております。 ◆黒沼 委員 具体的には、例えばこの資料の左下の2階の平面図のところで、多目的室の説明とかもあったのですが、こういうところに随時、あらわれていると見ていいのですか。 ◎藤倉 田園調布特別出張所長 この図面からでは、ご覧いただけないのですけれども、今後、実施設計の中で検討してまいるところなのでございますが、縁側を取りつけて、そこで、公園の利用者が憩うことができたりとか、あるいは室内と室外の一体性のようなところ。中から景観をご覧いただけるような構造にしたり、あるいは木などをふんだんに使った建築物にしていくような予定でございます。 ◆黒沼 委員 そうすると、プロポーザルの際にその特徴を選定の一番の基準にされたのだと思いますが、随時この委員会にも、その実施設計段階での報告がされていくということでいいのですか。 ◎藤倉 田園調布特別出張所長 そのように考えております。 ◆黒沼 委員 ちょっとお金に心配がなければ、ぜひよくなるように、区民からの声も聞いて、完成させてもらいたいと要望しておきます。 ◆三沢 委員 この建物が、一応障がい者とかユニバーサルデザインとかにどのような形で配慮されているのか。トイレとかも含めて、ちょっとそこを確認させてください。 ◎藤倉 田園調布特別出張所長 施設につきましては、基準に基づいてバリアフリーを徹底していきたいと考えております。 ◆三沢 委員 あと、もう一つ。ちょっとつまらない話なのですけれども、このはけの道というのは、いわゆる崖線沿いにある道のはけから来ていると思ってよろしいのですか。 ◎藤倉 田園調布特別出張所長 おっしゃるとおりでございます。 ◆三沢 委員 何でこんなことを聞いたかというと、私の住んでいる大森の山王のところに八景坂とかがあって、あれも結局崖線に沿って、その「はけ」というところから八景坂という名前がついたとも言われているので、こういったものは、私は、すごく大田区らしさがあって、このはけの道というのは、ちょっといいなと思って確認させてもらった次第です。すみません、ありがとうございます。 ◆北澤 委員 今のはけの道のところは、右にずっと行くと、南門(新設)とありますけれども、ここは、今までなかったところですよね。 ◎藤倉 田園調布特別出張所長 南門も、おっしゃるとおり新設の予定でございます。 ◆北澤 委員 ここは、どのくらいの広さなのですか。自転車で通れるようなところなのでしょうか。 ◎藤倉 田園調布特別出張所長 当課といたしましては、南門については、現状での置き込みだけでございまして、今後、実施設計の中で検討させていただくと報告を受けております。 ◆北澤 委員 あと、南門に至る道とこの田園調布富士見会館に向かう道も新設ということですよね。 ◎藤倉 田園調布特別出張所長 現在、実施設計の中で検討中でございます。 ◆北澤 委員 これは、今まで以上にとても行きやすいし、便利になると思いますので、いい雰囲気で広さも確保された道ができることを期待いたします。 ○松本 委員長 ほかになければ、蒲田西特別出張所について。 ◆黒沼 委員 三つ、一気に聞いてしまいます。一つは、大変残念に思ったのは、今日の報告の中に都税事務所の仮施設として、区民センター廃止に伴い新しく空き地ができる新蒲田のところに3年ほどいくという報告を受けました。  当時も進捗状況の報告があったのだけれども、今日は、例えば、まだ正式な契約ができていなくて報告できませんでしたぐらいのことを言ってもらいたかったなと思うのですが。もしそうでないと、当時の報告と今日の報告は違うのですね。この政府の合築のやり方は、10%程度の施設を小さくすると、縮小することによって様々な恩恵がある。  ただ、東京には、そういう恩恵はなかなかないのですけれども、そのことによって空き地ができて、そのことはどうするのですかという質問を各会派から結構されたのですが、一刻も早く地域の区民の皆さんと相談して、活用を決めたいということだったと思います。  それで、今日、突然、今回は違いますよと。3年間。だめですよ。その後になりますという延期が報告されました。  これは、今日の報告の中に、なぜ、この3年が入ってしまったのかということがないと、ただそうなりますと言われても、違うのではないのということですね。話が違う。つまり、区民はだまされたことになりかねないということです。それをどう思うか、どう捉えたらいいのかということが一つあります。  二つ目は、この10%削減と基本原則があるのですけれども、この現蒲田西特別出張所が、やがて空き地になるので、ほかの用途になるのかと思いますけれども。長寿命化としてそのまま壊さないで使うと、全面改修だとは思うのですけれども。そうすると、これが、どこかに作用していないのかということが二つ目です。  三つ目は、なぜ長寿命化なのかということで、築何年なのか、それと、区民センターと比べてどのくらい違うのか、ユースセンターと比べてどのくらい違うのか、ちょっと判断の材料として教えてもらいたいのですが、わかりましたら教えてください。  以上、三つです。 ◎荒浪 蒲田西特別出張所長 まず、1点目の西側残地についてです。こちらの計画につきましては、これまで東京都と慎重に調整のほうを進めてまいったところでございます。今回、計画のほうがまとまりましたので、このたびの報告になったということでございます。  2点目につきまして、現出張所の建て替えにつきましては、現在の出張所は、大変老朽化が進んでおりまして、改築を行った場合、提供歩道ですとか、接道緑化のためにセットバックが必要になるということで、大変縦長の建物になってしまうというところがございまして、今回、長寿命化を図って利用するという、そのまま施設のほうを活用するという計画になったものでございます。  こちらにつきましては、蒲田西特別出張所を仮庁舎として活用した後、今年度、蒲田西地区地域活動拠点活用に向けた検討のほうを行いまして、出張所の仮庁舎終了後の活用について検討してまいる予定でございます。  3点目です。各施設の築年数というところでございますが、この蒲田西特別出張所につきましては、昭和41年に建てられた建物でして、築年数51年ということになっております。耐震性能が、0.51ということで、区の基準に合わせますと、倒壊、または、崩壊の危険性があるという建物になっております。  一方、大田区民センターに関しましては、昭和45年築ということで、築年数47年、こちらにつきましては、耐震性能が0.48ということで、さらに低くなっていたということでございます。 ◆黒沼 委員 東京都というのは、非常に大金持ちだという認識なのですが、韓国やスウェーデンの国家のような国家財政を持っているところであれば、新蒲田のところを貸さなくても、区民との約束を守って、それはそれで計画として一刻も早く、区民との施設として進めていく。  そして、東京都には、別なところでやってくれないかという話をしたのかどうか。結局、それでもだめで、いや、ちょうど空いたから使ってくださいとなったのか。そういう努力もしないで、どうぞ、どうぞとなってしまったのか。あれだけ三定まで含めて議会で説明してきて、それで、区民にああいう報告をしてきて、今回、ころっと変わる。これは、何なのかというところなので、努力をどうされたのかということです。これは、部長なのかな。お聞きします。 ◎鴨志田 地域力推進部長 出張所長が申し上げましたように、東京都と大田区のほうで慎重に検討して進めてきた結果でございます。もともとこの地区につきましては、蒲田西地区の総合的なまちづくりの事業として、活用施設を考えるという中身でございますので、広い意味で蒲田西地区のまちづくりに寄与する使用方法と考えております。 ◆黒沼 委員 であれば、今後、気をつけてもらいたいのですが、今日の報告の中に、三定とは違う報告となって、3年伸びますけれども、慎重に進めていたこともあり、今回、これをお願いしたいというぐらいの言い方をしてくれると、ああ、そうかとなるのですが。ただ、淡々とした報告ですと、何だこれはとなってしまうので。わかりますか、質問していることが。そのことを心得てやってもらいたいのが一つです。  もう一つは、緑化等でのセットバックをせざるを得ないというのですけれども、現出張所のところですね。幅4メートル道路よりも道路そのものは広くて、基本的なセットバックの必要はないと思うのですけれども、セットバックをしなくてもいいのではないかなという点では、どうなのですか。
    ◎荒浪 蒲田西特別出張所長 現在、道路の幅というところではなくて、提供歩道、それから接道緑化の確保というところで、3メートル程度のセットバックが必要という考えでございます。 ◆黒沼 委員 そうすると、複合化の原則である建物の10%縮小ということは、全然構わなくていいということでいいのですか。 ◎荒浪 蒲田西特別出張所長 本計画につきましては、建物の躯体の健全性、経済性、それから、機能性というところを総合的に検討を行い、判断したものでございます。 ◆黒沼 委員 私どもは、本当は国の言いなりになって、複合化によって非常に遠くなる人もいて不便になって、それよりももっと近いところにたくさんつくって区民に喜ばれたほうがいいという立場であります。  それで、ところが、複合化すると、遠くなったりいろいろな不便が出る人もいる。便利になる人もいると思うのですけれども、その中で縮小するということになって、空いた土地を民間に売り渡す。これは、区の計画書に書いてあるとおりですね。売り渡すこともあり得る。そういうやり方はまずいなと基本的に思っています。ですから、今回、それが左右されずに、きちんと確保できるということであれば喜ばしいことだということにしておきたいと思います。  それで、この長寿命化なのですけれども、今の報告でいくと、耐震が0.51で崩壊の危険があるというのにもかかわらず、多分躯体用を残すのだと思うのです。それで、ユースセンターは、同じだと考えていいのですか。 ◎林 青少年健全育成担当課長 ユースセンターにつきましては、昭和60年に竣工いたしまして、築が30年以上たっております。その躯体の劣化状況を基本調査した結果、耐震構造については問題がないということが出まして、今回の設計に至ったのでございます。 ◆黒沼 委員 ですから、それとの関係でいくと、今度も長寿命化でやるということで、いわゆる更地にしないでやるわけでしょう。更地にしてしまうと、改めて建設することになると、今言った道路幅が広くても、緑化等の関係でセットバックをせざるを得なくて狭くなると。狭くならないためには、今の建物を全面解体しないでやるというのが、長寿命化の判断ですけれども、違いますか。 ◎荒浪 蒲田西特別出張所長 今回の工事としましては、耐震補強工事、構造躯体の経年劣化の回復、水道・電気・ガス管等のライフラインの更新、照明・給排水・空調設備の改修、バリアフリー化、そういったところを行いたいと考えております。 ◆黒沼 委員 今の報告だと、ほぼ全面改修なのですが、さりとて更地にはしないわけだから、それを耐震補強して使うということだと思うのです。そうすると、緑化とのセットバックをしなくて済む。だから、十分に使えるということで考えているのかな。それで、いいのですよね。それを壊してしまったら、必ずセットバックしなくてはいけないではない。 ○松本 委員長 そうです。 ◆黒沼 委員 返事しないではないですか。委員長が答えている。 ◎荒浪 蒲田西特別出張所長 建物の長寿命化は、取り壊しをしないで行うという形でございます。 ◆黒沼 委員 とてもいいことだということで思うのですけれども、ただ、そういう意味では、区民センターもやはりこうなると、長寿命化できたのだなとかえって思ってしまうのです。  ところが、皆さんの説明は、それはできなかったという、すごくご都合主義に聞こえるのです。何か別に目的があって、そのことを区民に納得させるために、その場、その場でいろいろとつけ加えてくる。  だから、一貫性を持ってほしいのですよ。大切な区民の財産ですので、少しでも大事に使っていただきたい。  そして、今回、それは、とてもいいことだからこそ言うのですが、区民センターは、そうではなくて、全面解体してしまうということでしたので。音楽ホールのほうは。  ですから、そういう時々の、何か疑問をもたせるやり方ではなくて、なるほどとすとんと落ちる説明をしてほしい。複合化というのはこれからどんどん出てくると思いますから、今回は、よき例としておきたいと思うのですが。だから、長寿命化で10%削減にもならない。セットバックもしなくてもいい。そして、多分経費も少なくて済むのだと思うのですよ。相当かかると思いますけどね。  こういう立場で行ってこそ、区民に認められるのかなと思っていますので、ぜひこの点でやってもらいたいのです。  ただ一つ、3年間待ってくださいということについては、今、話が違うということを申し上げておきます。 ◆北澤 委員 複合施設になったときに、地域包括支援センター等と書いてありますけれども、ほかに何かが一緒になる可能性はあるのですか。 ◎荒浪 蒲田西特別出張所長 こちらの「等」につきましては、元気高齢者や介護予防の活動拠点とする高齢者利用施設の設置を検討しております。 ◆北澤 委員 地域包括支援センターの一環みたいなことですよね。 ◎荒浪 蒲田西特別出張所長 はい。現在、他の複合施設においても進められているような地域包括支援センターと元気高齢者の活動施設というところのあわせたものでございます。 ◆北澤 委員 今まではこの地域包括支援センターはこの地域のどこにあったのでしょう。この地図で。 ◎荒浪 蒲田西特別出張所長 社会福祉センターの7階のほうにございました。今回、新蒲田一丁目複合施設のほうに、新たに設置するということと、今回、この合同庁舎に入ることで、二つ目の包括ということになっております。 ◆北澤 委員 では、増えるということですね。 ○松本 委員長 そうです。 ◆北澤 委員 それは、とてもよかったと思います。地域包括は、今足りなかったので、増えるということはとても重要だと思います。  それとともに、やはり自分の住んでいるところと、実際の地域包括が合っていないという人が時々いるので、そういう区割りをしっかりしていかないといけないなと思います。  あと、やはり区の中では、足りないなと思うのは、中高生の居場所。若者の居場所がなくて、区民センターのほうにつくられるという話は聞いたのですけれども、区民センターはちょっと不便なところもあるので、この場所だったら、とてもいいのではないかと思ったのですけれども、スペースの余裕もあるのですけれども、もし、何か可能性があったら、ご検討いただければと思います。 ◆黒沼 委員 この社会福祉センターにある現在の地域包括支援センターを、まさか、廃止して、こちらを広くするということはないですね。確認だけしておきます。 ◎荒浪 蒲田西特別出張所長 社会福祉センター7階の地域包括支援センターは、場所を移しまして新蒲田一丁目複合施設に。それから、合同庁舎というところで二つに分かれるという形でございます。 ○松本 委員長 では、観光・国際都市部のほうからの報告に対する質疑をお願いいたします。ふれあいひろば、ふれあいフェスタ。これは、いいですかね。 ◆椿 委員 ふれあいフェスタについてお伺いします。ふる浜のほうに行ったときに、かなり自転車に乗っていらっしゃった方が目立っておりました。  それで、警備員の方も、自転車の方は押してくださいとおっしゃっていました。平日からあの辺をサイクリングされる方は、当日もやはり同じように、サイクリングされていたと。  でも、人数が多いから、今日は押し歩きをしてくださいと。サイクリングされている方がかなり多かったので、もう少しそういった看板とかを増やすなりしていれば、よかったのかというのが1点と、では、ローラスケートとかスケートボードをされている人は、いいのかなと。危なくないのかなというのが2点目。  もう一つ、両足をぽんと載せて、棒を前に倒したら動く乗り物は、何でしたか、あれは。  (「スケボ」と呼ぶ者あり) ◆椿 委員 スケボではなくて。棒を持って、前に倒したら行く。何ですかね。あれ、やっていましたよね、試運転というのを。あれをもう少し広げたがほうがよかったのかな。ほんの短い距離だったので、例えば、ふる浜のここからここまでというように、もう少し広げれば、その区民の皆さんの楽しみとか、そういったものも広がるのではないかなと思います。いかがでしょうか。 ◎上田 文化振興課長 委員ご指摘のとおり、自転車の件につきましては、我々のほうも、来年度の課題と認識しております。看板等をやはり設置して、来場者のご協力を得ていく必要があると考えている次第でございます。  ローラスケート等につきましても、芝生等でやっているのは確認をしてはおります。ふだん遊んでいる部分もございますので、フェスタで大勢の方が来るということもありますので、自転車の利用にされる方と同様に危険がないようにということで、規制までは多分できないと思いますので、ご理解をいただく形での看板等への周知をしていきたいと考えております。  セグウェイにつきましては、主催者側が来年度に出展するということであれば、また、ちょっとその辺につきましては、どのような形で実施するか、検討していただければと思っております。 ◆椿 委員 ローラスケート、スケートボードというのは、やはりああいった海岸線でやることは、カリフォルニアではないのだけど、絵になる風景なので、注意喚起ということでよろしくお願いします。 ◆三沢 委員 当日、蒲田からは無料のシャトルバスが出ていて、結構すごくたくさんの方が使われたと思うのですけれども、大森ではシェアサイクルがあったと思うのですけれども、汽車ぽっぽ公園の前あたりのグリーンベルトとの間に自転車を置いていて。利用は、どんな感じでしたでしょうか。 ◎上田 文化振興課長 シェアサイクルの実態につきましては、すみません、ちょっと把握できてはいません。 ◆三沢 委員 私はバスで行こうと思ったのですけど、ちょうどバスのところでシェアサイクルもぜひご利用くださいみたいな看板とかあったので、おう、そうかと思って、それを借りに行ったわけですよ。そこで、聞いたら、私、2時ぐらいに行ったのですけれども、何台ぐらい借りていますかと聞いたら、私で、3台目と言われてしまいまして、ほとんど使われていないのかなと思いました。やはりそこら辺は、何がいけなかったのかとか、今後、もっと普及するためには、何が必要なのかというのは、担当部署はちょっと違うかもしれないのですけれども、何かありましたら、ちょっと教えてください。 ◎上田 文化振興課長 シェアサイクルは、都市基盤整備部が所管で実施していた部分もございますので、普及に向けて様々なことをこれから検討していかれるものと思いますが、私のところに、今、具体的にどうするという話は伺っておりませんので、答弁は控えさせていただきます。 ◆三沢 委員 そこは、ぜひ連携して、対応いただきたいと思います。  それで、私が借りたときにちょっと思ったのが、結構入力にいろいろ手間取って、必要なものも個人を特定できる証明書であったりとか、あと、クレジットカード、JCBとか、VISAとかのカードが必要であったり、あと、スイカも必要であったりとか、いろんなものがまずないといけないとか、入力も大変だったりとかで、借りるまでに30分近くかかったのですね。いや、これは、結構しんどいなと思って。  それで、一応外国人の方向けにどうするのですかと言ったら、すぐに借りられるような、もう少し別の仕組みが用意されていますとお聞きはしているのですけれども、これは、借りるのにちょっとなかなかハードルが高いと思いまして。そこら辺も、都市基盤整備部ですよね。  いや、そこら辺の改善とかしないと、なかなか普及が進まないのではないのかなと思ったので、ちょっと意見といいますか、感想を言わせていただきました。 ○松本 委員長 伝えておいてください。 ◆三沢 委員 伝えておいてください。お願いします。 ◆伊藤 委員 都市基盤整備部ではなくて、まちづくり推進部だ。まちづくり推進部のほうで地元のまちづくり協議会が、あそこのブースはつくってくれたのですよ。役所ではなくて。  だから、本来、駅におりた人に使ってもらいたいので、駅に宣伝を出したい。駅にこっちにシェアサイクルがありますよ、コミュニティサイクルがありますよということを出そうと思ってお願いに行ったのだけれども、駅に全部それは拒否された。  それで、出たところのバスターミナルにだけ、1枚だけ看板を出してくれた。あれしかなかったので、知らないから使えなかったと。  だから、帰りは、随分多かった。あそこから乗っていく人は少ないのだけれども、平和島で借りて帰ってくる人は、随分いた。その人たちに対してはアンケートをとってあるので、しっかりとしたその感想が出てくる。そのまちづくり協議会で取りまとめた感想が、多分1か月ぐらいすると出てくると思います。 ◆三沢 委員 わかりました。それを待ちます。 ○松本 委員長 ほかに。では、旧清明文庫改修前の内覧会について。 ◆北澤 委員 これは、どういう申し込みをすればいいのですか。 ◎町田 観光・国際都市部副参事〔文化計画・施設担当〕 3番のところの、区議会の皆さんには、これから全員に別途配付をさせていただきます。公募区民の皆さんは、これからホームページで募集をしようと思っています。地域の皆さんには、出張所を通じてと、あと、風致協会には、直接お電話をするという段取りでございます。 ○松本 委員長 これは、委員会として内覧するということでもなくてもいいですか。それぞれ個人で申し込むということで。 ◆北澤 委員 そのほうがいいかもしれませんね。それぞれスケジュールが。 ○松本 委員長 はい、わかりました。  では、スポーツの関係。 ◆黒沼 委員 資料番号30番なのですけれども、二つ。  一つは、このグラウンドは、ほかのところとは違って、随時改修してきたのではないかなと思いますけれども、どうするのかなということが一つと。  それから、これは廃止なのですが、休止ということはないのかなということで、どういう条件なのですか。それをちょっと勉強のために教えてください。 ◎鈴木 スポーツ推進課長 まず、グラウンドについてですが、これまで、随時、劣化した部分についての補修というものを行ってきたのですけれども、区民の皆さんからの意見交換会なんかでも話が出ておりまして、基本的には、排水の関係、水はけが悪いということがかなり出ております。そこら辺も含めまして、人工芝というものについて、まず、一番適切なものを選んでいくということとともに、その水はけという部分についても、今回の改修の機会を捉えて、しっかりと改善していきたいということを考えてございます。  それから、2点目についてでございます。今回の施設を休止でなくて、条例を廃止するということについてでございます。こちらにつきましては、基本的に、公の施設におきまして、工事の期間が相当長期にわたり、区民の一時的な利用が不能と考えることが困難な場合は、条例上の措置が必要であると地方財務の実務提要の中で書かれてございます。  その中で一つの基準となるのが、6か月と捉えておりますので、今回、15か月の使用停止ということになりますので、条例については廃止ということで考えてございます。 ◆椿 委員 先日、ちょっといろいろお話しした中で、このグラウンドキーパーなんかは、その間、15か月間どうされるのでしょう。 ◎鈴木 スポーツ推進課長 グラウンドキーパーを含めて、施設の管理につきましては、この期間、スタジアムそのものの利用というものがありませんので、それをやっているのが、指定管理者ということになってございます。それで、この条例自体が廃止するということになりますと、指定管理者による運営ということのより所もなくなりますので、一旦直営に戻すという形になります。  それで、その中で、必要な部分については、委託契約を別途結んで、処理等が必要な場合は、対応していくということで考えてございます。 ◆椿 委員 今度は、売店の運営についてですけど、区の理由で今回、15か月間できなくなるので、引っ越しをするとか、そういった費用に関しては、区のほうでという確認がとれてよかったなと思いました。  15か月間、あの売店で働く方々は食えないということになると、どうなるのでしょう。そういったところとか、お話しされていますか。 ◎鈴木 スポーツ推進課長 売店につきましても、今、営業されている事業者の方とは、これまで大分前から話を続けていきました。それで、改修に伴って、15か月間、使えなくなるということについても、ご理解をいただいているというところでございます。それで、中にある荷物等の置き場所であるとかという部分、それから、新たに営業をするときに必要となる設備の設置等の話し合い等も含めて考えてきました。  営業については、特別先方からは要望というものはなかったということでございますので、例えば、営業所であるとかということについては、検討のそ上にのってございません。 ◆椿 委員 例えば、あそこの公園というか、広場の一角で営業をしたりとかという相談が来た場合は、また、そこでお話を進めるとか、休業補償は100%ではないのだけれども、5割とか、そういった話になった場合は、また、それはそれで、話を進めていくと理解してよろしいのでしょうか。 ◎鈴木 スポーツ推進課長 今後も引き続き打ち合わせは続けていきますので、その中でいろいろな要望が出てきましたら、それに対して区の都合というか、区の考えでここを撤退するということがございますので、きちんと対応をしていきたいと考えてございます。  あと、公園の一角でということにつきましては、所管課のほうに話としては伝えておきたいと思いますけれども、現時点でそのような要望は特に出ていないというところではございますが、今後、要望が出てきた場合には、しっかり対応はしていきたいと考えてございます。 ◆椿 委員 大田スタジアムとともにやってこられた方々が、そこにたくさんいらっしゃいますので、15か月間、そういったところで何もできないという状況になった場合も含めて、区として対応をお願いしたいと思います。要望です。 ◆北澤 委員 ユニバーサル駅伝が毎年ここで行われていたと思うのですけど、そういう毎年行われていたイベントは、代替地というのがあるのでしょうか。 ◎鈴木 スポーツ推進課長 基本的にこれまで2回ほど、利用者との意見交換会というものを行ってまいりました。  その中で、定期的に使われている方々については、早目に利用できなくなる旨をお伝えして、代替施設の確保については、なかなか我々のほうで全てをというところは、難しいというところがございましたので、まず、早目に使えなくなるということをお伝えして、代替の施設について確保できる時間を十分に持っていただけるような配慮をさせていただいたというところでございます。 ◆北澤 委員 とても長い期間、使えないということですので、例えば、隣の品川区に何か協力を願うとか、何か、ちゃんとずっと続けられるような配慮をしていただければなと思います。  あと、バリアフリー・ユニバーサルデザイン改修ということで、障がいを持った方に使いやすくなるということは、とても喜ばしいことだと思うのですけれども、実際に、そのユニバーサル駅伝に使われている人たちとかの当事者の意見というのは、聞く機会はあったのでしょうか。 ◎鈴木 スポーツ推進課長 最初の説明で申し上げましたが、ユニバーサルデザイン合同点検というもので、点検会を本年の6月に実施をいたしました。その中で、様々な意見が出ておりまして、100件程度意見としては、出てございます。  例えば、現在のスタジアムのサイン表記は、非常にわかりにくいというご意見だったり、あと、スタンドです。スタンドにおいて手すりを設置してほしいという意見であるとか、障がい者用の駐車場を増やしてほしいという声なんかもいただいているところでございます。 ◆北澤 委員 ここの施設とは、ちょっと違うかもしれないのですけれども、環7のほうからスタジアムに向かうときに、その道路標示がわかりにくいという話も聞いているので、どこから入れば一番いいのか。駐車場には、どうやって入ればいいのかわからなくて、ぐるっと回ってしまったという話も聞いたので、ちょっとその辺も、せっかくですので点検をしていただいて、わかりやすい表示にしていただければと思います。要望です。 ◆高山 委員 先ほどの椿委員の質問にもあったのですけれども、スタジアムの中の売店なのですけれども、先ほどの説明を聞いていると、もう改修が終わったら、同じところが戻ってくると聞こえたのですけれども、その辺は何か決まっていることがあるのでしょうか。 ◎鈴木 スポーツ推進課長 現時点で売店の事業者そのものが、決まっているという事実はございません。 ◆高山 委員 前にも委員会でお話ししたことがあるかもしれないですけれども、売店に関しては、いろいろな意見を私も聞いたりもしているのでぜひ、同じところがだめということではなくて、別のところになるのか、同じところになるのかはわからないですけれども、速やかに、スピーディーに対応できるように、指導というか、お願いをしていただけたらなと。利用する方々が使いやすく、観戦しやすい環境を整えていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。要望です。 ◆黒沼 委員 資料番号31番。スポーツ振興法からスポーツ基本法に変わったときの最大の問題は、国民がスポーツに親しんで健康で生きられる。それを行政等は、施設の確保と指導員の確保で保障しなければならないということでやってきたと思うのですね。  そうすると、「する」スポーツを基本にして、「みる」スポーツも大事なのですけれども、スポーツ健康都市おおたの宣言もそうなっていると思うのですが、これを見ていると、1の(2)は、「みる」スポーツ、「する」スポーツで、2の(1)のBは、「する」スポーツと「みる」スポーツで、4の(2)は、「する」「みる」スポーツ等でばらばらなのですけれども、もう一度、ちょっとスポーツ基本法を位置づけてやってもらいたいなと思うのですが、この辺は、どうでしょうか。 ◎鈴木 スポーツ推進課長 「する」「みる」スポーツの充実というところについては、今後のスポーツ、地域スポーツの充実には、欠かせない部分だと認識してございます。  その中で、行政ができることというところで施設、要は、場の提供というところであると考えてございます。一人でも多くを皆さんが、スポーツに親しめる環境をいかにつくっていくか。  そして、このスポーツは楽しいなと思ってもらえるきっかけづくりをしていくのが、行政の役割だと認識しておりますので、そういうことをしっかりと具現化できるような展開を、この新スポーツ健康ゾーンの中でも行ってまいりたいと考えてございます。 ◆黒沼 委員 1番の(2)の右下にあるかぎ括弧のところで「スポーツとは」とありますね。この「スポーツとは」というのが1番大事だと思うのです。散歩まで入っているということで、それぞれのレベルに合わせて取り組める活動と広く解釈するということで。非常に細かいことで恐縮なのですが、いつもこういうのを使うときは、「する」スポーツを最初にして、「みる」スポーツをということで、「する」「みる」に統一してもらいたいということで、どうでしょうか。
    ◎鈴木 スポーツ推進課長 まず、スポーツとはというところで、定義をここでさせていただいてございますけれども、これは、現時点での定義ということでさせていただいているところをご理解いただければと思います。  それで、最終的には、今年度策定をしております、新たなスポーツ推進計画の中で、区が、定義するスポーツとはというところを明確にして、それを明確にした上で、スポーツ施策というのは、どういうものをやっていくべきなのか、何が今、課題なのかというところを整理していきたいという考えでございます。  それから、「みる」スポーツ、「する」スポーツというところの表現につきましては、場面、場面によって使い分けということが必要になってくると思いますけれども、これにプラス「支える」スポーツというものも、未来プランの中で掲げてございますので、その三つについて、きちんとどの場面でどの表現を使っていくかというところは、しっかりと考えながら、計画の策定も進めていきたいと考えてございます。 ◆黒沼 委員 改めてお願いをして終わりますけれども、スポーツ基本法をもう一度ちょっと読み直してたり、捉え直していただいて、それにぴったりと当てはまるやり方で決めていただきたいと要望しておきます。 ◆北澤 委員 あまり子どもの視点というのがないような感じがするのです。今、なかなか子どもが自由に遊べるところがないと思うのです。私が子どものころは、木登りをやったり、土手すべりをしたりとか、相当ダイナミックな遊びができたのですけれども、今、都心でどこでもそんなダイナミックな遊びができるところがありませんし、もし、あったとしても、やはりその近隣への迷惑とか、なかなかその子どもが歓声を上げて遊べる場所がないと思うので、ぜひこの新スポーツ健康ゾーンの中に子どもの視点を取り入れた公園をつくっていただけると、ファミリーで遊べると思うのですね。  今、大田区の場合は、ファミリーが集えるところがなかなかなくて、その結果、ふれあいフェスタとかにみんな喜んで、とても集まってくると思うのですけれども、日常的な子どもを中心としたファミリーが遊びに来られる公園が必要ではないかなと感じております。  それと、やはり調布地区のほうでは、スポーツができる場所がないので、やはり回遊性といいますか、こちらのほうに来やすい交通を整理することだとか、交通があるとすれば、それを紹介するだとかということも必要ではないかなと思います。いかがでしょうか。 ◎鈴木 スポーツ推進課長 子どもの視点というところがありますけれども、今回のまとめたものについては、あまり細かいところまで触れていないというところはあるのですけれども、例えば、2の(1)のAなんかでは、スポーツ健康フェスタ、スポーツバイキングなど、区民参加型のイベントを通じてということを書いてございます。  それで、スポーツバイキングというのは、現時点で子どもを対象にということでやっております。  先ほど、申し上げたとおり、行政の役割というのは、子どもも含め、あらゆる世代の方々に、スポーツを始めるきっかけづくりをいかにしていくかというところだと考えています。それで、そのきっかけの中で、楽しい、もっとやってみたいと思っていただいた方については、そのほかに地域の主体、例えば、総合型の地域スポーツクラブであったり、それから、体育協会に加盟する各種連盟であったりというところが、継続的な実施の受け皿になっていくと考えてございますので。そこら辺をしっかりと役割分担をしながら、今のままでいいのか、何をどう変えていかなければいけないのかというところをしっかり検討していきたいと考えてございます。  それから、新たな公園をということについては、新たに公園をつくることと、ファミリーがこれまで以上に楽しく過ごせるということがイコールであるとは、必ずしも言えないのかなと思っています。現時点でも、このゾーンの中だけ考えても、公園は、たくさんございます。それから、スポーツ施設もたくさんございます。  こういうものを効果的に使っていく、タイムシェアも含めて、どのように使っていくことが効果的なのかということを考える中で、子どもから大人まで、ファミリーを含めてどのように活用することが、皆さんに喜ばれる活用の仕方なのかというところをしっかり捉えながら、検討していきたいと考えてございます。  それから、2点目の調布地区等からのアクセスという話がございました。それで、実際に、これまで今年度、各種イベントをやってきましたが、そのたびに、今年度からアンケートをとるようにしてございます。  それで、新スポーツ健康ゾーンについて知っていますかとか、それから、この新スポーツ健康ゾーンの中にある、例えば、アーチェリー場であったり、相撲場であったり、アスレチックであったりというものを知っていますかという問いかけに対して、非常に認知度が低いという結果も出てございます。  そういう中で、ここに住んでいらっしゃる方は、近隣であれば知っているということになりますけれども、調布地区であるとか、馬込地区であるとかという、他の地域の方々への認知度というのは、まだまだ低いと考えてございますので、そのような方々がここに来ると。ここのどこに行けば、どういうことができるということをしっかりとPRしていくということも必要だと考えておりますし、あと、例えば、一つのスポーツ施設だけではなくて、面的に捉えて、連動したイベントというものをやって、イベントを通じて、ここに来れば、こんなことができるのだということを区内全体の多くの区民の方に知っていただく機会を提供していきたいと思っております。  それから、アクセスの面については、先ほど、説明で申し上げたとおり、回遊性の向上とは別に、アクセスの向上というのが課題だと認識しておりますので、その部分をどのように解決していくことが必要なのかというところを、部局横断的にしっかりと検討していきたいと考えてございます。 ◆三沢 委員 ちょっと小さなことなのですけれども、この地図は、いつぐらいの地図ですか。山王のところに富岡美術館があったりとか、中央五丁目に佐伯栄養専門学校があったりするのですけれども。 ◎鈴木 スポーツ推進課長 すみません、これを引用したのが、カラー刷りにするときに一番見やすいというところで、区のほうのデータではないものを活用させていただいた記憶がございますので、いつごろの地図というところは明確に言えないのですが、今後、資料を作成する際には、しっかりとそこまで考えながら、つくっていきたいと思っております。 ◆椿 委員 このイメージ図の三重丸のところを主な拠点というところなのですが、こういったところを周遊するにあたっては、シェアサイクルとかいろいろ考えられると思うのですけれども、ポートはあるのでしょうか。 ◎鈴木 スポーツ推進課長 まず、シェアサイクルにつきましては、ポート自体は、この新スポーツ健康ゾーンの中にございます。ポートについては、区内で全部で今、25か所あります。その中のうち、この新スポーツ健康ゾーンの中にあるのが7か所ということになってございます。 ◆椿 委員 では、ここにはなくても、近くには7か所あると理解してよろしいのですか。 ◎鈴木 スポーツ推進課長 現在あるのが、大森海苔のふるさと館、それから、まさに三重丸で囲んでいる平和の森公園、それから、平和島公園、あと、大森諏訪公園等々という形になってございますので、実際にシェアサイクルを担当する部署とも話をしているのですけれども、このゾーンの中の回遊ということを高める中で、シェアサイクルをどのような形でポートを設置していくことが有効なのかというところは、一緒に議論をしていきましょうという話を、今、させていただいてございます。 ○松本 委員長 それでは、産業経済部のほうからの報告に対する質疑をお願いします。 ◆黒沼 委員 資料番号30番について。大田区企業は、23社ということなのですが、私も会場に行って、このパンフレットを見させてもらって、出展者一覧が25社と企業の一番左に書いてあって。あとは、大学、高専とかありまして、随分、大田区企業が少ないなという印象があったのです。  だけれども、この技術はものすごくすばらしくて、私も、1社1社ついて聞きまくって、材料からその製作だけではなくて、全然刃物を使わないで形をつくることから強度を含めて、すごく目を見張ったのですが、これが、この6のところの出展分野のいわゆる大田区が誇る先端技術、ベンチャー企業なのかな。ここに、航空宇宙もあれば、ITシステム開発もあれば、材料技術、加工技術もあるのですけれども、今回、7回目ですよね。1回目からこの7回目まで全部含めると、23社が、毎回同じではないと思いますので、おおむね100社ぐらいなのか、200社ぐらいなのか、全体的にこういう先端技術、ベンチャー企業の出展は、どのくらいになるのですか。 ◎宮本 工業振興担当課長 区内企業が23社ということで、区内企業がベンチャー企業と先端技術を持っているかどうかというご質問かと思いますけれども、基本的にこの研究・開発フェアというのは、研究や開発する企業を集めて、区内の加工技術等の技術を持っている会社が、ここに来て、その研究分野に対して自分の加工技術がどのように活用できるかということを、そういう出会いをつくる場ということでございます。  したがいまして、ここに出展している区内企業につきまして、そういった研究開発等先端技術を持った企業と言えるかと思います。 ◆黒沼 委員 確かに、全部回ったわけではないのですが、まだ、商業ベースに乗っていなくて、これから実際に、営業利益が出るかどうかというところも、正直に言っておりました。  そうなると、この1回から7回まで何社ぐらい出たかわかりませんが、このときに、「未来へつなげる大田区のものづくり」というパンフレットがありました。  この一番最後に、羽田における新産業創造発信拠点についてということで、鹿島が受注した、これからのアイデアがあるわけですね。ここには、ベンチャーオフィス、研究開発ラボがたくさんあるのですけれども、企業誘致は小さいスペースなのです。だから、企業は、多分オフィスで機械もないやり方なのかなと思います。  そうすると、ここにベンチャー企業が進出するというよりも、ここと提携して仕事をもらえるかどうかなのかなと思うのです。  そうすると、3,000数百社、まだいまだに頑張って残っている大田区企業の頑張りを、ここと結びつけて生き抜こうとするのが大田区の姿勢だと思いますので、それが、この7回のおおた研究・開発フェアのところの現実に、全部商売している会社ではなくて、開発関係ですから、まだ、それが商業ベースに乗っていないわけもあるのですけれども、これが、この23社程度ですと、航空宇宙でしょう。それから、環境技術でしょう。それで、川崎とは医工連携で、ここに医療があったと思うのですが。  そして、この空港の跡地には、ロボットと医工連携と先端技術と新エネルギーの水素関係ですよね。ほかは、もうないと思うのです。こういうところに、仕事が乗っかっていくのは、このレベルの人たちでないと多分ついていけないのだろうなと思いました。  そうすると、あとの会社は、これは大変だぞと思って、淘汰されて、下手をすれば、1,000社、2,000社なくなって、下手すれば、1,000社ぐらいしか残らないのではないかとなると、この羽田空港の跡地にだけ、命をかけるわけにはいかないなという感じもして。確かにすばらしい技術なのだけれども、これは、たった23社だとすると、今、第7回まで何社ぐらい出ましたかと聞いたら、お答えしてもらえないのですが、多分100社ぐらいだと思うのですよ。7回までで。  そうすると、100社は生き延びるかもしれない。あとは、どうなのだと思ったのですけれども、このおおた研究・開発フェアに頑張ってもらって、私の母校の鶴岡高専も出ていて、すばらしい技術の交流をしてきましたけれども、ぜひ頑張ってもらいたいのはやまやまなのですが、さりとて、こういう数だと、本当に救えたかどうかと思ったのです。これをどう見ればいいのですか。 ◎宮本 工業振興担当課長 先ほども申しましたとおり、ここに集まる研究開発型の企業が、要は、区内から集まってくる区内企業と出会うことによって、新しい仕事を創出しようというのが目的です。  したがいまして、出展する企業数が、多いか少ないかということよりも、できるだけ区内企業に多く来ていただいて、仕事の種を見つけていただくというところが、求められるところかと思います。  そういった意味におきまして、産業振興協会等におきまして、区内企業には、ネットワークを通じて、今フェアの開催の周知について努めているところでございます。 ◆黒沼 委員 ぜひ研究しながら、一つの企業の技術も失わないで、結果、その方向に頑張ってもらいたいのですが、裏のページについてもう一つ聞きますけれども、この委員会でも視察に行きました松永製作所です。ちょっとこのイベントに行き損ねて大変残念なのです。  ただ、会社では聞いてきました。すばらしい熱意のこもった意欲と、社会に貢献しようということと、大田区とも提携して頑張ろうということは伝わってきたのですけれども、東京都が紹介して大田区を知ったということで、今現在の契約状況は、それから進んでいるのですかね。具体的にもう仕事のほうは入っているのでしょうか。 ◎宮本 工業振興担当課長 既にその開発については、着手しておりまして、7月に参加企業を対象としました事業説明会を開催し、8月の下旬に2回目の会合を開いて、開発提案を求めたと。  それで、10月中旬におきましては、3回目の会合で、参加企業内で具体的な開発作業を進めるというところで、開発が進んでいるという状況でございます。 ◆黒沼 委員 何社ぐらい参加されたのですか。1回、2回、3回で。 ◎宮本 工業振興担当課長 参加企業は、10社でございます。 ◆大橋 委員 優工場について確認をさせてください。今回、こういう優工場として区内の企業を表彰するということは、非常に企業の努力が評価され、また、モチベーションも上がると思いますし、アピールにもつながる、非常にいい表彰だと思うのですが、今回、応募企業が8社で、認定企業が8社と。これは、28年度は、応募件数と応募認定は、何件でしょうか。 ◎宮本 工業振興担当課長 申しわけありません。昨年度につきましては、ちょっと手元に情報がございませんで、ちょっと今、調べてもよろしいでしょうか。 ○松本 委員長 何か近藤観光・国際都市部長が知っているみたいですが、いいですか。 ◎宮本 工業振興担当課長 すみません。受賞企業者数は9社ということでございます。 ◆大橋 委員 応募は、何社ですか。 ◎宮本 工業振興担当課長 同じく9社でございます。 ◆大橋 委員 確認なのですが、この認定は、いろいろ審査会も行い、現地調査も行っての認定ですけれども、これは、狭き門の中で認定をするのではなく、要は、もうそういった審査の基準をきちんとクリアしているところ、また、そういう評価がされるところは全て認めていく、認定していくというスタンスでよろしいのですか。そういうことですか。応募されるところは、全部認定されているので、そういうスタンスですか。 ◎宮本 工業振興担当課長 まず、応募されるときに、申請書類等で要件等のチェックや内容に関する質疑、こういったことを受け付けの際にやります。  そうした中で、今回は、応募を見送るという企業なんかもいらっしゃいまして、少し選別がされていくというところがあります。  それで、受賞に向けて申請をされた企業につきましては、審査基準に基づきまして、実地調査とそれから、審査会における審査をしまして、審査基準を満たしているかどうかということで判断をいたしまして、受賞企業を決めるという経過でございます。 ◆大橋 委員 ということは、今回、この29年度応募企業は8社ですが、それ以外に申し込みをされたというのは、何社ぐらいあるのですか。 ◎宮本 工業振興担当課長 問い合わせ等、その申請に向けて問い合わせがあった企業につきましては、ほかにも何社かあると聞いてございますけれども、最終的にその応募に至ったという企業が、8社になったと聞いてございます。 ◆大橋 委員 わかりました。その際、例えば、この応募までいかなかったところには、次、優工場の認定をうける努力がされるような、そういったアドバイスというのは、具体的にされていらっしゃるのでしょうか。 ◎宮本 工業振興担当課長 例えば、労災事故なんかが起こりますと、非常に応募の段階で厳しいというお話があったりしまして、そういったところの改善をする中で、次回、また、応募してくださいというお話などをしております。  必ずしも、企業のレベルというか、そういったところが低いからということではなくて、そういった事故等によって応募を見送るという、そういった場合もございます。 ◆大橋 委員 あと、この認定期間が5年でよろしかったですか。これは、5年ということで、更新をされている率というのは、どのぐらいいらっしゃいますか。 ◎宮本 工業振興担当課長 今回の5年間での更新も3件、再認定ということで出ておりまして、必ずしも、次々という形で認定を受けるとは限りません。  例えば、やはり事故があったとか、けがが起こったとか、やはり現場で起こる状況というのは、いろいろと変わってくるというところでございまして、今回は、8企業の受賞でございますけれども、そのうちの3企業となっているというところでございます。 ◆大橋 委員 あと、現在、優工場は、区内何社でいらっしゃいますか。 ◎宮本 工業振興担当課長 基本的には、各年10社ぐらいずつの表彰でございます。単純に、5年間で10社ずつという感じで計算しますと、約50社という形になるかと思います。  申しわけございません。訂正がございまして、昨年度の受賞認定企業につきましては、12社でございました。 ◆大橋 委員 わかりました。本当に区内の各優工場を回りますと、工場の入り口に大きく金のプレートが掲げてあって、ぱっと目に入るインパクトのある取り組みですけれども、これは、実際に優工場になれて、この数年間、どうですか。企業からどういったお声をいただいていますでしょうか。 ◎宮本 工業振興担当課長 優工場というのも、かなり周知といいますか、認知度が上がってきておりまして、非常に営業上、例えば、金融機関の借入時に考慮された例があるとか、社員の中でも従業員の士気が向上したとか、あと、変わった回答では、中高生の工場見学が増えたとか、そういった効果の声をいただいております。 ◆大橋 委員 最後になりますけれども、全国、そして、世界に向けて、ものづくりの大田区で優工場に認定になるのは、非常に大きいことだと思いますので、引き続きしっかりとした取り組みをお願いしたいと思います。 ◆北澤 委員 この優工場なのですけれども、人に優しいというのは、例えば、具体的に何か例を教えていただけますでしょうか。  例えば、障がい者が働きやすいとか、育児休業がとりやすいとか、何かそういう具体的な。 ◎宮本 工業振興担当課長 委員おっしゃるように、雇用の面で働きやすいというところもありますし、例えば、人材の育成でありますとか、福利厚生、こういったところに配慮されているかというところが、人に優しいという視点での審査の項目になってございます。 ◆北澤 委員 やはりそういうのは、とても大事だと思うのです。例えば、障がい者の雇用にも、働きやすい工夫があれば、障がい者も働く。  例えば、チョークをつくっている会社は、きちんとシステム化された仕事になっているので、障がいを持っている人たちが働きやすくて、たくさんの障がい者の雇用があるとか、そのように、仕事のやり方を工夫することによって障がい者の雇用を伸ばすことができるし、また、発達障がいの人たちは、ものすごいこだわりがあるから、精密なことが得意な人もいるので、大田区の町工場にもしかしたら、フィットする人がいるかもしれないので、そのようなマッチングということにも、ぜひ行政は、可能性を見いだしていただきたいなと思います。  なので、この優工場になったところが、どういう工場なのかということをもっともっとアピールしていただきたいと思うのですけれども、ここの一番下にPR動画を製作の上と書いてありますけれども、今後、PR動画をつくったときには、どのように活用されるのでしょうか。 ◎宮本 工業振興担当課長 PR動画につきましては、産業振興協会のホームページ等で掲載するのと同時に、産業振興協会も各所展示会に出展しているところでございますので、そういったところで、優工場のPRということで、動画のほうを流させていただくということでございます。 ◆北澤 委員 ぜひ多くの人の目に触れる形にして、応募企業がたった8社ではなく、たくさんの会社が、うちもこんないいことを始めるということで名乗りを上げていただいて、また、それに続く企業が増えるという形にしていただきたいと思います。  ビジネスプランコンテストの中とちょっと趣旨が似ている感じもするのですけれども、やはりいろいろな機会に、自分たちの工場を誇れるような場を提供するということが、大田区はどんどんできるといいなと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○松本 委員長 ほかに。よろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○松本 委員長 それでは、本日の質疑を終結し、継続調査事件を一括して継続といたします。  次に、継続審査事件を一括して上程いたします。  継続分の陳情について、状況変化等はございますでしょうか。 ◎小泉 地域力推進課長 状況の変化はございません。 ○松本 委員長 委員の皆様もよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○松本 委員長 特になければ、継続審査事件を一括して継続といたします。  最後に、次回の委員会でございますが、第4回定例会中の12月1日、金曜日、午前10時から開会いたしますので、皆様、よろしくお願いいたします。  以上で、地域産業委員会を閉会といたします。                午前11時56分閉会...