●欠員(1人)
●
欠席委員(0人)
●
執行部
山口正幸 危機管理室長
眞分晴彦 都市開発部長
室井邦昭 都市開発部参事
立原直正 土木部長
田中正淳 土木部参事
高橋博幸 土木部参事
外、
関係課長
●事務局
書記
山沢克章
●案件
1 副
委員長互選
2 視察等についての
意見交換
3
執行部報告
八
蔵橋交差点改良工事の
お知らせ
(午前10時00分 開会)
○
栗原佑卓 委員長 ただいまから、
災害対策・
街づくり推進特別委員会を開会いたします。
署名委員に、
田島委員、
川口委員、
お願いいたします。
新型コロナウイルス感染症対策につきましては、引き続き実施をしていきますので、マスクなどの着用を
お願いいたします。
また、各委員及び
執行部の皆様の発言につきましても、明確で簡潔なご発言をしていただき、開会時間が長くならないように努めていただきたいと思いますので、ご協力を
お願いいたします。
はじめに、副
委員長が欠員となりましたので、これより副
委員長の互選を行います。互選の方法は、いかがいたしますか。
〔「
指名推選」と呼ぶ者あり〕
○
栗原佑卓 委員長 指名推選とのことですが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
栗原佑卓 委員長 それでは、副
委員長の互選は
指名推選によることにいたします。指名の方法はいかがいたしますか。
〔「
委員長一任」と呼ぶ者あり〕
○
栗原佑卓 委員長 委員長一任とのことですが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
栗原佑卓 委員長 それでは、
委員長より指名をしたいと思います。
副
委員長に
牧野委員を指名したいと思います。
ただいまの指名にご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
栗原佑卓 委員長 ご異議なしと認めます。
よって、
牧野委員が副
委員長に選任をされました。
それでは、席の移動をいたしまして、副
委員長より就任のご挨拶を
お願いしたいと思います。
◆牧野けんじ 副
委員長 ただいま選任いただきました、副
委員長とさせていただきます牧野でございます。
ちょっと急遽の対応になりましたけども、
栗原委員長と一緒に円滑な運営に努めてまいりたいと思います。よろしく
お願いいたします。
○
栗原佑卓 委員長 それでは、本日の案件に入ります。
本日はご案内のとおり、今年度行ってまいりました本
委員会の活動を踏まえての
意見交換を行います。
本
委員会の
調査項目に関連する範囲で、各委員からご意見・ご感想などをご発言いただきたいと思いますので、よろしく
お願いをいたします。
それでは、ご意見・ご質問ございましたら、どうぞ挙手のほうよろしく
お願いを申し上げます。
◆
川瀬泰徳 委員 質問もするのも、よろしいですか。
○
栗原佑卓 委員長 質問でも構いませんし、今年度の
活動範囲内であれば質問も構いません。
◆
川瀬泰徳 委員 この今年の
災害対策・
街づくり推進特別委員会のこの活動については、
委員長におかれましては、いろいろと
コロナ禍の中での
委員会運営ということで、なかなか行けない状況でありましたけれども、視察のほうもいろいろ配慮しながら取っていただいたりしたことに、心より感謝をいたしておりまして、大変ありがたいとこのように思っています。
私が今ちょっと思っていますのは、この
災害対策・
街づくり、特に
災害対策という観点からは、今後の
江戸川区を考えたときに重要な問題というのが、先日、
小池都知事に
斉藤区長がお話をされた今回は2週間水が引かないという、それを3日間で引けるような区にしたいということで、
ポンプ場、
排水機場ですね、これの話を
小池都知事に区長がされたということを聞きましたけれども、今後の
江戸川区の
災害対策という観点からは非常にこの点がやはり大事なことになってくると、そういうふうに思っています。
来年1月に春日部
市のこの
水害対策の
首都圏外郭放水路のところを視察に行く予定になっておりますけれども、一度私も行ったことありますけれども、本区にとってもこの水害の対策は今後どのようにするのかというのは、非常にこれからの重要なことであるとこういうふうに思うのですけれども、
担当所管、
執行部のほうからは、そのことについて今こういう
手だてがあるということは言えないと思うのですけれども、こういう状況についてどういうふうにお考えになっているのかというのを、ちょっとお聞きさせていただきたいと思います。
◎
立原直正 土木部長 今、
川瀬委員からお話ございました
ポンプ排水の
機能強化といいましょうか、非常に重要な課題であるというふうに認識しておりまして、今お話ございましたとおり、10月には区のほうの要望として区長から直接
小池知事にお伝えもさせていただいているところであります。
お話のありましたとおり、
万が一外郭堤防が破堤したときには、2週間以上水に浸かってしまうであろうということが想定されています。
広域避難等を推進をしようということでありますが、一方では
垂直避難というところもしっかりとその視野に入れつつ、とすると排水をできるだけ短くしてドライな形にする必要があるというところでございます。それも目標として3日間籠城といいましょうか、というところで3日間で何とか排水できないだろうかと、そこを目標にということで今いろいろ
働きかけをしています。
具体的に申し上げますと、
江戸川区には
公共下水道施設の
ポンプ場があります。一方、
河川排水、例えば旧中川の
上流下流に木下川の
排水機場ですとか小名木川の
排水機場はございますが、この
河川排水としての
排水機場がございます。この河川のほうは、具体的には
江戸川区の一番の
リスクであります
高潮対策潮位APプラス5.1という高さになりますが、これに対応する
耐水化がなされています。ですので、稼働がなされるということが期待されます。一方、
下水道の
ポンプ場につきましては、3.11以降の東京都の
被害シミュレーションに基づいて、想定される津波高さで
万が一堤防が壊れてしまったときに襲われる水位ということで、
APプラス3.7という高さに対しては
耐水対策を満足しようということで、その対応は既に終えていただいています。ただ、先ほど申し上げました最悪の
リスクである
高潮対策潮位、ここにはまだ到達していないという状況でございまして、そうした場合に
下水道の
ポンプ場が、高潮で仮に襲われたときにもしっかりと稼働するようにということです。この
耐水化をさらに進めてほしいというところが
要望事項でございます。実際に区長からもそういう強く要望させていただいておりますし、今般の都議会などでも取り沙汰されていて、東京都の内部においてその
下水道ポンプに関する検討を今後していくというようなことも答弁の中で出ているというふうに聞き及んでおります。
いずれにいたしましても、我々
実務レベルでも当然ですけれども、この
ポンプ施設の
耐水化推進、これはしっかりと強く強くあらゆる機会を捉えて要望してまいりたいと、このように考えております。
◆
川瀬泰徳 委員 今、答弁いただきましたけれども、区長は選ばれない
江戸川区に今そういう心配があると、そういう状況がある。やはり水害の対策で2週間ここでもう水が引かないということが一つの要因にもなっているのではないのかと。3日間で抜ければ、
垂直避難という考え方もできてという、そういうふうなことだと思うのですけれども、これ今後のこの本
特別委員会にとっても非常に重要な課題であるというには認識しておりますので、私もしっかりと勉強したいなとは思っているのですけども、いかんせん東京都の話だからということで、何かこの靴の上から足をかくような、こちらはもう要望するばっかり、もう何とかしてくれ何とかしてくれということで、当の東京都がなかなか動かないということが、例えば
都県橋なんかでもそういうふうな状況があったわけなのですけども、同じことでありませんけど、何とか本区で、要するに
自分たちで何とかできるような
手だてというのがないのかというのを思ったりするのですけども、なかなかちょっといろいろな制度的なこととか等々、難しい部分があると思いますけれども、これ非常に要するに
江戸川区にとって大事な話なので、本
特別委員会にとっても非常に重要な話だと思いますので、私も今後ともしっかりと勉強させていただきたいと思っていますので、よろしく
お願いいたします。
◆
鹿倉勇 委員 おはようございます。よろしく
お願いいたします。
これ年度の途中ではございますが、今この概要、今年度の
委員会の活動を少し振り返ってみますと、この4月にまずは
防災危機管理室の課長からお話がありました
江戸川区の
災害対策について、本区では昨年大きな台風19号の上陸がありましたので、水害に対して
本当関心が強いところでございますので、本区の概要が本当よく分かりました。
また、ライフラインの一つの
金町浄水場ですか、こちらのほうの
災害対策について視察を兼ねて伺いをさせていただきまして、
自家用発電設備や配水管の
耐震設備、その辺のお話をお伺いさせていただいたり、また南小岩六丁目こちらの市街地開発見学させていただいて、本当魅力ある
まちづくりが進んで行くなとわくわくをさせていただきました。またこれから、
首都圏の
外郭放水路、本当にサンシャインを横にしたような
放水路見学があったり、行徳のほうに行ったりと、非常に期待しているところでございます。
そんな中、強いて伺うとすれば、先ほど
川瀬委員からもお話がありましたとおり、これ区民の
皆さんがこの水害に対して非常に関心が強いところだと思います。本区では
令和元年5月にこれ
全戸配布で
ハザードマップを配布しておりますが、今回の4月にお話を聞いた
災害対策その辺を踏まえて、この問題点の更新だとか変更に対して改めて作成するだとかそういったお考えはあるのかどうか、ちょっとその辺をお聞かせ願いたいと思います。
◎
本多吉成 防災危機管理課長 今ご質問ありました
ハザードマップの改訂につきましては、今お話ありました
東日本台風に関してこの
ハザードマップということで改訂ということは考えておりませんけれども、一つ来年度に向けて改訂を一部考えておるところがございます。
内水のところの
浸水予想区域図に関しましては、現在
計画規模、いわゆる200年に一度起こると言われておる想定でつくられております。今年の3月に
江東内部河川の内水その
浸水想定区域が
最大規模のものができました。今回この3月に東京都のほうでですが、中川・
綾瀬川の流域についての内水の
浸水予想区域図の
最大規模のがつくられる予定になっております。それを踏まえて、その
江東内部河川と中川・
綾瀬川のところが出ますと、
江戸川区全域がそろうということになりますので、これを合わせた形で改めて
浸水想定区域図をつくらせていただいて、改訂をしていきたいと思っております。これにつきましては差し替えのページをご用意をして、
皆様方にご覧いただくような形を考えております。
◆
鹿倉勇 委員 やはりそういった新しい情報を
ハザードマップにどんどん盛り込んでいただきまして、区民の
皆さんの不安が一つでも解消できるように進めていただきたいと要望させていただきたいと思います。
◆
小林あすか 委員 おはようございます。よろしく
お願いいたします。
私から、特に質問というわけではなくて意見になるのですけれども、今
鹿倉委員からもありました
ハザードマップに関しては、やはりたくさん報道されたりとか注目浴びているので、かなりその
キャッチーな見出しというところで、区民の方々、ふだん関心持っていなかった方もやっぱりちょっとぱっと目にするというところでは、すごくいろいろご意見あるかなとは思うのですけれども、私の周りの方々に関心を持ってもらう、まずは知ってもらうというところではすごく良かったかなと思っております。
その中で、途中、
委員会のときにもお話ししたのですけど、自助・共助・公助という言葉があるのですけれども、やはりこの
コロナ禍で、例えば地震だったりいろんな災害というのはいつ起こるか分からないというところで、多分
皆さん課題は持ってらっしゃるかと思うのですけれども、ではどこまで自助をやっているかというところは、なかなかしっかりやっていらっしゃる方、それも
江戸川区だけではなくて、恐らく日本全国的な問題だとは思うのですけれども、ちょっと課題が残るかなと思っております。
なので、これからはやはりどうやって自助の意識を高めていくかというところで、すごくこの
ハザードマップで
キャッチーなこうぱっとみんなが関心を持つようなものをつくってくださったところもあるので、これからはまず自助という部分でどう広めていくかという点が1点と、恐らくもう一点の共助に関しては、やはり
江戸川区外に働いていらっしゃる方がいらっしゃるところで、私の周りの30代、40代というところの世代には、あと20代の世代にはなってくるのですけど、やはり地域の活動というところで、やっぱり余り関心持っていなかったり、実際何か起こったときに恐らく地域の方々と手を取らなければいけないとは思っているのですけれども、そこに自分がどうやって関わっていけばいいのかというところが、すごくそのまた新しく越してきていらっしゃる方も多いので、だったらもう自分で自助でどうにかしようかな、または民間の力借りようかなというところで、せっかくある地域力が生かされないというところがあるので、ここもできればこれから地域の方々と、いわゆるそういう今までちょっと
余り地域とパイプが薄かったところの層を結んでいくことによって、今回、
委員会中では特に多くは出なかった消防団の人員のことだったりも、何か解決ができるのではないかなと思っているところでございます。
あともう一点は、やはり被災したときに
避難所になるところでの課題もかなり多いということを聞いております。いろんな課題を持たれた方が集まる場所であるので、一部では
江戸川区でもいろいろお子様を持った
お母さん方がこう活動されていたりとか、あとはそんなやっぱり身体的にちょっと課題がある方が独自にこう支援されていたりというところがあるので、だからその被災者の声をしっかり聞けというようなことを私も
勉強会で聞いておりますので、ちょっと先のことでなかなか難しいかなとは思うのですけども、細かい配慮というところでは実際に課題があったりとか、ケアしていかなければいけないなという方々の、この今何もない時期にこれから聞いていかなければいけないのかなというところで考えております。
あと、先日見た小岩駅の周辺と、やっぱり街がきれいになったりとか、
あと都市計画で見させていただきました道路がきれいになったりというところは、やはり区民の方々も自分の街を守りたいとか、好きになるというところではすごく良い事業かなと思いますので、引き続きよろしく
お願いします。
○
栗原佑卓 委員長 そのほか、ございますでしょうか。
◆
間宮由美 委員 まず視察に行ったところについて申し上げます。
金町浄水場の視察においては、東京都の水道水がおいしいというその理由がよく分かりました。
江戸川の水を浄水していく幾つもの過程としてのオゾンでの処理、
生物活性炭での吸着、
高度浄水処理と言われる方法が行われて、カビ臭や
アンモニア臭は100%除去できているとのことでした。しかし、
合成洗剤に使われる
界面活性剤については80%、トリハロメタンについては60%の除去ということでした。ただ、東京都の下水に流れるそのような洗剤そのほかは
下水処理施設のほうで浄化されて、それ自体が飲み水に使われることはないということでしたので、そこにも安心感がございました。しかし気になったのは、上流域に暮らす
人たちの
下水処理施設がない地域のものが川に流れて、それが
江戸川に流れ込んでくるとのお話もございました。今後、そこについてはさらに考えていきたいと思ったところです。また、
江戸川区内には8か所ある災害時
給水ステーションですが、知らなかったという方もまだまだ多いので、
お知らせを強めなければと思った次第です。
次に、小岩駅周辺の
まちづくりと再
開発事業についての視察では、まず再開発に至る理由のご説明がございました。再開発というと、ともすれば否定的に捉えられる向きもございます。しかし、示された
総武線沿線の
年間購買額の推移、これは非常に分かりやすいものでした。また、この地域では
高齢化が進んでコミュニティを継続するための若い世代が減少していること、さらに狭い道路が多いこと、老朽化した
木造住宅の密集など、様々な指標から読み解いて小岩駅周辺の再開発となったとのことで、改めて再開発後のこの地域を応援したいと思える施設となりました。
座学における
災害対策について申し上げます。昨年の台風19号から具体的に対策が進んでいることをご報告いただきました。そして、その後も具体的に進められていることが幾つもございます。例えばその一つが、
地区防災計画だと思います。災害を自分事として捉える。そのためにも、各町会を軸としてつくり上げていく
地区防災計画、これは非常に大きな役割を持つものだと思います。先月の11月には
谷河内南町会さんが、この計画に向けてのキックオフともいえる
説明会を開かれました。今後も、この計画をつくり上げるためには各町会への
働きかけが重要になりますが、そこで核となってくれるだろう
人たちが、先日の本会議でも述べました
ボランティアセンターの講座を受けた方々です。ぜひ力を貸してもらえるように、つないでいただければと思います。
また、具体的に進められているもう一つに、
福祉避難所の件がございます。これまで二次
避難所であった
福祉避難所を、一次
避難所として開設するために、10月にはその
避難所を使う必要のある方々へ
意向調査をしてくださいました。1,400名の対象者への
意向調査の結果、876名からの回答があったということでした。今後考えていく幾つかの課題も、そこから見えてきたと思います。例えばその
一つ目は、回答のなかった約500名の方々、この方々についてどうしていくのかということ、また二つ目には、
福祉避難所における
ペットについてどう考えるかです。この
調査書が来た時点で、
ペットを連れていかれないのであれば
自分たちは家に残るという選択をしなければならないという、そういったご相談もいただいています。これについては、今後考えていく必要があると思います。また三つ目には、先日の
福祉健康委員会で
佐々木委員からもご意見があったところなのですが、現在その
福祉施設を利用されている方々、この方々の
避難場所をどう考えるかということです。
委員会の中では、それは近くの
避難所にその方々には行っていただくという方向が出ている、それが示されたのですけれども、でもそれで本当に良いのだろうかとも思います。やはりその施設を今現在使っていらっしゃる方々も安心して避難ができるために、もう少し検討が必要なのではないかなと思ったところです。
区民の命を守り抜くというためにも、今後も啓発はもとより、区民とともに取り組む姿勢を貫いていただければと存じます。
○
栗原佑卓 委員長 よろしいですか。
◆
田島寛之 委員 まだ途中の段階でありますけども、
委員長をはじめ
皆様方のおかげで、視察・座学と非常に有意義な
委員会活動を送れているものと感じております。
視察に関しましては、
金町浄水場、そして小岩駅再
開発事業と行かせていただいたわけでありますが、
災害対策につきましては、先ほど
川瀬委員のほうから排水の問題もありましたけども、地震・水害など近年区民が非常に関心を持っておられる事項でありますし、区として、そして我々も含め、今後も力を入れて取り組まねばならないと、本
委員会の活動を通しまして改めて認識させられているところでございます。小岩駅再
開発事業につきましては、今回私自身、慣れ親しんだ町の変化に期待を感じた一方、これから町の景観を含め、あらゆる面で変化が生じていくのだなと感じました。
物事というのは、
一つ距離を取って見てしまえばいい部分ばかり見てしまいますけれども、その場に住まわれる方、商いをされる方、そして当事者にとってみれば、当然に重要な問題であるかと思います。区としても今まで当然のことながら、そこら
辺かなり注意をして区民と接してきたとは思いますけども、今後も区民としっかりコミュニケーションを取りながら、できる限り多くの方が前を向いて歩こうと思えるような
まちづくりを進めていただきたいなと、意見として申し述べさせていただきまして、終わります。
○
栗原佑卓 委員長 そのほか、ございますでしょうか。
◆
川口俊夫 委員 年明けの視察2回、
大変楽しみにしておりますので、どうぞよろしく
お願いいたします。
ところで今、我が
江戸川区、大変残念なことに徐々に人口が減ってきている。微減ではありますけど減る。私たちは安心安全の
まちづくりを進め、災害に強い
まちづくりを進めることによって、区民の
皆様方の
永住意向を高めていく、これ大変重要なことだろうと思っております。今さらながらの話でございますが。しかし、一方において、
不要不急の
公共事業は後回しだ先送りだというようなことが過去にも何度もあったわけでございますし、そういう議論が今現在でもないわけではありません。そういう意味で、ぜひ今後の区民の
皆様方の安心安全を守ることと、
定住意向を高めていくことを含めて、そういう災害に強い
まちづくりの投資をしっかりやっていくんだという決意を一つお聞かせをいただきたいと思います。
それから次の質問でございますが、今、学校の監査でいろんな学校回らせていただいています。
監査項目の中に
避難所開設についての項目がありまして、それぞれいろいろな状況をお聞かせをいただいていますが、順調にいっているところと、まだまだなかなか進まないというところがあります。それはやむを得ないかなとは思いますが、幸か不幸か昨年、私たちは大変な経験をしまして、機運が今盛り上がっているところでございまして、学校も地域の方々も、
避難所開設については
大変意識が高くなっている状況でございますから、この機を捉えて、一気呵成にこの
避難所開設に関する
協議会、しっかりそれぞれの地域、
学校中心にして進めてもらいたいと思いますが、その辺のお考えをお聞かせをいただきたいと思います。
それからもう一つ、先ほど
土木部長から、
高潮対策は大変重要な案件だということでお話がありました。私もその
当該エリアに住んでおりますから、もう特に意識をしているのですけれども、さきの
総合防災訓練ではドローンが有効に活用されて、大変いい映像をしっかり見させていただきました。また昨年、
東京アンテナとの契約で、
監視カメラも設置をするということになっておりますけれども、そういったものが逐次進捗をしているとは思いますが、その辺の状況をちょっとお聞かせいただき、以上3点、恐れ入りますがよろしく
お願いします。
○
栗原佑卓 委員長 質問3点ございましたけれども。
◎
本多吉成 防災危機管理課長 まず1点目の定住ということでございますが、やはり
江戸川区水害に対して脆弱な地勢だというところはございます。いわゆる自然に対する脅威というところはございますが、裏を返せば自然の恵みを同時に恩恵を受け賜っているというところもございます。そういったことを、
皆様方にそちらの部分もきっちりと説明をして、
江戸川区住んでもいいところですというところもきっちり災害と併せて説明をさせていただき、ご理解いただきたいと思っております。さらには災害が起こった際、またはその供えに対しては、しっかり我々公共側、行政側として備えるとともに、地域の
皆様方に自助・共助の力を借りて、一丸となってこの災害乗り切るということを示していきたいと思っております。
飛ばしまして、3番目のドローンと関係で協定を結んだ
東京アンテナの
監視カメラのことにございますが、現在まず1か所を設置を完了しております。旧
江戸川の河口部に今設置をしておりまして、そちらについては完成をしているところです。残り3か所、新中川等々に見れる形で設置をする準備を今しておりますので、今年度中には4か所全て完了する予定でございます。この
監視カメラは、来年度から見れるようにはしたいと思っておりますので、よろしく
お願いいたします。
◎山田康友 地域防災課長
避難所運営についてのご質問でございます。
避難所ですけど、避難者が自主的に運営することで、
避難所で秩序だった生活が行われるようになるということで、
避難所運営
協議会の推進に取り組んでいるところでございます。今の
災害対策に対する区民の皆様の機運が高まっている状況を生かして、地域、学校のご理解をいただきながら、しっかりと進めてまいりたいと思っております。ただ同時に、新型コロナの感染状況もございますので、それに配慮しながらしっかりとやっていきたいというふうに考えております。
◎
立原直正 土木部長 都市基盤整備の観点から少しだけちょっと触れさせていただきますが、先ほど安全安心
まちづくりということでお話ございました。私どものほうで具体的にはその公共的な空間、道路ですとか、河川ですとかというところを携わらせていただいております。都市計画道路、それから区画整理、それから橋梁の整備、こういった投資的な物理的に物事をつくるということもそうですし、日々の1,000キロメートルを超える道路の維持管理、483ある公園の管理、こういったことも含めて、全てが災害に強い安全安心の
まちづくりにつながる事業であるというに、そのように思っております。当然このことをしっかりと履行していくといいましょうか、取り組むことが区民の安全安心につながるものと思っておりますので、引き続きしっかりと取り組んでまいりたいと思っております。
◎須田賢治
まちづくり推進課長 今、災害に強い
まちづくりということで、景気に左右されがちな
公共事業というお話ございましたが、私ども今、密集事業9地区、それから不燃化特区4地区で取組みを行っておりますが、確かに
まちづくりというのは一般的には景気に左右されがちというふうに言われております。ただ、やはりこの事業は10年から20年、非常に長い期間がかかって、過去においてもいろいろ景気変動がありまして、その都度いろいろな工夫をしながらやってきたというようなところでございます。一番やっぱり大事なことは、安定的にそれどう進めていくかということなのですけれども、一つはやはりその執行体制というのをきちんと引き継いでいくというようなこと、それからやはり財源確保きちんとしていくと、両輪でございます。そのために、今、
江戸川区に用地取得基金というものがございまして、その基金で一旦取得しておいて、財源がつき次第予算化していくというようなことで、今後引き続き1件1件、やっぱり生活再建一緒に考えていかなければいけませんので急いではできませんけれども、着々と行っていきたいと思っております。
◆
川口俊夫 委員 重責を担っておられるわけでございますので、しっかり進めていただきたいと思います。
そこで一つだけ、経験談をちょっとだけお話をさせていただきたいと思います。おこがましくて恐縮でございますが、阪神淡路大震災のときでございますが、現地を視察をさせていただきました。発災後1週間ぐらいだったかと思います。まだ煙の匂いが街中残っているような、そういう状況でございまして、今、我が
江戸川区でも進めております
木造住宅密集地域細街路の拡幅、火除地の確保、そういったものを必要だということを実感をしたところでございまして、街の中を2日間にわたってずっと歩き回りましたら、本当に道が通れない状態、そういうのがいっぱいありました。ということを経験してるものですから、今、
江戸川区が進めるものをどんどん順調にいけばいいなと、そういうふうに思っています。
もう一点、実は淀川左岸の堤防が物の見事に粉砕をされていました。液状化現象です。川の水がもうあふれんばかりだったのですが、幸いなことに1月の渇水期だったものですから水があふれることはありませんでしたけれども、仮に5月、6月増水期だったら間違いなく水あふれていたと思います。今どうなっているかというと、そこはスーパー堤防できれいに整備されています。地権者が少なかったということもあるでしょうけれども、そういったビフォーアフターが実に見事な淀川左岸の状況でございますので、これも私が
江戸川区にとっての大変一つのいい参考になるなというふうに思っています。
ぜひ、いろんな
皆さん方もそれぞれお立場で知見も広げておられるとは思いますが、ぜひ過去のそういう実例についても検証していただいて、
江戸川の将来に向けてのご努力を、改めて
お願いをしたいと思います。
○
栗原佑卓 委員長 そのほか、ございますでしょうか。
◆牧野けんじ 副
委員長 今まだ中間ということですけども、視察という点でも新型コロナの感染の状況の中でしたけども、2か所視察をさせていただきまして、感謝申し上げたいと思います。
金町浄水場については、非常にセキュリティも厳しいという中であったり、それから南小岩の再開発ビルについても、まだ工事の途中という段階でしたけども、視察をさせていただいたということで、議会ならではの視察をさせていただいたと思っています。その中で、再開発ビルについてですけども、やはり各委員からも水害への対応ということお話がありましたけども、様々に
水害対策が取られているということ、地下の貯留の施設についてもご紹介をいただきまして、今後やはりそういった対応も留意されて事業進められるということが、それの一端をかいま見ることができてよかったと思います。一方で、小岩のまちがやはりがらっと、この再開によって変わってくるというところで、これまでの小岩の
まちづくりに貢献されてきた方々への影響ということも、やはり心配の一つとしてはあります。そういったところにも引き続き留意をしていただきたいというふうに思っています。
それから、座学のほうでは、
江戸川区のこの間の
災害対策について総括的にお話をいただいたことと、それから都市交通、とりわけバス交通について詳しくこの間の取組みをご紹介いただきました。コミュニティ交通、コミュニティバスということで、この間、区議会でも話題として再三取り上げられてきましたけども、いよいよ具体的な検討が始まっているということ、かなり詳細にご紹介をいただきまして、その後もモデル地区を定めて、今アンケートなども取られているというふうに伺っております。引き続きこの
委員会も含めて議会のほうにもどのような経過であるかということは逐次
お知らせをいただいて、共有をさせていただければというふうに思っています。
それで、防災の対策についてですけども、この間、先ほどもこの2週間取り残されるという部分から、この日にちを少し短くしていくような中で、
垂直避難ということもあり得るのではないかというようなお話もありましたけども、やはり台風19号の経験をして、この経験を踏まえた上でアップデートを図っていくということができるという、今そういう条件にあるかと思いますので、この
垂直避難だとか、それから新型コロナの対応では、在宅避難というような言い方もされていると思うのですが、このあたりを区民の
皆さんに周知していくということに当たっては、今まではやはり、「ここにいてはダメです」に象徴されるように広域避難ということがかなり強く打ち出されていたかと思うのですが、今後この
垂直避難だとか在宅避難という考え方について、区民の
皆さんにどういうふうに周知されていくのか、ちょっとお考え方があれば
お知らせいただければと思います。1点だけ。
◎
本多吉成 防災危機管理課長 今、いわゆる台風の規模によりまして、その避難の行動の仕方が違うというところでございます。