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令和2年12月 行財政改革・都市戦略特別委員会−12月16日-07号
令和2年12月 災害対策・街づくり推進特別委員会−12月16日-07号

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  1. 江戸川区議会 2020-12-16
    令和2年12月 災害対策・街づくり推進特別委員会−12月16日-07号


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    最終取得日: 2021-10-03
    令和2年12月 災害対策街づくり推進特別委員会−12月16日-07号令和2年12月 災害対策街づくり推進特別委員会 令和2年12月災害対策街づくり推進特別委員会会議録 ●日時 令和2年12月16日(水) ●開会 午前10時00分 ●閉会 午前10時46分 ●場所 第1委員会室出席委員(11人)   栗原佑卓  委員長   牧野けんじ 副委員長   田島寛之  委員   小林あすか 委員   鹿倉 勇  委員   間宮由美  委員   窪田龍一  委員   高木秀隆  委員   田中淳子  委員   川瀬泰徳  委員   川口俊夫  委員
    欠員(1人) ●欠席委員(0人) ●執行部   山口正幸 危機管理室長   眞分晴彦 都市開発部長   室井邦昭 都市開発部参事   立原直正 土木部長   田中正淳 土木部参事   高橋博幸 土木部参事    外、関係課長事務局    書記 山沢克章案件  1 副委員長互選  2 視察等についての意見交換  3 執行部報告    八蔵橋交差点改良工事お知らせ                      (午前10時00分 開会) ○栗原佑卓 委員長 ただいまから、災害対策街づくり推進特別委員会開会いたします。  署名委員に、田島委員川口委員お願いいたします。  新型コロナウイルス感染症対策につきましては、引き続き実施をしていきますので、マスクなどの着用をお願いいたします。  また、各委員及び執行部皆様発言につきましても、明確で簡潔なご発言をしていただき、開会時間が長くならないように努めていただきたいと思いますので、ご協力をお願いいたします。  はじめに、副委員長欠員となりましたので、これより副委員長互選を行います。互選方法は、いかがいたしますか。           〔「指名推選」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 指名推選とのことですが、ご異議ございませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 それでは、副委員長互選指名推選によることにいたします。指名方法いかがいたしますか。           〔「委員長一任」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 委員長一任とのことですが、ご異議ございませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 それでは、委員長より指名をしたいと思います。  副委員長牧野委員指名したいと思います。  ただいまの指名にご異議ございませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 ご異議なしと認めます。  よって、牧野委員が副委員長に選任をされました。  それでは、席の移動をいたしまして、副委員長より就任のご挨拶をお願いしたいと思います。 ◆牧野けんじ 副委員長 ただいま選任いただきました、副委員長とさせていただきます牧野でございます。  ちょっと急遽の対応になりましたけども、栗原委員長と一緒に円滑な運営に努めてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○栗原佑卓 委員長 それでは、本日の案件に入ります。  本日はご案内のとおり、今年度行ってまいりました本委員会活動を踏まえての意見交換を行います。  本委員会調査項目に関連する範囲で、各委員からご意見・ご感想などをご発言いただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  それでは、ご意見・ご質問ございましたら、どうぞ挙手のほうよろしくお願いを申し上げます。 ◆川瀬泰徳 委員 質問もするのも、よろしいですか。 ○栗原佑卓 委員長 質問でも構いませんし、今年度の活動範囲内であれば質問も構いません。 ◆川瀬泰徳 委員 この今年の災害対策街づくり推進特別委員会のこの活動については、委員長におかれましては、いろいろとコロナ禍の中での委員会運営ということで、なかなか行けない状況でありましたけれども、視察のほうもいろいろ配慮しながら取っていただいたりしたことに、心より感謝をいたしておりまして、大変ありがたいとこのように思っています。  私が今ちょっと思っていますのは、この災害対策街づくり、特に災害対策という観点からは、今後の江戸川区を考えたときに重要な問題というのが、先日、小池都知事斉藤区長お話をされた今回は2週間水が引かないという、それを3日間で引けるような区にしたいということで、ポンプ場排水機場ですね、これの話を小池都知事区長がされたということを聞きましたけれども、今後の江戸川区の災害対策という観点からは非常にこの点がやはり大事なことになってくると、そういうふうに思っています。  来年1月に春日部市のこの水害対策首都圏外郭放水路のところを視察に行く予定になっておりますけれども、一度私も行ったことありますけれども、本区にとってもこの水害対策は今後どのようにするのかというのは、非常にこれからの重要なことであるとこういうふうに思うのですけれども、担当所管執行部のほうからは、そのことについて今こういう手だてがあるということは言えないと思うのですけれども、こういう状況についてどういうふうにお考えになっているのかというのを、ちょっとお聞きさせていただきたいと思います。 ◎立原直正 土木部長 今、川瀬委員からお話ございましたポンプ排水機能強化といいましょうか、非常に重要な課題であるというふうに認識しておりまして、今お話ございましたとおり、10月には区のほうの要望として区長から直接小池知事にお伝えもさせていただいているところであります。  お話のありましたとおり、万が一外郭堤防が破堤したときには、2週間以上水に浸かってしまうであろうということが想定されています。広域避難等推進をしようということでありますが、一方では垂直避難というところもしっかりとその視野に入れつつ、とすると排水をできるだけ短くしてドライな形にする必要があるというところでございます。それも目標として3日間籠城といいましょうか、というところで3日間で何とか排水できないだろうかと、そこを目標にということで今いろいろ働きかけをしています。  具体的に申し上げますと、江戸川区には公共下水道施設ポンプ場があります。一方、河川排水、例えば旧中川上流下流に木下川の排水機場ですとか小名木川の排水機場はございますが、この河川排水としての排水機場がございます。この河川のほうは、具体的には江戸川区の一番のリスクであります高潮対策潮位APプラス5.1という高さになりますが、これに対応する耐水化がなされています。ですので、稼働がなされるということが期待されます。一方、下水道ポンプ場につきましては、3.11以降の東京都の被害シミュレーションに基づいて、想定される津波高さで万が一堤防が壊れてしまったときに襲われる水位ということで、APプラス3.7という高さに対しては耐水対策を満足しようということで、その対応は既に終えていただいています。ただ、先ほど申し上げました最悪のリスクである高潮対策潮位、ここにはまだ到達していないという状況でございまして、そうした場合に下水道ポンプ場が、高潮で仮に襲われたときにもしっかりと稼働するようにということです。この耐水化をさらに進めてほしいというところが要望事項でございます。実際に区長からもそういう強く要望させていただいておりますし、今般の都議会などでも取り沙汰されていて、東京都の内部においてその下水道ポンプに関する検討を今後していくというようなことも答弁の中で出ているというふうに聞き及んでおります。  いずれにいたしましても、我々実務レベルでも当然ですけれども、このポンプ施設耐水化推進、これはしっかりと強く強くあらゆる機会を捉えて要望してまいりたいと、このように考えております。 ◆川瀬泰徳 委員 今、答弁いただきましたけれども、区長は選ばれない江戸川区に今そういう心配があると、そういう状況がある。やはり水害対策で2週間ここでもう水が引かないということが一つの要因にもなっているのではないのかと。3日間で抜ければ、垂直避難という考え方もできてという、そういうふうなことだと思うのですけれども、これ今後のこの本特別委員会にとっても非常に重要な課題であるというには認識しておりますので、私もしっかりと勉強したいなとは思っているのですけども、いかんせん東京都の話だからということで、何かこの靴の上から足をかくような、こちらはもう要望するばっかり、もう何とかしてくれ何とかしてくれということで、当の東京都がなかなか動かないということが、例えば都県橋なんかでもそういうふうな状況があったわけなのですけども、同じことでありませんけど、何とか本区で、要するに自分たちで何とかできるような手だてというのがないのかというのを思ったりするのですけども、なかなかちょっといろいろな制度的なこととか等々、難しい部分があると思いますけれども、これ非常に要するに江戸川区にとって大事な話なので、本特別委員会にとっても非常に重要な話だと思いますので、私も今後ともしっかりと勉強させていただきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。 ◆鹿倉勇 委員 おはようございます。よろしくお願いいたします。  これ年度の途中ではございますが、今この概要、今年度の委員会活動を少し振り返ってみますと、この4月にまずは防災危機管理室の課長からお話がありました江戸川区の災害対策について、本区では昨年大きな台風19号の上陸がありましたので、水害に対して本当関心が強いところでございますので、本区の概要が本当よく分かりました。  また、ライフラインの一つ金町浄水場ですか、こちらのほうの災害対策について視察を兼ねて伺いをさせていただきまして、自家用発電設備配水管耐震設備、その辺のお話をお伺いさせていただいたり、また南小岩六丁目こちらの市街地開発見学させていただいて、本当魅力あるまちづくりが進んで行くなとわくわくをさせていただきました。またこれから、首都圏外郭放水路、本当にサンシャインを横にしたような放水路見学があったり、行徳のほうに行ったりと、非常に期待しているところでございます。  そんな中、強いて伺うとすれば、先ほど川瀬委員からもお話がありましたとおり、これ区民皆さんがこの水害に対して非常に関心が強いところだと思います。本区では令和元年5月にこれ全戸配布ハザードマップを配布しておりますが、今回の4月にお話を聞いた災害対策その辺を踏まえて、この問題点の更新だとか変更に対して改めて作成するだとかそういったお考えはあるのかどうか、ちょっとその辺をお聞かせ願いたいと思います。 ◎本多吉成 防災危機管理課長 今ご質問ありましたハザードマップ改訂につきましては、今お話ありました東日本台風に関してこのハザードマップということで改訂ということは考えておりませんけれども、一つ来年度に向けて改訂を一部考えておるところがございます。  内水のところの浸水予想区域図に関しましては、現在計画規模、いわゆる200年に一度起こると言われておる想定でつくられております。今年の3月に江東内部河川内水その浸水想定区域最大規模のものができました。今回この3月に東京都のほうでですが、中川綾瀬川の流域についての内水浸水予想区域図最大規模のがつくられる予定になっております。それを踏まえて、その江東内部河川中川綾瀬川のところが出ますと、江戸川区全域がそろうということになりますので、これを合わせた形で改めて浸水想定区域図をつくらせていただいて、改訂をしていきたいと思っております。これにつきましては差し替えのページをご用意をして、皆様方にご覧いただくような形を考えております。 ◆鹿倉勇 委員 やはりそういった新しい情報をハザードマップにどんどん盛り込んでいただきまして、区民皆さんの不安が一つでも解消できるように進めていただきたいと要望させていただきたいと思います。 ◆小林あすか 委員 おはようございます。よろしくお願いいたします。  私から、特に質問というわけではなくて意見になるのですけれども、今鹿倉委員からもありましたハザードマップに関しては、やはりたくさん報道されたりとか注目浴びているので、かなりそのキャッチーな見出しというところで、区民方々、ふだん関心持っていなかった方もやっぱりちょっとぱっと目にするというところでは、すごくいろいろご意見あるかなとは思うのですけれども、私の周りの方々関心を持ってもらう、まずは知ってもらうというところではすごく良かったかなと思っております。  その中で、途中、委員会のときにもお話ししたのですけど、自助・共助・公助という言葉があるのですけれども、やはりこのコロナ禍で、例えば地震だったりいろんな災害というのはいつ起こるか分からないというところで、多分皆さん課題は持ってらっしゃるかと思うのですけれども、ではどこまで自助をやっているかというところは、なかなかしっかりやっていらっしゃる方、それも江戸川区だけではなくて、恐らく日本全国的な問題だとは思うのですけれども、ちょっと課題が残るかなと思っております。  なので、これからはやはりどうやって自助意識を高めていくかというところで、すごくこのハザードマップキャッチーなこうぱっとみんなが関心を持つようなものをつくってくださったところもあるので、これからはまず自助という部分でどう広めていくかという点が1点と、恐らくもう一点の共助に関しては、やはり江戸川区外に働いていらっしゃる方がいらっしゃるところで、私の周りの30代、40代というところの世代には、あと20代の世代にはなってくるのですけど、やはり地域活動というところで、やっぱり余り関心持っていなかったり、実際何か起こったときに恐らく地域方々と手を取らなければいけないとは思っているのですけれども、そこに自分がどうやって関わっていけばいいのかというところが、すごくそのまた新しく越してきていらっしゃる方も多いので、だったらもう自分自助でどうにかしようかな、または民間の力借りようかなというところで、せっかくある地域力が生かされないというところがあるので、ここもできればこれから地域方々と、いわゆるそういう今までちょっと余り地域とパイプが薄かったところの層を結んでいくことによって、今回、委員会中では特に多くは出なかった消防団の人員のことだったりも、何か解決ができるのではないかなと思っているところでございます。  あともう一点は、やはり被災したときに避難所になるところでの課題もかなり多いということを聞いております。いろんな課題を持たれた方が集まる場所であるので、一部では江戸川区でもいろいろお子様を持ったお母さん方がこう活動されていたりとか、あとはそんなやっぱり身体的にちょっと課題がある方が独自にこう支援されていたりというところがあるので、だからその被災者の声をしっかり聞けというようなことを私も勉強会で聞いておりますので、ちょっと先のことでなかなか難しいかなとは思うのですけども、細かい配慮というところでは実際に課題があったりとか、ケアしていかなければいけないなという方々の、この今何もない時期にこれから聞いていかなければいけないのかなというところで考えております。  あと、先日見た小岩駅の周辺と、やっぱり街がきれいになったりとか、あと都市計画で見させていただきました道路がきれいになったりというところは、やはり区民方々自分の街を守りたいとか、好きになるというところではすごく良い事業かなと思いますので、引き続きよろしくお願いします。 ○栗原佑卓 委員長 そのほか、ございますでしょうか。 ◆間宮由美 委員 まず視察に行ったところについて申し上げます。  金町浄水場視察においては、東京都の水道水がおいしいというその理由がよく分かりました。江戸川の水を浄水していく幾つもの過程としてのオゾンでの処理生物活性炭での吸着、高度浄水処理と言われる方法が行われて、カビ臭アンモニア臭は100%除去できているとのことでした。しかし、合成洗剤に使われる界面活性剤については80%、トリハロメタンについては60%の除去ということでした。ただ、東京都の下水に流れるそのような洗剤そのほかは下水処理施設のほうで浄化されて、それ自体が飲み水に使われることはないということでしたので、そこにも安心感がございました。しかし気になったのは、上流域に暮らす人たち下水処理施設がない地域のものが川に流れて、それが江戸川に流れ込んでくるとのお話もございました。今後、そこについてはさらに考えていきたいと思ったところです。また、江戸川区内には8か所ある災害給水ステーションですが、知らなかったという方もまだまだ多いので、お知らせを強めなければと思った次第です。  次に、小岩周辺まちづくりと再開発事業についての視察では、まず再開発に至る理由のご説明がございました。再開発というと、ともすれば否定的に捉えられる向きもございます。しかし、示された総武線沿線年間購買額の推移、これは非常に分かりやすいものでした。また、この地域では高齢化が進んでコミュニティを継続するための若い世代が減少していること、さらに狭い道路が多いこと、老朽化した木造住宅の密集など、様々な指標から読み解いて小岩周辺の再開発となったとのことで、改めて再開発後のこの地域を応援したいと思える施設となりました。  座学における災害対策について申し上げます。昨年の台風19号から具体的に対策が進んでいることをご報告いただきました。そして、その後も具体的に進められていることが幾つもございます。例えばその一つが、地区防災計画だと思います。災害自分事として捉える。そのためにも、各町会を軸としてつくり上げていく地区防災計画、これは非常に大きな役割を持つものだと思います。先月の11月には谷河内南町会さんが、この計画に向けてのキックオフともいえる説明会を開かれました。今後も、この計画をつくり上げるためには各町会への働きかけが重要になりますが、そこで核となってくれるだろう人たちが、先日の本会議でも述べましたボランティアセンターの講座を受けた方々です。ぜひ力を貸してもらえるように、つないでいただければと思います。  また、具体的に進められているもう一つに、福祉避難所の件がございます。これまで二次避難所であった福祉避難所を、一次避難所として開設するために、10月にはその避難所を使う必要のある方々意向調査をしてくださいました。1,400名の対象者への意向調査の結果、876名からの回答があったということでした。今後考えていく幾つかの課題も、そこから見えてきたと思います。例えばその一つ目は、回答のなかった約500名の方々、この方々についてどうしていくのかということ、また二つ目には、福祉避難所におけるペットについてどう考えるかです。この調査書が来た時点で、ペットを連れていかれないのであれば自分たちは家に残るという選択をしなければならないという、そういったご相談もいただいています。これについては、今後考えていく必要があると思います。また三つ目には、先日の福祉健康委員会佐々木委員からもご意見があったところなのですが、現在その福祉施設を利用されている方々、この方々避難場所をどう考えるかということです。委員会の中では、それは近くの避難所にその方々には行っていただくという方向が出ている、それが示されたのですけれども、でもそれで本当に良いのだろうかとも思います。やはりその施設を今現在使っていらっしゃる方々も安心して避難ができるために、もう少し検討が必要なのではないかなと思ったところです。  区民の命を守り抜くというためにも、今後も啓発はもとより、区民とともに取り組む姿勢を貫いていただければと存じます。 ○栗原佑卓 委員長 よろしいですか。 ◆田島寛之 委員 まだ途中の段階でありますけども、委員長をはじめ皆様方のおかげで、視察座学と非常に有意義な委員会活動を送れているものと感じております。  視察に関しましては、金町浄水場、そして小岩駅再開発事業と行かせていただいたわけでありますが、災害対策につきましては、先ほど川瀬委員のほうから排水の問題もありましたけども、地震・水害など近年区民が非常に関心を持っておられる事項でありますし、区として、そして我々も含め、今後も力を入れて取り組まねばならないと、本委員会活動を通しまして改めて認識させられているところでございます。小岩駅再開発事業につきましては、今回私自身、慣れ親しんだ町の変化に期待を感じた一方、これから町の景観を含め、あらゆる面で変化が生じていくのだなと感じました。  物事というのは、一つ距離を取って見てしまえばいい部分ばかり見てしまいますけれども、その場に住まわれる方、商いをされる方、そして当事者にとってみれば、当然に重要な問題であるかと思います。区としても今まで当然のことながら、そこら辺かなり注意をして区民と接してきたとは思いますけども、今後も区民としっかりコミュニケーションを取りながら、できる限り多くの方が前を向いて歩こうと思えるようなまちづくりを進めていただきたいなと、意見として申し述べさせていただきまして、終わります。 ○栗原佑卓 委員長 そのほか、ございますでしょうか。 ◆川口俊夫 委員 年明けの視察2回、大変楽しみにしておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  ところで今、我が江戸川区、大変残念なことに徐々に人口が減ってきている。微減ではありますけど減る。私たちは安心安全のまちづくりを進め、災害に強いまちづくりを進めることによって、区民皆様方永住意向を高めていく、これ大変重要なことだろうと思っております。今さらながらの話でございますが。しかし、一方において、不要不急公共事業は後回しだ先送りだというようなことが過去にも何度もあったわけでございますし、そういう議論が今現在でもないわけではありません。そういう意味で、ぜひ今後の区民皆様方の安心安全を守ることと、定住意向を高めていくことを含めて、そういう災害に強いまちづくりの投資をしっかりやっていくんだという決意を一つお聞かせをいただきたいと思います。  それから次の質問でございますが、今、学校の監査でいろんな学校回らせていただいています。監査項目の中に避難所開設についての項目がありまして、それぞれいろいろな状況をお聞かせをいただいていますが、順調にいっているところと、まだまだなかなか進まないというところがあります。それはやむを得ないかなとは思いますが、幸か不幸か昨年、私たちは大変な経験をしまして、機運が今盛り上がっているところでございまして、学校地域方々も、避難所開設については大変意識が高くなっている状況でございますから、この機を捉えて、一気呵成にこの避難所開設に関する協議会、しっかりそれぞれの地域学校中心にして進めてもらいたいと思いますが、その辺のお考えをお聞かせをいただきたいと思います。  それからもう一つ、先ほど土木部長から、高潮対策は大変重要な案件だということでお話がありました。私もその当該エリアに住んでおりますから、もう特に意識をしているのですけれども、さきの総合防災訓練ではドローンが有効に活用されて、大変いい映像をしっかり見させていただきました。また昨年、東京アンテナとの契約で、監視カメラも設置をするということになっておりますけれども、そういったものが逐次進捗をしているとは思いますが、その辺の状況をちょっとお聞かせいただき、以上3点、恐れ入りますがよろしくお願いします。 ○栗原佑卓 委員長 質問3点ございましたけれども。 ◎本多吉成 防災危機管理課長 まず1点目の定住ということでございますが、やはり江戸川水害に対して脆弱な地勢だというところはございます。いわゆる自然に対する脅威というところはございますが、裏を返せば自然の恵みを同時に恩恵を受け賜っているというところもございます。そういったことを、皆様方にそちらの部分もきっちりと説明をして、江戸川区住んでもいいところですというところもきっちり災害と併せて説明をさせていただき、ご理解いただきたいと思っております。さらには災害が起こった際、またはその供えに対しては、しっかり我々公共側、行政側として備えるとともに、地域皆様方自助・共助の力を借りて、一丸となってこの災害乗り切るということを示していきたいと思っております。  飛ばしまして、3番目のドローンと関係で協定を結んだ東京アンテナ監視カメラのことにございますが、現在まず1か所を設置を完了しております。旧江戸川の河口部に今設置をしておりまして、そちらについては完成をしているところです。残り3か所、新中川等々に見れる形で設置をする準備を今しておりますので、今年度中には4か所全て完了する予定でございます。この監視カメラは、来年度から見れるようにはしたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ◎山田康友 地域防災課長 避難所運営についてのご質問でございます。  避難所ですけど、避難者が自主的に運営することで、避難所で秩序だった生活が行われるようになるということで、避難所運営協議会推進に取り組んでいるところでございます。今の災害対策に対する区民皆様の機運が高まっている状況を生かして、地域学校のご理解をいただきながら、しっかりと進めてまいりたいと思っております。ただ同時に、新型コロナの感染状況もございますので、それに配慮しながらしっかりとやっていきたいというふうに考えております。 ◎立原直正 土木部長 都市基盤整備の観点から少しだけちょっと触れさせていただきますが、先ほど安全安心まちづくりということでお話ございました。私どものほうで具体的にはその公共的な空間、道路ですとか、河川ですとかというところを携わらせていただいております。都市計画道路、それから区画整理、それから橋梁の整備、こういった投資的な物理的に物事をつくるということもそうですし、日々の1,000キロメートルを超える道路の維持管理、483ある公園の管理、こういったことも含めて、全てが災害に強い安全安心のまちづくりにつながる事業であるというに、そのように思っております。当然このことをしっかりと履行していくといいましょうか、取り組むことが区民の安全安心につながるものと思っておりますので、引き続きしっかりと取り組んでまいりたいと思っております。 ◎須田賢治 まちづくり推進課長 今、災害に強いまちづくりということで、景気に左右されがちな公共事業というお話ございましたが、私ども今、密集事業9地区、それから不燃化特区4地区で取組みを行っておりますが、確かにまちづくりというのは一般的には景気に左右されがちというふうに言われております。ただ、やはりこの事業は10年から20年、非常に長い期間がかかって、過去においてもいろいろ景気変動がありまして、その都度いろいろな工夫をしながらやってきたというようなところでございます。一番やっぱり大事なことは、安定的にそれどう進めていくかということなのですけれども、一つはやはりその執行体制というのをきちんと引き継いでいくというようなこと、それからやはり財源確保きちんとしていくと、両輪でございます。そのために、今、江戸川区に用地取得基金というものがございまして、その基金で一旦取得しておいて、財源がつき次第予算化していくというようなことで、今後引き続き1件1件、やっぱり生活再建一緒に考えいかなければいけませんので急いではできませんけれども、着々と行っていきたいと思っております。 ◆川口俊夫 委員 重責を担っておられるわけでございますので、しっかり進めていただきたいと思います。  そこで一つだけ、経験談をちょっとだけお話をさせていただきたいと思います。おこがましくて恐縮でございますが、阪神淡路大震災のときでございますが、現地を視察をさせていただきました。発災後1週間ぐらいだったかと思います。まだ煙の匂いが街中残っているような、そういう状況でございまして、今、我が江戸川区でも進めております木造住宅密集地域細街路の拡幅、火除地の確保、そういったものを必要だということを実感をしたところでございまして、街の中を2日間にわたってずっと歩き回りましたら、本当に道が通れない状態、そういうのがいっぱいありました。ということを経験してるものですから、今、江戸川区が進めるものをどんどん順調にいけばいいなと、そういうふうに思っています。  もう一点、実は淀川左岸の堤防が物の見事に粉砕をされていました。液状化現象です。川の水がもうあふれんばかりだったのですが、幸いなことに1月の渇水期だったものですから水があふれることはありませんでしたけれども、仮に5月、6月増水期だったら間違いなく水あふれていたと思います。今どうなっているかというと、そこはスーパー堤防できれいに整備されています。地権者が少なかったということもあるでしょうけれども、そういったビフォーアフターが実に見事な淀川左岸の状況でございますので、これも私が江戸川区にとっての大変一つのいい参考になるなというふうに思っています。  ぜひ、いろんな皆さん方もそれぞれお立場で知見も広げておられるとは思いますが、ぜひ過去のそういう実例についても検証していただいて、江戸川の将来に向けてのご努力を、改めてお願いをしたいと思います。 ○栗原佑卓 委員長 そのほか、ございますでしょうか。 ◆牧野けんじ 副委員長 今まだ中間ということですけども、視察という点でも新型コロナの感染の状況の中でしたけども、2か所視察をさせていただきまして、感謝申し上げたいと思います。  金町浄水場については、非常にセキュリティも厳しいという中であったり、それから南小岩の再開発ビルについても、まだ工事の途中という段階でしたけども、視察をさせていただいたということで、議会ならではの視察をさせていただいたと思っています。その中で、再開発ビルについてですけども、やはり各委員からも水害への対応ということお話がありましたけども、様々に水害対策が取られているということ、地下の貯留の施設についてもご紹介をいただきまして、今後やはりそういった対応も留意されて事業進められるということが、それの一端をかいま見ることができてよかったと思います。一方で、小岩のまちがやはりがらっと、この再開によって変わってくるというところで、これまでの小岩まちづくりに貢献されてきた方々への影響ということも、やはり心配の一つとしてはあります。そういったところにも引き続き留意をしていただきたいというふうに思っています。  それから、座学のほうでは、江戸川区のこの間の災害対策について総括的にお話をいただいたことと、それから都市交通、とりわけバス交通について詳しくこの間の取組みをご紹介いただきました。コミュニティ交通、コミュニティバスということで、この間、区議会でも話題として再三取り上げられてきましたけども、いよいよ具体的な検討が始まっているということ、かなり詳細にご紹介をいただきまして、その後もモデル地区を定めて、今アンケートなども取られているというふうに伺っております。引き続きこの委員会も含めて議会のほうにもどのような経過であるかということは逐次お知らせをいただいて、共有をさせていただければというふうに思っています。  それで、防災の対策についてですけども、この間、先ほどもこの2週間取り残されるという部分から、この日にちを少し短くしていくような中で、垂直避難ということもあり得るのではないかというようなお話もありましたけども、やはり台風19号の経験をして、この経験を踏まえた上でアップデートを図っていくということができるという、今そういう条件にあるかと思いますので、この垂直避難だとか、それから新型コロナの対応では、在宅避難というような言い方もされていると思うのですが、このあたりを区民皆さんに周知していくということに当たっては、今まではやはり、「ここにいてはダメです」に象徴されるように広域避難ということがかなり強く打ち出されていたかと思うのですが、今後この垂直避難だとか在宅避難という考え方について、区民皆さんにどういうふうに周知されていくのか、ちょっとお考え方があればお知らせいただければと思います。1点だけ。 ◎本多吉成 防災危機管理課長 今、いわゆる台風の規模によりまして、その避難の行動の仕方が違うというところでございます。
     一つ台風の規模でいきますと、930ヘクトパスカルより大きな勢力の台風が来た場合はもう広域避難ということで、これは現在と変わっておらないところですが、それより低い場合に、台風の勢力が小さい場合についての体制について、皆様方にホームページ等で発表させていただいたところでございます。その間、垂直避難だったり在宅避難だというところで、ケースごとにこう区分けをしまして設定をしているところでございます。ホームページ等で皆様方お知らせしているところでございますけれども、今後、今コロナ禍の中でなかなか防災講演会実施することが少なくなってきてはおりますけれども、今、徐々に増えているところでございますので、そういった機会を捉えてしっかり皆様方お知らせするとともに、ご理解いただき、避難行動に結びつけていただくような啓発をしていきたいと考えております。 ◆牧野けんじ 副委員長 先ほど、ハザードマップについても内水氾濫の部分については、ページの差し替えも検討されているというお話がありました。  災害水害についても様々なパターンがあるということを、やっぱりよく区民皆さんにも理解していただくということを併せて進めていただければと思います。 ○栗原佑卓 委員長 そのほか、ございますでしょうか。よろしいですか。  それでは、本日はこの程度にとどめたいと思いますが、よろしいでしょうか。            〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 それでは、そのようにいたします。  以上で、本日の案件を終了いたします。  次に、今後の当委員会活動についてでございますが、お手元に活動概要案を配りさせていただいております。  次回、来年1月につきましては、前回の委員会でご連絡をさせていただいたとおり、水害対策についてを案件といたしまして、春日部市にあります首都圏外郭放水路視察を行います。行程につきましては、お手元に工程表案をお配りしてありますので、ご確認をお願いいたします。  なお、当日の行程につきまして、委員会閉会後事務局より説明をさせますので、よろしくお願いいたします。  次に、2月の活動についてですが、同じく水害対策についてを案件とし、江戸川の下流部にあります行徳可動堰に視察を行いたいと思いますが、よろしいでしょうか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 それでは、それぞれそのように進めることにいたしますので、よろしくお願いいたします。  次に、執行部報告がございますので、お願いいたします。  土木部、お願いいたします。 ◎田中正淳 土木部参事計画調整課長事務取扱〕 土木部から、東京都第五建設事務所から八蔵橋交差点の交差点改良工事のお知らせが来ておりますので報告いたします。  昨年の1月に交差点暫定解放いたしまして、その後、地中化等の工事を進めながら行ってまいりましたが、本年の12月からいよいよ最終的な街築の工事に入ります。区間としましては、新小岩駅に向かって北側、第三松江小学校に下りる親水緑道のところ、そこら辺から、南側は江戸川区役所からワンスパン南側、そこまでのおおよそ545メートルの区間を工事いたします。工事の期間としましては、12月上旬から令和3年の11月中旬頃を予定しています。作業時間は主体的には20時から朝6時までの夜間工事になりますが、一部昼間の作業をする予定でございます。施工延長は545メートルございますけども、街渠工、それから車道舗装を、それから歩道舗装、それから標識のそれぞれ進行方向の案内する大型の標識を6か所、歩道舗装につきましては、右側の下のほう見ていただきたいのですが、施工箇所のうち青色で表示してあるところございますけど、これインターロッキングブロックでカラー舗装を行います。また、今、香取神社の前なんかにあります置きガードH鋼の上にガードレールつけたもの、そういったものを全て撤去されまして、街並みとしても非常に景観上も改善される予定になっております。  第五建設事務所からは、工事に伴って歩車道の通行規制等、通行止めが生じる場合がありますが、周辺の住民の方には逐次お知らせをいたしまして、なおかつ適正な交通整理員を配置しまして、安全かつ円滑に工事を進めるようにするという連絡をいただいております。  八蔵橋交差点の工事に関しましては最後の工事ということでございます。昨年の1月に暫定開放して以来、直接第五建設事務所に入っている陳情、それから私どもが区民の方から伺った陳情、そういったものも全てこの工事の中で改善するように内容を取り組んでいるということでございますので、ご協力のほどお願いしますということでございました。 ○栗原佑卓 委員長 ただいまのご報告につきまして、何かご質問ございますでしょうか。よろしいですか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 特にないようでしたら、以上で執行部報告を終わります。  次に、その他について何がございますか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○栗原佑卓 委員長 それでは、今後の委員会についてでございますが、来年1月は27日(水)、12時から、首都圏外郭放水路への視察を行います。また、2月は15日(月)、午後1時半から行徳可動堰への視察をそれぞれ予定しておりますので、よろしくお願いいたします。  以上で、災害対策街づくり推進特別委員会を閉会いたします。                      (午前10時46分 閉会)...