なお、これらの税収は当初
予算編成時に見込んだ数値でございますので、
新型コロナウイルス感染症による影響は見込まれていないという状況でございます。
次に、
交付金の
総額ですが、今年度から
児童相談所の設置に伴いまして特例的な
対応といたしまして、特別区の
配分割合が55.1%に変更となっております。
調整税1兆8,406億円のうち、1兆128億円が特別区
財政調整交付金となります。さらにその95%、9,621億円が
普通交付金、残りの5%、506億円が
特別交付金となります。
次、右側ご覧ください。
普通交付金の枠内でございます。
特別区のルールで算出しました、
基準財政需要額と
基準財政収入額、その差分が
財源不足ということで、
普通交付金が当てられることになります。
基準財政需要額は2兆1,489億円で、前年比39億円、0.2%の減となりました。これは
財調協議に基づきまして、
児童相談所関連経費と15項目の
新規算定等を行ったほか、
見直しをそれぞれ行ったことによるものということになります。
基準財政収入額は
総額1兆2,292億円で、前年度比629億円、5.4%の増となりました。これは人口の増加や、
雇用環境の改善による
納税義務者数の増等により、
特別区民税が増となったこと、
消費税率の引上げなどにより、
地方消費税交付金及び
地方消費税交付金特例加算金が増となったことが主な要因となっております。結果、
普通交付金は9,380億円となりまして、643億円、6.4%の減となります。
なお、当初
算定におきまして、
普通調整金の財源が
交付金所有額を上回っております。ここに
算定残ということで、241億円が発生しておりますが、これは
調整税等の
最終補正後に
交付額が確定した時点で再
調整等を行うということになってまいります。
恐れ入ります。表面にお戻りください。
区別算定でございます。
江戸川区網かけしてございます。
交付額903億円で、前年度比35億円、3.7%の減となりました。
総額に占める割合については、9.6%となります。
交付額の増減を見ますと、特別区の中で港区は18年連続の不
交付団体となります。増額となったのが中野区のみということで、そのほか21区は全て減額となっております。
交付額の
減少率の大きい4区を見ますと、一番大きいのは渋谷区、二番目が千代田区、三番目が目黒区、四番目が新宿区となってございます。いずれも
人口増や
雇用関係の改善による
特別区民税の増が主な要因となっております。
交付額の多い順に見ますと、一番目が足立区、二番目が
江戸川区、三番目が練馬区、四番目が葛飾区、五番目が板橋区となりまして、例年この順位に変動はございません。
なお、この表には記載がございませんけども、
令和2年4月1
日現在の人口一人
当たりの
交付額で見ますと、1位が荒川区となります。23区の
平均交付額が一人
当たり9万8,000円でございますが、
江戸川区の場合は、12万9,000円ということで、一人
当たりにしますと6番目の順位ということになります。
◎
田森健志 広報課長 続きまして、私のほうからも2点ご
報告をさせていただきます。
1点はペーパーをご用意しております。
江戸川区民ニュース新型コロナウイルス感染症対策の番組を英語・
中国語字幕つきで公開というものでございます。この英語の字幕を使って紹介するというのは、これは初めての取組みでございます。
今回8月20
日号の
ビデオリポートで、
新型コロナウイルス感染症対策の番組を制作いたしました。
内容としましては、8月10
日時点での
江戸川区の現況ですとか、感染症対策の基本のおさらい、それから、
江戸川区の取組み、また、
保健予防課長のインタビュー等を入れてある番組でございます。これにつきまして、やはり広く
区民の
皆さんに知っていただきたいと、外国人の方も含めてということで、今回英語版と中国語の字幕版を作成したということでございます。それぞれ音声は日本語でございますが、字幕はそれぞれの言語で出ております。また、テロップとか、いろいろなパネルですとか、そういうのもそれぞれ翻訳して作り直しているというものでございます。それぞれ9月1
日から区のホームページ、またYouTubeで公開をしているところでございます。これからまた広く周知をしていきたいなというふうに思っております。
また、今後こういった外国語の番組でございますけども、せんだって都市戦略課のほうから多言語のガイドラインも出ておりますので、今後の作成につきましては、英中
韓3カ国語を使っていきたいなと思っております。直近では、今後9月の20
日号でごみの分別についての
ビデオリポートを今作っているところでございますので、これを3カ国語でぜひ紹介したいなというふうに思っているところでございます。
続きまして、こちらは口頭でのご
報告になります。
国勢調査についてでございます。10月1
日を基準に国勢調査が行われますが、今、大分動き出しているところでございまして、その辺の状況でございます。
先月の末から、約2,700名の調査員の
皆さんが、これは町会、自治会等からご推薦いただいた方々ですが、に対しての調査員説明会を実施しているところであります。9月の12
日までそれぞれの地域に分かれて来ていただいて、やっているというところでございます。その説明会と同時に、様々な調査用品を各その調査員の家庭に宅配をさせていただき、14
日から調査員さんはそれぞれ各世帯を回っていただいて、非対面での調査を始めていただくと、もちろんその前に今現在、各調査員さんは調査区を回っていただいて、調査区要図の作成とか、地図の作成とか、お知らせを投函いただくとか、そのようなことを今やっていただいているというところでございます。
全国的に調査員が非常に不足しているという報道もされてございますが、
江戸川区はさすが
江戸川区というところでございまして、私どもは特に不足なく、今行っているところでございます。
今後14
日からインターネットの回答が始まります。また、10月の1
日以降は紙での郵送も行っていただけるということになります。原則、
江戸川区としては、調査員による回収は行いませんので、郵送とインターネットでの回答を強く推奨しているというところでございます。また、調査員の
皆さんのバックアップとしましても、コールセンターも区独自で設けておりまして、これも8月29
日から10月の27
日まで毎日9時から17時の間あけているというものでございます。今後、10月の末に指導員さんのほうに調査員さんが提出をし、11月の末に指導員が区に提出し、とりあえずそこでひとまず終了するというところでございます。
国の速報でございますが、通常ですと来年の2月を予定をしていたところでございますが、今回のこの
コロナ禍を受けて、若干延長しておりまして、速報が出るのは予定が来年の6月、確定が出ますのが来年の11月という予定になってございます。これから各町会、区内を調査員さんが回られると思いますので、よろしくご承知おきいただければと思います。
○
高木秀隆 委員長 ただいまの
報告について、何かご質問があればお願いいたします。
◆
瀨端勇 委員 二つ質問をしたいと思います。
一つは、保健所の
組織改正ということなんですけども、
課長さんは兼務ということで、
人員増はないということで、全体として正規職員とか、保健師なんかの
人員増は全体ないのか、それと何か委託とか派遣ですか、そういう形で体制を補強するというような、ちょっと話を伺ったような記憶があるんですが、ちょっとその辺の体制の補強といいますか、どういうふうに考えられているのか、どうなるのか、それを確認させていただければと思います。
それから、
新型コロナウイルス感染症検査管理担当課というのは、第一係から第六係となっていますけど、これはまたどういう分け方になるのかなというのをちょっと教えていただければということが一つです。
それから、財調の
算定結果なんですけども、
普通交付金が903億円ということですかね。児相をつくったということもあって、
特別交付金が5%ということだと思うんですけども、その内訳というか、
江戸川区の場合は
特別交付金というのはどうなるのか、それをちょっと確認させていただければということですね。
それから、今年度の
コロナの影響は、まだ財調上、その財源上は反映されてないということなんですけど、今後その
コロナの影響が加算というか、加味されていく場合は、今年度の財調の結果というか、その
算定残のこともちょっとお話がありましたけど、そういうことにどういう影響があるのか、ないのか、ちょっとその辺確認させていただければと思います。
◎
矢作紀宏 経営企画部参事〔
企画課長事務取扱〕 保健所の体制についての一つ目のご質問ですが、まず
人員増の話ですけれど、
課長含め一般職員、係長、この辺は兼務ということで、
人員増ということはございません。ただし、派遣の職員、看護師が平日4名、土曜2名ということになっています。ここで委託で増員します。それから、事務職員ということで、派遣事務、こちらは例えば端末への入力ですとか、文書の作成の補助ですとか、あるいは事務補助的な職員ですけれど、これが
日中7名、夜3名というような形で、委託の派遣職員が導入されております。
それから、もう一点、
検査管理担当の振り分け、役割分担ということでございましたでしょうか。
すみません。これにつきましては、ちょっと私、今この分担、明確なお答えを持っておりませんので、改めてお答えさせていただきたいと思います。
◎
岡部長年 財政課長 財調の件で、2点ということです。
まず、1点目の
児童相談所の関連でございますけども、今回資料の中にもありますとおり、特別区の
配分割合をこれまでの55%から55.1%ということで、これが協議の中で0.1%分相当が
児童相談所関連経費ということで、
配分割合が変わったものでございます。これはいわゆる暫定的といいますか、当面0.1%ということで
算定をしておいて、また、各先行3区の決算額がまとまる
令和4年に再度協議をして、
令和5年の
財調協議に臨むということでなってございます。
ちなみに、
児童相談所関連の経費、この先行3区の需要額
算定が約54億円ということになります。一方で、この財調の財源、全体の1兆8,406億円の0.1%ということだと18億円余ということになります。これだけちょっとギャップがあるということでございます。
それから、2番目の財調の
コロナの影響の今後につきましては、今241億円の
算定残があります。これらで
調整税の減収があった場合については、まずそれらで
調整をしていくということになりますけども、その
調整税の不足いかんにおきましては、さらにその再
調整ということで、今後の
交付額にも関わってくるという状況になりますけども、今のところ明確な減収はどれぐらいあるのかというのが、はっきりしていないところでございます。
◆
瀨端勇 委員 コロナのほうは、
検査管理担当課というのは六つの係に分かれて、何か地域別なのかどうなのかちょっとお聞きしたかったんですけど、分かれば教えていただければと思います。
それから、
特別交付金というのは、結局、
江戸川区が
児童相談所を設置したことに伴う
特別交付金の増額分というのは、今のお話だと18億円ということの理解でよろしいのか、という確認ですね。
それから、減収の見通しがちょっとまだ分からないということで、あれだけ経済が、景気が落ち込んできていますので、ちょっとかなり財調にも影響が及ぶんじゃないかなという心配があります。
特別交付金分も含めて、
江戸川区としての当然の配分というか、これをしっかり確保していただきたいということと、なかなか経済、景気の影響ですから、相当深刻かなと思われますけども、財政運営と、それから
区民の福祉増進といいますか、そういう取組みをぜひ優先して行っていただきたいなというふうに思っております。
財調については、今後ぜひ注目していきたいというふうに思います。
○
高木秀隆 委員長 今、答弁できなかったやつは、個人的に瀨端
委員のところに言ってもらって、多分、
皆さんも聞きたい部分かもしれないので、来月の
委員会で正式に
報告してください。
◎
岡部長年 財政課長 1点だけ補足をさせていただきますと、今回、
児童相談所の開設後の運営経費につきましては、先ほど55.1%の
配分割合の変更というところと、あともう一つは、
普通交付金の中の
対応補正ということで、そちらで
算定をされますので、
特別交付金ではなく
普通交付金の中ということで、そういうことでございます。
○
高木秀隆 委員長 いいですか。
◆
瀨端勇 委員 普通交付金の
対応補正というのは聞いたことがあるので分かるつもりなんだけど、結局、
児童相談所ができたことによる財調上の財政の補填というか、補助というか、その額は幾らということになるのかな。さっき
特別交付金で0.1%の割合でどうのこうのと、ちょっと18億円というふうに聞こえたつもりだったんだけど、それはちょっと違うということかな。
児童相談所とこの財調
交付金との関係というか、
児童相談所によって運営経費なんかはどれぐらい財調によって増えるのか、影響あるのか、それをちょっと分かりやすく教えていただければと思います。
◎
岡部長年 財政課長 今回のその55.1%の0.1%増の部分が、いわゆる
児童相談所関連経費ということで見られているということでご理解いただければと思います。そうしますと、この0.1%というのが全体の
総額1兆8,406億円の0.1%だと18億円ぐらいが見込まれているということでございます。
○
高木秀隆 委員長 よろしいですか。
◆
川瀬泰徳 副
委員長 さっきご
報告いただいた、この
江戸川区民ニュースの英語版、
中国語字幕つきの、ちょっと聞き漏らしたのか分からないんだけど、韓国語版を同様に作るということでしたっけ。
◎
田森健志 広報課長 今回のこの番組については、今のところ作る予定はないんですが、今後こういうのを作っていく中には、3カ国語でやっていきたいというふうには思っております。
◆
川瀬泰徳 副
委員長 コロナの関係というのは、今一番、要するに注目されているというか、
皆さん心配になっていることでしょう。これについて、なんで要するになくて、これから考えますという話なのかな。
◎
田森健志 広報課長 今回試しに作ってみたというところがあるんですけども、ただ、これ今、英語と中国語版の件数というのが毎日出てきているものですから、それの反響を見ながら、韓国版のほうも考えていければなというふうには今考えております。
◆
川瀬泰徳 副
委員長 これで終わりますけど、区内に韓国のお方、全ての方が日本語が分かるというわけでない。特にお年寄りの高齢の方というのは、やはり日本語がという方もかなりいらっしゃると思うのね。そういう意味では、やはり韓国語版というのも、英語と中国語の状況を見ながら考えますというんじゃなくて、まず前向きに考えるという、そういう
方向でしていただければというふうに要望して終わります。
◆
中道貴 委員 すみません、1点だけお聞きしたいんですが、
大塚製薬さんとの連携については大変ありがたい話だと思っております。
そこで、そもそものきっかけ、そもそもどういうきっかけでこのような連携が成り立ってきたのか、ちょっと最初のことだけ教えてください。
◎
矢作紀宏 経営企画部参事〔
企画課長事務取扱〕 そもそも平成30年というようなお話のことかもしれませんが、こちらについては
江戸川区が
スポーツチャレンジデーというものを全庁挙げて、あるいは全区を挙げて
推進していく中で、
大塚製薬さんとのそういうご提案を受けて、一緒になって進めていきたいということもお話もありましたし、こちらからもぜひお願いしたいということがありまして、
スポーツチャレンジデーをきっかけにお話が、
スポーツに関する連携
協定というものがまとまっていったものと思っております。
今回は、
大塚製薬さんのほうで当然
江戸川区だけでなく、すみません、ちょっと裏面のほう、先ほどご説明し忘れましたが、
包括連携協定の締結状況ということで、都道府県単位では全都道府県、それから23区の中でも杉並、文京、千代田という形で
包括連携協定を結んでおります。企業のCSRというようなところもあろうかと思うんですけれど、ぜひ地域貢献をしていきたい、自分たちのもっているノウハウ、健康ですとか、あるいは
スポーツ関連ですとか、そういった部分を各自治体で生かしていただきたいというような思いがあって、さらに拡大した
協定を結びたいという、
スポーツの
協定ができて2年ほどたっていることもありますので、そのようなご提案をいただいて、それじゃあどんなことができますかと、
江戸川区の取組みに対してどんなお手伝いしていただくことができますかというようなことを少し考える、お互いに
調整する期間を設けた上で締結という運びになりました。その中で、先ほど申しました、防災の話ですとか、そういった部分が出てきたということになります。
◆
中道貴 委員 何かの先方のほうからお申出をいただいたということの説明だったと思いますが、じゃあ特別何か個人的な、人的なつながりが本区と
大塚製薬さんの間で何か最初にあって、そこからつながってきたというものでは特にないということですね。
◎
矢作紀宏 経営企画部参事〔
企画課長事務取扱〕 特別な人と人とのつながりということではなく、会社が行っている
事業ということで、それが区政に、
区民の
サービス向上に役立つという認識で
協定を締結いたしました。
○
高木秀隆 委員長 中道委員、よろしいですか。
◆
栗原佑卓 委員 今、
中道委員のに関連しまして、
大塚製薬との
包括連携協定締結についてのことなんですけれども、これまで
スポーツ振興に関して
協定があったということで、今回は
災害対策ですとか、様々な地域の
活性化のことで包括的な連携
協定するということで、これ大変望ましいことであると思うんですけれども、これは事前に、例えば
区議会のほうに、
委員長でも副
委員長でも事前にお伝えしていたのか、そのことだけちょっとお聞きしたいと思います。
◎
矢作紀宏 経営企画部参事〔
企画課長事務取扱〕 今回はご連絡をさしあげてございませんでした。申し訳ございません。
◆
栗原佑卓 委員 情報共有というのは大切だと思いますので、
区議会のほうに、せめて
委員長ですとか副
委員長のほうには情報共有を図っていただけると、よりスムーズかなと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
◆本
西光枝 委員 すみません。先ほどの
江戸川区民ニュースの
新型コロナウイルス感染症対策の番組を二カ国語でというところなんですけど、これ私もやっぱり
コロナについては不安がありますので、ぜひとも韓国語でもお願いしたいと思います。
それで、1個確認なんですけど、9月20
日のごみの分別リポートについて作成中という、このことについては3カ国語で作成中ということでよろしいですか。
◎
田森健志 広報課長 その予定でございます。
○
高木秀隆 委員長 そのほか、よろしいですかね。
広報課長、当然、手話通訳は日本語はついていますよね。あまり
当たり前で聞かなくてもいいかなと思っていたので。
◎
田森健志 広報課長 手話通訳につきましては、この番組にはついてございません。手話については、ご要望をいただきながら、この間もお答えはしているんですけども、例えば
コロナのときの区長のメッセージのような、画面が動かないものであれば可能で、前回入れました。ただ一般の番組については、いろいろ画面が動くものですから、非常に見にくくなってしまうというところで、そういう意味で昔から区のビデオについては、そのかわり字幕を入れているというところで
対応はさせていただいているというところでございます。今回の番組には手話については入れてございません。
○
高木秀隆 委員長 委員長なので、あまりやりとりはしないですけど、要望があるということは知っているということだね。ぜひそれは
検討していただくようにお願いしたいと思います。
その他、よろしいでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
高木秀隆 委員長 以上で、
執行部報告を終わります。
その他のその他、何かございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
高木秀隆 委員長 それでは、今後の
委員会ですが、10月は
令和2年第3回
定例会中の13
日(火)、午前10時に議案
審査を、14
日(水)、午前10時に
陳情審査及び
発議案審査、
所管事務調査をそれぞれ予定しています。
また、11月については、本日の
委員長会で確定しますが、10
日(火)、午前10時を予定しておりますので、よろしくお願いいたします。
以上で、
総務委員会を閉会いたします。
ご協力ありがとうございました。
(午後10時53分 閉会)...