足立区議会 > 2021-10-11 >
令和 3年決算特別委員会−10月11日-05号

  • "区民感情"(/)
ツイート シェア
  1. 足立区議会 2021-10-11
    令和 3年決算特別委員会−10月11日-05号


    取得元: 足立区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-16
    令和 3年決算特別委員会−10月11日-05号令和 3年決算特別委員会       午前10時00分開会 ○鹿浜昭 委員長  皆さん、おはようございます。  これより決算特別委員会を開会いたします。  4議案に対する総括質疑を行います。  最初に、公明党から総括質疑があります。さの委員。 ◆さの智恵子 委員  皆様、おはようございます。公明党のさの智恵子でございます。本日から総括質疑になります。前半25分間どうぞよろしくお願いいたします。  本日から、日暮里・舎人ライナーが順調に動いているということで、昨日メールを頂戴しましたが、朝のニュースでも動いているということで確認をして、とても安心をいたしました。  実は、昨日、江北駅に用事があって行ったときに、ふだんはがらんとしているロータリーに三、四十人、バスを待つ方が並んでいたという光景を見まして、やはり日暮里・舎人ライナーは区民の方の足になっているのだなということも改めて実感をいたしました。  また、連日、足立区のことがニュースになっておりますので、区内外の方からたくさんのメールをいただきまして、大丈夫ですかというようなこともございました。  確認ですが、その後、被害の報告等は入っているのでしょうか。 ◎交通対策課長 舎人公園の北側で車両が脱線したということで、そこの箇所については、まだ補修がもう少し残っているということでございます。  あと、西新井大師西駅でホームドアが2か所ほど不具合がございまして、係員が付いております。 ◆さの智恵子 委員  分かりました。本当に安全運行を期待したいというふうに思います。  それでは質問に入らせていただきます。  10月はピンクリボン月間です。残念ながら今年度もコロナ禍でイベントの開催は中止となっておりますが、やはり命を守るためには、がん検診は大切だと考えます。  がん検診事業につきましては、決算説明書275ページにがん検診事業が掲載をされておりまして、3億8,600万円余、執行率が93.66%です。  現在、ワンコインで受診できる女性の乳がん検診の受診者が9,119人、また、子宮頸がん検診が1万4,210人ですが、案内を送った方のうち大体何%の方が受診されているのでしょうか。 ◎データヘルス推進課長 乳がんにつきましては、40歳以上の方に約7万人の方にお送りしております。受診された方は約そのうちの14%。
     子宮頸がんにつきましては、20歳以上の方に案内をお送りしておりまして、受診された方は15%となっております。 ◆さの智恵子 委員  分かりました。もう少し受診率を上げることも大事かと思いますが、検査の結果、約5%ぐらいの方が要精密検査の判定になると聞いております。この要精密検査の場合は、早期に検査につなげることが重要です。  現在、区としてどのような対応をされているのでしょうか。 ◎データヘルス推進課長 現在、年に2回検診を実施していただきました医療機関の方に、要精密検査の方がどのくらい受診をされたかという結果を報告していただくような形を取っております。  ただ、実際に検診が終わって、医療機関の方では対面で丁寧に結果をお伝えしていただいているのですが、その結果を聞いてこないというような方も中にはいらっしゃるということで、今、その辺については医師会とも協議をし、丁寧な対応を今後も続けるよう協議しているところです。 ◆さの智恵子 委員  分かりました。今後も丁寧な対応をお願いしたいというふうに思っております。  また、この275ページには健康増進健康診査事業780万円余、執行率が34.56%と低いものがございます。この事業と低い理由について伺います。 ◎データヘルス推進課長 この事業は、保険のない生活保護を受給されている方々等に対しまして、生活習慣病の予防を目的に実施している健康診断になります。  令和2年度は、過去1年間に医療機関に行っていない方々を対象に受診券をお送りしたところですが、コロナ禍で受診控えというのもあった関係で数字が低い状態となっております。 ◆さの智恵子 委員  分かりました。1年間健診とか病院に行ってないということでございますので、今後も受診率を上げる取組が健康を守るためには重要と考えますが、今後、どのように推進をされるのでしょうか。 ◎データヘルス推進課長 今年度に関しましては、11月から健診を始めるのですけれども、生活保護受給者の方に、こういった健診があるのですよということで全員の方に御案内を配る予定でおります。  また、受診券自体は、過去1年間に医療機関にかかっていない未受診の方のうち、稼働年齢の40歳以上の方々を対象に、また生活保護を開始してからまだ1年、2年と年数がたっていない方々を対象に送る予定で、今、進めているところです。 ◆さの智恵子 委員  分かりました。本当に是非1人でも多くの方に送付をしていただきまして、こういうことがあるということの周知もお願いしたいというふうに思います。  次に、若年者の健康づくりについて伺います。  この同じページには、2,400万円余で執行率が94.1%ということでございました。40歳前の健康づくり健診は949人の方が受診をされていますが、日程や周知方法について伺います。 ◎データヘルス推進課長 日程は、各センターごとに1年に5回ずつほど予定をしております。  また、周知につきましては、広報、ホームページ、それからSNS、またチラシを作りまして、センター等にも掲示して案内をしているところです。 ◆さの智恵子 委員  分かりました。こちら約2,000人分の枠があるということでもございますので、健診者を増やすためには平日や土曜日のほかにも、例えば夜間や日曜日の実施をするなどして受診しやすい取組も必要と思いますが、いかがでしょうか。 ◎データヘルス推進課長 確かに平日よりも土曜日等、お休みに当たる日の方が申込み等多い状況もありますので、今後、検討してまいりたいと思います。 ◆さの智恵子 委員  是非よろしくお願いいたします。  また、さきの一般質問で、40歳前の健康づくり健診にストレスチェックの検査の追加も要望しました。答弁では、問診に、疲れていても寝られているかみたいな項目があり、この項目に当てはまる方に保健師が丁寧に対応し、3名が医療機関へつなげられたという報告も聞いていて、一定の効果があると、そのように感じております。  一方、もともと40歳前の健康づくり健診を受ける方は国民健康保険の方が多いですので、40歳までは特定健診のお知らせ等も届いておりませんので、例えば、20歳前後で一般企業に就職をした方は毎年健康診断があるというふうな一方で、なかなか健診を受ける機会が少ないという健診格差もございます。  例えば、この40歳前の健康づくり健診を待っている間にストレスチェック、ホームページでも掲載をしていただいておりますが、そのようなものを紹介する、また、A─メールで40歳前の健康づくり健診のお知らせ時に、こういうストレスチェックがありますよみたいな周知もお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎衛生部長 40歳前の健康づくり健診は、今、委託している健診ですので、すぐに取り入れられるかどうかというところは、また事業者と協議してまいります。  また、そういった若年者の方にストレスチェックを周知していくことについては、できるだけ機会を捉えて周知できるように検討してまいります。 ◆さの智恵子 委員  よろしくお願いいたします。  また、風疹ウイルスに感染すると妊婦や胎児に影響があることから、定期予防接種でなかった男性を対象に無料の風疹ウイルス予防接種が実施をされております。  この第5期の抗体検査、また定期接種は期限が令和4年2月までとなっていて、令和3年6月に勧奨はがきを送付したと聞いておりますが、送付した人数、またコロナ禍で医療機関での予約は問題なく取れるかお伺いしたいと思います。 ◎保健予防課長 今年の6月に勧奨はがきを送付しましたのは、7万6,653人に対しましてお送りしました。医療機関での予約につきましては、問題なく取れていると認識しております。 ◆さの智恵子 委員  分かりました。実は、夫も対象なのですが、一向にこの抗体検査を受ける気がないのです。なので、本当にそういう男性が多いと周りにも聞いておりますので、今後、この接種を推進するためにも、例えばこの中のいる方には聞きませんが、期限の延長を国へ要望し、また再勧奨もお願いしたいと思いますがいかがでしょうか。 ◎保健予防課長 東京都を通じてですが、国の方でも期間を延長する動きがあるというふうに聞いております。国等の通知を待ちまして、対応を取っていきたいというふうに考えております。 ◆さの智恵子 委員  是非お願いいたします。  続いて、決算説明書349ページの小児生活習慣病予防健診でございます。  こちらは1,700万円余に対して、対象の中学2年生4,416人が受診をしております。令和元年度は男子生徒5.6人に1人、女子生徒3.7人に1人が肥満や痩せなどの課題があったと聞いています。令和2年度の状況について伺います。 ◎学務課長 令和2年度におきましても、小児生活習慣病予防健診の総合判定結果で全体では5.17人に1人が何かしら所見があると判定された結果となっております。肥満の方については、前年度より男子も女子も増えているような状況です。 ◆さの智恵子 委員  分かりました。なかなか、今、運動できないという課題もありますが、しっかりまたこちらについても推進をお願いしたいと思います。  また、次に、一般質問でもお聞きをしました若年女性の相談窓口の充実について伺います。  くらしとしごとの相談センターでは、年間約6,000件の相談を寄り添いながら丁寧に行ってくださっております。労働時間が減るなど、生活が困窮する女性も増えております。若年女性の相談が全体の13%にとどまっている状況もございます。  是非、先日の質問でも要望いたしましたリモートでの相談など、気軽に相談できる工夫もお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎福祉管理課長 くらしとしごとの相談センター所長、今日おりませんので、私の方から回答いたします。  若年女性がどういったことを相談したいのか、これまでの経緯も分析しながら、そして答弁にもありましたとおり、リモート等、相談しやすい体制をつくって関係機関と連携を進めながら、こちらの方推進してまいりたいと考えております。 ◆さの智恵子 委員  是非よろしくお願いいたします。  また、9月27日に一般質問で要望したNPO法人の「あなたのいばしょ」の相談窓口がホームページに掲載をされておりました。駅でお会いする若い女性にこの24時間チャットで相談できることをお伝えしたところ、何かあったら是非相談してみたいということで、大変喜んでくださいました。  また、そのときに、ホームページに載っていたストレスチェックをやってみました、結果はやや高いでした、でも、過ごし方のアドバイスが載っていていいですねと、こんな返信があり、ちょっとうれしくなりました。  実は、私もこのストレスチェックやってみたのですが、結果はやや高いでした。やや高いに行く傾向があるのかな、それかストレスが多いのか分からないのですけれども、そんな状況がございました。  今後、より多くの方に利用していただけるように、「あなたのいばしょ」やストレスチェックの周知・啓発もお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎衛生部長 早速見ていただいてありがとうございます。また、こうしたものを紹介いただけて感謝しております。  こちらの方、今後、しっかりと周知してまいります。 ◆さの智恵子 委員  是非よろしくお願いいたします。  また、豊島区の女性相談窓口一覧というのが……。       [資料を提示]  実は、これかなり大きくしていますが、実際はA4サイズになります。本当に女性らしいお花のところから始まりまして、裏には、このような相談窓口がびっしりと書かれておりまして、本当に分かりやすいなということでも実感をしたのですが、当区でも、是非20代、30代の方に、あなたを支えますよというのが伝わるような、そんな女性の方が手に取りやすい相談窓口の一覧チラシの作成をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎多様性社会推進課長 シティプロモーション課などにも相談しながら、より手に取りやすく分かりやすいチラシを作成してまいりたいと考えております ◆さの智恵子 委員  是非、足立区が女性、子どもに優しいまちということが更に伝わるような取組をお願いしたいというふうに思っております。  続きまして、決算説明書187ページ、こちらの男女共同参画社会の推進と女性活動への支援事業は3,100万円余で執行率は96.38%、そのうち女性相談委託は500万円余となっております。  現在、エル・ソフィアの男女参画プラザで実施している女性相談については平日のみの実施ですが、例えば月に1回でも土曜日に実施するなどして、区民の皆様が相談しやすい体制をつくるべきと思いますが、いかがでしょうか。 ◎多様性社会推進課長 今、平日の午前中から夕方までと、あと夕方から夜の8時までの相談をしております。比較的、平日昼間から夕方ぐらいの時間の相談が多い傾向にはありますけれども、利用者の方の声を伺いながら相談しやすい体制をつくってまいりたいと考えております。 ◆さの智恵子 委員  是非よろしくお願いいたします。  また、男女参画プラザでは、心のケア講座をオンラインでも実施をしております。一般質問ではヨガ講座を紹介させてはいただきましたが、現在、幾つの講座で何人ぐらいの方が参加をされているのか伺います。 ◎多様性社会推進課長 先日御紹介いただいたヨガの教室ですけれども、ちょうど今週と来週で20人の定員が既にもういっぱいになっているような状況です。それ以外にも、心と体のアンチエイジング講座をオンラインで3回連続でやりましたけれども、延べ24人集まりました。 ◆さの智恵子 委員  分かりました。また、講座の中でオンラインでできる講座数と、また講座の中で女性が緩くつながる継続的な取組に適している講座についてどのように考えているか教えてください。 ◎多様性社会推進課長 今年、オンラインで開催した講座につきましては、6つ実施しております。その中で、女性が緩くつながるということで、心と体のアンチエイジング講座につきましても、こちらの方、貢献できるものというふうに考えております。  今後、オンラインでは経営改革セミナーというのも実施予定でございます。 ◆さの智恵子 委員  分かりました。また、地域女性活躍推進交付金の活躍推進型にワーク・ライフ・バランスの推進が活用できるので申請されるとの回答でした。どのような事業で交付金によって、更に推進できる内容を教えていただけますでしょうか。 ◎多様性社会推進課長 地域女性活躍推進交付金の活用ですけれども、今、考えていますのがワーク・ライフ・バランスの周知・啓発の冊子を毎年度作っておりまして、そちらの方で活用できたらなというふうに考えております。 ◆さの智恵子 委員  分かりました。更に活用が進むようにお願いをしたいというふうに思っています。  また、決算説明書183ページでございますが、NPO活動支援センター運営事業は4,600万円余で、執行率は99.99%です。現在、区内には若年女性の支援を行っているNPOはないとしていますが、子ども等の支援を行っているNPOの方にお話をしたところ、若年女性の支援は大切だと考えるので是非、居場所等も含めて検討したいとの回答でした。  今後、活動をしていただくために、足立区公益活動げんき応援事業助成金など、区として活用できる助成金はどのようなものがあるか伺いたいと思います。 ◎協働・協創推進課長 今現在、げんき応援コース10万円の補助金です。ステップアップコースは60万円の上限の補助金が用意されてございます。 ◆さの智恵子 委員  分かりました。また、この地域女性活躍推進交付金つながりサポート型、実は1,400万円まで出るというすごい莫大なものなのですけれども、こちらコロナ禍によって孤立や孤独を抱える、また困難を抱える女性のために創設をされたと聞いております。  若年女性を支援するNPO等と連携して、今後つながりサポート型の助成金の活用も是非検討をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎協働・協創推進課長 現在、区の方では協働推進としまして、先ほど申し上げましたげんき応援コースステップアップコースを用意してございます。  こういったNPO団体の女性を支援するということで、こういった補助金を推進してまいりたいと思っています。 ◆さの智恵子 委員  分かりました。  また、今年6月に東京都では、家事・育児の時間の調査を実施しました。その中で、未就学児と配偶者がいる2,000人の方のアンケート結果では、女性の方が男性より1日5時間家事・育児の時間が長いということが先日ニュースでございました。おととしの調査よりも19分間長くなったということで、それでも男性の家事・育児の時間は3時間34分ということで多いなとは思ったのですが、女性は8時間50分家事・育児をしているということでもございました。  特に産前・産後においては協力が欠かせないと思いますが、国での育児休業の取得率は7%にとどまっております。足立区職員の取得率について伺います。 ◎人事課長 昨年の数字でございますけれども、女性の育休取得割合は97.9%、男性が16.6%でございます。 ◆さの智恵子 委員  全然、国の水準を超えて足立区の男性はすばらしいな、区役所の男性はすばらしいなというふうには思っております。  また、夫の協力が得られない妊婦の方は、家事・育児が本当に大変です。また、昨今、里帰り出産ができない状況もございまして、こちらの決算説明書の229ページ、産前・産後家事支援事業では1,800万円余が掲載をされております。  令和3年第1回定例会の代表質問で、里帰り出産ができない妊婦の方のために拡充をお願いし、今年4月から産後の利用期間を1か月から3か月に延長、また利用できる施設も拡充をして対応をしていただき、利用がしやすくなったという声もあります。  現在、どのぐらいの方が利用されているか分かりますでしょうか。 ◎こども支援センターげんき所長 現在の利用でございますが、8月末現在ですけれども48人、利用件数で言いますと464件でございます。 ◆さの智恵子 委員  分かりました。  また、家事支援だけではなく、慣れない育児で不安を抱えている女性のために、横浜市などが行っている育児支援も併せて行っている家事・育児支援もお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎こども支援センターげんき所長 この産前・産後家事支援事業ということでございますが、もともと子ども預かり・送迎事業の中に一体化されていたものが、それぞれ家事と育児それぞれ専門性があるというところで、家事支援事業を取り出してといいますか、それで今日に至っている経緯がございます。  そういったところから、家事と育児の一体ということについては課題も多いと考えておりまして、今後、研究させていただきたいと考えております。 ◆さの智恵子 委員  例えば家事をしている間にお子様のおむつを替えるとか、ミルクをあげるとかということだけでも全然負担が違うかと思いますので、今後、検討をお願いしたいというふうに思います。  また、現在、当区で行っている産後ケア(デイサービス型)は、週1回から2回に拡充され、たくさんの親子の方に利用されております。現在は梅島だけで行われておりますが、今後、身近な場所で受けられるなど、更なる拡充もお願いしたいと思いますがいかがでしょうか。 ◎保健予防課長 今、梅島での産後ケア(デイサービス型)につきましては、とても好評でおります。来年度に向けては宿泊型も検討しておりますので、それと併せて、全体の状況を見ながら検討してまいりたいと思います。 ◆さの智恵子 委員  今、答弁でもございました宿泊型の産後ケア、大変、皆様待望にされているということもありますので、本当に利用しやすい施設、また要望の高い乳房ケアなどのメニューをどのように今後考えていくのかお聞きしたいというふうに思います。 ◎保健予防課長 宿泊型を実施してくださる施設が残念ながら区内にはございません。やむなく、他区の施設を対象とせざるを得ないのですけれども、区内のどこに住んでいらっしゃる方でも利用できるような、そういった場所を、今、候補として考えております。 ◆さの智恵子 委員  1分強あるので、本当は言いたくなかったのですが、実は今年、夏頃ですか、テレビで住みたくないまちランキングというのを御覧になった方いらっしゃいますでしょうか。       [挙手する者なし]  テレビ番組に大田区蒲田というのがあって、実は蒲田出身なのでとてもショックでテレビを見たのですが。       [資料を提示]  撮った画面がこれなのです。蒲田が実は、2019年度が1位、2020年度が2位だったのですが、さらっとここに綾瀬というのもちょっと出てきてびっくりしたのですけれども、蒲田が何で住みたくないかという理由が、自転車の盗難なのです。ここにサンライズアーケードというすごい長いアーケードがあるのですが、そこに10分自転車を置くだけで自転車が盗まれるまちというので報道されていまして、すごいイメージダウンだなと思ったのですけれども、実は足立区西新井、アリオの周りで盗難が多いということを以前聞いておりまして、愛錠ロックでしたっけ、知っている方いるかと思いますが、その辺の対策についてはどうでしょう。時間がないので簡明にお願いいたします。 ◎危機管理部長 アリオ西新井につきましては、我々も非常に注目しておりまして、西新井警察と連携して非常に強化をしております。  自転車が盗まれたという報告が上がってくれば、翌日には青パトを行かせて注意喚起をしたりとか、かなり重点的に取り組んでいるところでございます。 ◆さの智恵子 委員  是非、今後もよろしくお願いいたします。以上ありがとうございました。 ○鹿浜昭 委員長  水野委員。
    ◆水野あゆみ 委員  皆様、こんにちは。公明党水野でございます。私、今日で出番が最後ですので、いろいろな款に飛びますけれども、簡明な御答弁をお願いいたします。  まず、地震について、やはり私の方にもいろいろな声が上がっておりますが、震度5強を観測したこと、不安の声があったのですが、この一番の要因というのは何だったのでしょうか。 ◎危機管理部長 地震のメカニズムについては、今回の件について私も詳細にお答えできないのですけれども、区内に震度計が3つございまして、この本庁舎につきまして、実は震度4でした。どこが一番大きく出たかも調べまして、西新井消防署にあるのが唯一震度5強ということで、実は西新井消防署の震度計がいつも大きく出ている、それによって、今回、震度5強が出たということになっております。 ◆水野あゆみ 委員  西新井消防署の方が震度5強ということだったのですね。分かりました。  また、マンションの12階に住んでいる方から私も御相談があって、本当にテレビも倒れて壊れてしまった、食器棚からも食器が全部出て、食器棚も倒れて、また本棚も全部倒れてばあっと散乱してしまって、そういった写真も見せていただいたのですけれども、今回、食事どきではなかったので火災はなかったと思うのですけれども。 ◎災害対策課長 情報収集した形では、火災の報告は受けておりません。 ◆水野あゆみ 委員  今後、やはりいつ何どき起こって、火災によって亡くなる方が本当に多く出るという予想がございますので、密集市街地整備事業についてもしっかりやっていっていただきたいなと思いますが、達成目標に対して進捗状況はどうか伺います。 ◎まちづくり課長 今、区内で密集市街地整備事業につきましては3地区を行っておりますけれども、年に大体一、二%不燃領域率を上げているということで、着実に進捗しているかなというふうに考えております。 ◆水野あゆみ 委員  これはいつまでに達成目標、国の方は60%を目指せということだそうですけれども、都は70%でしたか、足立区としてはどうなのでしょうか。 ◎まちづくり課長 今のところ区としても不燃領域率60%を目指し取り組んでおりまして、西新井駅西口周辺地区につきましては令和7年度、それと千住西地区については令和10年度、千住仲町地区につきましては令和4年度を目標として取り組んでございます。 ◆水野あゆみ 委員  まずは、令和4年度の千住仲町地区が、まず達成に向けてというところで進んでいるということですね。令和10年度までの達成に向けてしっかり頑張っていただきたいと思いますが、私も親が亡くなって家をどうしようかという相談が今年も2件ございました。解体して、そういう助成が出るけれども、結局解体すると市道に挟まれていたりとかいろいろな原因でもう建て替えられない場所であったので、結局この助成は受けなかったのですけれども、こういった方々の事業を進めるためには、どのようなことが考えられますでしょうか。 ◎まちづくり課長 水野委員おっしゃられるようなものにつきましては、大変難しい案件かなと思っております。  基本的に密集市街地整備事業につきましては、6m道路への拡幅ですとか公園整備というようなことで取り組んでおりまして、いわゆる街区の真ん中、あんこの部分につきましては、建て替えをしていただくことで不燃領域率を高めていきたいと思っておりますけれども、敷地が狭いですとか道路で取られるといいますと、なかなか自己の建て替えができないというようなことになります。  そういったときは、共同化ですとか協調建て替えということで、周辺の方々と御協力していただいて建て替えるというようなこともございますけれども、なかなかそれも周りのお話合いということになりますので、難しいのかなと考えております。  個別にそういうものがありましたら、区役所の方に御相談に来ていただければというふうに考えてございます。 ◆水野あゆみ 委員  正に私の御相談者の1軒の方は、そういう隣の方に買い取っていただいてという方法をやりまして、本当に丁寧な御相談がまず第一なのかなと思いますので、しっかりお願いしたいと思います。  次に、ふるさと納税について伺います。  あだち虹色寄附制度は、足立区民であっても足立区へ寄附できる制度でございますが、私の、いつもふるさと納税をやっている友人は、足立区民でありながら足立区に寄附できるという制度を御存じなかったのですが、こういったことについて周知はどの程度進んでいると思われますか。 ◎財政課長 区民の皆さんだからというような周知はしてございませんが、今回、ふるさと納税全体の7割は区民の方ですので、より分かりやすいような周知をしてまいりたいと思います。 ◆水野あゆみ 委員  分かりました。  あと、足立区民が寄附することで、ふるさと納税としてはどのような効果があるのでしょうか。 ◎財政課長 寄附金の控除によって減収という意味では同じですけれども、他区に流れるのではなく、寄附金として区に入ってくるというのが大きな違いかと思います。 ◆水野あゆみ 委員  分かりました。足立区に住んでいても足立区に寄附できるというのは、しっかり周知していただきたいと思います。  私の娘が通っている小学校では、高齢者の方が特別定額給付金が入ったからということで、全児童にハンカチを送ってくださったのです。また、ほかの方からは、桜のオーナーズ制度もうやってないの、何か寄附したいのだけれどもという声もあったり、高齢者の方々は寄附の制度も御存じないかなというのがあったので、ネット以外での周知の方法であったり、又はサポートの窓口というか、そういう体制についてはどのようになっていますでしょうか。 ◎財政課長 サポートについては、窓口に御相談にいらしたときには、寄附の方法ですとか納付書などを御案内しております。  全体に周知ということであれば、広報などを使って丁寧に周知をしてまいりたいと思います。 ◆水野あゆみ 委員  是非よろしくお願いいたします。  また、区の返礼品を見ると11点と少ないと感じますが、その中でも同じ会社のランドセルが3つ出てきたり、又は足立ブランドの会社が一つずつとなっていますが、この返礼品の選定については誰が行っているのか、また、当区へのふるさと納税率は上がっているのか、例年に比べて、いかがでしょうか。 ◎財政課長 返礼品の選定につきましては、昨年、いろいろな展示会が中止になりましたので、事業者支援や足立区のものづくりをPRするという意味で、工業会連合会や足立ブランドの団体のお声掛けをして、そこから募ったものでございます。主に財政課が中心にやっております。  もう一つの何でしたか。 ◆水野あゆみ 委員  納税率。 ◎財政課長 納税率ですね。昨年は使い道を明確にした寄附を幾つか設けたことで、例年の3倍ほどに寄附の金額が上がっております。 ◆水野あゆみ 委員  分かりました。この11点というのは、若干、他区に比べて少ないかなと思いますので、どうしても競争じゃないのですけれども、流出を防ぐという意味ではもう少し力を入れていただきたいと思います。  こういった企業や団体にも公募もしていただいてはどうかと思のですが、いかがでしょうか。 ◎財政課長 やはり流出額が多くなっておりますので、少し寄附を集める工夫をということで、庁内で関係課と打合せを始めたところでございます。どういった方法で、今後、拡充していくのかというのは、検討してまいりたいと思います。 ◆水野あゆみ 委員  是非お願いいたします。  また、コロナ禍で大打撃を受けている観光業界であったり、バス事業者へ役立てていただけるような、そういったあだち虹色寄附制度の項目などは追加できないのか伺います。 ◎財政課長 今回、コロナの寄附ということで、新たに設けたものがございます。そのようにその時々の課題に応じて使い道を明確にした寄附、今後も検討していけるのかなというふうには考えております。 ◆水野あゆみ 委員  よろしくお願いいたします。  また、私たち公明党としても団体要望、毎年受けているわけですけれども、そんな中で、浴場組合の皆さん、年々銭湯が減っている、廃業しているというお話を聞いています。  廃業の理由の一つに、億単位の改修費用を個人で負担できないというのも大きいと伺っています。都や区のそういった改修費用の補助はあるものの、なかなかそれ以外のやつは払えないという、負担できないということでございました。  こういう区が誇る銭湯文化を守るためにも、銭湯の改修費に必要な資金何億円とか、そういったようなガバメントクラウドファンディングできないか伺います。 ◎財政課長 どういったものが多くの方の賛同を得られるのか、先ほどの御提案も含めて可能性を研究してまいりたいと思っております。 ◆水野あゆみ 委員  是非よろしくお願いいたします。  次に、産後ケアについて伺います。  私、コロナ禍でも友人、たくさんの方が出産したわけなのですけれども、出産できる施設が限られてしまって、本当にうちではもう出産できませんと断られた方もやっぱりいたのですけれども、また、不妊治療も進んでいて不妊治療だと小さいまちの医院とかでは受け入れられませんと断られる状況もあるのかなと思ったのですけれども、区内の状況はいかがでしょうか、区内の受入れなどの状況については。 ◎保健予防課長 確かに水野委員おっしゃるとおり、出産ができる場所が区内に減っているというのは確かでございます。その状況については認識しているところです。 ◆水野あゆみ 委員  私の友人も体外受精で高齢出産でありましたけれども、某S路加病院で出産したのです。7日間で幾ら掛かったかと言いますと、100万円掛かったそうです。ほかの大学病院でも出産された方、80万円を超える支払、ローンを組んで払ったという方もおります。  今や16人に1人が体外受精によって生まれた子と言われています。不妊治療の保険適用が始まれば、ますます治療を受ける方が増えると予想されます。  不妊治療、身体的負担に加えて経済的負担も多いことから、区として更なる産後ケア事業が必要と考えます。健診や出産時に区内じゃなくて遠くの病院、他区の病院だったり他市の病院まで通わなければならない。そういったことから、タクシークーポン券であったり、また1か月健診の費用の助成などはできないか伺います。 ◎保健予防課長 不妊治療につきましては、国の方で保険適用が実施されるというような通知も、通知と言いますか報道も出ております。  それに合わせて、国の方から通知が来ましたら検討してまいりたいというふうに考えております。 ◆水野あゆみ 委員  分かりました。他区なのですけれども住んでいる友人なんかは、中央区では5万円上乗せで出産のお祝い金というのですか、そういうのも今回コロナ禍でもらえたということもあって、大変喜んでいました。  また、東京都の出産応援事業で10万円の子育てのサイトから選べるというのも大変喜んでおりましたが、これも区としてもしっかり考えていただきたいなと思います。  また、デイサービス型も好評と聞いておりますが、これ4か月を超えた産婦は利用できないと思うのですが、やはり産後1年までしっかり延長していただきたいと思うのですが、そこはいかがでしょうか。 ◎保健予防課長 令和3年度から拡充をしまして、昨年度までの5か月未満のお母さんとお子さん以外に、今年は1歳未満のお母さんとお子さんも対象としております。好評でございます。 ◆水野あゆみ 委員  1歳未満であったら使えるということで、すみません。  また、母乳ケア事業、先ほどさの委員からもございましたけれども、本当に大変希望されている方が多くて、私なんかも経験者でございますが、本当に子どもにおっぱいをあげているのを急に止めるということ、今、これを何て言うか分かりますか。昔、断乳と言っていたのですけれども、今、分かる方、どうでしょう。 ◎保健予防課長 卒乳ではないでしょうか。 ◆水野あゆみ 委員  保健予防課長だと当たり前に分かってしまうのですけれども、卒乳と言うのです。  この卒乳は、本当に今まで出していたものをずっと我慢してあげない、子どもが泣き騒いでもあげないで、これを何日間か我慢して、おっぱいがカチカチになるまで我慢して我慢した後に、いろいろなケアのところに行って出してもらって、やっと卒乳ができるのですけれども、これを1人でやれというのは本当に苦しい話で、なかなかつらくてもお金が払えないで行けないという声もあるのですけれども、こういったことに対して、足立区子育てガイドブックの中に母乳ケア事業というのが載っていましたが、費用の助成はされているのでしょうか。 ◎保健予防課長 スマイルママ面接等でお配りしているこども商品券は、使える施設が2施設ございますが、費用の助成ということはしておりません。 ◆水野あゆみ 委員  私の友人も、1回の相談で5,000円、相談だけで5,000円掛かってしまったということで泣いておりましたけれども、しっかりそういった母乳ケアの事業を進めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎保健予防課長 宿泊型の産後ケア等も来年度実施に向けて、今、検討しております。母乳ケアにつきましても、併せて検討してまいりたいというふうに考えております。 ◆水野あゆみ 委員  本当に多くの声をいただいていますので、よろしくお願いいたします。  次に、介護保険について伺います。  介護人材確保については、もう本当に喫緊の課題だと感じます。この間の御答弁の中でも2040年には4,000人の介護人材が不足する予測という答弁ございましたけれども、本当に介護従事者の方からも、本当に賃金が安いのだという声、何とかならないかという声もいただいています。  昨年の10月から国では特別処遇改善加算を導入しましたけれども、区内小規模事業者の取得率が低いということに触れまして、その理由は、事務事業が煩雑という厚生労働省のアンケート結果も明らかになったのですけれども、この事業者への更なる周知、またサポートを委員会で要望しましたが、令和2度の取得率はいかがでしょうか。 ◎介護保険課長 この特定処遇改善加算、令和元年10月から始まった事業でございまして、経験技能のある介護職員の処遇改善をする加算となっております。  これは令和2年度が66%となっておりまして、令和元年度は57%ですので、9ポイント増ということでなっております。 ◆水野あゆみ 委員  しっかり従事者の方に届くように、今年も更なる周知をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎介護保険課長 介護職員の処遇改善につきましては大変重要な課題だと思っておりますので、引き続き丁寧に周知してまいりたいと考えております。 ◆水野あゆみ 委員  よろしくお願いいたします。  また、若い方の雇用促進のためにも、他区でやっているような奨学金返済制度の取り入れ、又は住宅補助などできないか伺います。 ◎介護保険課長 奨学金の制度等については国や都の実施しているものがございます。そちらについて、引き続き介護事業者に周知をしてまいりたいと思います。  また、介護事業者につきましていろいろな意見交換の場がありますので、そういったところで意見を聞きながら引き続き周知等支援をしてまいりたいと考えております。 ◆水野あゆみ 委員  しっかりお願いいたします。  また、入札の件で伺いたいのですが、工事入札について我が党でも区内本店業者への優先指名を望むところですが、先日示された本店の定義付けについて団体には周知されたか、またどのような声が聞かれたかお伺いします。 ◎契約課長 区内事業者の認定基準、改正を行いまして、それにつきまして通知を10月中旬に行いまして、現在のところ、全体で375者のうち約80者程度から新たな申請書が提出されたという状況でございます。 ◆水野あゆみ 委員  申請書が提出されただけで、何か意見等はあったのでしょうか。 ◎契約課長 事業者の方からは、従来提出していなかった事業者もおりまして、今後はしっかり提出していきたい旨のお話等いただいているところです。 ◆水野あゆみ 委員  分かりました。私も団体の皆様、また、区内の企業を回っていますと、社長の皆様から、なかなか他区、他市では自分たちは受け入れられない現状もある。そういう中で、区でもしっかり定義付けをやってほしいという声がございました。  10月末に審議会答申があると伺っていますけれども、しっかり区内企業を守る立場からやっていただきたいと要望いたします。  残り1分になってしまったので、医療的ケア児の保育園入園についてお伺いをいたします。  私の周りでも医療的ケア児のお母さん方の意見を伺っているのですが、この保育園入園、今年度から始まりまして、6人の定員に対して何名埋まっていますでしょうか。 ◎子ども施設入園課長 現状3名の方が入園をされております。 ◆水野あゆみ 委員  なかなか、この間の医療的ケア児のアンケートの結果でも、保育園への預け入れを希望されている方が本当に多くいたと思います。預けたくても預けられないという声をいただいているところですけれども、健常児と同じ指数ではなくて、しっかり親のレスパイトの観点からも預けやすい要件にしていくべきと考えますが、いかがでしょうか。 ○鹿浜昭 委員長  簡明に願います。 ◎子ども施設入園課長 水野委員おっしゃるとおり、現状で指数の加点の方、2点させていただいておるところです。 ◆水野あゆみ 委員  2点以上のそういったものもまた、今後、検討していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。終わります。 ○鹿浜昭 委員長  次に、共産党から総括質疑があります。山中委員。 ◆山中ちえ子 委員  よろしくお願いします。共産党の山中です。  8月から高齢者施設利用料の軽減である補足給付が改定されました。これによって食事代や個室利用料の負担軽減の対象外となる高齢者が出てしまいます。どのくらいの人が対象じゃなくなってしまう予定でしょうか。 ◎介護保険課長 今回、補足給付、ショートステイや施設での食費の自己負担額が見直しをされましたが、今回の法改正によりまして非該当となった方は610名ほどとなっております。 ◆山中ちえ子 委員  また、補足給付が今までどおり受けられる方々でも、食費の負担増になる方もいらっしゃいます。その方々はどのぐらいの数でしょうか。 ◎介護保険課長 今回、要件が見直しされまして、負担増となる方につきましては、介護施設、ショートステイ合わせまして約1,580名ほどとなっております。 ◆山中ちえ子 委員  値上げ幅が一番大きいというのが、何と低年金の年間80万円以下の方々です。これが116名という方々なのですけれども、月3.6万から6.8万円の負担増という内容です。ショートステイ利用者もほぼ全員が負担増になりますので、今、言ってくださった数がその合計の1,580人ということになります。もともと所得の低い方々への施策でしたから、重大な影響を及ぼすものだと思います。  補足給付は、要件の改悪じゃなくて、充実こそ必要だと思います。どうでしょうか。 ◎介護保険課長 こちら国の法改正によるものですが、負担能力に応じて資産がある方には、それなりの負担をしていただくというものでなっております。  ただ、確かに低所得者の方いらっしゃいますので、そういった方には引き続きこの制度以外にも軽減制度を周知してまいりたいと考えております。
    ◆山中ちえ子 委員  預貯金がなくなるのが先か、自分の長生き、余命が終わるのが先かと、もう本当に生きていくのが怖いと、長生き喜べないと言っているのが、今、現状なのです。それなのに、そんな冷たいことでいいのかと思います。  23区中11区がやっている区独自の介護サービス利用料減免制度を今だからこそ足立でも取り組んでいくべきだと思いますが、どうでしょうか。 ◎介護保険課長 山中委員がおっしゃっている利用料の減免制度ですが、現状としては、ほかの区でも約半分ぐらいが実施しているというのは聞いております。  ただ、こちら、この制度も23区では減少傾向というのも聞いておりますので、また足立区においては、こちらの介護サービスを利用される方、利用していない方いらっしゃいますので、こういった公平性の観点から現在のところは考えておりませんけれども、低所得者の方には丁寧に、その他の減免制度についても周知を図ってまいりたいと考えております。 ◆山中ちえ子 委員  既存のものを周知していくというだけにとどまらない取組は必要です。  次に行きます。  感染対策の基本は、私たちワクチンを前提として感染の拡大を断ち切る、PCR検査の拡充、等しく命が守られる医療体制の確保と暮らしの保障と、これは自粛と一体に必ずと私たちは言ってきました。  区民が等しく感染者が発生した場合において、接触の可能性がある人が症状の有無にかかわらず素早く検査ができて、お休みが取れるという対応は感染を広げない対策の重要な部分です。  しかし、区の保健所は適切にやれたまではいかない状況だったと、7、8、9月のピーク時、これが初日の私の質問でも答弁の中身でも明らかになりました。このままでは、これからあるかもしれない新しい感染の波を断ち切っていくという準備はできない。区長が決意して述べられた、感染の拡大を止めていくと言ったことに、備えとして十分行き届かなくなっちゃう可能性があります。  感染爆発への区の対応の甘さを自覚し、教訓にしていくことこそ大事であることを指摘し、質問に移ります。  初日の質問で、私は、介護従事者の定期的なPCR検査について質問しました。その際、実際、検査でほぼ無症状の陽性者も発見できているからクラスターも生まずに、患者を安心して診られた。実際、家族も子どもたち3人いるけれど、学校に安心して行かせることができたという話も紹介しました。この定期的PCR検査によって早めに感染者を把握し、集団での感染とさせなかった数、これも区でカウントしていなかったということが初日の質疑でも明らかになりました。ここに重視していないということの現れだと思います。まだまだ定期的PCR検査は継続するべきです。  現段階で、日本財団で行っているもの、区で行っているもの両方ありますが、定期的PCR検査事業は来年3月まで延長ということで決まっています。東京都は12月まで、そこまでしか延長しないという今の状況です。  東京都の事業、これは12月までということですので、東京都に収束している今だからこそ定期的なPCR検査事業を継続できるよう、これは積極的に感染の波を起こさないという立場で東京都に働きかけていくと、定期的にやるPCR検査事業を継続させていくということを求めるべきではないですか。 ◎介護保険課長 山中委員おっしゃっているのは、これは介護施設のPCR検査を東京都で実施しているものということかと思いますけれども、こちらについては、東京都が実施しているものは、今年度、数か月ごとに延長してきているものですので、こちらとしても東京都の動向については注視してまいりたいと思いますし、また東京都の方にもきちんと話を伺ってまいりたいと思っております。 ◆山中ちえ子 委員  東京都にも言っていくし、区独自のPCR検査事業、要するに東京都が対象としなかった在宅での高齢者サービスに対して区は事業を始めたと、これはすごく評価する姿勢なのです。これを続けるという意識にも立つべきですが、それはどうですか。 ◎介護保険課長 昨年度から、足立区においても施設系の事業所以外に居宅系訪問介護ですとか訪問系の事業所の職員、利用者等についてもPCR検査の費用補助の対象としております。  また、引き続き介護従事者の方、利用者の方が安心して従事、介護サービスを利用できるように支援してまいりたいと考えております。 ◆山中ちえ子 委員  来年度も続けてということでよろしいですか。 ◎介護保険課長 現時点で、来年度、今のコロナの状況がどうなっているのかというのは分かりかねるところもありますので、状況を注視してまいりたいと考えております。 ◆山中ちえ子 委員  もちろん、その感染の状況は、後手後手になってきた経緯がありますから、感染を断ち切っていくのだと区長の決意もありました。それにかなった方向で、そういう感染の状況を見てからとかと言っている場合じゃないということを申し上げたい。  次の質問に行きます。  デルタ株は、子どもにも感染させてしまう脅威が言われました。ワクチン接種もできない子どもたちもいる集団の中で、安心して保育・教育するにはワクチン頼みの政策では限界で、検査の充実が必要です。  子どもの施設、事業者、学校にも定期的なPCR検査に踏み出すべきだと思いますが、どうでしょうか。 ◎子ども家庭部長 保育園、幼稚園につきましては、陽性者が出た段階で幅広く調査をするということで取り組んでまいりました。現状その形を続けてまいりたいと思っております。 ◆山中ちえ子 委員  今も言いましたけれども、そういうことだったから後手後手になってしまって感染の波を抑えられなかったわけです。保育士は抱っこしたり、鼻水を拭ったり、よだれを拭いてあげたり、お世話で積極的に密になる仕事です。保育士は毎日感染させるかもしれない、逆に感染させられるかもしれないという恐怖、不安の中で働いています。  定期的PCR検査で、先ほど紹介しました介護士の言葉も紹介しましたが、ああやって安心して働いていくことができるということを保障する支援がどうしても必要です。  7月、8月、9月の保育園、幼稚園、こども園、小・中学校の子どもたち、先生、保育士、それぞれの感染者数を教えてください。 ◎子ども政策課長 7月、8月、9月だけを取っていないのですが、これまで発生した感染者数としては、職員の方が220名、園児が334名、合計で554名となっております。 ◎学校支援課長 小・中学校につきましては、教職員を含めまして、7月が90人、8月が377人、9月が121人、合計588人でございます。 ◆山中ちえ子 委員  大変な数です。今、7月、8月、9月と言ってしまったのですけれども、全部を通して言っていただいて、子どもの方では554人と、教育の方では、7月、8月、9月ということで、588人だということでした。  本当に、コロナウイルス感染症は感染症法に基づき、昨年の1月から指定感染症となっています。特に危険性の高いエボラ熱とかいう一類よりも上の位置で位置付けられていて、外出自粛の要請ができる唯一の感染症です。いかに感染の伝播を抑えて1人でも感染させないようにする取組が、法律の位置付けにおいても重要なことは明らかです。  ワクチンが打てない子どもたち、アレルギーでワクチンを打てない子もいます。様々な変異株の出現でも子どもたちが感染しやすい状況、先ほど今までどおりやっていくのだと言っていましたけれども、これは、そうではないのだと、これからは積極的に感染の鎖を切っていくのだということで、今までどおりではない定期的PCR検査事業に子どもたちの施設、学校施設から取り組んでいくということを更に指摘し、求めておきます。  それで次に行きます。  小・中学校でのPCR検査もそうなのですけれども、国立病院機構の三重病院の谷口院長は、9月の下旬、デルタ株で局面が変わってきていると、何が必要かというテーマで話されているのですけれども、今どこに検査を広げていくべきかということで、病院などハイリスクな場所はもちろんのこと、人々が移動するとき、人が集まるときだと。なぜかというところでは、自らの診療の体験をこう話しています。  先日、私の病院でも3か月の乳児がミルクの飲みが悪くて受診したと。この時期ですからこの先生はPCR検査をお母さんにもやって、乳児にもやった。乳児は陰性だったのだけれど、無症状のお母さんが陽性だったということがあったと。  それから、定期的な慢性疾患のコントロールで入院する子どもに、入院前に検査をします。そのときに全然元気だったのに陽性の反応が出たと。こういうことは結構あるので、検査しなければ病院は大変なことになる。要するにたまたま検査をしたら意外にも感染していたということが見受けられるわけです。気軽に検査ができるように、検査を広げていくということを提案していました。  感染の大きな波をつくらない準備として、区内企業で感染者が出た場合についてを質問します。  区内企業にせめて休業補償支援給付金で必要な人に安心して休んでもらうと、そして疑われる人たちに積極的に検査を勧めるという、こういう感染の伝播を切っていくと。区民、区全体で感染の波を抑えていく必要があると。こういうメッセージが区民や企業に届く必要があると思います。  休業補償支援給付金も、ほとんどのところが知らない。そういうふうに気軽に分かるように届けていくと、そのメッセージを、それ必要だと思いませんか。 ◎政策経営部長 区民にお伝えする情報については、区の広報等を使って積極的に届けるべき情報だと考えております。 ◆山中ちえ子 委員  ちょっと私も質問が悪かったのかな。  休業補償支援給付金が届いていない、企業にも区民にも。だからそれを届けなくちゃいけないと。だから、子どもたちの学校が休校になったり、保育園が休園になったときに、しっかりとお母さんたちにお勤め先に休業補償支援給付金あるのですよとか、10分の10企業が負担しなくても国の制度で休業が補償できるのですよと企業に伝わっているかどうかなのです。それを伝えていくということが大切なんじゃないかということなのです。そういう質問です。 ◎産業経済部長 企業側の方には、もちろん公社ニューストキメキですとか、それからデジタル媒体でも様々な形でお届けはしているのですけれども、区内の企業ですので、割と伝わっているのではないかというふうに思っていますけれども、区内にお住まいで区外にお勤めになっている方もいらっしゃいますので、そういう方が、どのようにそういった活用をされているとかというところの実態まではつかんでおりませんが、できる限りの媒体で区内の企業にはお知らせしているつもりでございます。 ◆山中ちえ子 委員  そういう危機感のない状況じゃ困っちゃうのです。やられていないから、困っている人たちがいっぱい出てきてしまったのです。行き届かない、どうしたらいいのと。保健所に相談しても発熱がなきゃ駄目ですよとか、要するに国が通知で重症な人にのみ、それでそういう民間の部分の疫学調査をやらなくていいと、そういう国の通知を受け取っていて、それに沿ってしまっているというところがあるのです。  だから、そういう状況にあるわけですから、もっと危機感を持って、企業にはそういう休業補償支援給付金があるのだということをもっと位置付けて、しっかりと伝えていかなきゃいけないと思います。  同時に、手続を労働者自身だってやる場合があるのです。企業がその気になってくれなかったりしたときは、労働者自身がやると。チェックするところなんかもあるのですけれども、企業が、自分たちが休業を指示していないなどというチェックをされちゃうと、もう休業補償支援給付金、申請ができなかったりするわけです。だから本当に大変で、これは手伝ってくれる人がいないと大変な状況になると。  私たちずっと求めてきましたが、社労士を利用するというところで社労士利用補助の取組を区は始めました。そういう利用もあるのだということも知らない人たちが多いと思うのです。それを工夫して知ってもらうということが必要なんじゃないかと思いますが、どうでしょうか。 ◎産業経済部長 今回、開始された件につきましては、広報紙ですとか、福祉部の方とも協力してひとり親の家庭へのアプローチですとか、そういったことも実施しております。 ◆山中ちえ子 委員  重視して取り組んでいくと、危機感をちゃんと持つということを言っておきたい。それじゃなきゃ感染の大きな波は抑えられないと指摘しておきます。  ワクチンで重症化を予防することは本当に重要だと思います。今後、自由な社会活動をワクチンパスポートで保障していくなどという流れも報道されていますが、ワクチンができない方もいらっしゃると、アレルギーを持っている人とか、そういう人は陰性証明を必要とさせていくといった議論も報道なんかでは言われています。  しかし、若者には4割程度しかまだワクチンは届いていないと、アレルギーをお持ちで大変な方もいらっしゃると。ですからパスポートというのであれば、例えば、実家に介護が必要だと言って田舎に帰らなきゃいけない、定期的に帰っている労働者、区民も結構いるのです。そういう人が安心して帰ることができるようにするということだって必要だと思います。  それは、検査で陰性を確認することが気軽にできるという状況がないと駄目だと、そういうような状況にしていくべきじゃないですか。 ○鹿浜昭 委員長  簡明に願います。 ◎衛生部長 ワクチンの普及によって、これからワクチン・検査パッケージというものも検討に入るというふうに聞いておりますので、それによって検査の局面も次第に変わっていくのだろうというふうに考えております。  まずは、国や都がどのように今後そういったワクチンに絡めて検査の方、陰性証明の方を行っていくのか情報収集に努めてまいります。 ○鹿浜昭 委員長  時間です。 ◆山中ちえ子 委員  ありがとうございました。 ○鹿浜昭 委員長  次に、自民党から総括質疑があります。渡辺委員。 ◆渡辺ひであき 委員  自民党の渡辺ひであきでございます。どうぞよろしくお願いいたします。  過日もこの席に立って様々質問させていただいた中で、教育については特にGIGAスクール構想の下で、ICT戦略推進担当課長も是非そうした会議体に入っていただいて、子どもたちのためにGIGAスクール構想元年ですから、頑張っていただきたいという話をしました。  そうした流れをやっていて一つ忘れてしまったことがあったので、まず、教育についてお伺いしておきたいと思います。  育英資金のことについてであります。  やはりコロナ禍で、学生たち大変な苦労をされているのだろうというふうに思います。もちろん親御さんも大変な思いをされている。それで、令和2年度は、育英資金制度の募集枠で対象者の拡充を行ってくださいました。  育英資金の貸付けについては8,400万円余、貸付人数、高校生は63人、大学生は151人、新規では6,400万円余が計上されて支給額一律5万円で就学援助の準要保護世帯のうち高等学校等への進学が決定した中学3年生の保護者を対象とした、そういう給付も行っていただいた。  でも、学生たち、これからまた苦労するのだろうというふうに思います。そのことについて、来年度予算で拡充したり、学生たちを助ける、そういう施策についての検討はされているのかお伺いしたいと思います。 ◎学務課長 育英資金、貸付けの方はなかなか人数が、今、横ばいとなっておりますが、高校生、あと高等学校等入学準備助成というところで、今、拡大について検討を進めているところでございます。 ◆渡辺ひであき 委員  是非よろしくお願いいたします。  次に、昨日は10月10日でありました。体育の日だったりしますけれども、千住に住んでいる人間にとっては千住の日でもございまして、千住愛が強い千住の人たちは、車のナンバーを1010にするような方も多くいらっしゃる。そんなこともつらつら思っておりました。  今日は、10月11日、私は今回の決算特別委員会最後の質問になるわけですけれども、2年前の10月11日というのは、実は台風19号で足立区は災害対策本部を設置した日でありました。したがって、災害対策については、ここ数年ずっと災害・オウム対策調査特別委員会に所属をさせていただいて、折あるごとに、いろいろなことを質疑させていただいておりました。  実は、先日の災害・オウム対策調査特別委員会で、公明党の吉田委員が、もっと想像力を働かせた対策を考えなきゃいけないよねということをおっしゃったとき、私も確かに紙面上では……。       [資料を提示]  ここにも足立区地域防災計画の震災編がありますけれども、これは読み込んでおりました。けれども、本当に実際に発災したときのことを想像するということをしながらでないと、実利ある災害対策上の行動ができないのだろうなというふうに思いました。そして、いろいろな被災地を視察した経験だったり、自分が危険を感じたときのことを思い返してみました。  10年ぐらい前に、箱根に旅行に行きました。3月31日から2日ぐらいまで行ったのですけれども、4月の1日に大雪が降りました。大涌谷のロープウェーで一番高いところまで行っていると急に雪が降り出して、これで降りてくださいと言うので降りました。物すごい雪でした。降りたら、もう地面には3cmぐらい雪が積もっていました。1泊して、2泊目かして帰ろうとしたら、バスで駅まで行こうとしたのですけれども、バスがまず来ない。何で来ないのだろうなと思ったら、例の駅伝をやる箱根新道に車が乗り捨てられているのです。当然危ないのだと、危険を感じでそこで車を降りて避難をされたのだろうというふうに思います。  さて、そこで考えたのは、本当に首都直下型地震が起きたときに、日光街道は緊急時の緊急車両専用道路になるわけでありますけれども、当然、渋滞をしたりして、いろいろな形で乗り捨ててしまう車両が多く存在するのではないかという想像をいたしました。いかがでしょうか。 ◎災害対策課長 渡辺委員おっしゃるように、大地震のときには有事ということで、やはり国道4号線ですとか、そういったところ非常に混乱すると考えております。 ◆渡辺ひであき 委員  それで、そうした際の車両の除却とインターネットで打ってみたら、国土交通省のページに当たりました。  災害対策基本法の一部を改正する法律の公布について、平成26年11月14日に成立しているのです、知らなかったのですが。改正の背景、首都直下型地震など大規模地震や大雪等の災害時には被災地や被災地に向かう道路上に大量の放置車両や立ち往生車両が発生し、消防や救助活動、緊急物資輸送などの災害応急対策、除雪作業に支障が生ずるおそれがあるということで、放置車両対策については、緊急時の災害応急措置として災害対策基本法に明確に位置付ける必要があるということで、法律の概要としては、緊急車両の通行ルート確保のための放置車両対策で、道路管理者は区間を指定して緊急車両の妨げとなる車両の運転手に対して移動命令、若しくは車両を移動させることができると、この場合、やむを得ない限度での破損を容認し、併せて損失補償規定を整備と、こういうふうにあります。  ただ、これ、どういう人たちがそれを除却するのか、区では何か想定ありますでしょうか。 ◎災害対策課長 緊急時の車両等含めての障害物を除去するということで、現在、数か所でございますけれども協定等を結んでいるところでございます。 ◆渡辺ひであき 委員  そういうことを以前聞いたことがありましたけれども、ただ、協定を結んでいるところから日光街道まで来ることも大変だということが想定をされます。  そこで、今、その後ずっと考えていたのですけれども、足立区役所と、その前には消防署がございます。足立区で言えば、南側に少し土地が残っている部分があります。また、消防署が許してくれれば、そこに重機を配備するということが必要なのだろうというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ◎災害対策課長 渡辺委員おっしゃるとおり、協定先のきちっと確保できるか等々の課題がございますので、今おっしゃっていただいたような消防署との協議ですとか、そういったことも進めてまいりたいと考えております。 ◆渡辺ひであき 委員  是非よろしくお願いをいたします。  それから、次に、その場合でも当然通行が、緊急車両が通る日光街道だけでもなく、足立区内各地で、各所で立ち往生する車があったりして、車の移動が困難になるということが予想できます。  デジタル化を今、準備をしている最中ですけれども、地図上で、今ここは車が通れないということをアプリの中で反映させることができるかどうかお伺いしたいと思います。 ◎災害対策課長 現在、開発中の自然災害情報システムの中で、やはりそういった区民の方に的確な情報を伝えるということは大事だと考えておりますので、渡辺委員おっしゃったようなことも含めて掲示できるように開発を進めてまいりたいと考えております。 ◆渡辺ひであき 委員  是非よろしくお願いをいたします。  そして、過日、10月7日には震度5強の地震があって、会派の中でもそれぞれ、揺れが強かったよと言う方と、そうでもなかったよと言う方がいて、特に、かねだ政調会長は随分ひどい揺れだったと先ほどもおっしゃっておりましたけれども、やっぱり揺れの質だったり、地震の質と言うのですか、随分感じ方や揺れ方や被害の出方が違うなというふうに思います。  今回、余震もなかったですけれども、液状化がどこかで出たという報告はあったのでしょうか。 ◎災害対策課長 具体的な液状化が出たというところの御報告はございませんでした。マンホールから漏水が3か所というような御報告がございました。 ◆渡辺ひであき 委員  これは、どういうことがあるのかなというように思いましたけれども、改めて首都直下型地震のような震度6強の地震があるような場合は、液状化も進んで、それも含めて道路が大変なことになるのだろうというふうに想像ができますので、ありとあらゆることについて、私も一生懸命考えますし、是非対策についてよろしくお願いをいたします。  さて、もう少し足立区地域防災計画についてお伺いをしたいというふうに思います。  一つは、先ほど言った足立区地域防災計画震災編の40ページであります。  備蓄倉庫については、数年前も指摘をさせていただいて、太成倉庫と協定を結んでいただければありがたいということで、実際協定を結んでいただきました。ありがとうございました。  ただ、まだ区は、地域における物資の受入れ、配分等の拠点として3か所の地域内輸送拠点、物資集積場所を選定していると、これが物資の集積場所3か所、まだ、都立舎人公園、都立東綾瀬公園、区立浮間公園となっているのです。  ここは、前も、なぜその指摘をさせていただいたかと言えば、物資の受入れの道路付けも含めて、よろしくないというふうに思うことと、建屋がないです。建屋がないと雨が降ったときどうなるかということ、そこに物資が集積しているということがうわさになれば、これはやはりいろいろよろしくないというふうに思うわけであります。  これについての方策について改めて伺いたいと思います。 ◎災害対策課長 渡辺委員おっしゃるところの物資の集積場所3か所というのは、屋外であるというような課題は認識してございます。  今現在、数を増やせるように総合防災アドバイザーのアドバイスをいただきながら、旧入谷南小学校跡地活用基本構想の中でそういった拠点ができないかというところを検討しているところでございます。 ◆渡辺ひであき 委員  それは大変重要なことだというように思います。
     ただ、そこで容量が足りるのかどうかということがあるでしょうし、西側一つということでは済まないのだろうというふうに思いますから、そこについては早急に是非対応を考えておいていただきたいなというふうに思います。よろしくお願いいたします。  次に、61ページのやはり受援計画のことについてお伺いをしたいというふうに思います。  それぞれの施策に対して受援先の指定、受援に関する連絡・要請の手順、対策本部との役割分担・連絡調整体制、応援機関の活動拠点、応援要員の集合・配置体制や資機材等の集積・輸送体制等を整理し、対応計画を策定するということでございます。  なぜ受援のことも、いつもお話をするかというと、まず阪神・淡路大震災の教訓をということでありましたが、そのことについて詳しい方々はもう大変少なくなってしまったということを言われています。  それから、熊本地震や新潟県中越地震、いろいろ地震がありましたけれども、都市部という意味でいうと、阪神・淡路大震災が教訓とするべきというところで一番大きなものなのだろうというふうに思います。  したがって、そのことについては、当時の現実に対応した方々が少なくなった以上、これはもう、あとは想像の領域でやっていかなくちゃいけないということになると、正に受援については、それこそ想像力を働かせてやらなければいけないというふうに思いますが、受援のその後の進捗についてお伺いをしたいと思います。 ◎災害対策課長 いろいろなところから受援、御助力をいただかなければいけないというところで考えてございます。  東京都ですとか、国ですとか、協定自治体ですとか、そういったところと過去の課題、熊本地震等々の課題をいろいろ検討しながら、スムーズにいくように検討している段階でございます。 ◆渡辺ひであき 委員  そして思い出すのが、ここでも何度もお話をしておりますけれども、熊本地震のときの町長が足立区に来て講演をしていただきましたけれども、一番のクレーマーが議員だったという話を伺っておりますので、私ども改めて議員、災害時における議会と議員の行動計画というか、批判というか、そうしたものについては、我が会派を中心に、他の会派の方々と協議をしながら、また改めて認識を新たにする必要があるなというふうに思いました。  さて、次に、まちづくりについてお伺いをしたいというふうに思います。  北千住駅東口の再開発については過日も質疑があって、これはどういう形で進んでいくかということについては、まだまだ決定もしていないということでありましたけれども、一方で、再開発という側面とは別に進めなきゃいけない常東地区のまちづくりが必要あるのだろうというふうに思っております。  特に、北千住駅東口を出て突き当たった奥の柳原の地域、それから千住曙町については、京成本線荒川橋梁の架け替え工事も含めて、もう既に一部借りていた地権者の、地権者というか借りていた方々のある自動車整備工場、解体がもうすぐ始まるということでありました。  お話を伺って、たまたま整備工場は別のところでやれることができるようになったというふうなお話がありましたが、まず、その京成本線荒川橋梁の架け替え工事についての、ただ委員も代表質問の中で触れましたけれども、まちづくりという観点での足立区との協議はどのように進んでいるのかお伺いをしたいと思います。 ◎都市建設部長 京成本線荒川橋梁架け替え工事は、密集地域を一部買収していくということで、一部道路の拡幅等については、今、協議をしてございます。  密集市街地整備事業とコラボできないかということを検討した時期もあったのですが、今のところ単独の事業でやっているという状況でございます。 ◆渡辺ひであき 委員  これ、柳原に区役所、今、入って、少しずつまちづくりについての動きをされているようですから、それと連動して、連動してというか、どうしたって地域の方々は区の方に問合せをしたり、町会・自治会連合会の流れの中でも、そうしたうわさ話が出たりするのだろうというふうに思うのです。  そうした際に、区の方からエクスキューズしてあげられる、説明を果たしていくということが必要になると思うので、是非情報収集をされて対応していただきたいという意味で申し上げておりますが、いかがでしょうか。 ◎市街地整備室長 大変失礼しました。柳原地区、勉強会を始めさせていただいたところでございます。防災に関することだとか、京成本線荒川橋梁架け替え工事の話だとか、いろいろな情報を区の中で収集をして、それをできるだけ地域の皆さんに発信できるように取り組んでまいりたいと考えております。 ◆渡辺ひであき 委員  正に、そういう意味でお話をさせていただいたと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  過日も柳原のあるお店の隣が空き家になっていて老朽化が著しくて、そのことを地域の皆さんが心配をしている。  なぜ心配をしていたかというと、もちろん、何か崩れてしまうんじゃないかという心配、それからあと通学路であったということの心配、この2つがあったわけであります。  これについては、担当の課長が随分足しげく通っていただいて、除却の方向で話が進んでいるということがありました。  今、現段階で、あの地域では、そういう意味で言うと、もしかすると開発業者と区が連動するというのはどうかは別にして、そのことを相当力入れてやらないと災害対策上も相当な問題があるなというふうに感じておりますが、いかがでしょうか。 ◎市街地整備室長 渡辺委員おっしゃるとおり、あそこのところには木造老朽家屋がかなりございます。  まず、火災上の問題としましては、建て替えを促進していくというところがまちづくりのポイントで、不燃化特区制度等を利用させていただいて、今、取り組んでおりますが、それだけではない、地域に寄り添ったまちづくりのやり方を、勉強会等、また、まちの声を聞きながら一つ一つ進めてまいりたいと考えております。  まだ着手したばかりでございますので、これから少し精力的に取り組んでいきたいと考えております。 ◆渡辺ひであき 委員  あと、まちの、あそこのそうしたことでまちづくりをすることによって、これから数十年掛かって形態は変わっていくのでしょうけれども、これも何度も申し上げているように、都市計画道路が、昭和38年ぐらいからの都市計画道路がまだ計画として入っていて、これがまちづくりの弊害になっているというふうに聞いております。  これは、また質問すると、あなた方が政治家として頑張って東京都や国とやりなさいということになりますので、あえて質疑はしませんけれども、これも共通の課題として持っていて、動いていかなくちゃいけないなというふうに認識をしておるところでございます。  そして、それと並行してはいくのだけれども、以前にお話を差し上げたように十一面観音という地域の鎮守様があって、これは足立区の土地の上にございます。柳原の理性院の住職といろいろお話をしましたら、受け取る意思はあるのだけれども、やっぱり地域の皆さんにとってみると、あの場所にあるのが大切なのだということであります。  今後、京成電鉄と協議をするようなことがあると思いますが、その際に区の心構えを持っていく必要があると思いますが、いかがでしょうか。 ◎市街地整備室長 担当課長が、そのお話を聞かせていただいて、現場の方も確認させていただいております。  地域の貴重な財産をどういうふうに残していくか、どういうふうに残せるのかというところを含めて、庁内で検討できることをしっかりして対応してまいりたいと考えております。 ◆渡辺ひであき 委員  是非よろしくお願いをいたします。  あと、行政改革についてお伺いをしたいというふうに思います。  昭和50年代の行政改革、いろいろ政権が代わっても継続をして、第二次臨時行政調査会と言われていましたけれども、土光敏夫さんが会長の下、様々な改革がされました。国は、当時民営化を図るということ、それからその当時は総予算に占める補助金の割合は3分の1ぐらいあったのです。一般会計45兆円ぐらいのうち15兆円ぐらいは補助金だったと、その見直しを随分されましたと。  これは財政構造上の問題だったのだろうというふうに思いますが、当時、こうした23区みたいな自治体は何をやったかというと、OA化、オフィスオートメーション化をすることによって人員削減をしたと。それを一番最初にやったのが台東区で、内山榮一さんという区長がいて、私、当時、学生でしたけれども、先日お話をした卒業論文を書く際に取材に行って、OA化というのは何だろうと当時思いましたけれども、先進的な事例、それから警備員をたくさん減らしたのです。  なぜかというと、警備員が各学校にいたりしたのだけれども、そうした中で実際に何か大きな問題が起きたことはないということ、今となっては様々な警備会社がありますから、その形も変わりましたけれども、そうしたことをされたのだということであります。  今では、足立区が更なる行政改革を進めるときに必要なことというのは何でしょうか。 ◎政策経営課長 多項目あろうかと思いますけれども、大きい部分ではデジタル化というところが大きい視点の一つなのかなというふうに思います。 ◆渡辺ひであき 委員  是非、行政改革というのは常に不断に行っていかなければいけないことでありますけれども、以前もちょっと提案をさせていただいた、鎌倉市が行った、区の中の全体の業務を見渡して経費を削減する、そういう会社もあるよということですが、そことの協議はその後どうなっているのかお伺いしたいと思います。 ◎財政課長 庁内のコストの削減の中で、庁舎管理業務が適切ではないかということで、何度かお話を聞かせていただきました。  一番削減効果の出るところは電気料金ということで、いろいろと研究を進めてまいりましたが、庁内で電気の関係は再生エネルギーに転換というような大きな方向性が出ましたので、ちょっとそこが頓挫してしまっているところでございます。  ですが、今後もそういった経費削減も含めて、改革についてはいろいろと研究をしていきたいというふうに考えております。 ◆渡辺ひであき 委員  そして、デジタル化ということと、一般施設のマネジメント計画について整合性を図っていくということになると、過日、答弁いただけなかったのですが、駅の近いところに公共施設を集約していくようなことも含めた行政の効率化という意味では、直近では千寿常東小学校を学校という機能だけではなくて様々な利用勝手のいい、何を組み込むかというのは今後検討する余地がありますが、そうした公共施設に昇華させていただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ◎施設営繕部長 千住地区、これからどんどん発展してきて、いろいろ区民の御要望、それから行政サービスの提供の在り方というのは変わってくると思います。  渡辺委員御指摘の資産を大事にアセットマネジメントとして捉え、きちんと設計から地元の皆さんの御要望、議会の御指導を仰ぎながら、きちんとした設計に入っていきたいと考えております。 ◆渡辺ひであき 委員  是非よろしくお願いいたします。ありがとうございました。 ○鹿浜昭 委員長  くじらい委員。 ◆くじらい実 委員  自民党のくじらい実です。お昼前の残り30分担当させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。  今日5日目になりまして、以前、我が党の伊藤委員の方から、ゴルゴ13の話、何度かございました。もともと作者のさいとう・たかをさんが亡くなったというところから始まっているかと思いますが、実は、先週末に作曲家のすぎやまこういちさんもお亡くなりになっておりまして、たまたま2人とも平仮名表記だなと、さいとう・たかをさんも平仮名で全て書いておりまして、すぎやまこういちさんも平仮名表記だなと思ってちょっとお話したのですが、私の世代としたらドラゴンクエストというゲームがありまして、そのすぎやまこういちさんがドラゴンクエストのゲーム音楽を作曲しているということで、私も小学校の頃、本当に夢中になってドラゴンクエストやったなという思いがあります。同世代の方では、中には共感していただける方もいらっしゃるんじゃないかなと思いますが、何でこんな話をしたかというと、ぴんと来た方もいらっしゃると思います。  今年の東京オリンピック開会式、選手の入場の際にドラゴンクエストの交響曲が流れまして、私自身としては、これから闘いに向かう、勝負に向かうアスリートたちがこの入場曲に合わせて入ってきた、聞いた瞬間にかなり感動を覚えまして、この演出はすごく私自身はよかったなと思っております。  そういうことで、今回まず、東京オリンピック・パラリンピックの質問から入っていきたいと思います。  今回、主にパラスポーツ、共生社会というキーワードを入れまして、そちらについてを質問していきたいと思っておりますが、1年遅れで東京オリンピック・パラリンピックが開催を迎えることができまして、今回の令和2年度の当初予算ではこのオリ・パラをどうやって盛り上げていくのか、オリ・パラの機運醸成を目指した当初予算だったかと思います。  開催に際しましては、1年延期の上、無観客開催という部分で当然賛否両論もあったかと思うのですけれども、選手たちが全力を出して闘っている姿、私もテレビの前で拝見していますと、やはりスポーツの持つ力というのがすばらしく、多くの日本国民に感動をもたらしてくれたと感じております。  また、少し話がそれますが、最近ではメジャーリーグの大谷翔平選手、先週、試合も終わりまして、それでも、今、テレビ等でも様々取り上げておりますけれども、今までの価値観と全く異なる次元で活躍をされておりまして、時期的には毎朝コロナ禍でなかなか明るい話題がない中で、大リーグ、メジャーリーグの方ですから、明け方、朝にかけてニュース等でも取り上げられて、なかなか明るい話題が少ない中で、今日の大谷選手どうだったかとか、勝利投手になったのかとか、ホームランを打ったのかと、そういう形で明るい話題を提供してくれたかなと思っております。これこそ正しくスポーツの持つ力なのではないかと私自身も実感しております。  現在、私自身、区の方でやっております、文化・読書・スポーツ推進委員会委員として3分野連携事業、こちらで議論をさせていただいておりまして、私自身は担当としては、運動・スポーツ分野での、ほかの委員の皆様との議論をさせていただいております。  ただ、3分野連携事業も計画策定のときには、まだコロナ前でしたので、なかなかコロナ後になりまして開催できない事業も多くありましたが、そんな中で何ができるのかという、これはもうコロナ禍の中で何ができるかというのは文化も読書も、そして運動、スポーツも、各分野で共通の課題ではなかったかと思います。  そんな中では、私が所属していました運動・スポーツ分野では、やるというスポーツがなかなかできない中で、では観るスポーツというのはどうなのだろうと、観るスポーツという意味では、今回、正しく東京オリンピック・パラリンピックというのは絶好の機会だったのではないかなと思っております。  特に、パラリンピックを見る機会というのが、今までのオリンピック・パラリンピックですと、なかなか他国で開催して深夜にやっている場合とか、なかなかパラリンピックを見る機会というのが少なかったのではないかなと思っておりますし、これで終わりにせず、今後レガシーとして何を残していけるのかをこれから東京オリンピック・パラリンピック終了後、考えていかなければならないかなと思っております。  まず、質問の中では、一つ質問いたしますが、足立区において令和2年度予算でもスペシャルクライフコートの設置や、あだちスポーツコンシェルジュの開設など、パラスポーツに対して前向きに予算付けされたと思います。  今までは、区としてもパラスポーツに対しては力を入れた取組をされていたかと思いますが、まず最初に、確認のため、どんな取組をされたかお伺いをいたします。 ◎スポーツ振興課長 今おっしゃったように、スペシャルクライフコートの建設とあだちスポーツコンシェルジュの設置ということが両輪になっていまして、まずはハードの設備と、そちらの活用ということに重点を置いて、またソフト事業として、いろいろな相談事を受けて、そういったマッチングをしながら障がい者の方が共生社会を目指していろいろな健常の方と共に楽しむ、スポーツを楽しむ、そういった環境づくりが重要と考えて、2つを両輪として、今、回してございます ◆くじらい実 委員  また、2月、今回コロナ禍ではなかなかできていないのですけれども、障がい者スポーツフェスティバルin足立というのも恐らくやっていたと思います。私も一度参加させていただいたのですけれども、そのときにも多くの参加者がいらっしゃったとお聞きしておりますし、今までの区の取組の成果というのが、今、結果になって現れてきているのかなと思っております。  先月、スポーツ庁の方で、国の方で、来年度、障がい者スポーツ、より親しめる環境づくりに乗り出して調整役となるコーディネーターを配置するほか、健常者と一緒に楽しめる競技形式の検証など、障がい者のスポーツ実施率向上につなげたい考えだという記事がありました。  このスポーツ庁の考え方は、正しく全国的に障がい者スポーツを応援していくという機運が高まっていくのかなと同時に、足立区の取組としても、今後、注目していくべき政策だと思っております。  ここから一つ一つお聞きしたいのですが、まず、あだちスポーツコンシェルジュ、こちらについてなのですけれども、これはどれくらいの相談件数があって、また実際にその相談からパラスポーツにつながったというのはどれくらいあったのでしょうか。 ◎スポーツ振興課長 昨年度の実績ですと33件の相談がございまして、実際に活動につながったのが11件でございます。  4月、年度変わりまして、今年度は、緊急事態宣言とか厳しい状況でございましたけれども、10件の相談があって、そのうち6件が実際の面談や活動の方に、今、継続ということで交渉してございます。 ◆くじらい実 委員  その数字に対して、区の方はどう評価されていますでしょうか。 ◎スポーツ振興課長 なかなか障がい者のスポーツということで専門分野ということもありますし、障がい者の方たちが、私本当にスポーツをやっていいのだろうかとか、そういったような動機のこともございますけれども、数字としてはこういった専門性、ニッチの部分ですので、私たちは評価してございますし、またこれから緊急事態宣言が明けましたので積極的にこちらの方の周知を図り、情報発信等しながら進めていきたいと考えてございます。 ◆くじらい実 委員  これから積極的に情報発信等もしていただけるという話なのですけれども、実は先ほど申し上げました文化・読書・スポーツ推進委員会の中で、私のほかにも運動・スポーツ委員の中に障がい者団体からも2名の方がいらっしゃっておりまして、そのあだちスポーツコンシェルジュの、こちらは障がいのある方にももっと活用してほしいというお話もありました。なかなかコロナ禍というのもあったので先に進めるのが難しかったと思いますけれども、こういう方々の要望もございますが、それに対しては何か対応していただけることはできるのでしょうか。 ◎スポーツ振興課長 それぞれ区内に障がい者施設がございますので、そういったところにアウトリーチして訪問したりとか、また花畑学園であるとか特別支援学校であるとかというところにも出向きまして、先生方や、先日はPTAともZoomの会議とかを行いまして情報発信に努めてございます。  近々の情報としては、花畑学園の先生方がスペシャルクライフコートを訪問しまして、そこでまた子どもたちにそちらをどういった活用を図れるだろうかということを検討いただくことになってございます。 ◆くじらい実 委員  本当に情報発信の部分というのは非常に重要だと思います。なかなか足立区で何をやっているかという部分が届いてないところもあるかと思います。  かねてからアウトリーチ型のあだちスポーツコンシェルジュを目指していただいていたと思いますので、こちらもまた改善をしながら進めていただきたいと思います。  もう一つ、昨年より総合スポーツセンターに開設されておりますスペシャルクライフコートについてお伺いをします。  こちらもお伺いしたいのですが、申込みや利用状況についてはいかがでしょうか。 ◎スポーツ振興課長 利用につきましては、昨年度11月オープンということでしたけれども、約4,000名くらいの利用がございまして、そのうち障がいのある方は、団体等の利用を含めまして149名でございました。  今回、また先ほどコロナの状況でございますけれども、ここのところパラリンピック後にボッチャであるとかブラインドサッカーのニーズがございまして、今、月に4回ほど事業を行っていますけれども、定員を超えるような盛況でございます。 ◆くじらい実 委員  4,000名の中、障がいのある方も149名ということで、この利用状況については、区はどう評価されていますでしょうか。 ◎スポーツ振興課長 障がい者だけというわけではございませんので、それを含んで健常な方と一緒にスポーツを楽しんでいただいていますので、これがもっとますます、先ほどくじらい委員おっしゃったように情報発信できれば、もっともっと広がってくるのではなかろうかなと考えてございます。  また、それを支えるようなボランティアであるとか指導者の養成にも努めてございますので、ある程度そちらの方が輪になるような、つながるような形になって発展していくべきだと考えてございます。 ◆くじらい実 委員  次の質問で、障がい者の方の目線ですとか、障がい者の方が気付けることとかあるかなと思っておりまして、そういう方々が関わっていただけるというのがすごくいいんじゃないかなと、健常者の目線だけでなくて、いろいろな目線でスペシャルクライフコートを運営していくというのはやっていただきたいなと思いますが、そちらについて改めてどうでしょうか。 ◎スポーツ振興課長 利用のモニタリングであるとか、私たちも職員がその事業に参加してございますので、障がい者の方たちの使い勝手であるとか意見、要望等もお伺いしながら、そちらの方の改善を進めていきたいと考えてございます。 ◆くじらい実 委員  スペシャルクライフコートも昨年からということで緒に就いたばかりでありますから、またこちらについてもいろいろ改善をしながら運営をしていただきたいと思います。  パラスポーツの推進という意味で、まず質問させていただきましたが、先ほどお話しました3分野連携事業の中での運動・スポーツという部分、スポーツ振興課長も御存じだと思いますけれども、共生社会というキーワードを今回出させていただきました。  今回のオリンピック・パラリンピックのレガシーとして、パラスポーツの推進というのはもちろん考えられることなのですけれども、そこをスポーツに限らず、共生社会ということをキーワードに、これから社会全体において共生社会が広がっていくということが東京オリンピック・パラリンピックのレガシーにはなるんじゃないかなと思っておりますので、是非、区の方でもよろしくお願いしたいと思いますが、それに関連して一つお伺いをいたします。  今現在、足立区役所においては、障がい者の方の雇用状況というのはどうなっていますでしょうか。 ◎人事課長 今年6月1日の数字でございますけれども、区の職員の中で障がいのある職員は85名になります。これが障がい者雇用率の換算上ですと117.5人というふうになります。 ◆くじらい実 委員  令和2年度に足立区職員障がい者活躍推進計画が策定をされました。それによりますと、区における採用5年後の職場定着状況が、平成22年度から平成26年度まで全て100%ということである上に、平成22年度から平成31年度の10年間の採用者数15名も100%の定着率ということで書いてあります。  あと、また、アンケートの方で、回答者54名によるアンケート調査では、働きやすいと思う割合が約80%となっております。当然まだ改善の余地もあるかと思うのですが、総じていい傾向なのかなと思っております。  まず、そこで先ほどの推進計画に基づきまして障がい者活躍推進に関する検討会議、そちらには明記してあるのですが、これはその検討会議に基づき検証が行われていると思うのですけれども、まずそこの検討会議には障がいのある方も入っていただいているという理解でよろしいでしょうか。 ◎人事課長 くじらい委員おっしゃるとおり、障がいのある職員2名が入っております。 ◆くじらい実 委員  そうしますと、その中で検討会議ではどんな評価、そして検証をされているのでしょうか。 ◎人事課長 先ほど、くじらい委員がおっしゃいましたアンケートでございますが、8割は働きやすいというふうに答えているのですが、一方で2割は働きやすいと答えていない職員がおります。  こういったところへの傾聴が検討会議では重要だというふうに話が出ておりまして、この中では学識の方や障がいのある職員の方から、例えば相談しやすい環境をつくっていくですとか、執務環境の部分ではスペースを広げられる、すぐ取り組めるところはすぐ取り組んでいきましょうということで実際に取り組んでいるところでございます。 ◆くじらい実 委員  80%の働きやすいという方に対して、残り20%はどうなのかという部分はあるかと思います。  いろいろと検討いただいて、働きやすいと思う方が100%を目指せれば一番いいかなと思いますが、実際定着率はある程度高い水準で進んでいるのかなと思っておりますが、今後の雇用数という形でどう増やしていけるのかという観点も必要なのかなと。  今後、法定雇用率があるかと思いますが、法定雇用率の目標達成に向けてはどう取り組んでいく予定でしょうか。 ◎人事課長 法定雇用率を達成するためには、常勤の新規採用者を確保していくということが一つと、また、今、会計年度任用職員の事務補助としてオフィスサポーターを採用しています。現状では人事課と総務課のみなのですが、これを全庁的に拡大していきたいということで啓発を進めていきたいというふうに考えております。
    ◆くじらい実 委員  区が行政を進めていく中でも、障がい者の方の視点に立つことも、また重要なのかなと思います。  障がい者雇用によりまして、またこれも意識付けとなるかと思いますが、障がい者の方と共に生きるということで意識付けすることが共生社会への一つだと思いますし、今後、取組としては障がい者の方が社会に溶け込んでいく、また逆に社会全体としてどう障がい者の方を受け入れていくのか、これがまた、今回は人事のことでお聞きしましたけれども、パラリンピックのレガシーということではつながっていけばいいなと思いますし、これが大いに前進してくれることを期待させていただきます。  では、次の質問に移ります。  昨年の予算特別委員会において、私自身も質問させていただいたのですけれども、再犯防止推進計画についてお伺いをします。  まず最初に、刑法犯認知件数、今までのこの決算特別委員会で誰も質問が出なかったのですけれども、ここ毎年、減少を続けておりまして、区での取組がよい結果を生み出しているのかなと思っております。  今年の現在の状況というのは、去年と比較でも結構なのですけれども、今の状況というのはいかがでしょうか。 ◎危機管理部長 8月末現在の数字で恐縮でございますが、今年8月末現在で2,073件、昨年の8月末と比べますとマイナス381件となってございます。 ◆くじらい実 委員  私も議員になってから2年ほど、毎年、刑法犯認知件数が減っているというところで活動もさせていただいておりまして、その中で更に今年も減っているという、本当にすばらしいことだなと思います。  ただ、実際、刑法犯認知件数として件数は上がっておりますので、そこに対してという部分はありますが、令和2年度の予算特別委員会の私の質問に対しまして、そのとき区長からも、罪種を特定して万引き等に立ち向かっている外郭団体も入れて、ビューティフル・ウィンドウズ運動の会議体の外部というか下部組織として、その計画をつくるための組織体を位置付けていきたいと御答弁をいただきました。  現在、それから進捗状況というのはいかがなのでしょうか。 ◎危機管理部長 万引き対策につきまして、通称「万防」と言われている全国万引犯罪防止機構というのがございまして、そちらの方々といろいろ意見交換をさせていただいたり、助言をいただいたりしております。  万引きについては再犯率が非常に高い犯罪と言われていますので、様々策を講じていきたいと思っております。 ◆くじらい実 委員  すみません、私が聞きたかったのはその計画自体なのですけれども、それはいかがでしょうか。 ◎福祉管理課長 計画策定に向けて、今、進めているところではございます。  ただ、こういう状況ですので、対外というか、役所外の団体等との協議というのがなかなか進めない状況です。  そんな中にあっても、保護司会の代表の皆様と意見交換をさせていただいたり、それから東京都の主管課と意見交換、情報交換させていただいて着々と進めている状況でございます。 ◆くじらい実 委員  当然、万引き防止対策というのも重要な観点だと思います。やはり区と行政と、そして、今、お話ありました保護司の方とか含めて、地域で再犯を防止するというのは、ある意味重要なことではないかなと思いますが、ほかの他区の状況としては把握されていますでしょうか。 ◎福祉管理課長 これまでの千代田区、豊島区、中野区の3区に加えて、大田区が令和3年3月に策定したというふうに伺っております。 ◆くじらい実 委員  進んでいる区については、何か区の中で傾向というのは見られるのでしょうか。 ◎福祉管理課長 これ東京都の担当課との情報交換の中でもあったのですけれども、やはりどの区もこの計画策定に当たっては、なかなか犯罪を犯した人の顔が見づらい、見えにくい、こういった中で行政として何ができるのかというのを定めるのが非常にポイントが難しい、絞れないということをどこの自治体も嘆いているということです。  そんな中にあって、例えば、就労だとか住まいだとか、その生きづらさの基になっている、そういった課題を解決するための機関につなぐとか、そういったところを計画の中で落とし込んでいる、そういった傾向が強いように思います。 ◆くじらい実 委員  当然、大前提として犯罪は許されないことであります。  ただ、再犯率を下げていくことというのが今後必要だと思いますし、特に地域で活動されております再犯を防ぐために、保護司の皆様も一生懸命取り組んでいただいております。  また、ただ保護司の方も高齢化とともに成り手不足という部分も見えてきておりますので、保護司の確保というのも難しくなってきているのかなというところは正直ありますが、区の職員の方でも是非保護司として御活躍いただければ、それはありがたいなと思うわけですけれども、今後、地域と行政というのが一体になって、連携しながら再犯防止というのは進めていく必要があるのかなと思っております。  この分野、本当に多岐にわたる、先ほどちょっと危機管理部長からも先ほどお答えいただきました万防、万引き防止の話もいただいております。そういう部分で本当に多岐にわたると思いますが、再犯防止推進計画はあらゆる可能性を模索しながら進めていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎福祉管理課長 保護司の皆様からの声として、成り手が少ないという御意見を頂戴しました。  また、恥ずかしいことに私の方も、なかなかこれまで保護司の方のお仕事というか、どういったことをやられているというのを本当には理解できてなかったというふうに思います。  今回、この計画策定に当たっては、区民の方に何をメッセージとして届けるべきなのか、そこのところが一番重要かと思います。再犯の防止、再犯率を下げていくということが区の、今、進めているビューティフル・ウィンドウズ運動の方にもつながってきます、犯罪率の低下にもつながっていきますので、この辺を中心に、万引き等を中心に計画策定、進めてまいりたいというふうに考えております。 ◆くじらい実 委員  今、福祉管理課長から、そのメッセージという部分をいただいて、正しくそうだなと思っておりまして、先日、成城大学治療的司法研究センター客員研究員の富樫景子さんという方が書いた記事をちょっと読ませていただいたのですが、その中で読みますと、罪を犯した人に刑罰を科して終わりとするのではなく、罪を犯した人が抱える問題を解決することで、結果的に再犯を防止する刑事司法の在り方をTherapeutic Justice、これ通称TJと呼ぶそうですが、罪を犯してしまった人の背後にある問題を解決していく。そして、社会復帰した際の生きづらさを解決し、再犯をせずに生きていくことができるように手を差し伸べることが必要ではないかという記事が、先日、載っておりまして、そちらは私も拝見させていただいたのですが、記事の中でも真の共生社会の実現という文言が載っておりました。  私自身この再犯防止推進計画の取組、先ほどからキーワードとして挙げております共生社会、そちらを含めて取り組んでいくべきだと思います。当然犯罪を犯すことは許されることではないのですが、どうやってこの犯罪の背景にあったもの、また再犯しないようにするために社会的に守っていくのかという部分で共生社会の一つではないかと思いますが、こちらに対してはいかがでしょうか。 ◎福祉部長 この再犯防止推進計画の御質問いただいておりますけれども、これに関してはやはり地域の皆様、関係する方々の理解をどう求めていくか非常に大事なことだと思っておりますので、真の共生社会づくりには再犯防止推進計画の中にもそういったエッセンスをきちっと盛り込んだ形で検討していきたいというふうに考えております。 ◆くじらい実 委員  是非その共生社会という部分でも、単に再犯防止推進計画をつくりましたというだけではなくて、しっかりとしたメッセージを届けていただきたいなと思いますし、当然まずは刑法犯認知件数を減らしていくのが、区としても我々としても進めていきたい部分だと思います。  ただ、罪を犯してしまった場合に、社会復帰を望んでいる方を受け入れる人も、しっかりと我々も受け入れていきながら、真の共生社会を目指して、またこの計画の推進も地域の皆様との声を聞きながら進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  残り時間ちょっと少なくなってまいりましたが、すみません、一つ低公害車購入の際の利子補給についてお伺いをいたします。  これは我が党の方でも政調会長を中心に議論をさせていただいておるのですが、一度産業環境委員会においても質問させていただきました低公害車購入の際の利子補給についてお伺いをいたします。  まず、国としても当然、2050年脱炭素社会に向けて大きくかじ取りをしているところで、その中でも本年足立区においても二酸化炭素排出実質ゼロ宣言出されました。環境に対する意識というのが全国的に広まっている現状でございます。  それによって環境対策への政策というのも当然重要度が増していると思いますが、そこでまず足立区における自動車によるCO2の排出量、又は影響など、こちらは何か分かりますでしょうか。 ◎環境政策課長 2018年度実績が最新になりますが、自動車部門でのCO2の排出量42万7,000tでございます。 ◆くじらい実 委員  その42万7,000tがどれくらい、多いのか少ないかというのは、すみません、判断できないのですけれども。  もう一つお聞きしたいのが、足立区に運送事業者の方も多いと思いますが、実際に運送事業者の数としては統計として取っているのでしょうか。 ◎環境政策課長 これも同じく2018年度実績でございますが、413の事業所、運送部門として登録がございます。 ◆くじらい実 委員  先日の産業環境委員会でもお聞きしましたが、環境対策の一つである東京都で実施しております東京都環境保全資金という制度、こちらについてなのですけれども、こちらの制度が、低公害車、低燃費車導入の支援制度で融資や補助金の交付が受けられる制度、その中の補助金の交付は、利子の2分の1、信用保証料の3分の2となっておる制度でありますが、この東京都の制度に対して、現在、品川区では利子と信用保証料の差額を補助する品川区低公害車買換え支援事業というのがありまして、前回、産業環境委員会の質問では特に触れなかったのですけれども、この制度については、現在、調査・研究されましたでしょうか。 ◎環境政策課長 産業環境委員会での御指摘を受けまして、現在、調査・研究をしてございます。品川区の方にも運用について確認をしている状況でございます。 ◆くじらい実 委員  当然、低公害車、低燃費車への買換え促進はCO2排出量を抑える意味でも効果が期待できますし、また足立区の地域経済を支えていただいている運送業者の方、本当に緊急時にも御協力いただいているかと思います。そうした運送業者の方への環境対策の促進にもなりまして、この制度、導入を考えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎環境政策課長 足立区においてCO2自動車部門、23区中1位という部分もございますので、非常に有効な政策かなと思います。導入について検討してまいりたいと考えております。 ◆くじらい実 委員  是非、前向きにこの制度も検討をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  時間の残りが少なくなってまいりました。私自身また明日も質問の機会をいただいておりますので、次の質問は明日に回させていただきまして、お昼のチャイムも鳴りましたので、こちらで質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○鹿浜昭 委員長  この際、審査の都合により暫時休憩いたします。       午後零時01分休憩       午後1時00分再開 ○鹿浜昭 委員長  休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  無会派から総括質疑があります。中島委員。 ◆中島こういちろう 委員  無会派の中島こういちろうです。午後一番手ということで、改めてよろしくお願いいたします。  先日の地震により、日暮里・舎人ライナーの脱輪や水道管の破裂など様々な被害等ございましたが、水害のみならず地震も改めて忘れてはいけないと強く痛感した日となりました。  また、その際に海外に住んでいる友人から心配の連絡が来て、その後、ジャパンすごいね、東京すごいね、足立区すごいねというメッセージをいただきました。何のことかなというふうに思って話を聞いてみると、復旧スピードのお話でした。漏水しても、一夜にして東京中すぐに対応し、脱輪しても数日で解決する。これ東京、足立区に住んでいると当たり前の感覚になってきてしまうのですけれども、その当たり前は誰かの仕事で成り立っており、海外では当たり前でないという話を聞いた上で、この当たり前のありがたさを強く感じました。  実は、そんな地震の翌日に私の住んでいるマンションでぼや騒ぎがありました。500世帯ぐらい住んでいるマンションなのですけれども、妻と子どもと帰宅をしたタイミングで、消防自動車や救急車20台近くがマンションの前に集まり、騒然といたしました。ちょうど消防隊の方が突入するタイミングと帰宅したタイミングが重なり、最前線で消防士の方と連携を取り、対応させていただいたのですが、非常に多くの学びがありました。  先に結果からお話をしますと、マンションの最上階にありますエレベーターの機械室から煙が出ていたため、守衛が消防署に連絡を入れたらしいのですが、調べてみるとエレベーターのベルトの摩擦で煙が出ていて問題はないということでしたと。  ただ、500世帯近く住むマンションで、実際に消防隊員の方がたくさん来ていただいて、通常であれば大きなパニックになる可能性もあったのですが、パニックにならずに済みました。  その理由を、危機管理部長、なぜパニックにならなかったかというふうに思われますか。 ◎危機管理部長 第一義的には、日頃からいろいろな訓練をされているというところの成果と、もう1つは、当日、現場での管理統制が行き届いていたのではないかと、この2点だと思っております。 ◆中島こういちろう 委員  ありがとうございます。近いところがあります。  1つ目が、今おっしゃっていただいたマンション内のコミュニティがしっかりして日頃から訓練がされていたということ、2つ目が情報共有でした。  1つ目のコミュニティがしっかりしているという話に関しましては、マンション内で定期的に様々なイベントや催し事を行い、実際にマンション住民の方同士の交流が非常に盛んでした。防災訓練も定期的に行い、その上で役割分担を行っていたため、消防隊員の方が来ても数分でマンションの防災担当の方などが集まり、対応することができました。  2点目の情報共有に関しては、マンションの住民の方が、実は9割近くLINEのグループを登録されています。そのLINEで情報発信を行いました。消防隊の方が来たタイミングから、その間の状況、そして安全確認が取れるまでと、非常にタイムリーに随時情報発信を行うことで、もちろん騒然とはしたのですけれども、大きな混乱がなく対応を完了することができました。  この地震の翌日のぼや騒ぎから、改めて私は、地域住民の日頃からのつながり、そして緊急事態時の情報発信の在り方の大切さを強く痛感いたしたのですが、そこから質問いたします。  普通会計決算のあらまし70ページ、町会・自治会活動支援事務に関しての質問になります。  まず、現在の町会・自治会の加入率、こちら何%になっておりますでしょうか。 ◎地域調整課長 現在の町会の加入率につきましては、48.32%でございます。 ◆中島こういちろう 委員  ありがとうございます。  では、この直近3年間の推移も含めて教えていただけますか。 ◎地域調整課長 残念ながら年々1ポイントずつぐらい減少している状況でございます。 ◆中島こういちろう 委員  これ、一、二年ほど前の決算特別委員会でも質疑を取り上げさせていただいたのですが、現在の足立区での町会・自治会の加入率の目標は60%という目標、これ変わってないという認識でよろしいでしょうか。 ◎地域調整課長 特に変更してはございません。 ◆中島こういちろう 委員  その差分を埋めるため、どんどん年々1%ずつ下がってきてしまっているというふうに地域調整課長お答えいただいたと思うのですけれども、その差分を埋めるための施策、取組で足立区でやっているものがあれば改めて教えてください。 ◎地域調整課長 大きな要因は、少し世帯数が、分母が大きくなってきているということからちょっと減少しているということで、加入世帯が極端に減っているというわけではないのですけれども、全体の分母が増えることで減っているということがございます。  今、加入促進につきましては、そういったチラシを作って配布したり、あとは小学1年生向けに、初めての町会・自治会というリーフレットを配って、若い世代の方にも手に取って町会について関心を持っていただくというようなことも進めております。 ◆中島こういちろう 委員  これ2年前ですか、質疑をさせていただいた際も分母が大きくなっていると、そして、分母が大きくなるので必然的に率が下がっている。なので、そのときは外国籍の方向けに加入促進のチラシをお作りするだったり、あとは小学校での加入のチラシを作ってお配りするというお話をされていました。  ただ、今、1%ずつ下がっているという現状を見ると、今この打ち手だけでは私は足りないというふうに実感をしています。  なぜ、足りないか、それだとまずいかというと、改めて執行機関の皆様に考えていただきたいのは、台風や地震のとき避難所運営に関してですけれども、基本的に避難所運営会議等で避難所を運営する基礎は皆様御存じのとおり、町会・自治会の方がメインになっているというふうに認識をしております。これ実際の避難所運営会議の組織のメンバーと、町会・自治会の方の含有率、そういったもの大体何%ぐらいみたいな認識を持っていらっしゃいますか。 ◎災害対策課長 詳しい数字等々は出してはございませんけれども、基本的には町会に入っている方が運営会議の役員をされていますので、半分かそれぐらいかなということで考えております。 ◆中島こういちろう 委員  私は半分だとは思いません。ほぼほぼ町会・自治会の方がメインになってやっていらっしゃるのではないかなというふうに。 ◎災害対策課長 失礼いたしました。町会のうちの何人が役員かということで、間違えてしまいました。  避難所運営会議については、全員が町会の方でございます。 ◆中島こういちろう 委員  そうなってくると、1%ずつ町会・自治会の方々の加入率が下がってきていると。これ、例えばこの後10年間同じような状況で過ごしていく際に、じゃあ、今、10年たつと40%を切り、例えば20年後、30年後になると、下手したら20%台等に入ってきてしまうと。町会・自治会の加入率の減少イコール地域の緊急事態時の対応にも大きな危機的な問題につながってくるというふうに認識をしております。  また、このタイミングで、改めて足立区として、本気で町会・自治会の加入率促進に関して向き合っていただく必要があると思うのですが、いかがでしょうか。 ◎地域調整課長 今、中島委員のお話のありましたとおり、災害が起こりますと、やはりその地域の団結力ということで最も堅固なつながりが必要だと考えてございます。  そういった大事な地域の力を我々としては求めるために、力強く加入促進を支援していきながら、共に行動を行っていきたいというふうに考えております。 ◆中島こういちろう 委員  是非お願いします。  実際に、例えば今回この1年間に関しては、コロナ禍でどの町会・自治会も活動ができなかったというのが現状だというふうに認識をしております。  実際、今まで数十年の長く活動を、例えば地域のお祭りであったりですとか、様々な活動をされていた町会・自治会の中にも、一度止まってしまったこの活動をその次の年にやるのが少し厳しいという町会・自治会も出てきているのかなというふうに認識をしております。  是非、次年度の町会・自治会の活動に関しては、通常年以上のサポートが必要だと考えますし、加入促進を含めて促す取組が必要だというふうに考えるのですが、いかがでしょうか。 ◎地域調整課長 コロナ禍が過ぎまして、これからどんどんエンジンが掛かってくるかなと思いますけれども、また、これまでとは違って新たな生活様式の中での取組が必要だと考えておりますので、しっかりと区の方も寄り添って支援をしていきたいと考えております。 ◆中島こういちろう 委員  よろしくお願いします。  是非これサポートに関しましては、財政面だけのお話では決してないというふうに私思っています。  例えば、足立区より加入率の状況が少し芳しくない30%の練馬区等も様々な取組を行っておりまして、例えば、加入率の向上、活動の担い手の確保ということが基本的には各町会・自治会の主な大きな課題だというふうに行政が認識し、その上で様々な事例をまとめました、練馬区これからの町会・自治会運営のヒント集などといった、その情報を各町会・自治会に展開するというような施策でサポートを行っているという自治会もございます。  是非、様々な取組で足立区から町会・自治会をサポートしていただきたいなというふうに思います。  また、情報共有という点に関しましては、町会・自治会の単位でのSNS活動の利用促進をするための入門講座など、実際に各地域の中でどういうふうにSNSを使ってやっていけば皆さんに情報が伝わるかみたいなやり方をレクチャーしている講座等も開いている自治体、複数ございました。  是非そういったような事例を参考にしながら、足立区としても必要な対応を取っていただくべきだと考えますが、いかがでしょうか。 ◎地域調整課長 そういった事例を参考にさせていただきながら、地域の方の声を聞きながら寄り添って、どういったものの支援が必要なのかを確認した上で寄り添って支援をしていきたいと思います。 ◆中島こういちろう 委員  よろしくお願いします。
     続きまして、区政に関する世論調査、こちらに関して質疑させていただきます。  足立区の区政運営の方向性を判断する上で非常に必要な調査だというふうに認識をしております。  今回こちらの調査の回収率が58.2%だったというふうになっていて、前年比5.2%向上しているというふうに、私、認識しているのですけれども、これ区としてはそれがどのような理由から向上しているかと認識をされていますか。 ◎報道広報課長 昨年は、コロナ禍もありまして御自宅で何かされる方も多かったというふうに聞いておりますので、担当課長は、そういったところも要因なのではないかと分析しているようでございます。 ◆中島こういちろう 委員  次に、次年度から、18歳から20歳まで調査対象を広げるということも報告いただいているかと思うのですが、それは改めてどのような背景から広げるというふうなお話ですか。 ◎報道広報課長 成人年齢の引下げもあって、そういったところで幅広くこれからも調査をしていくということで、調査の対象を広げるということでございます。 ◆中島こういちろう 委員  これ実際、いろいろ近隣の区と比較してみると、毎年、区政に関する世論調査を実施しているのは足立区だけだったのです。私の調査なので、抜け漏れがあるかもしれないですけれども、これ本当にすばらしいことだというふうに、私、感じております。  また、今回、対象年齢も18歳から20歳まで広げるということは非常に大事な点だというふうに思っているのですが、唯一、足立区の調査の中で足りないというふうに感じるのは、ウェブ回答がないという点です。  実際にウェブ回答を行っていない理由というのはなぜなのでしょうか。 ◎政策経営部長 質問が約160問以上あるということで、なかなかウェブでやると時間が掛かる、手間が掛かるというところで、紙面での回答をお願いしているところでございます。 ◆中島こういちろう 委員  160問あったら紙面でもウェブでも恐らく長いので、同じ負担なのかなというふうに個人的には思ってしまうところがあります。  例えばなのですけれども、オンライン回答がある葛飾区と、18歳から30歳代の方の回収率を比較してみたのですけれども、足立区と比較をすると、約3%、足立区より葛飾区の方がオンライン回答、オンライン回答を通じてかどうか分かりませんけれども、回収自体が増えているということが分かりました。  また、例えば葛飾区の場合は、世論調査以外にも学生意識調査として区内に居住する学生に対して調査を行っていますと、これで実際に区内の高校や大学に回収まで依頼してという形で72.7%の若い方からの調査を回収していましたと。  これ改めて、若者からの回答数が少ないから仕方ないとか諦めるのではなく、積極的にどのようなやり方を行えば、もっと区政に対しての感想や思いが集められるかなど働きかけをしていただいたり考えていく必要があると感じるのですが、いかがでしょうか。 ◎政策経営部長 私ども、世論調査に関しましては重要な情報源と考えておりますので、なるべく多くの方に回答いただけるようなことを検討してまいります。  また、30代、40代の方が、今回、足立区としては回答率が低いような状況も見受けられますので、その辺の回答率の上昇についてもいろいろと検討していきたいと考えております。 ◆中島こういちろう 委員  是非よろしくお願いいたします。  次に、決算説明書184ページ、決算額約9,900万円の駅前等公衆喫煙所整備事業に関して質問いたします。  東京都受動喫煙防止条例が令和2年度4月から全面施行となり、足立区でも区内各地区において連動して喫煙所の整備改良を進めていると認識をしています。  そのような中で、まずはこの事業で現在整備が完了した喫煙所数や残りの整備計画などがあれば教えてください。 ◎地域調整課長 現在、コンテナ型の喫煙所につきましては7か所、これからできるのも含めて7か所でございます。  パーティションにつきましては4か所、今、完成をしているところでございます。 ◆中島こういちろう 委員  整備も。 ◎地域調整課長 すみません。それから今後の整備計画につきましては、今現在、北綾瀬の方にパーティションを整備すべく、今、地元調整を行っていますし、来年度以降も五反野駅をはじめ、関係する江北駅ですとか見沼代親水公園駅など、乗降客が多いようなところ、また喫煙者が多いようなところを調査しながら、今、検討を進めているところでございます。 ◆中島こういちろう 委員  整備計画を改めて調査分析しながら進めていただいているというふうに認識をしています。  その中で、実際に整備を進めている中で、利用者の方や区民の方から、区に寄せられているこの事業に対するお声などがあれば教えてください。 ◎地域調整課長 喫煙者の方からは、こういった場所ができて吸えるということで喜んでおりますし、あとは吸わない方も、路上での喫煙が減って、またポイ捨てごみも減っているということでお話を伺っております。 ◆中島こういちろう 委員  私の下にも同じように、非常にポジティブな、喫煙者の方も吸わない方も含めてポジティブな御意見をいただいております。  ただ、そのような中で1点、私、足立区の玄関口でもあります北千住駅のTXや常磐線の改札に非常に近い仲町出口というところがあるのですけれども、そこの周辺の煙の状況が非常に問題であるということで住民の方から多くの御相談をいただいております。  これ何が問題かといいますと、駅の出口の正面にたばこ屋があって、その敷地内に灰皿が置いてありますと。多くの方がそこに集まって喫煙をされているのですが、この言葉だけですと、ルール上、何も問題はないという形になるのですけれども、実際に写真を見ていただくと、こちらになります。       [資料を提示]  ちょっとこれ小さくて見にくいのですが、ここが北千住駅の仲町出口で、ここがたばこ屋さんになります。  これ個人情報の観点から、私、何回もここに行って写真を撮ってきたのですけれども、あえてGoogleの写真を使わせていただきました、顔が隠れるということで。今回このGoogleの写真の時間帯では、大体ここにいらっしゃる方五、六人ぐらいなのですけれども、これ朝夕の通勤時間になると20人近くがここにばっと並びます。並んでどうなるかというと、道のところにばっと並んでたばこを吸っているというような状況です。  これ、たばこを吸っているところの状況の中でベビーカーの方であったり車椅子の方、もちろん通ることできませんし、また風向きによってはこの仲町出口の中までたばこの煙が入っているというのが現状だというふうに認識をしております。  まず、足立区としてのこの現状の認識に関して確認なのですけれども、どのように認識をされていて、どのような対応されているか御回答をお願いします。 ◎地域調整課長 区内では、歩行喫煙が禁止ということになってございまして、我々の方でもパトロールを行っておりますけれども、この場合は路上で歩道に出て吸ってしまっているということもあって、受動喫煙の防止という観点から生活衛生課の職員と一緒に、このたばこ屋の方にもお願いをして灰皿を何とかできないかとか、あとは喫煙所、西口には喫煙所を整備しておりますので、そちらの方に御案内いただくような策も対応しているところでございますけれども、なかなか数も多くて、うまい具合にニーズが、ルールを守っていただけないところがまだ見受けられる状況でございます。 ◎地域のちから推進部長 ちょっと補足させていただきますと、やはり北千住駅の西口にコンテナ型を設置するということで、大分時間を掛けて交渉させていただいたのですが、駅前の土地が全てJRと東武鉄道の土地で、大分交渉したのですけれども、ペデストリアンデッキの下だとかで土地を貸していただけないという形で断念したという事実がございます。 ◆中島こういちろう 委員  これ足立区が、私、決して対応していないというふうには思っていません。  実際に、先ほど地域調整課長、地域のちから推進部長の御答弁からもありましたけれども、少し離れたところに行けばペデストリアンデッキの上にパーティション型の喫煙所だったりとかを整備していたりですとか、対策は進めていますと。  ただ、日々これ喫煙者が減るどころか、どんどん増えているというのが現状だというふうに思っています。  私有地の問題なので、いろいろ難しい点はあるというふうには、まず認識はしているのですが、例えば、現状、足立区にある足立区歩行喫煙防止及びまちをきれいにする条例の禁煙特定区域に、この場所は含まれていないのですね、確認なのですけれども。 ◎地域調整課長 北千住駅周辺では、こちらのちょうど、今、中島委員のおっしゃっている場所については指定をしていないところでございます。 ◆中島こういちろう 委員  これペデストリアンデッキの上か下かは入っているものの、ここのエリアは入っていないと。是非そこのエリアも対応にしていくべく動いていく必要があるというふうに感じるのですが、いかがでしょうか。 ◎地域調整課長 歩行喫煙ではなくて、立ち止まっての歩道での喫煙も散見されますので、禁煙特定区域にする場合には、その地域の御意見を丁寧に聞きながら、賛同を得られたら、そういったことが指定できると思いますので、平成18年度にこちらについては禁煙特定区域を決めてから時間がたっておりますので、少し見直しの方も検討させていただきたいと思います。 ◆中島こういちろう 委員  是非、朝だと7時から8時ぐらいの間が通勤時間で一番多いですし、夕方のタイミングを含めて是非そこの前で立って見ていてください。立って吸っていると言っていますけれども、大体吸う方というのは歩きながらそこに来て吸っています。そういったものを一つずつ、私有地でできないことがあるとはいえ、対応していただく必要があると思うので、是非よろしくお願いいたします。  また、実際に北千住駅の……。       [資料を提示]  ここが仲町出口なのですけれども、この先のここのところがエレベーターになっているのです。北千住駅はJRの改札につながるエレベーターというのは非常に数が少なくて、車椅子の方だったりベビーカーを押している方だったり、数が少なくて探すのは非常になかなか大変だという話があります。  そのような中で、たばこをたくさん吸っていらっしゃる方々の横を通りながら、ここに行くというのが非常に大変だというお話もいただいておりますので、是非、足立区には真摯に対応いただきたいと思うのですが、決意も含めていかがでしょうか。 ◎地域調整課長 区としましては、吸う側、それからあと吸わない側、両方のことを見守っていかないといけないと思っておりますので、両方とも住みやすいまちになるように、禁煙特定区域等も検討させていただきながら、足立区の条例にのっとってよいまちをつくっていきたいと思います。 ◆中島こういちろう 委員  よろしくお願いします。  次に、普通会計決算のあらまし54ページ、学校ICT教育推進事業、オンライン授業に関して質問いたします。  先日の議論の中で、議論が途中で終わってしまったので続きから質問させていただくのですが、タブレット端末のお話に関しましては、小・中・高の連携のいろいろな難しさもありながら、早期に改善の御議論をいただくというふうな形で区長からも御回答いただきました。  その上で途中だったのが、オンライン授業を行う上での附帯設備に関してになります。足立区では、電子黒板や書画カメラが全体でどれぐらいありますかという質問に対して、電子黒板は1教室1台、書画カメラは1校につき5台という御回答だというふうに認識しているのですが、間違いはないでしょうか。 ◎教育政策課長 電子黒板についてはそうなのですけれども、書画カメラは最低でも5台で、平均していると小学校は6台から7台、中学校だと大体6台ぐらいはあるんじゃないかというふうに、数的には把握をしているところでございます ◆中島こういちろう 委員  時間も限られているので、是非、書画カメラの整備配置を増強していただきたいという声が現場の学校の先生から届いております。  今後、例えば学校の先生にもタブレットが支給されて、その分でカバーをされるという御意見も以前、意見交換をしたときにあったかと思うのですけれども、実際に例えば小学校の低学年1、2年生においては、データになっていない書籍等の資料を提示することであったり、児童のノートを提示するであったり、画面を指し示しながら児童の考えを説明させるなど、あと鉛筆の持ち方など実際に映すなど、3Dのもの、実際にあるものを映すのに必要なツールとして書画カメラがあるというふうに認識をしております。是非、書画カメラの増強をお願いしたいと思うのですが、いかがでしょうか。 ○鹿浜昭 委員長  簡明に願います。 ◎教育政策課長 基本的にはタブレットの活用をお願いしたいと思いますけれども、どうしても必要だということであれば、校内予算で購入していただくか、あるいは私どもにお話をいただければ、いつ、どんなときに、頻度はどうなのかということを検証しながら充実に努めてまいりたいと考えております。 ◆中島こういちろう 委員  最後に、今回、2日目と本日……。       [資料を提示]  こういったような資料を使って御説明をさせていただきました。私、2日目の議論のときに、テクノロジーを活用すべきというお話をさせていただいております。是非、足立区の決算特別委員会だったり本会議においても、パワーポイントだったりの資料をお願いしたいと思うのですが、いかがでしょうか。 ○鹿浜昭 委員長  時間です。  次に、無会派から総括質疑があります。市川委員。 ◆市川おさと 委員  舎人の市川です。よろしくお願いします。  先日言いました、学校のバリアフリーについて、前回の続きです。  私、今、舎人と言いましたけれども、舎人に住んでいるのですけれども、舎人区民事務所管内にバリアフリー対応した小・中学校というのは幾つあるのか教えてください。 ◎施設営繕部長 すみません、舎人管内は残念ながらございません。 ◆市川おさと 委員  一つもないということです。  では、舎人区民事務所管内の隣が伊興区民事務所、それから鹿浜区民事務所管内ということになるのですけれども、伊興事務所管内には伊興小学校だけがバリアフリー対応している学校かなと思うのですけれども、いかがですか。 ◎施設営繕部長 御発言のとおりでございます。 ◆市川おさと 委員  更に、鹿浜区民事務所管内は、鹿浜五色桜小学校と鹿浜菜の花中学校、この2つが対応しているのかなと思うけれども、いかがですか。 ◎施設営繕部長 御発言のとおりでございます。 ◆市川おさと 委員  そうしますと、例えば舎人で障がい児が生まれると、そうしますと小学校は前回の答弁によりますと、伊興小学校か鹿浜五色桜小学校に行ってくれと、そういったような話になるのかなと思うのです。  しかし、通学の送り迎え、これはどうなのですか。するとしたら、車はお父さん、お母さんが車で送っていくという形になるのでしょうか。 ◎施設営繕部長 私が教育委員会にいるときには、養護学校以外は保護者の負担ということでお願いをしていたと思っております。 ◆市川おさと 委員  そうしますと、区が別に通学に関して負担は一切しないと、来たいのだったらお父さん、お母さんが運転して、例えば舎人から伊興小学校、あるいは鹿浜五色桜小学校に行ってくれと、そういう形に、今、なっているわけです。  ただ、私は、自分もそうだったのだけれども、小学校、中学校というのは正に義務教育、絶対これ行かなきゃいけない。また、地域に育まれていると、地域の中で育っていくと、そういったことも非常に重要というか当たり前の話であって、にもかかわらず、地域によっては例えば、舎人、入谷、古千谷地域に関しては対応の学校が一つもないという状況は、私は非常によくないというふうに考えておるわけであります。  そこで、施設営繕部長にこれを申し上げますけれども、個別の事情に応じてエレベーター設置を考慮することもあると、そうするべきだと思いますけれども、それはいかがですか。 ◎施設営繕部長 今後は個別の対応は、教育委員会とともに検討させていただければと存じております。 ◆市川おさと 委員  今、施設営繕部長の方から大変前向きの答弁が得られましたので、こういった相談は、各区議会議員にひょっとしたら来るかもしれませんので、今の本当に前向きな答弁をよく生かして、お子さんたち、親御さんたちの要望をしっかりと通してもらいたいなというふうに思います。  さて、10月7日、決算特別委員会3日目なのですけれども、そのとき自民党の工藤委員の発言でバンケットに関するやり取りがありました。その中で「我が党が一貫して提案しておりますバンケット、あるいは北千住駅東口再開発で実現してほしい、収容人数400名から500名」という発言がございました。  これに対して、市街地整備室長の方から、区民の念願であるバンケットを積極的に働きかけしていきたいという答弁がありました。  このやり取りを聞いて、工藤副区長が手を挙げまして、随分前のめりの答弁だと言って、更に再開発するかどうかまだ決まっていないとも言いました。更に、バンケットについて、どうしても物すごい金額、正確な言い方ですけれども、どうしても物すごい金額が掛かるとも言っておりました。  工藤副区長にお尋ねしますけれども、どうしても物すごい金額、物すごい金額というのは、今の段階で言えないかもしれないけれども、大体どのくらい、つまり幾らぐらいなのかなということをちょっと気合で、あらあらこのぐらいかなということで言ってもらえますか。 ◎工藤 副区長  今のところ市場調査している段階において、民間が独立してバンケットを造れるという状況には今のところないと思います。そうしますと、区が床を借りるか、床を買うか、なおかつ運営も一定程度区が携わらなきゃいけないということになってきますので、私が大きい金額が掛かるということで、金額については私の想定ではありますけれども、この場では控えさせてください。 ◆市川おさと 委員  そうですね。今はまだ再開発するかどうかまだ決まっていないと、また、どういったスキームにするか、まだ決まっていません。  ただ、どうしても物すごい金額、物すごい金額ということは、これは今の段階でも副区長が直接おっしゃいましたので、私も、ああ、そうなのかなというふうに思います。  市街地整備室長がおっしゃった、区民の念願という言い方をされたのですけれども、区民の念願ということの具体的な根拠は一体何なのかなということ、これ、終わった後も実は部屋に呼んでお聞きしたのですけれども、区民の念願のこの根拠というのは一体何なのかと、それを聞かせてください。 ◎市街地整備室長 北千住駅東口のまちづくり構想をつくるときに、地域の皆様、区民の方、また来場者の方にお話を、アンケートさせていただきました。その中にバンケットという表現ではないですけれども、そういう人が集まれる施設が欲しいという結果があったのは、事実として認識しておるところです。  また、地域の町会長だとか、まちづくりをしている方たちとのお話の中では、そういう施設が足立区にないので是非とも造ってほしい、造れるといいねという話はいただいているので、そのように回答させていただきました。 ◆市川おさと 委員  今、市街地整備室長が言いましたように、この文書でまとまっている、まちづくりのサウンディング調査、この中には、今、本人お認めになりましたけれども、バンケットだとか、宴会場だとか、そういった表現は全く出てないです。全くないと。  それに加えてという形ですけれども、地域の人たちがそういうことをおっしゃっていたのだということが根拠になっているのかなと思うのですけれども、私、思いますのに、足立区役所の市街地整備室長というのは、これはもう私たちの大幹部です。そういう人と直接話ができる人というのは、区民の中でも相当限られているなというふうに私は思います。そういう人たちの声を直ちに区民の念願と言うのは、ちょっと根拠が弱いのではないのかな、乏しいのではないのかなと思うのですけれども、いかがですか。 ◎市街地整備室長 私の発言がちょっと行き過ぎていたのかなというのは、反省するところでございます。多くの声を聞いていたので、そういうお話をさせていただいたところでございます。以後気を付けたいと思います。 ◆市川おさと 委員  以後気を付けたいということなので、それはいいのですけれども、工藤副区長が言ったように、物すごい金額が動くと、そういう話でありますので、区民の念願、区民がこれを望んでいるのだと、それは、そういう話を私はするのであれば、しっかりとした根拠、それを面倒くさがらずにちゃんと出してもらいたいなと、今後調査もしてもらいたいなというふうに思うわけであります。  この件に関して、私が思いますのは、吉田区長が誕生のときのこと、このことを思い出します。あのときは自民党が分裂しました。黒田候補、佐々木候補が出た。それだけじゃなくて、ホテル問題もこのときはありました。多くの区民は、足立区にホテルを造るという話は、共産党の宣伝なんかで実は知ったのです。それはちゃんと広報など出ていたかもしれないけれども、それは分からないのです。多くの区民は、実は共産党が駅頭で言った、私も覚えていますけれども、妹が帰ってきて、お兄ちゃん大変だ、足立区ホテル造るんだってと、そういうふうに言ったのを今でも覚えています。  こうした反対という言い方、選挙では何々反対というのはすごく楽です、ただ反対と言えばいいんだから。賛成とか推進というのは面倒くさいのです、説明して理解してもらって納得してもらわないといけないからです。  この手の大掛かりな箱物を造ろうというときには、どうしても選挙で事件が起こりやすいのです。  例えば、青島都知事のときも、世界都市博覧会というのが、いろいろあったけれども、世界都市博覧会というのも一つの理由でした。この手の話は、何期もやった首長が最後の方に出てきやすいとも感じています。  市街地整備室長が、今、言い過ぎたということもおっしゃいました。これは、是非慎重に、政治問題化しやすい話ですから、慎重に発言をお願いします。区民の念願という発言は、これの根拠はあまりないということが明らかになりました。
     最後に、この件に関して最後ですけれども、大宴会場バンケットについては、物すごい金額が幾らぐらいなのか、区民の要望がどのぐらい強いのか、区外の同種施設、日暮里や浅草、池之端、こうした施設ではなぜいけないのか。区内でも東京芸術センターなりシアター1010なりではなぜいけないのか、こうした点を一つの地域だけではなくて、広く区民と合意形成しながらでなければ到底進まない話だと考えますが、いかがですか。 ◎市街地整備室長 市川委員おっしゃるとおりでございまして、今後そのようなものをする場合においては、区民の意向を確認させていただいて、区の中でもよく話し合って、区議会の御理解をいただいて進めていくべきものだと考えております。 ◆市川おさと 委員  そうなのです。だけれども、ホテルのときもそうだったのです。ホテルのときも、内部の中ではちゃんと話していたのです。別に手順にどこか瑕疵があったわけでも何でもないのです。ただ、多くの区民は、こんなの見ていませんから、僕のYouTubeなんか見てないし、議事録も見ません。やはり、分かりやすい形でビラなり何なりで伝えられちゃうと、それで初めて知るという、そういうことがあるわけです。  ですから、区民にしっかりと説明していく、その努力というものは、これは怠ってほしくないなというふうに思います。  この件に関しては、これで終わります。  次に、地中障害物の話をします。  50年ほど前、足立区まちづくりが盛んに行われた、学校なんかも造られました。そのときに、がらなどが、廃棄のコストを惜しんでがらなどが埋められた、それが今50年後ぐらいたって、今になって、あちらこちら掘ってみたら出てきちゃった。これが、今、足立区政において大きなマイナスとなってしまっていると思います。  つい最近でも、第二中学校の跡地でやっぱりがらが出てきて、これは2,200万円ですか、2,200万円の和解金を払うと、そういう議案も出ましたし、少し前、千寿青葉中学校の改築工事請負契約の変更というのがありました。このときにもやはり掘ってみたらがらが出てきたと。3億円近くの余分のお金を払って契約変更したということがあります。  こうした50年ほど前です、50年ほど前に様々な施設を造るときに、特に学校なんかそうなのですけれども、中にがらを埋められてしまったと。それを今50年後の私たちが、私たちというのは、つまり区民です、区民が付けを払わされていると、このことについて率直な思いはどうでしょうか、どなたか。 ◎工藤 副区長  50年ほど前といいますと、そういった制度がまだしっかりしていない状況で、湿地帯ですとか田んぼですとか、そういうところが多いものですから、建物を建てるときにはそういったものを埋め立てて、ある程度地盤を強化してきたというところがございます。  そういった意味で調べ切れないところもございますので、なかなか現状で全て把握できるのは難しいかなと思っております。 ◆市川おさと 委員  それは全て把握することは難しい、それはそうなのです。ただ、それは、その当時のがらが埋められちゃったということによって、今、私たちが付けを払わされていると。  ですから、取りあえず大事なのは、今後そのようなことがないように、しっかりやっていかなきゃいけない。そのためにも、今の制度だと例えば、マニフェストをちゃんとつくらなきゃいけないとかというのがあるわけですけれども、マニフェストも含めて、今、このようなことが行われないように、どのような仕組みになっているのか、取組をしているのか、お聞かせください。 ◎東部地区建設課長 工事の際には、必ず地歴等の調査をしながら、工事変更のないような形で取り組んでいるところでございます。 ◆市川おさと 委員  要するに、がらが埋められないように、ちゃんと見ているということね。もう一回答えて。 ◎施設営繕部長 すみません、地歴というのは、過去にどのような、その土地が、例えば工場であったのかとか、田んぼであったのかというのをまず調べて、それから工事に入る。それから、今回、我々がやっている工事に関しましては、きれいにがらを出して、次世代に遺恨のないようにということで丁寧にやっています。 ◆市川おさと 委員  それをしっかりやってもらいたいと思います。  ただ、それと関係あるのかどうかというのはまた微妙な話なのですけれども、今年の6月に足立区立新田さくら公園で、これはがらというわけじゃないのだけれども、鉄筋棒が地表から出てきたと、中学生が転んでけがをしたという事故がありました。改めて調べてみたら、ほかにも鉄筋棒が何本か出てきたという出来事があったわけであります。  これについては、現在、被害者と足立区は交渉中であるというふうに聞いておりますが、それでよろしいですか。 ◎公園管理課長 市川委員のおっしゃるとおりでございます。 ◆市川おさと 委員  交渉中ということは、つまり、足立区としては、特別区自治体総合賠償責任保険を使ってこの賠償をすると、そういう方向だということでよろしいですか。 ◎公園管理課長 今現在、そのような手続を取って被害者の方と交渉中でございます。 ◆市川おさと 委員  特別区自治体総合賠償責任保険を使うということは、これ区の責任であるということをまず認めているということが前提ということになるわけであります。  しかし、この工事自体は10年ほど前の工事でありまして、そこから鉄筋棒が出た。そうしますと、素朴な区民感情としては、なぜ、すぐに区の責任ということになるのかと、これは事業者の責任というのもあるのかなというふうな思いもあるのですけれども、そのあたりの検討というのはどうだったのでしょうか。 ◎公園管理課長 事故直後、直近の工事、公園造成工事に携わった施工業者等にもヒアリングいたしました。その結果、はっきり鉄筋が残されたという証拠もなかった件と、あと、もともとこちら大規模な工場跡地であったりとか、そのほかスーパー堤防の関係で盛土工事等複数の工事が入っておりまして、正直なところ原因の特定はできていないということでございます。 ◆市川おさと 委員  それ、私ももともと土木の会社、家業ですから、そちらの方にいたのです。私も現場よく知らないのだけれども、現場の人にこの件、説明どうなのと聞いたのです。そうしたら、これはなかなか難しいと言われました。20cm、30cmの鉄筋棒、盛土の中に入っていたのか、それとも何かのときに混ざっちゃったのかと、それはなかなか難しいと確かに私も言われたのです。  ただ、さはさりながら、区の責任ということが何の説明もないまま出てきたなという印象もあるのです。したがいまして、その辺の説明も当時しっかりとあった方がよかったのかなというふうに思うのです。  例えば、鉄筋が出てきたところの写真なんかは残っているのでしょうか。 ◎公園管理課長 事故直後の写真はございません。安全の配慮から引き抜いてしまった状況でしたので、事故当時、その現場の状況写真というのは存在しておりません。 ◆市川おさと 委員  ほかの鉄筋が出てきたところの写真というのは残っていますか。 ◎公園管理課長 調査したときの写真、何点かございます。 ◆市川おさと 委員  分かりました。私も別に、この事業者の責任を追及しろと、そういうことを言っているんじゃないのです。  ただ、皆さんの中にも区分所有のマンションにお住まいの方、管理組合必ずあって理事会、理事をやっている方もいると思うのです。それで10年前に建ったマンション買って、そこの庭でよその子どもが遊んでけがしましたと。それ誰が賠償するのですかというときに、いや、分かりました、管理組合が全部持ちますという話は、なかなかすぐには僕はいかないと思うのです。その工事をやった人はどうなのだという話は、ある程度出なきゃいけなかったのかなというふうに思うのです。  この件に関してこれ以上言うことはありませんけれども、やはり区民のお金を預かっている皆さんでありますので、その辺はちゃんと丁寧に説明してもらいたいなというふうに思います。この件は以上です。  それから、北朝鮮拉致問題について足立区でも条例ができました。更に公式サイトでも拉致問題について、よくまとめたような書き方がなされているなというふうに思います。  私は、初当選以来、西新井事件について何度か言ったことがあります。西新井事件は、住んでいたのが西新井ということで、チェ・スンチョルというスパイが、本当に3つか4つの日本人の名前を使って、あるいは戸籍を背乗りした大型スパイ事件でありました。  このチェ・スンチョルは、更にそれだけではなくて、新潟県の海岸で蓮池薫さん夫妻を拉致した実行犯でもあったということであります。  これを受けまして、日本の警察庁におきましては、西新井事件に関して、まずICPOを通じて国際手配を掛けている。そしてまた、蓮池薫さん夫妻の拉致の実行に関してもICPOを通じて国際手配を掛けていると、これは警察庁のサイトにも明記しているところであります。  ところが、足立区のホームページ見ると、北朝鮮拉致問題がちゃんとあって、西新井事件も書いてあるのだけれども、西新井事件について、この主犯格のチェ・スンチョルという名前が出てこない。そしてチェ・スンチョルが蓮池薫さん夫妻の拉致の実行犯でもあったということも書いてないのです。これを書かないと、西新井事件と拉致問題との関わりというのが非常に分かりづらくなってしまうと思いますので、ホームページの記載でチェ・スンチョルの名前をしっかり出して、そして、西新井事件の主犯格であったのだけれども、蓮池薫さん夫妻の拉致の実行犯でもあった、容疑者でもあったということ、このことはしっかり明記するべきかなと思うのですけれども、いかがですか。 ◎総務課長 今、市川委員おっしゃるとおり、そこまでの記述がありませんので、もう少し詳しく調べて、拉致問題との関係を明らかにしたいと思います。 ◆市川おさと 委員  この課題につきましては、私も平成15年初当選して、たしかこの場で言ったのかな。最初は、昔は「あだち広報人権特集号」というのが昔あったのです。今は出なくなっちゃったけれども、そこにも西新井事件のことを取り上げてもらったなというふうに覚えています。  こうした拉致というのは、本当に日本人の人権が大きく侵害された事件であります。その舞台の一つとして足立区も利用されていたということは、これは事実でありますので、こうした事実をしっかりと伝えていってもらいたいなと思います。  残り3分50秒ですけれども、これで終わります。       [「委員長、議事進行」と呼ぶ者あり] ○鹿浜昭 委員長  はたの委員。 ◆はたの昭彦 委員  ただいまの市川委員の質疑の中で、我が党の名前を出して事実に反すると思われる部分がありましたので、委員長におかれましては議事録の精査をお願いいたします。 ○鹿浜昭 委員長  何の件で。 ◆はたの昭彦 委員  ホテルの段階で、我が党だけが言っていたという件。 ○鹿浜昭 委員長  後ほど精査させていただきます。  次に、公明党から総括質疑があります。いいくら委員。 ◆いいくら昭二 委員  公明党のいいくらでございます。よろしくお願い申し上げます。  収納率について、前回の質疑が途中で終わってしまいましたので、お伺いさせていただきたいと思います。  即時欠損の理由の内訳について調べてきたと思いますので、教えていただきたいと思います。 ◎納税課長 即時欠損の理由の内訳でございますが、生活困窮者の方が8割、年金のみの収入の方が1割ございます。 ◆いいくら昭二 委員  これまで欠損処理について適正に処理をされていると思いますが、答弁の中で、今、先ほどお話がありました生活困窮者の方が約8割いると言われました。この中にも、年齢的に見ても収入の状況を3年程度見る必要がある方もいるかも分かりません。  その点を踏まえて不納欠損の処理をしてもらえばと提案しますが、どうでしょうか。 ◎納税課長 足立区の監査委員の決算審査意見書の28ページ、先日、いいくら委員が御指摘のページですが、そこには不納欠損処理の記載しかないので、ほかにも不納欠損処理に至っていない執行停止中のものが2億3,000万円ほどございます。  これまで処分できる財産のない方について適正に処理してきたところではございますが、いいくら委員の趣旨も踏まえつつ、適正に不納欠損処理をしていきたいと考えております。 ◆いいくら昭二 委員  よろしくお願い申し上げます。  次に、北千住駅東口の再開発についてお伺いいたします。  今では北千住駅東口前の通りは朝夕の通勤・通学の時間帯は大変混雑しております。この大きな要因は、道路の幅員が狭く、この道路幅を予定計画どおり7mから12mへ拡幅してもらいたいと思いますが、進捗状況をお伺いします。 ◎市街地整備室長 以前、12mに広げるために区画整理と街路事業を合わせた沿道街路整備事業を行おうということで計画しておりましたが、北街区・南街区の再開発準備組合が設立されたということで、現在、その事業については凍結しております。 ◆いいくら昭二 委員  今、御答弁がございましたように、今、北千住駅東口周辺は民間主導による再開発が計画されておりますが、区はどのように認識しているのでしょうか。 ◎市街地整備室長 まず、本会議等でも御答弁させていただいておりますが、北街区につきましては準備組合加入率が約8割程度ということでございまして、この多くの加入者がいることにより再開発をどのように進めていくか、今、支援をさせていただき、今後、機が熟せば、話がまとまれば都市計画手続等を行いながら進めていく状況でございます。  南街区につきましては、現在、準備組合には6割程度の参加者がいらっしゃるということの中で、こちらについては、もう少し様子を見ながら情報収集に努めているところでございます。 ◆いいくら昭二 委員  この南北の再開発計画内にある地権者数はどのぐらいいて、その地権者や地権者以外の周辺の住民の皆様方の反応はどうなのでしょうか。 ◎市街地整備室長 すみません。地権者の数、失念してしまいましたので後ほど御報告させていただきたいと思いますが、今後、周辺の住民の方たちには、まちづくり連絡会等を開催する中で、再開発の動きについては御連絡、御報告をさせていただきたいと思っております。 ◆いいくら昭二 委員  先ほど様々な委員の皆様方からも御質問がございました。これは開発というよりもエリアデザインの観点から、しっかりと進めていっていただきたいと思います。  地域のポテンシャルを生かしたエリアデザインの計画を、区はどのように進めていこうとしているのでしょうか。また、本年第2回定例会、私の代表質問では、千住のエリアデザイン計画に、災害に強い拠点づくりなどを提案いたしました。区の今後の展開をお伺いします。 ◎エリアデザイン推進室長 まず、どのように進めていくのかというところでまずお答えしたいと思います。  千住エリアデザインといっても千住全体を一くくりでエリアデザインをつくるというのはなかなか難しいと思っています。ある程度エリアを区切って考えてまちづくりをしていくべきだと考えていますので、今後、進めるに当たっては、今、北千住駅東口で注目して、まちづくりをしていくべきではないかというふうに考えています。  それと、2つ目の災害の視点なのですが、北千住駅東口のまちづくり構想のアンケートだとか、区の世論調査でも災害ということに関する意識というのは非常に高まっておりますので、まちづくりを考える上で、その視点は外せないというふうに考えております。 ◎市街地整備室長 すみません。先ほど数値の話をお知らせできなかったので、今、お答えさせていただきます。  北街区の地権者数が58名でございまして、南街区の地権者が33名ということで確認させていただいております。 ◆いいくら昭二 委員  分かりました。エリアデザイン計画をしっかり進めていっていただきたいと思います。  次に、動物の共生社会の取組についてお伺いいたします。  日経10月7日付の記事によりますと、ペットフード協会の調査では、犬と猫の飼育数は2020年で推計1,813万匹、15歳未満の子どもの数よりも多いのが現状です。  また、ペットフード協会によると、昨年は過去5年間で飼育数の伸び率が最も高く、飼い始めた数も最も多いということで、新型コロナウイルス感染拡大の影響がうかがえると分析しております。  このような中で、日本動物愛護団体はリモートを駆使した譲渡会等を実施しております。不幸な猫を増やさない支援活動が途切れないように行っていることに、私は頭が下がる思いでございます。  本年第2回定例会の私の代表質問で、動物との共生社会の実現について様々な質問をいたしました。  まず、私は、動物との共生社会の取組について、動物に関わる事業を力強く進めるために専属の組織をつくることについて質問いたしました。区は、専任を置くことを検討していくとの答弁でしたが、その後の取組状況をお伺いします。 ◎衛生管理課長 動物愛護の事業を積極的に推進するため、次年度に向けて専任の組織ができる方向で、今、検討はしているところでございます。 ◆いいくら昭二 委員  次に、飼育放棄をする前に相談できる窓口や新しい飼い主探しができる仕組みを質問し、区は、相談窓口の設置は区内NPO法人、獣医師会、動物愛護推進員、大学などと検討を進めていくとの御答弁でしたが、その後の取組状況をお伺いします。 ◎衛生管理課長 相談から譲渡まで一連の仕組みづくりにつきまして、今、区内NPO法人、また獣医師会等とで検討を積極的に進めるところでございます。 ◆いいくら昭二 委員  どのような検討をされているのでしょうか。 ◎衛生管理課長 今、言った一連の事業につきまして、NPO法人にそれをどこまで受けられるかどうか、また、NPO法人によっても得手不得手がございますので、区内にあるNPO法人の力の付くところ、様々組合せの中で、その事業が展開できないかということを、今、検討しているとこでございます。 ◆いいくら昭二 委員  よろしくお願い申し上げます。  また、不妊去勢手術に対するボランティアの助成については、不妊去勢手術の助成のみならず、移送に関わるタクシー代など、ボランティアが負担している費用の助成を質問し、区は、新年度の実施に向けて検討していくとの御答弁でしたが、どの程度の予算規模を考えているのかお伺いします。 ◎衛生管理課長 予算規模につきましては、今、NPO法人に具体的にどのような負担をしていただいたかということをヒアリングしながら、次年度に必要なものを要求できればなと、今、考えているところでございます。 ◆いいくら昭二 委員  新しい制度でございますので、しっかりとよろしくお願い申し上げます。  次に、動物の共生社会実現を目指し、マナー向上の内容を盛り込んだ計画を早期に作成すべきとの質問には、区は苦情の多い猫について苦情相談を減らすことを目指し、適正飼育や地域猫活動の普及啓発を進める計画を策定していきますとの御答弁でしたが、その後の取組状況をお伺いします。 ◎衛生管理課長 衛生部では、足立区保健衛生計画というものをつくってございます。今、それにつきまして次年度改定に向けて、今、検討しているとこでございますので、その中で、今、いいくら委員御発言の部分についても、その計画の中に盛り込んでいければなと考えているところでございます。 ◆いいくら昭二 委員  よろしくお願い申し上げます。  また、災害時に逃げ出す犬などの逸走動物の保護のためのケージ等は十分ではなく、更なる備蓄を進めるべきとの質問に、区は保護のためのケージ数の増加は災害対策課と検討していきますとの御答弁でしたが、先週も大きな地震がございました。その後の取組状況をお伺いします。 ◎衛生管理課長 その後につきましても、引き続き危機管理部とは協議を定期的に行っているところでございます。 ◆いいくら昭二 委員  危機管理部は、どのような判断でしょうか。 ◎災害対策課長 備蓄倉庫に幾つかケージがございますけれども、規格が統一されたり指定がございますので、どのような規格がいいかということを検討している段階でございます。 ◆いいくら昭二 委員  今、どのぐらいの数があるのでしょうか。 ◎災害対策課長 備蓄倉庫に、すみません、詳しい数は後ほど御報告させていただきます。 ◆いいくら昭二 委員  是非とも頭に入れておいてください。よろしくお願いします。
     また、逸走動物を保護した後に、飼い主を見付けるための仕組みづくりの質問をし、区の答弁では実施に向けて関係団体と協議していきますとのことでしたが、その後の取組状況をお伺いします。 ◎衛生管理課長 いいくら委員御発言は、来年6月からのマイクロチップというようなことでよろしいでしょうか。  それにつきましては、新たに売買した場合は必ず義務化なのですけれども、今、実は既に飼っている方については努力義務ということになってございます。  それにつきましても様々な媒体を使いながら、来年6月からこういう制度になりますので、必要に応じてそういうのをしていただければ迷子になった犬猫がうまく自分のところに戻ります、そういうようなことを周知できればなと思っているところでございます。 ◆いいくら昭二 委員  更なる答弁として、日頃からの災害時への心構えとして、ペットの、先ほどの係る話になると思うのですけれども、身元表示や同行避難の啓発に努めていきますとのことでしたが、その後の取組状況をお伺いします。 ◎衛生管理課長 今、答弁したとおりに、そういう研究は今しているところでございます。 ◆いいくら昭二 委員  研究もそうなんですけれども、しっかりと検討していっていただいて、よろしくお願い申し上げます。  特に、ペットの身元表示は、昨年第1回定例会、私の一般質問では、8年ぶりに改正された動物愛護管理法により、来年6月から繁殖業者は犬、猫へのマイクロチップの装着が義務化になりますということで、そこで私は、正しい情報の周知と理解を推進すべきと質問し、答弁では、広報や飼い方教室を含め、様々な機会と広報媒体を通じて推進するとのことでしたが、区民の皆様への周知度はどのような状況になっているか、その点についてお伺いします。 ◎衛生管理課長 来年6月にも施行されますので、早い段階で区民の方々に周知していきたいと考えておるところでございます。 ◆いいくら昭二 委員  具体的にどのような形でされるのですか。 ◎衛生管理課長 今、生活衛生課の方で、具体的にどういう形で周知できればいいかというのを内部の方で検討しているところでございます。  それについては、獣医師会とかNPO法人との連絡を密にしながら検討しているところでございます。 ◆いいくら昭二 委員  今、皆さんの部署では、コロナということで大変な状況なのは、よく理解しております。しっかりとこの点についてもよろしくお願い申し上げます。  次に、スペシャルクライフコートについて、先ほど、くじらい委員の方からも御質問がございました。私も先週末、スペシャルクライフコートを見てきました。子どもたちが楽しそうに利用しておりました。  くじらい委員のときからも御答弁ございましたように、当区は東京2020大会のレガシーとして、昨年11月にアジア圏初のスペシャルクライフコートがオリンピック・パラリンピックの連携事業として完成し、利用されています。障がいをお持ちの方々への貸出し状況、利用状況は、オリンピック前と現状ではどのような変化があったでしょうか。 ◎スポーツ振興課長 やはりパラリンピック後では非常に反響がございまして、団体の利用であるとか、登録団体の数も2つほど増えましたし、障がい者の利用も、今年、緊急事態宣言の中では約1,540人の利用延べ人数のうち、1割を超える166人の利用がございました。 ◆いいくら昭二 委員  このように拡大ということで、区内におきましても、このような施設というのは必要と考えていかなくてはいけないと思うのですけれども、このようなスペシャルクライフコートのような施設を、区は、障がいのある方もない方も気兼ねなく利用できるスポーツ施設の拡大をすることが共生社会の実現にもかなうと思いますが、どうでしょうか。  また、今後、そのようなスポーツ施設の計画はあるのでしょうか。 ◎スポーツ振興課長 まずは、スペシャルクライフコートの活用ということに重きを置きたいと思いますが、やはり区内1か所では足りないかとは私も個人的には考えてございます。  計画づくり等にはないですけれども、3分野連携事業の中では身近なというのがキーワードになっていますので、今後とも改修等の期間については、そういうことを生かしていきたいと思います。 ◆いいくら昭二 委員  是非ともよろしくお願い申し上げます。  そこで、千載一遇のチャンスとして、高野小学校跡地、スポーツ施設、多目的広場の基本計画が、今、進捗しております。区民委員会では、区民の皆様へ2回の対象者を代えた大規模アンケートの実施や私との質疑で分かってきたことは、成人向けのサッカー場ができる施設の要望が多いこと、しかも公式試合ができるような設備の充実、学童向けサッカーの試合ができるようにすること、観覧席の設置、ナイター照明設備の充実、障がいをお持ちの方やLGBT等への対応などです。  そこで、区は補足することはありますでしょうか。 ◎スポーツ振興課長 いろいろなオールメニュー、多様性ということで応えていきたいと思っていますけれども、まずは建築審査会を通すことが肝腎だと思っていますので、そこの配慮も必要かと思います。 ◆いいくら昭二 委員  今、スポーツ振興課長の方で何か気になるお話をしたのですが、やはり区民の気持ちというか、それをまず第一にしていただく、建築審査会の部分なのですけれども、区民の皆様方、このような形で思っているのだ、足立区は2回の大規模なアンケートもやってきたのだ、そういうことを区はしっかりと建築審査会で通していっていただきたいと思うのですけれども、どうでしょうか。 ◎スポーツ振興課長 いいくら委員おっしゃるとおり、今回、広く区民の意見を求めたわけですので、また、江北エリアデザインの核となるような施設と考えてございますので、スポーツを連携させる意味でも、そこの意見を尊重したいと考えてございます。 ◆いいくら昭二 委員  是非よろしくお願い申し上げます。  また、区民委員会の私との質疑の中で、ウォーキングでの接触回避に向けて時間差を設けるなど工夫をしてと御答弁がありました。ウォーキングは誰でもいつでも気軽に運動できるものに時間差を設けて利用をさせるという考え、少し無理があるような気がするのですが、その点はどうでしょうか。 ◎スポーツ振興課長 まだ、これからの基本設計とかに入りますので、具体的なことは運用となると考えますけれども、やはりそこはそれぞれの場面だとか時間帯とか空き時間とかのところで共存共栄できるような仕組みが必要かと考えてございます。そちらの意見も今後は検討材料とさせていただきます。 ◆いいくら昭二 委員  是非よろしくお願い申し上げます。  次に、脱炭素社会に向けてを質問させていただきたいと思います。  本年3月、足立区と足立区議会は、2050年二酸化炭素排出実質ゼロを宣言いたしました。また、2030年までに年間二酸化炭素排出量を2013年と比較して46%以上の削減という目標を達成するためには、区民や事業者の協力は欠かせません。  そこで、我が会派の第3回定例会代表質問で、区のゼロカーボンシティへの取組について質問をさせていただきました。  質問では、区民の生活現場や事業者が取り組みやすい省エネ、再生可能エネルギーへの利用拡大に向けた支援との質問に、区の答弁は、普及につながる区民や事業者向けの補助メニューを充実していくとのことでしたが、具体的な補助メニューの内容を教えてください。 ◎環境政策課長 ゼロカーボンシティの取組についてお答えさせていただきます。  現在、検討していることは、先ほどいいくら委員が御発言したとおりでございます。今後、様々な、例えば電気自動車の充電器等々、様々な補助メニューへ事業者の支援メニューを検討してまいりたいと考えております。 ◆いいくら昭二 委員  御答弁で車の話が出たのですが、そのほかにはこのような形で46%、これも審議会にも私も参加させていただいているのですが、大変難しい数値だということは言われているのですけれども、それだけれどもどうなのかなと、推進していく環境政策課長としてはもっと大きなメニューというのを考えてもらわなくちゃいけないと思うのです。その点はどうなのですか。 ◎環境政策課長 大変失礼いたしました。  確かに46%というのは大変厳しい数字だと認識しております。それに向けて、まず、区としましては、事業者として再生由来100%の電力を導入すること、また電気自動車の導入等を積極的に進めてまいりたいと考えております。 ◆いいくら昭二 委員  もう少し言うと、また出てくるかと思うのですけれども、何かほかに、これで審議会で環境政策課長は臨んでいらっしゃるのです、これ、足立区議会と足立区としてやっていきましょうという、このような話の中で、今、補助メニューがこの2つだけだと大丈夫かなと思うのですが、環境部長どうなのですか。 ◎環境部長 今、環境政策課長が申し上げたとおり、まずはできることから始めましょうということで、電力の調達の切替えとか、公用車のEV化、そういったことを進めるとともに、あと、まちの中でも当然そういったインフラを整備しなければ利用勝手悪いですので、充電設備の設置とか、そういったものは、まずはできるところというところで考えています。  そのほかにも、答弁でもお答えさせていただきましたけれども、中小企業者というか、企業向けに様々な研修会とか相談会とか、これまでなかなか取り組めなかった事業者に対しても、こちらからお声掛けをして、様々な形でCO2削減に向けた動きを進めていただければということで、国や都の補助メニューなんかもいろいろございますので、そういったことをし直してもらって、そういったことを活用しながらCO2削減に向けて積極的に進めていきたいというふうに考えでございます。 ◆いいくら昭二 委員  ちなみに、私なんかも、なるべく歩いたり自転車を使ったり、環境部長は、やはり率先してやらなくちゃいけない部分において、CO2削減について、46%に寄与するというのは何をされているのですか。 ◎環境部長 最近、お酒が飲めなくなったということもございまして、歩くこともやっています。というのは、ちょっと体重も減ったのですけれども、まずはCO2を出さないのは歩くのが一番かなということと、あと健康にもつながりますので、そういったことと、あと、家庭の中ではできるだけ無駄な電気を消すとかコンセントを抜いておくとか、そういったことは、環境部に来てからなのですけれども実は、そういったことを心掛けるようになりましたので、それが電気代として少しずつ減っているのが自分でも見えるような形になっております。 ◆いいくら昭二 委員  何を言いたいかというと、46%下げなくちゃいけないということで、区は人に押し付けるだけではなくて、区民の皆様、まず私たち自らが、このような体験から通して、区民の皆様方も一緒にやりませんかという形でお声掛けをしなかったら、46%、また2050年に向けて、これは難しいんじゃないかなと、私はそういう観点からお話させていただいた。もう一度御答弁お願いします。 ◎環境部長 確かに46%削減というのは、区だけの力、区民だけの力では難しいというのは分かっています。当然、国が発しているように、新たな技術開発とか、そういったものがないと、当然そういった目標には達成しないのだろうと思っています。  ただ、そうは言っても、区民一人一人の行動を変えていくことが一番大事ですし、まずは省エネとか、そういった再生可能エネルギーの活用について区民の方々によく知っていただいて、まずはそこから入っていただくということを積極的に進めていきたいと思っています。 ◆いいくら昭二 委員  今、御答弁がございましたように、まず知っていただくということで普及につなげるため、御答弁で、代表質問のときでも答弁あったのですけれども、普及につなげるための区民や事業者向けの意識啓発を図るための研修会や出張相談会を実施していくとのことでしたが、どのような形で、また、これはすぐにやらなくてはいけない課題だと思うのですけれども、区はどのように考えているのでしょうか。 ◎環境政策課長 事業者向けの相談会及び、いわゆるコンサルティングの部分ですが、まず新年度に向けて準備をしていきたいと考えております。  ただ、相談会につきましては、今年度実施可能であれば実施をしていきたいというふうに考えてございます。 ◆いいくら昭二 委員  具体的にどのような相談会を考えているのですか。 ◎環境政策課長 先ほど環境部長からも答弁がありましたように、まず、意識を持っていただくというのが必要だと思います。  まず、何ができるかということで、まず手軽なことをしっかりやっていただくこと、これが1点目でございます。  更に、コスト削減につながるのか、省エネにつながるのかというところはございますが、更なる省エネをやってみたいという場合は、個別に相談できるようなメニューまで用意できればなと考えております。 ◎環境部長 補足になりますけれども、同じような業態の方々を集めてお話をした方が割と効果的に話せるかなと思っていますので、その辺の開き方については今後また検討させていただきたいと思います。 ◆いいくら昭二 委員  また、質問では、当区はエリアデザイン計画を進めている地域でのゼロカーボン技術のモデル導入の推進を質問し、区の答弁は、エリアデザイン計画にゼロカーボンシティの実現に向けた施策を盛り込み、民間事業者や研究機関との連携を図りつつ、対象エリアを絞った再生可能エネルギーの導入に関する仕組みを検討するとのことでしたが、具体的なエリアや再生可能エネルギーの導入の仕組みについてお伺いします。 ◎環境政策課長 まず、エリアに関しましては現在検討中でございます。  あと、再生可能エネルギーの導入の仕組みにつきましては、大きな話となります。エネルギー事業者や電力、ガス等々の事業者と、今、情報収集をしているという段階でございます。 ◆いいくら昭二 委員  エリアデザイン推進室長はどうでしょうか。 ◎エリアデザイン推進室長 エリアデザインについては、竹の塚がUR、大規模団地で、今後、建て替えも見込まれますので、そういった、ほかにも公共施設の建て替え等も控えていますので、そういうところで可能性はないのかどうかというのは常に探っていきたいというふうに考えております。 ◆いいくら昭二 委員  よろしくお願い申し上げます。  また、区内の戸建て、集合住宅への充電設備の支援をとの質問に、区は、区の財政状況を見据えながら充電設備の補助金の創設を検討するとのことでしたが、どのような規模で進めていくのかお伺いします。 ◎環境政策課長 充電設備の補助についてでございますが、新しい補助メニューとなります。現在、要綱等の精査をし、来年度の実施に向けて検討しているという状況でございます。 ◆いいくら昭二 委員  楽しみしておりますので、よろしくお願い申し上げます。  次に、データヘルス計画についてお伺いします。  決算説明書268ページのデータヘルス推進事業は約21万円余で金額的には少ないのですけれども、今後の区民の健康を推進するためには、大変に重要な施策だと私自身は思っております。  当区は、国のデータヘルス計画の推進に伴い、平成29年度にデータヘルス推進課を新設し、区民の健康や医療に関するデータの集約を開始しました。  そこで、我が会派は、第3回定例会代表質問で、区の保健衛生システムに取り組み、分析してどのような結果が見えてきたかを質問し、区は子どもたちの歯の健診データを活用してきたとの御答弁でございましたが、現状、区は29種類の保健データを収集しております。歯以外についての取組の進捗状況についてお伺いします。 ◎データヘルス推進課長 29種類データを集めまして、いろいろな連携し、分析することができております。  令和2年度は、歯のほかに、特定健康診査受診勧奨に向けて受診率が高いものを測定したりですとか、あと、高齢者のフレイルに向けて対策ができるよう分析を行ってまいりました。 ◆いいくら昭二 委員  このデータから、どういうことが見えてきたのでしょうか。 ◎データヘルス推進課長 フレイルということで、歯のかみ合わせも関係するところではありますが、低栄養の傾向が見えてきておりまして、BMI、身長と体重で計算して出るものですけれども、BMIの低い方というのが介護保険を利用されている方が多いという分析が出てきました。これ、痩せているから介護を使われたのか、介護が必要になったから痩せたのかというところまでの詳細な分析には至ってはおりませんけれども、今そういった傾向が見えてきており、関係所管と、今、協議を進めているところです。 ◆いいくら昭二 委員  今、先ほどお話がございましたように、介護に関するデータを取り込まなかった理由というのは何でしょうか。 ○鹿浜昭 委員長  時間です。 ◆いいくら昭二 委員  ということで、またよろしくお願いします。ありがとうございました。 ○鹿浜昭 委員長  この際、審査の都合により暫時休憩いたします。       午後2時18分休憩       午後2時40分再開 ○鹿浜昭 委員長  休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  自民党から総括質疑があります。かねだ委員。 ◆かねだ正 委員  自民党の前半の部分を担当させていただきますので、よろしくお願いします。  10月10日号で、ちょうどまた広報紙を机上配付になったものですから見せていただきました。       [資料を提示]  ちょうど特集が組まれていまして、「選挙開票の裏側ほぼ全部お見せします」ということで、ほぼというところが区役所らしいなと感じたのですけれども、やっぱり全部は見せられないのかなというふうに感じました。  1面にも、「走る、見せる、揃える、仕分ける」ということで書いてあったり、細かなことはこの中面に、結構格好いい仕上がりになっていて、密着取材、選挙開票の裏側に迫るというような形で、非常に興味を引くつくりになっているなというふうに感じました。  これはどういった思いで、今回こういった記事の内容を作成されたのでしょうか。 ◎報道広報課長 まずは、お褒めいただきましてありがとうございます。  今回、この企画、選挙管理委員会から今年1人、私どものところに異動してまいった者がありまして、その者が考えた企画でございます。当然、今度来ます衆議院議員選挙も控えておりましたので、投票率アップを狙って企画したものでございます。 ◆かねだ正 委員  東京都議会議員選挙のときの内容になるので、結果的にちょっと残念なこともあったものですから、それとは別に、こういうふうに足立区の選挙の開票をやっているのですというふうに載せて、区民の皆さんの意識啓発を図っていくというのは非常にいいことかなというふうに思います。  開票場はなかなか、我々は立ち会ったりさせていただくケースがあったりすることもあるものですから、大まかには分かっているつもりですけれども、区民の皆さんはなかなかこういう裏側の部分は分からないと思いますので、是非こういったことで、また、ちょうど衆議院議員選挙が近くなっていますので、是非こういうことで率先して投票率を上げていくということは重要なことだと思いますので、是非今後もこういった取組を是非続けていただきたいなというふうに感じました。  何か、私もちょっと勉強不足で、カラスと言うのですね。先輩方みんな知っていて、伊藤委員も知っているの、そう。発足から約50年、70人の精鋭カラスということで、通称カラスと呼ばれるニックネームで取り組まれているということなので、非常に格好いいネーミングですし、それに負けないように、また今度の衆議院議員選挙に向けて、是非、迅速で正確な開票をお願いしたいなというふうに思います。  それでは質問に移らせていただきます。  まず初めに、渡辺委員が先般ちょっと質問された孤立ゼロプロジェクトについて、関連についてということになるのですけれども、渡辺委員の質問に、孤立ゼロプロジェクト最近どうですかという話の中で、コロナ禍の中ということもあって事業はなかなか思うように進捗していないというような答弁がありました。  実は、先週、地域の方から私の方に連絡がありました。その方の隣の家のひとり暮らしの高齢者の方がいらっしゃるらしいのですけれども、その方が孤独死をされるという案件があったそうです。  事情をお伺いしてみると、最近その高齢者の方をお見掛けしていないということと、家があまりにも静寂で近所の方が非常に不審に思い、警察に連絡をしたそうです。警察に連絡したところ、そういった件については、まず初めに地域包括支援センターに連絡を入れてくださいと言われたそうなので、地域包括支援センターに連絡を入れました。地域包括支援センターの職員の方がそのお宅を訪ねたのですけれども、やはりノックをしても、チャイムを鳴らしても応答がなかったと、その方には近所の方がおっしゃるには身寄りがないということが事前に分かっていましたので、もう地域包括支援センターの方が警察に御連絡をして調査に入ったところ、中で本当に大変お気の毒なのですけれども、孤独死をされていたということでありました。  会派の中でも、こういった孤独死についての話をしているのですけれども、最近非常に、特にコロナ禍になってから、何か案件が非常に増えているのかなという気がするのですけれども、その辺の現状については把握をされていますでしょうか。 ◎地域調整課長 具体的な町会による調査というものが今できておりませんけれども、これまで調査した中で、何百件か孤立のおそれのある家庭がいらっしゃいます。そういった方について、地域包括支援センターの方で訪問していただいて、1軒1軒様々なサロンですとか地域へのつながりをつなげていただいておりまして、それを、今、コロナ禍では粛々と進めていただいている状況というのを把握しております。 ◆かねだ正 委員  渡辺委員の質問に、やはりなかなか思うように進捗していないという状況と、また、最近そういったケースが増えているんじゃないのかなと我々区議会議員も感じるということは、全く関係がないんじゃないのかなという気がするのですけれども、その辺についてはいかがですか。 ◎地域調整課長 やはりコロナ禍ということで、外に出るということが本当に少なくなってございます。  今、先ほどもいろいろと様々答弁されていますけれども、コロナフレイルというような言い方もされておりまして、これから少しずつ、そういったコロナフレイル予防をすることで地域とのつながりも深めていければと考えておりますので、関係所管と一緒に取組をしてまいりたいと思います。
    ◆かねだ正 委員  是非、孤立ゼロプロジェクト、非常に大事な事業だと思います。今、孤独にお暮らしになっている高齢者が非常に多い現状がありますので、そういった意味では、緊急事態宣言も明けたということになりますので、十分感染対策に気を付けていただきながら、再度この孤立ゼロプロジェクト、非常に大事な事業を進めていただければと思います。  この孤独死、残念ながら孤独死が発覚した次の日なのですけれども、ちょうどその次の日に、ちょうど台風が先々週ですか、台風があったと思うのですけれども、台風が直撃する直前のときに、ちょうど孤独死が分かった。さっきのお宅、孤独死が分かったということなのですけれども、連絡くださった方が、ふと窓を見たところ窓が開けっ放しになっていたのだそうです。台風が来るということで、窓が開けっ放しになっていてはこれはまずいと、被害が出るということで、やはりまた警察に連絡をしたのだそうです。  そうしたら、また警察の方が、鍵は地域包括支援センターが持っているのでそちらに連絡してくださいとまた言われて、今度は地域包括支援センターに連絡を取ったら、いや、それはうちの担当としては領域をちょっと超えていますと言われたそうなのです。  結果的には、いろいろお話をしていく中で、身内がいないのですというようなお話を再度させていただいたところ、結果的には地域包括支援センターの方がいらっしゃって窓ガラスを閉めてくれたということになるのですけれども、最初は、管理はうちの管轄でないようなことを言われてしまったので、非常にどうしたらいいのだろうというふうに思ったらしいです。  この辺については、どういう認識をお持ちなのでしょうか。 ◎地域調整課長 実態調査を行って孤立のおそれがある方については、その情報を地域包括支援センターも、また民生委員等も共有をしておりますので、それ以外のはざまの方、御家庭については情報を把握してないところがありますので、なかなか手が出せなかったのだろうというふうに想像されます。 ◆かねだ正 委員  これは警察の管轄ですよ、これは区役所の方の管轄ですよというところの、さっきおっしゃいましたけれども、非常にはざまの部分を、どちらが担当したらいいのだろうというのは非常に難しいケースというのはあると思うのです。  ただ、そのお宅の窓が開けっ放しになっていたら、台風のときに本当に水がたくさん入ってしまって、更に困ることにもなってしまうので、その辺についてはしっかりと、こういったケース、やはりあると思います。財産権の問題とかいろいろあったりするのでしょうけれども、非常に難しい部分もあるのでしょうけれども、その辺については警察ともしっかりと連携を取りながら対策を打ってもらいたいと思いますけれども、いかがでしょう。 ◎地域調整課長 まずは、地域のつながり、近所付き合いが大事だと考えてございますので、もし他人のお宅に入る場合には、警察とも相談しながら、問題がないような形で対応できるようにしていきたいと考えております。 ◆かねだ正 委員  民間の方は、なかなか立ち入るということは難しい部分があると思うのです。そうなるとやっぱり公的機関の方で、後々責任問題とかいうことにもなりかねませんので、その辺については、どうしても公的機関が対応しなきゃいけない部分だと思いますので、そういったことも含めて、これからも対応を進めていっていただければと思います。  次に、文化遺産調査について質問させていただきます。       [資料を提示]  また、広報紙かよと言われちゃうかもしれないのですけれども、またこの9月25日号の広報紙、これを見せていただいたときに、ちょうど後ろに、「谷文晁の末裔」という大きく書いてあるのですけれども、広報紙の裏面に載っていました。非常に立派な絵なので関心を持っていろいろどんなものなのだろうということで関心を持ったのですけれども、これよくよく見ると広告になっていまして、現在、郷土博物館で、この足立区文化遺産調査特別展「谷文晁の末裔」というのを開催しているそうなのですけれども、そもそも文化遺産調査というのは、どういった事業なのでしょうか。 ◎生涯学習支援室長 文化遺産調査でございますが、区制80周年を記念して特別展示を行う際に、区内に所蔵されている美術品の調査をしようということで調査を始めたものでございます。 ◆かねだ正 委員  これはいつ頃から始まったものなのでしょう。 ◎生涯学習支援室長 平成23年1月から調査を開始してございます。 ◆かねだ正 委員  きっかけは何かあったのですか。 ◎生涯学習支援室長 きっかけは、先ほど申し上げました区制80周年、これを記念した特別展を開くということで区内の美術品の調査を行ったところ、所蔵者の御協力でたくさんの資料が出てきまして、その美術資料と共に公文書も出まして、足立区ゆかりの美術品であるということが大体分かってきたというものでございます。 ◆かねだ正 委員  すごく私も、谷文晁さんという名前は知っていたのですけれども、どんな方であるかとか、今回この広報を見ることによって非常に関心を持っていろいろ調べさせていただきました。  本当に立派な方、本当に絵師の世界では非常に偉人であります。いろいろな美術品を多数残されていらっしゃる方だなというふうに思いまして、こういう方と御縁が足立区あるのだなというようなこと、改めて文化のまち足立ということも踏まえても、すばらしいことだなというふうに感じました。  この美術品なのですけれども、これというのは、今、全部あれですか、郷土博物館にあるということでよろしいですか。 ◎生涯学習支援室長 2,000点ほどの調査を行っておりまして、その一部については郷土博物館で所蔵されておりますが、特に価値が高いと思われるものについては、現在、民間の美術品の倉庫をお借りしまして、そこに預けさせていただいております。 ◆かねだ正 委員  数はどのぐらいおありなのでしょう。 ◎生涯学習支援室長 今、民間の方に預けているのが100点程度は預けさせていただいております。 ◆かねだ正 委員  非常に宣伝しようということで、足立区文化遺産調査、漫画もあるのです。「ビビビ美アダチ」という漫画も、皆さん知っていましたか、なかなか知らないのです。ここに私もアクセスして漫画を読んでみたのですけれども、文化遺産調査ということで谷文晁さんのこととか、いろいろ漫画形式で説明がありました。これ立派な漫画なのですけれども、ちらっとお聞きしたら、職員の方が作っているという、漫画を書いているというふうにちょっと伺ったのですけれども、それは本当ですか。 ◎生涯学習支援室長 そのとおりでございます。 ◆かねだ正 委員  非常に精度も高くて、立派な漫画だなというふうに、私、感じました。ちょうど、今、何話かな、10話ぐらいあるのですけれども、ただ、難しい。3回読んで私は理解できました。私の理解能力がちょっと低いのかもしれないのですけれども、3回読んでやっと、なるほど、こういうことなのだなというのが理解できたと思います。  もう少し、せっかくいい漫画なので、読んでいただいて、区民の方に分かりやすい方がいいのかなと非常に感じるのですけれども、その辺もちょっと工夫された方がいいのかなと思うのですけれども、いかがですか。 ◎生涯学習支援室長 今回の漫画につきましては10本ほど今年の4月から出させていただいております。  どうしても私ども、学芸員と共に詳しくお伝えしたいという思いがあって、どうしても難しくなる傾向がございます。今後は分かりやすいような形でどのような工夫ができるか、検討したいと思います。 ◆かねだ正 委員  せっかく職員の方が、職員の方が書いているということももっとアピールした方がいいと思うのです。職員の方が書いていて、多くの方にこんな分かりやすく、何ていうのですか、いい漫画なので、絵もすばらしい漫画なので、読んでいただかなきゃ意味がないと思いますので、もっと分かりやすい形で是非作っていただけるよう、その方にも是非お伝えいただければと思います。  こういった文化遺産調査事業なのですけれども、さっきちょっと反応を聞いた中でも、知らないという方が非常に多いです。せっかくこうやって進めているのであれば、もっと区民の方がどれぐらい認知しているのかなというのもちょっと、なかなかもしかしたら認知度としては低いのかなという気がするので、もっとアピールをしていくべきだと、PRしていくべきだと思うのですけれども、今回はそれの、またこんなに広報紙の裏の一面を使って大きく載せているということは広報していこうということだと思うのですけれども、その辺についてはいかがでしょう。 ◎生涯学習支援室長 かねだ委員の御提言のとおり、あだち広報等を使って広報してまいりましたが、今後ともインターネットとか、先ほどの4コマ漫画もそうですが、SNS等で発信して年齢層の若い方にも是非知っていただいて、大きくPRをさせていただきたいと思います。 ◆かねだ正 委員  是非よろしくお願いしたいと思います。  千住酒合戦なんかについても、どういうことなのかなと私ちょっと、渡辺委員、御地元なのでちらっとお聞きしたりはしていたのですけれども、詳しく今回その意味もこの漫画を通して理解することができましたので、是非今後も分かりやすくどんどん広報をしていただければと思います。  次に、拉致問題等啓発推進条例について、質問させていただきたいと思います。  先般、我が党のただ議員が代表質問に、さきの第2回足立区議会定例会において議員提案によって可決をされました拉致問題等啓発推進条例、これを全議員の賛成により可決というか議決されたのですけれども、7月12日に施行されました。  議決をされたということで、改めて今後どのような思いで啓発に取り組んでいこうと考えているのか、お伺いしたいと思います。 ◎総務課長 ただいま御質問のありました拉致問題等啓発推進条例ですけれども、拉致問題が発生してもう40年以上がたっております。また、拉致被害者の方も高齢化が進んでいるということで、こういった中、議員の提案で全国に先駆けて本条例を制定したということは大変意義のあることだと思って、重く受け止めております。  拉致被害者全員の帰国が実現されるまでは、決して風化させない、風化は許さないという強い思いで取り組み、区民の意識啓発に努めてまいります。 ◆かねだ正 委員  立派なポスターも作っていただいて、ながらスマホの禁止の条例もいろいろなアピール等々で大分区民の皆さんに周知ができてきています。  是非、拉致問題等啓発推進条例についても同様に、区民の皆さんに周知していただけるよう改めてお願いをしたいと思います。  また、本会議の答弁において、年明けには条例制定の記念講演を予定しているということでありますけれども、どのような内容での開催を検討されているのでしょう。 ◎総務課長 区民の意識に深く働きかけていくためにも、帰国された拉致被害者の方、また拉致被害者の家族の方に講演を依頼できればいいなというふうに考えております。  また、会場の設備によりますけれども、拉致問題のパネル等も置きながら、啓発にしっかり努められればよろしいかと考えております。 ◆かねだ正 委員  拉致被害に遭われた御家族の方にとっては、足立区はこういう啓発の条例を議決したということは、非常に心強いことだと思うのです。是非、せっかくこうやって全会一致で議決をいたしましたので、我々と、また、執行機関と区役所とが一丸となって啓発活動に取り組んでいきたいと思いますので、是非、再度のまた御協力をお願い申し上げたいと思います。  次に、子どもの体力について質問したいと思います。  今日がちょうどスポーツの日だったのです。なので、子どもの体力ということに関連してお聞きしたいなというふうに思いました。  コロナ禍の中、子どもたちの学力についても非常に心配されますけれども、ましてや、なかなか外に出る機会が少なくなってしまった子どもたちの体力を非常に、今、心配をしております。その辺については、教育委員会はどういうふうに認識をされているでしょうか。 ◎教育指導課長 確かにコロナ禍になりまして、思うように体育の授業ができなかったり、外で元気に遊ぶことができておりません。実際的には、子どもたち体力が落ちてきております。 ◆かねだ正 委員  イメージなのでしょうけれども、いろいろな私も町場の皆さんとか後援会の皆さんとかいろいろお聞きすると、イメージですよ、足立区、公園が多かったり緑が多いという、23区の中では、というイメージがあって、体力は足立の子どもたちは非常に他区に比べてあるのだというようなことをおっしゃる方結構いらっしゃるのです。  それについて、例えばですけれども東京都の平均と比べてどのような状況なのでしょう。 ◎教育指導課長 平成30年から、令和2年については体力テストが実施されなかったのですけれども、東京都の体力調査と共にどんどん足立区も下がってきてはいるのですけれども、東京都との差というのは縮まってきております。  要は、下がってきている中でも、都の平均から比べると足立区の子どもたちの体力は上がりつつあるというところです。 ◆かねだ正 委員  是非、学力向上していくことも非常に重要なことではありますけれども、逆に学力を向上させるためにも子どもたちの体力を、学力付けていくためには体力というものも十分必要だと思うのです。  そういった意味では、並行して是非、子どもたちの体力づくりということについてもしっかりと取り組んでいっていただきたいと思います。  これは、いろいろな方々からまた御質問が出ていると思いますけれども、特にコロナ禍の中で子どもたちの体力が落ちているということは非常に一番の心配の種でもありますので、是非その辺について、再度このフェーズが変わってきた中で取り組んでいっていただきたいと思いますが、改めて決意はいかがでしょう。 ◎教育指導課長 ありがとうございます。学力とともに体力も大事です。体力も向上していきます。そして、子どもたちの自己肯定感、これも車の両輪だと思っておりますので、全て充実させていきたいなと考えております。 ◆かねだ正 委員  是非よろしくお願いしたいと思います。  ありがとうございました。 ○鹿浜昭 委員長  ただ委員。 ◆ただ太郎 委員  自民党後半の時間を担当します、ただでございます。よろしくお願いをいたします。  時間も限られておりますので、早速質問をさせていただきたいと思うのですけれども、昨日、緊急事態宣言も明けたということで、卓球大会が開かれました、区内の地域体育館で。昨日は女子の団体戦ということで人数も多かったので、前半、後半と、午前中、午後と時間を分けて入場を制限するだとか、いろいろな消毒液を使いながらそういった対策、開会式でも皆様に呼び掛けをしながら開催をさせていただきまして、もう本当に開会式、その前も、あら久しぶりだとか、元気だったという声を多く聞いて、今スポーツの日というお話もありましたけれども、単純に体を動かすだけではなくて、そうやって人とのつながりの中で健康というのは、体だけじゃない心の健康だったり、そういったところも保たれていくのかなというところで、本当にそういったスポーツというのは大切なのだなというのを改めて感じたところなのですけれども。  朝9時開館ということで、私も8時半過ぎに会場に到着しましたら、車が施設前で大渋滞をしておりました。見に行ったら、役員の方にちょっとお話聞いたら、駐車場が開いてないから車が入れなくて、今、待っているのですと言うのです。  でも、住宅街の中の体育館でしたので、車が5台、10台と時間とともに増えていくと、そんな大きな交差点ではないですけれども、そういったところまで車が渋滞するのです。しかも、こちらから、こちらからということで、この駐車場に入りたい。  ですので、体育館というか入り口のところで、すみません、こういう状況なので早めに開けていただけませんかということをお伝えしましたら、いや、何時に開けることになっているので、今、開けられないのですと、いや、この状況を見てください。事故とか起こったら大変ですから何とか開けてくださいということで、昨日は、そうですねということで確認をしていただいて、単純にガチャッと下ろすだけのあれでしたので、私、勝手にやるわけにいかないので、やっちゃおうかなと思ったのですけれども、まずいなと思って係員の人にやっていただいて、いつもより早く入ったという状況なのですけれども、そういった地域の体育館、地域センターの駐車場に関しては、朝の開ける時間というのは統一で何か決まっているのですか。 ◎生涯学習支援室長 すみません、今回の該当の体育館については、申し訳ありません、9時ということで係員が言ったというお話、今、お聞きしました。通常は8時半から駐車場の方は開けさせていただいているところでございます。 ◆ただ太郎 委員  8時半ということは、それは統一されているということなのですか。私が聞いたのは、そこは8時45分過ぎないと駄目なのですということだったのです。 ◎生涯学習支援室長 私ども指定管理の方に8時半から開けるということでお話していますが、申し訳ございません、全ての体育館の方の駐車場につきましては調査の方をさせていただきたいと思います。 ◆ただ太郎 委員  そのあたりの連携しっかりとしていただいて、特にお休みの日ですとか、これまで大会とかなかったので久しぶりのそういう状況だったと思いますけれども、もし8時半に開けるということであればしっかり対応していただかないと、本当に地域の何か事故とか起こってからでは困りますので、徹底をしていただきたいというふうに思います。  そうなのです。朝、私、卓球連盟として行ったのですけれども、最初の仕事がこうやって、どうぞと交通整理の仕事なのです。いろいろと勉強させていただいたのですけれども、是非同じことがないように、連盟だったりスポーツ団体も、できるだけ公共交通機関を使ってくださいとか、あと何時より早めには来ないでくださいねということも一応我々は周知をしていたのですけれども、なかなか駅から近いとか、いろいろな交通事情もございますので、そのあたりお互いに気を付けながら事故なくやっていかないといけないなと思いますので、よろしくお願いをいたします。  綾瀬駅前のロータリーなのですけれども、これ本会議でも質問させていただきました。多くは言いませんが、またこれから大事な取り交わしがあるということなのですけれども、順調にお願いします。 ◎エリアデザイン推進室長 現場埋め戻しも終わりまして、最終確認をしているところでございます。順調に行けば今月末に契約を取り交わしできるんじゃないかと思いまして、作業を進めております。 ◆ただ太郎 委員  よろしくお願いいたします。  本会議シリーズということで、本庁舎地下駐車場です。  職員の方々、車で毎日来て地下に止めている方はそうそういないと思うのですけれど、何か事情があってお車で出勤するというところもあるかも分からないのですが、管理職の皆さんも、あまり気付いてなかったのかなと思うのです。  実際に本会議で質問して、大手3社がアンテナ設置していますよということなのですけれども、つながらない箇所については調査を行い、対応していくよということなのですけれども、進捗状況いかがですか。 ◎庁舎管理課長 大手3社が、今、アンテナを設置しておりまして、入らないところにつきましては具体的にお客様、あるいは委員の方から情報をいただいて、それを会社によって違いますので、具体的に一つ一つ潰していくという形で対応させていただきたいと思います。現在も進めておりますが、順次進めております。 ◆ただ太郎 委員  駐車場も駐車をしてぐっと入ると、やっぱり電波が入らないという。私も大手キャリアの一つを使っているのですけれども、電話もつながらないですし、インターネットもできないというような状況なので、災害のときとか、せっかくレストランもある中でいろいろと待ち合わせもできないんじゃないかなということもお聞きをしているので、そのあたりはお願いしたいと思いますが、いつ頃までに改善していただけますでしょうか。 ◎庁舎管理課長 具体的なキャリアと場所を教えていただければ直ちに対応いたしますので、よろしくお願いいたします。 ◆ただ太郎 委員  地下1階の本当に議会棟の前の壁側というか、ぐっと入ったところも全部入りません。よろしくお願いします。 ◎庁舎管理課長 キャリアはどちら。 ◆ただ太郎 委員  個人的なことですので、回答は控えさせていただきたいと思います。  次に、これは子どもたちから聞いたことなのですけれども、どうなっているのかなというので、生物園の年間パスポートというのがあると思うのですけれど、これというのは緊急事態があって使える期間というのは延長とかはされていましたか。 ◎公園管理課長 休園期間中に応じて延長させていただいております。 ◆ただ太郎 委員  そうしましたら、例えば今日で終わりだよというものが延長して、それはそれぞれで変わってくるのですか。 ◎公園管理課長 緊急事態宣言も何度か発出されていますので、その期間に応じて対応させていただいているところでございます。 ◆ただ太郎 委員  楽しみにしている御家庭もあるので、そのあたりは対応していただきたいというふうに思います。  次に、喫煙所についてです。  本会議でも触れましたので、北綾瀬駅については、地域の方々と相談の上、設置するのかしないのかというのを決めていただきたいと思いますけれども、改めて五反野駅のロータリーに造りたいというような意向を聞いておりますけれども、近隣の住民の方が、それなら設置していいですよということで御理解をいただいていない状況での設置はないよという理解でよろしいのですよね、確認なのですが。 ◎地域調整課長 ただ委員おっしゃるとおり、地域の周辺の方の了解がなければ、設置は難しいと考えております。 ◆ただ太郎 委員  是非そのあたりはしっかりと、理解を得られないのであれば、まだ設置はできないよと明確に周りの方々にも丁寧な説明をお願いしたいと思います。  次に、町会の方の表彰です。あだち広報にも、今回、功労者ということで、今回、表彰式が中止になっちゃったのですけれども、町会の方から聞きまして、これに載っている方は町会・自治会長ということでよろしいのでしょうか。また、これはどういった方が表彰されるのか簡単に教えてください。       [挙手する者なし]  そしたら率直に、もう少し自治会の方々を表彰してくれませんかということなのです。何でかというと、本当に切実な問題なのですけれども、先ほどもお話ありましたけれども、町会・自治会というのはこれからも存続させていかなければいけないし、見えないところでいろいろなことを考えてやっているわけなのですが、会長もそうなのですが、周りの役員の方もすごい頑張っている方もいるし、これ切実なのですけれども細かく表彰していただかないと、先も長くないという表現がいいのか、そういう電話口での話だったので、そうだったのですけれども、是非細かいスパンでできるだけ多くの方にそういった賞状の一つでも喜ばれるんじゃないのというお話をいただきました。ああ、なるほどなと思ったのです。  若い方々が入って来ていただいても、ある程度の年数でぱっと、まずは表彰をするだとかして、そういったお力添えに感謝をするという気持ちを区の方も示していくことというのは大事になると思うのですけれども、そのあたりは対応していただくことはできませんでしょうか。 ◎区長 区功労者については、御承知のとおり、ほかの団体の方とのバランスもございますので、ここでそう簡単に広げられるかどうかは明言できませんが、例えば区功労者だけでなくても町会・自治会連合会の中の表彰もございますので、もし仮に区功労者の方で難しければ町会・自治会連合会の方に少しまた御相談をしていきたいと思います。町会・自治会の非常に活動に細かく御協力いただいている方、よくよく存じておりますので、ただ委員の御発言の趣旨は、どういった形になるか分かりませんけれども、実現に向けて検討させていただきたいと思います。 ◆ただ太郎 委員  是非ともよろしくお願いをいたします。  次に、救急隊の共通の鍵ということで、これもどうなのかなと思うのですけれども、エレベーターの中には急病人の方を担架ストレッチャーを使い、寝た状態でも病院等に搬送可能となるようにトランクルームが設置してあるということなのです。入って奥の壁のところ、何かビーと剥がすと、鍵を開けると、そこに担架を入れられるというスペースがあるということなのですけれども、シルバーピアで鍵が違いましたという連絡をいただきまして、じゃあ、すぐに交換しくださいということを言ったのですが、区内のシルバーピアで同じような状況というのはないですか。  何か聞くところによると、平成15年10月以降に設置されたエレベーターについては、全て同じ鍵なのだけれども、古いエレベーターについては、鍵が変わっちゃっているということなのです。
    ◎住宅課長 すみません。その情報をいただいていませんでしたので、改めて全棟確認させていただきます。 ◆ただ太郎 委員  これ、もし緊急のときに、ストレッチャーが入らないよとかということになったら大変なことになりますので、特に古いエレベーターだと思うのですけれども、そのあたりの対応を是非お願いをしたいというふうに思います。  あと、すみません、最後に待機児童の対策について、今、指数でいろいろとやっています。その中で認可外保育施設に2か月以上預けたことがあれば2ポイントかな、指数加算されるのです。  ただ、4月入所についての指数の計算というのが、この12月1日現在というか、申込みまでの期間でやらないといけないから、もう率直に言うと、10月1日以前に認可外保育施設に預けることができなければ、11月に認可外保育施設に預けたとしても4月のときのポイントにはならないのです。  なので、それをもう少し柔軟に、4月入所なのですから4月までに2か月認可外保育施設に預けるという契約でも何でも明確にあれば、それはポイントの指数の加算につなげるということを是非検討していただきたいなと思うのですが、これ現実にあったケースなのですけれども、いかがですか。 ○鹿浜昭 委員長  簡明に願います。 ◎子ども施設入園課長 現状、基準日というのを設けさせていただいておりまして、その時点であくまでも確定のものについてのみ指数を現状付けさせていただいております。確かに4月入園につきましては、その後、数か月空く形になりますので、より指数の付け方等について工夫できるか検討させていただければというふうに思います。 ○鹿浜昭 委員長  次に、立憲民主党から総括質疑があります。銀川委員。 ◆銀川ゆい子 委員  今日で最後の質問になります。立憲民主党の銀川です。どうぞよろしくお願いいたします。  では、まず最初に、先ほど何人かの委員の方からも御発言ありましたけれども、喫煙のことについて質問をさせていただきます。  過料の徴収は、これまでと比べて、どのように変化があったか、コロナの関係でパトロールは減ったのか、たばこを吸っている人は少なくなったかどうか、そのあたりの分析についてお聞かせいただければと思います。 ◎地域調整課長 過料の徴収の変化ですけれども、過去には1,000件を超える過料徴収をさせていただいておりましたけれども、年々減少しておりまして、昨年度はコロナ禍も多少影響があるかもしれませんが、523件の過料でした。 ◆銀川ゆい子 委員  たばこやごみのポイ捨て、歩行喫煙が条例で足立区では禁止されておりまして、禁止行為をした場合、罰金や過料が徴収されることを知っている区民の割合はどのくらいいらっしゃるのでしょうか。 ◎地域調整課長 そういった具体的に認知度の調査というのは行っておりませんけれども、ふだんから駅前でのティッシュ配りですとか、そういった形で普及啓発に努めているところです。 ◆銀川ゆい子 委員  どれだけの区民がこの条例を知っているかということの調査をこれまでしたことがないということなのですけれども、調査をして実態や更なる対策が見えてくると思いますので、是非定期的に調査をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎地域調整課長 たばこを吸う方限定になりますので、何かできる工夫を検討したいと思います。 ◆銀川ゆい子 委員  ながらスマホの防止に関する条例が施行されたときに、広報紙のトップに大きく取り上げられました。たばこについても区民が条例を知らないから、ポイ捨てとか路上喫煙、歩行喫煙してしまう方もたくさんいらっしゃるのではないかと思います。条例がまだまだ区民に浸透していないと思うのであれば、たばこのポイ捨てや歩行喫煙も、今後、広報紙のトップに取り上げていただきたいと思うのですけれども、これまで取り上げたことはあったのでしょうか。 ◎報道広報課長 表紙で丸々全部というのは今までたしかなかったかなと記憶していますので、今後、検討はさせていただきたいと思います。 ◆銀川ゆい子 委員  ポイ捨てや歩行喫煙防止の啓発活動を行っているということは、とてもありがたいと思っています。  先日、報道広報課長にお伺いをいたしまして、その啓発物というのが、ポイ捨ての歩きたばこの禁止プレート、すみません、今日、持ってくるの忘れちゃったのですけれども、私、手元にあるのですけれども、ポケットティッシュ、あと携帯の灰皿があるようなのですけれども、ポケットティッシュの配布に年間270万円以上が充てられていると聞きました。その上、ティッシュというのが、とてもいい素材を使っていまして、ポケットティッシュの取組も非常にいい取組だとは思うのですけれども、不特定多数の方々に行っているので、費用対効果が少ないのではないかと思っています。  ポケットティッシュの配布が、どこまで効果があるか検証をしているかということと、歩行喫煙や路上喫煙している方々に、もっとピンポイントで届く対策を更に拡大していただきたいと思うのですけれども、見解を伺います。 ◎地域調整課長 ポケットティッシュは、普通の外装がビニールではなくて地球に優しい素材になっているということから、多少単価がちょっと高くなっています。  ポケットティッシュは、様々な複数の方に配布しておりますので、直接たばこを吸うような方については携帯灰皿等を注意・指導をするときに配布しておりますので、ダイレクトにその対象者に渡す啓発になりますので、そういったところは力を入れますし、ポケットティッシュの運用については少し先ほどの調査じゃないですけれども、研究させていただければと思います。 ◆銀川ゆい子 委員  これからの取組なのですけれども、例えば、たばこの自動販売機にポイ捨ての禁止のステッカーを張らせてもらったりするのもどうかと思うのです。本来は、そういうことはJTとかがやるべきことだと思うのですけれども、そのような民間企業と交渉して許可をいただいて、対策をこれまでしていた以上のことを更に前進させていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎地域調整課長 自動販売機の方の掲示については、少しその所有者と相談を進めていければなと考えております。 ◆銀川ゆい子 委員  前向きな答弁、本当にありがとうございます。路上喫煙や歩行喫煙がなくなれば、まちの美化にもマナーの向上にも、まちのイメージアップにもつながると思います。  私も、例年たばこのことで質問をいろいろなところでさせていただいて、駅前では、たばこを路上喫煙、歩行喫煙している方々が数人になったということもお伺いしております。駅前が数人になったから、このあたりでよしということではなくて、駅前が減ってきたならば、注意啓発を駅前以外にも、今でも駅前以外にも広げていただいているということは存じているのですけれども、更にそのエリアを拡大するなど、単なるポイ捨ての歩行喫煙注意の枠を飛び越えて、まちを変えるとの思いでやっていただきたいと思うのですが、いかがですか。 ◎地域調整課長 まずは、駅へ向かう方が交通量も多くて、たばこのポイ捨ても多いということから、そこをまずは重点的にやらせていただきますが、ほかのまち中も駅からちょっと離れたところについては、マナーパトロール等のパトロールは行っておりますので、そういった中で、また区民の声から要望があればそこを重点的にパトロールするなど、注意を図っていきたいと思います。 ◆銀川ゆい子 委員  ポイ捨てや歩行喫煙の姿というのは、子どもたちには見せたくないものです。吸い殻のポイ捨てや路上喫煙、歩行喫煙している方というのは、ほかの問題のほかのごみのポイ捨てであったり信号無視など複合的にマナー違反をしている人が多いと考えられるのではないかと思います。ポイ捨てや歩行喫煙がなくなれば、それが徐々にまちの向上にもつながっていくと思います。  是非、今以上の工夫を凝らして対策強化をお願いしたいのですが、どうでしょうか。 ◎地域調整課長 銀川委員おっしゃるとおり、ごみの量で一番多いのは吸い殻になりますので、まずはそこを潰すということもあります。ほかのごみも含めて、まちからごみがなくなるように足立区で取り組んでおりますビューティフル・ウィンドウズ運動を力強く進めていきたいと思います。 ◆銀川ゆい子 委員  令和2年度の予算編成では、喫煙所の設置数は、北千住駅西口は加熱式たばこの喫煙所で民間企業に設置していただいたということなのですけれども、10か所を予定していて合計1億4,000万円の予算でした。  令和2年度の決算では、コンテナ型喫煙所が4か所とパーティション型喫煙所2か所の6か所の設置で約9,500万円でした。設置数を達成できなかった理由は何でしょうか。 ◎地域調整課長 予算要求時と状況が変わりまして、設置できるところが少し変わりました。  ただ、当初予算要求時に設置できなかったところも、今後、整備に向けて調整はしていきたいと思っております。 ◆銀川ゆい子 委員  令和3年度の予算編成の中には、特にここに設置していくよというものは載ってなかったのでお伺いしたところ、令和3年度も幾つか進めていただいているということでした。引き続き増やしていくという方針で変わりはないでしょうか。 ◎地域調整課長 我々の方でも喫煙所が必要なところというのは大体把握はしておりますので、地域のお声を聞きながら整備に向けて調整していきたいと思います。 ◆銀川ゆい子 委員  主要駅にはある程度の設置が進められてきたと思うのですけれども、改札口ごとに喫煙所を造ってほしいと私たちの会派はかねてから言い続けてきました。  区の方で必要なところは把握していると、今、御答弁いただいたのですけれども、最終的にはどれだけを造ればいいというふうにお考えでしょうか。 ◎地域調整課長 最終的には、我々の方でコンテナ型とか、あとはパーティション型の喫煙所が必要だなと思うところは20か所ほどあるのですけれども、まだ、例えば竹ノ塚駅西口の駅前とか、まだ開発が、西新井駅西口とか、そういったところのまちづくりに合わせて整備が必要だと考えておりますので、そういったところは、それに合わせて整備ができればと考えております。 ◆銀川ゆい子 委員  次、補助金についてお伺いしたいのですけれども、喫煙所を設置する設置費というのに、東京都の補助申請制度があったのですけれども、そちらが7月下旬で終了してしまいました。こちらについての区の見解をお聞かせください。 ◎地域調整課長 銀川委員おっしゃるとおり、7月で我々の方は、綾瀬駅東口のハト公園の中に造ったものを最後として、東京都の補助金が終わってしまいました。  今年度もう1か所、今、コンテナ型を造っておるのですけれども、そちらについては補助金がないような形で、東京都の方には再三、補助金何とかならないのか、今後も整備するためには必要だということは伝えておりますけれども、なかなか今のところ、今後の補助金についてはいい返事をいただいてないところです。 ◎地域のちから推進部長 すみません、ちょっと補足させていただきます。  足立区だけではなくて、他の区も、併せて都に対してオリンピックレガシーとして補助金の継続を要請しているところと、併せて維持管理費が相当掛かりますので、その維持管理費についても補助していただけないかという要求を出しているところでございます。 ◆銀川ゆい子 委員  五反野、六町、千住大橋の喫煙所は、予算編成の段階では整備できるはずでした。  先ほどのただ委員の質問の答弁のところで、五反野の設置は地域の方からの賛成が困難だったため断念があったということなのですけれども、東京都から補助が出ている間に、なぜ予定していた喫煙所、六町とか千住大橋とかの整備をもっと進められなかったのか、その理由と、こちらを整備する予定について、もし詳しく決まっていたらお聞かせください。 ◎地域調整課長 当初予定していたところにつきましては、例えば綾瀬駅東口であれば、令和2年度ではなくて令和3年度に整備したりしたところはございます。あと、六町についてもコンテナ型ではなくて、パーティション型での整備に切替えて整備をしております。  あと、すみません、五反野については、やはり地域の意向というものを十分把握してからでなくてはいけないと思っておりますので、そういったところは地域の意見を聞きながら調整をしていくと。  それから、千住大橋については、室内型ということで高架下の駅前耐震工事をやった中で、店舗がなくなったところを少し借りようと思ったのですけれども、なかなか賃料等の折り合いが付かずに、そこは、今、止まっているところでございます。 ◆銀川ゆい子 委員  私もこの資料を見ている中で、たしか六町は何かコンテナ型になっていたのですけれども、そちらがパーティション型になっていたということでちょっと不思議に思っていたのですけれども、今、理由が聞けました。  東京都が補助を中止するということは、足立区はいつ知ったのでしょうか。 ◎地域調整課長 もともとオリンピックを契機にこういった事業をやるということで都の福祉保健局の方で行っておりまして、オリンピックが終わるまでということで今回延期になりましたけれども、今年も今年いっぱいじゃなくて、オリンピックが始まるまでの7月ということで切られてしまっているところです。 ◆銀川ゆい子 委員  東京都からの補助金は、1か所当たり1,000万円だったということなのですけれども、コンテナ型は造るのに1か所1,500万円掛かります。  今後は、東京都が補助金を再開しない限り、全て区の負担になってしまうのでしょうか。 ◎地域調整課長 今のところ、それに該当する補助金が見当たりませんので、補助金がなければ区の持ち出しになることになります。 ◆銀川ゆい子 委員  区が設置する喫煙所だけではなくて、北千住駅の西口のような民間企業が行う喫煙所の設置や民間の会社からの資金提供の予定などはありませんでしょうか。 ◎地域調整課長 今、お話しになった北千住駅西口の1階の加熱式たばこの喫煙所のところなんかみたいに、企業の方で整備していただくことは我々も望んでおりますので、これからも声を掛けていきたいと思いますし、また民間の灰皿を置いていただいているところも打診をして、ここを指定の喫煙所にしていいかという話は進めていきたいと思います。 ◆銀川ゆい子 委員  ありがとうございます。  東京都の補助金が中止になってしまったというのは非常に残念なのですけれども、足立区はこれまで一生懸命喫煙所の取組を進めてきたというのは十分理解しております。  北千住駅の喫煙所は、たばこを吸う方が並んで待っていらっしゃるのです。渋谷とかに行きますとコンテナ型の喫煙所があるのですけれども、窓というかドアも全開で外に出て吸っているので、そういう状況と比較すると足立区のたばこを吸っている方で喫煙所を使ってくださるという方は、皆さんしっかりとマナーをわきまえていらっしゃる方々も多いので、ありがたいなと、私、思っております。  先ほど、中島委員の質問のときの答弁であったように、たばこを吸う人、吸わない人両方の立場に立って、これからも喫煙対策、喫煙所の設置を進めていただくよう、今後ともよろしくお願いをいたします。  次に、シティプロモーションについてお伺いをしたいと思います。  足立区に誇りを持っている区民は過去最高の53.4%となりましたけれども、今後の目標値はどのくらいでしょうか。 ◎報道広報課長 これまでも目標値持っておりまして、平成24年に40%、平成28年に50%という目標を達成しておりまして、今後は令和6年までに60%を目指すという目標でございます。 ◆銀川ゆい子 委員  是非、60%を目指していければと思います。  足立区のシティプロモーションは、足立区に誇りを持つ区民を増やすということをミッションに掲げて、実際に成果が出ていて、とてもよいことだと思います。  次のステップとして、区外向けのアピールを強化していくということがこれから必要になってくると思います。第3次シティプロモーション戦略方針の中に、区外への働きかけについての戦略の記載がありましたけれども、進捗状況を伺います。 ◎報道広報課長 区外に今後打っていくためには、何か足立区ならでは、足立区ならこれだというようなものが必要なのかなというふうに思っております。  今、検討しておりまして、具体的に少し見えてきましたら、また改めて御報告したいと思います。 ◆銀川ゆい子 委員  区が大きく変わってきたということは、区民アンケートでも実証されているにもかかわらず、区はなぜまだ、今、マイナスイメージを強く言われているのか、どこが足立区のマイナスの部分だと思っているのか聞かせてください。 ◎報道広報課長 区民の気持ちというのは、先ほどの5割を超えたというところで大分上がってきたのかなと思いますけれども、なかなか外からのネガティブイメージというのはすぐには消えない、事実と異なる印象が残っているというのが原因ではないかというふうに思っております。 ◆銀川ゆい子 委員  先ほど区外への働きかけについては、これから検討していくということなのですけれども、まだまだ区外へのアピールが見えづらいのが現状だと思います。区民に対しての評価というのはアンケートで取れるのですけれども、区外向けのアピールというようなものは、どのように自己評価していかれるのでしょうか。 ◎報道広報課長 現在は、テレビとかウェブとかのそういった評判を総合的に判断しているわけなのですけれども、今後、何らか近隣にアンケートを取っていけるような方法がないか、今、検討を進めているところでございます。 ◆銀川ゆい子 委員  区のPRや発展には区だけではなく、鉄道事業者などの協力も必要になってくると思います。足立区のシティプロモーションに特に東武鉄道はどの程度関わってくれているのでしょうか。 ◎報道広報課長 東武鉄道だけじゃなく、JR、東京メトロにも非常に御協力はいただいているのですけれども、具体的に申し上げますと、東武鉄道だと銭湯のプロモーションにパネルの展示ですとか、そういったものを、あと特別列車の走行、あとウォーキングイベントなど、そういったもので御協力をいただいております。 ◆銀川ゆい子 委員  当区には、関東三大厄除け大師でもある西新井大師があります。先日お話をさせていただいたのですけれども、インターン生と一緒に足立区の西新井大師と葛飾区の柴又を比較しようということもやりまして、インターン生と一緒に西新井大師と葛飾区柴又に行ってきました。       [資料を提示]  これ柴又で撮ったインターン生との写真なのですけれども、こちらに行ってきました。  コロナもある中で、柴又も通常よりは人は少なかったのですけれども、それに比べて西新井大師はもっとほとんど人がいない状態で、柴又に比べて本当に寂しい状態だなというふうに思ってしまいました。  西新井大師は、プロモーションがあまり盛んではないどころか、閉まってしまっているお店もたくさんあったのです。江戸時代から続く割烹料理屋が閉店してしまったり、西新井大師の目の前の草団子のお店の2階が有料老人ホームになってしまったりしていました。  区の観光スポットの一つとなっている西新井大師なのですけれども、せっかくなのに生かし切れてない。宗教法人ではあるのですけれども、区が何らかの支援の方法もあるのじゃないかと思いますが、いかがでしょうか。 ◎報道広報課長 西新井大師に関しましては、前の西新井大師商栄会が非常に頑張っていらっしゃって、西新井大師花まつりとかいろいろなことをされていますし、私もPRに関しては、これまでも御協力をしてまいりました。  また、境内の中で、私どものイベントをやらせていただいたりしておりますので、今後も皆様のお考えを聞きながら、一緒にPRしてまいりたいというふうに思っております。 ◆銀川ゆい子 委員  東急電鉄や小田急電鉄、京王電鉄などを見ていると、これらの鉄道事業者が主体となってまちづくり、観光アピールに取り組んでいるように見え、とてもうらやましく思っています。  足立区では東武鉄道が、エリアデザインにおいての対応もそうですけれども、足立区を足立区と一緒にまちを盛り上げていこうという気概があまり感じられません。西新井大師をはじめ、区のPRを東武鉄道と区とタッグを組んで積極的に行ってほしいと思いますが、どうでしょうか。 ◎報道広報課長 やっぱり企業と自治体ですので、検討している中身によってはいろいろなスタンスがいろいろな形があると思うのですけれども、このPRに関しては鉄道の会社も非常に前向きにいつも考えていらっしゃいますので、是非一緒になってやってまいりたいというふうに思っております。 ◆銀川ゆい子 委員  第3回定例会での鈴木議員の質問で、高校生から、区長に足立区の圧倒的なプラスイメージも多く発信してほしいとの声が届いたとの質問に対し、区長から、マスコミの方によると、足立区にはこれという強烈なプラスイメージがないことが弱みではないかと御指摘をいただいていると答弁がありました。  区に誇りを持つ区民は50%を超えましたが、区外へのプラスイメージへの道のりはまだ困難ということなのでしょうか。 ◎報道広報課長 困難というよりは、道半ばということなのだと思います。これからも、何か足立区らしいものを発信しながら、イメージアップに努めてまいりたいというふうに考えております。 ◆銀川ゆい子 委員  お伺いしたいのですけれども、強烈なプラスイメージとはどんなものなのか、区の思うプラスイメージというのは、近隣区ではどういうものがあるか、もしありましたらお聞かせください。 ◎区長 私が伺ったそのマスコミの方は、渋谷区の場合はスクランブル交差点、墨田区の場合はスカイツリーというように、例えば荒川河川敷といいますと、河川敷がずっと続いていて足立区だけのものではない部分もあったり、また南千住を足立区と思ってらっしゃる方がいるとか、まだまだ、今、お答えしたとおり道半ばです。  ですから、何を足立区のプラスイメージとして打っていくのかということについては、また何かお知恵があれば、お寄せいただきたいと思います。花火と言っても花火もいろいろな自治体がやっていますので、足立区でも花火だけではちょっと難しいだろうということでございます。 ◆銀川ゆい子 委員  ありがとうございます。  区民は愛着と誇りを持って住んでいる方もとても多いのですけれども、メディアや、ほかの地域の方からのマイナスイメージというのは、まだまだ今も言われています。足立区のこれからなのですけれども、取りあえずマイナスイメージがなくなればよしというふうに思っているのか、それとも強烈なプラスイメージをこれからつくって、区内外に発信するべきと考えるのか、どちらかお聞かせいただければと思います。 ◎報道広報課長 まずは、今まではマイナスイメージをまずは払拭するということが一番だったということだと思います。  今後は、それはもちろん続けますけれども、先ほどから申し上げているように、次の何か一手を考えていく時期だと思いますので、皆様に御協力いただきながら進んでまいりたいというふうに思っております。 ◆銀川ゆい子 委員  ありがとうございます。  シティプロモーションについてじっくりと聞けてよかったです。  私、今、区議会3年目なのですけれども、これまでシティプロモーション課の方に関わることというのはあまりなかったのですけれども、この質問をつくるに当たり、先日、シティプロモーション課長と初めてお会いしてお話を聞かせていただくことができました。そのときのシティプロモーション課長が、すごく熱心に熱意を持って私の質問に対して答えてくださって、これからもっとシティプロモーション課の方々で区の人たちが一丸となって足立区が変わっていくのだなというふうに、シティプロモーション課長と話をしていて確信を持てました。引き続き足立区の魅力を更に磨いていってほしいと思います。
     これで私の質問は終わります。ありがとうございました。 ○鹿浜昭 委員長  次に、共産党から総括質疑があります。西の原委員。 ◆西の原えみ子 委員  本日最後の質問となります。私も質疑最後となります。どうぞよろしくお願いいたします。  私、まず初めに、西新井公園を含む補助第255号線の道路問題について、お伺いいたします。  区は、10月3、4日の説明会で、西新井公園周辺地区まちづくり構想として、エリアデザイン計画としての西新井・梅島のまちづくり構想を示しました。       [資料を提示]  説明会で、初めてこのような形で住民の皆さんに配られました。この中で、まちの将来像を、西新井公園と補助第255号線の実現による緑豊かでにぎわいのある災害に強いまちと言っておりますが、この計画は道路によって地域住民を分断し、立ち退きを迫り、地域の崩壊を招くものです。道路や公園が災害対策になると言っても、それは20年以上先のことです。まずは、水害を含めた災害対策を行うべきです。  そして、この地域は高齢者が多く、空き家も多く、密集地域で、その対策が急がれると思います。幾らまちづくり構想といっても、50年以上止まっていた幻の公園構想を公園面積を縮小し整備することで懸案事項の解決として進めるという姿勢は間違っていると思います。まして、コロナ禍のこの時期に急いで行う事業ではないと思いますが、いかがですか。 ◎中部地区まちづくり担当課長 いろいろ西新井駅東口、課題があるかと思っております。間違っているかという質問に対しましては、間違ってなく、この時期に始めるのがいいかと思ってございます。  財政的には厳しい時期がしばらく続きますけれども、その間に西新井のまちづくりの方向性を決めて西新井公園を含む整備に着手していきたいと考えてございます。 ◆西の原えみ子 委員  住民が今まで要望してきたそのことが実って、区は説明会を最近だけでも、7月、9月と行いました。そこでは住民を追い出すようなことはするなの質問には、強制執行のようなことはしないと。急いで進めるべきではないんじゃないかという質問には、20年ぐらいは掛かると思うと答えていただきました。  そして、先日10月3、4日の説明会では、西新井公園周辺地区まちづくり構想として、エリアデザイン計画としての西新井・梅島のまちづくり構想ということで参加した住民からいっぱい声が出たので、幾つかを紹介しながら質問をしていきたいと思います。  まず、区は、この説明会は、道路、公園の問題ではなく、まちづくりの構想そのものの説明だと言いましたが、まちづくり構想の中心は、正に補助第255号線を通し、公園を整備することだと思いますが、いかがですか。 ◎中部地区まちづくり担当課長 この地区の課題で大きな課題の一つは、なかなか西新井公園が整備に着手できないという課題がございました。やはり公園というのは憩いの場でありますけれども、地震のときの避難場所になったりしますし、新たな公園というテーマの下で整備を目指していきたいと考えておりますので、その考え方を皆さんに御説明させていただく場を設定させていただいたという状況でございます。 ◎市街地整備室長 御質問の中で、西新井公園と補助第255号線が中心となる、核となるまちづくりではないかということの御質問でしたけれども、正にそのとおりでありまして、それを実現するために、まちづくりを進めるものでございます。 ◆西の原えみ子 委員  確かにそうであれば、補助第255号線と西新井公園のことで中心にそういう説明なのですよということをもっと打ち出していただきたかったのです。  それとは関係なく、ただのまちづくりだという説明があったために、地域の方が、それなら関係ないかなと言って、実際行かなかったということも聞きました。  それありきで進んできたということが、今、確認できましたので、その辺のことは言っておきます。  次に、この補助第255号線ができた場合の信号機や横断歩道の計画はどうなるのかと、道路ができれば必ず交通量も増えて危険度は高まります。子どもを学校へ通わせる親にとっては、通学路の安全の問題はまず計画に入れてほしいという、そういう要望についてはいかがですか。 ◎街路橋りょう課長 まだ、測量をしている段階でして、この後、基本設計等に入っていきます。その段階では警察ともしっかり安全面、また利便性の面も含めて検討していきたいというふうに考えております。 ◆西の原えみ子 委員  確かにそうなのですけれども、今、駅に抜ける道というのは結構信号機やそういうのがあって、これなら大丈夫だと安心して通っているのです。  それで、道路ができたらどうしようと心配をされている。そこでは、ちゃんとそういう形できちんと付けますよと、大丈夫ですよというような形での見える化とか、見えることをしっかり伝えていく必要もあると思うのです。  それと、今、この計画の対象となっている住民は、できればこの住み慣れた地域で暮らし続けたいという要望を持っております。  私は、この道路建設は急ぐべきではないと思っていますけれども、少なくとも道路を通すことを認めた後、これは例えば住民からも出たのですが、関原一丁目で行ったような修復型のまちづくりを追い出さないでやってほしいという声がありましたが、これについてはいかがでしょうか。 ◎街路橋りょう課長 今回の手法、街路事業といいまして、基本的には補償金をお支払いして用地をお譲りいただく手法を考えております。代替地等設けられればいいのですけれども、なかなかそういった場所もなく、なかなか難しいと思っていまして、一軒一軒御事情もあるかと思いますので、生活に寄り添って、いつぐらいのタイミングで買わせてもらうのがいいかというのをお伺いして、丁寧に対応していきたいというふうに考えております。 ◆西の原えみ子 委員  今、住んでいる方たちは、やっぱりここが駅にも近いし、緑も多いし、すごくいい場所だと、すごく住み慣れていて遠くにも行きたくないし、ここで住み続けたいのだと、そういう思いがすごくあるというのは、本当に地域を愛していらっしゃる方々がそういう思いを本当に持っているということを本当によく考えていただきたいと、それは思います。  次に、今回の説明会で出されたアンケートなのです。このアンケートを説明があって、その後、5分ぐらいで、すぐ書いて出してくださいということで配られました。       [資料を提示]  このアンケートなのですけれども、要するに、何ていうのだろう、反対、駄目です、違いますというような、そういう立場の人の選択肢がないのです。そこで、そういう意見を書くのは自由欄に書くしかないということで、一々自由欄で書くために時間が全然なかったということなのです。  その場では書けなかったということで、後でどうすればいいんだろうなんて言っていましたが、これでは住民の声を正しく把握するアンケートにはなっていないんじゃないですか。 ◎市街地整備室長 今回のアンケートは、まちづくり構想についての御意見をいただくための設問にさせていただいているところでございまして、西新井公園が賛成だとか、それから道路についてのお話については7月と9月に行った説明会と、そのときにアンケートもさせていただいているので、それぞれやらせていただきたいということでございますが、両方とも一体となったアンケートというふうに捉えて、今後まちづくりを進めてまいります。 ◎区長 アンケートについては、私も事前に目を通しました。特に反対の方が具体的にどういうことで反対なのかという中身を私ども細かく分析したかったので、あえて、すみません、こちらで決めつけのような選択肢は載せませんでした。  ただ、書くのに十分に時間が取れなかったと、今、お話がございましたので、その点につき、それが事実でしたらおわびを申し上げたいと思います。 ◆西の原えみ子 委員  結局このアンケートが出されて、それを意見を一つ一つ載せてくれたらいいのですが、何%がこうだった、何%がこうだったということで、その数字がひとり歩きをするのが、すごく私としては正確に反映してないんじゃないかなと思ったものですから、是非この意見のところを大きく載せていただければという気はいたします。  それから、住民の方から、まちづくり協議会委員の選出は町会任せになっていると、そうではなくて、きちんと意見が言える人や、まちづくりを真剣に考えている人を入れてほしいのだと、このままではそういう人たちの意見が埋もれてしまうとおっしゃっていました。  また、公募などを行ってほしいのだがという声が出ましたけれども、こういうことをどう受け止めますか。 ◎中部地区まちづくり担当課長 こちらの地元のまちづくり協議会を作成するときに、会則というものを作成してございます。この会則に基づきまして、メンバーを選出するという形になってございます。そのメンバーでは、地区会員とまちづくり推進員、あと行政委員という形になっていますが、地区会員につきましては地元住民団体から選出された者という条項があります。  これにつきましては昨年の秋にまちづくり協議会で再度確認したところ、地元住民団体から選出された者という御回答いただいておりますので、この会則どおり、また運営をしている状況でございます。 ◎市街地整備室長 まちづくり協議会は決定する場ではなく意見交換する場ですので、その他、ほかの方からの御意見をいただきながら、まちづくり構想、計画をつくってまいります。 ◆西の原えみ子 委員  私も、前回、まちづくり協議会を傍聴させてもらったのですけれど、やっぱりなかなか意見が出てこなかったのです。それで、なかなか出てきてない、会長たち選ばれた方も言ってなかったよというところで、そしたら一緒に傍聴していた委員が次の委員会の中で、まちづくり協議会では一切反対の声がなかった、みんな大賛成だったということを平気で言っていたのです。それは違うのだということを私は言いたかったのですけれども、正に区の意思が、この道路を造って公園を整備することが大前提となっているから、そのために住民の意見を聞こうとか、反対の意見というか多様性を配慮しようとか、そういうことになっていない。だから、このまちづくり協議会にも、それこそいろいろな住民の声が反映していないのではないかと思いますけれども、いかがですか。 ◎市街地整備室長 繰り返しの答弁になりますが、意見交換の場で意見聴取の場でございますので、最終的に決定するのは区になりますが、決定する前にはいろいろな皆さんのお声を聞きながら物事を進めてまいりたいと考えております。 ◆西の原えみ子 委員  是非そうしていただきたいと思います。声を拾っていただき、そして住民がどう思っているのかということをしっかり、今後、聞いていただきたいと思います。  そして、西新井駅の例えば西口なのですけれども、東武ストアとかマンションもなかなか方向が決まらなくて、耐震改修したからそのままいくというふうな形で、二転三転をしました。  だからそういう状況が見えてから考えていかないとといいますか、先ほども、いろいろ決まってから、いろいろまた意見を聞いてということもおっしゃっていましたけれども、ボタンの掛け違いをするということが本当に起こらないようにしていただきたいと思っているのです。  しかも、こうやって住民の意見が二分するこういう計画は、本当にこうやって急いで進めるべきではないと思います。今、コロナ禍で本当に大変な状況でもありますし、不要不急の道路開発、公園整備、これは、そういう不要不急として凍結、中止をすべきだと思いますが、いかがでしょうか。 ◎エリアデザイン推進室長 まず、すみません、これについては住民の意見が二分されているという認識がなくて、我々としてはまず進めたいと思っております。  これについても、今、各担当が答弁していたとおり、住民の意見が進んでやっていきますし、まだ時間はありますので、そこではちゃんと意見を進めながら、区としてはしっかり進めていきたいというふうには考えております。 ◆西の原えみ子 委員  平行線、分かりました。是非よろしくお願いしたいと思います。  次に、千住大橋さくら公園の交差点の改善についてお伺いいたします。  千住大橋さくら公園とポンテポルタのスーパーの間にある交差点には信号機が付いておりません。この地区はマンションが建って、ファミリー世帯が多く住んでいます。今後、41階建てのマンション建設も予定されていて、マンションから公園やスーパーへ行くためには、この交差点を渡らなければならず、毎年、都の警視庁の方の担当に要望を出しております。  しかし、交通量が多くて先に信号機を付けなくてはいけない場所があるとか、ここはまだ、そんなに交通量多くないですよと後回しになっていて、一向に進んでおりません。危険な交差点として信号機が必要だと思いますが、いかがですか。 ◎交通対策課長 以前より、そのお話いただいておりますので、改めて確認をさせていただきたいと思います。 ◆西の原えみ子 委員  また、ここに交通管理者2人がよく立っているのです。私は危険だから見守り交通整理に来ているのかなと思ったら、エリアデザイン調査特別委員会でも、ほぼ全ての会派皆さんが求めている西新井駅西口付近の交差点と同じように、交通管理者は歩行者が横断歩道を渡っているとき一時停止をしない車の取締りを行っているだけなのです。交通整理とか、子どもの飛び出しとかの対応は全くやっていないと。せめて命を守る安全を守るため、子どもを守る対策、もっと強くやってくれと求めるべきではないでしょうか。 ○鹿浜昭 委員長  時間です。 ◆西の原えみ子 委員  是非求めてください。ありがとうございました。 ○鹿浜昭 委員長  本日の審査はこの程度にとどめ、散会いたします。       午後4時02分散会...