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令和 3年 4月20日文教委員会-04月20日-01号
令和 3年 4月20日建設委員会-04月20日-01号

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  1. 足立区議会 2021-04-20
    令和 3年 4月20日文教委員会-04月20日-01号


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    最終取得日: 2023-04-16
    令和 3年 4月20日文教委員会-04月20日-01号令和 3年 4月20日文教委員会       午後1時29分開会 ○吉岡茂 委員長  ただいまより文教委員会を開会いたします。 ○吉岡茂 委員長  初めに、記録署名員を2名指名させていただきます。  にたない委員、浅子委員、お願いいたします。 ○吉岡茂 委員長  次に、異動管理職の紹介に移ります。  異動管理職の紹介につきましては、お手元に資料を配付いたしましたので、紹介に代えさせていただきます。 ○吉岡茂 委員長  次に、組織改正に伴う新組織の事務分掌に移ります。  組織改正に伴う新組織の事務分掌につきましては、お手元に資料を配付いたしましたので、説明に代えさせていただきます
    吉岡茂 委員長  次に、請願・陳情の審査に入らせていただきます。  初めに、(1)元受理番号6 不登校の子ども達や発達障がい特性のある子ども達とその保護者に対する適切な支援等の創設を求める請願を単独議題といたします。前回は、継続となっておりますが、何か変化はありましたでしょうか。 ◎教育相談課長 特に変化はございません。 ○吉岡茂 委員長  何か質疑はございますでしょうか。 ◆長谷川たかこ 委員  来年度、特別支援教育ガイドラインに、ユニバーサルデザインの教育についていろいろと記載をしていただくということをお話しいただいていたんですが、進捗状況を教えてください。 ◎支援管理課長 まず、ICTガイドラインについては、現在作成中でございます。また、ユニバーサルデザインにつきましては、その視点に基づいて、インクルーシブを含めて、今、執筆中でございます。 ◆長谷川たかこ 委員  小・中学校2校ずつモデル校を付けていただくということでお話も進めていただいていると思いますが、その学校の校長はじめ、教師の方に対する研修というのが、もう始まるんでしょうか。 ◎支援管理課長 まずモデル校につきましては、4校内定しております。また、研修につきましては、令和3年5月以降に、準備委員会を始めていきたいと考えております。 ◆長谷川たかこ 委員  そのモデル校の4校の中でも、例えば、タブレットの方も、今年度、全校全ての子どもたちに支給されることになりますけれども、そのICT合理的配慮が必要な学習障がいの子どももいらっしゃると思うので、特化した形でモデルケースとしてやっていくということでよろしいですか。 ◎支援管理課長 そのとおりでございます。 ◆長谷川たかこ 委員  それと連動して、この間の予算特別委員会でもお話はさせていただいているんですけれども、こども支援センターげんきとの連携部分で、やはり学校の現場とこども支援センターげんきでの支援の仕方に乖離性があるようで、当事者である保護者お母様たちから、かなりの苦情が私の方に入っているんですね。その部分で御指摘をさせていただき、学校に対する指導の強化、連携の取り方というのは、是正をしていただけるというお話にはなっていますが、その部分についても、しっかりと強化されていくということでよろしいでしょうか。その部分をしっかりしていただきたいと要望させていただきますが、いかがでしょうか。 ◎支援管理課長 今年度につきましては、指導主事及び心理士を昨年度以上に学校現場に派遣していきたいと考えております。また、ICTを活用いたしまして、オンラインでの相談等も含めて、検討をしているところでございます。 ◆長谷川たかこ 委員  是非そこが今後うまく回るようにしていただかないと、なかなかその問題というのは解消されないなというふうには感じておりますので、是非そこの部分を是正していただくということで、よろしくお願いいたします。 ○吉岡茂 委員長  他に質疑よろしいですか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  質疑なしと認めます。  それでは、各会派の意見をお願いいたします。 ◆長澤こうすけ 委員  この請願、もう1年以上議論をしてきたわけですけれども、やはりその時代、時代に合わせて、場面、場面に合わせた支援というのを常に模索していかないといけないと思っております。私ども自民党は、この請願を通して、更に議論を深めながら、そういったところを進めていきたいと考えておりますので、継続です。 ◆吉田こうじ 委員  継続でお願いします。 ◆浅子けい子 委員  昨年は、コロナ禍の中で、ユニバーサルデザインの視点を取り入れた教育活動というのも滞ってしまったということで、これからいよいよ始まるというふうになるかと思います。是非、不登校も、もっともっと、いろいろな手だてを取って解決していただきたいし、あと、発達障がい者の児童も、これからもまだまだ増える可能性もあるので、そこに是非力を注いでいただきたいと、そういうこれ内容の趣旨ですので、採択を求めます。 ◆長谷川たかこ 委員  発達障がい特性のある子どもたちというのは、やはり不登校リスクがとても高いという部分で、学校現場の教師の理解と障がい特性への配慮が一番必要だと私は感じております。そういう部分で、早期からの気付きと支援を早急に足立区の中で構築していただきたいと思っておりますので、採択でお願いいたします。 ○吉岡茂 委員長  これより採決いたします。  本件は継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○吉岡茂 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査といたしました。  次に、(2)元受理番号13 児童・生徒の介助員登録者を増やす工夫・改善及び行事介助員を探す際の保護者負担軽減を求める請願を単独議題といたします。前回は、継続となっております。  何か変化はありましたでしょうか。 ◎支援管理課長 特に大きな変化はございません。 ○吉岡茂 委員長  それでは、何か質疑はございますでしょうか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  質疑なしと認めます。  各会派の意見をお願いいたします。 ◆長澤こうすけ 委員  継続です。 ◆吉田こうじ 委員  継続でお願いします。 ◆浅子けい子 委員  これは、介助員登録者を増やすということで、やはり昨年と同じコロナ禍の状況でなかなか登録者の困難とか、いろいろな困難があったかというふうに思います。コロナ禍後を見通してということで、更に一層、介助員登録者を増やすこと、そして、その改善や何かもしていくということで、採択を求めます。 ◆長谷川たかこ 委員  このことは、やはり周知、啓発が一番大切だと思うんですけれども、足立区での協力の働き掛けをこれからもどんどんしていただき、区民の皆様に発信していただきたいと思っておりますので、採択でお願いします。 ○吉岡茂 委員長  それでは、これより採決いたします。  本件は継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○吉岡茂 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定いたしました。  次に、(3)元受理番号21 健常児と障がい児が関わる時間を増やすインクルーシブ教育の拡大と医療的ケア児重症心身障害児を受け入れる保育制度を求める陳情を単独議題といたします。前回継続となっておりますが、その後何か変化はありましたでしょうか。 ◎子ども政策課長 令和3年4月から、区立保育園3園で、3名の医療的ケア児の受入れを開始しております。入園当初は、保護者の方と保育士が一緒に対応を確認させていただき、現在では、保護者の付添いなしで問題なく実施している状況でございます。 ○吉岡茂 委員長  何か質疑ございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  質疑なしと認めます。  各会派の意見をお願いいたします。 ◆長澤こうすけ 委員  継続です。 ◆吉田こうじ 委員  継続でお願いします。 ◆浅子けい子 委員  やっと保育園に医療的ケア児が安心して入園できるという体制が取れて、これからまた、そこの上を、小学校の方まで体制を是非つくっていただきたいという思いもありまして、採択を主張します。 ◆長谷川たかこ 委員  この問題は、以前も私も議会でもお話をさせていただいて、東京女子医科大学附属足立医療センターが入る際にも、そことの連携体制も構築していただきたいということで、要望などもさせていただいているところですが、今現在、3名入られたというところで、これからどんどんまだ足立区として、構築していかなくてはいけないところだと思っております。採択でお願いします。 ○吉岡茂 委員長  それでは、これより採決いたします。  本件は継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○吉岡茂 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定いたしました。  次に、(4)2受理番号5 足立区立小・中学校全ての給食調理場空調設備の設置を求める請願、(5)2受理番号6 足立区立小・中学校全校給食調理室空調設備の設置を求める請願、以上2件を一括議題といたします。  前回継続となっておりますが、何か変化はありましたでしょうか。 ◎東部地区建設課長 特に大きな変化はございません。 ○吉岡茂 委員長  何か質疑はありますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  質疑なしと認めます。  各会派の意見をお願いいたします。 ◆長澤こうすけ 委員  継続です。 ◆吉田こうじ 委員  継続でお願いします。 ◆浅子けい子 委員  本当、給食室のエアコン設置は、もうずっと以前から働いている方々からは要望があったもので、それがここに来てやっと実現の方向になってきたということで、是非できれば、計画よりも少しでも早めて実現ができるようにというふうに考えておりまして、採択です。 ◆長谷川たかこ 委員  現場の皆様からのたくさんの御要望を頂いております。是非すぐにでも進めていただきたいと思っておりますので、採択でお願いします。 ○吉岡茂 委員長  それでは、これより採決をいたします。  本件は継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○吉岡茂 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定いたしました。  次に、(6)2受理番号26 区立中学の制服(標準服)のスラックススカートの選択制の導入及び区立学校男女混合名簿を用いることを求める陳情を単独議題といたします。前回継続でありますが、何か変化はありましたでしょうか。 ◎教育指導課長 今年度の小・中学校入学式は、いずれも男女混合名簿を用いて実施いたしました。 ○吉岡茂 委員長  何か本件について質疑はありますか。 ◆浅子けい子 委員  今、お話があったように、男女混合名簿で、令和3年4月の入学式は実施したということで、今までは、学校によって用途や場面に応じて使い分けをしていたということですが、今後は、入学式等、どういうときに、この男女混合名簿を使っていくという、何かそういうような具体的な案が既にあるんでしょうか。 ◎教育指導課長 基本的には、子どもたちの目に触れるところにおいては、男女混合名簿を使うようにします。ただ、保健関係健康診断であったりとか、そういうふうな区別が必要な場合については、男女別のものを用いたり、あと中学校においては、体育の授業で男女別で行う授業の場合は、男女別名簿を使います。 ◆浅子けい子 委員  LGBTガイドラインにも、そのようなことが書かれておりまして、名簿の使用についてということで、健康診断の際には男女別名簿を使用することを可能とすると。男女混合名簿を基に出席名簿を設定して使用するときちっと記されていまして、それが実現を、実際に実施をされたということなんですが、何かちょっと事前に聞きますと、皆さんもお耳に入っていると思いますけれども、男女混合名簿男女交互名簿と間違えた学校があったというようなお話を聞いて、やはりまだまだ学校の責任者でも、しっかり理解をされていない方が、改めているんだなというのをそのときにちょっと感じたんですね。そういう点では、教職員の研修というふうなことが言われていますけれども、やはり教職員、現場で働いている方々だけではなくて、やはりそこの上に立つ方、中心になっている方が、やはりしっかりこのLGBTの考えとか、ジェンダーの考えとか、しっかり身に付けて、即刻、身に付けてやっていっていただきたいというふうに思いますけれども、そういうふうな方向があるんでしょうか。 ◎教育指導課長 今、区のLGBTガイドラインにつきましては、教員用にマニュアルを作成しているところでございます。研修もそうですけれども、校長会としっかり教育指導課の方で話をしまして、まずは名簿の扱いだとか、LGBT等に関する教員の心構えについては今、一緒に連携してやっているところでございます。 ◆浅子けい子 委員  あと制服についてなんですけれども、これもLGBTガイドラインに記されまして、服装という形で記されましたけれども、自認する性別の制服、衣服や体操着の着用を認めるというふうに書かれているんですけれども、できれば、できればというか、やはり自分で、自分らしく学校生活を送りたいと、それが基本だというふうに思いますので、認めるではなくて、選べるというふうに、ここのLGBTの、これ職員用かと思いますけれども、やはりそういう角度ではないかと私は考えているんですが、いかがでしょうか。 ◎教育指導課長 中学校の制服につきましては、今後PTA皆さんですとか、開かれた学校づくり協議会皆さんへ、このLGBT対応の周知も含めて、学校の方へは、今度子どもたちアンケート調査などもやってもらいながら進めていきたいというふうに考えています。選べるということが大事だろうということで、今日も校長会には、そこが到達点と考えているが、まずは、そうした話合いが進められるように、土壌を耕していきますというようなこともお話をさせていただいたところでございます。 ◆長谷川たかこ 委員  私の方で、この間の代表質問で、この内容にも触れさせていただいているんですけれども、区の御回答の方では、性的少数者就学環境の整備を進めるためには、取組を区のホームページ、あだち教育だよりはもとより、学校ホームページ等で周知するということもおっしゃっていただいているんですが、今年度、どういうふうな形で学校ホームページに掲載されていくのか、その計画を教えていただけますでしょうか。 ◎教育指導課長 実は、今日、定例校長会がありまして、まずは教育委員会として、こうした性的自認等々いかなる理由があっても、いじめは許しませんという宣言をしたということを各校にきちんと通達をして、各校ごとにそれぞれ啓発の活動を行うようにというような指導をしたところでございます。そうした取組の中の一環として、学校ホームページ等も活用しながらというのは、今後、個別具体に指導してまいりますので、今日のところはそうしたキックオフをさせていただいたということでございます。 ◆長谷川たかこ 委員  この間の代表質問では、PTAや開かれた学校づくり協議会の皆様に対しては、繰り返し御説明をして、性の多様性に関する理解促進に取り組んでいくという強い決意を頂いたところでもありますので、では、今日のキックオフをきっかけにしながら、今年度、頑張っていただきたいと思いますので、応援しておりますので、よろしくお願いします。 ○吉岡茂 委員長  他に質疑ありますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  質疑なしと認めます。  各会派の意見をお願いいたします。 ◆長澤こうすけ 委員  継続です。 ◆吉田こうじ 委員  この問題は、今回の陳情者の皆様は、スラックススカートというその制服の問題とこの名簿の問題をお話しされているところですけれども、やはり先進的に、ジェンダーの問題、また、このLGBTに関しては、足立区はスタートを切った区でございますので、当然、この学校という大事なところで、どういうふうな形でその先進区として展開していくのか、進めていくのかというのは、日本全国からも注目されているんじゃないかというふうにも思います。ただ、各学校で、やはり歴史があって、開かれた学校づくり協議会、又はPTA皆さんとの話合いをした上で、土壌をつくって、そういう機運を盛り上げるということが、最終的にはこういう制度をきちっと皆さんに理解していただいた上での問題になると思いますし、ただ単に、この制服の問題を云々かんぬんするというよりは、やはりそういう土壌をきちっとつくり上げていくということが私は大事なことではないかなというふうにも会派としてもそう思っております。そういう意味では、この陳情に関しましては、採択というよりも、今後更に、区民からのいろいろな意見も行政側の皆さんに、執行部の皆さんにもお話を伝えながら、ずっと継続して、議論をしていかなくてはいけない問題ではないかなというふうにも思いますので、継続をお願いいたします。 ◆浅子けい子 委員  先日、テレビの方で、広島のある高校で、LGBT子どもたちのためにということで、自由に制服を選びましょうということになりましたら、男の子がスカートを履きたいと、週刊誌を見て、格好がいいなと思って、スカートを選んで、スカートを履いたり、ズボンを履いたり、今、学校に通っているというお話があったんですね。それを周りも見て、だんだん固定観念がなくなって、自由に物が言えるようになったり、自由な何か考え方が、ちょっと今までと、何か狭い範囲じゃなくて、広い範囲で物が考えられるようになったと、そういう周りの子どもたちもそういう発言をしていたのを聞いて、やはり、何か男の子は黒、女の子は赤とか、そういう観念は、もうこの時代には合わないというふうに私なんかは改めて感じました。そういう点で、この方々の今回の陳情は、その機を得たものであり、採択を求めます。 ◆長谷川たかこ 委員  全国的にやはり注目を浴びている足立区が、性的少数者就学環境の整備を積極的に行うことは、社会への啓発につながるものなので、採択でお願いします。 ○吉岡茂 委員長  これより採決をいたします。  本件は継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○吉岡茂 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定いたしました。  次に、(7)受理番号8 性犯罪をなくすための区立学校での性教育の充実を求める陳情を単独議題といたします。  新規付託のため、執行機関の説明をお願いいたします。 ◎教育指導部長 お手元の文教委員会陳情説明資料2ページを御覧いただきたいと存じます。  本陳情の要旨でございますが、区立学校での性教育を充実することという内容でございます。資料の方では、現在の足立区立小・中学校で実施してございます性教育の状況についてまとめさせていただきました。東京都教育委員会によります性教育の手引、また人権教育プログラムというものがございます。これに基づいて、発達の段階ですとか、各校の実情に応じて、実施内容でございますが、小学校1年生の「からだをきれいにしよう」という特別活動の中で、まずは自分の体のプライベートゾーンというところを認識させるというところからスタートいたしまして、徐々に発達段階に応じて、例えば、3ページの(6)、中学校1年生ですと、「生殖に関わる機能の成熟」ですとか、(7)、中学校2年生ですと、「性情報への対応・性犯罪被害の防止」といったようなこともやってございます。  4ページの方にお進みください。
     今までのところは性教育についてですが、そのほかに、各校で犯罪被害防止教育の実施というものもございます。この中身につきましても、それぞれ発達段階に応じて取り扱っている主なものをまとめさせていただいているところでございます。 ○吉岡茂 委員長  本件につきまして、何か質疑ございますか。 ◆長澤こうすけ 委員  この新しく付託された陳情ですけれども、まず、先ほど教育指導部長からも説明がありましたが、今、足立区の小・中学校の現場では、東京都教育委員会の指導に沿って性教育を行っているということでよろしいですか。 ◎教育指導課長 東京都教育委員会性教育の手引き、それから東京都教育委員会人権教育プログラムの内容に準じて指導を行っております。 ◆長澤こうすけ 委員  区独自には何かやられていますか。 ◎教育指導課長 今、区独自には、鹿浜菜の花中学校で実施しております。 ◆長澤こうすけ 委員  鹿浜菜の花中学校でどのようなことをされていますか。 ◎教育指導課長 人権教育の指導の中で、各教科等の効果的な学習であったり、道徳教育の中で、心の教育をしていくというところで、自分やほかの人を大切にするということを学ぶ指導を行っております。 ◆長澤こうすけ 委員  分かりました。教育委員会として、現在の性教育、足立区の中でなんですけれども、充実しているというふうに考えていますか。 ◎教育指導課長 まだ十分ではないと考えています。 ◆長澤こうすけ 委員  どんなところが十分じゃないというふうに捉えていらっしゃるのですか。 ◎教育指導課長 現在、子どもたちを取り巻く環境において、SNS等性犯罪に巻き込まれてしまう危険性が高い状況にあります。被害者加害者子どもたちがならないよう、引き続き指導を充実してまいります。 ◆長澤こうすけ 委員  引き続き、そういったものに巻き込まれないようにやっていくということは、結局そこが足りていないというのは認識をされていて、これから更にそういったところを具体的にやっていくということでよろしいですか。 ◎教育指導課長 今までも継続してそういう指導は行ってきたところではございますけれども、今やはり世の中で出ているSNSやそういうチャット機能のあるものというのは、非常に子どもたちの身近に迫っていることもありますので、どんどんどんどんブラッシュアップをして、指導の内容を高めていきたいと思っております。 ◎教育指導部長 若干の補足ですけれども、同じ内容を教えるにしても、やはり教員の伝え方というのが非常に大事で、自分の身に迫っている課題なんだということをきちんと子どもに肌感を持って認識させるような教え方ができるように、私どもとしては教員に指導していきたいというふうに考えています。 ◆長澤こうすけ 委員  分かりました。 ◆浅子けい子 委員  今のお答えと関連するんですけれども、やはり毎学年こういう計画があって、実際に実施されているかと思いますけれども、実際に性の問題になると、親しい友達とか、あとインターネットとか、SNSの情報が、結構主だったりしているというようなお話を子どもたちの間でも聞くんですけれども、やはりそういう点では、こういう教育で今も足らない点があるとおっしゃいましたけれども、そういうことで、今後の方向としては、どのような方向、これはあれですよね、昨年度までやってきた内容ですよね。今回は、生命の安全教育っていう新たなこういうものがつくられて、それも含めてやっていくような内容になるのかというふうに思っているんですけれども、いかがでしょうか。 ◎教育指導課長 先ほど申しましたとおり、東京都教育委員会でつくっております安全教育プログラムであったり、SNSのものであったり、そういうところが、毎年状況に応じて、指導内容を若干変えてくるところがありますので、そこに準じて、教員がしっかり伝えられるように、授業を充実していきたいと考えております。 ◆浅子けい子 委員  区の独自の性教育ということで、鹿浜菜の花中学校のお話がありましたけれども、これは、東京都教育委員会人権尊重教育推進校になっていて、そういう教育をやっていらっしゃるということで、私たちは、実際に行かせていただいて、とりわけ、子どもが生まれるまでのそういう項目の中学校1年生の授業を一緒に見せていただいたんですね。それで、非常に先生がお話ししていたり、いろいろなときにはちょっとざわついたりしているんですけれども、一瞬みんながビデオに注目したときがあったんですよ。静かになっちゃって。それが、やはり子どもが、お母さんの体から産まれてくる、そういう、本当に狭いところ産道を擦り抜けるように産まれてくる、そういう場面を見て、子どもたちがシーンとなったんです。私、びっくりしちゃって、やはり教育というか、性教育も単純な話や何かではなくて、やっぱり科学的な見地で学んでいくということが、一つは非常に重要なんだなということを感じたんですけれども、そういう視点も、この小学生から中学生まで、実際今も入っているんでしょうか。 ◎教育指導課長 今おっしゃったような内容については、今、鹿浜菜の花中学校で取り組んでおりますけれども、これについては、やっぱりデリケートな部分もありますので、保護者や地域にしっかり丁寧に説明をしながら、今進めているところです。 ◎教育指導部長 若干の補足ですけれども、この授業をほかの中学校でも横に展開できないかということで、校長会の中で、定期的に勉強会は設けさせていただいているところなんですが、やはり教える側の力量というものが非常に問われる内容ですので、例えば台本を作って、そのとおりに棒読みして、子どもたちの前でその授業ができるかといえば、それはできないという結論ですので、なかなか今広がっていない状況でございます。なお、今度、教育委員として、新しく医師会の方、早川委員がおいでになりましたので、ちょっとこの点、御相談は始めさせていただいているところでございます。 ◆長谷川たかこ 委員  そうですね、今お話を聞いていて、教育委員会の委員に医師会の早川医師が入られたということは、とてもありがたいことで、是非、早川委員のお力を頂きながら、横展開という部分も広げていきながらも、あとその幼少期から成長期、中学生、青年期に掛けてのやはり畳みかけた教育というのがすごく重要なんだろうなということは感じる次第です。でも、この陳情がソフトの部分で陳情されていらっしゃるんですけれども、この事件があった後、この場所はきちんとそういう大人の監視とか、見守りとか、そういう部分というのはきちんとされているんでしょうか。ちょっと陳情から少し離れてしまいますが、その部分がすごく気掛かりなんですけれども、いかがですか。 ◎教育指導課長 その件に限らず、しっかり生活指導、連絡会などで、情報共有しながら今やっております。 ◆長谷川たかこ 委員  そうじゃなくて、その公園でこういうことが起きたわけですよね。その後、きちんとハードの部分で区として対応はされていらっしゃるんでしょうか。 ◎教育長 すみません。ちょっと今の、私の知っている範囲では、具体的にハード面でどのような対応をしているか、確認できておりませんので、至急確認させていただきたいと思います。申し訳ありません。 ◆長谷川たかこ 委員  陳情が、あくまで性犯罪をなくすための区立学校内の性教育についてだったのですけれども、これを見ていますと、区内公園内の多目的トイレなんて、普通に小さい子どもとか遊ばせていると、普通に使うところですよね。この状況がどうなのかというのをしっかりと教育委員会でも把握されていらっしゃらないと私はいけないと思うんですが、その情報をきちんと警察の方で、多分違う部署が連携されていらっしゃると思うので、その状況を後で御報告していただければと思いますので、よろしくお願いします。 ◆にたない和 委員  これ陳情の趣旨として、区立学校での性教育を充実してくださいということなので、若干異なる部分かもしれないんですけれども、例えば、今、足立区の中で性犯罪をなくすためにということなんですけれども、教員からの性犯罪みたいな部分については、今、どういった取組がされているのかというのはいかがでしょうか。これ性犯罪をなくすためというような陳情になりますので、趣旨とは若干ずれているんですけれども、そこについては、今現在、何か取組ができているのか。 ◎教育指導課長 いわゆる服務事故に当たることだと思います。わいせつ等、セクハラ等、いろいろございますけれども、年間に2回、3回と、学校の方でしっかり服務研修をやっておりますし、教育委員会の方からも、今日も校長会でしっかり話をしたところですけれども、教員の管理であったりとか、要は服務に関する話、それから処分状況をしっかり周知しながら、教員を育成しているところでございます。 ◆にたない和 委員  性犯罪というと、再犯率が非常に高いというのもありまして、そういった中で、教員が、採用等々も、そういった問題も兼ねてくるとは思いますので、是非そちらの方も、少し何かできないかというところで知恵を絞っていただければと思います。 ◆吉田こうじ 委員  この陳情をされた方のお気持ちは、もう察するに余りあるものではあるんですけれども、陳情の理由の中に、「被害者だけでなく加害者の人生をも大きく変えてしまいます」というお話がありました。今、足立区が行っているこの性教育の細かい実態、東京都教育委員会のプログラムに応じてということなんですが、細かく少し見せていただくと、やはり身を防ぐということと、それから、そういう防犯的なイメージのものがあるんですけれども、やはり、この陳情者の方が、この性教育というところに思いが至って陳情を出されたという気持ちを考えると、やはり、なぜそういう行動を起こしてはいけないのかとかという相手の権利を侵すとか、そういう人権的な部分で、なぜ性犯罪が悪いのかというところをきちっと教えてくれよということだと思うんですね。そういう意味では、この鹿浜菜の花中学校で行われているこの人権教育プログラムというのは、私はいいと思うんですけれども、そういう観点での、例えば身を守るとか、被害者にならないために、そういうことだけではなくて、なぜそういうことをしてはいけないのか、人権を踏みにじるようなことをすると、こういうことになるんだよというような教育もそこで行われているのかどうか、ちょっとだけお聞きしたいんですけれども。 ◎教育指導課長 正に他の人を尊重する、自分を大切にする、そこの1点に尽きると思うんですけれども、小学校1年生から道徳教育におきまして、順次、発達段階に応じてやっているのを併せまして、先ほど言われましたものにつきましては、中学校1・2年生の保健体育の教科書の中に、異性を尊重する、要は、簡単に体を触りに行ったりしてはいけませんよとか、あとは、SNSとかで、性犯罪に巻き込まれることがありますよというのは、教科書で言っておりますので、そこの指導内容をしっかり教員が子どもたちに伝えられるように、指導の充実を図ってまいります。 ◆吉田こうじ 委員  そういうことを受けた方は、受けた被害者は、どんな気持ちになるんだろうかということが非常に重要だと思うんですね。相手の気持ちに立つというか、相手の人権を思いやるというその気持ちというのを育むのが、私は正しい性教育じゃないかなというふうにも思いますけれども、要望として、そういう観点を是非見失わずに、なおかつ身を守る、そのすべもきちっと教えられるような形の性教育を進めていただければというふうに思います。 ○吉岡茂 委員長  他に質疑、よろしいですか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  質疑なしと認めます。  各会派の意見をお願いいたします。 ◆長澤こうすけ 委員  この陳情の理由にもあるように、先ほどから議論もいろいろな委員の方からも発言があるのですけれども、やはり性教育、しっかりとやっていくことで、被害者だけでなく、加害者の人生、そういった被害者加害者を発生させないためにも、しっかり充実させていかないといけないと思っています。ただし、今この段階で、今日の質疑の中では、なかなか今のところどういうふうに充実させていくとか、どういったものが足りないとか、そういった点も質疑が不十分だと思いますので、継続をしながら、しっかりと審議をして、そういった被害者加害者、そういったものが出ないようなことに持っていきたいと考えておりますので、継続です。 ◆吉田こうじ 委員  継続でお願いします。 ◆浅子けい子 委員  ある方は、性の学習は体の学習で、命の学習で、そして人権の教育だということを言っていますが、もう確かに、1人の人間から、やはり本当に死ぬ思いで1人の大切な生命が生まれるというのは、本当に感動的なもので、あれを見た、映像を見ただけでも、もう子どもたちが、改めて自分の命の大切さとか、やっぱり人権がどんなに大切か、やはり酌み取ることができたんだなというふうに、私なんかは、視察に行って思ったんですけれども、やはりそこを大事にすれば、相手も大事だということがよく理解もできる、そういう教育をやっていくことが何より大切だと思うんですね。なかなかまだまだそういうことがしっかりできる教員の質というか、高まっていないところがあるということは、本当に残念なことですが、もう是非早急に、教員のそういう性の問題、あと家庭でも同じですけれども、やはりそういう問題も自由に本当に話ができるような状況をつくっていくということでも、これは非常に大事な陳情だと思いますので、私は是非早くと、採択を求めます。 ◆長谷川たかこ 委員  本日、執行機関が提出してくださった資料で、大体小・中学校で行われている内容は大まかに分かりました。教員研修の部分で、やはり先進的にやっている鹿浜菜の花中学校のこの性教育というのをもっと広げていくということも必要なんだなということが、執行機関からのお話からもよく分かりましたので、是非この内容をより充実して、整備していただきたいと思いますので、採択でお願いします。 ○吉岡茂 委員長  これより採決いたします。  本件は継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○吉岡茂 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定いたしました。 ○吉岡茂 委員長  次に、所管事務の調査に移ります。  (1)児童虐待防止に関する調査を単独議題といたします。  何か質疑等はございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  質疑なしと認めます。 ○吉岡茂 委員長  次に、報告事項に移らせていただきます。  (1)令和2年度足立区教育委員会事務の点検・評価について、(2)「足立はばたき塾」に関する令和2年度塾生の進学状況及び令和3年度実施内容について、(3)英語マスター講座委託契約プロポーザル選定委員会の審査結果について、(4)令和3年度「中1夏季勉強合宿」の実施方法について、(5)「令和2年度第3回学校生活及びいじめに関するアンケート調査」報告について、(6)あだち日本語学習ルームの令和2年度修了判定結果について、(7)「よりよい学校生活と友達づくりのためのアンケート調査(hyper-QU)」の実施結果について、以上7件、教育指導部長から報告を求めます。 ◎教育指導部長 それでは、お手元の文教委員会報告資料2ページから御覧いただきたいと存じます。  令和2年度足立区教育委員会事務の点検・評価についてでございます。この教育委員会事務の点検・評価でございますが、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」の中で、毎年やるようにということで規定をされているものでございまして、本来であれば、外部の委員の方に御評価をいただければ済むところなんですけれども、足立区のこの点検・評価につきましては、外部の方に見ていただいている行政評価の部分と、それから、教育委員が独自にテーマを設定して、実際に現場を見て、更に改善のための意見を頂くといったようなこの2部構成ということで、毎年やらせていただいているものでございます。  教育委員による評価、昨年度の点検評価は、不登校対策支援事業でございました。点検対象事業は、特例課程教室あすテップ、チャレンジ学級、NPOと連携した学習・居場所支援でございましたけれども、教育委員の方からは、今のこの3つの事業について、もっともっと連携をしていくべきというような御意見、また実施場所を増やすなどの対応も必要だというような御意見を頂いているところでございます。こうした御意見を参考にしながら、今後、事業の充実に努めてまいりたいというふうに考えているところでございます。  なお、行政評価の評価委員会による評価につきましては、重点プロジェクト事業7事業を評価いただいているところですが、7事業、平均でございますけれども、5段階中、約4.1ということで、おおむね良好な評価を得ているところでございます。  続きまして、4ページをお開きください。  「足立はばたき塾」に関する令和2年度塾生の進学状況及び令和3年度実施内容についての御報告でございます。  昨年度の進学実績でございますが、一番上のところを見ていただきますと、東京都が定めております進学指導重点校等、こちらへ進学ができた足立はばたき塾生が23名、全体の39%ということで、ほぼ例年並みの実績ということでございます。  なお、この進学指導重点校等といいますのは、資料の一番下の方に注書きを書かせていただいておりますが、全185校の中から27校が選ばれて、生徒の進学希望を実現させることができる都立高校ということで、東京都教育委員会が指定している学校でございますので、上位の学校というふうに私どもは捉えているところでございます。  なお、令和3年度の実施でございますけれども、5ページの方に記載をさせていただいてございます。例年どおり、4月3日から開始をさせていただきまして、数学・英語を中心とした5教科で定期講座と夏・冬季集中講座を実施してまいりたいというふうに考えているところでございます。  続きまして、6ページをお開きいただきたいと存じます。  英語マスター講座委託契約プロポーザル選定委員会の審査結果でございます。今年度から、この英語マスター講座の事業を委託する事業者を選定するプロポーザルを行いました。その結果の御報告でございます。審査対象事業者は1者だけでしたけれども、評価の結果、得点率81.7%ということで、株式会社エデュケーショナルネットワークというところに、この英語マスター講座をお願いすることといたしました。  提案内容の主な特徴でございますが、資料の(8)に記載のとおりでございます。通常カリキュラムとは別に、オンライン英会話を中心とした集中特訓も実施してもらったりとか、あるいは自分の意見を論理的に伝えるために、アウトプットに特化したレッスンを実施するというような提案、また通所困難になってしまったときには、講座をオンデマンド配信して、フォローを掛けますといったような御提案も頂き、こうしたところが高い評価を得たというところでございます。  令和3年度実施概要として、令和3年7月中旬から区立梅島小学校を会場にいたしまして、記載のとおりの内容で実施をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。  9ページを御覧ください。  令和3年度「中1夏季勉強合宿」の実施方法でございます。中1夏季勉強合宿は、例年、鋸南町に出掛けて、宿泊で数学の勉強をしていたところでございますが、新型コロナウイルス感染症の状況を考慮いたしまして、今年度は、それぞれの生徒が通っている中学校の方へ、通所型といいますか、そこに通って、中学校の先生と、あとは小・中連携でペアになっている小学校の先生が一緒になって、数学を教えていこうというようなスタイルで今年度やってみようということで、校長会と決めたところでございます。小学校で関わった教員が直接指導することができるですとか、合宿終了後も、直接生徒への継続的な指導ができるといったようなメリットもございますので、まずは今年度こうした形でやらせていただきたいという御報告でございます。  続きまして、10ページを御覧いただきたいと存じます。  「令和2年度第3回学校生活及びいじめに関するアンケート調査」結果の報告でございます。  いじめに関するアンケート調査は年3回やってございまして、これが令和2年度の3回目のアンケート調査ということでございます。私どもが注目してございますこのアンケート調査項目、相談できる人がいるですとか、冷やかし、からかい、悪口を言われたといったようなところ、4番のところにまとめさせていただいておりますが、相談できる人がいるにつきましては0.3ポイント、前年と比べて増えまして99.2%、それから、冷やかし、からかい、悪口を言われたというところは713件減って、1,850件といったような結果になってございます。  この分析結果でございますけれども、アンケート調査結果の中で、新型コロナウイルス感染症に関連したいじめという回答はなかったんですが、やはり私どもとしては、そこに表面化していないものもあるだろうというような想定の下で、細心の注意を払いながら、今後もいじめの把握に努めてまいりたいというふうに考えているところでございます。  なお、このアンケート調査結果を足立区いじめ等問題対策委員会の方に御説明しましたところ、11ページに記載がございますが、新型コロナウイルス感染症の関係で、いじめが起こりにくくなっている一方で、そのいじめ解消の機会も減っているんではないかというような御懸念をいただいたり、あるいは教育委員会と各小・中学校が、当初から、新型コロナウイルス感染症に関してのいじめについて、きちんとそれは許さないという姿勢を貫いて、細心の注意を払ってきたということを御評価いただいているというところでございます。また、相談できる人がいる割合が増えているということについても評価をいただいているところでございます。  アンケート調査結果の詳細につきましては、12ページから順に書かせていただいていますので、後ほど御覧いただければと存じます。  続きまして、15ページの方を御覧いただきたいと存じます。  あだち日本語学習ルームの令和2年度修了判定結果でございます。このあだち日本語学習ルームは、昨年度、新規で始めさせていただいた事業で、通所型で日本語を指導していくという新しいスタイルでございました。その結果、令和2年6月末から7月までにこの通級を始めた生徒は、14名中14名が、100%で修了判定、合格ということに至ったんですが、やはり通級を始めた月が遅くなればなるほど指導時間が足りずに、修了までには至らなかったという傾向が見えてございます。  また、通っている生徒によっても、週1時間だけ通えるという生徒から、11時間まで通っているという生徒で、平均で五、六時間程度の通所の時間にはなっているんですけれども、やはり全体で170時間程度の指導が修了には必要だといったようなことも分析結果で分かってきてございますので、今後、第四中学校の夜間でも日本語指導を行っているところですから、そうしたところと連携を更に深めながら、指導方法を改善して、続けてまいりたいというふうに考えているところでございます。  続きまして、17ページをお開きください。  「よりよい学校生活と友達づくりのためのアンケート調査(hyper-QU)」の実施結果でございます。昨年度から、年2回このhyper-QUの調査をやらせていただくことになりました。今回の御報告は、令和2年6月から7月に掛けて実施した1回目と、それから令和2年10月から12月に掛けて実施した2回目の結果を比較する形で御案内をしてございます。  17ページを御覧いただきますと、小学校中学校とも、1回目に比べて、2回目の方が満足群が上昇している一方で、最も手を入れなくてはならないと言われているその不満足群のところを減らすことができていると。これは、この不満足群に属している子どもたちへの組織的な前向きな声掛けですとか、そうした学校全体の取組が功を奏したものというふうに考えているところでございます。  しかしながら、18ページを見ていただきますと、この不満足群の改善ができていない学校も幾つか残ってございますので、今年度、指導主事が重点的に入りまして、クラス運営については、きちんと指導してまいりたいというふうに思っております。  また、学校生活における生活への意欲の面では、例年これ同じ傾向なんですけれども、小学校については、学習意欲の面で全国値よりも低い状況がございますし、中学校の方では、進路意識が若干低いというような傾向もございますので、この辺につきましては、新たに作成しました「キャリア・パスポート」、今までの「夢デザインシート」というふうに言っておりましたけれども、これをもう少し長い期間を引っ張って、ずっと続けていくというスタイルに変わっておりますので、こうしたものも動機付けで使いながら、将来を見据えた意欲的な学びというものにつなげてまいりたいというふうに考えているところでございます。 ○吉岡茂 委員長  ありがとうございました。ただいまの報告事項について、何か質疑ございますか。 ◆長澤こうすけ 委員  幾つかあるので、端的に聞きたいと思います。  まず、4ページで御説明いただきました足立はばたき塾、これにつきましても、成果が出ているというふうにも捉えることができるんですけれども、もっと数字を上げていく取組も必要かと思うんですけれども、その辺はどのように考えられていらっしゃいますか。 ◎学力定着推進課長 昨年度、表に記載のとおり、59人と人数が少なかったというものが一つ課題としてありました。これは、臨時休業でスタートが令和2年6月下旬ということで、2か月半程度遅れたことも影響していると思います。今年度は、例年どおりできておりますので、子どもたちを支援していきながら、何とか成果につなげていきたいと思っております。 ◆長澤こうすけ 委員  では、次、中1夏季勉強合宿なんですけれども、これ毎年、鋸南町でやられていて、今年はこういったコロナ禍ということもありますから、Zoomでやることは仕方がないかと思うんですけれども、これはしっかりやっていただきたいという中で、またこれをやることによって、教員の負担もあるというふうに考えることができるんですけれども、そちらの方のケアはできていますか。 ◎学力定着推進課長 教員の負担ということでいいますと、もともとの形態でいうと4泊5日ですけれども、もともとは5日間、なるべく継続して子どもを見てほしいということでやってきましたが、教員の負担も考慮して、2泊3日でインターバルを設けてというふうな形で、徐々に負担の軽減につなげてきているところでございます。 ◆長澤こうすけ 委員  まずこの2つの事業、足立区の教育委員会は、本当に足立区の子どもたちの未来に責任を持って、ここまで手を入れているという、ほかにはない自治体だと思いますので、これからもしっかりと成果を出していただきたいと思います。  最後に質問なんですけれども、先ほど教育指導部長の方から報告ありました、18ページの学校における生活への意欲で、小学校の学習を通して自分を発揮することに意欲的かということで、全国平均よりも低い数値になっている。また、1回目と2回目だと、2回目が下がっている。夢デザインシートを使って長期的にやられるということなんですけれども、それ以外にももっと夢デザインシートだけじゃなく、いろいろなところで手を加えてやっていく、やっていかないとなかなかこの意欲というものは上がらないんじゃないかと思うんですが、いかがでしょう。 ◎教育指導課長 おっしゃるとおりで、いろいろな授業のやり方であったりとか、子どもたちがやりたい、挑戦したいと思うことをどんどんやっていきながら、こういう学習意欲にもつなげていかなければいけないと考えております。 ◆長澤こうすけ 委員  最後に、やっぱり楽しんだり、興味があることによって、意欲が伸びてくると思いますので、そういったものを研究していただいて、更に充実させていただきながら、数値が上がるように頑張っていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◆たがた直昭 委員  私も何点か端的に。まず、教育委員会の事務の点検・評価についてなんですけれども、今回、不登校対策ということなんですけれども、足立区として区民評価とかいろいろやられている中で、この不登校対策というのは、こちら側で選んだのか、教育委員会の方で選んだのか、どうでしょうか。 ◎教育政策課長 教育委員会の皆様と協議をしながら決めました。 ◆たがた直昭 委員  様々な結果が出る中で、やはり今後の課題や問題点というのが非常に大事になるかと思います。先ほどの教育指導部長の説明の中で、2(1)ウの①、②は、答弁されていましたけれども、③の教員が不登校を予測できる技能を学ぶ必要があるということで、ここが非常に大事な観点になるのかと思うんですけれども、今後どのように進めていくか、お尋ねしたいと思います。 ◎教育相談課長 まず、不登校になりそうな生徒の把握をデータ的に把握することが必要かなと考えております。小学校の不登校のこれまでの日数とか、それを中学校に引き継いだりしておりますので、事前に生徒たちの様子をデータ的に把握できるような形で情報を共有していこうというふうに考えております。
    ◆たがた直昭 委員  不登校対策は非常に大事だと思いますので、その辺、力を入れていただきたいと思います。  あと、先ほど教育指導部長の報告の中で、重点プロジェクト事業7事業が、5段階中の約4.1とおおむね良好だということで、非常に言っておりましたけれども、その下の(イ)の方、一般事務事業の予算計上の妥当性がCと評価され、事業の見直しを求められたということで、結構、御指摘が厳しいかなと思うんですけれども、この辺についてはいかがですか。 ◎青少年課長 中学生・高校生の居場所については青少年課で行っている事業でございますけれども、4か所実施しているうちの2か所について実績が上がっていないというところで、このあたりにつきましては御指摘いただきました地域住民関係機関との連携ですとか、周知の方法ですとか、その運営方法ですとか、そんなところを今後、検討してまいりたいと考えております。 ◆たがた直昭 委員  ちょっと根本的なところからまたスタートするかと思うんですが、またしっかりと検討していただきたいと思います。  次に、足立はばたき塾なんですけれども、今回108名の申込み中82名が決定ということなんですけれども、たしか募集の要項の中では、100名が募集ということだったんですけれども、当然、所得審査とか、学力診断テストということで、82名となったということなんですけれども、次の2次募集がまた令和3年5月に出るということなんですけれども、大体例年、2次募集でどのぐらい入塾されているんですか。 ◎学力定着推進課長 大体5人から10人の間、1桁の人数になっているかなと考えております。 ◆たがた直昭 委員  分かりました。ということは、100人の募集でも、必ずしも絶対100人に近付けばいいんですけれども、絶対100人を取るというそういう考えではないということですか。 ◎学力定着推進課長 やはり内容が高度ですので、一定の学力層が対象になりますので、必ずしも100人に満たなくてもというふうに考えております。 ◆たがた直昭 委員  分かりました。あと、先ほども若干質問がありましたけれども、やはり令和2年度は、コロナ禍の中でリモートが中心ということで考えればよろしいのですか。 ◎学力定着推進課長 これは、万が一、臨時休業等になって、通所ができなかった場合に備えているということで、基本的には通所が前提になっております。 ◆たがた直昭 委員  ということは、緊急宣言でも、通所、来ていたということですか。 ◎学力定着推進課長 説明が分かりにくくて申し訳ありません。原則は、こども支援センターげんきの会場に通所です。臨時休業等、集まることができなかった場合は、オンラインに切り替えてということで計画しております。 ◆たがた直昭 委員  分かりました。いずれにしても、本当に成果を更に上げていただきたいなと希望することでありますので、よろしくお願いします。  あと、英語マスター講座委託契約のプロポーザルについてなんですけれども、これもやはり足立はばたき塾と同じ委託業者を使われているかと思うんですが、今回、審査対象事業者が1者ということなんですけれども、大体、毎回1者なのですか。 ◎学力定着推進課長 前回は3者から提案があったところなんですね。お問合せも今回いただいたんですけれども、なかなか提案には至らず、1者のみだったということでございます。 ◆たがた直昭 委員  分かりました。提案の見積額が約1,600万円余なんですけれども、これは予算としては、大体幾らぐらいの計上を考えていたんですか。 ◎学力定着推進課長 この金額にちょっと上乗せしているぐらいの金額で、提案見積金額で若干収まったという形です。 ◆たがた直昭 委員  分かりました。ちょっと1者では比較もできないので、何とも言えないんですけれども、できれば2者以上ということが一番よろしいかと思うんですが、またよろしくお願いします。  あと、最後、中1夏季合宿勉強のことなんですけれども、先ほども長澤委員がいろいろ言っていましたけれども、これ、Zoomによるということなんですけれども、この生徒たちは、結構Zoomにはもう使い慣れているのでしょうか。 ◎学力定着推進課長 まず事業者の授業を全35校の会場に配信します。例えば、15分程度の授業を見てもらって、あとは個別に取り組む。そこの取り組むところには、各学校の教員がマンツーマンで付くと、そういう形で計画しております。 ◆たがた直昭 委員  分かりました。我々もたまにZoomやりますけれども、やはりせっかくこういう機会ですので、生徒だけじゃなくて、教員も大変だと思いますので、それぞれ努力しながら、成功するように頑張っていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◆にたない和 委員  私の方からもちょっと重複してしまうんですが、足立はばたき塾について教えてください。  定員について、108名の募集で82名が決定したというところなんですけれども、これは所得制限で引っかかった人と学力制限、調査で入塾できなかった人がいると思うんですけれども、大体何人と何人ぐらいになるんでしょうか。 ◎学力定着推進課長 手元に細かい数字がないので、後ほどお伝えさせていただければと思います。 ◆にたない和 委員  これ、つまり学力も例えば次点というふうに言っていいのか分からないのですけれども、ぎりぎり入れた方と入れない方がすごい差が開いてしまっている状態なのか、ざっくりとでもいいんですけれども、そこについてはいかがでしょう。 ◎学力定着推進課長 やはり下位層はなかなか結構下位のところまで広げているんですけれども、一定の基準で線を引いておりますので、必ずしも合格者と不合格者が、非常に格差、乖離があるということでは決してありません。 ◆にたない和 委員  これ事業自体の性質として、要は、これまで塾に通えなかった、家庭の事情等で通えなかった方たちを対象にしているというということで、塾に通えなくて、学力は少し足りないというのは少しあるとは思うんですけれども、この108名というのは、多分申込みされたというのは、すごい思いのもと、恐らく申込みされたんじゃないかなとは思うんですよね。完全にかけ離れていればあれかとは思うんですが、例えば、2次募集でもまだ枠が余っているという、予算を掛けて、ある程度の枠があるのに、そこを使わないというのはもったいないものですから、例えば、入塾時に、かなりレベルが高いところの塾に入るから、それはちゃんと了承してもらった上でとか、少しそこら辺を緩めな基準じゃないですけれども、チャレンジャー枠に対してのチャレンジ枠じゃないですけれども、そういったところも少し考えていただきたいなというところなんですけれども。 ◎教育指導部長 この足立はばたき塾を始めましたときに、このぐらいというふうに敷いていたレベルで入れなかった子たちというのは、「足立土曜塾」という扱いでやっていたんですね。ところが、現在の足立はばたき塾というのは、当時、足立土曜塾に入っていったような子どもたちも、今、足立はばたき塾の中で、一緒に、習熟度別にクラスを分けてやっているような状態ですので、更にどこまで今度その基準を下げていくのかといったようなところについては、ちょっと検討させていただきたい。 ◆にたない和 委員  もちろん、もう一つの性質として、また更に上を目指すという分類の、部分のものですから、そういったところもあるかと思うんですけれども、それであえてこの108名というのは、そこに対して申し込んでいるわけですから、ちょっとそこの思いも酌んであげるようなものも検討していただければなと思います。  あと、いじめに関するアンケート調査についてなんですけれども、前回の「令和2年度第2回学校生活及びいじめに関するアンケート調査」の際にも若干触れさせていただいたんですけれども、今いじめられていることをカミングアウトじゃないですけれども、表現する、相談するというのは、かなり心理的な障壁っていうのは高いものだと思うんですよね。タイミング的には、長期間いじめられていたけれども、初めてこの第3回目のいじめに関するアンケート調査の方で初めて書いたという子もいるということも想定しなければならないと思います。その中で、今現在いじめられているというアンケートの中の項目ありますけれども、そこについて、できれば期間を記入できるような形にしていただければ、更にこのセンサーとしての機能が強化されると思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎教育指導課長 期間につきましても、3か月は必ず継続して見ていくということをやっております。 ◎教育指導部長 いつからいじめられていたんだというようなことにつきましては、今、いじめられているという子で、当然、誰が回答したかは、きちんと学校の方で分かりますので、本人との聞き取りの中でやらせていただければと。子どもたちの書くことですので、そこで本当に正確にいつからいじめが始まったんだというのを書けるかどうかというのはちょっと検討させていただいて、ヒアリングの中でやるのがいいのか、アンケートの中で書いてもらうのがいいのか、そこはちょっと考えさせていただければと思います。 ◆にたない和 委員  区としてもそういった定量的なデータも一つ持っていくというのも重要ではないのかなと思いますので、是非とも前向きに検討していただきたいと思います。  あと、もう一つ、「よりよい学校生活と友達づくりのためのアンケート調査」について、これ全国平均とありますけれども、時期的に、今回の2回とも新型コロナウイルス感染症の影響の高い時期に行われた調査だと思うんですけれども、この全国平均を取られた時期というのはいつになるんでしょうか。 ◎教育指導課長 これ、hyper-QUを作成しております株式会社図書文化社が調査しておりますので、すみません、うちの方ではまだ把握できております。 ◆にたない和 委員  全国平均と比較したりとか、前回、今回と比較するのも、もちろん意味あることだとは思うんですけれども、足立区が何かをして、変わった部分というのは、やはりそのときそのときの環境による影響も非常に高いと思いますので、コロナ禍の状況下で。例えば、このそれぞれのアンケート調査のタイミングで、多分全国の数値というのは、その会社の方に出ていると思うので、頂けるようであれば頂いたほうが、全国的には伸びているんだけれども、足立区は減っていたとか、全国的には減っていたんだけれども、足立区は伸びていたというのが非常に分かりやすくなるのかなと思いますので、是非ともその会社の方に要望していただきたいと思います。これをうまく活用できるところというのは、非常に有効なものになっていると思う。この中のアンケート調査の各学校からの回答とかでも、すごく思うんですけれども、どちらかというと有効ではないと回答している学校が、小・中学校それぞれ1校ずつ出てきているんですけれども、そこの回答理由については把握されていますでしょうか。 ◎教育指導課長 有効にできなかった理由につきましては、まだ詳細には分かっておりません。 ◆にたない和 委員  これは、ただ1校だけですので、この施策自体が有効ではないというふうには考えにくいとは思うんですけれども、何か理由があるのかというのは確認してみないといけないのかなと思います。  また、そこの1校については、多分有効な施策なのにもかかわらず、先ほどの学校によって有効に活用できていないということは、やっぱりフォローとかというのも必要になると思いますので、是非そちらもよろしくお願いします。 ◎教育指導課長 そういう学校と併せまして、やはりなかなか改善が困難になっている学校につきましても、指導主事を派遣しまして、しっかり内容を確かめて指導しているところでございます。 ◆にたない和 委員  内容的にはすごくいいものだと思いますので、是非ともよろしくお願いします。 ◆浅子けい子 委員  私からは1点だけなんですけれども、あだち日本語学習ルームの令和2年度修了判定結果ということで、28名の方が受けて、修了者が20名と、8名の方が未修了で、未修了の人は、16ページの令和3年度の方針という点では、指導を継続するとともに、新規生徒を迎え、以下の方針で指導を実施するというふうにあるんですけれども、この、以下の方針で指導を実施するというこの2つ、今までと、何か、更に新たに何か変化があるのか、ちょっとよく読み取れないんですがどうでしょうか。 ◎教育指導課長 特に指導の内容を変えるということはございません。 ◎教育指導部長 若干の補足ですけれども、昨年度の反省で、その個別指導から、習熟度別に合わせたグループ指導への移行が、ちょっと思うように、滑らかに進まなかったというようなところもございますので、今回はそこの接続を少しうまくいくように、相手のあることなので、なかなか思うようには進まないかもしれませんけれども、そこを心掛けて進めていくというのが、今年度の課題というふうに認識しています。 ◆浅子けい子 委員  それで、本木小学校でやっているわけですけれども、やはり地域が本木小学校ということで、足立区全域からここに、あだち日本語学習ルームへ通うことはできないというふうに思っているんですね。実際に現在は、何校の学校からこのあだち日本語学習ルームを利用しているのか。それからあと、これからやはりまだまだ外国人の方も増えるし、おのずと子どもたちも増えるわけで、何かのときには、新田地域も外国人が増えているというお話も伺ったんですけれども、そういう点では、この1校では、やはりきちっと教育の保障ができないというふうに思うんですが、今後更に増設をしていく、そういう方向も考えていらっしゃるんでしょうか。 ◎教育指導課長 昨年度、その資料にあります28名ですけれども、15校から来ております。かなり広範囲のところから来ております。現在継続してやっている8名につきましても、8校から来ております。本日から新規生徒の面談を開始して、また新規生徒を入れていくところですけれども、まだ現状、保木間小学校の方で、指導の幅がありますので、その状況をしっかり見ながら進めてまいります。 ◆吉田こうじ 委員  何点かお伺いします。  まず教育委員会の権限に属するということで、この評価報告書の中で、不登校に関してということで、別で頂いた資料の中の18ページの方に、不登校対策支援事業というページがございました。こちらの評価の中で、そのほかの項目で、教育委員会皆さんからも、100%が続いている項目についての目標設定についても、再度考え直す必要もあるんじゃないかというような御意見もほかのところでも見受けられたんですけれども、この18ページの不登校対策支援事業というもの、大変これ大事なところだと思うんですけれども、これで新たに、①の活動に、校内委員会で協議を重ねた延べ回数というのが目標に設定されているんですね。私もそういう協議を何回も重ねていくというのは大事だとは思うんですけれども、やっぱり具体的に、この延べ回数もそうなんですけれども、例えばこちらで言うところの④の成果というところに関していうと、どこでどういうふうにしたら、これが改善とみなされるのか、例えば、全然接点のなかった自宅に籠もりきりの児童・生徒と挨拶ができるようになったとか、口が聞けるようになったというのでも、私は大きな前進だと思いますし、例えばそういうところを改善とみなしていくんだというようなそういう具体的な指標、指針があった上でのこの50%という、成果の上での④の50%という数字なのかどうかとか、その辺がちょっと作った皆さんはお分かりになっているのかもしれないんですけれども、見ているほうとしては、どういう目標設定をされているのかなというふうに思うんですけれども、この辺ちょっと見解があったら、お聞かせいただきたいです。 ◎教育相談課長 正に吉田委員おっしゃるとおり、この①と④は連動しております。①は、いわゆる活動指標で、協議を重ねた回数になっておりまして、その中で、その人物が、少しでも改善に至った、不登校状態が改善すれば、一番いいんでしょうけれども、例えば、教室には入れないんだけれども、学校に行けるようなった、別室に通えるようになったとか、少しでも改善した場合を含めた数が50%というふうに設定しております。 ◆吉田こうじ 委員  分かりました。つながるというのが、まず第一で、大事なことだと思いますので、私は足立区の不登校支援対策は、大変に全国的にも進んでいるほうだと思います。ただ、不登校が実際多かったというのは事実なんですけれども、このhyper-QUの方の報告の中で、やはり配慮のスキルというのは、非常に子どもたちは高いと、足立区の子どもたちは。関わりは全国平均になっているんですけれども、配慮が高いということは、そういう配慮をしながらじゃないと、なかなか学校生活が送れないというか、そういう状況にもあるのかなと、何かうがった見方をすると、そういうふうにも思うことがございます。例えば、私自身も、LINEで文章を打ったときに、私ごとで恐縮ですけれども、娘の方から、駄目出しを受けて、自分の気持ちとしては、そういう上からの物言いではないんだけれども、読み方によってはそうなるよというのを逆に子どもから教わりまして、そういう非常に配慮をしなくちゃいけないような学校生活の中で、今子どもたちは暮らしているということを再認識させられた次第でして、逆に言うと、そういう中だからこそ、やはり大変に命のポイントが、エネルギーが下がっていってしまって、そして最後は不登校に、もうプツンとそのエネルギーが切れて、不登校になっていってしまうという私はそういう状況というのは大きく見られるんではないのかなと。だから、配慮が高いというのはいいことではありながらも、だったら、その関わりの方も高くなっていっていただきたいというのが、自分自身の想いなんですが、このhyper-QUの今回の報告に関して、教育委員会、また教育指導部の方としての見解がございましたら、ちょっと教えていただきたいのですが。 ◎教育指導課長 今おっしゃいましたソーシャルスキルの部分の配慮と関わりの部分です。確かに、関わりの方に寄っている子たちというのは、相対的に、人の意見をずっと聞いて、自分があまり表に出てこないような子どもたちが多いところです。ただ、ひし形のソーシャルスキルの中で、関わりと配慮で分かれている、それは、その子の特徴でありますので、これが下の方に集まってこないように、教員の方で、もっと声を出してごらんとか、いろいろその表を見ながら指導ができておりますので、更にそこの理解を深めていきたいと思っております。 ◆吉田こうじ 委員  是非よろしくお願いいたします。  あと、このいじめに関するアンケート調査に関しましても、いろいろな児童・生徒から聞いた話、一部かもしれませんけれども、ちょっと先生を心配させるようなことを書くと、すぐ先生が飛んできてくれて、それもちょっと嫌だから書かないという児童・生徒も結構いらっしゃるようなんですね。その辺も多分、誤差の範囲内で皆さんお分かりになっていることだと思いますし、周りを見て、いじめられている、いじめがあるということを、それを書く欄もあるとは思うんですけれども、是非その辺の、今の配慮の話ではないんですけれども、その辺も見極めた上でのいじめに関するのアンケート調査の回収方法であったり、実施方法であったり、やはり学校が多いですから、常にそういう監視の目を緩めずにいていただきたいというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎教育指導課長 おっしゃるとおりで、やはりアンケート調査にも書けない子どもたちもおります。そういう子どもたちに対しては、常に教員の目を光らせて、観察をして、友達のところから何か情報が上がってこないかとか、総体的に見ているところなんですけれども、やはりそこは、こういう見方をしなければいけないよとか、こういう傾向があったらこうだよというのを指導していかなければいけませんので、教育委員会の方で指導主事を派遣するなどして、校内委員会、それから、個々の指導ということで周知していきたいと思っております。 ◆長谷川たかこ 委員  報告資料の18ページの3の学校における生活への意欲についてなんですが、先ほどもほかの委員からも御指摘はあったかと思いますが、学習を通して自分を発揮することに意欲的かというところが、小学校ではとても全国平均よりも下回ってしまっているというところがあります。この部分で、私が思うには、子どもたちの自己肯定感を育てる環境がやっぱり足立区はちょっと乏しいのかなと思うところがあるんですが、そういうふうに考えると、以前から私も議会で質疑、提案などもさせていただいているんですけれども、やはり幼少期からの取組が一番重要で、幼少期に親がどれだけ子どもに関わって、子どもの好奇心を十分に伸ばすような家庭環境を与えていたかというところが、小学校に入ってから、こういうところに顕著に現れるんじゃないかと私は思いますが、どういうふうにお考えですか。 ◎教育指導課長 おっしゃるように、幼少期でやっぱり愛情をあまり受けなかったりとか、関わりが薄かったりしたら、小学校低学年で若干そういうのは出てきます。ただ、小学校に入って、低学年になりますと、周りに友達が増えてくる、教員との1対1の関わりが出てくる。そういう中で、しっかりそういう情操を育てながら、そういう自己肯定感については、様々な教科を通して育てていきたいと考えております。 ◆長谷川たかこ 委員  学校での環境はよく分かるんですけれども、やっぱり家庭環境が一番大切で、子どもを産み育てた後の成長段階の中で、親がどれだけ密接に子どもに触れ合い、どれだけ子どものことを考えて、その子どもの月齢に応じた、年齢に応じた成長を最大限伸ばしていくかということを私は是非していただきたいなと思うんですね。どうしてこういうことを言うかというと、私自身4人子育てしていて、上の2人がもう大学院生と大学生で、一定の子育て経験を経て、また今4歳と2歳を育てていて、やっぱり上の子どもたちを育てた経験則をもっとそれにプラスアルファして、では今の下の子どもたちに、いろいろ働き掛けたらどういうふうになるんだろうというふうに思いながら毎日毎日子育てしている中で、やっぱりその経験則からいうと、小学校に上がるまでに、親がどれだけ子どもにアンテナを立てて、一生懸命導いてあげたかで、子ども小学校に上がってからの成長の度合いは著しく違うので、何かそういう部分で、以前も議会で提案したんですが、親育ちプロジェクトというようなものを是非、足立区で立ち上げていただき、子どもの成長、子どもの環境をよくするような働き掛けを行政も主導になってやっていただきたいと思いますが、子ども家庭部長、いかがでしょうか。 ◎子ども家庭部長 長谷川委員御指摘のとおり、乳幼児の育ちにとって家庭環境は大変重要だと私も思います。ただ、私ども行政の立場としては、まず、現状様々な状況があって、当然お仕事などされている方も年々増えてきている中で、私どもが持っております保育の現場やまた幼稚園などのそういう幼児教育の現場で、いかにその役割を果たしていくかということが、一つ大変重要だと思っています。ですので、私どもそちらの方に、様々力を入れて、今後も入れていかなければいけないという認識を持っています。  一方、家庭教育に関しては、そういうことが大変重要なんだということをまずお伝えしていくということが大事かなと思っておりますので、私どもが関わりの持っておりますそういう現場を通じて、保護者皆さんに、そういう内容をお伝えしていくというようなことに取り組んでまいりたいと思っております。 ◆長谷川たかこ 委員  是非、区民参加型の親育ちをプロジェクト化するとして、子育てエピソード集を募るとか、そういう何か動画でしたりとか、いろいろなやり方があると思うので、そういう部分も見ながら、作っていただきたいと思いますが、いかがですか。 ◎教育長 今、長谷川委員がおっしゃるように、やはり幼少期から親が子どもに関わっていくという部分が非常に自己肯定感ですとか、その後の育ちに非常に重要だというふうに思っています。今御提案の内容については、少し研究をさせていただいて、教育委員会としてトータルでどういうふうに取り組めるのか、勉強させていただきたいと思います。 ◆長谷川たかこ 委員  是非、期待しておりますので、よろしくお願いします。 ○吉岡茂 委員長  他に質疑よろしいでしょうか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  質疑なしと認めます。 ○吉岡茂 委員長  次に、その他に移らせていただきます。  その他ございますか。 ◆長澤こうすけ 委員  さきの令和3年第1回定例会の文教委員会で、新田学園の件について、この文教委員会で採択をしたものがあるんですけれども、それについて何か検討した動きがあるというふうに伺ったんですが、どのようなことが今進んでいるんでしょうか。 ◎学校施設管理課長 現在、新田学園に隣接する新田さくら公園のビオトープ部分を改修いたしまして、新田学園も利用できるように、自由広場として整備をする方向で調整をしております。 ◆長澤こうすけ 委員  もう先に着手をして、整備を進めているということなんですけれども。 ◎学校施設管理課長 これから整備内容も含めて調整をして、整備を進めるということでございます。 ◆長澤こうすけ 委員  ありがとうございます。  この文教委員会でも、できるだけもう人口増も見込まれていますし、ピークが近くに来るということで、早い整備を求めるということだったんですけれども、年度内にそれはできそうなんでしょうか。 ◎学校施設管理課長 整備に当たっては、設計もありますので、今年度設計をして、来年度施行という形を考えております。 ◆長澤こうすけ 委員  最後に。これは、ここにいらっしゃる文教委員の皆さん全員で採択した経緯もありますし、我々自民党も別な陳情ではありましたけれども、新田学園の人口の問題、設備の問題については、ずっと議論をしてきました。様々な場面で、吉岡委員長委員長席なので、発言できませんけれども、決算特別委員会でもそれについて質疑をしたことで一気に進んだことだとも思いますので、しっかりと最後までスピード感を持って、整備の方よろしくお願いいたします。 ◆浅子けい子 委員  2つあります。  1つは、昨日、学校支援課長の方にもお話をしたんですけれども、ある中学校で新型コロナウイルス感染者が確認されたと。そして、そのときに、教育長の方から、学校の方に、保護者の皆様へということで、お手紙が来て、本日中学校を調査したところ、学校内での濃厚接触者がいなかったことが確認されました。そのため臨時休校せず、今後も通常どおり授業を行いますというふうに記されているんですけれども、今、何かほかの方のお話を聞くと、中学校を調査したというのが、何か電話で聞き取りをしたということだということを伺っているんですね。更に、濃厚接触者はいなかったと。今問題になっているのは、濃厚接触者というだけではなくて、無症状の感染者も問題で、もう以前から問題になっているわけですよ。そういうことで、臨時休校をせずというふうになっておりますが、やはりこれはちょっとおかしいのではないかと。この間、令和3年第1回定例会で、やはりPCR検査をもっと増やしなさいということで、1人陽性者が出たら、エリアでそこにいる人は全てPCR検査をしましょうと、そういう方向を打ち出してきたと思うんですけれども、この文章だけ読むとちょっと違うんじゃないかなっていうふうな私たち感じがいたしました。  それから、あと体調が御不安で、PCR検査を希望する方は、下記の東京都発熱相談センターまで御連絡くださいと。何か全然、足立区のことなのに、東京都の方に連絡してくださいと。足立区にも発熱電話相談センターがあるわけですけれども、そういうような文面も納得がいかないと。保護者の方からもそういうお話があるんですけれども、学校支援課長にお話ししたら、検討しますということだったんですけれども、どのような方向で検討されているんでしょうか。 ◎学校支援課長 昨日、また別の学校で陽性が出たんですが、昨日のメール文章からは、相談先として、足立区発熱電話相談センターの方も記載するように変更してございます。 ◆浅子けい子 委員  例えば、濃厚接触者はいなかったで、希望する方皆さん、是非、PCR検査しましょうというような、文面では読み取れないんですけれども、そこら辺は、保育なんかでは問題が起きて、そういう方向を打ち出しますとやってきたわけですけれども、学校も同じ方向ということで考えてよろしいんでしょうか。 ◎学校支援課長 これまでもPCR検査を希望される方にはPCR検査を受けていただくということはやってございました。ちょっとメールの文章の方が、積極的にPCR検査を受けるように感じ取れない内容という御指摘もありますので、その辺は十分分かりやすく、PCR検査を希望する方は、PCR検査を受けられるというような表現に改めてまいります。 ◆浅子けい子 委員  本当に、無症状の方が広げている大きな原因になっているし、あと今、変異ウイルスで、やはり子どもがクラスターに、学校なんかがなるというような話もありますから、是非PCR検査をもっともっとみんな積極的にやりましょうという姿勢で、呼び掛けもそのように分かるようにしていただきたいというふうに思います。  それからあと、足立区の方で、生理の貧困ということで、令和3年3月22日から26日まで、防災備蓄用の生理用品をここの庁舎内に置いて、使っていただくようにしたということなんですけれども、そのときに、学校の方にも、生理用品を置くような方向を言っていたんじゃないかというふうに思っているんですが、現在どのようになっているんでしょうか。 ◎学務課長 本日の小・中学校校長会において、学校の保健室で生理用品に困った生徒に対しては、その品物を渡せるようにということでお願いしたところです。 ◆浅子けい子 委員  保健室にはありますよというお話は伺ったんですけれども、やはり生理の貧困ということで、今のコロナ禍の中で、生理用品もなかなか買えないというような事情の家庭が生まれていると。例えば、子ども食堂なんかも、貧困の方、子どもがいますかなんて声掛けないわけですよ。ただこういうのをやっているから、是非来ましょうねという呼び掛けをして、そして、参加した子どもたちは食事をするというふうになっていて、やはりこれも、トイレに置いてあれば、自分が必要な人は持っていくというふうになって、非常に貧困の問題なんかはデリケートなので、やはりそういうふうな形をしてほしいと。多摩市では、令和3年3月17日から、防災備蓄用の生理用品を小・中学校26校のトイレに設置を開始したということになっているんですよ。だから、是非、必要なのはトイレですから、トイレに置いておいてくれれば、必要な子どもたちが、そこで誰にも言わないで使えることができる、やはりそのようにしてほしいというふうに思うんですが、いかがでしょうか。 ◎学務課長 生理については、学校の保健指導ですとか、宿泊前指導の中で、保健の先生、養護の先生あたりがお話をするというふうなところで、保健師の方に気軽に相談できるような、そういった寄り添ったお話をしてくださいということでお願いしております。 ◆浅子けい子 委員  私たちは、是非トイレにという思いは一貫しているんですけれども、そうしますと、何かのときに、生理用品が必要な子どもたちは、保健室ですよとか、それはもう子どもたちは分かっているんでしょうか。 ◎学務課長 子どもたちにその話をしていただきたいということで、先生方にお願いしております。 ◆浅子けい子 委員  そうしますと、子どもたちに周知徹底をしていくということで、トイレには置かないということなんですね。 ◎教育長 今のお話を受けて、更に学校内で生徒に周知を徹底していくということで、当座は進めていきたいなというふうに思います。 ○吉岡茂 委員長  その他ございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○吉岡茂 委員長  その他なしと認めます。  では、委員長から申し上げます。  この委員構成で、文教委員会を開催するのは、特段の事情がない限り今回が最後になると思いますので、一言御挨拶をさせていただきます。  委員の皆様の御協力、御理解のおかげで、無事に1年間委員長職を全うすることができました。また、本委員会においては、執行機関からも大変前向きな答弁を数多くいただいたことに、心より感謝申し上げます。  この1年の経験を糧に、また区政進展のために力を尽くしてまいる所存でございますので、変わらぬ御指導、御鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。本当にお世話になりました。
     それでは、副委員長からも御挨拶をお願いいたします。  まず、吉田副委員長お願いいたします。 ○吉田こうじ 副委員長  コロナ禍という経験したことのないこの1年間ではございましたけれども、子どもたちの学びであったり、生活、また、子どもたちの権利を守るための議論が、吉岡委員長の下で有意義に行われたというふうに確信をしておる次第でございます。  ただ、副委員長として委員長をお助けできたかどうかは、若干後悔の残るところではございますけれども、この1年間、委員長はじめ、委員の皆様、また執行機関の皆様には大変お世話になりました。ありがとうございました。 ○吉岡茂 委員長  ありがとうございました。  では、浅子副委員長、お願いいたします。 ○浅子けい子 副委員長  1年間大変お世話になりました。文教委員会といっても、非常に広範囲な分野の取組が審議をされて、本当に勉強になりました。ちょっと力不足ということで、住民の方からの大切な請願・陳情が、しっかり採択ができなかったということもありまして、ちょっと心残りではありますけれども、引き続き、次回、どうなるか分かりませんけれども、議員として、住民の方の声をしっかりと届ける役割をこれからも果たしていきたいというふうに思います。ありがとうございました。 ○吉岡茂 委員長  ありがとうございました。  以上で文教委員会を閉会いたします。       午後3時06分閉会...