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令和 3年予算特別委員会-03月10日-06号

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  1. 足立区議会 2021-03-10
    令和 3年予算特別委員会-03月10日-06号


    取得元: 足立区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-16
    令和 3年予算特別委員会-03月10日-06号令和 3年予算特別委員会       午前10時00分開議 ○工藤哲也 委員長  これより予算特別委員会を開会いたします。  昨日に引き続き、4議案に対する総括質疑を行います。  なお申し上げます。  はたの委員外2名の方から、第6号議案 令和3年度足立区一般会計予算、第7号議案 令和3年度足立区国民健康保険特別会計予算、第8号議案 令和3年度足立区介護保険特別会計予算の編成替えを求める動議の提出がありました。動議の内容は、既に御手元に配付のとおりであります。  本件につきましては、後ほど提出者から提出理由の説明を行い、直ちに採決に付したいと思いますので、御了承願います。  それでは、4議案に対する総括質疑を行います。  最初に、共産党から総括質疑があります。浅子委員。 ◆浅子けい子 委員  おはようございます。  新型コロナで、社会全体でソーシャルディスタンスを取っているのに、子どもたちの学級は3密で、何とかしてほしいとの多くの声に押され、国では、40年ぶりに新年度から5年かけて、小学校全ての学年で学級編制標準を35人学級にする計画を決めました。  しかし、東京都は既に小学1年生・2年生は35人学級を実施しているため、新年度は現状のままです。ましてや体の大きい中学生は、40人学級のままで密は解消できません。一刻も早く密を避け、行き届いた教育を実現するべきです。  足立区でも、コロナを経験し、子どもたちの教育環境をよりよく改善しようという声が上がっています。現在、35人以上の学級は、小学校、中学校、それぞれ何校あるんでしょうか。 ◎学務課長 ちょっと後ほど、すみません、お答えいたします。 ◎学校運営部長 小学校が51クラス、中学校が27クラスでございます。 ◆浅子けい子 委員  今の学校で、仮に今、35人学級になったとしたら、教室は足りるのでしょうか。 ◎学務課長 現状の人数で試算いたしましたところ、小学校では51学級、クラスが増える予定ですが、教室は足りる試算になっております。 ◆浅子けい子 委員  そうだとすれば、教員さえいれば、今すぐにでも必要に応じて少人数授業ができるということでしょうか。 ◎教育指導課長 教室は足りておりますので、実施することは可能でございます。
    浅子けい子 委員  仮に正式な学級編制は今のままだとしても、工夫はできます。  今、子どもたちは我慢を強いられています。マスク着用が当たり前で、給食は、全員が前を向いておしゃべりせずに黙々と食べる。  運動会をはじめ、楽しい行事は中止になり、みんなで集まって楽しく大きな声で歌うこともできていません。  せめて密を避けるために、例えば、区として35人学級を超えるところに副担任講師を配置して、少人数指導、分散指導などを柔軟にできるようにすべきではないでしょうか。 ◎教育指導課長 現在も、学習支援員スクールサポートスタッフ等非常勤講師も配置しておりますので、その中で、学校の中で工夫をしながら対応しているところであります。 ◆浅子けい子 委員  私の言っているのは、足立区の学校全体が少人数の授業ができるようにということなんですね。ですから、部分的にはやっていらっしゃるというのは知っています。  区長は初めての区長選挙の前に、公約に少人数学級を掲げました。そして、区独自に加配教員を募集し、副担任制度を採用しました。  教員の免許を持っており、学級運営が円滑に進むよう積極的に担任をサポートし、個々の生徒との時間を持ちやすいというメリットを生かした副担任は、教師から大変喜ばれていたものです。  やる気になれば、区でできること、しかも過去に近藤区長が実施していることです。更に、国が実施する前の限られた期間、子どもたちのことを考えて直ちに実施すべきではないでしょうか。 ◎教育長 副担任のお話が出ましたけれども、足立区では、例えば、そだち指導員であるとか、あるいは教科指導専門員であるとか、学校に様々な区費の教員、あるいは指導者を投入しております。これは、他区あるいは他県にはない制度だと思っております。  もう1つ申し上げると、教室だけあれば、少人数学級は成立するかということですけれども、教員の人材確保、あるいは財源の問題、こういったものも同時に解決すべきだというふうに思っておりますし、私どもはそれに向けて努力していきたいと思っております。 ◆浅子けい子 委員  是非、少人数学級・授業ということで、是非、実現をしていく方向でお願いをしたいというふうに思います。  不登校の子どもも少人数であれば登校できるということも、分散登校で明らかになっています。全ての児童に行き届いた教育ができるように求めて、次の質問に移ります。  次に、特別支援教室の運営費について伺います。  特別支援教室の関係者から、子どもに必要なおはじきとか折り紙など、教材・教具を購入する5万円の予算執行に時間が掛かり、時には授業に間に合わないため、教員が自費で購入せざるを得ない状況になっています。是非、改善をしてほしいという要望が出されています。  なぜ、申請しても何か月も掛からなければ、必要な教材・教具が手に入らないことが起きているんでしょうか。 ◎支援管理課長 まず、期間ですが、各学校から要望が出たものに全てチェックを入れてというようなことで、非常に時間は掛かっております。  また、最初の1点目ですが、現在、何らかの形で改善をしていきたいということで、協議を始めております。 ◆浅子けい子 委員  関係者からは、希望申請は6月初めなのに、2019年度は年明け1月、2020年度は2月2週目になっても届かない。いつ届けるとの連絡もない。11月の研修時に問合せたときも、未注文だった。すぐに必要な教材・教具もあるのに、年度末近くまで届かなかった。また、2月9日現在、要望していた教材・教具が届いておりません。  自費で購入できるものは購入して対応しておりますが、バランスボール等の高額なものは購入できずに困っているのが実態です、などなど、こうした声が上がっているんですね。  ですから、教材・教具が遅れて、授業に支障を来している、それが実態だというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎教育長 今のお話、私は伺ったことがないので、大変、問題だというふうに思います。即座に調査をさせていただいて、きちっとした授業が、5年掛けてこの特別支援教室をつくってきたわけですけれども、これがきちっとスムーズにいくように努力したいと思いますし、今の点については改善させていただきたいとこのように思います。 ◆浅子けい子 委員  改善をされていくということなんですが、とにかく6月初めに申請したものが、その年を越した時にもまだ届いていないと、私もこういうお話を聞いて、そんなに遅れてしまったら、本当に授業に、授業というか、子どもの特別支援教室に間に合わないと、それは当然だなというふうに思うんですね。これはどういうところが問題なのかというふうに。  関係者の方は、会計が、学校の運営費は学校事務の方で対応しているけれども、特別支援教室は学校事務で予算を取り扱わなくて、こども支援センターげんきで一括して取り扱っている、そのことが問題なのかと言っていたんですね。  でも、6月に申し込んで、その翌年になっても届かない。やっぱりそこだけに問題があるのではないんじゃないかというふうにちょっと考えているんですが、いかがでしょうか。 ◎こども支援センターげんき所長 事業の執行が遅れましたこと、大変申し訳なく思っております。  学校配付予算にできないかとか、いろいろな協議を進めているところでございますが、事務処理に不慣れな者がなかなかうまくできなかったというような問題もございましたので、改善に向けて取り組んでまいります。大変申し訳ございません。 ◆浅子けい子 委員  お話ですと、何かプロポーザルで、このお金の、購入ですか、品物、教材・教具を仕入れるというのはやっていらっしゃるようなお話で、やはりそこに問題があるのかなと、ちょっと私もまだ正しい理解がされていないんですが、是非しっかり解決をして、そして今年、間もなく4月になります。ですから、是非、新年度から改善をしてほしいというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ◎こども支援センターげんき所長 現状では、取りまとめの上、入札というような形になっておりますので、そこでもまた時間が掛かっているというような状況は確かにございます。  来年度に向けまして、早急に改善に努めていまいります。 ◆浅子けい子 委員  ありがとうございます。  通級のときには、児童1人当たり何千円という、1人当たりの基準で運営費は出ていたそうです。それで、すぐに使えるようになっていたそうです。特別支援教室になったときから、1教室一律5万円になってしまったと。  そういうことで、教室によっては、それぞれ人数とか規模が違うので、是非、一律に同じ金額ということではなくて、やはりその状況に、規模に合わせた予算も執行してほしいという、そうした希望もありますけれども、いかがでしょうか。 ◎こども支援センターげんき所長 そのあたりの御要望につきましては、今後丁寧に伺いながら、予算を増額するとかそのあたりが可能かどうかというのは問題がありますけれども、しっかりお話を伺わせていただきまして取り組んでまいりたいと思います。 ◆浅子けい子 委員  是非よろしくお願いをいたします。  多くの特別支援教室に行っているお子さんを抱えているお母さんとか、あと、それを担当している方々も、とにかく、そういう中でも1人でも取り残さないで教育をということで頑張っているので、是非、即刻、改善をお願いしたいというふうに思います。  お金の出るところは違っても、使う方にとっては同じ運営費。現場の教師が困っているということで、是非お願いをいたします。  昨日の発言の中で、4年間で46園の保育園をつくってしまったというような発言がありましたが、「保育園に入れない」という声がもう本当にたくさん増える中で、認可保育園の必要性から保育園をつくったという結果として、保育の待機児童数が減ったということだというふうに思うんですが、いかがでしょうか。 ◎待機児対策室長 多くの若い保護者の方々からの要望に応えてきたというふうに思っております。 ◆浅子けい子 委員  そう。もう本当にあふれるように待機児が増えて、そして、私たち自身も、待機児解消ということで保育園をたくさんつくってほしいと。その結果が、本当にあちこちにたくさん保育園ができて、今は、お母さんたちから本当にうれしいというような声も聞こえています。  また昨日、本当は2歳から保育園に入りたい。でも、2歳では入れないというような。だから0歳からというようなアンケートの紹介もありましたが、実際、私は違和感を覚えました。  とりわけ働いている女性は、普通は、子どもは育休を過ぎて、明けてから保育園に入れたいというふうに思っている方が多いんではないかと。  しかし、育休まで休んだら保育園に入れないから、産休明けで保育園に入園ができたらと考えていて、あと、育休明けならば1歳児からなんですけれども、実際は0歳から申し込む方が多いというのが本当の、そういう実態の声なんではないかというふうに思うんですが、いかがでしょうか。 ◎待機児対策室長 平成31年に子ども子育て支援に係るニーズ調査というのをさせていただきました。  これは、平成25年度のときにも同じような調査をさせていただいているんですけれども、お母様方にアンケートを取った結果では、3分の1の方が1歳から1歳6か月の間に復職したいというような御希望がございます。なお、2歳までに復職したいと回答されている方は、6割を超えているところでございます。 ◆浅子けい子 委員  分かりました。是非、引き続き、やはり子育て世帯をしっかりと応援をしていただきたいというふうに思います。  この間、区議団は、医療機関や障がい者施設を訪問、また懇談してきました。医療機関でも障がい者施設でも、共通の大きな悩みや、コロナ禍の中で、職員が理由もはっきりしない中で辞めていく。それも複数の人が退職希望するということでした。  区としても何か特別な対策を考える必要があるのではないでしょうか。 ◎障がい福祉推進室長 人材確保につきましては、各法人・事業所と連携して、人材確保に努めてまいりたいと存じます。 ○工藤哲也 委員長  時間でございます。  次に、自民党から総括質疑があります。白石委員。 ◆白石正輝 委員  いよいよ、予算特別委員会の最後の日になりました。私の質問もこれでもちろん終わりですけれども、是非、前向きな答弁をよろしくお願いしたいと思います。  まず初めに、あまり難しくない方で。  福祉部長、これ何だか分かりますか。       [資料を提示] ◎福祉部長 ちょっとこちらから見えないので、申し訳ございません。分かりかねます。 ◆白石正輝 委員  実は、去年の9月2日に、私のところに速達で区役所から届いた資料です。  この資料は、9月9日に使う資料なんです。ですから、9月2日に出せるんならば、普通郵便でも、もちろん次の日に、私も足立区に住んでいますから届くはずなんですよ。それを速達で、しかも普通郵便で出しましたから、780円掛かっている。  これを私が今使っているメール便の会社に、「これだったら幾らで行くの」と聞いたの。「58円です」。そうすると、780円から58円引くと、722円、メール便の方が安いんですよ。1通でですよ。  こういう無駄遣いがまだまだ足立区ではあるな、こういうふうに思いますので、これは足立区地域保健福祉推進協議会の、介護保健・障がい福祉専門部会の資料です。後でよく精査して、こんな無駄遣いしないようによろしくお願いしたいというふうに思います。  先日、文教大学の内覧に行っていまいりまして、久しぶりに岡野元都市建設部長とお会いしたんですね。岡野元部長のおかげで、竹ノ塚駅の高架化が非常に上手にいっているのは。  というのは、当時、竹ノ塚駅の高架化が決まった当時の岡野元部長が、それは岡野元部長一人じゃないですよ。課長も係員も含めて非常に熱心に国に通っていただいたおかげで、竹ノ塚駅の高架化が決定して、その後、岡野元部長から、今の高橋室長に代わったんですけれども、一つの歴史みたいなのがありまして、やはり室長を中心として、執行機関皆さん方が大変熱心に、国に、東京都に要望を重ねているという中で、少なくとも、高橋室長,竹ノ塚駅の高架化については、私たちが考えた、予想していた以上に上手に行っていますよね。 ◎鉄道立体推進室長 途中、過去の鋼矢板等が発見されて、工程、影響されたこと、大変申し訳なく思っておりますが、それ以外、工事の方は順調に、また、安全に進めさせていただいていると思っております。 ◆白石正輝 委員  東武鉄道の方が杭を打ったのを忘れちゃったということで、工期はちょっとだけ延びました。2年近く延びましたけれども、国からの予算、東京都からの予算というのは、私たちが考えていたとおりくれているんですね。  それは、私らは自民党にいて、あの高架化が決まった頃に、自民党の東京都連の会長は石原伸晃さんだった。都連会長が地元の世田谷区の話で、何度話を進めても結局は成功しなかった。「足立区は本当によかったね」とこう言うんですね。  それは、執行機関皆さん方、時の鈴木区長も含めて本当に、今の区長ももちろんそうですけれども、熱心にこの問題に取り組んでいただいているおかげだなあというふうに思います。  どうか、執行機関皆さん方、もう工事が完成するまでは事故が起こらないように、しかも予定どおり進めていただきますように、今後とも御努力をしていただきたいなというふうに思います。  今までの御苦労に対して、心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。  それでは質問に入りますけれども、まず、この予算特別委員会も通して、本会議も通して、第8期介護保険計画について、いろいろな党の皆さん方がお話をしています。  特に野党の、「共産党」と言うとまた共産党から文句が出るかもしれませんけれども、野党の共産党の話を聞いていると、「足立区の保険料は23区で一番高い。とんでもない話だ」とこういう話ばっかりが先行しちゃうんですね。  確かに23区で高い保険料であることは、私たちも十分に知っています。十分理解している。  しかし、介護保険課長、こういう形に保険料がなってしまうには、足立区の特性、足立区というものの特別な何か理由があるんですか。 ◎介護保険課長 まず、足立区の特性としますと、介護保険制度、今の現状の制度で考えますと、足立区の介護保険料、今、基準額が第7期は6,580円でございますけれども、基準額よりも下の層の所得の低い方々、こちらの層が約52%ほどおります。こういった所得の低い方々がいるというところも、1つ、理由となっております。  また、高齢者人口が年々増加している。それによって、介護サービスの給付費、これが年々増加している、こういったことも要因かと存じます。 ◆白石正輝 委員  今回、前回までは、段階別の段階が1から14だったんですね。14の人は2.7倍かな、介護保険料が、基準額の。  今度の計画によって、17段階まで増えました。17段階。17段階、最高の高額所得者は、基準額の4.5倍払うんですね。この人たちがたくさん足立区にいてくれれば、基準額をもっと低くできるんですよ。  2倍以上。段階でいうと12段階。12段階から17段階までの人たち、全部合わせて、2%いないんですよ、足立区には。2倍払ってくれる人たちは、全部合わせて、12、13、14、15、16、17段階と、この6段階全部足しても、2%いないんです。  それに引き換えて、基準額の下、1、2、3、4段階までの人たちを足すと、今、介護保険課長が言ったように、52%いるんですよ。この52%の人たちは、何らかの形で1以下の人です。第1段階の人は、30%きり払わないんですから。こういう人たちが、足立区の場合は非常に多い。  高額所得者が足立区の場合は非常に少ない。そのために基準額が上がらざるを得ない状況にあるんだと、1つは。  もう1つは、介護保険課長、足立区の特別養護老人ホームのベッド数は約3,000床と聞いておりますが、いいんですか。 ◎介護保険課長 現在、特別養護老人ホームのベッド数ですが、約2,700床ほどとなっております。 ◆白石正輝 委員  いやいや、3,000床あるんですよ。こんなに区内で特別養護老人ホームのベッドを持っているのは、23区で足立区だけなんです。  在宅介護施設介護を比べると、介護料はどのくらい違いますか。要介護5だとか要介護4という形で違いますけれども、要介護5で考えてください。 ◎介護保険課長 一般的に特別養護老人ホームの方に入っている方が、費用負担は掛かるかと思います。 ◆白石正輝 委員  ん。 ◎介護保険課長 あ、すみません、質問をもう一度よろしいでしょうか。 ◆白石正輝 委員  施設介護在宅介護、全然掛かるお金違うんですよ。全く違うの。施設介護が多ければ多いほど、介護の給付金は多くなっちゃうんですね。  だから、施設介護在宅介護を比べて、大ざっぱでいいですから、どのくらい施設介護の方が高いんですか。 ◎介護保険課長 施設介護の方。施設を整備すればするほど、介護保険料に大きく影響がありますので、施設介護の方がかなり大きい額となってございます。  令和2年度の居宅のサービス、金額で申しますと約274億円、それから施設サービスで見ますと約182億となっております。 ◆白石正輝 委員  だから、私が言いたいことは、基本的には足立区は施設をたくさん造って、寝たきりになっている高齢者を入所しやすいようにしている。  しかも、さっき言いましたように、所得の段階層を見ると、上の方の人たちはほとんどいない。  3割しか払ってくれない、もちろんこれは法律で決まった形ですから、仕方ないんですよ、3割で。  3割しか払ってくれない人たちが、実に23.9%。全体の4分の1ぐらいは3割しか払ってくれない、基準料の。それで、さっき言いましたように、2倍以上の人たちは、全体の2%しかいないわけですから、そういう形で言えば、どうしても十分に高齢者に介護をするには、介護保険料は高くならざるを得ない。だから、こうしたことを区民の皆さん方によく理解していただきたいと思うんですね。  よく、自助、共助、公助とありますよね。介護保険の制度は、正にこの制度の全体、うまく使っている制度だというふうに私は思いますけれども、副区長、どうですか。 ◎工藤 副区長  白石委員のおっしゃるとおり。やっぱり足立区の特性からいって、今の状況はやむを得ないかなと思います。  ただ、やはり少しでも高額所得者を増やしていく努力が必要だと思っています。 ◆白石正輝 委員  まず、一番最後の公助で言えば、全体の50%は税金なんですよ。全体の50%。  それから、残りの50%は、第1号の被保険者と第2号の被保険者で払っているんですね。第2号というのは40歳以上・64歳以下、第1号というのは65歳以上ということです。  そうすると、この部分は、払っている部分で言えば、共助なんですね。お互いに助け合う。お互いに保険を負担し合って助け合う。これが成り立っているのは、保険料がある程度入ってくるというのが前提なんですよ。
     今度の計画を立てるに当たって、介護保険課の方は、今のままではとてもやりきれない。今のままではやりきれない。  私たちも思いますよ、今のままでいけば、保険料は幾らになるか分からない。どんどんこれから介護保険に掛かる人多くなりますから。しかも、2号被保険者の数はどんどん減るんですね。2日目に私が言ったように、出生率がどんどん減っているんですから。  足立区は、生産労働人口というのは、かつては一番いい方だったの。令和になって一番悪い方になっちゃったんですから。ということは、働いて税金を納めてくれる人たちの数は減っているということです、どんどん。そういうことになるとその分は、65歳以上の1号被保険者に掛からざるを得ない。  そうなってくると、第8期はこれで何とかなりましたよ。今までためてきた部分がありますから。約40億円あったわけ。この40億円を当然、8期に全額投入するという考え方で計画を立てましたよね。 ◎介護保険課長 第8期の基金なんですけれども、こちらは、前期第7期と同様に、基金残額を全額、今期でいいますと40億円投入するということで計算をさせていただいております。 ◆白石正輝 委員  今までためた分、約40億円。これを8期の3年間でほとんど全部使い切っちゃうんですよ。そうすると、これから3年後の9期はどうするんですかと。  今のまま行ったら、9期のときにはそれこそ1,000円以上上げなくちゃいけなくなる可能性は出てきます。  本当に今の介護保険料でも高くて高くてと言われているんですから、これに1,000円上乗せなんて到底できそうもありません。  そうなれば、どうしたらいいかということで、そこにちらっと1行ぐらい書いてあったのかな。「国に、制度を根本的に改めてもらうように働き掛けていく」、書いてありましたよね。どういうふうに制度を改めたらいいということを国に言うんですか。 ◎介護保険課長 まず、今までも国の方には、国の負担割合の見直し、これについては国に要望しております。  また、今後も、国に対して介護保険制度、制度自体の抜本的な見直し、こういったものを要望してまいりたいと考えております。 ◆白石正輝 委員  私は何回か提案しているんですけれども、介護の今の制度を基本的に改めるとしたら、一般財源を投入しないということが前提ですよ。  まず1つは、第1号被保険者、「65歳」というのを「70歳」にしたら、この5年間は出費が少し少なくて済むんですよ、歳出が。これが1つ、方法としては考えられる。  また、もう1つは、40歳から64歳までの2号被保険者の、現在、月に2,000円ずつもらっているのを、もし3,000円にできるならば、2,500円にできるならば、2号被保険者の保険料で、1号被保険者の保険料を賄える。こういうふうに2つめは。  もう1つは、2号被保険者を40歳以上としないで、例えば25歳以上から。これをすると、2号被保険者の数は圧倒的に多くなります。そういうことによって、1号被保険者の保険料を何とか抑えていく。もう、これ以外、この3つぐらいしか考えられないんですよ。  国に「出せ」とよく言う、野党は。現在の国に、本当にそんな出せるだけの余裕があると思われますか、副区長。 ◎工藤 副区長  現在、コロナ禍の中でも、様々な補正予算等を支出しておりますので、かなり、国の予算として厳しいと思っています。 ◆白石正輝 委員  国は、もちろん税金でやっているわけですから、財務省で1万円札刷ればいいという問題じゃないんですよ。税金が集まるか集まらないかという問題なんです。  足立区でさえ生産人口減っているんですよ。国全体では当然、減っているんです。そうすれば、収入は減るんですよ。  少し前までは右肩上がり、私が当選したときなんかもう右肩上がりの最たる時ですよ。皆さん方の給料だって、1年にベースアップ35%なんてときがあったんですから。非常に右肩上がりで税収があった時代、この時代ならば、国がもっと持ちなさいよと言えますよ。  ところがそうじゃない。国の税収は下がっている。足立区の税収だって下がっていますよ。「当分の間、黄色信号」なんて、当分の間は黄色信号だけれども、その次は青になるかというと、そうじゃないの。当分の間、黄色の信号で、次は赤になっちゃうんですよ。税金納める人たちの数、減るんですから。  それを、一般会計から当然、繰入れができない。国が今、介護保険だって25%持っていますけれども、この25%を30%にしろ、そんなことは到底言えないんだ。国だって借金まみれですから、現在は。  足立区はまだいい方ですよ。国はもう借金まみれですよ。本来ならば、ギリシャと同じように、国そのものが倒産したって不思議じゃないだけの借金している。もう、これ以上、借金できない。とすれば、国の持つ範囲を大きくすることは絶対できません。  足立区の収入だって減っているんですから、黄色信号からいつ赤信号なるか分からない。こんな状態の中で、足立区の一般財源から介護保険特別会計の中に繰り入れる金額があると思いますか。副区長。 ◎工藤 副区長  今の状況ではかなり厳しいというふうに思っています。 ◆白石正輝 委員  「今の状況」じゃないんだ。今の状況ではやる気になりゃあ、少しできるんですよ、今なら。これから5年、10年たったらもう、とってもできない。税金を納める人の数はどんどん減っちゃうんだから。絶対できませんよ。  できないことをあたかもできるように、区民の皆さん方に伝える、話をすると。これは、政治家としては最低のことですよ。できないことを、あたかもできるように、「税金でやればいいじゃないか」とすぐ言うの。  税金というのは、国民の皆様方の毎日働いて納めるものなんですよ。これがどんどん減っていくとしたら、税金で負担できるわけないじゃないか、と私は思います。  「足立区の収入構成が低所得者ばっかりだから、介護保険高いよ」というのは、ちょっと執行機関側としても書きにくいことだというふうに思いますけれども、「足立区は一番高い、高い。どうするんだ」ということだけが先行していったんじゃ、絶対間違いだと私は思います。  この保険制度がもしなくなったら、誰が一番困るのか。17段階の人は困らないでしょう。17段階の人は年収で2,500万円以上あるんですから、自分の収入の中から介護料払える。ところが、基準料の以下だとかとか基準料のちょっと上なんていう人たちが、この保険なくなったら、介護に十分に掛かれると思いますか、介護保険課長。 ◎介護保険課長 介護に掛かる費用、全て自己負担ということはかなり厳しいと考えております。 ◆白石正輝 委員  私の友人で、年収1,000万円ちょっとぐらいの人がいましたよ。この方のお母さんが、その当時は介護保険制度できていないときですけれども、今でいえば要介護5。自主的に、掛かるんです、措置されないから。1,000万円近く収入があるから、措置されないから自分で払うんですね。  毎月50万円から60万円掛かったというんです。もう1年やったら、もう親を捨てるか子を捨てるか、どっちかにしなきゃ生活ができない。年収1,000万円ある人ですよ。その人でも、親を捨てるか子を捨てるか。どっち取ったってしようがない、子どもを取りますよと。  でも、たまたま1年間、自分でやっていたのが、平成11年だったんですね。平成12年から介護保険制度ができた。月に四、五万円で済んだ。これならば十分、親の介護にお金が出せる。「いい制度だなあ」と言っていましたよ。  年間1,000万円近くある人でさえ、この制度がなければ、自分の親に十分に介護を、面倒を見られない。この制度は、正に低所得者を助ける制度なんだと私は思いますけれども、そう思いませんか。 ◎介護保険課長 白石委員おっしゃるように、低所得者の方も様々なサービスを受けていらっしゃるかと思います。介護保険制度自体、社会全体で支え合う仕組みとなっておりますので、白石委員のおっしゃることもあるかと思います。 ◆白石正輝 委員  こればっかり言っていると、これは丸が付いているやつの1つ目ですから。  じゃ、次に、がんについてちょっとお伺いしたいと思います。  先般、厚生委員会で、新しいがんの検査について勉強会を開きました。各党の議員にもたくさん参加していただきましたし、執行機関皆さん方にも、担当する皆さん方は参加していただいた。大変感謝を申し上げますけれども、衛生部長、がんは、1期、2期、3期、4期と状況によって変わりますよね。  例えば前立腺がん、今、足立区が検診やっていますけれども、前立腺がんが1期、2期、3期、4期でどのぐらい亡くなる確率が高くなりますか。 ◎衛生部長 亡くなる確率というか、生存率の方でお答えしてもよろしいでしょうか。生存率の方で。 ◆白石正輝 委員  生存率でいいよ。 ◎衛生部長 はい。1期ですと、生存率は5年生存率が95.1%、2期ですと94.6%、3期ですと88.9%、そして4期になりますと、悪くなりまして、55.9%となります。 ◆白石正輝 委員  これは、新聞の記事なんですけれども、前立腺がんの場合に、10年間生きている率です。1期だと100%。誰も死なない。2期も100%、誰も死なない。3期になると、96.7%。4期になると43%、約半分は10年生きていない。  ということは、早く発見すれば、特によく日本人は、足立区もそうでしょうけれども、がんは胃がんが多いんですね。胃がんで言えば、1期なら90.7%、生存確率が。4期だと10年間生存する確率は4.4%になっちゃう。  1期なら90%助かるのに、4期までになっちゃうと4%しか助からない。だから、がんは早く発見すべきだと言われているんですね。  それで、この間の勉強会で、メタロ・バランス検査というのを日本全体で今は20から30ぐらいの区市町村がこの検査を導入しているらしいんですけれども、この検査を導入すると、大体90%近く、あなたはひょっとして何々がんですよということが分かるというんですね。  ただ、精密検査をやらなければ、確かに、特定はちゃんとできませんけれども、やや分かるということです。そうでしたよね、衛生部長。 ◎衛生部長 メタロ・バランス検査は、スクリーニング検査として、例えば乳がんですと、30人に1人くらいで乳がんがあるかもしれないということが、スクリーニングで分かる検査というふうに伺っております。  実際には、また乳がん検診を受けていただいて、血液検査ですので、どのくらいの大きさのがんが、例えば胸のどちらにあるかまでは分からない検査ですから、その後、レントゲンの乳がん検診を受けていただくことになります。 ◆白石正輝 委員  私らが来て勉強したのはこのメタロ・バランス検査ですけれども、東芝が中心になって今、研究しているのはマイクロRNAという検査ですね。マイクロRNAという検査。  これだと、13種類のがんが99%分かるというんですよ。99%ということは、もうほとんど100%ですから。あなたは何々がんの危険がありますよ。  ただ、ここでがんを特定、必ずしもしないんですね。危険性がありますよ。胃がんの危険性がありますよと言われたら、専門病院に行って内視鏡の検査をすればいいんですよ。  しかも、99%分かるということだから、是非こうした形の検査を早めに取り入れて、足立区でがんで亡くなるような人が少しでも少なくなるようにすべきだというふうに私は思いますが、いかがですか。 ◎衛生部長 今、国が進めている対策型検診は、体に受けるダメージと、その後の5年後の生存率がどのくらい高いかを見ながら、利益があるというがん検診について、対策型検診というふうに定めており、区の方でも進めております。  今、白石委員御提案の、そうした体に受ける負担は少ない。けれども、その後、本当にそれがどのぐらい効果があるのかというところが実証されていない検査については、今後、常にアンテナを高くして研究しながら、必要であれば取り入れていくことも検討してまいります。 ◆白石正輝 委員  時間ですから、長澤委員に譲りますけれども、是非よろしくお願いします。 ○工藤哲也 委員長  長澤委員。 ◆長澤こうすけ 委員  長澤こうすけです。よろしくお願いします。  3.11から、あしたで10年になります。私も東北、岩手県の出身ですので、これまでも被災地に何度も足を運んできました。  復興はまだまだ道半ばです。やらなくてはならないことがたくさんあります。それは、被災地東北の人たちだけでは完了というか、行うことはできません。やはり、国民が一丸となって、復興を意識をして乗り越えていかなくてはならないものだと思っています。  そんな中で、やはり意識が年々、様々な部分で薄くなっていくというのを感じています。そういった意味でもいま一度、この10年という節目に3.11の教訓を考えなくてはいけない時期に入ってきているというふうに私は感じています。  この10年、いろいろなことがありました。海外に目を向けると、アメリカの大統領選挙、香港の民主化でも、世界各国で価値観の分断も感じました。それは、日本国内でもあったというふうに私は感じています。  また、いろいろなことが起きましたが、その中で国内で記憶に残っているものだと、地盤の空洞化や台風15号・19号、そして、今回の新型コロナウイルスだと思っています。  正にいつ、何が起きるか分からない時代、激動の時代に我々はいるということを感じています。きっと皆様もそうじゃないでしょうか。きっとこの中継を見られている皆様もそれを感じられているのではないでしょうか。  今回の予算特別委員会でも様々な問題提起がありましたが、想定できること、特に危機管理については準備しておかなければいけないと思いますが、議長、所感をお聞かせいただいてもよろしいでしょうか。 ○鹿浜昭 議長  ありがとうございます。  確かにあしたでちょうど東日本大震災から丸10年ということでございます。2月にも福島県沖の大きな地震があり、足立区も震度4という大変大きな地震がありました。  確かにいろいろな意味で、私たちこの震災を風化することなく、しっかり認識を持って、いつでもそういった意味では今後も、常に頭の隅にも地震ということを、地震・水害をしっかりと認識を持って対応していかなければならない。  まだまだ、避難物資等も非常食等も各自宅で置かれている方も少ないというような中、またこれからも、私たちも議会として、しっかり発信していかなければならないことが多いと思います。以上でございます。 ◆長澤こうすけ 委員  議長、ありがとうございます。  我々、足立区議会議員45名の代表の議長もこのように述べられていますので、しっかりと意識を持って、そして備えをしていかなくてはならないと思いますので、是非、執行機関の皆様におかれましても、欠如しているというふうには全く思っていませんが、これからも引き続きよろしくお願いいたします。  そこで、四方を川に囲まれ、木造密集地域があるこの足立区。災害や火災が起きた際に、状況を直ちに把握する必要があると思いますけれども、危機管理部長にお伺いしたいのですが、状況をすぐに把握する方法というのは、何かあるのでしょうか。 ◎危機管理部長 今、区内で火災ですとか、この間の夜の震度4ぐらいのクラスの地震があった場合には、消防の方からの連絡ですとか、警察との連絡のやり取りをして、状況把握に努めるとともに、必要に応じて危機管理部の職員を現地に行かせて、状況把握に努めております。 ◆長澤こうすけ 委員  その消防や警察との連携はもちろんのことですし、職員を派遣することも必要ですけれども、もし行けない場合等、何かテクノロジー等を使って、そういったことをクリアしていく必要があるかと思うんですが、いかがですか。 ◎危機管理部長 現場に行く・行けないということも、本当の大きい地震になれば出てくると思います。  来年度予算計上させていただいております新しい災害情報システムが入れば、区の職員であれば、タブレットがあれば、住んでいる各地域からの情報を、タブレットで新しいシステムに登録をできるという形になっていきますので、現場に職員が行けなくても、そこに住んでいる職員が情報を上げてくれれば、把握ができていくというような形になると思っております。 ◆長澤こうすけ 委員  その情報は、すぐ災害対策本部で共有して、画面で見ることはできるのでしょうか。 ◎危機管理部長 そのとおりでございます。 ◆長澤こうすけ 委員  さきにも質問しましたが、ドローンのパイロットを育成している足立区。ちょうど区役所の庁舎が足立区の中心にあるわけですから、そういったもの航空法の問題もあると思いますけれども、もっと活用できると思いますので、そこは答弁要りませんが、是非、検討いただければと思います。  次に、昨日も質問がありました人事のヒエラルキーについてお伺いしたいと思います。  これまでに我が党は、予算特別委員会・決算特別委員会や本会議質問で、バランスの取れた職員のヒエラルキー構築を訴えてきました。そこで、現在の管理職の世代別の割合を教えていただきたいんですが、5歳刻みで教えてください。 ◎人事課長 管理職の5歳刻みの割合でございます。35歳から40歳が1.3%、41歳から45歳が8.6%。46歳から50歳が13.2%。51歳から55歳が22.4%。56歳から60歳が33.6%、61歳から65歳が20.4%でございます。 ◆長澤こうすけ 委員  これ、年齢が上がるにつれて割合が大きくなっている。例えば45歳以上から管理職になる方とかもいるかもしれないんですけれども、今これ56歳から60歳が33.6%、これはある意味、普通なのかもしれないんですが、一番最初に答弁された35歳から40歳が1.3%、41歳から45歳が8.6%。人数にすると、45歳以下の管理職が15名しかいないという状況です。これ15年から20年後ちょうど部長になる人材が15人しかいないということなんですが、もうこれは、部長になる人が決まっていると言えるのではないでしょうか。 ◎総務部長 組織定数上との勘定で言えばそういうことにはなりますが、若年層では、もう少し一定の年齢になってから管理職になる職員もいると思いますので、決してそういうことではないという認識でございます。 ◆長澤こうすけ 委員  決してそういうことではないとしても、やはり早い段階から様々な経験を持った管理職を育成していくことが、区の業務を遂行していくことにつながってくると思います。  そして、危機管理等を、先ほども質問させていただきましたけれども、経験豊富な部長職、そして、その下で管理職、課長になったり係長になったり、しっかりと流れをつくっていくことが、持続可能な足立区に必要なんじゃないかと思いますが、いかがでしょうか。 ◎人事課長 長澤委員おっしゃるとおりだと考えます。 ◆長澤こうすけ 委員  おっしゃるとおりという答弁をいただいたということは、それは、対策を打っていかないといけないと思いますが、いかがですか。 ◎人事課長 この年代、また、中間層の年代の管理職が不足しているというのは、これは足立区だけではなくて23区共通の課題でございまして、23区の特別区の人事課長会の中でも議題に上がっています。これは具体的には、管理職選考の見直しでございます。  こういった見直しと併せながら、その世代の育成の方を努めていきたいと考えています。 ◆長澤こうすけ 委員  しっかりとよろしくお願いいたします。  やはり10年後、20年後だけではなく、その先を見ていくと、やはり今の段階から対策をしっかりと打つこと、そしてそれが、今後、管理職を育成して、いいまちだな、と実感をしてもらって、区民サービスに返ってくることにつながっていくと思いますので、よろしくお願いします。  次に、足立区の資産の扱いについて質問をします。  活力あるまちづくりを行っている足立区としては、これからも各部間や民間との資産の譲渡や売買が行われます。  協働・協創を標榜する足立区であるからこそ、渡した、渡された後に、知らなかった資産情報が出て不利益が出ることはないと思いますが、アセットマネジメントについてどう考えているか、伺いたいと思います。  昨日、保育園の無償譲渡の件について質問がありました。これを行っている所管はどちらですか。 ◎資産管理部長 資産管理部でございます。 ◆長澤こうすけ 委員  そして昨日、質問があった時期はいつですか。 ◎資産管理部長 平成30年度でございます。
    ◆長澤こうすけ 委員  答弁や議会への報告によると、10年前の震災のとき、3.11のときに、原発が倒壊したことによる影響で、関東地区にもその影響があって、セシウム等の数値が高い砂場の砂を処理したということです。  そして、その件を区のホームページに記載していたにもかかわらず、先ほど答弁ありました平成30年度、譲渡契約時に重要事項説明として、その件を譲渡先の法人へ説明していなかった、こういうことですか。 ◎資産管理部長 御発言のとおりでございます。 ◆長澤こうすけ 委員  なぜ、このようなことが発生したのでしょうか。 ◎資産管理部長 きちんと担当の方もその情報をつかんでいなかったというところが原因であったと考えております。 ◆長澤こうすけ 委員  部署間で渡すときもそうなんですけれども、そもそも土地を取得したとき、そして建物を建てたり改築したときの履歴というのは、どういうふうに扱っていますか。 ◎資産管理部長 当方側で、財産台帳として記載をしてございますが、その辺の記載したときの件、今回のセシウムですが、そういった件は記載していなかったというのが現状でございます。 ◆長澤こうすけ 委員  それは記載しなくてはいけないことだと思いますし、セシウムに限らず、例えばアスベストの問題等ありますよね。そういったものも今まで引き継がれてこなかったということですか。 ◎資産管理部長 御発言のとおりでございます。 ◆長澤こうすけ 委員  これは大きな問題だと思います。これは、譲渡された側や売買された側が、後になって、こういったものが出てきました。こういったとき、区に対しての責任はありますか。 ◎資産管理部長 現在、そういうトラブルが非常に多うございまして、場合によっては区の方もあるというふうに考えてございます。 ◆長澤こうすけ 委員  これの対策はどのように行われますか。 ◎資産管理部長 もう、今、御指摘の件のいろいろな有害物質について調べられる範囲で調べた場合には、台帳の方に記載する。それから、分からない場合は、分からないのでそれは調べてから、売り出すなり、貸し出すなりというようなことを考えていければなと今、思っているところでございます。 ◆長澤こうすけ 委員  有害物質だけでなく、建てられた経緯とか、建てられた年代や建て方、工法。改築をするに当たってはやはり履歴が必要になると思います。そういったところをしっかりと引き継いでいく。  例えば、一、二年前後の話だけであれば、確かに記憶の中でできるかと思います。その間に、皆さんは人事異動をしたり、様々なことが起きると思います。こういった意味でも、しっかりと履歴をデジタル化して残して、共有していく必要があると思うんですが、いかがですか。 ◎資産管理部長 御発言のとおりだと考えております。 ◆長澤こうすけ 委員  しっかりやっていただきたいと思います。副区長、いかがですか。 ◎長谷川 副区長  確かに今回は、自ら処理した放射線の関係の処理の経過が履歴の中にきちんと記録されていなかったという大変重いミスだというふうに思っておりますので、建物の履歴も含めて、その辺の対応についてはしっかりと見直しをしていきたいというふうに思っております。 ◆長澤こうすけ 委員  しっかりとよろしくお願いします。  次に、私、当選からずっと言い続けてきました、つくばエクスプレスの通勤ラッシュ混雑解消についてなんですけれども、つくばエクスプレスで通勤をされている方はいらっしゃいますか。土屋さんがいなくなってしまったので、もういないですか。       [挙手する者あり] ◆長澤こうすけ 委員  今、手を挙げられた課長、一番混雑をする区間はどこですか、朝の混雑時。 ◎産業振興課長 八潮駅から北千住駅辺りが一番混むかと思います。 ◆長澤こうすけ 委員  つまり、一番乗れないのは、混雑を被っているのは足立区民ということ。これは、いまだに混雑が解消されていない問題です。  そこで、ずっと質問してきましたが、つくばエクスプレスが、混雑解消のため6両編成を8両編成に替えていくということを打ち出しました。これは、10年間掛けてやっていくということなんですけれども、もう既に2年目に突入していますが、今の進捗状況はどうなっていますか。 ◎交通対策課長 都心側から、ホームの延伸工事を進めております。  秋葉原駅と新御徒町駅が今年度、完了しておりまして、確認をしたところでは、次に浅草駅とそれから南千住駅を、ホームの延伸工事に着手したというような話でございます。 ◆長澤こうすけ 委員  10年で終わりますか。 ◎交通対策課長 10年程度ということでございます。 ◆長澤こうすけ 委員  3番目の大株主である足立区、そして乗れない足立区民のことを考えると、足立区として、もっとスピードアップを首都圏新都市鉄道株式会社に対して強く要望していく必要があると思いますが、いかがですか。 ◎交通対策課長 長澤委員おっしゃるとおりだと思います。 ◆長澤こうすけ 委員  それはどのように行っていますか。 ◎交通対策課長 沿線の自治体によります、つくばエクスプレスとの会合等もございますので、そうした場でのお願いをしておるところでございます。 ◆長澤こうすけ 委員  しっかりと主張をしていただきたいと思います。よろしくお願いします。  次に、乳幼児の世話をしている育児中のお母さん方から、育児中に、特に子どもを産んだ直後、2歳ぐらいまで、病院や歯医者に対して行くことがおろそかになってしまうというお話を聞きました。育児をしていると、どうしても自分のことがおろそかになってしまう。  また、乳幼児を連れて交通機関に乗れない。乳幼児から目が離せないなどの理由をお伺いしました。そのため、1年以上虫歯を放置していたり、疾患を放置している方がいるということなんですけれども、悪化する前に治療を継続することが疾患を減らし、区民の健康を守り、医療費を抑制していくことにつながると考えますが、いかがでしょうか。 ◎衛生部長 1年間も病院に行かないと、やはり検診などを行わないと、早期発見・早期治療が遅れますので、体調を崩すこともあるかと思います。 ◆長澤こうすけ 委員  そこで、予算編成のあらましの38ページ、「あだちスマイルママ&エンジェルプロジェクト」、この中で「こんにちは赤ちゃん訪問」「健やか親子相談」があります。この施策の中で、そういったお母さん方々に「しっかりと治療できていますか」「継続した方がいいですよ」こういったものはアナウンスしていく必要があると思うんですが、いかがでしょうか。 ◎衛生部長 まず、歯科検診につきましては、私どもは、妊娠中のお母さん向けの歯科検診を行っております。  早めに、産後すぐには歯医者に行けなくなりますので、早めに治療をしたり、虫歯にならないような指導をしているところです。  また、今後こういった「健やか親子相談」で体調の方を確認しながら、あとは、今、子どもの預かりサービスなども始まっておりますので、もし体調が悪い方がいたら、そういったサービスを使いながら受診していただけるように進めてまいります。 ◆長澤こうすけ 委員  様々な健康状況があると思うんですけれども、そんな中で、自身で通院できない人もいるということもお伺いしました。  行けない人に対して手を差し伸べる施策を打つべきだと思います。場合によっては、訪問歯科とか訪問医療、そういったものの制度もアナウンスする必要があるんじゃないかと思いますが、いかがですか。 ◎衛生部長 訪問歯科ですとか訪問医療については条件がございまして、自分で歩いて行けないような障がいを持った方に対してはそういったサービスが使えるのですが、通常は原則、医院やクリニックに行っていただくことになります。 ◆長澤こうすけ 委員  そういった行けない方々に対して、しっかりとアナウンス、そういったサービスがありますよ、こういった医療がありますよということを声掛けをしていただきたいと思います。  次に、昨日、給食食材の話が我が党のせぬま委員からも出ました。食育を進める当区において、有機食材のニーズが近年高まっています。こういったものも食育の中に入れてはいかがでしょうか。  また、給食費のバランスがあると思うんですが、機を捉えてやっていただきたいと思いますが、いかがですか。 ◎学務課長 現在、区内の農家で直接、野菜を学校に納品してくださっているところがありまして、そのうちの数件で、有機栽培のコマツナを学校に納品してくださっています。学校全体で見ますと、半数の学校で有機栽培されたコマツナを子どもたちが食べている現状です。  しかしながら、学校全校の数を、量的なものですが、確保するのはかなり難しいとは思いますけれども、どのような形でできるのか、今後、研究していまいりたいと思います。 ◆長澤こうすけ 委員  ありがとうございます。機を捉えてやっていただきたいと思います。  次に、先ほど白石委員からも話題が出ていましたが、先日、花畑の文教大学の内覧会に議会の皆さんと行ってきました。是非、まちづくりに生かしていただきたいと思います。  将来、教員になる学生が多いこの文教大学なんですけれども、区内の教育産業へ働き掛けるなど、区内での働く場を用意してみる必要があるかと思いますが、いかがですか。 ◎シティプロモーション課長 今、大学の関係者の皆様と、今後、大学連携の一つとしてどういった形ができるのか検討していますので、その中で少しお話をしてみたいと思います。 ◆長澤こうすけ 委員  次に、教育実習は、私も教育実習を母校で、田舎に帰って受けたんですけれども、区内の小・中学校への教育実習の場を提供するなど、連携した方がいいと思うんですが、いかがですか。 ◎教育指導課長 連携する大学におきましては、教育実習をできる限り受け入れるという体制を整えていきたいと思っております。 ◆長澤こうすけ 委員  大学周辺の商業振興や活性化のための方策というのは何かあるのでしょうか。 ◎エリアデザイン推進室長 まだ、具体的にはそういったところで。 ○工藤哲也 委員長  残り1分です。 ◎エリアデザイン推進室長 具体的に決まっていることはないんですが、今後、文教大学なんかとも相談しながら検討していきたいというふうに思っております。 ◆長澤こうすけ 委員  「大学が来て終わり」ではなく、そこを核にしてまちづくりが始まっていくと思います。やはり、そういったところをちょっとできていなかったのかなとか、そういった視点がないのかなというふうに感じました。  そこをしっかりと、せっかくエリアデザイン推進室長がいることですから、やっぱりいただきたいと思います。 ◎産業経済部長 今ようやく庁内で連携して、そういう話合いが始まっておりますので、その中で大学と連携して進めていまいります。 ◆長澤こうすけ 委員  では最後に、幾つか質問いたしましたが、まず、今のこういった課題を乗り越えることが先の未来につながっていくことだと思います。そこもイメージしていただいて、皆様で多くの知恵を出し合っていただいて、よりよい足立区をつくっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○工藤哲也 委員長  次に、公明党から総括質疑があります。岡安委員。 ◆岡安たかし 委員  公明党の岡安です。最後になります。よろしくお願いいたします。  初めに、区民の関心の高いコロナワクチン接種について、幾つかお伺いさせていただきます。  先週の国会、参議院予算委員会で我が党の公明党の佐々木さやか議員が、ワクチン接種について様々な質問、要望させていただきまして、幾つか自治体に関わる答弁が出ておりますのでお聞きします。  まず、接種を予約しても忘れることを踏まえ、イスラエルでは予約した人へ、前日また当日にメッセージを送っているので、こうした体制づくりを、との要請に、河野新型コロナウイルスワクチン接種推進担当大臣は、前日に通知するシステムを提供している企業と多くの自治体が契約している。費用は国が負担するので、自治体は必要なサービスを受けていただきたいとのことでした。  足立区の体制はどう考えていますでしょうか。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 今回、予約についてはインターネットで予約を受け付けるというのをベースで、操作ができない高齢者等については電話予約ということを考えております。  今のところ個人情報を集めないというような、インターネットでその情報を収集しないというような形で整えておりますので、ちょっと今お話のあったような形については、今のままだとちょっと対応ができないかなというようなところでございます。 ◆岡安たかし 委員  そうすると、予約して忘れてしまったら、ちょっと、しようがないかなということですね。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 インターネットを開くと予約日の方が確認できるような体制までは整えているというところでございます。 ◆岡安たかし 委員  これは通知するということだと思うんですけれどもね。今後の検討の中でもまた、ちょっとその辺、前向きによろしくお願いしたいなと思います。  また、視覚・聴覚障がい者などへの接種に関する情報提供や接種券の送付、予約への配慮を求めたのに対し、郵送する接種券や案内文、封筒に点字や拡大文字の使用の検討。  また、接種会場では、筆談道具や聴覚や知的・発達障がい者にも分かりやすいよう、意思表示を補助する絵付きの案内板、また、視覚障がい者向けの放送案内の実施など、丁寧な説明を積極的に行っていくよう各自治体にはお願いしたいと、市区町村に大臣は求めました。この点、どうでしょうか。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 集団接種会場におきましては、そういったハンディキャップのある方については、一人一人一緒に随行して会場の方を回るような体制を整えております。  そのほかコミュニティボードですとか、あるいは会場での掲示のあたりも今、整備するように準備をしているところでございます。 ◆岡安たかし 委員  マンパワーも限りがあると思いますので、この辺の国会答弁もお聴きしていると思いますけれども、ちょっとできるところはしっかり準備していただきたいと思います。  また、車椅子やつえをついて歩行されるというような歩行困難な方が、例えばですけれども、家族が運転する車で体育館に来た場合、校庭に止めさせてもらわないと、ちょっと遠いところから歩くとか、あるいはコインパーキングが遠い場合などは、家族がそこに止めに行く間、どこかでずっとその歩行困難な方とか車椅子で待っていただかなきゃいけないと思いますが、この辺は何か考えていますでしょうか。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 集団接種会場のメインが小・中学校の体育館ということになりますので、校庭の中に車両を入れるというのはなかなか厳しいかなというふうに考えております。  接種のチーム15名のほかに様々、接種会場の周辺で発生する事務について、対応する職員4名を配置をしますので、例えばコインパーキング等から誘導、車椅子も各会場1台用意することになっておりますので、職員の方が随行して、接種会場の方でスムーズに接種ができるようなことは考えているところでございます。 ◆岡安たかし 委員  よろしくお願いします。  それと、このワクチン接種は御本人の意思の下で接種するかどうか判断するとしていますが、本人の判断が難しい場合、例えば認知症の方など御本人の意思確認が難しい場合の対応方法について、手引きでは、家族や、介護保険施設等に入所している場合は、「嘱託医等の協力を得ながら本人の意思確認をすること」とされておりますけれども、この取扱いはなかなか難しい作業ではないかと思いますが、この点どのように考えますか。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 御本人の意思確認が一番大切だと思うんですが、なかなかそういう確認が取れない場合、今、岡安委員の御発言のとおり、御家族ですとかあるいは嘱託医等の意見を聞いて、最終的な判断の下、接種をしていくようなことで、ということで国からは通知がされているところでございます。 ◆岡安たかし 委員  実際、始まってみないと、また、どのような新たな課題が生まれるか分からないところもありますけれども、まずは、しっかりと万全の準備をお願いします。  最後に、スケジュールも非常に流動的になっております。このワクチン接種については、区民の関心が大変高いんですけれども、それだけにこのワクチン接種に関して、多くの区民から最新の情報提供を求める声が高まっております。  今後は、ある意味、日々、更新される内容のタイムリーな発信が求められると思われます。ホームページ、メールはもちろん、SNSももちろんのこと、例えば「J:COM足立」や「ビュー坊テレビ」なども活用し、情報発信してほしいと思いますが、この点どうでしょうか。 ◎報道広報課長 全くそのとおりだと思います。非常に関心も高いですし、心配なことが多いと思いますので、新型コロナウイルスワクチン接種担当部と協力して情報発進してまいりたいと思っております。 ◎区長 特に、新聞で足立区にワクチンが配布されるというように書いてありますけれども、量等については全く触れられていないということで、あれだけを読まれると、明日にも足立区で一般の方々、高齢者の65歳以上の方々が全て接種できるような誤解を与えかねない内容になっておりますので、特に最初の接種については非常に限定的なので、こういう考え方で進めていくというところは、一両日中にはっきりと区民の方にお伝えしていきたいと思います。 ◆岡安たかし 委員  ありがとうございます。本当に区長おっしゃるとおり、一両日中という早い発信が大事だと思います。  また、昨日も議員には情報提供されましたけれども、不明とか、まだ4月の予定とか、分からないことも全て出していくことが大事だと思います。分からないということを情報提供するということが大事ですよね。ここをしっかりお願いしたいと思います。  次に、予算編成のあらましの27ページ、電子図書館について。これは、かねてから私、要望してきて、ようやく大幅な拡充になることはうれしく思います。こちらは、例えば図書館に行った場合は、新型コロナウイルスもしっかり収束に向かって、図書館に区民がたくさんまた出向いてくださる状況になった場合、タブレットなどでも貸していただけるんでしょうか。 ◎中央図書館長 今回は非来館で、新型コロナウイルス対策も踏まえまして、図書館に来なくても書籍を読んでいただけるようなサービスを考えております。  このため、館内でのタブレット導入については、まだ検討対象になっておりません。 ◆岡安たかし 委員  あえて今だから、新型コロナウイルス収束後の話ということで述べさせてもらったんですが、そこもしっかり考えていただきたいなと思うんですね。  それと、視覚障がい者向けには音声が大事になります。この読み上げ機器等の整備については今どうなっていますでしょうか。 ◎中央図書館長 デイジーの機器につきましては、障がいを持っている方に対して図書館の方からお貸出しをしている状況でございます。  また、この電子図書館につきましても、読み上げ機能がございますので、そういった点もPRしていければと思っております。 ◆岡安たかし 委員  そうですね。この辺は、情報弱者の皆様にもしっかり、あまねくこのようなサービスが供給できるようにお願いしたいと思うんですね。
     あと、拡大読書器は、全ての地域図書館にあるんでしょうか。 ◎中央図書館長 拡大読書器は、全ての図書館にはまだ導入してございません。 ◆岡安たかし 委員  是非これも、予算の関係もあるでしょうけれども、やはりあそこにしかない、というよりは、全てにしっかりとお願いしたいと思います。  次に、予算編成のあらましの45ページ、大学連携事業についてお伺いします。  278万1,000円という予算がついていますけれども、明海大学と連携して英語力の向上を図るすばらしい取組で始まって、私も当初、竹の塚まで行かせていただき、視察させていただきました。  生徒たちが生き生きと、本当にネーティブと触れ合う姿というのはすばらしいなと思って、少しでも早くモデル校から全校展開できないものかというのも、お話しさせてもらって、もちろんしっかりとそれを視野に入れてやっていきますという話だったんですが、来年もこれは6校ということで、来年度もですね。  例えばですけれども、この予算編成のあらましの23ページに、「数学チャレンジ講座」というのがあるんですね。それもモデル4校から、ということで、なかなかモデルから始める、これは予算の関係もあるしやってみなきゃ分からない、課題を整理してしっかりそれを全校展開、いずれは視野に入れるにしても、モデルから始めるというのはいいんですけれども、事業を実施している学校とやっていない学校と差を生まないためにも、効果のある事業と判断したら、速やかに全校ができる仕組みづくりをお願いしたいと思うんですけれども、この点いかがでしょうか。 ◎学力定着推進課長 まず、明海大学との連携事業でございますけれども、こちらにつきましてはやはり、中学生を集めて、大学生ができる日程の中でとなると、どうしても学校数が1年間当たりは限られてしまうということで、なかなか全校でというところは難しい状況ではございますが、持続可能な形で、何とか有効に活用していきたいというふうに考えてございます。  また、数学チャレンジ講座のAIドリルのモデル事業ですけれども、こちらもやはり経費が掛かる事業ですので、一斉に入れて、活用されないということはなるべく避けたいと思っておりまして、まず、モデル的にやって有効的な手法を判断して、こちらの方は着実に広げていきたいというふうには考えてございます。 ◆岡安たかし 委員  以前、やはり学校でフッ素のうがいというのが、モデルから始まって、速やかに全校展開をということで、ようやく始まったときもありました。  小学校も6年間ですが、特に中学校は3年間ですから、モデルでやっていいなと思って、3年後に展開すると、その隣の学校の子はみんなもう卒業しちゃっているということでね。  ママさんたちは、学校を越えて交流している人もいます。そっちの学校、いいね。うちやっていないよという、こういう話というのもやっぱ出てきますので、是非よろしくお願いしたいと思います。  次に、54ページ、家具転倒防止等工事助成。  こちらは1回だけしか利用できないとなっているんですけれども、限度額内であれば1回にこだわらなくてもいいんじゃないかと、その方が使い勝手がいいと思うんですけれども、この点どうでしょうか。 ◎建築室長 今現在、1回ということになっております。この制度については、地震災害軽減するために必要な対策で、ここ数年、3年ぐらいちょっと伸びていないので、少し検討が必要だと考えております。 ◆岡安たかし 委員  そうですね。窓のフィルムも5万円までとなっていますけれども、4万円で終わって、あと1万円でもう1回使えるというような形の方がいいんじゃないかなと思います。  それと、震災では、食器が棚から飛び出してしまうケースもあり、大きなけがにつながった過去の震災の教訓もあります。  食器棚の扉の開閉防止器具の設置もメニューに加えてはどうかと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎建築室長 今は棚のガラスのフィルム貼りというのもあるんですが、そのストッパーについては、併せて少し検討したいと思います。 ◆岡安たかし 委員  そうですね。フィルムとその扉の開閉はまた別の話なので、是非よろしくお願いしたいと思います。  次に、住まいサポート事業、63ページの26番に書いてありますけれども、主に単身高齢者の課題となる「見守り・保証人・死亡後の遺品整理」と書いてありますね、など、大家が貸し渋る課題についてのサービスの開発と導入相談ということです。  この、見守り・保証人・死亡後の遺品整理、これは、恐らく大家のお困り事のトップスリーじゃないかなと思います。なので、ここをしっかり居住支援協議会でも議論して、具体的なメニューを開発していくんだと思うんですが、この辺はいつ頃メニューが示せるんでしょうか。 ◎住宅課長 今、岡安委員おっしゃるように、不動産協会から御意見を伺いまして、今、トップスリーの項目を考えているところでございます。4月1日から導入を今考えているところでございます。 ◆岡安たかし 委員  じゃ、4月1日にはこういうことをやるというのが出てくるということでいいんですね。 ◎住宅課長 改めて御報告させていただきたいと考えております。 ◆岡安たかし 委員  最後は、どれだけ区がお金を出せるかだと思うんですよ。  見守りの仕組み、こういうのも必要ですね。じゃ、誰がやるの。じゃ、こういうところ、やれます。お金どうしますか、という話になると思います。遺品整理もそうです。  この委員会でも何人かの委員から話があったと思うんですけれども、やはりその辺の仕組みはもちろん、これは不動産協会なんかもいろいろなアイデアを持っています。ただ、お金の部分はどうするんですかという話は、最後はやっぱりそこに引っかかってくると思うので、しっかりとそこは区の方も、積極的にせっかくこういう仕組みをつくるんですから、予算措置の方を前向きにお願いしたいと思います。  この点、決意というか見解はどうでしょう。 ◎地域包括ケア推進課長 現在、高齢者ということで地域包括ケアシステム推進事業の方で予算計上を500万円させていただく予定でおります。  この中で今、課題となっているその3点について、どうしても生活の拠点を確保できない人のために何をやるべきかということをきちっと踏まえて、考えていきたいというふうに思います。 ◆岡安たかし 委員  よろしくお願いします。  次に、66ページ、14番ですね。こちらは住区施設のトイレの洋式化。  書いてある予算どおりですと、1基当たり40万円の予算ということで、昨日は我が党の大竹委員から、学校トイレに関して、和式便座の必要性について、使用する子どもたちニーズ調査をしっかり調査すべきであるとの話がありました。  こちらも同じだと思うんですね。ニーズ調査をして、和式便座を残す必要がどこまであるのか調べるべきだと思います。この点どうでしょうか。 ◎地域調整課長 学童につきましては、洋便器化計画がございますので、その中でちょっと調査研究させていただきたいと思います。 ◆岡安たかし 委員  実はこの議員控室がある本庁舎6階、この2階下ですけれども、両脇のトイレ、和式便座が一つずつあるかと思うんですが、私が例えばですけれども、食事前に申し訳ございません、洋式の方に入っていますと、和式だけ空いている。トイレに誰かが入ってきて、出ていかれる人、結構いるんですよ。音で分かるんですけれども。やっぱり、「あ、和式だけ空いてる、やだ」と言って、ほかの階に行くんでしょうね、多分。  やはり和式トイレの必要性というのは、どこまであるのかなと自分も考えてしまいます。この6階も含めて、和式トイレの必要性。  やはり洋式でいいということであれば、2つしかないうち、1つだけが洋式じゃなく、2つとも洋式にしていただきたいなと思うんです。  和式は、足腰が鍛えられていいとは思うんですけれども、6階も全て洋式でいいんじゃないかと思うんですが、この辺どうでしょう。 ◎資産管理部長 これから北館、中央館,南館と大規模改修に入ります。  北館は、もうトイレ改修をしてしまいましたが、やはり我々も、もう認識がございますので、ある程度また調査はするかもしれませんが、基本的には洋式化というというのは、私ども執行機関の方も考えておりますので、そんな感じで行ければなと今、思っているところでございます。 ◆岡安たかし 委員  そうですね。アメリカ、オーストラリアとか、外国へ行くと洋式しかないわけですから、その点よろしくお願いしたいと思います。更なる区民サービスの向上のためにもお願いいたしたいと思います。  次に、トイレ工事の予定価格の情報漏えいについて、既に何人かの委員から指摘ありましたけれども、原因の一つに、予定どおり工事を完了させたい、入札の不調を避けたいとの理由も述べられました。であれば、この案件、予算を事前公表にしてもよかったんじゃないかと思うんですけれども。  事前公表であれば、業者はあらかじめ予算内の枠内に収まるように様々な検討して、こうすればできるとか、頑張ってやりたいという業者が応札するわけですから、入札して、蓋を開けたら不調ということにはなりにくいんですね。予算の事前公表は、この案件について検討をされなかったんですか。 ◎総務部長 事後公表については、試行実施でございました。今回の案件につきまして、1億円以上のものについては、結果として事前公表にしなかったということでございます。  特に検討はなされておりません。 ◆岡安たかし 委員  先ほど申しました、入札の不調を避けたい、早く工事を完了させたいということであれば、考えるべきだったなと思うんですね。  先ほどいみじくも総務部長おっしゃった試行なんですよね、まだ。別にこれを方針として決めたわけでもないわけですから、ここは柔軟にやってよかったかなと思うので、よろしくお願いしたいと思います。  次に、今定例会の公明党の代表質問でも、長井幹事長からさせていただきましたが、保育ママの空き対策について。  5名定員の保育ママで、1名しか預かっていない場合の財政支援について、答弁が、「入所状況を踏まえつつ、適切な支援策を検討する」とのことでしたけれども、その後、どうでしょうか。 ◎子ども政策課長 来年度4月に向けての入所につきましては、一次利用調整の結果のところでは、まだまだ空きがあるような状況がございました。なので、引き続き二次利用調整で、本日から三次利用調整ということで、利用率の向上については高めるように取り組んでおります。 ◆岡安たかし 委員  ですので、5名定員の保育ママで1名という場合も、前向きに検討していただくということでよろしいんですか。 ◎子ども政策課長 今年度につきましては、入所児がゼロの保育ママについての支援ということをさせていただいております。  保育ママの方からの聞き取りの中でも、やはり委員から御指摘の状況、苦しい状況も聞いておりますので、そちらについても、入所率のところを確認してからということにはなりますけれども、そのような窮状についての支援策というものを検討させていただきたいと考えております。 ◆岡安たかし 委員  是非、前向きによろしくお願いします。  次に、令和元年度の子どもの貧困対策主要事業実績及び評価結果で、生活保護世帯の塾代の支援について、高校1、2年生へ対象を広げたけれども、利用率は8%と低く、目標を下回り、二次評価・総合評価でもB+ということで、課題としては、「夏季休業中に子どもに直接チラシを用いて説明を行うも、実際の活用までには至らなかった」とあります。  これは、どこでどのように説明をされたんでしょうか。 ◎足立福祉事務所長 子どもがいる世帯の訪問を行うときに、できる限り子どもと直接会うということで、子どもに対して説明をするように努力をしております。 ◆岡安たかし 委員  この外部評価では、「ただ制度の情報を周知するのみでは不十分である」と、「なぜ使われないかをもっと検討するように」と求められております。この点も踏まえ、今後の改善策はいかがですか。 ◎足立福祉事務所長 1つの課を集中的に全お子さんについて調査をしましたけれども、学力向上の意識が低い。勉強したくないですとか、必要性を感じていない。あるいは、学力向上以前の課題がある。学校に通えていないですとか、特別支援・養護施設に入っている。そういった方を足すと50%を超えている状況ですので、きめ細やかに訪問して説明していくというのが、まず第一かなというふうに考えております。 ◆岡安たかし 委員  大変ですけれども、よろしくお願いしたいと思います。全てのお子さんが経済的理由で進学を諦めることがないように、区単の予算も拡充して、子どもの未来を明るく保障していただける事業へと拡充してもらえますよう、よろしくお願いしたいと思います。  時間的に最後に、公園の防災化ということで、私もかねてから、るるお話しさせてもらいました。公園が一時集合場所になっていますけれども、防災井戸、災害緊急トイレ及びソーラーLED照明、3点セットを整備した公園が、たしか現在52か所あると思うんですけれども、これを計画的に増やしてほしいなというのは、前からお話しさせてもらっています。  特に震災で夜間停電時は、ソーラー照明は消えない。  明るいというのは、やっぱり震災時に、区民の不安や閉塞感を打ち破るのに、寄与するものと考えますけれども、この点、増やしていくという予定、また、計画はあるんでしょうか。 ◎みどりと公園推進室長 公園灯につきましては、パークイノベーションで公園を改修するとか、公園を新設する際には消えない「消えないまちだ君」という、2、3日点灯するようなものは、1棟を付けております。  更に、今年度ですけれども、西新井病院の隣の公園で、1か所、防災井戸を設置しておりますので、個別に必要かどうか検討させていただきたいと思います。 ◆岡安たかし 委員  一歩一歩、拡充していただきますよう、よろしくお願いします。  交代します。ありがとうございました。 ○工藤哲也 委員長  小泉委員。 ◆小泉ひろし 委員  午前中最後の質問、小泉ですけれども、よろしくお願い申し上げます。  最初に地域の問題というか、御礼かたがた取り上げたいと思います。  昨年のちょうど予算特別委員会のとき質問したんですけれども、関連することなんですけれども、年末に、12月18日、興野町会の役員の皆さんも参加して、地区防災計画ワークショップ、これは2回目なんですけれども、朝鮮第四初中級学校で開催されました。  このことについては、その予算特別委員会のときに台風19号発生時の状況から、興野・本木周辺の避難所ですとか、体制の中の一つの課題として取り上げました。  そのときの区長自ら答弁していただいたとおり、その後、現場にも足を運んでいただいて、避難所としてどうなのかということも含めて現場を見ていただいたと思います。まずはありがとうございました。  その後、足立区全体としていろいろ様々な検討をしているわけですけれども、災害対策課が中心となり、危機管理部を挙げて調査体制を取っていただいたと思います。ワークショップが、2回目ですけれども開かれたということなんです。  当然、避難所として近隣の住民は、区の職員も来てくれたとか、要するに今後、有事の際は避難場として使えるんだなというものを身近に感じたとか、よかったという声を聞いたんですけれども、当日、施設見学とかされたというふうに聞いているんですけれども、その雰囲気だけでもどうだったでしょう。その地域だとか。 ◎災害対策課長 ちょっと寒い中ではあったんですけれども、地域の興野町会の方に集まっていただきまして、施設見学をさせていただきました。  地域の方もなかなか入る機会がなかったようで、興味津々で、校内、それから体育館、備蓄倉庫と、一通り見学をさせていただきました。 ◎総合防災対策室長 当日、私も行っておりました。興野町会自体が南北に長いです。避難所についても、かなり遠くにあるというところもありますので、朝鮮学校については、かなり利用価値があるなというふうに考えております。 ◆小泉ひろし 委員  町会、大きい町会だと、本当に避難所運営訓練とか大変だし、有事の際の体制、大変なんですけれども、一つそういう分散避難だとかそういう意味では、一歩前進なのかなというふうに思います。  次に、明るい話題というんじゃないんですけれども、西新井駅西口から東口側というか、区の行政用語で主要区画道路2号というんですか、パサージオの辺りから反対側の方へ。  あさってですか、12日11時に交通開放されると聞きました。本当に見通しがよくなったというか、安心感というか、安全性も増すのかなというふうに思って、関係者の皆様の御苦労には感謝申し上げますけれども。気が付いたことは、これは毎度のことなのかもしれないですけれども、交通信号機など、まだ設置されていないわけで、今後、取り組まれていると思いますが、よろしくお願いしたいと思いますが、いかがでしょう、一言。 ◎道路整備室長 信号機につきましては、基本設計の段階から警視庁とは協議しておりますけれども、現段階では必要ないという警視庁のお話をいただいています。  これは、今後の交通の状況を見て、また再度、警視庁とお話ししたいというふうに考えてございます。 ◆小泉ひろし 委員  あと、都の事業ですけれども、やはり半年前の決算特別委員会と、また議会でも質問しましたけれども、補助第136号線の整備が進んでまいりました。私も第3回定例会で質問したりしましたけれども、自分で自ら、予定どおり行くのかどうかということで、千住新橋のたもとから自転車に乗りまして、視察をしながら西側へずーっと移動して、補助第100号線まで行きまして、そこから先、どこまでちゃんとできているのかなんて確認させていただきました。  梅田あたりから関原あたりまで、年度内の開放はできるなということで、行政とやり取りしていたら、つい昨日か何かに開放の日程が公表されたということを聞きましたけれども、この辺はちゃんとつかんでいらっしゃいますでしょうかね。 ◎建設事業調整担当課長 小泉委員御発言のとおり、先日に東京都の方から発表がございまして、3月29日の月曜日の午後2時に、補助第136号線の梅田・関原地区について、交通開放するという情報をつかんでおります。 ◆小泉ひろし 委員  ここについても、交差する区道、又は、行く行くは、そういう信号機の必要性なんかについても注視していただきたいなと思います。  それと、補助第136号線の整備も近いんですけれども、同じく第3回定例会のときの質問でも取り上げた、また決算特別委員会でも取り上げたんですけれども、この近隣で旧本木東小学校の活用に向けて、隣接する区立本木一丁目中公園との一体的整備、この活用に向けて、隣接する区立本木一丁目中公園との一体的整備というものを取り上げた中で、この公園はその当時、本当に形状も細長く、クランク型の敷地で、樹木も繁って見通しも悪いと。現状、公園としてはちょっと厳しいというようなことも取り上げました。  その後、この旧本木東小学校の活用については、公園の代替、又は特別養護老人ホームという方針は示されましたけれども、そのときに質問した公園の利用状況、区でも調べるとおっしゃっていたんですけれども、利用者が少ないということに対して調査したんでしょうか。 ◎みどりと公園推進室長 本木一丁目中公園の調査でございますけれども、10月14日午前9時から午後の5時まで調査をいたしました。  利用者全体としては114人なんですけれども、通り抜けが43人で、トイレだけの利用が48人ということで、ほとんど公園自体で利用をされる方は、そんなにいなかったというような状況でございます。 ◆小泉ひろし 委員  私も何度もずっと自分なりに調査していますので、大体同じだなと思いました。  この公園を道路として整備するに当たって、補正予算を組み、測量を行うことになっていたかと思うんですが、状況やスケジュールについて簡明にお願いいたします。 ◎道路整備室長 現在、警視庁協議のための基本的な線形の設計の委託と、あと周辺の用地測量の委託を、来年度に含めてやりたいというところで参加しているというところでございます。今、契約手続中という状況でございます。 ◆小泉ひろし 委員  議会への報告は、総務委員会等でその後、ありましたけれども、町会・自治会への説明は、コロナ禍でございますけれども、何らかできましたでしょうか。  また、1月に予定された意見交換会は延期されたんですけれども、今のところ、意見とか何か出ていますでしょうか。簡明にお願いします。 ◎資産活用担当課長 現在、町会・自治会連合会の会長方と1度意見交換させていただいています。  先方からの意見としては、特別養護老人ホームとかそういったものに関しては、特に反対とかそういう意見はございませんでした。
     要望として、医療的サービスがあるものが欲しいとか、防災機能については、垂直避難ができるものとか、そういった御要望をいただいております。 ◆小泉ひろし 委員  よろしくお願い申し上げます。  次に、環境絡みにちょっと移りたいと思います。  政府は、つい先日というか、2日の閣議で、2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする目標を盛り込んだ地球温暖化対策推進法改正案を決定いたしました。  日本としての決意を内外に示す目的かと思うんですが、削減目標の根拠、国会の議決が必要な法律に格上げするということで、地方自治体や事業者、密接に連携して進めることを定めているわけですけれども、我が党の今回の議会の代表質問でも、ゼロカーボンシティ宣言後に取り組むべきことについて質問しました。  危機意識の共有との答弁だったわけでございますが、宣言文に3つの取組を挙げています。その具体的施策についてはどのように考えているのか、3点について、簡明にお願い申し上げます。 ◎環境政策課長 宣言の方でも3つ挙げています。  ただ、具体的に我々の取り組むべきことというのはやっぱり限られるところもあるんですけれども、まず、身近な省エネとかごみ減量を更に推進していただくこと、それらが大事かなと思っています。  具体的な3つの視点でございますけれども、まず、短期的にやれるものとしては、エネルギー使用量をそもそも削減するということで、都も重要施策として挙げているようなEV化とか、そういったものを進めることで、実際にCO2を削減していくというのが1つ。  それから発電時にCO2排出量を削減するということで、太陽光発電、区内でも多く使っていますけれども、太陽光発電など再生可能エネルギーを使用した発電の拡大、こういったもの。  それから再生可能エネルギー由来、再生可能エネルギーを使った電力を積極的に活用する。そういったことを区民の方に、事業者も含めてですけれども、進めて推進していくということが大事かなと思っています。  3つ書かれていますけれどもそのほかにも、区民の行動とか、あと循環型社会、こういったことも含めて積極的にこれから進めていきたいと考えております。 ◆小泉ひろし 委員  よろしくお願いします。  私も、昨年の第3回定例会、また、その後の決算特別委員会でも、CO2削減について幾つかの具体的提案とともに質問しました。  宣言の3つの取組の中でも、今お話あったように、自動車のEV化についての答弁がありました。東京都は、ZEV、ゼロエミッション・ビークルですか、の普及に向け、2030年には都内の新車販売、2035年には、二輪車を含めて非ガソリン車とする目標を打ち出しております。  区としても、EV化の促進を積極的に進めていくべきだと思うんですが、これまでも、私自身も、電動バイクを購入費補助金制度に加えること等も取り上げ、今は組み入れられておりますが、家庭用電源でも充電できるモビリティー化などについても含めていくべきじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎環境政策課長 実はトヨタ自動車の方で、小さいミニカーが販売されるようになりました。これにつきましても、来年につきましては、補助の対象に加えてまいりたいと思っておりますので、その辺も積極的にPRしてまいりたいと思います。 ◆小泉ひろし 委員  また、ZEV化を進めるに当たって、庁舎などで導入を広げたための充電スポットの課題の対策、これは何か検討しているんでしょうか、簡明にお願い申し上げます。 ◎環境政策課長 これから、先ほどおっしゃられたようなミニカー的なものも発売されるというふうに聞いておりますので、積極的にスポットについては、広げていまいりたいと思いますけれども、国の設備の状況とかそういったことも踏まえて、これから検討します環境基本計画の中にも入れ込むような形で検討していまいります。 ◆小泉ひろし 委員  庁舎の方でも充電スポットのいろいろ検討されていると思うんですが、家庭用電源でも充電できる、そういう車両等が増えています。  今、コロナ禍の中で名古屋の社員18人のベンチャー企業が開発した、ワンタッチの折り畳み式電動バイクが大ヒットしている。3,000台以上売れちゃっているということで、税別16万6,000円。畳むと自転車よりコンパクト。家庭での充電で30km走るということで。  これだけじゃないですけれども、いろいろなものが、軽EV車というか、出ています。家庭で充電できる。  東京都は2030年までの、また、水素ステーションの整備目標を定めました。  今後、車種が増えてきて、インフラ整備が進めば、FCV水素車の導入も検討はありかなと思うんですが、まずは区として、この充電も簡単なものですから、公用の業務に耐える、耐え得るエコなこういうモビリティー化というか、こういうタイプの車でもよいし、電動バイク等も導入したらどうかなと思うんですが、一言でお願い申し上げます。 ◎総務部長 車両の入替えの時期に合わせて、利用勝手も含めて、どういったものが必要なのかということは検討して、積極的に導入していく方向で考えていきたいと考えます。 ◆小泉ひろし 委員  同じく第3回定例会で、紙おむつというか紙パンツも含めてのリサイクルについて、自治体やおむつメーカー、リサイクル事業者の取組を取り上げました。進めるべきというふうに提案したんですが、検討については進んでいるんでしょうか、一言でお願いします。 ◎環境部長 東京都の方で2つの実証実験、これは、この2月まで実施しているということで、その結果が近々取りまとめられると思います。  そういった情報をつかんで検討していきたいというふうに思います。 ◆小泉ひろし 委員  東京都の実験は、事業系廃棄物の実験でございますけれども、区が直接実施するわけでもないんですが、今後、本当にCO2削減、循環型社会構築のためには、踏み出していただきたいんですね。  鹿児島県の志布志市の取組等も取り上げましたけれども、これも家庭から出るものを対象にしておりますし、事業者としては近隣でもあるわけです。松戸市や我孫子市でもリサイクル事業をやっています。  理想としては、本当にパルプの分離までできればいいんですけれども、コロナ禍でございますけれども、様子を見て、まずは視察して、いろいろなことを検討していただきたいと思いますが、一言お願いします。 ◎環境部長 視察先の了解が得られるような時期に、是非、行ってみたいというふうに思います。 ◆小泉ひろし 委員  時間が少なくなってきました。  今度は、中小企業の関連、ちょっとしたことを。全然触れないわけにいきませんので、すみません。  紳士服大手の青山商事が、12月から400人の希望退職者を募ったんです。何と609人が応募したという報道がありました。2月末。  また、テレワーク浸透などで、通勤やビジネスウエアの需要が減少し、春から業績不振となっていると。  アリオでも、私、見たんですけれども、もう助けてー、ということでもう紳士服だとか洋服、フロアいっぱいに並べて、たしか半額以下で売っていました。  また、紳士服のAOKI、これも案内状がよく来るんですけれども、危機的状況です、助けてくださいとか、SOSとか、そういう文言をうたい込みながら、広告を出しています。  様々な職種に影響し、経済的打撃を受けているんですが、区内でも製造業、小売業、卸売業をはじめ、タクシーなど深刻な状況でございます。  そういう中で令和3年度の重点を置いた予算編成の一つが、コロナ禍で大きな打撃を受けた区内経済事業者への支援ということがうたわれております。  予算編成のあらましの42、43ページに、区内経済の活性化に向けた重点プロジェクトが、2本柱の柱としてうたわれておりまして、一つはデジタル化活用で販路拡大と、足立から世界に挑戦とうたい、海外でのノウハウやネットワークを持ち、経験豊富な専門家の伴走支援、国内には活躍するバイヤーと区内事業者をつなぎ、とあり、予算計上しております。  予算を付けたからにはしっかり頑張っていただきたいんですが、つなげる、つまりコーディネートというか、これは人と同じ、人であれば、例えばお見合い、お見合いをする、つなげる人というのは、その方をよく知っていないとうまくいかない。  事業者もそうです。つなげる方は、事業者のことをよく知らないとうまくいかない。この辺、そう思うんですが、一言でどういうふうに思いますでしょうか。 ◎産業経済部長 おっしゃるとおりだと思います。  やはり区内事業者の方をどれだけ知っていただいて、まず、そのよさをどれだけPRできるかということに尽きるかと思います。 ◆小泉ひろし 委員  私も議員になる前は、長年、精密部品を製造販売する中小企業に勤務してきた経験ございます。話すと長くなっちゃうんですけれども、ソニーだとか現在のパナソニックなど、様々な国内の顧客や工場へ納入したり足を運んだ経験がございます。  日本の高度成長期は、国内ビジネスが主だったんですが、為替の変動などから必要に迫られ、初めは、私自身も手探りから直接貿易や現地商社のパートナーなど通じて、世界中の顧客に販売してまいりました。  その後、海外での現地生産と、そこから海外拠点からの販売にも関わってきた経験がございます。  そういう経験上から考えると、生産現場のことを知らないと良い成果が得られないということを本当に感じました。  バイヤーのニーズを正確にメーカーや工場に、工場現場に伝えないと、無駄な動きや品質トラブルなどが発生いたします。後からクレームなどの対応に苦慮することもあり、責任はメーカーに来てしまう。  そういう中で区内事業者は中小企業が主であります。製品も右から左へ販売する大手商社などが考えるようには、簡単にはいかないと思います。  東京都の中小企業振興公社でも、私もいろいろ調べましたけれども、海外販路開拓支援アドバイザーの募集だとか、ナビゲーターと称して、国内外の販路開拓を支援する事業がありますけれども、取引の実績など最後まできちっと見届けるということはなかなかできていないようにも感じます。  区内の中小企業などと同様の事業者の成果などについて、こういう部分も、成果を参考にしているのかなというふうにも思いますしね。  区として、拡大したオンライン市場をフル活用して、国内外の販路拡大へ向けてつなぐ役割を今度委託して、その役割を果たす。そのためには、参加予定者、予定数が書いてありますけれども、事業者の下へしっかりと足を運ぶなど、状況をつかみ、伴走支援をしっかりやっていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎産業経済部長 非常にいいお話を聞かせていただいて、参考にさせていただきたいと思います。  おっしゃるとおり、いかに、やはり現場に足を運んでいただいて知っていただく、これからプロポーザルになりますので、そういった視点をきちっと入れて、実施してまいりたいというふうに考えております。 ◆小泉ひろし 委員  オンラインの環境整備や、それを利用してのミーティングなどの操作が不得手な事業者も区内には多いことから、より多くの事業者が参加できるように支援すべきと思うが、ということを我が党の代表質問でもしております。  専門家による取組事例紹介や機材活用方法の講演会などの実施も検討していくとの答弁でありましたけれども、ここで予算案でうたっているように、裾野をしっかりと広げていただきたい。区内中小事業者の底上げを図れるような、元気なメニューの講演だとか、アドバイスを図っていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎産業振興課長 小泉委員おっしゃるとおり、確かにデジタルについて不慣れな事業者、多々あるかと思います。そういった講演会など検討してまいりたいと考えます。 ◆小泉ひろし 委員  よろしくお願いします。  業態変化についても質問しました。富士フイルムは、私も随分通ったんですけれども、昔、世界初のフィルムメーカーですけれども、1980年代に世界初のフルデジタルカメラを発表したんです。たしかこれは朝霞工場だったと思いますが。  その後、他社もデジカメの販売を開始したために、フィルムの売上は減少したと。  そこでコーティング技術だとかこういう技術がありましたので、化粧品だとか医薬品事業に。 ○工藤哲也 委員長  残り1分です。 ◆小泉ひろし 委員  はい、そういうことでございます。  任天堂も最初はカードゲーム会社だった。花札とか作っていた会社。不況期にデジタル化へ向かった。ローソンも、もともとはミルク屋だったと。で、業種を拡大していった。  こういうような大手企業だけじゃなくて、苦境に陥ったときに、持っている技術だとか知識を基にアドバイスしてあげて、できることを業種を転換していく。こういうことにも、マッチングクリエイターもいるし相談員もいるので、どんどん寄り添った支援をお願いしたいと思います。  もう時間ないので、要望とさせていただき、よろしくお願いします。ありがとうございます。お昼です。 ○工藤哲也 委員長  この際、審査の都合により暫時休憩いたします。       午後零時02分休憩       午後零時55分再開 ○工藤哲也 委員長  休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。  議会改革から総括質疑があります。長谷川委員。 ◆長谷川たかこ 委員  では、私からは、3歳児健診における目の疾病及び異常の早期発見・早期治療の実施体制の確立を求めて、提案をさせていただきます。  3歳児健診における目の疾病及び異常の早期発見・早期治療の実施体制の確立を求め、昨年から区内のお母さんたちと請願書を提出しております。  従来のアンケートによる家庭での視力チェックでは、遠視や乱視は全く分からないそうです。そのまま放っておくと弱視になるため、現在の制度を補完する機能として必要であるとの認識から、多くの自治体がカメラ型オートレフラクトメーターを導入して、この機器を用いた高精度な視力検査を3歳児健診で行っています。  カメラ型オートレフラクトメーターという機器は、まだ視力検査ができていない乳幼児の検査を瞬時に行うことができ、1mの距離から機器を見つめてもらうだけで、一瞬にして屈折異常や斜視や遠視、乱視などが発見できるようになっています。したがって、100%全ての乳幼児に高精度な検査をして、必要な場合には医療機関の受診を勧めることができます。  現在、足立区では、3歳児健診の視覚検査はアンケートによる家庭での視力チェックという方法が行われており、二次検査として、3歳児健診の会場で、保健師や看護師が家庭でのアンケート票を基に、家庭での視力検査で問題があった場合にのみ、健診会場で視力検査を行うこととなっています。  この3歳児健康診査における3歳児の家庭での視力チェック、いわゆるランドルト環を用いた視力検査の実施は困難なケースが極めて多く、適切にできなかった児童による目の異常が見逃されています。  親御さんたちも、多分できたと思うという感覚しか持つことができず、保健師も家庭での視力チェックができているかを把握することができないため、専門の保健師が懸念する状況です。  平成29年4月、国の通知で、3歳児健康診査における視力検査の実施について協力依頼が都道府県に通達され、群馬県を先駆けとして、多くの自治体が、従来の3歳児健診で行われている家庭での視力測定のみでは弱視を見逃してしまうという判断から、これを補完するものとして、オートレフラクトメーターという一般医療機器を導入し始めました。群馬県では既に検証結果を出しており、この機器を使うことの有用性を示しています。  東京都では母子保健事業自体は、区市町村のものなので、実施主体である各区の判断により、オートレフラクトメーターを3歳児健診で導入してもよいとの見解を示し、既に東京都5区、練馬区・千代田区・中野区・荒川区・杉並区がカメラ型オートレフラクトメーターを導入し、3歳児健診で視力検査を行い、成果を上げているところです。  このカメラ型オートレフラクトメーターについては、練馬区においては平成27年度の途中から導入し、平成28年度から3歳児健診対象者全員に機器を使用しています。  弱視等の視機能の問題を発見した件数は、平成28年では5,700件の検査中482件と、全体の8%、平成30年度には、5,838件中598件と全体の10%と、発見率が上がっています。  千代田区では、令和元年度においては630件の検査中、弱視等の視機能の問題を発見した件数は86件で、その割合は14%です。中野区においては、令和2年度の検査数は376件中、弱視の問題を発見したのは49件で、13%となっています。  ちなみに、足立区の既存事業の弱視発見率は0.5%未満です。このように3歳児健診の視力検査にカメラ型オートレフラクトメーターを導入した自治体では、確実に弱視の早期発見につながっています。  文京区においては令和4年度からの実施で、カメラ型オートレフラクトメーターの導入を検討しており、江東区や葛飾区、大田区においても、今後この機器の導入を前向きに検討されるそうです。  この機器が海外製であり、日本での精度管理に関してのデータが少ないこと、加えて、国及び東京都が示している3歳児視覚検査の推奨検査に入っていないことなどから、現在、導入については、今後の研究課題としておりますとの回答を、足立区の厚生委員会では執行機関が発言をしておりますが、既に群馬県医師会がその検証結果を詳細に公表しており、群馬県の医師会が全国の医師会に導入するよう推奨しております。  また平成29年4月、国の通知で、3歳児健康診査における視力検査の実施について協力依頼が都道府県に通達されたこと自体が、従来の3歳児健診で行われている家庭での視力測定のみでは弱視を見逃してしまうという判断を、国が示したものとなります。国が通達により、各自治体にその是正を求めています。  その対策として、群馬県医師会が、現在の制度の補完をするものとして、カメラ型オートレフラクトメーターという一般医療機器の導入を全国の医師会に推奨しているところです。  足立区の厚生委員会での質疑を聴いていると、執行機関は、「問診を聞く中で不安があれば、精密健康診査票を発行し、眼科医療機関への受診を推奨しております」と言っておりますけれども、そもそも子育て中の一番大変な時期に、子どもの視力に関する知識がない状況の中で、親たちも視力検査のアンケートの実施については、「多分できたと思う」という感覚しか持つことができずに、家庭での視力チェックはほとんどアバウトにやっているはずです。特別に見えないようなしぐさを子どもがしない限りは、問診の中で不安に思う親はいないはずです。  また、区の執行機関が子どもの視力についての相談は、各保健センターで随時、保健師が受けており、相談内容によって、小児科医が行う経過観察検診や医療機関の紹介を行う体制となっておりますと回答しておりますが、まず最初の段階で大学病院を紹介されても、待ち時間が多く、半日時間を費やしてしまうため、子どもたちを複数連れて大学病院まで行く余裕がないとの話を、たくさんの当事者のお母様たちから伺っております。  そこでカメラ型オートレフラクトメーターを各保健所に持ち回りで置いてほしいとの要望も数多く出ているところです。  3歳児健診で弱視を見逃した場合には、就学後となり、手後れの状態となります。区の回答では、「あとは保健所の方で、逐次、保健師が必要に応じて、そういう健康相談に応じてございますので、その場で把握できたものについては、相談しながら必要に応じては専門医療機関につなげる、そういう取組をしているところでございます」とおっしゃっていますが、親が気付くときには就学後が多く、弱視が3歳児健診で皆見逃され、弱視になってしまった子どもたちが、全国的にも多くいるということが現在、問題視されています。  ここ数年、マスコミにも大きく取り上げられ、自治体で行われているやり方を是正するためにも、国が通達を出し、群馬県の医師会が旗頭となって全国的に動いているところです。  東京都の福祉保健局ではカメラ型のオートレフラクトメーターを3歳児健診で導入するかどうかについての裁量権は各区にあるので、区独自の判断でやってくださいとの見解です。  この状況の中で、弱視を未然に防ぐことを喫緊の課題として動いた正に東京23区、5区の自治体が先行して行っている状況で、着実にその成果は出ています。  ですから、足立区としても早急に、カメラ型オートレフラクトメーターをレンタルか購入するかをして導入をしていただきたいと強く求めます。  練馬区ではこの機器を3台購入しており、1台当たり110万円ほどの経費だったそうです。また、それを使うために専門職を配置しており、人件費が1万3,000円とのこと、このような金額であれば、早急に区としても購入し、実施していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎保健予防課長 3歳児健診で受ける視力検査につきましては、長谷川委員お話しのとおりでございますが、練馬区で機器を導入し、3歳児健診での要精密検査率が10%を超えることは承知しております。まず、練馬区と今年度、導入した区を視察し、情報収集に努めたいと思っております。
     次に、厚生委員会で請願の審議をしていただいておりますので、情報収集した内容を報告させていただきたいと思います。  その後でございますけれども、導入の可否の判断材料として、検診体制の工夫や課題の抽出に取り組んでまいりたいと考えておるところでございます。 ◆長谷川たかこ 委員  是非、厚生委員会でも請願が挙がっておりますので、この件については、じゃ、情報共有、先進的にやっている区から情報をいただいて、できれば視察に行くなどして、その情報をきちんとしっかりと把握し、できるだけ足立区でも導入できるように動いていただきたいと思っておりますので、私も、厚生委員会の方は随時チェックさせていただきますのでよろしくお願いします。  次、不登校支援について伺います。  幼稚園や保育園で行き渋りだったお子さんが、小学校に入ってからも登校が難しく、コミュニケーション教室やスクールカウンセラーで過ごしている方が多くいます。  小学生の平日昼間の居場所は、綾瀬にある東京未来大学のフリースクールのような民間事業者でやっているところのみで、公的機関で行っている支援事業は、こども支援センターげんきの通級指導の「あすテップ」のみです。  親御さん方からは、こども支援センターげんきに通っても、スクールカウンセラーに相談しても、学校に通えないものは通えない、行きたくても行けないので困っている。だけれども、足立区の公的な機関での不登校児の居場所がないとの切実な御相談が何件も入ってきます。  各小学校に設置されているコミュニケーション教室では、小集団活動と個別指導を受けることができますが、欠席日数が多く、不登校児となると、コミュニケーション教室にも通えなくなり、不登校の児童は教室が不可となります。  教室に入れないので、コミュニケーション教室に行っているのに、不登校ぎみで出席日数が足りなくて、そこも不可と言われると更に居場所もなくなり、完全不登校になってしまう。子どもの学校以外の居場所がなく、社会とのつながりが途絶えてしまうと、親御さんたちから痛切なお話が入っております。  そこで、小学生の不登校児の居場所づくりの支援体制の構築を強く求めていきたいと思います。  現在、中学生から利用できるチャレンジ学級を、小学生にも開放し、既存のチャレンジ学級を小学生版に環境を整備し直し、小学生への居場所支援の一つとして実施していただきたいと強く要望いたしますが、いかがでしょうか。 ◎こども支援センターげんき所長 チャレンジ学級につきましては、現在も毎年数名ですが、小学生の御利用の児童がいらっしゃいます。  ただ、どうしても中学生指導が中心となってまいりましたので、これまでは同じ場所でというような状況でした。  令和3年度、来年度からチャレンジ学級の西新井のこども支援センターげんきの中の教室につきまして、小学生専用の教室を設置して、中学生と別室で学習や生活指導を行う予定をしております。 ◆長谷川たかこ 委員  是非、専用でつくってください。  というのは、やはり中学生のチャレンジ学級に見学にお母様も行かれたそうなんですが、やはり中学生の仕様になっていて、なじめなかったということをおっしゃっていましたので、よろしくお願いします。  令和3年度からICT教材を用いた不登校支援が行われます。その場合には、目的を学力補充とするのではなく、利用する児童・生徒本人が、ふだんなかなか学校での授業を受ける機会がないことに起因し、抱える精神的な負荷を和らげること、また学習上のつまずきを知ることに重点を置いた、より児童・生徒の目線に立った学習支援を行ってもらいたいと要望いたしますが、いかがでしょうか。 ◎こども支援センターげんき所長 ICTを活用した、児童・生徒一人一人の状況に合わせた支援を充実させるということで、来週の文教委員会で報告させていただきますが、不登校支援におけるICT活用実施計画を策定いたしました。  この計画に基づきまして、学校以外での学習支援ソフトの活用であるとか、オンラインの教育相談など、様々な取組を開始いたします。  チャレンジ学級など、通級の居場所につながる支援とか、ICTを活用した自宅学習支援も導入してまいりまして、これまで以上に児童・生徒の目線に立った不登校支援を実施していまいります。 ◆長谷川たかこ 委員  その不登校支援でICTを活用する際に、来年度、その検証結果を是非公表していただいて、専門家の知見をいただき、次年度によりよい施策としてつなげていただきたいと思いますが,いかがでしょうか。 ◎こども支援センターげんき所長 この不登校支援におけるICT活用実施計画につきましては、外部の有識者で構成する足立区学校ICT活用促進協議会において、進捗管理であるとか、また、いろいろいただいた御意見などの公表などもしていまいります。  それらに基づきまして、よりよい取組となるように、また改善に取り組んでいくというような、PDCAサイクルを回していく取組としていきたいと思っております。 ◆長谷川たかこ 委員  是非よろしくお願いいたします。  次に、ユニバーサルデザインの教育について伺います。  幾度となく私から、ユニバーサルデザインの教育を導入している日野市を参考とした学校教育改革を強力に推し進め、年次計画で着実にその取組を開示し、足立区版ユニバーサルデザインの教育を全力で構築していただきたいと政策提案をしておりました。  このことにより、2019年10月から外部委員を加えた特別支援教育検討委員会を立ち上げられ、研修内容の見直し、指導法、環境などの課題解決に向けた検討を始められています。  令和3年度より、モデル校、小・中学校を開設するとの御回答を執行機関よりいただいておりましたが、コロナ禍により、令和4年度に開設するとの御報告に至っております。  発達障がい特性を持った児童・生徒に関する教員に対する意識調査を早急に行っていただきたいと要望いたします。  また、足立区版ユニバーサルデザインの教育についての、令和4年度における実施に向けたスケジュールを教えてください。  また、足立区版ユニバーサルデザインの教育ガイドラインを作成していただきたいと思いますが,いかがでしょうか。 ◎支援管理課長 まず、意識調査につきましては、令和3年度は、教員研修の中で実施する予定でございます。  また、モデル校につきましては、小学校2校、中学校2校、既に内諾をいただいておりますので、この4月より準備委員会を設置し、準備をしてまいります。  また、ユニバーサルデザインの教育ガイドラインですが、現在、特別支援教育ガイドラインを作成中でございます。来年度には是非、御紹介したいと思います。 ◆長谷川たかこ 委員  次に、読み書きに困難を抱える子どもたちに対する合理的配慮について伺います。  令和3年度秋頃には、1人1台のタブレットが支給される予定です。読み書きが困難な子どもに対する支援の一つとして、早急にICT教育を活用し、支援につなげていくことが急務です。そのためには、教員自身の意識改革とより高度な専門性を身に付けることが重要です。  読み書きが困難な子どもを発見し、ICTを活用して指導を行い、その指導方法や、先生方がスキルを高める指導方法を情報共有していくことが重要となります。  そこで、こども支援センターげんきが旗頭となって、専門家や専門的知見のある業者と各学校の先生方と連携をし、プロジェクトチームを立ち上げていただきたいと強く要望いたします。いかがでしょうか。 ◎支援管理課長 まず、こども支援センターげんきが中心となりまして、専門家、また民間の方、そして学校の先生方を1つのチームとして、プロジェクトチームをつくる予定でございます。 ◆長谷川たかこ 委員  じゃ、よろしくお願いします。  次に、こども支援センターげんき内に学校の教師向けのリソースセンターを設置し、外部に委託し、教員研修や読み書きが困難な子どもに対する親の相談窓口の設置を求めたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎支援管理課長 令和3年度につきましては、まずは、教員の指導が必要と考えておりますので、年間19回の研修を現在組んでおります。その中で、育てていきたいと考えております。 ◆長谷川たかこ 委員  そうすると、リソースセンターを設置するとかそういうのは、まだ未定ということですか。 ◎支援管理課長 将来的には、そのようなことも検討していきたいと考えております。 ◆長谷川たかこ 委員  是非、将来的にそういうものも含めて検討を進めていただきたいと思います。  ICT教育を推進するに当たって、ICTガイドライン中に読み書き配慮の内容も盛り込んでいただきたいと強く要望いたしますが,いかがでしょうか。 ◎支援管理課長 現在ICT、特別支援教育のICTのガイドライン並びに実施計画を作成中でございます。 ○工藤哲也 委員長  もう1分です。 ◆長谷川たかこ 委員  了解しました。  次に、子どもの育ちについて伺いたいと思います。  これから親になる方から、現在子育て真っ最中の方、それから孫育て期の祖父母の世代の方まで、幅広い世代を対象にした親育ちを応援するために、親の意識や知識、楽しく子育てをするためのコツなどについて、分かりやすく伝える講演会や講座を実施していただき、身近なエピソードや資料などを基に、子育てについて楽しく学び合うことができる学習プログラムを是非つくっていただきたいと思いますが,いかがでしょうか。 ◎保健予防課長 保健センターの方では、親子ハッピーコミュニケーション、いやいや期に押さえておきたいコツ等の講演等を実施しておりますが、これを更に充実していきたいと考えているところでございます。 ◆長谷川たかこ 委員  ありがとうございました。 ○工藤哲也 委員長  次に、立憲民主党から総括質疑があります。銀川委員。 ◆銀川ゆい子 委員  立憲民主党の銀川です。最終日、よろしくお願いいたします。  まず初めに、予算編成のあらましの38ページになりますけれども、とうきょうママパパ応援事業補助金活用事業についてお伺いさせていただきます。  こちらのとうきょうママパパ応援事業補助金活用事業というのは、スマイルママ面接、ファーストバースデーサポート、産前産後支援にそれぞれ、こども商品券が配布されるということなんですけれども、今回、区が新規でこの事業を始めようとしたときに、トイカード発行のこども商品券ではなく、区内共通商品券での可能性は検討されたのでしょうか。  検討されたとして、それが採用されなかったという場合には、何かその障がいはあったのでしょうか。 ◎保健予防課長 当初、区内産業振興の一環になるということで、区内共通商品券ということを決めさせていただきました。  これが東京都の事業ですので、東京都にこれについて採用ができますかというお話をしたところ、育児パッケージという名のとおり、育児に特化できるものでないと駄目だということで、区内共通商品券を諦めざるを得なく、今のこども商品券にしたところでございます。 ◆銀川ゆい子 委員  39ページの産前産後家事支援事業では、多胎児家庭移動支援とのことですけれども、こちら移動支援にタクシークーポンなどではなく、こちらにもこども商品券を当てたのは、何か理由があるのでしょうか。  その移動支援となっている、こども商品券は移動にも使えるんですけれども、ほかいろいろな用途に使えますので、目的とか趣旨どおり,その区が意図している使い方でなくても、許容範囲という理解でよろしいのでしょうか。 ◎保健予防課長 今回のこども商品券につきましては、区内大手のタクシー会社で使えるということが利点でございました。それがございましたので、多胎児支援に使う移動についても、そのこども商品券でタクシーとしての利用していただきたいということで、採用する予定でございます。 ◆銀川ゆい子 委員  今回、新規でこのとうきょうママパパ応援事業補助金活用事業が行われるということで、23区のほかの自治体の動きをちょっと調べてみました。  調べてみたところ、このとうきょうママパパ応援事業補助金活用事業でこども商品券を配布している区というのが、23区中に7つありました。その7つというのが、港区、新宿区、台東区、墨田区、中野区、あと葛飾区、そして足立区です。  ほかの地域は、ベビー服やベビー用品の現物支給であったり、カタログギフトなどがありました。  先ほど、区内共通商品券を断念した、東京都に目的と合わないということで断られてしまったとお伺いしたんですけれども、江戸川区では、こども夢商品券というものを独自に発行して、このとうきょうママパパ応援事業に活用されているのですけれども、それは御存じでしたでしょうか。 ◎保健予防課長 江戸川区をはじめ3区で、独自のこども商品券を作っていることは承知しております。  江戸川区につきましては、実はタクシーは使えないとそういうようなことも聞いておるところでございます。 ◆銀川ゆい子 委員  タクシーが使えないから、足立区ではこども商品券にしたということでしょうか。 ◎保健予防課長 そうじゃなくて、タクシーでも使えるということで、必ずタクシー使えるからということじゃなくて、基本的には、子どものおもちゃだとか本だとか、そういうものに使っていただきたいんですけれども、タクシーにも使えるといった、使える範囲を広げたとそういうことでございます。 ◎衛生部長 今回、足立区がこども商品券を選択しましたのは、4月に入って、この新型コロナウイルス感染症対策として、その予防するための費用を東京都が上乗せ1万円をするという情報が入りまして、急遽これを実施することにいたしました。  その時点ですぐに対応できるもの、また、そういった移動のときにバスや公共交通機関を使いたくないというお母さんもいらっしゃいましたので、タクシーにも使える商品券は何かというときに、このこども商品券を選んだという状況です。 ◆銀川ゆい子 委員  移動だとタクシー券でも使えると思うんですけれども、それだと、東京都からの補助が下りないということなんでしょうか。それでこども商品券を使われたということでしょうか。 ◎衛生部長 当時は、こども商品券の中でも、タクシー会社はかなり大手のタクシーでして、区内のタクシー会社はあまり入っておりませんでした。  ただ、こども商品券は、その事業者がいろいろな営業を掛けていただけると。当初、区内で使える施設、少なかったんですが、配布するまでに至急、営業を掛けていただけるという情報をいただきましたので、このこども商品券を採用し、現在使えるところを広げてきた状況です。 ◆銀川ゆい子 委員  足立区ではすぐに開始をしたいということで、こども商品券を使っているという話を今お伺いしました。  私といたしましては、是非、足立区でも江戸川区と同様に、区内で使える商品券をこのとうきょうママパパ事業に充てていただきたいと思っております。  先ほどお話をさせていただきました江戸川区の実例を紹介をさせていただきますと、江戸川区では、区内で子育て用品の購入に利用できる「こども夢商品券」というものを、区内の商品券とは別で、江戸川区の商店街振興組合連合会が発行して、区が配布しています。  このこども夢商品券は、区内共通商品券と同様の店舗で取扱いがなされているとのことです。江戸川区で都の補助条件をクリアしているわけですから、区内の商品券を使うということは問題ないはずだと思います。  今後は足立区も江戸川区と同じように、多くの区内事業者に使える商品券とすることを強く要望いたしますが、いかがでしょうか。 ◎保健予防課長 区内共通商品券の利点は、多くの商店が使えるということでございます。  こども商品券は先ほど言いました、タクシーにも使えるという利点がございます。  双方の利点をうまく融合して、利用者が使いやすい、また、産業振興につながるようなそういうことができれば、そういうことに検討も今後はしていきたいと思っているところでございます。 ◆銀川ゆい子 委員  今後、検討をしていただけるという意見いただきました。ありがとうございます。  トイカード発行のこども商品券、足立区内でどれだけ使えるかというのをちょっと調べてみたところ、87店舗と少なく、足立区の商品券というのは約1,500店舗使えるので、それはかなり差があると思います。  東京都の事業で、東京都がお金を出しているから、こども商品券じゃないと駄目ということなら話は別なんですけれども、江戸川区も独自の商品券を発行しているように、区にその裁量権があるのであれば、是非、区内の経済活性化にも役立つ、江戸川区と同様の商品券を選択しない理由というのは見つからないと思うんですね。  ですので、利用者にこども商品券を使ってみての感想を聞くまでもなく、足立区独自の子ども用の商品券を進めるという準備をもう始めてもいいのではないでしょうか。 ◎保健予防課長 先ほど衛生部長が答弁しましたように、これは今年から始めた事業で、来年度、新規ということになってございますけれども、まだ、今年、来年については、今までのやり方を踏襲させていただいて、今後につきましては、銀川委員、御提案いただいたような、使い勝手がよくて、また、産業振興につながる、そういうものがうまくできれば、それについても研究していきたいなと考えているところでございます。 ◎産業振興課長 この件、商店街振興組合連合会の方にもちょっと聞いたところ、その決済手数料などはかなり多額だというところがネックだというふうに聞いておりますので、商店街振興組合連合会にも情報を共有しながら、衛生部とともに情報交換しながら進めていきたいと思います。 ◆銀川ゆい子 委員  ありがとうございます。  区内での商品券活用というのは、本当に区内経済の活性化にもつながると思いますし、今回、苦渋の決断で廃止することになりました生きがい奨励金に代わる新たな施策として、このこども商品券というのを活用、区内でのこども商品券というのが活用していけるのではないかと思います。  更に今回、このとうきょうママパパ応援事業補助金というのは、衛生部がやっていらっしゃるんですけれども、特に強調したいのは、商店街でママとかパパたちがお買物をすることによって、まちの方に気に掛けてもらえたり、その育児の相談に乗ってもらえたり、そういうお母さんとかお父さんの心の居場所であったり、保健衛生的にも効果が出てくるのではないかと思います。それこそ地域全体でママとパパを応援できる事業になっていくと思いますので、是非、検討をお願いしたいと思います。  足立区の商店街振興組合連合会のお話もありました。ここに商品券、3種類紹介されています。足立区内共通商品券、生きがい奨励金、プレミアム商品券で、今後はこの生きがい奨励金が廃止されてしまいます。  ですので、是非、本当にこのとうきょうママパパ応援事業のためにこども商品券を、区独自の子ども用の商品券をつくっていただいて、ここに一緒に紹介させていただいて、多くの区民の方に使っていただくことを強く求めます。要望で終わります。  次に、梅田住区センターの学童保育室についてお伺いをいたします。  梅田住区センターの学童保育の職員に、かなりこの梅田の住区センターの広さが狭いということでお話を受けました。職員のお話によると、その学童保育室の面積は27㎡で、その27㎡の中で、おおよそ6畳分のキッチンの面積を抜いて計算をしたところ、その弾力化後の44名定員で、子ども1人当たり半畳しかなかったんですね。  国の基準では、1人当たり1.65㎡で、およそ、1畳分が必要と定められています。ですので、この梅田住区センターでは、その国の基準を満たしていないんですけれども、それはどのような理由なのでしょうか。 ◎地域調整課長 主な理由といたしましては、定数いっぱいに子どもが来ない。大体いつも、月曜日は塾に行ったり、火曜日は習い事に行ったりして、毎日毎日は来ないので、大体7割から8割ぐらいの計算でやっているのと、もう1つは、学童保育だけではなくて住区センターですので、悠々館や児童館、それから工作室等々を有効活用していただいて、そちらの方にも使っていただいてやっていますので、そちらで該当しているというような認識でございます。 ◆銀川ゆい子 委員  悠々館などほかの場所も使っていただけるというふうに、学童保育の方にはもうお知らせをしていただいているということなのですけれども、私も実際、ここに何回か足を運んで見てきました。
     その悠々館というところは1階にあって、かなり広い、高齢者の方々が使うところであったんですけれども、その悠々館を使えれば、まあいいとは思うんですが、それは今の段階では、現状を見てきたところ、理想論になってしまっているのではないのかなあというふうに感じました。  なぜなら、梅田住区センターは1階と2階があって、2階が学童保育になっているんですけれども、悠々館を使うということになると、1階まで子どもを連れていかなくちゃいけない。その2階のキッチンでおやつを作って、更にそれをまた1階まで運ばないといけない。そうすると1階と2階の両方を見ないといけない。  子どもたちが使う面積というのは広くなるかもしれないんですけれども、スタッフの人たちは仕事が増えてしまう。現場の人たちが、何十年も改善されていないと悩んでいました。それを解決するのが区の仕事ではないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎地域調整課長 住区センターについては、年数に応じて、また老化状況に応じながら、48館を順次、大改修していってございますので、また、梅田住区センターについても、年数が来ましたら、そのときにまた、大規模、抜けない壁もございますが、できる限り現状に即した形での改修をしていきたいなというふうに考えてございます。 ◆銀川ゆい子 委員  その大改修のお話なんですけれども、そちらは伺っておりました。令和3年1月末発行の一般施設のマネジメント計画というものを学ばせていただいたときに、梅田地区センターは1979年の完成で、54館載っている住区センターの中で、6番目に古い建築となっていました。  今言った27㎡の学童保育室も、子どもたちや先生方の荷物を置くと、更に狭くなってしまう。子どもたちの肘がぶつかって、ちょっとけんかになってしまうというようなこともあるとお伺いしました。  その一般施設のマネジメント計画によると、梅田住区センターの大規模改修は、令和7年から8年度の間というふうに計画されていますけれども、これはあくまでも方向性の検討であって、改修が行われない場合もあるとお伺いしました。  老朽化やトイレの改修の問題というのは、決して不要不急ではないと思いますが、認識はいかがでしょうか。 ◎地域調整課長 48館の住区センターの改修計画は広く地域にお知らせしてございますので、各住区の委員長は、次は自分のところだ、来年は自分のとこだ、というふうにお待ちしていますので、ちょっとその順番が狂うことはちょっと難しい。  ただ、空調が飛んでしまったり、もう早急にしなくちゃいけないときの場合は前倒しをしますが、それ以外は、計画に沿って住区センターの改修はしていくという形でございます。 ◆銀川ゆい子 委員  分かりました。  トイレの改修がこの梅田住区センター、近年中に行われるというふうにお伺いしたんですけれども、それが、梅田住区センターのどこのトイレでされるか分からないと。もし、トイレの改修に優先順位を選べるのであれば、優先的にこの学童のトイレを改修することをお願いしたいんですけれども、いかがでしょうか。 ◎地域調整課長 学童保育のトイレ、というか住区センターのトイレにつきましては、大改修とは別に洋便器化計画を進めていますので、ちなみに、梅田学童保育については令和3年度に和式トイレを潰して洋式トイレを1つ増やす予定でございます。 ◆銀川ゆい子 委員  分かりました。  梅田住区センターの職員の方から、区の皆様にも是非、直接、現場を見ていただきたい。話を聴いてほしいとの切実な訴えがありました。特に管理職の方に来ていただきたいということだと思います。  現場に足を運んで実際に学童保育室を見て、その施設であったり、子どもたちが扱っているトイレを見たりすることは、していただけますでしょうか。  そして、住区センター、学童保育の方々の改修の願いをどうか御検討いただくことはできますでしょうか。 ◎地域調整課長 学童保育室の改修につきましては、必ず管理職と職員担当者が現場に行って、現場を見て、なおかつ従事者の方々、それから役員の方々から個別に要求を聞いて、お湯を沸かすコンロの位置から、換気扇の位置から、床材一つ一つ、カーテンの高さまで、要求を聞いてやっていますので、今後もそういう形でさせていただきたいと思います。 ◆銀川ゆい子 委員  かしこまりました。では、職員の方にも、区の管理職の方が伺うというふうにお話をさせていただきます。  最後になるんですけれども、新型コロナウイルスのワクチン接種についてお伺いをさせていただきます。  先日、新型コロナウイルスワクチン接種の事前のシミュレーションは行わないという御回答を、私、質問させていただきました。それはなぜか。その理由というのは、企業の健診などを行っている事業者に委託していて、その会社の持っているノウハウで、シミュレーションを実施しなくても十分対応できるとのことだったんですけれども、その企業は集団ワクチン接種を行ったことはあるのでしょうか。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 コロナウイルスではありませんけれども、ワクチン接種の方を担ったことがあるということは聞いております。 ○工藤哲也 委員長  銀川委員、残り1分です。 ◆銀川ゆい子 委員  毎年行っている健診と小規模のワクチン接種というのは、勝手が違うと思います。また、その企業での大規模な健診をやっているということですけれども、企業というのは、65歳以下の若い方々が働いています。ワクチン接種というのは、65歳以上の高齢者の方もたくさんみえます。そのあたりはいかがお考えでしょうか。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 今回シミュレーションということで1会場当たり1人当たり25分等についても、検討を既に終えております。  そのほか、学校あるいは地域体育館等の現場の確認の方も進めておりますので、現状の中で会場の方を開設できればというふうに思っております。 ○工藤哲也 委員長  銀川委員、簡明に。 ◆銀川ゆい子 委員  何もかも初めてのことであるからこそ、想定外のことが起きたり、課題が浮き彫りになるのではないかと思います。  課題をクリアにした上で、マニュアル作成やその準備ができるということは、トラブル回避にもなると思います。避難訓練と同じだと考えていますので、是非行っていただきたいと思います。 ○工藤哲也 委員長  時間です。 ◆銀川ゆい子 委員  その訓練を行わなかった際に、責任は誰が負うのか、区民の方にしっかりと納得いけるように。 ○工藤哲也 委員長  まとめてください。最後。 ◆銀川ゆい子 委員  御回答いただければと思います。  以上で終わります。 ○工藤哲也 委員長  次に、共産党から総括質疑があります。  はたの委員より、第6号議案 令和3年度足立区一般会計予算、第7号議案 令和3年度足立区国民健康保険特別会計予算、第8号議案 令和3年度足立区介護保険特別会計予算の編成替えを求める動議の提出理由の説明があります。はたの委員。 ◆はたの昭彦 委員  それでは、本日、提出しました第6号議案 令和3年度足立区一般会計予算、第7号議案 令和3年度足立区国民健康保険特別会計予算、第8号議案 令和3年度足立区介護保険特別会計予算に対する予算編成替えを求める動議について、提出者である日本共産党足立区議団に所属する全議員を代表して、内容を御説明申し上げます。  6日間の予算審議を通じ、コロナ禍での様々な新しい対策が極めて不十分であり、生きがい奨励金の廃止を正当化するために、各部が積み上げてきた新規拡充事業を、高齢者施策の組替えとこじつけた予算であることも明らかになりました。このままの予算を認めるわけにいかないため、編成替えの動議の提出に至りました。  例年提出しています予算修正とは違い、予算編成替えのため、ごく限られた修正にとどめました。  第1の柱は、新型コロナウイルスから区民の命を守る対策です。  区は、新年度予算案の歳出の中心はコロナ対策で、47億円計上したとしていますが、国や都の補助金を除けば、区の負担は、令和2年度を下回る26億円しかないことが明らかになりました。都内をはじめとした首都圏では、新規感染者数も高止まり、変異ウイルスによる感染も増える中で、緊急事態宣言が延長されました。  ワクチン接種のスケジュールも延びる中、感染拡大防止は、区も認めたようにワクチン頼りにならず、感染対策の基本的な取組の充実が必要です。  しかし、区の対策は極めて不十分です。1人感染者が出たら、ローラー作戦のPCR検査について、あたかも最初から実施していたかのような答弁をしましたが、実際には、今年に入ってもやっていませんでした。ほとんどの学校では、濃厚接触者が1人もいませんとして、検査を広げていませんでした。だから、感染者が出たある保育園で「検査をしたい」と言っても断られたと、私たちに保育士が訴えてきました。  衛生部長は、こういった事実を知りながら、検査の体制を取っているのにすれ違いがあったなどとすり替え答弁をしました。結局、いつから全員検査になったのかを答えることができなかったのは、ごまかしとすり替えをしていたからです。  実際に、検査の適切な時期や検査ができるとの広い周知を、最初から現在に至るまで行っていないから、今後はまず最初に、検査を受けられると説明する、これからは積極的にやっていくとの答弁になったのです。  衛生部サイドはこういったごまかしをして、やってこなかった事実を認めず、反省もなしに開き直る姿勢は許せません。国ですら、積極的に進めるべきとしている施設への定期検査も、区としての方向性は示さず、財団任せで、いろいろな制度を使って検査をお勧めするという態度です。このような姿勢を改め、積極的な姿勢を示すべきです。  よって、1人出たらローラー作戦、リスクの高い高齢者・障がい者の定期検査を世田谷区方式で委託することを提案します。  また、リスクの高い無症状高齢者の検査を突如表明しましたが、必要性を認めているなら、9月を目途にではなく、当初から予算化し、実施すべきです。よって、この実施とともに、区が拒否した無症状の基礎疾患保有者への検査を提案するものです。  障がい者グループホームは軽症者が対象ですが、加齢とともに重度化しても手厚い対応ができるよう、国の加算に加え、区として独自支援を行います。  新年度から医療的ケア児の保育園の入所受付けが始まりますが、小・中学校の対策は全く進んでいません。教育委員会内に運営協議会を設置し、体制の準備を始めます。  第2の柱は、新型コロナウイルスで打撃を受けた暮らしと子どもの成長を支援する対策です。  新型コロナウイルスの感染拡大による経済的打撃は、非正規など立場の弱い労働者に、より大きな影響を及ぼし、とりわけひとり親家庭は深刻です。区が行ったひとり親に対する特別給付金は、対象者が3,300人いたにもかかわらず、申請は僅か176人と、必要な人に届いていないため、新年度も継続し、PRも強めて、行き届くようにすることを提案します。  コロナ禍で収入激減者への緊急雇用策と、コロナ禍の庁内多忙解消策として、事務補助員20人を採用するとともに、成績優秀で意欲があるにもかかわらず、コロナ禍で経済的理由により就学継続が困難な学生を対象に、港区同様に償還免除型に加え、区独自の給付型奨学金制度を創設。国の制度に上乗せ支給することで、学生生活を継続できるよう支援を提案します。  感染の第3波における東京都の時短協力金は、4度にわたり実施されていますが、1回目の給付すらまだ届かない、家賃も払えないとの声が届いています。  また、売上げが減少しているにもかかわらず、休業補償金などの対象とならない事業者も多いことから、直接支援を求めましたが、区が拒否したため、北上市や立川市のように全業種を対象として、減収額に応じ、最大30万円を独自に給付する制度を創設し、危機に直面する区内中小事業者を支えます。  負担の多い子育て世代には、条例案の提案も行いましたが、医療費助成を高校生まで拡大し、負担を減らすことを求めます。  不登校ぎみだったお子さんも、分散登校時には登校できた事例が多数報告されました。改めて、少人数学級の有効性が証明されました。文部科学省も2025年度までに、小学校の全学年で35人学級の実施をするとのことですが、1・2年生は既に東京都は実施済みのため、当面関係ありません。そのため、区として独自に35人以上の学級に副担任講師を配置し、密を回避するとともに学習の支援を充実させます。  東京都が学力テストを中止する中、コロナ禍で子どもたちの負担を増す区独自の学力テストは中止します。  区民の生涯学習活動は、コロナ禍でも、感染拡大防止をしながら前向きに取り組めるよう支援すべきです。密を避ける利用のため、地域学習センターや住区センター等は使用料を半額にするよう、住民からも要望・陳情が上がり続けていますが、盛り込んでいないために提案します。  第3の柱は、コロナ禍の中、これ以上の区民負担を避ける対策です。  区は、23区で一番高い介護保険料の更なる値上げを提案しています。パブリックコメントには、420件を超える値上げ中止を求める声が届けられ、中間報告のときよりは値上げ幅は抑えられましたが、コロナ禍の中で、保険料特別減免が続く中、値上げはすべきではありません。  また、生きがい奨励金の廃止は、廃止でなく、高齢者事業の再構築だとの与党議員の発言もありましたが、どんなに詭弁を重ねても、紛れもない廃止です。高齢者事業の再構築として上げている事業ですが、高齢者インフルエンザ予防接種無料化対象の拡大は、今年度、都の補助を使って実施済みの事業であり、新年度も都の補助がついた場合、子どものインフルエンザ予防接種に充てると言っており、これでは、高齢者事業の組替えにはなりません。  紙おむつの支給要件の緩和は、葛飾区と並んで23区で最低。元気応援ポイント交付上限額の引上げを行うとのことですが、読み聞かせなどを行っていたが、新型コロナウイルスで活動ができなくなり、解散を決めたボランティア団体からは、こんなときにポイント上限の引上げなどは的外れと批判しています。  区の広報では、高齢者事業の再構築の中に、花畑の「はるかぜ」検証運行、バス購入補助、高齢者エアコン購入補助、特別養護老人ホームの整備まで挙げていますが、これらは生きがい奨励金の廃止によって再構築されたものでないことを、予算特別委員会で区長自身が認めました。コロナ禍での廃止には何の道理もなかったことの証明であり、存続を提案するものです。  東日本大震災から10年目の節目に当たり、教訓を学び直し、心構えを新たに災害対策に取り組む必要から、防災・放射能対策を第4の柱に据えました。  区は、要支援者の避難支援には、まず、誰がどの車で、誰をどこに運ぶのか、などの体制整備が先決であり、機が熟していないとのことですが、誰一人取り残さない防災として有名な別府市では、具体的な困り事や周囲に求める支援内容などを話し合う取組を重ね、送迎などの体制が整っていなくても、できるところから取り組んでいます。あす来るかもしれない災害から、要支援者の命を守る対策として、別府方式に学び、防災推進専門員を採用し、個別支援計画の作成や要支援者も参加して訓練に結び付け、具体的な計画づくりに踏み出すことを提案します。  豪雨時などに防災無線が聞こえないことは、その方々にとっては、防災無線がないことと同じです。災害時の情報をリアルタイムで、区民に提供できると新年度予算の目玉としている災害情報ポータルサイトの構築自体には賛同しますが、ネットやSNSに縁のない高齢者には届きません。  「あだち安心電話」や防災無線テレホン案内は、情報の使い方に限界があります。災害時、情報難民にしない対策として、デジタルに対応した防災ラジオの配布を求めましたが、他の自治体が導入しているのに、費用が掛かるなどにより実施しようという姿勢がありません。防災ラジオの導入で、弱者を置き去りしない対策の強化を求めます。  第一次避難所は、要介護者などを受け入れることを前提にマニュアルが改定されましたが、段ボールベッドなどは配備されていません。我が党の質疑に区は、エアマットの第一次避難所導入を表明しましたが、これだけではなく、ベッドに代わる、かさばる・重い・高いなどの問題を解決できるエアベッド配備を直ちに行うことを提案します。  子どもたちの健康を守るため、給食食材の放射能検査を実施するとともに、震災当時、放射能飛散防止として、学校、保育園、公園内に放射性物質を埋めました、当時、実際どこに埋めたかなどが風化しないよう調査し、掌握する対策を実施します。  プライバシーの侵害や情報の漏えいにつながる戸籍・国民健康保険・保健所の窓口業務の外部委託を次々に行ってきました。とりわけ戸籍は、窓口業務委託費に1億4,600万円余を掛けていながら、マイナンバー管理業務の増加による多忙化で、委託前よりも職員数が15人も増加しています。経費削減どころではありません。  税金の無駄遣いである全ての外部委託を中止し、戸籍・国民健康保険・保健所の委託した部分については、会計年度任用職員に置き換えることを求めます。  生活保護の就労支援委託事業は、類似事業であるくらしと仕事の相談センターの事業に一本化することで、経費の削減を図ります。 以上、4事業の委託中止、見直しただけで7億3,000万円余の財源が生まれます。  また、国、都の補助が1円も入らず、約2億円も掛けて行う東京女子医科大学附属足立医療センターの無電柱化や、江北エリア街も含む密集市街地の大型道路建設は、区が先送りした健康づくりセンターよりも優先する事業ではないため先送りし、その他、当面完成の見通しのない道路建設など、コロナ禍においては、優先順位の判断として先送りを提案します。  新型コロナウイルスにより、減収で苦しい生活に区民が直面している中、議員報酬も10%の削減を行うとともに、税金の二重払いになりかねない費用弁償の削減を提案しています。  以上、21事業、21億2,594万8,000円の拡充事業を盛り込みましたが、削減・縮小事業は16億7,708万9,000円なので、4億5,000万円余あれば、これら全て実現できます。  財政調整基金を活用しますが、財政調整基金の1.15%、基金総額の僅か0.26%の活用で実現できるものです。委員各位におかれましては、是非、御賛同いただきますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。 ○工藤哲也 委員長  ただいま、はたの委員より、第6号議案 令和3年度足立区一般会計予算、第7号議案 令和3年度足立区国民健康保険特別会計予算、第8号議案 令和3年度足立区介護保険特別会計予算の編成替えを求める動議の提出理由の説明がありました。  これより採決をいたします。  本動議のとおり、第6号議案 令和3年度足立区一般会計予算、第7号議案 令和3年度足立区国民健康保険特別会計予算、第8号議案 令和3年度足立区介護保険特別会計予算について、予算編成替えを求めることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○工藤哲也 委員長  挙手少数であります。よって、本動議は否決されました。  引き続き質疑に入ります。 ◆はたの昭彦 委員  ただいま提案した議案は否決されましたけれども、私たちの指摘を真摯に受け止められるよう強く求めまして、残りの時間、最後の質問、指摘を行いたいと思います。  今の提案理由の説明の中にありましたが、予算特別委員会の初日、我が党委員が要援護者の個別支援計画策定について、先進自治体である別府市の取組に学び、要となる防災推進専門員を採用し、計画の策定を急ぐよう求めたのに対し、区長は、推進員を設置するところまで話が煮詰まっていない、機が熟していないと答弁されました。  しかし、別府市も、十分な体制があってこういったことを始めたわけでありません。自治会の方々と当事者や支援員が話し合う中で、今、利用できる資材を活用、ということで、例えば、避難が困難な方には、地域にあるリヤカーで避難をさせるというような対応を取りました。  タクシー会社との契約や、全ての計画が整って、支援計画を策定したわけではありません。要支援者の命を守るために、まず、できるところから個別避難計画の策定に着手すべきであります。  明日、もしかしたら災害が来るかもしれないというところでは、それでは間に合いません。そんな考えでは、いざというときに命は守れないと思います。こういった姿勢こそ改めるべきだと思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎区長 現在、私が中心になりまして、基本的な考え方をまとめております。  実際に、地域の方の顔も分からないような方を支援員にお呼びしても、実際動けないだろうと思います。  新年度につきましては、そうした計画を立てる職員をきちっと配置をして、計画を少し固めてから、必要があれば外部の方にも入っていただいて、足りない部分を補っていただくということですけれども、少なくともこの前申し上げたとおり、緊急性の高い方につきましては、今年の台風シーズン、確かに地震はいつ来るか分かりませんけれども、地震のときには、実際にその方のお宅に職員が行けるかどうか、区民が行けるかどうか分かりませんので、まず、今年の夏の台風シーズンに合わせて、緊急性の高い方の個別避難計画を立ててまいります。 ◆はたの昭彦 委員  外部の方と言いますけれども、やっぱりその地域の中に入って、いろいろ話し合う中でコミュニケーションを強めていくものと思いますし、何と言っても避難計画をつくって、地域の中に要支援護者がいるんだということを知ってもらうということがまず何よりも大事だと思いますので、区長がおっしゃられたように是非、早急に取組を始めていただきたいと思います。  次に、学務課の処分事案について、私からもちょっとお聞きしたいんですが、収賄についてはもちろん弁解の余地はない行為でありますし、情報漏えいについてもあってはいけないことなんだけれども、やはり背景に何があったのかということを深掘りして、再発防止に努める必要があると思います。  今回の不祥事も、また学務課ということでは、収賄事件のときの、       [「学務課じゃない、学校施設課」と呼ぶ者あり]  学校施設課ということでは、贈収賄事件のときの第三者委員会の報告でもあったように、少ない体制の中で能力以上の仕事量が集中していったということがあった反面、今回については、トイレの改修工事の日程が何回も前倒しになった中で、入札不調が繰り返されて、何としても期日までに完成しなきゃいけないという、上からの強い強迫観念みたいなプレッシャーが、本人にとっては相当程度であったのかなというふうに思います。  その証拠に、今回の情報漏えいは、本人の利益には何もなっていないということだと思います。  これから第三者委員会に意見を聞くとのことですけれども、組織としてこのようなことを生まない体質づくりがまず大切と思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎教育長 まず、この短期間に逮捕者を出し、そして、こういった不正行為が行われたということについて深くおわびしたいということと同時に、今御指摘のあった組織、職場風土がどうだったのかということについては、ヒアリングを重ねて、こういった類似の事案がないのか、そういったところを考えたことがないのか、あるいはそういったプレッシャーがないのか、こういったことについてもつぶさに調査をさせていただきたいと思います。
     そして、たくさんの仕事を抱えていたのは確かです。それに対して、人員がどうだったかということも含めて、そして、重要な仕事を任されているんだから、ただ少しはいいだろうとか、これぐらい許されるんではないかとか、そういった考えは、はっきり申し上げて駄目なんだということを、我々も認識した上で今後の組織運営に当たりたいというふうに思います。 ◆はたの昭彦 委員  是非、再発防止に努めていただきたいと思います。  それと、先ほど自民党の白石委員から、できないことをあたかもできるようにいうのは、政治家として最低との発言がありましたが、介護保険料の一般会計の投入については、既に実施している自治体もあります。我が党は質疑で、一般会計からの繰入れを行う形での保険料負担金軽減策を提案をしてきました。  議員は、住民の福祉向上のために努力をし、提案することが、その重要な役割であります。そういった努力を否定して、最低とレッテル貼りする議員の在り方こそ最低だとまず申し上げておきたいと思います。  また、昨日、自民党のせぬま委員が災害対策の質疑の中で、阪神淡路大震災のとき、神戸市は救助の自衛隊を市長が阻止、それで多くの市民が焼け死んだとの旨の発言がありました。  当時、神戸市長は、自民党系も含めてオール与党ですが、この大切な予算特別委員会で、事実に基づかないことをそのままにして終えるわけにいかないので、一言申し上げます。  この発言は、いずれも10年以上前に国会で石破茂議員や石原元東京都知事が発言したことに端を発します。  しかし、これに対して当時の貝原兵庫県知事は、要請が遅れたから死者が増えたのではない。後任の知事も、自衛隊の派遣要請の速さと犠牲者の数は、阪神淡路大震災のケースでは脈絡がないと反論し、事実、統計調査上で死者の八十数%が地震直後の圧死でお亡くなりになっていました。  自衛隊の派遣要請の権限は知事にありましたが、朝、県庁に登庁後、直ちに自衛隊に連絡を取って、自衛隊と交信ができず、やっと通じて大災害だからすぐに準備を要請すると言ったところ、電話が不通になってしまったそうです。  実際に神戸市は、県が正式な派遣要請を行う前に、自衛隊出動の要請をしています。死者に鞭打つような発言は。 ○工藤哲也 委員長  残り30秒です。 ◆はたの昭彦 委員  厳に慎んでいただきたい旨、指摘しておきたいと思います。  今回、予算審議の中で、コロナ禍において、区民の命・暮らしを最優先の予算執行が求められておりましたが、そういうふうになっていなかったということを随分感じました。  新型コロナウイルスで岐路に立たされている区民の命、暮らしを最優先に行う行政運営に当たられるよう強く求めて、私からの発言、質問を終わります。ありがとうございました。 ○工藤哲也 委員長  この際、審査の都合により、暫時休憩いたします。       午後 1時57分休憩       午後 2時01分再開 ○工藤哲也 委員長  休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。  次に、公明党から総括質疑があります。石毛委員。 ◆石毛かずあき 委員  まず初めに、東日本大震災で犠牲になられた方々、また、これまでの災害でやはり犠牲になられた多くの方々に対して、御冥福をお祈り申し上げますとともに、今なお厳しい状況下で生活されている方々に、一日も早いふだんの生活が戻られますよう心から御祈念申し上げます。  それでは、私の方から質問させていただきます。  まず初めに、江北エリアについてなんですが、先ほどエリアデザイン計画の進捗状況について、地域の方々に対して資料を配布するということで、周知を図られておりますけれども、その中にも高野小学校の跡地についても記載がされておりましたので、その件について幾つか質問させていただきます。  我が党よりも以前から要望しておりましたが、区内初めての少年サッカーの公式規格を満たす人工芝の多目的グラウンドが、健康をテーマとした江北に整備されます。まずは、利用者にとって使いやすい施設となるよう、幾つか質問させていただきます。  多目的広場は、サッカー場としての利用が多くなると想定されます。過去にも大竹委員からも要望がありましたが、近年は女子サッカー人口が増えていることから、更衣室の設置が求められております。  また、トイレ、会議室、倉庫などを備えた管理棟を整備して、利用する方々の利便性を高めていくべきと考えるんですが、この土地が建築基準法の用途、地域が第1種中高層地域であるがために、管理棟を整備するためには許可が必要というふうに聞いているんですけれども、この課題解決に向けての区の取組、見解をお聞かせいただけないでしょうか。 ◎地域調整課長 区といたしましても、石毛委員のおっしゃるとおり、その許可が必要なことは十分認識してございますので、近隣の住民の方々に理解を得るために、月末頃を予定して、コロナ禍でございますので郵送を使って地域の意見を集めるなどして、御理解をいただいて、課題を一つずつ整理して解決していく予定でございます。 ◆石毛かずあき 委員  近隣の方々の御意見を丁寧に聞いていただいて、また、住環境などへも配慮した施設を検討していただきたいと思うんですね。  また、より多くの方々に使っていただくためにも、関係団体であるサッカー協会や、もちろん障がい者団体の方々、施設のオープンは令和6年度以降というふうに述べておりますので、そういった期間を大いに利用していただいて、焦ることなく、皆様にとっていいもの、利便性の高いものにしていただきたいと思うんですが、御意見をお聞かせいただけないでしょうか。 ◎地域調整課長 これから基本計画、それから基本設計などございますので、その節目節目に関係団体をはじめ近隣の方々、利用を想定される個人の方々からの意見を広く伺いながら進めていきたいと考えます。 ◆石毛かずあき 委員  駐車場の確保は、現在どうなっていますでしょうか。 ◎地域調整課長 敷地の関係からの、先ほど石毛委員のおっしゃったように、少年サッカーの公式規格を満たすサイズとしてしまいますと、ちょっと駐車場のスペースが限られてくるのが現状でございますので、駐車場につきましては、すぐ北側にあります東京都の江北給水場の機能連携ができないかどうかを、東京都と協議を進めていきたいなというふうに考えてございます。 ◆石毛かずあき 委員  その件については、もう随分と前から足立区も努力していただいて、東京都と協議していただいていると思うんですけれども、今の現在の東京都、その回答だったり感触など教えていただけますでしょうか。 ◎エリアデザイン推進室長 現時点では明確な回答は得ておりませんが、高野小学校の跡地活用と連携して、検討を進めていくと伺っております。 ◆石毛かずあき 委員  この江北エリアのまちづくりへの期待というのは本当に大変なものがございますので、引き続きお取組をお願いしたいと思います。  続きまして、無戸籍者についてお伺いさせていただきます。  現在、国では無戸籍者の原因となっています民法の制度の取り直しに取り組んでいて、今、中間まとめをしているそうなんですが、現行法では、女性が離婚後300日以内に出産した子を前夫の子と推定する規定になっているようです。これにまた例外を設けて、離婚後に母親が再婚した後に生まれた子を、再婚した夫の子として推定することが現在の柱となっているようなんです。  前夫との父子関係を否定するには、嫡出否認の訴えを起こす必要があるんですが、これは、前夫の協力がなければ、なかなか出せるものではないんですね。ですから、そういった意味では、出生届は出されないケースもあると伺っております。  それでなんですが、今現在、足立区の状況をお伺いしたいんですけれども、まず、無戸籍者のままだとどのような不利益が考えられるか教えていただけますか。 ◎区民部長 基本的には無戸籍ということですから、住民票とかありませんので、基本的には区のサービスを受けられないとこういうことになります。 ◆石毛かずあき 委員  そうですね。また、高校だったり大学の進学もそうですし、就職もそうですし、何よりも社会的にも孤立しますし、基本的人権にも関わる深刻な問題でございますので、こういった取組というのが、地元地域、足立区の方でも、しっかり取り組んでいただいていると思うんですけれども、その上で御質問しますが、区内での無戸籍者についての現状を把握されているかどうだかお聞かせいただけますか。 ◎区民部長 まず一つは、国がかつて調査をしました。そのときから比べると、今現在3名ぐらいの方が無戸籍状態になっていると思われています。  ただ実際は、どこにいらっしゃるかも分からないわけなので、推定するとなると、実際には何人か分からないというのが本当のところだというふうに思っております。 ◆石毛かずあき 委員  足立区は、随分と無戸籍者がおられる中で、様々な取組をしているようなんですが、それでいて今現在3名というようなことでよろしいですね。  そこで、例えば、その無戸籍者のお子さんを持つ親御さんが区に御相談に来られた場合は、どのような対応をされているのかお聞かせください。 ◎区民部長 区の方に対応をということで御相談に来られれば、例えば東京法務局、こちらの方に御相談をするように申し上げて、戸籍の取得ということを頑張ってもらうということもあります。 ◆石毛かずあき 委員  たしかお聞きしたところは、足立区では、以前44名ほどの無戸籍者の方がいらっしゃったんですが、そういった足立区の取組の中で今、3名というところで取り組んでいただいています。  そういった意味では、しっかりと相談者に寄り添うように解決に向けて取り組んでいらっしゃる、本当に区に対してそれを大変評価をするところでございます。  そして、今後とも、無戸籍のお子様を抱えている親御さんが、安心して区の方に相談してきていただけるような意思表示を区内に広くお伝えいただける取組をしていただきたいと、これは要望させていただきます。  続きまして、SDGsの取組についてお伺いをさせていただきます。  区では、2017年3月に第三次足立区環境基本計画に、このSDGsについて記載をされたのが初めてと伺いました。  また、基本計画見直しの際に、SDGsの17の目標を各施設がリンク付けされたものとも聞いております。  しかし、その具体的な普及啓発の活動については、現在、環境部が令和2年度から、様々な形で普及啓発に着手されてきておりますが、これまでのSDGsの取組の状況についてお伺いさせていただけますでしょうか。 ◎環境政策課長 まず、事業のチラシとか、あだち再生館だよりとか、皆さんにも配布しておりますけれども、そういった中にSDGsのアイコンとか、これはミニコラムですけれども、そういったものを載せたほか、あと、今の職員向けにも庁内掲示板に、もう三十数回になりますけれども、コラムを連携させて職員向けにも啓発を進めています。  そのほかには、先般アトリウムで行われたポスターコンクールの掲示の際に、海ごみの関係でSDGsの普及啓発を図るとか、今年度は環境フェアが中止になってしまいましたけれども、SDGsに特化したような形でやりたかったんですが、これの代替として、これから3月の末になりますけれども、「おもしろSDGsフェア」と称してイベントを周りと一緒に、そんな大きいイベントなども企画しております。 ◆石毛かずあき 委員  ありがとうございます。  予算編成のあらましの53ページに記載されている、そのSDGs普及啓発についてお伺いさせていただきたいと思うんですが、新規事業の「オフタイムSDGs」、これに予算が450万円掛けられておりますが、先ほど環境政策課長よりお答えいただきましたが、環境フェアのこれが代替え取組、映画会だと思うんですね。  この上映回数が2日間で8回程度。定員が各回200人程度ということなんですが、どのような内容の映画で、また、どのような会場を想定された予算なのかお聞かせいただけますか。 ◎環境政策課長 実はこれも今、石毛委員からあったように、環境フェアの代替で行うつもりで予定していたんですけれども、1月10日・11日で、緊急事態宣言のため、やむなく中止となってしまいました。  この内容については、子どもから大人までのSDGsの理解を深めるために、環境省が作成した30分ものアニメーションが2本ございまして、そういったものとか、あと環境問題をテーマとした映画会、こんなものを予定をしておりました。  映画鑑賞であることを考えますと、会場的にはギャラクシティとか、あと天空劇場とか、あと竹の塚地域学習センターとか、そういったところが主な、ある程度広いところが会場となってくるとは思っています。  予算については、コロナ禍を、まだコロナ禍であるということを想定した上で、警備とか設営の方法とか、あとポスターやチラシの作成とか、あと、映画を借りるのに作品料とかいろいろ掛かりますので、そういったものも含めて計上させていただいております。 ◆石毛かずあき 委員  続きまして、「おもしろSDGsフェア」の内容についてなんですが、それは、先ほど環境政策課長もおっしゃっていました3月にマルイで実施されることなんですが、今年度開催になったその経緯だったり費用負担だったり、そういった役割など、もしよろしかったらお聞かせいただけないでしょうか。 ◎環境政策課長 実は、これも来年度に向けて、マルイの方とも話をしながら調整を掛けていたんですけれども、逆にマルイ側から、是非、今年度できないかといったようなお話もございまして、相談受けて、環境フェアも中止になっていると。そんな状況も踏まえて、今年は少し縮小規模でありますけれども、前倒しで何かやってみようということで実施することになりました。  場所は、1階の店頭と8階のみんなの広場というところで、3月26日から、金、土、日で行いますけれども、ここの費用については、設営とかワークショップについては区の方の費用で行います。また、会場についてはマルイ側の協力で実施していますので、そういった会場費とかそういったところについては全く発生してはおりません。 ◆石毛かずあき 委員  予算編成のあらましでは、おもしろSDGsファアの来年度予算で、596万1,000円が計上されておりますけれども、先ほど、今、環境政策課長がお答えいただいたイベントの内容をされているということなんですね。  それで、今後行うものについてはどのようなものになっていくのか、お聞かせいただけますか。 ◎環境政策課長 一応、来年度も、おもしろSDGsフェアの方は、環境フェアとの代替えというか、環境フェアの代わりに千住で行って、少し大きく拡大、拡充してやろうというようなことで今考えています。  今年度についても、この予算編成のあらまし上にもちょっと出ていますけれども、「うんこ学園」とコラボしたものも、今回SDGsフェアでも用意して、そんなメニューを用意しておりますので、少しいろいろな形でSDGsに関連するものと、あと環境に関連するものと、併せて企画をつめながら、内容を充実させていきたいというふうに考えております。 ◆石毛かずあき 委員  続きまして、デジタル教材を活用した新しい環境学習で、環境学習教材176万4,000円が計上されていますね。  これは、産業環境委員会の資料でも、それ見させていただきましたけれども、「目指せ、環境マスター」ということで大変「SDGsとは」ですとか「資源ごみとは」「水」「エネルギー」「太陽」12項目にわたって33ページという結構ボリュームのある内容になっているんですね。  この教材なんですけれども、小学校の高学年向けに作っていると聞いておりますが、これは一般区民向けでも利活用できるような工夫というのはあるんでしょうか。 ◎環境政策課長 ホームページ上で、といいますか、ウェブサイトをつくりますので、内容について、そちらの方から、一般の方というか皆さんが御覧いただけるような形になりますので、それを御覧いただいて学習していただいて、ただ見るだけでも結構ですので、それで関心を寄せてもらえればというふうに考えております。 ◆石毛かずあき 委員  時間がありませんので、最後、お聞きしますけれども、2030年までこのSDGsの推進というのには、期間が決まっていますから、あと8年しかないんですね。その中で17のゴールを目指すには、やはりほかの業態にも様々な取組が行われていますから、環境部だけでは収束する取組ではないと思っています。  ですので、区でも、基本計画、また、各施設とSDGsとの関連性を示しております。そこでもちろん、ただ、ひも付けしただけでは終わるようなことはならないと思いますので、最後にこのSDGs、あと8年しかありませんが、区の御決意をお聞かせください。 ◎政策経営部長 SDGsの理念や目指すべき方向性に関しましては、子どもの貧困対策を含め、区の目指す施策と共通するものが多いと認識しております。  今回の基本計画の中の見直しで、区の取り組む施策と17の目標についてひも付けをして見える化をいたしましたが、これは、庁内各所管にそういったSDGsの関連性を意識付ける意図もございます。  昨日、古性委員からの御質問もありましたが、現段階で17の目標、どれを優先的に実施していくか、そこはまだお示しできていませんが、まずは、貧困などのボトルネック課題と、あと、CO2ゼロ宣言もありますので、環境、こういった施策を中心に関係所管が、その施策の推進が、SDGsの目標達成に寄与するという意識付けを持ちながら取り組むところから始めたいと考えております。 ◆石毛かずあき 委員  どうもありがとうございました。 ◎区民部長 先ほどの答弁、無戸籍者の関係ですけれども、出生届、こういったものをもしお持ちであれば、足立区の方でもつくることができます。失礼いたしました。 ◆石毛かずあき 委員  ありがとうございました。以上です。 ○工藤哲也 委員長  長井委員。 ◆長井まさのり 委員  公明党の長井です。よろしくお願いいたします。  初めに、職員の不祥事について伺います。  足立区職員倫理規程を拝見いたしました。利害関係者との接触については、確認でございますけれども、どのように定めているのか伺います。 ◎人事課長 利害関係者との接触に関する指針というのがありまして、内容については、公正な職務遂行を図るために、職員と利害関係者との関わり方についての制限を定めている指針でございます。 ◆長井まさのり 委員  この前、倫理規程が職員に、十分に周知、理解されていないことも、今回の問題の課題の一つではあるかと思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎人事課長 公務員倫理については、公務員倫理研修というのを係長以上の職の者に対して、3年ローテーションで全員受けるという研修を行ってまいりましたが、この研修の中では、利害関係者との指針というのは。これまで扱われておりませんでした。  ただ、昨年11月に、公務員倫理強化月間といたしまして、利害関係者との接触の部分中心に、テーマを改めているところでございます。  来年度は、全職員にこの研修を受けるように計画をしているところでございます。 ◆長井まさのり 委員  そうした倫理研修をしっかり、定期的に行っていただきたいと思いますけれども。  区は今後、今回の事件を受けて、第三者委員会である公契約等審議会に諮問をすると説明がありました。  前回の収賄事件の諮問とは異なり、どのような視点で、また、何にポイントを置いて諮問をするのか伺います。 ◎契約課長 今回の諮問につきましては、今回の情報漏えいに至った原因と問題点の検証、そして予定額の公表の在り方、そして、工事の発注方法など、公平な入札制度の在り方に軸足を置きまして、議論と提言をいただく予定でございます。 ◆長井まさのり 委員  収賄事件の際、第三者委員会の報告書で、「ルール違反はやむを得ないものとして受入れてしまう職場の雰囲気」と、厳しい指摘を受けていました。この風土の改善に向け、この4月から本格実施の内部統制に期待するものでございますけれども、どのように活用していくのか伺います。 ◎ガバナンス担当部長 4月から地方公務員法にのっとった内部統制を、足立区でも実施いたします。  まずその際には、今回起こった収賄であるとか情報漏えいのようなリスクというのが、各部の事務の中でどこで発生しやすいかということを、具体的にガバナンス担当課の方から各部に示していきたいと思っております。  それに基づいて、現場では気付いていないそういったリスクを認識させ、職場風土の改善につなげ、ルール違反など、そうしたものが再び起こらないように、不正や大きな事故を未然に防止する組織としていきたいと思っております。  また、もう1点、この内部統制のメリットといたしましては、1年間の活動実績について、監査の方の審査に付して、必要があれば、意見をいただいた上で議会に報告するということになっております。  外部の方々の目が入るということで、今まで職員だけで改善を行っておりましたが、より厳格な内部統制の運用となると思いますので、この制度を活用して再発防止に努めていまいりたいと考えております。 ◆長井まさのり 委員  足立区職員倫理規程の第2条には、「足立区職員であるという自覚と誇りを持ち、区民の信頼に応えることができるよう全力を挙げて職務を遂行するとともに、勤務時間内はもちろん、勤務時間外においても自らの行動が公務の信用に影響を与えることを常に認識し、自らを律して行動しなければならない」とあります。
     改めて、この度の学校施設における一連の不祥事について、どのように受け止め、今後の改善策への決意を区長に伺います。 ◎区長 同じ所属で、限られた期間の間に、連続して不祥事が起こったということは、区民の皆様方に対する信用失墜も、今までにない、大きなものがございますし、非常に厳しい今状況に職員全体が、私も含めて立たされていると感じております。  これまで職場の状況を確認する上では、例えば長時間勤務の時間数ですとか、ストレスチェック等を確認をして、それぞれ所管の状況を私ども見てきたわけでございますけれども、そういった数字に現れない様々な課題をどのように、私ども上に立つ人間がすくい上げていくかということが一つの課題かというふうに思います。  また、特に大きな金額で、これからも利害関係者と相対さなければならないそれぞれの所管に対して、一つは、聞くところによりますと、やはり業者からの様々なセールスも含めてプレッシャーも強いと聞いています。どのように職員を守っていくかということもございます。  ただ一方で、一つの例えば学校をつくり上げるに当たって、業者の方と綿密にコミュニケーションを図りながら仕事を進めていかなければ、スケジュールどおりにうまくいかないというようなことがありますと、やはりそこは親しくお付き合いしなければならない部分もございます。  その日頃の仕事上のコミュニケーションの親しさが、やはり甘えや甘さにつながって一歩踏み出しかねないような、そういった気持ちにつながりかねないという、なかなか現実的には厳しいものがございますので、今までの、それぞれの担当の細かなヒアリングですとか、また第三者の方に、やはり公平な立場から、いろいろ御助言をいただきまして、あるべき姿というものに向かって、私どもも模索し、少しでも早く、区民の皆様方の信頼回復できるように全力を尽くしていまいりたいと思います。 ◆長井まさのり 委員  分かりました。  一担当課の責任者の負担が重いというこの組織的な在り方とともに、高い倫理意識を持った職員の育成が今後、大変重要となってくるかと思います。  また、私自身もしっかり自らを律していかなければならない部分も、しっかり皆さんと同じように受け止めていきたいと思いますので、また再出発に向け、どうかよろしくお願いをいたします。  また、次に段ボールベッドについて伺います。  現在の備蓄数は500セットと聞いていますけれども、どこに備蓄し、また、災害時、避難所への運搬計画はどうか伺います。 ◎災害対策課長 まず500セット購入させていただきまして、1つの拠点倉庫に置いていたんですけれども、現在の総合スポーツセンターの方に100セット、それからあと、障がい福祉センターあしすとの方に置かせていただいていまして、要するに水害時の福祉避難所として活用できるところには置いております。  引き続き、場所を確保しまして分散していきたいと思っております。 ◆長井まさのり 委員  この段ボールベッド1つの重さはどのぐらいで、また、組立てに要する時間は大体どのぐらい掛かるのか伺います。 ◎災害対策課長 段ボールベッドを我々、購入したのは、パーテーションとセットのものでして1つ当たり大体22kgぐらいございます。  また、組立てには、大体5分ぐらいは最低でもかかると考えております。 ◆長井まさのり 委員  そうですね、最低でも5分。5分でできるんですかね。私も実際に組み立てるところに一緒にお手伝いしたことがありましたけれども、もう10分ぐらいかかったりとか、また、初めてやる方については大変、戸惑う場面もあったかと思いますけれども。  素材はやはり段ボールなので、水害時は雨や湿気に弱かったりとか、また、感染症対策からも、除菌スプレーなどの水分に対する耐久性も大変心配されるところですけれども、いかがでしょうか。  また、避難所で使用した場合、連続どのぐらいの日数まで、同じ段ボールベッドは使用可能なのか、伺います。 ◎災害対策課長 段ボールが素材ですので、やはり水には弱い状況でございます。  また、使用の継続時間については、ちょっと使い方にもよると思いますけれども、二、三週間は普通に使えると思うんですけれども、水分とかにはやはり、その影響だけでちょっと弱くなってしまうということがあります。 ◆長井まさのり 委員  避難所での生活が長期化する場合も想定されます。  そこで発泡ポリプロピレン製の簡易組立式の災害用のベッドというのがございます。組立ても、はめ込み式で僅か一、二分足らずで1人でできて、また湿気や水分にも強く、耐久性、耐荷重にもすぐれています。  また、抗菌・抗ウイルス性もあり、重さも僅か5kg、段ボールベッドの半分で、衛生面からも消毒ができて、汚れた場合は水洗いも可能となります。  また、段ボールベッドとは違い、災害時1回だけではなく、繰り返し使用が可能で、この発泡ポリプロピレンは、車の衝撃吸収の部品としても使用されているものでございます。  これが、区役所でちょっと組み立てたときの模様でございますけれども、       [資料を提示] 非常に、はめ込み式、10個のパーツからできていまして、たった1人でも一、二分でも組み立てができる。これがそのミニチュア版でございます。       [資料を提示] この枠に一つ一つはめ込んでいくだけで、セッティングが可能である。水洗い、抗菌・抗ウイルス性にもすぐれているというものでございます。  これは過日、災害対策課長にも、この現物を紹介しましたけれども、感想はいかがでしょうか。 ◎災害対策課長 御紹介いただきまして、実物を組み立てましたけれども、まず、軽いというところが大きいところ、それからあと水に濡れても全然問題ないというところが、段ボールベッドと比較して、かなり有効な点だと考えております。 ◆長井まさのり 委員  総合防災対策室長はいかがですか。 ◎総合防災対策室長 長井委員から御紹介いただきまして、現物を見させていただきました。  段ボールベッドの課題、それについて、湿気に弱いとか、先ほど長井委員おっしゃったとおり、消毒等がなかなか厳しいというところは、こちらのものについては、その課題は解決ができているだろうというふうに考えております。 ◆長井まさのり 委員  台風の多い北九州市であったりとか、また、岡山市などでも備蓄をしており、中には、4,000床の備蓄をしている自治体もあります。  ポリプロピレン製なので、廃棄の際はリサイクルが可能となる。当区としても、まずは第二次避難所、福祉避難所などで、モデルでも含めて、備蓄を検討すべきと思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎総合防災対策室長 段ボールベッドの課題が解決できているという点がございます。  どのように配置をすればいいかというところの課題はまだありますけれども、試験的に扱ってみたい商品だなというふうには考えております。 ◆長井まさのり 委員  また、例えば第一次避難所などでも、まずは各避難所に1つの備蓄をして、避難訓練などで試験的に組立て、地域の方々に感想を聞いてもいいかと思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎災害対策課長 長井委員おっしゃるとおり、まず訓練用に幾つか御用意して、実際に地域の方の意見を聞くという場は参考になると思いますので、ちょっと検討したいと思います。 ◆長井まさのり 委員  分かりました。  また価格などについても、費用対効果の面でも、しっかり検討を今後、重ねていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  また、避難所の床に敷くマットについても、エアマットなどを昨年の決算特別委員会でも要望し、前向きに検討するとの答弁がございました。  現在、500セットを、庁舎の倉庫と福祉避難所に分散備蓄と聞いていますけれども、今後は、福祉避難所への更なる拡大、また、第一次避難所への備蓄も検討していただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎災害対策課長 エアマットは、基本的に二次避難所の方にマットとして用意しておりました。  今後、基本的に毛布とマットのセットで、これまで避難所生活していましたけれども、マット、薄っぺらいマットだけではやはり、冷たいとか硬いという御意見をたくさん、台風19号のときにいただきましたので、このエアマットの方は、一次避難所の方も順次配置できるように、今、計画づくりを、ちょっと検討の方を進めているところでございます。 ◆長井まさのり 委員  是非、お願いいたします。  また、昨年の6月に防災無線テレホン案内の番号を変更しました。区民への周知に向け、マグネットタイプの番号案内を作成して配布すべきと要望いたしました。「あだち防災マップ&ガイド」の改訂版の配布時と一緒にとのことでありましたけれども、その後についてはいかがでしょうか。 ◎災害対策課長 「あだち防災マップ&ガイド」と一緒に今回、マグネットのデザインまでは、委託の方に入っておりまして、仕様の方に入っておりまして、作成する予定です。  来年度に入りましたら、マグネットの製作をして、普及啓発のときに配布できるようにしたいと思っております。 ◆長井まさのり 委員  是非、お願いいたします。  また、番号案内を周知するシールなども作成して、区民の皆様に幅広く配布してはどうかと思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎災害対策課長 シールタイプですとか、あとカードタイプですとか様々なものがあると思いますので、少し簡単にできるものではありますので、ちょっと試行的に作って、普及啓発時に並べて好きな方を取っていただくとか、いろいろちょっと試行錯誤していきたいと思います。 ◆長井まさのり 委員  是非、お願いいたします。  次に、キッズゾーンの設置について伺います。  大津市で散歩中の保育園児等が事故に巻き込まれた教訓を踏まえて、区内にキッズゾーンの設置を、これまで会派として何度か要望を重ねてきました。  船橋市では、市内29か所をモデル地区として昨年7月に整備し、港区においても、都内初で23か所にキッズゾーンの整備に向け、現在、準備を進めております。  大津市の件を受け、区内の保育施設等から、危険箇所を吸い上げ、指摘箇所が約700か所あり、そのうち緊急点検を117か所を実施したと思いますが、現在の状況について伺います。 ◎子ども政策課長 長井委員おっしゃるとおり、緊急点検をさせていただきまして、簡易な対応につきましては、路面標示の塗り直しですとか電柱幕の設置などさせていただいております。  引き続き、各警察署におきまして点検をしていただいておりますので、現在その結果を踏まえて、区内キッズゾーンの設置が必要な箇所について、各警察署から御意見をいただいているような状況でございます。 ◆長井まさのり 委員  分かりました。  当区においても、区内で危険と思われるモデル地域を選定し、交通規制とかではなくて、保育施設周辺の路面を例えばグリーンであったり、ピンクなどのペイントを施し、ドライバー等に注意喚起を促してはどうか。  昨年の決算特別委員会でも再度、要望し、警察も含め、検討するとのことでありましたけれども、再度、いかがでしょうか。 ◎子ども政策課長 まず、各警察署からの御意見をいただいた上で、近隣の港区ですとか船橋市など、効果検証などもされていくと思われますので、その実例などを参考にさせていただきながら、検討させていただきたいと思います。 ◆長井まさのり 委員  是非、前向きに検討を進めていただきたいと思います。  また、地域によっては保育所と連携して、キッズガードという見守りボランティアを配置しているところもあります。当区としても、地域によっては検討していただきたいと思いますので、これは要望いたします。  次に、障がい福祉センターあしすとの通所バスについて伺います。  予算編成のあらましの67ページでありますけれども、送迎バスの新規車両3台更新すると、委託料の増とあります。一昨年、監査で指摘しましたけれども、障がい福祉センターあしすとの通所バストラブルが大変多くて、平成29年度は45件、平成30年度は18件、令和元年度は25件と、そういう状況でございました。  平成29年度は、1年間だけで45件と非常に多い状況でありましたけれども、そのうち車内トラブルは15件、事故件数は10件と聞いています。  これまでどのように改善に取り組んできたのか、伺います。 ◎障がい福祉推進室長 主な改善の対策でございますけれども、速やかに事業者、またバス会社の方から報告を受けて、改善に取り組んでおります。  具体的には、直接、事業所の方に、事例をもって改善策を行う。それから、特に重要なのが、運転手の役割、それから添乗員の役割、これを改めてチェックをして改善に努めております。  その成果として、翌年度から件数の方が激減しているという状況でございます。 ◆長井まさのり 委員  分かりました。  今年度についての現状についてはいかがでしょうか。 ◎障がい福祉推進室長 今年度に至りましては、実際に、事故という件数では、右折時に対向車と接触したというのが1件ございます。  そのほかは、停車中の事故がゼロ、それから、直接ガードレールに接触したという自損事故は、2件にとどまってございます。 ◆長井まさのり 委員  分かりました。 ○工藤哲也 委員長  残り1分です。 ◆長井まさのり 委員  中には、車椅子の固定ベルトを掛け忘れたため、車内で転倒したケースもあったと聞いています。今後も安全第一に取り組んでいただきたいと思います。  最後に、協創について。今後は、SDGsの目標も盛り込んだ協創の視点もしっかり検討していただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎協働・協創推進担当課長 先ほど政策経営部長の答弁にもありましたとおり、やはり庁内の連携であるとか今後の社会に対する課題等は、SDGsの視点が欠かせないと思っています。  子どもの貧困をはじめ、SDGsに関係ある所管とも調査、協議をしまして、具体的なアクションプランを導いていきたいと考えてございます。 ◆長井まさのり 委員  時間となりました。以上です。ありがとうございました。 ○工藤哲也 委員長  次に、自民党から総括質疑があります。にたない委員。 ◆にたない和 委員  先日、台湾のパイナップルについて、せぬま委員より「屏東県を、食べて応援しよう」とありました。  実は私もパイナップルが大好きで、早速、台湾のパイナップルを食べてみたんですけれども、本当に非常においしかったです。是非ともお勧めさせていただきたいんですけれども。  ちょうどあしたで震災から10年となります。その台湾からも非常に多くの支援をいただきました。  特に、李登輝元総統のメッセージが心に残り、今でも思い出すのですが、是非ともこの機会に、その一部を少しだけ紹介させていただきたいと思います。  震災当日3月11日の午後8時に、李登輝元総統からのメッセージの一部です。  「現在の日本の皆様の不安や焦り、悲しみなどを思い、私は刃物で切り裂かれるような心の痛みを感じております。人間には力の及ばない大自然の猛威を前に、畏敬の念は抱いても、決して運命だと諦めないでください。元気を出してください。自信と勇気を奮い起こしてください。」といったメッセージでした。  当時、私自身は被害はなく、学生だったわけですけれども、文字でここまで思いというのは伝えられるんだと。それ自体にも驚かされたんですけれども、そのメッセージを見て、スマートフォンか何かで見ていたと思うんですけれども、すごく胸が熱くなるのを今でも覚えています。  その台湾からは、その後、抜きんでて多額の250億円を超える義援金をはじめ、素早く救助隊も、援護隊も受けていただいたり、様々な形で支援をいただいたわけですが、今、その友人が困っています。  それは、パイナップルだけで困っているわけではありません。これはただの輸入規制ではなく、台湾に向けられた台湾版のサラミスライス戦略の一部だと、序章にすぎないと考えるのが妥当だと思います。  これから更にひどい状況になることも考えられ、これからもっとひどい状態にさせないためにも、台湾には、ここに友人がいると。台湾には、ここに大親友がいる、そういったことを今、我々が態度で示すことが重要ではないでしょうか。  たかが台湾のパイナップルを食べるということかもしれませんが、このタイミングで大量に消費を急増させる、そういったところで、そこに大きな意味が出ます。  私自身、今こそ、早食い、そして大食いのこの真価が問われるときだと思っておりますので、是非とも、せぬま委員には負けないようにいっぱい食べて、屏東県、そして台湾にこの思いを届けられればと思っております。  単純においしいので、是非とも執行機関の皆様も、台湾のパイナップル、食べていただければと思います。  それでは質問に入らせていただきます。
     区の施設の感染症対策についてお伺いさせていただきます。  区民の方より指摘があったのですが、男女参画プラザ「エル・ソフィア」に、消毒用のアルコールが椅子の上に一斗缶が置かれて、更に一斗缶の上に消毒液が置かれていると、そういった状況だったという声を耳にしました。  非常に不安定だし、静電気等の影響や、一斗缶に集約されたウイルスの危険性など、消毒をさせる場所についても問題ではないかといった声がありました。  また、本庁舎についても、これは監査委員からの指摘があったと耳にしていますけれども、本庁舎についても、対策としてどうなのかと思うところが多々ございます。  本来であれば本庁舎とか区の施設というのは、こういった対策の見本となるべきものだと思いますけれども、現状、民間の方が何か進んでいるようにも感じられます。早急に改善すべきだと思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎資産管理部長 消毒等々、体温のセンサーとかいろいろ、民間等、私も結構いろいろなところを見ています。また更に、悪いところがあれば、きちんと我々も見て、訂正していければなと考えているところです。 ◎危機管理部長 梅田住区センターの件につきましては、私もすみません、全く把握していなかったんですが、サーモグラフィーを入れた際に、実際に自分で行って状況は確認してきたんですが、関係所管と確認して、梅田住区センターについては、状況を確認して是正すべきは是正したいと思います。  本庁舎については、サーモグラフィーを導入する際に、いろいろ関係所管と協議したんですけれども、実は民間機関と違うところで大きなところとしては、区の施設については、来場した方が仮に熱があっても、強制的に出ていただく、退去していただくことができないというのが、民間施設との違いということで、御自分で確認していただいて熱がある場合は、御自分で判断して出ていただくというような形で、現行の体制を取らせていただいております。 ◆にたない和 委員  民間と若干、条件は違うというところもあるとは思いますけれども、やはり来庁された方であるとか、施設の利用者の方が、ちょっと区、駄目なんじゃないかなという印象を与えてしまうというのは、ちょっと残念なことだと思いますので、是非とも、このエル・ソフィアについては早急に見ていただいて改善していただければと思います。  引き続き、今度は避難所運営のノウハウについてお伺いさせていただきます。  避難所の運営をするに当たり、避難所運営に対して手順書が用意されました。そういったものに表し切れないノウハウ、細かな部分というのも重要かと思います。  東北の震災やこれまでの震災で避難所運営を実際に経験された方のノウハウを是非、共有してもらいたいという声を、避難所運営に携わる方より多く聞きました。  何かできないかというところで、プロボノだったりアドバイザー派遣事業であったり、東京都の方の事業でも何かないかということで調べたんですけれども、どうも性質が違っていたり、また、あらかじめ決められた範囲でのメニューとなっていて、非常に有用なメニューではあるんですけれども、避難所運営経験者を派遣できるような事業というのはちょっと見付けることができませんでした。  是非とも区の方で、例えば避難所運営訓練等で希望があった場合に、そういった避難所運営を、東北の震災でも阪神の方でも、何か震災のときに実際に避難所運営された方を講師として招いて、交渉を行うなどそういった取組もしていっていただきたいのですが、いかがでしょうか。 ◎災害対策課長 実際に被災地の方に我々区の職員が救援物資を持って行ったりとかして、実際に避難所を見学することはあるんですけれども、直接お話で具体的な運営についてまでの話は、踏み込んではできておりません。  経験の多い防災士機構の方とコンタクトを取っておりまして、その方が様々な被災地での、避難所での状況を、我々の方にいろいろお話はいただいたりしておりますので、そういったところからの知恵は付けさせていただいておりますけれども、我々の方で、この避難所運営手順書を今回、作成しましたけれども、まだまだこれは、どんどんバージョンアップして改善をしていきますので、様々な御意見をいただきながら、まだまだブラッシュアップしていきたいと思っております。 ◎総合防災対策室長 先にありました熊本県の水害、その辺にも派遣をされて行かれている松尾防災アドバイザーという方からもお話を十分に伺っております。  実際に人が亡くなった状況、その避難所の運営方法、そういうところも細やかに教えていただいているところでございます。  経験値が何よりも大切ということでございますので、よく話を聞きながら、これからの避難所運営に生かしていきたいというふうに考えております。 ◆にたない和 委員  皆様、執行機関側が、そういった防災アドバイザーであるとか実際に経験された方からお話を聞くというのももちろん大切だとは思うんですけれども、実際に民間の方が、これから急に避難所運営をしなければいけなくなってしまうと、そういった状況に置かれる方々が、同じように民間で、特に防災に対して知識もない中、避難所を突如運営しなければいけなくなった、そういった状況に置かれた方のノウハウというのは、また別になってくると思います。  非常に有用なことだと思いますし、そこから区としても、そういったノウハウという部分で、更にいろいろ情報を聞けると思いますので、そういったところも是非、取り組んでいただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。  続きまして、旧千寿第五小学校跡地活用について。  昨日も質問させていただいたんですけれども、昨日、感染症対策を行いながらではありますけれども小規模ではありましたが、近隣4町会向けに意見交換が開催されました。  区側でも様々な意見を真摯に聞いており、地域の方の意見が出尽くすまで開催していただいておりましたので、本当に非常に有意義なものであったと思います。  様々な意見が出たわけなんですけれども、その中でもサウンディング型の市場調査において利活用をしたいというところが、1団体しかないというところに対して、もし、そこが下りてしまった場合、解体したままになってしまうのではないかと不安に思われる声もありました。  今現在、その1団体についてやり取りもしているとは思いますけれども、確かに、やり取りをしていて濃厚かと思っていても、今現状、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響下であり、社会自体も大きく変容しているというところを鑑みれば、確かにそういったことも不安になってしまうのは当たり前なんだろうなと思います。  区としても、プロポーザルが不調にならないよう、今考えられる対策など行っていく必要があると思うのですが、そこについては今現状ではどういったものがあるのか、どういった対策を考えているのかというところは教えていただけますでしょうか。 ◎資産活用担当課長 昨日、意見交換会でそのような御質問をいただきました。  今のところ、確かに、サウンディングでは1社しか「希望する」という御意見はありませんでしたけれども、そのほかにも、今、実際、旧千寿第五小学校に対する問合せというのを何社かいただいていますので、今のところ、需要というのはしっかりあるのかなという認識でおりますので、その辺、昨日ちょっと住民の方にはそこまではお伝えしませんでしたけれども、区としては、その辺で今のところ見通しを立てているという状況でございます。 ◆にたない和 委員  そうですね。そういった問合せもあるということであれば、堅いところだとは思うんですけれども、サウンディングの更なる追加であったりとかと、そういったところである程度担保していくというところも、住民の方の安心材料になるのではないかと思いますので、是非とも何かそういった対策を、是非取り組んでいただきたいと思います。  また、商店街に面する出入口をより拡張させ、商店街活性化を図っていくのはどうかという意見もございました。ここについては、プロポーザルで入る事業者によるところが大きいとは思いますけれども、この旧千寿第五小学校跡地活用をきっかけに、地域商店街の活性化を図る活性化事業であったり、例えばエリアデザイン計画への追加なども是非、視野に検討すべきだと思いますが、いかがでしょうか。 ◎資産管理部長 プロポーザルで確かに商店街のというところまでは及ばないんですが、取りあえず跡地利用の法人が来て、それから地元も活性化してきて、いろいろな状況を見極めて、いろいろな区の方のまちづくりを展開していければなと思っております。 ◎エリアデザイン推進室長 今、資産管理部長が答弁したとおりなんですが、そういったまちづくりの機運を見ながら、エリアデザインの方は検討していきたいと思います。 ◆にたない和 委員  やはり地域にとって、跡地が更に活用されるということは、大きな変換点になると思いますので、是非その機を逃さず、地域の活性化に対しても寄与できるような跡地活用をしていただければと思います。以上になります。 ○工藤哲也 委員長  かねだ委員。 ◆かねだ正 委員  6日間の最後の質問者になりますので、残り30分ですけれども、どうかよろしくお願いします。  今回の予算特別委員会ですけれども、振り返ってみると、やはり新型コロナウイルスワクチン接種についての質疑が一番多かったのかなというふうに感じています。それだけ我々は区民の皆さんの代表ということになりますので、区民の皆さんの関心もやはりこのワクチン接種にあるんだろうというふうに感じています。  ワクチンの供給の問題等々もあって、当初よりも集団接種の時期がずれてしまったり、また、テレビ報道等でありますけれども、副反応等についても様々な今、報道がなされており、非常にまだ不透明な部分が非常に多いですけれども、1人でも多くの区民の方に接種をしていただいて、免疫力をつくっていくことが何より重要だと思います。  この史上初と言っていいこの試み、司令塔の役割を担う新型コロナウイルスワクチン接種担当部長の決意を改めてお伺いしたいと思います。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 私も1月に着任しまして、答弁を差し上げているとおり、4月17日から毎週2万回打てるようなスキームまではつくることができたんですけれども、残念ながらワクチンの供給がされないということになっております。  かねだ委員からの御発言のとおり、ワクチンが来たら、できる限り多くの区民の方に接種を早めに打っていただけるように、様々な工作をこれからも、検討させていただければというふうに思っております。 ◆かねだ正 委員  これは足立区、また議会とかそういう枠だけではなくて、足立区民の方も巻き込んで、オール足立で取り組まなければ、決して成功することはできないと思いますので、是非、力を合わせて頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。  それでは、6日間、予算審議を進めてまいりました。足立区のこの当初予算ですけれども、我々議会に対する説明はもちろんですけれども、区民の皆さんに対する周知も施策の優先度としては非常に高いと思いますが、いかがでしょうか。 ◎財政課長 かねだ委員おっしゃるように、この限りある財源をどのように区民の方に使っているかというのを分かりやすくお伝えすることは、重要なことだと考えております。 ◆かねだ正 委員  非常に一番有効なツールであるのが、この、あだち広報だと思います。       [資料を提示]  毎年、大体この3月10日号に、3月10日のあだち広報の中に、当初予算案が大体取り上げられていることが非常に多いかなというふうに思います。  今回も、あだち広報3月10日号、12ページで構成されているんですが、そのちょうど中ほどの6ページ・7ページの2ページを使って、当初予算案の概要について、主要施策等々が書かれています。  また、予算案に対するいろいろな思い等々も、近藤区長の思い等々は、この「葦立ち」中に書かれています。  一方、東京都の令和3年度の予算案を見ると、       [資料を提示] これも、あだち広報と一緒で、12ページで構成されているんですけれども、あだち広報が2ページで取り扱っているのに対して、この東京都の予算案は5ページにわたって、同じ12ページ、12ページですけれども、東京都の方は5ページにわたって、この予算案を取り扱っています。また、表紙も使って予算案を都民に周知しようということで取り扱っています。  この足立区の広報、どういった政策順位、また、意図を持って、今回、予算案をこういった形で掲載しているのでしょうか。 ◎報道広報課長 今、かねだ委員からお話ありましたとおり、例年、大体3月10日号、また多少、年によって前後する、後ろに倒れるときもあるんですけれども、大体3月10日号ということで、この中身に関しましては、今回の予算特別委員会でも話がありましたけれども、予算編成のあらましの中からピックアップして、財政課と協議の上、紙面の中身は決めております。 ◆かねだ正 委員  また、この、あだち広報、表紙「輝け!あだちの子どもたち」、また、2ページ目が「令和2年度 足立区教育委員会 児童・生徒褒賞受賞者一覧」ということで、褒賞を受けられた皆さん、表彰された皆さんの名前等々が載っています。  これも非常に大事だとは思うんですよ。ただ、私は、3月10日号、これは、当初予算案の概要を載せるには、議会の予算特別委員会と合わせて、一番いい時期だと思うんですけれども、区民の皆さんに、この予算の概要を知っていただく一番いい時期だと思います。その中で、「輝け!あだちの子どもたち」ということで、こういった形の名簿等々をこの3月10日号に載せる必要は、私はないんじゃないかと思うんですけれども、いかがですか。 ◎政策経営部長 今かねだ委員おっしゃるとおり、3月10日号に関しては、もう予算特集というところで、表紙から、そういった予算の特集号なんだよということを区民に訴え掛ける、そういった意識付けも必要なのかなと感じました。  また、改めて、構成については協議をして検討していまいりたいと思います。 ◆かねだ正 委員  足立区の予算、当初予算については、我々議会にということはもちろんですけれども、区民の皆さんにどれだけ御理解をいただくかということも非常に重要だと思いますし、近藤区長、小池都知事はこうやって表紙を使って、御自分の予算に対するお考えを述べられていますので、是非、近藤区長もこういった、もう非常に、前回も私申し上げましたけれども、首長のこの予算に対する思いというのは非常に大事なので、是非ここだけじゃなくて、もうちょっと大きく、この予算に対する思いというのをきちっと区民に理解いただくために、私は載せてもいいと思いますので、是非そうしていただければと思いますけれども、区長、いかがですか。 ◎区長 今、政策経営部長が申し上げたとおり、文書がいいのか、図がいいのか、写真がいいのか、イラストがいいのか、いろいろございますので、ただ、予算を多くの区民の方に御理解いただくことは非常に重要ですので、次回以降、来年度ですね、検討してまいります。 ◆かねだ正 委員  是非そうしていただければと思います。  次に、中学校の教師用指導書について質問させていただきたいと思います。  これが中学校の教師用の指導書になります。       [資料を提示] この指導書については、さきの総務委員会を経て、本会議において、購入ということで可決をしたんですけれども、その総務委員会においても質問させていただきました。  この指導書は、4年に1度、教科書採択に合わせて特約供給という形で、特命随意契約で選択余地のない形で1社から購入しています。公平性とか競争性には大いに問題があると、他党も指摘しておりましたけれども、我々もそういうふうに認識をしています。  4年に1度、小学校で約8,800万円。今回は中学校だったので、4,600万円の費用が掛かっています。  ちょっと御質問なんですけれども、例えばこれは小学校国語の教師用指導書なんですけれども、ちなみに幾らだか分かりますか。分かる方いますか。 ◎学校支援課長 はっきりは分からないんですが、おおむね指導書は数千円から、高いので3万円前後のものがございますので。 ◆かねだ正 委員  随分幅があるね。 ◎学校支援課長 まあ、数千円だと思います。 ◆かねだ正 委員  ちなみにですけれども、これで4,000円です。これ4,000円ね。この指導書、これも小学校国語の、こっちにはCDとかいろいろ付いているんですけれども、これで1万4,000円。今、「ううん」という声が出たけれども、これだけ見ただけでも、中身はちゃんといろいろ書いてあるんだけれども、非常に安いものではないなというふうに思います。  この指導書は文部科学省で必ず購入しなければならないと、法令等の根拠はあるんでしょうか。 ◎教育指導課長 法令等の根拠はございません。 ◆かねだ正 委員  購入経費については国、また都から補助金等があるんでしょうか。 ◎学校支援課長 補助金等はございません。 ◆かねだ正 委員  ということは、足立区の方で必要だと判断をして、足立区の予算で購入しているということだと思うんですけれども、いかがですか。 ◎学校支援課長 そのとおりでございます。 ◆かねだ正 委員  ということは、この指導書が、学校の教員の指導の補助として必ず必要だとそういうふうな判断の中で購入しているということでよろしいですか。 ◎教育指導課長 そのとおりでございます。  学校の方では、若手の先生を中心に授業の計画、教材研究の方でも使っております。  また、ベテランの先生におきましても、ちょっと教科書が変わるこの時期においては、改訂のポイントであるとか、新しい教材の教材研究の方にも使っております。  また、そちらの方にも先ほどCDの話ありましたけれども、ワークシートやCD、それからデータの資料等もありますので、日常的に活用していると、指導主事、また校長からのヒアリングの中では把握しております。 ◆かねだ正 委員  今いろいろお話がありましたけれども、4年間で概算で計算していくと、この指導書だけで小学校・中学校で1億3,000万円掛かっているわけです。  今、必要性については、教育指導課長がおっしゃいましたけれども、改めてそれだけの予算が掛かっているということを十分認識していただいて、きちっと、先ほど学校の方では必要だというふうにおっしゃっていましたけれども、本当に必要なのかどうかというのを、もう1回、調査・分析をしていただきたいと思います。  例えばですけれども、他区でこれを購入しているから、また、今までずっと購入しているから、これから先もずっと購入していくんだという姿勢では、先ほど別の委員の方からも、無駄の廃止という話がありましたけれども、無駄は決して解消されないというふうに思いますので、是非その辺十二分に、足立区として、これ足立区の予算でやるわけですから、足立区として検討していただきたいと思いますけれども、いかがでしょう。 ◎教育長 今、御指摘のあるように無駄は廃止すべきだというふうに思いますし、買うからにはきちっと、目的とそれから利用価値があるからこそ買うんだということだと私、思っています。  もう一つは、その価格の問題については、一般の書店で扱わない、供給会社が都道府県で1つに占められていて、更に定価販売だ。これについてはやっぱり声を上げていくべきだと私、以前から思っていましたので、そういったことも含めて検討させていただきたいとこのように思います。 ◆かねだ正 委員  今これから私が申し上げようかなというふうに思っていたこと、今、教育長が代わりにおっしゃってくれました。  非常に申し訳ないですけれども、この購入のシステム自体が、決まった供給、これは販売という、供給という言い方で言われることが非常に多いんですけれども、供給されるということで、1社から、もうこれは決まった会社から、1社から供給をされる、特命随意契約でということになりますので、是非、その辺については、足立区としてもよくよく検証していただいて、おかしいことはやはり、我々議会も協力しますので、おかしいというふうに声を上げていきたいというふうに思っています。  それでは、次に、ちょっと私も調査してみたんですけれども、足立区の中で、住みやすい駅、まちランキング1位、これは私が独自調査をしました。ネットを使ってね。  どこだか分かる方いますか。 ◎危機管理部長 先日、ネットにそのようなものが載っていて、その中では、西新井駅、梅島駅が1位になっていました。 ◆かねだ正 委員  私が質問しているということで、大体予想はついたかなと思いますけれども、西新井駅が足立区の中で一番住みやすい駅であり、まちであるということで、いろいろな調査によって若干の変動はあるんですけれども、載っているのが幾つかあります。改めてちょっと皆さん調べていただければ分かります。  これはちょっと、抗議は受け付けませんね。西新井駅ということで私は独自調査ですから調べさせていただきました。  そんな西新井駅なんですけれども、地域の顔である駅が、先般の代表質問でも申し上げましたけれども、東武ストアの解体等により、非常に活気が全くないような状況になってしまっています。  足立区、住みやすい駅・まちランキングの1位が今、そんなような状況になってしまっています。非常に残念な状況です。  区民の中からは、言い方はちょっと極端ですけれども、本当にゴーストタウンのようになってしまったなと言うような地元の方もいて、地元で活動させていただいている議員としては、非常に残念だなという思いで、寂しい思いでいっぱいであります。  そんな中、2月25日に近藤区長が区長名で、東武鉄道に対して、仮設階段等の整備及び旧トスカ西館の解体工事を遅延なく進めること、旧東武ストア及び旧トスカ西館の改築の基本方針やスケジュールを早期に策定、公表するとともに、駅利用者への周知を徹底することということで、要望書を出していただきました。  その後、東武鉄道からの回答についてはいかがなんでしょうか。
    ◎市街地整備室長 2点、御要望させていただいたところでございますが、いずれも前向きに検討していきたいというふうに回答をいただいております。  区の方からも、どういうものが欲しい、どういう情報が欲しいということは、引き続き要望をさせていただきたいと考えております。 ◆かねだ正 委員  「前向きに」というのは本当に前向きなのかな、というのは非常に疑問なんですよ。  本当に不信感が、非常に申し訳ないんですけれども、東武鉄道に対して地域の方が抱いていると言っても、非常に言い過ぎではないですし、これも代表質問の中でも申し上げましたけれども、足立区に対して本当に批判が向いてしまっているような状況もあります。これは、区政に携わる我々としては、しようがない部分なのかなというふうにも思います。  そんな要望を行っていただきましたけれども、その際に、るる申し上げている地域住民の皆さんが治安等に不安を抱え、利便性の面でも非常に困惑しているという状況は、改めて伝えていただいたのでしょうか。 ◎市街地整備室長 これまでも、委員会・議会から、様々な御意見をいただいております。その部分につきましては、確実に東武鉄道にはその都度、伝えさせていただいておるところでございます。 ◆かねだ正 委員  手応えはどうですか。 ◎市街地整備室長 手応えはなかなか、東武鉄道の方は物事を決められる状況にないみたいな、そういう雰囲気をちょっと醸し出しているところがございまして、これからも強力に要請をしてまいりたいと考えております。 ◆かねだ正 委員  これはもともとの段階から、もう本当に違和感しかないんですよ。  駅というのは、地域の顔ですよ。その顔である駅を、何の計画もなく、いろいろな状況の制約等々があるのは、あらかたというか、大体分かっているつもりですけれども、それでも、ある程度の計画性を持って、また、ある程度、その計画を区民、また近隣住民の方に示してから、解体をして工事を進めていくというのが当たり前のことだと思うんですよ。  それが、やはり公共性ということを大事にする鉄道会社の責務でもあると思うんですけれども、その点、非常に残念だと思います。  ただ、かといって残念だと言っていてもしようがないんで、これは我々議会も、これもう多分どこの党、議会、一致して非常に早い計画の公表を望んでいると思いますので、一丸となって是非、東武鉄道に対して、継続的に働き掛けを行っていきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎区長 私の名前で出た要望書でございますので、私に大きな責任がございます。  少なくとも、いつまでに計画をつくって明らかにするのか、やっぱり先が見えないほど不安なことはございませんで、まず、そこのところを強力に要請していきたいと思います。  また、もし必要があれば、社長にお目にかかるですとか、次の手だてを考えていく必要ございますので、その際は是非、議会とともに力を携えていきたいと思います。御協力、よろしくお願い申し上げます。 ◆かねだ正 委員  利便性もあるんですけれども、足立区が力を入れている治安対策にも、大きな影響が出るんじゃないかというふうに非常に心配をしています。  本当に一日も早い計画の公表、また、計画実施に向け、御一緒に力を合わせていきたいと思いますので、是非よろしくお願いします。  そんな治安対策について若干触れます。  治安の改善、刑法犯認知件数が大幅に減少しました。戦後最少だった前年より1,000件以上減少し、3,693件という御報告をいただいております。  これは非常に、区民の皆さんはじめ関係者各位の努力のたまものだと思いますが、総務委員会でもちょっと申し上げたんですけれども、コロナ禍の影響も大きいと思うんです。その辺についてはいかがでしょう。 ◎危機管理部長 我々も、大きく減らした要素の一つに、新型コロナウイルスの影響というのは感じております。 ◆かねだ正 委員  やっぱり、こういう本当に3,000件台半ばというのは、一時期に比べたら物すごい減少率ですよ。8割減少ですか。一番多いときが1万3,000件台ということなので。そういった意味では、誇っていいことだと思います。  ただ、これが基準になってしまうと、今度、来年度以降の数値、治安対策の中で、前年と比べていくということは非常にまた、重要な基準になるので、非常にこれは厳しい部分もあると思うんですけど、その辺についてはいかがお考えですか。 ◎危機管理部長 かねだ委員御発言のとおり、これがベースだと思うと非常に厳しいとは思っておりますが、やはりここまで来た以上、1件でも少なく、また更に下にいけるように、数字を減らしていけるように、地域の方々ですとか、関係機関の皆様と御協力をしていただきながら取り組んでいきたいと思っております。 ◆かねだ正 委員  予算特別委員会の中でも、我が会派の古性委員もおっしゃっていました。刑法犯認知件数が最多だった平成13年には、治安がよいというふうに感じる区民の方が11%だったのが、現在61%になったということは、非常に誇れることだと思います。  是非、来年度以降もこの刑法犯認知件数、治安改善に向けて、これも議会と執行機関、協力して努力していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、先ほど公明党の長井委員から、さきの不正行為の件について質疑がありました。職員の倫理規程について詳しく触れられ、また、再発防止についても様々質疑をされておられました。  私も申し上げておりましたけれども、その中で不正行為を防止していくためには、高い倫理観と使命感を持った人材育成が非常に大事なことだということで、これは、事あるごとに何度もお伝えしておりますけれども、改めていかがでしょうか。 ◎総務部長 かねだ委員御発言のとおり、職員の倫理意識が高いことが信頼のある区政運営につながるものと考えてございます。 ◆かねだ正 委員  これは、高い倫理意識を持っていくことというのは、私自身も非常に重要だなと思っているんですけれども、副区長、どうですか、再発防止に向けて、この高い倫理意識と、ほかにも何かこういうことを打ち出していこうということ。  今、まだ決定ではないかもしれないんですけれども、今現在、思われていることであれば、お伺いできればと思います。 ◎長谷川 副区長  職員の倫理意識を高めるということにつきましては、まず、私たちがこれからすぐやらなければならないことは、職員一人一人に心を開いて、仕事上の困ったことをまず聴く、信頼関係をつくるということから始めたいと思います。  様々な諸規定とか仕組みはこれから順次入れていきますけれども、やはり今回のことを、先ほど区長が申しましたとおり、正に足立区の危機だということを職員一人一人と上司が、心を割って話し合うと、そこから始めたいということで今回、総点検という説明の仕方をさせていただきましたけれども、個別に上司が職員と仕事上の困ったこと、今回のことも含めて率直に話し合うということから、着実に始めていきたいというふうに考えております。 ◆かねだ正 委員  総点検をされるということで、これは決して今は判断はできませんけれども、当該学校施設課だけの風土だというふうには、今のところはちょっと言い切れない部分があります。きちっとその辺、調査をしていただいて、やはり是正すべきものはきちっと、是正していかなければならないと思います。  そんな高い倫理観と使命感を持った人材育成が必要だという部分で、人材育成をしていく基本方針、この足立区人材育成基本方針、これを改めて見させていただきました。       [資料を提示]  これを見させていただく中で、若干、「法令遵守の意識と高い倫理観を持つこと」というのが、若干触れられてはいますけれども、主の目的としては、この「高い倫理観や使命感」という、また特に「高い倫理観」というところが記述がないんです。  しかもですよ、これは調べると平成30年4月の改定なんですよ。ということは、さっきの贈収賄の事件が起こってからも、この人材育成基本方針、改定はされていないんですけれども、その辺についてはいかがですか。 ◎人事課長 かねだ委員おっしゃるとおり、事件の後、更新がされていない状況でございます。中身についても、公務員倫理について詳しい説明がない状態ですので、これについて改めて記載の方をしていきたいというふうに考えております。 ◆かねだ正 委員  本来であれば、もうあれだけ、さっきの収賄事件のときに倫理観というお話ありましたよね。また、そういった人材を育成していくという答弁が何度もあったわけですよ。なぜにそのときに、この人材育成基本方針の中にも、これは人材育成基本方針の一番の基ですよね。なぜこの中に盛り込まなかったんですか。 ◎総務部長 かねだ委員御指摘のとおり、一昨年、収賄事件があったときに、この人材育成基本方針については見直すべきものだったと今、痛感してございます。  行財政運営方針の中には記載をさせていただいたんですが、その内容を踏まえまして、早急に人材育成基本方針の見直しに着手させていただきたいと考えてございます。 ◆かねだ正 委員  やはり新たに人材を育成していく中において、これを見させていただくと、求められる資質、力というものがいろいろ書いてあります。是非この中に、さっきの様々な不祥事等々を受けて、高い倫理観を目標とする職員像の中に、是非これを加えていただきたいと思いますし、加える必要があるというふうに思いますので、是非、早急にこのことについては進めていただきたいと思います。  これは、前回、私も決算特別委員会の中で、今回のこの不正事案にも関係はしてくると思うんですけれども、組織の在り方も非常に大事だというふうにお話をさせていただきました。  一例としては、現在、各部の部長が庶務担当課長を兼ねているというような、兼任しているというような状況は、普通の一般的な組織の在り方としてはどうなんだろうということをお話をさせていただきました。恐らく、どこか分からないところに緩みというようなものが発生をしてしまうんじゃないかなというふうに、感じています。  前回も決算特別委員会の中でこのことについてお話ししたときに、副区長、また人事課長、総務部長から、人事配置について検討をしていく旨の御答弁がありましたけれども、その辺についてはいかがお考えでしょうか。 ◎総務部長 人事配置の方は継続してございますが、極力、次年度におきましては、兼務ポストがないような人事配置に努めていまいりたいと今検討しているところでございます。 ◆かねだ正 委員  今、総務部長、お答えいただいたんですけれども、申し訳ないですね。全体をやはり、部長人事ということも絡んできますので、全体を見た中で、どうして行くかということを、ちょうど、これから人事の時期になってきます。一番の人事権者であります近藤区長に、この件についてお伺いしたいと思います。 ◎区長 決算特別委員会のかねだ委員の御指摘については、私もよく記憶をしております。  管理職の数の面もございますので、全て解消ということはここで、確実にということは申し上げられませんけれども、今回のことも受けまして、できる限りの解消に努めていくという考えでございます。 ◆かねだ正 委員  それぞれの組織の中には、役割があると思います。部長には部長の役割、課長には課長の役割、もちろん副区長には副区長のそれぞれの役割がおありだと思います。  そういった役割を、それぞれきちっとこなしていくということが、緩みをなくして。 ○工藤哲也 委員長  残り30秒です。 ◆かねだ正 委員  それがひいては、不祥事の根絶にも、十分必要なことだと思いますので、是非その点も含めてすぐに、難しい部分があれば段階を置いてでも構わないと思いますので、進めていただきたいと思います。  それでは、もうすぐ時間となります。6日間どうもお疲れさまでした。 ○工藤哲也 委員長  以上で全ての質疑が終了いたしました。  この際、審査の都合により暫時休憩いたします。       午後3時22分休憩       午後3時40分再開 ○工藤哲也 委員長  休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。  これより、4議案に対する討論に入ります。  なお討論の時間につきましては、各会派5分程度とし、無会派の意見表明は2分程度にとどめて行っていただくようお願い申し上げます。  最初に、自民党を代表して、古性委員から討論があります。 ◆古性重則 委員  私は、足立区議会自由民主党を代表して、第6号議案 令和3年度足立区一般会計予算、第7号議案 令和3年度足立区国民健康保険特別会計予算、第8号議案 令和3年度足立区介護保険特別会計予算、第9号議案 令和3年度足立区後期高齢者医療特別会計予算、以上4議案に賛成の立場から討論を行います。  本年1月に、昨年に続き2度目の緊急事態宣言が発出され、更に続いて2度の延長により、日本経済に与える影響が大いに懸念されています。  政府も、令和3年2月の月例経済報告で、景気は、新型コロナウイルス感染症の影響により依然として厳しい状況にある中、持ち直しの動きが続いているものの、一部に弱さが見られる、としています。  また、区内中小企業の景況調査によると、令和2年10月から12月期の状況が、悪いと回答した業種は製造業・飲食業を含む小売業・卸売業で多く、5割を超えており、更に、来期の見通しも5割以上が減少と回答しております。深刻さが浮き彫りとなっています。  このような状況の中、令和3年度予算は、「乗り越え、そして踏み出す、あだちから」と名付け、新型コロナウイルス感染症対策の強化を継続しつつ、難局を乗り越え、変貌を遂げる足立のまちとともに、コロナ禍の先へ果敢に踏み出すための予算となりました。  一般会計の総額は3,120億円で、対前年比140億円の増額となり、7年連続で過去最大を更新いたしました。  また、国民健康保険特別会計は697億円で、対前年比15億円の減額、介護保険特別会計は647億円で、対前年比0.9億円の減額、後期高齢者医療特別会計は162億円で、対前年比3億円の増額となっております。  新型コロナウイルス感染症対策、新しい生活様式への対応促進に加えて、令和3年度の竹ノ塚駅付近の鉄道高架化、大学病院開設などエリアデザイン計画推進、区立小学校・中学校の改築などを着実に進めるとともに、今後、数年間の厳しい財源見通しを踏まえ、本庁舎改修など公共施設の建設改修工事を先送り、経常的な経費の1%削減など、歳出を抑え、財源捻出に努めた予算となっており、一定の評価をするものであります。  なお、本予算特別委員会において、我が党委員が指摘した新型コロナウイルスワクチン事業の円滑実施、予算編成について区民目線での情報発信、保育施策の改善、避難行動要支援者名簿の早期作成、区の魅力の更なるアピール、ながらスマホ条例の周知啓発及びスマホ依存症対策、バンケット施設の誘致、学力向上対策、竹ノ塚駅高架化利用、持続可能なまち足立の構築、職員の不祥事に対する再発防止の徹底、姉妹都市交流事業の拡大、家庭教育の充実、認知症予防、保育施設の施設更新、災害対策等、様々な提案及び要望事項については、本予算の執行と今後の区政運営に確実に反映するよう強く要望いたしまして、討論といたします。 ○工藤哲也 委員長  次に、公明党を代表して、大竹委員から討論があります。 ◆大竹さよこ 委員  私は、足立区議会公明党を代表し、本予算特別委員会に付託された第6号議案、第7号議案、第8号議案、第9号議案、以上4議案の原案に賛成の立場から討論を行います。  政府は、本年2月の月例経済報告で、景気は、新型コロナウイルス感染症の影響により依然として厳しい状況にある中、持ち直しの動きが続いているものの、一部に弱さが見られるとの判断を示しました。  先行きについては、緊急事態宣言の解除後も、感染拡大の防止策を講じつつ、社会経済活動のレベルを引き上げていく中で、各種政策の効果や海外経済の改善もあり、持ち直していくことが期待されるとしていますが、内外の感染拡大による下振れリスクの高まりに十分注意する必要があるとしています。  足立区では、既に新型コロナウイルス感染症対策として、15回にわたる補正予算を組み、医療体制の整備や中小企業支援などを行ってきました。  しかし、今後の区内経済の動向は全く先が見通せず、深刻な状況が続くと予想されます。区は、この感染症拡大による前例のない事態に直面する中で、令和3年度予算を「乗り越え、そして踏み出す。あだちから」と名付け、感染症対策の強化を継続しつつ、難局を乗り越え、変貌を遂げる足立のまちとともに、コロナ禍の先へと果敢に踏み出すための予算を編成しました。  予算規模は、一般会計当初予算額で3,120億円となり、7年連続で過去最大を更新することとなりました。  新型コロナウイルス感染症の収束が見えず、区財政の先行きが見通せない中、令和3年度の予算編成に当たっては、令和2年8月の包括予算フレーム内示額から政策的経費を除き、1%削減を行うとともに、投資的経費についても、区民生活への影響を考慮しつつ見直しを行い、各部予算要求額から84億円を削減しました。  また、新型コロナウイルス感染症から区民を守り、区内経済を支えるための経費の計上に加え、小・中学校の改築事業費や大学病院整備事業費などの投資的経費が大きく膨らんだことで、前年度より140億円、4.7%の増額となっています。  歳入のうち、特別区民税については、新型コロナウイルス感染症の影響による雇用状況の悪化に伴う納税義務者の減少や収納率の悪化を見込んで、令和2年度当初予算と比べ35億円減の419億円と、平成23年以来10年ぶりに減少に転じる見込みで、地方消費税交付金についても、令和2年度当初予算と比べ、5億円減の125億円を見込んでいます。  更に、歳入の約3割を占める財政調整普通交付金については、税制改正の影響に加え、新型コロナウイルスによる企業業績の悪化に伴い、法人住民税の大幅な減収が見込まれていることから、令和2年度当初予算と比べて79億円減の932億円を計上しています。  一方歳出について、義務的経費については、生活保護費給付事業が20億円の増、住居確保給付金支給事業が6億円増、障がい福祉サービスの利用者増加による障がい者自立支援給付費が11億円増など、扶助費が39億円の増額となりましたが、退職者数の減少などで人件費が減少し、義務的経費全体では32億円増となっております。  令和3年度の財源対策については、基金から総額364億円を取崩し、特別区債は前年より38億円多い64億円を計上しています。これは、令和3年度の小・中学校の新築改築による多額の工事費用を特別区債で補うため大幅な増加となったものです。  今回の予算編成では、新型コロナウイルス対策として、PCR検査体制の充実や病床数の確保など、医療最前線を支える施策を継続し、また、区内中小企業の販路拡大や事業転換への支援、3割のプレミアム付き商品券の発行など、区内経済の支援をしていくとしています。  エリアデザインでは、令和3年度は、文教大学の開学、東京女子医科大学附属足立医療センターのオープン、竹ノ塚駅付近の踏切の解消と、まちづくりの大きな節目の事業の完成が続きます。  また、交通不便地域の解消に向けたバスの検証運行や「はるかぜ」への車両購入費補助制度を導入するなど、交通弱者対策に取り組むとしています。  「未来へつなぐあだちプロジェクト」として、「あだち子どもの未来応援基金」を創設し、学習支援や居場所、子ども食堂などの活動団体への助成制度や、児童養護施設等から巣立つ子どもたちの支援をするとしています。  新しい生活様式を踏まえた区民サービスを構築するとして、ICTを活用したオンライン申請手続など、区民ニーズに沿った行政サービス向上に努めていただきたいと考えます。  区民の命と財産を守るため、地震対策のみならず、水害対策の強化により、防災・減災対策の更なる推進を求めます。  最後に、本予算特別委員会で我が党の委員から指摘し要望した、新型コロナウイルス感染症対策とワクチン接種体制の整備、防災・減災対策、高齢者支援の更なる充実、人権を守る区の姿勢、中小企業支援、子育て家庭への支援、学力向上施策、不登校対策、図書館サービスの拡充、障がい者支援などの提案や要望については、重く受け止め、新年度予算の執行やこれからの区政運営に反映されることを強く求めて、討論といたします。 ○工藤哲也 委員長  お疲れさまでした。  次に、共産党を代表して、きたがわ委員から討論があります。 ◆きたがわ秀和 委員  私は、日本共産党を代表して、第6号議案、第7号議案、第8号議案、以上3議案に反対、第9号議案に賛成の立場を表明して、討論を行います。  第6号議案 令和3年度一般会計予算は、過去最高の3,120億円を計上し、更に財政調整基金をはじめとする積立基金は、令和2年度末見込みで1,749億円となり、区民の命と暮らしを守るための財源は、今なお十分にあることが明らかになりました。  新型コロナウイルス感染拡大により、区民の命にも関わる未曽有の事態に直面している中で、新年度予算は従来の枠にとらわれない特別な対策が必要でした。  しかし、投資的経費に直近10年間で最高の503億円を計上する一方、区民の命と暮らしを守るための新型コロナウイルス対策経費は、47億円を計上と言いつつも、国・都の補助金を除けば、区の独自予算は僅か26億円にすぎません。  高齢者のエアコン設置補助、子ども食堂への支援の継続、「はるかぜ」車両購入費補助など、我が党が繰り返し求めてきた事業は歓迎しますが、予算全体を概観すれば、新型コロナウイルスから命・暮らしを守るよりも、開発優先の予算と言わざるを得ません。  新型コロナウイルス感染症対策について、区は、無症状者の発見・保護のためにも、社会的検査を拡充すべきという我が党の指摘に対し、高齢者のPCR検査を9月をめどに1,000人規模で実施すると答えましたが、既に同様の検査拡充を図っている葛飾区に比べて規模も小さく、実施時期も遅過ぎます。
     また、感染者が出た施設についても、希望者全員を検査していると言いつつ行っておらず、区民の命に真剣に向き合っていない区の姿勢が、予算審議を通して浮き彫りになりました。  また、区は今回、高齢者事業の見直し・再構築と称して、生きがい奨励金の廃止を打ち出しました。しかし、見直し・再構築の結果として示された65歳以上のインフルエンザ予防接種無料化は今年度既に実施済みで新規事業でも何でもなく、紙おむつ支給要件の緩和も、23区最低の支給要件は変わらず、加えて実際の増加額は6,000万円にすぎません。  更に、「はるかぜ」車両購入費補助、特別養護老人ホーム増設までも、再構築・見直しの結果のように言いますが、これらはもう生きがい奨励金廃止前に既に決められていたものばかりで、廃止の理由にすらなりません。  コロナ禍に苦しみ続けている事業者への支援は、国内・海外販路拡大支援と「あだち30買い物券」が柱ですが、区内事業者への独自の実態調査ですら遅かった上、地方の小さな自治体ですら取り組んでいる直接支援も、冷たく拒否しました。  柱の一つである「あだち30買い物券」は、デジタルに偏り過ぎる姿勢に強い懸念を抱かざるを得ず、より多くの事業者が参加できる事業へと是正すべきです。  ひとり親世帯への支援は、コロナ禍で失職したり、収入が減ったりした方が急増しているにもかかわらず、予算に新たな施策は盛り込まれていません。  我が党は、質疑を行った結果、予算の組替え提案を行いました。我が党の提案は、1、新型コロナウイルスから命を守る。2、新型コロナで打撃を受けた暮らしを支え、子どもたちの成長を支える。3、負担増・サービス削減を許さない。4、防災・放射能対策強化。5、施策の優先度を軽視をして不要不急の事業を先送りする。この5本柱に、21事業、計21億円余の拡充事業を、不要不急事業の先送りと財政調整基金の取り崩しで実施するものです。  予算特別委員会では否決されましたが、区にやる気さえあれば、どれも実現可能なものばかりであり、今後の施策に是非生かすべきです。  第7号議案 令和3年度足立区国民健康保険特別会計予算は、一般会計からの法定外繰入れを今年度と同率に据え置く努力などで、保険料値上げを抑制しようとした努力は認めますが、支援金分・介護分が引き上げられたことで、1人当たり保険料は、今年度よりも3,690円値上げとなり、全体としては保険料値上げと言わざるを得ません。20年前と比べて、国民健康保険料は既に2倍以上の負担であり、これ以上の値上げは、加入世帯の暮らし破壊を招きかねず、認められません。  第8号議案 令和3年度足立区介護保険特別会計予算は、パブリックコメントでの420件の「値上げしないで」の声を受け、値上げ幅は抑えられましたが、23区で一番高い保険料であることに変わりなく、世田谷区や練馬区が値下げを決断した中で、保険料値上げの予算は到底認められません。  区に対しては、何よりも区民の命と暮らしを最優先で守るというその立場で施策を進められることを改めて強く求めまして、討論を終わります。 ○工藤哲也 委員長  次に、立憲民主党を代表して、銀川委員から討論があります。 ◆銀川ゆい子 委員  私は、足立区議会立憲民主党を代表し、第6号議案 令和3年度足立区一般会計予算及び第7号議案、第8号議案、第9号議案の3つの特別会計の予算の原案について、全て賛成の立場から討論を行います。  令和3年度予算は、一般会計3,120億円と、7年連続で過去最大を更新したものとなりました。タイトルを「乗り越え、そして踏み出す。あだちから」と名付け、新型コロナウイルス対策強化を最重要施策に掲げ、一つのピークを迎えたエリアデザインの更なる飛躍、コロナを契機とした新たな区民サービスの向上策などに積極的に取り組み、コロナ禍のその先を見据えた施策の充実を目指したものです。  歳出面の一番の柱である新型コロナウイルス対策では、庁内一丸となって、新型コロナウイルス対策に取り組もうとする区の本気度が伝わるものとなっています。  具体的には、住居確保給付金事業や新型コロナウイルス感染症入院患者医療費の公費負担、プレミアム率30%の区内商品券、「あだち30買い物券」の発行や緊急経営資金融資、PCR検査外来や入院を要する患者に対応する医療従事者・医療機関への危険手当などの支給、窓口に来庁せずに各種行政手続ができる区独自のオンライン申請システムの導入、小・中学校給食費保護者負担軽減対策の継続的・経済的に就学が困難になった学生への貸付け支援など、区民を守り、区内経済、医療従事者を支える様々な施策が打ち出されています。  更に、区内各所でICTを導入し、行政サービスの利便性向上の推進、文教大学の開学、東京女子医科大学足立医療センターのオープン、竹ノ塚駅踏切の解消を中心に温めてきたエリアデザイン計画の開花など、着実かつ大胆に政策を展開し、コロナ禍にあっても、未来に明るい道筋を示すものとなっています。  また、青色パトロールカーの増車、小・中学生の英語力向上授業の強化、とうきょうママパパ応援事業補助金活用事業を行うなど、区民要望にも力点を置いた今回の予算編成を私たちは評価・賛成します。  そして、令和3年度は、126億円の大幅な財源不足が見込まれ、経常的事業経費の一律削減が余儀なくされました。   (仮称)江北健康づくりセンターや福祉事務所の新築工事を先送りするなど、区民が心待ちにしていた計画も延期となりました。また、苦渋の決断で、生きがい奨励金事業も廃止となります。  歳入も、新型コロナウイルス感染症の影響による雇用状況の悪化に伴う、納税義務者の減少や収納率の悪化、企業業績の悪化に伴い、法人住民税の大幅な減収が見込まれています。  今後も各種事業や予算の削減が案じられますが、区民生活への影響が最小限に抑えられるよう努めていただくことを求めます。  また、本予算特別委員会で我が会派から指摘した高齢者の住まいの確保について、福祉事務所のケースワーカー増員について、アフリカ出身30代男性の生活保護廃止問題の徹底究明、コロナワクチン接種対策の強化、新たな協創の取組推進、千住大橋地域の公園設置及び更地の活用、区内全ての公園・児童遊園への防犯カメラの設置、キッズゾーンの整備、とうきょうママパパ応援事業補助金活用事業への子ども向け区内共通商品券への転用、学童保育室の円滑な運営、老朽化している住区センターの改修などの取組を強く要望し、本予算特別委員会の討論といたします。ありがとうございました。 ○工藤哲也 委員長  次に、議会改革を代表して、長谷川委員から討論があります。 ◆長谷川たかこ 委員  私は足立区議会議会改革を全力で推し進める会を代表して、第6号議案 令和3年度足立区一般会計予算から第7号議案及び第8号議案、第9号議案、足立区後期高齢者医療特別会計予算に賛成し、討論を行います。  新型コロナウイルス感染症の長期化に伴い、限られた財源の中で、無駄をなくし必要な事業に経費や人材を投入する選択と集中の考え方の下、令和3年度予算執行に当たっては、今まで以上に事業目的を明確化し、限られた財源の中で最大の事業効果を発揮するよう、事務事業評価の中での検証を徹底することが重要です。持続可能な財政運営を行うためには、将来を意識した計画的な予算編成を行うことが必要です。  今後も既存事業を更に磨きを掛け、全国で一番子育てしやすい、暮らしやすいと言える足立区を一歩ずつ着実に構築していただきたいと切に要望いたします。  更に、国や東京都の補助事業を今後も積極的に活用し、必要とされる支援体制の新たな整備や、様々な対策の改善に向けた具体的な支援策などを行い、急増する社会保障ニーズの対応を的確に行っていただきたいと思います。  コロナ禍で大変厳しい情勢の中で編成された令和3年度の予算案は、全体としては、未来を見据えた予算と高く評価できます。  令和3年度は文教大学の開学、東京女子医科大学附属足立医療センターの開設、竹ノ塚駅付近の踏切の解消と、まちづくりの大きな節目となる事業が続きます。  区民要望であった子どもを産み育てやすい新たな制度が令和3年度の予算案に盛り込まれました。この度、足立区が養育費の確保支援策として離婚時の公正証書作成費用の補助と養育費の支払支援のため、民間の保証会社と養育費立替え契約の初回保証料の補助が令和3年度の予算に組み込まれたことについて、大変高く評価をしております。  コロナ禍の中で厳しい経済状況を抱えているひとり親世帯が、養育費の未払いで経済的困窮を防ぐのを喫緊に解決させ、経済的ともに心理的にも追い込まれる状況を打開していかなくてはなりません。  また、我が子の自我も芽生え、親も急激な我が子の変化に悩みが募る時期に、育児のつまずきがないよう、東京都が示されている仕掛けを行ってほしいと何度も私は議会で訴えてきました。  育児のスタートアップ期に赤ちゃんに対する愛着形成が育まれる仕掛けを積極的に区が行うことで、安心して赤ちゃんを産み育てたいと心から思える足立区となるよう、議会提案してきた、とうきょうママパパ応援事業の拡充策が令和3年度の予算案に組み込まれたことも大変高く評価をしております。  妊娠時の面接の際には、育児パッケージとして、こども商品券1万円の配付以外に、今回、子どもが1歳になったときには、育児パッケージが再び第1子1万円、第2子2万円、第3子以降3万円が配付されます。  更に産前産後支援としては、多胎児家庭移動支援として、こども商品券2万4,000円分と、今までは4か月未満の母子対象だったデイサービス産後ケアも1歳未満の子どもがいるお母さんに対する支援事業として組み込まれました。  足立区は、多様な人が集まる都市部という地の利からも、LGBTのみならず、色弱者や色覚障がい者など、いわゆる少数派の特性を持った人であっても、暮らしやすい誰からも選ばれる足立区を目指し、多様性社会の構築に向けた取組を行い、今後も積極的に国や東京都の補助事業を活用し、創造力と知恵と工夫をもって、実効性ある施策を戦略的に展開することを切に要望したいと思います。  本委員会で私の質疑をまとめて、次のことを指摘いたします。  ペアレントメンター事業展開について、発達障がい者家族支援、青年期・成人期支援について、子どもを産み育てやすい支援事業について、文化芸術の支援について、ユニバーサルデザインのまちづくりについて、発達支援に課題のある子どもと親に対する支援の拡充について、3歳児における目の疾病及び異常の早期発見、早期治療の実施体制の確立について、不登校支援について、子どもの能力を伸ばす教育の支援としてユニバーサルデザインの教育について、読み書きに困難を抱える子どもたちに対する支援について、子どもの育ち支援について、以上、予算特別委員会での議論の内容を十分に念頭に置き、執行されることを強く要望し、私からの討論を終わります。 ○工藤哲也 委員長  次に、へんみ委員から意見表明があります。 ◆へんみ圭二 委員  第6号議案から第9号議案に賛成の立場で意見表明をいたします。  令和3年度は、近藤区長が就任をされて15年目になる節目の年でありますので、これまでの歩みを振り返りながら予算審議をいたしました。  14年前と比べた当初予算額の膨張は、23区最大となり、一般会計予算は3,120億円と、区政史上で初めて3,000億円を超えましたが、大幅な税収減が見込まれるため、区民サービスに影響の出ない範囲で経費削減をした予算とのことです。  「乗り越え、そして踏み出す。あだちから」と名付けられた予算ですので、日本全国がコロナ禍で困難な状況にある中、足立区民のみならず、他の自治体の希望にもつながる新たな取組を期待いたしました。  しかし、足立区から新しい一歩を踏み出し、日本の道しるべとなるような特色ある施策があまり見えないことは残念でした。  22名の委員から足立区の発展に向けて様々な提案がありました。どんなによい提案や政策であっても、その行政事務を執行するのは職員の皆さんなので、区民サービス向上には、足立区役所の組織力を高めることこそが重要であろうと思います。正に足立の力、「あだちから」を向上させていくべきです。  活力に満ちた組織をつくり上げていくために、めり張りのある人事評価を行い、職員の努力が報われる体制の構築を「あだちから」、進めていただきたいと思います。  最後に、生きがい奨励金の廃止について申し上げます。他の22区が敬老金の支給を廃止しても、生きがい奨励金として足立区だけ継続してきました。  今後の厳しい財政状況や高齢社会を見据えた苦渋の決断であったと推察いたしますが、区民の皆さんにも御理解いただける判断だと思います。  高齢者の皆さんのみならず、現役世代にもしっかりと説明をし、世代を超えた合意形成となるようなるような取組が必要であると申し上げ、意見表明といたします。 ○工藤哲也 委員長  次に、しぶや委員から意見表明があります。 ◆しぶや竜一 委員  私は、第6号議案から第7号議案、8号議案、9号議案、4議案全てに賛成の立場から、以下、意見表明を行います。  令和3年度の予算は、新型コロナウイルス対策、ワクチン接種事業を中心に「あだちから」を掲げ、足立区の力で乗り越え、足立区から一歩踏み出すといった意味も含め,正に現状の危機を乗り越え、そして足立区の未来を見据えた、新たな事業展開が組み込まれた予算内容であると認識しております。  そんな中で、新型コロナウイルス対策を継続しつつ、開催が不透明である東京オリンピック・パラリンピック大会に基づく地域スポーツ事業の推進にかじを切るべく、高齢者施策の組替えの中で、高齢者施策の強化を図り、子どもたちの教育環境、伸び伸びと学べる環境づくり、区民の方々のための免疫力向上を促す取組、健康増進、体力向上を図るべく、誰もが気軽にスポーツに取り組めるような環境をより拡充していただきたいと考えております。  いつ、どんなことが起こるか分からない時代だからこその自然災害などにおいての区民サービスの向上、コロナ禍において、防犯対策やまちづくりの推進が困難な中ではございますが、新規事業などを通して、できる限りの施策を実行していただき、区民の方々が安心・安全でいられるように事業を展開していっていただけたらとも思います。  また、新たな施設に関するまちづくり、交通空白地域解消のための事業も進行していく中で、東京都や地域の方々との情報交換や連携を丁寧に取り組んでいただくようにお願いしたいと思っております。  そして、今後においても様々な施策を足立区から発展し、展開していけるよう、まだまだ若輩者ではございますが、区民の方々が心から足立区に住んでよかったと思っていただけるように、正に「あだちから」一歩一歩、前進し、更なる進化を図っていけるよう、私自身も精進していまいります。  まだまだ新型コロナウイルス対策、対応に取り組んでいく日々が続いていくことと感じますが、執行機関の方々の皆様方におかれましても、お体に御自愛していただき、区民の方々に寄り添い、守るといった姿勢を抱きながら、サポートを継続していっていただきますよう、引き続きお願いいたしまして、意見表明とさせていただきます。 ○工藤哲也 委員長  以上で討論が終結いたしました。  これより4議案に対する採決を行います。  採決は、1議案ごとに行います。  最初に、第6号議案 令和3年度足立区一般会計予算について採決をいたします。  本案は、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○工藤哲也 委員長  挙手多数であります。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第7号議案 令和3年度足立区国民健康保険特別会計予算について採決をいたします。  本案を原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○工藤哲也 委員長  挙手多数であります。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第8号議案 令和3年度足立区介護保険特別会計予算について採決をいたします。  本案は、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○工藤哲也 委員長  挙手多数であります。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第9号議案 令和3年度足立区後期高齢者医療特別会計予算について採決をいたします。  本案は、原案のとおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○工藤哲也 委員長  御異議ないと認め、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で、本特別委員会に付託されました議案は全部審査を終了いたしました。  お諮りいたします。  予算特別委員会の委員会審査報告につきましては、正副委員長に御一任願いたいと思います。御異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○工藤哲也 委員長  御異議ないと認め、さよう決定いたしました。  なお、委員会審査報告の中には、先ほど行われました各会派の討論要旨並びに無会派の意見も含めて報告いたします。  以上で、予算特別委員会を閉会いたします。       午後4時14分閉会...