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  1. 足立区議会 2021-01-19
    令和 3年 1月19日総務委員会-01月19日-01号


    取得元: 足立区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-16
    令和 3年 1月19日総務委員会-01月19日-01号令和 3年 1月19日総務委員会       午後1時08分開会 ○渡辺ひであき 委員長  ただいまから総務委員会を開会いたします。 ○渡辺ひであき 委員長  まず初めに、記録署名員の御指名を行います。  せぬま委員おぐら委員、よろしくお願いをいたします。 ○渡辺ひであき 委員長  次に、議案の審査を議題といたします。  第1号議案 令和2年度足立区一般会計補正予算(第14号)を単独議題といたします。  執行機関の説明を求めます。 ◎政策経営部長 それでは、補正予算の概要について御説明させていただきます。  資料の1ページを御覧ください。  令和2年度各会計別補正予算(案)概要でございます。一般会計の第14号補正で、2億1,500万円の増額となっております。特別会計について補正はございません。  2ページを御覧ください。  歳入予算款別表でございます。
     14番の国庫支出金で7,270万円余の増額、15番の都支出金で1,060万円余の増額、18番の繰入金で1億3,150万円余の増額となっております。  5ページからが歳出の概要となっております。  5ページ、民生費でございます。1,660万円余の増額となっております。いずれも新型コロナウイルス対策となっております。  1番の介護保険事務は、職員や施設利用者の感染により、通常運営が困難な施設に、協定に基づき応援職員を派遣した介護事業者に対して、派遣助成金及び宿泊助成金を支給する「新型コロナウイルス感染症対策介護サービス事業者職員派遣助成制度」の実施に伴う増となっております。  また、2番、3番の事業は、介護が必要な在宅高齢者等、在宅障がい者について、介護者新型コロナウイルスに感染した場合、要介護者医療機関で緊急的に保護するための事業追加実施に伴う増となっております。  環境衛生費でございます。1億9,830万円余の増額となっております。これは新型コロナウイルスワクチン接種事業として、全区民の50%にワクチン接種するために必要な令和2年度分の業務委託費接種事業に必要な事務費を計上させていただきました。  6ページが債務負担行為補正一般会計追加分1件でございます。  7ページは、特定目的基金積立状況でございます。右側、太枠の中、⑲が今回の第14号補正で取り崩した状況でございます。その横の⑳が取崩し後の基金残高となっております。 ○渡辺ひであき 委員長  何か質疑はございますか。 ◆かねだ正 委員  私からは、新型コロナウイルスワクチン接種事業について伺いたいと思います。  先ほども、本会議冒頭近藤区長から、3月上旬の接種クーポン券の発送、また、4月上旬からの集団接種の開始というようなお話がありました。  全区民の50%ということなんで、70万人の半分で35万人、2回打たなきゃいけないということで、70万回分ですよね、要は接種しなきゃいけないということで、非常に大きな施策になるかなというふうに思います。  現時点で、まだ不確定要素もあるのかもしれないですけれども、現時点での集団接種、また、病院等を想定した個別接種についての接種スキーム、また、分かる範囲での現状の考え方等を教えていただければと思います。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 今回の新型コロナウイルスワクチン接種につきましては、最初にファイザーという会社の薬液が市場に出回るであろうということを想定しております。  この薬液については、非常に扱いが難しくて、報道されているとおり、約1,000回単位の薬液をマイナス75度で冷凍保存している。それで、保管するというような形がまず原則になってまいります。  これを接種するに当たっては、常温に解凍した後に生理食塩水で希釈する等の手続も必要になってまいりますので、なかなか開業医の先生方接種していただくのは難しいかなということを考えておりまして、令和3年度の前半戦部分については、区が委託事業を核とした集団接種を半年程度続けていこうと考えているところでございます。  また、個別接種につきましては、それ以外の医薬品、例えばアストラゼネカ社ですとか、モデルナ社の薬液が出回った場合は、かなり個別接種ができるような体制が取れてきますので、その際には、医師会先生方のほうの強力な応援をいただいて、接種率を上げていきたいというふうに、そんな形を基本的なスキームというようなことで考えているところでございます。 ◆かねだ正 委員  今、集団接種、また個別接種についてもお話がありましたけれども、集団接種については、足立区のほうで公共施設等々を恐らく手配をして、そこで接種をしていくということになると思うんですけれども、先ほど、半年ぐらいというお話が、集団接種について、ありましたけれども、大体1日当たり、足立区の何か所ぐらいで、どのぐらいの規模で接種をしていくのか、それを半年のうちにやっていくのか、また、半年で、集団接種のほうで35万人ということですけれども、集団接種のほうでどのぐらいの人数等々を考えているのか、また、個別接種のほうでどのぐらいの人数を考えているのかというのを教えていただければ。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 現在考えているスキームとしましては、集団接種に関しては約22万人分、回数で44万回となりますけれども、それ以外で、個別接種のほうで13万人分、都合26万回の接種ということ、合わせて、令和3年度中に、人口の半分、35万人に対して接種ができるようなスキームで取組をさせていただきたいというようなことで考えております。 ◆かねだ正 委員  何か所ぐらいで、どのぐらいの規模で。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 失礼いたしました。  集団接種につきましては、全体で、表現が非常に難しいんですけれども、足立区内を大体10か所ぐらいに区分けをしまして、その1区分け当たり、毎週4か所で接種をするような形ですので、1週当たり40か所、足立区内接種会場を開くようなことを想定しております。  会場の想定しているのは、小学校あるいは中学校の体育館、若しくは地域学習センター体育館等で、1会場当たり1日約500回を打つことを目標として制度設計をしているところでございます。 ◆かねだ正 委員  となると、40週に大体40か所所で、1か所当たり500人ぐらいということで、大体1週間、延べになっちゃいますけれども、大体2万人ぐらいの接種ということで考えているということだと思うんですけれども、これ、40か所というのは固定しないで、ある程度ずっと同じ所ということでやるということではなくて、ある程度移動しながらということになるということですか。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 かねだ委員の御発言のとおり、1か所で集中するわけではなくて、その区域の中の小・中学校体育館等を使って、なるべく多くの回数を接種会場として設定させていただきたいというようなことを考えているところでございます。 ◆かねだ正 委員  非常に、これ集団接種だけで公共施設等々を活用して、22万人に打つという作業になりますから、接種クーポン券の発送を含めて物凄く膨大な仕事になってくると思いますので、非常に綿密な準備が必要だと思いますので、その辺、9人だったかな、今、新型コロナウイルスワクチン接種担当課のほうは。1人当たりに掛かる仕事が非常に膨大になってくると思いますので、これから増員も含めて、その辺、仕事の割り振りなんかもしっかり考えていっていただきたいと思いますけれども、今のところ、その辺については大丈夫ですか。 ◎長谷川 副区長  新型コロナウイルスワクチン接種体制については、現在9名でございますけれども、今言われたように、新年度に入って集団接種からかなり大規模な事業になりますので、4月の増員も含めて、また今回、議会で予算を認めていただいた後、委託事業者にも委託をする予定でおりますので、それを全体的に見て、体制の強化については図っていきたいと考えております。 ◆かねだ正 委員  是非その辺、しっかりと体制を組んで、取り組んでいっていただきたいというふうに思います。  これ、進めるに当たっては、やはり医師会先生方との協力体制等々が非常に重要になってくると思うんですけれども、この話があったのが多分12月の本当に終わり頃だったですかね、話があったということで、時間がない中、今現状で、医師会先生方との協力体制というのはどのようになっていますか。 ◎長谷川 副区長  12月の末に、医師会のほうに今回のワクチン協力に伺いました。昨日、夜間また会議がございまして、医師会で1月の頭から2週間ほど会員の皆さん協力アンケートを取っていただきました。  約400人程度の会員の方いらっしゃいますけれども、回答が300人で、約8割の方、250名近くの医療機関ワクチン接種協力いただけるというふうな、心強い回答をいただいております。  ただ今後、更に先ほど言ったように、ファイザー社製ワクチンが扱いにくい、個人のクリニックでは難しいということも含めて、集団接種協力、それから個別接種協力について、詳細の二次アンケートに入っていきたいと考えております。 ◆かねだ正 委員  となると、非常にこれ、最初はどうしてもファイザー社製ワクチンということになるので、これは集団接種と、また個別接種を併せてやっていく形が本当は一番スピーディーにやっていけるとは思うんですけれども、個別接種については、先ほどお話があったとおり、病院等々の協力がないと進められないということになるんで、集団接種については、時間がもうある程度決まった中で、それをスピーディーにと言ってもなかなか難しい部分があると思うんですけれども、個別接種を加速していくことによって、短期間に多くの方に打てるということになると思うんですけれども、その辺の具体的な協力体制というのは、また、方向性についてはどのようにお考えになっていますか。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 個別接種の局面に至っては、本当に医師会先生方の強力な御協力がないと、接種ができないような体制になるかと思います。  今後、また、打合せ等に参加させていただいて、薬液の調達ですとか、そういったことも具体的なところを医師会先生方と詰めさせていただきたいというふうに思っているところでございます。 ◆かねだ正 委員  是非、医師会先生方にも協力していただきながら、個別接種についても、集団接種同時並行に迅速に進むような形で努力をやはりしていっていただくことが非常に重要かなと思いますんで、その辺は是非、協力体制をしっかりと組んでいただきたいなというふうに思っています。  それと、最初は3月には、恐らく医療従事者の方々がワクチン接種されて、4月上旬からは高齢者の方ということになると思います。  高齢者の方々が非常に多いのが老人ホーム等々ということになると思うんですけれども、その辺についての接種の仕方というのは、例えば医師の方に訪問していただいて打っていただくとか、いろいろな方法があるのかもしれないんですけれども、その辺については、来ていただくというのはなかなか難しいと思うんです、高齢ですし。その辺についてはどういうふうにお考えなんですか。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 施設入所者の方については、今のところ、まだ国から明確な指示はないんですけれども、いわゆる医療従事者皆さんへの接種が2月中旬から始まるといわれている中で、施設入所者の方に対しても、サテライト型というような言い方で接種をしていくような表現も、国のほうの通知でされておりますので、そういった情報を機敏に捉えながら、案内のほうをさせていただければと思っているところでございます。 ◆かねだ正 委員  是非その辺についても、今のお話だと、そういう病院等々と連携していただいて、なるべく現地で安全な形で、やはり素早く打っていただく形が大事だと思うんで、その辺もしっかりと進めていただきたいなというふうに思います。  それと、一つ懸念しているのが、40か所で打つということになると、学校とか体育館とか、いろいろなそういう公共施設地域学習センターとか、いろいろあると思うんですけれども、そういう所で打つと考えていいわけですね。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 かねだ委員のおっしゃるとおり、学校の体育館あるいは地域学習センター体育館等を今想定しているところでございます。 ◆かねだ正 委員  それを4月上旬から半年ぐらい集団接種で続けていくとなると、それだけでも10月なわけです。そうすると、10月上旬までの間に、今の予定だと、必ずあるのが東京都議会議員選挙衆議院議員選挙、両方あります。これは私が申し上げるまでもないですけれども、公共施設優先利用という形で、体育館等々を使えるという形になっているんですけれども、その辺の期間についてはどのように考えていますか。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 選挙の日程については、事前に選挙管理委員会事務局長のほうから御助言をいただいておりまして、東京都議会議員選挙については、まず外すようなスケジュールを今持っているところでございます。衆議院議員選挙については、なかなか情報が入ってきませんので、機敏にそのあたりも対応して、予約のほうの受皿をつけさせていただければというふうに思います。 ◆かねだ正 委員  東京都議会議員選挙の最中でも外すと、時期が決まっているから、外すということなんでしょうけれども、これ、衆議院議員選挙も多分外さざるを得ないですよね。それでいいわけですよね。しようがない部分もありますよね。どちらも大事ですけれども、いろいろな決まり事の中で考えていく、そこは外すということでいいわけですね。 ◎長谷川 副区長  当然のように、選挙については選挙を優先させていただくということで、ワクチン接種については、外させていただきたいと考えております。 ◆かねだ正 委員  外すということは、一切やらないということ、それとも別の所で考えてやるということ。 ◎長谷川 副区長  今、集団接種会場については、週末、土日に各学校の体育館、それから地域学習センター体育館も考えておりますので、選挙投票所に当たる学校の体育館は使えませんけれども、そのときに地域学習センターのほうの体育館が利用できれば、できるだけ並行して走りたいというふうに考えております。 ◆かねだ正 委員  その辺、まだまだ不確定要素が非常に多いというふうに思っています。その中で、計画を立てるというのは非常に大変なことになると思いますけれども、これ、区民だけでなく、都民、国民の方が1日も待ちわびているワクチン接種という形になりますので、是非、なるべく事故のないように安全・安心に努めてください。 ◆長井まさのり 委員  私のほうからも端的に質問させていただきます。  今回、第14号補正ということでございますけれども、接種開始はこのファイザー社製ワクチンの提供が想定をされております。1億2,000万回ということで、全国の自治体接種に向けて準備を開始していると。  国も医療従事者に2月下旬から接種が始まると言っていますけれども、当区へのワクチンの入庫のスケジュールというのは、何かつかんでいらっしゃるんでしょうか。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 ワクチンの入手が今回の事業スキームの一番コアになるんですけれども、正直なかなか、どのぐらいの数量を区のほうにいただけるのか等については、まだまだ情報が来てないところでありまして、直前になっても、もしかすると情報が来ないのかなというのは、かなり不安をしているところでございます。極力アンテナを高くして、情報を取りながら事業のほうを進めさせていければというふうに思っているところでございます。 ◆長井まさのり 委員  分かりました。情報をしっかりつかんで、スケジュールを立てているわけですから、どうかよろしくお願いいたします。  また、業務委託費令和2年度分は1億2,900万円余でありますけれども、令和3年度分についてはいかがですか。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 令和3年度については、今回、債務負担行為ということで、27億円余の金額のほうを御審議いただいているところでございます。  令和2年度と令和3年度と合わせて、委託する金額については、合計すると28億円余の金額のほうを委託させていただきたいという事業スキームとなってございます。 ◆長井まさのり 委員  分かりました。合計すると28億7,000万円余ぐらいになるんですかね。これは集団接種分かと思いますけれども、個別接種を含めるとトータルではどのぐらいになるんでしょうか。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 令和3年度になりますと、先ほど御案内した医師会への個別接種の依頼のほうと、予算のほうの確保をさせていただくようなことになるかと思うんですが、今、個別接種の費用として考えているのは、令和3年度のみで6億円余の金額が掛かります。  この後4月に、通知、接種クーポン券発送等の経費が8,700万円余等々が掛かりまして、トータルでは、今回の債務負担行為の28億7,000万円余と合わせて、概算ではありますけれども、37億円余の金額が、今のところ、区民半分の35万人に接種するときの総費用ということで今試算をしているところでございます。 ◆長井まさのり 委員  分かりました。37億円ということで、国からの補助金はどのぐらいなんでしょうか。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 現在、厚生労働省から足立区のほうに示されている補助金については、7億2,000万円余という金額でございます。その他、ワクチン接種を実際に1回当たり2,070円という費用が国のほうから負担金ということでいただけるものになりまして、それを足立区、今想定している70万回の接種というのに掛け算しますと、約15億円ほどを歳入として見込んでおります。合わせて、22億円余の金額は、現在の事業スキームの中で歳入として今考えられている金額となっております。 ◆長井まさのり 委員  分かりました。そうすると37億円から補助金で22億円ということで、区の持ち出しは約15億円ということになるんでしょうか。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 計算いたしますと、長井委員のおっしゃるとおり15億円ということで、当然経費のほうの、これから精査をさせていただきたいというものと、どこの自治体も、歳入のほうが、国からの補助金がかなり低いというようなことを聞いておりますので、そのあたりの増額について、他の自治体と一緒に国のほうにお願いをしていくような動きをさせていただければというふうに思っているところでございます。 ◆長井まさのり 委員  分かりました。その基金の取崩しで対応しながら、また、国への上乗せもしっかり要望していただきたいと思いますけれども、先ほど接種クーポン券の発送のスケジュールで3月上旬からとございましたけれども、その後の予約体制というのはどういう流れなんでしょうか。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 基本的には、接種クーポン券予約番号というものを出力する予定です。その番号と生年月日をキーに、インターネット上に予約システムというのを立ち上げたいというふうに思っております。そこがまずベースになるんですが、どうしても高齢者の方ですとか、そういうOA機器に慣れてない方も多くいらっしゃるかと思いますので、同時にコールセンターのほうを立ち上げて、そちらで電話予約受付等体制を整えていきたいというようなスキームを考えているところでございます。 ◆長井まさのり 委員  高齢者の方にとっては本当に分かりやすい予約体制をしっかり整備していただきたいと思いますけれども、今言ったコールセンターというのは何回線ぐらい準備する予定ですか。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 今の想定ですと、3月、4月、5月あたりがかなり電話の問合わせ、コールセンターに掛かる件数が多いと想定していますので、今、35回線ぐらいを予定して予算組みをしているところでございます。 ◆長井まさのり 委員  分かりました。掛けたけれども、つながらないとか、そういうことのないようにしっかり余裕をもって取り組んでいただきたいなと思いますけれども、また、国が示した14種類の基礎疾患のある方であったりとか、あと、高齢者施設で働いている従事者の方、こうした方々のデータというのは区としてあるんでしょうか。  接種クーポン券の発送であったり、優先接種についてはどうなのか、伺います。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 今、長井委員からの御指摘のとおり、基礎疾患を持っている方、あるいは高齢者施設数での従事者等皆さんに関しては、先行接種というように、国から言われておりますけれども、いずれの状況についても、我々の情報が手元にないものですから、今想定している中では、コールセンターのほうにお電話をいただいて、申出の上、予約のほう、あるいは接種クーポン券の先行した発送等で対応をせざるを得ないかなというふうには考えています。  また、高齢者施設については、国のほうから若干お話がありまして、施設からの証明書等を提出された上で予約をするようなことも、これ、まだ確定された情報ではないんですけれども、そのあたり、国の通知に沿って事務のほうも進めていきたいというふうに思っているところでございます。 ◆長井まさのり 委員  分かりました。本人からの申出がないといけないということなんですか。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 基礎疾患等については、本人からの申出をいただければというふうに思っているところでございます。 ◆長井まさのり 委員  分かりました。何か方法がないのかなと思いますけれども、レセプトと何かを突合させて対象を特定するという、どうなんでしょう。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 なかなか、レセプト上に主病名というのが書かれていることはあるんですけれども、その主病名が必ずしも現在治療されているかどうかというのは正しい情報ではない可能性も高いということと、あと、社会保険加入の方については、一切区のほうに情報が来ないものですから、統一性といいますか、そういうことも考慮すると、御本人からの申出というのが、一番公平感があるのかなというふうに思っているところでございます。 ◆長井まさのり 委員  分かりました。そうであるならば、周知をしっかりして、また、コールセンター体制もしっかり整えていただきたいなと思います。  先ほど集団接種で22万人分、小・中学校体育館で行うということでありますけれども、一つの体育館で密を防ぐとかあると思う。どういう体制で打つんでしょうか。1日500回、40か所と言われていましたけれども。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 一会場当たり体制については、まず、接種のチームだけですけれども、医師が2名、看護師が6名、事務方担当者が6名、あと、現場の責任者というのが1名というのが接種体制になっています。  その他に、会場の周りの様々な案内ですとかそういった人員も別途付けさせていただきたいというふうに思っているところです。  あと、密にならない方法としましては、基本的には1分単位で予約を区切れるようなシステムをつくっておりまして、15分単位で予約を受け付けるのか、あるいは30分単位で予約を受け付けるのかあたりについては今、事業者のほうにどういった形ができるのかというのを、聞かせていただいているような状況でございます。いずれにしても、密にならないような体制を取るべく、これから進めていきたいというふうに考えているところでございます。 ◆長井まさのり 委員  分かりました。よろしくお願いします。  あと、全区民の50%の接種を想定と記載がありましたけれども、その50%とするその根拠、全員ではない、50%とする根拠は何なんでしょう。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 幾つかあるんですけれども、2つほど例示をさせていただきますと、1つは、学術的な部分で、全人口の半分程度がワクチン接種した状態になると、新型コロナウイルスの感染が減少傾向に行くというような学術論文等があるあたりと、あとは、実際の接種に関して、大体8%ぐらいが今すぐにでも接種したいと、50%ぐらいが様子を見てから接種をしたい、そのあたりの意向等々を勘案した中で、まず、令和3年度については、半分を目標に行こうということを考えさせていただいているところでございます。 ◆長井まさのり 委員  分かりました。今すぐにでも接種したいが8%、様子を見てから接種をしたいが50%とありますけれども、先ほどスケジュール、1日500回、40か所ということで、このワクチンは、たしか一度に接種会場に配送される流通単位というんですか、それが1日で約1,000回の接種分と。それを解凍後、使用期限はたしか5日間で打ち切らないといけないと思いますけれども、このスケジュールどおりに乗せていくということが非常に大変だろうなと思いますけれども、最初はやはり様子見をしていく部分もあるのかなと思いますけれども、その点についてはどうなんでしょう。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 長井委員のおっしゃるところ、正に私もそこを心配しておりまして、4月の当初からフルスペックで今、ワクチン接種ができる体制を取ろうと考えているところですけれども、実際に皆さん予約を入れてくれるかというのが非常に悩ましいところでございます。極力、ワクチン接種していただきたいということをPRしながら、そのあたり、空きがないような形で事業のほうを進めていければというふうに考えているところでございます。 ◆長井まさのり 委員  分かりました。しっかり区民の命と健康を守るためにどうかよろしくお願いします。  最後になりますけれども、このワクチン接種を受けるには、予約金が必要だという、現金を要求する不審な電話が都内で相次いでいると、そういう報道もあります。そうしたコロナに乗じた詐欺被害に遭わないように、しっかりと対策を講じていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 私もニュース等でそれを見ますと、早くもそういうオレオレ系のものが始まっているのかなというふうに危惧しています。接種が始まった際には、そういったことは詐欺ですよというようなことを十分PRするような体制を整えさせていただければというふうに思っております。 ◆長井まさのり 委員  分かりました。新型コロナウイルスワクチン接種担当課は現在9名と先ほど伺いましたけれども、更に人員を補強しながら、しっかり無事故で運営できるように、どうかよろしくお願いします。要望して終わります。 ◆ぬかが和子 委員  先ほどの答弁の中でも、トータル費用が37億円で、そのうち、いわゆる15億円が区の負担になるということを私も事前に聞いて本当に驚いたんですね。なぜかというと、例えばマイナンバー、これも国策でやったわけですけれども、マイナンバーに関しては、事務費なんか全部、国から来るわけです。  ところが、非常に事務費の割合が少ないと、先ほど、さらりとは答弁されておりましたけれども、これは本当に一丸となって全額きちんと出していただく。何しろテレビの報道なんか見ていると、政府が全部やってくれるというふうに認識していましたから、そこはしっかりと要求していっていただきたいと思うんですが、区長どうでしょうか。 ◎区長 今、想定しているだけでもこの15億円ということが自前になります。これから更に、どのような経費が掛かっていくか分かりませんので、2,000円少々の金額では立ち行かないということで、特別区長会等も通じてもお話をさせていただけるんではないかと思っております。 ◆ぬかが和子 委員  それと、先ほど新型コロナウイルスワクチン接種担当部長のほうからの答弁の中で、入手スケジュール情報が入ってこないということを私も非常に懸念しているんですけれども、また、先ほど答弁の中で、新型コロナウイルスワクチン接種担当部長のほうは、2月中旬から医療従事者からと答弁されているけれども、きょうのニュースでは、もう2月末から、しかも国立病院の医師からというふうに、そこでもう半月ぐらいのずれが出ていると。  しかも、いろいろ見てみると、政府がファイザー社と契約をしているんじゃなくて、去年の段階では、1億2,000万回分の基本合意なんです。  今年入ったニュースでいきますと、今度は、今年になってからアメリカのファイザー本社と交渉していると。つまり、まだ契約してないと。一方で、アメリカでもワクチンが足りないなんてニュースが出ているわけです。その辺の、これだけの金額を掛ける中での不確定要素についての懸念、区で解消できる問題ではないけれども、どうお考えなのか、お伺いします。 ◎区長 先ほど新型コロナウイルスワクチン接種担当部長のほうから、なるべくアンテナを高くしてという話もありまして、私どもも政府のほうに、また、担当のほうには、いろいろお話を聞かせていただけるようにお願いをしていますけれども、結局、私どもが知り得る情報というのもマスコミで流れている情報のレベルです。  ただ、そうは言っても、1人でも多くの方に少しでも早く打っていただけるように、本当に不確定要素の中でも、私どもは体制を整えて準備していくことに全力を挙げていきたいと、今のところはそういうふうに考えています。 ◆ぬかが和子 委員  それと、昨日、変異種の市中感染が静岡県で確認されましたけれども、きょうも専門家の方が静岡県だけということはあり得ないということを言われている中で、変異種のワクチン効果というのは再確認したいんですけれども、どうでしょうか。 ◎衛生部長 今のところは、全く効果がないとは言えないと、ある程度の効果はあるのではというふうに期待されております。
    ◆ぬかが和子 委員  そういう心配の声も上がっているということで質問させていただきましたけれども、先ほど、区長が言われたように、私も万全の体制でやはりやっていくということは、本当に必要だということで、是非、頑張っていっていただきたいというふうに思っております。  それと、主要事業概要の1番の介護保険事務についてお伺いします。  私も、実際に新型コロナウイルスの感染者を出してしまった介護事業者から話を聞きました。感染者だけでなく、濃厚接触者も、職員が自宅待機になってしまって、実際に介護事業を回していくのに大変苦労したと。正に、今回の補正予算でこういったことを解決しようというものでしょうか。 ◎介護保険課長 ぬかが委員おっしゃるとおり、施設の中で、利用者、職員が新型コロナウイルスに感染して、事業が困難だという状況の御意見を聞いておりますので、そういったものを解消するためのものでございます。 ◆ぬかが和子 委員  事前にもお伺いしましたところ、事前に区が募って協力者を出す事業所に手を挙げていただいて、それをリスト化すると。いざというときに区が介在して、協定を結びながら、職員をその事業所に派遣をすると。それに対して謝礼的に派遣助成金宿泊助成金を出すという理解でよろしいでしょうか。 ◎介護保険課長 ぬかが委員おっしゃるとおり、施設と区とそれぞれの応援職員を派遣する事業所と3者で協定を結びながら、実際に派遣をしていただいた事業所、法人に対して、こちらに記載している職員1人当たり5,000円、それから宿泊の場合も想定しておりますので、そのときには1万円ということで、その事業者に対して応援として補助をするものでございます。 ◆ぬかが和子 委員  そうしますと、やはりこの事業を成功するかどうかというのは、どれだけ多くの事業所に参加協力をしてもらえるかというところが鍵になると思うんです。  例えば、先月実施することになった高齢者・障がい者施設従事者等のPCR検査については、補正予算上は計算してみますと、高齢者・障がい者施設合わせて2万2,600人分だったんです。だけど、現状では、申請で146人分ということをお伺いしました。  正に、その事業も今回の補正予算事業も、本当にこぞって参加してもらえるようなことが必要で、そういう強いメッセージを出して、全事業所に参加してもらうという取組が必要じゃないかと思うんですが、どうでしょうか。 ◎福祉部長 ぬかが委員おっしゃるとおり、この事業は区内の障がい者・高齢者事業を支えるためのものでございますので、きちっと情報を何度となく提供しながら呼び掛けをして、特に今回、新たに設けます事業については、協力がないと事業として成り立ちませんので、呼び掛けをしてまいりたいというふうに考えております。 ◆ぬかが和子 委員  今回の補正予算事業も、先月の第12号補正予算事業もそうなんですけれども、参考に私も通知を取り寄せて見させていただきましたら、膨大な通知が出る中の一つのように受け止められかねないんです。  そうしますと、やはり私はどっちも、その事業所にすると、参加しなくてもうちは何とかなるわと思うかもしれない。でも、そう思われないために、要は、新型コロナウイルスを抑える、打ち勝つために、全事業所の皆さん協力してほしいという、そういうメッセージを、例えば区長の動画メッセージとか、Twitterとか、そういう様々な媒体で、とにかく1,000か所近い事業所があるわけですから、単なる通知じゃなくて、そういう媒体も含めて協力依頼をしていくという必要があると思うんですが、どうでしょうか。 ◎福祉部長 ぬかが委員おっしゃるようなものも含めて、様々な広報媒体を使って、メッセージを届けたいというふうに思います。 ◆おぐら修平 委員  私から、まずこの新型コロナウイルスワクチン接種について、先ほどこの質疑の中でも、老人ホームについては訪問ということと、あと、サテライト型について、何か検討するじゃないですけれども、そんな答弁がありました。このサテライト型ということについて、まず、具体的にどういったことのイメージなのか、教えていただけますでしょうか。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 基本的に、医療従事者の方については、医療機関のほうで接種するというのが基本的な大きなスキームになっておりますけれども、そのスキームを見る限り、その中に、いわゆる医療機関に関連している施設入所者にも、その医療機関が出向いて接種するような書かれ方が身受けられましたので、正確な情報ではないんですが、国のほうはそういったことで高齢者施設等に入所の方に接種をしていくのかなというのが、今読み取れるところでございます。 ◆おぐら修平 委員  またこれ、情報を素早く取って対応をお願いします。  あと、私もずっと気になっているのは、例えば日頃ヘルパーが自宅に来てデイサービスを受けている方だとか、デイサービスのお迎えが来て通っていたり、御家族の方が連れていったりとか、いわば、自分で学校の体育館とか、この接種会場に行くのが困難な方、こういった方の対応についてはどのように考えていらっしゃいますでしょうか。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 おぐら委員のおっしゃるようなケースも今後出てくるかと思います。  国のほうから、なかなか細かいところの対応方法について示されてないというのが実は現状となっておりますので、そのあたりについても、国のほうに、自治体としてどういうふうな対応をさせていただくのか、そのあたり、各自治体とも変わりないと思いますが、問いかけていきたい、対応していきたいと思っているところでございます。 ◆おぐら修平 委員  これ、各区とも連携しながら、恐らくこの事業が始まったときに、問合せも恐らく殺到するものだと思います。早急な検討、いろいろな方法についての対策、よろしくお願いします。要望で、これは結構です。  あと、今のスケジュール感ですと、3月上旬、65歳以上の方に接種クーポン券を発送するということですが、ただ一方で、先ほどこの質疑の中でも、まだまだそのワクチンの数が確約していないと。本当にこの不明確な状況の中でこの事業を実施していかなきゃいけないという、大変な状況なんですが、一方で、65歳以上の方に一斉に発送したときにワクチンが足りないという事態ということもやはりゼロではありませんし、一方で、例えば年齢の高い方から先に発送していくだとか、時期が近くなれば、状況が見えてくるとは思うんですけれども、早い段階でワクチンの確保がどれぐらい見込めるのかによっての想定問答集じゃないですけれども、いろいろなパターンを想定して対策が必要なんじゃないかと思うんですけれども、ワクチンの確保量と、どこを優先して接種クーポン券を発送するのかについてはいかがでしょうか。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 国のほうからも、65歳以上の方に対して3月上旬までに送付しなさいと言われておりますけれども、重ねて国は、65歳から74歳、いわゆる前期高齢者と75歳以上、後期高齢者を分けて出力できるような体制も整えておきなさいというような指示をいただいております。  おぐら委員のお話のとおり、状況によってどういったタイミングで発送するのかというあたりも、最後の最後まで詰めた上で、事務処理のほうに入れればというふうに考えているところでございます。 ◆おぐら修平 委員  あと、債務負担行為令和3年度のワクチン接種の業務委託ということで、ざっくり約27億円、非常に膨大な額が計上されているわけですが、この約27億円の内訳について教えていただけますでしょうか。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 一番大きいのが、集団接種の、先ほど1週間に40か所開けるというお話、それを22週続けるようなスキームなんですけれども、そこの医師ですとか看護師を派遣していただく費用が一番大きくて、21億円余の金額が掛かっております。  その他はコールセンターがやはりかなり高くて、年度末までの契約を今想定すると、約3億円掛かるというようなところが、大きな支出の見積りのところになっております。 ◆おぐら修平 委員  これは業務委託ということですので、これはどこかの会社1社にお願いする、それともこの中からまた事業を切り分けて、それぞれ発注を掛ける、どういうスキームでしょうか。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 現在、御相談をさせていただいている会社のほうはパソナになっております。パソナのほうが責任会社というようなことで、その他の事業形態、例えば、発送、印刷事業者、あるいはそういう集団接種等にたけた会社のほうを取りまとめた形の契約というのを想定しております。まだ今の段階で、相談しているというような中身になっております。 ◆おぐら修平 委員  様々な費用が掛かると思うんですけれども、35回線で1年間で3億円という費用というのは、どうなんでしょうか。他にも検討されたんでしょうか。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 1年間、35回線は続かない予定です。  実は当初、1年間の前半戦、上半期35回線で、下半期、10月以降25回線程度で見積りを取ったところ、6億円という見積りが上がってきたのが事実でございます。  それを後半部分については、コールセンター等の機能がそれほど要らなくなるだろうということで、後半は少しずつすぼめていくといいますか、回線数を減らしていくような見積りの中で、今3億円というような金額のほうに落ちついている見積りになっているというところでございます。 ◆くぼた美幸 委員  時間もあれなんで、1点だけお聞きしたいんですけれども、このワクチンを打つ年齢なんですけれども、これ、0歳児から全員打つんですか。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 当初、全区民ということでお話をいただいておりますけれども、最近の動きですと、15歳以下の方については、接種の対象から外れる可能性があるというような情報も入っております。これも正式にいただいた情報ではなくて、漏れ聞いているような情報というようなことになっているところでございます。 ◆くぼた美幸 委員  今おっしゃるように、やっぱり情報がいろいろ漏れて、いろいろあると思うんですけれども、要は、15歳以下となれば、この人口もまた変わってきます。今70万人に対して50%、15歳以下になれば、数万人がまた変わってくると。そういうことを的確に積みながら、先ほどの話じゃないですけれども、アンテナを高く持ってしっかりやっていただきたいのが一つと、あと、例えば0歳児、1歳児、2歳児が打つんであれば、それは保護者の任意ということになるんでしょうから、その保護者に対する、いわゆる三種混合ワクチンとは全く違う話になるんで、その辺の丁寧な周知と保護者に対する情報の提供をお願いしたいと要望します。 ◆せぬま剛 委員  基礎疾患のある方の人数がつかめないということなんですけれども、それは医師会を通じれば、各病院との診断書のデータの中で、ある程度つかめると思うんですが、高齢者は申し訳ないけれども、全員が基礎疾患、何かしら機能が低下しちゃっていますんで、全員だと思ってください。  なので、重症化する順番から、している方からどういう申告を受け付けるのか知りませんけれども、私は重いんだ、私を先にしてくれというようなことの取扱いというのは、大変皆さん苦慮すると思うんです。ここで人のいい人が、私は軽いからどうぞと言ったら、その人が先にいっちゃったなんていうと、家族が怒るだろうし、その申告の具合、受付の具合が難しいなあというのが一つ、大変御苦労されると思います。その辺、窓口、さっきのコールセンターのほうでも上手なPR、指導をしていただきたいなと思います。  同時に、区長もそういう事態の中で、我先に私が重いんだよというような風潮の足立区民ではないはずだと。皆さんで公平に必ず順番が来るんだから、一つ、いい関係でこの状況を乗り切りましょうよというメッセージを出していただいて、そして、区長がこう言っているんだから、みんなそうしようねという足立区民の、全国に見本になるような足立区のワクチン接種の整然とした、思いやりのある、効果のある今回のこの事業ができますように、そういう思いを込めて、是非そのいいメッセージを出してもらいたいんですが、いかがでしょうか。 ◎区長 接種が正式に決まって、区民の皆さん方には広報紙等で大々的に分かりやすくPRしていきたいと思いますけれども、そういうタイミングに合わせて、今、せぬま委員がおっしゃったようなメッセージも考えていきたいと思います。 ◆せぬま剛 委員  是非お願いします。  それから施設のほうにも、これから老人ホームや何かも行かなくちゃいけないなという御答弁あったんですが、足立区の施設はかなり罹患しました、今回、かなりクラスターが。罹患した所は抗体ができているんではないのかな、その辺の実態、要するに、抗体のある所を優先してやっても無駄になっちゃいますから、その辺の医学的なこと、私は分からないんですが、その辺のところをよく調べられて、必要な方、要するに、ワクチンを打つ方は陰性の方に打つわけでしょ。もうかかっている方には打たないわけでしょ。陰性の方に打つんですね。間違いないですね。 ◎衛生部長 ワクチンは免疫のない、抗体のない方に打つものです。 ◆せぬま剛 委員  そういうことですから、抗体があるというふうに認定できる、その辺のところが確認できる所はそのようにしていただく。無駄のないような接種の方向をお願いしたいと思います。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 せぬま委員のおっしゃるとおり、そういった無駄のないような接種に向けて取組をさせていただければというふうに思っているところでございます。 ◆土屋のりこ 委員  最後に1点、在宅高齢者医療機関への保護ということなんですけれども、都の補助でこれを拡大するということですが、この間テレビとかでも救急医療機関が逼迫していて、他区から、エリア外からも足立区の緊急医療機関に搬送されているということも報道されるんですけれども、区内の病床がどういう状況なのか、逼迫していないのかということについて、現状を把握されておられれば、教えていただきたいと思います。 ◎衛生部長 区内には、現在3病院で陽性患者を受けております。その他、6病院で擬陽性の方も受けております。これは、東京ルールも含めてですけれども、それらの病院のベッドは全てほぼ埋まっておりまして、出ると、また次の方が入ってくるという状況になっております。逼迫しているという状況です。 ◆土屋のりこ 委員  お伺いしたかったのは、それと、高齢者の方を医療機関に保護していくということなんですけれども、その高齢者の方が入っていける具合の空きがどういう状況なのかということはいかがでしょう。 ◎衛生部長 病院に関しては、高齢者の方は重症化のリスクも高いので、区内の病院は中等症の方を受け入れております。高齢者の方は急に重症度が高くなる恐れがありますので、都内や、場合によっては西側の病院に搬送している事例のほうが多くなっています。 ○渡辺ひであき 委員長  他に質疑よろしいですか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○渡辺ひであき 委員長  他に質疑なしと認めます。  次に、各会派の意見を求めます。 ◆かねだ正 委員  可決でお願いします。 ◆くぼた美幸 委員  可決で。 ◆ぬかが和子 委員  今回の補正予算の、とりわけワクチン接種についてなんですけれども、先ほど申し上げましたように、やはりしっかりと財源的なところでは要請もしていただきたいと。  それから質疑の中で私、変異種のワクチン効果の再確認させていただいたんだけれども、それはなぜかといえば、この問題といわゆる変異種があって効かないんじゃないかしらということと、副反応が怖いというのが、きょう午前中に聞いてみた中で、やはり集団接種、集団免疫を獲得する上での阻害要因になりかねないというふうに思っているんです。だからそういった心配事に答えられるようなQ&Aなんかも出しながら、本当にフルスペックで集団免疫が獲得できるような、そういう啓発といいますか、是非それはやっていっていただきたいということも要望しまして、今回の補正予算は賛成といたします。 ◆おぐら修平 委員  まだ本当に、国からの状況が、不確定要素が非常に多い中、この事業を実施しなければいけないという大変な状況ではありますが、しっかり対策を進めていただきたいと思います。  可決でお願いします。 ◆土屋のりこ 委員  いろいろ質疑の中でも出されましたが、今、変異種も増えている中で、どうなのかということで、是非、最新の医学的知見を見極めながら、また、必要な対策をアップデートしながら、対策を進めていただけたらということで可決を求めます。 ○渡辺ひであき 委員長  それでは、これより採決をいたします。  本案は、原案のとおり可決すべきものとすることに御異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○渡辺ひであき 委員長  御異議ないと認め、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 ○渡辺ひであき 委員長  次に、その他を議題といたします。  何かございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○渡辺ひであき 委員長  質疑なしと認めます。  それでは、以上をもちまして総務委員会を閉会いたします。       午後2時02分閉会...