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令和 2年 7月10日総務委員会−07月10日-01号
令和 2年 第2回 定例会−07月10日-05号

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  1. 足立区議会 2020-07-10
    令和 2年 7月10日総務委員会−07月10日-01号


    取得元: 足立区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-16
    令和 2年 7月10日総務委員会−07月10日-01号令和 2年 7月10日総務委員会       午後1時08分開会 ○渡辺ひであき 委員長  それでは、皆さんお揃いですので、総務委員会を開会させていただきます。 ○渡辺ひであき 委員長  まず初めに、記録署名員2名を私よりご指名させていただきます。  せぬま委員、くぼた委員、よろしくお願いをいたします。 ○渡辺ひであき 委員長  それでは、議案の審査に入ります。  第101号議案 令和年度足立一般会計補正予算(第8号)を単独議題とします。  執行機関説明を求めます。 ◎政策経営部長 それでは、第101号議案 令和年度足立一般会計補正予算(第8号)について、ご説明させていただきます。資料の1ページをご覧ください。  令和年度会計別補正予算(案)概要でございます。今回、一般会計につきましては、第8号補正で、25億500万円余の増額となっております。  2ページをご覧ください。2ページにつきましては、歳入予算款別表となっております。主なものをご説明いたします。  14番の国庫支出金で16億5,600万円余の増額、18番の繰入金が8億4,000万円余の増額となっております。  5ページからが歳出予算主要事業概要となっております。主なものをご説明いたします。
     5ページ、民生費21億500万円余の増額です。これは、3番のひとり親世帯臨時特別給付金支給事務【経常】における国制度によるひとり親世帯臨時特別給付金支給事務に係る事業費事務費等の合計10億5,400万円余の増額と、6ページ、7番の住居確保給付金支給支給対象者拡大による給付見込み件数の増に係る経費7億1,700万円余の増額が主なものとなっております。  同じく6ページでございます。  産業経済費2億1,200万円の増額、これは1番のものづくり支援事業における区内小規模事業者感染予防等対策費用補助制度申請件数見込み増に係る経費、2億円の増額が主なものとなっております。  8ページが特定目的基金積立状況でございます。今回、財政調整基金を8億4,000万円余、取崩しております。  取崩し後の各基金残高は、右から2列目、2年度末現在高bとなっております。 ○渡辺ひであき 委員長  何か質疑はございますか。 ◆長井まさのり 委員  端的に伺わせていただきます。  環境衛生費でありますけれども予防接種事業、これは会派を超えて要望を重ねてきており、大変評価するところでございます。  まず、65歳以上で1億3,000万円余ということで、予算積算根拠を伺います。また、接種する方は大体どのぐらいを見込んでいるのか、伺います。 ◎衛生部長 今回、その積算根拠人数を合わせてお伝えしたいと思いますが、今まで75歳以上が全額助成となっておりました。  65歳から74歳までの半額助成で、今回、当初予算で受けると想定していた方が3万2,058人、この方々自己負担分2,500円を掛けたものが8,145万円になります。  その他、全体で9,209人が無償化により受診されるだろうというふうに見込んでおりまして、こちらの単価が5,353円となりますので、こちらが4,929万円余となります。  合わせて、こちらが約1億3,000万円となります。 ◆長井まさのり 委員  分かりました。  また、昨年75歳以上の方が無料化となりましたけれども、その前後の接種率について、推移について伺います。 ◎衛生部長 平成30年の接種率は、48.1%でございました。昨年、令和年度が55.2%まで上昇し、7.1ポイントの増となっております。 ◆長井まさのり 委員  はい、分かりました。  今回、65歳から74歳が無料化ということで追加されるわけでありますけれども接種率も、この75歳以上が無料化となったときにはプラス7.1ポイントということで、アップしてくることが予想されます。  今回1億3,000万円ということで、先ほど予算根拠も伺いましたけれども接種者がこの見込み数を超えてきた場合、こちらについてもしっかり対応していただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎衛生部長 目標値を超える接種率への対応についてですが、不足額については、まず、予防接種事業の中で対応いたします。それでも賄えない場合には、改めて議会に相談いたします。 ◆長井まさのり 委員  分かりました。じゃあ是非、対応していただきたいと思いますけれども、また、合わせて60歳以上65歳未満、かつ、身体障害者手帳1級相当の方への助成についてはいかがでしょうか。 ◎衛生部長 60歳以上65歳未満、かつ身体障害者手帳1級の対象者の方に対しても、同じように、こちらの方は、想定人数としては153名を想定しております。  対象者が300人のところを、52.5%のところを目標値として、こちらは当初予算で計上しております。 ◆長井まさのり 委員  分かりました。  じゃあ、無料化対象ということになるかと思いますけれども、今後は区民への周知についても非常に重要になってくるかと思います。  これは、ただ単に無料化周知ということだけではなくて、インフルエンザの重症化予防とともに、新型コロナウイルスの再流行時における医療崩壊防止ども丁寧にお知らせをしながら、区民の命と健康を守るためにもしっかり周知していただきたいと思いますけれども、これについてはいかがでしょう。 ◎衛生部長 こちらにつきましては、あだち広報で周知するとともに、9月下旬になりましたら、対象者全員個別通知を送る予定でございます。 ◆長井まさのり 委員  分かりました。  また、医療機関に対しても、ワクチンの確保について、不足することがないように要望することを求めて、終わります。 ◆くぼた美幸 委員  私からも何点かお伺いさせていただきたいと思います。  第8号補正ということで、非常に新型コロナウイルスがだいぶ、対応しなければならないという状況での補正だというふうに認識しております。  総務費の中で、危機管理事務でございますけれども新型コロナウイルス感染症対策に伴う物品購入、この物品購入に関して、先般も段ボールベッド等が1台当たりの単価がどうなのかというような議論があったかと思いますけれども、今回、手指消毒用エタノール310缶で、1缶が18リットルということで、単価3万4,000円となっております。この辺は適切な値段なのか、また、それに対して根拠をお教えください。 ◎危機管理部長 通常、市販で最近やっと薬局店で買えるようになってきましたけれども、大体70%近辺のもので、500mlで1,700円ぐらいが相場になっております。  そうした中におきまして、私ども、99.5%という濃度のものを買わせていただいて希釈しておりますので、値段としては比較的安価かなというところと、もう一つにつきましては、薬局で売り始めてはおりますけれども、お一人様1本ですとか、大量購入がなかなか難しい状況の中で、安価でかつ大量に買えるということで、適切な価格帯だと思っております。 ◆くぼた美幸 委員  分かりました。  新型コロナウイルスだとはいえ、やはり非常に大事な血税でございますので、できるだけ適切な値段ということを、是非、今後もお願いしたいと思います。  あと、この買う業者ですけれども、この辺はどのような選定があって、どのように選ばれたのか。 ◎危機管理部長 今回購入させていただく予定手指消毒用エタノールにつきましては、春先からずっと継続して購入させていただいている事業者です。どこの事業者もないということで、ずっとどこの事業者からも買えない中、衛生部のほうの紹介で何社か当たった中の1社が、今回も予定されているところなんですけれども購入に当たりましては当然、様々な情報を取りながら適正に執行させていただきたいと思っております。 ◆くぼた美幸 委員  よろしくお願いしたいと思います。  あともう1点、環境衛生費で、公衆浴場活性化等事業助成事務でございます。  公衆浴場お客さんの入りが非常に厳しいということは、私どもにも声が届いております。そのような中で、このような形で区が応援するというのは、非常に高く評価するところでございますけれども、他区でこういうことをやっている区というのはございますか。 ◎衛生部長 公衆浴場支援については、まだ伺ったことがございません。23区で最初になるのではないかというふうに認識しております。 ◆くぼた美幸 委員  恐らく23区で初めてということでございますので、しっかりその辺も一緒に周知していただければというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆かねだ正 委員  私からも端的にちょっと質問させていただきます。  まず1点目は、民生費の中の学童保育室運営事業なんですけど、6,900万円余ということで、この中の大きな割合を占めるのが3密対策費に関わる人件費で4,600万円余ということなんですけど、これ、ちょっと具体的にどういう形か教えていただけますか。 ◎地域のちから推進部長 今回、補正をお願いしておりますのは、指定管理事業者民間事業者部分になります。  そこで1人、3密対策として人が必要になりますので、その1人分につきまして、時間数にすると、1,268時間になるんですが、6月以降の分をカウントして、それに、今までの人件費単価を掛けて算出したものでございます。それがこの金額になります。 ◆かねだ正 委員  分かりました。これからも、こういう形でしっかりとフォローアップをしていただければと思います。  それと、今、くぼた委員のほうから話が出たんですけど、環境衛生費のところの公衆浴場活性化等事業助成事務なんですけど、これについて、23区初だということで今、衛生部長からもご答弁あったんですが、これは厚生委員会の中で、我が党のただ委員が提案をさせていただいた件を迅速に反映していただいたのかなというふうに認識しています。  こういった形で公衆浴場のほうに、こういう助成をつけていただいたということは非常に評価するものであります。  各団体から要望がそれぞれあって、他の例えば団体等でも、こういったことをちょっと考えているのかどうか、現状で構わないので教えていただければと思います。 ◎政策経営部長 様々な団体、14団体意見交換をいたしまして、その中で介護団体とかを含めて、いただいた意見についてはこれまで補正で上げておりますので、今現在、これから、プラスアルファの補正をしなければならないような要望をいただいているものは、現在のところはない状況でございます。 ◆かねだ正 委員  分かりました。これからもまだまだこの状況は続いてくると思いますので、これで終わりということではなくて、その時々に合わせた、その団体に合わせた形で、少しその辺のことを十分考慮しながら、終了ということでなくて、これからも進めていっていただければと思います。 ◎工藤 副区長  今、政策経営部長のほうから、ないというお話ありましたけども、いろんな形で声は上がってきておりますので、それについてはまだまだ新型コロナウイルス対策は続きますので、これからも区としては対応していきたいと思っています。 ◆かねだ正 委員  最後にします。  今、政策経営部長、まるっきりちょっと答弁違ったので、じゃあ、今、工藤区長がおっしゃったように、要望は上がってきていて、これからもやっぱり進めていくということで、随時応えていくということでよろしいわけですね。 ◎政策経営部長 失礼いたしました。  ある程度、うちの把握しているものについてはやっている。ただ、時期によって、これから様々な段階がありますので、それによって、これからまたご意見を伺ったもので、補正等補助等をしていかなければいけないものも出てくると思いますので、すみません、全てが終わっていると、全くないというわけではございません。申し訳ございません。 ◆ぬかが和子 委員  まず、先ほど来、質問が出ている公衆浴場支援策なんですけれども、先ほど他の委員が言われたように、お客さんの入りが厳しいから応援をしていくという理由であれば、本当にそのとおりで大歓迎なんですけど、この計上概要でいきますと、新型コロナウイルス感染拡大防止対策に係る環境整備及び衛生物品購入費用等だということで書かれているんですよ。  これで、具体的に事前に聞きましたら、サーキュレーターとかマスクとかアルコールだということで、そうだとすると、まず、ちょっと素朴な疑問だったのは、お風呂場のほうは、環境衛生策ということじゃないわけですよね。感染防止策じゃない。  そうすると、更衣室なわけですよ。更衣室衛生対策だという理由で、これを予算付けするんだとすると、他のスポーツ施設のロッカーとかそういうところも同じじゃないのという話になっちゃうと思うんですが、先ほど来、出ているように、理由としては、つまり概要としては、その環境整備策ということよりも、公衆衛生上、浴場というのはなくてはならないと。そして、その上で、しかも休業要請されていないわけで、その収入減、だけど存在させなければいけない、そういうことでの支援策だということでよろしいんでしょうか。 ◎衛生部長 その点も大いにございます。 ◆ぬかが和子 委員  是非、その辺は計上概要とか表現のほうもきちんとしていっていただきたいというふうに思います。  それから、障がい者施設介護施設についての支援策は、もう本当に、私も代表質問で求めましたし、大歓迎なんですけれども、個々の施設、私たちがいろいろ聞いている中で、通所の方とか、通所の送迎とか、そういう中で危険になる、対応することが多いわけですけれども、入所だけじゃなく通所対象支援すると、危険手当のほうでということでよろしいんでしょうか。 ◎福祉部長 今回の危険手当につきましては、通所も含めて、陽性者ないしは感染の恐れのある方の対処のための手当でございますので、含まれるというふうに考えてございます。 ◆ぬかが和子 委員  それから、産業経済費のところでものづくり支援事業、それから就労・雇用支援事業、いわゆる雇用調整助成金社会保険労務士申請代行費用補助の拡充という、これも、本当にこの間ずっと提案してきたものが本当に利用が高いということで拡充するということで、大歓迎なんですけれども、この産業経済費については、前回補正予算審議のときにも、コロナ禍収入が途絶えて苦しむ事業者への新たな支援策はどうなったのかという質問をさせていただきました。  そういった分野は今回ないんですけれども、この辺についてはどうなんでしょうか。 ◎産業経済部長 先日来、お答えさせていただいておりますけれども、現在、感染者が増えている状況で、区としましては、景気回復対策を早急に打っていきたいというふうに考えておりますけれども、まずは事業者感染予防のほうに今回の補正予算で努めさせていただき、その後、感染状況を見ながら、景気回復策を打ってまいりたいというふうに考えております。 ◆ぬかが和子 委員  この間、質問して答弁されていることで、実は矛盾しているなと思っている点があるんですね。  例えば、飲食店とか今お答えのあったような、経済を動かすという点では、感染者も増えていて、まだ大きく動かせる状況じゃないということを言われているんですけど、一方で、固定費支援というのが、国の制度もあるけれども、それでは漏れてしまう人がいるから、そういうところを何とかしたらどうかということを言いますと、今度は、今、動き出しているから今更、固定費ということではないんだと、こういうふうに答弁されていて、非常に矛盾しているなと思っているんですね。  例えば、収入が途絶えて苦しんでいるのは飲食店だけではないんですよ。地場産業というのも大変な打撃を受けているんですけれども地場産業関連のほうは、どうつかんでいるんでしょうか。 ◎産業経済部長 今回、全体としまして、ほとんど9割方の事業者影響を受けているということでございます。  固定費支援についても、前回産業環境委員会でお答えさせていただいているんですけれども積算はいたしましたが、区内事業者数を鑑みますと、財政負担が大き過ぎるということで、現在は、次の景気回復、今、預金残高が非常に高くなっている。要するに資産はあるということで、そういったものを活用して区内お金を落としていただく、そういった策を講じてまいりたいというふうにお答えさせていただいております。 ◆ぬかが和子 委員  今、私が聞いているのは、地場産業実態をつかんでいるんですかというのを聞いたんですけど。 ◎産業経済部長 地場産業ということだけでは、実態は把握しているものでありません。  全体として様々な事業者の方に。 ◆ぬかが和子 委員  それは分かっていますので。  聞いたことに答えてください。  それで、何で地場産業とあえて言ったかというと、私、袋物、いわゆるハンドバッグ製造靴工を回ってみたんですよ。そうしたらびっくりしました。だって、4月、5月、6月、ゼロだと言うんですよ。9割方影響を受けているという一般的なレベルじゃないんです。  深刻なのは飲食店だけじゃないんですよ。そこをしっかりと認識して対策を講じる必要があるというふうに思っているんですが、どうでしょうか。 ◎区長 法人会青色申告会等を通じて現状を把握させていただいておりますが、その中で関係者のお話ですけれども、今、東京都や国のほうの、いわゆる給付金一定程度、ご本人のところに届いていて、相対的に見ると一息ついている状況だと。  これが実際、今、手元にあるお金を使い果たしたその先にどういう状況になるのかと、それが非常に怖いということを、それぞれ担当の方がおっしゃっております。  ですから、それを考えますと、確かに今、国に合わせて、区で上乗せをするという考え方もあるかもしれませんけれども、やはりここはその先に来る、特にうちは中小零細企業が多いわけですので、一気呵成にという考え方もございましたけれども、現在は、取りあえず今、小康状態にある。  これが、申し上げた一定程度の期間を過ぎた後、使い果たして手元お金がなくなったときに、どういう状況になるかということもきちっと見定めながら、区としてそのときに何ができるか、今から準備をしていくという考え方もあると思いますので、決して現状を把握していないとか、やる気がないというわけでありませんが、ただ単に国や都に合わせてこの時期にやることだけが、私たち支援策ではない。  中長期的、特に今回、特別定額給付金の10万円以外は収入認定されるということになりますので、来年、今まで非課税だった方が課税になる事業者も出てくるかもしれない。そうなりますと、国民健康保険等保険料にも跳ね返るということがある。今年の12月から3月の年度末にかけて、区で起こる様々な状況というものを一つ一つ精査をしながら、それに備えていきたいと考えております。 ◆ぬかが和子 委員  区長が言われたことも理解しているつもりなんですよ。  それで、私、一番思ったのは、やはりきちんと法人会とかいろいろ聞いているとは思うんです。でも、思いのほか製造業でも、その業種によって細々でも仕事があるところ、それから全然途絶えている、それが共通しているところ、そういうものがあるので、そういうものを適切に捉えて、そして実態をつかんだ上で策を立てていただきたいというふうに思っていますので、是非よろしくお願いしたいと思います。  それから、危機管理事務のほうのサーモグラフィカメラ関係なんですけれども、昨日、私も個人情報保護審議会委員でもあるので、その審議もさせていただいたんですけれども、これがこの予算主要事業概要では40万円×33台というふうになっているんですが、審議会資料では、本庁舎が3台で、それ以外が21台、合わせて24台となっているんですけど、この差は一体何なんでしょうか。 ◎危機管理部長 すみません、昨日ご説明をさせていただいたとおり、各ホール等を兼ね備えているところに設置をさせていただきたいと思っております。  施設につきましては、すみません、今すぐ数字が出てこないんですけども、後ほどまたご答弁させていただきたいと思います。 ◆ぬかが和子 委員  つまり、これは予算に関わることなわけですよ。補正予算では、33台購入となっているわけですよ。もちろん予算、見積りですから、実際には大まかなものだというのは分かっているんですけど、だけど、昨日の審議会では、3台と21台です。24台分になっているんですよ。その差は何なんですかと聞いているんです。 ◎危機管理部長 大変失礼いたしました。  昨日の審議会でもご答弁申し上げましたが、危機管理部のほうで、イベント等予備として9台ほど計上させていただきまして、33台でございます。 ◆ぬかが和子 委員  そうしますと、もちろんこの本庁舎ホール、ギャラクシティや竹の塚センターホールなどにも設置するというものも、貸し館で使う方々も、積極的に感染予防として使っていただくと。  それプラス、区がやるイベントや、必要に応じて危機管理で保管したものを活用していくようにするということでよろしいでしょうか。 ◎危機管理部長 ぬかが委員ご発言のとおりで、予備につきましては5分ほどで作動できるものを用意する予定でございますので、例えば住区センターまつりですとか様々な施設で、区の関係施設イベントが催されるときにお貸出しをして活用していただくということで考えてございます。 ◆ぬかが和子 委員  貸し館事業についてはその主催者がいるので、例えば、「熱があったらもう帰ってください」とか、「熱がある人は入れないですよ」と言うことはできるわけだけど、例えば本庁舎では、3か所に設置して、それぞれ20人ぐらい同時に映せるといっても、じゃあ、「熱がありました」と言って、「帰ってください」と言えないということなんですよね。  でも、それはそれでしようがないと思うんだけど、費用効果ということを考えたときには、設置したものに対してきちんと人がいて、そして働き掛けをする。熱があったらちゃんと光って、それに対して働き掛けや何かができるようなこともきちっとやっていっていただきたいと思うんですが、どうでしょうか。 ◎危機管理部長 その点、私どものほうでも検討はさせていただきました。  例えばですが、1台につき1人付くと、1日8,000から1万円ぐらいかかりますと。本庁舎においてはもっとかかってくるわけですけども、それを1か月で30万円、1年で360万円、それが20か所、30か所となっていくと、費用効果の面での人件費というものが、強制的な排除ができない中でいかがなものかというところで、当面については、機会を見て自分でご退出いただくというのが適切ではないかということで考えております。
    ◆ぬかが和子 委員  私が言っているのは、全てとは言っていない、本庁舎本庁舎に大勢来る中で、本庁舎感染者を出さないようにしたいというのがあったわけじゃないですか。他の施設貸し館部分も多いわけですよ。  だけれども本庁舎は全く機能が違うわけで、そこに受付もいるわけでしょう。いるところに設置したとおっしゃっていたと思うんですよ。だから、その中できちんと声掛けをする。  そして、それが足りないのであれば、多少、非常勤職員でも何でも補って、そういうことで相乗的に役に立つ、感染防止策にしていくということが必要じゃないかと思うんですが。 ◎長谷川 副区長  ぬかが委員おっしゃるとおりで、本庁舎サーモグラフィカメラのその機械を置くだけでは全く意味ありませんので、そのことによって、もし発熱の方等については、運用の中でお声掛けするなり、ちょっと仕組みを考えていきたいというふうに思っております。 ◆ぬかが和子 委員  最後になりますけど、本当に感染者が増えている中で今回の補正、全体として新型コロナウイルス対策が中心の補正予算なわけですけれども、どうしても、やはり医療とPCR検査体制の拡充というのも、本来、必要だったんじゃないかと。  とりわけ、感染者が出たところのクラスの子どもたちを全員検査する積極的な検査とか、他の区では、世田谷区では全員クラス検査していたり、江東区では希望者全員を検査すると。だけど、足立区は、公表されているものでは「濃厚接触者はいませんでした」と。  もちろん、いなかったという理由も分かってはいるんですけれども、ただ、やはり多くの方々が言っているように、止められない施設、あと、介護施設もそうですよね。止められない施設感染者が出たり、疑われた場合には、積極的検査に踏み出すと。他区でも、もう既に踏み出している分もありますので、是非そういうことも検討していっていただきたいんですが、どうでしょうか。 ◎衛生部長 積極的検査につきましては、今、他区の状況も調べております。そうした情報を集めまして、今後、検討してまいります。 ○渡辺ひであき 委員長  他に質疑ございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○渡辺ひであき 委員長  質疑なしと認めます。  それでは、各会派の意見をお願いします。 ◆かねだ正 委員  可決でお願いします。 ◆くぼた美幸 委員  可決で。 ◆ぬかが和子 委員  賛成です。 ◆おぐら修平 委員  可決です。 ◆土屋のりこ 委員  障がい福祉サービスの事業者の方への支援金とか、本当に今必要なものが含まれていると思います。迅速に手元に届くように是非、実行していただきたいと求めまして、賛成です。 ○渡辺ひであき 委員長  それでは、これより採決を行います。  本案は原案のとおり可決するべきものとすることにご異議ございませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○渡辺ひであき 委員長  ご異議ないと認め、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、第102号議案 江北小学校新築空調換気設備工事請負契約を単独議題といたします。  執行機関説明を求めます。 ◎総務部長 議案説明資料は2ページになります。  第102号議案 江北小学校新築空調換気設備工事請負契約でございます。  契約の相手方でございますが、玉紘工業株式会社、2番は契約金額でございますが、3億4,128万3,800円。落札率は86.02%です。  3番の契約方法以下は、記載のとおりでございます。  なお、仮契約年月日は、令和2年7月2日となってございます。 ○渡辺ひであき 委員長  何か質疑はございますか。 ◆ぬかが和子 委員  1点だけお伺いしたいと思います。  一つは、これは前回、入札不調で、契約案件として出てこなかった最後の江北小学校の工事案件なわけですけれども前回は、落札者なし。できなかったわけですね。  今回、これは応札で5者が出てきたということで、その違いはどういうことなのかということと、最低制限価格はどうだったのかというのをお伺いします。 ◎契約課長 今回は、指名競争入札でやらせていただきました。  前回は、一般競争入札、条件付きでやらせていただきました。そのときはJVの案件でございまして、参加数、そもそも参加、応札する会社が少なくて、今回は5者なりましたので、その分、価格競争が働きまして、こういう金額になりました。  これは、最低制限価格じゃなくて、低入札価格の調査の対象になっています。 ◆ぬかが和子 委員  分かりました。 ○渡辺ひであき 委員長  他に質疑。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○渡辺ひであき 委員長  なしと認めます。  各会派の意見を求めます。 ◆かねだ正 委員  可決でお願いします。 ◆くぼた美幸 委員  可決でお願いします。 ◆ぬかが和子 委員  賛成です。 ◆おぐら修平 委員  賛成です。 ◆土屋のりこ 委員  賛成です。 ○渡辺ひであき 委員長  それでは、これより採決いたします。  本案は原案のとおり可決するべきものとすることにご異議ございませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○渡辺ひであき 委員長  ご異議なしと認め、原案のとおり可決されました。 次に、第103号議案 学校ICT児童・生徒用タブレットPC等の購入についてを議題といたします。  執行機関説明を求めます。 ◎総務部長 引き続き、よろしくお願いいたします。議案説明資料3ページでございます。  第103号議案 学校ICT児童・生徒用タブレットPC等の購入についてでございます。  契約の相手方でございますが、東日本電信電話株式会社東京事業所でございます。契約金額につきましては7億2,380万円、落札率については79.19%でございます。  以下3から7は記載のとおりでございますが、1点、8番のその他でございます。今回指名で10者指名させていただきましたが、辞退7者、不参加2者ということに結果としてなりました。  先の6月26日の総務委員会でも、この1者応札について様々なご指摘、ご意見をいただいたところですが、結果としてこのようになってしまいました。  今後につきましては、応札者が2者以上出るように、契約の内容、契約方法につきまして、指名につきましては検討させていただきます。  いずれにしましても、こちらの件については、ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ○渡辺ひであき 委員長  何が質疑はございますか。 ◆かねだ正 委員  今回のこのタブレットPCの購入なんですけど、今、総務部長からもお話がありましたとおり、やはり前回総務委員会でご指摘させていただいたのと同様で、10者指名で7者辞退、2者不参加。  ということは、基本的には1者だけ応札しているということですよ。競争原理がこれで果たして働いているんだろうかというふうに指摘せざるを得ないような結果なんです。  落札価格を見れば、基本的には予定価格の79.19%、80%切っているということで、落札者の方が営業努力をだいぶされたんだろうなということは理解できます。  ただ、この結果を見ると、きちっとした入札の状況が整っていないということは指摘せざるを得ないと思うんですけども、改めてその辺についてどう感じていますか。 ◎総務部長 今、かねだ委員ご指摘にありましたとおり、結果として10者指名をして7者辞退、不参加が2者ということになっております。  今後につきましては、繰り返しになりますが、例えばですが、今後の方策としましては、こちらの指名ではなくて公募型の指名、要は応札者が現れやすい、今以上に現れやすい方法も一つだと思っております。  いずれにしても今回指名したところは、過去、実績があったところを指名しましたが、結果的にこういうことになっておりますので、やはり問題があると言わざるを得ません。  繰り返しになりますが、公募型の指名競争入札と、競争原理がより一層働くような対策を取ってまいります。 ◆かねだ正 委員  改善していくとすれば、今、指名競争入札でこういう形が出るのであれば、総務部長がおっしゃったとおり、公募型にしていくなり、いろんな方法を考えていくということが、これから、是非、そういう形で進めていっていただきたいと思います。  それと、もう1点ちょっと指摘しなきゃいけないのは、前回の文書管理システム用のパソコンと今回のこのタブレットPC等の購入の入札、指名した業者、同じ会社が4つあります。これ、両方ね。  前回、辞退又は不参加した会社をまた、今回指名しているということなんですよ。その辺については、どういうふうにお考えになって指名したんですか。 ◎契約課長 確かに、文書管理システム用パソコンのときに辞退ないし不参加であったんでございますが、他区の、あるいは他の官公庁の実績を見まして、実際、札を入れていることが確認できましたので、タブレットPCについては、札を入れてくれるものと期待しまして、今回、指名の業者の中に入れさせていただきました。 ◆かねだ正 委員  指名競争入札ですから、やはり発注者として、相手の方がきちっと落札をできる十分な能力がある会社をやっぱり指名するんじゃないんですか。  その辺のことをちゃんと考えて、もうあれから、その落札したときから1か月以上経った入札ですよ。十分そういうのを検討する時間があったと思うんですけど、そういうのは検討していないんですか。 ◎契約課長 文書管理システム用パソコンのことがございましたので、今回は4者、事前に当たりましてかなり応札してくれるものと期待していたんですが、話の中でも札を入れてくれそうな見積りも出ていましたので、期待しておったんですが、結果的には1者になった、そういう経緯がございます。 ◎総務部長 今、契約課長ご答弁申し上げましたが、結果的に、過去の実績等を踏まえて入札はしましたが、今、かねだ委員ご指摘のとおりでございまして、文書管理システム用パソコンのときに応札に応じなかった事業者を入れるということは、やはり応札する能力を事前に確認はしておりましたが、結果的にこういうふうなことになってしまったということは本当に申し訳ございませんでした。  先ほどご答弁申し上げたとおり、やはり応札する気持ちがあるといいますか、そういう業者を呼び寄せる方策として、やはり先ほど申した公募型というのも一つの方法かと思いますので、次回以降はそのことも踏まえて、契約事務に挑んでまいりたいと考えてございます。 ◆かねだ正 委員  公募型にしていくということで、またいろいろな形で工夫するということで、同じようなことを今後、防いでいってもらいたいと思います。  それと今お話になったとおり、発注者には適切な競争原理を働かせる、やっぱり責務があると思うんですよ。その辺は発注者としての責任をきちっと全うできるような形で、今後、指名競争を、これからもあると思いますので、行っていっていただきたいと、これは強く要望しておきます。 ◆ぬかが和子 委員  今の入札の関連では、もう1点だけ、前回との共通項であるのは、下見積り業者だということなんですよね。下見積りをした業者が事実上1者で、独占状態で、正当な競争が働かなかったと。  これも含めて、本当に対応を考えていっていただきたいと、合わせて答弁をお願いしたいんですが。 ◎総務部長 物品の性格によりますが、やはり下見積りを取らないと予定価格が設定できないものも多くございます。  その中で、下見積り業者が結果的に落札したということにつきましては、やはり予定価格の設定の仕方につきましては、複数社、やはり見積り取りであったりとか、また、事前のヒアリング等で、例えば平均値を取るであったりとか、少しそこら辺の予定価格の方法を考えながら、適正な競争が働くように今後取り組んでまいります。 ◆ぬかが和子 委員  その上で、タブレット1万5台を購入して、これによって、教育委員会保有約1万5,000台になるということで、今年度中に4万5,000台、あと3万台を購入するという、GIGAスクール構想に基づいてやるわけですけれども、この1万5,000台になった時点で、どう使うのかということを事前にお伺いしたところ、今年度については、つまり4万5,000台になるまでは、ネット環境や、こういった環境がない方々のご家庭で子どもたちに使ってもらえるようにするんだということを事前にお伺いしたんですが、その辺はどうやっていくのかなと。  つまり、このうちはネット環境がないとか、できないとか、そういうことを定めてお貸しするんですか。その辺はどうなんでしょうか。 ◎教育指導部長 事前に、ネット環境があるなし、あるいはご家庭にお子様が使えるような機器のあるなしについては、各校ごとに調査をしているところでございますけれども、今回改めて、こちらの機器を配付するに当たりましては、きちんと使っていただく上での約束事も守っていただかなければなりませんので、そうしたことを提示しながら、それでも、「希望します」というような形で申請をいただくような、そんな手続の上で、貸出し先を決めていきたいというふうに考えているところでございます。 ◆ぬかが和子 委員  その上で、4万5,000台になった時点では、今度は、今回のこの契約案件にも入っていますように、大きな保管庫を各学校ごとに置いて、それで充電を一気にしていって、基本的には学校に全児童分のタブレットを置いておくんだと。学校で使うということなんですよね。 ◎教育指導部長 基本的には、学校内で活用ということを考えております。  ただ、この間、文部科学省のほうからも、次の教科書の採択の時期ですけれども、学習者用、要は子どもたち用のデジタル教科書の無償配付というような話も出てきております。  そうしますと、並行して、今、紙の本で配っている教科書が残るかどうかといったようなところも、ちょっと分からなくなってきますので、そうしたところの状況に合わせて、子どもたちに持ち帰らせるのを常態とするのか、学校に保管して、学校内で活用しながら、必要に応じて時々持ち帰るのを常態とするのか、それは、その状況を見て考えていきたいというところでございます。 ◆ぬかが和子 委員  時間もあれなので、2点まとめてお伺いしますけど、そうしますと、どちらにしても費用効果、例えば学校に置いておいて、教科書代わりですよ。  それで、これだけのお金をかけて、しかも5年に1度、100億円更新費用をかけてという、費用効果としてどうなのかというのが1点と、それからもう1点は、もちろん私、タブレットを否定するつもりはないし、私も積極的に今、使わせていただいていますけれども、ただ、やっぱり学校というのは、教師と生徒間のやり取りに人間の成長の過程がありますし、全てがこれによって解消するのではなくて、やはりその集団的な学びとか、そういうものを大切にしていくという観点も必要だと思うんですが、その辺どうでしょうか。 ◎教育指導部長 まさにおっしゃるとおりだと思います。  タブレットはタブレットで、これから子どもたちが活用していかなければならない新しいツールでございますので、そちらの活用に慣れていただくと同時に、文部科学省も、今までの教育とそうしたICTとのハイブリッドで、これからの教育は進めていくというふうに言っておりますので、これまでの教育の在り方というものも大事にしていきたいというふうに考えています。 ◎区長 これについては、足立区は3年計画でというふうにじっくりと考えておりましたけれども、この新しい国の方針によって、他の22区が全て年度内に1人1台を実現するというふうに方向転換を図りました。  そうしますと、足立区だけが、東京都の中で1人1台が2年後3年後になるというような、状況としては好ましくないだろうという中で、大変に厳しい判断を今回させていただいたということでございます。 ◆ぬかが和子 委員  最後に、昨日の個人情報保護審議会の中でもやはり話題になったのが、Google Chromeを使うということなんですよね。  いわゆるChromebookを使うということで、Googleドライブを使うということで、一つは位置情報については、これはオフにするということを、昨日も答弁されているわけですよ。  つまり位置情報で、もう全部の情報が集約されるわけですから、それと同時に、そのとき質問に出ていたのが、検索履歴とかも膨大な情報になるわけですよ。ビッグデータになるわけですよ。  その辺の情報管理については、本当にしっかりやっていっていただきたいと思いますし、そのビッグデータについては、集約をしないと。検索履歴とかそういうものについては、関知をしないということでよろしいんでしょうかね。 ◎教育指導部長 Chromebookにつきましても、GIGAスクールの推奨モデルとして上がっているもので、国のほうで安全性は確認されているものというふうに理解しておりますが、このビッグデータの件につきましても、より安全性を高めるように、子どもたちの使い方について、きちんと管理していきたいというふうに考えております。
    ◆ぬかが和子 委員  ちょっとごめんなさい、それはちょっと、Google社が安全だどうだという問題じゃないんですよ。ビッグデータとして集約されていくということが、個人情報保護審議会で、ここしか情報は共有しませんよと言ったものとずれちゃうので、その検索データとかを、それはどこかに行くというようなことにしないでちょうだいとそういう意味なので、何回もやっていてもあれなので、その辺はしっかり。 ○渡辺ひであき 委員長  運用ですから、運用だから教育委員会でやってくださいよ。 ◆ぬかが和子 委員  しっかりやっていただくことを求めて、質疑は終わりたいと思います。 ○渡辺ひであき 委員長  他に質疑ございませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○渡辺ひであき 委員長  質疑なしと認めます。  では、各会派の意見をお願いします。 ◆かねだ正 委員  可決でお願いします。 ◆くぼた美幸 委員  可決でお願いします。 ◆ぬかが和子 委員  賛成します。 ◆おぐら修平 委員  可決なんですけれども、先月、私も総務委員会で様々、特にこの契約の件について指摘をさせていただきました。また、先ほどの質疑も、かねだ委員から様々指摘がありましたけれども、そうしたことを踏まえまして、今後の契約の改善に是非、取り組んでいただきたいと思います。  この件については可決で。 ◆土屋のりこ 委員  可決で。 ○渡辺ひであき 委員長  それでは、これより採決をいたします。  本案は原案のとおり可決すべきものとすることにご異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○渡辺ひであき 委員長  ご異議ないと認め、原案のとおり可決すべきこととすることに決定をいたしました。 ○渡辺ひであき 委員長  その他、何かございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○渡辺ひであき 委員長  はい。  では、以上で総務委員会を終了させていただきます。       午後1時52分閉会...