板橋区議会 > 2016-12-07 >
平成28年12月7日まちづくり調査特別委員会−12月07日-01号
平成28年12月7日スポーツ・健康調査特別委員会−12月07日-01号

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  1. 板橋区議会 2016-12-07
    平成28年12月7日スポーツ・健康調査特別委員会−12月07日-01号


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    平成28年12月7日スポーツ健康調査特別委員会−12月07日-01号平成28年12月7日スポーツ健康調査特別委員会  スポーツ健康調査特別委員会記録 開会年月日  平成28年12月7日(水) 開会時刻   午前10時00分 閉会時刻   午前11時07分 開会場所   第3委員会室 議   題  別紙運営次第のとおり 出席委員  委 員 長   し ば 佳代子       副委員長    中 妻じょうた  理事委員    吉 田 豊 明       理事委員    田 中 いさお  理事委員    茂 野 善 之       理事委員    松 島 道 昌  委   員   いわい 桐 子       委   員   川 口 雅 敏  委   員   中 野くにひこ       委   員   菊 田 順 一  委   員   佐々木としたか 欠席委員  な   し 説明のため出席した者
     区民文化部長  藤 田 雅 史       産業経済部長  細 井 榮 一  健康生きがい          渡 邊   茂       保健所長    佐 藤 壽志子  部   長                        スポーツ振興  福祉部長    小 池 喜美子               織 原 真理子                        課   長                        長寿社会  産業振興課長  雨 谷 周 治               平 岩 俊 二                        推進課長  介護保険課長  丸 山   弘       健康推進課長  新 部   明  おとしより                 障がい者  保健福祉    坂 井   亮               星 野 邦 彦  センター所長                福祉課長 事務局職員  事務局次長   丸 山 博 史       書   記   戸 田 光 紀            スポーツ健康調査特別委員会運営次第 〇 開会宣告 〇 理事者あいさつ 〇 署名委員の指名 〇 議  題    1 スポーツ分野と連携した健康づくり事業実施状況について(5頁)    2 スポーツ健康調査特別委員会報告書骨子(案)について(27頁) 〇 閉会宣告委員長   ただいまからスポーツ健康調査特別委員会を開会いたします。 ──────────────────────────────────────── ○委員長   初めに、理事者のご挨拶をお願いいたします。 ◎健康生きがい部長   おはようございます。  早いもので、2016年も師走となりました。本日12月7日は、羅針盤、火薬、紙、印刷と並ぶ古代中国第5の発明とも言われております、またユネスコにこのほど無形文化遺産に登録されたばかりであります二十四節気の一つであります大雪の日に当たるそうでございます。この日は、山岳部だけでなく、平野部でも降雪のある時期になったということをあらわすものでございますけれども、ことしは既にご案内のとおり、先月24日に、東京の都心では54年ぶりとなる11月中の初雪、また観測史上初の積雪となりまして、同じころ、インフルエンザも調査開始以来最も早い時期での流行が始まったということでございます。そういうことで、ややもすれば屋外でのスポーツに気おくれしがちな寒い季節が足早に訪れようとしております。  とはいいながら、本委員会では、そういった後ろ向きの懸念もものかはと、これまでスポーツによる健康づくりについてご審議をしていただいてまいりまして、本日の議題の1点目も、ずばりスポーツ分野と連携した健康づくり事業実施状況についてでございます。  また、本委員会の活動もいよいよ大詰めを迎えつつありますけれども、2つ目の議題は、スポーツ健康調査特別委員会報告書骨子(案)についてでございます。よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。 ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、署名委員を指名いたします。  いわい桐子委員、中野くにひこ委員、以上お二人にお願いいたします。 ──────────────────────────────────────── ○委員長   それでは議題に入ります。  初めに、スポーツ分野と連携した健康づくり事業実施状況について、理事者より説明をお願いします。 ◎スポーツ振興課長   それでは、資料1−1をごらんいただきたいと思います。  スポーツ分野と連携した健康づくり事業実施状況についてということで、私のほうからはプロスポーツチームとの連携事業についてご説明をいたします。  1の概要でございます。  区は、区民のスポーツに対する関心を高め、人とまちを元気にし、区民の愛着や誇りを高めることを目的といたしまして、プロスポーツチーム連携協定を締結しております。  現在、協定を締結しておりますプロスポーツチームが、その協定内容に基づきまして、ジュニア世代の育成や地域活動を展開することで、スポーツへの機会拡充や生活の質の向上が図られ、区民の健康づくりの面で大きく貢献していると考えているところでございます。  2番、連携協定を締結しているプロスポーツチームでございます。  1つ目は、東京エクセレンス、平成25年5月28日に締結をしております。  2つ目、東京ヴェルディ及び日テレ・ベレーザ、こちらは、平成27年1月29日に連携協定締結をしてございます。  3番の主な事業実績でございますけれども、東京エクセレンスによるバスケットボール教室ということで、これは、青少年への競技の普及と技術の向上を目的として、所属のプロ選手から直接指導を受けることができるバスケットボール教室を、今年度につきましては、7月と8月、2回実施いたしました。それぞれ100名を超える子どもたちが参加したという実績を持ってございます。  (2)親子サッカー教室、これは東京ヴェルディによるものでして、こちらも技術の向上を目的としたヴェルディのスクールコーチによりますサッカー教室を、6月と9月、これも2回実施いたしまして、これは、板橋区のサンクスマッチというような西が丘サッカー場で行うサッカーの前に、1つは親子を対象に、もう一つは小学校5、6年生を対象に、それぞれ30名、30組の方々にご参加をいただきました。  (3)ホームタウン活動地域事業でございます。  板橋区が主催する連携事業以外に、東京エクセレンス東京ヴェルディ及び日テレ・ベレーザでは、競技の普及やスポーツ振興を中心に、小学校や保育園などの訪問、地域イベントへの参加など、青少年の健全育成と地域の活性化に積極的に取り組んでいるところでございます。  その主な実績ということで、1)といたしまして、東京エクセレンスにつきましては、区立小・中学校への訪問、これは特別授業でしたり、交流などがありますけれども、これが7回、それから志村坂上地区、これは小豆沢体育館があるという縁もございまして、ここでの綱引き大会や、あとは成増阿波おどりなどの地域事業への参加、全部で13事業に実績がございます。  また、東京ヴェルディ及び日テレ・ベレーザにつきましては、保育園、小学校への訪問4回、あとはバレーボール教室などホームタウン活動4事業でございます。  裏面をごらんください。  4の今後の事業展開でございます。  (1)全ての年代が参加できるスポーツということで、東京エクセレンスでは、育成対象であるジュニア世代以外にもスポーツに親しんでもらえるように、対象年代を設定しないダンスやストレッチ等のスクールの開校を予定しているところでございます。  また、東京ヴェルディサッカー以外にも、先ほども申し上げましたバレーボール、あとはトライアスロン、フットサルなどの競技でも活動を行っておりまして、親子で参加できる大会を開催するなど、スポーツに親しむ機会の創出を図っているところでございます。  (2)の障がい者スポーツでございます。  東京ヴェルディでは、クラブとして、障害の有無にかかわらず多くの方にスポーツを楽しんでもらいたいとの考え方を持ちまして、障がい者スポーツ指導員の資格を持つコーチングスタッフなどが担当して、専門分野であるサッカーボッチャサウンドテーブルテニスニュースポーツなど、さまざまな障がい者スポーツの活動にも取り組んでいるところでございます。  28年度の新規事業といたしまして、1)板橋ジュニアトライアスロン大会でございます。  東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催機運醸成及びパラリンピック競技を含めた区内のスポーツ振興を図ることを目的に、障がいの有無を問わず、みんなが一緒にできるユニーバーサルスポーツ大会といたしまして、板橋ジュニアトライアスロン大会を8月に実施いたしました。参加者89名の子どもたちの中には、9名の障がい者も含まれた開催が実績として上がってございます。  2)の障がい者スポーツ体験教室でございます。  これは、10月の板橋区民まつりにおきまして「スポーツのひろば」という名目で、小学生を対象に、ボッチャサウンドテーブルテニス及びシッティングバレーボール体験教室を実施いたしました。参加者17名のうち、1人は障がい児の方に参加をいただきました。  スポーツ振興課からは以上でございます。 ◎健康推進課長   それでは、資料1−2によりまして、健康推進課より、いたばし健康まつり2016について報告させていただきます。  1、概要の(2)の経緯でございます。  平成15年度、いたばし健康プランの策定を契機に、各健康福祉センターで活動していました地域健康会議を統合し、いたばし健康ネット博として、区役所本庁舎1階で開催しました。第2回目からは場所をグリーンホールに移し、平成25年度の第11回からは、名称をいたばし健康まつりとし、参加団体等による実行委員会方式参加体験型健康づくりイベントとして、28年度、今年度で14回を迎えてございます。  (3)の目的でございます。  参加団体の活動等の発表、報告の場となってございます。2)で、また区民の健康づくりへの啓発の場合となってございます。今年度のスローガンは、「〜あなたも わたしも はじめよう 健康づくり〜」として、まつりのほうを開催してございます。  予算額は、34万3,000円。  2の対象でございます。  (1)といたしまして、いたばし健康づくりネットワーク登録団体、個人、(2)といたしまして、いたばし健康まつり参加団体、個人、(3)でございますが、来場者としての一般区民の皆様でございます。  3の実施状況でございます。  今年度は、平成28年11月8日火曜日、9日水曜日の2日間実施させていただきました。  会場は、グリーンホールの1階、2階ホール、5階、6階の会議室でございます。  今年度の参加、協力団体でございますが、89団体により発表、報告をいただいてございます。  なお、まつりに合わせて、10月17日から21日まで、本庁舎1階の区民イベントスペースで、パネル展示等によるプレイベントを実施してございます。  裏面にお進みください。  (4)で、来場者数でございます。約4,550人でございました。  (5)実施内容(概要)につきましては、1)参加団体等によるミニ体験コーナーから、9)までの記載となってございます。  雑駁でございますが、説明は以上でございます。ご審議よろしくお願いいたします。 ◎おとしより保健福祉センター所長   それでは、おとしより保健福祉センターから、ウォーキングを中心とした認知症予防対策についてご説明をさせていただきます。  資料1−3をごらんいただきたいと思います。  1の概要でございます。  認知症予防事業能力アップ教室でございますが、平成22年度に東京都健康長寿医療センター研究所と連携をして、認知機能低下予防を目指したウォーキングプログラムを実施しております。あわせて、その効果を検証する事業を実施いたしました。その結果、このプログラム認知機能低下抑制に効果があることが実証されました。  ウォーキングプログラムの効果につきましては、東京都健康長寿医療センターの研究所が、プログラムに参加したグループと参加しない比較対照グループに分けまして科学的に検証を行った結果、プログラムに参加したグループのほうが日常生活における活動性(買い物、新聞を読む等)、それから精神的健康度(明るく楽しい気分で過ごした、ぐっすりと休め気持ちよく目覚めた等)が有意に高くなっておりました。  また、認知機能につきましては、MMSEという認知機能検査で26点以下のやや認知機能が低下した方を分析した結果、プログラムに参加したグループのほうが参加しないグループよりも注意、遂行機能を反映する「数字ひらがな追跡課題」、こちらは、数字と平仮名がランダムに並んでおりまして、これを「1あ」「2い」という形で順番に線でつなぐ検査でございます。こちらの反応時間が短くなっておりました。  下の表は、その結果なんですが、縦軸が課題を行うのに要した時間、タイムは秒でございます。横軸が課題の実施前と実施後の時間軸となっております。
     参加しないグループでは、134.4秒から140.6秒と、課題に要する時間が増加しているのに対しまして、参加したグループでは、150.5秒から109秒と時間が短縮されております。  区では、平成23年度から、このプログラムを活用した能力アップウォーキングの実践をいたばしNo.1実現プラン2015の実施計画事業として掲げ、認知機能低下予防を目的に、ウォーキングの習慣化、グループ活動の継続を図る事業を計画的に実施いたしました。  平成27年度からは、実施計画事業のほかに、認知症予防事業能力アップ教室として継続して実施をしておりまして、今年度からは、ウォーキングコースに加えて、料理コースを新設して実施しております。また、年に1回、修了生を対象とした交流会を実施して、自主グループ活動の支援も行っております。  対象は、65歳からおおむね80歳までの高齢者で、要支援、要介護認定を受けていない方でございます。  裏面をごらんいただきたいと思います。  3の実施状況ですが、表に記載のとおりでございますが、平成27年度からは、料理コースを新設して、現在実施中でございますので、実施状況については、10月末現在の数字となってございます。  4の認知症予防事業の効果と今後の事業展開でございます。  参加者を対象に、事業の終了時、アンケートを実施した結果では、3か月(12回)のウォーキングプログラムで、生活歩数活動能力精神的健康度が高まったことが確認されました。また、ウォーキングを継続することに関しまして、「ウォーキングカレンダーの記録を継続して続けられる」と回答した方が90%以上、「講座修了後も半年以上続けられる」という回答は96%、「週1回集まって自主活動が続けられる」という回答は93%でございました。  また、プログラムに参加したことによる主観的な実感として、体の健康への効果が「よくなった」「非常によくなった」と答えた方が約50%、体力や運動機能への効果について、同様の回答をされた方が約80%、心の健康への効果についても約70%となっておりまして、参加者の方が、この事業をきっかけに生活の中にウォーキングを習慣化して、心身ともに健康的な生活を送ることで、認知機能の低下を抑制する効果が期待されます。  平成28年度からは、ウォーキングコース以外に料理コースを新設いたしました。講座の中でグループをつくりまして、新たな料理メニューについて参加者同士で頭を使って工夫を凝らして調理をいたします。楽しく試食をしながら認知機能の低下を防ぐプログラムとなっておりまして、ウォーキングや料理など、個人の趣味や好みに応じたコースを用意して、認知症予防に取り組むきっかけとなる講座を開催してございます。  また、講座修了後も、修了生に呼びかけまして、能力アップ教室交流会を実施しております。自主グループがモチベーションを高め、情報交換や交流をすることで、活動を継続できるよう支援を行ってございます。今後も多岐にわたる認知機能低下抑制プログラムに着目して、予防の習慣化を目的とした事業について検討してまいります。  説明は以上でございます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ○委員長   ただいまの説明に、質疑並びに委員間討論のある方は挙手を願います。 ◆佐々木としたか   ちょっと一つひとつ聞いていきますけども、最初に、スポーツ振興課長、2番目にある、予算が34万3,000円と先ほど課長からあったけど、こちらのほうの予算が全然ないので、どれぐらいの予算を費やしたのか、これをちょっと、もしあれなら書いてもらうと、大体規模がわかってくるし、非常にいいと思いますが、予算について、わかりましたら教えてほしいのと、来年度に向けての事業展開も書いていますが、これは、今年度より予算をかなりふやしてもらえる方向にあるのかどうか。取り組みとしてはすばらしいと思いますので、頑張ってもらいたいので、ことしの予算と来年に向けての取り組みの気概を伺いたいと思います。  それから、2つ目は、いたばし健康まつり、これは大変結構だと思いますが、これは、曜日が火曜日と水曜日なんですね。できれば、火曜と水曜ではなくて、もう少し参加しやすい土日とか、祭日とか、そういうところへ変更できるものかどうか。できればもう少し曜日も変えてみてもらって、いろいろやってもらえるとありがたいですが、それについてちょっとお伺いします。  それから、最後は、3番目、1−3ですが、非常に効果があって、150.5から109.0まで下がったというのは、非常にすばらしい実績を評価したいというのはわかるんです。これはいいですが、点線は上がっていますよね。この点線が上がっていることのほうが、私は問題じゃないかと思うんですよ。こんなに上がっていくものかどうか、ちょっと私はわかりませんので、なぜこの期間で点線がこれだけ、134.4から140.6まで上がっていくのか。この方々の生活のほうが問題があるのではないかと思いますので、この上がった理由とその原因とか、それに対してどのような分析を区はしているのか、この3点。 ◎スポーツ振興課長   資料、金額を入れず、失礼いたしました。  まず、主な事業実績バスケットボール教室につきましては、主なものは選手への報償費ということで、2回合わせまして20万円ほどになってございます。  (2)の親子サッカー教室、これは、板橋区サンクスマッチということで、そこの西が丘フィールドで行うサッカーの前に、少し機運を高めてもらうということから、ヴェルディ地域貢献も含めて行うということで、これはかかっている経費はゼロでございます。  それと、裏面に行っていただきまして、28年度の新規事業のところでございます。  板橋ジュニアトライアスロン大会につきましては、これは、実行委員会を組んでいまして、板橋区の負担金としては120万円が支出されております。  あわせて、2)の障がい者スポーツ体験、こちらは、東京ヴェルディの障がい者部門に委託をしてございますが、これも報償費で21万円が支出をされております。  また、来年度の予算につきまして、さまざまな事業のもう少し拡大ということで積極的な予算を要望しておりまして、1つは、広域にわたる障がい者のスポーツ事業みたいなものも加え、あとはもう少し体力向上に向けた測定会みたいなことについても、今回サマカン要求をしていますので、今後、予算審議のときにお示ししたいと思います。 ◎健康推進課長   健康まつりの日程の変更というお話をいただきました。  まさしくそのとおりでございまして、現在のグリーンホールは、トイレの環境だとかアクセスの面で一番いい環境だと認識してございます。ただ、このグリーンホールにつきましては、一般の区民と同様に抽せんで今借りているような形です。それでございますので、実際には前日の準備を含めて3日間連続で借りなくちゃいけなくなります。抽せんでいい番号がとれれば土日も含められると思いますが、現状は、平日にとるのがやっとという。今回も、実際には健康福祉委員会と全く同じ日しかあいていなくて、そういう形でしかとれなかったという実情があります。  これに関しましては、参加者のほうからも、家族に見に来てもらいたいので、やっぱり土日という意見も多々いただいてございます。それですので、毎年これまで11月に開催していましたけれども、このまつりのほうとお話をして、半年前の文化会館の申し込み、これを、夏だとか冬寒い時期は避けて、通年、どこかあいているところがあったらとるような形も検討していかなくちゃいけないのかなというふうな反省会は持ってございます。 ◎おとしより保健福祉センター所長   こちらのグラフでございますが、点線のところにつきましては、今回緊急ということで、プログラムに参加したグループと参加しないグループということをあえて分けまして、参加しないグループについては、こういった反応時間が長くなっているというところでございます。これについては、やはり何もしないと認知機能が低下していって、こういった反応時間もふえていってしまうというふうに分析をしております。  なお、こちら、今回、研究に当たりましては、この参加しないグループにつきましても、こちらの検査終了後、プログラムに参加していただいて、認知機能の低下の防止のフォローはしてございます。 ◆田中いさお   引き続きなんですけれども、1−3のほうです。今後、ちょっと見えないので、今後もっと拡大してやるおつもりなのか、ここでもう結果、効果があるということだったと思うんですけれど、今後はどうされていく予定か決まっていれば、この実施計画はいつまでとか、それをちょっと教えていただけますか。 ◎おとしより保健福祉センター所長   今後の予定でございますが、計画事業としては26年度で終了しておりまして、計画事業が終わりましても継続して実施をしているものでございます。今年度からは、ウォーキングに加えまして、料理教室を追加してございます。  さまざまなプログラムがあるんですが、一応健康長寿医療センターのほうでは、ウォーキングと料理については検証をしていただいておりまして、エビデンスも出て、認知機能の低下に効果があるという立証研究はございます。このため、今年度始めた料理教室の様子を見ながら、あとは例えばなんですが、料理とウォーキングをずっとやっていると飽きてしまうというところもありますので、例えば料理とウォーキングを組み合わせて実施するとか、そういった今後も参加者がふえるような形の検討はしてまいりたいと思っております。 ◆田中いさお   26年度で終わって、継続して行っているということでよろしいんですかね。  参加人数の、延べ人数になっていますけれども、今年度はまだ途中の報告で437という数字が出ていますけれども、今後、これを大幅にふやそうとしているのか、メニューがふえるのはわかるんですけど、これはきっと、効果があるんだったら対象人数をどんどん拡大しないと、余り、効果があるのはわかったということですから、これをどんどん広げていただきたいという思いがちょっとあるんですね。  以前、我が会派でも、富山県のほうにパワーリハビリテーションの視察に行ったことがありまして、つえをついていたおじいちゃんがちょっと軽い運動をするだけで普通に歩けるような。これは認知症ですけれども、身体的にも効果があると思うんですよ。こういうウォーキングというのは。  ですので、この対象者を、効果があるとわかっているんですから、これをもっと。例えば、今、現状は、要支援、要介護認定を受けていない方となっていますけれども、これも要支援の方に対象を広げていいと思うんですよ。そうしたら、要支援を外れて、普通の何も認定を受けない健康な高齢者になる可能性もあると思うので、ぜひ、これ、いいのはわかるんですが、もうちょっと参加者数をちょっと大幅に、対象者も考えて、ぜひいっぱいやったほうがいいかなという気がするんですけど、どうでしょうか。 ◎おとしより保健福祉センター所長   委員おっしゃるとおり、対象者の拡大ということなんですが、今現在、定員をほぼ、若干下回っている状況で、特に抽せん等は行っておりません。ただ、ふやす取り組みとしては、例えばもう少しコストをふやすとか、また内容を工夫するとか、そういった対象者の拡大については検討してまいりたいと思っております。 ○委員長   ほかに質問のある方。 ◆吉田豊明   まず、1−1のプロスポーツとの連携事業というところでお聞きしたいんですけれども、一般的にプロのアスリートの選手と触れ合うという非常に少ない機会の中で、貴重な経験だと思うんですけれども、プロのアスリートが教える意味という点でいうと、そういう珍しい経験をしたということだけではなくて、プロの技術であるとか、基本的なテクニックであるとか、それから、いかにけがをしないで競技を進めるかとか、そういう点もアスリートならではのさまざまな経験があると思うんですけれども、その辺も伝授していくというか、そういう点では、この事業の中ではどのように位置づけられているのか、聞かせてください。 ◎スポーツ振興課長   プロスポーツの選手とかかわり合うということは、技術の向上はもちろんのこと、例えばその選手がプロになった経緯だとか、そういった憧れだとか励みだとか、あとは1つ、フェアプレー精神について学ぶ、または選手、対戦する相手をリスペクトするとよく使われますけれども、きちんとしたマナー、ルールのもとに競技を高めていくと、そういったものもプロスポーツとの連携については大変重要なものだと考えております。 ◆吉田豊明   コーチではないので、なかなか具体的な一つひとつの競技について、ここはこうしたほうがいいというようなことにはならないと思うんですけれども、参加された例えば子どもたち、児童にとっては、そういう一つひとつのプレーをプロから教えてもらうというのは非常に重要だと思うんですが、そういう点で、規模といいますか、時間の制限もある中で、そういった充実したものができるのかどうか、今後これを拡大していけるのかどうかという点での今後の方針をお聞かせください。 ◎スポーツ振興課長   板橋区ではスポーツ推進ビジョン2025というのを策定いたしました。この中の位置づけでもございますプロスポーツを活用した、地元プロスポーツの支援だとか、地元アスリート、いずれアスリートに育つためのジュニア育成とか、そういったものがきちっと位置づけられておりまして、今後、プロが持つそういった力ですとか、あとは地域での貢献事業について、よりスポーツを近くに感じていただき、プロが近くにいるという地元への愛着、区への誇りにもつなげていければというふうに考えておりますので、今後とも積極的にこの連携協定に基づいて事業を拡大していきたいというふうに思ってございます。 ◆吉田豊明   あと、そういう点でいうと、指導者との交流というのも技術的には重要じゃないかなというふうに思うんです。それで、プロスポーツの、例えば選手だけじゃなくて、チームのコーチであるとかが、子どもたちを教えている監督やコーチとの交流といいますか、どういうふうに教えたらいいんだろうかという点でも、こういう連携ができるのであるならば、求められるんじゃないかと思いますが、その辺の方向性をお聞かせください。 ◎スポーツ振興課長   現在やっていますサッカーにつきましては、選手がそのままマンツーマンでつくわけにはいかないというところで、特にヴェルディについてはチームのスタッフコーチが大変充実しているということから、指導者との交流が結構盛んに行われているところでございます。  特に、今回、障がい者スポーツということで、区民まつりに実施いたしました体験教室では、東京ヴェルディの方が実は障がい者スポーツ指導員という、これは公益財団法人の日本障がい者スポーツ協会が認定をする研修のようなものなんですけども、そこの中級の資格を持っていまして、この指導者が直接子どもたちにルールだとかそういうものを教えて交流をしたということもありますので、今後こういった方の活用も考えていきたいというふうに考えてございます。 ◆吉田豊明   サッカーという点では、コーチングスタッフと子どもたちを教えるコーチや監督との交流は進めていくということでありましたけれども、バスケットについてもそういう方向で考えているのかどうか、お願いします。 ◎スポーツ振興課長   今、東京エクセレンスのほうも、コーチ陣についてはどういう形で交流ができるかということで検討を始めたところです。実際にバスケットボール教室では、選手に加えて教える指導者、スタッフコーチというんですか、そういう方々が来て直接子どもたちに教えていますので、エクセレンスもヴェルディと同じように、今後、指導者が直接教えて、直接、選手から聞くものプラス技術をもう少し上げるためのコツのようなものを、指導者から聞くというようなことは充実してまいります。 ◆吉田豊明   バスケットについても、サッカーについても、コーチをする技術といいますか、そういうのも伝えていくというお答えでした。今後とも進めていっていただきたいというふうに思います。  また、裏面の障がい者スポーツに関してなんですけれども、ボッチャサウンドテーブルテニスなど、東京ヴェルディではさまざまな障がい者スポーツの活動にも取り組んでいるということでありますが、例えば板橋区において、このボッチャサウンドテーブルテニスの大会などというのは開かれているんでしょうか。 ◎障がい者福祉課長   残念ながら大会は開かれてございませんが、ボッチャに関しましては交流会を行っております。 ◆吉田豊明   障害があるということでなかなかスポーツには参加できないんじゃないかという先入観がある方もいらっしゃると思うんですけれども、やはりそういう方も参加するスポーツが実際に行われているわけで、それをどう普及していくかというのが非常に重要だと思うんです。  それで、ボッチャについては、大会ではないけれども、幅広い形でのイベントみたいなものが行われているということでありますけれども、ボッチャというと、リオでのパラリンピックでも日本が活躍した競技でもありますので、今後、すぐにはできないにしても、集まる機会を広げながら、競技性の高い大会にしていく方向での検討が必要じゃないかというふうに思うんですが、ボッチャに限らず、サウンドテーブルテニスや、その他のシッティングバレーなどについても。その辺について、障がい者スポーツという点での方向性をお聞かせください。 ◎障がい者福祉課長   現在、都の障害者総合スポーツセンターを中心に、都下でさまざまな大会が行われております。板橋区独自ということになりますと、参加者の人数、場所の問題等さまざまな課題があると認識しておりますが、委員ご指摘のとおり、少しでも活動の場が広がり、また競技性が高いものが求められて進んでいくということは、障がい者にとっても、競い合う、また楽しさがわかっていくというようないいテーマだと思いますので、現状は、ボッチャを中心に広域的なスポーツ大会について検討を進めているところでございます。 ◆吉田豊明   1つ確認したいのは、広域的な活動とともに、そこに一定の競技性を含めたことを念頭に進めていく必要があると思うんですが、その辺についても確認したいと思います。 ◎障がい者福祉課長   スポーツでございますから、やはり競技性というのは非常に重要な要素だと考えています。  反面、まだ障がい者スポーツ自体の普及というところが十分進んでいないところもありますので、今、スポーツ振興課のほうで進めてくれているさまざまなスポーツを理解する事業、また、私どもも障がい者レクリエーション・スポーツ教室等でそういったものを行っておりますので、まずそこを広げていくというところからスタートして、最終的には区内での大会ができるような人数になっていくということが望ましいと考えています。 ◆吉田豊明   そういう点で、各スポーツ施設に、例えばボッチャができるような用具を常備するであるとか、それを指導できる障がい者スポーツの指導員、こうした方々の配置も現実の問題としてこれを進めていくとなると必要になってくると思うんですが、現状の体育館では障がい者スポーツ指導員の設置はどうなっているのか、それと、今後どう進めていくのかをお聞かせください。 ◎スポーツ振興課長   現在、東京ドームグループが指定管理者を行っておりますけども、先ほど申し上げました、障がい者スポーツ指導員の資格を持っている職員としては1名おります。今後は、東京ドームスポーツのほうでも徐々に広げていきたいという方向性を持っておりますので、区としてもサポートはしていきたいということと、あと、板橋区の中には、スポーツ推進委員が61名今いらっしゃいまして、地域でいろんな活動をしていただいています。特にボッチャ、先ほどの障がい者福祉課で実施しておりますボッチャにつきましては、ボランティアというような形でお手伝いもしておりますので、積極的に研修を受けて、できるだけ、初級、中級、上級といろんな資格がありますけども、少なくとも初級については広めていきたいというふうに考えておりますし、今後もそういった方向で進めていきたいというふうに思います。  あと、体育館の中に、現在、特にパラリンピック競技について、用具というかそういうものが備えてあるかといいますと、具体的に申しますと、ボッチャについては特殊なボールだったりしますが、そういったものについては設置はしてございませんが、今後どういう方向に行くかということで、必要があれば購入も考えていきたいというふうに思います。  特に、区の施設の中で、例えば、先ほど申し上げました、シッティングバレーですとか車椅子バスケットボール、あとはサウンドテーブルテニスといったようなものは、比較的ある卓球台を利用して、特殊な球があって少し工夫をすればできるというようなことも工夫によってはありますので、そういったものも活用しながらいきたいというふうに思ってございます。  あと、先ほど、ボッチャの関係で補足ですけれども、今、体育館の中では、さまざまな障がい者の方々がご利用いただいていまして、例えば東板橋体育館では障がい者スポーツ大会ということで、東京都の障害者スポーツ協会が実施しておりますバスケットボール、これは知的障がいのバスケットボールですけども、そういったもの。あとは、関東地区特別支援学校・学園交流戦大会というもの、これもバスケットですけども、高校生以上が200名、中学生以上が300名というようなもので、各体育館ごとにさまざまな形で障がい者の方々にご利用いただいていますので、そういった、今後必要な配慮はしていきたいというふうに考えてございます。 ◆吉田豊明   ボッチャの用具にしても、サウンドテーブルテニスのにしても、それほど経費のかからないことでありますので、障がい者の方々がスポーツに参加するといういい機会になると思いますので、今後とも進めていただきたいというふうに思います。  続きまして、1−2のいたばし健康まつりについてなんですけれども、昨年度に比べて800人ほど参加者が減っていることについての理由をお聞かせください。 ◎健康推進課長   減った理由でございますが、まず会場のほうなんですけれども、今年度から福祉事務所がグリーンホールの中に入りましたので、今まで使われていました4階の3室、これが減少になりました。したがいまして、参加者のところで、今まで来ていただいていた部分のワンフロア分が減ってございます。ただ、これは事前にわかっていましたので、資料のほうの1枚目の一番下のところに米印でありますが、プレイベントを実施したとございますけれども、区役所1階のほうでパネル展示、簡単な体力測定等を行う期間を1週間設けました。この間に来場いただけた方が、ここにはちょっと数字が入っていませんけれども、1,000人ぐらいいらっしゃいました。これを合わすと、大体去年の数ぐらいになるのかなと思っています。会場の縮小が一番大きな減少原因だと思います。 ◆吉田豊明   今後の課題なんですけれども、ことしで14回目のまつりのこの間の歴史があるということで、パンフレットをいただいたんですけれども、この内容を見ても非常に充実をしていますし、私自身も本当は参加しなきゃいけないんだけれども、参加できなかったんですが、参加したいというふうな内容です。  そういう点で、このいたばし健康まつりの今後の課題といいますか、その辺についての認識をお聞かせください。 ◎健康推進課長   先ほど、佐々木委員さんのほうからもありましたように、まず大きな課題の一つとして、曜日の設定、開催日の設定です。今回は、そういう意味で、2日通して抽せんで当たりましたけれども、これが本当に抽せんで最後のほうで2日連続とれないことも可能性としてはありますので、まず日程の課題があると思います。  それと、もう一つは、今申し上げましたように、会場がワンフロア減ったという部分、縮小してしまったというのも1つあります。  もう一つが、参加いただいている団体の高齢化がやはり進んでございます。今回も参加団体の数がちょっと減っていますけれども、そこに関しては、いろいろ尋ねる中で、高齢化が進んで、ことしは見送りたいというようなお話もございました。これは区のほうでどうしようもないことなんですけれども、課題としてはそういうことも挙げられるのかなというふうに認識してございます。 ◆吉田豊明   高齢化によって参加できない、できないというふうに区のほうに言ってくれる方はまだいいんですけれども、実態がないまま登録団体になっていて、どんどん実際に参加する団体は実質的には減っているというのが一番怖いと思うんですね。そういう点で、今後、新たな団体を、協力団体といいますか、参加団体にしていく努力というのはどのようにされるのか教えてください。
    健康推進課長   そこにつきましては、やはりホームページや日ごろの健康福祉センターなどでやっている事業の中で団体を募っていくのが一番いいのかなと思ってございます。現在、登録いただいているのは211団体、この中には、毎年ふえている、ちょっと数が今出ないんですけれども、増加しているのと、このネットから外れるという団体もございまして、現在は211でございますけれども、これは本当に一つでもそういう意味での健康づくりのチームというか、団体ができてくれることは非常にありがたいことなので、広報等、ホームページを通じて、今後も呼びかけはしていきたいと考えてございます。 ◆吉田豊明   広報だけだと従来どおりの枠を出ないと思いますので、もう少し検討されて、いい方法を一緒に考えていきたいというふうに思います。  それから、1−3のウォーキングを中心とした認知症予防対策ということなんですけれども、このウォーキングについては、科学的に認知症予防としては検証されたというふうに判断してよろしいんでしょうか。 ◎おとしより保健福祉センター所長   委員おっしゃるとおり、健康長寿医療センターの研究所でこういった研究を行って、実際の認知症予防に効果があるという実績がございます。 ◆吉田豊明   そういう科学的に検証されたこともありますので、今回板橋が取り組んでいるこのウォーキングを中心とした認知症の予防対策についても、先ほども多くの委員さんからも、規模を大きくする必要があるんじゃないか。また、ウォーキングが検証されているということで、特に今、認知症に関しては多くの区民の方が関心を持っていることだと思いますので、検証されたと、気をつけながらウォーキングを進めてくださいというような、これに参加することとともに、ウォーキング自体を進める周知も必要じゃないかというふうに思うんですが、その辺の今後の方向性を教えてください。 ◎おとしより保健福祉センター所長   まず、こちらのウォーキングですけれども、講座修了後もフォローアップがございまして、3か月プログラムがあるんですが、その後も月1回、ファシリテーターが毎月1回、修了後のグループにフォローしております。また、そういったフォローをして、修了後もその方たちが引き続きグループで継続していくという取り組みはしてございます。  また、認知症予防については、こういったウォーキングの効果がありますので、これについては、区でもさまざまな認知症予防対策の講演等を行っておりますので、そういったところでも広めていきたいと思っております。 ◆吉田豊明   確認したいんですが、ウォーキングは検証されたということで、区として奨励するというような方向での周知は具体的にはまだ考えてられないということですか。おとしより保健福祉センターが行っているこの事業を反映して、効果があったということを区民にお知らせをして、ウォーキングの推奨をするというようなことは行われないのかどうか。最後に1つです。 ◎おとしより保健福祉センター所長   こちらのウォーキングについては、既に実証されておりますので、年2回の認知症講演会というのを実施しております。その中でも、こういったウォーキングは効果があるということについてPRをさせていただいておりまして、今後もさまざまな機会を捉えましてPRはしていきたいと思っています。 ○委員長   ほかに質問のある方はいらっしゃいますでしょうか。 ◆松島道昌   ウォーキングを中心とした認知症予防対策について健康長寿医療センターと連携して、その効果についてのエビデンスが出たということでありますが、これは大きな注目すべきことだろうというふうに思っています。  さきに質問も出ましたけれども、このよい事業といいますか、効果が出たことを広く区民の皆さんに知っていただくと同時に、それを広げていくということが今後の課題になるんだろうというふうに思っています。その展望といいますか、それがありましたらまずお尋ねを、繰り返しになりますけれども、どのようにお考えになっているのか、お聞かせください。  2番目は、他の自治体においては、ウォーキングができるまちづくりといいますか、歩くことによって健康増進をする、医療費の削減を図ろうということでさまざまな取り組みがなされていますが、他の自治体の事例などは研究をされているでしょうか。これは、おとしより保健福祉センターだけではなく、ほかのところが所管をしているのかもしれません。  次に、このような健康づくりに非常によいという効果が出ているわけであります。認知症だけに限らずですね。そうすると、これを区の施策として広めていく、そのためのインフラづくり、例えば小さな公園を結んで、最近みどりと公園課では、健康遊具といいますか、器具などを設置しているところがありますが、それを線で結んでいくというようなこととか、まちづくりとして、ウォーキングができるまちづくりというところまでの施策をつくっていただけたらありがたい、むしろ全庁挙げて、医療費削減に向けて、いつまでも健康でいられる区民生活を板橋区が提供できる仕組みとして整備していただけたらありがたいというふうに思っていますが、その辺のご所見についてお尋ねします。以上3点です。 ◎おとしより保健福祉センター所長   まず、1点目の今後の展望でございますが、当然こちらはもうエビデンスが出ていますので、こちらについては、まず計画事業のところでは、区内18か所の地域センターごとにコースを設けるということで、そちらのほうは達成をしてございます。ただ、当然こういった効果があるので、実施計画終了後も継続して実施しておりますが、やはり対象者の拡大というところで、そこら辺、先ほど田中委員さんからもご指摘いただきましたように、対象を広げる、あるいはコースを広げる等の検討をしてまいりたいと思います。  他の自治体ということなんですけれども、例えば和光市だとかなり介護予防に力を入れて、要介護認定率が低いという結果が出てございますが、そこら辺も参考にしてございますが、今現在は、健康長寿医療センターが近くにあって、一緒に連携しながら実施をしておりますので、まず健康長寿医療センターがつくったプログラムにのっとって今実施をしておりまして、今後、他の自治体については、それを踏まえまして検討してまいりたいと思います。  それから、インフラ等、区の全体でこういった取り組みをということなんですけれども、現在、地域包括ケアシステムの推進ということで、板橋区版AIPを実施しておりますが、その中で、区を挙げてこういった事業に取り組んでいくことについては検討してまいりたいと思います。 ◆いわい桐子   私もこの1−3の認知症予防のところなんですけど、大方の皆さんと同様に、どうやってこの成果を全体的なものにしていくのかということなんじゃないかと思うんですけど、そもそもの規模というあたりを1つだけ確認したいのは、これでいう対象は65歳から80歳までの要支援、要介護認定を受けていない方というのが何人いらっしゃって、先ほどの答弁でいうと、定員がまだ満たしていないということなんだけど、どれぐらいの定員なのかということ。  それから、もう一つ、実施地域というのが、今現在6地域なんですけど、これはどういうくくりの地域で、やりたい地域は何地域あるのかということを教えてほしいんです。 ◎おとしより保健福祉センター所長   まず、1番の高齢者数なんですが、65から80というところではあれなんですが、ことし10月現在の65歳以上の高齢者につきましては、12万6,681人でございます。なお、そのうち、要介護認定を受けている方、ちょっとそれを確認して、また答弁させていただきます。  それから、定員でございますが、現在、ウォーキングが3コース、料理が3コースございまして、合わせて定員が120名でございます。          (「地域」と言う人あり) ◎おとしより保健福祉センター所長   地域でございますが、26年度までは各地域センターの管内を目標にしておりました。それ以降につきましては、同じ地域にならないようにある程度交代しながら実施をしております。ちなみに今年度については、ウォーキングが仲宿、徳丸、高島平地域、料理が仲町と清水、高島平地域で実施をしております。  それから、すみません、認定者の数ですが、ことし10月現在で、要介護認定を受けている方が2万2,982人でございます。 ◆いわい桐子   そうすると、対象は10万人というふうに、ざっくり言うとそういう数なのかというふうにちょっと感じるんですけども、その中で、定員が120名というところなんだけど、拡大していくということは今後の検討ということだけど、どこを目標に考えていくかということが今後の検討の中では大事になってくるんじゃないかなというふうに思うんですけど、非常に、認知症をどうやって予防するかというのは、高齢者の皆さん本人の問題と同時に、それを支える家族の大きな課題になってくると思っているんですね。そこをどうやって提言していくかというか、予防していくかということは、非常に多くの世代の関心事かなというふうに思うんです。  そうすると、どうやって拡大していくかということはぜひ検討してほしいんだけども、どこの視点を捉えているかと考えると、今聞くと、地域センターごとということは、18地域のうち、毎年6地域ということなんだけど、毎年、どこまで、お料理もウォーキングも両方を18地域でやりたいと思っているけど、現在、3、3なのか、その辺が、どこを目標にやられていて、逆に順番にやらなきゃならない理由は何なのか聞きたいんです。むしろ全ての地域で、定員数は一定限定が必要かもしれないけれども、どこに住んでいてもその事業が受けられるという状況をつくっていかないと、それから認知症の問題というのは、やっぱり追いかけていく必要があるので、1年やったから翌年はいいですよとはならないんじゃないかと思うんですよ。  そうすると、どこの地域にいてもやれるような箇所数と定員数が必要なんじゃないかなというふうに考えるんだけど、今現在、定員数がまず満たしていないという部分は、その理由はどういうふうに考えているのかということと、その箇所数を広げられないという部分については、どういう認識があるのかということをお聞かせください。 ◎おとしより保健福祉センター所長   まず、定員数でございますが、若干ちょっと下回っていますが、ほぼ定員どおりという形で実施をしております。ただ、やはりこちらについては、毎回参加というよりも、1回参加した方には自主グループをつくっていただいて、どんどん新しい方が入ってくるというところで、そういった新しい方が入るような魅力のある内容にしていきたいと考えております。  それから、箇所数ですが、区内18地域ということで、大体順番に場所をかえて実施しておりますが、確かにおっしゃるように、その地域、毎年できればいいんですが、なかなか数的に難しいところもありまして、やはり順番にやっていくというところと、ただ、区内3地域でやっても、特にそういう制限は設けておりませんので、どの地域の方でも参加できる、そういったところで、毎回違ったコースで違ったところを歩くというような取り組みも必要だと思って、そういった形で実施をしてございます。 ◆いわい桐子   要するに、ほかの地域の取り組みに参加できるというのは、今おっしゃったように、いろんなコースを歩けるというのは楽しいと思うんです。それはそういうふうにしてほしいんだけれども、やっぱりやっている場所をどんどん拡大していくということは、今後の定員拡大をどういうふうに考えていくかという視点の中でぜひ行っていただきたいと思います。  また、終わった後、自主サークルになるということなんだけど、この間、自分の周りの高齢者のサークルを見ていると、自主サークルになってしまうと、どうしても固定化されてしまって、新しい人が入りづらいという状況がどうもあるようなんですね。だから、非常に高齢者の皆さんが一人にならないように努力はされているんだけど、やっぱり一人になっちゃう人が生まれてくるという部分では、より多くの人が参加しやすい事業にするには、自主サークルは保障しながらも、区として開催するということに一つの魅力があるのかなというふうに思うので、ぜひ今後の対象拡大の点では、そうした視点で取り組んでいただきたいというふうに思います。  以上です。 ◆中妻じょうた   ありがとうございます。何点かお伺いしたいと思います。  まず、1−1のプロスポーツチームとの連携事業についてですが、やっぱり1つ気になるのが、エクセレンスのほうについては、プロ選手から直接指導を受けていますが、ヴェルディサッカー教室はコーチの指導だと。もちろんコーチは教えるためのスキルを持っていて、それはそれで貴重なんですが、やっぱり実際にコートで活躍している選手から直接指導を受ける、選手と一緒にフィールドに立つということが魅力だし、その先のモチベーションになると思うんですけれども、ヴェルディのほうで、選手と同じ場で子どもたちサッカー教室を受けるという機会は設けられないのでしょうか。いかがですか。 ◎スポーツ振興課長   先ほどご説明しましたのは、主な事業実績ということでご説明いたしました。今年度は、親子フットサル大会ということで、「板橋区・東京ヴェルディ杯」というのを実施いたしました。これは、小豆沢体育館の中でフットサルの予選をやりまして、最終的には味の素スタジアムのほうに行きまして決勝戦を行うということを実施いたしました。その際には、選手も同じグラウンドに来て交流をしたりとか、一緒にボールを蹴ったりというような交流も図られたということでございます。  私のちょっと説明不足で申しわけないんですけれども、ヴェルディにつきましても、コーチ陣がかなりしっかりしているということから、コーチの方々がいっぱい来ていただくこともありますけども、当然そこに選手が1名、2名来て教えてくれるということも実績としてはございます。 ◆中妻じょうた   ぜひ、じゃ、その点はよろしくお願いします。やっぱり選手と一緒に立ちたいと思いますので。  それと、障がい者スポーツについてですけれども、ボッチャの拡大というのは、私としても初めて、この間、高島平九丁目の障がい者福祉センターで「虹の祭典」をやったときに、体験コーナーがあってやってみたんですけれども、あれは、本当に、初級、中級、上級でどれぐらいのレギュレーションがあるかというのはわからないんですが、多分初級なのかな、すぐできるんですよ。ボールさえあれば、多分この委員会室でできると思うんですよね。テープとかでフィールドを仕切れば、あとはボールさえあればできると思うので、これは、もう来年度、大会をやったらどうですか。やることによって推進するということもあるとも思うので。簡単にできると思うんですよ。ボランティアセンターの方々もみんな指導ができる感じなんですよね。いかがですか。ちょっとやってみませんか、大会。 ◎障がい者福祉課長   ぜひ大会をということでございます。  現状はまだ、大会となりますと、やはりきちっとした審判が必要といったこと、それから、私どもやはりいろいろな人と交流するというところも障がい者福祉課としては大事にしておりまして、公式な大会となりますと、パラリンピックでは、例えば知的障害の方と身体障害の方とクラスを分けるとか、いろいろな課題がございます。  現状では、来年度については、まだ、なお交流会をして、その中でしっかりとノウハウをつくって、それで大会という形でのルールを決めてやってまいりたいと考えております。 ◆中妻じょうた   わかりました。やったから進むという側面もあると思うんですが、次々年度以降でしょうか、ぜひ取り組んでいただければと思います。  最後に、全体的なことをお伺いしたいと思うんですけれども、やはりどうやって拡大していくかということを各委員の皆様、テーマとして、これはどの事業も持っていらっしゃいますが、これは、私、たびたび本委員会で申し上げていると思うんですけれども、拡大の推進のための一つの大事な方法は、区としてやっていくというのはどうしても限界があります。定員もあるし、予算もある。大事なことは、セルフスターターをふやす。勝手にリーダーになる人をふやすということが重要だと。  この間、我々で、都の障害者総合スポーツセンターに行ったときに、車椅子テニスのところで、たまたまですけれどもレジェンドと呼ばれる方がいたと。すごい方がいた。あの方は別に東京都の職員でもなければ、北区から何かお金をもらっているわけではないでしょう。勝手にやっているわけですよね。そういう人がいるとやっぱり広がっていく。そういうところまでどうやって引っ張っていくかというところが区の事業の大事なところだと思っていまして、そのために必要なのは、新たな視点、おとしより保健福祉センターのほうの報告の中では、飽きさせないという、飽きさせないために料理コースを設定したと。これは大変重要な視点だと思います。  私も高島平で武術教室をやっていますが、本当はまだまだ基礎を積んでほしいんだけれども、やっぱり続けてもらうために、あえてちょっと難しいけれども新しいことを入れていかないと、特に子どもは飽きちゃって続かないんですよね。新しい視点を、新ネタ、新しい仕掛けを入れていくということが大変重要で、おとしより保健福祉センターウォーキングについては1つご報告がありましたので、プロスポーツ事業、障がい者事業と、それからいたばし健康まつりについて、次年度以降、新たな仕掛け、飽きさせない仕掛けというのをどういうふうに考えていらっしゃるかということをちょっと最後にお伺いしたいと思います。 ◎スポーツ振興課長   新たな視点ということで、毎年さまざまな視点から、スポーツ事業、どうやったらいいきっかけをつくれるかということで検討を重ねてこれまでもまいりました。来年度に向けては、やはり少しストーリー性を持った取り組みが必要かなということで、現在、子どもたちへの少し体力が即時に見れるような測定会だとか、そういうことも少し視野の中に入れて、どういった競技に自分に今ついている筋肉が向いているのかとか、瞬発力がどうだとか、そういった自分の体を知るような視点を来年度は入れていきたいというふうなことを考えてございます。  以上です。 ◎健康推進課長   健康まつりにつきましては、セルフスターターという言葉と新たな視点という言葉をいただいていますけれども、健康まつり自体、実行委員会方式でやってございますので、211団体あると申しましたけど、その中から11名ぐらいの委員さんに来ていただいて、半年間、本当にみっちりこの2日のまつりのために協力を得てございます。  新たな視点で事業の拡大だとかというのは、まさしく先ほどから何度も申し上げていますように、発表の場であります。やっぱり見てもらいたいという気持ちが多々あると思います。区民の方が一人でも多く来場できるような環境づくり、ここに区としては傾注するべきなのかなというふうに考えてございます。 ○委員長   本件につきましては、この程度でご了承願います。 ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、スポーツ健康調査特別委員会報告書骨子(案)についてを議題といたします。  先ほどの理事会において、本骨子案を理事会案として委員会に提出し、これをもとに本日の審議を行うことに決定いたしましたので、初めに骨子案の概要を中妻副委員長より報告していただきます。 ○副委員長   それでは、スポーツ健康調査特別委員会報告書骨子(案)についてご説明申し上げます。  当委員会は、活動方針をスポーツ分野と連携した健康づくり事業についてとし、調査研究を行っているところであります。  つきましては、報告書の骨子を次のとおり提案いたします。  1、調査目的。  委員会の設置の建議を踏まえ、調査の目的を記載いたします。  2、活動方針。  活動方針を記載いたします。  3、調査経過。  平成27年5月22日に委員会が設置されて以降、2年間にわたり開催されました委員会の議題及び調査内容を記載いたします。  4、視察報告。  株式会社タニタの健康づくりに関する取り組み及び東京都障害者総合スポーツセンターにおける取り組みについての視察内容を記載いたします。  5、まとめにつきましては、(1)本区の取り組みに対する評価、課題、(2)スポーツ・健康に関する提言を記載いたします。  ページをおめくりいただき、別紙1ページ、5、まとめをごらんください。  本区の取り組みに対する評価、課題は記載のとおりでございます。  次に、2ページをごらんください。  2ページから4ページにかけて、スポーツ・健康に関する提言を記載しております。  本特別委員会報告書骨子(案)の概要については以上でございます。 ○委員長   ありがとうございました。  報告書の構成でありますが、お手元の資料2の1枚目のとおり、1、調査目的から始まり、5、まとめで終わるといった構成で作成させていただきますので、ご了承願います。  それでは、5、まとめの検討に入ります。
     初めに、本区の取り組みに対する評価、課題について、ご意見がございましたら挙手願います。          (「なし」と言う人あり) ○委員長   次に、スポーツ・健康に関する提言について、ご意見、ご提案がございましたら挙手を願います。なお、ご意見、ご提案につきましては、該当する項目名等を述べてからご発言くださるようご協力をお願いいたします。 ◆吉田豊明   1点だけなんですけど、4ページの8)の障がい者スポーツの普及促進の一番下、丸ポチの3つ目です、「障がい者スポーツの競技人口を増加させるため、競技性の高い障がい者スポーツの実施について検討すべきである。」という、この真ん中あたりの句読点のところに、先ほどから議論がありました「競技大会の開催」という言葉を、きょうの議論を踏まえて、句読点のところに「競技大会開催等」という言葉を入れてはどうかなという提案をさせていただきます。 ○委員長   それについてはいかがでしょうか。 ◆佐々木としたか   今、吉田委員からありましたけど、大会ということを私は入れるよりも、「競技性の高い障がい者スポーツの実施」だから、これにやっぱり小さい大会もあれば、大きい大会もあれば、地域大会もあるわけだから、ここにそういう大会と決めつけて文章にするよりも、こちらの今提案された文章のほうが私は妥当性が高いと思いますので、これでよろしいと思います。 ○委員長   ほかには。 ◆川口雅敏   私もそう思います。先ほど障がい者福祉課長が言ったように、まだ競技、大会とかというよりも、もう少しいろいろ研究していきたいということをおっしゃっておるので、このままの状況のほうがいいと思います。 ○委員長   いかがでしょうか、ほかは。 ◆吉田豊明   そういうことも含まれていると思いますので、これで結構だと思います。 ○委員長   よろしいですか。          (「はい」と言う人あり) ○委員長   本件につきまして、この程度でご了承願います。  次回の委員会では、本日の骨子案に対するご意見をもとに報告書案を作成し、議題とする予定でございます。起草につきましては、正副委員長に一任願いたいと存じますが、ご異議ございませんでしょうか。          (「異議なし」と言う人あり) ○委員長   ご異議がないようでありますので、報告書案を次回委員会までにまとめさせていただきます。 ──────────────────────────────────────── ○委員長   以上をもちまして、スポーツ健康調査特別委員会を閉会いたします。  ありがとうございました。...