△日程第五 第六号議案 東京都北区
職員定数条例の一部を改正する条例(
委員会審査報告)
△日程第六 第九号議案 東京都北区議会議員の議員報酬及び
費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例(
委員会審査報告)
△日程第七 第十号議案 東京都北区長等の給料等に関する条例の一部を改正する条例(
委員会審査報告)
△日程第八 第十一号議案 東京都北区監査委員の給与等に関する条例の一部を改正する条例(
委員会審査報告)
△日程第九 第十三号議案 東京都
北区営住宅条例の一部を改正する条例(
委員会審査報告)
△日程第十 第十四号議案 東京都北区
手数料条例の一部を改正する条例(
委員会審査報告)
△日程第十一 第十五号議案 東京都北区「特別区道」
道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例(
委員会審査報告)
△日程第十二 第十六号議案 東京都北区
公共溝渠管理条例の一部を改正する条例(
委員会審査報告)
△日程第十三 第十七号議案 東京都
北区立公園条例の一部を改正する条例(
委員会審査報告)
△日程第十四 第十八号議案 東京都
北区立児童遊園条例の一部を改正する条例(
委員会審査報告)-----------------------------------
○議長(
名取ひであき議員) 本案に関し
委員会審査報告書が提出されていますので、書記から朗読させます。 (書記朗読)
企画総務委員会議案審査報告書第六号議案 東京都北区
職員定数条例の一部を改正する条例第十号議案 東京都北区長等の給料等に関する条例の一部を改正する条例第十一号議案 東京都北区監査委員の給与等に関する条例の一部を改正する条例第十三号議案 東京都
北区営住宅条例の一部を改正する条例第十四号議案 東京都北区
手数料条例の一部を改正する条例第十五号議案 東京都北区「特別区道」
道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例第十六号議案 東京都北区
公共溝渠管理条例の一部を改正する条例第十七号議案 東京都
北区立公園条例の一部を改正する条例第十八号議案 東京都
北区立児童遊園条例の一部を改正する条例 本委員会は二月二十四日付託された
上記議案審査の結果、いずれも原案を可決すべきものと決定したので報告する。 令和四年三月二日 東京都北区
議会企画総務委員会 委員長 宮島 修 東京都北区議会議長
名取ひであき殿
----------------------------------- 議会運営委員会議案審査報告書第九号議案 東京都北区議会議員の議員報酬及び
費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例 本委員会は二月二十四日付託された
上記議案審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告する。 令和四年三月三日 東京都北区
議会議会運営委員会 委員長
竹田ひろし 東京都北区議会議長
名取ひであき殿
-----------------------------------
○議長(
名取ひであき議員) お諮りします。 本案は、いずれも
委員会審査報告どおり決定することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
名取ひであき議員) ご異議ないと認め、本案はいずれも
委員会審査報告どおり決定しました。
-----------------------------------
○議長(
名取ひであき議員) 日程第十五から日程第十八までを一括して議題とします。 (書記朗読)
△日程第十五 第二十八号議案 令和四年度東京都北区
一般会計予算(
委員会審査報告)
△日程第十六 第二十九号議案 令和四年度東京都北区
国民健康保険事業会計予算(
委員会審査報告)
△日程第十七 第三十号議案 令和四年度東京都北区
介護保険会計予算(
委員会審査報告)
△日程第十八 第三十一号議案 令和四年度東京都北区
後期高齢者医療会計予算(
委員会審査報告)-----------------------------------
○議長(
名取ひであき議員) 本案に関し
委員会審査報告書が提出されていますので、書記から朗読させます。 (書記朗読)
予算特別委員会議案審査報告書第二十八号議案 令和四年度東京都北区
一般会計予算第二十九号議案 令和四年度東京都北区
国民健康保険事業会計予算第三十号議案 令和四年度東京都北区
介護保険会計予算第三十一号議案 令和四年度東京都北区
後期高齢者医療会計予算 本委員会は二月二十四日付託された
上記議案審査の結果、いずれも原案を可決すべきものと決定したので報告する。 令和四年三月十四日 東京都北区
議会予算特別委員会 委員長
古田しのぶ 東京都北区議会議長
名取ひであき殿
-----------------------------------
○議長(
名取ひであき議員) 本案に関し
予算特別委員会委員長から報告があります。 十二番
古田しのぶ議員。 (十二番
古田しのぶ議員登壇)
◆十二番(
古田しのぶ議員) ただいまから
予算特別委員会審査報告を申し上げます。 去る二月二十四日開会の本会議において、
予算特別委員会に付託されました第二十八号議案 令和四年度東京都北区
一般会計予算ほか三
特別会計予算については、三月四日、七日、八日、十日、十一日及び十四日の計六日間にわたり、区長をはじめ
関係理事者の出席を求め、慎重かつ熱心に審査を行いました。 以下、審査の経過概要と結果について一括してご報告申し上げます。 一般会計において歳入歳出とも総額一千六百二十二億三百万円であり、対前年度増減率は五・三%増であります。 また、一般会計、三特別会計を合わせた財政規模は総額二千四百十二億七千二百五十五万四千円で、対前年度増減率五・〇%増となっております。 これらの状況を踏まえ、各会派代表及び各無会派議員による総括質疑をはじめとして各款の質疑が行われました。質疑の詳細については、追って会議録を作成の上、配付いたしますので、報告を省略させていただきます。 これらの質疑を経た後、令和四年度東京都北区各会計予算について、各会派代表及び各無会派議員からそれぞれ討論が行われましたので、その概略を申し上げます。 まず、
日本共産党北区議員団の討論について申し上げます。 新
年度予算案で
児童相談所等複合施設開設に向けた
基本設計等の着手や女性の
LINE相談等は住民要望の反映として評価する。 しかし、以下の理由から
一般会計予算に反対する。 コロナ禍の影響を受ける区民や事業者への支援が不十分。行革路線に固執する姿勢。住民合意に欠ける
まちづくりの姿勢。また、国保会計及び
後期高齢者医療会計は
保険料値上げ等のため反対する。 なお、以下要望する。 保健所の体制強化。再
エネ機器導入助成の抜本拡充。保育、
介護等ケア労働者の処遇改善。
包括的性教育の推進。
十条まちづくりにおける
既存商店街の存続・繁栄のための対策。住宅確保要配慮者のための
専用賃貸住宅実現への取組。
都区財政調整における財源確保。 以上の意見要望が述べられ、
一般会計予算、
国民健康保険事業会計予算及び
後期高齢者医療会計予算については反対、
介護保険会計予算については賛成との態度の表明がありました。 次に、
公明党議員団の討論について申し上げます。 令和四
年度予算案は、我が会派が要望した地震・
風水害対策、ひきこもり対策、
パートナーシップ宣誓制度、液体ミルクの
災害用備蓄、女性のための
LINE相談、
学童クラブ・保育園の
定員拡大等を評価する。 なお、以下要望する。 マイナンバーカードの普及とDXの推進。今後の
新型コロナ感染状況に対応可能な保健所の機能強化。
成果連動型民間委託契約方式の導入。高齢者見守り
キーホルダー事業、
認知症賠償保険への取組。
帯状疱疹ワクチン接種の助成、
子宮頸がんワクチンの
キャッチアップ接種の勧奨。大規模水害時、バス・
タクシー等を活用した要配慮者の避難支援の早急な構築。教員の
区独自採用の検討。不登校の児童・生徒への新たな支援の構築。 以上の意見要望が述べられ、各会計予算について、いずれも賛成との態度の表明がありました。 次に、
自由民主党議員団の討論について申し上げます。 我が会派が要望した、
新型コロナ感染症対策等の取組、観光協会と共に推進する
シティプロモーション、
庁内デジタル化の推進、防災減災・
国土強靭化による安全・安心で絆の強い
まちづくり、
ゼロカーボンシティ宣言に基づくリサイクルや環境に配慮した整備、
地域産業経済活性化への支援策等と
区内各種業者への
雇用確保策、
少子化対策関連政策の推進と教育環境・生涯教育の充実、
地域包括ケア推進等の地域と一体となり元気で安心して活躍できる
システム整備、
駅前開発等の本格化する
まちづくりの推進、ハード・ソフト両面での学習環境の推進等が反映されており評価する。また、
新型コロナ感染症を乗り越え新たなステージでの北区のさらなる発展を願う。 以上の意見要望が述べられ、各会計予算について、いずれも賛成との態度の表明がありました。 次に、
立憲クラブの討論について申し上げます。 いまだ高い
新型コロナ感染者数が続く中、
前倒し接種等の
新型コロナ対策、
ゼロカーボンシティ宣言の実行、
多様性社会の推進、荒川大水害対策、がん検診の拡充、
コミュニティバス新規路線導入、
公契約条例の準備等を評価する。 なお、以下要望する。
コロナ対策として
生活支援策の拡充及び
後遺症対応の検討。荒川大水害を考慮し現庁舎用地一部活用も想定した新庁舎建設の
基金積立て。主要駅への
デジタル窓口設置を含めたDX推進。親亡き後等を見据えた障がい
者入居施設の区内設置。教員の働き方改革と
教育環境改善。
ゼロカーボンシティ宣言が実効性ある行動計画となるための区民参加の
仕組みづくり。当事者権利の保障に向け
パートナーシップ宣誓制度導入に伴う全庁的な事業の検証と見直し。
LGBTQ等全てのマイノリティへのきめ細やかな対応。 以上の意見要望が述べられ、各会計予算について、いずれも賛成との態度の表明がありました。 次に、無会派(無所属)の討論について申し上げます。 新
年度予算案は
ワクチン対応の体制構築を図るとともに、北区基本計画2020における三つの
優先課題解決のための予算編成がなされ、北区版SDGsの実践、
各種タイムラインの作成等の防災対策、ICT化による
子育て支援、
GIGAスクール構想事業の展開や
客引き行為等防止条例制定等を評価する。 なお、以下要望する。 コロナ禍でも子どもたちが夢と希望を持てる施策の実施。区民が感染対策を講じるための説明や対処。関係各所と連携し、女性に寄り添った
LINE相談事業の実施。風水害を想定した
防災訓練実施の拡充や
地域防災力を高める工夫。
地域猫活動の
民間基金活用やボランティアへの支援。
路上喫煙禁止地区の拡大と重点地区での厳罰化。駐輪場の拡充と空き状況の見える化等。 以上の意見要望が述べられ、各会計予算について、いずれも賛成との態度の表明がありました。 次に、無会派(
都民ファーストの会所属)の討論について申し上げます。
新型コロナウイルス感染症によるコロナ禍が長引く中、過去最高の一千六百二十二億三百万円の財源の確保や、
基金積立てと起債を効果的に活用することにより、持続可能な
行財政サービスに取り組んでいることを評価する。また、SDGsへの多方面からの積極的な取組み、区民主体の
まちづくり、
外部人材CIO補佐官登用によるDXの推進を大いに期待する。しかし、
パートナーシップ宣誓制度の導入に当たっては真摯な対応を求める。 なお、以下要望する。 全庁を挙げたゼロカーボンへの計画的な取組。より区民に浸透する広報の在り方。北区ゆかりのアスリートのさらなる展開とサポート。高齢者が生きがいを持って暮らせる環境整備。歩道の安全性の確保。学びの保障。関係課で連携したプレコンセプションケア。小・中学校の効果的な長期休業の見直し。 以上の意見要望が述べられ、各会計予算について、いずれも賛成との態度の表明がありました。 次に、無会派(日本維新の会所属)の討論について申し上げます。 将来を見据え各事業を着実に進め、迅速なワクチン接種、GIGAスクール構想の推進、キャッシュレス決済等による行政のスリム化と区民サービスの向上など、先進的取組への挑戦を評価する。 なお、以下要望する。 DXを実現し区民サービス業務等の抜本的改革。DXの推進に向け生産的・高度な業務従事のための職員の人材育成。住民に選ばれるまちとなるよう区民サービスの向上と区の魅力の積極的な発信による生産年齢人口の増加への取組。受験生チャレンジ支援貸付事業等の周知徹底と体制強化。教育バウチャー制度導入による学習支援施策の展開。地域猫保護団体と連携した機運の高揚。ネーミングライツによる清潔で魅力ある公衆トイレ等の整備。起業家育成・支援の充実。受動喫煙防止のため密閉型喫煙場所の増設等。 以上の意見要望が述べられ、各会計予算について、いずれも賛成との態度の表明がありました。 討論終了後、まず議論の分かれた第二十八号議案、第二十九号議案及び第三十一号議案を一括して起立により採決を行いましたところ、賛成多数をもって、いずれも可決すべきものと決定しました。 次に、第三十号議案の採決を行いましたところ、全会一致をもって可決すべきものと決定しました。 以上で
予算特別委員会審査の経過概要と結果についての報告を終わります。 最後になりましたが、石川さえだ副委員長をはじめ、委員並びに理事者各位のご協力に対し、心から御礼申し上げまして、
委員会審査報告の結びとします。 ご清聴、ありがとうございました。
○議長(
名取ひであき議員) 本案に対して、福田光一議員ほか九名から「第二十八号議案 令和四年度東京都北区
一般会計予算」の組み替えを求める動議が提出されております。
----------------------------------- 「第二十八号議案 令和四年度東京都北区
一般会計予算」の組み替えを求める動議 以上について、東京都北区議会会議規則第十四条の規定により、別紙のとおり提出します。令和四年三月十四日 提出者 東京都北区議会議員 福田光一 同 同 野口将人 同 同 永井朋子 同 同 さがらとしこ 同 同 野々山 研 同 同 せいの恵子 同 同
山崎たい子 同 同 宇都宮 章 同 同 本田正則 同 同 福島宏紀 東京都北区議会議長
名取ひであき殿
-----------------------------------
△「第二十八号議案 令和四年度東京都北区
一般会計予算」の組み替えを求める動議 (動議は会議録末尾に掲載)
-----------------------------------
○議長(
名取ひであき議員) この際、本動議に関し提出者の説明を求めます。 十九番
山崎たい子議員。 (十九番
山崎たい子議員登壇)
◆十九番(
山崎たい子議員) 私は、「第二十八号議案 令和四年度東京都北区
一般会計予算」の組み替えを求める動議について、提出議員を代表し提案理由の説明をいたします。 コロナ感染症の影響は三年目と長期化し、オミクロン株による第六波の感染爆発もいまだ収束が見通せない状況です。 命のとりでとなっている保健所や医療機関、ケア労働の現場も疲労が色濃く、区民の暮らしや営業の困難も続いています。 そうした中、国連憲章違反のロシアによるウクライナ侵略は、国際社会、ひいては北区の平和と経済にも大きな影を落としています。今こそ北区は、区民の安寧のよりどころとして、憲法と平和都市宣言に基づき区民の暮らしと営業を守るため全力を挙げるときです。 新
年度予算案では、
日本共産党北区議員団や新社会党所属議員が提案してきた施策が一部反映されておりますが、過去最大規模となった財政調整基金の一部二十億円、さらに当初予算で積み立てられた
まちづくり基金の一部八億円を財源とした、さらなる暮らし応援の予算の組替えを求めます。その項目については、既に文書でお示しのとおりですが、事業の試算を紹介し、提案といたします。 ア、
新型コロナウイルス感染症対策では、①高齢者、障がい者、子ども施設や区民向けの無料PCR検査体制の拡充で二億円。 ②介護・保育などケア労働従事者への慰労金追加支給で三億五千万円。 イ、暮らしへの支援では、③住民税所得割非課税世帯への臨時特別給付金の支給で七億五千万円。 ④国民健康保険料の均等割五割減額を十八歳まで手当するため八千万円。 ⑤所得制限をなくし、全ての子どもを対象に臨時特別給付金を支給で十億円。 ⑥小学校給食費を児童一人目にも半額補助を拡大するため一億五千万円。 ⑦中学校給食費を生徒一人目にも半額補助を拡大するため五千万円。 ⑧低所得世帯への大学入学準備金を支援するため五千万円。 ⑨高齢者への補聴器補助の創設は、先行実施区を参考に五千万円。 ⑩会計年度任用職員の期末手当引下げの補填は令和三年度実績で二千万円。 ウ、営業への支援については、⑪プレミアム付き区内共通商品券を追加発行するため五千五百万円。 ⑫中小業者に対する独自補助を行うため四千五百万円であります。 いずれの事業も区民相談や予算要望を受けたものであり、財政調整基金や
まちづくり基金の一部活用で実現できると考えます。 以上、議場の皆様のご賛同を心からお願いし、提案理由の説明といたします。 どうぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
○議長(
名取ひであき議員) これより討論に入ります。 本動議及び本案に関し、十八番、せいの恵子議員、四番、くまき貞一議員、七番、福田光一議員、十五番、松沢よしはる議員から討論の通告がありましたので、順次これを許可します。 十八番 せいの恵子議員。 (十八番 せいの恵子議員登壇)
◆十八番(せいの恵子議員) 討論に先立ち、一言申し添えます。 三月十六日に起こった福島・宮城沖地震で被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。 ウクライナでは、ロシア軍の侵略開始以降、出産が四千三百件以上、今後三か月で八万人の女性が出産する予定だと言います。生まれてくる命、全ての人の命が犠牲になる戦争は絶対に起こしてはなりません。 北区平和都市宣言は、日本国憲法に掲げられた恒久平和の理念に基づき、平和で自由な共同社会の実現に向けて努力していること、我が国が非核三原則を堅持することを求めるとしています。その立場から、ロシアによるウクライナ侵略に抗議し、直ちに中止・撤退を求めます。 それでは、討論に入ります。 私は、
日本共産党北区議員団を代表して、ただいま上程されました第二十八号議案、令和四年度東京都北区
一般会計予算、第二十九号議案、東京都北区
国民健康保険事業会計予算及び第三十一号議案、東京都北区
後期高齢者医療会計予算に対する反対討論を行います。 新年度予算においては、
児童相談所等複合施設開設に向けた基本設計・実施設計の着手、子どもの見守り体制の強化、
パートナーシップ宣誓制度の開始、女性への
LINE相談やアウトリーチ支援の拡充、庁舎の再エネ由来電力への切替え、
コミュニティバス新規路線導入などについては住民要望の反映として評価いたします。 しかし、以下の三点の理由から
一般会計予算に反対いたします。 第一の理由は、特別区税、特別区交付金などの大幅な増収を見込み、当初としては過去最大規模となる予算案の中で、
新型コロナ対策やコロナ禍によって影響を受ける区民、事業者への支援が不十分にとどまっていることです。 新規感染者の動向は、いまだ予断を許しません。コロナを抑え込み区民の不安を解消するために、PCR無料検査の継続と拡充、高齢者・障がい者施設に加え、保育園や学校の従事者への定期検査の実施が強く求められます。 また、ロシアのウクライナ侵略の影響による経済的影響や物価高などを考慮しても、コロナ禍によって深刻な影響を受ける子育て世帯や低所得者世帯、支援の行き届かない事業者など、区民、区内事業者へのさらなる支援が必要です。 新年度予算を新型コロナを克服する積極的予算と位置づけるならば、約百七十億円に積み上がった財政調整基金のさらなる活用や年度末と合わせて七十億円にも上る特定目的基金の積立てを一部取りやめて、区民の暮らし、営業を支援する施策を一層拡充すべきではないでしょうか。 区民の方から、先日、このような言葉をいただきました。「コロナで仕事ができなくなり、私が本当に大変だったときに一番力になってくれたのは行政の支援でした。支援がなければ今の私はいません。感謝しています」。国や東京都の支援が不十分なときこそ北区の出番です。区民に一番身近な行政として、区民に寄り添う姿勢を貫いていただきたいと切に願います。 第二は、コロナ禍の下、貧困と格差を広げてきた新自由主義の弊害を直視せず、経営改革の名で行革路線に固執する姿勢です。 二〇〇〇年代初頭の小泉構造改革以来、歴代政権は新自由主義を一層加速させ、北区も二〇〇五年の経営改革プラン策定を契機に、職員削減、外部化、受益者負担を柱とする北区行革路線を推し進めてきました。 一九九七年、地域保健法が施行され、旧保健所法では人口十万人当たり一か所とされていた保健所の設置目安が、人口二十万人当たり一か所に緩和されました。 そして、北区でも三か所あった保健所が一か所に統合されました。区は、これを機能強化と呼びましたが、コロナ危機の下では保健所の逼迫はより深刻化し、全庁的な応援職員の確保が不可欠な状況が生じました。保健所長をはじめ、職員の日々の懸命な努力に敬意を表しますが、医療費削減を過度に推し進めた行革による弊害であることは明らかです。 今後いつ起こるとも分からない災害や新たな感染症・パンデミックに立ち向かう地域の公衆衛生の基盤を再構築するため、保健師など正規の専門職の計画的増員を図り、執務スペースの拡充、長期的視野に立った保健所の増設を検討していくことが必要です。 加えて、東京都が強行しようとしている都立病院・公社病院の独立行政法人化は、公的医療を切り縮め、
コロナ対策にも逆行する暴挙です。 予算審議の中で、区がこれを批判せず、迅速で柔軟な運営ができるなどとする東京都の主張を繰り返す立場に終始したことは認められません。 さらに、行革の一環として進められてきた公共施設の削減も、区民生活に大きな影響を及ぼしています。 学校施設では、この間、児童・生徒が減少するとして小学校の統廃合が進められてきましたが、人口が増加に転じ、全校での放課後子ども総合プランの実施や
学童クラブの校内への移行、小・中学校での段階的な三十五人学級が進み始めたことから、教室不足が顕在化しています。 コロナ禍での給付金の申請やワクチン接種の予約など、ネットによる予約・申請が苦手な人にとって職員が丁寧に対応する区民に身近な窓口の必要性は増していますが、七か所に設置されていた区民事務所分室は全て廃止となりました。 また、区民と共に環境改善を進めてきたエコー広場館を廃止・縮小することは北区
ゼロカーボンシティ宣言に逆行するものです。 既に実態と合わなくなっている二十年間で一五%の施設削減という公共施設再配置方針の目標は、速やかな見直しを求めます。 区は、引き続き経営改革プランを推し進める姿勢ですが、新たな基本構想の策定を機に、矛盾に満ちた行革路線は大本から見直すべきです。 第三の理由は、民間企業と一体に超高層マンションを呼び込む駅前開発や大型道路建設など、住民合意に欠ける
まちづくりの姿勢です。 区は、この間、十条・赤羽駅前にタワーマンションを誘致する市街地再開発を進めてきました。しかし、高層マンション中心の
まちづくりは東京一極集中を加速させ、周辺商店街の営業やコミュニティ、都市の気候変動にも影響を及ぼします。 現在行われている基本構想審議会でも、タワマンなしで程よく発展と望む区民の声が紹介されています。 駅周辺の
まちづくりでは、住民合意の協議を大前提に、昔ながらの街並みや商店街を残すとともに、新たな高層マンションの誘致を抑制することを求めます。 赤羽台の
まちづくりでは、新たな児童相談所等複合施設の最良の環境確保を最優先とし、住民への丁寧な説明と合意を踏まえ進めるよう求めます。 加えて、誰もが北区に住み続けられる
まちづくりを目指し、都営住宅空き家の積極的活用とともに、住宅要配慮者の専用賃貸住宅の確保に取り組むことを求めます。 また、特定整備路線をめぐっては、今なお区内で認可取消しを求める三つの住民訴訟が争われていますが、東京都に追従して住民合意をないがしろにする
まちづくりの進め方に、区としての改善が不十分です。 改めて、住民が主役となる
まちづくりの姿勢に立ち戻るよう求めます。 次に、
特別会計予算についてです。 まず、
国民健康保険事業会計予算は、未就学児の国民健康保険料の均等割額半額実施となりましたが、総合的には新年度保険料が値上げになることから反対します。
後期高齢者医療会計予算については、均等割額の軽減措置の見直しや十月からの窓口負担二割導入により、被保険者の負担増となることから反対します。
介護保険会計予算には賛成いたします。 なお、コロナ禍でも介護現場で奮闘されている介護従事者の処遇改善には、区として前向きに取り組んでいただくよう求めておきます。 続いて、「第二十八号議案 令和四年度東京都北区
一般会計予算」の組み替えを求める動議に賛成する討論を行います。 今回の組み替え動議の内容は、先ほどの提案理由の説明で述べたとおり、長引くコロナ禍の下、さらに物価値上げなどの影響が予測される中、区民の暮らしと区内事業者の営業を支える緊急の直接支援として、財政調整基金二十億円、
まちづくり基金八億円を活用した予算組替えとなっています。 その意義は、二年以上にわたるコロナ禍において、これまで国や東京都が行ってきた直接支援により、区民・事業者の生活・営業が支えられ、また北区が今年度末、独自事業として民間福祉事業所や医療機関等へ約六億五千万円の補正予算を組んだように、新
年度予算案においても思い切った現金などの直接支援を行って区民生活を守り、ひいては区内経済の循環、活性化につなげることにあります。 例えば、子育て世帯への特別給付金については、所得制限によって未支給となった世帯の方々から、「税金を納めるばかりで十分なサービスを受けられないことが多い。けれども、教育費や住宅費などの負担は大きい。子ども一人一人、公平に対応してほしい」との強い声が寄せられています。 また、住民税均等割五千円課税、七千五百世帯の方々は、そのほとんどがいわゆる生活保護基準のボーダー層の方々です。非課税となる所得百三十五万円を僅かに数千円超えただけで課税世帯となり、国保料などの各種保険料の負担が重くなります。非課税世帯と同様の生活、もしくは生活保護基準以下の生活の方もおられる厳しさです。 さらに、区内の商店や事業者からは、「これからが本当に正念場だ」とせっぱ詰まった声が寄せられています。 加えて、会計年度職員の方への一時金減額の補填については、例えば国の保育など、ケア労働従事者の処遇改善が対象外となっている点からも重要です。 他方、新
年度予算案は、コロナ禍においても特別区税、特別区交付金が大幅な増収となり、当初予算としては過去最大規模となりました。積極的予算との区の位置づけ、財政対応力にふさわしく、さきに述べた区民へのきめ細かな支援をさらに行うことが必要と考えます。 今年度末の財政調整基金残高は、当初予算時の見込みより六十億円以上に残高が増え、百七十億円余と昨年度とほぼ横ばいとなりました。 新
年度予算案では、財政調整基金五十八億円の取崩しを予定していますが、これまでの財調基金の推移を見れば組み替え動議で提案しているさらなる二十億円の活用は十分可能であり、税の好循環を図るべきと考えます。 さらに、
まちづくり基金については、今年度も当初予算での積立ては見送り、年度末の最終補正により積み立てられました。こうした考え方で、新
年度予算案についても、区民の暮らし支援をまずは最優先に活用すべきと考えます。 以上、組み替え動議の積極的な意義について述べさせていただきました。 議場の皆様のご賛同を心よりお願いし、賛成討論といたします。 ご清聴、ありがとうございました。(拍手)
○議長(
名取ひであき議員) 四番 くまき貞一議員。 (四番 くまき貞一議員登壇)
◆四番(くまき貞一議員)
公明党議員団を代表して、令和四年度北区
一般会計予算案並びに三
特別会計予算案について、賛成の立場から討論します。 政府の経済見通しでは、令和四年度は消費回復や堅調な設備投資に牽引される形で民需主導の自律的な成長が期待されており、特別区交付金の原資となる調整税等の収入も大きく伸びる見込みとなっています。 一方で、供給面での制約や原材料価格の動向による下振れのほか、新たな変異株の出現やウクライナ情勢による内外経済への影響等が懸念されています。 北区では、海外経済の回復などを背景とした企業業績の改善などにより、特別区税、特別区交付金など一般財源の大幅な伸びを見込んでいますが、少子高齢化や施設の更新需要への対応のほか、防災・減災対策、新庁舎建設、児童相談所設置、本格化する駅周辺
まちづくりや学校改築、さらに
多様性社会の推進や北区
ゼロカーボンシティ宣言を踏まえた取組など、様々な行政需要への対応が求められています。 令和四年度の予算編成は、区民福祉や区民サービスの向上に寄与する事業を中心に、新規事業の構築やレベルアップを図り、あわせて適切な基金の運用、将来負担を考慮した特別区債の発行などにより必要な財源確保に取り組むなど、コロナを克服して未来へ飛躍するために積極的な予算として編成されたものと考えています。 特に、これまで予算要望や本会議での質問で
公明党議員団が求めてまいりました、地震・
風水害対策、ひきこもり対策、北区
パートナーシップ宣誓制度、液体ミルクの
災害用備蓄、女性のための
LINE相談、
学童クラブ・保育園の定員拡大などが計上されており、高く評価したいと思います。 北区にとって、今後計画された学校改築・施設建設など、区民との約束を守るために将来に向けた着実な基金の積立てを行うことは大変に重要であると考えます。 今回の
予算特別委員会で申し上げました以下の課題、要望につきまして、実現に向けて努力を求めます。 一、さらなるマイナンバーカードの普及と北区DX推進を図ること。 二、今後の新型コロナウイルス感染状況に対応できるように保健所のさらなる機能強化を図ること。 三、
成果連動型民間委託契約方式(PFS)を導入すること。 四、「長生きするなら北区が一番」のさらなる推進のため、高齢者見守り
キーホルダー事業、
認知症賠償保険に取り組むこと。 五、
帯状疱疹ワクチン接種の助成、
子宮頸がんワクチンの
キャッチアップ接種の勧奨を図ること。 六、大規模災害時、高齢者などの要配慮者のバス・
タクシー等を活用した避難支援を早急に構築すること。 七、教育環境をよりよいものとするため、教員の
区独自採用を検討すること。 八、不登校の児童・生徒への新たな支援の構築を図ること。 以上を改めて要望し、令和四年度北区
一般会計予算案並びに三
特別会計予算案に賛成いたします。 次に、「第二十八号議案 令和四年度東京都北区
一般会計予算」の組み替えを求める動議に反対する立場から討論します。 それでは、予算組み替え動議について反対の理由を述べていきます。 第一に、本当に予算組み替え動議が必要なのかどうかということです。 予算を部分的に修正するには予算修正動議であり、議会に提出している予算案を撤回し、つくりなおした上で改めて議会に提出しなければならないのが予算組み替え動議です。 令和四年度の予算案は、区民の健康、生命を守り抜くため
コロナ対策に重点配分し、
子育て支援や地域福祉の充実、さらに生活困窮者対策のほか、様々な区民サービスの向上に資する取組にも財源を配分していると考えます。 また、区内中小事業者への支援では、マル経融資の利子補給の補助を開始し、さらにゼロカーボン、
多様性社会の推進や行政のデジタル化への取組など、将来を見据えた施策展開を進める内容としており、予算組替えの必要はないと考えます。 第二に、基金残高確保の必要性についてです。 財政調整基金は、令和四年度末には百三十五億円に減少する見込みとなっており、今後の予算編成において財源不足が生じた場合に機敏に対応するために活用するものであり、他区と比べても現在の残高では十分とは考えていません。 将来への備え、大規模災害への備えとして、さらなる基金残高の確保が不可欠であり、コロナ感染状況や海外経済の動向、さらにエネルギー価格の高騰や資源高に加え、ウクライナ危機により世界経済の不透明感が増しており、令和四年度に見込んだ一般財源歳入の下振れリスクも潜んでいます。よって、これ以上財政調整基金を取り崩すことを認めることはできません。 また、特定目的基金は、多額の経費を要する計画事業実現のため計画的な積立てが不可欠であり、
まちづくり基金は十条駅周辺のみならず、今後王子駅や赤羽駅など財政負担が伴い、さらには駅周辺
まちづくり以外にも本来のインフラ整備への活用も想定しており、中長期的に歳入歳出のバランスが崩れる可能性を鑑み、歳入環境が良好な時期に積立てをしておく必要があると考えます。 最後に、
予算特別委員会の質疑にありました、日本共産党都議の名前入りの「まもろう!駒込病院」というポスターについて触れておきます。 このポスターには、小さく「独法化NO」と書いてありますが、不思議なことに、お隣の埼玉県では日本共産党は昨年四月からの県立四病院の独法化に賛成し、推進しています。公立病院独法化を埼玉では進め、東京では手厳しく批判する、この矛盾した態度をどう説明するのでしょうか。 埼玉県議会の共産党は、県立病院の独法化について前知事時代には反対していましたが、二〇一九年に共産党が支援した知事が当選すると態度を一変し、県立四病院の地方独立行政法人化関連議案に賛成しました。 一方、東京都では、独法化をすれば都立・公社病院の医療が後退し患者負担が明らかと決めつけ、区民の不安をあおっています。 結局、共産党が支援した埼玉県知事が進める独法化はオーケーであり、支援していない東京都知事が進める独法化は何が何でも駄目ということなのでしょうか。 こうしたご都合主義極まりない態度を見ていると、都立・公社病院の独法化中止の主張も党勢拡大のために利用しているものと考えます。 意見を主張するのは自由ですが、区民を惑わし不安をあおるようなポスターを掲示するのは、公党としていかがなものかと主張しておきます。 予算組み替え動議もまた、以前北区当局に否定された日本共産党ポスターに「四回の予算組替え提案で実現しました」とありましたが、同じく党勢拡大のアピールをするためのものと断じざるを得ません。 以上のことから、「第二十八号議案 令和四年度東京都北区
一般会計予算」の組み替えを求める動議に反対を表明します。 以上で、
公明党議員団を代表しての討論を終わります。(拍手)
○議長(
名取ひであき議員) 七番 福田光一議員。 (七番 福田光一議員登壇)
◆七番(福田光一議員) 新社会党の福田光一です。 二〇二二年度北区予算案のうち、第二十八号議案、北区
一般会計予算、第二十九号議案、北区
国民健康保険事業会計予算、第三十一号議案、北区
後期高齢者医療会計予算に反対の立場、及び「第二十八号議案 令和四年度東京都北区
一般会計予算」の組み替えを求める動議に賛成の立場から討論を行います。 この二年余り、
新型コロナウイルス感染症対策による事業や活動の中止や延期、自粛が続き、区民の多くが疲弊し、また鬱屈した気分をため込んでいる状況かと思います。 また、長引くコロナ禍の影響により仕事がなくなり、あるいは仕事ができなくなりというような劇的な変化とはまた別に、仕事をする時間が減り、あるいは日用品が値上げされるなどで、すぐにではないけれども徐々に生活が困窮していく方や今後への不安を抱える方も増えていると思います。 こうした中、新年度の予算は、コロナ禍対策、SDGs、ゼロカーボン、デジタルトランスフォーメーション、災害対策などと、社会的に推進が求められている課題に対し手堅く事業を進めていくものと見ています。 また、子どもの学習環境の整備を含む
子育て支援の事業は、この間、表面化してきている子どもの貧困、また、その連鎖や子どもへの虐待等への対応として必要なこととして評価しています。 一方で、Park-PFIやそれに伴う指定管理の導入は、官民連携とか、民間のノウハウをとか、民間の活力をなどと言って、この間進められてきた外部委託の検証がなされないまま拙速に進められるものと危惧しています。 北区が外部委託を推進する理由の二本柱であるサービスの向上と経費の節約について、従業員の賃金含む雇用環境への危惧がまずあります。 また、先日の委員会で滝野川体育館のテニスコートの補修についての陳情が全会一致で採択されたことが示すように、サービスの向上がおざなりにされているのではないかという心配があります。 最近では、指定管理者制度を施設へ導入するとき、あるいは更新するときの選定委員会ではかられる点数、これも六割程度の数字が出てきています。この数字でいいのでしょうか。 モニタリングに関しても、さきの滝野川体育館のテニスコートの陳情が示すように、B評価が出ているから問題ないとは言えない状況です。 また昨年、公園・児童遊園への指定管理の導入に関して、経費が増大しているということもあり、指定管理者制度導入の理由となっているサービスの向上と経費の節約が両立し得ないということが明らかになってきているのではないでしょうか。 この間、北区は民間委託を進め、そこで働く人たちをより安い賃金で働く労働者に置き換え、その人たちの生活については民間のことだからといって責任を持たない。 非正規で働く公務員についても、フルタイムという新しい枠組みを使わない。待遇は根本的に低いままです。期末手当も引き下げられました。 国と一緒になって外部委託、職員の非正規化が約二十年にわたって進められてきました。北区で指定管理者制度の導入が進められてきたのも約二十年前からです。 この結果、どうなったのでしょうか。区民の生活はよくなったのでしょうか。日本は豊かになったのでしょうか。 この約二十年、先進諸外国では給与所得者の賃金は右肩上がりに上がっているのに対し、我が国日本ではほとんど上がらず、税負担、社会保険料負担ばかりが増え続けました。非正規雇用が増大することで貧困と格差は広がり、ダブルワーク、トリプルワークをしないと生活できない、あるいは将来が不安であるという人が増えています。 生涯未婚率は急激に上がり、少子化が深刻化し、将来に夢や希望が持ちづらく、子どもの自殺者数は徐々に増え続け、小学校、中学校の不登校児童・生徒は十九万人を超えました。 全てとは言いません。しかし、多くがこの間の経済政策の失敗から来ているものと私は考えています。二十年も失敗し続けているにもかかわらず、失敗を認めず、まだ足りないから駄目なのだと、もっともっとと、よりこれを進めようとしています。 国は、財源がない財源がないと言いながら、大企業の法人税率はこの間ずっと下がってきました。にもかかわらず消費税は増税されるし、国保を含む社会保険料など、個人の負担は毎年のように重くなっています。 国保では、未就学児の均等割は負担軽減されますが、苦しいのは未就学児を持つ家庭だけではありませんし、窓口負担が増える高齢者もそうです。負担が増えればその分、消費に回すお金が少なくなり、地域経済にも影響を与え、それは税収にも影響を与え、それがまた個人の負担を重くしと悪循環が続いていきます。 区民の使えるお金を増やさなければいけないのに、ダブルワーク、トリプルワークをやってようやく稼いだお金なのに、毎年のような負担増により使えるお金が徐々に徐々に減ってしまっています。これを正していかなければならないのではないでしょうか。北区も現状の経営改革をこのまま進めていては、今まで二十年続けてきた悪循環を繰り返すだけです。 つけ加えて、
まちづくりの姿勢については、この間幾度も述べております。「区民とともに」の姿勢を全うしていただきたいと思います。 以上の理由により、
一般会計予算、国保会計予算、
後期高齢者医療会計予算について反対をいたします。 介護保険会計については、賛成をします。 さて、組替え提案です。 今回の提案は、
コロナ対策、ケア労働者への慰労金追加支給、暮らしへの支援として、臨時給付金、国保の子どもへの五割減額の拡充、小・中学校の給食費のさらなる負担軽減、会計年度任用職員への減額された期末手当の補填、営業への支援として支援金やプレミアム付き商品券の追加発行などなどです。 財源として、財政調整基金を二十億円、
まちづくり基金への新規積立て分から八億円を減額し活用するものです。 長引くコロナの影響で、劇的にではないけれども、暮らし、営業が徐々に徐々に厳しくなっていく方が増えていきます。そうした方々への支援を求めております。 さて、二十八億円という金額を出しましたが、その前に、基金の状況を確認しておきます。 先ほどもありましたが、今年度、二〇二一年度の当初予算のときには、財政調整基金は前年度末の見込みで約一六六億円、
まちづくり基金は八十一億円、主要五基金は合計で約五百八十四億円ありました。これが、今年度末には財政調整基金は百六億円になる、
まちづくり基金は七十三億円になる、主要五基金合計は約五百八億円になると今年度の当初予算のときには見込まれていたわけです。 しかし、今回、新年度の当初予算では、今年度末において財政調整基金は百七十三億円、
まちづくり基金は八十四億円、主要五基金は六百二十一億円まで積み上がると見込まれています。 出納閉鎖前なので金額は確定していませんが、財政調整基金では当初の予定よりも六十七億円、
まちづくり基金は十一億円、主要五基金合計で見ると百十三億円もの予定外の積立てができているのです。 積立てが悪いわけではありません。ここで言いたいのは、計画的に積立ての上に、さらに予定外の積立てがこれだけある。つまりそれだけ北区に余力があるということです。 しかし、これだけの余力があっても、この間北区は、先行き不透明なという言葉に象徴されるように積立金を将来への蓄えとする方針を取っています。しかし、よく考えれば、先行きが透明なときなどありません。今後のいざというときのためにと言うけれども、現在本当に苦しい状況にいる方が大勢いる。まさに、「いざ」という「今」に使わないであれば、いつ使うというのでしょうか。 余力の全てを使えとは言っておりません。今回できた北区の余力の一部を今使ってほしいのです。 今回提案の二十八億円という金額を使ってしまえば、不透明な今後の「いざ」に備えられないではないかという意見もあるかと思います。しかし、昨年も述べましたが、このお金は使って終わりではありません。このお金を区民が消費に使うことによって、地域の商店街を中心に地域にお金が回っていくんです。そしてそれは誰かの給料となり、その誰かの消費に使われ、そのまた誰かの給料となりといった形で回っていきます。そして、国や自治体へも税収という形で回っていきます。 この好循環をつくっていくためにも、自治体がお金を使わずにため込むのでなく、積極的に現在苦しい思いをしている人たちのために、頑張っている人たちのために、そして子どもたちの未来のために回していくことが大事です。 以上の理由により、一般会計の組み替えを求める動議に賛成をいたします。 ご清聴、ありがとうございました。(拍手)
○議長(
名取ひであき議員) 十五番 松沢よしはる議員。 (十五番 松沢よしはる議員登壇)
◆十五番(松沢よしはる議員)
自由民主党議員団を代表して、令和四年度東京都北区
一般会計予算並びに三
特別会計予算について賛成し、「第二十八号議案 令和四年度東京都北区
一般会計予算」の組み替えを求める動議に反対の立場から討論いたします。 岸田内閣が目指す成長と分配の好循環という新しい資本主義の実現に向けて前進し、コロナ克服、新時代開拓のための経済対策を迅速かつ着実に実施することにより、令和四年度の政府経済見通しでは消費の回復や堅調な設備投資に牽引される形で民需主導の自律的な成長が期待されています。 一方で、供給制約や原材料価格の動向による経済の下振れリスク、新たな変異株の出現など、感染症による内外経済への影響に加え、ロシアによるウクライナ軍事侵攻など、地方財政への様々な影響に注視する必要があります。 北区では、海外経済の回復などを背景とした企業業績の改善傾向や都税収入の回復により、特別区民税、特別区財政調整交付金など、一般財源の歳入増により、少子高齢化への対応、扶助費への漸増や公共施設の更新需要への対応のほか、防災・減災対策、新庁舎建設、児童相談場設置、駅周辺
まちづくりと学校改築、さらには北区
ゼロカーボンシティ宣言を踏まえた脱炭素社会の実現や
多様性社会の推進などのSDGsの実践、DX推進方針策定などデジタル化の推進など、未来を見据えた新たな施策と事業の新規構築、レベルアップを図り、限られた資源を各分野に重点的に配分しながら、ふるさと北区の実現に向け、コロナを克服して未来へ飛躍するための積極的予算としたことは評価いたします。 また、予算編成に当たっては、我が会派から要望した、一つ、
新型コロナウイルス感染症対策、区内医療機関の財政・環境整備支援、地域経済の回復への取組、一つ、民間事業者と連携した北区
シティプロモーションの推進、一つ、さらなる行財政改革を推進し、財源確保に努め、庁内にAI、IoT、ICT化を積極的に取り入れたデジタル化の推進による区民サービス等の向上、一つ、防災減災・国土強靱化による安心安全で絆の強い
まちづくり、一つ、北区
ゼロカーボンシティ宣言に基づいたリサイクルと環境に配慮した整備、一つ、地域産業経済の活性化のための助成制度の充実と、創業支援策や融資制度の活用及び改善を行うとともに、区内各種事業者への公共事業発注増等による
雇用確保策、一つ、ファミリー層定住化に向けた少子化対策関連施策を一層進めるとともに、教育環境と生涯学習の充実、一つ、医療・介護連携をはじめ、地域包括ケア推進など、地域と一体となり高齢者が元気で安心して活躍できるシステムの整備、一つ、本格化する駅周辺
まちづくりの一層の推進をはじめ、道路等のインフラの整備、一つ、学校改築や三十五人学級の課題対応やICT教育推進など、ハードとソフト両面で児童・生徒の学びを支える教育学習環境のさらなる推進などを色濃く反映されたことを評価し、新型コロナウイルス感染を乗り越え、新たなステージでの北区のさらなる発展に向けた予算であることから、
自由民主党議員団は、令和四年度東京都北区
一般会計予算、
国民健康保険事業会計予算、
介護保険会計予算、
後期高齢者医療会計予算に賛成し、予算の組み替えを求める動議について反対を表明し、討論を終わります。(拍手)
○議長(
名取ひであき議員) 以上で討論を終結します。 これより採決に入ります。 まず、「第二十八号議案 令和四年度東京都北区
一般会計予算」の組み替えを求める動議について、起立により採決します。 本動議に賛成の方はご起立願います。 (
賛成者起立)
○議長(
名取ひであき議員) 起立少数であります。よって、本動議は否決されました。 次に、第二十八号議案、第二十九号議案及び第三十一号議案を一括して起立により採決します。 本案に関する
委員会審査報告は、いずれも原案可決であります。
委員会審査報告どおり決定することに賛成の方はご起立願います。 (
賛成者起立)
○議長(
名取ひであき議員) 起立多数であります。よって、本案はいずれも
委員会審査報告どおり決定しました。 次に、第三十号議案を採決します。 お諮りします。 本案は
委員会審査報告どおり決定することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
名取ひであき議員) ご異議ないと認め、本案は
委員会審査報告どおり決定しました。
-----------------------------------
○議長(
名取ひであき議員) 日程第十九から日程第二十一までを一括して議題とします。 (書記朗読)
△日程第十九 第三十二号議案 職員の
育児休業等に関する条例の一部を改正する条例
△日程第二十 第三十三号議案 東京都北区
国民健康保険条例の一部を改正する条例
△日程第二十一 第三十四号議案 東京都北区
堀船地域振興室における漏水事故に関する和解について (議案は会議録末尾に掲載)
-----------------------------------
○議長(
名取ひであき議員) 本案に関し、理事者の説明を求めます。 (
花川與惣太区長登壇)
◎区長(
花川與惣太区長) ただいま一括上程になりました第三十二号議案から第三十四号議案までの三議案について、ご説明申し上げます。 まず、第三十二号議案は、非常勤職員の育児休業及び部分休業の取得要件を緩和するほか、育児休業を取得しやすい環境の整備に関する措置等に係る規定を設けるため、第三十三号議案は、国民健康保険の保険料率の改定等を行うため、第三十四号議案は、東京都北区
堀船地域振興室における漏水事故に関し和解により解決を図るため、それぞれ提出申し上げた次第であります。 よろしくご審議くださるよう、お願い申し上げます。
○議長(
名取ひであき議員) 本案のうち、第三十二号議案については、地方公務員法第五条第二項の規定により、あらかじめ人事委員会の意見を聴取しておきました。意見については配付してありますので、朗読は省略します。
-----------------------------------(写)〇三特人委給第六百七十八号 令和四年三月十七日 東京都北区議会議長
名取ひであき様 特別区人事委員会 委員長 中山弘子「職員に関する条例」に対する人事委員会の意見聴取について(回答) 令和四年三月十七日付三北区議第二千六百十五号により意見聴取のあった下記条例案については、異議ありません。 記第三十二号議案 職員の
育児休業等に関する条例の一部を改正する条例
-----------------------------------
○議長(
名取ひであき議員) お諮りします。 日程第十九及び日程第二十の二議案については、いずれも企画総務委員会に、日程第二十一については区民生活委員会に審査を付託したいと思います。ご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
名取ひであき議員) ご異議ないと認め、そのように決定します。 これより委員会審査のため休憩します。 午前十一時十六分休憩
----------------------------------- 午後零時二十一分開議
○議長(
名取ひであき議員) 休憩前に引き続き会議を再開します。 企画総務委員会委員長及び区民生活委員会委員長から、第三十二号議案から第三十四号議案までの三議案について、
委員会審査報告書が提出されました。 この際、日程の追加についてお諮りします。 本案をいずれも本日の日程に追加し、追加日程第一から追加日程第三までとして、日程の順序を変更し、直ちに議題にしたいと思います。ご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
名取ひであき議員) ご異議ないと認め、そのように決定します。
-----------------------------------
○議長(
名取ひであき議員) 追加日程第一を議題とします。 (書記朗読)
△追加日程第一 第三十二号議案 職員の
育児休業等に関する条例の一部を改正する条例(
委員会審査報告)-----------------------------------
○議長(
名取ひであき議員) 本案に関する
委員会審査報告書を書記から朗読させます。 (書記朗読)
企画総務委員会議案審査報告書第三十二号議案 職員の
育児休業等に関する条例の一部を改正する条例 本委員会は三月二十三日付託された
上記議案審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告する。 令和四年三月二十三日 東京都北区
議会企画総務委員会 委員長 宮島 修 東京都北区議会議長
名取ひであき殿
-----------------------------------
○議長(
名取ひであき議員) お諮りします。 本案は
委員会審査報告どおり決定することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
名取ひであき議員) ご異議ないと認め、本案は
委員会審査報告どおり決定しました。
-----------------------------------
○議長(
名取ひであき議員) 追加日程第二を議題とします。 (書記朗読)
△追加日程第二 第三十三号議案 東京都北区
国民健康保険条例の一部を改正する条例(
委員会審査報告)-----------------------------------
○議長(
名取ひであき議員) 本案に関する
委員会審査報告書を書記から朗読させます。 (書記朗読)
企画総務委員会議案審査報告書第三十三号議案 東京都北区
国民健康保険条例の一部を改正する条例 本委員会は三月二十三日付託された
上記議案審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告する。 令和四年三月二十三日 東京都北区
議会企画総務委員会 委員長 宮島 修 東京都北区議会議長
名取ひであき殿
-----------------------------------
○議長(
名取ひであき議員) これより本案を起立により採決します。 本案に関する
委員会審査報告は原案可決であります。
委員会審査報告どおり決定することに賛成の方はご起立願います。 (
賛成者起立)
○議長(
名取ひであき議員) 起立多数であります。よって、本案は
委員会審査報告どおり決定しました。
-----------------------------------
○議長(
名取ひであき議員) 追加日程第三を議題とします。 (書記朗読)
△追加日程第三 第三十四号議案 東京都北区
堀船地域振興室における漏水事故に関する和解について(
委員会審査報告)-----------------------------------
○議長(
名取ひであき議員) 本案に関する
委員会審査報告書を書記から朗読させます。 (書記朗読) 区民生活委員会議案審査報告書第三十四号議案 東京都北区
堀船地域振興室における漏水事故に関する和解について 本委員会は三月二十三日付託された
上記議案審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告する。 令和四年三月二十三日 東京都北区議会区民生活委員会 委員長 近藤光則 東京都北区議会議長
名取ひであき殿
-----------------------------------
○議長(
名取ひであき議員) お諮りします。 本案は
委員会審査報告どおり決定することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
名取ひであき議員) ご異議ないと認め、本案は
委員会審査報告どおり決定しました。
-----------------------------------
○議長(
名取ひであき議員) 日程第二十二を議題とします。 (書記朗読)
△日程第二十二
議員提出議案第二号 東京都北区
議会委員会条例の一部を改正する条例 (議案は会議録末尾に掲載)
-----------------------------------
○議長(
名取ひであき議員) お諮りします。 本案は議員全員の提案であります。よって、会議規則第三十五条第三項の規定により、提案理由の説明及び委員会付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
名取ひであき議員) ご異議ないと認め、本案は提案理由の説明及び委員会付託を省略することに決定しました。 お諮りします。 本案は原案どおり決定することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
名取ひであき議員) ご異議ないと認め、本案は原案どおり決定しました。
-----------------------------------
○議長(
名取ひであき議員) 日程第二十三を議題とします。 (書記朗読)
△日程第二十三
議員提出議案第三号
核兵器禁止条約締約国会議への日本政府の
オブザーバー参加を求める意見書 (議案は会議録末尾に掲載)
-----------------------------------
○議長(
名取ひであき議員) お諮りします。 本案は会議規則第三十五条第三項の規定により、提案理由の説明及び委員会付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
名取ひであき議員) ご異議ないと認め、本案は提案理由の説明及び委員会付託を省略することに決定しました。 お諮りします。 本案は原案どおり決定することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
名取ひであき議員) ご異議ないと認め、本案は原案どおり決定しました。
-----------------------------------
○議長(
名取ひであき議員) 日程第二十四を議題とします。 (書記朗読)
△日程第二十四 三第二十八号 「羽田新
飛行ルート」を一旦停止し、再検討することを求める
意見書提出に関する陳情(
委員会審査報告)
△日程第二十四 四第一号
滝野川体育館テニスコート補修に関する陳情(
委員会審査報告)
△日程第二十四 四第二号 羽田新
飛行ルートの運用の一時凍結を求める
意見書提出に関する陳情(
委員会審査報告)
△日程第二十四 四第三号 北区有施設の
省エネ断熱性能の向上を求める陳情(
委員会審査報告)
△日程第二十四 四第四号 北区有施設において
再生可能エネルギー由来の電力調達をすることを求める陳情(
委員会審査報告)
△日程第二十四 四第五号 北区に脱
炭素先行地域の設置を求める陳情(
委員会審査報告)
△日程第二十四 四第六号 二〇三〇年
CO2削減目標を六〇%以上と設定することを求める陳情(
委員会審査報告)-----------------------------------
○議長(
名取ひであき議員) 本件に関する
委員会審査報告書は配付してありますので、朗読は省略します。
----------------------------------- 区民生活委員会請願・陳情審査報告書 本委員会における請願・陳情審査の結果について、別紙のとおり報告する。 令和四年二月二十八日 東京都北区議会区民生活委員会 委員長 近藤光則 東京都北区議会議長
名取ひであき殿
-----------------------------------一、件名 三第二十八号 「羽田新
飛行ルート」を一旦停止し、再検討することを求める
意見書提出に関する陳情二、提出者 北区を低空飛行する羽田新ルートの撤回を要求する住民の会 泉 典子三、審査結果 不採択とすべきものと決定。 理由 願意に沿い難いため。
-----------------------------------一、件名 四第一号
滝野川体育館テニスコート補修に関する陳情二、提出者 戸枝史朗三、審査結果 採択の上、執行機関に送付すべきものと決定。
-----------------------------------一、件名 四第二号 羽田新
飛行ルートの運用の一時凍結を求める
意見書提出に関する陳情二、提出者 北区を低空飛行する羽田新ルートの撤回を要求する住民の会 楠山忠之三、審査結果 不採択とすべきものと決定。 理由 願意に沿い難いため。
-----------------------------------一、件名 四第三号 北区有施設の
省エネ断熱性能の向上を求める陳情二、提出者 北区ゼロエミッション二〇五〇 吉永瑞能三、審査結果 意見を付して採択の上、執行機関に送付すべきものと決定。 意見 趣旨に沿うよう努力すること。
-----------------------------------一、件名 四第四号 北区有施設において
再生可能エネルギー由来の電力調達をすることを求める陳情二、提出者 北区ゼロエミッション二〇五〇 吉永瑞能三、審査結果 採択の上、執行機関に送付すべきものと決定。
-----------------------------------一、件名 四第五号 北区に脱
炭素先行地域の設置を求める陳情二、提出者 北区ゼロエミッション二〇五〇 吉永瑞能三、審査結果 意見を付して採択の上、執行機関に送付すべきものと決定。 意見 趣旨に沿うよう努力すること。
-----------------------------------一、件名 四第六号 二〇三〇年
CO2削減目標を六〇%以上と設定することを求める陳情二、提出者 北区ゼロエミッション二〇五〇 吉永瑞能三、審査結果 意見を付して採択の上、執行機関に送付すべきものと決定。 意見 趣旨に沿うよう努力すること。
-----------------------------------
○議長(
名取ひであき議員) これより採決に入ります。 まず、陳情三第二十八号及び陳情四第二号を一括して起立により採決します。 本件に関し、いずれも
委員会審査報告どおり決定することに賛成の方はご起立願います。 (
賛成者起立)
○議長(
名取ひであき議員) 起立多数であります。よって、本件はいずれも不採択と決定しました。 お諮りします。 その他は、いずれも
委員会審査報告どおり決定したいと思います。ご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
名取ひであき議員) ご異議ないと認め、本件はいずれも
委員会審査報告どおり決定しました。
-----------------------------------
○議長(
名取ひであき議員) お諮りします。 請願・陳情の継続審査については、各委員長から継続審査の申出がありますので、継続審査件名表のとおり、閉会中の継続審査に付したいと思います。ご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
名取ひであき議員) ご異議ないと認め、そのように決定します。
----------------------------------- 請願・陳情継続審査件名表 (令和四年三月二十三日第一回定例会) 企画総務委員会 (令和二年) 二第十七号 NHK放送受信料の時効は五年と放送法等に規定することを求める
意見書提出に関する陳情 区民生活委員会 (令和三年) 三第一号 最低賃金の改善を求める
意見書提出に関する陳情 三第九号 二〇三〇年
CO2削減目標引き上げに関する陳情 三第三十二号 北とぴあ多目的ルームにおけるエアロビクス教室の復活等を求める陳情(第二項) 三第三十三号 北区体育施設団体登録(庭球場)に関する陳情 健康福祉委員会 (令和元年) 三一第十一号 北区滝野川西高齢者あんしんセンター(地域包括支援センター)に関する陳情 (令和二年) 二第二号 高齢者の補聴器購入費用の補助制度を求める陳情 二第十二号 安全・安心の医療・介護実現と夜勤改善・大幅増員を求める
意見書提出に関する陳情 二第二十号 加齢性難聴者の補聴器購入に係わる補助事業の実施を求める陳情 (令和三年) 三第十八号 安全・安心の医療・介護実現と国民のいのちと健康を守ることを求める
意見書提出に関する陳情 三第三十一号 猫等への餌やりを禁止、規制する条例の制定を求める陳情 三第三十四号 安全・安心の医療・介護・福祉を実現し、国民のいのちと健康を守ることを求める
意見書提出に関する陳情 三第三十六号 猫への餌やりを禁止する条例の制定を求める陳情 文教子ども委員会 (令和二年) 二第八号 別居・離婚後の親子交流を促進する運用・法整備を求める
意見書提出に関する陳情 二第十八号 別居・離婚後の養育費支払い・面会交流を促進するパンフレットの配布を求める陳情 (令和三年) 三第六号 区立ふくろ幼稚園閉園後の活用に関する陳情 建設委員会 (令和二年) 二第四号 北区の区営住宅に「同性パートナー」も入居できるよう求める陳情 議会運営委員会 (令和三年) 三第二十六号 議会において政務活動費を一定金額以上支出する場合等に領収書等の公開を行うことを求める陳情 防災対策特別委員会 (令和元年) 三一第十七号 台風十九号による避難から見えた課題の検討、改善を求める陳情(第四項、第六項) (令和三年) 三第四号 荒川大洪水時における浮間地区のマンション・大規模な団地での垂直避難の推進や、水害用備蓄倉庫設置の検討に関する陳情
新型コロナウイルス感染症対策特別委員会 (令和三年) 三第十一号 生活必需サービスである区内理美容業への支援に関する
意見書提出等を求める陳情(第一項)
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○議長(
名取ひであき議員) お諮りします。 各委員会において調査中の特定事件については、各委員長から継続調査の申出がありますので、継続調査事項表のとおり、閉会中の継続調査に付したいと思います。ご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
名取ひであき議員) ご異議ないと認め、そのように決定します。
----------------------------------- 特定事件継続調査事項表 企画総務委員会一、区政の総合的な企画、調整及び経営管理について二、予算について三、情報政策及び情報システムについて四、広報及び広聴について五、条例、和解等について六、国際化について七、契約及び財産管理について八、営繕について九、男女共同参画及び
多様性社会の推進について十、危機管理について 区民生活委員会一、コミュニティの育成その他区民生活について二、産業振興について三、区民施設及び産業文化施設の管理について四、スポーツ施策の推進について五、戸籍及び住民の登録について六、区税について七、国民健康保険について八、後期高齢者医療(東京都後期高齢者医療広域連合が所管する事務は除く)及び高齢者の医療費の支給について九、国民年金について十、リサイクル事業の推進について十一、清掃事業について十二、生活環境について 健康福祉委員会一、地域保健の推進について二、高齢者福祉について三、介護保険について四、障害者福祉について五、生活保護について六、福祉施設の管理について 文教子ども委員会一、校舎建設及び学校用地について二、学校環境整備について三、校外施設について四、社会教育事業の運営及び施設の整備について五、義務教育について六、幼児教育について七、児童福祉について八、青少年対策について九、
子育て支援について 建設委員会一、都市計画について二、
まちづくりの推進について三、道路、河川、公園その他土木施設について四、住宅について五、建築について六、交通対策について 議会運営委員会一、議会の運営に関する事項について二、議会の会議規則、委員会に関する条例等に関する事項について三、議長の諮問に関する事項について 地域開発特別委員会一、西ケ原地区
まちづくりについて二、志茂地区
まちづくりについて三、赤羽駅東口地区
まちづくりについて四、赤羽西地区
まちづくりについて五、赤羽南地区
まちづくりについて六、田端地区土地区画整理事業について 防災対策特別委員会一、地震災害について二、風水害等について
十条まちづくり特別委員会一、十条駅付近立体交差化について二、十条駅周辺地区再開発について三、十条地区
まちづくりについて 都市ブランド推進特別委員会一、
シティプロモーションについて二、観光及び産業・文化PRについて三、都市間交流・連携事業について
新型コロナウイルス感染症対策特別委員会一、区民への
新型コロナウイルス感染症に関する対策・給付事業等について二、区内事業者への
新型コロナウイルス感染症に関する給付事業等について三、区民施設における
新型コロナウイルス感染症に関する対策について四、高齢者施設、障害者施設等における
新型コロナウイルス感染症に関する対策について五、区立小中学校、保育園、幼稚園等における
新型コロナウイルス感染症に関する対策について六、
新型コロナウイルス感染症に関する医療機関との連絡・調整について七、
新型コロナウイルス感染症に関するワクチンの接種等について八、国民健康保険・介護保険・後期高齢者医療保険の
新型コロナウイルス感染症に関する対策について
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○議長(
名取ひであき議員) 以上で本日の日程全部を終了しました。 会議を閉じます。
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○議長(
名取ひであき議員) 区長から挨拶があります。 (
花川與惣太区長登壇)
◎区長(
花川與惣太区長) 令和四年第一回北区
議会定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し述べさせていただきます。 ご提案いたしました条例案、新
年度予算案、補正予算案など、全ての議案につきまして、それぞれご決定をいただき誠にありがとうございました。 今議会での
予算特別委員会をはじめとする審議を通じまして、皆様から賜りました多くのご意見、ご提言につきましては、その趣旨を踏まえながら、職員一丸となって新年度の業務執行に際し心がけてまいりたいと存じます。 さて、二か月間にわたったまん延防止等重点措置が解除されたものの、感染症の拡大は予断を許さない状況です。また、先週には福島県で震度六強を観測した地震が発生し、電力需要の逼迫による区民の生活への影響が懸念されます。 引き続き、気を緩めることなく、緊急事態にも速やか、かつ適切に対応し、区民の皆様の安全・安心を守るため力を尽くしてまいります。 これから桜咲く春を迎え暖かな季節に入りますが、議員各位におかれましてはくれぐれも健康にご留意され、充実した日々をお送りいただきますようご祈念申し上げます。 結びに、世界の人々の安全と平和を心より願い、お礼の挨拶とさせていただきます。 ありがとうございました。
○議長(
名取ひであき議員) これをもって、令和四年第一回東京都北区
議会定例会を閉会します。 ご苦労さまでございました。 午後零時三十四分閉会...