豊島区議会 > 2018-07-12 >
平成30年防災・震災対策調査特別委員会( 7月12日)
平成30年行財政改革調査特別委員会( 7月12日)

ツイート シェア
  1. 豊島区議会 2018-07-12
    平成30年防災・震災対策調査特別委員会( 7月12日)


    取得元: 豊島区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-30
    平成30年防災震災対策調査特別委員会( 7月12日)   ┌────────────────────────────────────────────┐ │             防災震災対策調査特別委員会会議録              │ ├────┬─────────────────────────┬─────┬───────┤ │開会日時│平成30年7月12日(木曜日)          │場所   │第2委員会室 │ │    │午前10時00分〜午前11時23分        │     │       │ ├────┼─────────────────────────┼─────┼───────┤ │出席委員│辻委員長  有里副委員長             │欠席議員 │       │ │    │ 小林(弘)委員  松下委員  星委員      │     │       │ ├────┤ 小林(ひ)委員  中島委員  吉村委員     ├─────┤       │ │9 名 │ 大谷委員                    │な し  │       │ ├────┼─────────────────────────┴─────┴───────┤ │列席者 │〈磯議長〉〈根岸副議長〉                           │ ├────┼───────────────────────────────────────┤ │説明員 │宿本副区長                                  │ │    │                                       │ ├────┴───────────────────────────────────────┤ │今浦危機管理監  廣瀬防災危機管理課長  長澤危機管理担当課長             │ │         秋山治安対策担当課長                         │ ├────┬───────────────────────────────────────┤
    │事務局 │渡辺議会総務課長  関谷議会担当係長  濱田書記               │ ├────┴───────────────────────────────────────┤ │                 会議に付した事件                   │ ├────────────────────────────────────────────┤ │1.会議録署名委員の指名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1  │ │   小林(ひ)委員大谷委員を指名する。                       │ │1.委員会の運営・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1  │ │   正副委員長案を了承する。                             │ │1.合同テロ対策訓練の実施について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1  │ │   長澤危機管理担当課長より説明を受け、質疑を行う。                 │ │1.地域における見守り活動支援事業の推進について・・・・・・・・・・・・・・・・ 5  │ │   秋山治安対策担当課長より説明を受け、質疑を行う。                 │ │1.その他                                       │ │ (1)平成30年7月豪雨災害支援報告について・・・・・・・・・・・・・・・・・14  │ │   今浦危機管理監より説明がある。委員会終了後、各委員に資料を配付することとな    │ │  る。                                        │ │ (2)視察について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15  │ │   正副委員長案を提示する。正副委員長案を了承し、詳細を次回提示することとなる。   │ │1.次回の日程・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16  │ │   9月5日(水)午前10時、委員会を開会することとなる。              │ └────────────────────────────────────────────┘   午前10時開会 ○辻薫委員長  ただいまから、防災震災対策調査特別委員会を開会いたします。  会議録署名委員を御指名申し上げます。小林ひろみ委員大谷委員、よろしくお願いいたします。 ───────────────────◇──────────────────── ○辻薫委員長  委員会の運営について、正副委員長案を申し上げます。  本日は、3件の案件を予定しております。最後に、次回の日程についてお諮りいたします。  以上ですが、運営について何かございますでしょうか。   「なし」 ───────────────────◇──────────────────── ○辻薫委員長  それでは、早速案件に入ります。  合同テロ対策訓練の実施について、理事者より説明があります。 ○長澤危機管理担当課長  それでは、資料の説明をさせていただきます。合同テロ対策訓練の実施についてでございます。  1、目的でございます。豊島区は、2019年の東アジア文化都市を契機に、2020年のオリンピック・パラリンピック競技大会ハレザ池袋グランドオープンなど、国際アートカルチャー都市として世界中から注目を集めることになります。そこで、国内外から人々が訪れる都市にふさわしく、文化とともに安全・安心を誇れる豊島区の実現に向けまして、豊島区、それから池袋、巣鴨、目白の3警察署豊島、池袋2消防署東京芸術劇場との合同テロ対策訓練を実施したいと考えてございます。  2、日時と場所でございます。9月10日月曜日、午後2時から3時30分の1時間半を予定してございます。場所でございますが、東京芸術劇場ということで休館日でございます。こちらの東京芸術劇場は、東アジア文化都市オープニング会場ともなりますので、そこで実際的な訓練をしたいと考えてございます。  3、内容でございます。まず1つ目豊島テロ阻止決起大会ということで、区長のあいさつ、パイプオルガン等の演奏を予定してございます。2、避難誘導訓練でございます。こちらは東京芸術劇場豊島区が連携しまして実施いたします。3、展示訓練ということで、警視庁、それから消防署でそれぞれ展示訓練をいたします。  4、役割分担等でございます。1、豊島区でございます。参加する職員でございますが、防災危機管理課文化商工部東アジア文化都市兼務職員、それからその他の全部局にも呼びかけたいと考えてございます。また、区の役割でございますが、東京芸術劇場と連携し、避難誘導支援ということで、5階のホールから1、2階のアトリウムまで、参加者の皆様を誘導する訓練を実施いたします。  2、警視庁等でございますが、池袋、巣鴨、目白各署警察署パートナーシップ協力員参加を呼びかけまして、こちらの訓練参加していただくようにいたします。また、展示訓練といたしましては、1、2階のアトリウムテロ容疑者を検挙する、そういった展示訓練を予定してございます。  3、消防署でございます。こちらにつきましては、展示訓練ということで負傷者を想定した救護活動を予定してございます。  4、東京芸術劇場でございますが、施設の管理者として避難計画に基づいた避難者誘導というものを実施いたします。  資料につきましては以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○辻薫委員長  説明が終わりました。質疑を行います。 ○松下創一郎委員  これはテロ対策訓練ということなんですけれども、恐らく、芸術劇場で発生したテロに対してということで観客の誘導なんかがメーンになってくるかと思うんですけれども、私もこういう、何か民間の方を対象にしたテロ対策訓練、余り見たことがないと思うんですけれども、どういった形でなさるんでしょうか。 ○長澤危機管理担当課長  まず、1番目のテロ阻止決起大会ということで、まず町会ですとか地域の皆様に集まっていただきまして、そこでテロを許さない池袋のまちづくりを宣言いたします。そのときに1階等で、テロ容疑者がいろいろと活動しているということで、基本的に東京芸術劇場職員が施設の管理者として避難計画に基づいて、参加者600人を想定しているんですけれども、誘導いたします。これは600人等になりますので、区の職員東アジア文化都市オープニングを想定して、芸術劇場職員避難ルートの確認ですとか誘導方法、連携のあり方について、共通の認識を持つというところが豊島区と芸術劇場の主な訓練メーンとなります。  5階から1、2階に誘導しますので、1階において警察によるテロの検挙ですとか実演、それから消防署負傷者による救護活動というようなものをあわせて参加いただいた皆様に見ていただこうというものでございます。 ○松下創一郎委員  私は資料を拝見したときに、このパイプオルガンの演奏なんか要らないのではないのかなと思ったんですけれども、何かそういう催し物をやっている中で発生したというような想定なんですね。わかりました。  今回のテロの予定、余り言うと、やる前にネタバレになっちゃうかもしれないんですけれども、何か刃物を振り回すとか、そういうテロリストがいるというような想定なんでしょうか。 ○長澤危機管理担当課長  一応、そのような想定をしてございますが、ただ、ちょっとこちらのほうは警察と今後詳細を詰めていくことになりますので、9月の訓練までにはそういったシナリオも完成させて、当日を迎えたいと考えてございます。 ○松下創一郎委員  こういう、人がたくさん集まる会場でのテロというか、フランスで起きたサッカーの試合をやっている最中のテロなんか思い出すんですけれども、ああいう爆発なんかが多分一番皆さん想像されると思うんですね。何かそういう爆発が起こると、本当にどこで爆発が起こるかわからないということで、避難経路なんかもまた変わってきたりとかするような気がするんですけれども、そういったことも御案内とかはされるんですか。 ○今浦危機管理監  テロについては、御指摘のとおり、いろんなパターンがあると思います。今回は主に小銃による銃撃を想定しておりまして、5階のホールから1、2階に誘導するというのは、これはテロの避難だけではなく、火災においても実際に応用可能ですので、そういうのも含めて今回、実際にやってみるということです。  ただ、本当に、では常に5階から1、2階に誘導すればいいのかというと、ケースによって全く違いまして、テロリストが、例えば現地の警察を制圧してしまった場合、むしろ1、2階におりていくことによって、テロリストのほうに誘導してしまうとか、その場合はむしろ5階に立てこもったほうがいいかもわからない。いろんなケースがあります。ただ、今回の場合はとりあえず警察特殊部隊テロリストを押さえておいて、その間に避難誘導させるというような想定で考えております。爆発物について、今回については、想定はしていません。 ○松下創一郎委員  そういったいろんなケースがあるかとも思いますし、また、今回こういったところで訓練されることによって、いろんな知見が得られるかと思っておりますんで、またこちらの委員会でも御紹介いただければと思いますし、また議会としてもそれに対応する必要があれば手を尽くしていきたいと思っておりますので、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。  以上です。 ○星京子委員  内容についてなんですが、先ほどこの参加者が600名ということですが、この重立った参加者の方というのはどういった方々でいらっしゃいますか。 ○長澤危機管理担当課長  区内に3警察署がございまして、それぞれパートナーシップということで、テロ対策ですとか、安全・安心まちづくりの活動をされている団体がございます。この方々は、町会ですとか商店街ですとか、駅周辺の企業ですとか、さまざまな地域の方々が警察と一緒になって、安全・安心まちづくりを進めていくと、そういった協力員になってございますので、何かこう特別新しい方というよりは、地域で一緒に区としても、これまで安全・安心まちづくりを進めていった方々と今回の合同テロ対策訓練を実施したいというふうに考えてございます。 ○星京子委員  今まで多分、警察との細かいいろんな方たちと関連した方たちということで、そういう方たちは、ある程度、こういうテロとか防災のそういう仕組みづくりもおわかりになっていると思うんですが、逆に一般の、ほとんどこういう安全性の部分の訓練になれてない方たちが急に本当にテロに遭った場合にというところを考えると、一般の方たち参加、呼びかけは、今回はしないということでしょうか。 ○長澤危機管理担当課長  できましたら、町会ですとか商店街ですとか、あと企業の皆様もそういった担当者の方だけではなく、一般の従業員の方ですとか、町会員の方ですとか、そういった方に参加を広く呼びかけていっていただくように警察にもお願いしたいと思っております。  また、ちょっと今回、東京芸術劇場を使用するに当たりまして、休館日というふうになってございますので、余り広く一般の方を受け入れてしまうと、劇場側の運営でも、ちょっと支障が出るということで、できる限り名簿で参加者のほうを確認させていただいて、中にお入りいただくと、そういうような中で訓練をしたいという要望が芸術劇場からもございました。そういった形で今回は警察のほうから呼びかけをさせていただいて、その方々に御参加いただくということで進めさせていただければと思います。 ○星京子委員  十分、今回の趣旨は理解をさせていただきました。本当に地域防災訓練ということから関連性を申し上げても、先ほど申し上げたように、ふだん、全然こういう訓練参加しない方たちへの訓練の仕方というのは、今後、今回のいろんな震災を含めて、そういう部分もこれから必要性があろうかと思うんですね。地域で、なかなかやはり防災訓練を行うよといっても、今までも皆さんの御意見があるように、決まった方たちしか参加してないという現状もございまして、これから、本当に想定されないようないろんな事態に備えて、どうやって、ふだんかかわらない方たちをこういう訓練に巻き込んでいくかというところの課題もあろうかと思います。  ぜひ、今回はテロ対策ということで、銃撃ということも、私たちは、日常的には、ほとんどかかわることはない事態ではありますけれども、なるべくいろんな訓練の実施を広く地域方たちも、もうちょっと目を向けてくれるような対策を進めていただければと思います。  以上でございます。 ○廣瀬防災危機管理課長  今、御指摘いただいたように、このテロ対策訓練のみならず、さまざまな防災訓練、いろいろなバリエーションに富んだような訓練の工夫も必要なのかなと考えております。なるべく一般の方が興味を引くような、特にストーリー性を持たせたような訓練等も含めまして、検討してまいりたいと思います。 ○小林ひろみ委員  何かちょっとまず来年やる東アジア文化都市オープニングは、そんなに危険なテロが起こるような、そういうものなのかなというイメージがつくのも問題かなというふうには思っています。確かに注目は浴びますけれども、本当に、言ってみれば日中韓文化の、共同でやっていこうという、ある意味、平和の祭典なのに、そこを狙ってテロが起こるという設定はちょっといかがかなというふうには、まずは思いました。  それで、それはちょっとこっちへ置いておいて、今回の訓練をする対象ですね。一番対象となっているのは、誰、どこでしょうか。 ○長澤危機管理担当課長  まず、対象としていますのは、訓練の目的なんですけれども、やはり安全・安心を確保していくためには、区だけではなくて警察、消防、それから今回は東京芸術劇場ですけれども、その関係する各者がしっかり避難誘導ですとか、もし、そういった万が一のことが起きた際の連絡体制、備えみたいなものをこれから進めていくためには、やはり訓練を通じ、そういった信頼関係といいますか関係性を強化していく必要があると思いますので、まず1点はそこの部分でございます。  また、加えまして、参加者、していただいた皆様にも、もしこういうことが起こった場合に、主催者側の指示に従って安全に避難していただくというようなことも理解、促進をしていただければなというふうに考えてございます。 ○小林ひろみ委員  先ほどもあったんですけれども、ちょっとここ4年分の防災震災対策委員会のあれを見ると、去年もテロ対策訓練をして、その前はちょっと見つからなかったりしたんですけれども、去年はどういう対策だったんでしょうか。 ○長澤危機管理担当課長  昨年度はこの庁舎の1階の車回しのところを会場にしまして、実際に本庁舎のところで爆発物が仕掛けられたという想定のもと、3階から避難者役皆さんを1階のところまで避難誘導してきたというところでございます。また、外国人の方もふえているということですので、そういった対応についてもあわせて行いました。 ○小林ひろみ委員  先ほどのお話があったように、やはり、まずは主催者側とか管理する側として、どういう問題があり得るのか、これは先ほどの説明の中でもあった、テロだけではなくて、火災とか、本当にいろんな事故が起きたときにどうかという、そういう意味では、私は訓練が必要だなと思っているんです。外階段があっても普通は使わないし、そういう意味では、普通の人がそういうところは使わないわけですから、いろんな方に来ていただいて、高齢者とか、そういう方も来ている中で本当に実際に何か起こったときにどういうことができるかというところではやる必要があるかなと思ってはいますが、やはり設定があんまり物騒だと、ちょっと何となくイメージがよくなくなるので、さっきちょっと言っちゃって、そこはどうかなと思っています。  それであと、ちょっと説明があったかもしれませんが、このパートナーシップ協力員というところだったんですけれども、警視庁とかのパートナーシップ協力員というのは、私はちょっと余り聞いたことなくて、例えば災害だと災害ボランティアとか、そういうのはあるんですけれども、これはどういうものなのか、警察署パートナーシップということなので。初めて聞いたような気がします。 ○長澤危機管理担当課長  委員の御指摘のとおり、これは各警察署テロですとか安全・安心まちづくりのために、一緒に地域皆さんとやっていくための組織といいますか、パートナーシップということで、各署と地域皆さんが結成しているもので、例えばテロを許さないためのいろんなイベントですとか、そういったものにも参加いただくということになっているようです。ですので、全く今まで区とかかわりがなかった地域皆さんというわけではなくて、そういったところ、重なりはほとんどありますので、普通に区としても常日ごろいろいろ対策をお願いしている方々とほとんど変わりないのかなというふうに思ってございます。 ○小林ひろみ委員  登録を多分していると思うんですけれども、何人ぐらいの登録なのか、あるいは団体とかとなっちゃっているのか、そこはわかりますか。 ○長澤危機管理担当課長  申しわけございません。今、何人パートナーシップとして協力しているかというところの数字まではちょっと把握はしておりませんが、例えば昨年のこの本庁舎で行いましたテロ訓練のときには、目白警察署パートナーシップ皆さん目白警察署がお声がけをしまして、190名ぐらい、町会ですとか事業者ですとか、防犯協会とかも入るかなと思いますけれども、各種団体の皆様に御参加もいただいたということがございます。 ○小林ひろみ委員  最終的には報告もされると思いますけれども、災害も含めてですけれども、ないことがまずは一番大事というところは強調させていただいて、私は終わります。 ○大谷洋子委員  ないことが一番なんですが、やはり、いつどこで何が起きるかわからない昨今の社会情勢の中では、いろいろな分野で訓練をしておくということは、私は大切かなという認識でおります。  そういう中で、御説明いただきました600人の参加、これは3警察署の大体200人ぐらいずつが範囲というふうに、町会地域という範囲の中で、その中のパートナーシップ協力員というふうに受け取ってよろしいんでしょうか。 ○長澤危機管理担当課長  現在のところは、そのような考えで進めております。 ○大谷洋子委員  それで、外国人の方が大分多くいらっしゃるということも想定されますが、この訓練の折には既にもう他国語が堪能の、通訳のできる職員さんとか、そういうところの訓練も十分行われての訓練になるというふうでしょうか。 ○長澤危機管理担当課長  やはりこういった訓練ですので、要配慮者の方の対策というものも訓練に織りまぜたいというふうに考えてございます。外国語の対応につきましては、ちょっとこれから詳細を詰めていきますので、そういった外国の方を誘導できるような体制についても訓練の中で盛り込めるように、ちょっと調整を進めていきたいと思います。 ○大谷洋子委員  ぜひよろしくお願いいたします。  今、駅で切符を並んで買うときでも外国人がかなり多くなってきていらっしゃいまして、駅員が堪能に外国語といいますか、そこのお客さんに対応できる、ぺらぺらという言葉がない限り進まないんですね。そういったこともありますし、今回のような安全に避難誘導というところでは、その点も非常に大切かなと思いますので、ぜひ訓練の前に訓練の中でよろしくお願いいたしたいと思います。  私は以上です。 ○辻薫委員長  ほかにございますでしょうか。この案件についてはよろしいでしょうか。   「はい」 ───────────────────◇──────────────────── ○辻薫委員長  それでは、次に、地域における見守り活動支援事業の推進について、理事者より説明があります。 ○秋山治安対策担当課長  それでは、地域における見守り活動支援事業の推進について、御説明を申し上げます。  この地域における見守り活動支援事業なんですけれども、防犯カメラの設置につきまして、東京都と本区が補助金を出しております。それで、昨年度と今年度と来年度の3カ年、小池知事のもとで補助率が3カ年は通常12分の10のところを12分の11に引き上げますということで、推進中の事業でございます。  ことしの4月に入りまして、高野区長から、区内の129町会全てに防犯カメラをつけたいよねという御指示をいただきまして、今年度と来年度で100%を目指して推進している事業でございます。  このお手元の1ページ目の表二つ、左右にございます。29年度末の段階でございますが、設置済みは98町会ございまして、約76%の設置率となっておりました。今年の3月末時点でございます。  右側の表2のほうに移りますと、30年度末の予定の手集計の数字でございますが、設置済みが111町会になる見込みでございます。設置率は86%という見込みになります。  この見込みと申しますのは、毎年6月の1カ月間のみ、本区が町会からカメラの設置の申請を受け付けておりまして、6月が終了いたしましたので、今年度の工事でもしカメラがついた場合の数字になります。  このタイミングで御報告申し上げたかったのは、これから本区が申請を東京都のほうに回しまして、東京都が再度審査をいたしまして、東京都から設置は大丈夫ですよという御回答をいただきましてから工事に入ります。最終的に工事が完了するのが来年の1月ごろになる見込みなんですけれども、それを見越して申請を受け付けた段階で全て、その申請が通って、町会の皆様のカメラが設置できましたという仮定のもとで一応このような数字になりますということで、御報告申し上げたかったという、そのようなタイミングで今回、この案件を提出いたしました。  2ページ目でございますが、残りの未設置の町会が18町会がございます。それのリストが2ページ目に羅列してあります。その中で、1番と13番と15番が、チェックマークがついているんですけれども、こちらの3町会につきまして、今確認中ということで、この資料を作成した7月9日現在では確認中だったんですが、設置の確認がとれましたので、この3町会につきましてはこのリストから外れる予定となります。したがいまして、1ページ目の86%の設置率がもう少し上がりまして、88%を若干上回る程度の数字になろうかと思います。  まだ、これから実際に設置していない町会を回りまして、本当に区が補助金を出した事業ではないカメラもあろうかと思いますので、確実な数字が出ましたら、再度またこの案件を提出いたしまして、御報告申し上げたいと思います。  以上でございます。 ○辻薫委員長  説明が終わりました。質疑を行います。 ○小林弘明委員  今、いろんな理由で設置していないところがあると思うんですけれども、まずちょっと確認したいんですけれども、やはり例えば最近、昨年度だと遅かったと思うんですけれども、みたけ通りの、御嶽町会のところが設置するときの相談を受けたときに、置きたい場所とか警察の指導のもとで、こういうところに設置したほうがいいという、防犯マップみたいなものも確認したりしていただいたんですけれども、やはり一時的に補助金が出るまでの、例えば5台入れますとかっていったときに、1台につき例えば約20万円かかったとして、一時的に100万円ないし百何十万円を立てかえなきゃいけないという、その数カ月立てかえなきゃいけないみたいな、そういうスパンになっていると思うんですけれども、それは今、12分の11と言ったんですけれども、いまだにそれは同じですよね、そのやり方というのは。 ○秋山治安対策担当課長  申請からカメラが設置されまして、それから決裁の流れについて、簡単に御報告申し上げます。  6月の1カ月間で町会から本区の窓口で申請を受け付けます。7月から9月は東京都のほうに回して、東京都が審査を行います。10月の初めくらいに本区のほうに審査結果をいただきまして、町会のほうに結果を申し上げます、審査が通りましたという御連絡を申し上げます。それから、結果を受け取りました町会カメラの設置事業者に、では、設置をお願いしますという御連絡を申し上げます。電柱がNTTですとか、東電とかの電柱がございまして、申請した電柱に本当にその電柱が使えるかどうかということで、電柱の設置事業者が約1カ月かけまして、オーケーですとか、そこの電柱は使えませんとかという回答をいただきます。実際に工事に入りますのが12月から1月くらいというスパンになりまして、カメラの設置が終わりますのが実際には1月いっぱいぐらいまでかかります。その段階で、1回、12分の12の全ての金額を設置者であります町会が負担をしていただきます。もし、資金が足りないということでございましたら、地元の信用金庫から融資を受けていただきまして、一旦お支払いをしていただきます。あと、年度末の3月中旬になりますが、本区から一旦12分の11の金額を町会のほうへお支払いいたしますので、町会がもしお借り入れをされた場合は、約2カ月間、2カ月間半くらいのお借り入れの期間となります。
     本区としましては、東京都の分の12分の7の部分の金額でございますが、5月の中旬から下旬にかけまして、本区に振り込みがございますので、最終的に会計処理の結果は本区の負担は12分の4になります。というような1年間の日程でございます。 ○小林弘明委員  区政連絡会でも、多分、その部分は各地区でお話していただいたと思うんですけれども、なぜ、そういう質問をしたかというと、結局、防犯カメラですので、あくまでもやはり犯罪率が高い、例えば死角になっているところ、事故になりやすい、例えば過去にそういう痴漢だとかひったくりだとかいろんなところがあると思うんですけれども、そういう、要するに警察のほうの、やはりここはつけてほしいなというようなリクエストというのは、現状、一応形式的に、例えば、御嶽町会は多分2台しか入れなかったと思うんですけれども、やはり本当はもっと入れたほうがいいなということなんだけど、結果的には2台しか、財政的にもあるし、ランニングコストの部分も多少あったわけですけれども、ランニングコストも大したことはないといったら大したことはないんですけれども、ただ、やはりどうしても現状、防犯カメラを設置している町会はこれだけの割合でふえているんですけれども、本当に、例えば警察とか防犯面から見て、ある程度、やはりここはつけてほしいなというところというのは、実質どれぐらい網羅しているとか、そういうのは把握しているんですか。 ○秋山治安対策担当課長  警視庁のホームページを見ますと、警察庁の統計からおりてきているデータなんですけれども、町丁目別に犯罪の発生場所というのが確認できますので、警察署の防犯係の者が町会と一緒にこことここら辺は重点的に防犯カメラの設置が望ましいですねというふうに申し上げております。  先ほどありました、本当は5台つけたいところを予算の関係で2台しかつかないんですよというような場合につきましても、では、どことどこを優先的にというようなアドバイスがあります。  それから、町会が御希望されている業者とも一緒に回りましたり、ここの電柱というのは、この間みたけ通りのところが開通いたしまして、無電柱化の場所がございますが、そういう通りには防犯カメラがつけられないと、電圧が違っている関係上、ちょっと難しいんですというような業者からのアドバイスをいただきましたり、私のほうの治安対策担当課の者も一緒に回りまして、こことここでよろしいんじゃないでしょうかというようなアドバイスも一緒に行っております。  以上です。 ○小林弘明委員  本当にせっかくつけるんであれば、やはり、ある程度、いわゆる安全確保、特に子どもの通学時の部分とかに関してと、あと、やはり街路灯及びそういう若干、暗かったり、死角になっているところ、先ほど言ったみたけ通りもそうなんですけれども、確かにみたけ通りも西池袋通りもそうなんですけれども、結構お店がないんですね。無電柱化されていまして、民間につけないといけないんじゃないかみたいな。結構、コンビニとか、そういうところは自動的につけておいてくれているんで、そこで網羅しているところというのは、結構あったりするんですけれども、やはりそういうのがない、本当に特に住宅地域なんかは、電柱等よりもやはりそういう民間の人たちとかそういうところも協力していかなきゃ、本当につけなきゃいけない場所につけられないんじゃないかというのも、実は防犯カメラを、第3地区のたまたま最後になった御嶽町会のところで実際にそういう話が出たんですね。それで、やはりそういう部分も、今後あくまでも豊島区として、町会の電柱につけるというのも大事なんですけれども、やはり本当にここにつけてほしいなというような、特に先ほど言ったように、無電柱化していった場合、これから道路整備していった場合に、やはり、そういうものの対応というのも非常に必要となってくると思うんですけれども、今、民間に対してのそういうアプローチというのは余りしてないんですか。 ○秋山治安対策担当課長  コンビニエンスストアで、一時期、平成13、4年ころにコンビニ強盗が多発した時期がございまして、警視庁の生活安全総務課というところの対策担当の部署で、コンビニエンスストアにつきましては、結構、窃盗犯人なんかが忍び込みだとか空き巣の犯人が窃盗行為に及んだ前後でコンビニに立ち寄るパターンが多うございました。それから、窃盗犯人のほかにもコンビニ強盗に及ぶ犯人の対策として、コンビニ店内だけではなくて、コンビニ店の前の道路も若干映り込むような形で外に向けたカメラの設置も促してございます。  コンビニのほかには、家電量販店ですとか、大規模な百貨店のような小売店の建物につきましても同じように外に向けた防犯カメラが設置を依頼してございます。そのほかには、大規模マンションなんですけれども、例えば自転車の駐輪場ですとか、駐車場の出入り口などにも、外側に向けた、ほかの民家のお宅の玄関とか映り込みがないように配慮しまして、建物の周りの道路を映り込むような形で設置を促している例がございます。 ○小林弘明委員  恐らくそういう量販店とか大きいところですね、やはり、もう少し地域に入ったそういうところでも、さっき言った電柱がないところとかも含めて、やはり町会の方々と死角になるところを、例えばもう少し、まあ、町会の方々も、どうせ設置するなら、民間の方でもいいよという方もいるんですね。ただし、例えば、むやみやたらに家の前がずっと映されていても、プライバシーもあるので、誰が見るのとか、そういうところがありますけれども、そういうところさえちゃんとしていれば、逆に言うと、何か犯罪があったときにこういうふうに対応するということだけが、皆さん、そこは結構、町会たちも知識は入っているので、やはりそういう、特に通学路系とか、そこら辺は徹底してやっていただけたら、本当に非常にいいなと。  あと最後になるんですけれども、今、この残りの未設置というところの部分に対しては、アプローチしていると思うんですけれども、重立った一番の理由としては、どういう理由で、今未設置になっているのかだけお伺いして終わりにしたいと思います。 ○秋山治安対策担当課長  今後、区政連絡会を通じまして、各町会長に、さらに防犯カメラ、このリストにございます未設置の町会も含めまして、事業が来年度まで有利な価格で設置できますということをもう一度お願いいたしまして、御協力いただける民家につきましては、御協力いただけるようにということを促してまいりたいと思います。 ○小林弘明委員  この18町会、未設置があるじゃないですか。今、この未設置のところは、どういう理由で未設置だというのは、わかっていますか。 ○秋山治安対策担当課長  全ての未設置の町会からまだ聴取は終わってございません。二、三、理由が把握できております範囲でお答え申し上げます。  この18町会のリストのうちの9番の宮若町会、ここは大塚駅の南口にあります、ひょっこりひょうたん島の看板があります、あそこのエリアでございますが、非常に狭いエリアでございまして、地元の巣鴨警察署の防犯係員と一緒にカメラの設置の可能な場所を探して回ったそうでございます。宮若町会としましては、防犯カメラの設置は希望されていたところなんですけれども、どうしても設置が可能な電柱が見つからずに、今後はほかの町会の場所から宮若町会のエリアを映し込むカメラの設置をこれから検討してまいりたいということを伺っております。  それから、11番の南大塚自治会さんなんですけれども、こちら、ただいま工事が始まっております財務省の造幣局跡地の隣接している、本当に小さい、二、三十世帯ぐらいしかない町会でございまして、そこはやはりエリアが本当に狭過ぎまして、防犯カメラを設置できる場所が限られてしまうということで、どうしたものかなということで、今後も区としましてもこの辺だったらよろしいのではないでしょうかというような御提案を申し上げながら、設置を検討していただこうという計画でございます。  その他につきましても町会の財政事情ですとか、私も区政連絡会で御説明は申し上げたんですけれども、なかなか監視しているのではないかというような理解の町会長もいらっしゃいまして、このカメラは1週間でデータが書きかわってしまいますし、カメラの下に行かないとWi−Fiとかで受信をしたモニタリングはできませんので、監視という機能はありませんよというふうに申し上げているんですけれども、なかなか、その辺の理解をしていただくというようなことが課題となっております関係上、このような結果になっております。 ○大谷洋子委員  その他の未設置の中に私の町会も入っているかと思うんですけれども、過日、治安対策課長には資料もいただき、御丁寧な御説明を私が受けさせていただいて、お世話になりました。  それで、早速資料も町会へ持っていきましたし、町会の会合でもかけているんですが、今年度は間に合わなかったという理由が一つと、未設置の中に全く防犯カメラ、学校の安全安心、スクールゾーンなんかにある防犯カメラはカウントをされないで、今回のこの見守り‥‥。あ、カウントされているんですか。全く町会の中に一つもないという‥‥。 ○秋山治安対策担当課長  資料の2ページ目の18町会のリストの右側の下の部分に防犯カメラの設置者ということで羅列がございます。この中に通学路(区)というのがございますが、29年度までの事業で教育部のほうで区立小学校の周辺に5台ずつのカメラを設置してございますので、町会独自でカメラがついていなかったとしてもカウントはされており、設置済みというカウントでこの設置状況のリストは作成してございます。 ○大谷洋子委員  ありがとうございます。わかりました。  その中で、先ほど小林委員も取り上げていましたけれども、町会でどこが必要なところかということがいまいちわからないということがありました。先ほどの御答弁で町丁目別にアドバイスができるというところがお伺いできましたけれども、そういうところとか、それからあれだけの企画書といいますか、町会がここに申請に至るまでには、それなりにそれなりの理由が整って、きちっと書類を町会が提出するまでにはかなりの時間も要しますし、理解力もなかなか大変なようです。  そういったところからは、30年度に間に合わなかった町会、来年度に向けてという、私どもの町会は来年度に向けて対策を講じて、企画書とか、必要な年内のパトロール講座なんかも実現をさせたいというところも課題として話し合っていましたけれども、まだまだ理解力に乏しいところがあるようですので、また次年度に向けても、引き継がれる事業ということでは大変でしょうけれども、懇切丁寧な御説明をもう少しお願いしておきたいということでございますし、先ほどのアドバイスもできるというところは、治安対策担当課に町会サイドがお尋ねすればよろしいですか、それとも、警察の防犯課に直にお尋ねするということでしょうか。 ○秋山治安対策担当課長  区政連絡会で町会長の皆様に御説明申し上げておりますのは、私のほうから御説明申し上げております。窓口は基本的に治安対策担当課の窓口で結構でございます。  それから、町会によりましては、地元の警察署の防犯係のほうに御相談なさる方もいらっしゃるかと思います。ただ、申請を受け付けますのは豊島区の治安対策担当課の窓口でございますし、予算の関係の申請ですとか東京都との連絡なり、そういった煩雑な事務もこちらのほうでやっておりますので、私のほうで取りまとめて、基本的にはそのスタンスで進めていってまいりたいと思っております。 ○大谷洋子委員  はい、わかりました。よろしくお願いいたします。  以上です。 ○吉村辰明委員  地元の巣鴨、西巣鴨ということで、ちょっと話をさせていただきますが、三親町会さんはもういよいよ事業申請に入るというふうな話をいただきました。こぞって2番、3番、4番の町会は、世帯数が50前後の小さな町会なんですよね。それで、主要道路にも面していない、商店街とかそういうのも面していないし、ましてや、申しわけないんだけど、4番の西巣鴨二丁目町会は、町会機能を今、休止しているような状況になっています。それから、共和会さんというのは、これは都営団地だけの町会ですのでね。そういった少々事情があってのことになってきていますが、そこら辺は結果的にどういうふうな進め方をしていらっしゃるんでしょうか。 ○秋山治安対策担当課長  御指摘いただいてありがとうございます。私も都営団地のみですとか、町会の機能が停止しているとかということが、今まで把握できてなかったので、まことに申しわけございませんでした。  このような町会もあろうかということで予測はしておったところでございます。これから、どういうふうな形で、町会独自でつけるのが難しければ、ほかの方法で、例えばこの18町会のリストの先ほどの申し上げました、防犯カメラ設置者というところに、町会のほかには商店会とか、区がつけた防災カメラとか、公園のカメラとかございますので、もしエリア内に区の施設がございましたら、区の関係部署とかけ合いまして、カメラの設置御検討いただけませんでしょうかというような要望を出していきたいと思っております。 ○吉村辰明委員  御理解いただいてありがとうございます。確かにいろいろな面で世帯数の少ない町会というのは、活動が難しい状況にありますけれども、特に、この三つが三つとも同じような状況だということをぜひ今、頭に入れて、少し動いていただければなと思います。よろしくお願いします。  恐らく、通学路にはなっていますので、この区の使った通学路の部分では、ついているところもあろうかと思いますけれども、そこら辺もしっかりつかんでいただいて、進めていただきたいと思います。お願いします。 ○秋山治安対策担当課長  申しおくれましたが、2番の巣鴨三明町会も市場の施設がほとんどでございまして、こちらではカメラの把握がなかったんですけれども、地元の巣鴨警察に確認いたしまして、東京都の施設になるんですけれども、市場のほうで自分の市場の施設の中だけではなくて外側も映し込んでいるというような情報がいただけましたので、もう一回確認いたしまして、この巣鴨三明町会につきましても未設置のリストから外れる可能性がございます。 ○吉村辰明委員  ああ、そうですか。では、ぜひよろしくお願いします。  以上です。 ○小林ひろみ委員  私ども共産党としては、この防犯カメラと言うけれども、実は監視カメラになっちゃっているのではないかということも含めて、ちょくちょく何かこういうのが出てくると反対しているんですけれども、今、ちょっと多分皆さん感じたと思うんですけれども、町会につけることが目標になっちゃっているのではないの。だって、全ての町会につくことが必要なのではなくて、本当は必要なところに、私は反対ですと言いつつ、必要なところにどうやってやるかという議論でやらないと、ちょっとおかしいと思うんですよね。だって、うちの町会はついていますということが安全ですというふうになると、私は思わなくて、いろんな町会があるんだから、例えば、でもここが危ないよね、では、協力してここにつけて、そこが映るようにしようかと、さっきおっしゃったような、そういうことも含めて、本当に危ないんだったら、あるいは要望があってとってもつけたいというんだったら、そういう目標設定をもう一回ちょっと考え直してもらったほうがいいと思います。そうではないと、本末転倒。何のためにつけるのかというのも怪しくなってきて、要らないというところまでつけなきゃいけないみたいになっちゃうでしょ。まずちょっとそこを考え直していただきたい。  私、区長にお会いしたら、もう一回言います。区長が呼びかけたというから、ちょっと区長、おかしい、そうやっておかしくなっちゃうから。私たちは反対だけど、つけるにしても、そういうあれをやっていただきたいというふうに思います。いいや、それだけで。本当にもう腹が立ってきちゃった。  以上です。 ○辻薫委員長  それは御意見として受けとめとけばよろしいですか。 ○小林ひろみ委員  では、1つぐらい質問させてください。それで、実際どのくらいの数のカメラがついているんですか、豊島区に。 ○秋山治安対策担当課長  ことしにつきましては、約50団体、台数にして、はっきりした台数は忘れてしまいましたが、300台ほどふえる見込みでございます。平成29年度末、この間の平成30年の3月末でございますが、区内にこういうカメラが約800台ついておりますということですので、300台追加しまして、今年度末には1,100台ほどになるかと思います。 ○小林ひろみ委員  かなり多くて、それで、ついでに言うと、これは、たしか区政連絡会のときに1回配られたんですけれども、電気代が大変だった‥‥、電気代かな、何か使用料が大変だったんで、これをちょっと補助してほしいということがあって、たしか去年何か補助ができましたみたいな、そういうことをちょっと区政連絡会で紙が回ってきた記憶があります。つければつけたなりの負担もあるわけで、さっきの設置の費用のこととか、やはり設置したところも責任を感じると思うわけね。まあ、いろんな責任があると思うんですよ。せっかくつけていたものが古くなって壊れていて、実際に使えなかったとか、そうなったら、管理は誰がやる、そういうとき、どうするんですかとか、というふうになるし、そういうことも含めて、やはり負担も出てくると思うんです。  もう一つあるのは、やはり、実際にこれは録画されても結構、私も聞いた話ですけれども、結局、例えば何時から何時ぐらいに空き巣が入ったからとか、ずっと誰かが見ている、誰か見ていると言ったら悪いけれども、それを直接ずっと見ているのではなくて、後からその時間のデータをとってきて、それを見なきゃいけないわけですよ、はっきり言えば。だから、すごくこれは時間がかかって、ある人が何ですぐわからないんだと、区民の方があれを見てくれれば、すぐわかるはずではないかって言うんだけど、見てもらうのに2週間とかそのぐらいはかかって、なかなか実際のところが返事がもらえなかったという話を聞いたこともありまして、やはりつければつけたで、管理がすごく大変だなと思いますので、基本的にはこれも犯罪のない社会にしていくということが第一歩だし、やはりそういう意味では地域皆さんの協力も得ながら、そういうことがないようにしていくということなんですが、防犯カメラをつけたからってなくなるということでもないというふうに、私たちはちょっと思っていますので、いろいろ問題があると思いますので、やはりいろんなものを見ていると、本当にいろんなものが映り込んでいますよね。実際、個人情報は相当いろいろ映っているなというふうにも感じますので、やはり、それが漏れるということ自体が、本当、監視社会になっちゃう、そういうふうになってくるので、そういうふうにならないようにしていただきたいと思います。  以上です。 ○大谷洋子委員  いいですか、ちょっと時間の関係があります、手短に。  先ほどお伺いしそびれて、治安対策課でおわかりになるか。この防犯カメラをつけたことによって、犯罪抑止力というところにも大きな目的があるかと思うんですが、逆に防犯カメラで、泥棒が入ったとか、殺人事件なんかがあって、そのカメラによって犯人が判明できたというケースもあるかと思うんですが、そういったところのデータ等は警察さんのほうからは入手はされていないんでしょうか。 ○秋山治安対策担当課長  私は3月まで池袋警察署で勤務しておりましたけれども、ちょうど1年前の7月に上池袋地区で新築中のお宅が3件、放火をされまして、7月5日ごろだったと思うんですけれども、第1件目が発生いたしまして、それから3件、立て続けに発生したわけなんですけれども、それも防犯カメラの解析によりまして3週間で犯人を検挙した事例がございます。  ただ、交通事故ですとか窃盗犯人ですとか、最近、よくありますDVですとかストーカーの犯人なんかも検挙している事例も警視庁管内、東京都内では、かなり多数のデータがございますので、有効性につきましては問題ないと思いますけれども、ただ、カメラを解析して、どれだけの検挙率かというデータというのは、こちらのほうでは入手してございません。 ○大谷洋子委員  わかりました。かつて、私の近所に3軒、美容院がありまして、そちらが皆さん、何日間かの間に泥棒に入られて、そのお店が、全部、防犯カメラを設置することが必要となって設置されていまして、私の住んでいるマンションも1階に美容室があって、2度泥棒が入ったというところから、マンションの入り口のほうも防犯カメラをつけられるようになったりしていますが、たまたま、それ以来はそういった犯罪的なことにはつながってはいませんが、今回、この資料を治安対策課長からいただいて、町会に持っていって、町会で協議の中で地域の第1消防団の隊員が、直近で、防犯カメラで、その犯罪者が解明できたというところを取り上げていまして、であれば、これは重要なあれになるんだねということも認識が一歩深まったことの事例もあったということをちょっと、お伺いしたついでに申し述べさせていただきます。  以上です。 ○中島義春委員  先ほど吉村委員のほうからもちょっと話があって、本当、これは西巣鴨の関係で地元ということで、いろいろやはり未設置のところで、先ほど、説明の中で場所が狭いだとか、設置しようとしても電柱がなかったとか、いろいろあるということで、やはり、ある程度、治安対策だけではなくて、やはり前もって、区の町会を担当している区民活動推進課とかも、そういうところとちょっとダイレクトに行くよりもまず1回、そういうところからちょっと連携をとって、また各町会のほうに御相談なさったほうがいいのではないかなというふうに思います。  それで、この中で、例えばこれは12分の11の補助金ということで、その町会で例えば何台という制限は、これはなかった、あったんでしたか。 ○秋山治安対策担当課長  一応、一つの町会の設置の台数の補助金の限度額というのは、設けてございまして、たしか12分の1に相当する額が300万円までだったと記憶しております。確かな記憶ではございませんが、そのような金額でございました。 ○中島義春委員  そうすると、300万円までとなると、機種によって値段がいろいろ違うと思うんだけれども、平均的な値段で大体何台ぐらいになるんですか。 ○秋山治安対策担当課長  業者によりまして20万円台からつく業者もございますが、高いところでは50万円ほどかかる業者もございます。一番多い価格帯でございますが、約三十五、六万円前後というふうに理解をしておりまして、仮に1台の設置の費用が36万円だといたしますと、12分の1の負担で町会の負担は3万円ということになります。 ○中島義春委員  では、結構台数はそれなりに。例えばの話で、うちなんかも今回、町会では5台設置するということで出していると思うんだけれども、その前が3町会合同で各町会とも5台、5台、5台、だから全部で10台ぐらい設置されるのかななんて思っているんですけれども、その後、今度、メンテが大変だよななんて、今。ただ、これはやはりまちの安心・安全のためには必要なことであるし、たまたま、うちの隣の隣の隣、角に火災があって、放火だろうと言われていたんで、警察の方もいらっしゃったので、いろいろ防犯カメラがあるから、では、それちょっと確認しましょうということで、見てもらったけれども、残念ながら、ちょっと位置が遠かったもので、そこまで、また夜の火事ということで、誰がという犯人までは特定できなかったということで、さっきの上池袋では特定できたということで、やはり、まだまだある部分では、うちの町会、そういう意味ではもっと足りない部分は、必要なところはやはりやらなきゃいけないのかななんて僕なんか思ったりするんですけれどもね。  三多摩のほうの市では、やはり設置を全く今までしてない市もあったということで、市長の考えでやってなかったということもあって、本当に、それで、まちが安心・安全を図れるのかななんて思ったりするんですけれども、豊島区の場合は区長がそうやって、先頭を切って全町会、まあ、全町会というよりも安心・安全なまちをもう隅々にまで、やはり行き渡らせようということで、そういう意味で高野区長はそういう発言されているんだと僕は認識しておりますんで、しっかりよろしくお願いします。 ○秋山治安対策担当課長  先ほどもほかの委員の方からも御指摘いただきました、カメラを設置した場合のランニングコストのことについて、若干御説明申し上げたいと思います。  まず、一つは、電気代になります。1台当たり50ワット以下の契約ということで、定額の契約扱いということで東電と契約できるプランがあるんだそうです。これは1台当たり一月380円と聞いております。ただ、原子力発電の関係で、火力発電に切りかえますとか、いろいろ燃油代ですとかということで、価格の変動があった場合を考慮いたしますと、月によっては400円になる月もあるんだそうですが、大ざっぱに言いますと400円掛ける12カ月分で4,800円、5,000円弱で1台当たり電気料金が計算されます。  それから、カメラには記録装置としまして、SDカードという、デジタルカメラによく刺さっている親指の爪ぐらいのカードがあるんですけれども、それは工業用のカードでございまして、業者によりましては8,000円から1枚当たり2万円の金額がかかりまして、1台のカメラにバックアップ用として2枚、SDカードが入っております。この工業用と申しましても1週間でデータがどんどん古いものが消えて新しいものに切りかわっていくというような、常に書きかえをしております関係上、寿命が三、四年もつという設定でございまして、三、四年の間に8,000円ないしは2万円のSDカード代を更新していくと。1枚当たりですので、2枚かえますとその倍の値段がかかります。  カメラの寿命なんですけれども、大体7年から10年くらいということでして、7年たちますと、もう一度補助金を使ってカメラをつけかえられますというような制度になっておりますので、大体7年ぐらいの間に1回、SDカードが交換になりますというようなランニングコストです。  それから、電柱の共架料につきましては、ことしの1月の末に議会で本区が全額負担いたしますというようなことになっておりますので、ランニングコストといたしましてはSDカード代と電気代ということになります。 ○星京子委員  私もこの防犯カメラについては、今までもいろいろ町会の中でもさまざまな議論をしてきたところですが、先ほど他の委員の方からも御指摘があったように、私も1町会何台までとか、300万円までとか、そういうことではなくて、やはり豊島区全体として、もう抑止力でもあるし、やはり一番防犯性、危険性の多いところをきちんと豊島区の中で把握をして、そこに応じた防犯カメラの設置のあり方というところをきちんと今後、対応していただくべきであろうというふうには考えております。  先ほど、町会の中でもさまざまな活動単位が違うということもございますので、その辺は、今後、課題として検討していただければと思います。  そして、もちろん、ランニングコストの部分も今までいろいろ議論はされてきたんですが、逆にこれ以外にでもカメラをつけたことで、立て看板等で防犯カメラを設置しているという、やはりそういう案内板等のこういう予備的な経費の部分ということも考慮していただければなと思います。カメラをつけていることの安心感というよりは、やはり看板とか周知することでの抑止力のほうがすごい、うちの地域というのは、本当に袋小路になっている関係からいろんな防犯率の高い地域でもあるということで、さまざまな地域の中でも話し合いを進めてきているんですが、やはり看板はすごくあるよねって、抑止力になっているよねとか、それから町会に貼り出す、全体的な防犯カメラを設置しているよというような、区でそういう何かつくっていただけるといいよねとか、いろんな話はございます。  まだまだ私ども、この12分の11では台数は足りないような地域があるということも御考慮いただいて、全体的に豊島区で、本当にどこに必要なのかというところをきちんと、今までも計上していただいているんですが、その点も再度、町会で何台とかというような、こういう、私も資料とか、それから、あとはこの町会が足りないよということではなくて、全体的な見直しをしっかりしていただいて、そこに応じた助成の仕方、台数のあり方というのを、一度御検討いただければと思います。  以上です。 ○松下創一郎委員  各委員から、多分いろいろな質問で、そういう含みがあったかと思うんですけれども、私の家の近くでいうと、この14番の東目白坂下睦会なんかは2ブロック弱のすごく狭い町会で、のぞき坂の下ですよね。のぞき坂の道路に関しましても、多分隣の町会の持っている防犯カメラなんかで映っているのではないかなとは思うんです。そういう意味でも、町会ごとに少なくとも一つずつとかという評価で、例えばこれは、今、15町会残っているそうですけれども、ここにそれぞれ設置をして、それで完成ということではなくて、例えばその中でも設置しなくてもいいような町会吉村委員からもお話ございましたけれども、あると思うんですね。そうすると、例えば町会で全部ついているかどうかということではなくて、例えば区道、都道、国道と公道全てが映せるようになっているだとか、あるいは警察なんかでいうと、逃走経路の割り出しなんかに使用されるということを聞いたことがあるんですけれども、例えば曲がり角ごとに設置することができるようになっているとか、あとは区のほうで用意してくださった駅とかバス停の周りに円を描いて、この範囲はこの駅を使うだとかといった、そういった密度に関して指標を出すこともできると思うんですよね。  そういった意味で防犯カメラを評価する指標は何か別の考え方、あるいは警察でそういう考えがあれば、御紹介いただければと思います。 ○秋山治安対策担当課長  ただいまの防犯カメラの設置の密度に関する評価の関係でございます。  私も東京都内の各自治体と連携というか、カメラの設置状況につきまして、情報を収集したところなんですけれども、荒川区の場合でございますが、荒川区も区長のトップダウンで町丁目ごとに何丁目という単位で全部設置せよというような御指示がございまして、設置が完了しているという話を伺いました。ただ、ほかの区市町村につきましては、特にそこまで密度の濃いカメラの設置を検討はされていらっしゃらないというような状況でございます。  いろいろカメラの設置に関しまして、当初は新宿区の歌舞伎町に警視庁カメラが最初についたのが始まりでございますが、肖像権の問題とかございまして、大学教授の御意見をいただきながら、問題ないというような結論に至りまして、カメラの設置が進んできているわけなんでございますが、このカメラの設置の密度につきましても、どういうふうに評価していったらいいのかというような学問的な学識経験者の方々の論文とか記述というのは、まだ目にしたことがございませんで、これからも注目していきたいというところでございます。 ○松下創一郎委員  きょう、こうして議論が巻き起こったところですから、豊島区でも、しっかり研究していただいて、何か独自の評価指標を発表することができたら、ほかの区市町村でもまねしてくださるようなものにしていただければなと思っております。  また、ちょっと地域のことで話をさせていただくと、16番の目白二丁目町会に関しては、これは、多分、目白警察があるんですね。これは多分、目白警察は街頭防犯カメラという形でなくて、警察署として持っているカメラがあるでしょうから、この辺もちょっとまた検討というか、ヒアリングしていただければなと思います。  以上です。 ○辻薫委員長  ほかにございますでしょうか。この案件についてはよろしいでしょうか。   「はい」 ───────────────────◇──────────────────── ○辻薫委員長  それでは、次にその他ということで項目を上げておりますけれども、2点ございます。最初に、西日本の豪雨ですね。平成30年7月豪雨と、このように命名されましたけれども、これにつきまして、危機管理監より報告がございます。 ○今浦危機管理監  口頭で失礼します。30年7月豪雨の支援に関して動きがございましたので、報告いたします。  まず、東京都として支援する自治体は、倉敷市になりました。東京都以外にも福岡市、それから埼玉県、計三つの自治体が倉敷市を支援いたします。  7月10日現在のデータですけれども、倉敷市には現在、19カ所の避難所が設営され、2,900人が避難しておるという状況であります。これに対して、今、東京都の状況ですけれども、まず、避難所支援に関して申し上げますと、昨日東京都職員20人が現地入りをしております。さらに、応援職員30人があす出発して、現地入りを行います。結果、当面、都職員50人の体制で避難所運営をするということになりますが、その支援期間、通常は1週間ぐらいだと思うんですが、その後、第2陣、第3陣の支援要請が区市町村に来るだろうと思われますが、今のところ、その具体的な状況はわかっておりません。  もう一つ支援の内容で動きがあります。それは被災者生活再建支援の中の罹災証明発行業務です。都では、東京都被災者生活再建支援システム協議会というものがございまして、ここを核として、倉敷市の罹災証明の発行業務を支援しようとしております。昨日、都のほうから区に要請がありまして、このシステムの活用にたけている管理職をあす、現地に先遣してもらいたいと、全般的な調整と準備をしていただきたいという要望が来ております。  これに対して、豊島区の状況として、罹災証明発行業務につきましては、本日、管理職の派遣に関して区長へ報告し、承認を得たいと思っております。また、このシステムを運用できる支援職員のリストアップと、あとは避難所支援にかかわる職員の意向調査、これを現在実施しております。  以上です。 ○辻薫委員長  御説明いただきました。このことについて何かございますでしょうか。 ○小林ひろみ委員  口頭だったんですけれども、後で文書みたいなものが出るんでしょうか。 ○今浦危機管理監  後で文書配付したいと思います。 ○辻薫委員長  これがまず1点でございます。 ───────────────────◇──────────────────── ○辻薫委員長  2点目につきましては、前回の委員会でお伝えしたとおり、視察についてお諮りしたいと思います。  正副委員長案を机上に配付しております。まず、視察の概要について、私から説明いたします。  この視察につきましては、本委員会の視察、調査項目として、東日本の例も入れておりましたので、その観点から、視察先につきましては宮城県女川町、そして同県石巻市、この2カ所を視察してまいりたいと思います。  視察の項目につきましては、まず1点目、被災者生活再建支援、その課題と対策について、2番目、街の復旧・復興についてですけれども、この復旧・復興の方針、課題と対策について、3番目に避難マニュアル、より安全な避難行動をとるために必要な対策についてという、こうした項目について視察してまいりたいと思っています。  具体的にこの視察日程でございますけれども、11月6日、7日、この1泊2日で先方とも状況も確認しておりまして、事務局等からも確認していただいて、先方のオーケーもいただいているところでございます。  概要につきましては、私から説明させていただきましたけれども、次に、この視察のより詳細につきまして、理事者より説明があります。 ○今浦危機管理監  視察項目と縦のA4の資料にございますけれども、横のパターンを見ていただければと思いますが、破壊された都市、今回、女川町と石巻市をごらんいただけると思います。この中で、やはり(1)の生活再建支援、困っている人は多分いると思うんですね。どういう課題で困ったのか、それに対して自治体はどう対応したのかということをしっかりと情報をとって、では、豊島区で起きたときにはどうするのかというところを我が事としてしっかりと見ていただきたいなと思います。  街の復旧・復興についても似たようなことでありますけれども、そういう視点で十分視察に耐え得る内容がそこにあるだろうというふうに考えております。  最後、避難マニュアルですが、女川町、それから大川小学校、石巻市内の小学校も同じなんですが、マニュアルに安住したがゆえに被害に遭ったと。現地に行っていただければ、わかりますが、女川町の全滅した銀行の裏には小高い丘がありまして、そこに上がっていれば、当然、助かっていますし、大川小学校も北上川の橋のたもとでみんな避難していましたが、すぐ横に小高い丘があって、そこに行っていれば、助かっているわけですね。  私、この原因は、知識がなかったこと、それから想像力がなかったこと、それから勇気がなかったことかなと思います。例えば、知識としましては、女川湾の一番奥に女川町があるということは津波の波高が一番高くなる場所にあるんですね。また、大川小学校、北上河口から4キロ離れていますけれども、大きな川です。津波というのは川を遡上するときにすごいエネルギーを保ったまま遡上すると。そういう知識であるとか、あるいはマグニチュード7クラスと思っていたのが、今回の地震は8クラスだったと。マグニチュードが1大きくなると地震のエネルギーは32倍になると。そういう基礎的な知識がまず足りなかったのではないかなと。そこから、もしそうであれば、ここの、要するに避難場所は安全なんだろうかという想像力ですね、それはやはり働かすべきだと思うし、空回りでもいいから、では、ちょっとより安全な場所、すぐ目の前にあるのだったら、そこにみんなを誘導しようという勇気ですね、これを現場でしっかりと皆さん、確認いただけるのではないかなと思いまして、この場所を推薦いたしました。
     以上です。 ○辻薫委員長  今、御説明をいただきましたけれども、正副委員長としては、宮城県女川町及び石巻市で視察を実施したいと考えておりますけれども、いかがでしょうか。 ○星京子委員  1点確認でございます。もちろん、この女川と石巻の視察についてはもう十分、生活再建のほうも確認してきたいと思うんですが、これは石巻については、大川小学校だけになりますか。 ○今浦危機管理監  まず、午前中、大川小学校を回った後、すぐに石巻市内をごらんいただきたいと思います。 ○星京子委員  行程がちょっとわからなかったので、ぜひ石巻市内ですね、海沿いを含めてですね、そのあたりのやはり復興の関係も見てみたいと思いましたので、済みません、確認で伺いました。ありがとうございます。 ○辻薫委員長  ほかにございますでしょうか。よろしいでしょうか。   「はい」 ○辻薫委員長  それでは、そのように決定いたします。詳細につきましては、次回の委員会でお示しをいたしますので、よろしくお願いしたいと思います。 ───────────────────◇──────────────────── ○辻薫委員長  最後に、次回の日程についてお諮りいたします。次回は9月5日水曜日午前10時から開会したいと存じますが、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。   「異議なし」 ○辻薫委員長  それでは、そのように決定いたします。  以上で、防災震災対策調査特別委員会を閉会いたします。   午前11時23分閉会...