・同 第22 第65号議案 平成30年度豊島区
介護保険事業会計補正予算(第1号)
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会議に付した事件
・
会議録署名議員の指名
・会期の決定
・区長の
招集あいさつ
・日程第1から第22まで
・請願・陳情の
委員会付託
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午後1時開会及び開議
○議長(磯 一昭) これより平成30年第2回豊島区
議会定例会を開会いたします。
直ちに本日の会議を開きます。
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○議長(磯 一昭)
会議録署名議員を御指名申し上げます。10番清水みちこさん、11番ふまミチさん、13番西山陽介さん、以上の方にお願いいたします。
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○議長(磯 一昭) 次に、会期についてお諮りいたします。
本定例会の会期は、本日から7月9日までの20日間といたしたいと存じますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(磯 一昭) 御異議ないものと認めます。
よって、本定例会の会期は20日間と決定いたしました。
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○議長(磯 一昭) この際、区長より招集のあいさつがございます。
〔高野之夫区長登壇〕
○区長(高野之夫) 本日、ここに平成30年第2回区
議会定例会を招集申し上げましたところ、議員各位におかれましては、御出席を賜りまして、深く感謝を申し上げます。
さて、去る5月28日に開催をされました平成30年第1回豊島区
議会臨時会におきまして、磯一昭議長、根岸光洋副議長による区議会の新体制がスタートいたしました。お二人のリーダーシップによって、活発な議会活動が行われることを期待を申し上げます。
まず冒頭に、一昨日の18日に大阪北部で発生いたしました震度6弱の地震による災害について申し上げます。
この地震での人的な被害は、死者5名、負傷者は330名以上にのぼり、火災や広範囲な
インフラ被害、さらには交通網の麻痺による多くの帰宅困難者が発生するなど、130万人以上に影響が及びました。現時点では被害の全容が明らかになっておりませんけど、お亡くなりになられた方々の御冥福をお祈りするとともに、被災者の皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
区では、
東日本大震災の際に、区内の学校、公共施設、公園並びに道路沿い全ての塀の安全確認を実施いたしました。しかし、今回の震災におけるブロック塀の倒壊事故を目の当たりにいたしまして、改めて区立の小・中学校や
公共施設周辺のブロック塀について、緊急点検を指示したところであります。今朝も昨日に引き続き、対策会議を開き、状況を確認いたしました。今後、迅速かつ最優先で点検結果を取りまとめまして、今会期中に議会に御報告するとともに、必要となる安全対策を実行してまいります。さらに、区内全域へ点検範囲の拡大について、検討してまいりたいと思います。
次に、
国際アート・
カルチャー都市の推進について申し上げます。
これまで
丸の内エリアで開催をされていた世界有数の
クラシック音楽祭ラ・フォル・ジュルネTOKYOが今年から
池袋エリアでも開催をされ、5月3日から3日間、快晴の下、内外の著名な
アーティストによる一流のクラシックの演奏が繰り広げられました。
池袋エリア全体で6万4,000人の来場者を迎え、成功裏に終えることができました。
地域が主催するイベントに目を移しますと、5月19日と20日に開催された
池袋ジャズフェスティバルは、主催者の発表によれば、こちらも6万5,000人もの来場がありました。この時期には
池袋西口周辺では新
池袋モンパルナス西口まちかど回遊美術館も開催をされたため、まちを歩きながら、音楽とアートを一緒にお楽しみいただけたことと思います。
ほかにもフォーク&
カントリーフェスティバルや
東京フラ・フェスタなど、年間を通じて、多様なイベントが池袋で開催をされます。まちに定着したこれらのイベントは、文化の風を漂わせる豊島区にとって、皆なくてはならないものであります。
また、6月1日には、東京都交響楽団によるTOKYO MET SaLaD MUSIC FESTIVAL2018がこの秋、池袋において開催されるとのお知らせが東京都から届きました。この
フェスティバルの「SaLaD」とは、Sing、歌うこと、Listen、聞くこと、Dance、踊ることの頭文字を組み合わせた造語であり、
ワークショップ等を通じて、参加する人たちが表現し、体験できる新しい音楽祭として、池袋のまちが華やかな音色で彩られることを期待しております。
次に、
国際アート・
カルチャー都市と
東アジア文化都市について申し上げます。
東アジア文化都市は、日・中・韓3カ国がそれぞれの文化芸術による発展を目指す自国内の都市を一つ選定し、芸術、伝統、生活に関連する様々な
文化イベントを1年間にわたりまして、開催をするものであります。また、3カ国が連携して実施する文化による国際交流は、まさに豊島区が推進する
国際アート・
カルチャー都市構想に合致するものであり、本区の魅力を内外に発信する絶好の機会と考えております。
東アジア文化都市2019の開催は、
東京オリンピック・
パラリンピック大会の開催後の
まちづくりやレガシーにもつながる重要な契機となると認識をしております。この開催に向けては、既に本区を代表する文化、経済、観光分野などの関係者による
準備委員会を立ち上げておりますが、開催都市としての正式決定後には、
準備委員会を
実行委員会へ改組し、
国際アート・
カルチャー都市プロデューサー、懇話会、特命大使を代表する方々にも御協力をいただきながら、オールとしまによる実施体制で取り組んでまいります。
また、現在、
ロゴアンケートを実施しておりますが、7月中旬までに事業概要や実施体制などをまとめた基本計画を策定する予定でもあります。舞台芸術、マンガ・アニメ、祭事・芸能の3つの事業分野を柱として、既存の事業に日・中・韓交流、次世代交流の視点を加えながら、新しい事業も立ち上げ、多くの区民の皆さんに御参加をいただきながら準備を進めてまいりたいと思います。
このように、
東アジア文化都市の記念事業の一つとして、改めて位置づけ、平成31年度末オープンに向け、地域の皆さんとともに
トキワ荘再現施設(仮称)マンガの聖地と
しまミュージアム整備を進めてまいります。
本年2月には、と
しまミュージアム整備・運営費用に充てるため、
トキワ荘関連施設整備基金を設置し、寄附金の募集を開始いたしました。6月19日時点で、発起人として366名の方から御賛同をいただき、また、あわせて1,000名を超える、昨日まで271件の御支援をいただいております。区内外の多くの方々からいただいた御協賛に対し、心からお礼を申し上げます。この寄附金は、目標額を1億円としており、法人向けに新たな寄附の仕組みを設け、7月から私自らが
トキワ荘再現施設への協賛を呼びかけてまいりたいと思います。さらに、この秋からは、
マンガファンやトキワ荘を愛する皆様から幅広く寄附をいただけるよう、インターネットを活用したキャンペーンも展開をしたいと考えております。
次に、
池袋PRアニメの共同制作について申し上げます。
豊島区と
株式会社アニメイトは、2020年に向けた
インバウンド・プロモーション強化のため、世界中のファンにアニメの聖地・池袋を発信する
池袋PRアニメの共同制作を進めております。制作に当たっては、フクロウを擬人化した
メーンキャラクターを公募により3月に決定をいたしました。本年11月中のアニメ完成を目指し、現在、
シナリオプランの検討を進めるとともに、プロのアニメーターが登場人物のデザインを描き起こしているところであります。
こうした公民による本格的な
PRアニメ共同制作は全国的にも例のない取組みでございます。さらに、完成した
PRアニメは、海外も含め、約120にのぼるアニメイト各店舗で上映するほか、本年12月、金沢での
東アジア文化都市のクロージングイベントを皮切りに、また、昨年10月に池袋で初開催されたジャパン・コンテンツ・
ショーケース等の年間を通じて開催される様々なイベントにも積極的に出展をしてまいりたいと考えております。
次に、子どもと女性にやさしい
まちづくりについて申し上げます。
まず、待機児童2年連続ゼロ達成について、申し上げます。
本区は、本年4月、昨年に引き続き、2年連続で待機児童ゼロを達成することができました。
消滅可能性都市との指摘があって以来、私は、待機児童の対策に積極的に取り組み、
認可保育園の誘致策を中心として、平成27年度から29年度までの3年間で約2,000名の定員枠を増やしてまいりました。さらに、平成30年4月の入園選考に向けて、
認可保育園13園の新設や既存保育園の定員枠の弾力化により723名の定員枠を増やしてまいりました。
しかしながら、2年続けて待機児童ゼロ宣言したことによって、子育て世代が新たに転入し、保育を希望される世帯が増えることも想定をされます。これからもゼロを維持していくためには、
保育ニーズを迅速かつ正確に把握し、早目の対策を講じていくことが重要であります。
本年3月から開始した
保育ニーズの事前調査については、現在、データ検証を行っております。この分析結果を基に具体的な需要を地域ごとに把握しながら、
保育ニーズに応えてまいりたいと考えております。
次に、今年度からスタートいたしました区立・私立保育園における
使用済み紙おむつの処理について申し上げます。
4月より子どもと女性にやさしい
まちづくりの一環として、保育園で出た
使用済み紙おむつを園で処分する新たな取組みを始めました。区立保育園だけではなく、私立を含めた全ての
認可保育施設で
使用済み紙おむつを行政が責任を持って処分をすることといたしましたのは本区が初めてでございます。保護者の皆様からは感謝の言葉が寄せられ、思い切って、この施策に取り組む判断をしてよかったと思っております。
また、保育園の現場からは、業務の効率化などもつながったという声も届いております。保育士一人一人の負担軽減は子どもと向き合う時間の増加、ひいては保育の質の向上につながっていくものと認識をしております。
現在、保育の質の向上に向けたガイドラインを策定すべく、鋭意準備を進めているところであります。今後も保育環境や保育内容の向上に力を注ぎ、区民の皆様がさらに安心して子育てできるまちの実現に向けて、これまでと同様に強い信念を持って取り組んでまいりたいと思います。
次に、
子ども若者総合相談窓口の開設について申し上げます。
本年4月1日より庁舎4階に
子ども若者総合相談窓口を開設いたします。愛称は、
中高生センタージャンプの利用者の投票により、「アシスとしま」に決定をいたしました。子どもと若者をアシストする拠点の意味が込められ、採用をされたものであります。子どもや若者のひきこもり、非行や不登校、また学校や職場での人間関係の悩みなど、義務教育の終了後、どこに相談してよいかわからなかった悩みについて、本人や御家族に親身になって、相談を受けてまいります。
アシスとしまは、庁舎内に常設される若者の相談窓口としては23区初となるもので、庁舎内にあることで区民の方にわかりやすく、そして他の
専門相談窓口ともすぐに連携がとれるようにしてまいります。
次に、誰もが使いやすい公園の整備について申し上げます。
保育園の多くが区内の公園を利用しており、また、子育て世代のニーズとして、公園の環境整備、改善が求められております。誰もが使いやすい公園としていくため、子どもや女性が使いやすい清潔で明るいトイレを目指し、公園内の
トイレ改修にあわせて、一部の公園ではトイレを
アートトイレにする取組みを進めております。区内の
若手アーティストを初め、保育園児や小学校の児童、地域の方々の協力により、昨年度は11カ所の
アートトイレが完成をいたしました。また、今回の
トイレ改修を契機に、現在週に5日か6日行っているトイレ清掃の頻度を上げて、これを毎日行うこととし、利用状況によっては1日に複数回清掃することといたします。
また、10月からは公園の全面禁煙がスタートいたします。これに伴い、これまで繁華街や駅周辺で実施をしております路上喫煙・
ポイ捨てパトロール、公園と公園周辺まで拡大いたします。さらに、パトロールにはトイレの使用状況の確認を加えるなど、多様な連携を広げながら、清潔できれいな
公園維持管理に取り組んでまいりたいと思います。
一方、区内に点在する数多くの小規模公園の多くが区民に十分に利用されていない状況を受け、これらの公園を地域交流の場に再生をしていく
小規模公園プロジェクトを開始したところであります。今後、それぞれの公園の利用状況や立地状況を踏まえて、区民の憩いの場、地域の庭として、
地域コミュニティの場に再生していくことを目指したいと考えております。
次に、
まちづくりについて申し上げます。
本年5月、豊島区と国や都、そして池袋駅周辺の
関係事業者が一堂に会する池袋駅
周辺地域再生委員会において、池袋駅
周辺地域基盤整備方針2018が策定をされました。
この
基盤整備方針では、池袋駅東西の4つの公園とその周辺の民間施設とが連携することによって、公園が交流や表現、発信の舞台となり、それが、やがてアート・
カルチャー活動の拠点となるアート・カルチャー・ハブを育成していくことになるとしております。
また、
基盤整備方針では、本区が重点的に取り組んできた東西デッキ、電気バス、
ハレザ池袋もその位置づけが改めて整理され、体系化されております。
今後、この
基盤整備方針に基づく各施策の実現にさらにスピード感を持って進めてまいりますが、ここではいくつかのトピックについて順次申し上げたいと思います。
まず、
ハレザ池袋についてでございますが、
ハレザ池袋の整備は、2020年の夏の
グランドオープンに向けて順調に進んでおり、既に外からはっきりと形が見えている
芸術文化劇場は、2019年4月末竣工、11月からのこけら落としに向けた準備が着々と進んでおります。と
しま区民センターは今年11月、オフィス棟は来年2月に骨組みが組み上がる予定でありますので、そのころには
ハレザ池袋の全体像が見えてくることになります。
また、
ハレザ池袋のエリアロゴが約1万2,000件の
区民アンケートと隈研吾先生を長とする
審査委員会で協議によって、決定をいたしました。まち全体が舞台の誰もが主役になれる劇場都市にふさわしいロゴであります。
さらに、
ハレザ池袋の完成後のエリア全体の運営についての検討も進められております。
将来にわたり8つの劇場が圧倒的なにぎわいを生み出すため、6月中に民間主体の
エリアマネジメント組織を立ち上げることが決定し、今後は公民連携したエリア全体の
運営体制づくりを積極的に構築してまいります。
なお、
芸術文化劇場のネーミングライツにつきましては、募集要項の作成等、準備を現在進めており、
ハレザ池袋の3つの建物の雄姿が現れる来年度に魅力的な愛称を決定したいと思います。
次に、ウイロード改修について申し上げます。
山手線の環状運行にあわせて大正14年に建設されたとされる隧道ウイロードは、老朽化が著しく、漏水が各所で見受けられることや、
公共地下道特有の暗い、汚い、怖いイメージから、女性には敬遠されるといった課題がありました。
今回の整備事業では、区と
鉄道事業者が協力しながら漏水対策を行うとともに、美術作家の植田志保さんに内壁の
装飾デザインを依頼することで、明るく、きれいで、女性が安心して通行できる歩行者空間を創出してまいりたいと思います。
植田氏は、「色のすること」という抽象的表現を絵や言葉に置き換え、平面のみにとらわれない方法で、これまで数々の作品を発表されております。その活動は、国内にとどまらず、海外にも発展しており、書籍、雑誌、広告等への
イラスト提供や空間装飾への作品提供、舞台の
アートワークなど、活動は多岐にわたっております。
植田氏による壁画制作は、来年3月から9月まで、誰もがその進行がわかるよう、公開形式で行うことを予定しております。制作期間は、
東アジア文化都市2019の開催期間とちょうど重なり、
トキワ荘再現施設と同様、
東アジア文化都市の記念事業として位置づけたいと考えております。
また、池袋駅周辺の都市再生と並行して、各地域の
まちづくりも着々と進んでおります。
まず、大塚駅周辺整備について申し上げます。
大塚駅周辺は、8年前の平成22年、駅の南北をつなぐ自由通路が開通し、昨年5月には南口駅前広場トランパル大塚が完成をいたしました。そして、いよいよ今年度から北口駅前整備に入ります。2020年の
東京オリンピック・パラリンピックまでの整備を目指し、地元の皆さんや関係機関と現在協議を続けておりますが、北口駅前の歩行者空間の拡幅とともに、光のファンタジーのコンセプトの下、夜間照明を工夫し、今まで暗い暗いと言われておりました夜のまちが映えるようにしてまいりたいと思います。
こうした駅前整備の動きに呼応して、大塚駅周辺の民間開発も活発になってまいりました。5月9日には、星野リゾートOMO5東京大塚が北口にオープンをし、同じ日にOMO5に隣接するエリアに古民家10棟を丸ごとリノベーションした東京大塚のれん街がオープンし、大変にぎわいを呈しております。
大塚が変わっていく様子が連日のようにテレビでも報道されております。大塚のさらなる発展を目指して、ここでも公民連携による
まちづくりを推進してまいりたいと思います。
次に、巣鴨駅周辺の
まちづくりについて申し上げます。
巣鴨地区では、老朽化していた駅前トイレが旧中山道沿いのトイレのイメージで改修され、リニューアルオープンをしております。また、巣鴨地域文化創造館、通称中山道待夢でも、トイレ不足をカバーするため、前庭にトイレを新設いたしました。
様々な
まちづくりが進む巣鴨地区では、新しい商店街のあり方や街並み整備の方向性について検討する第1回巣鴨フォーラムが4月25日に開催をされ、私も参加をさせていただきましたが、商店街の青年部や学生の方々を中心に、ワークショップ形式で次代を見据えた検討を行うという話を伺い、大変頼もしく感じたところであります。
今後、
東京オリンピック・
パラリンピック大会に向けた商店街の入り口前の歩道橋撤去と、これに替わる横断歩道の新設事業や白山通りの拡幅工事について、東京都と連携しながら取り組んでまいりたいと思います。
また、地蔵通りの無電柱化によるアーチの改修事業、警察寮跡地の活用について、フォーラムでまとまった提案内容を可能な限り取り入れ、新たな
まちづくりを進めてまいりたいと思います。
次に、目白地区
まちづくりについて申し上げます。
目白地区では、昨年、目白地域協議会で課題として取り上げられた徳川黎明館の西側道路について、速度抑制を目的とした道路改修工事を行いました。
また、学習院椿の坂では無電柱化工事が順調に進んでおり、来年度末を目途に工事が完了する見込みであります。目白地域の避難場所に指定されている学習院大学と目白駅を結ぶ歩行空間の電柱や電線を撤去することで、地域の防災性が大幅に向上するとともに、安全性や景観性についても改善をされます。
さらに、今年8月下旬から目白駅西側の銀鈴の坂脇のエレベーター新設工事が始まります。銀鈴の坂周辺は起伏に富んだ地形のため、坂や階段が多く、高齢者やベビーカー利用者、車椅子の方が駅を利用する際に大変不便な状況となっておりました。本工事は、そのような現状を踏まえまして、目白古道整備事業の一環として、駅周辺バリアフリー化を目的といたしまして、銀鈴の坂に近接するJR用地にエレベーターを新設するものであります。完成は平成32年度末を予定しております。
次に、長崎四丁目地区の
まちづくりについて申し上げます。
現在、東京都は、木造密集地域である長崎地区に延焼遮断帯を築くことで、防災面の改善が期待できる特定整備路線・補助172号線の整備を推進しております。この事業に伴い、古くから地域に根づいている商店街、長崎十字会が南北に分断されるため、商店街の再生や将来のコミュニティ形成をどう図るか、またそれが可能か、懸念する声が上がっておりました。
そこで、豊島区では、4年前から地域の課題をどのように解決をしていくか、地域の皆さんと話合いを重ねてまいりました。その成果がこのほど、ようやくまとまり、5月21日、長崎四丁目地区
まちづくり協議会の安齋和敏会長さんから地域の将来像を描いた
まちづくり提言をいただきました。
今後も地域の皆さんの声に丁寧に耳を傾けるとともに、提言内容を
まちづくり計画に反映できるよう、最大限努力をしてまいりたいと考えております。
次に、としまセーフシティ作戦について申し上げます。
繁華街での客引き、ポイ捨て、路上の違法看板等は、歩道を安心して通行する大きな障害となっており、その改善は常に急務の課題であります。このため、治安対策担当課、環境保全課、土木管理課の3課が連携し、警察や地域の方々とも協力をしながら、客引き、ポイ捨て、違法看板等をなくす活動をとしまセーフシティ作戦と名づけて、条例施行以来、取り組んでまいったわけであります。
今年度は、池袋東西口における路上看板取締りを特に強化し、来年の
東アジア文化都市開催までに安全で安心できる快適な歩行者空間を確保いたします。
また、大塚駅でも駅前を中心に南北の商店街を同様にパトロールしており、来年には巣鴨地区まで実施地域を広げてまいりたいと思います。
次に、福祉・健康について申し上げます。
選択的介護モデル事業、当初は混合介護と申し上げておりましたが、これについて、申し上げたいと思います。
5月30日、国家戦略特別区域会議が虎ノ門ヒルズで開催され、私は、小池百合子東京都知事とともに会議に出席をいたしました。当日は、豊島区が1年にわたる有識者会議で検討してきた選択的介護のモデル事業について報告をし、これが了承されました。その後、6月14日に開催された特区諮問会議において、国家戦略特区制度の成果として、選択的介護の事業化が正式に認められたところでございます。
豊島区と都が進めてきた選択的介護は、公的な介護保険制度のサービスと適用外の保険外サービスとを組み合わせるもので、利用者の利便性の向上、中小事業者のビジネスチャンスの拡大に寄与するものと考えております。そして、この取組みがヘルパー等介護職員の処遇改善につながり、人的難の解消にも広がることを期待しております。
また、6月28日には、区内の9事業者と協定を結び、いよいよ8月1日からモデル事業がスタートをいたします。この第一歩が持続可能な介護保険制度の礎となりますよう、今後、効果と課題を検証しながら、本格実施に移行できるよう、最大限の努力をしてまいりたいと思います。
次に、池袋保健所の移転について申し上げます。
日本全体が本格的な少子高齢化を迎える中で、これからの保健所には、これまで以上に区民の健康と医療を支える拠点としての役割が求められております。
機能拡充を図るべき内容といたしましては、母子健康、子育て支援、女性の健康支援、生活習慣病対策、そして健康危機管理などが重要であると考えております。
平成10年に建設された現在の施設は既に20年が経過をしており、設備の大規模改修を判断すべき局面を迎えておりますが、改修には約20億円もの経費がかかる見込みとなっております。
また、現在、駐輪スペース等の不足や障害者等の駐車場利用に関する支障が発生しておりますが、今後、
ハレザ池袋の
グランドオープンに向け、周辺道路における歩行者交通量の増加、混雑が見込まれております。将来に向けて保健所機能の充実を図るためには、現在の施設をまず造幣局跡地に仮移転し、その後、区役所本庁舎に隣接し、市街地再開発事業が進められております南池袋二丁目C地区に本移転をするという二段階の計画を進めることが最善の策であると考えております。
次に、住宅宿泊事業法の施行について申し上げます。
今月15日に住宅宿泊事業法が施行され、いわゆる民泊事業がスタートいたしました。本区では、6月15日現在で、制度概要や手続き方法、ごみ出しのルールなど延べ1,500件を超える問合せを受けており、届出受付が134件、そのうち受理したものが52件となっております。この52件の内訳としては、集合住宅が37件、戸建てが15件であります。また、旅館業法の改正に伴いまして、無許可営業者に対する報告徴収と立入検査、さらに営業停止命令の権限も豊島区に付与されました。
区といたしましては、衛生監視員2名を増員し、12名体制で対応に当たるとともに、区内3警察署との緊密な連携の下、違法民泊の取締りに取り組んでまいりたいと思います。
次に、教育について申し上げます。
まず、豊島区教育大綱2018について申し上げます。
教育大綱は、区長部局と教育委員会が計画的に教育事業を推進する上で極めて重要な役割を担っており、6月14日の第1回総合教育会議において、豊島区教育大綱2018を策定いたしました。
主な内容といたしましては、教員の働き方改革への対応を重点施策に加えて、幼児教育施策の横断的な展開、多文化共生の取組み、子どもスキップ事業の充実、タブレットパソコン1,500台の追加とICTを活用した情報教育の充実等、教育都市としまの一層の飛躍を支援する特筆すべき事業展開となっております。
次に、教員の働き方改革について申し上げます。
本区は、これまで全庁的な働き方改革の一環として、全小・中学校に校務支援システムを導入し、東京都とともに2名の副校長配置モデル事業を展開するなど、教員の長時間勤務軽減にも取り組んでまいりました。
一方、中央教育審議会、学校における働き方改革特別部会では、学校の組織運営体制のあり方や時間外勤務抑制に向けた制度のあり方等について、検討が進んでおります。平成29年度の東京都公立学校教員勤務実態調査では、在校時間が過労死ラインと言われる週60時間を超える教員の割合は小学校が37.4%、中学校が68.2%となっており、本区におきましても教員の働き方改革は喫緊の課題であります。教育委員会からは、本年度、外部有識者を交えて検討を加え、新教育ビジョン2020に位置づけていくとの報告を受けております。
次に、並木ハウス、砂金家長屋の文化財登録について申し上げます。
先月、5月10日付で雑司が谷の並木ハウス及び砂金家長屋が国の有形文化財として登録されました。私は、豊島区民を代表してお祝いを申し上げる次第でございます。
この並木ハウスは、漫画家の手塚治虫氏や写真家の二川幸夫氏らの芸術家が長く暮らされ、多くの方々の思い入れ深い建物となっております。また、砂金家長屋は、昭和7年ごろの建築で、長屋建ての店舗兼住宅となっており、現在は雑司が谷案内処がお世話になっております。
今回の登録で、雑司が谷には国の指定・登録文化財が3棟となります。雑司が谷地域一帯がさらに多くの注目を集めることを期待するものであります。区といたしましても雑司が谷未来遺産推進事業の展開にできる限りの支援を行ってまいりたいと思います。
次に、新たに策定する教育ビジョン2020について申し上げます。
豊島区教育ビジョン2015は、豊島区教育振興計画の後期部分の計画として策定され、着実に実施をしてきたところであります。しかしながら、本計画期間中に新学習指導要領に新たな教科・道徳や小学校英語教育が規定されてきたこと等から、当初の計画を1年前倒しいたしまして、本年度から策定作業を進めるとの報告を受けております。
最後に、内部統制の改善・強化について二点申し上げます。
まず、個人情報保護の強化について申し上げます。
先月28日の区
議会臨時会の議員協議会におきまして、中間的な御報告をいたしましたが、区民の個人情報が職員や受託事業者の事務処理研修の参考事例等に使用されるなど、個人情報の目的外利用に当たる行為が区民部総合窓口において新庁舎移転以前から行われていたことが判明をいたしました。このたびの事態を招いた根本は、区職員及び窓口業務の委託事業者の個人情報保護に対する認識が不十分であったことにあります。いくら私の就任前から継続してやってきたとはいえ、これを重く受けとめ、区政の責任者として、区民の皆様に対して改めて深くおわびを申し上げる次第であります。まことに申しわけありません。
これ以降、受託事業者に対しては、契約上の対応や指導、監督の強化、職員に対しては、個人情報保護に対する意識改革や個人情報を扱う業務へのチェック体制の強化など、内部統制機能を充実させ、二度とこのようなことが起こらぬよう、再発防止策を検討しているところでございます。今会期中には全庁的な再発防止策を取りまとめ、改めて、区議会並びに区民の皆様へ御報告をいたします。
次に、公文書の適正な管理のあり方について申し上げます。
本年4月、有識者が参画する豊島区公文書管理のあり方検討会を設置いたしました。これまでに2回の検討会が終了いたしましたが、この間、公文書管理の理念や基本的な考え方について、議論がなされたところでございます。
今後はさらに具体的な公文書作成、保存、廃棄の方法や、歴史的公文書の考え方などについてまとめ、平成30年度内に23区初めてとなる公文書管理条例を制定したいと考えております。
また、条例制定とあわせて、導入から10年を経過する文書管理システムの見直しや職員研修などを進めてまいりたいと思います。
今年は区内の多くの団体や学校など長い歴史の区切れ、節目となる年でもございます。豊島区町会連合会が創立60周年、東京商工会議所豊島支部創立50周年、豊島区立PTA連合会結成60年、雑誌「赤い鳥」創刊100周年、城西学園開校100周年、豊昭学園開校90周年、そして立教大学池袋キャンパス100周年など、この場で全ての団体を挙げることはできませんが、そのほかにも多くの団体が記念すべき年を迎えております。
振り返れば、豊島区は、常に地域、学校とともにその歩みを進めてまいりました。この強いきずなによって、23区の一つである豊島区が先進的な施策を幅広く展開し、全国からこれだけ注目を集めるまちになりました。
一人の百歩より百人の一歩が大事。チームワークである。これは東レの名誉会長、故前田勝之助氏の言葉であります。
豊島区は、大変厳しい財政状況から立ち直り、
消滅可能性都市の指摘に対しても真正面から向かい合い、対策に取り組んでまいりました。ピンチを乗り越え、2019年の
東アジア文化都市、そして2020年の
東京オリンピック・パラリンピックへ、次なる目的地がはっきりと視界に捉えられるようになってきました。これまで目標として掲げてきた
国際アート・
カルチャー都市がいよいよ現実のものとして、私たちの前にその姿を現そうとしております。誰もが主役となれる劇場都市シンボル、
ハレザ池袋、四季を通して個性あるイベントが実施される4つの公園、回遊から新たな出会いが生まれる深紅の電気バス、過去・現在・未来を表現した色彩で生まれ変わるウイロード、さらには豊島区からクールジャパンを世界に発信するマンガの聖地としまミュージアムなど、31年度中に完成に向けて、区内各地域で多くのプロジェクトが同時に力強く進んでおります。これらは
東アジア文化都市2019年の記念事業であり、2020年
東京オリンピック・パラリンピックの開催後にも未来の世代に有形、無形の価値を伝えるレガシーでもあるのであります。
私たちは今、100年に一度というようなチャンスの前に立っております。国際都市東京の文化をリードし、未来につながる価値あるレガシーを生み出すべく、区民の皆さんとともに
国際アート・
カルチャー都市に向けた挑戦を続けてまいります。
議員各位におかれましては、引き続き最大限の御理解と御協力を賜りますよう切にお願いを申し上げます。
本日、御提案申し上げる案件は、条例11件、補正予算2件、そのほか9件、合わせて22件であります。各案件につきましては、後ほど日程に従いまして、齊藤副区長より御説明申し上げます。よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願いを申し上げます。
以上をもちまして、私の
招集あいさつといたします。
───────────────────◇────────────────────
○議長(磯 一昭) これより日程に入ります。
日程第1を議題といたします。
○事務局長(栗原 章) 報告第5号、専決処分の報告について。
○議長(磯 一昭) 本件について、理事者より説明がございます。
〔齊藤雅人副区長登壇〕
○副区長(齊藤雅人) 報告第5号、専決処分の報告についての御説明を申し上げます。
本件処分は、昨年6月19日午後2時ごろ、相手方が階段を使い池袋保健所5階に上がろうとして、閉まっていた防火扉から出ようとした際、その扉枠に気づかずつまずき、転倒、負傷した事故に係る和解でございます。
本件事故の損害賠償につきましては、治療費等に相当する額の41万3,700円を支払うことで相手方と合意に至りまして、去る4月23日、和解について専決処分をさせていただいた次第でございます。
以上、地方自治法第180条第2項の規定に基づきまして、御報告申し上げます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(磯 一昭) 説明が終わりました。御了承願います。
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○議長(磯 一昭) 日程第2を議題といたします。
○事務局長(栗原 章) 報告第6号、平成29年度豊島区
一般会計繰越明許費の報告について。
○議長(磯 一昭) 本件について、理事者より説明がございます。
〔齊藤雅人副区長登壇〕
○副区長(齊藤雅人) 報告第6号、平成29年度豊島区
一般会計繰越明許費の報告について御説明を申し上げます。
この報告は、地方自治法施行令第146条第2項の規定に基づきまして、平成29年度一般会計において繰越明許費として計上した事業について、平成30年度への繰越額を報告するものでございます。
内容でございます。
まず、第2款総務費でございますが、2つの事業で繰越明許費がございます。防災行政無線設備整備関係経費につきましては、繰越額が2,848万2,000円、次に、旧第十中学校跡地活用等事業経費につきましては、繰越額が1,999万9,000円となります。
次に、第3款福祉費でございますが、障害者総合支援施行事務経費の繰越額が480万円となります。
次に、第4款衛生費でございますが、成人保健対策経費・胃がん検診経費の繰越額が252万2,000円となります。
次に、第6款都市整備費でございますが、池袋駅東西連絡デッキ整備事業経費の繰越額が1億3,520万円となります。
最後に、第7款土木費につきましては、5つの事業で繰越明許費がございます。豊島区無電柱化事業経費につきましては繰越額が1,000万円、道路構造物の整備事業経費につきましては繰越額が3,000万円、目白古道(仮称)整備事業経費につきましては繰越額が4,497万8,000円、橋梁の整備事業経費につきましては繰越額が2,200万円、造幣局地区防災公園街区整備事業経費につきましては繰越額が1,400万円となります。
以上、合計で3億1,198万1,000円の繰越しとなるものでございます。
報告第6号の繰越明許費の説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(磯 一昭) 説明が終わりました。御了承願います。
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○議長(磯 一昭) 日程第3から第5までを一括して議題といたします。
○事務局長(栗原 章) 第46号議案、豊島区
附属機関設置に関する条例の一部を改正する条例外2議案。
○議長(磯 一昭) 3議案について、理事者より説明がございます。
〔齊藤雅人副区長登壇〕
○副区長(齊藤雅人) 第46号議案から第48号議案まで3議案について御説明を申し上げます。
最初に、第46号議案、豊島区
附属機関設置に関する条例の一部を改正する条例につきましてでございますが、本案は、旧第十中学校跡地活用等基本計画検討委員会を廃止し、池袋保健所跡地活用事業者
審査委員会、豊島区自殺対策計画策定委員会及び旧第十中学校跡地活用等事業者
審査委員会を区長の附属機関として設置し、豊島区教育ビジョン検討委員会の任期を変更しようとするものでございます。
これとあわせ附則において、豊島区附属機関の構成員の報酬及び費用弁償に関する条例を一部改正し、当該区長の附属機関に係る委員の報酬額を定めようとするものでございます。
改正条例は、公布の日から即日施行しようとするものでございます。
次に、第47号議案、職員の給与に関する条例の一部を改正する条例についてでございますが、本案は、旅館業法の一部改正に伴い、規定の整備を図ろうとするものでございます。
改正条例は、公布の日から即日施行しようとするものでございます。
次に、第48号議案、豊島区議会議員及び豊島区長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例についてでございますが、本案は、公職選挙法の一部改正に伴い、豊島区議会議員の選挙における選挙運動用ビラの作成に係る公費負担について、所要の改正を行おうとするものでございます。
改正条例は、平成31年3月1日から施行しようとするものでございます。
以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
○議長(磯 一昭) 提案理由の説明が終わりました。
なお、第47号議案については、特別区人事委員会の意見をあらかじめ聴取しております。局長に朗読させます。
○事務局長(栗原 章) 30特人委給第61号。平成30年6月18日。豊島区議会議長、磯一昭様。特別区人事委員会委員長、中山弘子。「職員に関する条例」に対する人事委員会の意見聴取について(回答)。平成30年6月13日付30豊議発第216号により意見聴取のあった下記条例案については、異議ありません。記。第47号議案、職員の給与に関する条例の一部を改正する条例。
○議長(磯 一昭) これより質疑に入ります。
○16番(細川正博) 第46号議案から第48号議案までの3議案は、総務委員会に付託することを望みます。
(「賛成」と呼ぶ者あり)
○議長(磯 一昭) 賛成者がございますので、お諮りいたします。本動議に御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(磯 一昭) 御異議ないものと認めます。よって、これら3議案は、総務委員会に付託することに決定いたしました。
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○議長(磯 一昭) 日程第6から第10までを一括して議題といたします。
○事務局長(栗原 章) 第49号議案、豊島区特別区税条例等の一部を改正する条例外4議案。
○議長(磯 一昭) 5議案について、理事者より説明がございます。
〔齊藤雅人副区長登壇〕
○副区長(齊藤雅人) 第49号議案から第53号議案までの5議案について御説明を申し上げます。
最初に、第49号議案、豊島区特別区税条例等の一部を改正する条例についてでございますが、本案は、地方税法の一部改正に伴いまして、たばこ税の見直し、年金所得者に係る配偶者特別控除の申告要件の見直し、自動車取得税の廃止と環境性能割の創設、区民税の非課税範囲の見直し並びに所得控除及び調整控除の所得要件の創設等について所要の改正、その他規定の整備を図ろうとするものでございます。
改正条例は、公布の日から即日施行しようとするものでございますが、たばこ税に係る改正規定は平成30年10月1日からなど、その他各改正規定に応じた施行年月日から施行しようとするものでございます。
次に、第50号議案、豊島区
指定地域密着型サービスの事業の人員、設備、運営等の基準に関する条例の一部を改正する条例についてでございますが、本案は、介護保険法、厚生労働省令の一部改正に伴いまして、所要の改正を行おうとするものでございます。
改正条例は、公布の日から即日施行しようとするものでございます。
次に、第51号議案、豊島区
指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備、運営等及び
指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法の基準に関する条例の一部を改正する条例についてでございますが、本案は、介護保険法、厚生労働省令の一部改正に伴い、規定の整備を図ろうとするものでございます。
改正条例は、公布の日から即日施行しようとするものでございます。
次に、第52号議案、豊島区保健所の設置等に関する条例の一部を改正する条例についてでございますけれども、本案は、池袋保健所の位置を変更しようとするものでございます。
改正条例は、規則で定める日から施行しようとするものでございます。
次に、第53号議案、豊島区
旅館業法施行条例の一部を改正する条例についてでございますが、本案は、旅館業法及び旅館業における衛生等管理要領の一部改正に伴いまして、所要の改正を行おうとするものでございます。
改正条例は、公布の日から即日施行しようとするものでございます。
以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
○議長(磯 一昭) これより質疑に入ります。
○16番(細川正博) 第49号議案から第53号議案までの5議案は、区民厚生委員会に付託することを望みます。
(「賛成」と呼ぶ者あり)
○議長(磯 一昭) 賛成者がございますので、お諮りいたします。本動議に御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(磯 一昭) 御異議ないものと認めます。よって、これら5議案は、区民厚生委員会に付託することに決定いたしました。
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○議長(磯 一昭) 日程第11を議題といたします。
○事務局長(栗原 章) 第54号議案、
豊島区立児童遊園条例の一部を改正する条例。
○議長(磯 一昭) 本議案について、理事者より説明がございます。
〔齊藤雅人副区長登壇〕
○副区長(齊藤雅人) 第54号議案、
豊島区立児童遊園条例の一部を改正する条例について御説明を申し上げます。
本案は、土地所有者との契約関係の終了により、妙義児童遊園を廃止しようとするものでございます。
改正条例は、本年10月10日から施行しようとするものでございます。
以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
○議長(磯 一昭) これより質疑に入ります。
○16番(細川正博) 第54号議案は、都市整備委員会に付託することを望みます。
(「賛成」と呼ぶ者あり)
○議長(磯 一昭) 賛成者がございますので、お諮りいたします。本動議に御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(磯 一昭) 御異議ないものと認めます。よって、第54号議案は、都市整備委員会に付託することに決定いたしました。
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○議長(磯 一昭) 日程第12及び第13を一括して議題といたします。
○事務局長(栗原 章) 第55号議案、
豊島区立幼稚園条例の一部を改正する条例外1議案。
○議長(磯 一昭) 2議案について、理事者より説明がございます。
〔齊藤雅人副区長登壇〕
○副区長(齊藤雅人) 第55号議案及び第56号議案の2議案について御説明を申し上げます。
最初に、第55号議案、
豊島区立幼稚園条例の一部を改正する条例についてでございますが、本案は、平成30年度から豊島区立幼稚園において、長期休業中の預かり保育を実施することに伴い、長期休業中の預かり保育料を定めようとするものでございます。
改正条例は、公布の日から即日施行しようとするものでございます。
次に、第56号議案、豊島区
放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例についてでございますが、本案は、厚生労働省令の一部改正に伴い、所要の改正を行おうとするものでございます。
改正条例は、公布の日から即日施行しようとするものでございますが、一部の改正規定は平成31年4月1日から施行しようとするものでございます。
以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
○議長(磯 一昭) これより質疑に入ります。
○16番(細川正博) 第55号議案及び第56号議案の2議案は、子ども文教委員会に付託することを望みます。
(「賛成」と呼ぶ者あり)
○議長(磯 一昭) 賛成者がございますので、お諮りいたします。本動議に御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(磯 一昭) 御異議ないものと認めます。よって、これら2議案は、子ども文教委員会に付託することに決定いたしました。
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○議長(磯 一昭) 日程第14から第20までを一括して議題といたします。
○事務局長(栗原 章) 第57号議案、
駒込生活実習所・
駒込福祉作業所全面改修工事請負契約について外6議案。
○議長(磯 一昭) 7議案について、理事者より説明がございます。
〔齊藤雅人副区長登壇〕
○副区長(齊藤雅人) 第57号議案から第63号議案までの7議案について、御説明を申し上げます。
最初に、第57号議案、
駒込生活実習所・
駒込福祉作業所全面改修工事請負契約についてでございます。
本案は、本年5月22日に条件付一般競争入札を実施した結果、契約金額3億1,569万5,880円をもって、伊藤・貴津特定建設工事共同企業体と契約をしようとするものでございます。
次に、第58号議案、
高田小学校跡地公園施設新築工事請負契約についてでございます。
本案は、本年5月24日に条件付一般競争入札を実施した結果、契約金額2億2,896万円をもって、株式会社歌工務店と契約しようとするものでございます。
次に、第59号議案、
池袋大橋アプローチ部耐震補強工事請負契約の一部の変更についてでございます。
本案は、本年3月30日にショーボンド建設株式会社東京支店と契約したものですが、平成30年3月から適用いたします公共工事設計労務単価の運用に係る特例措置の適用によりまして、契約金額を変更しようとするものでございます。
次に、第60号議案、(仮称)新
区民センター増築工事請負契約の一部の変更についてでございます。
本案は、平成28年12月12日に株式会社松尾工務店東京支店と契約したものでございますが、設計変更及び工事請負契約約款第24条第6項、インフレスライド条項の適用によりまして、契約金額を変更しようとするものでございます。
次に、第61号議案、(仮称)新
区民センター増築に伴う冷暖房・換気設備工事の請負契約の一部の変更についてでございます。
本案は、平成28年12月12日に菱和・ユタカ特定建設工事共同企業体と契約したものでございますが、設計変更により契約金額を変更しようとするものでございます。
次に、第62号議案、(仮称)新
区民センター増築に伴う
電気設備工事請負契約の一部の変更についてでございます。
本案は、平成28年12月12日にトーエネック・広和特定建設工事共同企業体と契約したものですが、設計変更により契約金額を変更しようとするものでございます。
最後に、第63号議案、(仮称)新
区民センター増築に伴う給排水衛生・消火・
ガス設備工事請負契約の一部の変更についてでございます。
本案は、平成28年12月12日に菱機・信和特定建設工事共同企業体と契約したものでございますが、設計変更により契約金額を変更しようとするものでございます。
以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
○議長(磯 一昭) これより質疑に入ります。
○16番(細川正博) 第57号議案から第63号議案までの7議案は、総務委員会に付託することを望みます。
(「賛成」と呼ぶ者あり)
○議長(磯 一昭) 賛成者がございますので、お諮りいたします。本動議に御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(磯 一昭) 御異議ないものと認めます。よって、これら7議案は、総務委員会に付託することに決定いたしました。
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○議長(磯 一昭) 日程第21及び第22を一括して議題といたします。
○事務局長(栗原 章) 第64号議案、平成30年度豊島区
一般会計補正予算(第1号)外1議案。
○議長(磯 一昭) 2議案について、理事者より説明がございます。
〔齊藤雅人副区長登壇〕
○副区長(齊藤雅人) 第64号議案、平成30年度豊島区
一般会計補正予算(第1号)について、御説明申し上げます。
今回の歳入歳出補正予算の総額は9億5,272万1,000円で、これにより歳入歳出予算の総額は1,256億191万6,000円となるものでございます。
まず、歳出の内容でございますが、第2款政策経営費につきましては、旧第十中学校跡地活用等事業経費に2,172万7,000円、千登世橋教育文化センター改修等検討事業経費に752万4,000円を新たに計上するものでございます。
第3款総務費につきましては、憲法・非核平和・人権思想周知関係経費に244万9,000円、地域安全対策関係経費の地域安全対策経費に150万円を追加で計上するほか、元号改正に伴う投票管理システムの改修経費に136万1,000円を新たに計上するものでございます。
第4款区民費につきましては、還付金関係経費の株式配当割等還付金に5,000万円、外国語対応相談員による納付案内経費に146万9,000円を追加で計上するものでございます。
第5款文化商工費につきましては、
東アジア文化都市推進事業経費に836万9,000円を追加計上するほか、池袋/としま/東京アーツプロジェクト事業経費に1億7,456万4,000円を新たに計上するものでございます。さらには、マンガ・アニメ関係経費の(仮称)マンガの聖地と
しまミュージアム整備事業経費に1,286万8,000円を追加で計上するものでございます。
第6款環境清掃費につきましては、豊島清掃工場焼却熱利用実現可能性調査検討経費に1,500万円を新たに計上するほか、路上喫煙・ポイ捨て防止事業経費に178万3,000円、路上喫煙・ポイ捨て防止パトロール事業経費に497万7,000円を追加で計上するものでございます。
第7款福祉費につきましては、被保護世帯援護経費に1,657万7,000円、生活保護法施行事務経費に712万3,000円を追加で計上するほか、生活保護法に基づく進学準備給付事業経費に300万円を新たに計上するものでございます。さらには、介護保険事業会計繰出金に498万円を追加で計上するものでございます。
第9款子ども家庭費につきましては、施設型給付費等関係経費の運営充実補助経費に6,134万7,000円を追加で計上するものでございます。
第10款都市整備費につきましては、池袋駅東西連絡デッキ整備事業経費に2億122万円、豊島区無電柱化事業経費に6,450万円、道路構造物の整備事業経費に2億2,170万1,000円、公園・児童遊園等維持管理経費に3,374万8,000円を追加で計上するものでございます。
第11款教育費につきましては、一般事務経費に914万1,000円、埋蔵文化財の発掘調査経費に710万円、スクール・サポート・スタッフ配置事業経費に579万9,000円を追加で計上するほか、学校と家庭の運営推進事業経費に239万4,000円、安全教育推進校事業経費に20万円、東京都道徳教育推進拠点校事業経費に20万円、オリンピック・パラリンピック教育推進事業経費に840万円、アクティブライフ研究実践校事業経費に60万円、スーパーアクティブスクール事業経費に60万円、プログラミング教育推進校事業経費に50万円を新たに計上するものでございます。
以上が歳出でございますが、これに充てる歳入につきましては、国庫支出金3億2,801万1,000円、都支出金4,922万9,000円、繰入金5億7,426万6,000円、諸収入121万5,000円をそれぞれ計上してございます。
また、債務負担行為の補正といたしまして、旧第十中学校跡地活用等事業経費1,400万円、豊島区無電柱化事業経費3億1,700万円、道路構造物の整備事業経費8,200万円を限度額といたしまして、新たに定めるものでございます。
以上が
一般会計補正予算案の概要でございます。
次に、第65号議案、平成30年度豊島区
介護保険事業会計補正予算(第1号)につきまして、御説明を申し上げます。
今回の歳入歳出補正予算の総額は1,056万3,000円で、これにより歳入歳出予算の総額は202億9,183万8,000円となるものでございます。
まず、歳出の内容でございますが、第1款総務費につきまして、介護サービス事業者等指定業務事務事業経費に370万円を追加で計上するほか、中小介護事業者の事業協同化支援事業経費に204万3,000円、介護人材育成経費補助事業経費に482万円を新たに計上するものでございます。
これに充てる歳入につきましては、都支出金514万7,000円、繰入金498万円、諸収入43万6,000円をそれぞれ計上しております。
以上が
介護保険事業会計補正予算案の概要でございます。
説明は以上でございます。よろしく御審議のほど、お願いいたします。
○議長(磯 一昭) これより質疑に入ります。
○16番(細川正博) 2議案について、第64号議案は総務委員会に、第65号議案は区民厚生委員会に付託することを望みます。
(「賛成」と呼ぶ者あり)
○議長(磯 一昭) 賛成者がございますので、お諮りいたします。本動議に御異議ございませんか。