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  1. 豊島区議会 2014-09-19
    平成26年第3回定例会(第10号 9月19日)


    取得元: 豊島区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-30
    平成26年第3回定例会(第10号 9月19日)         平成26年豊島区議会会議録第10号(第3回定例会)   平成26年9月19日(金曜日)  議員定数 33名  出席議員 33名       1  番    西 山 陽 介       2  番    根 岸 光 洋       4  番    小 林 弘 明       5  番    古 堺 稔 人       6  番    関 谷 二 葉       7  番    石 川 大 我       8  番    村 上 典 子       9  番    高 橋 佳代子       10  番    辻     薫       11  番    中 田 兵 衛       13  番    磯   一 昭       14  番    細 川 正 博       15  番    森   とおる       16  番    儀 武 さとる
          17  番    藤 本 きんじ       18  番    永 野 裕 子       19  番    中 島 義 春       20  番    島 村 高 彦       21  番    星   京 子       22  番    河 原 弘 明       23  番    竹 下 ひろみ       24  番    村 上 宇 一       25  番    渡 辺 くみ子       26  番    小 林 ひろみ       27  番    大 谷 洋 子       28  番    山 口 菊 子       29  番    木 下   広       30  番    此 島 澄 子       32  番    本 橋 弘 隆       33  番    里 中 郁 男       34  番    吉 村 辰 明       35  番    垣 内 信 行       36  番    河 野 たえ子  欠席議員 なし ────────────────────────────────────────  説明のため出席した者の職氏名       区  長    高 野 之 夫       副区長     水 島 正 彦       副区長     渡 邉 浩 司       政策経営部長  齊 藤 忠 晴       総務部長    永 田 謙 介       施設管理部長  鈴 木   達       区民部長    陣野原 伸 幸       文化商工部長  栗 原   章       清掃環境部長  鈴 木 公 一       保健福祉部長  吉 末 昌 弘       池袋保健所長  原 田 美江子       子ども家庭部長 石 橋 秀 男       都市整備部長  齋 藤 賢 司       会計管理室長  城 山 佳 胤       ──────────────────       教育長     三 田 一 則       教育総務部長  天 貝 勝 己       ──────────────────       選挙管理委員会事務局長               神 田 光 一       ──────────────────       監査委員事務局長               石 井 雄 三 ──────────────────────────────────────── 職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名       事務局長    佐 藤 正 俊       議会総務課長  高 桑 光 浩       議会担当係長  七 尾   弘       議会担当係長  渡 邉 明日香       書  記    田 村 和 民 ────────────────────────────────────────   議事日程 ・会議録署名議員の指名 ・会期の決定 ・日程第 1 認定第1号  平成25年度豊島区一般会計歳入歳出決算の認定について ・同 第 2 認定第2号  平成25年度豊島区国民健康保険事業会計歳入歳出決算の               認定について ・同 第 3 認定第3号  平成25年度豊島区後期高齢者医療事業会計歳入歳出決算               の認定について ・同 第 4 認定第4号  平成25年度豊島区介護保険事業会計歳入歳出決算の認定               について ・同 第 5 報告第4号  専決処分の報告及び承認について ・同 第 6 報告第5号  専決処分の報告及び承認について ・同 第 7 報告第6号  専決処分の報告及び承認について ・同 第 8 報告第7号  平成25年度決算における健全化判断比率の報告について ・同 第 9 第62号議案 豊島区手数料条例の一部を改正する条例 ・同 第10 第63号議案 豊島区長及び副区長の給料等に関する条例の特定に関する               条例 ・同 第11 第64号議案 豊島区放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関               する条例 ・同 第12 第65号議案 豊島区家庭的保育事業等の設備及び運営の基準に関する条               例 ・同 第13 第66号議案 豊島区特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営               の基準に関する条例 ・同 第14 第67号議案 豊島区いじめ防止対策推進条例 ・同 第15 第68号議案 大塚駅南自転車駐車場(仮称)整備工事請負契約の一部の               変更について ・同 第16 第69号議案 訴訟上の和解について ・同 第17 第70号議案 豊島区立豊島区民センター指定管理者の指定について ・同 第18 第71号議案 豊島区立豊島公会堂指定管理者の指定について ・同 第19 第72号議案 平成26年度豊島区一般会計補正予算(第5号) ・同 第20 第73号議案 平成26年度豊島区国民健康保険事業会計補正予算               (第1号) ・同 第21 第74号議案 平成26年度豊島区後期高齢者医療事業会計補正予算               (第1号) ・同 第22 第75号議案 平成26年度豊島区介護保険事業会計補正予算(第1号) ────────────────────────────────────────   会議に付した事件 ・会議録署名議員の指名 ・会期の決定 ・区長の招集あいさつ ・日程第1から第22まで ・請願・陳情の委員会付託 ────────────────────────────────────────    午後2時42分開会及び開議 ○議長(本橋弘隆) これより、平成26年第3回豊島区議会定例会を開会いたします。  直ちに本日の会議を開きます。 ───────────────────◇────────────────────
    ○議長(本橋弘隆) 会議録署名議員を御指名申し上げます。17番藤本きんじさん、18番永野裕子さん、20番島村高彦さん、以上のお三方にお願いいたします。 ───────────────────◇──────────────────── ○議長(本橋弘隆) 次に、会期についてお諮りいたします。  本定例会の会期は、本日から10月24日までの36日間といたしたいと存じますが、これに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(本橋弘隆) 御異議ないものと認めます。  よって、本定例会の会期は36日間と決定いたしました。 ───────────────────◇──────────────────── ○議長(本橋弘隆) この際、区長より招集のあいさつがございます。    〔高野之夫区長登壇〕 ○区長(高野之夫) 本日、ここに平成26年第3回区議会定例会を招集申し上げましたところ、議員各位におかれましては、御出席を賜りまして深く感謝を申し上げます。  先月、およそ70年ぶりに国内でデング熱の感染が確認されましたが、その後、感染場所として推定された代々木公園周辺を中心に感染が全国に広がり、9月18日現在、133人の感染者が確認をされております。  現時点では、豊島区内での感染者やウイルス感染している蚊の確認はありませんが、対応が後手に回らないよう、私は9月7日、豊島区デング熱対策本部を立ち上げ、翌8日にも第2回本部会議を開催をいたしまして、本区における緊急対策を講じました。  その内容は、相談窓口を設置して、区民の皆さんからの問い合わせに万全を期すとともに、区内すべての公園、児童遊園160カ所に、蚊に刺されないよう注意を呼びかける張り紙を本部会議の当日中に行ったほか、蚊の発生源を断つ対策などについてわかりやすいチラシを作成し、区公式ホームページ区政連絡会などを通じて、区民の皆さんに周知徹底する広報活動を行うことにしたところでございます。  デング熱は、ウイルスに感染している蚊に刺されない限りうつらない病気で、人から人に直接的に感染することはありません。  いずれにせよ、区は、今後とも対策本部での情報収集や対策の推進に努め、最新の情報を随時提供し、区民の皆さんの不安解消に努めてまいりたいと思います。  それでは、初めに平成25年度各会計決算のうち、一般会計歳入歳出決算について申し上げます。  平成25年度の一般会計歳入歳出決算額は、歳入が1,047億8,100万円で、収入率は96.6%、支出は1,020億7,600万円で、執行率は94.1%となっております。前年度と比較いたしますと、歳入は4億3,900万円の減で0.4%のマイナス、歳出は8,400万円の増で0.1%のプラスであります。  歳入決算額から歳出決算額を引いた形式収支は27億500万円となり、形式収支から翌年への繰越額4,900万円を差し引いた実質収支は26億5,600万円の黒字で、3年連続で前年度実施収支額を上回っております。  次に、主な歳入について申し上げます。  特別区税は、特別区民税のほか、特別たばこ税軽自動車税狭小住戸集合住宅税のすべての税目で前年度より収入済み額が伸びており、対前年度比15億3,400万円、5.4%のプラスとなり、このうち特別区民税の増収額は9億7,800万円であります。  特別区交付金も3億4,500万円、1.2%のプラスとなりましたが、これは原資となる市町村民税法人分が大手企業の業績回復による増収が寄与したものであります。  これにより2大財源、特別区税と特別区交付金の収入済み額は合わせて590億9,700万円となり、歳入決算額の56.4%を占めております。  繰入金の決算額は47億6,300万円で、前年度との比較では6億7,900万円、12.5%のマイナスとなりました。これは、将来に備えるための積立基金の内部留保に努めた結果であります。  特別区債は3億1,000万円の発行となり、前年度と比較して24億6,500万円、88.8%の大幅なマイナスとなりました。これは、将来負う債務を極力小さくすることは極めて重要な財政規律の1つでありますので、発行額を最小限に抑えることとした結果、平成となった以降の決算においては最も少ない発行額となったものでございます。  次に、歳出状況について、歳出の性質的区分で申し上げたいと思います。  まず、義務的経費の決算額は514億2,900万円で、前年度との比較では12億6,700万円、2.4%のマイナス歳出決算額全体に占める割合は50.4%となりました。  その内訳でありますが、まず人件費については、職員給与費の減などにより4億800万円、2.0%マイナスとなり、公債費についても10億4,000万円、18.8%のマイナスとなっております。  一方、扶助費は1億8,200万円、0.7%のプラスとなりました。生活保護費は微減となったものの、障害者自立支援給付費などが増加の要因となったものであります。  投資的経費については、歳出決算額は125億4,100万円となり、前年度との比較では6億8,700万円、5.2%のマイナス、決算額の全体に占める割合は12.3%となっております。また、歳出決算額マイナスとなりましたのは、南長崎中央公園整備事業西池袋中学校改築事業が終了したことなどが主な要因であります。  一般行政経費については、決算額が381億600万円で、前年度との比較では20億3,800万円、5.7%のプラス、構成比は37.3%となりました。これは、基金への積立金が大幅な増となったことなどによるものであります。  次に、主な財政指標について申し上げます。  まず、健全化判断比率でありますが、実質公債費比率については、起債発行の抑制に努めてきたことなどにより、健全化基準を大きく下回り1.9%となり、前年度から1.7ポイントと6年連続しての改善となりました。  さらに、将来見込まれる実質的な財政負担、ストックの状況をあらわす将来負担比率については、早期健全化基準値がプラスの350%に対しマイナス75.9%となり、これも前年度より11.1ポイント改善をいたしました。また、そのほかの健全化判断比率である連結実質赤字比率実質赤字比率についても、早期健全化基準を大きく下回っているものであります。  さらに、財政構造の弾力性を示す経常収支比率につきましては、景気回復に伴う特別区税や特別区交付金などの増収と人件費や公債費などの縮減により、前年度から2.4ポイント改善して、適正水準と言われる80%内の79.8%となり、23区の平均値82.8%を下回り、23区中第6位という好結果となりました。  次に、基金残高起債残高について申し上げます。  25年度末の基金残高は、これまで積極的かつ計画的に積み増しを行ってきた結果、総額で235億7,100万円となり、このうち財政調整基金は、当面の目標としておりました100億円の大台を超え、101億7,900万円となりました。  一方、起債残高については、これまでの計画的償還発行抑制効果により、25年度末では217億4,800万円にまで縮減し、土地開発公社の長期債務を含めると、債務残高がピークであった平成11年度の872億円から、この14年間でその約4分の1にまで減少させることができました。  こうした結果、25年度における基金残高起債残高は、平成2年度以来、何と23年ぶりに基金残高起債残高を18億2,300万円上回る快挙と言うべき決算状況になりました。  このほかの比率では、人件費比率が19.7%まで改善し、初めて20%を下回りました。公債費比率も7.4%と着実に改善をしております。  このように平成25年度決算は申し分のない結果となっておりまして、まさに私が目標としてまいりました理想的な財政構造が現実のものになりつつあると実感をしております。これまで努力に努力を積み重ねてきた行財政改革の成果が実を結び、本区の財政構造は着実に改善をしております。そして、豊島区の明るい未来に向けた盤石な財政基盤をさらに構築しつつあると認識をしているところでございます。  ただし、油断は禁物であります。これまでの財政再建の成果を決して甘んじることなく、また、景気の回復に対しても決して気を緩めることなく、今後も引き続き私が先頭に立って、区民ニーズを的確に把握しつつ、掌握しつつ、安定的で持続可能な財政運営の実現に全力で取り組んでまいる所存でございます。  次に、新庁舎整備について申し上げます。  去る9月12日、いよいよ完成後の姿が見えてきた新庁舎について、その最先端を行くであろう建築の技術と開庁後の姿を広く区民の皆様にお知らせする新庁舎整備報告会を開催をしたところであります。区議会の皆様にも大変忙しい中、積極的に御参加をいただきました。改めてお礼を申し上げる次第であります。  当日は、総勢1,500人にも上る区民の皆さんの御参加をいただき、公会堂は1階席、2階席ともに満席でありまして、立ち見をしている方も大勢おられ、まさに立錐の余地もない様子でございました。また、同時中継を行った区民センター文化ホール、音楽室も満席となり、一部の職員には引き取ってもらわざるを得ないほどの出席者の多さでございました。皆さんの新庁舎への関心と期待の強さを改めて再確認をしたところであります。  報告会の冒頭では、公募した1階多目的スペースの審査結果で決定したとしまセンタースクエアの名称発表と最優秀賞の高南小学校1年生、7歳の受川奈央さんほか優秀賞を受賞された5名の区民の皆さんを表彰をさせていただきました。  最優秀賞の受川さんは、ここが豊島区の中心になり、たくさんの人が集まる場になってほしいという願いを込めてこの名称を考えたと、感動的なうれしいスピーチをしてくださいました。  その後は、日本を代表する建築家であり、新庁舎のデザイン監修をしていただき、本区の都市政策顧問である隈研吾氏による講演会、続いて隈氏、ランドスケープアーキテクトの平賀氏、建設施工会社会長の六鹿氏によるトークショー、DVDによる新庁舎の紹介など、2時間という長丁場にもかかわらず、会場全体が引き込まれて、あっという間に時間が過ぎ、多くの方々と感動をともにすることができた充実した説明会でございました。  最高レベル行政サービス、防災と安全・安心の拠点、文化の拠点、環境の拠点というこれまでの役所のイメージを一新する新庁舎について御紹介をさせていただく機会を得て、来年3月23日の落成式、5月7日の開庁に向けて、いよいよカウントダウンが始まったという実感を強く抱きました。  80年を超える豊島区の歴史の大きな転換点であり、区の未来を切り開く新庁舎のオープンに向けて、最大限の力を注いで万全の準備を行っていく決意を新たにしております。  次に、文化とにぎわいについて申し上げます。  来年6月、オープン直後の新庁舎まるごとミュージアムを活用し、アートオリンピア2015が開催されることになりました。無名ながら才能のある新人アーティストを国内外で発掘し、支援するビエンナーレ方式の、これは隔年実施という意味でありますが、国際公募展の記念すべき第1回目が本区の新庁舎で開催されるのであります。  去る9月4日、アートオリンピア実行委員会と本区との間で、区はとしまセンタースクエア回廊美術館、議場を会場として無償で提供し、開催経費は実行委員会が負担する旨の開催協定を締結をいたしました。共同記者会見を通じてマスコミでも大きく取り上げられたところでありますが、アートオリンピア実行委員会は、東京、ニューヨーク、パリに拠点を置いて世界各地から作品を公募し、そのうち240人を表彰し、賞金総額は5,000万円に上る、大変スケールの大きな美術展でありました。3つの拠点である審査を通過した優秀作品が新庁舎に集められ、来年6月10日にはそうそうたる審査員によって議場において最終審査が行われ、13日から28日まで新庁舎を舞台として展覧会が開催されることになっております。  まさに国際アートカルチャー都市として、文化芸術創造都市にさらに磨きをかけていこうとしている豊島区にふさわしいビッグイベントであります。まるごとミュージアムのこけら落としでもありますので、ぜひとも大成功させ、アート・カルチャー都市としまの名前を世界に響かせてまいりたいと考えております。  さて、いよいよ本日、中池袋公園に面した新築ビル、WACCAオープンをいたしました。WACCAというのは、人と人がつながり、その輪が広がり、新しい価値と魅力はつくられるという意味だそうであります。  午前中のテープカットに参加をしてまいりましたが、若い女性をターゲットにしたおしゃれな拠点がまた1つ池袋に誕生し、つい先日、WACCA近くにオープンした外国人や若い女性の利用が見込まれるセンチュリオンホテル池袋の誕生とも相まって、まちの風景がさわやかで明るい雰囲気に変わったと感じております。区としても、これらの建物のオープンに合わせて、中池袋公園喫煙スペースの設置や公衆トイレの改装に着手し、来街者にとってより快適に過ごしやすい空間づくりを進めているところであります。  また、このところアニメ関連ショップなどの池袋進出が相次いでおります。10月3日には人気アニメ、エヴァンゲリオンのオフィシャルストアが原宿から池袋に移転をしてオープンいたします。さらに10月25日は、株式会社ドワンゴのアンテナショップ、ニコニコ本社も原宿から池袋に移転してまいります。いずれも池袋東口、池袋駅東口、P´PARCOに移転するものでありますが、池袋にファッションやアニメ、デジタルカルチャーをキーワードとした新たなサブカルチャースポットが誕生いたします。  ニコニコ本社のオープン当日には、アニメイト、サンシャイン60、豊島区商店連合会、豊島区観光協会などが連携したハロウィン・コスプレイベントを開催し、地域を挙げて大いに盛り上げていく予定とのことであります。  本年12月には、浜松町にあるポケモンセンタートウキョーが池袋に移転をしてくるとも聞いておりまして、池袋は今やアニメ・エンターテインメント産業の集積地として大きく注目される一大拠点となりつつあると感じており、大変うれしいことであります。  雑司が谷では、去る8月19日、雑司が谷歴史と文化のまちづくり懇談会が行われ、日本ユネスコ協会連盟による未来遺産の登録に雑司が谷の皆さんがチャレンジをすることが決まりました。  未来遺産とは、未来に向けて文化や自然を守り、検証していく市民の活動を登録し、支援する日本ユネスコ協会連盟のプロジェクトでありまして、ことしで6回目の募集となっております。  すすきみみずく保存会雑司が谷七福神の会、雑司が谷案内処のとしま案内人雑司が谷など、地域で活動している皆さんによる申請手続が既に終わっておりまして、12月の最終選考結果を待つばかりであります。ぜひ登録が正式決定するよう、吉報を心待ちにしております。  ことしは、日本を代表する漫画家の1人である横山光輝さんが生誕80周年を迎える年で、没後10年となる節目の年であります。そこで、横山光輝さんの作品と人物を紹介する展覧会を10月1日から東京芸術劇場において開催をいたします。  横山光輝さんの作品を管理する光プロダクションの協力のもと、初公開となる複製原画、原稿51点の展示を中心に、主な作品の紹介と昭和から平成へと漫画文化を支えてきた漫画家横山光輝の人物像に迫ってまいります。  また、秋の池袋の恒例行事となっているふくろ祭りは、近時延べ120万人もの観光客が詰めかける都内屈指の祭りに成長をしております。前半が27日と28日に開催される神輿の祭典では、みこし30基余りが参加する大パレードが行われます。後半は、10月11日、12日の両日で第15回東京よさこいin池袋が行われ、ことしは過去最大規模の111チーム、約5,000人の踊り手が自慢の踊りを披露してくれます。  今回は、第1回からことしの第15回まで、東京よさこいに連続参加している4チームにふくろ祭り協議会から特別表彰が行われます。  同時に開催する池袋西口公園での友好都市観光物産展には、最多の28自治体が参加すると聞いております。  そして、未来遺産の登録に挑戦している雑司が谷では、10月16日から18日にかけて、江戸時代からの伝統が続く御会式が開催をされます。高張提灯の周りに500もの桜の花飾りをしだれ柳の枝のように取りつけた万燈が連なって、講中の皆さんがまといを振り、独自の独特のリズムで太鼓を打ち出しながら華やかに練り歩く姿はまさに壮麗であり、雑司が谷鬼子母神の秋の風物詩となっております。  殊に最終日の18日には、各地から遠征してくる講中も含めて54の講中が池袋から明治通り、目白通りを経て、鬼子母神堂まで練り歩き、大変盛り上がりを見せてくれます。先ほどお話しした未来遺産の登録に弾みをつけるためにも、ことしはひときわ多くの皆さんに見ていただきたいと思っております。  次に、持続発展都市推進本部について申し上げます。  5月に日本創成会議による消滅可能性都市の発表があって以来、消滅可能性都市緊急対策本部において、3カ月にわたって対策の検討、実施に取り組んでまいりました。女性に優しいまちづくり、地方との共生、日本の推進力となるを3本の柱として対応策を整理したところで、8月28日、緊急対策本部から持続発展都市推進本部に移行をいたしました。  今後の人口減少社会、超高齢化社会の到来などを真正面からとらえて、全庁体制で本格的な対策の推進に取り組んでまいりたいと思います。  まず、その具体策の1つの鬼子母神プロジェクト4つの進捗について申し上げます。  女性に優しいまちづくりに向けて、F1世代を中心とする若い世代の意見やニーズを掘り起こす場として、まずとしまF1会議を立ち上げました。12月までに月に1回程度会議が開催をされておりますが、会議の意見、提言を27年度の新規拡充事業に反映させたいと考えております。  2つ目のスマートフォン、携帯などを活用したとしま見る知るモバイルの配信は9月1日から、また母子手帳の別冊としては、としま育児サポート手帳の配布をスタートいたしました。見る知るモバイルは、お子さんの誕生日を登録すると、予防接種の事前通知、健診やイベント案内をお届けいたします。そのほか結婚、妊娠前、妊娠中の女性が知っておきたい情報を積極的に掲載し、掲載情報について匿名でメール相談もできます。  3つ目の育児サポート手帳は、お子さんの健やかな成長と安心子育てを支援するための手帳で、結婚、妊娠、子育てのサポートが切れ目なくつながるツールとして御活用いただきたいと考えております。  また、4つ目の女性のライフプランの形成のための健康相談では、9月3日から毎月第1水曜日に、健康で自分らしい生き方や安心な妊娠、出産、子育てをサポートする女性の総合相談を開始いたしました。産婦人科の医師、助産師、保健師などが個別相談に応じ、女性のからだのメンテナンス体操も行います。  10月11日には、生活産業プラザにおいて妊孕力セミナーを開催をいたします。妊孕力、すなわち妊娠する力は、女性、男性のどちらにもかかわるテーマでありまして、人口問題対策としての関心も集まっております。性別にかかわらず、また幅広い世代の皆さんの参加をお待ちをしております。  こうした各種の施策を9月9日、10日、サンシャインシティで開催されたリトル・ママフェスタでは、子育ての中の親子に楽しんでいただきながら情報発信をいたしました。今後も積極的に情報発信をしてまいります。  次に、リノベーションのまちづくりについて申し上げます。  住みたい、暮らしやすいまちとなるためには、良質な住宅の供給が不可欠であります。近年、豊島区はファミリー向けの良質で手ごろなマンションの供給が進み、池袋は住みたいまちランキングで上位に入るなど、人気が高まっております。その一方で、区内には2万戸を超える空き家、空き住戸が存在をしており、まちの景観、美観や安全・安心の確保、治安対策などの面から問題となっております。  そこで本区は、北九州市で成功をおさめている中古物件を改修して新しく魅力的な物件に生まれ変わらせるリノベーションのまちづくりに注目をいたしました。新築や改築に比べ、短期間でかつ経費を抑えて中古物件を再生させることができるため、家賃も比較的安く安価に抑えることができます。既に区内でいわゆるDIY賃貸、カスタマイズ賃貸という取り組みにより大成功をおさめているマンションがありまして、空き室もあった中古マンションが今や自分の好みの部屋に住みたいと考えるクリエーティブな若者たちの間で人気を集めて満室となり、さらに150人もの人が順番待ちをしていると聞いております。  本定例会に補正予算を提案しているところでありますが、都内初めてとなるリノベーションスクールを年度内に開催し、区内において成果を上げていきたいと考えております。  空き家対策は、同じ空き家問題に直面している地方の自治体とも共通の課題でありますので、交流自治体に対して本区のスクールへの参加を呼びかけることは、地方との共生にもつながっていくものと考えており、お誘いをしたいと考えております。  新築物件には手が出ないけれども、交通至便で魅力にあふれる豊島区で、自分の好みの物件に住みたいと考える若者たちと、何とか空き家物件を解消し、まちのにぎわいを取り戻したいオーナーとを結びつける仕組みづくりを、このリノベーションのまちづくり事業で積極的に進めてまいりたいと思います。  次に、国際アートカルチャー都市について申し上げます。  豊島区は、日本全体の推進力となる世界に向けての魅力を発信し、人や産業を引きつける国際アートカルチャー都市を目指して、これまで推進してきた文化創造都市づくりをさらにスケールアップさせたまちづくりを推進していこうとしております。  そのため、日本のアート・カルチャーシーンを最先端でリードする方々に国際アートカルチャー都市プロデューサーとして就任をいただき、行政にはない豊かで自由な発想を生かして都市構想についてアドバイスを受けながら、世界に誇れる都市構想を策定していきたいと考えております。  この国際アートカルチャー都市のプロデューサーにつきましては、近いうちに正式発表できるよう、現在、鋭意調整中であります。  また、具体的な方向性として、手始めに国際戦略特区による規制緩和初期メニューのエリアマネジメントの民間開放、道路占用基準の緩和を活用し、池袋駅東口の顔とも言えるグリーン大通りの歩道においてオープンカフェを実施し、新たなにぎわいの創出と魅力の向上を図ってまいります。サンシャイン60通りに集中しているにぎわいを、池袋駅東口全体に面的に広げる取り組みを進めるべく、現在、地元の町会、商店会を初め、まちづくり団体や沿道の事業者の皆さんの御協力をいただきながら、実施に向けて協議を進めております。  来春、新庁舎がオープンいたしますが、池袋東口からグリーン大通りを歩いてこられる方々が、庁舎だけではなくまちなみまで変わったと実感していただけるような開放的なオープンカフェを実現をいたします。  さらに、今後、区全域において電柱のないまちづくりを検討してまいりたいと思います。  次に、安全・安心に関連して危険ドラッグ対策について申し上げます。  去る6月24日、池袋西口駅前繁華街において、危険ドラッグが原因の暴走車による死傷事故が発生をいたしました。私は、このことを重く受けとめ、7月4日には区議会の議決をいただいて、違法ドラッグ・脱法ドラッグ撲滅都市宣言を行い、翌5日、池袋駅前で1,000人を超える区民の皆さんとともに「撲滅!区民の集い」を開催をしたところであります。  また、8月5日には厚生労働大臣、同じく22日には東京都知事に対して要請行動を行い、大臣、都知事から危険ドラッグ撲滅に向けて全面的な支援を約束していただきました。特に当時の田村厚生労働大臣には、池袋を含めた都市部の販売店ゼロを目指すと強い決意を表明していただきました。  こうした中、区といたしましても、保健所職員が厚生労働省、東京都、警視庁と合同で危険ドラッグ販売店への立ち入り調査、指導を行い、一方で8月26日には危険ドラッグの危険性を周知する薬物問題を考えると題した特別講演会を催し、積極的な啓発活動を行っているところでございます。  こうした本区の迅速かつ厳正な対応は、日本国じゅうの危険ドラッグ撲滅に向けた世論を喚起するきっかけとなり、危険ドラッグ撲滅に向けた世論形成に多大な貢献をしたものと確信をしております。今後も、WHOセーフコミュニティ国際認証都市として、区独自条例を制定するなど、最終的には区内すべての危険ドラッグ販売店を撤退に追い込むべく、総力を挙げて取り組んでまいります。  次に、福祉について申し上げます。  まず、生活困窮者への支援についてですが、生活福祉課では、無料職業紹介事業所の届け出を済ませ、ことし7月からサービス提供を開始しております。この届け出により、ハローワークに登録していない新規求人の開拓、求職者とのマッチング、面接等の支援、一たん就職をした人への定着支援など、これまで以上に踏み込んだ有効な対策を進めているところであります。  また、9月からは、ハローワークが有する求人情報の一部をオンラインサービスで利用することができるようになり、生活保護受給者の方に対して就労支援員が豊富な求人情報を庁内で即時に提供することができるようになりました。この情報を利用して、ハローワークの支援員と連携することで、求職者の状況に即した就労支援の充実を図ってまいります。
     さらに、10月8日、豊島区、東京労働局、池袋公共職業安定所が連携して、雇用と福祉の一体的支援を目指すワークステップとしまを生活福祉課内に開設をいたします。生活保護受給者、住宅支援給付受給者、児童扶養手当受給者、生活困窮者自立促進モデル事業支援者及びその相談段階にある方を対象に、各課担当者及び池袋ハローワーク就職支援ナビゲーターが連携して、きめ細かな就労支援を実施をいたします。  日本全体の経済状況は好転しているとはいえ、安定した収入を確保する就労への道はまだまだ厳しく、こうしたきめ細やかな支援は重要であると考えております。新たなサービスを生かしながら、各担当において対象者の方に寄り添い、時には厳しく指導し、そして連携をとりながら、すき間のない支援をすることで、就労者の数は間違いなく大きく伸びると考えております。  次に、生活困窮者自立促進支援モデル事業の状況について申し上げます。  さきの定例会でも触れましたが、6月末から社会福祉協議会に委託をして、生活にさまざまな不安や悩みを抱えている方に対する総合相談、くらしと仕事の相談を開始をいたしました。この2カ月余りで約30名の方々が相談に見えており、就労支援や家計管理支援など、それぞれの課題に適したさまざまな支援を関係機関と連携して実施をしているところであります。  報道によれば、まだ3割ほどの自治体が制度の担当部署すら決まらない状況で、全国的に準備が進んでいない中、制度施行まで半年余りとなり、他に先駆け準備を行っている本区には多くの問い合わせや視察が入っております。本区のモデル事業が他の自治体の模範と言われるように、今後とも困窮者の皆様の支援に全力で取り組んでまいります。  次に、自立支援センター、(仮称)でありますが、豊島寮の設置に伴う地域連絡協議会の立ち上げについて申し上げます。  自立支援センターは東京都と23区の共同事業でありまして、仕事と住居を失った就労意欲のある方に対して、最長6カ月間にわたり就労自立に向けた支援を行う施設であります。23区を5つのブロックに分けて、ブロックごとに各区が5年間の期間限定で持ち回りで設置をすることとされております。  本区においては、東京都の倉庫跡地を事業用地として決定し、7月に地域住民の皆さんへの説明会を実施をいたしました。今後、平成27年9月から建設を開始し、平成28年3月に開設、33年3月まで設置する予定となっております。  今後は、10月に地域の代表者、東京都、豊島区、特別区人事・厚生事務組合で構成する地域連絡協議会を立ち上げ、解体・建設工事にかかわること及び施設についての御意見、御要望をお聞かせいただきながら、設置準備を着実に進めてまいります。  次に、教育について申し上げます。  まず、今定例会に上程をしております豊島区いじめ防止対策推進条例について申し上げます。  さきの第2回定例会で条例の素案を御報告いたしましたが、その後、パブリックコメントをいただき、教育委員会事務局が関係団体や地域に出向いて、本条例の趣旨を説明してまいりました。その結果、いじめを深刻な問題として受けとめている区民の皆さんが大変多いこと、条例制定のプロセスで60件近くの御意見をいただいたことの報告を受けております。  いじめはしない、させない、許さないという区民の総意を共有し、いじめ根絶に向けた学校や教育委員会の取り組みをしっかりと支援をしてまいりたいと思います。  次に、能代市との教育連携など、本区の学力向上施策について申し上げます  去る8月20日、教育委員会は、第3回としま教育フォーラム、学力向上サミット「学力日本一への挑戦!」を開催し、豊島公会堂に700名を超える全教員とPTA代表が集いました。ことしは、学力日本一の秋田県能代市から須藤教育長を初め17名の教員派遣団、学力第2位の福井県から教育研究所、牧田調査研究部長を初め3人の先生方が参加し、盛大な共同開催となりました。  第1部では、本区池袋中学校の牧野先生の指導のもと、同校2年生13人が舞台上で理科の提案授業を行い、能代市及び福井県からは、映像を使って先進的な授業実例が紹介されました。第2部のシンポジウムでは、学力の二極化にどう対応するかをテーマに、三田教育長、須藤教育長、牧田部長などによる熱い討論が交わされました。  私は、能代市との教育連携が着実に成果を上げ、全国にすぐれた取り組みを発信をしているとしま教育フォーラムの充実ぶりを大変うれしく思っております。教育は、すぐれた教師と子どもたちとの深い信頼があってこそ実現するものであり、今後もすぐれた教育実践が数多く生まれることを心から期待をしております。  また、8月25日、本年4月に小学校6年生と中学校3年生を対象に実施した平成26年度全国学力・学習状況調査の結果を文部科学省から公表いたしました。豊島区はいずれの学年、教科においても全国の平均を上回る好成績を上げることができました。学校によっては、全国一の秋田県の平均点を上回るところもあり、区独自の学力調査の実施や放課後チューター制度、授業改善推進プランの作成など、学力向上策が着実に成果となって実を結んでおります。  次に、この夏の豊島区の児童・生徒の活躍ぶりについて申し上げます。  まず、全国中学校水泳競技大会において、駒込中学校は女子400メートルメドレーリレーで第3位、女子団体総合でも第3位というすばらしい活躍をいたしました。このほか、全日本中学校陸上競技選手権大会で千登世橋中学校が、関東中学校卓球大会では池袋中学校がそれぞれ好成績を上げ、豊島区の名前を全国にとどろかせてくれました。  また、去る7月13日に行われた第64回社会を明るくする運動「区民のつどい」における作文コンテストでは、区内の小学生から953点、中学生から641点、合計1,594点の作文が寄せられ、多くの優秀作品が表彰されました。応募数や優秀作品の数は、東京都の中でもトップクラスであると伺っております。  さらに、池袋中学校吹奏楽部が東日本学校吹奏楽大会への出場を決めるなど、豊島区の子どもたちは、スポーツだけではなく文化の面でも目覚ましい活躍を遂げております。今後も次代の豊島区を担う子どもたちの健やかな成長、活躍を心から願っております。  最後に、訴訟上の和解について申し上げます。  平成25年第1回定例会において御承認をいただきました緊急雇用創出事業受託金返還請求に関する民事訴訟等の3議案に係る訴えの提起につきまして、今月の1日に東京地方裁判所より和解勧告を受けました。勧告の内容を慎重に検討した結果、相手方の株式会社辰巳及び代表取締役と和解することといたしました。  辰巳側は、損害賠償金及び契約違約金については、既に弁済、相殺した分も含め約1億1,414万円について支払い義務を認めております。これに対して、実際に回収できる額は4,954万円であり、半分にも満たない金額となっております。しかしながら、相手方の支払い能力を詳細に調査、分析した結果、これ以上の条件を引き出すことは不可能であると判断せざるを得ませんでした。苦渋の決断ではございますけど、和解勧告に応じることといたしました。  支払いは、3,433万円を今年11月末までに一括して、さらに会社から毎月5万円ずつ5年間、代表取締役から毎月5万円ずつ3年間、分割払いを受けることになっております。  区では、このたびの事件を契機として、再発予防のため、監督制度の強化や契約期間中の要件確認を行ってまいりました。加えて、社会労務士の活用や入札参加事業者取り扱いの厳格化についても取り組んでまいりたいと思います。  さらに、こうした事案を発生させたことを行政のトップとして深く反省し、区民の皆さんに謝罪の意を示すため、区長、副区長の給料の減額を行うことにいたしました。今定例会に必要な条例案を上程をしておりますので、御理解を賜りますようお願いを申し上げます。  危機という言葉は2つの漢字でできている。1つは危険、もう1つは好機である。これは、アメリカの第35代大統領、ジョン・F・ケネディの言葉であります。豊島区は、5月に行われた消滅可能性都市の発表、6月に発生した危険ドラッグによる死傷事故など、今年度に入って立て続けに大きな危機に見舞われましたが、そのたびに迅速果断に適切に対処し、むしろそれをチャンスに変えて、全国に豊島区の名を響かせてまいりました。ピンチをチャンスに転じるには、言うまでもなく極めて素早い決断と何としてもやり抜いてみせるという強い決意が必要なのであります。  振り返ってみれば、本区はバブル崩壊以降、議会や区民の皆さんの大きな御協力をいただきながら、必死で知恵を絞って、長きにわたる財政再建に取り組み、一時は財政再建団体への転落の瀬戸際まで追い詰められた財政危機を乗り越えてまいりました。そして今、健全な財政基盤を築きつつあります。  また、庁舎の老朽化の進行、厳しい財政事情という苦しい状況下にあって、これまで全く前例のない、先例のない新庁舎整備手法に果敢にチャレンジし、ついにあと230日で開庁日を迎えるというところまで来ているのであります。  こうした努力を通じ、豊島区は危機管理能力を高め、スピード感あふれる区政運営、政策を実現していく力を高めてまいりました。私は、その先頭に立って、80年を超える歴史をさらに紡ぎ、次代の子どもたちに誇りを持って受け継いでもらえる価値あるまちづくりに向けて、持てる力を振り絞って区政を牽引してまいる決意でございます。議会の皆様におかれましても、最大限の御理解と御協力を賜るようにお願いを申し上げる次第であります。  本日御提案申し上げる案件は、条例6件、決算認定4件、補正予算4件、そのほか8件、合わせて22件であります。各案件につきましては、後ほど日程に従いまして副区長より御説明申し上げますので、よろしく御審議の上、御協賛賜りますようお願いを申し上げます。  以上をもちまして、私の招集あいさつといたします。 ───────────────────◇──────────────────── ○議長(本橋弘隆) これより日程に入ります。  日程第1から第4までを一括して議題といたします。 ○事務局長(佐藤正俊) 認定第1号、平成25年度豊島区一般会計歳入歳出決算の認定について外3件。 ○議長(本橋弘隆) 認定4件について、理事者より説明がございます。  〔水島正彦副区長登壇〕 ○副区長(水島正彦) 認定第1号から認定第4号までの認定4件について御説明申し上げます。  まず、認定第1号、平成25年度豊島区一般会計歳入歳出決算につきましては、歳入決算額1,047億8,059万3,320円に対しまして、歳出決算額は1,020億7,562万1,090円で、歳入歳出差引額は27億497万2,230円となっております。  このうち翌年度へ繰り越すべき財源4,946万2,000円を差し引いた残りの26億5,551万230円が実質収支額となっており、また、地方自治法第233条の2の規定による基金繰入額についても、同額の26億5,551万230円となっております。  したがいまして、翌年度への実質繰越額はございません。 ○10番(辻 薫) この際、動議を提出いたします。  認定第1号から認定第4号までの4件は、既に理事者より種々内容の説明を受けておりますので、説明はこの程度で打ち切り、質疑を省略し、議長指名の委員17名で構成する決算特別委員会を設置し、これに付託することを望みます。  (「賛成」と呼ぶ者あり) ○議長(本橋弘隆) 賛成者がございますのでお諮りいたします。  本動議に御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(本橋弘隆) 御異議ないものと認めます。  よって、認定4件は、議長指名の委員17名で構成する決算特別委員会を設置し、これに付託することに決定いたしました。  それでは、決算特別委員を指名いたします。  その氏名を局長に朗読いたさせます。 ○事務局長(佐藤正俊) 2番根岸光洋議員、4番小林弘明議員、6番関谷二葉議員、8番村上典子議員、10番辻薫議員、14番細川正博議員、16番儀武さとる議員、18番永野裕子議員、20番島村高彦議員、22番河原弘明議員、24番村上宇一議員、26番小林ひろみ議員、28番山口菊子議員、30番此島澄子議員、32番本橋弘隆議員、34番吉村辰明議員、36番河野たえ子議員、以上でございます。 ○議長(本橋弘隆) 以上のとおり指名いたしたいと存じますが、これに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(本橋弘隆) 御異議ないものと認めます。  よって、ただいま指名した方を決算特別委員に選任することに決定いたしました。 ───────────────────◇──────────────────── ○議長(本橋弘隆) 日程第5から第7までを一括して議題といたします。 ○事務局長(佐藤正俊) 報告第4号、専決処分の報告及び承認について外2件。 ○議長(本橋弘隆) 3件について、理事者より説明がございます。    〔水島正彦副区長登壇〕 ○副議長(水島正彦) 報告第4号から第6号までの3議案、専決処分の報告及び承認についての御説明を申し上げます。  最初に、報告第4号、目白小学校改築工事請負契約の一部の変更についての専決処分につきまして御説明を申し上げます。  本件は、平成24年12月20日及び平成26年7月4日に議決をいただいた目白小学校改築工事請負契約につきまして、本年8月19日、工期の変更の必要が生じましたため、特に緊急を要するため議会を招集する時間的余裕がないことが明らかであると認め、地方自治法第179条第1項の規定に基づき専決処分を行い、本件契約の工期を平成26年8月29日までから平成26年10月10日までに一部変更させていただいたものでございます。  次に、報告第5号、目白小学校改築に伴う給排水衛生・消火・ガス設備工事請負契約の一部の変更についての専決処分につきまして御説明を申し上げます。  本件は、平成24年12月20日及び平成26年7月4日に議決をいただいた目白小学校改築に伴う給排水衛生・消火・ガス設備工事請負契約につきまして、本年8月19日、工期の変更の必要が生じたため、特に緊急を要するため議会を招集する時間的余裕がないことが明らかであると認め、地方自治法第179条第1項の規定に基づき専決処分を行い、本件契約の工期を平成26年8月29日までから平成26年9月30日までに一部変更させていただいたものでございます。  次に、報告第6号、目白小学校改築に伴う電気設備工事請負契約の一部の変更についての専決処分につきまして御説明を申し上げます。  本件は、平成24年12月20日及び平成26年7月4日に議決をいただいた目白小学校改築に伴う電気設備工事請負契約につきまして、本年8月19日、工期の変更の必要が生じたため、特に緊急を要するため議会を招集する時間的余裕がないことが明らかであると認め、地方自治法第179条第1項の規定に基づき専決処分を行い、本件契約の工期を平成26年8月29日までから平成26年9月30日までに一部変更させていただいたものでございます。  以上の3議案につきまして、地方自治法第179条第3項の規定に基づき御報告し、御承認を求めるものでございます。何とぞ御承認くださいますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(本橋弘隆) これより質疑に入ります。 ○10番(辻 薫) 報告第4号から報告第6号までの3件は総務委員会に付託することを望みます。    (「賛成」と呼ぶ者あり) ○議長(本橋弘隆) 賛成者がございますのでお諮りいたします。  本動議に御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(本橋弘隆) 御異議ないものと認めます。  よって、これら3件は総務委員会に付託することに決定いたしました。 ───────────────────◇──────────────────── ○議長(本橋弘隆) 日程第8を議題といたします。 ○事務局長(佐藤正俊) 報告第7号、平成25年度決算における健全化判断比率の報告について。 ○議長(本橋弘隆) 本件について、理事者より説明がございます。    〔水島正彦副区長登壇〕 ○副区長(水島正彦) 報告第7号、平成25年度決算における健全化判断比率の報告についての御説明を申し上げます。  本件は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項の規定に基づき、平成25年度決算における健全化判断比率について御報告を申し上げるものでございます。  まず、実質赤字比率連結実質赤字比率につきましては、実質赤字額及び連結実質赤字額がないため、比率の表記はございません。  次に、実質公債費比率は1.9%、また、将来負担比率につきましては、将来負担額よりそれらに充当できる財源が上回っているため、比率の表記はございません。  したがいまして、4つの比率のいずれもが早期健全化基準を下回っております。  以上でございます。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(本橋弘隆) 説明が終わりました。御了承願います。 ───────────────────◇──────────────────── ○議長(本橋弘隆) 日程第9及び第10を一括して議題といたします。 ○事務局長(佐藤正俊) 第62号議案、豊島区手数料条例の一部を改正する条例外1議案。 ○議長(本橋弘隆) 2議案について、理事者より説明がございます。    〔水島正彦副区長登壇〕 ○副区長(水島正彦) 第62号議案及び第63号議案の2議案について御説明を申し上げます。  最初に、第62号議案、豊島区手数料条例の一部を改正する条例についてでございますが、本案は、薬事法及び薬事法施行令の一部改正に伴い、規定の整備を図ろうとするものでございます。  改正条例は、本年11月25日から施行しようとするものでございます。
     次に、第63号議案、豊島区長及び副区長の給料等に関する条例の特例に関する条例についてでございますが、本案は、区長及び副区長の給料について特例を定めようとするものでございます。  本条例は、本年11月1日から施行し、同日から起算してひと月を経過した日に効力を失うものでございます。  以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(本橋弘隆) これより質疑に入ります。 ○10番(辻 薫) 第62号議案及び第63号議案の2議案は総務委員会に付託することを望みます。    (「賛成」と呼ぶ者あり) ○議長(本橋弘隆) 賛成者がございますのでお諮りいたします。  本動議に御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(本橋弘隆) 御異議ないものと認めます。  よって、これら2議案は総務委員会に付託することに決定いたしました。 ───────────────────◇──────────────────── ○議長(本橋弘隆) 日程第11から第14までを一括して議題といたします。 ○事務局長(佐藤正俊) 第64号議案、豊島区放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例外3議案。 ○議長(本橋弘隆) 4議案について、理事者より説明がございます。    〔水島正彦副区長登壇〕 ○副区長(水島正彦) 第64号議案から第67号議案までの4議案について御説明を申し上げます。  最初に、第64号議案、豊島区放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例及び第65号議案、豊島区家庭的保育事業等の設備及び運営の基準に関する条例の両議案についてでございますが、両議案は、児童福祉法が子ども・子育て支援法及び就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律の施行により一部改正されることに伴い、豊島区における放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準並びに家庭的保育事業等の設備及び運営の基準を条例により定めようとするものでございます。  両議案に係る条例は、いずれも同法の施行の日から施行しようとするものでございます。  次に、第66号議案、豊島区特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営の基準に関する条例についてでございますが、本案は、子ども・子育て支援法の制定及び児童福祉法の一部改正に伴い、豊島区において施設型給付費の支給に係る施設として特定教育・保育施設を確保するため及び地域型保育給付費の支給に係る事業を行う者を確認するため、条例により特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営の基準を定めようとするものでございます。  本条例は、子ども・子育て支援法の施行の日から施行しようとするものでございます。  次に、第67号議案、豊島区いじめ防止対策推進条例についてでございますが、本案は、豊島区におけるいじめの防止等のための対策について基本理念を定め、区及び学校等の責務を明らかにするとともに、区の対策を推進するための組織の基本的な事項を定めることにより、いじめの防止等のための対策を総合的かつ効果的に推進しようとするものでございます。  本条例は、公布の日から即日施行しようとするものでございます。  以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(本橋弘隆) これより質疑に入ります。 ○10番(辻 薫) 第64号議案から第67号議案までの4議案は子ども文教委員会に付託することを望みます。    (「賛成」と呼ぶ者あり) ○議長(本橋弘隆) 賛成者がございますのでお諮りいたします。  本動議に御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(本橋弘隆) 御異議ないものと認めます。  よって、これら4議案は子ども文教委員会に付託することに決定いたしました。 ───────────────────◇──────────────────── ○議長(本橋弘隆) 日程第15を議題といたします。 ○事務局長(佐藤正俊) 第68号議案、大塚駅南自転車駐車場(仮称)整備工事請負契約の一部の変更について。 ○議長(本橋弘隆) 本議案について、理事者より説明がございます。    〔水島正彦副区長登壇〕 ○副区長(水島正彦) 第68号議案、大塚駅南自転車駐車場(仮称)整備工事請負契約の一部の変更についての御説明を申し上げます。  本案は、平成25年10月28日に戸田建設株式会社東京支店と契約いたしましたものですが、工事請負契約約款第24条第6項に定めるインフレスライド条項の適用により、契約金額を18億8,475万円から19億2,414万7,320円に変更しようとするものでございます。  以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(本橋弘隆) これより質疑に入ります。 ○10番(辻 薫) 第68号議案は総務委員会に付託することを望みます。    (「賛成」と呼ぶ者あり) ○議長(本橋弘隆) 賛成者がございますのでお諮りいたします。  本動議に御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(本橋弘隆) 御異議ないものと認めます。  よって、第68号議案は総務委員会に付託することに決定いたしました。 ───────────────────◇──────────────────── ○議長(本橋弘隆) 日程第16を議題といたします。 ○事務局長(佐藤正俊) 第69号議案、訴訟上の和解について。 ○議長(本橋弘隆) 本議案について、理事者より説明がございます。    〔水島正彦副区長登壇〕 ○副区長(水島正彦) 第69号議案、訴訟上の和解についての御説明を申し上げます。  本件は、平成25年第1回定例会において御承認いただきました、緊急雇用創出事業受託金返還請求に関する民事訴訟等の3議案に係る訴えの提起につきまして、平成25年6月19日に東京地方裁判所に訴状を提出し、同年9月6日に第1回口頭弁論が開かれ、10回の弁論準備手続を経て、今月1日に同裁判所より和解勧告が出されたこと等にかんがみ、訴訟上の和解を成立させようとするものでございます。  和解条項の要旨は、被告らが弁済及び相殺後の9,940万1,865円の賠償金額並びに433万2,149円の違約金の支払い義務があることを認め、平成31年10月までの分割支払いも含めて、3,913万4,687円の支払いを行うことを条件に、その余の支払い義務を免除しようとするものでございます。  地方自治法第96条第1項第12号の規定に基づき御提案申し上げます。  以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(本橋弘隆) これより質疑に入ります。 ○10番(辻 薫) 第69号議案は総務委員会に付託することを望みます。    (「賛成」と呼ぶ者あり) ○議長(本橋弘隆) 賛成者がございますのでお諮りいたします。  本動議に御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(本橋弘隆) 御異議ないものと認めます。  よって、第69号議案は総務委員会に付託することに決定いたしました。 ───────────────────◇──────────────────── ○議長(本橋弘隆) 日程第17及び第18を一括して議題といたします。 ○事務局長(佐藤正俊) 第70号議案、豊島区立豊島区民センター指定管理者の指定について外1議案。 ○議長(本橋弘隆) 2議案について、理事者より説明がございます。    〔水島正彦副区長登壇〕 ○副区長(水島正彦) 第70号議案及び第71号議案の2議案について御説明を申し上げます。  最初に、第70号議案、豊島区立豊島区民センター指定管理者の指定についてでございますが、本案は、豊島区民センターについて公の施設として管理を行わせるため、公益財団法人としま未来文化財団を指定管理者に指定しようとするものでございます。  指定の期間は、平成27年4月1日から平成29年3月31日までの2年間でございます。  次に、第71号議案、豊島区立豊島公会堂指定管理者の指定についてでございますが、本案は、豊島公会堂について公の施設として管理を行わせるため、公益財団法人としま未来文化財団を指定管理者に指定しようとするものでございます。  指定の期間は、平成27年4月1日から平成28年3月31日までの1年間でございます。  以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(本橋弘隆) これより質疑に入ります。 ○10番(辻 薫) 第70号議案及び第71号議案の2議案は子ども文教委員会に付託することを望みます。    (「賛成」と呼ぶ者あり) ○議長(本橋弘隆) 賛成者がございますのでお諮りいたします。  本動議に御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(本橋弘隆) 御異議ないものと認めます。  よって、これら2議案は子ども文教委員会に付託することに決定いたしました。 ───────────────────◇──────────────────── ○議長(本橋弘隆) 日程第19から第22までを一括して議題といたします。 ○事務局長(佐藤正俊) 第72号議案、平成26年度豊島区一般会計補正予算(第5号)外3議案。 ○議長(本橋弘隆) 4議案について、理事者より説明がございます。    〔水島正彦副区長登壇〕 ○副区長(水島正彦) 最初に、第72号議案、平成26年度一般会計補正予算(第5号)につきまして御説明を申し上げます。  今回の歳入歳出補正予算の総額は12億3,478万7,000円で、これにより歳入歳出予算の総額は1,109億5,139万9,000円となるものでございます。  まず歳出の内訳でございますが、第2款総務費につきましては、社会保障・税番号制度推進事業経費として620万円を新たに計上するほか、文書管理経費に991万1,000円、番号制度システム構築事業経費に124万6,000円、区税過誤納還付金、区民税株式配当割等還付金の増額に伴う経費として、還付金関係経費に4,300万円、区税賦課事務経費に664万2,000円、南長崎スポーツ公園整備関係経費に550万円を追加で計上するとともに、駒込二丁目複合施設大規模改修の契約時期の見直しに伴い、地域区民ひろば大規模改修経費を8,869万1,000円減額計上するものでございます。  第3款福祉費につきましては、都市型軽費老人ホーム開設準備助成事業経費として618万円、介護予防機能強化支援員事業経費として550万円を新たに計上するほか、障害者自立支援給付等経費に4,216万6,000円など6事業で合わせて1億1,355万8,000円を追加で計上するとともに、区立保育所管理経費を7,464万9,000円減額計上するものでございます。  第4款衛生費につきましては、感染症対策経費のうち予防接種(定期)経費に2,367万9,000円など、4事業に合わせて1億3,137万9,000円を追加で計上するものでございます。  第6款都市整備費につきましては、リノベーションまちづくり事業経費として1,707万6,000円を新たに計上するほか、南池袋二丁目A地区市街地再開発事業経費に2,700万円を追加で計上するものでございます。  第7款土木費につきましては、道路維持修繕経費に4,000万円、橋梁の整備事業経費に5,000万円を追加で計上するものでございます。  第8款文化商工費につきましては、駒込地域文化創造館大規模改修経費を1億312万2,000円減額計上するものでございます。  第9款教育費につきましては、図書館施設改修経費(大規模改修)を1億313万8,000円減額計上するものでございます。  第11款諸支出金につきましては、財政調整基金積立金に7億3,471万6,000円、保健福祉基盤整備支援基金積立金に4,105万円、国庫支出金返納金に3億400万7,000円、都支出金返納金に7,310万2,000円を追加で計上するものでございます。
     以上が歳出でございますが、これに充てる歳入につきましては、国庫支出金5,994万円、都支出金2,655万1,000円、寄附金4,105万円、繰入金13億5,010万8,000円、諸収入713万8,000円を計上しておりますとともに、特別区債を2億5,000万円減額計上しております。  また、債務負担行為の補正といたしまして、新庁舎金庫室セキュリティ対策経費に150万円、旧千早児童館一部改修工事経費など6事業合わせて2億3,240万4,000円の限度額を新たに定めるほか、駒込二丁目複合施設大規模改修経費の限度額を6億6,300万円から11億4,260万円に、池袋第三小学校改修事業経費の限度額を28億2,200万円から34億円に変更するものでございます。  このほか、特別区債の補正として、区民施設大規模改修事業など4事業で2億5,000万円の区債発行額を減額いたしております。また、繰越明許費として、新庁舎議会施設整備経費1億7,420万9,000円、神田川警報装置維持管理経費など2事業で2,400万円を計上しております。  以上が一般会計補正予算案の概要でございます。  続きまして、第73号議案、国民健康保険事業会計補正予算(第1号)でございます。  今回の歳入歳出補正予算の総額は12億978万円で、これにより歳入歳出予算の総額は313億9,552万5,000円となるものでございます。  歳出につきましては、平成25年度の療養給付費等精算に伴う国への返還金に2億6,613万5,000円、一般会計への返還金に9億4,364万5,000円を追加で計上するものでございます。これに充てる歳入につきましては、繰越金12億978万円を計上しております。  以上が国民健康保険事業会計補正予算案の概要でございます。  続きまして、第74号議案、後期高齢者医療事業会計補正予算(第1号)でございます。  今回の歳入歳出補正予算の総額は2億9,472万3,000円で、これにより歳入歳出予算の総額は59億520万6,000円となるものでございます。  歳出につきましては、広域連合分賦金に956万2,000円、平成25年度葬祭費交付金精算に伴う返還金に1,055万円、一般会計への返還金に2億7,461万1,000円を追加で計上するものでございます。  これに充てる歳入につきましては、繰越金2億6,753万5,000円、諸収入2,718万8,000円を計上いたしております。  以上が後期高齢者医療事業会計補正予算案の概要でございます。  続きまして、第75号議案、介護保険事業会計補正予算(第1号)でございます。  今回の歳入歳出補正予算の総額は2億6,483万6,000円で、これにより歳入歳出予算の総額は187億7,244万3,000円となるものでございます。  歳出につきましては、介護給付費準備基金積立金に1億1,531万2,000円、第1号被保険者保険料還付金に56万3,000円、平成25年度介護給付費等精算に伴う国・都・支払基金への返還金に1,710万9,000円、一般会計への返還金に1億3,185万2,000円を追加で計上するものでございます。  これに充てる歳入につきましては、国庫支出金673万6,000円、支払基金交付金411万1,000円など、合わせて2億6,483万6,000円を計上いたしております。  以上が介護保険事業会計補正予算案の概要でございます。  説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(本橋弘隆) これより質疑に入ります。 ○10番(辻 薫) 4議案について、第72号議案は総務委員会に、第73号議案から第75号議案までの3議案は区民厚生委員会に付託することを望みます。    (「賛成」と呼ぶ者あり) ○議長(本橋弘隆) 賛成者がございますのでお諮りいたします。  本動議に御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(本橋弘隆) 御異議ないものと認めます。  よって、第72号議案は総務委員会に、第73号議案から第75号議案までの3議案は区民厚生委員会に付託することに決定いたしました。 ───────────────────◇──────────────────── ○議長(本橋弘隆) 最後に、請願・陳情の付託について申し上げます。  ただいまお手元に御配付いたしました請願7件、陳情2件は、付託表に記載のとおり、それぞれの所管の委員会に付託いたします。  それでは、付託表を局長に朗読させます。 ○事務局長(佐藤正俊) 請願・陳情付託表。平成26年9月19日。受理番号、件名、付託委員会。26請願第11号、「消費税の10%引き上げの中止を求める意見書」提出を求める請願、総務委員会。26請願第9号、国民健康保険料の引き下げを求める請願、26陳情第28号、青少年のエイズ感染予防に関する陳情、同第29号、長期在留する非正規滞在外国人住民を正規化し、誰もが希望の持てる社会を築くための意見書提出を求める陳情、以上区民厚生委員会。26請願第5号、都市再生緊急整備地域の早期指定と羽田飛行場への池袋から直通電車の実現についての請願、都市整備委員会。26請願第8号、労働者保護ルールの見直しに関する意見書採択を求める請願、同第10号、「安定した雇用の実現を政府に求める意見書」に係る請願、以上子ども文教委員会。26請願第6号、豊島区議会の議員定数の削減を求める請願、同第7号、豊島区議会議員の定数を削減しないことを求める請願、以上議会運営委員会、以上でございます。 ───────────────────◇──────────────────── ○議長(本橋弘隆) 以上で、本日の日程全部を終了いたしました。  本日は、これをもって散会といたします。    午後4時10分散会...