○議長(
木村正義)
総務委員長の報告を求めます。
斎藤竜一委員長。
◆十三番(
斎藤竜一) ただいま議題となりました議案第四十号 議会の議決に関する条例の一部を改正する条例につきまして、
総務委員会の
審査経過並びに結果を報告いたします。 本案は、議会の議決すべき事件を追加するため条例の一部を改正しようとするものであります。 審査の中で、
基本構想という重要事項の策定について議会の関与を求める区長の決断を高く評価する。現在策定中の
基本構想に大いに期待をして賛成する等の意見がありました。 本委員会は、
慎重審査の結果、原案を可決すべきものと
全員一致をもって決定いたしました。 以上、
総務委員会の報告といたします。
○議長(
木村正義) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 本件については討論の通告がありませんでした。 これから日程第八を採決いたします。 本件は原案のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。 〔
賛成者起立〕
○議長(
木村正義) 起立者多数。 よって、本件は原案のとおり可決されました。
議事進行上、日程第九から日程第十一までを
一括議題に供します。 〔
藤田次長朗読〕-----------------------------------
△日程第九 議案第四十一号 渋谷区
ラブホテル建築規制条例の一部を改正する条例
△日程第十 議案第四十五号 渋谷区
特別工業地区建築条例の一部を改正する条例
△日程第十一 議案第四十六号
渋谷区立公衆便所条例の一部を改正する
条例-----------------------------------
○議長(
木村正義) 委員会の報告書を
事務局次長に朗読させます。 〔
藤田次長朗読〕----------------------------------- 区民環境委員会審査報告書議案第四十一号 渋谷区
ラブホテル建築規制条例の一部を改正する
条例議案第四十五号 渋谷区
特別工業地区建築条例の一部を改正する
条例議案第四十六号
渋谷区立公衆便所条例の一部を改正する条例 本委員会は、付託を受けた右議案を審査の結果、それぞれ原案を可決すべきものと
全員一致をもって決定した。 右報告する。 平成二十八年六月二十日
区民環境委員会委員長 治田 学渋谷区
議会議長 木村正義殿
-----------------------------------
○議長(
木村正義)
区民環境委員長の報告を求めます。
治田委員長。
◆八番(治田学) ただいま
一括議題となりました三議案につきまして、
区民環境委員会の
審査経過並びに結果を報告いたします。 初めに、議案第四十一号 渋谷区
ラブホテル建築規制条例の一部を改正する条例につきまして、本案は、
ラブホテルの
建築規制を継続するとともに、一般のホテルの建築を妨げないものとするため条例の一部を改正しようとするものであります。 審査の中で、今回の改正は、一般的なホテルの建設を必要以上に困難にしないためのものであり賛成する。
ラブホテルの定義の明確化や
禁止命令等の新設など厳格な運用が規定されたことを評価する。指導については適切に行われたい等の意見がありました。 次に、議案第四十五号 渋谷区
特別工業地区建築条例の一部を改正する条例につきまして、本案は、
風俗営業等の規制及び業務の
適正化等に関する法律の改正に伴い条例の一部を改正しようとするものであります。 審査の中で、
風俗営業等の規制及び業務の
適正化等に関する法律の改正により引用条項の整理を行うものであり妥当である。健全な
ナイトクラブ等の運営を期待し、賛成する等の意見がありました。 次に、議案第四十六号
渋谷区立公衆便所条例の一部を改正する条例につきまして、本案は、ハチ公前
広場公衆便所を新設するため条例の一部を改正しようとするものであります。 審査の中で、ハチ公前広場に
女性用トイレと誰でもトイレを新設するものであり賛成する。女性が安心して利用できる施設とされたい。世界的に有名なハチ公前広場にふさわしい、すばらしいトイレとなることを期待する。ネーミングライツには女性の意見を反映されたい等の意見がありました。 本委員会は、
慎重審査の結果、それぞれ原案のとおり可決すべきものと
全員一致をもって決定いたしました。 以上、
区民環境委員会の報告といたします。
○議長(
木村正義) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 本件については討論の通告がありませんでした。 これから日程第九から日程第十一までを一括採決いたします。 以上三件は、それぞれ原案のとおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(
木村正義) 御異議ないと認めます。 よって、一括された議題は、それぞれ原案のとおり可決されました。 日程第十二を議題に供します。 〔
藤田次長朗読〕-----------------------------------
△日程第十二 議案第四十二号 渋谷区
文化総合センター大和田条例の一部を改正する
条例-----------------------------------
○議長(
木村正義) 委員会の報告書を
事務局次長に朗読させます。 〔
藤田次長朗読〕----------------------------------- 区民環境委員会審査報告書議案第四十二号 渋谷区
文化総合センター大和田条例の一部を改正する条例 本委員会は、付託を受けた右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと多数をもって決定した。 右報告する。 平成二十八年六月二十日
区民環境委員会委員長 治田 学渋谷区
議会議長 木村正義殿
-----------------------------------
○議長(
木村正義)
区民環境委員長の報告を求めます。
治田委員長。
◆八番(治田学) ただいま議題となりました議案第四十二号 渋谷区
文化総合センター大和田条例の一部を改正する条例につきまして、
区民環境委員会の
審査経過並びに結果を報告いたします。 本案は、
文化総合センターの一部の施設に
指定管理者制度を導入するため条例の一部を改正しようとするものであります。 審査の中で、反対の立場から、
指定管理者制度の導入は、企業の利潤追求のための区の施設を提供するものであり反対する。民間委託により他自治体ではワーキングプアが生じており、問題がある等の意見がありました。 また、賛成の立場から、
指定管理者制度の導入により民間の柔軟な発想と効率的な
経営努力によるさらなる
サービス向上を期待し賛成する。
コスモプラネタリウム渋谷については、
貸し切り使用を規定するなど利用者の利便性に配慮した改正であり評価する等の意見がありました。 本委員会は、
慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものと多数をもって決定いたしました。 以上、
区民環境委員会の報告といたします。
○議長(
木村正義) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 本件については討論の通告がありませんでした。 これから日程第十二を採決いたします。 本件は原案のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。 〔
賛成者起立〕
○議長(
木村正義) 起立者多数。 よって、本件は原案のとおり可決されました。
議事進行上、日程第十三及び日程第十四を
一括議題に供します。 〔
藤田次長朗読〕-----------------------------------
△日程第十三 議案第四十三号 渋谷区
女性福祉資金貸付条例の一部を改正する条例
△日程第十四 議案第四十四号 渋谷区
子ども家庭支援センター条例の一部を改正する
条例-----------------------------------
○議長(
木村正義) 委員会の報告書を
事務局次長に朗読させます。 〔
藤田次長朗読〕----------------------------------- 文教委員会審査報告書議案第四十三号 渋谷区
女性福祉資金貸付条例の一部を改正する
条例議案第四十四号 渋谷区
子ども家庭支援センター条例の一部を改正する条例 本委員会は、付託を受けた右議案を審査の結果、それぞれ原案を可決すべきものと
全員一致をもって決定した。 右報告する。 平成二十八年六月二十日
文教委員会委員長 菅野 茂渋谷区
議会議長 木村正義殿
-----------------------------------
○議長(
木村正義)
文教委員長の報告を求めます。
菅野委員長。
◆三十四番(菅野茂) ただいま
一括議題となりました議案第四十三号 渋谷区
女性福祉資金貸付条例の一部を改正する条例、議案第四十四号 渋谷区
子ども家庭支援センター条例の一部を改正する条例の二議案につきまして、
文教委員会の
審査経過並びに結果を報告いたします。 初めに、議案第四十三号 渋谷区
女性福祉資金貸付条例の一部を改正する条例につきまして、本案は、母子及び父子並びに
寡婦福祉法施行令の改正に伴い
福祉資金貸付金の
貸付利率の引き下げを行うため条例の一部を改正しようとするものです。 審査の中で、本改正は、利用者の負担軽減となり
新規利用に資する適切な改正である。また、区民により利用しやすい制度となるよう手続の簡素化、
多様性社会に対応した
利用範囲の拡大と運用面の改善を図られたい等の意見がありました。 次に、議案第四十四号 渋谷区
子ども家庭支援センター条例の一部を改正する条例につきまして、本案は、
子ども家庭支援センターを
子ども発達相談センターと同一敷地内に移転するため条例の一部を改正しようとするものです。 審査の中で、本改正は、
子育て家庭の
相談支援に総合的に対応し、早期の連携強化が図られ、安心して子育てができる環境がさらに充実することが期待できる。
専門相談員等の増員を図り、困難事例の解決などに努められたい。また、たび重なる移転のため、利用者に混乱を招かぬよう周知徹底を図られたい等の意見がありました。 本委員会は、
慎重審査の結果、それぞれ原案を可決すべきものと
全員一致をもって決定いたしました。 以上、
文教委員会の報告といたします。
○議長(
木村正義) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 本件については討論の通告がありませんでした。 これから日程第十三及び日程第十四を一括採決いたします。 以上二件は、それぞれ原案のとおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(
木村正義) 御異議ないと認めます。 よって、一括された議題は、それぞれ原案のとおり可決されました。 日程第十五を議題に供します。 〔
藤田次長朗読〕-----------------------------------
△日程第十五
委員会提出議案第二号 渋谷区
議会委員会条例の一部を改正する
条例-----------------------------------
○議長(
木村正義)
提案理由の説明を求めます。
下嶋倫朗議員。
◆十五番(
下嶋倫朗) ただいま議題となりました
委員会提出議案第二号 渋谷区
議会委員会条例の一部を改正する条例について
提案理由の説明をいたします。 本案は、
常任委員会の所管に関する規定の整備を行うため条例の一部を改正しようとするものであります。 どうぞ
提案どおり御議決いただきますようお願い申し上げ、
提案理由の説明とさせていただきます。
○議長(
木村正義) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 本件は
委員会付託を省略することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(
木村正義) 御異議ないと認めます。 よって、本件は
委員会付託を省略することに決定いたしました。 本件については討論の通告がありませんでした。 これから日程第十五を採決いたします。 本件は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(
木村正義) 御異議ないと認めます。 よって、本件は原案のとおり可決されました。 日程第十六を議題に供します。 〔
藤田次長朗読〕-----------------------------------
△日程第十六 議案第四十七号 平成二十八年度渋谷区
一般会計補正予算(第一号)
-----------------------------------
○議長(
木村正義) 委員会の報告書を
事務局次長に朗読させます。 〔
藤田次長朗読〕----------------------------------- 総務委員会審査報告書議案第四十七号 平成二十八年度渋谷区
一般会計補正予算(第一号) 本委員会は、付託を受けた右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと
全員一致をもって決定した。 右報告する。 平成二十八年六月二十日
総務委員会委員長 斎藤竜一渋谷区
議会議長 木村正義殿
-----------------------------------
○議長(
木村正義)
総務委員長の報告を求めます。
斎藤竜一委員長。
◆十三番(
斎藤竜一) ただいま議題となりました議案第四十七号 平成二十八年度渋谷区
一般会計補正予算(第一号)につきまして、
総務委員会の
審査経過並びに結果を報告いたします。 本案は、平成二十八年度渋谷区
一般会計予算の総額に、歳入歳出それぞれ六億五千百四十一万一千円を増額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ八百五十二億三百四十一万一千円とするものであります。 歳出の内容は、総務費で、マイナンバーコールセンター開設期間延長経費、
個人番号カード臨時交付窓口設置期間延長経費、通知カード・
個人番号カード関連事務の委任に係る交付金にかかわるもの、民生費で、代々木公園原宿門保育施設(仮称)整備費等補助金、賃借物件による保育所整備事業にかかわる施設整備費及び賃料補助金、代々木公園原宿門保育施設(仮称)準備工事にかかわるもの、土木費で、西参道歩道橋撤去工事及び橋梁塗膜成分調査にかかわるものとなっております。 これらに要する歳入としての財源は、国庫支出金、都支出金及び繰越金が計上されております。 また、代々木公園原宿門保育施設(仮称)整備費等補助金については、補助期間が二カ年にわたるため債務負担行為を追加するものであります。 審査の中で、それぞれが当区の行政課題を解消するために必要な措置であり評価する。代々木公園保育施設整備については、東京都に一層の協力を要請しながら、喫緊の課題である待機児解消に努められたい等の意見がありました。 本委員会は、
慎重審査の結果、原案を可決すべきものと
全員一致をもって決定いたしました。 以上、
総務委員会の報告といたします。
○議長(
木村正義) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 これから討論に入ります。 事前に討論の通告がありますから、指名いたします。 十二番堀切稔仁議員。
◆十二番(堀切稔仁) 議案第四十七号 平成二十八年度渋谷区
一般会計補正予算(第一号)について、堀切稔仁は反対といたします。 理由は二点であります。 一点目は、事業の開始から私が反対を唱えておりますこのマイナンバー関連の予算、コールセンター、カードなどのこの延長に関する維持費が入っていることが第一点であります。 マイナンバーについては、本年一月の読売新聞の調査でも普及率は二・六%であり、さらに本年五月の民間団体の調査でも利用率はわずか一四%しかありません。この申請率の低さでは、やはり区民、国民から本当に支持されているという政策ではないと思われるからです。わざわざ補正までして、国費や都費など、そして区費など、いろいろな部分でこれにお金を投じていくという意味が感じられないからであります。 第二点目は、保育施設のこの一部予算として多くの国費、都費が使われております代々木公園原宿門施設の予算についてであります。 本予算はプロポーザル方式で決定した事業者へ投入されますが、しかしながら、プロポーザル方式で事業決定されておりますが、一方、この事業者についての提案書並びに視察のこの内容、細かい点数も、いまだこれは委員会にも開示されておりません。 選定の特徴としても、委員会の質疑の中では、子どもの感性と自主性を大切にすると。これも余りにも当たり前過ぎて、これが選定の理由になるのかというのは、私以外の委員からも、これは声がありました。なぜ、この事業者なのかということは、これはいまだ不明であります。 さらに、この予算についてですが、プロポーザル方式というのは企画提案型と呼ばれる選定方式ですけれども、法的には随意契約とほぼ同様とされてしまいます。しかしながら、随意契約というくくりと同じようにしていくのであれば、既に実績がある業者が選ばれていくべきだと私は思います。 さらに、業者選定について、今回選ばれている業者さんは上原二丁目保育施設の運営をされている業者ですけれども、この施設の運営を本来見てから、次回、また募集された場合、本来決めるべきではなかったんではないかと私は思っております。 さらに、本事業者については、上原保育施設の説明会のときにも区民の方々からこの選定について疑問の声が上がっております。これは、説明会出られた議員の方はわかっていると思います。 本来、子どもたちのことを思えば、もう少しオープンな形で選定を開示し、予算づけをしていくべきだと思っています。 以上、反対の理由でありますが、なお、初台、氷川の保育施設にかかわる予算については賛成いたします。 以上であります。
○議長(
木村正義) 以上で通告による討論は終了いたしました。 これをもって討論を終結します。 これから日程第十六を採決いたします。 本件は原案のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。 〔
賛成者起立〕
○議長(
木村正義) 起立者多数。 よって、本件は原案のとおり可決されました。 日程第十七を議題に供します。 〔
藤田次長朗読〕-----------------------------------
△日程第十七 議案第四十八号 笹塚第二保育園仮園舎建設工事請負契約
-----------------------------------
○議長(
木村正義) 委員会の報告書を
事務局次長に朗読させます。 〔
藤田次長朗読〕----------------------------------- 総務委員会審査報告書議案第四十八号 笹塚第二保育園仮園舎建設工事請負契約 本委員会は、付託を受けた右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと
全員一致をもって決定した。 右報告する。 平成二十八年六月二十日
総務委員会委員長 斎藤竜一渋谷区
議会議長 木村正義殿
-----------------------------------
○議長(
木村正義)
総務委員長の報告を求めます。
斎藤竜一委員長。
◆十三番(
斎藤竜一) ただいま議題となりました議案第四十八号 笹塚第二保育園仮園舎建設工事請負契約につきまして、
総務委員会の
審査経過並びに結果を報告いたします。 本案は、枡川建設株式会社東京支店と契約金額二億九千五百九十二万円で、契約の日から平成二十九年六月三十日までの工事請負契約を締結しようとするものであります。 審査の中で、まとまった土地を確保したことを評価する。仮園舎としての使用後も待機児童解消に有効活用できるしっかりとした園舎の建設を期待する。工事中、近隣とのトラブルが発生しないよう十分なコミュニケーションをとるよう要望する等の意見がありました。 本委員会は、
慎重審査の結果、原案を可決すべきものと
全員一致をもって決定いたしました。 以上、
総務委員会の報告といたします。
○議長(
木村正義) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 本件については討論の通告がありませんでした。 これから日程第十七を採決いたします。 本件は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(
木村正義) 御異議ないと認めます。 よって、本件は原案のとおり可決されました。 日程第十八を議題に供します。 〔
藤田次長朗読〕-----------------------------------
△日程第十八 議案第四十九号 幡ヶ谷二丁目
複合施設(仮称)
建設建築工事及び防災公園整備工事請負契約
-----------------------------------
○議長(
木村正義) 委員会の報告書を
事務局次長に朗読させます。 〔
藤田次長朗読〕----------------------------------- 総務委員会審査報告書議案第四十九号 幡ヶ谷二丁目
複合施設(仮称)
建設建築工事及び防災公園整備工事請負契約 本委員会は、付託を受けた右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと多数をもって決定した。 右報告する。 平成二十八年六月二十日
総務委員会委員長 斎藤竜一渋谷区
議会議長 木村正義殿
-----------------------------------
○議長(
木村正義)
総務委員長の報告を求めます。
斎藤竜一委員長。
◆十三番(
斎藤竜一) ただいま議題となりました議案第四十九号 幡ヶ谷二丁目
複合施設(仮称)
建設建築工事及び防災公園整備工事請負契約につきまして、
総務委員会の
審査経過並びに結果を報告いたします。 本案は、共立・西村建設共同企業体と契約金額十二億七千九百八十万円で、契約の日から平成三十年一月三十一日までの工事請負契約を締結しようとするものであります。 審査の中で、反対の立場から、この土地の土壌汚染の実態、土壌入れ替え後の検査結果について十分な説明がされていない。別の土地を取得して保育園や高齢者住宅を設置すべきである等の意見がありました。 また、賛成の立場から、地元住民が期待している
複合施設の建築、防災公園の設置であり賛成である。
複合施設は公園と隣接するので、防犯やプライバシー保護に配慮して運営してほしい等の意見がありました。 本委員会は、
慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものと多数をもって決定いたしました。 以上、
総務委員会の報告といたします。
○議長(
木村正義) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 これから討論に入ります。 事前に討論の通告がありますから、指名いたします。 十二番堀切稔仁議員。
◆十二番(堀切稔仁) 議案第四十九号 幡ヶ谷二丁目
複合施設(仮称)
建設建築工事及び防災公園整備工事請負契約について、堀切稔仁は反対いたします。 理由は二点でございます。 一点目は、本年三月の渋谷区議会本会議においても区長にも質問させていただきましたが、当該施設の基礎となるこの土地は、平成二十七年十一月十九日に土壌改良工事業者から東京都に出されている記録を見ますと土地の形質変更が行われております。それについては、完了については平成三十年一月三十日になっているということからしても、この工事が完了していないと言わざるを得ません。 同時に、東京都のこの官報、平成二十七年十一月四日、土壌汚染対策法第十一条一項の規定により特定有害物質によって汚染されているとあります。 また、土壌汚染対策法施行規則三十一条一項の特定有害物質のカドミウム、鉛があるとされておりますが、この後、区長がおっしゃるように、この土壌の土は入れ替えた、そして区長は問題がないとおっしゃっておりましたけれども、この形質時要変更区域となりますと、土壌汚染がもし区域外に飛散をした場合、維持管理することが、これはまず必要ということが大原則でありまして、万が一拡散するおそれが生じた場合は要措置区域に指定替えをされるというふうにマニュアルにあります。 さらに区域外解除に関しては、水質汚染検査による工事二年間の効果確認が必要として、これも対策マニュアルの中に調査が必要とあります。 また、委員会の質疑の中で、この保育施設にかかわる土壌汚染水の検査用の井戸の位置すら委員会には報告をされておりません。 本件議案に当たり、都から私は情報開示請求を求めまして、井戸の確認を照らし合わせますと、ゼロ歳児から一歳児用の園庭に井戸が設置をされるということになっております。また、質疑の中でも、井戸の周辺について、子どもたちが入れる場所の井戸について囲いや安全なロックをするような装置の配備についても、これは理事者から確認がとれませんでした。とてもこれでは、住民や子どもたちが公園や、さらには保育施設について安全だとは私は言えません。 第二点目に、区民説明がきちっとされていない中でこの工事を始めるということは、これはやはり問題があるんではないかと。例えば東京都の土壌工事によりますと、本施設の土壌の下のこの汚染水の流向という流れでございますけれども、幡ヶ谷三丁目の中幡小学校の方面、そして、それをまた貫いて本町五丁目の本町幼稚園の方向に、この流向が流れているとあります。 本件について、本施設の住民説明会のときでも、この中幡小学校近隣の施設の方から、汚染が既にこの土地の中から出ているという質疑がありました。この情報開示から照らし合わせると、今本当に区がこの土地を掘り返して施設を建設することで流向に全く影響がないのかということは、私は言えないと思います。 このようなことからも、区民にこのような実態も知らせませんし、さらには話し合いもせず工事をするということは、とても住民の多くの方々、納得がいまだに得られておりませんので、反対の理由とさせていただきます。 以上であります。
○議長(
木村正義) 以上で通告による討論は終了いたしました。 これをもって討論を終結します。 これから日程第十八を採決いたします。 本件は原案のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。 〔
賛成者起立〕
○議長(
木村正義) 起立者多数。 よって、本件は原案のとおり可決されました。
議事進行上、日程第十九及び日程第二十を
一括議題に供します。 〔
藤田次長朗読〕-----------------------------------
△日程第十九 議案第五十号 幡ヶ谷二丁目
複合施設(仮称)建設電気設備工事請負契約
△日程第二十 議案第五十一号 幡ヶ谷二丁目
複合施設(仮称)建設機械設備工事請負契約
-----------------------------------
○議長(
木村正義) 委員会の報告書を
事務局次長に朗読させます。 〔
藤田次長朗読〕----------------------------------- 総務委員会審査報告書議案第五十号 幡ヶ谷二丁目
複合施設(仮称)建設電気設備工事請負契約議案第五十一号 幡ヶ谷二丁目
複合施設(仮称)建設機械設備工事請負契約 本委員会は、付託を受けた右議案を審査の結果、それぞれ原案を可決すべきものと多数をもって決定した。 右報告する。 平成二十八年六月二十日
総務委員会委員長 斎藤竜一渋谷区
議会議長 木村正義殿
-----------------------------------
○議長(
木村正義)
総務委員長の報告を求めます。
斎藤竜一委員長。
◆十三番(
斎藤竜一) ただいま
一括議題となりました二議案につきまして、
総務委員会の
審査経過並びに結果を報告いたします。 初めに、議案第五十号 幡ヶ谷二丁目
複合施設(仮称)建設電気設備工事請負契約につきまして、本案は、岸野電気株式会社渋谷営業所と契約金額二億四千七百三十二万円で、契約の日から平成三十年一月三十一日までの工事請負契約を締結しようとするものであります。 審査の中で、反対の立場から、二年間の地下水モニタリングが終了していないのに施設を建設することには反対である等の意見がありました。 また、賛成の立場から、安全な施工を心がけて事故のないようにし、早い完成を要望する。
複合施設建設に必要な契約である等の意見がありました。 次に、議案第五十一号 幡ヶ谷二丁目
複合施設(仮称)建設機械設備工事請負契約につきまして、本案は、ジーケー工業株式会社と契約金額二億八千八十万円で、契約の日から平成三十年一月三十一日までの工事請負契約を締結しようとするものであります。 審査の中で、反対の立場から、この用地は道路の一部が狭く、拡幅せずに建設することは認められない等の意見がありました。 また、賛成の立場から、安全な施工を要望する。適正な契約である等の意見がありました。 本委員会は、
慎重審査の結果、それぞれ原案のとおり可決すべきものと多数をもって決定いたしました。 以上、
総務委員会の報告といたします。
○議長(
木村正義) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 本件については討論の通告がありませんでした。 これから日程第十九及び日程第二十を一括採決いたします。 以上二件は、それぞれ原案のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。 〔
賛成者起立〕
○議長(
木村正義) 起立者多数。 よって、一括された議題は、それぞれ原案のとおり可決されました。 日程第二十一を議題に供します。 〔
藤田次長朗読〕-----------------------------------
△日程第二十一 議案第五十二号
千駄ヶ谷北参道施設(仮称)建設工事請負契約
-----------------------------------
○議長(
木村正義) 委員会の報告書を
事務局次長に朗読させます。 〔
藤田次長朗読〕----------------------------------- 総務委員会審査報告書議案第五十二号
千駄ヶ谷北参道施設(仮称)建設工事請負契約 本委員会は、付託を受けた右議案を審査の結果、原案を可決すべきものと
全員一致をもって決定した。 右報告する。 平成二十八年六月二十日
総務委員会委員長 斎藤竜一渋谷区
議会議長 木村正義殿
-----------------------------------
○議長(
木村正義)
総務委員長の報告を求めます。
斎藤竜一委員長。
◆十三番(
斎藤竜一) ただいま議題となりました議案第五十二号
千駄ヶ谷北参道施設(仮称)建設工事請負契約につきまして、
総務委員会の
審査経過並びに結果を報告いたします。 本案は、荒井建設株式会社東京支店と契約金額二億七千三百四十五万六千円で、契約の日から平成二十九年三月二十四日までの工事請負契約を締結しようとするものであります。 審査の中で、現在の施設と至近な場所に同様の面積の敷地を確保できたことを評価する。地域コミュニティ、福祉の新たな拠点として、よりよい施設になることを期待する。施設利用者が混乱しないよう十分な周知を望む等の意見がありました。 本委員会は、
慎重審査の結果、原案を可決すべきものと
全員一致をもって決定いたしました。 以上、
総務委員会の報告といたします。
○議長(
木村正義) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 本件については討論の通告がありませんでした。 これから日程第二十一を採決いたします。 本件は原案のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。 〔
賛成者起立〕
○議長(
木村正義) 起立者多数。 よって、本件は原案のとおり可決されました。 日程第二十二を議題に供します。 〔
藤田次長朗読〕-----------------------------------
△日程第二十二 安心して受けられる
介護保険制度の実現を求める請願
-----------------------------------
○議長(
木村正義) 委員会の報告書を
事務局次長に朗読させます。 〔
藤田次長朗読〕----------------------------------- 福祉保健委員会審査報告書安心して受けられる
介護保険制度の実現を求める請願 本委員会は、付託を受けた右請願を審査の結果、不採択とすべきものと多数をもって決定した。 右報告する。 平成二十八年六月二十日 福祉保健委員会委員長 田中正也渋谷区
議会議長 木村正義殿 意見 請願の趣旨に沿い難いため
-----------------------------------
○議長(
木村正義) 福祉保健委員長の報告を求めます。 田中正也委員長。
◆二十二番(田中正也) ただいま議題となりました安心して受けられる
介護保険制度の実現を求める請願につきまして、福祉保健委員会の
審査経過並びに結果を報告いたします。 本請願は、渋谷区、渋谷社会保障推進協議会、代表者、福井典子さんほか五十七団体から提出されたものです。 本請願の趣旨は、区民が安心して受けられる
介護保険制度を実現するために、平成三十年度の
介護保険制度改定において、要介護一・二の介護サービスの介護予防・日常生活支援総合事業への移行や利用料の負担増等を行わず、介護保険財政に対する国庫負担を増やすよう国に対して意見書の提出を求めるものです。 審査の中で、反対の立場から、国庫負担を増やすことは国民負担を増やすことにつながり反対する。社会保障審議会で介護給付費の適正化や利用者負担のあり方等について検討中であり、現時点では国の動向を見守る必要がある等の意見がありました。 また、賛成の立場から、要介護一・二まで介護予防・日常生活支援総合事業に移行すれば、介護認定者の七割の方が
介護保険制度から排除され必要な介護が受けられなくなる。渋谷区議会として、区民が安心して受けられる
介護保険制度を実現するために請願を採択し、意見書を上げるべきである等の意見がありました。 本委員会は、
慎重審査の結果、本請願を不採択とすべきものと多数をもって決定いたしました。 以上、福祉保健委員会の報告といたします。
○議長(
木村正義) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 これから討論に入ります。 事前に討論の通告がありますから、順次指名いたします。 二十三番牛尾真己議員。
◆二十三番(牛尾真己) 私は日本共産党渋谷区議団を代表して、ただいま議題になりました安心して受けられる
介護保険制度の実現を求める請願の採択に賛成の立場から討論します。 請願の趣旨は、二〇一八年度の
介護保険制度改定に向けて財務省が示した、一、要介護一・二の通所サービスを自治体の介護予防・日常生活支援総合事業に移行、二、生活援助や福祉用具貸与、住宅改修を原則自己負担、一部助成化、三、六十五から七十四歳の利用料を原則二割負担などが実施されれば、介護保険の利用制限による重度化が進み、かえって介護財源を圧迫するとして、これら三点の改定を実施しないことに加え、保険料や利用料負担の引き上げにならないよう介護保険財政に対する国庫負担を引き上げ、自治体への支援を強める意見書を渋谷区議会として国に提出することを求めるものです。 社会保障審議会では、財務省が示した内容に沿って二〇一八年度からの
介護保険制度の見直しの検討を進めています。そして、政府は今年中にも結論を出し、来年の通常国会以後に法案を提出しようとしています。
介護保険制度が見直されるたびに負担増や給付削減が行われる背景には、国の社会保障抑制政策があります。安倍政権は、発足後の四年間で一兆三千二百億円もの社会保障予算の自然増を削減してきました。さらに、今後も毎年三千から五千億円削減するために、七十五歳以上の医療費二割負担や年金支給開始年齢の引き上げなどとともに、請願者が中止を求めている
介護保険制度の負担増や給付削減を行おうとしているのです。これらの改悪が実行されれば、区民にも大きな影響が及びます。 渋谷区では今年二月の介護認定者は八千五百六十五人ですが、そのうち要介護一・二の人は二千五百二十四人で約三割を占め、既に地域支援事業に移行が進められている要支援者を含めると全認定者の約七割が介護保険から排除されることになります。 既に、区民には昨年度からの第六期介護保険事業に盛り込まれた制度改悪で深刻な影響が及んでいます。特養ホームの入所者を原則要介護三以上にすることによって、要介護一・二の入所者は前年度の十三人から二人に激減し、二百八十四人いた入所希望者は百九十五人と半分近くに減らされました。 ひとり暮らしの高齢者は、身寄りがないだけに、要介護三になるまで特養の申し込みができなければ将来が不安と語っています。 昨年八月からは、一定所得以上の所得の人の介護利用料が二割負担とされ、二千百十八人の利用料が二倍に引き上げられました。低所得者が施設を利用する際に、食費、居住費を軽減する補足給付に資産要件が設けられ、受給者は認定証の発行人数で約千三百人から七百人へと六割以下に減りました。 補足給付が受けられなくなった高齢者は、「特養に入所した妻は年金が少ないため世帯分離して軽減を受けていたが、昨年八月から月七万円の利用料が十四万円へと二倍にはね上がったため、年金では生活を賄えず貯金を取り崩している」と負担の重さを訴えています。 今年四月からは、要支援者を予防給付から外して区が行う介護予防・日常生活支援総合事業への移行が開始されましたが、事業者は介護報酬が低くヘルパーの確保が難しいとして緩和サービスを提供できず、生活援助を受けてくれる事業所がなかなか見つからない。介護認定が更新になって、これまでのヘルパーに来てもらえなくなると言われたなど、利用者へのサービスが維持できなくなっています。 今でさえ
介護保険制度は、国の連続した制度改悪で機能不全ともいうべき事態に陥っています。特養ホームに入れない待機者は全国で五十二万人を超え、政府による入院患者の追い出し政策のもと、膨大な数の貧困、要介護状態にある高齢者が行き先が見つからないまま漂流し、介護難民と呼ばれる深刻な状況に陥っています。 内閣府が公表した自殺者統計によれば、昨年の介護や看護疲れによって自殺したとみなされた人は二百四十三人に上り、介護殺人も毎年約五十件が発生する痛ましい事態が続いています。 二〇〇六年二月に京都府で起きた認知症の八十六歳の母親を献身的に介護していた息子が離職を余儀なくされ、生活保護も受け付けられず、行き詰まり母親の承諾の上で殺害し、自らもあやめようとした事件では、京都地裁で半年後に被告に執行猶予つきの判決が言い渡されるとともに、裁かれるべきは日本の介護制度や行政だとまで言われました。それ以来十年もの歳月がたつのに、
介護保険制度は充実されるどころか切り捨てられるばかりです。 国が狙う二〇一八年度からの
介護保険制度の見直しが実行されれば、多くの区民が高い介護保険料を取られるのに、必要な介護さえ受けられない、まさに保険あって介護なしの事態を引き起こすことになります。
介護保険制度の生みの親とまで言われた堤 修三厚労省元老健局長も、「このままでは介護保険は国家的な詐欺になってしまう」と批判の声を上げています。 社会保障審議会の議論の中でも焦点の一つとなっている生活援助について、日本介護福祉士会の委員から、「生活援助をしているときでも高齢者を観察したり、アセスメントしている。生活援助は専門性がないかのような印象は違う。認知症の人と家族の会の委員は、生活援助は家事代行ではない。ホームヘルパーが利用者の状況を把握してくれ、利用者は安心感を持つことができる」と保険外しに厳しい批判の意見が出されているのです。 「家族介護から社会で支える介護へ」という介護保険の理念を実現するためには、負担増とサービス切り捨てをやめ、お金の心配なく誰もが安心して必要な介護を受けられる
介護保険制度に転換することが不可欠です。軽度者へのサービス切り捨てをやめ、要支援者を含めて介護給付、予防給付を充実させること、介護従事者の処遇改善を図ること、要介護一・二の特養申し込み制限をやめ、特養ホーム、グループホームの増設、保険料、利用料の軽減などを国の責任で実行することです。 そのための財源は、大企業優遇税制の見直しで四兆円、大企業の法人税を安倍政権以前の水準に戻すことで二兆円、所得税、住民税、相続税の最高税率をもとに戻すなどで一兆七千億円、公共事業、軍事費などの浪費をなくすことで三兆円など、負担能力に応じた税金の集め方と暮らし優先の税金の使い方に改める改革を行えば確保することができます。 厳しい介護の実態を直視し、区民が安心して受けられる
介護保険制度にするためにも、負担増と給付削減をやめ、国の介護予算の充実を求めるこの請願を採択し、渋谷区議会として国に意見書を上げるべきです。 以上、請願への賛成討論とします。
○議長(
木村正義) 二十五番前田和茂議員。
◆二十五番(前田和茂) 私は渋谷区議会自由民主党議員団を代表して、ただいま議題となりました安心して受けられる
介護保険制度の実現を求める請願に反対の立場で討論を行います。 請願項目にあります利用料の二割負担者の拡大は、一定の所得がある人とはいえ歓迎されていないことはよく理解しておりますが、無計画に国庫負担金を増やすことは、消費税を初めとするその他の税金の引き上げにもつながりかねなく、また、ワンパターンと言われている大企業法人税引き上げは景気の悪化、雇用の不安定化にもつながりますので、一定の所得のある方は二割負担をお願いせざるを得ないと考えます。 また、二番目の項目にあります利用料の償還払いの検討についてですが、助成金をできるだけ早く払うべきという流れに逆行するものではありますが、この事業が正しく利用され公平性を担保できるよう仕方なく理解しなくてはならないところでありますが、できるだけ早い払い戻しを行い、正直者が迷惑しない制度となることを期待いたします。 介護予防・日常生活地域総合事業への移行は、民間の活用と地域の実態に合った福祉施策として我が会派は大賛成であります。と申しますのも、現在の
介護保険制度は、地域により公平でない部分があると考えているからです。 一般的には、税収は労働力の集中する都心部が有利で、行政サービス、教育環境などが充実していると言われています。しかし、介護保険に関しては、介護保険の中だけでは平等と思われていますが、老健施設の数や在宅介護での住宅環境などを加えると地方のほうが充実していると思います。 特養ホームの入居者の介護度も、都心に比べて地方が低くなっております。理由として、老健施設は都心部のように基本三カ月、延長しても六カ月という制限がなく、希望者が多くなっているからだと考えます。特養ホームが都心部では要介護三・四でも入居できない方がいるのに比べ、地方では要介護一・二でも比較的入りやすかったと聞いております。 増大する利用料への対応に一律に利用できる介護度を定めるのでなく、地域の実情に合わせた施設整備、介護サービスを行うべきと考えます。そのためにも、介護予防・生活支援を全国一律の介護保険とは一線を画し、地域実情により計画をし、税収格差を埋めるべく助成をし、一般財源に移行するべきだと考えているからです。 私は、今回のような請願が出されることの背景には、介護保険の地域間による不公平感があり、都心にそのしわ寄せが来ているからだと考えます。国において介護保険の公平化を検討するべきと意見をつけ加えさせていただきます。 結びとなりますが、私が討論、質問でこの壇上に立つのは実に五年三カ月ぶりであります。前回四年間、議長をやっていたからでございますけれども、十三年前、私がここに立ったときは大変緊張しましたけれども、今日は余り緊張しませんでした。 十三年間を顧みたいところでありますけれども、討論というのは議題に沿った討論を行わないといけない、そう言い続けてきた私ですので、これで終わらせていただきますけれども、私たち自由民主党議員団は、持続可能な現実論の中でバランスがとれた本当に安心して受けられる
介護保険制度を実現することをお誓い申し上げ、私の討論とさせていただきます。どうも皆様ありがとうございました。
○議長(
木村正義) 以上で通告による討論は終了いたしました。 これをもって討論を終結します。 これから日程第二十二を採決いたします。 なお、委員長の報告は不採択であります。 本件は採択することに賛成の方は御起立願います。 〔
賛成者起立〕
○議長(
木村正義) 起立者少数。 よって、本件は不採択とされました。 日程第二十三を議題に供します。 〔
藤田次長朗読〕-----------------------------------
△日程第二十三 羽田空港新
飛行経路案の安全上の課題等に関する意見書
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○議長(
木村正義)
提案理由の説明を求めます。 佐藤真理議員。
◆十四番(佐藤真理) ただいま議題となりました羽田空港新
飛行経路案の安全上の課題等に関する意見書の
提案理由を説明させていただきます。 意見書案の朗読をもって
提案理由の説明にかえさせていただきます。 羽田空港新
飛行経路案の安全上の課題等に関する意見書(案) 国土交通省は、羽田空港の機能強化のためとして、午後三時から七時までの間、南風運用時に都心上空を通過する新たな飛行ルートを設定し、渋谷区の代々木から広尾の飛行ルートと初台から恵比寿の飛行ルートで、上空九百メートルから六百メートルを飛行して滑走路に進入する案を示している。 本区内において最も高度の低い地域では、航空機の音は六十八から七十四デシベルが想定されており、騒音や落下物に対する不安の声が上がっている。 よって、渋谷区議会は政府に対し、区民の不安の解消に努め、安全上の課題等について区民から出された意見を真摯に受け止め、対応するよう要望する。 以上、地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。 なお、提案者は、一柳直宏議員、
吉田佳代子議員、岡田麻理議員、秋元英之議員、牛尾真己議員、
古川斗記男議員と私、佐藤真理の交通・公有地問題特別委員会所属の全議員であります。 提出先は国土交通大臣であります。 何とぞ御賛同いただきますようお願い申し上げ、
提案理由の説明とさせていただきます。
○議長(
木村正義) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 本件は
委員会付託を省略することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(
木村正義) 御異議ないと認めます。 よって、本件は
委員会付託を省略することに決定いたしました。 本件については討論の通告がありませんでした。 これから日程第二十三を採決いたします。 本件は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(
木村正義) 御異議ないと認めます。 よって、本件は原案のとおり決定されました。 日程第二十四を議題に供します。 〔
藤田次長朗読〕-----------------------------------
△日程第二十四 リオデジャネイロ・
パラリンピックの運営等の調査に係る
議員派遣の件
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○議長(
木村正義) お諮りいたします。 本件につきましては、お手元に御配付いたしました「リオデジャネイロ・
パラリンピックの運営等の調査に係る
議員派遣の件」の記載のとおり、二〇二〇東京オリンピック・
パラリンピックの運営等の調査に資するため、本年九月十一日から十八日までの八日間、
田中匠身議員、伊藤毅志議員、
斎藤竜一議員、丸山高司議員、
木村正義の以上五人の議員を派遣することに賛成の方は御起立願います。 〔
賛成者起立〕
○議長(
木村正義) 起立者多数。 よって、本件は、リオデジャネイロ・
パラリンピックの運営等の調査に係る
議員派遣の件の記載のとおり議員を派遣することと決定いたしました。 なお、事情により議決事項に変更の必要が生じた場合につきましては、ただいまの議決事項に基づき本職において決定をさせていただきます。 日程第二十五を議題に供します。 〔
藤田次長朗読〕-----------------------------------
△日程第二十五 閉会中の調査事件について
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○議長(
木村正義) お手元に御配付いたしました特定事件継続調査事項表に記載のあります各件については、それぞれ所管の委員長から、さらに調査を要するとの申し出がありましたから、閉会中も調査を続行するよう付託することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(
木村正義) 御異議ないと認めます。 よって、さよう決定されました。 区長から発言の通告がありますから、これを許可いたします。
長谷部区長。
◎区長(長谷部健) 今定例会には、条例八件、補正予算一件、契約五件、報告六件を提出し御審議をお願い申し上げたところ、それぞれ原案どおり御議決、御了承を賜りまして、まことにありがとうございました。 今定例会中に頂戴いたしました御意見、御要望等につきましては、今後の区政執行に当たり十分尊重し、適切に対処してまいりますので、よろしくお願い申し上げます。 以上、御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(
木村正義) 本日の日程は全部終了いたしました。 これをもって本日の会議を閉じ、平成二十八年第二回渋谷区議会定例会を閉会いたします。
----------------------------------- 閉議・閉会 午後二時九分
-----------------------------------右会議の経過を記載し、その相違ないことを認め署名する。渋谷区
議会議長 木村正義渋谷区議会議員
藤井敬夫渋谷区議会議員 苫 孝二...