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  1. 大田区議会 2017-12-06
    平成29年12月  羽田空港対策特別委員会−12月06日-01号


    取得元: 大田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    平成29年12月  羽田空港対策特別委員会−12月06日-01号平成29年12月  羽田空港対策特別委員会 平成29年12月6日                午前10時00分開会 ○安藤 委員長 ただいまから、羽田空港対策特別委員会を開会いたします。  調査事件を一括して上程いたします。  所管事務報告について、一括して理事者説明をお願いいたします。 ◎鈴木 空港まちづくり課長 私からは、5件のご報告をさせていただきます。  まず初めに、資料番号34番、羽田空港機能強化についてのご報告でございます。  9月の本委員会におきまして、羽田空港機能強化に関する住民説明会開催のご案内をさせていただきました。こちらが、予定どおり11月1日、水曜日、14時から19時に、京急蒲田改札口外コンコース開催されましたので、ご報告させていただきます。  当日の参加者数でございますが、主催者である国土交通省に確認したところ、240名と確認してございます。  なお、表題が、「羽田空港のこれから」の資料でございますが、第4フェーズ説明会展示パネルとして、国土交通省ホームページ等で公表しておりますものを情報提供させていただきました。  詳細につきましては、ページ数もございますので、後ほど、お読み取りいただければと存じます。  続きまして、資料番号35番、羽田空港における航空機事故等に関する情報提供についてのご報告でございます。  昨年、平成28年6月の本委員会におきまして、同年5月27日に、羽田空港で発生いたしました大韓航空機重大インシデントに対して、全国民間空港関係市町村協議会による航空機安全確保についての申し入れを行ったとのご報告をさせていただきました。  本件は、発生時には非常用脱出スライドを使用して、非常脱出を行った事態として、重大インシデントとして認定され、運輸安全委員会において、現在、調査が行われております。  先般、運輸安全委員会より本件に関し、運輸の安全のために有益な情報として、調査途中段階において判明した事実情報を、関係行政機関に提供したとして、ホームページに掲載されました。  こちらが、羽田空港に関する事案でございますので、経過として情報提供させていただくものでございます。  なお、国土交通省は、運輸安全委員会本件情報提供を受けまして、防火区域以外の火災が確認されたことから、本件事案航空機の火災に該当するとして、重大インシデントから航空機事故に格上げをしておりますので、申し添えます。  本件は、引き続き調査中でございますが、経過につきましては、適宜ご報告をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
     続きまして、資料番号36番、羽田空港等見学会開催についてのご報告でございます。昨年度と同様に、国土交通省より、羽田空港周辺にお住まいの方を対象に、航空管制官仕事整備工場での安全対策滑走路見学の機会を設けた見学会開催したいとの申し出がございましたので、情報提供させていただきます。詳細につきましては、後ほど、お読み取りいただければと存じます。  続きまして、資料番号37番、例月の左旋回飛行実績についてのご報告でございます。今年9月の羽田小学校東糀谷小学校測定値でございます。  9月の左旋回は、69件ございましたが、羽田小学校につきましては、最大値が75.5デシベル、最小値が60.5デシベル。東糀谷小学校につきましては、最大値78.5デシベル、最小値61.7デシベルとなっており、80デシベルを超えたものはございませんでした。  続きまして、資料番号38番、例月の東京国際空港におけるゴーアラウンドについてのご報告でございます。資料右上の表、平成29年10月の速報値の欄をご覧ください。A滑走路北向き着陸に伴うゴーアラウンドは、22回ございましたが、そのうち区内上空通過は、7回でございました。  また、B滑走路西向き着陸に伴うゴーアラウンドは、ございませんでした。  左側の表は、今年の1月から10月までのゴーアラウンド理由別割合で、円グラフでもお示ししてございます。  なお、資料の中で、10月27日に「航空機衝突防止装置による回避指示が発生したため」というのがございまして、具体的に状況を確認しましたところ、滑走路に向けて侵入中、衝突防止装置が作動したため、軌道に定められた手順に従い、着陸復行したとのことでございます。  その後、点検いたしましたが、異常がなく、着陸をしてございます。地上でも機器の点検を改めて行いましたが、不具合はなかったとのことでございます。  おめくりいただきまして、2枚目は、10月のゴーアラウンド22回分の内訳でございます。 ◎長谷川 環境対策課長 私からは、資料番号39番、40番の2件についてご報告をさせていただきます。  初めに、資料番号39番、平成29年8月大田航空機騒音固定調査月報についてご報告をさせていただきます。区では、区内3か所において航空機騒音を24時間体制で測定しております。測定場所は、大田市場中富小、新仲七町会会館屋上ということでございます。8月の測定では、全地点での航空機騒音環境基準を達成しておりました。  なお、航空機騒音基準値について、航空機1機ごとの騒音を規制する基準はございませんが、80デシベルを超過した最大値についてご報告をいたします。新仲七町会会館最大値92.1デシベルは、8月24日、15時49分、ゴーアラウンドによるものでございました。  また、大田市場最大値80.9デシベルは、8月10日、23時8分に計測され、原因については、国土交通省に確認いたしましたところ、ゴーアラウンドではなくて、音が流れたためと報告を受けているところでございます。  なお、11月の委員会で原因を確認中とお答えしました大田市場の7月6日、7時26分の騒音、80.6デシベルについても、今、申し上げた理由と同じで、ゴーアラウンドではなく音が流れたと報告を受けているところでございます。  次に、資料番号40番、平成29年8月A滑走路北側離陸左旋回騒音調査結果についてご報告をさせていただきます。A滑走路北側離陸左旋回A滑走路北側に離陸し、その後、左旋回して、大田内陸部上空を飛行するという航空路でございます。  こちらにあります航空機騒音瞬時値最高騒音レベルを掲載してございます。こうした騒音につきましては、照合する基準は、ございませんけれども、目安として80デシベルを超過したものについてご報告をしているところでございます。ご覧いただきましてわかりますように、8月につきましては、80デシベルを超過した航空機は、ございませんでした。 ○安藤 委員長 それでは、委員皆さん、質疑をお願いいたします。一括で質疑を承りたい思います。 ◆福井 委員 資料番号34番の羽田空港機能強化について、この冊子をプリントアウトしてきたのですけれども説明の中で8ページに、様々な方策を検討しましたけれども滑走路の使い方、飛行経路をみなす方策、これしかないですよというのが書いてあるのです。それで、一方で、24時間オープンしていますよというのが強みだと書いてあるのです。  なので、今、考えられることとして、では、どうやって増やすかということ。私たちは、区民の安全のためにも飛行経路を見直す、低空飛行をやるべきではないという意見を持っていますけれども、夜、飛ぶ可能性というのは、24時間オープンしているのだから、夜を飛ばそうという考え方は、この中にはないということでよろしいですか。 ◎鈴木 空港まちづくり課長 現在も深夜・早朝の時間帯の枠というものがございますので、その枠の中で活用ということになりますので、新たな枠ということでは、聞いてございません。 ◆福井 委員 大田区として、区民暮らしを守っていく上で、夜間飛行は、やるべきではないという考え方を持っているということでいいですか。 ◎鈴木 空港まちづくり課長 夜間については、騒音影響等もございまして、離発着も使用できる滑走路等を限定して取扱うということで枠が設けられておりますので、その枠組については、変更がないということで考えてございます。 ◆福井 委員 大田区の仕事として、区民暮らしをしっかり守っていくというのは、大田区の仕事であるということは、間違いないですよね。 ◎鈴木 空港まちづくり課長 そのとおりでございます。 ◆福井 委員 ちょっとこの冊子にも、安全の問題について、ちょっと書き方が、18ページに、羽田空港周辺では、昭和57年、着陸機墜落した事故以降は、墜落事故は発生していませんとか、こう書いてあるのだけれども、次の資料番号35番では、重大インシデントというので報告があるではないですか。幾ら墜落はしなくても、こういった問題が事実あるわけですから、だから、これは、墜落はしていないけれども、こういった重大インシデントが起きているということは、しっかりここで載せて、こういう対応をしますよというのはやるべきではないかなと思っているのですけれども。この重大インシデントについて、しっかりこの安全管理の中でも言っていくべきではないかなと思うのですが、これは、大田区として、全国民間空港機関係市町村協議会の中で、安全確保についても、12回、今年だけでも申し入れをしているわけですよ。ここをしっかりと、墜落事故はなくても、あるのだという事実を載せておくべきではないかなと思っているのですけれども。 ◎鈴木 空港まちづくり課長 今のご質問についてでございますけれども、全民協のほうで申し入れ回数が12回というのが、これは、文書の番号として12番というのが、前回、報告をしたものでございまして、これは、申し入れ回数ではございません。今年度、申し入れをしているものが、7月7日、8月29日、9月26日、10月5日ということで、文書番号は、そういう番号を付番されておりますけれども回数としては、4回ということでございます。 ◆清水 委員 私も、資料番号34番の11月1日に、京急蒲田駅のコンコースでやったときに提示した第4フェーズ羽田空港のこれからというところで質問をしたいのですけれども。今、福井委員のほうからもありましたように、新しい新飛行経路は、羽田空港を大きくするのに、どうしても今までの経路では便数を増やせないから、仕方がないということをずっとご説明しているのですけれども、繰り返しになりますが、私たち、共産党区議団は、羽田空港を現在、非常に混雑している、ここにこれ以上の機能強化は無理だと、やめるべきだという思いでずっといるのですけれども、先ほどのように、なぜ必要なのか、なぜ新飛行経路をつくってまでも便数を増やさなければいけないかということが、国からるる説明があるのですけれども平成29年2月9日付の国土交通大臣に、東京国際空港移転騒音対策連合協議会名で出した文章を見せてもらっていましたら、この新しい案は、どうしても新しい新飛行経路が必要ではないという意味合いのことが書いてありまして、この案は、現行の滑走路運用飛行経路で実現できるものであり、環境基準を満たさない地域は、発生しない。  しかしながら、発着回数が増える分だけ、到着経路のほぼ全てが集中している千葉県内をはじめ、現在の飛行経路、下の地域への騒音影響は、増大することとなり、実現のためには、関係自治体等の理解・協力が不可欠であるという言い方をしているのですけれども機能強化をするにあたって、新飛行経路を見直さなくても、今までのままでも増やすことができる。  しかし、千葉県等の影響が甚大なので、新しい新飛行経路を提示したという理解でよろしいのか、確認したいのですが。 ◎鈴木 空港まちづくり課長 委員読んでおられる資料というのは、何日付の何という。 ◆清水 委員 いただいたのが、平成29年2月9日、国土交通大臣石井啓一様宛、東京国際空港移転騒音対策連合協議会ページ数でいきますと、その中の8ページ。別紙の8ページですね。これは、違うのですか。  調べていただけますか。 ◎鈴木 空港まちづくり課長 清水委員対策経過か何かについている資料ということですか。 ◆清水 委員 はい。別紙、首都圏空港機能強化対策技術検討小委員会中間取りまとめ。 ○安藤 委員長 資料は、ありますか。  (「我々も今見ていないのに、そういう質問というのはどうなんでしょうか」と呼ぶ者あり) ◆清水 委員 では、ちょっと調べていただいて、後で、委員会のほうに報告していただきたいと思います。  とにかく、何回も国土交通省機能強化について説明していますけれども、国民や区民の声を聞くと言いながら、不安について答えると言いながら、結果的には、もうこれでいくのだという態度を変えないわけですよね。区もその国の方向性は、わかっていると思うのですけれども、本当に、もう落下物の問題や、エンジントラブルの問題や、次々と起きている中で不可能ですよね、もうこれ以上。と私は、考えます。これ以上、便数を増やす、それから、住宅地の上を飛ぶというのは、もう不可能だとわかっているにもかかわらず、国は、それを続けると言っている。このことについて、区は、引き続きどう捉えていますか。この間の資料番号35でもありました。  それから、落下物もありました。その中で国が、それでも説明して続けていくということについてどう思っているか、教えてください。 ◎鈴木 空港まちづくり課長 引き続き、内容が重大な事案になりますので、区民皆様への情報提供というところは、しっかりしていただくというところは、今までと全く変わらない、今後も継続して進めてまいりたいと考えております。  あと落下物のことも、この秋にいろいろと事案が出まして、皆様にご心配の声をいただいたところも我々も承知してございますので、そちらにつきましても、しっかりとした総合的な対策を講じていただくというところを区のほうからも要望いたしまして、落下物対策総合対策推進会議が、11月6日に立ち上がったところでございます。そういった対策も含めて、あわせて行っていただくということで、引き続き住民の皆様との対話ということで、丁寧な説明をしていただく中で、国のほうで整理判断される内容と考えてございます。 ◆清水 委員 その対策は、できると考えていますか。 ◎鈴木 空港まちづくり課長 落下防止に係る総合対策というのは、11月6日、オープンハウス説明会の後になりますけれども、国のほうで開催をされております。こちらの目的が、未然防止対策事故の迅速な事案究明対応推進というところと、落下物に係る総合的かつ迅速な対策推進ということで行ってございます。  この中で新たなものとして、我々のほうでも注目しているものが、落下物防止対策基準という、新たに策定するということでやって、取り組むと確認しております。議事録ども確認をさせていただきましたけれども、今まで、こういった基準等を策定しているところがなくて、世界初の取り組みになると聞いてございますので、そちらを有効に活用していただきながら、世界共通安全対策というものにつながっていくことも視野に入れて取り組んでいると議事録などから読み取れますので、今後も注視しながら、経過を見守ってまいりたいと考えております。 ◆清水 委員 経過を見守るとか注視するというのは、もちろん当たり前なのですが、この大事な委員会で、大田区側がその国が進めている安全対策を大丈夫だと思っているかいないかというのは、区民にとって大変重要なことだと思うのですけれども、願っているとか、やってくれるとかという要望ではなくて、この対策基準等が本当に大丈夫か、落下物やこのエンジントラブル等が、もうないようになると考えておられるかどうかについて伺いたいのです。 ◎鈴木 空港まちづくり課長 こちらの対策を通じて、万全を期していただくということをお願いしてまいります。 ◆清水 委員 万全を期してお願いするだけでは、やはりちょっと行政責任者として、まずいと思うのですね。やはりこういったことは、落下物にしても、エンジントラブルにしても、航空会社やそこで働いている人たちは、絶対に起こしてはいけないと思って今までもやってきているはずなのですよ。今回だけではないわけですよね。起こすことなど前提としないでやっているわけなのに起きているのですよね。  だから、その起きているというこの事実がある限り、区民の命と安全を守るには、飛んではならないと。これ以上の機能強化は、やってはならないと、そのように、やはり行政責任者としては、私はすべきだと思っております。  その辺については、私の意見についてどうでしょうか。 ◎白鳥 空港まちづくり本部長 今、清水委員のほうでいろいろなご心配やご不安があるというご意見を今までも、何度もお聞きしながら、我々ももちろん国のほうに本委員会でのご意見不安等に関してもお伝えしてございますけれども航空技術も、あるいは私たちの周りにある例えば、移動手段としての自動車についても、安全というのは何より重要でございますので、事故やそういうものがないものというのは、私どもの共通の願いでございますけれども、絶えず、その中で様々な課題というのが生まれてきているのは、ご承知のとおりでございます。何かあるから全てそれはできないという白か黒の論理ではなくて、いかに安全を確保しながら、私どもの生活を充実させていくのかという中で、様々なものづくりやいろいろな工夫があろうかと思います。  航空技術に関しましても、今回、例えば、特に懸念される落下物に関しても、国の動きというのは、今回、やはり不安に応える形で迅速な動きをしていると思っております。  ただ、では、それが全て解決になるかどうかというのは、我々も注視しながら、必要なことに関しては、私どものほうで懸念や不安を申し入れをしながら進めていただくという中で、私どもとしては、航空機、あるいはその他の科学技術に関してのより進歩というのをぜひそういう意味では、願っている立場でございますので、現実的な中で、私どものほうとしては、対応してまいりたいと考えております。 ◆清水 委員 何度も言いますように、ここの羽田空港のこれからの落下物のところにも、羽田空港はゼロだったと。落下物事故はなかったという報告をされていますけれども、それは、海に落ちてわからなかったと。羽田空港周辺には落下物はないけれども、到着した便に部品がなかったと。そういう事例は出ているわけですよね。だから、どこかに落ちているわけですよね。  だけれども、今回は、この南風時ですけれども都心上空を飛行する、それから、京浜島、大田区内ものづくりの拠点である、その島部の働いている人のいる上を飛んでくるという大変な飛行経路を今、設定しているわけですよね。願いだけではなく、実際に、その不安に応えるには、もう飛んではいけない。これをやるしかないなと思っております。  ずっと平行線になりそうですけれども、この間の日曜日に、民放でこの羽田空港機能強化についてテレビ放映があったということで、大変な話題になっていますが、区の行政責任者の方たち、あのテレビ放映はご覧になったのですか。 ◎鈴木 空港まちづくり課長 この間、幾つかの報道があったことは確認しておりますけれども、どれがというところが示されないと、確認しているかどうかは申し上げられないと思いますが。 ◆清水 委員 ここで民放の番組名を言っていいのかわかりませんけれども、日曜日の昼の「噂の東京マガジン」というところで、非常に貴重な放映がされたということです。  落下物の不安だとかも出されていますし、それから、島部で働いている中小企業の方々も裁判まで起こして、そして、もう二度と飛ばないという約束のもとに裁判が終結したにもかかわらずというところまで報道されたということなのですが、それについてはどうですか。 ◎鈴木 空港まちづくり課長 こちらについては、私も、テレビをご視聴させていただきました。 ◆清水 委員 ご感想をお述べください。 ◎鈴木 空港まちづくり課長 こういったご意見があるということを、こちらのテレビを通じて確認させていただいたところでございます。 ◆清水 委員 大田区にかかわる様々な報道とかそういうのは、もう皆さん、しっかりと聞いていると思います。本当にこれで、羽田空港は安全なのかという声が、さらにまちの中で広がっているということです。  11月1日に、京浜急行の蒲田駅のコンコースでやったところが、240名だったとさらっとご報告がありましたけれども、この240名の数についてと、それから、どんなご意見があったのかということについて、国からしっかりと聞いているのか。240名参加されたというだけでなく、この京急蒲田の第4フェーズ説明会について、もう少し区の見解をお述べください。 ◎鈴木 空港まちづくり課長 今回、1日の開催で5時間ということでございましたけれども、240名の方が参加されたということで、今まで行われてまいりました第1フェーズから第3フェーズ説明会フェーズによって、日数等も差がございますが、1日の人数としては、今まで一番多かったのが、第1フェーズの4日間。465名というところで、1日平均116名ということでございましたので、オープンハウス型ということで、混雑の中でというご心配の声なども一部あったのかと思いますけれども説明会を目的に来る方だけではなく、通りすがりの方でたまたま興味を持たれた方が受け付けを通って、展示パネルを見ていただいて、説明を受けていただいたというところを広く皆さんに理解していただくというところでは、効果があったものと考えております。  あと、国のほうに確認して、まだ概要でございますけれども、主なご意見等ということでいただいた情報は、都心上空を通るので、やはり皆さんもおっしゃっているとおり、落下物や音の影響心配だと。あと対策を十分に行ってほしい。落下物による損害への補償を充実させてほしい。リスクを分析した上で、飛行経路の実施の可否を判断すべき。ハミングバードを早期に廃止してほしい。騒音対策をしっかり行ってほしい。オープンハウス以外にも、丁寧な情報提供を希望するというご意見が出たということを国のほうから情報提供をいただいております。  あと担当者数としては、21名の方が、今回、対応してくれたということで、専門的なことも回答ができるように、安全部ですとか、交通管制部の職人も配置したということを確認してございます。 ◆清水 委員 オープンハウス型の説明会を何度もやっていますけれども、そこで必ず言われるのは、理解してもらうためにやるのだというのですけれども、不安が解消されないという声があったときに、先ほどから何度も言っていますけれども説明というのは、やるための説明ではなくて、不安が強かったり、危険が強かったら、国民の声を聞けば、やらないという選択もあると思うのですけれども、国は、一切そういう選択はないのですよね。もう一度、確認しますけれども、何のために説明会をやっているのか。 ◎鈴木 空港まちづくり課長 皆さんのご意見を参考に、今後の対策をどう講じていくのかというところで、いろいろと説明をした上で、ご意見を頂戴しているということだと考えておりますので、そういったことも踏まえた整理をされるものと認識してございます。 ◆清水 委員 ということは、見直し、中止をすることも踏まえて、国は、説明会をやっているということでよろしいですね。 ◎鈴木 空港まちづくり課長 様々なご意見を受けとめていただけるものと考えてございます。 ◆清水 委員 みんな、不安の声に応えられない、先ほど、何度も言っていますけれども安全対策をするといっても、落下物や飛行機のトラブルは起き続けている。その中では、すべきではないという声が大きいという中で、中止も範ちゅうに入れてやってもらうように、区のほうからも言ってもらいたいと要望します。  それから、先ほどの資料の34番、機能強化についての26ページに、「今後の取り組みについて」というところの方策4に、「騒音影響の大きい南風時のB滑走路の『出発』便数削減」と書いてあるのですけれども、当初、予定よりもB滑走路からの離陸は、削減されていますが、ここに「今後の取り組み」と書いてあるということは、さらに、B滑走路から出発をする、この間のJALのエンジントラブルのときは離陸ですから、たくさんの燃料を積んでいるので、その燃料を捨てて、もう一度、羽田空港着陸しているわけですけれども、離陸のときのリスクというのは、すごく大きいと思うのですが。  それで、B滑走路から羽田地域をかすめて、川崎コンビナートに行くという、この上空を飛ぶという南風時B滑走路の出発便というのは、大問題だと思っているのですが、国は、これを便数削減と「今後の取り組み」に書いてあるのですけれども、これは、どのように区に説明がありますか。 ◎白鳥 空港まちづくり本部長 ここでは、「必要となる施設の設備や環境影響等に配慮した方策の具体化」ということで、今までに具体化した方策を書いてございますので、当初B滑走路からの出発便に関しましては、15時から19時の4時間、時間当たり24便というのが、実質3時間で、時間当たり20便という形で削減したということを具体的な方策として、ここに書いていると聞いてございます。 ◆清水 委員 ということは、もう今までやったということで、今後、B滑走路からの離陸については、今のままでいくということなのですか。私は、もうこのB滑走路からの国際便の離陸はやめてもらえないと、理解は得られないと思います。  先ほど言った、日曜日の民放での放映でも、このB滑走路の離陸について、なかなか取り上げてくれない中で、B滑走路の大問題の離陸についてもかなり放映されて、都心上空から着陸するA・C滑走路着陸については、かなり多くの方が認識しているのですけれども、B滑走路からの離陸についての認識が深まったと考えております。それによって、え、そんな新しい飛行経路もあるのと驚いている方も大勢いたのですが、区として、このB滑走路からの離陸、大田区にもしものときに、かなり影響のあるおそれのある、みんな影響があるのですけれども、このB滑走路の離陸について、今後、国に何か求めていただけないかと思うのですが、いかがですか。 ◎鈴木 空港まちづくり課長 既に、委員会のほうでも、ご報告をさせていただいておりますが、5月10日付で、国土交通大臣宛で機能強化に関する要望を出してございます。その中で、羽田空港機能強化騒音影響の軽減ということで、B滑走路の利用については、長距離国際線を離陸させないなど、地域への騒音影響を軽減するための対応を図られるよう、申し入れを要望してございますので、こちらを重ねて求めてまいりたいと考えてございます。 ◆清水 委員 川崎のコンビナートの上にボルト一つでも落下したら、大変な大事故になるわけですし、たしか原子炉の研究施設も川崎のそこにはありますし、何年か前に、そこで火災が発生したとき、川向こう、いわゆる花王の工場の隣で火災が起きたときも、ものすごい煙で、風向きによっては、もう羽田空港が運用不可能になるような、そんな火災がありましたけれども、川崎のコンビナートの上を国際便でたくさんの燃料を積んだ国際便の飛行機が離陸していくということについて不安が広がっております。羽田周辺の影響騒音は、大きいと思います。小学校もありますし、特養ホーム等もたくさん羽田の周辺にはありますから、私は、もうこれについても、何としても大田区は、声を上げていただきたいことを引き続き要望いたします。  それから、29ページに、2018年からの今後について、国は、引き続き情報提供としか書いていないのですけれども、先ほどのように、安全対策等国民の理解が得られない場合は、機能強化羽田空港の新飛行経路案を含む機能強化は、中止、廃止、見直しも考えられるということもあると思うのですが、今後の計画は、もうこのように2020年に実現して、2020年のその後については、何も書いていないのですが、2019年までの間に、国は、これからどのようにしていくのかということと、2020年から先について、大田区は、第5滑走路も含めて、どのように国から聞いているのか、お願いします。 ◎鈴木 空港まちづくり課長 今までにも、委員会のほうで何度も申し上げてございますが、飛行ルートの変更につきましては、国としての航空政策を踏まえながら、なおかつ、技術的な側面、安全面なども勘案しながら、国の責任において判断していくものでございますので、区としては、考え方ということでは、今までも表明してございません。安全対策騒音対策をしっかりやっていただくというところを、区民皆様の負担軽減というところで、しっかり取り組んでいきたいと考えております。  それから、第5滑走路等のお話がございましたけれども、我々のほうでは、国の関係者のほうともいろいろと打ち合わせ等はさせていただいておりますが、そのような情報提供は、一切受けてございません。 ◎白鳥 空港まちづくり本部長 2020年以降につきましては、今回の提案にあたって、国のほうで技術的な検討という中で、20年以降は、まだ、確定ではないけれども、今後、滑走路の増設も含めてどうするかというのを環境問題等もあるので、検討していくと表明しているので、それに関しては、今、結論はありませんので、20年代以降の航空需要の中で、国においていろいろな課題が、今あるということは、これまで本委員会でご説明しているとおりでございます。 ◆清水 委員 先ほど、福井委員からもお話がありましたように、例えば、羽田空港沖合移転した後に、大田区の上空を飛ばないという約束だったと思いますが、蒲田ルートの飛行経路も増えていますし、ハミングバードと呼ばれている左旋回も一向に減りませんし、国の言っていることがなかなか信用できないというのが、大田区民の思いなのです。  それで、その中で、今後どうしていくかは、まだ不透明だと言いますが、機能強化を進めていけば、どんどん便数にしても、飛び方にしても、広げていく可能性があるから、みんな心配しているのですよね。  性善説的に、国はしっかりやってくれるであろうというのは、今までの経過では、全く区民は裏切られていますから、その思いのもとに、今、意見を述べさせていただいているのです。そこのところをよろしくお願いします。 ◆福井 委員 資料提供をちょっとお願いしたいのですが、この13ページに、より静かな航空機の使用と書いてあるのですね。  それで、小さな中型、小型機が全体の7割以上占めていますよと。羽田空港は、今年の4月から国際線の着陸料を低騒音機を導入させるために、見直しをしてやっていますよと書いてあるので、このやった結果、どうなったかというのをデータがないと思うので、お願いしたいのです。これをやった結果、どうなったかというのを知りたいので、後日で結構なので。 ◎鈴木 空港まちづくり課長 今のご質問でございますけれども、こちらは、この着陸料の計算方式を取り組めば、すぐに飛行機が買いかえられるということではなくて、飛行機の買いかえに際して、より低騒音機を入れていただくことによりということで、今ある飛行機をそのまま新しいものに買いかえることができる飛行機会社はいいとは思うのですが、切りかえのタイミングで低騒音のものに切りかえていくということになってくると思うので、短期的にすぐに成果が出るということよりは、中期的、長期的な整理として、国のほうでこういった制度として設けたものと考えていますので、今、どう変わったかというところを、4月からということで、確認はしてみたいとは思いますけれども、そう大きく機数として出ているかどうかわかりませんけれども、確認はしてみたいと思います。 ◆福井 委員 16ページに、防音工事について、住宅への影響について、新たなる施策がないのですね。低減に努めましたと書いてあるだけなので、教育施設等の防音工事の助成制度については基準は見直す。それで、対象の拡大として、小規模保育施設など、新たに対処しますよと書いてあるのですけれども、住宅については、この防音工事、防音工作は充実している、拡充しているという面はあるのでしょうか。 ◎鈴木 空港まちづくり課長 ちょっとこちらの資料を見ていただくと、音の影響の範囲というのが図のほうに示してあって、そちらのほうに線がひいてあるところが、騒音影響がある範囲ということで示されているところです。そこの中に、住宅があるかないかということだと思いますが、周辺には住宅も当然ございますので、この線の中に入っていなかったとしても、皆さんに負担がかからないように、騒音影響の低減に努めるということをお示しいただいている資料なのかなとは思います。 ◎白鳥 空港まちづくり本部長 今回の国の機能強化の提案によれば、住宅防音工事の対象区域というのは生じないというのが、今回の提案でございますので。  ただし、国においては、そうは言っても、教育関係の子どもや福祉施設に関しての影響に関しては、弾力的な形で、きちんと防音対策を進める形で、安心感をつくろうということで、教育施設等の防音工事が付加されているというのが、今回の提案の現状でございます。 ◆湯本 委員 今回、この説明会が行われていたわけですが、空港機能の拡充に対して、今まで出てきた意見というのは、マイナス方向に対する懸念の意見が多かったように思われますが、拡充をすることに期待をするといったリアクションや声というものは、何か届いていないのでしょうか。 ◎鈴木 空港まちづくり課長 私も、当日、区内で行われますので、現場は、見させていただいていたところではあるのですが、そういったお話も少し聞こえてきたところはありますけれども、どれぐらいの数があったとか、どんなところがというのは、個別でばらばらで説明がされている会場でございますので、ちょっと確認はできてございません。  それで、国のほうからいただいている内容も、ご意見として皆さんからいただいたものということで集約したものということなので、ちょっとその辺も確認してみないとわからないです。 ◎白鳥 空港まちづくり本部長 課長同様に、私も現場に行っておりましたので、ちょうど京急蒲田駅のコンコースのところですので、重たいスーツケースを持って海外から航空便で来ている方もおりましたので、その方は、もっといろいろな都市につなげてもらいたいと。羽田から行けるところが、まだ、限られているので、そういう形でもっと利便性が高くなればいいということは、率直におっしゃっているのは聞いてございます。 ◆湯本 委員 当然、落下物事故なんかを見ると、不安が非常に膨らむという区民感情というのは理解ができる一方で、その空港機能が拡充することによって都市機能が上がって、そのことが、大田区の可能性をさらに引き上げてくれるだとか、または、東京都の都市機能を引き上げることにつながっていく。そこに期待をしたいという声も、私の周りでは、少なからず、私も聞いている話なのですね。  なかなかそういうところには、焦点があたらなくて、マイナス方向ばかりに焦点があたってしまう。当然、安全に対する懸念を払拭するということが、大前提であるということについては、私も、全く同じ思いではあるのですが、やはり、偏った視点ではいけないなと思いますので、この空港が新ルートを運用することによって、より羽田の機能が拡充され、我々の生活や地域、または都市機能の向上に対して、こういうことを期待するよという声が寄せられているのであれば、そういう声もしっかりとまた我々にご報告をしていただきたいなと。  また、我々だけではなくて、区民皆さんにもアナウンスをしていただきたいなと思いますので、ご意見が何かあれば、ご意見を述べていただければと思いますし、なければ、これは要望でお願いいたします。 ◎鈴木 空港まちづくり課長 所管の国土交通省のほうにも、そういった情報についても、提供いただくように確認いたします。
    ◆田島 委員 今回のこの説明会で、過去に、その報道とか、また、陳情にも挙がっておりました並行進入ですね。RNAVとかの言葉も出てきましたけれども、そういった関係の説明というのは、その当日、会場でどのようになされていたのかというのは、区として何か確認されていますでしょうか。 ◎鈴木 空港まちづくり課長 パネルが複数枚、こちらがパネル全てのものになりますので、いろいろな場所で説明がされておりまして、今回は、今までの資料と変わってきているのが、15ページがRNAV、ご質問いただきました、そちらに関係するパネルということで、ILS進入とRNAV進入ということで新しい方式を導入するということでパネルが展示されておりまして、そちらのほうで、専門的な知識を持たれた方も対応できる形で説明会の対応をしていただいたというのは聞いておりますけれども、ちょっと具体的にどのような説明がされていたかというところは、現場で確認はできてございません。 ◆田島 委員 より専門的な方も今回は、説明会のほうに来られていたということなので、より説明が、専門的にしっかりと的確になされるのかなと思いますので、その辺は、きちんとその不安を払拭するというところでは、国の姿勢というか、その説明というのも、しっかり把握をしていただいて、そういうことをやっているということを、また、そちらのほうもご報告をいただければと思います。 ◎白鳥 空港まちづくり本部長 田島委員が今おっしゃっているように、私も聞いていまして、管制の専門家が直接、RNAVの仕組みに関してご説明をしていましたし、そのことによって、この間、本委員会でも言われていた飛行経路というのが、左右5キロにわたってどこに飛ぶかわからないというご不安とかも出たこともありましたけれども、そのようなことがなくて、非常にそれに関しては、いろいろな人工衛星を利用する進入方式なので、極めて線というのが幅が狭いのだと。約150メートルという幅でいくというあたりも、きちんと説明しましたので、いろいろご質問されている方が、私の見ている限りでいうと、何か全然信用できないということではなくて、納得されている方を何人かは見かけました。 ◆清水 委員 私も、このRNAV進入についての説明の図を見まして、たしかこの陳情なんかが出たときには、現在も羽田空港が同時着陸しているのだからというご意見もあったのですけれども、これを見ますと、環境影響に配慮し、着陸を開始する高度を引き上げるため、南風好天時の新到着経路について、「RNAV方式」を活用し、導入しますと書いてあるのですけれども、このやり方は、だから、今もやっているのですか。 ○安藤 委員長 答えは、いかがでしょうか。 ◎白鳥 空港まちづくり本部長 羽田空港においては、同時の着陸・進入方式等は、この間もとっているということで、RNAVに関しては、いろいろな航法上で活用されております。進入の最後の着陸のときどうなのかというのは、そこは、確認をさせていただきたいと思っております。 ◆清水 委員 いろいろな心配があって、今、説明オープンハウスで専門的な話も説明されて、理解されている方のほうが多かったのではないかという話がありましたけれども、ちょっと私はこれを見て、前回の陳情のときのこの委員会での討論のことを思い出して、やはりこのRNAV進入の同時着陸2本並行して進入する方式というのが、今回、初めてなのかなと思いました。 ○安藤 委員長 ほかに、よろしいですか。 ◆清水 委員 ほかに、これ以外、一緒でいいのですか。 ○安藤 委員長 どうぞ。一括でやってください。 ◆清水 委員 ありがとうございます。環境清掃部のほうの資料番号39番で、平成29年8月大田航空機騒音固定調査月報で、新仲七町会会館が、8月24日、15時49分ですか、92.1デシベルだったと。Ldenで24時間で平均すれば、基準内だということですけれども、この92.1デシベルというのは、ちょっと私、今まであまりこの値はなかったなと思うのですが。この92.1というのは、たしか電車の下の騒音とか、いろいろな92.1デシベルというのは、どのくらいの騒音なのかというのが、いろいろなことで説明できると思うのですが、ちょっと環境清掃部から92.1というのは、どのくらい、どういった音なのか教えてください。 ◎長谷川 環境対策課長 92.1という、そこの指標での例というのはないですが、一般的に言われているのは、90デシベルで、大声、もしくは、犬の鳴き声。100デシベルで今、委員がおっしゃったように、電車が通るガード下の音と。  したがって、92.1は、その間ということになるかと思います。 ◆清水 委員 機数で1機、1機の騒音基準ではないというのですけれども、すぐ近くに羽田小学校もありますし、高齢者施設もありますし、一瞬でもやはりそれだけの音の飛行機が通過していくと思うと、えっと思いますし、ある方は、赤ちゃん等が、たまに来たお孫さんが、飛行機の音でびっくりするという話をされている方もいらっしゃいましたけれども、やはりこういう音が時々でもあるというのは、すごく環境に影響するなと思っております。  そういうのは、何としても、ゴーアラウンドについても、危険回避ではありますけれども便数が増えれば増えるほど、そういったものも増えるのではないかと心配しています。  それともう一つは、大田市場で8月10日にあった、80デシベル以上や7月6日の80デシベルを超えたのが、ゴーアラウンドではなくて、「音が流れた」という表現を先ほど、課長がされましたが、この音が流れたという表現は、この委員会で初めて聞いたのですけれども、どういう意味で捉えていますか。 ◎長谷川 環境対策課長 詳細な説明はないのですけれども、私どもとしては、大気、風、そういった気象状況、こういったものによって音が伝わるということだと想定をしております。 ◆清水 委員 大田区内など、羽田空港周辺の例えば、大森南、今、大四小学校が改築中ですので、騒音の測定をされていなくて、中富小学校になったりしていますけれども羽田空港周辺ですと、上空に飛んでいなくても、エンジンの調整のための音だとか、そのときの風の向きによって羽田空港から流れてくる音は、絶えずあるのですね  ですから、こういった音が流れるということも、上空を飛行機が通過していなくても、音が流れてきているという状況が、羽田空港周辺の大森南や東糀谷地域で絶えずあるのですが、そのことについては、認識していただけているでしょうか。 ◎長谷川 環境対策課長 まさしく音が流れると。一方では、航空機関係だけではなくて、通常この場では、暗騒音と申し上げておりますけれども、車の音とか、そういったものも含めて音が流れるという現象があって、そういう意味では、なかなか日常生活では厳しい部分の音が聞こえるというケースもあるということは、承知しております。 ◆清水 委員 測定局を増やしてほしいという要望が、絶えずあります。  ですから、そういうことも含めて、この三つの地点、それから、ゴーアラウンドのときの地点以外にも、環境の改善のために、騒音測定局を増やしていただくことも考えていただくよう要望します。 ◆伊藤 委員 ゴーアラウンドのことで、上から8番目の理由に「ラフエアーのため」とあるのだけれども、ラフエアーとは、何。 ◎鈴木 空港まちづくり課長 ラフエアーということで、悪気流というのでしょうか、気流が悪かったということだと思っております。 ◆伊藤 委員 ウインドシアーもそうでしょう。純粋に聞いているのだよ。本当の質問なのだよ。別に意図はないのだよ。他意はない。  後でわかったら教えに来て。私が知りたいだけみたいだから、私のところに来てくれればいい。 ○安藤 委員長 よろしいのでしょうか。 ◆伊藤 委員 いいです。 ○安藤 委員長 はい、わかりました。では、そういうことで。 ◆三沢 委員 同じゴーアラウンドのところなのですけれども、バードストライク、これはいつも出てくるのですけれども羽田空港は、バードパトロールとかももちろんされていますけれども、ほかの大きな国内空港、例えば、成田とか、関空とか、千歳とか、那覇とか、そういうところと比べても、例えば、10万回の離発着当たりのバードストライクの件数率というのは、ちょっと高目に出ているかなと思っているのですけれども、そこら辺に関して、この相関関係を、どのように大田区は考えていますでしょうか。 ◎白鳥 空港まちづくり本部長 バードストライクにつきましては、それぞれの空港において、どれだけ件数があるのかというのは、ずっと経年で国のほうも分析してございますので、1万回当たりというと、羽田空港は、4.06回と今、出てございます。  それに対して、例えば、新潟空港などを見ますと、12.69回という形でありますね。それで、大きい空港でいうと、新千歳というのが、3回ちょっとなので、羽田よりちょっと少ないという形になりますし、それから、成田で言うと、2.28回ですので、羽田よりちょっと小さいと。ですから、羽田が特有の海の中に出ているというのが、騒音対策上は、陸上のところよりもいいところはあるのですけれども、そういう意味では、海鳥とか、水関係の鳥が集まりやすいというのはありますので、どうしても対策に関して重要性を帯びてくるだろうと考えてございます。  あと、すみません、先ほど、伊藤委員から質問のあった、ウインドシアーというのは、風向きや風速が局地的に急変するという、風の断層というのがあるときに、ウインドシアーという言い方を航空のほうではしているようでございます。 ◆三沢 委員 それで、野鳥公園との相関関係はないという、大田区としては見解でしょうか。バードストライクですけれども。 ◎白鳥 空港まちづくり本部長 野鳥公園というよりも、本当に羽田空港の空港内、空港周辺に生息する鳥というのが、離陸時にエンジンに巻き込まれるということがあると、アメリカであったようなカナダガンを吸い込んで、ハドソン川に不時着せざるを得なかったという事例が、過去にもございますので、そちらも空港内と離陸時の状況に一番懸念をしていると聞いてございます。 ◆三沢 委員 例えば、羽田空港は、四つの滑走路がありますけれども、やはりA滑走路というのが、ちょうど野鳥公園上空を飛んでいるわけですね。大体着陸のほうが多くて、離陸するのは少ない、ハミングバードは数的には少ないと思うのですけれども、そこの要は、A、B、C、Dで、例えば、Aが比較的多い、Dは、比較的少ないとか、何かそんな情報とかは、あったりするのでしょうか。 ◎鈴木 空港まちづくり課長 今、国のほうでも、鳥衝突防止の対策検討会というのをやってございまして、ホームページ等でも、その結果を公表した中、東京国際空港の取り組みというのを、資料で確認しておりまして、滑走路別の衝突件数というところで見ますと、一番多いのは、D滑走路(05)の離陸が、回数が、多少の差ですけれども、一番多くなっております。  2016年の1月から9月ということで、34件ぐらいあるのですけれども、次が、A滑走路(34L)ですね、着陸。そちらが、それについで約29件ということで、少し少ない件数になりますが、その二つですね。  あと、C(34R)、離陸・着陸というところで、そちらが、3番目ぐらいの数字になってございます。 ◆三沢 委員 やはりそういう事故を極力減らすという意味では、このバードストライクというのも、過去の件数の推移とかを見ても、決して減ってはいない。もちろんバードパトロール導入後は、減ってはいると思うのですけれども、その後、割と同じような数字でここ数年間、推移しているのかなと思っていまして、少しそこら辺をどうなのかなということで、聞かせていただきました。ちょっと今ある情報とかを可能な範囲内で、また別途教えていただければと思います。要望です。よろしくお願いします。 ◆清水 委員 現在、ちょっと羽田空港内の交通状況なのですが、羽田空港から大森行きのバスだとか、大森から羽田空港行きのバスとかが、非常に遅延が多くて、蒲田駅東口の0番バス停も大変混雑しているのですけれども、第1ゾーンの工事とかが影響しているのか、第2ゾーンの工事が影響しているのか、ちょっとわかりませんけれども、空港内の今の交通渋滞について、何か聞いていますか。 ◎立花 空港まちづくり本部副参事〔工事調整担当〕 今、ご質問のありました、空港内の渋滞につきましては、第1ゾーンというよりは、今、第2ゾーンのほうで、国土交通省で進めておられます、環状8号線の切りかえ工事、第2ゾーンのところがへの字になっておったのを、今、真っすぐ直す工事をされております。  その関係で、もともとあった斜線が、片側1車線にまでちょっと減らされておりますので、上下線、それによって渋滞が発生していると想定されます。 ◆清水 委員 そういった情報は、例えば、バス停のところだとか、運転手が絶えず説明して、渋滞しています、渋滞していますと言っているのですけれども、ちょっと例えば、遠くから羽田空港にシャトルバスで行く方とか、時間調整が大変ではないかと思うのですが、その辺は、大丈夫なのでしょうか。説明とか、あったほうがいいのではないでしょうか。 ◎中村 空港基盤担当課長 そちらのほうは、工事の関係については、国のほうにはなりますが、ホームページ等でアップされているというところでありまして、あと、プラスして、空港ビル等も調整しながらやっているというところでございます。 ◆清水 委員 わかりました。ちょっと大田区に来て、羽田空港を利用する方が、マイナスイメージにならないようにしてもらいたいなと思っております。  それから、もう1点、第1ゾーンの国有地を購入する件ですけれども、前回、前々回ですか、大田区が買うことができるようになったと。それで、価格については時価と。それで、どのくらいになるかは、まだわからないというご報告がありましたけれども、状況は、まだ変わらないですか。 ◎山浦 事業調整担当課長 はい。現在、国のほうで準備を進めていると聞いてございます。 ◆清水 委員 国のほうで準備を進めているのはわかっているのですけれども、いつになって、区民、例えば、来年度予算とか決定する時期なのですけれども、国が幾らですよと言ってくるまで待っているのですか。区はどういう立場で、今後、進めていくのですか。 ◎山浦 事業調整担当課長 国のほうで鑑定作業を進めております。判断としては、国の情報のほうになってきますので、適切に判断していきたいと考えております。 ◆清水 委員 時期は、全くわからないですか。 ◎山浦 事業調整担当課長 こちらで伺っているのは、今年度作業という形では、伺っております。 ◆清水 委員 とすると、来年度の予算の中に、第1ゾーンの購入については入ってくると考えてよろしいということですね。 ◎山浦 事業調整担当課長 現在、その予定で進めております。 ○安藤 委員長 ほかに。よろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○安藤 委員長 それでは、以上で質疑を終結し、調査事件を一括して継続といたします。  なお、本定例会最終日に、議長宛て、継続調査要求書を提出することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○安藤 委員長 では、そのようにさせていただきます。  次に、審査事件を一括して上程いたします。  継続分の陳情について、理事者から何か動きはありますか。 ◎鈴木 空港まちづくり課長 状況に変化はございません。 ○安藤 委員長 それでは、委員皆様から何かありますか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○安藤 委員長 審査事件を一括して継続といたします。  なお、本定例会最終日に、議長宛て、継続審査要求書を提出することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○安藤 委員長 それでは、そのようにさせていただきます。  最後に、次回の委員会ですが、1月16日、火曜日、午前10時から開会ということでよろしいですか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○安藤 委員長 それでは、そのようにさせていただきます。  以上で、羽田空港対策特別委員会を閉会いたします。                午前11時05分閉会...