大田区議会 2017-10-17
平成29年10月 地域産業委員会−10月17日-01号
設置目的につきましては、2、設置目的の表にお示ししているとおりでございます。
裏面をご覧ください。3、
モニタリングの実施方法でございますが、
指定管理者による
自己評価と各施設の所管課である
文化振興課、もしくは、
スポーツ推進課による
履行状況確認及び評価のほか、大田区
公認会計士監査団による財務審査を実施いたしました。
大田区
文化振興協会は、今年度、5年の
指定期間の3年目でございますので、東京都
社会保険労務士会による
労働条件審査をあわせて実施いたしました。
4、結果でございますが、
文化振興課が所管しております文化施設で、
総合的モニタリングを行いましたのは、
区営アロマ地下駐車場を管理しております、タイムズ24株式会社・
タイムズサービス株式会社グループです。その結果でございますが、
履行状況確認、財務審査、
利用者アンケート調査等、それぞれおおむね良好と認められたところでございます。
区営アロマ地下駐車場の標準様式3、3ページ目をご覧ください。
タイムズ社につきましては、運営面で2項目、もう少し努力が必要とし、環境・省エネに配慮した取り組み、
施設周辺地域の利用状況を踏まえた駐車場の活用を一層検討するよう、指導いたしました。
裏面の4ページ目をご覧ください。中ほどの
施設管理面でございますが、省エネの取り組みは適切に実施されているか、備品台帳に基づき適切に整理整頓されているかの点につきまして、電気の消し忘れ等がございましたので、建物や設備の省エネへの取り組みと備品管理に一部不備がございましたので、もう少し努力が必要と評価をいたしました。省エネに対する指摘や備品管理の不備に対して指摘するとともに、スタッフにも教育するよう、指導いたしました。
続きまして、
公益財団法人大田区
文化振興協会が管理している施設でございますが、こちらは、通常年度の評価を行っております。施設ごとの評価でございますが、
履行状況確認、財務審査、
労働条件審査ともそれぞれおおむね良好と認められたところでございます。
一方、
区民ホールアプリコを除く4施設について、さらなる施設の稼働率の向上、もしくは、
来館者数増に向けた取り組みについて、もう少し努力が必要と評価をいたしました。今後は、
利用者ニーズを捉え、稼働率の低い夜間帯を中心に利用促進など、施設活用について積極的に検討するよう、指導したところでございます。
◎鈴木
スポーツ推進課長 私からは、引き続き
資料番号24番に基づきまして、
スポーツ施設における
モニタリング調査結果のご報告をさせていただきます。
1の
対象施設のうち、上から七つ目から順に、
大森スポーツセンター、大田区
総合体育館、
大田スタジアムの3施設となります。
指定管理者、
指定期間、
評価実施日は、記載のとおりでございます。
2の各施設の設置目的は裏面にいっていただきまして、3の
モニタリング実施方法につきましても、記載のとおりでございます。
4の結果でございますが、この結果のうち、
スポーツ施設につきましては、
総合評価の
大森スポーツセンター、
大田スタジアムの2施設、それから、通常評価の大田区
総合体育館、いずれの施設も問題がない結果となってございます。
結果の概要でございます。別紙につけさせていただきました結果をご覧ください。
まず、
大森スポーツセンターでございます。
利用者アンケート調査によりますと、40歳代以上の会社員や主婦の利用が多く、利用頻度が週に1日の利用が最も高くなっておりまして、個人やサークルの定期的な「するスポーツ」の場となっていることがわかります。ただし、利用が初めてと回答した方が、ゼロとなっているところから、利用者の固定化が読み取れるところでございます。
また、3ページ目の
事業実績評価にありますとおり、
ミーティングルーム及び小ホールの有効活用が課題と言えます。
指定管理者では、主催事業などを展開しておりますけれども、活用のさらなる工夫の余地があるものと評価しております。
以上のことから、評価は、Bとしております。
次に、大田区
総合体育館でございます。こちらにつきましては、自主事業への積極的な取り組みなどを通じまして、施設の積極的な利用に寄与していることから、施設の設置目的に照らして
指定管理者制度による運営が有効に機能していると評価してございます。
ただし、
総合体育館につきましては、3,000人規模の観客席を有してございまして、各種大会も開催されてございます。その機会をしっかり捉えまして、区と
指定管理者の連携のもと観光や産業施策など、他分野への波及の仕組みをつくることが肝要であると考えてございます。
最後に、
大田スタジアムでございます。こちらは、野球場の利用が非常に高くなってございますが、
アンケート調査の結果によりますと、先ほどの
大森スポーツセンターと同様に、初めての方の利用が少なく、利用者の固定化が読み取れます。大会議室、小会議室での
利用率向上を含めて、
スタジアム全体として、野球以外での活用促進などのさらなる検討が、設置目的からも必要であるとの判断から、評価をBとしてございます。
◎上田
文化振興課長 私からは、引き続きまして、
資料番号25番についてご説明をいたします。
資料番号25番をご覧ください。
川端龍子没後50年特別展の開催についてでございます。
公益財団法人大田区
文化振興協会では、日本画家、川端龍子の没後50年が経過したことに伴い、特別展を開催いたします。
日時は、来月、11月3日、金曜日、文化の日から12月3日までの約1か月間です。月曜日は、休館となります。
主な展示内容でございますが、お配りいたしました
パンフレットをご覧ください。中開きの上段にございます、40代の時の大画面の作品である、昭和7年制作の「新樹の曲」や中段の昭和6年制作の「南飛図」などの作品のほか、70代の時の作品を日本画壇の巨匠、横山大観、川合玉堂の作品とともに展示をいたします。作品数といたしましては、約60点でございます。
続きまして、今回、龍子の旧宅内の持仏堂に飾られておりました、俵屋宗達が制作したと伝わっております、「
桜芥子図襖」でございますが、東京都芸術大学などとの
共同プロジェクトにより、高精細に複製した作品を展示いたします。作品は、
パンフレットの裏面に掲載をしております。
入館料でございますが、大人500円、小・中学生250円となります。6歳未満の未就学児及び65歳以上の方は、無料でご覧いただきます。
今回の特別展では、龍子の代表作である「臥龍」の画像を用いた、縦3.1メートル、横4.4メートルの巨大なフラッグを制作いたしました。この
巨大フラッグ広告を開始日の11月3日からJR蒲田駅改札口上に掲出し、龍子の「臥龍」を披露いたします。
「臥龍」の作品も
パンフレットの裏面に掲載しております。「臥龍」の裏面は、
パンフレットの中段にございます「狩人の幻想」の絵と両面の仕様となっております。
最後に、
特別展講演会「日本画の常識を突破する−川端龍子の「会場芸術」」の開催のご案内です。
パンフレットの裏面左上をご覧ください。11月25日、土曜日、14時から16時までの2時間、
新井宿特別出張所、3階会議室で開催いたします。
講師は、
明治学院大学教授の山下裕二氏です。山下氏は、
龍子記念館に20年以上にわたり通い続けてくださっており、今回、龍子の作品の魅力と特別展の見所についてご講演いただくことになっております。
◎町田 観光・
国際都市部副参事〔文化計画・施設担当〕 私からは、
資料番号26番に基づきまして、(仮称)
勝海舟記念館の補助金についてご説明をさせていただきます。
まず、補助金についての経過でございますが、1番、(仮称)
勝海舟記念館の経過というところで、平成27年の3月に、(仮称)
勝海舟記念館の
整備事業基本計画というのを策定いたしました。翌年には、
保存活用計画というのを策定し、その後、建物の基本設計、実施設計、そして、内部の展示の実施設計までを終えているという状況でございます。
次に、補助金についてでございますが、(仮称)
勝海舟記念館事業の
国庫補助金について、こちらは
文化庁所管の
文化財建造物等を活用した
地域活性化事業補助金の活用というのを目指しておりました。1枚おめくりいただきますと、その補助金の概要が書いてございます。
お戻りいただきまして、その
補助対象の部分でございますけれども、記念館の
建設費相当ということで、国費で2億5,600万円、都費で1億2,800万円、計3億8,400万円を上限として、想定をしてございました。
引き続きまして、3の
国庫補助金への
取り組み経過でございますが、28年度中は、29年度の
文化財関係国庫補助事業計画提出というのを1次、2次という照会を受けまして、29年の2月、本年の2月でございますが、国のほうから、当初予算については不採択という内定をいただきました。
その際に、当初予算が難しいということでございましたが、
補正予算枠に
エントリーをするということで、こちらも、東京都、国と話をしまして、29年度の補正枠ということで2月に
エントリーをし、3月の
常任委員会のほうで、4,000点の資料の整理、調査研究、補助金の活用、
補正予算枠の申請ということを理由に、開館時期の見直しの報告をさせていただいたという経過でございます。
なぜ、補正枠なのかというところでございますけれども、当初予算については、文化財の価値というところを優先して配分をされる傾向が強いのでございますが、秋の臨時国会が開かれたときの補正というのは、経済対策として組まれることが多いため、単に文化財の保護という観点だけでなくて、地域振興ですとか、観光の側面というものが強い、そういう施策に対して評価が高くなって配分されるということが多いということで、補正枠へ
エントリーという形になりました。
そして、次、(2)の今年度の経過でございますけれども、私、4月に現職に着任いたしまして、文化庁のほうに訪問をいたしました。
その際に、補正枠をとるということの可能性の高さがどのくらいなのかということを文化庁と話しまして、文化庁のほうも、大田区の記念館の性格、日本初ということの注目度ですとか、お客さんを呼べるだろうというにぎわい、地域振興という点で評価ができるというお話をいただいておりました。
28年の8月ぐらいまで、継続的に都と情報交換をしながら、補正の時期等を見計らっていたわけでございますが、9月になりまして、臨時国会の召集というニュースが流れました。その後に、冒頭解散というお話があって、もう一度、9月22日に文化庁を訪問し、この秋の補正予算が組まれるのか、どうなのか、そのあたりの話を聞いてきたわけでございますが、国としても難しいだろうというお話がございました。9月28日に衆議院の解散が起こったということで、実際には、秋に補正予算が組まれるということは難しいだろうということで、事実上、我々としても、そこで予定していた補正がいただけないという形になりました。
それで、4番の今後の対応でございますけれども、区では、3月に期日を変更して、4月に雪谷地区、洗足地区の
町会長会議等に出まして、その期限を延ばした説明を申し上げてきたわけでございますけれども、これまで、二度延ばしてきたということもあって、これ以上はということを強く言われておりました。
そして、区側としても、もうこれ以上の延期はないようにということで、しっかり取り組むというお話をさせていただきましたし、この施設は、日本初の勝海舟の記念館という要素。そして、内陸部にお客様を呼べるという核になる施設ということもございまして、早期に整備したいということで、4定で議決をいただいて、現行の
スケジュールのとおりに進めてまいりたいと考えてございます。
それで、今後の対応の(2)ですけれども、どうしても、自主財源を確保して、区の負担をできるだけ軽減したいということを思ってございますので、基金ですとか、クラウドファンディング、あるいは、
ふるさと納税など、様々な手法を検討して、資金確保、財源確保に努めてまいりたいと思っております。
また、展示委託の補助金というのは、
建物そのものに今まで補助金を希望していたわけでございますが、展示については、なかなかその
補助対象にならないというお話でございました。
ただ、そこのところは、文化庁と膝詰めの協議をしてまいりまして、今までは、
グレーゾーンだという言い方をしていたのですが、ぜひともここのところは、
補助対象にしてほしいという強いお願いもしまして、そこの部分は、何とか考えるというお話が出てきました。そこの部分は、都を介してですが、
補助対象にできるのではないかと。数字をあげてほしいという、今、お話をいただいているところでございます。ですので、ここは補助金を取りに行きたいと思っています。
最後でございますけれども、
財政調整制度の
特別交付金という制度がございまして、こちらも、そういう建物ですとか、内部のそういう造作に関して
補助対象になるのではないかということで、こちらは、財政課を通して、都と交渉をしていただいて、9月に具体的にそういう対象になるかという交渉をしていただいて、12月には、結論が出るのですが、そういう方向で、これも進めてまいりたいと思っております。
直接の建物に対しての国の補助金は、厳しくなりまして、事実上、今、困難な局面でございますけれども、そのほかの
自主財源等をいただきながら、
スケジュールについては、今までの
計画どおりで進めたいと思ってございますので、ご理解をいただきたいと思います。
◎小澤
産業振興課長 私からは、
産業経済部資料番号29番、平成28年度
指定管理者モニタリング調査結果についてのご報告でございます。
産業プラザ及び
産業支援施設がございますので、私からは、
産業プラザを、
産業支援施設につきましては、
工業振興担当課長からご報告を申し上げます。
初めに、1枚おめくりいただきまして、
産業プラザについてでございます。対象の
指定管理者は、
公益財団法人大田区
産業振興協会。
指定管理期間は、平成24年4月1日から平成29年3月31日までの5年間でございました。
今回は、
通常モニタリングでございましたが、結果につきましては、管理、運営、安全、危機管理、
施設管理、清掃、
財務状況等問題はございませんでした。
なお、財務審査につきましては、
公認会計士による審査を実施し、適正に代行できる状況でございます。
◎宮本
工業振興担当課長 私からは、
産業支援施設に関する
指定管理者制度モニタリング調査結果についてご報告いたします。引き続き、
資料番号29番をご覧ください。
対象となる
産業支援施設でございますが、
指定管理者が
野村不動産パートナーズ株式会社となっているものとしましては、区内の工場の
建て替え期間中に仮作業所などとして貸し出す
下丸子テンポラリー工場。いわゆる
工場アパートの本羽田二丁目
工場アパート。本羽田二丁目第2
工場アパート、これは、
テクノWINGでございます。また、大森南四丁目
工場アパート(
テクノFRONT森ヶ崎)の3施設。
区内中小企業が社宅として利用する
中小企業者賃貸住宅(
ウイングハイツ)の計5施設でございます。
指定管理者が、
公益財団法人大田区
産業振興協会となっているものは、
新規創業者や新
分野進出等に取り組む事業者を支援する、
創業支援施設BICあさひ、
区内中小企業の新
産業分野進出や新技術の実用化を目的とした
研究開発事業を支援する新
産業創業支援施設、及び
産学連携施設の計3施設となってございます。
これらを合わせ、全体で8施設のうち、昨年、議決をいただき、今年度から5年間、新たに
指定期間が始まった
テクノFRONT森ヶ崎につきましては、通常時
モニタリング調査を行っております。
また、
テクノFRONT森ヶ崎を除く7施設につきましては、平成26年度から平成30年度までが
指定期間となっておりまして、原則3年目に調査を実施する、
総合的モニタリング調査による
総合評価を行っております。
総合的モニタリング評価では、通常時調査に加え、
利用者アンケート調査、
経営状況評価を行っております。
結果につきましては、管理、運営、
安全危機管理、
施設管理、清掃、
財務状況等、問題はございませんでした。
また、
利用者アンケート等につきましても、管理上のご意見としましては、特に問題となるものはないと考えてございます。
したがいまして、
総合評価の
施設所管課総合所見としましては、「B、適切である」とさせていただいております。
ただし、
BICあさひ創業支援施設につきましては、
利用者満足度が高かったこと、要望意見の中でも、良好とする評価もいただいていることなどから、「A、顕著にすぐれている」とさせていただきました。
なお、結果の詳細につきましては、別紙にてご確認いただければと思います。
○松本 委員長
環境清掃部からの報告をお願いします。
◎長谷川
環境対策課長 私からは、
資料番号18番、「平成28年度版大田区の
環境調査報告書」の発行についてご報告をさせていただきます。
まず、発行の目的でございますが、区では、昭和40年代から継続して、区内の大気汚染の状況や
公共用水域の水質の調査・監視を行っております。
また、航空機、自動車、鉄道等の交通機関に起因する
騒音振動対策や東京湾の
富栄養化対策として、
呑川等各種調査を実施し、国や都及び各事業者や関係機関に対して、改善対策について要望や情報提供を行っているところでございます。
本報告書は、平成28年度に調査した区内の環境の調査内容と経年の推移を見るとともに、区の環境改善の取り組みをまとめることを目的として発行し、公開しているものでございます。
添付しております水色の冊子が報告書でございますが、全部で107ページにわたりますので、その概要である章立てと項目のみ、以下、本資料でご説明申し上げます。
本書でございますが、第1章が騒音・振動、第2章が大気汚染、第3章が水質汚濁となっております。
騒音・振動の章は、
航空機騒音調査、
自動車騒音振動調査、
鉄道騒音振動調査、この調査で構成されております。
補足でございますが、平成28年度は、
自動車騒音振動中の
要請限度調査が、第1京浜、第2京浜、それから、
鉄道騒音振動は、
東海道本線、
京浜東北線を対象としております。
大気汚染の章でございますが、区内8か所の測定局での常時監視結果、
光化学スモッグ注意報の発令状況、大気中の
アスベスト濃度調査で構成されております。
水質汚濁の章は、
水質定期調査、
水生生物調査、呑川汚濁実態調査、
水質異常事故対応で構成されております。
なお、
水生生物調査は、3年に1度の調査となっておりますので、前回は、25年度となります。
調査結果の有効活用を図るため、本報告書は、国や東京都、
調査対象事業者などの関係機関に配布するとともに、広く公開するため、区の
ホームページに掲載し、
区政情報コーナーや図書館にも配置しているところでございます。
◎喜多
清掃事業課長 私のほうからは、2点、ご説明させていただきます。
資料番号19番でございます。資源とごみの分け方・出し方
スマートフォン用アプリケーションの導入についてご報告いたします。
我が国における
スマートフォン利用率は、人口の約6割で、中でも外国人や若年層については、約9割と高い利用率となっています。
その利用率に着目し、言語や文化、習慣の違う外国人や転入者をはじめとした多くの区民に対し、ごみと資源の分別方法や排出方法を現行の
パンフレットや
ホームページに加え、
スマートフォンを通じて情報提供をすることにより、集積所の美化、より一層のごみ減量を目指します。
主な機能としましては、(1)、
アラート機能、各地域のごみと資源の収集日をカレンダーで確認でき、
アラート機能を設定することによって、収集日が来ると音でお知らせし、ごみや資源の出し忘れを防ぎます。
(2)としまして、
お知らせ機能です。
お知らせ機能により、年末年始の収集日や災害、それから、緊急時に関する情報などをこちらのほうから通知させていただきます。
(3)としまして、
ごみ分別辞典などです。検索機能によって、資源とごみの分け方とか、出し方が簡単に検索できるシステムになっております。
なお、本アプリは、日本語を含む23区最多の6言語に対応しており、外国人に対する利便性を向上させております。
公開日は、平成29年11月1日でございます。
今後の広報の予定でございますが、
区ホームページをはじめ、あらゆる媒体、機会を通じてPRに努めてまいります。
続きまして、
資料番号20番でございます。年末年始の資源とごみの収集についてご報告でございます。
資源と可燃ごみにつきましては、暦どおり、平成29年12月30日まで
通常どおり収集いたします。年明けは、平成30年1月4日から
通常どおり収集を始めます。
また、不燃ごみについては、各地区、第1、第3月曜日から土曜日まで、第2、第4の月曜日から土曜日まで、各地区のそれぞれの終了日と年始の開始日は、表のとおりとなっております。
粗大ごみにつきましては、12月29日から1月3日の間は、休止させていただきますが、それ以外の間は、通常どおり受け付けをさせていただきます。
なお、年末年始の期間は、通常時と異なりまして、ごみが非常に多いものですから、収集時間や収集コースを大幅に変更する場合があることから、資源とごみを排出する時間につきましては、収集日当日の朝8時までに、集積所に排出していただくよう、重ねて周知させていただきます。
○松本 委員長 それでは、委員の皆様、まずは、
地域力推進部からの報告に対する質疑をお願いいたします。
◆黒沼 委員
資料番号14番、この休養村とうぶの利用状況を世代別に見ると、40歳代が多くなっているのですが、これは、なぜこうなのかということと、それから、この年代だと土日・休日の利用になるのかな。そうすると、今、説明した平日が少ないのは、もっと高齢者の方とか町内会とかのアピールが少ないからではないかな。やはり50代、60代、70代の方の利用率を上げていく努力をしなくてはいけないのではないかなということが一つあります。
もう一つは、その要望意見のところに、施設の構造や制度に関するもので、設備が少しずつ古くなっており、洗面台が老朽化している、トイレのドアが開きにくい等々に関してどう対応したかを書いてあるのですけれども、この次のページのところの職員のところに、必要な知識、経験を持った職員を配置しているか。スタッフを配置しているので、
施設所管課の意見も、経験豊富な職員配置となっているのです。
次のところの施設の設置目的を最大限発揮できるスタッフとなっているか。これに対しても、知識・経験の豊富な人員を配置していますということになっているにもかかわらず、なぜ、このようなトイレのドアが開きにくいとかということがなるのかという、この二つの点でお願いします。
◎小泉
地域力推進課長 ただいま、委員のご指摘が、まず、年代の利用の違い、また、平日利用の状況でございます。
やはり40代が多いということは、ちょっと距離が、大田区から遠いということが、一つあるのかなと分析をしております。
これにつきましては、大田区からの利用者のみならず、現地の東御市のほうでも、この利用率アップのためにかなりPRをしておりまして、同窓会ですとか、あるいは女性のグループですとか、そういったことでのご利用もいただいていると聞いております。
今後、高齢者の方も、ご利用しやすい施設となるよう、バスツアーなどを出してはいるところなのですけれども、個別の自主事業において、魅力あるものを打ち出していければと思っております。
また、施設の整備状況でございますが、委員のおっしゃるところで、経験のある職員の配置をというところなのですが、細かい部分について、目が行き届かない点があったのかなというところで受けとめているところでございまして、これにつきましては、施設のほうから報告があがってきておりますので、担当職員のほうが、細かい部分も見落とさないようにチェックいたしまして、その都度、施設のほうに注意喚起をするとともに、お客様にご不便がかからないように、利用しやすい施設ということで、ここの改善ということを指導しているところでございます。
◆黒沼 委員 この施設は非常によくて、温泉もとてもいいものだと認識していて、いつも使いたいなと思うのですけれども、確かに遠いという致命的な難点を持っていると。これをこのままにしていきますと、固定化すると。非常に使われない施設になっていきかねない。ですから、東御市のほうの方たちだけが使うようになってしまうと、大田区の保養施設としては、有効性がやはり出てこないのではないかという心配があります。
そういうことで、学校の生徒の皆さんのほうは、計画的に行くわけですから、それは、計画的になっていくわけですけれども、そうでない区民のためのところは、努力しないと、だんだん使われなくなる。非常に高価なものだし、貴重なところですから、その努力をしていくためには、運営だけが、
指定管理者の仕事ですから、この有効性については、区の努力ということでいいのですか。
◎小泉
地域力推進課長 運営の中には、やはり集客努力というのも含まれておりまして、あわせて、区のほうでは、区報、あるいは
ホームページ、また、区設掲示板等にポスターを貼ってPRに努めているところでございまして。
あと、実際に宿泊される方へのサービスということで、自主運営事業ということで、様々な企画を立てて努力はしているところなのですが、やはり冬場の集客というのが、どうしても伸び悩んでいるということで、部屋利用率でいうと、冬場は、30数パーセント。これは、年間を通じると50%台になってくるのですが、冬場の参加者数をいかに伸ばすかというところで試行錯誤をしながら、施設の運営を
指定管理者のほうでも努力をしているという状況でございます。
◆黒沼 委員 指定管理制度を使っているわけですから、この保養施設へ行った方への対応は、多分
指定管理者の本来の仕事だと思うのですけれども、このところに、大田区報やいろいろな手段を使って、
ホームページも使って、集客をするという仕事は、多分
指定管理者では、無理ではないかな。区が、やはり努力をして、平均50%ですけれども、冬場には30%に落ちる問題等でいきますと、もっとスキー場とか、冬の行事を楽しくしていくとか、お庭のところで冬のイベント、かまくらなど、秋田のようなことを含めて、もっといろいろなにぎわいをやるかどうかもあるのですけれども、行ってみようかなという努力は、区そのものがやらなければいけないと思うのです。これのところはいかがでしょうか。
◎小泉
地域力推進課長 施設側の努力とともに、また、区のほうでも、何か魅力的なイベントをご提案できればということで、双方で話し合いの場を持つなり、また、現地へも出張で行く機会がございますので、そういった機会を利用して、これまでのイベントの内容も分析しながら、実績のいいものは延ばしていきますし、また、実績の悪かったものは何か工夫をすることによって、さらに参加者を募るという努力を今後もしていきたいと考えております。
◆黒沼 委員 あと、要望と確認ですけれども、ぜひその点で努力していただきたいと思います。
このトイレのドアについては、29年度に改修工事を予定しておりますということは、もう済んだのでしょうか。
◎小泉
地域力推進課長 予算の執行を計画的にやっているところでございまして、どうしても移動教室期間中を外してということがございますので、喫緊のうちに工事を執行するという状況でございます。
◆黒沼 委員 どのような難しさがあるかわかりませんが、すぐできることかなという気がします。
ですから、こういうのは、この
指定管理者制度をチェックした割には、何でこんなところが正されないのかなと。予算もあるわけでしょう。
ですから、やればいいのですよ。何でですか。
◎小泉
地域力推進課長 このドアの不具合については、施設の全てについて点検した上で、不具合を直すということでございまして、一つのドア部分だけ直せばいいというものではございませんので、そういった関係で、移動教室時期を外して工事をするということで、区と現地の事業者のほうで計画的に考えております。
◆黒沼 委員 余計な心配なのですけれども、冬になると、逆に、その業者が車を持って行くにしても、やりにくくなるのではないですかね。
ですから、早く秋のうち、今のうちに、12月中ぐらいまでにやらないと、かえって余計にお金がかかるかと思うのですけれども、何で遅れるのかさっぱりわからないです。
◎小泉
地域力推進課長 委員のおっしゃるとおり、早急にこちらは、年内に工事のほうを着手して、お客さんの利便性の向上に努めていきたいと思っております。
◆椿 委員 同じく、休養村とうぶのほうなのですけれども、
利用者満足度調査は、非常に評価がSとかAが多くて、愛されているなと、満足していただいているなというのは、よくわかります。
その下の、要望意見というところで、夕食の料理が冷めていたというのが、ちょっと気になったのですが、夕食の料理というのは、大体何時に食べに行くというのは、申請していて、その時間に行くと思っているのですけれども、そうではないですかね。
◎小泉
地域力推進課長 この食事の出し方なのですが、状況をよく調べてみますと、調理場から食べるところまで運ぶ食台というのですか、そちらのほうが、本来、人手とあと、お料理を載せる台が、それぞれ十分な大きさのものがあれば、いっぺんにお出しするなり、そういうことができるかと思うのですが、やはり込み入っている場合ですとか、あるいはいっぺんに食台に乗り切らないという状況ですと、多少ちょっとお料理のほうが、冷めたりという状況があると聞いております。
できれば、そのようなことがないように、最も適した料理を運ぶ器具のほうをご用意できればということで、そこは考えているという状況でございます。
◆椿 委員 何でこんなことを聞いたかというと、旅行に行ったら、やはり夕食は、すごく楽しみにする部分だと思うのですよね。私は、そう思います。
だから、この宿泊客のほうが、7時に食べに行きますよと言いながら、8時に来てしまったとか、そういったことかなと思ったのですよ。
それでないのだったら、やはりそこは、7時だったら7時、6時だったら6時に一番おいしいところを食べていただくという心遣いというのは、おもてなしの精神にもつながると思うので、配膳台の大きさとか、いろいろあると思うのですが、改善していただけるところがあれば、改善していただきたいなと思います。重要だと思いますので、要望です。
◆三沢 委員 先ほど、黒沼委員が質問したところとちょっと重なるのですけれども、この自主事業のところ、年間業務計画書が年1回とありますけれども、これは、どういった方々が参加しているのですか。
◎小泉
地域力推進課長 自主事業は、年間、様々なものを企画しておりまして、バスツアーについては、大田区からお乗りいただいていた方なのですが、それ以外に、宿泊者向けに、現地のミニツアーということで、例えば、冬場ですと、初日の出バスですとか、初詣バス、あるいはバスで遠くまで行かず、体験ということでは、そば打ち体験ですとか、藍染め体験、また、おやきづくり体験ということで、単発のそういった体験型の企画をしているところでございまして、冬場の見込みが少なかったという状況を見ますと、そば打ち体験、藍染め体験については、1組で6名の参加という状況でございますので。こちらについては、まずは、PRが不足していたのではないかということが考えられますので、施設のほうには、まず、PRの強化、あとは、実施する日にち等も考慮しつつ、同じ企画であっても、なるべく多くの方にご参加いただけるようにということで、指導したところでございます。
◆三沢 委員 確認なのですけれども、この計画は、信州東御市振興公社と大田区とでやっているということでよろしいですか。
◎小泉
地域力推進課長 基本的には、東御市振興公社ですね。
指定管理者のほうで企画をいたしまして、それで、その企画については、大田区のほうでも担当者のほうで把握して、実施に至っているという状況です。
◆三沢 委員 冬場の利用者が少ないということなのですが、私、家族で結構、ここを冬も使っていまして、湯の丸スキー場にスキーしに行くのですよ。
それで、やはり私ぐらいの40代とかというのは、「私をスキーに連れていって」ではないですけれども、やはり若いころにスキーがはやっていまして、私は、競技スキーをやっていたのですけれども、今は、それが、子どもができて、家族でスキーに行ったりするわけですよ。そういう世代は、結構多いと思うのですね。
中には、自治会の仲間と3組、十何人かでここを使ったこともありますし、もっとこのスキー場とのコラボとか、あと、東御市といえば、やはりワイン。ブドウ畑が多くて、アメリカのナパバレーとかもやはり、宿泊とか、電車とか、あと、そういうワイナリーとかと、やはりドライブをしながら、いろいろな組み合わせで楽しむ地域でないですか。この地域だって、そういうポテンシャルは、私は、あると思っているので、ワイナリーとかも視察で行かせていただいたりとか、工場でワインをつくっているところを見させていただいたりとか、スーベニアショップに行かせていただいたりとかもしました。
そのほかに、雷電くるみの里とかもあったりするではないですか。何かいろいろな組み合わせがあると思います。去年とかだって、真田幸村が注目されたりとか。何かもっともっといろいろなアイデアを出せる気がするのですけれども、そこら辺は、いかがでしょうか。
◎小泉
地域力推進課長 委員おっしゃるとおり、まず、冬場については、スキーですね。こちらのほうは、人気があるようでございまして、バスツアーのうちスキーツアーにつきましては、1月、2月、3月に2泊3日で4回実施しておりまして、それぞれ多いときで45名の参加ということで、これは、やはり東御市ならではの湯の丸高原スキー場が近いということで、そういった企画になっています。
そのほかの季節ものということになるかと思いますけれども、果物狩りですとか、あとは、夏場ですと自然農業収穫体験とか、この辺もやはり40数名ということです。また、巨峰の王国まつりが9月なのですが、これも、62名ということです。そのほか、ワイン・ブドウの関係を組み込んだツアーも30名近くということで、この辺については、バスツアーの中に組み込んでいるところなのですが、そのほかに、今、ご指摘いただきましたように、単発の企画につきましても、こういったものを組み込んでいくことによって、現地での参加が伸びるということが考えられますので、その辺につきましては、業者のほうにも区のほうから提案をいたしまして、企画に組み込んでいけるようにということで、指導してまいりたいと思っています。
◆三沢 委員 やはり家族連れは、ここは結構いいのですよ、本当に。そうしたら、やはりスキーの1日券とのセットで、ある程度可視化して、結構お買い得でいいなとか、それで、しかも、スキーから帰ってきたら温泉があり、おいしい料理があり、しかも、体育館みたいなものもあるではないですか。子どもがあそこで遊んだりするわけですよ。家族連れにはすごくいいと思っているので、ぜひそこら辺でのPRをよろしくお願いいたします。
○松本 委員長 それでは、続いて、観光・
国際都市部からの報告に対する質疑をお願いしたいと思います。
◆北澤 委員
モニタリング調査の中では、利用者の声を聞くというのがあるわけですけれども、利用していない人の声を聞くということも大事ではないかと思うのですね。例えば行きたくても、行けないとか。車椅子を使っているから、ちょっと行きにくい場所なのだとか。やはりそういう行きたいのだけれども、行けないという人の声を集める努力をしていただけないかなと思うのですけれども、いかがでしょうか。
◎上田
文化振興課長 今、委員のお話にございました点につきましては、今年度、文化振興プランの改定に合わせて、今、
アンケート調査をとろうと考えておりますので、その中でも、扱っていけるかなと思っております。
それで、今、お話がございました点につきましては、また、改めて、そういう項目について検討していきたいと考えております。
◆北澤 委員 ぜひお願いしたいと思います。
例えば、
大田スタジアムは、車椅子の人の席はあるものの、観客席に行くスロープがないということを聞いているのですね。いろいろやはり施設によって欠けているところがあるのではないかなと思うので、そういうのをやはり点検していく必要があるかなと思います。エレベーターもないのですね。
あと、それから、
龍子記念館と熊谷恒子記念館は、とても行きにくい場所にあるのですね。とてもすばらしい美術館なのに、残念だなと思うので、やはりこれは、駅からとか、どこか主要な施設からの行き方をわかりやすくしていただきたいなというのは、本当に思います。
例えば、郷土博物館から熊谷恒子記念館は近いので、看板が出てはいるのですけれども、郷土博物館から、こちらが熊谷恒子記念館ですよという表示があるのですけれども、それをたどっていくと、途中でその表示が切れてしまうのですね。
では、この後、どういったらいいのかわからなくて、近所の人に聞いたりなんかしないといけないという状況があるのと、
龍子記念館は、駅から相当遠い。でも、魅力的なところなので、やはりその魅力がわかるような、そして、わかりやすい表示をすることが必要なのではないかなと思っております。
それから、夏休みなどには、子どもが体験をするようなところがないかということをよく聞かれるのですけれども、ほかの自治体なんかでは、例えばその美術館で日本画を子どもが体験できるような体験を夏休みに実施するとか。
でも、
龍子記念館は、あまり子ども向けのものはされていないと思うのですけれども、やはりなかなか学校教育の中では、日本画というのは、体験することもないと思うので、やはり子どもたちが体験できる、興味を持つプログラムもぜひ入れていただきたいなと思います。いかがでしょうか。
◎上田
文化振興課長 委員も今お話にございました点につきましては、郷土博物館のほうではテーマを持ちまして、様々な子ども向けの学習としての取り組みをしているところでございます。
文化振興協会につきましては、現時点では、そういうワークショップ的なところは、かなり少ないのかなと確かに思うところもございます。どうしても、やはり施設での作品の展示がメインになってきておりますので、お話がございました点につきまして、どういう取り組みができるか、今、回答はできませんが、
文化振興協会のほうに説明をさせていただき、どのような取り組みができるか、一緒に考えていければなと思います。
◆北澤 委員 ぜひ、せっかく芸術や文化に触れる施設があるので、子どものころから、なじめるような形をとっていただければと思います。よろしくお願いします。
◆黒沼 委員
区営アロマ地下駐車場なのですが、これの総合所見では、「本駐車場は、定期的に巡回を行うことでスムーズな誘導や清掃を行い」とあるのですけれども、この職員のところも、「施設の設置目的を最大限発揮できるスタッフの配置になっている。大きな問題は、起こっていない」となっていながら、ここの要望意見のところでは、誘導時に周りの車を、十分に注意していないとの指摘がありということで、駐車場にとって、車を守るとともに、この出入り口で事故が起きないということは、決定的だと思うのですけれども、こんなことを書かれるようでは、
指定管理者を変更せざるを得ない大事な問題ではないのかな。重大問題。
それで、ここの対応には、「一層配慮するよう指導した」とあるのですけれども、今後、どうなっているのかということと、こんなとんでもない
指定管理者は、一体何なのだと思うのですけれども、どうでしょう。
◎上田
文化振興課長 委員ご指摘の点につきまして、
タイムズ社では、西側地上出口に必ず自動車誘導員1名を配置しております。混雑時には、増員し、対応することで、安全に誘導できるよう、努めているところでございます。
今回の指摘を踏まえまして、より一層安全管理に配慮するよう、指導したところでございます。
◆黒沼 委員 指導してどうなったのでしょうか。
◎上田
文化振興課長 このときの混雑状況につきまして、確認をいたしました。その結果、少し車の出入りが多かった時間帯であったことが確認されておりまして、きちんと適切に安全な誘導をするよう指導するとともに、現時点では、適切な誘導ができているものと認識しているところでございます。
◆黒沼 委員 こういう駐車場での
指定管理者を選定する場合には、こういうことを絶対書かれてはならない。しっかりした
指定管理者を選ぶべきだと思います。
ですから、一度こういうことは言われたということは、ここに欠点ありという
指定管理者なのに、この総合管理等では、非常に優秀なように書かれている。もう少し要注意で見ておいたほうがいいのではないかなということですけれども、どうでしょうか。
◎上田
文化振興課長 恒常的に安全管理ができていないということではございませんので、基本的には、年間を通じまして安全管理をしっかりとしております。実は、1件、ちょっと誘導ミス的なところがございましたので、その辺は職員に、気を引き締めて安全管理をするよう、指導したところでございます。
◆黒沼 委員 もしかしたらという憶測になってしまいますが、あそこにいつも立っている職員の方は、経験豊かで、ずっと何年も勤めたということであれば、それは、ないだろうと思うのですけれども。恐らく雇用形態が非常に不安定で、雇われたばかりとか、それから、訓練が非常に足りないとか、そういう雇用形態の不安定は、ないのかなと思うのですけれども、どうでしょうか。
◎上田
文化振興課長 そのような事実は、ございません。
◆黒沼 委員 では、こういうことに非常に教育を受け、この経験を積み、今後は、こんなことはないと見ていいのですね。
◎上田
文化振興課長 委員おっしゃるとおりでございます。
◆椿 委員 プラザの駐車場の運営についてお伺いします。プラザの駐車場の割り当てが、借りる部屋、ホールによって駐車台数が割り当ててあるので、使っていなくても満車という。ガラガラなのにとめられないという状況があるかと思うのですが、その点は、いかがでしょうか。
◎上田
文化振興課長 委員お話の件につきましては、事務局長にお話をしておりまして、区民目線で改善するよう、今、努めているところでございますので、しばらくお時間をいただければと思います。
◆椿 委員 では、改善に向けて、よろしくお願いします。
◆三沢 委員 川端龍子のところなのですけれども、結構、川端龍子は、国内よりも国外での評価が高い方だと認識しているのですけれども、海外向けの何かPRというのは、考えているのでしょうか。
◎上田
文化振興課長 現時点で、海外向けというPRは、考えていないと思います。
◆三沢 委員 その理由は、人が来ないからとか、そういう理由ですか。
◎上田
文化振興課長 現時点で、
ホームページ等での告知はいたしますが、海外向けということでは、特段、今、そういう取り組みをするという話を聞いておりませんので、要望があったことをお伝えするということでもよろしいでしょうか。
◆三沢 委員 やはり要望を伝えていただくのは、もちろん、それはお願いしたいところではあるのですけれども、せっかく国際都市もうたっているわけですし、インバウンドもさんざんうたっている大田区で、しかも、海外で人気の高い画家なのに、一切何も手を打たないというのは、何か不公平なような気がしておりまして。だからといって、宣伝をしたからたくさんの外国人がお見えになるとは、私も正直思っていないのですけれども、小さな取り組みを一つ一つ積み重ねていって、それが線や面になっていけば、もっと多くのインバウンドが見込めるようになってくるかもしれないので、ぜひそこら辺の配慮をお願いしたいなと思うのですが、いかがですか。
◎上田
文化振興課長 委員おっしゃるとおり、面的な広がりを持つという意味では、効果があるというところではございますが、現時点で、どういう形でPRをしていくかというのは、お答えできませんので、改めて。
◎中村 観光課長 すみません、関連で。今、海外のPRということで、観光情報サイトは、まさに、これから日本に来る前の方に情報発信するために多言語で展開しておりますので、多言語サイトの中での情報のリンクですとか、記事などについてのコメントなどは共有できるかと考えておりますので、
文化振興協会並びに部内でも連携を図りながら、進めていきたいと考えております。
◆三沢 委員 例えば、大田区の中には、来〜る大田区大使とかあるではないですか。彼らに体験をしてもらって、その気持ちをSNSにアップしていただいたりとか。あとは、ここは場所が悪いので、途中でWi−Fiが切れると、もうたどり着けなくなるわけです。海外の方々は携帯を見ているわけなので、もう少しWi−Fiのスポットを検討していただくとか、何かそういう動線も気にしていただいたりとか、多角的に考えていただけると、回遊性も広がるのかなと思っておりますので、ぜひそこら辺をご検討のほど、よろしくお願いいたします。
◆伊藤 委員
モニタリングでいいのかな。
○松本 委員長 どうぞ。
◆伊藤 委員 ちょっとねちねちといきたいところが幾つかあるのです。
最初の駐車場の自主事業。基本的に自主事業を見てみるのだけれども、駐車場の自主事業のところが、業者は該当はないと言っているわけ、やっていませんと。それなのに評価が三角というのは、どういうことなの。
◎上田
文化振興課長 自主事業につきましては、我々のほうでは、現在、環境省エネ等の自動車が増えてきてございます。その辺の配慮ですとか、地域と連携した取り組みを期待したいということで、より一層努力をしてくださいという意味で三角とさせていただいております。
◆伊藤 委員 その表の最後についているのは、履行されていない場合は、バツになっているのだけれども。期待しているとか、していないとかではなくて、履行されていないのだから。
◎上田
文化振興課長 現時点で、アロマのほうでは、低公害車割引というのを取り組んでおります。国交省の平成27年基準の車ですとか、ハイブリッド自動車、天然ガス自動車等の取り組みはしております。より一層の取り組みをお願いしたいという趣旨で三角にしてございます。
◆伊藤 委員 だって、向こうはやっていないと言っているのだよ。向こうの言っている内容に今のが入っているのならわかるのよ。自分がやっていないと言っているのに、役所は、いや、あなたたちがやってくれているという、おもんぱかってあげたの。そんたくしてあげたの。
◎上田
文化振興課長 委員おっしゃるとおり、
指定管理者の
自己評価で該当がないというのは、確かに、適切な表現ではないのかなというところでございます。ここのところに、現在の取り組みをきちんと書かせるべきであったのかなと思っております。
◆伊藤 委員 ねちねち細かいことを言って悪いのだけれども、結局それは、
モニタリング自身の問題だと思っているのですよ。
モニタリングのやり方。一つ一つのものというよりも、やり方の問題にちょっと気がついたから言っているのだけれども。そういう面でいうと、この次のプラザから始まって、
文化振興協会がやっているものが幾つかありますよね。プラザとアプリコと文化の森かな。これの所管課所見というものが、「左記のとおり確認した」がやたら多いのですよ。
だけど、ここに書くべきなのは、一番上に自分たちで書いているように、確認方法と頻度を書けと書いてあるわけではない。役所のやるべき仕事は、どのように確認したとか、何回確認したかを書くべきなのではないのか。「左記のとおり確認した」では仕事になっていないと思うけれども。
◎上田
文化振興課長 委員ご指摘のとおり、確認方法と頻度と書いてございます。我々は、確かに確認をしたところでございますのが、どのように確認したかという具体的な記載がないという点では、より具体的に書くべきものであると認識をいたしました。
◆伊藤 委員 さらに言わせてもらうと、それ以外の文言と書いてある部分が、このプラザ、アプリコ、文化の森で全部同じ文言なのよ。これは、本当に考えているのかなと。同じ文言をペーストしているだけだよ、これは。こんなにぴったり同じになることはあるの。施設が違うのに。7項目について、全く同じ文言ですよ。1言1句。これで、
モニタリングの評価と言えるのだろうか。
◎上田
文化振興課長 表記は同じでございますが、我々のほうとしましては、施設所見を適切に行ったところでございます。
◆伊藤 委員 それが適切に行われていると見えないよね、この表では。それを説明しなければいけないわけですよ。適切にちゃんと見ましたよということを。この場では言わなければいけないための資料なの。そこに出していないで、確かですと言っても、意味がないよね。やはりそこは、
モニタリングの自分たちでつくった表なので、今後しっかりやってもらいたいという思いがあります。
そして、次は、
スポーツ施設。スポーツセンターのところの経営状況で、収入が5,100万円ぐらいで支出が5,800万円ぐらい。
それで、これは収支結果がマイナスだから、もっと工夫が必要だよと書いてある。これは一つあっていると思うのです、それはそれでそういう評価も一つありだと思う。
でも、それに比べて、今度、最後の
大田スタジアムのほうは、収入が4,600万円で、支出が1億1,000万円を超えている。倍以上の赤字になっているのに、これは、非常に評価できるという評価なの。ちょっとのマイナスでもだめだよと言っているのに、片や倍以上、支出のほうが超えている。赤字率が倍を超えているというのに、非常に評価できるというのは、どういう違いなのだ、これは。
◎鈴木
スポーツ推進課長 まず、スポーツセンターにつきましては、まさに、マイナスになっているという部分で、実際に、利用率という部分でも問題があると、先ほど申し上げたところもあります。そこの部分のさらなる工夫が必要であるというところで、工夫を促すという意味で、このような評価をさせていただいているというところでございます。
一方の
大田スタジアムにつきまして、管理代行経費が1億円を超えると。一方で、4,600万円の収入というところでございます。実際に、大きな赤字という部分について、
大森スポーツセンターと比較しますと、非常に金額は大きくなっているというところがございますので、委員お話のとおり、不十分な表現だったということは認めます。
その上で、ただし、人件費について精査を行っているということの削減の努力は、認められるということとともに、
大田スタジアムにつきましては、自主事業というところで、まさに、野球場の多目的利用というところを今後、目指していくのですけれども、その先駆けという形で、ランニング教室であるとかというものを自主的に行っていただいているという意味で、
指定管理者制度による、運営による効果というところが見られるというところを総合的に勘案して、このような表現をさせていただいているということでございます。
◆伊藤 委員 もう1個だけ、
大田スタジアムについて特に感じたのだけれども、この事業が、そのグラウンドの利用者のことしか見ていない。実際、あれだけの観客席があるのに、観客に対しての評価が何もない。何人観客が入ったとも書いてないし、観客がどう考えているのかアンケートもないし、何かこの利用者だけでいいのかなと。あそこは、やはり見るための施設だと思っているので、見に来た人たちに対して何をしてあげたのかとか、どう考えているのかという視点が全くないというのは、どんなものかなと。やはりお客さんというのは、利用者だけでなくて、観客もお客さんでないだろうかと思う。
その視点がこの
モニタリングの中に何もないというのは、
モニタリング自体の項目づくりがまずいのではないかと思う。そういう声は出ないのですか。
◎鈴木
スポーツ推進課長 項目立てとしては、明確に、観客に対してというところは、設けてございません。その部分は、課題であり、
モニタリングのこのやり方自体に問題があるのかなと思っておりますが、一つ、例を挙げますと、
スタジアムの2ページ目のところの上から三つ目のB番、要望意見というところに、下のほうの改善等の要望事項というところで、バックネット裏の鳥をどうにかしてほしい、フンが多いという意見につきましては、まさに、観客者の方からのご意見ということでございます。要は、あそこで観戦しているときに、上に鳥のネットがございますので、その鳥からのフンが、観戦しているときに、非常に迷惑だというご意見をいただいているというところでございます。こうした意見は、今後、
スタジアムの改修ということを行っていく中で、きちんとそれに対応できる、それで、安心して快適に観戦していただけるという視点でも、改修にしっかり反映していきたいと考えてございます。
◆伊藤 委員 そのアンケート自体は、そこまで一人ひとりの意見を大事にしていくということは大事なことだと思うのだけれども、それであれば、このアンケートをもっと積極的にやるべきだと思う。年間を通して109名しかとっていない、そのアンケートは。あそこのグラウンドを使う人も、観客も含めて、あの数から比べて109名の声をこれだけ一生懸命計算して集計するという、数の割合として、全然バランスが悪いと思うの。やはりもっともっとアンケートをとれば、もっともっと違う声が出てくるのではないかと。それを大事にしようと思っている気持ちは大事だけれども、まだ、これでは、結果が出ないなと。今後の課題として捉えてほしい。
◎鈴木
スポーツ推進課長 委員お話のとおりでございます。
それで、実際に調査期間が、28年9月から翌年の3月まで実施しているのにもかかわらず、回答者数109名というところがございますが、これにつきましては、私のほうでも確認をしたのですけれども、これも大きな改善点だと思いますが、規約のほうで出している指針としまして、おおむね100名のアンケート結果を集めろという形で指示を出しております。
そういう中で、少し
指定管理者側が勘違いをするような、これまで指導の仕方があったのかなと考えています。ですので、これは、100名に達したところで、アンケートをそれ以上はとらないというところがあったようにも聞いております。
それで、全施設ではないと思いますけれども、少なくとも、
大田スタジアムにつきましては、1年間とっていて109名かというところで確認をしたところ、そういうところが判明しましたので、1年間とる中で、きっちり利用される方もそうですし、観戦される方も含めて声がちゃんと集約できて、それをしっかり反映していくという仕組みの中に、この
モニタリングがしっかり入るように、今後、
モニタリングのあり方や企画も含めて、意見をフィードバックして変えていきたいと考えてございます。
◆高山 委員 今の伊藤委員の話の関連で、
大田スタジアムなのですけれども、今、109人という話があったのですけれども、いろいろな立場の人の意見を聞いてほしいのですよね。私は、
大田スタジアムで野球もやるし、見にも行くのですけれども、多分あそこを通りがかる人たちからすると、
大田スタジアムの周りで、ユニホームでキャッチボールをしている人が邪魔だとかという意見も、多分あると思うのですよ。
だけど、
大田スタジアムで次の試合をやるのに待っている人たちからすると、キャッチボールをやらせてくれる場所もないのかという、そういう全く違う意見だと思うのですよね。
あと、高校野球なんかでは、2階に売店があるのですけれども、大体野球の売店というと、見に行く人はわかると思うのですけれども、チェンジになってトイレに行って、ちょっとビールを1杯買って、また、その次のイニングが始まる前に席に戻りたいとかというのはあるのですけれども、あそこはすごく時間がかかって、1回並ぶと30分ぐらい、2イニングも3イニングも過ぎてしまったりするときがあるのですよ。そういう人の声とかというのもすごく大事だと思うので、どこの施設もそうなのですけれども、使う人だけでなくて、見る人、関係ないけれども近くを通る人、いろいろな人の声を聞いていただくのが、よりいい施設になっていくのかなと思いますので、いろいろな声を拾っていただければと思いますので、これは、要望ですけれども、よろしくお願いいたします。
◆椿 委員 関連でいいですか。
○松本 委員長 どうぞ。
◆椿 委員 売店の話が出て、私も、ちょっと去年から調べているのですけれども、インターネットでおばちゃんが名物というのが、幾つも出てくるのですよ。
それで、カレーライスがおいしいとか、焼きそばがおいしいとか。あそこのおばちゃんは、何年目ぐらいになるのですかね。いや、重要なことなのです。
◎鈴木
スポーツ推進課長 何年からということをちょっとすみません、今、確実な数字を言えないのですけれども、
スタジアムを開設した当初から、入っていらっしゃるということを聞いてございます。
◆椿 委員 1年、2年でそういったうわさが広まるとは思えないから、あえて聞いたのですけれども、これはある意味、宝だと思うのです。私も、毎回ではないけれども、お昼に合わせて行くときには、必ず向こうでカレーライスを買ったり、焼きそばを買ったりしているのですけれども。そういったのは、ある意味、財産と思うので。これは、せっかく利用者から観客に目がいって、そして、売店となったのだから、それはそれで、何か
スタジアムのカレーは名物カレーなのだとか。球児の間では、有名ですよ。そういったところもちょっと考えていただければと思います。
◎鈴木
スポーツ推進課長 まさに、
大田スタジアムを効果的に使っていただくということで、それを達成するために
指定管理者制度を導入しているというところでございますので、
指定管理者がより工夫をして、選手として来られた方、それから、見に来られた方、それから、いろいろな目的で
大田スタジアムに訪れた方が、いろいろな意味で満足して帰れる工夫を
指定管理者に促していきます。
それで
指定管理者は、それを実現するために様々な工夫をしていくということが、
指定管理者制度の狙いでありますので、その部分をしっかりと
指定管理者のほうにも伝えながら、区と連携しながら、皆さんにとって実りの多い
スタジアムにしていきたいと考えてございます。
◆椿 委員 よろしくお願いします。
◆北澤 委員
スポーツ施設では、恐らく、けがや事故は時々あると思うのですけれども、なかなかそういう報告というのは、
指定管理者にとってはマイナスイメージになるので、報告しづらいものだとは思うのですけれども。もし、やはり同じところで同じけががあったら、その施設のつくりに何か問題があるかもしれないので、やはり聞き取る調査は、必要なのではないかと思うのです。
そのマイナスイメージというわけではなく、やはり大田区として、区民サービスにどうつなげていくかということを追求していくという面でどう聞き出すのかというのは、すごく難しいと思うのですけれども、ぜひその報告は、必要だと思うのですけれども、その辺は、どうなっていますか。
◎鈴木
スポーツ推進課長 こちらの
モニタリングの様式には特にございませんけれども、必ず報告は受けております。
それで報告を受けた上で、
指定管理者が、まずそこにおりますので、どういう状況になって、どういうけがの状況で、救急車を呼んだとか、どこの病院に搬送したのか等々の報告を必ず時間を置かずに報告をさせるということとともに、その後、区のほうとしましても、必要に応じて、けがをされた方に対しての状況確認ということをさせていただいているというところでございます。
◆北澤 委員 では、もし、例えば、その施設でどのくらいけががあるのかという知りたいときには、何か情報公開をお願いすることはできるわけですか。
◎鈴木
スポーツ推進課長 当然のことながら、記録は残しておりますので、請求等をいただければ、開示をさせていただきます。
◎上田
文化振興課長 すみません、先ほど、北澤委員からお話しのあった、夏休みのワークショップの件で補足をさせてください。
昨年度の実績でございますが、夏休みのワークショップとして、
龍子記念館で2日間、熊谷恒子記念館で2日間、ワークショップを行っておりまして、参加者が25名いたという記録がありましたので、補足させてください。
○松本 委員長 続いて、川端龍子の件は、よろしいですか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○松本 委員長 では、
勝海舟記念館の補助金について。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○松本 委員長 では、産業経済部の
指定管理者の
モニタリングについて。
◆黒沼 委員 本羽田の
テクノWINGと森ヶ崎の
工場アパートは、野村不動産パートナーズがやっていて、BICあさひのほうは、
公益財団法人大田区
産業振興協会が直接
指定管理者になっているのですけれども。たしか私の記憶に間違いがなければ、BICあさひという施設がスタートしたときに、ここで仕事をされる皆さんのために、非常に技術的にすぐれた相談相手を置くということで、かなりお金もかけて置いたと思うのですけれども、それが、今どうなっているかということとともに、ここの要望意見のところの良好とする評価に、「施設を活用させていただくことで、順調に事業を推進していけます」と。これは、なかなかいい意見を書かれているのですけれども、この
テクノWINGと森ヶ崎のほうには、そういうのがなくて、ここの野村不動産パートナーズというのは、技術的には何のこともかかわらずに、ただ、施設の管理ということだから、そういうことなのかな。
そうだとすると、一度聞いたことがあるのですけれども、この大森南と本羽田のところには、たしか交流室を最初設けて、ここに入っている方々が交流し合って、刺激し合って、それで、腕を磨いて、一緒にやっていくことがあったはずなのですけれども、それがないとすると、この野村不動産パートナーズというのは、その能力を持っていないことなのかな。
そうすると、かえって、
産業振興協会が直接こちらも運営して、こういう順調に事業を推進していけるという評価をいただける方向に持っていかなければならないのではないかと思うのですけれども、これは、どう見ているのでしょうか。
◎宮本
工業振興担当課長 まず、
テクノWINGや
テクノFRONT森ヶ崎のような
工場アパートとBICあさひのような創業支援施設、この施設の目的の違いでございますけれども、
工場アパートにつきましては、操業環境の維持や新たなビジネスを創造していくため、研究開発企業等に入居していただくという、既存企業に入居していただくという施設になっておりまして、一方で創業支援施設につきましては、創業間もない、あるいは独立したばかりだと。そういったフリーランスの方も含めた方々に入居していただく施設になっておりまして、大きく対象としている企業、入居者というのが、まず違うというところがございます。
それで、創業支援施設につきましては、委員ご指摘のとおり、
産業振興協会のほうで、インキュベーション・マネージャーという人材を現地にも送っておりまして、その創業して間もない、あるいは創業を目指す入居者の方々を支援する体制を整えておるところでございまして、今回、こういった高評価もいただいているというところでございます。
一方で、その
工場アパートにつきましては、野村不動産パートナーズのほうで、自主事業としまして、例えば、入居企業の健康に関する、社員のいわゆる健康診断といいますか、そういったものを、労災病院と協力してやるなど、要は、操業している企業にとって有益になる事業というものを、自主事業でやっていただいております。
また、今年度はピッチイベントということでございまして、例えば、ベンチャー企業が、自分のところの技術やアイデアというものを短時間でプレゼンテーションするイベントを
指定管理者の自主事業で、
工場アパート内でやるということを企画しているところでございます。
こうしたことで、施設の趣旨の違いに合わせて、自主事業のほうも各
指定管理者が工夫をしながら、あとは、区のほうと協力しながら、進めているというところで問題ないと考えているところでございます。
◆黒沼 委員 思い出しました。インキュベーション・マネージャーですけれども、それにしても、いわゆる目的は違っている本羽田と森ヶ崎の交流室の設置目的は何でしたか。
◎宮本
工業振興担当課長 工場アパート内にある多目的の部屋ということかと思いますけれども、そちらにつきましては、当然、入居企業間での打ち合わせ等について、利用される場合もございますし、いろいろなところから視察を受けるということが多くございますけれども、そういうところでの施設の説明等、多目的に利用しているところでございます。
◆黒沼 委員 森ヶ崎に入っている方から聞いたことがいつも気になっていて、そういうことがあると聞いて入居してきて、お互いに仕事回しも含めて、できることは、交流し合ってやりたいのだけれども、それがうまくいっていないという話を聞いたのです。
それで、改めてこの野村不動産パートナーズを調べると、どうもここは、そういう役割ではないらしいと。大田区としては、産業経済部として、何か特別のことをやらなければいけないのをやっていないのかな。やっているのか。そこをちょっと聞きたかった。
◎宮本
工業振興担当課長 まず、
工場アパート内での企業間連携につきましては、私どものほうでは、非常に有効な企業間連携で、製品開発に取り組んでいるという情報もいただいているところでございます。
それと、区と
指定管理者連携という意味におきましては、例えば、今申し上げましたピッチイベントにつきましては、野村不動産パートナーズと連携して、そのピッチイベントを行うような関連事業者等の橋渡しなど、連携して、そういう自主事業にも取り組んでいるところでございますので、問題ないと考えています。
◆黒沼 委員 選挙が終わったら時間もできると、ちょっとまた訪問しまして聞いてきますけれども、次回、もう一度発言できればそうしますので、よろしくお願いします。一応、要望です。
◆伊藤 委員 またこの表のつくり方の問題なのですけれども、最初のほうの区収入と管理代行の部分の表があるではない。例えば、本羽田二丁目
工場アパートの部分で収入の欄はこのアパートに対する収入なのですよね。
それで、管理代行費のほうは、この5か所だか6か所だかの施設をまとめたものが出ていると書いてあるように見えるのだけれども、そうかな。
◎宮本
工業振興担当課長 基本的には委員ご指摘のとおりでございまして、管理代行費につきましては、指定管理のいわゆる基本協定と契約内容が、施設まとめてということになっておりまして、このような形になってございます。
◆伊藤 委員 そうすると、この表の意味が何の意味があるのだろうかと。全部収入は、それぞれ単体のものを書いてあって、支出は、合計したものが書いてあるのですよ。まして、それをもとにこの下の2行目の
事業実績評価で、合計利用者数分の区の収入は、この単体のものの収入なのですよ。
それだけれども、合計利用者数分の管理代行費は全体のなのですよ。これを比較しても、何の意味もないと思うよね。ほかの施設も全部そうなっている。これを見比べても、高いのか、安いのか、何なのだという。何のための表なのですか、これは。
◎宮本
工業振興担当課長 委員ご指摘のとおり、契約関係上、1本の管理代行費になっているということに対して、一つ一つの施設で按分等を行いながら、この実績評価を行っているということに関しては、ご指摘のとおり、一つ一つ具体的な差が出るのかというところに対してはなかなか出にくい計算になっておりますので、中身を精査させていただきまして、そういった一つ一つの施設の良し悪し等についても判断できる手法については、検討してまいりたいと思います。
○松本 委員長 では、続いて、
環境清掃部からの報告に対しての質疑をお願いします。
◆北澤 委員 大田区の
環境調査報告書の87ページを見ると、絶滅危惧種に準じるものが、大田区にたくさん生息しているのだなということで、とても感動したのですけれども、しかも、少し増えてきているということなので、ぜひこういうことは区民に知らせて、さらに、やはり環境をよくするために、みんなで努力しましょうと宣伝したらいいのではないかなと思ったのですけれども、いかがでしょうか、その辺のところは。
◎長谷川
環境対策課長 大変貴重なご意見をいただきました。どういう方法がとれるか、少し考えてまいりたいと思います。
◆安藤 委員 水質のことでちょっとお尋ねしたいのですけれども、ここのところいわゆるいろいろな形で海辺のスポーツが、結構盛んになってきて、いろいろな意味で水と、区民とのかかわり合いの機会が増えてきたという印象があります。
その中で、いわゆる水内際で遊ぶ子どもたちを含めて、それから、その水の透明さとか、きれいさとか、においとか、そういうことに関して、なかなかこの表で見ている限りでは、わかりづらいところがあるのですけれども、基本的には、水質の中で、特に大腸菌等についての記載も多少あるのですけれども、これは、我々の能力では、なかなか取り除くことはできないのかなと思っていたら、最近の水質をきれいにする、特に、大腸菌を押さえていく薬とか、開発ができているうわさを聞いておるのですけれども、具体的には、大腸菌対策はどのように行われているのか、わかる範囲でいいから、教えていただければと思っています。
◎長谷川
環境対策課長 私ども環境対策課では、調査と数値で環境の推移を見ております。それで、ご承知のように、呑川とか内川では、他部局ではございますが、水質浄化に向けて取り組んでいて、その効果も、一部見られていると認識しておりますが、具体的に今後どうという部分に関しましては、申しわけございません、所管が違い、まだ、認識・理解をできていないところがございます。
◆安藤 委員 基本的に、やはり人体にいろいろな意味で影響があるということと、特に、子どもたちがやはり水内際で、自然にその体で水と遊んでいるときに吸収したりとかということ等で、いろいろと騒ぎになっているケースも、稀ですけれども中にはあるということで、これから2020年のオリンピックに向かって、お台場周辺も含めて大田区でも城南島とか、それから、ふる浜のところの水質については、十二分にやはり区民に健康に支障のない数値ですよという形での努力を促していきたいと思いますので、そこら辺は、しっかりと対応していただきたいことを要望しておきます。
それと、あと、もう一ついいですか。
○松本 委員長 どうぞ。
◆安藤 委員 多摩川の、いわゆる最初の1滴ということで、前にちょっとその最初の1滴を見に行ったことがあるのですけれども、それから、東京湾との河口口に国土交通省でつくった標識があるのですけれども、それが殿町側には、まだきちんと残っているのですよ。
それで、羽田のほうでは、その河口口のここが始まりですよという、いわゆる多摩川のスタートのところの原点の標識が、東京側には、ちょっと今、工事中で取り除いてしまっているのか、取りつけるのを忘れしまったのか。前に私が確認したときにはあったのですけれども、その後、確認をするという作業はしていないけれども、ここが河口口ですという標識があるのですけれども、それがちょっと確認がつかないので、できれば、そういった情報をつかんだら、ぜひ教えていただいて、多摩川は、ここで河口口ですよということの標識を、いわゆる大田区側のほうでも対応していただけるように、要望をしておきます。
以上、2点です。
○松本 委員長 はい、よろしくお願いします。
◆三沢 委員 今の安藤委員にも絡むことで、この間、ちょっと本会議でも、最後に少し話をさせていただいたのですけれども、なかなかやはり合流式下水道だと、雨が降ったりするとどうしてもし尿が流れ込んでくるので、大腸菌とかがどうしても出てくるというのは、これも否めないところはあるとは思うのですけれども、やはり大田区の全てをきれいにできるにこしたことはない。
でも、まず住民が多いところの臭い対策とかで、そういうところは優先すべき。さらに、やはりその次ぐらいには、ふる浜。やはり子どもたちがいっぱい遊んでいて、本当は子どもがちゃんと泳げるようにしたいわけですよ。
やはりそうすると、そういったところは、分流式下水道は金がかかるし、それは大田区の話でなくなってくるので、難しいのはわかっているのですけれども、何か策を打とうと思えば打てるものなのですか。すみません、ちょっと素人のような質問で、申しわけないです。
◎畑元
環境清掃部長 委員おっしゃるとおり、下水道の問題になってきますので、東京都は合流式ですから、今すぐに分流式とはいきませんけれども、あれだけ広い面で海をいっぺんに切るというのは、なかなか無理で、やはり下水道対策をきちんとやっていくということが、今は一番重要なのかなと。大雨が降ると下水が越流しますよね。あれが一番問題なものですから。それを、今、下水道局が取り組んでいますけれども、そういうことの経過を経ていけば、海に流れ込む汚水というのは、若干というか、薄まっていくのかなという。これは、ちょっと時間がかかる話かなとは聞いております。
◆三沢 委員 やはり羽田のほうとかは雨が降った後とかは、結構臭うのですよね。私も少し雨の日に行ったときとか、臭うなと思うことがあるので、やはりそこら辺は、皆さんストレスを抱えていらっしゃるかと思うので、なかなかすぐの解決は難しいと思うのですけれども、努力を本当に一つお願いいたします。
◆椿 委員
環境調査報告書の中で、外来種の状況とか、そういったのはどういったところを見ればいいのでしょうか。すみません、探したのですけれどもわからなかった。
◎長谷川
環境対策課長 経年の調査ということで、外来生物に関しては、その都度という考え方でございますので、この調査報告書には記載をしてございません。
◆椿 委員 当然、地球温暖化が進んでくると、植物から昆虫、小動物が変わってくると思うのですが、その中で、人為的なものと、それと自然的なものとあると思うのですけれども。この人為的なもので、外来生物、特に亀とかは、呑川は非常に多く見受けられるわけですけれども、そういったのはどうお考えでしょう。
◎中澤 環境計画課長 椿委員のお話の外来生物の駆除という、増やさない施策というところにつきまして、この報告書が先に出た後、毎年「大田区の環境」という、年末から年始にかけてお出ししている冊子があるのですが、そちらの中に、自然共生社会の構築というところで、外来生物については、公園とか河川を管理している都市基盤整備部と協働しまして、
パンフレットとかポスターとか、雨に濡れても壊れない形でパウチしたポスターとかを掲示して、そういう外来生物は放さないようにとか、そういう形で啓発に努めているというところでございます。
◆黒沼 委員 49ページの浮遊粒子状物質の環境基準適合状況というのですけれども、これは、ちょっと確認と教えてもらいたいのですが、たしか中国から来る影響が、主に一番大きいと記憶していますが、これが、ここ10年間では若干の減少傾向が見られるということ。それとともに、季節変動については、例年、暖候期に高くということが、今までだったと思うのです。これから冬に向かっては低くなる傾向がある。これも、偏西風か何かの影響かなとは思うのですけれども、ここに表が書いてあって、達成状況に達成と書いてあるのですけれども、達成というのは何か手を打つことによって達成したとなるのですけれども、何が達成したのかなと。それとも、基準内だとかという書き方のほうがいいのかなというのが一つあります。
それで、最後に聞きたいのは、数字が書いてある。桁違いでこれはいいのですけれども、例えば、中央では1立方メートルあたり0.046ミリグラムとなるのですけれども、この後ろに基準が説明されているのですけれども、ゼロでないわけです。
すると、長期的に見ると、例えば、10年間、これが人間の吸った空気として肺か何かにたまっていくのか、流れてなくなるのか。たまっていくのであれば、長期調査をしなくてはいけないのだろうと思うのですけれども。基準内にはあるのですけれども、長期的に見るとどう見ればよいのかというのが、最後です。
◎長谷川
環境対策課長 医学的な部分に関しましては、ちょっと見解を申し上げられないのですが、まさしく一定のその危惧というものはされているわけでございますので、そのためにも、経年でこうした調査をしっかりとして、数字を公開していくということを今後も続けてまいりたいと考えております。
◆黒沼 委員 主に健康上、ここで聞けるかどうかなのですけれども、これは、がんなのですか。なんなのですか、影響というのは。
○松本 委員長 黒沼委員、後で、保健所長にでも聞いてみたらどうですか。
◆黒沼 委員 いやいや、わからなければ、しょうがないですね。
◎長谷川
環境対策課長 先ほど、医学的なものと言いましたけれども、
ホームページのほうで、例えば、環境再生保全機構というところは、結構簡単に書いてあるのですが、浮遊粒子状物質に関して、人体への影響というのは、呼吸器に悪影響を与えるだけではなく、がんや花粉症などのアレルギー疾患との関連が指摘されていますという記載はございます。
それ以上の細かい部分に関しましては、ちょっとお答えをしかねるところでございます。
◆黒沼 委員 それで十分です。
ただ、ちょっと私も調べますけれども、これが蓄積されたとなると、どうなのかだけは、ちょっとまだ疑問がとけないので。
ただ、ここに書く以上は、用語の解説もされているわけだから、ちょっともう一つ影響ぐらい書いておいてくれたほうが、こんなにスペースはあいていて何も書いていないところがいっぱいあるわけですから。この下のページも後ろのページも、いっぱいで書けませんというわけではないと思いますので、ぜひ努力をしてください。要望しておきます。
◆三沢 委員 私の小さいころは、本当に
光化学スモッグ注意報というのは、もう夏になるとしょっちゅう出ていて、大きくなってから、割と環7とか、環8に雲ができるのですよね。道路の上に、夏とかになると。やはりそれは、多分排気ガスとかいろいろな影響でだったと思うのですけれども、ただ、ここ最近は、そういったものもかなり改善されてきたかなとは思っているのですけれども、それは、どこら辺の資料を見ればわかるものですか。44、45ページあたりでわかるものですか。個人的にはそう思っているのですけれども、それが数値であらわされているものは、どこら辺なのかなと思いまして。
◎長谷川
環境対策課長 今、三沢委員がおっしゃったように、44ページで経年変化等を載せてございます。ここにございますように、大部分が徐々に下がってきているという状況で、あとは、光化学スモッグの注意報の発令の日数に関しては、45ページの下に記載しているとおりでございます。
○松本 委員長 では、続いて、ごみ分別アプリについて。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○松本 委員長 続いて、年末年始の資源とごみの収集について。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○松本 委員長 それでは、本日の質疑を終結しまして、
継続調査事件を一括して継続といたします。
次に、継続審査事件を一括して上程いたします。
継続分の陳情につきまして、状況変化はございますでしょうか。
◎小泉
地域力推進課長 状況の変化はございません。
○松本 委員長 皆様、よろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○松本 委員長 特になければ、継続審査事件を一括して、継続といたします。
最後に、次回の委員会でございますが、11月15日、水曜日、午前10時から開会いたしますので、よろしくお願いいたします。
◎小澤
産業振興課長 私から、10月14日及び15日に開催いたしました、おおた商い(AKINAI)・観光展につきまして、一言お礼を申し上げさせていただきます。
松本委員長、高山副委員長はじめ、多くの皆様にご来場いただきまして、改めて、お礼を申し上げます。
なお、来場者数につきましては、14日が約5,100人、16日が約4,000人の計9,100人でございました。前年は1万1,200人でございましたけれども、冷たい雨の中、多くの皆様にご来場いただきまして感謝申し上げます。ありがとうございました。
◆北澤 委員 商店街のPR動画の試みはとてもよかったなと思います。やはり若い人たちが、自分たちの力を試せるというのか、すごく盛り上がりがあったと思いますし、やはり商店街同士が知り合うということにもなりますし、1分間であんなに表現できるものだということをすごくびっくりしました。
それで、今後、こういうやり方でやはり海外に発信できると思うので、例えば、大田区なんかは、お祭りもとてもおもしろいですから、例えば、短い動画でお祭りをたくさん紹介するとか、いろいろなことに活用できるのではないかと思いますし、若い人たちの力を発揮するチャンスをたくさんつくっていただければと思います。
○松本 委員長 以上で、
地域産業委員会を閉会といたします。
午前11時49分閉会...