おめくりいただき2枚目は、2月の
ゴーアラウンド40回分の内訳、3枚目が3月の
ゴーアラウンド11回分の内訳でございます。
続きまして、
資料番号61番、
羽田空港に関する対策の経過(43)についてのご報告でございます。
こちらが別の冊子で配付をさせていただいているものでございまして、毎年
羽田空港に関する動きについてまとめさせていただいておりますけれども、平成28年の経過でございます。
初めに、大田区における
羽田空港対策の概要、次に、平成28年1年間の
羽田空港に関する対策の経過の整理、さらには
空港対策に関する協議会・
委員会等として、
羽田空港移転騒音対策連合協議会、
羽田空港移転騒音対策委員会、
全国民間空港関係市町村協議会の
関係資料等を整理しております。
また、大田区議会での関連のご質問、答弁などを整理させていただいております。
あわせて、
羽田空港対策特別委員会の28年の構成や開催日程なども掲載してございます。
空港対策関係や三者協など、歴史の
保存資料なども整理させていただいておりますので、詳しくは後ほどお読み取りいただければと存じます。
◎立花
空港まちづくり本部副参事〔
工事調整担当〕 続きまして、
資料番号62番、
UR施行「
羽田空港跡地基盤整備工事その1」の
請負業者の決定について、ご報告させていただきます。
土地区画整理事業の施行者である
独立行政法人都市再生機構が、
羽田空港跡地第1ゾーンの宅地や道路などの基盤を整備する工事を発注し、
工事請負業者が決定いたしましたので、ご報告するものです。
工事件名は、
羽田空港跡地基盤整備工事その1でございます。工事を請け負いますのは、
株式会社森本組でございます。平成29年4月7日に、
都市再生機構と森本組で契約いたしまして、工期は契約日翌日の平成29年4月8日から平成30年9月28日までとなっております。
工事請負金額は、
消費税込みで8億9,424万円でございます。
概略の
工事内容ですが、既設の
羽田空港の舗装や構造物を除却する撤去工、土地や道路を造成するために土を盛り上げていく盛土工、跡地の地下部分にあります
鉄道構造物への影響を極力低減させる
鉄道近接対策法などが行われます。
◎中野
環境対策課長 私からは、
資料番号63番から65番までの3件についてご報告させていただきます。
初めに、
資料番号63番、平成28年12月大田区
航空機騒音固定調査月報について、ご報告させていただきます。
区では、区内3か所において、
航空機騒音を24時間体制で測定しております。
測定場所は、
大田市場、
中富小学校、新仲七
町会会館の屋上でございます。12月の測定では、全地点で
航空機騒音の
環境基準を達成しておりました。
なお、
航空機騒音の基準値について、航空機1機ごとの騒音を規制する基準はございませんが、80デシベルを超過した最大値についてご報告いたします。
大田市場の騒音の値は、12月4日、22時54分、
大韓航空ボーイング737型機の85.2デシベルがありました。これは、風向風速の急変により
ゴーアラウンドをしたためでございました。
中富小学校の騒音の値、85.1デシベルは、12月17日、12時37分、新仲七
町会会館の騒音の値、85.2デシベルは、12月30日、12時15分、それぞれ
海上保安庁の
ヘリコプターの出動によるもので、原因については現在
国土交通省に確認中でございます。
次に、
資料番号64番、平成28年12月、
A滑走路北側離陸左旋回騒音調査結果について、ご報告させていただきます。
A滑走路北側離陸左旋回とは、
A滑走路を北側に離陸し、その後左旋回し、大田区内陸部の上空を飛行し、南方向に向かう航空路でございます。
こちらにあります
航空機騒音は、瞬時値の
最高騒音レベルであります。この騒音について、照合する基準はございませんが、目安として80デシベルを超過したものについて、ご報告してございますが、昨年の12月につきましては、80デシベルを超過した航空機はございませんでした。
次に、
資料番号65番、平成28年度
航空機内陸飛行騒音調査について、ご報告させていただきます。
羽田空港の
航空機内陸飛行とは、
北風運用時に
D滑走路北側に離陸し、東京湾上で高度を上げながら旋回し、
矢口小学校付近の
航空標識KAMATを経由し、多摩市と府中市にかかる
関戸橋方向の西向きに飛行を行うものでございます。
本調査は、平成22年10月に
D滑走路の供用が開始され、大田区上空を飛行する
航空機騒音の大きさ、機数、飛行高度を確認するためのものでございます。
この
内陸飛行は、空港の
北風運用時のみ飛行するものでありますため、平成22年以降、毎年冬場の12月上旬の1週間に調査を行ってございます。
次に、調査結果の概要につきましてご報告いたします。
初めに、
内陸飛行を行った航空機の騒音についてご説明させていただきます。報告書5ページ、表4-1.1をごらんください。
羽田空港から遠い石川町
文化センター、
東調布公園水泳場、
矢口小学校は、
環境基準の
地域類型指定区域外でございますため、
環境基準の
Ldenが適用されません。参考として、各
調査地点の
Ldenを算出し、最も厳しい住居系の
環境基準57デシベル以下と比較しましたところ、34.6デシベルから41.6デシベルで、参考としました基準値以内の騒音でございました。
次に、
騒音発生回数についてご説明させていただきます。報告書は同じ5ページ、表4-1.1及び表4-1.2をごらんください。表の右から2番目の
騒音測定総数を見ますと、調査した1週間の
航空機騒音の回数は
航空機騒音測定マニュアルに基づく方法で評価しますと、39回から240回、人が耳で感じられた回数で257回から438回でございました。
次に、
内陸飛行を行った
使用滑走路の
運用状況についてご説明させていただきます。報告書6ページ、表4-2.1をごらんください。
内陸飛行は
D滑走路を北向きに離陸することが原則でございますので、
D滑走路以外の運用がなされていないかを確認しましたところ、全ての航空機で
D滑走路北側離陸の運用が行われていることを確認いたしました。
なお、滑走路の状況につきましては、
資料番号63番の図でご確認いただければと存じます。
また、今回の報告書より6ページの一番下のところに、
調査期間中の天候をご参考までに入れさせていただきました。
次に、
経年変化についてご説明させていただきます。報告書7ページ、表4-3.1をごらんください。航空機の運航は、
南風運用になりますと、使用する滑走路が変わり、
内陸飛行が行われません。平成22年度からの調査で、
北風運用に限った場合の3日間のデータを集計し、
Ldenを算出し、
経年変化の比較を行いました。
その結果、
Ldenの値は、平成22年度以降ほとんど変わらず、
騒音レベルの年ごとの大きな変化は認められませんでした。
最後に、
内陸飛行におけます航空機の高度分布についてご説明させていただきます。報告書8ページ、表4-4.1をごらんください。
矢口小学校付近の
航空標識KAMATで、9,000フィート以上で飛行することが求められておりますが、
調査期間内の全ての航空機は、9,000フィート以上で飛行しておりましたことを確認いたしました。詳しくは、報告書のほうをごらんください。
◎山田
公共交通企画担当課長 私からは、1件ご報告がございます。
資料番号66番、
羽田空港の深夜早朝における
アクセスバス運行についてをごらんください。
この
アクセスバスは、平成26年のエアラインの冬ダイヤから半年
間実証実験を行い、平成27年度から東京都や国、
あとバス事業者による
アクセスバス運行協議会が
運行支援をしながら運行し、平成29年度も実施することとなりました。支援の3年目の最終年度でございます。
期間は、平成29年4月1日から平成30年3月31日の1年間でございます。
運行路線は、平成28年度と同様、7路線でございます。
運行本数、及び運行時間についても、平成28年度と同様でございます。
平成28年度からの変更点について、ご説明させていただきます。資料の一番下の変更点をごらんください。
品川ルート④に停留所が新設されます。新橋と大井町が新設となります。また、
運行ルートの見直しとして、
品川ルート④に位置づけられていましたお台場が一之江・
葛西ルート⑦のほうに再編されてございます。そちらにつきましては、2枚めくっていただきまして、
カラー刷りの
羽田空港新
アクセスバスの
運行概要をごらんください。そちらの真ん中の赤い図から青い図に変わった図をごらんください。28年度の赤い図の真ん中に緑色で記された丸ポチが二つあるところがございますが、こちらが
品川ルート、お
台場ルートでございました。臨海部のお
台場ルートを通って、品川に運行しておりましたが、29年度はこの
品川ルートのうち、お台場を
一之江ルートのほうに運行を変えてございます。
理由としましては、28年度は、
臨海ルートにつきましては、お台場、
品川ルート及び
一之江ルートともに臨海を通っての
運行ルートでございましたが、29年度は効率化を図るためにお台場を
一之江ルートに再編させていただいたものでございます。
詳細につきましては、資料をごらんください。また、最後のページに添付してありますPRのチラシでございますが、こちらは
国土交通省のほうからPRを依頼されてございまして、観光課を通し、区内のホテルに配布する予定でございます。
○伊藤 委員長 説明は以上だと思います。委員の皆様、質疑がありましたらどうぞ。一括してやってください。
◆清水 委員
資料番号の63番に関係するのですが、今、この委員会で
大田市場の
航空機騒音固定の場所を視察してまいりました。そこでも、この三つの固定の騒音の調査を委託している会社の方からご説明がありましたけれども、この三つの
航空機騒音の
固定調査を委託している会社と予算とリースの期間でしたっけ、それについてもう一度この場でもご説明していただけたらうれしいのですけど、よろしくお願いします。
◎中野
環境対策課長 今、ご質問の委託費につきましては、航空費の機器の保守点検で、年間354万円、
騒音データの確定で1,800万円、
事前調査で880万円、
内陸飛行調査で840万円、委託費に関しましては以上でございまして、そのほかに固定局、そちらを借りている場所の設置機器の
リース料金が年間700万円かかってございます。
会社名は、委託している会社名が
日本音響エンジニアリング株式会社でございます。
リース期間につきましては、こちらは毎年更新ということになっておりますので、1年ごとの契約ということになってございます。
◆清水 委員 かなりの委託費がかかっているのですけれども、これは全部大田区の持ち出しで、どちらからか
助成金等があるということはないのですよね。
◎中野
環境対策課長 基本的には大田区の予算でということになってございます。
◆清水 委員
大田市場を見学してきて、
航空機騒音だけを拾うということで、車だとか雷だとか、そういった音ではなく、航空機の騒音のみを拾うという仕組みで、すばらしい、レベルの高い機器だなと思いました。今日も63番でご説明がありましたけれども、
大田市場の騒音のレベルの最大値が85.2、これは
大韓航空機の
ゴーアラウンドということでして、
中富小学校と新仲七
町会会館のほうの最大の85.1と85.2は
海上保安庁の
ヘリコプターということですけども、
ヘリコプターと
羽田空港の航空機との違いというのははっきりこうわかるような仕組みになっているのですか。
◎中野
環境対策課長 ヘリコプターにつきましては、実際に人の耳で確認をさせていただきまして、その音については測定結果から除外するということでございます。
◆清水 委員 航空機だけでなく、
ヘリコプターについても
羽田地域の皆さんからは、この委員会で
藤原委員も発言していましたけれども、
ヘリコプターの音についても
羽田空港関連と違う場合もありますけれども、騒音について苦情も出ているので、それについても何らかの、この間この委員会で
定期ルートの
ヘリコプターのルートを変えてもらうようにという要望を国へ出した旨の説明がたしかあったと思うのですけど。非常事態だとか、重要な外国からの方が来たらとか、この間もアラブのほうから来たということで
ヘリコプターがすごかったのですけれども。そういう緊急事態のときや普通とは違う場合の
ヘリコプターもあると思うのですが、
定期ルートのような感じでなっていたら、できればその騒音も解消してほしいという声がこの委員会でもありましたので、その辺については違う場でぜひお願いしたいと思います。
この
大田市場の
騒音レベルの話ですけれども、この委員会でも話題になっている2020年からの新
飛行経路ですね、
都心上空から
A滑走路、
C滑走路に着陸する場合は、この
大田市場の測定局がかなり真下になると思うのですね。大体高度が100以下、50ぐらいで予想されている
騒音レベルは90を超えるのではないかと言われているのですけれども、そのことについて
環境対策課のほうでは予想というか、想像していたら教えてください。
◎中野
環境対策課長 環境対策課では、騒音の予想というものは特に、
国土交通省の出しているものに基づいて、公表されている数字がそのようなものであるという認識をもってございます。
◆清水 委員 それは、どのくらいと認識していますか。
国土交通省の予想、
大田市場のこの測定局。
◎中野
環境対策課長 私どもとしては、想定としては80デシベル、85デシベル程度のものではなかろうかと考えてございます。
◆清水 委員 本当に今日、この
大田市場の
固定調査をしている場所に行って、目の前の
A滑走路、
C滑走路、それから今日は
風向き関係で
B滑走路に着陸機が何機もあったのですけれども、本当に近いところに着陸する飛行機が今度南風時でAとCとを合わせて、大変な量になると思うと、これはちょっと
大田市場で働く人やそれから目の前が私たちが住んでいるところですから、大変なことになるなというのを今日騒音の
固定調査をしている場所の視察だったのですけれども、新
飛行経路を想像したら、とてもではないけどやめていただきたいという思いを強くいたしました。
この63番の監視では、調査の
月例報告だったので、そのことについては今回はここまでにしますけれども、想像しただけでも大変な低さで飛行機が滑走路に着陸していくということを今日実感いたしました。もうやめてもらいたいという思いを強くいたしました。
◆藤原 委員 62番について、ちょっとお聞きしたいのですけども、これは第1ゾーンの整備のことで、
整備工事のその1とあるのですけれども、この1というのは、これから2、3とかとあるのですか、工事は。
◎立花
空港まちづくり本部副参事〔
工事調整担当〕 その1工事が終わりましたら、設計を順次進めてまいりまして、その2、その3工事と適切なタイミングで工事発注していくと聞いております。
◆藤原 委員 8億9,400万円ですけども、このその1は、5.9ヘクタールだけなのか、それとも他のところもやるのかというのはどうなのですか。
◎立花
空港まちづくり本部副参事〔
工事調整担当〕 跡地の5.9ヘクタールの部分もございますし、そのほか道路の部分も盛り土のほうをしてまいります。
◆藤原 委員 ちょっと素人でよくわからないのですけども、この工事というのは、今の跡地を平面に、平らにするというだけなのか、それとも地下の土を掘って、そういうところまで含めてやる工事なのか、どういう工事なのですか。
◎立花
空港まちづくり本部副参事〔
工事調整担当〕 今回の工事の概要といたしましては、かつて
羽田空港として使われておりましたときの舗装がかなりございますので、そういった舗装を最初に撤去いたします。その後、その撤去した部分を土で盛るための
盛り土工事、さらには
盛土工事を現況の地盤よりも1メートルから1.5メートル程度上まで盛るという工事が主な工事の内容になってございます。
◆藤原 委員 戦後、
羽田空港の強制退去があって、そこにはいわゆるブルドーザーが使われて、私などもよく先輩の、親方というか、職人から旋盤とかいろいろなものぶち込んだのだよとあそこのところには、それで整地したのだよという話があるのだけど。今問題になっている森友問題ではないのですけど、これはこのまま例えばこの空港の中に、いろいろな大変なものが埋まっているということになって、再度この見積もりの直しなどということはあり得るのですか、ないのですか。
◎立花
空港まちづくり本部副参事〔
工事調整担当〕 現在、考えている工事費を上回ることはないと考えております。
◆藤原 委員 それは間違いないですね。今の答弁は。それ以上は増えないと。増えないということですね。
それで、この森本組というのは大田区の業者なのですか。ちょっとお聞きしています。
◎中村
空港基盤担当課長 工事費の件につきましては、現段階での発注の内容ということになっております。実際、工事が始まって、掘削した段階で様々なものが出る可能性はゼロではないと考えているところでございます。そういった場合には、変更等もあり得るというところでございます。
○伊藤 委員長 それを踏まえて
藤原委員、いいですか。次の質問についても。
◆藤原 委員 次の質問は、森本組は大田区の業者ですか。
◎立花
空港まちづくり本部副参事〔
工事調整担当〕 今回受注いたしました、
株式会社森本組は、大阪に本社を置きます中堅のゼネコンと認識しております。
土木工事も
建築工事もやる会社でございまして、全国的にも展開しておる会社で、
施工実績もかなり豊富な会社であると考えております。
◆藤原 委員 大田区が、
羽田空港を抱えていると。
国際都市になったということで盛んに話がありますけども、これは大田区の業者ではできない、そういう
工事内容なのですか。それとも、大田区にもそういうものがあるけども、
落札関係で決まったということなのですか。どちらなのですか。
◎中村
空港基盤担当課長 今回の
盛土工事につきましては、地下に鉄道が埋設されているというところもありまして、非常に難しい工事だということで聞いているところでございます。工事の入札にあたりまして、
鉄道近接施工を含む造成土量、5万立米以上、こちらの工事を経験した実績がある会社ということが、入札の参加の条件ということになっております。その中で、今回は
区内業者がこの経験があれば入れたというところがありますが、経験はなかったというところで認識しているところでございます。
◆藤原 委員 やはり、地元の、大田区の
羽田空港の工事をやるのだから、極力やはり大田区の業者が組合を組んでやるということでまずお願いしたいということと、もう一つは、
沖合移転になるときに、例えば京浜急行が今、地下で走っていますけども、あそこも大変な地下を掘るのに苦労があるのだと、
ビニールがあったり、
ビニールと言ったら怒られる、私の素人考えだけど。そういう問題があって、相当な大変さがあるのだということで、それでやはり、あそこを埋め立てるには、相当なコンクリートなども詰め込んでいるわけだよね。地盤を強化するために、こういう工事があるかないかは別としても、一般的な空港としてはある。だから、やはり私は急がないで、本当に地下にどんなものが埋設されているのかも調査をして、工事にかかるということをしないと、また途中で8億9,000万円でとてもではないけどできないよと、こういうことになるのではないかと思っているのですよ。今、国民的な関心がある、そういう大阪の問題もあるのだから、なおさらやはり、この工事にあたっては、そういうことが二度と起きないように、また大切な税金が使われないように、ちゃんとした調査に基づいて、やはり行うべきだと思うのですけども、この第2、第3については同じ業者が請け負うのかどうかということはまだ決まっていないのですか。
◎立花
空港まちづくり本部副参事〔
工事調整担当〕 現段階では、まだその2、その3工事についての
工事業者に関しては、全く未定でございます。
◆藤原 委員 そうすると、その第2、第3というのは、全体を18幾つあるものをやるのか、この5.9ヘクタールを中心にやるのかということをちょっとお聞きします。
◎立花
空港まちづくり本部副参事〔
工事調整担当〕
工事範囲につきまして、あとはその工事の内容につきましても、現段階では未定でございます。
◆清水 委員
資料番号65番の
航空機内陸飛行騒音調査について伺います。これは、いわゆる
大田西ルートということで、この資料にもありますように、
横田空域の一部解除によって、九州でしたか、
中国地方方面に行く飛行機が北風時に大田区の上空を飛行するということで、この
飛行ルートが始まったときに、この委員会にも陳情等が大変たくさん出て、特に飛行機が飛んでいない地域の皆さんからどうしてこんなことになったのだということで、大変な大きな問題になりました。
私たちも、
横田空域の一部解除、
民間飛行機が飛べるようになったということについては、安全であるかなと解釈した部分もありましたけれども、やはり区内の区民にとっては、新たな騒音問題が発生したということで、大変な事態になったと思って、この調査についても要望して、平成22年から1週間だけですけれども、調査をしてくださるようになって、報告が出てきたという経過があります。それでよろしいのですよね。確認だけ。この調査が始まった確認をお願いします。
◎中野
環境対策課長 経緯について詳細なことは承知してございませんが、平成22年からこの調査が実施したということは事実でございます。
◆清水 委員 そういう経過だったのです。この委員会に陳情等も出されたと。署名等もたくさん集まったということもありました。
空港周辺で暮らしている区民にとっては、日ごろからの空港騒音にはなれた人もいますけれども、例えば、矢口、それから東調布、馬込、石川町などにお住まいの方は、本当に驚かれて、ここには調査の結果に基準値以内だと、そう調査の結果、これは毎回そうなのですが、調査の結果は基準値以内の騒音であったと分析があるのですけれども、やはり住宅街、静かなところにお住まいの方にとってはこれは幾ら基準値内の騒音といっても、大変な環境の変化であることは間違いないと思います。
騒音発生回数が、この
航空機騒音測定マニュアルに基づく方法で評価すると、39回から240回とありますが、人が耳で感じられた数が257回から438回とありますように、人が感じる度合いというのはやはり差がありますから、なぜこんなところに飛行機の音がするのだという思いでおられる方も多いと思います。
それから、ここの大田区役所の上空も飛行機が飛んでいくのですけれども、蒲田の駅をおりた方が、飛行機が飛んでいるところを空を見上げている場面にもよく出くわしますので、やはり人の感じ方は違うのですけれども、うるさいなと感じる人が多いと思うのですが、この調査を分析して私たちのところに結果を出してくださっていますけれども、この調査の結果についての区の見解というか、この調査結果を見て、ここに書いてあるとおりで、全く基準内で大丈夫だということで報告を私どもにしてくださっているのかどうか、ちょっと担当の方の思いを伺いたいのですが。
◎中野
環境対策課長 我々区としましては、国の定めた法律や基準にのっとって、職務を遂行し、その結果につきまして区民の皆様に情報提供をするということが大切な役割だと考えてございます。
◆清水 委員 データや法律や基準で判断するのではなくて、区民がどう思っているかと、どう感じているかということも図っていただきたいのですが、その辺についてはいかがですか。
◎中野
環境対策課長 行政機関の役割としまして、国の定めた法律や基準にのっとって、職務を遂行しているということでご理解をいただきたく存じます。
◆清水 委員 なかなかその法律やそれにのっとっただけではなく、やはり区民の皆さんの身近な声などを聴く機会をちゃんととってもらわないと、何のための職務遂行なのかわからないのではないかなと思います。
それから、
経年変化についてもう一つ伺いたいのですけれども、この調査の結果で、平成22年度以降、ほとんど変わらない、経年的な変化は認められなかったと、この1ページの調査結果の4番で書かれていますけれども、これについては
経年変化が認められなかったことについてどう思ってられるのですか。
◎中野
環境対策課長 特に
Ldenの結果につきましては、大きな変化は見られなかったと認識しているところでございます。
◆清水 委員 そんな、ここに書いてあることではなくて、つまりは平成22年に区民の皆さんから何とか騒音というか、いわゆる基準値内でも全く今までそういう飛行機の音のない生活をしていた方にとってみたら、大変な変化だったのですね。それで、この委員会にも陳情等が上がってきたわけですけれども、そのときに、できる限り
D滑走路から離陸して、東京湾上空で高度を確保して、なるべく高く、せめてですよ、本当は飛んでほしくないのだけれども、せめて高度を高く確保して、区内上空への騒音をなるべく低くしてほしいと。そういう要望が出されたのですよ。その結果、KAMATのルートのポイントが多摩川のほうに移ったと。その結果、新たな
飛行ルートになったということもあったのです。それでもまだ、やはりもう少し騒音を解消してほしいという区民の思いがありますので、
経年変化が認められなかったことをよしとしないで、ずっと区は
羽田空港の騒音については、軽減のために努力すると言っているわけですから、そして空港会社も低騒音の最新機を使うなどと言っているわけですから、できる限り、変化がなかったことをよしとしないで、なるたけもっと騒音が小さくなるように努力してもらうように、
国土交通省や各航空会社等に区としてこの調査結果に基づいての要望を上げていただきたいと。そうしなければ、何のための調査か、私はわからなくなるのではないかなと感じていますが、その辺について、この調査結果に基づいて、
国土交通省や航空会社に対して、どのように要望を上げるつもりなのか、その用意はあるかお答えください。
◎鈴木
空港まちづくり課長 今の調査の結果につきましては、区のほうからもやはり西向きのルートが新たに設定されたことに伴いまして、当時区民の皆様からの多くの要望、苦情等をいただいたというお話も経過として確認をさせていただいております。それで、区としても平成22年の当時にも航空局宛に区長として、こちらの西向きルートについては、1万フィート以上の高度確保に努めていただきたいということで要望をさせていただいております。その回答として、22年5月にお返事をいただいておりまして、そちらの中では、1万フィートは厳しいということではございますが、9,000フィート以上を遵守ということで、可能な限り高い高度の確保に努めるということで、回答をいただいているところでございます。こちらの可能な限り高い高度の確保ということが、騒音の軽減にもつながることだと思いますので、
環境対策課のほうでいただいている調査の結果も経年で変化がないということをよしとするということではなく、区としても、ぜひそちらの結果のほうも受けとめさせていただいて、連携させていただいた上で、対応が可能な要望については、強く国のほうにも要望してまいりたいと思います。
◆清水 委員 そういったことをしなければ、調査はこれをしました、はい、おしまいでは、この調査にもお金がかかっているはずですから、何のための調査かわからないと思います。それで、そもそも
横田空域の一部解除によって、大田区上空を飛行して、中国・九州ですか、そちらのほうの新
飛行ルートをつくったという経過の航空会社の言い分は2分だか、3分だか短縮されて、その分燃料費が削減できたと、そう言っていたわけですよね。それは間違いないですよね。ですから、本当に空港会社のもうけというか、油代節約のために大田区上空を飛ぶようになって、今まで静かな住宅街で生涯を過ごそうと思って、かなりの高い、高いですよね、石川町だとかそういったところの住宅を購入して、生涯安心して暮らそうと思った人の大変化が起きたわけですよ。そういう経過があるということを区は重々踏まえて、今回も新しい部・課長になりましたけれども、ただ毎年、毎年調査の予算が組まれたからやるという、それでおしまいではなくて、何のための調査かということをやはり十分踏まえた上で、その結果については、区民のために生かすことをしていただきたい。ここにもう一度述べますが、しっかりと高度を確保して、
環境基準内だとそれでよしとしないで、
経年変化が認められないということをよしとしないで、この調査の結果を生かすように
国土交通省や航空会社に要望していただくことを強く求めます。意見です。
◆渡司 委員 ちょっとその他になってしまうかもしれませんが、空港のほうに常時設営されています、機能強化に係る説明ブースなのですけれども、私も先日行ってきたのですけれども、まだいつまでやるというのは決まっているのでしょうかというのが一つ質問です。それからあとは、そのときに騒音のモニターのヘッドホンをして、体験をしたのですけれども、離陸と着陸ではかなりの差があるなというのがすごく実感だったのですね。それで、同じ機種、同じ高度だった場合の離陸と着陸の音の差というのはどのぐらいかというのがわかりましたら、教えていただきたいと思います。
◎鈴木
空港まちづくり課長 今いただきましたご質問の中で、空港のほうに設置されている説明スペース、私も一度お邪魔して、見学をさせていただきました。ヘッドホンがあって、いろいろと類似の事例、音の大きさに沿った、ヘッドホンで音が聞けるというところも確認をさせていただいております。
今、私のほうで確認させていただいているものは、国のほうからいただいております「
羽田空港のこれから」という資料の中で、音の聞こえ方をもっと教えてほしいというコーナーの資料の中で、離陸時と着陸時の最大
騒音レベルというものを表示している箇所がございます。そちらで見ますと、それぞれに若干差はあるのですけれども、離陸のほうが2から4ぐらいですか、ちょっと細かい箇所が多くありますので、2デシベルから、ものによっては3デシベルぐらいの差まで、2から3ぐらい差があるということで、数字で見るところはそういった形になっているかと思います。
○伊藤 委員長 いつまでというのはどうなのですか。ブースはいつまで。
◎鈴木
空港まちづくり課長 ブースについては、今のところ、いつで終わるというお話は聞いてございませんので、できればなるべく多くの方に拝見いただけるということが重要だと考えておりますので、長くやっていただけるようなことも、こちらのほうからも国のほうに機会があれば、お願いもしてみたいと思っております。
◆渡司 委員 感覚としてはものすごく差があるように感じて、2から3デシベルというのが体感的にはかなり大きい差なのかなというのは、今すごく驚いているところなのですけれども。新
飛行経路になったときに、今日伺った
大田市場の今の状況では、私はほとんど飛行機の音が聞こえない、今回南風時ということだったので、高速道路の音以外の音は全く私の耳では感知できなくて、これが飛行騒音、本当にここですごくなってしまうのかなというのが、ちょっと驚いたところなのですけれども。そして南風時は着陸になってきますので、
大田市場の横を通るときには、着陸なので若干音が軽減されていくのだろうなということと、15時から17時ということは、市場のお仕事はほぼ終わっているのだというところで、感じながら見ていたところですけれども。
◎鈴木
空港まちづくり課長 すみません。先ほど資料の見方を勘違いしていたところがございまして、ちょっと高度のほうを間違って比較をして、数字が小さ目なお話をしてしまっておりましたが、着陸時、2,000フィートということで、例えば、小型機737-800ということで見た場合に、着陸の場合が68デシベルであるのに対しまして、離陸の場合には78デシベルということで、10デシベルの差が出ているというところもございます。機種によって、高度によって、若干の差が出てまいりますが、先ほどの数字は少ない答弁をしてしまいましたが、資料の見方の間違いということで、申しわけございません。
◆清水 委員 先ほども、65番の区内の西ルートについて、
横田空域の一部解除によるものということだったのですけど、4月に東京都が「横田基地の軍民共用化に向けて」という資料をホームページに出しているのですけれども、2022年度に560万人が利用するという見込みで、効果が1,610億円とか、雇用が8,850人とか、すごく具体的に書いてあって、ビジネス国用にするとか、羽田・成田の補完機能をもつとか、
羽田空港に対しても大きな影響があるのではないかと思うのと同時に、
横田空域の解除についても触れているのですけれども、区は「横田基地の軍民共用化に向けて」の資料については、どのように受けとめておられるのか、区としての見解をお知らせください。
◎鈴木
空港まちづくり課長 今ご質問の横田基地の軍民共用化等のお話でございますけれども、当該刊行物にも示されておりますが、平成15年5月の日米首脳会談における軍民共用化の実現可能性検討に関する合意というものを受けて、東京都が取り組んでいるものと聞いております。都が、先般公表しております、都民ファーストでつくる「新しい東京」、2020年に向けた実行プランというものに位置づけられた都の計画でございまして、その目的としては、基地周辺住民の生活利便性の向上や経済の活性化に資することとしてございます。また、国のほうで取り組んでおります
羽田空港の機能強化につきましては、アジア等の航空需要拡大に伴って、首都圏空港の処理能力が限界に達しつつあるという最近の状況を背景として、国が提案をしているものと考えております。
以上のように、都による軍民共用化の取り組みと、今回国が行っている機能強化の提案は、経緯やその目的が異なると思っております。また、いずれそれぞれに動きが出てくると思いますが、都は国のほうに要望してまいるというお話をされておりますので、今後も国や都の動向に区としても注視してまいりたいと考えております。
◆清水 委員 今、大枠についての見解を述べられたのですけど、先ほども話したように、新たな大田区上空の新
飛行経路が平成22年から
横田空域の一部解除で始まってしまったのですけれども、具体的に大田区に与える影響については、4月の東京都のお知らせについて、どう考えていますか。
◎鈴木
空港まちづくり課長 都のほうの提案の中に書いている狙いというところでは、ビジネス航空について共用化を図る中で活用していきたいというお話をしておりますが、具体的にどのような運用がされるというところが、こちらの中に記載がない中で、大田区への影響というところでは、申し上げるのは厳しいと思いますので、よろしくお願いいたします。
◆清水 委員 今の時点では、大田区に与える影響についてははかれないということだと思いますけれども、もしできましたら、責任をもってそういうことを東京都は発表しているわけですから、ぜひ待っていないで、大田区に与える影響というか、そういうものをどう考えているのかということを都に諮ってもらいたいのですよ。何度も言うように、ある日突然飛行機が大田区の上空を飛んでしまったと、区民はそう思っていたわけですけれども、そんなことにならないようにしていただかないと、何のための大田区かということになりますから、東京都がこういう文書を発表したときには、いち早く対応していただきたいのですが、そういうことはできますか。
◎鈴木
空港まちづくり課長 こちらの件につきましては、国においても首都圏空港機能強化技術検討小委員会の中間とりまとめ等においても、この件についても触れておりますが、その活用の可能性を、課題を整理して、今後技術的な検討を深めていく必要があるという記載になっております。今後、区としても中間とりまとめを議論の出発点であると考えておりますが、その後の関連の自治体等の意見ですとか、要望も踏まえた上で、国によりさらに各種の検討が進められ、その具体像が最新の「
羽田空港のこれから」に示されてくるものと考えてございます。情報については、注視させていただいて、内容がわかれば、委員会のほうでもご報告をさせていただいて、委員の皆様のご意見も頂戴したいと考えております。
◆清水 委員 そうしてください。そうしてもらわないと、本当にこの大田区の
羽田空港対策特別委員会としても、やはりしっかりとそういったものは全員共有の認識としてしなければいけないと思っています。
そもそも、平成15年の日米首脳協定ということですけど、その間、今のこの何年の間に、首脳も日米両方変わっていますし、本当にこれが具体的に進むのかどうか、責任ある東京都の提案なのかということも、非常に何か不思議なのですね。ですから、もう話が始まってしまっているのだからやらなければいけないではなく、今の現状に見合って、本当に日米の首脳がこの平成15年のところに立っているのかどうかというのも、本当にあやふやです。
それから、横田基地周辺の自治体の話は聞いているというのですけれども、今回の新
飛行経路も
羽田空港の機能強化の新
飛行経路にしてもそうですけれども、東京23区、東京都内、それから千葉等に大きな影響がある場合もあるわけですよね。ですから、周辺の自治体の話を聞いただけということで進めていただきたくないし、その辺は空港のある大田区として、今お答えがあったように、しっかりと意見も述べ、状況も判断し、本当に東京都はこれをやる気があるのかということも含めて、見ているだけでない、そしてこの議会にもその報告をしていただきたく、重ねて要望します。
○伊藤 委員長 ほかにありますか。よろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○伊藤 委員長 それでは、質疑は以上として終結し、
継続調査事件を一括して継続といたします。
次に、継続審査事件を一括して上程いたします。
継続分の陳情について、理事者から動きはありますか。
◎鈴木
空港まちづくり課長 状況に変化はございません。
○伊藤 委員長 それでは、継続分の陳情について、委員の皆様からは何かありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○伊藤 委員長 よろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○伊藤 委員長 それでは、継続審査事件を一括して継続といたします。
次に、全国民間空港所在都市議会協議会の運動方針策定に関する要望・意見について、本年も4月5日付で同協議会より議長宛に調査依頼が参りました。
回答までの期限が迫っているため、去年要望した内容の、去年の資料をお配りしてあります。以前に、もう何日か前にお配りをしてあります。それに対して、今日意見を取りまとめて、要望を決定したいと思っております。去年出したものがありますか。なければ、書記が。よろしいですか。ない人。いいですか。
それでは、一つずつ、この要望の原則は全会一致でございますので、一つずつ皆さんに諮りたいと思います。
今日欠席ですが、奈須委員からはご自分の意見ということで、提案が出ていますので、それについても皆さんにお配りをいたします。
一つずつ行きたいと思います。
去年出たものの1番目、読んでいただくとして、これは加算運賃、京急線の加算運賃についての要望であります。これは、今年も載せるのはいかがいたしましょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○伊藤 委員長 よろしいですか。文言もこれでよろしいですか。
◆山崎 委員 注視することということで締めくくっているのですけれども、これはいろいろと考えた結果のこの言葉だったと思うのですけども、もう少し表現方法が変わってもいいのではないかと思っているのですけど。注視という言葉が適切なのかどうかだけ、少し気になっているのですけども、ほかの内容に関してはそのままで結構でございます。
○伊藤 委員長 加算運賃を廃止を要望するような内容にしたほうがいい。注視していてもしようがないという。廃止を要望するべきだということでよろしいですか。文言については、委員長、副委員長と理事で整えますけれども、今の意見を参考にさせていただきたいと思います。その上で、これは継続して載せると、加算運賃については載せる。
続いて、2番目が空港の機能強化に関する要望だと思いますが、これはいかがしますか。このままでよろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○伊藤 委員長 それでは、これもこのまま要望を続けたいと思います。
次が、左旋回の話ですが、これはいかがしますか。これは、ある意味、でも機能強化が実現したときは、左旋回をやめるという意見が出ているので、若干動きがあったかなという。
◆山崎 委員 文言だけ。状況に合わせた形で変えていく。
○伊藤 委員長 約束どおり、やめてくださいねという話にすればいいですかね。では、これも文言を多少整えた上で継続をしていくと。
次が、深夜早朝時間帯は区内上空を飛行しないという。これもどうしますか。これはいいですか、このままで。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○伊藤 委員長 では、これも残します。
続いて、
横田空域の話ですね。
横田空域も結局十分な高度をとれと、騒音軽減に努めるという要望なので、これについては奈須委員の意見も踏まえますが。
◆清水 委員 奈須委員はちょっと別ですよ、これ。
○伊藤 委員長 別ですか。
◆清水 委員 別です。これは、横田基地の軍民共用化と書いてあるから。これは、今の、今日のこの調査にあったKAMATのことですよね。
○伊藤 委員長 だからそういうことでしょう。だって、同じことでしょう。西方面への飛行の際にはだから。
◆清水 委員 違う、違う。
○伊藤 委員長 この最後の3行を要望したいということなのでしょう。
◆清水 委員 だから、全然違う。これも今現在のことだから、
横田空域の。
◆深川 委員 こちらのもともとの文言は、以前にあった
横田空域の一部返還について、今、先ほど議論があった、飛行のときに高度を十分確保してほしいということで、奈須委員からの提案は、今度の東京都で言われている軍民共用化のときにという話なので。
○伊藤 委員長 そうだけど、結局同じことを要求しているのではないの。
◆清水 委員 違う、違う。
○伊藤 委員長 十分に声を聞いてくれということを要望しているわけだから。
◆清水 委員 違う、違う。
○伊藤 委員長 違うの。
◆清水 委員 違います。
◆深川 委員 違うと思います。
○伊藤 委員長 では、清水委員、どうしたらいいの、これ。
◆清水 委員 今、深川委員もおっしゃったように、この
横田空域の一部削減に伴う西方面に飛行というのは、もう平成22年から始まっているもので、国に対して区が。
○伊藤 委員長 わかるよ、それはわかる。
◆清水 委員 ですから、これはこのまま残していただいて、そして、奈須利江委員からの要望は、最後にまたやればいいのではないですか、全然別な。
○伊藤 委員長 原因が別だけど、言っていることは同じなのではないの。
◆清水 委員 全然違います。全然違う。
○伊藤 委員長 全然違うの、これ。
◆清水 委員 全然違う。
○伊藤 委員長 結局、原因は両方別だけども、結局のところ声を聞いてくれということ。
◆清水 委員 違う、違う。
◆山崎 委員
横田空域の一部削減の話と、この奈須委員の軍民共用化ということから絡めての、結局、要望することとしては、飛行をあまり上空を高く、十分な高度ということになってしまいますけど、そのそもそもの入り口の目的が違うように私も感じますね、これは。なので、これは入れるとすれば分けて、整理をしていいのではないでしょうか。
○伊藤 委員長 どうするかな。では、別のものとすると、もともとの
横田空域の一部削減に伴うという部分については、これは残すべきかどうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○伊藤 委員長 残すことでよろしいですか。
すると、次が、道路の渋滞の解消だね。これについてはいかがでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○伊藤 委員長 では、これも残すと。
次が、小型機の事故の再発防止。これはいかがしますか。相次いで発生しておりというのは、どうかなという気はするけどな。今年の要望として。相次いだかな。
◆深川 委員 そこは、ちょっと文言は委員長と正副で調整していただければと思います。安全面に配慮という後段のところはいいと思うので、前段の小型航空機の事故が多く発生しているかという評価は、ちょっとまた練っていただければなと。
○伊藤 委員長 そうだな。小型航空機の限る必要もないと思うし。
◆深川 委員 そうですね。そうすると、前段を抜いて、安全面に対するという部分で、ただそういう漠然としたお願いも含めて、やはりそういう安全に配慮するべきだという声はあげることは問題がないと思うので、小型だけに限定すると、大型はいいのかという話を、逆にとられても嫌なので、安全には当然配慮するべきだと思います。
○伊藤 委員長 航空機事故に対する配慮をしてくれということになるのかな。
それで、もう一つは、その奈須委員から出ています、横田基地の軍民共用化についての意見はどうしますか。
◆深川 委員 私は、ちょっとまだ先ほどの答弁にあったように、具体的にまだわかり切っていないというところで、その目的な何なのかとか、そういうことを大田区に対する影響をもう少し我々としては把握をしなければいけないし、逆に東京都の意見をしっかりと聞かなければいけないのかなと思います。その上で、我々としてどう考えていくのかという議論だと思うので、先ほど
横田空域が返還されて、たかだか2、3分が減って、ガソリン代が得しただけではないかという議論がありましたけれども、たかだか2、3分ということがどうなのかという評価もあるし、あとは燃料が削減して、航空会社がもうかったという話はそれはそうかもしれないのですけど、やはり環境に対する負荷が下がるということは、地球全体に対するメリットだと思うので、それと地域の方々に対する迷惑とをどこで利益を調整していくかという部分だと思うので、ちょっとまだ、この横田の話は明確にわかっていないなと、状況が我々のところにおりてきていないなと思うので、時期尚早かなと私は個人的に思います。
○伊藤 委員長 ほかに、ご意見はどうですか。
全会一致が原則なので、慎重にしようという意見があった以上、要望に載せるわけにはいかないかなという。
◆清水 委員 この横田基地の軍民共用化について、4月でインターネットにも配信されていますので、一刻も早く皆さんも見て、それで私は入れたほうがいいと思いますけれど。
○伊藤 委員長 そういう意見もあります。中身について、ここにはあるのですけど、プリントしたものが、軍民共用化について、これはホームページに出ているので。本当に、まだまだ羽田への影響がどうなるかがよく見えてこない部分があるので、今年については、慎重な形でということで、載せないでおくということになるのかな。別に、それはそれで、区議会として要望すればいいことだから、もしわかった時点で、必ずしもこの要望書だけが要望ではないと思っていますので。
◆清水 委員 ちょっと皆さんの一致で、資料も出してもらいながら、先ほど区のほうが都のほうにも意見を述べて、いろいろと聞くことも聞いていただくということでしたので、ぜひ委員会で審議できるようにしていただきたく要望します。
◆山崎 委員 もう少し、この中で、大田区の中の影響に対して、この中でまず議論をした上で出していくと。今日まとめるということですから、この段階ではなかなか全員一致は難しいと思います。
○伊藤 委員長 では、そういう意見もありますので、この要望書には載せないということにしたいと思います。
提出する案文については、正副委員長及び理事にご一任していただいてよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○伊藤 委員長 そのようにさせていただきます。
次に、各委員の机上に配付しました、特別区議会議長会への要望事項でございます。これは、6月20日が回答期限となっておりますので、区議会議長会から国及び東京都に対する予算等の要望事項の調査というものが来ています。6月20日が回答期限となっておりますので、次回に取りまとめをしたいと思っておりますので、次回取りまとめをして、結果を次期の委員会に申し送りをしたいと思います。つきましては、要望事項がありましたら、お手元に配付の議長会要望事項調査票により、次回の委員会開催日予定日前の5月12日、金曜日を期限とさせていただいて、そこまでに担当書記にご提出いただければと思っております。要望事項があった場合には、次回の委員会でご協議いただいて、全会派一致で賛同の得られた要望事項については、次期委員長に申し送りをしたいと思います。よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
◆藤原 委員 これも全会一致だよね。
○伊藤 委員長 これも全会一致ですね。
◆藤原 委員 だから、上がらないのだよ。
○伊藤 委員長 これも全会一致にしないといけないと思います。
最後に、本日視察に行ってきました。その感想等がありましたら、感想やら課題やらがありましたら、ご意見を伺っておきたいと思いますが、先ほど清水委員からは触れていただきましたが、ほかの方々もいかがですか。よろしいですか。公明党はどうですか。何か感想があれば。
◆末安 委員 私も今日の状況を見た限りでは、騒音というもののレベルではないように感じました。しかしながら、毎度
羽田空港対策特別委員会としても、視察の段階で知っておくことというのはとても大事かなと、この音のレベルを知る上で。こういった機会をこの委員会のスタートの段階で年のスタートの段階で持っておくということは大事かなと感じました。
○伊藤 委員長 せっかくだから、民進党もどうですか。感想。
◆山崎 委員 私も、初めて測定器を見ましたし、計測の状況というものも見させていただいて。全然話は違うのですけど、私はこの間大阪に行ってきたときに、伊丹のルートをちょっとずっと体感として、ちょうど
飛行ルート、新大阪の今のところに行ってきまして、体感としてどんなものかというものを知る機会として、実は近隣では一番わかりやすいところが、特に着陸の
飛行ルートの感じにはそういうところもいいということをちょっと提案しておきたいと思っています。
伊丹の真下。
○伊藤 委員長 真下で音が感じられる、伊丹は。そういうことも必要かということでありました。
先ほど出た
羽田空港の体験コーナーはぜひ行ってみたらおもしろいかなと思うし、区としても何かそういうことを少しお知らせしたらどうかね。空港の中で一番端っこだから場所が非常にわかりにくい。案内のところで聞いてもその人も知らなかったぐらいだったから、もう少し積極性があってもいいかなという。みんなになるべく体験してもらって、課題はしっかりと把握するし、解決も努力していますということをちゃんと見てもらうべきだと思います。
◆椿 委員 公明党の3名で、先日曇りの日だったのですけど、音量の計測器を持って、城南島に行ってまいりました。9時半前後、8便、北風時だったので離陸を測ってきましたら、8便中、離陸なので、8便中6便が80を超えたのですけども、私のこれぐらいの声が85デシベルを超えていました。ですから、年がら年中聞く人にとっては大変かもしれませんけど、その音というところで行くと、我々も実際環境の中にあって、議論を進めていくというところが大事だと感じました。その音について評価するというのは、いろいろと人それぞれあると思うのですけど、80デシベルがこれぐらいの音です。85デシベルがこれぐらいの音ですというのは知っておくべきだなと思いました。