目黒区議会 2009-03-25
平成21年予算特別委員会(第9日 3月25日)
平成21年
予算特別委員会(第9日 3月25日)
目黒区
議会予算特別委員会会議録
〇 第 9 日
1 日時 平成21年3月25日 午前10時
2 場所 目黒区議会議場
3 出席委員(35名)
委員長 橋 本 欣 一 副委員長 富士見 大 郎 委員 武 藤 まさひろ
委員 石 橋 ひとし 委員 おのせ 康 裕 〃 佐 藤 昇
〃 赤 城 ゆたか 〃 そうだ 次 郎 〃 香 野 あかね
〃 工 藤 はる代 〃 関 けんいち 〃 田 島 けんじ
〃 市 沢 芳 範 〃 飯 田 倫 子 〃 栗 山 よしじ
〃 松 田 哲 也 〃 戸 沢 二 郎 〃 須 藤 甚一郎
〃 坂 本 史 子 〃 星 見 てい子 〃 伊 藤 よしあき
〃 つちや 克 彦 〃 鴨志田 リ エ 〃 増 田 宜 男
〃 梅 原 たつろう 〃 岩 崎 ふみひろ 〃 石 川 恭 子
〃 いその 弘 三 〃 今 井 れい子 〃 木 村 洋 子
〃 青 木 早 苗 〃 森 美 彦 〃 沢 井 正 代
〃 二ノ宮 啓 吉 〃 宮 沢 信 男
議長 雨 宮 正 弘
4 出席説明員
区長 青 木 英 二 副区長 鈴 木 勝
企画経営部長 横 田 俊 文 総務部長 伊 藤 良 一
危機管理室長 石 綿 晃 区民生活部長 加 藤 芳 照
産業経済部長 青 葉 隆 健康福祉部長 一 宮 瑞 夫
(観光・雇用課長)
健康推進部長(保健所長)伊 藤 史 子
子育て支援部長 尾 﨑 富 雄
都市整備部長 川 島 輝 幸 環境清掃部長 渋 谷 幸 男
(
街づくり推進部長)
財政課長 田 渕 一 裕 総務課長 三 澤 茂 実
施設課長 島 﨑 忠 宏 国保年金課長 本 橋 信 也
会計管理者 荒 井 英 雄 教育長 大 塩 晃 雄
教育次長 小笠原 行 伸 参事(企画調整課長) 田 崎 薫
教育改革推進課長 髙 橋 和 人
学校施設計画課長 板 垣 司
学務課長 平 本 安芸子 指導課長 柳 瀬 泰
(めぐろ
学校サポートセンター長)
地域学習課長 市 川 典 子
スポーツ振興課長 森 廣 武
八雲中央図書館長 谷 合 祐 之
選挙管理委員会事務局長 本 多 浩 一
(事務局次長)
代表監査委員 大 竹 勲
監査事務局長 清 野 久 利
(事務局次長)
5
区議会事務局
局長 浅 沼 裕 行 次長 大 崎 茂
議事・調査係長 南 沢 新 二 議事・調査係長 田 渕 明 美
議事・調査係長 坂 爪 孝 行 議事・調査係長 小 林 孝 雄
議事・調査係長 松 本 博 主事 亀 田 裕 美
〇午前10時開会
○橋本委員長 ただいまから
予算特別委員会を開会いたします。
署名委員には、宮沢委員、坂本委員にお願いいたします。
きのうに引き続きまして、第8款の教育費の質疑を承ります。
それでは質疑を受けます。
○いその委員 委員長、指名をありがとうございます。
この教育の款では、私に与えられた時間が限られているので、本当は幅広くちょっと質問をしたかったんですが、3点に絞らないとちょっと時間が足りないので、3点質問させていただきたいと思います。
まず初めに、スポーツの振興ということで一つお聞きしたいんですけども、目黒区内のみならず今スポーツ、特にこの間の日曜日なんかは東京マラソンなんかもありましたけども、ちょっと前に新聞でも報道があったと思うんですが、区内でも全国に通用するようなチームが活躍したのが載っていました。たしかフウガ目黒というフットサルのチームだったと思うんですけども、これはたしか全国大会で優勝したんじゃないかなと思うんですが、やはりこういったフットサルだとかサッカー、野球、バレー、いろんなスポーツ、競技がありますけども、やはり
スポーツ振興ということで、そういった自助努力しながら活躍しているところに、やはり支援をしていくというのは大事な、やっぱり行政の責務だと思うんですけども、その辺に関しては何かお考えになってることがあるのかということを1点お聞きしたいと思います。
それから、これもスポーツの振興に絡んでなんですけども、たしかこれは浴場組合と東京都が進めているのかもしれませんが、
銭湯ランナーということで銭湯を活用して、例えば会社帰りに銭湯を活用して、ロッカーでランニングできるスタイルに着がえて、ランニングして、おふろに入ってという活用方法、ポスターなんかも張ってありますけども、こういったことも取り組まれてるわけですけども、目黒区では5地区、地区プールが整備されていますよね。そういったところも、同じような手法でプールとランニングなど、またウオーキングでもいいですよね。そういったことを絡めて、利用率の向上も図るだとか健康推進を図るという観点で、やはり考えていく必要はあるのかなと。有効利用するという必要があるのかなということで、これを1点お聞きしたいと思います。
3点目なんですけども、これまたかというふうに思われるかもわかりません。教育長がちょっと目を上げましたけどもね。これ、さきの一般質問でも私やらせていただいて、そのときにはもう、今の景気も状況も背景も踏まえて財政的見地から見たときに、この人工芝の導入を全校に進めていくというのはどうなのかなというふうな質問をさせていただきました。でですね、教育長は、昨年うちの会派の議員の一般質問でも、先に導入した天然芝ですね、2校の総括をしたわけですね。その後に、天然芝はこれ以上やっていかないよということなんですけども、その後に人工芝を進めていくというふうになっているわけですね。
財政的な面ももちろんですけども、答弁の中では実施計画の中で、どういうふうに進めていくかということを言っていた中で、もうその前に、先日の委員会の中でも、もう進めていくんですよというようなお話もしてますよね。当然これは来年度の予算に3校分、2億1,000万円ですか、入っているわけですけども、実際今までの天然芝を導入しました、人工芝を導入しますというときに、私は、この学校の校庭舗装はどうあるべきかということで、議論のランクというか、この議論のランクを落とすことによって、議会への情報提供がされないで、庁内の調整だけで進められているというふうに、私は感じるんですね。これは学校の校庭をどうするかというだけの話ですよというふうに、一くくりにされてしまうと、その影響を受けるのは、まず校庭ですから、子どもたちが直接的な影響を受けます。
それから、例えば「開かれた学校」というふうにいって、天然芝なんか顕著にありましたけども、その維持管理、管理経費は天然芝の場合で約百五、六十万円が年間かかっていると思うんですけども、そのほかに人の手、要するにいろんな管理の上で人の手もかかるわけですね。恐らく人工芝って、
メンテナンスフリーじゃないわけですね。例えば人工芝だけ引けばいいということじゃなくて、珪砂やゴムチップも入れてるわけですよ。こういったものは、当然経年によって少なくなれば補充しなきゃいけないとか、それから世田谷公園なんかも、野球場は人工芝化されていますけども、あそこなども、やはり毎週掃除の機械を入れて、かなり掃除をしてるんですよね。要は、ここに出てくる資料というのは、メリットの面が強調されて出てきます。デメリットというのも必ずあるわけですね。天然芝は導入して総括しました、やめました、これは私は大変評価をしてるわけですけども、子どもたちにとっては、一番やはり制限が少ないということ、それから自由度が高いということが私は最優先されるべきだと思います。
そういう中では、現在のダスト舗装で特に問題があるとは、やはり余り思えないんですね。多大な経費をかけて、そこまでする必要性があるかといえば、ここに予算の中で言われてる、砂が飛びますよと言えば、
スプリンクラーがついてるんですよね。
スプリンクラーは全然ダスト舗装のときには使われない。天然芝のときには芝生の育成上、朝と夕方に
スプリンクラーを使って散水をするとか、本末転倒的なやっぱり使われ方をしてたりするわけですよ。だから、理由づけとしては非常に私は低いし、財政的にも
短期収支見通しでも、これは予算概要に載ってますけども、平成21年度で891億円、22年度867億円、23年度866億円、これは下方修正されてるんですよ。そういう中で、やはり段階的にどんどん進めていっちゃいますよって一言でくくっちゃっていいのかなというふうに思うんですね。
教育長は今まで御答弁されてきましたけども、例えば議論のランクを落とされたことによって、私はその背景は、やはり区長の公約がベースになっていると思うんですね。これに対して、やはり議会には全然語られていないわけですよ。今まで、教育委員会が主導して、そういった話は私は出ていないと思うんです。一昨年、その前と私は文教委員会に所属させていただきましたけども、一切そんな話は聞いていなかったし、いきなりの話ですから、これは間違いなく、区長の公約ということで進められてきたと思うんですね。であるならば、やはりしっかりとその必要性を説くということは大事なんだと思うんですね。
この点に対して、教育長から御答弁があるのかもしれませんけども、きちっと私はそういったことで進められているんであれば、区長がしっかりとお話をなさるべきだというふうに思うんです。その辺に対して、第3問目を質問したいと思います。
以上です。
○
森スポーツ振興課長 私のほうのまず1点目でございますが、競技団体の支援ということでございますけれども、委員おっしゃったとおり、3月15日にフウガ目黒という区内で活躍しているフットサルのチームが全日本選手権で優勝いたしました。このチームは、区立第三中学校のOBの方が中心となって立ち上げた、かなり昔からの歴史あるチームでございます。本来、プロのFリーグに加盟しようとして今活動してる団体でございますけれども、競技団体の支援ということでは、私ども現在、教育委員会として競技団体が好成績を残した場合、全国大会で、また東京都大会で好成績を残した場合に表彰しているという形で支援をしておりますけれども、実際の活動、またいろんな団体がございますので、その辺はどのような形で支援していくのかということは、限られた支援の中では行政として限られた形ではあると思いますけれども、今後どのような形で支援していけるのか、これは引き続き検討していきたいと思っております。
2点目の
銭湯ランナーの件でございますが、委員おっしゃるとおり、
スポーツ活動をする方々の支援ということと施設の有効利用という両方の面から、また公衆浴場の関係もございますし、その辺も踏まえまして、また施設の利用実態、実際に利用することが可能かどうか、その辺も現在、各施設のほうでは指定管理者が入っておりますので、その辺を調査しながら可能性について探っていきたいと思っております。
私のほうからは以上でございます。
○
板垣学校施設計画課長 それでは、人工芝については私からお答えさせていただきます。
まず、3点目の質問ということで、細部にわたり幾つか項目があったかと思うんですが、まず導入に当たっての議会へ情報提供がされていないというお話がございましたが、確かにこの導入をするに当たって、情報提供は特に行っておりませんでした。しかしながら、人工芝は確かに経費はかかるものでございますが、学校施設の整備の一つにすぎないと。極論すれば、校庭の舗装を変えるということですので、通常の施設整備の方法に基づいて行ってきたということでございます。ただし、やはり校庭の今までの利用方法から考えると、大きな方向転換であるということは間違いございませんので、ある程度の情報提供はするべきだったのかなというふうに、今思うと考えておるところでございます。
次に、この財政状況の時代に、あえてダスト舗装を変えてまで人工芝を導入する必要があるのかということでございますが、確かに人工芝でなければならないということはないということは認識してございます。また、天然芝についても否定するものではございません。ただ、校庭舗装というのは、恐らく昔は土といいますか、自然の土だったのだと思いますが、それは昭和20年代、30年代の話でございますが、それから排水等をよくするためにダスト舗装というものが導入されてきたわけでございます。そして、ダスト舗装でもいろいろ、ほこりが飛ぶとか、なかなか雨が降ると使えなくなるとか、そういう問題点がいろいろ出てきたわけでございまして、そういうことで、新たな
舗装スタイルとして、このゴムチップであるとか人工芝というのが出てきたものと考えております。したがいまして、この人工芝というのは、時代の流れによってできてきた校庭舗装の新しい形といいますか、一歩進歩した形であるんだろうなと思っております。
目黒区に限らず東京都の学校というのは、校庭が非常に狭く、耐久性が要求されるものでございますので、やはりこのダスト舗装でも、これからもこのダスト舗装でという考え方は当然あるかと思いますが、私どものほうでは、通常の悪くなった部分を直していくという一般整備の考え方に加えて、現状をさらにレベルアップさせるという、環境整備、環境改善の考え方、これを今後の施設整備の基本的な方針として掲げておりますので、これはトイレの改修などと同様なんでございますが、現在の環境をさらによくしていきたいということで、言ってみたら投資するものでございます。ということで、こういう財政状況でございますが、着実にこの人工芝を推進していきたいと考えているものでございます。
また、それにつきましては、先ほどの情報提供のところとも絡んでくるんでございますが、区民の方等にも人工芝にする理由ですとかメリット、そういうものをPRしていくとか、そういうところを丁寧にした上でやっていきたいなと、推進していきたいと思っているところでございます。
以上です。
○いその委員 ぜひですね、フウガ目黒、1点目のほうですね。それから、2点目の施設の有効活用であるとか、
スポーツ振興であるとか、そういう観点でいろいろな方法が考えられると思うので、検討していただけるということなので、これから限られた財政もそうですけども、中でどういったことができるかというのは前向きに考えていただければいいと思うので、この件に関しては、今回ここでもう結構でございます。
3点目の人工芝の件、今お話ありましたけども、今説明がありましたけど、それで納得しろというのはちょっとなかなか、私は今の話でも納得できないんですね。使い勝手とかね、そういった意味であれば、人工芝がすべて悪いとは私も思ってるわけじゃないんですよ。私も野球をやってきましたから、本当に土の上や、きちっとした球場、天然芝、人工芝でもやったことがあります。現在でも、世田谷の人工芝を見ていますし、駒沢の人工芝を引いて、サッカーなんかやってますけども、あそこも見てきてます。
この間、たしか3月6日ですか、大雨が結構降ったんですよ。このときも夜にかけてナイターで、大雨の中サッカーをやってましたけど、確かに排水性はいいけども、そういう中でサッカーをやってましたよ。いいところは確かにあるというのは当然わかっているんですけども、学校の校庭にね、なぜそこまで、特に小学校、中学校ですよね。なぜそこに多大な、そんな経費をかけて人工芝を入れていく必要性があるのかということなんですよ。
例えば現在、長年にわたってダスト舗装をやってきて、問題となるのは、じゃあ本当に何なんですか。砂が飛びます、それは確かに飛ぶと思いますよ。ただし、例えばちょっと個名上げてあれですけども、一中みたいにグラウンド側から住宅地がすぐあって、あそこなんか強風が吹けば、確かに近隣の住民は砂が飛んで大変だと思います。ただし、同じようなほかの学校は状況にあるかといえば、すべてがそうではないわけだし、やっぱり個々、学校の状況や、例えばこの間、五本木の小学校をやりましたけども、あそこは確かに雨上がり、排水の状況はよくなかったですよね。なかなか乾かないというようなことがあって、やりました。これは個々に、きちっとその状況に応じた対策を講じるということが僕は必要だと思ってるんですよ。
特に中学校なんかは、いろいろな活動、体育や部活動もかなり高度化してきます。子どもたちの力も上がってきますから、やはり慎重に考えてあげないといけない部分というのはあると思います。そういうことを第一義に考えて、それから二次的に考えるというのは、やはりその学校使用のほかにもいろんな形で活用されているわけですから、議会はもちろんですけども、やはりそこを利用する団体であるとか、かかわる地域であるとか、協力者には、きちっとした情報提供を与えながら議論するということは大事なんじゃないですか。
例えば
スポーツ振興の観点からいえば、今、中目黒の多目的ではサッカーが週末よく利用して、サッカーの目黒区の拠点になっていますけども、どうしても人工芝を優先的に入れるというんであれば、ああいうところのほうが、僕は優先順位は高いんじゃないかと思いますよ。やっぱりそういうことを俯瞰的に見ながら、財政の状況であるとか必要性であるとか、そういったことをきちっと話し合うということは、本当に必要なことだと思うんですけども、今
学校施設計画課長の御答弁の中に、積極的に情報提供なされなかったと言いますけども、ただ単に、校庭を人工芝にするだけだよなんて、そんな簡単な話じゃないと思いますよ、私は。その辺に対してどういうふうにお考えなのか、やっぱりきちっと示していただきたいと思います。
以上です。
○
小笠原教育次長 それでは、人工芝化につきましての再度のお尋ねでございます。
これは、先ほど課長のほうから申しましたとおり、校庭整備の種類として、現在、目黒区では天然芝2校と、それからあと砂の関係で八雲小学校が旧人工芝の前は、いわゆるゴムチップ、それから東山小学校もやっぱり砂の関係でゴムチップ、そのほかダスト舗装という形でやってまいりました。それで、今回いきなり天然芝にしようということではなくて、やはり……
(「人工芝」と呼ぶ者あり)
○
小笠原教育次長 人工芝にしようということではなくて、八雲小学校の校庭整備のときに、一応あそこは地盤を固めてあるので、再びゴムチップを引くのか、それとも天然芝化、人工芝化をやるのかという経過を踏まえて、人工芝化をしたと。その実績を踏まえて、今後校庭整備をするに当たっては、この八雲小学校の例を踏まえて、それで人工芝化というのも一つ大きな候補になるんではないかというイメージを持っていたということでございます。
それで、これを進めるに当たって、人工芝化の最大のメリットというのは、先ほど来出てますとおり、雨が降っても比較的早く利用できるというところが最高のメリットでございます。それで、最近の校庭整備は、特に小中学校の行事、児童・生徒が使うだけということではなくて、先ほど来お話に出ましたとおり、地域行事で使われたり、生涯学習の観点から校庭開放を行って、いろいろな団体の方などもお使いいただいているということでございますので、その校庭が有効に使われるということも非常に大切な観点だというふうに考えまして、そういう意味で、人工芝化を進めていこうということになったものでございます。それで、当初やはり進めるに当たっては、そこで同じ条件で子どもたちや地域の方々が利用できるように、できるだけ早く、大体1年間に5校ぐらい進めようかなというふうに考えてるわけでございますけれども、その辺はやはり財政状況というのがございますので、今回はそれを踏まえて3校程度になったというふうに聞いてございます。
それから、これを進めるに当たりましては、これは事前に十分な話し合いというのは、確かに大切なことだというふうにお聞きして思いましたけれども、今後そういう形でもって校庭の環境整備を進めるということにつきましては、関係団体それから学校とも十分話し合いをしながら進めていきたい。それから、あと状況に応じた対応というふうにおっしゃいましたので、これにつきましても学校等から十分に状況をお聞きした上で、例えば今回、八中で行った人工芝につきましては、人工芝を全面に引くだけではなくて、周辺にゴムチップを引いて、回して、
ランニングコースをつくるとか、そういうような対応もしてますので、その辺は学校等と十分打ち合わせをしながら進めていきたいというふうに考えてございます。
以上でございます。
○いその委員 なかなかトップの方たちの御答弁が出てこない、かなりハードルが高い問題だと思いますね。今るる説明があったわけですけども、例えばもう、既に進めないという、総括をされた天然芝2校、これは一番先のもので烏森小学校が平成16年ですよ。今21年になりましたから、5年。ようやくもうそういう進めないよという検証がされたわけですよね。天然芝だって、まだメリット、デメリット、それから校庭で活用して、どういういいところがあるのか。またどういう課題が出てくるのかというのも、まだ何もわかんない状況じゃないですか。だから、私はある程度、事情に応じてよかろうということで進めた学校はそれでいいと思います。ただし、全校に進めるんであれば、きちっとした検証をしてからじゃないですか。私はそういうふうに感じるんですね。
もちろん財政的な面もあります。それから、先ほど来言っているように、一義的には子どもたちの、やはり学校の生活の中で一番よりよいものを整備していく。これは恐らくだれも異論はないことでしょう。それから、二次的には地域でもいろんな活動や行事をやっています。そういったのも総合的に考えなければいけない。また、一時避難所として使用されるわけですから、何か有事の際にはですね。そういったときにも、なるべく適用できるものでなければいけないという、いろんな観点から考えていかなきゃいけないわけですよ。私はきちっとある程度、検証してからでも遅くないんじゃないですかというふうに言ってるんです。全面的に、私は人工芝なんか絶対だめだよとは言わないですよ。人工芝もいい、いいところはある。ダスト舗装で私は十分だと思っていますけども、これは今の話になると、じゃあ天然芝を導入した2校はどうするんですか。実際、毎年毎年、養生期間に子どもたちは活動できないという、この時間はどういうふうに責任をとられるんですか、そういう話になってきますよ。
だから、同じことを繰り返さない。人工芝はそういうことはないでしょうけども、養生期間ということがないですから、そういう、やっぱり弊害が出てこないか。経年で何か影響が出てこないかとかいうことも含めて、ある程度導入した結果というのは、冷静に判断してからでも遅くないんじゃないかということですよ。こじつけて余りこうやって、私は今、何を見て言ってるかといったら、これを見て言ってるわけですけども、ここにはいいことしか書いてありません。雨上がりにすぐ使えますよとか、砂が飛びませんよって、当たり前じゃないですか。こういうことばっかり書いてないで、いろんな状況に応じたもので、総合的に人工芝がいいのかどうかというのをきちっと検証してから、それから話し合いしましょうよと言ってるだけですよ。最後にちゃんと、そこの部分をお答えいただきたいんですよね。これは、私も教育長じゃないんじゃないかなと思うんですけど、どうなんですか。いかがでしょうか。
○大塩教育長 人工芝について私のほうからお答え申し上げますけども、若干経緯をちょっと申し上げますと……
(「いいよ」と呼ぶ者あり)
○大塩教育長 いやいや、校庭舗装につきましては、教育委員会はいろいろな試みといいますか、やってきてございます。主流はダスト舗装ですけれども、ゴムチップでやってきた経緯あるいは天然芝、それから人工芝というのがあって、毎年何校かについては校庭舗装ということで予算をとってきた経緯がございます。平成20年度の予算の策定に当たりまして、やはりダスト舗装の老朽化したといいますか改修の必要な学校が2校と、それから碑小学校が新規で3校という形になりまして、その中で校庭舗装はどうあるべきかといったときに、これは教育委員会としては、今までのいろいろな経緯それから天然芝の状況とかを認識をいたしまして、人工芝化を諮っていくのがいいだろうということで、平成20年度の予算に3校、人工芝で盛り込んだ経緯がございます。
ちょうど昨年の区長選のときに、区長の選挙の公約事項として、全小中学校の人工芝化というのが掲げられた経緯もございますので、私どもといたしましては、この公約事項も受けまして、全部の小中学校について人工芝化を図っていきたいというふうな形も考えまして、これを施策化するに当たって、昨年の11月の区議会で一般質問に答えた答弁で申し上げましたように、教育委員会としては、やはり人工芝がよりいい校庭舗装だということで、子どもたちにとっても使い勝手はいい、それから区民の利用者にとっても使い勝手がいいということで、これは全部の小中学校を人工芝化をしていきたいという目標を掲げまして、そのスピードについては今改定中の実施計画の中に盛り込んでやっていきますよということで、申し上げたところでございます。
ですから、ことしはまだ実施計画改定作業中ですけれども、例年、校庭舗装については二、三校予算を計上してきたという経緯もございますので、本年度も3校、校庭舗装について人工芝化を図っていくということで出したわけでございますので、いささか人工芝化を推進するに当たって、区議会とそのやりとりにつきまして不十分な点があったことは、先ほど課長のほうから申し上げたとおりでございますけれども、これは基本的には校庭舗装はどうあるべきかというところで、ダスト舗装から人工芝に切りかえるについては、大きな方向転換だよというふうな考え方もあるかとは思いますけれども、基本的には校庭舗装、子どもにとってどうあればいいのか、あるいは土日利用される利用団体にとって、どれが一番いいのか、そういう視点から考えていくべきことなのかなということで、ですから昨年、平成20年度の予算化に当たって、あるいは平成21年度の予算化に当たって、今こういうふうに議会と論議をしていることが人工芝に対する認識といいますか、そういうような校庭舗装のあり方について論議をしている場なんだなというふうに、私は認識をしてございます。
ですから、検証する、いいか悪いかということより、これはやはり今までの天然芝とかダスト舗装とかゴムチップに比較すれば、人工芝の校庭舗装がよりベターだなというふうに教育委員会としては認識してございますので、いずれにいたしましても、実施計画の改定の中で、これはそれなりにお金もかかる校庭舗装でございますので、年次割の中でそのスピードについては落としていきたい、そのように考えてございます。
また、学校の人工芝化を図って、昨年のときに先ほどからお話ありましたように、何で人工芝化をするのかということについての説明が、区民の利用者、利用団体に対して、いささか不足していたなというふうなことは私どもも思ってございますので、今年度の人工芝化を図るに当たっては、そこら辺のところはきちっと説明もしていきたい。そして、理解を得て進めていきたい、そのように考えてございます。
○橋本委員長 いその委員の質疑を終わります。
続いて質疑を受けます。
(「関連」と呼ぶ者あり)
○橋本委員長 関連ですか。ここでやりますと、教育委員会のほうではもうできませんが、よろしいですか。
○香野委員 いその委員の人工芝化についての議論について、関連で質問させていただきます。
いその委員のおっしゃるとおり、人工芝を学校の教育課程内あるいは部活動であったり、スポーツその他で子どもたち、その他の学校外の関係団体が利用するに当たって、デメリットの部分が、区民もそうですけれども、議会のほうにも余り示されていないというのは私も感じました。安全性などについて、あるいは人工芝を使っているがためにできなくなってくる活動についての情報提供が、まだ十分なされてないというふうに私も感じていますので、その点どういった検討、どういった対応策、これまでもとられているかと思うんですけれども、概要を伺いますので、その点を教えてください。
(「委員長、議事進行」と呼ぶ者あり)
○沢井委員 関連の事項については、既に議会運営委員会で「関連とはどういうものなのか」という規定がされています。
今、お話を聞くところによると、これは関連ではなく、一般の質問であるということなので、もうそろそろ、この委員会も終わりですし、後でも結構ですので、きちっと整理を、本当は最初にされたほうがよかったと思います。この間も関連の問題で少しごたごたしましたけど、一度きちっと整理をしてください。それで、今のは関連ではないということを確認していただきたいと思います。
関連質問というのはどういうものなのかというのは、議会運営委員会で既に確認をされていることです。今申し上げますと、関連というのは、理事者側の答弁が、前の委員に答弁したときと次の委員に答弁したときと矛盾があるというときに関しては、関連質問でどちらが本当なのか、正しい見解を問うというような場合は関連質問です。これについては、質問回数には入らないということで取り決めが決められているはずです。ですから、一般的に課題が同じだからといって関連質問にはならないというのは、既に議会運営委員会の中で確認がされておりますので、整理をしていただきたいというふうに思います。
以上。
○橋本委員長 沢井委員から、今、議事進行で、議運の件も含めてお話がありました。
確認をさせていただきたいと思います。
○つちや委員 関連の質疑について、先ほどから議会運営委員会で確認されていると再三言われているんですが、ちょっと私のほうの記憶の中では確認した記憶はございませんので、この直近のところの議会運営委員会等で。これに関しては、理事会の開催を要請いたします。
○橋本委員長 つちや委員から、今、理事会の開催を求められました。
今の点も含めて確認をしたいと思いますので、これよりそれでは理事会を開会したいと思います。
委員会を休憩いたします。
〇午前10時39分休憩
〇午前11時41分再開
○橋本委員長 それでは委員会を再開いたします。
○沢井委員 先ほど私が議事進行の中で申し上げました議会運営委員会等についての発言については、当時の担当委員に確認したところ、
予算特別委員会の理事会であったということで確認をいたしましたので修正をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○橋本委員長 沢井委員から、修正の発言がありました。
それでは、ただいま理事会を開会しましたので理事会の報告をさせていただきます。
理事会で確認いたしました内容でございますが、議会運営委員会等において、関連質問についての取り決めはしておりません。
次に、一般的には、関連質問については、緊急に答弁を確認または答弁の食い違いを確認するものであって、なるべく短時間で簡潔なものであるが、具体的には委員長の判断とすると。
続いて、3番目ですが、関連質問の時間も算入をすると。
以上でございます。
それでは、香野委員の関連質問についての御答弁をお願いします。
○
板垣学校施設計画課長 ちょっと間があいてしまいましたが、先ほどの御質疑で人工芝のメリットの部分だけ強調されており、デメリットの部分がほとんど説明されてないんじゃないかというお話だったと思います。
私どももこれまで、教育施策説明会と、いろんな機会を捉えて、人工芝については情報提供、御説明させていただいたわけですが、説明の折にはメリットだけでなくて、デメリットの部分もちゃんと説明はしてございます。ただ、総合的なメリット、デメリットのトータル的な部分で人工芝がいいというような結論は導いているものでございます。今後も、学校あるいは利用団体に情報提供するときにもですね、そういう部分をきちんと説明して、それで利用方法とか人工芝をどういうふうに設置するのか、そういうことについては御意見を伺いながら進めていきたいと思っております。
以上です。
○香野委員 活動の制限などについて、説明会で説明するというお話だったんですけれども、安全性については検証されているんですか。
○
板垣学校施設計画課長 安全性についてでございますが、安全性といいますと、例えば転んだときのすり傷等のけが、あるいはやけど、そういうものが考えられると思います。すり傷等の擦過傷につきましては、ダスト舗装のときよりもはるかに減るというような話をメーカー側からは聞いておりましたし、実際、導入した八雲小学校も含め、今年度設置した学校についても、転んで大けがしたとか、そういう報告は受けておりませんので、間違いなく、そういう部分での安全性は高まっているんであろうなと思います。
あと、やけど等につきましては、転んだとき、あるいは滑り込んだときに摩擦によってやけどを受けるという意味でいえば、人工芝のクッション材等も入っておりまして、非常に柔軟な仕組みになっておりますので、そういう部分でも、やけど等についてもダスト舗装よりもはるかに減ると、それは間違いないということは確認しております。
以上です。
○香野委員 今の御説明というのは、一般的に言われるすり傷だとかやけどだったんですけれども、実際に人工芝が使われた競技場なんかの管理だと、安全性の問題でそういったすり傷、やけどとかではなくって、そこで競技する人たちが安全に使えるようにということで、さまざまな制限があるのを多分御存じだと思うんですね。例えばヘアピンは持ち込んじゃいけないだとか、人工芝の中に小さな異物があったら見えないですよね。ダスト舗装だったら見えて除去できるようなものが紛れていたときに、見えない状態で子どもたちがその上で、区長がおっしゃるように寝ころんだりしていると、そういった危険もあるわけですから、そういった危険を回避するような管理の方法、対策は絶対必要なわけですよね。そういったことはされてるということはおっしゃってなかったですけども、されてないのであれば、今後もう既に人工芝は導入してるわけですから、そういった対策をとっていただきたいと思います。その点を伺います。
○
板垣学校施設計画課長 それでは再質問でありました、すり傷ややけど等以外の安全性についてのことでございますが、一番危惧されるところはガラスの破片でございます。確かにガラスの破片がこの人工芝に紛れ込んだら、ちょっとわからないだろうなと思います。したがいまして、これは取り扱い説明ということで、設置した学校にはきちんと言っておるわけでございますが、そういうことを防ぐためにガラス等の持ち込み、例えば飲料水ですね。ガラス瓶の飲料水、そういうものの持ち込みは校庭には行わないと、そういうものを徹底するしかないのかなと思っております。仮に、ガラスが割れたとかという報告があればですね、その部分を使用禁止にして、カラーコーンか何か立てて一時使用禁止にして、掃除機みたいな機具でこれを吸い込んで除去すると、そういう方法をとるということで考えております。
以上です。
○橋本委員長 香野委員の質疑を終わります。
続いて質疑を受けます。
○関委員 じゃあ3点質問させていただきます。
まず1点目、読書活動についてでございます。
教育委員会が策定した目黒区子ども読書活動推進のための方針、改訂版の案を読みますと、読書活動の意義の最後のところで、子どもたちが読書に通じて本の価値を見いだし、本を大切に扱うことや、読書を楽しむ環境づくりに子どもたち自身が取り組むよう働きかけることも、読書活動推進にかかわる人々の役割と提唱しておりました。そして、子ども読書活動推進のための具体的な取り組みの中で、幼児教育における親子電話や読み聞かせ等の啓発の推進として、家庭での親子読書や読み聞かせの重要性を保護者に訴え、より多くの保護者が読書への取り組みができるような学習の機会を提供しますと、今後の方針を示しております。これはもっと具体的に、だれがどういった機会に、月に何回開催するとか決めて保護者集め、どのような語り方で取り組みがされるイメージなのか、伺います。
2点目なんですが、予算編成概要の41ページに、3番として小中学校の工事関連経費の中で、小学校水飲栓直結給水化工事の内容が1,300万円余で予算を取られております。この内容について、これは小学校何校が対象で、具体的にどこの学校になるのか教えてください。
あと、3点目なんですが、さまざまな委員の方から質問されておりますが、我が公明党からも芝生に関してちょっと御意見がありますので、質問させていただきます。
子どもにとって、人工的な環境が与える影響は、大人が考える効率性の面を上回るほどの大きな難点があると思います。確かに、天然芝とした場合の維持管理が大変であることは理解できますが、子どもが人工的にできた便利なもので生活をし続けることに対して、やりたいことが自然の影響でできないときに養う我慢の心や、そこにバッタや虫が生息しそれを楽しむ自然環境のすばらしさや、空気がおいしいということを肌で味わえることは、決して人工的につくられたものでは感じ得ない大きな要素があります。
今の子どもは、公園に行けば公園ルールとかで、あれはしてはだめ、これもしてはだめと、砂場までもが網をかけられている状態で、私たちが子どものころに体験した遊びが大分制限されており、確かに安全な環境がつくられてきておりますが、自然に触れて考えを熟成するチャンスを大人社会で勝手に奪っているような、そうした気持ちが、保護者の方たちがこの人工芝に抵抗する大きな理由にもなっていると思います。話を聞けば、さまざまな御意見もあり、まとめることは難しいのでしょうが、話に耳を傾けて、せめてこの部分の自然は守るとか、桜の木はここに植えかえるだとか、きちんと保護者に説明していくことは大事だと思うし、妥協するところがあってもよいのではないかとも思います。先ほど教育長が今後説明すると言われておりましたが、人工芝ありきではなくて、人工芝、天然芝、あとダスト舗装の三者、同じ土俵の上で説明会などを設けるべきではないのか、そのあたりの見解を伺います。以上3点お願いいたします。
○谷合
八雲中央図書館長 それでは、ただいまの1点目の御質問にお答えいたします。
目黒区教育委員会におきましては、平成16年に目黒区子ども読書活動推進のための方針を策定し、図書館や学校を始め関係機関が連携いたしまて、子どもの読書活動の環境づくりに積極的に取り組むということとしたところでございます。この方針につきましては、20年度で5年目を迎えることから、具体的な施策の見直しを行いまして内容の改定をしたところでございます。
ただいま御質問いただきました家庭における読書活動の推進というところでございますが、この方針そのものにつきましては、関係機関の連携を結ぶという意味合いもございまして、特に財源ですとか、あるいは人的な体制については述べてございません。今後、各機関が主体的に事業を行う、そういう余地を残しているものでございます。図書館の事業につきましては、これまでも行っておりますけれども、乳幼児向けの事業といたしまして、保健センターで読み聞かせの実演、それから保護者に向けて、家庭での読み聞かせの効果というようなものの説明を、10カ月、11カ月健診の際に行っているところでございます。
また、幼稚園、保育園等に対しまして、図書館のいわゆる児童書の団体貸し出し等を御活用いただきまして、それぞれの園で活動していただく、それをまた御家庭にもつなげていただく、こういうようなことを行ってございます。また、図書館で行っておりますのは、定期的におはなし会という形で、曜日を決めまして親子で図書館の職員が児童書を読んで、それをみんなで聞くと、こういうような活動を行っております。こういった活動をさらに充実させていきまして、今後家庭での読書活動に結びつけていただきたい、こういうふうに考えてございます。
以上です。
○
板垣学校施設計画課長 2点の質問について順次お答えいたします。
まず水飲栓の直結化ですが、来年度予定されておりますのは、下目黒小学校、田道小学校、月光原小学校、上目黒小学校の4校でございます。ちなみに、今年度は鷹番小学校と不動小学校の2校を行っております。
次に、人工芝についてでございますが、確かに自然ということに関して言えば、天然芝にまさるものはないんだろうなとは思っております。ただ、やはり校庭に求めるものを考えた場合、やはりそれは子どもたちが活動する場、わかりやすく言えば、使ってなんぼというようなところが一番大事なのではないのかなと思っております。また、あと我々が子どもだったころとは当然環境が変わっておりますので、校庭で自然を求めるのは、必ずしも最善の選択とは言えないのではないのかなというふうに思っておるところもございます。
また、ダスト、天然芝、人工芝を同じ土俵に上げて意見を伺ってというお話もございましたが、これまでも説明会等では、いろいろこの3つの校庭舗装については御説明した上で、だから天然芝、ダストより人工芝のほうを導入するんだよというような理由は御説明してきたつもりでございます。これから新たに説明して、校庭のやり方をこれから新たに決めるということに関しましては、説明や情報提供はしてまいりますが、一から決めるということについては今のところ考えておりません。
以上でございます。
○関委員 すみません。
読書に関しては、子どもにとって、読書とは物事を考える力を身につけていくのに大きな役割を果たしてると考えます。幼いうちから読書環境に親しみ、読書することに抵抗がなくなることで、将来は物事を落ち着いて考えていける、そういう思いを養えることが期待できます。そうした観点から考えますと、10カ月、11カ月健診のときに、保健所で読み聞かせの参考となるような活動も、たった一、二回開催するようなものであるならば、読書活動が御家庭に根づけるのかどうか疑わしいと思います。そうした点を改善し根気強く、何回もそうした読書を親しむ環境を提供し続けなければ、やっても効果が薄いと考えますが、そのあたりの見解を伺います。
あと、水飲栓の直結化事業ですが、今後の展開、計画はどうなっているか。全校に取り入れるのか、また中学校、幼稚園の展開はどうなのか伺います。
あと、芝生なんですけれども、実際に使っている一番のメーンは、やっぱり子どもたちだと思うんですね。その子どもたちに対して、子どもたちはどういうふうに評価しているのか、その辺のところを聞いているのか、天然芝がいいのか人工芝がいいのか、その辺のところをもう一回ちょっとお聞かせいただきたいと思います。
○谷合
八雲中央図書館長 それでは読書活動のさらなる充実ということでございます。今回方針が策定されてございます。それに基づきまして、私ども図書館も含めまして、各学校それから保育園、児童館等も、また連携協力を充実させまして、より精力的に進めていきたいと考えてございます。具体的な事業としましても、例えば新生児から絵本に親しめるように、例えばブックスタート事業というものもございますので、そういったものも含めて考えてまいりたいと思います。
以上です。
○
板垣学校施設計画課長 水飲栓の直結化の今後の展開でございますが、この事業は、東京都の水道局の補助事業を活用しているものでございまして、補助額がおおむね8割出ます。ですから、実際の負担は2割で済むということで、区としても積極的に利用してるものでございます。そして、この水道局のモデル事業は、小学校だけに適用されるものでございまして、中学校とか幼稚園につきましては補助が出ませんので、それにつきましては今のところは考えていないものでございます。
人工芝につきましては、子どもたちの評判は非常によいです。
○橋本委員長 関委員の質疑を終わります。
議事の都合により、暫時休憩いたします。再開は、1時ちょうどといたします。
〇午後0時1分休憩
〇午後1時再開
○橋本委員長 それでは、休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
〔「委員長、議事進行」と呼ぶ者あり〕
○いその委員 先ほどの関委員の人工芝に対する
学校施設計画課長の答弁で、評判はいいという一言で終わったわけですけど、時間がなかったから、その裏づけが話しできなかったのかもしれませんが、その人工芝に対しての子どもたちの評価であるとか親たちの評価というのがもしもされたのであれば、本来であれば文教・子ども委員会に報告があってしかるべきなんですが、うちの会派の中で文教・子ども委員の方から、議員総会で必ずどういう審査がされたかという内容の報告を受けているんですが、そういった報告はまだ、いまだに受けたことがないんですが、本当にそういった評価がされたのかどうか。もし、きちっとした評価方法がされていないのであれば、こういった正式な会議の中で今のような答弁がされるというのは、ちょっといかがなものかと思うんですが、その辺に対して、ちょっと議事進行をかけさせていただきました。
(「関連じゃなくて」呼ぶ者あり)
○いその委員 関連じゃなくて、議事進行です。
(「今の答弁自体が」と呼ぶ者あり)
○いその委員 答弁自体がどうなのかという話ですから。
○橋本委員長 先ほどの関委員への答弁に対しての議事進行なんですが、必要事項について御答弁をいただいてないと。時間のこともありましたが、議事進行と認めますので、御答弁をお願いしたいと思います。
(「いやいや、いやいや、議事進行で理事者側が答弁したら、それは質疑応答になっちゃうんじゃないですか」と呼ぶ者あり)
○橋本委員長 先ほど答弁が、最後、時間がないこともありましたけども、きちんとおさまってないと、こういうことでございますので、それを認めたいと思います。
(「いやいや、言ったほうがいいよ。言って」「議事進行は議事進行だから」「議事進行じゃないよ」「いや、それはそうですよ。だから言ってっつってるの」と呼ぶ者あり)
〔「議事進行」と呼ぶ者あり〕
○つちや委員 今のは、要するに質問ではなくて、関委員の答弁の中で、正式に今、この現場で答弁した内容が、明らかな根拠というのが全く提示されてないもので、実際に、もし明らかな根拠があるのなら、文教・子ども委員会にあるはずであるということで、多分、言われたので、要するに答弁漏れ扱いとしての主張をされたのではないかと私は考えるんですが、その辺はどうなんでしょうか、委員長として。
(「きちんと裏づけがとれてないものを発言していいのかどうかという話で」と呼ぶ者あり)
○橋本委員長 答弁漏れのことも含めてで、私はお受けしたいと思いますので、御答弁をお願いしたいと思います。
○
板垣学校施設計画課長 先ほどは、時間がなくて申しわけございませんでした。
(「時間がないっていうのはどういうことなんだよ」「威張るなよ」と呼ぶ者あり)
○
板垣学校施設計画課長 先ほど、評判はいいと一言だけ答弁させていただいたんですが、それの根拠はといいますと、五本木小学校とか八中とか、昨年度設置した学校について、この使用期間はそんなに長い期間ではありませんが、アンケートをとって、子どもたちの利用状況、活動状況、そういうことについてアンケートをとっておりまして、その中の状況を御説明したものでございます。
なお、一定の期間をこの人工芝も経過しますと、大体、使った利用者の評判というものがきちんと出てきますので、しかるべきときにそういうきちんとした調査をしました上で、所管委員会のほうには御報告いたしたいと思います。
以上です。
○橋本委員長 続いて質疑を受けます。
○沢井委員 それでは、2点、お伺いいたします。
まず初めに、社会教育館の指定管理者制度の問題についてです。
新年度からの行革方針では、平成24年度に、すべての社会教育館に指定管理者制度を導入するということが明記されています。21年度、22年度については、検討組織を設置して検討を行い、23年度に事業者の公募、決定をしていくということになっています。
目黒区は、これまで社会教育のあり方、また社会教育館のあり方については、条例によって設置されている社会教育委員の会議から、答申ですとか意見を聞いています。答申、意見では、これまで社会教育館の増設及び充実ですとか、常勤の社会教育専門委員の館への配置ですとか、施設運営、講座の企画等における住民参加制度の充実、整備、また個人利用への対応のためのロビー活動の充実、また青少年に向けての事業のあり方については、青少年プラザセンターの機能の強化ですとか、多岐にわたって意見が出されてきているところですね。社会教育館というのは、単なる貸し会場ではないわけですから、教育基本法ですとか社会教育法にのっとって、国民の学習権を保障する場として設置をされているものです。社会教育委員の会議というのは、こうした社会教育における住民自治を担保するためにつくられてきているわけですけど、そこでお伺いしたいんですが、社会教育館に指定管理者を導入するということに当たって、この社会教育委員の会議に諮問をしたのかどうか。これについて、まず1点、お伺いします。
2つ目は、今後、ここで書かれているように、21年、22年に検討組織をつくっていくということなんですが、これはどんなメンバー構成を考えているのか。
次に、2番目、学校給食の問題なんですが、これは総括質疑でもお伺いしましたけども、今回の引き上げは1食当たり9円から11円ということになっていますが、年間の総額はどのくらいになるのか、試算しておりましたらお伺いします。
○市川地域学習課長 それでは、1点目についてお答えいたします。
社会教育館等への指定管理者の導入についてでございますけれども、導入することについて、社会教育委員の会議に諮問は、今のところしてございません。情報提供ということはしてございます。今後について、今のところ、社会教育委員の会議に指定管理者制度を導入するべきかどうかということについて御検討いただくということは、考えてございません。
それで、今後、検討組織はどういうことをということでございますが、当面、内部の職員の参加による検討を予定してございます。また、公募等に当たりましては、評価選定委員会ということを設置するという予定でございます。
以上でございます。
○平本学務課長 学校標準給食費の改定につきましては、21年度の4月から行うものでございますけれども、年額としては、小学校低学年で4万7,400円、そして中学校では6万800円ということで、低学年では現行と比べまして1,800円の引き上げ、中学校については2,090円の引き上げというような状況でございます。
以上でございます。
○沢井委員 今おっしゃったように、社会教育委員の会議に全く諮問もしないし、これから諮問をする考えもないということなんですが、この社会教育館に指定管理者を導入するに当たっては、社会教育推進全国協議会というところが、さまざまな形で意見、反対を述べてきてますし、また、参議院での文教科学委員会においても、社会教育法等の一部を改正する法律案に対しては、附帯決議というのがつけられておりますよね。この中でも、「指定管理者制度の導入による弊害については十分配慮して、適切な管理運営体制の構築を目指すこと」というふうに、無条件で指定管理者制度導入について認めてきているというものではないわけです。
そもそも社会教育行政そのものは、地方自治体がその支援等に対して責務を負っているという面から考えますと、一般の貸し会場と違うということは認識されてると思うんです。ですから、わざわざ社会教育主事であるとか、そういう形で社会教育活動を行う団体に対する支援、それと同時に、やはり行政そのものが、そうした活動をさらに広く目黒区内に広げていき、区民の自主的な学習をどう広めるかということについても、教育委員会そのものが、やはり大きな役割、責任を持っているところなんですよね。今、目黒区の社会教育館はさまざまな機能を、本来でしたら社会教育、この会議の中で出てきてるように、もっと充実したセンター的な館をつくってほしいというのは、もう十数年前からずっと言われ続けていながら、現状の中では、それはすぐには難しいだろうと言いながらも、やっぱり今のままではよくないと。とりわけ、その専門的な職員を配置する問題については、現場にいないということが、こうした社会教育の組織を支援したり、その要求に基づいてこたえていく意味でも、まだ不十分だということで相当厳しく、たびたび答申の中では書き込まれているわけですよ。そうした問題を十分論議もせずに、行革の名で指定管理者にすればいいんだと、何か全体の流れをそのままここの場所にも持ち込んできているというふうに思いますけども、やはり社会教育委員の会議に諮問すべきではないんですか。なぜ諮問をしないのか。
社会教育委員の会議の設置目的というのは、これは条例でも決められてますし、条例のもとになっているのは社会教育法であり、社会教育法の中でも言われているように、これは住民の学習自治権をやっぱり認める、そしてまた、社会教育において住民参加を保障していく、そういうものを担保するものとしてつくられているわけですよ。それをしないというのは、やはりこうした区の住民参加を保障するという、そういう意味から見ても、大きな問題ではないかと。住民の意見を聞くという、そういう姿勢から見ても問題ではないかというふうに思いますけど、その辺、あくまでも諮問はしないと。そして、今度の検討についても、社会教育委員の関係とか外部の住民は入れないで、あくまでも内部だけで進めていくというのでしょうか。これは大変、私はやっぱり問題だというふうに思うんですけども、改めてなぜ、ちゃんと住民であるとかこうした委員を検討会に入れないのか。その理由について、お伺いをしたいというふうに思います。
また、今、るる言いました社会教育委員から出されているさまざまな課題については、内容によっては実施計画ですとか基本計画にかかわる問題もありますよね。来年は、その検討というか、具体的な中身が検討されていくわけですけど、指定管理者以前に、まずこうした問題について、十分検討がされるべきではないんですか。その辺の検討はされてきているのかどうか、その辺についてお伺いします。
学校給食の問題なんですが、小学校と中学校のほうの金額については、これはもう既に所管の委員からいただいておりますので、1,800円、2,090円についてはわかってます。総額で幾らになるのか。各個人のではなくて、総額で幾らになるのか試算されていればお答えください。
以上です。
○市川地域学習課長 それでは、1点目についてでございます。
指定管理者制度の導入について、社会教育委員の会議になぜ諮問しないのかということでございますが、指定管理者制度の導入というのは、社会教育館の運営にかかわる事項でございまして、事業そのものの内容、それから社会教育の活動についてそのものの内容ではございませんので、今のところ、その諮問ということは考えていないところでございます。
それで、今まで社会教育委員の会議で答申または提案をいただきました内容につきましては、こちらのほうで教育委員会の中、もしくは区長部局に関連するものにつきましても、関係所管に返しまして、実現できるところは取り組んできたところでございます。不十分だとは思いますけれども、例えば青少年事業について、地域の児童館とか学校の連携というようなことにつきましても、そのような組織を設置して、事業の連携を図ってきているところでございます。また、専門職の配置につきましては、非常勤ではございますけれども、社会教育主事の任用資格を持つ非常勤を各館に配置して、事業を進めてきているところでございます。
それから施設整備につきましては、御提言をいただいたところではございますが、区の全体の基本計画の中では、5地区5館構想ということで進めさせていただいているものでございます。それで、指定管理者制度につきましては、館でも今、利用者懇談会など開催しているところでございますので、そういうところでも御意見を伺いながら、できるだけ社会教育館の運営について、円滑な御理解をいただきながら検討していきたいというふうに考えているところでございます。
以上でございます。
○平本学務課長 保護者が負担します給食費の総額については、特にトータルを出して計算しているものではございません。当然、区の予算で運営に係る経費というのは、計算して出しているものはございます。
○沢井委員 今、課長の社会教育館については、行政の運営の問題についていろいろ諮問してるんで、館の問題についてはと、今、言われてるんですけど、実際には、やはり運営と館のあり方というのは、密接なかかわりがあるのが社会教育施設なんですよね。どういう館運営をしていくのか、そこにどういう人を配置していくのか。それと、単に館は単独に独立しているわけではなく、教育委員会、庁内にあります地域学習課ですとか、それから館そのものも、例えば緑が丘であれば、PTAの家庭学級の支援の問題ですとか、それぞれいろいろな形で複雑に連絡をとりながら、それぞれの独自性も持ちながらやっているという、そういう施設になっているわけですよ。そういう指導というのは、一団体指導だけじゃなくて、全区的な社会教育団体への指導というものもやられているわけですよ。そういう面から見ると、その施設一つ一つがどういうふうに運営をし、支援をしていくのか、要求にどうこたえていくのか、どういう設備を持っていくのか、こういう問題については、やっぱり十分検討しなければならないわけですし、その中身が諮問の中でもたくさん寄せられてきているわけです。
ですから、指定管理者という部分と、その中身の運営が全く別のものではないというのが、社会教育館の本来の姿じゃないんですか。それを別々にとらえていくというのは、大変、例えばコミュニティー施設である住区センターに、住区住民会議じゃなければ、あそこの管理運営はできないと、わざわざ特命を使ってまでああいうやり方をするのと、内容によっては、私は全く同じようなものだというふうに思うんですよ。それを考えますと、株式会社も入れるような指定管理者制度を社会教育館に導入することについては、私たちは問題だと思いますけども、少なくとも社会教育の会議、社会教育委員の会議というところに、やはりきちっと聞くと。何でそういう手続をとらないでネグっていくのか。まず行革先にありき、指定管理者先にありき。これまでもそうですけど、目黒区の指定管理者の進め方というのは大変雑です。それが、ここにもあらわれていると思うんです。丁寧な手続をなぜとらないのか、改めてお伺いをしたいというふうに思います。
学校給食については、全体の金額をつかんでいないということですけど、2年連続値上げするのは目黒区だけですよね。食材が上がっているから上げればいいのだじゃなくって、やはり何重にも重なり合っている子育て世代への経済的な負担、これを軽減するという意味では、値上げを抑える検討というのは全く行われなかったのかどうか。その点についてだけお伺いします。
○市川地域学習課長 それでは、1点目でございます。
確かに、社会教育館におきましては、団体の教育活動の支援とか御相談、それから個人の学習への御相談、それから団体への支援なども行っているところでございます。指定管理者の制度の導入に当たりましては、ここのところをどういう形で指定管理者の業務の範囲とするか、もしくは地域学習課で、そこのところを区全体として見ていくかというようなことも含めまして、検討してまいりたいというふうに考えております。その中では、当然、当該の利用者の方、それから団体の方の意見も踏まえながら、検討してまいりたいというふうに考えているところでございます。
以上でございます。
○平本学務課長 学校給食費の今回の引き上げに関しましては、昨年度もそうですが、教育委員会の中に学校現場の職員を含めまして、標準給食費の検討委員会を設けました。その中で、食材価格が上がっているというところはございますけれども、学校現場でさらに工夫ができないかどうかというさまざまな議論をいたしてまいりました。その結果としまして、やはり今回、安全な給食を引き続き提供するためには、こうした改定が必要だということがございます。
また、直接、この給食費の補助という意味合いではございませんけれども、区のほうで特別給食の事業化を図ることによりまして、結果として保護者負担の軽減にも寄与する部分はあるかと思っておりますので、今回はこうした改定について、保護者に御理解いただきながら進めてまいりたいと思っております。
以上です。
○橋本委員長 沢井委員の質疑を終わります。
続いて質疑を受けます。
○佐藤委員 それでは、幾つか質問させていただきます。
先日も、小学校、中学校の卒業式に参列いたしました。それで、ちょっと感じたことがあるんですが、式典や音楽祭等のイベントというか、そういった式典やイベントにおいて、共通の運営マニュアルや、レイアウトはこういうふうにしたほうがいいとか、そういったものが共通であるのかどうなのか、1回目、お尋ねします。
それと、2点目として、小中学校の教員が、何らかの理由で長期的に学校を休んでいるというようなお話を、区民の方からお聞きすることが最近ございました。このような現状というのは把握されて、何人そういった方がいらっしゃるのかと。また、それが学校サポートセンターの役割等の関係について、しっかりとできているのかお尋ねします。
3点目といたしまして、昨日も他の委員から質問があり、また御答弁がありましたが、学習指導要領の改正に伴うというその内容、もしくは段階を踏まえてということにおいて、目黒区での保護者への説明会などのことを考えているか、また、議会への説明はしていくのかという点をお尋ねします。
4点目、昨年、教育再生懇談会の新たな検討テーマの中で、スポーツ省を創立するという構想が明記されました。また、文部科学省が推薦している野球、サッカー、陸上、水泳、バレーボールなどの現役選手や元選手が教壇に立ち夢を語る、こころのプロジェクトがNPO法人として独立し、全国の教育委員会などと連携して拡大していくとしているが、目黒区としてどのようにお考えなのかお尋ねします。
もう1点としまして、中央教育審議会教育振興基本計画素案では、成人の週1回のスポーツ実施率を5割にとしているが、目黒区の現状と今後の考え方がございましたらお尋ねします。
以上、5点か6点かと思うんですが、よろしくお願いします。
○田崎企画調整課長 まず、第1点目の卒業式等の式典の関係でございますけども、卒業式を例に挙げますと、来賓者と案内を出すメンバーについては、一定の決まりを設けて学校に周知をしてございます。あとは、並び順、それからあいさつを受ける者については、標準的な定めをしてございます。ただ、その他の運営につきましては、学校の中で工夫をされているというふうに考えてございます。
○柳瀬指導課長 それでは、2点目の長期にわたり休職している教員の状況、それから3点目の学習指導要領の移行措置の説明、こころのプロジェクトに関して、私から答弁させていただきます。
初めに、学校の教員の休職者につきましては、すべて把握してございます。本年度は9名おりまして、その9名全員につきましては、すべて後補充対応が整って、適正な教育活動が進められているところでございます。
それから、学習指導要領の今後の説明ということですが、保護者につきましては、教育施策説明会におきましても、今後の移行措置の進め方については説明しておりますが、学習指導要領の移行措置の具体的な教育課程につきましては、これは各学校が編成した教育課程を学校長から保護者にしっかりと説明していくような方針で進めていきたいと考えております。
それから、こころのプロジェクトでございますが、これにつきましては教育委員会といたしましても学校に紹介いたしまして、今後、積極的に活用していきたいと考えてございます。
以上です。
○
森スポーツ振興課長 私のほうからは、お尋ねの週1回の
スポーツ活動をやっている割合でございますが、目黒区の世論調査の結果では、現在は46%というふうに記憶しております。今後、基本計画等で数値目標を定めてまいりますけれども、
スポーツ振興課としての目標としましては、週1回の運動をする方が60%を目標として、計画をしていこうというふうに考えております。
以上でございます。
○佐藤委員 では、幾つか再質させていただきます。
1点目の式典に関するというところなんですけれども、先日参加した卒業式では、各卒業生が卒業証書を一人一人いただいて、それを席について床に直接置いている光景を目にしました。これはいかがなものなのかと。やはり、きちっとした節目でもありますし、また、床というのと机の上とか、そういった区切りというのは大事かと思うんですね。もちろん、足の裏のことですから。要するに、そういった部分というのが、やはりきちっと子どもに伝えていくということも必要なのではないかというふうに感じたので、その点について。
また、それは、今のお話というのは中学校なんですけど、小学校ではきちっとひざの上に全生徒が置いて、また、立つときにはきちっといすの上に置いていくと。余りにも違いが見られたので、この点について、やはりきちっと統一的な考えを持ったほうが―各学校というのではばらつきがあるのではないかと思います。
また、来賓の方をもてなすということで、非常にきめ細かく各学校もされていると思いますが、たまたまなのかもしれませんが、やはりお年を召した方もいらっしゃいますし、いすが余りにもぴたっとくっついているもので、1時間、2時間という時間、座っていらっしゃるのが、ちょっときつかったのかなと。この辺も少し、いすの並べ方などというような細かいところですけど、もし配慮があればというようなことを感じたところもありました。
また、卒業生が各学校でやられていることだとは思うんですけれども、各議員に聞きましたら、いろいろな学校で、ほとんどの学校が、その生徒が壇上に立って、夢を1人ずつ発表する場があったということなんですけど、やはり壇上で発表するというのはドキドキもしますし、いい経験になるのかなと。また、自分の夢をその場で言葉にするということは、非常に大切な経験になるのかと。それがまた卒業式であれば、なお一層なのかと私は思うところなんですが、そういったことをしていない学校もあると、何校か。これは、調べてるわけではないんですが、やはりその点において、いいものであれば共通的に、共通認識を持ってやられることが望ましいと考えるんですが、その点に関していかがなのかお伺いします。
あと、教員のことなんですけれども、こういったことを聞きました。不登校の子を持つ母親の方が、私の知り合いだったもので御相談を受けたんですけれども、子どもも頑張ってるし、先生も頑張ってらっしゃると。先生が、その家に家庭訪問をよくしてくれるんだと。先生に本当に感謝してますと、お母様がそういうお話をして、そういう雑談の中、先生はその後3軒、その日に行かれるということだったんですね。そうすると、そのクラスは、簡単に考えても4名、そういった子どもがいらっしゃるのかなと。非常に先生の負担を感じられる部分だったので、それはたまたまであればいいんですけれども、やはり目黒区は、ほかの地域に先立って、学校サポートセンターというものも、今後役立っていける―今もそうですけど、大切な機関になっていくようなものがありますので、その辺の部分について関係を、先ほど答弁がなかったと思うので、お聞かせ願います。
学習指導要領の件ですけれども、各学校が対応するというのは、ちょっと心もとない。全校ですればいいんですけど、その辺の、したかしないかの確認をするのか。ここもお聞きしたいと思います。
以上で、再質、よろしくお願いします。
○田崎企画調整課長 まず、式典に関する再質問の件でございますけども、卒業式を例に挙げまして、小学校と中学校の違いがありました。多分、これは学校側が、小学校におきましては、それぞれ行動一つ一つに丁寧な注意を与えて、やり方等、訓練されてるというふうに思います。中学校ではそこら辺が、やられてはいますけども、その卒業証書をどう置くかというところまでの注意が行き届いていなかったこともあろうかと思います。その辺は、ちょっと実態が全校見えませんので、この辺は御意見を踏まえまして、また校長会等にこういう意見があったことをお伝えしていきたいというふうに思います。
式典全体につきましては、学習指導要領にのっとって、それらにふさわしい形で式典を工夫して行ってるというふうに思ってございます。先ほど言われた夢を発表する場等につきましても、学校長の判断で、それぞれ内容の工夫がされてるというふうに思っています。これらにつきましても、意見等は校長会等で伝えながら、今後の式典の持ち方につきまして、改めて校長自身に伝えてまいりたいというふうに思っております。
以上でございます。
○柳瀬指導課長 不登校の子どもに対して、学級担任が家庭訪問をするということにつきましては、これはやはり学級担任として、子どもの様子を直接、保護者から聞いたり、子どもの様子を確認したりすることで、適切な助言や対応ができるので、学級担任がこのことについて努力することは、大変好ましいと思っております。恐らく、1日に3人、4人と重なってしまったというケースは、何らかの集団におけるトラブルがあったのか、あるいはそれぞれ違った事情で、風邪等も含めた上で、担任の思いで家庭訪問した部分もあるのかとは思いますが、めぐろ学校サポートセンターから、各学校にスクールカウンセラーを配置してございます。それから、学校サポートセンターのほうでも教育相談を受けておりますので、またそういったサポート体制も、学校に積極的に活用してもらいながら、不登校あるいは登校渋りのお子さんに対しては、対応をしていきたいと考えてございます。
それから、学習指導要領の移行措置のこの説明でございますが、現在、教育委員会といたしましても、教育課程編成資料作成委員会を組織して、学習指導要領の目標や内容の変化に対応した区としての教育課程の編成資料の改訂を進めていますので、まず学校はそれをもってして、自校の教育課程を編成します。そして、学校の説明責任を果たすという観点からも、これは学校長が保護者に対して、自校の編成した教育課程を説明していくということで、学校にはそのように指導・助言をしてまいります。現在のところ、必ず確認作業をするといった、そういうことまでは考えてはございません。これは、説明責任を果たすという観点から学校に説明をしてもらうと、そのように考えております。
以上です。
○佐藤委員 2点、再質させていただきます。
式典に関するというところで、小学校のほうはできていた、中学校のほうは徹底していなかったというか、そういうことがうまくできていなかったということですね。
ちょっと一昨年前になるんですけれども、音楽祭に、文教・子ども委員でしたので、壇上で参加させていただいたんですけど、やはり非常によく見えるわけです。そのときに、中学生が前の子どものいすに足を乗っけている。これは、非常に姿勢としてはよくない、好ましくない態度の方が、10人、20人いたのかなと。眠っている方は、4分の1か5分の1の生徒だと。これは、委員会でもあれしましたけど、それが、昨年度はわかりませんけれども、そういったことがございました。今度、中学校の、卒業証書のことではありますけれども、そういったきちっとした姿勢というか、卒業証書を下に置くことがどうなのか、個人個人だというのか、それともある程度その辺は常識としてなのかというふうなことを教えていくのか、徹底していく方向があるのかお尋ねします。
それと、教員が学校に来れなかった点ということで、お子さんの話は一般質問でさせていただきました。そうではなくて教員の方が、結局、9人の教員が休んでしまえば、そこの授業やホームルームというのは、ほかの先生が入らなければならないと。結局、流れがやっぱり変わってきますので、子どもに負担がかかる、もしくは不都合がかかるというのは目に見えてわかりますし、また、それが万全にできるかというと、やはりどうなのかな、いかがなのかなというふうな感想を持ちます。そこで、やはりこちらのサポートセンターで、教員の研修支援ということでしっかりとあるわけですから、その点についての中身というんでしょうか、取り組みというのを、いま一度お聞かせ、お願いします。
○柳瀬指導課長 教員が病気休職等をしている間は、後補充におきまして、正規教員や非常勤講師、あるいは講師対応で、必ずその学級に指導者、教員が入ってございます。ですから、学校がそのことで負担になることはございません。ただし、その後補充に入った教員の指導力に課題があるような場合は、サポートセンターの巡回指導員のほうで授業を見せていただいて、学校長に助言をしたり、場合によっては、直接、指導法等についての助言をしたりしながら、その学級の指導者の質の向上に努めてまいりたいと思っております。
以上でございます。
○大塩教育長 生徒指導のことでございますけれども、これはやはり学校にとって一番大きな行事である入学式とか卒業式、あるいは周年行事のときに、小学生は割とぴりっとしてるんですけども、中学生の場合にはなかなかぴりっとしないというのは、これはやはりそのときに、卒業式なんかにきちんとできないというのは、ふだんのそのそれぞれの学校の生活指導の中に、緩みと言ったら誤解を招くあれもあるかもしれませんけども、やっぱり一部の学校では、そこら辺がきちんとなされていないのがあるんだろうと思います。それが、たまたま卒業式という大きな学校の行事のときにきちんと行われないで、やっぱり多少の乱れがあるということでございますので、これは改めてふだんの生徒指導といいますか、生活指導の面で、そういうことを一つの反面教師にしながら徹底をしていく、そういうふうに心がけていきたいと思っております。
○橋本委員長 佐藤委員の質疑を終わります。
続いて質疑を受けます。
○市沢委員 それでは、お伺いをしたいと思います。
1点目に、公立中学校についてお伺いしたいと思います。
現在、目黒区は10校、公立中学校がありますが、特に生徒数の少ない学校を、今後、どのように考えているのかお伺いしたいと思います。やっぱり生徒数が少ないと、クラブ活動も思うようにいかないよと。野球のチームもつくれない、サッカーのチームもつくれないということで、大変、頭を抱えているような学校もあります。また、運動会や何かは、午前中で何か終わりそうな感じだというところも見受けられるようでございます。小学校から中学校に行くとき、大体、2校か3校の小学校から行かれるわけですけれども、場所によっちゃ、半分も行かないようなところもあるんですけども、私立志向ということに関してどのように思っておられるのか。また、魅力のある学校づくりに対して、基礎的な確立、差別と言ってはいけないんですけれども、本当にできるまでやらせるくらいなことですか。わからないんでなくて、わかるような工夫はあるのでしょうか。お伺いをしたいと思います。
それから次に、興津についてお伺いしたいと思うんです。
校外学習施設ということで、興津学園は大変重要な施設であるという認識があると思います。今回も3億円近く出して、改修工事ということで行うようでございますが、興津だけに何かこれから偏ってしまうのかなという地元の不安と同時に、角田市とか気仙沼市とか、校外学習交流というのがあると思います。また、地域地域によって、地域交流というのもあります。私の住んでいる駒場では、東大つながりで文京区と一緒に富士見村というところに交流を重ねて、先日も植樹に行ってまいりました。松くい虫で山がみんな枯れてしまったので、そういうことで植樹ということで毎年行っております。それから、駒場のお祭りでは新鮮な野菜ということで、そういう交流もございます。そこで、お伺いしたいのは、校外学習の中で発想として、冬は何か余りないよということで、スキー教室などの校外学習の考えがあるのかどうか、お伺いしたいと思います。
次に、通学路についてお伺いをしたいと思います。日ごろ、学童擁護が登校、下校の際、大変神経を使いながら、子どもの安全に通学、下校をされていることは、大変感謝をしているところでございます。その中で、車道と歩道の区別のない通学路というのが結構あると思います。ガードレールがあれば、割とそんなに心配は、ないとは言えないんですけども、少ないと思いますが、先日というか、ちょっと3月の初めですけども、所管が違うと思いますが、道路管理課が地元のPTAですとか交通部ですとか地域の関係の方々と、危険な場所ということで毎年調査をされております。そこで、駒場東大前駅の西口に、駐輪や何かが多くて大変危険であるということで、道路管理課のほうから歩道側、歩く側を緑色にカラー化をしていただきました。多分、御存じだと思うんですけれども、かなり広範囲でやっていただきました。その成果が、学童擁護ですとか学校ですとかPTAのほうから、成果の報告がありましたら教えていただきたいと思います。
次に、携帯電話について。我が会派の、そうだ委員からも質問がございましたが、昨年11月に調査を行ったということで、目黒区は全国より10%多かったと報告をいただいたんですが、具体的に何%でもいいですし、10人に何人というのを、わかったら教えていただきたい。また、東京都との比較があったら教えていただきたい。それから、関係機関が対策協議会を立ち上げたという報告もいただきました。確かに、必要性が高いというふうに思いますが、6月、9月ではちょっと遅いような気がいたします。というのは、時々、うちに帰る途中に、歩きながらメールをピコピコ打ってる子どもがいるんですね、確かにランドセルをしょってますから。こういう子も見たりするんですけど、注意はするんですけれども、メールを打ってるときって、そこに集中しちゃうものですから、突然とまったりするんですよね。立ちどまったり非常に危険だということで、やはりそういう面からもありますし、実は校内持ち込み禁止というふうに言われておりますが、どうも授業中にマナーモードがよく鳴っている、振動しているようだという話もちらほらと聞きます。持ってきちゃいけないというのは、なかなか言いにくいと思うんですけれども、やはり深夜のメールや何かが多いというデータも出てると同時に、やっぱり誹謗中傷ですとか、非常に危機感があると思うんですが、そのあたり、ちょっと6月、9月ではというふうに思うんですけども、いかがでしょうか。
それから最後に、めぐろキャンパスについてお伺いをします。
パーシモンですけど、すばらしい施設で、イベント等にかなりお使いになっておられますが、送迎に対して、車寄せが地下なんですよね。私も先日、年寄りを連れていったんですけれども、いっぱいで、一々警備員さんみたいな方に言わないと入れてくれないわけですよね。時間もなくなったもんですから、普通の公道にちょっと置いて行ってもらったんですけども、やはり遠いんですよね。近いところでおろせばいいんでしょうけども、どこにとめても、とめにくいとこばっかなものですから、非常に遠いということ。それからまた、帰りにタクシーに乗ろうと思っても、どこへタクシーが来るのか全くわからないということで、どうも1階に何で車寄せがないのかなと。本庁舎なんかは、車が入ってくるところに必ずあると思いますし、大体どこでも車寄せというのは、車が入ったりタクシーが入ったり、送り迎えのためにあるものですから、駐車場と違ってあると思うんですけど、そのあたりお伺いをいたします。
以上です。
○髙橋
教育改革推進課長 それでは、まず1点目の公立小学校の件でございます。
委員御指摘のとおり、学校の小規模化というのは、私どもも非常に大きな課題としてとらえてございます。これは、生徒数の減少という、子ども自体の数が減ってるということによりますが、今、御指摘のあったように、私立へのやっぱり流出というところも、一因としてなってるというところで、ここにどういった対策を打っていくかというのは、非常に大きな課題でございます。
学校の規模につきましては、教育委員会として適正規模ということで、先ほど指摘のあったような、やはり部活動の顧問の確保、あるいは教科を担任する教員が2人以上、複数確保できる、そういった学級規模ということで、11学級規模以上の学校が中学校は望ましいと、私たちもそういう考えを持っておりまして、やはり長期的にはそういった学校に中学校を統廃合していくという考えのもとでおります。ただ、これにつきましては、やはり長期的ということで時間のかかるものもございますので、当面、小規模化への対応として、区立中学校の魅力をどういうふうにつくっていくかということは、私どもも、今、議論をしておりますし、今回の予算に計上も、一部させていただいたところではございますが、まず1つ考えているのは、やはり小規模化した学校においても、きちっとしたやっぱり基礎学力の定着や学力向上を図るということは、これは非常に大事なことだというふうに思っておりまして、中央中学校でICTを効果的に活用した実践が行われていると。そういったものをほかの学校にも広げていきたいということで、まずは第一中学校で一つの発展を目指してやっていくということで、今回、予算計上もさせていただいたところでございます。今後も、区立中学校の魅力づくりというのは大きな課題だと思っておりますので、このほかの政策についても、部活動支援の充実、あるいは中学校のPR策ですとか、引き続き努力していきたいという、そういうふうに考えてございます。
それから、2点目の校外学習の実態でございますけれども、宿泊を伴う部分につきましては、教育委員会としても一定の方針を今回定めまして、拡大の方向を持っております。角田市や気仙沼市につきましては、それぞれ今、2校、1校という学校数ですが、それぞれ1校ずつふやしていきたいという、そういう考えでございます。このほかに、宿泊を伴わないで、各学校が独自に日帰り等で行っている授業というのは、一部、把握しているものもありますけれども、実は全部私どもも把握してないというものがございます。特に、今、御指摘のあった冬の学習でスキー教室という考えはあるかということなんですが、一部の中学校でそういったものを保護者会が主催して、実際やってるというような情報は入っておりますが、統一的に何校というものは手元にありませんので、基本的には教育課程外の学校の教育活動で宿泊を伴わない、それも、やはり近場に行くということになりますと、学校長の判断で実施して、学校の裁量のもとで行っていくということになろうかなというふうに思ってございます。
私からは以上でございます。
○田崎企画調整課長 3点目の通学路の件でございますけども、現在、児童の登下校時の安全を図るために、主要な交差点等につきましては、学童擁護員、交通安全指導員等を配置して、安全管理を図っていると同時に、車道と歩道の区別のない道路等につきましては、危険が大きいという判断のもとに、多分、スクールゾーンみたいな形でカラー舗装をしてるというところがあろうかと思います。御指摘の駒場の西口につきましては、まことに申しわけございません。その成果等は、こちらのほうではまだ把握をしてない状況でございますので、お答えしようがございませんけども、従来に変わらず、児童の交通安全につきましてはできるだけ十分な対応がとれるように、従来と同様の対応をしてるというのが現状でございます。
以上でございます。
○柳瀬指導課長 それでは、携帯電話に係る御質問に御答弁させていただきます。
まず、携帯電話の所有率、所持率でございますが、小学校6年生では52%、つまり、小学校6年生全員の半分以上の所有でございます。それから、中学校3年生に関しましては75%、大変多くなってございます。東京都との比較で申しますと、東京都では小学校6年生が44.2%となっておりますので、やはり目黒区の状況は、10%近く所有率が高い。中学校3年生になりますと、東京都全体でも73%ということで、ほぼ所有率は同率程度になっているようでございます。
それから、指針やキャンペーンの時期をできるだけ早目にというお話でございました。確かに、携帯電話の使用に関する徹底を図るために、指針をできるだけ早く策定していくことが大事だと思っております。昨日、6月いっぱいをめどということで御答弁させていただきました。これは、できるだけ早い時期にこの指針を完成させて、広く周知していきたいと考えております。
また、キャンペーンに関しましては、これは予算化の必要も出てくる可能性がありますので、現在のところ9月以降実施ということで、考えているところでございます。
以上です。
○谷合
八雲中央図書館長 それでは、5点目の区民キャンパスの駐車場につきましてですけれども、八雲中央図書館が管理所管ですので、私のほうから答弁させていただきます。
委員、今、御指摘のとおり、区民キャンパスには地下にしか駐車場がございません。区民キャンパスにつきましては、集客施設等がございますので、御利用される方には原則として、公共交通機関もしくは徒歩での来場をお願いしているところでございます。また、駐車場におきましても、十分な台数がございませんので、主にお体の不自由な方等の用途ということで御利用いただいてございます。
なぜ地上に車寄せ等がないかということでございますが、ちょっとこれは設計時の問題になるかと思いますけども、やはり近隣の方々、地元の方々とのやりとりの中で、このような形になったのだと考えてございます。施設設計上のこういう形になってございますので、なかなか工夫することは、ちょっと今の段階では難しいのかなと考えてございます。
なお、対応等につきましては、私どものほうの業務管理をしている業者のほうにも、柔軟な対応を行うように指導していきたいと考えてございます。
以上です。
○市沢委員 それでは、1点目のところですが、ICTということで、確かにいいということはわかるんですけども、長期プランに考えて、統合というのを考える。例えば、中学校・高校一貫教育というのもあると思いますが、そのあたりも東京都との長期プランも必要だと思いますが、そのあたりの考えをお伺いします。
それから、今、一中の話が出たものですから、ちょっとお伺いしたい。特別支援ということで、今、三中、八中、中央中という話が昨日も出ておりましたが、目黒一中の情報があれば教えていただきたいと思います。
それから次に、興津でございますが、校外学習の交流の必要性ということでございますが、スキーとスケート等の発想も考えるべきと思いますが、お伺いします。
それから、通学路の問題でございますが、所管をまたいでですので、なかなか情報って難しいのかなと思うんですけれども、毎日、学童擁護の方がいらっしゃいますし、また指導員というんですか、非常勤の方もいらっしゃるわけですので、やはりそういうあたりで情報を得るべきと思いますが、いかがでしょうか。
それから、カラー化についてですけれども、まだそんなに日がたっていないので、私もそんなに毎日行っているわけではないんですけれども、若干ですが、駐輪をしなくなったような気がするようでございますので、ぜひ情報を集めて、よいようでしたら通学路、ひとつ子どもの安全を守るためにも、そういう発想の中で緑色のカラー化をお伺いしたいと思います。
それから、携帯ですけど、やはり危機感がちょっとないような気がするんですけど、小学校6年生で52%というのは、ちょっとどうかなと首をかしげたいような数字だと思います。かなりもう持っておられます。親も承認している。親がいなきゃ使えないわけですのでね。そのあたり、もうちょっと調査の仕方というのがどうかなというのでお伺いしておきます。
それから最後に、めぐろキャンパスですけども、近隣のためでしたら、変なところへタクシーをとめられるよりか、私は1カ所、つくればいいと思うんですけれども、何かそのあたり、人のせいにしているような気がするんですけども、いかがでしょうか、お伺いします。
以上です。
○
小笠原教育次長 それでは、私からは駒場東大前西口に整備されました緑色のカラー舗装の件につきまして、お答えさせていただきます。
このカラー舗装化につきましては、所管課の道路管理課のほうから教育委員会にも連絡がございました。それで、写真等を見せていただきまして、道路のふちのほうを緑色にして、大変、見た目、わかりやすいなという印象を持っております。そういう整備をしたからという情報は得てございますが、委員おっしゃるような具体的なその効果につきましては、まだ確認してございませんので、所管課並びに学童擁護等のほうにも、今後、確認をしていきたいというふうに思います。
以上でございます。
○髙橋
教育改革推進課長 それでは、1点目の統合の考え方でございますけれども、私どもの統廃合につきましては、これは中学校の統合の方針ということで、小学校のほうは入っていないということで切り離して考えてございます。これにつきましては、小学校については、やはりより地域密着型の学校運営、住区制度との関連、それから安全・安心の通学路の範囲、距離、そういったものも考えて、そういったことで現時点では考えておりません。中学校の統合の今後の方針につきましては、この行革の行動計画の中に入れ込ませていただいてございますが、まず目黒中央中学校の統廃合、統合の評価を、来年度、させていただきまして、それに基づいて、次の年度から次の学校、これは中学校校舎の改築時期、そういったものも踏まえてということになりますけども、それらを踏まえて新たな統合方針の策定に取りかかっていきたいというふうに考えてございます。
それから、校外学習でのスキー、スケートというようなところでございますけれども、これにつきましては、やはり学校の教育活動の中で、スキー、スケートという種目については、特に学習指導要領上、体育の中で明確にされてないという部分がございます。そういったところとの兼ね合いもございますし、あとは各学校の中で独自にそういったものを企画していくという教育課程の外の中での活動ということも、その中では十分やっていけるのかなというふうに思いますので、学校の判断の中で、地域や保護者の皆さんの協力なんかも得られるところについては、そういった活動ができていけばいいかなというふうに、今のところは考えてございます。
以上でございます。
○田崎企画調整課長 区民キャンパスに関します駐車場の問題でございますけども、先ほど八雲図書館長からお答えさせていただいたのは、施設建設時に長いことかかって近隣協議をしてきて、その結果、あの施設の今の仕様、設計が決まってきたということで、その際での車寄せ等の確認は、ちょっととれませんけども、現在では委員おっしゃるとおり、利用者に対してはかなり不便なところはあろうかなというふうには思っています。今後の運用の中でどういうサービスができるかということについては、改めて検討させていただきますけども、現在の状況の中では、地下の中で出入りをして、障害者等の対応もできるようなバリアフリー化はしてございますので、ちょっと御不便をかけますけども、そういう形で運用していくということでございます。改めてまた、サービスのあり方については検討させていただきたいというふうに思います。
○柳瀬指導課長 携帯電話の取り組みでございます。4月1日から、フィルタリングを義務づける法律も適用されますので、できることから、もう4月から、学校PTAと協力をしながら、こういった情報も周知して、積極的に進めていきたいと考えております。所持率に関しましては、児童生徒側と保護者側から調査をとってございますので、この数値に関しては、かなり信憑性の高い数値だと思っております。全国調査で、小学校6年生が30%という所持率ですので、やはり52%は大変高い所持率だと認識して、この課題に取り組んでいきたいと、このように考えております。
以上です。
○橋本委員長 市沢委員の質疑を終わります。
続いて質疑を受けます。
○飯田委員 小学校水飲栓直結給水工事に絡んで質問いたします。
いつぞやの一般質問で、子どもの健康のために、給食後の歯磨き指導を徹底したらどうかという質問をいたしましたら、そのときの教育長の御答弁で、にわかに区内全域の学校で推奨するのは難しいと。それは、時間割の関係と、それから水飲み場の数がそろっていない学校もあるので、順次、その面については追って推奨していくという御答弁をいただいたんですけれども、ことしの冬の風邪のインフルエンザによる学級閉鎖なども、全国的に学校歯科医会でデータをとったところ、歯磨き指導をしている学校は、していない学校の10分の1で学級閉鎖の数が少なくなったということがありますので、区内の小学校の水飲み場の確保のほうの事業は、どのように今、進んでいるでしょうか。お願いいたします。
○
板垣学校施設計画課長 学校の水飲み場の件でございますが、水飲み場は学校によって多少の差異はあるものの、おおむね廊下に設置している事例が多うございます。そして、それを拡大、現状のものをさらに蛇口をふやすとか、そういう水道自体をふやすことについてですが、なかなか物理的に現状では難しい状況がございます。私も、学校をいろいろ見て、どこかに新しく水飲み場をつくる余裕がないかなといろいろ考えてはいるんですが、なかなか物理的にこの設置する場所がないということが現状でございまして、今後もちょっとこの件については考えたいとは思いますが、現時点ではちょっとうまい策が見つかっていないというところでございます。
以上です。
○平本学務課長 給食後の歯磨き運動に関連してのことですので、私のほうからもお答えさせていただきます。
昨年度、委員からの御質疑に対しまして、水飲み場の数が不足しているというのはございましたけれども、20年度、各学校で歯磨き運動を推進するように教育委員会からも申しておりまして、その状況を申し上げますと、蛇口不足ということを言っている学校はございますけれども、子どもにコップを持たせてその部分を補ったりとかしながら、いろいろな工夫をして進めている学校もありますので、そうした工夫の仕方を、今後、なかなか実施できないところには伝えて、進めていくようにしたいというように思っております。
○橋本委員長 飯田委員の質疑を終わります。
続いて質疑を受けます。
○工藤委員 では、質問します。
時間がないので、1点だけ。ちょっと時間がたちましたけど、人工芝について伺います。
課長の御答弁の中でも、説明や情報提供はするが、一からは考えていないというふうにおっしゃってたんだけど、決まったことだと、どうにもならないというふうに、保護者の中でも実は無力感が漂っています。これだけ地域住民から、ちょっと疑問があるんだけど、決まっちゃってるからだめなんだっていう無力感を植えつけたまま進めるのは、いかがなものかというふうに思います。そこで聞くんですけど、協働の視点というものは、教育委員会は持ってないんですね。それが1つ。
2番目に、財政の面で、これは都の補助金はないはずなんですけど、これは区の持ち出しでやるわけですね。これが2つ目です。
3つ目、教育委員会は、伝統文化を大事にしていく、進めるというんだけど、文化は人の生活から生まれてきたものですよね。それを推進するのが教育委員会の立場だと思うんですけど、これは小さいことなんですけど、子どもの遊びの中で文化というのは生まれてきたりしていますし、子どもの中の文化がありますよね。人工芝の上には、絵がかけないんです。石けりができないんですね。それで、花火ができません。子ども会とか地域の活動、そこで今までやってきたことができなくなっちゃったんですね。これは、地域の積み上げてきたことができなくなるということと、子どもの遊びの多様性を奪うということになるんですね。それでいいんでしょうか。
以上3点。4分しかないので、簡単に。
○
板垣学校施設計画課長 それでは、3点にわたる質問について、順次、お答えいたしたいと思います。
まず、先ほどの答弁で、一から考えるつもりはないと答弁したことに対しての、住民の反対があっても、それを考慮する余地がないのかと。住民の中でも無力感が漂っているというお話でございましたが、確かに反対の方がいるというのは私も承知しておりますし、いろいろそういう文書でいただくことも、これまで何度かございました。しかしながら、やはり反対者がいるからといって、それをやらないのかといったら、またそれは政策的な問題とは、ちょっと別な視点のところもありまして、やはりいい面と悪い面、あるいは賛成者、反対者がいる中で、やはりどちらがいいのかという、そういう選択で考えなければならないこともあるのかなと思っております。
(「区長の公約だからだろう」と呼ぶ者あり)
○
板垣学校施設計画課長 2点目の補助金の関係についてでございますが、確かに東京都の天然芝に対する補助金などというものと同じものはございません。ただし、サッカーくじのtotoですか、それの補助金がございまして、今年度の人工芝についても、それの申し込みは行っております。ただ、まだそれが補助金をもらえるかどうかというのは、通知は受けておりません。
3つ目の子どもや地域の方たちの多様な活動の場を奪ってしまうのではないかという御質問についてでございますが、人工芝にしてできなくなるということは、基本的にはそんなに多くないと思います。ただ、火を使うものとか、そういうものに関しては、じかに人工芝の上でやるわけにいきませんから、鉄板を敷くなり何らかの形でやるとか、あるいは校庭全部の面に関して人工芝を敷くわけじゃないですから、その人工芝でない部分を活用していただくという対応もできるのではないかなと思っております。そういうことでございまして、必ずしもできなくなることが多くなるわけではないと思っております。
以上です。
○工藤委員 そんなに多くはないと言うけれども、東京の中でそれができなくなるということの意味を考えてもらいたいんです。学校しか、もう子どもは安心して遊べるところがないんですね。公園だって、花火をやっちゃいけないって言われちゃってるんですよ。子どもが育つ場、子どもを守る最後の砦が、教育委員会なんじゃないんでしょうか。その点を踏まえて、やっぱりちょっと、政策的なって言ったけど、協働の視点はないのかと私は聞きましたが、その点はどうでしょうか。
以上2つ。
○
小笠原教育次長 まず、協働の視点ということでございますけれども、いわゆる協働は、例えば地域の活動団体、こういう人たちの力をかりて、行政と公的な役割を果たしていくとか、あと、行政が今までやってきたことを、行政だけじゃなくて地域の方たちと一緒に公的な役割を果たしていく、そういう意味で協働というのがあると思いますので、今回の校庭整備につきましては、あくまでも学校環境整備ということでございますので、協働の視点に立ってということには当たらないというふうに考えてございます。
それから、2つ目の花火の件に限ってだけ言えば、おっしゃるとおりだというふうに思います。
以上です。
○橋本委員長 工藤委員の質疑を終わります。
続いて質疑を受けます。
○赤城委員 それでは、質問させていただきます。
国際理解教育について、まず質問します。
昨年の3定で、一般質問でさせていただきましたけれども、その後、モレノバレーにかわる国際交流の候補地は、どこかありましたか。国際交流事業の原点に立ち返って、学校及び教育委員会を含めた国際交流のあり方を検討するというような御答弁をいただきましたけれども、どのように検討されたか、今後どのようにしていくのか、その辺をちょっとお聞きしたいと思います。
また、小中学校の校内LAN整備、多額のお金で校務用のLAN整備が進んでますけれども、これを踏まえ、Eメールを利用しての交流の進め方、これも質問させていただきましたけども、いよいよインターネット環境が、各学校とも計画的に整うわけですから、ある程度、意見も今後の方向性もまとまっていると思うんですけども、その点についていかがでしょうか。
2点目、さきのそうだ委員の質疑でありましたけども、五本木小学校、そして鷹番小学校の校庭の照明ですね。あと、中学校も1件ありましたけども、この質疑の中で、照明設備の内容で、近隣の意見は事前に聞かれたんですかね。きちっと聞かれて計画を進める段階になったのか、その辺、ちょっとお聞かせいただきたいと思います。
3点目、校庭の人工芝化についてでございますけども、いその委員の質疑で、区長の公約であることに答弁を求めてましたけども、この委員会での議論を踏まえて、ぜひとも区長の考え、今後のことをお示しいただきたいと思いますけども、いかがでしょうか。
以上3点、お願いします。
○青木区長 人工芝についての基本的な考え方ですが、議論を聞いて、2つに整理ができるのかなというふうに思っております。1つは、その人工芝、これは私の公約でございますので、この導入の目的、これは公約も含めての目的でございます。これは、過日の総括質疑でも御質問いただきましたように、学校整備環境の、私は一環というふうにとらえてございます。いろんな御議論を先ほどからも伺っておりますが、一つ一ついろんな思い、立場で御発言があったと思います。私が一番強く思っておりますのは、この校庭という場、この場をどう位置づけるかということが最も重要なことだと思います。たまたま石原知事が、私が区長会の役員をしているときに、天然芝にするという話をされて、東京都の全部の学校をすると。これは、学校が緑で青々となって非常に環境にもいいというお話をされまして、私はそのとき知事に、大変それはいいことだけれども、その校庭―これは私ども目黒区の話を申し上げたんですが、これは例えば目黒区でいくと、天然芝のために1カ月、2カ月、お子さんたちがなかなかそこで活動することが制約をされますと。知事、環境を求める場所が、大変恐縮ですが、少し違うんじゃないんでしょうかと。環境をよくする、緑をふやす、それはまた違うところで、例えば学校の中でもできるんではないんですかというお話を、私は申し上げました。
そういう点でいえば、私はこの校庭というのは、やはり伸び伸びと子どもたちが過ごす―これは私も、この間も申し上げましたし、ついこの間、八中の卒業式でも、非常にいいという話を、これはじかに伺いました。これは、まだ途中経過ですから、一つの事例として申し上げております。そういう点で、私は学校の環境教育の場―確かに今のお話で、花火ができないことも事実だと思います。じゃ、花火ができないから、ずっとダストでいいのか、これはまたいろいろな議論があると思います。それは、例えば花火は違うところでできるかもしれません。私は、環境を奪うんじゃないかと、人工だから、それはおかしいじゃないかという話もあります。ただ、それにあわせて、私どもは壁面緑化ということで、環境の大切さも子どもたちに教えていこうというセット論で、あわせて同じようにその学校ができるかどうかわかりませんが、あわせて壁面緑化を行っているということでございます。
それからあとは、細かいことは所管からお答えがあるかと思いますが、コストの問題で、この間もお話を申し上げました。もちろん、そんなに計算どおり、きちんとはいかないかもしれませんが、そんなにコストで、例えば10倍、20倍、30倍違わない。これも、ある意味で費用をかけることによって、子どもたちが伸び伸びと生活ができるということは、これは私は否定するべきことではないというふうに思います。
あわせて、当然のことでございますが、これは私の公約であり、また、これはできないかもしれませんが、当然、実施計画の中に落とし込んで行って、こういった現状の中ですから、人工芝よりも早く施策として打たなければいけないことが出てくれば段階的にやるというのは、これは当然で、別にこれは人工芝だけではありません。今行っている既定経費にも切り込んで、スクラップ・アンド・ビルドをかけていますから、これはそういうことはあり得るかもしれませんが、私としてはそういった思いがございます。
いろいろなプロセスについては、教育長もお話がありました。すべてパーフェクトにプロセスが進んでいるかどうか、これは教育委員会がお話をされてることでございますので、行政委員会ではございますから、私が何かお話をする立場でございませんが、教育委員会としては、今後、さらに十分な検討を進めながら行っていくという発言はされてるようでございますが、行政委員会でございますから、そのことについては差し控えたいというように思いますが、区長の公約だから答えろというので、答えさせていただきました。
以上でございます。
(「何の説得力もねえよ」と呼ぶ者あり)
○青木区長 だから、再質しなさいよ、じゃ。必ずしなさいよ、あなた。
(「何の説得力もない、今の話」と呼ぶ者あり)
○青木区長 しなさい。
(「ただ公約にあるからいいんだと思って」「しなさい」と呼ぶ者あり)
○田崎企画調整課長 1点目の国際理解教育に関するお尋ねでございますけども、確かに委員おっしゃるとおり、昨年の一般質問の答弁の中では、原点に立ち返って検討してまいるというふうにお答えをさせていただいたところでございます。昨年から、4回程度でございますけど、学校も含めまして、この検討会を立ち上げてきました。できれば21年度に、新たな事業化ということも考えてまいりましたけども、現時点での中間的な考え方として、教育委員会としての姿勢をちょっとお話しさせていただきます。
モレノにつきましては、19回、20回を前に、相手方の事情で中止になったということで、まことに残念だというふうにとらえております。モレノにつきましては、特色ある事業として定着をしてきたということで、それなりの効果があったというふうに評価をしてるところでございます。ただ、新たにこの中学生の海外派遣交流事業について、モレノにかわる新たな候補地を見つけるということにつきましては、検討委員会の意見等も踏まえまして、相手先を見つけることにつきましては、なかなか難しいところがあるということ、都市同士の関係の構築など、さまざまな問題がありますし、交流事業に対しましては、かなりの事業的な負担、人的な負担等が大きいということから、これらのモレノの成果を踏まえまして、できれば国内でできる事業を、少し事業化をしてまいりたいということで、この検討委員会では、21年度に事業化に向けて、もう少し内容を絞っていきたいというふうに考えてございます。
それにかわります外国との交流でございますけども、現在でも学校間交流というのが若干行われております。これに対する教育委員会としての支援が十分でなかったということから、これからにつきましては、学校間における海外との交流、こういうものを少しずつ積極的に進めてまいりたいということで、21年度の予算の中に、それなりの予算を計上させていただいたところでございます。委員おっしゃるとおり、校務LANとも関係しますけども、現在ではインターネットを介した交流等も手軽にできるようになってまいりましたので、そういうことを踏まえますと、学校間がそれぞれの学校の特色を出すために、こういう外国との交流をしていくことも大切ではないかということで、21年度につきましては、学校間の交流につきまして積極的な支援をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。そうした条件づくりをしながら、今後、各学校に働きかけてまいりたいというふうに思っています。現在でも、海外からのアプローチが盛んになっておりますので、そういった条件を整えることで、こういう交流が容易になってくるのではないかというふうに考えているところでございます。
それから、校務LANの整備状況でございますけども、現在、各学校にLANを整備いたしました。現在が、機器を設置して、先ほど、前にお答えしましたように5月の中旬以降、この機器の活用等ができてまいります。そうしますと、インターネットにつきましても、各教職員、もっと手軽に使えるようになりますので、この条件を踏み台にして、Eメールを使った交流等が学校の中でできればというふうには思っています。あわせて、先ほど言った学校間交流の一つのツールとして活用できるように、環境条件を整えて働きかけをしてまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
○
板垣学校施設計画課長 夜間照明の件でございますが、夜間照明といいましても、ナイター設備ではございませんで、200ボルト・1キロワットの水銀灯でございまして、どこの学校もその夜間照明が2基はついております。その水銀灯を増設するということでございまして、実際、クラブ活動の後始末が長引いたとか、そういう場合なんかに活用されるのかなと考えておりまして、夜の8時、9時の遅い時間までついているというものではございませんので、特段、近隣の方の意見なんかは聞いておりませんが、少なくともこれまでもここ数年間で、そういう苦情があったというふうには聞いておりません。
以上でございます。
○赤城委員 1番目の国際理解教育については、モレノバレーにかわるところは難しいと。教育委員会としては、新しい候補地を迎えて、具体的に教育委員会主導でやっていくのは難しいだろうというような判断に至ったというような理解でよろしいんでしょうかね。
また、向原小学校で今やってるという内容も、私のほうの情報に入ってました。さきの、区長からも、国際交流についていろいろ話したんですけども、そのときに「ぜひ候補地を教えてくれよ」というようなことを言われましたので、昨年のときには、既にもうアメリカのワシントン州のバンクーバーの教育長を目黒区に迎えて、視察まで行ってますね。そのバンクーバー市というようなところも、将来の英語圏の国際交流のことも踏まえて、ぜひとも一つの候補地として検討しようというような答弁もいただいてるんですね、去年の9月の一般質問のときに。そういったところも踏まえて、実際にどういうふうにすれば進んでいくのか。このままにしておいたら、一応検討する、検討する、で終わってしまうと思うんですよ。私たちが、実際にアメリカのバンクーバーに行って話をしたり、交流のもとになるものをつくってくればいいのか、それとも教育委員会として、積極的に向こうのほうの教育委員会、窓口をつくりましたので、その方と前向きに検討していくのか。その辺、ちょっとどこをどういうふうに整理していけば進んでいくのか。
なぜ急ぐのかというと、子どもたちってどんどん成長していくんですね。もう2年になりますから、1年生の子は3年生になって、実際にやるといったら、もう5年、6年後になってしまう。そんなに遅いスピードでは、やっぱりだめだと思うんですよ。やっぱりしっかり国際理解教育を進めていくという観点だったら、やはり進めていかなきゃいけないんじゃないかなと、そういうふうに思うんですけども、いかがでしょうか。
3点目の、区長の答弁をいただきましたので、また、烏森小学校、下目黒小学校は天然芝でございますけれども、今後、区長の考え方、人工芝を良として考えれば、この下目黒小学校と烏森小学校というのは天然芝ですよね。病気が発生したり、使えない状況があったりした場合、地域の住民、またはPTA、子ども、要望があって、ぜひとも人工芝にうちの校庭も変えてくださいと、そういうような要望があった場合、どうするんですかね。目黒区内の全校を人工芝化するというような公約ですから、その2校は除外してやるんですかね。そういう要望があったらどうするんですかね。その辺、ちょっとお聞かせください。
以上。
○田崎企画調整課長 国際理解教育の再質問でございますけども、先ほど例示に挙げられましたアメリカ合衆国のバンクーバー学区との関係でございますけども、確かに中央中学校のほうに表敬訪問という形で来まして、相手方につきましては、学校との交流も踏まえて、何とか実現したいというお話は聞いてございます。こういうことも一つの例でございますけども、教育委員会が事業として掲げて、中学校全体で事業をやるとなりますと、モレノのように半年かけて研修等もやりながらやっていくという、大変負担と手間がかかります。そういう形でやるのではなくて、学校同士が手軽な形で交流を初期に進めていく、それを深めていく、こういうやり方が、一番容易性があって、やりやすい形だろうと。それがまた、学校の特色にもつながっていくというふうに考えております。
そういう意味で、来年度は学校が交流できるような条件整備をしながら、あとは学校長が決めることになりますけども、学校の経営方針の中で、どういう形で進めていくかということになろうかと思います。そういう形で、もしできれば、それはそれとして学校間交流が、生徒の、または児童にとって、国際理解教育の一助となってまいりますので、そういう意味では進めていきたいというふうに考えています。そういう中で、先ほど言いました、小学校が多いんですけども、地域も含めて学校間の交流をしてるところもございますので、そうした支援策を充実させていくと。今後につきましては、国内でできる教育委員会の事業等につきましては、先ほど言いました検討をもう少し進めてまいって、できるだけいろんな機会をとらえながら、異文化交流または国際理解教育を進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。
○
板垣学校施設計画課長 現在、天然芝をやっております下目黒、烏森小学校の芝生についても、今後、人工芝にする可能性があるのかというお話でございますが、現在のところは、下目黒も非常にこの地域の方の御協力を得ながら運営してる状況でございまして、今のところはこの天然芝をやめるといったことは考えておりません。ただし、この先、何年かたつうちに、天然芝が何らかの事情で全滅してしまったとか、そういう事態が発生して、じゃ、これからどうしようかと考えた場合に、人工芝というのも、当然、ほかの学校との関係もありますから、選択肢の一つになるのではないかなと考えております。
以上です。
○橋本委員長 赤城委員の質疑を終わります。
続いて質疑を受けます。
○つちや委員 時間も短いので、さっさと行きたいところなんですが、答弁を簡単に。
まず、教員の研修に関してなんですけれども、教員の免許更新制というのが入っておりまして、それに対して学校サポートセンターとしては、どのような補助をしておられるのかと。あれはたしか、実際に学校の教員として続けていきたいんだったら、その期間に、補習じゃないですけど、研修を受けてこいみたいなことになっていて、基本的に全部、自費でやってますけれども、それで抜けるときの人員の配置とか、そういうものを含めてどういう手当てをしているのか。
それで、2つ目ですけれども、小中学校の一貫というのは、うちはやらないということで、もう明確に御答弁いただいているところなんですが、その中で小中の連携を進めていきたいということを常におっしゃられてると思うんですけども、中学校の小中一貫校というののメリットじゃないですけども、あれだと小学校から中学校へ行くときにほとんど抜けないんですね。要するに、区立の中学校のよさというのを、その中でよく知られてるわけですね。そういう部分があるんです。今、目黒区だと、大体これは、5割ぐらいは私立へ行きますね。5割から6割とか、そのぐらい行ってしまっています。私も私立の出身だからわかりますけれども、実際、中学校の情報というのは小学校にほとんどおりてきません。そういう状況を改善するために、どういう連携をつなげているのかということを第2点で。
3つ目ですけれども、校長交際費の関係なんですけど、それは以前も質問したことがあるかと思うんですが、実際、交際費という形で使うということは余りないんですよ。実際上の執行率としては、そんなにめちゃくちゃ高いものではないと。その中で校長は、実は私費で教材費とかの部分を自分で出してたりとかいうパターンがあるという、これも校長以外もありますよ。教員もあります。ただ、そういうことを考えたら、学校のそれなりに自由予算枠みたいな、そういう部分をもうちょっとふやすべきではないかと思うんですけど、この辺はいかがでしょうか。
4点目ですけれども、雨漏りとか、学校の施設内にありますよね。雨とか水のたぐいのものというのは、基本的に時間がたてばたつほど悪くなっていって、さらに修理費がかさむものなんですよ。それは、もうだれもがわかっている話だと思うんですけれども、応急処置のままでずっとやってるというものが結構ありまして、今回、この緊急経済対策ということも含むのであれば、まさにこういう喫緊の事態というか、ものほど、目黒区内の業者のほうに流していくことで、経済対策と、なおかつ学校の補修とか、一度にできるような工事の前倒しというようなやり方をするべきではなかったのかと。そういうことに関しては、どうお考えかということを。
それと、次に、成人のつどいの件ですけれども、うちの委員からも出ましたけれども、実際、成人式というのは、こちらがつくって与えるものという形に、どうもなりつつあって、その上で、ことしの直近のものですと、例えば細かいところで言うならば、まず会場の照明が明る過ぎて、話がしやすい状況であったと。逆に、成人式なのに静粛になる雰囲気がまずなかった。なおかつ、マイクが聞こえづらかったとか、そういうような本当に「リハーサルでわかるでしょう、そんなこと」というようなレベルのことが、改善されてないというか、よくなってないんですよ。どういう式をつくりたいのかというイメージが、これは実は教育委員会の側で固まってないんじゃないかと、私なんかは感じるんですね。例えば、幕合いのところで休憩をとって、みんな出ていって、「ああ、出ていっちゃったからしようがないね」。それじゃなくて、なるべく出ていきたくなくなるようなつなぎをするんですよ、そういうのは。そういう改善策について、考えていくことが必要なんじゃないかと。なぜこれだけ自分たちのほうでつくっているものの形にこだわり続けるのかと。よりいいものを与えて、よりいい思い出にするのが、我々の仕事の一つじゃないんですか、同じ予算を使うんなら。
その次ですけれども、図書館の関係なんですけれども、図書館自体の質問を、これは私、以前にもしたことがあるんですけれども、貸し本業の状況での図書館というのは、そろそろどうにかしないかと。実際の調査研究機関としての機能を持たせるべきであることは、図書館法等にもしっかり明記されているものであって、それが余り進められてないというか、進めていくということは、昔、答弁いただいたんだけれども、進んでいないような気がするんですけれども、どのような状況なのかと。
次に、オリンピックムーブメントの件が入っているんですけれども、これはパラリンピックの視点を入れてのムーブメントにちゃんと進めていくつもりがあるのかどうかということを1点。
それと、最後に人工芝の件でございますけれども、人工芝等の問題に関してということでは、私はあえて言う気はないです。ただ、ダスト舗装、ゴムチップ、あと低温の塗装舗装とか、いろんなものがあります。ある中で、今現在のベストは人工芝であるといって選んだことに関して、否定するものは特にありません。ただ、今後も含めたときに、年華が変われば、こういうものは全部、技術革新していきます。その中で、見直すべき可能性があったらば見直していくということは、考えておられるのか、おられないのか。もうこれは絶対に人工芝に決めたんだから、全部人工芝にまずしてから考えようという形だったらば、ちょっと困ると思うんですけれども、この辺はいかがなのか。実際、人工芝のライフサイクルコストとか、そういうようなものに関しては、余り情報が出てきません。実際上、使っていたら、学校の校庭で使ったらどれぐらいになるんだろうということの検証結果も、現在出ておりません、そんなに。5年から10年という短い計算だと言われた場合もあります。そういうことも考えたことと、また、学校は避難場所であるということ。火災時の避難場所であったときに、人工芝は本当に安全なんですかというような考え方というのも、1つあります。そういうことを全部検討した上で、最善であると選んだのならば、それはもう仕方ないと思いますけれども、その辺に関してはいかがお考えなんでしょうか。
以上です。8点かな。
○柳瀬指導課長 それでは初めに、教員の免許更新制についてお答えいたします。
教員の免許更新制は、平成21年度から本格実施になります。21年度の対象者は、満35歳、45歳、55歳となる教員が対象でございます。この免許更新の期間でございますが、2年間の間に各個人が大学等で30時間の更新講習を受講するということになってございますので、原則、この講習につきましては、職免で長期休業日や土日に関して行うことになっておりますので、平日の授業を抜けることは、ほぼないということでございます。
以上です。
○髙橋
教育改革推進課長 それでは、小中連携・一貫の件でございますが、中学校の情報を伝えるための工夫ということでございます。これは、小中連携については、めぐろ学校教育プランの中でも重要目標というふうにとらえておりまして、例えば小学校の子どもたちが中学校の部活動に参加する、そういった中での交流。それから、各学校の説明会等できめ細かく説明する。それから、小中学校の教職員の交流ということで、一部の学校ではございますけれども、中学校の教員が小学校に出前授業をやるというような、そういった活動を進めてございます。プランにこういった定めをした関係で、各学校で徐々にではありますけど、取り組みが広がっております。今後もこうした、やっぱりきちっと子どもや保護者に区立中学校のよさというのを伝えたいというふうに私どもも考えておりまして、今年度の予算の中にも、中学校のPR冊子の作成というのを盛り込ませていただきましたので、なるべく早い時期に、なるべく早い学年の保護者から、こうしたよさを伝えていく努力をしていきたい、そのように考えてございます。
○平本学務課長 3点目の校長交際費についてでございますが、校長交際費につきましては、各学校に金額を示しておりますが、実際の執行額につきましては、余り高くない状況ということでございます。
なお、学校に対しましては、そうした校長交際費だけではございませんで、目的に沿って費目を定め、学校配布予算として配布をしております。その枠の中で、校長の裁量で執行しているということでございますので、そうした中で目的に沿ったものは、当然、校長の裁量で執行されております。
以上でございます。
○
板垣学校施設計画課長 まず、人工芝の件でございますが、例えば避難場所として使う場合に、火災等の安全が保てるのかと、そこまで含めて人工芝を選択するのかというお話でございましたが、実際、この避難場所として使う場合に、人工芝が溶けてしまうような状況であれば、もうこれは校庭がダスト舗装であろうが、かなり危険な状況であるわけですので、そういう意味で、人工芝だから特に問題あるということはないと思います。ただ、実際、本当にそういう避難をするような局面が生じたとすれば、例えば煮炊きできないとか、そういう制限はございますので、そんなことを言っている場合ではございませんので、そういう場合はもう人工芝が溶けようがどうしようが、避難で煮炊きするとか、そういうことを優先でやってもらうしかないのかなと思っております。
○市川地域学習課長 5点目の成人の日のつどいでございます。新成人にとって、よりよい思い出になるように成人の日のつどいを開催するということは、私どもも同様に考えているところでございます。御指摘の点につきましては、本当に改善の点があるというふうにとらえておりますので、前向きに改善に取り組んでいきたいというふうに考えているものでございます。
○谷合
八雲中央図書館長 6点目の図書館のあり方ということでございます。平成14年に、八雲中央図書館が開館して、現在の8館体制になりまして、基本的な考え方としましては、子どもからお年寄りまで気軽に立ち寄れる図書館ということで、委員御指摘のとおり、必然的に貸し出し事業中心でやってまいりました。近年、他の自治体を見ましても、千代田区でまちの案内ですとか、あるいはビジネス支援ですとか、そういった特色を打ち出してございます。私どもといたしましても、現在、具体的にこれという形で御報告できるところではございませんけれども、今後の図書館のあり方について、今、内部で検討を進めてございます。また、数年後には大橋図書館の移設もございますので、その辺に合わせて考え方を打ち出していきたいと考えてございます。
以上です。
○
森スポーツ振興課長 7点目のオリンピックムーブメントの件でございますが、これはことしの7月ごろ、小中学生を対象として体操競技、また水泳競技を、今、考えているところでございますけども、詳細については、今後、詰めてまいりますけれども、パラリンピックの視点ということでは、その点も含めて企画してまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
○
板垣学校施設計画課長 雨漏りなどについて、この緊急対策として前倒しで発注するべきではないのかという質疑でございますが、雨漏りについては、多かれ少なかれ、どこの学校にもちょっと見られている状況でございまして、なかなか原因がわからない雨漏りというのも、結構多うございます。建物と建物の継ぎ目などに生じている雨漏りというのは、比較的わかりやすいのですが、どこから水が進入してきているのかと、ちょっと不明なところも結構ありまして、なかなか原因がわからないと対策がとれないという部分もございまして、これにつきましては、順次、対応していきたいと思ってまいりますが、緊急に前倒しでというところには、至っていないものでございます。
以上です。
○島﨑施設課長 若干補足いたしますと、雨漏りにつきましては、今回、緊急経済対策で計画修繕費が約1億6,000万円ほど増額されておりまして、全体では約9億円弱となっております。そのうち、小中学校の雨漏りに関しましては、屋上防水、また外壁からの改修も必要ですので、その金額が全部で1億1,200万円ほど計上させていただいております。
以上でございます。
○つちや委員 数点、時間もないので。
初めのですけれども、教員の研修に関してですけども、要するに、休みをつぶして自費で勝手に研修を受けてこいというのが、これがもう国の制度なんですよ。それは、もう確実なんです。それはわかってるとおりなんです。ただ、それに対して学校サポートセンターとしては、よりよい研修を進めるために何らかの補助をする気はないのかということを、私はお尋ねしている。それは、今のところ検討もしていないということならば、それで結構ですからお答えください。
次ですけれども、この校長の交際費等に関してですけれども、これは交際費という名目で出しているから、これを流用することもできないということも含めて、要するに足りないときに、そこから別の予算枠のほうに流用が可能なふうにとか、そういうようなことはできないんですかと。実際、交際費というものでは、交際費にしか使えないんですから、実際、執行できませんよ。そんなもの、そんなに使えないですから。ただ、使えないからこそ、自分の自費から出さなきゃならなくなるというようなことがあると。そういうことが実際には存在しているんだから、そのことを考えた上で、ちょっと御答弁いただければと思います。
それで、人工芝の件ですけれども、私が聞いてるのは、中心的なところは火のほうの問題ではないです。火はおまけです、簡単に言えば。実際、そのときそのとき、その状況その状況で、一番いい方法というのは変わる可能性がある中で、もうこれで、例えば5年で全部、ここの学校のを人工芝にしますという実施計画に載せたら、途中でどんなものがあったって変えないという姿勢なんですか、それを聞きたい。何か今よりいいものがあるかどうかを常に探っていく、不断の努力をする気はないのかと、それを確認している。それが、あるかないかを聞いているんです。ないならないというふうに、ちゃんとはっきりと言ってください。
それでは次ですけれども―次じゃないですね。雨漏りの改修の件ですけれども、ぜひ、今、応急処置でやっているところとかに関して、できる限りの対策をしていくように進めていただきたいと思いますが、いかがですか。
以上です。
○柳瀬指導課長 教員の免許更新制についてでございますが、その時々で教員として必要な最新の知識・技能を身につけることを目的としてございます。サポートセンターでは、これについてのサポートは行いませんが、指導課としては受講漏れがないように、更新手続等の周知を各学校へ図っていきたいと考えてございます。
以上です。
○平本学務課長 交際費に関連しての御質問でございますけれども、学校の中で教員がそうした立てかえを行っているということについて、即座にこの交際費で流用できるということは申し上げられないわけでございますけれども、学校の実態を十分把握して、どのようにしていったらいいか検討してまいりたいと思います。
以上です。
○
板垣学校施設計画課長 人工芝につきましては、今後もずっと今のやり方を通すのかということでございますが、確かに委員のおっしゃるとおり、時代時代で何がいいのかというのは変わっていくものだと思います。実際、例えば10年前で考えると、人工芝にしろ天然芝にしろ、ほとんど導入してる学校はなかったと思います。それが、今は人工芝か天然芝かというふうな状況になっていることでございまして、今後もまたダスト舗装に戻るのか、あるいはまた別な舗装方法が出てくるのかわかりませんが、それは必ずしも今よりいい状況が出れば、そちらのほうに変更していくというのは否定するものではないと思います。
(「だから、何度も探していくのかということを聞いてるんですよ」と呼ぶ者あり)
○
板垣学校施設計画課長 常にそういうことについては、情報収集しながら勉強してまいりたいと思います。
次に、雨漏りの件でございますが、雨漏りの件は、これは委員おっしゃるとおり、順次、予算をつけて対応してまいりたいと思っております。
以上でございます。
○橋本委員長 つちや委員の質疑を終わります。
議事の都合により暫時休憩いたします。再開は3時5分。
(発言する者あり)
○橋本委員長 すみません。3時10分にしましょう。すみません。失礼しました。
〇午後2時52分休憩
〇午後3時10分再開
○橋本委員長 それでは、委員会を再開いたします。
引き続きまして、質疑を受けます。
○栗山委員 それでは、何点か質問させていただきます。
まず、第1点目で、きのうのWBCで日本の優勝は非常に皆さん喜ばしかったことではないのかなと思っているところでございますが、その日本を率いてた監督は原監督でございます。で、原監督は目黒区在住ということでございます。ぜひ
スポーツ振興等で、ぜひ原監督をいろんな面でコンタクトして接触できないかなというふうに思っておるんですが、少年野球大会とかスポーツイベントとか、さまざまな場面もありますし、ぜひ目黒区在住の方でございます。また、随分前ですかね、自由が丘の少年大会でトルシエ監督が来たときに、表彰、トルシエさんに目黒区から表彰とかもさせていただきましたので、表彰とかいろんなことで、せっかくこれだけ日本全体で盛り上がってることでございますので、特に目黒区在住の方でございますので、何とか接触できないかなというふうに思うんですが、いかがでしょうか。
それに加えてじゃないですが、前監督の王監督も目黒区在住の方でございます。王理恵さんは、今回エコ大使ということで、大使の任命の際には、私も所管の都市環境委員長として同席させていただいたんですが、そのとき、雑談の中で王前監督も今監督をやめられまして、目黒にいることも多いと。ぜひ何かお役に立てればという監督の言葉は、お嬢様のほうからいただいてたところでございますので、ぜひ王前監督にも接触をして、
スポーツ振興という面で何か少年野球とか、スポーツイベント等に絡められないかなと思うんですが、いかがでしょうか。
2点目として、クラスがえについてちょっとお聞きしたいんですが、小学生のクラスがえですが、学校長の判断でいろいろなことが考えられるというお話を聞いたんですが、1年でクラスがえをしたり、2年でクラスがえをしたりということで、そういうふうになると、なかなか子どもたちも落ちつかないのかなという、きちんとある程度ルール化をしていったほうがいいんではないのかなと、1年だったら1年、2年だったら2年。そこら辺どちらがいいのかというのが、教育委員会としてどう考えているのかという点もありますし、私自身、自分のときは2年ごとで、2年間ぐらいやはり同じ友達と一緒にいて、クラスがえをしていたほうがいいのかなという思いもあります。そこら辺、教育委員会としてクラスがえについてどう考えてるのかということをお聞きしたいと思います。
続いて、3点目ですけど、文化財についてお聞きしたいんですが、産業振興課のほうで、観光まちづくりということでいろいろ考えておりますけれど、やはり目黒区にも種々文化財があるところでございますけど、ホームページで文化財を調べたところ、全然出てこないんですよね、一覧表も何も。やはり、今こういう情報化時代でございますので、きちんとホームページに掲載して、目黒区の文化財というのをもうちょっとPRしたほうがいいのではないかなと思うんですけど、いかがでしょうか。
以上です。
○
森スポーツ振興課長 私のほうから、まず第1点目でございますが、昨日のWBCでの日本の優勝ということで、原監督が区内在住ということは存じ上げておりますけれども、原監督自体がまだ現役の監督でいらっしゃいますので、なかなか目黒区の在住といえ、なかなか子どもたちの指導等に当たるのは難しいとは思いますけれども、何かの機会をとらえて接触はしてみたいと思います。
また、王前監督につきましては、現役を引退しておりますし、監督もおやめになっておりますので、ことし実現するかどうかわかりませんけれども、これはぜひ何かの形で御協力いただく、イベント等でこちらのほうの
スポーツ振興の観点からのイベント等で接触を図っていきたいというふうに考えておりますので、結果としてどうなるかどうかわかりませんけども、そういう努力は今後とも続けていきたいと思っております。
以上です。
○柳瀬指導課長 それでは、2点目の学級編制についてお答えさせていただきます。
まず、学級編制や担任の配置は校長の職務でございまして、何のために学級編制をするかといえば、学校が編成した教育課程を充実するために、生活集団や学習集団、これが大事であるということです。小学校では、これまで2年間で1学級を編成していく、これがスタンダードではあったかなと思います。中学校になりますと、これが1年ごとに学級をかえていくということで、子どもたちの発達段階にもよりますし、それからその学校のその年々の学級の状況もございます。それから、転入や転出によって、男女比や人数比が大幅に崩れた場合は、これを調整する場合も出てくると思いますので、現場の状況を見ている学校長が、メリットの高いほうを判断して進めていくということでございます。ただし、ことしは1年間で終わり、来年はまた2年間というような、余り方針が定まらないような形で学級編成をしておりますと、子どもたちも保護者も不安になったり、不安定な状況が出ると思いますので、しっかりとした方針のもと、1年で進めていくか、2年で進めていくかということで、校長の判断で進めていきたいと。私たちとしましては、そういった成果を見て、状況の成果を見て、また助言をしていきたいと思います。
以上です。
○市川地域学習課長 それでは、3点目の文化財についてでございます。
委員御指摘のとおり、文化財は区民の方に知っていただいて、文化の向上に寄与するということが必要というふうに認識しているところでございます。現在は、「めぐろの文化財」という冊子をつくって、実費で販売をさせていただいているとともに、ホームページにつきましては、区の公式ホームページの中で、地域別のページに文化財などが紛れているというか、散らばって掲載されているという形になっているものでございます。ホームページについては、文化財ということで、一覧性のあるものを御希望という御意見でございますので、どのようなつくり方ができるか、今後、検討して取り組んでまいりたいというふうに考えているところでございます。
○栗山委員 1問目の原監督に関しましては、これからペナントレースも始まることですし、なかなかすぐにはとは難しいのかなとは思うんですけど、ぜひ日本シリーズ、巨人が優勝した後にでもお呼びできる方向に何とか持っていっていただけないかなと思うんですけど、いかがでしょうかね。
それと、そういう意味では、表彰という形になると、ちょっと所管が違うのかもしれないんですけど、やはり目黒区をPRするという意味でも、例えば最近でしたら、「おくりびと」の本木さんがたしか埼玉県かで何か表彰をいただいているはずですので、ぜひ、東京都とか、国とか、大きいところで表彰されるんだったら、またそれはちょっと違う話になっちゃうのかなとは思うんですけど、そういう動きがないようでしたら、ぜひ目黒区在住ですし、ぜひこのタイミングを逃さずに、何か区のPRも兼ねて考えられないかなと思うんですけど、いかがでしょうか。
それと、2番目のクラスがえのことなんですが、2年がスタンダードで、1年もその状況によってということなんで、やはり1年でクラスがえがあった場合には、いろいろ保護者とかも、あれ、どうしてだろうとか、そういう心配とか、いろんなうわさとか、いろんな話が出てしまうと思うんで、きちんと説明をしていかないといけないのかなとは思うんですけど、実際、その説明はぜひすべきだという質問と、1年でクラスがえするというのは、スタンダードが2年で、1年というのは、どのぐらいの確率というんですかね、でクラスがえをするのですかね。それするんでしたら、やはりきちんと説明をしていただきたいと思うんですけど、いかがでしょうか。
それと、文化財に関しましては、地域に紛れて、紛れているようじゃ探すほうは大変ですので、ぜひわかるようにしていただきたいのと、最初に質問したように、観光のまちづくりの一助になると思いますので、ぜひ産業経済課とうまくタイアップしながら、目黒区の文化財もPRしていただきたいなとは思うんですけど、いかがでしょうか。
○
森スポーツ振興課長 再度のお尋ねでございますけれども、ことしは王監督にぜひ接触して、何か御協力いただけるものがないかやっていきたいと思います。その中で、原監督については、御紹介等をいただきながら接触はしたいと思いますが、ペナントレースの後なのか、日本シリーズの後なのかわかりませんけれども、そこはできるだけいろんな人脈を使いながら接触を図っていきたいというふうに考えております。
以上です。
○柳瀬指導課長 小学校のほうの学級編制ということで、例えばその学校がこれまで2年間をスパンに学級編制をしていた。これが、ある事情で1年間で学級編制をする、こういう状況になった場合は、これはおっしゃるとおりにきちっとした説明を保護者、児童にしなければならないと思っております。その2年間、1年間のスパンが一般的かどうかということにつきましては、2年間で今現在やってる学校が多いことは事実でございますが、1年で学級がえをやっている学校も当然のことながら存在します。それから、中学校との連続性を考えまして、5年生、6年生では、もう既に1年ずつ学級編制をしていくというような工夫をしている学校も都内には見られております。
以上です。
○市川地域学習課長 3点目でございます。
地域に紛れてしまったというような、ちょっと表現がふさわしくなかったかもしれませんが、地域の方が自分の身近なところをウオーキングなり、散歩をなさるときに、こういうスポットがあるということをお知らせするために、地域割のページになっているということでございます。ただ、それは網羅的に文化財というページではございませんので、委員御指摘のとおり、確かに自分のまちの文化を知るとともに、観光資源としての活用もあると存じますので、検討してまいりたいというふうに考えております。
○横田企画経営部長 表彰の御質問がありましたので、ちょっとお答えさせていただきますと、基本的な考え方としまして、やはり表彰という場合、区政とのかかわり、御本人の功績等ももちろんありますけれども、御本人の功績ですとか、あるいは区政とのかかわり、区政も含めまして、今後の発展にどうかかわってくるか、そういうふうな視点で検討するものだと思いますので、これについては検討課題というふうな形でさせていただければと思います。
○栗山委員 まず、1点目のみですけど、今回、原監督、王前監督という形で、プロ野球についてあれですけど、いろいろほかにもサッカーとか、いろんなプロスポーツがあって、その中で目黒区在住の方もいらっしゃるのかなというふうには思うんで、ぜひいろんな人材を発掘というか、接触して、できればいろんな目黒区のイベントとか少年たちに接触させて、夢を持たせるような、そんな機会をつくってあげられればなと思うんですけど、いかがでしょうか。
それと、表彰の件はちょっと所管が違ってしまいますが、区政とのかかわりということですけど、さっき言った本木さんに関しては、埼玉県出身で、特に県政とはかかわりはなかったんじゃないのかなとは思うんで、あそこはやはり埼玉県がうまくPRで宣伝したんじゃないかなと思うので、ぜひ目黒区も、やはり区をPRする意味ではいい機会じゃないのなと、区政とのかかわり云々じゃなくって、考えてみたらいかがでしょうか。
○
森スポーツ振興課長 まず、1点目でございますが、委員おっしゃるとおり、子どもたちに夢を持たせる、また輝かしい功績を残したスポーツ選手がたくさん目黒区内に住んでいるといううわさは聞いております。ただ、正確な情報自体が私どもなかなかつかんでおりませんので、今後、いろんなつてを伝って調べながら、そういう人たちをイベントの中で呼ぶなどして、いろいろ工夫してまいりたいというふうに思っております。
以上です。
○鈴木副区長 表彰の件でございますが、区の表彰の要綱によりまして、やはり区政に何らかに貢献をしたり、区政に協力をしたというのが一つの基本的な考え方としてございます。気持ちとしては、表彰してあげたいという気持ちはあるんですが、第1回目では、たしか王監督も特段こういった表彰には当ててございませんので、そういったことを考えますと、表彰するということ自体はかなりちょっと難しいことかなというふうには考えております。
以上です。
○橋本委員長 栗山委員の質疑を終わります。
続いて、質疑を受けます。
○鴨志田委員 それでは、大きく3点についてお伺いをいたします。
1点目は、空き教室の活用について。これは、過日の一般質問で中学の空き教室の活用を質疑いたしました。また、この予算委員会でも、他委員から、例えば子育てニーズに対応するために、空き教室を活用してはという質疑がなされてます。中学校では、10校中5校が6学級の状況で、また小学校は1学年2学級がやっとという学校も何校も見られます。
そこで、3点について質疑いたします。
1点目、少子化、そして目黒区は私立中学校への進学率が非常に高いという実情があります。区民の財産としての学校の空き教室の活用と、中学校の統廃合をセットとして考えるべきと思いますが、見解をお伺いいたします。
2点目、東山拡張公園で埋蔵文化財の発掘が行われ、数百点が出土したと聞いております。調査のため2年間は民間が預かりますが、その後の保管場所が課題となります。空き教室を活用し保管する、または別の保管場所を考えていらっしゃるかお伺いいたします。
3点目、平成17年度の包括外部監査で、旧区役所前の共同ビルB棟に多額の賃料を支払い、埋蔵文化財を保管しているとの指摘がありました。この旧区役所前の共同ビルの賃貸契約は平成22年に切れますが、その後、埋蔵文化財の保管に空き教室を活用することも考えられますが、見解をお伺いいたします。
2点目、公の施設の利用料の見直しについて。過日の総括質疑で質問させていただきましたが、教育委員会の所管であります芸術文化財団が管理しますパーシモンホールとGTホールについてお伺いいたします。非常に社会教育館に比べて利用率が高いと。特に、GTホールは駅前ということで、98%とかという、土日になりますとね、そういう高い利用率になってます。また、芸文財団は指定管理者として利用料金制が導入できるということになっております。例えば、受益者負担の適正化、また企業が1日GTホールを借りてるということも結構散見しておりますので、土日は利用料をアップするとか、やはり財団自体も利用料金制を導入してるわけですから、収益を考えた利用料の見直しを考えてらっしゃるのか、見解をお伺いいたします。
最後になりますが、3点目、指定管理者の……すみません。社会教育館の指定管理者の移行について。体育館を指定管理者にすることにより、年間1億円の経費削減と利用時間の延長がされまして、またプログラムが豊富になったということで、成果を上げております。この移行は、平成24年度とされておりますが、どのような成果を見込んでいるかお伺いをいたします。私も社会教育館のプログラムを興味を持って見たりとか、参加をさせていただいております。専門職の社会教育主事が企画をしてるということなんですけども、企画力があって、創意工夫にあふれているのかというと、非常に疑問を持っております。民間のほうが、やっぱり企画力、創意工夫、そして時代を、ニーズを読んだ企画をしてると私は思っておりますが、この点をお伺いいたします。
以上です。
○髙橋
教育改革推進課長 それでは、1点目、空き教室の1問目について私からお答えをさせていただきます。
空き教室の活用でございますが、確かに委員がおっしゃいましたように、生徒数や児童数の減によって、現状として、特に中学校で一部あいてる状況が見られるというのは、私どもも把握してございます。ただ、この活用を図る際に、やはり今各小中学校で少人数学習、習熟度別というような使い方での活用というのも十分考慮していかなくちゃいけないというふうに考えてございますんで、まずはこういった学習環境というのは、確保していくということは、まず第一に考えてございます。それを図った上での空き教室の活用ということについては、さまざまな形でのものが考えられるかと思ってございますが、学校の教室という、学校の施設空間という中での活用ということで考えていくものかなというふうに考えております。
これと、中学校の統廃合をセットでという御指摘でございますが、この活用の仕方によって、考えもちょっと変わってくるのかな。というのは、中学校の統廃合、確かに今、先ほどもちょっと申し上げましたが、既に11学級規模以上の学校の大規模校、これについてはこれからも残っていく学校だということになります。それから、全体で7校程度ということで、特に小規模化してる学校については、今後、統廃合の可能性があるということで、どちらの教室を活用するにしても、その活用の仕方によって、一時的なものなのか、もう少し永続的な視点で考えなきゃいけないのかって、そうしたことも含めて、整合性を図らなきゃいけないだろうなというふうに今考えてございます。
○市川地域学習課長 東山公園拡張用地の発掘物の保存・保管場所、それから2点目の包括外部監査の指摘にあります共同ビルの使用について、一部私のほうからお答えいたします。
現在、発掘調査がほとんど終わり、発掘自体は終わりかけているところでございまして、でもまだ来年度、発掘したものを調査してくということでございます。保管場所については、現在のところまだ確定してございません。共同ビルの保管につきましても、確かに委員おっしゃいますように、22年の8月をもって一応賃貸借契約が終了いたします。その後の保管場所につきましては、教育委員会内を含めまして、企画とも相談して今現在候補地を探しているというところでございます。以上でございます。
次に、4点目の社会教育館の指定管理者について、どのような成果を見込んでいるかという御質問についてでございます。21年度から具体的な検討に入ってまいりますので、今のところは、想定ということでございますが、区民サービスの向上と経費の効率的な活用というのが導入の主目的でございます。具体的には、開館時間やそれから休館日などの減少、それから利用時間帯を柔軟にするなどの向上を図り、その経費の効率化も同時に図ることによって、団体の活動支援などを充実していきたいというふうに考えているところでございます。
以上でございます。
○田崎企画調整課長 次に、公の施設、芸文が管理しておりますパーシモンとGTホールの利用に関しましてお答えをさせていただきます。
確かにおっしゃるとおり、パーシモンの大ホールにつきましては80%前後、小ホールが90%前後、GTに至っては95%前後で推移してて、利用率としてはかなり高いと。特に、抽せんの日は土日がとれないという意見は伺っております。今回、21年度から利用料金制を付しまして、芸術文化財団が使用料を収納して、それを事業に活用してく、維持管理に活用してくということになってございます。ただ、使用料につきましては、条例で規制されておりますので、上限につきましては、条例の規定の範囲の中で指定管理者に運用してもらうということになってございます。そういう意味では、平成9年に公の使用料の基準を定めまして、その基準に沿って条例等も定めてきた経緯がございます。今後、公の施設の使用料につきましては、見直しを行うということになってございます。その中で、芸術文化施設のこの利用の実態、または土日の実態等を見ながら、こういう意見を踏まえながら、今後の公の施設全体としての使用料のあり方、この基準の中で改めてこのパーシモン、GTホール等の使用料については、考えてまいりたいというふうに思っているところでございます。
○鴨志田委員 この3点とも行財政改革の一環なんですよね。また、受益者負担の適正化というのもやっぱり行革の一つなんですけども、きょうの区報では、行財政改革を不断に進めますという、こうなっておりますが、例えば学校は聖域として今まで見てきたんじゃないのかと。しかし、聖域じゃなくて、やはり区民の財産としてしっかりと活用するということを考えていただきたいと。ですから、教育委員会のほうも受益者負担、また空き教室活用という行革をずっと推し進めるということでお伺いしたいんですけれども。
以上です。
○
小笠原教育次長 学校が聖域だから、学校だけ使っていればいいということではなくて、学校はやはり社会教育の目的にも使うということになってございまし、そういう意味で、区民の財産としての活用面も含めた活用について検討していきたいというふうに思います。
○橋本委員長 鴨志田委員の質疑を終わります。
続いて質疑を受けます。
○今井委員 それでは、何点かお伺いをいたします。
第1点目は放課後のフリークラブの中のランドセルひろばについてお聞きをいたします。
今年度、12校の予算化がされておりますが、これ21年度からは全校の実施をしていきたいというお考えが出てたと思いますが、この管理運営員の人材確保についてはどのように考えていらっしゃるのか。
2点目は、ランドセルひろばに登録をしておくと学童保育のほうに入りにくい、何ですか、よくわからないんですけど、マイナス2点ぐらいになってしまって、入りづらいということをお聞きしておりますが、その点はいかがでしょうか。
それから、ランドセルひろばはすべての子どもたちを受け入れるわけですけれども、学童保育クラブとか、児童館というのは、児童福祉法で設置されている施設でございますけれども、そういうところの施設との相互の連携ね、というものはやはり図っていかなければいけないと思いますけれども、その点はいかがでしょうか。
それから、学校評議員について。学校評議員は、平成14年度から区立の幼稚園と小中学校にすべて置かれて委嘱をされておりますけれども、これが委嘱されて7年ぐらい経過してますね。この評議員の委嘱をして7年経過したわけですけれども、これはどの、学校運営にどれだけの成果が上がったのかどうかお聞きいたします。
それから、法律が変わって、管理及び執行の状況の点検及び評価の結果についというのが21年の2月に出されまして、これは19年度版でございますけれども、この中を見てまいりますと、大体が整備をされて、目標を達成しているということでございますが、1点だけ―1点ではないんですね、一つ、伝統文化保持者の区立学校派遣プログラムの検討、これがDとなっております。そして、21年度にはこれを実施していくということが書かれておりますが、これも私の会派の委員からも質問があったと思いますけれども、芸術文化財団と相談をしてこの実施をしていきたいというお答えだったと思いますが、そこをもう一度お聞きいたします。
それから、防災のところで、防災倉庫の問題が出ておりましたけれども、やはり第一次避難場所としての小中学校、この防災だけに任していいのか。やはりこの防災倉庫については、防災の方がするんではなく、やはり毎日いらっしゃる教職員が、何かここのところは危ないんじゃないかとか、やはり倉庫の中に物資が、これが不足してるんではないかとか、やはり防災だけに任せるのではなく、学校も一緒になってこれを取り組むことが、災害、いつ起こるかわからない災害でございますので、そういう点ではどのようにお考えでしょうか。
以上でございます。
○市川地域学習課長 それでは、3点目までは私のほうからお答えさせていただきます。
ランドセルひろばは、21年度、全校で実施していく予定でございます。管理運営員さんですけれども、今実施している学校におきましては、地域の住民の方、それからPTA、保護者の方、青少年委員の方などが従事しているというところでございます。
それから、ランドセルひろばに登録すると、学童保育クラブに入りにくいというようなことでございます。ランドセルひろばは、全児童事業でございますので、どなたでも登録していただくことができます。ただ、学童保育クラブの側からの視点ということになると思いますので、そちらのほうからでは、ランドセルひろばで保育のかわりになるのであれば、学童保育クラブの必要性は低いのではないかというようなことを子育て支援課としては考えているというところでございます。
それから、ランドセルひろばは、学童保育クラブに入っている方が学童保育クラブとして遊びに見えるというようなことも行っておりますので、ひろばとしてはどなたでも遊びに来ていただけるというふうに考えているところでございます。
それから、学童や児童館との連携を図っていく必要というものはそのとおりでございます。児童館でもランドセル来館ということを取り組んでございます。子どもたちにとって、放課後の安全な居場所を、多様な選択肢があるということは、必要なことかなというふうに考えているところでございます。保護者とお子さんが、自分たちはどのようなところで放課後を過ごすかということをよく考えて選択していただいて、さまざまな事業を活用していただきたいなというふうに考えているところでございます。
なお、学校長と、それから子育て支援課、児童館、学童保育クラブの担当者と連絡会を持ちまして、その連携についても確認しているところでございます。
以上でございます。
○柳瀬指導課長 それでは、私からは学校評議員の成果について御説明させていただきます。
まず、平成14年からその地域に開かれた学校づくりを進めるために、制度として学校評議員が定着してきたわけでございますが、現在、各学校では3名から5名の学校評議員がおります。学校評議員からの意見聴取は、年間通して大きな行事の際に、3回ほど全体で集まって意見聴取を求めるほかに、個別にもそれぞれ学校運営について校長が学校評議員に意見を求めたりしてございます。成果としては、やはり外部から見た客観的な視点で学校の運営状況の評価をいただけるということで、学校のほうは学校評議員の意見を求めているところでございます。
本年度から、さらに学校評価員としての役割も学校評議員に求めておりまして、今年度は全校の教育課程が完成した際には、すべての学校評議員に次年度の教育課程を説明して、新しい教育課程の展開等についても御意見をいただいているところでございます。
以上です。
○田崎企画調整課長 それでは、3点目の点検・評価に関します伝統文化保持者の学校派遣の関係でございますけども、確かにおっしゃるとおり、19年度の点検・評価の中では実施できてないという評価をさせていただきました。これは、学校への芸術家派遣のほうをまず優先してやってきたという経緯がございまして、それの充実を掲げていたということで、クラシックを中心とした芸術家の派遣を学校のほうに行ってきました。改めて伝統文化についても、今回の基本法の見直しの中で、やっぱり重要視していかなければいけないというところもありますので、21年度につきましては、ぜひ芸術文化財団と具体的な話し合いを進めながら、区内にある伝統文化保持者の要請、働きかけを努めていきたいというふうに思ってます。今までが余り積極的でなかったので、改めてこういう話し合いを進めて、21年度の実現を目指してまいりたいというふうに考えてございます。
それから、学校の……。
○柳瀬指導課長 防災倉庫の件でございますが、当然、防災倉庫の中身につきましては、校長を初めとして教職員がその中身、状況を把握しておく必要がございますので、これにつきましては、改めて教育委員会から、その把握に努めるよう指導していきたいと考えております。
以上です。
○今井委員 それでは、再質をさせていただきます。
ランドセルひろばのことなんですけれども、管理運営員、地域住民、PTAで実施をしているということを今おっしゃられました。簡単におっしゃられましたけど、やはり大変なところがあるんですね。運営員としてどなたがいらっしゃらないでしょうかということ。それから、運営員さんしてらっしゃってるのに、あの方はだめなんですかとお聞きしたら、やめたんですと。どうしてですかって言いましたら、子どもがけがをして親が文句を言ってきた。本当は、原則として、けがとかは自己責任となってると思うんですね。でも、そこに管理運営員としていれば、そういうことも言われてしまうので、もう嫌だからやめてしまったということだったんです。
ということは、やはりこれは保護者とか児童にきちんと説明をしていないからこういうことになるんではないかなということを感じるんですけれども、やはりこのランドセルひろばの目的というのをきちんとお話をする必要があると思います。それから、管理運営員の人材確保というのは、地域住民とPTAで実施をされているというふうにおっしゃいましたけど、そんなに簡単なものではないということ。ですから、22校が―22校ですよね。全校、小学校ですよね、これね。ですから、22校が実施していくには、本当にこれ大変な問題だと思うんです。ですから、もう少しそこのところをよく考えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
それから、2点目の学童保育には入れないという、子育て支援のほうではこの学童保育に入るのは低くなってしまって入れないという分が出てきてるということでございますけれども、そうしますと、私、先日、足立区のほうへちょっと視察に行ってきたんですけども、世田谷区なんかポップとかいろいろありますけどね、空き教室を利用して、ランドセルひろばと、もう一つの学童保育クラブじゃなくて、ごめんなさい、放課後フリークラブの中の今ランドセルひろばを聞いてんですけれども、ランドセルひろばだけではなくて、教室を利用して、子ども教室事業と兼ねたようなことを足立区ではしてるんですね。そして、そうしますと、来年度、4月から新1年生として入る方は、学童保育には入らないで、そこに入る方が、学童保育はゼロだというお話を聞いたんですね。そういうようなこともしていかないと、今、学童保育へ入れない、点数が低くなってしまって入れなくなってしまうと、やはりランドセルひろばだけでいいのかなという部分があると思うんですけれども、そこの点をもう一度、今子育て支援とおっしゃられたので、そこのところ、違うかなと思いますけれども、やはり連携していく必要があるということを私今お話しさせていただいたわけですので、もう一度そこをお聞きしたいと思います。
それから、学校評議員でございますけれども、この地域で開かれた方を、それはもちろんそうですけれども、私、文教委員会のときにも申し上げたことがあるんですが、評議員として小学校の評議員をやって、同じ年に中学校もやってる。それから、幼稚園をやって、次の年は小学校、その次の年は中学校、これはどなたが推薦していくんでしょうね。地域に開かれた方で、広くということになると、ちょっとこれは広くないんじゃないかな。やはりもっと広く人材を見つけていくことが大事だと思うんですね。これは、民生委員の方々とかPTAがなってますけれども、その方たちがその後の方を推薦していってるんでしょうか、学校長に。学校長が見つけてくるんではなくて、そういうように思われるんですけれども、外部から見た目で評議員をということで、地域に開かれた方ということなんですけれども、もっと広い方々を見つけていくことが大事ではないかなと思いますが、いかがでしょうか。
それから、芸能伝統保持者というところで、これも今と同じなんですけれども、それから先ほどの委員のところからも出ておりましたけれども、目黒区の中には本当にいろんな能ができる方とか、踊りだとか、いろいろな方もいらっしゃるんですね。目黒区の方でボランティアで、ほかの区の小学校に教えてるというか、実演をしてるという方がいらっしゃって、私もそういう方を紹介したんですけど、それっきりになってしまったんですが、やはりもう目黒区の中を探すと、本当に優秀な方たくさんいらっしゃいますので、そういうところも芸術文化財団だけでわかるならいいですけれども、わかってないから、こういう19、20ということがなってるんではないかなと思いますので、その点をもう一度お聞きいたします。
それから、防災倉庫については、やはり今指導課長がおっしゃったように、きちんと把握をして、防災課と学校とで連携をしていっていただきたい。そして、またこれに地域が加わって使えるようにしていただくことを広めていただきたいと思いますので、もう一度お伺いいたします。
○市川地域学習課長 それでは、再度のお尋ねございます。
ランドセルひろばの管理運営委員さん、本当に大変な仕事でございます。地域の人材確保と申しますけれども、委員おっしゃいますように、放課後の1時間から3時間程度ということでございますので、地域の人材といっても実際に従事できる方が限られているという面がございます。例えば、ある程度自由のきく自営業の方とか、一定の仕事をリタイアされた方、あるいは主婦の方ということで、その人材の確保については、非常になかなか難しいということも、こちらのほうも把握しているところでございます。しかも、学校に入って子どもたちを指導したりする役目でございますので、どなたでもいいというわけにもいかないというところで、こちらは安定的にその確保をして運営していくというのは、非常に難しいということを、こちらも自覚しているところでございます。その上に立って、仕事の大変さと、それから保護者からのそういうクレームなどがあるというところで、こちらとしても、今までも保護者や児童にはきちんと説明をしてまいりましたけれども、まだ不十分ということでございますので、なお事故については自己責任ということで、自由に遊べる場ということで、その点をもう一度きちんと知らせていきたいというふうに考えているところでございます。
それから、2点目の学童保育との連携というところでございます。
子育てのほうで、子育てのときにお答えしている内容だと思いますが、やはり学童保育に期待されているものというのは、ランドセルひろばとちょっとレベルが違っておりまして、先ほどの御質問とも関係するんですけれども、学童保育は親にかわってお子さんを保育するということで、一人一人きめ細かにきちんと対応するという必要があるかと存じます。一方、ランドセルひろばは、やはり安全な遊び場ということではございますが、一人一人のお子さんを見守るということではなくて、安全に遊んでいただくということが主眼でございますので、課題としてはそういう問題があるということは認識しておりますけれども、学童保育とのそういう役割ということについては、現時点ではなかなか難しいのではないかなというふうに考えているところでございます。
以上でございます。
○柳瀬指導課長 それでは、学校評議員と防災倉庫の件について、お答えさせていただきます。
まず、学校評議員の推薦は、学校長となってございます。学校長が推薦して、教育委員会で委嘱をしています。学校には、やはりこの学校評議員の目的を達成するために、広く人材を積極的に見出していくことが大切であるということは伝えてございます。本年度は、特にそのあたりを重視いたしまして、学校評議員の人数をできるだけ多く推薦してほしいということや、同じ小学校同士で複数、重複してるような場合もございます。やはり学校の教育活動をできるだけじっくりと見てもらいたいということもありますので、それがまた学校評価につながっていきますので、できるだけの重複選任のようなことにならないような推薦の方法も、学校に工夫してもらっているところでございます。
それから、防災倉庫でございますが、まさに災害時の避難場所となる学校でございますので、教職員がともに力を合わせていくことは、もう当然のことでございます。そういった意味で、倉庫の備蓄品の内容や備品の使い方など知っておくことは、これは本当に必要なことだと認識しております。そのような観点から、学校に指導してまいります。
以上です。
○田崎企画調整課長 それでは、伝統芸能保持者の学校派遣につきまして、再度のお尋ねにお答えします。
確かにおっしゃるとおり、目黒区内には伝統芸能のすぐれた人たちがたくさんいるということは承知をしております。ただ、どの程度いるか、どの人がということの把握はなかなか十分でないところはございます。そういう意味では、これまで伝統芸能文化こども教室などやってきた人たちを頼りにしながら、人のネットワークを使って、こういう人材に当たっていきたいというふうに考えてございます。今までできなかったのは、具体的な働きかけをしてなかったと。言いわけになりますけども、それよりも芸術家派遣のほうを優先してやってきたということでございましたので、21年度に至っては、この伝統芸能保持者の学校派遣も具体化できるように努めてまいりたいというふうに思ってございます。
以上でございます。
○今井委員 それでは、放課後フリークラブのランドセルひろばでございますけれども、児童館未整備区というのがあると思うんですね。やはり、そこにはここを広げなければいけないということで、全校実施になるわけですから、それはいいんですけれども、そういうところで、雨天の問題が出てきますよね、これから。雨天のときには、どのような対策を考えていらっしゃるのか、お伺いします。
それから、学校評議員につきましては、学校長の推薦、それはわかっているんです。ですけれども、推薦は学校長の推薦でしょうけれども、その推薦、人材をどなたが学校長にお知らせしていくのかなというのは、偏った方が入ってきてるので、そういうところで私お聞きしてるんです。ということは、民生・児童委員の方、それもまだ新しい方、古い方ではなく、えっ、どうしてこの方がというような人もなってます。それから、先ほど申し上げましたけれども、地域に全然出てきてない方が評議員になったり、そういう方でわかるのかなって。どういう、見方があるから、いろいろな見方がございますから、そういう方でも学校のためにはなるのかなって、私はちょっと不思議だなと思っているんですけどね。そういう点で、学校長の推薦というのはわかっておりますけれども、そこへどなたが人材を推薦していくのかなということをちょっとお聞きしたいんですけど。
以上でございます。
○市川地域学習課長 それでは、ランドセルひろばについてでございます。
委員おっしゃいますように、今年度、児童館未整備地区を先行して、ランドセルひろばを実施してまいりました。それで、雨天の対応ということでございますが、現在のところ雨天時は中止ということでなってございます。それで、体育館やその他学校施設が活用できないかということで、学校側とも少し協議してまいりましたけれども、現在のところ、授業や団体利用などが入っている場合もあるので、急にその日体育館でということは、物理的になかなか難しいというような、学校側としては、そういう考えということでございました。また、体育館はグラウンドに比べて、校庭に比べて狭もうございますので、大勢の児童がもしたまたまあいて行ったというような場合を想定しても、そこで1年から6年までが遊ぶということは、なかなか今まで学校のルールでは、なかなか危ないので難しいのではないかというような反応でございます。雨天のときにどうあるべきかということにつきましては、また今後とも検討してまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
○柳瀬指導課長 学校評議員のことでございます。
学校長が、学校評議員を推薦するに当たっては、当然でございますが、適切な人材の情報を幅広く求めるわけでございます。その中には、本年度の学校評議員に人材の情報を聞くこともあるかとは思います。ただ、学校評議員だけに人材を求めているわけではございませんので、幅広く適切な人材を、情報を集めて推薦するということになります。それから、地域、あるいは地域の近くに在住していない方も学校評議員には、当然推薦できる枠がございまして、学校教育に識見を有している方ということで推薦しています。その場合は、当然のことながら、先ほども申しましたように、学校の教育活動をよく見てもらう、これが非常に大事な部分になると思いますので、そこを求めていきたいと考えております。
以上です。
○橋本委員長 今井委員の質疑を終わります。
続いて、質疑を受けます。
○戸沢委員 まず、学校の芝生化について。人工芝について、喜んでるところもあるんですよね、確かにね。ですから、一概に否定するわけではないんですけども、不満が残ってるというか、あるのは事実で、それは説明が行き届けば理解が進むというたぐいのものなのかということについては、ちょっと疑問があるわけです。課長が先ほど説明してた経緯の中の教育施策説明会で、例えば私が知ってるのは、碑小学校のPTAの関係者が不満を漏らしたのは、課長が大変懇切丁寧に人工芝と天然芝等々の比較をして、十分に説明したその後に、その説明には載ってないけれども、例えば碑小学校では、バーベキューを地域で子どもと一緒にやってたけど、できなくなるじゃないかと。それから、自転車の交通安全教室が、これができなくなると。これ、とっても大切なものであったんだと。要するに、全く納得がいかないということで、説明を受けた上でなおかつ解明されてない、納得のいかなさが残ってるわけですね。ですから、ここの学校の場合の地域の歴史とか特性から考えると、もしかしたら無理して人工芝にすることは碑の場合はなかったかもしれないし、これからそういうところが出てくるかもしれないという意味で、選択の余地を多少残しておいていくのは、一律に強制するのではなくてね―のがやはり本当の意味のこれからのふさわしいあり方ではないのかと思いますけれども、その点はどうでしょうか。
それから、2番目に東山の遺跡の関係ですけども、縄文中期の関係の遺跡のようですけども、大変雄大な規模の遺跡だと思うんですね。その辺の意義についてどういうふうに把握されているのかということと、あとあれだけ広い公園の中ですから、あの遺跡全部残すのはもちろん無理にしても、全部埋め戻すことはないんじゃないかという、要するに多少でも、端っこのほうでも一角残して、それで目黒の歴史の現物ですから、示していくようなことも必要ではないかと思うんですけども、その点、みどりと公園課は教育委員会のほうからそういう要請があれば考えるかもしれないので、どうなんでしょうか。
それから、3番目に魅力ある学校についていろいろ議論ありましたけれども、改めて伺います。
きのう、小学校の卒業式で、私も油面小学校に出たんです。油面小学校の場合は、卒業生がきのう73名、そのうち実に四中と中央中が中心なんですけど、公立中に進んだのが60名なんですよ。大変高いんですね。それはいろんな要因があると思うんですけども、一つの要因じゃないかなと思うのは、油面小は合唱部があって、大岡山ほどにはいかないかもしれないけど、かなり頑張って続いて、指導者もいいですね。住区まつりやなんかのたびごとに、その人たちが発表してくれて、地域の人が楽しんで来てくれると。その合唱部の人たちが四中に進んで、また新たなグループつくって、同じようなことを始めて、それでその地域の人たちに育てられて、やはり住区まつりは、ことしの場合は、四中の生徒も一緒に発表してくれたというようなことがあって、卒業式の中、私は中学校に行っても歌を歌い続けたいとか、友達を中学校でも広げたいとか、そういう地域にまさに密着した公立中学校と小学校の一つの連携のあり方が示されてきたと思うんです。
ところがですね―ところがというわけじゃないですけど、私立中学校に行くということの魅力というのはどうかというと、そういう角度ではないと思うんですね。要するに、高校の入試をしないで、効率的にゆったりと大学に向けての準備ができるかもしれないとか、ちょっと別の角度の私的な要因で選ぼうとして、そういう意味の魅力を探して、学校のほうもそういうことで選抜をして、それにふさわしくない子は来てほしくないから、試験で落としてるわけですね。ですから、それと競い合って魅力を、公立学校、私立に負けない魅力をつくるみたいな形でもし考えるとすると、何かゆがんじゃうんじゃないかなと思うんですけども、どういう意味で魅力を考えて、今追求されてるのかについて教えてください。
○
板垣学校施設計画課長 まずは、人工芝についてお答えいたします。
これまで保護者の方の意見とか、学校の方の意見とか、いろいろな形で聞いてきますと、主に不満点といたしましては、自然環境に悪いのではないかとか、あるいは先ほど委員がおっしゃったバーベキューとか自転車教室とか、そういう使い方の問題、大きく分けるとこの2つなのかなと思います。確かに、そういう面はあるということは理解しております。しかし、やはりダストならダストでやはり不満のある部分、天然芝なら天然芝で不満のある部分がございますわけで、いろいろ皆さんの意見を調整するというのは極めて難しいのではないかなと思っているところがございます。しかしながら、学校の校長先生含め、学校職員といたしましては、おおむね人工芝に賛成というふうな話は私も聞いてるところでございます。これは、やはり維持管理が楽だからという趣旨が多いのだろうと思いますが。そこで、選択の余地は残しておいたほうがいいかということでございますが、どれかにしなければならないということは、確かにないのかなという気持ちもないではございませんが、やはりこれまで答弁してきましたとおり、今のところはもう人工芝が一番適切なんだという考えを持って進めていこうと、現時点では思っているところでございます。
以上でございます。
○市川地域学習課長 東山公園拡張用地の発掘調査についてでございます。
縄文時代の土器片、それから遺構などが発掘されたということでございます。ただ、近代以降の陸軍関係の施設があったということで、一部その縄文の遺構と近代の遺構が混じってるというような遺跡になってございます。発掘して500点ほど出土したわけですけれども、それについては、今後調査報告書にまとめていくというものでございます。それで、遺跡についての保存でございますが、原則埋め戻しをして、調査書としてまとめるということでございます。
それで、全体の遺跡として公園用地との関係でそういうものがあったということを、例えば何か表示をするとか、そういうことについては検討の余地があるかなというふうに考えているところでございます。
○髙橋
教育改革推進課長 それでは、3点目の中学校の魅力づくりでございます。
私どもも、私立中学校への流出傾向を踏まえて、こういった課題にどう対応していくかということで、いろんな視点から議論を今しております。先ほども少し申し上げましたけれども、まず一つは、近年の保護者からの学校、区立中学校に期待するもの、教育委員会等が行った調査等を見ますと、やはり学力向上、特に基礎学力の定着というところが、非常に高い要望が出ております。こうしたところに、やっぱり確実にこたえていくものをやっぱりつくっていく、そういうことがまず必要だろうという視点がございます。
それから、今委員もおっしゃいましたように、やっぱり中学校の部活動、生徒の8割、9割、部活動に従事しておりますので、そうした中での多様性とか、いろんな多様な種類なものができるんだといったところが、やっぱり重要なポイントなんじゃないかなというところで、視点として議論はしております。そのほかに、教育の中身、例えば英語教育の充実ですとか、図書館の開放ですとか、いろんな視点から多角的に議論はしておりますが、今の、これから施策化するものも含めて、多角的にやっていきたいと思ってます。ただ、今委員がおっしゃいましたように、その原点としてあるのは、やっぱり区立中学校、公立中学校は、やっぱり地域密着型の、地域に支えられた学校である、そういったところと、やはり公立学校というのは、多様な人間関係の中でもまれて育っていくという、そういったやっぱり公立学校のよさというのは、これは基本にとらえてまいりたいというふうに考えてございます。
○戸沢委員 人工芝の今後のことですけども、先ほどの他の、やじじゃないですけど、区長が公約にしたということは事実ですけども、区長は、いろんな意見があって、地域の人がこういうことも希望してるということは、私の公約だから許さないとか、そんなたぐいの公約だったんでしょうか。そうではないと私は思ってるんですけども。そういう意味では、実態に即して、要するにもうちょっと議論した上で、この学校はこのままでいいと、天然芝でいいと、残しておくならいいということも認めてるわけだから、そういう意味で選択の余地は一応あるというふうにして、説明は誠意を尽くすけれども、よくよく考えてみると、ここの学校はこういうことがあるんだなということがあってもいいんじゃないかと思うんですけど、そうかたくなにならず、どうでしょうか。
それからもう一つの魅力の関係ですね。基礎学力をちゃんとしようというのは、何か特別なことじゃなくて、もともとの学校のあり方をちゃんとしようということなので、改めて議論するようなことなのかなということで、多分、僕は逆に学力と言われた場合、基礎学力を期待する面と、それからもうちょっと高い、いわゆる高い、ちょっと飛び級じゃないけど、そういうこともやってくれよとか、そんなたぐいの要求は一部あると思うんですよ。ただ、基礎学力は、まさに基本にだれにも必ずしなきゃいけないことで、そこを、僕はいいと思いますよ、いいと思いますけど、それが言うところの、あれだけ大げさに言ってる魅力づくりの核なんですかというのは、ちょっと納得がいかないです。
○
小笠原教育次長 それでは、1点目の人工芝化の件でございますけれども、これは人工芝化は、やはり同じような条件のもとで子どもたちが、その学校教育を受けれるということが、やっぱり大事かなというふうに思っておりますので、地域の実情も踏まえながら、地域に十分説明をして進めていきたいというふうに考えてございます。
○髙橋
教育改革推進課長 それでは、2点目でございますが、確かに基礎学力を身につけさせるというのは、当然公立学校自体の使命でございまして、特段、これで特別なものというものでなくて、やっぱりここの部分のものをもっときちっとやっていく姿勢を、公立学校が持つということは、私ども大事だと思ってますし、基礎学力に加えて、今新学習指導要領では、応用力、表現力、それから学習意欲の向上、そういったところも総体的に見ていく、学力を底上げていく、さらに発展的に力をつけさせていくという、そういった点が重視されておりますので、そういった面をさらに区立中学校としてどうしていけるか。そのための手段として、一つはわかる授業をするために、ふだんの学校の中でどういったことを展開すればいいかといったような方策について、ICT基金の活用等も考えてございますので、そういった視点での魅力づくりということを今考えているということでお話をさせていただいたというところでございます。
○橋本委員長 戸沢委員の質疑を終わります。
続いて、質疑を受けます。
○宮沢委員 自民党もあと18分ということでありまして、あんまり時間がないんですけれども、やっぱりいただいた時間はきちっと使わさせていただきたいと思うんですけれども、私は人工芝の話はしませんが、先ほどつちや委員のほうからオリンピックムーブメントの何か質問されましたね。その答えは、私もちょっと、聞きそれたというか、小中学校の何かをやられるというようなことをちょっと聞いたんですけれども、具体的にどういうようなことを今計画されているのかなと。900万円余のお金が使われるわけでしょうから、何かちょっとその点についてお伺いしたんですが、いかがでしょうか。1点まず。
○
森スポーツ振興課長 オリンピックムーブメントの内容でございますが、先ほど申し上げましたのは、小中学生ということで、子どもを中心として、その対象とするのが子どもを中心としたいということで、それに保護者の方も当然含まれるわけですが、対象を小中学生に絞りたいなというふうに考えております。ただ、実際に詳細については今後詰めますので、できれば親子で、例えば体操、先ほど具体的な内容ということですので、体操と水泳というふうに今2種目考えておりますけども、体操の中では親子で参加できるような形をとっていきたい。また、プールについても、子どもだけではなくて、親子も何かどんな形かの参加させたいというような内容を今考えております。詳細は、今後詰めてまいりますけれども、そのような観点を持って今後計画を立てていきたいというふうに思っております。
以上でございます。
○宮沢委員 このオリンピックという名がついておりまして、我が目黒区議会もオリンピック招致の議連まででき上がっておりますよね。私は、せっかく、先ほど栗山委員もスポーツ人の著名人が目黒区にかなりの方々が住んでらっしゃるという話も聞いておりますし、まさにまた原監督やあるいは元監督の王監督さんもいらっしゃるわけですし、また他のスポーツ団体のかなりの著名人も住んでらっしゃるということもお聞きいたしておるんです。
そういう中で、政府もオリンピックに対する運営の予算も可決したというような話も入ってきておりますよ。目黒区もこういう予算をつけたからには、何か招致を意味する大きなやっぱりイベントというのを考えたらどうかなと、こういうことを今ふと思ったんですね。じゃ、どういうことをするんだということになると、具体的にはいろんな方からの意見も聞かされてはいるんですが、ある私の友人が、JOCの会長でらっしゃる竹田さんでしたか、あるいは事務局長さんとの会食の中で、ぜひ目黒区でオリンピック招致議連までつくられてるんだから、何か思い切った計画を立てて、予算がとられてるんだったら、そういうものも若干使わさせていただいて、イベントをやったらどうかというような声がちらりほらり聞かされているんですね。じゃ何かといえば、これからもしそういうこともやられようという計画があるならば、具体的に話し合いもしていかれるのかなと、こういうことを思ってるんですが、今聞いてますと、小中学校の体操だとか、プール指導だとかというそういう問題も一つのオリンピック招致の意味、あるいは体操や体育の問題で考えておられるのかもしれないんだけれども、私たちは、やっぱり日本にオリンピックをぜひやってほしいんだという、そういう気持ちを今区民の中でも、あるいは国民の中でも盛り上がっているわけですよ。そこの中で、そういう目黒から、23区の中でも目黒のオリンピック議員連盟も発足したことがまずトップで上がっていったわけですよ、都議会にもね。そういうことの認識からいって、そういうイベントがもしやられる、あるいは計画ができて、若干の予算を、これを振り向けていただけるようなことができるのかどうか、その点、どうでしょうか。
○
森スポーツ振興課長 私の答弁がちょっと漏れておりまして、正確に伝わらなかったというふうに認識しております。まさしくこのムーブメント自体については、2つのイベントをやりたいというふうに考えております。一つが、仮称でございますが、目黒体操祭りというような形で、対象は小中学生中心という形になりますけれども、これは碑文谷体育館を使って、できれば北京オリンピックのメダリストも含めた形で、かなり本格的な体操競技、会場も体操の会場のような形に設営して、多くの方に、子どもが中心になりますけれども、多くの方に本物の生の体操を見ていただく。また、その中で、親子で実際に
オリンピック代表選手などに御指導いただくというような形を考えております。
もう一つは、プールの件ですが、これは区民センターの屋外プールを利用して、ちょうど7月ごろ、ちょうどプール開きもやりますので、その辺でできる限りオリンピックのメダリストを今現在交渉はしておりますので、そんな形でイベント的なものでやっていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
○宮沢委員 この予算が、900万円余の予算が、それだけで使われる計画で予算を組まれたのかと。私が今申し上げているのは、もしそういうことである会場でやられようとするならば、この予算も若干使わさせていただけるのかどうかということなんですよ。そういうことについては、全くもう無理ですよということでしょうかね。ですから、オリンピックとうたわれておるわけですから、そういう意味で、JOCの会長さんがですよ、目黒でもしやられる、会場がとれてやられるんだったら、全面的に協力しますよと言ってくださったなんていうのは、前代未聞じゃないでしょうかね。だから、全面的に協力すると言ってるんだそうですよ。だけれども、その中で、若干の予算も、それは勝手にやりなさいよ、どうぞというわけにはいかないですよ、それは。目黒区でやるんだから。だから、そういう意味でしっかり考えていただきたいなと。そういうことがもし上がってきたならば、検討してみますよというんだったら、全面的に動くことだってあり得るわけですよ。ですから、そういうことについて、考え方はどうでしょうかね。区長ね、こういうことはいいことですよね。私は、場合によったら、あのパーシモン大ホールでそういう大々的な、JOCの会長さんがやってくだされば、・・・・スポーツ選手じゃなくても、オリンピックの、いや、オリンピックの金メダルを持ってる方々を幾らでも呼んでこられるだろうと思いますよ。
だから、そういうことですよ。もし計画ができるとしたらならば、できるならば、いかがなものかな。そういうもし協力体制ができる、大もとが目黒にそうやって白羽の矢を立てていただいて、会場を見つけてほしいんだというぐらいだったら、これはやっぱりやらない手はないんじゃないかな。地域振興のためにも、私はいいんじゃないかなという気するんですよ。先ほど・・・・という言葉は訂正しますけれどもね、やっぱりJOCの会長さんが音頭とってくだされば、もうすばらしい選手を皆さんに御紹介するぐらいの考え持っておられるんじゃないかなという気するんだけども、そういう考え方。それは、私たちは、賛成、ぜひ招致をしたい立場で物を申してますから、それは国民の中では、そんなことやる必要ないという意見もあるかもしれないけど、私は、今そういう意見を申し上げて、私語的にいろんな意見が飛び出されてますけども、自民党として、今議員連盟までできてるんだから、そういう意味でどうでしょうかね。
○大塩教育長 21年度の予算の中に1,000万円弱計上しているのは、先ほど
スポーツ振興課長が答弁申し上げましたような、教育委員会サイドで主に小学校、中学生を対象にしたオリンピックムーブメントを企画して、その費用を計上してあるわけでございますので、これはこれとしてまず私どもとしては実現を図っていきたいというふうに考えてございます。そのときに、議会の招致議員連盟の御協力は、これはまたそのときにはぜひいただきたいなと思いますし、これはオリンピックムーブメント全体絡んで、東京都、あるいは招致委員会というのも支援的な役割というのは果たしておるようでございますので、そういうところと協力しながらやっていこうかと思ってございます。ただ、宮沢委員のおっしゃるのは、また新たなオリンピックムーブメントというふうな提案のように聞き取れますので、もしそういうことであれば、それはそれとしてまた、これは非常に時間が限られて、半年しかもうないわけですけれども、その中で、目黒区独自で何かオリンピックムーブメントができるんであれば、それはそれとして、これからその目標に向かって、関係者が力を合わせて、実現に向けて努力していくというのはあるだろうと思います。
また、これは区が直接的に関係するあれじゃありませんけども、何か私が聞いたところによりますと、5月29、30、31日を駒沢公園の中でも、東京都と招致委員会なんかがやっぱり後援したラーメンの全国フェスティバルがオリンピックムーブメントに兼ねて何かやるなんてことを聞いてございますので、これからやはり10月に向けていろいろなオリンピック招致を盛り上げるイベントというのはたくさん出てくるんだろうと思いますので、それはそれとして区、あるいは教育委員会としても協力はしていきたいなと、そのように考えておるところでございます。
○橋本委員長 宮沢委員の質疑を終わります。
続いて、質疑を受けます。
○坂本委員 学校教育プランに関連して、学校選択制や2学期制についての評価です。学校が地域との交流を大切にしていて、その場でボランティアとして地域の行事などに生徒の参加がよく呼びかけられているということなんですけれども、あるときには定期試験の直前のことがあったりして、時間の設定などが問題だという意見があります。一方で、学校選択制によって地域の学校という意識が揺らいでいるんではないかという批判もあるわけです。こうした状況のほうを是正したほうがいいという意見、そのほうが地域のためになるのではないかという意見があります。2学期制については、保護者会の回数が減っている中で、学校行事や教育内容の変化が目まぐるしくて、その説明に時間がとられて、保護者同士や担任との意見交換などの時間が全然ないという感じを受けているという意見も寄せられております。学校が、その分学校公開日をふやしたりの努力はしているんですけれども、いずれにしても、時間のなさということについては、教師や保護者の大きな悩みになっています。こういう状況に対して、学校や先生方の裁量に任せるだけでは無責任だというふうに思うんですね。時間がそういうふうにきついという悩みについては、真摯に受けとめ、改善をするべきだし、それについては保護者や教師の生の声をきちんと聞いて受けとめるべきだというふうに思いますが、1点目はそちらで答弁をしてください。
2点目は、私、代表質問の中でも出したんですが、学校にかかわる大人の側こそが、子どもの権利条約を理解して学習実践を行うべきというふうに言いました。それに対して、教師がそれについては行っていくという答えだったんです。私は、例示として、学校の当局や校長、PTA役員会などの関係団体もそれに含まれるというふうに言いました。この子どもの権利条約を理解し、学習実践を行うということで、PTA役員会等の関係団体にも区のほうから呼びかけて、学習実践をしていただくという要請をしていただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。
子どもの条例についての関連では、もう一つ、先ごろ、私、子ども政策課のほうに向けて、子ども総合計画の策定に当たって、プロポーザルの委託ということについては、問題があるという指摘をしました。その後のことなんですけれども、子どもの条例を考える区民会議等のこれまでの経験を生かして子ども総合計画を策定していくということで答弁がありました。教育委員会としては、子ども政策課のそうした答弁に沿った子ども総合計画の扱いにしていくのかどうかについて伺います。
3点目は、オリンピックムーブメントの900万円の支出についてです。これ、他自治体との連携事業で44億円の事業が出てるんですね。それで、先ほどは自由が丘の音と光のムーブメントでぽんと1,000万円も投入して、非常に私としては、これはお金をどぶに捨てるような行為だったというふうに思いますが、そこで区長にお伺いしたいと思います。これは、東京都知事が、2006年のことですけれども、国家民族として自己を取り戻し、日本の底力と東京の存在感を世界に対して示すという考え方がオリンピック憲章第9条に合わないのではないかということで、市民団体のほうからIOCに申し入れをしたところ、傲慢な考え方は、IOCの評価が高くないという考え方について、JOCのほうも同意をしたというような経過もあります。
現状、これは基本計画の段階ですけれども、2007年11月に発表された競技施設整備費の見込みで、恒久施設で2,405億円プラス仮設843億円、合計3,248億円となっていますけれども、これほどの巨費を投入して、突出してこのことにお金をかけているということについては、現状の都民、区民の生活実態からいって、まさに突出した生活基盤が脅かされている中で問題だというふうに思っていますが、しかしながら、形式的には、この市区町村の連携事業というのは、一応市区町村の側から手を挙げるという形になっています。青木区長は、こういう問題点が指摘されている中で、この委託協定を締結するということを本当に喜んでやっているのかどうなのか。この協定に沿って、そういうお金の使い方をしていいのかどうなのかという基本的な姿勢についてお伺いをしたいと思います。
以上。
○青木区長 1点目、オリンピックの是非論については、これは私ども区長会も18年に区長会としても招致の決議をいたしておりますので、私はオリンピック招致は、今のこの成熟した東京に新たにオリンピックを招致をするというのは、一つの意味があるというふうに思います。今、幾つかの数字を挙げられました、二千何百億円ということでしょうか。私も、都議会議員をやっておりましたから、システムはよくわかっております。多分、これも都議会、区民の代表の皆さんの議決、それは一般会計の中に入ってるかちょっとよくわかりませんが、それは都民の皆さんの代表の都議会の議決を得て支出がされているというふうに思っております。それから、ムーブメントについても、これは私ども全額都がこの財源を確保しておりますので、ゼロとは言いませんが、少なくとも私ども一般財源は、今のところこれには出してはいないというふうに思っております。
もう一つ、私は東京都のほうに申し上げて、目黒区長として申し上げましたが、これは例えば、このオリンピック、私は賛成ですが、このオリンピックの招致によって、例えば都の支出金が大幅にカットされて、私どもの区民生活にいろいろな問題が出てくる、これは慎重に東京都としては配慮してほしいということは、私は東京都のほうに、区長会の席で申し上げました。その後、もしそういうことが顕著になれば、これはまた改めて私は目黒区長として、やはりきちんと言うべきことは言っていくというふうに思っているところでございます。ですから、支出については都議会の議決、可決をいただいているんではないかというふうに認識してございます。違ってたらまた言っていただければと思います。
以上です。
○平本学務課長 1点目の学校選択制についてでございますけれども、これについては小学生では17%程度、中学校では20%程度で、おおむね、ほとんどのお子さんは、やはり地元の指定校に進んでいるという状況でございます。また、選択制を利用している中でも、その理由としては教育委員会がこれまで聞いているところでは、学校が近くて通いやすいなど、学区域をまたがってでも近いほうがいいということの理由から選んでいるということの実態もございます。そうしたことから、実際、やはり地元の学校に進んでいるお子さんも多いわけでございますので、地域との関係が揺らいでいるということには当たらないというように思っております。
以上です。
○柳瀬指導課長 2期制についてお答えします。
新学習指導要領の実施に伴いまして、今後一層授業時数がふえます。これは全国一律のことでございます。目黒区では、2期制と夏季休業日の短縮を合わせて、35時間程度の余剰時間をこれに合わせてつくってきました。授業時数が足りない、あるいは圧迫しているという学校があるならば、改めて聞き取りをする中で、当該校の教育計画等を確認して、助言をしていきたいと考えております。
以上です。
○市川地域学習課長 子どもの権利条約につきまして、大人の側の学習が必要ではないかということでございます。保護者としても、当然そのことを学ぶということは必要であると認識してございますので、PTAの連合会等を通じて、お話を伝えてまいりたいというふうに思っております。
以上です。
○田崎企画調整課長 子ども総合計画に関します教育委員会としてのスタンスでございますけども、さきに子ども政策課長から述べたとおり、総合計画策定に際しまして、教育委員会の考え方が十分に反映できるよう、向こうのスケジュールに沿って協力をしてまいりたいというふうに考えてございます。
○坂本委員 子ども政策課が答えたのは、これまで目黒区は子ども条例をつくる際に、区民を主体にした提言をいただいてるんです。それを経験を生かすということで、それを庁内、教育委員会も、区長部局もあわせて、そこを大切にした子ども総合計画にやるべきだという話なんですね。そこのところの確認です。
○田崎企画調整課長 子ども総合計画への協力でございますけども、今委員おっしゃるとおり、子ども政策課としては内部の検討で進めていくという考え方を持ってますので、それに協力する形で教育委員会としても臨んでまいりたいというふうに考えてございます。
○橋本委員長 坂本委員の質疑を終わります。
続いて、質疑はございますか。
○田島委員 それでは、本当に時間がなくなってきちゃうんで、最後ですが、1点だけお伺いします。
学校閉鎖についてお伺いしたいんですが、感染症による学級閉鎖、幾つかの学校がことしも学級閉鎖になっていると思うんですが、大きな要因としてはインフルエンザが多いと思うんですが、ノロウイルスについての学級閉鎖ということでお伺いします。
ノロウイルスは、御存じのように幾つかの飲食店でも営業停止に追い込まれるように、ノロウイルス、今非常に大きな問題になってると思うんですが、最近、目黒区ではないと思うんですが、他区においてノロウイルスにおける感染においての学級閉鎖があったと思うんです。これ、学年が分かれて、一つの学年だけではなくて、同じフロアで4つか5つのクラスが全部学級閉鎖に追い込まれたという形なんですが、要は人と人との感染、このノロウイルスというのは、感染すると嘔吐、下痢、発熱というような症状があって、ただ2日ぐらいで個人差によって治ってしまうということで、なかなか集団感染というのがわかりにくいウイルスだと思うんですが、そのウイルス、ノロウイルスに対しての学級閉鎖に対しての目黒区の対策、何か練られているか、今後どういうふうに考えていくか、その1点、ちょっとお伺いします、
○平本学務課長 本区におきましては、今年度はノロウイルスについての学級閉鎖は起きていないんですけれども、昨年、学校以外の行事でノロウイルスにかかったんじゃないかというように疑われて、学務課のほうに学校から連絡があったなどはございました。やはりノロウイルスについては、感染を防ぐために学校に対しまして通知は出しております。それからまた、17年度に社会福祉施設で非常に感染が頻発しましたので、そちらでマニュアルなどもございましたので、それを学校にも配布し、参考にして対応するようにということで、通知しております。それからまた、給食などの従事者については、また別のノロウイルスが発生した場合の対応の流れを示しておりますので、その辺のところ、感染が拡大しないような防止の措置をとっております。
以上でございます。
○田島委員 給食従事者はもちろんなんですが、多分給食の配ぜんのときに、生徒から生徒への感染というのがかなりの原因になるんではないかと。要するに、集団感染の場合は。その辺で、やはり一番それを防止するのは、手の洗浄ですね、まず手を洗うことだと思います。私どもの会派の飯田委員も先ほど洗面所の件、歯磨きの件で出ておりましたけれども、やはり今学校の施設を見ましても、やはり洗面台というか、蛇口だとかいうものがなかなか設備が整ってない。それから、この集団感染を招いたところでは、やっぱり子どもが寒くて、なかなか手をきちんと洗わないと。冷たい水、特に冬場でございますので、きちんとした手洗いが、またそれを教えてないというようなことも聞いております。指導が行き届いてないというようなことも一つの原因ではないかというふうに聞いておりますんで、その辺、今後の対策としてどういうふうに考えていくのか、あわせてお答えいただければと思います。
○平本学務課長 委員おっしゃいますように、感染防止には手洗いとか、そういう接触して感染することを防いだり、また嘔吐した場合のその処理の仕方を気をつけて行うなどがございます。それについては、学校の養護教諭、あるいは栄養職員のほうには対応方法を十分周知しているところでございますので、毎年、そういったことは1回周知したからいいということではなく、徹底して周知していきたいというように思っております。
以上でございます。
○橋本委員長 田島委員の質疑を終わります。
ほかに質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○橋本委員長 ないようでございますので、第8款教育費の質疑を終わります。
続きまして、第9款公債費、第10款諸支出金、第11款予備費の補足説明を一括して受けます。説明時間は3分です。
○田渕財政課長 それでは、308ページをお開きいただきたいと思います。
9款公債費、1項1目、説明欄2、減債基金積立は、銀行引受債の一括償還のための積み立てでございます。
2目及び3目は、説明欄記載のとおりでございます。
310ページにまいります。10款諸支出金、1項財政積立金、1目は説明欄記載のとおりでございます。
312ページにまいります。11款予備費、1項1目は、2億5,000万円の計上でございまして、昨年と同額の計上でございます。
以上で9款から11款までの補足説明を終わります。
○橋本委員長 補足説明が終わりましたので、第9款公債費から第11款予備費まで、ページにしまして308ページから313ページまでの質疑を一括して受けます。
○松田委員 まず、積立金についてですが、フリーハンドで使える財調基金は、五、六年前は11億円、今年度は56億円、通れば来年も56億円強。平成16年は約100億円の基金があって、2倍、3倍とふえてきてるわけですね。900億円の中、決して十分じゃないということを区長よくおっしゃいますけれども、何をもって十分じゃないとおっしゃるのか。23区の中で低いというのは、23区はもう常に更新してますし、そもそも基金というのは、あるいは景気変動によって積み立てるのがそもそもの基金の役割ですから、適正な規模、基準を示していただきたいと思います。
それから、公債費に関しては明確な基準がありますけれども、今の話と関連しますけれども、起債をするぐらいなら積み立てを崩そうというお考えはないかどうか。
それから、3つ目は、減債基金に関してですけれども、歳出の総務費の中から1回基金に出して、そこから歳入の繰り入れに入れて、歳出の公債費に入れるという、非常にわかりにくいシステムがあって、そもそも一般会計と特別会計があって、この基金という3つの財布があるわけですから、減債基金に関しては統廃合を考えるべきじゃないかと考えますが、いかがでしょうか。
○青木区長 1点目の財調基金についての基本的な考え方ですが、これは何ぼがいいということは、具体的に数字はありませんが、例えば、それも23区で何番目だからどうということではありませんが、やはり私どもよりも財政規模が弱い、担税力が弱い区でも、私どもよりも多く積んでいるということは、やっぱり真摯に受けとめる必要はまずあると思います。今回で約56億円余の財調基金になりますが、これは今回の緊急経済対策、各区が使った、取り崩した財調基金が平均20億円でございます。そうすると、これは20億円を国も3年ぐらい、こういった厳しい経済状況が続くということで言っておりますが、これ、仮の話ですが、3年間20億円を使っていくと、大体60億円財調基金を各区が使っていくという―平均的な話ですよ―ということです。そうすると、私どもはそれを考えてみますと、56億円というのは3年間で私どもの基金が空っぽになるという数字だということは、これはやっぱり現下の厳しい経済状況を見ていくと、非常に看過できない、私は数字であるというふうに思ってるところでございます。ですから、標準財政規模として15%ぐらいが一つの目安として積んでいくということは、必要だというふうに思ってます。ただ、現下の厳しい経済状況で、区民の皆さんの生活をしっかり守っていくということですから、この数字目標は、今回は取り下げたと、そういうふうに御理解いただければ、わかりやすいかなと思います。
以上でございます。
○田渕財政課長 2問目でございます。公債費の関係でございます。繰上償還の関係かなと思うんですが、区といたしましては、繰上償還につきましては、一定の水準を超えておりますので、自由にできないということでございますので、適正に公債費につきましては、今後適正化を図っていきたいと思っております。
それから、減債基金につきましては、予算編成概要の91ページにありますけれども、積立額と取り崩し額、それぞれ書いてございます。やはりこれはどういうものを積み立てて、どういうものを取り崩すのか、やはり明確に予算書に書いていかなければならない、そういう明確化をしなきゃいけないということもございますので、この辺につきましては、あわせて書くよりかは、やはり区民に対して明確な説明ができるということで、こういう形をとっているものでございます。
以上でございます。
○松田委員 繰上償還のことは言ってません。新たな起債をするなら基金を取り崩すべきだと言ってます。
○田渕財政課長 基金の取り崩しにつきましては、もう決まっておりますので、その金額で取り崩すということでございます。
○橋本委員長 松田委員の質疑を終わります。
ほかに質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○橋本委員長 ないようでございますので、第9款公債費、第10款諸支出金、第11款予備費の質疑を終わります。
以上で、議案第18号、平成21年度目黒区一般会計予算に関する質疑はすべて終了いたしました。
討論、採決は各予算の質疑がすべて終了した後に行いますので、御了承願います。
なお、本日の委員会は、議事の都合により延長して行いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
議事の都合により暫時休憩いたします。再開は5時10分といたします。
〇午後4時55分休憩
〇午後5時10分再開
○橋本委員長 休憩前に引き続きまして、会議を再開いたします。
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議案第19号 平成21年度目黒区国民健康保険特別会計予算
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○橋本委員長 次に、議案第19号、平成21年度目黒区国民健康保険特別会計予算を議題に供します。
歳入歳出の補足説明を一括して受けます。
時間は約17分です。
○田渕財政課長 それでは、352ページをお開きいただきたいと思います。
まず、歳入でございます。
1款国民健康保険料、1項1目1節、説明欄1、現年分は、前年度に比べ1億9,000万円余減の47億2,600万円余でございます。(1)現年度分は、被保険者の減少などにより、前年度に比べ2億1,300万円余の減。被保険者数は1,490人の減。調定見込額は前年度に比べ2億5,000万円余の減でございまして、54億5,000万円余でございます。均等割は1,200円の減。所得割額の料率は100分の22の減でございます。収入歩合は、前年度と同じ85.0%でございます。(2)過年度分の収入歩合につきましても、前年度と同じ85.0%でございます。2節、説明欄1、滞納繰越分は、前年度に比べ1億1,700万円余の減。3節、説明欄1、現年分は、納付額の減に伴い、前年度に比べ600万円余の減。(1)現年度分の被保険者数は前年度に比べ363人の減となっております。調定見込額の均等割額は前年度と同額。所得割額の料率は100分の4減でございます。ウ、現年度分の収入歩合と(2)過年度分の収入歩合は、前年度と同率でございます。4節、説明欄1、滞納繰越分は前年度に比べ100万円余の減、収入歩合は前年度と同じでございます。5節、説明欄1、現年分は、拠出額の増に伴い、前年度に比べ、2億円余の増でございます。
354ページにまいります。説明欄、ア、被保険者数は1,490人の減、調定見込額は前年度に比べ2億2,000万円余の増の18億3,000万円余でございます。均等割額は1,500円の増、所得割額の料率は100分の1の減でございます。収入歩合は前年度と同率の85.0%でございます。(2)過年度分は新たな計上でございまして、1,300万円余を計上してございます。6節、説明欄1、滞納繰越分は新たな計上でございまして、7,000万円余を計上してございます。
2目1節、説明欄1、現年分の(1)現年度分は均等割額の減等により、前年度に比べて200万円余の減、被保険者数は55人の増、調定見込額の均等割額及び所得割額は一般被保険者と同様の計上でございます。ウ、現年度分の収入歩合と(2)過年度分の収入歩合は前年度と同じ97.0%でございます。2節、説明欄1、滞納繰越分は前年度に比べ1,400万円余の減、収入歩合は前年度と同じ35.0%でございます。3節、説明欄1、現年分は、前年度とほぼ同額でございます。(1)現年度分の被保険者数は20人の増、調定見込額。
356ページにまいりまして、均等割額及び所得割額は一般被保険者と同様の計上でございます。ウ、現年度分の収入歩合と(2)過年度分の収入歩合は前年度と同じ85.0%でございます。4節、説明欄1、滞納繰越分は前年度に比べ50万円の減、(2)収入歩合は前年度と同じ30.0%でございます。5節、説明欄1、現年分は拠出額の増に伴い、前年度に比べ1,100万円余の増、(1)現年度分の被保険者数は55人の増、調定見込額の均等割額及び所得割額は一般被保険者と同様の計上でございます。収入歩合は前年度と同じ97.0%、(2)過年度分は新たな計上でございまして、10万円余を計上してございます。6節、説明欄1、滞納繰越分は新たな計上でございまして、60万円余の計上でございます。
358ページにまいりまして、2款一部負担金、1項1目及び2目はいずれも科目存置でございます。
360ページにまいります。3款使用料及び手数料、1項手数料、1目は前年度と同額の計上でございます。
362ページにまいります。4款国庫支出金、1項国庫負担金、1目1節、説明欄1、現年度分の(1)療養給付費等負担金は、保険給付費の増等に伴い4億1,500万円余の増でございます。
2目1節、説明欄1、高額医療費共同事業負担金は、拠出額の増に伴い8,200万円余の増。
3目1節、説明欄1、特定健康診査等負担金は、特定健診等事業費の増に伴い800万円余の増でございます。
364ページにまいります。2項国庫補助金、1目は科目存置でございます。
366ページにまいります。5款療養給付費等交付金、1項1目1節、説明欄1、現年度分は、退職被保険者の保険給付費の増等に伴い1億1,000万円余の増でございます。
368ページにまいります。6款前期高齢者交付金、1項1目1節、説明欄1、現年度分は、交付実績に基づき4億4,000万円余の減でございます。
370ページにまいります。7款都支出金、1項都負担金、1目1節、説明欄1、高額医療費共同事業負担金は、国庫負担金と同様、拠出額の増に伴い、8,200万円余の増。
2目1節、説明欄1、特定健康診査等負担金は、国庫負担金と同様、特定健診等事業費の増に伴い800万円余の増でございます。
372ページにまいります。2項都補助金、1目1節、説明欄1、結核・精神給付金補助金は、前年度と同額の計上。2、都医療費等助成事業補助金は、対象経費の増に伴い1,800万円余の増でございます。
2目1節、説明欄1、調整交付金は、保険給付費の増に伴い7,300万円余の増でございます。
374ページにまいります。8款共同事業交付金、1項1目1節、説明欄1、高額医療費共同事業医療費交付金は2,700万円余の減。
2目1節、説明欄1、保険財政共同安定化事業交付金は、1億4,200万円余の増でございます。
376ページにまいります。9款財産収入、1項財産売払収入、1目は科目存置でございます。
378ページにまいります。10款繰入金、1項他会計繰入金、1目1節、説明欄1、保険基盤安定制度繰入金(保険料軽減分)は、保険料軽減対象者の減等に伴い1,800万円余の減、2節、説明欄1、保険基盤安定制度繰入金(保険者支援分)は、後期高齢者支援金分の計上に伴い100万円余の増、3節、説明欄1、出産育児一時金等繰入金は単価の改定に伴い1,200万円余の増、4節、説明欄1、職員給与費等繰入金は、被保険者証の一斉更新等に伴い1,200万円余の増、5節、説明欄1、その他一般会計繰入金は、財源不足額の増に伴い8億100万円余の増でございます。
380ページにまいります。11款繰越金、1項1目は科目存置、2目1節、説明欄1、その他繰越金は前年度に比べ1億5,000万円余の減でございます。
382ページにまいります。12款諸収入、1項延滞金、加算金及び過料、1目から3目はいずれも科目存置でございます。
384ページにまいります。2項預金利子、1目は説明欄記載のとおりでございます。
386ページにまいります。3項受託事業収入、1目は科目存置でございます。
388ページにまいります。4項雑入、1目から4目はいずれも前年度と同額の計上でございます。5目1節、説明欄1、療養費指定公費は当初予算では新たな計上でございまして、70歳から74歳の被保険者の窓口負担割合の見直しを凍結し、国が1割相当額を公費負担するものでございます。
以上で歳入の説明は終わりまして、390ページにまいります。
ここからは歳出でございます。
1款総務費、1項総務管理費、1目、説明欄2、資格賦課事務の臨時経費は被保険者証一斉更新経費等の計上。4、庶務事務の新規及び臨時経費は端末機の保守及び借り上げ経費の計上でございます。
392ページにまいります。このページは説明欄記載のとおりでございます。
394ページにまいります。2項徴収費、2目、説明欄1、保険料収納事務の新規経費は、収納推進員システム保守経費、臨時経費は備品整備費等でございます。
396ページにまいります。2款保険給付費、1項療養諸費、1目、説明欄1、一般被保険者療養の給付は、前年度に比べ4億4,000万円余の増。
2目説明欄1、退職被保険者等療養の給付は、6,500万円余の増で、被保険者数は55人の増となってございます。
398ページにまいります。このページは説明欄記載のとおりでございます。
400ページにまいります。2項高額療養費、1目、説明欄1、一般被保険者高額療養費は、前年度に比べ2億9,500万円余の増。
2目、説明欄1、退職被保険者等高額療養費は、5,500万円余の増でございます。
402ページにまいります。3項移送費、1目及び2目はいずれも前年度と同額の計上でございます。
404ページにまいります。4項出産育児諸費、1目、説明欄1、出産育児一時金は、単価改定により、1,200万円余の増となっております。
406ページにまいります。5項葬祭費、1目、説明欄1、葬祭費は、件数増により800万円余の増でございます。
408ページにまいります。6項結核・精神医療給付金、1目、説明欄1、結核・精神医療給付金は前年度に比べ90万円余の増でございます。
410ページにまいります。3款後期高齢者支援金等、1項1目、説明欄1、後期高齢者支援金は前年度に比べ3億400万円余の増でございます。
412ページにまいります。4款前期高齢者納付金等、1項1目、説明欄1、前期高齢者納付金は、前年度に比べ300万円余の増となっております。
414ページにまいります。5款老人保健拠出金、1項1目、説明欄1、老人保健医療費拠出金は、老人医療費の減に伴い、前年度に比べ3億5,000万円余の減となっております。
416ページにまいります。6款介護納付金、1項1目、説明欄1、介護納付金は、前年度に比べ1,300万円余の減。
418ページにまいります。7款共同事業拠出金、1項2目、説明欄1、高額医療費共同事業医療費拠出金は、前年度に比べ3億3,000万円余の増。
3目、説明欄1、保険財政共同安定化事業拠出金は、前年度と同額の計上でございます。
420ページにまいります。8款保健事業費、1項特定健康診査等指導費、1目、説明欄1、特定健診・特定保健指導事業は特定健診受診率の増等により、前年度に比べ2,200万円余の増となっております。
422ページにまいります。2項保健事業費、1目は説明欄記載のとおりでございます。
424ページにまいります。9款諸支出金、1項償還金及び還付金、1目、説明欄1、一般被保険者保険料過誤納金還付は、住民税の還付に伴う保険料の還付が減少し、前年度に比べ1億200万円余の減。2目、説明欄1、退職被保険者等保険料過誤納金還付も同様でございまして、1,700万円の減となっております。
426ページにまいります。2項公債費、1目は前年度と同額の計上でございます。
428ページにまいります。10款予備費、1項1目も前年度と同額の計上でございます。
以上で国民健康保険特別会計の補足説明を終わります。
○橋本委員長 補足説明が終わりましたので、歳入歳出全般の質疑を受けます。ページ数で352ページから429ページまでです。
○岩崎委員 2点ほどお伺いしたいんですが、今回の国保条例などの改定で保険料も変わったわけなんですが、モデルケースによる試算によると、大体年金受給者、また給与所得者が400万円以下が軒並み保険料が上がってしまうと。給与所得者でも3人世帯、4人世帯というふうになっていくと、年収で600万円ぐらいの人が国保料が上がってしまうというような試算なんですけれども、この影響というのは、被保険者に占める割合というのは引き上げの影響を受ける人はどれぐらいになるかということが1点です。
2点目は、65歳以上の被保険者の方から保険料の納付について、特別徴収ということが原則になったわけなんですけれども、ただ、口座振替への選択制も導入するということで、被保険者からの申請があれば、口座振替もできるということなんですけれども、最もこの是非の判断は、保険者がすることとなっているというふうにあるんですが、この判断の基準は、目黒区としてどのように考えているんでしょうか。
以上、お願いします。
○本橋国保年金課長 1点目は保険料に関してのお尋ねでございます。確かに、私どものほうの試算ということで、それぞれの所得、年収ごとの試算をしているところでございますが、これをそれぞれの家族構成等もございますので、それぞれで、どの程度の世帯に影響が出ていると。もしくは400万円以下の世帯が何世帯かというのは、なかなか、この数値だけで導き出すというのは難しいところでございますので、ここで例えば今御指摘のあった400万円以下の世帯数がどのぐらいかというのは、ちょっと算定としては難しいということでございます。
そして、2点目の特別徴収の是非ということでございます。確かに特別徴収につきましては、国のほうの措置によりまして、基本的に本人の申し出による選択制ということになっております。そういう中でも、例えば自治体の判断でそういう特別徴収にしない場合もできなくはないということになっております。ただ、私ども目黒区に関しましては、導入当初から国民健康保険に関しましては、例えば口座振替等をやられてる方については、そのまま継続するような取り扱いもしておるところでございます。そういう意味では、基本的には御本人の意思をまずは尊重していくというふうに考えておるところでございますので、まずは御本人の意思を確認するような形で、お申し出があれば変えていけるような方法を基本的に考えているところでございます。
以上です。
○岩崎委員 なかなか影響については、人数が把握できないということなんですが、じゃあ、聞き方を変えると、給与所得者を見てみると、例えば年収500万円で3人世帯については、1万3,146円増額になるわけですね、年間で。4人世帯だと1万1,489円という、そういう負担がふえるわけなんですけども、その3人世帯、4人世帯で65歳以下ということになると、大体子育て世代もかなり多く含まれてくることになるんですけども、今の雇用状況、あるいは経済危機と言われている状況の中で、やっぱり最もそういった今の経済情勢の影響を受けているのは、そういう子育て世代だというふうに言えると思うんですね。実際働く現役世代が主な収入源になっているわけですから。そういった中で、こういった年収500万円ぐらいの方が大変その負担がふえると、大家族ほど負担がふえていくというような制度でいいのかということは問われると思うんですが、これについては、国や都に対して、その補助金の額をもう少し改定するとか、そういう申し入れというのは、この間、やってきたんでしょうか。それが再質の1点目で。
2点目は、逆に、口座振替の話なんですけれども、一たん、特別徴収ということで、年金からの天引きに一たんなった人がやっぱり考えを変えたということで、口座振替へ戻したいということは、これは本人の意思を尊重して、そのとおり口座振替に変えることができるというふうに解釈してよろしいんでしょうか。
以上です。
○本橋国保年金課長 確かに子育て世帯、もしくは負担がふえる制度でいいのかという御質問でございます。確かに、これまでも保険料については、それぞれ年度単位で額の多少はありますけども、やはり上がっている傾向があるというのは、そのとおりでございます。ただ、本当に御存じのとおり、国民健康保険制度は本当に助け合いの制度の中で、皆様の御負担の中でお互い助け合う制度というふうに考えているところでございます。そういう中では、ふえ続ける医療費、あとは少子高齢化という影響をやはり受けてしまう制度の中で、国民皆保険を維持していくという観点から、応分の負担というのは一定程度やむを得ないものかとは考えております。ただ、確かに保険料は上がらないのが好ましいことだとは思いますけれども、上げないような努力ができるものであればしながら、応分の負担を今後とも求めていかざるを得ないというふうに考えております。
また、2点目の口座振替のほうでございます。口座振替に関しましては、一たん、例えば自分は年金からの特別徴収ということでお申し込みをいただいたという場合でも、その方がまた口座振替にしたいというお申し出をいただくということであれば、その時点でまた口座振替に変えていくことは可能でございます。ただ、一定程度、社会保険庁等とのやりとりの制約等もありますので、例えば時期的な部分での制約等はございますが、基本的には御本人の意思を反映するような形で考えておるところでございます。
以上です。
○橋本委員長 岩崎委員の質疑を終わります。
ほかに質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○橋本委員長 ないようでございますので、議案第19号、平成21年度目黒区国民健康保険特別会計予算の質疑は終了いたしました。
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議案第20号 平成21年度目黒区老人保健医療特別会計予算
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○橋本委員長 次に、議案第20号、平成21年度目黒区老人保健医療特別会計予算を議題に供します。
歳入歳出の補足説明を一括して受けます。
時間は5分の予定です。
○田渕財政課長 それでは、450ページをお開きください。
まず、歳入からでございます。
1款支払基金交付金、1項1目1節、説明欄1、現年度分の(1)医療給付費交付金は、前年度に比べ10億4,500万円余の減。(2)医療費支給費交付金は1億3,600万円余の減。また、負担率はいずれも100分の50でございます。
452ページにまいります。2款国庫支出金、1項国庫負担金、1目は、今年度から概算交付は行わないで、次年度に確定額を交付することになったため、今年度は科目存置として計上しているものでございます。
454ページにまいります。3款都支出金、1項都負担金、1目も国庫支出金と同様、科目存置として計上してございます。
456ページにまいります。4款繰入金、1項他会計繰入金、1目1節、説明欄1、一般会計繰入金は前年度に比べ1億1,600万円余の減となっております。
458ページにまいります。5款繰越金、1項1目は科目存置でございます。
460ページにまいります。6款諸収入、1延滞金及び加算金、1目及び2目もいずれも科目存置でございます。
462ページにまいります。2項預金利子、1目は説明欄記載のとおりでございます。
464ページにまいります。3項雑入、1目、2目及び3目は科目存置でございます。
以上、歳入の説明を終わりまして、466ページにまいります。ここからは歳出でございます。
1款医療諸費、1項1目、説明欄1、医療給付費は、後期高齢者医療制度に移行された平成20年3月診療分までを対象とするもので、前年度と比べ17億1,400万円余の減でございます。
2目、説明欄1、医療費支給費も同様でございまして、前年度比2億800万円余の減。
3目、説明欄1、診療報酬審査支払事務委託は700万円余の減でございます。
468ページにまいります。2款諸支出金、1項1目及び2目はいずれも科目存置でございます。
470ページにまいります。2項繰出金、1目、説明欄1、一般会計繰出金は、預金利子を一般会計に繰り出すものでございます。
472ページにまいります。3款予備費は前年度に比べ500万円余の減となっております。
以上で老人保健医療特別会計の補足説明を終わります。
○橋本委員長 補足説明が終わりましたので、歳入歳出全般の質疑を受けます。450ページから473ページです。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○橋本委員長 質疑はないものと認め、質疑を終わります。
これにて歳入歳出全般の質疑を終わります。
以上で、議案第20号、平成21年度目黒区老人保健医療特別会計予算の質疑を終了いたしました。
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議案第21号 平成21年度目黒区後期高齢者医療特別会計予算
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○橋本委員長 次に、議案第21号、平成21年度目黒区後期高齢者医療特別会計予算を議題に供します。
歳入歳出の補足説明を一括して受けます。
時間は約7分の予定です。
○田渕財政課長 それでは、486ページをお開きください。
まず、歳入でございます。
1款後期高齢者医療保険料、1項1目1節、説明欄1、特別徴収保険料は、被保険者の減等により、前年度に比べ11億6,100万円余の減でございます。被保険者数は2,902人の減、収入歩合は前年度と同じでございます。
2目1節、説明欄1、現年度分は、被保険者の増等により、9億1,500万円余の増、被保険者数は3,869人の増、収入歩合は0.7ポイントの減となっております。2節、説明欄1、滞納繰越分は新たに計上するものでございまして、6,500万円余を計上しております。
488ページにまいります。2款使用料及び手数料、1項手数料、1目1節、説明欄1、証明手数料は、納付証明等の手数料を計上するもので、前年度と同額の計上でございます。
490ページにまいります。3款繰入金、1項他会計繰入金、1目1節、説明欄1、療養給付費繰入金は、区の公費負担分で前年度と比べ7,200万円余の増。2節、説明欄1、保険基盤安定繰入金は、100万円余の減。4節、説明欄1、保険料軽減措置繰入金は、保険料未収金補てん分の増に伴い、1億900万円余の増。5節、説明欄1、健康診査費繰入金は、事業費の減等により、2,300万円余の減。6節、説明欄1、葬祭費等繰入金は、支給件数の減により400万円余の減。7節、説明欄1、その他繰入金は、予備費の増等に伴い500万円余の増となっております。
492ページにまいります。4款繰越金、1項1目は科目存置でございます。
494ページにまいります。5款諸収入、1項延滞金加算金及び過料、1目及び2目も科目存置でございます。
496ページにまいります。2項償還金及び還付加算金、1目1節、説明欄1、保険料還付金は新たな計上でございまして、広域連合からの保険料還付金を計上するものでございます。2目は科目存置でございまして、498ページにまいります。
3項預金利子、1目は説明欄記載のとおりでございます。
500ページにまいります。4項受託事業収入、1目1節、説明欄1、健康診査費受託事業収入は、広域連合からの受託事業収入で1,400万円余の増となっております。
502ページにまいります。5項雑入、1目1節、説明欄1、広域連合返還金は新たな計上でございまして、科目存置でございます。
以上で歳入の説明を終わりまして、504ページにまいります。
ここからは歳出でございます。
1款総務費、1項総務管理費、1目、説明欄2、後期高齢者医療一般管理の新規経費は、人事事務分担金等でございます。臨時経費は、臨時職員賃金等でございます。
506ページにまいります。2項徴収費、1目、説明欄1、徴収事務の新規経費は旅費、臨時経費は備品整備の計上でございます。
508ページにまいります。3項葬祭費等、1目、説明欄2、被保険者保養施設経費は、新たな計上でございまして、国民健康保険と同様の保養施設事業を区の独自事業として実施するものでございます。
510ページにまいります。2款広域連合納付金、1項1目、説明欄1、広域連合分賦金は、広域連合への納付金でございまして、内容は歳入で御説明した保険料及び繰入金と同様でございます。
512ページにまいります。3款保健事業費、1項1目、説明欄1、健診事業は、委託経費の減等により、900万円余の減でございます。
514ページにまいります。4款諸支出金、1項償還金及び還付加算金、1目、説明欄1、保険料還付金は新たな計上でございまして、前年度過誤納保険料の還付金の計上でございます。
516ページにまいります。2項繰出金、1目、説明欄1、一般会計繰出金の新規経費も新たな計上でございまして、保険料滞納繰越分等を一般会計に繰り出すものでございます。
518ページにまいります。5款予備費、1項1目、説明欄1、予備費は前年度の実績を踏まえ、500万円の増でございます。
以上で後期高齢者医療特別会計の補足説明を終わります。
○橋本委員長 補足説明が終わりましたので、歳入歳出全般の質疑を受けます。486ページから519ページまでです。
○星見委員 それでは、1点。
後期高齢者医療制度で国民の大きな批判が上がった一つが保険料の負担増の問題でした。今後のことを考えますと、高齢者の保険料は後期高齢者の人口比率の上昇に伴って2年ごとに上限なしで上がっていく仕組みです。また、国民健康保険では、メタボ健診と言われている健診の受診率が目標をクリアできないとペナルティーをかけられ、後期高齢者医療への支援金が引き上げられ、それが国保料にまた跳ね返ると。区民にとっては年齢にかかわらず、この制度の導入によって負担増が大変になっていくと思われます。
一方で、後期高齢者医療制度が導入されて、目黒区の財政はどう変わったのかということで、今回の一般会計、それから特別会計、それから平成19年、2007年の老人会計を比べてみました。その中で出てきた特徴なんですけれども、一般会計からの高齢者医療への繰出金、一般財源の繰出金を調べるという形にしたんですけれども、2007年の老人保健会計では、一般財源繰出金は約10億7,500万円でした。今回の後期高齢者医療特別会計、この予算では、一般財源からでいうと190ページのところにあるんですけれども、18億1,000万円程度。これにまだ老人会計が残ってるので、約3,000万円ぐらいがまだ繰出金として出してるんですね。そうすると、両方合わせますと18億4,400万円程度になります。区の負担は、この2年で後期高齢者医療制度ができたことによって、1.7倍に単純に考えるとなったということになるんです。他の区の分析もしてみたんですけども、大体、皆さん、どこもこの繰出金が異常にふえているんですね。どうして、こんなに区の負担がふえたのか、お聞きします。
○本橋国保年金課長 繰出金ベースでということなのかとは思いますが、もともと区の財政と、あとそれぞれの特別会計の財政がございますけれども、これまでも例えば一般会計に国から入れたものを特別会計に出すとかいう形をとっておった部分もございますので、一概に一般会計と特別会計だけを見比べる形での比較というのは難しいものだと思っておるところでございますが、そういう御質疑と理解したところでございます。
すみません。
○星見委員 一般会計じゃなくて、一般財源の繰り出しの分をやってますから、国と都の支出金は除いて、一般財源でどうなるかというの。190ページを見ると、分かれてるのでわかりますけども、それを計算すると、大まかに言っても、確かに、ほかにもう少し細かく計算すると、恐らく出てくるかもしれませんが、大まかに計算しても、そういう大きな比率で、私の計算では1.7倍に区の負担が一般財源です。財源投入してる分がふえてるというふうになるんですね。それがなぜなのかというふうに聞いたんです。国と都のやつは抜いてます。
○本橋国保年金課長 一般財源での見比べということでございます。
確かに、この一般財源と特定財源という部分でいきますれば、例えば国から特定の補助等があれば、特定財源としてここに特定財源として入る。それ以外については一般財源として分類されて、一般財源化に入るということになろうかと思います。そういう意味では、これまで老健特会等に入ってきた特定財源というのが、例えば後期特会になることによって、例えば広域連合に直接入っていくものもあろうかと思いますんで、また、ここでの分類上、特定財源から一般財源のほうに振りかわる部分も出てこようかと思います。そういう意味で、一概に今回、広域連合等も途中に入っているというところで、財源の流れをここだけで見比べるというのは難しいと思っております。そういう意味では、国、あと広域連合、あと都内全体も含めて見ざるを得ない部分もあろうかと思いますので、ちょっとここだけでの比較というのは難しいと理解しております。
以上です。
○星見委員 今おっしゃったように、特定財源というのがあるんですね。国と都が出してきた問題、それから今広域連合ができ上がったという問題に複雑に確かに絡んでるんです。ただ、それにしても、区の負担増というのは間違いなくて、なぜふえてきたかという裏側の状態としては、1つはやっぱり先ほどおっしゃった広域連合の事務費負担分が当然ふえましたよね。これができてること。それからもう一つは、今回の会計との関係で調べてみたんですけれども、実際には全体の中で、一般財源として減ったものの中に、財源として減ったものの中に、健保連の支払基金交付金があると思われます。この支払基金交付金は公務員の共済組合や大手企業の各種健保組合などの分です。2007年の老人保健会計で歳入の、目黒区でいうと63%比率で占めています。これがことし2008年の後期高齢者医療制度の予算で見ると、広域連合への負担、これは区に入らないで全部広域連合で一括したので46%に減ってるんですよね。大幅な減です。
それからもう一つは、国庫負担金の分担です。先ほど国保の話もありましたけれども、国庫負担金が高齢者の場合は、今24.9%、広域連合に対してはということで、非常に低く抑えられたままになっているんです。結局、それが跳ね返って、区の負担、それから区民の負担とふえているんじゃないかと思うんです。
それで、区長にここでちょっとお聞きしたいんですけれども、こうやって分析してみてくると、結局後期高齢者医療制度というのは、国が本当はもっと5割まで負担するような国庫制度の中での安定した医療の確保をする問題とか、それから大企業自身がやっぱりきちっと負担をするという意味でも、本来求められたものがあると思うんだけど、今度の後期高齢者医療制度の財源内訳を見るだけでも、国と大企業の負担を軽くして、結局、保険料であるとかいう形で住民の負担が入り、それから、地方自治体に対してもどんどん負担が押しつけられてくるという形になってると思うんですよ。こういう形というのは、構造改革路線の特徴です。今、ちょうど先日、国では、政府は高齢者医療制度に関する検討会が最終報告答申を発表しました。これは麻生首相が公約して後期高齢者医療制度については見直しをかけるといった公約のもとで進んできたもので、この最終答申がどうなるかというのが非常に問題だったわけですけども、その中身は、後期高齢者と終末期相談支援料、この名称は高齢者の尊厳を損なうものだとして、この名称だけを見直すという結果なんですね。あとはいろいろ議論があったけども、全部併設しておいておしまいということになりました。とても、この間の国民の不安だとか、地方自治体から出てる批判に対してもこたえたものとはなってないと思うんです。ぜひ区長として、この制度維持のためには必要なんだというふうに答弁してきましたけども、今この結果、もう既に知ってらっしゃると思いますけども、最終答申を受けて、どのようにお考えになってるか。
○青木区長 当然、私ども現役世代、高齢者の皆さん、これは一つの大きな社会保障制度のことでございますので、これはおのおのの方々がやはり私ども自治体も含めてそうでございます。国も含めてそうでございます。これはそれぞれの役割として負担をしていくということはあり得ることだというふうに思います。ただ、これは今後、私どもの自治体に大きな負担がかかるようであれば、これは目黒区というか、例えば私どもでいえば62の広域連合の中で国に対してきちんと言うべきことは言っていくというふうに思っているところでございます。そして、私どもの目黒区としてのこの制度をしっかり守っていきたいというふうに思います。
以上です。
○本橋国保年金課長 先ほどの191ページの部分でございます。ここの繰出金の中には、御案内のとおりの、例えば100億円を投じたという部分の区からの繰入金というのが入ってございます。そういう意味では、ここをそれまでのものと比べるというのもできないという部分がございますので、御了解いただければと存じます。
以上です。
○橋本委員長 星見委員の質疑を終わります。
ほかに質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○橋本委員長 ないようですので、歳入歳出全般の質疑を終わります。
以上で、議案第21号、平成21年度目黒区後期高齢者医療特別会計予算の質疑は終了いたしました。
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議案第22号 平成21年度目黒区介護保険特別会計予算
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○橋本委員長 次に、議案第22号、平成21年度目黒区介護保険特別会計予算を議題に供します。
歳入歳出の補足説明を一括して受けます。
予定時間は10分です。
○田渕財政課長 それでは、540ページをお開きください。
歳入でございます。
1款保険料、1項介護保険料、1目1節、説明欄1、現年度分は、前年度に比べほぼ同額でございまして、21億9,400万円余の計上でございます。(1)第1号被保険者数は、前年度に比べ1,006人の増となってございます。収入歩合は昨年度と同じでございます。2節、説明欄1、現年度分は、前年度に比べ3,000万円余の減となっております。第1号被保険者数は、前年度に比べ817名の増、収入歩合は昨年度と同じでございます。
542ページにまいります。2款使用料及び手数料、1項手数料、1目1節、説明欄1、各種証明手数料は見込み額の計上でございます。
544ページにまいります。3款国庫支出金、1項国庫負担金、1目1節、説明欄1、現年度分は、国の負担割合である施設等給付費の15%、居宅給付費の20%を計上し、前年度に比べ2,800万円余の増となっております。
以下、3款2項1目調整交付金、4款1項1目介護給付費交付金、5款1項1目介護給付費負担金、7款1項1目介護給付費繰入金は、同額の対象費用について、それぞれ説明欄に記載の負担率により計上しているもので、各款での説明は負担割合のみとさせていただき、内容は省略させていただきます。
546ページにまいります。2項国庫補助金、1目調整交付金の負担割合は、100分の4.19でございます。
2目地域支援事業交付金(介護予防事業)及び3目地域支援事業交付金(包括的支援事業・任意事業)は、それぞれ地域支援事業に係る交付金を計上するもので、2目の介護予防事業については25%の補助率で、前年度に比べ200万円余の減。
3目の包括的支援事業・任意事業につきましては40%の補助率で、前年度に比べ600万円余の増となっております。
以下、介護予防事業に対する財源といたしましては4款1項2目地域支援事業支援交付金、5款2項2目地域支援事業交付金(介護予防事業)、7款1項2目地域支援事業繰入金(介護予防事業)が、また、包括的支援事業・任意事業に対する財源といたしましては5款2項3目地域支援事業交付金(包括的支援事業・任意事業)、7款1項3目地域支援事業繰入金(包括的支援事業・任意事業)がそれぞれ同額の対象経費について説明欄に記載の負担率により計上しているものでございまして、各款の説明は負担割合のみとさせていただき、内容は省略させていただきます。
548ページにまいります。4款支払基金交付金、1項1目及び2目の負担割合はいずれも100分の30の計上でございます。
550ページにまいります。5款都支出金、1項都負担金、1目の負担割合は、施設等給付費が100分の17.5、居宅給付費が100分の12.5となっております。
552ページにまいります。2項都補助金、1目1節、説明欄1、福祉保健基盤等区市町村包括補助事業費は、第三者評価に係る補助の計上で、前年度と同額の計上でございます。2、区市町村指導検査体制整備補助事業費は、介護啓発冊子の作成等に係る補助の計上でございます。
2目地域支援事業交付金(介護予防事業)の補助率は100分の12.5でございます。
3目地域支援事業交付金(包括的支援事業・任意事業)の補助率は100分の20で計上してございます。
554ページにまいります。6款財産収入、1項財産運用収入、1目は、基金利子及び債券運用収入の計上でございます。
556ページにまいります。2項財産売払収入、1目は科目存置でございます。
558ページにまいります。7款繰入金、1項一般会計繰入金、1目及び2目の負担割合はいずれも100分の12.5を計上してございます。
3目の負担割合は100分の20を計上しております。
4目1節、説明欄1、職員給与費等繰入金は、前年度に比べ1,900万円余の増。2節、説明欄1、その他一般会計繰入金は、職員給与費以外の事務費分を計上するもので、前年度に比べ3,000万円余の増となっております。
560ページにまいります。2項基金繰入金、1目1節、説明欄1、介護保険料分繰入金は、21年度の介護サービス給付費に充当するため繰り入れるものでございます。
562ページにまいります。8款繰越金、1項1目は科目存置でございます。
564ページにまいります。9款諸収入、1項延滞金、加算金及び過料、1目から4目までは科目存置でございます。
566ページにまいります。2項預金利子、1目は説明欄記載のとおりでございます。
568ページにまいります。3項雑入、1目及び2目は科目存置でございます。
3目は説明欄記載のとおりでございまして、前年度と同額の計上でございます。
以上で歳入を終わりまして、570ページにまいります。
ここからは歳出でございます。
1款総務費、1項総務管理費、1目、説明欄2、給付事務の臨時経費は、非常勤職員人件費。3、介護保険システム運用の臨時経費はシステム借り上げ及び防犯カメラ等備品。4、保険事業一般管理の新規経費は、介護保険認定申請受付等業務委託、臨時経費は臨時職員賃金等の計上でございます。
572ページにまいります。2項徴収費、1目は説明欄記載のとおりでございます。
574ページにまいります。3項介護認定審査会費、1目、説明欄1、介護認定審査会運営の臨時経費は、新たな委嘱に伴う委員報酬。2、要介護認定調査の臨時経費は、非常勤職員人件費でございます。
576ページにまいります。2款保険給付費、1項介護サービス等諸費、1目は居宅サービスの保険給付費を計上するもので、前年度に比べ2億3,200万円余の増でございます。
2目は地域密着型サービスの保険給付費を計上するもので、前年度に比べ9,000万円余の増でございます。
3目は施設サービスの保険給付費を計上するもので、前年度に比べ2億2,200万円余の減となっております。
4目は、ケアプラン作成に係る保険給付費の計上で、前年度に比べ4,000万円余の増となっております。
578ページにまいります。このページは省略いたしまして、580ページにまいります。
2項介護予防サービス等諸費、1目は要支援者に対する居宅サービスの保険給付費を計上するもので、前年度に比べ1,400万円余の減となっております。
2目は地域密着型の介護予防サービスの保険給付費を計上するもので、前年度に比べ500万円余の減となっております。
3目は介護予防ケアプラン作成に係る保険給付費を計上するもので、前年度に比べ1,900万円余の減となっております。
582ページにまいります。3項高額介護サービス等費、1目は前年度に比べ400万円余の減となっております。
584ページにまいります。4項高額医療合算介護サービス等費、1目は新たな計上でございまして、医療及び介護両制度における自己負担額が著しく高額となった場合に一定の上限額を超える部分について給付を行うもので、1,000万円を計上してございます。
586ページにまいります。5項1目は前年度に比べ500万円余の増でございます。
588ページにまいります。6項その他諸費、1目は東京都国民健康保険団体連合会への委託料を計上するもので、前年度に比べ50万円余の増でございます。
590ページにまいります。3款地域支援事業費、1項介護予防事業費、1目、説明欄1、介護予防事業の新規経費は、特定高齢者への訪問事業、臨時経費は、臨時職員賃金でございます。
592ページにまいります。2項包括的支援事業・任意事業費、1目、説明欄1、包括的支援事業・任意事業の新規経費は、包括的支援事業委託及びLSA委託、臨時経費は、認知症対策の推進、高齢者虐待防止の推進等の経費でございます。
594ページにまいります。4款基金積立金、1項1目は説明欄記載のとおりでございます。
596ページにまいります。5款公債費、1項1目も説明欄記載のとおりでございます。
598ページにまいります。6款諸支出金、1項償還金及び還付金、1目は、過誤納還付金の計上でございます。
600ページにまいります。7款予備費、1項1目は、前年度と同額の計上でございます。
602ページにまいります。このページは省略いたしまして、以上で介護保険特別会計の補足説明を終わります。
○橋本委員長 補足説明が終わりましたので、歳入歳出全般の質疑を受けます。540ページから603ページまでの間です。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○橋本委員長 質疑はないようでございますので、歳入歳出全般の質疑を終わります。
以上で、議案第22号、平成21年度目黒区介護保険特別会計予算の質疑は終了いたしました。
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議案第23号 平成21年度目黒区用地特別会計予算
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○橋本委員長 次に、議案第23号、平成21年度目黒区用地特別会計予算を議題に供します。
歳入歳出の補足説明を一括して受けます。
○田渕財政課長 624ページをお開きください。
まず歳入でございます。
1款財産収入、1項財産売払収入、1目1節、説明欄1、東山公園拡張用地売払収入は、18年度に購入した用地を一般会計で再取得することに伴い、売払収入として計上するものでございます。
626ページにまいります。このページは省略いたしまして、以上が歳入の説明でございます。
628ページにまいります。
ここからは歳出でございます。
1款公債費、1項1目及び2目は、いずれも用地特別会計での償還を行うため、東山公園拡張用地に係る元利償還金の計上でございます。
630ページ、このページは省略いたしまして、以上で用地特別会計の補足説明を終わります。
○橋本委員長 補足説明が終わりましたので、歳入歳出全般の質疑を受けます。ページ数で624ページから631ページまでです。
ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○橋本委員長 ないようですので、歳入歳出全般の質疑を終わります。
以上で議案第23号、平成21年度目黒区用地特別会計予算の質疑は終了いたしました。
以上で本委員会に付託されました6件にわたる議案の質疑は、すべて終了いたしました。
議事の都合により暫時休憩いたします。
再開は放送をもってお知らせいたします。理事の方は第3会議室にお集まりください。
〇午後6時9分休憩
〇午後6時26分再開
○橋本委員長 それでは、休憩前に引き続きまして、委員会を再開いたします。
これより議案第18号、平成21年度目黒区一般会計予算について討論を行います。
まず、反対の意見から伺います。
○石川委員 日本共産党目黒区議団は、議案第18号、平成21年度目黒区一般会計予算に反対します。
なお、詳細については、後日の本会議において申し述べます。
以上です。
○橋本委員長 次に賛成意見を伺います。
○そうだ委員 自由民主党目黒区議団は、議案第18号、平成21年度目黒区一般会計予算につきましては原案どおり賛成いたします。
なお、詳細につきましては、我が会派の代表が後日、本会議にて申し述べます。
○橋本委員長 続いて反対の意見を伺います。
○須藤委員 我が会派独歩は、本議案に反対いたします。
詳しくは、後日、本会議において、その意見を述べます。
以上です。
○橋本委員長 続いて、賛成の意見を伺います。
○つちや委員 民主・区民会議は、議案第18号、平成21年度目黒区一般会計予算に賛成いたします。
なお、詳細につきましては、後日の本会議にて申し述べます。
○橋本委員長 続いて賛成の委員の意見を伺います。
○関委員 公明党目黒区議団は、議案第18号、平成21年度目黒区一般会計予算に賛成いたします。
なお、詳細については、後日、本会議にて我が会派の代表が申し述べます。
○橋本委員長 続いて賛成意見を伺います。
○工藤委員 私は、議案第18号、平成21年度目黒区一般会計予算について賛成をいたします。
なお、詳しくは後日の本会議場で申し述べます。
○橋本委員長 続いて賛成の意見を伺います。
○戸沢委員 私は、議案第18号、平成21年度目黒区一般会計予算に賛成いたします。
なお、詳細は、後日の本会議で申し述べます。
○橋本委員長 以上で討論を終わります。
次に採決に入ります。
議案第18号、平成21年度目黒区一般会計予算については、原案どおり可決すべきものと議決することに賛成の委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○橋本委員長 賛成多数と認めます。御着席ください。
本予算につきましては、これを可決すべきものと議決いたしました。
続いて議案第19号、平成21年度目黒区国民健康保険特別会計予算について、意見・要望を伺います。
○岩崎委員 日本共産党目黒区議団は、議案第19号、目黒区国民健康保険特別会計予算に反対します。
まず、保険料の問題では、医療分と後期高齢者支援金分が均等割で300円引き上げられるとともに、住民税の10%フラット化に伴う減額措置がなくなるため、1人当たりの平均保険料は982円の引き上げとなります。収入別で見ると、年金受給者、給与所得者とも、年収400万円未満の世帯はすべて引き上げられます。給与所得者では、65歳未満の4人世帯で見ると、年収600万円以下はすべて引き上げになります。国保は制度上、低所得者が多く加入している医療保険制度ですが、現在の経済雇用危機の中で、最も影響を受ける世帯が負担増に見舞われる特別会計は容認することはできません。
以上です。
○橋本委員長 ほかにございますか。
○坂本委員 保険料負担の増大及び特定健診・保健指導の抜本的変更が必要であり、本特別会計予算に反対する。
以上。
○橋本委員長 ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○橋本委員長 ないようですので意見・要望を終わります。
次に採決に入ります。
議案第19号、平成21年度目黒区国民健康保険特別会計予算については、原案どおり可決すべきものと議決することに賛成の委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○橋本委員長 賛成多数と認めます。御着席ください。
本予算につきましては、これを可決すべきものと議決いたしました。
次に議案第20号、平成21年度目黒区老人保健医療特別会計予算について、意見・要望を伺います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○橋本委員長 ないようですので、意見・要望を終わります。
次に採決に入ります。
議案第20号、平成21年度目黒区老人保健医療特別会計予算については、原案どおり可決すべきものと議決することに賛成の委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○橋本委員長 賛成多数と認めます。御着席ください。
本予算につきましては、これを可決すべきものと議決いたしました。
次に議案第21号、平成21年度目黒区後期高齢者医療特別会計予算について、意見・要望を伺います。
○星見委員 今年度始まった後期高齢者医療制度に対する国民からの厳しい批判と怒りの前に、政府は制度開始早々から保険料の軽減制度を追加し、制度の見直しを表明せざるを得ませんでした。これを受けて、開催されてきた政府の高齢者医療制度に関する検討会は、先日最終報告を発表しましたが、その内容は、後期高齢者と終末期相談支援料という名称を見直すだけというものであります。全く国民の批判にはこたえない内容でした。国民に差別医療と負担増を押しつける後期高齢者医療制度は廃止すべきです。
よって、日本共産党目黒区議団は、議案第21号、平成21年度目黒区後期高齢者医療特別会計予算に反対します。
以上です。
○橋本委員長 ほかにございますか。
○坂本委員 75歳以上を切り離して、一くくりにし、そこから医療費を削るやり方は悪制度であり、この制度は撤回すべきである。
よって、本特別会計に反対する。
以上。
○橋本委員長 ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○橋本委員長 ないようですので、意見・要望を終わります。
次に採決に入ります。
議案第21号、平成21年度目黒区後期高齢者医療特別会計予算については、原案どおり可決すべきものと議決することに賛成の委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○橋本委員長 賛成多数と認めます。御着席願います。
本予算につきましては、これを可決すべきものと議決いたしました。
次に議案第22号、平成21年度目黒区介護保険特別会計予算について、意見・要望を伺います。
○石川委員 4月から介護保険が改定されます。政府は介護や医療関係者などの批判を受け、初めて介護報酬の3%の引き上げを行います。当初3%の引き上げは賃金を2万円引き上げ、介護の現場を改善できるとしていましたが、この間、介護報酬4.7%を引き上げられてきたもとでは、事態は変わるものではありません。改定介護保険は2つの問題があります。
1つは利用料の負担増です。改定介護保険は利用点数を引き上げ、さらに利用単価を引き上げる一方で、介護サービスの利用限度設定はそのままにしました。そのため、従来と同じ介護サービスを受けても、点数が引き上げられ、利用料が上がります。さらに、限度設定を超えた場合は、全額自己負担になってしまいます。区内の事例では、介護度4で1万円を超す負担増となりました。
2つ目は、新たな要介護認定方式の導入によって、本人の状態が変わらないのに、要介護度が引き下げられ、必要なサービスが受けられなくなることです。特養ホームでは新方式によって、入所資格を失う人も出る事態となっています。さらに、要介護度引き下げによって、事業者への収入が減り、運営を困難にしてしまいます。利用者にとっても、事業者にとっても、負担を強いる制度となっています。介護保険制度の最大の責任は国にあります。国は、介護保険制度が始まる前まで、介護費用の50%を負担していましたが、国庫負担の割合を25%にし、三位一体改革によって22.8%にまで引き下げたからです。今回、介護保険基金の取り崩しと、特例交付金を活用し、介護保険料の基準額月額20円を引き下げましたが、介護サービスを引き下げ負担を強いる議案第22号、介護保険特別会計に、日本共産党目黒区議団は反対します。
○橋本委員長 ほかにございますか。
○坂本委員 今回、保健福祉サービス事務所を廃止し、包括支援センターに統合したが、身近で福祉のワンストップサービスを受けることのできたこれまでのサービス体制が台なしになった。各種申請の受け付けのみを行い、支援業務の多くは本庁に頼らざるを得ないので、区民には不便で使いにくいものになってしまう。困難事例の多くは、公権力を背景にしたものにならざるを得ないので、民間事業者にとっても、区民にとっても、二重手間となり、迅速性も失われる。障害者サービスを本庁で行い、子どもは新サービス事務所でやる人材はないから、地域包括ケアとは名ばかりである。なぜ、こんな重要事項をきっちり議会の報告事項にせず、地域福祉審議会の変更事項の諮問にもせず、区民にも改めて意見募集もせず、民生委員協議会にも情報提供がおくれたのか、大問題である。その他、介護予防事業については、限られた財源の中で行うべきなのか、保健事業に統一するべきなのか、事業の整備と見直しは早急に行うべきである。
以上の理由により、本介護保険特別会計予算について、反対をします。
○橋本委員長 ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○橋本委員長 ないようですので、意見・要望を終わります。
次に採決に入ります。
議案第22号、平成21年度目黒区介護保険特別会計予算については、原案どおり可決すべきものと議決することに賛成の委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○橋本委員長 賛成多数と認めます。御着席ください。
本予算につきましては、これを可決すべきものと議決いたしました。
次に議案第23号、平成21年度目黒区用地特別会計予算について、意見・要望を伺います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○橋本委員長 ないようですので意見・要望を終わります。
次に採決に入ります。議案第23号、平成21年度目黒区用地特別会計予算については、原案どおり可決すべきものと議決することに御異議はございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○橋本委員長 御異議なしと認め、本予算につきましては、これを可決すべきものと議決いたしました。
以上で本特別委員会に付託されました議案6件の審査はすべて終了いたしました。
最後に、正副委員長からごあいさつを申し上げます。
8日間にわたりまして、各委員の熱心な審査をいただきました。無事、議事が終了し、平成21年度の各会計予算の審査が終了いたしました。皆さんから審査をいただきました各予算が21年度の各施策に資することを御祈念申し上げまして、本特別委員会の委員長としての退任のごあいさつとさせていただきます。
お疲れさまでございました。ありがとうございます。(拍手)
○富士見副委員長 つたない補佐役ではありましたが、皆様の御協力により、無事終了いたしましたことにお礼を申し上げます。特に、理事者の方、そして事務局の皆様、本当にありがとうございました。どうもありがとうございました。(拍手)
○橋本委員長 以上で
予算特別委員会を閉会いたします。
お疲れさまでございました。
〇午後6時40分閉会...