台東区議会 > 2019-02-22 >
平成31年 予算特別委員会-02月22日-01号

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  1. 台東区議会 2019-02-22
    平成31年 予算特別委員会-02月22日-01号


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    平成31年 予算特別委員会-02月22日-01号平成31年 予算特別委員会 予算特別委員会会議録教育費~特別会計) 1 開会年月日   平成31年2月22日(金) 2 開会場所    議会第1会議室 3 出 席 者   委員長 冨 永 龍 司    副委員長 君 塚 裕 史   (16人)   委員  鈴 木   純    委員   伊 藤 延 子           委員  髙 森 喜美子    委員   堀 越 秀 生           委員  寺 田   晃    委員   早 川 太 郎           委員  小 髙   明    委員   小 坂 義 久           委員  小 菅 千保子    委員   寺 井 康 芳           委員  木 下 悦 希    委員   伊 藤 萬太郎           委員  田 中 伸 宏    議長   河 野 純之佐 4 欠 席 者   (0人) 5 委員外議員
      (0人) 6 出席理事者   区長                    服 部 征 夫           副区長                   荒 川 聡一郎           教育長                   矢 下   薫           企画財政部長                佐 藤 徳 久           企画課長                  前 田 幹 生           経営改革担当課長              福 田 健 一           財政課長                  酒 井 ま り           用地・施設活用担当課長           原 島   悟           総務部長                  髙 栁 正 治           総務部参事                 野 村 武 治           総務部参事         (選挙管理委員会事務局長 兼務)           総務課長              (総務部参事 事務取扱)           人事課長                  内 田   円           広報課長                  横 倉   亨           経理課長                  雨 宮 真一郎           収納課長                  依 田 幾 雄           子育て・若者支援課長            川 口 卓 志           福祉部長                  吹 澤 孝 行           福祉課長                  柿 沼 浩 一           高齢福祉課長                齊 藤 明 美           介護予防・地域支援課長           山 口 順 子           介護保険課長                西 澤 栄 子           台東保健所長                小 竹 桃 子           健康課長                  松 原 秀 樹           国民健康保険課長              鈴 木 慎 也           保健サービス課長         (台東保健所長 事務取扱)           会計管理室長                嶋 田 邦 彦           会計課長             (会計管理室長 事務取扱)           教育委員会事務局次長            田 中   充           教育委員会事務局庶務課長          小 澤   隆           教育委員会事務局学務課長          山 田 安 宏           教育委員会事務局児童保育課長        佐々木 洋 人           教育委員会事務局放課後対策担当課長     福 田 兼 一           教育委員会事務局指導課長          小 柴 憲 一           教育委員会事務局教育改革担当課長      倉 島 敬 和           教育支援館長           (教育改革担当課長 兼務)           教育委員会事務局生涯学習課長        吉 本 由 紀           教育委員会事務局スポーツ振興課長      櫻 井 洋 二           中央図書館長                宇 野   妥           教育委員会事務局副参事          (庶務課長 兼務)           監査事務局長                中 沢 陽 一 7 議会事務局   事務局長      石 野 壽 一           事務局次長     伊 東 孝 之           議事調査係長    行 田 俊 男           書  記      鴨 野 正 徳           書  記      諏 訪 ゆかり           書  記      池 田 道 則           午前10時00分開会 ○委員長(冨永龍司) ただいまから、予算特別委員会を開会いたします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 初めに、私から申し上げます。  田中委員は、本日おくれるとの連絡がありました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、区長から挨拶があります。 ◎服部征夫 区長 おはようございます。よろしくお願いします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、傍聴についておはかりいたします。  本日提出される傍聴願については、許可いたしたいと思いますが、いかがでしょうか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。  それでは、審議に入らせていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第8款、教育費については、項ごとに審議いたします。  第1項、教育総務費について、ご審議願います。  早川委員。 ◆早川太郎 委員 教育総務費というわけではないんですが、教育費全般に係ることなんで、ここで聞かせていただきます。  いつも聞いているので、ちょっと数字を押さえておきたいので、教えてほしいんですが、2点なんですが、一つ目は、31年度予算案の中で、認可保育園の開設とかもあって、その辺で子ども・子育て支援新制度に係る事業の総事業費と、その費用における一般財源額を教えてください。あわせて、新制度が始まった27年度予算、4年前ですかね、との差額も教えてください。 ○委員長 子育て・若者支援課長。 ◎川口卓志 子育て・若者支援課長 子ども・子育て支援新制度全般に関することなので、私から答弁させていただきます。  まず、31年度予算ですが、総事業費が約136億円、そのうち一般財源が約84億円でございます。新制度が始まった27年度予算ですが、総事業費が約76億円、そのうち一般財源が約59億円、比較しますと、総事業費が約60億円の増、うち一般財源が約25億円の増という状況でございます。 ○委員長 早川委員。 ◆早川太郎 委員 これ、予算額でしたよね。4年間でそれこそ76億円が136億円、60億円ふえているんですね。わかりました。  その今伺った総事業費のうち、教育・保育施設関係予算においての整備経費や大規模改修等イニシャルコストを除いたランニングコストと、その費用における一般財源額を、先ほどと同じような形で、27年度と比較して教えてください。 ○委員長 子育て・若者支援課長。 ◎川口卓志 子育て・若者支援課長 教育・保育施設関係予算のうち、整備経費、また大規模改修経費等整備コストを除いたランニングコストということでございますけれども、31年度予算が約106億円、うち一般財源が約69億円となっております。新制度が始まりました27年度の予算ですが、約62億円が全体の額、うち一般財源額が約48億円、比較しますと、約44億円の増、そのうち一般財源が約21億円の増という状況でございます。 ○委員長 早川委員。 ◆早川太郎 委員 ありがとうございます。全体で44億円、ランニングコストですからね、区単で21億円もふえていて、先ほど伺った総事業費、一般財源が25億円ふえているといううちの21億円はランニングコストなんですね。初日にそれこそ幼児教育の無償化の話も伺って、そうなったら区単もふえるとの答弁もあったので、今後もっと区単はふえていくんだなということがわかりました。ありがとうございます。結構です。 ○委員長 小髙委員。 ◆小髙明 委員 今、幼保無償化の関連も出てきているので、ちょっと一つだけ。  今一般財源というか、いわゆる総事業費も大幅にふえて、60億円ふえているんですか。それから、一般財源も25億円ふえてということになっていますけれども、国で例えば10月から幼保の無償化という政策が進められることになるわけですけれども、言葉として、私どもも幼保無償化を否定するわけではありませんけれども、問題は中身になるわけですけれど、やはりこの間、保育園などの経費について一般財源化されて、事実上、補助がないような形になって、区の負担が全額ということになっていますよね。今回の幼保の無償化に絡んでも、やはり私立では国が2分の1、それから都道府県で4分の1と、そういう経費負担があるわけですよ。だから、文字どおり、我々区はもう10分の10全部出さなくてはいかんと、こういうのが保育園の、幼稚園も含めて、運営の実態なわけですよね。だから、そういった点からいうと、国のそういう政策的な誘導も含めて、やはり公立保育園なり、公立幼稚園なりを言ってみれば市場化していくというか、民営化していくというか、そういう流れになっているんではないかと。実際に昨年の中野区の区長選挙では、全保育園を民営化するんだというのが大きな争点になって、野党の統一候補が勝ったという、そういう事態も起きているわけで、そういう中で、本当に我々としてその10分の10がいいかどうかというのはやはりしっかり議論をして、改めて財源として国や都にきちんとそういう補助を求めていくべきではないかというふうに思うんですけれども、その辺は区としては何かやられていることはあるんですか。 ○委員長 児童保育課長。 ◎佐々木洋人 児童保育課長 現状につきましては、今、委員お話しいただいたような経費負担のスキームということでなっております。特に今回、幼児教育の無償化におきましても、そこについての特に変更、公立保育園は市区町村が10分の10ということで、そこについての変更については言及がされていないところでございます。我々としましても、全体の仕組みの中で今運営をしておりますので、特に、すみません、今、委員おっしゃったような要望等は、23区の課長会等でも考えてはいないところでございます。 ○委員長 財政課長。 ◎酒井まり 財政課長 無償化についての要望ということでございますけれども、特別区長会といたしましても、きちんとそれは国に要望書を出してございます。30年の7月に内閣府の担当大臣ですとか、また、総務大臣にも要望しておりまして、これについては、もうかねてより国の方針であるので、国がきちんと財源を見てほしいということは要望してございます。 ○委員長 小髙委員。 ◆小髙明 委員 財源を求めているというのは、それはそれでぜひやっていただきたいと思っています。区民の方の声などを聞くと、やはり公立保育園、幼稚園に対する期待は非常に強いわけですね。もちろん私立を別に悪く言うつもりは全くないんですよ。ですから、そういう点では、本当に区が安定的にこういう幼稚園、保育園を運営していくようなことになると、今みたいに4年間でもう60億円もふえてしまうと、このような事態になっているということは、やはりこれは認められない事態なわけだから、ぜひ改めて、先ほどの区長会の要望ということも含めて、しっかりとやっていただきたいということだけ要望しておきます。 ○委員長 髙森委員。 ◆髙森喜美子 委員 一つだけ教えてください。308ページの9番、校務支援システムの運営で6億5,289万6,000円の予算がつけられております。これはどういう仕事の内容なのか。 ○委員長 庶務課長。 ◎小澤隆 庶務課長 校務支援システムは、学校における成績処理や児童・生徒の出欠管理、健康診断や指導要録などの学籍関係や学校事務などの処理をするシステムでございまして、平成22年から導入してございます。今回予算計上させていただいた理由でございますが、1点目といたしまして、現在使用していますこの校務支援システムアプリケーションソフトでありますスクールオフィスの開発会社がバージョンアップ対応を31年度末、あと、販売を32年度末で終了するということがございます。2点目といたしまして、32年4月から小学校で新学習指導要領が全面実施になります。小学校では、第3学年から外国語活動が実施されるなど、システムから出力される通知表や指導要録などの様式の変更が生じますので、それに対応する必要が出てきたと。3点目といたしまして、29年10月に文部科学省教育情報セキュリティーポリシーに関するガイドラインが示されております。この中で、組織体制の確立、インターネット経由による標的型攻撃等のリスクへの対応、教育現場の実態を踏まえた情報セキュリティーの対策の確立などの考え方が示されました。システム運営上セキュリティーの強化が求められておりますので、現在の校務用のシステムの環境とインターネットにつなぐ環境を分離する必要が出てきました。最後、4点目でございますが、学校のホームページが、今主に副校長先生などが中心になって更新作業を行っていただいておりますが、担当者の能力によりまして更新頻度や内容にちょっと大きな違いが生じているというところがございます。そのため、簡易に更新ができるシステム、区のホームページで導入しているシステムなんですが、そういったものを導入することによりまして、迅速かつ正確な学校情報の発信と教職員の事務の効率化と負担軽減を図るということで、今回、31年度に校務支援システムの構築の経費を予算計上させていただいたということでございます。 ○委員長 髙森委員。 ◆髙森喜美子 委員 それでは、ここに書いてある教職員用パソコン、それから図書情報ネットワークの再構築、これらにもお金がかかるわけですよね。ちょっと内訳を教えてください。 ○委員長 庶務課長。 ◎小澤隆 庶務課長 まず、内訳といたしまして、図書システム、あるいは校務支援システムの再構築の経費が約4億円、あと、LANシステムのリプレースに係る回線使用料が約220万円、あと、学校図書のシステムのソフトの導入で480万円、あと、再構築後のパソコンのリースで約800万円等でございます。 ○委員長 髙森委員。 ◆髙森喜美子 委員 今のを足し算すると6億5,000万円になるんですか。ちょっと私の計算ではならないんだけれど。
    ○委員長 教育改革担当課長。 ◎倉島敬和 教育改革担当課長 それ以外に、アプリケーションソフトにかかわる保守、サポート等で786万9,000円ほど計上しております。それと、新しいアプリケーションソフトを再構築するために、およそ1億円ほど。 ○委員長 髙森委員。 ◆髙森喜美子 委員 今のでも足し算をすると6億5,000万円にはならないんですけれど。ちょっとちゃんと予算ですので、いろいろこうやっていっぱい書いてあると、何にどれだけ使うのか明確でないんですよね。そこを明確にしたいだけなんで、とりあえずちゃんとやってください。 ○委員長 庶務課長。 ◎小澤隆 庶務課長 では、改めて、すみません、もう一度。庶務課のほうからご説明させていただきます。  まず、庶務課の経費といたしましては、5億4,000万円、庶務課で計上させていただいております。その内訳でございますが、まず、消耗品といたしまして、先ほど申し上げました学校図書館関係のシステムのウィンドウズ等のソフトでございます。それが480万円。あと、細かいんでございますが、機器の修理経費として24万円、あと、役務費といたしまして、LANシステム回線使用料ということで226万円、あと、先ほど申し上げましたシステムの再構築経費として約4億円、あわせて、教員LANシステム管理委託経費として約1億円、あと、図書館のシステムの借り上げ経費等で3,500万円でございます。  続きまして、教育支援館から説明させていただきます。 ◎倉島敬和 教育改革担当課長 続きまして、教育改革で持っておりますほうを、小学校費と中学校費合わせてでございますが……           (「違うよ、教育総務費だよ」と呼ぶ者あり) ◎倉島敬和 教育改革担当課長 失礼いたしました。まず、内訳としまして、一番額が大きいのが委託料でシステムの再構築、およそ1億円といったところでございまして、あとは、使用料、賃借料で、ライセンス費用として475万6,000円でございます。そして、あと、消耗品、通知表等の印刷のトナーで56万9,000円、あと、研修会に参加いただくというところで1万8,000円を計上しております。総額で指導課分の予算は1億1,369万8,000円でございます。 ○委員長 髙森委員。 ◆髙森喜美子 委員 ちょっとこれ、今話を聞くと、指導課分と、それから庶務課分で分かれていて、それぞれ内容も違うので、こういう場合は書き方をもう少し工夫して、わかりやすくしていただきたいと。それはちょっとお願いをしておきます。  それで、何でちょっと詳しく聞いたかというと、これから、32年度以降になろうかと思いますが、タブレットを導入するなど、教育のそうしたIT化、ICT化というのがますます進んでくるんだろうと思います。そこには対応できるような、この改修にはなっているんでしょうか。それとは別なのかどうか。 ○委員長 庶務課長。 ◎小澤隆 庶務課長 今ご説明させていただいたとおり、学習指導要領の改訂が予定されておりますので、それに対応できる形で今準備を進めているというところでございまして、それに対応できるような環境を整備していくということでございます。 ○委員長 髙森委員。 ◆髙森喜美子 委員 では、単純な理解としては、こうしたLANだとか、さまざまな環境を整えることで、タブレットをこれから導入すれば使えるような、そういう、すぐに使えるような、そうした状況になるのかどうなのか、ちょっと単純に教えてください。 ○委員長 庶務課長。 ◎小澤隆 庶務課長 今タブレットの関係については、ICTの教育の中で、今小学校2校、中学校1校で検証作業を行っております。その検証作業を踏まえながら、環境整備を整えていくというふうに考えておりますので、その土台を今この中で整備をしていこうということでございます。 ○委員長 髙森委員。 ◆髙森喜美子 委員 土台をつくると、そうすると、その上にさらにまだ何か構築しなくてはならないようなことがあるのかどうなのかということを聞きたいんです。 ○委員長 庶務課長。 ◎小澤隆 庶務課長 先ほど申し上げましたとおり、今中学校2校、小学校1校でモデル事業を行っておりますので、その検証の中で、またそういったことが出てきた場合は、きちんと対応していきたいというふうに考えています。 ○委員長 髙森委員。 ◆髙森喜美子 委員 すみません、検証しているのはわかっているんです。私が聞きたいのは、単純なことで、今ここでお金をかけて整備していることのほかに、さらにお金をかけて何か環境を整備しなくてはならない部分というのはあるんですかということが聞きたいだけなんです。 ○委員長 庶務課長。 ◎小澤隆 庶務課長 今後の検討の中で、例えばWi-Fi環境だとか、そういったことの整備が出てくる可能性もありますので、そこも含めて、検討していきたいというふうに思っています。 ○委員長 髙森委員。 ◆髙森喜美子 委員 わかりました。Wi-Fiなどの環境はまた別で、それはそれでつくっていかなければならなければ、つくりましょうということだというふうに理解をいたしました。  そこで、これからの話でございますが、こういうことをやりながら、例えばメールだとか、そういう受信や送信や、そうしたことは改善されていくのか、今までと同じなのか、そうした使い勝手の点ではどうなんでしょうか。 ○委員長 教育改革担当課長。 ◎倉島敬和 教育改革担当課長 今の校務支援システムの構築につきましては、これまでも教員が個人情報を扱うというところで、セキュリティーは万全でございますが、先ほど庶務課長が申したとおり、情報セキュリティーポリシーというところが文部科学省で新たに方針が出されていますので、それに合った、さらに強固なところにセキュリティーを上げていくということでございますので、大丈夫でございます。 ○委員長 髙森委員。 ◆髙森喜美子 委員 セキュリティーを上げていただくのも大事なんですが、ふだんの学校からのメールの配信だとか、そういうことがあろうかと思うんですけれど、そういうことは、こういうことをやりながら使い勝手がよくなるのか、その辺は今までと同じなのか、そこを聞きたかっただけなんです。 ○委員長 教育改革担当課長。 ◎倉島敬和 教育改革担当課長 基本的には同じでございます。ただ、プロセスが多少あることもあります。 ○委員長 髙森委員。 ◆髙森喜美子 委員 了解。 ○委員長 あと、どなたか。  小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 309ページで、指導課運営のところで、4番と5番についてお伺いします。  教育活動アシスタントということで計上されていますけれども、この活動内容を教えていただきたいと思います。 ○委員長 指導課長。 ◎小柴憲一 指導課長 教育活動アシスタントは、今年度までの大学生が先生という事業を教育活動アシスタントとしたものです。単に改名しただけではなく、子供の直接的な指導のみならず、授業の準備であるとか、あるいは補助教材の作成の援助など、幅広い視点で教員を補助するという意味から、職務範囲を広げ、教育活動アシスタントといたしております。 ○委員長 小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 今回、全小・中学校で教育活動の補助をしていただいて、延べ2,340日ということですけれども、これ、単純に小学校と中学校で分けると、どのぐらいの割合になりますか。 ○委員長 指導課長。 ◎小柴憲一 指導課長 昨年度の例でいきますと、大体小学校対中学校で2対1という割合になっております。 ○委員長 小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 実際これで先生方の教育活動がどのように変わられたか、また、改善されたかという点があれば、それをお示しください。 ○委員長 指導課長。 ◎小柴憲一 指導課長 学校からの意見では、個別に丁寧な指導をしなければならない子供への個別の支援をしてもらうということ、それから、学校での補習の活動のときに、学生にも入ってもらい、そして、やはり子供にとって年齢の近いお兄さん、お姉さんということで、聞きやすい、わかりやすいというような人間関係の構築がされていくというところで、子供の育成に貢献しているというふうに聞いております。 ○委員長 小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 ありがとうございます。大体先ほど2対1で入っていただいているということですので、年にすると、大体どのくらいの割合なんですかね、1週間単位でいくとどんな感じでしょうか。 ○委員長 指導課長。 ◎小柴憲一 指導課長 これは、来年度からは教育活動アシスタントとなりますが、現状の大学生が先生でいいますと、大学生についても講義を受けたりするときがありますので、例えば毎週何曜日の午後には来ますとかいうことで、ちょっと変則的になります。ただ、受ける学校としては、Aさんがいつの時間、Bさんがいつの時間帯ということになっていますので、週単位のカリキュラムを組んでおります。 ○委員長 小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 やはり非常に子供たちにとっても、今、また先生方も本当に授業が今いろいろなタイプのお子さんもいるので、ご負担が大きいかと思います。そういう中で、こういう形で、大学生が先生からもう一歩進んだ形で補助していただけるというのは、非常にありがたいなというふうに思います。  そのときに、この5番のスクール・サポート・スタッフの配置とありますが、そこについてはいかがでしょうか。スクール・サポート・スタッフの配置、これについて、例えば違いというんですかね、教育活動アシスタントとの違いはどうなんでしょうか。実際、今、たしか2校、台東区でも配置していただいていますので、その状況と、あと成果があれば、また、現場の先生方の声があればお聞かせいただきたいです。 ○委員長 指導課長。 ◎小柴憲一 指導課長 まず、違いということですけれども、スクール・サポート・スタッフは、主に働き方改革を目的としておりますので、個別の児童・生徒への指導という業務はありません。専ら職員室などにいて、教員たちの業務を補助するということになっております。学校からの意見といたしましては、例えば教員に手渡すようなものについて、全部仕分けをして、教員ごとのボックスに入れるというような業務や、あるいは、ホームページに必要な入力データを準備しておくであるとか、あるいは、行事のときのホームページに掲載するための写真を撮影しておくであるとか、また、教材が届いたときの確認であるとか、仕分け、それから事務関係にちょっと精通していることであれば、物品の注文の原案をつくったりなど、そのようなことでも活動しているというふうに聞いております。成果ということで、今の学校が助かっているというのも成果ではあるんですけれども、数字で算出いたしました。昨年度のちょうどこの時期に勤務実態調査を2校で実施、2校だけでなく、全校で実施しているんですが、このたび、やはり同時期に2校について調査をしたところ、在校園時間につきまして、小学校は1日当たり49分の減、中学校は1日当たり40分の減、ちなみに、本調査については、東京都も全体で行っておりまして、東京都全体では1日当たり38分の減ということが、一応数字上のものではありますけれども、そういう成果が出てはおります。 ○委員長 小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 1時間にも満たない時間ですけれども、多少軽減ができているというのは数字的には評価されると思います。そういう中で、やはり毎日の先生の業務の中で、授業以外のやはり作業というのは今までかなりのご負担だったということを思えば、このスクール・サポート・スタッフの配置というのは非常に意味があるなと。今回は、配置校が14校ということですけれども、これはまだ全校ではないですが、この辺はいかがなんでしょうか。 ○委員長 指導課長。 ◎小柴憲一 指導課長 やはりこの2校の実績というのが校長会で広まって、そして、拡大したということは言えるかとは思います。ただし、では、なぜ全校ではないのかといったときに、やはりその人材を、有効な人材を学校で見つけられるかどうかというところになったときに、まだ本校の場合にはそういう人材が見つからないとなると、ちょっと一旦見合わせようというようなことになるところもあるかと思います。しかし、東京都としても、これは拡大していくという方向性で事業を進めているところでございますので、再来年度になりますか、次の年度のときには、この配置校というのは拡大していくということが十分可能性として高いかなというふうに思っております。 ○委員長 小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 では、この中で、この予算で、これは1,900万円ちょっとですかね、これで実際、これは報酬と考えてよろしいんでしょうか。 ○委員長 指導課長。 ◎小柴憲一 指導課長 報酬、また、若干の交通費等も含まれております。 ○委員長 小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 ちなみにお幾らになりますでしょうか。 ○委員長 指導課長。 ◎小柴憲一 指導課長 1人当たりを試算いたしますと、1時間の単価が1,070円、1日6時間、そして、おおよそ210日勤務したとして130万円程度となります。 ○委員長 小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 ありがとうございます。決して足りる報酬ではないかなとは思いますけれども、まずは、スクール・サポート・スタッフということで、これは今のところは、これ、1校1名という考え方でよろしいでしょうか。 ○委員長 指導課長。 ◎小柴憲一 指導課長 1校1名でございます。 ○委員長 小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 わかりました。  今後この教育活動アシスタントにしても、スクール・サポート・スタッフにしても、やはり今の学校の現場の中では欠かせない人材だと思います。そういう意味で、またしっかりと連携をしていただいて、よりよい方向に向けていっていただきたいと思います。  ここで、理科支援員さんが入っていらっしゃいますけれども、ここは今後、このままの表記でいくのか、それとも、理科支援員、何か前は別だったような気がするんですが、予算立てが。その辺いかがでしょうか。 ○委員長 指導課長。 ◎小柴憲一 指導課長 今年度の学力向上施策の中の大学生が先生の中に、やはり理科支援員というのは入っておりましたので、教育活動アシスタントという中に理科支援員が入るということで、位置づけとしては同じ形になっております。 ○委員長 小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 わかりました。  これは、たしかあれですよね、スクール・サポート・スタッフの予算というのは、これは東京都の予算で使えるんでしょうか。 ○委員長 指導課長。 ◎小柴憲一 指導課長 10分の10でございます。 ◆小菅千保子 委員 わかりました。ありがとうございます。では、以上です。 ○委員長 小髙委員。 ◆小髙明 委員 働き方改革について、ここでちょっと、ほかとも関連するんで、やらせていただきたいと思います。  今も教員の労働実態の話が出ましたけれども、やはりこの間、区民文教委員会でも報告がありましたけれども、中学校で43%、小学校で24%、幼稚園で20%の教員の方が週60時間以上在校していると、こういう台東区の調査の結果が出ています。これに対して、いろいろなアンケートをとったりしているわけですけれども、アンケート自体、答えの中に人員増を求めるというような項目がなかったりとか、大変不十分だと私は思っているけれども、そういうアンケートもやったりする中で、議論を深めて、一定の解決の方向性が出てきたわけですよね。ここでは意識改革をやったりとか、人員体制を整備するとか、定数増を要望するとか、いろいろなのが出ていますけれども、これについて、ことしの1月から教員への周知をしたり、地域や保護者への啓発活動をするというふうになっているわけですけれども、その辺というのは、どのように今進められているのか、ちょっと教えていただけますか。 ○委員長 指導課長。 ◎小柴憲一 指導課長 働き方改革のプランにつきましては、12月の所管の委員会でご了承いただきました後、1月の校園長全体会におきましてお示しをし、そこから各校については、各教員に概要についての周知が行ったところだと思います。今月に入りまして、区町会連合会でリーフレットをもとにご説明申し上げ、先週から今週にかけて、幼稚園、小学校、中学校のPTA連合会に赴きましてご説明をしたところです。そこで、本日付でリーフレット、全教員分が教員のところに手元に行くというところで、現在のところはそんな形になっております。 ○委員長 小髙委員。 ◆小髙明 委員 周知活動がどんどん進んでいって、一定の改善が図られればいいと思うんですが、先日の区民文教委員会でもやはり根本的には教員をふやすしかないんだというのが大体ほとんどの委員さんのご意見だったわけですけれども、そういった点からいきますと、幼稚園の教諭というのは台東区の採用になるわけですよね、小学校、中学校は東京都になりますけれども。その採用状況で人員増とかいうのは具体的にやられているんですか、4月1日現在だとか。 ○委員長 指導課長。 ◎小柴憲一 指導課長 来年度に向けましてですけれども、今年度、ご退職された、いわゆる欠員の人数の分の採用というところにとどまっているところでございます。 ○委員長 小髙委員。
    ◆小髙明 委員 人員増を都や国に要望しているというのと、現実に自分たちができる、4月1日から人員をふやすということをしないでというか、やらないで、ほかに人員増をしてくれと要求するというのは、やはりちょっとおかしいんではないかと。隗より始めよではないけれども、20%の方が幼稚園でも週60時間以上も在園していると、こういう実態がもう明らかになっているわけですから、やはりみずからがそういった形でしっかりと人員増をするという、そういうスタンスに立つべきだと思うんだけれど、その辺はどうなんですか。 ○委員長 指導課長。 ◎小柴憲一 指導課長 区のことにつきましては、所管の部とも相談をしながら進めたいと思っております。 ○委員長 小髙委員。 ◆小髙明 委員 どちらにしても、人員増が問題解決の基本だと思いますので、その辺の方向をしっかり追求してほしいということだけ要望しておきます。 ○委員長 ほかにはないですね。           (発言する者なし) ○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第2項、小学校費について、ご審議願います。  小坂委員。 ◆小坂義久 委員 314ページの小学校施設保全、今回2億134万3,000円ということなんですが、校舎等の施設整備と学校トイレ洋式化、それぞれの内訳を教えてください。 ○委員長 庶務課長。 ◎小澤隆 庶務課長 まず、トイレ整備につきましては、金曽木小学校と松葉小学校で、約6,500万円でございます。そのほかといたしまして、校舎整備の分でいいますと、これは補正予算でもお願いしたんですが、谷中小学校の冷温水機発生装置の更新工事、これが3,000万円、あと、金曽木小学校の校庭舗装の改修工事が3,400万円、大正小学校空調設備更新工事が4,400万円等でございます。 ○委員長 小坂委員。 ◆小坂義久 委員 学校トイレの件なんですけれど、この金曽木小学校と、今年度は松葉小学校と2校やるということで、今この洋式化はどの程度、進んでいるんでしょうか。 ○委員長 庶務課長。 ◎小澤隆 庶務課長 トイレの洋式化の進捗状況でございますが、今回、31年度予算で整備をさせていただきますと、小学校が66%、中学校が74%、幼稚園が77%、全体では68%の整備率になります。 ○委員長 小坂委員。 ◆小坂義久 委員 今後はまたこういった改修工事、進めていくと思うんですが、以前、私、このトイレの洋式化の件で質問させていただいたときに、一応学校におけるトイレの洋式化の割合がたしか7割から8割だったかな、というような答弁をいただきました。ということは、和式も2割ほど残すというようなことを前に伺ったんですけれど、この見解は今も変わりはないですか。 ○委員長 庶務課長。 ◎小澤隆 庶務課長 実は東京都の補助金の目標値が80%ということで、それを目標に整備を進めてきたところでございます。その後、2016年の熊本地震でありますとか、昨年の西日本豪雨、あと北海道の地震等で、学校が災害時の避難拠点になったということがございました。  その際、実際に数が少ない洋式トイレ、全国平均でいうと約4割なんですが、数少ない洋式トイレに高齢者などの被災者が列をつくって、非常に不便をしたというような事態が生じました。それを踏まえて、国でも今後、洋式化を積極的に引き上げていくという方向性が出されております。私どもといたしましても、そういったことを踏まえまして、長期総合計画の中でも、洋式化は100%を目指してということで目標値をさせていただきました。状況も変わってきているということで、今後洋式化については取り組んでいきたいというふうに思っております。 ○委員長 小坂委員。 ◆小坂義久 委員 本当に今の答弁、本当、そのとおりだと思うんですね。今ご家庭でもほとんど洋式だと思いますし、そういう意味でいうと、やはりそういう傾向にならざるを得ないかなというふうに思っているんですが、以前、例えばこうした洋式化工事を行って、まだ和式化が残っているという、多分そういう小学校、中学校、幼稚園もあると思うんですね。そこも、では、順次、進めていくという方向性なんですか。 ○委員長 庶務課長。 ◎小澤隆 庶務課長 委員ご指摘のとおり、トイレの洋式化については、計画立てて進めていきたいと思っております。ただ、工事期間がある一定期間、やはり設備関係の工事にかかりますので、ある程度の期間がかかるということで、それぞれの学校の状況だとか、そういったところを踏まえながら、順次できる限り速やかに進めていきたいというふうに思っております。 ○委員長 小坂委員。 ◆小坂義久 委員 すみません、先ほどのちょっと施設の整備で、大正小学校の4,500万円、これ、空調設備の件でよろしいんでしたか。 ○委員長 庶務課長。 ◎小澤隆 庶務課長 空調設備の更新工事でございます。 ○委員長 小坂委員。 ◆小坂義久 委員 下の小学校体育館エアコン整備ということで、金曽木小学校がやることによって、台東区は100%の設置率になるわけですよね。非常にこれは進んでいるということで、大変評価していますけれど、東京都が今このエアコンの設置に関して補助金を出すというような見解になっています。その中で、台東区はもうほぼこういう形で進んでいますので、自前でやったわけですから、例えばこうした大正小学校において、こういう空調の工事ですよね、こうしたものに関して、東京都に対して何か打診はしたんですか。 ○委員長 庶務課長。 ◎小澤隆 庶務課長 実は東京都全体でいいますと、体育館においては、まだ1割程度の整備しか進んでいないという状況がございます。いろいろ国とか都の補助金も、実は新規設置の補助金のメニューになっておりますので、更新の場合、なかなかその対象には難しいという状況がございます。 ○委員長 小坂委員。 ◆小坂義久 委員 わかりました。そこは、今は確かに新規というところで東京都も考えていると思いますので。ただ、もう台東区は、こういう形で先駆けてやったわけですから、ある意味で主張する権利があるのかなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  最後に、これは国の補助金、どのぐらいの割合でしたか。 ○委員長 庶務課長。 ◎小澤隆 庶務課長 今回の整備に当たりまして、トイレ関係ということでよろしいですか。 ◆小坂義久 委員 はい。 ◎小澤隆 庶務課長 トイレに関しての国の補助金は、学校施設環境改善交付金ということで、1,090万円でございます。 ◆小坂義久 委員 では、いいです。 ○委員長 小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 今のエアコンのところで、31年度、根岸小学校と東浅草小学校でよろしいんでしょうか。それを設置していただくと、一応……。           (「金曽木」と呼ぶ者あり) ○委員長 庶務課長。 ◎小澤隆 庶務課長 根岸小学校は、大規模改修の中で体育館のエアコン工事をさせていただき、金曽木小学校については、体育館の単独のエアコン工事ということで、これをもちまして、小・中学校の体育館のエアコン整備が完了するということになります。 ○委員長 小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 そこでなんですが、小学校、中学校が台東区は本当に先駆けて早く設置が済むということで、非常にこの点については高く評価していきたいと思います。そういう中で、ことぶきこども園なんですけれども、あちらがちょうど体育室なども地域でももちろん使いますし、園の行事でも当然使っている中で、いまだまだ予定が見えてこないというところがあります。そういうところについて、今後何かお考えがあればちょっと、別のところで聞いたほうがいいですか。空調なので。いいですか。 ○委員長 はい。関連ですから、どうぞ。  庶務課長。 ◎小澤隆 庶務課長 ことぶきこども園につきましても、体育館のエアコン工事を31年度に工事予定しているところでございます。 ◆小菅千保子 委員 ありがとうございます。よろしくお願いします。 ○委員長 よろしいですか。 ◆小菅千保子 委員 以上です。 ○委員長 早川委員。 ◆早川太郎 委員 先ほどちょっと髙森委員のお話のところで、関連で入ろうかなとも思ったんですが、ここでやらせていただきます。315ページの小学校ICT教育の推進のところです。  昨年末にモデル校である浅草小学校を冨永委員長とともに視察させていただきまして、1年生から6年生の授業を見せていただいたんですけれど、本当に学年に合った授業、タブレットを導入した上での学年に合った授業をしていて、授業内容も本当によかったなというのが素直な感想で、こういった授業を子供たちが受けていると、それこそタブレットの活用、ICTの活用も身につくし、特にプレゼンテーション能力もかなり向上するんではないかなと、見ていて思ったのが私の感想です。さらに言うと、今後、もっと進めていくんであろうアクティブラーニングにもとっても適したツールなのかなと思っていました。9月からモデル校を開始していると思うんですけれど、教育委員会としては、タブレット導入をしてみて、どういった教育的効果があったと認識しているのか、教えてください。 ○委員長 教育改革担当課長。 ◎倉島敬和 教育改革担当課長 モデル校は、今年度の夏休みの整備で浅草小学校と駒形中学校に、また、蔵前小学校におきましては、新校舎への移転にあわせて整備し、スタートしているところでございます。台数は3学級に1学級分で、3校合わせますと565台でございます。  まず、子供たちの様子でございますが、初めは機器の操作になれておらず、機器を立ち上げるのに時間がかかっておりましたが、何度も使用していくうちになれてきまして、ICTを活用する場面で、リズムよく使用できる様子もうかがえるようになってまいりました。例えば浅草小学校でございますが、国語や社会、算数、理科、生活科のほかに音楽、図画工作、家庭科、体育、外国語活動、総合的な学習の時間、特別活動等、さまざまな教科で活用されているという状況がございます。委員ご指摘のとおり、プレゼンテーションにつきましては、小学校1年生から段階を踏みながらタブレットでパソコンの資料をつくって発表したりとかをしておりますので、自分の考えをわかりやすく伝えるというようなところで、おっしゃるとおり、プレゼンテーションの能力は向上しているのかなというふうに認識しております。また、自分の考えを、デジタル上のいわゆる白いカードというものがございまして、そこに自分の考えを書いて、ボタンを押すことで先生に提出をするという機能がございます。それを電子黒板に児童の考え全て一覧として映し出すようなことをしながら授業を進めているという状況もございます。このことで、これまでのように、児童が紙で書いているという場合、いわゆる教員が紙を配って、それをまた集めてと、すごく時間がかかるようなところがデジタル上で瞬時に行えるというところで、児童が考える時間というところがすごく確保できるというような状況もあります。そして、全体で共通し合うという時間が多くなっているというような効果がございます。  中学校のほうもご紹介させていただきますと、小学校よりやや慎重な取り組みの状況ではありますが、公開授業で私どもで数学とか英語とか体育の授業を視察させていただきました。生徒がタブレットパソコンを活用している中で、例えば英語科では、教科の特性を生かして、タブレットパソコンを、これはグループで共同学習という場面なんですけれども、リスニングとかスピーキング、そして、ライティングをグループで3人組で行っておりました。具体的にはタブレットパソコンから流れてくる音声を正しく、まず、聞き取りをします。その聞き取った音声を正しく発音して、友達に伝えます。そして、友達が話す英語の音声を正しく書き取るというようなことをグループごとに行っているというところでございます。つまり、そういうことで、正確に聞き取ったり書いたり、正しく書くというスキルが向上するというところや、先ほど言ったとおり、グループで活動するという共同学習にも資しているというような状況であり、教育的な効果はあると認識しております。 ○委員長 早川委員。 ◆早川太郎 委員 今ご答弁いただきましたけれど、本当に自分のテーマを自分で、これは1年生、2年生でしたけれど、決めて、それで、多分インターネットで調べて、写真とかを張りつけて、それぞれ発表をしたりとか、あと、授業も先生がこれについて、図形だったかな、その図形の何かを求めるときにどういう方法がありますかと。思いついた順番に書いてくださいみたいなことがあって、それをこういう解き方ですというのをそれぞれが書いて、何個も書くことをぴっと押すと電子黒板に出て、それをみんなが見ていて、どの考え方がいいかみたいな投票みたいなことまでやっていたのかな。すごく見ていて、活用もしていて、すごいなと。そういう意味では、本当に自分のあらわしたいことをどういうことを題材を見つけて、それをさらに調べて、それをどのような形で人に伝えるかみたいな授業がすごく多かったので、すごくいいツールだなと思って見ていました。  国は、2020年までにタブレットの導入をというようなことを考えているようですけれど、今後の整備はどう考えているんですか。 ○委員長 教育改革担当課長。 ◎倉島敬和 教育改革担当課長 委員おっしゃるとおり、国は、2020年度に小学校では新学習指導要領が全面実施になることから、ICT教育環境の整備に関して方針を示しております。新学習指導要領では、学習の基本となる資質、能力として、この情報活用能力の育成というところが学習指導要領に規定されておりまして、例えば小学校では、児童がコンピューターで文字を入力するなどの学習の基盤として必要となる情報手段の基本的な操作を習得するための学びとか、児童がプログラミングを体験しながら、コンピューターに意図を、処理を行わせるために必要な、いわゆる理論的な思考力を身につけさせるような学びというところを各教科の特質に応じて計画的に実施することとなっております。所管といたしましては、この新学習指導要領の全面実施に向けてICT教育環境の整備の必要性を強く感じているところでございます。現在モデル校を実施しているところでございまして、台東区における今後の展開につきまして、今研究しているところであります。モデル校の実施状況を踏まえながら、来年度、全校にどのように展開していくかというところを提案してまいりたいというふうに考えております。また、ICTの環境につきましては、学校の差で教育の差が生じないように進めてまいりたいというふうに考えております。 ○委員長 早川委員。 ◆早川太郎 委員 この間、見に行ったときに、子供たちも、4カ月ぐらいというか、3カ月ぐらいたっていて、大分タブレットに対してはなれていて、手なれた感じで本当にやっていたので、すごいなと思ったんですけれど、ただ、やはり機械なので、その機械自体がフリーズしてしまったりとか、あと、ペンでも書けるんですけれど、そのペンの電池切れなのかな、とかで、割と同時に何人もの子たちがとまってしまって、手を挙げると、先生なり、1人、補助教員の方かな、ついていたんですけれど、でも、やはり結構大変だったですね。やはり1人に1人ついていくので、その間、授業がとまってしまったりとかいうのもあったり、だから、導入当初というのは多分もっと大変だったんではないかなと思っていて、そういうこともあるので、やはりその辺、ちょっとどう人を配置して、うまいことやっていくかというところもあるんだと思うので、今ご答弁いただいたとおり、まずは全校で、浅草小学校の子供たちのような学びが展開されるように、現在実施しているモデル校の状況をしっかり踏まえてやってほしいし、新学習指導要領の全面実施にあわせて、学校格差が生じないようにというお話もありましたけれど、まさに本当にそこは大事なところだと思うので、ICT教育環境を確実に整備してもらいたいと、これは要望。  あと、例えば渋谷区とかでも、モデルでやっているのかな、うちの会派の冨永委員長とかも見に行っているらしいんですけれど、タブレットが無線LANの整備ではなくて、うちに持って帰ってもできるようにみたいな形で、キャリアつきのタブレットにしているらしいんですね。ですので、子供たちがやっていく中で、無線LANでやったほうがいいのか、それとも、キャリアつき、議会でもそうですけれど、議会のタブレットもキャリアがついていますけれど、そちらのほうが後々のタブレットを導入してどこまで使うのかというところもあるんだと思うんですけれど、そういうところも踏まえて、今後の状況を考えて買うのでも変わってくると思うんですけれど、その辺もちょっと検討してほしいなと。これは要望で。  さらにもう1問、報道によれば、文部科学大臣が記者会見で、携帯電話とかスマートフォンの小・中学校への持ち込みを原則禁止していた文部科学省通知を見直す方向で検討を始めるというニュースが最近出ていたんですけれど、そういう報道が出ていると、近い将来、ひょっとしたら文部科学省の通知も変わってくるのかもしれない。台東区もそういったことを踏まえて、課題の整理とか、ルールとか、区としての判断材料を、区としてどうしていくかというところはまた別にあると思うので、その辺の検討に入る時期に来ているんではないかなと思うんですが、その辺はどうですかね。 ○委員長 指導課長。 ◎小柴憲一 指導課長 大臣の発言により、文部科学省が検討していくということはもう確実であるというふうに思っております。文部科学省からの通知につきましては、各都道府県を通し、そして、市区町村におりてくるという流れになっておりますので、とりわけ台東区の場合には、東京都教育委員会がそれを受けてどのような方針を立てるのかというところは注視しなければならないというふうに思っております。ただ、どのような形で東京都教育委員会が方針をおろしてくるかということもありますけれども、いずれにしても、もしこうなった場合には、このように動いていこうという青写真は持ちながら構えていきたいというふうに思っております。 ○委員長 早川委員。 ◆早川太郎 委員 スマートフォンとか、携帯電話、原則禁止を見直すとなったときでも、やはりこれ、メリット、デメリットあるんだと思うんですね。見直すときのメリットというのは、例えば災害時の連絡手段としての有用性とか、あと、位置情報活用などによる見守り体制の強化というようなメリットがあるのかもしれないし、逆にデメリットでは、それこそ小学校の低学年とかだと所持率100%では全然ないので、持っている人、持っていない人という問題とかもあるかもしれないし、ほかにもデメリット、いろいろあるんだと思うので、私個人的には、制限つきで持ち込みを認めてもいいかなとは思っているんですが、ただ、先ほどご答弁あったとおり、いろいろなことがあると思うので、台東区としてどうしていくかというのは、そろそろ検討に入ってもいいと思うので、その辺、検討してほしいという要望をさせていただきます。  それと、もう1問、316ページ。 ◆髙森喜美子 委員 タブレット関連。 ○委員長 髙森委員。 ◆髙森喜美子 委員 すみません、ちょっと先ほど早川委員がタブレットの件でご質問されたので、それ、私も質問しようかなと思っていたので、質問させていただきます。  今3校で、それぞれテストケースということなんですが、他区ではもう結構先進的に全校にタブレットが既に配置をされて、教育を進めているというところももう23区の中では出てきているというのは教育委員会もきっと把握をされているのだろうと思うんですが、そういう中で、やはり今、早川委員も指摘されたように、その教育効果というのが非常に大きいと。このタブレットを活用した、例えば体育の授業でさえ、動画を写すことができるんで、自分がどんなスタイルで、例えば跳び箱をやっているとか、それから、駆ける姿もこうだとか、それがもう友達と写しっこすればわかってしまうと。そういう部分は、今までなかったことなんですよね。自分の駆ける姿がどうなのか、跳び箱やる姿がどうなのかなんていうのは、それこそ見られなかったんですよ、授業中やっていることが。ところが、そういうことまでもできる機能があるわけで、そういう非常に教育上の効果が大きい。今先ほど、自分のプレゼンテーションがうまくいくとか、そういうことも含めて、あらゆるところで差がついてくるんですよ、これを使うか使わないかで。そういう意味では、できればもう少し、私は、今使っている子たちが使わない子といて、それで、両方卒業していくと。他区から、高校になればいろいろな学校から来る子が一緒になるんで、そういう中で、やはりそうした先進的にやっている区が多ければ、当然台東区は使っていなかったのということになるわけで、そこはちょっともう少し早目に、差が一刻も早く縮まるような方策を私は考えていただきたいなと。むしろ、来年度の途中からでも補正予算を組んだっていいんではないかなと思うんですよね、子供たちの教育のことですから。そのぐらいの勢いでできれば進めていっていただきたいなというふうに思うんですが、そのテンポを速めるということはできないんですか。お金の問題なのかどうなのかを含めて。 ○委員長 庶務課長。 ◎小澤隆 庶務課長 先ほども申し上げました、委員からお話がありました体育の授業での実践も、実はモデル事業の中で検証しているところでございます。それぞれ今検証している中で、委員からのお話がありましたタブレットの整備についても、委員からご指摘ありました経費の問題等もございます。そういったところも加味しながら検討を進めていきたいというふうに思っております。 ○委員長 髙森委員。 ◆髙森喜美子 委員 含めて、結局、リースで借りて導入するということになれば、少し時間が早いか遅いかだけのことで、そんなにめちゃくちゃ負担が物すごいというほどでもないんではないかと。つまり、年割りにすれば。それは当然これから導入していかなくてはいけないことなんで、その辺も含めて、なるべく早期に導入する方向で、ぜひとも検討していただきたいとお願いしておきます。 ○委員長 関連ですか。小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 台東区は既に特別支援学級については、タブレットを設置していただいて、非常に効果が出ているということも伺っています。先ほどのモデル校での成果も明らかに見えているというところで、やはり今、髙森委員がおっしゃったように、その導入しているところと、していないところの差というものが、子供たちの勉強の環境という意味において、恐らく差が出てしまうだろうと。子供たちは吸収早いですから、やり出したら多分早く覚えてやっていくとは思います。ただ、学年で、1年1年上がっていってしまいますので、やはりそういう意味において、今、髙森委員がおっしゃったようなスピード感というのは、次の台東区の人材をどう育てていくかという、2020年を待つのか、早期に補正予算を組んで2020年の次期の学習指導要領の改訂にしっかりとスタートが切れるのかというのは、そこは大きな次のステップの差になっていくんではないかなというふうに思っています。やはり導入に当たっては、教える側の人材という課題もあるかとは思いますけれども、そこは子供たちのために大人が努力をしていく、労を惜しまないというところは、大事なここは一つのターニングポイントにこれからなっていくんではないかなというふうに思いますので、そこについては、ぜひ早期に取り組んでいただきたいということを強く要望させていただきます。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 あくまでも個人的意見なんですけれども、先進的に世界では韓国が大分進んでおりまして、その韓国の中でも検証が進んでいまして、それが要するに効果があるのか、効果がないのかという、韓国でも両論があるということで、私自身は、ちょっとアナログ人間なので、どうかなという。片や、子供たちの読解力がなかなか厳しい状況だという見識も出ておりまして、これというのは、コミュニケーション不足というんですかね、自分の気持ちを人に伝えるとか、だから、今、台東区の教育委員会の方は慎重に進めていらっしゃると思いますし、早急に進めていくんだという考え方も私は否定はしないんですけれども、私的には生まれた育ち柄というんですかね、土地柄というか、私はそういう下町で育ってきましたので、本当に人と人との触れ合いを通しながらしっかりとした人材を育てていただきたいなという、ICT教育を否定するものではないんですけれども、その辺も踏まえながら慎重に進めていっていただきたいなと、個人の意見として述べさせていただきます。 ○委員長 早川委員。 ◆早川太郎 委員 それでは、316ページ、東浅草小学校大規模改修、この間、区民文教委員会でご報告があったのは聞いていますが、特にそのとき、いろいろご発言もなかったようなので、ここでやらせていただきます。今までこの件に関しては、一般質問で木下委員がなさったり、石塚議員が校庭の件をなさったりとかしているので、そこもしっかりやっていっていただけるんだろうということもあり、そこは抜いた形で質問させていただきます。  先日、蔵前小学校の内覧会、見に行かせていただきまして、改築された施設を見て、本当にすばらしい施設だなと。多分見ていた議員全員が思ったんではないかなと思います。それこそ再生可能エネルギーも太陽光だけではなくて、地熱発電を使っていたりとか、オープン教室に関しても、しっかり閉じられるときは閉じられるし、みんなで広く使えるところには広く使えるという廊下の配置があったりとか、あと、ちょっと座れるスペースがあったりとか、あと、階段のところの間ぐらいのところに、ちょっと発表ができるような広間というんですかね、とかいうのがあったりと、本当にすばらしいなと思って見せていただきました。私も寺田委員もそうですけれど、母校である東浅草小学校も大規模改修されるので、本当に期待でいっぱいなんですが、ただ、改築ではないし、復興小学校でもあるので、それなりに制限されるということはわかっているんですが、きっと復興小学校であるという本物のレトロ感というんですかね、というのを子供たちがしっかりと感じられるような仕様にしていただけると信じていますけれど、ただ、教育施設なので、例えば今出ていたタブレット導入など、当時と明らかに違う要素も教育に取り入れられているわけですから、子供たちが今のというか、今後予想されるであろう学びの場としての最適な環境整備は、蔵前小学校に負けないよう、しっかり行っていただきたいと思うんですけれど、その辺いかがでしょうか。 ○委員長 庶務課長。 ◎小澤隆 庶務課長 委員からお話がありましたとおり、東浅草小学校は震災復興小学校でございます。意匠面だとか、構造面で特徴が見られますので、その部分に対しては配慮する形で改修を考えているところでございます。その上で、今年度行っております実施設計の中では、やはり学校現場が必要としているものは何かというところを確認し、設計に反映する形で進めているところでございます。具体的には、タブレットを利用したICT教育に対応可能な配線ができる設備を整備したりとか、あるいは、バリアフリー対応として、昇降用のエレベーターを新設したり、あるいは、だれでもトイレの設置、さらに、東浅草小学校、特色としてオーケストラがございますが、オーケストラが活用しやすいように、今まで音楽室が2階にありましたが、それを1階に移して、体育館との連携がよくなるような、そういった整備を考えているところでございます。 ○委員長 早川委員。 ◆早川太郎 委員 本当にやはり学校ですから、復興小学校の意匠的な部分もしっかりやっていただきたいですけれど、子供たちがしっかりした環境で教育が受けられるように、その辺、頑張っていただきたいと。今ある校庭に、たしか仮校舎が建つんだと思うんですけれど、あとは、体育館も改修により使用ができなくなる期間が出てくる。それは改築ですからいたし方ないんですけれど、子供たちの活動とか、安全面にできるだけ影響が出ないよう、できれば最善の努力をしていただきたいと思っていて、近所に旧田中小学校のたなかスポーツプラザなどもあるので、場合によっては、そちらの施設も活用できるようにするなどの配慮があってもいいような気がしています。その辺、どう対応していくつもりでしょうか。 ○委員長 庶務課長。 ◎小澤隆 庶務課長 校舎が使用できない期間の対応でございますが、先日、区民文教委員会でもご報告をさせていただきましたが、工期は4期間に分けて工事を行います。屋上の期間が工事期間となる前は、屋上の一部を利用したりとか、あるいは、公園課と協議をいたしまして、日本堤公園が使用できるよう調整を進めてまいりたいと考えています。さらに、委員からお話がありましたたなかスポーツプラザにつきましても、学校全体のイベントでの事前予約ですとか、あるいは、抽せん予約の後の空き時間の利用ができる調整を進めていきたいというふうに考えているところでございます。 ○委員長 早川委員。 ◆早川太郎 委員 今しっかり配慮していただけるというお話でしたが、たなかスポーツプラザも地域の方々、大分利用していただけているようになっているので、そちらにご迷惑がかかるのもどうかとは思いますが、ただ、やはり学校の問題で、しかも、改築している期間の話ですから、その辺はちょっとスポーツ振興課にもご協力いただいて、子供たちのそういったところが影響を受けないように、できるだけ努力していただきたいと、これは要望で結構です。以上です。
    ○委員長 小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 小学校費のところで伺います。  321ページ、児童・生徒の健康手帳、これが毎年、新1年生に配付されているということなんですけれども、活用状況がどうなっているのか、お聞かせください。 ○委員長 学務課長。 ◎山田安宏 学務課長 児童・生徒の健康手帳につきましては、毎年度作成して配付させていただいております。中には、いろいろな予防接種の接種歴ですとか、健康診断の受診歴とか、そういったものを書き込めるようなものとしてお配りをしております。こちらは、児童の皆さんにもそうですし、あと、保護者の皆さんにも活用していただけるようにご案内をさせていただきながら、高校生まで内容は書けるようにしておりますので、それぞれご家庭の状況にはよりますけれども、合った形で活用はお願いしているところでございます。 ○委員長 小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 6歳までは、未就学までは母子手帳にちゃんと記載ができるようにはなっているので、それを受けて、恐らく引き続き自分の健康をというところで配っていただいていると思うんですけれども、ただ単にやはり配るというだけでは、なかなか使っている方、それから、使わない方、さまざまあるかと思います。そういう中で、一つご提案したいのが、やはり今教育現場でもがん教育ですとか、健康教育ですとか、そういうものも盛り込んでいただいておりますので、できれば、健康手帳のところに記録を書けるだけではなくて、やはりそういう、せっかく文部科学省がもうがん教育ということで打ち出しているわけですので、せっかく健康手帳をより活用していく意味でも、場合によっては授業でも使えるかもしれませんし、自分の健康は自分で守る、自分でつくるという意識改革を子供たちの中からしていってほしいなというふうに思えば、やはりこの健康手帳というのは非常に価値のあるものではないかなと思いますので、その活用、それから、できればがん教育、がんというのはこういうものだというようなことが参考資料として巻末にでも添付していただいて、また健康面ですとか、喫煙のことだとか、いろいろ少し子供たちの参考になるようなものを加えていっていただきたいなと要望したいんですけれど、その辺いかがでしょうかね。 ○委員長 学務課長。 ◎山田安宏 学務課長 手帳の中身につきましては、今ご指摘いただいたような点も含めて、より充実できるところに関してはしていきたいと考えておりますので、今後検討させていただきます。 ◆小菅千保子 委員 よろしくお願いいたします。以上です。 ○委員長 ほかにはないですね。           (発言する者なし) ○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 ここで指導課長から発言を求められておりますので、ご聴取願います。  指導課長。 ◎小柴憲一 指導課長 先ほど教育総務費、スクール・サポート・スタッフの小菅委員からの支払いに関するご質問のところで、私から、報酬費と交通費というふうにご答弁申し上げました。報酬費については、人件費ではあるんですが、正式には賃金であるということ、それから、交通費につきましては、含まないというふうになっておりますので、訂正しておわび申し上げます。 ○委員長 よろしいですか。  小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 すみません、交通費は含まないけれども、交通費は出るという考えでよろしいんですか。 ○委員長 指導課長。 ◎小柴憲一 指導課長 交通費は実費ということになります。 ◆小菅千保子 委員 実費、わかりました。ありがとうございます。 ○委員長 よろしいですか。 ◆小菅千保子 委員 はい。 ○委員長 ただいまの発言については、ご了承願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第3項、中学校費について、ご審議願います。  寺田委員。 ◆寺田晃 委員 326ページの10番、学習支援講座なんですけれども、こちら、まだ委員会で報告がなかったので、30年度の状況と31年度、どのように進めていかれるか、教えてください。 ○委員長 指導課長。 ◎小柴憲一 指導課長 現在の30年度につきまして、数値的な部分で着目しておりましたのは、昨年度よりも出席率を上げるということでございました。さまざまな工夫により、現在、昨年度の例えば中学3年生を例にとりますと、昨年度54.6%の出席率であったところが、63.3%というふうに向上しております。これが十分な数字とは思ってはおりませんが、向上したというところは言えていると思います。  続いて、質的な部分として、10月に実施したアンケート調査、一部でございますけれども、生徒に対してですが、例えば指導や説明はわかりやすいですかということに対して、96.8%の子がわかりやすいと回答しているということ、自由意見のところには、先生に気軽に質問ができるなどと書いてあります。保護者に対するアンケートも多数あるんですが、設問項目の一つとして、お子様の学習意欲は高まりましたかということに関して、76.7%が肯定的な意見です。自由意見の一部ですけれども、英語の授業がおもしろく、英語の嫌悪感が減ったとか、あるいはトライの自由スペースが利用できるのはとてもありがたいですとか、あと、ご要望としてですけれども、理科や社会もやっていただけたらとか、あるいは回数をもう少しふやしていただけるとありがたいというようなご感想をいただいております。  続きまして、31年度に向けてですけれども、先ほど申し上げましたように、まだ出席率がこれで十分だというふうには認識してはいないところですので、来年度の工夫といたしまして、まず、1点目、今年度受講した子たちの受講した感想などを応募のときに載せて、こういうことで役に立ったというので、子供の声としてまずは啓発をしていくということ、それから、年度の最初に募集して、そのままいくのではなく、例えば学期ごと、定期考査ごとに再度募集をする、そして、もちろん継続して応募してもらってもいいですし、やはり自分には向いていないという子については、そこで辞退して新しい子をそこで募集するなどと、常に意欲のある子を組織して学習をさせていこうというようなことで工夫をしているところでございます。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 物すごく心地よくなりました。ありがとうございます。  どのように工夫されて出席率がよくなられたんですかね。土曜学級を避けながら、日にち的には難しいとは思うんですけれど、どのように工夫されて、その辺を教えてください。 ○委員長 指導課長。 ◎小柴憲一 指導課長 今年度、出席の状況を見ていまして、連絡がなしに何日も連続欠席をしているという生徒さんが各学年におりまして、事務局、または委託業者から個別に連絡をして、続けられますかというようなご連絡をした上で、ちょっと続けられませんということになった場合に、ご辞退いただき、そして、新たな生徒をその中に入れると。そのことによって、出席率が上がったということは、では、来年度はそれを計画的に進めていこうということで、先ほどご説明した来年度の工夫とつながっております。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 連絡をとられて、出る出ないの判断をはっきりさせていただいてと。中にはまた出られるようになったという子もいらっしゃるんですかね。 ○委員長 指導課長。 ◎小柴憲一 指導課長 ご自宅からの連絡がなく、やはり欠席が続いていたという生徒さんは、理由は親御さんから申し込みなさいと言われたので、申し込んだけれども、私は本当はやりたくはなかったというお子さんがいまして、お子さんにとってもちょっと苦痛の数週間だったのかなというふうには思っております。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 ご本人にとっても引きずらなくていい、また、全体的に見ても効率的にという。  あと、もう一つ気になるのは、そのアンケートなんですけれども、アンケートのとり方については、29年度と同じようなアンケートで継続してということですか。多少は30年度は工夫されてやられたんですかね。 ○委員長 指導課長。 ◎小柴憲一 指導課長 29年度は、毎回アンケートをとっていました。ただ、毎回アンケートをとっていくということは、生徒にとってみると、毎回の作業という感覚に陥りがちかと思います。やはりアンケートをとるということは、その目的は、子供が自分自身を振り返った上で、自己反省のもとにアンケートに答えるということが必要ですので、その教育的な効果を狙う意味からも、毎回というよりも一定時期に一定期間を振り返させるということが必要かと思い、年に2回のアンケートということを生徒たちには言っております。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 さまざま工夫されて、丁寧にやっていただきまして、また、来年度は学期ごとのお声がけもということで、物すごく期待しております。引き続きよろしくお願いいたします。以上です。 ○委員長 木下委員。 ◆木下悦希 委員 先ほど小・中学校のクーラー、全校という話だったんですけれど、柏葉中学校の第2講堂は設置されているんですか。 ○委員長 庶務課長。 ◎小澤隆 庶務課長 委員からお話がありましたのは、もともと旧台東小学校の使っていた……。 ◆木下悦希 委員 そうそう。 ◎小澤隆 庶務課長 そちらは、申しわけございません、まだ整備はされておりません。 ○委員長 木下委員。 ◆木下悦希 委員 これは整備する予定はあるんですか、それとも、全くないんですか。それと、東京都が補助金を出すというので、それは対象になるんですか。 ○委員長 庶務課長。 ◎小澤隆 庶務課長 現時点では、学校の中、柏葉中学校の体育館のエアコンが整備されているということで、現時点の計画はございませんが、また今後の動向を見ながら検討していきたいというふうに考えております。 ○委員長 木下委員。 ◆木下悦希 委員 このクーラーの設置問題が一番初めに起こったころ、小学校と中学校というと、やはり中学校のほうが部活動とか、いろいろなことで使用率が高いから、では、中学校から先にしていこうというような話がたしか流れの中であったと思うんですね。それで、柏葉中学校は第1講堂と第2講堂と、前、旧坂本小学校ですか、のころのあれがあるけれども、両方活用されているんですよね。そういう意味で、一つだけ、ぽこっと穴ぼこがあいたような形で、一つだけ残っているというのもおかしな話なんで、もうここまで来たんだったら、東京都からも多分新規予算としてとれるんではないかと思うんですけれど、その辺は努力していくつもりはありますか。 ○委員長 庶務課長。 ◎小澤隆 庶務課長 補助金に関しては、いろいろ国、あるいは都でもいろいろな形での補助金のメニューが出てきておりますので、また、それらも勘案しながら、どういった対応ができるか、検討していきたいと思っております。 ○委員長 木下委員。 ◆木下悦希 委員 それと、もう1点、いろいろ早川委員やいろいろなところから、薬物の問題がいろいろ出ていたと思うんですね。特に中学校あたりになってくると、もうかなりいろいろな、活動範囲もふえてくるし、そういういろいろな状況がふえてくると思うんですね。そういう中で、中学校としては、薬物に対しての指導とか、あれはどのように今行われている現状なんでしょう。 ○委員長 指導課長。 ◎小柴憲一 指導課長 薬物に関する指導につきましては、まず1点、毎年1回から2回あります都の事業の、ちょっと名称を忘れたんですが、外部人材を呼んで講義する中で、薬物乱用防止というのをテーマに入れて、指導している場面もございます。また、学習指導要領上では、病気の予防ということで、薬物を乱用することが病気につながっていくんだということも保健の授業の中で実施しているところでございます。 ○委員長 木下委員。 ◆木下悦希 委員 これは、外国や何かの例も含めて、ちょっと日本が島国な感覚があるのか知らないけれど、薬物に対しての啓発というのが非常におくれているという言い方なのか、甘いという言い方なのか、だと思うんですよね。もうある面では、本当に知らないうちにそれが入ってきてしまう。ダイエット食みたいな感じだとか、また、逆に親が使っていて、それを自然に流れていくというところで、私はもうちょっとそこの部分は、指導員、保護司の方を呼んで講演しているのか、警察の方を呼んで講演しているのかわかりませんけれど、非常に中学校あたりの薬物利用がふえていることは、これは現実なんですね。だから、やはりそこのところは、一つもう少し、もう1ランク上げた指導の仕方をしていただきたいなということだけ、要望しておきましょうか。 ○委員長 君塚副委員長。 ◆君塚裕史 副委員長 関連して、ぜひそこのところは、区内、谷中にある台東少年センター、警視庁の。あそこと連携をとって、各幼稚園、各小学校、それから各中学校に連絡をとりながら、その辺の情報はかなりありますので、これ、今、本当に木下委員が言ったように、大事なところで、これからの子供たち守っていくためには、ぜひそこのところは台東少年センターと連絡をとりながらやっていただければと思います。 ○委員長 指導課長。 ◎小柴憲一 指導課長 木下委員、また、君塚副委員長からご指摘がありましたように、薬物乱用防止につきましては、取り組んでいきたいと思っております。中学校では、ほぼ全ての学校がセーフティー教室という事業でした、取り組んでおります。所管の警察署と連携している学校が5校、それから、台東少年センターと連携している学校が3校ですので、今委員の皆様のご意見も校園長会に周知していきたいと思います。 ○委員長 寺井委員。 ◆寺井康芳 委員 例えば今までに具体例というのは何件かあるんですか。実際に使用したというのは。 ○委員長 指導課長。 ◎小柴憲一 指導課長 いわゆる薬物乱用防止ということで、法に反するものを乱用したというケースについては、ここ最近では聞いてはおりません。ただ、卒業生、またOBになった者が所有していて、そのOB、卒業生に近づいている中学生がいるから気をつけたらいいぞというところでの予防線を張ったという事例はあります。 ◆寺井康芳 委員 結構です。 ○委員長 よろしいですか。           (発言する者なし) ○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第4項、校外施設費について、ご審議願います。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第5項、幼稚園費について、ご審議願います。  小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 331ページのところで、ちょっと確認させていただきたいと思います。ことしの10月から無償化が始まるということで、観点を変えて、実際助成が始まるわけですが、そのときにこの私立幼稚園のさまざまな今現在行われている助成などがあるんですけれども、その辺との兼ね合いでどのように変化していくのか、教えてください。 ○委員長 庶務課長。 ◎小澤隆 庶務課長 現在の検討状況をちょっと中心にご説明させていただきます。  国では、幼児教育、高等教育無償化の制度の具体化に向けた方針というのが昨年の12月28日に開催されました関係閣僚会合で合意されて、それを踏まえまして、子ども・子育て支援法の改正案が2月12日に衆議院に提出されております。その内容でございますが、今、幼児教育の無償化、私立幼稚園に絞ってご説明させていただきますと、3歳から5歳までの子供たちの利用料を無償化すると。なお、新制度の対象とならない幼稚園、新制度へ移行していない幼稚園でございますが、それについては、新制度の利用者の上限額である月額2万5,700円を上限として無償化する。また、ゼロ歳から2歳までの子供たちの利用料については、住民税非課税世帯を対象として無償化すると。これはちょっと私立幼稚園ではあれなんですが。保護者から実費で徴収する費用、例えば送迎費でありますとか、食材料費、行事費などについては無償化の対象とはならないとしているところでございます。また、東京都においては、31年度予算で幼児教育の無償化に対応する都独自の支援策として、園児保護者負担軽減事業として、都内の幼稚園の平均保育料の月額が2万7,500円ということで、国の無償化限度額である月額2万5,700円より1,800円高いということで、保護者負担がその分残るというので、差額分を補助するというふうにしているところでございます。これによりまして、区内の私立幼稚園で移行していない幼稚園は、月額の保育料の2万7,500円までが負担軽減されると現時点では想定しているところでございます。           (発言する者あり) ◎小澤隆 庶務課長 失礼いたしました。今区でいろいろ出させていただいている国の補助金、あるいは就園奨励費ですとか、あるいはその他の補助金については、それに伴いまして、今回の無償化に伴いまして、なくなるということになります。 ○委員長 小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 そのなくなった場合の、今までたしか区では1人当たり7,700円ぐらいでしたかね。そうすると、その辺の区の負担というのはなくなるということでよろしいんでしょうか。 ○委員長 庶務課長。 ◎小澤隆 庶務課長 実施化に向けた費用負担については、国が2分の1、都が4分の1、区が4分の1という負担になるということが決定しておりますので、区の負担はそれに応じて生じるということになります。 ○委員長 小菅委員。
    小菅千保子 委員 区の負担が生じるというのも、この間、歳入のところでもあったと思うんですが、逆に、奨励費とか区で負担している分がありますよね。そういうものが、たしか1人当たり7,700円ぐらいだったかと思うんですが、実質それがなくなるわけですよね。それは幾らぐらいになりますか、総額。 ○委員長 庶務課長。 ◎小澤隆 庶務課長 ちょっと総額についてはまだ積算ができておりません。申しわけございません。 ○委員長 小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 わかりました。  では、いずれにしても、父兄にとって、PTAの方にとっては、負担が軽くなるということなんですが、実質、やはり区の負担分が出てくるというところで、そこについては、引き続き、先ほども区長会でも声を上げていただいているというお話がございましたが、私どもでも頑張って声を上げてまいりたいと思っております。以上です。 ○委員長 幼稚園費はよろしいですか。           (発言する者なし) ○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第6項、児童保育費についてご審議願います。  小髙委員。 ◆小髙明 委員 341ページ、こどもクラブ運営ですね。子育て支援のところで、こどもクラブの指導員の問題については議論がされていると思います。そこでは、今までは専門指導員を含む2人体制だったのが、無資格でも指導員1人でいいと、こういう方向に今、国で動いていると。これに対して、うちの秋間議員がそれは問題だということで、区としてきちんと現行体制を守れと、こういう質問をしていると思うんですね。これに対しては、法改正を動向を注視すると、いつものパターンといえばいつものパターンの答えが出てきているんだけれど、先日、インターネットの中で、家庭教師のトライ、行政事業、蔵前小学校学童スタッフ無資格オーケーという、こういう募集広告を見つけたんですよ。となると、区で動向注視というふうに答弁をしているんだけれど、現実には現場のほうでこのように動いているというのがどうなのかというところで、区としてはこういう状況をつかんでいるのか、それとも、こういう条件でもう既にオーケーを出しているのか、その辺ちょっとはっきりさせていただけますか。 ○委員長 放課後対策担当課長。 ◎福田兼一 放課後対策担当課長 資格につきましては、全ての者が資格を持っているということではなくて、資格を持っている人数等も指定をさせていただいておりますので、恐らくトライのほうで募集があったというのは、資格を持っている人員は確保した上で、その他の職員の募集をしているんではないかと考えております。 ○委員長 小髙委員。 ◆小髙明 委員 どちらにしても、現行から見ると後退するというふうに我々は見ているわけですよ。だから、そういった点では、やはりその辺のところをしっかりとやっていく上では、こういう方向がいいかどうかはちょっと疑問があるという点だけ申し上げておきます。 ○委員長 小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 児童保育費のところで、保育園の件で伺います。  以前からやはり保育園のお母さんたちからおむつの持ち帰り、要するに排せつした後のおむつの持ち帰りということの声をいただいています。いまだに公立の場合には、お母さんたちが買い物をした荷物と子供と、それから、いわゆる使用後のおむつを持って帰るというところで、非常にお母さんたちからすると不便感、荷物が多くなって大変だ。それと、まだ冬場はいいんですけれど、夏場はどうしても衛生的な問題もあるんではないかなというところで、やはりできればこれは保育所などで、持ち帰りということではなくて、園内で処分をしていただくというような方向性をぜひお願いしたいというお声を以前からいただいております。この辺について、何かお考えの点ございましたら教えてください。 ○委員長 児童保育課長。 ◎佐々木洋人 児童保育課長 ただいま委員からお話がございました件につきましては、これまでも議会からご意見をいただいているところでございます。また、区立の保育所で実施している第三者評価、こちらの利用者調査におきましても、そのような要望はいただいているというところでございます。区立の保育園におきましては、長年持ち帰っていただくという運用をしておりました。ただ、最近になりますと、近隣区でも園処理、園での処分をするというような動きも出ているところでございます。これらを踏まえまして、現在、運用についての課題を整理しまして、区立の保育所ではどのような運営をするべきであるかということを園長会などで、今検討を進めているところでございます。 ○委員長 小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 自分の汚物は自分で持って帰れよというのは、それはあるかと思いますが、では、大人もそうかというと、大人はちゃんと場所があって、きちんと排せつをできるわけですから、やはり保育園の子供たちのお母さんたち、仕事から帰ってきて、当初は子供さんの健康面を確認するという意味もあったと思うんです、やはりそういう意味がね。ただ、今実際に園の先生方も忙しい中で、やはりわざわざそれを何々ちゃんと名前を書いて、袋に入れて、その汚物の容器の中に入れてとっておくというのも、逆に先生方にとっても負担ではないのかなというふうに思うんですね。中には、たまたま間違って入れてしまう場合だってあるかもしれないし、何人も子供さんのおむつをかえたりしている中でね。そうなったときに、排せつ物の処理に関しては、やはり園で処理をしていただくというのがこれからはいいんではないかなというふうに思いますので、そこについては園処理ということで要望させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○委員長 ほかに。  髙森委員。 ◆髙森喜美子 委員 いろいろな要望はあるというのはわかりますが、おむつをしている年齢というのは、せいぜい2歳いっぱいぐらい、3歳になっておむつがとれるという、そういう状況になるんではないかと思うんですね。そういう中で、ゼロ、1、2歳というのは、保育士さんもかなり十分に、1人当たりの子供の数が少なくて、充当されていると思うんですね。ですので、そこはやはり親御さんとのコミュニケーションもありますし、何でもかんでも全て保育園でやるべきなのかどうなのかという判断は、これはもう少ししっかりとやっていっていただければなというふうに私は思いますので、要望しておきます。 ○委員長 堀越委員。 ◆堀越秀生 委員 ちょっとおむつ関連、いや、質問する気なかったんですけれど、確認したいなと。他区でいろいろやっているところもあるというんですけれど、それで、先ほど小菅委員もおっしゃっていた、昔は健康の管理とか、いろいろあったと。それは私もそういう年代なのでわかっているんですけれど、例えばこれ、他区の事例とかで園で処理した場合、特に3歳以下というか、おむつを使用している2歳半ぐらいまでの子の健康というのは、お母さんからすれば、園できょう何回したのかとか、例えば帰ってみたらちょっと体調が悪くて、緩かったとかいうときに、では、園ではどうでしたかとか、そういう、当然自分の子供の健康管理、また、風邪を引いたときなどは、もっとさらにいろいろそこの情報を密にするわけではないですか。その辺の連絡というのは、園で処理するようになった区は、どのように、何か連絡帳みたいので、2回しましたとかやっているのですか。それ、そんなことは逆に手間かかってできていないはずだと思うんだけれど、やっているんですかね、やはり。 ○委員長 児童保育課長。 ◎佐々木洋人 児童保育課長 基本的に園児の健康管理というのは、かなり気を使ってやらなければいけない事項ということで認識しておりますので、仮におむつを園で処分したとしても、特に小さい子の場合は、連絡帳などでまめに保護者との、保育士との情報交換はさせていただいているので、そこにそごは発生はしていないという認識ではおります。 ○委員長 堀越委員。 ◆堀越秀生 委員 わかりました。そういうことであるならば、あとは役所のほうで精査されているということなんで、汚物処理の手間はどうかという話で、そのお子さんの健康状態の連絡とかいうことについて支障がないということであれば、その辺は了解しました。ちょっとその辺が心配だったので、聞いただけです。 ○委員長 よろしいですか。           (発言する者なし) ○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第7項、こども園費について、ご審議願います。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第8項、社会教育費について、ご審議願います。  小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 347ページの6番、家庭教育の振興というところでお伺いをしたいと思います。  基本的にこの家庭教育学級というのは、私たちも子育てしているときには、自分の学校で役員さんがテーマを決めて、また実施をしていくという、どちらかというとPTA主導型で進められている講座だとは思います。ただ、そういう中で、今、最近やはり災害ということが危惧される時代になってまいりました。そういう中で、地域の防災訓練ですとか、さまざま町会、地域でやっていますけれども、なかなかこの年代のお母様やお父様に災害時に訓練に出てきていただけるというのが非常に、もちろんお仕事をされているということもあるかとは思いますけれども、日曜日であってもなかなか来ていただけないというのが今実情ではないかなと思います。そういう中で、できれば、この災害時の家庭内での約束事、お母さんと子供たちがいざというときに、ばらばらで学校にいたり、下校途中であったり、さまざまな状況があると思います。実際、東日本大震災のときも、バス通学をしているお子さんがバスに乗っていて被災をした。そのときに、バスから全員おろされてしまって、その1年生の子はどうしたかというと、やはりお母さんと約束事が決めてあったので、決めてあった道を真っすぐ帰ったんですね。お母さんもその決めてあった道を通って、子供さんを迎えに出ていましたので、会うことができた。本当に細かいことですけれども、やはりいざというときにどういう行動をとるかということを家庭の中でしっかりとまずしておく必要があるのではないかというふうに思っています。やはり171という番号も言われていますけれども、では、実際、子供たちが最近は公衆電話が使えないとか、いろいろな話があります。そういう中で、家庭教育というのが非常にやはり災害時対応についても大事になってくるのではないかなと思ったときに、できれば3年に1回ぐらいでも、この家庭教育学級のテーマの中にぜひ災害時の対応ということを家庭内での話題に上げてほしいということでテーマの提示、案という形でも結構ですので、のせていただけないかなということを要望させていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○委員長 生涯学習課長。 ◎吉本由紀 生涯学習課長 家庭教育学級につきましては、委員おっしゃったように、まず自主的な学びの場ということで、学習の機会を提供させていただいております。その中で、長い、昭和39年度から始まっておりますけれども、テーマを決めるのがなかなか難しいということで、その辺の負担感の解消ということで、共通テーマというものを定めさせていただいたりだとか、あと、自由テーマでいいですよというところで、いろいろなテーマ自体も考えていただくような仕組みをしております。そんな中で、今年度、駒形中学校さんで災害をテーマにした家庭教育学級を開かれておりまして、その中で、危機・災害対策課の職員も協力していただきまして、助言講師として参加していただきまして、確かに今おっしゃったような家族としての避難の際の集合の仕方だとか、そういったことを考える場になったと、大変参加してよかったという感想もいただいております。家庭教育学級が終了いたしますと、担当者を集めた情報交換会をしているんですけれども、その中で、大変、家庭教育学級の内容がよかったということで、ほかの学校さんにも周知をしていただいたところでございます。テーマをこちらからこれに限定してというのはなかなか難しいんですけれども、よかった講座、よかったテーマということで情報提供させていただくことで、ほかの学校さんにもやっていただけるような進め方はしていきたいと思っております。 ○委員長 小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 わかりました。先駆的に駒形中学校でやっていただいていたというところで、非常にうれしく思います。やはり同じ避難所にいても、東日本大震災のときも1週間、親と子が会えなかったという話を伺っています。やはり同じ避難所の中にいても、例えば滑り台のところに10時から15分立っているからね、3時から15分待っているからねという、そういう具体的な約束事を決めておくことで、それと同時に、いざというときに、もし私、お母さんに会えなくても、避難所にいる大人の言うことを聞くように、指示を仰ぐようにという、非常に子供の不安感を少しでも軽減するような、1人でも自分の身を守れるような知恵というのは、やはりこういう家庭の中で伝えていってほしいなというふうに思っておりますので、そういう意味では、この家庭教育学級の場をかりて、そういう形で進めていただければということを強く要望させていただきます。よろしくお願いいたします。 ○委員長 ほかはよろしいですか。  堀越委員。 ◆堀越秀生 委員 348ページの台東区映像アーカイブでちょっとお聞きします。  この間の総務管理費の学校跡地のところの旧坂本小学校の件で、東京藝術大学の映像の方々と連携してやっていくということが具体的にもうこういう公の場で一応、それが最終的に全部まとまるかどうかというのはもちろんいろいろ、議会の判断もあると思うんですけれど、一応行政側としてはそういう考えを持っているということがお話しされたので、ちょっと今後のことについて、予算であるので、お聞きしたいんですが、仮に坂本小学校の跡にそういう東京藝術大学の映像に関する研究されている方たちが来たときに、この今まである、例えば台東区の映像アーカイブとか、台東区が既存で持っているいろいろな財産、これは何か東京藝術大学の方々とこういう形でやっていきましょうとか、そのようなお話というか、プランがあるのか、これからまだ全然、そういうプランがなくて、先に東京藝術大学の方々が来て、その後いろいろ考えましょうということなのか、何かそういう全体的なビジョンみたいなものは何かありますかね、この映像については。 ○委員長 用地・施設活用担当課長。 ◎原島悟 用地・施設活用担当課長 東京藝術大学との協議の関係で、私からお答えさせていただきます。  現在東京藝術大学とは、横浜市にある大学院映像研究科の移転というところを視野に入れて協議しているところでございまして、そちらが来ることによる効果ですとか、そういったものについて協議を進めているところです。庁内につきまして、どういった所管課と連携していくかというような具体的なところも現在並行して検討しているところでございますので、現状、まだ固まっているところ、ここでお答えできるというところはないという状況でございます。 ○委員長 堀越委員。 ◆堀越秀生 委員 今ここで答えられないということもあるということなんですが、要は私が言いたいことは、東京藝術大学さんはやはり地元の冠たる、世界に冠たる、日本だけではなく、世界に向けて名もある学校ですし、日本の芸術をリードする大学でありますので、そこと組むと、一見、金看板がついたみたいに、では、東京藝術大学とやればもう何か地元の人も反対しないだろうというような話ではなく、東京藝術大学誘致がありきではなくて、東京藝術大学を誘致するのはどういう意味があるのかと。しかも、映像というものに特化しているわけだから、映像研究科の東京藝術大学が台東区に来る、そのストーリーというかな、それがやはり必要だと思うんですよね。だから、これから今、そこの部分を詰めていらっしゃって、まだ言えないこともあるということなので、ぜひ東京藝術大学が来る、その後に、これから映像について研究していきますではなく、このアーカイブも含め、その他、またいろいろ台東区の持っている資料ありますよね、文化的な、歴史的な。そういったものもこういう形で東京藝術大学とタイアップして、台東区の行政と東京藝術大学が連携することによって、こういう効果があるから、旧坂本小学校跡地に誘致するんだと、そういうストーリーをぜひつくって、議会に報告していただきたいと先に言っておきます。要望。 ○委員長 よろしいですか。           (発言する者なし) ○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第9項、社会体育費について、ご審議願います。  寺井委員。 ◆寺井康芳 委員 何ページではないんですが、リバーサイドスポーツセンターの陸上競技場、それからテニス場、それの改築計画というのは以前から聞いてはおりますけれど、具体的に、では、いつごろとか、そういうのはまだ全く決定はしていないんですか。 ○委員長 スポーツ振興課長。 ◎櫻井洋二 スポーツ振興課長 具体的に何年度に終わるというのはまだこれからなんですけれども、現行は、整備に向けた構想、また計画に向けて、今検討を進めているという状況でございます。 ○委員長 寺井委員。 ◆寺井康芳 委員 やはり一応、大体、では、計画決定はいつごろにまでに決定する、いつごろから工事着手するという、この具体的な日にちを決定していかないと、なかなか事は進んでいかないんではないんでしょうか、どうでしょう。 ○委員長 スポーツ振興課長。 ◎櫻井洋二 スポーツ振興課長 今、委員ご指摘のおっしゃるとおりだとは思っておりますので、スピード感を持って、これからそういったスケジュール管理も含めまして、進めていきたいと思います。 ○委員長 寺井委員。 ◆寺井康芳 委員 要望ですけれど、例えば、では、31年度中に計画を決定するとかいう、そういうことを会議で決めながらやっていっていただきたいなというふうに、私が議員をやめてから何年後にできるのか、楽しみにしておりますので、よろしくお願いします。 ○委員長 よろしいですか。ほかにはよろしいですか。           (発言する者なし) ○委員長 以上をもって、本項について審議を終了させていただきます。  第8款、教育費について、審議を終了いたしましたので、本款について仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、本款については、仮決定いたしました。  理事者が席を交代しますので、少々お待ちください。           (理事者、席を交代) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第9款、諸支出金について、ご審議願います。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 以上をもって、本款についての審議を終了させていただきます。  本款について仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、本款については、仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第10款、予備費について、ご審議願います。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 以上をもって、本款についての審議を終了させていただきます。  本款について仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、本款については、仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 以上で歳出全部の審議を終了いたしましたので、歳出について、仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、歳出については、仮決定いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
    ○委員長 昼食時となりましたので、ここで休憩したいと思います。午後は1時ちょうどに再開いたしますので、よろしくお願いいたします。           午前11時54分休憩           午後 1時00分再開 ○委員長 ただいまから予算特別委員会を再開いたします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 これから特別会計の審議に入りますが、審議の方法については、各特別会計ごとに歳入歳出を一括して審議、仮決定することで既にご了承いただいておりますので、よろしくお願いいたします。  平成31年度東京都台東区国民健康保険事業会計予算について、ご審議願います。  伊藤延子委員。 ◆伊藤延子 委員 国民健康保険料、都道府県化のもとでかなり今回も高くなるかと思うんですけれども、昨年と比べてどれぐらい高くなるかをちょっと教えてください。 ○委員長 国民健康保険課長。委員会でやっているので、簡単にお願いします。 ◎鈴木慎也 国民健康保険課長 先日、台東区の国民健康保険運営協議会に諮問をさせていただきました。その際の引き上げでございますけれども、年間で1人平均3,186円の引き上げとなります。 ○委員長 伊藤延子委員。 ◆伊藤延子 委員 年々値上げになっているという状況のもとで、やはり一般財源から入れることをまず私たちは毎回言っているわけですけれども、この中で、一番の問題が均等割の問題が非常に大きいということで、区長会とか、いろいろなところでもこの均等割については負担が多いということを言われているところですけれども、この均等割を一般財源から入れる、子供さんたちへの均等割を入れるとしたら、どれぐらい、何人でどれぐらいになるでしょうか。 ○委員長 国民健康保険課長。 ◎鈴木慎也 国民健康保険課長 12月の段階の子供の数ということ、18歳までのということであれば、30年度の料率ということで、大体2億2,000万円という試算ができております。 ○委員長 伊藤延子委員。 ◆伊藤延子 委員 ここにも計上が2億2,000万円の計上というか、あることで、わかりました。そういうことですね。これ、要するに国民健康保険に入っている方たちが半分以上は年金の方、あとは、非正規雇用の方が、あと、自主経営の方たちですかね、自営業の方たち、そういう中では、本当にこれらが負担になっているというのは皆さんが承知のことと、一般質問でもさせていただきましたので、内容については繰り返しませんけれども、こういう意味で、本当に皆さん、区民への負担が多くなるということでは、私はこの会計には反対をしていきたいと思います。 ○委員長 よろしいですか。           (発言する者なし) ○委員長 国民健康保険事業会計については、これをもって審議を終了し、仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、国民健康保険事業会計については、仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 平成31年度東京都台東区後期高齢者医療会計予算について、ご審議願います。  伊藤延子委員。 ◆伊藤延子 委員 後期高齢者医療については、今回、9割軽減と5割軽減、これらが軽減、さらに8.5と7.5に変えられるという中での影響をもう一度、何人の方にどれぐらい影響があるかということをもう一度教えてください。 ○委員長 国民健康保険課長。 ◎鈴木慎也 国民健康保険課長 先日の保健福祉委員会でもお答えさせていただいた部分ではございますけれども、9割減の方が来年度から8割減となります。その影響でございますけれども、1月1日現在の被保険者、9割減の方が約4,760名いらっしゃいます。引き上げ、4,300円、年間で上がるような形でございます。トータルとしますと、区の会計上、約2,000万円という試算が出ております。以上でございます。 ○委員長 伊藤延子委員。 ◆伊藤延子 委員 これについても、委員会の中でも話しましたけれども、やはり高齢者の方の負担がふえています。ここで見ますと、一般とあれですね、普通徴収の方の要するに繰り越しというか、払っていない分というのはどれぐらいになりますかね。この113ページで、滞納繰越分のこの普通徴収の保険料が45%の方がこれは払えないと、その年度内に払えないということになるんでしょうか。これは違うのかな。 ○委員長 国民健康保険課長。 ◎鈴木慎也 国民健康保険課長 後期高齢者の収納率全体で申し上げますと、約99%近い収納率でございます。 ○委員長 伊藤延子委員。 ◆伊藤延子 委員 年金から引かれますので、払えていない方は少ないということが……。           (発言する者あり) ◆伊藤延子 委員 そうですね。だから、そういうことですけれど、いずれにしても、区民への負担が多くなるわけですから、これらについても反対してまいりたいと思います。 ○委員長 後期高齢者医療会計予算については、これをもって審議を終了し、仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、後期高齢者医療会計予算については、仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 平成31年度東京都台東区介護保険会計予算について、ご審議願います。  伊藤延子委員。 ◆伊藤延子 委員 ここでちょっと質問、一つしておきたいと思います。  168ページのところで、これも滞納分の普通徴収保険料がありますけれど、何人の方で、どれぐらいになるかを教えてください。 ○委員長 介護保険課長。 ◎西澤栄子 介護保険課長 委員のご質問は、保険料の滞納者数ということでお答えさせていただきます。平成30年8月末現在のデータでございますけれども、1,958人となってございます。 ○委員長 伊藤延子委員。 ◆伊藤延子 委員 1,958人という数は、非常に多いのではないかと。もう1回質問させてください。  166ページに4万269人ということですね、ことしの見込みの数があります。そういう中での1,958人というのは、率にすると、この前伺ったところでは4.2%ということですけれども、やはりこの方たちが払えない。払えないということは、短期証というか、実際に受けるときには、受けられなかったり、あとは、個人負担がふえるわけですから、そういう意味では、きちんと払える額にする必要があるのかなと思うんですね。ここでいう14段階の中で、少ない方たちが実は払えていないという状況もありますので、これらについては、きちんと払わなくてもいいというのはおかしいか、きちんとしたことをしていただきたいなというふうに思います。           (「反対ね」と呼ぶ者あり) ◆伊藤延子 委員 はい。そういうことで反対をしていきます。 ○委員長 介護保険会計予算については、これをもって審議を終了し、仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、介護保険会計予算については、仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 平成31年度東京都台東区老人保健施設会計予算について、ご審議願います。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 老人保健施設会計予算については、これをもって審議を終了し、仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、老人保健施設会計予算については、仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 平成31年度東京都台東区病院施設会計予算について、ご審議願います。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 病院施設会計予算については、これをもって審議を終了し、仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、病院施設会計予算については、仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 これをもって、本委員会に付託されました一般会計予算及び各特別会計予算の審議を終了いたします。  これより採決に移りますが、本年は、審議の締めくくりとなる総括質問がありませんので、採決に先立ち、ここで各会派の代表の方に各議案に対する賛否の意見を伺いたいと思います。  自由民主党さん。髙森委員。 ◆髙森喜美子 委員 自民党は、一般会計ほか、特別会計全てについて賛成いたします。以上です。 ○委員長 たいとうフロンティアさん。 ◆木下悦希 委員 たいとうフロンティアは、今回の一般会計予算、これについては、骨格予算ということで、いろいろ審議内容等、検討させていただきました。今までの決算特別委員会の意見や、また各委員会の意見等々について、今回の予算審議の中でいろいろ工夫されているのが見えましたので、これと特別会計については、賛成させていただきます。以上です。 ○委員長 公明党さん。 ◆小坂義久 委員 公明党を代表しまして、本委員会に付託されました平成31年度一般会計予算ほか五つの特別会計について、いずれも賛成の立場から、ちょっと少々意見を述べたいと思います。  この31年度予算は、3月に区長選挙、また区議会議員選挙を控えているということで、政策的な新規、充実事業の経費については計上を見合わせたという中で、一般会計予算は995億円ということで、前年度比11億円の減となった。一方、歳入の根幹が特別区税が約223億円、特別区民税の増により約8億1,000万円ふえたことは、これは喜ばしいことというふうに感じています。国の制度改正の対応に要する経費とか、区民サービスに影響を及ぼさないよう平成30年度に計上されている既定経費、緊急性や継続性により実施しなければならない事業の経費について、引き続き計上されているところが今回の今年度の予算の特徴であると私は思われます。今回、我が党は、小菅委員、寺田委員、そして私と、さまざま発言させていただきました。今予算において、私たちの発言について、十分酌み取っていただきたいと念願いたします。あしたからまた皆様と一緒に新しい台東区を建設するため、我が会派としても全力で頑張ることをお誓いしまして、意見表明といたします。 ○委員長 つなぐプロジェクトさん。 ◆早川太郎 委員 今、それこそ各委員からお話ありましたけれど、今回の予算に関しては、新規、充実分は含まれておりませんけれども、例えば保全計画など、その計画でしっかり予定されている事業というのはしっかりと事業化されていますし、あとは、昨年同様の区民サービスを維持できる予算と、しっかりした予算となっておりますので、つなぐプロジェクトといたしましても、一般会計を含む特別会計の予算に関して賛成したいと思っております。以上です。 ○委員長 日本共産党さん。 ◆小高明 委員 共産党ですが、一般会計、そして国民健康保険事業の特別会計、後期高齢者医療の特別会計、介護保険の特別会計、この4案については、反対をいたします。区長の基本姿勢も含めて、やはり区民の暮らしと命を守る防波堤としての役割をしっかり果たしていないという点も含めてありますので、詳細につきましては、総括討論も委員長報告もないということなので、反対討論をさせていただきたいということで、よろしくお願いいたします。 ○委員長 以上で、各議案に対する各会派の意見は終了しました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 それでは、これより採決いたします。  初めに、第5号議案、平成31年度東京都台東区一般会計予算について採決いたします。  本案については、挙手により採決いたします。  本案について、原案どおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。           (賛成者挙手) ○委員長 挙手多数であります。よって、本案は、原案どおり決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、第6号議案、平成31年度東京都台東区国民健康保険事業会計予算について採決いたします。  本案については、挙手により採決いたします。  本案について、原案どおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。           (賛成者挙手) ○委員長 挙手多数であります。よって、本案は、原案どおり決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、第7号議案、平成31年度東京都台東区後期高齢者医療会計予算について採決いたします。  本案については、挙手により採決いたします。  本案について、原案どおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。           (賛成者挙手) ○委員長 挙手多数であります。よって、本案は、原案どおり決定いたしました。
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、第8号議案、平成31年度東京都台東区介護保険会計予算について採決いたします。  本案については、挙手により採決いたします。  本案について、原案どおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。           (賛成者挙手) ○委員長 挙手多数であります。よって、本案は、原案どおり決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、第9号議案、平成31年度東京都台東区老人保健施設会計予算について採決いたします。  本案については、原案どおり決定することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、原案どおり決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、第10号議案、平成31年度東京都台東区病院施設会計予算について採決いたします。  本案については、原案どおり決定することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、原案どおり決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 それでは、事務局次長に委員会審査報告書を朗読させます。  なお、年月日、委員長名及び議長名の朗読については、省略いたします。           (伊東議会事務局次長朗読) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 本日の予定は、以上で終了いたしました。  これをもちまして、本委員会は全部の会議を終了するわけでございますが、終わりに当たり、正副委員長から一言御礼を申し上げます。  初めての委員長で、ふなれな進行もあり、皆様にご迷惑かけた面はありますが、各委員の進行にご協力いただき、スムーズに終わらすことができました。本当にありがとうございました。 ◆君塚裕史 副委員長 ありがとうございました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 これをもちまして、予算特別委員会を閉会いたします。           午後 1時23分閉会...