台東区議会 2018-06-13
平成30年 6月環境・安全安心特別委員会−06月13日-01号
平成30年 6月環境・
安全安心特別委員会−06月13日-01号平成30年 6月環境・
安全安心特別委員会
環境・
安全安心特別委員会会議録
1
開会年月日 平成30年6月13日(水)
2 開会場所 議会第3会議室
3 出 席 者 委員長 阿 部 光 利 副委員長 小 島 智 史
(12人) 委員 鈴 木 昇 委員 石 塚 猛
委員 寺 田 晃 委員 早 川 太 郎
委員 君 塚 裕 史 委員 青 柳 雅 之
委員 寺 井 康 芳 委員 木 下 悦 希
委員 田 中 伸 宏 議長 河 野 純之佐
4 欠 席 者
(0人)
5
委員外議員
(0人)
6
出席理事者 区長 服 部 征 夫
初めに、平成30年度台東区
総合防災訓練の実施について、危機・
災害対策課長、報告願います。
◎
川島俊二 危機・
災害対策課長 それでは、案件第1、平成30年度台東区
総合防災訓練の実施について、ご報告いたします。
資料1をごらんください。まず、項番1、目的でございます。地震による被害を最小限に食いとめるため、区民一人一人の
防災行動力の向上と区と
防災関係機関の協力・
連携体制の強化を図ることを目的として実施いたします。
次に、項番2、
実施内容についてでございます。(1)日時につきましては、26年度から秋に実施することとなり、本年度の
訓練実施日時は、10月21日日曜日、午前9時から11時30分までを予定してございます。(2)
実施地区は、竹町地区、11町会、
東上野地区、9町会を対象に、(3)会場は、
東京都立上野恩賜公園で実施いたします。
次に、項番3、
実施方針及び
訓練想定でございます。(1)
実施方針は、町会、区及び
防災関係機関の
相互連携体制の強化や
防災行動力の向上を図り、
防災意識の普及啓発を図るものでございます。(2)
訓練想定は、午前9時、東京都直下を震源とする大地震が起き、区内でも相当の被害が発生したという想定でございます。
項番4、
参加機関でございます。本日現在、資料記載のとおり、44団体の参加を予定しております。
恐れ入ります、資料の裏面をごらんください。項番5、
訓練項目でございます。資料に記載してあるとおり、現在30の訓練の実施を計画しております。基本的には、例年と同様の訓練を予定しておりますが、今後町会や
関係機関と詳細を詰め、決定してまいります。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたらどうぞ。
早川委員。
◆
早川太郎 委員 ことしの
総合防災訓練の内容、今伺ったわけですけれども、資料の裏面のところにある
訓練項目の中で、
シェイクアウト訓練というのは、新しいのか、去年もやっていたのかあれなんですけれど、この間、昨年の12月の報告のときに、都と区で合同の
帰宅困難者対策訓練の報告があって、そのとき、環境・
安全安心特別委員会で見に行った
地震防災訓練アプリを活用してみてはどうかというような話しをさせていただいたんですが、その辺は結果としてどのような感じだったんですかね。
○委員長 危機・
災害対策課長。
◎
川島俊二 危機・
災害対策課長 前回、今、
早川委員からあったとおり、本年2月5日に開催いたしました東京都との合同の
帰宅困難者訓練で初めて、この
防災アプリを使用させていただいた、
シェイクアウト訓練を実施させていただきました。今回、そちらの
登録者自体は約50名という、非常に少ない人数だったんですけれども、そちらの団体については、主に訓練で、参加しているという方がございましたので、それを登録しているのは少なかったという現状でございます。
今回初めて
総合防災訓練、区民の方を対象とした訓練でありますので、周知等もしっかりさせていただいて、少しでも多くの方、
上野公園に来なくても、実際に
シェイクアウト訓練だけでもというとおかしいんですけれども、
シェイクアウト訓練に参加していただいて、
防災意識の啓発をしていただけるような形で、今年度新たに取り組みをさせていただいて、
シェイクアウト訓練で、また
防災アプリ等の周知等もしてまいりたいと考えているところでございます。
○委員長
早川委員。
◆
早川太郎 委員 私どもは委員会で視察、見に行っているので、これはいいのではないかという話だったんですけれど、なかなかそのアプリを使ってちょっとやるということが、どれぐらい訓練になるのかと疑問に思う方もいらっしゃるかもしれないし、あと、本当に簡単な、アプリを入れてピッてなって、ちょっと入っていただくという、ただ、それでやるにしても、それだけでも効果はすごいというような話も仙台市で伺っていたので、今回は区の
総合防災訓練ですから、別にそこは
地区町会連合会にこだわらず、区民全般の方々に、年に1回、そういうところもしっかりやっていただくというのは大事なことだと思いますんで、その辺の周知をよろしくと要望して終わります。以上です。
○委員長
寺田委員。
◆寺田晃 委員 今、
早川委員もおっしゃったように、
シェイクアウト訓練、たくさんの方に参加していただいてやっていく大きな訓練の一つだとは思うんですけれども、前回は
清川地区町会連合会で
総合防災訓練、このときは
シェイクアウト訓練は含まれていなかったとは思うんですけれども、雨のため開催できなかったという、非常に残念な結果になってしまったんですが、今回、
シェイクアウト訓練を行うに当たりまして、ご存じの方は参加しやすいとは思うんですけれども、この横文字であることもありますし、ご高齢の方もなかなか理解しづらいということもありますので、その辺についてはどのように周知するのでしょうか。
○委員長 危機・
災害対策課長。
◎
川島俊二 危機・
災害対策課長 今の
早川委員、
寺田委員のほうであったとおり、手軽に参加できる訓練という形でございますので、これから町会等にも
防災訓練等のチラシを配布してまいりますので、そういったことも含めて参加しやすい、わかりやすい説明で、少しでも多くの方に登録していただいて、防災ということを意識していただけるような機会にしていきたいなと思っているところでございます。
○委員長
寺田委員。
◆寺田晃 委員 町会の方に回覧等で周知されるとは思うんですけれども、中に漫画というんですかね、
シェイクアウト訓練の絵とかも入れながらやっていただければなと思います。
また、
防災無線も活用できれば、今回竹町地区と
東上野地区ということで、
上野公園にも近いですので、
集団移動訓練というんですかね、参加、一緒に行動できない方でも、
シェイクアウト訓練を体験していただいた上で、
上野公園に直接来ていただくということもあり得ると思いますし、また、可能ならば、区民の皆さんにも、
担当地区でなくても
シェイクアウト訓練を体験していただいたり、
上野公園に来ていただいたりすることも啓発につながっていくんではないかなと思いますので、それも含めて進めていただければと思います。よろしくお願いいたします。以上です。
○委員長
青柳委員。
◆青柳雅之 委員 ちょっと関連になるんですが、委員会で視察に行った成果がこうして直接、次の
総合防災訓練に加わったというのは、もう本当にすごい成果だなと思っています。
ただ、その上で、ちょっと一言申し上げたいのは、現地で実際にお話を聞いてきた中で、
シェイクアウト訓練を
どの人たちにアピールしていったのかというような話を聞くと、やはり町会ですとか、実際に訓練に参加している人、ふだん来るような方ではなくて、学校のPTAですとか、若い層とかの人たちにウエブ上というか、実際にやっていただくんですが、そういった形で
参加意識を高めていくというような効果もあるというふうに伺っていたんで、そういう意味では、
町会ルートももちろんなんですが、小・中学校、あるいはご家族、そういった皆さんにきちんと周知していくような方向を、ぜひご検討いただきたいなというふうに思います。特に
シェイクアウト訓練という名称が、ご高齢の方にわかりづらいというご意見もありましたが、逆に若い層などは食いつきやすいネーミングだと思いますので、そういった部分を、周知にはぜひ工夫をしていただきたいなということ、それが1点です。
それと、もう1点が、
総合防災訓練という名称ですから、危機・
災害対策課だけではなくて、区全体を挙げていろいろな部署が、いろいろな場面で、いろいろなことを点検していくようなことに結びつけていただきたいなと思っているんで、特に今回、竹町地区、あるいは
東上野地区ということで、その避難経路の問題については、ぜひご検討といいますか、これは
道路管理課になるのか、あるいは土木課になるのかというところなんですが、先日の本会議でも、青鹿議員から両大師橋の問題が提言されていました。あそこは実際、あれだけの狭い歩道です。我々も
入谷地区のときにあそこで、結構な人数で行くと、本当に1人2人しか通れないんですね、幅的には。それで、反対側から、普通に自転車に乗った方などがおりてくると、ほぼすれ違えないぐらいの状況になってしまうというのが、以前から課題になっていました。ただ、その後、あそこは東京都の管轄であったりとか、あるいは構造上の問題があったりとかいうようなことがあるんですが、やはりこういう機会を利用して、それぞれの所管課に現状を見てもらうとか、何かしらの進歩を、ぜひ形だけでもつくっていただきたいなというふうに思います。
あるいは、竹町地区のほうから見える皆さんにとっては、上野、御徒町、あるいはアメ横の中なども通過してくる方がいらっしゃると思うんですが、今、せり出しの看板の問題なども、結構エリアでは問題になっていまして、そういった防災の観点からもああいった道路上にはみ出して、いろいろご商売されている問題なども、あわせて課題にしていくような視点がぜひ欲しいななどというふうに思うんですが、そういった広がりに関してはいかがでしょうか。
○委員長 危機・
災害対策課長。
◎
川島俊二 危機・
災害対策課長 今、委員おっしゃっているとおり、実際、災害があったときに避難できないと、大事故につながりますので、そういった視点も含めて
関係所管と、どのような形で当日までに向けてできるかというのをちょっと考えさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○委員長
木下委員。
◆木下悦希 委員 ちょっと、この地区はほかの地区と違う要素があるなと実は思っています。なぜかというと、
台東区役所があり、
永寿病院がありということで、そうなると、果たして地域の方の感覚として、
上野公園に避難しようという感覚と
永寿病院に流れようとか、
台東区役所に入っていけばいいんではないかとか、警察もあれば、
営団地下鉄もあると。そういう状況の中で、ほかの地区と同じような、ただ上野の山に行って、何かをしようというんではなくて、例えば
永寿病院だって、もうこういう発災になればすぐ病人を、緊急のあれをやるような訓練も当然されているし、今回のときにはやるのかどうかわからないですけれど、昔はヘリまでとまったこともありますよね。そうすると、ほかの地域と同じ訓練で果たしてどうなのかなという感じはするんですけれど、町の意識的にはどのように把握しているのかどうか。
○委員長 危機・
災害対策課長。
◎
川島俊二 危機・
災害対策課長 今、委員のおっしゃっているとおり、こちらの地区につきましては、区役所に近い、また拠点となる病院もございます。ただ、町会の方にご説明したところにつきましては、とりあえず被害が、地震が起きたときに、まず身の安全を守り、自宅が大丈夫なときは当然自宅のままで大丈夫だということもご説明しながら、今回は訓練で、他の
関係機関との連携で、そういった啓発の部分もありますので、そちらも見に来てくださいということもご説明しながら、実際の災害のときと、今回
関係機関との協力体制のものをちょっと見ていただくような形のご説明をしているところでございます。
○委員長
木下委員。
◆木下悦希 委員 今の課長の答弁だと、見に来てくださいということであるならば、では、
永寿病院のところのそういう体制のあれもやるんですね。
台東区役所のそのときの体制もやるんですか。
○委員長 危機・
災害対策課長。
◎
川島俊二 危機・
災害対策課長 今回
医療救護訓練につきましては、
永寿病院ではなくて、
上野公園の中で
医療救護のテントをつくらせていただいて、そちらで行う予定にしているところでございます。
○委員長
木下委員。
◆木下悦希 委員 何を見に行くのか。
上野公園に見に行くだけの話だろう。では、雨降ったときはどうなのか。
年寄りの方たちが
上野公園までえったこらえったこら行って、それを見に行くわけか。
永寿病院、近くだからやればいいではないか。
○委員長 危機・
災害対策課長。
◎
川島俊二 危機・
災害対策課長 一応、今回につきましては、
医療救護につきましては、
上野公園でという形のところで今、計画をしているところでございます。雨のときにつきましては、そういったことの安全も踏まえて、誘導して、
上野公園で訓練等を見学していただくような形で、今、計画しているところでございます。
○委員長
木下委員。
◆木下悦希 委員 あのさ、全てやれとは言わないけれど、やはり、ただ、
例年どおり、では、
上野公園に来てくださいよ。それで、そこでいろいろな、皆さんでそういうことをやるというのも、それは役所の皆さんとしてはしようがないことなんだろうと思いますよ。だけど、例えば、今回は公明党の方でしたか、災害のときにこんな訓練を入れたらどうだとかいう質問もありましたね。だから、やはりそういうことも含めて、少し少し変えていかないと、いや、これやります、これやります、これやります。町会の人たちは、参加される方たちは、訓練だし、しようがないな、上野の山までまた登っていかなくてはならないのかと。乾パンか何かもらって帰ってきてぶうぶう言っていて、それで訓練と言えるのかということはあるんですよ。ただ、やらないよりはやったほうがいいよ。その程度のもの、今の課長の話だとその程度の話しか聞こえないよ。答弁、もう1回して。
○委員長 危機・
災害対策課長。
◎
川島俊二 危機・
災害対策課長 今、そういった形のご意見もいただいて、少しでも実になる訓練にしていきたいと思っておりますので、訓練につきましては、今、
永寿病院等のところのことも含めて、再度また検討させていただこうと思っております。
○委員長
木下委員。
◆木下悦希 委員 やはり町の人たちは、例えばそうなったときに、
永寿病院がどういう体制になるかとか、
台東区役所がどういう体制になるかと知りたいわけですよ。私の記憶では、見たことないんではないかなと実は思っています。だから、やはり
営団地下鉄さんだってこのようにあるんだし、いろいろなあれがあるんで、自分の近くにあれば、例えば金杉地区に行けば、竜泉の方など、東京電力さんと自分で独自のあれをやって、上野まで行かなくても、ここの地下に逃げようとかやっていますよ。やはりそういうところを、いろいろ地域の方ともお話しして、やはりそれで地域の方たちが関心を持っているようなところを見せると。見せて、いざというときにどうなるかということをやられる必要があるというふうにだけは言っておきますよ。
○委員長 君塚委員。
◆君塚裕史 委員 今のお話の中で、特に東上野1丁目、要するに春日通り沿いの人たちが、よく行くと、話聞くときに、結局
上野公園まで行く途中に、御徒町の駅のところの歩道が全然狭くて、災害のときにあそこ向こうに渡れないではないかと。まして道路ががちゃがちゃになってしまったときに、何を考えているんだということをよく言われるんですよ。今回のこの訓練について、上野の山まで行くときの問題とかで、あそこのところは何かそういう話し合いをしましたか。
○委員長 危機・
災害対策課長。
◎
川島俊二 危機・
災害対策課長 まだ町会の方とは、今回のこと、こちらでやるという形だけで、訓練の詳細については、まだ町会の方とお話はしていないのが現状でございます。
○委員長 君塚委員。
◆君塚裕史 委員 今、
木下委員からもいろいろ言われたように、ぜひ、その辺のところをよく話して、防災に関しては完璧はないではないですか、絶対に。何をやったってもういろいろなものが絶対出てくるわけですから。絶対これが成功だというものもないし、どんどんいろいろなものが出てくるんで、そういう面については事細かく、ぜひ地元の方にお話ししていただいて、先ほど言われたように、病院とか、あるいはこちら側のパンダ広場、御徒町の吉池の横のところとか、その辺を反対に回っていくとか、そういうものをやはり訓練のときに、避難の順路みたいなところをしっかり、やはり出してあげるということも一つの話の中で、これからやっていくにおいて、同じことをやるよりかは、そういうことをぜひやっていただきたいと、それだけ要望しておきます。
○委員長 よろしいでしょうか。
◆君塚裕史 委員 はい。
○委員長
総合防災訓練については、ただいまいろいろな意見が出ました。再考も含めて、いま一度所管でしっかりと審議していただきたいなと、委員長からも要望させていただきますので、よろしくお願い申し上げます。
ただいまの報告については、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、台東区
防犯設備設置助成事業の平成29年度の実績及び平成30年度の予定について、
生活安全推進課長、報告願います。
◎湯澤憲治
生活安全推進課長 それでは、台東区防犯設備助成事業の平成29年度の実績及び平成30年度の予定について、ご報告いたします。
資料2の項番1、29年度の事業実績をごらんください。29年度は21の地域団体が新規設置88台、更新6台の合計94台の防犯カメラを設置いたしました。各団体の内訳は、記載のとおりです。補助対象経費となる団体の事業費は、(2)に記載のとおり、3,660万9,840円です。29年度の助成事業は、町会は、全て新規で設置いたしましたので、補助対象経費の12分の7を東京都、3分の1を台東区が補助しまして、合わせて12分の11の補助となっております。商店街は、新規の21団体は補助対象経費のうち、東京都は2分の1、台東区が3分の1ずつ補助し、合わせて6分の5の補助、更新の6台は、東京都、台東区がそれぞれ3分の1を補助しまして、合わせて3分の2の補助となっております。先ほど団体の事業費に対する補助額は、(3)に記載のとおり、東京都と台東区合わせて3,241万7,000円です。団体につきましては、補助対象経費から補助額を差し引いた419万2,840円です。
恐れ入ります、資料の裏面をごらんください。項番2の30年度の事業予定です。(1)
防犯設備設置助成事業についてです。今年度は23の団体から新規138台の設置の意向があり、現在申請を受理しています。設置のスケジュールですが、今後東京都に申請書類を提出し、補助が決定後、着工となりますので、各団体とも10月ごろから設置を開始する予定です。
防犯設備設置助成事業の概要の表をごらんください。ごらんのように、平成29年度から31年度まで新規設置に伴う東京都からの助成率が引き上げられております。現在の助成率に当たりましては、先にご説明したとおりでございます。
次に、
防犯設備設置助成事業の状況の表をごらんください。本区では、85件、963台に対して補助事業を行っております。
(2)防犯設備維持管理費補助事業についてです。平成30年度から町会負担の軽減と防犯カメラの設置促進を目的としまして、助成の範囲を拡大し、防犯カメラの維持管理費の一部の助成を行うことといたしました。助成対象は、区の防犯設備整備事業補助金を活用して防犯カメラを既に設置している44町会になります。対象費は、防犯カメラの電気料及び電柱使用料です。
助成金額ですが、下の表をごらんください。防犯カメラ1台の電気料金として、年間1,800円、電柱使用料に当たりましては、1電柱年間600円を助成します。
本区といたしましては、今後も町会や商店街の皆様に対し事業の周知に努めながら、防犯設備を促進し、体感治安の向上や犯罪発生件数の減少を図り、安全で安心できるまちづくりに努めてまいりたいと考えております。
報告は以上です。よろしくお願いします。
○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたらどうぞ。
石塚委員。
◆石塚猛 委員 この設置場所の一覧表をずっと眺めてみますと、清川地区が断然少ないんですよね。すねているわけではないんですが、清川地区というのはやはり、例えばいろは会商店街、あるいは日の出会商店街、非常にカメラが必要な場所ではないかなと思うんですね、安心安全上ですね、あるいは環境面からいいましても。やはりこれは申請によって判断をするんでしょうか。
○委員長
生活安全推進課長。
◎湯澤憲治
生活安全推進課長 申請いただいた団体につきましては、一応警察と、また区で検討いたしますが、申請していただければ受理をいたしますので、申請いただければ助成は進めてまいりたいと思っております。以上です。
◆石塚猛 委員 よくわかりました。申請してまいりたいと思います。
○委員長
田中委員。
◆
田中伸宏 委員 警察と役所で、ここはつけたほうがいいんではないかなとかいう場所は当然あるのか、ないのか、その辺はどのようになっているんですか。
○委員長
生活安全推進課長。
◎湯澤憲治
生活安全推進課長 やはり防犯カメラの設置に当たりましては、警察から町会に働きかけておりまして、それを受けて、申請を受けにくる町会もあるところでございます。また、そういう町会があった場合は、警察に連絡しまして、犯罪が多い町会等があれば、うちも働きかけるようにしてまいりたいと思っております。
○委員長
田中委員。
◆
田中伸宏 委員 要するに、防犯カメラというのは、バランスも大事だと思うんですよね。二重に撮っていてもしようがないし、いろいろな、そういうところのバランスの感覚というのはどうしても役所とか、警察とか、そういうところが関与して、指導というか、そういったものを多少していかなくてはいけないのかなと、このように思うんですよね。
そうすると、それは警察で、こういうところの理想的にここにあるというのは、どこにあるかというのは把握しているわけですよね、役所も、警察もね。そうすると、その中でバランスというのは一応、検討されているのか、されていないのかということを聞いているわけで、その点はどうなんですか。
○委員長
生活安全推進課長。
◎湯澤憲治
生活安全推進課長 その点につきましても、警察と連携して推進しております。
◆
田中伸宏 委員 推進してというのは、それを考えてやっているということね。
◎湯澤憲治
生活安全推進課長 考えてやっております。
◆
田中伸宏 委員 わかりました。
○委員長
田中委員。
◆
田中伸宏 委員 これね、このように思うんだけれど、台東区防犯設備設置助成、防犯設備の設置、防犯設備ですよね、防犯カメラ。これ、防犯設備というのはたくさんあるわけだよね、いろいろなものが。そうすると、これを考えると、全部カメラだけだよね、この資料の一面の表は。防犯カメラだけですよね、ほかにないですよね。だから、資料の後ろを見ると、あっ、防犯カメラのことかなということがわかるわけだよね。一応指摘しておきますが、要するに、これは書き方、このように書かなくてはいけないのかなと思うんですけれど、それはそのように感じるんですよ。それから、防犯カメラの所有者というのは、町会が所有するわけですよね、現実、所有権というのは。
○委員長
生活安全推進課長。
◎湯澤憲治
生活安全推進課長 町会に、所有権はございます。
◆
田中伸宏 委員 所有権になるわけですよね、全部おのおのね。
◎湯澤憲治
生活安全推進課長 はい。
○委員長
田中委員。
◆
田中伸宏 委員 そうすると、どの程度口を出せるか、出せないかというの、区と警察がどの程度そこに口を出せるか、出せないかというの、私はわからないんだけれど、そういうことなのかなと思う。そして、これは新規のものを取りつけるためには、非常に助成金とかと、100%というか、要らないよね、町会費の負担というのは。
(「一部」と呼ぶ者あり)
◆
田中伸宏 委員 多少ある、非常に少ないよね、10分の幾つで。
それから、今度それが、今度は何が言いたいかというと、更新料というのは、これは防犯カメラを交換するということか。そういう考え方でいいのか、それをちょっと。
○委員長
生活安全推進課長。
◎湯澤憲治
生活安全推進課長 更新に当たりましては、現在設置しているカメラを取りかえて、既存のコードとかを使う場合は更新という形をとらせていただいております。新規の場合は一回全部外しまして、新たに設置する場合は新規という形でとらせていただいております。
○委員長
田中委員。
◆
田中伸宏 委員 では、更新というのは、そのカメラが壊れたりなどしたときに修理費も更新になるわけね。それはどうなっているの、修理は。
○委員長
生活安全推進課長。
◎湯澤憲治
生活安全推進課長 修理については、それとは別になっておりまして、更新は新たにカメラを切りかえる場合の更新になっております。
○委員長
田中委員。
◆
田中伸宏 委員 ちょっと、何でこういう質問をさせていただくかということは、今、防犯カメラがどんどん設置されていますよね。そうすると、やがて防犯カメラの耐用年数とか、いろいろなものが来ると、重なって、その修理時期だとか、交換時期とかいうのが来るわけですよね。そうすると、予算も非常に、これからのバランスの考え方というか、区の予算とか、そういった東京都の予算とかいうのは、いろいろ急激に、時期的に来るというようなことになるから、その辺の考え方というのはやはり一応、今からきちんとそういう設置をして、そういうつくるときからこういったことを考えて、我々とすればやっていかなくてはいけないのかなと。これはこれからの課題としてあるのかなというようなことで申し上げているということでご理解いただければいいと思います。
その辺は十分、いろいろなことを総合的に考えておやりになることが賢いのかなと思うんで、余計なことかもわからない。既に考えていると思うんですけれども、一応そのように申し上げさせていただいて、僣越ですけれども、そういうことでよろしく。
○委員長
木下委員。
◆木下悦希 委員 この防犯カメラの件は、警察と町会の懇談会とかをやりますと、警察が町会の皆さんに防犯カメラの台数が非常に少ないので、町会で設置してください。それから、助成もありますよということで、町会長の中で、うちの町会もつけなくてはという形でつけ始めた町会が最近ふえています。ただ、資料のこの表でいきますと、新規とか更新の場合、29年度から31年度でストップになっていますよね。それで、こちらの、もう一個は、28年度から32年度以降ということは、これはどう読めばいいのか。31年度で終わってしまう。それで、補助の、こちらは以降も続くという見方か。
○委員長
生活安全推進課長。
◎湯澤憲治
生活安全推進課長 委員のおっしゃるそのとおりで、3年、31年度まで東京都の町会に対する12分の7の助成、商店街に対する2分の1の助成が続く予定となっております。
○委員長
木下委員。
◆木下悦希 委員 たしか議会でも、これを継続するような、ということで、議長会を通してやっていますけれど、これについては、区としてもそういう動きはしているんですか。
○委員長
生活安全推進課長。
◎湯澤憲治
生活安全推進課長 ご支援等いただきましてまことにありがとうございます。
区としては、私でも、まだ東京都に確認している段階でございまして、東京都がどのような、今後助成の継続をするかについては、今のところ把握はしていないところでございます。
○委員長
木下委員。
◆木下悦希 委員 区として要望しているかどうか。
◎湯澤憲治
生活安全推進課長 区としてはまだ要望はしていないところであります。
◆木下悦希 委員 していない。
◎湯澤憲治
生活安全推進課長 すみません、申しわけありません。機会を見て要望しているところでございまして。
○委員長
木下委員。
◆木下悦希 委員 議会と区は一体になっていきましょうね、これね。議会だけ議長会通してやっても、区で要望しなければ何の意味もない。
それと、町会はつけろ、つけろということで、新規で、助成もあるからといってつけていますよね。ただ、困ってくるのは、その維持費ですよね。これは町会費から出していっているんで、皆さん、その維持費というのが、先行き負担になってくるし、この下を見ると、電柱使用料だとかこういうのは、みんな町会が出すような形になってるんですか、それとも区で補助を出してくれるのか、ちょっとその辺がわからないんですけれど。やはり、商店街と違って、町会というのは、自分たちの町を安心安全に守ろうというんで、別にそこで、商売としてお金が発生するわけではないし、それで、町会費の収入もだんだん減ってきている中で、やはりやっていかなくてはならないという観点があるんですよね。そうすると、この新規は、終わってしまえばつけなければいいんだけれど、今までつけていたところは、維持費というものはずっとかさんでいきますよね。その場合に、もしですよ、これ東京都とか、そういうものがとまってしまった場合は、区としてはどうしようという考え方はまだないか、考えていないのか、今のところ。
○委員長
生活安全推進課長、どうですか。
◎湯澤憲治
生活安全推進課長 現在のところ、まだちょっとそこまでの検証はしていないと、今後……。
(発言する者あり)
◎湯澤憲治
生活安全推進課長 すみません、補助につきましては、今年度も行ってまいります。
○委員長
木下委員。
◆木下悦希 委員 いいです、いいです。終わってからじっくり話しましょう。
(「ちょっと1点」と呼ぶ者あり)
○委員長
田中委員。
◆
田中伸宏 委員 この防犯カメラですよね、防犯カメラで、恐らく、どこが管理しているというのは、先ほど町会が管理しているということだ。それで、町会員が実際に防犯カメラを見て、何を見るのかということだ。例えば、空き巣が、ちょっと何か盗んだような、ちっぽけなもの、玄関先に置いておいたら盗まれた。例えばですよ、それを町会員が見るとかいうのならいいですよね、見てからこうだったというの。私の想像ですけれど、大体、ほとんど恐らくこの防犯カメラを一番使っているのは警察ではないかと思うんですが。警察が町会に行ってちょっと見せてくれませんかと言って、それで使うのがほとんどであって、実際に町会さんが持っていながら、町会が見て、それをどうこうするのは、恐らくないんではないかな、少ないんではないかなと、あるいは、ということで、町会でその防犯カメラを活用して、実際の映像を見てやるというのはどういうことが想定されるのかなということ、非常に考えづらいんですよ。そういった現実をやはり踏まえると、いろいろなその中で、もっと改善しなくてはならない点が出てくるし、警察が一括管理する必要が出てきたり、いろいろな、そういったものは。
防災意識の向上ということを図れば、近隣の、その町会の中で、そういった大いに意義があるし、そうした中、総合的に、やはりこれからの課題として、いろいろな問題がこれから出てくるような、今、急にこうなっているんで、それはきちんと考えなくてはいけないのかなと思う。その点、町会で使われたというような活用されたという例があったらちょっと教えてください。
○委員長
生活安全推進課長。
◎湯澤憲治
生活安全推進課長 今のところ、私の手元には、このような町会で活用した事例はございませんが、よくある話ではありますけれど、例えば町会で落書きとか多い場合、そういうときに警察に相談する際、防犯カメラがついていますので、活用してくださいという形で、町会から情報提供する例は私は聞いたことがございます。
○委員長
田中委員。
◆
田中伸宏 委員 実際、これは非常に、きわめて運用が難しいところがあるんですよ。例えば簡単に町会員が誰でも見られるようなシステムになってしまうと、プライバシーの侵害とか、これこうだとかああだとかとなるし、そのようなことを、また活用されなければ町会が持っている意味もないし、非常にデリケートな部分はあるということはあるんですよね。これは言ってはいけないタブーなのかわかりませんけれど、今のところは、そのようなことを言う必要もないから、余り明らかにするといけないのかなと思うから、私も多少は遠慮しながら言っているんですよ、実際には。だけど、もう私は、今期で終わりになってしまうから、一応、ああいうことを言っていたなということを言っておきたいと思って。
○委員長 寺井委員。
◆寺井康芳 委員 防犯カメラを設置するころというと、10何年前からぐらいかな、特定の人しか見ることができないし、守秘義務があるしというふうに聞いていたんですが、今、
田中委員の質問の中で、このプライバシーの問題で、誰でも見られるというふうなご意見のような気がしたんだけれど。
今でも、例えば町会でも、町会長が見られるのか、あるいは見る人がいるのか、あるいは警察が行かないと公開できないのかというようなことをちょっと教えて。
○委員長
生活安全推進課長。
◎湯澤憲治
生活安全推進課長 現在も町会では運用基準というのを定めまして、町会の方は見られないような基準になって、プライバシーになっていますので、その点は見られないことになっています。
○委員長 よろしいでしょうか。
寺井委員。
◆寺井康芳 委員 というのは、これが誰でも見られるようになったら、この
田中委員の言われるように、これはもう、本当にプライバシーの問題に入ってくるんだけれど、今、聞いて、それはもう、例えば一定の、警察官とか、そういう人でないと、今でも見られないんですね。
○委員長
生活安全推進課長。
(発言する者あり)
○委員長 発言してください。
◆寺井康芳 委員 私が言っているから。
○委員長
生活安全推進課長、答えてください。
◎湯澤憲治
生活安全推進課長 運用基準に定めるとおりです。町会では見られない形になっているということです。
◆寺井康芳 委員 見られないんですね。
◎湯澤憲治
生活安全推進課長 はい。
○委員長 よろしいですか。
田中委員。
◆
田中伸宏 委員 これ、所有権が町会のものでしょう。町会のものということは、町会が決めるわけでしょう。誰でも見られるとか、見られないとかいう、それはこのように決めなさいよという権限はあるのか。それは、法律にひっかかるようだったら、もちろんそれは出てくるよ。だけど、その中の目的、基準と、それは多少設けているかもわからないけれど、法律にひっかからないことだったら、所有権は町会にあるんだから、町会の自主性でしょう、あくまでも。そうすると、その町会によって、それぞれ基準が違ってくるのを統一することはないわけでしょう、現実的には。そうでしょう。そういうことになるんではないのか。だから、見られないというのは、当然当たり前な、法的にひっかかるようなことは、これは関与できますよ。だけど、そうではない限りは、運用は非常に微妙な、デリケートな部分がありますよということを指摘しているだけの話であって、私は見られないとか、見られるとかいうことを言ってるんではなくて、デリケートなところがありますよねと言っていることを、それをきちんと考えてやらないといけないですよねということを申し上げているんだということをご理解いただければいいんだと。別に見られるからどうのこうのということではない。私の今の言っていることの意見が、お前が違っているといったら、それはちょっと言っていただければいいと思うんです。
○委員長
生活安全推進課長、ありますか。
◆
田中伸宏 委員 違っているところがあったら指摘してください。
◎湯澤憲治
生活安全推進課長 外部に記録を提供する場合は、法令に基づき捜査機関から、捜査目的で警察も照会をしているところでございます。法令に基づいて警察も照会しているところでございます。
○委員長 一つはあれですよね、町会で運用基準というのを決めて、それを見て、それに対してきちんと助成をしているということですよね。その辺のところ少しまとめて。いいですか。
◆
田中伸宏 委員 それもきちんと言わないと。
○委員長
生活安全推進課長。
◎湯澤憲治
生活安全推進課長 申しわけありません。町会のカメラの設置に当たりましては、町会で話し合いをしていただきまして、運用基準というものを必ず決めていただきまして、それを審査して、我々も助成をいたしますので、それを、うちも必ず見ますというふうにありますので、町会で運用基準をつくっていただいているところでございます。
◆
田中伸宏 委員 それが答弁だよ。
○委員長 よろしいですか。
◆
田中伸宏 委員 それでいい。
○委員長 関連ですか。
寺井委員。
◆寺井康芳 委員 私は所有権とか、どのように設置するとか、場所とかは言っていない。一番大事なことは、このスクリーンを誰でも見られるということがあったら重大問題だと言っているんですよ。助成がどうあろうと、所有権がどこにあろうと、関係ないんですよ。誰もが見られるような状態になるということだけ、私は心配して言わせていただいている。
これは、もし、先ほど
田中委員が言われたように、誰でも見られるというようなことになったら、これはえらいことだから。それを言いました。
◆
田中伸宏 委員 それはわかっている。
○委員長
田中委員。
◆
田中伸宏 委員 今、誰でも見られると言ったけれど、誰でも見られないわけだよね、それはわかった。
そうすると、その町会の中で見られる人はいるわけですか。権限を持っている町会長だけが見られるとか、防犯部長が見られるとか、その権限があるかという、そういうものはあるのかないのかということを聞いているわけ、仮に。なかったらないで、また違ってくるので。これは防犯カメラの、町会が所有する意味がないんだよ。
○委員長
生活安全推進課長。
◎湯澤憲治
生活安全推進課長 現在、私で把握している防犯カメラの、町会では、そういう町会の方が見られるところはないところではございます。
○委員長 よろしいですか。
◆
田中伸宏 委員 わかりました。それはそれで、別にだめだとかいいとかいう問題ではないから構わないんだけれど、そうすると、今度は町会がどうたらこうたらという必要、この防犯カメラの設置は警察が、むしろ役所が積極的にやるべきであって、町会云々の話ではないなというふうな感じがするのね。そういうことだったら。何もこうだった、いや、町会には許可を求めて、ここにつけますよというぐらいな中でやるしかないのかなと思っているわけですね。だから、それはちょっと、もう少しいろいろなことを考える必要があるかなというふうなことかなとこのように思っていますので、一応そういうことを含んで考えてみてください。
○委員長
青柳委員。
◆青柳雅之 委員 最近、個人の防犯カメラとか、会社とか、あるいは集合住宅でつけているようなものがあったりとか、ちょっとひき逃げ事件などがあったとしても、そういうところの防犯カメラが、マスコミベースで出たりとかいうこともあるので、誰が見られるのかということの議論というのはそんなに大事ではないのかなと思いますね。個人でつけている方は、個人が見ますし、あるいはそういったものをマスコミに提供するということもあるので、町会がつけているから、一切警察以外は見られないというのは、それも何かがち過ぎるのかなと思いますので、その辺の議論は、もう少し進めていただきたいなと思います。
私からの質問というか、意見なんですが、まずは、この防犯カメラの設置の目的の一つは、恐らく抑止力の部分だと思うんですね。ですから、これだけの数をつけたとしても、実際そのカバーできる範囲は限られていますので、防犯カメラがついていますよと、防犯カメラ撮影していますよということを周知することで、犯罪の抑止につながると思うので、この設置プラス、そういった周知だったり、あるいは店舗などでは、結構ダミーの防犯カメラを倍ぐらい入れて、それでさらなる抑止力につなげているようなこともあるので、そういった工夫もあわせてやったらどうかなと。恐らく何かしらの実績あると思いますので、その点についてご説明いただきたいのが1点。
それと、もう一つが、実際この犯罪や何かが起きたときにどうするかということを考えると、今回これ、たしか1週間程度の録画ということでもやっていますよね。私、最近、ちょっとドラマの見過ぎなのかわからないですけれど、結構起訴されて、その後に検事さんが改めて防犯カメラを確認する作業をやったりとか、あるいは裁判になって、弁護士さんが確認したりとか、それで、新たな真犯人が見つかったりとか、そういったようなものを見ると、これは多分、1週間だと、ああいったドラマとかは成立しないんですよね。そういうことを考えると、今、容量というのは、もう日に日に進化していて、恐らく数年前の容量を考えると、莫大な金額がかかったと思うんですが、今の解析、カメラの質と容量を考えると、それを、1週間を、あるいは倍にしたりとか、1カ月ぐらいにしたところで、そんなに費用負担の部分というのは変わらないような気がするんですよ。ですので、このカメラの映像の上書きの周期といいますか、その辺はもう少し延ばしてもいいんではないかなというふうに思っているんですが、その2点についてまず伺いたいんですが。
○委員長
生活安全推進課長。
◎湯澤憲治
生活安全推進課長 委員のお話にありました防犯カメラを設置した場所の抑止力ということでございますが、これにつきましては、今年度から区で防犯カメラ設置地域というステッカーを作成いたしまして、既につけている地域、または今度、新規で設置する地域に対してお渡しして、広く周知することを考えております。
続きまして、防犯カメラの録画の延長でございますが、1週間という規定に基づいてやっているところでございますが、今後事件捜査等、また犯罪形態も変わってきますので、それについては、前向きにまた検討していく必要があるんではないかなと思っております。
○委員長
青柳委員。
◆青柳雅之 委員 では、次に、この周知といいますか、募集なんですけれども、これ、ホームページを見ると、何か去年の募集は書いてあるんですけれど、ことしの募集がまだ書いていないんですよね。これは何か、今年度の募集はもう終わっているのか、これからですか。
○委員長
生活安全推進課長。
◎湯澤憲治
生活安全推進課長 本年度の町会等の方の周知につきましては、毎年7月の台東区町会連合会、区町連でまずアナウンスをさせていただきます。その後、ホームページ等に掲載させていただきまして周知させていただきます。また、今年度は、その後、夜間、来れない町会等もいることもありまして、7月に夜間の申請方法についての説明会を設けて、広く周知を行ってまいりたいと思っております。
○委員長
青柳委員。
◆青柳雅之 委員 では、ここに書いてある30年度の事業予定で、予定団体23団体というのは、もう何か固まってしまっているような感じがするんですが、これからきちんと周知して、募集するということでよろしいんですね。
○委員長
生活安全推進課長。
◎湯澤憲治
生活安全推進課長 失礼いたしました。30年度につきましては、既に申し込みは終わっているところでございまして、31年度につきまして、先ほどご説明したとおり、周知いたしてまいります。
○委員長
青柳委員。
◆青柳雅之 委員 となると、30年度の募集というのはいつ周知したんですか。ここのホームページ、私、ずっとこの間から見ているんですけれど、29年度の助成についてというののアナウンスはされているんですけれど、30年度の募集というのはいつの間にかされて、いつの間にかもう終わってしまっているということなんですか。
○委員長
生活安全推進課長。
◎湯澤憲治
生活安全推進課長 すみません、30年度の団体につきましては、昨年も同様で、昨年の7月の台東区町会連合会で周知したところでございます。
◆木下悦希 委員 ちょっと待って。
○委員長
木下委員。
◆木下悦希 委員 台東区町会連合会で周知して、台東区町会連合会から各
地区町会連合会に流れて、町会長の集まるときにもう言ってるんですよ、そこまで言ってくれないと。町会単位のは、それとフォローできるの。町会単位は、全町会に通知できるの。ホームページの部分は、町会ではなくて、商店街とかそういうところの話なんでしょう。そこを区切ってくれないと。
○委員長
生活安全推進課長、どうですか。
◎湯澤憲治
生活安全推進課長 委員のご指摘のとおりでございます。
○委員長
青柳委員。
◆青柳雅之 委員 すみません、ちょっと回りくどい言い方しましたけれど、例えば、町会一つでも、町会長さんにきちんと伝達されても、一般の住民の方が、区でこういう事業をやっていますよとなると、うちの町会でもつけてほしいという声を、町会長さんに上げていったりとかいうことがあるわけですね。ですから、町会長さんにだけその情報が伝わるというわけではなくて、きちんと広く周知していかないと、この事業自体の効果がなくなっていくのかなというふうに思うのが1点。
それと、これ結構、これだけのプレミアの補助金がついているというので、今年度が23団体でもう打ち切りというふうになってしまうと、やはり3年間かけても、そこで、漏れてしまうというか、全町会にはなかなかいかないわけですよね。これ、例えば、今まだ30年度の本当数カ月しかたっていないですけれども、この先、希望が多かった場合に年度途中でふやしていったりとか、補正予算を組んでプラスアルファをのっけていったりとか、そういった取り組みに踏み込んでもいいんではないかと思うんですが、その点いかがでしょうか。
○委員長
生活安全推進課長。
◎湯澤憲治
生活安全推進課長 防犯カメラの締め切りの関係にございましては、東京都の締め切りが毎年7月ということになっておりますので、このようなスケジュールで行っているところでございます。
また、今後そのような防犯カメラを設置する町会が多くなった場合には、また改めて検討していきたいと思っております。
○委員長
青柳委員。
◆青柳雅之 委員 というのは、どの程度の設置の割合といいますか、台数といいますか、あるいは町会数といいますか、その辺を目標にしているのかなというところだと思うんですよ。期間が余りにも短いと、先送り、先送りになってしまうんで、その辺をもう少し工夫されてもいいのかなというふうに思いますので、周知と、あるいは募集の時期と、あるいは東京都に対しても何かしらの要望を、この高い割合の助成の時期を、先ほど
木下委員からもありましたけれども、議会を通じて、あるいは所管を通じて、あるいは区長会を通じていただいて要望をかけるとか、その点の動きをきちんと、引き続きしていただきたいなということを要望しておきます。
○委員長 鈴木委員。
◆鈴木昇 委員 幾つかお伺いします。
この30年度、この23団体と、過去の、29年度までの85の補助団体、合計しての数からお伺いしたいんですけれども、現在町会として、この補助を受けていない町会は幾つあるんでしょうか。
(発言する者あり)
◆鈴木昇 委員 いや、これは商店街は入っているから。
(発言する者あり)
◆鈴木昇 委員 ありますか。ありますかね、ないですか。そういうデータはないですか。
○委員長 鈴木委員、いいんですね、今、質問でいいんですね。
◆鈴木昇 委員 はい、では質問で。
○委員長 では、
生活安全推進課長。
◎湯澤憲治
生活安全推進課長 44町会に補助をしているところでございます。それ以外の町会につきましては、まだ防犯カメラの設置はないということでございます。
◆鈴木昇 委員 44町会しかついていないんだ。
○委員長 鈴木委員。
◆鈴木昇 委員 今、先ほどまで町会の中で、北のほうが少ないんではないかとか、南に偏っているんではないかとかいろいろお話がありましたけれども、本当にこれだけ、防犯カメラをつけなくてはいけないような町になってしまったというのは、私、すごく、実は残念だし、本当に防犯カメラの抑止力というのがあるのかどうかというのは考えつつなんですけれども、共産党の秋間議員が、決算特別委員会でも質問しました、維持管理費のところも含めてちょっとお伺いしたいんですけれども、現在、電柱ではないところ、例えば町会長のお宅が比較的大きい通りに面しているから、学校の近くに面しているから、町会長とかの壁やご自宅をかりてというような件数というのは、何カ所ぐらいカメラがあるんですか。
○委員長
生活安全推進課長。
◎湯澤憲治
生活安全推進課長 現在、把握しているところで、電柱以外で、町会長とかご自宅を利用している防犯カメラにつきましては、3町会、5台の把握をしているところでございます。
○委員長 鈴木委員。
◆鈴木昇 委員 この3町会、5台というのも、防犯設備維持管理費補助事業の中に含んで補助をするということになるんですか。電柱はあれですけれども。
○委員長
生活安全推進課長。
◎湯澤憲治
生活安全推進課長 補助の対象になっております。
◆鈴木昇 委員 対象にはなるということですね。
○委員長 鈴木委員。
◆鈴木昇 委員 今、電柱は使っていないから、もちろん電柱は、使用料にはならないけれども、電気料の部分はなるんだろうなというふうに思っていました。
ある意味、町の中で効率的な防犯カメラをということで、いろいろな町会が、いろいろな場所で議論をしているのは私も伺ってはおりますけれども、その町会の中で議論して、ここにつけようとなったときに、何でうちの前についてしまったんだろうというのを後々聞いたケースも何件かありまして、そういうものが、これは町会が議論するところなので、行政が介入するものではないんですけれども、ぜひ町会の中で議論するときには、ここにつけろ、あそこにつけろというのはなかなか言いがたいですし、それは言うべきではない、介入すべきではないことなので、町会が議論するときにそういう近隣への相談、配慮というのはしていただきたいというのも、きちんとお伝えしていただければなと思っているんですけれども、ぜひ、今後やるんであれば、そういうものを進めてください。
それと、ちょっと質問の冒頭の、皆さんの意見の冒頭のところであった、カメラの偏りというのはあるんですか。例えばどのエリアが少ないとかいうような把握はされているんですか。
○委員長
生活安全推進課長。
◎湯澤憲治
生活安全推進課長 どの町会につけているというところは、うちで把握はしているところでございます。
○委員長 今の質問は偏りという、偏在ですよね。
◆鈴木昇 委員 例えば偏在的なのはあるんですか。南が多いとか、北が多いとかいうのまでは、担当課として把握はしていますか。
○委員長
生活安全推進課長。
◎湯澤憲治
生活安全推進課長 地区的には、やはり上野、浅草地区のほうが多くついているのが現状でございます。
○委員長 鈴木委員。
◆鈴木昇 委員 先ほど来、話にあるように、どこまでの抑止力があるかどうか、もちろんあと、運用の面もありますけれども、その辺しっかりと対応していただきたいと思っております。以上です。
○委員長 石塚委員。
◆石塚猛 委員 これからのことなんですけれどね、これから、確かに制約されていますし、この防犯カメラ設置というのは、かなりの人が希望しているんですが、実は、具体的に個人の人が、私に頼みに来ているんですけれども、これは個人は無理だなということはわかっています。しかし、例えば路地で、家と家の間に、そこに人が通っていて、話をまとめる能力がなくて、例えば我々に依頼が来て、ここは必要だなと私は思っているんだけれど、そういう個々の問題というのは、まだ取り上げる時期ではないですか、将来はどうですか。
○委員長
生活安全推進課長。
◎湯澤憲治
生活安全推進課長 現在のところでは町会単位の申し込みが多いところでございまして、まだ個々での相談がないところであるので、町会単位で対応しているところでございます。
○委員長 石塚委員。
◆石塚猛 委員 先の話を聞いている。
○委員長 わかりますか。
生活安全推進課長。
◎湯澤憲治
生活安全推進課長 基本的には公道を映すことがございますので、区の方針としては、町会単位で話し合っていただいて、カメラの設置、また更新をお願いしたいと思っております。
○委員長 よろしいでしょうか。
◆石塚猛 委員 かたいね。はい、了承。
○委員長
危機管理室長に、ちょっとまとめていただきたいというか、委員長から質問させていただきますが、この
防犯設備設置助成事業に関しましては、議会からも延長をお願いしております。非常に大切な事業の一つであると。先ほど委員から質問がございました、どういう場面で東京都に要望しているのかということと、あと、もし、これが打ち切りということになったらどうなるのかと、この2点について、
危機管理室長にお尋ねしたいんですが。
◎
松本浩一 危機管理室長 まずご質問の第1ですが、どういった場面で、区が都に要望しているかということでございます。
こういった助成制度、申請する際には、東京都と折衝してまいりますので、その折に、区民の皆様からこういった形でさらに延長していただきたいというようなご意見はお伝えしているところでございます。
今後ですけれども、やはり時限的に補助率が高くなっている、これは東京オリンピック・パラリンピック、そういったものがあるので、そういった機運の醸成にあわせて、町の防犯力を高めるという形でやっております。ですので、こういった勢いに沿った形で周知を、今までより、よりきめ細かに行うことによって、さらなる地域の
安全安心の向上に努めてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
○委員長 ありがとうございます。
ただいまの報告については、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、平成29年度
大気汚染測定結果について、
環境課長、報告願います。
◎小川信彦
環境課長 それでは、平成29年度
大気汚染測定結果について、ご報告いたします。
資料3をごらんください。環境基準の適合状況と推移につきまして、台東区の観測と東京都が設置しております観測局の年度単位での平均値をまとめたものでございます。
まず、項番1、二酸化窒素でございます。ディーゼル自動車などから多く排出されるもので、呼吸器障害を引き起こすと言われているものでございます。台東区では、平成15年以降、国の定める基準値を下回り適合している状態が続いてございます。
資料をおめくりください。2ページになります。項番2、浮遊粒子状物質でございます。これは、大気中に浮遊している微粒子で、ディーゼル自動車や工場などから多く排出されるもので、呼吸器疾患を引き起こすとされております。こちらにつきましても、区は、平成16年度以降、基準値を下回り適合している状態が続いております。
次に、資料の3ページをごらんください。項番3、光化学オキシダントでございます。空気中の窒素酸化物などが太陽からの紫外線を受け、化学反応で光化学スモッグの原因物質となるもので、濃度が高くなりますと、目や喉などに痛みを引き起こすとされております。こちらにつきましては、台東区では、環境基準を満たしていない状態が続いております。
資料の一番上の表をごらんください。年間平均のオキシダント濃度の変化のグラフでございますが、都も、台東区も基準値を下回っております。
次に、その下の表をごらんください。今、ご説明いたしました年間の平均では基準を満たしてございますが、夏の気温が高いときなどに、1時間当たりの計測値では基準を超える場合がございます。そのため、結果としまして、光化学スモッグ注意報の発令基準を超える状態が続いており、達成ができていないという状況でございます。
注意報の発令状況につきましては、資料の一番下に記載してございますが、平成29年では、光化学スモッグ注意報が、台東区は5日発令されてございます。
これらにつきましては、平成16年5月に大気汚染防止法が改正され、全国で光化学オキシダントの原因となる揮発性有機化合物の排出量の抑制に向けた取り組みが行われております。区でも塗料、接着剤、ガソリン、シンナーなど、揮発性の有機化合物を含有する物質を使用する工場などに対しまして、排出削減対策としまして、利用方法などの指導を行っております。今後も引き続き対策に取り組んでまいります。
また、資料の最後の4ページに、参考としまして、ただいまご報告いたしました大気汚染物質などについての説明を記載してございます。
簡単ではございますが、ご報告は以上でございます。
○委員長 ただいまの報告について、ご質問ありましたらどうぞ。
寺井委員。
◆寺井康芳 委員 これね、もう長い期間にわたって、この車の排気ガスの検査というのはやっていますよね。例えば、この区役所内でも、期間を一定にして来ていますよね、この基準値をはかりに。役所、
議会事務局へ何かでも来ていますよね、検査に。
○委員長 質問ですね。
◆寺井康芳 委員 うん。
○委員長
環境課長。
◎小川信彦
環境課長 自動車の廃棄物の調査につきましては、東京都が、三ノ輪の大関横丁に観測拠点を設けてございます。それとあわせて、台東区でも、年間に調査を、随時行ってございます。その調査、庁舎では、ちょっと今現在行っておりませんが、それは道路の近くで行っている形で行ってございます。
○委員長 寺井委員。
◆寺井康芳 委員 これはね、これは。だけど時々私、見かけるんだけれど、この役所の中を。
○委員長
環境課長。
◎小川信彦
環境課長 申しわけございません。今、恐らく委員のご質問につきましては、区、建物のビルの管理上の環境のことだと……。
◆寺井康芳 委員 うん、そうそうそう。
◎小川信彦
環境課長 申しわけございません。ちょっと私ども、そちらは把握はしてございません。
○委員長 寺井委員。
◆寺井康芳 委員 誰もいないか、きょうはいないか。
私、聞きたいのは、例えば車の排気ガス、あるいは工場の排気ガスの汚染というのは、こうやって調べるんだけれど、例えば、さまざまな、いろいろな一般企業、社内、あるいはこの庁舎内でも、そういうところで、このたばこの煙について調査していることはあるんですか。というのは、私が言いたいのは、このたばこは、徹底的に、東京都の小池知事、あるいは今、都議会でやっています、国でもやっています。この排気ガスについてというのは、この車の大気汚染の、余りこれ、個人的に言う人いないんだよね。たばこについてはもうたばこはいかん、だめだと、このように言う人はもうごまんといるんだけれど、この車の排気ガスという、人体に対する被害というのは、検査はしているんだけれどね、こうやって、言う人がいない。たばこについては基準とか、どういう基準にすればいいのかなんて私はわからないけれど、たばこについてはもう、たばこはだめだ、たばこはだめだという、これも車の大企業を中心として、その排気ガスを出している車の会社は、政治献金が多いから、議員でも余り言う人がいないのか。たばこについては、これを言う人がいるということについては、いつも私は不思議に思っているんですよ。これは私は、もちろん、このたばこの煙の害もあるけれど、車の排気ガスによって被害を受けているという、これも世界で、みんな被害を受けていると思う。この辺は、たばこについての検査という、たばこと排気ガス、そういうものは全くこれ、23区も、東京都も、国も、だめだだめだという、この医師の発表によって、それでもうたばこはだめというふうになってしまうということについて、考え方は、誰も考えていないからいいや。
○委員長 いいですかね。
木下委員。
◆木下悦希 委員 単純に、これは三ノ輪にありますよね。あるのは知ってるんですよ。何であそこに表示を出してないのか。私、あそこで、三ノ輪で測定していて、聞くのはここのものを聞くんだよね。要するに、昔は、排気ガス、どのぐらいの濃度ですとか、よく、光化学スモッグのときにやっていましたよね。何でああいうのを出さないのかな。出してはまずいのか、襲われてしまうから。
○委員長
環境課長。
◎小川信彦
環境課長 あちらの、大関横丁にあります観測所は……。
◆木下悦希 委員 大関横丁ではないんだけれどね。もっとこちらだからね。土手通り寄りだからね。
◎小川信彦
環境課長 申しわけございません。名称が明治通り沿いの大関横丁の観測拠点という看板はついてございますが、それ以外の表示については出ていない状況でございまして、モニタリングの結果につきましては、東京都のホームページ等で閲覧ができるような形にはなってはおりますので、個々の拠点で恐らく出していないという管理をしているんだと思います。
○委員長
木下委員。
◆木下悦希 委員 環境に対する意識は高めようとか、皆さん言っているではないか。やはり、三ノ輪にしても、ただ、茶色っぽい、四角い、公衆便所みたいな建物があるぐらいで、それが測量だか何だかもわからない、ただ通り過ぎている。やはり、それは環境に対する意識を高めようとするのなら、今のところ排気ガス基準というの、前よりよくなったけれど、やはり地域の人がそのように知るということは、私、必要だと思うんですよ。別にあの壁につければいいんだから、お金はかかるかもしれないけれど、つけて、通りすがりの人がああと、あそこバス停もあるし、やはり、これは東京都がやっているのか、区がやっているのか、環境省がやっているのか、ちょっと正確ではないんで、もし何かの機会があったら、そういうことを言っていただけますかね。
○委員長
環境課長。
◎小川信彦
環境課長 東京都が管理をしてございますので、機会を見て、私どもからも申し入れをしたいと思います。
○委員長
木下委員。
◆木下悦希 委員 これは三ノ輪だけではなくて、もう1カ所もあるでしょう。もう1カ所、三ノ輪だけか。もう1カ所あるんだよね、これ。大関横丁のほうですか。
○委員長
環境課長。
◎小川信彦
環境課長 東京都の拠点は、今、申し上げました三ノ輪のところでございますが、それ以外に台東区でも、今現在ですと、北上野の台東清掃事務所北上野分室に観測拠点を設置してございます。
○委員長
木下委員。
◆木下悦希 委員 もしそういうんだったら、やはり環境に対する意識とか、そういうものがありますんで、やはり区民の方が目につくような形でやっていただければありがたいなと思うんで、ひとつ努力をお願いします。
○委員長 よろしいですか。
君塚委員。
◆君塚裕史 委員 今、大体、
木下委員から説明聞いて、答えがちょっとわかってきたんですけれど、これ、東京都、台東区独自でやっているのか、この三つというのは。それとも、今言ったように、東京都の基準のもとでやっているのか。
○委員長
環境課長。
◎小川信彦
環境課長 東京都でもやってございます。東京都でやっている観測基準が、自動車の排気ガスを中心にやるという測定が、それを重立ったものの観測拠点になっております。その中で、区としましては、東京都ではやっているけれども、区としても、やはりやったほうがいいんではないかということで、例えば光化学オキシダントの関係などは、区でもやっております。ですから、東京都と台東区でお互いに補完し合うような形で観測を行ってございます。
○委員長 君塚委員。
◆君塚裕史 委員 今の話ですと、東京都の中から台東区で選んでいると、基準の中の、大気汚染の。そのように聞こえたんだけれど。
○委員長
環境課長、それはどうですか。
◎小川信彦
環境課長 法令で、環境の関係で定めておりますので、その中で、東京都は都内全域にいろいろと観測拠点を設置してございます。その中で台東区内にある観測拠点が1カ所でございまして、その中で、都では自動車の排気ガスを中心にやってございますので……。
○委員長 君塚委員。
◆君塚裕史 委員 そんなことは聞いていません。そうではなくて、東京都の中の、要するに、大気汚染の、環境基準があるではないですか、東京都が出している大気汚染の。その中に10項目入っているんですよ、いろいろね。その中から、たまたまこの3項目がここに出ているわけですよ。何を言いたいかというと、例えば、今言った東京都の大関横丁のところの話では、確かにディーゼルスモークですよ。前にも質問したことがあるかもしれないですけれど、東京都でやっている、その基準で、台東区がもしいくのであれば、ここには車のことで書いてありますけれど、台東区がもしそういうものでやるんだったら、はっきり言って北上野ではどうしようもないでしょうと。もっと言ってしまえば、もとはここでついていたと。
私が今、言いたいのは、それではなくて、例えばですよ、今PM2.5だとかいろいろ問題が出ているわけですよ。その辺のことを何にも書いていないで、今言った人体のこと、全部いろいろ考えていますよと言って、先ほど
木下委員が言ってくれたとおりに、やはりもっと啓発していかなくてはいけない部分で、今、PM2.5が問題になっているではないですか。確かに台東区のホームページも少し書いてあります、ちょっとは。だけど、それ以外の観測とかそういうのというのは、逆に言うと、ここに出てこなくてはおかしいんではないですかということ。そうすると、東京都の、10項目の中には全部入っているんですよ、その辺はどのように考えているのか教えてくださいということを言っています。
○委員長
環境課長。
◎小川信彦
環境課長 申しわけございません。今、PM2.5の関係がございましたが、東京都でやっている観測基準、今、委員からおっしゃったものでございます、その中でも環境の基準が、もう安定して、基準値をずっと下回っているものについては、一部、東京都もとっていないものもございます。今、PM2.5のお話が出ましたが、問題となっているような部分につきましては、私どもでもどう対応するかということは検討してございます。
PM2.5につきましては、今、先ほど申し上げました大関横丁のほうで観測をしてございます。その中で、ここ数年は基準をずっと下回っている状況でございます。台東区として独自にこれを設置するかどうかについても、検討はしてございますが、設置に関する費用、また分析に関する費用、そういったものを全部含めて検討して、現在のところは東京都の拠点で基準の値を下回っている状態が続いておりますので、現在はそちらで情報を見て、安定しているという判断をしているという状況でございます。
○委員長 君塚委員。
◆君塚裕史 委員 今、言っていただいたとおりのものを、やはりこの資料に出してもらって、もっと啓発していただかないと、わからないではないですか。先ほどの話ではないけれど、東京都のホームページを見れば、それは全部出てきますよ、基準値も毎月1日、月々のをどんどん。だけど、やはり、台東区もそのようにやっていますよと。ただ、この報告だけだったら、大関横丁は車だけですよという話だ、先ほどの話だったら。今みたいにきちんと、このようにPM2.5もやっていますとか、いろいろ出してもらわないとだめなんで、その辺をぜひ。あともう一つ、この結果について、では、今後どうしていくのかと。出ていないからいいのかという話ではなくて、それ以上に、台東区はこういうものに対してもやっていきますよということを、ぜひやっていただきたいなということでお話しさせてもらっているんで、その辺、今後どうするか、ちょっとひとつ答えてください。
○委員長
環境課長。
◎小川信彦
環境課長 今のご意見も含めまして、先ほど周知のこともございましたので、どのような形がいいのか、検討しながら、もう少しわかりやすい形でやっていきたいと考えております。
◆君塚裕史 委員 結構です。
○委員長
青柳委員。
◆青柳雅之 委員 項番1、項番2ですね、NO2とSPMに関しては、多分ディーゼル規制等も効果を奏して基準値以下をずっと記録しているということですが、この光化学オキシダントの問題ですね、これはオゾンですよね。それで、ここの文中にあるとおり、平成16年以降、法改正がされて、東京都の都内の発生原因であるVOCやNOxの排出規制に取り組んでいくということでやられているんですが、実際、その取り組みが徹底されていないのか、あるいは、実は別に原因があるのかということで、この実績は上げられていないわけですよね。特に台東区の中でも排出削減に取り組んでいくと言っていますけれども、台東区内、恐らく中小零細の工場ですとか、そういったところから微量に出る部分をさらに取り締まりといいますか、規制をしても、実はそんなに、実際の部分とは関係ないような気がするんです。いろいろマスコミ等でも出ていますが、実際はPM2.5もそうなんですが、越境大気汚染という大きな問題が今出てきていて、そこの部分を、きちんと原因の一つとして加えて、台東区という自治体一つでできる問題ではないんですが、国レベルでやらないと、何かこの問題が、基準値を上回っているのが、中小零細の町工場のせいにされてしまうと、産業の関係も含めてきわめて問題といいますか、不都合というのかな、方向性が違うまま、何か対策が、実際の数値目標も達成できない状態が続いてしまうなと思うんですが、そういった点はいかがでしょうか。
○委員長
環境課長。
◎小川信彦
環境課長 光化学オキシダントにつきましては、昭和40年代は非常に増加が多くて、その後、50年代に入りまして急激に減少いたしました。ただ、近年においては横ばいの状態でございまして、注意報がまだ継続して出ている状況でございます。
これにつきまして、東京都が対策の検討委員会というのを開催いたしました。そちらの資料を見ますと、発生原因が、やはり窒素酸化物が減ったかわりに、今、資料に書いてございます揮発性の関係のものがかなり残っていて、これが原因ではないかということで、まだ研究が続いている状態でございます。それを前提としまして、このVOCと書いてあります、揮発性の有機化合物について、これを減らすことが光化学オキシダントの減少につながるのではないかという仮説のもとに、今対策に取り組んでございます。
その中で、先ほど委員がおっしゃられたように、こちらの塗料ですとか、そういったものに含まれておりまして、対策として、この東京都の検討会の中でも、一つ出ておりますが、やはり町工場の中ですね、印刷会社とかそういったものも含めて、そういうところの容器から出ているものが大きいんではないかということで、区としましては、東京都と一緒にやってございますが、こういった容器を使う際に、実はふたを、使わないときには閉めてくれというレベルからやるだけでも、非常に効果が出るんではないかということで、私どものチラシを配る、また年に1回、使っている状況について報告をいただいておりますので、その際にあわせてチラシを送ったり、指導するという形で、非常に地味ではございますが、そういったものをやる。また、有機化合物の使用量の少ない溶剤を使う、そういった形の指導や情報提供を行う形で、ちょっと地味ではございますが、そういう形の取り組みをしようということで、区としても取り組んでいるところでございます。
◆青柳雅之 委員 はい、わかりました。
○委員長 よろしいですか。
ただいまの報告については、ご了承願います。
理事者からの報告は以上でございます。
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○委員長 案件第2、環境及び
安全安心について、その他ご発言がありましたらどうぞ。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 おはかりいたします。
案件第2、環境及び
安全安心については、重要な案件でございますので、引き続き調査をすることに決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。
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○委員長 以上で、案件の審議を終了いたしましたので、
事務局次長に委員会報告書を朗読させます。
なお、年月日、委員長名及び議長名の朗読については、省略いたします。
(伊東
議会事務局次長朗読)
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○委員長 区長より一言ございますか。
◎服部征夫 区長 全国盲人福祉大会が東京文化会館で、秋篠宮同妃両殿下をお迎えしての大会があったものですから、すみません、おくれまして。
○委員長 お忙しい中、ありがとうございます。
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○委員長 これをもちまして環境・
安全安心特別委員会を閉会いたします。
午前11時29分閉会...