台東区議会 2016-09-23
平成28年 9月文化・観光特別委員会-09月23日-01号
平成28年 9月文化・
観光特別委員会-09月23日-01号平成28年 9月文化・
観光特別委員会
文化・
観光特別委員会会議録
1
開会年月日 平成28年9月23日(金)
2
開会場所 議会第3会議室
3 出 席 者
委員長 田 中 伸 宏 副
委員長 小 髙 明
(12人) 委員 小 島 智 史 委員 保 坂 真 宏
委員 鈴 木 純 委員 中 澤 史 夫
委員 堀 越 秀 生 委員 青 柳 雅 之
委員 小 坂 義 久 委員 阿 部 光 利
委員 寺 井 康 芳 委員 伊 藤 萬太郎
4 欠 席 者
(0人)
5
委員外議員
(0人)
6
出席理事者 区長 服 部 征 夫
(「定員で切ってしまう」と呼ぶ者あり)
◆
阿部光利 委員 あっ、定員で切っているから、この人数だということだね。
○
委員長 続けてください。
◆
阿部光利 委員 定員で切ってしまうから、この人数なんだということですか、ああ、そういうことですね。わかりました。では、それはいいでしょう。
しかし、このPRをやはりもう少し、後で言いますけれども、
国立西洋美術館が今回、
世界遺産登録されているわけですから、やはりそういったものを踏まえながらPRをやっていったほうがいいんではないだろうかなというふうに思うんですね。
この
パンフレットを見ると、その
国立西洋美術館のところは、わずか
国立西洋美術館、2016年7月17日、
世界文化遺産に登録されましたという、この1項目ですけれども、確かに平成2年に
平山郁夫先生が呼びかけを始めて、この
フェスティバルというのが始まったというのはわかります。区が
事務局を務めていて、その突出したPRというのは余り好まないということもよくわかるんですけれども、今回は、この
国立西洋美術館が
世界遺産登録されたということを踏まえるのであれば、これを全面的に押し出しながら
相乗効果を生み出すという方法もあったんではないだろうかなというふうに考えます。
最後に、上野「文化の杜」新構想との
タイアップというところでいうと、その上野「文化の杜」新構想というのは、
ソフト面の整備であり、年間3,000万人を呼ぶんだというのが構想の中にあるんだけれども、上野の
山文化ゾーンの方々と上野「文化の杜」の方々は、非常にダブるところが大きい。ということは、もっともっと
タイアップをしながらできていくんではないだろうかなという気がしてならないんです、その辺のところをお聞かせいただきたい。
ですから、まず1点目としては、
パンフレットの改定というのは、少し余地があるんではないだろうか、
PR方法としては、28年度の
一般会計予算を見ても337万円がついているんですけれども、
パンフレットをつくったり
ポスターをつくったり、また、
子供向けのこういった
パンフレットをつくったり、
行事予定の
パンフレットをつくったり、また、多言語の
ポスターをつくったりということで、ほとんどが費やされているわけね。それこそ配布とか、ほかのメディアを使ってのPRとか、そういった予算をあまり考えていないんではないだろうかということもあります。やはり、何だかんだいって、趣旨のところに上野の山の
文化ゾーンを内外に知らしめるというのが大命題としてあるんであれば、この
PR方法というのはもう少し考えたほうがいいんではないだろうかというのが2点目の質問。
3点目としては、今回、
国立西洋美術館が
世界遺産登録された。区長もいろいろなところで、いやあ、これから上野、または台東区は、世界の上野であり、世界の台東区だということをおっしゃっている。そういうことであれば、今回、千載一遇のチャンスだったんではないだろうかと、前面に押し出して
相乗効果が生まれんではないだろうかというふうに思う、これが質問としては3点目。
あとは、上野「文化の杜」新構想との
タイアップというのかな、そういったものはできるのかできないのか、その4点お尋ねします。
○
委員長 ちょっと待って、その前に、PR、今話が出ていますよね。そのPRの話が出ていて、
発行部数とか何とかと部数はわかります。ところが、それに対しての配る経費、いろいろな配り方がありますね、町会にお願いするとか、プロにお願いするとか、すると、
発行部数をふやせばいいというものではなくて、それはどのように予算の範囲内で効率いいPRがなされているかということを考えて委員の方も言っていただきたいと思いますし、それをもっとPRするんだったら、ふやすことがあるのかということが大事なことなんでね。
要するに、私たちも議会の
ポスターや何か出せと言っといて、もらってくるんだけれど、実際に張らないんです。その
パンフレットが全部、
パンフレットとか何とかと、ほとんどは無駄になってしまっているのは非常に多いということを感じるんです。そういう議論していると、そういうことが全然直っていかないんだよね。ひとつその辺をきちんと踏まえて、そしてその質問をして、予算に合ったPRがきちんとできているかどうかということをきちんとしながら議論していただきたい、このように思います。それを踏まえて。
伊藤萬太郎 委員。
◆
伊藤萬太郎 委員 議会の
ポスターですけれど、張らないのは恐らく
委員長だけ、ほかはみんな張っていますよ。
○
委員長 いや、私が張っていないんだから、張るの面倒くさいんだから、私が張っていない。それは、うちで2枚もらっても、私のところで1枚張るだけだから。だから、それだけだから、そういうのがあるということ、現実的に
パンフレットも、恐らく皆さん配っていて余ってしまうはずだから、余ることは、それはしようがない。だけど、大量に半分以上余ってしまうとか、そういうことがあるはずだと思うんです。その辺はどのようになっているかわかりませんけれど、その辺踏まえてきちんと議論していただきたいし、それを踏まえて回答していただきたい。
文化振興課長。
◎
内田円 文化振興課長 まず、1点目の
パンフレットの文字が非常に細かいということで、改定の余地があるのではないかということですけれども、基本的に
パンフレットの
記載情報というのは、
区事務局として統一感を考えつつも、基本的には各館からの要望に基づいて掲載させていただいております。
確かにおっしゃるとおり、高齢の方にとってみては非常に見づらいというところは、私もそのように思いますので、そういったご意見も参考にさせていただきながら、
担当者会議等で実務的にどういう形がいいのかということを工夫してまいりたいと考えております。
また、PR、
配布方法等の改善ということですけれども、区民の方の参加、また、区外からの参加、どちらも重要で、どの辺でバランスをとるかというのは何とも言えないところかと思うんですけれども、PRの仕方、こちらについてもいろいろとご意見いただきながら、また、各館等に寄せられるご意見等も踏まえながら、実務的に改善できるところはしていきたいと思っております。
実際、一般の方だけでなく、
旅行会社とか学校などから追加での
配布依頼等もいただいておりまして、毎年、そういった状況を見ながら、限られた部数をいかに効果的に活用していくかということで工夫をしているところでございます。
それから、
国立西洋美術館の
世界遺産登録について、それを全面的に押し出してPRをすべきではないかということについてですけれども、私ども区としても同じ気持ちでございまして、実際それも内部では検討させていただいたところでございます。ただ、
世界遺産登録につきましては、区としては
世界遺産の
登録推進担当を中心に十分PRさせていただいておりまして、各館、
世界遺産登録について協力的ではございますけれども、こちらの
パンフレットにつきましては、あくまでも全施設をPRするための
パンフレットということで、
国立西洋美術館を全面的に押し出してPRするということは差し控えさせていただきました。
それから、上野「文化の杜」との
タイアップということでございますけれども、委員おっしゃったとおり、上野「文化の杜」新
構想推進会議、昨年度、9月に
実行委員会が発足いたしまして、いろいろと具体的に動き始めたというところでございます。上野の
山文化ゾーンのこれまでの長きにわたる
取り組みの
歴史そのものが、そういった上野「文化の杜」新構想を初めとする上野の山の各施設間の連携の素地をつくり上げていったものと認識しております。
上野「文化の杜」につきましては、まだこれから、今ようやく本格的に
取り組みが始まったというところですので、当然連携というところは考えながら、どういった連携ができるのかということも含めて、今後取り組んでいきたいと考えております。
○
委員長 阿部委員。
◆
阿部光利 委員 はい、どうもありがとうございました。
まず、1点目の
パンフレットの改定の余地があるんではないだろうかということについては、各館からこういうものを載せてくださいという要望があって、それが
事務局がそのセグメントをして、これだけの文字数にしているというのは十分に承知しております。しかし、先ほど申し上げましたように、入館時間であったり休館日であったり料金であったりというものに、余りにも
スペースを割いている部分が大きくて、ちいさな
スペースでも十分に情報が伝わってきているということもご指摘申し上げたとおりなのね。これと、あとインターネット、いわゆる
ホームページへ誘導する方策とか、
QRコードをつけるとか、そういうところをご検討いただけないでしょうかというお話を申し上げましたので、ぜひその辺には期待申し上げます。
PR方法ですけれども、先ほど区民参加というようにおっしゃいましたけれど、区民参加というのは、むしろあれですよ、上野「文化の杜」新構想のほうが、これが区民参加を呼びかけているものであって、あくまでも、この上野の
山文化ゾーンフェスティバルというのは、区民を参加させて云々というのは、私はちょっと余り見たことなかったんで、この辺はちょっと勉強させていただきますが、ちょっと後でその認識の共有はしたいというふうに思いました。
国立西洋美術館に関しましては、祝、登録記念イベントとか、こういうものは1年間だけですよ。逆にこの1年間を使えるということですよ。ですから、今、所管だけではなく、庁舎の皆さん方にも、この
国立西洋美術館が
世界遺産登録になったということは、この1年間は何かしらのところで使えるんだという意識は、私は皆さん方に持っていただきたいというふうに思いました。
上野「文化の杜」新構想とのことについては、今後連携を図っていくというお話でございましたが、それこそ前回の委員会の中で報告があったのは、岡倉天心の茶の本をテーマとしたもののイベントであったり、あと、小・中学生の吹奏楽部のイベントであったりということで、なかなかその大きなイベントが今は組めないというのがもどかしいところだと思いますんで、ぜひこれは連携のところは考えていただきたいというふうに思います。
私からは以上です。ありがとうございました。
○
委員長 中澤委員。
◆中澤史夫 委員 今回の集計結果の中で、
講演会シリーズが10代が1%ということと、また、
アンケートの
自由意見で抜粋の中で、中学生、高校生に興味を持たせる講演がもっとあったらよいというのがあるんですけれども、今回の
講演会シリーズで、この中学生、高校生に向けた
講演会シリーズというのは、何か用意されているんでしょうか。
○
委員長 文化振興課長。
◎
内田円 文化振興課長 特別に、この
講演会シリーズの中で、中学生、高校生をターゲットにしたということではないのではないかと思いますが、
講演会シリーズではなく、
パンフレットをお開きいただきました8番の日本学士院は、中学生、高校生等を対象にしておりますけれども、
講演会シリーズとして取りまとめている中では、特段中学生、高校生ということを対象にしたものはございませんけれども、実際に
講演会を聞きますと、ぜひ中学生や高校生にも聞いていただきたいと思うような
講演会も実際はございます。
あと、ほかにも期間的に上野の
山文化ゾーンフェスティバルの期間に入らないんですけれども、独自に各館で中学生、高校生向け等に企画しているようなものもございます。若者向けのということにつきましては、
担当者会議等でより実務的にもそういったご意見があったことを伝えまして、検討してまいりたいと思います。
○
委員長 中澤委員。
◆中澤史夫 委員
アンケートの抜粋の中で出ていることもありますし、これを載せているということは、これに対して、
講演会という感じで出ていますので、できましたら、それに対応することをしていかないと、
アンケートを書かれた方が毎回見ていて、ないなと思ってしまうといけないと思うので、せっかくの意見ですから、反映できるようにしていただきたいと思います。
あと、区内の中学生、高校生にも、できたら参加していただいて、この1%という数をもうちょっと伸ばしていただけたらいいかなと思いますので、よろしくお願いします。
以上です。
○
委員長 青柳委員。
◆青柳雅之 委員 何点かありますが、細かい点からちょっと伺いたいんですが、
講演会の予約の状況です。私、今回始めてネットを通じてやってみたんですが、ここの
アンケートに出ているように、非常に簡単、スムーズだったという印象の反面、ある程度使いなれている方ではないと、ぱっぱっとはいかないのかなというふうに思っていますので、この予約の状況、ネットと、今、往復はがきですよね、その状況等がわかったら教えてください。
○
委員長 文化振興課長。
◎
内田円 文化振興課長 申しわけございませんが、今、
講演会シリーズが始まったばかりということで、現在の集計というのが手元にございません。
○
委員長 後で報告できますか。
◆青柳雅之 委員 というか、これは、一応昨年のデータで全部お話ししているんで。
○
委員長 文化振興課長。
◎
内田円 文化振興課長 昨年度で申し上げますと、応募の総数が2,134名でございまして、電子申請が1,005名、はがきが666名、そのほか主催者の受け付けというのが463名でございます。
○
委員長 青柳委員。
◆青柳雅之 委員 はい、わかりました。
結構年代の構成比は、ご高齢の方が多い割には、このネットを通じて予約されている方が1,000名を超えているということで、こういうやり方が浸透してきているのかなというふうに思っています。
区のいろいろな申し込みも大分インターネットを通じて、その外部サイトに1回行くんですよね。そういった委託というか、そこを通じてメールが来るというような仕組みですけれども、今後の経緯、また見守っていきたいというふうに思っています。
それと、2点目が、今、中高生の話がいろいろ出ているんですけれども、恐らくこれ、時期の問題も絡んでいると思うんです。私、自分の記憶では、自分の子供等が夏休みの期間は、例えば日本学士院とかで小・中学生向けの講座をやっていたり、あとは国立科学博物館や何かでも、当然その時期にやっていたりとかいうふうにするんで、もしかすると、その小・中、あるいは高校生、もう10月、11月あたりの週末というのは結構行事もあって忙しいですから、この辺をターゲットにある程度するんであれば、その夏休み期間、あるいは今回の日本学士院も12月以降というふうに書いてありますから、冬休み期間、そういうところに絡めてやらないと、なかなか現役の児童生徒を集めていくというのは、ちょっとハードルが高いのかなと思います。
さらにいうと、この秋というのは、どこの館も芸術の秋ということもあるし、比較的、
特別展等にも力を入れますので、もともとその集客が多い時期ではないかなというのがあるんですよね。ですので、こうした
講演会等をかぶせて、上野の
山文化ゾーンフェスティバルというふうに打っていくのであれば、これはいろいろな考え方ですけれども、比較的年間を通して集客が少ない時期にこういったイベントを打って、その時期の来街者の減をちょっと挽回していくようなものにつなげていくとか、何かしら工夫をしていく時期に来ているのかなと思います。
というのも、これ、先ほど
阿部委員からありましたけれども、
講演会の参加人数というのは、この申し込みを含めて2,100名、実際は千三百数十名となっていますけれども、これ以上に、こういった
パンフレットを見て、
特別展とか、あるいは常設展を見に来る方々というのは非常に多いと思うんです。ですので、その辺のデータも含めて、上野の
山文化ゾーンフェスティバルという形で統一してやっていくわけですから、時期について、一番芸術の秋の時期に合わせてやるというのも一つの考え方ですけれど、何かしら集客が少ない時期に統一してイベントを打っていくということも、戦略としては考えたらどうかなというふうに思います。それは意見です。
もう1点が、
国立西洋美術館の話がありました。私は区長の今回の答弁だったかな、所信表明だったかな、やはりその近代建築、台東区内の建築物全般に光を当てて、
国立西洋美術館だけではなく、目の前にある前川建築、東京都
美術館もそうですね。あと、この間も東京新聞に出ていましたけれども、国立博物館の何かコンペの話まで特集されていて、当時のコンペですね、前川さんが学生時代に出展したとかいうのが出ていましたけれども、そういった部分にもう少し光が当たってくるのかなと思ったら、今回の
講演会シリーズで建築に関しての講演が、実は旧岩崎邸庭園で近代和風の建築、あとは日本芸術院で建築にかかわる部分があって、いろいろとツアー等をやっているのは存じ上げているんですが、この時期に絡めて、上野の山の建築物、あるいは、上野の山をもう少しおりていただいて回遊をしていくようなツアーというんですか、そういうのをあわせてやっていただけると、非常に興味関心が集まっている時期に有効だったんではないかというふうに思っていますので、特に台東区の場合は、この間の藝大の学長さんもおっしゃっていましたけれども、奏楽堂の移築のころから、非常に近代建築に関しては自治体を挙げていろいろな
取り組みをしていると。さらには復興小学校もこれだけ残っているということもございますので、そういった点に注目をしていただくということを次回から捉えていただきたいということを申し上げておきます。
最後になりますが、これは常に課題になっているんで、一言申し上げて答弁いただきたいと思いますが、上野の
山文化ゾーンとまちとの回遊性をどうやって確保していくのか。これもいろいろな
取り組みをやっていて、半券を持っていくと割引が受けられたりとか、駐車場の部分とか、いろいろあるんですが、最近、上野の山自体が、非常に何か今までとは違う形で注目が集まっている。
その例えばですが、先日、若沖展であれだけ並んだと、今回恐らく、このゴッホとゴーギャンでも相当なお客さんが来るだろうと、不忍池はポケモンGOですごいことになっていますよと。あとは、オリンピック・パラリンピックの特設サイトも、この間までありました。直近では、ジャスティン・ビーバーという歌手というか、アーティストがいるんですが、その方がお忍びで上野の山に来ていたというのが一部の
マスコミでは相当出まして、だから、彼らが何を目的に上野の山に来たのかなということもちょっと調べたりとかすると、若い世代などに対するアプローチというのは、相当何かきっかけになる部分があるのかなと思っています。その上で、新たな形で上野の
山文化ゾーンとまちを、ぜひつなげていっていただきたいというふうに思っています。その点いかがでしょうか。
○
委員長 それは
文化振興課長が答弁できる。
◆青柳雅之 委員 まあ、文化、観光全体なので、担当の違う方でもいいです。
○
委員長 変わるけれど、あなた、商業だろうな。いや、その関連を……。まあ、いいや。
文化振興課長。
◎
内田円 文化振興課長 上野の
山文化ゾーン連絡協議会におきましても、また、先ほどお話がございました上野「文化の杜」新構想につきましても、やはり上野の山だけでなく、まちとの連携というのは長年課題だということで認識しております。いろいろと上野「文化の杜」におきましても、上野公園、上野の山にいらっしゃった方が、どういう行動をされているかというようなことをデータをとったりし始めているところでございます。まちの関係者の方もメンバーとして入っていただいておりますので、いろいろとざっくばらんに議論していきたいと思っております。
◆青柳雅之 委員 観光の視点から何かありますか。
○
委員長 観光課長。
◎河井卓治
観光課長 委員おっしゃいましたように、上野の山から、また下ですね、上野のまち全体に回遊というのは大きな課題でございます。その辺につきましては、上野観光連盟ともいろいろな策を練っていますので、また状況に応じてご報告したいと思っています。よろしくお願いします。
○
委員長 青柳委員。
◆青柳雅之 委員 先日、台東区のコレクション展があったときに、若い藝大のアーティストの皆さんがいっぱい来て、ちょっとその後、密に懇談をさせていただいたら、すごくいろいろなアイデア持っているんですよね。もうびっくりするぐらい、ここではちょっと語り切れないぐらい、いろいろまちと山をつなぐアイデアみたいなものを持っていて、さすがあそこに通っているだけあって、いろいろな発想があるんです。だから、ぜひそういう若い皆さんの発想等も吸い上げていただく機会をつくっていただいて、せっかくいろいろな要素というか、部分がありますので、そこをぜひ発展する形につなげていただきたいということを要望しておきます。
以上です。
○
委員長 堀越委員、ちょっとその後、あと、副
委員長と、あとどなたかいますか、質問するの。2人だけですね。
堀越委員。
◆堀越秀生 委員 先ほど来、皆さんがおっしゃっている、いろいろこの上野の
山文化ゾーンフェスティバルについての発信方法とか、その内容についてのご意見は全くもっともだなと思うんですけれど、ちょっと私は違う要望があって、これは行政として、台東区として、ぜひ本当に力を入れていただきたいのは、外だけではなくて内。要はここで、この上野の
山文化ゾーンフェスティバルの
ポスターの下にも書いてありますけれど、この上野の
山文化ゾーン連絡協議会に所属している方、団体は、本当に上野の主要な博物館、美術家、そして企業の方たちではないですか。聞いたところによると、これはもう25年続いているということなので、そうすると、内山区長とか飯村区長のころからずっと来ている長い歴史があって、そういう中で、やはり次の時代につなげていくべきものというのは、これ、上野のまち、山が一つの協議会を通してまとまっていると。これからもまとめて、何か事あるごとに上野の中で、この人たちが中心になって、台東区が潤滑油になって、次の時代につなげていくということがやはり大事だと思うんですが、これは議員の一要望ですけれど、例えば上野の
山文化ゾーン連絡協議会の皆さんと当然いろいろな会合を開いたり懇親もされていると思うんですけれど、この皆さんから議会に対してとか、行政に対して、やはり上野の
山文化ゾーンのあり方として、行政に、あるいは議会に、東京都に、こういう山づくり、まちづくり、あるいはこういう事業みたいな発信というか意見が、なかなかまとまってこないところがあると思うんです。単体ではいろいろ来ます、もちろん寛永寺の浦井先生を初め、皆さんとお会いすると、いろいろ藝大の先生からもご意見聞くんですけれど、せっかくこれだけのメンバーが集まって、区が潤滑油になって上野の
山文化ゾーン連絡協議会があるので、これ、中から何か区長中心になって、次の時代の上野の山を考えていくような、そういうものを発信していただきたいと同時に、それを通して、より上野の山にかかわる方たちの結束を、ぜひ服部区長に固めていただきたいと思うんです。その辺についてはどうでしょうか、何か上野の
山文化ゾーン連絡協議会のあり方とかについて、変わってきていることとか、今後変えていこうというような方針はないですか。
○
委員長 文化振興課長。
◎
内田円 文化振興課長 上野の
山文化ゾーン連絡協議会につきましては、上野の山にある機関が相互に交流しながら、上野の山の発展と将来像について検討するということを目的としておりますので、まさに今、委員がおっしゃったようなところを目的としております。
先ほど申し上げましたが、上野の山の各機関同士の連携というのが、上野の
山文化ゾーンがこれだけ長きにわたって継続してきたことで、そういった土壌をつくり上げてきたというふうに考えております。
上野の
山文化ゾーン連絡協議会の位置づけ、あり方等につきましては、動き始めました上野「文化の杜」との関係もございますので、その動向を見ながら考えてまいりたいと思います。
○
委員長 堀越委員。
◆堀越秀生 委員 そうやって、中というか、コアの部分がしっかりしていくと、先ほど
阿部委員とか、皆さんおっしゃっていた発信方法での予算、費用も、やがてスポンサードしてくれる企業もふえてきたり、今、新聞とかでもたまに、このシーズンになると、新聞記事に朝日とかが書いてくれたりとか、エキサイトニュースとかネットでも上野の
山文化ゾーンの宣伝をいろいろなニュースで書いてくれたりしているところからもわかるように、中がしっかりしてくると、そこにそれだけ、言葉は悪いですけれど、利用価値とか宣伝価値があれば、いろいろなお金と物とか企業はついてくると私思うんですよね。
それで、非常に嫌みになるかもしれないですけれど、やはりこの文化・
観光特別委員会委員になって、すごく痛感するのは、今浅草ではずっと、この議会でも問題になっているように、やはりまちが一つにまとまっていかないという課題が非常にあって、一方で、上野は今までの先代の先輩方の苦労もあって、こうやって一つのことに向かっていく機動力というのがすごくしっかりしていると思うんです。我々議会とか行政というのは、やはり区民のためにやっているわけだから、まちがどういう理由があっても、割れるというのはやはりよくないし、そこを割れないで結束して、さらにその結束を強めて次の時代につなげていくというのが我々の仕事だと思うんで、ぜひ服部区長に、ここの上野の
山文化ゾーン連絡協議会のあり方というものを、もっとしっかり考えていただきたいと同時に、この上野のモデルを非常に同じ区の中で、同じ団体というか観光連盟とか、かかわっている人たちはみんな同じように同等の立場ですから、説得とか話ししても難しいかもしれませんけれど、上野でこういう一つのモデルをつくっていくことによって、浅草もどうでしょうと、浅草もこのように一致団結していけば、よりよくなっていくんではないかと、そういう全体的なことにもぜひ服部区長、ご努力していただきたいと要望だけしておきます。
○
委員長 小髙副
委員長。
◆小髙明 副
委員長 私、毎年言っていることですけれども、今回25年ということなので、その歴史も振り返って、きちんとした総括が必要ではないかということを、改めてまた言わせていただきたいと思っています。
これも昨年のときも言われたんだけれども、上野「文化の杜」新構想、この中で、今、堀越委員もおっしゃったけれども、上野の山としての情報発信が図られる体制の検討が必要だという言い方をされているわけです。いわゆる、それぞれの施設が点としての活動にとどまっていると、上野公園全体(面)としての発信が弱いんではないかということを、変な話、この上野の
山文化ゾーン連絡協議会のメンバーと上野「文化の杜」のメンバーは、大体ダブっているところが多いわけだから、そこがやはりそういう指摘をしていると、これが去年の9月の委員会が出されて、そういう検討が必要だということが指摘されているというのもあるわけで、その指摘が、では今回の上野の
山文化ゾーンフェスティバルの企画の中にどういう形で反映されてきたのか、そういう検討しろという指摘がどのように
理事者の中で受けとめられて議論をされてきたのか、その辺の経過があれば教えていただきたい。
○
委員長 文化振興課長。
◎
内田円 文化振興課長 まず、上野の
山文化ゾーンフェスティバルの総括ということでございますけれども、加盟施設ですとか
講演会の数というのは年々ふえてございまして、また、加盟施設からは、地道にこれまで継続してきたことについて評価をいただいているところでございます。区といたしましては、
事務局の立場でPR等に取り組んでおりますけれども、
フェスティバル期間中のイベントにつきましては、加盟施設独自に開催していただいておりまして、それを全体として発信しているというところでございますので、区として全体の総括をするというのは難しいかと考えております。今後も工夫、改善、充実を図りながら、地道に継続して実施していきたいと思っております。
発信、点ではなく、全体としての発信ということでございますけれども、上野「文化の杜」につきましては、ようやく具体的な
取り組みが始まったというところでございまして、その中で上野の山の各施設を横串に刺したような形でのポータルサイトの構築といったようなことに取り組んでいるところでございます。
ということで、今回の上野の
山文化ゾーンフェスティバルそのものについて、その新構想で指摘を受けているところを、それを踏まえて何か改善というのは、まだこれからというところでございます。
○
委員長 小髙副
委員長。
◆小髙明 副
委員長 まだこれからということは、では、こういう指摘があったということ、去年のときにも言っているんだけれど、1年たっても全然そういうのは、余り検討していないという私の受けとめでいいのかな。
それと、もう一つだけ、上野の
山文化ゾーン連絡協議会、主催団体ですよね。ここの目的では、やはり上野の山を芸術、文化の拠点として発展させることを目的としていると、このようにしているわけで、やはりこういう目的が25年頑張って、すごくいろいろな努力をされていると思うんです。そういうものをやはりまとめて、しかもこういう新しく上野「文化の杜」云々という、こういうのも出てきている中で、そういう指摘がされていると。そういうのは、やはり言われたら、確かにお互いダブっている人が多いというのもあるんだけれども、やはり区は区として、しっかり総括をして、新しい要望に合った、そういう
フェスティバルにしていくと、また、発信しているというふうに受けとめられるようなやり方をするという努力をするのは当然なんで、それをやはりひとつ強く要望しておきたいと思うんです。
あと、その検討という点からいくと、去年の委員会で堀越委員から、これだけ大事な有名な人たちがいろいろなことをやっているのが、きちんとアーカイブとして残したらどうだというような問題点も指摘されているんです。それの検討をしますと答えているんですよ、それは何か検討されているんですか。
○
委員長 文化振興課長。
◎
内田円 文化振興課長 上野の
山文化ゾーン連絡協議会の担当者会議おきまして、各施設の担当者と協議、検討をしたところでございます。その結果、現時点では協議会加盟施設にはそれぞれ独自の業務方針があるということと、著作権などの権利関係をクリアにしなければいけないこと、後援者による原稿チェックですとか構成等を、当時の資料を交えながら正確に整理して作業していく、どのようにそれをやっていくかというようなことで、課題が非常に大きいというところでございます。
今後、どういったものであれば実現可能かといったところを、さらに研究してまいりたいと考えております。
○
委員長 小髙副
委員長。
◆小髙明 副
委員長 課題がたくさんあって難しいというのもよくわかるんですけれども、今の答弁の中にあったとおり、各施設の云々という言葉がやはり結局出てきてしまうわけですよね。そうしたときに、各施設なり、それぞれの上部団体というか、国なり都なりも含めていろいろ考えたときに、やはり上野の山という一つのくくりが、そういう施設との関係とか自治体とかいろいろな権限の違いがありますけれども、そういったところで、本当に上野の山というくくりができるのかという点、これが一番大事だと思うんです。やはりそういった点では、その辺のところをもう少し、上野の山を誰が統括するかというのは大変だけれど、やはり先ほどから出ているように、台東区の地域内にあるわけだから、区長が先頭に立ってというふうになるのかどうかわかんないけれども、その辺のやはり努力というのを、改めてちょっとぜひ、上野の山というくくりをどのようにつくっていくのかということをお願いしたいと思います。
○
委員長 いいですか。
ただいまの報告については、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
委員長 次に、
浅草文化観光センターの
機能強化について、
観光課長、報告願います。
観光課長。
◎河井卓治
観光課長 浅草文化観光センターの
機能強化についてご報告いたします。
項番1の事業目的と概要でございます。
2020年に開催されます東京オリンピック・パラリンピック及び
国立西洋美術館の
世界遺産登録等により増加すると思われる国内外からの観光客に対し、
浅草文化観光センターの観光案内機能を強化するとともに、観光ボランティアを充実させることで、おもてなしの向上と観光客の満足の向上を図るといったものでございます。
2の
実施内容でございます。
(1)観光案内機能の強化といたしまして、
浅草文化観光センター1階入口脇の屋外にデジタルサイネージを2台設置いたします。
恐れ入ります、裏面をごらんいただけますでしょうか。こちら、イメージ写真でございますけれども、上が並木通り側、下が雷門通り側となっております。デジタルサイネージを生かしながら、観光センターの案内やイベント等の観光案内を行うとともに、災害時には災害、被災状況等の多言語による情報発信を行います。
恐れ入ります、表面にお戻りください。また、国内外からの観光客の利便性を一層高めるため、館内案内サインの充実や室内用デジタルサイネージの活用及びTaito Free Wi-Fiの設置等により、案内機能の強化を図ります。
(2)観光ボランティアの充実です。東京都が実施いたします街なか観光案内の浅草地区での事業展開に伴い、その観光ボランティアの待機場所を
浅草文化観光センター4階研修室に設置し、これに合わせて研修室を観光ボランティア活動の拠点として整備し、現在、センター3階に事務所を置きます観光ボランティアガイドと東京SGGクラブを4階研修室に移し、観光ボランティア団体の情報共有、また、地域との円滑な連絡調整を行いながら、活動の充実を図るといったものです。
3番目、補正予算額でございます。
今回、補正予算として計上させていただきましたのは、歳出が1,778万円、こちらデジタルサイネージの設置費用等でございます。歳入につきましては1,185万3,000円、こちらは公益財団法人東京観光財団の広域的な観光案内拠点整備事業補助金として、補助率3分の2が入ってくる予定でございます。
4、今後の予定でございます。
ことしの12月にはデジタルサイネージの設置と、あと、Taito Free Wi-Fiの導入と、4階研修室の改修を完了いたしまして、来年1月には街なか観光案内を開始したいというふうに思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
○
委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたらどうぞ。
小島委員。
◆小島智史 委員 幾つかご質問させていただきます。
この資料にあります(2)の観光ボランティアの充実という文脈だけではなくて、(1)の観光案内機能の強化の文脈でも、東京都の動きと絡んでの今回の報告事項なのではないですか。それとも、この東京観光財団の補助金を利用した形での台東区独自の動きなんですか、その点を教えてください。
○
委員長 観光課長。
◎河井卓治
観光課長 こちらの東京都の動きでございますけれども、都といたしましても、こちらの東京都の中の観光案内拠点というのを10カ所ほど都内に設置しております。台東区以外にでも、例えば銀座とか渋谷とか六本木等もありますけれども、ことしにつきましては、浅草について重点的に配備したいという話がありましたけれども、決してその都の主導ということではなくて、この点につきましては、台東区としても都と綿密な打ち合わせをしていく中で、都の補助金も利用して、ニーズとしてかなり必要になっている観光ボランティア機能の充実と、あと案内のところも一緒に連携しながら進めていこうといった考えで導入しております。
○
委員長 小島委員。
◆小島智史 委員 続いて質問をいたしますけれども、もし、この文脈だけであれば、恐らく質問しなかったと思うんですが、ちょっときのうの委員会と絡めて、きのうのこともありましたので質問したいと思うんですが、きのう、地域防災計画の議論で、谷中防災コミュニティセンターが2015年の4月にできて、最初の年度修正であることしの修正ではなくて、来年2017年の3月に修正になるという話で、それでいいのだろうかという話をしたんです。
(「おととい」と呼ぶ者あり)
◆小島智史 委員 すみません、おとといですね。この谷中防災コミュニティセンターは台東区がつくったわけですから、完成予定も把握できますし、事前準備もできるはずだったんですけれども、2年後に位置づけられるということになった。
他方、この事業は、先ほど東京都だけではなくて台東区も共同してということだったんですけれども、東京都のこの整備事業というのは、募集要項を見ると、9月20日に1つの事業者が決定されることになっている。その上で、別途補助金を東京観光財団に申請をするというスケジュール感だったというふうに私は認識しているんですけれども、この時点で委員会報告がされて、補正予算の措置というか、補正予算の話までなっているということが、ちょっと私の知識不足もあるかもしれないので、ちょっとその点のことを教えていただければと思うんですが。
○
委員長 観光課長。
◎河井卓治
観光課長 もともと浅草には今年度、街なか観光案内を都としても導入するということは計画上、決まっておりました。こちらの観光案内拠点の募集要項自体が公表されたのが8月17日ということでございます。もちろん、その以前には、都とも浅草をどうするかということでは、ずっと
観光課としても詰めてまいりましたけれども、今回、都の発表が8月ということでございますんで、それに合わせて補助金のかかわりがあるということで、この第3回定例会にご報告させていただいたといったことになります。
○
委員長 小島委員。
◆小島智史 委員 すみません、確認をしたいんですが、補助金は団体数としては、どのぐらいの団体数に出されるものですか。というのは、広域的な観光案内拠点整備事業に、まず1つの事業者が決定されて、その上で別途補助金を申請するという流れになっているんではないんですか。
○
委員長 観光課長。
◎河井卓治
観光課長 はい、そのとおりでございます。
◆小島智史 委員 そうすると、ちょっとわかんなくなってしまったんですが、9月20日に東京都が決定をすると、実は
プレスリリースというのはまだのようで、銀座の事例を見ると、中央区が事業者として決定してから10日ほどたってから
プレスリリースがなっているのですけれども、このスケジュール感というのは、何かちょっとずれがあるような気がするんですけれども、何か・・・・・ですかね。
○
委員長 観光課長。
◎河井卓治
観光課長 もちろん、その補助金の部分は審査を行ってまいりますんで、東京都のこの補助金については、審査も台東区としては受けております。正式な発表はまた今後にはなりますけれども、一応台東区としては、これが
浅草文化観光センターに補助金が出されるものということでずっと頑張ってきていますし、補助金が受けられるものということの認識で、今回補正予算として計上させていただいていただきました。
○
委員長 小島委員。
◆小島智史 委員 関連があるかもしれませんので、次、ちょっと行きたいと思います。
○
委員長 簡潔に。
堀越委員。
◆堀越秀生 委員 これ、全然行政関係なく、一議員、副議長もやらせてもらって聞いた話では、当然、今言った、ではまだ決まっていないものに、どうしてそういう来るんだという話だけれど、今回そういう東京都のいろいろ方針もあって、特に浅草を重点的にやるという話の中で、区としてはそれを見越して、例えば選ばれなかった場合には、当然またそこで、この事業計画自体が狂って、またもとに戻さなければいけないかもしれないけれども、そういう方向に向かってやっていて、当然選ばれるのは9月20日ですけれど、それに向かってやっているということで、議会的には手続としては問題ないのかなというふうに思っているんですね。
○
委員長 いいですか、それで、答弁しているから。
◆小島智史 委員 ご答弁ありがとうございます。
◆堀越秀生 委員 答弁ではない、これは私の意見、行政関係ないから。
○
委員長 次、よろしいですか。
(「それはあまりよくないよ、それは」と呼ぶ者あり)
◆堀越秀生 委員 何も計画できないじゃん。
○
委員長 それは、いいんだよ、それで。
◆青柳雅之 委員 というか、選ばれる側だったらいいですけれど、例えば幾つかエントリーしている自治体があって、それぞれが補正予算やそういうところに計上している状況だとすると、ちょっとまずいんで、台東区しかエントリーがなかったという前提でやっているんですよね。
○
委員長 やっていくほうがいいんだよ。
観光課長。
◎河井卓治
観光課長 今回の募集要項は、あくまで浅草地域ということに限定されております。条件としてもカテゴリーツー以上とかいろいろな仕切りがありますんで、可能性としては
浅草文化観光センターがということになろうかと思います。
◆青柳雅之 委員 その辺だけちょっと整理させて。
○
委員長 小島委員。
◆小島智史 委員 その点も関連もあるんですけれども、この募集要項とか、この事業のもとになった東京都長期ビジョンの該当箇所を読むと、もともと民間事業者を想定している事業だということは認識できるんですけれども、その一方で、いろいろ課されている要件とかハードルを考えると、そこまでできる民間事業者は確かに少ないんですね。
実際、銀座では、先ほど申し上げたように、中央区が選ばれていると。今回、浅草エリアではカテゴリー3の
浅草文化観光センターか、あとは恐らくカテゴリー2の、浅草駅のところにある東武外国人旅行センター、テレビに何度か取り上げられるほどのすばらしい観光案内所ですけれども、その2つのどちらなのかなということがありまして、東武外国人旅行センターは応募したのかということもちょっと聞きたかったんですが、それはご存じですか。
○
委員長 そこまでわかるの。
観光課長。
◎河井卓治
観光課長 ちょっとそこは、私からは答えられないということで、はい。
○
委員長 小島委員。
◆小島智史 委員 では、次に行きたいと思うんですが、このデジタルサイネージの設置費用等で1,800万円かかっていますよね、等の内容も含めて、内訳を教えていただきたいと思います。
○
委員長 観光課長。
◎河井卓治
観光課長 デジタルサイネージの設置料につきましては、屋外デジタルサイネージ2台ということで、それはデジタルサイネージ本体と、あと、地面に埋め込む工事費とか、あと、コンテンツの制作料を含めて約1,000万円ということになっております。
そのほか、研修室、中の設備のいろいろなキャビネット等、カウンター等の備品を入れることで約300万円ということでございます。その他につきましては印刷製本費等ということでございます。
○
委員長 よろしいですか。
小島委員。
◆小島智史 委員 私の理解では、デジタルサイネージというのは東京都の貸与でできると、研修室の改修も、研修室の改修費用は東京都が出していただけるんではないかなと思っているんですけれども、その点はちょっと確認したいんですけれども、お願いします。
○
委員長 観光課長。
◎河井卓治
観光課長 デジタルサイネージは、都の貸与ということはうたっておりますけれども、一応今の考えだと、
浅草文化観光センターの屋内に、それだと大きなデジタルサイネージはならないものですから、一応屋内の観光客案内用にというふうには考えております。
○
委員長 小島委員。
◆小島智史 委員 はい、わかりました。
もう1点聞きたいんですけれども……。
◆鈴木純 委員 関連でいいですか、デジタルサイネージ。
○
委員長 関連で、鈴木委員。
◆鈴木純 委員 今回このご報告、デジタルサイネージを今の段階で設置するというのが決まって、この資料を見て最初、ああ、設置するんだという印象がまず最初に浮かびまして、これは昨年の6月、7月ごろに、中小企業同友会の方からご相談というか、話が来まして、各所管の方、
観光課長を含め、企画課長や、道路関係ですか、その課長とか、最終的には集まっていただいて、同友会さんのプレゼンに近いような内容で、一応他区の設置例とかも踏まえた上で、NTTさんとか業者さんにも来ていただいてお話を、6月か7月ごろ、本庁舎10階で割としっかりした、メンバー的にも課長、係長クラスも来ていただいて、その中小企業同友会さんのお話を聞いていただいたという内容ですが、その中に、他区だと、屋外、道路に設置している区があって、それは防災機能を、防災情報とか、そういったものを主に目的にして設置をしているという事例だったんですけれど。
そのときのプレゼンテーションの話では、例えば浅草の雷門前に設置できたらこういうことができるという部分で、それは店舗情報とか、観光案内とか、いろいろなものをデジタルサイネージを設置すれば使えるという、まさに観光客の満足度の向上を図るという部分では、そういった改善をプレゼンテーションとして訴えてきたわけですが、その中で、最終的に企画課長から、今はWi-Fiを整備するということを考えていて、デジタルサイネージを考えていないとはっきりと当時おっしゃっていて、その会議は終わったんです。この1年ちょっと前ですよね、この期間の間で設置するというふうになった経緯はどういう経緯があったか、細かいのを教えていただきたいんですけれども。
○
委員長 観光課長。
◎河井卓治
観光課長 デジタルサイネージを今回導入するに当たりましては、まず、
浅草文化観光センター自体が観光案内所としては、例えばJNTOのカテゴリースリーという最高のランクになっておりますけれども、観光案内所としてはいいんですけれど、例えば外から見た
浅草文化観光センターについて、
浅草文化観光センターの設備とか営業時間とか、その他もろもろがわかりづらいという声はずっと最近上がってきております。
浅草文化観光センターの問い合わせの中でも一番多いのは交通のことですけれども、2番目が
浅草文化観光センターの設備、3番目がイベントの内容がよくわかんないといったようなニーズがかなり高まってきているという認識から、今回、区の方針というよりも、
浅草文化観光センターという雷門にある一つの特殊性から、そのニーズから、今回デジタルサイネージを導入して利便性の向上を図ろうといった考え方に至った次第でございます。
◆鈴木純 委員 いいです。
○
委員長 いいのですか。
ちょっと今、あなた関連やっていて、そちらに戻さないといけないから、あなた、いいのですか。
◆鈴木純 委員 関連で。その最近というのが1年一、二カ月ぐらい前ですが、一応そういった経緯があるというのはもちろん、当時もその話が出ていたと思うんですけれど、観光とか、そういう目的、いろいろな目的で使えるという話が出ていたんですけれど、何でしょう、急に何か
浅草文化観光センターが主導で、それで簡単にぽんとできてしまうものですか。
○
委員長 主導でできてしまうものかどうと聞いていますから。
観光課長。
◎河井卓治
観光課長 一応、誤解を恐れずに言うならば、先ほど東京都の広域的観光案内拠点の整備ということで、都とも一緒に浅草を何とか利便性の向上、おもてなしの向上の部分で、大きく前進させようといった考えもございました。
そういった点から、今回はデジタルサイネージを入れさせていただきましたけれども、また、このデジタルサイネージの効果等につきましては、関係する企画等も含めて、これから報告はしていきたいというふうに思っております。
○
委員長 こういう雰囲気ができている、みんな。だから、それでいいんだろう。まだあるの。
◆鈴木純 委員 すごくいいことです、いいことですけれど、これ、ちなみに、その業者はどこが受け持っているというか。
○
委員長 決まっているのか。
観光課長。
◎河井卓治
観光課長 これから競争入札に入って業者を決めます。
○
委員長 はい。
◆鈴木純 委員 わかりました。
では、そうですね、いいんです、賛成ですよ、その意見は。デジタルサイネージをつけるということはすごく賛成ですけれど、ただ、ちょっとその経緯が気になっていたもので、昨年と全く違うというのがあったんで、ちょっとお聞きしたかったんですけれど、デジタルサイネージはもういいんですけれど、それに踏まえて、前々から話が出ている
機能強化という部分に関して、どこかのタイミングでエレベーターの見直しをお願いしたいと要望します。
○
委員長 要望でいいですね、エレベーターの見直し要望。
それから、小島委員、先ほどの続きをやってください。
◆小島智史 委員 あまり笑えない状況かなと私は考えているんですけれども、もう1点質問します。
観光ボランティアが……。
○
委員長 別の質問ね。
◆小島智史 委員 はい、別の質問です。
○
委員長 では、はい。
◆小島智史 委員 観光ボランティアが台東区にたくさん配置されれば、私はよいことだと思います。観光の面でも充実しますし、いいことだと思うんですけれども、しかし今回の観光ボランティアの待機場所というのは、(2)の2行目ですね、区が設置すると書いてありますけれども、設置するんではなくて、設置させられたとか、設置することになったということが正しいんではないですか。つまり、この事業を受けるに当たっての要件となっているわけですよね。何度も言いますけれども、観光ボランティアが充実するのはいいことですけれども、ちょっと表現が気になったので、ちょっと質問したいんですけれども、その点はいかがですか。
○
委員長 そのプロセスだな、これ設置するまでの。
観光課長。
◎河井卓治
観光課長 街なか観光案内、都の事業ではございます。ただ、設置させるというよりも、一つは区の施設であるということと、あと、東京都に言われたから貸すという姿勢ではなくて、区としても街なか観光案内を区の事業としても位置づけ、まあ、位置づけるはちょっとオーバーな表現ですけれども、一緒に進めていくという姿勢から、言い方としては「設置し」というような言い方をさせていただきました。
○
委員長 小島委員。
◆小島智史 委員 今の質問に絡んで、今回の事業は、さまざまな確かにいい面もたくさん私も理解しているんですけれども、確かに制約もたくさんあるんですね。そもそもこれは観光案内拠点整備ではなくて、広域的なという冠がつくんです。
浅草文化観光センターはカテゴリー3のすばらしい案内所で、私も誇りに思っているんですけれども、ちょっと質問したいんですけれども、現時点で台東区の案内だけではなくて、その広域的なという要件に沿った案内ができる案内所に既になっているのか、
パンフレットとかもいろいろ要件があるみたいですけれども、区内案内だけではなくて、そういった広域的な案内ができるような形でそろっているのか、すなわち、これによって課される義務とか、今後やらなければならなくなることというのは、この研修室の設置以外に何があるのかというのが、私が一番知りたいところなんです。その点はありますでしょうか。
○
委員長 観光課長。
◎河井卓治
観光課長 浅草文化観光センターはカテゴリースリーということで、台東区だけではなく、日本全国の観光案内も広域的にできるようにという要件はございます。現在でも、例えば富士山へ行きたいとか、京都、大阪、どのように行ったらいいかとか、そういった意味の広域的な質問は受けて相談に応じております。
今回の補助金を受けることよっての制約というのは、基本的にはないというふうに思っております。
○
委員長 小島委員。
◆小島智史 委員 以上でございます。
○
委員長 いいですか。
◆小島智史 委員 はい。
○
委員長 あと、誰と誰。随分いるな、では、そちらから行こう。
中澤委員。
◆中澤史夫 委員 ちょっと戻ってしまうんですけれども、デジタルサイネージ、これにタッチパネル機能はあるんですか。
○
委員長 観光課長。
◎河井卓治
観光課長 タッチパネルの双方向ではありません。
○
委員長 中澤委員。
◆中澤史夫 委員 イメージとして、置き場所が屋外ということですけれども、緊急時、余り表に物があると、ちょっと邪魔かなと思うので、例えばこれ、壁に宙づりにするとか、屋外で、その設置場所が敷地内ですけれども、どうしても、例えば災害時とかいうのは、いわゆる人があふれてしまうので、余り表に物があると少し障害あるのかなと思うんで、例えばこれ、構造上、壁につけるというのは難しいと思うんですけれども、さわらなくて使えるんでしたら、少し上に設置するとか、あと、難しいんですけれど、中から表に見えるような感じにするとかいうことはできないんですか。
○
委員長 観光課長。
◎河井卓治
観光課長 建物のいろいろな制約もございますので、委員おっしゃいますように、できるだけ災害時や何かに邪魔にならないような形でちょっと検討はしたいと思っています。よろしくお願いします。
◆中澤史夫 委員 よろしくお願いします。
○
委員長 いいですか。では、今度こちら、このように行きますから。
阿部委員。
◆
阿部光利 委員 私は観光ボランティアの待機場所というか、その辺についてお尋ねいたします。
おもてなしの向上と観光客の満足度の向上というところからいうと、本当にその観光ボランティアの方々に頼っている部分は物すごく大きくて、今回の待機場所の専用の部屋ができたということ、また、今までよりも広くなったということは、私、物すごく評価をしたいところです。まさに三顧の礼を尽くすでもないんですけれども、やはりその方々に対して、台東区がどういうことができるだろうかというところからいくと、今回のこの待機場所というのは物すごく有為であると。
何といっても、台東区には台東区観光ボランティアガイドの方々と、それで東京SGGクラブの方々がいらっしゃる。そこに、今回新たに街なか観光案内の方々が入ってくる。ですから、3団体が呉越同舟という言い方はよくないかと思いますが、一つのところに固まってくると。そうすると、連絡も密になってくる。まさに、膝を突き合わせていろいろなことが話し合えるという機会にもなると思うんですけれど、まずお尋ねしたいのですけれども、ここに観光ボランティア団体の情報共有や地域との円滑な連絡・調整等々というふうに書いてあるんですけれども、これ、もう少し補足してほしいんですけれども、この部屋の活用として、どういうことが考えられるのか。
○
委員長 観光課長。
◎河井卓治
観光課長 現在、日本語は観光ボランティアガイド、英語は東京SGGクラブとなっております。また、今度は英語の街なか観光案内が入ってくるということで、正直申し上げまして、現在でも日本語と英語の部分の団体の情報共有の機会がなかなかとれないのが現状でございました。そういう面では、例えば、まちの観光ニーズとか、あるいは問題点等ありましたら、3つの団体が情報共有することによって、観光客の方に適切な情報を提供できるようにというような動きで考えております。
○
委員長 阿部委員。
◆
阿部光利 委員 今回設置ということですから、これから使い方ということにおいてはいろいろなことが出てこようかと思いますが、今、理事者から情報共有という大きな命題がありました。まさにそういうことでは、有用に活用できるんではないだろうかなというふうに思います。
私、次の質問としてお聞きしたいのは、街なか観光案内ですけれども、これ、なかなかその実態と言ったらおかしいんですけれども、どういう活動、活躍をなさってくださるのか、何か回遊性というのかな、1点にとどまらずに動くというところまで聞いていたのですけれども、果たしてその人員とか、今、
理事者から英語対応というお話がございましたけれども、その多言語ということからいうと、例えばドイツ語とかフランス語とか中国語とか韓国語とか、そういったものに対してはどういう対応をしていくのか。
平成29年1月から本格実施、稼働していくわけですから、今のところは、こうであろうということで結構でございますから、もう少し詳しく、どういう活動をなさるのかということについてお尋ねをしたいんですが。
○
委員長 観光課長。
◎河井卓治
観光課長 街なか観光案内ですけれども、動き方としましては週末、金、土、日ということです。2人1組が大体8組がいて、11時から17時の間にシフト交代でいろいろな相談を受けていくと、街に出ながらということになっております。巡回が基本ということにはなっておりますけれども、特に浅草地区につきましては、例えば雷門から観音様、本堂のところですね、かなり外国人の方がいらっしゃいますけれども、できればその浅草のゴールデンルートというか、そこを中心に、できたらその拠点で定位置にいていただいて、案内できないものかということでは、今、東京都に働きかけているといったことでございます。
○
委員長 阿部委員。
◆
阿部光利 委員 なるほど、巡回が基本だけれども、定点というか、そこにいていただいて、そしていろいろなお悩み事に対応していけるようにこれからしていきたいというようなことで解釈としてはよろしいわけですね。
今、多言語というところがちょっと抜けたんですけれども。
○
委員長 観光課長。
◎河井卓治
観光課長 街なか観光案内、英語が基本でございますけれど、フランス語とか中国語もできる方も、英語と比較すると人数は少ないんですけれども、そういった方がいれば対応していくというふうにはお聞きしております。
○
委員長 阿部委員。
◆
阿部光利 委員 全部が全部、一挙にやろうというのはなかなか難しいことかと思いますが、次なるフェーズとしては、恐らくタブレットを持っていただいて、多言語対応できるようなこととか、行く行くは考えていくことなのかもしれないですね。
わかりました。どうもありがとうございます。頑張ってください。
○
委員長 堀越委員。
◆堀越秀生 委員 このデジタルサイネージのまず(1)については基本的に賛成ですが、多言語対応、これは通常のイベント情報とか、そのときのいろいろ、浅草の観光情報を流す中ではいいと思うんですが、例えば災害時などは、むしろ、例えばですが、建物が倒壊していないで、例えばトイレとして使えるんだったらトイレのマーク、イラストを入れてしまうとか、逆に倒壊しそうで危なかったら立入禁止みたいなイラストなりマークで示したほうが、災害時には多言語で自分の言葉が出てくるまで待っているよりいいのかなという思いもあるんで、その辺のぜひ研究をしていただきたいというのが1点あります。
それと、先ほど来出ている政策的な時系列というのも、これ、私の勝手な解釈ですけれど、ちょっと確認したいのは、これは総務省が平成26年ですから、私らの選挙の前の年の暮れ、ぎりぎり11月終わりぐらいになって、東京オリンピックに向けてのICT活用とかいう、何か懇親会のまとめを出したんです。その中で、このデジタルサイネージを推進していくみたいなことが書いてあって、そのほかにも4Kとか8Kとか、それから、幾つかそのICTのものを総務省として、国としてオリンピックに向けて進めていくみたいな提言を出したんです。そうすると、当然平成26年の暮れなので、27年度の予算にはなかなか間に合わない中で、1年間たって、先ほどの小島委員のおっしゃった東京都の話も含めて、徐々に下におりてきたのかなというふうに思っていて、そういう流れでもすごく観光地である浅草を抱えている台東区としていいのかなと思っているんですが、その辺の、政治的な時系列の認識は、私は別に今の政権を指示している立場ではないですけれど、そういう流れの中で国が考えてくれた方向性が、そして台東区自治体におりてきているのかなという、そういう認識でよろしいんですか。
○
委員長 難しいな。
◆堀越秀生 委員 もちろん地元要望があるということは前提の上で。
○
委員長 観光課長。
◎河井卓治
観光課長 委員おっしゃりますように、国も、あるいは都も、デジタルサイネージ、結構力を入れてきているのが実情でございます。ただ、今回の
浅草文化観光センターのデジタルサイネージは、そこまで政治的なあれは余り意識していないです。あくまでも都の広域的な部分あってということで、ご理解いただきたいと思います。
○
委員長 堀越委員。
◆堀越秀生 委員 わかりました。それ程政治的だからどうこうではなくて、私はそういう流れに、立場は違うけれどいいなと思って、それで地元の要望もある上に、そういう国、都の政策もあっていいのかなという、そういう立場でいた、ちょっとそこはいいです、どうでも。それで、台東区がその中で自主的にそれをまた活用していくということでいいのかなと思っているんです。決して国がどうしたとかではなくて、基本的にはいいなと思っているところです。
それで、この観光ボランティアですけれど、ちょっと質問したいのは、今、
阿部委員からもお話があったように、各団体の情報共有というところでも、もうちょっと深く聞きたいんですが、これは英語の観光ボランティアの方に、私、サラリーマン時代の友達が来たときに、2度ほどお世話になったんですね。そのときに、ちょっと1つ例を挙げると、浅草寺があって、あそこ、浅草神社あるではないですか、その辺の説明をしたときに、日本の古神道のアニミズム的な文化の中に、仏教伝来で来て、天台宗のお寺がここにあって、日本人というのは、そういう、古きよきものと新しいものを融合して、一緒に盛り場にして、なおかつ参道文化というんですか、なかなかイギリスのウェストミンスターにしても、パリのノートルダムにしても、ああいう参道があるわではないし、そういう中で、商いもやりながら、そういういろいろなものを融合して日本の文化というのはできているんだと深く説明された方と、もう1人の方は、ただ浅草寺の歴史をちょっとぱっとやって、こんな感じですみたいな説明する方、2通りあったんです、英語で。利用するほうとしては、当然その2つで全然浅草に対するイメージとか、もっと言ったら、広く日本人を意識するということにイメージが変わってくると私思ったんです。
これから情報共有されていく中で、そういう案内の仕方とか、それぞれが観光ボランティアの方も英語も堪能で、多言語も堪能な方もいて、いろいろ知識が深いと思うんですが、そういう方たちの、そういうやり方とか、説明の仕方みたいなものを中で共有するような仕組み、データベース化というか、そういうものまで含めた充実化ですか、ぜひそうあってほしいと思っています。
○
委員長 難しい質問だな、それは。
観光課長。
◎河井卓治
観光課長 まさに、例えば東京都の街なか観光案内がございますけれども、それは多分、研修もそれほど多くの機会を持たないで、例えば2回ぐらいと聞いているんですけれども、浅草の地理とかもろもろの部分、研修する程度というふうには理解しています。そういう面では、今言った文化とか歴史的なもの、造形をどこまで深めることができるかといった点では課題があります。そのためにも、例えば台東区の観光ボランティアガイドも、募集してから数カ月、あるいは1年かけていろいろな勉強をして、実習もしてという形で、台東区全体の歴史とか文化について造形を深めていらっしゃいます。
そういう意味では、そういった方々と同じ場所を共有することによって、または一緒に研修する機会等を通じて、各観光ボランティアの方にもいろいろな台東区の地域の歴史、文化の理解を深めていただきたいというふうには思っております。
○
委員長 堀越委員。
◆堀越秀生 委員 まとめます。観光ボランティアの皆さんの本当に自主的なご努力でやっていただいているものですから、その中、あまり行政が立ち入ってというのは難しいと思うんですが、ぜひ観光ボランティア同士の中では、それぞれの情報共有、それから、例えば写真にしろ、何にしろ、何かガイドするに当たっての、いろいろな自分なりのアイテムというものを、もちろんそれを利用する、しないは個人の判断だと思うんですけれど、何かみんなで共有していこうよみたいな、中での、部内での、観光ボランティア同士の皆さんが交流できるような、例えばデータベース化とか、あるいは、その控室にお茶を1杯、あるいはコーヒーを飲めるものが1つあるだけでも、そこで観光ボランティアさん同士もゆっくり休めるし、雑談もできると、そのようなことができるようにぜひしていただきたいと、要望だけしておきます。
○
委員長 それはなっているよな。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
委員長 保坂委員。
◆
保坂真宏 委員 私は観光案内
機能強化の、またすみません、デジタルサイネージについてお聞きしたいんですけれども、これは電光掲示板ぽい感じのイメージですが、このテレビのディスプレーの大きさは何インチぐらいですか。
○
委員長 観光課長。
◎河井卓治
観光課長 一応、屋外のデジタルサイネージということで、75インチほどを予定しております。
○
委員長 保坂委員。
◆
保坂真宏 委員 これ、写真のイメージ見ると、先ほど中澤委員もおっしゃられたんですが、位置的にちょっと低いのかな、もう浅草は人でいっぱいですので、要は誰に見てほしいかということもあるんですけれども、この位置の高さですと、やはり人が立たれたら、もう後ろの方は全然見えないということですので、75インチ、何インチあればいいのかというのはわかんないんですが、もう少し目線より高い位置にあったほうが見やすいのかなとは思うんですが、いかがでしょうか。
○
委員長 観光課長。
◎河井卓治
観光課長 こちらの写真は、あくまでイメージ写真ということでご提示させていただいております。いろいろな機種もあるということも含めて、なるべく多くの人にごらんいただけるような仕組みを考えていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
○
委員長 保坂委員。
◆
保坂真宏 委員 了解です。
あと、東京都が進めているデジタルサイネージ、先ほど委員の方々からもお話ありましたが、台東区には2カ所、ことしの3月ですか、前年度末にDISCOVER&TOKYOで東京都が進めているデジタルサイネージ、要はタッチパネルの画面のやつです。それが上野に2カ所、新宿に2カ所で4基つくられました。私も上野の3153ビルの前をよく通って使うんですが、非常に外国人の方が、これはタッチパネルですので、能動的に自分たちから情報をとりに行くような形ですけれども、東京都はこのデジタルサイネージを推し進めているという中で、2020年までに100基をつけたいという具体的な数も出しています。その中に、この4基ができていますけれども、この後、ではどこにつくのかというのはまだ決まっていないみたいですが、浅草もそこに入っているらしいんですが、私はそこまで情報がわかんないんですけれども、この辺についてのデジタルサイネージ、東京都が進めているDISCOVER&TOKYOのデジタルサイネージについて、何か情報はありますか。
○
委員長 それはちょっと、本題、ちょっとそうではない、答えられるんだったら答えてください。
観光課長。
◎河井卓治
観光課長 都としては、浅草に設置したいというお話がありまして、先ほど申し上げましたように、例えば
浅草文化観光センターの管内に置けないかとか、東京都から幾つかの話が来ておりますので、そこでは今一緒に検討しているところでございます。
○
委員長 いいですか。
◆
保坂真宏 委員 ぜひ要望してください、お願いします。
○
委員長 青柳委員。
◆青柳雅之 委員
浅草文化観光センターについては、いろいろな要望が寄せられているということは重々承知しています。あるいは、カーテンを切ってしまって、中から見えるようにしてしまったりとか、そんなトラブルもあったりとかいうことも聞いています。
それで、どこから行こうかな、まず観光ボランティアから行きますが、言語の話がありましたよね、これは、例えば浅草、あるいは台東区を訪れる観光客の、今その国別、あるいは言語別のものが出ていると思うんですが、たしか英語よりは中国ですとか韓国ですとか、そういったアジア圏の方がたしか多かった。あるいは、窓口に実際訪れる方のデータもたしか出ているはずですが、その点もたしか英語圏というふうに大きくまとめると、もしかすると英語が上回るのかもわからないんですけれど、韓国の方などは英語ができる方、多いと聞いていますので、そういったことを考えると、観光ボランティアの充実の中に、そのアジア圏の言語を使える方の観光ボランティアがなぜ入ってこなかったのかという点についてお聞かせいただきたいです。
○
委員長 観光課長。
◎河井卓治
観光課長 例えば東京SGGクラブ等につきましても、英語だけに限定しているわけではありませんけれども、どうしても使用できる言語が英語に偏ってしまうというのは一般的な風潮だと思うんですけれども、そういう意味でちょっとご理解いただければと思います。
○
委員長 青柳委員。
◆青柳雅之 委員 特に問題視しているのは、もちろん英語で観光案内したいというような観光ボランティアの方がたまたま今のところ多いということですけれども、観光客の実際のニーズということを考えると、一昔前は、アジア圏の方は団体でガイドさんで一緒に来ていると、その一方、欧米の方は個人旅行で来ている方が多いという傾向があったのが、それも大分変わってきているということを考えると、そのニーズとしてはあるのかなというふうに思っていますので、そういった点は若干研究をしていただきたいというふうに思っています。
それと、次に入ります。デジタルサイネージの設置の根拠となる部分の中で、その
浅草文化観光センターの外から、きちんとその案内ができるようにということだったんですよね。この理屈でいくと、あの72インチクラスのデジタルサイネージを1階の部分に置くことがメーンではなくて、これ私、開設当初からいつできるのかなと思っていたんですけれど、インフォメーションの頭文字のIを丸にしたピクトグラムですか、あるいは、はてなマーク、これもインフォメーション、あるいは案内所のマークですよね。ああいったものが、ほぼほかの観光案内所というのは目立つところに大きく出ています。
例えば、あの浅草の施設であれば、2階とか3階部分、あるいは表の部分にあのマークがでっかく掲示されるのが当たり前かなというふうに思っているんですが、それがなかなかないと。あるいは、そのピクトグラムでいったら、トイレのマークとか、あそこの施設の特徴である両替のマークとか、ああいったものがぼんほんと並ぶのが必要ではないかなと思っています。それも、今、中澤委員や
保坂委員からもありましたけれども、今回も1階部分と言われますけれど、あそこは結局、雷門から見てそれが認知できなかったら、あまり意味がないんではないかなと思うんです。雷門側から見て、そこにそのインフォメーションのマークだったり両替のマークだったり、あるいはトイレのマークだったりというのがあると。このデジタルサイネージでやるのであったら、1階の本当に人で隠れてしまうような高さではなくて、2階、3階部分にオーロラビジョンではないですけれど、ああいったものをばんと掲示しない限り、そのデジタルサイネージ本来の役目としては、なかなか役に立たないのかなと。きっとあの信号を渡って、その人波をかき分けて、初めてあそこに72インチクラスのデジタルサイネージがあって、そこにそのいろいろな情報がある、もしくは、あっ、ここというのは
浅草文化観光センターだったんだという認識を初めてするということですから、その当初の説明の中にあった
浅草文化観光センターの外から見て、この施設が何であるか、あるいはどんなインフォメーションをしているのかというのを認識してもらいたいということを目的を達成するのであれば、今のこのイメージ写真にあるようなものでは、甚だその役割は果たせないのではないかなというふうに思っておりますので、いろいろな委員から出ていることも踏まえて、私はこのIマークとかはてなマークをでっかく掲示すること、あるいはトイレのマークをでっかく掲示すること……。
○
委員長 青柳委員、そこまで議論広げてしまうと、建物の景観とか、いろいろな問題が、あなたの今言っている要望によって、そのような、いろいろなまたもっと拡大した問題になってくるから、最初にあそこは隈研吾さんがやっているわけだから、あなた、オーロラビジョンか何かをぱっとやったりなどすると、そういった議論になってきてしまうから、その辺はちょっと考えながら言ってよ。
はい。
◆青柳雅之 委員 私は建築にはいろいろ、復興小学校も含めて思いがあるんで、隈研吾さんの美しいデザインを壊してはいけないなというのもあるんですが、ただ、その今の
浅草文化観光センター自体にいろいろな課題があるということは皆さん承知されていると思うんです。そこで、その美しい建築デザインと機能を両立させていくのは一番ですけれども、ある意味どちらかをとらなければいけないという究極の選択の部分も来ているんではないかなと思っていますよ。雨どいがないとか、雪が降ると、あの周辺にパイロンを立てて立ち入りができないようにしなくてはならないとか、やはりそこまでの機能性が欠落しているという部分は、はっきりとあからさまにして、区としてのいろいろな改善をこれからやっていくというのは、私は必要だというふうに思っていますから、その前提で一応お話をさせていただいていますので、
委員長、ぜひ答弁だけいただいてもよろしいでしょうか。
○
委員長 大分大きな話だ。いいよ、やってください。
◆青柳雅之 委員 そういったところでまとめさせていただきたいので、ご答弁いただければと思います。
○
委員長 観光課長。
◎河井卓治
観光課長 ご指摘ありましたピクトグラムのIマークとか、はてなマークがありますけれども、
委員長から今ありましたが、隈研吾先生のやはり建築物としてのデザインの調和と、またその機能性をどのようにバランスとるかといった課題がございますので、ここは一つ、今回デジタルサイネージ2台を屋外に置かせていただきますので、その第一歩として、ちょっとご様子を見ていただけたらというふうに思っていますので、よろしくお願いします。
○
委員長 これは議論が難しいよ。
青柳委員。
◆青柳雅之 委員 確認させてください。私、ここまできちんと確認したことないんですが、隈研吾さんというその設計者は、Iマークとかはてなマークさえも掲示することを、自分の建築デザインが壊れるということで認めないんですか。
○
委員長 そこまで考えていないで設計しているでしょう、恐らく。
観光課長。
◎河井卓治
観光課長 そういうことがあるかどうかは、ちょっと私は存じませんけれども、ただ、建物自体が一つの作品として位置づけられているというのはお聞きしていますので、作品に手を入れるとしたら、いろいろなハードルがあるといったことは現状でございます。
○
委員長 青柳委員。
◆青柳雅之 委員 建築の中に入れなくても、例えば目の前のガードレールのところに柱を立てて、そういったサインを出すとか、その方法は幾らでもあると思うんですが、やはり今、どこの施設へ行っても、観光地へ行っても共通のあのマークではないですか。それが雷門側から見て認知されないというのは、やはり大きな課題だと思いますので、その辺はぜひご検討いただきたいと思います。
以上です。