港区議会 2019-03-27
平成31年3月27日保健福祉常任委員会-03月27日
○
委員長(ゆうきくみこ君) 私も少し気になりました。実態として
受け付け期間は結局それほど変わらないということですよね。でも、表記の仕方が違う。
ほかにご
質問等ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(ゆうきくみこ君) ほかになければ、
報告事項(2)「
港区立介護予防総合センター指定管理者の
公募について」の報告は、これをもって終了いたしました。
────────────────────────────────────────
○
委員長(ゆうきくみこ君) 次に、
報告事項(3)「
災害医療対策について」、
理事者の
説明を求めます。
○
保健予防課長(長嶺路子君)
報告事項(3)「
災害医療対策について」、ご報告いたします。
項番1、災害時における妊産婦等支援活動に関する協定書についてでございます。(1)目的です。災害時におけます母子救護所の
運営や妊産婦等の支援について充実・強化をいたします。(2)協定相手方は、公益社団法人東京都助産師会品川港地区分会でございます。(3)協定締結日は、3月15日金曜日でございます。
項番2、港区在宅人工呼吸器使用者自家発電装置給付
事業についてでございます。(1)開始は4月1日です。(2)対象は、ア、港区の災害時避難行動要支援者登録
事業によります在宅人工呼吸器使用者のための個別支援計画におきまして、自家発電装置の準備をする必要があることが確認できる者、イ、他の公的制度の対象とならない者を予定してございます。(3)内容につきましては、自家発電装置の現物給付でございます。(4)給付物品については、自家発電装置はカセットボンベを使用するタイプのものといたしております。(5)対象者への通知は個別に周知いたします。
○
委員長(ゆうきくみこ君)
説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご
質問等ございましたら、順次ご発言をお願いいたします。
○
委員(
玉木まこと君) 助産師の方なのですけれども、公益社団法人東京都助産師会品川港地区分会が具体的にどのような支援をされるのでしょうか。区内の助産師が登録するような団体なのでしょうか。
○
保健予防課長(長嶺路子君) 東京都の助産師会でございまして、港区民には助産師が約10名いらっしゃいまして、港区でのこれまでの活動も既に委託してございます。産後母子ケア
事業として交流
事業や、助産師相談窓口、ママの健康相談、赤ちゃん訪問などを委託しております助産師でございます。
○
委員(
玉木まこと君) 既に港区とも連携をとられている10名ほどの助産師が区内にいらっしゃって、そのような方々に災害時において救護所等での支援をしていただくような協定ということですね。わかりました。
○
委員(
風見利男君) 今のお話を聞いていると、公益社団法人東京都助産師会品川港地区分会というけれども、港区にいる人が対応するということなのですか。そうではないですよね。
○
保健予防課長(長嶺路子君) 少し言葉が足らず、失礼しました。公益社団法人東京都助産師会品川港地区分会は、会員が約50名いらっしゃいます。実働数は30名程度と聞いております。そのうち港区民の助産師が10名程度と聞いてございます。
○
委員(
風見利男君) では、その50人の方に、港区のこのようなことをやってほしいという要請に基づいて活動してもらうという協定の中身なわけですか。
○
保健予防課長(長嶺路子君) そのとおりでございます。
○
委員(
風見利男君) 公益社団法人東京都助産師会品川港地区分会というのは、今回、港区で協定を結びましたけれども、ほかの区とも協定を結んでいるということはあるのですか。
○
保健予防課長(長嶺路子君) その点につきましては、現在はわかりません。申しわけございません。
○
委員(
風見利男君) 災害が起こったときに、必要だといっていろいろな区と結んでいて、それほど人を派遣できませんということになったら困るわけで、人員が確保されているのか、非常に大事なことなので、調べておいていただきたいと思うのです。
経費負担はどのような形になるのですか。協定を結んだけれども、実際、動いてもらった段階でお金を払うということなのですか。それとも、基本料金というのがあって、それプラス実費というか、動いた場合に、このような経費がかかりましたということでお支払いするのですか。
○
保健予防課長(長嶺路子君) 協定書を結んでおりまして、妊産婦等の支援班の編成及び派遣に要する経費や、妊産婦等に支援班が携行した医薬品等を使用した場合の実費、防災訓練等を実施した場合の経費については、港区が負担するものとしてございます。
○
委員(
風見利男君) ということは、実際動いてもらったときに経費をお支払いするということが基本になっているわけですね。
○
保健予防課長(長嶺路子君) はい。
○
委員(
風見利男君) 次に、2番目の港区在宅人工呼吸器使用者自家発電装置給付
事業について、一緒に報告があったから、これも質問していいのですよね。これは対象者は何人ぐらいいらっしゃるのでしょうか。今回、自家発電装置をお貸しするということでやるわけですけれども、対象者の方は、24時間ほとんど酸素吸入をしていらっしゃる方なのでしょうか。
○
保健予防課長(長嶺路子君) 現在、対象者は21名いらっしゃって、24時間人工呼吸器を使用している方を想定しております。現物給付でございます。
○
委員(
風見利男君) カセットボンベを使用するタイプというのは、要は、カセットボンベを入れて、スイッチを入れて発電するという仕組みだと思うのですけれども、カセットボンベはどれぐらいもつのでしょうか。
○
保健予防課長(長嶺路子君) 気温等の条件等もあるのかとは思いますが、2本で一、二時間と聞いてございます。
○
委員(
風見利男君) 大規模災害の場合に、電気が復旧するまでには1日や2日間かかるわけです。そうすると、最低でも2日分、3日分というボンベをその方が用意するという仕組みになるのでしょうか。
○
保健予防課長(長嶺路子君) 発災後、なるべく早期に支援関係者が継続的に状況把握を開始するようにいたしますが、やはり1日、2日はご自身でご準備いただければと思ってございます。
○
委員(
風見利男君) ほかの区など、全国的にこのようなものを導入しているところも既にあるのですか。
○
保健予防課長(長嶺路子君) そちらは現在即答できません。申しわけございません。
○
委員(
風見利男君) これは導入すると決めたわけで、これはこれで非常にいいことなわけです。酸素が必要な方にとっては本当に命にかえられない装置なわけで、先ほど私が言いましたけれども、
みなと保健所で想定されているのは2日分なのか、3日分なのか。3日分ぐらいはご用意くださいというのは、お渡しするときに家族に
説明すると思いますが、何日ぐらい想定されているのですか。
○
保健予防課長(長嶺路子君) 3日分程度はお持ちいただければありがたいと思っておりますが、発災した場合は、繰り返しになりますが、なるべく早期に関係者が状況把握に努めたいと思っているところでございます。
○
委員(
風見利男君) 災害が起きると、一般の方も見えるわけで、避難所に行けない場合は、家庭でカセットボンベを使ってということもあり得るわけで、なかなか手に入らないのですよね。多分、お店に行っても、みんな売り切れてしまうということがあるので、そこは本当にそごのないような
説明と、最低限の必要量というのはきちんと
説明した上でご理解いただくことは大事なことだと思うので、その辺、抜かりなくやっていただきたいと思います。
○
保健予防課長(長嶺路子君) おっしゃるとおりでございます。そのように努めたいと思います。
○
委員(
清家あい君) 母子救護所について、南麻布五丁目の愛育病院があったところだということで、そこの受け入れについてお伺いしたいのです。どのような状況を想定されているのでしょうか。
○
保健予防課長(長嶺路子君) 南麻布五丁目にございます愛育会の総合母子保健センターを想定しておりまして、100名程度が入れると思っておりますが、妊産婦50名ぐらい、その方々の
お子さんや乳児で50名ぐらいを想定してございます。
○
委員(
清家あい君) 別に、乳児25人、幼児25人のような分け方できっちり決めているわけではないのですよね。このロータリーに100人来た場合に、それに対して対応する助産師が10人ということでいいのですか。
○
保健予防課長(長嶺路子君) 公益社団法人東京都助産師会品川港地区分会の港区民の方は約10名でございますが、港区民の助産師だけでなく、地域の助産師の力もおかりしたいと思っておりますし、また、私ども港区におけます
保健師も動くと思ってございます。
また、必要であれば、外部等からも応援チームの要請をお願いしようと思ってございます。
○
委員(
清家あい君) 外部からの応援要請というのは、何を指しているのですか。誰に要請するのですか。
○
保健予防課長(長嶺路子君) 他の自治体の
保健師や
看護師の方々にもお願いしようと思っております。
○
委員(
清家あい君) 震災などがあったら、みんな同じなので、来てもらえるのかという感じがするのですけれども。
この協定書を結んだ意義についてです。妊婦が出産などという大変な状況になったら病院に搬送する。ここにいるわけではないわけですよね。何かご不安がある方がここに集まってきて、メンタルのケアをする、何か処置についてお話しするなどのような意味合いなのでしょうか。
○
保健予防課長(長嶺路子君) 先ほどの繰り返しになりますが、業務につきましては、母子救護所の
管理及び
運営、区民避難所・在宅避難者等の巡回、妊産婦等に対する心身のケア、このようなことを想定してございます。
○
委員(
清家あい君) わかりました。巡回にも行くためにということですね。母子救護所が南麻布五丁目にしかなくて、実際、
子どもがたくさんいる湾岸の方からわざわざ南麻布五丁目に来るかというのがあります。それでここに来られるのかというのがあるのですが、家にいる人のところにも行きますということですね。わかりました。
○
委員(
玉木まこと君) カセットボンベについてです。市販のボンベなどは長期の保存がどれぐらいのものなのか、私はわからないのですが、先ほど3日間はご自身でご準備いただければということでした。2本で1時間から2時間ということなので、3日間だと相当数の本数が必要になると思うので、それを常に持つというのもなかなか大変だと思うのですけれども、カセットボンベは冬場のお鍋で使うぐらいしかわからないのですが、使いながらやっていかないと、いざ使おうと思ってもなかなか使えないという状態にあるのかと思うのです。そのあたりは給付物品の選定にあたってしっかり議論されたのでしょうか。また、対応はどのようにされるのでしょうか。
○
保健予防課長(長嶺路子君) 今回、カセットボンベ式を対象としているのは、取り扱いが簡便で安価だということ、また、保管も簡単でございますし、5年以上の長期の保管が可能と聞いてございます。確かに作動時間は短いのではございますが、ほかのタイプとしてはガソリンタイプのものでございますので、そうなりますと、保管期限が6カ月から1年で難しく、また、廃棄することも難しいと聞いております。火災の危険性が常に隣り合わせにございまして、風通しがよいことや温度変化が少ない、密閉されているなど、
管理が非常に難しいガソリンではなく、カセットボンベということにさせていただいてございます。
○副
委員長(
近藤まさ子君) この発電装置の耐用年数は何年でしょうか。また、例えば耐用年数が切れたら、申請すればまたいただけるのでしょうか。
○
保健予防課長(長嶺路子君) 耐用年数は6年ということでございます。6年たちましたら、また申請いただいて給付することは可能でございます。
○
委員長(ゆうきくみこ君) ほかに、ご
質問等ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(ゆうきくみこ君) ほかになければ、
報告事項(3)「
災害医療対策について」の報告は、これをもって終了いたしました。
────────────────────────────────────────
○
委員長(ゆうきくみこ君) それでは、
審議事項に入ります。
審議事項(1)「請願29第2号
コンビプラザ品川保育園における
継続運営に関する請願」を議題といたします。
本請願について、何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(ゆうきくみこ君) なければ、本請願につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
委員長(ゆうきくみこ君) それでは、本日継続と決定いたしました。
────────────────────────────────────────
○
委員長(ゆうきくみこ君) 次に、
審議事項(2)「請願30第4号 別居・離婚後の親子の断絶を防止する
法整備を求める請願」を議題といたします。
本請願について、何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(ゆうきくみこ君) なければ、本請願につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
委員長(ゆうきくみこ君) それでは、本日継続と決定いたしました。
────────────────────────────────────────
○
委員長(ゆうきくみこ君) 次に、
審議事項(3)「請願30第5号 別居・離婚後の親子の断絶を防止する
公的支援を求める請願」を議題といたします。
本請願について、何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(ゆうきくみこ君) なければ、本請願につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
委員長(ゆうきくみこ君) それでは、本日継続と決定いたしました。
────────────────────────────────────────
○
委員長(ゆうきくみこ君) 次に、
審議事項(4)「発案27第10号
保健福祉行政の調査について」を議題といたします。
本発案について、何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(ゆうきくみこ君) なければ、本発案につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
委員長(ゆうきくみこ君) それでは、本日継続と決定いたしました。
────────────────────────────────────────
○
委員長(ゆうきくみこ君) それでは、高嶋
芝地区総合支所管理課長から発言を求められておりますので、これをお許しいたします。
○
芝地区総合支所副
総合支所長・
芝地区総合支所管理課長兼務(高嶋慶一君)
委員会の貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございます。本日は、昨年末に起きました港区立芝
保育園における汚水漏水事故につきまして、現状判明しております事実関係等をご報告させていただきます。なお、本日は特に資料をご用意してございませんので、よろしくお願いいたします。
この事故につきましては、
平成31年1月21日の当
常任委員会でご報告させていただいてございます。まず、冒頭におわびを申し上げなければなりません。実はさきの
委員会報告の際に参考資料として提出させていただきました、園舎平面図の床の張りかえ範囲のうち、黄色で塗らせていただいた部分が正確ではございませんでした。床材を全て剥がして、張りかえ工事を実施した旨表示してございます。中には、3回塩素消毒を行った上で、汚水が浸透した部分を削り取って、そこをパテで埋め、上からフローリングシートを張ったというところがございました。また、逆に、黄色く表示していないところで、床材の張りかえを行った場所もございました。今後、このようなことがないよう、資料調製にあたりましては、細心の注意をもって行ってまいります。申しわけございませんでした。
それでは、現状判明しております事実関係等、3点報告させていただきます。
平成30年12月26日に発生いたしました港区立芝
保育園の汚水漏水事故でございますが、先ほど申し上げた園舎内の復旧作業を行い、去る1月15日に
運営を再開し、現在に至っているところでございます。
事故の原因でございます。住宅の
管理者でございます東京都住宅供給公社と調査を現在も継続中でございますが、これまで判明していることといたしましては、まず第1に、
保育園と上階の都営住宅の汚水管が共用であったことが挙げられます。当然ではないかということでございますけれども、港区立芝
保育園の一部トイレの汚水管と、都営芝五丁目アパートの汚水管が共用となっていた。都営住宅と区の
施設の合築の場合、通常は建物内で上階の都営住宅と下の
施設では排水設備を別系統として設計いたします。ただ、昭和48年竣工のこの建物内では、共用設備となっておりました。その共用汚水管が詰まり、
保育園のトイレに逆流したということが第1点でございます。
第2に、汚水管の経年劣化が想定以上に進んでいたということが挙げられてございます。経年による共用汚水管内の腐食によりまして、さびこぶが発生いたしまして、管内の一部に汚水のたまりが発生したと。その管内上部の腐食がガスによりまして進行いたしまして、さび片が上から剥離して、管内に落下して滞留したと想定されると。これにより管内が狭小となりまして、そのときに汚水に混入して流された異物、和装や着物用の白足袋、手ぬぐいが事故後の復旧作業中に見つかってございます。そのような流された異物が管を閉塞させ、逆流の原因になった
可能性があるということでございます。
さらに、なぜ想定以上に汚水管の経年劣化が進んだのかというところでございますが、共用汚水管の口径の大きさに原因がございました。現在の基準で計算すると、20センチ径が必要だということでございますが、この
施設については、150ミリ、15センチ径であったということでございます。この管の口径に対して流れる汚水量が多かったことにより、劣化の進行が通常より早まった
可能性があるということでございます。
第3でございます。こちらは間接的ではございますが、都営住宅部分の上の階で汚水管の更新工事を実施したということが挙げられます。
平成30年9月から11月にかけまして、住宅部分の汚水管の更新工事を実施してございます。この住宅部分の汚水管の更新工事を行ったために、汚水に混入して流された先ほどの異物が住宅部分の汚水管内で滞留せずに、そのまま共用汚水管まで達し、今回の事故に至った
可能性が否定できないということでございます。
現状、報告できる内容は以上でございます。現在、都営住宅と港区立芝
保育園の汚水管を切り離す工事を実施してございます。今後、このような事故は起こりません。また、東京都住宅供給公社と復旧作業等に要した経費負担について、現在、協議中でございます。今後とも、安全・安心を最優先とした
施設運営に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
長くなりましたが、報告は以上でございます。
○
委員長(ゆうきくみこ君) 何かございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
────────────────────────────────────────
○
委員長(ゆうきくみこ君) 次に、
西川保育・
児童施設計画担当課長から発言を求められておりますので、これをお許しいたします。
○保育・
児童施設計画担当課長(西川杉菜君)
平成30年11月5日の当
常任委員会におきましてご報告いたしました、「旧神応小学校の本格活用及び旧三光小学校の暫定活用並びに埋蔵文化財保管場所について(素案)」につきましては、
平成30年11月以降、区民
説明会を開催いたしまして、地元住民の方等からご意見をお伺いいたしました。
このたび、この区民
説明会でいただいた意見等を素案に反映するべく、素案を一部修正し、「旧神応小学校の本格活用及び旧三光小学校の暫定活用並びに埋蔵文化財保管場所確保に関する方針」と名称を改め、取りまとめいたしました。
旧神応小学校につきましては、今後、1階、2階に
保育園、3階に学童クラブ、4階にいきいき
プラザ、区民協働スペースが整備される予定であること、また、旧三光小学校につきましては、現在、三光保育室、三光学童クラブがありますことから、当
常任委員会にも関係がございますので、ご報告させていただきます。
それでは、本日付当
常任委員会資料№4をごらんください。「旧神応小学校の本格活用方針(素案)に対する区民意見及び区の考え方について」です。旧神応小学校は、既存校舎の大規模改修による
施設整備を予定していることから、地元町会に事前
説明した後、今後の工事
説明会も考慮し、港区中高層建築物等の建築に係る紛争の予防と調整に関する条例、いわゆる紛争予防条例でございますが、こちらに示された隣接関係住民の方々を対象とした
説明会を開催いたしました。
説明会の概要については
項番1、いただきました意見と区の考え方については
項番2のとおりでございます。
3ページをごらんください。旧神応小学校の本格活用方針そのものへの反対意見というのはございませんでしたけれども、12番に記載のとおり、旧神応小学校の周辺区道を拡幅してほしいとのご意見がございました。この意見につきましては、区としまして、
施設整備にあわせて、歩道上空地を確保すること等により交通状況の改善について取り組む旨を素案に追記いたしました。そのほかの点につきましては、素案からの修正はございません。
続きまして、本日付当
常任委員会資料№4-2をごらんください。「旧三光小学校の暫定活用方針(素案)に対する区民意見及び区の考え方について」でございます。旧三光小学校につきましては、新たな
施設整備は予定してございませんが、この先、
施設の活用状況が変わってくるために、三光学童クラブを利用する児童の
保護者及び地元町会長を対象とした
説明会を開催いたしました。
説明会の概要については
項番1、いただいたご意見と区の考え方については
項番2のとおりでございます。なお、旧三光小学校の暫定活用方針に関しましては、素案の修正が必要な意見はございませんでした。
今後は、「旧神応小学校の本格活用及び旧三光小学校の暫定活用並びに埋蔵文化財保管場所確保に関する方針」をもとに、
施設整備を進めてまいります。
また、本方針につきましては、準備が整い次第、早急に区ホームページ上で公開する予定でございます。
簡単ではございますが、
説明は以上となります。
○
委員長(ゆうきくみこ君) 何かございますか。
○
委員(清原和幸君) 旧神応小学校に関して、プールの水に虫が湧くと。蚊が媒介してデング熱などが発生するのは困るので、水質の
管理に努めていただきたいということで、これからもお願いしたいと思います。
あと、落ち葉などが多くて、地域の方が清掃されていまして、枯木も多いものですから、港区の方も樹木の手入れをやっていただいております。引き続きお願いいたします。
それから、旧三光小学校につきましては、
平成31年度予算特別
委員会で触れさせていただきましたけれども、校庭に保育室、学童クラブ、それから、はす向かいには三光幼稚園があり、その間を児童園児が通うのに使う道路になります。あとは、白金三丁目、同じところに定員約50名の保育室が開設されていますけれども、皆様、交通安全の確保を心配しておられますので、バギーで通園される方はどんどん敷地の中へ入れて、道路には並ばないように、自転車も並ばないように配慮を願いたいと思います。
以上、要望させていただきます。
○
高輪地区総合支所副
総合支所長・
高輪地区総合支所管理課長兼務(遠井基樹君) 今ご要望いただきました中の旧神応小学校でございますけれども、4月1日付で用地・
施設活用担当から
高輪地区総合支所管理課に所管がえをする予定でございます。その中で、地元地区の総合支所といたしまして、水質の浄化や落ち葉の清掃を、これまでどおり近隣の皆様と調整しながら進めてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。
○
委員長(ゆうきくみこ君) この件については、ほかに何かございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員(
清家あい君)
陳情書が出ています。これに幾つか要望が出ていますが、どのような対応が可能なのでしょうか。
○
子ども家庭課長(佐藤博史君) 現在、青山児童館に通われている
お子さんの
保護者の方から、
陳情書となるものをいただいております。
陳情内容は大きく3つございますけれども、まず1番は、2020年3月末までの存続ということを述べております。年度内の変更につきましては、
子どもたちへの影響も非常に大きいというご懸念からでございます。現時点では2020年1月の移設、改築移転となりますけれども、こちらにつきましては、工事のおくれなどの話も上がっております。現在、その時期については、東京都と調整しているところでございます。現時点ではまだ1月の移設予定の状態ではありますけれども、工事の進捗と合わせて、安全に移設するというものでございます。
こちらの陳情者が、意見として述べておきたい、ぜひお願いしますということで実際に議長のところにお持ちいただいたものでございます。
陳情書の扱いとしましては、そのようなもので意見としての受けとめという形としております。
具体的な陳情内容としましては、1番につきましてはただ今ご
説明のとおりです。2番につきましては、青山児童館の学童クラブを赤坂
子ども中高生プラザ青山館、新しい
施設への移転を要望されております。赤坂
子ども中高生プラザ青山館は、学童クラブ機能も備えたものとして開館いたしますので、引き続き青山児童館のこれまでの歴史も含めた学童クラブ
事業というものを、赤坂
子ども中高生プラザ青山館内で実施いたします。
3番目につきましては、現職員の方々の移籍ということでございます。区の職員の対応について非常に評価をいただいていると受けとめております。ただ、こちらは
指定管理者による
運営になります。新しい館の
運営は、区の職員ではないというご
説明も直接陳情者の方にさせていただきました。
また、
子どもにとって影響がないようにということで、裏面にもありますとおり、カッパのカリッパ伝説というような、これまで受け継がれてきていた青山児童館ならではの文化もございます。そのようなことも含めて、職員の顔はかわりますけれども、しっかりと引き継ぎの
期間をとって、
子どもたちに不安を与えないように、
保護者の方にも不安を与えないように、これまでどおり安全・安心に過ごせる場所となるように、しっかりと引き継いでいくといったものでございます。
○
委員(
清家あい君)
スケジュール感がわからなくなってしまったのですけれども、2020年1月に開設予定だったのが、おくれるかもしれないので、1番は可能になるかもしれないと。
指定管理者を決めてから、引き継ぎの
期間は十分にとるというのは、どれぐらいの長さの
期間なのか、ふだんはこれぐらいだけれどもこれぐらいなどというのがあるのだったら、教えてください。
○
子ども家庭課長(佐藤博史君) 引き継ぎ
期間は3カ月を持っていきたいと考えております。通常、
指定管理導入につきましての引き継ぎ
期間は3カ月になっておりますけれども、開設の1月の前の3カ月間を考えているということを、第4回
定例会のときには発言させていただきました。十分に3カ月はとっていきたいと考えております。
○
委員(
清家あい君) 普通の
指定管理の引き継ぎは3カ月もやらないということなのですか。
○
子ども家庭課長(佐藤博史君) 大体3カ月です。本件の学童クラブ
事業移設は
子どもたちに3カ月前からしっかりと顔を見せてやるということで、普通より長くということをあえて置いた形ではありませんけれども、十分にそこで引き継ぎをしていくという考え方として持っております。
○
委員(
清家あい君) 2番目の要望は、青山児童館の学童クラブを新しい港区立赤坂
子ども中高生プラザ青山館の中に入れてほしいという要望なのかと思うのですけれども、そのようなものは技術的に可能なのですか。
○
子ども家庭課長(佐藤博史君) 赤坂
子ども中高生プラザ青山館の敷地の中に学童クラブ専用室を設計上設けております。こちらは児童館機能が含まれているものになりますので、可能でございます。
○
委員(
清家あい君) 多分、
保護者たちが強く要望しているのは、児童館をそのままその中に移設して、赤坂
子ども中高生プラザ青山館は赤坂
子ども中高生プラザ青山館で
指定管理にしてほしい、従来の職員がやってほしいということなのだと思うのですが、やりようによってそのようなことができる
可能性はあるのですか。
○
子ども家庭課長(佐藤博史君) 職員が児童館とともに行くということではなくて、
指定管理者による児童館の
運営となります。こちらは、第4回
定例会で条例審議をいただいたときにご承認いただいたとおり、きりかわりとなります。
○
委員(
清家あい君) わかりました。1番のところだけでも可能であるならば、ぜひお願いしたいと思いますが、児童館が赤坂地区から1つもなくなってしまうということもあって、
保護者の方などが強く要望されているということもあるので、民間が
運営している学童クラブがもう少し
利用者の満足いくようなものになるよう、底上げしていくということが本当に大事なことだと思いますので、よろしくお願いします。
○
委員(
風見利男君) これは、同様のものが区長にも出ているわけですか。
○
子ども家庭課長(佐藤博史君) この
陳情書は、
議長宛てのみと伺っております。
○
委員(
風見利男君) 区長の方には出ていないのですか。
○
子ども家庭課長(佐藤博史君) 区長の方には出ていません。
○
委員(
風見利男君) 12月15日に初めて
説明会で
説明を受けました。その後、父母会というか、今回の陳情者との話し合いは継続しているのですか。
○
子ども家庭課長(佐藤博史君) 12月には、15日と17日の2回、お話をして、その後、代表の方というか、一部の方と2回ほどお話をさせていただいております。
○
委員(
風見利男君) 今回、このような陳情が、区長のところには出ていないようですけれども、区長のところに陳情するのを知らないのかわかりませんが、引き続きこの中身で話し合いをする必要があると思うのです。その辺はいかがですか。
○
子ども家庭課長(佐藤博史君) 実際に陳情者とお話をさせていただいたときには、今申し上げた1番から3番まで、区の状況についてお話をしたところでございます。また、2回会ったときのもう1回につきましても、同様のお話をしたところでございます。その際には、
指定管理者による
運営につきましての一定の理解は得られました。年度途中の部分についてはせめてさけてほしいというようなお話があり、それも同様に、今、東京都とそのような工事の進捗とともに検討しているところだという
説明にとどまっておりますけれども、今後もこのような声に関しては、その都度丁寧にご
説明してまいりたいと思います。
○
委員(
風見利男君) それは決まったものだからこうですよと
説明しているだけで、議会に陳情を出したということは、いずれ請願も出しますよと言っているわけで、
子ども家庭課長の
説明に納得していないわけですよね。納得しているのだったら、このような陳情が出てくるわけがないわけですから、引き続ききちんと、理解を得るという
説明だけではなくて、なぜこの人たちがこのように思っているのかというところをよくつかんで、区としてできることはないのかという立場で話し合いをしないと、全然解決する見込みがないと思うのです。その辺はどうなのですか。
○
子ども家庭課長(佐藤博史君) このような声があるということをしっかりと重く受けとめて、対応してまいりたいと思います。
○
委員(
風見利男君) 議会で議決されてこのようになっていますという
説明ではなくて、この中でもどのような手だてで親御さんたちの気持ちを酌み上げることができるか、そのことも含めて考えてもらいたい。そのような立場でいいですよね。
○
子ども家庭課長(佐藤博史君) しっかりとご
説明とともに、
保護者の安心につながるような
説明となるよう努めてまいりたいと思います。
○
委員(
風見利男君) 最初の
説明のところは後にしていただいて、後半の方の対応でお願いします。
○
委員長(ゆうきくみこ君) ほかに、何かございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
────────────────────────────────────────
○
委員長(ゆうきくみこ君) それでは、皆様、
保健福祉常任委員会は本日が今期最後になります。今まで
委員長として至らない点がいろいろある中で、特に大きな問題もなく、ご協力いただきまして、ありがとうございます。
それで、ご異動される方がいろいろいらっしゃるかと思いますが、当
常任委員会からは、西田
保健福祉課長がご退職されるということで、一言、お言葉をいただけませんでしょうか。よろしくお願いします。
○
保健福祉課長(西田京子君) ご挨拶の機会を与えていただきまして、
まことにありがとうございます。
当
常任委員会の窓口課長として、5年間務めさせていただきました。これも、ゆうき
委員長、近藤副
委員長、
委員の各先生方のおかげでございます。心から感謝を申し上げます。
4月からは別の形で地域福祉にかかわらせていただきますので、またお目にかかる機会もあろうかと思います。その際はどうぞよろしくお願いいたします。
結びに、各
委員の先生方のますますのご健勝とご活躍を心より祈念いたしまして、ご挨拶とさせていただきます。長い間、本当にありがとうございました。
○
委員長(ゆうきくみこ君) どうもありがとうございます。
私も、西田
保健福祉課長なしには
委員長ができなかったというぐらいいろいろ頼りにさせていただきまして、また地域福祉の分野でも皆さんにびしばしとむちを打って、調教していただければと思っております。引き続きよろしくお願いします。
そして、本当に皆さんご異動先でもご活躍していただきますよう、また、継続して当
常任委員会でお仕事をされる方も、港区のために引き続きどうぞよろしくお願いします。
私たちは、この4月で改選があります。しっかりとみんな戻ってこられますように頑張っていきたいと思いますので、どうなることやらではございますが、一生懸命力を尽くして、皆さんが港区のためと思っているのは変わりありませんので、しっかりと港区の繁栄のために今後とも頑張って動いていただければと思います。
そして、事務局の皆さんも本当にどうもありがとうございました。長嶺
保健予防課長も東京都へ転出されるということで、本当にありがとうございました。
ほかに、何かございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(ゆうきくみこ君) ほかになければ、本日の
委員会を閉会いたします。
午後 2時42分 閉会...