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  1. 港区議会 2019-03-27
    平成31年3月27日保健福祉常任委員会-03月27日


    取得元: 港区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-21
    平成31年3月27日保健福祉常任委員会-03月27日平成31年3月27日保健福祉常任委員会  保健福祉常任委員会記録平成31年第6号) 日  時  平成31年3月27日(水) 午後1時30分開会 場  所  第1委員会室出席委員(8名)  委 員 長  ゆうき くみこ  副委員長  近 藤 まさ子  委  員  玉 木 まこと       清 家 あ い        土 屋  準        杉 浦 のりお        風 見 利 男       清 原 和 幸 〇欠席委員   な し 〇出席説明員  芝地区総合支所総合支所長芝地区総合支所管理課長兼務    高 嶋 慶 一
     麻布地区総合支所長子ども家庭支援部長兼務          有 賀 謙 二  麻布地区総合支所総合支所長麻布地区総合支所管理課長兼務  上 村  隆  赤坂地区総合支所長保健福祉支援部長兼務           森   信 二  高輪地区総合支所総合支所長高輪地区総合支所管理課長兼務  遠 井 基 樹  保健福祉課長                         西 田 京 子  福祉施設整備担当課長                  小 笹 美由紀  高齢者支援課長                        山 本 睦 美  介護保険課長                      大 原 裕美子  障害者福祉課長                        横 尾 恵理子  生活福祉調整課長芝地区総合支所生活福祉担当課長兼務  土 井 重 典  国保年金課長                         鳥 居 誠 之  福祉施設整備担当部長                     佐 藤 雅 志  みなと保健所長                        阿 部 敦 子  生活衛生課長                         村 山 正 一  保健予防課長                      長 嶺 路 子  健康推進課長                         近 藤 裕 子  子ども家庭課長                        佐 藤 博 史  保育・児童施設計画担当課長               西 川 杉 菜  保育課長                           山 越 恒 慶  子ども家庭支援センター所長                  中 島 由美子 〇会議に付した事件  1 報告事項   (1) 港区立麻布子ども中高生プラザ指定管理者公募について   (2) 港区立介護予防総合センター指定管理者公募について   (3) 災害医療対策について  2 審議事項   (1) 請 願29第2号 コンビプラザ品川保育園における継続運営に関する請願                                   (29.6.8付託)   (2) 請 願30第4号 別居・離婚後の親子の断絶を防止する法整備を求める請願   (3) 請 願30第5号 別居・離婚後の親子の断絶を防止する公的支援を求める請願                                (以上30.6.14付託)   (4) 発 案27第10号 保健福祉行政の調査について                                  (27.5.27付託)                 午後 1時30分 開会 ○委員長(ゆうきくみこ君) ただいまから、保健福祉常任委員会を開会いたします。  本日の署名委員は、風見委員清原委員にお願いいたします。  本日、保志児童相談所設置準備担当課長は、所用のため委員会を欠席する旨連絡がありましたので、ご了承ください。  本日の運営についてですが、報告事項(1)に関連して、麻布地区総合支所上村管理課長に出席していただいております。  また、その他として、芝地区総合支所高嶋管理課長西川保育児童施設計画担当課長から発言を求められております。高嶋管理課長には、総務常任委員会での報告事項終了後に出席していただきますので、ご承知おきください。  それから、西川保育児童施設計画担当課長の発言に関連して、高輪地区総合支所遠井管理課長に後ほど出席していただきますので、ご承知おき願います。  各管理課長は、当該報告終了後退席いたしますので、あらかじめご承知おきください。  陳情書議長宛てに提出されております。当常任委員会に送付されましたので、お手元に配付してあります。ご参照ください。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(ゆうきくみこ君) それでは、報告事項に入ります。報告事項(1)「港区立麻布子ども中高生プラザ指定管理者公募について」、理事者説明を求めます。 ○麻布地区総合支所総合支所長麻布地区総合支所管理課長兼務上村隆君) それでは、報告事項(1)「港区立麻布子ども中高生プラザ指定管理者公募について」、ご説明いたします。本日付当常任委員会資料№1をごらんください。  麻布子ども中高生プラザは、現在の指定管理者指定管理期間が、平成32年3月31日に終了します。このため、新たな指定管理者公募を行うものです。  項番1、対象施設港区立麻布子ども中高生プラザ所在地は南麻布四丁目6番7号です。  項番2、指定期間は、平成32年4月1日から平成37年3月31日までの5年間となっております。  項番3、スケジュール(予定)ですけれども、公募開始平成31年4月12日、応募期間平成31年5月27日から28日、指定管理者候補者の選定が平成31年7月、指定議案の提案が平成31年第3回定例会での審議を予定しており、新たな指定管理者による管理開始平成32年4月1日を予定しております。  甚だ簡単ではございますが、説明は以上になります。 ○委員長(ゆうきくみこ君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等ございましたら、順次ご発言をお願いいたします。 ○委員風見利男君) 私どもは、区の施設運営については区が直接やるべきだと前々から再三言っているわけですけれども、特に今、若者の雇用が非常に不安定で、非正規雇用が圧倒的に多いわけで、区が施設を直接運営することによって、若者の雇用も大幅に増えるわけです。本当に今、ワーキングプアと言われ、国民健康保険財政にも大きな影響があるわけで、正規雇用者を増やすべきということと、指定管理者に丸投げすることによって、区に運営ノウハウが全くなくなるわけです。ですから、いいかげんに指定管理者制度はやめて、区が直接運営するという方向にぜひ転換すべきだと思うのですが、いかがですか。 ○麻布地区総合支所総合支所長麻布地区総合支所管理課長兼務上村隆君) 港区は、平成18年から、効率的な施設運営、また、安全な管理のために、民間の活力を導入するということで、指定管理者制度を導入してございます。  港区立麻布子ども中高生プラザにつきましても、現在、管理運営安全面も含めまして、非常にしっかり運営ができてございます。引き続き、指定管理者制度を導入して運営していきたいと考えてございます。 ○委員風見利男君) 区が直接運営すると、何か問題が出るわけですか。 ○麻布地区総合支所総合支所長麻布地区総合支所管理課長兼務上村隆君) 施設によりますけれども、港区立麻布子ども中高生プラザにつきましては、中高生を対象とした大型児童館ということで、運営が開始された当初から、指定管理者制度を導入して運営してございます。そのような意味では、直営の経験がない大型児童館になります。直営だからといって問題があるというわけではありませんけれども、効率的な運営という面では、指定管理者制度の導入が施設管理運営の面では望ましいと考えてございます。 ○委員風見利男君) 私は、区が直接運営すると何か問題があるのかと聞いているのです。 ○麻布地区総合支所総合支所長麻布地区総合支所管理課長兼務上村隆君) 職員の採用を増やさないといけないというものは出てきますけれども、直営で運営することによって、何かこれといって特に大きな問題が出るということはないかと考えます。 ○委員風見利男君) 特に大きな問題はないけれども、職員を採用しなければいけないと。今、若者が大学を出てもなかなか正規職員になれないという状況なわけで、やはり公の区なり東京都なりで職員をしっかり雇うようになれば非正規雇用が減るわけで、そのようなことこそ区がやるべきだと思うので、区が直接やっても問題がないということであれば、そのような方向に転換すべきだということは言っておきたいと思います。 ○委員玉木まこと君) 応募期間が5月27日から5月28日ということですが、2日間ということで間違いないのかを教えていただけますか。 ○麻布地区総合支所総合支所長麻布地区総合支所管理課長兼務上村隆君) 公募の開始が4月12日からとなってございまして、この日から事業者からの申し込みというか、問い合わせが始まる形になります。その中で期間を設けまして、いろいろな質問を受けまして事業者に回答いたします。応募の期間としましてはこの2日間を定めまして、事前予約制事業者に書類を持ってきていただいて、職員が書類をしっかりチェックする中で、書類の受け取りはこの2日間でやっていきたいと考えてございます。 ○委員玉木まこと君) 報告事項(2)の港区立介護予防総合センター指定管理者公募については、同じような形の資料で、4月12日から、公募開始と同時に応募期間もスタートして、締め切りが5月22日という設定なのです。今のお話ですと、4月12日以降に問い合わせのあった事業者に対して説明して、丁寧に対応していって、書類の受け取りはあくまで2日間でやるので、2日間で問題ないというご説明だと思ったのですが、突然来る事業者にどこまで対応するかというのはありますけれども、広く応募を受けるという視点からすると、応募期間を2日間に限定するというのが本当にいいのかどうか不思議なのです。どうなのでしょうか。 ○麻布地区総合支所総合支所長麻布地区総合支所管理課長兼務上村隆君) 4月12日に公募が開始になりまして、事業者の方で提案書をつくる期間が1カ月以上ございます。あくまでも事前に手を挙げていただいた事業者に、2日間の中で予約制で時間を設定しまして、事業者同士が重ならないような形で、担当の職員が窓口にいるという体制で、しっかり書類をチェックする形で受け付けをするということで2日間で考えてございます。前回指定管理者公募を行った港区立港南子ども中高生プラザや、これまで行った中高生プラザは2日間でやってきて、特に大きな問題はないと聞いてございますけれども、2日間では短いということでありましたら、少し検討させていただければと思います。 ○委員玉木まこと君) 過去にも2日間の応募の事例があって、特にそれは問題はなかったということなのですが、公募開始が一月以上前からなので、その2日間の中で受け付けにどうしても来られないという事情もないのかもわかりませんけれども、もしどうしても26日しかできないのですという人がいたときにどのように対応できるのでしょうか。今、人員の体制などとおっしゃっていましたけれども、27日、28日の2日間に限定しなければならない理由というのはあるのでしょうか。3日間に延長しても、1週間に延長してもいいのかと思うのですが、例えば、25日、26日などにしたいというようなことがあった場合には対応するものなのか。そのような余地があるのか、全くないのか、柔軟に対応するものなのかどうかというのは、どのような扱いなのでしょうか。 ○麻布地区総合支所総合支所長麻布地区総合支所管理課長兼務上村隆君) 応募の期間につきましては、申し込みの状況によって、どのくらいの事業者が集まるかにもよりますけれども、実態に合わせまして、応募の期間を定めていきたいと考えてございます。必ずこの2日間でやるというものではないと考えてございます。 ○委員玉木まこと君) 事前に当然説明、ヒアリングに来ると思うので、そのようなものをきちんと聞いていただいて、指定管理はたくさんの事業者に、このような更新されるというか、新しく事業者がかわるかどうかというところでは、いろいろな提案をもらうというのが望ましいと私は考えているので、なるべくその辺は柔軟に考えていただいて、参加を狭めるようなことが絶対ないようにだけはお願いしたいと思います。 ○委員清家あい君) 指定管理者を選ぶときに重要なのは、利用者がどのようにその施設に対して考え、意見があったり、どのように思っているかというところを見ないと、その提案が幾らいいからといって、事業者を変えましょう、このまま行きましょうと決めるのは少し違うのではないかと思っているのです。いつも指定管理については、議案の資料として出していただく議事録を見ても、そのような利用者のレスポンスがどうだったかということが話し合われている形跡が余り見受けられなくて、資料の中にも、例えば、第三者評価の結果の中のアンケートが重要なのだろうと思うのですけれども、それはお願いすれば出していただけるのですけれども、いつもそれが出てくることもないのです。  お願いして見せてもらうと、アンケートの中に、その施設に対して非常に困っているということがすごく書いてあったり、それなのにそのことも話し合わないで指定管理者を決めてしまうのだと思うことがあるのですが、そのような利用者の声のようなものを反映させるという点については、どのように考えていらっしゃるのでしょうか。 ○麻布地区総合支所総合支所長麻布地区総合支所管理課長兼務上村隆君) 港区立麻布子ども中高生プラザにつきましても、第三者評価アンケートを定期的にとってございます。その中で、実際に子どもアンケート保護者の方のアンケートもとってございますけれども、中身を見ますと、かなり使いやすい、満足しているなどという意見が9割を超えまして、否定的な意見というのはほとんどなかったのですけれども、事業の周知の仕方、申し込みの仕方などを少し工夫したらいいのではないかという意見もございましたので、その辺を踏まえまして、今回の公募の要項の中に、申し込み方法や周知の方法の多様化について提案していただくような形で定めてございます。  また、今回、港区立麻布子ども中高生プラザ公募要項をつくるにあたりまして、利用者がだんだん増えてきて、施設子どもがたくさん詰めているという状況もありますので、そのような面からも、施設運営にあたって、安全面についてどのような工夫があるかというのを提案していただくようなことを考えてございます。  また、利用者の3割が外国人子どもということで、外国人の方が多いので、その運営にあたっての多言語化や多文化への対応、そのようなものについても今回新たに提案事項として追加しまして、提案をしていただいて、業者を決めていきたいと考えてございます。 ○委員清家あい君) 指定管理者を決める選考委員会のときには、そのような第三者評価や、その中に入っているアンケート結果の詳細なども各委員が議論の対象にして、話し合いをされるということですか。 ○麻布地区総合支所総合支所長麻布地区総合支所管理課長兼務上村隆君) 特にそのような予定はしていませんでしたけれども、今、ご意見をいただきまして、そのようなアンケート結果や第三者評価などがあると、選考にあたりまして選考委員も参考になる可能性がありますので、ご用意して選考委員会を開催したいと考えてございます。 ○委員清家あい君) ありがとうございます。ぜひそのようにしていただきたいと思います。指定管理者の見直しの時期が、今の施設が抱えている課題を改善する非常に大きな転機になるというか、チャンスなのだと思うので、そこで課題が何で、どのようにして改善していくのかを考えることに一番大きな意味があると思うので、よろしくお願いいたします。 ○副委員長近藤まさ子君) 清家委員のご発言と関係するのですけれども、例えば、今、5年間やってみて、課題と思われるものはどのようなものなのか。お声を聞いたところによると、多言語化ということも公募要項に出るとおっしゃっていましたけれども、外国人お子さんが多いということと、あと、特別の配慮を必要とするお子さんも結構入っていらっしゃるという意味では、そのようなスタッフの充実ということもあるかと思うのですけれども、裏にまた港区立児童発達支援センターができるということで、そのような面でも、あそこは高齢者障害者もいろいろな方が集まっている地域になるので、そこら辺の連携を深めるということについても公募要項に新たに入れていただくなど、今までになかったことを改めて公募要項に入れるという意味では、どのようなことを考えていらっしゃるのか、少しまとめてお話しいただければと思います。 ○麻布地区総合支所総合支所長麻布地区総合支所管理課長兼務上村隆君) この施設複合施設になりまして、子どもから高齢者まで利用します。保育園などもございますし、近隣に関連施設もございますので、そのようなところの連携をどのように取り組んでいくかというのは、既に前回の公募要項からもしっかり提案するような形で要項を定めてございます。  今回新たに5年間やっていく中で課題と思われる点を、公募要項の方で変更させていただきました。主に3点ございまして、先ほどの説明と重複するのですけれども、利用者が月8,000人の利用から9,000人を超えて、今、月1万人の利用を超えていますので、そのような子どもがたくさんいる中で安全面をどのように確保していくのかという体制も含めて、どのような工夫ができるのかを提案していただくこと、外国人の利用が多いということで、施設運営にあたっての多言語や多文化への対応をどのようにしていくか、あと、多言語化とも関係してくるかと思うのですが、事業の周知の方法や募集の対応などの多様な手法など、多言語化も含めた対応をどのような形で提案するのか、いろいろな項目がたくさんあるのですけれども、その中で特にその3つを新たに追加して、今回、公募しようと考えてございます。 ○委員長(ゆうきくみこ君) ほかに、ご質問等ございませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(ゆうきくみこ君) ほかになければ、報告事項(1)「港区立麻布子ども中高生プラザ指定管理者公募について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(ゆうきくみこ君) 次に、報告事項(2)「港区立介護予防総合センター指定管理者公募について」、理事者説明を求めます。 ○高齢者支援課長山本睦美君) それでは、報告事項(2)「港区立介護予防総合センター指定管理者公募について」、平成31年3月27日付当常任委員会資料№2に基づいて、ご説明させていただきます。  平成26年12月に開設し、開設以来、現在の指定管理者運営を行ってまいりましたが、この指定期間平成32年3月31日に終了するため、新たな指定管理者公募するものでございます。  項番1、対象施設でございます。施設名称港区立介護予防総合センター所在地は港区芝浦一丁目16番1号です。  次に、項番2、指定期間です。平成32年4月1日から平成37年3月31日までの5年間でございます。  次に、項番3、スケジュールでございます。公募開始平成31年4月12日です。応募期間平成31年4月12日から5月22日です。指定管理者候補者の選定が平成31年7月、そして、指定議案の提案を平成31年第3回定例会で予定してございます。新たな指定管理者による指定開始は、平成32年4月1日でございます。  なお、ここに記載はございませんが、公募説明会現地説明会につきましては、平成31年4月19日に実施する予定としております。  説明は以上です。 ○委員長(ゆうきくみこ君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等ございましたら、順次ご発言をお願いいたします。 ○委員風見利男君) これも港区立麻布子ども中高生プラザと同様に、私どもはやはり区が直接、あるいは業務委託という形でも実施できる、区が直接運営しても問題がないと思うのですが、いかがですか。 ○高齢者支援課長山本睦美君) 港区立介護予防総合センターは、区における介護予防事業中核施設として位置づけられておりますが、こちらにつきましては、やはり健康運動指導士介護予防運動指導員理学療法士保健師管理栄養士など、さまざまな専門職施設運営を担っていくものでございます。  区においては、介護予防総合センターはここ1カ所だけとなりますので、そのような知識を持った専門職を常時、区の職員として配置するということは非常に困難であり、やはりこのような場合には、専門的なノウハウを持った民間事業者指定管理者として運営させることが、最も目的に即したものだと考えております。 ○委員風見利男君) 港区でもみなと保健所内で専門職が必要なところがたくさんあると思うのですけれども、そのようなところはどのようにしているのですか。 ○高齢者支援課長山本睦美君) 港区内でも、人数は把握しておりませんが、確かに保健師看護師などの職員は勤務しておりますが、やはり介護予防事業に特化した知識を持った者がいるかというと、なかなか難しいかと思います。そのような点でも、そのノウハウを持った民間事業者指定管理者として運営させることが効果的かと考えております。 ○委員風見利男君) そのような職員を育てる、あるいは専門的な知識を持った職員を雇うことで十分やっていけるのではないかと思うのですが、いかがですか。 ○高齢者支援課長山本睦美君) 介護予防事業などを専門的に行っている民間事業者においては、専門職種を何人か事業者の中で雇っており、また、さまざまな新しい情報などもどんどんその民間事業者の中で取り組んで、事業内容を向上しているものと思われます。そのような民間事業者の中で幾つかの施設を持ってそれぞれが連携しながら事業内容を向上させているということにおいては、介護予防総合センターが1カ所しかない区において、そのような専門職による技術の向上を進めるというのは、やはり厳しいものがあるかと思います。 ○委員風見利男君) セントラルスポーツ株式会社は何カ所運営しているわけですか。 ○高齢者支援課長山本睦美君) 今、区外の運営カ所の資料は持っておりませんが、区内では麻布地区いきいきプラザ指定管理をしております。  また、この法人の中で、介護予防専門の部門などを持って事業運営をしております。 ○委員風見利男君) そのような専門職を区がきちんと雇うことで、区にもそのようなノウハウができるわけで、これから超高齢社会の中で、介護予防事業というのは非常に大事なわけで、それを民間事業者に任せておくと、区にはそのようなノウハウが全然残らないのです。1カ所しかないから、民間に任せればいろいろなところで同じような経験をしているからいいということではまずいと思うのです。これからの超高齢社会を考えたときに、全ての面で介護予防というのは大変重要になります。今、話のあったいきいきプラザのような施設も含めて区として責任を持っているわけで、区で独自に専門職を雇って育成していくという立場もとっていかないと、区のやるべき仕事は管理も全て任せっぱなしということになってしまって、介護予防に対するノウハウは全く残らないわけです。ですから、そのような立場でぜひ取り組むように強く要望しておきたいと思います。 ○委員玉木まこと君) 一応確認なのですけれども、こちらの応募期間は4月12日から5月22日なので、報告事項(1)の港区立麻布子ども中高生プラザは2日間の受け付けで、こちらは一月ぐらいとっていると思うのですけれども、この考え方の違いというのは区としてどのような整理をされているのでしょうか。 ○高齢者支援課長山本睦美君) 公募開始が4月12日、説明会、現地見学会が19日、質疑受け付けが4月12日から26日、それに対する回答が5月10日となっておりますので、実質的に申請書類が事業者から出てくるのは5月10日過ぎになってくるかと思いますが、私どもの方では、応募期間として4月12日から5月22日までという書き方にさせていただきました。この書き方を統一するかどうかについては、関係部署とも検討させていただきたいと思います。
    委員長(ゆうきくみこ君) 私も少し気になりました。実態として受け付け期間は結局それほど変わらないということですよね。でも、表記の仕方が違う。  ほかにご質問等ございませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(ゆうきくみこ君) ほかになければ、報告事項(2)「港区立介護予防総合センター指定管理者公募について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(ゆうきくみこ君) 次に、報告事項(3)「災害医療対策について」、理事者説明を求めます。 ○保健予防課長(長嶺路子君) 報告事項(3)「災害医療対策について」、ご報告いたします。  項番1、災害時における妊産婦等支援活動に関する協定書についてでございます。(1)目的です。災害時におけます母子救護所の運営や妊産婦等の支援について充実・強化をいたします。(2)協定相手方は、公益社団法人東京都助産師会品川港地区分会でございます。(3)協定締結日は、3月15日金曜日でございます。  項番2、港区在宅人工呼吸器使用者自家発電装置給付事業についてでございます。(1)開始は4月1日です。(2)対象は、ア、港区の災害時避難行動要支援者登録事業によります在宅人工呼吸器使用者のための個別支援計画におきまして、自家発電装置の準備をする必要があることが確認できる者、イ、他の公的制度の対象とならない者を予定してございます。(3)内容につきましては、自家発電装置の現物給付でございます。(4)給付物品については、自家発電装置はカセットボンベを使用するタイプのものといたしております。(5)対象者への通知は個別に周知いたします。 ○委員長(ゆうきくみこ君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。ご質問等ございましたら、順次ご発言をお願いいたします。 ○委員玉木まこと君) 助産師の方なのですけれども、公益社団法人東京都助産師会品川港地区分会が具体的にどのような支援をされるのでしょうか。区内の助産師が登録するような団体なのでしょうか。 ○保健予防課長(長嶺路子君) 東京都の助産師会でございまして、港区民には助産師が約10名いらっしゃいまして、港区でのこれまでの活動も既に委託してございます。産後母子ケア事業として交流事業や、助産師相談窓口、ママの健康相談、赤ちゃん訪問などを委託しております助産師でございます。 ○委員玉木まこと君) 既に港区とも連携をとられている10名ほどの助産師が区内にいらっしゃって、そのような方々に災害時において救護所等での支援をしていただくような協定ということですね。わかりました。 ○委員風見利男君) 今のお話を聞いていると、公益社団法人東京都助産師会品川港地区分会というけれども、港区にいる人が対応するということなのですか。そうではないですよね。 ○保健予防課長(長嶺路子君) 少し言葉が足らず、失礼しました。公益社団法人東京都助産師会品川港地区分会は、会員が約50名いらっしゃいます。実働数は30名程度と聞いております。そのうち港区民の助産師が10名程度と聞いてございます。 ○委員風見利男君) では、その50人の方に、港区のこのようなことをやってほしいという要請に基づいて活動してもらうという協定の中身なわけですか。 ○保健予防課長(長嶺路子君) そのとおりでございます。 ○委員風見利男君) 公益社団法人東京都助産師会品川港地区分会というのは、今回、港区で協定を結びましたけれども、ほかの区とも協定を結んでいるということはあるのですか。 ○保健予防課長(長嶺路子君) その点につきましては、現在はわかりません。申しわけございません。 ○委員風見利男君) 災害が起こったときに、必要だといっていろいろな区と結んでいて、それほど人を派遣できませんということになったら困るわけで、人員が確保されているのか、非常に大事なことなので、調べておいていただきたいと思うのです。  経費負担はどのような形になるのですか。協定を結んだけれども、実際、動いてもらった段階でお金を払うということなのですか。それとも、基本料金というのがあって、それプラス実費というか、動いた場合に、このような経費がかかりましたということでお支払いするのですか。 ○保健予防課長(長嶺路子君) 協定書を結んでおりまして、妊産婦等の支援班の編成及び派遣に要する経費や、妊産婦等に支援班が携行した医薬品等を使用した場合の実費、防災訓練等を実施した場合の経費については、港区が負担するものとしてございます。 ○委員風見利男君) ということは、実際動いてもらったときに経費をお支払いするということが基本になっているわけですね。 ○保健予防課長(長嶺路子君) はい。 ○委員風見利男君) 次に、2番目の港区在宅人工呼吸器使用者自家発電装置給付事業について、一緒に報告があったから、これも質問していいのですよね。これは対象者は何人ぐらいいらっしゃるのでしょうか。今回、自家発電装置をお貸しするということでやるわけですけれども、対象者の方は、24時間ほとんど酸素吸入をしていらっしゃる方なのでしょうか。 ○保健予防課長(長嶺路子君) 現在、対象者は21名いらっしゃって、24時間人工呼吸器を使用している方を想定しております。現物給付でございます。 ○委員風見利男君) カセットボンベを使用するタイプというのは、要は、カセットボンベを入れて、スイッチを入れて発電するという仕組みだと思うのですけれども、カセットボンベはどれぐらいもつのでしょうか。 ○保健予防課長(長嶺路子君) 気温等の条件等もあるのかとは思いますが、2本で一、二時間と聞いてございます。 ○委員風見利男君) 大規模災害の場合に、電気が復旧するまでには1日や2日間かかるわけです。そうすると、最低でも2日分、3日分というボンベをその方が用意するという仕組みになるのでしょうか。 ○保健予防課長(長嶺路子君) 発災後、なるべく早期に支援関係者が継続的に状況把握を開始するようにいたしますが、やはり1日、2日はご自身でご準備いただければと思ってございます。 ○委員風見利男君) ほかの区など、全国的にこのようなものを導入しているところも既にあるのですか。 ○保健予防課長(長嶺路子君) そちらは現在即答できません。申しわけございません。 ○委員風見利男君) これは導入すると決めたわけで、これはこれで非常にいいことなわけです。酸素が必要な方にとっては本当に命にかえられない装置なわけで、先ほど私が言いましたけれども、みなと保健所で想定されているのは2日分なのか、3日分なのか。3日分ぐらいはご用意くださいというのは、お渡しするときに家族に説明すると思いますが、何日ぐらい想定されているのですか。 ○保健予防課長(長嶺路子君) 3日分程度はお持ちいただければありがたいと思っておりますが、発災した場合は、繰り返しになりますが、なるべく早期に関係者が状況把握に努めたいと思っているところでございます。 ○委員風見利男君) 災害が起きると、一般の方も見えるわけで、避難所に行けない場合は、家庭でカセットボンベを使ってということもあり得るわけで、なかなか手に入らないのですよね。多分、お店に行っても、みんな売り切れてしまうということがあるので、そこは本当にそごのないような説明と、最低限の必要量というのはきちんと説明した上でご理解いただくことは大事なことだと思うので、その辺、抜かりなくやっていただきたいと思います。 ○保健予防課長(長嶺路子君) おっしゃるとおりでございます。そのように努めたいと思います。 ○委員清家あい君) 母子救護所について、南麻布五丁目の愛育病院があったところだということで、そこの受け入れについてお伺いしたいのです。どのような状況を想定されているのでしょうか。 ○保健予防課長(長嶺路子君) 南麻布五丁目にございます愛育会の総合母子保健センターを想定しておりまして、100名程度が入れると思っておりますが、妊産婦50名ぐらい、その方々のお子さんや乳児で50名ぐらいを想定してございます。 ○委員清家あい君) 別に、乳児25人、幼児25人のような分け方できっちり決めているわけではないのですよね。このロータリーに100人来た場合に、それに対して対応する助産師が10人ということでいいのですか。 ○保健予防課長(長嶺路子君) 公益社団法人東京都助産師会品川港地区分会の港区民の方は約10名でございますが、港区民の助産師だけでなく、地域の助産師の力もおかりしたいと思っておりますし、また、私ども港区におけます保健師も動くと思ってございます。  また、必要であれば、外部等からも応援チームの要請をお願いしようと思ってございます。 ○委員清家あい君) 外部からの応援要請というのは、何を指しているのですか。誰に要請するのですか。 ○保健予防課長(長嶺路子君) 他の自治体の保健師看護師の方々にもお願いしようと思っております。 ○委員清家あい君) 震災などがあったら、みんな同じなので、来てもらえるのかという感じがするのですけれども。  この協定書を結んだ意義についてです。妊婦が出産などという大変な状況になったら病院に搬送する。ここにいるわけではないわけですよね。何かご不安がある方がここに集まってきて、メンタルのケアをする、何か処置についてお話しするなどのような意味合いなのでしょうか。 ○保健予防課長(長嶺路子君) 先ほどの繰り返しになりますが、業務につきましては、母子救護所の管理及び運営、区民避難所・在宅避難者等の巡回、妊産婦等に対する心身のケア、このようなことを想定してございます。 ○委員清家あい君) わかりました。巡回にも行くためにということですね。母子救護所が南麻布五丁目にしかなくて、実際、子どもがたくさんいる湾岸の方からわざわざ南麻布五丁目に来るかというのがあります。それでここに来られるのかというのがあるのですが、家にいる人のところにも行きますということですね。わかりました。 ○委員玉木まこと君) カセットボンベについてです。市販のボンベなどは長期の保存がどれぐらいのものなのか、私はわからないのですが、先ほど3日間はご自身でご準備いただければということでした。2本で1時間から2時間ということなので、3日間だと相当数の本数が必要になると思うので、それを常に持つというのもなかなか大変だと思うのですけれども、カセットボンベは冬場のお鍋で使うぐらいしかわからないのですが、使いながらやっていかないと、いざ使おうと思ってもなかなか使えないという状態にあるのかと思うのです。そのあたりは給付物品の選定にあたってしっかり議論されたのでしょうか。また、対応はどのようにされるのでしょうか。 ○保健予防課長(長嶺路子君) 今回、カセットボンベ式を対象としているのは、取り扱いが簡便で安価だということ、また、保管も簡単でございますし、5年以上の長期の保管が可能と聞いてございます。確かに作動時間は短いのではございますが、ほかのタイプとしてはガソリンタイプのものでございますので、そうなりますと、保管期限が6カ月から1年で難しく、また、廃棄することも難しいと聞いております。火災の危険性が常に隣り合わせにございまして、風通しがよいことや温度変化が少ない、密閉されているなど、管理が非常に難しいガソリンではなく、カセットボンベということにさせていただいてございます。 ○副委員長近藤まさ子君) この発電装置の耐用年数は何年でしょうか。また、例えば耐用年数が切れたら、申請すればまたいただけるのでしょうか。 ○保健予防課長(長嶺路子君) 耐用年数は6年ということでございます。6年たちましたら、また申請いただいて給付することは可能でございます。 ○委員長(ゆうきくみこ君) ほかに、ご質問等ございませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(ゆうきくみこ君) ほかになければ、報告事項(3)「災害医療対策について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(ゆうきくみこ君) それでは、審議事項に入ります。審議事項(1)「請願29第2号 コンビプラザ品川保育園における継続運営に関する請願」を議題といたします。  本請願について、何かございますでしょうか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(ゆうきくみこ君) なければ、本請願につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(ゆうきくみこ君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(ゆうきくみこ君) 次に、審議事項(2)「請願30第4号 別居・離婚後の親子の断絶を防止する法整備を求める請願」を議題といたします。  本請願について、何かございますでしょうか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(ゆうきくみこ君) なければ、本請願につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(ゆうきくみこ君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(ゆうきくみこ君) 次に、審議事項(3)「請願30第5号 別居・離婚後の親子の断絶を防止する公的支援を求める請願」を議題といたします。  本請願について、何かございますでしょうか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(ゆうきくみこ君) なければ、本請願につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(ゆうきくみこ君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(ゆうきくみこ君) 次に、審議事項(4)「発案27第10号 保健福祉行政の調査について」を議題といたします。  本発案について、何かございますでしょうか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(ゆうきくみこ君) なければ、本発案につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(ゆうきくみこ君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ──────────────────────────────────────── ○委員長(ゆうきくみこ君) それでは、高嶋芝地区総合支所管理課長から発言を求められておりますので、これをお許しいたします。 ○芝地区総合支所総合支所長芝地区総合支所管理課長兼務(高嶋慶一君) 委員会の貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございます。本日は、昨年末に起きました港区立芝保育園における汚水漏水事故につきまして、現状判明しております事実関係等をご報告させていただきます。なお、本日は特に資料をご用意してございませんので、よろしくお願いいたします。  この事故につきましては、平成31年1月21日の当常任委員会でご報告させていただいてございます。まず、冒頭におわびを申し上げなければなりません。実はさきの委員会報告の際に参考資料として提出させていただきました、園舎平面図の床の張りかえ範囲のうち、黄色で塗らせていただいた部分が正確ではございませんでした。床材を全て剥がして、張りかえ工事を実施した旨表示してございます。中には、3回塩素消毒を行った上で、汚水が浸透した部分を削り取って、そこをパテで埋め、上からフローリングシートを張ったというところがございました。また、逆に、黄色く表示していないところで、床材の張りかえを行った場所もございました。今後、このようなことがないよう、資料調製にあたりましては、細心の注意をもって行ってまいります。申しわけございませんでした。  それでは、現状判明しております事実関係等、3点報告させていただきます。平成30年12月26日に発生いたしました港区立芝保育園の汚水漏水事故でございますが、先ほど申し上げた園舎内の復旧作業を行い、去る1月15日に運営を再開し、現在に至っているところでございます。  事故の原因でございます。住宅の管理者でございます東京都住宅供給公社と調査を現在も継続中でございますが、これまで判明していることといたしましては、まず第1に、保育園と上階の都営住宅の汚水管が共用であったことが挙げられます。当然ではないかということでございますけれども、港区立芝保育園の一部トイレの汚水管と、都営芝五丁目アパートの汚水管が共用となっていた。都営住宅と区の施設の合築の場合、通常は建物内で上階の都営住宅と下の施設では排水設備を別系統として設計いたします。ただ、昭和48年竣工のこの建物内では、共用設備となっておりました。その共用汚水管が詰まり、保育園のトイレに逆流したということが第1点でございます。  第2に、汚水管の経年劣化が想定以上に進んでいたということが挙げられてございます。経年による共用汚水管内の腐食によりまして、さびこぶが発生いたしまして、管内の一部に汚水のたまりが発生したと。その管内上部の腐食がガスによりまして進行いたしまして、さび片が上から剥離して、管内に落下して滞留したと想定されると。これにより管内が狭小となりまして、そのときに汚水に混入して流された異物、和装や着物用の白足袋、手ぬぐいが事故後の復旧作業中に見つかってございます。そのような流された異物が管を閉塞させ、逆流の原因になった可能性があるということでございます。  さらに、なぜ想定以上に汚水管の経年劣化が進んだのかというところでございますが、共用汚水管の口径の大きさに原因がございました。現在の基準で計算すると、20センチ径が必要だということでございますが、この施設については、150ミリ、15センチ径であったということでございます。この管の口径に対して流れる汚水量が多かったことにより、劣化の進行が通常より早まった可能性があるということでございます。  第3でございます。こちらは間接的ではございますが、都営住宅部分の上の階で汚水管の更新工事を実施したということが挙げられます。平成30年9月から11月にかけまして、住宅部分の汚水管の更新工事を実施してございます。この住宅部分の汚水管の更新工事を行ったために、汚水に混入して流された先ほどの異物が住宅部分の汚水管内で滞留せずに、そのまま共用汚水管まで達し、今回の事故に至った可能性が否定できないということでございます。  現状、報告できる内容は以上でございます。現在、都営住宅と港区立芝保育園の汚水管を切り離す工事を実施してございます。今後、このような事故は起こりません。また、東京都住宅供給公社と復旧作業等に要した経費負担について、現在、協議中でございます。今後とも、安全・安心を最優先とした施設運営に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。  長くなりましたが、報告は以上でございます。 ○委員長(ゆうきくみこ君) 何かございますか。                 (「なし」と呼ぶ者あり)     ──────────────────────────────────────── ○委員長(ゆうきくみこ君) 次に、西川保育児童施設計画担当課長から発言を求められておりますので、これをお許しいたします。 ○保育・児童施設計画担当課長(西川杉菜君) 平成30年11月5日の当常任委員会におきましてご報告いたしました、「旧神応小学校の本格活用及び旧三光小学校の暫定活用並びに埋蔵文化財保管場所について(素案)」につきましては、平成30年11月以降、区民説明会を開催いたしまして、地元住民の方等からご意見をお伺いいたしました。  このたび、この区民説明会でいただいた意見等を素案に反映するべく、素案を一部修正し、「旧神応小学校の本格活用及び旧三光小学校の暫定活用並びに埋蔵文化財保管場所確保に関する方針」と名称を改め、取りまとめいたしました。  旧神応小学校につきましては、今後、1階、2階に保育園、3階に学童クラブ、4階にいきいきプラザ、区民協働スペースが整備される予定であること、また、旧三光小学校につきましては、現在、三光保育室、三光学童クラブがありますことから、当常任委員会にも関係がございますので、ご報告させていただきます。
     それでは、本日付当常任委員会資料№4をごらんください。「旧神応小学校の本格活用方針(素案)に対する区民意見及び区の考え方について」です。旧神応小学校は、既存校舎の大規模改修による施設整備を予定していることから、地元町会に事前説明した後、今後の工事説明会も考慮し、港区中高層建築物等の建築に係る紛争の予防と調整に関する条例、いわゆる紛争予防条例でございますが、こちらに示された隣接関係住民の方々を対象とした説明会を開催いたしました。説明会の概要については項番1、いただきました意見と区の考え方については項番2のとおりでございます。  3ページをごらんください。旧神応小学校の本格活用方針そのものへの反対意見というのはございませんでしたけれども、12番に記載のとおり、旧神応小学校の周辺区道を拡幅してほしいとのご意見がございました。この意見につきましては、区としまして、施設整備にあわせて、歩道上空地を確保すること等により交通状況の改善について取り組む旨を素案に追記いたしました。そのほかの点につきましては、素案からの修正はございません。  続きまして、本日付当常任委員会資料№4-2をごらんください。「旧三光小学校の暫定活用方針(素案)に対する区民意見及び区の考え方について」でございます。旧三光小学校につきましては、新たな施設整備は予定してございませんが、この先、施設の活用状況が変わってくるために、三光学童クラブを利用する児童の保護者及び地元町会長を対象とした説明会を開催いたしました。説明会の概要については項番1、いただいたご意見と区の考え方については項番2のとおりでございます。なお、旧三光小学校の暫定活用方針に関しましては、素案の修正が必要な意見はございませんでした。  今後は、「旧神応小学校の本格活用及び旧三光小学校の暫定活用並びに埋蔵文化財保管場所確保に関する方針」をもとに、施設整備を進めてまいります。  また、本方針につきましては、準備が整い次第、早急に区ホームページ上で公開する予定でございます。  簡単ではございますが、説明は以上となります。 ○委員長(ゆうきくみこ君) 何かございますか。 ○委員(清原和幸君) 旧神応小学校に関して、プールの水に虫が湧くと。蚊が媒介してデング熱などが発生するのは困るので、水質の管理に努めていただきたいということで、これからもお願いしたいと思います。  あと、落ち葉などが多くて、地域の方が清掃されていまして、枯木も多いものですから、港区の方も樹木の手入れをやっていただいております。引き続きお願いいたします。  それから、旧三光小学校につきましては、平成31年度予算特別委員会で触れさせていただきましたけれども、校庭に保育室、学童クラブ、それから、はす向かいには三光幼稚園があり、その間を児童園児が通うのに使う道路になります。あとは、白金三丁目、同じところに定員約50名の保育室が開設されていますけれども、皆様、交通安全の確保を心配しておられますので、バギーで通園される方はどんどん敷地の中へ入れて、道路には並ばないように、自転車も並ばないように配慮を願いたいと思います。  以上、要望させていただきます。 ○高輪地区総合支所総合支所長高輪地区総合支所管理課長兼務(遠井基樹君) 今ご要望いただきました中の旧神応小学校でございますけれども、4月1日付で用地・施設活用担当から高輪地区総合支所管理課に所管がえをする予定でございます。その中で、地元地区の総合支所といたしまして、水質の浄化や落ち葉の清掃を、これまでどおり近隣の皆様と調整しながら進めてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。 ○委員長(ゆうきくみこ君) この件については、ほかに何かございますか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員清家あい君) 陳情書が出ています。これに幾つか要望が出ていますが、どのような対応が可能なのでしょうか。 ○子ども家庭課長(佐藤博史君) 現在、青山児童館に通われているお子さん保護者の方から、陳情書となるものをいただいております。  陳情内容は大きく3つございますけれども、まず1番は、2020年3月末までの存続ということを述べております。年度内の変更につきましては、子どもたちへの影響も非常に大きいというご懸念からでございます。現時点では2020年1月の移設、改築移転となりますけれども、こちらにつきましては、工事のおくれなどの話も上がっております。現在、その時期については、東京都と調整しているところでございます。現時点ではまだ1月の移設予定の状態ではありますけれども、工事の進捗と合わせて、安全に移設するというものでございます。  こちらの陳情者が、意見として述べておきたい、ぜひお願いしますということで実際に議長のところにお持ちいただいたものでございます。陳情書の扱いとしましては、そのようなもので意見としての受けとめという形としております。  具体的な陳情内容としましては、1番につきましてはただ今ご説明のとおりです。2番につきましては、青山児童館の学童クラブを赤坂子ども中高生プラザ青山館、新しい施設への移転を要望されております。赤坂子ども中高生プラザ青山館は、学童クラブ機能も備えたものとして開館いたしますので、引き続き青山児童館のこれまでの歴史も含めた学童クラブ事業というものを、赤坂子ども中高生プラザ青山館内で実施いたします。  3番目につきましては、現職員の方々の移籍ということでございます。区の職員の対応について非常に評価をいただいていると受けとめております。ただ、こちらは指定管理者による運営になります。新しい館の運営は、区の職員ではないというご説明も直接陳情者の方にさせていただきました。  また、子どもにとって影響がないようにということで、裏面にもありますとおり、カッパのカリッパ伝説というような、これまで受け継がれてきていた青山児童館ならではの文化もございます。そのようなことも含めて、職員の顔はかわりますけれども、しっかりと引き継ぎの期間をとって、子どもたちに不安を与えないように、保護者の方にも不安を与えないように、これまでどおり安全・安心に過ごせる場所となるように、しっかりと引き継いでいくといったものでございます。 ○委員清家あい君) スケジュール感がわからなくなってしまったのですけれども、2020年1月に開設予定だったのが、おくれるかもしれないので、1番は可能になるかもしれないと。指定管理者を決めてから、引き継ぎの期間は十分にとるというのは、どれぐらいの長さの期間なのか、ふだんはこれぐらいだけれどもこれぐらいなどというのがあるのだったら、教えてください。 ○子ども家庭課長(佐藤博史君) 引き継ぎ期間は3カ月を持っていきたいと考えております。通常、指定管理導入につきましての引き継ぎ期間は3カ月になっておりますけれども、開設の1月の前の3カ月間を考えているということを、第4回定例会のときには発言させていただきました。十分に3カ月はとっていきたいと考えております。 ○委員清家あい君) 普通の指定管理の引き継ぎは3カ月もやらないということなのですか。 ○子ども家庭課長(佐藤博史君) 大体3カ月です。本件の学童クラブ事業移設は子どもたちに3カ月前からしっかりと顔を見せてやるということで、普通より長くということをあえて置いた形ではありませんけれども、十分にそこで引き継ぎをしていくという考え方として持っております。 ○委員清家あい君) 2番目の要望は、青山児童館の学童クラブを新しい港区立赤坂子ども中高生プラザ青山館の中に入れてほしいという要望なのかと思うのですけれども、そのようなものは技術的に可能なのですか。 ○子ども家庭課長(佐藤博史君) 赤坂子ども中高生プラザ青山館の敷地の中に学童クラブ専用室を設計上設けております。こちらは児童館機能が含まれているものになりますので、可能でございます。 ○委員清家あい君) 多分、保護者たちが強く要望しているのは、児童館をそのままその中に移設して、赤坂子ども中高生プラザ青山館は赤坂子ども中高生プラザ青山館で指定管理にしてほしい、従来の職員がやってほしいということなのだと思うのですが、やりようによってそのようなことができる可能性はあるのですか。 ○子ども家庭課長(佐藤博史君) 職員が児童館とともに行くということではなくて、指定管理者による児童館の運営となります。こちらは、第4回定例会で条例審議をいただいたときにご承認いただいたとおり、きりかわりとなります。 ○委員清家あい君) わかりました。1番のところだけでも可能であるならば、ぜひお願いしたいと思いますが、児童館が赤坂地区から1つもなくなってしまうということもあって、保護者の方などが強く要望されているということもあるので、民間が運営している学童クラブがもう少し利用者の満足いくようなものになるよう、底上げしていくということが本当に大事なことだと思いますので、よろしくお願いします。 ○委員風見利男君) これは、同様のものが区長にも出ているわけですか。 ○子ども家庭課長(佐藤博史君) この陳情書は、議長宛てのみと伺っております。 ○委員風見利男君) 区長の方には出ていないのですか。 ○子ども家庭課長(佐藤博史君) 区長の方には出ていません。 ○委員風見利男君) 12月15日に初めて説明会で説明を受けました。その後、父母会というか、今回の陳情者との話し合いは継続しているのですか。 ○子ども家庭課長(佐藤博史君) 12月には、15日と17日の2回、お話をして、その後、代表の方というか、一部の方と2回ほどお話をさせていただいております。 ○委員風見利男君) 今回、このような陳情が、区長のところには出ていないようですけれども、区長のところに陳情するのを知らないのかわかりませんが、引き続きこの中身で話し合いをする必要があると思うのです。その辺はいかがですか。 ○子ども家庭課長(佐藤博史君) 実際に陳情者とお話をさせていただいたときには、今申し上げた1番から3番まで、区の状況についてお話をしたところでございます。また、2回会ったときのもう1回につきましても、同様のお話をしたところでございます。その際には、指定管理者による運営につきましての一定の理解は得られました。年度途中の部分についてはせめてさけてほしいというようなお話があり、それも同様に、今、東京都とそのような工事の進捗とともに検討しているところだという説明にとどまっておりますけれども、今後もこのような声に関しては、その都度丁寧にご説明してまいりたいと思います。 ○委員風見利男君) それは決まったものだからこうですよと説明しているだけで、議会に陳情を出したということは、いずれ請願も出しますよと言っているわけで、子ども家庭課長説明に納得していないわけですよね。納得しているのだったら、このような陳情が出てくるわけがないわけですから、引き続ききちんと、理解を得るという説明だけではなくて、なぜこの人たちがこのように思っているのかというところをよくつかんで、区としてできることはないのかという立場で話し合いをしないと、全然解決する見込みがないと思うのです。その辺はどうなのですか。 ○子ども家庭課長(佐藤博史君) このような声があるということをしっかりと重く受けとめて、対応してまいりたいと思います。 ○委員風見利男君) 議会で議決されてこのようになっていますという説明ではなくて、この中でもどのような手だてで親御さんたちの気持ちを酌み上げることができるか、そのことも含めて考えてもらいたい。そのような立場でいいですよね。 ○子ども家庭課長(佐藤博史君) しっかりとご説明とともに、保護者の安心につながるような説明となるよう努めてまいりたいと思います。 ○委員風見利男君) 最初の説明のところは後にしていただいて、後半の方の対応でお願いします。 ○委員長(ゆうきくみこ君) ほかに、何かございますか。                 (「なし」と呼ぶ者あり)     ──────────────────────────────────────── ○委員長(ゆうきくみこ君) それでは、皆様、保健福祉常任委員会は本日が今期最後になります。今まで委員長として至らない点がいろいろある中で、特に大きな問題もなく、ご協力いただきまして、ありがとうございます。  それで、ご異動される方がいろいろいらっしゃるかと思いますが、当常任委員会からは、西田保健福祉課長がご退職されるということで、一言、お言葉をいただけませんでしょうか。よろしくお願いします。 ○保健福祉課長(西田京子君) ご挨拶の機会を与えていただきまして、まことにありがとうございます。  当常任委員会の窓口課長として、5年間務めさせていただきました。これも、ゆうき委員長、近藤副委員長委員の各先生方のおかげでございます。心から感謝を申し上げます。  4月からは別の形で地域福祉にかかわらせていただきますので、またお目にかかる機会もあろうかと思います。その際はどうぞよろしくお願いいたします。  結びに、各委員の先生方のますますのご健勝とご活躍を心より祈念いたしまして、ご挨拶とさせていただきます。長い間、本当にありがとうございました。 ○委員長(ゆうきくみこ君) どうもありがとうございます。  私も、西田保健福祉課長なしには委員長ができなかったというぐらいいろいろ頼りにさせていただきまして、また地域福祉の分野でも皆さんにびしばしとむちを打って、調教していただければと思っております。引き続きよろしくお願いします。  そして、本当に皆さんご異動先でもご活躍していただきますよう、また、継続して当常任委員会でお仕事をされる方も、港区のために引き続きどうぞよろしくお願いします。  私たちは、この4月で改選があります。しっかりとみんな戻ってこられますように頑張っていきたいと思いますので、どうなることやらではございますが、一生懸命力を尽くして、皆さんが港区のためと思っているのは変わりありませんので、しっかりと港区の繁栄のために今後とも頑張って動いていただければと思います。  そして、事務局の皆さんも本当にどうもありがとうございました。長嶺保健予防課長も東京都へ転出されるということで、本当にありがとうございました。  ほかに、何かございますか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(ゆうきくみこ君) ほかになければ、本日の委員会を閉会いたします。                 午後 2時42分 閉会...