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  1. 千代田区議会 2017-06-20
    平成29年企画総務委員会 本文 開催日: 2017-06-20


    取得元: 千代田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    千代田区議会議事録 トップページ 詳細検索 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成29年企画総務委員会 本文 2017-06-20 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別ウィンドウ表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 208 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言の表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯林委員長 選択 2 : ◯林委員長 選択 3 : ◯林委員長 選択 4 : ◯千賀基盤整備計画担当課長 選択 5 : ◯林委員長 選択 6 : ◯小枝委員 選択 7 : ◯千賀基盤整備計画担当課長 選択 8 : ◯小枝委員 選択 9 : ◯千賀基盤整備計画担当課長 選択 10 : ◯小枝委員 選択 11 : ◯林委員長 選択 12 : ◯林委員長 選択 13 : ◯千賀基盤整備計画担当課長 選択 14 : ◯林委員長 選択 15 : ◯千賀基盤整備計画担当課長 選択 16 : ◯林委員長 選択 17 : ◯小枝委員 選択 18 : ◯林委員長 選択 19 : ◯千賀基盤整備計画担当課長 選択 20 : ◯小枝委員 選択 21 : ◯千賀基盤整備計画担当課長 選択 22 : ◯小枝委員 選択 23 : ◯林委員長 選択 24 : ◯はやお委員 選択 25 : ◯林委員長 選択 26 : ◯はやお委員 選択 27 : ◯林委員長 選択 28 : ◯小枝委員 選択 29 : ◯はやお委員 選択 30 : ◯小枝委員 選択 31 : ◯林委員長 選択 32 : ◯保科環境まちづくり部長 選択 33 : ◯林委員長 選択 34 : ◯保科環境まちづくり部長 選択 35 : ◯林委員長 選択 36 : ◯はやお委員 選択 37 : ◯保科環境まちづくり部長 選択 38 : ◯はやお委員 選択 39 : ◯千賀基盤整備計画担当課長 選択 40 : ◯はやお委員 選択 41 : ◯千賀基盤整備計画担当課長 選択 42 : ◯はやお委員 選択 43 : ◯千賀基盤整備計画担当課長 選択 44 : ◯はやお委員 選択 45 : ◯林委員長 選択 46 : ◯はやお委員 選択 47 : ◯林委員長 選択 48 : ◯はやお委員 選択 49 : ◯林委員長 選択 50 : ◯林委員長 選択 51 : ◯米田委員 選択 52 : ◯千賀基盤整備計画担当課長 選択 53 : ◯米田委員 選択 54 : ◯千賀基盤整備計画担当課長 選択 55 : ◯林委員長 選択 56 : ◯木村副委員長 選択 57 : ◯嶋崎委員 選択 58 : ◯林委員長 選択 59 : ◯嶋崎委員 選択 60 : ◯千賀基盤整備計画担当課長 選択 61 : ◯林委員長 選択 62 : ◯林委員長 選択 63 : ◯印出井景観・都市計画課長 選択 64 : ◯林委員長 選択 65 : ◯松本委員 選択 66 : ◯林委員長 選択 67 : ◯松本委員 選択 68 : ◯印出井景観・都市計画課長 選択 69 : ◯松本委員 選択 70 : ◯印出井景観・都市計画課長 選択 71 : ◯松本委員 選択 72 : ◯印出井景観・都市計画課長 選択 73 : ◯松本委員 選択 74 : ◯林委員長 選択 75 : ◯はやお委員 選択 76 : ◯印出井景観・都市計画課長 選択 77 : ◯はやお委員 選択 78 : ◯林委員長 選択 79 : ◯はやお委員 選択 80 : ◯林委員長 選択 81 : ◯林委員長 選択 82 : ◯印出井景観・都市計画課長 選択 83 : ◯林委員長 選択 84 : ◯印出井景観・都市計画課長 選択 85 : ◯林委員長 選択 86 : ◯印出井景観・都市計画課長 選択 87 : ◯林委員長 選択 88 : ◯小枝委員 選択 89 : ◯林委員長 選択 90 : ◯小枝委員 選択 91 : ◯林委員長 選択 92 : ◯小枝委員 選択 93 : ◯林委員長 選択 94 : ◯林委員長 選択 95 : ◯林委員長 選択 96 : ◯林委員長 選択 97 : ◯印出井計画推進担当課長 選択 98 : ◯林委員長 選択 99 : ◯印出井計画推進担当課長 選択 100 : ◯林委員長 選択 101 : ◯永田委員 選択 102 : ◯印出井計画推進担当課長 選択 103 : ◯永田委員 選択 104 : ◯夏目環境政策課長 選択 105 : ◯永田委員 選択 106 : ◯夏目環境政策課長 選択 107 : ◯永田委員 選択 108 : ◯夏目環境政策課長 選択 109 : ◯永田委員 選択 110 : ◯夏目環境政策課長 選択 111 : ◯永田委員 選択 112 : ◯夏目環境政策課長 選択 113 : ◯永田委員 選択 114 : ◯林委員長 選択 115 : ◯岩佐委員 選択 116 : ◯印出井計画推進担当課長 選択 117 : ◯岩佐委員 選択 118 : ◯印出井計画推進担当課長 選択 119 : ◯林委員長 選択 120 : ◯岩佐委員 選択 121 : ◯印出井計画推進担当課長 選択 122 : ◯林委員長 選択 123 : ◯小枝委員 選択 124 : ◯印出井計画推進担当課長 選択 125 : ◯小枝委員 選択 126 : ◯印出井計画推進担当課長 選択 127 : ◯小枝委員 選択 128 : ◯印出井計画推進担当課長 選択 129 : ◯小枝委員 選択 130 : ◯印出井計画推進担当課長 選択 131 : ◯小枝委員 選択 132 : ◯林委員長 選択 133 : ◯林委員長 選択 134 : ◯笛木神田地域特命担当課長 選択 135 : ◯林委員長 選択 136 : ◯木村副委員長 選択 137 : ◯笛木神田地域特命担当課長 選択 138 : ◯木村副委員長 選択 139 : ◯笛木神田地域特命担当課長 選択 140 : ◯林委員長 選択 141 : ◯木村副委員長 選択 142 : ◯林委員長 選択 143 : ◯木村副委員長 選択 144 : ◯笛木神田地域特命担当課長 選択 145 : ◯林委員長 選択 146 : ◯木村副委員長 選択 147 : ◯笛木神田地域特命担当課長 選択 148 : ◯木村副委員長 選択 149 : ◯笛木神田地域特命担当課長 選択 150 : ◯木村副委員長 選択 151 : ◯笛木神田地域特命担当課長 選択 152 : ◯木村副委員長 選択 153 : ◯笛木神田地域特命担当課長 選択 154 : ◯林委員長 選択 155 : ◯小枝委員 選択 156 : ◯笛木神田地域特命担当課長 選択 157 : ◯小枝委員 選択 158 : ◯笛木神田地域特命担当課長 選択 159 : ◯小枝委員 選択 160 : ◯笛木神田地域特命担当課長 選択 161 : ◯小枝委員 選択 162 : ◯笛木神田地域特命担当課長 選択 163 : ◯小枝委員 選択 164 : ◯笛木神田地域特命担当課長 選択 165 : ◯小枝委員 選択 166 : ◯林委員長 選択 167 : ◯林委員長 選択 168 : ◯笛木神田地域特命担当課長 選択 169 : ◯林委員長 選択 170 : ◯はやお委員 選択 171 : ◯林委員長 選択 172 : ◯はやお委員 選択 173 : ◯笛木神田地域特命担当課長 選択 174 : ◯はやお委員 選択 175 : ◯林委員長 選択 176 : ◯はやお委員 選択 177 : ◯笛木神田地域特命担当課長 選択 178 : ◯はやお委員 選択 179 : ◯笛木神田地域特命担当課長 選択 180 : ◯はやお委員 選択 181 : ◯笛木神田地域特命担当課長 選択 182 : ◯林委員長 選択 183 : ◯はやお委員 選択 184 : ◯林委員長 選択 185 : ◯笛木神田地域特命担当課長 選択 186 : ◯林委員長 選択 187 : ◯大森まちづくり担当部長 選択 188 : ◯はやお委員 選択 189 : ◯大森まちづくり担当部長 選択 190 : ◯林委員長 選択 191 : ◯嶋崎委員 選択 192 : ◯大森まちづくり担当部長 選択 193 : ◯林委員長 選択 194 : ◯木村副委員長 選択 195 : ◯笛木神田地域特命担当課長 選択 196 : ◯木村副委員長 選択 197 : ◯林委員長 選択 198 : ◯笛木神田地域特命担当課長 選択 199 : ◯木村副委員長 選択 200 : ◯笛木神田地域特命担当課長 選択 201 : ◯林委員長 選択 202 : ◯木村副委員長 選択 203 : ◯笛木神田地域特命担当課長 選択 204 : ◯木村副委員長 選択 205 : ◯林委員長 選択 206 : ◯林委員長 選択 207 : ◯林委員長 選択 208 : ◯林委員長 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                午前10時30分開会 ◯林委員長 おはようございます。ただいまから企画総務委員会を開会いたします。  欠席届が出ております。会計管理者、出張公務のため。麹町地域まちづくり課長、出張公務のため1時から4時までの間。施設経営課長、出張のため欠席です。  本日の委員会ですが、お手元配付のとおり進めさせていただいてよろしいですか。               〔「はい」と呼ぶ者あり〕 2: ◯林委員長 はい。ありがとうございます。  それでは、1番の陳情審査ですが、新たに送付された陳情書、参考送付、テロ等準備罪(共謀罪)法案の徹底審議を求める意見書採択に関する要請書ですが、まあ、参考送付ですので、ご確認をいただければと思います。よろしいですか。               〔「はい」と呼ぶ者あり〕 3: ◯林委員長 はい。それでは、2番の報告事項に入ります。  環境まちづくり部(1)(仮称)道路整備方針の策定について、報告をお願いいたします。 4: ◯千賀基盤整備計画担当課長 それでは、環境まちづくり部資料1でございますが、(仮称)道路整備方針の策定についてということでご説明いたします。  昨年、街路樹に関する陳情書、当委員会での審査などを経まして、区道の整備に関する街路樹のあり方も含めてでございますが、指針等を策定するよう、議会として求められたことを踏まえまして、本年度、執行機関としても、これ、主要課題として捉えております。その道路整備方針でございますが、その作業を進めるに当たりまして、本日ご報告するものでございます。  参考として、道路──路線網図というところでございますが、これは、千代田区の道路の全体状況ということで青いのが区道というところでございます。これがいわゆる130キロの区道で、ちょっと色が薄いところがございますけども、黄色い部分が都道、それから赤いのが国道というところでございます。こちらもご参考いただきながらお聞きいただければと思います。  では、説明のほうに入ります。まず1番、概要──経緯というところでございますが、まちを構成する重要な都市基盤であります道路は、交通機能や空間機能といった基本的な機能の維持・更新、こういう視点で整備がなされてきた、こういう経緯がございます。それに対しまして、今後は、視点ということでは、「ひと」を中心とした、誰もが安全で安心して快適に利用できる、いわゆるユニバーサル・デザインという視点を重視した道づくりが求められていると言えます。  また、千代田区の道路というところですけども、明治期には近代国家の形成のための首都の整備、基盤整備ということ。それから関東大震災後は震災復興事業として、さらに戦後におきましても、さまざまな社会状況の変化を受けながら整備されてきたと、こういう積み重ねの経緯もございます。  そうした歴史的経緯を含むこれまでの経緯から現状を確認しまして、それからユニバーサル・デザインの考え方や、防災、景観、環境や街路樹を含む道路緑化のあり方などから求められる将来像、こういうものを考えまして、さらには、整備に関しての地域等の合意形成、こういう基本的な流れなどをまとめていきたいと考えております。  そういった内容を踏まえまして、2番の基本的な内容でございます。これ、(1)番から(4)番まで、時系列的な部分も含めて整理しておるところでございますが、まず(1)番、これまでの経緯。こういった道路の成り立ちを整理するということが、まず1点ということでございます。  それから(2)番、現状の把握というところでございますが、今のユニバーサル・デザイン等を含む道路について、まだ、課題となっている部分を整理していくというところでございます。  それから(3)番、将来像と基本指針。こういうものに関しては、「ひと」に視点を置いた道づくりを柱に、防災、環境、景観、それから道路緑化のあり方と、そういうのも指針としてまとめていきたいと考えております。  それぞれが、これ、まあ、いわゆる道路の整備に関する過去、現在、未来といった時間経過の流れとも捉えられるようなところもございますので、こういった点がそれぞれ章立てに相当するものではないかと考えております。
     そして、4番目でございますが、特に、重要な視点として、また、別の章立てという形になると思いますけども、地域との合意形成。道路整備の進め方というところも基本的なところをまとめていきたいと思っております。今後の道路整備を計画するに際しての地域とのかかわり方、検討の進め方、合意形成の手順などを整理していきたいと考えております。  最後に、今後のスケジュール、3番でございますが、まず検討体制といたしましては、庁内において、環境まちづくり部長を座長とした検討会を立ち上げまして、作業を進めてまいります。そして、年内12月ごろまでには素案を作成したいと考えております。その素案に基づきまして、パブコメ、パブリックコメントを実施しまして、区民の皆様など幅広いご意見をお伺いしたいと存じております。そのご意見などを踏まえ、最終案を年度末目途にまとめていきたいと考えております。  なお、こうした節目日程のご報告なども含めましては、議会のほうには適時のご報告を図ってまいりたいと思います。  説明は以上でございます。 5: ◯林委員長 はい。  何かございますか。 6: ◯小枝委員 この方針の策定は、昨年の決議か何かを踏まえたものだというふうにおっしゃったと思うんですけれども、要するに、議会側の集約を踏まえてということで、集約のほうには、区道の整備については、専門的見地を踏まえ、街路樹のあり方を含め指針等を策定することというふうになっています。これを踏まえたものということですよね。(発言する者あり)はい。そうしますと、専門的見地を踏まえというところは、この策定過程の中にどのように位置づけられるのでしょうか。 7: ◯千賀基盤整備計画担当課長 昨年の委員会のほうの集約の中にも、区道の整備については、専門的見地を踏まえ、街路樹のあり方を含め指針等を策定することということがございます。今回は、区道のこれまでの整備の経緯というところでございますので、この千代田区の道路については、これはとりもなおさず私ども維持管理を担ってきた管理者として蓄積されているというところがございます。そういうことを踏まえて、その検討組織の実務部隊としては、現場職員のワーキンググループ等も踏まえて、そういう意味で専門的見地をしっかり反映していくというふうな考えでございます。 8: ◯小枝委員 そうしますと、職員も専門的な見地をお持ちだとは思いますが、その検討の中で街路樹が切られていくというようなことにもなってしまったというプロセスがありますので、道路管理者としての専門性と樹木に関する専門性というのは、一定程度分けて考える必要があるんじゃないかというふうに思うんですね。この計画の中に、そういった、どんな植樹をしていくことが望ましいとか好ましいとかいうことも入ってくるとすれば、そういう専門家を入れていく。特に、千代田は皇居の森があって、そこの、以前、森の、何ていうか、原木みたいなものを広げていこうというような考え方もありましたので、どんな構想でいくのがいいのか。これから、今回決めるものが100年先につながるものになると思うので、そこはぜひ専門家、樹木の専門家を入れた検討を位置づけてほしいと思いますが、いかがでしょうか。 9: ◯千賀基盤整備計画担当課長 まず、基本的な、ちょっと視点というところでございますけども、昨年来、街路樹というところでいろいろな問題が発生したという経緯がございますが、街路樹という視点、これは、街路樹はこれまでの経緯も含めてなんですけど、道路を整備する際に、道路の機能ということで整備されてきたという経緯がございます。そういった意味では、今回は、まず道路整備の中で街路樹がどういうふうに整備されてきたか、そういうところについて、しっかり確認をとるというところを主眼にしております。専門家というところではございませんけども、その街路樹の整備という経緯に関しては、そういう専門の方にヒアリングをしたりというところも踏まえておきますけども、今後というところも踏まえますが、まずは、今回は、千代田区の道路がどう整備されてきた。その中で街路樹というものはどういうふうに整備されてきたかというところをしっかり示すというところをまず基本に考えていきたいと考えております。 10: ◯小枝委員 そうすると、今回はということは、次回があるんですか。これは、いつまでを見通した、どういう位置づけになるものなのかというところが、ちょっと見えないんですけれども。 11: ◯林委員長 担当課長。えっ。いや、手を挙げていないから。(発言する者あり)休憩するの。どっちがいいですか。(発言する者あり)休憩。それでは、休憩。                午前10時41分休憩                午前10時50分再開 12: ◯林委員長 委員会を再開いたします。  答弁のほうからお願いいたします。コンサルにする時期を。 13: ◯千賀基盤整備計画担当課長 コンサル委託なり、事業を進めるに当たりましては、業者の委託等ありますので、この7月ごろに発注なり…… 14: ◯林委員長 7月。 15: ◯千賀基盤整備計画担当課長 契約なりを考えていきたいと考えております。 16: ◯林委員長 1週間後か。(発言する者あり)検討体制。いや、もう少し。コンサルする事業者も決まっている。これから体制をするけども、7月中に契約を結ぶと。  小枝委員。 17: ◯小枝委員 まあ、私も、ちょっと一生懸命行政側の視点に立ちながら、どうしたらいいのかなということを一緒に考えたいと思うんですけれども、区長も本会議場で、基本方針がないからこういう混乱になったので、基本的な方針をしっかり立てようという意気込みをおっしゃって、議会側からの、昨年のことも踏まえた要求でこの予算どりになったというところまでは成果だと思うんですね。で、それをコンサルに委託するに当たって、こちら側の、区側の基本的な要求水準というか考え方をしっかりと持っていないと、バリアフリーとかそういうことに関しては、機能主義ですから、すいすい行くと思うんですけれども、そこでバッティングするときに、地中化するのに街路樹を切ると言ったときとか、そういう、同じ空間をやっていくわけですから、バッティングしますよね。それをどうするのかという、そこが基本的な視点がしっかりしていないと、コンサルのほうも何を求められているかわからなくなってしまう。と、それをどういうふうに確立していく流れになるんでしょうか。いつまでに、誰が、どこで、どういうふうにまとめていくんでしょうか、お答えください。 18: ◯林委員長 休憩。行ける。大丈夫。  担当課長。 19: ◯千賀基盤整備計画担当課長 特に、その街路樹の件に関してというところは、これは方針の中でも、いろいろ道路の全体像の中でも重視しているところでございます。先ほど冒頭でも申し上げましたけど、これ、区道なり、あるいは以前は都道であったり、東京市が管理していたりというところがございますので、それぞれの時代的に、道路の整備に際して街路樹が植えられてきた経緯、こういったものを、我々の内部資料もございますし、事業者のほうでも、そういう歴史的な経緯というところが整理でき得るものというところで、そういう条件は一つあると。そういう条件は、一つ、明確にするというところでございます。  そういう情報の整理を、まず前段いたします。それで、その後の整備、今後の整備というところは、情報の整理がなされた過程の中で整理をしていきますので、そういった点では、まずは情報の整理を、委託というか業務の開始後進めていきますので、業務の進捗がある程度の段階で、個別のそういう事例の検討──事例の検討といいますか、一般的な今後の整備に際しての街路樹のあり方というところを考えていくという段階になります。 20: ◯小枝委員 そうすると、こういう考え方でいいんでしょうかね。歴史情報の整理を、まず、そのコンサルも使いながら整理していく。で、行政の中にストックされている知識やいろいろな過去の記憶的なものもあるでしょうから、その辺を整理していく。この間、私たちの中にいろいろ持っている問題意識については、それと同時並行してつくり上げていくという、そういう、初めに方針ありきではなくて、この年度の中で、そういった整理されたものを出してもらって意見を言う。ほかにも分野的にいうと、このちよだ生物多様性推進プランの中にもいろいろ書かれている部分がありますし、これ、リセットされたら困りますのでね、ここをどう踏まえるのかというのもありますし。  あと、ヒートアイランド対策計画というのもありますよね。これも踏まえなければいけないでしょうし、また、都市緑化ガイドライン、これははっきり言って区議会には全く報告がされていない、若干問題の感じられるものなんですけれども、これは、私としては1回リセットしてもらいたい。というのは、ほとんどこれをやっていったらほとんど外来種になっちゃうんですよ、千代田区の街路樹は。聞いたことも見たこともないような。そういうまちを私たちは望んでいないんじゃないかというふうに思うので、そこら辺の大きな仕切り直しを、フォーカスをして、で、企画総務の前回メンバーだった者はもう経過があるので、みんなうんざりするほどいろいろ読んでいるわけですけれども、まだ、この入れかわり期で、そういった資料もお持ちでない方や、あるいは区民にもわかるように資料を整えながら、できれば、間に、これは議会側がやってもいいかもしれませんけれども、専門家を入れた、そういう勉強会なども入れて、改めて千代田区の、皇居を囲む、こういう道路の街路樹のあり方をどうするかということも大いに開かれた議論をしていくという、そのぐらいの場面設定をしながらつくってくという、まあ、私が担当者だったらそんなふうに、今ここにあるならやりたいなというふうに思うんですけども、どうでしょうか。(発言する者あり) 21: ◯千賀基盤整備計画担当課長 今、小枝委員からのご指摘のところ、多分将来像というところでは、これまで区で計画してきたものの整合ですとか、あるいは道路自体の今後のあり方というところで、幅広い議論があるということは想定されます。  一つには、今回、先ほどの時系列ではないんですけども、まず現状までの経緯を確認すること。それから、それから見えてくる現在の道路の課題です。で、道路の課題ですので、街路樹の課題もございますけども、道路機能としての課題も、やはり同時並列で挙げなければならないと。だから、そこまでは一つ作業として、しっかりやらなければならないかなと思っております。  で、今の考え方ですと、その課題まで見えれば、課題に対しての一つの基本的な課題解決方法というところはそれぞれ、例えば歩道のバリアフリー化されていないとか、そういうのにはバリアフリー化を進めましょうとか、それから地中化ですとか、自転車とか、そういう道路のあらゆる課題が同時──そこで見えてくるので、それに対しての解決方法。これは、ちょっと一般論的な総体論的には、区道全体の中でのそういう解決方法の提示というところまでは基本的に一連で必要かなと考えております。それから、加えてその整備に係る住民参画のプロセスを明確にすると。  で、この辺の一連の作業を踏まえたところで、それが事実上の今回の素案の下地というか、素案のほぼ全体像になるかなという、今、感覚でおりますので、そこでしっかり、まずパブコメを打つというところでございます。そこで多分幅広いご意見があると思いますので、それを踏まえて、今年度はその全体像の中をまとめていきたいというところを考えております。 22: ◯小枝委員 いやあ、それじゃあ。いや、それじゃ…… 23: ◯林委員長 いいですよ。 24: ◯はやお委員 ちょっと関連で…… 25: ◯林委員長 関連で、はやお委員。 26: ◯はやお委員 まず、ここのところの、今、小枝委員のほうからの話を踏まえましてね。大概、方針とか指針があると、その次には計画にしていって、場合によっては計画を条例化していくという、一つステップアップしていくというのはある。どの辺のところまで考えているのか。この指針について、先ほどるる小池委員──あ、小池じゃない。緑になっちゃうよね。(発言する者あり)あ、きょう、緑を着ているから、間違えちゃったのかな。小枝委員のほうの話からすると、いや、ちょっと勉強不足なところが多々あるんですけど、都市緑化計画だとか、生物多様性とか、ヒートアイランド計画だとか、つまりそういう多々の計画の整合性をとらなくちゃいけないとなるわけです。だから、ここを、ただやって、単発的に、限局的に指針を立てましたというわけにいかないから、どういうふうに計画にするのか、指針でとめておきながら、その他の計画との整合性をどうとるのかということが、今、質問の大きな課題になると思う。だから、やってみなくちゃわからないと、いつもお得意なところで、ちょっと待ってくれよと言うんならちょっと待ってくれよという話をきちっとしていかないと。でも、ここに我々、企画に、常任に出してくるとなると、将来のどういう動きかぐらいは出してもらわないと、やっぱり我々からもわからない。そこをお答えいただきたい。(発言する者あり)どうぞ、関連。 27: ◯林委員長 小枝委員。 28: ◯小枝委員 ちょっと、そのとおりでもあるんですけれども、課題のじゃなくて整合性とおっしゃったんですけれども、そもそも行政の計画は、もう整合していなかったんですね。 29: ◯はやお委員 なかった…… 30: ◯小枝委員 その生物多様性とヒートアイランド対策と都市緑化ガイドラインは、全く整合していなかったんです。だからそれに、この都市緑化ガイドラインに基づいて、行政は動いていたんです。と、これがどうなっていったかというと、議会がほとんどかかわらずに、区の担当部長さんがリーダーとなっておつくりになったこの内容は、基本的に、何ていうか、まあ、管理者からしたらそうなんでしょうけれども、高木化する木はもうリセットしましょうという伐採指針、古くからの木はできるだけ更新していきましょうという指針だったんです。だから、それと整合してしまうと、もう、みんなそういうふうになってしまうので、これを本当はどうするかということを、一旦これを考えなくちゃいけないんです。(発言する者あり)平成23年、まだ新しいものなんです。再開発をする際に、非常にぐあいのいい、まあ、丸の内なんかではきれいに、確かになっているなというふうに思います。(発言する者あり)うん。そういうものがじゃあ神田でも合うかというと、ちょっと検討が必要なんですね。で、区民とかが知らないところで実際ガイドラインがつくられていて、これがこれからもひとり歩きしていくとなると、毎回同じことの繰り返しになっちゃうんです。そういう意味では、どうするのかという、行政計画の中での矛盾をどう処理していくのかというのは、一旦考えないといけないんですね、前に進むに当たって。それはどう考えているかということなしに、コンサル委託にはならないと思います。 31: ◯林委員長 ちょっと、休憩とる。行ける。やりますか。  はい。環境まちづくり部長。 32: ◯保科環境まちづくり部長 これも、いろいろと小枝委員にご心配をいただいているのかもしれませんが、私ども樹木の何か伐採計画をつくるとか、そういうことは一切考えてございませんのでご安心ください。あくまでも、今後の千代田区としての、これ、今までなかったんですが、道路整備のいわゆるバイブル的なものをまとめさせていただきたいということです。で、当然のことながら、最新の知見に基づいた最新の情報の整備をさせていただきますので、今ご指摘のありました都市緑化ガイドラインを見直す可能性もあるでしょうし、場合によったら、既存のヒートアイランド対策も、場合によったら見直さなきゃいけないというケースもあるかもしれません。その辺の検証も含めてやらせていただくということですので。ですから、個々の、あくまでも大きな大方針ですので、個々の路線についてこうしましょう、ああしましょうというわけではありません。基本的な大きな方針ですから、電線類の地中化でやれば、今現在は、私どもの知見としては、道路幅員11メーター以上の区道については地中化を進めていきましょうという方針でおりますけれども、じゃあ、その方針が妥当なのかどうなのか、今後、東京都は都道を全部無電柱化するということで条例をつくって基金まで設置をしてございますけれども、今後、技術開発が進めばもう少し幅の、幅員の狭い区道も、場合によったら地中化できるかもしれない。そういうことも含めてやらせていただく。  で、樹木の話については、これ、昨今、特に、生物多様性、あとは外来種の問題等々が非常に声高に言われております。日本の、要するに在来種を守りましょうと。それも新しい知見だと思いますので、そういう要素も入れた形での最新のデータに基づいた形での方針。これはこれまでの職員の持ってきたノウハウも含めて、その上に立った、その基盤の上に立って、最新の知見のものを取りまとめさせていただきたいというふうに考えております。 33: ◯林委員長 はやお委員の計画等々に。 34: ◯保科環境まちづくり部長 すみません。失礼いたしました。  はやお委員のご指摘の、この方針から計画に行って、条例に行くんじゃないかというお話ですが、今現在私どもの考えているのは、あくまでも方針でございます。で、この方針にのっとった形で、個々の路線を今度計画していくときに具体化していく。だから、直接その方針から何か計画が出てきて条例につながるという形では考えておりませんので。はい。 35: ◯林委員長 はやお委員。 36: ◯はやお委員 まあ、そういうことなら。私が言っている整合性というのは、やっぱり直近の情報で、最新の知見によって、今回出てくるその方針に従って、やはり今までの計画が整合性をとらなくちゃいけないという意味で言ったので、何ていうか、古い緑化計画だとかを、整合性をとれということを言ったつもりではない。逆に言うと、一番の直近の情報は、この街路樹のその方針に従うといったときの整合性をどうやってとっていくのか。だから、すごく、その計画もしくは方針の関連図というのを普通つくる、上位か何なのか、どうなのかというのがないと、この計画は、ただやってみただけで、位置づけがはっきりしないという点で、こういう整理についてはどういうふうにするのか、もう一度お考えを聞きたい。 37: ◯保科環境まちづくり部長 今ご指摘いただいたのは極めて重要な視点でございまして、ご案内のとおり、区の計画はさまざまな計画がございますが、作成時点がみんなばらばらということもございます。ですので、今回、道路整備方針をつくるに当たりまして、関連計画につきましては、当然のことながら、道路整備方針を既存の計画に合わせるのではなくて、最新の知見に基づいたらどうなのかという観点から、1回チェックをさせていただいて、これは、まあ、今後の検討の中でどうなるかわかりませんけども、場合によったら、関連計画のほうを修正をするとか、次の改定時期に直すということはあり得るというふうに考えてございます。 38: ◯はやお委員 いいですか。まあ、基本内容2番のところで、(1)これまでの経緯ということで過去、先ほど理事者の説明いただいたように、それで(2)が現在、そして(3)が、未来を提示していく整理をしていくよと。そこはわかりましたと。それで、過去の整理がしっかりできれば、現状の把握ができると。普通、現状の把握と総括ということで、課題と成果、成果と課題というのをちゃんと項目的に入れておくべきかなと思う。課題が全てではなくて、成果も今までのもあるだろうから、成果を伸ばし、課題を、問題点があればそれを抽出して整理するというところで、ちょっと書き方なんですけど、これはちょっと自分のあれなのかもしれないですけど、現状の把握だけでなく「現状の把握と総括」ということで、(成果と課題)という書き方をしていただくと、るる説明していただくテーマと合うのかなと思うので、そこをそうなのかどうなのか、まず。 39: ◯千賀基盤整備計画担当課長 はい。ただいまはやお委員からご指摘いただきました。現状まで、確かに取り組んできた道路整備、道路のあり方、改善をするというところで取り組んできたところ、ございます。そういったものがこれまでどういう成果を見せたのか。それは一つしっかりまとめて、なおかつそれと課題というところもあわせて考えていくという、そういうまとめはしっかり反映していきたいと思います。 40: ◯はやお委員 そしてまた、(4)のところですね、地域との合意形成というところがあるんですけど、これは当然、参画と協働のガイドラインに従って対応するということでよろしいのか。どういうようなツール──パブコメ含めて、地域の協議会を含めてどのように考えているのか、そこをお答えいただきたいと思います。 41: ◯千賀基盤整備計画担当課長 地域との合意形成というところでございますけども、これまでも、道路整備においては、基本的な進め方ということでは、道路というのはやっぱり個別の沿道の方、毎日使われる方、それから、毎日、ある意味見守りをされるという方、こういう方のしっかりしたご意見。毎日、安全に、そして機能的に使われる道路にどうあるべきかというところが、とりもなおさず重要な視点であると考えておりますので、そういったご意見を反映するという形でこれまで協議会形式というところをしっかりとっておいたところでございます。そういう意味では、その形式をしっかりこれからも踏襲するというところで、そういったところで、いろいろ、しっかりご意見反映されるところは地域の方のご意見で決めていただくというところ、そういうのを明確にしていきたいと思いますので、そういったところを改めてお示しするというふうに考えております。 42: ◯はやお委員 まあ、今までは、道路というのは、地域のところで、マンツーマンでかなり個別対応だったよと。だけど、今後については、地域の協議会等々を立ち上げて、そういう、広くみんなの意見を聞くよと。この辺のところで、それでもかなり進んでいることだと思いますが、もう一度、協働と参画のあり方のところで、政経部ともよく調整していただいて、どうあることが一番いいのか。そこは確認をしていただいて、これがいいということをちょっと調整していただきたいことが1点。  それと、あと、これが将来の基本指針に入るのか。もしくはこれまでの経緯のところに入るのかというところですけれども、例えば、先ほどの道が、歴史的な、例えば出世不動の通りだったとか、そういうところであったりするときに、道幅が関係することって、すごくあるじゃないですか。それが、何を言いたいかというと、道路は、今まで確かに機能論で来たと。先ほど言ったように、建築でいう設備系なんですね。とにかく機能を重視して、何キロワットの冷暖房にするか、格好はどう、いいよりも機能だといってやってきたやり方と、そうはいいながら設計・建築関係のところになると、美的感覚だとか、いろいろな視点が入ってきて、そこがいつも、何ていうんですかね、競合し合いながら建物ができてくるという形。まさしく今回は、今までの道路というのは、機能論だけだったものが、その辺のところをどう融合させるのか。そしてまた、今言った道幅ということは、この前の、私が都市計画審議会にいたときに、非常に、選挙を最近やっているからよく思うのかもしれないですが、広過ぎると、しらけちゃうんですよね。適当、適度なあれというのは、例えば既存の商店街のにぎわいも形成するという道幅があると思うんですけど、こういうところの視点というのはどのように進めていくのか。また、このことについては、先ほどのコンサル委託にも、大きな、重要なところになるかと思うんですけど、どのように入れていくというふうに考えているのか。 43: ◯千賀基盤整備計画担当課長 はい。2点ご指摘をいただいたと考えておりますけども、まず1点目の、先ほどちょっと答弁させていただきました参画と協働のさらなるという、まあ、あるいは参画と協働等のガイドラインとの整合というところでございますけども、一つは沿道の協議会形式を基本としながらも、道路が多様な意味合いを、使われ方をするというような、そういう状況等を踏まえて、そういう場合においては、必要に応じて幅広いご意見をお聞きするという手続は必要な場合もあるかと思います。そういう場合はガイドラインにうたわれているものとの整合をとるような感じで、そういう条件、そういう必要性がある場合にそういう整理をするというところは考えていきたいと思いますし、そういう意味では方針の中では政経部との連携を図ってまいりたいと思います。  それから、2点目の道幅自体の幅を云々というところでございますが、道路の今の幅をあえて広げるというところは、なかなかこれは、既存の道路が一つの規格で、ある程度整理されているとございますので、そういったところではなくて、道路の幅員構成の中で、例えば歩道と車道のバランスであるとか、歩行者とそれから車両、車のバランスの中から適切な歩行者空間、道路空間がどうあるべきかというところ。こういうところについては、将来像にかかってくるところもございますので、そういうところでしっかり反映していきたいと考えております。 44: ◯はやお委員 まあ、今後のところについて、また、あと、協働と参画は私は決して否定しているものではないので、そのところでやって広く声を聞いていただく、これはここでとどめておきます。  そしてまた、その幅員、道路の幅については、その辺をよく視点に入れながらも広げるとか、それを縮めるなんていうことはできないでしょうから、確かにおっしゃるとおり。でも、そこのその幅のにぎわいというのは関係するので、そこは必ずコンサルのほうの視点としても重要視していただくということ。あと、私は、このコンサル委託ということについて、是でも否定でもないんですけれども、ずっと言っておりました政策研究所のことを言うわけじゃないんですが、が…… 45: ◯林委員長 担当部長、おりますから。 46: ◯はやお委員 この職員のゴー・ストップという点について、この辺もっと悩んでもらいたいと思っているわけですよ。今言った中で、こういう要求書の整理だとか、そういう教育の視点だとか、どうなっているのか。この辺を、やっぱり私も企画に戻ってきましたのでね、ずっと言い続けているというところでは、逐次確認をして、ただ、コンサル委託、今回幾らなんですかと。また、そういうことについてはどういう視点を任せるんですかと。この前のときには、景観の課長が整理したように、やっぱり今の係長クラスの能力が不足していると。そこを補うために委託をしているんだと。それがこういうスタイルの中から段階論的に、何ていうんですか、職員のスキルをアップしていくという整理をいただいたというふうに私は認識しているんですね。だからそういうようなところでの視点というのがやっぱり本当に職員が本来やるべきことということの整理のチェックができているのか。そこのところをお答えいただきたい。 47: ◯林委員長 政経部長、こちらでしょう。そちらでしょ、コンサル委託。えっ、こっちでいいんですか。(発言する者あり)このケース。 48: ◯はやお委員 いや、このケースと、それをそうしながら全庁的にはこういうふうにしていますという、両方だと思いますよ…… 49: ◯林委員長 ちょっと、じゃあ、休憩しますよ、休憩。                午前11時15分休憩                午前11時27分再開 50: ◯林委員長 再開いたします。(発言する者あり)  米田委員、どうぞ。 51: ◯米田委員 るるいろいろありまして、課題出しのときに、過去と今の状況というのは、もう、かなり違うと思うんですよね。先ほど出ましたけどゲリラ豪雨とか、また大震災以降自転車がふえたと。また、保育園もふえていると。時間帯によって、かなり道路の状況は変わってくると思います。そのことをしっかり把握していただいていると思いますけど、先ほど言った見守り隊の方とか近隣の方とかのクレームとか、そういったのもしっかり把握していただきたいのと、また、雨ですけど、もう水たまりが結構できていると思うんですよね。その都度直していただいているとは思うんですけど、どういったスポットにそういうふうになっているかというのもしっかり把握していただいて、この辺も含めて道路を環境整備していくという部分も、課題として、しっかり見ていただきたいなと思いますけど、いかがですか。 52: ◯千賀基盤整備計画担当課長 はい。今、米田委員からご指摘いただきました。整備をした後というか、整備と整備の間というか、その維持管理というところの視点であろうかと思いますので、もちろんこれはいわゆる道路整備というと、道路を全面的に道路工事をするというイメージでもございますけど、その間の期間、しっかり維持管理をしていくという視点、こういうものもあわせて現状までの成果とそれから今後の課題というところも織りまぜて、しっかりまとめていきたいと思います。 53: ◯米田委員 まあ、そうなんですけど、まず課題出しのところですね。課題出しのところでどういったところが、今現状、変なところがあるかというか、機能的に厳しいところがあるかというところ、その辺をしっかり把握していただきたいなと思っています。 54: ◯千賀基盤整備計画担当課長 はい。ご指摘のその課題の視点では、日常の使われ方の視点というところでございますんで、そこもしっかり踏まえていきたいと思います。 55: ◯林委員長 木村副委員長。 56: ◯木村副委員長 まあ、道路整備方針を策定するきっかけになったのが街路樹の問題でした。それで、ちょっとこの問題もその辺を踏まえて、ちょっと一つだけ伺っておきたいんですね。それは何かというと、街路樹の位置づけなんですよ。これは、道路法等で道路の附属物という位置づけじゃないですか。先ほど並列的に、みんな、課題の捉え方。それはやっぱり附属物だと思うんですよ。それは、法律でそううたっているので、区の言っていることが間違いとか、そういうことじゃないですよ。これは法律でそういう考え方。ただ、その捉え方でいいのかというのが、今回の陳情審査等で我々も問われたし、行政も問われたんじゃないかというふうに思うんですね。  で、その視点で見てみると、例えば横浜では、「人にも街路樹にもやさしいまちづくり」というのをスローガンに掲げて取り組んでいると。最近、新宿で街路樹管理の取り組みということで、へえっ、と思ったんだけれども、新宿区では街路樹はこれまで道路の附属物として扱われてきたと。で、これから都市の緑の骨格として位置づけてまちの潤いと快適さをもたらす空間づくりとして取り組んでいくというふうに、まちづくりとして街路樹を位置づけているということになっているんですね。で、例えば、各地域、まちに応じた街路樹づくりということで街路樹をできるだけ大きく育てるだとか、あと、繁華街では、個々の樹木の健全な育成に努めていくと。個々の樹木の健全な育成に努めると。これは、やはり道路の附属物というその法のレベルから一歩抜け出した、一つの実践だと思うんですね。これが千代田区でそのまま当てはまるかどうかというのは別として、やはりこれまでの陳情審査を踏まえると、もう一歩その街路樹の位置づけを高めていいんじゃないかと思うんです。で、ただ、どうしても、バリアフリーだとか、さまざまな、いろんなニーズに応じてぶつかる問題って、必ずあると思うんですよ。そういった意味では、(4)の地域との合意形成、これが非常に大事に、そういった意味でなってくるんじゃないかというふうに思うんですね。  ですから、中身としてはですよ、中身としては、これまでの経過で道の歴史を振り返り、で、課題も整理しながら、住民の合意形成ということで、非常に興味深くて期待する部分もあるんだけれども、ただ、これを本当の期待に沿ったものに仕上げるためには、原点である、出発点であった街路樹の位置づけというのが大事じゃないかと。この辺、どう現状を認識されているのかということだけ、ちょっと伺っておきたいと思うんですけど。 57: ◯嶋崎委員 関連で。 58: ◯林委員長 はい。嶋崎委員。 59: ◯嶋崎委員 今、木村委員がおっしゃったように、もともとは、これ、警察通りのことから始まって、それでこういうロードマップがなかったよねということで、いろいろと議会からも指摘があったわけだね。  で、今、新宿区の話が出たけれども、道路というのは、ずっとつながっているんだよね。うちだけよければいいという話じゃなくて、これは近隣区とも、やっぱり調整も必要かもしれない、実際問題。だって、もう、台東区だって、中央だって新宿だって、本当に道一本でうちとの境があるわけだから。だから、そういう意味では、やはり今、木村委員がおっしゃった、こういう新宿区のことも参考にしながら、あんまり急がずにやったほうがいいよ。これだけいろんなご意見が出ているんだから、あのときに、我々も責任は感じた、議案を審査した中で、賛成をしてしまったという責任を感じて、僕は、ここで、たしか議会側にも責任があるというふうに申し上げたはずですよ。だから、そういう責任もお互いに共有しながらね、やはりそういう近隣区のことも含めて、これをしっかりと千代田の方たちにお示しをするということは、今回、大事なことだと思いますよ。だから余り焦らないほうがいいと思うよ。そこも含めて、今の木村委員のことも含めてご答弁ください。 60: ◯千賀基盤整備計画担当課長 ちょっと、まず木村副委員長からのご指摘の点。街路樹のあり方、もちろん昨年の警察通りというところから、問題は端を発したというところでございますが、その街路樹に関しての我々が一管理物件という認識と、あと、既存でそこにずっと植えられている街路樹がまちにとってどういうものであったかと。こういう認識のちょっと差があったというところ、これは反省点かなというところがございます。  街路樹の一つより積極的な機能というところでは、環境ですとか景観、そういうものを街路樹が構成するという、そういう街路樹としてのこれは道路機能というまちの中での機能というところもございます。そういった点の視点というところは、まさに今回、歴史的経緯など、しっかり確認するという中で、逆に区民の皆さんにそういう経過をお示しするということで、街路樹に関しての認識が改めていただけるものかなということもございます。そういう点では、今回のこの方針策定の中で、その視点、街路樹についてはある意味しっかりと、これまでの経緯経過という情報を提示するということと、またこれからの道路に当たっての区民の皆様初め幅広いご意見、ご議論を受けるというところはしっかり踏まえた形でまとめていきたいと思います。  それから、嶋崎委員からのご指摘の、他の管理者、それから区内においても、国道、都道ございます。そういう道路がそれで連続しているというところがございます。確かに、これは歴史的な経緯も少し確認する必要があるんですけども、もともと東京市でございまして、東京市が東京都になったときの内部団体であったというようなところの経緯もございますので、そこから基礎自治体として各区がそれぞれに取り組みをしているというようなところもございますので、これもやはりそういう経緯等、確認するとともに、あと現状においてどうであるかというところは、これは各個別に管理者等のヒアリングも行って方針の中に盛り込んでいきたいというふうに考えております。 61: ◯林委員長 よろしいですかね。(発言する者あり)  それでは、よろしいですかね。この件につきましては、前期の申し送り事項でも確認させていただいておりますし、主な所管事務の調査の項目としても確認させていただきますので、7月のコンサルに出す前に、今さまざまな課題等々がありましたので、もう一度再確認をしてコンサルの事業者に発注するというので、よろしいですよね、一応ね。はい。先にやらないでいただいて。               〔「はい」と呼ぶ者あり〕 62: ◯林委員長 はい。それでは、2番の九段坂公園整備地元協議会について、報告をお願いいたします。 63: ◯印出井景観・都市計画課長 それでは、九段坂公園整備の地元協議会について、環境まちづくり部資料2-1ないし資料2-2に基づいてご説明をさせていただきます。  北の丸公園の周辺ですね、ぐるっと取り囲む周辺の道路、公園等の整備については、北の丸公園周辺地域委員会を立ち上げて、さまざまな学識者あるいはバリアフリー等の団体も含めた団体の代表、区民の方にも入っていただきながら、皇居に隣接する象徴的な地域ということで、大所高所からご議論をいただいているところでございます。(「大所高所……」と呼ぶ者あり)  これにつきましては、平成29年、すみません、単純な間違い「度」は要らないです。平成29年第一回区議会定例会の予算審議の中で、全体の構想の話もあるんだけれども、特に九段坂公園、その中の一つの要素としての九段坂公園というのは地元の意見を聞いているのというようなご指摘がございました。それらも踏まえて地元の意見を聞く機会を区のほうとしてつくるということで地元協議会を設置し、開催をしているというところでございます。  協議会の構成員は記載のとおりでございます。九段の一丁目~四丁目の町会の代表者の方、九段の商店街振興組合の代表者、たまたま現在、二丁目の町会長と兼ねているという状況もございます。あるいは環境整備協議会組合の代表の方と、それから九段坂公園の中に常燈明台ということで靖国神社さんが管理する物件がございますので靖国神社さんのほうからも、代表の方、総務部長さんに出ていただいているところでございます。区のほうとしましては、全体構想も含めたまちづくりの視点ということで、こういった関係課長と、道路の整備、公園の整備ということですので、道路公園部門の関係課長が出ております。  これまで、記載のとおり、2回、開催をさせていただきました。  主な協議内容ですけれども、地域委員会で検討されております素案について部会でご説明しました。これについては企画総務委員会ではないんですけれども、予算審査の中で、分科会のほうでも資料を提示させていただき、また、構想の検討のプロセスでは、オリ・パラ特別委員会のほうで何回かご審議をいただいている、そういったものについて説明をさせていただきました。  この基本コンセプトは、本当に簡単に言っちゃうと、やっぱり北の丸公園周辺地域の今ある姿を守りながら、ユニバーサルとかバリアフリーとか、そういったものとどう調和させていったらいいですかねという話が基本コンセプト。で、そして、その後、やっぱり周辺地域というのを、もちろん区民、住んでいらっしゃる方、あるいはここで活動される方がどう参加し、社会活動をしていくとか、そのあたりの視点が大事ですよねということで、大きなところで素案の考え方、基本的な考え方になっております。  この地元の協議会で、さまざま課題はあるよね、課題はあるんだけれども、協議会としてこの方向性は共通理解として進めていこうよねというのが5点ございます。  まずご案内のとおり、銅像のある公園の隣の旧消防署の派出所の跡地、都有地を購入しましたけども、そことやっぱり一体的に、まあ、これは当たり前と言えば当たりの前なんですけれども、別々の別ものではなくて一体的に連続するように整備をしたいですよねという話。  それから、トイレや銅像があって、一体的にといっても、なかなか、視認性も含めて歩きづらいよねということで、円滑な歩行動線を整備したいですよねという話。  それから、銅像や常燈明台がございます。そして旧江戸城の景観もございます。こういった歴史や文化、自然環境というのを生かしながら、まあやすらぎのある環境整備をしたいよねという話。
     それからもう一つは、まさにお濠の水と緑が直近で、遠景にはあそこの消防署の跡地は東京タワーも見えたりするというような状況がある。世界に誇れる都市景観が楽しめる空間を整備したいよねという話。  それからもう一つは、整備の時間軸として、やっぱりオリンピックに向けて、何かこう、特別委員会や予算審議の中でも議論がありましたけれども、何かカフェをつくるとか、そういう話ではなくて、そういう話ではなくて、そういう話ではなくてですよ、そういう話ではなくてです。そういう話ではなくて、(発言する者多数あり)空間の整備をまずしましょうと。その中で、地域からも幾つかご要望も出たりするんですけれども、要はオリンピックに向けて、こう、何か施設をつくってしまうんじゃなくて、まずはあそこを最大限生かせる空間を整備しましょうと。そこから何か本当に区民や地域で活動される方がこれだけは必要であるというものがあるとすればその段階で考えましょうと。今の段階から何かつくるという前提ではないですよねと、二段階の時間軸で話しましょうというようなことでございます。  そのあたりの5点を共通理解としながら、でも課題があるよねということで、あそこの田安門の幾つか、5点ですか、田安門の歩道橋の下の周辺の歩行環境が少しボトルネックになりますよねということでございます。これはイベントの開催時であったり、特に私もよく通るんですけども、通勤・通学時間帯とか、そういったところではかなりありますよねという話と。  あと、公園内の歩行者動線が、やっぱり途中で大きなトイレがあって、あそこで行きどまりというか、通り抜けできないようなイメージとか、そういうのもあるんで、うまく武道館から出てきて、田安門から市ヶ谷方面にも円滑に、ユニバーサルも含めて人が流れるような歩行者動線を確保できないんだろうか。今は段差もあったりしていますし、視認性も悪いということですので、そういったことです。  それから、樹木の整理。これ、樹木につきましては、やはり、意外と、やっぱり地元の方からしますと、これ、地元協議会からの意見なんですけども、やっぱり鬱蒼としている印象が非常に強いというような状況の中で、要はあの場所に、日常的なところでなかなか愛着が湧かないような、そういう状況があるということと、あと先ほど申し上げましたとおり、世界に誇れる都市景観を享受する上でも、木を伐採しろという話じゃなくて、何らかうまく整理をしながら、景観と樹木、もちろん樹木も、調査によって、本当に老朽化しているような樹木があれば、安全・安心の観点から整理しなきゃいかんとは思うんですけれども、それをどういうふうに調和していくかというようなことがございます。  それから、銅像の位置。銅像も、意外と地元の方からすると、こう、愛着がないというと言い過ぎなんですけども、(発言する者あり)愛着がないというのは言い過ぎなんですけれども、要は我々のほうとしても、あの銅像というのがどういった経緯でどういったものかというのを、日常的に、銅像なり燈台というのをしっかり地域の人にわかるように発信してこなかったということがあるんだろうなというふうに思います。で、もう一つは、銅像についても、大山巌像とその隣に顕彰碑という、壁みたいな大山巌さんの功績を書いた、かなり大きな顕彰碑があると。今ちょっと現状傾いているという状況があります。まだこの前の東日本大震災でも大丈夫だったわけですけども、まだ今すぐどうこうという話ではないんですけど、これは何らかの対応をする必要があるんじゃないかというようなことも含めて、銅像の位置を整理しながら、あそこ、もう九段坂ですから、傾斜もありますので、どういうふうに傾斜と平らなところと、そのあたりも、銅像の位置も課題だよねという話と。  あともう一つ、トイレの在り方。トイレについては、やっぱり地元の皆さんにご意見を聞くと、やっぱりの地元の各単位町会にもご意見をいただいていると、各町会長さんなんですけども、やっぱりご年配の方もいる中で、トイレは欲しいよねという声も確かにあるんだけれども、やっぱり、今、本設でトイレをつくるとなると、一定程度の機能が求められる中で、今と同じかそれ以上の規模のトイレになってしまうと。そうすると、一方で視認性も含めて、連続した空間整備といいながら、それと調和させるのは難しいよねと、そういった議論もございます。  以上5点が課題で、まだ集約はし切れておりませんが、おおむね2回の議論の中で方向性は見えてきたかなというふうに思っております。  今後の予定なんですけれども、一応方向性を整理しまして、7月を目途に地元の協議会と、あと公園利用者の方というんですかね、一般の方にも、例えばあの公園周辺で周知をするような形で参加できるような整備の方向性の説明会を開催させていただいて、その後、設計のほうに移っていくと。  ただ、この公園については、何というんですかね、位置づけとしては街区公園なんですけれども、東郷公園のようにラジオ体操をするとか、日常的に子どもが遊ぶとかというところではないので、それらの意見も踏まえて、その親会である大所高所からの議論と調整をした上で設計に移っていくというようなことなのかなというふうに思っております。  長くなりました。説明は以上でございます。 64: ◯林委員長 はい。(発言する者あり)何か。 65: ◯松本委員 いいですか。 66: ◯林委員長 松本委員、どうぞ。 67: ◯松本委員 ちょっと基本的なことを確認させていただきたいんですけれども、今るるいろいろご説明していただきましたけれども、ここに出ている課題については、もう何年も前から現状は把握していますよ、区民もみんな。あそこがああだったらいい、ここがとれたらいいということは、本当に出ていた話だと思うんですよ、今改めて出てきたことではなくて。  それで、その認識されているこの課題整理について、区がどこまでできるのかということを、私、前からずっと言っていたんですよ。この大きな課題を、本当に区が協議会の皆様の声を聞きながら改良・改善していける、それが区にあるのかどうかということはさんざん聞いていたんですけれども、この課題解決に当たって、本当に区はどこまで力を出して整備体制ができるというふうに考えて、この計画を進めていらっしゃるのか。そこのところだけちょっとお聞きしておきたいんですけれども。 68: ◯印出井景観・都市計画課長 確かに松本議長ご指摘のとおり、これらの課題については我々のほうでも個々に課題になるだろうなというのを想定はしているところでございます。で、それを解決するに当たって、今回一体的に整備するという機会を捉まえてなかなかやらないと、前から歩道橋なりトイレなりということは、あるいは銅像なりというのはあったんですけども、何かアクションがないと実現が難しいところもありまして、今回、これ以外の課題も含めて地元のほうからご意見を賜って、この整備を機会にどこまでできるのか、百点満点とれるのかどうか、ちょっと今の段階では何とも申し上げられませんけれども、どこまでできるのか、この機会に進めさせていただくと。そういうようなことで認識し、今後、最終的に地元の意見を聞きながら、設計のほうに移らせていただきたいというふうに思っています。 69: ◯松本委員 どこまでできるのか、どこまでやれるのかという目的・目標を持っていなかったら、7月に何のために何の計画を立てるのかなと。そこがすごく疑問が出てきてしまうんですよ。だから、もう少し具体的に、自信を持って区ができるという、そういう体制は景観・都市計画だけでできるものじゃないと思うので、そこら辺のもうちょっと大きなものへの達成過程ができるものということをお聞きしておきたいんだけど。 70: ◯印出井景観・都市計画課長 ちょっと、地元協議会として方向性がまだ──まあ、ほぼまとまりつつあるんですけれども、きょうそのあたりも含めてご説明していいかどうかというのはまだ整理がついていないものですから、ちょっと奥歯に歯が詰まったような──歯じゃない。奥歯に物が詰まったような言い方をしておりますけれども、(発言する者あり)具体的に言えば、やっぱりこう、歩道橋の周辺については、今回、下の公園も整備できますので、一方で燈台は動かせないという状況の中で、歩道橋の左側の空間をフラットにしながら、歩道橋を両サイドにするということを当面の対応としながら、例えば横断歩道の設置についての協議を進めて、それと並行して歩道橋を撤去するとか、そういう方向感の議論は出ていますし、我々のほうとしてもそういう方向性というのはありますよねというような話はさせていただいております。また、公園内の歩行者動線についてもですね…… 71: ◯松本委員 違う違う。だから、その現実味があるかどうかだけでいいです、返事は。 72: ◯印出井景観・都市計画課長 はい。だから、そういう意味では、ある程度実現可能性があるようなところでまとまりつつあるというふうに理解しています。 73: ◯松本委員 はい。 74: ◯林委員長 はい。  ほかに。 75: ◯はやお委員 一番最初のオリンピック・パラリンピックのときに、委員長が石渡さんで、そのとき私は冷や汗をかきながら副委員長をやらせていただいたんですけど、一番ここのところの九段下のところにつきましては、オリンピックというよりもパラリンピックの柔道の会場になると。そういうところから、集中的に、ここのバリアフリーだとか、もしくはそういうユニバーサルの視点に立ったということですけど、この辺の進捗というのは、ちょっと特別委員会の話なのかもしれないんだけど、もし情報提供できる計画だとか、具体的な何か対応を考えているんであれば、お答えいただきたいと思います。 76: ◯印出井景観・都市計画課長 オリンピックの競技場に至るバリアフリーについては、今、組織委員会のほうで、運送計画等も含めて、メトロ等の交通管理者も入りながら、議論を進めているというような状況は伺っております。ただ、ちょっとすみません、詳細については、ちょっときょう資料がないんです。まあ、そういう場で議論は進められているというところでございます。  一方、我々のほうとしては、田安門の入り口周辺について、先ほど申し上げましたとおり、公園周辺を含めて、それから、この北の丸公園の周辺地域委員会には、東京都さん、第一建設事務所さんも入っていますので、靖国通りとの連携した整備も含めて、ユニバーサル、バリアフリーには取り組んでまいりたいというふうに思ってございます。 77: ◯はやお委員 これ以上あれなんですけれども、やっぱりこのオリンピック・パラリンピックのレガシーを残していこうというのが、ハードの面、ソフトの面ということで、特にソフトの面で残るというのが、パラリンピックの、そういう人に優しくしていく。そういうことを情操として子どもたちにも伝えていく。その中で、でも、やっぱりどうしても、千代田区が担当するここのエリアについて、九段坂公園ということでかかわってくるということで、広域的にといったらそんな広域的ではないんでしょうけど、この辺というのは部分ではなくて、かなり今後のこれを進める上で、協議会の内容を進める上では大きなファクターだと思うんですけれども、この辺がしっかりかちっとこういうことになるよ、だから、例えばこういうふうになるんじゃないのという、もう少し坂の上のほうがこうなるんじゃないのというのが出てくるのかなと思うんですけど、こっちはオリ・パラであれば2020年にはその計画が進み、それなりの施設ができるだろうと思うんですけど、この辺が、ちょっとどの辺で情報提供がいただけるのか、また特別委員会での抜き取りのものもあるの、特別だったっけ、これ、ちょっとよく……。(発言する者あり) 78: ◯林委員長 どこでやっているの。大所高所。(「ちょっといいですか、休憩で」と呼ぶ者あり)いいですか、発言の途中に休憩。 79: ◯はやお委員 ああ、いいですよ。だから、なっているんですかというだけで。 80: ◯林委員長 かと聞いて。はい。休憩。                午前11時54分休憩                午前11時57分再開 81: ◯林委員長 では、委員会を再開いたします。  答弁から入ります。景観・都市計画課長。 82: ◯印出井景観・都市計画課長 九段下の駅から競技会場に至るバリアフリーの状況につきましても、先ほど、今、組織委員会等で検討中というお話がありましたので、そのあたりのことを今後適宜報告しながら、そしてその整備のほうと我々が取り組む九段坂公園のユニバーサル化というのをうまく、両方の情報を照らし合わせながら整合するように進めてまいりたいというふうに思っております。(発言する者あり) 83: ◯林委員長 情報提供、またどこかのタイミングで……(発言する者あり)うん。はい。どうぞ。 84: ◯印出井景観・都市計画課長 オリンピック・パラリンピック特別委員会の所管事項とも重なるところがあると思うんですけれども、こちらのほうの整備も含めまして、私どものほうで関係する情報を整理いたしまして、その競技場に至るバリアフリーの状況については、またご報告をさせていただきたいと思います。 85: ◯林委員長 いいんですよね。だから、はやお委員言われているのも、7月に地元協議会拡大説明会の会合等々があるんですから、そこまでに、こちらの企画総務委員会のほうにも情報提供していただきたいですけれども、地域の方たちにも、九段の坂下から武道館まではこういう形のイメージになりますよと、2020年になったら。何も変わらないんだったら何も変わらないでしょうし、今の現状と。それをもって、上の公園をどうしましょうかという諮り方をしないと、バリアフリーでレガシーだ何だと口では言うものの、完成図が2020年までの九段下の交差点から武道館までのがわからないと、地域の方も意見が言いようがないんじゃないのかなという問題提起だと思いますので。よろしいですかね。 86: ◯印出井景観・都市計画課長 今、はやお委員からの問題提起は受けとめさせていただきまして、先ほどの駅からに至る動線については、私ども、今、検討中というふうに聞いておりますので、その状況も含めて、今後ご報告できる機会を捉まえてご報告し、先ほど地域への説明会というのがありましたけども、その段階で説明できるような状況になれば、あわせて説明をしてまいりたいというふうに思っています。 87: ◯林委員長 はい。  小枝委員。 88: ◯小枝委員 1点だけ。オリ・パラの委員会で恐らく一生懸命協議されたかもしれないし、もしかすると情報把握が私が不足しているかもしれないんですけれども、率直に言ってバリアフリーあるいは歩行動線を確保するということになった場合、地域協議もされているでしょうが、誰もが思うのがこの横断歩道だと思うんですね。で、そのことを、もちろん地元は地元で協議するにしても、議会も議会で協議しなきゃいけないし、現状どこまで行っているのか。その、何というか、誰かに委ねてもどうにもならない。まずは意思ありだと思うので…… 89: ◯林委員長 小池さん。 90: ◯小枝委員 よほど何か歴史と伝統があって保存しなきゃならない歩道橋でなければ、もうさっさと横断歩道をつけて撤去して、車椅子でも向こうから通れるようにするのが普通だと思うんですね。ラジオ体操をやっている方が、ここを陸路で渡ろうとして亡くなった方がいませんでしたっけ。非常に危険だ危険だというんだったらば、この膝が悪くなってラジオ体操に行くのに歩道橋を渡らないほうがよっぽど危険だということになるので、やはり東京都に対して、はっきりとした意思をもう表明してもいいんじゃないんでしょうか。そういった交渉はどこまで進んでいるんですか。(「言えないだろう、休憩して言えよ。言えないだろう」と呼ぶ者あり) 91: ◯林委員長 えっ。(「言えないだろう、この話は」「休憩だ」と呼ぶ者あり)する。しますか。 92: ◯小枝委員 いいよ、いいよ。休憩して。 93: ◯林委員長 はい。休憩いたします。                午後0時01分休憩                午後0時08分再開 94: ◯林委員長 委員会を再開いたします。  今さまざまなご指摘等々ございましたので、また節目節目で7月の地元協議会・拡大説明会合同開催、この終わった後、どんなご意見が出たのかですとか、はやお委員の指摘した坂下の進捗状況等々、もろもろのことをまた改めてこの委員会で報告していただければと思いますが、よろしいですかね。               〔「はい」と呼ぶ者あり〕 95: ◯林委員長 はい。それでは、休憩いたします。                午後0時09分休憩                午後1時15分再開 96: ◯林委員長 委員会を再開いたします。  地域エネルギーデザインについてです。これは決算委員会、予算委員会でたびたび問題提起がありまして、ようやく報告できる段階になりましたので、わかりやすく報告をお願いいたします。 97: ◯印出井計画推進担当課長 それでは、地域エネルギーデザインについてご報告申し上げます。  今ほど委員長からもありましたけれども、当委員会でも申し送り事項になってございます。本日は位置づけや意義、役割等について説明をしまして、中身につきましては概要をご説明させていただきたいと思います。それから、今後の施策の方向感、課題についても言及をさせていただきたいと思います。  資料のほうは環境まちづくり部3-1、A4片面3枚のものを中心に、3-2としてA4両面4ページもののエネルギーマップ、3-3としてA4両面7ページもののエネルギーカルテを用いてご説明申し上げます。  まず、資料3-1、地域エネルギーデザイン1)でございますけども、初めに、温暖化対策地域推進計画における位置づけを確認させていただきたいと思います。  この計画では、エネルギー利用によるCO2排出ゼロのまちを実現するために七つの基本方針を定めております。そのうちここにございます三つのクリーンなエネルギーを「創る」。それから「スマートに使う」。そして様々なエネルギーシステムを「備える」という三つの方針を具体的に施策展開をする四つ──再生可能エネルギーの導入促進。それから未利用エネルギーの利用促進。さらにはスマートコミュニティの形成。そして分散型エネルギーの確保と、以上四つの施策展開を図る事業として、地域エネルギーデザインが位置づけられているということでございます。これは単純に低炭素のまちづくりというだけじゃなくて、やっぱり都市機能としてエネルギーの面での強靭化という意味合いも加味されていると、そういうふうに認識をしています。  また、この計画の中で、業務部門における事務所ビルのCO2排出が多いという、ご案内のとおり、千代田区の特性ですけれども、それを踏まえて、主なターゲットとして、こういった建物、あるいはまちづくり、それに向けた戦略的な取り組みだという側面もあるものと認識しております。  次に、概要の中で、千代田区が策定する意義。これはさまざまこういった計画の中でご指摘をさせていただいているところですけども、エネルギーの大消費地としての責務があるでしょうと。それをまた地方に頼っているという状況。一方で、いっときたりとも、首都機能の中枢として、その活力をとめることができないというような、そういう状況の中で排出ゼロを目指さなきゃいけないという責務があるでしょう。  もう一つは、環境モデル都市として、やっぱり先導的な役割を果たさなきゃいけないでしょうということです。例えばビル排熱を活用して、まちづくりの中でそれをどう生かしていこうかというような、なかなかお手本のない事業でございますので、こういったことにも取り組んでいく、まさにモデルをつくっていくということになります。  それから、日本で一番都市機能が集中しているという地域になりますので、こうした集積のメリットを生かして環境配慮を進めるというところが主な意義でございます。  次に、役割としてですけれども、この、今、きょうご説明する地域エネルギーデザインの役割は、千代田区という地域のエネルギーの特性を見える化し可視化して、こういう活用の方向性がありますよねというのを示していくこと。それから、黒ポチの二つ目ですけれども、先ほどもちょっと言及させていただきましたが、低炭素というだけじゃなくて、やっぱりエネルギーの強靭化、そういったこともあわせながら、環境配慮が、要は負担だけではなくて、地域の価値を向上する。そういうような取り組みにならなきゃいけない。環境との調和を図るということと、それともう一つ、これは3カ年のさまざまな調査の中で、やはりかなり今後の技術革新に頼っている部分も非常に多くございます。そういった技術革新というのを引き続き反映しながら取り組んでいくということで、息が長い取り組みということもご理解いただければと思います。  それらを少し定義的に取りまとめる形で、「地域エネルギーデザインとは」というまとめさせていただくと、3番に書いてあるようなことになります。  で、この中の下から4行目になります──あ、5行目ですかなりますが、区がこういったものを示して、それに基づいて、例えば本当に建てかえだったり、あるいは面的な機能更新だったり、そういった建築計画や、それこそ共同化においても、これらを参照していただいて、それぞれの建てかえ計画やプロジェクトの中でエネルギーをどういうふうに活用していくのかという、より狭いエリアでのエネルギーのデザインを考えていただければということを期待しております。  具体的な中身なんですけれども、2)のほうに──ごめんなさい、目次的にこちら書いておりますけれども、エネルギー特性を示す三つの地域エネルギーデザインの取り組みがあります。これはあくまでも目次的なものなので後でまた別途説明しますが、さまざまな未利用・再利用エネルギーのポテンシャルを示したエネルギーマップというもの。それから、地区別エネルギーカルテ。これは地域の建物の状況も踏まえて、都市マスの地区に応じてそれぞれの地区別にエネルギーのカルテをつくっていると。で、一番下のところですけれども、それらを重ね合わせて、これは富士見地区になりますけれども、その地域の建物の現状も含めて、まちづくりの中でどういうふうに生かしていくのかというような、そういうことを示す地域別エネルギー特性と。それらの三つを主な内容にしているところでございます。  それでは、中身につきまして、環境まちづくり3-2、エネルギーマップでございます。  まず、エネルギーマップ1ページ目は、千代田区のこの都市マスの各地域に応じてどういうふうにエネルギーが使われているかと、必要とされているかということをお示しをしています。一次エネルギーの字がまたあれですね、「次」ですね、一次エネルギー消費量。 98: ◯林委員長 訂正。 99: ◯印出井計画推進担当課長 すみません。一次エネルギー消費量の、「次」になりますが、これを見ていただくと、年間を通してこの地域がこれは地区面積当たりですけども、どういう状況にあるかという状況がわかるものでございます。  それから、建物の熱負荷というものは、年間の冷房の負荷あるいは年間の暖房の負荷、それから年間の給湯の負荷を示し、これは建物の調査からと、それと、用途における各建物のそれぞれの冷房や暖房、給湯の原単位から積算をしているというものになります。これで何がわかるかというと、例えば冷房負荷の高い地域に、例えば給湯負荷の高い地域が重なっているとすれば、冷房の排熱を給湯でも使える可能性があるねと。オフィスビルで冷房の排熱が出たものを病院のほうで給湯で使える可能性があるねと。そういったことを示すような、そういったマップになります。これがポテンシャルの中でどういうふうにエネルギーが使われているかということでございます。  おめくりいただきまして、見開きのような形でおめくりをいただきたいと思います。再生可能エネルギーにつきましては皆さんの理解も深まっているかなということで、太陽光や太陽熱については今回外しておりまして、まだまだこれからどういうふうに導入していったらいいのかという課題がありますが、未利用エネルギーのポテンシャルについてでございます。  1番目が地中熱のポテンシャルになります。これは地中の温度が一定だということ、それに対して大気の温度は夏冬変わりますという、その温度差の活用ということになります。これについても、この地区の面積当たりのポテンシャルを示しております。地中熱につきましては、熱伝導率、地下水の動向等に対応してポテンシャルがあるかないかというのがわかってくるということになっています。  その下が下水熱。これ、下水熱は単純な話ですけども、幹線が通じているエリアというところについてポテンシャルが高くなっていますが、今これは地区別の平均に落としていますけれども、もっと本来は下水管に近いか遠いかで影響してきます。それについてはまた別途別の地図もございます。そういったものについては、ある程度地区の中で可能性を把握しながら具体に展開する中で、もう一段深いマップもございます。  それから、右側のほうでございますけども、河川水熱。河川水熱も、これも河川の近い遠いで、かなり影響がございます。ただ、河川水熱自体もエネルギーとしてのポテンシャルはあるんですが、千代田区の都市河川は、やはり隅田川のように一定の量で脈々と流れているということではなく、潮の満ち引きにも影響して逆流もしたりするので、なかなか現実に、最終的にもう一段活用する中で、難しいところがあるというふうに聞いております。  その下のビル排熱でございます。こちらについても、単位面積、地区面積当たりですけれども、大丸有エリアについて排熱のポテンシャルがあるということでございます。  それから、最後に地下鉄排熱ということで、こちらも下水道と同じように、地下鉄の駅に近いか遠いかで大きく異なりますので、これについても単位面積当たりに落とし込んでいるのですけれども、現実に地下鉄排熱を検討するに当たっては、より駅にフォーカスした別の地図もございます。地下鉄排熱につきましては、これ、積算は、現在、新宿の大江戸線で地下鉄排熱を活用しているプラントがございますけれども、そこにおける一つの大江戸線の乗降客から推定をして、各千代田区の駅の中でどの程度ポテンシャルがあるかというところを推計しているところでございます。  最後のページになりますけれども、地域冷暖房エリア。これは、ボイラーを使って、都市計画施設、都市施設として、お湯とかをそのプラントから供給するエリアになっております。これは、この供給エリアに隣接するエリアについては、そことつながるという可能性がございます。また、そのエリアの中でも、この都市計画のエリアの中でも現実つながっていないような建物もございますので、そういう意味合いで、このエリアの中、あるいはエリアに近接するかどうかで、活用のポテンシャルがあるかどうかという可能性が出てまいります。  最後に、コジェネレーションシステムの状況になります。これはいわゆる分散型の電源であり、発電の排熱をまた別途熱供給しているというものになりますけれども、こちらについては、これもちょっと理解の仕方によるんですけれども、現在、コジェネが稼働しているようなエリア、それをお示ししながら、(発言する者あり)それを地区面積当たりで示したものになっております。  こういったところがエネルギーマップになりますが、これらの複数の要素を重ね合わせて各都市マスの地域別に整理をしたのが、こちらのエネルギーカルテということになります。ですので、こちらは都市マスのエリアごとにありますけれども、本日は各出張所地区プラス大丸有の形をとるので7カ所をご用意していますが、幾つか状況を説明させていただきたいと思います。  資料3-3の1枚目、番町地域、番町3地区ですが、麹町一丁目~五丁目と麹町六丁目の一部と。上にあるものがこの地域の特性を示しているようなもので、千代田区の平均的な、小さくて恐縮ですけども、建物の状況に近しいと。一方でグロス容積率で言えば番町地域の中でも、この地域は事務所建物が多いですねという傾向がわかります。そして概要のところはそれを踏まえたデータが書いてあって、真ん中あたりのレーダーチャートがこの地域のエネルギー特性になります。青い線が番町、この地域のポテンシャルになります。おおむね千代田区の平均に近いような、消費量については左側になりますので、こういった平均に近いような状況で、で、右側については、幾つか山と谷がありますけれども、それを具体的に数字で示したものが下の表になりますが、こちらについては、ちょっと課題なんですけれども、要は平均値、千代田区における値の平均を5としてやっていますので、絶対値ではないというような状況になります。ですので、ほかの地域で見てもらうとわかるんですけれども、例えば次のページに行っていただいて、富士見地区の一番下から2番目の表を見ていただければ、下水熱が星が三つで10ポイントとなっていますが、これは絶対値として、要はもう、かなり可能性があるんだよということではなくて、先ほど申し上げましたように、下水というのは、近いか遠いかで、ゼロか10かという世界になりますので、こういったものについてはこういうふうな数字が出てしまいますということと、あと逆に地中熱、3行目、地中熱5.6とありますが、地中熱は押しなべて千代田区の中でもそんなに極端な差がないものですから、それはみんな5に近いような数字になってしまって、これで見ると、あっ、下水のほうが有力なんだな、地中よりも下水のほうがいいのかなというようなことなんですけども、そのあたりがちょっと数字の使い方として今後課題で、カルテについても、今これ、外に打ち出していくには、もう一段検討が必要かなというふうに思っております。  同じような状況ですので──どうしようかな、あともう一点だけ。では、神保町地域で神保町5地区、3ページ目ですけれども、こちらのほうは真ん中のレーダーチャートで、地下鉄排熱がやっぱり10点になっていますが、これも地下鉄に近いか遠いかで、地下鉄に遠いところはゼロになってきますので、こういうふうになってしまうという状況です。またコジェネについても、コジェネについては、この地域の中にコジェネが存在するということで10点になるんですけれども、じゃあこの地域にコジェネが存在したからといってうまく連携できるかどうかという課題があって、連携できなきゃゼロなんですね。だからそのあたりというのも、ちょっと数字の読み取り方として、なかなか難しいところがあるかなというふうに思っております。  また、カルテについては、そういうような課題があって、今後さらにもう一段精査していく必要があると思うんですけれども、区としてもさまざまな今後相談とか指導の中で活用を図っていきたいというふうに思います。いずれにしても、未利用、再生可能エネルギーはエネルギーの実態としては下水道もそうです、エネルギーの実態としてはあるんだけれども、それがうまく使えないという課題があると。そういうことをご認識いただければよろしいのかなというふうに思っております。  以上が地域エネルギーデザインの基礎的な内容になりまして、もう一回最初のカラーの地域エネルギーデザインの3)、3枚目にお戻りいただきたいと思います。  で、施策の方向性。地域エネルギーデザイン、こういうふうにまとめつつありますよ。じゃあ具体的にどうしていくんですかという話になりますけれども、こちらについては、まずCO2をどういうふうに絞っていくかの中で、一番最初に建物の単体、建物の新築のときに、ぐっと創エネ、省エネをすることで絞れるというところは、この検討・研究の中で明らかになっていますので、実はこの地域エネルギーデザインの検討からスピンアウトして、スピンアウトというか派生して、環境事前協議制度が事業化されたという経緯がございます。こちらには、環境事前協議制度、環境政策課のほうで所管をしておりますけれども、昨年の10月からことしの3月までの実績値が書いております。これを見ると、35%が昨年は2件で20%が10件というところで、おやっ、と思うのかもしれない。いわゆる省エネ基準を満たした上で、さらに35、さらに20ということなので、やっぱりこの取り組みをしたからこそというような、そういった成果ではないかなというふうに理解をしております。  そういう地域エネルギーデザインの検討の中から建物単体対策という施策が展開されましたという話と、そして、これが2番目が今後制度化に向けた検討をしていく。大きな規模の計画における面的や未利用、面的エネルギー、地域冷暖房とかコジェネとかを使ってくださいよとか、その中に下水とか未利用のエネルギーを合わせ技で入れてくださいねというようなことをどういうふうに推進するかということでございます。一定規模以上のものを対象としつつ、あともう一点は、先ほど申し上げましたとおり、災害時の避難施設となるようなところにも、特に面的、コジェネとか、そういう強靭化の観点から必要じゃないかということで、今のところそんなことを射程としながら、じゃあ具体的にどんなことができるのというと、導入の義務化というのがなかなか難しいところで、少なくとも検討を義務化させる。これについては、5万平米以上は東京都が面的に取り組んでいるところでございますので、それ以外のものについて、区としてどこまでフォローできますかという話が一つでございます。また、災害時の避難施設になるところについては、また別の視点からそういうのが必要なんじゃないの、エネルギーの分散的な確保が必要なんじゃないのというようなところで、そこにも検討義務化をしていけないかということです。  それから、先ほど申し上げましたけれども、ちょっと事例で申し上げましたが、冷房排熱がある、使える、これを給湯のほうに使うといったときに、民民の話になりますので、そのマッチングをどうしていくかというところも、何かうまくできないだろうかということ。そのコーディネーションですね、できないかということ。  それとあと、東京都が5万平米以上の計画について検討を義務化していると申し上げましたけれども、まあ、ある意味これは余り言い過ぎると語弊ありますけれども、チェックリストを書いて、で、もう費用対効果とかということでできませんというような状況になるということもないではないというような状況の中で、やっぱり面的とか未利用を導入してくれるような、水先案内をするような専門的なアドバイスの仕組みができないかということを検討しております。  それからあと、何で検討を義務化してするんだという話は、検討を義務化してさまざまなデータを蓄積することで、今私たちが持っている地域エネルギーデザインのデータもさらに精度が高くなるでしょうということです。  それから、飛ばしまして、もう一つは都市計画マスタープランなんですけれども、これがおおむね20年で改定ということになって、おおむね20年というのがまさに近づいているような状況でございます。予算審議の中でご説明申し上げましたが、まだ、ちょっと事業としては打ち出していないけれども準備に入りますよということで、ちょっといつからとかというのは明確には申し上げられないんですが、その中で、もちろん今の都市マスでも環境に配慮をしますという話はあったんですけれども、先ほど申し上げたように、もっとこういう面的とか未利用の可能性とかも含めて、もう一段こういうことも使うという方向感が果たして都市マスの中で出せるのか出せないのかというところ。例えばそれを踏まえて地区計画なんかに落とし込めるのか落とし込めないのかというところについても検討をしていくと。それは低炭素のまちづくりということを都市マスの中でもしっかり位置づけるとともに、やっぱりエネルギーの強靭化ということも都市計画の中にうたっていくというようなことが必要なのかなと思います。  ちょっと、これだけ見ると、全然、制度化の検討とか、事前協議制度は去年からやっていますということで、じゃあ具体的に見えるものは何かということで最後なんですけれども、先ほど申し上げたポテンシャルマップを、今、区のほうで都市計画、容積率とかそういったものを、GIS、地理状況システムで発信をしていますが、もう一段精度を高めて、その中で状況発信できないかと。スマホからでも、そういったポテンシャルが確認をできるような、そういう仕組みができないか。それとあと、もう具体に面的対策の検討義務化というのを検討していきたいというふうに思っております。  長くなりましたが、宿題になったこれまでの検討の経緯ということでご報告を申し上げました。以上でございます。 100: ◯林委員長 はい。何かございますか。 101: ◯永田委員 こうした理念を掲げるのは大変いいことだと思うんですが、具体的にこれ、実行に移すに当たっての内容がわかりづらいので、少しちょっと整理していきたいんですけども、例えば、この地中熱を活用した地域エネルギーデザインというか、有効活用の中で、そうすると実際には建物の機能更新時にしかそれは進められないということを考えると、民間への働きかけはもちろんのこと、本区の公共事業において、今後こうした技術を採用していくということも決めてやるのかどうか、そこを教えてください。 102: ◯印出井計画推進担当課長 永田委員ご指摘のとおり、一つは、こういった未利用、面的など避難所になるようなところで強靭化も含めてというのは明快に打ち出しているところですけれども、それ以外の施設についてどうするかということについては、モデル都市として先導的な役割を果たすということは当然あるだろうなと思いますけれども、今の段階では施設経営担当のほうと調整はついておりませんけど、そういう方向も含めて、当然内部で議論をしなければいけないというふうに認識しております。
    103: ◯永田委員 このエネルギーデザインの地中熱というのはなかなかハードルが高いのかなという中で、一般的によく言われているのはZEBのゼロエネルギービルティングの技術を採用するという、今ある建物にも使えるものは使っていくというのがあると思うんですけども、その点について、多分本区の庁舎等でそのZEBの技術をどの程度取り入れているのか、あるいは今後そういう計画があるのかどうか、教えてください。 104: ◯夏目環境政策課長 区の施設のほうでZEBの技術を取り入れているかという点ですが、現在、ZEBに関しては、区の施設のほうで実際にその技術を取り入れているという例はないです。現在のところ、地域推進計画のほうでZEBの活用等も考えておりまして、エコセンターの開設といったことも考えております。そこのエコセンターの開設の中でZEBの技術を取り入れた施設をつくる等、検討しているところです。 105: ◯永田委員 ZEBについては検討しているということで、また機能更新時にいろいろ採用していってもらえばいいと思いますが、あと、すぐにできることとして、東京都でも特に推進している電球のLED化。本区の中では、例えば1階の区民ホールのみLED化しているというふうに伺っているんですけども、今後どういうふうに進めていくんでしょうか。 106: ◯夏目環境政策課長 庁舎では、1階の区民ホールは確かにLED化しております。ほかの区有施設につきましても、順次改修の際にLEDの照明を導入しているところです。今後も、改修に合わせて、または改修の計画も見直すことも検討しながら、照明についてはLED化を進めていきたいと考えております。 107: ◯永田委員 あと、また切り口を変えて、少し前までよくはやっていたカーボンオフセットというのは本区でもやっていたと思うんですけど、その後どうなっているんですか。いわゆる実態がないとか、いろいろ批判もあったりしたんですけども、今、区として、どのように考えているんでしょうか。 108: ◯夏目環境政策課長 カーボンオフセットにつきましては、高山市と嬬恋村、それぞれ森林整備協定というのを結んでおりまして、そこで森林の伐採ですとか、あとは森林の整備ですとか、そういったことで、まず森林整備を通じたカーボンオフセットを目指しているところです。  今後、私どものほうで地球温暖化対策第4次実行計画というのを今年度定めるんですが、その中でも、そういったカーボンオフセット等も考えていきたいというふうに考えております。 109: ◯永田委員 最後にもう一点です。2030年までに、例えばドイツとインドは──その他の国はちょっとまだわからないんですけども、内燃機関というか、エンジン、ディーゼル・ガソリンのエンジン車の製造を禁止するというふうに決めたというか、そういう方針を出したんですけども、本区としても推進するべきだと私も一般質問で電気自動車の推進をお願いして、例えば本区の1階には急速充電器、すごい性能のいいものが無料で使えるという、都内でも、もう数少ないんですね、調べてみると。それ1台だと、実際にはなかなか今後推進していくうちに追いつかない。できれば200ボルトの電気自動車に充電可能なコンセントを、例えば何カ所か、できれば10カ所とか20カ所とか多く駐車場の後ろの部分に配置するだけで、かなり充電機能というか、本区として推進に貢献できると思いますが、電気自動車の推進についてどのようにお考えでしょうか。  あと、本区の公用車で採用とか、今、水素自動車ですかね、燃料電池車は採用していますけれども、1台しかないし、実態としては余り有効活用できていないのかなというふうに見受けられるんですけども、その点についてお聞かせください。 110: ◯夏目環境政策課長 最初のご質問のディーゼル車の生産に関して、そこについては国等の政策もありますので、そこは注視していきたいというふうに考えております。  で、電気自動車、水素自動車につきましては、現在、公用車として、環境政策課のほうで水素自動車を所有しております。区の事務事業等でも使っておりまして、そちらについては今後も活用していきたいというふうに考えております。 111: ◯永田委員 1点、ちょっとお答えいただいてないんですけど、電気自動車の充電設備、特に普通充電が、一般の200ボルトのコンセントからとれるんですよね、コンセントだけつくってくれれば。そういったことを推進できるのか。例えば森ビルとかですと、もうほぼ全部の駐車場に充電の設備がついていたりとか、そういうのがかなり進んでいるんですけども、例えば本当に2030年までに、本当に電気自動車だけにしたいという世界的な取り組みがある中で、本区がこういうエネルギーデザインを打ち出して先進的に取り組むというんであれば、そういうことをするというのもいい宣伝になるんではないかと思うんですが、実際に検討というか、実現可能なのかどうか教えてください。 112: ◯夏目環境政策課長 200ボルトの電源ということで駐車場にということで、具体的にまだそういった情報をキャッチしていなくて申しわけないんですが、こちらのほうでもいろいろ情報をとって、その辺の実現可能性ですとか、また配置の可能性ですとか、その辺を研究していきたいと思います。 113: ◯永田委員 はい。いいです。 114: ◯林委員長 岩佐委員、どうぞ。 115: ◯岩佐委員 ご説明をありがとうございます。3,800万円のコンサル代をかけて、とっても思いのあるコンサルだったとは思うんですけれども、これ、そもそもの目的──この中で、すごく、やっぱりこのデータはすごくおもしろいと思うんですね。どれが未利用エネルギーでどの地域といって本当に細かく研究されて、それはすごくデータとしては使えると思うんですけれども、一番最初にやっぱり地域エネルギーデザインの策定と運用ということを目標として掲げられて、調べていこう、検討していこうといった、そのときに想定されていたエネルギーデザインの方向性、いわゆる都市マスタープランのエネルギー版なんだよと。ということは、このデータが、はいわかりましたというだけから、これは、今、まずそこでスタート地点に立ったと思うんですよ。このデータがわかったことをもってどういうプランにしていくかということをこれから検討されていくと思うんですけれども、そこの今の検討段階と進捗状況というのはどうなっているんでしょうか。 116: ◯印出井計画推進担当課長 説明の中でも一部申し上げたんですけれども、エネルギーのポテンシャル、未利用、再利用、面的も含めて、可視化して明らかにする。それから、もう一つ、千代田区におけるまちの動向も踏まえていく。その中で、まちづくりの観点からどうするかというアプローチと、まちづくりの中で低炭素と強靭化をどうしていくかということを、両方都市マスの中に書き込んでいくというような方向感があります。で、3年間3,500万円をかけて検討して、ことしは逆に言うと予算がありませんので、その中で本当に我々都市計画部門と環境部門が連携しながら、これは都市計画の仕事にどうやって環境を内部事務化するかという、かなり困難な課題でもあります。組織的な対応も必要になるかもしれません。1年間、中の職員でこれまでの検討経過を踏まえて、それこそ都市マスに向けた具体的な検討準備ができるように進めたいと思っています。  一方で、予算審議のところでございましたけれども、都市マスの準備については、ことしさまざまなこれまでの成果検証も含めてまとめるというご説明をさせていただきましたが、その中に、何か作業部門があれば、入れ込んでいけないかなという工夫も考えていきたいと思います。 117: ◯岩佐委員 組織もまちづくりの中に環境まちづくりというのが入って、ただ、今までの計画あるいはプランはやっぱりそこは別立てだったというところで、じゃあこれをどういうふうに今落とし込むという作業は、それこそ新たにきちんと組織をつくっていかない──組織というか、その組織の中で検討部会をつくっていかないと、いいデータだね、どこに使えるという個別の話で終わってしまうと思うんですね。で、実際に個別に使えるデータだと思うんですよ、特に、ヒートポンプで、ヒートポンプシステムをうまく設置していけば、そんなに面的、面的って話じゃなかったとしても、意外に各自治体がやっている再熱はしっかり事業化されていますので、それを、面の事業で開発待ち、新築待ちというだけではなくて、それをもうちょっとプランとして位置づけるにはどういうふうにしていくかというのを、そのことをつなげていく作業というのは、それこそ予算が必要なら予算もかけてでもやっていかないとせっかくのデータがもったいないと思うんですけれども、そこは、あればやっていきたいではなくて、今後そこを設置して検討していくという方向はないんでしょうか。 118: ◯印出井計画推進担当課長 まさに岩佐委員からご指摘いただきましたけれども、ちょっと厳しい目で見れば、もう既にそういう意味合いで環境まちづくり部という組織があるんじゃないのというご指摘もあろうかと思います。ですので、基本的には今の組織の中で取り組んでいくということになるのかなというふうに思います。  一方で、やはり既存の施設における設備の導入、グリーンストック作戦を含めて環境政策課のほうで取り組んでいますが、先ほど申し上げたとおり、CO2排出ゼロにおけるメーンの、最も多分効率的なターゲットとして業務部門の事務所ビルだよねということを念頭に置く中で、やはり新築、機能更新時に、ぐっとCO2排出を減らし、エネルギー好循環をしてもらおうというようなことを主たる取り組みとしていくと。でも、そうすると、まさにまちづくり部門が環境に目配りをする、逆に環境部門がまちづくりに目配りをするということを実質的に進めていかないと実現できないということがありますので、現行組織の中で、ことし予算がない中で検討していくに当たっても、そういう視点で職員同士の議論を尽くしていって、施策化に向けて検討を深めてまいりたいと思います。(発言する者あり) 119: ◯林委員長 よろしい。  岩佐委員。 120: ◯岩佐委員 本当に、まさにまちづくりと環境をくっつけるためにこの検討を始められたんだろうなと思っているので、さらに先ほどちょっとだけ触れられたのが災害時の避難施設のことですよね。これ、一番最初にこの検討を始めるに当たって、いわゆる大規模災害に備えた対応というざくっとした目的で、これ、予算つけますという話だったんですけれども、その割には、そんなにエネルギーの多重化、多様化という、ちょっと余り、そんなに大きな効果というか、目に見える結果はないなというふうな印象なんですけれども、ここはもうちょっと何かあるんですかね。大規模災害を見据えて、このエネルギーの見える化をやってきたというところに、こんなエネルギーも使えるよねぐらいの話であればちょっと弱いかなと思うんですけど、そこはいかがですか。 121: ◯印出井計画推進担当課長 確かにエネルギーの多重化に向けて具体的に何ができるのと言われたときに、現行の技術水準の中では、例えば下水とかも含めた未利用エネルギーでもって代替できるほどの状況になっていくのかというと、なかなか厳しい部分があります。ですので、現状の中ではコジェネの普及と。で、コジェネについても、今、基本的には建物の単体の中で供給をしているものを少し連携をさせると。排熱もしっかり使うと。さらにコジェネのエンジンもより低CO2のものにしていくというようなことが考えられるわけですけれども、その中に合わせ技で未利用、再利用も取り込んでいくようなプラントを推進していくというところがエネルギーの多重化に向けて取り組みの方向性ではないかなと、今はそのぐらいの認識でございます。 122: ◯林委員長 小枝委員。 123: ◯小枝委員 誰もがまた否定しない、よい方向性ではあるんですけれども、ただ、木を見て、森を見ない──逆か。木を見て、森を見ない。このエネルギー問題のときに総量のことをいつも問わずに、原単位のところだけで、やれ3割減らした、減らせば補助金だというけれども、実際は総量としては、よく木村さんと、飯田橋のサクラテラスなんていうのは、4割削減して、実は1割ぐらいふえているんですよね、容積緩和するから。だから、そういう、考え方として原単位1平米当たりこれだけ減ったということではなくて、全体としてキャップをかけていくということをしないと、何というか、子どもから見たら、ちょっと詭弁に見えるような論理にもなりかねない。つまり、開発のためのよりよい開発といって、地区計画に4割削減と書いたから立派な計画だというけれども、実は総量でいったらふえているという、こういうところを先ほどいい言い方、見える化すると言ったんで、見える化するのであれば、総量を見える化していただきたい。それから既存の建物というものについての現状も見える化していただきたい。これから非常にいいモデルになっちゃうと思うんですけれども、日本一高い常磐橋再開発プロジェクトも起きるわけですから、じゃあ現状においての排出量は幾らなのか、そして原単位当たりは幾ら減らすのか、そして総量においては容積緩和する前とした後がどのくらいなのかということは、やはり数字として客観的に見える化するということで整合性を図っていただきたい。平米単位だけ見ていても、本当の地域レベルでの、幾ら高山市に木を植えても、都市としての千代田区は省エネにはならないということになりますので、そこはそのようにしていただきたいんですけれども、ご答弁いただけますか。 124: ◯印出井計画推進担当課長 今、小枝委員のほうから指摘がありました見える化についてなんですけれども、総量も含めてどういったことができるのかというのは、ちょっと今明快にご答弁できるような材料がないので、また今回の報告も、経過の報告ということなんですけど、引き続きそういったことも含めて、また機会があればと思いますが、前段の総量の話なんですけれども、千代田区の地域特性というのを踏まえると、やっぱり日本経済を牽引して、いっときも休むことができないという…… 125: ◯小枝委員 どうしろとは言ってないですよ。数字を見える化してくださいという話です。 126: ◯印出井計画推進担当課長 そういう都市機能が集積をしておりますので、そういった中で短期的にふえる減るというようなご議論は多分あると思うんですけれども、これは荒唐無稽な話だと言われるかもしれませんが、コジェネが普及して、コジェネの、何ですか、燃料として水素が使えるようになれば、極端に言えばCO2排出ゼロというようなことも考えられるんです。床がどれだけふえてもCO2排出ゼロというような状況もあり得るわけです。ですので、技術革新も踏まえながら、そう極端な話はしませんけれども、そういうことも念頭に置きながら、千代田区の地域特性、千代田区がこけたら日本がという話がありますけれども、そういうことも踏まえつつやはり考えていかなきゃならないというのも我々まちづくりとしては、環境とまちづくりの調和としてはあるということをご理解いただきたいなというふうに思っています。 127: ◯小枝委員 うん。だから、判断として、ふえるけどいいとか、それはもう人間の判断として、経済とのバランスでということはありだと思いますが、わからない状態のまま進むのはいけないということで、先ほどから言っているのは見える化ということですので、見えた上で、いや、日本の経済のためにやりましょうというのはありじゃないですか。ただし、見えないで、一方の4割減とかそういう数字だけを見える化するのは、ちょっと、見えないんじゃない、本当のことが見えないというのはよくないなという。決して、方向性まで、私は縛っていないんです。それを踏まえてそう進むのであれば、民主主義ですから、みんなで進むんだからいいですけれども、今はその数字すらもわからないのは、ちょっと理念を立てた以上はそういう努力をしてくださいということを言っているんですけれども。 128: ◯印出井計画推進担当課長 今、現状の中で、例えば全ての建物の設備のデータとか把握しているかどうかということも含めて、正確に見える化するということについてはさまざまな課題があると思います。一方で、統計データから推計するということもあると思いますが、先ほど申し上げたとおり、現時点で明快にこういうデータがこういうふうに見える化ができますと。その、今お尋ねの件についてですね。ということについては、一旦受けとめさせていただいて、検討させていただきたいと思います。 129: ◯小枝委員 やり方はあるはずですので、ぜひ研究してください。それと、解体の廃材に伴うCO2排出量というのも実は見えない化されているんですね。そこもやはり見える化していくという、そういう、本当に環境を語るときには、きちんと、何というか、フェアに数値化していかなきゃいけないので、また飯田橋みたいに地区計画の中にCO2削減の数字だけ盛り込んで結果はふえましたということはしつこく聞かないと出てこないということになると、これは本当の環境論にならないので、そこのところは努力なり研究なり、一気にとは言わないので、そういう問題意識とか努力はちょっとやろうかなぐらい言ってくれるとうれしいんですけど。(発言する者あり) 130: ◯印出井計画推進担当課長 原単位の話と総量の話、これ、なかなか、排出係数も含めて難しい問題なんですけれども、研究をさせていただきたいと思います。 131: ◯小枝委員 お願いします。 132: ◯林委員長 はい。  ほかの委員の方はよろしいですかね。               〔「はい」と呼ぶ者あり〕 133: ◯林委員長 何となく、何となくで。はい。  では、次の(4)の神田小川町三丁目西A地区第一種市街地再開発事業について、報告をお願いいたします。 134: ◯笛木神田地域特命担当課長 それでは、神田小川町三丁目西A地区第一種市街地再開発事業につきまして、環境まちづくり部資料4に沿ってご報告させていただきます。  まず1、神田小川町三丁目西A地区につきましては、先月26日の当委員会にて報告させていただきましたが、平成20年より地区住民自らが勉強会を重ね、地域でまちづくりの基本構想を策定し、その将来像の実現に向けて取り組んできたところであります。このたび、当地区住民等地権者より、その実現の手法となる市街地再開発事業の都市計画提案(都市計画法第21条の2)を受けましたので、手続を進めさせていただきます。  2、今回提案のあった市街地再開発事業の概要ですが、事業名称は神田小川町三丁目西A地区第一種市街地再開発事業。事業区域の位置は神田小川町三丁目10番地。面積は約0.6ヘクタール。権利者数は32名、そのうち今回の都市計画提案者数は25名、78%です。  建築物の概要ですが、敷地面積約2,400平米。建築面積約1,500平米。延床面積3万平米(容積率約1000%)。使用用途は住宅(約110戸)事務所・店舗。建物の高さは約110メーター(最高限度は120メーター)です。  また、公共施設の整備は、富士見坂及び明大通りの無電柱化及び道路整備。広場の整備。歩道状空地の整備などです。  次に、3、都市計画提案による公共貢献内容につきましては、上の図のとおりです。前回も説明させていただきましたが、再度概要を説明させていただきます。  図で水色と青で示しているのは道路等です。人通りの多い富士見坂と明大通りは無電柱化と歩道設置等をするとともに、靖国通りを含めた3辺の道路に2メーターと3メーターの歩道状空地を整備します。これらにより、安全でゆとりある歩行空間が確保されます。  また、緑色で示すのは広場です。三角形の敷地の角々に広場を整備することにより、休憩や憩いの場など、快適な都市環境を創出します。  また、ピンク色で示した部分は建物です。建物1階にはB地区への回遊性を高める貫通通路、ピロティを配置するとともに、赤の点線で示しますように、坂の高低差を解消するため、建物内にエレベーター等で2方向のバリアフリールートを確保します。また、環境面では最大限の省エネや再生可能エネルギーの導入を目指すとともに、耐震化により緊急輸送道路である明大通りと靖国通りの2面の安全性を図るとともに、帰宅困難者スペースの確保などによりまして、地域全体の防災機能の向上を目指します。その他、特色あるまちの情報発信する機能や地域集会室を設置します。また、エリアマネジメントにより、広場や道路等の維持・活用など、地域全体の活性化につなげていく予定です。  次に、参考としまして、当地域のまちづくりのイメージと建築物の断面構成イメージ、平面構成イメージを、下の図と右側に載せております。  まちづくり全体のイメージとしましては、AB地区の基本構想の目標である「暮らし」「商い」「働き」「集う」を目指しております。そのために建物断面図及び平面図イメージに示しますように、建物の低層部には商業施設、中層部には事業所、高層部には住宅を配置することによりまして、新旧住民を含めた多様な人々による「住み」「働き」「商い」の実現が可能となります。また、建物内を含めた多様な広場の整備やAB地域の回遊性を高める動線の確保等により、新旧住民や地域住民による集いの場を創出し、これらの取り組みによりまして地域構想の実現につなげていく予定です。  次に、右上の4、今後の予定ですが、7月の都市計画審議会に報告した後、8月、9月と都市計画法第16条、17条に基づく案の広告・縦覧・意見書の提出など所定の手続を行い、その結果を含め、10月の都市計画審議会で審議を予定しております。  続きまして裏面をごらんください。これは今回の再開発の都市計画図書の概要になります。今回の都市計画では、1、第一種市街地再開発事業。2、高度利用地区。3、地区計画の、三つの都市計画を予定しております。第一種市街地再開発事業の都市計画で定める項目としましては、名称及び区域。公共施設の配置及び規模。建築物の整備。住宅建設の目標などです。内容はごらんのとおりです。  また、高度利用地区で定めるものとしましては、建築物の容積率の最高限度。容積率の最低限度。壁面の位置の制限などです。  また、地区計画で定めるものは、目標。地区施設の整備の方針。建築物等の整備の方針。地区整備計画の主な内容です。  右の表に示すような建築物等に関する事項と図に示しますような主要な公共施設、地区施設の配置及び規模、それらが地区整備計画の内容でございます。  これら地区計画の内容につきましては、地域が策定した構想や今回提案された道路や広場整備、環境への配慮、エリアマネジメントなどの内容を実効性のあるものとして担保するため定めるものです。  報告は以上です。 135: ◯林委員長 はい。何かございますか。よろしいですか。  木村副委員長。 136: ◯木村副委員長 高度利用地区ですよね。高度利用地区だと、容積率が1000%、平均で。そうしますと、地価の高騰につながり、それが周辺地区、ここで言うと、B地区とか、周辺地区の固定資産税等の値上げ等を誘引し、周辺の、いわゆる、住み、営業を続ける上で、影響を与えるということはないでしょうか。 137: ◯笛木神田地域特命担当課長 今回、高度利用地区をかけますのは、このA地区です。A地区の土地利用ということに絡むものでございますので、これがB地区周辺の…… 138: ◯木村副委員長 でも、その周辺の土地売買価格で固定資産税評価が決まるんだよね。 139: ◯笛木神田地域特命担当課長 地価高騰に及ぼすということはないかと思います。 140: ◯林委員長 ない。  木村副委員長。 141: ◯木村副委員長 あれは、固定資産税の評価額というのは、近隣の土地の売買価格に基づいて決められていくので、当然A地区で始まり、かつB地区もエリアの中に組み込まれると、高度利用地区に伴う地価高騰が当然周辺にも影響が起きますでしょう。 142: ◯林委員長 お茶小も入っちゃう。 143: ◯木村副委員長 こういう影響、周辺の影響という点ではそれからもう一点。これだけ住宅戸数が新しくふえるわけですよね。110戸、権利床と保留床とあると思うんだけれども、保留床の処分、これは参加組合としてその処分をお願いするということになると、当然保留床も住宅部分が占めるわけで、そうすると人口がふえると。それが近隣のお茶の水小学校、今建てかえ中だけれども、そういった周辺への影響というのはどうなのか。一応検討はされているのかどうか。そういう近隣の教育、保育環境への影響。それから地価高騰に伴う周辺への影響ですね。 144: ◯笛木神田地域特命担当課長 先ほども述べましたが、高度利用地区につきましては、ここにかけるもので、再開発のためにかけるものでありますので、この再開発によってここの地区が整備されることによって、周辺も利便性などそういうのが上がる中では若干のそういった高騰というのか、そういった評価の対象が上がるものはあるかもしれません。  あと、お茶小、人口増加によるそれが、住宅の人口増でお茶小への影響ということだと思うんですけども、学校へのですね。今回、建物110戸ということで、その中で約20戸は地権者の現在の人の住宅を予定して、残り90戸が販売予定のものでございます。その中で大体想定としましては、90戸のうちファミリー世帯が、大体これによって、子どもの全体が30人ぐらいふえるんじゃないかという想定はしております。これ、1歳から12歳までで30人ですので、これを割り戻すと、学年で1クラス二、三人はふえるんじゃないかということです。 145: ◯林委員長 でかいじゃん。  木村副委員長。 146: ◯木村副委員長 それがどれだけふえて、かつ近隣の小学校あるいは保育園、幼稚園等にどういう影響を与えるのかというのは、これは、こういった大型の開発事業をやるときには、やっぱり必ず精査をし、その上でふさわしい計画なのかどうかというのをきっちりチェックするというのが本来の進め方にしていかなければ私はならないと思うんですよ。で、これは参加組合員が保留床を処分するわけでしょう、参加組合員が。で、今やっぱりどうしても、オフィスだと需要との関係でマンションに入るというわけですよ。これは分譲ですか、賃貸。 147: ◯笛木神田地域特命担当課長 分譲の予定です。 148: ◯木村副委員長 分譲も、売り抜けたら、もうそれで参加組合は終わりなわけですよ。そうでしょ、保留床で。それで、もう売っちゃったら、もうそれで参加組合の役割は終わりと。もうけて終わりなんですよ。で、あとは近隣の小学校や子どもたちの教育環境、保育環境をどうしていくのかというのは、周りの住民であり、それから自治体の仕事になってくるわけで。やはり、そういう仕組みをきちんとわきまえた上で、こういう事業というのは進めていただく必要があると思うんですよね。  で、ちょっともう一つ伺いたいんだけれども、ここには借家人の方はいらっしゃいませんか。 149: ◯笛木神田地域特命担当課長 借家人も何人かいらっしゃいます。 150: ◯木村副委員長 はい。で、その方はどうなりますか。 151: ◯笛木神田地域特命担当課長 借家人さんにつきましては、これからいろいろ権変等のあれもありますので、その中で正確にどうするかということを決めていく状況です。 152: ◯木村副委員長 本会議でもちょっと質問させていただいたけれども、生活関連措置というのは、借家人という非常に弱い立場の人でも営業がし続けられる、あるいは住み続けられるそういう仕組み、手だてをきちんと講ずるというのを、この市街地再開発事業の中でもあるんだけれども、現実はそこまでやられてないわけですよ。で、その辺の借家人の方のご意向もきちんと踏まえた形で、住み続けられるのか、営業を続けられるのか、その辺きちんと意向に沿った形で対応できるように、やっぱり行政としてもきちんと指導していただきたいと思うんだけれども、いかがでしょう。 153: ◯笛木神田地域特命担当課長 借家人の方につきましても、行政として丁寧に対応していくように指導していきたいと思っております。 154: ◯林委員長 小枝委員。 155: ◯小枝委員 いいですか。A地区とB地区というふうになっているんですけれども、何ていうんですかね、(発言する者あり)こういう開発に誘導しようとしているんですか、B地区も、ツインタワーに。どうしてここをBとくくるんですか。 156: ◯笛木神田地域特命担当課長 前回もちょっとお話ししたんですけども、このまちづくりにつきましてはAB地区で検討してきたという経緯がございます。ただ、その中でB地区につきましては、A地区につきましてはこの地権者がかなり共同化という方向でまとまっている状況になってきたということで、こういった共同化を進めていくと。B地区につきましては、その辺のアンケート等もとって進めていく経緯がありましたけども、まだそこまで全体が共同化という方向では認識が得られてないということで、まずはA地区を進めるということでございます。 157: ◯小枝委員 その、まずはということ自体が、何かもう共同化していかないとまちづくりじゃないという、従来型の修復型のまちづくりというのは、もう千代田区は放棄してしまったんですか。神田らしさ、神田のまちらしさって、一体何なんですか。このB地区という呼び方は、まあ、いろいろな人がいらっしゃるでしょうけれども、ちょっと今のところおやめになったほうがいいんじゃないんですか。そういうふうにくくられた途端に、住民はそこに住み続けてはいけないのか、特に、借家人の方なんていうのはもう、あ、いられないのかなとか、こういう昔のたたずまいのおいしいお店、結構ありますよね。ああいうところがそれではいけないのかなというふうに思えてしまうんですよ。何の根拠もないんですから、B地区という縛りはやめていただきたい。B地区という位置づけはやめていただきたい。(発言する者あり) 158: ◯笛木神田地域特命担当課長 区がやめるやめないではなくて、ここの地域で、AB地区でまちづくり協議会を地域がつくっておりますので、それを区がやめるやめないということはできないと思いますので、これまで一体的に、そういったAB地区一体的に協議会という形で検討して、今もいる状況だということです。 159: ◯小枝委員 それでは、まちが、民主主義ですから、まちが挙げてそういう方向であれば、それは私としても否定はできません。  で、答えていただきたいんですけれども、このまちづくりにおいて、神田らしさというのはどこに表現されているんですか。 160: ◯笛木神田地域特命担当課長 この再開発事業の概要の下の、左下の案内図に示しますように、この地区、ここの地区というのは、神田の古書店街、あとスポーツ店街、(発言する者あり)あと楽器店街、最近ではグルメ店街と言われているその結節点にあるということで、これは本当に神田らしい特色あるまちの中心になるところでございますので、その辺を今後も担いながら、この開発の中で、先ほど述べましたけども情報発信、そういった、この地域の文化を発信するような機能も含めたり、そしてまた、ここのまちづくりイメージにもありますけども、B地区のほうはにぎわいの方向に持っていくような、神田のまちのにぎわいを継承するような、こういったイメージになっておりますので、それは引き続きこの中で、全体的に神田らしさをアピールしていけるような形になっております。 161: ◯小枝委員 ここのA地区と呼んでいるエリアの、反対をしている方というのはいないんですか。いらっしゃらないんですか。 162: ◯笛木神田地域特命担当課長 今話し合いを進めている段階の中で、これ、絶対反対だということはいないというふうに伺っております。話し合いの中で、条件面でまだちょっと同意ができていない人は何人かいるということで、本当に強行的にもう絶対反対という方は、今いません。 163: ◯小枝委員 都市計画的には、地域、まあ、住民といった場合、都市計画は地権者というふうになってしまうので、その地権者の方たちが限りなく──3分の2以上でできてしまうけれども、じゃあ残りの3分の1はいいということにはならないし。で、かといって最後の一人までというのも言えないのでしょう。そこが本当にまちづくりの難しいところだと思いますけれども、仮にこのお話が進むにしても、やはり北側の人たちというのは、どうしても日陰になったり風害があったり、実際問題はやっぱりご迷惑はかけるんですよね。で、そこを法律がいいからいいんだというふうにやってしまうといけないので、じゃあここに私、B地区やめてくれと言ったけど、B地区はB地区として賑わい横丁、賑わい横丁、賑わい横丁と書いてあるんだから、そうしたらその北側に入るところの通りの人たちも、何というか、単にこう、隣ににぎわいの高いものが建ったというだけじゃなくて、もっとそこの人たちにもさまざまに配慮したやり方というか、建て方とか、あとは近隣に直近に学校がありますので、学校からどうかという──都市計画が固まっちゃうと、もう本当に、もう身動きとれませんので、そこが固まる前に、景観上もそういう風害上も環境上も、あと、人の動線上も、かなり綿密なシミュレーションをしながら、神田らしさというコンセプトをもっときっちり表現できるような、こんな地図ですよといったらみんな知っています。その地図の話を言っているんじゃなくて、やはりご商売の活気のあるところ、こういう神田の、本当に、ちょうどもう、これ、もう交差点になるところですよね。ここが変わるとまち全体が大きく変わっていくので、その影響についてもシミュレーションしながら進んでいかないと、再開発は神保町の南部地区の再開発のときにも区道の廃止のときに大騒ぎになって、大変なことになったわけですから、その点はやはり周辺の人たちへの影響をいろいろしんしゃくしながら進まないといけないことだというふうに思いますけれども、権利者だから、法律がいいからいいんだというだけだと、あつれきが後で起きるんですね、こういうのって。まちはまだわかっていないから。そこら辺はどういうふうに意思疎通をされているんですか。 164: ◯笛木神田地域特命担当課長 B地区への配慮だとか、そういったことに関しまして、これ、地域の構想というのをAB地区共同でつくってきておりまして、その構想の目標が、ここにもまちづくりイメージに書いてあります「暮らし」「商い」「働き」「集う」という、これを目標にしながらAB地区で話し合ってきて、それを実現する手法としまして、この開発によりまして、B地区に回遊性を持たせる広場だとか貫通通路、ピロティ等を配置しまして、また富士見坂の整備、これはAB地区の中心をなす道路でありますので、そこは安全で歩道も拡幅しながら設置しながら行うというような、本当に地域全体がよくなる、地域全体に人が流れまして、そういった神田、ここの神田の商いを向上させるような、そういったことをコンセプトにしながら進めているところでございまして、この開発のいろいろなシミュレーションという、風だとかそういうのも、それは当然出てきますけども、そういったいろいろシミュレーションも今後必要になるかと思いますが、まずは、そういった地域全体でこれは進めてきて、その構想に沿ってやってきているというところはご理解いただきたく思います。 165: ◯小枝委員 それは、神保町の南部地区だって、みんな手順・手続を踏んでやってきて、そこからが大きな騒ぎになるわけで。この場合はわかりませんけれども、非常に小規模、単体なので、この環境アセスメントはどういう手続になっているんですか。全くやらないんですか。(発言する者あり) 166: ◯林委員長 休憩とりますか。はい。休憩いたします。                午後2時25分休憩                午後2時30分再開 167: ◯林委員長 委員会を再開いたします。  答弁、神田地域特命担当課長。
    168: ◯笛木神田地域特命担当課長 すみません、お時間をとらせまして。環境アセスメントの対象となりますのは、この地域におきましては、総床面積15万平米以上、かつ高さ180メーター以上ということで、今回、総床面積3万平米、高さ110ということで、対象にはなりません。 169: ◯林委員長 うん。ということでございます。(発言する者あり)はい。いいですかね。  はやお委員。 170: ◯はやお委員 ここは、当然、現存の地区計画がかかっていると思うんですけども、同規模で…… 171: ◯林委員長 ない。 172: ◯はやお委員 かかってない。かかってない。かかってないんなら、この同規模での建築基準法で建てるとなると、このぐらいの規模というのは、まあ、高さは建てられないでしょう。大体どのぐらいの床面積を、今の建築基準法だと、どのくらいの平米数が確保できるのか。 173: ◯笛木神田地域特命担当課長 この地域全体で普通の容積率が平均で669%ですので、それ掛ける、(発言する者あり)床面積2,400ということですので、まあ──あ、敷地面積が2,400ということですので、10階以上程度のものは建つのではないかと思います。 174: ◯はやお委員 10階。 175: ◯林委員長 10階ね。  はやお委員。 176: ◯はやお委員 この、あと市街地再開発事業ということになると、それなりのメリットを与えて、これだけ高さも優遇して、メリットがあるわけですよね。当然、収益性が高くなると。そのほかに──ちょっと、これ、自分でも勉強になっちゃって、申しわけない──何か公的なメリットというのを与えて、有利な事業展開になるというのはどのぐらいの数字になるのか。もしくは、ないならないで結構です。 177: ◯笛木神田地域特命担当課長 今回、ここに市街地再開発事業ということで、地域地区制として高度利用地区というものを指定します。その高度利用地区のそういった容積率の緩和の条件、これは東京都のいろいろ基準があるんですけども、今回はその中で広場を一定規模以上確保するということで、これ、容積率200%のボーナスをいただいていまして、また、あと、住宅の確保ということで150%の、合わせて350%、現状が669ですから、それを足して1000%の容積となっているということでございます。 178: ◯はやお委員 まあ、規制を緩和して、そういうメリットが与えられるよと。そして、今、広場ということなんですけれども、結局これだけのさまざまな点でメリットが与えるということになったら、地域貢献というのはここに書いてあるのかもしれないけど、どういうところを地域貢献し、そして、これだけの都市再開発事業ということについて今まで指導してきたのか、その辺をお答えいただきたいと思います。 179: ◯笛木神田地域特命担当課長 そういった容積の緩和の基準はありますが、今回、再開発事業ということで、本当に公共性のある地域貢献をなるべく多くここで取り入れるような指導をしてきたところでございます。  その中で、繰り返しになりますが、電線類の地中化、また道路の整備、富士見坂と明大通りの道路の整備。また、地域案内所、ここの結節点としての特色を生かしたインフォメーション機能の整備。また、地域集会室の設置。あと、整備後の地域の活性化につながるエリアマネジメント組織の立ち上げなど、そういったことをやっていくような、今まで調整をしてきたところでございます。 180: ◯はやお委員 電線類の地中化、道路の整備というのは、当然再開発から来ると、常道というか、やらなくてはならない内容だと思うんですね。だから、私が質問したのは、そのインフォメーションであるとかエリアマネジメントに伴って、加えて今回ここのところはこういう指導をして、こういうことを今後の将来性として、地域貢献として指導してきたというものがやっぱりしっかりある。今後のことになると思います。  あと、このA地区B地区ということについて、これは以前私も企画総務のときに非常に唐突にこの開発の話の報告を受けた記憶があるものですから、非常にこの辺の話と、お茶小の移転建てかえというのが関係がない、そんたくしたわけではないという話はあるのかもしれないんですけど、非常にこう、違和感があるんですね。まあ、それはいいでしょう。だけど、やっぱりこのA地区について単独でやるという指導にするんであれば、一つは、地域貢献というのはどういうふうに具体的に、これだけやっぱり地域、そして学校も近いんだ、結節点なんて当たり前なんですよ。そういうところが何なのか。そしてB地区がもう、これで開発をやらないよということであると、前回私の質問した話が陳腐化しちゃうんですよ。何かといったら、B地区の開発があったなら拡張性とか、そういうところの機能の拡大についてどういうふうに検討しているんですかと質問したつもりでいるんですね。で、それがB地区についての開発がないということだったら、これは単独の開発になって、例えば貫通道路の意味というのがあるのかどうかという話にならないですか。この2点、質問。 181: ◯笛木神田地域特命担当課長 B地区につきましては、熟度的にかなり差がある中では、今のところ、そういった開発の具体的な動きはありません。また、例えば貫通通路だとかB地区には貢献にならないんじゃないかという話ですけども、これはAB地区でこの下に示すようなこのまちづくりのイメージ、これは構想でつくってきたものでありますので、AB地区、皆さん同意の上こういった構想をつくってきたものであります。それを具現化した中で、貫通通路だとか、そういった広場の位置だとかも、B地区ににぎわいが、人が流れるようなイメージ、このピンクの点線でも示しておりますけども、そういったことをイメージしながら、全体がよくなるような構想をつくってきたところでございます。(発言する者あり)AB地区につきましては、また引き続き協議会は……(「存続しているんだろう」と呼ぶ者あり)はい。存続しております。 182: ◯林委員長 もう一個、地域貢献の…… 183: ◯はやお委員 そうそう。地域貢献。 184: ◯林委員長 特段の指導って、要は、地中化については大体再開発するときはやっていただいているでしょうと。特段、この当該の市街地再開発について、どんな指導を総合調整者として区役所はやられてきたのかという趣旨の。 185: ◯笛木神田地域特命担当課長 地域貢献ですが、ここの3のところに書かれているものが主な中で、地中化、歩道設置、歩道整備、また広場整備、また帰宅困難者対応、そういったことであります。  特に、ちょっとまだ申し上げなかった中では、富士見坂につきましては、現在8メーターの幅員のところがあるんですけども、この若干足らない部分、50センチぐらい足らない部分がありましたりして、その辺は道路への敷地提供等を行っているということで、そのような形で、いろいろ地域貢献はしていると認識しております。 186: ◯林委員長 いや、ごめんなさいね。今、はやお委員が指摘したのは、歩道を、道路を広げたりするのは高い建物をつくるんですから、ほかの地域もね、普通にやってきたことでしょうと。この当該の市街地再開発事業で、区役所のほうはじゃあ特段指導、特にこれ、やってもらいたいんですよというのはやらなかったと。当たり前の、今までの標準的なメニューをやっていただいたと。そういうお話だったら、そういうことを言っていただければいいんですよ。とまってしまうと、休憩で。(発言する者あり)ないならないと。ええ。  まちづくり担当部長。 187: ◯大森まちづくり担当部長 すみません。いろいろ、るるご指摘いただきながら、課長のほうからも答弁をさせていただきました。  ちょっと繰り返しにはなるんですが、ご案内のとおり、この三角のエリア、非常にやはり規模も小さいです。で、地権者の方々も個々人でお店を、洋食屋さんをやられていたり、いろんな飲食店をやられていたり、そうした人たちが10年以上かけて、このまちづくりに取り組んできたといった中で、この明大通りの地中化を、区としてはここが唯一地中化していないところですから、この機能更新にあわせて地中化をしていただきたいと。富士見坂につきましても8メートルの道路に区道にきっちり拡幅しながら、で、歩道が今ないですから、歩道もつけていただきたい。狭い敷地の中でも、壁面後退をしっかりととって、歩行者の空間を確保していただきたい。貫通通路も、B地区というか、この隣の街区に向かって見通しがよかったり、すぐその隣の街区に動線を確保していただきたい。そういったさまざまなことをしながらも、この地権者の方々がやっぱりB地区に相当気を使って、この三角の角を角切って、B地区が明大通りとか靖国通りから見通しがよくなるようにというような、さまざまな配慮をしながら、ここまで計画を立ててきたところでございます。繰り返しで恐縮ですが、基本的には道路の基盤を整備するというところで、公共施設整備というふうに考えてございます。 188: ◯はやお委員 まあ、そういうところ。つまり、何かというと、この開発としては狭小、小さいわけですよ。で、これだけの都市計画でこれだけのメリットを与えるためにはスケールメリットがなくちゃいけない。広域的にやらなくちゃいけないというところから視点に来たときに違和感を感じるというわけなんですよ。それで、結局はこの貫通道路って、僕はこれは売りだろうなと思ったわけですよ。でも、B地区がまだ、先がどうなるかわからない。そうしたら道路の、結局一番やるのは、回遊性だとか、そういう動線がどうなるのか。それが、この三つの結節点のポイントになってくるわけですよ。そこが見えない中で、これが本当に地域のために貢献できるポジションになるのかというところを、やっぱり我々がそれなりに確実ではなくても絵が見えて、青写真が見えてこないと、そうだねって言えないわけですよ。そこに──私は決して機能更新がいけないとか、何がいけないとか言うつもりもない。やっぱり千代田区の場合だとそういうところがふえてくるだろうと。そこでの、何というの、足どめになってはいけない。でも、かといいながら、神田としてのまちのにぎわい、伝統的なにぎわいというのもあるものですから、そこも踏まえながら、厳しい、二律背反すると何度も言っていますけど、生産性とそういう伝統ということのいうところをどういうふうにマッチングしていくのかというのが見えないんで、今の質問に至っているわけなんですね。  だから、ここのところをやっぱりもう一つ、決してストップ・アンド・ストップということでの議会というふうに認識されては困るんですけれども、必ずそういうところを、我々は区民代表であるから、これだけの優位性の収益性を与えるんであれば、これだけのメリットがありますよと、素人もわかるようにやっぱり説明していただかないと、これで都市計画審議会で、はいオーケーよ、すっと行ってしまったら、我々何のチェックをしていたのという話になるから、どうしてもこのところについて食い下がっているんです。とめるつもりはないです。ただ、しっかりとした計画で、なるほどと、我々素人でも納得できるような答弁をいただきたいということです。 189: ◯大森まちづくり担当部長 今、はやお委員からるるご指摘をいただきました。今後、地域の説明会ですとか都市計画審議会、また引き続いてのこの当委員会でのご報告を含めて、しっかりと、今のところを整理して、わかりやすく説明できるように努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 190: ◯林委員長 嶋崎委員。 191: ◯嶋崎委員 当たり前のように、市街地再開発とか再開発というのは、地域合意をもって、ご了解いただきながらここまで積み上がってきたというのは、もうこれは私が言うまでもない。そういう中で、今いろいろと皆さんのお話の中で、近隣にお茶の水小学校の建てかえもありますよねという中で言えば、やはり子どもたちの安全・安心というのは非常に心配になるわけでありますから、ここは地域の方たちが、まあ、大きな意味で言えば神保町という連合体のエリアでもあるわけだから、そこに恐らくこちらも、再開発事業の方も一つのグループをつくって住組なりなんなりの組織があって、で、お茶の水もいろいろとあったけれども、今は協議会が、地元の人を含めて協議会が立ち上がったわけだから、すぐにお話し合いということはできないかもしれないけども、ここの中で言えば、やはり共通の項を持って、いろいろと、今の地域貢献の話も出たけれども、今後、学校に対してもどういうふうな配慮ができるのとか、そういうやりとりは、調整役である役所がきちっと真ん中に入って、その協議会なり住組なりのやりとりをしっかりと、真ん中に入った形で調整をしていくことが、今後の中のいろいろな情報提供の中では大事なんじゃないかなと思いますけども、これは提案なんで、ぜひとも今後そういう形をとっていただければ、地域の皆さんも非常に安心な情報提供になるんじゃないかなと思うんで、ぜひともそこら辺は汗をかいていただきたいんですけど、いかがでしょう。 192: ◯大森まちづくり担当部長 今、嶋崎委員からおっしゃられたところをしっかりと受けとめて取り組んでいきたいと思います。  で、やはりここの、このエリアの方々、やはり昔からここでいらっしゃいますし、お隣のB地区と呼ばれているエリアの方とも非常に関係がいいというふうに聞いております。もちろんお茶の水小学校を含めて地域の方々から応援されるような機能更新をしっかりと目指しておりますので、そこら辺は今のご指摘を踏まえて、しっかりと取り組んでいきたいというふうに思います。 193: ◯林委員長 木村副委員長。 194: ◯木村副委員長 ちょっと一つだけ指摘させていただきたいんだけれども、その後に質問しますけどね。(発言する者あり)要するに、もう人口減社会に日本社会は入ったわけじゃないですか。東京も2025年から人口減社会に入るだろうと言われていますよ。住宅統計調査によると、千代田区の空き家は4,500戸ですよ、既に。そういう状況のもとで、さらに住宅をつけると容積率を上乗せしますというまちづくりの仕組みを持っていて、本当にいいんだろうかと。将来世代に大変なツケを押しつけることにならないのかというやっぱり危機意識を私は行政は持つ必要があると思います。  その上で、私、この事業で一番心配なのは、この市街地再開発事業に参加している住民やご商売をされていた地権者の方です。自分の土地とそれから家をビルの床に置きかえるのが市街地再開発事業でしょう。土地だったら、何年たっても減ることないんですよ。しかし、ビル床に置きかえると、減るんですよ、資産は。ですから、新しいビルに入って住み続けられ、営業を続けられる人というのはどういう人かというと、まず高い固定資産税を払える。高い維持管理費を払える。その上で、何十年かに資産がゼロになっても引き続き建てかえで住み続けられるように、減価償却費を積み立てられる人なんですよ。で、この市街地再開発事業でそこまで権利者がきちんと補償されているのかというところまで行政は責任を持ってチェックしているのかどうかをちょっと伺っておきたいんですけれども。 195: ◯笛木神田地域特命担当課長 市街地再開発事業の仕組みとしまして、土地も共同化、床はその持ち分に応じてもらうということでございまして、土地も当然その分に応じて取得するということになります。今回、そういった、いろいろ、これまで地権者の方が勉強してきた中で、地権者の判断、そういった勉強をおっしゃっていることも、地権者の方も重々承知だと思います。そういった中で、今回こういった提案が32人中25人、78パーセントの方が提案してきたということは、区としては受けとめたいと思っております。 196: ◯木村副委員長 最初のご答弁で、土地ね、これは共同化だから床面積に見合った土地を持ち分としてあるの、これは私も知っていますよ。ただ、私の土地はここですよと言えないわけですよ、あくまでも持ち分だから。しかも、以前の自分の私有地とは全然性格が違っているわけだから、それは売却したって、たかが知れているわけですよ。だから、減価償却をきちんと積み立てたおかないと、路頭に迷うんですよ、数十年後。自分か自分の子どもさんかわからないけれども。  で、市街地再開発事業の実例を見ると、例えば減価償却費や維持管理費がどのくらいかかるのかと。1平米単価で幾らぐらいかかるのかという数字を出すことさえ、非常に地権者でさえなかなか知らないという実例がたくさんあると聞いています。だから、心配して聞いているんですよ。多分きちんとやっているでしょうということではなくて、やはりこの方は幾らというところまでは行政として踏み込めないと思うんだけれども、ただ、減価償却として、1平米単価、どのくらい毎月積み立てていけばいいんだろうかというくらいの数字だったら、これは確認できるんじゃありませんか。これ、税金がつぎ込むんだったら、ぜひ、情報公開ということで、私、請求しますけれども、これ、税金は入らないんでしょ、現在。 197: ◯林委員長 確認しますか。  担当課長。 198: ◯笛木神田地域特命担当課長 税金というか補助金…… 199: ◯木村副委員長 はい。補助金。 200: ◯笛木神田地域特命担当課長 につきましては、今のところは予定はしておりませんが、一般的に市街地再開発事業ということになりますと、都市再開発法に基づきまして費用の一部を補助することができる規定がございまして、それは国を含めた助成制度というのがありますので、今後の協議の状況によっては出すことも想定しておかないといけないのかなというふうに思っております。 201: ◯林委員長 木村副委員長。 202: ◯木村副委員長 そうしましたら、その辺の、1平米当たりのおおよその減価償却費であるとか、あるいは維持管理費というのを、負担がどのくらいになるのかというのは教えていただかないとわからないので、ちょっとその辺は組合と相談していただけますか。 203: ◯笛木神田地域特命担当課長 前回、権利床と保留床の割合というのをどうなのかと聞かれて、その後、組合のほうに確認したところ、今のところ、まだアバウトな状況です。権利変換も、まだ先の話ですので、ただ、その中では、6割強が保留床、4割弱が権利床ということで、まだそういった中で、ある程度地権者の中では、お話は、そういったどのくらいになるかというようなお話はしている状況ではありますけども、余りこれを区として外に出すようなことは、余り、この程度になってしまうということでございます。 204: ◯木村副委員長 まあいいや。今後、今後ね。 205: ◯林委員長 今後。  ほかは、特にないですか。               〔「はい」と呼ぶ者あり〕 206: ◯林委員長 はい。前回の委員会のほうでも確認、皆さん各委員がしましたけれども、ここの事業は0.6ヘクタールで区道が入らないと指定できないようなところでしたので、道路整備等々の、形以上のプラスアルファで地域に貢献できるような形の再開発になってもらえればよろしいのかなという気はいたしますが、また引き続き何か進捗があればご報告をお願いいたします。  では、報告事項を終了させていただいて、3番、その他に入ります。委員の方、何かございますか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 207: ◯林委員長 執行機関のほうは。(「特にありません」と呼ぶ者あり)はい。  それでは、4番の閉会中の特定事件継続調査事項について、お手元配付の事項表どおり、閉会中といえども当委員会を開けるよう議長に申し入れたいと思いますが、よろしいでしょうか。               〔「はい」と呼ぶ者あり〕 208: ◯林委員長 はい。ありがとうございます。  以上をもちまして、企画総務委員会を閉会いたします。お疲れさまでした。                午後2時55分閉会 発言が指定されていません。 Copyright © Chiyoda City, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...