阿賀町議会 > 2019-09-06 >
09月06日-02号

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  1. 阿賀町議会 2019-09-06
    09月06日-02号


    取得元: 阿賀町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-25
    令和 1年  9月 定例会          令和元年阿賀町議会9月定例会議会議録議事日程(第2号)                     令和元年9月6日(金)午前10時開議日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 一般質問日程第3 報告第14号 平成30年度阿賀町健全化判断比率の報告について日程第4 報告第15号 平成30年度阿賀町資金不足比率の報告について日程第5 認定第1号 平成30年度阿賀町各会計歳入歳出決算の認定について---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(12名)     1番  宮澤直子君      2番  長谷川 眞君     3番  清野眞也君      4番  斎藤 栄君     5番  小池隆晴君      6番  入倉政盛君     7番  山口周一君      8番  五十嵐隆朗君     9番  石田守家君     10番  神田八郎君    11番  石川太一君     12番  斎藤秀雄君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 町長         神田一秋君   代表監査委員     渡部政勝君 教育長        遠藤 佐君   会計管理者      齋藤啓司君 総務課長       渡部和茂君   町民生活課長     長谷川忠市君 こども・健康推進課長 星 利昭君   福祉介護課長     澤野直也君 農林課長       江花一実君   まちづくり観光課長  眞田政弘君 建設課長       大江修逸君   消防長        清野 隆君 消防本部次長     宿屋憲治君   消防本部副署長    佐藤秀行君 学校教育課長     石川 聡君   社会教育課長     神田久利君 農業委員会事務局長  阿部 勉君---------------------------------------事務局職員出席者 事務局長       野村秀樹    書記         阿部大輔 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(斎藤秀雄君) それでは、おはようございます。 ただいまの出席議員は全員、12名であります。 これから本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(斎藤秀雄君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元にお配りしたとおりであります。--------------------------------------- △諸般の報告 ○議長(斎藤秀雄君) 次に、地方自治法第121条の規定により、会議事件説明のため、求めにより出席した者は、これもあらかじめお手元にお配りしたとおりであります。なお、消防職員については、消防長のみ出席であります。先ほどの火災の件で、職員が遅延または欠席になりますので、よろしくお願い申し上げます。---------------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(斎藤秀雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本定例会議の会議録署名議員は、会議規則第127条の規定によって、9番、石田守家君及び10番、神田八郎君を指名します。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(斎藤秀雄君) 日程第2、一般質問を行います。 昨日に引き続き、一般質問の終わっていない方から行います。 順次発言を許します。--------------------------------------- △長谷川眞君 ○議長(斎藤秀雄君) 2番、長谷川眞君。     〔2番 長谷川 眞君登壇〕 ◆2番(長谷川眞君) 長谷川でございますが、私のほうは、阿賀町の公共交通網について質問させていただきます。 7月27日の新潟日報の記事で、阿賀町内の路線バスの運営を現行どおりに保持できるのはあと1年が限界で、その後は全廃もあり得るとありました。路線バスの三川新発田線もこの9月末で廃止され、10月からは町のワゴン車が赤谷までの乗り継ぎとなることが決まっています。 町としては、町民の足の確保は最重要の事案と考えます。そこで、次の点について町長の考え、施政方針をお尋ねいたします。 まず最初に、平成30年3月発行の阿賀町地域公共交通網形成計画は、今後の阿賀町の公共交通網計画が述べられています。しかし、計画の根幹となっているのは、路線バス事業者が、1年後から順次、路線縮小を図っていく、現在、計画の大幅な変更を余儀なくされていると思います。町としては、今後どのように計画変更に対処していくのか、町長の考えをお伺いいたします。 2番目ですが、三川地区のバスは三川地区内でのみ走行し、地域外へは一部、白崎、谷沢、小花地、津川事業所を結ぶ1路線のみですが、三川の他地域から津川に乗り入れ、津川の中心部に人を集めるというふうに考慮してもらいたいが、このことについてはどう考えていますか。 3番目ですね。計画書には予約制運行の導入を令和2年度以降本格実施するとありますが、少ない資源で町民の満足度を満たすためと、幹線路から離れた地域にはよい方法だと思いますが、具体的にはどのような方法で予約をとり、集計、配車する計画でしょうか。個人的な考えですが、全戸に導入されているテレビ電話から予約するという考えはいかが思いますか。 4番目、今後の阿賀町の公共交通網を考える上で、経費の削減を図るためには、今までのように路線バス会社に多額の助成金を払うようなやり方ではなく、集落の人などマイカーで送迎してもらうような制度をつくるなり、シルバー人材センターの人材を活用するなど新しいやり方を模索すべきと考えますが、町長はどうお思いでしょうか。 以上、よろしくお願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) おはようございます。 それでは、長谷川議員さんのご質問にお答えをさせていただきたいと思います。 初めに、阿賀町地域公共交通網形成計画の変更に対する対応についてのお尋ねでございます。 まず、この平成30年3月に策定いたしました阿賀町地域公共交通網形成計画、これにつきましては、住民の皆さんからアンケート調査等々を実施するというふうなことも行いながら、バス運行の関係としては、路線バス、福祉バス、スクールバスの統合路線化及びバスの運行本数や時刻の見直し並びに予約制運行の導入などを掲げているものでございますけれども、しかし、この計画にありましては、施策の方針及び運行内容について掲げているというふうなものでございまして、運行事業者を特定するというふうな内容にもなっておりませんので、必ずしもこれは新潟交通観光バス株式会社ありきの計画ではないというふうなところでございましたけれども、今ほど議員さんからお話がありましたように、私も行政報告で申し上げましたとおり、先般、新潟交通観光バス株式会社からは、私どもとしてはある意味で突然、公の会議の場で、ああした発言が出てきたわけでございます。 実は、どういう、運転手さんがやめていって運行ができないというふうなところで、私の聞き取りの中ではそういうふうなことでありますけれども、それじゃやめる原因は何でしょうかと。昨年も、中堅の運転手さんが3人ほどやめられたかなと。今年度も、お二人ぐらい、既にやめる予定になっているんだと。 どうして、そうしてやめていくのか。会社として、やはりどこに問題があるのかというふうなところを私は含めながら、しっかりこの新潟交通観光バス株式会社に、そうしたところも分析をした中で協議をしていきましょうというふうなところでもお話をしているわけでございます。 私も個人的にも、例えばやめられた運転手さんから、どうしてやめたんですか、まさにあれだけ中核になって運転士として活躍していただいているのに、どうして今になってやめるんでしょうかというふうな話も、私も個人的に聞いた中で、幾つかの、これは個人的なことかもしれませんけれども、やめられた方の原因というようなものもお聞きしていく中で、これはある面、共通的な部分も見えてくるところがありますので、そうするとやっぱりこれは、会社としてのあり方に少し改善を加える必要もあるんじゃないかなというふうなところも思っているところでございますので、ここについては、そうしたところも含めながら、バス会社とこれからさらに詰めた協議を行っていかなきゃならないというふうに思っております。 これは、1年以内に路線廃止の可能性というようなところで言っているわけでございますけれども、例えばこういう中で廃止、これは正直申し上げれば、私どもとしてもそう遠いところではなく、やっぱり順次そういうところになるのかなというふうな予測もしながら来ていたわけでございますけれども、一気に全路線、1年だというふうなところは、非常にまさに少し、今までのこの町との関係も含めながら、町民の皆さんの大事な足を確保してきた公共事業者としても、少し丁寧さに欠ける部分があるんじゃないかなというふうな思いもありますので、先ほど申し上げたとおり、これは交渉を始めた、これから具体的にまたさらに詳しく行っていくわけでございますけれども、いずれそして廃止になった場合、これについては、行政報告でも申し上げたとおり、利用する皆さん、町民の皆さんに可能な限り迷惑を、不便性をかけないというようなところで、代替の交通手段を確保していかなきゃならないというふうなところで、既に考えられる部分は検討を、私どもも始められるように、私からも指示をしているというふうなところでございます。 具体的に議員さんから、三川地域から津川地域への乗り入れというふうなところについてのご質問もございます。これはお話ありましたとおり、現在は三川と津川を結ぶバスというのは、白崎、黒岩、谷沢、小花地集落と、津川町内及び県立津川病院などを結ぶ三川駅から津川営業所線、これが1日4便2往復しているというふうなところでございます。また、この便については、古岐、新谷方面の路線バスとも三川駅で接続をしているというふうなところでございます。 この便の利用状況につきましても調査を行っておりますけれども、三川地域の方が津川の商店街、また県立津川病院に行く際に利用するというケースが多いようでございますけれども、6月に乗降調査を行っておりまして、これによると、1便当たり平均0.6人から3.4人の利用があるというふうなところを確認しているというところでございますが、これは路線バス廃止がされても、新たなコミュニティバスや、また福祉バス等の運行等々で、ここを津川とつないでいくというふうなところも、やはりこれは大事なものとして検討していくというふうな計画でおります。 次に、予約制の方法についてのご質問でございます。 現在も、スクールバスに地域の皆さんから乗っていただく、いわゆる混乗化を実施しておりますけれども、八ツ田方面からの便においては、これは予約制の運行を実施しているわけでございます。現在は、予約方法としては、これは運行を委託している事業者であります東蒲観光バスが受け付けの窓口となりまして、運行の1時間前までに電話で予約をするというふうな方式をとっているわけでございまして、帰りの便に乗車する予定については、朝の行きの便の中で直接運転手さんに、何時の便で帰るというところを申し出ていただくというふうな方式もとっているというようなところもございます。 予約運行については、運行の効率というふうな面では非常に有効な部分もあるわけでございますけれども、利用者の方々のこうした予約等々の手間、また運行事業者の運転手の雇用の面などコストの削減にも、一方でなかなかつながっていかないというような面もありますので、どのような形がよいのかというふうなところを具体的に、総合的に検討していくというふうなところで、今いるわけでございます。 テレビ電話の活用について、こうしたご提言も今いただきました。現在のテレビ電話は、お知らせと通話の機能が中心になっているわけでございますけれども、簡単なアンケート調査なら、このテレビ電話を使って行えるというふうなシステムになっておりまして、そうしたことを実施してきたこともあるわけでございますが、この運行の予約を実施するというふうなことにした場合、この予約システムの導入、また、この予約方法等々に合わせて、これもテレビ電話の中で活用できるのかというふうなところは、具体的にこれから検討を進めていきたいというふうに考えているところでございます。 次に、運行経費の削減というふうなところでのご質問でございますが、具体的にシルバー人材センターの活用というご提言も今いただいたわけでございますけれども、シルバーさんには、平成28年度までは普通車両を中心に保育園バスや福祉のワゴン車の運行を委託してきた経緯がございます。しかしながら、昨今、事故報道等話題となっております高齢者による運転の安全性の観点を鑑みながら、平成29年度からは、町が定期的に運行しているバスの運行委託は行っていないというふうなところでございまして、これは受託しているシルバー人材センターさんからの申し出といいますか、そういうふうなところも考慮した中で、こういうようなことにしているわけでございます。 いわゆるしっかりとした、私どものバスの運行には、運行管理者、バスの車両についてもそうした責任者というふうなものをしっかりと置いた中で、運転手さん及び車両の管理をしていただかなければ安全運行につながってまいりませんので、そこをしっかりとできるところでないと委託ができないと。そうした中で、シルバーさんのほうからも、そうした対応は、これは難しいというようなこともあって、今現在はそうした定期運行にはシルバーさんに委託をしていないというのが現状でございます。 今後は、町内同様の運行経路と時間帯で競合している路線バスとスクールバスの混乗化、こうしたものも優先的に検討して、経費の節減も図っていくとともに、津川中心部在住の高齢者の皆様の足の確保として、また医療機関やスーパー等への施設間の流動性を確保するといった面から、津川地域中心部については循環バスも運行をしていくようにというようなことも含めながら検討しているというふうな状況でございます。 さらに、車両の小型化、運行主体をどのようにするかなど、さまざまな課題があるわけでございますけれども、これは現在運行している形態にこだわることなく、地域の住民の皆さんがより使いやすくなるというようなところを基本に、そしてまた、かかる予算、経費の削減にもつながるようにというようなところを総合的に勘案しながら、より具体的に、この網計画については基本的な事項でございますので、こうしたものを受けながら、今後はよりそれぞれの地域に、ある意味で具体的な運行ダイヤ、方法等々を、これから具体的につくっていくというふうな必要がございますので、そうしたところに今着手をし始めたというようなところでございますので、まさに路線バス事業者との協議を進めながら、一方で早目にこうした町の具体的な方針というふうなものを定めた中で、これはまた議会の皆様ともよくよく相談をした中で進めていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いを申し上げます。 以上でございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 2番、長谷川眞君。 ◆2番(長谷川眞君) では、それに関連した質問をさせていただきますけれども、阿賀町の地域公共交通網形成計画、これは阿賀町の地域公共交通活性化協議会で検討された内容がまとめられたものと理解しております。 なぜそういう協議会が必要になったかといいますと、平成19年に地域公共交通活性化再生法という国の法律ができていますね。それの基本的な考え方は、従来の民間事業者に任せ切りの運営形態からの脱却とあります。これは、協議会の第1回の資料の中に、地域公共交通活性化再生法の理念というのが載っていまして、そこに載っていたことなんですが、その中で、地域公共交通の再定義というのもありました。それは、地域公共団体が先頭に立って、関係者の合意のもとでまちづくりと一体で持続可能な地域公共交通ネットワークサービスを再構築するとの趣旨でございますね。 それから、そのときのポイントとして6つ挙げてありますが、1、まちづくり・観光振興等の地域戦略と一体性の確保、2番目が地域全体を見渡した総合的な公共交通ネットワークの形成、3番目、これが一番大事なことだと思うんですが、地域特性に応じた多様な交通サービスの組み合わせ。それから、4番目が広域性の確保、5番目が住民の協力と関係者の連携。それから、6番目が具体的で可能な限り数値化した目標設定となっております。 それで、そういう法の前提でこの協議会がつくられて計画がつくられたんだと思いますけれども、そこで私は、今この町の交通網というのはピンチに立っていると思うんです。あと1年で路線が減少していくと。考え方とすれば、ピンチだからおそれるんじゃなくて、ピンチをチャンスに変えていくという発想でやっていただきたいなと思うんですけれども、まず1番目に、今現在、町長も行政報告で、1年余で代替手段を講じるには期間的にも短く、町民の重要な移動手段である路線バスの廃止につきましては、時期の延期や段階的な廃止などを含め、今後も粘り強く協議していきますと言っていますけれども、これと、この計画書に書かれている内容がちょっと矛盾するんじゃないかと思うところがあるんですよ。 というのは、予約制バスの導入というかテストを、この10月からやるとなっています、この計画では。令和2年からは全面実施するというふうに計画書には載っていました。ですから、そういうことでまず一つ、今、バス会社との町の交渉はどうなっているのか。私としては、先ほど言いましたように、だらだらと新潟交通観光バスを引きずることじゃなくて、じゃ、こっちがだめだったら東蒲観光バスにかえましょうということじゃなくて、それこそ新しい公共交通体系をつくっていくべきだと思うんですが、まず今の交渉経過といいますか内容は、どの辺まで進んでいるのかお聞かせください。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。
    ◎町長(神田一秋君) ここは、先ほど言ったように、そういうような発表があってから、これは先ほどもお話しいただいたように、1年間で私どもが準備をしていくというのは、これはやはり非常に難しい面があります。運転者の確保が今できないという中でやめていくわけですよね。やめたいと言っているわけです。その分の運転手さんも、これはやっぱり確保していかなきゃならない、私どもがやるとしても、どこがやるとしても。 それプラス車両です。今、十数台の車両を新潟交通観光バス株式会社で確保しながら運行しているわけですから、例えば町がそこをやっていくとなる、また別の主体でもいいですけれどもやっていくとなるといった場合に、この車両の確保、これは相当の金額と期間も要するわけでございますから、これはいきなり1年というふうなのは少し乱暴じゃないですかと。私どもも、新潟交通観光バスと赤字補填の補助金、これは国の制度等々も使いながらでございますけれども、あれだけ多くの補助金も出しながら、互いに連絡しながら、今までバス事業を運行してきているわけですから。それが単純に、ある意味でこれ民間ですから仕方がないと。私はそこは、そこまで余り言いたくないわけです。これだけの関係の中でやってきたわけですから。私どものことも考えていただきたい。そういうことで、これはさっきも少し申し上げましたけれども、何で運転手さんが、それじゃこの1年ちょっとの間で3人もやめていくんです。もう二人もやめていくんです。どこかに問題があるんじゃないですかというふうなところを含めながら、運転手の確保ができないというふうなところを会社としてまず少し整理して、その辺の理由も、私は会社としてからもお聞きをしたいというふうな部分。 もう一つは、いきなり1年で全部をやめますといっても、これはなかなかそこまでの準備は難しいですから、段階的に、例えば今回は新発田の路線の廃止というふうなもの、ある意味でこれも長年の、ずっと運行してきた部分で、市町村をまたぐある意味で基幹の路線なんです。そこを、いきなりこう来るわけですよね。ここがやっぱり、交渉の中で期間も延ばしながら、工夫しながら、これはやっぱり地域の皆さんの理解もいただいていかないとだめですから。これ、ですから、いきなりじゃないでしょうと。もう少し具体的に、丁寧に、そしてまた、例えば縮小していくにしても、段階的にやっていってもらわないと、これは困りますと。はっきり言って、私どもがその代替案を1年以内で出すということは非常に難しいですからというようなところを強く申し入れた中で、会社としての方針を示していただきたいというふうなところで申し入れをしております。 ただ、申し入れに対する回答がいまだにないというような状況なので、これはいつまでに出してくれというようなところも含めながら、再度申し入れると。これはもう、会社のトップと、むしろ私と直接話をするぐらいの問題だなと思っているので、いつでも来てください、いつでも話をしましょうというふうなところで申し入れをしているというところですけれども、なかなか相手様方がまだそこに乗ってきていないというところですけれども、早急に、私も含めながら、そうした話を進めていくというような段階でございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 2番、長谷川眞君。 ◆2番(長谷川眞君) 非常に、すぐ1年後に全ての路線がなくなるというのは、これはもう乱暴な話なので、採算の合わないような路線からということになると思うんですけれども、ただ、新潟交通観光バスが担っている路線がだんだん縮小されてということは、延びるかもしれませんけれども、何らか考えておかなければいけないと思うんですよね。 ちなみに、その法律が平成19年に発令されたと言いましたけれども、隣の西会津町は、平成24年から予約制運行をやっているんですね、町のバスで。すぐ隣に、非常に参考になる、私もその内容を詳しくは聞いていないんですけれども、西会津町はその予約制バスをやっている。ということは、多分、西会津町も一生懸命やっぱり苦しんでいるんだと思うんですよ、公共交通網の形成は。できてもう5年で、そうやって予約制バスを走らせている。 その予約制バスについてまた戻りますけれども、計画では、ことしの10月から予約制バスの実証実験を行うと。それで、来年から、一部なんでしょうけれども、その予約制バスを実施するということになっていますけれども、これは町長に具体的なことをちょっとあれか、担当課長でも結構なんですが、今現在、本当に10月から予約制バスの実証実験ができるのか、それと、令和2年度から実施すると計画書には書いてありますけれども、それが実行できるのか。その辺のところを、町の予定といいますか、その辺のところお聞かせ願えればと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) それぞれ、本当に今お話があったように、どこの自治体も公共交通のあり方というのは、本当に大きな課題になっているわけでございまして、今お話があった西会津さん、これもかつては地元のバス会社でやっていた部分を、本当に早い段階から町で動かしているわけでございますし、また、隣の阿賀野市さんも同じような状況でございますし、五泉市さんもそうしたことでやっている。ここはまさにそうした工夫の中で、それぞれの自治体がやってきているわけでございますので、私どもとしては参考となるというふうな自治体は、本当にこれ多いので、そうした勉強については、これは従前から職員もやっているというふうなところでありますので、この町も、まさにそうした多様な交通のあり方というようなものを組み合わせた中で、これだけ広い地域ですから、そして幹線だけじゃなくてそこから入った枝葉の集落がこれだけ多いわけでございますから、やはりよその自治体よりも難しいというふうな面はありますけれども、そこをしっかりやっぱり再構築していくというふうなのが、今般のこの網計画でもあるわけでございますから、その中で、令和元年まさにこの10月から、デマンドについて試行だ、新年度からある意味でそこに切りかえていくというような計画にはなっているわけでございますけれども、ここははっきり申し上げまして、今現在そこは少しおくれていく。この10月からは、なかなかそこへのものは実施できない。新年度早々もそこに向けての本格運行というのは、これは私は少し難しい面があるなというふうに思っていますので、ここは少し変更の見直しというふうなものも、今後必要になってくるなというふうに思っております。 ただ一方で、先ほど言いました八ツ田のスクールバスについては、予約をとりながら混乗というようなところですから、これはまさにそこに類似した部分もあるわけでございますので、その辺の状況もこれは参考にしながらやっていかないとだめですけれども。 システムの構築というようなものも、これ専門的なものが必要になってきますので、また人員の配置というようなものも当然そうなってまいりますので、これはすぐにというふうなところになかなかいかないという、なかなかといいますか、来年度からそこへというようなのは、本格的に運行というのは、これはやはりいかないというふうなのが、私は今の現状だというふうに認識していますので、ここについては、この計画を少し見直しをした中から、今出ている課題も含めながらこの計画の見直しが必要になってくるというふうに私も認識しているところでございますので、ご理解いただきたいなというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 2番、長谷川眞君。 ◆2番(長谷川眞君) 今まで、デマンドバスというか予約制バスの実証実験を、もう1カ月先というか1カ月もないんですけれども、そういう話が全然聞こえてこない中で計画書にはそうなっていたもので、私も、話が全然聞こえてきていないから進んでいないのかなとは思っていたんですけれども、ただ、先ほどから私が言っていますように、ピンチをチャンスに変えるということで、予約制バスを、こういう事態になったら、ちょっとでも早くうまく稼働させなきゃいけないんじゃないかなと、それは思うんですよね。町のほうで予約制バスをつくるときに、まだ決まっていないのかもしれませんけれども、その予約制バス、デマンドバスと一概に横文字で言われますけれども、簡単に言うと3つぐらいに分けられている。ルートデマンド、例えば八ツ田からずっと来て、津川の中心部と。そこを走りますよと、49号線沿いに走りますよと。それがルートデマンドですよね。ところが、オプションデマンドというのもあるわけです。じゃ、田沢の人達とか倉ノ平の人たちはどうするんだと。いや、そこ回りますよ、予約があったらバス回りますよと言ったら、今度は時間が狂うと。オプションデマンドはそういう不便なところもあります。 それと、3番目は、これが一番いいんでしょうけれども、フルデマンド。要するに、タクシー並みに、ここへ来てくれ、あそこへ来てくれと。デマンドというのは要求ですから、ここへ来てくださいと要求をしたら、そこへその都度行くと。町は、どのようにそれを計画しているのか。 はっきり言って、三川駅と古岐を結ぶ線というのが一番乗車率が少ないんですよね。私は古岐の住人ですけれども、7往復もしている。古岐に7台か6台入ってきているんですけれども、ほとんど空身で来て空身で帰っていく。小学生がいるので乗ってくることはありますけれども、ほとんど昼間のバスは空身です。 だから、そういうところほど予約といいますか、通常では予約がなければ回らないよという形にすればいいんでしょうけれども、町とすれば、その予約制バスというのはどのような運営形態でやることで考えているのか、わかっているところをお聞かせ願えればと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) このデマンド、予約制も、まさに非常に効率的になる部分と、また今お話があったようにあっち行ったりこっち行ったりと、これはルート、やり方にもよりますけれども、非常にこれ非効率にむしろなってしまう部分があって、利便性が下がるというような、これを全部の地域に当てはめたらそうならざるを得ない地域もありますから、これは、そうした地域区分というようなものを分けていく必要があると私自身は思っているんです。 例えば、これは津川の町なか、こうした集中部であれば、デマンドというのは非常に効果的に私は機能するシステムだというふうに思っていますので、そうした部分で、それぞれの地域の中でどういうふうな形態がいいのかというふうなところを、これは網計画の中でも一部基本的な部分は、私も入っているんだろうというふうには認識をしているわけですけれども、今度は具体的にそうしたところを計画していくというふうなところが必要になってくるというふうに思っているところでございます。 今のように、路線バスが走っているけれどもほとんど乗っていないところが多いという、本当にそのとおりの現状があるわけですから、そうした場合は、まさにスクールバスは、学校、毎日これはしっかり運行しなければだめですから、そのスクールバスも、いっぱい乗っているスクールバスもあれば、少数のスクールバスもある。そこに乗り切れるものにあっては、やっぱり町民の皆さんにも乗っていただくようなものを含めながら、そうした中で、じゃ、並行している路線バスは縮小していいんじゃないかというふうなところも一つ一つ、今、職員には検討させているというふうな状況でございますが、私どもの財政というふうな面、これ非常に大事になってくるわけです。 私が今の運行の基本的な部分を平成18年に担当した中でやった担当者の一人でございますので、交付税措置のあるスクールバスを活用した中で、いわゆるスクールバスになると1日学校まで1往復するというふうな条件さえ満たせば、ほかの時間の利用は可能でございます。ただ、そこで運賃を取ってくると、これまた補助金の面では響いてまいりますけれども、そうしたところも含めながら1往復で600万来るんです。現実的には、1往復だったらそんなに車両の維持かけてもかかりませんので、まさにそうしたところを利用といいますか、国の制度を活用した中で、今の福祉バスの運行をやってきているわけでございますし、新潟交通観光バスへの赤字補填についても、基本はルール分として特別交付税で80%町が負担した分の80%を国が特別交付税で算入をしてきてくれているものでございます。かといっても、20%の負担があるわけでございますし、これは相当な金額ですから、より経済的な面からも、また利用していただく皆さんの利便性からも、そうしたものをしっかりと組み合わせながら、本当に広くて大変なところですけれども、ある意味でここは、この網計画はまさに専門の業者に入ってもらう中で策定したんだというようなことで私も聞いているわけですけれども、そうしたアドバイスももらわなきゃならない部分もあるかもしれませんけれども、そこに向けて早急に、具体的なものを積み上げていかなきゃならないというふうに思っています。 こう言うと大変失礼なんですけれども、私はそういうことで、いろんな課題を職員時代からここには感じながら、こうやっていったほうがいいんじゃないかなというふうな思いは持ってきたわけですけれども、前の町長さんは、今の方式を継続していくんだというふうな基本的な方針の中でおられてきたわけですから、今に至っているというふうなところでございますけれども、私は可能な限りそうしたところへ、利便性も含めながら見直しを進めていきたいというふうな考え方でおりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 2番、長谷川眞君。 ◆2番(長谷川眞君) 私も、これいろいろ考えた中で、町長は具体的にはこうだというのは、今、どういう、予約制といいますか、デマンドに対応するかというのは、具体的にはあれでしたけれども、例えば、基本はルートデマンドでいいと思うんですよ。先ほど言いましたように、じゃ、田沢はどうするんだ、倉ノ平はどうするんだと、そういうところを、例えば、一度協議会だか何かで話したことがあるんですけれども、NPO法人がマイカーを使って、タクシーがわりじゃないですけれども、年寄りなんかを運んでいるというようなシステムもあるところもありますし、あるいは、先ほど言いましたように、阿賀町独自のそういうものを使えば、非常にいい、最終的には町が全部運営しなきゃいけないんでしょうけれども、そのときに経費も安く抑えられるんじゃないかと。 その西会津町の話をしましたけれども、西会津は、なぜじゃ、それって早急に、19年に法律ができてすぐに24年からやったかというと、会津乗合自動車に赤字補填の補助金がだんだん年々増大していくと。ということは、乗る人が少ないから赤字になりますから補填してくださいと。そういうことで、全て会津乗合自動車の路線を廃止して、町民バスの運行に切りかえたと。それは、西会津のほうはどうかわかりませんけれども、どういう路線なのか、あそこもやっぱりちょっと複雑な地形といいますか、合併してきた町ですからね。阿賀町ほどじゃないにしても複雑な路線があると思うんですが、とにかく今はそれでやっていて、料金は距離によって100円と200円。それと、会津若松までの高速バスは600円。小学生は全部半額、幼児は無料なんでしょうけれども、そういうことでやっているそうです。 ですから、どうにか阿賀町も知恵を絞って、そういう予約制のデマンドバスを運営してほしいんですけれども、それで、ちょっと話が飛びましたけれども、先ほど私のほうから提案した情報端末を使った予約、これ私は常々思っているんです。あの情報端末、宝の持ち腐れだなと。アプリさえつくればどんな活用もできるはずなのに、ただ音声連絡とか画面表示だけで、あるいは、主にテレビ電話といいますか、電話で使っているときの顔が映るというぐらいのもので、それを利用して予約をすれば、もう集計表が出てくる。人の手で、電話で、どこからどこまでとかいう手を煩わせなくても、あしたの予定はこうですよ、どこから誰が乗りますよというのがわかるようなシステムにしたいと思うんですが、それこそ町長が言いましたように、今忙しい時期というか、バスの路線を確保するのにどうするかということで、テストもことし中にはできない、ちょっとおくれているというばたばたしている時期にそこまで考えるのは酷かもしれませんけれども、将来的にはそういう考えでいてもらいたいなと思うんですが、その辺はいかがお考えでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まず最初に、NPO法人等々のいわゆる有償運行、これは特例的にあるわけでございますが、そこも活用しながら、過疎地であったり山間部であったり、これはやっているところもあるわけでございますので、まさにそこもいい方式の一つでございますから、いろんな考えられるものを組み合わせながら、私は、まずはそうした町全体のものをつくっていくんだというふうな気持ちの中でおります。 デマンドのテレビ電話を使った予約、まさにそこは、もう可能な限りそれを使った中でやっていければ、これ一番、もうそうしたものがあるわけですから、そこの具体的なところへの検討、まだ入っていない部分がありますので、今お話があったようなところを活用していけるのかどうかというふうなところ、そしてまたこれ、主に利用される方は自家用車のない高齢者の皆さんが利用されるわけですから、そこの中で使いやすいというか、わかりやすくて、でなければこれはなかなか、またそこにもつながっていかない部分がありますから、どういう形で予約をしていく、どう配車をしていく、そこの連絡等々も含めながら、これがやはり一番大きな課題だなというふうに思っていますので、西会津さんの方式については、私ども町の職員も昨年12月にも、西会津さんから説明もいただきながら、また資料もいただきながら、今実施しているところをつぶさに承知をしておりますので、これも一つの参考としていきたいなというふうに思っております。 西会津さんも、やっぱりこういうふうなものは一気に、つくったからそれでもう全ていくんじゃなくて、計画したものを試行的にもやりながら、そしてまた改善点が出てきた部分をよりよくしていくというふうな何段階のものを経た中で、より住民の皆さんの使いやすい公共交通になっていくわけですから、私もそんな中で、まずはいいものをといいますか、考えられるものの中で、言ったように予約の仕方も含めながら、また、乗るというと、何時にそのご自宅へ行きますかと、そこの連絡もしていかないとだめなわけですよね。定時定路線であれば、これは今のように乗らない人がいても同じ時間にそこの路線を走るわけですけれども、デマンドになったら行くところと行かないところと出てきたら、乗る時間を、今度乗りたいと言った人に改めてまたお知らせをしていかないとそこにつながっていかないというふうな、結構難しい面もある部分もありますけれども、そうしたところもトータル的にこれは含めながら、実施する地域も含めながら、ですからまずは実証実験的に一部の地域の中からスタートしていくというようなところになっていくんだと思っておりますけれども、早急に、既に今まさにそこへの検討を一つ一つ職員が始めたところでございますので、そうしたところが出てまいりましたら、順次これは議会の皆様にもご意見をいただく中で進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(斎藤秀雄君) 2番、長谷川眞君。 ◆2番(長谷川眞君) 本当に、この地域の公共交通網というのは、非常にこれからさらに大事になっていくんじゃないかと思います。ですから、私の地元でも免許を返納した人がふえています。私もいつまで免許をというか、車に乗れるかわからないし、あすは我が身なわけですよね。だから、そういう中で利用しやすい公共交通網をつくっていくというのは、これは町とすれば最も大事な、最初にも言いましたけれども最重要課題だと思いますので、しっかりやっていただきたいと思います。 そこで、これからもいろいろ検討するところが結構あると思うんですが、協議会ですか、公共交通網再生協議会、これが29年度、30年度、ホームページで検索したらそこまでしか載っていなかったんです。29年度は年5回開かれていると。30年度は2回開かれて、最後がことしの31年3月25日だったか15日だったかな、そこで終わっている。その後、開かれているんでしょうか。それとも、今後また、まだ固まっていないということであれば、同じメンバーで続けていくんでしょうか。その辺どうしていくのか教えてください。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 29年、これはもう高速バスの、バス会社の廃止から町のほうでやっていくというような、まさにそうしたところをやっていく中で、これは財源を県からいただくには、こうした法定協の中で議論をして決めていくというようなところがなければ財源をいただいてまいれませんので、まさにそうしたところから、高速バスの関係もあって非常に回数も多かったというふうなところでございますし、今年度も、先ほど新潟交通観光バスさんが撤退をすると言ったのは、その会議の場所で、会議が一旦閉まってからまさにそこでそんな申し出があったので、本年はそういうことで7月に1回実施をしておりますし、今後も、さっきの新谷線、赤谷新発田線の廃止に伴って、これはモデル的にコミュニティーワゴンで運行するわけですから、そうした段階で県のほうに補助金の申請もしていくと。半額の補助金を最初の年度はいただけますので、そうしたところも含めながら前回は委員会を1回やっておりますので、今後も必要に応じて会議は進めてまいります。その結果についてはホームページで公開するというようなところを原則にしておりますから、まだ7月分が上がっていないというようなところは、少しおくれているのかなというふうにも思っておりますけれども、今後もホームページでは情報公開をしてまいります。 ○議長(斎藤秀雄君) 2番、長谷川眞君。 ◆2番(長谷川眞君) ちょっと皮肉になりますけれども、その協議会のホームページを見ていて、ホームページから協議会の活動を見ていて、非常に繊細に、第1回は何日にあって出席者はこうで、あと資料の1、2、3、4、議題がありますよね、資料の1、2、3。それで議事録まで全部ついているんですね。皮肉ですけれども、きのう宮澤議員が、情報公開がなっていないと言われるのに、何でこの協議会だけ、これだけ懇切丁寧なホームページで討議の内容が発表されているのか不思議だったんです。 それと、委員の名前で、国交省とか新潟県バス会社、タクシー組合、あと地元の人たちというのが老人クラブ連合会とPTA連合会しかないんですよね。例えば、地元の個人といいますか、区長会の会長さんあたりを4名入れるとか、そういうのがないし、あと、町のほうでは、これは旧の課の名前でしょうけれども、建設課、町民生活課、健康福祉課、農林商工課、学校教育課、これしかなくて、例えば総務課からも出ていないし、総務課は関係ないのかもしれませんけれども、そういう面で、議会からも1人ぐらい出ていてもいいんじゃないかと、総文社厚の委員のあたりが、あるいはそういう方が出てもいいんじゃないかなと思っていますけれども、じゃ、これは、先ほども言いましたように、なぜその協議会だけホームページで綿密な情報を提示しているのか。私が、うがった形だと、国交省だとか新潟県だとかそういうのが入っているから、そんたくして、もうその内容をすぐに出さないとだめなのかなというふうにうがった見方をしてしまったんですけれども、その辺はどうなんですか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 確かに、全ての資料を含めながらこれを公開しているわけですけれども、これは法定協議会でございますので、いわゆる法律で定めた協議会で、ここは公表しなさいというふうな規定があるんだというふうに私は思っているところでございますので、かく言えば、ほかも可能な限りこういうような形で出すのが本来は原則なんだと思いますけれども、むしろほかの部分で公表がおくれているというか、ない部分が多いので、なおさらそういうふうなところでお感じいただくのかもしれませんが、これはそういう、繰り返しですけれども法定協議会でございます。そこで、これに関する議事については公開をしなさいというふうなところの指導といいますか、定めたものがあるのかなというふうに私は認識をしているというようなところでございます。 また、委員でございますけれども、この委員についても、どういう区分から委員になっていただくというふうな、これは決められているわけでございます。地元の交通事業者さんであったり、道路管理者であったり、さっき言った国・県もそうでございますし。また、利用者の意見が、これが非常に大事ですから、阿賀町の場合、そうした公共交通を利用するのは主に高齢者の皆さん、そして保育園も含めながらですけれども、そうした子供たちですから、そうした面で、高齢者に関しては老人クラブの代表さんのほうにお願いをしていると。また、PTAといいますか、そういう保護者の代表がここに入っていただいているというふうなところからのメンバー構成だというふうに思っておりますし、また町のほうも、総務課は昨年度までこの協議会の事務局でございましたから、委員という形ではなくて事務局というふうな中で、むしろここを取りまとめてきているところでございますし、ほかの課については、この公共交通に、さっき言ったことも含めながら、関連する課がメンバーになっているというようなところでございますので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 2番、長谷川眞君。 ◆2番(長谷川眞君) とにかく将来的にというよりも、すぐ近くの将来なんですが、そういうことが迫っておりますので、ただ、町とすれば、利用者、町民が不自由しないような公共交通体系を目指してやっていっていただきたいというお願いでございます。それをしっかりやってほしいということで、最後、私の希望を申し述べまして、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(斎藤秀雄君) 以上で、2番、長谷川眞君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △神田八郎君 ○議長(斎藤秀雄君) 次に、10番、神田八郎君。     〔10番 神田八郎君登壇〕 ◆10番(神田八郎君) それでは、私のほうより大きく分けて2つの項目について質問させてもらいます。 まず第1点、移動販売車の今後の運行予定についてであります。 これまで、集落支援員による移動販売車が町内の高齢者宅あるいは各地域を訪問し、食物販売をしてくれておりました。大変好評でした。先般の新聞8月9日の日報の紙上でも、旧三川の谷沢地区で支援員の人たちと地元高齢者の販売の様子が報じられておりました。 これはたまたま、販売を目的ということよりも、学生といいますか、受け入れの学生の研修がたまたまその販売ということで、そういうことになったんですけれども、また、我々議員も地域と語る会で各地域に訪問した際に、うちの集落にもぜひこの移動販売車来てもらいたいんだがなという声があちこちから上がりました。 そして現在、その販売車の営業が休止、休みと私は書きましたけれども、中止、中の中止という意味も両方あるんですけれども、今、休んでいるのかなという意味もあって休止にしたんですけれども、民間業者がそのかわりに営業に回っていると聞きました。 実に残念だなというほかありません。町もかかわっている支援員での移動販売であればこその高齢者に対する支援といいましょうか、いろんな話を聞いたり、販売をしたりということで、そういう役割は十分にあったと思うんですけれども、その点、失礼ですけれども、民間業者におきましてはやはり営利が目的ですので、これはかなり今までのとは差があるなという思いがあります。 そこで質問させてもらいます。 まず、1ですけれども、移動販売車の休止あるいは中止になった経緯をお聞かせください。 それから、2点目、今後の販売再開の可能性はありやなしやということですね。 それから3番目、集落支援員、しからば各地域へ訪問しますというのが本来の目的、働きなんですが、彼ら、彼女らの今後の活動、あるいは現在も活動していると思いますけれども、その状況を教えてください。 そして、その移動販売車、今は多分使われていないのかなと思います。本来の阿賀の里による移動販売車の回る巡回の可能性はどうなっているのかなという点をお聞かせ願います。 それから2点目、みかわまつりの開催時期及びその主催内容ということで質問させてもらいます。 町村合併前に、旧町村単位でそれぞれ祭りという事業が開催されておりました。旧津川地区におきましては、祭りといいますか、狐の嫁入り行列という行事ですけれども、そして上川におきましてはふるさと上川ふれあい祭り、鹿瀬におきましては鹿瀬ふるさと祭りとして種々、春の山菜まつりやら夏の花火大会、秋の産業まつりとあります。そして、三川地域でも、祭りは、かつては旧三川時代は実施されておりましたが、場所をかわったという関係もありまして、合併後は実施されなくなりました。休眠状態でずっと来ておりました。 そこで、町村合併10周年を機に、前町長に私のほうから一般質問で、みかわまつり、阿賀町全体で1カ所で祭りをやるよというのであればいいんですけれども、従来どおり各旧3町村で行われていますので、三川だけなくなってしまったのはおかしいんじゃないかということで一般質問させてもらいました。 そうしまして、現在、みかわ秋まつりが開催されております。その意味では大変感謝しております。また、職員の方たちにも感謝しておりますけれども、初年度は花火も打ち上げられましたけれども、いかんせんその時期が、初年度11月初めごろだったのかな。もう花火の上がるころは暗い時期ですので、寒くて寒くて、車の中でせいぜい見ているというような状態で、1年で終わりになりました。不況でしたので。 この3年ほど秋まつりに私も参加させてもらい、感じたことは、みかわ秋まつりと銘打ってはおりますけれども、どうも祭りというよりもやっぱり産業祭といいますか、収穫祭の色合いが濃いなというふうに思います。 みかわ秋まつりもいいですけれども、みかわまつりという以上は、やはりこの開催の時期というものが大事かなと私は思います。ほかの2町村では、やはり8月という時期であります。何が何でも8月でなくてもいいんですけれども、もうちょっと祭りと産業祭とはやはり峻別、混合しているんじゃなくて峻別、区別すべきではないかなという思いが私はあります。 そしてまたその実行委員のメンバーにも、役場職員の方はもちろんですけれども、商工会やら観光協会やら地域おこし協力隊やら、その他いろんな人が多く集う必要があるんじゃないかと思います。そういう意味で質問させていただきます。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、神田議員さんのご質問にお答えをしてまいりたいと思います。 初めに、移動販売車の今後の運行予定について何点かのご質問をいただいております。 町の集落支援員が行っている移動販売につきましては、地域への訪問活動の際に、民間による移動販売車の撤退が近年相次いだというふうな現況から、利用されていた方々が非常に不便を感じているというような情報や実情を踏まえた中で、その対策として平成29年5月から業務を開始したところでございます。 当初はさまざま苦労もあったというふうなところでございますが、少しずつ地域の方々からもこの移動販売も歓迎される存在となりまして、その後も幾つかの集落からは移動販売に来てもらいたいというような要望もいただく中で、訪問する集落もふえてきたというふうな経緯はあったのが、ご案内のとおりでございます。 平成30年度にありましては、売上高、年間約1,000万円近くまでふえてまいりました。お話があったように、新潟日報を初めメディアにも取り上げられるなど、ほかの市町村からも視察に来ていただくというようなことなど、この認知度も高まりながら町外の民間の移動販売車両も再び営業に訪れてくるというふうな状況にもなったわけであります。 そして、今年度に入りまして、6月ごろから新たに、町内の方が移動販売を開始しました。しばらく、当初は並行してこの町の集落支援員の移動販売も実施をしてきたところでございますけれども、7月上旬に、この在住の事業主さんから直接お話を伺う機会がございまして、三川地区以外は全部自分がやるというふうなところで、ある意味で任せてくれないかというような旨の話があったというところでございます。 これ、町内のこうした経営者の事業の推進及び、いわゆる民業の妨げとなるような行為は町としてどうなんだろうというふうな基本に加えまして、この方はいわゆる町内の事業者でございますし、町内の方が始めたということを考慮して、支援員の移動販売と競合するような状況には至れないなというふうな判断の中で、今、休止とさせていただいているところでございます。 これまではお客様が少なくて収益率の低い地区も回っていたところでありますが、新規にこうして参入された事業者の販売経路にも、引き続きそこらは組み入れてもらうといったことにもなったので、集落支援員の移動販売は休止にしているというような状況でございます。 三川地域以外は任せてくれというようなところでありますので、じゃ三川地域はというようなところで、町外の業者ではございますけれども、岩谷まで移動販売に来ていた業者もおられましたところから、これまで集落支援員が回っていた経路を試験的に回ってもらったところ、この業者さんが引き継いで販売をするというふうなところに至ったというところでございます。 この業者の営業車両については、支援員の今までの販売車よりも大きくて、商品の品数も倍近くありまして、支援員では週1回回っていたところですけれども、週2回回るというふうなところから、結果的には利用者にとって今までよりもいい結果になったのではないかなというふうにも思っているというところもあります。 こうした状況から、現在は民間の事業者が実施しているというようなところでございまして、ご質問に、阿賀の里による移動販売を行うことというようなところもございましたが、阿賀の里としては、移動販売業務に従事する社員を配置できないというふうな現状にもあります。いわゆる収益性の関係があるわけでございますので、より厳しい状況でございます。 今後、集落支援員さん、今6人いらっしゃるわけですけれども、その活動でございますけれども、引き続き、これは地域の皆さんの見守り活動、訪問活動、これは高齢者の世帯を中心に訪問していただいて、生活の状況やら、また身体的な状況等々も含めながら話をした中で、いろいろ聞かせてもらう部分も聞かせていただいて、その個人の方、またその地域の現状の把握に努めておりまして、そうした情報は、当然のこととして担当する福祉介護課であったり、関連する課と担当と共有しながら、この集落支援員さんの活動の成果を生かしているというふうなところでございまして、そのほか、従来どおり地域の行事に参加をしたり、地域の元気づくりを支援するというふうなことで、さまざまな活動をしているわけでございますけれども、また、野菜の庭先集荷等の支援パッケージをつくる。どんな仕組みにしていくかと、また継続して取り組んでいけるか等々の検討も今行っているというようなところでございまして、これらにつきましては方針といいますか案がまとまり次第、また議会の皆様にもご報告をさせていただいて、ご意見をいただいていきたいというふうに考えているところでございます。 次に、2点目のみかわまつりの関係でございます。 みかわまつりの経緯等々につきましては、今、議員さんのほうからご説明、お話をいただいたとおりでございますけれども、会場を阿賀の里から三川温泉スキー場に移して5年目、これは平成27年からでございますけれども、5年目になりました。 ことしのみかわ秋まつり、従前を基本にしながら計画をしているというようなところでございますけれども、こちらの内容についても、三川ふれあい感謝祭実行委員会というふうな中で検討、運営をしていっていただいているわけでございますが、7月24日に第1回目の会議を開催し、また10月27日の日曜日に、ことしは実施をするんだというところを決定されているというふうなところでございます。 この内容についても、大筋の内容は確定したけれども、今後、さらに実行委員会の会議を開催した中で、具体的なことを詰めていく、決めていくというふうなところで報告を受けているところでございます。 また、この開催時期、10月末、11月頭にかけてでございますので、これについても、実は春の三川地区の区長会議においても神田委員さんと同じような質問を区長さんのほうからいただく、また提案をいただいているというようなところでございますので、実行委員会としても、本年度のイベントはまず実施をさせていただくと。そして、終了後にその反省、検証を踏まえながら、来年度に向けた募集というふうなものを検討して、今、三川地域の各区長さんにもアンケートの実施というふうなものも考えておる中で、地域の皆さんの意見を聞きながら、お話がありましたように、実行委員会の組織のメンバーのあり方等々も含めながら、イベントの実施時期、内容についても来年度に向けてはそうした形の中で新たな検討をしていくというふうな方針で今おるところでございます。 お話がありましたように、この時期になればまさに収穫祭というふうな観点になるわけでございまして、意味合いも少し変わってくるというふうな部分もあるわけでございますし、時期的に寒いと、お話があったとおりでございますので、そうしたご意見も踏まえながら、さっき言いましたように、今年度は実施をしていく中で、来年に向けて検討してまいりますので、よろしくお願いしたいというふうなところでございます。 現在、この町におきましては、お話がありましたが、春の津川、狐の嫁入り行列、夏の上川ふれあい祭り、鹿瀬地域の花火大会、そして今は、秋にはみかわ秋まつりというふうに開催をしているところでございまして、見方によっては四季折々に楽しめるいいバランスになっているというふうなところもあるわけでございますが、今後は、今お話があったようなところも含めながら、地域の皆さんの声もお伺いをしながら、これは観光客ばかりでなくて、大勢の町民の皆さん方からも楽しんでいただけるよう再検討をしていくというところでありますので、よろしくお願いを申し上げまして、答弁とさせていただきます。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、神田八郎君。 ◆10番(神田八郎君) 集落支援員の移動販売車の休止の経緯、経過はお聞きしました。民間の業者がいなかったので不便を感じているのでということで、支援員がしからばという、今度は阿賀町町内の業者が、俺やるよと手を挙げたので、であればということで、さらに三川地区においては横越か亀田でしょうかね、そちらの業者がかわりに来ているということなのかなと思いました。 それと、私聞いたのは、移動販売車の営業には何か資格とか認可とか何か必要なんだよという話を聞いたんですけれども、支援員の中ではお一人しか持っていないような話で、これはもう、ある程度乗る人は全員持たないとだめだとかということで、今の町内の業者もずっとやるかどうかわかりませんよね、たしか。年齢的にも、それなりの年齢かなと思いますので。そうすると、また支援員の皆さんのということもあり得ますけれども、資格の取得という方向はどうでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) これも、今、議員さんからお話があったとおり、やはり移動販売を行っていくには、常時、販売する人の中に保健所の許可といいますか、認可を受けた有資格者がいなければ営業できないというふうなところを、実は私のほうも今になって承知をしたというふうなところでございます。 かつて、最初始めたときには、阿賀の里でそうした有資格者がいて一緒にやってきたわけでございまして、そうした管理をする阿賀の里の中で資格者がいれば、そこの部分での対応が可能なのかというふうなところでの認識があったというふうに私も聞いたところでございますけれども、やはり現場で、必ずそうした有資格者が必要なんだというふうなところは、これは判明いたしましたので、地域おこし協力隊、今後も、これで、今やっている皆さんが撤退するというようなことも考えられるわけでございますから、また次にそうした場合にやっていくという、車もあるわけでございますから、これはむしろありがたいことにといいますか、地域おこし協力隊、すみません、集落支援員です。先ほどのも集落支援員に訂正させていただきますけれども、集落支援員の方がある意味で自主的に、私どもが必要な免許を取りましょうというふうなところで、そうした前向きなところでの取り組みもお聞きをしておりますので、ここも個人でいいのか、また町のほうでの支援員の方も含めながら、今はそうした中で、取りたいといいますか、そういうふうな支援員さんもいらっしゃいますから、ぜひそうした中で、ある意味で次の段階でも対応できるというところも備えていくというようなところは非常に大事かなというふうに思っているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、神田八郎君。 ◆10番(神田八郎君) やはり、今の民間業者がずっといるかどうかわかりませんので、そういう支援員の方の、撤退したときのための準備というのも大事かと思いますので、そういう意味で私も中止じゃなくて休、休むという字を書きたいなと思って書いたんですけれども、その方向で何とかよろしくお願いします。 それと、私も不勉強なんですけれども、支援員さんの1年契約というような話も聞いたんですけれども、そういう6名の方がおられますけれども、そのシステムというか、待遇というか、その辺もうちょっとわかったら説明をお願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 眞田まちづくり観光課長。 ◎まちづくり観光課長(眞田政弘君) 集落支援員の採用のシステムでございますが、現在の集落支援員につきましては、年度末といいますか、1月に継続の意向があるかというふうなことを確認した上で、3月に改めて面接を行って採用しているところでございますし、状況としましては、出たり入ったりしている状況もございますので、今後についても、1年契約ではございますが、希望をとりながら、面接を行いながら、今の6名体制でもってやっていきたいというふうに思っているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、神田八郎君。 ◆10番(神田八郎君) 1年1年なんですね、やっぱり。 本当に、私も各地で支援員の方と、販売やっているときですけれども、出くわしたりして、高齢者の方が一緒に買い物していると、本当にもうお孫さんのような感じで非常にほほ笑ましいというか、ぜひやっぱり、今は地域へ行っていろんな困り事を聞いている状況ですよと。また、庭先での野菜づくりという、どうしようという、また販売やめましたので、これからどうしようというような話をしているという話も聞いたんですけれども、何とか困り事を聞きながらも地域の中に入っていけるような、それだけじゃなくて、今後もいろいろ考えていっていただきたいなと思いますけれども、念のために。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさに今、非常にうれしい言葉をいただいたわけですけれども、6人の支援員さんが、こうして移動販売のときに地域の皆さんと、特に高齢者の皆さんと笑顔でお話をしながら売るというふうなところよりも、むしろそうしたお話をしながら喜んでいただいてきているというふうなところ、私も承知しているところでございますので、今度は販売というふうな形には、今はなっていないわけですけれども、まさにさまざまな形で、これは地域の中に入っていって、今までどおり地域の皆さんとの対話もしながら、触れ合いもしながら、皆さんに元気を与えてもらえるような活動、触れ合いを、今後も進めていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、神田八郎君。 ◆10番(神田八郎君) よろしくお願いします。 それと、そこまで言っていいのかどうか、支援員さんに対する待遇といいましょうか、お給金というか、のほうで、あれでいいのかなみたいな、ちらっとそういうような話も聞きましたので、私は幾らもらっているのかそれはわかりませんけれども、その辺の待遇改善というのか、それちょっとわかりませんけれども、どんなものでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 眞田まちづくり観光課長。 ◎まちづくり観光課長(眞田政弘君) 現在の集落支援員の待遇につきましては、地域おこし協力隊の隊員と同じ待遇でやってございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 少し補足をさせてもらいますけれども、まさにここも、集落支援員よりほんの少し前にできた総務省の制度でございますので、地域おこし協力隊は、よその自治体から来て活動してもらう、集落支援員さんはそこの自治体の人が自治体の中で活動していくというような中で、国としてもまさに同じ待遇の中でこれは想定しておりますので、そのような形で、地域おこし協力隊と同じ待遇にしているわけでございますけれども、新年度からは、ここに、これも一斉に開設していくわけでございますけれども、いわゆる期末手当の支給の対象に、この集落支援員も地域おこし協力隊もなってくるというふうな職種の方々でございますので、新年度にあっては、そこの部分のかなりの改正になってくるかなというふうに思っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、神田八郎君。 ◆10番(神田八郎君) 1年契約ですので、1年契約なのでやめようと思えばすぐやめられると。でもそれを何とか、彼女たちに、やっぱりやりたいという思いを持ってもらいたいという意味で、その待遇改善という話をしてもらったんですけれども、新年度から期末手当もというお話を聞きましたので、その辺も今後もよろしくお願いしたいと思います。 次に、みかわ秋まつりについて質問させてもらいます。 先ほどの町長の答弁ですと、春の区長会の中でも区長さんから、時期的なことなんでしょうかね、時期的なことの注文が出たということなので、ああそうかと、今後検討していきたいという話がありました。 確かに5月の狐の嫁入り行列、8月はかち合いますけれども、上川、鹿瀬ですか。 たまたまみかわ秋まつりなんですけれども、ちょっとね、10月下旬、ことしは10月28ということになっていますけれども、やっぱり寒いんですよね。なので、いつとは言いませんけれども、やっぱりもう1カ月ぐらい、8月と言わないまでも遅くとも9月あたりに何かできないのかなという個人的な思いなんですが、それはこれから検討されるということですので、ぜひ検討してもらいたいなと思うんです。 そして、これも先ほど町長が言ったかもしれませんけれども、この実行委員会のメンバーをどういうふうに、これから検討なんでしょうが、その辺をもう少し底辺を広げたほうがいいと思うんですが、どのように思っていますか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 現在は、これ従前はやっぱり阿賀の里でのイベントがこの三川のイベントの中心になっていましたので、そこのところは阿賀の里と、これまたもう一つこの秋口にやるのは、鮭のつかみどり。これも前からの継続したイベントなので、そういうことで地元の漁業組合さんであったり、また近くのホテルみかわであったり、そしてまた三川の温泉組合といいますか、こういう皆さんが今実行委員会を形成しているというふうに認識しておりますけれども、そうすると、観光的な皆さんだけが主なところになってきているところもありますので、さっきも言いましたけれども、これは広くもう少しご意見をいただく中で進めていくというふうには、区長さんであったり、また商工会さんであったり、今、議員さんからお話があったような、皆さんにも、これはお声がけをしながらといいますか、そうしたところも想定しながら、私どものほうで調整といいますか、進めていきたいなというふうに考えておるところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、神田八郎君。 ◆10番(神田八郎君) 実行委員のメンバーによってやるのは大体決まってくると思うんですよね、やはりね。見ているとやはり、漁業組合のあそこでの鮭のつかみどり、そして上へ上がって、いろんな収穫祭というか野菜だのいろんなのを出してということになりますので、やはりこの参画実行委員会のメンバーをもう少し幅広く、さっき私も言いました観光協会だったり、地域おこし協力隊だったりとか商工会だったり、そういう人たちにやはり加わってもらうと。これがいいかと思うんですけれども、そしてやはり上川あたりですと、この花火云々となると寄附金まで募って頑張っていると。本当にもう頑張っているんだな、言われるほうは大変かもしれませんけれども、そこまで手を広げて頑張っていると。そういうのはやっぱり大事なのかな、やる人は大変ですけれども、それが大事なのかなという思いがあるんですけれども、その辺のところは、これから検討でしょうけれども、町長、どう思われますかね。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 来年度に向けてのイベントで、そこをどうするかというのは、今の中ではまだ私も余りないわけでございますけれども、一方で、みかわまつりにおいて花火の協賛金があるということは、それだけお金を出すということは、地域の皆さんの思いがあってというようなこともあるのかなというふうに思っておりますけれども、三川の来年のあり方については、皆さんの中でよくよく協議をしていきたいというふうに思っているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 10番、神田八郎君。 ◆10番(神田八郎君) 私が、前町長のときにこのみかわまつり、何とかできませんかということでとりあえず立ち上がりましたので、この火を消さないでもっと前向きに、今、検討されるということですので、盛大になるように、我々もできることは、議員という立場で、それもありますけれども、商工会員としても、個人の微々たる事業者ですけれども、できることは協力しますので、よろしくお願いして、私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(斎藤秀雄君) 以上で、神田八郎君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △入倉政盛君 ○議長(斎藤秀雄君) 次に、6番、入倉政盛君。     〔6番 入倉政盛君登壇〕 ◆6番(入倉政盛君) 6番、入倉です。 それでは、3点について一般質問をしたいと思います。 まず第1に、加齢性難聴者への支援をということで、高齢化が進む町でも、難聴支援の充実強化は重要な課題と位置づけ、補聴器や磁気ループの利用、普及を支援することが必要ではないかと考えております。 難聴になると、家庭の中でも社会的にも孤立しやすく、人との会話や会う機会が減り、ひきこもりになりがちです。認知症につながることも心配されます。社会参加のバリアとなっており、難聴であっても生活の質を維持向上させるためにも、支援が必要です。 現在、難聴者の14.4%しか補聴器をつけていないとの推計もある。これは、日本補聴器向上会の資料からです。理由の一つは、補聴器の価格です。3万から30万円と幅がありますが、平均で大体15万円と価格が高過ぎるとの声が多くある中、現在、障害者手帳を持たない高齢者の補聴器購入の助成制度を実施しているのは20自治体であります。また、国に補聴器購入費用の助成を求める意見書採択が短期間で急増しています。衆議院事務局の集計では、27議会が意見書の採択をしているところです。 これにつきまして、町での助成の考えはどうかお聞きします。 2つ目には、ちょっと字足らずでしたけれども、国民健康保険税の子供の均等割の免除、減免をということで、町では現在、対象者を高校まで均等割を免除した場合、町の負担はどのくらいになるのか。また、都道府県化によって国からの緩和措置が行われたが、今後、国保税の増加が予想されます。高い国保税では、収入の少ない子育て世代の負担が大きい。町でも子育て支援、若者定住で子供をふやそうという施策を行ってきているが、均等割の免除、減免は大きな子育て支援対策になる。町が率先して取り組むことで、町長のすばらしい施政と理解される。今回の町長の行政報告にも子育て支援で、無料化をやられました。あとは、そのほか食材費を、あれも普通は、本当は国が強制していることなんだけれども、4,500円もあれしたということで、前向きな姿勢が見られましたので、物すごく町長には感謝しているところです。 3番目には、町道鹿瀬堤防線の改良工事はどこまで予定しておられるのかお伺いします。 現在行われている鹿瀬堤防線の改良工事は、今後、前田川の出合いまで行うのか、何度も阿賀野川が出水したときには逆流して、水田が冠水しています。 町のスクールバス、また冬は除雪車の車庫になっている裏の水田は、現在一部放棄地になっております。対策を考えているのか。 また近くには、県指定の長楽寺観音堂の入り口にもなっており、整備が必要ではないのか。 また、防災の観点から、入り口から堤防までの道路の改良が必要と考えるが、町の対応はどうなのかお伺いします。 以上です。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、入倉さんのご質問にお答えをさせていただきたいと思います。 1点目の、加年齢性難聴者への支援についてでありますが、高齢になりますと難聴になられる方、確かにこれは多いわけでございます。お話がございましたように、難聴になると、人との会話や、外出して人と触れ合う機会が減少するというふうにも言われております。 補聴器を用いることで聞こえにくさを解消し、支障を来す日常生活の緩和になることでございますが、一方で補聴器を購入しないというふうな方も多くいられるわけですけれども、補聴機器を装着したときの違和感、また外見等々に加えまして、導入する、購入する費用の高さ、これが購入をためらう要因であるというふうなところは否めないものかなというふうに思っております。 現在、補聴器購入や修理に係る助成としては、聴覚障害で手帳をお持ちの方については障害福祉サービスの補装具費支給制度によって助成が受けられるわけでございますが、以前からこの助成を受けていられる方で、引き続き補聴器を使用されている方、阿賀町では現在25名でございます。また、昨年度からは、医師の証明に基づく補聴器購入費用、これについては医療費控除の対象にもなったというふうなところでございます。 県内の状況も、私は調べさせたんですけれども、加年齢性難聴者への支援を実施しているというふうな自治体はないというようなところであるわけでございますけれども、今後は、私ども阿賀町において、先ほど集落支援員さんも含めながら包括支援センターの職員または保健師等々、接する機会が多いわけでございますから、そうした町民の皆さんの状況というふうなものをまずはしっかり把握した中で、次の対策というようなものを検討させていただきたいというふうに考えているところでございます。 ちなみにこれ、15歳未満の子供さんについては、これはもう保育園、学校等と行くわけでございますから、町としてもしっかりこの助成制度を今運用しているところでございますので、高齢者の方についても、そうしたところでまずは調査から進めさせていただきたいというふうに考えているところでございます。 2点目の、国民健康保険税の均等割の免除というようなご質問でございます。 いつも入倉議員さんから、こうしたところでご質問、ご提言をいただいてきているわけでございますけれども、ご案内のように、都道府県化等に変更されてから国の緩和措置が行われているといいましても、今後、医療費の増加が見込まれる中で、国保税の負担の増加というようなところも予想をしているというようなところでございますが、仮に阿賀町が町独自で18歳未満の被保険者に対する均等割を軽減したというふうな場合の試算でございますが、8月23日現在で全体の被保険者数2,385人でございます。そのうち子供さんは79名でございまして、年間約150万円の財源が必要になってくるというようなところで試算をしているところでございます。 現在、町が行っております国民健康保険税の減免措置でありますが、災害を初め、事業の倒産等々に伴う解雇などによる失業など、国の通知に基づいて条例で定めている減免制度のみとなっておりまして、町独自のものはないというような状況ではございます。 また、低所得者世帯の負担軽減のためには、国民健康保険法施行令に基づく軽減措置を行っておりまして、制度改正を経て、年々その拡充が進められているのもご案内のとおりでございます。 このような状況に加えまして、18歳未満の被保険者のいる世帯に限りまして、町独自の判断により一律に減免を行うというふうなところになりますと、国民健康保険制度が加入者に一定の費用負担を求めることにつながってもまいりますので、県単位化の制度に変更となった現在においては、今後、少し課題があるというようなところでございます。 町としましては、本制度を町独自で実施する場合、法定制度となっていないというふうなところから、国・県の公費負担は見込めませんので、軽減対象年齢や軽減割合等の制度設計に応じた軽減分の補填として、一般会計からいわゆる法定外繰り入れが必要になるというようなことになってくるわけでございますけれども、国では決算補填等を目的とした法定外繰り入れの削減、解消に向けた市町村の取り組みを推進しているというようなところでございまして、保険者努力支援制度の評価対象にもなっておりますことから、当町における法定外繰り入れという重要な取り扱いについては、町の財政状況や国の方針等を踏まえ、検討する必要があるというふうに考えます。 最後になりますが、これまでも、子供の均等割軽減につきましては、国保の連合会を通じて、国に対して国庫負担による財政支援の強化を強く要望しているところでありまして、このような制度は、国民健康保険制度に限らず、少子化対策、子育て支援対策として国が責任を持って実施すべき施策であるというふうにも考えますので、国保における子育て世帯の支援に関しては、連合会を通じて引き続き機会を捉えて強く要望していきたいというふうに考えているところでございます。 3点目の、町道鹿瀬堤防線の改良についてでございます。 平成29年度より事業着手しております町道鹿瀬堤防線の計画区間でございますが、堂島地区の東側を縦に走る町道堂島1号線と堂島地区の中央を縦に走る町道堂島中央1号線の間を結ぶ約77メートルというふうにしております。 当初、鹿瀬堤防線は、県の阿賀野川中小河川改修事業と並行して、現在の鹿瀬支所から麒麟山温泉までを、堤防法線に沿って堤防背後に建設するものと計画をされたものでありますけれども、新潟県の堤防事業が用地問題で休止となる中、道路計画も見通しが立たないことから、事業を取り下げたというふうなものでございます。 この鹿瀬堤防線は、もともと鹿瀬地区の道路網の弱点、弱い点を補完する路線として計画をされ、除雪効率の改善も効果として期待するものでありましたが、残念ながら完成に至らなかったものであります。 近年、堂島地区の高齢化も進んでおりまして、冬期間の道路除雪に対する要望も多く出されておりますことから、長屋形式の自宅前通路の雪を町道に出した後、除雪車が堤防線法面まで押し込めるような改修をするため、堂島住宅の上手の町道1号線から中央の町道中央1号線をつなぐ計画で整備を実施するものとなっております。 したがいまして、ご質問をいただきました前田川出合いまで実施されるかということに関しましては、現計画では予定していないというふうなところでございます。 次に、車庫裏の水田が耕作放棄地になっているとの質問でございますが、平成23年7月に発生しました阿賀野川洪水においても、前田川下流域での冠水を確認しております。これは、阿賀野川洪水の排水の影響と認識をしているところでございます。 このときの冠水被害におきましては、土砂堆積等の被害は確認をされておらず、引き水とともに耕作は継続されたと聞いているところですが、現在は、農事組合法人あぐり鹿瀬が、補助排水不良から、保全管理地として管理しているというようなところで認識をしているところでございます。 最後に、長楽寺観音堂の門前の正面通路でございますが、町道村木沼端線となりますけれども、この町道も、阿賀野川に向かって低くなっており、鹿瀬堤防線と交差点付近ではこの辺でも最も低い低背後地で、先ほどの車庫裏に続く前田川との接点というふうになります。周辺には住宅も1軒ございますが、過去何度かの阿賀野川洪水の経験から、土台がかさ上げをされており、冠水を回避しているというようなことで伺っているものでございます。 現状では、鹿瀬ダム放流量4,000トン程度で当該地付近が冠水することが経験的に理解されておりますことから、監視を継続するものでありますが、防災対策として、阿賀野川河川整備計画の中で、河川管理施設の整備が進められることを要望するものであります。 最初にお答えした回答に重複いたしますが、観音堂門前の道路である町道村木沼端線の改良についても、現段階では計画はしていないというようなところでございますので、ご理解いただきますようお願い申し上げまして、答弁とさせていただきます。 ○議長(斎藤秀雄君) 6番、入倉政盛君。 ◆6番(入倉政盛君) それでは、加齢性難聴のことについてちょっとお伺いしますけれども、日本は難聴者の補聴器のあれというのは欧米に比べると、向こうのほうは医療の範囲に入れて、補装具のあれは簡単にできるんですけれども、日本の場合は、障害者ということで、さっき町長も言われましたように、軽度、中度ではだめだと、重度でなければ障害者総合支援法に基づいてその給付はできないと、なかなかその、25人おられますと言いましたけれども、実際、町のほうでも、国立研究所の調査で65歳以上の人が難聴であるということであって、早期の検診を受けてやったほうが、認知症だとかそういうような人たちの関係の病気が軽減されると言われております。 ある自治体では、まずは軽度で補助を出して、重度になったらそちらのほうに移して、障害者のその制度を利用するというところもあるみたいなんですけれども、その辺も踏まえて、町のほうとしても、その辺の対応はできないかどうか、ちょっとお尋ねします。 ここを、結局、普通難聴の人というのは70デシベルぐらい、標準が20デシベルぐらいですよね。WHOでは、聴力が中程度の41デシベル以上の場合には補聴器の使用が一番いいという、推薦しているところもあるんです。また、慶応大学の耳鼻咽喉科の小川教授は、補聴器は難聴が進行してからの使用ではなく、なるべく早く使用することが必要と強調としております。日本耳鼻咽喉科学会の主催のシンポジウムでは、早期の補聴器使用というのが、この対策の一番の柱だと言っておられるわけです。 かといって、今、僕なんかの近くにも補聴器を使用している人がいるんですけれども、結局、インターネットや通販なんかで買えまして、そして自分でやっているということのほうが多いと思うんですよね。何か高い補聴器を買ったからいいというわけじゃなくて、その買った後のフォローですかね、その人の耳に合った調整をする耳鼻咽喉科、そういう資格を持った人がおるはずなんです。そういう人に合わせてやれば難聴を防げるというきっかけもありますけれども、この辺も踏まえて、町としては、本当にこの難聴者に対する取り組みというんですかね、町長はどういうふうに考えておられるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 今、議員さんからお話があったように、これはやはり早期にそうしたしっかりした診断をしてもらいながら、必要な補聴器が適切であったら、まさにそうしたところで使っていくのが、おっしゃったように、これは認知症になるのを防いでいたり、そうした先の人生の面でも非常に健康的にも効果があるんだというふうなところで、今お話もお伺いをしたというようなところでございますけれども、一つは、まさにそういうふうな今の国の制度があるわけでございますから、そこはやはり基本になってくるわけでございます。 さっきも申しましたけれども、これ町の中でどれぐらいの方がそうしたところで症状をお持ちなのかというふうなところを、基本的なデータを今持ち合わせていないと。まさにそこを調査したことがないのかなというふうなところにも思っておりますので、そこを把握していかないと、どうだというふうなところへ、次へ進むわけにもまいりませんので、まずはそうしたところを、私ども専門職の中で調査等々も含めながら検討していきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 6番、入倉政盛君。 ◆6番(入倉政盛君) じゃ、実態を調べていないということなんですけれども、それを調べて、町でできるような対応はしていただきたいと思います。 聴力検査ですと、結果が同じであっても、補聴器をつけた状態の聞こえはみんな一人ずつ違うわけなんですよね。だから、皆さん個人で高い金を出したって、使っていない人がかなりいられると思うんですよね。あと、タンスにしまったままにしていて、ピーピー鳴ってうるさいと。だから、そういうことも実態を調べて、町としては対応していただきたいと思います。 あと、磁気ループですかね。これというのは、難聴者のいるところで会議だとか何かに使うとき、磁気ループを設置すれば、ループがなくてもアンテナでもいいんですよね。その発信器が備えつけてあれば、マイクで増幅して発信するものだから、受信器の耳のあれというのは雑音が入らなくて、マイクからの声が直接すくえるという代物なんだけれども、町はどこまでできるかわかりませんけれども、そういうのが公共の場というんですかね、それがあると、難聴の人も社会に出て、聞きに行こうかとか、そういうふうな状態になると思うんですけれども、その辺も含めて、町としては今後の、さっき言われましたように実態を調べてからということなんだけれども、町の姿勢としてちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) これは難聴に限らず、さまざまな体の中でのふぐあいといいますか、高齢によっていろんな症状が出てくるわけでございますから、町民の皆さんには、そうしたところをしっかり、ある程度ケアできるといいますか、そうしたものも含めながら、総合的な町としての指導であったり把握であったりというふうなところが基本になってくると思っておりますから、さっきも言ったとおりですけれども、よく、まず調べさせていただくとこから始めていきたいなというふうにも思っておりますし、今、会議室等々の機器のお話もありましたので、磁気ループですか、そうしたところも私も少し勉強不足のところがございますけれども、皆さんがそれぞれ、より支障がないといいますか、より改善できるようなところで生活をしていただく、そこら辺の支援というのはもう非常に大事だと思っておりますから、総合的な中で私たちも検討するように、私も指示をしていきたいというふうに思っておりますが、まずはその難聴につきましても、調査というようなものから進めさせていきたいというふうに思っておるところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 6番、入倉政盛君。 ◆6番(入倉政盛君) 町長の答弁をそのようにいただきましたので、じゃ、2番に国民健康保険税、子供の均等割の関係なんですけれども、どうやって高額な国保料を下げるかということは皆さんも、町長が言われましたように、県知事会、市長会、町村会が国のほうに1兆円の公費負担をしてくれと要望されているところですけれども、我々地方自治体でできるものはどういうことがあるかといえば、やっぱり子供だけでも、18歳未満の子供たちの均等割を、免除じゃなくて減額でも構いません。子育て世代にとっては本当にあれになると思うんですよね。 これは、新潟県の市町村の国保料の動向ということで、これは、町の担当の人に確認はしていなかったんですけれども、ちょっと数字がずれるかもしれませんけれども、2019年度の均等割が2万円、阿賀町の場合。 それで、これは支援分と医療分と介護分がありますけれども、医療分については、均等割は2万円になっております。あと、後期高齢者の支援分が6,000円。介護保険分は除いておりますけれども、これで1人当たり2万6,000円ということです。この2万6,000円で2人がいれば、5万2,000円になるわけです。3人いれば7万8,000円という高額になるわけです。それを協会けんぽに比べると、大体1.5から1.8倍ぐらい高いと。この格差をどうするかということになれば、やはり子育て世代の人たちに対しては、減免なり何かの措置が必要かなと思うんですけれども、その辺、町長の考えをお願いいたします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 今、お話しの数字のとおりでございますので、まさにここは、さっきも申しましたけれども、やはりこの阿賀町というふうなところで進めるというようなところも一つのことかもしれませんが、これは少子化に対しての特に国全体の課題でございますから、まさに国として、この国保税にも絡む中で、子育て支援を進めるんだというふうなところは、しっかりと私どもも、阿賀町も新潟県、それぞれ、また全国の連合会、一緒になりながら国のほうへ強く要望していくというふうなところが、まず私としても大事な仕事だなというふうに思っているところでございますので、ご理解いただきたいというふうに思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 6番、入倉政盛君。 ◆6番(入倉政盛君) 各自治体で減免、免除をやっているところもあるんですよね。これはちょっと新聞なんですが、国保料の子供均等割を免除すると。これによりますと、これは岩手県の宮古市の例なんですけれども、年収400万円、所得が266万円。両親と子供2人の4人世帯です。それで、国保税が、ここが1人2万5,400円、2人分で5万8,000円となっております。協会けんぽの場合は、4人家族で年間41万8,000円、協会けんぽの場合22万8,000円と、これだけの差があるわけですよ。これだけ負担、一番所得の低い人たちが協会けんぽよりも大きな金額を払わなきゃならないというこの矛盾をどうにかしなければだめだと。これは、岩手県の山本正徳市長さんが、みんなそういうふうにやると、しっかり応援するという記事なんですけれども、岩手県じゃなくて、東京都でもそうですけれども、区によって違いますけれども、そういう運動で減免しているところはかなりありますので、その辺のところもまた取り組んでいただきたいなと思いますけれども、町長はどうでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) これを、そうやってすばらしく予算の中で取り組んでいる自治体の例も今お話がありましたけれども、町で、さっき言った150万ぐらいになるのかなと試算しておりますが、これを減免していくと、そこに関しては、これはまた町民の皆さんにご負担をいただかなきゃならない部分にもなってくるわけでございますから、そうしたところも踏まえながら、これはやっぱりしっかり検討していくというようなことよりも、国に、まずは国の制度と、まさに保険の制度の中で、そういう今おっしゃっていただいたアンバランスもあるんであればなおさら、これは国に対して、国保財政の支援というふうなものを強く要望していくというふうなところが私の一つの仕事かなというふうに思っておりますので、ご理解いただきたいと思います。 今の例については、私も十分認識をさせていただきました。 ○議長(斎藤秀雄君) 6番、入倉政盛君。 ◆6番(入倉政盛君) 国への要望はそれとして、国の整備体制を待っていてはだめだと思うんですよね。やっぱり先進的なところは、そういうふうに首長さんが一生懸命減免をやっているわけなんだから。その辺もやっぱり考慮していただきたいと思いますけれども。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 減免をした分は、やはり町の予算の中で、いわゆる町民の皆さんにご負担をいただかなきゃなりませんので、ここは、やはりそうした議論といいますか考え方も必要になってくるというふうなところ、当然おわかりの中でご発言いただいたと思いますけれども、そうしたところもありますから、まずはやっぱり私は国に、今まで以上に強く阿賀町としても、当然県も通じながら申し上げていきたいというふうに思っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 6番、入倉政盛君。 ◆6番(入倉政盛君) 町長のその前向きな姿勢というのは、私も評価しているんですよ。子育て支援等も含めてですね。この部分では、社会保障関係でもそうなんだけれども、そういうのは評価していますので、町長の英断を、またしばらくの間やっていただけるかどうか、また次の機会で質問したいと思いますけれども、本当に国がなかなかそれに動じないというんですかね、変えてもらわないと、財源は本当にあるんですよね。国保に関しては、国の関係とこの均等割は別だから、それはまた別の機会にお話ししたいと思います。今はいいです。 じゃ、次、議長。 ○議長(斎藤秀雄君) 審議の途中ですが、ただいまから昼食休憩に入らせていただきます。 残余は午後1時からさせていただきます。 午後1時まで昼食休憩とします。 △休憩 午前11時57分 △再開 午後1時00分 ○議長(斎藤秀雄君) 休憩を閉じ会議を再開します。 午前中に引き続き、6番、入倉政盛君の一般質問を行います。 6番、入倉政盛君。 ◆6番(入倉政盛君) では、午前中からの3番目の堤防構造の改修工事についてなんですけれども、私もあそこをよく歩くんだけれども、低くなっている前田川の出合いと、あと昔の松仙閣のあそこがやっぱり、あれが整備できればもうほとんど阿賀野の土手のあれの心配はないと考えているんです。だからそこの整備をなるべく、これからの課題だと思うんですけれども、その近辺の整備をしていただきたいなと。近くの住民の皆さんからもそういう声があったもので、よろしくお願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 大江建設課長。 ◎建設課長(大江修逸君) ただいま入倉議員のほうから質問がありました堤防、大鹿瀬集落、川沿いの地区につきましては、低地ということで水害の危険をはらむということから、堤防計画もつくられたわけでございますが、今般、阿賀野川圏域河川整備計画がその地区を今後整備していくというふうに計画されておりますので、そちらのほうの工事進捗を期待したいというふうに考えております。 ○議長(斎藤秀雄君) 6番、入倉政盛君。 ◆6番(入倉政盛君) じゃ、そういうことでありましたら、課長のおられる間になるべく早目に、ひとつお願いします。 それでは、そういうふうなことなので、これで私の質問を終わります。 ○議長(斎藤秀雄君) 以上で、6番、入倉政盛君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △斎藤栄君 ○議長(斎藤秀雄君) 次に、4番、斎藤栄君。     〔4番 斎藤 栄君登壇〕 ◆4番(斎藤栄君) 4番、斎藤でございます。 私からは通告に従いまして、3点ご質問のほうをさせていただきます。 1点目は、限界集落対策を町は今後どのように考えているか。 以前、前町長においては、119の集落の維持に努めるというふうなお話でしたが、もう2年前には定住者がいなくなった集落もございます。 町は、限界集落は町に多くあると私も認識しておりますが、集落の将来についてどのように具体策を考えているのか、お考えをお聞きしたいと思います。 2点目は、常浪川の防災築堤工事が近々始まるということで、先般、6月に説明会があり、私も耕作者でありますので、説明会に参加いたしました。下島地区については、すごく境界未確定地が多くありまして、そんな中で築堤工事で大きな用地買収の計画があるということなんですけれども、果たしてうまく事業がスムーズに進むのかどうか疑問であると思っております。 住民の方々では、平成23年の福島県新潟豪雨の際にも、いわゆる堤防の決壊もなく済んだということがあって、なかなか、今さら何で堤防の高さを変えなきゃだめなのかというふうな声も聞かれました。事業が、これは4工区で進むということなんですけれども、津川地区、それから九島、栃堀、広瀬ということだそうなんですけれども、町として、その工事の進め方の協議があって、どうして要望の多い上流部じゃなくて下流部から始めるのか、その辺のところが甚だ疑問だなというふうに思っております。 また、下島地区が境界未確定地が多いということで、公共事業の推進には早目のこういうふうなところ、国土調査を入れるべきじゃないのかなということを考えておりますが、その辺のところをお聞かせいただきたいと。 また、この事業の事前の測量調査、突然10月に、朝、畑に行ったらもうくいが立っていたというふうなことで、多くの耕作者からは苦情が聞かれていました。私が町の担当課、昨年ですけれども、10月に担当課のほうに今どういう状況なんだとお聞きしましたところ、県工事なので県に聞いてくださいということでしたが、すぐ県の振興部の河川担当のほうに出向いたら、町のほうから工事区間が1区とそれから平堀区なので、その区長さんに相談していくださいで、そして回覧板も平堀と1区だけ回したらいいんじゃないでしょうかというふうな回答があったから、そうしたというふうなことでした。 こういう大きな事業では、耕作の関係もあり、また防災等の関係もありますので、役場全体で検討してどのように対処していくかというのは、方向性が示されれば、住民がそういうふうな苦労をしないで済むんじゃないかなというふうに思っております。 また、ことしに入って6月28日の県の説明会では、町の職員も同席しておられました。そこの説明会で、おいでになった町民の方々から、防災対策についての説明、質問を求めていたんですけれども、防災担当がいないということで返答ができなかった。しかしながら、工事地域については、ある程度町としての協議があったと考えられますので、その場には答えられないじゃなくて、防災担当も町としての考え方について説明できたんではないかと。また、できなければ後から返答するなり、そういうふうな対応が欲しかったなと。ただわからないだけでなくて、そういう皆さんの不安の、住民が安心安全を負託している行政への不満となりますので、そのような対応をしてほしかったなと思っております。 3点目ですが、一向に減らない猿の頭数の削減は今後どうするのかということであります。 私も、すみません、猟友会のほうの、自治体のほうに入っておるわけですけれども、平成30年度から猿の群れについてのGPSの設置が進みまして、猿の群れの行動把握が容易にできるようになりましたけれども、それで追い払い等には無駄なことが、無駄な時間を尽くすことはなくなったんですけれども、しかし、猿の頭数が一向に減らないで、人間のつくったものを食べているせいか、繁殖回数もすごくふえているような感じもいたします。若い猿が、もう本当に子供を抱いて多くいるのを見かけますので、またまた住んでいる集落においては、もう電気柵は普及しまして、それ以外の集落内の家の脇の畑にまで侵出しているということで、津川の群れについては本当に今まで来なかった集落内の本当の間近、その一歩、二歩入った集落、畑まで侵出して被害に遭っているということです。 また、駆除についてもグループパトロールが主体となったために、時間帯と猿の行動が合わずに、なかなか駆除が進まないというふうな感じを持っています。群れ頭数の削減には県と協議していただいて、以前のような対策をとれないかどうか。その辺のところもお聞きしたいなということで、一般質問とします。 よろしくお願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、斎藤議員さんのご質問にお答えをしてまいりたいというふうに思います。 まず最初に、限界集落対策というふうな点でございますけれども、この限界集落というふうな言葉につきましては、平成3年に大野晃先生が高知大学の教授の時代に、こうした概念を発表されて以来、定着してきた言葉でありますけれども、65歳以上の人口が、その集落の人口に占める割合が50%を超えるというふうなところを限界集落というふうなところで一つの概念として、今、成立をしているわけでございますけれども、そうしたところをそのまま当てはめてまいりますと、阿賀町では119集落のうち、この年度当初でございますけれども、68の集落が50%を超えているというふうな状況でございますので、半数以上、本当に高齢化が、人口減少が進展をしてきているというふうなのが、まさに心からもう実感でわかるわけでございまして、その中でも特に、4世帯未満になってしまったというふうな集落が4つあるわけでございますので、今まで、1つの集落の中で町民の皆さん、住民の皆さんが一緒になって行ってきた活動もなかなかできなくなってきていると。そこの集落での生活の維持が、もう厳しくなっていると、こういう実態がやはり非常に顕著なわけでございます。 私もそうした集落の中で生まれ育って、今も生活している一人でございまして、まさにそうしたところを私自身も実感しているというふうなところでもあります。 そうした状況を踏まえて、私も基本的には、前の町長さんがこれらの集落の維持に努めるというふうに答弁をされていますが、私自身も基本的には同じ考え方を持っております。より可能であれば、もう地域のことを、より地域の集落の皆さんが自分の集落を考えながら、この先のものを取り組んでいっていただきたいわけですけれども、そうした前向きな気持ちすらなかなか持てなくなってきてしまっているというふうなところが、これ相当数あるわけでございますので、何とかここは手を打っていかなきゃならないなというふうに考えているところでございますが、今般、今年度の新潟県の新規施策、花角知事さんの肝いりの施策の中で、それぞれ県内の各地域振興局、ここで1地域1集落を選定した中で、県の振興局と町と地域の皆さんと一緒になって、そうした現状を把握しながら、何とかそこで活性化していく道を探っていこうと、こういう取り組みを始めていただきました。非常に私はありがたいことでありまして、阿賀町として、その情報を聞いて、すぐに手を挙げさせていただいたわけでございます。 今般、七名地区、七名地域、7つの集約、一緒でございますけれども、その地域を新潟地域振興局が一緒になってやっていこう、探っていこう、手を打っていこうというふうなところで採択をいただいたというふうなところでございますので、まずはそこを一つモデル的に進めていきたいなと。この事業は3年間でございまして、その地域の実情というふうなものを調査もしながら、町民の皆さん、住民の皆さんの意見も聞きながら、どうやったら、活性化していく道がないのかというふうなところを含めながら進めていくわけでございまして、ここにはもう春から、振興局長さんを初め、振興局の幹部の皆さんが七福の里まつり、これが皮切りだったかなと思いますけれども、ほぼ、もう自然と幹部の皆さんが何人もそこでそろった。そして、休みのたびに幹部の皆さんが個人的に来て、七福の風呂に入ったり、また、山菜の状況等を見たり、地域の状況を回っている。まさにここは、ありがたい取り組みを私は県と一緒に進めていくものを一ついただいたというふうなところでございますので、こうした中での事を一つのきっかけにしながら、一緒になって、そこにはやっぱり地域の皆さんの意見を聞いていく、考え方を聞いていくといいますか、声を出していただくというようなところが非常に私は重要になってくると思いますから、一緒になってこの事業をまず進めながら、この町全体の、そうした地域が本当に相当数あるわけでございますから、ここでの取り組みを一つのモデル的なものともしながら、全庁的にもそういうような取り組みを進めていきたいなというふうに思っているところでございますが、住民が減ってくれば、議員のご質問にもあるように、例えば草刈りであったり、施設の管理であったり、なかなかこれは大変なものになってきているわけでございます。 こうしたところは以前から、ある意味で想定できた状況でございますので、私も職員時代に、まさにそうしたところも担当させていただいてきたわけですけれども、新潟大学のダブルホームを入っていただこうというのは、そこが私の最初の大きな狙いでもありました。若い人たちが、そうした地域に入ってくる。学生ですから、まさにこうしたところで住民の生活があるというふうなことすら初めて知るというような若い学生が多いわけでございますけれども、そうした活動を通しながら、地域の皆さんと一緒になりながら過ごしていく、いろんな活動していくと。そうした中で、この阿賀町への理解も、その地域への理解も深めてもらいながら、また学生は学生で、そこでの経験を生かしながら社会人になっていくというふうなところでございますので、ここもそうしたところへの向けた一つでございましたけれども、先ほどの公共交通も含めながら医療機関への通院等々も含めながら、まさに大きな課題があるわけでございますので、ただそこには、もう黙って見ているというようなところじゃなくて、これは私も一緒になって、町も、さっき言ったように県も支援していただける部分があるわけでございますから、この阿賀町全域に可能な限り入っていく、それには私自身が、やはり地域のことをもっとよく知っていく、把握をしていくというふうなのが基本だと思っておりますので、私自身も地域に出向いた中で、皆さんのいろんなご意見に耳を傾けながら把握していきたい、一緒になって対策も考えていきたいというふうに考えているところでございますし、職員、また先ほどもお話があった集落支援員さん等とも一緒になりながら、そうしたところで進めていかなきゃならないというふうに思っているところでございます。 なかなか特効薬的なものはないというのはご案内のとおりでございますけれども、先般、今の過疎法が時限立法ですから、もう2年後に失効していくというふうな中で、国の過疎対策特別委員会の委員長さん、顧問の先生、または事務局長さん、国会議員の先生方、3人おいでいただいて、県議会の沢野委員長を中心に、県議会議員の皆さんと我々県内の過疎地域の首長と意見交換も行いました。私も今こうしたことをそこの場で、阿賀町の実情も含めながら申し上げさせていただいたところでございますけれども、私もしっかりと、そこに向かって取り組んでいきたいというふうに思っておるところでございます。 それにはもう一つ言うと、これはやはり地域の中に入っていかないとわからないと思っています。集落の中に入っていかないとわからない部分があると。ここにいれば阿賀町全体のものは見えてくる部分もありますけれども、本当にどうなのかというふうなところは、やはり地域の、集落の中に入ってこそ初めて見えてくる部分がありますので、しっかりそうした基本の中で私も取り組んでいきたいというふうに考えております。 2点目の常浪川防災工事、この件でございます。 最初に、常浪川防災工事についての必要性に関しましては、常浪川ダム事業検証検討委員会の結論に基づきまして、また、常浪川治水対策工事に関しましては、阿賀野川圏域河川整備計画に基づいて、多くの関係者、住民の意見により決定されたものでございまして、地域の安全を守る重要な施策として施設整備が進められているものと認識をしているところでございます。 下島地区の用地買収に関してでございます。問題が多く、事業進捗に不安があるのではないかというようなご質問、ご意見でございましたけれども、県との協議の中では、当該地の下島地区は全体が地図混乱地であるというふうな状況から、やはり時間がかかるというふうな可能性が考えられますが、ここは県としても適正な検査を実施して、地権者の協力をいただきながら進めていくというふうなところでお聞きをしているところでございます。 今、ご指摘いただいたように、国土調査を活用したらどうだというふうなご提言でございますが、これもやはり効果的な一つの方法であろうかなというふうに思っておりますけれども、まずはこの治水工事、堤防工事につきましては、県によって、県が実施をするというふうな事業でもございまして、この堤防の背後地の用地整理については、これも今後そこで、どういう事業展開が行われるのかというようなところにも関連してくるわけでございますけれども、国土調査というのもまさに有効的な手段なのかなというふうに思っておりますけれども、そこについては少し検討といいますか、そこでやる必要性といいますか、そういうことも含めながら検討していかなきゃならないと思っています。 この堤防に関する部分に関しては、県がしっかりと地権者のご協力をいただく中で進めていくんだというふうなところでございますので、国調については、そのうちといいますか、そうした少しまた別の視点から考えていかなきゃならないのかなというふうに考えているところでございます。 この工事に関する県からの報告では、阿賀野川圏域河川整備計画に上げられました常浪川水系の工事箇所であります平堀地区、九島地区、栃堀地区、広瀬地区につきまして、これは同時に工事を進めていくんだというふうなところで聞いておりますので、特別下流の平堀から先ではなくて、同時に進行してくんだというふうなところで私も聞きながら認識をしているというふうなところでございます。 ただ、一般的には河川整備の場合は下流から、水の流れの下流からやるのが通常だというようなところもお聞きをしているわけでございますけれども、今お話にありましたように、この常浪川の中で、やはり危険なのは広瀬であり、栃堀であり、そうした上流区間があるわけでございますから、これが最後になっていくというようなところでは、少し私も違うと思っておりましたけれども、これは4地区一緒に進めていくんだというふうなところで私も話を聞いたところでございます。 次に、町職員間の情報の共有に関する質問でございますが、職員間の意識の共有、これは本当に非常に大事な基本的なことでございます。 質問いただきました工事用のくいが耕作者に無断で設置されたというふうなことを、今、お聞きしたわけでございますけれども、私としても甚だ遺憾でございまして、作業手順というようなものを再確認させて、徹底した指導をしていかなきゃならないと、県にもそうした思いを伝えているというふうなところでございます。 お話があったように、これはある特定の区だけお知らせをしたというようなところでは、全くそういうことで足りない部分があったわけでございますから、これはしっかり反省しながら、今後こうしたことのないようにしていかなきゃならないと。町の工事にあっては特段、特にそうでございますけれども、そう認識をしているところでございます。 この問題に関しましては、委託業者による準備段階での権利者確認の調査不足と町職員の積極的な関与の低さ、これもやはり原因として認識をしているというようなところでございます。そしてまた、地元の説明会において、町防災担当職員が同席していなかったことから、話し合いが進まず、参加住民に不満を生じさせたというふうなことでございますけれども、今回の説明会では、測量調査に入るための住民説明会と、そういうことで県から町の職員の出席の要請を受けておりまして、そうしたところを安易にそのまま捉えた中で、技術の職員と建設課職員のみがそこに同行したというふうなところでございますが、そうした説明会では、当然防災も含めながら、いろんな質問、住民の皆さんが思っていることがあるわけでございますから、そこに対する回答ができなかったというようなところは反省しながら、どんな話が出るかというようなところも想定をしながら、河川ですから、まさに防災に関するご質問、不安を町民の皆さんが持っているというようなところを、これは当然のことでございますから、以降まさに、そういうような中で、気をつけながら、しっかりと答えられるような体制で、いろんな説明会等々にも今後は職員を出席させていきたいというふうに考えているところでございます。 次、3点目の猿被害の件でございますけれども、斎藤議員さんには、まさに猟友会のリーダー、一員として本当に積極的にご協力いただいておりますことに、改めてこの場をおかりしてお礼を申し上げるというふうなところでございます。 また、阿賀町のこの猿対策の取り組み、きのうテレビで放映があったというふうに聞いておりますけれども、私、残念ながら別のところにいて、見ないでしまって録画はしているんですけれども、後で見るというようなところにしておりますけれども、そうした中で、GPSをつけながら、取り組みも注目も集めているところでございますけれども、やはり、そうした中でも減ってこないというふうなのが現実的にあるわけでございまして、被害を受ける農地等があるわけですけれども、そこから離れた場所から、ある意味で発砲すると。こうなると対象の群れは、なぜここで発砲しているのかと、その理由がわからないので、追い払いの効果が得られないんじゃないかというようなところも専門の方も言っているというようなところも、私も課長からの報告も受けているわけでございますけれども、この猿の群れに発砲する場合は、被害を受ける農地や集落に群れが接近してきたタイミングで発砲して、ここに近づくと撃たれると、そういう猿の学習能力というふうなものを利用して、追い払いの効果を発揮させていくことが肝要なんだというふうなところでもございました。 また、雌を主体として構成されている猿の群れに対しましては、雄、雌問わず、むやみに発砲すると分散により新たな群れをつくってしまうなど、かえって被害を拡大させてしまうということになるというふうな話もございます。 今年度の猿捕獲につきましては、先ほどお話もいただいたとおり、猟友会から旧町村単位に班を編成していただいて、GPSの位置情報なども見ながら、合同パトロールを複数回実施しておりますが、ご指摘いただきましたとおり、パトロールの実施時間にちょうどよく猿が田畑に近づいてくることもなかなかないというふうなところもありまして、効果的な追い払いや捕獲ができなかったというふうな場合もあるわけでございます。 今後は、猟友会の皆様のご協力をさらにいただく中で、猿が里におりて来るタイミングに合わせて待ち伏せをすると。そうしたことなど、効果的な捕獲や追い払いを検討、実施していきたいというふうに考えておりますが、自然の一部である、猿も自然の一部であるわけでございますが、こうした相手に対して、出動時間が不規則になるというようなことや、猟友会の皆さんもご高齢になってきているというようなところもございまして、また、会員さんが少なくなってきているというようなこともあって、本当にご負担をおかけしている部分が非常に多いわけでございますので、猟友会の会員の増加にもつながるようなところで、町もよくよく状況をお聞きしながら進めていかなきゃならないというふうに思っております。 ですから、この駆除について、従来どおり出てきた猿を撃っていただくというふうなところも、これまた効果的なものがあるのであれば、そこも、今は既にそういうような形での実施をしているので、以降も同じだというふうな考えも私は思っておりませんので、さらにいろんな皆さんの、専門家のご意見も伺いながら、本当にこれは効果的なものをやっていかないと、町民の皆さんの畑をつくる、田んぼをつくるという、この大事な大事な意欲が失われていく。これがやはり健康の、やる気の問題にも非常に大きくかかわってまいりますので、私も何とかして、ここは効果的なものを進めていきたいなというふうに考えているところでございますので、ここも新年度に向けながら、より具体的なものを模索しながら、これまたご相談をさせていただきたいなと思っている分野でございます。 よろしくお願いを申し上げます。
    ○議長(斎藤秀雄君) 4番、斎藤栄君。 ◆4番(斎藤栄君) ありがとうございました。 まず、私の質問での回答をいただいたわけですけれども、補足してちょっと質問していきたいと思っております。 先ほど町長の答弁で、平成3年に大野晃先生が限界集落の定義を決めたわけですけれども、繰り返しになりますけれども、過疎化が進んだことによりまして、人口の50%以上が高齢者になった。そこで、社会的共同生活、いわゆる部落維持の、村の普請とか、そういう維持管理また冠婚葬祭などの、お互いに結いといって助け合ったところが困難になってきている集落のことを指すということで、その中で5つの組分けはあるんですけれども、いわゆる準限界集落、55歳以上が半数を超えている集落、限界集落は65歳以上が半数、50%を超えている。危機的集落というのは65歳以上の割合が70%、それから超限界集落というのが、これ以上のもの、先ほど4集落あるというお話でしたけれども、これに当たるんじゃないかと。あとは消滅集落、定住者がいないということになります。 それで、先ほど4世帯未満の集落、4集落あると言いましたけれども、各集落はやはり伝統的なものがあったり、いわゆる伝統行事、それから歴史、それから、それにつながる社会資本とか、写真、それから古文書、それから書籍等の、そういうものもあるはずなんですけれども、それは町の資産としてどのように活用されて、どのように保存していくのか、その辺のところをちょっとお伺いしたい。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 確かに、そうした古文書、集落の歴史、写真、いろんなものが、まさにそこのそれぞれの集落であるわけでございまして、そこの集落にとっては本当に貴重な、ある意味で宝物的なものだというふうに、私も今お聞きして認識をしております。 ですから、そうしたものをやはりここは、可能な限り、個人の所有にはなるわけですけれども、これが許されるものであれば、これは可能な限り、その方から町、また教育委員会等々へご寄附をいただくものであれば、それはある意味でいただいた中で、それぞれ価値があるものだと思いますので、そうしたものも見させていただく中で、貴重なものについてはこれまさに残していくというふうなところも、非常に大事な取り組みの一つかなというふうに思っておりますので、こうした中で少なくなってくる、本当に消滅に近づいてしまう。お話があったように、もう、冬期間の間は誰も住まなくなったというふうな集落も現に出てきたわけでございますから、そうしたところもこちらのほうからいろいろ働きかけていますが、お声がけをした中で、これは対応していきたいなというふうに考えております。 ○議長(斎藤秀雄君) 4番、斎藤栄君。 ◆4番(斎藤栄君) 確かにやはり、そこの部落からやむを得なくといいますか、残りたいんだけれども、雇用がなくて出てしまった方々もたくさんおると思いますし、年に何回か帰ってこられる方もおるとは思います。しかしながら、そのつながりが町の中にないとなると、どうしてもそういう方々は帰郷するチャンスがなくなるわけで、できれば町等のお声がけでそういうものを保存していただいて、その部落に帰るのではなくて、町の中に帰ってこられる状況をつくっていただければ、そういう定年退職された方が移住するというふうな可能性もあるわけですので、その辺のところを考えていただければありがたいなと思っております。 それから、これも、まち・ひと・しごとづくりの中のホームページの中で見たんですけれども、限界集落の共通した特徴というのがありまして、集落内の人口が50人未満、それから、人口が年々減少が続いている。それから、山間地や離島、また、集落が行きどまりあると。それから、役所から10キロ以上、住まいが離れている。そして、その要因としまして、雇用がないから外に出ていく、若者が出ていってしまう。それから、集落では部外者を受け入れがたい地域性、特に共有財産が既得権者にあって、新しく来た人にはそこに入れてやらないとか、そういうことがございます。また、自治体のその対策の時期のおくれというふうなことがあるそうですけれども、今、残っている限界集落の中で、こういうことが多く含まれていると思うんですけれども、町として今後どのような対策、先ほどいろいろおっしゃったようですけれども、どのようなことを一点に絞って言えば、考えておられるのか、その辺のところをちょっと。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 最初、お話があった、まさに例えばそこの集落で自分のうちがもうなくなってしまったと。また、集落全体でなくなってしまったと。そうした場合もやはり、その人の子供たちや、よそで生活している人にとっては大事な大事なふるさとでありますし、そこもまた阿賀町が、この阿賀町がさっきおっしゃるように、そこの集落だけじゃなくて、阿賀町がその人の集落なんだと。これは本当に大事な言葉だというふうなところでお聞きしましたので、私もそうした中で、この町全体が皆さんのふるさとなんだというふうな中でのまちづくりというふうなものを、ぜひ進めていけたらいいなと、今の言葉も聞いて感じたというふうなところでございます。 限界集落になると、いわゆる共通的な事項も今お話がございました。まさにこの阿賀町の状況、限界集落になっているところを見ても、そういうふうなところもあるわけでございますけれども、例えば鹿瀬の地域であれば、もうほとんど今言ったところに当てはまらなくても、ほとんど、もっと言えば、向鹿瀬以外の全部、50%を超えているというふうな状況になってきていますので、これは大野先生の言葉を、概念を当てはめていけば、限界自治体だったんですね、大野先生の最初の定義は。その自治体の人口が50%を超えたところを限界自治体というと、そこから限界集落というような、さっきのまた、それを分けたような定義が出てきたと私も認識をしているんですけれども、阿賀町自体が、全体が、まさにもうすぐ50%でございます。 ただ、私はこの定義に当てはまるというふうなところが、限界集落でもなければ限界自治体でもないと思っていますので、65歳だってまだまだ若いです。これからではないですか。そうした中でいかに地域が、一人一人の皆さんが元気を出して生活をしていけるか、前向きな気持ちを持っていけるかというふうなところが、この限界集落対策の、限界自治体対策の、私は一番基本的な部分だというふうに思っております。 人はやはり、希望があれば、前を向いていければ、これはしっかりとそうした厳しい状況にあっても私は、元気に取り組んでいけるものだというふうに、私自身はそういうふうに思っていますので、ぜひ町民の皆さんにも、そうした思いを持ってもらえるように、それにはやはり希望がなければだめです。このままいったらやっぱり、もう5年だ10年だというふうな、そうしたところだけであっては、まさに限界集落、限界自治体というふうな言葉がそのまま当てはまるような状況になってしまうわけでございます。 都会の中で、前も少し言いましたけれども、今、二十代、三十代の若者が田舎暮らしに40%を超える人が興味を持っていると、こういうふうなデータがあります。そして、生粋の都会人ほど田舎暮らしに興味を持っていると。まさにそういう人たちにも、この阿賀町にぜひ来ていただきたい。来ていただくには、この町のよさ、すばらしさ、これをしっかりと発信していくことが私は非常に重要だと思っていますので、そこへの取り組みをしっかり今まで以上に力を入れていきたいというふうに思っております。 地域おこし協力隊の皆様が、ああやって、現在は現役の方が12人でございますけれども、卒業された方々も多く町に残っていただいている。そして、今までこの町で企画もしなかった、思いもつかなかったようなことを、しっかりまたそれは、一つのイベントであったり事業であったりした中で、実現をするように一生懸命取り組んでもらっている部分もあります。やはり地域づくりは、住民の皆さんは基本ですけれども、そうした皆さんと一緒になりながら私は進めていくことが非常に大事だと思っていますので、今後ともまさにそうした皆さんと一緒になりながら、阿賀町にぜひ興味を持っていただく人においでいただく、またここへ来なくても、外から応援していただくというふうなところへの取り組みを強めていきたいというふうに思っているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 4番、斎藤栄君。 ◆4番(斎藤栄君) 確かに町としては、都市部からの移住の推進を図る施策をとっておられます。医療費の無料化とか乳幼児の保育料の無料化等々いろいろやられておりますけれども、しかしながら全国で同様な施策を都市部でも今始めております。そして、自治体間の取り合いみたいな、いわゆるアイデア出しの過当競争になっております。 このような状況の中で、移住の促進を前進されていくということでありますけれども、その中で限界集落の脱出事例というのが載っていまして、長野県の川上村、これは標高1,000メーター以上あるところなんですけれども、高原野菜として有名なところで、そこは長年、土壌改良、それから高原に合うような品種改良等、それから、高原野菜を利用してのPR、それからフレンチの方々とコラボして、レタスを産地化して売り出していると。多い方では2,000万円の収入が年間あるというふうなお話も伺っております。 また、十日町市の池谷集落ですけれども、これは中越地震の被災地でございまして、地震の被災景気によってで震災後、復興ボランティアとしてやってきた方々と住民が農業の改革で着手して、そこに合った野菜とかというものをつくり始めて、また、米のブランド化、それから若い農業研修生の受け入れを積極的にやった結果、若者が移住して限界集落を脱出したというふうな事例が載っております。 町としても、ただ単に人を呼ぶだけじゃなくて、田舎暮らし体験的なものとか、そういう意味で一旦、地元に何日か暮らしてみて何回かやってこられて、地域の住民とのコミュニケーションをうまくつかんでいかないとどうしても、来たら移住した人はその集落の担い手に、もうそれこそされてしまうというのはすごくあれなんですけれども、期待されてしまうんですね。そのことによって、すぐまた重荷をしょって戻ってしまうというふうな事例も伺いますので、その辺の取り組みの仕方も考えてほしいなと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 今、川上村また池谷集落等々、事例のご説明もいただきました。 川上村、私も友達がいるんですけれども、冬は毎日スキーで暮らせるほど、レタスの時期はもう暗いうち、3時から起きて、レタスを栽培しながら、そしてまた子供が多いんですね、あの辺。もう一人、現に私の友達も5人ぐらいいるんですけれども、そうした中で、まさにレタスを中心とした村づくりをやっています。 一方、そんな中で、あそこも高齢化して労働力が、そういうことで人でないとだめなので。1,000人ぐらい外国人労働者を入れているんです、村の中で。すると、村はもともと人口が減っていますけれども、そうした1,000人ぐらいの労働力があるので、町の総体的な人口は減っていないと。私もそうした事例もお聞きしているところでございまして、また、県内でも粟島も、これは潮風留学で子供たちが、今、14人ぐらい島外から来ているのかなと思いますけれども、まさにそうした取り組みの中でも進めている部分もありますので、まさにいろんなそうした成功地といいますか、取り組みの事例も研究しながら、この阿賀町にもそうしたものをつくっていきたいというふうに思っておりますし、そこには、今お話があったように、これは、いきなりこの町に来てください、でもなかなか来られない部分もあるので、まず町を知っていただいて、そしてどこの集落に入っていくか、これもまた大事な部分ですけれども、地域の皆さんと住民の皆さんと、しっかり仲よく生活をしていけるという環境もあって、これは、そこへおいでいただければ一番理想的なわけでございますから。 かつて平成18年に新潟県の事業で、このIターン、Uターンを阿賀町も取り組みました。その際も同じような考えの中で、体験住宅というふうなものを、これ3年ぐらい開設したかと思いますけれども、そこで1週間、2週間、地域の中で住んでいただいて、そこから阿賀町を回っていただいて、いろんな状況を肌で感じていただきたいというような取り組みも行ってまいりました。非常に先駆的な取り組みでありました、あのころは。 今、逆にそうしたところはどこでもやっています。今言うように、本当に先ほど言われたように、これはどこも同じようなことを一生懸命やりながら人口の確保に動いているわけでございますから、阿賀町もやはりしっかり、この阿賀町に合ったような形の中で来ていただいたら定住していただけるというふうな中での取り組みを進めていかなきゃならない。そこの一つは、やはり地域おこし協力隊で、今までこれだけ多くの人が来ていただいて、また定住もしていただいていますけれども、少しやはり丁寧さに欠けた部分があったんじゃないかなと、私自身もそういうふうに思っておりますので、ここは隊員同士の連携も含めながら地域の皆さんと一緒になってやっていくんだというふうなところも大事だと思っていますので、そうしたところからも、今お話しいただいたようなことを非常に大事にしながら、町の定住を、施策を進めていきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 4番、斎藤栄君。 ◆4番(斎藤栄君) 今、川上村にお知り合いがあるということで、外国人のお話もありました。 国では昨年から、外国人の労働職種の就業緩和によりまして、5年を経過することによって定住を認められる職種も出るようになりました。阿賀町の工業団地にも中国人の方、それからベトナム人の方が就労しておりまして、こういう方々の育成場は定住化も認められるんじゃないかと思っております。 そういう中で、外国人の定住者についても、各自治体が自主財源が確保できるということで、定住に向けていろいろ今模索しています。町は、外国人定住者についての考え方がございますか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) これは私の、ある意味で個人的な思いの中でもお話をさせていただきますけれども、今、おっしゃっていただいたように、さっき川上村の例も話しましたけれども、今、国もそういうようなところで、また、門戸を広げたというか、そうしたことが始まってきているわけでございまして、日本に来て働きたいと。そういう外国、自分の国で一生懸命日本語を勉強したり、来るに当たっての最低限のラインを超える必要がありますから、そこへ向けて一生懸命取り組んでいる外国人がそれぞれの国で、本当にいっぱいいらっしゃることが、テレビ放映でも私は見ているところでございます。 阿賀町も、例えば農業であったり、林業であったり、これも国のその分野の一つに入っているというふうに認識しておりますけれども、そうしたところも含めながら、この町でというふうなものがあって、これは私は非常にそうした皆さんにも来ていただく中で、一緒になってまちづくりをしていくということは、ある意味で労働力というふうなことばかりじゃなくて、非常に重要なことになってくるんじゃないかなというふうに思っております。 佐渡市でも、医療の分野、介護の分野で、東南アジアでしたでしょうか、向こうのほうからおいでになっている部分が新潟日報にも掲載をされておりましたけれども、阿賀町にも介護分野の人材の確保というのも、これはやっぱり今後の、今も課題の一つになっているわけでございますから、これは今お話があったようなことも含めながら、私も幅広く検討しながら、そうしたところは大事な取り組みの一つになってくるのかなというふうな認識を持っているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 4番、斎藤栄君。 ◆4番(斎藤栄君) ありがとうございます。 先ほど町長の答弁の中で、津川地区振興事務所のほうから支援をいただいてという、七名地区の集落の拠点づくりということでお話がありました。 これも国の支援措置策でありまして、過疎地域等自立活性化推進交付金、過疎地域集落ネットワーク圏形成支援事業ということで、1事業当たり2,000万円というふうな予算が国のほうでつけておられるそうですが、こういう形の中で、町がある程度単独でできないくらいの、国・県が支援してくれるという事業については、すごくありがたいなと思っておりますので、今後、七名地区だけでなく、将来的には他の地区にも導入の意思はあるかどうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 今般のは、まさに人的な配置を新潟地域振興局のほうでやっていただける、そこは津川の振興事務所に駐在の職員さんが担当になるのかなと思っておりますけれども、まずは七名でモデル的にやらせていただきますが、これは、先ほど申しましたけれども、本当にそうした地域がありますので、そこでの、ある意味で活性化のひとつ目を出しながらほかの地域でも同じような形の中で取り組んでいきたいと、いかなきゃならないと、むしろそういうふうに思っているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 4番、斎藤栄君。 ◆4番(斎藤栄君) ありがとうございます。そういう面で、阿賀町には多くのそういう限界集落、また今後、定住者がなくなるかもしれない地域も多くございますので、なるべくそういう進行をおくらせる手だて、または解消していただくような集落ができるように、ご努力をお願いしたいと思います。 次に、時間がなくなったんですけれども、防災対策についてですが、お伺いしたいと思います。 先般の6月28日の説明会、県からの説明会の中でもありましたけれども、そのときに、町長の答弁では4地区同時にというお話なんですけれども、私があのとき伺ったときには、再度聞き直して主任だったかな、からお話があったのが、まず津川地区から始めるんだと。先ほど町長もお話しされて、河川改修というのは上流よりも下流から始めるのが先なんだというふうなお答えでしたけれども、確かに説明の中でそういうふうな話はありました。 しかしながら、この計画は30年計画なんですよね。その中で果たして、その上流域の、今堤防が水漏れで困っているような地区を優先していただけるのかどうか、その辺のところはすごく不安なんですけれども、それは県との協議の中では、どのようにお話を進められたんでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 私も今、斎藤議員さんと、このご質問いただいて課長等々に確認したんですけれども、同じ思いでこの質問を見させていただいたんです。それはやっぱり、危険なところというか、そこは先にやってもらうのが普通ですから、そうしたところで、建設課長に話を聞いたところでございますけれども、それで先ほどお答えしたんですが、詳しくはまた再度すみません、建設課長から説明させていただきますので、お願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) 大江建設課長。 ◎建設課長(大江修逸君) ただいまの質問に答えさせていただきます。 8月30日に、当課建設係長が河川担当代理のほうに聞き取った結果でございます。阿賀野川水系につきましては、釣浜区、令和元年、今年度、用地丈量、用地買収を予定すると。常浪川水系につきましては、平堀区、今年度、用地丈量、河床掘削2万3,000立米、九島地区、令和元年度、河床掘削9,000立米、栃堀区、令和元年度、地形測量、地質調査、詳細設計を実施するということです。平堀区につきましては、河床掘削3,000立米を予定しているということで確認しております。 ○議長(斎藤秀雄君) 4番、斎藤栄君。 ◆4番(斎藤栄君) となると、まだまだ本体のほうの設計段階だということなんですけれども、特にあの地域はちょうど上流部から川幅が狭くなるところでございますので、できるだけ早く施工のほう、町からも要望をお願いしたいと思いますが、よろしくお願いします。いかがでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 町としても、これはまさに住民の皆さんの安心安全につながるように早期に着手してもらう、完成してもらえるように要望を強めてまいります。 ○議長(斎藤秀雄君) 4番、斎藤栄君。 ◆4番(斎藤栄君) ちょっと時間が足りないようなので、また質問を始めると時間が超しますので、この問題については、また改めて質問させていただきたいと思いますので、これで質問を終わります。 ○議長(斎藤秀雄君) 以上で、4番、斎藤栄君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △清野眞也君 ○議長(斎藤秀雄君) 次に、3番、清野眞也君。     〔3番 清野眞也君登壇〕 ◆3番(清野眞也君) それでは、通告に従いまして、2点質問をさせていただきます。 まず、阿賀町の今後の教育についてです。 AIの進化や社会の変化により大学入試改革も進みながら、必要とされる人材像も変わっているのが今の現代社会だと思います。公立の高校や中学校でも、社会に役立つ実践的な教育が行われている中で、ある中学校では定期テストが廃止されたり、担任がいない学校もあり、既存の教育とは違った形で成果を出している学校も出始めております。 その中で、阿賀黎明高校の存続問題も含め、町内の保育園から小学校、中学校、高校の連携をどのような人材を阿賀町から育てるつもりなのか、今後の阿賀町教育の方針を伺います。 続きまして、副町長の選任、外部人材の登用の予定はということで、現在副町長の席が空席となっておりますが、今後どうする予定なのでしょうか。また、先進自治体では外部から優秀な人材を招き入れ、首長ができない部分をサポートしてもらいながら自治体運営を行っているところが多いです。今後、外部人材の活用などは考えていないでしょうか。また、行政改革を以前から何度も伺っておりますが、それも行政改革の一環として、お伺いをいたします。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、清野議員さんのご質問にお答えをしてまいります。 まず1点目の阿賀町の教育の方針についてでございます。 ICTの発達によりまして、東京においても、この阿賀町においても、情報の質も量も格差なく入手できるというふうな時代になりました。また、AIの発達は、ビッグデータの集積、分析を通して、遅延・遅滞なく効率のよい業務遂行が可能となりつつあるところでございます。 反面、情報を無批判にうのみにするなど、みずから情報を分析し、判断し、行動することが希薄になることも懸念をされているというようなところもあろうかと思います。 グローバル化、ライフスタイルの変化など、価値観の多様化が進んでいる現代社会では、個人の多様性を認め協働する姿勢、そしてみずからも個性を高めていくことが求められているというふうに考えております。 子供たちは、このように多様化する社会において、みずからの幸せを実現するため、みずからの個性を生かす力、そしてその前提として生きる力、つまり、みずから考え行動する力、他人を認め協働する力が求められております。 阿賀町では、本年から3カ年の教育の推進目標を立て、ここで、目指す子供像を、夢を持ち、威力に学び、魅力的に学び、みずから未来を切り開く子供というふうにしているところでございます。目標を設定し、そのために解決すべき課題を把握し、主体的な学びを実践し、その学びを生かして目標に向かってみずから進んでく、すなわち生きる力を持った子供たちを育成することを町における保育園、小学校、中学校、高校の15年間で取り組んでいくということとしたものでございます。 特にこの15年計画では、主体的な学びの実践、社会性の育み、健康と安全を重点といたしまして、発達段階に応じた取り組みをしていくこととしております。 本取り組みには学校だけでなく、家庭や地域が学校と連携をして進めているというふうなものでございます。地域連携の取り組み、また主体的な学びの取り組みとしまして、阿賀学を進めてまいります。 阿賀学は、阿賀町の歴史、自然、文化をさまざまな体験や地域の人々との交流を通して学び、町に誇りと愛着を育むと同時に、問題点、課題を見つけ、その解決方法を調べ、実践していく。また、町のあるべき将来を考え、町内外で発信する力を育むものでございます。町民あるいは団体の方を講師にお迎えし、学んだり、体験したり、特産品の開発にチャレンジするなど、各学校でさまざまな取り組みを行っているところでございます。さきのレガッタにおいても黎明学舎の子供たちが、かき氷、あのシロップをみずから考えて提供していただきました。私もすごいなと思いながら、購入して食べさせていただいたところでもあります。 次に、阿賀黎明高校の存続に関する件でございますが、高校の統廃合は地元市町村にとっては、若年世代、現役子育て世代の流出を招き、少子高齢化、人口減に拍車をかけるものと懸念される事態と言えます。本年6月に新潟県教育委員会が策定しました令和2年から4年度に至る県立高校再編整備計画によりますと、阿賀黎明高校の募集学級は令和3年度より学級数減の1学級となる予定でございます。近年の入学者の推移を見れば、これもやむを得ない部分もあるのかと思いますけれども、県の財政状況を鑑みれば、小規模校の再編は待ったなしの段階に入っているというようなところも言わざるを得ない部分がございます。 町としては、県教育委員会が示す小規模でも地域と連携して特色ある教育を行う学校、これを目指して連携を図りながらバックアップしていくことが肝要であると考えております。 また、先ほど申しました阿賀学の取り組みについては、阿賀黎明高校からも積極的に取り組んでもらっているところでもございます。具体的な取り組みについては教育長から説明をいたしますが、みずから学び、課題を解決し、目標に向かっていく子、阿賀町を愛し、阿賀町のために自分が何ができるかを考え、実践していく子を育成するために、学校、家庭、地域の連携を進めていきたいと考えております。 続きまして、副町長の選任及び外部人材の登用というようなことに関するご質問をいただきました。 地方自治法では、市町村に副市町村長を置くことができる。副市町村長は、市町村長を補佐する役割、また、市町村長から命を受けて政策企画をつかさどり、その補助機関たる職員の担当する事務を監督することと、このように規定をされておるところでございまして、ほとんどの市町村では置いているというふうなところでございます。 私は12月3日に就任をし、約9カ月が経過いたしましたが、現在まで副町長を置いていないのはご承知のとおりでございまして、その理由を少し述べさせていただければというふうに思っております。 私は、選挙の際から積極的に地域に出向いて、町民の皆さんの意見や提案をお伺いし、よりよいまちづくりの実践を目指していくということをお約束してまいりました。また、町の職員に対しても積極的に同じように地域に出向いて住民の皆さんとかかわりを深めてもらいたいと確信しているところでございます。私は、行政経験がそれなりに長いといっても、町長としては1年生でございます。この広い町の状況を可能な限り把握をし、勉強しなければならないことが多々あります。 それには、私みずからが現場や会合、公務に足を運んで、話に耳を傾け、経験することをもって、内容を真に把握することが必要であるというふうに考えております。副町長を置いたら、これは副町長に頼むと、私自身に甘えが出てくると、これまたある意味で間違いないというふうにも思っているところでございます。 私は職員に、主役たる町民の皆さんのため、町の活性化のため一層の頑張りをお願いしているところでございますけれども、職員からそこに向かってもらうには、私がまず率先して取り組むこと、頑張ることが必要だというふうに認識をしております。副町長を置かないことは、年間約1,300万強の経費の節減にもつながる部分もございます。1年間は副町長を置かず、みずから頑張ろうとの決意で町長職をスタートしていますので、年度内いっぱいは副町長を置かずにまいりますので、議会の皆様からもご理解をいただきたいというふうに存じます。 しかし、副町長を置かないがゆえに業務に支障が出ては、これは本末転倒でございます。私が朝早く出勤するのも、帰りも比較的遅いのも、また休日出勤が多いのも、しっかりとその職務を果たすというふうな決意のものでございまして、例えば私の姿を、職員からも理解をしていただいて、町長がやっているんだから、そうした職員の刺激にもなればというふうにも思っているところでございます。ご案内いただく会議、イベント等々は、ほとんど出席をしていますので、私には休み、休暇というふうなものはほとんどない、少ない状況でございますけれども、今後も健康管理に留意をしながら取り組んでいきたいと、進めていきたいというふうに思っているところでございます。 新年度以降につきましては、現在は白紙の状況でございますが、これ、副町長を置く場合は、当然議会にお諮りをしなければなりません。その際は、ご提案いただきましたように、外部人材の登用も含めながら、その職責をしっかりと果たしていただける人材を広く選考していきたいというふうに考えているところでございますので、よろしくお願い申し上げまして、答弁とさせていただきます。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。     〔教育長 遠藤 佐君登壇〕 ◎教育長(遠藤佐君) それでは、答弁者といたしまして私のほうも指名されておりましたので、私からも1番、阿賀町の今後の教育についてということでお答えさせていただきます。 まず、現代社会において求められる力について、町長が先ほど2点、2つの視点から申しました。みずから考え行動する力、他者を認め協働する力という、この2点を挙げられましたが、この力というのを人材というふうに置きかえられていただければ、わかりやすいかなというふうに考えております。 まず最初の、みずからが考え行動する力ということに関しましては、まず職場の観点から見ますと、例えば高度経済成長期には、企業の一員として、その企業の経営方針、それから上司の指示に従った、それで他者と協調するような、いい表現かどうかわかりませんが、歯車のような人材を求められるということが多くあったかというふうに考えております。 ただ、今の現在におきましては、大量に職場においても情報が集まってくる時代でございまして、刻々と変化していくと言っていいと思います。そのような変化に対応していくためには、上司の指示を待つのではなく、みずから情報を集め、みずから判断し行動する人材というのが今求められるというふうに言われておるところでございます。 もう一つの観点、協働する力ということでございますが、こちらは、今現在の社会として、大変多様な社会ということが言えるかと思います。例えば、外国人労働者の増加、それからLGBT、それから障害を持つ方々など、私たちの身の回りに多様な人々がまず存在しているということ、まずこれを認めて、共存協働していくということが大事になってくるというふうに考えております。 また、そういう考えとか、それから意見についても多様なものがあることが多うございまして、先ほど言いましたように団体の中で一つの意見をまとめるということは、必要にはなってきますけれども、その中で、他の意見を排除したり論破したりするような思考方法ではなく、多様な意見を取り入れた思考方法というのが必要になってくるというふうに考えております。 必然的に、そうしますと、例えば外国人労働者もそうですけれども、そのようなコミュニケーション能力、これは例えば外国語であったりもしますが、その前にまず相手の考えを聞くという力、それから、その考えを理解して、自分の考えとどう違うのか、それをどういうふうに取り込んでいけるのかというふうな、そういう調整方法といいますか、そういう力が求められているのではないかというふうに考えているところでございます。 それで、阿賀町で、先ほど町長が申しましたが、令和元年から令和3年にかける3年間での阿賀町の推進目標というものを、阿賀町の教育というものを策定いたしました。これにつきましては、春、議会の皆様のほうにもお配りしたところでございますが、これの特徴というのは15年教育、保育園、小学校、中学校、高等学校で同じ視点といいますか、同じ取り組みの重点をもって、15年間子供たちを育てていくということに、まず縦軸としての重点を置いているところでございます。 その中には、この3つの重点が置いてありまして、その中でまず、主体的な学びの実践、これは先ほど言ったみずから考え、みずから行動する力に当てはまります。それから、社会性の育み、これは多様性に対する、他者を認め協働する力ということにつながります。それからもう一つ、健康と安全というものに、心身ともに健全なということで、この3点を重点に置いているんですけれども、これをこの保育園から高等学校まで同じ視点を取り入れているということであります。例えば、保育園では、優しい心で人とかかわる取り組み、小学校では互いを認め合い助け合う活動を大切にした取り組み、それから中学校では、豊かな社会性を育み道徳心を育てる取り組み、高等学校では集団生活を通して自立性を伸長させる取り組みというふうな形にしまして、いわゆる多様性を認めた中での、自分が自立して、みずからの考えを持っていくというふうなことを共通した縦軸として育んでいくというふうな形で行っているところでございます。 それから、阿賀町の教育も特徴としては、この縦軸の真ん中には学校の取り組みがありますが、この赤いところが家庭の取り組みとなっております。それから、緑のほうは地域の取り組みというふうになっております。この家庭の取り組みでは、特にいわゆる社会性の育みということが特に大きく、家庭で取り組んでいただきたいものとして挙がっております。例えば基本的な生活習慣、これは健康と安全にもつながってくることでございますが、あとしつけ、マナーそれから社会のルールといったことですね。こういうことは、社会に出たときに他の方々とうまくやっていく、そういう視点からのそういう育て方をしていただきたいということでございます。 これは当たり前に言うことではございますが、なかなか今、家庭でそういう教育力がちょっと低くなっているというふうな指摘もされているところでございますが、そのような形で行政としても、家庭の中で、そういうに取り組んでいただきたいし、それをバックアップするのが行政の役目かなというふうに考えているところでございます。 それから、この地域のほうでございますが、地域は先ほど町長が申しました阿賀学というのが大変絡んできまして、地域の方々、それから地域の団体その他の方々が学校のほうに出向きまして、そのほか学校から地域に来ることもありますが、その中で、その地域のことを学んで、それで地域のことの課題の解決に向けた主体的な学びをしていく、そのために、まず基本的な地域を学ぶというものを地域の方々に取り組んでいただきたいというものでございます。いわゆる学校を支援するという形になりますが、それが今度は一歩進めまして、地域の方もウインウインの関係でなるためには、その学校と地域が協働するという立場でいていただきたいというふうに考えております。学校が、またさらに変わるためには、いわゆるコミュニティスクールという形での取り組みも必要になってくるかというふうに考えているところでございます。 それからまた、そのうち阿賀学の一つの取り組みとして、町長が日ごろから言っておりますけれども、子ども未来フォーラムの取り組みというのは、この地域の取り組みの一つの結論といいますか、そういう部分になると思うんですけれども、ただ、これは阿賀町の歴史、自然、文化、産業、環境などについて学んで、町の問題点、課題を見つけて、その解決方法を調べ、実践してきたことを、まず、そのフォーラムで発表していただきます。これは、阿賀学としての学習の成果として出してもらいます。そのフォーラム後半では、子供たちが今度、阿賀町の未来について、自分たちの意見を出し合うということをしていただくということになっております。 この取り組み、子ども未来フォーラムの取り組みというのは、いわゆる阿賀学の取り組みとしてもう一つ、先ほど言いましたように、他者との意見を出し合って方向性や方法を決めていくというふうな実践でもあるわけでございます。これは、最近言われているキャリア教育というふうに言われているものでございますが、これも先ほど出ました他者を認め、協働する力を育む中での一つの成果、成果といいますか、それを育むためのものというふうに考えておりまして、子ども未来フォーラムにおいてはそういう意味では、2つの視点、阿賀学としての取り組みと、それからキャリア教育としての取り組みの2つがあるということでございます。 それから、阿賀黎明高校の魅力化についてでございますが、町長が先ほど申しました経緯については、町長が先ほど申しましたとおりでございます。県の再編整備計画でも、小規模校においては、各学校における教育の特色化について、市町村や地元企業からの協働の提案等も踏まえて云々ということでありまして、小規模校として存続するための取り組みとして私どもは取り組んでいるというものでございます。 まず、その一つとして、近接する阿賀津川中学校との連携型中高一貫教育というのを行っております。昨年度は部活動の共同練習等からスタートしましたか、今年度は黎明高校の先生が阿賀津川中学校に英語の授業を各学年週1単位ですけれども受け持ってもらっていまして、いわゆる中高一貫での教育というものを、今、黎明中学校が今年度いっぱいで閉校となりますけれども、そのノウハウを阿賀津川中学校と阿賀黎明高校で行っていきたいというふうに考えているところでございます。 それから、阿賀学の推進につきましても、先ほど黎明学舎でのシロップの作成、かき氷等の取り組みもそうですけれども、あと、ユキツバキのパンフレット英訳版を、今、高校生につくってもらっているということでございますので、そういう意味で地域の貢献等を含めた中で、阿賀学の推進を行っていただいているところでございます。 それから、阿賀町の教育留学制度の創設、これはこれからも以下の2点については、町の取り組みということですけれども、まず、教育留学制度につきましては、今年度は町外からの入学者もあったんですけれども、通学可能ということで、残念ながら今年度は申し込み者ゼロということであります。今後、受入態勢も含めて、検討していかなければならない課題かなというふうに考えております。 それから最後、公営塾である黎明学舎の運営ということで、これにつきましては、先般5月、総文社厚常任委員会で黎明学舎のスタッフから教育委員会を交えてスタッフが説明させていただきましたが、8月より新しいスタッフも着任いたしまして、現在4人体制で行っているところでございます。公営塾としての、いわゆる自立学習を目指したサポートは、これは常時行っておりますが、先ほど町長が申し上げましたとおり、地元の食材を使った産品の開発、それから、そういう地域の貢献という意味でのキャリア教育というものも、その公営塾の中で取り組みを行っているところでございます。 以上、町長が言われました2点、まず最初の2点、みずから考え行動する力、そして他者を認め協働する力、そこに加えまして阿賀町を愛して阿賀町のために何かを考え、何ができるかを考え、実践していく力、この3点が阿賀町としての教育の人材を育てる中での重点というふうに考えているところでございます。 大変長くなって申しわけありませんが、以上でございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、清野眞也君。 ◆3番(清野眞也君) ありがとうございました。 阿賀町の教育については、私もパンフレット見させていただいていますし、すばらしいものができ上がっている。オールイメージは、しっかりと設定されているかなと思っておりますけれども、逆にこの教育のリーダーシップを誰がとっていくのかというところが結構曖昧になっているかなというのがありまして、教育委員会なのか、町行政なのか、また運営している実際の校長なのか、しっかりと決断を持って新しい試みを加速させていかないといけないかなと思っていますが、そこに関しては町長、どのように考えでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まず、町の教育方針は先ほど説明があったとおり、しっかりしたものをつくって進めていっているわけでございますので、それを実践していくのは、これはまずは各学校だと思っております。そして教育委員会だと思っております。私はまず各学校で、この方針に沿った中で、しっかり子供たちの育成というようなものを学習にも取り組んでいただくというようなところが大事だと思っておりますし、それを町教育委員会も調整していくと。 私は町長でありますけれども、可能な限りそうした現場の考え方というふうなものをよく聞いた中で、こうしたものをやっていきたいと、このためにこれが必要だというふうなものをしっかり判断できましたら、私としては環境を整えていくのが町長としての役割だなというふうに思っているところでございます。いわゆる施設の整備であったり、またいろんなソフトの面で勉強であったり研修であったり、そうしたやりたい部分に関して、これは議会の皆さんによくご相談をお願いしなきゃならない部分ですけれども、予算的な面も含めながら、それが必要なものをやっていける環境を整えるというようなところが私の役割だなというふうに思っているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、清野眞也君。 ◆3番(清野眞也君) 町長は教育長が引っ張っていってほしいと言われていましたが、教育長、どうでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。 ◎教育長(遠藤佐君) 教育課程とかそういうものにつきましては、学校が定めるものとなっておりますが、大まかな方針、例えばこういうふうな、先ほど言ったいわゆる指針と呼ばれるもの、これにつきましては教育長を中心とする教育委員会、それからその他委員さんがいらっしゃいますけれども、そういう方々と一緒になって策定していくものというふうに考えております。 町長は先ほど、それのバックアップをしていただけるということでございますが、大局的な見地での判断というものも、やはり町長からいただくものというふうに考えておりますが、まず、こういうふうな実践的なものに関しましては、教育委員会のほうでしていきたいというふうに考えております。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、清野眞也君。 ◆3番(清野眞也君) 大枠もありますし、各立場でそれぞれ役割というものがあるので、そこを見ながらやっていってほしいと思うんですけれども、実際、じゃ、現場で校長先生がどこまでこの内容を理解して、プラスアルファ新しいものもやっていくか、例えば教育長が先ほどおっしゃられたコミュニティスクールをやっていきたいというところで、民間校長とかというのもあり得るかなと僕自身は思っております。校長先生が、どういう人がなってくれるかというのも、県から来ていただいたりとか、いろんな可能性があると思いますが、しっかりと町もしくは教育委員会の理念を持ってずっとこの町で戦ってくれるというか、それぐらいの意識を持った校長先生を配置することが、我々の阿賀町の子供たちにとっていいことなのかなと。やっぱり、いつ時間がたつと変わっていくというのが必ずありますので、そういう視点も必要かなと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。 ◎教育長(遠藤佐君) 今ほどの、清野議員さんにお答え申し上げますが、まず校長先生の役割というのは大変、いわゆる教育の実践というものの中では大変強いものがございます。私どもは、こういう指針というものをつくって、それを各校長先生方に示す。例えば予算配分等について、それから教科書についてということを我々教育委員会が行うというふうになっております。校長先生は年間を通しての教育計画等、それからどういうものを学ばせるかというものを含めて、具体的なものを決めるのは校長先生ということになっておりますので、校長先生といいますか、校長をリーダーとする学校のほうで決めることになっておりまして、それを教育委員会に届け出るという形のシステムとなっております。したがいまして、実際何をやるのかという、何を学ばせるのかという観点に返しますと、それは校長先生の権限がかなり強いということになります。 今ほど、コミュニティスクールというものが出ましたが、コミュニティスクールというのは、ちょっと視点がずれるかもしれませんが、いわゆる学校運営協議会を置く学校のことをコミュニティスクールと申します。この学校運営協議会というのは、校長先生が出す年間を通しての教育の課程、それから年間指導計画等を学校運営協議会が承認するというふうなものであります。その学校運営協議会というのは、地域の代表の方、それからPTAの代表の方、それから教育委員会が指定する教育関係者という、大まかに言うと大体このぐらいの方のメンバーで、各学校ごと、あるいは場合によっては2つの学校とかもありますが、そういう形で行うものでございます。いわゆる地域の方々を校長先生が定める運営計画の中に、地域のことも、地域の願いを入れられるというシステムになります。 これは、学校をいわゆる地域学校協働本部よりも一歩進んだ形でのものになっておりまして、これは今、各学校で、法律上、地方教育行政の組織及び運営の法律のところで、今、努力義務、設置を努力義務化されているものであります。少なからず近い将来、これは阿賀町でやらなきゃならないことになりますが、ぜひ私としては、それを進めたいというふうに考えているところでございます。 それからもう一つ、民間校長ということでございますが、ご存じのとおり、今、学校長も含め県費職員という形での教員の方々が、先生が来られているわけですけれども、やはりどうしても3年、大体基本的には3年なんですが、3年たてば異動してしまうということがあると思います。できるだけ私どもとしては、地域出身の方、地域にゆかりのある方を、そういう校長先生にお迎えしたいというふうに考えておりまして、そういう人事は私ども市町村の教育委員会というのは、その人事を県のところに、そういうふうな交渉をするわけなんですけれども、その中には、やはりそういうふうに、地域のことをよく知っている人に来てもらいたいというのは強く日ごろ、これはもう毎年、毎年アピールしているところでございます。そのような形で、地域のことをよく知っている校長先生、地域のことをよく知っている先生方にぜひ、ここに来ていただいて働いていただきたいというふうに、これは考えているところでございます。 それから、民間の校長先生に関しては、これは今度は町、例えば阿賀町で採用して校長先生をつけるということでございますが、これにつきましては、私どもちょっと勉強不足で、どのような法令上の課題といいますか、手続が要るのかというのは、まだよく勉強しておりませんので、ちょっとコメントしづらいところではございますが、そういう方々の人材というのもある種、考えているところでありますが、新潟県ではまだ、私の知った限りはたしかいないかなと思っているんですけれども、そのような形で考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、清野眞也君。 ◆3番(清野眞也君) 私も民間校長と言いましたが、別に民間校長を採ることが正しいと言っているわけではなく、いかに地域のことに責任を持ってやっておられる方をトップに据えるか、決断を持ってやられる方を置くかということを言っているだけですので、今、教育長がおっしゃられたコミュニティスクールをつくりながら、学校の運営協議会をつくり、地域の願いを入れられるような体制ができれば問題ないのかなとも思いますけれども、そこがいまいち疎通ができていなければ全く意味のないことですので、しっかりと意思疎通のとられたものにつくり上げていってほしいなと思います。 今度は、阿賀黎明高校の生き残るべき道というところでお話をしたいと思うんですけれども、校長がどうするかというところもあるんですが、例えば新たなコース、昔あった農業科ですとか被服科ですとか、いかにユニークなものをつくるかということが、人を呼ぶ面でも大切になってくるかなと思います。先ほど、留学制度を実施したけれども、今年度はゼロ人になったというふうなお話がありましたし、先ほど町長が、バックアップをすると、施設の面においてはバックアップするとおっしゃっていましたが、全国でも外から生徒を呼んでいる学校はありますし、それはじゃ、どういうところかというと、例えば寮があったりとか、受入態勢がしっかりしている部分があると思いますので、新たなコースを設置するのは校長が決めることです。阿賀野市の高校は校長が判断して新たなコースを設置したというところもありますので、新たなコースを設置して、寮などもつくって、前の教育委員長は寮をできればつくりたいというふうなお話がありましたが、その話がどうなったかというところも含め、お答えいただきたいと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。 ◎教育長(遠藤佐君) 今ほどの清野議員のご質問にお答え申し上げます。 まず、高校の魅力化というものは、全国で盛んに、この黎明高校にかかわらず大変、ほとんどの都道府県で今行われているところでございます。やっぱり全国的に少子高齢化が進んでおりまして、どの町でもやはり定員割れを起こしている高校、でもそれは地域にとって大事な高校ということで、どうしてもそれは存続させたいということで、この魅力化事業に、今、高校が取り組んでいるところでございます。黎明高校はどっちかというとおくれているほうと、やっている本人が言うのも大変申しわけないですけれども、そういうところがまた、やっぱり客観的に言えば、そういうのがあるのかなというふうに思います。 そういう魅力化を進めている高校で、3つほどの視点といいますか、3つほど効果がある視点があるというふうに考えております。一つは、先ほど清野議員が言われたようにカリキュラムが魅力的なものであるということ。これは、例えば農業を体験するとか、漁業を体験するとかそういった、都会の子供がまず普通、都会の高校では体験できないことを、そのところに行って、その高校に行けば体験できるということです。そういうことがまず一つ魅力化としての大事な一番の視点だと思います。 これにつきましては、実際の話、今、普通科として黎明高校がありますけれども、この普通科のほかに、また一つ学科をふやすとなると、これはかなりのエネルギーといいますか、大変要ることでございまして、普通科の中にコースという形で普通コースと例えば農業体験コースとか、そういうような、これは例えばの話ですけれども、そういう形でのコース設定であれば、割かし県等の届け出等も簡単なのかなというふうに考えておりますが、いずれにしろ、それは高校の判断ということになります。私どもはその協議をした中で、そのような形で、その高校魅力化プロジェクトチームというふうに、今立ち上げているんですけれども、私ども教育委員会のメンバーもそのメンバーですが、その中でそういうふうなカリキュラムというものをつくってほしいというふうに、これからも打っていかなければならない一つの課題かなというふうに考えております。 それからもう一つ、都会から来る子供を預かるわけですから、どうしてもしっかりとした住環境というものがなければならないというふうに考えております。今、下宿屋さんを2つ、お願いしているところで受け入れは可能なんですけれども、やはり下宿屋となると部屋を借りるということで、今の子供たちのニーズに合うのかということを考えると、ニーズというか好みというか、考えるとちょっと問題、問題といいますか、ちょっと外れているのかなというふうに考えます。あとは例えば寮というものがあればいいんですけれども、まだなかなかこのゼロの段階、今まだ誰もいない段階で寮を建ててしまって、いざふたをあけてしまったら誰もいなかったでは大変なお金の無駄遣いになりますので、やはり実績が必要となると思います。例えば、教員住宅等のアパートを改装した中で、そこに寮監にいてもらって、その方にこのアパートの中を一つの寮と考えてやるとかというふうなことは考え、検討できる話だと思いますので、そういう形で進めていければなというふうに考えているわけです。 それから、もう一つはやはり進学です。都会から来た中で、勉強もしっかりしてもらいたいという希望があります。そういう意味で、私どもがかかわっている黎明学舎につきましては、これはもう既にしっかりとした実績もございますし、今、先ほど申したとおりキャリア教育等で、また別の活動の中で、阿賀町の特色のあるカリキュラムの中で行っているところがありますので、これについてはさらに進めていければなというふうに考えております。 以上3点が、魅力化の中での大事な視点かなというふうに今のところ考えているところでございます。 以上です。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、清野眞也君。 ◆3番(清野眞也君) 今ほど教育長が3点、カリキュラムの特色のあるもの、住環境が整備されている、また進学、勉強の環境が整っていると言われましたけれども、住環境整備ということで、ハード面のサポートが必要だというところもありましたが、町長、来年度予算にどのように検討されるんでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) ここは今、教育長も言ったのも、まさにそうしたニーズがあって、もうつくって入るというふうなところあれば、これはやっぱりしっかり、早目にそうした整備を進めていかなきゃならないと思っていますけれども、そのニーズ、この阿賀黎明高校に来ていただく、そこをもう少ししっかりと私は組み立てるといいますか、そこがやっぱり、一番先の入り口なのかなというふうに思っていますので、そうしたものがしっかりあって、見込みがあれば、これは皆さんからご相談させていただいて、ご理解いただいて、そうしたハード面の整備が必要であれば取り組んでいきたいというふうにも考えているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、清野眞也君。 ◆3番(清野眞也君) 現状のヒアリングをしっかりとしていただきまして、各高校魅力化プロジェクトをやっている全国の事例も見ていただければ、ある程度やはり住環境整備が必要だというのも見えてくるかと思いますので、必要な最低限の予算でできる限りいいものをつくっていただいて、来年度実績がゼロでしたというから、またないようにぜひしていただきたいなと思います。 また、黎明学舎の運営と立ち位置についてなんですけれども、4年目に入ったところかなと思いますが、ある程度基礎的なところはできてきているかなと思います。 ただ、先ほど教育長も言われたとおり、公営塾魅力化プロジェクトとしてはおくれているというふうに私自身も思っておりますし、では何で魅力化プロジェクトが、多分やり始めたらそんな遅くないとは思いますけれども、なぜおくれているのかというのを、どのような見解をお持ちなのかお聞かせください。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。 ◎教育長(遠藤佐君) 今、おくれていると申し上げましたけれども、先ほど言った3つの視点のうちの、やはり1つ目と2つ目というものがまずおくれているのが、第一の問題点かなというふうに考えております。 ただ、やっぱり根本的な視点といいますか、というのは、これが町立の高校であれば、恐らく私どもが、言ってみれば前面に出てできるんですけれども、いかんせん県立の高校だということで、県立の高校の当事者の方々との、まだ連絡不足等があるのかなというふうに考えております。特にやっぱり黎明学舎というものもそうなんですけれども、黎明学舎そのものも、いわゆる塾というものというふうに考えますと、これはある意味、私どもとしては子供の学習をサポートするところというふうに考えておりますが、ある視点から見ると、先生方の仕事を奪っているというふうな見方もあるのが事実でございます。ただ、そういう意味で、実際の話ですけれども、黎明学舎と高校の先生方で、やはりそういう意見のぶつかり合い的なこともあったのは事実でございまして、今、私どもとそれから黎明学舎のほうは、あくまでもサポートする、バックアップするということを念頭に置きまして、先生方の希望するところの中の範囲で今行っているということでございますが、それでもやはり毎日の子供たちの勉強の習慣づけという視点から見ると、かなり効果があるというふうに考えているところでございます。 やはり何といっても、当事者と私ども、私どもも当事者と考えていますけれども、そういうふうな協議というものは、連携といいますか、そういうものをもっと進めていかなければならない、もっと話し合いを持たなければならないかなというふうに考えているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、清野眞也君。 ◆3番(清野眞也君) 教育長は今、サポート側というふうな話がありましたけれども、結局、誰がリーダーシップをとるかという話になるわけですよね、一番最初にお聞きをしましたが。だから一番最初に聞いたわけで、責任を持って、こういうことをやると言い切って、責任をとる人がいないわけですよね。県は県、町は町、教育長は教育長というふうになっちゃうので、だから誰がやるかという話を最初に聞いたんです。 だからこその民間校長はどうですかというお話もあるんですが、黎明学舎の運営という自身も去年から言っていますけれども、地域おこし協力隊の方々に依存し過ぎているという部分が多く感じています。実際、夕張もありますし、白馬もありますけれども、例えば保護者の方々がすごく頑張って、学舎、公営塾を運営しているというところが、やはり推進力があったりとかというのもありますので、ここをどうしていくかというのが私は課題だと思っておりますが、町長、教育長、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 私のほうから先に申し上げさせてもらいますけれども、そうですよね、まさに今、この黎明学舎は地域おこし協力隊というふうな制度の中で来ていただいた先生方によって運営を主体的にやっていただいているわけですけれども、これは残念ながら最長の任期があるというふうなところもあって、私はそういうふうな、入り口はそこでいいなというふうにも思っておりますけれども、じゃ、3年たって、すばらしい先生なのに、3年たったらもう終わっちゃうのかというと、これまた残念な思いもありますから、私はそこの任期の間は任期でお願いするというのは一つだと思いますが、いい先生、すばらしい先生は、ぜひ私はその制度にもこだわらず活躍してもらえるようなところで進めていきたいというのが、一つは私の考え方の中にあります。 そしてまた、これは先生方だけじゃなくて、今おっしゃるように、これは保護者で皆さんであったり、地域の皆さんであったり、そこに加わっていただくということは、すごく、またこれパワーがアップするわけですから、ぜひそういうような取り組みは進めていくべきだなというふうに考えているところでございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 遠藤教育長。 ◎教育長(遠藤佐君) 黎明学舎の運営に関しては、今、確かに黎明学舎、いわゆる塾長である西田さん、それから中野さん、丹羽さん、それから今、新しく及川さんという方が入ったんですけれども、この4人の方に偏り切りというのは確かに見えているところでございます。私どものやっぱり公務員的な考えというか、こうなってしまうのかもしれませんが、ただ、黎明学舎そのものがやはりまだまだ、地域の方と連携した中で行っていかなければならないのかなというふうに考えております。 他の高校、例えば高知県、ちょっと高校の名前を忘れましたけれども、そこはPTAが後援会といいますか、子供たちを受け入れる後援会をつくって、生活から学習から、サポートしているというふうなところもございます。地域おこし協力隊の方々に頑張っていただいている中で、やはり地域の方々がいかにそこに加われるかということが大事かなというふうに考えております。今、卒業生を中心に、大学生とかが今手伝ってもらっている、夏休み期間限定とかになっちゃいますけれども、そういう形で今なっておりますし、さらに輪を広げた中で、地域の方がいかにそういう、いわゆるコミュニティスクールの黎明学舎版的なもので運営していければいいのかなというふうな感じもあるのですが、そういうふうに持っていければいいんでしょうけれども、そういう形を持っていくのもやはり、私どもまず行政のほうで方針を示すということが大事だなというふうに考えておりますので、確かに4年たちまして、今動き出してはおりますが、そういう意味で、さらなる見直しを図っていくというのが大事かなというふうに考えております。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、清野眞也君。 ◆3番(清野眞也君) 町の高校ですので、結果的に責任を持って進めるべき立場の人たちは町行政になりますので、しっかりと黎明学舎の先生方が、今また新しく必要なものを求めていると思いますので、確実なものをつくっていただく、しっかりと意見を取り入れていただくのも必要ですし、また町としての組織、黎明学舎をどうしていくかというところも改めて考え直して、しっかりとした、阿賀町の子供たちのためのものですので、そこを考えていっていただければなと思いますので、よろしくお願いします。 続いてですけれども、副町長、外部人材の登用についてですが、今年度は置かないということで、来年度以降どうするかは未定ということですが、公募、いろんなことを考えていきたいというようなお話でしたけれども、実際、現状、職員さんたちがどのような意見を持っているのかなというのを町長はご存じですか。僕自身も知らないんですが、職員さんたちが支障を感じているのか。どのようにお考えでしょうか。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) なかなか私からお答えしにくい質問をいただいたわけですけれども、むしろ課長の皆さんから答えてもらえればいいのかとも思いますけれども、私は、業務は、むしろ置かないことでスムーズに進んでおります。スピード感はかつての倍ぐらいあるんじゃないかと、私自身思っているところがございます。決裁ですから、順番に上がっていかないと決裁をもらえないのが、当然システムですので、町長決裁まで来るのに、今まで副町長がいなければ、いない場合もありますから、なかなかもらえない、慎重な、慎重な判断をしたようなケースもいっぱいあるわけですから、それはある意味で私はどこへすぐ、総務課長から私のところへ上がってくるという中で、スピードは非常に上がっているなというふうに思っておりますし、私は若い職員にも、先月思いを話させてもらった部分もありますけれども、私もかつての職員でございますから、ある意味で、前と比べたら、非常に気軽に私のところに来ていただける、ある意味相談的なものにも来てもらっているというふうなところで思っていますので、私の目からは、そうした今の部分では特段支障はないのかなと思っていますが、これは職員の皆さんがどう思っているかは少し、私からはわからない部分でございます。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、清野眞也君。 ◆3番(清野眞也君) ぜひアンケートしてみてください。実際、悪いようになるのか僕もわからないですよ、聞いていないので。 ただ、前回も言いましたけれども、町長に対してどのような思いを持っているかというのを、改めてアンケートをとってください。多分いろんな意見が出てくると思います。ツイッターも始めて、僕もきのう聞いて、すぐフォローさせていただきましたが、ぜひコメントを返していただければなと思います。コメントは返しませんとツイッターに書いていましたが、ツイッターはコメントのやりとりが大事になりますので、よければいただければ、炎上もなるリスクもありますので、当たりさわりないコメントは返していただければなと思いますが、よろしくお願いします。 副町長を来年度以降置くとして、どんな人材を町長は副町長に置こうと思っているのかというのを改めてお聞きしたいなと思います。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まず、町長、私へのアンケートというのはなかなか、私からとるというのは、ちょっとだと思うので、むしろ私は聞き耳をよくよく立てながら、職員の皆さんと接する中で、私はそうしたものをひとつアンケートというような形じゃなくて、やっていきたいなというふうにも思っているところでございますので、むしろ職員から、いろんな思いを含めた、研修の中に含めてアンケートをいただこうというようなところで話をしているので、そこの項目の中で、総務課のほうでそうした項目をつくってもらえば、これまたそこになるのかなというふうにも思っております。 ツイッターは、これは私個人でやれば、まさにコメントなんですけれども、これがさっき言ったようにホームページに反映するんです、そのうちに。そうすると、ここは今おっしゃったようにいろんなものがございますので、私がツイッターを活用するのは、町長としてこういう業務をやっていますよというふうなところを皆さんに、まずは知っていただくというような入り口から今始めているところでございますので、そんなところでみんなからご理解をいただければありがたいなというふうに思っています。 私の求める副町長像というふうなところでのお尋ねかと思いますけれども、副町長は、これは町長のいわゆる代理というか、そういうふうな立場だけを求めるというふうなものじゃなくて、これはやはり、いろんな町の課題があるわけですから、その課題に私と同じ気持ちを持って、この町への気持ちも、そこに対する気持ちも同じ気持ちを持っていただく方で、そこへ向かって必死に進んでいただけると、そういう人を私は希望したいなと。そしてまた私も正直な面、これは得意な分野、不得意な分野、言葉はちょっと変ですけれども、そういうふうな分野も当然あるわけでございますから、そうした中でも、そこをひとつフォローもしてもらいながら進めるというふうなところが大事かなというふうにも思っているところでございますので、当然これは人格ですよね。そんなところも含めながら、これはよくこれから考えながら、またその際はひとつ、ご相談をさせていただきたいというふうに思っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、清野眞也君。 ◆3番(清野眞也君) 残り5分でございますが、これも、今、町長が言われたとおり、代理だけの副町長だったら僕も要らないと思います。本当に1,300万かかるわけですから、しっかりと町長がやりたいことをサポートしたりとか、ある意味、町長にもいろんなアドバイスをもらえるような優秀な人材でなければいけないと思いますので、3月に言った一般公募というのも、副町長を一般公募して、全国募集して、これぐらいの給料を与えますからぜひ来てくださいというような優秀な人をいかに募集するかというのも考えていただければなと思いますし、また、トップダウンして改革を進めていく、町長がやりたいことを進めていくというのもそうですけれども、いかにボトムアップで職員さんから意見をもらうかというのも大事になってくると思います。 その中で、仕組み化をつくるということで、結構前の本になるんですけれども、また本を紹介させてもらいますが、「自治体経営を変える改善運動」ということで本を紹介させてもらいます。これもぜひ読んでください。次回の一般質問で聞きたいと思います。 今までの公務員像というのは、要するに変わってきていますよというようなお話でした。それをつくる中で、人材育成基本方針というのがあって、それがどう実現されていくかというのがありますと。調べたら、阿賀町にも人材育成基本方針というのがあります。ただ、これが、平成18年3月につくられて、計画を定めますとありましたが、いろいろな諸事情があって計画が定められていないというところもありますので、阿賀町でどういう人材が欲しいのか。人材育成基本方針を改めて見直すというのも必要だと思いますし、計画を定めるのも大事だと思っております。また、役場全体として、どのような役場をつくるか、総合計画とか行政改革大綱というのは、いろんなものもありますけれども、そこら辺もあわせてつくり直すというのが、今これから神田一秋町長がやりたいものをつくり直すところで必要なのかなと思いますけれども、いかがお考えでしょう。 ○議長(斎藤秀雄君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 一番最初の副町長、まさにいろんな一般公募も含めながら、いろんなものはあると思いますけれども、そこも含めながらこれは慎重に検討させていただきたいと思いますので、非常に貴重なご意見をいただいたというところで感謝を申し上げたいというふうに思います。 また、本をご紹介いただいたので、今ちょっと書き切れなかったところがあったので、終わってから、ひとつまたじっくり見させていただいて、勉強させていただきたい。拝読させていただきたいというふうに思っております。 何をするにしても、役場の中も当然そうですけれども、まちづくりというのは、これはやはり人材です。まさにその人材といいますか、一人一人が向かっていくというふうなところが大事なので、特にこの、私どもの町の職員はそこをやっていくことが責務でございますから、しっかりと自分のものを認識しながら、そこに向かっていくように。 ここには本当に人材の当然、宝庫なわけですよ。私どもの町は。町といいますか、この町の職員は。人材であるんです。ですからその人材がより光っていくように、その能力を発揮できるように、町民の皆さんのためになれるように、それがさびないようにしていくというふうなところが、私を筆頭にしながら管理職の役割でございますから、しっかり、今までと違った職員教育といいますか、そこの取り組みも始めましたし、また、そうした中から職員が自発的に集まりながら勉強していこうというふうなところも動き出してまいりましたので、私もしっかり職員に期待しながら進めていきたいというふうに思っております。 人材育成基本方針、本当に昨日、清野議員さんから教えていただいた中で、総務課長も私も、きのう、きょう初めて見させてもらった部分ですけれども、いや、このとおりでございますから、私もしっかり、そこに向けたもので、より具体的なものを、こうやって計画はつくれば終わるというふうなところじゃなくて、何のためにつくるかというふうなところを大事にしながら進めていきたいというふうに思っております。 ○議長(斎藤秀雄君) 3番、清野眞也君。 ◆3番(清野眞也君) 残り30秒ですから一言だけ。 町長ひとりで頑張っても何でもできませんので、副町長もそうですし、いろんな人からサポートしてもらわないと、やはりボトムアップの仕組み、トップダウンの仕組み、この2つがうまくいかないとうまくいきません。役場の中の人たち、町民も含め、我々議員も含め、全員で決めながら、意思統一を図って今後の町政に邁進していってほしいなと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(斎藤秀雄君) これで、3番、清野眞也君の一般質問を終わります。 ここで、これから私が一般質問を行いますので、副議長と議長交代します。 なお、次の日程上、3時15分まで暫時休憩します。 △休憩 午後3時00分 △再開 午後3時15分 ○副議長(石川太一君) 休憩を閉じ会議を再開いたします。--------------------------------------- △斎藤秀雄君 ○副議長(石川太一君) 議長、斎藤秀雄君の一般質問が終わるまで、議長の職務を務めさせていただきます。 それでは、一般質問を行います。 12番、斎藤秀雄君。     〔12番 斎藤秀雄君登壇〕 ◆12番(斎藤秀雄君) それでは、通告に従い質問させていただきます。 初めに、第三セクター運営についてであります。阿賀の里についての所見を伺いたいというふうに思うところと、もう一点が上川温泉についてであります。 阿賀の里については、どのように再構築をしたいのか。道の駅阿賀の里は阿賀町にとっては重要な観光施設と考えるが、再生させるには大胆な改革が必要不可欠と考えるところから、本音を聞かせていただきたいというふうに思います。 1点目は、経営計画は構築されたのか。お客様への動線計画が現在なされていないので、どのように考えているのか、町長に伺いたいと思います。 それから、2点目は、町長はどこまで関与されているのかというところで、町長は再雇用人事を行い、報告を受けていると思うが、現状に対しての認識はどのように受けとめているのか、改善をどのように指導されているのか、2点お伺いします。 それから、上川温泉についてでありますが、現状経営について、事前に経営状況については、株主としてどのように確認をされているのか。例えば、月次で報告を受けることが必要というふうに私は思うんですが、どのようにされているのか伺います。 それから、経営改善の一環として、10月から清川、みかぐらを直営化します。この直営化については、我々議会としても7月補正予算での準備のために必要と判断し、対応はさせていただきましたが、その後の10月以降の運営計画ができ上がったのかどうか、お聞かせいただきたいというふうに思います。 大きな項目で2点目であります社会資本整備についてであります。阿賀町の社会資本整備計画について伺います。 町長は昨年、選挙活動の中で、各集落、先ほど一般議員からも、他の議員からもあったように、高齢化が進んで、ひとり暮らしの方が多く住まわれている現状を身をもって感じてこられたでしょうと思っています。このことから、高齢者支援には道路網整備や周回道路が必要不可欠ということで、再度お聞かせ願います。 この冬場に向かっての冬期の除雪体制についてであります。意向調査はされていると思いますが、継続性や作業員確保の観点からどのような協議をされてきているのかお聞かせください。 それから、閉校になった学校施設の管理体制、これは冬になると誰も近づけない状況になります。その点をどのように考えているのか、今後の利用計画も含めて、現在進行中であれば、その辺の状況をお聞かせ願えればというふうに思います。 2点目が、県立津川病院であります。 県立津川病院の移転改築については、町長就任以来、澤野県議会議長、当時の議長と、1月15日、県病院局、自民党県議団への要望活動を実施し、さらに3月19日には、我々阿賀町議会議員全員とともに花角県知事要望を行いました。その後、県財政の厳しさから県立病院がやり玉に上がりまして、なかなか話が進まないというふうなところをお聞かせいただきました。そこで、私ども議会は新潟県議長会との連携をとりながら、県議長会要望として、去る7月10日、新潟県議長会、南雲会長、そして私、そして田上の熊倉議長、それから出雲崎の仙海議長と4名で、病院局に陳情に要望書を提出してきました。新潟県の10町村の議長さんがこぞって阿賀町にある県立津川病院の移転改築を注視し、そして強い要望をしていただいたところであります。町長はこのような我々議会の動きとあわせて、町長はトップとして、この職務をどのように感じていられるか、お聞かせ願いたいと思います。 そして、あわせて昨年の不祥事以来、病診連携の中で行っております、病診連携の中にあるいずみネットだとかゆきつばきネットとか、いろいろあったわけですけれども、その辺が現状どのようになっているのかをお聞かせ願えればなというふうに思っています。これは、亡くなりました阿部昌洋先生、それから鹿瀬診療所の先生でありました小川先生、そして吉嶺院長、それから現原院長とか、多くの方々がこの病診連携、そして当時の担当者でありました神田町長はよくご承知のことというふうに思っていますので、その辺がどうなっているのかお聞かせ願えればというふうに思っています。 それから、3点目が消防署移転新築についてであります。 消防署は、現在新しく第二工業団地に建設が進んでいます。ただ、中身の整備備品等については、先般も総文社厚常任委員会の中でお聞かせ願ったり、全員協議会で現地視察等をさせていただいた中でも、現状では整備備品については充足されているというような報告がありましたが、新しい庁舎に入る以上はそれなりの、まだまだ不足の備品が出てくるのではないかなというふうに思っているところでありますので、その点についてどうお考えなのか、お聞かせいただきたいと思います。 それから、3月の予算審査の中で、私は除雪タイヤショベルについては余りにも小さ過ぎるということで、再度検討してから入札をすべきというふうにお話をさせてもらったんですが、入札は既に執行され、タイヤショベルはもう間もなく納入されるのではないかなというふうに思っていますが、現状として消防署の完成は来年の3月であります。本当にこのショベルでいいのかというような、内容的な検討をもっとしてからでも遅くはなかったのではないかなというふうに思うんですが、この点について見解を伺います。 以上です。 ○副議長(石川太一君) 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、斎藤議長さんのご質問にお答えさせていただきたいと思います。 初めに、阿賀の里について、どのように再生構築したいのかというふうなお尋ねでございますが、現在の阿賀の里については、平成7年4月にグランドオープンをして、これまで24年5カ月の営業をしてきているところでございます。阿賀の里については、施設自体もそうしたところから経年による老朽化も進んでおりまして、また清潔感、これも徐々に薄れてきている現状であり、順調に行っていれば、むしろ全面的なリニューアルが必要な時期に来ているなというふうにも私も感じているところでございますけれども、それが一つの集客につながっていない部分もあるのかなとも思っておりますが、まさにその経営の内容、財政的な事情もあります。そうした中でも、ここはというふうなところも、やはりこれは計画的に少し検討を進めていかなきゃならない部分があるんだなというふうに私自身は正直言って思っているところでございます。 例えば、トイレでございます。古くなっている、またにおい等々のものもあれば、やはりトイレというのはどんな施設にあっても、今非常に一番むしろ大事な施設だなというふうに私自身も思っていますので、この辺も国交省の支援の事業もあるようでありますから、私もそうした部分を含めながら、今後具体的に検討もしていきたいなと思っておりますし、ただ、あれだけ大きな建物でございますので、やはりどう工夫しながら、どう生かしていくかというようなところも大事でございますので、まずは全体的にそうしたものを考えていく必要もあるなというふうに思っているところでございます。 経営計画というふうなお尋ねでございまして、まさにあれだけ大きな建物で商売をしているわけでございますが、当然これは年間の資金繰りの計画、これはあるわけでございますけれども、経営の計画も含め、まさに全体的に抜本的な再生構築をやらなきゃならないと、そこへの試みを進めているというふうな報告を受けているとおりでございますけれども、今ご指摘をいただいたように、これは大胆な改革が必要不可欠であります。 そうしたところから、担当の課長を長年やって、むしろといいますか、その状況も把握しながら、こうやりたいなというふうな強い思いを持ちながら、定年を迎えた関前課長に、再雇用というふうな、再任用というような形で残ってもらう中で現場に行ってもらった。 今までの経験も思いも含めて、そこで発揮をしてもらいたいというふうな思いで阿賀の里の担当というふうなところで、ある意味でそこを就勤務地としながら仕事をしてもらっている状況を把握しながら、私どもとの調整もしてもらっているところでございますけれども、そんな中で今お話しいただいたこの動線についても、これはやはり物産館の夢蔵の脇の道路の外側に出店風の小屋が設置をされていて、なかなかこれ入り口をわかりにくくしているというふうな部分もあるわけでございますけれども、そうしたご指摘もいただいてきているというふうにも伺っておるわけでございますが、ですから、やはりあれを壊してしまうというふうなものも一つ、さっき言った計画の中で選択肢としてあるのかなと思うとともに、せっかく、あれは後で大事でつけた部分なので、もっと活用する方法もあるのかなというようなところもあろうかと思いますけれども、ただ、入り口がわかりにくいというふうなところはあると思っていますので、そこをやはりもう少しわかりやすく、お客様が出入りしやすくというふうなところのものは、これはやっぱり早く直していかなきゃならないというふうに私も考えているというようなところでございます。 また、内部の商品の陳列につきましては、地元産の商品を物産館入り口付近に配置した中で、地域性が出るように、見てもらえるようにというふうなところにも、これはまさに関前課長の思いもそうした中にもありながら、生かしながら、レイアウトを変えてきているというようなところでございまして、レジも今まで中央にあったものを移動して端のほうにしたというようなところでございますけれども、私個人としては、私も1カ月に1回は最低、両方行って、両方の建物へ行って、お客さんの意を含めながら陳列の状況等々も確認もしているわけでございますけれども、前から比べたらやはり改善にはなってきているのかなというふうな思いもありますけれども、そこはやはりお客さんの動向、そうしたものも、本当に大きな商売をしているわけですから、しっかりそうしたもので、より効果的なレイアウト、商品の陳列に努めていく必要があるというふうに思っているところでございます。 一方、この施設外の景観の整備も、これも重要だなというようなところでございまして、家族連れであの池のコイへの餌やり、この風景も非常に多く見られるところで、むしろなかなかいい光景だなと私も思っているわけでございますけれども、池周辺の樹木の剪定、植栽も含めて気軽に、いわゆるきれいな中で散策してもらえるような場所として、やっぱり可能な限りそこは整備といいますか手入れをしていく、管理をしていくというふうなのが必要だと思っておりまして、従来、あの下のところに古びた椅子なんかを並べておいた、倉庫がわり的に置いたわけですけれども、あの辺も整理をしながら、景観の維持という、向上というようなところには努めてもらってきているというふうなところでございます。 前関課長の、本当に長年の課長としての思いというふうなものが、現場で今度は自分の思いを、そうした今までの思いも含めながら、まちづくり観光課とこれは一緒になりながら、情報を共有しながら、方策を検討しながら進めてきているというようなところでございますけれども、ぜひそういうところで改革にもつなげていく必要があるというふうに思っております。 私はどこまで関与しているかというふうなお尋ねもいただきました。これは、今言いましたように、私にも逐次報告をもらいながら受けているところでございますけれども、株主としての経営状況、これの把握、また、それにはもととなる入り込み数の推移等々については、これは当然毎月もらっているわけでございますけれども、そこの中で、よりこれは中身が非常に大事な部分があるかなと思っていますので、もう少しやはり私自身も、その中身について把握に努めていく必要もあるのかなというふうにも思っているところでございます。 船に関しては、これはイザベラ・バード号の周航、これもありまして、遊覧船の乗船は7月末で前年比1,185人ふえておりまして、8,770人となっております。前年比116%の乗船率でございまして、この乗船料、収入のほうも前年度比較で388万8,000円ふえて、1,541万5,000円となっているところでございまして、このお客さんの伸びによって売店等の売り上げも伸びているかなというようなところで把握をしているというような状況でございます。 また、一方で阿賀の里につきましては、金融機関等からの多額の借り入れ、これらもありまして、その支払いの調整などの課題もあるわけでございますけれども、これは今、年間約30万人の入り込み、情報発信の強化に加えて、ほかの観光施設と連携しながら、そして地元産のものを売る、野菜等々も含めながら、阿賀町産のものの販売、そしてまた食材として活用する等々、これは阿賀町の皆さんと一緒になりながら、地域振興に寄与するような施設となっていくことが、町民の皆さんに利用してもらう施設となっていることがやっぱりそこの大事な一歩だと思っていますので、そこへの取り組みはまだ少し弱いなと思っておりますので、一層そこを進めていかなきゃならないというふうに思っているところでございます。 続きまして、株式会社上川温泉の経営状況と直営後というようなところでございますが、経営状況の把握、私もこのご質問をいただいて、課長に聞いて、私のところにも来ていないなと唖然と、ちょっと初めてわかって本当に申しわけないところですけれども、3月末の状況までは毎月来ていたわけでございまして、私も見ていたわけでございますけれども、以降について、月次の報告が担当課にも出ていないというようなところを、これはわかりましたので、これではやはり直営化にしても、何にするにしても、非常に私どもとしては姿勢が悪かったなというふうに反省していますので、しっかり今後は、特に月次は当然でございますけれども、よりしっかりそうしたものの把握に努めながら、また内容を、数字ばかりじゃなくて聞き取りもしながら、あるいは株主としての責任というふうなものを、役割というようなものを果たしていかなきゃならないなというふうに改めて思ったとおりでございます。 現状で報告をもらっているのは、ことしの30年度の決算、また令和元年度の収支の全体の見込みというようなものは確認しておりまして、ゴールデンウイーク中の入り込みと売り上げ、まさにここまでの報告しかもらっていないというのが現状でございました。 三セクの温泉施設は、これまでも申し上げてきておりますけれども、アンケート調査、今、行っておりますサウンディング調査等々も行いながら、直営となる温泉も含めて、ある意味できるだけ早く、この場合は1年程度をめどにと申し上げておりますが、もう既に経過もしている部分もありますので、これからも情報収集に努めながら、次のところを、計画を詰めていかなきゃならないというふうに考えているところでございます。 直営後の運営計画のご質問でございますが、本年は10月から、7月議会で、半年間に係る経費、補正予算で議決をいただいたところでございますけれども、これは利用者の混乱を避けるというふうなことも含めながら、料金設定、営業時間等の条件については、従前どおり、現状どおり引き継ぐよう運営をしていくというようなところで考えております。町議会からも、町民の保養の場として、いわゆる銭湯的な施設運営としてお認めいただいたものでもございますので、経費削減に努めていることはもちろんでございますけれども、あくまで次の段階までの暫定的な直営というようなところでも考えている部分もありますので、ご決定、お認めいただいた予算の中でも、しっかりと町民の皆さんの福利向上に寄与するように運営をしていかなきゃならないというふうに思っているところでございます。 今、三セクを含めた全ての全温泉施設で、今後の温泉施設のあり方についての指導として、アンケート調査を行っているところでございますが、その結果も踏まえながら、今後の温泉施設の料金設定やら湯めぐりカードのあり方等々も含めて、議会の皆様を初め、運営会社の株式会社上川温泉、そしてまたもう一方の株主である大光銀行等々と一緒に今後の運営についてうまく検討しながら、詰めていかなきゃならないというふうに認識しているというようなところでございます。 続きまして、冬期間の除雪体制の関係でございます。 町の除雪体制につきましては、委託、直営の2体制により除雪作業を実施しているところでございますが、委託におきましては路線を限定し、単価契約により町内建設業者等と契約を行っており、直営に関しましては委託契約により建設業者から社員を募り、除雪センターまたは支所を拠点に参集し、業務を遂行する方式により運営をしているところでございます。 現在の除雪体制の数値データにつきましては、除雪対象路線678路線に対し、委託545路線、直営128路線でございます。この体制につきましては、合併前の各町村で検討されて実施されてきた最良の形態と理解をしておりまして、今後も作業員の就労状況などを考慮し、業者の皆さんと必要な改善を図ってまいりたいと考えております。直営路線は、主に津川地区においてロータリー除雪が必要な堆雪ができない路線で、またほかの地区においても、3種路線、春先除雪区間が主なものとなっております。将来的な体制につきましては、業界の皆さんと十分な協議の上、よりよい住民サービスが提供できる体制を構築してまいりたいと考えております。 次に、除雪業者の意向調査並びに作業員の確保につきましては、従来から実施する除雪意向調査を本年度も実施をいたしました。結果につきましては、前年度からの継続として希望される事業者が41者、新規参入を希望する業者が1者、廃業等を申請された業者はおりませんでした。 除雪作業については、オペレーターの技術、路線の習熟度によりサービスの質が大きく異なり、業者の皆さんには、住民との信頼関係のほか、この点についても十分に配慮いただくようお願いしているところでございます。 作業員の確保、事業の継続性につきましては、専ら業者の皆さんに人材の確保等をお願いしている状況でございますが、町としては、年間を通じた建設事業の確保等を通じて、事業者の皆さんの経営の安定に資するとともに、災害復旧等への継承を培えるよう積極的な取り組みに邁進してまいりたいと考えております。 本年度より、除雪作業受託者の経理事務の効率化と適切な車両管理が行えるよう、GPS端末とシステムの提供を予定しておりまして、除雪会議前までには業者の皆さんに説明会を行ってまいることとしております。 続きまして、閉校になった学校施設の冬期間の管理体制についてでございます。 各学校における冬期間の玄関周り、職員駐車場などの除雪は業者委託により行っているところでございますが、平成30年度末で閉校となりました各小学校につきましても、冬期間におきましては、業者委託によって施設維持が行えるよう最低限の除雪を実施し、今後の利活用に支障が生じないよう適切な管理に努めたいというふうに思っているところでございます。あわせまして、降雪等で施設が破損することのないよう例年どおり冬囲いを行うとともに、降雪、低温等の状況に合わせて、施設の点検を行ってまいります。 また、今はまだ教育委員会の所管であるわけでございますけれども、普通財産に移行後の利活用については、地元の意向を第一に考え、また総務課、まちづくり観光課等々が連携し、利用計画を立てていく予定でございます。既にこの普通財産移行というようなものがもう当然のことでありますから、前提にした協議を始めておりまして、移行後は早期にサウンディング調査も実施をする等、アクションを起こせるように準備をしていきたいというように考えているところでございます。 次に、県立津川病院の改築移転についてでございます。 津川病院との連携につきましては、現在も県立津川病院と町営診療所、こども・健康推進課との連携会議を月1回実施しておりまして、受診者数の情報交換や、こども・健康推進課で実施する健診など事業の説明、報告などを実施してきているところでございます。 お尋ねのありました阿賀町ゆきつばきネットでございますが、これは医師会のほうで構築をした、医療、介護、また町の福祉等々と共有した中でのシステムで、ここで共有していこうというようなシステムでございまして、医師会で構築したわけでございますが、この事業において不祥事が生じてしまったというふうなところはまさにご案内のとおりで、また改めておわびを申し上げるところでございますけれども、利用状況はどうなんでしょうかと、正直、この間聞きましたら、ほとんど利用されていないというのが阿賀町の実態だというようなところでございますので、あれが利用の、今、連携ノートがあって、実質的にはこのシステムよりも連携ノートで介護、病院、いわゆる医療等々と、これは連携ができている部分があって、今つくったシステムのほうにつながっていないというところは非常に残念な部分もありますし、課題もあるのかなとも思っていますので、そこは医師会または関係の皆さんと改めて協議をしていきたいなというふうに思っています。なかなか今までも、ちょっとまだ時間、去年のきょうなので、時間的でちょっと厳しいところもあって、私も医師会にはおわびにもう行ってきたところでございますけれども、ここはせっかくのシステムですから有効に使えるようにしていかなきゃならないと思っております。 津川病院の移転改築につきましては、先ほどお話しいただきましたように、議会からも本当に要望していただく、町村議長会からも要望していただく中でありまして、本当にありがとうございます。ことしの3月に、県の病院局、津川病院、町と検討会を実施した以降、その後は開業、開かれていないというのがまさに現実でございます。 先ほどお話がありましたように、これは県の財政が、いわゆる県立病院の経営が一つ大きな柱になっていますけれども、ただ私としては、これはそれとまた別の問題でありますので、この町にとって、非常に大事なこの津川病院の改築というようなものと県の財政の厳しさというようなものは、これは切り離して理解をしていただかなきゃならない部分がありますけれども、県のほうもまた基幹病院等々の問題で、同じ課で対応しているようでして、そっちにとられているというふうなところが、時間がとられているというようなところが現実なのかもしれませんけれども、ここは私のほうも、よりそういうことで県に働きかけていかなきゃならないというふうに思っておりまして、実は私もこの町村会の代表で、県の医師配置の異動対策協議会というようなところの委員もさせていただいておりまして、ここでは病院局の局長、また大学病院の院長先生、また医学部長さん等々も出ておりまして、病院局の幹部もいるので、私は今までこれに2回この会に出ておりますが、私は会うたびに、この津川病院の改築については、ひとつ実務的な話がとまっているようなので、ぜひやらせてくださいよと、むしろどこがいいのか、場所どうなんだと言ってきたのは県の病院局の皆さんですから、私どもとしても不安は持っていますので、ぜひそこで具体的な話をさせてくださいと、私からはそういった面で強くお願いをしているというふうなところでございますけれども、とまっております。ですから、私はこうやって議会の皆さんからも要望をいただいた。私としても、町長としても要望してきている。 次は、やっぱりそこで動きが足りないのかなというような思いもあるので、私、ずっと職員のときから思っていたのは、坂町病院、あそこはもう建てかえが終わっているわけですけれども、あの地域の医療の体制の充実さというようなところで、これは地域の住民の皆さん、あの圏域で巻き込んだ中で、一つ、運動をやっている部分がありますので、阿賀町もむしろそうした部分で、これは町民の皆さんも加わってもらった中で、もう少しそうしたアピール度のある活動も必要なのかなというふうに感じているところでございますので、ここについてもまた改めてご相談させていただければなというふうに思っているというところでございます。 次に、消防署の新庁舎、備品のご質問でございます。 備品につきましては、昨年度で閉校した4小学校から使用できるものを調達し、不足分は今年度に予算をいただいておりますので、購入を進めていくというようなところでございますけれども、除雪用タイヤショベルに関しましては、建築準備段階の小委員会のころからこれはいろいろと検討してきたというようなところでございます。 予算審査時も含めまして、当初、初旬より議長さんから、冬期間の動線確保に当たって、消雪用地下水等の利用など貴重なご提言もいただいてまいりました。たびたび検討してまいりましたが、メーンの除雪は庁舎前の町道を除雪する委託業者にお願いをし、消防署としては、救急車、消防車が道路に出るまでの車庫前の除雪を優先的に考えたというところでございます。消雪施設につきましては、ボーリングなどの調査の結果から、必要量の確保をできない見込みとなりまして、24時間職員が常駐していますので、小まめに除雪車両を運転できることや大型除雪車の維持費等を考慮した結果、排雪関係につきましては、小型の除雪車の導入を決定させていただいたというところでございます。購入につきましては、消費税の増税前との考えもございまして、今年9月としたところでございます。 新庁舎の完成は来年でございますが、オペレーターの除雪技術の向上を図るべく、本年度とさせていただきました。8月に6人の職員が作業免許を取得いたしました。現在の庁舎ではスノーダンプで除雪しておりますので、この冬に練習を重ねて来年に備えたいというふうに考えているところでございますので、何とぞお願い申し上げまして、答弁とさせていただきます。お願い申し上げます。 ○副議長(石川太一君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) それでは、阿賀の里についてですが、私は再任用で関前観光課長が行かれたのについては、おおむねやむを得ないのかなというふうに思ってはいたんですけれども、町職員なんですよね、再任用職員というと。そうしますと、町がどこまでその阿賀の里に関与するのかと。ちょっとこの阿賀の里の組織表の中に入ってこないんですよ。それが経営に参画していいのか。それで、町が参画する以上はどういう立場で参画されているんですか。再任用等は町長職権ですから幾らでもできるんですけれども、どういう立場で再任用をされているのか。その点お聞かせください。 ○副議長(石川太一君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさに再任用職員は、おっしゃったように、これは町の職員でございますので、まちづくり観光課に所属をして、そして具体的な業務は阿賀の里の経営状況、また日々の状況等々を、これは把握した中で、また町との連携をしていく中で、ある意味で意見の提言といいますか、こうしたほうがいいでしょうというふうな提言をしていく中で、阿賀の里をよりよくしていきたいと。また、我々としても、より阿賀の里の状況を把握していきたいというふうなところからでございまして、まさにこれは経営に参画すると、向こうの職員でもございませんので、そうしたものではないわけでございまして、そういうような中で、阿賀の里と、よりまちづくり観光課、町がある意味でこれは連携をするというふうなところでの役割というようなところでございます。 ○副議長(石川太一君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) そこで、私は逆に言うと、代表取締役林真一郎さんではなくて、町長が代取になっていれば関与してもいいのかなというふうに私は判断したんですけれども、その点、町長は代取にはなっていないので、どのような立場で町長はここに送り込んでいるんですか。 ○副議長(石川太一君) 神田町長。
    ◎町長(神田一秋君) 町長が代表取締役をやったら、これはまさにちょっと第三セクターというか、本来のあり方とも、受託するほうとも、これはちょっと私も違うのかなというふうな思いもありますので、どのような……、職員をやったのは、阿賀の里の経営のためにそれを送り込んだというふうなところじゃなくて、町としても阿賀の里の状況、ああいうのは大変厳しい状況にありますから、よりしっかり把握をした中で、そしてまた町としての申し上げるべき意見であったり、提言であったりというふうなものを伝えながら、改善を進めていきたいと。 先ほども少し申し上げましたが、そんな中でこっちからの提言の一つは、地元のものを前面に出しながら、目に見えるような形で、皆さんに見えるような場所にも陳列もしながら、また、売る商品についてもそういうようなものでやりながら、まさにそうした、ですから、直接経営にかかわるというよりも、ある意味でそうした側面的に、これはこうあったほうがいいというか、こうでしょうというふうな部分を関職員には求めているというようなところでございます。 ○副議長(石川太一君) 斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) 町長の思いはわかるんですよ。ただ、再任用職員がそういう形でいいのかと。そこにいかに関与なり、というのは、阿賀の里は100%なんですよね。町の一セクなんですよ。ほとんど直営というか、今でこそ別会社、株式会社阿賀の里にはなっていますけれども、100%町の株主なんです。第三セクターではないんです。第三者が入っている。組織体制の会社にはなっていない。だから、町長はそこにやったんだということであれば理解できるんですけれども、そのような考えでよろしいんでしょうか。 ○副議長(石川太一君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさに100%阿賀町の出資の会社であるわけでございますので、そういう意味では三セクでないというようなところにもなるのかなと思いますけれども、ここで、そうだから町長がそこの代表をやっても、ここはやっぱり現場、しっかりあれだけの大きなものを経営しているわけですから、ここはやはりそこを現場に常にいながら、把握しながら、経営能力があるというふうなところで、やっぱり動かしていくのが基本だと思っていますので、名前だけ町長がそこの代表取締役になっていくというふうなものは、むしろそっちのほうが何か動きとしては悪くなってくるのかなというふうな思いが、これは私のそういうような思いを持っておりまして、ただ、そういう意味で、100%のところですから、知らないわけにはいきません。 今までは正直言って、求めて初めて来る。逆に言えば、求めてもその情報というのは求める部分、上がってこなかったというふうな部分もあるので、ここまで来てしまったのもあるのかなというふうな思いですから、そうした中で、民間として、現場で株式会社阿賀の里の皆さんが阿賀の里の経営をしっかりやっていただくと、そして、その情報について町の職員が連携しながら、互いに共有しながら進めていくと、いきたいと、そういう思いで、あそこに職員をむしろ常駐に近い形で、担当職員というようなところで置かせていただいたというところでございます。 ○副議長(石川太一君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) 町長の思いは理解しています。ただ、関与の仕方がちょっと中途半端かなというふうに思っていたので、ここで本当にその再任用でよかったのかなというところが自分なりに疑念があったので、お聞かせ願いました。 そこで、もう一つは、我々議会ずっと言ってきたんですけれども、あそこはトイレの改修をしないとお客様が喜んで来ないと、前神田町長に私は再三言ったんですよ。ところが、トイレでお客さんなんか来ないよというのが前神田町長の発想。それを関課長と私で議論しながら提言してきたんですけれども、なかなか前神田町長は受けてくれませんでした。 そこで、今回、今いろんな施策を受けながら、支援を受けながら、国交省の支援を受けるような形の中で関前課長は動いてくれてきたのが現実でありますので、その辺が成果が出るように、町長からまた対応をお願いしたいというふうに思っています。再任用で行かれている以上は、一生懸命、今動いているように私ども感じていますので、成果が出るような取り組みをお願いしたいというふうに思います。 もう一点は上川温泉であります。 上川温泉については、今、月次の報告も何もなかったということを、今、町長答弁でお聞かせ願ったので、今後、やはり4月に内容計画書を出してきて直営化に向けてくださいと言った以上は、今までこうだったからというような話を、遅くもありませんので、我々議会としても要望していきますので、月次の報告を受けるようにしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○副議長(石川太一君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まず、前段の最初の阿賀の里のトイレですね。 私もこれはもう必要だと思っているんです、私は。今はどこ行っても本当にきれいなトイレで、やっぱりそれがなければ来てもらえません。特に、今までの皆さんからもおいでいただきたい中で、非常に重要な要素だと思っていますので、汚いところはむしろ避けていってしまうと思っていますので、私もその国交省の支援、財源措置も承知しておりまして、むしろ別のところで会ったら、そういうふうな話も国交省の審議官の方と私、一回直接させていただいたこともありますので、ぜひここはご理解いただく中で、それにはしっかりした計画が必要だと思っておりますけれども、計画をつくりながらお諮りしていきたいと思っておりますので、何とぞよろしくご支援をいただきたいと思います。 いや、本当に上川温泉の月次。私も、これはこんなことではだめでございますので、しっかり今から、もう当然さかのぼった分も含めながら、しっかり報告を受けながら把握をしてまいりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○副議長(石川太一君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) それでは、次に社会資本整備についてであります。 除雪体制については、業者にいろいろ調査をされながら構築されているのをお聞きしていますので、昨年は、ことしの冬は小雪だったので除雪予算は若干余ったというふうに、当初予算から見ると、使い勝手が私の考えと若干違ったのは、それなりにお金があるのではなくて、本来はもっと地域の業者の皆さんは人員を確保しているんですよ。人を確保しているので、稼働しないと収入にならないので、やはり稼働率を上げてやる形をとっていかないとまずいのではないかなというふうに思いますが、ことしの冬を経験として、来年度の冬はどのようなお考えを持っていますか。 ○副議長(石川太一君) 大江建設課長。 ◎建設課長(大江修逸君) 予想もしなかった質問でちょっと戸惑っておりますが、稼働率を上げるということになりますと、当然、町の経費の支出が多くなると。財源的な余裕があるのであればそれもかなうのかなというふうに考えますが、雪寒路線、補助路線については、全路線の半分というところで事業を実施しております。最適な出動回数と最適なサービスのバランスをとりながら、除雪作業は実施してまいりたいと、そのように考えております。 ○副議長(石川太一君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) 人員確保が難しいんですよ。要するに皆さんが言われる最低稼働待機料、あれでは人員の確保はできない。そこで、ことしの、現状の業者さんは、次年度はどうしようかな、人員をどう確保しようかなというようなことで今悩んでいるので、この質問をさせてもらいました。よくよく業者の皆さんと協議をしていただければと思います。 そこで、もう一点は、先ほど町長からあったように、学校施設が休校になったところは最低限の除雪を行うということで、そういう回答をいただいたので、冬場の、例えば緊急避難場所等になったときには、きちっと鍵はあくんだなというふうに理解させてもらいますので、その辺の管理を、今度は普通財産になる総務課の担当で、しっかりと現状を掌握していただければと思います。総務課長、いかがですか。 ○副議長(石川太一君) 渡部総務課長。 ◎総務課長(渡部和茂君) 廃校になった学校につきましては、まず最初に利活用していくということでございますので、そのまま捨てておけばどんどん風化していきますので、保存というか、利活用できるような状態で管理してまいりたいと思います。 ○副議長(石川太一君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) じゃ、期待しています。 次、県立津川病院の移転改築等については、町長は健康福祉課長が長かったおかげで、病院局等とのつながりが我々以上に強いというふうに私は思っています。そこをもうちょっと町長が動くことで、状況が変わってくるというふうに私は思っているんです。そのフォローは、我々議会も行います。だから、町長一人で行くのではなくて、担当している星課長だとかと一緒に行く。そういう行動で人のつながりを密にしていただいて、意見交換、病院局の星名課長さんだとか、いろんな方と。星名さんに言うと、やらないという話をするんですよ。できないということを言うんですが、今、県央がああいう状態の中ですったもんだしている間に、我々は突っ込んでいかないとうまくないのではないかなというところで、町長のリーダーシップが必要なんですが、いかがですか。 ○副議長(石川太一君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) まさにここは、私が職員のときからの大きな課題でございましたので、私がある意味でそういうふうな顔なのは、何回も行ったからなんです。課長ですけれども、前の町長は言いませんでした。私は課長ですけれども、課長として、病院局のまさに局長も、総務課長も、課長さんのところへ何回も行ったおかげで、また来たかになったわけなので、というか、今の課長も私と同じことをやらねばだめなんです。課長ばかりじゃないですけれども。顔を覚えてもらわねばだめなんです。私の顔を見ると、余りいい顔を向こうはしない部分もあるのは正直なんですけれども、ただ、そういうことで、私も今この立場ですから、非常に大事なんです。 私は本当に課長のときから、当時は吉田病院の話もあったわけですけれども、吉田病院を追い越すんだと、すったもんだしていてくれというふうな思いで来たので、今また逆に言えば、基幹病院がああいうふうな中でありますけれども、県はそういうことで難しい局面はわかりますけれども、全く違う話なんです、これは。そうしたところを、私もより課長等々と一緒に動いてまいりますので、これまた皆さんからのご支援を何とぞよろしくお願いしたいと思います。 ○副議長(石川太一君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) 私もこの前行ったとき、また来たかねと言われてしまったので、というのは、我々議会も再三再四、前の阿部昌洋先生だとか、吉嶺院長、現の原院長だとか、いろいろ受けるものですから、県庁に行くたびに顔を出すものですから、また来たかねと言われてしまって、そういうことを品田次長にいいようにあしらわれてきているのが現実かなというふうに思いますが、やはり町の姿勢がこうだということで、動きを加速していかないとまずいなというふうに思います。 そこでもう一点は、先ほど町長からあったように、昨年の不祥事、たまたま9月だったんですけれども、ゆきつばきネットは稼働していない。ただ、いずみネットだけは、五泉のほうは稼働していると、現在もそれは稼働しているというふうに情報には聞いているんですけれども、町内は病診連携の中で連携ノートというのが中心で、介護と訪問診察全て。 それから、例えば利用者は訪問入浴等々の関係も、全部そのノートで1冊でまとまっているんですよ。それもありなんですけれども、その方がたまたま入院すると、病院、書かないんですよね、計画等があっても。だから、その辺もまた先週、原院長さんに会ったので、そこはどうなんですかと、うーんと言って口をつぐんでしまったので。また、今回うちの町はゆきつばきネットということでやろうとしていたんですが、どうなっているのかなというところで聞いたら、今ノートで活用しているからやっていないと。ただ、各介護施設のほうもタブレット化が始まっているので、やはりこれは利用できるものであれば利用していったほうがいいのではないかなと思うんですが、町長、いかがでしょうか。 ○副議長(石川太一君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) そうなんです。これ、どんなシステムが必要かというようなところで、関係者の皆さんで協議して、そこの中でつくり上げたシステムなので、五泉と同じ医師会の中で、五泉と阿賀町と若干違うのは、それぞれの中でこういうようなものをやろうというようなところで、2つわざわざ別につくったので、阿賀町にとって必要な部分をこのシステムで私は構築したものだというふうに思っていますので、それをせっかくつくったので、これはやっぱり使っていかないと何のためのものかというようなところでございますから、今言ったように、連携ノートはあることはありますけれども、それよりもさらに、これは多分、私のやっていた当時は計画のことしか当時知らないわけですけれども、むしろ携帯で写真を撮りながら、それも伝送しながら、そこでドクターのところへ行ってドクターとしての判断を仰ぐとか、まさにそうした非常に機能的な面を考えながら構築したものだと思っていますので、これも再度、これは仕切り直しというか、せっかくのシステムですから、使っていけるようなところで、関係者で連絡調整をするように私からも指示をしたいというふうに思っております。 ○副議長(石川太一君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) 3番目の消防署移転の整備品については、それなりに充足されるのかなというふうに思いますので、期待をしていきたいと思います。 それから、除雪タイヤショベルについては、運転員、消防署職員が普通免許等の車両、大型ではなくて、大特ではなくて、そういうことでも乗れるということでの今回予算を上げたんだということを消防署の皆さん、職員の皆さんからお聞きしたんですが、一朝有事のときの車両というのは、やはり大型の機械を置いて、それはあの機械でやると30分かかるやつが、例えばもう一つ上のクラス、大きいのにすれば10分程度で終わるというふうな汎用性があるというふうに私は思ったので、3月議会の予算審査のときに、よくよく検討していただきたいということを申し上げたんですが、もう購入契約が終わられている以上はやむを得ないというふうに思いますが、今後はそういうことがないように検討していただければと思いますが、いかがでしょうか。 ○副議長(石川太一君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 私もこの検討内容を承知していなかった部分もありますけれども、今おっしゃられるように、これは一番大事な消防署ですから、緊急時に一番早く出動しなきゃならないところですから、まさに豪雪のとき等々、機能しなければこれはだめなわけでございますので、そうしたご指導もいただく中で、違う判断といいますか、そんなところで、まとめて購入手続に入ったというようなところでございますけれども、今後もご指導いただく中で、まさに新しくといいますか、こうして整備するものについては、しっかりとしたものを入れていく必要があるというようなところで改めて認識もしましたし、ただ、ここで入れていくものは検討した中で、署がそうやってやるんだと、できるんだというふうなところで購入を進めていったんだと考えておりますので、しっかりそのとおりに署のほうでこの機械を使いながら、そうした対応できる緊急時も速やかな対応をできるようなところでやっていくというようなところでございますので、より一層またそんなところを心がけるといいますか、しっかりと行っていくように私からも話をしてまいりますので、よろしくお願いします。 ○副議長(石川太一君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) 最後に、県立病院の移転改築で行動していただいた県議長会の会議が9月30日、阿賀町であります。10の新潟県の町村議長の皆さんが本庁に来庁されますので、その節は町長からお礼の言葉を述べていただきたいと思います。ぜひとも出席をしていただくことになっているというふうに理解していますが、その節は県議長会の皆さんに、さらなるご支援をしていただくように町長のほうからも話をしていただければと思いますが、いかがでしょうか。 ○副議長(石川太一君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) 私も県議長会、町村議長会も、議長の皆様方がおいでいただくことを承知しておりますので、ぜひそうした機会をいただいて、今の津川病院の件も含めて、お礼を含めて、また今後一層のお力をいただくように、連携していただけるように、そうしたところで、その時間をお許しいただいて、同席をさせていただきたいというふうに思っておりますので、よろしくご高配をいただきますようお願い申し上げます。 ○副議長(石川太一君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) 最後に、阿賀の里に関しても、我々議会は本当は月次をいただくことになっているんです。これも出てきていません。それから、今回の上川温泉もそうですので、この2つの施設に関しては月次での報告をお願い申し上げますが、いかがでしょうか。 ○副議長(石川太一君) 神田町長。 ◎町長(神田一秋君) いや、これは本当に必要な、もう最低限必要なものでございますので、当然実績等を踏まえて、次の目標というか計画等、それをわかるような形で、これは私どもも求めていかないと把握にも何もなってまいりませんので、しっかり町としてもその提出を求めながら、議会のほうにも提供させていただきたい、ご指導いただいていきたいというふうに思っておりますので、おわびかたがたよろしくどうぞお願い申し上げます。 ○副議長(石川太一君) 12番、斎藤秀雄君。 ◆12番(斎藤秀雄君) 以上で、私の質問は終わらせていただきます。大変ありがとうございました。 ○副議長(石川太一君) これで12番、斎藤秀雄君の一般質問を終わります。 ここで議長と交代いたします。 暫時休憩いたします。 △休憩 午後4時12分 △再開 午後4時13分 ○議長(斎藤秀雄君) 休憩を閉じ会議を再開します。 これで一般質問を終わります。--------------------------------------- △報告第14号、報告第15号の一括上程、説明、質疑 ○議長(斎藤秀雄君) お諮りします。 日程第3、報告第14号 平成30年度阿賀町健全化判断比率の報告について、日程第4、報告第15号 平成30年度阿賀町資金不足比率の報告について、以上2件は関連がありますので、一括議題といたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) 異議なしと認めます。 したがって、日程第3、報告第14号及び日程第4、報告第15号の2件を一括議題とします。 朗読を省略して、提案理由の説明を求めます。 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、報告第14号 健全化判断比率と報告第15号 資金不足比率について、一括してご報告をさせていただきます。 議案書の2ページから3ページをごらんいただきたいと思います。 初めに、報告第14号 平成30年度阿賀町健全化判断比率についてでございます。 地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項の規定によりまして、平成30年度決算による阿賀町の健全化判断比率について、監査委員の意見を付して報告をするものでございます。 議案書3ページにお示しをしておりますが、財政健全化法では、健全化判断比率として4つの指標について公表、報告することとされているところでありますので、その指標についてご報告をさせていただきます。 初めに、実質赤字比率でございます。 この比率は、いわゆる普通会計、阿賀町の場合は一般会計、診療所特別会計及び町営スキー場事業特別会計になりますが、これにおきます実質収支の赤字の大きさをあらわすものでありますが、本町におきましては実質収支が黒字でありますので、前年度に引き続き該当がないということでございます。 次に、連結実質赤字比率でございます。 この比率は、阿賀町全会計の実質収支の赤字の大きさをあらわすものであります。これにつきましても、本町におきましては黒字でありますので該当いたしておりません。 次に、実質公債費比率でございます。 これは、平成18年度の地方債制度改革によって設けられた指標で、標準財政規模に対する公債費支出の割合を示したものでございます。平成28年度から平成30年度の3カ年の平均によって算出するもので、その比率が10.1%となったところでございます。前年度は10.0%でございましたので、前年度並みで推移をしているところでございます。 前年度並みで推移した要因につきましては、主に普通会計や下水道事業特別会計におきまして、地方債の元利償還金の額が大きく減額となり、単年度数値で見ますと前年度比で1.9%改善しておりますが、3カ年平均にいたしますと前年度並みとなったものであります。 最後に、将来負担比率であります。 これは普通会計が将来負担すべき実質的な負債額が、標準財政規模に対してどれくらいの割合になるかを示したものであります。このたびの決算におきましては103.0%となり、前年度に比べ50.3%の改善となりました。これは、普通会計及び企業会計における地方債現在高が減少したことに加え、算定上で地方債残高の控除要素となる財政調整基金への積み立てが大きく影響したことが、改善の主な要因となっております。 なお、議案書3ページの健全化判断比率の各指標の括弧内の数値でございますが、早期健全化基準でございまして、実質赤字比率及び連結実質赤字比率については、実質収支が黒字でありますので該当いたさないところでありますし、実質公債費比率及び将来負担比率につきましては、早期健全化基準に至るまでの数値に達していないという状況でございます。 今後についてでありますが、普通交付税の合併算定替特例措置の終了による交付税の減少による影響や、町の最大の課題であります人口減少や少子高齢化対策に加え、道路や上下水道などインフラの維持更新にも多額の経費を要することから、財政状況は予断を許さない状況でございます。町民のニーズに応えた行政水準を確保、継続するため、堅実性のある財政運営、弾力性のある財政構造の確立が不可欠であると考え、健全な財政運営を堅持してまいります。 なお、このたびの健全化判断比率に対する監査委員の意見書を議案書4ページに付しておりますので、ごらんいただきたいと存じます。 次に、報告第15号 平成30年度阿賀町資金不足比率についてでございます。 本件につきましても、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第22条第1項の規定によりまして、平成30年度決算によるところの各公営企業の資金不足比率について、監査委員の意見を付して報告をするものでございます。 資金不足比率とは、各公営企業会計において、一般会計の実質収支の赤字額に相当する資金不足額が営業収益等の事業の規模に占める割合をあらわすものでありまして、先ほど報告いたしました健全化判断比率の一つである連結実質赤字比率の算定において、資金の不足額を生じている事業がある場合のみ比率としてあらわれてくるものであります。 議案書6ページにお示ししておりますように、本町で報告の対象となる公営企業は、簡易水道事業、下水道事業、水道事業の3つの事業でございますが、いずれの事業におきましても資金不足額は発生しておらず、資金不足比率は前年度に引き続きまして該当いたさないものでございます。 議案書7ページから9ページに各事業に対する監査委員の意見書を付しておりますので、ご確認いただきたくお願いするものでございます。 以上、雑駁な説明でございますが、財政健全化法によります平成30年度阿賀町健全化判断比率及び平成30年度阿賀町資金不足比率の報告とさせていただきます。よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(斎藤秀雄君) ただいま報告第14号、報告第15号について、提案理由の説明を受けました。 これから質疑を行います。報告第14号、報告第15号、一括で質疑を行います。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) 質疑なしと認めます。 これで報告第14号、報告第15号の質疑を終わります。 これで報告を終わります。--------------------------------------- △認定第1号の上程、説明、質疑、委員会付託 ○議長(斎藤秀雄君) 日程第5、認定第1号 平成30年度阿賀町各会計歳入歳出決算の認定についてを議題とします。 朗読を省略して、提案理由の説明を求めます。 神田町長。     〔町長 神田一秋君登壇〕 ◎町長(神田一秋君) それでは、認定第1号 平成30年度阿賀町各会計歳入歳出決算の認定についてでございます。 議案書の1ページをお願いいたします。 初めに、各会計の決算状況のご説明させていただきますが、1,000円未満の額につきましては、端数調整いたしました額によりご報告させていただきます。また、各会計とも予算額を申し上げた後に、決算書の実質収支に関する調書のページをお伝えし、決算の報告とさせていただきたくご了承をお願いするものでございます。 初めに、平成30年度阿賀町一般会計歳入歳出の決算状況であります。 平成30年度の一般会計歳入歳出予算は129億9,028万6,000円で、うち平成29年度からの繰越明許費が3億7,255万2,000円でございました。この予算に対する決算額をまとめたのが決算書12ページ、実質収支に関する調書でございます。 歳入総額125億117万5,000円、予算対比96.23%、歳出総額120億4,737万6,000円、予算対比92.74%となり、歳入歳出差引額は4億5,379万9,000円で、翌年度への継続費、逓次繰越及び繰越明許費繰越とした事業に充当すべき財源2,502万8,000円を差し引いた実質収支は4億2,877万1,000円となりました。 次に、平成30年度阿賀町国民健康保険特別会計歳入歳出決算でございますが、平成30年度の予算額は、歳入歳出それぞれ14億6,047万5,000円でございました。実質収支に関する調書は、特別会計決算書の6ページでございます。この予算に対する決算額は、歳入総額14億5,849万円、予算対比99.86%、歳出総額14億2,113万9,000円、予算対比97.31%となり、歳入歳出差引額は3,735万1,000円で、翌年度へ繰り越すべき財源はございませんので、実質収支額の3,735万1,000円となりました。 次に、平成30年度阿賀町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算でございますが、平成30年度の予算額は、歳入歳出それぞれ1億8,598万円でございました。実質収支に関する調書は、特別会計決算書の36ページでございます。予算に対する決算額は、歳入総額1億8,072万9,000円、予算対比97.18%、歳出総額1億8,060万5,000円、予算対比97.11%となり、歳入歳出差引額及び実質収支額ともに12万4,000円でありました。 次に、平成30年度阿賀町介護保険特別会計(保険事業勘定)歳入歳出決算でございますが、平成30年度の予算額は、歳入歳出それぞれ22億1,066万4,000円でございました。実質収支に関する調書は、特別会計決算書の52ページでございます。この予算に対する決算額は、歳入総額21億6,579万1,000円、予算対比97.97%、歳出総額21億4,769万8,000円、予算対比97.15%となり、歳入歳出差引額及び実質収支額ともに1,809万3,000円となりました。 次に、平成30年度阿賀町介護保険特別会計(サービス事業勘定)歳入歳出決算でございますが、平成30年度の予算額は、歳入歳出それぞれ4,957万4,000円でございました。実質収支に関する調書は、特別会計決算書の88ページでございます。この予算に対する決算額は、歳入総額5,069万3,000円、予算対比102.26%、歳出総額4,841万9,000円、予算対比97.67%となり、歳入歳出差引額は227万4,000円で、翌年度へ繰り越すべき財源はございませんので、実質収支額も227万4,000円となりました。 次に、平成30年度阿賀町診療所特別会計歳入歳出決算でございますが、平成30年度の予算額は、歳入歳出それぞれ1億9,841万9,000円でございました。実質収支に関する調書は、特別会計決算書の102ページでございます。この予算に対する決算額は、歳入総額1億9,449万円、予算対比98.20%、歳出総額1億9,286万4,000円、予算対比97.20%となり、歳入歳出差引額及び実質収支額ともに162万6,000円となりました。 次に、平成30年度阿賀町簡易水道事業特別会計歳入歳出決算でございますが、平成30年度の予算額は、歳入歳出それぞれ6億6,066万5,000円でございました。実質収支に関する調書は、特別会計決算書の122ページでございます。この予算に対する決算額は、歳入総額6億4,816万6,000円、予算対比98.11%、歳出総額6億4,782万3,000円、予算対比98.06%となり、歳入歳出差引額は34万3,000円で、翌年度へ繰り越しすべき財源はございませんので、実質収支額も34万3,000円となりました。 次に、平成30年度阿賀町下水道事業特別会計歳入歳出決算でございますが、平成30年度の予算額は、歳入歳出それぞれ9億5,031万3,000円でございました。実質収支に関する調書は、特別会計決算書の146ページでございます。この予算に対する決算額は、歳入総額9億4,069万8,000円、予算対比98.99%、歳出総額9億4,017万3,000円、予算対比98.93%となり、歳入歳出差引額は52万5,000円で、翌年度へ繰り越しすべき財源はございませんので、実質収支額も52万5,000円となりました。 次に、平成30年度阿賀町営スキー場事業特別会計歳入歳出決算でございますが、平成30年度の予算額は、歳入歳出それぞれ7,219万3,000円でございました。実質収支に関する調書は、特別会計決算書の174ページでございます。この予算に対する決算額は、歳入総額6,377万4,000円、予算対比88.34%、歳出総額6,371万5,000円、予算対比88.26%となり、歳入歳出差引額及び実質収支額ともに5万9,000円となりました。 次に、平成30年度阿賀町水道事業会計決算でございますが、収益的収入及び支出につきましては、特別会計決算書の186ページから187ページでございます。収入が1億6,464万5,000円、支出が1億6,856万9,000円でありました。資本的収入及び支出につきましては、特別会計決算書の188ページから189ページでございます。収入がゼロ円、支出が7,085万1,000円でありました。 以上、各会計の決算状況を申し上げました。平成30年度阿賀町各会計歳入歳出決算書を、地方自治法第233条第3項の規定により、別冊のとおり阿賀町監査委員の意見書及び附属書類を添えて認定をお願いするものでございます。 なお、各会計の決算につきましては、担当課長から詳細説明をいたさせますので、ご精査の上、ご認定くださいますようよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(斎藤秀雄君) ただいま認定第1号について提案理由の説明を受けました。 次に、本日は渡部代表監査委員が出席しておりますので、ここで決算審査の意見について発言を許します。 渡部代表監査委員。     〔代表監査委員 渡部政勝君登壇〕 ◎代表監査委員(渡部政勝君) それでは、私のほうから平成30年度阿賀町各会計決算審査の結果についてご報告を申し上げます。 初めに、審査の対象につきましては、一般会計歳入歳出決算ほか11件であります。 次に、審査の期間は7月29日から8月22日までの6日間であります。審査の手続についてはご案内のとおりであります。 続きまして、審査の結果でありますが、審査に付された一般会計ほか9会計の歳入歳出決算書並びに事項別明細書、実質収支に関する調査等の様式は、法令で定める様式を基準として作成されており、また、形式審査及び実質審査においても、各会計の歳入歳出決算計数は関係帳簿及び証拠書類と照合した結果、誤りのないものと確認し、おおむね予算が適正かつ効率的に執行されているものと認められたところである。 なお、決算書及び附属調書の形式審査等のほか、相高島用水路改良工事、高出用水路改良工事、高清水区電気柵設置状況、目黒農園自然薯圃場状況(吉津区)、町道川口本線改良工事、三川地区簡易水道施設整備工事、五十沢区下水道管移設補償工事、消防本部庁舎整備事業進捗状況について現地調査を実施したところであるが、いずれの事業とも施工及び管理が適正に行われていたものと認められた。 平成30年度決算審査調書(一般会計及び各特別会計別収支の状況)、一般会計款別収入状況及び款別支出状況、基金の状況、地方債の状況並びに財政分析主要指数の推移は別紙のとおりである。 続きまして、審査の意見でありますが、平成30年度決算審査については、各会計決算書、財産に関する調書、主要施策の成果説明書、財政分析主要指数の推移をもとに、適切な財政運営がされているか、住民の意向に沿った行政運営がされているか等に重点を置き審査を行った。 全般的には、歳入歳出とも適正かつ効率的に処理されていると認められたところであるが、社会経済情勢に即応した施策や事業等を積極的に展開し、地域経済や住民生活の安心と安全に寄与されることを期待するとともに、阿賀町財政の健全化と住民サービスのさらなる向上に努力されることを強く望むものである。 なお、審査結果に添えて、次の2項目について意見として報告する。 1点目の歳入に関する事項についてであるが、町税の徴収実績は、主要税目である町民税が現年分で前年を0.1ポイントダウンの99.7%、固定資産税が前年を0.1ポイントアップの99%、滞納繰越分を含めた町税全体では前年を0.8ポイントアップの92.2%であった。滞納繰越分については、今後も滞納者の状況とその処分財産の調査を適切に行い、処分の可否を見きわめ、滞納額の圧縮に努めていただくことを望むものである。 また、上下水道については、上水道使用料が現年分で前年を0.8ポイントダウンの97.6%、簡易水道使用料が前年を0.9ポイントアップの99.7%、下水道使用料が前年を0.2ポイントアップの99.6%であった。担当課においては、公共料金等徴収係と連携を密にし、今後も徴収努力に励まれることを期待するものである。 一方で、平成30年度は一般会計で488万3,318円の不納欠損額が発生しており、98.3%が固定資産税となっている。不納欠損処分の理由は、時効の完成により債権が消滅したものであるが、今後は町税に限らず全ての公金において換金可能な物件等を差し押さえし、時効の中断によって町の債権が確実に確保できるよう、滞納処分手続を的確に行うことを望むものである。 次に、地方交付税についてであるが、前年比4.3ポイントダウンの66億9,067万5,000円であった。普通交付税については、合併特例期間が終了し段階的に減額が始まり、59億7,390万7,000円と、前年比3億1,483万6,000円少なくなっており、今後も厳しい財政運営を強いられることが予想される。 次に、寄附金についてであるが、前年比31.7ポイントダウンの4億2,877万9,000円であった。 ふるさと納税については、4億2,273万3,000円と、前年比2億488万円の減額となった。担当課においては、ポータルサイトの動向を注視しながら、8月にふるさとチョイスと楽天に参入したが、返礼品の40%を30%にしたことが減額の要因であるとのことだった。 ちなみに、県下のふるさと納税の実績は、第1位が燕市の7万13件、16億8,413万円。第2位が南魚沼市の3万5,467件、11億7,300万7,000円。第3位が三条市の3万1,214件、8億9,156万4,000円であり、本町は2万6,065件、4億2,273万3,000円で第10位である。歳入の確保という観点から、今後も継続的な取り組みを強く望むものである。 次に、町債管理についてであるが、平成30年度末一般会計借入残高は158億6,756万6,000円と、前年比11億9,355万1,000円少なくなっているが、普通交付税も減額しているので、今後も新規借り入れの抑制等、残高の縮減に向けた町債管理に万全を期すよう望むものである。 2点目の歳出に関する事項についてであるが、歳出全般的には、県単農業農村整備事業ほか7件の一般会計繰越明許費1億8,349万5,000円が令和元年度に繰り越され、執行率は92.7%と、前年比2.2ポイント低くなった。 初めに、電力の自由化に伴う本町の削減実績であるが、平成29年11月に制限付一般競争入札により、株式会社アシストワンエナジーと契約し、平成30年2月に3施設、6月に5施設、10月に34施設の業務電力、高圧電力の合計42施設を対象とし切りかえ、削減を図ってきた。1年を経過した阿賀町役場本庁舎、阿賀町文化福祉会館、三川温泉スキー場の3施設の実績は、平成29年度が1,580万6,160円、平成30年度が1,119万610円で、削減額が461万5,550円、削減率が29.2%と、一定の成果を上げた。 次に、補助金や交付金、助成金についてであるが、平成24年度に167事業の交付要綱等を策定し、明確なルールに沿って適正に執行されるよう改善してきた。平成30年度の町単独補助金は約2億6,336万円で、歳出の2.2%を占めた。普通交付税が段階的に減額され、厳しい財政運営の中、各課においては再度事業ごとに実績報告書等を精査し、自主的に活動できるようにするべく検討、見直しを図ることを強く望むものである。 以上、平成30年度阿賀町各会計決算審査意見とする。 令和元年8月26日。 阿賀町代表監査委員、渡部政勝。阿賀町監査委員、山口周一。 以上であります。 ○議長(斎藤秀雄君) ただいま、渡部代表監査委員から決算審査の意見を受けました。 ここで、若干の質疑を許します。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) ないようですので、これで質疑を終わります。 監査委員におかれましては、長期間にわたる決算審査、大変お疲れさまでした。 お諮りします。 本件につきましては、この後、決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審議する予定としておりますので、本日は事項別明細書等の担当課長からの説明並びに質疑は省略したいと思います。 これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) 異議なしと認めます。 よって、担当課長の説明並びに質疑については省略します。 お諮りします。 ただいま上程されています認定第1号 平成30年度阿賀町各会計歳入歳出決算の認定については、阿賀町議会委員会条例第5条の規定及び議会運営委員会の決定により、議会選出の監査委員を除く全議員をもって構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審議することといたしたいと思います。 なお、設置期間は本9月定例会議の会議期間中とします。 これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) 異議なしと認めます。 したがって、本件は、議会選出の監査委員を除く議員をもって構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審議することに決定しました。 委員定数は、議会選出の監査委員を除く11名であります。 なお、設置期間は、本9月定例会議の会議期間中であります。 お諮りします。 ただいま設置されました決算審査特別委員会委員を、阿賀町議会委員会条例第7条第2項の規定により、ただいまから議長において指名します。 1番、宮澤直子君、2番、長谷川眞君、3番、清野眞也君、4番、斎藤栄君、5番、小池隆晴君、6番、入倉政盛君、8番、五十嵐隆朗君、9番、石田守家君、10番、神田八郎君、11番、石川太一君、12番、斎藤秀雄。 以上、11名の諸君を指名します。 これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) 異議なしと認めます。 したがって、ただいま議長が指名した11名の諸君を、決算審査特別委員会委員に選任することに決定しました。 なお、阿賀町議会委員会条例第9条の規定により、決算審査特別委員会を本日の本会議終了後直ちに招集し、当議場において開催いたしますので、よろしくお願いいたします。 お諮りします。 9月9日月曜日から9月12日木曜日までの4日間、決算審査特別委員会のため休会といたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(斎藤秀雄君) 異議なしと認めます。 したがって、9月9日月曜日から9月12日木曜日の4日間、休会することに決定しました。 次の会議は、9月13日金曜日、午前10時開会といたします。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(斎藤秀雄君) 以上で本日の日程は全部終了しました。 これで本日の会議を閉じます。 本日はこれにて散会します。 大変ご苦労さまでした。 △散会 午後4時50分...