平成 6年 第1回(3月)定例会 平成6年第1回
上越市議会定例会会議録(4日目) 平成6年3月23日(水曜日) 出 席 議 員 1番 大 島 武 雄 君 2番 牧 野 島 清 君 3番 山 岸 行 則 君 4番 市 村 孝 一 君 5番 坪 井 正 澄 君 6番 永 島 義 雄 君 7番 小 林 克 美 君 8番 鳴 海 寿 一 君 9番 小 林 林 一 君 10番 早 津 輝 雄 君 11番 樋 口 良 子 君 12番 茨 木 実 君 13番 宮 沢 武 男 君 14番 田 村 恒 夫 君 15番 石 平 春 彦 君 16番 西 沢 幹 郎 君 17番 杉 田 弘 美 君 18番 山 口 昇 君 19番 船 崎 信 夫 君 20番 関 原 忠 良 君 21番 小 林 元 一 君 22番 星 野 実 君 23番 山 田 力 之 助 君 24番 市 川 文 一 君 25番 新 保 清 司 君 26番 本 城 文 夫 君 27番 高 橋 実 君 28番 相 馬 義 孝 君 29番 樋 口 栄 一 君 30番 渡 辺 一 太 郎 君 31番 岡 本 鍈 一 君 32番 大 原 久 勝 君 説明のため出席した者 市 長 宮 越 馨 君 助 役 山 口 弘 司 君 収 入 役 小 柳 昭 三 郎 君 教 育 長 斉 藤 弘 君 市 長 公室長 下 村 紘 君 財 務 部 長 滝 沢 和 夫 君 企 画 部 長 川 名 茂 君 市民環境部長 川 合 恒 夫 君 経 済 部 長 西 條 達 男 君 建 設 部 長 松 橋 昭 彦 君 ガス水道局長 小 林 達 二 君 教 育 次 長 宮 本 慶 次 郎 君 行 政 課 長 風 間 正 宏 君 教 育 委員会 委 員 長 高 橋 信 雄 君 監 査 委 員 田 中 厚 君 農 業 委員会 会 長 藤 本 政 一 君 職務のため出席した事務局職員 事 務 局 長 松 苗 正 彦 君 次 長 白 石 行 雄 君 調 査 係 長 平 田 伸 一 君 主 事 川 瀬 ゆ か り 君 議 事 日 程 第1
会議録署名議員の指名 第2 議案第1号より第50号及び報告第1号 第3 同意案第1号 上越市収入役の選任について 第4 諮問第 1号
人権擁護委員候補者の推薦について 第5 発議案第1号 医療と看護の充実を求める意見書の提出について 発議案第2号 ガット・
ウルグアイ・ラウンド合意の国会承認反対に関する意見書 の提出について 第6 閉会中の所管事務調査について(各常任委員会) 本日の会議に付した事件 第1
会議録署名議員の指名 第2 議案第 1号 平成6年度上越市一般会計予算 議案第 2号 平成6年度上越市
国民健康保険特別会計予算 議案第 3号 平成6年度上越市
診療所特別会計予算 議案第 4号 平成6年度上越市
索道事業特別会計予算 議案第 5号 平成6年度上越市
下水道事業特別会計予算 議案第 6号 平成6年度上越市
老人保健特別会計予算 議案第 7号 平成6年度上越市
直江津駅南地区土地区画整理事業特別会計予算 議案第 8号 平成6年度上越市
農業集落排水事業特別会計予算 議案第 9号 平成6年度上越市
ガス事業会計予算 議案第10号 平成6年度上越市
水道事業会計予算 議案第11号 平成5年度上越市
一般会計補正予算(第5号) 議案第12号 平成5年度上越市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号) 議案第13号 平成5年度上越市
下水道事業特別会計補正予算(第5号) 議案第14号 平成5年度上越市
直江津駅南地区土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号) 議案第15号 平成5年度上越市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第4号) 議案第16号 平成5年度上越市
ガス事業会計補正予算(第1号) 議案第17号 平成5年度上越市
水道事業会計補正予算(第1号) 議案第18号
上越市部制条例の一部改正について 議案第19号 職員の勤務時間に関する条例の一部改正について 議案第20号 上越市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正 について 議案第21号 上越市市税条例及び上越市
都市計画税条例の一部改正について 議案第22号 上越市督促手数料及び
延滞金徴収条例の一部改正について 議案第23号 上越市奨学基金条例の一部改正について 議案第24号
上越市立図書館条例の全部改正について 議案第25号
上越市立水族博物館条例の一部改正について 議案第26号 上越市
敬老祝金支給条例等の廃止について 議案第27号 上越市
高齢者住宅整備資金貸付条例及び上越市
障害者住宅整備資金貸付条例の一 部改正について 議案第28号
上越リゾートセンターくるみ家族園条例の一部改正について 議案第29号 市民いこいの家条例の制定について 議案第30号 上越市
ごみ処理施設建設基金条例の廃止について 議案第31号 上越市農業委員会の選挙による委員の選挙区の設定に関する条例の一部改正につ いて 議案第32号 上越市
ふるさと保全基金条例の制定について 議案第33号 上越市索道条例及び上越市
スーパーボブスレー条例の一部改正について 議案第34号
直江津屋台会館条例の制定について 議案第35号 上越市
道路占用料等徴収条例の一部改正について 議案第36号 上越市都市公園条例の一部改正について 議案第37号 上越市
公共下水道建設基金条例の廃止について 議案第38号 上越市公営企業の設置等に関する条例の一部改正について 議案第39号 上越市ガス供給条例の一部改正について 議案第40号 上越市
水道水源保護条例の制定について 議案第41号 上越市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正について 議案第42号 上越市条例の整備に関する条例の制定について 議案第43号 財産の取得について 議案第44号 上越市
終末処理場設備増設工事の協定の一部変更について 議案第45号
上越地域広域市町村圏協議会を組織する地方公共団体の数の減少及び上越地域広
域市町村圏協議会規約の変更について 議案第46号 新潟県
上越少年補導施設組合規約の変更について 議案第47号 工事請負契約の締結について(仲町汚水幹線 444 他工事) 議案第48号 工事請負契約の締結について(有田汚水幹線 103 工事) 議案第49号 工事請負契約の締結について(有田汚水幹線 71 工事) 議案第50号 工事請負契約の締結について(高田汚水幹線 67 他工事) 報告第 1号 専決処分した事件の承認について(平成5年度上越市
一般会計補正予算(専第4 号)) 第3 同意案第1号 上越市収入役の選任について 第4 諮問第 1号
人権擁護委員候補者の推薦について 第5 発議案第1号 医療と看護の充実を求める意見書の提出について 発議案第2号 ガット・
ウルグアイ・ラウンド合意の国会承認反対に関する意見書の提出につい て 第6 閉会中の所管事務調査について(各常任委員会) ────────────────────────────────── 午前10時0分 開議
○議長(大原久勝君) これより本日の会議を開きます。 ───────────────────── 〇 ─────────────────────
△日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(大原久勝君) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。 本日の
会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において西沢幹郎君及び星野実君を指名いたします。 ───────────────────── 〇 ─────────────────────
△日程第2 議案第1号より第50号及び報告第1号
○議長(大原久勝君) 日程第2、議案第1号より第50号及び報告第1号を一括議題といたします。 本件に関し、各委員会における審査の経過並びに結果についての報告を求めます。 まず、
総務常任委員長の報告を求めます。 30番、渡辺一太郎君。 〔渡 辺 一 太 郎 君 登 壇〕
◆30番(渡辺一太郎君) おはようございます。ただいまより
総務常任委員長報告を申し上げます。 去る4日の本会議におきまして、当委員会に付託されました議案10件、報告1件について、15日、16日に委員会を開催、慎重審査の結果、いずれも原案のとおり可決、承認すべきものと決しました。 以下、審査の順序に従い、その概要について申し上げます。 まず、報告第1号専決処分した事件の承認について(平成5年度上越市
一般会計補正予算(専第4号))でありますが、さしたる質疑もなく、採決の結果、全員賛成で承認すべきものと決しました。 議案第11号平成5年度上越市
一般会計補正予算(第5号)についてでありますが、理事者の説明の後、委員より、財源不足に関し、12月議会でも説明があったが、普通交付税の算定方法の変更について情報は早く入手できなかったのか。事業変更するなどして、財源確保を図るべきだったと考えられるがどうかとの質疑に対し、理事者より、8月算定段階では県に照会したが、
交付税算定方式変更の情報は全く入っていない。財源不足に対しては、全庁的に経費の1割カットなど節約、節減を要請するなど、積極的に取り組んできた。また、税の収納率向上にも税3課を挙げて取り組み、市民サービスの低下だけは避けるべく努力をしてきたとの答弁がありました。 委員より、特定資金、NTT資金でございますが、の繰上償還残高はどのくらいかとの質疑に、理事者から、平成2年、3年に
本町大町土地区画整理事業と
安江市営住宅建設事業にそれぞれ貸し付けを受けた合計額は6億 2,945万円である。いずれも平成6年度予算で繰上償還のための予算措置を行った。これで特定資金の償還はすべて終了する。さらに委員より、
電算システム費の14節使用料及び賃借料、
テレトピア推進費の13節委託料、同和対策における工事請負費の減額理由等についての質疑があり、それぞれ理事者から答弁がありました。 以上で質疑を終結、議案第11号を採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第18
号上越市部制条例の一部改正についてであります。理事者の説明の後、委員より、名称変更の
広報Jトーク課に関連して、
Jトーク開催状況と出席者はだれか。要望に対する対応はどのようにやっているのか。新設される見直し政策課の業務内容、実効を上げる手だてはどうかとの質疑に、理事者から、Jトークは小学校単位で行い、既に4回開催した。小学校区が終わったら、町内会単位で細かく行っていきたい。地域に密着した話として道路関係が一番多く出る可能性があるので、関係部長から出席してもらっている。要望に対する答弁は市長が行い、細部は部長が答えている。その場で対応できるものは対応し、予算の伴うものは持ち帰り、担当課に指示、検討させ、発言者に回答している。また、発言及び答弁はまとめ、フィードバックしている。見直し政策課は、市民感覚にそぐわない行政システムを改めるのが目的で、現状どうあるかということから認識をしていく。市民は何を求めているか。全分野の現状を点検し、作業に入る。市長直属のスタッフとし、担当部権限を強め、実効を上げたい。目的を果たせば任務は終わるとの答弁がありました。 委員より、女性児童課を女性政策室とした理由、またその機能、政策構想、行動計画等はできているのか。
上越総合福祉センターに2課を新設したが、設置はどこか。特定開発課の業務はどこでやるのかとの質疑に、理事者より、女性の社会参加の推進と地位向上を図っていくもので、より以上の中身の濃いものを検討するため室とした。行動計画をつくる会合を開いたが、6年度中、それもなるべく早くつくりたい。当然、議会にも相談したい。
総合福祉センターの2課は、センター内に設置する。特定開発課の業務は、変更した
拠点都市整備課と一緒にして、ここで行うとの答弁がありました。 さらに委員より、
景観デザイン室の応募者は何名あったか。
まちづくり政策課とのかかわり合いについてはとの質疑に、理事者から、応募者は3名あった。
まちづくり政策課は企画部に属し、全体的に長期的な施策について方向づけを行うもので、
景観デザイン室は建設部、都市計画の一部と考えている旨の答弁があり、採決の結果、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第19号職員の勤務時間に関する条例の一部改正について、議案第20号上越市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について、議案第21号上越市市税条例及び上越市
都市計画税条例の一部改正について、議案第22号上越市督促手数料及び
延滞金徴収条例の一部改正について、議案第41号上越市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正について、議案第42号上越市条例の整備に関する条例の制定について、議案第45
号上越地域広域市町村圏協議会を組織する地方公共団体の数の減少及び
上越地域広域市町村圏協議会規約の変更について、以上7議案はさしたる質疑もなく、採決の結果、全員賛成で可決すべきものと決しました。 最後に、議案第1号平成6年度上越市一般会計予算についてであります。理事者の説明の後、委員より、東京事務所の
ランニングコスト等について、また上越白書の意義と発行時期。拠点地区設定に関し、土地改良区及び地権者への説明は行ったのか。用途地域指定の見通しは。自前の
まちづくり推進事業と上越21
スーパーアメニティプランと平成5年度の上越21
ラーバンスーパープランとの継続性、また第三次総合計画との整合性との質疑に、理事者から、東京事務所の
ランニングコストは平成6年度開設準備費の中で調査、検討する。上越白書は、合併後20年以上過ぎた市の現況をわかりやすくまとめ、10月ごろを目途に発行したい。拠点地区指定は構想段階であり、説明はしていない。しかし、地元の協力がなければ事業の推進が図られないので、できるだけ早く説明、協議を行っていきたい。用途地域の見直しは、平成7年度を予定している。上越21
スーパーアメニティプランは、上越21
ラーバンスーパープランを名称変更したものであって、
プラン策定調査はラーバンの2年継続調査の継続である。策定目的は変わりはなく、整合をとる。平成5年度の委託、中間報告はおくれている。近々でき上がってくるので、でき次第報告したい。自前のまちづくりと
アメニティプラン、第三次総合計画との整合性については、総合計画は自治法に定められた市の施策の根幹である。自前の
まちづくり推進事業も
スーパーアメニティプランも、将来の上越市のビジョン策定を明らかにするもので、次期第4次総合計画に反映させていきたいとの答弁がありました。 さらに委員から、自前の
まちづくり協議会の組織は
中央官庁サミットの実行主体とその方法。また、
北東アジア視察の目的はとの質疑に、理事者から、自前の
まちづくり協議会は学識者とまちづくりに意欲のある市民、
シンクタンク等で組織し、課題によって国・県等の関係機関からもオブザーバーとして意見を求める。
中央官庁サミットの実行主体は、青年会議所や
上越地方振興促進協議会を組織する市町村に広く呼びかけ、実行委員会を組織したい。明年2月ごろ、中央から課長、係長クラスの出席を得て、上越地域全体の活性化対策を主題に開催したい。なお、
北東アジア視察は、吉林省から大豆などを直江津の港に陸揚げすることが目的で、琿春と交流を深めるため3名程度の視察を予定している旨の答弁がありました。 その他、
国際交流推進会議の委員構成、北陸新幹線、上信越自動車道の現況等について質疑があり、それぞれ答弁がなされました。 委員より、明るい子どものまち推進事業に関連し、子どもの家建設は1ヵ所となっているが、いずれ廃止するつもりか。今後の考え方についてとの質疑に、理事者から、公民館や各種集会所が一つの建物で多目的に使用されていることが多いので、施設のあり方、利用方法を検討していかねばならない。今後の推移を見たいとの答弁がありました。 9款消防費に関連して、委員より、
黒井タンクヤード移転の状況、跡地の利用についての質疑に、理事者から、移転先の土地は、既に企業は購入済みであるが、長引く不況のためか、いつまでに移転が完了するかわからない。跡地利用についても、完了後でないと具体的計画が立てられない。県や関係機関と検討してみたいとの答弁がありました。 12款公債費に関連して、委員より、所得税減税に伴う
地方交付税原資の減を借入で補い、減税による地方の財源不足を起債で補うなど、国の施策が地方へのしわ寄せとなっている現況についてどう考えているのか。繰上償還の効果があるのか。減債基金はこれからも活用するのかとの質疑に、理事者からは、基本的には国と地方とで責任を分かち合うものと考えているが、財源確保にあらゆる機会を通じて努めてきたが、今後も地方六団体などを通じて地方財源確保を図っていく。繰上償還することにより、償還利子の後年度負担分が軽減される。減債基金の活用については、償還すべきルール分は毎年度基金を使い償還している。今後も経済動向を踏まえて、総合的に検討の上、活用していくとの答弁がありました。 次に、歳入について、1款市税1項市民税について、委員より、市民税の収入歩合が現年度で 0.1%減、滞納繰越分で 0.5%減の予算編成をなされているが、現在の収納状況はとの質疑に、理事者から、長引く不況の中で、現在の収納率は市民税では前年同期 0.8%の減となっている。税目別では、固定資産税は上回ったり、土地保有税が下回ったりばらつきがあり、厳しい状況にある。税3課が協力し合って収納率向上に努力しているとの答弁がありました。 以上で質疑を終結、議案第1号を起立採決の結果、起立多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、当委員会の審査の概要を申し上げましたが、詳細は委員会記録に譲り、
総務常任委員長報告を終わります。
○議長(大原久勝君)
総務常任委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 質疑はないものと認めます。 次に、
厚生常任委員長の報告を求めます。 18番、山口昇君。 〔山 口 昇 君 登 壇〕
◆18番(山口昇君) これより
厚生常任委員長報告を申し上げます。 去る4日の本会議において、当委員会に付託されました案件について、9日、10日の両日委員会を開催し、慎重審査の結果、いずれも承認、可決すべきものと決しました。 以下、審査の順序に従い、その概要を申し上げます。 まず、報告第1号専決処分した事件の承認について(平成5年度上越市
一般会計補正予算)は、さしたる質疑もなく、全員異議なく承認すべきものと決しました。 次に、議案第11号平成5年度上越市
一般会計補正予算について、3款1項5目老人福祉費中、委員より、
特養建設準備費について、県では中越、下越より上越は恵まれているとのことであるが、上越市の考えはどうか。また、 4,000万円を超える額を予定していたが、どの時点で見送りとなったか。平成7年に採択され、設計計画をされるのか。県に対する運動が十分であったかとの質疑に対し、理事者より、下越は施設の整備率がおくれていること。上越市での待機者が多く、特養の必要性を清里村の点も踏まえ強く要請してきたが、国の関連も含め、県での採択が困難となった。補正では、ボーリング調査のみ使用したが、7年度には建設できるよう期待を込め、鋭意努力していきたいとの答弁がなされました。 4款1項4目環境衛生費で、委員より、環境整備について地元の苦情、調整はできているか。12月議会で設計書を提出できなかったか。合併処理浄化槽の設置区域は、将来的な構想も含めて市民にわかりにくいが、その方策はとの質疑に対し、理事者より、環境面では県のアセスに基づき実施している。13町内会の同意を得て行っているが、道路については県に要望している。設計については、大きなプラントは市町村で設計を組めないこと、チェックは技術審査会で行う。また、PRについては下水道全般と農水との関係も含めて検討していくとの答弁がありました。 以上で質疑を終結し、採決の結果、議案第11号は全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第12号平成5年度上越市
国民健康保険特別会計補正予算については、さしたる質疑もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第26号上越市
敬老祝金支給条例等の廃止について、委員より、1、市民が納得できるのは難しい。市長はJトークで、最初全廃の話であったと思うが、いつの時点で祝意に変わったか。2、節目、節目に祝意をあらわすとのことであるが、どのような団体、人と話をしたのかとの質疑に対し、理事者より、初めから老人に敬意をあらわす考えはあったと思う。市長が過去にどのような経過でどう話したかは知り得ないが、今後のことについて協議をし、相談しながら計画し、議会に提案したとの答弁がなされました。 さらに委員より、1、行政は急激な変化ではなく継続性が必要と考えるが、立場上での受けとめ方、見解はどうか。2、要綱、規則を定める段階での議会との対応、また今後内容を変更するとき、市長の専決とならないか。議会に相談なく行われないかとの質疑に対し、理事者より、1、職員としての立場で変化に対応している。2、規則、要綱は市長の専決であるが、市民の関心もあり、予算が伴うことからも議会と相談していくとの答弁がなされました。 以上で質疑を終結し、採決の結果、議案第26号は全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第27号上越市
高齢者住宅整備資金貸付条例及び上越市
障害者住宅整備資金貸付条例の一部改正についてであります。委員より、1、保証人をつけられない人の援助策と補助対象について。2、県の保証協会を使えないかとの質疑に対し、理事者より、恵まれない人の立場に立って考えているが、現行制度では公的なことから困難である。今後良策があるか検討していく旨の答弁があり、さらに委員より、克雪住宅等でフォローできないかとの質疑に対し、理事者より、建築住宅課、福祉課等をも含め全庁的に取り組みを検討していきたいとの答弁がありました。 採決の結果、議案第27号は全員賛成にて原案のとおり可決すべきものと決しました。 次、議案第28号
上越リゾートセンターくるみ家族園条例の一部改正については、若干の質疑の後、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第29号市民いこいの家条例の制定について、委員より、1、利用者の見込み数、2、駐車場の台数、3、団体の送迎は考えているかとの質疑に対し、理事者より、総体的に5万人を見込んでいる。スペースは普通車23台、バス1台のスペースである。送迎は考えていないとの答弁がありました。 委員より、名称をいこいの家とした経緯、老人福祉の一環から、春日山荘と同じく無料にできないかとの質疑に対し、理事者より、春日山荘は老人福祉センター的な位置づけであり、市民いこいの家は広く市民に利用していただくとの考えであるとの答弁がなされました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第1号平成6年度上越市一般会計予算であります。理事者の説明の後、質疑に入り、3款1項1目社会福祉総務費で、委員より、民生費全般を見ると地方債が多くなっているがとの質疑に対し、理事者より、建設事業にかかわる経費が伸びているため、市債が伸びている。内容面では、昨年に劣っていないとの答弁があり、委員より、1、名称について、福祉センターは他の一般私企業と紛らわしい。考慮できないか。2、女性保護事業の名称は女性差別とならないか。3、体制人員数。4、社協の事務費が前年より少額であるがとの質疑に対し、理事者より、1、名称等については行政の進め方、あり方を女性行動計画をも含め6年度に検討していく。2、女性対策室のスタッフは複数である。3、社協は大変であり、管理部門など分けて事務部門を考えていきたいとの答弁がありました。 委員より、1、ボランティアを含めて社協職員の身分保障、退職金について。2、ホームヘルパーの機動力の面から、車両購入について。3、民生委員の中で、主任児童委員の仕事内容についての質疑に対し、理事者より、1、退職金については全国規模のものに加入している。2、車については5台購入するが、公用車の整備のない間、私用車に対し、事故時の補償も検討している。3、主任児童委員は16人で国が認めたものであり、位置づけは民生委員である。児童、生徒を含めて範囲を広くしたとの答弁がありました。 3目身体障害者福祉費で、委員より、不況の中、仕事量、期限内納入について企業との連携はどうかとの質疑に、理事者より、法人であるが、現実には仕事内容は厳しいとの答弁がありました。 委員より、在宅介護手当について、1、他市の状況。2、 5,000円の手当であるが、施設入所者から見たとき、パート並みの手当を出せないか。例といたしまして、小国町は6万円であるとのことであります。3、条例ではどうかとの質疑に対し、理事者より、1、新潟市ほか7市である。2、福祉施策は多様であり、これが万全とは言えない。どこで一線を引くかで苦慮している。今後もいろんな角度から検討していく必要があるとの答弁がありました。 5目老人福祉費では、委員より、福祉マップの内容、配布先の質疑に対し、理事者より、6年度に調査を行うが、公共施設並びに民間で公共的なものを考えているとの答弁があり、委員より、ケアハウスについて、1、概略図が出ていないが、その理由は。2、構想の中身は。3、入居者の負担と費用は。4、総合的福祉施設の考えはとの質疑に対し、理事者より、ケアハウスについてヒアリングをしている段階であり、概略を出しても変更となる面がある。早い時期に提出をしたい。2、軽費老人ホームの一種であり、建物、部屋を自分の財産として持っていただく。そのため、一時金、管理費を計算する。管理人を配置し、共同生活を行うことになる。福祉ゾーンを考えていきたい旨の答弁がありました。 委員より、ホームヘルパーについて、1、 100人体制で有効運用ができるか。ヘルパーの教育はとの質疑に対し、理事者より、ヘルパーは正規の方が31人、臨時で24人の体制であるが、休暇の補完、需要の増大、拡大となる面から、 100人体制でより有効運用ができる。また、自分自身を含めほかに派遣もするなど、研修を行っているとの答弁がありました。 2項2目児童措置費で、委員より、職員体制についての質疑に対し、理事者より、組合とも協議を進めており、6年度に支障のないように対応していきたいとの答弁がなされました。 5目たんぽぽ園運営費で、委員より、希望者は全員入園できるか。追跡調査はどうか。プールの要望があるがとの質疑に対し、理事者より、心身障害者の施設であり、希望者は入園されており、移行の場合もある。そのままの入園者もあります。また、簡易プールを用意しているとの答弁がありました。 3目予防費で、委員より、1、骨粗鬆症で骨の密度の検査はどうか。2、機能訓練で、作業、理学療法士の看護体制についての質疑に対し、理事者より、器具が高価であること。新センターに器具が入るので、そこで対応していきたい。2、作業、理学療法士については、犀潟病院に派遣をお願いしている。MRSA等、感染をも含めて施設で研修を行っているとの答弁がありました。 2款1項10目交通安全対策費で、委員より、1、新1年生の腕章について、かばんにつけているが指導はどうか。2、街路灯の点滅についての質疑に対し、理事者より、腕章については検討したい。街路灯は天候の状況によりやむを得ない面があり、スイッチが故障したときは消えるとの答弁がありました。 3項1目戸籍住民基本台帳で、委員より、休日サービスについての質疑に対し、理事者より、平成6年度の早い時期に行いたいとの考えで受け入れ箇所を含め具体的に調査、協議中であるとの答弁がありました。 4款1項4目環境衛生費で、委員より、1、ごみの有料化について市の考えは。また、企業と一般家庭での量の割合はとの質疑に対し、理事者より、集団回収は50年代から進めており、コンポスト、分割等進めている段階であり、市民に負担をかける前にできるものから行っていきたい。市で扱うのは、家庭内のごみであり、企業は産廃、商店は別で許可、有料であるとの答弁がありました。 5目公害対策費中、委員より、地盤沈下で井戸の規制を強化されるか。2、酸性雪について。3、フロンガスの回収策。4、カラス対策についての質疑に対し、理事者より、1、豪雪以後、地盤沈下について、国、県を含めて各対策を考えている。規制については困難な点があり、県と話を進めている。2、酸性雪について、国でも影響について研究中であり、上越は保健所で調査中である。県内は同等くらいである。3、フロンガスは市で取り扱うのは困難である。ただし、実態調査は今後検討していきたいとの答弁がありました。 2項2目塵芥処理費で、委員より、分別収集について、1、設置場所、協力員など、問題点はないか。2、今後の全市の展望はとの質疑に、理事者より、現在特段問題は出ていないが、半年後にアンケートをとりたい。また、全市実施は最大の課題であり、審議会に諮りながら、願望を含め7年度中に実施できないかと考えているとの答弁がなされました。 委員より、電池の処理についての質疑に、理事者より、各家庭配布の暦により知らせている。現在、水銀を含んだ電池は製造されていないが、市は安全の意味から実施しているとの答弁がありました。 3目し尿処理費で、委員より、1、異臭について。2、民間委託の考えはとの質疑に対し、理事者より、一部事務組合との整合性を考え合わせた中で、ごみ処理場が終わり次第、し尿に取り組んでいきたい。施設の更新時に委託を考えるのが、ほかでも行われている旨の答弁がなされました。 以上で質疑を終結し、採決の結果、賛成多数にて議案第1号は原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第2号平成6年度上越市
国民健康保険特別会計予算について、委員より、診療報酬について、給食の有料化に伴う予算化は。滞納者に対する取り扱いはどうか。赤字解消で一般会計から繰り出したが、今後の見通しはとの質疑に対し、理事者より、診療報酬は 1.2%見込んでいる。給食については通知を受けていないので、予算上見ていない。滞納者は若干ふえているが、低所得者には配慮しており、収納率向上を図っている。資格証明は発行していない。赤字は平成5年度で解消したが、医療費の増が大きい点を考慮し、平成6年の推移を見ながら、今後の課題としたいとの答弁がありました。 採決の結果、賛成多数にて議案第2号は原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第3号平成6年度上越市
診療所特別会計予算については、さしたる質疑もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第6号は平成6年度上越市
老人保健特別会計予算でありますが、質疑なく、採決の結果、賛成多数にて原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第30号上越市
ごみ処理施設建設基金条例の廃止について、さしたる質疑もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、当委員会における審査の概要について申し上げましたが、詳細は委員会記録に譲り、
厚生常任委員長報告を終わります。
○議長(大原久勝君)
厚生常任委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 質疑はないものと認めます。 次に、建設企業常任委員長の報告を求めます。 22番、星野実君。 〔星 野 実 君 登 壇〕
◆22番(星野実君) これより建設企業常任委員長報告を行います。 去る4日の本会議において、当委員会に付託された議案17件について、11日及び14日に委員会を開催し、慎重審査の結果、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 以下、審査の順序に従い、その概要を申し上げます。 まず、議案第11号平成5年度上越市
一般会計補正予算についてであります。理事者の説明に対し、委員から、道路新設改良費の減額補正の理由、景気浮揚のための第3次補正について建設部関係の総額はとの質疑に、理事者から、県の予算づけにおける投資効果、年度間における地域バランスという面、また当市における該当事業の関係等から、このようになったものである。なお、補正総額は11億 6,500万円で、道路関係の 4,500万円以外はすべて繰り越しであるとの答弁がありました。また、橋梁新設改良費における減額理由について質疑があり、理事者から、橋梁下のブロック護岸について、一部災害復旧で施行されたことによる減額であるとの答弁がありました。 質疑を終結し、議案第11号について、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第13号平成5年度上越市
下水道事業特別会計補正予算についてであります。委員から、公債費償還利子、一般会計からの繰入金について若干の質疑があり、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第14号平成5年度上越市
直江津駅南地区土地区画整理事業特別会計補正予算についてであります。理事者の説明に対し、さしたる質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第35号上越市
道路占用料等徴収条例の一部改正についてであります。理事者の説明に対し、委員から、東北電力・NTTの電柱が市道、特に歩道を占用し、本来の歩道機能を失っているが、その状況把握と移転計画はとの質疑に、理事者から、市内の現況は把握していないが、地域の要望により対処している。新設については、支障にならないような計画をしているとの答弁があり、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第36号上越市都市公園条例の一部改正について、議案第37号上越市
公共下水道建設基金条例の廃止について、議案第44号上越市
終末処理場設備増設工事の協定の一部変更について、以上3議案については、格別の質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第1号平成6年度上越市一般会計予算についてであります。理事者から、予算に関する説明書並びに資料に基づいての説明を受け、質疑に入りました。委員から、総体的に予算の組み立てに当たっての基本的な考え方及び景気浮揚対策等の新年度予算にどの程度盛り込まれているかとの質疑に、理事者から、国のある程度の伸び率を勘案し、本年度は 0.3%増とした。建設部としては工事の事業費が減っているが、新規事業の調査費等がかなり含まれており、新たな施策を展開する意味で予算づけをした。特に下水道関係については、前倒しを含め補正対応があると思っているとの答弁がありました。 2項3目道路新設改良費について、委員から、今回単独事業量の積算基礎が計上されていないがとの質疑に、理事者から、地元要望を聞いた中で積算したが、国の予算編成がおくれたため、事務の簡素化・財政の効率化、そして突発的なものに対応する融通性ということから、このようになったとの答弁がありましたが、委員の納得が得られず、休憩し、協議の結果、とりあえずこの目については審査を保留することにいたしました。 5項2目土地区画整理費について、委員から、直江津地区市街地整備計画について名目を変えては調査をしているが、一向に青写真的なものが出てこないとの質疑に、理事者から、昨年は建設サイドだけでなく、通産・自治を含んだ商業地域振興整備事業ということで委員会を設置している。この3月末に最終の委員会を開催することになっており、その提案を受け、住民と十分話し合いのできる詳細な資料づくりをしていくとの答弁がありました。また、戸野目土地区画整理事業での緑化推進事業について、今後の維持管理、地区計画との兼ね合い等について質疑があり、それぞれ答弁がありました。 なお、審査を保留した道路新設改良費についてでありますが、14日の委員会審査冒頭、議長から会期内の22日に資料を提出していただくことになっているので、それを前提に審査を続けてほしいとの発言があり、審査に入りました。委員から、新年度は新設改良・歩道工事等含めて 224件で昨年、一昨年と比べると件数が少ない。市民要望は達成されているのかとの質疑に、理事者から、箇所は減っているが、要望に対しては生活関連道路を重点に集落内のアクセス・幹線道路へのアクセス道路を優先的に拾っているとの答弁がありました。 以上で質疑を終結し、議案第1号については採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第5号平成6年度上越市
下水道事業特別会計予算についてであります。理事者の説明に対し、委員から、財政見通し・区域拡大の方向づけ・追加認可を受けた今後の対応・他工事との整合性についての質疑に、理事者から、公共下水道は都市計画区域の市街化区域内を整備しているが、特に人家密集区域の拡大を図り、認可面積を確保しておいて、公共事業を順次投入していく。この2月の認可区域拡大は、景気浮揚の関係等で予算内示があり、その一部対応という拡大もあった。現在進められている第7次5ヵ年計画は平成3年から7年までで、8年以降は12年までの第8次になるが、財政計画の中でバランスシートを組み、計画を立てていきたい。工事に当たっては、ガス水道・NTT等、業者を集めて調整しているとの答弁がありました。また、公共下水道事業と集落排水事業の負担金の関係について、経済部と横の連絡をとり、そごのないよう昨年から打ち合わせをしているとの答弁があり、質疑を終結し、採決の結果、議案第5号は全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第7号平成6年度上越市
直江津駅南地区土地区画整理事業特別会計予算についてでありますが、理事者の説明に対し、格別質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、ガス水道関係であります。議案第16号平成5年度上越市
ガス事業会計補正予算、議案第17号平成5年度上越市
水道事業会計補正予算、議案第38号上越市公営企業の設置等に関する条例の一部改正について、議案第39号上越市ガス供給条例の一部改正について、以上4議案については、格別質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第40号上越市
水道水源保護条例の制定についてであります。理事者の説明の後、まず委員から、総論的に条例制定のねらいと制定に至る経過についての質疑があり、これについて理事者から、条例の目的としているところは、水道法の規定により水源を守り、市民に良質で安全な水を供給することにある。ここに至るまで市民の皆さんから大きな運動、要望があったし、また議会の皆さんからも要望、意見をいただいている。さらに、国においても、水質を守る法律が先般国会通過をしており、このような大きなうねりの中で、条例制定に踏み切ったものである。全国的には、34市町村が条例を制定しているが、開発を是とする立場と是としない立場と大きく二つに分かれている。当市は後者の考え方に立ち、県とも相談しながら提案に至ったものであるとの答弁がありました。 これに対し、各委員から、条例に伴う要綱・規則の考え方、管理者に対する事業者の協議について、第2条の水源保護地域・対象事業の解釈、さらに集水区域・範囲のとらえ方等々、細部にわたって質疑があり、それぞれ理事者から答弁がありました。しかし、各委員から条例の解釈等をめぐってさまざまな意見が出されたため、一時審査を中断し、この取り扱いについて別途協議を重ねたわけであります。その結果、本条例についてはまだまだ論議すべき箇所があるとの認識で一致し、結局委員会として、本件については関係住民の理解を得るとともに、条例の執行に伴って諸情勢の変化により新たな対応が必要になったときは修正を含めて議会と十分協議をするものとする旨の附帯事項を委員会として要望し、採決に入りました。 議案第40号を採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第9号平成6年度上越市
ガス事業会計予算、議案第10号平成6年度上越市
水道事業会計予算の2議案については、さしたる質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、3月17日の本会議において当委員会に付託された議案についてであります。議案第47号工事請負契約の締結(仲町汚水幹線 444 他工事)、議案第48号工事請負契約の締結(有田汚水幹線 103 工事)、議案第49号工事請負契約の締結(有田汚水幹線 71 工事)、議案第50号工事請負契約の締結(高田汚水幹線 67 他工事)、以上4議案については一括説明を受け、審査に入り、委員から、入札方式、共同企業体の構成員に関する若干の質疑があり、それぞれ答弁がありました。 採決の結果、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、当委員会における審査の概要と結果を申し上げましたが、詳細は委員会記録に譲り、建設企業常任委員長報告を終わります。
○議長(大原久勝君) 建設企業常任委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 質疑はないものと認めます。 次に、文教経済常任委員長の報告を求めます。 28番、相馬義孝君。 〔相 馬 義 孝 君 登 壇〕
◆28番(相馬義孝君) これより文教経済常任委員長報告を申し上げます。 去る4日の本会議において、当委員会に付託されました諸案件について、7日、8日に委員会を開催し、慎重審査の結果、報告1件、議案14件はいずれも原案のとおり可決、承認すべきものと決しました。 以下、審査の順序に従い、その概要について報告をいたします。 まず、報告第1号専決処分した事件の承認についてでありますが、さしたる質疑もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり承認すべきものと決しました。 次に、議案第11号平成5年度上越市
一般会計補正予算についてであります。教育費、5項6目史跡保存調査費中、委員より、春日山史跡公園の公有化事業に関連して、民間企業の開発計画について指定地に隣接することから、国及び県の指導を仰ぎたいとのことであったが、その後の動きはとの質疑に対し、公有地化については鋭意進めているが、この問題については指定地区域外の開発行為でもあり、今後その動きの中で県及び文化庁とも協議の中で対応してまいりたいとの答弁がありました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第1号平成6年度上越市一般会計予算についてであります。まず、教育委員会関係で、2款1項15目上越文化会館運営費中、委員より、自主事業の企画構成メンバーはどのようになっているかとの質疑に対し、文化団体2名、社教関係2名、知識経験者3名、計7名の構成である。また、平成6年度自主事業、入館料の算定、市民各階層の希望や求める企画、広報宣伝等々の質疑に対し、それぞれ答弁がありました。 5項1目社会教育総務費で、委員より、国際交流推進事業について積極的な交流推進を図っていき、異文化との交流により市民意識の向上と地域の活性化に貢献していくとのことで、海外視察研修補助金が計上されているが、一昨年以来、商工会議所等の今日までの交流実績、また公式訪問により市長、商工会議所会頭のメッセージの交換等が行われている中で、今後教育委員会として国際交流推進に向けての基本的な考え方、また哲学はとの質疑に対し、教育委員会として国際交流推進に対する哲学としては、児童社会教育の面に絞っての予算計上である。大学に留学されている生徒等々の援助、交流を通じて地域住民とのかかわり合いの中から進めてまいりたい旨の答弁がありました。また、今後も積極的に国際交流推進に向けて前向きの姿で取り組んでいただきたい旨の強い要望がありました。 3目図書館費中、委員より、新図書館の開館に伴う職員の配置、オープンのセレモニーは考えているのかとの質疑に対し、職員は2名の増員、特別のイベントは考えていないが、絵画展等を行っていきたいとの答弁がなされました。 4目博物館費で、委員より、加山又造展の委託料、需用費等の内訳、特に展示作品の保険料等に対する開催期間についての質疑に対し、それぞれ答弁がありました。 6目学校給食管理費に関連して、委員より、今日問題の外国産米の輸入に対し、学校給食用国産米の確保はどうかとの質疑に対し、学校給食用の米については国産米で対応するよう配慮しているとの答弁がありました。 経済部関係で、2款7項1目総合文化施設運営費で、委員より、3月25日オープンの宇宙体験カプセル運行についてお客の待合室の規模、管理運営体制、オープンに際しての説明案内板等の計画と体制はとの質疑に対し、待合室については3人搭乗できるので、3人~5人は可能である。また、科学館のピロティーが高く、雨風がしのげるので、そこに 200人程度が可能である。そこから待合室まで20メートルピロティーを設置し、待合室に連絡していく。案内人については、状況により最高6人を配置して対応していく。案内板は、当然設置をしたい。また、ラジオ・テレビ等により宣伝をしてまいりたいとの答弁がありました。 また、リージョンプラザ、コンサートホールの貸し館業務、管理体制について市民団体の利用と配慮等々についての質疑に対し、市主催、公の団体の活用と計画等を含め、今後貸し館業務については緩和と内部検討をしていくとのそれぞれ答弁がありました。 6款1項1目農業委員会費中で、委員より、農業予算を計上するに当たって配慮と特に目玉、またその方向についての質疑に対し、先般初会合が開催され、これからの農政プランの調査会等の中で今後上越市のあるべき姿、あるいは上越地域がどういうふうに農業とのかかわり合いを重視していくかについて御意見をいただきながら、上越市の農業の方向性を見出していきたい。新年度予算で大きな伸びを持って基盤整備、集落排水事業等についても配慮していくとの答弁がありました。 2目農業総務費で、委員より、担い手育成対策事業と中核農家養成等の事業の内容と成果についての質疑に対し、基盤整備、集落排水事業等については、当然受益者の負担にかかわり合いが出てくる。関係者の十分な理解をもとに推進をして、早目に今後のスケジュールを立ててまいりたい。また、各土地改良区が、大型圃場の基盤整備について年次計画を立てているところである。担い手育成対策事業についても厳しい農業情勢の中で、特に若者の担い手育成対策としてバイオ関係を主体としたもの、これからの農業はそのような方向性に活路を開いていくよう、若者に魅力ある農業政策に取り組んでまいりたいとの答弁がありました。 7款商工費1項3目観光費で、委員より、渚の夕日コンサート実施場所は。また、実行委員会についての質疑に対し、実施場所は直江津祇園祭のメーンであるみこしの川下り、花火大会が8時であることから、その前に夕日が落ちる時間帯に行い、場所は船見公園のステージを利用して実施する。教育委員会とタイアップして、実行委員会を組織していきたいとの答弁がありました。 5目観光物産センター費で、委員より、観光情報システムリース料の内容についての質疑に対し、理事者より、上越市を訪れる観光客に対し観光の情報、案内地図、宿泊施設の案内、特産品をマルチメディアパソコンに映像化して、観光情報提供を目的にリース料として計上し、観光宣伝に努めてまいりたい旨の答弁がありました。 質疑を終結、採決の結果、議案第1号平成6年度上越市一般会計予算は原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第15号平成5年度上越市
農業集落排水事業特別会計補正予算については、さしたる質疑もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第23号上越市奨学基金条例の一部改正についてであります。委員より、所得制限の緩和について利用しやすい状態ができているのか。また、現在までに申し込み状況はとの質疑に、所得制限の緩和については今後日本育英会の基準等も見直して、検討していく。申し込み状況については、平成5年度は20件で10名の利用者である。平成6年度は現在5件の照会が来ているとの答弁がありました。 質疑を終結、採決の結果、全員賛成にて原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第24号
上越市立図書館条例の全部改正についてであります。委員より、図書館の名称について高田・直江津図書館とのかかわり合いの中で、上越図書館とはならないのかとの質疑に、中央図書館等々も検討したが、従来親しまれてきたことも考慮しての名称とした。また、開館利用時間について1時間の延長は評価できるとしても、高田・直江津の時間差、また会議室等の利用時間について管理上問題はないかとの質疑に、高田図書館についてはサービス時間の延長、会議室等の利用時間については、職員の勤務時間のサイクルについては2ないし3の勤務時間調整を行い対応し、市民、利用者サービスに努めていきたいとの答弁がありました。 また、休館日の対応、ギャラリーでの文化活動の制約、民間企業の活用等の質疑にそれぞれ答弁がなされ、また開館時間のずれ、市民サービスの均衡、バランス等にも今後十分配慮していただきたいとの強い要望がありました。 質疑を終結し、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第25号
上越市立水族博物館条例の一部改正について、議案第31号上越市農業委員会の選挙による委員の選挙区の設定に関する条例の一部改正について、議案第32号上越市
ふるさと保全基金条例の制定については、さしたる質疑もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第33号上越市索道条例及び上越市
スーパーボブスレー条例の一部改正についてでありますが、委員より、施設、リフト等が10年も経過をして、老朽化している。修繕費がかかる中で、耐用年数はどのくらいか。また、安全性についてはとの質疑に対し、理事者より、耐用年数等については規模等によって異なるが、リフト等については索道安全協会の基準があり、開設前に検査を受け、その基準に該当しなければ運転できない。その検査規定をクリアしないものについては、修繕整備をして合格の後、運行となる。管理人も、毎年シーズン開設稼働前に安全講習を受けて、事故のないよう努めているとの答弁がありました。 採決の結果、全員賛成にて原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第34号
直江津屋台会館条例の制定についてであります。委員より、第1条の設置について、屋台を一堂に集めてということで、町内も議会も理解をしていたが、一方で市長は必ずしもそうでない発言をされている。足並みの乱れが懸念されるが、どうなのか。また、第6条の7月15日から8月5日までの期間は屋台の持ち出しで無料としているが、それ以前より練習、補修等で持ち出す町内が出てくる可能性がある。細部にわたっての町内実務者レベルの協議がなされていたのかとの質疑に対し、第1条の設置目的に沿った方向で、原則的に運営管理に当たっていきたい。現在ある19台の屋台をすべて入れていただくということで、関係者の合意ができている。第6条の期日設定については、直江津祇園協賛会、直江津地区連合青年会で打ち合わせをし、おおよそこの期間の設定でいいのではないかとのことであった。また、屋台展示のほかに祇園祭の歴史の再現コーナー等、展示物があり、全台が展示されていない場合でも料金をいただくには問題はないのではないかと考えているとの答弁がなされました。 質疑を終結、採決の結果、全員賛成にて原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第43号財産の取得について、議案第46号新潟県
上越少年補導施設組合規約の変更について、議案第4号平成6年度上越市
索道事業特別会計予算について、議案第8号平成6年度上越市
農業集落排水事業特別会計予算についてでありますが、さしたる質疑もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、当委員会における審査の概要について申し上げましたが、詳細は委員会記録に譲り、文教経済常任委員長の報告を終わります。
○議長(大原久勝君) 文教経済常任委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 質疑はないものと認めます。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次発言を許します。 11番、樋口良子君。 〔樋 口 良 子 君 登 壇〕
◆11番(樋口良子君) 私は、日本共産党議員団を代表いたしまして、今議会に提案された議案の一部に対し反対の理由を述べ、討論を行います。 議案第1号一般会計予算については、3月11日、閣議で了承された地方財政対策によれば、地方交付税は自治体の主要な財源でありますが、所得税減税分の地方交付税減収分1兆 2,300億円は交付税特別会計からの借り入れ分として扱い、その返済は地方自治体に負担させています。所得税、住民税の減税による1兆 6,300億円の地方税減収分について、地方自治体に減税補てん債を認めています。当市は9億 6,600万円でありますが、その返還については元利の25%、当市では2億 4,150万円でありますが、それは自治体負担となっています。 不況による財政収支不足の額のうち、2兆 9,000億円は地方交付税特別会計からの借り入れで交付税増額をしましたが、後年度処理方法はその返還を含めて自治体負担とするなど、自治体の財政危機に一層拍車をかけるものであります。国家予算編成で異常な伸び率を示した政府海外援助資金、軍事費などのツケを地方自治体に押しつけているものであります。 歳入、1款市税では、市税一律20%減税は4人世帯の標準家庭年収 500万円で、減税額は1万 2,000円から1万 5,000円の範囲と想定されています。今回の所得税、住民税の減税は上に厚く、下に薄い、すなわち多数を占める低所得者世帯には全く恩恵がないものであります。 御承知のように、国民の大反発を食らっている本年度政府予算案中の入院時における給食費、1日当たり 800円を初め酒税、国民年金、保険料、固定資産評価がえなど、12項目の税率大幅引き上げの予想される負担額は、国民1人当たり3万 7,000円にも達するもので、減税額の数倍の負担が強要されるもので、これらの影響は一層財政運営を硬直化させるものであります。固定資産税評価がえでは、負担調整で多少の配慮があるものの、現在のこの不況下で市民生活の中での 5.4%の前年度比負担は、その評価の根底にバブル経済による土地の異常上昇があり、この点でも不当なもので引き上げるべきものではなく、評価がえは不当であります。 17款諸収入の学校給食費徴収金では、消費税を賦課しているものであり、一貫して我が党は反対の態度をとってきましたが、今でも考えに変わりなく、賛成はできません。 歳出、1款議会費では、議員の海外視察であります。現時点では海外の視察は必要ではなく、また観光的な要素が盛り込まれているものであり、市民の中から批判の声が上がってきており、到底認めるわけにはいきません。反対です。 2款7目19節では、広域市町村圏関係の負担金については、将来道州制を導入しようとする行政の簡素化、効率化を打ち出した地方自治を根底から変えることをねらった臨調行革路線につながるものであり、認められません。 3款民生費では、福祉倍増計画を打ち出しながら、財源内訳では一般財源が5年度予算に比べ3億円以上減額されているなどは、納得できません。1項6目同和対策費の19節で運動団体に対する補助金は不当に高額であり、民主団体を呼称する団体に補助金を出すなど、あいまいな市行政の姿勢のあらわれであり、やめるべきものであり、反対です。 6款農林水産業費では、その全般にわたり国の米輸入自由化を前提とした日本の農業を根幹から覆す新農政プラン推進の立場であり、認められません。また、この米不足の折、外米を輸入し、一方では減反を押しつける。このような生産調整を受け入れたことは、全く納得できるものではなく、認められません。 8款土木費の2項、5項で県道の工事負担金については当然全額県が負担すべきものであり、反対であります。同じく、5項2目中の本町大町地区土地区画整理事業関係予算は、我が党議員団が天下り的まちづくりとして一貫して反対してきたものであり、反対です。 10款教育費では、新学習指導要領を推進の立場であり、差別、選別で落ちこぼし、登校拒否児、生徒を生み出し、現場の先生方の過密労働を無視し、君が代、日の丸を押しつけ、教育基本法が禁じた教育への不当な支配となり、憲法が保障する思想及び良心の自由、学問の自由に反するものであり、主権在民の精神からも外れるものであり、認められません。 議案第2号
国民健康保険特別会計予算については、現行国民健康保険法は憲法25条の理念を受け、第1条において、「この法律は、国民健康保険事業の健全な運営を確保し、もって社会保障及び国民保健の向上に寄与することを目的とする。」として、社会保障制度としての性格を明確にしています。また、4条では、「国は、国民健康保険事業の運営が健全に行われるようつとめなければならない。」と国の義務を規定し、国庫負担を義務化しています。しかし、臨調行革路線により国保事業の国の責任放棄の立場での見直しにより、84年には国庫補助率の45%から38.5%に削減されました。さらに、医療費抑制のための国保安定化計画、地方負担導入を法定化した保険基盤安定制度の創設など、相次いで制度改悪が行われ、92年度から国保事業の人件費や助産費補助も廃止され、一般財源化、つまり交付税措置にされてしまいました。 加えて、93年度には保険基盤安定制度に対する国庫補助が定率制から定額制へと改悪されました。これらについては、国保の運営に国が責任を負うという立場を放棄しているものであり、これは地方自治体の国保会計を脅かし、結果的には住民負担となるものであり、国のこのような立場を反映している予算であり、認めるわけにはいきません。反対です。 議案第6号
老人保健特別会計予算については、老人医療の有料化を認めない立場で一貫して反対してきましたが、その考えは今も変わりありません。 議案第5号、9号、10号の下水道、ガス、水道会計については、いずれも使用料に消費税を上乗せして市民に転嫁するものであり、反対です。 以上、反対の理由を述べ、討論を終わります。
○議長(大原久勝君) 15番、石平春彦君。 〔石 平 春 彦 君 登 壇〕
◆15番(石平春彦君) 私は、市民クラブを代表して、今議会に提案されました議案第1号平成6年度上越市一般会計予算を初めとする全議案に賛成の立場で、同議案並びに議案第40号上越市
水道水源保護条例の制定についてを中心に、以下討論を行います。 まず冒頭、議会初日に行われました市長の所信表明並びに施政方針演説に対し、その崇高な理念と情熱、市民に対する謙虚な姿勢、実効性を追求する確かな政策の提示に敬服し、心からの敬意と賛意を表するものであります。市長はこの中で、地方分権・地方主権の確立という基本理念と、のびやかな産業・文化・生活快適都市、すなわちグリーンアメニティ30万人都市の実現という基本政策を高々と掲げられました。そして、市政運営に臨む基本的な態度として、これまでの市政について総点検・総見直しを行い、開かれた市政を展開することであるとして、飾り物でないしっかりとした将来ビジョンを確立するとともに、できる限り政策形成段階から市民とともにまちづくりを進めることを基本としたい。それが地方主権の確立に結びつくものと確信すると述べられました。私も、全く同感であります。特に、市民参加の開かれた市政の実現を久しく切望し、全力を傾けてきた一人として、市長の言葉に一つ一つがうなずけて、まさに新しい時代の幕あけだと大変うれしく思ったのであります。 そこで、重要なことは、基本理念の実現に向けて着実に前進していくための行政手法、すなわち市長の言われる市政に臨む基本的態度が、普遍的な行政手法として生き生きと根づくかどうかということであります。恐らく、大方の市民もそのことに関心を持ち、注目しているものと思います。幸い市長は、就任間もない中ではありますが、地域に出かけて直接市民との対話を重ねたり、また情報公開条例制定に向けての検討調査会の委員を市民から公募して大きな反響を呼ぶなど、全国的にも特筆すべき市民参加の開かれた市政を既に具体的に始めておられます。このような市民本位のすぐれた行政手法をぜひとも継続し、発展させてほしいと願うものであります。 さて、議案第1号平成6年度一般会計についてであります。まず、総括的に申し上げますが、現下の情勢は不況による税収不足に加えて減税も実施されようとしており、一方では景気浮揚のための公共事業の推進を図らなければならないという、二律背反の厳しい財政環境にあって、しかも予算査定段階においては、就任3ヵ月足らずという時間的制約の中で、市民の期待する宮越市政の基本政策が最大限に生かされた苦心と意欲の予算であると、高く評価をするものであります。 現在、本市では高速・基幹交通網の整備を初め直江津港の整備、県営工業団地の造成、県立中央病院の移転新築、大規模な土地区画整理事業などなど、ビッグプロジェクトが数多く推進されております。さらに、北陸新幹線や上越・魚沼地域振興快速道路、そして九州航路や直江津LNG火力発電所などの早期実現にも大きな期待が寄せられているところであります。これらのプロジェクトの実現は、三大都市圏の日本海ゲートウエーとしての本市の拠点性を飛躍的に高めることになるとともに、その地理的優位性や豊かな自然・文化的遺産と相まって、このたび地方拠点都市地域の県内2次指定を受けたことによる事業推進も含めて、本市は来るべき21世紀・環日本海時代の国際交流拠点都市として、大きく発展するはかり知れない可能性を手にしているのであります。しかし、それは同時に本市の産業・文化・生活に大きなインパクトをもたらすものであり、それらの情勢の変化に的確に対応するためには、足腰の強い健全な行財政の確立と調和のとれた機能的で快適な高次の都市づくりが必要とされているのであります。 そのような意味で、市長が「のびやかな産業・文化・生活快適都市=グリーンアメニティ30万人都市」の実現を高く掲げられ、これまでの市政の総点検・総見直しを通じて行政改革と財政再建を実現し、あわせて市民参加による自前のまちづくりを推進すべく、具体的に予算編成に当たられたことは、まことに適切で時宜を得たものであると高く評価をいたします。すなわち、行政組織の見直しでは、現下の行政需要に的確に対応するために、見直し政策課や
まちづくり政策課、さらに女性政策室や
景観デザイン室などを新たに設けたことであります。 事業の見直しでは、高額なばらまき行政として不適当との批判のあった敬老祝金制度の廃止に勇断を振るわれたほか、物見遊山的傾向と高率補助のあり方に批判のあった市民の船の中止、そして市民のより主体的な参加による盛り上がりや事業方法の見直しが求められている関川いかだ下りや上越はすまつりの交付金の減額等であります。そして、財政再建に向けては、これらの見直しに加えて市長交際費の減額や水族博物館駐車場の無料化などによって、おおよそ1億 4,000万円が軽減されるのであります。さらに、財政を圧迫している多額の公債費の軽減措置では、減債基金を取り崩して行う利率の高い市債の繰上償還分として約1億 3,900万円。減債基金を取り崩さず、現行の利率で推移すると仮定した場合との差し引きでは約1億 1,200万円、これが後年度に軽減されるのであります。 加えて、6年度の市債は全体で37億 5,930万円。前年度当初比 9.8%の増でありますが、この伸びは減税補てん債9億 6,600万円の増加によるものでありますので、通常分については25億 5,420万円で前年度当初比 2.5%の減となり、この抑制分でも約 3,000万円が後年度に負担軽減となるのであります。 一方、予算総額は 461億 3,210万円で5年度当初比較では 2.7%の増でありますが、各特別会計の建設事業費を加えた総額は 506億 2,865万円、伸び率は 5.3%となり、74項目にも上る新規事業を掲げ、市民の期待にこたえて福祉対策や下水道対策に一層の力を入れるなど、現下の厳しい財政環境の中でも、市民生活の向上と都市基盤の充実に向けた意欲的で積極的な予算となっていると思います。 以下、新規事業を中心に款を追って申し上げます。 2款総務費では、町内会集会場の建設費補助金を従来の3倍に引き上げたほか、新たに便所水洗化に対しても、1件 100万円の補助がつけられたことはコミュニティーの醸成に資すること大であり、歓迎するものであります。また、市内施設案内図を作成し、全世帯に配布することは積極的な市民サービスとなるばかりでなく、ふるさとを再発見するよい契機となり、市民意識の高揚にもつながるものと思います。情報公開に関する検討調査会の設置、そしてのびやかJトークやモニター制度、さらに自前のまちづくり推進協議会の設置は、市民参加の開かれた市政を進める手法として、またまちづくりの人材育成としても大いに期待するとともに、その実が得られるよう積極的に推進していただきたいと思います。 上越白書の発行は、自前のまちづくりを考える上での基礎資料となるとともに、自前のまちづくり推進協議会の提言を通じての上越21
スーパーアメニティプランの策定は、市民参加による自前のまちづくりとしてのグランドデザインを描くものであり、このような新たな試みを大いに歓迎し、また大きな期待を寄せるものであります。願わくば、自前のまちづくり推進協議会の構成を市民参加重視の観点で十分吟味されるとともに、
アメニティプランの策定をコンサルタント任せにすることなく、協議会等で十分検討、協議していただきたいと思います。 地方拠点都市整備推進事業の各種調査は、国の指定を確かなものとし、その後の整備を図るために欠かせないものであり、さきに述べました自前のまちづくりとの整合性を図りながら、よりよいものに練り上げていただきたいと思います。
中央官庁サミットの開催や東京事務所の開設準備は、中央と地方の対等な双方向行政を推進し、末端ではない先端行政として地方から積極的に情報を発信し、地方主権を確立していくための第一歩として、大変意義深いものと考えます。 また、国際化の推進では、
国際交流推進会議を新設するとともに、韓国浦項市との経済交流事業の継続の上に新たに北東アジアの視察調査を行うことは、対岸諸国との人的・経済的交流を通じて友好関係を深める糸口となり、将来的には定期航路開設をも目指そうという、環日本海時代の拠点都市としての飛躍に向けた意欲的な第一歩として評価をいたします。また、直江津捕虜収容所の平和友好記念像建設への補助は、国際平和と友好に資するものであり、これを契機に本市とオーストラリアとの友好関係が築かれることを期待いたします。 国際化に関連しては、10款教育費でアジアジュニア卓球選手権大会補助がありますが、これまでの関係者の御努力に敬意を表するとともに、この大会の成功を通じて一層の友好親善が図られるよう期待するものであります。教育費では、このほか市民海外視察研修事業や日本語ボランティア養成講座も新設されましたが、いずれも国際化の推進に資するものとして評価をいたします。 次に、3款民生費では、市長が提案理由で、活力と潤いのある福祉社会の実現を目指し、積極的に、そしてダイナミックに市民福祉の倍増計画を推し進めると宣言されたとおり、随所にその姿勢がにじみ出ております。まず、廃止する敬老祝金制度にかえて、新たな観点から敬老祝賀事業を行い、長寿の節々に記念品を贈るとともに、 100歳到達者の家族が実施する長寿祝賀事業に助成することとし、敬老会も充実されるのであります。さらに、ホームヘルパーは55人から一挙に 100人に大幅増員され、新たに在宅介護手当の支給、ショートステイ、デイサービス利用者の負担軽減、寝たきり老人介護用電動ベッド購入への助成、国の実施に先駆けての付き添い看護料の自己負担軽減など、全国的にも特筆すべき新規事業が行われ、また福祉施設としてはケアハウスとデイサービスセンターが新たに建設されるのであります。障害者福祉でも、新たに在宅介護手当を支給するほか、福祉タクシー利用助成の対象者を拡大し、児童福祉では第3子以降の3歳未満児に対する保育料特別軽減の新規事業が打ち出されております。 このように、福祉の真の充実のために不適当な事業には大なたを振るう一方、本当に必要で望まれている事業にはダイナミックに、かつきめ細かく対応するという市長のかたい決意と政治手腕には、ただただ敬服するばかりであります。 女性政策では、女性政策室を新設し、先ごろ組織された検討委員会で女性プランを策定するとの方向性には賛意を示すものでありますが、より具体的に男女共生型社会の実現に向けて足元から進めていただくために、市長の公約された女性助役の登用を含めて管理職、各種審議会への女性の意識的、積極的登用、あるいは庁内における慣習的役割分担の見直しなどを、新年度より着実に行っていただきたいと願うものであります。 4款衛生費でありますが、保健面では上越医師会の上越地域総合健康管理センターと知命堂病院の老人保健施設に対し建設費の一部を助成し、施設の充実に資するとともに、新たにこども発達相談室や身体障害者及び介護者健康診査を開催し、恵まれない人々への細やかな配慮が行われます。また、環境面では、ごみ集積施設設置費の補助が3万円から5万円に増額され、さらに合併処理浄化槽設置補助でも補助枠を広げ、市内の公衆便所の清掃も4ヵ所ふやすなど、市民の要望にきめ細かく対応する姿勢が随所にうかがえます。分別収集モデル事業は、5年度からの新道・有田地区に加えて、新たに高田・直江津地区で実施されますが、地域のコンセンサスを十分得ながら、できるだけ早く市内全域で実施できるようさらなる御努力をお願いいたします。 5款労働費では、2ヵ年事業の勤労者
総合福祉センターが市民プール隣に完成する運びとなることから、新規の中小企業勤労者福祉サービスセンター設立に向けた検討調査などと相まって、勤労者の福祉向上に多大な寄与をすることと大きな期待を抱いております。 6款農林水産業費では、新たに担い手育成対策として、農業研究施設設置等の調査や、環境に優しい農業を目指す自然農法、土壌蘇生の調査研究を行うほか、園芸振興としてのごみ焼却場の余熱利用調査を行うなど、その振興に向けた積極的意欲がうかがえるものであります。また、特別会計に関連して農業集落排水事業、いわゆるミニ下水道では大幅な事業量アップが図られ、新たに北諏訪地区で着手されるほか、さらに2地区の計画作成も行われるなど、地域住民の願いにすばやくこたえる行政姿勢に敬意を表します。 林業関係では、上越グリーンフェスティバルの開催、南葉高原キャンプ場ロッジの増改築や東屋の新築、水産業関係では全国的イベントである海と渚の環境美化運動事業への補助など、その振興に向けた多彩な施策を多とするものであります。 7款商工費でありますが、まず景気対策
特別資金の貸し付け期間の延長と返済期間の2年延長による返済月額の軽減措置は、その他のさまざまな融資支援事業の充実と相まって、厳しい経営環境にある中小企業者にとっては大きな朗報であります。また、県営工業団地などへの優良企業の誘致のための説明会を新たに開催するほか、西田中に続いて下五貫野にも企業団地を造成することは、産業の振興と雇用の創出に向けての具体的で着実な手だてとして評価するとともに、その実効に大いに期待をするものであります。 観光面では、新たな市民イベントとして、渚の夕日コンサートやレルヒ祭が計画されましたが、この際、従前の各種祭りとあわせて市民の大きな盛り上がりとなり、かつ観光客をも呼び込めるような魅力ある祭りとして発展、定着できるよう大いに工夫を凝らしていただきたいと思います。 また、観光地の整備では、春日山城跡の景観整備のほか、金谷山公園や浄興寺に公衆便所を設置し、さらにたにはま海水浴場にはキャンプ場施設を整備するなど、その着実な推進は多とするところでありますが、アクセスやネットワーク化、誘客対策等については、市長も一般質問で答えておられましたが、1年間をかけて抜本的に見直す中でハード、ソフト両面からの思い切った施策を打ち出していただきたいと願うものであります。 次に、8款土木費でありますが、私道整備に対する補助では対象枠を拡大し、測量・分筆登記料を含めて6割補助としたことは、住民負担の軽減を図るものであり、また従前からの道路整備、土地区画整理事業や街路事業、公園整備、そして特別会計関連の公共下水道事業などについても、いずれもより一層の積極的推進の姿勢がうかがえるものとして評価をいたします。 加えて、新たに直江津駅前地区市街地整備計画や高田駅周辺地区整備構想、さらに海岸道路整備構想などを策定することは、市長の提唱されるグリーンアメニティ30万人都市の実現に向けての具体的で着実な一歩を踏み出すものとして、その意欲と決断に深く敬意を表するものであります。 10款教育費でありますが、学校関係では新たに児童の増加の著しい春日小学校が増築されるほか、小・中学校全校にファクシミリが配備され、一方同和教育の教材が副読本として整備されるなど、ハード、ソフト両面で一層教育環境が整備されるのであります。また、私学振興でも、私立高等学校の就学費補助の対象者が拡大され、私立幼稚園児の検診料についても新たに助成されるなど、保護者負担の軽減が図られることは大変喜ばしいことであります。 文化面では、足かけ4ヵ年、総額24億円をかけた大事業の高田図書館は、屋外整備と書架工事を最後に、いよいよこの7月にオープンする運びとなりましたが、全国にも誇れる規模と機能を備えた教育文化施設として、多くの市民が期待に胸膨らませて待ち望んでおります。また、総合博物館では、車いす階段昇降機が設置され、障害者に優しい施設へと改善が図られるのであります。 従来の対応に見直しが求められた春日山城跡の保存対策については、公有地化の予算が早速例年の10倍の1億円にアップされたことは、その努力を多とするとともに、さらに指定地の拡大に向けて取り組んでいただくようお願いしておきます。 新たに行われる謙信公関連文化財等の調査も、本市の歴史的遺産を発掘、保存する試みとして意義深いものであります。 市史編さん事業については、市発足30周年までの刊行を目指して、いよいよ本格的に着手することとなり、大変喜ばしいことであります。 スポーツ関係では、新たに身障者用体育用具やミニサッカー用防球ネットを整備するとともに、Jカップ上越選手権大会やJリーグ、清水エスパルス選手交流指導会などを開催することは、スポーツの振興に大いに寄与するものであります。 以上、新規事業を中心に見てまいりましたが、その他大型プロジェクトを初め市民の経済・文化・生活に直結する従前からの各種事業については、万般にわたり滞りなく継続・拡充されており、その努力を多とするものであります。このように見てきたとき、現状への危機意識と時代的チャンスをばねに、新たな指標と視点を指し示すことによってさらなる活性化を生み出そうとする、まさにマイナスをプラスに転化しようとする市長の再構築・リストラにかける意欲と労苦をうかがい知ることができるのであります。 人はより高い山に登るために、一たん下山しなければならないことを知っております。そして、新たな目標が見えたとき、過去を振り払い、苦しみを乗り越えて前進できるものと思います。市長におかれましては、今後の予算執行に当たりましても市民に夢を与えるリストラとして推進されますよう、より一層の御努力をお願いするものであります。 次に、議案第40号上越市
水道水源保護条例についてであります。このことについては、ゴルフ場問題をめぐって市民の間に大きな不安が生まれ、史上空前の8万 7,000人という多くの市民のゴルフ場反対、
水道水源保護条例制定要望の署名が行われたことは、記憶に新しいところであります。そのような市民世論にこたえる形で、市長は就任されるやいち早く市民団体の意見を聞かれ、また事務方に指示されるなど、条例制定に向けての準備を素早く進められ、本定例会に提案されたのであります。私は、この市長の上越市民の生命と健康に思いを寄せつつ、水道水源を何としても守ろうという並み並みならぬ決意と短時日の中で提案にこぎつけたその御努力と実行力に、深く敬意を表するものであります。そして、議会初日の総括質疑で市長は、「この条例は、市民の高い社会運動の中での成果であって、そういう中で広く市民の方々の意見を尊重するということが特徴である。そして、それを誠意を持って実施するというのが私の立場である」と答弁されました。このような市民主義、民主主義に立脚した真摯な市長の姿勢に、新しい市政の風を感じ取り、新鮮でさわやかな感動を覚えたのは、私ばかりではないと思います。 さて、条例案の内容についてでありますが、委員会の中では不備があるかのような質疑がありましたが、それは当たらないと考えます。私は、この条例案を曇りのない目で、冷静かつ客観的にとらえたならば、一自治体の条例という制約の中で、水道水源を保護する。言いかえれば、水質汚濁を招く開発を規制するという観点において、精いっぱいの工夫を凝らしたものであり、よくできた内容であると評価をしております。そして、理事者側の御努力に敬意を表したいと思います。 詳しくは申し上げませんが、既にある全国の同種条例は要綱を含めて34でありますが、それらと比較してすぐれている点を見ますと、第1に、およそ水質汚濁を招くおそれのあるすべての事業を事前協議の対象としていること。第2に、規制対象事業場の設置の禁止を明確にしていること。第3に、事業者に対して説明会の開催等を義務づけていること。第4に、協議事項の変更においても同種の措置を義務づけていること。第5に、勧告に従わないときには、一時停止命令とともに公表することができるとしたこと。第6に、広域水源保護の規定を設けていること。第7に、違反した場合の罰則を設けていること。特に量刑は、長野県条例と並んで最高刑となっていることなどであります。そして、これらの規定がすべて盛られているのは全国でも本条例案をおいてほかになく、そういう意味で最もすぐれた条例であるということができるのであります。 ところで、その他条例に盛られなかった施行上の細則については、別途施行規則や要綱等で盛られるべきことは条例でも定めているとおり、また理事者側も答弁されているとおり当然のことであって、条例そのものの不備とは言えないことは明らかであります。また、今後の保護地域の指定等に当たっては、地権者や市民に理解を求めることは、これもまた当然のことであり、それは条例制定後に設置される水道水源保護審議会の調査審議などの経過と並行して、必要に応じて行われるものと理解をしております。 以上の点を前提に、私は特にこの条例の運用の中で配慮していただきたいことを以下申し上げておきたいと思います。一つは、水道水源保護審議会の構成と運営のあり方についてであります。前市政のゴルフ場問題への対応をめぐっては、情報を公開しない前市長のかたくなな姿勢や、環境影響評価会議の不透明な運営に対して、市民の中から大きな批判が巻き起こった経過があります。宮越市政の真髄は、市民参加の開かれた市政でありますから、万が一にも前市政の轍を踏むことはないと思いますが、審議会への市民の積極的な採用と市民に開かれた運営を行っていただきたいことを、念には念を入れて申し上げておきたいと思います。 もう一点は、事業者が説明会の開催、その他の措置をとらなければならない対象を関係地域の住民としておりますが、これを狭い範囲に限定しないようにしていただきたいということであります。このこともさきのゴルフ場問題をめぐって、桑取・谷浜地区住民に限定する前市長の方針と、飲み水に関係することだから全市民であるという市民の主張が真っ向から対立したのでありますが、運用の中で、結果的には説明会に桑取・谷浜地区以外の市民の参加も拒まないし、意見書も受け付けることになったのであります。このように、過去の経過の中で既に決着を見ている事柄でもありますので、水道水源にかかわる関係地域の住民とは市民全体であることを明確にし、むしろ積極的に位置づけて運用に当たっていただきたいと願うものであります。 こうして、最もすぐれた条例のもとに市民本位の運用が図られるならば、その実効性も上がるとともに、全国の注目の的となることは疑いなく、市民にとっては生活の安寧が取り戻せるだけでなく、全国に誇れる新しい制度的財産を手にすることになるのであります。このように、本条例案は歴史的に意義深いものであり、積極的に賛成すべきものであることを重ねて申し上げておきたいと思います。 以上、議案第1号と第40号について賛成の理由を述べてまいりましたが、他の議案についても、いずれも妥当、適切なものであることを申し添え、賛成討論を終わります。
○議長(大原久勝君) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) これにて討論を終結いたします。 これより議題を採決いたします。 まず、報告について採決いたします。 報告第1号専決処分した事件の承認についてを採決いたします。 本件は承認することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本件は承認することに決しました。 次に、条例関係等の議案について採決いたします。 議案第18
号上越市部制条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第19号職員の勤務時間に関する条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第20号上越市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第21号上越市市税条例及び上越市
都市計画税条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第22号上越市督促手数料及び
延滞金徴収条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第23号上越市奨学基金条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第24号
上越市立図書館条例の全部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第25号
上越市立水族博物館条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第26号上越市
敬老祝金支給条例等の廃止についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第27号上越市
高齢者住宅整備資金貸付条例及び上越市
障害者住宅整備資金貸付条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第28号
上越リゾートセンターくるみ家族園条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第29号市民いこいの家条例の制定についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第30号上越市
ごみ処理施設建設基金条例の廃止についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第31号上越市農業委員会の選挙による委員の選挙区の設定に関する条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第32号上越市
ふるさと保全基金条例の制定についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第33号上越市索道条例及び上越市
スーパーボブスレー条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第34号
直江津屋台会館条例の制定についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第35号上越市
道路占用料等徴収条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第36号上越市都市公園条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第37号上越市
公共下水道建設基金条例の廃止についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第38号上越市公営企業の設置等に関する条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第39号上越市ガス供給条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第40号上越市
水道水源保護条例の制定についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第41号上越市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第42号上越市条例の整備に関する条例の制定についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第43号財産の取得についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第44号上越市
終末処理場設備増設工事の協定の一部変更についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第45
号上越地域広域市町村圏協議会を組織する地方公共団体の数の減少及び
上越地域広域市町村圏協議会規約の変更についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第46号新潟県
上越少年補導施設組合規約の変更についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第47号工事請負契約の締結についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第48号工事請負契約の締結についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第49号工事請負契約の締結についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第50号工事請負契約の締結についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、補正予算を採決いたします。 議案第11号平成5年度上越市
一般会計補正予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第12号平成5年度上越市
国民健康保険特別会計補正予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第13号平成5年度上越市
下水道事業特別会計補正予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第14号平成5年度上越市
直江津駅南地区土地区画整理事業特別会計補正予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第15号平成5年度上越市
農業集落排水事業特別会計補正予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第16号平成5年度上越市
ガス事業会計補正予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第17号平成5年度上越市
水道事業会計補正予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、当初予算を採決いたします。 議案第1号平成6年度上越市一般会計予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛 成 者 起 立〕
○議長(大原久勝君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第2号平成6年度上越市
国民健康保険特別会計予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛 成 者 起 立〕
○議長(大原久勝君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第3号平成6年度上越市
診療所特別会計予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第4号平成6年度上越市
索道事業特別会計予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第5号平成6年度上越市
下水道事業特別会計予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛 成 者 起 立〕
○議長(大原久勝君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第6号平成6年度上越市
老人保健特別会計予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛 成 者 起 立〕
○議長(大原久勝君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第7号平成6年度上越市
直江津駅南地区土地区画整理事業特別会計予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第8号平成6年度上越市
農業集落排水事業特別会計予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第9号平成6年度上越市
ガス事業会計予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛 成 者 起 立〕
○議長(大原久勝君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第10号平成6年度上越市
水道事業会計予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛 成 者 起 立〕
○議長(大原久勝君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 ───────────────────── 〇 ─────────────────────
△日程第3 同意案第1号
○議長(大原久勝君) 日程第3、同意案第1号上越市収入役の選任についてを議題といたします。 提出者の説明を求めます。 宮越市長。 〔市 長 登 壇〕
◎市長(宮越馨君) 本日追加提案をいたしました案件につきましてその理由を御説明申し上げます。 同意案第1号は、上越市収入役の選任についてであります。上越市収入役小柳昭三郎は、平成6年3月31日をもって退職するので、その後任として現議会事務局長松苗正彦を選任いたしたく、地方自治法第 168条第7項の規定により議会の同意を求めるものであります。 以上、提案理由を申し上げましたが、慎重御審議の上、速やかに御賛同くださるようお願い申し上げます。
○議長(大原久勝君) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 質疑はないものと認めます。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております同意案第1号は、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、同意案第1号は委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 討論なしと認めます。 これより同意案第1号を採決いたします。 本案はこれに同意することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛 成 者 起 立〕
○議長(大原久勝君) 起立多数であります。 よって、本案はこれに同意することに決しました。 ───────────────────── 〇 ─────────────────────
△日程第4 諮問第1号
○議長(大原久勝君) 日程第4、諮問第1号
人権擁護委員候補者の推薦についてを議題といたします。 提出者の説明を求めます。 宮越市長。 〔市 長 登 壇〕
◎市長(宮越馨君) 提案いたしました案件につきましてその理由を御説明申し上げます。 諮問第1号は、
人権擁護委員候補者の推薦についてであります。上越市の委員が1名増員となりましたので、青山直榮氏を
人権擁護委員候補者として法務大臣に推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものであります。 以上、提案理由を申し上げましたが、慎重御審議の上、速やかに御賛同くださるようお願い申し上げます。
○議長(大原久勝君) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 質疑はないものと認めます。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております諮問第1号は、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、諮問第1号は委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 討論なしと認めます。 これより諮問第1号を採決いたします。 諮問第1号はこれに同意することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、諮問第1号はこれに同意することに決しました。 ───────────────────── 〇 ─────────────────────
△日程第5 発議案第1号、第2号
○議長(大原久勝君) 日程第5、発議案第1号及び第2号を一括議題といたします。 まず、発議案第1号の説明を求めます。 9番、小林林一君。 〔小 林 林 一 君 登 壇〕
◆9番(小林林一君) 発議案第1号は、お手元に配付してございます案文を朗読いたしまして説明とさせていただきます。 医療と看護の充実を求める意見書 いま日本の社会保障は、重大な危機に直面しています。それは医療・福祉・年金など社会保障のすべての分野で、国の公的責任を低減し「自助と民活」を柱とするものに変えようとしているからです。 特に、国の低医療費政策のもとで、病院経営が深刻な危機を迎えており、全国公私病院連盟が9月17日に発表した平成5年6月の病院運営実態分析調査の中間報告では、84.0%(私的病院の63.3%)の病院が赤字であるといい、あらためて経営状況の深刻さが浮き彫りになりました。 こうした経営状況と相まって、看護婦不足も深刻で、昨年「看護婦等の人材確保の促進に関する法律」が制定され、第4条で看護婦等の確保を促進するために、「国は……財政上及び金融上の措置を」講じなければならないことが明記されました。しかしながら、抜本的な実効ある措置が講じられていない中で、依然として看護婦不足と労働実態は深刻な状況にあります。 よって、政府におかれては、誰もが安心して行き届いた医療を受けられ、医療担当者もその役割を果たせるよう、下記事項の実現を強く要請します。 記 国の責任で安心してよい医療が受けられるように、看護婦をはじめとした医療従事者の増員と待遇改善をはかり、医療内容を向上させるために、診療報酬の適正な引き上げと抜本的改善を行うこと。 以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出いたします。 平成6年3月23日 上越市議会 議員各位の御賛同をお願い申し上げます。
○議長(大原久勝君) 次に、発議案第2号の説明を求めます。 28番、相馬義孝君。 〔相 馬 義 孝 君 登 壇〕
◆28番(相馬義孝君) 発議案第2号は、お手元に配付の案文を朗読いたしまして提案理由にかえさせていただきます。 ガット・
ウルグアイ・ラウンド合意 の国会承認反対に関する意見書 ガット・ウルグアイ・ラウンドの合意をはかるため、政府は昨年12月コメのミニマムアクセスや、コメ以外の農畜産物についての包括関税化などの受け入れを決定しました。 このことは、コメの国内自給に関する国会決議や公約などに違背するばかりでなく、水田農業をはじめ国内農業全般に甚大な打撃を与え、国民食糧の安定確保を危うくするとともに、国土・自然環境や地域経済にも深刻な影響を及ぼすものであります。 また、農業合意の基本は農畜産物を工業製品と同一視するとともに、輸出国側の利益にのみ奉仕するものであり、到底容認できるものではありません。このため合意内容の国会承認に断固反対するものであります。 よって、政府におかれては、今後ともコメなどの国内自給体制を堅持し、新鮮で安全な食糧を安定的に国民に供給するため、農業合意の再交渉を行うよう強く要望します。 以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出します。 平成6年3月23日 上越市議会 議員各位の御賛同をお願いいたします。
○議長(大原久勝君) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 質疑はないものと認めます。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております発議案第1号及び第2号は、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、発議案第1号及び第2号は委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 討論なしと認めます。 これより議題を採決いたします。 まず、発議案第1号を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、発議案第2号を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 お諮りいたします。 ただいま可決されました意見書2件の提出先、その他の取り扱いについては議長に一任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、意見書2件の提出先、その他の取り扱いについては議長に一任と決しました。 ───────────────────── 〇 ─────────────────────
△日程第6 閉会中の所管事務調査について
○議長(大原久勝君) 日程第6、閉会中の所管事務調査についてを議題といたします。 本日付をもって各常任委員長から、会議規則第 104条の規定により、お手元に配付してあります文書のとおり提出されたものであります。 お諮りいたします。 閉会中の所管事務調査について、一般行政視察を含め各常任委員長の申出書のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、閉会中の所管事務調査については、各常任委員長の申出書のとおりそれぞれ決しました。 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 この際、宮越市長より発言を求められておりますので、これを許します。 宮越市長。 〔市 長 登 壇〕
◎市長(宮越馨君) 平成6年第1回定例会に提出いたしました新年度予算を初め、全案件につきましてただいまそれぞれ原案のとおり可決、承認をいただき、心からお礼を申し上げます。 この執行に当たりましては、議員の皆さんからいただきました御意見を十分参酌し、21世紀に向け新しいまちづくりに精いっぱい取り組んでまいる決意であります。市民全体の幸せのため、常に市民の目の高さで市民に開かれた市政の運営に当たり、限りない市政の発展に努めていかなければならないと考えております。 今後とも議員各位の御指導と御協力を心からお願い申し上げまして、ごあいさつにかえさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(大原久勝君) 次に、小柳収入役より発言を求められておりますので、これを許します。 小柳収入役。 〔収 入 役 登 壇〕
◎収入役(小柳昭三郎君) 私の退任のあいさつを申し上げる機会を与えていただきまして、本当にありがとうございます。 私は平成3年7月、収入役を拝命、以来今日まで、もとより非才な私に議員各位の温かい御指導、御鞭撻を賜り、ここに心から感謝の念を持って厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。 議員各位の御健勝と、さらに一層の御活躍を心から祈念申し上げ、私の退任のあいさつにかえさせていただきます。本当に長い間、ありがとうございました。(拍手)
○議長(大原久勝君) 次に、松苗議会事務局長より発言を求められておりますので、これを許します。 松苗議会事務局長。 〔議 会 事 務 局 長 登 壇〕
◎議会事務局長(松苗正彦君) 一言ごあいさつを述べさせていただきます。 このたび小柳収入役さんが退任されますが、その後任といたしまして不肖私が、先ほどの議会の御賛同をいただきまして、収入役の席を汚すことになりました。もとより微力ではございますが、議員の皆様方から旧に倍しての御指導、御鞭撻をいただきながら、市長の指示のもとに誠心誠意その職務を遂行してまいりたいと存じますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。 簡単ではございますが、ごあいさつとさせていただきます。どうもありがとうございました。(拍手)
○議長(大原久勝君) これにて平成6年第1回上越市議会定例会を閉会いたします。 長期間慎重御審議、大変御苦労さまでございました。 午後0時23分 閉会...