上越市議会 > 1993-03-22 >
03月22日-04号

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  1. 上越市議会 1993-03-22
    03月22日-04号


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    平成 5年  第1回(3月)定例会     平成5年第1回上越市議会定例会会議録(4日目)                            平成5年3月22日(月曜日) 出 席 議 員    1番   牧野島   清 君        2番   山 岸 行 則 君    3番   茨 木   実 君        5番   小 林 克 美 君    6番   坪 井 正 澄 君        7番   鳴 海 寿 一 君    8番   小 林 林 一 君        9番   早 津 輝 雄 君   10番   船 崎 信 夫 君       12番   樋 口 良 子 君   13番   宮 沢 武 男 君       14番   田 村 恒 夫 君   15番   石 平 春 彦 君       16番   西 沢 幹 郎 君   17番   杉 田 弘 美 君       18番   渡 辺 義 雄 君   19番   山 口   昇 君       20番   関 原 忠 良 君   21番   小 林 元 一 君       22番   星 野   実 君   23番   山 田 力之助 君       24番   市 川 文 一 君   25番   新 保 清 司 君       26番   本 城 文 夫 君   27番   相 馬 義 孝 君       28番   小 林 章 吾 君   29番   樋 口 栄 一 君       30番   渡 辺 一太郎 君   31番   岡 本 鍈 一 君       32番   大 原 久 勝 君 欠 席 議 員    4番   市 村 孝 一 君       11番   高 橋   実 君 説明のため出席した者 市    長  植 木   公 君    助    役  佐 藤 英 一 君 収  入  役  小 柳 昭三郎 君    教  育  長  上 野   潔 君 市長公 室 長  内 藤 秀 一 君    総 務 部 長  滝 沢 和 夫 君 企 画 部 長  下 村   紘 君    民 生 部 長  竹 内 栄 治 君 環 境 部 長  川 合 恒 夫 君    経 済 部 長  山 口 弘 司 君 建 設 部 長  西 條 達 男 君    ガス水道局長  長谷川 恵 一 君 教 育 次 長  宮 本 慶次郎 君 行 政 課 長  小日向 治 文 君 教 育 委員会 委  員  長  高 橋 信 雄 君 監 査 委 員  田 中   厚 君 職務のため出席した事務局職員 事 務 局 長  松 苗 正 彦 君    次    長  滝 田 正 勝 君 副  参  事  白 石 行 雄 君    調 査 係 長  平 田 伸 一 君 主    任  渡 辺   豊 君    主    事  高 原 るみ子 君 議 事 日 程  第1 会議録署名議員の指名  第2 議案第1号より第46号  第3 閉会中の継続審査について      請願第1号 谷内取水ダム上流ゴルフ場建設計画に関し、水道水源の保護を求            める請願  第4 発議案第2号 上越市議会委員会条例の一部改正について  第5 議会選第1号 農業委員会選任委員となるべき者の推薦について  第6 閉会中の所管事務調査について(各常任委員会) 本日の会議に付した事件  第1 会議録署名議員の指名  第2 議案第 1号 平成5年度上越市一般会計予算     議案第 2号 平成5年度上越市国民健康保険特別会計予算     議案第 3号 平成5年度上越市診療所特別会計予算     議案第 4号 平成5年度上越市索道事業特別会計予算     議案第 5号 平成5年度上越市下水道事業特別会計予算     議案第 6号 平成5年度上越市老人保健特別会計予算     議案第 7号 平成5年度上越市直江津駅南地区土地区画整理事業特別会計予算     議案第 8号 平成5年度上越市農業集落排水事業特別会計予算     議案第 9号 平成5年度上越市ガス事業会計予算     議案第10号 平成5年度上越市水道事業会計予算     議案第11号 平成4年度上越市一般会計補正予算(第6号)     議案第12号 平成4年度上越市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)     議案第13号 平成4年度上越市下水道事業特別会計補正予算(第2号)     議案第14号 平成4年度上越市直江津駅南地区土地区画整理事業特別会計補正予            算(第2号)     議案第15号 上越市部制条例の一部改正について     議案第16号 上越市出張所設置条例の一部改正について     議案第17号 上越市認可地縁団体印鑑条例の制定について     議案第18号 議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について     議案第19号 上越市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条            例の一部改正について     議案第20号 特別職の職員の給与に関する条例の一部改正について     議案第21号 教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部改正            について     議案第22号 上越市用品調達基金条例の廃止について     議案第23号 上越市手数料条例及び上越市市税条例の一部改正について     議案第24号 上越市特別会計条例の一部改正について     議案第25号 上越市奨学基金条例の一部改正について     議案第26号 上越市奨学金貸付条例の一部改正について     議案第27号 高田城三重櫓条例の制定について     議案第28号 旧師団長官舎条例の制定について     議案第29号 上越市立水族博物館条例の一部改正について     議案第30号 上越市こどもの家条例の一部改正について     議案第31号 上越市高齢者住宅整備資金貸付条例及び上越市障害者住宅整備資金            貸付条例の一部改正について     議案第32号 上越市家庭奉仕員派遣事業費用徴収条例の全部改正について     議案第33号 上越市地域福祉基金条例の一部改正について     議案第34号 上越休日急患診療所条例及び上越市中ノ俣診療所条例の一部改正に            ついて     議案第35号 上越市廃棄物の処理及び清掃等に関する条例の一部改正について     議案第36号 上越市水道事業給水条例及び上越市簡易水道事業給水条例の一部改            正について     議案第37号 上越市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改            正について     議案第38号 字の区域及び名称の変更について     議案第39号 字の変更について(樋場・鴨島地区)     議案第40号 字の変更について(戸野目地区)     議案第41号 中ノ俣地区公共的施設整備計画策定について     議案第42号 新潟県漁業信用基金協会への加入について     議案第43号 工事請負契約の締結について(高田汚水幹線272 他工事)     議案第44号 工事請負契約の締結について(仲町汚水幹線475 他工事)     議案第45号 工事請負契約の締結について(高田東部汚水幹線519 工事)     議案第46号 工事請負契約の締結について(高田汚水幹線149 他工事)  第3 閉会中の継続審査について      請願第1号 谷内取水ダム上流ゴルフ場建設計画に関し、水道水源の保護を求            める請願  第4 発議案第2号 上越市議会委員会条例の一部改正について  第5 議会選第1号 農業委員会選任委員となるべき者の推薦について  第6 閉会中の所管事務調査について(各常任委員会)       ────────────────────────────          午前10時2分 開議 ○議長(大原久勝君) これより本日の会議を開きます。 ────────────────── 〇 ────────────────── △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(大原久勝君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において牧野島清君及び関原忠良君を指名いたします。 ────────────────── 〇 ────────────────── △日程第2 議案第1号より第46号 ○議長(大原久勝君) 日程第2、議案第1号より第46号を一括議題といたします。 本件に関し、各委員会における審査の経過並びに結果についての報告を求めます。 まず、総務常任委員長の報告を求めます。 30番、渡辺一太郎君。         〔渡 辺 一 太 郎 君 登 壇〕 ◆30番(渡辺一太郎君) おはようございます。ただいまより総務委員長報告を申し上げます。 去る4日の本会議において、当委員会に付託されました議案17件について、15日、16日委員会を開催、慎重審査の結果、いずれも原案どおり可決すべきものと決しました。 以下、審査の順序に従い、その概要を申し上げます。 議案第11号平成4年度上越市一般会計補正予算(第6号)についてでありますが、理事者の説明の後、委員から、イメージアップ事業の現状についての質疑に、理事者から、手法あるいは中身についてコンサルタントに委託しており、間もなく結果が提出される予定になっているとの答弁がありました。 委員から、今年度の退職者数及び新年度の採用者数についての質疑に、退職者は32名、採用者は29名であるとの答弁がありました。 続いて、財政調整積立金の総額と他市との状況及び株式会社情報センター上越業務内容等について質疑があり、理事者から、財政調整積立金は平成4年度では利子を合わせて3億 985万 2,000円、年度末の基金総額は11億 2,070万 8,000円となる。3年度末で新潟市は約92億円、長岡市は約45億円である。情報センター上越については開設以来、除排雪支援システム地図入力システム32ヵ所等の開発を行い、除排雪支援システムは本稼働状況にあるとの答弁がありました。 質疑を終結、採決の結果、起立多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第15号上越市部制条例の一部改正についてでありますが、委員から、人員配置の構想はできているのか。横の連絡調整はとの質疑があり、それぞれ答弁の後、採決の結果、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第17号上越市認可地縁団体印鑑条例の制定についてであります。委員から、地縁団体として認可された場合、法人市民税はどうなるのか。また、他市町村に所有する山林等の減免は。さらに、認可団体の代表者がかわった場合の取り扱いはとの質疑に、理事者から、市税条例により減免の対象となる。これは財産が地域的共同活動のため使用しているかどうか判断されるもので、法人市民税は所在する市町村の条例による。地縁団体の代表者の変更は告示によって変更され、登録された印鑑は認可団体の印であれば変更の必要はないとの答弁がありました。 採決の結果、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第18号議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について、議案第19号上越市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について、議案第20号特別職の職員の給与に関する条例の一部改正について、議案第21号教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部改正についての4議案は、上越市特別職報酬等審議会の答申に基づき、報酬・給与を改定するものであり、一括審査といたしましたが、さしたる質疑もなく、採決の結果、いずれも全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第22号上越市用品調達基金条例の廃止について、議案第23号上越市手数料条例及び上越市市税条例の一部改正について、議案第30号上越市こどもの家条例の一部改正について、議案第37号上越市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正について、議案第38号字の区域及び名称の変更について、議案第39号字の変更について、議案第40号字の変更について、議案第16号上越市出張所設置条例の一部改正について、議案第41号中ノ俣地区公共的施設整備計画策定について、以上9議案については、さしたる質疑もなく、採決の結果、いずれも全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第1号平成5年度上越市一般会計予算についてであります。理事者の説明の後、まず総務管理費に関連し、委員から、九州航路促進上越市民の船の経費、実行委員会の機能、募集方法についての質疑に、理事者から、実行委員会の交付金は 1,800万円、職員旅費 180万円、参加費を合わせ総額で約 6,000万円くらいになる。募集ははがきで行い、抽選は実行委員会立ち会いのもと、厳正に決定しているとの答弁がありました。 続いて、町内会長事務委託料の基準及び他市との比較は。また、町名表示案内板設置の町内会はどのくらいか。設置に当たっては町内会長とよく話し合ってほしいとの質疑に対し、理事者から、事務委託料は均等割1万 2,100円、世帯割 1,630円で他市より多額な状況にある。また、町名表示板については、現在 330町内のうち、住居表示実施町内を除き 211町内とし、1町内1枚としたい。なお、町内会長と十分相談し、主要道路に設置していきたいとの答弁がありました。 庁舎関係施設管理委託料に関連し、公共施設の維持管理について、公社方式により総合的維持管理を行ってはどうかとの質疑に対し、理事者からは、一般に公共では黒字にすることは容易でない。黒字ならむしろ民間がやる。公社に任せる方法もあるが、当市では好ましいと思っていないとの答弁がありました。 委員から、ラーバンスーパープランの策定の考え方、また職員研修で国際交流や地球環境などの研修を受けた後、どのように還元するのかとの質疑に対し、理事者から、ラーバンスーパープランは総合計画との整合を図りながら、地方中核都市としての拠点性を高めるため、21世紀を展望した土地の利用、都市施設の配置などについて策定するもので、行政が主体となって市民参加のもと、コンサルタントの協力を得て策定していきたい。また、職員の長期研修は海外6名、国内4名、企業派遣が2名である。受講後は、当然日常業務の中で成果を生かしてもらうが、長期研修はレポートを冊子にまとめ各課に配付、その成果を他の職員から学んでもらうとの答弁がありました。 河川港湾費に関連し、マリーナ基地、臨港道路1号線の見通し等についての質疑に、理事者から、マリーナ基地は港湾区域の海岸及び河川が考えられる。今回の港湾改定は暫定計画ではあるが、基地が入っていない。今後の本計画見直しにぜひ入れてもらうよう要望している。臨港1号線は、公有水面埋め立ての手続や護岸工事の関係でおくれている。工期の短縮を県に要請していきたいとの答弁がありました。 9款消防費に関連して、消防団員の定数、報酬、団員補充、また競技会出場に伴う地元負担等々についての質疑があり、それぞれ答弁がありました。 以上で質疑を終結、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 最後に、閉会中継続審査となっていた請願第1号谷内取水ダム上流ゴルフ場建設の計画に関し、水道水源の保護を求める請願は、賛成多数により引き続き閉会中の継続審査とすべきものと決しました。 以上、審査の概要を申し上げましたが、詳細は委員会記録に譲り、総務委員長報告を終わります。 ○議長(大原久勝君) 総務常任委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。         〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原久勝君) 質疑はないものと認めます。 次に、厚生常任委員長の報告を求めます。 19番、山口昇君。         〔山 口 昇 君 登 壇〕 ◆19番(山口昇君) これより厚生常任委員長報告を申し上げます。 去る3月4日の本会議において、当委員会に付託されました案件について、5日委員会を開催し、慎重審査の結果、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 以下、審査の順序に従い、その概要を申し上げます。 まず、議案第11号平成4年度上越市一般会計補正予算についてであります。理事者より説明の後、4款衛生費中、委員より、柿崎川ダム建設に伴う国からの5億円と企業団への繰出金制度、並びに 1,970万円の起債についての質疑に対し、理事者より、柿崎川ダム建設にかかわる国の事業量として5億円が追加になったこと。水源開発費はダム関係であり、広域化整備費は配管の関係であること。ダムの関連では、国庫補助金が2分の1、残り2分の1を企業団と一般会計が負担する。複雑な内容とはなっておるが、大筋企業団が起債を起こすのは6分の1、一般会計での6分の2は出資金と補助金で出すことになるが、国の定めに基づくルール並びに企業団内での合意事項による負担割合によって算出される旨の答弁がなされました。 採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第12号平成4年度上越市国民健康保険特別会計補正予算については、さしたる質疑もなく、採決の結果、賛成多数にて原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第31号上越市高齢者住宅整備資金貸付条例及び上越市障害者住宅整備資金貸付条例の一部改正については、格別質疑もなく、採決の結果、全員賛成にて原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第32号上越市家庭奉仕員派遣事業費用徴収条例の全部改正について、委員より、ヘルパーの増員と社協の正規職員として身分保障をすることは喜ばしいことであるが、非常勤の職員の待遇はどうかとの質疑に対し、理事者より、正規職員は現行の21人を31人に、パートは7人を24人体制にし、28人を27人増の55人体制にすること。申し込み者の員数、地域面でのバランス、ヘルパーの休日、補助体制などを考慮し、即間に合うよう対応を考えての体制である旨の答弁がありました。 さらに委員より、28人から55人体制になっての管理体制はどうかとの質疑に対し、理事者より、今後とも正規職員はふえていくと思う。臨時はその需要の対応であり、配置については福祉センターを中心に南は大手福祉館、北は社会教育館を拠点とし、社教のコーディネーターを中心にした管理体制が詳細に詰められているが、その中で行っていく旨の答弁がなされました。 委員より、ボランティア活動が重要なものとなってくるが、今後の広報活動、内容、数についてどうかとの質疑に対し、理事者より、正式には協議会があり、社協で所管している。手話のボランティアから高校生のボランティアなど、多種多様である。所管の中でも三十数団体があり、研修会をたびたび開催している。周知については、民生委員を通じ、あるいは町内会の回覧等でも行っているとの答弁があり、質疑を終結し、採決の結果、賛成多数にて原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第33号上越市地域福祉基金条例の一部改正について、委員より、基金の運用の仕方について従来より変える考えはないかとの質疑に対し、理事者より社協への枠内での事業ということで、今回は変える考えはないとの答弁があり、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第34号上越休日急患診療所条例及び上越市中ノ俣診療所条例の一部改正については、さしたる質疑もなく、採決の結果、全員賛成にて原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第1号平成5年度上越市一般会計予算については、民生部、環境部の順に審査を行いましたので、その順序に従い、報告いたします。 初めに、民生部関係でありますが、3款1項1目社会福祉総務費では、委員より、ゴールドプランについて市民ニーズ調査は3月末にまとまり、5年度末には作成するとのことであるが、その間の流れはどのように考えているかとの質疑に対し、理事者より、非常に膨大なものであり、今集計中である。この分析は量的にもかなり時間を要する。現在、プロジェクト内で一応の要約を行っており、マスタープラン的なものの計画、骨子を今検討を始めているところである。老人保健福祉計画は、法定部分であるので、国、県からの計画が出てくる面もあるが、市としては広い分野での社会福祉計画のマスタープラン的なものを作成していきたい。その過程の中で、ニーズ調査をもとにして意見聴取なども行い、社会福祉推進事業協議会に諮るとともに、県の関係も織り込み、議会にも諮っていきたいと考えているが、細部については今後スケジュールを決めていきたい。行政の主力は、環境と福祉であろうと思う。在宅福祉のみの運営では容易でないので、施設のかかわり合いについて十分考慮している旨の答弁がなされました。 委員より、女性プラン策定委員会について、策定内容、委員は何人か、メンバーはどのような人かとの質疑に対し、理事者より、予算上は10人である。メンバーは婦人会、日赤、大学関係等もあり、総括的に見るので、区分は細部を決めながら行いたい。女性政策係をこれからつくるので、県の計画を見ながら方向づけを検討していきたいとの答弁がありました。 委員より、市民の憩いの家について、今後の拠点、地域についての考えはとの質疑に対し、理事者より、レインボーセンター、春日山荘などは非常に多くの利用があり、この観点から交通の利便性の高いところとの考えから、北地区に設けることとした。このようなニーズは今後とも高まると思うので、これらの推移を十分見きわめていきたいとの答弁がありました。 委員より、国保の国庫負担分大蔵省案内の見直しについて今回の歳入ではどうかとの質疑に対し、理事者より、新年度の国保制度の見直しの中に基盤安定制度にかかる暫定措置が出ているが、まだ具体的に数字が出ていないので、新年度予算では従来どおりの予算で計上した旨答弁がありました。 3目身体障害者福祉費では、委員より、つばき工房での備品についての要望事項並びにフラワーセンターの新築工事に伴う宿舎での環境面について質疑があり、理事者より、つばき工房は福祉法人であること。フラワーセンターはガラス製の円錐形のものであり、影響はないと思うとの答弁がありました。 5目老人福祉費では、委員より、敬老祝金について1万 3,000円の祝金ではあるが、財政運営上厳しい状況の中、一律ではなく77歳なり88歳の節目なり、所得に応じた祝金とし、福祉に生かす方がよいのではないかとの質疑に対し、理事者より、ただ単に老人ということではなく、長年上越市あるいは国のため苦労されてきたことに対する敬意をあらわしている。限りなく増額し、無制限とは考えていないが、現在の財政の中で許せる範囲で敬意をあらわしていきたいとの答弁がありました。 委員より、老人の趣味で行われている各種講座について、必然的に人気のある講座は受講者も多くなってくるが、受講について経験者と初心者の間で問題が生じている。希望を満たす方策はとの質疑に対し、理事者より、受講者がふえていることは承知している。多いところは2教室あるが、特にダンスなどは初心者と従来の方では困難な場合が多い。本年も新人コースなど手だてをとってきたが、自主グループで行っている方もあり、それらのことを考慮し、今後も手だてを講じながら運営の中で考えていきたい旨の答弁がありました。 委員より、ゲートボールハウスの建設に伴い、その考え方と今後の建設計画はどうかとの質疑に対し、理事者より、冬でも雨天でプレーができ、全国大会でもよい成績を上げており、非常に喜ばれている。現在4ヵ所がメーンになっているが、地域性、技術的な面からも考慮しながら管理運営に当たっていきたい。大体配置は整ってきているとの答弁がありました。 番外議員より、ホームヘルパーは21人から31人となり、4月から社会福祉協議会の正規の職員になるが、給与体系について過渡期はやむを得ない面もあるが、先の問題を見たとき、市の職員との格差が生じないように考える必要があると思うがどうかとの質疑に対し、理事者より、現段階では過渡期なので、経歴換算等の兼ね合いあるいは新規募集については既に決めてかかっていることから、年齢的に若干矛盾が出るが、このことは御理解願いたい。今後新しい人が入ってくることには、十分対応していきたいとの答弁がありました。 2項2目児童措置費では、委員より、94年度に向けた保育所の措置制度の見直しのため、大蔵、厚生、自治の3省で検討会を発足すると聞いているが、国の動きに対する上越市の考えはとの質疑に対し、理事者より、出生率が少ない現状から、国が厚い手を伸ばさない限り難しい状況であり、削減のないように努めていかなければならない。国からの援助をいただきたいと考えている旨の答弁がありました。 番外議員より、黒井保育園並びに八千浦地区の保育措置について将来の考えはどうかとの質疑に対し、理事者より、3園あるが、真ん中がへき地で両サイドが常設保育所であり、地域から見て変則的である。黒井保育園の期限切れともあわせ、県との相談を図る中で、へき地の面、子供にとっての距離的な面も含め、保育行政の中で検討している旨の答弁がなされました。 3項2目扶助費では、委員より、前年度より増額されているが、不執行になるおそれはないかとの質疑に対し、理事者より、生活保護費はつかみにくいのが現状であり、予算をほかから流用するいとまはないこと、3月末まで確保しなければならないこと、医療費の予測が困難であり、1回で80万円かかることもあり、つかみにくい点。また、県の指導アップをも考え、予算計上したいとの答弁がありました。 4款衛生費、1項3目予防費中、番外議員より、市では50世帯に1人くらいの割合で健康づくりリーダーを置いているが、各町内会より推薦し町内会が把握しており、無報酬で健康診断の受診率を上げる目的でつくられた制度だと思うが、今もって市の委嘱ではなく、何の格付もないが、健康づくりリーダーを育て、拡大する考えであれば何か格付を考慮してもよいのではないかと思うが、考えはどうかとの質疑に対し、理事者より、当初は地域ボランティア組織的な形でつくられたものであり、そういう踏襲で来ているが、内部的には検討素材としている。官式な団体にならないように、従来の考えが変わらないようなことをも含め、町内の状況等を見ながら検討していきたいとの答弁がありました。 民生部所管については以上であり、引き続き環境部関係の審査の概要について申し上げます。 4款1項4目環境衛生費中、委員より、カラスの駆除状況で平成3年、平成4年の実績と平成5年の見込みについての質疑に対し、理事者より、平成3年は 1,693羽、平成4年は 1,505羽の見込みであり、捕獲小屋も含め、平成5年は上回るようお願いしているとの答弁がありました。 委員より、集団回収奨励金の単価を値上げしたが、県内ではどの程度の位置かとの質疑に対し、理事者より、県内では中位との答弁がありました。 5目公害対策費中、委員より、1、宮野尾処分場のその後はどうか。2、酸性雨、酸性雪の影響はどうか。市の対応はとの質疑に対し、理事者より、1、2月25日水処理施設への通電工事を完了し、現在は支障がない。2、市としても関心を持っている。酸性度が 4.5であり、コンクリートへの影響も懸念している。酸性雪をも含め、研究している旨の答弁がありました。 番外議員より、関川の水質汚濁の現状はどうかとの質疑に対し、理事者より、対策事業は水質検査手数料が大きい。関川については関係市町村もあわせ、BODなどは改善されているが、魚類は水銀が残っており、食性としては適していないとの答弁がありました。 2項1目清掃総務費では、番外議員より、上越地区の産廃処理場建設の見通しと上綱子川の計画についての質疑に対し、理事者より、昨年10月保全事業団設置以来、上越、下越の候補地選定に事業団では絞っている状況である。綱子川上流については、保健所に照会がある程度で、具体的な動きはない。保全事業団とは特に関係ないとの答弁がありました。 2目塵芥処理費では、委員より、有効微生物EMが効果的とのことであるが、コンポストとあわせて生ごみの減量化の取り組みについての考えはとの質疑に対し、理事者より、今後研究するとともに、市民の動きを見ながら取り上げていきたい。コンポストの組み合わせに効果があるようであるとの答弁があり、番外議員より、コンポスト補助は他市では2個のところもあり、市では何個かとの質疑に対し、理事者より、それらは要綱で決めたいとの答弁がなされました。 以上で質疑を終結し、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第2号平成5年度上越市国民健康保険特別会計であります。委員より、保険証の交付で滞納者に対する対応と不交付の例はないかとの質疑に対し、理事者より、国、県からの指導もあり、滞納者に対しては納税者と不公平性がないように切りかえ時に相談、指導を行っている。保険証はプライバシー問題もあり、郵送している。不交付はないとの答弁がありました。 採決の結果、賛成多数にて原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第3号平成5年度上越市診療所特別会計予算及び議案第6号平成5年度上越市老人保健特別会計予算の2議案については、さしたる質疑もなく、採決の結果、議案第3号は全員賛成で、また議案第6号は賛成多数にてそれぞれ原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第35号上越市廃棄物の処理及び清掃等に関する条例の一部改正についてであります。委員より、モデル実施は何ヵ所で、委員の任期は何年かとの質疑に対し、理事者より、モデル地区は全市的に見て家族形態をも考慮していきたい。高田、直江津の2ヵ所を考えている。任期は2年であるとの答弁がありました。 委員より、1、分別の種類、全市実施までのスケジュールについて。2、本実施は何年かとの質疑に対し、理事者より、審議会で審議をし、意見を聞いて行いたい。早い時期に実施したいが、未定である旨の答弁がありました。 番外議員より、1、審議会の編成、集積所の設置、分別場所。2、予算上どの程度減額できるかとの質疑に対し、理事者より、1、なるべく多くの市民に。また、収集業務に実際従事する人など、遺漏のないようにしたい。分別にはボックス、袋などの方法があるが、それらを十分審議する。2、これから分別種類、回収を討議するので、まだ金額を出せる段階ではない旨の答弁がありました。 委員より、缶、古紙は逆有償化の状況であり、これらの処理が難しいと思うが、との質疑に対し、理事者より、鉄類はそのような状況であり、新しいリサイクルの方法を考えていかなくてはならないと研究、検討しているとの答弁がありました。 以上で質疑を終結し、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、当委員会における審査の概要について申し上げましたが、詳細は委員会記録に譲り、厚生常任委員長報告を終わります。 ○議長(大原久勝君) 厚生常任委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。         〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原久勝君) 質疑はないものと認めます。 次に、建設企業常任委員長の報告を求めます。 22番、星野実君。         〔星 野 実 君 登 壇〕 ◆22番(星野実君) これより建設企業常任委員長報告を申し上げます。 去る4日の本会議において、当委員会に付託された諸案件について、9日・10日委員会を開催し、慎重審査の結果、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 以下、審査の順序に従い、その概要を申し上げます。 まず、議案第11号平成4年度上越市一般会計補正予算であります。理事者の説明に対し、委員より、不況対策ということで公共事業の前倒しをしながら、年度末になって減額というのは不整合ではないかとの質疑に、理事者より、総合経済対策による景気浮揚ということで国のヒヤリングを受け、概算計上していたが、補助事業で4件ほど減額があったことによるものである。特に中田原下箱井線の減額が大きいが、これは新年度予算に大幅増額で計上しているとの答弁がありました。 6目除雪費について、委員より、少雪であったが、除雪状況はとの質疑に、理事者より、除雪費の支出は今までで一番少ない見込みで、3月5日現在の出動日数は25日、業者委託延べ台数 556台、延べ時間 2,007時間、除雪延長 3,947.8キロメートル、待機料を含めた業者への委託料は 5,219万円で、前年度を約 800万ほど下回っているとの答弁がありました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第14号平成4年度上越市直江津駅南地区土地区画整理事業特別会計補正予算についてでありますが、格別質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第1号平成5年度上越市一般会計予算についてであります。理事者の説明の後、2款1項17目グリーンロビー費について、委員より、緑化推進について市として積極的に取り組む必要があるのではないかとの質疑に、理事者より、市長も緑化について力を入れ、関心も高い。できるだけ市直轄による事業拡大に努力したいとの答弁がありました。 8款土木費では、最初に予算編成にかかわって、委員より、国の地方財政計画と市予算編成とのかかわりについて質疑があり、理事者より、地方財政計画は市の予算編成上一番の指針となる。これは交付税の総額、地方税の伸び、単独事業の伸び等が示され、12月ごろ指針が出る。そして、1月上旬には地方債を含めた詳細な財政課長内簡が出、それを指針に景気浮揚を含め、都市基盤整備充実を最も重点施策として公共事業を伸ばしたということで、全体予算が 3.1%の伸びに対し、土木費は13.3%を確保したとの答弁がありました。 また、委員より、公共事業の前倒し、景気浮揚策ということで補助事業導入に伴う市財政への影響、生活関連施設整備への影響はないかとの質疑に、理事者より、国の総合経済対策は地方と連動しているだけでなく、事業そのものが地域経済に与える影響が極めて大きい。しかし、膨らんだ事業費が全額国から来るということではないので、慎重に対応していきたい。また、生活関連予算については昨年度より伸ばしており、ここにしわ寄せさせて、ほかに財源を回しているというようなことはないと答弁がありました。 2項1目道路橋梁総務費について、委員より、私道整備事業費で今後要望が出た場合の対応はとの質疑に、ことしは昨年と比較し要望が少ないが、これからも予算の許す限り対応したい。さらに、補助基準緩和についての質疑に、実態等調査した上で基準について考えたいと答弁がありました。 2項6目除雪費についての質疑に、ことしから通学路、交差点等の除雪に地域住民が出た場合の補助、また市道で除雪車の入らないところの除雪に対して、燃料費、借上料について若干の補助を行うよう予算計上しているとの答弁がありました。 5項1目都市計画総務費中、荒川橋景観整備事業での高欄についての質疑に、理事者より、県の「文化がかおる1%事業」で用地費を除いた総事業費32億に対し、県、市1%ずつ、計 6,400万円によるグレードアップを図るもので、これよりふえた分については県が負担することになっているとの答弁がありました。 5項2目土地区画整理費について、委員より、県内でも一番多い区画整理事業に取り組んでいるが、宅地化の状況、また事業に対する市の指導力についての質疑に、理事者より、住宅化の率は比較的緩慢であるが、街づくりあるいは乱開発の防止という観点から、積極的対応をしている姿勢を御理解願いたいとの答弁がありました。 5項3目街路事業費について、委員より、都市計画基礎調査委託料についての質疑に、専門業者に委託し、人口規模・産業分類・就業人口規模・土地利用等13項目について調査するもので、用途地域見直しのバックデータとなるものであるとの答弁がありました。 5項4目公園費について、委員より、春日山公園整備が3年計画で実施されるが、その内容はとの質疑に、理事者より、補助事業を取り入れてかなり宅地化が進む3年後には公園として開設し、地域住民の憩いの場として提供したい。実施に当たっては、再度地域の要望を入れていきたいとの答弁がありました。 6項下水道費について、委員より、繰出金の一般会計に与える影響はとの質疑に、理事者より、当該年度15億 4,600万円で前年比87%の増であるが、緊急下水道整備特定事業ということで、交付税算入される分が14億 1,200万円、純一般財源は1億 3,500万円であるとの答弁がありました。 以上で質疑を終結し、議案第1号について採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第5号平成5年度上越市下水道事業特別会計予算についてであります。理事者の説明に対し、受益者負担金の見直し、一般会計からの繰入金等について若干の質疑の後、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第7号平成5年度上越市直江津駅南地区土地区画整理事業特別会計予算についてでありますが、格別質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、ガス水道局関係でありますが、まず議案第36号上越市水道事業給水条例及び上越市簡易水道事業給水条例の一部改正についてであります。昭和62年以来の水道料金改定でありますが、理事者から詳細な説明の後、委員から、おおむね次のような質疑が出されました。 まず、今回の料金改定は企業団の受水費増が主たる理由だが、今後も企業団からの受水費が上がることが予想される。市の水道事業としてどう吸収していくのか。また、有収率を高めるための内部努力が必要ではなかったか。料金改定率 12.43%は一般家庭と大口需要家との差がわずかであり、市民生活を守るという配慮が不十分である。大口の負担を大きくしてはどうか等々の質疑に対し、理事者より、原水の料金に対する増加について、できるだけ企業の効率化を図り、費用軽減を図って企業内努力で吸収していかねばならない。しかし、諸物価等のかかわりも考慮し、適正な経営に努めなければならない。また、有収率については、漏水水量をいかに克服するかが今後の課題になるが、新しい管に入れかえる等、鋭意努力をし、少しでも有効水量を高めたいと思っている。 なお、この料金体系は抑制型、いわゆる逓増方式をとっており、多く使えば高くなる。したがって、大口の負担を大きくすれば使用量が減り、全体で割り返せば高くなってしまう。水が高くて企業進出しないという面があっても困るし、それとの調和も図る必要がある。しかし、できるだけ市民生活のベースは守っていかねばならないというのが基本であるとの答弁がありました。 さらに委員から、ゴルフ場問題と絡め、市民が水道水源に不安や関心を持っている中での料金値上げは問題があるとの指摘に、理事者より、水道事業に携わる者として水質の保全は常に努めなければならないという姿勢である。特に、名立・桑取から引水している河川水は非常に良質で、これらの保全のため最善の努力をすることが使命と思っている。料金改定はあくまでも経営上の面からのお願いなので、理解いただきたいとの答弁がありました。 採決の結果、議案第36号は賛成多数にて原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第9号平成5年度上越市ガス事業会計予算についてであります。理事者の説明に対し、委員より、市民憩いの家建設用地についての質疑に、理事者より、石橋供給所跡地については、今後民生部と詰めながら進めることになっているとの答弁がありました。また、マイコンメーターの取りかえ計画についての質疑に、約10年を目標にしているとの答弁があり、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第10号平成5年度上越市水道事業会計予算についてであります。理事者の説明に対し、水源保全に関する質疑等若干の質疑の後、採決の結果、賛成多数にて原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、17日の本会議で付託された議案第43号・第44号・第45号・第46号工事請負契約の締結についてであります。18日委員会を開催し、議案4件について一括説明を受けた後質疑に入り、委員より、事業量・金額ともに増大する事業でもあり、地元業者育成・優先の配慮と出資・責任割合等についての質疑に対し、理事者より、大変高度な技術を要する工事であり、ある程度大手業者でないと対応が困難である。企業体3社の場合は50%・30%・20%、2社の場合は60%・40%の責任分担である。公共下水道は90%近くが国庫補助事業であるので、執行に当たっては十分留意をしていきたいとの答弁があり、採決の結果、議案第43号・第44号・第45号・第46号は、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、当委員会における審査の概要を申し上げましたが、詳細は委員会記録に譲り、建設企業常任委員長報告を終わります。 以上。 ○議長(大原久勝君) 建設企業常任委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。         〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原久勝君) 質疑はないものと認めます。 次に、文教経済常任委員長の報告を求めます。 27番、相馬義孝君。         〔相 馬 義 孝 君 登 壇〕 ◆27番(相馬義孝君) これより文教経済常任委員長報告を申し上げます。 去る4日の本会議において、当委員会に付託されました諸案件について、11、12日委員会を開催し、慎重審査の結果、議案11件は、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 以下、審査の順序に従い、その概要について報告いたします。 まず、議案第11号平成4年度上越市一般会計補正予算についてであります。教育委員会、経済部の順に説明を受けた後、質疑に入り、10款5項6目史跡保存調査費中、委員より、昭和55年以来上越市が継続している春日山城跡の公有化事業に関連して、史跡公有化の中で民間開発の動きがあるが、行政の史跡保存計画との影響はどうかとの質疑に対し、理事者より、国土利用法による土地買収の届け出は平成3年11月に業者から出され、今後の買収予定地に史跡指定地が含まれている。史跡指定付随地域での開発計画については、今後県文化庁と協議してまいりたいとの答弁がなされました。 7款商工費、1項3目観光費中、委員より、屋台会館の設計に当たり、地質調査等ボーリングの結果についての質疑に、地質については当初の予定は厚生北会館隣の駐車場で、結果は50メートル~60メートルが支持層である。建物の種類によっては、そこまでの支持ぐいを打たなくとも、20~30メートルの支持層で十分対応できるとの答弁がありました。 また、委員より、平成4年度は有意義な1年であった。また、最高の皆さんと対話ができたとのことであるが、こういう事業執行に当たっては十分に市民対話を重ねた上で提案し、実行予算を組み対応すべきではないかとの質疑に対し、事業にもよるが、市民の要請の中で先導的な役割を果たすような姿勢も必要な場合がある。各論に時間をかけるより、むしろ姿勢を示してまとめる考え方のもとにお願いをしてきた。皆さんと今日まで協議を重ねた中で、最終的な方向が出たものであり、理解を願いたい旨の答弁がありました。 また、予算未執行と財政調整基金への繰り入れ等についての質疑について、基金に積む一つの財政上の手法である旨の答弁がなされました。 歳入に若干の質疑応答がありましたが、質疑を終結、起立採決の結果賛成多数にて原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第24号上越市特別会計条例の一部改正について、さしたる質疑もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第25号上越市奨学基金条例の一部改正について、議案第26号上越市奨学金貸付条例の一部改正については、関連議案につき一括上程審査といたしました。委員より、議案第25号で制度利用者の所得制限の枠を拡大することが必要ではないか。また、利用状況についての質疑に、利用状況はここ数年は年8ないし10名程度の利用者である。所得等の数値は、日本育英会の基準に準じた取り扱いをしているとの答弁がありました。 採決の結果、議案第25号上越市奨学基金条例の一部改正について、議案第26号上越市奨学金貸付条例の一部改正については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第27号高田城三重櫓条例の制定についてでありますが、さしたる質疑もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第28号旧師団長官舎条例の制定についてであります。委員より、現位置は当該道路狭小で来館者にとって不便であり、駐車場等が十分でないと思われる等の質疑に、駐車場については今のところ13台を確保したい。入り口については若干広げて対応したい。 また、番外議員より、条例の制定目的からして建物を保存するならば、この名称は一般になじまない。また、公開時間と利用時間との相関性についての質疑にそれぞれ答弁がありました。 質疑を終結、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第29号上越市立水族博物館条例の一部改正についてであります。委員より、幼児の料金徴収について無料とする考えはないか。また、高校生は一般料金の枠に入っているが、他の教育関係施設の入場料の中には高校生中学という料金設定になっているものもある。水族博物館だけが一般と同額となっている考え方についての質疑に対し、理事者より、就学前の児童については今回アップせず、従来どおりとさせていただいた。また、高校生の料金設定については、従来の考え方を踏襲するということ。また、他館の状況でもそのように実施をしているものも多く、そういうことも参考としたとの答弁がありました。 質疑を終結、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第42号新潟県漁業信用基金協会への加入については、さしたる質疑もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第1号平成5年度上越市一般会計予算についてであります。理事者の説明を受けた後、質疑に入り、2款1項15目上越文化会館運営費中、委員より、15周年記念事業でこの自主事業はどのような構成メンバーで企画されているのか。10項目の費用は、また昨年の自主事業の入場者はどのくらいかとの質疑に、事業の選択は文化会館の職員と業者から送られてくる資料をもとに、年齢層にあわせ老人にも楽しんでいただくよう企画をしている。入場者については平成3年は1万 6,258人、4年は1万 3,220人である等々の答弁がありました。 2款7項1目総合文化施設運営費について、委員より、リージョン、科学館、物産センターの連絡通路についての質疑に、当初から検討してきたところであるが、科学館のガラス張りの景観等を考慮し、半地下構造なり支障のないようなものにしなければならないということも考えられる。経費等も考えて今後検討していきたいとの答弁がありました。 5款1項1目労働費で、雇用関係が厳しい現状の中で、当市における新卒者内定取り消し等の事例はどうかとの質疑に対し、今のところ当市にはないとの答弁がありました。 6款1項3目農業振興費中、委員より、新農政プランの中で調査会の設置をするということで提案されているが、稲作転作の安定的な営農を目指す中で、平成5年度の転作の目標と面積と配分に対する考え方、基準についての質疑に対し、理事者より、水田活性化対策として稲作の転作は昭和44年から稲作転換対策で始まり、その後水田総合利用再編対策、水田農業確立対策ということで、前期、後期として62年から平成3年まで、平成5年度から水田営農活性化対策として平成7年まで取り組む。配分については、集団で取り組むものについての補助にウエートを置き、個々に取り組むものについてはカットするという方針である。平成5年度配分は、上越市965.98ヘクタールで前年の18.2%である。水田基本耕作面積は、 5,196ヘクタールを基準にしているとの答弁がありました。配分方法は従来どおりの形で基本面積割、山間地等の優遇施策の中で山間地割等で配分面積により決定をさせていただいている。新農政プランについては、食糧政策、農業政策、地域政策からなり、農業政策はもとより、農業意欲の向上と担い手にウエートを置いたもので、これから農業に従事する皆さんとともによく話し合いをもとにやっていきたい旨の答弁がありました。 7款1項3目観光費中、委員より、当市の史跡観光の案内板が他市に比べて少なく、もっと整備をする必要があるのではないかとの質疑に、理事者より、年々整備をしているところであるが、案内板は作成の委託料で措置をしている。観光案内板としては現在68ヵ所設置し、歴史の道しるべ35ヵ所、ほかに社会教育課でふるさとゆかりの看板26ヵ所、国県道の管理者とも協議をして、より充実した形で検討整備をしてまいりたいとの答弁がありました。 また委員より、観光客誘致に関し、上越市の海岸は県内外の人が多く訪れるが、最近汚れが目につく。海岸をきれいにするようもっと予算措置等の配慮をしてほしいとの要望に対し、力を入れてまいりたい旨の答弁がありました。 また委員より、屋台会館について、先般の協議会で屋台搬入の入り口が1ヵ所しかないということが指摘されたが、その後検討措置をとられたのか。屋台の管理運営と各町内の活動に支障のないよう等々の今後の問題についての質疑に対し、搬入口については設計者に話をして検討するよう指示をした。また、2点目については十分配慮をしてまいりたい旨の答弁がありました。 10款1項3目教育センター費中、委員より、登校拒否児童で平成5年度の現状についての質疑に、それぞれ答弁がありました。 4目私学振興費で、委員より、上越市の負担金の根拠等々についての質疑に、募金等負担金の割合については県 8,000万円、市町村 9,040万円、企業1億 8,260万円である。算出基準については、新潟市への依頼額 3,000万を基本として、その2分の1に平成3年度予算の比率によって算出したものである旨の答弁がなされました。 2項1目で学校用地の借地の状況と今後の対応についての質疑に対し、起債対象にならず単独事業となる。筆数の少ないところから検討し、今後も前向きに考えてまいりたい旨の答弁がありました。 10款5項3目図書館費中、委員より、図書館新築に当たり、図書購入と今後の内容充実と開館に備えての考え方についての質疑に、それぞれ答弁がなされました。 4目博物館費で、春秋の特別展開催の中で予算中展示作品にどのくらいの借用費用が盛られているのかとの質疑に、春は 200万、秋は30万である。また、借用料のほかに著作権の謝礼、印刷費に 350万円、輸送費に 309万円である旨の答弁がありました。 5目水族博物館費で、特別展の委託料と特別観覧料について、またマリンガールの人員ローテーションと増員、休憩室が不備だとの指摘があるが、との質疑に、特別料金については大人 300円、小中学生 100円、マリンガールの委託は2名、1日6回のローテーション、休憩室はあるとの答弁がありました。 また委員より、増築事業で設計に異議を申し立てたと言われているが、その内容についての質疑にそれぞれ答弁がありました。 質疑を終結し、起立採決の結果、賛成多数にて議案第1号平成5年度上越市一般会計予算は原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第4号平成5年度上越市索道事業特別会計予算についてでありますが、さしたる質疑もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第8号平成5年度上越市農業集落排水事業特別会計予算については、さしたる質疑もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、当委員会の審査の概要について申し上げましたが、詳細は委員会記録に譲り、文教経済常任委員長報告を終わります。 ○議長(大原久勝君) 文教経済常任委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。         〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原久勝君) 質疑はないものと認めます。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次発言を許します。 2番、山岸行則君。         〔山 岸 行 則 君 登 壇〕 ◆2番(山岸行則君) 私は、社会党クラブ議員団を代表して、平成5年度第1回定例議会に提案されました議案46件のうち、6件の議案に反対の立場から以下その理由を申し述べ、討論に付したいと存じます。 今議会は、いざなぎ景気を上回る好景気と言われていた平成景気の終えんに基づく、厳しい経済環境のもとでの当初予算の編成を初め、高速交通網や高齢化時代に対応した新しい上越市の将来を見据えた諸施策づくりの議案、議会でありました。したがって、社会党クラブ議員団としても前段の事前調査、研究会などを積み重ねながら、慎重に議案の検討を進めてまいりました。 また、今中央政界を中心に腐敗した政治家の姿勢が国民の前に露呈をし、多くの国民、市民は怒りと不信の念を持って中央から地方の政治家、政治を見詰めています。したがって、地方議会にあっても対岸の火、対岸の火事とせず、行政の長、市長を中心とする執行者側の予算、条例の提案に対し、地方自治の制度、精神からくる議会、議員のあり方としてその提案内容を念入りにチェックし、市民の代表としてその内容が公平でかつ正確で、かつ必要性のある理にかなった内容であるかどうかという立場から対処してきたところであります。 その中で、幾つかの重要施策も組み入れられ、市民の要望に沿った予算編成もあり、それらの行政努力には敬意を表する次第であります。しかし反面、行政の真意がなかなか理解しがたく、市民に一方的に転嫁するかのような予算編成や条例もあるため、社会党クラブ議員団としても最初から結論ありきでなく、各委員会で十分審議した上で最終判断を行うこととして臨んでまいりました。だが、各委員会での審議経過や理事者側の姿勢は、相変わらず行政側の先行のみが目につき、かつ計画性の乏しい前年度実績主義、前年度プラス主義の予算編成が浮き彫りにされたように感ずるところであります。 特に文教関係では、屋台会館の建設や美術館建設構想を初め、多目的スポーツ広場や新潟工科大学設立補助金計画などについても、行政側のトップダウン方式による予算編成が目につき、不十分な計画性も明らかになった市民不在の内容であります。このことは、我が党クラブ議員団の印象のみでなく、各委員会で出されていた委員の発言からも明らかなように、各会派共通認識、いわば議会全体がそのような認識を持たれたことだと思っているところであります。このような行政運営が当たり前かのような認識で対応されていくとするならば、市民との間にますます溝が深まり、行政不信を募らせる結果となり、客観的条件の恵まれた上越市の将来に、暗い影を投げかけることになりかねないかと、案ずる次第であります。 さて、議案第1号平成5年度一般会計予算については、厳しい複合不況の中での予算編成であり、現況に対応した苦心の予算編成であったと存じます。だが、指摘しなければならない問題に、まず屋台会館の建設があります。これは平成4年度予算で山車会館を建設しようとしたが、地元や地域住民からの強い異議と疑問の声が出されたため建設するに至らず、その延長上で若干方針を変更し、位置もずらして建設しようとするものであります。しかし、相変わらず住民の意向を十分把握されておらず、かつ調査・研究も不十分なままスタートしようとするものであり、したがって委員会でも出されておりましたが、水族館との併設で観光を目的とする会館建設ということでありますが、水族館の一番入場の多い7月中旬から半月程度は祇園祭につき、観光といえども屋台のない観光にならない状況となるのであります。また、一つの神社の氏子みこしを市行政の財政で対応することに疑問を投げかける声もあり、今年度計画は時期尚早であり、山車会館の反省の上に立つならば、もっと事前調査に力を入れるべきであり、今年度の予算編成には反対であります。 次に、美術館の建設についてであります。この問題についても、平成6年度から工事着工の予定でありましたが、計画性が不十分であり、かつ行政側の一方的運営であり、市民参加の運営にはほど遠い現状であります。その上、今年度予算で高田城の本丸学術調査費が計上されておりますが、これらの内容はまさに美術館の建設のための調査にもかかわらず、予算上や理事者の説明は高田城全体の復元のための調査かのニュアンスを持たせた予算編成となっております。美術館建設の計画がおくれ、一部変更されるのであるならばそのことをはっきりと説明し、その後の対応として高田城本丸に建設する予定であることを、むしろ明記をして予算説明がなされなければならないにもかかわらず、ただただテクニック的に議会をクリアしようとする行政姿勢は大変問題であり、到底認めることはできません。 次に、新潟工科大学設立補助金の 3,000万円についてであります。さきの文教常任委員会で、補助金 3,000万円の内訳とその理由について説明がありましたが、これらの内容も到底納得するまでには至りません。このような不明確な予算執行は、たとえ 3,000万円といえども、市民の血税を使うわけでありますので、認めることはできません。 なお、社会党クラブ議員団は、新潟工科大学の設立そのものに反対するのではなく、あくまでも不明確な上越市の補助金支出に疑義を唱えているのであって、市民に理解の得られるような説明もできない予算執行は認めることができないということであります。 そのほか、具体的理由は一々申し述べませんが、上越市のイメージアップ事業や上越21ラーバンスーパープランや商業地域振興整備基本計画等は、いずれも多額な金を要して調査をコンサルタントに委託いたしますが、上越市としての主体性の乏しいままでの委託であり、調査委託のあり方に疑問を持つところであります。 議案第11号平成4年度一般会計補正予算は、山車会館の予算を組み替えるものでありますので、認めることはできません。この山車会館についても、昨年の平成4年度の3月と6月の議会で一般質問もされており、その時点でも住民の意向に沿っていないので、再検討するよう要請されているにもかかわらず、何らそれらにこたえることなく、結果して予算執行ができなかったお粗末な状況であります。 また、未執行となった工事請負費の大方である3億円を財政調整積立金に積み立て、そして今年度予算で取り崩すという予算執行のあり方も問題であります。財政調整積立基金に積み立てることは、財政運営的には問題のない処理かもしれませんが、地方行政の会計年度独立の原則や財政調整積立基金の性格からして、今回の財政運営、執行のあり方は問題であると言わざるを得ません。 次に、議案第10号平成5年度水道事業会計予算並びに議案第36号水道事業給水条例及び上越市簡易水道事業給水条例の一部改正に反対であります。この二つの議案についても、建設常任委員会で再三再四にわたって、今回の値上げは企業内努力や新たな財政方策を何ら探らず、市民・受益者にのみ一方的に転嫁する内容であることを訴えてまいりました。その理由は、水道供給団からの受水費の値上げと石綿管を中心とする配管の入れかえによる設備投資費の拡大によるものでありますが、上越市の有水率を1%上げれば約 2,700万円以上の財政収入となる現状であり、それらに対する内部努力の姿勢が希薄であります。また、石綿管の入れかえなどは耐久年数からくる入れかえでなく、安全面や衛生面からの政治的対応によるものでありますし、水道普及率は市長も評価しているように上越市は99.9%であり、市全体のものであります。したがって、むしろ市財政全般から拠出する方法を検討すべきにもかかわらず、水道会計にのみ絞り、かつ受益者・市民に値上げを通して転嫁する姿勢のみであります。 また、上越市は今、西谷内地域の水道水源地域内にゴルフ場の建設をめぐって、市民の中に大きな議論が巻き起こっています。多くの市民は、水道水源に対する不安と危惧の念を抱いています。水道管理者である市長は、これら多くの市民の不安に対し、今のところその不安を払拭するだけの対処はとられておりません。したがって、市民からすれば、行政の対応は水道料金の値上げのみを提案し、市民の不安のみが残ることにやりきれない心境であります。 このような状況、姿勢につき水道料金の値上げにかかわる条例改正や値上げを組み入れた平成5年度水道会計予算は、認めることはできません。 次に、議案第2号と第12号の平成5年度国民健康保険特別会計予算と平成4年度国民健康保険特別会計補正予算については、これまでの我が党議員団の主張どおり反対であります。その理由は、我が党クラブの考え方は、たとえ自由主義社会といえども、政治的に公平性を図り、かつ政治的に支援・補助を積極的に推し進めていかなければならない課題や部門があるということであります。それは国民の生命と安全を守り、平等の保障と権利を与える医療・保健・福祉であり、食料であり、教育であり、環境であります。しかし、国は国民健康保険の補助率を引き下げたままであり、かつ上越市もこの施策に追随し、加入者に負担を高めるのみであります。このような国の施策と市・行政の姿勢からくる国民健康保険特別会計は反対であります。 以上、6件の反対理由を申し述べ、討論を終わります。 ○議長(大原久勝君) 23番、山田力之助君。         〔山 田 力 之 助 君 登 壇〕
    ◆23番(山田力之助君) 私は、交政クラブを代表いたしまして、この3月定例会に提出された全案件について、いずれも賛成の立場で、主に平成5年度一般会計予算を中心として討論を行います。 今議会の初日に市長も提案理由として述べられているとおり、21世紀を間近に控え、上越市を取り巻く社会経済の状況は大きく変貌を遂げようとしております。すなわち、本市はこれまで数々の国家的プロジェクトを導入しながら、市長の卓越した行政手腕によって、ほかには見られない勢いで社会資本の充実が図られてきました。そして、今後もより一層整備推進が約束されており、とりわけ上信越自動車道の建設促進、北陸自動車道の4車線化、また新たな地域高規格道路の建設構想の実現、北越北線の平成8年度開通、さらには九州航路の早期開設など国レベルの交通体系の計画実現により、陸海交通網の要衝となる上越市の果たす役割は、一段と大きくなっていくものであります。これらプロジェクト事業の進捗を弾みとして、今まさに本市は環日本海時代を先導する中核都市にふさわしい都市機能が着々と整えられ、独創的な街づくりへの展望が大きく開けているのであります。私は、このような21世紀に向けて個性豊かな上越地域づくりに意欲的に取り組んでおられる市長の行政姿勢と、先見性に全面的な賛意を表するものであります。 さて、現在日本経済はバブル崩壊などに伴う不況のため、大変厳しい状況に置かれており、昨年8月、10兆円を超える総合経済対策が講じられたのを初めとして、国、地方を挙げてさまざまな景気てこ入れ策が打ち出されているところでありますが、景気の動向はなお行き先不透明な情勢にあります。このような中で、国の新年度予算も景気対策を重点に編成されましたが、厳しい経済情勢のもとで税収の伸びは10年ぶりにマイナスとなり、予算総額も 0.2%と6年ぶりの低い伸びにとどまり、一方地方自治体の予算編成の重要な指針であるとされている地方財政計画も、近年になく厳しい方針のもとで編成されたことは、新聞報道や今回いただいた地財計画などの資料によって十分うかがえるところであります。 このように厳しい財政環境の中にもかかわらず、今回提案された上越市の平成5年度一般会計予算は、市長の並み並みならぬ努力と英断が遺憾なく発揮され、増大、多様化している住民のニーズに精いっぱいこたえて予算編成がなされたものと、評価いたすものであります。 以下、市長が挙げられました重点項目に従っての見解を述べたいと存じます。 まず、都市基盤整備の推進についてであります。道路網は、日常生活を支える上で最も重要な社会資本であります。そして、常にその整備促進が要請されているところであり、市長は就任以来、一貫して重点施策として取り組んで来られ、新年度も道路橋梁新設改良費及び街路事業費など、道路関係予算に対前年度比13.0%増と、大幅に増額して58億 8,000万円を計上されました。この結果、舗装率がさらに伸びて85.8%にも達することは、道路が都市発展の基礎であるだけに、まことに力強い限りであります。特に、高田、直江津の市街地を結ぶ重要路線として開通が待たれていた、通称「山麓線」が平成5年度で西本町から御殿山間の 6.7キロメートルが完工することは、生活基盤道路の充実と地域発展に大きく寄与するものと高く評価するものであります。 次に、アメニティ豊かな都市環境と宅地の利用促進を図るため、上越市が土地区画整理事業を強力に推進したことは、論をまたないところであります。新年度は新たに関川東部地区に着手するなど、7地区で合計面積 191.5ヘクタールにわたって施工することは、県下でも最大の整備面積であるとお聞きいたしております。 いずれの土地区画整理事業も、早期実現に向けて前年以上に予算が投入されていることは、まさに21世紀を見据えた基盤づくりであり、市政に活況をもたらす施策であると、心から賛意を表するものであります。 街路事業におきましても、前年度に比べ10%増の12億 4,300万円が投じられております。これにより、安国寺国府線の北陸本線立体交差が完工するほか、新たに安国寺線に着手するなど、合わせて8路線の整備が積極的に推進されることになっております。一方、居住環境の基盤となる公共下水道につきましても、4年度に比べ建設費を57.6%と大幅に増額して高田地区の整備を進め、処理区域が 264ヘクタールに達することは、一日も早く快適な生活環境を願う市民にとって、まことに喜ばしいことであります。 次に、教育・文化の振興であります。平成3年度から建設を進めてこられた高田城三重櫓は、4月に竣工式を迎えることになりますが、まさに上越市の新しいシンボルとしてその完成を心から喜ぶとともに、オープンを心待ちにいたすものであります。また、コンピューターシステムなど新しい機能を駆使する新図書館は、5年度末の完成に向けて進捗が図られておりますが、教育・文化都市を自負する本市にふさわしい拠点施設として、ますます活発化の傾向にある市民の学習活動意欲に十分こたえてくれるものと、これもまたその完成が大変待たれるところであります。 また、春日山城は上越市民はもとより、多くの人々の心のよりどころとしてその歴史的遺産の保存に努めてこられました。新たに史跡の整備事業に着手されることになりましたが、貴重な中世の遺跡を保存するとともに、公園としても整備され、五智国分寺と高田城跡とを結ぶ広域的な史跡観光ルートとしても事業の進捗に大きな期待を寄せるものであります。 一方、スポーツ施設の充実・強化についてでありますが、近年特に人気の高いサッカー、ラグビー熱にこたえて、樋場・鴨島地区に運動広場を造成するほか、当市に建設が決定した県の多目的スポーツ施設建設に備えての調査、また野球場及びソフトボール場の改修など、スポーツ施設の建設を果敢に推進する市長の英断を高く評価するものであります。また、水族博物館でも新たな趣向を凝らして大回遊水槽など大改修が行われますが、これら特色ある水族館づくりに努力をされていることも、これまた高く評価するものであります。 さらに、これまでにないイベントとして、日本人初の宇宙飛行士毛利衛氏を招いての宇宙フェスティバルの開催とあわせて、未来を見詰める子供たちの科学的探求心にこたえての宇宙科学学習センターの新設は、子供たちはもちろん、私たちにとっても未知の世界へ思いをはせ、今から胸のときめきを覚える事業であると期待するものであります。 次に、産業経済の振興についてであります。我が国の農業は厳しい社会、経済的条件下に置かれていることは、衆目の認めるところであります。農業就業人口の減少、耕作放棄地の増大、また農村では高齢化や過疎化が急速に進んで、地域社会の維持が困難になってきております。また、日本農業に対する門戸開放の外圧は一層高まってきており、農業・農村の崩壊にもつながりかねない、さまざまな問題に直面していると言っても過言でない状況にあります。 このような農業環境を踏まえて、上越市新農政プラン調査会を設立し、10年後を視野に据えた生産性の高い農業確立と農村の活性化に努めることは、まことに時宜にかなった施策であり、農業関係者にとってまことに心強い限りであり、その成果を期待するものであります。 次に、商工業対策でありますが、先ほど申し上げましたとおり、現下の日本経済は極めて厳しい状況にあります。景気の低迷に苦しむ中小企業の方々の資金需要にこたえて、昨年12月に創設した景気対策特別資金を大幅に増額したことはまさに大英断であり、景気対策に意欲的に取り組む市長の姿勢がうかがえるのであります。 観光面でありますが、高速交通体系の進捗と相まって、地域活性化の一翼としてゆるがせにできない課題であります。新年度も多彩なイベント、施設整備が予定されており、中でもけんらんな時代絵巻を繰り広げる大名行列が実施されるほか、3年ぶりに行われる薪能、上越まつり、観桜茶会、謙信流トライアスロンの開催など、どのイベントも目を見張るものがあります。施設面でも高田城三重櫓のオープンを初め、直江津屋台会館の建設、水族博物館の大改修、また金谷山観光道路や直江津海水浴場などの駐車場整備など、観光立市として新たな観光資源が着々と整いつつあり、いずれも訪れる人々の目を楽しませてくれるものと、大変喜ばしいことであります。 次に、市民福祉の向上であります。市長は提案説明で、福祉施策こそが21世紀において行政の大宗となるであろうと語っておられます。私も全くこれに同調するものであります。 過日、日本医師会と日本大学人口研究所がまとめた将来の人口構造予測が新聞報道されましたが、それによると日本の総人口は2007年をピークにその後は減少に転じ、2025年には 3.7人に1人が65歳以上の老人に、また寝たきり高齢者も現在の 2.8倍、痴呆性老人も 3.2倍に増加すると推定しており、これまで予測された高齢者の増加推計よりも高齢化のテンポがさらに加速し、世界で例を見ない超高齢化社会が到来するとしております。 本市はかねてから、市長の先見性によってこのことを市政の最重要課題に掲げ、施設福祉、在宅福祉両面にわたり、極めてきめ細かい対策を講じてこられました。この結果、本市は福祉先進都市としても定評を受けていることは周知の事実でありますが、新年度においても要請にこたえて新たな施策や従来からの施設の充実が精いっぱい盛り込まれており、市長の思いやりがうかがえるのであります。 まず、生きがい対策では老人趣味の家の充実、また一層高まりを見せているゲートボール熱にこたえ、新しくゲートボールハウスを建設するほか、くるみ家族園にパターゴルフ場を設置、またフラワーセンター講義棟の増築、さらには高齢者はもとより、多くの市民の皆さんから多目的に利用いただく市民いこいの家を建設するなど、市長の福祉重視の姿勢が十分うかがえるのであります。在宅福祉、施設福祉につきましても、ケースに応じたきめ細かい対応がなされており、在宅3本柱の一つであるホームヘルパーを28人から55人へとほぼ倍増させ、一層のサービス向上を図るほか、家庭での介護が困難な老人に対しては、痴呆性老人デイサービスセンター並びに特別養護老人ホームを建設、さらには知命堂病院が建設する老人保健施設に対する助成など、寝たきり老人への新たな配慮が積極的になされていることに、心から賛意を表するものであります。 一方、障害者福祉についても老人対策と同様ホームヘルプサービス、デイサービスなどの充実が図られているほか、新たに在宅の障害者に対する訪問理容サービス事業、また在宅視聴覚障害者支援事業を創設するなど、温かい思いやりがうかがえるのであります。特に、福祉タクシー利用助成の増額と新たな施策として、聴覚障害者の外出時における手話奉仕員派遣制度、また福祉定期バス運行をスタートさせるなど、障害者の社会参加に対する支援策をきめ細かく講じられたことを、高く評価するものであります。 以上、新年度の一般会計予算を中心に概括的に意見を述べてまいりましたが、冒頭申し上げましたとおり、厳しい財政環境の中でこれまで以上に大胆かつ繊細な予算編成がなされ、多様化する行政需要や山積する課題に適切に対応されているものと、市長の卓越した手腕と識見に改めて高く評価いたすものであります。 なお、特別会計についても、いずれも適切なものであると考え、賛成いたします。 最後に、21世紀を展望した中で、市長が述べている「上越新時代」を築くため、そのかじ取りを担う市長にはまことに大変なこととは存じますが、市民と一致結束して社会経済が大きく変貌する時代を乗り切ってほしいと願うものであります。 以上、賛成討論といたします。 ○議長(大原久勝君) 12番、樋口良子君。         〔樋 口 良 子 君 登 壇〕 ◆12番(樋口良子君) 私は日本共産党議員団を代表して、議案の一部に対し反対の討論を行います。 まず、条例関係では、議案第18号、20号、21号は、議員並びに特別職、教育長の報酬及び給与の引き上げであります。我が党議員団は、この問題について一貫して単に報酬、給与の月額だけを問題にするのではなく、一般職に比べて異常に高率な特別職の退職金や異常に高い議員の調査費などを含めて、総合的に判断できるよう審議会に諮問すべきだと主張してまいりましたが、依然として改善されておらず、反対いたします。 次に、議案第23号、32号、35号、36号は、いずれも手数料、ヘルパー派遣の手数料、し尿くみ取り手数料及び水道料金の値上げ議案であり、不況の最中に市民に一層負担を重くするものであり、反対です。 また、予算関係では、議案第1号平成5年度一般会計については、歳出1款1項1目中の報酬等、2款1項1目中の給料等については、値上げ条例について述べた理由で反対します。 3款民生費中の同和対策費については、我が党議員団が一貫して主張してきた窓口一本化の廃止や公正な同和行政が実現しておらず、運動団体への不当な高額補助金や関連歳入の住宅新築資金等貸付金の滞納額が年々増加するなどは、賛成できません。 5款労働費中の工場設置奨励事業関係予算については、雇用創出に名をかりた大企業優遇措置であり、賛成できません。 6款1項農業費については、全体として国の米輸入自由化を前提とした中山間地農業や中小農家切り捨ての新農政プランを推進するものであり、反対です。 7款1項3目の観光費中、直江津屋台会館建設工事については、関係住民の完全な同意を得ていないもので、反対いたします。 8款土木費、2項1目中の県道路事業負担金や、5項1目中の県街路事業負担金等は、当然県が全額負担するべきものであり、反対いたします。 同じく5項2目中の本町大町地区土地区画整理事業関係予算は、我が党議員団が天下り的街づくりとして一貫して反対してきたものであり、認められません。 歳入について、5款雑入中の学校給食費徴収金については、消費税を市民に転嫁するもので、認められません。 9款分担金、負担金中の2項1目保育所措置費負担金では、新年度からは値上げされ、保護者負担増であり、反対です。 10款使用料、手数料中の戸籍手数料令の改正により、戸籍謄抄本交付手数料等の引き上げや、これに準じた住民票関係手数料及び納税証明手数料などの引き上げ、さらにし尿くみ取り手数料、ヘルパー派遣手数料の引き上げなどは条例案で述べた理由により、反対いたします。 議案第2号平成5年度国民健康保険特別会計については、国庫負担金の引き下げにより国保会計が圧迫され、そのためたび重なる国保税の値上げにより市民の負担が増加されました。またそれに加えて、新年度より賦課限度額の引き上げや保険基盤安定制度の引き下げによる国の支出金の減少が予想され、一層の市民負担増となるため認められません。 議案第5号、9号、10号の下水道、ガス水道会計については、いずれも使用料に消費税を上乗せして市民に転嫁するものであり、なお水道関係においては12%もの使用料値上げであり、反対です。 議案第6号老人保健特別会計予算については、我が党議員団は老人医療の有料化を認めない立場で一貫して反対してきましたが、さらに新年度より外来の一部負担が月額 900円から 1,000円に、入院の一部負担は1日 600円から 700円に引き上げられ、お年寄りの負担が強められるので反対です。 以上、反対議案についてその主な理由を述べ、反対討論を終わります。 以上です。 ○議長(大原久勝君) 19番、山口昇君。         〔山 口 昇 君 登 壇〕 ◆19番(山口昇君) 私は民成クラブを代表し、本議会に提案されました議案第1号平成5年度上越市一般会計予算を初めとして、全議案をいずれも原案のとおり可決するに賛成の立場で、一般会計予算歳出を主体にその理由を述べ、討論いたします。 御案内のとおり、本市は一昨年20周年を迎え、各種事業を計画、実施されてきたところでありますが、バブル崩壊を境に景気は急速な衰えを見せ、現在深刻な複合不況の中にありますが、このような状況のときこそ一丸となって困難を乗り越え、21世紀に向けて我が上越市が飛躍することを心から願うものであります。 幸いにも待望久しかった上信越自動車道は平成10年までに開通が予定され、北陸自動車道の4車線化の工事着手とも相まって、北陸、関西圏並びに中部、関東との交流が増進されることが期待されているとともに、北越北線は平成8年度完成に向けて工事も着々と進み、新たに地域高規格道路の建設構想とともに、海路においても直江津港を拠点港とし、北海道航路の2船体制週6便運航を、さらに九州博多港とを結ぶ新航路計画など、高規格化交通体系の整備促進を初め、県営工業団地、看護短期大学、上越多目的スポーツ施設、火力発電所建設構想など、各種プロジェクトの進展に伴って市民はもとより、関連周辺市町村は上越圏域の中においても、上越市の果たすべき役割について一層大きな期待がかけられており、これら内外の要請にこたえた施策の進展が課題となってきております。 以下、款を追い、大要を申し上げます。 2款総務費についてであります。上越21ラーバンスーパープラン策定経費を計上されたことは、21世紀に向けての都市づくりを進めるための指針となるべく歓迎するものであります。年々住民ニーズの多様化の進む中にあって、町内会事務量の増大、需要の内容については各位御承知のとおりであります。労苦に比較して評価の少ないこの事業に対して、町内会長事務委託料の引き上げに配慮をされ、その意を多とするとともに、町内会集会所2ヵ所の建設費助成も計上されておられますが、地域住民のよりどころであることから、建設費助成金の増額をこの際要望申し上げておきたいと思います。 私も何度か参加いたしましたが、市民の旅は大変好評であります。九州の船旅は、直江津-九州博多航路の実現促進の一環として、また地域間交流を促進するとともに、広く上越市を宣伝する好機会であり、成果を期待しているものであります。 明るい子どものまち推進事業は、あすを担う子供たちの健やかな成長に成果を上げてこられ、本年はさらに子どもの家4ヵ所を新設されることは子供たちが遊び場を通じ、心の触れ合いを深める場として、さらにはわんぱくラリー、子ども天国など、子供に対する心遣いのあらわれであります。 次に、3款民生費であります。我が国は世界に類を見ないハイペースで高齢化が進展し、高齢先進国と言われておりますが、我が上越市も同じ歩みが続けられております。市長は、高齢化社会の対応を行政の重要な課題であると位置づけられ、長寿社会での高齢化への対応は地域社会全体の中で考えていかなければならないとし、一貫して心の触れ合う街づくりを進めてこられました。現在、私たちの身近で相談を受ける、援護を要する老人の増加に対応するための施設への入所措置費、並びに特別養護老人ホームへの入所需要増大を予測され、新たに特養ホーム建設のため設計費を計上されたことと、今問題となっている痴呆性老人のための痴呆性老人デイサービスセンターを建設されることは、福祉政策の向上につながるものと期待し、評価するものであります。また、ホームヘルパーを28人から55人へとほぼ倍増するとともに、デイサービス事業の充実、(仮称)市民いこいの家の建設、ゲートボールハウスの建設、老人と子どものふれあい茶の間の開設、保育料の軽減措置など、これらは福祉に対する行政姿勢のあらわれであり、福祉を政策の柱とする我がクラブの立場からも、今後とも人の痛みのわかる福祉行政を続けられるよう期待するものであります。 次に、4款衛生費であります。市民の健康管理については、人間生存の基本にかかわる最重要施策にもかかわらず、福祉関連の施策と同様に極めて地道な、息長い手当てが必要とされております。現在の老人に対する医院、病院などの老人入院者に対する国の施策とも相まって医療機関の事情を見たとき、看護する各家庭の皆さんの労苦は筆舌に尽くしがたい状況であります。その中にあって、本年知命堂病院の老人保健施設事業に対し、建設費の一部を助成されたことは、老健施設を待ち望んでいたことから評価するものであります。 また、上越地域総合健康管理センター建設への助成、基本健康診査での新たに糖尿病の早期発見のためグリコヘモグロビン検査の導入、外国人医療通訳ボランタリー事業、特に近年関心の高いエイズに対する知識の普及、啓発に対する経費の計上等、市民の健康増進に配慮されておられます。 5款労働費は、若者の地元就職率の向上、人材確保促進のための上越地域雇用環境整備基金に対する出捐金の計上、また地元企業に働く労働者の生活安定と福祉増進のため、訓練校及び訓練センターに対する助成、労働金庫への預託金など配慮されておられます。なお、勤労者総合福祉センターの建設は、中小企業に働く労働者の教育、文化、スポーツ活動の場として期待をいたしておるものであります。 次に、6款農林水産業費であります。従前から申し上げてきたところでありますが、上越市を初めとして、当地域における経済の象徴はそれに従事する方々の生活はもとより、農林水産業の振興のいかんによって左右されるというのは言をまたないところであります。しかし、遺憾ながら農業振興のための抜本対策は国の施策によるところ大であります。米の自由化問題、減反など、日本の農業を取り巻く環境はますます厳しい状況が続いております。このような環境下に立たされている農業経営者にとって、先行き不安、希望を持てないと言っても過言ではありません。このような苦しい国の施策の中にあって、市長は対策として農林水産業振興資金預託金の計上、新たに農業青年海外派遣研修に対する助成、今後の農業を多角的に検討する(仮称)上越市農政プラン調査会に対する交付金、農村基盤整備事業、農業集落排水事業、三郷地区に続いて新たに北諏訪地区の計画作成など対応されておられ、その努力がうかがえるのであります。今後も農作物の自由化など、農業経営はより苦しくなると予想されるところから、旧に倍して国県の補助金を導入するなど、援助のため御努力をお願いしておくものであります。また、林道整備、有間川漁港整備、近年猛威を振るっている松くい虫被害の拡大防止予防対策など、計画推進されておられます。 7款商工費では、申し上げるまでもなく商工業の振興は地域活性化の原動力であります。しかし、残念ながら冒頭申し上げたとおり、いわゆるバブル崩壊を境に雇用をも含め、経済は深刻な状況の中にあることは御案内のとおりであります。このような状況の中にあって、市長は景気対策特別資金を大幅に増額し、10億円を預託するとともに、信用保証協会保証料補助金を 4,725万円計上するなど、資金需要に配慮されておられますが、特に零細企業への融資については特段の御配慮をこの際お願いしておきたいと存じます。企業団地対策では、新たに下五貫野及び西田中地区での団地造成に向けての調査、測量費などの計上、直江津商店街にかかわる商業地域振興整備基本計画の作成は、低迷している現状から商店街活性化のため期待しているものであります。 また、韓国への経済視察団を派遣され、韓国浦項市使節団が来越されるなど、国際化が進む中にあって国際交流促進の面から評価するものであり、これが長く交流がより深く強まることを願い、期待するものであります。 観光事業については、以前から申し上げたところでありますが、上越市は新潟県内で上越後として早くから開けたところでり、先人の残してくれた文化遺産は、歴史の古さから数多くあることは御案内のとおりであります。高速交通網の整備がなされてくることから、観光客誘致のための方策が急がれているところであり、市民の関心を呼んでいるところでもあります。観光アクセス道の整備、金谷山観光道路、特に谷浜観光道路等は海の観光面からも期待するものであり、この際、海岸、砂浜の浸食防止については今後とも御尽力をいただきますよう要望しておきたいと存じます。 8款土木費について、まず生活道路の関係で市民から要望の強い生活関連道路の整備については、改良、舗装等を計画的に進められておりますとともに、身近な生活道路としてその整備が強く求められている私道に対する整備のための助成が図られておられます。克雪対策では、あの豪雪時の教訓を忘れることなく、引き続いての流雪溝施設、克雪用水対策事業など、着実な事業推進を図っておられます。港湾関係では直江津港の整備、改修及び海岸環境整備に意を用いられておりますが、海の玄関として一層の整備が待ち望まれるところであります。また、プレジャーボートの放置、不法係留が問題となってきているところから、マリーナ建設の調査費を計上されたことを評価するものであります。街路事業では長年の懸案事項でありました安国寺線に着手されることは、上越大通りから直江津駅前を結ぶ重要幹線であると同時に、駅周辺整備にとってもまことに大なるものがあり、光明を見た思いであります。今後は一日も早い完成を望み、まさに直江津地区活性化の道筋とならんことを願ってやまないものであります。また、中屋敷藤野新田線の工事着手に向け調査設計が行われることは、市役所を中心とし上越市の東西を結ぶ重要幹線として意義深いものがあり、前段ともあわせ評価するものであります。 10款教育費であります。市長の就任以来の行政姿勢である教育環境格差是正に向け、快適な教育環境の整備を図るため、本年度も大和小学校を初めとして5校の体育館の増改築、各小中学校の改修工事に着手するなど、配慮されておられます。一方、生活の向上に伴って市民の知的欲求はますます高まりを見せておりますが、このようなカルチャー志向にこたえた図書館の建設、10万冊の図書購入費の計上、公民館、博物館などの諸活動も当を得たものであり、美術館構想をも含めた本丸の学術調査、水族博物館の増築工事、宇宙科学学習センターの新設、多目的スポーツ施設とあわせて運動広場の造成事業など、市民の体力、健康づくりの面から各種スポーツ教室、施設の整備、充実に力を入れてこられたことは、市民の健康づくりに対する考えのあらわれであります。 以上、一般会計を中心に申し上げましたが、特別会計、各関係予算につきましても、いずれも原案のとおり賛成の立場でありますが、特に特別会計の中で直江津駅南土地区画整理事業では、駅南地区の総合的な開発を図るのみでなく、直江津地区活性化の面からも一日も早い完成を願い、期待するものであります。 このことを申し添え、討論を終わります。 ○議長(大原久勝君) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。         〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原久勝君) これにて討論を終結いたします。 この際、暫時休憩いたします。 再開は13時といたします。         午後0時2分 休憩    ───────────────────         午後1時0分 再開 ○議長(大原久勝君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 これより議題を採決いたします。 まず、条例関係等の議案について採決いたします。 議案第15号上越市部制条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第16号上越市出張所設置条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第17号上越市認可地縁団体印鑑条例の制定についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第18号議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔賛  成  者  起  立〕 ○議長(大原久勝君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第19号上越市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第20号特別職の職員の給与に関する条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔賛  成  者  起  立〕 ○議長(大原久勝君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第21号教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔賛  成  者  起  立〕 ○議長(大原久勝君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第22号上越市用品調達基金条例の廃止についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第23号上越市手数料条例及び上越市市税条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔賛  成  者  起  立〕 ○議長(大原久勝君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第24号上越市特別会計条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第25号上越市奨学基金条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第26号上越市奨学金貸付条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第27号高田城三重櫓条例の制定についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第28号旧師団長官舎条例の制定についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第29号上越市立水族博物館条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第30号上越市こどもの家条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第31号上越市高齢者住宅整備資金貸付条例及び上越市障害者住宅整備資金貸付条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第32号上越市家庭奉仕員派遣事業費用徴収条例の全部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔賛  成  者  起  立〕 ○議長(大原久勝君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第33号上越市地域福祉基金条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第34号上越休日急患診療所条例及び上越市中ノ俣診療所条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第35号上越市廃棄物の処理及び清掃等に関する条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔賛  成  者  起  立〕 ○議長(大原久勝君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第36号上越市水道事業給水条例及び上越市簡易水道事業給水条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔賛  成  者  起  立〕 ○議長(大原久勝君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第37号上越市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第38号字の区域及び名称の変更についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第39号字の変更についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第40号字の変更についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第41号中ノ俣地区公共的施設整備計画策定についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第42号新潟県漁業信用基金協会への加入についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第43号工事請負契約の締結についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第44号工事請負契約の締結についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第45号工事請負契約の締結についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第46号工事請負契約の締結についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、補正予算を採決いたします。 議案第11号平成4年度上越市一般会計補正予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔賛  成  者  起  立〕 ○議長(大原久勝君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第12号平成4年度上越市国民健康保険特別会計補正予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔賛  成  者  起  立〕 ○議長(大原久勝君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第13号平成4年度上越市下水道事業特別会計補正予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第14号平成4年度上越市直江津駅南地区土地区画整理事業特別会計補正予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、当初予算を採決いたします。 議案第1号平成5年度上越市一般会計予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔賛  成  者  起  立〕 ○議長(大原久勝君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第2号平成5年度上越市国民健康保険特別会計予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔賛  成  者  起  立〕 ○議長(大原久勝君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第3号平成5年度上越市診療所特別会計予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第4号平成5年度上越市索道事業特別会計予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第5号平成5年度上越市下水道事業特別会計予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔賛  成  者  起  立〕 ○議長(大原久勝君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第6号平成5年度上越市老人保健特別会計予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔賛  成  者  起  立〕 ○議長(大原久勝君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第7号平成5年度上越市直江津駅南地区土地区画整理事業特別会計予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第8号平成5年度上越市農業集落排水事業特別会計予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第9号平成5年度上越市ガス事業会計予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔賛  成  者  起  立〕 ○議長(大原久勝君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第10号平成5年度上越市水道事業会計予算を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔賛  成  者  起  立〕 ○議長(大原久勝君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 ────────────────── 〇 ────────────────── △日程第3 請願第1号 ○議長(大原久勝君) 日程第3、閉会中の継続審査についてを議題といたします。 総務常任委員長より、目下継続審査中の請願第1号谷内取水ダム上流ゴルフ場建設計画に関し、水道水源の保護を求める請願について、会議規則第 104条の規定により、お手元に配付の申出書のとおり、引き続き閉会中の継続審査の申し出があります。 本件については討論の通告がありますので、発言を許します。 12番、樋口良子君。         〔樋 口 良 子 君 登 壇〕 ◆12番(樋口良子君) 請願について、継続審査についての採決に対して反対討論を行います。 既に準備書は県に提出され、またこのゴルフ場開発の問題が起こってから4年もの期間が経過しております。 よって、議会、議員が見解を出すべきであります。当然反対、賛成の意向をはっきりすべきであり、これは請願者の趣旨であり、それに対して議会としても責任ある態度をとるべきものであります。また、我が党議員団はこの請願に対して賛成の立場でもあり、よって、議会として継続審査にすることに対して反対します。 以上です。 ○議長(大原久勝君) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。         〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原久勝君) これにて討論を終結いたします。 これより継続審査について採決を行います。 本件については委員長から申し出のとおり、引き続き閉会中の継続審査とすることに賛成の諸君の起立を求めます。         〔賛  成  者  起  立〕 ○議長(大原久勝君) 起立多数であります。 よって、請願第1号は委員長から申し出のとおり、引き続き閉会中の継続審査に付することに決しました。 ────────────────── 〇 ────────────────── △日程第4 発議案第2号 ○議長(大原久勝君) 日程第4、発議案第2号上越市議会委員会条例の一部改正についてを議題といたします。 提出者の説明を求めます。 23番、山田力之助君。         〔山 田 力 之 助 君 登 壇〕 ◆23番(山田力之助君) それでは、提案理由を申し上げます。 発議案第2号上越市議会委員会条例の一部改正についてでありますが、先刻議決されました上越市部制条例の一部改正に伴い、総務常任委員会並びに厚生常任委員会の所管事項について条文整理を行うものであります。 全議員の御賛同をお願いいたします。 ○議長(大原久勝君) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。         〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原久勝君) 質疑はないものと認めます。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております発議案第2号は、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、発議案第2号は委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。         〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原久勝君) 討論なしと認めます。 これより発議案第2号を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 ────────────────── 〇 ────────────────── △日程第5 議会選第1号 ○議長(大原久勝君) 日程第5、議会選第1号農業委員会選任委員となるべき者の推薦についてを議題といたします。 本件に関し地方自治法第 117条の規定により、坪井正澄君、関原忠良君、小林元一君、星野実君、本城文夫君が除斥の対象となりますので、一時御退席を願います。         〔5 議 員 退 席〕 ○議長(大原久勝君) 本件について議会推薦にかかわる農業委員会委員の任期満了に伴い、市長から後任の推薦依頼がありましたので、お手元に配付のとおり、5人の諸君を推薦しようとするものであります。 これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。         〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原久勝君) 質疑はないものと認めます。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議会選第1号は、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、議会選第1号は委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。         〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原久勝君) 討論なしと認めます。 これより議会選第1号を採決いたします。 議会選第1号は、これを推薦することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、議会選第1号は、これを推薦することに決しました。 先刻退席願いました諸君の除斥を解除いたします。         〔5 議 員 復 席〕 ────────────────── 〇 ────────────────── △日程第6 閉会中の所管事務調査について ○議長(大原久勝君) 日程第6、閉会中の所管事務調査についてを議題といたします。 本日付をもって各常任委員長から、会議規則第 104条の規定により、お手元に配付してあります文書のとおり提出されたものであります。 お諮りいたします。 閉会中の所管事務調査について、一般行政視察を含め、各常任委員長の申出書のとおり決することに御異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大原久勝君) 御異議なしと認めます。 よって、閉会中の所管事務調査については、各常任委員長の申出書のとおりそれぞれ決しました。 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 この際、市長より発言を求められておりますので、これを許します。 植木市長。         〔市  長  登  壇〕 ◎市長(植木公君) 今議会に提案いたしました平成5年度予算を初め、全案件について議員各位の御審査を賜り、ただいま可決をいただき、まことにありがとうございます。今後は、議案審査の際承りました御助言、御指導を十分尊重して、市政執行に当たる所存でありますので、議員各位におかれましても、上越市発展のため格別の御教示、御協力を賜りますようお願いを申し上げ、ごあいさつにかえさせていただく次第であります。 どうも大変ありがとうございました。 ○議長(大原久勝君) これにて平成5年第1回上越市議会定例会を閉会いたします。 長期間、慎重御審議大変御苦労さまでございました。                               午後1時22分 閉会...