日本は、ОECD諸国に比べて、1学級当たりの児童生徒数や教員1人当たりの児童生徒数が多くなっているにもかかわらず、10年以上にわたり、国による教
職員定数改善計画のない状況が続いています。また、三位一体改革により、
義務教育費国庫負担制度の国負担割合は2分の1から3分の1に引き下げられ、自治体財政を圧迫するとともに、非正規雇用者の増加などにみられるように教育条件格差も生じています。自治体が見通しをもって安定的に教
職員を配置するためには、国段階での定数改善計画の策定・実行が必要です。
さらに、子どもの貧困への対応、障害者差別解消法の施行にともなう障がいのある子どもへの合理的配慮、外国につながる子どもたちへの
支援、深刻化するいじめ・不登校などへの対応など、学校をとりまく状況は複雑化、困難化しています。また、学校に求められる役割は増大しています。一人ひとりの子どもたちへのきめ細やかな指導・学びの質を高めるための教育には、教
職員定数改善が不可欠です。
新潟県では2001年度から小学校1・2年生において、県独自で32人以下学級が導入されました。また、2015年度からは、小学校3年生〜中学校3年生まで35人以下学級が拡充され、小中全学年での少人数学級が実現しました。全国的にも少人数学級を拡大する自治体が増えてきています。しかし、小学校3年生からの35人以下学級については「1クラス25人以上」の下限設定があり、すべての学校で実現しているわけではありません。
子どもたちに豊かな教育を保障することは、社会の基盤づくりにとって極めて重要なことから、「教育は未来への先行投資」であることが多くの国民の共通認識となっています。子どもたちが全国どこに住んでいても教育の機会均等が担保され、教育水準が維持・向上されるように次の事項を実現することを強く要望します。
記
1 少人数学級を推進すること。その際の学級規模は、OECD諸国並みのゆたかな教育環境を整備するため、30人以下とすること。
2 教育の機会均等と水準の維持・向上を図るため、
義務教育費国庫負担制度の国負担割合を2分の1に復元すること。
以上、
地方自治法第99条の規定により
意見書を提出する。
令和元年6月28日
新潟県
新発田市議会
提出先は、内閣総理大臣のほか、記載のとおりでございます。
議員各位のご賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案いたします。
○
議長(
比企広正) ただいま
議題となっております議会第5号については、
会議規則第37条第3項の規定により、
委員会
付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議
なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
比企広正) ご異議
なしと認めます。
よって、議会第5号については、
委員会
付託を省略することに決しました。
これより
質疑に入ります。
質疑ある
議員の
発言を求めます。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
比企広正)
質疑なしと認め、
質疑を終結いたします。
これより
討論に入ります。
討論ある
議員の
発言を求めます。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
比企広正)
討論なしと認め、
討論を終結いたします。
これより
採決いたします。
議会第5号 30人以下
学級実現、
義務教育費国庫負担制度2分の1復元に係る
意見書
については、原案のとおり決するに賛成の
議員の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○
議長(
比企広正)
起立全員であります。
よって、議会第5号は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────────────────────
△
日程第6、
議員派遣の件について
○
議長(
比企広正)
日程第6、
議員派遣の件についてを
議題といたします。
お諮りいたします。
会議規則第160条の規定により、お手元に配付のとおり
議員を派遣したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議
なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
比企広正) ご異議
なしと認めます。
よって、お手元に配付のとおり
議員を派遣することに決しました。
なお、ただいま決しました
議員派遣の内容について、諸般の事情により変更を要する場合は、その取り扱いを
議長に一任願いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議
なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
比企広正) ご異議
なしと認めます。
よって、
議員派遣の内容に変更を要する場合は
議長一任とすることに決しました。
─────────────────────────────────────────
○
議長(
比企広正) 以上をもちまして本日の
会議を閉じます。
これにて
令和元年6月
新発田市議会
定例会を閉会いたします。
ご苦労さまでした。
午前10時33分 閉 会
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
令和元年 月 日
新発田市議会 議 長 比 企 広 正
議 員 小 川 徹
議 員 石 山 洋 子
議 員 佐 藤 真 澄...