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平成31年 一般会計予算審査特別委員会(課長総括説明)−03月15日-01号
平成31年 一般会計予算審査特別委員会(三セク関係)-03月15日-01号

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  1. 新発田市議会 2019-03-15
    平成31年 一般会計予算審査特別委員会(三セク関係)-03月15日-01号


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    平成31年 一般会計予算審査特別委員会(三セク関係)-03月15日-01号平成31年 一般会計予算審査特別委員会(三セク関係)             一般会計予算審査特別委員会  委員会記録                (第三セクター参考人質疑) 平成31年3月15日  ─────────────────────────────────────────── 〇出席委員(12名)    委員長  小  川     徹  委員   副委員長  湯  浅  佐 太 郎  委員         川  崎  孝  一  委員         宮  崎  光  夫  委員         水  野  善  栄  委員         佐  藤  武  男  委員         稲  垣  富 士 雄  委員         渡  部  良  一  委員         小  坂  博  司  委員         加  藤  和  雄  委員         板  垣     功  委員         渡  邊  喜  夫  委員  ─────────────────────────────────────────── 〇欠席委員(なし)  ─────────────────────────────────────────── 〇説明のため出席した者   紫雲寺風力発電株式会社             代表取締役 阿   部       温   株式会社紫雲寺記念館              代表取締役 小   林   豊   男
      公益財団法人新発田勤労者福祉サービスセンター 事務局長  増   子   信   一   株式会社エフエムしばた             放送局長  塚   野   正   紀   一般社団法人新発田市観光協会          専務理事  高   澤   誠 太 郎  ─────────────────────────────────────────── 〇事務局職員出席者        次長         寺   尾   嘉   英        主任         岩   村   康   生           午前10時00分  開 会 ○委員長(小川徹) それでは、全員出席ですので、今から一般会計予算審査特別委員会を開会いたします。当特別委員会が付託を受けた議案は、議第119号 平成31年度新発田市一般会計予算議定についてであります。議案審査に当たって各委員から申し出がありました資料要求につきましては、事前に配付しておきましたので、ご了承願います。  それでは、審査に入る前に審査方法についてお諮りいたします。本委員会の審査期日は、本日3月15日、3月18日、3月19日、3月20日の4日間となっております。審査日程をお諮りいたします。初日の本日は、これから議案審査の参考とするため、第三セクターの紫雲寺風力発電株式会社株式会社紫雲寺記念館公益財団法人新発田勤労者福祉サービスセンター株式会社エフエムしばた及び一般社団法人新発田市観光協会の平成31年度事業計画等について、それぞれの代表者等を参考人として意見聴取をしてまいります。  また、意見聴取の終了後、財務課長の総括説明及び総括質疑を行います。18日は総務常任委員会所管分の審査、19日は社会文教常任委員会所管分の審査、20日は経済建設常任委員会所管分の審査及び市長に対する総括質疑を行い、その後に討論、採決を行いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(小川徹) ご異議ございませんので、そのように進めさせていただきます。  それでは、本日はこれより第三セクターの平成31年度事業計画について説明を受けることといたします。委員会条例第29条の規定に基づき、それぞれ代表者等を参考人として出席要請をしております。説明順序は、紫雲寺風力発電株式会社、次に株式会社紫雲寺記念館、次に公益財団法人新発田勤労者福祉サービスセンター、次に株式会社エフエムしばた、最後に一般社団法人新発田市観光協会の順で予定をしております。  なお、それぞれの質疑時間を勘案し、公益財団法人新発田勤労者福祉サービスセンター株式会社エフエムしばた、一般社団法人新発田市観光協会の3者については、午後1時においでいただくようご案内しております。  参考人としてお越しの皆さん、本日はご多用のところご出席をいただきましてありがとうございました。本特別委員会は、平成31年度新発田市一般会計予算に係る議案を審査することになっておりますが、市の事業と大変かかわりが深い第三セクターの事業につきましてもご説明をいただき、議案審査の参考とさせていただきたいと思っております。どうか議会活動をご理解賜り、ご協力いただきますようお願いいたします。  さきに文書でお願いしておりましたが、それぞれ平成31年度事業計画等につきましては、概略をご説明いただき、質疑をしたいと思います。  なお、予算状況の説明に当たっては、支出、収入の順に説明願い、続いて事業計画などについて説明願います。説明される参考人以外の皆さんは、お呼びするまで退席されても結構です。  それでは最初に、紫雲寺風力発電株式会社から説明をお願いいたします。  阿部代表取締役、お願いいたします。 ◎紫雲寺風力発電代表取締役(阿部温) 紫雲寺風力発電の阿部でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。  それでは、31年度の事業計画につきましてご説明を申し上げます。まず、31年度の事業計画でございますが、事業年度は平成31年4月1日から平成32年3月31日まででございます。主な事業内容でございますが、当社は新発田市の藤塚浜海岸地内に480キロワットの風力発電機4基を配置しております。合計で1,920キロワットでございます。また、発電した電力を東北電力株式会社へ販売する一方で、その運転状況等を広く公表いたしまして、風力発電の普及に貢献する事業を行っております。東北電力株式会社へ売電をするこの価格は、固定価格買取制度が始まって以来途中から、平成25年から認可をいただいて参入をしております。設後17年目に入っております。老朽化も大分進んでおります。故障頻度も非常に高まっておりまして、今年度また故障時、修理の迅速な対応、定期点検を充実させまして、安定的な発電量を確保いたします。経営の安定化と向上に取り組んでまいります所存でございます。  株式の状況でございますが、資本金が1,000万円でございます。当社が発行する株式の総額は800株でございます。発行済株式の総額が200株、当期末の株主数は2名でございます。新発田市と藤井商店でございます。新発田市は、所有株式が102株、持ち株比率が51%、株式会社藤井商店、所有株式数が98株、持ち株比率で49%でございます。  従業員の状況でございますが、従業員はおりません、ゼロでございます。主な事業所は、本社は新潟県新発田市真野原外3331番地5、紫雲寺支所でございますか、となっております。発電所は、藤塚浜字石山海岸地内ということでございます。取締役及び監査役でございますが、代表取締役は私、阿部温でございます。藤井商店の業務部の部長をやってございます。そのほか取締役は、新発田市副市長、下妻勇氏、もう一人取締役は、藤井商店の代表取締役でございます藤井宣秀でございます。監査役は、株式会社トラッドシステム代表取締役でございます高橋満雄氏、それからもうお一方、監査役は新発田市会計管理者の星野芳郎氏でございます。  次に、現在の状況、平成30年度の19期の事業結果でございますが、稼働状況、故障修理等でございますが、第19期は前年並みに台風とか落雷等、自然災害の影響が多少見られましたけれども、大きな事故もなく、修理費等の支払いは前年並みに推移をしております。設後16年、17年に入りまして、老朽化の進みぐあいが原因とも考えられまして、随所に故障箇所が見られまして、メーカー修理の対応が頻発をしているという状況でございます。中でも大きい事故はなかったとはいえ、前期末に3号機のオイル漏れが再度確認されまして、補給を行って稼働させたんですが、その後も各所に故障が生じ、期を通じて6回にわたるメーカー修理を行いましたが完治には至っていないという状況でございます。約1年間継続的に停止をしておりまして、現在も停止中でございます。発電所設備は、償却残存耐用年数も短くなってきておりまして、ここ数期の懸案となっております風車全機の老朽化の進行が否めません。今後もさらなる管理強化と迅速な修理対応が必要と思われます。  30年度の計画でございますが、発電量は202万キロというふうに計画をしておりました。売電収入が前期と同じ3,800万円の計画でございました。見込みとしましては191万キロワット、売電収入が3,600万円の見込みでございます。前年比といたしまして、発電量が前年に比較しまして11万キロワットの減少、売電収入も約200万円の減少ということになろうかと思います。  次に、最近の風力発電の情勢でありますけれども、陸上風力では固定価格買取制度、FITといいますが、本年度、現在の20円から19円に引き下がり、最終的には2030年度でありますが、8円ぐらいになるというようなことのようであります。新潟県でも先日の新聞紙上で、風力発電に支援をするという報道がありましたけども、これは洋上風力に限ったもののようだというふうに理解をしております。  当社の増設についての考えでございますが、昨年3月の新聞紙上で県内送電網の空き容量がゼロということで、増設は非常に困難だと認識をしております。時代がまたよくなれば、計画をまた進めたいと思っております。  また、陸上風力では、これも先日の新聞でございますが、日本最後のメーカー、日立製作所が自社生産から撤退をするというニュースが入りました。その前までは3社ございまして、三菱重工、日本製鋼所、それから日立製作所、この3社だったんですが、現在は日本のメーカーはゼロというような状況でございます。先ほどもご説明をしましたように、風力発電所も老朽化をしておりまして、あと数年でリプレースの必要も考えられます。もう日本のメーカーがなくなったわけでございますんで、メーカーの選定とか、送電網の空き等を考えながら慎重に検討する方針でございます。  以上でございますが、あと数字のほうをご説明をいたしますと、紫雲寺風力発電所の発電実績でございますが、30年度の見込みでございますが、年度合計で191万1,390キロワット、売電収入で3,591万5,000円の見込みでございます。31年度の計画は、186万3,000キロワット、約3,500万円の売電収入の見込みでございます。  次に、紫雲寺風力発電の事業計画書の実績でございますが、第19期の見込みでございますが、売電収入が3,600万円、売上高も同額でございます。外注加工費約500万円、水道光熱費、これは電気代でございますが、100万円、地代家賃32万6,050円、これは藤塚浜財産区への支払いでございます。租税公課といたしまして、固定資産税65万円、それから消耗品費として5,000円、広告宣伝費はゼロでございます。諸経費が約700万円、修繕費が1,000万円、減価償却費が450万円、支払保険料350万円、売上原価、販管費の合計が3,198万1,050円、雑入金でございますが、損害保険金等でございますが、401万8,950円、営業外収益はゼロでございます。割引料、支払利息、これは期中に端境期といいまして、夏場に銀行借り入れをしたものでございますが、現在ございませんが、支払利息が7万5,952円、営業外費用が合計で394万2,998円、税引き前利益が394万2,998円、同額でございます。法人税等200万円、当期利益といたしまして194万2,998円でございます。31期の計画も、これも今ほど申し上げたものとほぼ同額でございます。  ご説明は以上でございます。 ○委員長(小川徹) 説明が終わりましたので、質疑ある委員の発言を求めます。  稲垣委員。 ◆委員(稲垣富士雄) ご苦労さまでございます。私のほうからちょっとお聞きをさせていただきますが、事業計画書の中に今後見込まれる、老朽化で故障頻度が高まっているためというふうに書かれております。当然もう設置後17年でしょうか、たっていますので、これからはほとんどやっぱり修理という部分が出てくるのがもう当然だと思うんですが、この内容を見ますと、売り上げ3,500万で、修繕費が1,000万ということになると、非常にこれがまたかさんでいくと何のために経営をしているかというふうな状況になると思いますので、今後の投資をするのか、これをもう完全に減価償却終わった時点で除去するのか、これははっきりしていかないと、このまんまいっても何かただ回っているだけしかないというふうに思われるんですが、その辺の今後の計画というものがあって、維持できるというふうに思うんですけども、その辺の見解をお聞かせ願いたいと思います。 ○委員長(小川徹) 阿部代表取締役。 ◎紫雲寺風力発電代表取締役(阿部温) 今ほども申し上げたんでございますが、現在その売電の空きが、送電網の空きがございませんので、昨年来東北電力のほうでもいろいろ検討しているようでございますが、私ども業者を通じてころ合いを見計らって、また計画を進めていきたいと、今後は続けていきたいというような方針であります。ただ、現在FITがあと5年ございますんで、そのFIT、固定価格買取制度でございますが、それが終了しますと、約3分の1ぐらいの価格になりますので、現状の機械を修理をしながらでも稼働させまして、その後リプレースの方法も考えていきたいというふうに考えております。 ○委員長(小川徹) 稲垣委員。 ◆委員(稲垣富士雄) 今のお話ですと、今後続けていくのは結構だと思うんですが、今の部分を考えますと、次にやっぱり設備投資という部分で、新しいものを導入しながら会社の経営を維持するのが民間発想だと思うんですけども、藤井商店も民間の経営でありますので、その辺は一番よくおわかりだと思いますけども、このまま推移をしていけば、当然修繕費がかさんで、売電は変わらなくなれば圧迫されることはもう目に見えてわかるわけでありますので、その辺今後の計画として、新規にまた別なものを導入したり、またもっと効率のいい風車を導入するとか、そういうものがないと、どんどん、どんどんじり貧状態に陥るという心配があるわけなんですが、この辺の今後、5年という話もありますけども、今後やっぱり新しく、もっと効率のいい風車を導入しながら経営をしていくのか、それとも今のままの現状維持でやっていくのかというふうに選択されてくると思うんですけども、その辺、これは三セクですから、市が入っておりますので、なかなかできない部分もあると思うんですが、やっぱり協議をしていかないと、やめるのか進むのか、全くわからない状況ではちょっと難しくなるんじゃないかと想像されますので、その辺もう一度お聞かせ願いたいと思います。 ○委員長(小川徹) 阿部代表取締役。 ◎紫雲寺風力発電代表取締役(阿部温) 固定価格買取制度が当社が25年に参入したわけですが、35年までございます、平成35年まで続きますので、それの建てかえにしますと、最終的には7円か8円になるだろうと、海外並みなんですが、ということを聞いておりますけれども、その倍の約16円で買い取りができるということでありますので、このFITの終了前に建てかえ等を考えていきたいと思っております。  それと、今4基ございますが、今現在の風車は、陸上ですと1基で4基分を兼ねるというようなものでございます。効率も高くなっております。そういうふうなものにかえたいと思いますが、残念ながら日立製作所が撤退をいたしまして、これまた海外ということになりますので、海外というのは、故障をしまして修理をすることになりますと非常にコストが高くつきます。いろいろとその辺も考慮しながら、今後進めていきたいというふうに思っております。  以上です。 ○委員長(小川徹) ほかにありませんか。  小坂委員。 ◆委員(小坂博司) おはようございます。昨年でしたか、台風20号で淡路島でしたか、風力が倒壊したという事実がありましたけども、何か後でニュースで聞きますと、故障していたので電源を切っていたと。電源切っていて、それがストレスになったというようなニュースも聞いたんですが、紫雲寺風力の倒壊という、その危険性というのはどんなふうに思われているのかお願いいたします。 ○委員長(小川徹) 阿部代表取締役。 ◎紫雲寺風力発電代表取締役(阿部温) 今のところそれほどのリスクはないというふうに考えておりますが、それほど強い風も吹いていないという状況でありまして、老朽化も進んでおりますので、その腐食ぐあいとか、それを見ながらいろいろと検討をしていきたいと思っております。  台風対策につきましては、事前に気象情報等を見まして、業者と連携をいたしまして、その台風対策に努めているような状況でございます。  以上です。 ○委員長(小川徹) ほかにありませんか。  渡邊喜夫委員。 ◆委員(渡邊喜夫) 今の小坂委員の関連でございますけども、かなり老朽化している風車でございますけども、昨年の8月の淡路島の倒壊の関係では、地元の紫雲寺風力発電の風車大丈夫なのかなというふうなことで、風速は大体何十メートルまで耐えられる構造になっているのか。また、台風だけじゃなくても、やはり地震とか、いろんな想定外の災害が起こるわけでございますけども、そういった想定外の災害に対応、対策という部分で、危機管理的な部分はどのような形で考えておられるのか。また、耐震診断的なものがこういった風車にはあるのかどうなのか、その辺お聞かせ願えますか。 ○委員長(小川徹) 阿部代表取締役。 ◎紫雲寺風力発電代表取締役(阿部温) 今のところ、今ほどおっしゃったように、70メートルの風には十分耐えられるというような状況でございますので、その事前の気象情報によりまして、約25メーター以上の風が吹くということになりますと、業者と相談しながらとめているというような状況でございますが、地震対策等は今のところ考えておりませんが、今後十分に検討していきたいというふうに考えております。  以上です。 ○委員長(小川徹) ほかにありませんか。  水野委員。 ◆委員(水野善栄) お疲れさまでございます。お話し聞いていますと、かなりのデメリットばっかりのお話で、非常に何かつらく感じているんです。風力発電含めて自然エネルギーというのは、大変なデメリットがあって、それに対して国民がどのように扱っていこうかというのが、まだまだ流れとしては生まれてこないといいますか、そんな流れなんですけども、そんな中で藤井商店にとりまして、何がこれからメリットになるのか、それについてをお聞かせください。 ○委員長(小川徹) 阿部代表取締役。 ◎紫雲寺風力発電代表取締役(阿部温) 私どもも途中から参入させていただきまして、いろいろと検討しながら営業を続けているわけなんでございますが、それはまた社内でもいろいろ検討しまして考えていきたいと思いますが、基本的にはこの風力発電は、継続をしていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○委員長(小川徹) 水野委員。 ◆委員(水野善栄) ありがとうございます。継続をしていきたいというのはその流れなんですけど、メリットについてお知らせください。 ○委員長(小川徹) 阿部代表取締役。 ◎紫雲寺風力発電代表取締役(阿部温) 建てかえの場合は、16円というふうなものが提示されておりますので、16円ですと十分利益が出るというようなことでございますので、将来8円になるというその前にこの再生可能エネルギー部門でやるということは、利益が十分見込めるというふうに思っております。  以上です。 ○委員長(小川徹) 水野委員。 ◆委員(水野善栄) ありがとうございました。私どもも藤井商店の気持ちはよくわかります。その流れの中でこれからも継続されて、一生懸命されていって利益を生んでいく、そういうことで、会社というものはそういうものだと思うんです。その辺をしっかり受けとめて、また取り組んでいただきたいと思います。終わります。 ○委員長(小川徹) 渡部良一委員。 ◆委員(渡部良一) ちょっと肝心なこと聞かせてもらいたいんですが、これちょっと複式で出ていませんから、資産がわからないんです。17期から借入金がなくなって、当期利益が毎年額の違いはあれ3年間利益を出してきているわけです。もちろん次年度、20期も利益を見込んでいるわけでありますが、その利益、さらにはずっと減価償却もやってきているわけでありますが、さらに今の風力、発電機という状況の中で、今大体総資産としてどのぐらいお持ちなのかということです。  それから、先ほども話ありましたように、市側が副市長も入っているわけでありますから、当然今後の経営戦略について市側からも話があるだろうし、そういった意味でこの取締役会の中で今後の展望を含めた部分の議論が当然なきゃならないわけでありますが、そういった将来展望というか、その辺についての計画性、その辺の議論、協議の中身等を可能な限りお知らせをいただきたいというふうに思います。  以上2点です。 ○委員長(小川徹) 阿部代表取締役。 ◎紫雲寺風力発電代表取締役(阿部温) 先日も取締役会を開催をいたしまして、いろいろと検討いたしましたんですが、今後もいろいろ市ともお話、協議をしまして、いい方向に行くように努めてまいりたいというふうに思っております。 ○委員長(小川徹) 取締役、今の資産はいかほどですか。 ◎紫雲寺風力発電代表取締役(阿部温) 総資産は、今現在5,000万程度になっているかと思います。 ○委員長(小川徹) 渡部良一委員。 ◆委員(渡部良一) ちょっと突然だったかもしれませんですが、ぜひその辺は、きょう具体的な資料をお持ちでないのかもしれませんですが、今後出されるときぜひそういった形で、本来であれば複式で出してもらえば一番わかりやすいんですが、総資産ということについては一番肝心かなめだと思いますんで、ぜひ出していただきたいというふうに思っておりますし、今後の展望からすれば16円段階において増設をというような話も先ほどちょっと聞こえたわけでありますが、その辺の将来展望についてもなかなかこの時期でありますから、ますます国内産の発電機がないということになると厳しくなるのかもしれませんですが、自然エネルギーということからすれば市民の皆さんも大いに関心を持っているわけでありますから、そういった角度からぜひ維持発展をしていただきたいというふうに思いますもんですから、取締役会のほうで相当真剣に議論いただきたいというふうに思います。要望にしておきます。 ○委員長(小川徹) 加藤和雄委員。 ◆委員(加藤和雄) 私のほうから1点だけ聞かせてください。大分前にもこういう質疑したと思うんですけども、自然エネルギーということで子供たちとか、普及というのが大きな役割もあるということなんで、子供たちとか学校とか、そういうのに、教育の場に例えば風力を案内して勉強したり、そういう経験はありますでしょうか。お願いします。 ○委員長(小川徹) 阿部代表取締役。 ◎紫雲寺風力発電代表取締役(阿部温) 今のところはございませんが、今の委員のご意見を尊重いたしまして、市ともいろいろと協議を、検討をしていきたいと思います。  以上です。 ○委員長(小川徹) 加藤委員。 ◆委員(加藤和雄) 以前聞いたときはパンフみたいなのがあって、それを子供たちにやるとか、そういうことをやっていたような気がしたんですけれども、ぜひお願いしたいと思います。  以上です。 ○委員長(小川徹) ほかにありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(小川徹) ほかに質疑がないようでありますので、質疑を終結するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(小川徹) ご異議ございませんので、紫雲寺風力発電株式会社に対する質疑は終結いたします。  どうもありがとうございました。退席されて結構でございます。  次に、株式会社紫雲寺記念館から説明をお願いいたします。よろしくお願いします。  小林代表取締役。 ◎紫雲寺記念館代表取締役(小林豊男) 改めましておはようございます。常日ごろ当館の事業並びに運営に関しては大変ご協力、それからご理解をいただきましたことに対して冒頭厚く御礼を申し上げたいというふうに思います。  このたびはいつものメンバーに加えまして、答弁の正確性を期すために実務を統括しております佐藤次長を加えて3人で出席をさせていただきました。どうぞよろしくお願い申し上げたいと思います。
     では初めに、予算について担当、武田のほうからご説明を申し上げます。 ○委員長(小川徹) 武田経理課長。 ◎紫雲寺記念館経理課長(武田綾子) おはようございます。それでは、資料4をごらんいただきたいと思います。後ろから5ページ目ぐらいになりますが、よろしいでしょうか。それでは、平成31年収支予算を報告いたします。  この資料4は、各部門の合計額となっております。その部門は、次のページにあります飲食を中心としました自主事業の部、指定管理で温泉関係の管理運営事業の部、体育施設を委託している県施設委託事業の部、そしてトラフグを中心としました養殖事業の部の4部門です。報告は、合計額とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。読み上げは科目の大科目、次に中科目、次に小科目、次に予算額、そして最後に前年度予算額との比較増減の順に報告いたします。  それでは、歳出のほうから支出の部、売上原価、食材・商品仕入高7,068万、1,712万4,000円の増、仕入高55万、増減なし、飼料費315万、129万の減。  販売費及び一般管理費に移ります。人件費1億576万3,000円、70万8,000円の増、法定福利費1,114万、16万8,000円の増、福利厚生費92万6,000円、3万の増、広告宣伝費525万9,000円、55万1,000円の減、販売促進費96万5,000円、19万3,000円の増、水道光熱費6,378万3,000円、61万4,000円の増、車両関連費136万4,000円、30万9,000円の増、事務用消耗品103万3,000円、27万3,000円の増、消耗品費966万1,000円、6万6,000円の減、賃借料808万6,000円、181万1,000円の増、修繕費510万、122万3,000円の減、租税公課6万6,000円、6,000円の増、接待交際費5万、増減なし、旅費交通費178万、7万8,000円の減、通信費112万1,000円、13万1,000円の増、荷造運賃、予算はゼロで30万の減、支払手数料373万2,000円、139万4,000円の増、諸会費30万、16万5,000円の増、衛生費700万5,000円、13万9,000円の減、客用品費279万7,000円、39万7,000円の増、保守管理費1,620万7,000円、21万7,000円の増、雑費808万、780万9,000円の増、支払保険料58万4,000円、41万6,000円の減、支払利息453万7,000円、444万1,000円の増。支出の部、計といたしまして3億3,371万9,000円、3,172万の増。  続きまして、収入の部に入ります。事業収入、売上高9,470万、960万の増、県施設売上4,320万、83万5,000円の減、手数料収入8,600万、5,000万の増、養殖収入1,500万、600万の減。  委託事業収入、指定管理受託収入5,500万、110万の減、入館料6,656万5,000円、12万3,000円の増。  雑収入、受取利息3万、増減なし、雑収入66万、314万の減、当期収入の部、計3億6,115万5,000円、4,864万8,000円の増、繰越収支差額2,447万9,000円、61万9,000円の増。収入の合計といたしまして3億8,563万4,000円、4,926万7,000円の増。下のほうに行きまして、当期収支差額2,743万6,000円、1,692万1,000円の増。次期繰越収支差額といたしまして5,191万5,000円、1,754万の増。  以上、予算の報告といたします。 ○委員長(小川徹) 小林代表取締役。 ◎紫雲寺記念館代表取締役(小林豊男) 引き続きまして、私のほうから事業計画案についてご説明を申し上げます。  平成31年度事業計画の1ページ目をお開きいただきたいと思います。成長戦略、指針ということで日帰り温泉に対するまずは認識でございますけれども、後ほど資料でもごらんいただきたいというふうに思いますが、日帰り温泉につきましてはどこの日帰り温泉についても今後は入場者の増というのはなかなか望めない実態があるという認識をいたしております。ただ、私どものほうの特徴といたしましては、新潟県立の記念公園の中に立地をしているという好適地の関係もあり、そういった県立公園内の魅力ある施設との連携を図りながら、また私ども自身が県立公園の指定管理委託者の一員であるというメリットを生かしながら、大きな誘客減とならないように努めてまいりたいというふうに考えています。  温泉施設についてでございますけれども、新発田市及び新発田市民の大切な財産でありますところの紫雲の郷につきまして、良好な管理に努めていくことはもちろんのことでありますけれども、さらにお客様に魅力ある施設として考えていただくように努力をしてまいりたいと、またサービスに努めてまいりたいというふうに考えています。  それから、体育館等があることから、施設としてはかなり面積の広い建物になっておりますので、万が一の有事の際には避難所という形での機能も十分認識をしていきたいなというふうに考えています。  続きまして、食事、宴会でございますけれども、引き続き四季折々の地場産品を使用することで飲食に対するお客様の興味を揺り起こしていきたいというふうに思っています。おかげさまでトラフグの料理を安定して提供できる段階に至って、トラフグは一つのやはり売りになっております。トラフグ関係の料理が飲食関係で全体の中で約17%を占める状況になっています。この中には駅前の立ち飲み店、それから豊穣亭というトラフグ専門店の売り上げも含まれておりますけれども、飲食全体の17%ぐらいはトラフグ料理が占めているという状況でございます。  また、券売機をチューリップハウス1階のレストランに導入をいたしました。省力化を図ることで経費を詰めて、利益を出していきたいという思いから導入をさせていただき、今月の12日から稼働をいたしているところであります。  続きまして、合宿利用でございます。海の家ワイルドバランスというふうになっていますが、単なる海の家にとどまらず、5月3日にオープンをさせていただきましたけれども、通年営業を目指していく施設として私どもは捉まえております。昨年度実績として、5月から10月末までの営業をさせていただきました。宿泊も可能なんですけれども、認可が間に合わなくて十分なPRはできませんでしたけれども、認可がおりた段階で合宿の利用もいただいておりますし、7月、8月につきましてはバーベキューが楽しめる施設ということをメーンに打ち出しておりますので、そちらのほうの10月末での実績として800万ほどの売り上げを計上することができました。また、合宿対応につきましては、紫雲の郷のホームページをリニューアルし、専門のページを設けるなど、さらに合宿施設、ワイルドバランスの宿泊も含めて宿泊者の増を図ってまいりたいというふうに考えています。  続きまして、イベントでございます。イベントにつきましては海の家、先ほど申し上げたワイルドバランスでのコンサートなども計画をしていきたい。単なる飲食をする場だけじゃなくて、文化発信の場として活用できれば施設の有効利用が高まっていくのかなというふうに考えています。また、紫雲の郷館内におきましては、外れなし100円抽せん会というものを実施をいたしております。毎回600名以上の方々から参加をいただき、大いに楽しんでいただいている、そういうイベントを昨年から実施をさせてもらっております。  重複するようでありますけど、海の家についてさらにご説明を申し上げさせていただきます。ワイルドバランスにつきましては、合宿客が増加をいたしました。単なる海の家ということじゃなくて、通年営業を目指すためのイベント、それからオプションなどを計画しながら、喜んでもらえる施設として運用してまいりたいというふうに考えています。31年度からは、現在もう一館、休館をしている施設をお借りしながら、またワイルドバランスとは違った趣向で運営をしてまいりたいというふうに考えています。ワイルドバランスは、どちらかというと手ぶらでできるバーベキュー施設という打ち出しでございますけれども、もう一つのほうは海産物を中心とした料理提供ができる、そういう施設で特徴を持たせたいなというふうに考えています。いずれにいたしましても、そこも宿泊ができる施設でございますので、合宿等で大いに利用してまいりたいというふうに考えています。  続きまして、養殖事業でございますけれども、養殖事業につきましては当初のもくろんだとおりにはなかなかいっていない実態がございます。ただ、どうしてもかかる経費を割り返すと、キロ4,000円という価格で打ち出しておるんですが、そこから下げていくということがなかなかできないという実態がございます。30年度は、実はトラフグの養殖の単価が、市場価格がかなり下がっておりまして、キロ2,700円から3,000円という推移をしてきました。どうしてもそうなると、私どものほうとしても市内の料理店に使ってくださいというのはやはり弱いのかな、そちらからご注文いただくということの実績がなかなか上がっていかないという実態があります。そこのところはいたし方ないかなということで、自家消費に重きを置いてやっていくという方策を講じました。そのために駅前におかげさんという立ち飲みどころ、それから予約専門でトラフグ料理専門店豊穣亭というものをオープンさせ、そういったところでそれぞれの店に合ったお値段で提供をさせていただいているという状況でございます。  また、うちの施設でトラフグだけじゃなくて、ほかの魚種を試験的に飼育できないかということで、新潟県水産海洋研究所の協力のもとで8月から本年1月までの間にマハタ118匹を入れて実証実験をさせていただきました。3年目の魚でございましたので、入れた当初から700グラムとかという結構大きい魚でございましたけども、たった1匹入れたその日に飛び出してしまいまして、1匹ロスにしてしまいましたが、それ以外は117匹しっかり最後まで飼育実証実験を終えさせていただいたという実績がございます。残念なことに県の魚でございますので、商売のベースに乗せることはできませんでしたけれども、十分にやれるのかなというふうに思っています。また、4月からは少しヒラメなども養殖してみたいなというふうに考えています。今年度は、常に2月にトラフグの稚魚を入れ込んでおりましたけれども、どうしても当初もくろんだ1年で1キロというのはなかなか難しゅうございますので、どうしても1年5カ月ぐらいかかるという状況が、15カ月から18カ月ぐらいかかってくると、1キロにするのにということで、本年、31年度は6月に稚魚を入れ込むという予定をしております。そうしますと、ちょうどシーズンの10月、11月に販売ができるというサイクルになるのかなというふうに考えており、2月の入れ込みは見送らせていただきました。  それから、物販でございます。物販につきましては、せっかく館内に17万人のお客様がいらっしゃるわけでありますので、そういった方々に100円でもプラスして館内で使っていただくという思いを込めて服飾関係、それから新発田ブランド品や新発田の銘菓の販売をさせていただきました。至って好評でございまして、物販関係でこの2月までの実績で4,800万ほどの売り上げ増を記録させてもらっています。多分3月末、今年度末では5,000万を超えるぐらいの実績で着地ができるのかなというふうに考えています。加えて、新しい試みとして、他の日帰り温泉施設をメーンに服飾関係、それから今は靴下、それから女性のストールという、スカーフみたいなものなんですけども、これをドアノック商品として各施設に卸を始めさせていただいております。今現在県内外で21カ所とのお取引をいただいておりまして、何とか今年度中にできるだけ30店舗ぐらいの取引をさせていただきたいなということで鋭意今努力をしているところでございます。  最後に、他店舗ということで先ほど来お話しさせていただきました立ち呑み処おかげさん、それからフグ専門店、予約専門の豊穣亭を新発田駅前にオープンをさせていただき、もくろみどおりの売り上げを記録させていただいております。加えて、ワイルドバランスにつきましても今年度は春早々から営業ができるわけですので、昨年以上の売り上げを目指したいというのと、もう一店舗運営することでさらに売り上げ増を図ってまいりたいという思いでございます。  新発田市より5,500万円の指定委託管理を年間いただいております。そこのところに依存をしない体質をつくっていく、そういう収益構造にしていくという思いで新規の事業に取り組んできたわけでありますし、それが計画どおり実を結びつつあるのかなというふうに思っています。3年間は債務負担行為によって5,500万ずつ年間頂戴することになりますけれども、節約に努めるとともに、次期3年後につきましてはかなりの減額をしてまいりたいと、そういう目標を持ってこの3年間努力をしてまいりたいということを申し上げ、事業計画の説明を終えさせていただきます。ありがとうございました。 ○委員長(小川徹) 説明が終わりましたので、質疑ある委員の発言を求めます。  宮崎委員。 ◆委員(宮崎光夫) 説明ありがとうございました。  私からは、自主事業の関係でございます。大きく収入、支出ともに伸ばしているというふうな中で、その中で支出の一番最後に支払利息というのが453万7,000円ありますけれども、相当の優遇金利でも2億円以上の借入金が、これ年間の支払い、年間ずっと借りていると思っても、2億円以上の借り入れがあるのかなというふうな、その辺の説明がなかったかと思います。どういうふうな形で、何か投資したのか、事業を今全部、全体説明していただきましたけど、それに絡めた説明をお願いしたいと思います。  また、雑収入のテナント手数料が一気に減っておりますが、これはどういった原因があったのか。この2点お願いしたいと思います。 ○委員長(小川徹) 小林代表取締役。 ◎紫雲寺記念館代表取締役(小林豊男) 歳出の利息、予算書の利息の件でございますけれども、長期借り入れで1,700万でございます。事業継続を、新規事業に取り組むということでどうしても資金が必要になってきますので、そういったことで長期借り入れ1,700万をお借りしたということでございます。主にその長期借り入れの利息でございます。月々で31万ほどの返済ということでございます。  それから、2点目につきましてですけども、雑収入が減っているというのは、実は館内テナントで売店をいただいていた業者から私どものほうが直で運営をさせていただきたいということで、私どもの運営、委託という格好にはなっているんですけども、直接私どもが今度運営していくという形をとりましたので、それで大幅に減額をしている。たしか月15万で12カ月、180万の減額という格好になります。はっきり言ってそのテナントの方も赤字でございまして、私どもの役員の方が代表でありますけども、将来にわたって赤字の状況でやっていくということはなかなか難しいでしょうということで、私どものほうでやらせていただければ私どものほうが利益を上げますのでということでお話を申し上げ、理解をいただいて、直接私どものほうが運営をしていると。その関係でそのテナント料が入ってこないということになります。 ○委員長(小川徹) 1点目わかりました。           〔「わからない」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(小川徹) 宮崎委員。 ◆委員(宮崎光夫) 453万7,000円の支払利息で長期債1,700万ではちょっと全然説明がつかない。例えばどのくらいの利息、利率なのかというと1.8%ぐらい、もう相当優遇金利で借りても割り返すと2億5,000万超えるんです、1年間。ですから、運転資金とかがあるのか、運転資金を収入入る前にするのか、何かその辺の説明がないとちょっと理解できないんですが、もう一度お願いします。 ○委員長(小川徹) 小林代表取締役。 ◎紫雲寺記念館代表取締役(小林豊男) 長期1,700万、短期で900万、それからボーナス支給時、期末支給時に500万の借り入れを起こしております。利率は長期で2.25だそうであります。 ○委員長(小川徹) 宮崎委員。 ◆委員(宮崎光夫) 長期2.25で、短期はどのくらいですか。 ○委員長(小川徹) 小林代表取締役。 ◎紫雲寺記念館代表取締役(小林豊男) 今現在正確な数字をちょっと申し上げられませんけれども、2%をちょっと切ったぐらいだと思います。 ○委員長(小川徹) その資料は持ってきているんですか。探せばあるのかな。ありません。 ◎紫雲寺記念館代表取締役(小林豊男) 後ほど追加でこちらのほうからお答えをさせていただきます。 ○委員長(小川徹) 資料もしあれでしたら、届けていただければ。 ◎紫雲寺記念館代表取締役(小林豊男) わかりました。詳しい資料をお届けしたいと思います。 ○委員長(小川徹) 水野委員。 ◆委員(水野善栄) 大変お疲れさまでございます。私のほうから平成31年度の収支予算書の部分、資料4になります。ここの22番でしょうか、雑費につきまして腸内細菌の検査料が780万9,000円このたびふえると、そういうふうな予算になっております。前回が27万1,000円で済んだところ、この部分がどういうふうな形でこういう金額になったのか。また、回数がふえたのか、それともどういうふうなことなのかという部分です。毎年行っている部分なんでしょうけども、何かすごく金額的にふえているので、その辺をちょっとお知らせください。  あと、トラフグについて、身欠きにしてお持ち帰りできるような形にしておけば、ネット販売とかその場でちょっと買っていきたいななんていうお客さんがいた場合、それを販売する方向性があるのか。また、ふるさと納税の返礼品として取り扱っていっていただきたいとは思うんですが、それについてどのように対応していくのかについて、それについてお知らせください。  あと2点ぐらいあるんですけども、海の家、これ余りにも、去年、昨年度開きなって、それで様子を見てという形なんでしょうけども、ちょっと早急過ぎるんじゃないかと思って、事業展開あちこち広げていかれるのはいいんですけど、様子を眺めながら物をやっていかないと、大きな船は急に曲がれませんので、もうちょっと様子をうかがった流れの中で海の家の展開をされていったほうがかえっていいんでないかというふうな形を思います。  あと、養殖についてですけども、今自然環境の中で何か、どういう形かよくわかりません。温暖化が進んでのことなのかわかりませんが、トラフグについては、混血と言うと何か失礼なんですけども、ちょっとまじり合うミックス的な、ほかの種類のフグとフグが一緒になっちゃって2割ほどがまるっきり食用に向かない、よく似ているんだけど、気をつけなきゃいけない、そういうのが2割ほど出ているそうです。そういう流れの中ですごくこの養殖についてメリットがある。すごく安定して間違いなく供給ができるということで最近見直されてきているそうです。この部分につきまして、販売の販路を広げていくのを一生懸命頑張っているのはわかるんですけども、国内について、また後々は台湾とか中国についてもそうなんでしょうけども、その辺の販路の拡大について考えていかれているのかどうかについて。  また、あとヒラメの養殖という形が先ほどお話あったけども、ヒラメというとやっぱり冷水系なもんですから、かなりのクーラーが多分必要になってくると思うんです。冬場はいいんですけども、夏を越させるのにはどうしたらいいか、ヒラメという冷水系の魚はなかなか難しいところがあると思うので、その辺何か投資されていくのかと思いますけども、その心意気についてちょっとお知らせください。  以上です。 ○委員長(小川徹) 小林代表取締役。 ◎紫雲寺記念館代表取締役(小林豊男) 雑費でかなりふえているという、それは何かというお話でございます。新たな事業展開、先ほど来申し上げましたように県内外の今17カ所と物販卸の取引をさせていただいております。そこのノウハウについて、先回決算委員会のほうでお話し申し上げたとおり、ブルーウェーブという会社を使って仕入れをしていただき、販売もして、営業もしていただいているという状況がございます。そのための手数料といいますかということでお上げしている分でございます。そのほか館内の物販の、それから並べかえとか値付けとか、そういったものについてもそちらのほうで一切お願いをしている関係で、委託料ということで出費をさせていただいているものでございます。  それから、ネットの関係、フグのネット販売のことでございますけど、現状今取り組みをしております。ただ、残念なことに余り実績がないという状況がございまして、今までネットでご注文いただいたのは今年度実績で七、八件でございます。鍋セットと、それから空揚げセットという格好で2種類でネットに上げているんですけども、なかなかそれが入ってこないという、値段は5,980円ということでございます。送料込みでございますけれども。  それから、ふるさと納税の返礼品ということで観光振興課にもお願いはしておるんですけども、いま一つやっぱり私どものほうの営業もちょっと足りないのかなという関係もしておりますし、今後また引き続き努めてまいりたいというふうに思います。  それから、新規事業の展開が早急過ぎないかということでご心配をいただきました。私どものほうとしては、ワイルドバランスを今年度オープンをさせ、実績を積んで、十分にやっていけるというもくろみがあって、もう一店休館しているところの海の家について、今度は魚、それからカニ、エビ、貝類をメーンにした料理提供を図っていくという、そういう特徴を持たせながら運営をしていきたいというふうに思っています。ちなみに、ワイルドバランスにつきましては、そのために人を入れたというのは夏季の7月、8月のアルバイト、女性2人だけでございまして、そのほかは職員対応をさせていただきました。ある意味職員の活性化を図り、労働生産性を上げるという考え方でやっていますので、そこのところは経費をかけないでやってきたと。今後につきましてもそのために職員を採用する、従業員を採用するという考え方はありませんので、引き続き先ほど話が出たワイルドバランスの運営を今も委託をしておりますブルーウェーブのほうを通じて運営をしていただこうかなと、メーンで運営をしていただこうかなというふうに考えています。私どもとしては、先ほど来申し上げた3年後を見通した中で事業展開をしていくという考え方に立って構想をしているものでございますので、ご理解を賜りたいというふうに思います。  それから、養殖の件、トラフグの天然魚ではミックスということが言われているそうでありまして、それは承知をいたしております。販路の拡大につきましては、残念ながらまだまだ、3年を経過して十分、先ほども申し上げましたように、もくろみどおりにはいっていないという実態もございます。ましてや海外ということになりますと、規模的にはとてもとてもこの規模では追いつかないという実態もございます。とりあえずは当初の目的である新発田市内の飲食店でトラフグを安価で食べていただくという目標達成を図るためにも、今のところは課題である生産率を上げていくことが大きな課題になっておりますので、当面は自家消費を中心にした戦略で臨みたいというふうに思っています。  それから、ヒラメの養殖ということでございますけども、ヒラメの養殖は県の水産海洋研究所のお勧めもあり、その指導に従って少しやってみましょうかという、ある意味マハタで実証実験をしたような意味合いを持たせながらやっていきたいというふうに思いますし、村上にあります水産振興協会のご指導もまた得ながら十分対応していきたいなというふうに考えています。そんなことで今考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。  以上です。 ○委員長(小川徹) 水野委員。 ◆委員(水野善栄) 今ほどありがとうございました。私どもも大きく期待する事業でありますから、今後とも、何しろ生き物扱いの部分あります。温泉につきましてもそうです。大変な、今腸内細菌があって、何か施設が一応それでもって汚染されたりで、かなりとめられたりなんていう話が、停止しなきゃならない、休業しなきゃならないなんていう施設もあるそうですけども、その辺を十分注意しながら営業を展開していただきたいと、そう思っております。  以上です。 ○委員長(小川徹) 渡部良一委員。 ◆委員(渡部良一) それじゃ、何点かちょっとお伺いをしますが、その前提に社長の意欲的な取り組みについては評価をするとこでありますが、問題はそのことがきちっと企業のガバナンスとしてしっかりしているかどうかの問題だというふうに思います。それを裏づけるのが当然この予算に反映をしてくるわけでありますが、今回、ことしか、31年度の中では特に大きく違うのがこの手数料収入5,000万というやつです。比較して5,000万円ふえるんですよね。前年度が予算で、まだ決算は出ておりませんですが、3,600万から今度は8,000万を見込むというんですよね。これでとんとんになっているという状況なんです、支出のほうとバランスが。本当に大丈夫かというふうに率直に思うわけです、5,000万。販売の場所を拡大していくということなんだけれども、この自販機の手数料、それから物品販売だと思いますけど、物品販売、それから海の家は1つふやすということですから、そこはわかるんですが、非常にこの海の家と、自販機はそんなに変わらないと思うんですが、物品販売で果たして5,000万の売り上げ増が見込めるのかどうかというのは、それなりの試算をしておられるんでしょうから、その辺の確たる部分少しお願いしたい。ここで大きく狂ってしまうと完全にマイナスになる。収入合計が約5,000万ですから、これでなっちゃっているみたいなもんです、予算自身は。したがって、そのことが1点目。  それから、駅前の店、私ども会派きょうも行くんですが、それは余談でありますが、あの店出されたのはもちろんそれもまた社長の手腕の一つだと思います。それは、どこに反映してきているんですか、この予算の中では。レストラン収入等とも書いていないから、わかんないんですが、あの店の部分です。そこは予算上、収入の部のどこに反映をしてきているのかなということですし、それ2点目でしょうか。  この市の指定管理料は、皆さんが何か頑張って、社長以下従業員の皆さんの奮闘があればあるほど、収入を上げれば上げるほどこの指定管理が減ってくるという状況がずっと続いているように見えてきているわけでありますが、この辺については市との協議がなされてきたんでしょうけれども、どういうやりとりの中で、今回も委託料が110万ほど減っていますか。県の委託料もごくごくわずかですが、83万ばかり減ってきているわけであります。県のほうは差しおいて、県の施設で聞けば、県の施設を運営をしているわけですが、その売り上げもどこに反映してきているんですか、これ収入の中では。委託料しか書いていないんで、そのこともちょっとお聞かせをいただきたいなというふうに思います。  以上でしょうかね。 ○委員長(小川徹) 小林代表取締役。 ◎紫雲寺記念館代表取締役(小林豊男) 手数料収入の増額の説明をというお話でございますが、1点目につきましては、まず今年度の状況から説明をさせていただきます。本年2月末までの増収として、先ほど申し上げたと思いますけど、4,842万6,000円の増額でございます。その中で物販関係の増額は2,974万5,000円、61%ほどの増額割合になっております。それで、そこに、約3,000万のところにワイルドバランスでの実績800万、それから新たに海の家を経営することで500万見積もって1,300万、掛ける2割増しという考え方で1,560万を加えて4,560万になるんですけれども、それぐらいの見込みはかたいところで私はあるというふうに踏んでおります。というのは、ワイルドバランスにつきましては、先ほど来ご説明申し上げましたように、宿泊施設があるにもかかわらず、認可が間に合わなかったということで当初十分な宿泊を望めなかったわけでありますので、それを加味すると、もう少し本来であれば売り上げを伸ばすことができるのかなというふうに考えておりますし、極めて妥当な、5,000万の増というのは妥当な部分だろうというふうに思っています。  それと、おかげさんの科目について、どこでそれが入っているのかということですけども、売上高、レストラン収入のところに入れさせてもらっています。今のところ、これも実績でいいますと、おかげさんがオープンが10月、それから豊穣亭が11月という1カ月ほどずれているんですが、両店が稼働した12月、1月の実績を見ますと双方で100万ちょい出ております。こちらのほうも人件費は、そのために従業員は雇っておりませんので、あくまでも今現在私どものほうの会社に在籍している職員で切り盛りをしています。そんなことでこれもやはりかたい線で、月100万掛ける12カ月、1,200万の増というふうに私は読んでおりますけども、ここでは9,600万。レストランのほうも館内で、これもかなり温泉の入場者と同様、余り増収は望めないということで、これもかたい線で私は見ているのかなというふうに思っています。  それからもう一点、県の指定管理のことにつきましては、ほぼイーブンでございます。4,300万だったでしょうか、県の管理委託料4,320万ですが、半分以上を電気光熱費が占めております。2,350万ほど、54%ぐらいになるんでしょうか。あとは、基本、人件費でございます。人件費につきましては、ほとんどイーブンで推移をしている。県の指定管理者の構成団体3者で協議して、決定事項の中には人件費の中でわずかの上乗せをするという、それぞれが認め合うという部分でやっておりますので、その金額は微々たるものでありますから、ほぼ県の指定管理委託についてはイーブンだという考え方でございます。以上でよろしかったでしょうか。           〔「市とのやりとりについて」と呼ぶ者あり〕 ◎紫雲寺記念館代表取締役(小林豊男) そうですね。観光振興課、担当課とのやりとりにつきましては、かなり市の財政も厳しいという状況を伺っておりますし、私もそうかなというふうに予想しておりましたので、観光振興課のほうから下げろという要請はございませんでした。非常にありがたいことではありますけれども、実際に紫雲の郷館にかかっているお金のことを考えますと、去年、おととしと冷暖房機の修繕で7,000万、8,000万、それから温泉の地下ピットの給排水管、給湯管のやつで2,000万ほどだったでしょうか。この数年間で億単位のものが出ているということもあり、このたびはそれほど力はございませんけれども、自主的に110万を下げさせていただくと。3年後、ほかで収益を上げることでそれ相応の金額を下げていきたいと。いずれは、長い将来を見通したときには指定管理委託料というのは当然減っていくもんだろうというふうな認識に基づいて、それにかわる収益源を探り当てるためにスピードを上げてかからないとだめだという、そういう認識を持っているもんでありますから、このたびはわずかではございましたけれども、年間110万、3年間で330万の委託料をこちらのほうから引き下げさせていただいたということでございます。 ○委員長(小川徹) 渡部良一委員。 ◆委員(渡部良一) ありがとうございました。おおむねわかったんですが、先ほどの質疑の中でまだ答えていない、こういうふうに解釈すればいいのかな。県の施設の売り上げのところにも委託料プラス、あそこでいろいろとやっていますが、その売り上げ等もここに入ってくるというふうに理解をしていいのかな。そこの部分です。もし間違っていたらば、オーケーであればそのままでいいんですけども、お願いしたいというふうに思います。  それから、先ほどと同じことなんで、先ほど支払利息のことを宮崎委員が聞いておりましたんですが、非常に冒頭申し上げましたように意欲的な、今後当然この委託料が減ってくるということは、市の財政、県も同じでありますけども、なかなか厳しさを増していくでしょう。それをカバーして従業員のために頑張っておられるということについては敬意を表するわけでありますが、現在の一応借入金のトータル、それからあと資産、その辺が即座にわかんなければ後ほどでも結構でありますけども、その辺あわせてお願いをしたいというふうに思います。 ○委員長(小川徹) 小林代表取締役。 ◎紫雲寺記念館代表取締役(小林豊男) まず、県の施設でも事業をやっているんじゃないか、その収入はどこへ行っているんだというお話でございますけれども、基本的に体育施設の管理運営を私どもはやっていますけれども、施設利用料につきましてはお客様から預かったものをそっくり指定管理者の幹事会社であります、きらめきのほうに流しているというか、そういう形の会計処理をしています。ですから、私どものほうのメリットとしては、若干の人件費に上乗せをしていただくという格好と、それから県の施設を使うことで紫雲の郷館の、合宿なんていうのは顕著なんですけども、サッカー場、それからテニスコート、体育館を使った利用者が合宿をするという、そのことで紫雲の郷館はメリットがあるという考え方でございますので、その施設の利用料金につきましての会計処理につきましては、これは私どもがそのスポーツ施設を管理運営してきた当初からのルールに従ってやっているということでございます。  それと、その利息の部分につきましては、今不確かな回答を控えさせていただいて、後ほど事務局を通じて詳しい資料をご提示したいと思いますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。  以上です。 ○委員長(小川徹) 後ほど資料を提出願うと、そういうことで。  稲垣委員。 ◆委員(稲垣富士雄) 私のほうからちょっとお聞きしたいのが3点ぐらいあるんですが、意欲的にトライされて居酒屋を駅前に2店舗、浜のほうの浜茶屋のところ、跡が、それで1,700万を内装費とか、そういう設備費に投入したというふうに理解していいのか、これを1つお聞きしたいと思います。  特に駅前の場合は、今居酒屋関係が10店舗ぐらいになってきていますんで、非常に乱戦、また大変な、多く出てきていますので、この辺の対応策と、やっぱり自分とこの店の特徴、これを発揮していかないと、なかなか大手の居酒屋関係に埋没する可能性もありますので、その辺の魅力、独自性、そういうものをちょっとお聞きしたいと思います。特に豊穣亭の場合は予約しかないということで、ふだん予約ないときは閉まっているということでいいんでしょうか。予約あった場合だけあけると、そのつくる方はレストランのほうから派遣するという格好でいいんですね。  それから、おかげさんに関しては、これは毎日だと思いますが、こういう居酒屋関係でも飲食関係はやっぱり開店当初がはやらないとなかなか厳しいんです。逆に物販の場合は徐々に上がる部分もあるんですけども、飲食の場合は開店した年、また月、そういうところがぐっと伸びないと、それが基準になりますので、例えば開店月が100万であれば、もう100万以上は余り期待できないというのも逆にある。そういう部分を考慮してやっぱりやっていかないと、なかなか難しいと思いますが、激戦区の駅前でありますので、特徴を持った営業をしていただければというふうに思っております。  それから、トラフグの養殖のほうです。これは、少し減っていますので、これはトラフグが少なかったのか、それとも買い手の先がなくて余っているのか。また、価格が値下がりしたというふうな話もありますが、この辺の対応策、対策というものはどんなふうに考えておられるのか。  それからもう一つ、手数料です。これは、手数料の中に自動販売機手数料、これは当然わかるんですが、物品販売の手数料となると委託で販売をされて、もうけをもらうというふうに解釈していいのかどうか。この辺ちょっと一緒になっていますので、物販、それで仕入れも出てきておりますので、どういう形態でやっているのかなというふうに思うんですが、その辺ちょっとお聞かせ願います。  あとは、この1,700万円の借り入れの返済計画というものが、この支払利息はあるんですけど、返済計画の中で元利返済というのはどうなっているのか、その辺ちょっと、4点ぐらいになったんでしょうか。お願いいたします。 ○委員長(小川徹) 小林代表取締役。 ◎紫雲寺記念館代表取締役(小林豊男) 稲垣委員にお答えをいたします。  1,700万の投資額というお話でございました。今ざっと申し上げると、海の家ワイルドバランス、これはかなり古い施設でございまして、海風をまともに受けるということもあって、かなり屋根が傷んでいたりしました。中のほうの内装をまた全面的に改めたりもしましたので、ただそこは従業員で対応しましたので、一般の業者にお願いをするということはありませんでした。それから、海の家を宿泊施設として使うという計画もあったんで、そのためにやはりそれなりの対応をしなきゃいけないということでワイルドバランスで1,500万、それから豊穣亭で100万、それからおかげさんも内装を変えると、豊穣亭も実は中いじっておりますので、それで100万、合計1,700万という内容になっております。  それから、豊穣亭はおっしゃったように全く予約制で、予約が入ったときに従業員が出向くという格好になりますので、もともとの考えは経費をかけないで、その売り上げたものは利益にしていきたいという考え方でありますので、そのために新たに従業員を採用するということになると人件費に食われてしまうという部分がありますから、そこのところはおっしゃったように予約があった段階で職員対応させていただいているという状況でございます。  おかげさんのほうは、確かに立ち飲みスタイルという県内でも珍しいスタイルで臨ませていただきましたけれども、当初はどちらかというとトラフグの空揚げとか刺身とかを除けばレトルトに近いような商品で提供させていただきました。安いからいいだろうという考え方では決してないんですけれども、2日ほど前から実はノドグロの刺身とか、それからフナベタという魚の刺身とか提供を今させてもらっております。ノドグロは、少し量的にはそんなに多くは、普通の料亭とは違いますので、あくまでも立ち飲みに見合った量という格好で、1品500円で提供させていただくという、少しノドグロとはこういうもんですよと、味わってみてくださいという目先を変えるということも今後考えていきたいと思いますし、4月からはちょっとカニの仕入れ先を見つけましたので、トラフグもやりますけれども、だんだんトラフグの需要って落ちてくるはずでございますので、今度はカニをメーンにしたもので同じ値段で、トラフグ今あそこ貸し切りで3,000円でお願いしています。お酒は全て持ち込みという、そういうスタイルでやっていますので、今度はカニ、ズワイガニでございますけども、それをメーンにして、やっぱり同じ3,000円で提供してまいりたい。そのようにしてちょっと目先を変えながらやっていきたいというふうに思いますし、豊穣亭につきましてもトラフグ専門店ということでオープンさせましたけれども、やはり時期的に見合った料理、先ほど申し上げたカニとかノドグロとか、それから生鮮の舟盛りとか、そういったものを提供できるような形でいましばらく予約専門で、そういう方式でやっていきたい。できれば将来的にはフルオープンで、それから昼食もできるようなということを目指したいと思いますけれども、今そこはやはりまだ冒険の域だろうというふうに思っていますので、かたい戦略で進めたいというふうに考えています。  それから、トラフグの養殖につきましては、引き続き、当然トラフグ養殖をやっていきたいという思いもありますし、何とかサイクルを変えて、先ほど申し上げましたようにトラフグの需要期に合わせた仕入れ期を模索しているという状況でございます。何とか当初の狙いどおり市内に、せめて市内だけでも安く食べられるトラフグ製造に努めたいと思いますし、今は自家養殖で十分、それでもう手いっぱいという状況もございます。ただ、月岡の温泉のご亭主、ある方からはトラフグを卸してくれなということも、そういう需要もあるようでありますので、何とか内部努力、それから研究を重ねながら、安定した出荷に持ち込みたいというふうに考えています。  それから、手数料の件でございますけども、この手数料収入につきましては、物品販売の営業、それから仕入れの手法につきましてはブルーウェーブを通じてやらせてもらっています。そういうことで仕入れ部分もここで立っていますし、それから売り上げについてもここで立ってくるという格好になります。そのために歳出のほうで、雑費のほうで780万見させていただいているということで、多分今年度は5,000万を若干出るのかなというふうに思います。そうすると、780万、まず800万としても手数料5,000万の800万ですので、割合からするとそう大したことではありませんので、十分見合うものだというふうに思っています。そこはほとんど、うちの職員も当然最盛期になれば海の家へ手伝いには行きますけれども、その分アルバイトが減るという格好もありますので、そんな対応をしていきたいと、なるべく人件費をかけないで運営をしていくというふうに思っています。  返済計画につきましては、海の家の改装資金ほかで借入期間5年を見ています。1,500万の借入をして、5年で25万ずつ元本返済をしていくと。最終が2023年の5月22という予定になっております。それから、駅前の出店改装資金としてこれが350万、返済が終わっているんで、200万ということになりますけども、こちらのほうは元本返済9万7,000円で2021年9月21日に終了予定になっています。あとは、衣料品の仕入れ販売でも少し、どうしても元手が必要になりますので、そちらのほうを、ちょっと前の金額、当初借入したのが昨年の11月でございますけど、150万借りていましたが、4万2,000円ずつ返して2021年11月22日には完済という、そういう予定になっております。ですから、返済額合計として38万9,000円ということになっているようであります。そのほか短期借入金が500万ございまして、それが25万返済、こちらのほうは本年の5月31日で返済する予定になっております。 ○委員長(小川徹) 稲垣委員。
    ◆委員(稲垣富士雄) 店の特徴はよくわかりましたけども、このフグだけに限りますと本当にシーズンがやっぱりありますので、だからカニに変えたりという今のお話ありますけども、なかなかやっぱり居酒屋さんはメニューが豊富ですから、ほかの。なかなかそれと対抗するということになると、非常にやっぱり厳しいものが出てくると思いますので、メニューも含め、価格も含め、それでいろんな意味でやっていかないと、店は出したけども、やめざるを得ないという結果にもなると思うんです。だから、おかげさんのところは前ラーメン屋さんだったんです。ここも何軒も前からかわっている場所ですので、非常にいいような悪いような、これは大変な場所ですので、その辺を、確かに立ち飲みの部分でありますので、ちょっと珍しいということでいいのかもしれませんが、そういうことでひとつ、よく吟味しながらやっていただければというふうに思っております。  この項目が手数料の中に売り上げも入ったりなっていて、どこまでが手数料でどこまでが、物品販売はこんなに8,600万もというとえらい金になるんです。だから、手数料だけで8,600万なんて入りっこないんで、当然売り上げが入っての話だと思うんで、これはやっぱり分けるべきだと思うんです。これ手数料で8,600万というとえらいもうけ出ていますねということになるんで、売り上げとなれば別なんで、その辺これ手数料と一緒になっているのはちょっと問題だと思います。  それから、借り入れもこれ利息と一緒になっているんであれば、これも返済は返済でやっぱりきちっと出すべきではないかと私は思うんですが、この辺どんなふうに考えておられるんでしょうか。これだと何かどこまでが、内容よくわからないんです。もう一度お願いします。 ○委員長(小川徹) 小林代表取締役。 ◎紫雲寺記念館代表取締役(小林豊男) 科目の設定につきましては、顧問税理士と相談しながらわかりやすい形に整理をしていきたいというふうに思います。  それから、支払利息の部分については文字どおり利息だけの支払いになっていますので。 ○委員長(小川徹) 宮崎委員。 ◆委員(宮崎光夫) 支払利息の関係で渡部委員も稲垣委員も非常にどうも意味がわからないということなんですけど、要はこれ公会計をベースにして、それでいろいろ商業的な部分をやっているんで、形態として公会計なんだけれども、公会計であれば現金主義ですから、入ったものは全部計上して、出すものは全部それもしなきゃならない。総計予算主義に立たなきゃならないわけです。ですから、1,700万円とか年度をまたがる借入金についてはきちっと収入で上げて、それで元金の返済と利子も入れるというような形になって初めて全体見えるんです。それを何か従業員でやったというとよく、なおさらわけわからない形になるんで、これはそれこそ税理士に相談する際にはそういう複式でやるか、公会計のまんま現金主義でやるか、どちらかきちっとわかるような形でしないと両方ともわかりません。私も余りよくわからないし、多分商売されていた方々もなおさらわからないと思いますんで、その辺も含めてお願いしたいと思います。453万7,000円の支払利息は、桁間違いとしか考えられないので、要はきちっとした資料を出していただきたいと思います。 ○委員長(小川徹) 今の意見を税理士とよく相談して、そういう意見が1つだけじゃなくて3人から出ていますんで、それをきちっと協議してくれますか。  小坂委員。 ◆委員(小坂博司) 指定管理委託料が今回100万ほど下げていると、3年間。その後また下げていきたいという、そのような考えをお持ちのようですが、本来指定管理というのは、今温泉利用者のための施設ですので、そこで積み上げてやっていくというのが本質だと思うんです。それで、このまま今のようなやり方をやっていくならばもう指定管理ありきで、市としてはどこに管理してもらうかなとやることが大切であって、それだけに見ているのは会社が安定しているかどうなのかということだけだと思うんです。そういった意味で負債がどのくらいあるとかというのは大事なことだと思うんで、先ほどの話をお願いしています。  それで、人件費をかけないということなんですけども、肝心かなめの温泉の利用者へのサービス向上というほうをどのように考えておられるのか教えていただきたいと思います。 ○委員長(小川徹) 小林代表取締役。 ◎紫雲寺記念館代表取締役(小林豊男) 後段のほうからお答えをさせていただきます。  はっきり言って非常に生産効率が悪いという、これまでやってきた中でそういう感じを持っております。当然お客様に係る部分については、サービスの低下を招かないという、そういう基本理念に従ってやっていきたいと思いますし、そのためにかかる経費についてはいたし方ないのかなという。ただ、生産効率を上げていく、労働生産性を上げていくという考え方に立てば、まだまだやれることは十分あるのかなという思いがあって、なるべくお客様にかかわらない部分については経費の節減に努めていきたいというふうに考えています。  それと、前段の件でございますけれども、指定管理委託料を下げろという圧力を直接的に、先ほど申し上げましたように、受けたことはありません。ただ、本来小坂委員がおっしゃるように、温泉の管理運営を委託を受けているわけだから、そこでかかるものはしようがないという考え方に立てば、それもいたし方ないのかもしれませんけれども、ただ他施設との状況、それから今後かかっていく施設管理、どうしてもこれは避けられない支出になりますので、そのときやはり株式会社紫雲寺記念館に対する風当たりというのは強くなっていくのかなというふうに思っています。何も施設が老朽化することは私ども会社の責任ではございませんけれども、ただそのために先ほど、冒頭申し上げましたように大切な市の財産、それから市の施設、市民の施設でありますので、なるべくやはり節約、節減できるところは節減していきたいなというふうに考えていますので、大きく言って株式会社紫雲寺記念館という会社の存続を図るためにも、やはり指定管理委託料といったものを下げていくという方向性が私は正しいのかなというふうに考えているところでございます。  以上です。 ○委員長(小川徹) 板垣委員。 ◆委員(板垣功) それでは、私のほうから少し視点を変えまして、温泉施設の②の災害拠点としての機能維持ということと、地域の避難場所としての役目を果たせるよう努めますと、こういうふうにしているわけでありますけども、これやっぱり大きく市民の理解を得るんじゃないかなというふうに私は考えるとこですけども、そうした場合に今後例えば市が行う、県が行うとか、そういう訓練とかに活用というか、利用といいますか、一緒になってやっていただくようなことはできるものですか。やっていただけますかという質疑なんですが。 ○委員長(小川徹) 小林代表取締役。 ◎紫雲寺記念館代表取締役(小林豊男) 藤塚浜というと、すぐ津波ということになるんですけども、まず市の一時避難所、避難所は藤塚小学校になっております。藤塚小学校の海抜はそんなに高くないんでありまして、もちろん建物ですから、屋上へ上がれば上がるほどそれは当然高くはなっていきますけども、当施設が立地している地域の海抜は12メーターほどでございます。海に近いとはいっても、それこそ建物の中に入れば3階までございますので、十分な広さもありますし、そこを活用していくのも一つのやはり施設の持っていく、施設のある意義なのかなというふうに考えています。市なり県なりがそこを訓練の場としてやるということであれば、私どもは今お客様を想定した緊急避難訓練はやっていますけれども、市なり県のほうからの話があれば大いに協力をしてまいりたいし、その機能も補強してまいりたいというふうに考えています。 ○委員長(小川徹) 板垣委員。 ◆委員(板垣功) ありがとうございます。やっぱりこういう施設を借りて訓練するというのはなかなか難しいことがありまして、やはりそういうのができるんであれば中身の濃い訓練ができるなということで、最近はやっぱりこういう自然災害が増加しておりますので、訓練も形式的な訓練から実行動訓練ということに変わってきております。ですので、ぜひそういうことも利用させていただければ、さっきも言いましたけども、市民の理解、そちらのほうの観点からもやはりもっといい方向で見られるんじゃないかなというようなところを思っておりますので、その際についてはぜひお願いしたいなと、私の個人的な意見ですけども、そういうふうに考えております。  以上でございます。 ○委員長(小川徹) 加藤委員。 ◆委員(加藤和雄) 私のほうからちょっと1点だけ聞かせていただきたいんですけども、入館者数も意外と健闘しておられる、他の温泉施設と比べると健闘しているんじゃないかなというふうに見受けられます。ホームページ見ましたら、障害者手帳がある方には割引をやっておられるということなんですけども、かつて市内の高齢者の方の割引みたいなのがあったような気がするんですけども、現在どういうふうになっていますでしょうか。 ○委員長(小川徹) 小林代表取締役。 ◎紫雲寺記念館代表取締役(小林豊男) 高齢者の割引でございますけれども、高齢者の割引は平日、時間に関係なく700円のところを500円で利用いただく。5時半以降は土日も関係なく、勤労者サービスということで700円を500円にさせていただいているという、それは当初から継続をいたしております。  それから、資料の若干の説明をさせていただきたいと思いますけれども、今ちょうどお話がありましたので、資料の1をごらんいただきたいと思います。これは、私どものほうで情報交換をさせていただいている施設の入館状況でございますけども、一番右側のほうに施設名が入っております。その隣に前年比というのがございますけども、それをざあっと上のほうから追っていただくと、ほとんど100%を切っているような、うちだけは30年度110%という数字ございます。1月は、隣接する聖籠町のざぶーんが全く営業ができていなかったということもあって、そこのところは実に30%増し、昨年比で5,000人ほど余計に入って利用いただいております。12月もざぶーん、井戸の不調ということで十分な稼働がございませんでしたので、その月も3,780人、約3,800人、率でいうと対前年比で20%ほどの増ということで、このようにまさに日帰り温泉というのは飽和状態なんだということが知れる資料なのかなというふうに思います。  それから、資料2につきましては、これはお客様単価といったものをお示しをしておるわけでありますけども、これがまさに物販の販売をしたことに伴ってお客様の単価が上がってきているということ示しておる資料でございます。  それから、資料の3でございますけども、宿泊利用者の数でございますが、右側のほう、色つきの部分を見ていただきたいと思います。30年度4月から11月、12月だけを除いて赤色に近い、要はこれまでの中でベスト、一番多くの利用者がありましたよというのがずっと続いてきています。12月だけちょっとベストではございませんでしたけども、やはり200人超え。それから、2月につきましても、そこには入っておりませんけれども、2月も同月ベストを記録して136名の宿泊者がございました。31年度4月の予約状況、宿泊について見てみましても、特徴的なのはネットによる宿泊申し込みが非常に多いというふうになっております。多分その傾向は今後も続くのかなということで考えております。合宿も力を入れていきたいと再三申し上げてはおりますけれども、ネットによる家族連れの宿泊申し込みも多くなっていますので、31年度はそういった面で宿泊についても期待できるのかなというふうに考えています。  資料について、後追いで申しわけなかったですけど、説明させていただきました。 ○委員長(小川徹) 加藤委員。 ◆委員(加藤和雄) あと、送迎についてなんですけども、例えば入館したいだけでも、やはり希望があれば送迎をやられているのかどうか、その辺について伺います。 ○委員長(小川徹) 小林代表取締役。 ◎紫雲寺記念館代表取締役(小林豊男) 今のとこは、通常火曜日と木曜日にシャトルバス定期運行をいたしております。そちらのほうをということでお願いをしていますけれど、どうしてもコースが決まっておりますので、外れる集落の方もいらっしゃいます。今現にそのご要望を受けて、特別といいますか、送迎をさせていただいているところが1集落ございます。そういう実態です。今後につきましても、ただ採算のことを考えるとなかなか苦しいところもあるんで、今のところは1集落にとどまっていますということで。 ○委員長(小川徹) ほかにありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(小川徹) 質疑を終結するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(小川徹) ご異議ありませんので、株式会社紫雲寺記念館に対する質疑はこれをもって終結いたします。  どうもありがとうございました。退席されて結構です。  午後1時まで休憩いたします。           午後 零時01分  休 憩  ───────────────────────────────────────────           午後 1時00分  開 議 ○委員長(小川徹) 休憩前に引き続き会議を開きます。  引き続き、第三セクターの平成31年度事業計画等について説明を受けます。説明順序は公益財団法人新発田勤労者福祉サービスセンター、次に株式会社エフエムしばた、最後に一般社団法人新発田市観光協会の順で予定をしております。  参考人としてお越しの皆さん、本日はご多用のところご出席をいただきまして、ありがとうございました。本特別委員会は、平成31年度新発田市一般会計に係る議案を審査することになっておりますが、市の事業と大変かかわりの深い第三セクターの事業につきましてもご説明をいただき、議案審査の参考とさせていただきたいと思っております。どうか議会活動をご理解賜り、ご協力いただきますようお願いいたします。  さきに文書でお願いしておりましたが、それぞれの平成31年度の事業計画等につきまして概要をご説明いただき、質疑をしたいと思います。なお、予算状況の説明に当たっては、支出、収入の順に説明を願い、続いて事業計画などについて説明を願います。説明される参考人以外の皆さんは、お呼びするまで退席されて結構です。  それでは初めに、公益財団法人新発田勤労者福祉サービスセンターから説明をお願いいたします。  増子事務局長、お願いします。 ◎新発田市勤労者福祉サービスセンター事務局長(増子信一) 大変お疲れさまでございます。ただいまご紹介いただきました新発田市勤労者福祉サービスセンターの増子と申します。どうぞよろしくお願いいたします。また、日ごろから小川委員長を初め、各委員の皆様方からご支援を賜りまして、この場をおかりしまして改めて感謝申し上げる次第であります。まことにありがとうございます。  本日は、説明に当たりまして、事務局員の大森を事務補助として同席させていただきますので、よろしくお願い申し上げます。  なお、今般提出させていただきました事業説明資料の平成31年度事業計画案、予算案につきましては、先月19日開催の理事会で議決された内容となっております。また、今月22日に開催する評議委員会でも審議いただく予定ですが、現在新発田市の新年度予算が審議中でありますので、あくまでも案ということでご理解いただきますようお願い申し上げます。  それでは、今ほど小川委員長からご指示がありました予算書の支出、収入、事業計画の順ということで説明をさせていただきたいと思います。  初めに、平成31年度資料の3ページをお開きいただきたいと思います。最初に、平成31年度収支予算書案であります。詳細は、おのおのの項目で説明させていただきますが、収入の部では、会費収入、事業収入、補助金収入を主な収入源といたしまして、特定資産取崩も含めまして4,886万5,000円となります。また、支出の部では、平成30年度をピークに迎えました慶弔給付額が平成31年度は減少する見込みでありまして、管理運営費も印刷製本費などの経費見直しにより減少をいたしました。総体として、平成31年度で計上しました基本財産取崩分を除きますと、実質的な予算比較として前年度より473万5,000円、約8.8%の減という形になりました。  それでは、収支予算の支出の部からご説明させていただきます。5ページをお開きください。支出の部でございます。事業費支出であります。慶弔給付支出でありますが、平成31年度は記載のとおり大幅に減額となる見込みであります。慶弔給付制度は、平成29年度に見直しもしまして、既に今年度から実施しております。今年度では、入会継続の対象者が大幅にふえましたが、平成31年度では対象者が減少する見込みであります。その結果、記載のとおり減額といたしました。  健康診断等助成費支出でございます。人間ドック、がん検診など、またインフルエンザに対しての受診料に対しての一部助成をしておりまして、年々会員事業所に好評で定着していることから、記載のとおり予算額をふやしたところでございます。  トレーニング施設助成費であります。サン・ビレッジしばたの回数券や定期券、また紫雲の郷プールなどが主なものであります。なお、助成対象としていましたT&S新発田が今年度廃業いたしまして、前年度より記載のとおり減額の予算額を見込んでおります。  講習会支出につきましては、とらい夢が主催する講習会に対する助成であります。  芸能鑑賞講座等助成費であります。各種講習会を初め、各種美術展、コンサート鑑賞券ということですが、近年の見込み数字を参考に計上させていただきました。  チケット購入費支出であります。映画券、日帰り温泉、または新幹線チケットを初め、過去の利用実績や今年度の見込み数字を参考に計上させてもらいました。なお、備考欄下から3段目に記載させていただきましたが、今年度試行的に子育て支援として行いましたクリスマス特別企画カードも盛り込んでおります。  めくっていただきまして、6ページをごらんになっていただきたいと思います。娯楽施設補助費であります。宿泊施設、ディズニー、サントピアなどの施設利用など例年の実績をもとに調整したものであります。新たな取り組みとして備考欄3段目、レクリエーション助成を加えさせていただきました。この事業は、夏場の暑気払い、慰労会などレクリエーションで市内の飲食店を使った場合、一定の助成をするものであります。なお、ディズニーリゾートにつきましては平成31年度から全員配付から希望者配付に変更する予定としております。  事業所活性化助成費です。会員事業所の農家から引き続き地場産の果物や農産物のあっせん、市内商店で使えるクーポンなどを考えております。平成31年度は、新たに備考欄7番目になりましょうか、生活おたすけ券を盛り込みました。自宅の障子、ふすま張り、また水道の補修など、生活に密着した身の回りの補修費用を協力できる会員事業所に依頼した場合、その経費の一部を助成するものでありまして、会員事業所と会員の相互扶助を行いたいというものでございます。したがいまして、昨年度より13万程度増という形にさせていただきました。  2番の管理運営費でございます。1番の給料手当、福利厚生でありますが、事務局員、職員の3名分の給料、手当及び健康保険料が主なものでございます。所要の給与などの改定も行いたいというものでございます。  会議費から隣の7ページ、租税公課支出までは、当センターや理事、評議委員会などを安定的に運営するための経費であります。平成31年度は、役員改正の翌年に当たりますので、会議費が若干の減額となっております。しかしながら、通信運搬費、印刷製本費などは10月から消費税が2%アップする見込みでありますので、記載のとおり増額させていただきました。また、賃借料では今年度、会員管理システムなどの入れかえが一段落しましたので、平成31年度は減額として計上させていただきました。  次に、委託料です。会員拡大の推進に対する委託料で同額を計上させていただきました。引き続き推進員を1名増を目指しておりますけども、年度途中で委託した場合は予備費で対応していきたいと考えております。  手数料は、ネットバンキングや代引サービスなどの費用を精査して所要の経費を計上させていただきました。  広告宣伝費については、エフエムしばた、会議所だよりなどの媒体を活用いたしまして、当センターのPRに使わせていただきたいと思っております。また、当センターのホームページやブログでも定期的に更新いたしまして、会報誌で伝え切れない細かな情報を提供したいと考えております。  保守料は、会員管理システムの支出が主なものでありますが、経費の見直しにより減額としております。  雑支出は、新聞代、住宅地図のほかに例月の監査、法人登記代行などの経費を見込んでおります。  基本財産取得支出は、予定はございません。  特定資産取得支出でございます。特定資産は、収入で計上しておりますけども、資金需要の状況により残余の資金を再度特定資産として定期預金に積み立てるものであります。  最後、予備費を含めまして当期支出合計といたしまして4,886万5,000円ということになります。  続きまして、4ページに戻っていただきたいと思います。基本財産運用収入、特定資産運用収入ですが、それぞれの定期預金の利息収入であります。  入会金収入につきましては、備考欄記載のとおり、例年ベースの300人程度の入会を見込んでおります。  会費収入につきましては、今年度の平均的な会員数4,200名をベースとして積算したものでございます。  事業費収入であります。支出でご説明したとおり、健康維持増進、自己啓発、余暇活動事業とともに各事業を推進するために、各施設の回数券の販売や商品カードなどの収入を見込んだものでございます。平成31年度では、アルビレックス新潟、バスケットのBBなどのスポーツ観戦を含め、支出のチケット購入費で説明しましたクリスマス特別企画カードを取り扱う予定としております。  補助金収入であります。新発田市からの補助金収入で新発田市議会の議決前で大変僣越でありますけども、平成31年度も予定させていただいております。今後よろしくお願い申し上げます。なお、前年度より3.5%の減額と担当側からご連絡をいただいておりましたので、記載のとおり計上させていただきました。  受取手数料収入であります。芸術鑑賞、コンサートなどのチケットの販売手数料であります。  雑収入は、年1回発行しているガイドブック、年6回発行しているセンターニュースなど、会報誌など会員事業所が掲載する広告収入が主なものであります。  基本財産の取崩収入はございません。  特定資産取崩収入であります。200万円を取り崩して当センターの運営資金にするものでございます。  当期収入合計4,526万5,000円、繰越金額360万を加え、支出と同額となります。  8ページをお願いいたします。平成31年度正味財産増減予算書内訳表案であります。8ページ、9ページにつきましては、事業目的別の内訳表になっておりまして、今ほど説明しました収支予算額と同様の数字を公益目的、収益事業、法人会計とに分類させていただいております。  1点だけ、9ページ中段、経常費用計というのがございます。左側に公益目的事業の計がありますが、一番右側の合計額に対して約60.2%、公益法人認定基準である50%を確保していることをここで報告させていただきます。このほかの数字につきましては、先ほど収支予算書で説明した数字がまた出てくるということでありますので、説明を割愛させていただきたいと思います。  また、戻っていただきまして、1ページとなります。事業計画案を載せてあります。平成31年度の事業計画であります。運営方針を少し読ませていただきたいと思います。当センターは、中小企業に勤務する勤労者と事業主並びにその家族に対して総合的な福利厚生サービスを提供し、福祉の向上を図るとともに、中小企業の振興と地域社会の活性化に寄与することを目的として事業を展開してまいりました。よりよい職場環境や事業所の発展のため、魅力あるサービスを提供するとともに、公益法人の認定基準となる公益目的事業が広範囲に行き渡るように努めてまいりたいと考えております。  全国組織である一社、全国中小企業勤労者福祉サービスセンター、略称が全福センターと申しますが、との連携によりまして、全国的に展開している福利厚生サービスも会員に情報提供いたしまして、より一層の事業の充実を図りたいと考えております。また、法人が安定的かつ継続的に運営するためには、会員数及び収入の安定化が必要であります。それは、組織の基礎となるものであります。そのため、本年度においても未加入事業所への訪問活動を初め、各種広告媒体による広報などを通じて当センター会員及び事業所の輪を広げてまいりたいと考えております。さらに、既に加入している会員、事業所に対しまして魅力あるサービスを提供して、また企業活動を支援する事業などを継続的に行って会員の定着化を図りたいと考えております。  ここで2月末現在の事業所、会員数を報告させていただきたいと思います。平成31年2月末現在で725事業所、会員数で4,151名となっております。前年同時期の対比で事業所で22件、会員数で81名減という形になっております。現在、新発田市内全体の中小企業数、従業員数と当センターの事業所数、会員数を比較いたしますと、事業所数で約16.5%、従業員数で約11.3%程度占めているということになります。国が当初サービスセンターを推進したときに10%以上の加入率が基準となっておりまして、現在達成しているということになります。しかしながら、厳しい財政運営が続いておりますので、引き続き会員の輪を広げ、収入、財源確保に努めてまいりたいなと考えております。  2番の事業計画内容です。これにつきましては、当センターの定款に定められた事業内容で、大きく7つの事業に分類されております。全項目も継続的に行っているのが主なものでありますので、要点を中心に説明していきたいと思います。  1番の生活の安定及び財産形成に関する事業であります。国の制度であります中小企業退職金制度の普及啓発に努めるとともに、県の暮らしのローンや新潟県労働金庫と連携をとり、中小企業勤労者向けの各種金融制度を紹介してまいりたいと考えております。今年度では、新潟ろうきんの顧客の福利厚生を推進しております、夢咲Clubと初めてタイアップいたしまして、財産形成セミナーをイクネスしばたで開催いたしました。会員に好評でしたので、引き続き来年度も同種の事業を連携してまいりたいなというふうに考えております。  2番の健康の維持増進に関する事業であります。健康診断、人間ドック、インフルエンザ予防に対する受診者の費用の一部助成やスポーツ施設の利用増進を行い、安定的な事業所活動、従業員の健康維持を図りたいというものであります。  3番の自己啓発に関する事業であります。これにつきましては、文化、教養講座の参加費の助成並びに各種美術、芸能鑑賞券を一般価格より廉価に販売するということで趣味と教養を高める機会を提供したいというものであります。  はぐっていただきまして、2ページになります。余暇活動に関する事業であります。日帰りの温泉入浴券や映画鑑賞券、またスポーツ観戦のチケットを廉価であっせんいたしまして、豊かで潤いのある生活を支援したいというものであります。また、自主事業として、毎年ゴルフコンペ、ボウリング大会を開催しておりますが、引き続き職場や会員相互の親睦、交流を図るため、平成31年度も計画しているとこであります。新たな取り組みといたしまして、支出の部でも説明いたしましたレクリエーション助成に取り組みたいと考えております。  5番の事業所活性化に関する事業であります。製造品や地場産の果物などをお安く会員にあっせんするとともに、ゴルフやボウリングなどの自主事業では会員事業所の取り扱い商品を景品として活用いたしまして、商品PRも含めてさらに活性化を図りたいと考えております。会員事業所が実施するイベント等につきましては、できるだけ会報等で周知いたしまして、その参加費や物品の販売に対しまして助成をしたいということを思っております。平成31年度では、新たに生活おたすけ券に取り組んで会員事業所と会員の相互扶助を図りたいと考えております。  6番の慶弔給付に関する事業であります。会員間の相互扶助によって各種給付金を支給するとともに、より充実、安定した慶弔給付事業を展開してまいりたいと考えております。なお、今年度見直し後の慶弔給付制度を実施したところ、会員からの問い合わせ、苦情もなくスムーズな移行ができたものと考えております。引き続き来年度も継続してまいりたいというふうに思っております。  最後、7番、その他ということで広報事業はセンターニュースなど、情報提供を会員に行うとともに、一般市民向けにホームページを使いタイムリーな事業を紹介してまいりたいと考えております。さらに、商工会議所だより、エフエムしばた、新発田市広報の力もかりながらPRいたしまして、当センターの知名度の向上に努めたいと考えております。会員拡大推進につきましては、センターのPRや広報活動を通じまして、会員加入の機会を広げてまいりたいと考えております。  最後となりますが、優良割引指定店の加入推進であります。会員証を提示して各種割引サービスを受けられる指定店を広げ、スケールメリットを生かしてサービスの向上に努めてまいりたいということで思っております。  以上で新発田市勤労者福祉サービスセンターの説明を終わらせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
    ○委員長(小川徹) 説明が終わりましたので、質疑ある委員の発言を願います。ありませんか。  渡邊喜夫委員。 ◆委員(渡邊喜夫) せっかくでありますので、何もないというのもまた寂しいもんなんで。福利関係のことをやっておるわけで中小企業関係で最近多くの外国人の労働者関係がいろんな事業所に勤めておられるわけですけども、そういった外国人の関係の労働者とか、技能実習生というのはこの制度といいますか、この福利厚生のこの制度の中には入会できるような形なんでしょうか。その辺ちょっと1点ご確認をさせていただきますが。 ○委員長(小川徹) 増子事務局長。 ◎新発田市勤労者福祉サービスセンター事務局長(増子信一) 外国人労働者の福利厚生制度への加入はどうかというようなご質疑だったと思いますが、現在加入されている外国人労働者の方も会社の中にはいらっしゃいます。ただ、短期的な労働というような部分でなかなか全員が入っているというわけではなくて、それは会社の、または雇用主といいますか、そちらのほうの判断にお任せしているところでございます。  以上です。 ○委員長(小川徹) 川崎孝一委員。 ◆委員(川崎孝一) 3ページの9番、基本財産取崩とその下、10番、特定資産取崩というふうな格好で、そのために昨年度よりも予算としては2,400万ほど少なくなっているというふうな格好なんですけども、これ基本財産を取り崩していかなきゃならないほど厳しい状態でこうなったのか、その辺お聞かせください。 ○委員長(小川徹) 増子局長。 ◎新発田市勤労者福祉サービスセンター事務局長(増子信一) 基本財産の性格について、ちょっとご説明したいと思いますが、基本財産というのはこのサービスセンターが公益財団として安定的に運営するために基本的な財産をあっているもので、たまたま平成30年度はその基本財産の預けかえをするということで収入だけでなくて支出のほうも7ページに記載してございますが、今まで1年定期で預けたものを今度継続的に定期預金をしていくということで一旦取り崩して、また再度積み立てるという、そういった性格のもので予算を計上させていただいたものであります。したがいまして、今年度はそういった見込みがないので、ゼロという形で計上させていただきました。  以上であります。 ○委員長(小川徹) 宮崎委員。 ◆委員(宮崎光夫) 細かいことで申しわけないんですけども、6ページの事業所活性化助成費支出の中で何か生活おたすけ助成券なんていうの、これ何回かその言葉をおっしゃっていましたが、もう少しちょっと具体的にどんなふうなことをするのか教えていただきたい。 ○委員長(小川徹) 増子局長。 ◎新発田市勤労者福祉サービスセンター事務局長(増子信一) 生活おたすけ券の事業内容ということであります。中身につきましては、例えば畳の表がえとか、障子の張りかえとか、あと水道の補修とか、軽微なそういった生活の身の回りの補修、そういったものを会員事業所に頼んだ場合、今のところ3,000円以上であれば1回使える1,000円の助成券を会員にお渡しして、それで実際に修理をした、そういった業者に対してお支払いをすると。結局3,000円かかった場合、1,000円おたすけ券を使って実質2,000円の支出で済むという形の事業内容でありまして、実際物品等々のいろんな事業所活性化ありましたけども、そういったサービスに対するなかなか事業所活性化というのがなかったもんですから、ちょっとそういった形で31年度は取り組んでみたいなということで計上させていただいたところであります。  以上であります。 ○委員長(小川徹) 稲垣委員。 ◆委員(稲垣富士雄) 毎年マイナスがふえてきているんですが、この財産積み立て残高というのは今現在どのぐらい、30年度でどのぐらいになっておるか。  それから、やっぱり事業者数の増加よりも減少のほうがふえていますし、会員数も減っております。そういうことでこれは私も本会議で小規模事業者の支援、育成の一般質問をやったんですが、なかなか新発田市は厳しい中での運営になると思っておりますが、その辺、以前は1億ぐらいでしたっけ、たしか積み立てのあれがあったはずなんですが、年々マイナスが出てきますので、その辺魅力あるやっぱり活動をしていかなけりゃならないんではないかということでちょっとお聞きしたいんですが。やっていれば別個なんですが、事業所によって最近は社内旅行というか、そういうものが年々若い人と年配の方でずれがありまして、年配の方はやっぱり社員旅行をやってほしいということで積み立てをしている事業所もあるみたいですが、全体的には社員旅行が減ってきておりますので、その辺小規模事業者の中でちょっと年配の方は日帰り旅行とか、例えば1泊旅行とか、そういう部分で提案すれば、1軒ではなかなかできないことが例えば10社集まれば10人ずつでも100人ぐらいになるわけなんで、そういうふうなものも魅力ある一つの事業ができるのかなと思っているんですが、その辺はそういう要望というか、そういうものは出ておるのか、いないのか、その辺をちょっとあわせてお聞きしたいと思います。残高と、それから催事の部分です。その辺ひとつお願いします。 ○委員長(小川徹) 増子局長。 ◎新発田市勤労者福祉サービスセンター事務局長(増子信一) 基金の積立額はどれくらいかということなんですが、平成29年度末におきまして基本財産が4,500万、特定資産が6,500万、合わせて1億1,000万基金として積立額というふうな形になってございます。先ほど特定資産の取り崩しというのはいわゆる運営費に当たる、そこの部分がだんだん減少しているというような傾向になっております。また、事業所、会員数も減っているというような形でありますが、近年特にこの二、三年は廃業で退会される方が非常に多くなっておりまして、今年度2月末のまだ見込み数字なんですが、24件の退会者がございました。そのうち15件が廃業、統合というような形で会員をやめられているという形であります。また、引き続き新規会員を獲得いたしまして、若干事業所も会員数も減になっておりますが、何とか新たな会員を獲得いたしまして、最小限にとどめているというような今現在の状況でございます。  あと旅行に関しては、年間、サービスといたしまして指定旅館、また指定旅行会社、そういった形を利用された場合、2,000円の助成券を年2回発行しております。そういったものを個別な旅行で活用していただくような、現にそういった委員がおっしゃったような年配の方々も活用している例もありますので、今後またそういったPRも含めて活用していただければなというふうに思っております。  以上であります。 ○委員長(小川徹) ほかにありませんか。  渡部良一委員。 ◆委員(渡部良一) 増子事務局長、ちょっとお聞かせを。3ページで見ると、入会金が6万だから、これ300人分盛っているわけでしょう。300人新規入会を予定をしていると。会費収入のほうはマイナス30万だから、これは50人かな。50人減で見ているわけだね。そうすると、300人がふえて50人マイナスだから、ことしは350人。決算の比較じゃないから、予算上はそうなるわけ、計算上は。350人もことしは減っちゃうという計算になっちゃう。実績的には先ほど話あったように80人ぐらい、今年度。ということは、何でそんな350人も減ると。これ予算の比較だから、実態的ではないんだけども、入会者300人を予定をしていて、会費収入が350人減っちゃうというのはちょっと理解に苦しむんだけど、どういう根拠で出しているのかなというふうに思ったんで。 ○委員長(小川徹) 増子局長。 ◎新発田市勤労者福祉サービスセンター事務局長(増子信一) 入会者と現会員のその差異の関係でのご質疑であります。300人というのは、基本的に新規の入会者、またプラス例えば退職と新規の採用者、そういった者も退職に伴って新規の入会も300人の中に含んでございます。したがいまして、350人が減るという形ではなくて300人程度が入れかえをするというようなイメージでお考えになればいいかなというふうに思います。先ほど言いましたように廃業とか、あと退会というような形で多少新規入会者との入れかえもありますけども、50人程度そういった部分でちょっと減る見込みでありますよというようなところが今の会費収入に反映されているということでございます。  以上であります。 ○委員長(小川徹) 渡部良一委員。 ◆委員(渡部良一) 決算の比較じゃないから、それはちょっとわかります。 これだけサービス充実しているわけだ、会費から比べれば。市のほうからも1,000万、ことしはちょっと減ったけど、出しているわけだから、それを利用しない手はないと思うんだけど。皆さん努力はもちろんあるんだろうけども、何で入ってもらえないのかなという状況が一番気にしているとこ。たしか会費は労使折半だったかな。基本的に500円か、労使折半にしているはずなんですけども、使用者側からするとその会費がなかなか厳しいのかどうかちょっとわからないんだけども、さりとてそんな額じゃないと思うんだ、中小企業だから。だとすれば、従業員の皆さんのことを考えれば使用者側もこれだけのメリットある、出しているわけだから、というふうに常識的には考えるんだけども、その辺何がその隘路でこんなにまだ。それは、国の基準の10%はクリアしているんだけども、もっともっと利用してほしいなというふうに思うんだ。大企業であれば、大きな会社はみんな福利厚生充実しているんだけども、中小企業の皆さんからすればなかなか大変だと思うんだけど、その辺。毎年毎年同じような質疑しているかもしれないんですが、その辺どうまた改善をされようとしているのか。ちょっとお伺いしておきます。 ○委員長(小川徹) 増子局長。 ◎新発田市勤労者福祉サービスセンター事務局長(増子信一) なかなかちょっと推進の関係で毎年継続的に同様の加入促進活動を行っているところでありますけども、私どももそういった年会費で6,000円という安い会費でこれだけのサービスが受けられるということで各事業所にPRをしているところですけども、制度の中身が理解できないのか、それとも経費がそういった部分でまだかかるというふうに考えていらっしゃるのか、その辺も私どもわからないんですが、引き続き粘り強く継続的にそういった形でPR活動をしていくしかないのかなというふうに考えております。昨今働き方改革に伴って従業員のほうに福利厚生だけではないんですが、労働環境もございますけども、そういった部分の改善というような部分も事業主も目が行っているように感じておりますので、そういったものをきっかけにしてお話を進めてまいればなというふうに考えているところでございます。  以上です。 ○委員長(小川徹) ほかにありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(小川徹) 質疑を終結するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(小川徹) ご異議ございませんので、公益財団法人新発田勤労者福祉サービスセンターに対する質疑を終結いたします。  どうもありがとうございました。  次に、株式会社エフエムしばたから説明をお願いいたします。  塚野放送局長、お願いします。 ◎エフエムしばた放送局長(塚野正紀) 株式会社エフエムしばた放送局長の塚野正紀です。日ごろはエフエムしばたの放送事業運営に格別なるご高配を賜り厚くお礼申し上げます。きょうはよろしくお願いいたします。説明につきましては、部長の平賀一を同席させて、平成31年度の予算案について説明をさせていただきますので、よろしくお願いします。  先日、資料として平成31年度株式会社エフエムしばた事業概要説明書(案)ということで提出させていただきました。この事業計画につきましては、まだ株主総会の承認をいただいておりませんので、現状のところ、案という形で記載させていただきました。今後修正や、また変更がある場合がありますので、ご了承いただきたいと思います。  それでは、平成31年度事業概要について説明いたします。説明につきましては、簡潔に説明をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。それでは初めに、支出、収入の説明として4ページをご確認ください。4ページの(2)、費用(案)についてというところがあります。その①、支出計画(案)ということで支出について説明したいと思います。売上高の平成31年度の予算案としては6,400万を見込んでいるところです。支出として、売上原価として期首たな卸高2万2,000円、商品仕入高ということで緊急告知FMラジオなどの仕入れの金額となりまして、63万4,000円、催物費ということでイベントを行う際のかかる費用等を見込んでおり、469万4,000円となります。事業費ということで市委託事業などの事業費として417万円、そして放送にかかわる経費として当期製品製造原価、合計として3,013万5,000円、よって売上原価の合計としては3,965万5,000円を見込んでおります。先ほどの売上高からこの売上原価を引きますと、売上総利益として2,434万5,000円となります。そして、販売費及び一般管理費として2,433万9,000円、この金額と先ほどの売上総利益を差し引きしますと、営業利益として6,000円を見込んでいるところです。そして、営業外損益ということで営業外収益648万7,680円、営業外費用として595万2,000円ということで6,000円からこの営業外収益、費用を差し引きしますと、経常利益として54万1,680円を31年度黒字を見込んでいるという計画となっております。  この費用の内訳につきましては、最終ページ、A3のこの予算(案)ということでお示しをしているところです。上の段で売上高がありますけれども、こちらまた後ほど説明いたしますが、売上原価として先ほどお話ししました緊急告知FMラジオ、またアンテナの在庫分の期首たな卸高、そして商品仕入高、催物、事業費ということで書いてあります。当期製品製造原価として放送にかかわる社員として正社員2名、契約社員2名の労務費として1,511万6,000円、そのほか放送にかかわる経費として1,501万9,000円を見込んでおり、その内訳として記載のとおりとなっているところです。あとはこの下の販売費及び一般管理費となりますけれども、営業また総務関係の職員、正社員2名ということの労務費と一般管理費ということで詳細を示しているところであります。あと営業外損益ということで説明しましたけれども、これは赤谷中継局、藤塚浜中継局、菅谷中継局、そしてここ、ヨリネス街角スタジオの専用回線の費用ということであります。  以上が支出に関する内容について説明させていただきました。  続きまして、5ページ目、収入の案ということになります。31年度計画案としては、先ほどもお話ししましたが、6,400万を見込んでいるところです。内訳として行政委託料収入ということで新発田市と聖籠町、そして新発田市からの委託事業として2,558万8,000円を見込んでいるところです。そのほか民間放送収入ということでCM放送などのスポット放送、そして番組提供ということでのタイム収入、そしてCM制作費、番組制作費などを足したところ、2,383万8,000円を見込んでいるというところです。そのほか民間の事業収入ということでイベント収入やラジオ販売ということで1,457万4,000円を見込んでおり、その合計が6,400万という数字を見込んでいます。販売につきましては、安定経営を確立するため、電波広告の定期契約のスポンサーの確保に努めていき、平成31年度の売り上げを確保するとともに次の年度にも引き継げるような電波広告収入を見込みたいなというふうに思っております。  以上が支出、収入について説明をさせていただきました。  続きまして、平成31年度の事業計画案ということで説明をさせていただきます。1ページ目につきましては、平成31年度事業方針(案)ということで基本理念、経営基本方針が記載をしているところです。  2ページ目、平成31年度経営計画(案)というところですが、放送事業計画として番組につきましては弊社放送番組の編集に関する基本計画にのっとり番組制作及び放送を行います。また、今年度は「聴こえる つながる エフエムしばた」というスローガンを掲げてエフエムしばたの放送や事業を通じてたくさんの人々がつながり、新発田の文化を創造できるように事業展開を行いたいというふうに考えております。その実施施策として地域に密着した情報発信とレスポンスのある番組づくり、そして災害緊急時に正確かつ迅速な情報発信ができること、また多彩な情報発信を行い地域の情報を市外にも発信する。また、固定概念にとらわれない放送局づくりを行う。法令遵守や就業規則にのっとり健全経営に努めるということで目標に行っていきたいと思います。  番組につきましては、ここ、ヨリネス街角スタジオから生放送番組として月曜から金曜の平日の帯番組として朝の番組「おはようしばた769」、昼の番組「ひるどきしばた769」、夕方の番組として「ごきげんラジオ769」、そして土曜日の番組として「769サタデー」という番組を中心に番組編成を行っていきたいというふうに思っております。生放送番組では、地域に密着した情報を発信し、緊急時や災害時には正確な情報で発信できるよう努めていきたいというふうに思います。3ページ目には4月からの番組編成の案を記しております。また、番組生放送の案と、また番組担当と記載をしているところであります。31年度は、30年よりももっと安定経営ができるように進めていきたいというふうに思っておるところです。  以上、簡単ではありますが、平成31年度株式会社エフエムしばた事業概要説明書(案)について説明をさせていただきました。今後も委員の皆様からエフエムしばたの放送事業運営に対し、変わらぬご理解とご協力、ご支援を賜りますよう、よろしくお願いします。  以上でエフエムしばたの説明を終わります。 ○委員長(小川徹) 説明が終わりましたので、質疑ある委員の発言を求めます。  川崎委員。 ◆委員(川崎孝一) 毎回聞いていて恐縮なんですけども、今までにFMの緊急告知ラジオの普及台数はどのくらいになっているのか。 ○委員長(小川徹) 塚野放送局長。 ◎エフエムしばた放送局長(塚野正紀) 30年度、今年度ですけれども、今年度につきましてはまだ年度途中でございますが、今現在80台の販売ということになります。平成19年から今年度にかけての総販売数については4,699台というところになります。  以上です。 ○委員長(小川徹) ほかにありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(小川徹) 質疑を終結するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(小川徹) それでは、質疑がないようでありますので、株式会社エフエムしばたに対する質疑を終結します。  どうもありがとうございました。  次に、一般社団法人新発田市観光協会から説明をお願いします。  高澤専務理事、お願いします。 ◎新発田市観光協会専務理事(高澤誠太郎) 新発田市観光協会の高澤でございます。委員各位におかれましては、日ごろより当協会の事業運営に多大なるご支援、ご協力いただいておりますこと、改めまして厚く御礼申し上げたいというふうに思います。  早速でございます。配付させていただいております事業計画並びに予算計画につきまして、ご説明をさせていただきます。それでは初めに、第7期、2019年、平成31年度の予算書(案)のほうからご説明をさせていただきます。経常増益の部、予算書計画からご説明をいたします。お手元の6ページをお願いをいたします。6ページ、経常収益であります。受取会費で275万円を計上しております。事業収益では、手数料収入、売上高、出店料収入等含めまして、2,668万5,000円を計上いたしました。新発田市からの補助金が5,700万円であります。30年度では、受取負担金といたしまして計上しておりましたDMOの事業活動負担金を国の名称に合わせて改めさせていただきまして、受取地方創生推進交付金として1,730万円を含めまして、経常収益が1億398万6,000円となっております。  続きまして、経常費用の事業費であります。事業計画については、後ほどご説明を申し上げますが、仕入高から始まりまして、職員手当、臨時職員賃金、賞与等事業費の計が次ページ、7ページになりますけれども、7,953万3,000円となります。  続きまして、管理費、法人の管理等を含め管理費合計で1,949万4,000円であります。経常費用計で9,902万7,000円となります。当期の経常増減額が495万9,000円となります。税引前の当期一般正味財産の増減額といたしましては、495万9,000円、法人税、住民税等々7万円ということで当期の一般正味財産の増減額が488万9,000円となります。31年度の当期の期首残高につきましては、1,100万円で期末残高として1,588万9,000円を計上したところでございます。  続きまして、8ページ、9ページであります。正味財産増減計算内訳書でありますが、公益の目的事業会計、収益の目的事業会計、法人会計と、それからDMO関係の地方創生推進交付金に項目立てて区分計上をさせていただいております。  次の10ページから15ページにつきましては、それぞれの事業ごとの予算内訳を計上しておりますので、後ほど、大変小さな文字で恐縮でございますけど、参考にいただければというふうに思います。  予算のほうは以上でございます。  続きまして、事業計画についてご説明をさせていただきます。お戻りをいただきまして、1ページをお開きをいただきたいと思います。最初に、組織目的と理念であります。基本的な理念といたしましては、観光を通じて当市に住み、集う人々が誇りと愛着を持てる魅力的なまちづくりを進めることで多様な人々の交流を促進し、ひいては地域の活性化と産業の振興、文化の向上を図ることを目的として掲げさせていただいております。  次に、現状と課題であります。当協会が発足した時点からの伝統的かつ基本的な各種事業につきましては、従前の組織がつくり上げ手がけてきたものを継承してまいったところでございます。いま一度当協会としての役割、手法等につきまして検討してまいりました。また、引き続き検討すべき事項も残っているところでございます。次年度につきましては、新たな時代の要請に基づきますDMO活動事業を当市の政策方針に基づき、私どもも協調して担いつつ、持続可能性を視野に入れて取り組んでまいりたいというふうに考えております。  続きまして、次年度の方針につきましてであります。今ほど申し上げました上記の組織目的、理念及び現状と課題を踏まえまして、記載の3項目とさせていただいたところでございます。  それでは、続きまして2ページからは具体的な事業についてご説明を申し上げます。最初に、公益目的事業であります。総額で1,452万6,000円を計上いたしました。1番目の二王子岳山開き安全祈願祭事業から3番目までは観光イベントとして展開してまいりたいというものであります。  広報・プロモーション事業では、ご要望いただいております旧観光協会が設置した看板の修繕対応を見込んでおります。  天王まつり事業、花市事業、伝統行事としてご支援をしてまいりたいというものであります。  地域支援事業につきましては、負担金事業として事業概要記載の協議会等への支援事業であります。  DMO推進事業につきましては、登録法人活動に要する事業であります。  最下段のしばたん観光バスは事業目的に照らし、収益目的事業から変更するものであります。  次のページであります。3、4ページであります。収益目的事業であります。予算総額といたしましては、3,069万5,000円を計上いたしました。新発田の春まつり事業からしばたあやめまつり事業、全国うまいもん横丁開催事業は、新発田市の観光の活性化を図る事業として実施をするものであります。  次の観光施設管理運営事業では、安兵衛茶屋運営事業、森林館運営事業、滝谷森林公園食堂運営事業を引き続き実施をしてまいりたいというものであります。  窓口販売等サービス事業は、観光情報センターにおいて記載のチケット等の販売をしてまいります。  観光振興事業といたしましては、しばたん市場実施事業、新発田ブランド品を初め、新発田市の特産品、名産品の販売を促進しながら、地域の活性化に私どもも努めさせていただきたいという事業内容でございます。  旅行業地上手配事業につきましては、自主財源の確保を念頭に実施するものであります。  寺町たまり駅運営事業につきましては、市の指定管理が満了することに伴いまして、次年度からは廃止とさせていただきます。  事務局事業は、城下町新発田まつり開催実行委員会の事務局等、記載の各種団体の事務局を受託して実施するものであります。  最後であります。地方創生推進交付金事業につきましては、1,730万円を計上しております。観光振興課所管の観光イノベーション事業、それから農水振興課所管の農産物等拡大事業を市との協力体制のもと私どももあわせて事業推進をさせていただくという内容でございます。  以上が事業計画でございます。これをもちまして、説明のほうを終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○委員長(小川徹) 説明が終わりましたので、質疑ある委員の発言を求めます。  水野委員。 ◆委員(水野善栄) 大変お疲れさまでございます。1点、ちょっと目に入った部分なんでございますけども、平成31年度の予算書7ページになります。7ページで管理費のところ、役員報酬が何と96万円。このたび減るというか、この96万という数字はどういう数字なのか。そして、これによって何か事業とか、また役員の方がこういう形になるということはこれだけの金額ですから、何かあったんですか。その辺についてちょっと。 ○委員長(小川徹) 高澤専務理事。 ◎新発田市観光協会専務理事(高澤誠太郎) ここに係ります経費の変動につきましては、今年度から理事長がかわっておりまして、従前大滝理事長になっていただいていたところでございますけど、30年度の理事会総会におきまして、新たに理事長かわっていただいたところでございます。大野理事長にかわりました。大野理事長にお引き受けをいただく条件といたしまして、理事長、他の社会福祉法人の理事長もされるということで専任的に観光協会の仕事については大滝さんと比較いたしましてボリューム的にお引き受けできないということを踏まえまして、やれる、おいでいただける範囲の中でお引き受けをいただけるというお約束の中で報酬額につきましても大滝理事長との比較で算出をさせていただいた額でお引き受けをいただいた結果、相当額落とさせていただいた中でお引き受けを、逆にそれを条件にお引き受けをいただけたということが理由でございまして、その比較の額は減額された額での比較から落ちたということでございます。  以上であります。
    ○委員長(小川徹) ほかにありませんか。  稲垣委員。 ◆委員(稲垣富士雄) 事業を見ますと、ほとんど今までどおりのあれで委託事業が主力になっていますが、本来観光協会という部分においてはやっぱり委託事業ばっかりじゃなくて独自の外国から誘客を図る事業とか、そういうものはこれ商工観光課か振興課が担当するということになるんでしょうか、それとも観光協会が積極的にトライするというふうになるのか。その辺お願いします。 ○委員長(小川徹) 高澤専務理事。 ◎新発田市観光協会専務理事(高澤誠太郎) 基本的に観光協会が担わさせていただいている基本的な事業といたしましては、長い歴史の中で協会の組織につきましては時代ごとにいろんなスタイルで協会が変わってきている状況がございます。しかしながら、現在もやっています基本的な伝統的な事業、市民と協調しながら、新発田まつりを初め、地域ごとのお祭りの市が参入できない、参入できないといいますか、神事ごとの事業、これがどの時代においても協会が担うべき基本的な事業であろうということで協会としての価値はそこにあるんだろうということで考えております。基本的にはその事業ができて協会が認知されるというふうに認識しておりまして、今稲垣委員のおっしゃられている独自事業につきましては私どもの現の体制の中で独自事業がどのぐらい可能かどうかということを考えますと、なかなか厳しい状況にございます。今先ほど申し上げましたDMOという取り組みにつきましては、現の市の大きな施策方針のもと観光推進課が担って政策的にやっているインバウンド、主に外国人客の誘客事業。それから、農水振興課が担っております米の輸出、これも市の大きな施策方針のもとで事業展開するということで今交付金を受ける段階での事業計画、それから交付金の手続、受取の窓口につきましては市がみんなやっていると。その上で協会が協会として輸出の事務ですとか、それから外国人客の受け入れの手配、バスの手配ですとか、旅館の手配、こちらのほうを私どもの仕事として担わさせていただいているというような現の状況からいたしますと、協会がゼロから組み立てて新規事業をやることは不可能な状況ではありません。やるなということではなくて、やれない状況下の中でDMOというスタイルでやっている事業をとにかくやることで今いっぱいといいますか、能力的な、人員的なことも含めまして、それが今私どもが市とともに協調しながらやっていくことで市の大きな施策課題の整理を私どもも一緒になってやることで推進できているんだろうというふうに考えているところであります。  以上であります。 ○委員長(小川徹) 稲垣委員。 ◆委員(稲垣富士雄) 私らも視察に行くと観光協会というよりも観光コンベンションというふうな部分でそういう委託事業もありますけども、積極的にDMOとか、インバウンド、それから全国の会議、そういうものを受けた窓口になっているところが結構多いんです。だから、新発田の場合はやっぱり商工振興課、観光課と内容を分けてやっているということと、もう一つは月岡観光協会があるんで、温泉のほうが。ここが一緒になるとそういうものでコンベンションセンターというか、協会というか、そういうものが設立できると思うんですけど、何かその辺がちょっともどかしいところなんですが、将来的にはそういうふうに持っていかないともう全国、競争で誘客を図る戦いをやっているわけなんで、1歩も2歩もやっぱりおくれていく可能性がありますんで、この辺、これは行政のほうもかかわっているわけですので、どういうふうにしたほうが一番いいのかというのがこれからの一番大きな問題になると思うんです。今のこの内容を見ますと、ほとんどが市の請負的な要素の部分が大半なんで、もうちょっと踏み込んだ新発田にいろんな会議でも何でも誘致して、それを開催することによって相乗効果が起きるということが一番大事なわけなんですが、どうもその辺がうまくいっていないような気がするもんですから、今与えられた新発田観光協会はその部分だということで理解していいということですね。 ○委員長(小川徹) 高澤専務理事。 ◎新発田市観光協会専務理事(高澤誠太郎) 現の国の大きな今取り組みを重点的にやっている、先ほど来言っておりますDMOというスタイルで地方創生交付金という従前の単品の補助金でやってきた結果がなかなか1つの事業が終わってしまうと次に続かないという、続くことも期待して今までの補助金制度があったものをより1回きりで終わることなく地域で継続してやっていけるようなスタイルを整えてほしいという期待感を持って国のほうが今取り組んで、非常に有利性のある交付金を組み立てをしているという状況下の中で、今とりあえずはこれに乗っかったほうが一番やはりいい状況であるということをご理解をまずいただきたいということでありまして、狙っています事業としましてはDMOのスタイルで全国いろんな箇所でやっております。新発田の地の地域性、今月岡温泉との関係性ですとか、それから米の生産地であるという、新発田が持っているポテンシャルで一番有利なスタイルで今検討しているという中で、月岡でいいますと、現時点では人口減少、国内旅行者が減少していく中で国内日本人客が減っていく中での奪い合いをしても分母が決まっているということでその争奪戦になっているのは事実であります。そこで争奪するよりは減った分、それから日本人客が余りご利用にならない週中あたりの閑散的になっている時期に外国からおいでいただいて、外国人の方にお金を落としていただくと。今そのすき間のところを埋めるような政策を市のほうも狙ってやっているということからいたしますと、今やっていることは今新発田が置かれている状況をうまく、落ちてしまうところを抑えようということをやっているんだろうと。それから、米の輸出に関しましてもこちらもやはり人口が減少しているのが一番大きな理由かと思いますし、多様な食生活の変わってきている状況下の中で米だけではないということで米の消費がどんどん落ちていると。今後の先行きも人口が減っていくことからすれば、もっと落ちていくということを考えましたときに新発田の農家の皆さんの販路のチャンネルをいっぱい持っていただいて、海外に輸出することで国内需要が落ちた分を海外向けに消費するチャンネルを今つくっておけば、当分の間その目減り分を補填できるような政策をとっているんだろうと、その辺を市のほうは狙ってやっているということからしますと、今やれ得る非常に有効な手段でやっているんであろうというふうに私どもは認識しております。  以上でございます。 ○委員長(小川徹) 稲垣委員。 ◆委員(稲垣富士雄) 今DMOということでありますので、これは本当に一番大事な部分でありますので、市の行政、観光課、振興課と一緒になってやっぱりいい方向に行っていただくのが一番大事だというふうに思いますので、その辺連絡を密にしてひとつやっていただければというふうに思っております。  それから、しばたん観光バスですが、今までとは項目の違いで、廃止になってこっちのほうに移っていますよね。これは、この二次交通対策経費ということで今まではこの地域の方の名所旧跡を回るとか、そういうふうな部分でしばたん観光バスというのがあったんですが、これは今度外国から来たり、また飛行場からというふうな二次交通に対する部分に変更もして、もっと広くという部分でやったということでしょうか。 ○委員長(小川徹) 高澤専務理事。 ◎新発田市観光協会専務理事(高澤誠太郎) しばたん観光バス事業につきましては、これまで新発田においでいただいた方、また新発田においでいただけるようなバスづくり、バスづくりといいますか、空白のところをこの事業でカバーしつつ、収益も兼ねて、考え方としてはありました。長い間やってきた結果がやはり二足のわらじじゃありませんが、収益というところでいいますと、なかなか目的を果たせなくやってきて、出っ放しみたいな話で、言葉悪いですけど。そういう二兎を追う者はということでやってきた結果、両方も、どっちもどうもうまくいっていないという現状を考えたときに、それであればといいますか、このバスを二次交通に特化して、よりおいでいただいた方たちにいい足にして新発田に訪れていただくような展開のほうがいいだろうという考え方のもと、ちょっと変更させていただいたと。現状に照らしてより有効な事業にしようという考え方でこのように変更をさせていただきました。  以上であります。 ○委員長(小川徹) 稲垣委員。 ◆委員(稲垣富士雄) そうしますと、二次交通という部分になってきますので、今までどおりの例えば新発田駅におりて、乗って名所を回るとか、そういう部分は団体とかであれば利用できるというふうに解釈できるのか、それとももうそういうのも廃止して二次交通だけの部分に移ってきたのか。その辺は、今までどおりの部分と両方合わせた部分で運営をしていくということなんでしょうか。 ○委員長(小川徹) 高澤専務理事、なるべく簡潔に。 ◎新発田市観光協会専務理事(高澤誠太郎) きっちり区分けはしておりません。今までの利用実態からしたときに、先ほど申し上げた収益性のところは余り考えない中での運行の方法でやらせていただきたいということで考えておりまして、またいろんなご要望も今後県の動きも、いろいろな動きも出ておりますので、そういった動きに合わせられるような部分も含めながらやっていければというふうに考えております。  以上です。 ○委員長(小川徹) ほかにありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(小川徹) 質疑を終結するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(小川徹) 一般社団法人新発田市観光協会に対する質疑を終結いたします。  どうもありがとうございました。  暫時休憩します。           午後 2時16分  休 憩  ───────────────────────────────────────────           午後 2時17分  開 議 ○委員長(小川徹) 再開いたします。  委員の皆様におかれましては、あすからの議案審査において本日実施しました参考人の意見聴取の内容を踏まえ、それぞれ関係する予算の審査に臨まれますようお願いいたします。  それでは2時40分まで休憩いたします。           午後 2時17分  休 憩...