王寺町議会 > 2013-09-10 >
09月10日-01号

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  1. 王寺町議会 2013-09-10
    09月10日-01号


    取得元: 王寺町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-20
    平成25年  9月 定例会          平成25年第3回定例会                         平成25年9月10日                         午前9時30分開議議事日程日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 会期の決定日程第3 一般質問日程第4 (報第12号)専決処分事項の報告について     (王寺町国民健康保険税条例の一部を改正する条例について)日程第5 (議第47号)王寺町監査委員の選任同意について日程第6 (議第48号)王寺町教育委員会の委員の任命同意について日程第7 (議第49号)王寺町功労者表彰の同意について日程第8 (発議第11号)平成24年度王寺町決算特別委員会の設置について日程第9 (発議第12号)平成24年度王寺町決算特別委員会の委員の選任について日程第10 (議第50号)平成24年度王寺町一般会計歳入歳出決算の認定について日程第11 (議第51号)平成24年度王寺町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について日程第12 (議第52号)平成24年度王寺町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について日程第13 (議第53号)平成24年度王寺町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について日程第14 (議第54号)平成24年度王寺町墓地取得特別会計歳入歳出決算の認定について日程第15 (議第55号)平成24年度王寺町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について日程第16 (議第56号)平成24年度王寺町水道事業会計決算の認定について日程第17 (議第57号)平成25年度王寺町一般会計補正予算(第2号)について日程第18 (議第58号)平成25年度王寺町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について日程第19 (議第59号)平成25年度王寺町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について日程第20 (議第60号)平成25年度王寺町介護保険特別会計補正予算(第2号)について日程第21 (議第61号)王寺町基本構想審議会条例の一部を改正する条例について日程第22 (議第62号)王寺町税条例の一部を改正する条例について日程第23 (議第63号)王寺町国民健康保険税条例の一部を改正する条例について追加議事日程日程第24 (発議第13号)道州制導入に断固反対する意見書について          王寺町議会会議録      平成25年第3回定例議会(第1日)開会日時    平成25年9月10日         午前9時30分散会日時    平成25年9月10日         午後5時05分場所      王寺町議会議場出席議員(議席順)  1番  小山郁子   2番  清水 勉  3番  大久保一敏  4番  伊藤隆明  5番  沖 優子   6番  松岡成行  7番  三村征史   8番  鎌倉文枝  9番  中川義弘  10番  楠本 勝 11番  幡野美智子 12番  西本集一 13番  小泉 強  14番  千葉忠春欠席議員 なし地方自治法第121条の規定により出席した者 町長        平井康之     副町長       平岡秀隆 教育長       和田晴夫     総務部長      中野 衛 住民福祉部長    浅井克矢     建設部長      乾  清 水道部長      内山清三     教育次長      吉川 亨会議に従事した事務局職員     井関事務局長         森口書記 ○議長(松岡) 皆さん、おはようございます。 本日、告示第52号をもって第3回定例会を招集されましたところ、ただ今の出席議員は14名で定足数に達しております。よって、平成25年第3回定例会は成立いたしましたので開会いたします。 それでは、これより本日の会議を開きます。 平井町長、招集の挨拶を願います。 はい、町長。 ◎番外1番(平井町長) 皆さんおはようございます。 紀伊半島大水害から2年が経過いたしました。さらに、今年も各地で記録的な豪雨による災害が発生しているところでございます。犠牲者のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災地の一日も早い復旧、復興をお祈り申し上げます。 災害はいつどこで起こるかわかりません。そのような災害に対処するために日ごろからの備えが必要です。来月20日には町の防災訓練を実施いたします。今後も災害に備えるために必要な情報を発信するとともに、防災計画の見直しなどの取り組みを進めてまいりますので、議員の皆様方のご理解とご協力をお願い申し上げます。 さて、本日、第3回定例会を招集いたしましたところ、皆様方のご出席をいただき、まことにありがとうございます。 本定例会にご提案申し上げます案件につきましては、専決処分事項の報告が1件、人事案件が2件、表彰の同意が1件、平成24年度の決算認定が7件、平成25年度の補正予算が4件、条例の一部改正が3件、合計18案件でございます。 どうか慎重にご審議をお願いいたしまして、定例会の開会に当たりましてのご挨拶といたします。 ○議長(松岡) これより、日程外ですが、閉会中の諸般の報告をいたします。 閉会中の議員派遣の件につきまして報告いたします。 7月8日でございますが、正副議長研修会へ私、松岡と幡野副議長が出席いたしております。 7月9日でございますが、新任議員研修会へ小山議員、清水議員、大久保議員が出席されております。 7月10日でございます。監査委員研修会へ伊藤議員が出席されております。 8月1日でございますが、議員人権研修会へ沖議員、鎌倉議員が出席されております。 派遣場所はいずれも奈良県市町村会館でございます。 以上で、閉会中の諸般の報告を終わります。 これより、日程外ですが、平井町長より閉会中の行政報告を願います。 平井町長、登壇の上、報告を願います。 ◎番外1番(平井町長) 議長。(発言の挙手) ○議長(松岡) はい、町長。 ◎番外1番(平井町長) 登壇 それでは、私のほうから閉会中の行政報告を申し上げさせていただきます。 まず、6月30日でございますが、県主催の平成26年度政府予算編成に関する提案、要望の説明会が開催されております。これは、県選出の国会議員の方々に対して本県の実情や必要な制度の創出、改善等に関する提案、また、重要施策に対する優先的な予算配分に対する支援を求めるものでございまして、王寺町といたしましては、国道25号本町1丁目交差点から以北、いかるがパークウェイまでの早期の事業化、2つ目、国道168号の早期完成に必要な交付金の確保、そして、大和川河川整備計画に沿った早期の事業着手につきまして要望いたしました。 7月2日でございます。ならコープと災害時における物資供給等に関する協定を締結いたしております。 同じく2日でございます。JR畠田駅ホームの拡張及び上屋延長工事につきまして、JR西日本へ要望を行いました。地元の住民の方々を初め、利用者の多い近隣香芝市、さらに上牧町の住民の方からの署名簿を、倉坂昇治大阪支社長へ提出いたしました。 なお、署名数は合計7,622人でございました。内訳は、畠田地区、11自治会でございますが、4,368名、本町地区、8自治会でございますが、1,356人を初めといたしまして、香芝市、これは尼寺と白鳳台の自治会からでございますが、1,739人、上牧町、これは金富、梅ヶ丘、下牧自治会からでございますが、159人の方々からも要望いただきました。 3日でございます。選挙管理員会が開催されまして、参議院議員通常選挙の選挙人名簿の登録者数が決定されております。登録者数は、男性が8,907名、女性が1万31名、合計1万8,938名でございます。 王寺町老人クラブ連合会会長研修が開催されまして、兵庫県豊岡市の県立コウノトリの郷公園を視察いたしております。 6日でございます。王寺町三師会総会が開催されまして、平成24年度事業報告及び決算、役員改選、平成25年度事業計画及び予算等について承認がなされております。また、私のほうから、「暮らし満足度県内トップのまちづくり」をテーマとして講演をさせていただきました。 9日でございます。西和地区防犯協議会総会が開催されまして、平成24年度事業報告及び決算報告、平成25年度の事業計画及び予算等について承認がなされております。 また、西和地区青少年補導機関連合会総会が開催されまして、平成24年度事業報告、平成25年度事業計画等について承認がなされております。 10日でございます。第63回社会を明るくする運動、法務大臣メッセージの伝達式が行われまして、北葛城郡保護司会、王寺町保護司、民生児童委員をはじめ40名の方々の出席のもと、奈良保護観察所長よりのメッセージの読み上げとともに、住民同士がともに支え合う明るい地域づくりの推進に向けて、支援と協力の要請がございました。 また、西和消防組合の消防救助技術大会出場隊の激励会が開催されております。 また、信貴山観光振興実行委員会が開催されまして、平成24年度の事業報告、平成25年度の事業計画につきまして承認がなされ、副会長に、私、王寺町長が選任をされております。 11日でございます。7月の差別をなくす強調月間行事の一環として差別をなくす町民集会を開催し、講師に立木早絵さんを迎えまして、「さらなる一歩を踏み出そう」と題して講演をいただきました。約210名の参加をいただきました。 12日でございます。香芝・王寺環境施設組合事務調査特別委員会が開催されまして、美濃園建設当時の協定書の確認及び香芝地域の諸課題等につきまして、協議がなされました。 13日でございます。水と緑の町づくり町民運動、河川愛護月間といたしまして、町内の河川を中心にクリーンキャンペーンを実施し、約4,200名の参加をいただいております。 16日でございます。王寺町医師会との行政懇談会が開催されまして、町との良好な関係を今後も続けていきたいなど、貴重なご意見をいただきました。 23日でございます。奈良県葛城地区清掃事務組合議会首長会議が開催されております。 同じく24日でございますが、王寺町交通防犯対策協議会総会が開催されまして、平成24年度事業報告及び決算報告、平成25年度の事業計画及び予算が承認されております。 26日でございます。大和川改修促進期成同盟会総会が開催されまして、平成24年度の事業報告と決算報告、平成25年度の事業計画と予算が承認されております。また、平成26年度大和川改修事業の促進を図ることを目的に、提言書を大和川河川事務所長及び奈良県知事に提出をいたしました。 また、同日でございますが、Jパックス株式会社及びセッツカートン株式会社と災害発生時における段ボール製品の調達に関する協定の締結式を行っております。 31日でございます。平成25年度王寺町児童虐待等防止ネットワーク会議を開催いたしました。平成24年度の町内における虐待、非行等、これは疑いを含みますが、これの通報件数について報告をいたしました。通報件数は新規で12件ありましたが、転出で2件、虐待なしと判断したものが1件あり、残り9件につきましては、関係部署により継続して見守りを続けております。 8月1日でございます。第40回日独スポーツ少年団同時交流のドイツ団が王寺で活動をなされました。表敬訪問を受けております。 同日でございますが、奈良県都市計画審議会が開催されまして、大和計画道路の変更、これは生駒市内の2件でございますが、この変更について承認がなされております。 同じく1日ですが、西和地域振興懇話会が開催されました。荒井知事と西和7町の町長で、西和地域の共通課題について意見交換を行いました。 7日の日でございますが、近畿直轄河川治水期成同盟会連合会、東京での要望活動に参加をいたしました。国土交通省本省におきまして、平成26年度の直轄河川改修事業予算獲得に向けまして、要望、提言等を国土交通大臣へ提出いたしました。また、要望、提言等の終了後でございますが、国土交通省の幹部の方々と意見交換を行わせていただきました。 15日でございます。王寺町遺族会主催の忠魂碑参拝が実施されております。 19日でございます。奈良県葛城地区清掃事務組合議会定例会が開催されまして、平成24年度組合会計決算等につきまして承認がなされております。 21日でございます。奈良県道路協会総会が開催されまして、平成24年度事業報告及び決算報告、平成25年度事業計画及び予算について承認がなされております。 23日でございます。1日ファミリー大会が開催されまして、大阪府貝塚市の明治ヨーグルト館の工場見学、堺市の府立大型児童館ビッグバンで楽しい1日を過ごしていただきました。参加は子どもさんが60名、付き添いの方々が37名、合計97名、バス3台で実施をいたしました。私も同行させていただきました。 25日から27日にかけてでございますが、タウンミーティングを3日間にわたって開催をさせていただきました。延べ116人のご参加をいただいております。 28日でございますが、西和消防組合議会が開催されまして、平成24年度一般会計歳入歳出決算及び平成25年度一般会計補正予算等について承認がなされております。 30日でございますが、王寺町に所在する官公署の長等で構成する王寺町公友会が開催されまして、王寺町のまちづくりにつきまして、私のほうから町政報告を行いました。 31日でございますが、奈良県防災総合訓練が宇陀市で開催されております。 9月2日でございます。選挙管理委員会が開催されまして、定時登録者数が決定されております。登録者数は、男性が8,873名、女性が9,999名、合計1万8,872名でございます。 3日でございますが、第3回奈良県市町村長サミットが開催されまして、「長寿・健康・福祉のまちづくり」をテーマに講演とトークセッションが行われております。 同じく、奈良県消防広域化協議会総会が開催されまして、県広域消防組合の設立に関する協議書の調印が行われております。 4日でございます。敬老事業に伴いまして、最高齢者宅を訪問させていただきました。本年の最高齢者は女性で、池の原自治会の東川スヱノ様が数え年105歳を迎えられ、敬老の日を前にご長寿をお祝いいたしまして、表彰状と記念品を贈呈させていただいております。 8日の日でございます。舟戸公民館の改築完成祝賀会が開催されております。 同日、第35回少年の主張奈良県大会が王寺町やわらぎ会館で開催されまして、6,206作品の中から審査で選ばれました王寺南中学校生徒1名を含む13名の中学生の方々が、それぞれの主張を発表されました。 以上でございます。 ○議長(松岡) 次に、教育長より閉会中の教育行政報告を願います。 和田教育長、登壇の上、報告を願います。 ◎番外(和田教育長) はい、議長。(発言の挙手) ○議長(松岡) はい、教育長。 ◎番外(和田教育長) 登壇 私のほうから閉会中の教育行政報告をさせていただきます。 7月1日から9月1日まで王寺町営プール、泉の広場及び舟戸を開場いたしました。入場者数は泉の広場プールが8,938人、舟戸プールが4,904人でした。子どもと大人に分けますと、子どもが9,716人、大人が4,126人、2つのプール合わせまして合計1万3,842人の方にご利用いただいております。 2日でございます。西和広域生徒指導連絡協議会が平群町で開催され、出席いたしております。 3日でございます。6月分の定例教育委員会を開催し、1学期末及び夏季休業中における幼児、児童生徒の指導などについて審議いたしております。 4日でございます。7月の定例校園長会を開催いたしております。 17日でございます。王寺町青少年指導委員会を開催し、小中学生野外活動についてなど、協議しております。 22日でございます。社会教育団体、幼稚園、小学校、中学校、PTA、教職員の方々の協力により、夏休み巡回指導を10回行いました。7月22日に始まりまして8月30日まで計10回行っております。 26日でございます。社会教育委員兼公民館運営審議会を開催し、中央公民館の建替え計画についてなど、審議しております。 8月1日から3日でございます。小中学生野外活動授業国立淡路青少年交流の家で開催し、児童生徒40名の参加を得ております。 8月2日から3日でございます。教育委員会視察研修を行い、滋賀県彦根市で開催の全国国公立幼稚園教育研究協議会に参加し、幼児期の教育について研修を行い、7月定例教育委員会をあわせて開催いたしております。 21日から22日でございます。奈良県町村教育長会夏季研修会が葛城市で開催され、出席いたしております。 23日でございます。奈良県公立学校施設整備期成会定期総会が橿原市で開催され、出席いたしております。 26日でございます。「いじめ問題の対応と未然防止」と題して、王寺町立幼稚園、小学校、中学校、教職員の夏期研修会を開催いたしております。 28日でございます。8月の定例教育委員会を開催し、平成24年度教育委員会点検・評価報告書について審議いたしております。 9月4日でございます。9月定例校園長会を開催いたしております。 6日でございます。社会教育委員兼公民館運営審議会を開催し、中央公民館建替え計画についてなどを審議いたしております。 以上でございます。 ○議長(松岡) ただ今の町長及び教育長の閉会中の行政報告に対する補足説明を求められる方は、ご発言願います。 ◆8番(鎌倉) はい。(発言の挙手) ○議長(松岡) はい、鎌倉議員。 ◆8番(鎌倉) 8番、鎌倉です。 町長に1件、初めて王寺町でタウンミーティングというものが開催されました。かなり私の近辺でも興味を持ちまして参加したと思いますが、何か町民の意見の感触というか、何か町長が感じられたこと、まだ集約までには至っていないと思いますので、感じられたことをちょっとお伺いしたいと思います。 それから、1点、教育長にお願いしたいんですが、社教委員会が2回行われているようですが、中央公民館建て替えについての審議をしましたということですが、どのような審議状態になっているのか、教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(松岡) はい、町長。 ◎番外1番(平井町長) 鎌倉議員のほうからタウンミーティングの感想はということでのご質問をいただきました。 3日間にわたりまして初めての取り組みでありますので、どういう日時、場所ということで、いろいろ考えたわけでございますけれども、3日間、8月の末という時期ではございましたけれども、日曜日の3時という時間帯、それから、月・火は平日の夜ということで、勤めに行っておられる方も参加しやすいように日曜日も1日というようなことで開催をさせていただきました。 全体として、120名近くのご参加をいただきまして、多いか少ないかというのはいろいろ評価があろうかと思いますけれども、私としては初めての試みで、本当にたくさんの方々がご参加いただいたのかなというふうに思っておりまして、感謝をまずしております。 何せ初めてということで、やり方も含めて今後いろいろ分析し、反省を含めて、ぜひまた次回以降につなげていきたいと、こういうふうに思っているわけですが、今、印象に残るご指摘といたしまして、アンケートも集約して、今、分析中ですけれども、ぜひ継続してほしいという意見が非常に多かったように思いますし、それから、1つは、大きなテーマでもって、今回は特に大きなテーマを特に設定せずに町政全体の報告、あるいはそれに対する質問ということで進めさせていただいたわけですけれども、大きなテーマを絞ってやったらどうかと、こういう提案も実はいただきました。 それから、やはり、どうしても若い方々の参加というのが少ない傾向にありますので、若い方々が参加ができるような、そういう工夫をしてはどうかと、こういった意見がございました。 ただ、全体といたしまして、本当にアンケート、まだ集約中ですけれども、ほぼ80数%、9割近い方々から、よかった、あるいは大変よかったと、こういう評価をいただいておりまして、まずは開催をさせていただいてよかったのかなというふうに思っております。ぜひまた次回につなげていきたいというふうに思っております。 以上です。 ◎番外(吉川教育次長) 議長。(発言の挙手) ○議長(松岡) はい。 ◎番外(吉川教育次長) 教育委員会、吉川でございます。 教育委員会の報告についての質問でございます。 教育委員会兼公民館運営審議会の開催の報告につきましてですけれども、7月26日、そして9月6日と、2回にわたって開催をさせていただきました。 まず、7月26日につきましては、中央公民館の公民館機能をなくすという形で説明をさせていただいております。それにつきましては、地域の防災拠点機能として利用していただくという形、利用というか、行政側がそういうふうな体制をとるという形のものとして、その中に、選挙の投票所、また地域の自治会の方々のご利用、そしてまた多目的利用等々の利用を活用していただくという形で説明をさせていただいております。それにつきましても、防災・減災事業債の国庫補助を受けるということもさせてもらっております。 また、現在利用されておられる方につきまして、実際に中央公民館から泉の広場、そしてまた南公民館へという移行先の利用者の利用率に対して、2つの残っている公民館における空き率等々を検討させていただいて、その部分のキャパがいけるという形での説明もさせていただいております。そして、その方々への十分な周知、説明と、利用状況等の移行先等々、今後周知していくというふうなことも説明させていただいております。 そしてまた、公民館利用につきましては、近隣町におきまして、ほとんどの町村において有料化されております。この分につきましても、社会教育再編計画策定業務の中で今後検討させていただきたいなという形で26年度以降検討させていただいて、それから対応すると。ただ、有料につきましても、利用度の関係によりまして、減免規定等々も考慮に入れた形で進めていくというふうな説明をさせていただいております。 そして、9月6日につきましては、そういったさらなる詳細説明をさせていただいて、そして、承認を一応得たという形でのご報告をさせていただきます。そしてまた、今後、総務文教委員会におきまして、この計画についての今後の方向性等も説明させていただく予定としております。 以上です。
    ◆8番(鎌倉) はい。(発言の挙手) ○議長(松岡) はい、鎌倉議員。 ◆8番(鎌倉) 8番、鎌倉です。ありがとうございます。 町長のタウンミーティングについては、今までになかった企画ということで、私も注目しておりまして、どのような方法でされるんですかと質問にも出していたんですが、3日間を通して行かれた方もありますし、私は都合で泉の広場しか参加しておりませんが、ぜひ継続してほしいという声は先ほど町長の話からもありましたので、継続して対話を進めていっていただくということを希望いたします。 それから、中央公民館のほうですが、審議をするというよりも、説明し理解を求めたというような印象を受けましたので、この中央公民館については、前町長の発案で一回考え直すというようなお話も出ておりましたけれども、大して変わっていないなという印象を持っておりますので、この件につきましては、審議会の内容というか様子がわかりましたので、また、総務文教委員会でいろいろお尋ねしたいと思っています。どうもありがとうございました。 ○議長(松岡) ほかにございませんか。 はい、沖議員。 ◆5番(沖) 5番、沖です。 8月1日の報告について、町長に1点お伺いいたします。 西和地域の共通課題について話し合いがなされたようですが、内容について補足説明をお願いいたします。 ○議長(松岡) はい、町長。 ◎番外1番(平井町長) 8月1日に西和地域振興懇話会、知事の発案で、知事を囲んで西和7町の首長と一緒に意見交換をするという趣旨で開催をされました。 最初のほうで、西和のある程度の地勢的な特徴とか、これは、県のほうからいろいろ話がありまして、その後フリートーキングということで、特に、これもテーマが決められたわけじゃなくて、実はいろいろの話がございました。ある程度広域性ということで、三室病院の今後の動向でありますとか、それから、やっぱり少子高齢化、特に西和地域の特性といいますか、平群町のほうからは小学校とか幼稚園とかの縮小という話の具体的な話もございましたけれども、西和地域として少子高齢化してどういうふうに考えていくのかとか。 それから、広域の話としては、やっぱり道路、それから水の問題。実は、いろいろフリートーキングやったものですから、多岐にわたりまして、また、今日もご質問のほうでもいただいておりますので、それを敷衍して説明させていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(松岡) ほか、ございますか。 清水議員。 ◆2番(清水) 2番、清水です。 平井町長は、開かれた行政を目指されて、今回タウンミーティングをされ、その中で、途中からアンケート、後半の2回について、高齢者福祉対策に対するアンケート調査も兼ねて実施をされました。 住民の多くの皆さんから意見を聞くことというのは、やり方を間違えると違った方向に行く可能性もございます。今回参加されたのが116名、そのうちの何人かの方からお声を聞かれたということでございますので、今後、広く住民の皆さんに同じ内容のアンケート調査をされるのか、もしくは、これは行政主導で、今後の財政経営のこともございます。将来のことを考えれば、行政としてはこういう方向で考えているとかいう方向性も含めて説明をした上でアンケートを行う、そういうことも、私は必要ではなかろうかというふうにも思います。 1点だけお伺いしたいのは、部分的なアンケートを今回されましたので、広く住民の皆さんに改めてそういう問いを問いかけられるのかどうか、その点についてお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 ◎番外1番(平井町長) 議長。(発言の挙手) ○議長(松岡) 町長。 ◎番外1番(平井町長) 清水議員の質問にお答えさせていただきます。 実は、2日目の住民の方からの質問の中で、高齢者の方に対するバスカード、それからイコカ、これを公平性の観点からやはり見直すべきじゃないかという、質問者の方のご意見はそういうことだったと思うんですが、いろいろ継続して検討もしているわけですが、分析する中で、こちらからお答えをさせてもらうときに、こちらが持っているデータの分析ですよね。1つ例を挙げますと、バスカードにつきましては実は上限がないと。決算的な数値で見ますと、1人、突出して使われている方がおられますので、具体的な数値でこういう実績がありますということ、課題を一応やっぱり説明をしないと、抽象的なことではいかんだろうということで、回答を準備したんですが、それとあわせて、人数は限られているわけですけれども、一応せっかく皆さん方においでいただいて、関心のある方だと思いますので、部分的にしろ、アンケートということでちょっと意見をやっぱり聞いてみようということで、これは急遽でございましたけれども、させていただきました。 その意見をもってどうのということは決して思っておりませんが、いろんな方々がやっぱりいろんな意見を持っておられるということは少なくともわかりましたし、大きな傾向もこうなのかなということもわかりました。 質問にお答えさせていただきますと、次の機会を、これからいろいろ、子ども・子育てでありますとか、アンケートの機会が、あるいは新総合計画のことも含めて、下期にアンケートの機会がございます。その機会をできるだけ活用して、このテーマにつきましては幅広くやっぱり皆さん方の意見をお聞かせいただきたいなと、それをもって、また来年度以降の制度見直しに反映させていただきたいと、そういうふうに考えております。 以上です。 ◆2番(清水) ありがとうございます。 ○議長(松岡) ほか、ございませんか。     (なしの声) ○議長(松岡) 以上をもって、町長及び教育長の閉会中の行政報告を終わります。 続きまして、各常任委員長の閉会中の報告でございますが、各常任委員会は閉会中に委員会を開会されておりません。よって、報告事項はございません。 なお、議会運営委員長の報告は、日程第2、会期の決定において報告をさせていただきますので、省略させていただきます。 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第122条の規定により、議長において、5番、沖議員、7番、三村議員を指名いたします。 日程第2、会期の決定を議題といたします。 去る8月29日と本日開会前に議会運営委員会を開会していただいております。議会運営委員長より、会期等について報告を願います。 小泉委員長、登壇の上、報告を願います。 ◆議会運営委員長(小泉) 登壇 議長のご指名でございますので、去る8月29日と本日開会前に議会運営委員会を開会いたしております。その審議結果をご報告申し上げます。 本定例会の会期につきましては、本日から26日までの17日間と決定させていただいております。 次に、会期の日程でございますが、本日10日、本会議、11日、休会、12日、決算特別委員会、午前9時30分から、13日、決算特別委員会、同じく9時30分から、14日から16日までが休会でございます。17日、総務文教常任委員会、午前9時30分から、18日、厚生環境常任委員会、午前9時30分から、19日、建設水道常任委員会、9時30分から、20日から25日まで休会、26日、本会議最終日、午前9時30分からでございます。 次に、本日の議事日程及び審議の取り扱い方法についてご報告を申し上げます。 日程第1、会議録署名議員の指名。日程第2、会期の決定。日程第3、一般質問。日程第4、報第12号、専決処分事項の報告について、王寺町国民健康保険税条例の一部を改正する条例について、即決。日程第5、議第47号、王寺町監査委員の選任同意について、即決。日程第6、議第48号、王寺町教育委員会の委員の任命同意について、即決。日程第7、議第49号、王寺町功労者表彰の同意について、即決。日程第8、発議第11号、平成24年度王寺町決算特別委員会の設置について、即決。日程第9、発議第12号、平成24年度王寺町決算特別委員会の委員の選任について、即決。日程第10、議第50号、平成24年度王寺町一般会計歳入歳出決算の認定について、決算特別委員会に付託。日程第11、議第51号、平成24年度王寺町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、決算特別委員会に付託。日程第12、議第52号、平成24年度王寺町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、決算特別委員会付託。日程第13、議第53号、平成24年度王寺町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、決算特別委員会に付託。日程第14、議第54号、平成24年度王寺町墓地取得特別会計歳入歳出決算の認定について、決算特別委員会に付託。日程第15、議第55号、平成24年度王寺町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、決算特別委員会に付託。日程第16、議第56号、平成24年度王寺町水道事業会計決算の認定について、決算特別委員会付託。日程第17、議第57号、平成25年度王寺町一般会計補正予算(第2号)について、総務文教常任委員会付託。日程第18、議第58号、平成25年度王寺町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について、厚生環境常任委員会に付託。日程第19、議第59号、平成25年度王寺町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について、厚生環境常任委員会付託。日程第20、議第60号、平成25年度王寺町介護保険特別会計補正予算(第2号)について、厚生環境常任委員会に付託。日程第21、議第61号、王寺町基本構想審議会条例の一部を改正する条例について、総務文教常任委員会に付託。日程第22、議第62号、王寺町税条例の一部を改正する条例について、総務文教常任委員会に付託。日程第23、議第63号、王寺町国民健康保険税条例の一部を改正する条例について、厚生環境常任委員会に付託。以上、日程第10、議第50号から日程第23、議第63号までは一括議題とします。 続きまして、本日の追加議事日程といたしまして、日程第24、発議第13号、道州制導入に断固反対する意見書について、総務文教常任委員会に付託。以上1件でございます。 日程につきましては、以上のように、当委員会において、決定いたしておりますので、よろしくお願いをいたします。 続きまして、当委員会におきまして、決定をいたしました議会運営の事項について、報告をいたします。まず、決算特別委員会の設置及び委員の選任につきましては、本日の議長発議の提案議題として取り扱いいたします。 委員の選任につきましては、議長より、議長及び議会選出の監査委員を除く決算特別委員会の委員7名を選出していただく予定でございます。なお、選出に当たっては、平成23年10月11日に開会されました議会改革特別委員会で決定されておりますので、選任願うことといたしております。 続きまして、監査委員の報告につきましては、平成24年度各会計歳入歳出決算に対する監査委員の報告は、決算特別委員会において、委員会審査に入る前に議会選出監査委員より報告をいただき、報告に対する質疑は受けない旨、当委員会において決定をいたしております。 以上のように議会運営委員会において決定いたしておりますので、よろしくお願いいたします。 以上をもって、議会運営委員会の報告といたします。 ○議長(松岡) お諮りいたします。会期等につきましては、ただ今の委員長の報告どおり決定したいと思います。ご異議ございませんか。     (異議なしの声) ○議長(松岡) 異議なしと認めます。よって、会期は委員長の報告どおり、本日から26日までの17日間と決定いたしました。 ここで休憩をとりたいと思います。再開時間は10時30分といたします。     休憩 午前10時12分     再開 午前10時30分 ○議長(松岡) それでは、休憩を閉じて再開いたします。 日程第3、一般質問に入ります。 それでは、2番、清水議員、登壇の上、質問を願います。 ◆2番(清水) 登壇 では、議長のお許しを得ましたので、3問質問をさせていただきます。 まず、子宮頸がん予防ワクチンについてでございます。 平成25年4月1日より定期接種となりました子宮頸がん予防ワクチン、ヒトパピローマウイルスワクチン、HPVワクチンでございますが、厚生労働省から6月14日付で、重篤な副反応事例が起きたことにより、「一時的に積極的な接種の推奨を控える」と発表され、王寺町のホームページにおいても3日後の6月17日付で「子宮頸がん予防ワクチンの積極的な接種勧奨の差し控えについて」が掲載をされています。内容についてはこういうものでございます。 子宮頸がん予防ワクチンは、2010年から国の助成が始まり、予防接種法改正によりこの2013年4月から定期接種になったばかりです。厚生労働省の資料によりますと、これまで推計328万人に接種され、2013年3月末までで1,968件の副反応事例が報告され、ワクチンとの因果関係があると報告されたのは67件でございます。平成25年度王寺町一般会計当初予算に所定の予算計上がなされ、私自身が当初予算審査特別委員会の委員でありながら、子宮頸がん予防ワクチンの副反応事例について調査をしておりませんでした。その反省を含め、今回、次の3点について質問をさせていただきます。 23年度決算では接種者は延べ832人、24年度決算では延べ288人でございますが、定期接種となった4月以降における接種対象者に対する勧奨の実態と、同予防ワクチン2種類、ガーダシルとサーバリックスでございます、これの接種状況、並びに医療機関や保護者からの副反応に対する報告の有無について、過去の任意接種の期間も含めてお伺いをいたします。 次、第2項目ですが、定期接種の対象となる児童生徒は、小学校6年生から高校1年生であり、標準的な接種年齢は中学校1年生で、個人通知をするとのことでございました。学校において、同予防ワクチン接種に際して、過去の副反応などの情報提供を該当者と保護者に対して行われたのか、お伺いをいたします。 3項目めです。安全・安心・健康など、暮らし満足度県内トップを目指す王寺町として、同予防ワクチンに対する今後の対応についてをお伺いいたします。 以上3項目、よろしくお願いいたします。 続いて2番目、行政経費の削減取り組みについてでございます。 行財政改革の積極的な取り組みとして、平成25年7月1日より特別職の給与削減に取り組まれました。しかしながら、まだまだ多くの事務に対して改革が必要であり、課題も多く残っているのではないでしょうか。 平成23年度王寺町一般会計決算書では、歳入の自主財源は約36億5,800万円、依存財源が34億9,400万円であり、依存財源のうち地方交付税への依存率は約50%となっております。 そして、せんだって配られました平成24年度王寺町一般会計決算書におきましては、歳入の自主財源は38億7,200万円、依存財源が33億5,200万円であり、依存財源のうち地方交付税への依存率は約55%となっています。景気がよくなりつつありますが、今後の税収増加につながるかは全く不透明であり、国において地方交付税の財源確保ができるかもわからない状況でもございます。 そして、財務省は8月9日、6月末の国債と借入金、政府短期証券の合計残高、いわゆる国の借金でございますが、これが1,008兆6,281億円と、初めて1千兆円台になったと発表がなされております。 地方財政は、今後とも恐らく地方交付税の財源不足を補う臨時財政対策債に頼らざるを得ない状況が続くため、国も地方も行政経費の削減については不断の努力が必要だと思います。 そこで、次の点についてお伺いします。5項目ございます。 まず1番目、物件費削減の取り組みとして、電子決済を初めとする行政事務文書のペーパーレス化への考えについて。 2番目、物件費を含む人件費総額の圧縮に対する方向性について。 3番目、高齢化率が進む中で、高齢者福祉対策に要する経費の方向性について。 4番目、一般会計繰出金のルール外繰り出しの是正について。 5番目、SNS、いわゆるソーシャル・ネットワーキング・サービスですが、これの有効活用について。 以上5項目についてよろしくお願いをいたします。 最後に、安全・安心な道路行政についてお伺いをいたします。 安全・安心のまちづくりとして、国道168号、そして、JR畠田駅前の整備を積極的に実施される予定であり、畠田地区の活性化にも大きな効果があり、完成すれば道路交通網の安全度も格段に上がるものと期待をいたしております。 また、平井町政では、明神山自然の森などや、葛下川の自然を生かした散歩道の整備も計画されており、住民皆さんの健康づくりにもきっと役立つものと思っております。 一方、昨年4月23日でございました。午前8時ごろ、京都府亀岡市で、少年3人が乗った乗用車が通学途中の児童と引率する保護者の列に突っ込んだ事故で、3人が亡くなり、7人が重軽傷を負った。この事例は皆さんにも非常に記憶に新しいものだと思います。この事故を契機に、王寺町内でも、県道あるいは町道の通学路について、一部分にカラー舗装などを行ってドライバーへの注意喚起対策がいち早く講じられました。 日々、児童生徒が通学する道路には危険が多く潜んでおり、事故が起きる前に改善をしなければならない箇所もまだ多くあると思います。 王寺町交通安全のシンボル「みちびきの像」を目にするたびに、保護者の皆さん、学校の先生、ボランティアの皆さんなど、多くの方の意見を頂戴して、早期に安全対策が必要な場所の改善を進めなければならないのではと考えております。 国道168号の拡幅工事が完成した暁には、王寺町内の各幹線道路の交通量が相当増加するものと考えられますので、通学路及び通学路周辺の幹線道路において今後計画されている安全対策と、王寺町内全域のバリアフリー計画の方向についてお伺いをいたします。 以上で壇上からの質問を終わらせていただきます。 ○議長(松岡) それでは理事者、3問答弁を願います。 町長。 ◎番外1番(平井町長) 登壇 清水議員のご質問にお答えをさせていただきます。 まず1点目は、子宮頸がん予防ワクチンの件でございますが、ご指摘にありましたように、まず定期接種となりました4月以降における周知・広報についてでございますけれども、4月19日付の週報での広報とともに、標準的な接種対象年齢である中学校1年生年齢相当の女子の方87名に予診票と説明書を送付し、個人通知を行ったところでございます。 接種の状況でございますけれども、平成25年4月から7月末までの間に延べ38名の方が接種されております。おおむね43%程度かと思います。 ワクチンの種類別でございますけれども、ヒトパピローマウイルス16型と18型に対応する2価ワクチンでございますが、これが6名。それから、6型と11型も加えました4価ワクチンが32名でございます。 積極的な接種の勧奨をしないと決まりました6月15日以降に接種された方は2名おられます。この2名の方でございますけれども、保護者が接種を希望され、ワクチン接種の有効性と安全性、それから副反応などを理解された上で接種されたものというふうに考えております。 なお、現時点で、任意の接種期間も含めまして、県保健センターのほうに、医療機関あるいは保護者のほうから副反応に対する報告はございません。 それから、2点目の保護者に対しての過去の副反応等の情報提供というご質問でございましたが、これまで学校におきましては、保護者の方に対して、同予防ワクチン接種の勧奨及び過去の副反応の情報提供等は行っておりません。文部科学省では、同予防ワクチン接種が原因で学校を長期休業せざるを得ない事例もあるとの指摘を踏まえまして、先日発表されておりましたけれども、25年6月7日付で、全国の国公私立中学校、高等学校、中等教育学校、さらに特別支援学校を対象に、大体1万6,700校程度あるというふうに伺っておりますけれども、子宮頸がん予防ワクチンの接種に関連した欠席等の状況調査を実施されました。女子生徒、対象は、新聞情報ですけれども、340万人程度おられるということのようでございます。その結果、町内の2中学校の調査結果につきましては、同予防ワクチン接種に関連した欠席等の届け出はございませんでした。該当なしという形で報告をさせていただいています。 また、後日、県のほうにお聞きしますと、県全体の調査結果、これは電話での聞き取りしかないんですけれども、これも県としては該当者なしということで確認をさせてもらっています。 ちなみに、これも新聞情報で恐縮ですけれども、30日以上欠席された方が50名程度。それから、体育とか部活動の休止を、欠席された方が20名程度。大体70人近くは30日以上何らかの休止を、あるいは欠席をされておると。それから、30日未満通学していない、通学はしているけれども症例があると、そういったことが100人近くおられると。これはあくまでも新聞情報でございますので、また正確な報告を待ってご案内させていただきたいと思いますが、評価はちょっと差し控えますが、そういう実態があったというふうに伺っております。 当然のことですけれども、今後、同予防ワクチン接種に関連しました情報等がありますれば、速やかに学校や保護者のほうに通知をしていきたいと、かように考えております。 それから、3点目の今後の対応でございますけれども、基本的には、やはりこの国の方針に従って実施していくことが基本だろうというふうに考えております。法定の予防接種でございますので、国の指示をベースに動きたいというふうに考えております。 また、副反応に関する情報も含めて、ワクチン接種についての新たな情報につきましては、繰り返しになりますが、また週報、あるいはホームページを通じまして適切に広報をしていきたいと、かように考えておるところでございます。 それから、2番目でございますが、行政経費の削減の取り組みということでのご質問をいただきました。 今、お触れいただきましたけれども、ちょっと足元の財政環境の認識といたしましてでございますけれども、財務省の発表として、国の借金が1千兆を超えたと。6月末時点で1千兆円を超えたということでございます。これは国民1人当たりに直すと約800万円程度ということでもございますけれども、少子化による人口減少、さらに急速な高齢化ということで、景気が上向いているとはいうものの、今後、本当に社会保障費が増大することが見込まれますし、国の財政状況は極めて厳しい状況になろうというふうに思っています。 政府のほうの中期財政計画では、これも新聞情報ですけれども、27年度までにプライマリーバランスの赤字を、対GDP比でございますが、平成22年度比半減ということで計画されております。そういったことからしますと、お述べになりましたように、地方交付税の総額の確保ということも極めて不透明な状況であろうと、そういうふうに思っております。 本町の財政構造も多少付言させていただきますと、特に一般会計の決算では、別途審議いただきますけれども、実質収支で1億600万ということになっておりますが、財政の弾力性を見ます指標でございますが、経常収支比率というのがございますが、王寺町の場合、24年度で92.9、これは23年度に94.4ということで、多少高かったのと比較しますと1.5ポイント低減、あるいは改善しております。しかし、全国平均は90.3%ということでございますので、やはり健全ということは言えないものというふうに考えております。 そういった中で、王寺町における行財政改革の取り組みでございますけれども、前回の大綱、平成18年から23年までということで実施、取り組んできたわけでございますが、一番の成果ということで申し上げますと、退職者の不補充等によります人件費の抑制が顕著かなというふうに理解しております。人件費の決算額で見ますと、19年と23年度の対比で3億5,600万の減、21.8%の減ということでございます。 今現在、新たな行財政改革大綱、そして実施計画をつくるべく、26年度中の策定を目指して内部で検討を進めております。各職員の方からの、各課からの提案も75件、個人の提案としても100件余りというふうなことで、いろいろ身近なところからの提案もいただいております。今、それを内部でヒアリングし、検討を加えているところでございます。 方針としまして、より効果的な行政サービスをより効率的に提供するということが基本であろうというふうに思っております。 社会経済情勢の変化に即応した、質及び量ともに住民サービスの向上を適切に図っていくということが、これがやはり基本であろうというふうに思います。単に削減を自己目的にするような行財政改革というのはやはり避けたいと思いますが、ただし、やっぱり行政評価といったものの導入による事務事業の不断の見直しでありますとか、また、内部経費の削減、それから自主財源の確保、税源の涵養、こういったことは基本的な取り組みとして当然やっていくべきものというふうに考えております。 そういう全体の環境、枠組みの中でですけれども、特に今言ったように、指摘がございましたけれども、すぐにできることはしたいというふうには思っておりますが、まず、行政事務のペーパーレス化ということでご質問をいただきました。既に事務改善ということでやっておる項目としまして、庁内メールのいろんな配信でありますとか、あるいは印刷物についての必要部数を適切に見直す。さらに印刷するときの両面印刷でありますとか、ツーアップとか、そういった工夫も実は取り組んでおるわけでございますけれども。 実は、今ご指摘ありました事務決裁規程の見直しといったことも、電子化ということもお触れいただきました。実は、私も過去、県のほうで行政文書のペーパーレス化ということでの取り組みもさせていただきました。その中で、事務決裁規程をパソコン化といいますか、そういった形で見直してはどうかということでの取り組みをしたわけでありますけれども、実はなかなか結果が見えなかったという体験をしています。実は、出張命令でありますとか、休暇の申請でありますとか、あるいは復命でありますとか、そういう定型的な事務の決裁は、割とパソコンによる決裁というのはなじんだわけでございますけれども、片方で、やはり政策判断が必要な案件、いろんな資料の分析とか課題を添付資料でという形で起案の中にやはりつけることがございます。そうすると、いろいろスキャンで読んだりとか、事務的に大変なボリュームになってまいりまして、さらにほかに統計をつけるとか、実はちょっとそういう意味で、政策判断を要するものについての起案について、なかなかペーパーレス化というのは難しいという体験をしたことがございます。 また、工事の契約につきましても、やはり見積書でありますとか、あるいは図面、そういったものを起案にやっぱり添付書類と、いろいろ工夫あるのかもしれませんけれども、なかなかペーパーレス化というのがやはり難しかったという実は体験をしております。 そういった反省もあるわけでございますけれども、ご指摘のペーパーレス化というのは、やはり時代の要請でございますので、コピー用紙の総量の経過を追っかけていくとか、そういう地道な取り組みはぜひしていきたいと思いますし、また、やはりこういう時代でございますので、大きな方向としては情報通信技術、いわゆるICTの活用というものをやはりいろんな場面で広めていくという努力はぜひしていきたい。 インターネットによる施設の利用の予約でありますとか、または職員の事務管理上の出退勤管理でありますとか、いろいろございますので、そういう着手できるものはぜひ進めていきたいというふうに考えております。 それから、2点目でございますが、物件費を含む人件費の総額の圧縮ということでのご質問をいただきました。 住民ニーズに即した行政サービスを実施するためには、当然のことでございますけれども、適切な人員の配置と不断の人材育成が必要であろうというふうに考えております。職員の能力開発、あるいは個々の仕事の質の向上を図っていきたいというふうに思っております。 今までの組織の見直しをちょっと振り返ってみますと、平成19年には県の定員管理調査でございますけれども、19年度は193人でございました。それから24年度が145人でございました。48人の減ということで、ここだけを見ますと約25%の減ということで、県下では第1位の削減率ということになっております。ただし、先ほど言いましたように、必要な事業の実施に見合った職員数の確保を図っていくということが第一義的であろうというふうに思います。 今年の場合でございますけれども、本年度は今後の行政サービスの推移を見、また、職員の退職見込み等を総合的に勘案いたしまして採用試験を実施したい。できれば5名程度を採用したいと、こういうふうに考えております。 それから、高齢化率が進む中で、高齢者の福祉対策に要する経費の方向性ということで質問いただきました。 現在、王寺町の65歳以上の人口でございますけれども、約5,800人、高齢化率は25.56%ということで、4人に1人が高齢者ということが言えると思います。また、10年後でございますが、王寺町の65歳以上人口の推計、これは国立社会保障・人口問題研究所の数値でございますが、約6,500人。高齢化率は32.9%となって、約3人に1人が高齢者ということが言われております。 それから、高齢者対策経費の特に介護保険給付、あるいは後期高齢者の医療給付の現状と将来見通しを見てみますと、介護給付費でございますが、24年度の決算で、一般財源でいいますと約1億7,400万。これが34年度の見込みでいきますと、一般財源ですが3億4,500万程度になるだろうと。約2倍になるだろうというふうに見込んでおります。 後期高齢医療の給付でございますけれども、24年度の決算、一般財源で1億9,300万円。34年度の見込みで申しますと、約3億5千万程度、1.8倍になるだろうというふうに見込んでいるわけでございます。 一方、王寺町が単独で実施をいたしております主な経費といたしまして、施策といたしまして、70歳以上を対象として、やわらぎの手帳優遇措置事業、バスカードあるいはイコカカードでございます。それから無料入浴券の交付、それから敬老祝賀事業、敬老会事業等々でございます。 全体で、やはりかなりの経費にわたるわけでございますが、今後、1つ、やわらぎの手帳優遇事業につきましては、タウンミーティング等で、先ほど触れさせていただきましたが、そういった機会、あるいは今後アンケートをいろんな機会を持って、住民の皆さんに幅広く意見をいただいて、望ましい運用のあり方といったものを検討をぜひ加えていきたいというふうに考えております。 また、単独事業の中の無料入浴券、敬老祝賀、敬老会といった事業につきましても、やはり対象年齢の見直し、あるいは一部負担の導入、そういった手段でもって、行財政改革の中で、近隣市町村の動向等も参考にしながら、聖域なく検討を加えていきたい、そういうふうに考えております。 一方、国のほうでございますが、有識者のほうで、社会保障制度改革国民会議の提言を受けまして、今後の一応スケジュールが示されております。今後、国の動向も十分注意しながら、王寺町として、これはやはりボランティアの方々の活用でありますとか、民間サービスの活用といった手法でもって、官民のバランスのとれた高齢者対策といったものを推進していく必要があるだろうと。さらに健康づくり対策も推し進めていきたいと、こういったことを考えておるところでございます。 それから、4点目でございますが、ルール外繰り出しの是正ということでございます。一般会計繰出金につきましては、健康保険等、ほとんどの特別会計におきまして、繰り出し基準に基づいて適切に執行しているものというふうに理解しておりますが、下水道特別会計への繰出金につきましては、住民生活に密接な環境保全あるいは公衆衛生の向上ということで、早期に整備を図るべく、ルール外の繰り出しを従来より行っているところでございます。 雨水、汚水の原則でいきますと、ルール内分というのは主に雨水処理。それからルール外が汚水処理に要する経費だというふうに整理をされておりますけれども、健全な会計運営には適正な料金体系が必要であろうというふうに思います。水道料金の検討とあわせまして、今後の投資契約あるいは収支見通し、こういったところを総合的に判断しながら、下水道料金の見直しを行っていくことが必要だろうというふうに考えているところでございます。 それから、5点目でございます。SNS、ソーシャル・ネットワーク・サービスの有効活用ということでご質問いただきました。SNSは、友人、知人など社会的なつながりをオンラインで提供することを目的とするインターネットサービスということでございます。主なものとして、ライン、フェイスブック、ツイッターなどがあるというふうに承知しておりますが、登録すれば発信された情報が自動的に飛び込んでくる、また双方向での交流も可能だということでございます。 ただ、受信者が共感すれば、オンライン上でその情報が非常に拡散していくということもあろうかというふうに思います。そういう意味で、町の情報の若年層の方への伝達手段としては有効であるというふうに考えております。 昨今、導入する企業、自治体もふえております。イベント情報など、県下の15前後の市町村でも導入されているというふうに聞いております。 以上のことから、発信する方法や情報、運用方針、不適切な書き込みの削除等でございますが、住民の方々にとってどのような形態がわかりやすく、かつ有効なものとなるのか、他団体の事例などからよく検討いたしまして、早ければ25年度中にも導入できるように作業を進めてまいりたいというふうに考えております。 それから、次に、安全・安心な道路行政、3点目でございます。 昨年度行いました通学路点検で、通学路の状況や危険の内容等に応じまして、カラーの舗装化、路面標示、外側線の設置、看板の設置など危険箇所の回避措置を講じたところでございます。 交通安全対策につきましては、自治会あるいは母の会の指摘などを含めまして、危険な場所には警告あるいは誘導の看板、また路面標示等を行いまして、車両、歩行者などの通行に対する安全を確保したところでございます。 実は、信号機の設置につきましては、これにつきましても西和署に必要性を訴えるということで強く要望活動を続けているところでございます。まだ実は結果については伺っておりません。 また、バリアフリー化につきまして、王寺駅周辺については完了しているものの、公共施設全般について段差の解消、手すりを初め、バリアフリー計画に基づきまして整備を行うということにつきまして、町内全域を調査する必要があるというふうに考えております。ただし、また財源の確保も一方で十分図っていく必要があろうと、そちらのほうにも意を用いる必要があろうと、こういうふうに考えているところでございます。 当面の取り組みといたしまして、改修の計画をいたしています役場庁舎あるいは中央公民館につきましては、工事をする段階で基準に合った整備を行う。また、新たに整備するJR畠田駅前広場などには、補助事業として財源を確保いたしまして、基準に合った整備を行っていきたいと、こういうふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(松岡) はい、清水議員。 ◆2番(清水) はい、2番、清水です。非常にご丁寧なご答弁をいただきまして、本当にありがとうございます。 まずは、子宮頸がんの予防ワクチンでございますが、今、町長からご答弁いただきましたとおり、文部科学省スポーツ・青少年局学校健康教育課のほうから調査がなされておりまして、私も王寺町の教育委員会並びに奈良県の教育委員会で確認させていただきましたが、欠席についてはないという答えでございました。ただし、その欠席の内容そのものが起因しているのかどうか、その辺の調査については、きちんとしたものがなされているのかどうか、この辺のところはちょっとわかりかねます。 ただ、今後も学校、それと保護者に対してきちんとした説明をなされるということでございましたが、1つ、これは私が調査した中身でわかったのでございますけれども、今2種類ワクチンがございます。町長からご答弁いただいたとおり、2価ワクチン、そして4価ワクチン。名前でいいますと、ガーダシル、それとサーバリックス、この2種類なんですが、いろんな学者の方からの事例報告、内容報告がなされておりまして、子宮頸がん予防ワクチンの効果継続期間、これがガーダシル、2価ワクチンについては4年。そして、サーバリックスについては8年、こう記されております。しかも、このサーバリックスについては、AS04というアジュバンド--ワクチンの効果を長くするための添加剤でございますが、これが使用されておりまして、このアジュバンドによる、逆に発がん性を指摘される、こういうお医者さんもいらっしゃいます。 それと、もう1点、若年層に子宮頸がんが増加してきていること、この点についてワクチンが有効であるということも申されているわけなんですが、このHPVにつきましては、90%が自然消滅をするとの報告もございます。 先ほどのこの有効期間の例から申しますと、中学校1年でワクチンを接種しても、中学校1年生13歳、4年間の有効期間ということになれば、17歳で効力がなくなる。4価ワクチンについては21歳までの効果しか望めないということでございます。この程度の効果期間であるということも含めて、さまざまな情報を提供する、これはもう行政の責任だと思いますので、今現在、先ほどのご答弁では、学校では詳しい内容についての知らせはしていない、国から来たものについて配られているということでございますが、やはり副反応事例があり、非常に困られておる。被害者の会からも、皆さんも御存じだと思いますけれども、いろんな副反応事例が報告をされていて、多くの方が悩まれている、あるいは今後訴訟にも至りかねない、国としての対応も今後変化がするということでもございますので、情報の提供については、今申しました、この4年、8年の有効期間、このことについても確定ではないような気もしますが、こういう説もあるということも含めて、保護者の方にお伝えをいただきたいというふうに思います。 せんだって9月4日の日でしたか。町長も出られておりましたけれども、がんの予防に対する会が王寺町で開かれ、中川恵一先生、私も講演聞かせていただきましたけれども、がんが1センチの大きさになるのに15年を要する。1センチから2センチに大きくなるのに1年から2年の間。ところ、がんが見つかるのは、発見できるのは1センチの大きさを過ぎてからでないと発見が非常にしづらいというご講演がございました。そして、日本国民のうち2分の1が、がんにかかっている。隣を見ていただくと、必ず隣の人はがん患者。そして、そのうちの3分の1はがんで亡くなられるということも、中川先生はおっしゃっておりました。 ワクチンよりも検診することのほうが非常に有効であるということもおっしゃっておりましたので、この子宮頸がんワクチンについて、いろんな副反応事例、そしていろんな声もございますので、今後、検診率を高める、こういうことに主眼を置いた王寺町としての取り組みを期待いたしまして、本質問については、これで終わらせていただきたいというふうに思います。 次に、行政経費の削減の取り組みでございます。 特に、ペーパーレス化については、先ほど町長も答弁いただきましたが、定型的なものについては非常に取り組みがなされやすいということであります。例えば、今、皆さんの机の上にもございますけれども、議案書、それと決算書等々議会の中にも配布をしていただいております。参考のために持ってまいりましたから、こういうタブレット型。このタブレットで見ようと思えば見られる状態に、今の世の中は進んできているということでもございます。 ぜひともペーパーレス化に、小さなことからこつこつ積み上げるということが非常に大切だというふうにも思いますので、これは議会のことを言っているわけじゃございませんけれども、いろんな定型文書というのはペーパーレス化が可能だというふうに思います。 先月、8月30日ですが、8月4日から6日にかけて行われました見附市、行政視察に行かれた。それの行政視察の報告会に私も出させていただきましたが、そのときに各職員に配付されている書類見ますと67ページございました。紙の枚数にしてはA4で37枚。確かに町長おっしゃるように裏表の印刷、これを心がけている、このこともよく理解はできます。ただ、そのとき参加されているのが40名の方。約40名だったと思いますけれども、我々議員も含めて40名が出ている。最低でも紙の枚数に直しますと1,480枚。これにプラス、コピーのカウント料金。さらには、そのコピーを行うための人件費、当然、これらが加算されるわけでございますので、今後、役場の中で行われるいろんな会議等があると思いますが、パワーポイントの利用、あるいは先ほど言いましたようにタブレット型の端末、個人でお持ちの方もいらっしゃいますし、今後のIT戦略の中で、役場の中の個人の書類、あるいは会議用のITの端末として、タブレット型の端末をそろえるということも1つの事例だというふうに思います。できる限り事務費削減ができる方法に臨んでいただきたいというふうに思います。 補正予算で今回計上されておりますけれども、総合計画に係る予算が計上されておりますので、特に、このペーパーレス化についての取り組みも、ぜひとも実施計画の中に加えていただきたいなというふうに思います。 そして、人件費の削減でございますが、過去より行財政改革大綱に基づいて、多くの人件費の圧縮、先ほどご説明があったとおり、退職者補充を行わない方向、これによって人件費の削減、さらにその削減したものを補充するために臨時職員で定例的なものについては補填をするという取り組みもなされています。担当のほうからも資料はいただいたのですが、この資料の中身についてどうのこうのということはございませんが、非常に多くの人件費がかかっている。なおかつ、行財政改革の中で各自治体が個別にできる経常経費の圧縮の範囲というのは、これは限られておりますので、先ほど町長からご紹介がありました92.9%になっている経常収支比率、そのことが決してよくないということは町長もご理解されているわけです。 本来であれば、85%を切るような経常収支比率まで高める、これが一番望ましいなというふうにも思いますが、なかなかそれに近い数字に持っていくためには、歳入をふやすか、あるいは独自で歳出を削るか、この2つの方法しかないわけですから、今後とも人件費も含めて聖域のない改革をしていただきたいというふうに思います。 それから、高齢者福祉対策でございます。 ご紹介がありましたように、老人無料バス運賃助成事業、そして、老人無料JR運賃助成事業などについて、今、王寺町の単独事業費でもって取り組みをさせていただいているところでございますけれども、先ほども申しましたとおり、交付税に対しても交付税の不足分を各自治体が借金をもって充てている、そういう現状であることを住民の皆さんは余り御存じないというふうに思います。 借金を繰り返して、自転車操業をしないと運営ができない、そういう各自治体の状況でもございます。 先ほどご紹介いただいたとおり、2038年には35%の高齢化率、それが2060年になると40%まで高齢化率が上がるということでもございます。 せんだって町長がタウンミーティングで1つの事例としてご紹介がございました。老人無料バス運賃助成事業の利用者、この中で一番多く使われている方、37万1千円、1年間、そして、2番目の方が29万4千円、3番目で23万円、4番目で21万7千円、5番目で13万3千円と、こうご紹介をされました。実に1番目の方、計算をいたしますと1,614回お使いということでございますので、1カ月に134.5回、日に直しますと1日4.5回平均、これだけご利用されているということでございます。 私はこの件も含めてですが、平成23年12月の定例会で、この件について当時の町長に問いをさせていただきました。そのときの答弁ですが、「バス事業には制限を設けません。そして、長期間の財政予測は行っておりませんが、最大利用者は月額2万5千円ある。平均月106回をご利用されていることも知っているが、上限を設けずに続ける」というふうなご答弁でございました。私自身の考えを申しますと、外に出ていただいて健康を維持していただく、そのためのいろんな事業を提供するというのは、これは行政としての1つの提案かもしれません。しかしながら、公平性を欠く、これはいかがなものかということで、23年12月にも問いをさせていただいたわけでございます。 再度、この件についてお伺いをしたいんですが、先ほど25年で研究して、26年度内、できれば早い時期に見直しをというご答弁であったと思います。先ほども行政報告の中で少しばかり私、問わせていただきましたけれども、住民皆さんにとっては非常に痛みを伴う、そういうものであろうと思いますし、ただ、今の痛みを我慢いただくこと、そして、将来について明るい希望を見出すためには、こういうことも必要であるということだと思いますので、再度の質問にはなりますけれども、どんな方向で住民皆さんに周知をされるのか、このことについてお伺いしたいと思います。 そして、繰り出しのルール化でございますが、企業会計、特別会計への繰り出しなんですが、いわゆる足による投票という言葉がございます。有権者の皆さんは、住みにくい自治体には、行政サービスの悪い自治体には住まなくなる、やがては引っ越しをされる、こういうことになります。 ちょっと夕張市の例を出させていただきますけれども、夕張市、平成25年6月30日現在の住基人口9,962人に激減をいたしております。昭和35年には11万6,908人、これだけの大きな人口の市であったものが、もう今は1万人を切っている。そして、職員数は126人。引っ越したくても引っ越せない、多額の債務を抱えた状態で地元でお暮らしの方々が、その行政負担を強いられているという現状にございます。先ほどの件にも該当いたしますが、何とかきちんとしたルールをつくる必要があろうかと思います。 SNSの件については今後の研究をしていただいて、何とか経費の削減にも努めていただきたいというふうに思います。 そして、安全・安心な道路行政についてでございます。 ちょっと1つ紹介をさせていただきますが、平成23年、平成24年の奈良県内の交通事故の件数であります。平成23年、全件数が6,167件、そのうち高齢者の方が関係するものが1,649件でございました。うち47件の死亡者数、高齢者がそのうち23名、48.9%に当たっております。そして、平成24年では、奈良県内全事故件数が5,499、そのうち高齢者の方が関係する事故が1,476、率にすると26.8%、死亡者数は全部で49名、そのうち高齢者は18名であります。23年、24年から若干減ってはおりますけれども、やっぱり高齢者の方が事故に関連することが非常に多いというふうに思われます。 そんなことありまして、15年前ですが、1998年4月、道路交通法が改正されて、70歳以上の方には講習の受講、そして、75歳以上のドライバーは認知機能検査を受けるというふうになっております。そして、昨年4月1日にさらに改正されまして、運転免許証を自主返納された方については、運転経歴証明を発行されるということでございます。運転免許証にかわって、証明書にかわるものでございますが、奈良県での運転免許自主返納者数ですが、男性778名、女性429名、合計1,207名、そのうち65歳以上の方が95%に当たる1,147名の方が返されております。西和署管内では、自主返納者が148名で、運転経歴証明書の発行者は100名とのことでございました。同制度を積極的に今後広報して、高齢者の方の事故率を下げるということも1つだというふうに思います。 それから、王寺の町内の道路なんですが、非常に道路の勾配がきついものがございます。専門用語で言うのはあれですが、9%ぐらいの勾配のある道路が地形上やむなしということでつくられておるわけでございますので、そういう場所も視点を変えていただいて、小さな子どもが坂道を転げるように走ってくる、そこに対して車が走ってくると、車はとまれないわけですから、交差点で事故に遭うということもございます。そうならないために、いろんな現地の調査をして取り組みをしていただきたいというふうに思います。 この中でちょっと提案を2点ほどさせていただきたいんですが、7月30日の奈良新聞なんですけれども、ここに鹿の飛び出し注意、こういう絵があります。道路に絵を描くということなんですが、いわゆる幹線道路に対して接続している交差点、そこには歩道つきの場所が非常に多くございます。ところが、歩道が連続していない。いわゆる車の運転者側を主にした道路になっているのが現状でありまして、交差点は車のためにあるのだというような状態であるわけです。歩行者がここを通りますよ、横断しますよということを明らかな明示をしていただくのも1つだというふうに思いますので、こういう方法も考えてやっていただきたいなというふうに思います。 そして、もう1点、ちょっと提案をさせていただきたいんですが、奈良県で昨年度から運転経歴証明書の発行を受ければ、奈良県タクシー協会に所属するタクシー料金の1割が割引されるという制度がございます。そして、奈良交通で、運転経歴証明書所持者のうち65歳以上の方限定に、ゴールドクラブ定期券、1年間1万8千円が必要なんですが、この初回のみ返納された方については1万8千円を負担しますと、奈良交通さんがという制度がございます。この内容、概要を申しますと、近鉄大阪線から北側、1乗車についての運賃をワンコイン、100円で乗れるという制度でありまして、近鉄大阪線から南側については半額で対応するということでございます。 先ほど申しましたように、高齢者の方の事故率が非常に高うございます。今後、高齢者の方に対する事故率を下げるためにも、この自主返納制度と、先ほど申しましたJRの今現行の制度ですね、それをあわせた1つの王寺町独自の取り組みをされていってはどうかなというふうに思います。 仮の話ではございますけれども、66歳から69歳の方、この方が運転免許証を自主返納されたときのサポートの体制として、2年目以降の定期代金を一部、一定額助成するような制度、そして、現行70歳以上の方ですが、老人無料バス運賃助成事業が王寺町にございますけれども、70歳以上の方で、この自主返納制度に寄与された方については、1年目は奈良交通が負担されるわけですので、2年目以降、先ほど66歳から69歳の間の方以外に若干中身を変更したバックアップを王寺町がするという制度をつくれば、交通安全対策と老人運賃無料バス制度の両方いけるのではないのかなというふうに思います。 ほんの数秒、一瞬で交通事故を起こした場合、その人の人生はどん底に落ちてしまいます。加害者であろうが、被害者であろうが、高齢者の方がこういう場に遭遇しないための制度づくりも必要だというふうに思います。 昨年3月11日、想定外がないということを私たちは知ったわけですので、いろんな可能性を考えていただいて、この2つについてご提案をさせていただきますので、方向性について明確なご答弁は要りませんけれども、町長の思いを聞かせていただいたらというふうに思いますので、よろしくご答弁をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 ◎番外1番(平井町長) 議長。(発言の挙手) ○議長(松岡) はい、町長。 ◎番外1番(平井町長) 1点だけ私のほうから補足して説明させていただきます。 バスカード等の制度の見直しにつきましては、先ほども答弁申し上げさせてもらっていますけれども、アンケートですけれども、今後また新総合計画の関係でありますとか2,000人規模の方のアンケートを予定している分野がございますので、そういったときにあわせまして、これは幅広く皆さん方の意見をお聞きして、やはり公共性を見出すべきだろうというふうに思いますので、そういった場を活用して住民の皆さん方の意見の集約を図っていきたいと、そういうふうに考えております。 以上です。 ◎番外(浅井住民福祉部長) はい。(発言の挙手) ○議長(松岡) はい、理事者。 ◎番外(浅井住民福祉部長) 住民福祉部の浅井でございます。 2点目の安全対策、高齢者の関係、それを含めまして、今、議員さんのほうからご提案いただいておりますが、これらも含めまして、先ほど町長のほうのご回答にもありましたように、アンケート調査等を実施しますし、その辺、今、清水議員さんのほうから提案いただきました、それらの部分も含めて検討していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(松岡) はい、清水議員。 ◆2番(清水) はい、2番、清水です。 時間がもうございませんので、今のままの出生率でいきますと、どんどん高齢化率が上がる。そして、超少子・超高齢化の社会になる。行政はいろんな改革を進めていかないといけない。これはもう明らかでございます。 行政経営をきちんとしていただく、これはもう言うまでもございませんので、未来の子どもたちにツケを残さない、そのために暮らし満足度日本一を目指される平井町政になることをご期待申し上げて、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(松岡) それでは、次に4番、伊藤議員。登壇の上、質問を願います。 ◆4番(伊藤) 登壇 議長の許可をいただきましたので、一般質問2問をさせていただきます。 まず、私が6月6日だったと思うんですが、橿原のほうでありました自治振興セミナー、これに参加させていただきまして、3人の登壇者おられたんですが、その中で最後に新潟県の見附市の久住市長さんという方の話を聞きました。非常に、私自身も感銘を受けた部分もありましたので、先般8月の4、5、6だったと思うんですが、参加をさせていただいたというのが1点。そこを踏まえて、先般のこれからの町長の新総合計画等々のお話もございました。私も個人的なことですが、議員にならせていただいて1期、ちょうど2年目でございます。 思い起こせば、妊産婦健診の公費助成とか、子宮頸がん、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン等々、さまざまな面で町のほうでも今取り組みをしていただいて、暮らし満足度奈良県一にするということで頑張っていただいておりますんで、そういったことも含めて、私の考えを少し述べさせていただきたいと思います。 まず、1点目でございますが、災害に強いまちづくりについてということでございます。 平成19年3月王寺町防災計画、一般対策・震災対策が策定をされまして、平成21年4月王寺町防災マップ、震災編・洪水編が全戸配布をされました。そして、平成23年3月11日の東日本大震災、そして、ついせんだってでございますが、平成23年9月の台風12号によります紀伊半島南部大災害、そして、今後、皆さんももう非常に今さまざまに議論がされておりますが、今後30年以内に起こると予測されております南海トラフによります被害想定の見直し、そして、気象の変動というんですか、地球環境の悪化によります、本年も多発しておりますゲリラ豪雨、そしてまた先般も関東のほうで起こりましたが、竜巻、こういった被害など、住民の生命、身体の保護を初め、万全な防災体制の確立が一層重要となっております。 そこで、本年度、王寺町地域防災計画改定に向けた基礎的調査を実施されるに当たり、以下の点に関し町長のお考えをお尋ね、お伺いいたします。 まず、1点目ですが、王寺町を災害に強い町にするためのポイント。そして、2番目は、王寺町防災計画、一般対策・震災対策策定のめど、これ以外の今新しく見直し等もされておると思いますが、そこも含めてお願いしたい。及び防災マップの改定と土砂災害ハザードマップ作成について。 そして3番目、防災・減災ニューディールの我が町での取り組み。もちろん、県、国の直轄部分もございますが、そこもできましたら含めてお願いしたいと。 4番目、災害対策基本法改正をどのように災害に強いまちづくりに生かしていくのか。 自主防災組織の位置づけと強化策について。 6番目、4番ともちょっと関連しますが、女性の視点を取り入れた防災対策。 被災者支援システムに対する取り組み状況。 8番目、現在の災害における民間業者との協定及び今後の方向ですが、これは今、うちのホームページで13業者及び各団体とされとるということなので、この中身については結構です。今後の方向についてお述べをいただきたいと思います。 そして2問目、住民と行政の協働のまちづくりについて。先ほどもちょっとお話ししました、見附市に行かせていただきましたんで、そこの、特に今回は景観形成、要するに見てくれというんですか、まちの形というんですか、そこに絞って、ちょっとお尋ねをさせていただきたいと思います。 本年度予算で、王寺町の将来あるべき姿とその道筋を描くために、その基本構想と総合計画の策定に取り組まれているところであります。 そこで、以下の点に関し、お伺いをいたします。 1番目、基本構想と総合計画改定のポイント。 2番目、どれぐらいの期間での作成を目指されているのか。また、そのときの世帯数及び人口。 3番目、景観形成と環境に優しいまちづくりについて、所信表明、本年3月議会にされておりますが、それ以降の具体策についてお願いしたいと思います。 4番目、水と緑のまちづくり運動、特に花いっぱい運動のさらなる進化。 そして5番目、公園のあり方の見直し。 6番目、空き家対策。大木対策と書いておりますが、これ雑草等も含めて、ちょっと後ほど詳しく申し上げます。 7番目、公園サポーター(仮称)、グリーンサポーター(仮称)創設について。これも以前も質問しておりますが、町として、町長、今お述べになりましたように、NPOなり、いろんなボランティアの力をかりるという意味でのボランティアセンター等々もまず根幹にあると思いますが、今回ちょっと景観ということですんで、それについてぜひよろしくお願いを申し上げたいと思います。 以上でございます。 ○議長(松岡) 理事者、答弁を願います。 ◎番外1番(平井町長) はい。(発言の挙手) ○議長(松岡) はい、町長。 ◎番外1番(平井町長) 登壇 伊藤議員のご質問にお答えをさせていただきたいと思います。 まず1点目、災害に強いまちづくりということで、王寺町を災害に強いまちにするためのポイントということでございますが、大きく3点ばかり思っておりますが、まず、災害の種類に対応した防災対策、ハード及びソフトですけれども、これがまず防災対策を推進していく必要があるだろうというふうに考えております。内訳といいますか、特に57年、久度地域の水害の経験、それに加えまして、近年のゲリラ豪雨、そういったことに鑑みまして、やはり大和川総合治水対策を着実に推進していく必要があるだろう。そのために、国あるいは県への働きかけをまず行っていこう。 それから、2つ目は、自助、共助、公助の役割分担でございます。備蓄と個々の備えに加えまして、避難訓練を実施する、あるいは避難準備から避難所での訓練、そういったところまでの訓練を含めまして、自助あるいは共助、こういったところの意識づけということを、ちょっと口幅ったいですけれども、やはりそういったものを現実に実感していこうと、あるいはそれの課題などを見つけて、次の訓練に生かすと、そういうようなサイクルで役割分担を意識していければいいなというふうに考えています。 それから、3つ目のポイントとしましては、やはり情報連絡体制の整備ということがあろうかと思います。情報の収集と的確な伝達、そういったことをきちっと行っていくこと。それから防災行政無線のデジタル化、これを着実に行っていくということがあろうかと思います。 もう少し具体的に申し上げたいと思いますが、特にハードでいきますと、公共施設の耐震化、役場本庁舎、今、耐震診断の予算をお認めいただきまして、今年度耐震診断をし、これはやはり災害対策本部機能というものを持つことで本部機能の総括を予定しておりますので、この庁舎の耐震を着実にやっていくということをまず挙げたいと思います。 さらに教育施設。町内の幼稚園や小中学校校舎の体育館につきましては、耐震化工事を完了しているのはご案内のとおりでございますが、今年以降、非構造部材の耐震化を着実に進める。さらに社会教育施設につきましては、再編計画の策定にあわせて耐震化を着実に進める。さらにほかの施設としまして、先ほど申しました防災無線、これにつきましては28年度までにデジタル化を進めるということで、今後着実に調査あるいは設備の設計を進めてまいりたいというふうに思います。 片や、やはりソフト対策は重要であります。意識づけということで申しますと、やはり自分の身は自分で守るという意識を広めていこうということで、あとは地域と行政が連携を図っていくことが非常に大事だろうというふうに思っております。 自主防災組織でございますけれども、今、38団体が設立ということで、73%程度でございますが、やはり内訳をお聞きしますと、高齢者の方が多いとか、また小規模であるとか、そういった人材が不足しているとか、いろんな理由をお聞きするわけでございますけれども、これはやはりぜひ100%の設立を目指して、きめ細かい普及活動や誘導策、あるいは補助制度の拡充、それから避難所単位での自主防災組織間での連携を強化していくと、こういったこともぜひ必要であろうというふうに思っております。 それから、また、特に人材の育成が大切であることはご案内のとおりでございまして、防災士の育成を含めまして、自主防災リーダーを着実に養成していきたい。県事業で、本町でも防災リーダー研修を実施しておりますので、計画的に人材の育成を図っていければというふうに思っております。また、補助制度もあわせて継続して啓発の中で、住宅の耐震診断、耐震工事というものを進めていきたいと、こういったメニューで考えていきたいというふうに思っております。 それから、多岐にわたる質問をいただきました。間違っていなければ、次は地域防災計画の策定ですけれども、あるいは土砂災害のハザードマップということでのご質問をいただいたと思います。 25年度に県が地域防災計画の見直しを行います。それを受けまして、26年度に王寺町の地域防災計画の見直しをするわけでございますが、本年度から補正でお認めいただきまして、基礎的な調査に着手をいたしております。 また、これと並行いたしまして、マップの作成を行っていくということになると思いますが、土砂災害につきましては、調査主体の奈良県におきまして、12月中に公示ということでお聞きしています。これに基づきまして、町の計画を改定していく。あわせて水害、地震、土砂災害、こういったものを統括した総合的な防災マップを作成していきたいというふうに考えております。 それから3つ目、防災・減災ニューディールのお尋ねがあったと思います。 防災・減災ニューディールでございますが、近年におきまして想定される大地震に備えるために、老朽化した道路や橋梁、水道、下水道などの社会インフラへの公共投資を通じまして、市場経済の活性化を図るものというふうに承知をしておりますが、こういった趣旨を踏まえまして、王寺町では、施設の現状、これをしっかりと把握いたしまして、長寿命化方針等に基づきまして、施設の維持管理を従前より実施しているわけでございますけれども、具体的に申しますと、今年度、道路につきましては一定基準、幅3.5メートル以上の道路ストックの総点検といいますか、路面性状調査を実施しております。また、橋梁につきましては、6橋につきまして長寿命化の修繕計画を策定し、26年度以降、町で工事を行っていきたい。長寿命化計画につきましては、県へ委託をしたものでございます。 それから、水道につきましても、本管の埋設につきましては、特に耐震性能にすぐれた管を採用しております。新設、更新ともでございますが、あわせて第1浄水場については耐震診断を実施し、今後、所要の工事を行っていく。さらに役場庁舎につきましては、今年度、耐震診断以後に必要な工事をやっていく。そういった全体として漏れなく防災・減災の工事を計画的にやっていければというふうに思っております。 また、現在、国におきまして、防災・減災等に資する国土強靱化基本法案というのが審議中でございますので、ここら辺の動向もきちっと見ながら、王寺町に即した形での整備を進めていきたいと、そういうふうに考えております。 それから、災害対策基本法の一部改正をどう災害に強いまちづくりに生かすのかというご質問であったと思います。 大規模広域な災害に対する即応力という、これは国のほうで、町の機能が低下した場合に、国や県が応急措置を代行するというものでございます。 2つ目、住民等の円滑かつ安全な避難の確保という点につきましては、避難所と区別した避難場所を指定する、こういった取り組み、さらに高齢者、障害者等の要支援者名簿の作成、これにつきましては、王寺としては平常時におきましても見守り等に有効に活用したい、そういった前提での名簿の作成に着手したいというふうに考えております。また議会のほうにもご相談申し上げたいと思います。 それから、被災者の保護対策の改善という点でいいますと、被災者台帳の作成、あるいは避難所の指定、これは一定の生活環境の確保、一定の生活環境の基準を満たすものということでの提案でございます。なかなかすぐにはいかない。あるいは王寺町の実情に即して計画的に進めていきたいというふうに考えております。 それから、平素からの防災への取り組みの強化ということで、民間事業者との協定の締結、これは先ほども触れましたけれども、順次進めていきます。 それから、あと、ちょっと私、質問のほうが、いただいた質問で答えておりますが、間違っていなければ、自主防災組織の位置づけと強化策でございますけれども。 自主防災組織につきましては、災害に強いまちづくりというものを目指す、あるいは減災対策の基幹となる組織であると位置づけておりますし、もちろん迅速かつきめ細やかな、身近な防災活動が期待されるということで、ぜひ組織化を進めていきたいというふうに思っております。 また、片や平常時の安全・安心、防犯、あるいは高齢者対策も含めました地域のコミュニティー機能というものの強化を担うものでございますので、自主防災組織につきましては、ぜひ皆様方のご協力を得て充実強化を図っていきたいというふうに思っております。 それから、女性の視点を取り入れた防災対策というご指摘があったと思います。過去の大災害での被災地の経験から、高齢者、障害者、子どもの方、あるいは乳幼児といった弱者の方に加えまして、やはり女性に対する特別な配慮が必要であろうと。例えば、避難場所におけるトイレでありますとか、更衣室の整備、そういった点はご指摘のとおりであると思います。26年度の地域防災計画の見直しに当たりましては、ワーキンググループへのまずは女性職員の参加といったことを促しまして、女性への配慮の視点といったものを取り入れていきたいというふうに考えております。 それから、7つ目であったと思いますが、被災者支援システムに対する取り組みということで、被災者の支援システムと申しますのは、西宮市で開発されたものでございますが、災害時の被災者の生活再建に向けた必要となる膨大な行政事務を効率的に扱おうという管理のシステムというふうにお聞きしております。片や、現在、先ほどご指摘ありましたように、災害時の要支援者台帳のシステム整備を進めておるわけでございますが、被災者への支援を一元的に集約した被災者の支援システムといったことにつきましては、他の市町村の導入の事例、そういったものをよく参考にさせていただきまして、本町に対応可能なシステムの導入を図っていきたいというふうに考えております。 それから、民間事業との協定についてのご質問があったと思いますが、先ほどご説明申し上げました、市民生活協同組合、ならコープとの提携、あるいはJパックスやセッツカートン、段ボールでの協定をいたしまして、現在含めて、今のところ13事業所との締結を行っているところでございます。内訳はおいといてということだったと思うんですが、幅広く必要とされる物資を適切にやっぱり調達できるということの基本に、やはり協定を結んでおくということは不可欠であろうというふうに思っておりますので、今後、医薬品でありますとか、また燃料、飲料水、そういった基本的な物資につきましての協定を幅広く結んでいきたいというふうに考えております。 それから、2点目でございますが、住民と行政との協働のまちづくり、特に景観形成についてのご質問があったと思います。 1つ目ですけれども、新しい総合計画の構成について多少触れさせていただきますと、構成は、1つは基本構想、2つ目は基本計画、3つ目は実施計画の3段階で構成したいということを考えております。 策定のポイントでございますけれども、まずは4本柱ということで、「ふるさと王寺のまちづくりビジョン」という私の公約、4本柱を提起させていただいていますけれども、これを下敷きにしてつくりたいなというふうに考えております。 「安全・安心のまちづくり」、「住み続けたいまちづくり」、それから「未来を担う人づくり」、「住民に開かれ自立するまちづくり」、この4本の柱を基本として策定をしたいというふうに思っております。また、キーワード的にいいますと、やはり自助・共助・公助、協働による暮らし満足度の高いまちづくりといったものを目指して策定していきたいというふうに考えております。 総合計画の策定期間、それから世帯数と人口というお尋ねがあったと思います。 総合計画のスケジュールでございますけれども、26年末の完成を目指したいというふうに考えております。既にプロポーザル方式で委託業者を決定しておりまして、先月の末に契約を行っております。 現在の着手している業務でございますけれども、まずは現行計画の評価、検証でございます。さらに、今後2,000人規模の住民アンケート調査を行いたいというふうに思っております。住民の皆さん方から、いろいろ施策の重要度、満足度についてのご意見、また意識調査を行っていきたいと思っておりますが、さらにいろんな機会を通して、先日行いましたようなタウンミーティングでありますとか、あるいは当然パブリックコメント、そういったさまざまな機会を通して、いろんな意見を聴取していきたいというふうに考えております。 それから、同じく総合計画の件で、目標年次は10年後、平成36年度、10年間を基本としたいと思っています。27年度から5年間の前期の計画、32年度から5年間の後期の計画、その2本立てで考えていきたいというふうに思っております。 それから、計画世帯なり人口のお尋ねがあったと思いますが、目標年次であります平成36年度の世帯数、人口、これにつきましては、国立社会保障・人口問題研究所の市町村別の将来推計人口、ご案内のように、そういったものが出ておるわけですが、平成37年度、王寺町の推計人口は約2万人ということで、25年7月の人口からしますと14%減るだろうと、こういう推計がなされているわけでありますが、片や当然計画策定の過程で住宅の開発の状況等、いろいろ個々の状況が変わってくると思います。そういった要因を踏まえて、きちっと将来フレームも予測したいなというふうに思っておりますが、基本は定住人口を着実にふやすということが基本であろうというふうに考えております。 それから、3つ目の景観形成と環境に優しいまちづくりでございますけれども、四季を通じて、彩り豊かな植栽景観を含みます、すばらしい町並みの景観というものを住民の皆さんを初め来訪者の方に提供したいということで、現在植栽計画を策定中でございます。景観を阻害する要因の排除とともに、植栽による新たな彩りを加えることで、特に町並みの景観の向上を図っていきたいというふうに考えているわけですが、ポイントといたしまして、明神山山頂での、今現に木々が相当繁茂しておりますので、眺望景観をぜひ改善していきたい。剪定等を行いまして、360度の眺望をぜひ取り戻したいなというふうに思っておりますし、また、幹線道路168号といった道路の植栽景観にも取り組んでいきたい。また、葛下川、大和川、さらに町内の都市公園等々、いろんな補助制度を活用して、景観の推進を目指したいというふうに考えております。 また、住民の方々の交流というものを育む場として、いろいろ憩いの場を創出できるんではないかというふうに思っています。高齢者の方を含めまして、楽しみながらウオーキングをしていただける、また健康づくりもしていただける。そういうふうな景観づくりを目指したいというふうに考えているところでございます。 それから、水と緑のまちづくり運動の進化ということでのご質問があったと思いますが、水と緑のまちづくり運動、20年の伝統がございます。特に花いっぱいの運動につきましては、日ごろ17の団体の皆さん方が熱心に活動いただいておりまして、できるだけ団体の活動内容を広報し、あるいはホームページを通じて紹介をさせていただきたいということで取り組みもしております。 今後、さらに公園あるいは街路を中心に、点を線につなげる、そういった横の連携の中で花いっぱいの町並みを創出できればというふうに思っております。そういった団体の方々の連携協力といったものをぜひ実現したいなというふうに思っております。 それから、公園のあり方の見直し、あるいは公園サポーター、グリーンサポーターというご質問があったと思います。 地域の財産であります公園を一律的といいますか、統一的に遊具、植栽、広場ということで整備を行ってこられたように思うわけでありますけれども、そういった画一的ではなくて、地域の特性にマッチした利用しやすい公園というものを目指したいというふうに思いますし、例えば、高齢者の方々が多い地域には、遊具等よりも憩いの場を提供できる、例えば木製のしっかりとしたベンチ、そういったものも多く整備したいなというふうに思いますし、児童の多いところには多様な遊具といったものを、そういうめり張りをもって整備できればというふうに思いますし、現在の町の公園の内容を精査いたしまして、また地域住民の方々の合意形成というものを基本にいたしまして、地域の事情にマッチした公園のあり方を検討したいなというふうに思っています。 また、公園サポーター、あるいはグリーンサポーターといったご提案でございますけれども、ぜひそういうボランティア精神にあふれた方の組織化を図っていきたいとは思うわけではありますけれども、その前に、まず町の景観に対する統一的な考え方をきちっと整理したいなというふうに思っているところでございます。その上でご協力をいただきたいというふうに思います。 さらに、こういうキーパーソン、あるいはボランティアの方々の活動を支援する取り組みといたしまして、将来的には花や苗をつくる拠点を整備できればというふうに思っております。そういった苗などを各種団体や施設に配布できる体制といったもの、見附市の取り組みも十分参考にしながら、そういう供給体制もできればいいなというふうに実は考えているところでございます。 それから、空き家の対策、あるいは樹木でございますけれども、今後自治会のご協力を得まして、空き家の実情といったものをまず調査したいと思います。その上で、生活環境面や防火、防犯、そういった観点から、関係課が連携をとりながら、所有者などに対しまして、まずは適切な管理を促していく、指導させていただくということであろうと思うわけですが、その実効性を確保するためには、場合によって必要な条例措置も検討していくべきだろうと、そういったことを考えているところでございます。 ちょっと質問が多岐にわたっておりましたので、適切な答えになっておったかどうかあれですけれども、私の壇上からのお答えとさせていただきます。 ○議長(松岡) ただ今の時間は11時58分でございます。 伊藤議員の一般質問が終了するまで続けたいと思います。ご了承いただきたいと思います。 はい、伊藤議員。 ◆4番(伊藤) 時間がお昼御飯にかかりまして、本当に申しわけございません。 また、今、町長のほうから多岐にわたることに関して、非常に前向きな答弁をいただきまして、本当にありがとうございます。 ただ、私は、まちづくりというのは、やっぱりそれぞれの地域づくり、そして、最終的にはそこに住んでおる人、また他自治体の人も含めて、住みたいなというふうに思っていただける、そういった人づくりというんですかね。究極はやっぱり人間社会はこれ全部人ですから、そこが一番のキーポイントになると思いますが、今、るるご答弁いただいた中で、できるだけ早く、おなかが減ってくると思いますんで、終わらせていただきたいと思いますが、ちょっと二、三お聞きしたいことがありますんで、まずそこの点についてちょっとお尋ねをさせていただきます。 まず、1問目の災害に強いまちづくりなんですが、先ほど町長のほうから防災計画ですね。それを含めて、ハザードマップのこともそうなんですが、ちょっと先ほど総合的な形でつくっていきたいという。今は基本調査しているんでということなんで、それで、うちの場合は、先ほど申し上げましたように、57水害が、大水害ありましたんで、洪水、震災、そして県のほうが随分以前に洪水ハザードマップも要請をしておりましたが、やっぱり王寺町の場合は、たしか、いわゆる土砂崩れが起こるところが、土石流の危険度が1のところが5カ所、あと2、3と1、5ということで、ともかく県の調査を待たなきゃいけない部分もあるんですが、私は先ほど冒頭町長がおっしゃったように、亀の瀬及び大和川の危険なところ、そして、洪水の問題、これがやっぱり一番大きなポイントじゃないかなというふうに思います。そこを踏まえた場合に、総合的というのは、どんなふうにちょっとおっしゃっているのかということをぜひお聞かせいただきたいと思います。 それと、防災・減災ニューディール対策について、もちろん国挙げてやらなきゃいけませんが、ちょうど今日の議運でもお話がありましたように、東京オリンピックが決まりまして、あの当時が、昭和38年に東海道新幹線ができて、東名高速ができて、こっちですと45年に万博があってということで、非常に、皆さん御存じのように、鉄道、そして橋梁、道路、奈良は海はないですが、港湾、そしてさまざまな公共建造物が随分つくられて、コンクリートの耐用年数と言われている50年、60年がちょうどこれもうまもなくやってきますんで、そこを踏まえて、ぜひ県及び国、そして町独自の形で、もちろん全部銭の要る話ですから、すんなり全部いかないと思いますが、もちろん168の拡幅の問題等々もありますが、一昨年でしたかね、ちょうど西和警察の前の天理王寺線でしたかね。県道も全部あの下の部分は県が、いわゆるコンクリートの、私も現場へ行きましたけれども、腐食しているのを全部きれいにしてくれたということで、やる箇所の先ほど総点検を今しておるということですが、やっぱり優先順位をつけて、めどを立てて、そして順番に進めていただきたいなというふうに思います。 そして、あと先ほど自主防災会組織が38カ所、先般、張井北町ができて、まだ52からいけば、確かに率的にはあれなんですが、私は何も全部形だけをつくるんじゃなくて、やっぱりこれからの時代は、この中身をいろんな形でやっていく必要があるんじゃないかなというふうに思います。特にこの件については、やっぱり消防団、そして公的な消防、そして警察、もちろん町当局等々、この部分が非常に大切になると思いますんで、これについては要望ですが、ぜひお願いしたいと思います。 それと、被災者支援システムについては、ちょっと話がわかりにくかったんですが、私が記憶している範囲では、王寺町は単独じゃなくて、平群町のように単独じゃなくて、今回、町が電算システム全部変えられていますから、たしか昨年ぐらいから決算・予算書も全部違ってきていますが、そういったことを含めたシステムの中で、これをどういう形で位置づけておられるのかというのをぜひよろしくお願いしたいと思います。 それと、2番目のこのまちづくりなんですが、特に今、冒頭申し上げましたように、この景観について、るるお話がありましたが、まず1点目の総務省の人口何とかいうやつですが、私は、これちょっと前提が、王寺の今の人口2万3,000人やのに、もう今の人口がたしかちょっと減ったような状態で出ておると思いますんで、減るのは間違いないと思います。香芝市だけが将来的にも伸びるということになっていますが、そこまではいかんでも、王寺町はもうちょっと私は漸減する部分もあるんじゃないかなと、やりようによってはね。あるんじゃないかと思いますんで、これはもちろん公的な資料も大切ですが、ぜひ町として、いろいろけんけんがくがく、スカイヒルズもありますし、駅前のマンションもありますし、若い人の人口流動もあるかと思いますが、そこら辺をもう一度少しよく練って、精査をぜひしていただきたいと思います。 その中で、特に今、町長お触れになりました4番目と5番目なんですが、これは先般の報告会でも、私もお聞かせいただきまして、本当同じ考えだなというふうに思いましたが、ぜひ、もう報告ございましたんで申し上げませんが、見附はイングリッシュガーデンというすばらしいところをNPOでやられておるということですが、王寺町は面積も7平方キロで狭いし、そんな場所もとてもやないと思いますんで、ぜひこれに対しては、先ほど町長お述べになりましたように、花の種を植えて、そしてポットを買ってくるんじゃなくて、それをやっていただくのが、先ほど17団体あるということですが、もっともっとふやしていきまして、そして、まちの景観とか、そういうところにどんどんしていっていただきたいというふうに思います。 そして、公園なんですが、ちょうど何回も議会で申し上げていますが、私の家の横が太子3丁目の児童公園ですが、この夏場もほとんど、1家族か2家族ぐらい来て、年末やったら、正月前にちょっと子どもが遊んどるということで、ほとんど誰も遊んでいない。草だけが青々としたグリーンがして、非常に目に優しく、目には非常にいいんですが、要はやっぱり時代とともに変成をすると思いますんで、ぜひこの公園については長期的な計画も要ると思いますし、先ほど町長がおっしゃったように、地元に住んでおられる方たち、及び、以前も申し上げましたが、自主防災組織さんなり、いろんなところにご相談いただいて、例えば河合町がやっているように、それから桜井だったですかね、団地がされているように、コンテナを例えば置くとかね、お年寄りの人が簡単に使えるような遊具にするとか、もう極端なこと言うたら原っぱにするとか、そんなこともいろいろ含めて、ぜひ地域的な状況をよく見ていただいた上で、見直しをぜひお願いをしたいと思います。 そして最後に、このちょっと空き家対策については条例化云々ということをおっしゃいましたけれども、私はもちろん条例をして、そして一挙に最後はもう強制的に排除しますよと言えば、それは非常にいいんですが、やはりそれだけではなかなか進まないと思います。 王寺町の場合は、奈良の南部でもございませんし、この西和の人口10万人の中心地でもございますんで、ぜひそこのところにお願いしたいと思いますが、横に大きい自治会の役員さんがおられます。管理組合の役員、管理組合は別かな、おられますが、ちょうど先般、美しヶ丘の防災会の中で、美しヶ丘の1,400の団地の中で、これ全部ご苦労されて、面接というんですか、1軒1軒訪問して調べたら、何と空き家が、誰も住んでいない、1人だけということじゃなくて、この方たちの世帯が50世帯あるんですね。そして、更地が35あるんです。 ですから、値段さえ半額にしたり4分の1にしたら売れるとは思いますんで、将来的に空き家の心配はないんですが、やはり私は町内を見回した場合に、久度のほうでも具体的にはちょっと申し上げられませんが、かなり老朽化したところもありますし、また、本町の王寺香芝線の某所にも、もう本当に塀が崩れたようなところもありますし、これは単に景観の問題だけじゃなくて、やっぱり防災・防犯面からも、さまざまな私は問題が今後発生してくると思います。 ですから、ぜひこれについては大変な労力も要ると思いますし、そして、専門的な知見も必要だと思いますし、特に庁内の横串のいろんな組織をつくっていただいて、そして専門家の知見もいただきながら、まず私はこの冒頭申し上げました景観ですね。まちづくり、きれいな町にしようという中からいけば、王寺はまず見附なんかとは比べもんにならん、20年近いクリーンキャンペーン、自分たちのごみは自分たちで拾おう、ごみは出さないようにしようという運動が営々と続いてきて、若い方たちも今、少しだけでも参加をしてきていただいているわけですね。 そういうすばらしい部分がありますんで、そういう中からいけば、そういう空き家で老朽化したところは、もちろん以前ですかね、幡野議員が空き家対策についておっしゃいましたけれども、単に、私はお金を出すだけじゃなくて、まずはそういうまち全体として空き家を何とかせないかんという、そういうムードというんですか、醸成をしていただいて、最後に、これは回答はもう--最初言うたやつはちょっと回答お願いしたいんですが--求めませんが、やっぱりいろんな議員さんがおっしゃっているように、南前の駅前のあの看板とかですね、まちの中でもいろいろ不法なやつもあるわけですね。そういうことも含めて、やっぱり全体として、王寺はすばらしい、きれいな景観をつくります、まちをつくりますよというところでしていただいたら、私はちょっと、うろんなような方法になるかもしれませんけれども、空き家対策も一歩進むんじゃないかなと思いますんで、そこのところをよろしくお願いします。 ちょっと前半の1問目については、ご回答をお願いしたいと思います。 以上です。 ◎番外(中野総務部長) はい。(発言の挙手) ○議長(松岡) はい、部長。 ◎番外(中野総務部長) 総務部、中野でございます。 3点ほどあったかと思います。 まず、1点目の総合的なマップということでございます。先ほど町長申しましたように、現在、地域防災計画の見直しを進めております。その中で、特に県のそういう情報をその中に盛り込んでいくわけでございますが、土砂災害につきましては、この12月にその工事がなされる。その情報と町が進めます計画の中で、水害、地震等を含めました情報の計画づくりの中で、中身の修正を行ってまいりますので、今現在持っております水害のハザードマップ、また地震に対するハザードマップ等、別々に住民さんにお配りしておるわけでございますが、今後この計画を策定するに当たりまして、1枚のマップの中で、その水害の情報、地震の情報、土砂災害のものを総合的に見ていただくということで、総合的な防災マップということでご説明を申し上げました。1枚のマップの中にそのような情報を全部見ていただくことが可能な情報ということで、今現在検討を行っておるところでございます。 続きまして、防災・減災ニューディールの中で、今後優先順位をつけて計画的にということでございますが、これにつきましては、先ほども町長のほうから説明させていただきましたが、今現在、いろいろな長寿命化の修繕計画等、さまざまな公共施設につきまして、その計画を今進めておるわけでございますが、その計画の中で必要なものから順次実施していくということで、その計画性を持つ中で、もう1点国において、今現在、防災・減災等に資する国土強靱化基本法案が審議されておりますので、その中で有効な補助制度等が出てまいりましたら、その活用も図りながら、優先順位をつけて事業実施を図ってまいりたいというふうに考えております。 それと、最後、被災者支援システムでございますが、西宮のシステムにつきまして、今現在、全国的にいろいろ検討される自治体があるわけでございますが、その中でも、ただ、このシステムにつきましては、当初の段階での導入に踏み込まれたところは多いわけでございますが、その後、やはりこういうシステムというのは年次更新といいますが、常にそのシステムの更新を図っていかないと、いざ災害が起こったときに、その情報が役に立つかといいますと、やはり住民情報でありましたり、また、福祉に係ります要支援者の情報、また、その方が持っておられる資産情報等、全てが網羅的にそのシステムの中に反映されるとなっていきますと、当然、町が持ちますシステムと別のシステムをつくりますと、常にその更新をかけていかなければならないということになってまいりますので、今後そういうふうな新しいシステム開発をする中で、全体的なそういう今後の情報の一元管理が図れるような、そういうシステムにできないものかと、今現在計画を進めておるところでございます。 その中で、この被災者の支援システムにつきましても、できるだけ省力化を図りながら、いいシステムにということで、今後検討を重ねてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(松岡) はい、伊藤議員。 ◆4番(伊藤) ちょっと、再びお昼に食い込んで大変申しわけないんですが、被災者支援システムについては、何も西宮の方式が一番すぐれているということでは--すぐれているんですけれども、あくまでも基本になるベースのやはり電算システムとの兼ね合いで、要はそういったものが確立されておればいいという。もちろん、それはまた、いろいろな形でリニューアルをされていくというふうに思いますんで、それについてはそういう方向でひとつお願いをしておきたいというふうに思います。 そして、ちょっと先ほど景観のときにも言い忘れたんですが、町長、冒頭の、3月のときだったですかね。例えば、168号線の緑化。今、何も緑がないというようなこと。花だけですね。もちろん、木があるいうことは落ち葉が落ちるという難点があります。本当にいろんな苦情もあることも事実です。木もまた年々大きくなります。しかし、やはり景観ということからいけば、私はそういうことが非常に必要じゃないかと思います。 それ電信柱の地中化ですね、これも多額の金が要ると思いますが、本当に先々の、30年、50年後のことを考えれば、災害に全く強くなってくるわけでございますんで、ぜひそういった面も含めてお願いしたいなというふうに思います。 それと、これはちょっと蛇足なんですが、もちろん明神山のてっぺんも大事なんですが、途中も、つい二、三日前もあの間に何か倒れかかっている木が37本あるいうことでお聞きしていますんで、役場当局にも申し上げていますが、そういったことも含めて、要は民間の力もかりて、20メートルも30メートルもあるの、これはもうとてもやないですけれども、我々はできませんけれども、小さな木はボランティアの方にお願いをしていくと。それも花いっぱい運動と結びつけていくということをぜひ私はしていただきたいと思います。 それと最後に、168もそうなんですが、ちょっと今日資料持ってくるの忘れたんですが、新しくスカイヒルズにできた5カ所の公園は全てすばらしい。ゆうひ公園とかね、たしか、あすなろ公園とか、何かそんな名前がついとるんですが、なぜか我々のほうはただ単に児童公園というんですか、近隣公園とか、街区公園とか、いろんな公園の種類があることは十分承知していますけれども、そんなことも含めて、例えば一例として、王寺香芝線のトウカエデのあの木が、秋になりますと、11月ごろになりますとすごく紅葉しますから、ちょっとごろは悪いですけれども、トウカエデ通りとかね。それから、明神2丁目のところにあるのは、コブシの花がありますから、コブシの道とかね。こんなんをいろいろ住民の方から募っていただいて、それこそ自分たちの町を自分たちでつくるんやと。私は、王寺香芝線よりよっぽどええ名前やないかなと思いますんで、そんなことも含めて、今後のまちづくり総合計画の中で、特に各団体なり各自治会なり、いろんな方たちのご意見も聞きながら、最後は行政がエイヤーで主導でいかないかんと思います。 もちろん、我々議員にもしっかり諮っていただきたいと思いますけれども、県内で一番住みやすいまちづくりを目指して頑張っていただけますようによろしくお願いしまして、ちょっと時間が20分でございますんで、お昼かかって大変申しわけないんですけれども、質問のほうを終わらせていただきます。ありがとうございます。 ○議長(松岡) それでは、休憩をとりたいと思います。午後は1時20分から再開いたします。     休憩 午後0時20分     再開 午後1時20分 ○議長(松岡) それでは、休憩を閉じて再開いたします。 次に、3番、大久保議員、登壇の上、質問を願います。 ◆3番(大久保) 登壇 3番、大久保でございます。議長の許可をいただきましたので、1問質問させていただきます。 この王寺町役場、やわらぎ会館など公共施設に温水洗浄便座、すなわち一般的に言われておりますウォシュレットの設置と、町立小学校、中学校、幼稚園のトイレの改修についてお尋ねいたします。また、以下この温水洗浄便座の器具に関しましては、ウォシュレットという名前で表現させていただきます。 この質問に関しましては、2年前、平成23年9月定例会におきまして、当時の保井町長に同様の質問をしたしました。しかし、残念ながら取り組んでいただくことはできませんでした。しかしながら、多くの住民の皆様の声として、ぜひ実現していただけるよう改めて強く要望させていただきます。 御存じのとおり、ウォシュレットはアメリカで医療用、福祉用で開発されたもので、日本では1964年、昭和39年、すなわち前回の東京オリンピックの年に東洋陶器、現在のTOTOでございますが、輸入販売したのが最初でございます。その後、ライバルの伊奈製陶、現在のINAXが1967年、昭和42年に温水便座の国産化に踏み切りました。1980年、昭和55年、TOTOはウォシュレットという名称で改めて発売しております。日本人の清潔趣向の高まりと、ウォシュレットの積極的なコマーシャルで広まりました。 10年後、1990年代には多くの新築家屋においてウォシュレットが採用されています。また、2000年代におきましては、住宅はもちろんのこと、オフィスビル、また商業施設、ホテルなどにも採用されるのが一般的となっております。また、鉄道の駅や車両など不特定多数の人が利用する場所においても採用されております。 驚くことに、お隣の和歌山県におきましては、本年度、県内の全公衆トイレにウォシュレットを設置する計画を発表いたしました。 普及は、内閣府の調査では1992年、平成4年、今から約20年前ですけれども、14%、2000年におきましては、平成12年41%、昨年は、ちなみに24年3月の調査では23.5%、そして今年の3月では74%。我々の家に必ずあるというファンヒーターの普及率は60%ぐらいなんです。それだけにいいものはやはりこのように早急に普及されているということです。 私が社会人になった1970年、昭和45年、大阪で万博が開催されました。当時の日本人は、私も含めてなんですけれども、使い方がわからず、洋式トイレの上に乗ったり、またがったり、多くの便器が破損したと聞いております。 私の事前調査では、王寺町の公共施設、学校にはほとんど設置されておりません。私も前回の2年前はなれていなかって、現地調査というのは学校のほうはやらなかったんですけれども、今回全て回ってまいりました。 王寺町文化福祉センターでは1階の男女トイレ及び身体障害者用トイレに設置されております。西友のあるリーベル5階以外この王寺町役場、やわらぎ会館、アリーナ、泉の広場、中央公民館もそうなんですけれども、身体障害者用トイレにおいても設置されておりません。 王寺北幼稚園では、園児用トイレと職員トイレに設置されている。これは新しくできた幼稚園ということでそうなっていると思います。王寺南中学及び王寺南小学校身体障害者用トイレのみ設置されております。王寺中学校、王寺小学校、王寺北小学校、王寺幼稚園、王寺南幼稚園には身体障害者用トイレにおいても設置されておりません。 私自身、今回、校長先生あるいは教頭先生と面談してお伺いして、やはり学校の校長先生の中にもいろんな考え方があるのがよくわかりました。そして私の推測ではございますが、王寺町の普及率は全国平均よりも高いと思われます。 王寺町役場を初め王寺町の皆様が利用する施設には、身体障害者用トイレはもちろん一般男女トイレにぜひとも早急に設置していただきいと考えております。 前回、保井町長の返答は勉強不足で、ウォシュレットを含む洋式トイレは公衆の場では不潔だという表現がありました。これは昔の考え方です。業界団体協議会では、これまで日本で約4,000万台生産されておりまして、感染症などの健康被害は1件も報告されておりません。また、タンクに水が逆流するということは構造上あり得ないし、タンク内で菌が繁殖する危険性は極めて低いとされております。 王寺町に勤務する職員各位の家庭にも多く普及し、福利向上のために強く要望いたします。 学校施設では、王寺北幼稚園以外ウォッシュレットどころでなく、悪臭のひどい学校もあり、私が行った中でもこれはひどいなと感じたところがございます。全体的に汚く、私の学生時代と変わらないところも多く、早急に改善していただきたい。 また、トイレを我慢する生徒の皆さんは体調にも悪く、勉強に対する集中力も低下し、学力にも悪く影響するおそれが考えられます。今後の対策を平井町長、和田教育長にぜひとも伺いたいと思います。 以上、よろしくお願い申し上げます。 ◎番外1番(平井町長) 議長。(発言の挙手) ○議長(松岡) はい、理事者、町長。 ◎番外1番(平井町長) 大久保議員のご質問にお答えをさせていただきます。 公立施設への温水洗浄便座、いわゆるウォシュレットの設置と、それから町立の小中学校、幼稚園のトイレの改修についてでございます。 まず、私のほうから公共施設部分についての基本的な考え方というものを回答させていただきます。 今ご指摘ありましたように、内閣府の調査では、もう既に一般家庭でのウォシュレットの普及率、70%程度に達するということのようでございます。 このウォシュレットですけれども、公共施設においても標準的な仕様の1つとして設置を検討すべき必要があるというふうに考えております。ただし、一方で財政負担も考える必要があろうかと思います。今、平均的な金額かもしれませんが、電気工事が必要なところがありますので、例えばこの役場庁舎等でございますけれども、こういうところの場合は1基当たり約15万円程度かかる。それから、電気工事が必要ない場合は、やわらぎ会館等々でございますけれども、7万程度でできると、こういったことを聞いております。全体を整備しよう思いますとしますと、相当な費用負担になろうかと思いますけれども、しかし、ぜひ計画的に整備を行っていきたい、それが1つの標準的な姿かなというふうに考えております。特に、このウォシュレットでございますけれども、身障者用トイレへの設置についてはぜひ優先的に進めたいと、かように考えております。 なお、タウンミーティングのほうでも、特にこの点につきましては強い要望があったということを承知しております。 私からは以上です。 ◎番外(和田教育長) 議長。(発言の挙手) ○議長(松岡) はい、教育長。 ◎番外(和田教育長) 続きまして、町立小中学校、幼稚園のトイレ改修について、これまでのトイレ改修の考え方についてということで、私のほうからお話をさせていただきます。 トイレ改修につきましては、これまでも毎年学校の要望を受けて、協議の上、計画的に進めてまいりました。 本年度につきましては、王寺小学校の洋式トイレの設置、それから先ほども大久保議員のほうからもございましたけれども、におい等の関係があるんですけれども、王寺北小学校の尿石除去等の工事、そしてまた、王寺中学校のトイレのドア、壁等の修理等、こういう改修工事を本年度につきましては実施しております。 トイレに洋式便器が1つも設置されていないという状況はできるだけ早く解消しなければというところで、幼稚園、小学校、中学校の各トイレごとに和式便器1基を洋式便器に変更してまいりました。 そして、先ほども大久保議員のお話にもありましたけれども、例えば北幼稚園、あるいは南小学校、南中学校のところでウォシュレットがあるということであります。これは、障害のある児童生徒の入園入学というところも含めての部分で改善が進んできたというところでございます。 ただ、残念ながら、現在のところ、先ほどもありましたとおり、全ての学校にウォシュレットを伴うそういうトイレが設置されているわけではございません。先ほども町長のほうからも話がありましたとおり、予算との関係はございますけれども、緊急性の高いものも含めまして、そういうウォシュレットを含めたトイレの改修を今後も進めてまいりたいと思っております。 以上です。よろしくお願いいたします。 ○議長(松岡) はい、大久保議員。 ◆3番(大久保) 3番、大久保です。 町長、また教育長に非常に今前向きのお答えいただきましたので、要望はもうこれで終わってもいいと思うんですけれども、私もせっかく資料をつくってきましたので、少し説明させていただきます。 実は、この8月30日朝の番組で、関西テレビ、8チャンネルですね、小倉キャスターの「とくダネ」という朝の番組がございまして、そこで東京の新宿区の保育園で和式トイレの調査をやりました。 そのとき、私、たまたま小さな風呂用のこんな--画面が余りきれいくないですけれども、その新宿の保育園でやったところなんですけれども、これはマアサちゃんという女の子なんですけれども、和式トイレをこういう場所に置いて、そしてどのように使うかという調査なんですけれども、マアサちゃんは、まるっきり反対向に座ってしまったという状態ですね。東京の子なんで名前はいいと思うんですけれども、シンイチ君、これも同じく反対に座っていると。よく我々も洋式行ったときどうやっていいのか、全く逆のケースですね。それで、このような形で逆に座った園児は何人ぐらいおるかと、保育園の先生は、15人やって半分ぐらいちゃんと座るだろうというふうに思っておられたんですけれども、このテレビの調査では15人でたったの1人だというのが現状でございます。 そして、最近では、愛知県豊橋市の土橋小学校、これ、学校のトイレの研究会というのがあるんですけれども、そこで調べたんですけれども、このようにすばらしい、また後ほど置いておきますけれども、学校のトイレかホテルのトイレかわからないようなトイレがなされております。また、石川県の白山市の市立の松南小学校、これも本当にきれいなトイレでございます、どこから見ても。 そしてこの近辺では、滋賀県の近江八幡市の市立八幡東中学、こんなきれいですね。そして、このきれいな場所で、我々では考えられないですけれども、ここが憩いの場なんです。普通トイレの前で人が、生徒が集まってしゃべるというのは考えられないですけれども、やはりきれいなトイレの前ではこういうことも行われておるのが事実やと。 生徒の方にアンケートで聞きますと、きれいに使おうと思いますかという、男の子にアンケートで聞いているんですよ。やはりきれいなトイレだから当然のこときれいに使いますというような結果が出ております。 そして、全国的に小学校、中学校の学校の中で改善が必要な箇所はどこですかというアンケートがあります。その中で、これは2009年のデータなんで、震災前なんで、ちょっと違うんですけれども、その2009年のデータでは84人がトイレ、校舎の耐震化が63、そしてデジタルテレビ、パソコン54、56と続いております。だから、これが王寺の場合はもう耐震工事が終わっていますんで、やはり同じく、もし生徒さんに聞けば84%になるんじゃないか、一番上ですね、と思います。 そして、やはり生徒さんに、これは小学生に聞いたんですけれども、洋式トイレと和式便器、どちらがよいですかと、それで聞きますと、今の生徒さんは92%が洋式トイレ、和式トイレが5%、無回答が3%。ほんで、たまたまテレビ局のアナウンサーが埼玉県と言っておりますが、そこへ取材に行ったところで、和式トイレが1人だったんです。やっぱりそこはおじいちゃん、おばあちゃんと同居しているということで使っているから和式がいいというのが出ておりました。ただ、全国的にはやはり洋式だと。 それと、もう1つ大事なことは、これは本当によくご理解いただいて一日も早くやっていただきたいんですけれども、学校とか、この公共の設備、これは必ず、もし避難、先ほども伊藤議員からいろいろそういう面でありました。もし水害であるとか地震であるとか、そのとき必ず避難する場所の拠点になります。そこで、学校はやっぱり高齢者もどんどん来ます。そこでは足の悪いおじいちゃん、おばあちゃん、和式では座れないというケースも十分考えられますので、少なくとも学校の中では、ウォシュレットまで言いませんけれども、やはり洋式を中心とした形に、今日、あす、何もどうも私も考えておりませんが、その方向で取り組んでいただきたいと思います。 また、当然御存じだと思いますけれども、それと学校のトイレも和式はほんならゼロでいいかといいますと、そうじゃなしに、やはり日本の文化を残すため1つ、2つは置いておいたほうがいいんちゃうかという考え方がございます。 そして、当然もう御存じだと思いますけれども、トイレの改修をする場合、文部科学省の調べですけれども、トイレの改修、400万円以上工事の場合は3分の1の補助が出ます。ということは、3分の2は町になりますけれども、3分の1は国から出るとそういうデータもございます。 全国的にはまだまだ本当に普及率が悪く、学校の設備の老朽化を考えて、子どもはいつまで我慢するのですか。トイレの老朽化の実績。トイレ、昔は3Kという言葉がありますが、学校のトイレに関しては、暗い、汚い、臭い、怖い、壊れている、どっかも壊れている便器ありますよね。まさに学校のトイレは5Kらしいですね。 それと、学校の中には職員さん、学校にはよく学校の先生がいないと、あるいは警察は警察官しかいないと思うんですけれども、学校には教職員と事務職員がおられまして、事務職員の方に学校の改善を聞いた場合は、トイレの改修が17%、やっぱりトップです。そして、これは自治体全体。ほんで、ある小学校の中では39%。ただ、こちらも校長先生、表におられますけれども、子どもたちに教職員に改善する要望で、要するに、学校で児童生徒のために改善が必要な場所はどこですかと聞いています。これは全国的な公立の小中学校では51%でやっぱりトイレがトップなんです。それで、ある公立高校でも52%でトップだというような状態になっております。 それと、今現在、学校の中で大便の洋式、和式の比率ですね、全て和式というのは10%ございます。そして、和式が多いが74%、ちょうど王寺と同じですね。だから、84%がやはり和式が多いと。これ、やっぱり改善の方向性あるんじゃないかと思います。 ただ、いろんな紙芝居つくってきましたんで、私も資料があっちゃこっちゃ行って。都道府県別のこれを見ますと、よその都道府県、例えば東京は非常に進歩しているとか、大阪は進歩している、そうじゃないんですね。残念なことながら、こちらカラーで、こちら白黒ですけれども、この近辺のところでは大阪府、これは7つの学校がきれいくなっております。ただし、これも温度差がありまして、和泉市が5校です、そのうちの。兵庫県、これは4校です。京都府1校、三重県2校、それから滋賀県2校、先ほど言いました近江八幡、奈良県ゼロ、和歌山県ゼロ。だから、こうは言っておりますけれども、なかなかまだ進んでいないというような状態ですね。 そういう中で、全国的には普及は少ないですけれども、王寺が全てのよきリーダーとして、ぜひとも積極的に取り組んでいただいて、よい見本となって奈良県が全国で一番学校のトイレがきれいと言われるような町にするため、町長初め皆さん方、本当に頑張っていただきたいと思います。 以上、終わります。ありがとうございます。 ○議長(松岡) 次に、8番、鎌倉議員、登壇の上、質問を願います。 ◆8番(鎌倉) 登壇 議長のお許しを得ましたので、私は2点質問をさせていただきます。 まず1点目、学校・地域パートナーシップ事業についてでございます。 これは王伸の8月号で、学校・地域パートナーシップ事業の年間の取り組みが紹介されました。第2回の定例議会で、6月のときですが、私も一般質問をいたしまして、それに対する回答がわかりやすく整理されたものと理解いたしました。 先般、先ほどからちょこちょこ出ていますが、職員の方の研修で、新潟県の見附市というところに私も同行させていただきました。そのときに、見附市の取り組みなんですが、非常に目を引くものがございました。この王寺町でやっておられますパートナーシップと同じようと言えば同じようなんですが、さらに位置づけが違っているというふうに感じました。見附では、まちづくりの1つとして、防災・減災の取り組み、多彩な緑化景観づくり、安らぐ公園、深呼吸したくなるまち、健康施策は幸せへの近道と同率で共創郷育という項目がございました。これは、ともにつくり育てるという、そういう文字が立っているんですが、その共創郷育というところで、地域の目を学校へ、学校の目を地域へ、まさに地域パートナーシップのことだというふうに感じました。 そこで、王寺町の学校・地域パートナーシップ事業についてでございますが、学校によって取り組みが異なっておりますし、特徴ある事業だと言えばそれまでですが、通学区を決められている現状では、親や子どもは選択の余地はありません。そこでご質問いたします。 まず1番目、学校コミュニティ協議会がどのように機能しているのか。 2番目、今取り組まれているこのパートナーシップ事業について保護者の反応はどうでしょうか。 それから3番目、当事業を推進していく上で、NPOなどの民間組織の活用の連携は考えていらっしゃらないのか、この3点をまずお伺いいたします。 それから、2点目の質問でございますが、安心・安全、にぎわいのあるまちづくりについてご質問いたします。 これは、1番目のこの質問は空き家ということですので、午前中に同僚議員が空き家について質問をいたしました。多分これは同じお答えをいただくことになるかと思いますが、住民の高齢化に伴い、王寺町内にも空き家がふえているように感じています。防災、防犯、環境上、放置できない問題です。現状調査、対策についてお伺いいたします。 2番目、町の活性化に最も必要なことは、にぎわいです。商店街の空き店舗対策と、町を盛り上げるための祭りの構想について町長のお考えをお聞きいたします。 今度、文化祭をやわらぎフェスティバルと銘打たれたというふうには聞いていますが、内容的にはさして変わりのない事業であろうというふうに考えています。 以上、教育問題、それから安心・安全、にぎわいのあるまちづくりについてご回答をお願いいたします。 ○議長(松岡) 理事者、答弁願います。 教育長。 ◎番外(和田教育長) 1点目の学校・地域パートナーシップ事業についてお答えさせていただきます。 学校・地域パートナーシップにつきましては、学校をベースとした地域教育力の向上をコンセプトに、各学校で工夫を凝らして教育支援活動に取り組んでいただいております。 ご質問の1点目、学校コミュニティ協議会についてでありますが、ここでは学校、保護者、地域住民、これがパートナーシップの関係で行われる協議の場で、年間の活動計画案などの審議、あるいは各活動の進捗状況などの報告を行っております。 2点目の保護者の反応についてですが、ふだんスポーツをしていない子が運動を楽しむよい機会になっているとか、放課後学習支援の効果があり、学力が向上しているように思われるなど、各学校には、保護者の皆様からの喜びの声が届いております。 3点目の民間組織の活用、連携についてでございますが、地域全体で子どもたちを育む体制づくり、地域とともにある学校づくり、これを推進し、学校と保護者、地域の協働による学校をベースとした地域コミュニティーを再構築し、地域教育力の向上を図るというパートナーシップ事業の目的に即して、各学校の状況に応じて、地域の団体や効果あるNPO団体と連携を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◎番外1番(平井町長) 議長。(発言の挙手) ○議長(松岡) はい、町長。 ◎番外1番(平井町長) 鎌倉議員のご質問にお答えをさせていただきます。 安全・安心のにぎわいのあるまちづくりということでございます。 空き家の敷地の中の樹木の繁茂、いわゆる環境悪化という事態が多発しているということでございまして、現在は各自治会より場所あるいは件数などの報告を受けて現地確認を行っております。そういう意味で、独自に町からの調査ということは行っていないわけであります。 その流れで申しますと、自治会のほうから報告を受けまして、各所有者あるいは管理者に適切な草刈りなどそういった管理の依頼の依頼文を送付いたしまして、対応を依頼しております。その際に、できるだけ早く対応していただくために、例えばシルバー人材センターの活用を勧めたりということを行っておるわけであります。 管理がなされますと、その施工状況を所有者の方などに竣工写真でもって送付すると、こういう流れで来ているわけであります。 ただし、空き家の状況として、実は私も朝、散歩で町内を歩くこともあるわけでありますけれども、幾つかの自治会の中で、本当に屋敷から草木が繁茂して道にかなり飛び出していたりとか、大きな木が鬱蒼といった事例があることは見聞きしているわけであります。 あと、最近、特に自民党なり国のほうでも、特に都市部が中心かと思いますけれども、空き家対策についてのいろんな手だてがなされる動きというのも承知しております。 ただし、我が町といたしましても、本当にだんだんふえてきているという状況はそうであろうというふうに思いますので、必要に応じて町からも調査をしていくべきかなというふうにも思いますし、基本は所有者の適切な管理ということが原則であるわけでございますけれども、場合によって実効性を確保するために状況に応じて、例えば条例措置も含めて、そういった研究も含めてやっていきたいと、かように考えているところであります。 それから、にぎわいのあるまちづくりという点でございますが、若い人の新しい発想とアイデアを商店街のにぎわいづくりに生かそうということで、奈良県立大学と地域産業の振興、あるいは地域づくり等につきまして、連携協力協定、これを6月14日に締結をさせていただきました。ご案内のとおりかと思います。 あと、いろいろ調整はやっておるわけですけれども、今後王寺町、それから大学、商工会の三者でもって、新たな魅力ある商業圏を形成するために検討委員会を立ち上げまして、活性化プランの作成していくことというふうにしております。例えば、まだこれはアイデアベースでありますけれども、雪丸を活用した王寺町の観光面でのPR、あるいは商店街の活性化といったことのほか、にぎわいの創出の手法につきまして、例えばいろんなコンペをやるとか、いろんな手法もあろうかと思います。そういった手法も含めて、幅広く検討を加えていきたいと、かように思っております。また、この検討委員会の活動の中でも、例えば起業者の発掘でありますとか、そういった手法についても検討を加えていければなと、こういうふうに考えております。 次に、祭りの検討でございますが、町全体で住民の方がたくさんこぞって参加していただける、そういう新しいイベントを開催していきたいということは申し上げておりまして、ただ、きちっとした形では、やはり十分いろんな方の意見を聞いてやっていく必要がありますので、これは来年度から開催ということになろうかと思っております。 しかしながら、今年度、やはりにぎわいを創出したいということでございまして、過去からも文化祭を核にしながら、商工会の模擬店等々いろいろにぎわいづくりをやっていただいております。それを多少敷衍するといいますか、膨らます形で、今年はちょっと変わりの年でもありますので、やわらぎフェスティバルというふうな名前をつけさせていただきまして、あくまでも例年の文化祭は核ということになるわけでございますけれども、付加的に多彩な催しもやっていきたいというふうに思っております。場所も役場周辺北だけじゃなくて、今回は文化福祉センターも1つの拠点にしたいというふうに考えております。 今、構想あるいは検討していますラインナップといいますか、雪丸をせっかく広報しようとしておりますので、雪丸を中心に県の内外からゆるキャラを招きまして、そういった集合のイベントを開催してみたい。あるいは町外、例えば天川村からは和太鼓、それから十津川村からは物産店の販売とか足湯コーナーと、そういった提案もいただいております。そういう他の町村の協力も得まして、できるだけにぎわい、来年につなげていくということも含めて、にぎわいの創出を図っていきたいというふうに考えております。 また、来年度から開催予定のイベントでございますけれども、今年の成果を検証いたしまして、内容、手法、それから時期等につきまして、さらなる検討を踏まえた上で、また関係団体、それから議会の皆様方にもご相談を申し上げながら、王寺町らしい、そして今後継続して取り組める、町民の方が進んで参加していただける、そういった祭りをぜひ創出していきたいと、かように考えているところでございます。 以上でございます。 ◆8番(鎌倉) はい。(発言の挙手) ○議長(松岡) はい、鎌倉議員。 ◆8番(鎌倉) 8番、鎌倉です。 まず、学校・地域パートナーシップの件でございますが、内容的には6月の議会のときと余り変わっていないように思っています。 まず、学校コミュニティ協議会の、この6月のときも学校、保護者、地域の人々の参画という説明でしたが、この協議会は具体的なメンバー構成はどうなっているのか、教えていただきたいのと、それから、そういった方たちと学校とを結ぶコーディネーターという方がいらっしゃると思いますが、そのコーディネーターの動き、活用というようなところをご説明いただきたいと思います。 それから、保護者の反応は非常によいということでしたが、学校間の温度差というか、この学校の保護者はすごく評価しているけれども、この学校の保護者はちょっとなと思っているとか、そういうような感触はないのかどうかということ。 それから、民間組織の活用、連携も場合によっては考えていくというようなお答えだったように思いますが、具体的には現在何か考えておられることがあるのかどうか、この3点について再度お答えお願いいたします。 それから、安心・安全のまちづくりですが、これは、おおむね1番目も2番目も前向きに考えていただけるということで、空き家の調査も自治会を通してやっていっているということですが、現在私の感じているのは、空き地は自治会からの報告で、草刈りなどシルバーさんのほうに手配をして、その持ち主に報告していただいているというのはもう本当に目に見えてよくわかっているんですが、空き家については、ずっと放置されている空き家も、そんなに大きな団地ではないんですが、空き家もございまして、本当に樹木が茂り、環境的にも防災、防犯、それから衛生環境、本当にこれはどうしたらいいのかというところもございます。 ですから、具体的に自治会から報告が、空き家について上がっている報告がどのぐらいあるのか、お調べになっているのであれば教えていただきたいと思います。 それと、あと町の活性化ですが、今回は文化祭を少し広げた形でやわらぎフェスティバルということでされるというふうにお聞きしまして、それはそれで、1つのステップかなと思います。来年度に向けては、何か考えていくというふうにおっしやっているんですが、なるべく早い時期にどんなふうにやっていくのかということをお教えいただきたいなと、これは要望になるんですが、思います。 空き店舗についても、若い人の発想力というのを重視していきたいと。奈良産大との協力ということで、非常に期待するところですが、何か具体的にその商店街の活性、空き店舗の状況というところで、具体的に少しでも動いていることがあったら教えてください。 以上、お願いします。 ◎番外(吉川教育次長) はい、議長。(発言の挙手) ○議長(松岡) はい、理事者。 ◎番外(吉川教育次長) まず、1点目の学校コミュニティ協議会のメンバーでございます。それにつきましては、保護者、それから地域の方、それと…… ◆8番(鎌倉) すみません、その前もそういう説明であったんですけれども、もうちょっと具体的に教えてもらいたいと思います。 ◎番外(吉川教育次長) 学校評議員につきましては、地域の方が1名していただいております。そして、先ほど申されましたコーディネーター、これにつきましては、学校、地域住民等々のパイプ役としての役割を果たしていただいております。それから、PTAの代表の方が地域、保護者関係との3名という形でのメンバーでございます。それにコミュニティ部といたしまして、いろいろな部がございます。それにかかわる方が学校長、それから教頭、それからそれを担当する部長等々のメンバー構成でしております。それにつきましては、各学校におきまして、大体そういうメンバー構成で6名ないし7名の体制でもって対応している。 そして、この会議につきましては、今年度から開催されたことに伴いまして、3月、4月の時点で今年度どうするかというふうな計画を立てて、今回今進んでいるという状況でございます。 それから、保護者の意見等につきましては、いいことばかり言っているんじゃないかと言うことですけれども、結構それぞれの学校の分を調査した中で、実際に緑化ボランティアに参加した中学生がともに汗をかいて、保護者も一部分参加したりとかもいろいろありますけれども、そういう形でともに汗を流してやりがいがあったというふうなこと、それからまた、体力向上につきましては、子どもたちは日ごろ体を学校では動かしているけれども、それ以上に動かさないというのが多いので、スポーツ、王寺小学校であれば、サタデースポーツとかいうふうな活動をしておった中で体力強化をしていると。 それぞれの学校においても、夏休み期間であれば水泳の関係の指導をしていただいて、体力強化につなげるという形で、それぞれの学校で体力向上についてはやっていただいているということです。 おっしゃっておられます悪い声というのは、まだ聞いておりませんので、またこれからもいろんな声を聞かせていただいて、進めてまいりたいなというふうに思います。 それから、各学校での取り組み、特色のあるという形でおっしゃっておられます部分につきまして、それぞれの学校がボランティアの方々との連携を持った形で、それぞれの学校での歴史的な支援、対応策に基づいてのボランティア活動を展開しているということにつきまして、これはまた私のほうも学校長のほうにそれぞれの学校で特色のあるよいものというのは、もし仮に各学校で取り入れられることがあれば、今後はまたそういうふうな検討もお願いしたいという要望というか、そういう意見は学校には申しております。ただ、今確立する部分における事業について今充実させていくという形での取り組みになっております。 それから、民間の活用につきましては、まだ我々自身、いろいろ検討、いろいろ模索させていただいて、今後よい方向、よい部分については取り入れさせていただいて、これを王寺町の子どもたちにいろいろとまた還元できるように考えたいというふうに思っています。 以上です。 ◎番外(乾建設部長) はい。(発言の挙手) ○議長(松岡) はい、部長。 ◎番外(乾建設部長) 建設部、乾でございます。 まず、空き家関係でございますが、各自治会長さん、住んでおられる住民の方からご協力を得ながら、いろいろ報告をいただいておりますが、空き家だけの報告というのはございません。例えば、空き家がありまして、庭に草が生い茂っている、あるいは木が隣の家に覆いかかっているというような状況であれば、自治会長さんのほうからご連絡をいただいて、所有者の方に草刈り、あるいは自分の土地の管理というのをお願いしている状況でございます。 それと、もう1点、空き店舗についてでございますが、新研究会を立ち上げさせていただく予定でおります。その中で、既に空き店舗をどういう形で利用するのが望ましいのか、王寺町に合った商業でありますとか、お店でありますとか、そういう状態のものをまず調査させていただく、あるいは空き店舗になった所有者方のご意見もお聞かせいただきながら、貸していただけるものか、そういうふうな方面についても、今後その新研究会で検討させていただきたいと思っております。 以上でございます。 ◆8番(鎌倉) はい。(発言の挙手) ○議長(松岡) はい、鎌倉議員。 ◆8番(鎌倉) 8番、鎌倉です。 協議会につきましては、今ちょっと具体的に教えていただきましたので、わかりました。 今これからずっと進んでいくということで、今いろんな意味で体力の強化のこととか、緑化ボランティアのこととかで体験的にもすごく成果が上がっているというお話でしたが、この各校区のボランティアの募集というのはどのようにしてなさっているのか、それを再度お願いいたします。 それから、もう一方の空き家のほうですが、空き家、空き地ですね、これについて全然実効が上がっていない屋敷というのもありまして、これは、自治会のほうからその持ち主に言うのではなくて、役場のほうに、今の乾部長のところに申し出れば、役場のほうからその屋敷内の樹木の整理とかいうのは、その持ち主のほうに言っていっていただいているのでしょうか。 それと、もう1点、まちづくり、にぎわいのほうで、空き店舗のほうですが、研究会を立ち上げていくということですが、いつごろ立ち上がる予定なのか、再度お伺いいたします。 ◎番外(吉川教育次長) はい、議長。(発言の挙手) ○議長(松岡) はい、次長。 ◎番外(吉川教育次長) 教育委員会、吉川でございます。 ボランティアの募集につきましては、学校もしくは学校評議員のコミュニティーのその部門における確認等々をしていただいて、それを確立していくということで、ちょっと私サイドのほうにつきましては、詳細部分は今わかりませんけれども、そちらのほうに委ねた形で確認をしているというふうなものでございます。 以上です。 ○議長(松岡) はい、部長。 ◎番外(乾建設部長) 建設部、乾でございます。 1点目の空き家の対策でございますが、雑草等樹木に対しましては、自治会長さんから連絡を地域整備課のほうへいただきますと、地域整備課のほうから所有者のほうへ連絡をさせていただくという体制をとっております。 それと、2点目の新研究会の立ち上げでございますが、少なくとも今月中には立ち上げたいと考えております。 以上でございます。 ◆8番(鎌倉) はい。(発言の挙手) ○議長(松岡) はい、鎌倉議員。 ◆8番(鎌倉) いろいろ丁寧にご回答いただきまして、ありがとうございました。 この1点目の学校・地域パートナーシップ事業について徐々に進んでいるというふうに感じておりますし、今年から本格的に出発しているというのが実情だと思いますので、なるべく多くの父兄の意見、子どもたちの考え方等を吸収しながら、私が最初に申し上げました地域の目が学校に、学校の目が地域にという、本当に協働の学校づくりをやっていっていただきたいというふうに思います。 そこで、私が民間の活用はというふうに言っていることにつきましては、既に以前、寺子屋をどうするかというようなお話を教育委員会の回答の中であったような気がするんですが、既にこの民間のNPOでは、寺小屋というような学習補助ですね、というようなことを実施にやっておられるというふうに聞いておりますし、その辺も餅は餅屋というか、持ち分それぞれで、もしそういうところがうまく活用とか連携がいけば、この学校・地域パートナーシップもより幅の広いものになっていくというふうに思っておりますので、その辺もどうぞ考慮していただきまして、頑張っていただきたいと思います。よろしくお願いします。 それから、まちづくりのほうですが、空き家につきましては、調査もしていただいているようですし、要望があれば、地域整備課のほうから持ち主のほうに話もしていっていただいているというふうにお聞きしましたので、それはそれで自治会任せということにはなっていないということで安心いたしましたが、いつまでたってもどうにもならん空き家や屋敷というのがございます。町長のご回答の中にも条例措置も含めてというお話ありましたので、急に条例化ということも難しいと思いますが、本当に困った問題については条例化して、それに従って作業を進めていくという、先ほど申し上げました見附でも非常に危険な家屋とか、そういうことについては、もう条例化せざるを得なかったということで、条例されておりました。 それで、今の地域整備課の答えでしたが、この条例化していくには、横のつながりですね、福祉課もあれば、いろいろ横のつながりを持ってこの条例づくりをし、その空き家に対して対応していくというやり方をされていましたので、その辺もボーダー的に考えて柔軟に対応していただく。そして、条例も徐々には考えていっていただくということで要望したいと思います。 それから、まちづくりのほうですが、新しい観光大使に任命された雪丸君というのもいるわけですから、この観光ということについてももうちょっと積極的に、観光マップ、これ見附市でもらったものですけれども、とてもおもしろいマップなんですね。王寺は観光といいましても、そんなにあれもこれもということはないと思いますが、でも最近、週報、回覧ですね、回覧で王寺の観光スポットを学ぼうというのがあったと思いますが、ああいうことをしていただきながら、観光スポットの発掘なども出てくると思いますし、歴史的には誇れるものがたくさんあると思いますので、ずっと前にJRの方か何かの観光についての話を聞きましたときに、王寺はいっぱいありますよという指摘もございました。だから、そんなところを見つけながら、雪丸君も誕生したことですから、見附市、これは観光ガイドブックというんですけれども、こういうようなものを、今ハイキングのマップはあると思うんですが、こういうものはないと思いますから、そこら辺も含めて町の活性化、やっていっていただきたいというふうに考えています。 新しいイベントとか祭りとか考えている中では、以前ベルフェスタというのも住民の本当に大きな力で大きな祭りも開催されておりましたので、住民に語りかけていけば、いろんなことが出てくると思いますので、ぜひなるべく早い時期に頑張っていただきたいと思います。 それから、ちょっと今回見附の視察で残念だったのは、先ほど私が言いました共創郷育という教育関係の部分のメンバーの視察がありませんでしたから、私は本当はそこのところをよく聞きたいと思ったんですが、後ほどいただきました資料で勉強はさせていただきましたけれども、こういったものを発行しておられまして、本当に充実していっているというふうに考えますので、これもあわせて頑張っていただきたいというふうに思います。 以上で質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(松岡) 次に、12番、西本議員、登壇の上、質問を願います。 ◆12番(西本) 登壇 議長のお許しを得ましたので、2問質問させていただきます。 まず、1つ目には、ふるさと王寺のまちづくりビジョン実現に向けた取り組み状況についてでございます。 平井町長が就任され6カ月が過ぎました。この間、平井町長は、「人とまちがきらめく和(やわらぎ)のふるさとづくり」を目指して、王寺町を暮らし満足度県内トップにするため、ふるさと王寺のまちづくりビジョンを掲げ、町政に取り組んで来られました。住民の方たちが住んでよかったと思える町にと、あらゆる分野で新たな視点を加えながら、精力的に取り組まれておる姿を目にして、議員の一人として大変心強く思うとともに、王寺町の将来が本当に楽しみだなと感じるところでございます。 さきの6月議会において、町長の政策を盛り込んだ補正予算が措置され、また、今回の議会においてもさらに各事業の充実を図るため、必要な予算措置を提案されているところでもございます。 そこで、町長にお伺いいたします。 町長が掲げておられますふるさと王寺のまちづくりビジョンの4つの政策、「安全・安心のまちづくり」、「住み続けたいまちづくり」、「未来を担う人づくり」、「住民に開かれ自立するまちづくり」に係るそれぞれの重要な施策、事業の現時点における検討・研究等取り組み状況、また将来に向けた考え方等、次の点についてお伺いいたします。 まず、1番目には、「安全・安心のまちづくり」でございます。 国道168の整備状況について。 大和川の整備と防災組織率の向上について。 次に、「住み続けたいまちづくり」という中で、24時間の在宅医療・看護・介護について。 そしてまた、景観形成と環境に優しいまちづくりについて。 3番目として、「未来を担う人づくり」でございます。 教育振興ビジョン、これがどういうようになっているんかということ。 4番目に、「住民に開かれ自立するまちづくり」。 これにつきましては、先般開催されましたタウンミーティングの実績結果及び評価について、どのように思っておられるか。 2番目といたしまして、広域連携についてでございます。 広域連携に関する考えをお伺いいたします。 先ほども報告ございましたけれども、西和地域7町の各町長と奈良県知事による政策懇談会として、第1回西和地区振興懇談会が開かれたとお伺いいたしました。 平井町長が掲げておられます施策の中で、王寺町が独自に頑張って実現できる施策とともに、王寺町だけでなく、奈良県初め周辺の多くの市町村が地域の課題を共有しながら連携する広域連携を強化して取り組むほうが、実現に向け、効果的な施策も当然あるわけでございます。 このような中で、まず、先般開かれた第1回西和地区懇談会、地域懇談会の内容についてお伺いするとともに、あわせて特に平井町長が掲げておられます中で、住民の安全と安心を守るための取り組みである大和川本流における遊水地整備及び県立三室病院における産科の再開についての奈良県の見解と今後の見通しについてお伺いいたしたいと思います。 この2問、よろしくお願いいたします。 ○議長(松岡) はい、町長。 ◎番外1番(平井町長) 西本議員のご質問にお答えをさせていただきたいと思います。 ふるさと王寺のまちづくりビジョンの実現に向けた取り組み状況ということで、それぞれ4本の柱についてお尋ねがあったと思います。 まず、「安全・安心のまちづくり」でございますけれども、国道168号の整備に関してでございますけれども、これにつきましては、就任以来、私は道と医療というのを特に重視したいということを申し上げておりましたが、特に168号につきましては、この事業の進捗を図るために、県の事業でございますので、高田土木事務所が所管でございますが、逐次土木部長にも面会をさせていただきまして、事業の進捗について意見交換を密に行わせていただいています。 町といたしましても、体制を含めて県と連携して事業の進捗を図りたいということ、さらに個々の箇所の点についても、また要望も行ってきていると、こういう状況でございます。 現状でございますが、ご案内のように王寺小学校から南側、白瓜バス停までの約230メートル区間、8月27日に工事が完了いたしました。供用開始がなされております。 実は、これに関連しまして、カーブにわたる部分で夜間が危険かなと思いましたので、表示等について、もう少し手当てをしてくださいといったことも、実は要望もさせていただいております。 白瓜のバス停以南につきましても、引き続き拡幅工事を進めていただくということで、畠田4丁目交差点までの工事完了予定でございますけれども、県のほうからは平成27年度末までには完成という報告を受けております。 また、畠田4丁目交差点から以南でございますけれども、できるだけ早く西名阪のインターチェンジまで改良していただきたいということで要望しているわけですございますけれども、畠田4丁目交差点からの南につきましては、現在予備設計に着手していただいておりまして、今年10月を目途に地元の自治会長さんのほうに説明会をさせていただきたいということでの意向を高田土木のほうから伺っております。 その後、用地測量に着手をしていただきまして、随時用地交渉を進めるということでございますので、先ほど申しましたように、王寺町も用地の担当職員をふやしたりいたしまして、連携を密にして強力に推進を図っていっていただきたいというふうに考えているところでございます。 それから、大和川の整備と防災組織率の件でございます。 大和川の整備につきましては、現在、今年度を目標に大和川水系の河川整備計画を作成中でございます。この計画では、今後おおむね30年間で行う整備計画が盛り込まれておりまして、大和川の奈良県域におきましては、藤井地区の河道掘削あるいは築堤の工事、また久度地域での堤防の浸透工事、舟戸地区から上流部、川西町の間におきましては、総洪水調整容量がおおむね100万トン、100万立米の遊水地の整備が計画されております。今、用地の調査、適地の調査に入っているというふうにお聞きをしております。なかなか100万トンと言ってもぴんとこないんですけれども、33ヘクタールというような規模をお聞きしているわけでありますけれども、私自身、大和川改修促進期成同盟の会長という立場で、計画の早期着工につきまして、近畿整備局なり国土交通省の本省に要望をしているところでございます。 また、あわせて、大和盆地内でのためる対策というものを国あるいは県のほうでも重視されていまして、そのためる対策、計画容量の達成の早期実現を目指したいということでございますけれども、なかなか実際の進捗を見ておりますと、4月の会議でも示されたんですけれども、まだ目標達成率ゼロ%という実は調査もあります。大和盆地の最下流にある我が町といたしましては、やはり上流域の各市町村にためる計画、単純に言ってためる計画ですけれども、貯水池、ため池、グラウンド整備、そういったためる施策をぜひ進捗を図っていただきたいということでの要望もいたしておりまして、今年、県から国への要望の中に、整備に当たっての今国庫補助率が3分の1であるわけでございますけれども、早期にということで2分の1へのかさ上げをぜひ要望してほしいということで、それを受けて県のほうから国への要望に今項目として入れていただいておるということでございます。 できるだけ大和盆地のそういうためる政策が目的が達成すれば、王寺町としても多少安心できるのかなと。当然のことながら王寺町として、その目標はもう早くから達成しているわけでございますけれども、周囲の状況、周囲の市町村の協力も得て、今本当にゲリラ豪雨の状況を見ていますと冷や冷やするわけでございますけれども、国・県、それから周辺の市町村、それからまた後々申しますように、町といたしましても、やはりソフト施策の充実も図りながら、水害からの減災対策をぜひ着実にやっていきたいと、かように考えております。 関連しますが、防災組織率のお尋ねもございました。 これにつきましては、先ほど伊藤議員にお答えを申し上げましたところでございますけれども、今現在72%の組織率、100%にぜひ早くということで思っておりますけれども、しかし、そちらのほうに誘導をしつつ、現実としましては、やはり先ほど来申し上げましたが、避難訓練等を実施いたしまして、その避難訓練におきましても、防災組織が未設置の小規模な自治会もございますので、そういったところも巻き込んで広域で、例えば避難所単位で全体で参加してほしいというような防災訓練につなげていきたいなというふうに実は考えております。 また、個々の組織化に当たりましても、活動の助成費でありますとか資機材の助成、こういったものも前倒しでもう少し手厚くできないのかなといったことも考えておるところでございます。 2点目でございます。 「住み続けたいまちづくり」。24時間の在宅医療・看護・介護ということで、これにつきましては、いろいろ今まだ勉強途上ということであるわけでございますけれども、ご案内のように社会保障制度改革国民会議の提言を受けまして、国のほうでプログラム法案という形で今動き出しております。ただし、この中では、要支援者に係るケアの市町村移行でありますとか、高所得者の介護サービスの自己負担の引き上げ等々、住民の方にとって、あるいは市町村にとってなかなか厳しい方向での指摘もあると思っております。 町といたしましては、24時間の在宅医療・看護・介護をぜひ進めたいというふうに思って、また後で申し上げます勉強会も立ち上げようと思っておりますけれども、これにつきましては、国の介護保険制度を取り巻く国の制度改正の動向というものがやはりベースになりますので、これを前提あるいは注視しながら、王寺としてできるだけ早く体制づくりをしたいなというふうに思っております。 もう少し具体的に言いますと、拠点となる特別養護老人ホームの整備、それから24時間の在宅看護・介護等地域包括システムの整備につきましては、6月で予算をいただきました。今はまだ人選中ではございますけれども、個々具体には当たっておりますが、県OBの職員あるいは学識経験者等で構成する高齢者ハートフルビジョンの研究会をできるだけ早く立ち上げまして、県下の、あるいは県外の先例を今いろいろ勉強しているところでございますけれども、そういうところもよく分析・検討しながら、王寺町の実態に即した体制を目指していきたいと、かように考えているところでございます。 それから、景観形成と環境に優しいまちづくりでございますが、これにつきましても先ほど既に触れさせていただきました。王寺町の田園風景、さらに山や川など自然景観を生かした景観形成の整備を行いたいということで、奈良県の計画にあわせまして、王寺町の植栽計画を今検討中でございます。 具体的には、大和川、葛下川の堤防をどう修景していくか、また明神山をどういうふうに整備していくか、どういう花木でもってやればいいか等々いろいろ検討しているところでございます。そのほかにも幹線道路につきまして、先ほど伊藤議員の提案もございましたけれども、各幹線道路、どういう街路樹なり管理の仕方が適切かといったことも検討を進めているところでございます。 それから、「未来を担う人づくり」、教育ビジョンでございますけれども、25年度、今年度は他団体のいろんな先例も勉強しながらでございますけれども、県のほうでも教育基本条例の制定を目指すというところで、教育サミットを開催されておられます。これの情報収集を、我々、残念ながらメンバーに入っておりませんので、情報収集を適切に行いながら、組織としましては、今年度は教職員の代表等で構成する作業部会を設置いたしまして、そういった作業に重点的に取り組んでいきたいというふうに考えております。 今後でございますけれども、26年度、来年度には学識経験者、それから地域住民、自治会長さん等を念頭に置いておりますけれども、地域住民の代表の方、さらに教職員の代表などで構成をする懇話会を設置したいと思っております。来年、27年度スタートというふうに考えておりますけれども、そこから10年間のスパンでの教育の姿、あるいは目指すべき姿、それから取り組むべき施策というものを順次明らかにしていきたいというふうに思っております。ただ、王寺町の新総合計画も並行して検討していくことにしておりますし、さらに国の基本計画、先ほど申しました県の教育基本条例、これとの整合もやはり十分図っていきたいなというふうに思っております。 それから、「住民に開かれ自立するまちづくり」で先ほどご指摘いただきました。 初めてタウンミーティングを開催させていただきました。午前中に一部紹介をさせていただいたわけでございますけれども、ホームページの充実とか、あるいは王伸の充実、そういう広報の充実を図るとともに、やはり公聴の充実を図りたいということで、タウンミーティングを企画させていただいたわけでございますけれども、8月25、26、27、3日間、文化福祉センターでは日曜日でございましたが、39名、26日月曜日、やわらぎ会館では45人、27日泉の広場では32人ということで、合計116人の方に参加をいただきました。 私のほうから全体のまちづくりの方向について説明をさせていただいた後、事前に質問を受け付けさせていただいて、3カ所ですけれども、21名の方から福祉や都市計画や、あるいは教育、多岐にわたる質問を受けて、回答させていただきました。すぐにできることはすぐにする、ただし、検討を加えるべきは検討を加えていくということで、できるだけスピード感を持って対応したいということを基本に申し上げましたが、やはりすぐに全部ができるということはなかなかかないませんので、その経過も一応含めて説明をさせていただいたつもりでございます。 結果、これも先ほど申しましたが、実は86%の方が大変よかった、またはよかったという評価をいただいております。実は未回答の方が12%程度おられたわけでございますけれども、今後アンケート調査の結果を分析いたしまして、今後継続してやりたいというふうに思っておりますので、これも朝申し上げましたが、手法をいろいろまだ工夫する余地があろうかと思います。やはりどういったテーマを絞ってやるのか、あるいは対話形式でやったらどうかと、こういったご意見もありました。効果的な手法でもって継続して住民参加の推進に資していければいうふうに考えておるところでございます。 それから、2点目でございます。広域連携について。 第1回の西和地域振興懇話会、これも先ほど午前中に多少触れさせていただきました。県では2カ所で既にやられておったようでございますけれども、西和区域としてはまず初めてでございます。今回、特定エリアの個別の課題の議論の場ということで提案がありました。8月1日に開催され、7町の首長、斑鳩町が代理であったと記憶しておりますが、いろいろ忌憚なく意見交換をさせていただきました。当面どのテーマでもって何の解決を図ろうということの具体的なテーマでなくて、全体として西和の課題を皆さんで議論する、情報共有するということが主眼にあったようでございますので、大体それぞれが課題として認識しているところをそれぞれ各首長が意見を言う、知事が総括する、こういうパターンでございました。 私のほうからは、特に大和川の治水対策についての話もさせていただいたわけでございますけれども、全体としては、少子高齢化の推進、それから在宅介護、それから先ほどありましたように三室病院の老朽化対策等々、各般にわたって意見がございました。 県からは、それぞれの課題について引き続き県からも情報提供を行うので、ともに地域の課題の解決に向けて取り組もうという知事の発言がございまして、第2回目は12月に予定がさされておるところでございます。 それから、大和川の遊水地整備、これにつきましては、先ほど多少触れさせていただいたわけでございますけれども、100万トン規模の遊水地を舟戸地区から川西町までの間でつくるということで、国の直轄事業でございますので、早期の整備をこちらからもお願いしているわけでございます。ただ、33ヘクタールというでかい規模でございますので、実は平常時の利活用いうことでも要望したわけでございますが、今の時点としましては、関係機関と調整して、公園、緑地、水質浄化を兼ねた親水空間、こういった整備方法を考えているということでございます。 それから、3分の1から補助率のかさ上げ等々は先ほど申し上げさせていただきました。全体として国の事業、それから県、それから市町村の事業、そういったものを組み合わせて、できるだけ大和川の流域対策が進みますようにということで、今県と鋭意協議しながら進めているということでご理解をいただきたいと思います。 それから、三室病院なんですけれども、産科の再開ということで、これもご案内かと思います。来年4月から県立奈良病院と三室病院が1つの地方独立行政法人という経営体の中で今後医療サービスがなされるわけでございますけれども、その中で独法になりますと、特にやっぱり規模のスケールメリットということから、人材の確保、あるいは両病院のマンパワーの有効活用ということが期待できるんではないかと。 具体的に言いますと、産科開設には最低3人の医師の確保が必要というふうに聞いておりますけれども、それぞれ別々でなかなか、あるいは三室病院ではなかなか3人を確保するということは難しいわけでございますけれども、今後の三室病院の体制、内容というのはこれから検討がされるわけでございますけれども、今言いました両病院の人材の有効活用の中では、産科の再開の可能性も期待できるというふうに考えておりますので、再開を強く要望していきたいというふうに思います。実は三室病院の院長さんとも今後計画的に、定時にまた意見交換もさせてもらいたいというふうな要望もさせていただいているところでございます。 私からは以上でございます。 ○議長(松岡) はい、西本議員。 ◆12番(西本) 12番、西本です。 今、町長のほうからご丁重なる説明していただきまして、ありがとうございました。 今回、私はまだ町長に就任されて6カ月だと。その中で果たして聞いていいんかなと思いながら、しかし町長が公約として出されたそれについて、相当思い切った、踏み込んだ公約をしておられると思うんです。それが前向きに進んでいるんかどうかというようなことで、最初の時点でちょっとお聞きしたいなということで聞かせていただいたわけでございます。と申しますのも、やはり町独自でやっていくことと、それから広域でやっていくことと、いわゆる区別して出てくると思うんです。そういう中で、よく私、あちこち行ったときに、今度の町長どうやと、よくこういうように聞かれるわけです。その中で先方さんから、足元から一歩一歩やっていかれるけれども、先を見詰めた中でやっていかはる人やでと、こういうようなことをお聞きしておりまして、まさしくやはり先ほど来、お聞きしていまして、そういうお方だなということを感じております。 私、このほかにいろいろと本当に4つの大きい項目の中で、その中の一部分だけを聞かせていただいたわけです。168の件にしましても、確かに今きれいにしてもらっています。しかし、便利になると同時に不便さというものもあります。例えて言いましたら、私の場合であれば、北から南のほうへ向いて帰っていきます。そこを通り過ぎて、途中で白瓜あたりでUターンして帰らんことには、家へ帰れないという、やっぱりそういう不便さも出てきます。これはやっぱりやむを得ないことだなというようにも思っていますけれども、そういうことがこれからいろいろと発生してくると思うんです。 先般も、今、町長のほうからおっしゃいましたけれども、タウンミーティング、やはりいろいろな方、21名の方ですか、質問された。私も参加、出席させてもらいましたけれども、そこで行政に対しておっしゃっていると同時に我々議員に対してもおっしゃっているんだなというような思いで聞かせてもらっていたんです。そういう面では行政だけじゃなくて、議員もそういう立場に立って、これから町に対して、やはりまちづくりに励んでいかないかんなということを改めて知らされたところでございます。 文化・芸術・スポーツ親しめる環境づくりとか、地域コミュニティー、住民とのきずなの再生を目指して新しいものに取り組んでいくとかいう中で、やはり先ほどもほかの議員の質問で答えておられました。いろいろな面で、そして一つ一つ取り組んでいただいておるなということを改めて感じまして、私はこれ以上きょうはお聞きすることはございませんので、このぐらいでとめさせていただきたいと思いますけれども、ここで町長がこんなことをおっしゃっているんです。 今大切なことは、王寺町が足腰の強い自立した自治体になることです。これまで申し上げましたたように、各施策を推進するための地域の皆さんと課題を共有し、県や周辺自治体との広域連携も強化しながら、安全・安心、健康な暮らし満足度が県内トップの生活空間を目指してまいりたいと、こういうようにおっしゃっておられます。ということを再度ご披露させてもらって、町長から最後に一言お願いいたしたいと思います。 ○議長(松岡) はい、町長。 ◎番外1番(平井町長) 西本議員のほうからいろいろご意見、評価もいただきました。本当にいろいろ公約をさせていただきまして、歩みはなかなかすっとは行かないところもございます。子どもの医療費とかすぐにできるものもあったわけでございますけれども、いろいろ国と施策との整合でありますとか、そういうこともやっぱり図っていかなきゃいかん部分もありますし、なかなか一朝一夕に成果が出てくるものではないというふうには思うわけでありますけれども、いろんなタウンミーティングはやらせていただきましたが、いろんなそういった機会を利用しまして、できるだけ住民の皆さん方や議会の皆さん方の意見を取り入れながら、少しでも進めていければなと、今そういうふうに考えております。今後ともいろいろまたご意見を賜りますようよろしくお願いいたします。 ◆12番(西本) ありがとうございました。 ○議長(松岡) それでは、休憩をとりたいと思います。再開時間は3時からといたします。     休憩 午後2時43分     再開 午後3時00分 ○議長(松岡) それでは、休憩を閉じて再開いたします。 次に11番、幡野議員、登壇の上、質問を願います。 ◆11番(幡野) 登壇 それでは、2点にわたりまして質問をさせていただきたいと思います。 1点目は、子どもの貧困対策の推進に関する法律のもと、本町での取り組みについてでございます。 子どもの貧困対策の推進に関する法律がこのほど成立いたしました。この法律の目的、基本理念は、子どもの将来が、その生まれ育った環境によって左右されることのないよう、貧困の状況にある子どもが健やかに育成される環境を整備するとともに、教育の機会均等を図るため、子どもの貧困対策に関し基本理念を定め、国などの責務を明らかにし、及び子どもの貧困対策の基本となる事項を定めることにより、子どもの貧困対策を総合的に推進することを目的とする、これが目的でございます。 そして、基本理念といたしまして、子どもの貧困対策は子ども等に対する教育の支援、生活の支援、就労の支援、経済的支援等の施策を、子どもの将来がその生まれ育った環境に左右されることのない社会を実現することを旨として講ずることにより推進されなければならない、こういうことでございます。 こういう理念にのっとり、国及び地方公共団体は子ども等の貧困対策を策定し、実施する責務を有し、関係機関相互の密接な連携のもとに、総合的な取り組みとして行わなければならないとされ、政府は毎年1回、子どもの貧困の状況及び子どもの貧困対策の実施の状況を公表しなければならないとされております。 王寺町における対策として、1つは子育て困難家庭、児童虐待、また配慮の必要な子どもの問題など全ての子どもの状況を把握し、支援策を積極的に担当する地域の子育てセンター的役割を担うセンターを小学校区ごとに展望すべきと考えます。 そして、2つ目といたしまして、法第10条、教育の支援で述べられております「国及び地方公共団体は、就学の援助、学資の援助、学習の支援その他の貧困の状況にある子どもの教育に関する支援のために必要な施策を講ずるものとする。」とされています。 町長公約の中で上げられております寺子屋塾、子どもの貧困対策法を踏まえた教育支援の場とも位置づけ、実施されたいと考えます。 以上、2点について町長のお考えを伺います。 2点目でございます。学童保育の抜本的な拡充についてであります。 子ども・子育て支援法と児童福祉法改正にかかわりまして質問をさせていただきます。 昨年8月、新しくできました子ども・子育て支援法で、学童保育は地域子ども・子育て支援事業、これは市町村事業ということとして位置づけられ、学童保育の整備計画も含めた事業計画の策定が義務づけられております。指導員の処遇の改善、人材確保の措置なども盛り込まれました。 また、児童福祉法の改正では、1つ、学童保育の対象児童を6年生までの小学生に引き上げる。そして2つ目として、市町村は国の定める学童保育の基準に従い、条例で基準を定める。また、その基準は、児童の身体的、精神的及び社会的な発達のために必要な水準を確保するものでなければならない。市町村は、保護者が必要な利用ができるように、情報の収集、提供、相談、助言、あっせん、調整などを行う。こういうことがポイントとなっております。 そして、施行までのスケジュールは、2013年度中に国が事業計画の基本指針や学童保育の基準などを決めていく。そして、市町村は事業計画をつくるためにニーズ調査、これを2013年度秋以降に行う、町長から何回もご説明をいただいております。王寺町でもこのニーズ調査を行うということでございますが、この秋以降に行うということが定められております。そして、市町村、都道府県は2014年度に事業計画、学童保育の基準等を決めていく。そして、2015年4月から実施予定というものであります。 これらを踏まえまして、王寺町における学童保育の規模、そして指導員の配置基準、施設の整備、開設時間など、質の拡充について、現時点での町長のご所見をお尋ねいたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(松岡) 理事者、答弁を願います。 町長。 ◎番外1番(平井町長) 幡野議員のご質問にお答えをしたいと思います。 1点目は子どもの貧困対策の推進に関する法律に関連して、本町での取り組みということでございます。 1点目、地域の子育てセンター的役割を担うセンターを小学校区で設置してはどうかというご質問でございます。 現在、保健センターにおきましては、就園までの乳幼児を対象に、地域子育て拠点事業ということで、すくすく広場と銘打って、たくさんの子どもたち、親御さんが集われる、そういう広場を開設いたしております。利用人員は大体延べで年間1万2,000人程度、親御さんが5,400人、子どもさんが6,300人、こういった数、統計がありますけれども、多くの方々に、1つの場所、拠点として利用していただいておるということでございます。 この中では、配慮が必要な子どもさんを含めまして、保護者と一緒に集える場として開かれているわけでございますけれども、この中では常駐の保育士に対する相談といった体制、それから案件によっては保健師や栄養士さんにもいろいろ話をつなぐと、専門家にも話をつなぐという、総合的な意見交換が行われる場というふうに理解しております。 また、虐待についてでございますけれども、これにつきましては、福祉介護課の担当する、主催する定期的な会議で情報や支援方法を共有しているということでございます。 こういったことからしますと、現時点ではありますけれども、また、王寺町の区域の状況から見ましたら、ある程度、現在もきめ細かい体制がとられているのではないかというふうに考えておりまして、例えば、小学校区ごとにセンターを設置してはどうかという提案ではございますけれども、今のところはそういった必要というものは考えていないところでございます。 それから、次に、子どもの貧困問題が経済格差の広がりによって深刻になってきているということの認識、それから家庭の経済状態によって子どもの将来が左右されることのないような、そういう社会全体で取り組まなければいけないと、そういう課題であると、こういうことについては同様の認識を持っております。 貧困対策の中でも、特に教育支援が重要であるというご指摘もあります。また、そうであろうと思います。奈良県のほうでも、24年度からだと思いますが、生活保護世帯の子どもを対象に、子どもの学習教室として、中和はばたき教室というものを開催され、個別指導を実施されています。これは、去年、今年と、利便性ということもあるかと思いますけれども、王寺町のこのやわらぎ会館で開催をしていただいていまして、生活保護世帯の中学1、2、3年生が対象になって、毎週金曜日、自学自習が基本だというふうに聞いていますけれども、学習支援員、また大学生の方が指導されているというふうに聞いております。 王寺町といたしましても、基本的には今年度中に示される国の大綱、また、県が策定する子どもの貧困対策計画、この具体的な施策の動向をやはり見守っていくべきかというふうに考えているところでございます。 また、お触れいただきました寺子屋塾でございますけれども、堺市でマイスタディということで取り組んでおられる事例をぜひ王寺町のほうでもということで、この名前で選挙のときからいろいろ、王寺町にも広めたいということで話をさせてもらっています。これにつきましても、6月議会で教育長が回答もしておりますけれども、貧困世帯の子どもも含めて、幅広く子どもたちの誰もが学習支援を受けられるようにということで、ぜひ、これは26年度の開設につなげたいというふうに考えておりまして、それの準備に取り組んでいきたいというふうに考えております。 それから、学童保育にかかわってのご質問でございます。 子ども・子育て支援法の今後の具体的な進捗とあわせて王寺町も当然、検討をしていくわけでございますけれども、学童保育についての課題ということで、現時点においては1つは時間延長の問題であり、また、保育内容の充実をどう図るか、それから指導員の確保をどうしていくのか、また、受益者負担をどうするのか、さらには対象年齢、それから王寺町の場合は既に取り組んでいただいておりますけれども、両保育園との調整協議、こういった課題があろうかというふうに思っております。 お触れいただきました来年度の子ども・子育て支援事業計画の策定に向けまして、アンケート調査を実施していくわけでございますけれども、十分、私も内容を精査したいと思っています。住民の方々のニーズを十分分析させていただきまして、できるだけニーズに沿った、王寺町の状況にふさわしい、そういう方向性がどうかということを検討していきたいと思います。 また、これは国のほうでも検討段階でありますけれども、25年度末までには基準が示されるというふうに聞いております。国の基準を下敷きにしまして、また、先ほど申しましたアンケート調査結果を踏まえて、26年度で計画づくりと並行して事業内容、あるいは基準を定めた条例を制定していきたいというふうに考えております。 全体の今後の予定としては以上でございます。 なお、現在の学童保育について触れさせていただきますと、王寺小学校の実施場所でございますけれども、学童保育児童数が増加しております。この人数の増に対応するために、南側校舎の3階から、利便性のよい中校舎の1階に移転をいたしまして、指導員も1名を増員して8月初旬から運営をさせていただいているところでございます。 私から以上でございます。 ○議長(松岡) はい、幡野議員。
    ◆11番(幡野) 子どもの貧困対策の推進に関しては、現状、幼児の部分でおっしゃいました、保健センターが中心になってやっております、その事業を中心にご説明いただきました。そういう中では、現在、きめ細かい施策がとられているという認識だということをお聞きいたしました。 私は、この子どもの貧困対策と申しますのは、この法律そのものは18歳までの子どもを子どもというふうに、その範疇としているわけでありますけれども、ここで質問させていただいておりますのは、少なくとも義務教育、中学校までの王寺町の子どもにつきまして、町がやはりその状況を、深刻な状況が学童期、また中学生になってということも、幼児期からのこの貧困対策、また虐待など、幼児期からの状況が続くということがあるわけですけれども、幼児期はもちろん重要でございますけれども、全体として、王寺町の義務教育の子どもたち、そういう子どもたちがどういう状況に今なっているのかということを、やはり行政として把握していく、こういうことが大変大事かと思います。 と申しますのは、やはりこの間、もう何回も私もこの一般質問などでも申し上げてきましたけれども、貧富の格差ということが大きな問題になってきている昨今でございます。そういう中で、この子どもの時代にこの貧困対策法が目的と理念で述べていますように、こういう法律を制定せざるを得ないというような状況が日本各地に生まれているということも、この法律のできました社会状況でありますので、そういう中で、幼児期だけの問題ではなく、学齢期の子どもについて、ぜひ町として把握をしていきたい、いかなければならないのではないかというふうに考えるわけでございます。 それで、小学校区ごとに、この子育てセンターを展望すべきではないかということでございますけれども、今、そういう認識にはないということでございます。今後とも、この子どもの貧困状況につきましても、私も見てまいりたいというふうに思いますけれども、ぜひともこういう、私はやっぱり王寺町の子どもがしっかりと基礎基本を学ぶ、習得して社会に出ていく、こういうことを保証していく、このことを学校教育としても、また福祉面から申しましても、保証していってあげるということが重要なのではないかというふうに考えるところでございます。 寺子屋塾の問題でございますが、26年に開設していきたいというお答えでございます。中和はばたき教室などもやられておりまして、今の町長のお答えでは、やわらぎ会館で毎週金曜日やっておれるということでございましたが、私が聞きました範囲では、なかなか高田まで行くのが大変だというような状況もございました。それがやわらぎ会館でやられているということは、1つ、よかったなというふうに思っておりますけれども、やっぱり子どもが気軽にといいますか、通える、そういう学習保証というのが必要でございますので、どうしてもこれは町の事業として、中和の県の事業としてもやられているということとは別に、ぜひとも26年開設に向けまして対処していっていただきたいというふうに考えているところでございます。 それと、学童保育の抜本的な拡充についてでございますが、言うまでもなく子どもは減ってきておりますけれども、学童保育のニーズはずっとふえてきておりまして、この間、学童保育のことも質問をしてまいりましたけれども、平成14年度では、児童数、1年生から3年生というのが公立の学童の、今の対象になっておりますので、1年生から3年生までの児童数との比較で申しますと、平成14年度が18.36が学童保育を利用しているという児童数でございました。平成19年度では28.24であります。それで、今年の25年度では43.26というふうになっておりまして、これは登録、例えば王寺小学校などでは、児童数276人中70人ということで、この70人は登録で、毎回70人が来ているということではないということでありますけれども、いずれにしましても、何らかの状況の中で、この学童保育を利用しているというのが43.26%であります。これが直近の数字でございます。 仕事を持っている母親の増加、それから家族構造、そして地域社会の変化、こういうことが学童保育へのニーズが高まってきているわけでありますけれども、学童保育は、とにかくこの役割と申しますのは、共働き、またはひとり親家庭の小学生の毎日の継続の生活の場として、保護者の仕事と、子育ての両立を支援すると、こういうことが学童保育の役割でございます。そういうことからいえば、本当に、この学童保育の町の役割というのは大変大きくなってきているというふうに考えるところでございます。 それで、これから事業計画をつくっていくんだということでありますので、余り、この私の質問に関して具体的な町長のご意見はいただけませんでしたけれども、学童保育の規模、この人数が多くなっておりますので、当然、詰め込みというようなことが起こってまいります。そういうときにクラスを分けて、複数クラスにしていくということになりますと、教育委員会とのまた話し合いとか、そういうことも学校施設を使っておりますので、必要になってまいります。 今、現状、どういう状況になっているのかお尋ねをしたいと思います。 時間延長、それから保育内容の充実、受益者負担、また、対象年齢、こういうことがこれから問題だというふうにおっしゃいましたが、現時点での町長の、こういう現状の中で、これらについてのご意見、そういうお考えは全く今持っておられないのか、まず、ニーズ調査をしてから決めていくんだということだけなのかどうか、そのあたりをこの質問でお尋ねをしたかったところでございます。この質問趣旨について、もう一度お答えをいただきたいなというふうに思うんですけれども、よろしくお願いをしたいと思います。 それと、子ども・子育て支援法は、子ども・子育て支援給付、それと地域子ども・子育て支援事業、この大きく2つに分かれているわけでございまして、地域子ども・子育て支援事業の中に放課後児童健全育成事業が含まれるというくくられ方でございます。従来なら、放課後健全育成の、学童保育の事業では国庫負担金ということで、特定財源でありました。運営費への補助単価の積算、こういうことが人件費が非常勤職員として計算されているというようなことも問題はありましても、一応、放課後児童健全育成事業についての財源は特定財源ということであったわけですけれども、今度は国庫補助金ということになるようでございます。 こういうことで、特定財源から、特定財源ではなくなっていくと、不安定なものになっていくということで、市町村次第という、中身もそういうふうになる可能性も高くなるのではないかという懸念もあるわけであります。そういうことになりますと、今日的な問題としまして、貧困を背負う子どもたちに対して保育所や保育士が果たしている役割、これはもう本当に、今、重要なものになっているというふうに、現場の先生のご意見をお聞きしてもそういうことでございますけれども、町長は自己負担の利用も考えていかないといけないということもおっしゃっております。 そういう中で、認可保育所は応能負担ですので、所得に応じて減免措置などもありました。ところが、学齢期に入りまして学童保育になりますと、自己負担ということになりますと、定額というのが大体、学童保育の場合、一般的です。そうなりますと、利用負担、自己負担ができないというような貧困家庭の子どもの場合、それが利用できないというふうにつながってまいります。放課後や夏休みなどの学校長期休業中などに放置されるというような子どもが出てこないように考えていかなければなりません。そういうことも、この計画を策定される際に、ぜひとも考えていただかないといけない大きな問題になってくるんではないかというふうに思います。 今、お答えができないというふうになるかもわかりませんが、私はとにかく、町長の現時点での感覚と申しますか、そういうことが聞きたいわけでございまして、今度の法改正で6年生までということになってまいります。10歳未満ということが取り払われましたので、一応6年生までの小学生ということが範疇になるかと思いますが、それはそれで法的にそういうふうになっておりますので、王寺町でもそうされるだろうというふうに思いますが、そのことについて。 それと、占有面積ですね。児童1人当たりにつき1.65平方メートル、これが必要だという厚労省のガイドラインなんかもかつて出ておりましたけれども、そういうようなことの保証、そして現在はどうなっているのか、このあたり、わかれば教えていただきたいというふうに思いますし、あと備品の整備、そういうことも現在大丈夫なのかということもちょっと気になるところでございます。有資格者の指導員、これも必要なのではないかというふうに思いますし、各研修なども充実していただいて、研さんを積んでいただくということが必要だというふうに思います。大変、指導員の方、現在、努力しておられるわけですけれども、より、やはり子どもの充実した放課後が送れますように、そういう手当てをぜひともしていただきたいなというふうに思うところでございます。 以上でございますけれども、一応、今申しました点につきまして、町長のお考えを再度お尋ねをしたいというふうに思います。 ○議長(松岡) はい、部長。 ◎番外(浅井住民福祉部長) 住民福祉部の浅井でございます。 今、幡野議員さんがおっしゃいました内容につきましては、アンケート調査は、当然この秋に実施をさせていただきますが、それまでに、町長就任以来、学童保育の拡充という形で公約に上げられておられますので、常に担当のほうと今後の方針について検討というか、お話はさせていただいております。まずは、そういうことで学童保育の環境整備、今現状の環境整備を何とかしていきたいという町長の気持ちから、先ほど町長の回答の中にもありましたように、かなり今、王寺小学校の登録さん、これおっしゃるように70名、あと北小、南のほうは三十数名あたりで、1つでいけるんですけれども、そういう観点から、まずは王寺小学校の場所の移転を決断していただきまして、今現在、1階の利便性のいいところで利用しております。また、学童保育の指導員につきましても、1名、王寺小学校のほうで増員を図らせていただいて、今現在、運用をしているところであります。ただ、基本的には、住民の方々のニーズ、これもどういう考え、どういうご要望があるのかということが、これは重要な部分でありますので、まずはアンケート調査、当然どういうアンケート調査にするかという中身につきましては、再度、町長のほうとよく詰めさせていただいて、王寺町に合った形でのニーズ調査にまずしていきたい。その今、調整中であります。そのようなことから、今後、法律で改正される年齢引き上げの問題、それと補充員の資格の問題、それと多々法律の中で今後示されるであろう内容につきましては、当然、本町の条例の中で今後検討して、議員の皆様方にも上程させていただいて、検討していただくわけでございますが、現状でいきますと、まずは調査を踏まえた中で今後の方針、また条例の中身、当然、計画の中身というのを、詳細につきましては今後調整していきたいというふうに考えております。ただ、先ほど申しましたように4月以降、いろいろの中で町長のほうもお考えをいただいておる中で、まずは現状できる部分として学童保育の運営を行っておりますし、今後のことにつきましても、アンケート調査、何度も申しますが、当然、アンケート調査でニーズの把握、また分析をさせていただいた中で、担当のほうで検討、また町長のほうと協議を進めた中で進めていきたいというふうに考えておりますので、ご理解をお願いしたいと思います。 以上でございます。 ◆11番(幡野) 議長。(発言の挙手) ○議長(松岡) はい、幡野議員。 ◆11番(幡野) ちょっと私の質問に正面からお答えがなかったのが残念でございますが、計画の中で実施していくと、王寺に合ったものをつくっていくんだという、それはもう当然そういうことになるわけでございますが、先ほど申しましたような、学童ニーズ調査と申しましても、学童保育はそのニーズ調査が本当に子どもの、1つは生存権の問題だと思うんですね。一般的な学童保育の一定レベルのところにある児童の場合は、それほど大層に言わなければならない問題ではないかもわかりませんが、要はやはり、親が働いている間に子どもが1人で放課後いることになるわけです。それを充実した放課後にしていかなければならない。 また、夏休みやそういう学校長期休業のときにしていかなければならないということ、これが、本当に親が帰ってくるまでにポテトチップを食べてテレビを見ていると、8時ぐらいにお母さんが帰ってくるまで、何も、おなかはすいているけれども食べられないというような、そういうようなことで放置されている子どももあるわけでありまして、そういう子どもが、今、王寺町の学童保育は無料ですので、払えないから行けないという、そこの障害はありませんで、これは本当にありがたいなと思っているところでございますが、今後のこの子育て関連法3法によりまして、いろいろ整備もされていくわけですけれども、それに伴って一部自己負担というようなことが発生してまいりますと、先ほど申しましたようなことも生じてまいりますので、子どもがしっかりと学童保育でその生活の場が保証される、そして勉強、宿題、そういうのも一定できるというような場であってほしいというふうに思いますし、そうでなければならないというふうに思いますので、ぜひともそのあたり町のほうでもいい計画を策定していただきますようにお願いを申し上げまして終わります。 ○議長(松岡) 次に、1番、小山議員、登壇の上、質問を願います。 ◆1番(小山) 登壇 それでは、議長のお許しがありましたので、私は3問させていただきます。 まず、1つ目は、国民健康保険税の引き下げの実施を。 市町村が運営します国民健康保険、以下、国保と申しますが、ほかの医療保険に加入しない、全ての住民に医療を保障する制度です。現役時代は、健保や共済に入っていた人も、年金生活者になると、多くは国保に加入します。国保は誰もが1度はお世話になる医療制度であり、国民の3人に1人が加入する日本最大の医療保険です。 ところが、この大事な制度が、高過ぎる保険税が住民を苦しめるという事態が起こっています。全国では、このような事態を受けて保険税の引き下げを実施した自治体もあります。王寺町におきましても、国保税の引き下げの実施をしていただきたいと思います。 2つ目、水道料金の引き下げの実施を。 王寺町に引っ越して来られた方は、王寺町は水道料金が高いですねとよく言われます。何度も議会で質問してきましたが、いまだ実現しておりません。 本年4月から、県営水道の料金が引き下げられました。今回の改定では1立方メートル当たり140円から130円に引き下げられました。さらに基準となる水量を超えた水量については90円になります。県営水道の引き下げを町民の皆さんに還元すべきだと思います。ぜひ水道料金の引き下げの実施をしていただきたいと思います。 3つ目ですが、地産地消の学校給食の実施を。 子どもの偏食や外食、孤食など、子どもたちの食環境が厳しさを増す中、学校給食の地産地消は、地場産品を通じて、食文化への理解や関心などの食育、生産者の顔が見える安全・安心で新鮮な野菜、これらを通じて地場の農産物の消費拡大などにつながります。 奈良の学校給食を考える会の催しでの、今治市での安井孝さんの、学校給食に地場のものを使うメリットは次のように述べられています。 1つ、つくれば必ず買ってくれるところが確定するので、地域の農業振興や遊休地の解消につながることです。今治市では、給食用に特別栽培米を生産、平成15年に26名だった生産者が18年には72名になり、収穫量も55トンから146トンにまで拡大しています。2、生産者は販売促進で所得がふえ、やりがいを感じています。3つ、消費者は誰がつくったのかわかるので安心。無農薬は体にもいい。4つ、環境面からも、遠くから運ぶことを考えると省エネになる。5、鮮度は抜群です。 以上のようなメリットがある地産地消の学校給食の実施をぜひしていただきたいと思います。 以上、3問です。よろしくお願いします。 ○議長(松岡) 理事者、答弁を願います。 ◎番外1番(平井町長) 議長。(発言の挙手) ○議長(松岡) 町長。 ◎番外1番(平井町長) 小山議員のご質問にお答えをさせていただきます。 私に対する1点目でございますが、国民健康保険税の引き下げという点でございます。 国民健康保険制度は、ご案内のように相互扶助の精神にのっとりまして、病気などの場合に保険給付を行う基本的な社会保険制度であるというふうに思いますし、そのまた継続的、安定的な維持のためには財源確保が極めて重要であるというふうに認識しております。 本町では収納率の向上に積極的に取り組み、運営の健全化に向けて鋭意努力を行ってきたところであります。そういう意味で、本町の経営姿勢という意味では、良好なところにあるのかなというふうに思いますし、国や県の特別調整交付金も頂戴をいたしております。また、払いたくても払えない人に対しましては、納税相談によりまして、個々の状況に応じた納め方、例えば分納でありますとか、そういった相談もさせていただいております。 24年度の県内市町村の1人当たりの調定額でございますけれども、県の平均が8万3千円ということに対しまして、王寺町では9万3千円ということで、1万円程度、県平均を上回っております。内訳で見ますと、応能負担の所得割、資産割では、例えば、所得割でございますけれども、県の平均ですけれども、これは10.12%に対しまして、王寺町では9.4%、1ポイント低い。資産割におきましても、県の平均が38.22%に対しまして、王寺町では33%ということで5ポイント程度低いということで、県の平均を下回っております。 こういった状況から、王寺町、先ほどの平均で見ますと高いわけでありますけれども、やはりその一定程度、所得層が高いのかなという推測をいたしているところであります。 医療費には不確定要素が多分にありまして、厳しい財政状況となっておりますので、今、保険税の引き下げということにつきましては、特に考えは持ってないところでございます。財源確保につきましては、今後とも精いっぱい努めますし、制度の安定的な持続ということにつきまして、県や国に働きかけてまいりたいと思いますし、片や、国保の制度が今後どのように移っていくかということも、本当に大きな関心事でございます。 荒井奈良県知事は従前から、県一本の国保を運営していったらどうかという提案もされていました。全国的には実は非常に少数ではありますけれども、今の厚労省の考え等を見ますと、そっちのほうに向かいつつあるのかなというふうに思いますし、県のほうでも奈良モデルということの中で、標準保険料の設定をどうしたらいいかとか、いろんな検討、取り組みがなされているところでございますので、そういった今後の制度の大きな動向についても十分注視を図っていくということで、今後、安定的な制度運営というものを目指すということでは同じでございますので、きめ細かく分析もしていきたいなと、かように思っております。 以上です。 2点目でございますが、水道料金の引き下げでございますが、王寺町では安全で安心な飲料水を安定して供給できるようにということで、従来より取り組んでおります。 ご案内のように、25年4月から県営水道の料金が引き下げをなされました。ご指摘のとおりでございます。王寺町といたしましても、できるだけ早いうちに料金の改定をしたいということで検討を進めているわけでございますけれども、大きな流れとしましては、昨今の水道経営を取り巻く環境という意味で、住民の方々の節水意識の定着、さらには節水型家電の普及ということもございまして、また人口が減っているということもあると思いますけれども、年々、配水量は減少傾向にありまして、給水収益も減少傾向にあります。 事業全体の観点からいいますと、通常の水道施設の維持管理業務以外に、臨時の投資といいますか、第2浄水場の耐震工事、これは完了させてもらったわけでございますけれども、今後は第1浄水場の耐震化、さらには、老朽管の更新化事業を進めて行く必要がある。その中で例えば、大きな要素として、自己水の扱いをどうするかということも十分きめ細かく検討していく必要があるだろう。施設の状況、今後、どこまで更新が可能なのかどうなのか、大きな観点があるわけでございまして、そういったことを総合的に勘案しながら、やはり長期的な収支見通しを踏まえまして、あるいは整備計画を踏まえまして、料金改定の検討作業を慎重に進めてまいりたいと、かように考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(松岡) はい、教育長。 ◎番外(和田教育長) 3点目の地産地消の学校給食の実施をという点について、お答えをさせていただきます。 地産地消の長所及び短所というところでございますけれども、まず長所、輸送費用を抑え、地域の食材や食文化への理解促進、地域経済活性化などに非常に有効である。短所といたしまして、季節や天候、また農業が盛んではない地域では安定的な納入体制が困難である等の点が挙げられるかと思います。 そこで、本町の場合でございますけれども、地産地消の学校給食の実施をということでございます。 学校給食では、まず、安全な食材で、安価で、一定量、一定規格の食材を安定的に確保する、これが第一に考えられる点でございます。 先ほどお話がございました今治市の学校給食の取り組み、今治産特別栽培米の使用ですかね、対し、王寺町内での地元生産では需要に合った生産供給が果たせないという状況が残念ながらございます。不可能であるということでございます。 そこで、給食メニューに奈良県産の農産物、ホウレンソウやコマツナなどを取り入れさせていただいております。また、農産物の出荷時期、これが限られるため、奈良県産食材を使用した加工品、大根キムチや大豆コロッケなども活用しております。 食材の安定性、安全性と栄養バランスのとれた給食の提供、地域や食への理解を深める食育をさらに進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(松岡) はい、小山議員。 ◆1番(小山) 1番、小山です。 まず、1問目の国保会計のことですが、国保会計のあの積立金ですが、累計ですが、平成21年度には4千万円、22年度には4,020万円、23年度は1億35万円、24年度には1億5,669万円、積立金が累計でございます。 今、申し上げましたように、積立金が年々増加しております。24年度の行政実績報告書を見ますと、年間3,336世帯が国保に加入されているということです。単純に考えまして、1世帯1万円の引き下げに必要な金額は3,336万円ということになります。平成24年度の決算でも、5,635万円の積立金となっております。累計では、先ほど申しましたように1億5,669万円になっております。1世帯1万円引き下げるのに十分な積立金があるように思いますが、どのようにお考えですか。 2問目の水道料金ですが、近隣の町では上牧町、広陵町が今年4月から引き下げられ、斑鳩町では10月から引き下げられることになっています。 例えば、王寺町で20ミリ口径で20立法メートルお水を使ったとしましたら、1円単位は切り捨てられますので、王寺町は4,510円になります。広陵町では3,800円です。上牧町では3,930円、斑鳩町では3,910円です。河合町では3,610円です。河合町は、今回の県水の値下げ以前からこの料金体系です。近隣に比べまして、王寺町が高いのがわかると思います。 今、申し上げましたように、王寺町は河合町よりも900円、広陵町よりも710円、斑鳩町より600円、上牧町よりも580円も高くなっています。これは1カ月の料金計算ですから、1年になるとかなりの金額になります。 また、水道事業会計決算でも毎年黒字になっています。県水の引き下げと加えて考えれば引き下げは可能だと思うのですが、いかがでしょうか。 3つ目の地産地消の学校給食の実施ですが、王寺町の地産地消の取り組み状況は、今、教育長が言ってくださいましたが、パーセントではどのような感じになっていますか、もしわかったら教えていただきたいと思います。 奈良県の取り組み状況では、平成22年度で22.6%、その5年前の平成17年度は12.3%ですので、10%も向上しています。また、奈良教育大附属小学校では、奈良県産の野菜を初め、牛肉、豚肉、しょうゆ、豆腐、牛乳、麺類など地元のものを使うことで、新鮮でおいしく、残食が少ない、生産者への感謝の気持ち、また市場におろさない分、安い価格で調達できる、給食調理の時間短縮のための学校側の意見を伝えられる、生産者の思いを子どもたちに伝えられるなど、地元のものを食べるだけでなく、農耕作にかかわる人と人とのつながりをも子どもたちに学ばせる場になっているそうです。 タマネギ、ジャガイモ、ニンジンなどの主要食材を賄うには、1,000人規模の学校で1品目、1トンあれば賄うことができるそうです。 大和郡山市の取り組みでは、学校給食4,920人分の年間20トンのタマネギを使用しています。これを地元で調達しようと、お母さんたちがグループで栽培を始めているそうです。県の作付指標では、1反当たり5トンの収穫があるとされていますので、20トンなら4反あれば賄えることになります。王寺町の小中合わせて何食、給食をつくられているのかということと、先ほど言いました、地産地消のパーセントを教えていただきたいと思います。お願いします。 ◎番外(浅井住民福祉部長) はい。(発言の挙手) ○議長(松岡) はい、部長。 ◎番外(浅井住民福祉部長) 住民福祉部の浅井でございます。 まず、1点目の国保会計の基金の状況、議員おっしゃるように、平成24年度決算ベースでは1億5,600万円という形で基金の残高となっておりますが、先ほど町長の回答のほうにもありましたように、医療費というのは、かなり不特定な要素が多いという部分がまず1つございます。年度によりましては、大きな何かがはやりましたらすぐに医療費が要る、その部分については、当然基金のほうで対応していくという、そういう意味での基金の積み立てだというふうに認識もさせていただいておりますので、今、議員がおっしゃいました、この基金を国保保険料のほうにということと、また、この基金を積んでいる状況というのは若干違う部分がある。今、言いましたように、そういう臨時的な部分に対しましては、やはり基金というのは、幾らかの金額というのは国保会計のほうで持っておかなければならないというふうに考えております。 金額的なことにつきましては、今後、こちらのほうでどれぐらいが目安なのかというのは、その中で担当の中で、日々考えております。ただ、基金を保険料にという部分につきましては、ちょっと若干違うかなと。今、言いましたように、そういう部分に対しまして基金というのは積んでおるし、何かございましたら、当然基金のほうで対応していくというふうな運用をさせていただいております。 以上でございます。 ○議長(松岡) 部長。 ◎番外(内山水道部長) 水道部、内山でございます。 水道料金の値下げの件でございますけれども、議員おっしゃるとおり、広域2市8町ございますが、その中では王寺町が一番高いと、少し高いということは事実でございますけれども、これも過去から、昭和35年、水道事業供用開始以来、おおむね50年ほどたってございますけれども、住民さん並びに時の関係者の方々のご理解のもとで、今の料金並びに水道事業会計が健全な運営を今までさせていただいているというふうに理解をいたしております。 今現在、約11億の預貯金がございます。前にも申し上げましたとおり、今後、やらなくてはならない事業がたくさんございます。先ほど町長のほうから申し上げましたとおり、第2浄水場につきましては、23年から今年までで耐震事業は終わります。第1浄水場につきましては、今現在、耐震の診断をさせていただいております。来年度、26年度にその耐震診断をもとに将来計画を立てていきたいと、このように考えております。 水道管の更新事業につきましても、水道管、王寺町、全長でおおむね100キロメートルの水道管がございます。そのうち古い水道管もございますので、それも当然、更新事業をやらなくてはならないというような形で、過去の方々のご理解によりまして、今現在、健全な運営をしながら、将来に向けた蓄えもしていただいて、将来計画を立てることができるに至っております。その中で、来年度において、その計画を立てて、先ほど、町長も申し上げておりましたけれども、自己水をどうしていくのかということも踏まえて検討して、総合的な判断を来年度中にはやらなくてはならないなと、このように考えておりますので、もう少しお時間をいただきたいと思います。 以上でございます。 ◎番外(吉川教育次長) はい。(発言の挙手) ○議長(松岡) 次長。 ◎番外(吉川教育次長) 吉川でございます。 奈良県産のつくられたものが王寺町でどのぐらいの率を利用しているかということにつきまして、今、学校のほうでは献立表をお渡ししております。そんな中で、お米を、奈良県産米を、ヒノヒカリやと思います。その分での、献立表の中にはお示しをさせていただいております。それは、月によって違いますけれども、2回であるとか、そしてまた野菜関係につきましては、奈良県産でとったものについても、献立表の中には星印をつけさせていただいて、皆さんに周知しているという状況でございます。率的なものはまだ、学校のほうに調べなわかりませんねんけれども、それが必要であれば、また今後、我々のほうに聞いていただければ、報告させていただくことが可能かと思います。 それと、学校給食の食数ですけれども、平成25年度おきまして、小学校におきまして22万500食、180日間の計算でございます。それと、中学校につきましては10万4,825食、175日に間の計算でもって食材数値を上げさせていただいております。 以上です。 ○議長(松岡) はい、小山議員。 ◆1番(小山) 1番、小山です。 国保の加入者の平均所得は、1990年度には年間240万円でしたが、2009年度には158万円に下がっています。同じ時期に、1人当たりの国保税は6万円から9万円にはね上がっています。これでは、王寺町でも滞納があると思うんですけれども、ふえるのは当然だと思います。 いろいろ基金の大切さを部長さんが言われて、ちょっと引き下げはできないとおっしゃっているんですが、王寺町での資格証明書、また、短期証明書の発行数を教えていただきたいと思います。 ◎番外(浅井住民福祉部長) はい。(発言の挙手) ○議長(松岡) はい、部長。 ◎番外(浅井住民福祉部長) 住民福祉部の浅井でございます。 すみません。今、ちょっとその辺の資料を持ち合わせておりません。後ほどご報告させていただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(松岡) はい、小山議員。 ◆1番(小山) 1番、小山です。 水道料金のことですが、斑鳩町のホームページですが、大きく、平成25年10月から水道料金を値下げしますと書いてあるんですね。斑鳩町の水道は、水道の約3分の2を奈良県からの受水により町内へ供給していますが、県営水道の料金が1立方メートル当たり10円引き下げられたことを受けて、その減少額を使用される皆様へ還元するため、10月分の水道料金から全ての使用区分において、使用料金1立方メートル当たり、一律10円引き下げをしますと書いてあるんですね。ほぼ、王寺町と同じ県水の買っている割合なんですね。斑鳩町にできて、なぜ王寺町にできないのかなとちょっと思うんですが、再度確認していただきたいと思います。 国保世帯の資格証と、短期証明書、今ちょっとわからないとおっしゃっているんですが、そういうものを発行しなくてもいいように、ぜひ国保税の引き下げ、お願いしたいと思います。 また、水道料金におきましては、近隣の町の料金になるべく近づくように引き下げをお願いいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。 ○議長(松岡) 次に、5番、沖議員、登壇の上、質問を願います。 ◆5番(沖) 登壇 議長のお許しをいただきましたので、王寺町における認知症高齢者、若年性認知症に対する支援についてを質問いたします。 我が国は、これまでに経験したことがない超高齢化に向かっており、王寺町においても例外ではなく、福祉施策のさまざまな問題が山積しているものと思われます。 認知症高齢者は2012年は305万人でしたが、2025年には470万人と、65歳以上人口の12.8%になると推計され、この急増に対応するため、認知症対策が重要な課題となっています。 また、若年性認知症は、社会的に十分な認識がなく、働き盛りの人が発症することから、社会的、家庭的、経済的にも支援が必要になると言われています。 そこで、次の事項について質問いたします。 1、王寺町における高齢者認知症の実態把握状況(在宅、施設、医療機関、その他を含む)と、今後の推移をどのように捉えられているのか。 2、若年性認知症は、高齢者ではなく、若くても発症するところに問題の深刻さがあると言われていますが、王寺町ではどのように実態把握をされているのか、また、どのような問題があると認識されておられるか。 3、若年性認知症を発症するのは40歳以下でも考えられますが、介護保険サービスの適用は望めません。その場合、どのような福祉サービスで対応できるのか。 4、認知症高齢者、若年性認知症に対する支援として、王寺町における相談体制について。また、今年度から始まった国の認知症施策推進5カ年計画(通称オレンジプラン)に基づいた王寺町の取り組みはどのように進められていくのか。 以上について、お伺いいたします。 ○議長(松岡) 理事者、答弁願います。 ◎番外1番(平井町長) 議長。(発言の挙手) ○議長(松岡) 町長。 ◎番外1番(平井町長) 沖議員の一般質問にお答えをさせていただきます。 王寺町における認知症高齢者、若年性認知症に対する支援ということでのお尋ねでございます。 高齢者認知症の実態把握につきましては、今年度、65歳以上の要介護認定を受けていない方を対象に、生活機能評価アンケート調査を実施いたしまして、その結果を踏まえまして、介護認定者になる可能性の高い方を対象に、町が実施いたします介護予防教室への参加を促すということを行っております。また、この調査の未回収者に加えまして、民生委員の方からの情報を加えまして、今年度から、王寺町社会福祉協議会に認知症対策として配置しました専属の嘱託職員1名と連携しながら、直接高齢者宅を訪問するなど、きめ細かな対応を行っているところでございます。 若年性認知症の事態把握ということでございますけれども、なかなか、その事態把握についてはやはり難しい部分があるようでございます。形式的なことで申し上げますと、精神障害者保健福祉手帳の交付者、あるいは、精神通院医療の利用者等で実態を確認したところでございますけれども、その範囲では、現在のところ、王寺町には若年性認知症の方はおられないという報告を受けております。 一般的な問題点と考えられますのは、ほとんどが働き盛りの方が発症しまして、家族にとりまして大黒柱が倒れるということは、本当に経済的、また精神的に大きなダメージを受けられるものでございます。 この若年性認知症、今、申されましたように、福祉サービスにつきましても、手帳交付者、例えば自立支援医療制度、あるいは精神障害者の保健福祉手帳、手帳の交付者には確かに無料バス、運賃補助などがあるわけでございますけれども、それ以外にはなかなかないというのが現状かというふうに思っています。 王寺町の相談体制並びにオレンンジプランの取り組みでございますけれども、相談体制につきましては、役場内の地域包括支援センターあるいは社会福祉協議会で相談を受けております。さらに、本年8月から、関係の機関と連携いたしまして、専門のスタッフによる認知症無料相談窓口を開設いたしまして、月1回の相談業務を実施しているところでございます。 また、オレンジプランの取り組みにつきましては、やはり地域で認知症の方と家族の生活を支える、そういう仕組みづくりが重要であろうというふうに考えております。 今後、高齢者の方々の実態調査や、あるいはまた相談の内容、そういったことをよく分析いたしまして、次の第6期の介護保険事業計画の中にきちっと反映できないかということも含めまして、調査研究を進めてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(松岡) はい、沖議員。 ◆5番(沖) 5番、沖です。 まず、若年性認知症につきまして、実態把握がなかなか難しいということでございました。自立支援法でありますとか精神医療のところで、実際的な登録が見られないということで、若年性認知症の方が今のところ王寺町では認められないというような判断でよろしかったかと思います。 今、いらっしゃらないということで、これはよかったのかなというふうに思っておりますが、若年性認知症に対しての世間の周知ということでございますが、一家の大黒柱が倒れてしまう。わけがわからなくなってしまったりするということですから、当然、収入の道も途絶えてしまう。そういった怖いところが潜んでいる病気ということでございますので、できましたら、そのサポート体制という面で、行政だけではなく、企業や地域にまで求められるということになろうかと思いますけれども、今後、その若年性認知症の周知、それから啓発活動、こういったことにも、ぜひ王寺町としても取り組みを始めていただきたいというふうに思っております。 それから、認知症高齢者についてでございますが、まずは町長の公約、それから既にスタートをされております事業の中で、介護保険適用外の方の高齢者の実態調査と現状の把握をされるということでございました。これは、今後、増加する見込みの対策を考える際には必要なことであって、今後の取り組みには大変期待をいたしております。 しかし、実態把握、このことはもとより、これ以上、認知症高齢者をふやさない予防対策も重要な課題であるというふうに思っております。特に、軽度認知障害と診断された方の進行を防ぐことにより、介護保険への移行も減少できるものと期待をされております。介護保険の使用もどんどん急増するというふうに考えられている中で、やはり予防対策にも今後しっかりと力を入れていく必要があるのではないかというふうに思います。 オレンジプランの中でも、認知症高齢者を早期に発見することで、少しでも早く適切な医療や介護のケアを開始し、住みなれた地域でそのまま暮らしていけることを目的として、今年度からスタートをされています。 王寺町では、平成20年度から認知症サポーター養成講座を開催され、昨年、平成24年度では「心も体もあっぱれ人生 みんなで学ぼう、認知症!」を合い言葉に、認知症予防啓発講座や出前講座を実施されております。オレンジプランの中にも、サポーターは認知症のことを理解し、認知症の人やその家族に対し、可能な範囲で手助けを行うことを目標とするとありますので、今回の平井町長の施策の中で、社会福祉協議会に専属の嘱託職員を配置し、認知症の早期発見、早期対応を目指すということをされておりますが、この嘱託職員の方を中心に、今までに認知症のサポーター講座を受けられた、サポーターの方のさらなる養成といいますか、社会福祉協議会が拠点となって認知症の予防事業等を進めていかれるお考えはないか、この点についてお伺いをいたします。 また、医師が早期に認知症を診断し、早期の対応を可能にすることがオレンジプランの目標の、これもまた1つになっておりますが、これまでは、症状がある程度進行してから受診する人が多くて、対応がおくれることが多かったというのが実情のようです。かかりつけ医を受診した段階で対応できるよう、オレンジプランの中では医師が研修をするということが盛り込まれております。この点について、町内の医師と王寺町との連携はどのようにとられるのか、以上の2点について再質問いたします。 ◎番外(浅井住民福祉部長) はい。(発言の挙手) ○議長(松岡) はい、部長。 ◎番外(浅井住民福祉部長) 住民福祉部の浅井でございます。 まず、1点目のいわゆるサポートということでございますが、これは議員のほうがおっしゃいましたように、社会福祉協議会のほうに専属の嘱託職員を1名配置しております。また、介護のサービスの中でどのようなサービス、ちょっとしたサービスなんですが、どのようなサービスが求められているのかということも含めまして調査のほうをいたしておりまして、今後は、社協と、当然、福祉担当課のほうと連携をいたしまして、介護ボランティア的な形、その辺につきましても、今現在、これは研究をしている段階であります。住民の方のニーズも踏まえまして、どのような介護サービスに対しての単独でできるボランティア、そういうボランティアづくりという形で今検討をしているところでありますので、その辺、今後も検討のほうを進めていきたいというふうに考えております。 また、オレンジプランの中にある医師、いわゆる医師の向上、それと、その認知症の取り扱いをする病院、全国的にかなり少ないというふうに言われていますので、その辺は国のほうでそういう専属に取り扱う病院を何とかふやしていこう、また、それに携わる医師について、今後研修、養成していこうという、こういう大きな目標を掲げられてオレンジプランは進んでおります。 王寺町につきましても、町の医師会とは常に連携をとりながら、予防の関係とかは、いろんな連携をとりながら町のほうで進めておりますが、今後、そういう形で、その認知症を専属でやるというところは町内ではございません。ハートランドさんのほうで相談業務等をやっていただいておりますので、そちらとは常に包括支援センターと連携をとりながら進めておりますが、今後につきましても、そのような状況の中で進めていきたい。また、病院につきましては、そういう部分では、ちょっと若干、王寺町の医療機関という部分については、なかなかそういう専属の病院はありませんが、相談業務のほうにつきましては、関係機関と協議、連携をしながら今後も進めていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ◆5番(沖) はい。(発言の挙手) ○議長(松岡) はい、沖議員。 ◆5番(沖) はい、5番、沖です。 ちょっと、私のほうの認識も薄いのかもわかりませんが、今年度からスタートしたプランでございますので、それをどう市町村が捉えて、どう進めていくかということは、やはり王寺町の行政の中で、これは考えられるべきものではないのかなというふうに思います。 先ほど、認知症専属の医師というふうに言われましたが、この多分オレンジプランの中で言われているのは、かかりつけ医ですね。だから、ふだんから自分がかかっているお医者さん、その方に受診をしたときに、軽度の認知症の段階を把握できるような仕組みづくりをできるように、医師が研修を積むのかなというふうに理解をしておりましたので、これは今後の検討課題として、国は国のプラン、王寺町は王寺町のプランということではなくて、できるだけその町内の機関と連携をとり合いながら、進めていくのがいいのかなというふうに思っていますので、よろしくお願いしたいと思います。 あと、先ほど介護ボランティア的な制度を設けていきたいと。これは、住民のニーズに応じてということでございました。やはりニーズと、それから需要と供給のバランスが大変なことであると思います。こういったボランティア的な事業と申しますのは、やはり拠点が必要なのかなというふうに考えておりまして、何かやりたい、自分の力を社会に生かしたいというふうに思っている方は結構たくさんいらっしゃると思います。特に団塊の世代の方が退職をされましてから、結構たくさんいらっしゃるのかなというふうには感じておりますが、しかし、その力をどのように自分が生かしていったらいいのかということになりますと、自分から能動的にはなかなか動きにくいようですので、やはり拠点をしっかりとつくっていただいて、それはできれば行政のほうでつくっていただければ、そういったボランティア的な方、介護でありますとか、それから防災のこと、またほかの各種ボランティア、そういったことも含めまして、住民とともに協働のまちづくりというのが進められるのではないかというふうに考えております。 人材をどのように生かしていくのかということも、今まででしたら、地域で考えていたことですけれども、やっぱり、これからは行政も地域と連携をしながら、そこのお互いに力をかりられる、どうやというような、情報の連携もしっかりととって、まちぐるみで奈良県一の住みよいまちをつくっていきたいというふうに私も協力をしたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。 以上で質問を終わります。 ○議長(松岡) 以上をもって、一般質問を打ち切りいたします。 ここで休憩をとりたいと思います。再開は午後4時35分から。     休憩 午後4時20分     再開 午後4時35分 ○議長(松岡) 休憩を閉じて再開いたします。 日程第4、報第12号、専決処分事項の報告について(王寺町国民健康保険税条例の一部を改正する条例について)を議題といたします。 理事者、提案説明を願います。 ◎番外2番(平岡副町長) はい。(発言の挙手) ○議長(松岡) はい、理事者。 ◎番外2番(平岡副町長) それでは、報第12号、王寺町国民健康保険税条例の一部を改正する条例の専決処分につきましては、5月議会において改正させていただきました。 特定継続世帯に係る世帯別平等割の割合が親法である地方税法と相違していることから、王寺町国民健康保険税条例の一部を改めさせていただくものでございます。 改正の内容でございますが、世帯主もしくは世帯員が後期高齢者に移行したことで国民健康保険加入者が1人となった場合、その移行後、6年目から8年目まで平等割を4分の1の減額する特定継続世帯に係る改正について、その減額割合額を5月議会提案時に誤表記しておりましたので、この部分を改正させていただくものでございます。 なお、この改正により、対象者への方々へのご迷惑をかけることのないよう、7月8日付での専決処分といたしております。 以上のとおりご報告を申し上げまして、ご承認賜りますようよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(松岡) これより質疑に入ります。質疑のある方、ご発言願います。 ◆2番(清水) はい。(発言の挙手) ○議長(松岡) はい、清水議員。 ◆2番(清水) 2番、清水です。 1点だけ、確認をさせていただきたいと思います。 今、副町長のほうから7月8日付での専決処分というふうにおっしゃいました。住民の方にご迷惑がかかる、かからない。当然のことながら、例えば、発送された日がいつなのか、専決処分をせざるを得なかった理由について、もう少し詳しくご説明をいただきたいというふうに思います。 以上です。 ◎番外(浅井住民福祉部長) はい。(発言の挙手) ○議長(松岡) はい、部長。 ◎番外(浅井住民福祉部長) 住民福祉部の浅井でございます。 今、副町長のほうから提案された内容でございますが、まずは、これは事務的なミスでこういうふうな形で5月の議会の中で間違いを犯しましたことを、まずはおわび申し上げたいと思います。どうもすみませんでございました。 それと、発送日でございますが、7月8日の日に、一応納付書をそこから幾つか抽出させていただいて、条例と確認をさせていただきました。その中で、今回、条例のほうが誤っているという形で気がつきましたので、7月8日で専決処分をさせていただいております。 また、発送につきましては、7月11日に納付書を各住民さんのほうに発送をいたしております。 以上です。 ○議長(松岡) ほか、ございますか。     (ございませんの声) ○議長(松岡) ないようですので、質疑を打ち切りいたします。 これより討論に入ります。討論のある方、ご発言ください。     (ございませんの声) ○議長(松岡) ないようでございますので、討論を打ち切りいたします。 これより報第12号、専決処分事項の報告についてを採決いたします。 本案は、報告のとおり承認することにご異議ございませんか。     (異議なしの声) ○議長(松岡) 異議なしと認めます。よって、本案は報告のとおり承認することに決定いたしました。 次に、日程第5、議第47号、王寺町監査委員の選任同意についてを議題といたします。 理事者、提案説明を願います。 ◎番外1番(平井町長) 議長。(発言の挙手) ○議長(松岡) はい、町長。 ◎番外1番(平井町長) 王寺町監査委員の選任同意につきましてご説明申し上げます。 本町監査委員植田進氏の任期が平成25年9月30日をもって満了になるため、新たに芳川恭久氏を監査委員として選任いたしたく同意を求めるものでございます。 同氏は長年、地元の民間企業で勤務され、また、本町教育委員や都市計画審議会委員を歴任されるなど、人格は高潔で財務管理や行政運営に関してもすぐれた識見を有されております。公正かつ適正で能率的な行財政運営が求められている中で、公正不偏の監査執行に努めていただけるものと確信し、同氏に監査委員をお願いするもので、議員皆様の同意を賜りたく提案させていただくものでございます。 以上、よろしくご賢察の上、ご同意賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(松岡) お諮りいたします。ただ今、議題となっています議第47号については、これに同意することにご異議ございませんか。     (異議なしの声) ○議長(松岡) 異議なしと認めます。よって、議第47号については同意することに決定いたしました。 続きまして、日程第6、議第48号、王寺町教育委員会の委員の任命同意についてを議題といたします。 理事者、提案説明を願います。 ◎番外1番(平井町長) 議長。(発言の挙手) ○議長(松岡) はい、町長。 ◎番外1番(平井町長) 王寺町教育委員会の委員の任命同意についてでございます。 王寺町教育委員の藤岡優子氏が、平成25年9月30日付で任期満了となるため、引き続き委員として任命いたしたく同意を求めるものでございます。 藤岡優子氏は、平成21年10月1日に就任されて以来、教育に対する高い識見と、学術や文化に関する深い造詣を兼ね備えておられ、また、現に中学生の子を持つ保護者として、保護者の立場に立った建設的なご意見やご指導をいただいておりますので、引き続き教育行政の推進にその手腕を発揮していただけるものと確信しております。 以上、よろしくご賢察の上、ご同意賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(松岡) それでは、お諮りいたします。ただ今、議題となっています議第48号については、これに同意することにご異議ございませんか。     (異議なしの声) ○議長(松岡) 異議なしと認めます。よって、議第48号についてはこれに同意することに決しました。 続きまして、日程第7、議第49号、王寺町功労者表彰の同意についてを議題といたします。 理事者、提案説明を願います。 ◎番外1番(平井町長) 議長。(発言の挙手) ○議長(松岡) はい、町長。 ◎番外1番(平井町長) 王寺町功労者表彰の同意についてでございます。 王寺町表彰条例及び王寺町表彰規則に基づき、被表彰者として決定の同意を求めるものでございます。 いずれも長年、郷土の発展、振興に寄与され、今なお町行政にご協力をいただいている方ばかりでございます。 沖優子氏につきましては、議会議員、自治会長、民生児童委員歴を。西村國宏氏につきましては、国民健康保険運営協議会委員、消防団員歴を。坊城静氏につきましては、民生児童委員歴を。松岡成行氏につきましては、議会議員、消防団員歴を。柳瀬壽賀子氏につきましては、民生児童委員歴を。吉村佳丈氏につきましては、国民健康保険運営協議会委員、保護司、消防団員歴を事由とし、いずれも人格高潔、功績顕著であり、功労者表彰を行うに当たりまして、議会の同意を賜りたくここに提案させていただくものでございます。 以上、よろしくご審議いただき、ご議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(松岡) それでは、お諮りいたします。ただ今、議題となっています議第49号については、これに同意することにご異議ございませんか。     (異議なしの声) ○議長(松岡) 異議なしと認めます。よって、議第49号についてはこれに同意することに決しました。 続きまして、日程第8、発議第11号、平成24年度王寺町決算特別委員会の設置についてを議題といたします。 本案につきましては、平成24年度王寺町決算特別委員会を設置し、平成24年度決算の審査をこれに付託したいと思います。 お諮りいたします。本案は、原案のとおり決することにご異議ございませんか。     (異議なしの声) ○議長(松岡) 異議なしと認めます。よって、発議第11号については原案のとおり可決されました。 続きまして、日程第9、発議第12号、平成24年度王寺町決算特別委員会の委員の選任についてを議題といたします。 本案につきましては、さきに可決されました決算特別委員会の委員の選任を行うものです。 お諮りいたします。委員の選任については、委員会条例第5条の規定に基づき、議長及び議会選出監査委員を除く7名を委員に選任したいと思います。ご異議ございませんか。     (異議なしの声) ○議長(松岡) 異議なしと認めます。よって、議長及び議会選出監査委員を除く7名を平成24年度王寺町決算特別委員会に選任することに決定いたしました。 事務局長、委員の発表を願います。 ◎番外(井関事務局長) 平成24年度決算特別委員会の委員、議席番号1番、小山郁子議員、議席番号3番、大久保一敏議員、議席番号5番、沖優子議員、議席番号9番、中川義弘議員、議席番号10番、楠本勝議員、議席番号12番、西本集一議員、議席番号14番、千葉忠春議員。 以上です。 ○議長(松岡) ただ今発表させました7名を平成24年度王寺町決算特別委員会の委員に選任することにご異議ございませんか。     (異議なしの声) ○議長(松岡) 異議なしと認めます。よって、ただ今発表させました7名を平成24年度王寺町決算特別委員会の委員に選任することに決定いたしました。 ただ今、時間は午後4時50分です。本日の会議時間は午後5時までですが、議事の都合により、本日の日程が終了するまで時間延長したいと思います。ご異議ございませんか。     (異議なしの声) ○議長(松岡) 異議なしと認めます。よって、本日の会議時間は、本日の日程が終了するまで延長いたします。 続きまして、日程第10、議第50号、平成24年度王寺町一般会計歳入歳出決算の認定についてから、日程第23、議第63号、王寺町国民健康保険税条例の一部を改正する条例についてまでを一括議題といたします。 理事者、一括して提案説明を願います。 ◎番外2番(平岡副町長) はい、議長。(発言の挙手) ○議長(松岡) はい、副町長。 ◎番外2番(平岡副町長) それでは、議第50号、平成24年度王寺町一般会計歳入歳出決算の認定についてから、議第63号、王寺町国民健康保険税条例の一部を改正する条例についてまでを一括してご説明させていただきます。 まず、議第50号、平成24年度王寺町一般会計歳入歳出決算についてでございますが、決算の規模につきましては、歳入総額72億2,364万1,170円、歳出総額71億1,690万7,153円で、歳入から歳出を差し引いた形式収支額は1億673万4,017円で、翌年度へ繰り越すべき財源30万5千円を差し引いた実質収支額は1億642万9,017円でございます。 続きまして、議第51号、平成24年度王寺町国民健康保険特別会計歳入歳出決算につきましては、歳入総額23億4,278万1,829円、歳出総額23億3,568万1,574円で、歳入から歳出を差し引いた額は710万255円となっております。 続きまして、議第52号、平成24年度王寺町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算につきましては、歳入総額2億6,005万1,232円、歳出総額2億5,880万8,754円で、歳入から歳出を差し引いた額は124万2,478円となっております。 続きまして、議第53号、平成24年度王寺町下水道事業特別会計歳入歳出決算につきましては、歳入総額8億3,936万336円、歳出総額8億3,592万1,645円で、歳入歳出差し引き額は343万8,691円となっております。翌年度に繰り越すべき財源4万7千円を差し引いた339万1,691円が実質収支額となっております。 続きまして、議第54号、平成24年度王寺町墓地取得特別会計歳入歳出決算につきましては、歳入総額132万8千円、歳出総額130万8千円、歳入歳出差し引き2万円の黒字決算となっております。 続きまして、議第55号、平成24年度王寺町介護保険特別会計歳入歳出決算についてでございますが、決算の規模については、まず、介護保険事業につきましては、歳入総額14億5,478万5,144円、歳出総額14億6,640万5,674円で、歳入から歳出を差し引いた形式収支額は1,162万530円の赤字決算でございます。 続きまして、介護サービス事業につきましては、歳入総額839万1,556円、歳出総額731万1,480円で、歳入から歳出を差し引いた形式収支額は108万76円でございます。 続きまして、議第56号、平成24年度王寺町水道事業会計決算につきましては、収益的収入及び支出の収入の部、水道事業収益では5億9,367万568円、支出の部、水道事業費用では5億752万9,823円で、収入・支出額より消費税を差し引いた結果、8,069万6,287円の黒字決算となっております。この純利益と繰り越し分を含めた未処分利益剰余金が1億5,400万413円となっており、その使途につきましては、500万円を減債積立金に、また、4,500万円を建設改良積立金にそれぞれ積み立て、残額1億400万413円は翌年度繰越利益剰余金として提案させていただいております。 次に、資本的収入及び支出の収入部、資本的収入では1億3,106万3,500円、支出の部、資本的支出では、1億9,595万8,602円で、不足する額6,489万5,102円につきましては、損益勘定留保資金での補填をいたしております。 続きまして、議第57号、平成25年度王寺町一般会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出予算の総額にそれぞれ2億3,935万7千円を増額し、総額を72億9,274万1千円といたしております。 続きまして、議第58号、平成25年度王寺町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出予算の総額にそれぞれ3,095万5千円を増額し、歳入歳出それぞれ23億7,995万5千円といたしております。 続きまして、議第59号、平成25年度王寺町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出予算の総額にそれぞれ123万2千円を増額し、歳入歳出それぞれ2億7,153万2千円といたしております。 続きまして、議第60号、平成25年度王寺町介護保険特別会計補正予算(第2号)についてでございますが、まず、介護保険事業でございます。歳入歳出予算の総額にそれぞれ368万6千円を増額し、15億4,478万6千円といたしております。 次に、介護サービス事業でございますが、歳入歳出予算の総額にそれぞれ107万円を増額し、827万円といたしております。 続きまして、議第61号、王寺町基本構想審議会条例の一部を改正する条例につきましては、王寺町基本構想審議会条例の標題等を改めるものでございます。 続きまして、議第62号、王寺町税条例の一部を改正する条例につきましては、地方税法の一部を改正する法律等が公布されたことに伴い、王寺町税条例の一部を改正させていただくものです。 改正の主な内容につきましては、まず、1点目として、個人町民税の寄附金税額控除の対象に、所得税の寄附金控除の対象となる寄附のうち、町民の福祉の増進に寄与する寄附金を条例に定めるものであります。 2点目は、公的年金に係る所得に係る個人町民税の特別徴収について、公的年金に係る所得に係る特別徴収税額または、仮特別徴収税額の変更があった場合の取り扱いについての改正をさせていただくものでございます。 3点目は、上場株式等に係る配当所得等の分離課税について、特定公社債等の利子が対象に追加されたことと、株式等に係る譲渡所得等の分離課税を一般株式等に係る譲渡所得の分離課税と、上場株式等に係る譲渡所得の分離課税に改組したことに伴う所要の規定の整備をさせていただくものでございます。 なお、各改正は、原則法律の施行の日に合わせて施行させていただくものであります。 続きまして、議第63号、王寺町国民健康保険税条例の一部を改正する条例につきましては、地方税法の一部を改正する法律が公布され、それに伴い、王寺町国民健康保険税条例の一部を改正させていただくものでございます。 改正の内容でございますが、上場株式等に係る配当所得等について、特定公社債等の利子が対象に追加されたことや、株式等に係る譲渡所得等の分離課税を一般株式等に係る譲渡所得等の分離課税と、上場株式等に係る譲渡所得の分離課税に改組したこと等に伴う所要の規定の整備をさせていただくものでございます。 条例の施行につきましては、平成29年1月1日からとさせていただくものでございます。 以上、議第50号から議第63号までを一括してご説明申し上げました。よろしくご審議いただき、議決賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(松岡) なお、議第50号から議第56号までの平成24年度各会計の決算に係ります監査委員の報告につきましては、決算書に決算審査等意見書が添付されておりますので、報告にかえさせていただきます。 お諮りいたします。ただ今議題となっています議第50号から、議第63号までにつきましては、会議規則第36条第1項の規定により、お手元に配付しております議案付託表のとおり、決算特別委員会及びそれぞれ所管の常任委員会に付託したいと思います。ご異議ございませんか。     (異議なしの声) ○議長(松岡) 異議なしと認めます。よって、議第50号から議第63号までにつきましては決算特別委員会及び各常任委員会に付託することに決定いたしました。 続きまして、日程第24、発議第13号、道州制導入に断固反対する意見書についてを議題といたします。 提出者、鎌倉議員、登壇の上、提案説明を願います。 ◆8番(鎌倉) 登壇 議長のお許しを得ましたので、追加付議事件の発議第13号、道州制導入に断固反対する意見書についての提案説明を行います。 発議第13号、道州制導入に断固反対する意見書の提案理由を申し上げます。 新しい国と地方の関係として、道州制の導入について政府や国会で本格的に論議されようとしております。 与党の自民党、公明党においては、道州制を目指す法案の国会への提出の動きがあり、また、野党の日本維新の会やみんなの党では、既に共同で道州制への移行のための改革基本法案を国会へ提出されております。 しかしながら、現在、与野党がそれぞれ示されている法案や骨子の概要は、導入後の国や地方の具体的な形が示されていないにもかかわらず、道州制移行への期限を区切っているなど、まず導入ありきの内容となっています。 国民の生活が大きく変革することが予測されるにもかかわらず、国民に十分な議論の場が設けられていない中で、国民を置き去りにした形で拙速に道州制の導入を図ろうとされていると言っても過言ではありません。したがって、国民の間での十分な議論がないまま、また、道州制に移行された場合、将来的に私たち住民生活にどのような変化があるのかなど、具体的な情報の提供もなされていない段階で、まず導入ありきの法案の提出など、道州制の導入に向けた拙速な国会の動きには、現時点においては反対するものであり、本意見書の採択を求めるものでございます。 以上、議員皆様の議決を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(松岡) それでは、お諮りいたします。ただ今の発議第13号につきましては、会議規則第36条第1項の規定により、議案付託表のとおり、総務文教常任委員会に付託したいと思います。ご異議ございませんか。     (異議なしの声) ○議長(松岡) 異議なしと認めます。よって、発議第13号につきましては、総務文教常任委員会に付託することに決定いたしました。 お諮りいたします。以上をもちまして本日の日程は全て終了いたしました。 本日はこれをもって散会いたしたいと思います。ご異議ございませんか。     (異議なしの声) ○議長(松岡) 異議なしと認めます。よって、本日はこれをもって散会することに決定いたしました。 本日は、これをもって散会いたします。     散会 午後5時05分 上記会議の次第は、書記の記載したものであるが、内容が正当であることを証するために署名する。          議会議長          署名議員          署名議員...